2017年11月18日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (567)    (通算2565回)

日常生活語 「や」④

 

やくだつ【役立つ】《動詞・タ行五段活用》 何かに対して有効にはたらく。何かに対して効果や価値を発揮する。「わし・の・ 言()ー・た・ こと・が・ ちょっと・は・ やくだっ・た・よーや。」「苦労し・たら・ 後・で・ やくだつ・やろ。」■他動詞は「やくだてる【役立てる】」。〔⇒やくにたつ【役に立つ】

やくだてる【役立てる】《動詞・タ行下一段活用》 何かに対して有効にはたらくようにする。何かに対して効果や価値を発揮するようにする。「困っ・とる・ 人・に・ やくだて・てもらう・よーに・ 募金・を・ する。」■自動詞は「やくだつ【役立つ】」〔⇒やくにたてる【役に立てる】

やくどし【厄年】《名詞》 昔からの言い伝えで、健康上の災難に遭いやすいと考えられて、慎み深く振る舞わなければならないとされる年齢。「今年・は・ やくどし・や・さかい・ 無理・は・ せ・んとこ・ー。」◆「やく」の前年のことを「まえやく」と言い、「やく」の終わった次の年を「あとやく」と言う。男女で、厄年の年齢は異なる。〔⇒やく【厄】

やくにたつ【役に立つ】《動詞・タ行五段活用》 何かに対して有効にはたらく。何かに対して効果や価値を発揮する。「勉強し・た・ こと・が・ やくにたっ・た。」■他動詞は「やくにたてる【役に立てる】」〔⇒やくだつ【役立つ】

やくにたてる【役に立てる】《動詞・タ行下一段活用》 何かに対して有効にはたらくようにする。何かに対して効果や価値を発揮するようにする。「困っ・とる・ 人・に・ やくだて・てもらう・よーに・ 募金・を・ する。」■自動詞は「やくにたつ【役に立つ】」〔⇒やくだてる【役立てる】

やくにん【役人】《名詞》 国や地方公共団体の役所に勤めている人。公務員。「やくにん・みたいな・ もの・の・ 言い方・を・ する。」◆融通のきかない、堅苦しい人のたとえにも使う。

やくば【役場】《名詞》 町長または村長がいて、地方公共団体である町または村が行政事務を取り扱うところ。「昔・の・ やくば・が・ 市役所・の・ 出張所・に・ なっ・とる。」◆「ちょうやくば【町役場】」または「むらやくば【村役場】」とも言う。

やくみ【薬味】《名詞》 食べ物の味を引き立たせるために少し添える、ネギ、唐辛子などの香辛料など。「素麺・の・ やくみ・に・ 紫蘇・の・ 葉ー・を・ そえる。」

やくめ【役目】《名詞》 任務として割り当てられ、果たさなければならない仕事や用務。「お前・は・ 自分・の・ やくめ・を・ 果たさ・な・ あか・ん・ぞ。」〔⇒やく【役】

やくよけ【厄除け】《名詞、動詞する》 ①健康上の災難に遭いやすいと考えられて、慎み深く振る舞わなければならないとされる年齢の人に対して、その厄を払いのけること。「やくよけ・に・ お詣り・を・ する。」②不幸な出来事などが続いて起こったときに、それがさらに続かないように払いのけること。「やくよけ・に・ 一杯・ 飲み・まほ・か。」

やぐら【櫓】《名詞》 ①木の枠で組んで、上に布団などをかぶせるもの。「こたつ・の・ やぐら」②祭りなどの中心に置いて、音頭をとったり太鼓を鳴らしたりするためにつくった、高い台。「盆踊り・の・ やぐら」

やぐるま【矢車】《名詞》 鯉のぼりの竿の先につけるもので、軸のまわりに矢の形のものを放射状に付けて、風で回るようにした羽。「やぐるま・が・ 音・を・ 立て・て・ 回っ・とる。」

やぐるまそう〔やぐるまそー〕【矢車草】《名詞》 茎にも葉にも白い綿毛が密生していて、初夏の頃に菊によく似た形の、青や青紫色などの花を咲かせる植物。「やぐるまそー・の・ ぼんぼん・の・ 花」

やくわり【役割】《名詞、動詞する》 それぞれの人に任務などを割り当てること。また、割り当てられた任務。「ひとりひとり・に・ やくわりする。」「祭り・の・ とき・の・ やくわり・を・ 決める。」「一人一人・ 違う・ やくわり・に・ なっ・とる。」

やけ【自棄】《名詞》 ものごとが思うようにならないので、どうにでもなれという気持ちになること。また、それによって無茶な行動をとったりすること。「やけ・を・ 起こし・たら・ 続け・られ・へん・ぞ。」

やけ《接尾語》[動詞の連用形に付く] ①その動作などをする、ちょうどその時。「薬・の・ 飲みやけ・に・ 咳・が・ 出・て・ 粉薬・が・ 飛ん・でも・た。」②その動作をしている途中。「学校。の・ 行きやけ・に・ 鉛筆・を・ 買う。」〔⇒がけ、しな、し〕

やけくそ【自棄糞】《形容動詞や()》 ものごとが思うようにならないので、どうにでもなれという気持ちになる様子。また、それによって無茶な行動をとったりする様子。「何・を・ し・ても・ 文句・ばっかり・ 言わ・れる・さかい・ もー・ やけくそや。」〔⇒やけのかんぱち【自棄のかんぱち】、やけのやんぱち【自棄のやんぱち】

やけちゃ【焼けちゃ】《名詞、動詞する》 火や熱湯などに触れて、皮膚がただれること。また、そのようになったところ。「お茶・を・ ひっくりがえし・て・ やけちゃ・を・ し・た。」〔⇒やけど【火傷】、あちち【熱ちち】、あちゃちゃ【熱ちゃちゃ】、あつつ【熱つつ】

やけつく【焼け付く】《動詞・カ行五段活用》 ①調理をしているときに、食べ物などが焼けて、調理用具などにくっつく。「餅・が・ 網・に・ やけつい・た。」②長時間の使用している機械やモーターなどが、過熱してその機能を発揮しなくなる。「機械・が・ やけつい・て・ 止まっ・ても・た。」〔⇒やきつく【焼き付く】

やけど【火傷】《名詞、動詞する》 火や熱湯などに触れて、皮膚がただれること。また、そのようになったところ。「湯たんぽ・で・ やけどし・て・ 水ぶくれ・が・ でけ・た。」〔⇒やけちゃ【焼けちゃ】、あちち【熱ちち】、あちゃちゃ【熱ちゃちゃ】、あつつ【熱つつ】

やけのかんぱち【自棄のかんぱち】《形容動詞や()》 ものごとが思うようにならないので、どうにでもなれという気持ちになる様子。また、それによって無茶な行動をとったりする様子。◆「やけのやんぱち」という言い方が崩れたものであろうか。「やけのかんぱちで・ 試合・を・ し・たら・ 勝てる・ はず・が・ あら・へん。」〔⇒やけくそ【自棄糞】、やけのやんぱち【自棄のやんぱち】

やけのやんぱち【自棄のやんぱち】《形容動詞や()》 ものごとが思うようにならないので、どうにでもなれという気持ちになる様子。また、それによって無茶な行動をとったりする様子。「やけのやんぱちで・ 試験・を・ 受け・たら・ 通ら・なんだ。」〔⇒やけくそ【自棄糞】、やけのかんぱち【自棄のかんぱち】

やける【焼ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①火がついて、炎が出る。灰になるまで炎を出し続ける。「漏電・で・ 家・が・ やける。」②中まで熱が通って、食べ物ができあがる。「パン・が・ よー・ やけ・た。」③火や日光などによって熱くなったり色が変わったりする。「砂浜・が・ やけ・て・ 熱い。」④日光に当たって、皮膚の色が黒くなる。「でぼちん・と・ 鼻・の・ 頭・が・ よー・ 日・に・ やけ・とる。」⑤空や雲の色が赤くなる。「西・の・ 空・が・ やけ・とる。」⑥食べ物がじゅうぶん消化しないで、胸が熱くなったようで苦しくなる。「食い過ぎ・て・ 胸・が・ やけ・て・ ずつない。」⑦人の面倒に手がかかる。心遣いが求められる。「子ども・の・ せわ・が・ やける。」■他動詞は「やく【焼く】」■名詞化=やけ【焼け】⇒もえる【燃える】

やける【妬ける】《動詞・カ行下一段活用》 他人のことがねたましく感じられる。「妹・が・ 可愛がられ・とる・と・ 思(おも)・て・ 兄貴・が・ やけ・とる。」■他動詞は「やく【妬く】」

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2017年11月17日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (566)    (通算2564回)

日常生活語 「や」③

 

やきどふ(焼き豆腐)】《名詞》 堅めに作った豆腐をあぶって焦げ目をつけたもの。「すき焼き・に・ やきどふ・を・ 入れる。」〔⇒やきとうふ【焼き豆腐】、おやき【お焼き】

やきなおし【焼き直し】《名詞、動詞する》 ①一度焼いたものを、もう一度焼くこと。また、そのようにしたもの。「冷め・た・ お好み焼き・を・ やきなおしし・て・ 食べる。」②発表や提出などをしたことのあるものに、少しだけ手を加えて作り直すこと。また、そのようにしたもの。「やきなおし・は・ やめ・て・ がらっと・ 作り直せ。」

やきなおす【焼き直す】《動詞・サ行五段活用》 一度焼いたものを、もう一度焼く。「冷めとー・ なっ・た・さかい・ やきなおし・てんか。」■名詞化=やきなおし【焼き直し】

やきば【焼き場】《名詞》 人が亡くなった後、その遺体を焼いて、骨を拾うところ。斎場。「明石・の・ やきば・は・ 和坂・に・ ある。」

やきめし【焼き飯】《名詞》 ご飯に野菜、肉、卵などの具を加えて炒めて調理したもの。チャーハン。「冷め・た・ ご飯・を・ やきめし・に・ する。」

やきもき《副詞と、動詞する》 気をもんで、いらだつ様子。あれこれ考えて心配する様子。「連絡・が・ ない・さかい・ やきもきし・とっ・た。」

やきもち【焼き餅】《名詞、動詞する》 ①火で焼いた餅。「うまい・ やきもち」②自分の愛する者や関心を持つ者の心が他に向くのを恨み憎むこと。「あいつ・は・ じっきに・ やきもち・を・ 焼く。」

やきもん【焼き物】《名詞》 ①土や石の粉で形を作り、うわぐすりを塗って焼いた器。陶磁器。「趣味・は・ やきもん・です。」②魚や肉などを火で焼いた食べ物。「煮物・と・ やきもん・を・ 作る。」⇒せともん【瀬戸物】

やきやき【焼き焼き】《名詞、形容動詞や()》 焼き上げてから時間がたっていないこと。また、そのようなもの。「やきやき・の・ 芋・を・ ほおばる。」「やきやきやっ・たら・ 良()ー・ 香り・が・ し・て・ うまい。」〔⇒やきたて【焼き立て】

やきやきする【焼き焼きする】《動詞・サ行変格活用》 ①火をつけて、炎を出させる。灰になるまで炎を出し続けさせる。「落ち葉・を・ やきやきし・て・ あたろ・ー・か。」②火に当てて、食べられるようにする。「火鉢・で・ 餅・を・ やきやきする。」③火や熱源にあてて加工する。「火箸・を・ 真っ赤に・ やきやきする。」④日光に当てて皮膚を黒くする。「やきやきし・て・ 黒ー・ なっ・た・なー。」◆幼児語。〔⇒やく【焼く】⇒もやす【燃やす】、たく【焚く】

やきゅう〔やきゅー〕【野球】《名詞、動詞する》 9人ずつのチームで、攻撃と守備を繰り返し、攻撃の際には投げられたボールをバットで打ち、塁を回って生還した得点を競う運動競技。「真っ黒に・ 日焼けし・た・ やきゅー・の・ 選手」「やきゅーし・て・ 遊ぼ・ー。」

やきゅうじょう〔やきゅーじょー〕【野球場】《名詞》 野球の試合などをするところ。「明石公園・に・は・ 2つ・ やきゅーじょー・が・ ある。」〔⇒きゅうじょう【球場】

やきゅうぼう〔やきゅーぼー〕【野球帽】《名詞》 野球選手がかぶっているような、前の方だけにツバのある帽子。「やきゅーぼー・に・ 阪神・の・ マーク・を・ つける。」

やき()いれる【焼き()入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①刀などの熱した金属を急に冷やして硬くする。「何べん・も・ やきをいれ・て・ 刀・を・ 鍛える。」②人を良い方に向かわせるために、刺激を与えて、厳しく懲らしめたり鍛え上げたりすること。「やきをいれ・た・さかい・ このごろ・は・ ちょっと・ 勉強する・よーに・ なっ・た。」

やきん【夜勤】《名詞、動詞する》 夜に働くこと。また、その労働。「一週間・に・ 一遍・ やきん・が・ ある。」

やく【役】《名詞》 ①任務として割り当てられ、果たさなければならない仕事や用務。「今年・は・ 隣保・の・ 代表・の・ やく・が・ 当たっ・とる。」②人の上に立つような、高い地位や任務。「年・を・ とっ・て・から・ 部長・の・ やく・が・ つい・た。」③演劇や映画などの中で、それぞれの人が受け持って演じるもの。「悪者・の・ やく・を・ する・の・は・ 嫌や・ねん。」⇒やくめ【役目】

やく【厄】《名詞》 昔からの言い伝えで、健康上の災難に遭いやすいと考えられて、慎み深く振る舞わなければならないとされる年齢。「今年・は・ やく・や・ねん。」〔⇒やくどし【厄年】

やく【焼く】《動詞・カ行五段活用》 ①火をつけて、炎を出させる。灰になるまで炎を出し続けさせる。「ごみ屑・を・ やく。」②火に当てて、食べられるようにする。「魚・を・ やく。」「パン・を・ トースター・で・ やく。」③火や熱源にあてて加工する。「炭・を・ やく。」④日光に当てて皮膚を黒くする。「海水浴・で・ 体・を・ やい・た。」⑤人の面倒に手をかける。「世話・を・ やく。」■自動詞は「やける【焼ける】」■名詞化=やき【焼き】⇒もやす【燃やす】、たく【焚く】①②③④⇒やきやきする【焼き焼きする】

やく【妬く】《動詞・カ行五段活用》 自分の愛する者や関心を持つ者の心が他に向くのを恨み、ねたむ。他人をうらやましく、ねたましく感じる。「人・の・ こと・を・ やい・たら・ あき・まへ・ん。」■自動詞は「やける【妬ける】」

やく《補助動詞・カ行五段活用》[動詞の連用形に付く] あれこれと何かをしてまわる、あちらこちらで何かをするという意味を表す言葉。「尋ね・やい・た・けど・ わから・なんだ。」「言い・やく」「し・やく」「飛び・やく」〔⇒やるく、あるく【歩く】、さがす【探す】

やくいん【役員】《名詞》 会社や団体などの中で、そこを代表したり特別の任務や役柄についたりしている人。催しや会合などで、決められた仕事を受け持つ人。「今年・は・ 自治会・の・ やくいん・を・ し・てまん・ねん。」

やぐさい【や臭い】《形容詞》 ものが火に焼けて、焦げる臭いがする。特に、紙や布が焦げるような臭いがする。「炬燵・が・ やぐさい・さかい・ ちょっと・ 調べ・てみ・てくれ・へん・か。」〔⇒こげくさい【焦げ臭い】

やくしゃ【役者】《名詞》 ①役に扮して、芝居などを演じることを仕事にしている人。俳優。「狂言・の・ やくしゃ・に・ なり・たい・ねん。」②その場その場のかけひきや弁舌などに長じている人。「あいつ・は・ やくしゃ・や・さかい・ 騙さ・れ・たら・ あか・ん・ぞ。」

やくじんさん【厄神さん】《名詞》 健康上の災難に遭いやすいと考えられて、慎み深く振る舞わなければならないとされる年齢の人に対して厄払いをする神社。また、その厄払いの祭礼の日。「多井畑・に・ ある・ やくじんさん」「今日・から・ やくじんさん・が。 始まる。」

やくそく【約束】《名詞、①動詞する》 ①後に行うことに関して、あらかじめ取り決めて、それを守ることを誓うこと。「明日・ 会う・ やくそく・を・ し・た。」「やくそくし・た・ん・やっ・たら・ ちゃんと・ 守れ。」②社会や団体などで、秩序を守るために、従わなければならない規準。物事を行う方法や順序などを決めたもの。「道・は・ 右側・を・ 歩く・ やくそく・に・ なっ・とる。」⇒きまり【決まり】、きそく【規則】

やくたたず【役立たず】《形容動詞や()、名詞》 何かに対して有効な働きをしない様子。また、そのような人やもの。「何・を・ 頼ん・でも・ 忘れ・ても・て・ やくたたずな・ やつ・や。」「だんだん・ 遅れ・てまう・さかい・ やくたたずの・ 時計・や。」

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2017年11月16日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (565)    (通算2563回)

日常生活語 「や」②

 

やいます(遣います)】《補助動詞・サ行五段活用》 ⇒てやいます〔でやいます〕(て遣います)】《補助動詞・サ行五段活用》を参照

やいやい《副詞と》 一つのことについてうるさく言う様子。しつこく催促したり命じたりして、相手に迫るような様子。細部に至るまであれこれと指図をする様子。「早()よ・ せー・と・ やいやいと・ 言()ー・てくる。」「端(はた)・から・ やいやい・ 言わ・んと・ 黙っ・て・ 見・とれ。」〔⇒やいこらやいこら、やいのやいの、やんやん〕

やうち【家内】《名詞》 ひとつの世帯の家族全員。「やうち・で・ おいしく・ いただき・まし・た。」「やうち・ 寄っ・て・ 仕事・を・ し・た・けど・ 10日・も・ かかっ・ても・た。」◆家族でなくても、メンバーの全員という意味で使うこともある。〔⇒やうちじゅう【家内中】、いえじゅう【家中】、ええじゅう(家中)、いっか【一家】、かないじゅう【家内中】、かぞくじゅう【家族中】

やうちじゅう〔やうちじゅー〕【家内中】《名詞》 ①ひとつの世帯の家族全員。「やうちじゅー・ トランプ・が・ 好きな・ん・や。」◆家族でなくても、メンバーの全員という意味で使うこともある。②家の中すべての場所。「やうちじゅー・ 探し・た・けど・ 見つから・なんだ。」〔⇒いえじゅう【家中】、ええじゅう(家中)⇒やうち【家内】、いっか【一家】、かないじゅう【家内中】、かぞくじゅう【家族中】

やうつり【家移り】《名詞、動詞する》 住む家を変わること。転宅。「新しー・ アパート・に・ やうつりする・ねん。」〔⇒やぶつり(家移り)、やどがえ【宿替え】、ひっこし【引っ越し】

やえ【八重】《名詞》 花や歯などが、いくつも重なっていること。「やえ・の・ 桜・が・ 綺麗に・ 咲い・とる。」

やえば【八重歯】《名詞》 一本の歯のわきに重なるように生えている歯。「やえば・が・ かいらしー〔=可愛い〕。」

やえます(遣えます)】《動詞・サ行五段活用》 「与える」ということを謙譲して言う言葉。献上する。「お礼・に・ 何・ぞ・ やえまさ・んと・ いか・ん・がな。」◆動詞「やる【遣る】」に、丁寧の意の助動詞「ます」が続いて一語に熟した言葉である。けれども、丁寧語というよりはむしろ謙譲の気持ちが込められた言葉になっている。ただし、動物などを相手に使うこともあって、その場合は敬意は消えている。〔⇒やいます(遣います)、あいます(上います)、あえます(上えます)、あげます【上げます】、さしあげる【差し上げる】

やえます(遣えます)】《補助動詞・サ行五段活用》 ⇒てやえます〔でやえます〕(て遣えます)を参照

やおや【八百屋】《名詞》 野菜を中心とした食料品を売る店。「このへん・の・ やおや・は・ 何でも屋・や。」〔⇒あおもんや【青物屋】

やか《副助詞》 ①はっきりしていないことを言うときに使う言葉。「誰・やか・ 来・た・みたいや。」②同じようなものをいくつか並べて言うときに使う言葉。「絵ー・やか・ マーク・やか・が・ 書い・てある。」「何・やか・ かん・やか・ 意見・が・ ぎょーさん・ 出・た。」③さげすむような気持ちを表す言葉。「酒・やか・ 飲ん・だら・ あか・ん・ぞ。」「そんなん・やか・ 要ら・ん・わい。」①②⇒やら、や。⇒か。⇒とか、たら〕

やがく【夜学】《名詞》 夜に授業をする学校。「働き・ながら・ やがく・で・ 勉強し・た。」〔⇒やかん【夜間】

やかたぶね【屋形船】《名詞》 屋根のある家の形をしたものをつけた日本風の遊覧船。「大阪・の・ 淀川・に・も・ やかたぶね・が・ ある・ん・やて。」◆折り紙の形にも「やかたぶね」というのがある。

やかましい〔やかましー〕【喧しい】《形容詞》 ①声や音が大きく騒がしくて、気持ちが落ち着かない。騒がしくて我慢ができない。「やかましー・がな。静かに・ せー。」②他の人の行動などに対して、細かいことまで言って、指示や拘束をする度合いが高い。「うち・は・ やかましー・ 母親・や・ねん。」〔⇒じゃかましい(喧しい)、うるさい【煩い】⇒そうぞうしい【騒々しい】

やかましや【喧し屋】《名詞》 ①口やかましい人。盛んにしゃべりまくる人。「あの・ やかましや・は・ しゃべりだし・たら・ 止まら・へん。」②いろいろ意見を述べる傾向の強い人。苦情などを言いたがる人。「やかましや・が・ 聞ー・たら・ 文句・を・ 言()ー・てくる・ぞ。」③人の欠点などを見つけて叱りたがる人。「やかましや・に・ 見つかっ・たら・ えらい・ こと・や・ぞ。」

やがる《補助動詞・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 相手の動作を強く非難したり蔑んだりするときに使う言葉。「こんな・ こと・を・ し・やがっ・た。」「阿呆(あほ)な・ こと・を・ 言い・やがる。」◆さらに強める場合には「くさりやがる」「さらしやがる」「さらしくさる」となることがある。この語とともに、「てやがる」という補助動詞もある。〔⇒くさる、さらす、さらしやがる、くさりやがる、てさらす、てくさる、てやがる、てさらしやがる、てくさりやがる〕

やがる《補助動詞・ラ行五段活用》 ⇒てやがる〔でやがる〕《補助動詞・ラ行五段活用》を参照

やかん【夜間】《名詞》 ①日没から日の出までの間。夜の間。「運動場・を・ 使う・ とき・ やかん・は・ 照明・を・ する。」②夜に授業をする学校。「やかん・を・ 卒業し・た。」⇒やがく【夜学】

やき【焼き】《名詞》 ①焼くこと。焼いた具合。焼いたもの。「やき・の・ 加減」「卵・の・ やき・が・ 上手や。」②熱した金属を急に冷やして硬くすること。「刀・に・ やき・を・ 繰り返す。」③人を良い方に向かわせるために、厳しく懲らしめたり鍛え上げたりすること。「やき・を・ 入れ・んと・ 弱い・まま・に・ なっ・てまう・ぞ。」⇒やきいれ【焼き入れ】

やぎ【山羊】《名詞》 二本の角が後ろに向かって弓形に伸びて、体には白く短い毛が生えて、雄にはあごひげがある、羊に似た動物。「やぎ・の・ 乳・を・ 絞る。」〔⇒めえめえ〕

やきいれ【焼き入れ】《名詞、動詞する》 熱した鋼を急に冷やして硬くすること。「刀・に・ やきいれ・を・ し・て・ 強ー・ する。」〔⇒やき【焼き】

やきがまわる〔やきがまーる〕【焼きが回る】《動詞・ラ行五段活用》 人柄やものの形や内容に角張ったところがなくなって円満な感じになる。「あの・ 役者・は・ やきがまーっ・て・ 良()ー・ 味・が・ 出・てき・た。」

やきたて【焼き立て】《名詞、形容動詞や》 焼き上げてから時間がたっていないこと。また、そのようなもの。「やきたて・の・ 煎餅・は・ 香ばしー・て・ うまい。」〔⇒やきやき【焼き焼き】

やきつく【焼き付く】《動詞・カ行五段活用》 ①調理をしているときに、食べ物などが焼けて、調理用具などにくっつく。「魚・が・ 焦げ・て・ 網・に・ やきつい・ても・た。」②長時間の使用している機械やモーターなどが、過熱してその機能を発揮しなくなる。「モーター・が・ やきつい・て・ おかしな・ かざ・が・する。」〔⇒やけつく【焼け付く】

やきとうふ〔やきとーふ、やきどーふ〕【焼き豆腐】《名詞》 堅めに作った豆腐をあぶって焦げ目をつけたもの。「やきとーふ・を・ おでん・に・ 入れる。」〔⇒やきどふ(焼き豆腐)、おやき【お焼き】

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2017年11月15日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (564)    (通算2562回)

日常生活語 「や」①

 

【八】《名詞》 数を1音節ずつで言うときの「八」を表す言葉。◆1から10までを「ひ」「ふ」「み」「よ」「い」「む」「な」「や」「こ」「と」と言う。〔⇒はち【八】、やっつ【八つ】

や〔やー〕【矢】《名詞》 細い竹の棒でできていて、弓のつるにつがえて射るもの。「扇・の・ 的・に・ やー・が・ 当たる。」

【屋、家】《接尾語》 ①専門とする職業を表す言葉。また、その職業に就いていることを表す言葉。「あの・ 人・は・ 魚や・を・ やっ・とる・ねん。」「クリーニングや・の・ 隣・に・ 公園・が・ ある。」「弁護士や・の・ 男・は・ 頭・が・ 良()ー・なー。」②店の名に添える言葉。「木村や・の・ 明石焼き」③家を表す言葉。「二階や・を・ 建てる。」④そのような性質をそなえた人であることを表す言葉。「のんびりや」「嬉しがりや」「むっつりや」「難しや」「黙(だんま)りや」

《助動詞》 ①その内容を肯定できると判断して、はっきりと強く言い切る(断定)ときに使う言葉。「そんな・ こと・ 嘘・や。」②疑問の気持ちを表すときに使う言葉。「誰・が・ めん・だ・ん・やろ・か。」「誰・や・が・ 来・た。」③相手に対して説明したり、命令したりするするときに使う言葉。「自分・の・ 頭・で・ 考える・ん・や。」〔⇒じゃ〕

《副助詞》 ①はっきりしていないことを言うときに使う言葉。「行く・や・ 行か・ん・や・ わから・へん。」②同じようなものをいくつか並べて言うときに使う言葉。「大きい・の・や・ 小さい・の・や・ いろいろ・ 並ん・どる。」「饅頭・や・ 煎餅・や・ いっぱい・ 食べ・たい・ もの・が・ ある。」〔⇒やら、やか。⇒か。⇒とか、たら〕

や〔やー〕《終助詞》 相手に呼びかけたり強く勧めたり念を押したりするときに使う言葉。「もー・ そろそろ・ いの・い・や。」「そんな・ こと・を・ せ・んとき・や。」「まー・ よー・ 聞け・や。」「もー・ やめ・なはれ・や。」〔⇒よ、やい、よい、いな〕

