2017年3月28日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (332)    (通算2330回)

日常生活語 「つ」⑦

 

つづける【続ける】《動詞・カ行下一段活用》 間を置かずに、途切れないようにする。以前と同じ状態を保つ。「定年・の・ 後・も・ 仕事・を・ つづける。」■自動詞は「つづく【続く】」

つづける【続ける】《接尾語・カ行下一段活用》[動詞の連用形に付く] 同じことを連続して行うことを表す言葉。「絵ー・を・ 描きつづける。」「毎日・ 走りつづけ・とる・ねん。」

つっこむ【突っ込む】《動詞・マ行五段活用》 ①激しい勢いで中に入る。「自転車・の・ スピード・を・ 出し過ぎ・て・ 田圃・の・ 中・に・ つっこん・でも・た。」②無造作な感じで、中に入れる。「ズボン・に・ 手・を・ つっこん・で・ 歩く。」「ハンカチ・を・ ポケット・に・ つっこむ。」

つつじ【躑躅】《名詞》 春から夏にかけて赤・白・紫などの花をつける、落葉する低木。「離宮公園・の・ つつじ・は・ 綺麗や。」

つつそで【筒袖】《名詞》 和服で、袂がない、筒のような袖。また、そのような袖の着物。「つつそで・の・ 浴衣」

つつぬけ【筒抜け】《形容動詞や() ①話し声などがそのまま他の人に聞こえる様子。「マイク・の・ スイッチ・を・ 切っ・とら・なんだ・さかい・ 言()ー・た・ こと・が・ つつぬけに・ 聞こえ・ても・た。」②秘密などが他の人に伝わってしまう様子。「言()ー・たら・ じっきに・ みんな・に・ つつぬけに・ なっ・ても・とっ・た。」③止まらないで、通り過ぎたり漏れ落ちたりする様子。「聞い・た・ こと・が・ つつぬけで・ みんな・ 忘れ・ても・た。」

つっぱり【突っ張り】《名詞》 ものに当てて支えとするもの。「家・に・ つっぱり・(を・) かます。」〔⇒つっかい【突っ支い】、つっかえ【突っ支え】

つっぱりぼう〔つっぱりぼー〕【突っ張り棒】《名詞》 ものに当てて支えとする棒。「垣・に・ つっぱりぼー・を・ 立てる。」〔⇒つっかいぼう【突っ支い棒】、つっかえぼう【突っ支え棒】

つっぱる【突っ張る】《動詞・ラ行五段活用》 ①筋肉などが強く張って、圧迫感を覚える。「足・が・ つっぱっ・て・ 痛い。」「食い過ぎ・て・ 腹・が・ つっぱっ・とる。」②自分の考えを押し通す。「そないに・ つっぱっ・て・ 言わ・ん・でも・ えー・やろ・がい。」

つつみ【包み】《名詞》 紙や風呂敷などでもの全体を覆い囲んだもの。「お菓子・の・ つつみ・を・ 貰(もろ)・た。」

つつみがみ【包み紙】《名詞》 もの全体を覆い囲むために使う紙。包装紙。「チョコレート・の・ 銀色・の・ つつみがみ」

つつむ【包む】《動詞・マ行五段活用》 ①もの全体を外から覆い囲む。「風呂敷・で・ つつん・で・ 持っ・ていく。」②慶弔・お礼・挨拶などのために、お金をのし紙などに入れる。また、そのようにして差し出す。「新築祝い・に・は・ なんぼ・ つつん・だら・ 良()ー・ねん・やろ・か。」■名詞化=つつみ【包み】

つづり【綴り】《名詞》 書類を紐などで束ねたもの。「書類・の・ つづり・を・ 広げる。」

つづりかた【綴り方】《名詞》 何かの課題のもとに、文章を書くこと。また、そのようにして書いた文章。「つづりかた・で・ 金賞・を・ 貰(もろ)・た。」〔⇒さくぶん【作文】

つづる【綴る】《動詞・ラ行五段活用》 ①書類などを一つに束ねて、一続きのものにする。「紙・を・ つづっ・て・ 束・に・ する。」②破れたところに、他のものを補ったりして修繕する。「ズボン・の・ ひっかけ・た・ とこ・を・ つづる。」③言葉を続けて、文章として書き表す。「遠足・の・ こと・を・ つづっ・て・ 書く。」■名詞化=つづり【綴り】⇒つづくる【綴くる】

つて【伝手】《名詞》 ①人とのつながり。手づる。縁故。「つて・に・ なる・ 人・が・ おら・へん・さかい・ 頼ま・れ・へん。」②何かをするときに、都合良く他のことにも活用できる機会や状態。便宜。「今日・ 市役所・へ・ 行く・ つて・は・ おまへ・ん・やろ・か。」⇒ついで【序で】

つとまる【務まる、勤まる】《動詞・ラ行五段活用》 その職務に堪えて、仕事をやり遂げることができる。たいへんなことに堪えることができる。「飽き症・や・さかい・ 仕事・が・ つとまる・か・ 心配や。」

つとめ【勤め、務め】《名詞》 ①それによって生計を立てていくための職業。また、その内容や、勤務しているところ。「つとめ・は・ 朝・の・ 8時・に・ 始まる。」②自分に課したり、人から与えられたりする任務。当然しなくてはならないことがら。「みんな・の・ 意見・を・ 聞く・ こと・は・ 自治会長・の・ つとめ・や。」「親・と・して・の・ つとめ」〔⇒しごと【仕事】⇒はたらき【働き】

つとめぐち【勤め口】《名詞》 仕事をするところとして探している会社など。「つとめぐち・が・ まだ・ 決まら・へん。」〔⇒しゅうしょくぐち【就職口】

つとめさき【勤め先】《名詞》 働きに行っているところ。仕事場のあるところ。「つとめさき・は・ 神戸・の・ 三宮・や。」

つとめる【勤める、務める】《動詞・マ行下一段活用》 命じられたり頼まれたりした職務や役割を行い果たす。また、それによって生計を立てていくために勤務する。「今・の・ 会社・に・は・ 20年・ つとめ・とる。」■名詞化=つとめ【勤め、務め】

つな【綱】《名詞》 植物繊維・化学繊維・針金などをよりあわせて、太くて長くて丈夫にしたもの。ロープ。「牛・に・ つな・ 付け・て・ 引っ張る。」

つながり【繋がり】《名詞》 結ばれたり連なったりしていること。人やものにおける関係。「同じ・ 学校・の・ 同級生・や・と・ 言()ー・ つながり」

つながる【繋がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①結ばれたり連なったりする。離れているものが結ばれる。また、その結果、両者の間に交流などが行われる。「橋・が・ 架かっ・て・ 道・が・ つながっ・た。」「電話・が・ つながっ・た。」②別々のように思われるものの間に、共通性などが認められる。「不注意・が・ 事故・に・ つながっ・た。」■他動詞は「つなぐ【繋ぐ】」■名詞化=つながり【繋がり】

つなぎめ【繋ぎ目】《名詞》 別々であったものを、結び合わせたところ。切れたものを結び合わせたところ。「ロープ・の・ つなぎめ・が・ ほどける。」

つなぐ【繋ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ①離れないように、ひもやロープのようなもので結びつける。手と手などを結びつけて離れないようにする。「船・を・ 波止・に・ つなぐ。」「手・を・ つない・で・ はぐれ・ん・よーに・ する。」②別々になっているものを結び合わせて、一続きのものにする。「切れ・た・ 糸・を・ つなぐ。」■自動詞は「つながる【繋がる】」■名詞化=つなぎ【繋ぎ】

つなひき【綱引き】《名詞、動詞する》 2組に分かれて、1本の綱を両方から引き合って力比べをする競技。「運動会・の・ つなひき・に・ あんた・も・ 出・てくれ・まへ・ん・か。」

つなみ【津波】《名詞》 海底地震の後などで急に、土手のような大きな波が起こって、海岸に押し寄せてくること。また、そのような波。「海・に・ 近い・ 家・や・さかい・ 地震・の・ つなみ・が・ 心配や。」

つなわたり【綱渡り】《名詞、動詞する》 空中に張った綱の上を、芸などをしながら渡り歩く軽業。「お猿・が・ 傘・ 持っ・て・ つなわたりする・ 芸」

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2017年3月27日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (331)    (通算2329回)

日常生活語 「つ」⑥

 

つっかいぼう〔つっかいぼー〕【突っ支い棒】《名詞》 ものに当てて支えとする棒。「トマト・の・ 苗・を・ つっかいぼー・で・ 支える。」〔⇒つっかえぼう【突っ支え棒】、つっぱりぼう【突っ張り棒】

つっかえ【突っ支え】《名詞》 ものに当てて支えとするもの。「風・が・ 強い・さかい・ つっかえ・を・ 立て・んと・ こけ・てまう。」〔⇒つっかい【突っ支い】、つっぱり【突っ張り】

つっかえす【突っ返す】《動詞・サ行五段活用》 ①差し出されたものを受け取らないで、無愛想に返す。「貰(もろ)・たら・ いか・ん・ 物・や・さかい・ つっかえし・てん。」「つっかえさ・れ・ても・ 置い・てき・たら・ えー・ねん。」②突いてきた相手に、こちらからも突く。「突か・れ・たら・ つっかえせ。」〔⇒つきかえす【突き返す】、つきかやす(突き返す)、つっかやす(突っ返す)、つっきゃえす(突っ返す)、つっきゃやす(突っ返す)

つっかえぼう〔つっかえぼー〕【突っ支え棒】《名詞》 ものに当てて支えとする棒。「田圃・の・ 小屋・に・ つっかえぼー・を・ かまし・とく。」〔⇒つっかいぼう【突っ支い棒】、つっぱりぼう【突っ張り棒】

つっかかる【突っ掛かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①動作または言葉によって、相手に逆らって手向かう。強く反抗する。「えらそーに・ つっかかっ・てき・やがる・ねん。」②相手に引っかかったり、荒々しくぶつかったりする。「街・で・ つっかかっ・たら・ 殴ら・れる・かもしれん・ぞ。」■名詞化=つっかかり【突っ掛かり】

つっかけ【突っ掛け】《名詞》 スリッパ、サンダルなどのように、無造作に足の先に軽くかけて履くことができるもの。「つっかけ・で・は。 電車・に・・ 乗ら・んとき。」〔⇒ひっかけ【引っ掛け】

つっかやす(突っ返す)】《動詞・サ行五段活用》 ①差し出されたものを受け取らないで、無愛想に返す。「せっかくの・ もん・を・ つっかやし・たら・ 失礼だっ・せ。」②突いてきた相手に、こちらからも突く。「思いきり・ つっかやし・たら・ 相手・が・ よろけ・た。」〔⇒つきかえす【突き返す】、つきかやす(突き返す)、つっかえす【突っ返す】、つっきゃえす(突っ返す)、つっきゃやす(突っ返す)

つづき【続き】《名詞》 同じようなものが連続すること。また、そのようなもの。「この・ 話・の・ つづき・は・ 明日・に・ する。」

つづきもん【続き物】《名詞》 読み物やドラマなどで、一回では終わらずに、回を重ねて完結するもの。「つづきもん・の・ テレビ番組」

つっきゃい(付っ合い)】《名詞》 ①人と親しく交際すること。「つっきゃい・の・ 悪い・ やつ・は・ 誘(さそ)・ても・ 来()・ん・やろ。」②社交上の必要や義理によって、一緒に同じ行動をすること。「課長・と・の・ つっきゃい・で・ 一杯・ 飲む。」〔⇒つきあい【付き合い】

つっきゃう(付っきゃう)】《動詞・ワア行五段活用》 ①人と親しく交際する。「つっきょー・とる・ 彼氏・は・ おる・のん・か。」②社交上の必要や義理によって、一緒に同じ行動をする。「今日・は・ わし・に・ つっきょー・てくれ・へん・か。」■名詞化=つっきゃい(付っ合い)〔⇒つきあう【付き合う】

つっきゃえす(突っ返す)】《動詞・サ行五段活用》 ①差し出されたものを受け取らないで、無愛想に返す。「つっきゃえさ・れ・たら・ 持っ・てかえり・なはれ。」②突いてきた相手に、こちらからも突く。「つっきゃえし・た・けど・ 相手・の・ 方・が・ 強かっ・た。」〔⇒つきかえす【突き返す】、つきかやす(突き返す)、つっかえす【突っ返す】、つっかやす(突っ返す)、つっきゃやす(突っ返す)

つっきゃかり(月明かり)】《名詞》 月の光による夜の明るさ。月の光で夜が明るいこと。「つっきゃかり・で・ 歩きやすい。」〔⇒つきあかり【月明かり】

つっきゃたり(突っ当たり)】《名詞》 道などの行き止まりのところ。「道・が・ つっきゃたり・に・ なる。」〔⇒つきあたり【突き当たり】、つきゃたり(突当たり)

つっきゃたる(突き当たる)】《動詞・ラ行五段活用》 ①進んで行って、立ちはだかるものにぶつかる。「人・が・ ぎょーさんで・ つっきゃたり・そーに・ なる。」②どこかに行き着く。「真っ直ぐ・ 歩い・とっ・たら・ 川・に・ つっきゃたっ・た。」③何かにさえぎられて、これ以上は進めないところに来る。行き詰まる。「会社の・ 塀・に・ つっきゃたっ・て・ 後戻りし・た。」■名詞化=つっきゃたり【突き当たり】〔⇒つきあたる【突き当たる】、つきゃたる(突き当たる)⇒しょうとつ【衝突】(する)、どっしゃげる〕

つっきゃやす(突っ返す)】《動詞・サ行五段活用》 ①差し出されたものを受け取らないで、無愛想に返す。「そんな・ もん・(を・) 貰われ・へん・(と・) 言()ー・て・ つっきゃやし・くさっ・た。」②突いてきた相手に、こちらからも突く。「つっきゃし・たら・ つっきゅやさ・れ・た。」〔⇒つきかえす【突き返す】、つきかやす(突き返す)、つっかえす【突っ返す】、つっかやす(突っ返す)、つっきゃえす(突っ返す)

つっきゃわす(突き合わす)】《動詞・サ行五段活用》 ①2つのものの対応する部分を照らし合わせて比べる。「つっきゃわし・たら・ 数字・が・ 合わ・へん・やないか。」②すぐ近くに居て、向かい合う。くっつきそうになるほど近づける。「顔・を・ つっきゃわし・て・ 相談する。」〔⇒つきあわす【突き合わす】

つっきゅび(突き指)】《名詞、動詞する》 指先を物に強く突き当てて、関節を痛めること。指の関節の捻挫。「1週間前・の・ つっきゅび・が・ 治ら・へん。」〔⇒つきゆび【突き指】