やあ〔やー〕【八】《名詞(数詞) 数を2音節で言うときの「8」を表す言葉。◆1から10までを「ひい【一】」「ふう【二】」「みい【三】」「よお【四】」「いつ【五】」「むう【六】」「なな【七】」「やあ【八】」「ここ【九】」「とお【十】」と言う。〔⇒はち【八】、やっつ【八つ】

やあ〔やー〕《感動詞》 ①相手に呼びかけたり、応答したりするときに使う言葉。「やー・ こんにちは。」②何かを始めるときなどに、意気を高めたり開始の合図としたりして、かける言葉。「今・から・ 始める・ぞー・ やー。」

やあさん〔やーさん〕《名詞》 暴力団組織などに属している人。「やーさん・に・は・ 相手・に・ なら・んとき。」

やあれこ やあれこ いっさんじゃい〔やーれこ やーれこ いっさんじゃい〕《成句》 秋祭りの時に、だんじりを引っ張るときの言葉。また、だんじりの太鼓を叩いたときの音を聞きなした発音。

やい《終助詞》 相手に呼びかけたり強く勧めたり念を押したりするときに、意味を強めて使う言葉。「わし・は・ そない・ 思う・ねん・やい。」「早()よ・ せ・ん・かい・やい。」「そろそろ・ 行け・やい。」「何・(を・) 考え・とる・ん・やい。」〔⇒や、よ、よい、いな〕

やい(合い)】《接尾語(名詞を作る)》[動詞の連用形に付く] 相手や周りの人と同じ動作をすることを表す言葉。相手や周りの人と競う状態になることを表す言葉。「みんな・で・ 言いやい・に・ なっ・ても・た。」「試合・は・ 点・の・ 取りやい・に・ なっ・た。」〔⇒やいこ(合いこ)、やいっこ(合いっこ)、あい【合い】、あいこ【合いこ】、あいっこ【合いっこ】

やいこ(合いこ)】《接尾語(名詞を作る)》[動詞の連用形に付く] 相手や周りの人と同じ動作をすることを表す言葉。相手や周りの人と競う状態になることを表す言葉。「押しやいこ・を・ し・て・ 温もる。」「走りやいこ・を・ し・て・ 勝っ・た。」〔⇒やい(合い)、やいっこ(合いっこ)、あい【合い】、あいこ【合いこ】、あいっこ【合いっこ】

やいこしい〔やいこしー〕《形容詞》 ①込み入ってわかりにくい。複雑である。「この・駅・は・ やいこしー・て・ 何遍・ 来・ても・ 迷ー・てまう。」②解決の見込みが立たない。「あの・ 2人・は・ いざこざ・が・ あっ・て・ やいこしー・ こと・に・ なっ・とる・ねん。」③解くのが困難である。「やいこしー・ 問題・や・さかい・ いっこも・ わから・へん。」④怪しげである。「やいこしー・ 人・が・ 投資・の・ 勧誘・を・ し・とる・らしー。」「やいこしー・ 話・に・は・ 乗ら・んとき。」〔⇒ややこしい〕

やいこらやいこら《副詞と》 一つのことについてうるさく言う様子。しつこく催促したり命じたりして、相手に迫るような様子。細部に至るまであれこれと指図をする様子。「やいこらやいこら・ 指図さ・れ・て・ 困っ・とる・ん・や。」「やいこらやいこら・ 言わ・んでも・ 金・は・ 払う・がな。」〔⇒やいのやいの、やいやい、やんやん〕

やいっこ(合いっこ)】《接尾語(名詞を作る)》[動詞の連用形に付く] 相手や周りの人と同じ動作をすることを表す言葉。相手や周りの人と競う状態になることを表す言葉。「初め・は・ 落ち着い・て・ 話・を・ し・とっ・てん・けど・ だんだん・ 言いやいっこ・に・ なっ・ても・てん。」〔⇒やい(合い)、やいこ(合いこ)、あい【合い】、あいこ【合いこ】、あいっこ【合いっこ】

やいと(焼処)】《名詞、動詞する》 つぼにあたる皮膚の上に置いたもぐさに火をつけて、その熱の刺激で病気を治す方法。「肩・が・ 凝る・さかい・ 大きな・ やいと・を・ する。」「ごんた・ばっかり・ し・よっ・たら・ やいとする・ぞー。」〔⇒きゅう【灸】、おきゅう【お灸】、あちち【熱ちち】、あつつ【熱つつ】、あちゃちゃ【熱ちゃちゃ】

やいと()すえる(焼処()据える)】《動詞・ア行五段活用》 ①発する熱の刺激で病気を治すために、皮膚の上に置いたもぐさに火をつける。「やいとをすえ・たら・ 肩こり・が・ 治っ・た。」②将来のことを考えて、一時的に辛い思いをさせる。「ごんた坊主・や・さかい・ いっぺん・ やいとをすえ・んと・ いか・ん・なー。」〔⇒おきゅう()すえる【お灸()据える】

やいな《終助詞》 相手に尋ねるときに、語気を強めて使う言葉。「そんな・ こと・(を・) 言()ー・やがっ・た・ん・は・ 誰・やいな。」〔⇒いな、ぞいな、かいな〕

やいのやいの《副詞と》 一つのことについてうるさく言う様子。しつこく催促したり命じたりして、相手に迫るような様子。細部に至るまであれこれと指図をする様子。「誰・でも・ やいのやいのと・ 言わ・れ・たら・ 腹・が・ 立つ・がな。」〔⇒やいこらやいこら、やいやい、やんやん〕

やいます(遣います)】《動詞・サ行五段活用》 「与える」ということを謙譲して言う言葉。献上する。「あの・ 本・は・ 友だち・に・ やいまし・た。」「犬・に・ えさ・を・ やいます。」◆動詞「やる【遣る】」に、丁寧の意の助動詞「ます」が続いて一語に熟した言葉である。けれども、丁寧語というよりはむしろ謙譲の気持ちが込められた言葉になっている。ただし、動物などを相手に使うこともあって、その場合は敬意は消えている。〔⇒やえます(遣えます)、あいます(上います)、あえます(上えます)、あげます【上げます】、さしあげる【差し上げる】

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2017年11月14日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (563)    (通算2561回)

日常生活語 「も」⑨

 

もろい【脆い】《形容詞》 ①硬いものであるのに、衝撃に弱くて、こわれやすい。欠けやすい。「刃ー・の・ もろい・ 包丁」②土などに固さや粘り気がない。「もろい・ 土・や・さかい・ 雨・が・ 降っ・たら・ じっきに・ 崩れ・てまう。」③精神的に弱くて、持ちこたえる気力が乏しい。「リードさ・れ・たら・ もろー・に・ 負け・てまう。」

もろもろ《形容動詞や()、動詞する》 ①中に入っているものが十分に溶けきらないで、濁った状態である様子。あるいは、濁りなどが生じている様子。「酒・が・ もろもろに・ なっ・とる・さかい・ 飲ん・だら・ あか・ん。」②中に入れたものが十分に溶けきらないで残っている様子。「メリケン粉・が・ もろもろで・ ままこ・に・ なっ・ても・とる。」

もん【紋】《名詞》 ①代々伝えられている、その家のしるし。「紋付き・に・ つい・とる・ もん」②円い模様。同心円となっている模様。その他いろいろな模様。「石・を・ 放っ・たら・ 池・に・ もん・が・ でける。」

もん【門】《名詞》 建物や敷地の外構えに設けた出入り口。また、それを示す柱や建物。「大けな・ もん・の・ ある・ 家」

もん【者】《名詞》 具体的な誰かのことを、客観的に述べたり、卑下や軽蔑の気持ちを伴って述べたりするときなどに使う言葉。「えらい・ 出しゃばっ・て・ もの・を・ 言ー・ もん・が・ おる。」〔⇒もの【者】

もん【物】《名詞》 存在することを人が感じることのできる物体や物質。「そんな・ もん・ どこ・へ・ 行っ・た・か・ わから・へん。」「どんな・ もん・を・ 用意し・とっ・たら・ よろしー・か。」◆具体的に挙げないで、概括的に言うときなどにも使う。〔⇒もの【物】

もん【文】《助数詞》 靴や足袋などの底の長さを表す単位であり、1文は約2.4㎝にあたる長さ。「10もん半(ともんはん)・の・ 靴・を・ 履く。」

もん《接続助詞》 理由をあげて自分を正当化したり、自分に向けられたことを非難したりして、それを理由にしておいて、次の内容に続けようとする場合に使う言葉。「わし・は・ 知ら・ん・もん・ あんた・に・ 教え・たら・れ・へん。」

もん《終助詞》 理由をあげて自分を正当化したり、自分に向けられたことを非難したりして、詠嘆的な気持ちを表すときに使う言葉。「そやかて・ わし・は・ 知ら・ん・ねん・もん。」

もん【者】《接尾語》 そのような傾向を持っている人を表す言葉。「慌てもん」「馬鹿もん」〔⇒もの【者】

もん【物】《接尾語》[動詞や助動詞の連用形に付く] そのような内容や物体であることを表す言葉。「頼まれもん・を・ 届ける。」「立派な・ 彫りもん・の・ 欄間」「漬けもん・を・ 漬ける。」「玄関・に・ 置きもん・が・ ある。」「化けもん・が・ 出る。」〔⇒もの【物】

もんえい〔もんえー、もんえ〕【門衛】《名詞、動詞する》 施設や会社などの門にいて、出入りの見張りなどをすること。また、それをする人。「もんえー・の・ 人・に・ 呼び止めら・れ・た。」〔⇒もんばん【門番】、しゅえい【守衛】

もんか《終助詞》 強く打ち消して拒否する気持ちを表す言葉。そうではないという意味のことを、反語的に表す言葉。「行か・ん・と・ 言()ー・たら・ 絶対に・ 行く・もんか。」〔⇒もんかい、かい、かれ、か、かえ、け、こ〕

もんかい《終助詞》 強く打ち消して拒否する気持ちを表す言葉。そうではないという意味のことを、反語的に表す言葉。「そないに・ 文句・ 言()ー・ん・やっ・たら・ こんな・ 仕事・ し・たる・もんかい。」〔⇒もんか、かい、かれ、か、かえ、け、こ〕

もんく【文句】《名詞》 ①文章などの中の短い言葉。「歌・の・ もんく・を・ 忘れ・ても・た。」②不平や不満などの言い分。苦情。「もんく・ばっかり・ 並べ・やがっ・て・ 腹・が・ 立つ。」

もんくいい〔もんくいー〕【文句言い】《名詞》 口答えをしたり、不平や不満などをよく口にする人。理屈や意見をまくし立てる人。「もんくいー・が・ 一人・ おっ・たら・ 寄り合い・が・ もめ・て・ かなわ・ん。」〔⇒もんくたたき【文句叩き】、もんくたれ【文句垂れ】、もんくぬかし【文句ぬかし】

もんくたたき【文句叩き】《名詞》 口答えをしたり、不平や不満などをよく口にする人。理屈や意見をまくし立てる人。「もんくたたき・が・ また・ 何ぞ・ 言い出す・の・と・ ちゃう・か。」〔⇒もんくいい【文句言い】、もんくたれ【文句垂れ】、もんくぬかし【文句ぬかし】

もんくたらたら【文句たらたら】《形容動詞や()》 他人に対する不平や不満などを次々に言う様子。「もんくたらたらと・ ぬかし・やがっ・て・ 耕二・の・ やつ・は・ 困っ・た・ もん・や。」〔⇒ふそくたらたら【不足たらたら】

もんくたれ【文句垂れ】《名詞》 口答えをしたり、不平や不満などをよく口にする人。理屈や意見をまくし立てる人。「昨日・の・ 寄り合い・でも・ もんくたれ・が・ ごちゃごちゃ・ ぬかし・やがっ・た。」〔⇒もんくいい【文句言い】、もんくたたき【文句叩き】、もんくぬかし【文句ぬかし】

もんくぬかし【文句ぬかし】《名詞》 口答えをしたり、不平や不満などをよく口にする人。理屈や意見をまくし立てる人。「あの・ もんくぬかし・が・ 何か・ 言いたそーに・ し・とる。」〔⇒もんくいい【文句言い】、もんくたたき【文句叩き】、もんくたれ【文句垂れ】

もんく()たたく【文句()叩く】《動詞・カ行五段活用》 口答えをしたり、不平や不満などをよく口にする。理屈や意見をまくし立てる。「新入り・の・くせに・ もんくたたき・やがる。」◆「もんくばっかりたたく【文句ばっかり叩く】」のように、途中に別の語がはさまることもある。■名詞化=もんくたたき【文句叩き】

もんしろちょう〔もんしろちょー〕【紋白蝶】《名詞》 白い羽に黒い紋がある、中型の蝶。「菜の花・に・ もんしろちょー・が・ 止まっ・とる。」

もんちゃく【悶着】《名詞》 気持ちの食い違いや意見の対立などから起こる、ごたごたした争いごと。いざこざ。「あいつ・が・ もんちゃく・を・ 起こし・やがっ・た・ん・や。」「一もんちゃく・が・ あっ・て・ 後・で・ 落ち着い・た。」

もんつき【紋付き】《名詞》 背中や袖などに家の紋がついている、正式の場で着る和服。「もんつき・を・ 着・て・ 式・に・ 出る。」「もんつき・と・ 袴」

もんだい【問題】《名詞》 ①答えを出させるために尋ねることがら。「今日・の・ 試験・の・ もんだい・は・ 難しかっ・た。」②課題を含んだ事柄。解決が求められている面倒な事柄。「廃品回収・の・ もんだい」③対象となることがら。「それ・は・ また・ 別・の・ もんだい・や。」

もんどり(戻り)】《名詞》 釣り針などの先にある、逆向きに尖って出た部分。「釣れ・た・ 魚・を・ もんどり・から・ はずす。」〔⇒もどり【戻り】

もんなし【文無し】《名詞、形容動詞や()》 ごく僅かのお金も持っていない人。ごく僅かのお金も持っていない様子。「火事・が・ いっ・て・ もんなし・に・ なっ・ても・た。」〔⇒いちもんなし【一文無し】

もんの《接続助詞》 この言葉の前後が逆の意味になって、事態がうまく発展しないことを表す言葉。…であるけれども。「説明・の・ 文章・を・ 読ん・でみ・た・もんの・ 意味・が・ わから・へん。」〔⇒ものの〕

もんばん【門番】《名詞、動詞する》 施設や会社などの門にいて、出入りの見張りなどをすること。また、それをする人。「入ろ・う・と・ し・たら・ もんばん・の・ 人・に・ 呼び止め・られ・た。」〔⇒もんえい【門衛】、しゅえい【守衛】

もんぺ《名詞》 女の人がはく、袴のような形をして、裾の狭くなったズボンのような形の衣服。「戦時中・は・ もんぺ・を・ 履い・とっ・た。」

もんめ()】《名詞》 尺貫法で重さを表す単位であり、1匁は約3.75グラムで、1貫の1000分の1にあたる重さ。「貫・やのー・て・ もんめ・の・ 単位・で・ 計る。」◆実際の重さを表すときには、「500め」のように「め【()】」を使う。〔⇒め()

もんやけど《接続助詞》 何かのつながりで、対比されることがらを続けて言うことを表す言葉。「知っ・とる・もんやけど・ ちょっと・ ど忘れし・た。」〔⇒んやけど、けど、けども、けんど、けんども、ところが〕

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2017年11月13日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (562)    (通算2560回)

日常生活語 「も」⑧

 

もめんどうふ〔もめんどーふ〕【木綿豆腐】《名詞》 きめが粗く感じる、豆乳を固めて圧搾して上澄みを除いて作った豆腐。「もめんどーふ・に・ 醤油・を・ かけ・て・ 食う。」■対語=「きぬどうふ【絹豆腐】」〔⇒もめん【木綿】、もめんごし【木綿漉し】

もめんばり【木綿針】《名詞》 木綿の布を縫うための、針穴がやや大きい針。「長い・ もめんばり・で・ 縫う。」■類語=「きぬばり【絹針】」

もも【腿】《名詞》 足の膝から上の、腰までの部分。「走り過ぎ・て・ もも・が・ 痛(いと)ー・ なっ・た。」

もも【桃】《名詞》 ①薄赤い花が咲き、甘くて種の大きな実がなる果樹。また、その実。「庭・で・ もも・が・ 咲い・とる。」「岡山・の・ もも」②薄い赤色。ピンク。「もも・の・ クレヨン」⇒ももいろ【桃色】

ももいろ【桃色】《名詞》 薄い赤色。ピンク。「ももいろ・の・ チューリップ・の・ 花」〔⇒もも【桃】

ももける《動詞・カ行下一段活用》 毛織物や編み物や紙などが、こすれて表面が毛羽立つ。「よー・ 使()こ・た・ 手袋・が・ ももけ・た。」

もや【靄】《名詞》 空気中の水蒸気が冷えて細かい水滴となって、地表近くに煙のように浮かび、遠くがぼんやり見える現象。「もや・が・ 出・て・ 遠い・ とこ・が・ 見え・へん。」〔⇒きり【霧】、かすみ【霞】

もやし《名詞》 野菜や穀類の種に光をあてずに発芽させて、白く長く伸ばして食用とするもの。「中華そば・に・ もやし・が・ 入っ・とる。」

もやす【燃やす】《動詞・サ行五段活用》 火をつけて、炎を出させる。灰になるまで炎を出し続けさせる。「この頃・は・ 庭・で・ 落ち葉・を・ もやし・たら・ 文句・を・ 言わ・れる。」■自動詞は「もえる【燃える】」〔⇒やく【焼く】、たく【焚く】、やきやきする【焼き焼きする】

もやもや《名詞、副詞と、動詞する》 ①煙や湯気などが立ちこめて、ものがぼんやりとしている様子。「もやもやし・て・ よー・ 見え・へん。」②ものごとが解決したり明らかになったりしないので、気持ちがすっきりしないで乱れている様子。「気持ち・の・ もやもや・が・ おさまら・へん。」③記憶や考えなどが定まらず、あいまいである様子。「10年前・の・ こと・や・さかい・ もやもやし・て・ よー・ 憶え・とら・ん。」

もやる【靄る】《動詞・ラ行五段活用》 水蒸気が小さな水滴となって空中に漂って、遠方がかすんでいる。「今朝・の・ 海・は・ だいぶ・ もやっ・とる。」

もよう〔もよー〕【模様】《名詞》 ①ものの表面などに施して飾りとする形や絵。「もよー・の・ 付い・た・ 箱」②ものごと様子。有り様。「明日・の・ 空もよー・は・ 悪い・みたいや。」

もよおし〔もよーし〕【催し】《名詞》 計画的に人々を集めて行う行事や会合など。「市民会館・で・ もよーし・が・ ある。」

もよおす〔もよーす〕【催す】《動詞・サ行五段活用》 計画を立てて、人々を集めて、行事や会合などを開く。「踊り・の・ 会・を・ もよーし・ます。」■名詞化=もよおし【催し】

もらいどく【貰い得】《名詞》 人からものを受け取りながら、代金を払わなかったりお礼をしなかったりして、もらった人が利益を得るようになること。「これ・を・ 受け取っ・てくれ・なんだら・ 私・の・ もらいどく・に・ なっ・てまう・がな。」

もらいなき【貰い泣き】《名詞、動詞する》 泣いている人に同情して、つられて一緒に泣くこと。「葬式・で・ もらいなき・を・ し・た。」

もらいもん【貰い物】《名詞》 人から代価なしで受け取ったもの。「もらいもん・の・ お返し・を・ する。」

もらう【貰う】《動詞・ワア行五段活用》 ①人からものを受け取って、自分のものとする。「誕生日・に・ 贈り物・を・ もろ・た。」「えーもん・ もー・た。」②勝負を自分の勝ちとする。「明日・の・ 試合・は・ もろ・た。」③病気をうつされる。「神戸・へ・ 行っ・て・ 風邪・を・ もろ・てき・た。」④嫁、婿、養子などを迎える。「嫁はん・は・ 姫路・から・ もろ・た。」

もらう【貰う】《補助動詞・ワア行五段活用》 ⇒てもらう〔でもらう〕【て貰う】《補助動詞・ワア行五段活用》を参照

もらす【漏らす】《動詞・サ行五段活用》 ①液体・気体・音・光・においなどが、僅かな隙間から外に出るような結果にしてしまう。「イヤホン・から・ 大けな・ 音・を・ もらし・とる。」「小便・を・ もらす。」②内緒にしておくべきことを、表に出してしまう。隠していたことを他に知らせてしまう。「まだ・ はっきり・ 決まっ・とら・へん・さかい・ 他・の・ 人・に・は・ もらさ・ん・よーに・ し・て・な。」③入れるべきものを、抜かしたり落としたりする。「名簿・から・ もらし・とっ・て・ すんまへん。」■自動詞は「もれる【漏れる】」

もらす【漏らす】《接尾語・サ行五段活用》[動詞の連用形に付く] うっかりしていて、すべきことを落としてしまう。「大事な・ こと・を・ 聞きもらし・たら・ 困る・ぞ。」「書きもらす」

もり【森】《名詞》 まわりに比べて、際立ってたくさんの木が茂っているところ。「木・を・ 伐ら・ん・さかい・ 大けな・ もり・に・ なっ・ても・とる。」

もり【銛】《名詞》 長い柄の先に尖った金具を取り付けて、投げたり突いたりして、魚などを獲る道具。「海・に・ 潜っ・て・ もり・で・ 魚・を・ 突く。」

もり【森】《固有名詞》 明石市大久保町西島のうちの一つの地域(小字)。「もり・も・ 西島・も・ いっしょの・ 自治会・に・ なっ・とる。」

もり〔もーり〕【守】《名詞、動詞する》 赤ちゃんや子どもなどの面倒を見て遊んでやること。また、それをする人。「妹・の・ もり・を・ する。」「ちょっと・の・ 間・ もりし・とっ・てくれ・へん・か。」「もり・を・ 一人・ 雇う。」〔⇒こもり【子守】

もりあがる【盛り上がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①中から膨らんで高くなる。「波・が・ もりあがっ・て・ 打ち寄せ・てくる。」「カバン・が・ ほんぽこに・ もりあがっ・とる。」②気持ちや雰囲気などが、抑えきれないほどの力でわき起こる。「祭り・が・ もりあがつ・た。」■名詞化=もりあがり【盛り上がり】

もりもり《副詞と》 ①旺盛な食欲で、どんどん食べる様子。「どんぶり・を・ 3杯・も・ もりもり・ 食()ー・た。」②ものごとに勢いよく取り組んで、それをこなしていく様子。「もりもりと・ 仕事・を・ 片付ける。」③活力がみなぎっている様子。「やる・ 気・が・ もりもりと・ 湧い・てき・た。」

もる【盛る】《動詞・ラ行五段活用》 ①山の形に高く積み上げる。「畝(うね)・に・ 土・を・ もる。」②器にいっぱい入れて満たす。「ご飯・を・ 山・の・よーに・ もる。」

もれ【漏れ】《名詞》 ①液体・気体・光などが、小さな隙間から外に出ること。「ガス・の・ もれ・は・ 恐い・さかい・ 気ーつけ・なはれ。」②あるべきものが、落ちていること。落ちている内容。「辞典・の・ 項目・に・ もれ・が・ ある。」⇒ぬけ【抜け】

もれる【漏れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①液体・気体・音・光・においなどが、僅かな隙間から外に出てしまう。「水道管・に・ ひび・が・ 入っ・て・ 水・が・ もれ・とっ・た。」「明かり・が・ もれる。」②内緒にしておくべきことが、表に出てしまう。隠していたことが他に知れる。「内緒ごと・が・ もれ・ても・た。」③入れるべきものが、抜かされたり落とされたりする。「電気代・が・ もれ・とる・さかい・ 合計・が・ 間違(まちご)・とる。」■他動詞は「もらす【漏らす】」。■名詞化=もれ【漏れ】

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2017年11月12日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (561)    (通算2559回)

日常生活語 「も」⑦

 

ものの《接続助詞》 この言葉の前後が逆の意味になって、事態がうまく発展しないことを表す言葉。…であるけれども。「行っ・た・ものの・ 入れ・てもらえ・ず・や。」〔⇒もんの〕

ものほし【物干し】《名詞》 ①洗濯物を吊したり掛けたりして乾かすための、棒状の長い道具。「ものほし・の・ 竿・を・ 買い替える。」②洗濯物を乾かすための、日当たりのよい場所。「うち・は・ 2階・の・ ベランダ・を・ ものほし・に・ し・とる。」⇒ものほしざお【物干し竿】、ほしざお【干し竿】

ものほしざお【物干し竿】《名詞》 洗濯物を吊したり掛けたりして乾かすための、棒状の長い道具。「昔・は・ 竹・の・ ものほしざお・やっ・た。」〔⇒ものほし【物干し】、ほしざお【干し竿】

ものまね【物真似】《名詞、動詞する》 人や動物などの身振りや声などを真似ること。また、その芸。「猿・の・ ものまね・を・ する。」

ものもち【物持ち】《形容動詞や()》 ①お金や物をたくさん持っている様子。「ものもち・で・ 着物・を・ いっぱい・ 持っ・とる・ 人」②同じ物を大事にいつまでも大事に使う様子。「ものもち・の・ えー・ 人」

ものわかり【物わかり】《名詞》 ものごとの状況や道理を理解すること。また、そのような能力。「ものわかり・が・ 良()ー・ 人」

ものわすれ【物忘れ】《名詞、動詞する》 ものごとを忘れやすいこと。ものごとを忘れてしまうこと。「このごろ・は・ よー・ ものわすれ・を・ し・て・ 人・に・ 笑わ・れる・ねん。」

ものわらい【物笑い】《名詞》 周りの者にばかにされ、笑われること。何かの機会に引き合いに出して、ばかにして笑うこと。「近所・の・ ものわらい・に・ なっ・たら・ あか・ん・がな。」

もはん【模範】《名詞》 正しくて見習うべき人や行い。「子どもたち・の・ もはん・に・ なる。」〔⇒てほん【手本】

もふく【喪服】《名詞》 弔意を表して葬式や法事などで着る、黒い色の衣服。「葬式・に・ もふく・を・ 着る。」

もみ【籾】《名詞》 ①稲から採ったままの、外側の皮のついた米。「苗代・に・ もみ・を・ 蒔く。」②米の実を包んでいる外側の皮。玄米を取り去ったあとに残る外側の皮。「庭・で・ もみ・を・ 燃やす。」⇒もみごめ【籾米】⇒もみがら【籾殻】

もみ【樅】《名詞》 針のような細長い緑の葉が、小枝の両側についている木。「クリスマスツリー・は・ もみ・の・ 木ー・や。」

もみ【揉み】《名詞》 指で押さえたりつまんだりすること。「肩・の・ もみ・を・ し・て・くれ・へん・か。」

もみあう【揉み合う】《動詞・ワア行五段活用》 入れ乱れて強く押し合う。「狭い・ 入口・や・さかい・ 入る・ とき・に・ もみおー・た。」■名詞化=もみあい【揉み合い】

もみがら【籾殻】《名詞》 米の実を包んでいる外側の皮。玄米を取り去ったあとに残る外側の皮。「もみがら・は・ 肥え・に・ なる。」〔⇒もみ【籾】、もみぬか【籾糠】

もみくちゃ【揉みくちゃ】《形容動詞や()》 ①人の間に挟まれて、思うように動けないようになっている様子。人波の中で押し流されるしかない様子。「朝・の・ 満員電車・で・ もみくちゃに・ なっ・た。」②押されたりつままれたりして、しわになっている様子。「ポケット・の・ 中・で・ もみくちゃに・ なっ・とる・ 千円札・を・ 見つけ・た。」

もみごめ【籾米】《名詞》 稲から採ったままの、外側の皮のついた米。「もみごめ・を・ 庭・で・ 干す。」〔⇒もみ【籾】

もみじ【紅葉】《名詞》 ①秋の終わりに、木の葉の色が赤や黄色に変わること。また、赤や黄色に変わった葉。「有馬・へ・ もみじ・を・ 見・に・ 行く。」②掌の形をした葉で、秋の紅葉や黄葉が美しい木。「箕面・の・ 名物・は・ もみじ・の・ 天ぷら・や。」

もみじ《名詞》 小麦を精白したときに残る外皮。「もみじ・を・ 牛・に・ 食わす。」〔⇒ふすま?

もみすり【籾擦り】《名詞、動詞する》 外側の皮のついた米を、臼や機械にかけて皮を取り去ること。玄米にすること。「昔・は・ もみすり・も・ 大仕事・やっ・た。」

もみない《形容詞》 ①材料や味付けが良くなくて、美味しくない。「もみない・ 料理・を・ 出し・たら・ 恥ずかしい。」②水っぽくて味が乏しい。味がついていないようで良くない。「今日・の・ ご飯・は・ もみない・ 米・や・なー。」③味を感じることができない。「風邪・ ひー・て・ 食べもん・が・ もみない・ねん。」■対語=「うまい【(美味ない)】」「おいしい【美味しい】」「いける」〔⇒あじない【味ない】①③⇒うまない【美味ない】、うもない(美味ない)⇒まずい【不味い】⇒うすい【薄い】、みずくさい【水臭い】、あまい【甘い】

もみぬか【籾糠】《名詞》 米の実を包んでいる外側の皮。玄米を取り去ったあとに残る外側の皮。「もみぬか・を・ 枕・の・ 中・に・ 入れる」〔⇒もみ【籾】、もみがら【籾殻】

もむ【揉む】《動詞・マ行五段活用》 ①両手を擦り合わせる動作を繰り返して行う。「両手・を・ もむ。」②両手に挟んでこすることを繰り返す。「菜っ葉・を・ もん・で・ 漬ける。」「もん・で・ 紙縒(こより)・を・ 作る。」「紙縒・を・ もむ。」③指で押さえたりつまんだりする。「もぐさ・を・ もん・で・ 火ー・ つける。」④心配する。「あんた・の・ こと・を・ 気ー・ もん・どっ・てん。」■名詞化=もみ【揉み】

もめごと【揉め事】《名詞》 考えなどが対立して争いになっていること。紛争。「近所・と・ もめごと・が・ 起き・ん・よーに・ し・なはれ。」〔⇒ごたごた、ごじゃごじゃ、ごちゃごちゃ〕

もめる【揉める】《動詞・マ行下一段活用》 ①言い合いや論争が起こって決着がつかない状態になる。「寄り合い・が・ もめ・て・ なかなか・ 決まら・へん。」②気がかりで、気持ちが落ち着かなくなる。「気・が・ もめる。」

もめん【木綿】《名詞》 ①綿の実のまわりにできる柔らかい毛から作った糸。「もめん・で・ 縫う。」②綿の実のまわりにできる柔らかい毛から作る繊維。「この・ 生地・は・ もめん・や。」「もめん・の・ シーツ」③きめが粗く感じる、豆乳を固めて圧搾して上澄みを除いて作った豆腐。「絹ごし・より・ もめん・が・ 好きや。」⇒もめんいと【木綿糸】⇒もめんごし【木綿漉し】、もめんどうふ【木綿豆腐】

もめんいと【木綿糸】《名詞》 綿の実のまわりにできる柔らかい毛から作った糸。「もめんいと・を・ 通す・ 針」〔⇒もめん【木綿】

もめんごし【木綿漉し】《名詞》 きめが粗く感じる、豆乳を固めて圧搾して上澄みを除いて作った豆腐。■対語=「きぬごし【絹漉し】」〔⇒もめん【木綿】、もめんどうふ【木綿豆腐】

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2017年11月11日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (560)    (通算2558回)

日常生活語 「も」⑥

 

もともと【元々】《副詞は、形容動詞や()》 ①現今にそのようになったのではなく、初めから既にそうであったことを表す言葉。元来。「もともと・ 外国・に・ 行く・ つもり・は・ なかっ・てん。」②当初はそのようではなかったということを表す言葉。「あいつ・は・ もともとは・ 真面目な・ 男・やっ・た。」③何かをした結果が、以前の状態と変わらない様子。損も得も生じない様子。「三振し・ても・ もともとや・とゆー・ 気持ち・で・ 思い切っ・て・ 打て。」「うまいこと・ いか・なんでも・ もともとです。」

もどり【戻り】《名詞》 ①元の場所に帰ること。元の場所に向かって逆に進むこと。「もどり・に・ 雨・に・ 降ら・れ・た。」②釣り針などの先にある、逆向きに尖って出た部分。「竿・の・ 先・の・ もどり・で・ 手ー・を・ ひっかけ・た。」■対語①=「いき【行き】」⇒もんどり(戻り)

もどる【戻る】《動詞・ラ行五段活用》 ①元の場所に帰る。元の場所に向かって逆に進む。「ホームラン・を・ 打た・れ・て・ 試合・は・ ふりだし・に・ もどっ・た。」「スペースシャトル・が・ もどっ・てき・た。」②自宅に帰る。「酒・ 飲ん・で・ 酔ー・て・ 夜中・に・ もどっ・てき・た。」③元の状態に返る。「3月・に・ なっ・た・のに・ 冬・の・ 寒さ・に・ もどっ・てしも・た。」■他動詞は「もどす【戻す】」■名詞化=もどり【戻り】〔⇒もおる(戻る)、かえる【返る】

もと()とる【元()取る】《動詞・ラ行五段活用》 出した金額以上の利益を手にする。払った金額以上のものを得る。「バイキング・で・ いっぱい・ 食()ー・て・ もとをとっ・た。」

もぬけのから【蛻の殻、裳抜けの空】《形容動詞や()》 人がいなくて、住まいや寝床などがからっぽになっていること。「夜逃げし・て・ もぬけのからに・ なる。」

もの【者】《名詞》 具体的な誰かのことを、客観的に述べたり、卑下や軽蔑の気持ちを伴って述べたりするときなどに使う言葉。「わし・みたいな・ もの・で・も・ 行っ・て・ 良()ー・ん・かいな。」◆自分のことを指す場合は、「ひと【人】」は使いにくく、「もの【者】」「もん【者】」になることが多い。〔⇒もん【者】

もの【物】《名詞》 ①存在することを人が感じることのできる物体や物質。「もの・を・ 大事に・ せ・な・ あか・ん。」②何かの用に使うための物体。役に立つ働きをする物体など。「良()ー・ もの・が・ 安ー・ 手・に・ 入っ・た。」③考えていることや気持ちを、声や文字に表したもの。「会()ー・ても・ もの・も・ 言わ・へん。」④何かをするときの対象。「もの・を・ 覚える・の・が・ 速い。」⑤ことがらの筋道。ことがらの理由。「もの・が・ わかる・ 人」◆①は、具体的に挙げないで、概括的に言うときなどにも使う。⇒もん【物】⇒ことば【言葉】

もの【物】《名詞》 打撲や炎症などによって皮膚の一部が腫れあがって、膿をもったもの。「もの・が・ でけ・ても・ かい・たら・ あか・ん。」〔⇒できもん【出来物】、でけもん(出来物)、はれもん【腫れ物】、おでき【御出来】

もの【者】《接尾語》 そのような傾向を持っている人を表す言葉。「道楽もの」〔⇒もん【者】

もの【物】《接尾語》[動詞や助動詞の連用形に付く] そのような内容や物体であることを表す言葉。「あいつ・を・ 雇っ・た・ん・は・ 良()ー・ 拾いもの・や。」「面白い・ 読みもの・を・ 探す。」「調べもの・が・ ある・ねん。」「入れもの・で・ 受ける・」「縫いもの・を・ する」〔⇒もん【物】

ものいり【物要り】《形容動詞や()》 ①お金がかかる様子。出費が多い様子。「娘・が・ おっ・たら・ 何・かと・ ものいりや・なー。」「双子・や・さかい・ ものいり・や。」②普段とは異なる出費がある様子。「今年・は・ 祭り・の・ 当番・で・ なんやかや・ ものいりな・ こと・や。」

ものいわず【もの言わず】《名詞》 無口な人。寡黙な人。「息子・は・ ものいわず・で・ 愛想(あいそ)・が・ ない・ねん。」

ものうり【物売り】《名詞》 商品を持ち歩いて売ること。行商。また、それをする人。「昔・の・ ものうり・は・ 押し売り・は・ せ・なんだ。」

ものおき【物置】《名詞》 普段しょっちゅう使わない物などをしまっておくところ。また、そのような目的を持った小屋。「段ボール・の・ 箱・を・ ものおき・に・ 置い・とく。」

ものおと【物音】《名詞》 何かのものが起こす音。「夜中・に・ ものおと・が・ し・て・ びっくりし・た。」

ものおぼえ【物覚え】《名詞》 ものごとを記憶すること。また、その能力。「ものおぼえ・が・ 悪ー・て・ 物忘れ・が・ ひどなっ・た。」

ものごころつく【物心つく】《動詞・カ行五段活用》 子どもが成長して世の中のことがわかるようになる。記憶が痕跡をとどめるような年齢になる。「ものごころつい・た・ 時・に・は・ 海・で・ 遊ん・どっ・た。」

ものごっつい《形容詞》 ①普通に考えられる程度を超えていて、びっくりするほど、たいへんである。「ものごっつい・ 船」②普段などとは違っていて、恐ろしさを感じる様子である。「阪神大震災・の・ 地震・は・ ものごっつい・ もん・やった。」〔⇒ものすごい【もの凄い】

ものごと【物事】《名詞》 生活の中にあるいろいろな事柄や、その有り様。「準備・を・ しっかり・ せ・んと・ ものごと・は・ うまく・ いか・へん。」

ものさし【物差し】《名詞》 長さを測ったり、あてがって直線を引いたりするするときに使う、横に長い道具。「30センチ・の・ ものさし・で・ 頭・を・ たたか・れ・た。」〔⇒さし【差し】、せんひき【線引き】、じょうぎ【定規】

ものすごい【もの凄い】《形容詞》 ①普通に考えられる程度を超えていて、びっくりするほど、たいへんである。「ものすごい・ 速さ・で・ 走る。」②普段などとは違っていて、恐ろしさを感じる様子である。「ものすごい・ 顔・を・ し・て・ 怒っ・とる。」〔⇒ものごっつい〕

ものずき【物好き】《形容動詞や()》 普通の人がしなかったり興味を持たなかったりすることを、好んで行う様子。「世の中・に・は・ ものずきな・ 人・が・ いっぱい・ おる。」

ものたりん【もの足りん】《形容詞》 大事なものが抜け落ちているようで、なんとなく満足できない。「今日・の・ 映画・は・ ものたりんかっ・た。」◆「ものたりない」から転じた言葉で、「ものたりんかっ・た」のようにもなるので形容詞として扱うが、終止形は他の形容詞と異なる。

ものでき【もの出来】《名詞》 皮膚にしばしば腫れ物ができること。また、そのような傾向のある人。「子ども・の・ 頃・は・ ものでき・やっ・てん。」〔⇒ものでけ【もの出来】

ものでけ【もの出来】《名詞》 皮膚にしばしば腫れ物ができること。また、そのような傾向のある人。「ものでけ・や・さかい・ いっつも・ 顔・が・ 腫れ・とる。」〔⇒ものでき【もの出来】

ものになる《動詞・ラ行五段活用》 技能や能力などが完成の域に近づく。ある分野・方向などで一人前になる。「あんな・ 仕事・の・ 仕方・やっ・たら・ ものになら・ん・なー。」

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2017年11月10日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (559)    (通算2557回)

日常生活語 「も」⑤

 

もっちゃり《副詞と、動詞する》 動作や作品などがあか抜けしていない様子。人柄などが野暮ったく洗練されていない様子。行動などが無粋で気がきかない様子。「もっちゃりし・た・ 話し方・を・ する・ 人・や・なー。」〔⇒もっさり〕

もっちり《副詞と、動詞する》 食べ物に粘り気や弾力がある様子。「もっしりし・て・ おいしー・ ご飯・や・なー。」〔⇒もちもち【餅々】

もって《接続助詞》 二つの動作が同時に並行して行われることを表す言葉。「歩き・もって・ パン・を・ 食べ・たら・ あか・ん・ぞ。」「読み・もって・ 考える。」「泣き・もって・ 怒ら・れ・とる。」〔⇒ながら〕

もってこい【持って来い】《形容動詞や()》 最も適していて、ぴったり合う様子。うってつけで、ちょうど似合っている様子。「司会・やっ・たら・ あいつ・に・ し・てもー・たら・ もってこいなん・や。」

もっと《副詞》 更に、それ以上に。現状よりも、いっそう。「もっと・ おやつ・ ちょーだい。」「もっと・ 西・の・ 方・に・ ある・ 家」「もっと・ もっと・ 元気・を・ 出し・て・ 歩け。」

もっとつ《形容動詞や()》 何か足りないところがある様子。欠けていて、不満が残る様子。「前・の・ 市長・は・ もっとつやっ・た・なー。」〔⇒もうひとつ【もう一つ】、もうしとつ(もう一つ)

もっとも【尤も】《形容動詞や()》 いろいろな点から判断して、いかにも理屈に合っている様子。そうするだけの理由がある様子。「あんた・の・ 言()ー・ こと・は・ もっともや・けど・ みんな・が・ 賛成し・てくれる・と・は・ 限ら・へん・よ。」

もっともらしい〔もっともらしー〕【尤もらしい】《形容詞》 いかにも理屈に合っているように見える。いかにもそうするだけの理由があるようである。「もっともらしー・ 言い方・を・ する・ 人・や。」「もっともらしー・ わけ・を・ 言()ー・たら・ みんな・ 賛成し・てくれる。やろ。」

もっとらしい〔もっとらしー〕(尤らしい)】《形容詞》 ①もう少しそれらしく見える。「もっとらしー・ 話・を・ せ・なんだら・ みんな・が・ 笑う・ぞ。」②一見、きちんと整っているように見える。表面を取り繕っている様子である。「言い逃れする・ん・やっ・たら・ もっとらしー・ 嘘・を・ つき・なはれ。」

もっぺん(も一遍)】《副詞》 改めてもう一度。「何・ 言()ー・とん・ねや、もっぺん・ 言ー・てみー。」◆「もう」と「いっぺん【一遍】」がつながって、発音が融合した言葉。

もつらかす【縺らかす】《動詞・サ行五段活用》 ①糸や紐などがからまりあって、解けなくなるようにしてしまう。わざとしたわけではないが、からみついて、ほどけなくしてしまう。「釣り道具・を・ さわっ・とっ・て・ もつらかし・ても・た。」②話やことがらの筋が乱れさせて、解決や収拾がつかなくなるようにしてしまう。「話・を・ もつらかし・たら・ あか・ん・やない・か。」■自動詞は「もつれる【縺れる】」〔⇒もつらす【縺らす】

もつらす【縺らす】《動詞・サ行五段活用》 ①糸や紐などがからまりあって、解けなくなるようにしてしまう。わざとしたわけではないが、からみついて、ほどけなくしてしまう。「2本・の・ 竿・を・ もつらし・た。」②話やことがらの筋が乱れさせて、解決や収拾がつかなくなるようにしてしまう。「話・を・ もつらし・たら・ 喧嘩・に・ なる・ぞ。」■自動詞は「もつれる【縺れる】」〔⇒もつらかす【縺らかす】

もつれる【縺れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①糸や紐などがからまりあって、解けなくなる。「糸・が・ もつれ・ても・て・ ほどけ・へん。」②正常さを失って、思うように動かなくなる。「足・が・ もつれ・て・ ひょろけ・そーで・ 歩かれ・へん・ねん。」「舌・が・ もつれ・て・ 言いにくい。」③話やことがらの筋が乱れて、解決や収拾がつかなくなる。「話し合い・が・ もつれ・て・ けんか・に・ なっ・ても・た。」■他動詞は「もつらす【縺らす】」「もつらかす【縺らかす】」■名詞化=もつれ【縺れ】⇒ねじれる【捻れる】、ねじける(捻ける)

もてあます【持て余す】《動詞・サ行五段活用》 取り扱ったり始末したりするのに困る。相手とつきあうのに骨が折れる。「時間・が・ ありすぎ・て・ もてあまし・ても・た。」「手・に・ おえ・ん・ やんちゃぼーず・を・ もてあます。」

もていく【持て行く】《動詞・カ行五段活用》 何かを持って、どこかへ行く。「墓・へ・ 花・を・ もていっ・てん。」

もてくる【持て来る】《動詞・カ行変格活用》 何かを持って、どこかから来る。「家・から・ 何・を・ もてき・た・ん・や。」

もてる【持てる】《動詞・タ行下一段活用》 ①多くの人の間で人気がある。異性にもてはやされる。「声・が・ 良()ー・て・ みんな・に・ もてる。」「女・の・ 人・に・ もてる・ 顔つき・や。」②持つことができる。「重たい・けど・ 向こう・まで・ もてる・やろ。」

もと【元、本】《名詞》 ①ものごとの中心や起点にあたるところ。「ここ・を・ もと・に・ し・て・ 広がっ・ていく。」「火・の・ もと・に・ 気・を・ つける。」②草や木の、根の出ているところ。「梅・の・ 木・の・ もと・に・ 草・が・ いっぱい・ 生え・とる。」③ものとものとが接したり付いたりしている部分。「腐っ・とる・ 枝・を・ もと・から・ 切る。」④そのものを作り上げた原料となるもの。「醤油・の・ もと・は・ 豆・や。」⑤その働きや作用を生じさせるために必要なもの。「あの・ 商売・は・ もと・が・ ぎょうさん・ 要る。」⑥そのものの以前の状況。「もと・は・ 魚屋・を・ し・とっ・た。」②③⇒ねもと【根元】、つけね【付け根】

もとい【元い】《感動詞》 しまった、間違えた、という気持ちを表して、発言を取り消して言い改めようとするときに言う言葉。「もとい・ 言い直し・ます。」◆間違ったことを言ったすぐ後でなければ、この言葉を発する意味が失せる。

もどかしい〔もどかしー〕《形容詞》 早く完成させたり終了させたいと思うのに反して、自分や他の人などの動作や反応が鈍くて、じれったく感じる。思うようにならないで、いらいらする。「お前・に・ やらし・とい・たら・ もどかしー・て・ かなわ・ん・さかい・ わし・が・ する。」〔⇒まどろこい、まどろしい〕

もどす【戻す】《動詞・サ行五段活用》 ①もとの場所や、もとの持ち主のところに位置させる。元の状態に復元する。「スコップ・を・ もと・ あっ・た・ 所・へ・ もどす。」②食べたり飲んだりしたものを吐き出す。「気分・が・ 悪ー・ なっ・て・ もどし・た。」③液体を水で薄める。「濃縮ジュース・を・ もどし・て・ 飲む。」④水を使ってやわらかくする。「寒天・を・ 水・で・ もどす。」■自動詞は「もどる【戻る】」■名詞化=もどし【戻し】⇒かえす【返す】、かいす(返す)、かやす(返す)⇒あげる。⇒みずをまわす【水を回す】

もとどおり〔もとどーり〕【元通り】《名詞》 以前にあったのと同じ位置や同じ状態。「破れ・た・ ところ・を・ もとどーり・に・ 直し・て・ 返す。」

もとのもくあみ【元の黙阿弥】《形容動詞や()》 一時は盛んになったものが、また元のようになってしまう様子。良くなったものが再び悪くなってしまう様子。「途中・は・ 勝っ・とっ・てん・けど・ 最後・は・ もとのもくあみ・に・ なっ・ても・た。」

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2017年11月 9日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (558)    (通算2556回)

日常生活語 「も」④

 

もち【持ち】《名詞》 ①手などで支えたり提げたりすることこと。「右手・で・の・ 方・が・ もち・が・ 楽や。」②品質や機能が衰えず初期の状態を維持すること。「この・ 墨・は・ 擦っ・ても・ 減ら・んと・ もち・が・ 良()ー。」「この・ 蝋燭・は・ もち・が・ 長い。」③手にして使うようなもので、その人にちょうど似合ったり適したりしていること。「男もち・の・ 傘」④費用を負担すること。「旅行・の・ 費用・は・ 会社もち・や。」④所有すること。「金もち」「土地もち」

もちあげる【持ち上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①手などでものを持って、上に上げる。「重たい・ もの・を・ もちあげる・ とき・に・は・ ぎっくり腰・に・ 気・を・ つけ・なはれ・よ。」②人を褒めておだてる。「もちあげ・られ・て・ 仕事・を・ 頼ま・れ・た。」

もちごめ【餅米、糯米】《名詞》 粘り気が強くて、ついて餅にしたり、赤飯や菓子の原料として使ったりする米。「もちごめ・を・ 入れ・て・ 赤飯・を・ 炊く。」■対語=「ただまい【只米、尋常米】」〔⇒もち【餅】

もちだす【持ち出す】《動詞・サ行五段活用》 元あった場所から、他の場所へ運んで移す。「布団・を・ ベランダ・に・ 持ち出し・て・ 風・に・ 当てる。」

もちつき【餅搗き】《名詞、動詞する》 臼と杵を使うなどして、蒸した餅米を強く押しつぶすように打つこと。「もちつき・に・ 使う・ 臼・と・ 杵・を・ 出し・てき・とい・てんか。」〔⇒ぺったんこ〕

もちっと〔もーちっと〕《副詞》 現在の有り様よりも少し程度を進めることを表す言葉。「もちっと・ 前・の・ 方・へ・ 来・てくれ・へん・か。」〔⇒もちょっと〕

もちぬし【持ち主】《名詞》 それを自分のものとしている人。所有者。「この・ 忘れ物・の・ もちぬし・は・ おっ・てや・ない・です・か。」

もちのき黐の木】《名詞》 赤い実をつけ、樹皮からは粘着性のある物質がとれる、常緑で背の高い木。「もちのき・から・ とりもち・が・ でける。」〔⇒もち

もちほり【餅放り】《名詞、動詞する》 祝い事や行事などがあるときに、大勢の人に向けて餅を投げ与えること。「お宮はん・で・ 正月・に・ もちまき・が・ ある。」〔⇒もちまき【餅撒き】

もちまき【餅撒き】《名詞、動詞する》 祝い事や行事などがあるときに、大勢の人に向けて餅を投げ与えること。「棟上げ・で・ もちまきする。」〔⇒もちほり【餅放り】

もちもち【餅々】《副詞と、動詞する》 食べ物に粘り気や弾力がある様子。「もちもちし・た・ 饅頭・で・ おいしい。」〔⇒もっちり〕

もちもん【持ち物】《名詞》 自分の所有としているもの。手に持っているもの。「もちもん・を・ 忘れ・ん・よーに・ する。」

もちゃつく《動詞・カ行五段活用》 粘り気があって、ものにくっついて離れないように感じられる。「餅・が・ 歯ー・に・ ひっつい・て・ もちゃつい・た・ 感じ・が・ する。」

もちょっと〔もーちょっと〕《副詞》 現在の有り様よりも少し程度を進めることを表す言葉。「もちっと・ 人数・が・ 増え・たら・ 有り難い・ねん・けど・なー。」〔⇒もちっと〕

もちろん【勿論】《副詞》 言うまでもなく明らかであるということを表す言葉。当然のことであるということを表す言葉。「私・は・ もちろん・ 行き・ます・よ。」

もつ【持つ、保つ】《動詞・タ行五段活用》 ①手で握ったり手の上に載せたりする。「片手・で・ ハンドル・を・ もつ。」②身に付けて、体から離さない。携行する。「忘れ・ん・よーに・ 定期・を・ もっ・とる・か。」③自分のものとする。所有する。「去年・から・ 携帯電話・を・ もっ・とる。」④自分が引き受ける。負担する。「今日・の・ コーヒー代・は・ わし・が・ もち・ます。」⑤力や性質や気持ちなどが備わる。「粘りけ・を・ もっ・た・ 走り方・を・ し・とる。」「甘み・を・ もっ・た・ 蜜柑」「自信・を・ もつ。」⑥そのままの状態で続く。長く使用に耐える。腐らない。「佃煮・に・ し・とい・たら・ 3月・は・ もつ。」「この・ 懐炉・は・ 朝・まで・ もつ。」「良()ー・ もん・は・ 長いこと・ もつ。」◆①~⑤の意味で使う場合は他動詞であり、⑥は自動詞である。■名詞化=もち【持ち】

もっきょう〔もっきょー〕(木曜)】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「もっきょー・は・ ナイター・が・ あら・へん・ねん。」〔⇒もく【木】、もくよう【木曜】、もくようび【木曜日】、もっきょうび(木曜日)

もっきょうび〔もっきょーび〕(木曜日)】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「もっきょーび・まで・に・ 返事・を・ ほしー・と・ 思う・ん・や。」〔⇒もく【木】、もくよう【木曜】、もっきょう(木曜)、もくようび【木曜日】

もっきん【木琴】《名詞》 長さの違う木の板を音階の順に並べて、先端に玉を付けた2本の棒で叩いて鳴らす楽器。「学芸会・で・ もっきん・を・ 合奏する。」◆鉄の板でできている楽器は「てっきん【鉄琴】」と言う。〔⇒シロホン【ドイツ語=Xylophon

もっこ《名詞》 土などを運ぶときに使う、藁などを網に編んで四隅に綱を付けた入れ物。「砂・を・ もっこ・に・ 入れ・て・ 二人・で・ かい・ていく。」 

もっこう〔もっこー〕【木工】《名詞》 木を使って家具やおもちゃなどを作ること。「技術家庭・の・ 時間・に・ もっこー・で・ 本立て・を・ こしらえ・た・ こと・が・ あっ・た。」

もっさり《副詞と、動詞する》 動作や作品などがあか抜けしていない様子。人柄などが野暮ったく洗練されていない様子。行動などが無粋で気がきかない様子。「もっさりし・た・ 話し方・を・ する・ 人・や。」「もっさりし・た・ 服・を・ 着・とる。」「もっさりし・た・ パン」〔⇒もっちゃり〕

もったいつける【勿体付ける】《動詞・カ行下一段活用》 わざと意味ありげに、重々しい態度をとる。持っているものを、人になかなか渡そうとしない。「もったいつけ・た・ 話し方・を・ し・やがる。」〔⇒もったいぶる【勿体ぶる】