つっきょ(月夜)】《名詞》 形の大きくなった月が、明るく出ている夜。「今晩・は・ えー・ つっきょ・や・なー。」〔⇒つきよ【月夜】

つづく【続く】《動詞・カ行五段活用》 ①時間的にあるいは空間的に、途切れないで同じ状態が連なる。「ずーっと・ 向こー・まで・ 田圃・が・ つづい・とる。」②間を置かずに、次々に起きる。「今年・は・ 台風・が・ つづい・て・ 上陸し・た。」■名詞化=つづき【続き】

つづく【続く】《接尾語・カ行五段活用》[動詞の連用形に付く] ある動作や状態が途切れないことを表す言葉。「雨・が・ 降りつづい・て・ 土砂崩れ・に・ なら・へん・か・ 心配や。」

つづくり【綴くり】《名詞、動詞する》 衣服などの破れたところに、他の布をあてて修繕すること。そのようにして修繕したもの。「夜なべ・に・ つづくり・を・ する。」〔⇒つぎ【継ぎ】、つづくりもん【綴くり物】

つづくりもん【綴くり物】《名詞、動詞する》 衣服などの破れたところに、他の布をあてて修繕すること。そのようにして修繕したもの。「破っ・た・さかい・ また・ つづくりもん・を・ せ・んならん。」〔⇒つぎ【継ぎ】、つづくり【綴くり】

つづくる【綴くる】《動詞・ラ行五段活用》 破れたところに、他のものを補ったりして修繕する。「破れ・た・ 足袋・を・ つづくる。」「服・を・ つづくる。」「庭・の・ 垣・の・ 破れ・を つづくる。」■名詞化=つづくり【綴くり】〔⇒つづる【綴る】

つっけ()】《名詞》 書物などを読んだり、字を書いたりするときに使う台。「インク・を・ こぼし・て・ つっけ・の・ 上・が・ 汚れ・た。」「つっけ・を・ 汚し・たら・ あか・ん。」〔⇒つくえ【机】

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2017年3月26日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (330)    (通算2328回)

日常生活語 「つ」⑤

 

つけ〔づけ〕【漬け】《接尾語》 調味料などに漬けたものにすることを表す言葉。また、そのようにして出来上がったものを表す言葉。「胡瓜・を・ 味噌づけ・に・ する。」「醤油づけ」「砂糖づけ」

つけたす【付け足す】《動詞・サ行五段活用》 既にあるものの上に、べつのものを加える。「忘れ・とっ・た・ こと・を・ つけたし・て・ 説明する。」「ご飯・の・ おかず・を・ 一つ・ つけたす。」■名詞化=つけたし【付け足し】

つけね【付け根】《名詞》 ①草や木の、根の出ているところ。「大きな・ 木ー・の・ 枝・の・ つけね・に・ 腰かける。」②ものとものとが接したり付いたりしている部分。「腰・の・ つけね・が・ 痛い。」〔⇒ねもと【根元】、もと【元】

つけもん【漬物】《名詞》 野菜などを塩や酢や糠などで漬けたもの。「大根・を・ つけもん・に・ する。」

つけやき【付け焼き】《名詞、動詞する》 魚や野菜などに、醤油やたれなどを付けて焼くこと。醤油やたれなどに漬けておいたものを焼くこと。また、そのようにして焼いたもの。「さんま・の・ つけやき」「煎餅・を・ つけやきする。」

つける【付ける、着ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①二つ以上のものの隙間をなくする。ものとものとが、ぴったり寄り添うようにする。「机・を・ つけ・て・ 話・を・ する。」②ものを接合させて、離れないようにする。「表札・を・ つける。」「接着剤・で・ つける。」③ものの表面に力を加えて、印や跡を残す。「ズボン・に・ 折り目・を・ つける。」④元のものに何かを加わえる。「塩味・を・ つける。」⑤添っているようにさせる「家庭教師・を・ つけ・て・ 勉強・を・ さす。」⑥それまでになかった技能・知識などを、得るようにさせる。「読ん・だり・ 書い・たり・ する・ 力・を・ つける。」⑦体力・知力などを加える。「元気・を・ つけ・て・ もー・ 一頑張りし・なはれ。」⑧施して、決める「野菜・の・ 値ー・を・ つける。」⑨文字を書き込む。書き記す。「寝る・ 前・に・ 日記・を・ つける。」■自動詞は「つく【付く、着く】」

つける【点ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①灯心などに火を移したり、電気器具のスイッチを入れたりして、明るくなるようにする。「電気・を・ つける。」「蝋燭・を・ つける。」②炭や薪などを燃やし始める。「くど・に・ 火・を・ つけ・た。」③スイッチを入れて始動させる。「テレビ・を・ つけ・て・ 天気予報・を・ 見る。」■自動詞は「つく【点く】」⇒とぼす【灯す】、ともす【灯す】

つける【浸ける、漬ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①ものを水や液体などの中にひたす。ものを水や液体などの中に入れて、全体をそれで覆う。「汚れ・た・ 洗濯物・を・ 一晩・ 水・に・ つけ・とく。」②野菜・魚・肉などに塩や糠などをまぶして、その味が熟成して程良い状態になるようにする。「大根・を・ つける。」■自動詞は「つかる【浸かる、漬かる】」

つける【着ける】《動詞・カ行下一段活用》 身に備えるようにする。「ネクタイ・を・ つける。」「バッジ・を・ つける。」「ブローチ・を・ つける。」「首巻き・を・ つける。」

つける【着ける、付ける】《動詞・カ行下一段活用》 乗り物などをある場所に寄せて止める。「船・を・ 浜・に・ つける。」

つける《接尾語・カ行下一段活用》[動詞の連用形に付く] ①その動作に慣れていたり習慣となっていたりすることを表す言葉。「行きつけ・とる・ ところ・や・さかい・ 迷わ・んと・ 行ける。」「食べつけ・とる・ 味」②勢いよくその動作をすることを表す言葉。「呼びつけ・て・ 怒る。」③強い感覚で、探り出す。「怪しい・ やつ・を・ かぎつけ・た。」

っこい《接尾語》 その傾向が強いということを表す言葉。「冷やっこい・ 豆腐」「粘っこい・ 水飴」〔⇒こい、っぽい〕

つごう〔つごー〕【都合】《名詞》 ①何かをするときに、影響を与えるようなものごとの有様。ものごとがうまく進んでいるかどうかの状況。「えー・ つごー・に・ いく。」②そのことに関わる、望ましくない事情。「つごー・が・ あっ・て・ 行か・れ・へん・ねん。」⇒ぐあい【具合】、ぐわい(具合)、がい(具合)、あんばい【塩梅、案配】〕。⇒わけ【訳】

つじ【辻】《名詞》 道が交差するところ。「つじ・が・ 3つ・に・ 分かれ・とる。」「四つ辻」

つたう【伝う】《動詞・ワア行五段活用》 あるものから離れないように沿いながら動いていく。「水・が・ ガラス窓・を・ つとー・て・ 流れ・とる。」「広い・ 道・を・ つとー・て・ 歩く。」 

つたえる【伝える】《動詞・ア行下一段活用》 ①人を介して言葉で知らせる。言葉を取り次ぐ。「話・を・ みんな・に・ 伝え・とい・てんか。」②ものやことがらを受け継いで後に残す。後世に残す。「家宝・を・ 子ー・に・ つたえる。」■自動詞は「つたわる【伝わる】」■名詞化=つたえ【伝え】

つたわる【伝わる】《動詞・ラ行五段活用》 ①他の人から知らせを受ける。話が広がる。「お前・の・ 噂・が・ 伝わっ・とる・ぞ。」②ものやことがらが受け継がれて残る。後世に残る。「家・に・ つたわっ・とる・ 系図」■他動詞は「つたえる【伝える】」

つち【土】《名詞》 岩や石が砕けて粉になったもの。「つち・が・ 痩せ・とる・さかい・ 肥料・を・ 撒く。」「黒い・ つち」

つち【槌】《名詞》 木や金属でできていて、物をたたくのに使う道具。「つち・で・ 杭・を・ 打つ。」

つちけぶり【土煙】《名詞》 細かい土や砂が風に吹き上げられて、煙のように見えるもの。「風・が・ 吹い・て・ えらい・ つちけぶり・が・ 上がっ・とる。」〔⇒つちけむり【土煙】

つちけむり【土煙】《名詞》 細かい土や砂が風に吹き上げられて、煙のように見えるもの。「バス・が・ 走っ・た・ あと・は・ つちけむり・や。」〔⇒つちけぶり【土煙】

つちしょうが〔つちしょーが〕【土生姜】《名詞》 掘り出して、洗っただけの生姜。「素麺・に・ つちしょーが・を・ 擦っ・て・ 添える。」

つちつかず【土付かず】《名詞》 足の裏の凹んでいるところ。「つちつかず・が・ あら・へん・ 足」〔⇒つちふまず【土踏まず】

つちふまず【土踏まず】《名詞》 足の裏の凹んでいるところ。「つちふまず・の・ ない・ べた足」〔⇒つちつかず【土付かず】

つつ【筒】《名詞》 円くて細長くて、中が空いているもの。「卒業証書・を・ 入れる・ つつ」

つついっぱい【つつ一杯】《形容動詞や()》 ①寸法・分量・時間・時刻などが限界いっぱいで、隙間やゆとりがない様子。「つついっぱいに・ おまけ・を・ し・て・ 1000円・や。」②筋肉の働きや気力などを限りなく発揮させる様子。「つついっぱい・ 走っ・た・けど・ 追い抜け・なんだ。」〔⇒ぎりぎりいっぱい【ぎりぎり一杯】、いっぱいいっぱい【一杯一杯】⇒きちきち、ぎりぎり、きちきちいっぱい【きちきち一杯】、いっぱい【一杯】⇒ちからいっぱい【力一杯】

つっかい【突っ支い】《名詞》 ものに当てて支えとするもの。「トマト・の・ 木ー・に・ つっかい・を・ 立てる。」〔⇒つっかえ【突っ支え】、つっぱり【突っ張り】

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2017年3月25日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (329)    (通算2327回)

日常生活語 「つ」④

 

つく【付く、着く】《動詞・カ行五段活用》 ①二つ以上のものの隙間がなくなる。ものとものとがぴったり寄り添うようになる。「ホーム・に・ 電車・が・ つく。」②ものが接合して、離れない状態になる。「手・に・ 砂・が・ つい・た。」③ものの表面に力が加わって、印や跡がそのまま残る。「髪・に・ 寝癖・が・ つい・とる。」④元のものに何かが加わる。「焼い・たら・ 焦げ目・が・ つい・た。」「貯金・に・ 利子・が・ つく。」「消費税・が・ つく。」⑤添っているようにする。「そば・に・ つい・て・ 世話・を・ する。」「子ども・に・ つい・て・ 出かける。」「病院・で・ 親・の・ そば・に・ つい・とる。」⑥それまでになかった技能・知識などが備わる。「大工・の・ 技術・が・ 身・に・ つい・た。」⑦体力・知力などが加わる。「うまい・ もん・を・ 食()・て・ 元気・が・ つい・た。」⑧感覚として知る。「小さな・ ごみ・が・ 目・に・ つい・た。」「忘れもん・に・ 気・が・ つい・た。」⑨ものごとに結果や結論が出る。おさまりがつく。「あいつ・と・の・ 話・が・ つい・た。」⑩新しいものが生じたり、効果が現れたりする。「新幹線・が・ つい・た。」⑪草木が根をおろす。「植え替え・た・ 松・の・ 木ー・が・ つい・た。」⑫費用や値段がかかる。「高(たこ)ー・ つい・た。」⑬運が向く。「今日・は・ 朝・から・ つい・とる・なー。」■他動詞は「つける【付ける、着ける】」

つく【突く、撞く】《動詞・カ行五段活用》 ①尖ったものや棒の形のもので強く押す。「鉛筆・の・ 先・で・ つく。」②ものに押し当てる。「判子・を・ つい・てもらう。」③細長い物を持って、支えにする。「杖・を・ つい・て・ 歩く。」④前の方に押す。押し上げる。「急な・ 坂道・やっ・た・ん・で・ 自転車・を・ 降り・て・ つい・て・ あがっ・た。」「リヤカー・を・ つい・ていく。」⑤当てて鳴らす。「夕方・に・ 鐘・を・ つく。」◆④の場合、自転車を「つく【突く】」のは自転車の真横の位置で、リヤカーを「つく【突く】」のはリヤカーの後ろの位置からである。自転車の場合もリヤカーの場合も「おす」という言い方もできる。リヤカーの場合、人とリヤカーの位置が逆になると「リヤカー・を・ ひー・ていく。」(または、「ひっぱっ・ていく。」)ということになる。

つく【着く】《動詞・カ行五段活用》 ①進んで行って、ある場所に達する。「向こー・に・ つい・たら・ 電話し・なはれ・よ。」「神戸・に・ つい・た。」②曲げたり伸ばしたりした結果、ある場所に届いて、触れる。「指・の・ 先・が・ 地・に・ つく。」

つく【点く】《動詞・カ行五段活用》 ①灯心などに火が移ったり、電気器具のスイッチが入ったりして、明るくなる。「電気・が・ つい・た。」②炭や薪などが燃え始める。「練炭・が・ つい・た。」「湿っ・とる・さかい・ 火ー・が・ つか・ん。」■他動詞は「つける【点ける】」⇒とぼる【灯る】、ともる【灯る】

つく【搗く】《動詞・カ行五段活用》 生または蒸した穀物などを杵などで強く打って、精白したり軟らかくしたり押しつぶしたり混ぜ合わせたりする。「正月(しょんがつ)・の・ 餅・を・ つく。」

つく《動詞・カ行五段活用》 言葉で相手に伝える。「でたらめな・ 話・を・ つき・やがっ・た。」「嘘・を・ つか・ん・よーに・ し・なはれ。」◆望ましくないことを言うときに使うことが多い。〔⇒ゆう【言う】

つく《接尾語・カ行五段活用》 そのような動作や状態であることを表す言葉。そのような動作や状態になることを表す言葉。「足元・が・ ふらつい・とる。」「歯・が・ ぐらつい・て・ 痛い・ねん。」「夜中・に・ うろつい・とっ・たら・ 怪しま・れる・ぞ。」「古ー・ なっ・て・ 箪笥・が・ がたつい・き・た。」◆擬態語や擬声語に付くことが多い。