もったいない【勿体ない】《形容詞》 ①使えるものが捨てられたり、使う価値のあるものが疎んじられたりして、惜しい。「ご飯粒・を・ こぼし・て・ もったいない・や・ないか。」「時間・を・ 無駄・に・ し・て・ もったいない・ こと・を・ し・た。」②過分の気遣いや行為に対して、おそれ多い。身に過ぎてありがたい。「そないに・ 褒めら・れ・て・ もったいない・ こと・です。」

もったいぶる《動詞・ラ行五段活用》 わざと意味ありげに、重々しい態度をとる。持っているものを、人になかなか渡そうとしない。「もったいぶっ・た・ 言ー方・を・ せ・んとい・てんか。」「もったいぶら・んと・ ちょっと・ 見せ・てんか。」〔⇒もったいつける【勿体付ける】

もっちゃそび(持ち遊び)】《名詞、動詞する》 ①ものをいじくりまわすこと。「食べ物・を・ もっちゃそび・に・ し・たら・ あき・まへん。」「筆箱・を・ もっちゃそびし・て・ めん・でも・た。」②子どもが遊びに使う道具。慰みものとして、もてあそぶもの。「赤ん坊・の・ もっちゃそび・を・ 買()ー・てくる。」⇒おもちゃ【玩具】

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2017年11月 8日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (557)    (通算2555回)

日常生活語 「も」③

 

もくろく【目録】《名詞》 所蔵物や贈り物などの名前を整理して書き並べたもの。「寄付・の・ もくろく・を・ 渡す。」「結納・の・ もくろく」

もけい〔もけー〕【模型】《名詞》 実物の形や仕組みを真似て作ったもの。「趣味・は・ もけー・の・ 飛行機・を・ こしらえ・て・ 飛ばす・ こと・や。」◆実物よりも小さいことが多い。〔⇒ひながた【雛形】

もこもこ《副詞、形容動詞や()》 ①水や泥などが、後から後から湧き上がってくる様子。「池・の・ 底・から・ 水・が・ もこもこ・ 湧い・とる。」②毛織物や編み物などが毛羽立っている様子。「毛糸・の・ 手袋・が・ もこもこに・ なっ・た。」

もごもご《副詞と、動詞する》 ①口を十分に開けないで、ものをかむ様子。食べ物をほおばって、かむ様子。「するめ・を・ もごもご・ かん・どる。」②ものを言いかけて、口だけ動かす様子。「口・を・ もごもご・ 動かし・とる・けど・ 声・が・ 出・とら・へん。」③発音が明瞭でない様子。「もごもご・ 言わ・んと・ もっと・ はっきり・ 聞こえる・よーに・ 言え。」〔⇒もぐもぐ、むぐむぐ〕

もし【若し】《副詞》 ①今より後のことについて、仮にそのようになったらという意味を表す言葉。「もし・ 明日・ 雨・やっ・たら・ 運動会・は・ 延期し・ます。」②既に事実となっていることについて、仮にそうでなくて別のことであったらという意味を表す言葉。「もし・ 江戸時代・に・ 生まれ・たら・ 何・を・ し・とる・やろ・なー。」〔⇒もしも【若しも】、もしかして【若しかして】⇒ひょっとして〕

もしかしたら【若しかしたら】《副詞》 何かの事情が生じた場合は。都合や場合によっては。「もしかしたら・ 明日・は・ 来・られ・へん・かも・ わから・へん。」〔⇒どうかしたら、どうかすると、どうやすると、どうやしたら、どないかしたら、どないかすると、どないやしたら、どないやすると、ひょっとしたら、ひょっとすると、もしかすると【若しかすると】

もしかして【若しかして】《副詞》 ①今より後のことについて、仮にそのようになったらという意味を表す言葉。「もしかして・ 行け・なん・だら・ ごめん・な。」②既に事実となっていることについて、仮にそうでなくて別のことであったらという意味を表す言葉。「もしかして・ あの・ 事故・さえ・ なかっ・たら・と・ 思う・と・ 悔しー・ねん。」〔⇒もし【若し】、もしも【若しも】⇒ひょっとして〕

もしかすると【若しかすると】《副詞》 何かの事情が生じた場合は。都合や場合によっては。「この・ 台風・は・ もしかすると・ 上陸する・かも・ しれ・ん。」〔⇒どうかしたら、どうかすると、どうやすると、どうやしたら、どないかしたら、どないかすると、どないやしたら、どないやすると、ひょっとしたら、ひょっとすると、もしかしたら【若しかしたら】

もしも【若しも】《副詞》 ①今より後のことについて、仮にそのようになったらという意味を表す言葉。「もしも・ あんた・が・ 遅れ・たら・ 待た・んと・ 行き・まっ・せ。」②既に事実となっていることについて、仮にそうでなくて別のことであったらという意味を表す言葉。「もしも・ 歌・が・ うまかっ・たら・ 芸人・に・ なり・たかっ・た・ん・や。」〔⇒もし【若し】、もしかして【若しかして】⇒ひょっとして〕

もしもし《感動詞》 近くにいる人や、電話の相手などに呼びかける言葉。「もしもし・ 手ー・から・ ハンカチ・が・ 落ち・まし・た・よ。」「もしもし・ 聞こえ・てまっ・しゃろ・か。」

もじもじ《副詞と、動詞する》 遠慮したり、恥ずかしがったりして、すぐに行動できないで、ためらっている様子。「初めて・の・ 人・と・ 会()ー・たら・ もじもじし・て・ 何・も・ 言わ・れ・へん。」

もじゃもじゃ《副詞と、名詞》 手入れをしていなくて、密生している毛や髭などが乱雑な感じである様子。「もじゃもじゃ・の・ 頭・の・ 毛ー・を・ ちょっと・は・ 手入れし・なはれ・よ。」

もず【百舌】《名詞》 気性が荒く、昆虫やとかげなどを食べる、雀より少し大きい鳥。「秋・に・ なっ・たら・ もず・が・ よー・ 飛ん・でくる。」

もぞうし〔もぞーし〕【模造紙】《名詞》 図表などを書くときに使う、表面が滑らかで大きな上質紙。「もぞーし・で・ 年表・を・ 作っ・た。」

もそもそ《副詞と》 聞き取れないような小声でつぶやくように話す様子。無愛想に、感情を込めないで話す様子。「もそもそ・ 言()ー・て・ 何・の・こと・やら・ わから・なんだ。」〔⇒ぼそぼそ〕

もぞもぞ《副詞と》 ①小さな虫などが鈍く見えるような動作で動き回る様子。「新聞・の・ 上・を・ 何・やら・ もぞもぞ・ 動い・とる。」②動作や態度がはっきりしないで、鈍い様子。体を小さく動かす様子。「もぞもぞせ・んと・ じっと・ し・とり・なはれ。」

もたす【持たす】《動詞・サ行五段活用》 ①持つようにさせる。「人・に・ 荷物・を・ もたさ・んと・ 自分・で・ 持ち・なはれ。」②持って行かせる。「親戚・の・ 家・に・ おみやげ・を・ もたし・た・ん・や。」③費用を払わせる。「今日・の・ 払い・は・ あいつ・に・ もたそ・-・か。」④変わらないようにする。保たせる。「冷蔵庫・に・ 入れ・て・ 1週間・ もたす。」■自動詞は「もつ【持つ】」

もたつく《動詞・カ行五段活用》 ものごとが円滑に進まないで滞る。動作や行動がはっきりしなくて滑らかに進まない。「司会・が・ もたつい・て・ 時間・が・ かかっ・ても・た。」「もたつい・て・ 下手な・ しゃべり方・を・ し・た。」

もたもた《副詞、動詞する、名詞》 しっかりした考えや態度が現れず、ものごとが円滑に進まない様子。前進しないで滞っている様子。「もたもた・が・ あっ・て・ なかなか・ 始まら・へん。」「もたもたせ・んと・ 上手に・ 説明し・てほしー・なー。」

もたらかす【凭らかす】《動詞・サ行五段活用》 体やものを、しっかりしたものに寄せかけて、安定した状態にする。「梯子・を・ 塀・に・ もたらかす。」■自動詞は「もたれる【凭れる】」。〔⇒もたらす【凭らす】

もたらす【凭らす】《動詞・サ行五段活用》 体やものを、しっかりしたものに寄せかけて、安定した状態にする。「自転車・を・ 壁・に・ もたらす。」■自動詞は「もたれる【凭れる】」。〔⇒もたらかす【凭らかす】

もたれる【凭れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①体などを、しっかりしたものに寄せかけて、楽な状態や安定した状態にする。「椅子・に・ もたれ・て・ 居眠り・を・ する。」「人・に・ もたれ・んと・ 自分・で・ 考え・んかい。」②食べ物がきちんと消化されないまま胃に溜まっていて、気持ち悪く感じる。「食い過ぎ・て・ 胃ー・に・ もたれる。」■他動詞は、①の場合「もたらす【凭らす】」「もたらかす【凭らかす】」

もち【餅】《名詞》 ①餅米を蒸して搗いた食べ物。「九ー・の・ 日・の・ もち・は・ 搗か・ん・もん・や。」②粘り気が強くて、ついて餅にしたり、赤飯や菓子の原料として使ったりする米。「田圃・に・ もち・も・ 作っ。とる。」⇒もちごめ【餅米】

もち】《名詞》 赤い実をつけ、樹皮からは粘着性のある物質がとれる、常緑で背の高い木。「もち・の・ 実ー・が・ きれーや。」〔⇒もちのき黐の木

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2017年11月 7日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (556)    (通算2554回)

日常生活語 「も」②

 

もうろうと〔もーろーと〕【朦朧と】《副詞、動詞する》 ①意識がぼんやりして、はっきりしない様子。「お祖父さん・は・ だいぶ・ もーろーとし・てき・とる・ねん。」②霞んで、ものの形がはっきりしない様子。「もーろーと・ 霧・が・ かかっ・とる。」

もうろく〔もーろく〕【耄碌】《名詞、動詞する》 年をとって、頭や体の働きが衰えること。「もーろくし・たら・ 長生き・は・ しとー・ない。」

もえさし【燃えさし】《名詞》 木ぎれなどで、燃え切らないで残っているもの。「もえさし・に・ ちゃんと・ 水・を・ かけ・とい・て・な。」

もえる【燃える】《動詞・ア行下一段活用》 ①火がついて、炎が出る。灰になるまで炎を出し続ける。「たいまつ・が・ もえ・とる。」②火災が発生する。「近所・が・ もえ・て・ えらい・ こと・やっ・た。」■他動詞は「もやす【燃やす】」⇒やける【焼ける】

モーター〔もーたー〕【英語=motor】《名詞》 電力によって回転し、ものを動かす力を起こす機械。「もーたー・が・ 焼け・て・ 電車・が・ 止まっ・た。」

もおる〔もーる〕(戻る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①元の場所に帰る。元の場所に向かって逆に進む。「転居先・が・ わから・ん・ ゆー・て・ 葉書・が・ もーっ・てき・た。」「ランナー・が・ 本塁・へ・ もおっ・てくる。」②自宅に帰る。「おーい・ 今・ もーっ・た・ぞ。」③元の状態に返る。「ハンドル・が・ 元・に・ もーっ・ても・た。」■名詞化=もおり(戻り)〔⇒もどる【戻る】、かえる【返る】

もがく【藻掻く】《動詞・カ行五段活用》 ①自由になろうとして、苦しんで手足を動かす。ばたばた暴れる。「溺れそーに・ なっ・て・ もがい・た。」②焦っていらいらする。苦しみから逃れるために、いろんなことをする。「年とっ・て・から・ もがか・ん・よーに・ し・たい・なー。」■名詞化=もがき【藻掻き】〔⇒あがく【足掻く】

もく【木】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「来週・は・ 火ー・もく・土ー・が・ 休み・に・ なっ・とる。」〔⇒もくよう【木曜】、もっきょう(木曜)、もくようび【木曜日】、もっきょうび(木曜日)

もくぎょ〔もくぎょー〕【木魚】《名詞》 うろこの形が彫りつけられた魚が口を開けた形をして中が空洞になっており、お経をよむときに叩く、木で作られた仏具。「嫁はん・の・ 里・は・ 曹洞宗・で・ もくぎょー・を・ たたい・て・ お参りする・ねん。」

もぐさ艾】《名詞》 お灸に用いるもので、よもぎの葉を干して作り、葉の裏の白毛を集めて綿のようにしたもの。「背中・に・ もぐさ・を・ 置い・て・ 火・を・ つける。」

もくじ【目次】《名詞》 本などで、内容の見出しを順序立てて並べたもの。「もくじ・を・ 見・て・ 書い・てある・ ところ・を・ 探す。」

もくせい〔もくせー〕【木製】《名詞》 木を材料にして道具などを作ること。また、木で作られたもの。「椅子・は・ もくせー・の・ 方・が・ 気持ち・が・ 良()ー。」

もくぞう〔もくぞー〕【木造】《名詞》 木を主な材料にして建物や構造物などを作ること。また、木を主な材料にして作られたもの。「小学校・の・ とき・の・ もくぞー・の・ 校舎・が・ 懐かしい。」「昔・は・ 電車・の・ 床・が・ もくぞー・のん・が・ 走っ・とっ・た・なー。」

もくたん【木炭】《名詞》 木を蒸し焼きにして作った燃料。「戦争中・の・ もくたん・を・ 焚い・て・ 走る・ バス・は・ 坂・を・ よー・ 上ら・へん・さかい・ 降り・て・ 後ろ・から・ 押し・たり・ し・た・ こと・が・ ある。」

もくてき【目的】《名詞》 何かをするときに、実現しようとして目指すところ。「寄付・の・ もくてき・が・ よー・ わから・へん・さかい・ 協力し・たい・と・ 思(おも)・ても・ でき・まへ・ん・ねん。」

もくとう〔もくとー〕【黙祷】《名詞、動詞する》 亡くなった人の安らかな成仏を願って、無言のまま心の中で祈ること。「出棺・の・ 時・に・ みんな・で・ もくとーする。」「震災・の・ 起き・た・ 時間・に・ 合わし・て・ もくとーし・た。」

もくねじ【木螺子】《名詞》 頭の部分に溝があって、螺旋が切ってある釘。「ちょうつがい・を・ もくねじ・で・ 留める。」〔⇒ねじくぎ【螺子釘】

もくねじまわし〔もくねじまーし〕【木螺子回し】《名詞》 ねじ釘の頭の溝に当てて、回して締めたり緩めたりする道具。「もくねじまーし・で・ ねじ・を・ 締める。」〔⇒ドライバー【英語=driver、ねじまわし【螺子回し】

もくひょう〔もくひょー〕【目標】《名詞》 何かを成し遂げたり行き着いたりしようとして、目印とするもの。「ポートタワー・を・ もくひょー・に・ し・て・ 歩く。」

もくめ【木目】《名詞》 木の切り口に現れている、年輪などが作り出す線や模様。「綺麗な・ もくめ・の・ 机」

もくもく《副詞と》 煙や雲などが、重なり合うように、後から後から出てくる様子。「汽車・が・ もくもくと・ 煙・を・ 吐い・て・ 走る。」「煙突・から・ 黒い・ 煙・が・ もくもくと・ 出・とる。」〔⇒むくむく〕

もくもく【黙々】《副詞と》 黙ってものごとに集中する様子。周りのことを気にかけないで、ものごとを行う様子。「もくもくと・ ご飯・を・ 食べる。」「何にも・ しゃべら・んと・ もくもくと・ 仕事・を・ する。」

もぐもぐ《副詞と、動詞する》 ①口を十分に開けないで、ものをかむ様子。食べ物をほおばって、かむ様子。「歯・が・ 痛(いと)ー・て・ もぐもぐ・ 噛む・しか・ しょーがなかっ・てん。」②ものを言いかけて、口だけ動かす様子。「もぐもぐ 言()ー・とっ・た・さかい・ 何・か・ よー・ わから・なんだ。」③発音が明瞭でない様子。「もぐもぐし・た・ 発音・や・さかい・ 言()ー・とる・ こと・が・ よー・ わから・へん。」〔⇒むぐむぐ、もごもご〕

もくよう〔もくよー〕【木曜】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「お医者はん・は・ もくよー・の・ 昼から・は・ 休み・や。」〔⇒もく【木】、もっきょう(木曜)、もくようび【木曜日】、もっきょうび(木曜日)

もくようび〔もくよーび〕【木曜日】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「もくよーび・は・ 7時間目・が・ ある・ねん。」〔⇒もく【木】、もくよう【木曜】、もっきょう(木曜)、もっきょうび(木曜日)

もぐら【土竜】《名詞》 口がとがってシャベルのような手をして、土の中に穴を掘ってすむ、鼠に似た動物。「もぐら・は・ まだ・ 見・た・ こと・が・ あら・へん。」

もぐり【潜り】《名詞、形容動詞》 ①正式・公式ではなく、密かに物事を行うこと。また、そのようにする人。「もぐり・の・ タクシー」②体を頭ごと水の中に沈めること。「もぐり・で・ 貝・を・ 集める。」

もぐる【潜る】《動詞・ラ行五段活用》 ①体を頭ごと水の中に沈める。水の底に向かっていく。「海・に・ もぐっ・て・ 魚・を・ 突く。」②ものの下や中に入り込む。「だんのした〔=床下〕・に・ もぐる。」「布団・に・ もぐっ・て・ まだ・ 寝・とる。」■名詞化=もぐり【潜り】

もくれん【木蓮】《名詞》 春に、葉が出る前に白や紫色などの大きな花を咲かせる、庭に植えることが多い落葉樹。「風・が・ 吹い・たら・ もくれん・の・ 花・が・ よー・ 散っ・て・ 困る。」

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2017年11月 6日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (555)    (通算2553回)

日常生活語 「も」①

 

も〔もー〕【藻】《名詞》 水草や海藻などの、水の中に生える植物。「金魚鉢・に・ もー・を・ 入れ・てやる。」

《副助詞》 ①同じようなものを並べて言ったり、同様のものが他にもあることをにおわせたりするときに使う言葉。「将棋・も・ 碁ー・も・ 好きや。」「どいつ・も・ こいつ・も・ あて・に・ なら・へん。」②他と同じだという気持ちを表すときに使う。「私・も・ いっしょに・ 行き・たい。」③極端な場合を取り上げて、それすら例外でないということを表す言葉。「専門家・の・ 人・も・ わかっ・てくれ・へん・ねん。」「こんな・ こと・も・ 知ら・へん。」④予想される程度を超えていたり、限界に達していたりすることを表す言葉。「1時間・も・ 待っ・とっ・た・ん・や。」「5000円・も・ くれ・た。」

もう〔もー〕《名詞、動詞する》 ①肉や乳を食用とするために飼われ、かつては運搬・耕作などのために使われていた、頭に2本の角があり皮膚は白・黒・褐色の短い毛でおおわれている動物。「もー・が・ 歩い・とる。」②両の手足を地につけて這う形になること。「お尻・ 拭い・たる・さかい・ もー・を・ し・なはれ。」◆幼児語。〔⇒もうもう。⇒うし【牛】⇒よつんばい【四つん這い】

もう〔もー、も〕《副詞》 ①既にその状態や時期になっていることを表す言葉。「もー・ 今頃・は・ 大阪・に・ 着い・とる・やろ。」②今にもそのようになるということを表す言葉。時を隔てることなく、まもなく。「もー・ 来る・ 頃・や。」③現在の状況に何かを加えることを表す言葉。「もー・ ちょっと・ 待っ・てみよ・か。」「も・ 一つ・ 欲しい。」④まったく。「もー・ あか・ん。」⇒もうつい〕

もうかる〔もーかる〕【儲かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①金銭上の利益になる。「バザー・を・ し・たら・ だいぶ・ もーかる・かも・しれ・ん。」②有用なものがあとに残る。「子ども・の・ 時・に・ 野球・を・ やっ・とっ・た・さかい・ 病気・に・ かかりにくー・て・ もーかっ・た。」■他動詞は「もうける【儲ける】」

もうけ〔もーけ〕【儲け】《名詞》 金銭上の利益。また、それを得ること。「もーけ・が・ 無()ー・て・ とんとんや〔=差し引きゼロだ〕。」〔⇒みいり【実入り】

もうける〔もーける〕【儲ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①金銭上の利益を得る。「店・を・ 出し・て・から・ だいぶ・ もーけ・た。」②有用なものをあとに残す。「試験・の・ やま・が・ 当たっ・て・ もーけ・た。」■自動詞は「もうかる【儲かる】」■名詞化=もうけ【儲け】

もうしあげる〔もーしあげる〕【申し上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 「いう【言う】」を特別に強くへりくだった言い方にした表現。「お詫び・を・ もーしあげ・た・けど・ なかなか・ こらえ・てくれ・なんだ。」

もうしあわす〔もーしあわす〕【申し合わす】《動詞・サ行五段活用》 言葉を交わして約束する。相談をして取り決める。「寄付・を・ お断りする・ こと・を・ 村中・で・ もーしあわす。」■名詞化=もうしあわせ【申し合わせ】

もうしこみ〔もーしこみ〕【申し込み】《名詞》 ①相手が受け入れてくれることを期待して、願望や意思を相手に伝えること。「結婚・の・ もーしこみ・を・ する。」②参加や応募をするための手続きをすること。「旅行・に・ 参加する・ もーしこみ・を・ し・た。」

もうしこむ〔もーしこむ〕【申し込む】《動詞・マ行五段活用》 ①相手が受け入れてくれることを期待して、願望や意思を相手に伝える。「結婚・を・ もーしこん・だら・ 断ら・れ・た。」②参加や応募をするための手続きをする。「健康診断・に・ もーしこん・だ。」■名詞化=もうしこみ【申し込み】

もうしでる〔もーしでる〕【申し出る】《動詞・ダ行下一段活用》 願望や意思などを自分から進んで、言って出る。「今年・は・ 委員・を・ 止め・さし・てほしい・と・ もーしで・た。」■名詞化=もうしで【申し出】

もうしとつ〔もーしとつ、もしとつ〕(もう一つ)】《形容動詞や()》 何か足りないところがある様子。欠けていて、不満が残る様子。「今年・の・ 米・は・ もしとつや。」〔⇒もうひとつ【もう一つ】、もっとつ〕

もうしわけない〔もーしわけない〕【申し訳ない】《形容詞》 相手にたいへんすまない思いを持って、詫びる気持ちを表す言葉。言い訳のしようがない。弁解の余地がない。「ガラス・を・ めん〔=壊し〕・で・ もーしわけない・ こと・を・ し・まし・た。」

もうす〔もーす〕【申す】《動詞・サ行五段活用》 「言う〔ゆー〕」をへりくだった言い方や丁寧な言い方にした表現。「主人・が・ そない・ もーし・てます・ねん。」

もうす〔もーす〕【申す】《補助動詞・サ行五段活用》 上位の者に対してへりくだった気持ちを表す言葉。「お頼(たの)・もーし・ます。」

もうする〔もーする〕《動詞・サ行変格活用》 牛のような格好をして、四つん這いになる。「お尻・ 拭い・たげる・さかい・ もーし・なさい。」◆幼児語。

もうそう〔もーそー〕【孟宗】《名詞》 背が高くて幹が太くて、節と節の間隔が比較的に短い竹。「もーそー・の・ 筍」

もうちょう〔もーちょー〕【盲腸】《名詞》 ①大腸と小腸の境目にあって、袋のようになっている部分。②盲腸が炎症を起こして痛むこと。虫垂炎。「もーちょー・に・ なっ・て・ 入院し・た。」

もうつい〔もーつい、もつい〕《副詞》 今にもそのようになるということを表す言葉。時を隔てることなく、まもなく。「もーつい・ 梅雨・に・ なり・ます・やろ。」「バス・は・ もつい・ 来る・と・ 思う。」◆「もう」を強めた言い方である。〔⇒もう〕

もうとう〔もーとー〕【もう疾う】《形容動詞や()》 ずっと以前である様子。かなり早くである様子。「宿題・は・ もーとーに・ 済まし・た。」◆「とう【疾う】」を強めた言い方である。〔とう【疾う】

もうひとつ〔もーひとつ、もひとつ〕【もう一つ】《形容動詞や()》 何か足りないところがある様子。欠けていて、不満が残る様子。「真剣さ・が・ もーひとつ・ 足ら・へん。」「この・ 絵ー・の・ でき・は・ もーひとつや。」〔⇒もうしとつ(もう一つ)、もっとつ〕

もうふ〔もーふ〕【毛布】《名詞》 寝具などに用いる、厚手の毛織物。「寝冷えせ・ん・よーに・ もーふ・を・ 掛け・とき。」

もうもう〔もーもー〕《名詞、②動詞する》 ①肉や乳を食用とするために飼われ、かつては運搬・耕作などのために使われていた、頭に2本の角があり皮膚は白・黒・褐色の短い毛でおおわれている動物。「もーもー・が・ 田圃・を・ 鋤い・とる。」②両の手足を地につけて這う形になること。また、その姿勢で前進すること。「お尻・を・ 拭い・たげる・さかい・ もーもーし・なさい。」「もーもー・を・ し・て・ こっち・まで・ おいで。」◆幼児語。〔⇒もう。⇒うし【牛】⇒よつんばい【四つん這い】

もうもう〔もーもー〕《副詞と》 牛が鳴く様子。また、その声。「飼い葉・を・ やっ・たら・ もーもーと・ 喜ん・だ。」

もうもうと〔もーもーと〕【濛々と】《副詞、動詞する》 霧・小雨・煙・ほこりなどが立ちこめて、あたりが薄暗くぼんやりしている様子。「湯気・が・ もーもーと・ 立っ・とる。」「昔・の・ 県道・は・ バス・が・ 走っ・た・ あと・は・ もーもーと・ ほこり・が・ 立っ・た。」

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2017年11月 5日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (554)    (通算2552回)

日常生活語 「め」⑥

 

()かける〔めー()かける〕【目()掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 成長や発展を期待して、気持ちを込めて面倒を見る。心を寄せていたわる。心に留めて応援する。「ちょっと・ 走り・が・ 速かっ・た・さかい・ めーかけ・て・ 教え・てもろ・た。」「習字・が・ 上手やっ・た・ので・ 先生・に・ めーかけ・てもろ・とっ・た。」

()さます〔めー()さます〕【目()覚ます】《動詞・サ行五段活用》 目を閉じて、心や体が活動をやめている状態から、現実にもどる。「今朝・は・ 6時・に・ めーをさまし・た。」〔⇒おきる【起きる】

()すえる〔めー()すえる〕【目()据える】《動詞・ア行下一段活用》 一か所をじっと見つめる。視線をそらさないで見る。「めーをすえ・て・ 睨ん・どる。」

()そらす〔めー()そらす〕【目()反らす】《動詞・サ行五段活用》 真っ直ぐ見ないで、他の方を見る。「恥ずかしそーに・ めーをそらし・た。」

()つける〔めー()つける〕【目()付ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①警戒しようとして、特に注意する。「めーをつけら・れ・て・ いっつも・ 怒ら・れ・とっ・た。」②立派なものとして注目する。「めーつけ・とっ・た・ 相撲取り・が・ 優勝し・た。」

()とおす〔めー()とーす〕【目()通す】《動詞・サ行五段活用》 一通り見る。「朝・は・ 新聞・に・ めーをとーす・の・が・ 日課・や。」

()はなす〔めー()はなす〕【目()離す】《動詞・サ行五段活用》 見ているのをやめる。少しの間、見ないでおく。「ちょっと・ めーをはなし・とる・うち・に・ 猫・に・ 魚・を・ 盗ら・れ・た。」

()ひからす〔めー()ひからす〕【目()光らす】《動詞・サ行五段活用》 警戒する気持ちを持って、注意をして見張る。「巡査・が・ めーをひからし・て・ 警戒し・とる。」

()ひく〔めー()ひく〕【目()引く】《動詞・カ行五段活用》 人目につく。注目を集める。「めーひく・よーな・ 派手な・ 服」

()まかす〔めー()まかす〕【目()まかす】《動詞・サ行五段活用》 ①周囲が動いたり回転したりしているような感覚に襲われる。「ぐるぐる・ 回っ・て・ めーをまかし・た。」②一時的に意識を失う。気絶する。「2階・から・ かちゃだけ・て・ めーをまかし・た。」③たいそうびっくりする。「野菜・の・ 高い・の・に・ めーまかし・た・けど・ 買わ・な・ しょーがない。」①②⇒め()まわす【目()回す】

()まわす〔めー()まーす〕【目()回す】《動詞・サ行五段活用》 ①周囲が動いたり回転したりしているような感覚に襲われる。「高い・ 所(とこ)・から・ 下・を・ 見・て・ めーまーし・た。」②一時的に意識を失う。気絶する。「暑い・の・で・ めーまーし・て・ 倒れ・ても・た。」「めーまーし・た・さかい・ 救急車・を・ 呼ん・だ。」③忙しくて、あわてて惑う。「月末・は・ 忙しー・て・ めーまーし・てます・ねん。」「今日・は・ 仕事・が・ 多すぎ・て・ めーまわし・た。」①②⇒め()まかす【目()まかす】

()むく〔めー()むく〕【目()剥く】《動詞・カ行五段活用》 ①大きな目を見開く。「めーむい・て・ 怒り・よっ・た。」②高い金額に驚く。「めーむい・ても・て・ よー・ 買わ・なんだ。」

めん【面】《名詞》 何かの顔をかたどって作り、顔に付けるかぶりもの。「猿・の・ めん・を・ かぶっ・て・ 劇・に・ 出る。」

めん【綿】《名詞》 わたの実からとれる繊維でできた布や、それを加工してできた織物。「めん・の・ 靴下・の・ 方・が・ 丈夫や。」「めん・で・ でけ・た・ シャツ」

めん()】《名詞》 動物で、妊娠や産卵をする能力のある方。「めん・の・ 蝉・は・ 鳴か・へん・の・やろ。」「めん松」■対語=「おん【()】」〔⇒めす【雌】、めんた(雌た)

めんかい【面会】《名詞、動詞する》 わざわざ出かけていって人に会うこと。わざわざやって来た人に会うこと。「病院・へ・ 見舞い・に・ 行っ・た・ん・や・けど・ めんかい・でき・なんだ。」「仕事中・の・ めんかい・は・ あか・ん・ねん・て。」

めんきょ【免許】《名詞》 公的な制度として、特定の内容について許しを与えること。「運転めんきょ・を・ 取り・に・ 行く。」「先生・に・ なる・ めんきょ・を・ もらう。」

めんじょう〔めんじょー〕【免状】《名詞》 ①公的な制度として、許しを与えたことの証明書。「あの・ 人・は・ お茶・の・ めんじょー・を・ 持っ・とっ・て・や。」②学校で決められた課程を終えたことを証明する書き物。「高等学校・の・ めんじょー・を・ 貰(もろ)・た。」⇒そつぎょうしょうしょ【卒業証書】

めんせつ【面接】《名詞、動詞する》 ①人と人とがじかに会うこと。「保護者会・の・ めんせつ・が・ ある・ねん。」②入学試験や入社試験の一環として、受験者の人柄や能力などを確かめるために、その人に直接会って話をしたり質問したりなどをすること。「履歴書・を・ 持っ・て・ 会社・の・ めんせつ・を・ 受け・に・ 行っ・てき・てん。」

めんた(雌た)】《名詞》 動物で、妊娠や産卵をする能力のある方。「めんた・の・ 猫・が・ やかましーに・ 鳴い・とる。」◆やや蔑視したような感じの言い方である。人の女性を罵倒するような言い方にも使う。■対語=「おんた【(雄た)】」〔⇒めす【雌】、めん()

めんたま【目ん玉】《名詞》 目の中の玉。眼球。「魚・の・ めんたま・を・ 食べる。」〔⇒めだま【目玉】、めのたま【目の玉】、めっくりだま【目っくり玉】

めんたまがとびでる【目ん玉が飛び出る】《動詞・ダ行下一段活用》 値段が高くて驚く。それによって、買うことをやめる。「買いたかっ・た・れど・ 値段・を・ 聞い・て・ めんたまがとびで・て・ 手ー・が・ 出・なんだ。」〔⇒めだまがとびでる【目玉が飛び出る】、めっくりだまがとびでる【目っくり玉が飛び出る】

めんちょう〔めんちょー〕【面ちょう】《名詞》 顔にできる悪性の腫れ物。「めんちょー・が・ でけ・て・ 顔・が・ いがん・どる。」

めんどい《形容詞》 ①容貌や容姿が醜い。「めんどい・ 顔・を・ し・た・ 犬・や・なー。」②体裁がよくない。見苦しくて恥ずかしい。「なんべん・も・ 訂正する・の・は・ めんどい・ こと・や。」

めんどくさい【面倒臭い】《形容詞》 手数がかかって厄介だ。するのが億劫である。「めんどくさい・けど・ もーいっぺん・ 計算しなおし・て・くれ・へん・か。」〔⇒じゃまくさい【邪魔臭い】

めんどくさがり【面倒臭がり】《名詞》 手数がかかることを厄介だと思う人。するのが億劫であると考える人。「めんどくさがり・や・さかい・ ややこしい・ 仕事・は・ 人・に・ 押しつけ・てくる。」〔⇒じゃまくさがり【邪魔くさがり】

めんどくさがる【面倒臭がる】《動詞・ラ行五段活用》 手数がかかることを厄介だと思う。するのが億劫であると考える。「返事・を・ 書く・の・を・ めんどくさがっ・とる。」■名詞化=めんどくさがり【面倒臭がり】〔⇒じゃまくさがる【邪魔臭がる】

めんどり【雌鶏】《名詞》 雌のにわとり。「めんどり・が・ 卵・を・ 生む。」■対語=「おんどり【雄鶏】」

めんまつ【雌松】《名詞》 海岸近くに多く生える、樹皮が赤褐色の松。赤松。「背・の・ 低い・ めんまつ・が・ 生え・とる・ 林」■対語=「おんまつ【雄松】」

めんめ(銘々)】《名詞》 ①メンバーなどのひとりひとり。「道・を・ 歩く・ とき・は・ めんめ・で・ 気ー・ つけよ。」②その人自身。「そんな・ こと・を・ し・たら・ めんめ・が・ 困る・ こと・に・ なる・ん・や・で。」⇒めいめい【銘々】、それぞれ。⇒めめ、じぶん【自分】

めんらしい〔めんらしー〕(珍しい)】《形容詞》 ①数量的に、めったにない。稀なものである。「あんた・が・ 出席し・てくれる・や・なんて・ めんらしー・ こと・や・なー。」②普通のものとは違っている。変わっている。「めんらしー・ 形・の・ 貝殻・を・ 拾(ひろ)・た。」〔⇒めずらしい【珍しい】

めんらしがる(珍しがる)】《動詞・ラ行五段活用》 めったにないと思う。普通とは違っていると思う。「黄色い・ 朝顔・が・ 咲い・て・ みんな・で・ めんらしがっ・とっ・てん。」■名詞化=めんらしがり(珍しがり)〔⇒めずらしがる【珍しがる】

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2017年11月 4日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (553)    (通算2551回)

日常生活語 「め」⑤

 

めど【目処】《名詞》 将来についての可能性や見通しなど。また、目指すところ。「いつ・ 出来上がる・か・ その・ めど・は・ ついとら・へん。」〔⇒みこみ【見込み】

めにかかる〔めーにかかる〕【目に掛かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①これまでになかったものが目に入る。「八百屋・で・ 柿・が・ めにかかる・ 時期・に・ なっ・た。」「眼鏡・が・ めにかから・ん・ので・ 探し・とる・ねん。」②探し物が見つかる。「探し・とる・ねん・けど・ まだ・ めにかから・へん・ねん。」③自然と目で感じ取ることができる。「めにかから・ん・よーな・ 速さ・で・ 走る。」③人に会う。直接、対面する。「あの・ 人・に・ めにかかっ・て・ 頼み・たい・ こと・が・ ある・ねん。」◆③は、「あう【会う】」よりも敬意を込めた言い方である。⇒みえる【見える】、めえる(見える)、めにはいる【目に入る】

めにしむ〔めーにしむ〕【目に染む】《動詞・マ行五段活用》 ①目を痛く刺激する。「煙・が・ めにしゅん・だ。」②印象的に見える。鮮やかに目に入る。「めーにしゅむ・よーな・ 緑・の・ 木ー」〔⇒めにしゅむ(目に染む)

めにしゅむ〔めーにしゅむ〕(目に染む)】《動詞・マ行五段活用》 ①目を痛く刺激する。「目薬・が・ めにしゅむ。」②印象的に見える。鮮やかに目に入る。「子ども・の・ 頃・に・ 見・た・ 花火大会・が・ めーにしゅん・で・ 忘れ・られ・へん。」〔⇒めにしむ【目に染む】

めにつく〔めーにつく〕【目に付く】《動詞・カ行五段活用》 良いことや良くないことが、目立って見える。「ガラス・の・ 汚れ・が・ めについ・た。」

めにはいる〔めーにはいる〕【目に入る】《動詞・ラ行五段活用》 自然と目で感じ取ることができる。「あんな・ 大きな・ 箱・が・ めーにはいら・なんだ・か。」〔⇒みえる【見える】、めえる(見える)、めにかかる【目に掛かる】

めにみえて〔めーにみえて〕【目に見えて】《副詞》 他のものに比べて目立って。変化がはっきりとわかるほどに。「ゴーヤ・の・ 実ー・が・ めーにみえ・て・ 大き・なっ・てき・た。」

めのいろ()かえる〔めーのいろ()かえる〕【目の色()変える】《動詞・ア行下一段活用》 心の中の様子の変化によって、目つきや態度を変える。「やっと・ めのいろかえ・て・ 勉強する・よーに・ なっ・た。」

めのかたき〔めーのかたき〕【目の敵】《名詞》 何かにつけて憎く思うこと。また、そのように思う人。「あいつ・は・ わし・を・ めのかたきに・ し・やがっ・とる・ん・や。」

めのたま【目の玉】《名詞》 目の中の玉。眼球。「めのたま・に・ 傷・が・ つく。」〔⇒めだま【目玉】、めんたま【目ん玉】、めっくりだま【目っくり玉】

めのつけどころ〔めーのつけどころ〕【目の付け所】《名詞》 気をつけて見るところ。着眼点。「あんた・は・ めーのつけどころ・が・ 違(ちご)・とる・さかい・ 間違い・が・ 多い・ん・や。」

めのどく〔めーのどく〕【目の毒】《形容動詞や()》 見ると欲しくなってしまうので、見ない方がよいという様子。「百貨店・へ・ 連れ・ていっ・たら・ めーのどく・に・ なる。」

めのまえ〔めーのまえ〕【目の前】《名詞》 ①見ている人や、見ている方向の極めて近いところ。「会場・に・ 並ん・どっ・た・ めのまえ・で・ 人・が・ 倒れ・た。」②すぐ近い将来。「祭り・が・ めーのまえ・に・ 近づい・た。」⇒まんまえ【真ん前】

めばちこ《名詞》 瞼のあたりに腫れ物ができる病気。ものもらい。「めばちこ・が・ でけ・て・ かっこ悪い・ねん。」

めばり【目張り】《名詞、動詞する》 窓、戸、障子などに紙などを貼って、隙間をふさぐこと。また、それに用いるもの。「風・が・ 入ら・ん・よーに・ 障子・に・ めばりする。」

めばる【目張】《名詞》 体長20センチぐらいで黒い横縞があり、目や口が大きい近海魚。「めばる・を・ 醤油・で・ 炊く。」

めまい【目眩】《名詞、動詞する》 周囲が動いたり回転したりしているような感覚に襲われること。目がくらむこと。「高い・ とこ・から・ 下・を・ 見・たら・ めまい・が・ する。」「道・で・ めまいし・て・ ひょろける。」

めめ【目々】《名詞》 ものを見る働きをする器官。「めめ・を・ ちゃーんと・ 開け・て・ 見・なはれ。」◆幼児語。〔⇒め【目】

めめ《名詞》 その人自身。「めめ・の・ こと・を・ 棚に上げ・とい・て・ 人・の・ 悪口・を・ 言()ー・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒じぶん【自分】、めんめ(銘々)

めめくそ【目々糞】《名詞》 目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「顔・を・ 洗っ・て・ めめくそ・を・ 取れ。」〔⇒めくそ【目糞】、めやに【目脂】、めやね(目脂)、やに【脂】、やね()

めめず(蚯蚓)】《名詞》 暗がりの中へ進む性質を持ち、薄赤く紐のような形をしていて、土の中にすむ動物。「植木鉢・の・ 下・に・ めめず・が・ おる。」〔⇒みみず【蚯蚓】

めめら〔めめらー〕《名詞》 ①その人自身たち。「小学校・の・ 時・の・ めめらー・の・ 組・の・ 同窓会・を・ し・た。」②あなたたち。「それ・は・ めめらー・で・ 考え・なはれ。」

めめんちょ《感動詞、動詞する》 それは駄目だよ、してはいけない、などと叱るときの言葉。「めめんちょ・ そんな・ こと・を・ し・たら・ あか・ん。」「今度・ し・たら・ めめんちょ・や・ぞ。」◆幼児語。

めもと【目元】《名詞》 目のまわり。目の下の辺り。「めもと・に・ ほくろ・が・ あっ・て・ かいらしー。」「にっこりし・た・ めもと・の・ 人」

めもり【目盛り】《名詞》 はかり・ものさし・温度計などに刻んである、数量を示すためのしるし。「メーター・の・ めもり・を・ よむ。」

めやす【目安】《名詞》 目当てとしたり基準としたりする、大体のところ。「寄付・は・ し・ょー・と・ 思う・けど・ どの・ぐらい・ し・たら・ えー・の・か・ めやす・が・ わから・へん。」

めやに【目脂】《名詞》 目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「寝起き・で・ 顔・に・ めやに・が・ つい・とる。」〔⇒めくそ【目糞】、めめくそ【目々糞】、めやね(目脂)、やに【脂】、やね()

めやね(目脂)】《名詞》 目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「寝起き・で・ 顔・に・ めやに・が・ つい・とる。」〔⇒めくそ【目糞】、めめくそ【目々糞】、めやに【目脂】、やに【脂】、やね()

メリケンこ【英語=American  粉】《名詞》 パン・菓子・うどんなどの原料として使う、小麦の実をひいて作った粉。「めりけんこ・で・ どら焼き・を・ 作る。」〔⇒こむぎこ【小麦粉】

めりっと《副詞》 木や板、骨組みなどがきしむ様子。また、その音。さらに、それによって瞬間的に砕けたり、つぶれたりする様子。「地震・で・ ガラス・に・ めりっと・ ひび・が・ 入っ・た。」〔⇒めきっと、みしっと〕

めりめり《副詞と、動詞する》 ①木や板、骨組みなどが続けてきしむ様子。また、その音。さらに、それによって瞬間的に砕けたり、つぶれたりする様子。「重み・で・ 下・の・ 方・の・ 箱・が・ めりめり・ つぶれ・た。」②ものが音を立てて、はがれていく様子。「台風・で・ 看板・が・ めりめりと・ 取れ・て・ 飛ん・だ。」⇒めきめき、みしみし〕

メロン〔めろん〕【英語=melon】《名詞》 まん丸い形の瓜の一種で、香りがよくて甘い実の果物。「見舞い・に・ めろん・を・ 買()ー・ていく。」

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2017年11月 3日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (552)    (通算2550回)

日常生活語 「め」④

 

めだま【目玉】《名詞》 ①目の中の玉。眼球。「めだま・ むい・て・ 怒っ・とる。」②人の注意を引くためのもの。「安い・ 卵・を・ めだま・に・ し・て・ 売っ・とる。」⇒めんたま【目ん玉】、めのたま【目の玉】、めっくりだま【目っくり玉】

めだまがとびでる【目玉が飛び出る】《動詞・ダ行下一段活用》 値段が高くて驚く。それによって、買うことをやめる。「めだまがとびでる・よーな・ 値段・やっ・た・さかい・ 買う・の・を・ やめ・た。」〔⇒めんたまがとびでる【目ん玉が飛び出る】、めっくりだまがとびでる【目っくり玉が飛び出る】

めだまやき【目玉焼き】《名詞、動詞する》 フライパンに生卵を落として、卵黄を崩さないようにして焼いたもの。「パン・と・ めだまやき・を・ 食う。」

メタル〔めたる〕【英語=medal】《名詞》 功績のある人や競技の入賞者などに贈られたり、何かの記念として制作されたりする、金属板に絵や字などを刻印したもの。「絵ー・の・ コンクール・に・ 入賞し・て・ めたる・を・ 貰(もろ)・た。」〔⇒メダル【英語=medal

メダル〔めだる〕【英語=medal】《名詞》 功績のある人や競技の入賞者などに贈られたり、何かの記念として制作されたりする、金属板に絵や字などを刻印したもの。「オリンピック・の・ めだる」〔⇒メタル【英語=medal

めちゃくちゃ【滅茶苦茶】《形容動詞や()、動詞する》 ①異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「今日・の・ 試験・は・ めちゃくちゃ・ 難しかっ・てん。」「めちゃくちゃな・ 成績・を・ とっ・て・ 怒ら・れ・た。」②あまりにも筋道が通らない様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「あんた・の・ 言()ー・とる・ こと・は・ めちゃくちゃや・さかい・ 聞い・てやら・れ・へん。」「そんな・ めちゃくちゃな・ 値ー・やっ・たら・ 誰・も・ 買わ・へん・やろ。」③乱暴をする様子。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ めちゃくちゃに・ し・ても・たっ・た。」④壊れ方がひどい様子。「めちゃくちゃに・ なっ・た・ 箱」〔⇒めちゃめちゃ(滅茶滅茶)、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【滅茶苦茶】①②③⇒むちゃ【無茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】⇒むっちゃ(無茶)、めっちゃ【滅茶】

めちゃちゃ【目ちゃちゃ】《形容動詞や()》 ①目が大きくない様子。目元が大きく見開いていない様子。「めちゃちゃや・けど・ かいらしー・ 子」②目のあたりが赤くなったり、ただれたりしている様子。「めちゃちゃに・ なっ・とる・さかい・ 目薬・を・ さし・なはれ。」

めちゃめちゃ(滅茶滅茶)】《形容動詞や()、動詞する》 ①異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「めちゃめちゃな・ 点数・で・ 負け・た。」②あまりにも筋道が通らない様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「めちゃめちゃな・ 意見・は・ 聞い・てやら・れ・へん。」③乱暴をする様子。「めちゃめちゃし・たら・ 警察・に・ 引っ張ら・れる・ぞ。」④壊れ方がひどい様子。「コップ・を・ 落とし・たら・ めちゃめちゃに・ めげ・ても・た。」〔⇒めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【滅茶苦茶】①②③⇒むちゃ【無茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】⇒むっちゃ(無茶)、めっちゃ【滅茶】

めちゃんこ【目茶んこ】《形容動詞や()、動詞する》 ①異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「めちゃんこな・ 成績・で・ 不合格・に・ なっ・た。」②あまりにも筋道が通らない様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「めちゃんこな・ 意見・を・ 言()ー・ やつ・が・ おっ・た。」③乱暴をする様子。「めちゃんこし・たら・ あいつ・が・ 可哀想や。」④壊れ方がひどい様子。「衝突し・て・ めちゃんこに・ つぶれ・た・ 自動車」〔⇒めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めちゃめちゃ(滅茶滅茶)、めっちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【滅茶苦茶】①②③⇒むちゃ【無茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】⇒むっちゃ(無茶)、めっちゃ【滅茶】

めつき【目付き】《名詞》 ものを見るときの目の様子。「めつき・の・ 悪い・の・が・ うろつい・とる・さかい・ 気ー・つけ・なはれ。」〔⇒め【目】

めっき【鍍金】《名詞、動詞する》 金属の上に、他の金属の薄い膜を被せて、美しく見せたり、錆が出ないようにすること。また、そのようにしたもの。「金・の・ めっき・を・ する。」

めっくりだま【目っくり玉】《名詞》 目の中の玉。眼球。「大きな・ めっくりだま・の・ 犬・や。」◆特に、大きな目を指して言うことが多い。〔⇒めだま【目玉】、めんたま【目ん玉】、めのたま【目の玉】

めっくりだまがとびでる【目っくり玉が飛び出る】《動詞・ダ行下一段活用》 値段が高くて驚く。それによって、買うことをやめる。「めっくりだまがとびで・て・ 買え・なんだ。」〔⇒めだまがとびでる【目玉が飛び出る】、めんたまがとびでる【目ん玉が飛び出る】

めったやたら【滅多矢鱈】《副詞に》 あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「海外旅行・で・ めったやたらに・ 買い物・を・ し・て・ 帰っ・てき・た。」〔⇒やたら【矢鱈】、むやみに【無闇に】、むやみやたら【無闇矢鱈】、めちゃめちゃ【目茶目茶】、めちゃくちゃ【目茶苦茶】、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】、へらへっと、へっともない、へらへっともない〕

めっちゃ【滅茶】《副詞》 異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「駅・まで・ 走っ・て・ めっちゃ・ しんどかっ・てん。」〔⇒むっちゃ(無茶)、むちゃ【無茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】、めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めちゃめちゃ(滅茶滅茶)、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【滅茶苦茶】

っちゃくちゃ【滅茶苦茶】《形容動詞や()、動詞する》 ①異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「あいつ・の・ 英語・は・ めっちゃくちゃで・ わから・へん。」②あまりにも筋道が通らない様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「自分勝手な・ めっちゃくちゃな・ 考え」③乱暴をする様子。「めっちゃくちゃし・たっ・たら・ 泣い・て・ 去()ん・でも・た。」④壊れ方がひどい様子。「めっちゃくちゃに・ ばらばらに・ なっ・た。」〔⇒めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めちゃめちゃ(滅茶滅茶)、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくっちゃ【滅茶苦茶】①②③⇒むちゃ【無茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】⇒むっちゃ(無茶)、めっちゃ【滅茶】

っちゃくっちゃ【滅茶苦茶】《形容動詞や()、動詞する》 ①異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「めっちゃくっちゃな・ 字ー・や・さかい・ 読ま・れ・へん。」②あまりにも筋道が通らない様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「めっちやくっちゃな・ 考え・に・は・ 誰・も・ 賛成せ・ん・ぞ。」③乱暴をする様子。「めっちゃくっちゃし・たら・ 復讐さ・れる・ぞ。」④壊れ方がひどい様子。「卵・を・ 落とし・て・ めっちゃくっちゃに・ なっ・ても・た。」〔⇒めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めちゃめちゃ(滅茶滅茶)、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【滅茶苦茶】①②③⇒むちゃ【無茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】⇒むっちゃ(無茶)、めっちゃ【滅茶】

めでたい【目出度い】《形容詞》 ①ものごとが望ましい状態になって、喜び祝うのにふさわしい。「90・まで・も・ 生き・られ・て・ めでたい・ こと・や。」②馬鹿正直で、お人好しである。「何・を・ 言わ・れ・ても・ にこにこし・とっ・たら・ めでたい・と・ 思わ・れる・ぞ。」〔⇒おめでたい【お目出度い】

めったに【滅多に】《副詞》 多くのうちの、ほんの少ししかない様子。ごく稀にしか。「海水浴・に・は・ めったに・ 行か・へん。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。〔⇒ほとんど【殆ど】

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2017年11月 2日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (551)    (通算2549回)

日常生活語 「め」③

 

めぐりあわせ【巡り合わせ】《名詞》 意志や努力とは関係なく、うまくいったりいかなかったりする、そのようになる運命。そのようになるべき理由がないのに、おもいがけなく起こること。「試験・に・ 通ら・へん・ めぐりあわせ・やっ・た・ん・やろ・か。」〔⇒まわりあわせ【回り合わせ】

めくる【捲る】《動詞・ラ行五段活用》 ①身につけたり上に置いてあったりするものを脱がせたり取り除いたりする。中のものが見える状態にする。「畳・を・ めくっ・たら・ 古新聞・が・ 出・てき・た。」「スカート・を・ めくる。」②巻くようにして上げる。上げてひっくりかえしたり、取り除いたりする。冊子の次のページを開く。「カレンダー・を・ めくる。」「ページ・を・ めくる。」■自動詞は「めくれる【捲れる】」〔⇒むくる(捲る)、まくる【捲る】

めくれる【捲れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①固定されていたものの一部分が、はがれて上がる。「お知らせ・の・ 紙・が・ めくれ・ても・とる。」「スカート・が・ めくれ・とる。」②くっついていたものが、はがれて離れる。表面のものがなくなって、内側のものが現れる。「腰板・の・ 木ー・が・ めくれ・て・ 傷ん・どる。」③冊子が次のページに繰られる。「めくれ・て・ 次・の・ ページ・に・ なっ・とる。」■他動詞は「めくる【捲る】」〔⇒むくれる(捲れる)①②⇒まくれる(捲れる)⇒むける【剥ける】

めげ《名詞》 壊れたり潰れたりしたもの。壊れた破片。「ガラス・の・ めげ・が・ 落ち・とる・さかい・ 気ーつけ・て・な。」「煎餅・の・ めげ・を・ 安ー・ 売っ・とる。」「めげ・の・ 煎餅」

めげちゃんこ《形容動詞や()》 あまりにもひどく壊れている様子。粉々になっている様子。「花瓶・を・ 落とし・て・ めげちゃんこに・ なっ・た。」

めげる《動詞・ガ行下一段活用》  壊れたり潰れたりする。破損する。台無しになる。「強い・ 風・が・ 吹い・て・ 看板・が・ 落ち・て・ めげ・た。」◆気持ちがくじける、という意味で使うことは少ない。■他動詞は「めぐ」■名詞化=めげ

めけん(眉間)】《名詞》 額の真ん中の、眉と眉との間の部分。「めけん・に・ 怪我・を・ し・たら・ 格好悪い。」〔⇒みけん【眉間】

めざし【目刺し】《名詞》 串や藁で刺し連ねた、鰯の干物。「こんろ・で・ めざし・を・ 焼く。」

めざまし【目覚まし】《名詞》 ①目を覚ますこと。意識をはっきりさせること。「めざまし・に・ 水・を・ 一杯・ 飲む。」②予定の時刻にベルなどが鳴る仕掛けになっている時計。「めざまし・の・ 音・が・ うるさい・さかい・ 止め・て・ もーいっぺん・ 寝・た。」⇒めざましどけい【目覚まし時計】