つぐ【継ぐ、接ぐ、注ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ①連続していない2つのものや、一体になっていないものを繋ぎ合わせる。「折れ・た・ 木ー・を・ つぐ。」「骨・を・ つぐ。」②初めて入れたり、後から付け加えたりする。「自分・で・ ご飯・を・ つい・で・ 食べ・なはれ。」「お汁・を・ つい・でくれ・なんだら・ 食べ・られ・へん・やん。」「茶瓶・に・ 水・を・ つぐ。」

つくえ【机】《名詞》 書物などを読んだり、字を書いたりするときに使う台。「つくえ・の・ 上・に・ ラジオ・を・ 置く。」〔⇒つっけ()

つくし【土筆】《名詞》 春のはじめに生える、胞子を付けた杉菜の茎。「温ー・ なっ・た・さかい・ つくし・が・ 出・とる・やろ。」

つくだに【佃煮】《名詞》 魚・貝・昆布・海苔などを、醤油や砂糖などで濃い味に煮詰めて、長く保存できるようにした食べ物。「ご飯の・ 上・に・ つくだに・を・ のせる。」

つくなむ《動詞・マ行五段活用》 腰を落として、膝を曲げてしゃがむ。うずくまる。「電車・の・ 中・で・ つくなん・だら・ あか・ん・やろ。」〔⇒かがむ【屈む】、かごむ(屈む)、つくぼる、つくばる〕

つくねる《動詞・ナ行下一段活用》 乱雑に積み重ねる。だらしなく放置しておく。「汚れ・た・ シャツ・を・ つくね・とる。」

つくばる《動詞・マ行五段活用》 腰を落として、膝を曲げてしゃがむ。うずくまる。「柱・の・ そば・で・ つくばっ・て・ 話・を・ 聞く。」〔⇒かがむ【屈む】、かごむ(屈む)、つくなむ、つくぼる〕

つくぼる《動詞・マ行五段活用》 腰を落として、膝を曲げてしゃがむ。うずくまる。「便所・で・ 長い・こと・ つくぼっ・とっ・た。」〔⇒かがむ【屈む】、かごむ(屈む)、つくなむ、つくばる〕

つくり【作り、造り】《名詞》 ①新鮮な魚や貝などの肉を薄く切って、醤油や香辛料を添えて食べるように作った食べ物。「鮪・の・ つくり・で・ 酒・を・ 飲む。」②ものを作ること。作って出来上がった、ものの様子。「丈夫な・ つくり・の・ 箱」⇒さしみ【刺身】

つくりごと【作り事】《名詞》 ①実際にはないことを、あるようにだまして言うこと。本当でないこと。「つくりごと・を・ 言()ー・の・は・ やめ・なはれ。」②作者の空想・想像によって書いた文学作品など。「つくりごと・や・けど・ この・ 話・は・ 面白(おもろ)い。」〔⇒つくりばなし【作り話】⇒うそ【嘘】

つくりばなし【作り話】《名詞》 ①実際にはないことを、あるようにだまして言うこと。本当でないこと。「あいつ・の・ 言()ー・ つくりばなし・を・ 信用し・たら・ あか・ん・ぞ。」②作者の空想・想像によって書いた文学作品など。「桃太郎・や・ 金太郎・は・ つくりばなし・や。」〔⇒つくりごと【作り事】⇒うそ【嘘】

つくる【作る、造る】《動詞・ラ行五段活用》 ①形のあるものにする。役立つものに仕上げる。「工作・を・ つくる。」「申請書・を・ つくっ・て・ 出す。」②手を加えて、もとと違ったものにする。準備をする。「朝ご飯・を・ つくる。」③それまでになかったものを、新たに生み出す。「会社・を・ つくる。」「高速道路・を・ つくる。」④植物などを育てる。農作物を栽培して生産する。「カーネーション・を・ つくる。」「あんたとこ・ 何反・ つくっ・とっ・てや・ねん。」◆④は、「たんぼつくる【田圃作る】」「はたけつくる【畑作る】」とも言う。■名詞化=つくり【作り、造り】①②③⇒こしらえる【拵える】、こっさえる(拵える)、こさえる(拵える)

つけ【付け】《名詞》 ①商品を買ったときなどに書き留めてもらっておいて、代金を後で支払うこと。掛け売りや掛け買い。「月末払い・の・ つけ・で・ 買う。」「つけ・に・ し・とい・てください・な。」②支払いを求める書類。勘定書。「月末・や・さかい・ つけ・を・ 持っ・てき・まし・てん。」 

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2017年3月24日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (328)    (通算2326回)

日常生活語 「つ」③

 

つぎき【接ぎ木】《名詞、動詞する》 木の枝や芽を切り取って、他の木の幹や枝に接ぐこと。「柿・の・ つぎき・を・ し・た。」

つききり【付き切り】《形容動詞や()》 ①いつも誰かの傍に付き添っている様子。「怪我し・た・ 人・に・ つききりやっ・てん。」②ひとつのことに関わり続けている様子。「メーター・に・ つききりで・ 目・が・ 離さ・れ・へん。」〔⇒つきっきり【付きっ切り】

つぎこむ【注ぎ込む】《動詞・マ行五段活用》 ①液体を容器に注ぎ入れる。液体を加えて入れる。「水筒・に・ お茶・を・ つぎこむ。」②何かをするために多額のお金を使ったり人員を雇ったりする。「給料・を・ 競馬・に・ つぎこん・どる。」 

つきささる【突き刺さる】《動詞・ラ行五段活用》 尖ったものが、ものの表面を破って食い込む。貫いて刺し通される。「指・に・ とげ・が・ つきささっ・た。」◆「ささる【刺さる】」よりも鋭く、強い印象が伴う。■他動詞は「つきさす【突き刺す】」〔⇒ささる【刺さる】

つきさす【突き刺す】《動詞・サ行五段活用》 先の尖ったものの先端が、そのものの内部に入り込むように強く押す。貫いて通す。「鰻・に・ 串・を・ つきさす。」■自動詞は「つきささる【突き刺さる】」〔⇒さす【刺す】

つきずえ【月末】《名詞》 一か月の終わりの日。一か月の終わりの頃。「つきずえ・に・ 集金・に・ 来・ます。」〔⇒げつまつ【月末】

つきそい【付き添い】《名詞》 世話をするために、病人、年少者、身分・地位が高い人などの傍に付いていること。また、そのようにしている人。「お祖父ちゃん・の・ つきそい・を・ する。」

つきそう【付き添う】《動詞・ワア行五段活用》 世話をするために、病人、年少者、身分・地位が高い人などの傍に付いている。「母親・に・ つきそー・て・ 病院・へ・ 行っ・た。」■名詞化=つきそい【付き添い】

つきだす【突き出す】《動詞・サ行五段活用》 ①勢いよく押して外へ出す。相撲で、相手を勢いよく押して土俵の外へ出す。「土俵・の・ 外・へ・ つきだす。」②目立つように、ものを勢いよく前に出す。「腕・を・ つきだす。」③悪いやつを捕らえて警察に引き渡す。「泥棒・を・ つかまえ・て・ つきだす。」■名詞化=つきだし【突き出し】

つぎたす【継ぎ足す】《動詞・サ行五段活用》 ①少なくなったものに、後から加える。欠けたものや足りないところを補う。「お茶・を・ つぎたす。」②つないで長くする。「竿・を・ つぎたし・て・ 栗・の・ 実ー・を・ たたき落とす。」■名詞化=つぎたし【継ぎ足し】

つきづき【月々】《名詞、副詞》 決まったようなことが行われるようになっている、毎月。月ごとに。「つきづき・ 月謝・を・ 持っ・ていき・ます・ねん。」

つぎつぎ【次々】《副詞に・と》 物事が続けざまに起こって、絶え間がない様子。「つぎつぎに・ 人・が・ 来・た。」「つぎつぎと・ 問題・が・ 起こっ・とる。」〔⇒ぞくぞく【続々】

つきっきり【付きっ切り】《形容動詞や()》 ①いつも誰かの傍に付き添っている様子。「朝・から・ 晩・まで・ 子ども・の・ こと・に・ つきっきりや・さかい・ パート・に・は・ 行か・れ・へん。」②ひとつのことに関わり続けている様子。「ガスコンロ・に・ つきっきりで・ 湯ー・を・ 沸かす。」〔⇒つききり【付き切り】

つきつける【突きつける】《動詞・カ行下一段活用》 強い態度を示しながら、相手の目の前に差し出す。「請求書・を・ つきつけら・れ・た。」■名詞化=つきつけ【突きつけ】

つきでる【突き出る】《動詞・ダ行下一段活用》 ①ものを突き破って外に現れる。「長い・ 釘・が・ 裏側・に・ つきで・とる。」②他の部分よりも、目立って出る。「でぼちん〔=額〕・が・ つきで・た・ 男」

つきとうばん〔つきとーばん〕【月当番】《名詞》 一か月ごとに代わり合って何らかの用をする仕事。また、その役目を持った人。「隣保・の・ つきとーばん・が・ 当たっ・とる。」

つきとおす〔つきとーす〕【突き通す】《動詞・サ行五段活用》 ものを突き破って、裏側まで通す。貫く。「紙・の・ 束・を・ 千枚通し・で・ つきとーす。」

つきとばす【突き飛ばす】《動詞・サ行五段活用》 激しく突いたりぶつかったりして、跳ね飛ばしたり相手を退かせたりする。「犯人・が・ 通行人・を・ つきとばし・て・ 逃げ・ていっ・た。」■名詞化=つきとばし【突き飛ばし】

つぎのかい【次の回】《名詞》 反復したり継続したりすることがらの、この次のとき。今回のひとつ後のとき。「つぎのかい・は・ 差し支え・が・ あっ・て・ 欠席し・ます。」■対語=「まえのかい【前の回】」「まいのかい【(前の回)】」〔⇒じかい【次回】

つきはじめ【月初め】《名詞》 一つの月の初めのとき。「つきはじめ・に・ 予定・を・ 立てる。」〔⇒あけ【明け】

つきひ【月日】《名詞》 ある時点からある時点までの、比較的長くまとまった期間。経過していく月や日の集まり。「つきひ・が・ たつ・の・は・ 早い・なー。」〔⇒とき【時】、じかん【時間】

つきみ【月見】《名詞、動詞する》 ①月の美しさを見て楽しむこと。「つきみ・に・ 団子・を・ そなえる。」②生卵を入れた饂飩や蕎麦。「饂飩・の・ つきみ・を・ 一杯・ 食べ・た。」

つぎめ【継ぎ目】《名詞》 ものとものとを繋ぎ合わせたところ。「柱・の・ つぎめ・を・ わから・ん・よーに・ する。」「レール・の・ つぎめ・が・ ガタンガタン・ 言()ー。」

つきゃたり(突当たり)】《名詞》 道などの行き止まりのところ。「つきゃたり・で・ 思案し・た。」〔⇒つきあたり【突き当たり】、つっきゃたり(突っ当たり)

つきゃたる(突き当たる)】《動詞・ラ行五段活用》 ①進んで行って、立ちはだかるものにぶつかる。「角・で・ 知ら・ん・ 人・に・ つきゃたっ・た。」「自転車・に・ つきゃたっ・て・ こけ・た。」②どこかに行き着く。「今年・ほど・ 寒い・ 冬・に・ つきゃたっ・た・ こと・は・ ない・なー。」③何かにさえぎられて、これ以上は進めないところに来る。行き詰まる。「金・が・ 足ら・ん・ちゅー・ 問題・に・ つきゃたっ・ても・た。」■名詞化=つきゃたり【突き当たり】〔⇒つきあたる【突き当たる】、つっきゃたる(突き当たる)⇒しょうとつ【衝突】(する)、どっしゃげる〕

つきゆび【突き指】《名詞、動詞する》 指先を物に強く突き当てて、関節を痛めること。指の関節の捻挫。「バレーボール・で・ つきゆびし・た。」〔⇒つっきゅび(突き指)

つきよ【月夜】《名詞》 形の大きくなった月が、明るく出ている夜。「つきよ・や・さかい・ 懐中電灯・は・ いら・ん。」〔⇒つっきょ(月夜)

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2017年3月23日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (327)    (通算2325回)

日常生活語 「つ」②

 

つかいもん【使い物】《名詞、動詞する》 ①使って役に立つもの。「めげ・て・〔=壊れて〕 もー・ つかいもの・に・ なら・へん。」②人にあげる品物。進物。「つかいもの・に・ 酒・を・ 2本・ 持っ・ていく。」⇒おつかいもん【御使い物】、おくりもん【贈り物】、プレゼント【英語=present

つかう【使う】《動詞・ワア行五段活用》 ①手で持ったり動かしたりして、その機能を発揮させる。「人形・を・ つこー・て・ 芝居・を・ する。」「鉛筆・を・ つこ・て・ 絵ー・を・ 描く。」②人を働かせる。雇用する。「5人・の・ 人・を・ つこ・て・ 店・を・ やっ・とる。」「大勢・の・ 人・を・ つこー・て・ 仕事・を・ する。」③心を配ったり工夫をしたりする。「周り・の・ 人・に・ 気・を・ つこ・て・ 肩・が・ 凝っ・た。」④お金や時間を用いる。「2時間・も・ つこ・た・けど・ まだ・ 出来上がら・ず・や。」「5000円・ つこ・て・ タクシー・に・ 乗る。」■名詞化=つかい【使い】⇒あつかう【扱う】

つかえる【支える】《動詞・ア行下一段活用》 ①居場所など狭かったり低かったりして、ものに突き当たる。「飯・が・ 喉・に・ つかえる。」「天井・に・ つかえ・て・ 腰・を・ かがめる。」「車・が・ つかえる。」②幅が狭くて通ることができなくなる。穴や通路などにものが限界まで入って、塞がっている。進もうとするところにものがいっぱいになって先へ進めなくなる。「土管・の・ 中・に・ 塵・が・ つかえ・とる。」「前・に・ 電車・が・ つかえ・て・ 信号待ち・に・ なっ・た。」⇒つまる【詰まる】、いかたる(行当たる)、いきゃたる(行当たる)、ゆかたる(行当たる)、ゆきゃたる(行当たる)

つかまえる【捕まえる】《動詞・ア行下一段活用》 ①手や道具を使って、しっかりと押さえる。しっかりと確保する。「蝶々・を・ 網・で・ つかまえる。」②動いたり逃げたりしようとしているものを引き留めたり捕らえたりする。「追わえ・ていっ・て・ 泥棒・を・ つかまえ・た。」■自動詞は「つかまる【捕まる】」⇒つかむ【掴む】

つかまる【捕まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①動いたり逃げたりしようとして、引き留められる。「犯人・が・ つかまっ・た。」②出会ったり声をかけられたりして、動きを止められる。「友達・に・ つかまっ・て・ 立ち話・を・ し・た。」■他動詞は「つかまえる【捕まえる】」

つかまる【掴まる】《動詞・ラ行五段活用》 手でものにしっかりとしがみつく。「電車・の・ 吊革・に・ つかまる。」

つかむ【掴む】《動詞・マ行五段活用》 ①手や道具を使って、しっかりと押さえる。しっかりと確保する。「腕・を・ つかん・で・ 離さ・へん。」②手でものをしっかりと握る。「電車・の・ 吊革・を・ つかむ。」⇒つかまえる【捕まえる】

つかる【浸かる、漬かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①ものが水や液体などの中にひたる。ものが水や液体などの中に入って、全体が覆われる。「ゆっくりと・ 風呂・に・ つかる。」「大水・で・ 家・が・ つかっ・た。」②塩や糠などにまぶしておいた野菜・酒ナ・肉などの味が熟成して、程良い状態になる。「よー・ つかっ・た・ 茄子・は・ うまい・なー。」■他動詞は「つける【浸ける、漬ける】」■名詞化=つかり【浸かり、漬かり】

つかれる【疲れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①ある働きや運動をして、体力や気力がなくなる。「一日・ 立ちっぱなしで・ つかれ・た。」②年老いたり苦労が続いたりして、気力や若々しさが失われる。「子ども・を・ 育てる・の・に・ つかれ・ても・た。」■名詞化=つかれ【疲れ】〔⇒くたびれる【草臥れる】、くたぶれる(草臥れる)

つき【月】《名詞》 ①地球の周りを回る衛星で、地球に最も近い天体。「綺麗な・ つき・が・ 出・とる。」「つき・の・ 出・が・ 遅ーなっ・た。」②時間の単位で、1年を12に分けたひとつ。「つき・に・ いっぺん・ 散髪する・ねん。」⇒おつきさん【お月さん】

つき【付き】《名詞》 ある働きや効果などが生じること。ある結果や効果が現れること。「火・の・ つき・が・ 早い。」「運・の・ つき・が・ えー。」

つき《接尾語》[体に関係のある名詞などに付く] 体の様子などを表す言葉。「顔つき」「目つき」「体つき」「手つき」

つぎ【継ぎ】《名詞》 衣服などの破れたところに、他の布をあてて修繕すること。繕いのため破れ目にあてる布など。「ズボン・に・ つぎ・を・ あてる。」

〔⇒つづくり【綴くり】、つづくりもん【綴くり物】

つぎ【次】《名詞》 ①時間的に、すぐ後に続くこと。また、そのようなものや、そのようなこと。「つぎ・の・ 電車・が・ 来・た。」②空間的に、すぐ後またはすぐ隣に続くこと。また、そのようなものや、そのようなこと。「つぎ・の・ 方・は・ お立ち・ください。」

つきあい【付き合い】《名詞》 ①人と親しく交際すること。「誘(さそ)・たら・ 断ら・へん・ つきあい・の・ 良()ー・ 人・や。」②社交上の必要や義理によって、一緒に同じ行動をすること。「会社・の・ 人・と・の・ つきあい・に・も・ 金・が・ かかる。」〔⇒つっきゃい(付っ合い)

つきあう【付き合う】《動詞・ワア行五段活用》 ①人と親しく交際する。「つきおー・とる・ 人・を・ 紹介し・てくれ・た。」②社交上の必要や義理によって、一緒に同じ行動をする。「買い物・に・ つきあわ・され・た。」■名詞化=つきあい【付き合い】。〔⇒つっきゃう(付っきゃう)

つきあかり【月明かり】《名詞》 月の光による夜の明るさ。月の光で夜が明るいこと。「今夜・は・ つきあかり・が・ ある。」〔⇒つっきゃかり(月っ明かり)

つきあたり【突き当たり】《名詞》 道などの行き止まりのところ。「つきあたり・に・ ある・ 家」〔⇒つっきゃたり(突っ当たり)、つきゃたり(突当たり)

つきあたる【突き当たる】《動詞・ラ行五段活用》 ①進んで行って、立ちはだかるものにぶつかる。衝突する「電信柱・に・ つきあたっ・た。」②どこかに行き着く。「行き当たりばったりに・ 歩い・とっ・たら・ 駅・に・ つきあたっ・た。」③何かにさえぎられて、これ以上は進めないところに来る。行き詰まる。「大けな・ 問題・に・ つきあたっ・た。」■名詞化=つきあたり【突き当たり】〔⇒つっきゃたる(突き当たる)、つきゃたる(突き当たる)⇒しょうとつ【衝突】(する)、どっしゃげる〕

つきあわす【突き合わす】《動詞・サ行五段活用》 ①2つのものの対応する部分を照らし合わせて比べる。「書類・を・ つきあわし・て・ 調べる。」②すぐ近くに居て、向かい合う。くっつきそうになるほど近づける。「会社・で・ 毎日・ 顔・を・ つきあわし・とる。」〔⇒つっきゃわす(突き合わす)

つきかえす【突き返す】《動詞・サ行五段活用》 ①差し出されたものを受け取らないで、無愛想に返す。「せっかく・ 持っ・ていっ・てやっ・た・のに・ つきかえし・やがっ・た。」②突いてきた相手に、こちらからも突く。「負け・ん・よーに・ 槍・で・ つきかえす。」〔⇒つきかやす(突き返す)、つっかえす【突っ返す】、つっかやす(突っ返す)、つっきゃえす(突っ返す)、つっきゃやす(突っ返す)

つきかやす(突き返す)】《動詞・サ行五段活用》 ①差し出されたものを受け取らないで、無愛想に返す。「受け取ら・れ・へん・(と・) 言()ー・て・ つきかやし・とけ。」②突いてきた相手に、こちらからも突く。「つきかやさ・なんだら・ 負け・てまう・ぞ。」〔⇒つきかえす【突き返す】、つっかえす【突っ返す】、つっかやす(突っ返す)、つっきゃえす(突っ返す)、つっきゃやす(突っ返す)

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2017年3月22日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (326)    (通算2324回)

日常生活語 「つ」①

 

《接尾語》 ものの個数や年齢などを数えるときに、1から9までの数値の次に添える言葉。「みっつ・で・ 千円・に・ し・とき・ます・」◆「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」「よっつ」「いつつ」「むっつ」「ななつ」「やっつ」「ここのつ」で、1から9までの言葉につく。10台の言葉につけて「20ひとつ」「20ふたつ」とは言わないが、桁が増えて「100ひとつ」「200みっつ」とは言う。

つい【対】《名詞》 ①同じようなもので、2つで一組になるもの。「葬式・の・ 花輪・を・ つい・で・ 供える。」②統一したり調和させたりするために、色、柄、形、材料などが同じようなものであること。「親子・で・ つい・の・ 服・を・ 着・とる。」

つい《副詞》 ①ぼんやりしていて忘れたり、気がつかなかったりして、望ましくないようになってしまう様子。「すんま・へん。つい・ 忘れ・とり・まし・てん。」②時間や距離がわずかしか離れていない様子。「つい・ 3日・ほど・ 前・の・ こと・です。」「つい・ そこ・まで・ 行き・より・ます・ねん。」

ついか【追加】《名詞、動詞する》 既にあるものに、後から何かを付け加えること。「ビール・を・ もー・ 1本・ ついかし・てー・な。」

ついたち【一日、朔日】《名詞》 1か月のうちの1番目の日。「7月・の・ ついたち・から・ 期末考査・が・ 始まる。」◆この辞典では、「ついたち【一日、朔日】」「いちにち【一日】」から、「とおか【十日】」までを、見出し語として載せる。

ついたて【衝立】《名詞》 部屋を仕切ったり、外から見えなくするようにしたりするために、立てておく家具。「玄関・に・ ついたて・を・ 置く。」

ついて《動詞+接続助詞》 そのことに関して。「自治会・の・ 会費・の・ 値上げ・の・ こと・に・ ついて・ 話し合う。」

ついで【序で】《名詞》 何かをするときに、都合良く他のことにも活用できる機会や状態。便宜。「何・ぞ・の・ ついで・が・ あっ・たら・ うち・に・ 寄っ・てください。」〔⇒つて【伝手】

ついでに【序でに】《副詞》 何かの機会を活用して、直接には関係のないことを行うことを表す言葉。何かと一緒に。何かの機会をとらえて。「病院・へ・ 行っ・た・ ついでに・ 買い物・を・ し・てき・た。」「ついでに・ 文句・を・ 聞かさ・れ・た。」

ついに【遂に】《副詞》 期待したり心配していたことが、まさに始まろうとする段階になったことを表す言葉。物事の最終的な結果が現れる段階になったことや、最終的なものや目的物などが迫ってきている様子を表す言葉。「何遍・ 言()ー・ても・ ついに・ 来・なんだ。」「一年・ かかっ・た・けど・ ついに・ 出来上がっ・た。」〔⇒とうとう【到頭】、けっきょく【結局】、いよいよ〕

ついらく【墜落】《名詞、動詞する》 空中や高いところなどから落ちること。転がり落ちること。「ついらくする・の・が・ 恐(おとろ)しー・さかい・ 飛行機・に・は・ 乗り・とー・ない。」「ベッド・から・ ついらくする。」動詞⇒かちゃだける、かちゃらける〕

つうがく〔つーがく〕【通学】《名詞、動詞する》 児童や生徒や学生などが学校に通うこと。「電車・で・ つーがくする。」

つうがくろ〔つーがくろ〕【通学路】《名詞》 児童や生徒や学生などが学校に通うときに通る道。または、そのように指定されている道。「朝晩・ つーがくろ・に・ 立っ・て・ 子どもたち・を・ 見守る。」

つうきん〔つーきん〕【通勤】《名詞、動詞する》 勤め先に通うこと。「山陽電車・で・ つーきんする。」

つうしんぼ〔つーしんぼ〕【通信簿】《名詞》 学校での学習成績や行動の記録などを家庭に知らせるために書き記したもの。「つーしんぼ・の・ 点・が・ 上がっ・た。」◆「つうちぼ【通知簿】」という言い方もある。

つうち〔つーち〕【通知】《名詞、動詞する》 必要なことがらを関係ある人に知らせること。また、その知らせの書類。「税金・の・ つーち・が・ 来・た。」 

つうちょう〔つーちょー〕【通帳】《名詞》 ①金融機関などがお金の出し入れなどを書き記して、利用者に渡す帳面。「銀行・の・ 貯金・の・ つーちょー」②商店などが客に向けて品物の掛け売りの内容などを書き付けておく帳面。「金・(を・) 忘れ・た・さかい・ つーちょー・に・ 書い・とい・てんか。」◆②の場合は、「かよい【通い】」と言うことが多い。〔⇒かよい【通い】

つうつう〔つーつー〕《名詞》 饂飩や蕎麦などの麺類。「お昼・は・ つーつー・に・ しょ・-・か。」◆幼児語。〔⇒つるつる〕

つうつうする〔つーつーする〕《動詞・サ行変格活用》 饂飩や蕎麦などを、飲み込むように食べる。「箸・で・ はそん・で・ つーつーし・て・ 食べる。」〔⇒つるつるする〕

つえ【杖】《名詞》 歩きやすいように、手に持って体を支える細長い棒。「つえ・を・ 突い・て・ 石段・を・ 上る。」 

つおい(強い)】《形容詞》 ①ものが丈夫である。耐える力がある。「つおい・ 針金・で・ しっかりと・ 止める。」②力が優れていて、他に負けない。勢いが衰えない。「試合・の・ 相手・が・ つおー・て・ 勝た・れ・へん。」③意志などがしっかりしていて、屈することがない。「勝と・う・と・ する・ 気ー・が・ つおい。」④程度が甚だしい。「つおい・ 台風・で・ 瓦・が・ 飛ん・だ。」■対語=「よわい【弱い】」〔⇒つよい【強い】

つか【塚】《名詞》 墓などとして、土を盛り上げて作ったもの。「昔・の・ 人・の・ つか・が・ 残っ・とる。」

つかい【使い】《名詞、動詞する》 人に頼まれて、買い物などの用事をしに行くこと。また、そのように用を頼まれた人「つかい・が・ まだ・ 戻ら・へん。」〔⇒おつかい【お使い】

つかいこむ【使い込む】《動詞・マ行五段活用》 ①自分のものでない金を、勝手に自分のために使う。「会社・の・ 金・を・ つかいこむ。」②予定していた以上の金を使う。「今年・ つかいこん・だら・ 来年・が・ 苦しい・ぞ。」③道具などを長い間使って、すっかりそれに慣れる。「つかいこん・だ・ 鋏」■名詞化=つかいこみ【使い込み】⇒つかいすぎる【使い過ぎる】

つかいすぎる【使い過ぎる】《動詞・ガ行上一段活用》 予定していた以上の金を使う。「冷房費・を・ つかいすぎ・た。」■名詞化=つかいすぎ【使い過ぎ】〔⇒つかいこむ【使い込む】

つかいすて【使い捨て】《名詞、動詞する》 一度または短期間使っただけで捨てること。修理や中身補充などをしないで、使うのをやめること。また、そのようなもの。「この・ 瓶は・ つかいすて・んと・ 洗(あろ)・て・ もーいっぺん・ 使う・ こと・に・ する。」「つかいすて・の・ ライター」

つかいばしり【使い走り】《名詞、動詞する》 人に用を言いつけられて、あちこちを動き回ること。また、それをする人。「会社・で・ つかいばしり・の・ 仕事・を・ し・とっ・た。」

つかいはたす【使い果たす】《動詞・サ行五段活用》 金品を全部を使ってしまう。「給料・を・ パチンコ・で・ つかいはたし・たら・ あか・ん・で。」

つかいみち【使い道】《名詞》 金や品物の、使う方法や活用内容。「この・ タンス・は・ もー・ 要ら・ん・ねん・けど・ 何・ぞ・ つかいみち・は・ ない・やろ・か。」

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2017年3月21日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (325)    (通算2323回)

日常生活語 「ち」⑰

 

ちりとり【塵取り】《名詞》 掃き集めた塵やほこりを入れるための用具。「落ち葉・を・ 集め・て・ ちりとり・に・ 入れる。」〔⇒ごみとり【塵取り】

ちりめん【縮緬】《名詞》 よりをかけた絹糸を使って、布の表面を縮ませてある絹織物。「丹後・の・ ちりめん」

ちりめんじゃこ【縮緬雑魚】《名詞》 鰯などの稚魚を煮て干した食べ物。「ご飯・の・ 上・に・ ちりめんじゃこ・を・ 乗せる。」〔⇒こめんじゃこ【こめん雑魚】

ちりんちりん《名詞》 足でペダルを踏み、2つの車輪を回して進む乗り物。「ちりんちりん・が・ 通る・さかい・ 気ーつけ・なはれ。」◆幼児語。〔⇒ちりちり、ちんちん、じてんしゃ【自転車】