めざましどけい〔めざましどけー〕【目覚まし時計】《名詞》 予定の時刻にベルなどが鳴る仕掛けになっている時計。「遠足・の・ 朝・は・ めざましどけー・を・ 6時・に・ 合わし・とく。」〔⇒めざまし【目覚まし】

めざわり【目障り】《形容動詞や()》 見ていて、邪魔に思ったり不愉快に感じたりする様子。見えるものが気になって仕方がないこと。「前・の・ 人・が・ めざわり・で・ 舞台・が・ よー・ 見え・へん。」

めし【飯】《名詞》 ①米、麦などを炊いて主食とするもの。「釜・で・ 炊い・た・ めし・は・ うまい。」②生命を維持するためにものを食べること。また、その食べ物。「朝・の・ めし・は・ パン・に・ し・とる・ねん。」〔⇒ごはん【ご飯】、まま()、まんま()⇒うまうま()、うまんま()

めしごしらえ【飯拵え】《名詞、動詞する》 食事の準備をすること。「早(はよ)ー・ めしごしらえせ・んと・ 間に合わ・ん。」〔⇒ごはんごしらえ【ご飯拵え】、こしらえ【拵え】、したく【支度】

めした【目下】《名詞》 その人より年齢や地位などが下の人。「めした・に・ 偉そーに・ し・たら・ あか・ん・よ。」■対語=「めうえ【目上】」

めしつぶ【飯粒】《名詞》 米を炊いてできたご飯の粒の一つ一つ。「ほっぺた・に・ めしつぶ・が・ つい・とる・ぞ。」〔⇒ごはんつぶ【ご飯粒】、ごはんつぼ(ご飯粒)、めしつぼ(飯粒)、ままつぶ【飯粒】、ままつぼ(飯粒)

めしつぼ(飯粒)】《名詞》 米を炊いてできたご飯の粒の一つ一つ。「めしつぼ・を・ こぼし・たら・ あか・ん・がな。」〔⇒ごはんつぶ【ご飯粒】、ごはんつぼ(ご飯粒)、めしつぶ【飯粒】、ままつぶ【飯粒】、ままつぼ(飯粒)

めしびつ【飯櫃】《名詞》 炊いたご飯を保存しておく、円形で木製の入れ物。「みんな・ よー・ 食べ・た・さかい・ めしびつ・が・ 空(から)・に・ なっ・た。」〔⇒おひつ【お櫃】、ひつ【櫃】

めしべ【雌蘂】《名詞》 花の真ん中にあって、雄蘂から花粉を受けるもの。「真ん中・に・ 白い・ おしべ・が・ ある。」■対語=「おしべ【雄蘂】」

めじり【目尻】《名詞》 目の、耳に近い方の端。「めじり・に・ 皺・を・ 寄せ・て・ 怒っ・とる。」

めじろ《名詞》 鰤(ぶり)の成長過程で、「はまち」と「ぶり」の間に位置する大きさの魚。「めじろ・と・ 大根・を・ 炊く。」◆つばす→はまち→めじろ→ぶり、と呼び名が変化する。

めじるし【目印】《名詞》 見つけやすい手がかりとして付けたもの。「めじるし・に・ リボン・を・ つけ・とく。」

めしわん【飯碗】《名詞》 ご飯を入れるための、陶器などで作った半球形の容器。「新しい・ めしわん・を・ 買う。」〔⇒ちゃわん【茶碗】

めす【雌】《名詞》 動物で、妊娠や産卵をする能力のある方。「この・ 犬・は・ めす・です。」■対語=「おす【雄】」〔⇒めん()、めんた(雌た)

めす(見す)】《動詞・サ行五段活用》 ①人に示して、目に入るようにする。人の見るがままに任せる。「ちょっと・ それ・を・ めし・てんか。」「宿題・を・ 友達・に・ めし・たっ・た。」②医者の診察を受ける。「医者・に・ めさ・んと・ 勝手に・ 判断し・たら・ あか・ん。」〔⇒みせる【見せる】、みす【見す】

めずらしい〔めずらしー〕【珍しい】《形容詞》 ①数量的に、めったにない。稀なものである。「こないに・ 寒い・ 冬・は・ めずらしー。」②普通のものとは違っている。変わっている。「めずらしー・ お菓子・を・ 食べ・た。」〔⇒めんらしい(珍しい)

めずらしがり【珍しがり】《名詞》 珍しいものばかりを選り好みすること。また、そのような人。「主人・は・ 骨董好き・の・ めずらしがり・や・さかい・ 困り・ます。」◆新しいものばかりを選り好みすることや、そのようにする人は、「あたらしがり【新しがり】」である。〔⇒めずらしもんずき【珍し物好き】

めずらしがる【珍しがる】《動詞・ガ行五段活用》 めったにないと思う。普通とは違っていると思う。「みんな・は・ めずらしがっ・て・ 食べ・てくれ・た。」■名詞化=めずらしがり【珍しがり】〔⇒めんらしがる(珍しがる)

めずらしもんずき【珍し物好き】《名詞》 珍しいものばかりを選り好みすること。また、そのような人。「めずらしもんずき・や・さかい・ 携帯電話・も・ 人・より・ 先・に・ 買()ー・た。」〔⇒めずらしがり【珍しがり】

めだか【目高】《名詞》 池や川などにすみ、水面近くを群れて泳ぐ小さな魚。「このごろ・は・ めだか・が・ 少(すけ)のー・ なっ・た。」

めだつ【目立つ】《動詞・タ行五段活用》 他のものとは違って、はっきり見える。すぐ人の目に触れる。注目されやすい。「めだっ・て・ 背ー・の・ 高い・人」〔⇒ひとめにつく【人目に付く】、しとめにつく(人目に付く)

めたて【目立て】《名詞》 のこぎりなどの刃の鈍くなったものを、鋭くすること。「めたて・を・ し・たら・ よー・ 切れる・よーに・ なっ・た。」

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2017年11月 1日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (550)    (通算2548回)

日常生活語 「め」②

 

めえめえ〔めーめー〕《名詞》 二本の角が後ろに向かって弓形に伸びて、体には白く短い毛が生えて、雄にはあごひげがある、羊に似た動物。「めーめー・の・ お乳・を・ 飲み・なはれ。」◆幼児語。〔⇒やぎ【山羊】

めえめえ〔めーめー〕(見え見え)】《形容動詞や()》 隠そうとしたり、事実と違うことを述べようとしたりしていることが見え透いている様子。相手や第三者の意図や内容が明白である様子。「お前・の・ 言ー・たい・ こと・は・ めーめーや。」〔⇒みえみえ【見え見え】

めえめえ〔めーめー〕《副詞と》 羊や山羊が鳴く様子。また、その鳴き声を表す言葉。「めーめー・が・ めーめー・ 鳴い・とる。」

めえる〔めーる〕(見える)】《動詞・ア行下一段活用》 ①自然と目で感じ取ることができる。「今日・は・ よー・ 晴れ・て・ 四国・まで・も・が・ めー・とる・ぞ。」②他の人の目に入るようになってしまう。「背伸び・を・ し・たら・ へそ・が・ めーる・ぞ。」③見ることができる。「黒板・の・ 小さい・ 字・でも・ めーる・か。」〔⇒みえる【見える】⇒めにはいる【目に入る】、めにかかる【目に掛かる】

めがかたい〔めーがかたい〕【目が堅い】《形容詞》 なかなか眠ろうとしない。眠ろうとしても目がさえている。「めーがかとー・て・ ずっと・ 起き・とる。」

めかくし【目隠し】《名詞、動詞する》 ①目を手や布などで覆って見えなくすること。また、その布など。「かくれんぼ・の・ とき・ 手ー・で・ めかくしする。」②外から家の中が見えないようにすること。また、そのための覆い。「めかくし・に・ 木ー・を・ 植える。」

めがける【目掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①目標とするものに当てたり近づいたりしようとして構える。あるいは、そのために行動をする。「駅・を・ めがけ・て・ 歩い・た・けど・ 途中・で・ 道・を・ 間違え・た。」「的・を・ めがけ・て・ 撃つ。」②あるものを手に入れようとして、その機会をうかがう。「宝くじ・の・ 1等・を・ めがけ・て・ 買い続ける。」〔⇒ねらう【狙う】

めがこえる〔めーがこえる〕【目が肥える】《動詞・ア行下一段活用》 芸術作品などの良いものを見慣れて、見分ける力がある。鑑識眼がある。「焼き物・の・ めーがこえ・た・ 人」

めがさめる〔めーがさめる〕【目が覚める】《動詞・マ行下一段活用》 眠った状態から現実に戻る。「今朝・は・ 六時・に・ めがさめ・た。」

めかた【目方】《名詞》 ①重いこと。また、その程度。「かんかん・で・ めかた・を・ 計る。」②人や動物などの体の重さ。「食欲・の・ 秋・で・ めかた・が・ 増え・ても・た。」⇒おもさ【重さ】、おもたさ【重たさ】、おもみ【重み】、かんめ【貫目】⇒たいじゅう【体重】

めがね【眼鏡】《名詞》 ①ものをよく見えるようにしたり、強い光線から目を守ったりするために、レンズやガラスで作って目にかける器具。「高校生・の・ 時・から・ 近目〔=近視〕・に・ なっ・て・ めがね・を・ かけ・とる。」②2つの円のある形をした、正月用の簡単なお飾り。「勝手口・に・も・ めがね・を・ 飾る。」

めがまう〔めーがまう〕【目が舞う】《動詞・ワア行五段活用》 ①自分の周囲が動揺したり回転したりしているように見える。「高い・ とこ・へ・ 上っ・たら・ めーがもー・て・ 下・を・ 見・られ・へん。」②たいへん忙しい状況が続く。「来る・ 人・が・ 多すぎ・て・ めーがもー・ても・た。」〔⇒めがまわる【目が回る】

めがまわる〔めーがまわる〕【目が回る】《動詞・ラ行五段活用》 ①自分の周囲が動揺したり回転したりしているように見える。「新幹線・から・ 外・を・ 見とっ・たら・ めーがまーっ・た。」②たいへん忙しい状況が続く。「仕事・が・ 多すぎ・て・ めーがまーる。」〔⇒めがまう【目が舞う】

めがむく〔めーがむく〕【目が剥く】《動詞・カ行五段活用》 高価であることに驚く。「みんな・ めーがむい・て・ よー・ 買わ・へん。」◆「めをむく【目を剥く】」とも、「めがむける【目が剥ける】」とも言う。「値ー・を・ 聞い・て・ めーがむけ・た。」

めかんち【目かんち】《名詞》 ①視覚に障害がある人。盲目の人や、片目が見えにくい人。「めかんち・が・ 人・の・ 足・を・ 踏ん・でいき・よっ・た。」②片目の人。眼帯をつけて片目である状態の人。「左・の・ 目ー・の・ 手術(しうつ)・を・ し・て・ 今・は・ めかんち・に・ なっ・とる・ねん。」③ものがよく見えていないこと。ものの考え方に偏りがあること。「勉強せ・なんだら・ めかんち・に・ なる・ぞ。」〔⇒かんち〕

めぎちゃんこ《形容動詞や()》 あまりにもひどく壊している様子。「時計・を・ 分解し・て・ めぎちゃんこに・ し・ても・た。」

めきっと《副詞》 木や板、骨組みなどがきしむ様子。また、その音。さらに、それによって瞬間的に砕けたり、つぶれたりする様子。「腰掛け・たら・ 椅子・が・ めきっと・ なっ・た。」〔⇒めりっと、みしっと〕

めきめき《副詞と、動詞する》 ①木や板、骨組みなどが続けてきしむ様子。また、その音。さらに、それによって瞬間的に砕けたり、つぶれたりする様子。「廊下・が・ めきめき・ 言()ー・とる。」「地震・で・ 小屋・が・ めきめきと・ つぶれ・た。」②際立って力などが伸びる様子。「成績・が・ めきめき・ 伸び・た。」⇒みしみし、めりめり〕

めぐ《動詞・ガ行五段活用》 壊したり潰したりする。破損させる。台無しにする。「ボール・を・ 当て・て・ 窓・の・ ガラス・を・ めん・でも・た。」■自動詞は「めげる」

めくそ【目糞】《名詞》 目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「めくそ・が・ 付い・とる・さかい・ 顔・を・ 洗(あろ)・てこい。」〔⇒めやに【目脂】、めやね(目脂)、めめくそ【目々糞】、やに【脂】、やね()

めくそほど【目糞程】《形容動詞や() 極端に数量が少ない様子。「めくそほど・の・ 給料・しか・ くれ・へん。」〔⇒まねほど【真似程】、まねくそほど【真似糞程】

めぐまれる【恵まれる】《動詞・ラ行下一段活用》 才能や機会などが十分に与えられて、幸せな状態になっている。満ち足りた環境や境遇になっている。「あんた・は・ 子ども・に・も・ めぐまれ・とる・なー。」

めぐむ【恵む】《動詞・マ行五段活用》 気の毒に思って、自分の持っている物や金を与える。「外国・の・ 子ども・の・ こと・を・ テレビ・で・ 見・たら・ めぐん・でやり・たい・と・ 思う・ こと・も・ ある・なー。」

めくら【盲】《名詞》 目が見えないこと。また、そのような人。「めくら・の・ 人・に・ あんま・を・ し・てもろ・た。」

めくらめっぽう〔めくらめっぽー〕【盲滅法】《形容動詞や()》 見当もつけないで、物事を行う様子。目的もなく行動する様子。「めくらめっぽーに・ 走っ・て・ こけ・た。」

めぐり【巡り】《名詞》 一定の経路をぐるっと回ること。順に回っていくこと。隅々まで行きわたること。「血ー・の・ めぐり・が・ 悪ー・て・ 霜焼け・に・ なっ・た。」

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2017年10月31日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (549)    (通算2547回)

日常生活語 「め」①

 

め〔めー〕【目】《名詞》 ①ものを見る働きをする器官。「めー・の・ 近く・に・ ほくろ・が・ ある。」「めー・が・ 腐る・ほど・ よー・ 寝・た。」②裸眼でものを見る能力。視力。「めー・が・ 悪い。」「めー・が・ 近い。」③ものを見るときの目の様子。目つき。「おかしな・ めー・で・ 見・んとい・て・ほしー・な。」④見張ったり注目したりすること。視線。「周り・の・ めー・が・ 気・に・ なる。」⑤判断や見通しを持つ基準となるような見方。「子ども・の・ めー・で・ 見る。」⑥ものを見分ける力。鑑識眼。「焼き物・を・ 見る・ めー・が・ ある。」⑦何かの経験の積み重ねになったり、何かの転機になったりするようなことがら。「辛い・ めー・に・ 遭()ー・た。」⑧区切られた小さな隙間。「畳・の・ めー・に・ ごみ・が・ たまる。」「網・の・ めー」「定規・の・ め」⑨一列に連なっているものの一つ一つ。「鋸・の・ めー」⑩しるしになっているもの。「さいころ・の・ めー」⇒めめ【目々】⇒めつき【目付き】

め〔めー〕【芽】《名詞》 植物の種、根、枝先からふくらんで、葉、茎、花などに成長するもの。「朝顔・の・ めー・が・ 出・てき・た。」「桜・の・ めー・が・ 赤(あこ)ー・ なっ・てき・た。」

め〔めー〕()】《名詞》 尺貫法で重さを表す単位であり、1匁は約3.75グラムで、1貫の1000分の1にあたる重さ。「肉・を・ 300め・ 買う。」〔⇒もんめ【匁】

め〔めー〕【目】《接尾語》 ①ものの順番を表す言葉。「1日め」「2人め」「3番め」「4丁め」②2つ以上のものの境や区切りを表す言葉。「ケーキ・に・ 切れめ・を・ 入れる。」「田圃・の・ 境め」③度合い、性質、傾向などを表す言葉。「早いめー・に・ 集まる。」「高いめ・に・ 値ー・を・ 決める。」「太いめー・の・ 丸太・を・ 立てる。」「控えめ・の・ 値段」

【奴】《接尾語》 いやだと思う人をあしざまに言うときに使う言葉。「阿呆め・が・ また・ 失敗し・やがっ・た。」「くそ餓鬼め」「畜生め」

めあて【目当て】《名詞》 目を付けて見るところ。目指すところ。手に入れようとねらうもの。「めあて・を・ 持っ・て・ 勉強する。」「駅・を・ めあて・に・ し・て・ 歩く。」〔⇒あて【当て】、あてど【当て所】

めい〔めー〕【姪】《名詞》 兄弟・姉妹の子で、女の子。「めー・の・ 結婚式・に・ 出る。」■対語=「おい【甥】」

めい〔めー〕《名詞》 細い円柱状をしていて、乾燥させると黒褐色になり食用となる海藻。ひじき。「めー・と・ 揚げ・と・を・ 炊く。」

めいげつ〔めーげつ〕【名月】《名詞》 曇りなく美しく見える満月。特に、陰暦8月15日の夜の月。「今夜・の・ 月・は・ めーげつ・や・なー。」

めいさん〔めーさん〕【名産】《名詞》 それぞれの土地にできる、有名な産物。特産品。「明石・の・ めーさん・の・ 鯛・を・ 送っ・たる・ぞ。」

めいし〔めーし〕【名刺】《名詞》 名前・職業・身分・住所などを印刷していて、挨拶するときなどに相手に差し出す小型のカード。「退職し・たら・ めーし・が・ 無()ー・なっ・て・ 寂しい・ こと・や。」

めいじ〔めーじ〕【明治】《名詞》 「大正」のひとつ前の年号。明治天皇が位についていた時代。「日露戦争・は・ めーじ・の・ 時代・の・ こと・や。」

めいしょ〔めーしょ〕【名所】《名詞》 景色がよかったり、歴史上で有名であったりして、人々に広く知られているところ。「この辺・の・ 月・の・ めーしょ・は・ 須磨・や。」

めいしん〔めーしん〕【迷信】《名詞》 科学的には理屈に合わないことを正しいと信じること。また、そのように信じている事柄。「西瓜・と・ 天麩羅・が・ 食い合わせ・や・と 言()ー・の・は・ めーしん・だっ・か。」

めいじん〔めーじん〕【名人】《名詞》 それぞれの道を極めた人。その道で優れた力を持っている人。「あの・ 人・は・ 魚釣り・の・ めーじん・や・なー。」「嘘つき・の・ めーじん」

めいちゅう〔めーちゅー〕【命中】《名詞、動詞する》 弾や矢などや、狙っていることがらが、目当てとしているところに当たること。「矢ー・が・ 的・に・ めーちゅーし・た。」

めいにち〔めーにち〕【命日】《名詞》 人が亡くなった日に当たる、毎年または毎月のその日。「一周忌・を・ めーにち・の・ ちょっと・ 前・の・ 日曜日・に・ する。」

めいぶつ〔めーぶつ〕【名物】《名詞》 ①その土地特有の名高い産物。「神戸・の・ めーぶつ・の・ 瓦煎餅」②評判になっている、有名な人やもの。「学校・の・ めーぶつ・に・ なっ・とる・ 先生」

めいぼ〔めーぼ〕【名簿】《名詞》 一定の枠組みなどに基づいて、大勢の人の名前が書いてある本や帳簿。「卒業生・の・ めーぼ」

めいめい〔めーめー〕【銘々】《名詞、副詞》 メンバーなどのひとりひとり。「切符・は・ めーめー・が・ 持っ・てください。」「好きな・ こと・を・ めーめー・ 言()ー・て・ やかましー・なー。」〔⇒めんめ(銘々)、それぞれ〕

めいれい〔めーれー〕【命令】《名詞、動詞する》 下位に立つ相手に自分の考えや仕事内容などを言いつけること。また、その内容。「明日・ 出張せー・と・ めーれーさ・れ・た。」

めいろ〔めーろ〕【迷路】《名詞》 入ってしまうと出口がわからなくなるような、迷いやすい道。「地下道・に・ 入っ・たら・ めーろ・みたいで・ どっち・へ・ 行っ・たら・えー・の・か・ わから・ん・よーに・ なる。」

めいわく〔めーわく〕【迷惑】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ある人のしたことによって、相手や周囲の人が困ったり嫌な思いを持ったりすること。また、その内容。「事故・で・ 電車・が・ 止まっ・て・ えらい・ めーわくし・た。」

めうえ【目上】《名詞》 その人より年齢や地位などが上の人。「めうえ・を・ 大事に・ せ・な・ あか・ん・やろ。」■対語=「めした【目下】」

めうつり【目移り】《名詞、動詞する》 次々に別のものに心を引かれること。あれこれ見て心が迷うこと。「電気屋・で・ テレビ・を・ 見・たら・ めうつりし・て・ どれ・を・ 買う・か・ 決まら・へん。」

メーター〔めーたー〕【英語=metermetre】《名詞》 ①電気・ガス・水道などの使用量や、自動車の走行距離、その他を自動的に表す器械。「電気・の・ めーたー・を・ 調べ・に・ 来る。」「冬・は・ 電気・の・ めーたー・が・ よー・ 上がる。」②メートル法の長さの基本の単位。「50めーたー・の・ 駅前・の・ 大通り」⇒メートル【フランス語=metre

メートル〔めーとる〕【フランス語=metre】《名詞》 ①メートル法の長さの基本の単位。「百めーとる・の・ 競走」②電力契約で、使用量に応じて費用を払う仕組み。「ていがく・を・ めーとる・に・ 変える。」◆今では考えられないことであるが、かつて、電気代には、「ていがく【定額】」と「めーとる」とがあった。戦後の昭和20年代にはその制度は残っていた。「ていがく」は、家屋内の電灯の数に応じて電気代を払うもので、電灯の増設はできなかった。電球が2つとか3つとかで契約をしていた。電球は買うものではなかった。タングステン電球はフィラメントがよく切れた。電球が切れたときは、電力会社の店(取次店かもしれない)に電球を持っていって、新しい電球に取り替えてもらっていた。「めーとる」の家は、「ていがく」の家に比べて、当然、格が高い家のように思われていた。その時代には、停電は珍しくなかった。⇒メーター【英語=metermetre

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2017年10月30日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (548)    (通算2546回)

日常生活語 「む」⑥

 

むねがつまる【胸が詰まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①感激などをして心が強く動かされる。涙が出そうになる。「映画・を・ 見・て・ むねがつまっ・た。」②食べた物が食道のあたりに詰まって息苦しくなる。「冷たい・ 弁当・を・ 食べ・とっ・て・ むねが つまっ・た。」⇒むねがいっぱいになる【胸が一杯になる】⇒のどがつまる【喉が詰まる】

むねがどきどき【胸がどきどき】《形容動詞や()、動詞する》 心に苦痛や圧迫を感じて、動悸が激しくなったり緊張したりする様子。「むねがどきどきし・て・ 上手に・ 歌え・なんだ。」〔⇒どきがむねむね【どきが胸々】

むねがわるい【胸が悪い】《形容詞》 ①気分が優れず、胸のあたりが詰まるようである。「船・に・ 酔ー・て・ むねがわるい。」②気分を害されて腹が立つ。不愉快で、いまいましく思う。「みんな・の・ 前・で・ 怒ら・れ・て・ むねがわるい・ねん。」⇒むなくそ()わるい【胸糞()悪い】

むねやけ【胸焼け】《名詞、動詞する》 食べ過ぎや、胃の具合の悪さによって、胸の辺りが焼けつくように感じられること。「焼き芋・を・ 食べ過ぎ・て・ むねやけ・が・ する。」

むね()はる【胸()張る】《動詞・ラ行五段活用》 自信のある様子を見せる。誇らしい様子を見せる。「これまで・ 頑張っ・た・ん・や・さかい・ むねをはっ・て・ 試験・を・ 受け・てき・なはれ。」

むやみに【無闇に】《副詞》 あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「むやみに・ 食べ・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒やたら【矢鱈】、めったやたら【滅多矢鱈】、むやみやたら【無闇矢鱈】、めちゃめちゃ【目茶目茶】、めちゃくちゃ【目茶苦茶】、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】、へらへっと、へっともない、へらへっともない〕

むやみやたら【無闇矢鱈】《副詞に》 あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「むやみやたらに・ 飲み過ぎ・たら・ 後・で・ 困る・ぞ。」〔⇒やたら【矢鱈】、めったやたら【滅多矢鱈】、むやみに【無闇に】、めちゃめちゃ【目茶目茶】、めちゃくちゃ【目茶苦茶】、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】、へらへっと、へっともない、へらへっともない〕

むら【村】《名詞》 ①町とともに、郡を構成する地方公共団体。「むら・が・ 建て・た・ 小学校」②田舎で家が集まっているところ。「山・の・ 中・に・も・ 小さい・ むら・が・ ある。」③家がひとかたまりになっている、集落の単位としての地域。「西島・の・ むら・の・ 自治会」「むら・の・ 寄り合い」⇒そん【村】⇒ぶらく【部落】

むら【斑】《形容動詞や()》 ①色の濃淡などがあって、まだらである様子。「壁・の・ 塗り方・に・ むら・が・ ある。」②ものごとが安定しておらず、変わりやすい様子。「むらに・ 食べ・とっ・たら・ 体・に・ 悪い。」③気持ちが一定しないで、変わりやすい様子。「むらな・ やつ・や・さかい・ 約束・なんか・ 守っ・てくれ・へん。」

むらぐい【斑食い、群食い】《名詞、動詞する》 ①食べるときと食べないときの差が大きいこと。「むらぐいし・て・ 朝・は・ 食わ・へん。」②大いに食いあさること。「好きな・ もん・が・ あっ・たら・ むらぐいし・よる・ねん。」

むらさき【紫】《名詞》 茄子の皮の色のような、赤と青の間の色。「むらさき・の・ 風呂敷」〔⇒むらさきいろ【紫色】

むらさきいろ【紫色】《名詞》 茄子の皮の色のような、赤と青の間の色。「むらさきいろ・の・ 朝顔・が・ 咲い・た。」〔⇒むらさき【紫】

むらす【蒸らす】《動詞・サ行五段活用》 煮たり炊いたりした後、ふたを開けずに、食べ物にじゅうぶん湯気を通してふっくらとさせる。「ご飯・を・ むらし・て・から・ 食べる。」〔⇒うます【熟ます】

むらむら《副詞と、動詞する》 ①何かをきっかけにして急に強い気持ちがつのる様子。「やる・ 気・が・ むらむら・ 湧い・た。」②怒りの気持ちが強くなる様子。いらいらしたり腹を立てたりしている様子。「腹・が・ 立っ・て・ むらむらし・てき・た。」③性欲が起こる様子。「若い・ 女・の・ 子・が・ ぎょーさん・ おる・けど・ むらむらし・たら・ あか・ん・ぞ。」⇒むしゃくしゃ、むしゃむしゃ〕