ちる【散る】《動詞・ラ行五段活用》 ①まとまっていたものが、ばらばらになって落ちたり飛んだりする。元の場所から離れて落ちる。「庭じゅー・に・ ごみ・が・ ちっ・とる。」②草木の花や葉が、その草木から離れる。「桜・が・ ちる。」③気持ちが集中できなくなる。「気ー・が・ ちっ・て・ 勉強・が・ でけ・へん。」■他動詞は「ちらす【散らす】」

ちん《名詞》 チンという音を出す、鈴や小さな鐘。「線香・を・ 立て・て・ 仏壇・の・ ちん・を・ 鳴らす。」

ちん【賃】《名詞》 ①労働などに対して支払われる報酬の金。「もー・ ちょっと・ ちん・を・ 上げ・てもらえ・まへ・ん・か。」②食事と食事の間に食べる、軽い食べ物。そのうち特に、子どもに与えるもの。「ちん・を・ やっ・とか・んと・ やかましー・に・ 言()ー。」⇒ちんぎ(賃金)、ちんぎん【賃金】⇒おやつ【お八つ】、ええもん【良え物】、なんど【何ど】、おちん【お賃】

ちん《接尾語》 そのような状態であるとか、そのような場所であるとかいうことを表す言葉。「かばん・の・ 中・に・ 逆ちんに・ 入れる。」「あいつ・は・ 渋ちんや。」「でぼちん・を・ 撲っ・て・ 血・が・ 出・た。」

ちんあげ【賃上げ】《名詞、動詞する》 労働などに対して支払われる報酬の額を上げること。「この・ 時節・や・さかい・ ちんあげし・てもらわ・な・ やっ・ていか・れ・へん。」 

ちんぎ(賃金)】《名詞》 労働などに対して支払われる報酬の金。「毎月・の・ ちんぎ・は・ 25日・に・ もらう・ねん。」〔⇒ちん【賃】、ちんぎん【賃金】

ちんぎ《名詞》 ものを吊り下げて計るはかり。竿ばかり。「ちんぎ・で・ 魚・を・ かける〔=計る〕。」

ちんぎん【賃金】《名詞》 労働などに対して支払われる報酬の金。「1月分・の・ ちんぎん・を・ じっきに・ 使()こ・てまう。」〔⇒ちん【賃】、ちんぎ(賃金)

ちんこい《形容詞》 ①面積、体積などの値がわずかである。「ちんこい・ 入れ物」②背が低い。「ちんこい・ 馬」〔⇒ちんまい〕

ちんちくりん《形容動詞や()、名詞》 ①人の背丈がとても低い様子。動物の胴の部分が短い様子。また、そのような人や動物。「ちんちくりんの・ 犬・や・けど・ かいらしー・なー。」②服などが、背丈に比べて短い様子。着物の背丈が足りなくておかしく見える様子。「背ー・が・ 伸び・て・ 服・が・ ちんちくりんに・ なっ・とる。」⇒ちょっぴん、ちょっぴんぴん、ぴんぴん〕

ちんちん《名詞》 ①足でペダルを踏み、2つの車輪を回して進む乗り物。「ちんちん・の・ 横乗り・を・ する。」②電気の力で車輪を回して、レールの上を走る乗り物。「ちんちん・に・ 乗っ・て・ 明石・へ・ 行く。」◆幼児語。⇒ちりんちりん、ちりちり、じてんしゃ【自転車】⇒でんしゃ【電車】、ぷっぷ〕

ちんちん《名詞》 男性の生殖器である、円柱状の突起物。陰茎。「ちんちん・を・ 出さ・んと・ ちゃんと・ パンツ・を・ はき・なさい。」〔⇒ちんぽ〕

ちんちんでんしゃ【ちんちん電車】《名詞》 路面に敷かれたレールの上を電力によってゆっくりと運転する車両。路面電車。「神戸・の・ ちんちんでんしゃ・は・ 須磨・が・ 終点・やっ・た。」〔⇒しでん【市電】

ちんと《副詞》 整っていて乱れがない様子。几帳面に整えている様子。「ちんと・ 座っ・て・ 待っ・とり・なはれ。」「ちんと・ 謝れ。」〔⇒きちんと、ちゃんと、しゃんと〕

ちんどんや【チンドン屋】《名詞》 商店などの宣伝のために、人目に付く服装をし、楽器を鳴らして歩く仕事。また、それをする人。「ちんどんや・の・ 音・が・ 聞こえ・てき・た・さかい・ 見・に・ 行()・こ。」

ちんば【跛】《名詞、形容動詞や()》 ①片方の足の具合がよくなくて、滑らかに歩けないこと。また、そのような人。「ちんば・ ひー・て・ 歩く。」②対であるものの片方が、他方と不揃いである様子。「靴・を・ ちんばに・ 履い・とる。」⇒びっこ⇒かたちん(片跛)、かたちんば【片跛】 

チンパンジー〔ちんぱんじー〕【英語=chimpanzee】《名詞》 アフリカの森林にすむ、黒い毛に覆われていて知能の進んだ猿。「動物園・に・ まっくろけ・の・ ちんぱんじー・が・ おっ・た。」

ちんぴら《名詞》 ①品行の良くない少年や少女。「街・で・ ちんぴら・に・ 脅さ・れ・た。」②小者のくせに偉そうに振る舞う者。「あんな・ ちんぴら・に・ 仕事・は・ 任せ・られ・へん。」⇒ふりょう【不良】

ちんぷんかんぷん《形容動詞や()》 人が話したり書いたりしていることの内容について、何が何だかわけがわからない様子。言葉の意味の理解ができない様子。「今日・の・ 話・は・ 難(むつか)しー・て・ ちんぷんかんぷんやっ・た。」

ちんぽ《名詞》 男性の生殖器である、円柱状の突起物。陰茎。「みみず・に・ 小便(しょんべん)・ かけ・たら・ ちんぽ・が・ 腫れる・さかい・ やめ・とき。」〔⇒ちんちん〕

ちんぼつ【沈没】《名詞、動詞する》 船などが水中に沈んで見えなくなること。「台風・で・ 漁船・が・ ちんぼつし・た・そーや。」

ちんまい《形容詞》 ①面積、体積などの値がわずかである。「ちんまい・ 饅頭・や・けど・ うまい・なー。」②背が低い。「ちんまい・ 男・の・ 子」〔⇒ちんこい〕

ちんまり《副詞、動詞する》 規模などが小さくまとまっている。「ちんまりし・た・ 建物」

ちんれつ【陳列】《名詞、動詞する》 人に見せるために、参考となる品物を並べること。「店・の・ 前・に・ 見本・を・ ちんれつする。」

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2017年3月20日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (324)    (通算2322回)

日常生活語 「ち」⑯

 

ちょろまかす《動詞・サ行五段活用》 ①人にわからないように盗む。所有者に黙ったままで自分のものにしてしまう。「お賽銭・を・ ちょろまかす・よーな・ 悪い・ やつ・が・ おる・ん・や・て。」②ごまかして不当な利益を得る。「税金・を・ ちょろまかし・たら・ あか・ん・ぞ。」⇒ぱくる、へ()かます【屁()かます】

ちょんぎる【ちょん切る】《動詞・ラ行五段活用》 無造作に切る。簡単に切り落とす。「横・に・ 出・とる・ 枝・を・ ちょんぎる。」

ちょんちょん《副詞と》 ①細いものを、簡単に切る様子。「人参・を・ ちょんちょんと・ 切る。」②間隔を置いて、飛び飛びに行う様子。「一握り・ずつ・の・ 土・を・ ちょんちょんと・ 置い・ていく。」

ちょんな(手斧)】《名詞》 木を粗く削り取って平らにするのに使う刃物。「ちょんな・で・ 木ー・を・ きれーに・ 削る。」〔⇒ちょうな【手斧】

ちょんなご(手斧鍬)】《名詞》 土や雑草を掘り起こしたりするときに使う、幅の広くない鍬。「ちょんなご・で・ 草・を・ かじい・て・ 取る。」〔⇒ちょうなご(手斧鍬)、ちょうのんが(手斧鍬)

ちょんまげ【丁髷】《名詞》 ①男性の前頭部から頭頂部にかけ頭髪を剃って、残りの頭髪を結った、江戸時代までの男子の髪形。「相撲取り・が・ ちょんまげ・を・ し・とる。」②その髪型をしている男性。「ちょんまげ・が・ 出・てくる・ 芝居。」

ちらかす【散らかす】《動詞・サ行五段活用》 あちらこちらにものを乱雑に広げる。整理されているものを乱れさせる。「部屋中・ いっぱい・ ちらかし・とる。」■自動詞は「ちらかる【散らかる】」〔⇒ちらばす【散らばす】、かきさがす【掻き探す】、かきまわす【掻き回す】

ちらかる【散らかる】《動詞・ラ行五段活用》 一か所にあったもの、まとまってあるべきものが、あちらこちらに乱雑に広がる。「紙切れ・が・ ちらかっ・とる。」■他動詞は「ちらかす【散らかす】」■名詞化=ちらかり【散らかり】《名詞》〔⇒ちらばる【散らばる】

ちらし【散らし】《名詞》 広告・宣伝などのために人々に配る、印刷した紙。「新聞・に・ スーパー・の・ ちらし・が・ 入っ・とる。」〔⇒びら〕

ちらし【散らし】《名詞》 寿司飯の上に刺身、卵焼き、海苔、味をつけた野菜などをのせた料理。刺身、卵焼き、海苔、味をつけた野菜などを細かく切って、寿司飯に混ぜたもの。「昼・は・ ちらし・を・ 食べる。」〔⇒ちらしずし【散らし寿司】、ごもくずし【五目寿司】、ばらずし【ばら寿司】

ちらしずし【散らし寿司】《名詞》 寿司飯の上に刺身、卵焼き、海苔、味をつけた野菜などをのせた料理。刺身、卵焼き、海苔、味をつけた野菜などを細かく切って、寿司飯に混ぜたもの。「大阪・で・ ちらしずし・の・ 店・に・ 入っ・た。」〔⇒ちらし【散らし】、ごもくずし【五目寿司】、ばらずし【ばら寿司】

ちらす【散らす】《動詞・サ行五段活用》 ①まとまっていたものを離れ離れにする。散り散りにする。「風・が・ 紙・を・ ちらす。」②いくつかのものを、離れた位置に配置する。「紅葉・を・ ちらし・た・ 模様」③腫れ物や膿を手術をしないでなくすようにする。「薬・で・ 腫れ・を・ ちらす。」「盲腸・を・ ちらす。」■自動詞は「ちる【散る】」

ちらす《接尾語・サ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 手当たり次第にする様子を表す言葉。荒々しくする様子を表す言葉。「周り・の・ 者・に・ 当たりちらす。」「下手な・ 字ー・を・ 書きちらす。」「喋りちらす」

ちらちら《副詞と、動詞する》 ①細かいものが、ひるがえりながら舞い落ちる様子。「雪・が・ ちらちらし・てき・た。」②小さな光が見えたり見えなかったりする様子。遠くのものが見えたり隠れたりする様子。「沖・の・ 方・の・ 船・の・ 明かり・が・ ちらちらと・ 見える。」「人・が・ ちらちら・ 入っ・たり・ 出・たり・ し・とる。」③ときどき、中が見えてしまう様子。また、ときどき、中を見せようとする様子。「短い・ 服・や・さかい・ ちらちら・ ひざ・が・ 見え・てまう。」「ちらちら・ すね・を・ 見せる。」④ときどき視線を向ける様子。「ちらちら・ こっち・を・ 気ー・に・ し・て・ 見・とる。」⑤少しずつ、かすかである様子。「昔・の・ こと・を・ ちらちら・ 思い出す。」

ちらつく【散らつく】《動詞・カ行五段活用》 ①小さなものが、微かに舞い落ちる。「朝・から・ 雪・が・ ちらつい・とる。」②見えたり見えなかったりする。かすかに見える。光が明滅する。「勝ち進ん・で・ 優勝旗・が・ ちらつい・てき・た。」■名詞化=ちらつき【散らつき】

ちらっと《副詞》 ①わずかな動きであったり、しばらくの間の動きであったりする様子。「ちらっと・ 足・を・ 止め・た。」「ちらっと・ 横・を・ 見る。」②わずかに見聞きなどをする様子。「その・ 話・は・ ちらっと・ 知っ・とる。」

ちらばす【散らばす】《動詞・サ行五段活用》 ①あちらこちらにものを乱雑に広げる。整理されているものを乱れさせる。「紙切れ・を・ ちらばし・て・ 遊ん・どる。」②広くゆきわたらせる。「あっちこっち・に・ ちらばし・て・ 配る。」■自動詞は「ちらばる【散らばる】」⇒ちらかす【散らかす】、かきさがす【掻き探す】、かきまわす【掻き回す】

ちらばる【散らばる】《動詞・ラ行五段活用》 一か所にあった人やもの、まとまってあるべき人やものが、あちらこちらに乱雑に広がる。一か所にあった人やものが、あちらこちらに広がる。「桜・の・ 花びら・が・ ちらばる。」■他動詞は「ちらばす【散らばす】」■名詞化=ちらばり【散らばり】〔⇒ちらかる【散らかる】

ちらほら《副詞と》 ①まばらに、あちらこちらに少しずつある様子。「梅・の・ 花・が・ ちらほら・ 咲き始め・た。」②時たま、ある様子。「あんた・の・ うわさ・を・ ちらほらと・ 聞き・まし・た・よ。」

ちり【塵】《名詞》 舞い上がるほどの細かな粉末や粒子となって飛び散っている、小さなもの。また、それが舞い降りて、たまったもの。「隅・の・ 方・に・ ちり・が・ たままっ・とる。」〔⇒ほこり【埃】

ちりがみ【塵紙】《名詞》 鼻をかむときなどに使う、薄くて柔らかい紙。「古い・ 新聞・を・ ちりがみ・と・ 交換し・てもろ・た。」 

ちりちり《名詞》 足でペダルを踏み、2つの車輪を回して進む乗り物。「ちりちり・に・ 乗れる・よーに・ なっ・た。」◆幼児語。〔⇒ちりんちりん、ちんちん、じてんしゃ【自転車】

ちりちり〔ちりぢり〕【散り散り】《形容動詞や()》 一つのところにかたまっていなくて、互いに離れている様子。「卒業し・て・から・は・ みんな・ ちりちりで・ なかなか・ 集まら・れ・へん。」〔⇒ちりちりばらばら【散り散りばらばら】

ちりちり《形容動詞や()》 毛が縮れている様子。毛が焼ける様子。「天然パーマ・で・ ちりちりの・ 髪・の・ 毛ー・や。」「ろうそく・に・ 近づい・たら・ 前・の・ 髪・が・ ちりちり・ 焼け・た。」

ちりちりばらばら〔ちりぢりばらばら〕【散り散りばらばら】《形容動詞や()》 一つのところにかたまっていなくて、互いに離れている様子。「風・が・ 吹い・て・ 机・の・ 上・の・ 紙・が・ ちりじりばらばらに・ 飛ん・でいっ・た。」〔⇒ちりちり【散り散り】

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2017年3月19日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (323)    (通算2321回)

日常生活語 「ち」⑮

 

ちょびっとばかり《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「宿題・が・ ちょびっとばかり・ でけ・とら・へん・ねん。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちょぼ《名詞》 ①一画で書いたり、筆記具の先を置いただけで施したりしたような、小さなしるし。「参加する・ 人・の・ 名前・に・ ちょぼ・を・ 打っ・て・ 数える。」②句読点のうちの、文の途中につける読点。「1行・に・ ひとつ・ぐらい・は・ ちょぼ・を・ つけ・なはれ。」③特に強調する言葉の横に施すしるし。「ちょぼ・が・ つけ・てある・さかい・ ここ・は・ 大事な・ とこ・やろ。」〔⇒てぼ、てん【点】

ちょぼちょぼ《名詞》 ①一画で書いたり、筆記具の先を置いただけで施したりしたような、小さなしるしが2つ並んでいるもの。「この・ 人・に・も・ ちょぼちょぼ・の・ 印・が・ つい・とる・なー。」②小さなしるしを2つ、重なりそうに書いて、同じであることを表す符号。「このへん・は・ みんな・ ちょぼちょぼ・の・ 印・が・ いれ・てある。」③仮名文字の右肩につけて、濁音であることを表す符号。「ひらがな・に・ ちょぼちょぼ・を・ 打つ。」〔⇒てんてん【点々】、てぼてぼ〕

ちょぼちょぼ《形容動詞や()》 程度や勢いなどが同じぐらいで、優劣がつけられない様子。力などが釣り合っている様子。互角である様子。「味方・も・ 敵・も・ 力・は・ ちょぼちょぼや。」「体重・は・ 去年・の・ 今頃・と・ ちょぼちょぼで・ 変わら・へん。」〔⇒どっこいどっこい、とんとん〕

ちょぼっと《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちょぼっと・ お腹・が・ 空い・てき・まし・た。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちょぼっとばかし《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちょぼっとばかしや・けど・ 何ぞ・の・ 足し・に・ し・てください。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちょぼっとばかり《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちょぼっとばかり・の・ 餞別・や・けど・ 取っ・とい・てください。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちょろい《形容詞》 ①動いたり考えたりする力がすばしこくない。鈍感で、まだるっこい。「ちょろい・ 歩き方・ せ・んと・ さっさと・ 歩け。」「ちょろい・ 人・や・さかい・ 言()ー・とる・ こと・を・ わかっ・てくれ・へん。」「力・の・ 入ら・ん・ ちょろい・ 話し方」②ものの動きや回転が弱くてゆっくりしている。「扇風機・の・ 風・が・ ちょろい。」「ちょろい・ 流れ・の・ 川」「溝・の・ 水・の・ 流れ・が・ ちょろい。」③水や液体の流れや、火の勢いなど弱い。「ちょろい・ 火ー・や・さかいに・ なかなか・ 煮え・へん。」③たいした負担にはならない。「今・から・ 逆転する・の・は・ ちょろい・ こと・や。」■対語=①②「はやい【早い】」〔⇒とろい、とろこい、とろくさい、ちょろこい、ちょろくさい。①②③⇒のろい【鈍い】①②⇒のそい(鈍い)、にぶい【鈍い】⇒またい〕

ちょろくさい《形容詞》 ①動いたり考えたりする力がすばしこくない。鈍感で、まだるっこい。「ちょろくそー・て・ 仕事・が・ でけ・ん・ やつ」②ものの動きや回転が弱くて遅い。「前・の・ 車・が・ ちょろくそーに・ 走っ・とっ・て・ じゃまや。」③水や液体の流れや、火の勢いなど弱い。「ちょろくさい・ 水道・や。」④たいした負担にはならない。「こんな・ 問題・なんか・ ちょろくさい・ もん・や。」■対語=①②「はやい【早い】」〔⇒とろい、とろこい、とろくさい、ちょろい、ちょろこい。①②③⇒のろい【鈍い】①②⇒のそい(鈍い)、にぶい【鈍い】⇒またい〕

ちょろこい《形容詞》 ①動いたり考えたりする力がすばしこくない。鈍感で、まだるっこい。「ちょろこい・ 点・を・ 取っ・て・ なさけない・ やつ・や・なー。」「ちょろこい・ もの・の・ 言い方・を・ する。」②ものの動きや回転が弱くて遅い。「ちょろこい・ モーター・で・ じっきに・ 止まっ・てまう・ねん。」③水や液体の流れや、火の勢いなど弱い。「水・が・ ちょろこーに・ 流れ・とる。」④たいした負担にはならない。「1点・ぐらい・ 入れ・られ・ても・ ちょろこい・ こと・や。」■対語=①②「はやい【早い】」〔⇒とろい、とろこい、とろくさい、ちょろい、ちょろくさい。①②③⇒のろい【鈍い】①②⇒のそい(鈍い)、にぶい【鈍い】⇒またい〕

ちょろちょろ《副詞と、形容動詞や()、動詞する》 ①水や液体が少しずつ流れ出る様子。「ホース・の・ 水・は・ ちょろちょろ・しか・ 出ー・へん。」②ものがゆっくり動いたり回転したりする様子。ものごとをゆっくり行う様子。「風・が・ ちょろちょろ・ 吹い・てき・た。」③小さなものが、ゆっくりと動き回る様子。「ねずみ・が・ 天井・を・ ちょろちょろと・ 走り回っ・とる。」④特別の目的もなくあちらこちらを動き回る様子。同じところを行ったり来たりしている様子。目障りでうるさいぐらいに、落ち着きなくあちらこちらを動き回る様子。「わし・の・ 周り・を・ ちょろちょろする・な。」①②⇒とろとろ。⇒のろのろ、のそのそ。⇒うろうろ、うろちょろ、ちょこちょこ〕

ちょろっと《副詞》 ①時間や回数が、少しだけである様子。「ちょろっと・ 顔・を・ 出し・た。」「ちょろっと・ 見せ・てくれ・た・けど・ よー・ わから・なんだ。」②出し抜けに行う様子。気まぐれに行う様子。「ちょろっと・ へそ・を・ 出し・た・ので・ みんな・が・ 笑(わろ)・た。」

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2017年3月18日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (322)    (通算2320回)

日常生活語 「ち」⑭

 

チョッキ〔ちょっき〕【フランス語=jaqueからか】《名詞》 上着の下、ワイシャツの上などに着る、袖なしで丈の短い胴着。「寒(さむ)ー・ なっ・てき・た・さかい・ 背広・の・ 下・に・ ちょっき・を・ 着る。」

ちょっきし《副詞》 寸法・分量・時間・時刻などが、ある基準に一致する様子。過不足などがない様子。「この・ 服・は・ ちょっきし・ 自分・の・ 体・に・  合う。」「ちょっきし・ 千円・で・ 食べら・れる・ 定食」「10時・ ちょっきし・に・ 会う・ 約束・を・ し・た。」〔⇒ぴたっと、ぴちっと、ぴちんと、ぴったし、ぴったり、ぴったんこ、びっちり、ぴっちり、ちょっきり、ちょうど、きっちり、こっきり〕

ちょっきり《副詞》 寸法・分量・時間・時刻などが、ある基準に一致する様子。過不足などがない様子。「今・ ちょっきり・ 仕事・が・ 済ん・だ・ とこ・や。」「ここから・ ちょっきり・ 一里・ ある。」〔⇒ぴたっと、ぴちっと、ぴちんと、ぴったし、ぴったり、ぴったんこ、びっちり、ぴっちり、ちょっきし、ちょうど、きっちり、こっきり〕

ちょっくら《副詞》 軽く行う様子。わずかに行う様子。「ちょっくら・ 出かけ・てくる・わ。」〔⇒ちょこんと、ちょこっと、ちょっと〕

ちょっちょっ《副詞と、動詞する》 ①小さい歩幅で動き回る様子。「坂道・を・ ちょっちょっと・ 歩い・て・ 上がる。」②簡単な動作を繰り返す様子。「ちょっちょっと・ 算盤・を・ はじく。」〔⇒ちょこちょこ〕

ちょっと《副詞》 ①数量、程度、時間などが僅かである様子。「ちょっと・だけ・ 待っ・てんか。」「手持ち・の・ 金・は・ ちょっと・だけ・や。」②軽く行う様子。わずかに行う様子。「ちょっと・ 行っ・てき・まつ・さ。」③完成段階や終着点に、簡単にはたどり着けないことを表す言葉。たやすくは実現しないことを表す言葉。「明日・まで・に・は・ ちょっと・ 出来上がら・へん。」◆③は、後ろに打ち消しの言葉が続く。⇒ちいと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】、すこし【少し】⇒なかなか〕

ちょっと〔ちょっとー〕《感動詞》 相手に呼びかける言葉。「ちょっと・ こっち・へ・ 来・てくれ・へん・か。」

ちょっとばかし《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちょっとばかし・ 金・を・ 貸し・てくれ・へん・か。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちょっとばかり《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ここ・で・ ちょっとばかり・ 待っ・とい・てんか。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちょっとま【一寸間】《名詞》 ①ほんの短い時間の間。わずかの時間。「ちょっとま・ 温い・ 日ー・が・ 続き・まし・た・なー。」②少し長い間。久しく。「ちょっとま・ 会わ・なんだ・けど・ どない・ し・とっ・た・ん。」〔⇒いちじ【一時】、いっとき【一時】、いちどき【一時】、ちいとま【ちいと間】、ちとま(一寸間)、ちっとま(一寸間)、ひといき【一息】、しといき(一息)、しばらく【暫く】

ちょっとも【一寸も】《副詞》 打ち消し表現の度合いを高めるために使う言葉。まったく。「難(むつか)しゅー・て・ ちょっとも・ わから・へん。」〔⇒ちっとも、ちいとも、いっこも【一個も】、ひとつも【一つも】、ひとっつも【一っつも】、しとつも(一つも)、しとっつも(一っつも)、とっつも、なにひとつ【何一つ】、なにしとつ(何一つ)、ぜんぜん【全然】、なんにも【何にも】、なにも【何も】

ちょっぴん《形容動詞や()》 服などが、背丈に比べて短い様子。着物の背丈が足りなくておかしく見える様子。「長い・ 間・ 着・とっ・た・ 服・が・ ちょっぴんに・ なっ・ても・た。」◆子どもの成長に伴って、衣服が短くなったようなときに使う。〔⇒ちょっぴんぴん、ちんちくりん、ぴんぴん〕

ちょっぴんぴん《形容動詞や()》 服などが、背丈に比べて短い様子。着物の背丈が足りなくておかしく見える様子。「ちょっぴんぴんで・ 足・が・ 出・てまう。」〔⇒ちょっぴん、ちんちくりん、ぴんぴん〕

ちょびちょび《副詞と》 ①酒などの飲み物を、間を置いて少しずつ飲む様子。「ウイスキー・を・ ちょびちょびと・ なめる・よーに・ 飲む。」②物事を一度に進めないで、すこしずつ行っていく様子。「仕事・は・ ちょびちょび・ 進ん・どり・ます。」〔⇒ちびちび、ちびりちびり〕

ちょびっと《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「今日・は・ ちょびっと・ お日ーさん・が・ 照っ・た・だけ・や。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちょびっとばかし《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちょびっとばかし・ 寄付し・まし・てん。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

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2017年3月17日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (321)    (通算2319回)

日常生活語 「ち」⑬

 

ちょかちょか《形容動詞や()、動詞する、名詞》 ①お節介なことや軽率なことをすること。おどけたことをすること。また、そのような人。「人・の・ こと・に・ ちょかちょか・ 口・を・ 出さ・んとい・てんか。」②盛んに動き回ること。落ちつきなく動き回ること。また、そのような人。「ちょかちょかと・ 走り回っ・て・ 仕事・を・ する。」〔⇒ちょか〕

ちよがみ【千代紙】《名詞》 折り紙などに使う、花や図柄などの模様を色刷りにした和紙。「ちよがみ・で・ 鶴・を・ 折る。」

ちょくせつ【直接】《副詞に》 間に何も入れないで、接したり対応したりすること。「電話・は・ やめ・て・ ちょくせつ・ 話・に・ 行く。」「紹介者・も・ なし・に・ ちょくせつに・ 話・を・ する。」〔⇒ちょくに【直に】、じかに【直に】

ちょくせん【直線】《名詞》 ひとつながりのまっすぐな線。2つの点を結ぶ最も短い線。「線路・が・ ちょくせん・に・ 走っ・とる。」 

ちょくちょく《副詞》 しばしばというほどではないが、時にはあるということを表す言葉。「あいつ・は・ ちょくちょく・ やっ・てき・まっ・せ。」〔⇒ちょいちょい、ちょこちょこ〕

ちょくに【直に】《副詞》 間に何も入れないで、接したり対応したりすること。「あの・ 人・に・ ちょくに・ 頼ん・でみる・の・が・ えー。」〔⇒ちょくせつ【直接】、じかに【直に】

ちょけ《名詞》 ふざけること。戯れること。おどけること。また、そのようにする人。「ときどき・ ちょけ・が・ 出・ます・なー。」「あんな・ ちょけ・は・ 他・に・は・ おら・へん。」

ちょける《動詞・カ行下一段活用》 ふざける。戯れる。おどける。「ちょけ・て・ 道・ 歩い・とっ・たら・ 溝・へ・ はまる・ぞ。」「ちょけ・て・ みんな・を・ 楽しまし・てくれる。」■名詞化=ちょけ

ちょこちょこ《副詞と、形容動詞や()》 しばしばというほどではないが、時にはあるということを表す言葉。「ちょこちょこ・ 顔・を・ 見せ・に・ 来る。」〔⇒ちょいちょい、ちょくちょく〕