むり【無理】《形容動詞や()、動詞する》 ①理屈に合わない様子。ものごとの筋が通らない様子「決まり・から・ 言()ー・たら・ あんた・の・ 考え・は・ むりな・ ところ・が・ ある。」②ものごとを押し切って強引に行う様子。筋道が通らないと知りながら行う様子。過度に行う様子。「むりし・たら・ 後・で・ 困る・やろ。」③行うのがとても難しい様子。「1週間・で・ する・の・は・ むりな・ 仕事・や。」⇒むりから【無理から】、むりと【無理と】、むりやり【無理矢理】

むりから【無理から】《副詞に、動詞する》 ものごとを押し切って強引に行う様子。筋道が通らないと知りながら行う様子。過度に行う様子。「むりからに・ 連れ・ていか・れ・た。」〔⇒むりと【無理と】、むりやり【無理矢理】、むり【無理】

むりと【無理と】《副詞に、動詞する》 ものごとを押し切って強引に行う様子。筋道が通らないと知りながら行う様子。過度に行う様子。「人数・が・ 足ら・ん・さかい・ むりと・ 選手・に・ され・ても・た。」〔⇒むりから【無理から】、むりやり【無理矢理】、むり【無理】

むりやり【無理矢理】《形容動詞や()、動詞する》 ものごとを押し切って強引に行う様子。筋道が通らないと知りながら行う様子。過度に行う様子。「やり方・が・ むりやりやっ・た・さかい・ みんな・が・ 迷惑し・た。」〔⇒むりと【無理と】、むりから【無理から】、むり【無理】

むりょう〔むりょー〕【無料】《名詞》 入場したり利用したりするための料金が要らないこと。「むりょー・や・さかい・ 大勢・が・ 来・てくれる・やろ。」■対語=「ゆうりょう【有料】」

むれ【群れ】《名詞》 動物などの多くが一箇所に集まっていること。また、その集まり。「魚・が・ むれ・に・ なっ・て・ 泳い・どる。」

むれる【蒸れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①炊きあがったご飯などから水分がひいて、食べ頃になる。「10分・ほど・ おい・たら・ よー・ むれる・やろ。」②風通しが悪かったりして、不快に感じるほど、熱や湿気がこもる。「夏・の・ 間・は・ 靴・が・ むれ・て・ 困る。」

むんぎゃら(麦藁)】《名詞》 麦の実を取ったあとの茎。「むんぎゃら・を・ ストロー・に・ 使う。」〔⇒むぎわら【麦藁】

むんぎゃらぼうし〔むんぎゃらぼーし〕(麦藁帽子)】《名詞》 実を取ったあとの麦の茎を編んで作った帽子。「むんぎゃらぼーし・を・ かぶっ・て・ 野球・を・ 応援する。」〔⇒むぎわらぼうし【麦藁帽子】

むんと〔むーんと〕《副詞、動詞する》 蒸し暑さや臭いによって、息が詰まりそうになる様子。「電車・の・ 中・で・ ぱたぱた・ 化粧さ・れ・たら・ むーんとし・て・ 気持ち・が・ 悪い・なー。」〔⇒むんむん〕

むんむん《副詞と、動詞する》 蒸し暑さや臭いが強く漂う様子。蒸し暑さや臭いによって、息が詰まりそうな様子。「部屋・の・ 中・が・ むんむんし・とる・さかい・ 窓・を・ 開け・た。」〔⇒むんと〕

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2017年10月29日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (547)    (通算2545回)

日常生活語 「む」⑤

 

むちゃもん【無茶者】《名詞》 道理にかなわないことを言ったりしたりする者。無法者。「むちゃもん・に・は・ 相手・に・ なら・ん・ 方・が・ 良()ー。」

むちゅう〔むちゅー〕【夢中】《形容動詞や()》 ①一生懸命になって取り組む様子。一つのことに熱中する様子。「切手集め・に・ むちゅーに・ なっ・た・ こと・が・ あっ・た。」②興奮したり我を忘れたりして、心の中が普段とは異なっている様子。「みんな・が・ 飛び込ん・だ・さかい・ わし・も・ むちゅーで・ 飛び込ん・だ。」

むつかしい〔むつかしー〕【難しい】《形容詞》 ①内容の理解がしにくくて、手間がかかる。「むつかしー・ 話・の・ 仕方・やっ・た。」②なかなか結末がつかず、手間がかかる。「反対する・ 人・も・ 多い・さかい・ 決める・の・は・ むつかしー・と・ 思う。」③複雑で面倒であって取り組みにくい。「手続き・が・ ぎょーさん・ あっ・て・ むつかしー・ こと・や。」④機嫌が悪い様子である。不愉快そうである。「朝・から・ むつかしー・ 顔・を・ し・とる。」⑤相手と気軽に接しにくい。相手が扱いにくい。「むつかしー・ 人・が・ 一人・ おっ・たら・ 話・が・ おさまら・へん。」◆濁音で「むずかしい」と言うことは少ない。■対語①②③=「やすい【易い】」「なやすい【な易い】」〔⇒むつかしないな【難しないな】

むつかしないな【難しないな】《連体詞》 ①内容がわかりにくくて、理解するのに手間がかかる。「むつかしないな・ 問題・や・さかい・ わからへん。」②なかなか結末がつかず、手間がかかる。「寄り合い・は・ むつかしないな・ こと・に・ なっ・て・ まだ・ 何・も・ 決まっ・とら・へん。」③複雑で面倒であって、やりにくい。「むつかしないな・ 書き方・を・ せ・な・ いか・ん・よーや。」④機嫌が悪い様子である。不愉快そうである。「むつかしないな・ 顔・を・ せ・んと・ にっこりせー。」⑤相手と気軽に接しにくい。相手が扱いにくい。「むつかしないな・ 人・と・は・ 話・を・ し・とー・ない。」◆濁音で「むずかしないな」と言うことは少ない。〔⇒むつかしい【難しい】

むつかしや【難し屋】《名詞》 自我が強くて、神経質で、人と同調することをしないような人。扱いにくい人。「むずかしや・が・ 一人・ おっ・たら・ 相談事・が・ まとまら・へん。」

むつき【襁褓】《名詞》 乳幼児などの尻に当てて、大小便を受ける布や紙。「孫・は・ だいぶ・ 大きなっ・て・ むつき・が・ とれ・た。」〔⇒おむつ【お襁】、おしめ【お襁】

むっくり《副詞と》 急に、あるいはゆっくりと、起きたり立ち上がったりする様子。「むっくりと・ 目ーさまし・て・ 起き・てき・た。」「牛・が・ むっくり・ 起き上がっ・た。」〔⇒むくっと〕

むっちゃ(無茶)】《副詞》 異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「駅・まで・は・ むっちゃ・ 遠かっ・てん。」〔⇒めっちゃ【滅茶】、むちゃ【無茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】、めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めちゃめちゃ(滅茶滅茶)、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【滅茶苦茶】

むっつ【六つ】《名詞(数詞+助数詞) ①自然数の5に、1を加えた数で、個数などをかぞえる場合に使う言葉。「一袋・に・ 饅頭・が・ むっつ・ 入っ・とる。」②6歳。「むっつ・に・ なっ・て・ いよいよ・ 小学校・や・なー。」⇒ろく【六】、む【七】

むつっと《副詞、動詞する》 口数が少なく、愛想がなく、機嫌が悪そうな様子。「起き抜け・の・ むつっとし・た・ 顔」「聞ー・ても・ むつっとし・て・ 何・も・ 答え・へん。」〔⇒むすっと、ぶつっと、ぶすっと、むっつり〕

むっつり《副詞と、動詞する》 口数が少なく、愛想がなく、機嫌が悪そうな様子。「いつも・ むっつりし・とる・さかい・ 話・が・ しにくい・ 人・や。」〔⇒むすっと、むつっと、ぶつっと、ぶすっと〕

むっつりや【むっつり屋】《名詞》 愛想がなく、口数が少ない人。「むっつりや・の・ 男・の・ 子」〔⇒だんまりや【黙んまり屋】

むっと〔むーっと〕《副詞、動詞する》 ①相手の言動などに怒りなどを感じて不機嫌になる様子。また、それを表情に現す様子。機嫌が悪くなって、口を閉ざす様子。「むーっとし・て・ 何・を・ 言()ー・ても・ 返事・を・ し・てくれ・へん。」②暑さや強い臭いなどが迫ってくる様子。暑さや臭いによって息が詰まりそうな様子。「むーっとし・とる・さかい・ 窓・を・ 開け・たら・ どない・です・か。」

むとんぢゃく【無頓着】《形容動詞や()》 相手の事情や気持ちなどについて気にかけない様子。ものごとを気にかけず、細かな注意が行き届かない様子。「家・の・ 中・が・ 汚れ・とっ・ても・ むとんぢゃくな・ 人・や。」

むなくそ()わるい【胸糞()悪い】《形容詞》 気分を害されて腹が立つ。不愉快で、いまいましく思う。「何やかや・ 文句・を・ 言ー・やがっ・て・ むなくそわるい・ 奴(やつ)・や。」〔⇒むねがわるい【胸が悪い】

むなぐら【胸倉】《名詞》 衣服の左右の襟が重なって合わさるあたり。「むなぐら・ つかん・で・ はり倒し・てやり・たかっ・た。」

むなもと【胸元】《名詞》 胸のあたり。着ているものの胸の合わせ目のところ。「むなもと・に・ 寒い・ 風・が・ 入る・ので・ 襟巻き・を・ し・た。」「むなもと・を・ つかま・れ・て・ 殴ら・れ・た。」

むにゃむにゃ《名詞》 ①はっきりと意味を伝えることをしない言葉。「お悔やみ・の・ 時・は・ むにゃむにゃ・を・ 言()ー・しか・ あら・へん。」②念仏。「お坊さん・が・ むにゃむにゃ・を・ 言()・よっ・て・やろ。」◆②は幼児語。

むにゃむにゃ《副詞と》 ①わけのわからないことを小声でつぶやく様子。「むにゃむにゃ・ 言わ・んと・ はっきり・ 言い・なはれ。」②言いたくないことを、わけのわからない言い方にして、あいまいにしてしまう様子。「むにゃむにゃと・ 言()ー・て・ ごまかし・やがっ・た。」③寝言を言う様子。「よだれ・ 垂らし・て・ むにゃむにゃ・ 言()ー・とる。」

むね【胸】《名詞》 ①体の前の部分で、首と腹の間の部分。「こけ・て・ むね・を・ 撲っ・た。」②肋骨の内側にある、心臓や肺などの内蔵。「むね・の・ 病気・で・ 亡くなっ・た。」③人の感情、気持ち、考えなど。心の中。「むね・に・ 手ー・ 当て・て・ よー・ 考え・てみー。」

むね【棟】《名詞》 屋根の背にあたる、一番高いところ。「むね・に・ カラス・が・ とまっ・とる。」

むね【棟】《助数詞》 建物を数えるのに使う言葉。「火事・で・ 2むね・が・ 焼け・た・そーや。」

むねあげ【棟上げ】《名詞、動詞する》 家を建てるときに、主な骨組みができて、棟木を上げること。また、そのときに行う祝い事。「神主さん・に・ 来・てもー・て・ むねあげ・を・ する。」〔〔⇒たてまえ【建て前】

むねがいっぱいになる【胸が一杯になる】《動詞・ラ行五段活用》 感激などをして心が強く動かされる。涙が出そうになる。「可哀相な・ 話・を・ 聞ー・て・ むねがいっぱいになっ・た。」〔⇒むねがつまる【胸が詰まる】

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2017年10月28日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (546)    (通算2544回)

日常生活語 「む」④

 

むしょうに〔むしょーに〕【無性に】《副詞》 前後のつながりもなく、気持ちがつのったり行動したりする様子。その気持ちが強くなって、どうしても抑えることができない様子。「むしょーに・ 腹・が・ 立っ・て・ しょーがない。」

むしる【毟る】《動詞・ラ行五段活用》 ①草や糸や髪の毛などを、何本か一緒につまんで引き抜いたり切ったりする。「庭・の・ 草・を・ むしる。」②一かたまりや一続きになっているものを、手で細かく分ける。「干し・た・ 鰯・を・ むしっ・て・ 食う。」③つながった状態であったものを、力を入れて切り離す。「満員電車・で・ ボタン・を・ むしら・れ・た。」④他の人のものを奪い取る。「蕎麦・ 一杯・で・ 千五百円・も・ むしら・れ・た。」⑤作物などを、枝や茎などからもぎ取る。「いちご・を・ むしっ・て・ 食べる。」〔⇒みしる(毟る)①②③④⇒むしきる【毟し切る】、みしきる(毟し切る)②③⑤⇒ちぎる【千切る】

むしろ【筵】《名詞》 藁や藺草(いぐさ)などで編んで作った敷物。「むしろ・を・ 引ー・て・ 腰・を・ おろす。」

むじんとう〔むじんとー〕【無人島】《名詞》 人が住んでいない島。「高砂・の・ 沖・の・ ほーらく島・は・ むじんとー・や・」

むす【蒸す】《動詞・サ行五段活用》 ①強い蒸気を当てて、食べ物などを熱する。「豚饅・を・ むし・て・ 売っ・とる。」②湿気が多くて暑く感じる。「今日・は・ 朝・から・ むす・さかい・ 汗びっしょりや。」⇒むしむし【蒸し蒸し】(する)

むすこ【息子】《名詞》 親から見て、自分の子である男子。「むすこ・が・ 高等学校・に・ 入っ・た。」■対語=「むすめ【娘】」

むすっと《副詞、動詞する》 口数が少なく、愛想がなく、機嫌が悪そうな様子。「返事・も・ せ・んと・ むすっと・ 下・を・ 向い・とる。」〔⇒むつっと、ぶつっと、ぶすっと、むっつり〕

むすび【結び】《名詞》 水で湿した手に塩をつけて、ご飯を三角形や丸形に握り固めたもの。「山登り・の・ 弁当・に・ むすび・を・ 持っ・ていく。」◆中に具を入れたり外側に海苔を巻いたりするものもある。〔⇒にぎりめし【握り飯】、にぎり【握り】、おにぎり【お握り】、おむすび【お結び】

むすびと【結び処】《名詞》 糸や紐などを結び合わせたところ。「この・ 紐・の・ むすびと・は・ どこ・なん・や。」〔⇒むすびめ【結び目】

むすびめ【結び目】《名詞》 糸や紐などを結び合わせたところ。「むすびめ・が・ ほどきにくい。」〔⇒むすびと【結び処】

むすぶ【結ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①離れているものをつないだり縛ったりする。「縄・を・ むすぶ。」②別々のものや離れているものなどを合わせて、関係づける。「隣・の・ 人・と・ 手・を・ むすぶ。」「淡路・の・ 岩屋・と・ むすぶ・ フェリーボート」③口や手などを固く閉じる。「男・の・ 子・は・ 口・を・ むすん・どけ。」■名詞化=むすび【結び】

むすめ【娘】《名詞》 ①親から見て、自分の子である女子。「むすめ・が・ 高等学校・を・ 卒業し・た。」②若くて結婚していない時の女子。「むすめ・の・ 時・に・ 料理・を・ 習っ・た。」■対語=①「むすこ【息子】」

むすめむこ【娘婿】《名詞》 娘の結婚相手である男性。「うち・の・ むすめむこ・は・ 役場・に・ 勤め・とる。」◆息子の嫁のことは「むすこよめ」とは言わない。「むすこ・の・ よめ」という言い方になる。

むせかえる【噎せ返る】《動詞・ラ行五段活用》 煙などによって息が詰まりそうになって、ひどく咳き込む。「隣・で・ 煙草・を・ 吸わ・れ・て・ むせかえっ・た。」〔⇒むせる【噎せる】

むせかえる【蒸せ返る】《動詞・ラ行五段活用》 温度や湿度が高く風がない状態で、ひどく不快に感じる。極端に蒸し暑い状態が続く。ひどく蒸し暑く感じられる。「むせかえっ・た・ 一日・やっ・た。」〔⇒むせる【蒸せる】

むせる【噎せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①煙などによって息が詰まりそうになって、咳き込む。「焚き火・に・ あたっ・とっ・て・ 煙・に・ むせ・た。」②食べ物が喉に詰まって苦しくなる。「むせ・た・さかい・ 背中・を・ さすっ・てやっ・た。」⇒むせかえる【噎せ返る】

むせる【蒸せる】《動詞・サ行下一段活用》 温度や湿度が高く風がない状態で、不快に感じる。「今年・の・ 夏・は・ いつ・まで・も・ むせ・まん・なー。」〔⇒むせかえる【蒸せ返る】

むだ【無駄】《名詞、形容動詞や()》 ①それを行っただけの効果がないこと。「今さら・ 走っ・ても・ むだや。電車・に・は・ 間に合わ・へん。」②役に立たない使い方をすること。「税金・を・ むだ・に・ 使わ・ん・とい・て・ほしー。」

むだごと【無駄事】《名詞、動詞する》 何かをしても効果がないことがら。したけれども役に立たないことがら。「むだごと・や・と・ 思う・ 仕事・を・ 手伝わさ・れ・た。」

むだごと【無駄言】《名詞、動詞する》 何の役にも立たない、単なるおしゃべり。役に立たない言葉。「むだごと・ばっかり・ 言()ー・て・ 寄り合い・が・ 長引ー・た。」〔⇒むだばなし【無駄話】

むだづかい【無駄遣い】《名詞、動詞する》 お金や物を、役に立たない方面や必要としない方面に使うこと。「むだづかいせ・んと・ 今・は・ 貯金し・とき。」「税金・の・ むだづかい・は・ やめ・てんか。」「紙・の・ むだづかい・は・ もったいない。」

むだばなし【無駄話】《名詞、動詞する》 何の役にも立たない、単なるおしゃべり。「道・で・ むだばなしし・とっ・て・ 時間・が・ 経()っ・ても・た。」〔⇒むだごと【無駄言】

むち【鞭】《名詞》 人や動物を打ったり、人にものを指し示したりするときに使う、細長い棒や革紐。「馬・に・ むち・を・ 打つ。」「掛け図・を・ むち・を・ 使(つこ)・て・ 説明する。」

むちゃ【無茶】《形容動詞や()、動詞する》 ①異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「むちゃな・ 広さ・を・ ひとり・で・ 掃除し・た・ん・や。」

②あまりにも筋道が通らない様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「明日・まで・に・ せー・ 言()ー・て・ そら・ むちゃやろ。」③乱暴をする様子。「子ども・に・ むちゃし・たら・ あかんぞ。」〔⇒むちゃくちゃ【無茶苦茶】、めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めちゃめちゃ(滅茶滅茶)、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【滅茶苦茶】⇒むっちゃ(無茶)、めっちゃ【滅茶】

むちゃくちゃ【無茶苦茶】《形容動詞や()、動詞する》 ①異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「真っ暗がり・で・ むちゃくちゃに・ 恐(おと)ろしかっ・た。」②あまりにも筋道が通らない様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「むちゃくちゃな・ やり方・を・ した・さかい・ あないに・ 好かん・を・ くろ・た。」③乱暴をする様子。「犬・が・ 田圃・を・ むちゃくちゃに・ し・くさっ・た。」〔⇒むちゃ【無茶】、めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めちゃめちゃ(滅茶滅茶)、めちゃんこ【目茶んこ】、めっちゃくちゃ【滅茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【滅茶苦茶】⇒むっちゃ(無茶)、めっちゃ【滅茶】

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2017年10月27日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (545)    (通算2543回)

日常生活語 「む」③

 

むこういき〔むこーいき、むこいき〕【向こう意気】《名詞》 がむしゃらに進んで、後へ引かないこと。相手に対抗し負けまいとすること。また、そのような心持ちや性格。「あいつ・は・ むこーいき・が・ 強い・さかい・ 言()ー・たら・ 引っ込ま・へん。」

むこうずね〔むこーずね、むこずね〕【向こう臑】《名詞》 膝から足首までの間の前側の部分。「石・に・ けつまずい・て・ こけ・て・ むこーずね・を・ 撲っ・た。」

むこはん【婿はん】《名詞》 結婚相手の男性を、敬意を込めて言う言葉。「むこはん・は・ 羽織袴・で・ 結婚式・に・ 出・た。」■対語=「よめはん【嫁はん】」

むさくるしい〔むさくるしー〕【むさ苦しい】《形容詞》 衣服や室内の様子などが、整っていなくて、汚らしい。「むさくるしー・ 家・や・けど・ 上がっ・ておくん・なはれ。」◆実際にはそうでなくても。謙遜して使うことも多い。〔⇒むさくろしい(むさ苦しい)

むさくろしい〔むさくろしー〕(むさ苦しい)】《形容詞》 衣服や室内の様子などが、整っていなくて、汚らしい。「むさくろしー・ 格好・を・ し・て・ 現れ・た。」「むさくろしー・ 部屋・や・さかい・ 見せ・られ・へん。」〔⇒むさくるしい【むさ苦しい】

むし【虫】《名詞》 ①人・獣・鳥・魚などを除いた、大量に生まれて地上・地中・水上・水中などにすむ小さな生き物。特に、とんぼ・蝶・蝉のような、体が頭・胸・腹に分かれ、触角や羽を持つ動物。「机・の・ 上・を・ むし・が・ はい回っ・とる。」②人体などに寄生する小さな動物。「むし・を・ 下(くだ)す。」③人の心の中にあって、体や気持ちにさまざまな影響を与えると考えられるもの。「腹・の・ むし・が・ おさまら・へん。」④心の中が普通の人とだいぶ違った傾向を持っている人。「あいつ・は・ 飯・より・ 漫画・が・ 好きな・ むし・や。」⑤空気を注ぎ入れるところについている、空気を押さえて漏れないようにするためのゴム製の短い管。「自転車・の・ タイヤ・の・ むし・を・ 替える。」⇒むいむい(虫虫)、ぶんぶん、こんちゅう【昆虫】

むし【虫】《接尾語》[動詞の連用形や、形容詞・形容動詞の語幹などに付く] そのような傾向の人を、からかったり、蔑んだりして言う言葉。「泣きむし」「怒りむし」「弱むし」〔⇒みそ【味噌】

むじ【無地】《名詞》 布・紙などの全体が一つの色で、模様のないこと。また、そのようなもの。「むじ・の・ 服・を・ 着る。」「むじ・の・ 袋・に・ お金・を・ 包む。」

むしあつい【蒸し暑い】《形容詞》 風の通りがなくて、湿り気が多く気温が高い。暑さがこもるように感じられる。「盆地・や・さかい・ 京都・の・ 夏・は・ むしあつい・そーや。」

むしおさえ【虫抑え、虫押さえ】《名詞》 少し食べて、空腹感をやわらげるようにすること。一時しのぎに食べるもの。「饅頭・を・ 食べ・て・ むしおさえ・に・ する。」◆食事の時刻に間があるときなどに食べるものである。

むしがあう【虫が合う】《動詞・ワア行五段活用》 性質などが気に入って、相性がよい。「えらそーな・ 話し方・を・ する・ やつ・は・ むしがあわ・ん。」◆打ち消しの表現としては「むしがあわ・ん【虫が合わん】」と言うことが多い。〔⇒むしがすく【虫が好く】

むしかご【虫籠】《名詞》 捕まえた虫を入れて飼うための籠。「むしかご・に・ かまきり・を・ 入れる。」

むしがすく【虫が好く】《動詞・カ行五段活用》 性質などが気に入って、相性がよい。「むしがすか・ん・ やつ・と・は・ いっしょに・ 仕事・を・ し・とー・ない。」◆打ち消しの表現としては「むしがすか・ん【虫が好かん】」と言うことが多い。〔⇒むしがあう【虫が合う】

むしきる【毟し切る】《動詞・ラ行五段活用》 ①草や糸や髪の毛などを、何本か一緒につまんで引き抜いたり切ったりする。「手ー・で・ むしきら・んと・ 鋏・を・ 使い・なはれ。」②一かたまりや一続きになっているものを、手で細かく分ける。「パン・を・ むしきっ・て・ 食べる。」③つながった状態であったものを、力を入れて切り離す。「満員電車・で・ ボタン・を・ むしきら・れ・た。」④他の人のものを奪い取る。「税金・を・ むしきら・れる。」〔⇒むしる【毟る】、みしる(毟る)、みしきる(毟し切る)②③⇒ちぎる【千切る】

むしば【虫歯】《名詞》 細菌によって侵されて、傷んだり穴があいたりした歯。「むしば・を・ 治し・てる・ねん。」

むしパン〔むしぱん〕【蒸し  ポルトガル語=paoパン】《名詞》 小麦粉にイースト菌を加えて、発酵させてから、ふかした食べ物。「家・で・ むしぱん・を・ 作る。」

むしピン〔むしぴん〕【虫  英語=pin】《名詞》 標本を作るときなどに使う、虫を突き刺して留めるための針。「むしぴん・で・ 5枚・の・ 紙・を・ とめる。」◆書類を何枚かまとめるときなどにも使う。

むしぶろ【蒸し風呂】《名詞》 湯を使わず、密閉した浴室で湯気によって体を温める風呂。「今日・は・ むしぶろ・みたいに・ 暑い・なー。」◆サウナ風呂はこれにあたるが、現実には家庭に蒸し風呂はなく、比喩表現として使うことが多い。

むしぼし【虫干し】《名詞、動詞する》 夏の土用の頃などに、虫食いや黴(かび)を防ぐために、衣類などを風や日光に当てること。「梅雨・が・ 明け・た・ので・ むしぼしする。」

むしまんじゅう〔むしまんじゅー〕【蒸し饅頭】《名詞》 小麦粉で作り醗酵させた皮の中に、餡や肉などを入れて蒸した食べ物のうち、店頭で蒸しながら売っているものや、自宅などで作って蒸すもの。「有馬温泉・の・ むしまんじゅー」

むしむし【蒸し蒸し】《副詞と、動詞する》 湿気が多くて暑く感じる様子。「雨降り・で・ 窓・を・ 閉め・とっ・たら・ むしむしと・ 気分・が・ 悪い。」「今日・は・ 朝・から・ むしむしする。」動詞⇒むす【蒸す】

むしめがね【虫眼鏡】《名詞》 小さなものを大きくして見るための、焦点距離の短い凸レンズでできた道具。「むしめがね・で・ 字引・を・ 見る。」

むしやき【蒸し焼き】《名詞、動詞する》 材料を鍋や釜に入れて、蓋で密閉して焼くこと。また、そのようにしてできた料理。「芋・を・ むしやき・に・ する。」

むしゃくしゃ《副詞と、動詞する》 ①怒りの気持ちが強くなる様子。いらいらしたり腹を立てたりしている様子。「みんな・から・ 文句・を・ 言わ・れ・て・ むしゃくしゃし・た。」②すっきりしないものが残って、いらいらしている様子。「朝・から・ むしゃくしゃし・た・ 気分・が・ 続い・とる。」〔⇒むしゃむしゃ。⇒むらむら〕

むしゃむしゃ《副詞と、動詞する》 ①周りの人を気にしないで、勢いよく食べる様子。「むしゃむしゃと・ かぶりつい・て・ 食べる。」②怒りの気持ちが強くなる様子。いらいらしたり腹を立てたりしている様子。「むしゃむしゃする・よーな・ こと・を・ 言わ・んとい・てんか。」③すっきりしないものが残って、いらいらしている様子。「どーも・ むしゃむしゃし・て・ 仕事する・ 気・に・ なら・ん。」②③⇒むしゃくしゃ。⇒むらむら〕

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2017年10月26日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (544)    (通算2542回)

日常生活語 「む」②

 

むかむか《副詞と、動詞する、名詞》 ①胃の中のものを吐きそうになる様子。「電車・の・ 中・で・ 調子・が・ 悪なっ・て・ むかむかし・た。」「薬・を・ 飲ん・だら・ むかむか・は・ 治っ・た。」②強い怒りがこみ上げてくる様子。しゃくに障る様子。「あいつ・は・ 何でもかんでも・ 反対し・やがる・さかい・ むかむかする。」〔⇒むかっと。動詞⇒むかつく。名詞⇒むかつき〕

むかわり《名詞》 人が亡くなって満一年目になること。また、そのときに営む法事。「親父・の・ むかわり・の・ 時・に・ 兄弟・が・ 集まっ・た。」〔⇒いっしゅうき【一周忌】

むき【向き】《名詞》 ①動いているものや動こうとするものの、進んでいこうとする方向や方角。「風・の・ むき・が・ 変わっ・た。」②そのものの正面が指している方向や方角。「東むき・の・ 家」③その人にちょうど似合ったり適したりしていること。◆③は、単独では使わず、複合語を作る。「女・の・ 人・むき・の・ 日傘」「中学生・むき・の・ 本・を・ 読む。」

むぎ【麦】《名詞》 多くの禾(のぎ)があり6月頃に実る、食糧や家畜の餌などに使われる、畑で作る穀物。「むぎ・の・ 粉()ー・で・ パン・を・ 焼く。」「むぎ・の 穂ー」◆大麦・小麦・裸麦などの総称である。

むぎあき【麦秋】《名詞》 麦が実って収穫をする、五月の頃。「今・は・ むぎあき・で・ 忙しー・」

むぎちゃ【麦茶】《名詞》 殻つきの大麦を煎って、煎じる材料としたもの。また、暑い季節などに、それを煎じて茶として飲むもの。「夏・は・ むぎちゃ・が・ よろしー・なー。」

むぎばたけ【麦畑】《名詞》 麦を作る畑。「むぎばたけ・で・ くろべ・を・ 抜い・て・ 笛・に・ する。」

むきむきする【剥き剥きする】《動詞・サ行変格活用》 野菜や果物の表面を覆っている皮を取り去る。「蜜柑・を・ むきむきする。」外側を覆っているものを取り除いて、中のものを分ける。◆幼児語。〔⇒むく【剥く】、むいむいする(剥い剥いする)

むぎわら【麦藁】《名詞》 麦の実を取ったあとの茎。「むぎわら・で・ 人形・を・ 作る。」〔⇒むんぎゃら(麦藁)

むぎわらぼうし〔むぎわらぼーし〕【麦藁帽子】《名詞》 実を取ったあとの麦の茎を編んで作った帽子。「夏・は・ むぎわらぼーし・が・ 涼し・そーや。」〔⇒むんぎゃらぼうし(麦藁帽子)

むく【向く】《動詞・カ行五段活用》 ①ある方向や方角が正面になるように動く。「声・の・ し・た・ 方・を・ むく。」②その方向や方角に面している。「南・に・ むい・た・ 家・を・ 建てる。」③ちょうど似合ったり適したりしている。「家族連れ・に・ むい・た・ 食堂・や。」■他動詞は「むける【向ける】」■名詞化=むき【向き】

むく【剥く】《動詞・カ行五段活用》 ①野菜や果物の表面を覆っている皮を取り去る。外側を覆っているものを取り除いて、中のものを分ける。「箱・の・ 包み紙・を・ むく。」「バナナ・の・ 皮・を・ むく。」②大きく見開く。強く見せる。「猿・が・ 目・を・ むい・たり・ 歯ー・を・ むい・たり・ し・とる。」■自動詞は「むける【剥ける】」⇒むきむきする【剥き剥きする】、むいむいする(剥い剥いする)

むくち【無口】《形容動詞や()、名詞》 口数が少なく、黙りがちである様子。また、そのような人。「むくちな・ 子ー・で・ 困っ・とり・ます。」■対語=「しゃべり【喋り】」

むくっと《副詞》 ①急に、あるいはゆっくりと、起きたり立ち上がったりする様子。「むくっと・ 立っ・た・さかい・ びっくりし・た。」②煙や雲などがわきあがる様子。「むくっと・ 入道雲・が・ でけ・とる。」⇒むっくり〕

むくみ【浮腫み】《名詞》 疲れや病気によって、体またはその一部がはれて膨れること。また、そのようになっている部分。「まだ・ 足・の・ むくみ・が・ 治ら・へん。」

むくむ【浮腫む】《動詞・マ行五段活用》 疲れや病気などのために、体またはその一部がはれて膨れる。「ほっぺた・が・ ちょっと・ むくん・どる・みたいや。」■名詞化=むくみ【浮腫み】

むくむく《副詞と》 ①煙や雲などが、重なり合うように、後から後から出てくる様子。「山の中で水がむくむく湧い・とる。」「入道雲・が・ むくむくと・ 出・とる。」「煙・が・ むくむく・ 出・とる。」②厚く膨らんでいる様子。「むくむくし・た・ 毛ー・の・ 犬」⇒もくもく〕

むぐむぐ《副詞と、動詞する》 ①口を十分に開けないで、ものをかむ様子。食べ物をほおばって、かむ様子。「チューインガム・を・ むぐむぐ・ 噛ん・どる。」②ものを言いかけて、口だけ動かす様子。「歌詞・を・ 知ら・なんだ・さかい・ 口・だけ・ むぐむぐし・とっ・た。」③発音が明瞭でない様子。「むぐむぐ・ 言()ー・とる・けど・ よー・ 聞こえ・へん。」〔⇒もぐもぐ、もごもご〕

むくる(捲る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①身につけたり上に置いてあったりするものを脱がせたり取り除いたりする。中のものが見える状態にする。「布団・を・ むくる。」②巻くようにして上げる。上げてひっくりかえしたり、取り除いたりする。冊子の次のページを開く。「壁・に・ 貼っ・てある・ ポスター・を・ むくっ・て・ 捨てる。」「日めくり・を・ むくる。」■自動詞は「むくれる【(捲れる)】」〔⇒めくる【捲る】、まくる【捲る】

むくれる(捲れる)】《動詞・ラ行下一段活用》 ①固定されていたものの一部分が、はがれて上がる。「お知らせ・の・ ポスター・が・ むくれ・とる。」②くっついていたものが、はがれて離れる。表面のものがなくなって、内側のものが現れる。「壁・が・ むくれ・て・ 落ち・とる。」③冊子が次のページに繰られる。「風・で・ 本・が・ むくれる。」■他動詞は「むくる【(捲る)】」〔⇒めくれる【捲れる】①②⇒まくれる(捲れる)⇒むける【剥ける】 

むける【向ける】《動詞・カ行下一段活用》 ある方向に対置するように、ものの正面方向を変える。「顔・を・ 右・に・ むけ・たり・ 左・に・ むけ・たり・して・ 話・を・ する。」「テレビ・を・ 入り口・に・ むける。」■自動詞は「むく【向く】」■名詞化=むけ【向け】

むける【剥ける】《動詞・カ行下一段活用》 くっついていたものが、はがれて離れる。表面のものがなくなって、内側のものが現れる。「日・に・ 焼け・て・ 顔・の・ 皮・が・ むける。」「包み紙・が・ むけ・ても・て・ 中身・が・ 見え・ても・とる。」■他動詞は「むく【剥く】」〔⇒めくれる【捲れる】、むくれる(捲れる)、まくれる(捲れる)

むこ【婿】《名詞》 ①結婚相手の男性。「おむこさん・は・ どんな・ 方・です・か。」②結婚して娘の夫となった男性。「むこ・が・ 退職祝い・を・ し・てくれ・た。」■対語=「よめ【嫁】」

むこう〔むこー、むこ〕【向こう】《名詞》 ①自分から見て、正面の方向や前の方向。「まっすぐ・ むこー・へ・ 歩く。」「むこー・の・ 山・に・ 登り・たい。」②自分のいる場所から離れていて、これから目指して行こうとするところ。「むこー・で・ 待っ・とっ・てくれ・へん・か。」③直接見ることができない、あちら側。「山・の・ むこー・に・は・ 何・が・ ある・ん・やろ。」④何かをする相手の人。先方の人。「むこー・から・ 電話・が・ かかっ・てくる・ はず・や。」「この・ 事故・は・ むこ・の・ 不注意や・ねん。」

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2017年10月25日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (543)    (通算2541回)

日常生活語 「む」①

 

【六】《名詞(数詞)》 数を1音節ずつで言うときの「六」を表す言葉。◆1から10までを「ひ」「ふ」「み」「よ」「い」「む」「な」「や」「こ」「と」と言う。熟語としては「む色」など。〔⇒ろく【六】、むっつ【六つ】

むいか【六日】《名詞》 ①1か月のうちの6番目の日。「今月・の・ むいか・は・ 日曜日・や。」②1日を6つ合わせた日数。「月曜・から・ 土曜・まで・の・ むいか」

むいむい(虫虫)】《名詞》 人・獣・鳥・魚などを除いた、大量に生まれて地上・地中・水上・水中などにすむ小さな生き物。特に、とんぼ・蝶・蝉のような、体が頭・胸・腹に分かれ、触角や羽を持つ動物。「むいむい・が・ 飛ん・でき・た。」「菜っ葉・に・ つい・とる・ むいむい・を・ 洗う。」◆幼児語。〔⇒むし【虫】、こんちゅう【昆虫】、ぶんぶん〕

むいむいする(剥い剥いする)】《動詞・サ行変格活用》 野菜や果物の表面を覆っている皮を取り去る。外側を覆っているものを取り除いて、中のものを分ける。「林檎・を・ むいむいし・たろ・か。」◆幼児語。「むきむきする」よりも、「むいむいする【剥き剥きする】」の方が、より幼児性が強い印象がある。〔⇒むく【剥く】、むきむきする【剥き剥きする】

むう〔むー〕【六】《名詞(数詞) 数を2音節で数えていくときの「ろく【六】」を表す言葉。◆1から10までを「ひい【一】」「ふう【二】」「みい【三】」「よお【四】」「いつ【五】」「むう【六】」「なな【七】」「やあ【八】」「ここ【九】」「とお【十】」と言う。ただし、単独で「むう【六】」と言うことはない。〔⇒ろく【六】、むっつ【六つ】

むえんぼとけ【無縁仏】《名詞》 死んだ後を弔ったり祀ったりする身寄りがない仏。「誰・も・ 参っ・てこ・ん・ むえんぼとけ・が・ ある。」

むかい【向かい】《名詞》 2つのものが互いに正面として対し合っていること。「床屋・の・ むかい・に・ ある・ 店・で・ 買()ー・た。」〔⇒むかいあわせ【向かい合わせ】

むかい【迎い】《名詞》 ①こちらに向かって来る人に対して、玄関などに出て、待ち受けること。また、そのようにする人。「玄関・で・ 並ん・で・ むかい・を・ する。」②その人のいるところまで、人や乗り物などを遣わすこと。「お医者はん・を・ むかい・に・ 行っ・た。」〔⇒むかえ【迎え】⇒でむかい【出迎い】、でむかえ【出迎え】

むかいあわせ【向かい合わせ】《名詞、形容動詞や()》 2つのものや2人が、互いに正面として対し合っていること。「吉田はん・の・ むかいあわせ・に・ 座る。」■対語=「せなかあわせ【背中合わせ】」〔⇒むかい【向かい】

むかいかぜ【向かい風】《名詞》 進む方向の前から吹いてくる風。「むかいかぜ・で・ 歩きにくい。」■対語=「おいかぜ【追い風】」

むかう【向かう】《動詞・ワア行五段活用》 ①目的とする方へ顔を向けたり、動いていったりする。「西・に・ むかう。」「机・に・ むこー・て・ 勉強する。」②前方から来るものに抵抗したり対抗したりする。「親・に・ むかっ・て・ 口答え・を・ する・な。」「もっと・ 正面・から・ 相手・に・ むこー・ていけ。」③その時期や状態になろうとする。「寒い・ 季節・に・ むかう。」「病気・が・ 良()ー・ 方・に・ むかう。」■名詞化=むかい【向かい】

むかえ【迎え】《名詞》 ①こちらに向かって来る人に対して、玄関などに出て、待ち受けること。また、そのようにする人。「車・が・ 着く・の・を・ みんな・で・ むかえ・を・ する。」②その人のいるところまで、人や乗り物などを遣わすこと。「子ども・を・ むかえ・に・ 行く。」「むかえ・の・ 自動車・が・ 来・まし・た・よー。」〔⇒むかい【迎い】⇒でむかえ【出迎え】、でむかい【出迎い】

むかいみず【迎い水】《名詞》 井戸から汲み上げる管の中に水がなくなって、ポンプで汲み上げられないときに、ポンプに流し入れる水。呼び水。「むかいみず・を・ 汲ん・で・ おい・とく。」〔⇒むかえみず【迎え水】

むかえみず【迎え水】《名詞》 井戸から汲み上げる管の中に水がなくなって、ポンプで汲み上げられないときに、ポンプに流し入れる水。呼び水。「ポンプ・が・ すか・に・ なっ・とる・さかい・ むかえみず・を・ 入れる。」〔⇒むかいみず【迎い水】

むかえる【迎える】《動詞・ア行下一段活用》 ①こちらに向かって来る人を待ち受ける。「駅・で・ 友だち・を・ むかえる。」「新入社員・を・ むかえる・ 時期・に・ なっ・た。」②呼んで、来てもらう。「先生・を・ むかえ・て・ 同窓会・を・ 開い・た。」③時間が経って、その時期になる。「暑い・ 夏・を・ むかえ・た。」■対語=①②「おくる【送る】」■名詞化=むかえ【迎え】

むかし【昔】《名詞》 現在から見て、ある程度の年月を隔てた、以前の時期。「だいぶ・ むかし・の・ こと・を・ 思い出し・た。」■対語=「いま【今】」「いんま【()】」

むかしにんげん【昔人間】《名詞》 古風な考え方や生活習慣を身につけている人。昔気質の人。「むかしにんげん・に・は・ パソコン・てな・ もん・ わかる・はず・が・ あら・へん。」

むかしばなし【昔話】《名詞》 ①ずっと以前の話題。以前に経験したことなどを思い出してする話。「年寄り・が・ むかしばなし・を・ し・てまし・てん。」②ずっと以前から伝えられてきた、子供向きの話。「桃太郎・の・ むかしばなし・を・ 絵ー・に・ 描く。」

むかつき《名詞》 ①胃の中のものを吐きそうになること。「むかつき・が・ 治ら・へん・さかい・ 薬・を・ のむ。」②強い怒りがこみ上げてくること。しゃくに障ること。「あいつ・に・ 文句・を・ 言わ・れ・て・ むかつき・が・ おさまら・へん。」〔⇒むかむか〕

むかつく《動詞・カ行五段活用》 ①胃の中のものを吐きそうになる。「車・に・ 酔()ー・て・ むかつい・た。」②強い怒りがこみ上げてくる。しゃくに障る。「むかつく・よーな・ 話・は・ やめ・とい・てんか。」■名詞化=むかつき〔⇒むかっと(する)、むかむか(する)

むかっと〔むかーっと〕《副詞、動詞する》 ①胃の中のものを吐きそうになる様子。「飲み過ぎ・て・ むかーっとし・て・ 吐い・ても・た。」②強い怒りがこみ上げてくる様子。しゃくに障る様子。「耕二・の・ やつ・が・ あることないこと・ ぬかし・やがっ・て・ むかっーとし・た。」〔⇒むかむか。動詞⇒むかつく〕

むかっぱら【むかっ腹】《名詞》 わけもなく腹立たしく思うこと。わけもなく腹を立てること。「あいつ・の・ 顔・を・ 見・たら・ むかっぱら・が・ 立っ・て・ しょーがない。」

むかで【百足】《名詞》 じめじめしたところに住み、平たくて細長い体で、たくさんの節と足のある虫。「植木鉢・を・ のけ・たら・ 下・に・ むかで・が・ おっ・た。」

むかできょうそう〔むかできょーそー〕【百足競争】《名詞》 何人もがはけるようにした長い下駄を、その人数ではいて、速く歩くことを競う遊び。「運動会・で・ むかできょーそー・を・ する。」

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2017年10月24日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (542)    (通算2540回)

日常生活語 「み」⑩

 

みやすい【見易い】《形容詞》 ①見ているものをはっきり識別できる。「みやすい・ 字ー・を・ 書い・てんか。」「みやすい・ ちらし」②見ている場所などがよくて、はっきり見える。「花火・の・ みやすい・ 場所」■対語=「みにくい【見難い】」

みやまいり【宮参り】《名詞、動詞する》 神社に参拝すること。特に、生まれたばかりの赤ちゃんを連れて神社に参拝すること。「みやまいり・に・ 行っ・て・ 神主さん・に・ 拝ん・でもらう。」

みょう〔みょー〕【妙】《形容動詞や()》 ①普通でない様子。変わっている様子。「みょーな・ 恰好・の・ 人・が・ 来・た。」②不思議な様子。おかしい様子。「この頃・ みょーに・ 気・に・ なっ・とっ・てん。」◆一風、変わっているという意味の場合は、「すいな【粋な】」とも言う。

みょうけんさん〔みょーけんさん〕【妙見さん】《名詞》 日蓮宗の信者の人たち。「冬・の・ 寒い・ 時・に・ みょーけんさん・が・ 太鼓・ 叩い・て・ 回っ・てくる。」

みょうじ〔みょーじ〕【苗字、名字】《名詞》 代々その家に継承される、家の名。氏名の「氏」の方。「この辺・は・ 同じ・ みょーじ・が・ 多い・ねん。」〔⇒みよじ(苗字)、せい【姓】

みょうと〔みょーと〕【夫婦】《名詞》 結婚している、一組の男の人と女の人。「みょーと・に・ なっ・て・ 10年・ 経っ・た。」〔⇒みおと【夫婦】、ふうふ【夫婦】

みよし《名詞》 小型の木造船の最前部で、波を左右に切り分けて進む部分。舳先。「みよし・から・ 錨・を・ 放()りこむ。」■対語=「とも【艫】」

みよじ(苗字)】《名詞》 代々その家に継承される、家の名。氏名の「氏」の方。「珍しー・ みよじ・の・ 人」〔⇒みょうじ【苗字】、せい【姓】

みより【身寄り】《名詞》 いざというときに頼ることのできる家族や親戚など。世話になって身を寄せるところ。「みより・が・ なかっ・たら・ どこ・に・ 連絡し・たら・ えー・ね・やろ。」

ミリ〔みり〕【フランス語=milli】《名詞》 メートル法の単位で、基本単位の1000分の1であることを表す言葉。(例えば、1ミリメートルは1メートルの1000分の1で、1センチの10分の1である。)「5ミリ・の・ 幅・で・ 線・を・ 引く。」

みりょく【魅力】《名詞》 接する人の心をとらえて、引き付ける力を持つ素晴らしいもの。「この頃・は・ みりょく・の・ ある・ 政治家・は・ 少(すけ)ない・なー。」

みりん【味醂】《名詞》 蒸した餅米と米麹を焼酎に入れて糖化させた、料理などに使う甘みのある酒。「みりん・を・ 味付け・に・ 使う。」

みる【見る】《動詞・マ行上一段活用》 ①目を向ける。目によってものの存在や動きなどを知る。「横・を・ みる。」②娯楽や学習などのために見物する。眺める。「映画・を・ みる。」③読む。目を通す。「新聞・を・ みる。」④ものの状態などを調べる。「味・の・ 具合・を・ みる。」「風呂・の・ かげん・を・ みる。」⑤世話や処理をする。「親・を・ みん・なら・ん・ねん。」「ちょっと・ 行・てくる・さかい・ 子ども・を・ み・とっ・て・か。」

みる【診る】《動詞・マ行上一段活用》 体の様子を調べる。医者が診察をする。「風邪・みたい・やっ・た・さかい・ み・てもろ・た。」

みる【見る】《補助動詞・マ行上一段活用》 ⇒てみる〔でみる〕【て見る】《補助動詞・マ行上一段活用》を参照

みるまに〔みるまーに〕【見る間に】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みるまに・ ぐんぐん・ 痩せ・ても・た。」〔⇒みとるまに【見とる間に】、みるみる【見る見る】、みるみるうちに【見る見るうちに】

みるみる【見る見る】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みるみる・ 雨・が・ 強(つよ)なっ・た。」〔⇒みとるまに【見とる間に】、みるまに【見る間に】、みるみるうちに【見る見るうちに】

みるみるうちに【見る見るうちに】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みるみるうちに・ 雪・が・ 積もっ・た。」〔⇒みとるまに【見とる間に】、みるまに【見る間に】、みるみる【見る見る】

みわけ【見分け】《名詞》 ①目で見て区別すること。「双子・や・さかい・ みわけ・が・ つか・へん。」②よく見て、良いか悪いかなどを判断する。また、その判断。「空模様・で・ 行く・か・ 止める・か・を・ みわける。」

みわける【見分ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①目で見て区別する。「色・の・ 違い・を・ みわける。」②よく見て、良いか悪いかなどを判断する。「西瓜・が・ 熟れ・とる・か・ どー・か・を・ みわける。」■名詞化=みわけ【見分け】

みわたす【見渡す】《動詞・タ行五段活用》 広い範囲を、遠くまで眺める。全体を見る。「山・の・ 上・から・ 海・の・ 方・を・ みわたす。」

()いれる【身()入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 一生懸命に物事に取り組む。集中して力を注ごうとする。「みをいれ・て・ 勉強せ・んと・ 合格せ・-・へん・よ。」■自動詞は「みがいる【身が入る】」

()かためる〔みー()かためる〕【身()固める】《動詞・マ行下一段活用》 結婚して家庭を持つ。「お前・も・ そろそろ・ みーをかため・なはれ。」

()ひく〔みー()ひく〕【身()引く】《動詞・カ行五段活用》 それまでの任務や立場などから退く。第一線を退く。「みーをひー・て・ 息子・に・ 店・を・ 任す。」

みんじゃ(水屋)】《名詞》 食器や食べ物を入れておく戸棚。「みんじゃ・に・ 入れ・とい・た・ 魚・が・ こごっ・た。」〔⇒みずや【水屋】

みんな【皆】《名詞、副詞》 ①その場にあるものすべて。関係あるものすべて。「事故・で・ 電車・が・ みんな・ 止まっ・ても・た。」②その場にいる人すべて。関係のある、すべての人。その組織に属するすべての人。「みんな・が・ 拍手・を・ し・てくれ・た。〔⇒みな【皆】⇒ぜんぶ【全部】、あるだけ【有るだけ】、あんだけ【有んだけ】⇒ぜんいん【全員】

みんみん《副詞と》 大形の蝉が鳴いている様子。また、その声。「朝・から・ みんみんと・ うるさい・ 蝉・や・なー。」

みんみんぜみ【みんみん蝉】《名詞》 黒い体に緑の斑紋がある、大型の蝉。「みんみんぜみ・が・ やかましーに・ 鳴く。」

みんよう〔みんよー〕【民謡】《名詞》 人々の間から生まれて、その土地の人々の生活や感情を盛り込んで、歌い継がれてきている歌。「デカンショ・は・ 丹波・の・ 篠山・の・ みんよー・や。」

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2017年10月23日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (541)    (通算2539回)

日常生活語 「み」⑨

 

みみがとおい〔みみがとーい〕【耳が遠い】《形容詞》 聴力が弱い。「みみがとおー・ なっ・て・ 補聴器・ 使(つこ)・て・ます・ねん。」

みみがはやい【耳が早い】《形容詞》 うわさなどの情報を人より早く聞きつける。「あんた・は・ みみがはよー・て・ 何・でも・ 知っ・とる・ねん・な。」

みみくそ【耳糞】《名詞》 ①耳の中にできる垢(あか)。「大けな・ みみくそ」②ごくわずかな数量のもの。「みみくそ・だけ・ 寄付し・てくれ・た。」⇒はなくそ【鼻糞】

みみざわり【耳障り】《形容動詞や() 聞いていて、うるさく思ったり不愉快に感じたりする様子。聞こえるものが気になって仕方がないこと。「飛行機・の・ 音・が・ みみざわりや。」

みみず【蚯蚓】】《名詞》 暗がりの中へ進む性質を持ち、薄赤く紐のような形をしていて、土の中にすむ動物。「畝(うね)・を・ かじい・たら・ みみず・が・ ぎょーさん・ おっ・た。」〔⇒めめず(蚯蚓)

みみたぶ【耳朶】《名詞》 耳の下の方に垂れ下がっている、柔らかくふくらんだ部分。「みみたぶ・に・ きらきら・を・ つけ・た・ 若い・ 子ー・が・ 増え・た・なー。」

みみだれ【耳垂れ】《名詞》 耳の穴から分泌物が流れ出ている病気。また、流れ出ているもの。「昔・は・ ぎょーさん・ おっ・た・よーに・ 思(おも)・た・けど・ 今・は・ みみだれ・の・ 子ー・は・ おら・へん・なー。」

みみっちい〔みみっちー〕《形容詞》 ①お金のことに細かくて、けちくさい。倹約しようとして、出し惜しみをする。「みみっちー・ こと・を・ 言()わ・んと・ ぼーんと・ 寄付し・たれ・や。」②細かいことにまで過度にこだわっている。「計算・が・ みみっちー・て・ ややこしー・なー。」〔⇒こみっちい〕

みみにする【耳にする】《動詞・サ行変格活用》 何気なく聞き知る。人づてに知る。「お祖父さん・が・ 入院し・てやっ・た・と・ みみにし・た・ん・や・けど・ ほんま・ですか。」

みみにちよう〔みみにちよー〕【耳日曜】《形容動詞や()》 聞こえていても、聞こうとする気持ちがない様子。あるいは、話の内容を受け入れようとしない様子。「みみにちよーや・さかい・ 何・を・ 言()ー・ても・ 聞い・たら・へん。」〔⇒みみにっちょう(耳日曜)

みみにっちょう〔みみにっちょー〕(耳日曜)】《形容動詞や()》 聞こえていても、聞こうとする気持ちがない様子。あるいは、話の内容を受け入れようとしない様子。「今日・は・ みみにっちょーや・さかい・ 何・も・ 言わ・んとい・て・な。」〔⇒みみにちよう【耳日曜】

みみにはいる【耳に入る】《動詞・ラ行五段活用》 人づてにうわさ話などを聞く。うわさで知る。「もー・ あんた・の・ みみにはいっ・とる・ん・かいなー。早い・なー。」

みみにはさむ【耳に挟む】《動詞・マ行五段活用》 ちらっと聞く。偶然に聞き知る。「あんた・の・ 噂・を・ みみにはさん・だ。」〔⇒みみにはそむ(耳に挟む)

みみにはそむ(耳に挟む)】《動詞・マ行五段活用》 ちらっと聞く。偶然に聞き知る。「赤ちゃん・が・ 生まれ・た・と・ みみにはそん・だ・さかい・ お祝い・を・ 持っ・ていっ・た。」〔⇒みみにはさむ【耳に挟む】