ちょこちょこ《副詞と、動詞する》 ①小さい歩幅で動き回る様子。「店・の・ 中・で・ ちょこちょこと・ 走り回っ・とる。」②簡単な動作を繰り返す様子。しばらくの間もじっとしていない様子。「店・の・ 中・を・ ちょこちょこ・ 動い・て・ 働い・とる。」③特別の目的もなくあちらこちらを動き回る様子。同じところを行ったり来たりしている様子。目障りでうるさいぐらいに、落ち着きなくあちらこちらを動き回る様子。「ちょこちょこせ・んと・ そこ・の・ 椅子・に・ 座っ・とれ。」〔⇒ちょっちょっ。⇒うろうろ、うろちょろ、ちょろちょろ〕

ちょこっと《副詞》 軽く行う様子。わずかに行う様子。「しんどい・さかい・ ここら・で・ ちょこっと・ 休み・まへ・んか。」「間違い・が・ ちょこっと・ あり・ます・な。」「ちょこっと・ にっこり・ し・てくれ・た。」「ちょこっと・ 待っ・てほしー・ねん。」〔⇒ちょっと、ちょこんと、ちょっくら〕

ちょこっと《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちょこっと・ 顔・を・ 出し・てください。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちょこっとばかし《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちょこっとばかし・ 寄付金・が・ 足ら・ん・なー。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちょこっとばかり《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「去年・より・も・ ちょこっとばかり・ 出席者・が・ 少ない。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、しょうしょう【少々】

ちょこんと《副詞、動詞する》 ①きちんとして、かしこまっている様子。「ちょこんと・ 座っ・て・ 待っ・とる。」②軽く行う様子。わずかに行う様子。「ちょこんと・だけ・ お辞儀・を・ した。」「ちょこんと・ 名前・だけ・ 書い・てくれ・へん・か。」⇒ちょこっと、ちょっくら、ちょっと〕

ちょかまか《副詞と、動詞する》 じっとしておれず、あれこれ動き回る様子。労をいとわず、かいがいしく動く様子。「ちょかまかと・ 動き回っ・て・ よー・ 仕事・を・ する・ 人・や・なー。」〔⇒ちょこまか〕

ちょきん【貯金】《名詞、動詞する》 銀行や郵便局などに預けてお金をためること。ためたお金。「働い・て・ ちょきん・を・ し・なはれ。」「ちょきん・が・ だいぶ・ でけ・た。」

ちょこざい《形容動詞や()》 年齢や立場などに不相応なほど、小生意気である様子。「若い・のに・ ちょこざいな・ こと・を・ 言()ー・ やつ・や。」

ちょこまか《副詞と、動詞する》 じっとしておれず、あれこれ動き回る様子。労をいとわず、かいがいしく動く様子。「ちょこまかと・ みんな・の・ 世話・を・ し・てくれ・た。」〔⇒ちょかまか〕

チョコレート〔ちょこれーと〕【英語=chocolate】《名詞》 カカオの実を原料にして、砂糖やミルクなどを混ぜて固めた菓子。「板・の・ ちょこれーと」 

ちょちょぎれる【ちょちょ切れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①続いていたものが途中で止まって、続かなくなる。。「ずっと・ 勝っ・とっ・た・のに・ 今年・は・ ちょちょぎれ・た。」②少しだけ出る。「こけ・て・ 向こう脛・を・ 撲っ・て・ 涙・が・ ちょちょぎれ・た。」◆おどけた感じの言葉。悲壮感が強くない場合や、悲壮感を隠そうとするときなどに使う。⇒とぎれる【途切れる】

ちょっかい《名詞、動詞する》 横から余計な口出しや手出しをすること。物事に介入すること。「関係・の・ ない・ 人・が・ ちょっかい・を・ 出さ・んとい・てんか。」「ちょっかいし・て・ 赤ん坊・を・ 泣かし・ても・た。」

ちょっかいかう【ちょっかい支う】《動詞・ワア行五段活用》 横から余計な口出しや手出しをする。物事に介入する。「話・に・ ちょっかいかわ・んと・ ちゃんと・ 聞け。」◆「ちょっかいだす【ちょっかい出す】」とも言う。

ちょっかく【直角】《名詞》 二つの直線が交わってできる、90度の角。「道・を・ ちょっかく・に・ 曲がる。」「ちょっかく・の・ 三角形」

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2017年3月16日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (320)    (通算2318回)

日常生活語 「ち」⑫

 

ちょうしょ〔ちょーしょ〕【長所】《名詞》 人の性格や力量や、ものの性能などで優れているところ。「あんた・は・ おっとりし・た・ とこ・が・ ちょーしょ・や。」■対語=「たんしょ【短所】」

ちょうじょ〔ちょーじょ〕【長女】《名詞》 夫婦の間に最初に生まれた女の子。「ちょーじょ・が・ 後(あと)・から・ 嫁・に・ 行く。」◆一般には「(一番)上の女の子」「二番目の女の子」「三番目の女の子」という言い方が多い。■類語=「ちょうなん【長男】」

ちょうしょく〔ちょーしょく〕【朝食】《名詞》 一日の始まりに食べる食事。「ちょーしょく・を・ 抜く・ 子ども・が・ 多い・ん・やって。」■対語=「ちゅうしょく【昼食】」「ゆうしょく【夕食】」〔⇒あさめし【朝飯】、あさごはん【朝御飯】、あさ【朝】

ちょうしんき〔ちょーしんき〕【聴診器】《名詞》 医者が患者の体に当てて、体内の音を聞き、体の様子を知る道具。「お医者はん・に・ ちょーしんき・を・ 当てら・れ・た。」

ちょうず〔ちょーず〕【手水】《名詞》 大便や小便をするための設備のあるところ。「急に・ ちょーず・へ・ 行き・とー・なっ・た。」〔⇒べんじょ【便所】、せっちん【雪隠】、せんち、せんちょ〕

ちょうずばち〔ちょーずばち〕【手水鉢】《名詞》 用便後に手を洗うための水を溜めた鉢。「ちょーずばち・で・ 手ー・ 洗う。」

ちょうせつ〔ちょーせつ〕【調節】《名詞、動詞する》 ものごとの釣り合いや調子をちょうど良いように整えること。「ガス・の・ 火ー・を・ ちょーせつする。」

ちょうだい〔ちょーだい〕【頂戴】《動詞(命令形)》 ものを与えてくれること、売ってくれることを、親しみを込めて促すときに使う言葉。「なんど〔=おやつ〕・ ちょーだい。」〔⇒おくれ【お呉れ】、ください【下さい】、くだはい(下はい)

ちょうだい【頂戴】《補助動詞の命令形のような使い方》 ⇒てちょうだい【て頂戴】《補助動詞の命令形のような使い方》を参照

ちょうだいする〔ちょーだいする〕【頂戴する】《動詞・サ行変格活用》 何かをもらうことの謙譲表現。「結構な・ もの・を・ ちょーだいし・て・ ありがとう・ごいまし・た。」〔⇒いただく【頂く】

ちょうちょう〔ちょーちょー、ちょーちょ〕【蝶々】《名詞》 美しい色彩の2対の羽をもち、それをひらひらさせて飛び、花の蜜などを吸う昆虫。「青虫・が・ ちょーちょー・に・ なっ・た。」〔⇒ちょう【蝶】

ちょうちょう〔ちょーちょー〕【町長】《名詞》 町を代表し、町の政治に携わる、いちばん上の人。「今度・の・ 日曜・が・ ちょーちょー・の・ 選挙・の・ 日ー・や。」

ちょうちん〔ちょーちん〕【提灯】《名詞》 細い割り竹を骨として、周りに紙などを張り、中に蝋燭などを灯して明かりとして使い、折り畳みのできる道具。「お盆・に・は・ ちょーちん・を・ 吊る。」

ちょうつがい〔ちょーつがい〕【蝶番】《名詞》 ①一方の端を軸として、ドアや蓋などを自由に開け閉めできるように取り付ける金具。「戸ー・の・ ちょーつがい・が・ 錆び・てき・た。」②体の関節のつなぎ目。「顎・の・ ちょーつがい・が・ 外れ・た。」

ちょうづめ〔ちょーづめ〕【腸詰め】《名詞》 味付けしたひき肉を、豚の腸などに詰めて、蒸したりいぶしたりした食べ物。「つながっ・とる・ ちょーづめ・を・ 切る。」〔⇒ソーセージ【英語=sausage

ちょうど〔ちょーど〕【丁度】《副詞》 ①寸法・分量・時間・時刻などが、ある基準に一致する様子。過不足などがない様子。「ちょーど・ 5000円・の・ 買い物・を・ し・た。」「ちょーど・ 3時・に・ 着い・た。」②具合良く、または具合悪く、期待や予想などに合致することを表す言葉。その時に合わせて。「電車・を・ 降り・たら・ ちょーど・ 雨・が・ やん・だ。」「ちょーど・ その・ 時・に・ 地震・が・ 起き・た。」③何かとよく似ているということを表す言葉。「ちょーど・ 昼・の・よーな・ 明るさ・や。」⇒ぴたっと、ぴちっと、ぴちんと、ぴったし、ぴったり、ぴったんこ、びっちり、ぴっちり、ちょっきり、ちょっきし、きっちり、こっきり。⇒まるで、まんで、まっで〕

ちょうな〔ちょーな〕【手斧】《名詞》 木を粗く削り取って平らにするのに使う刃物。「上手に・ ちょーな・で・ 削っ・ていく。」〔⇒ちょんな(手斧)

ちょうなご〔ちょーなご〕(手斧鍬)】《名詞》 土や雑草を掘り起こしたりするときに使う、幅の広くない鍬。「ちょーなご・で・ 足・を・ かじか・ん・よーに・ し・なはれ。」〔⇒ちょんなご(手斧鍬)、ちょうのんが(手斧鍬)

ちょうなん〔ちょーなん〕【長男】《名詞》 夫婦の間に最初に生まれた男の子。「ちょーなん・が・ 学校・を・ 卒業し・た。」◆一般には「(一番)上の男の子」「二番目の男の子」「三番目の男の子」という言い方が多い。■類語=「ちょうじょ【長女】」

ちょうにん〔ちょーにん〕【町人】《名詞》 江戸時代の都市に定住した、商人や職人のこと。「ちょーにん・が・ 住ん・どっ・た・ 家・が・ 残っ・とる。」

ちょうのんが〔ちょーのんが〕(手斧鍬)】《名詞》 土や雑草を掘り起こしたりするときに使う、幅の広くない鍬。「ちょーのんが・で・ 草・を・ かじく。」〔⇒ちょうなご(手斧鍬)、ちょんなご(手斧鍬)

ちょうぼ〔ちょーぼ〕【帳簿】《名詞》 金銭や物品などの出し入れなどを書き記す帳面。「ちょーぼー・を・ つける・ 仕事・は・ 気ー・を・ 使う。」

ちょうほうけい〔ちょーほーけー〕【長方形】《名詞》 四つの角がすべて直角で、縦の長さとと横の長さが違う四角形。「ちょーほーけー・の・ 土地・を・ 買う。」〔⇒ながしかく【長四角】

ちょうほんにん〔ちょーほんにん〕【張本人】《名詞》 良くない事件や問題の起こる元になった人。「今日・の・ 試合・に・ 負け・た・ん・は・ お前・が・ ちょーほんにん・なんや。」

ちょうめん〔ちょーめん〕【帳面】《名詞》 ものを書くために、同じ大きさの紙を綴じた冊子。「ちょーめん・に・ メモ・を・ する。」〔⇒ノート【英語=note

ちょうめんづら【帳面面】《名詞》 帳簿などに記入された、表面上の数字や事柄。表向きの計算。「ちょーめんずら・は・ なんとか・ なっ・とる・けど・ ほんま・は・ 赤字・や・ねん。」

ちょうれい〔ちょーれー〕【朝礼】《名詞》 学校や会社などで、朝の挨拶や打ち合わせなどをする行事。「月曜日・は・ ちょーれい・が・ ある。」〔⇒ちょうかい【朝会】

チョーク〔ちょーく〕【英語=choke】《名詞》 黒板に文字や図形を書くために、粉末の石膏を棒のように固めた筆記具。「道・に・ ちょーく・で・ 落書きし・とる。」「赤い・ ちょーく・で・ 横・に・ 線・を・ 引く。」〔⇒はくぼく【白墨】、はこぼく(白墨)

ちょか《形容動詞や()、動詞する、名詞》 ①お節介なことや軽率なことをすること。おどけたことをすること。また、そのような人。「ちょか・が・ いら・ん・ こと・を・ する。」②盛んに動き回ること。落ちつきなく動き回ること。また、そのような人。「大きなっ・ても・ ちょかな・ こと・が・ 直ら・へん。」〔⇒ちょかちょか〕

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2017年3月15日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (319)    (通算2317回)

日常生活語 「ち」⑪

 

ちゅうぶらりん〔ちゅーぶらりん〕【宙ぶらりん】《名詞、形容動詞や()》 ①空中にぶら下がっていること。「蓑虫・が・ ちゅーぶらりんに・ なっ・とる。」②どっちつかずで中途半端であること。「ちゅーぶらりんで・ まだ・ 話・が・ まとまっ・とら・へん。」

ちゅうぶる〔ちゅーぶる〕【中古】《名詞》 使って古くなっていること。他の人が既に一度使っていること。また、そのようなもの。「バス・は・ ちゅーぶるや・さかい・ スピード・が・ 出・やへん。」■対語=「しんぴん【新品】」〔⇒ちゅうこ【中古】、ちゅうこひん【中古品】、ちゅうぶるひん【中古品】

ちゅうぶるひん〔ちゅーぶるひん〕【中古品】《名詞》 使って古くなっているもの。他の人が既に一度使っているもの。「ちゅーぶるひん・の・ 機械・を・ 買う。」■対語=「しんぴん【新品】」〔⇒ちゅうこ【中古】、ちゅうぶる【中古】、ちゅうこひん【中古品】

ちゅうもん〔ちゅーもん〕【注文】《名詞》 ①品質・形・寸法・数量などを指示して、品物を届けさせたり、作らせたりすること。「親子どんぶり・を・ ちゅーもんする。」②相手に、自分の望む条件などを提示すること。「難しい・ ちゅーもん・は・ せ・んとい・て。」

ちゅうもんとり〔ちゅーもんとり〕【注文取り】《名詞、動詞する》 得意先を回って、買いたい品物を聞いて回ること。また、そのようなことをする人。ご用聞き。「八百屋・の・ ちゅーもんとり・が・ 来・た。」

チューリップ〔ちゅーりっぷ〕【英語=tulip】《名詞》 百合に似た赤・白・黄・紫色などの大きな六弁の花を咲かせる、球根で増えていく草花。「庭・に・ ちゅーりっぷ・が・ 咲い・とる。」

ちゅうろう〔ちゅーろー〕【中老】 祭りの運営などのために、青年団員としての年齢(30歳くらいまで)を過ぎた人たちで構成している集まり。また、その集まりのうちの一人ひとり。「祭り・で・ ちゅーろー・が・ 神輿・を・ かく。」

ちゅんちゅん《名詞》 人家の近くに群れをなしてすむ、茶色に黒の斑点があり腹は白い小さな鳥。「庭・の・ ちゅんちゅん・に・ 餌・を・ やる。」◆幼児語。〔⇒すずめ【雀】

ちゅんちゅん《副詞と》 雀の鳴き声を表す言葉。「朝・から・ ちゅんちゅんと・ やかましーに・ 鳴い・とる。」

ちょいちょい《副詞》 しばしばというほどではないが、時にはあるということを表す言葉。「このごろ・は・ 雨・が・ 降る・の・は・ ちょいちょいや。」「ちょいちょい・ 間違い・が・ ある。」「ちょいちょい・ 石焼き芋・を・ 売り・に・ 来る。」〔⇒ちょくちょく、ちょこちょこ〕

ちょう〔ちょー〕【蝶】《名詞》 美しい色彩の2対の羽をもち、それをひらひらさせて飛び、花の蜜などを吸う昆虫。「揚羽・の・ ちょー・が・ 飛ん・でき・た。」〔⇒ちょうちょう【蝶々】

ちょう〔ちょー〕【腸】《名詞》 食物を消化したり栄養分や水分を吸い取ったりする、胃に続く部分から肛門までの器官。「ちょー・の・ 病気・に・ なっ・て・ 入院し・とる。」

ちょう〔ちょー〕【町】《名詞》 ①村とともに、郡を構成する地方公共団体。「加古郡・の・ 稲美ちょー」②市などの中にある、小さな地域の名前。「明石・の・ 人丸ちょー」③尺貫法で土地の広さを表す単位であり、1町は10反で、およそ9917平方メートルの広さ。「1ちょー・の・ 田圃・を・ 持っ・とる。」④尺貫法の距離を表す単位であり、1町は60間で、およそ109メートルに相当する長さ。「駅・まで・は・ 5ちょー・ほど・ ある。」⇒まち【町】

ちょう〔ちょー〕【丁】《助数詞》 豆腐、算盤、鋏、包丁などを数える言葉。「豆腐・ 2ちょー・ 買()ー・てき・てんか。」 

ちょういちばん〔ちょーいちばん〕【ちょう一番】《名詞、副詞に》 他のものに比べて、格別に真っ先であること。「ちょーいちばんに・ 名前・を・ 書く。」「いつも・ あの・ 人・が・ ちょーいちばんに・ やって来る。」〔⇒といちばん【と一番】

ちょうえき〔ちょーえき〕【懲役】《名詞》 罪を償わせるために、刑務所に入れて労役をさせること。「ちょうえき・ 5年」

ちょうかい〔ちょーかい〕【朝会】《名詞》 学校や会社などで、朝の挨拶や打ち合わせなどをする集会。「1週間・に・ 1回・ 運動場・で・ ちょーかい・が・ ある・ねん。」〔⇒ちょうれい【朝礼】

ちょうかん〔ちょーかん〕【朝刊】《名詞》 毎日2回発行される新聞で、朝に発行され(配達され)る新聞。「ちょーかん・が・ 来る・の・は・ 5時・ごろ・や。」◆「ちょうかん【朝刊】」だけの新聞もある。■対語=「ゆうかん【夕刊】」

ちょうこく〔ちょーこく〕【彫刻】《名詞》 木や石や金属などを彫ったり削ったりして、平面的あるいは立体的な文字や模様や絵などを作ること。また、そのようにして作られたもの。「神戸・の・ フラワーロード・に・ ちょーこく・が・ 並ん・どる。」

ちょうこくとう〔ちょーこくとー〕【彫刻刀】《名詞》 いろいろな形を作るために、木などを彫ったり削ったりするときに使う小刀。「ゴム版・(を・) 彫り・よっ・て・ ちょーこくとー・で・ 怪我し・た。」

ちょうし〔ちょーし〕【調子】《名詞》 ①体や心の中の具合。「良()ー・ ちょーし・で・ 昼寝し・とっ・たら・ 蚊ー・に・ 刺さ・れ・た。」②ものごとを行うときの勢いやはずみ。「そろそろ・ ちょーし・が・ 出・てき・た。」「ちょーし・を・ 出し・て・ 思い切り・ 走れ。」③生活する姿勢や気位。「ちょーし・の・ 高い・ 人・や・さかい・ 寄付・は・ ぎょーさん・ 出さ・んと・ 気・が・ すま・ん・ね・やろ。」「ちょーし・の・ 高い・ こと・を・ 言()ー・ やつ・や。」「不景気や・さかい・ ちょーし・を・ 低ー・ せ・な・ やっ・ていか・れ・へん・ぞ。」④言葉によって表現するときの、音声や文章の具合。「わかりやすい・ ちょーし・で・ 書い・てある。」⑤音楽を演奏するときの音律の高低。「ちょーし・の・ 合()ー・た・ 音・を・ 出す。」⑥機械などが働く具合や状態。「パソコン・の・ ちょーし・が・おかしい。」

ちょうし〔ちょーし〕【銚子】《名詞》 陶器などで作られて、口が狭くて細長い形の、酒を入れる容器。「ちょーし・の・ 酒・が・ 空・に・ なっ・た・ぞ。」◆大型のものは「とっくり【徳利】」と言うことが多いように思われる。〔⇒とっくり【徳利】

ちょうしにのる〔ちょーしにのる〕【調子に乗る】《動詞・ラ行五段活用》 ①仕事などが順調に進む。「商売・が・ ちょーしにのっ・てき・た。」②おだてられて、いい気になる。うぬぼれて、ますます増長する。「ちょーしにのっ・て・ みんな・の・ 前・で・ 喧(やかま)しーに・ 言()ー・とる。」

ちょうしもん〔ちょーしもん〕【調子者】《名詞》 ①深く考えないで、そのときの自分の気分や、周りの様子にしたがって行動する人。軽薄な人。「ちょーしもん・が・ ひとり・で・ 歌・を・ 歌(うと)・とる。」②人からのおだてに乗りやすい者。「ちょーしもん・や・さかい・ 言()わ・れ・たら・ 仕事・を・ 引き受け・てまう。」⇒おっちょこちょい〕

ちょうじょう〔ちょーじょー〕【頂上】《名詞》 山やもののいただきなどで、最も高いところ。「富士山・の・ ちょーじょ・へ・ 登っ・てみたい。」〔⇒てっぺん【天辺】、てっぺ(天辺)

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2017年3月14日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (318)    (通算2316回)

日常生活語 「ち」⑩

 

ちゅうがっこう〔ちゅーがっこー、ちゅうがっこ〕【中学校】《名詞》 小学校を卒業した後に進む3年間の義務教育の学校。「ちゅーがっこ・へ・ 電車・に・ 乗っ・て・ 通う。」〔⇒ちゅうがく【中学】

ちゅうがやり〔ちゅーがやり〕(宙返り)】《名詞、動詞する》 空中で体を回転させること。「マット・の・ 上・で・ ちゅーがやりし・て・ 見せる。」〔⇒ちゅうがえり【宙返り】

ちゅうかりょうり〔ちゅーかりょーり〕【中華料理】《名詞》 中国特有の材料などをもとに調理した食べ物。中国風に調理した食べ物。「味・の・ 濃いい・ ちゅーかりょーうり・は・ 苦手や・ねん。」〔⇒ちゅうか【中華】

ちゅうかん〔ちゅーかん〕【中間】《名詞》 ①二つのものの間。二つのもののほぼ真ん中。「家・と・ 学校・と・の・ ちゅーかん」「マラソン・は・ ちゅーかん・で・ 折り返す。」②ある期間の途中や真ん中。物事を行っている途中。「まだ・ ちゅーかん・や・さかい・ 出来上がっ・とら・へん・ねん。」

ちゅうき〔ちゅーき〕【中期】《名詞》 全体を3つの期間に分けたときの、真ん中の区切り。「ちゅうき・は・ 中だるみ・に・ なる。」■対語=「ぜんき【前期】」「こうき【後期】」

ちゅうきゅう〔ちゅーきゅー〕【中級】《形容動詞や()》 ①程度や価値などが平均的であること。「ちゅーきゅー・の・ 品物・やっ・たら・ 買()ー・ても・ 安心や。」②全体をいくつかの段階に分けたときの、真ん中あたりの段階。「ちゅーきゅー・の・ 試験・を・ 受ける。」■対語=「じょうきゅう【上級】」「かきゅう【下級】」

ちゅうげん〔ちゅーげん〕【中元】《名詞》 お盆の時期に、知人や世話になった人などに贈り物をすること。また、その品物。「ちゅーげん・は・ ジュース・や・ ビール・が・ 良()ー・やろ。」◆対語=「せいぼ【歳暮】」

ちゅうこ〔ちゅーこ〕【中古】《名詞》 使って古くなっていること。他の人が既に一度使っていること。また、そのようなもの。「だいぶ・ ちゅーこに・ なっ・てき・た・さかい・ もー・ 売っ・たり・は・ でけ・へん。」■対語=「しんぴん【新品】」〔⇒ちゅうぶる【中古】、ちゅうこひん【中古品】、ちゅうぶるひん【中古品】

ちゅうこひん〔ちゅーこひん〕【中古品】《名詞》 使って古くなっているもの。他の人が既に一度使っているもの。「ちゅーこひん・の・ 自転車」■対語=「しんぴん【新品】」〔⇒ちゅうこ【中古】、ちゅうぶる【中古】、ちゅうぶるひん【中古品】

ちゅうし〔ちゅーし〕【中止】《名詞、動詞する》 ①予定していたものを、実施前に取りやめにすること。「風邪・が・ はやっ・とる・ので・ マラソン大会・は・ ちゅーしする。」②実施している途中で、一時中断したり、とりやめにしたりすること。「雨・が・ 強(つよ)・ なっ・た・ので・ 運動会・は・ ちゅーしし・て・ やむ・の・を・ 待つ。」

ちゅうじえん〔ちゅーじえん〕【中耳炎】《名詞》 耳の鼓膜のあたりで起こる病気。「ちゅーじえん・で・ 耳垂れ・が・ 出る。」 

ちゅうしゃ〔ちゅーしゃ〕【注射】《名詞、動詞する》 皮膚に針を射して、液状の薬を体の中に入れること。「予防・の・ ため・に・ インフルエンザ・の・ ちゅーしゃ・を・する。」

ちゅうしょく〔ちゅーしょく〕【昼食】《名詞》 正午の頃の食事。「ちゅーしょく・は・ 食堂・へ・ 行く。」■対語=「ちょうしょく【朝食】」「ゆうしょく【夕食】」〔⇒ひるごはん【昼御飯】、ひるめし【昼飯】、ひる【昼】

ちゅうしん〔ちゅーしん〕【中心】《名詞》 ①いろいろのものが集中しているところ。中核の役割を果たして、非常に重要なところ。「神戸・の・ ちゅーしん・は・ 三宮・や。」②もののちょうど中央のところ。線状のもので両端から等距離にある点。円の弧のすべての位置から等距離にある点。「運動場・の・ ちゅーしん」〔⇒まんなか【真ん中】⇒まなか【真中】

ちゅうする〔ちゅーする〕《動詞・サ行変格活用》 口の中に含んでいたものを外へ出す。食べたものを口から外へ出す。「ごろごろし〔=うがいをし〕・て・から・ ちゅーし・なさい。」「チューインガム・は・ 食べ・んと・ ちゅーしー・よ。」◆幼児語。〔⇒はく【吐く】、はきだす【吐き出す】

ちゅうせん〔ちゅーせん〕【抽選】《名詞、動詞する》 当たり・外れや順番などを決めるために、番号や印を付けておいた、同じ形の紙や棒などを引くこと。また、その方法でことを決めること。「大売り出し・の・ ちゅーせん・は・ 空くじ・ なし・でっ・せ。」◆器械を用いて行う方法もある。〔⇒くじびき【籤引き】

ちゅうちゅう〔ちゅーちゅー〕《名詞》 家や畑などにすみ、農作物を食い荒らしたり、病原菌を媒介したりする、繁殖力が強い小動物。「天井・を・ ちゅーちゅー・が・ 走っ・とる。」◆幼児語。〔⇒ねずみ【鼠】

ちゅうちゅう〔ちゅーちゅー〕《副詞と、動詞する》 液体などを吸う様子。ストローなどを使って、液体などを吸い上げる様子。また、そのときに出る音。「乳・を・ ちゅーちゅー・ 吸う。」◆幼児語。

ちゅうと〔ちゅーと〕【中途】《名詞》 ①移動を開始してから、まだ目的地に着いていない間。「ちゅーと・で・ 渋滞・に・ ひっかかっ・た。」②ものごとが始まってから、まだ終わっていない間。進行しているものごとの中ほど。「ちゅーと・で・ あきらめ・んと・ 最後・まで・ やっ・てみ・ん・かいな。」〔⇒とちゅう【途中】

ちゅうどく〔ちゅーどく〕【中毒】《名詞》 飲食したものや接触したものなどに含まれる毒やばい菌が原因で、体の具合が悪くなること。「薬・も・ 飲み過ぎ・たら・ ちゅーどく・に・ なる。」〔⇒しょくちゅうどく【食中毒】

ちゅうとはん〔ちゅーとはん〕【中途半】《形容動詞や(ナ・ノ)》 ①ものごとが途中までしか出来上がっていない様子。「ちゅーとはんで・ 仕事・を・ やめ・たら・ あか・ん。」②どっちつかずなやり方で徹底しない様子。「ちゅーとはんな・ 答え・を・ 言わ・れ・たら・ 迷う・がな。」〔⇒ちゅうとはんぱ【中途半端】

ちゅうとはんぱ〔ちゅーとはんぱ〕【中途半端】《名詞、形容動詞や(ナ・ノ)》 ①ものごとが途中までしか出来上がっていない様子。「絵・を ちゅーとはんぱな・ ままで・ ほっ・とる。」②どっちつかずなやり方で徹底しない様子。「ちゅーとはんぱな・ 返事・や・さかい・ 言ー・たい・ こと・が・ よー・ わから・へん。」〔⇒ちゅうとはん【中途半】

ちゅうにち〔ちゅーにち〕【中日】《名詞》 しばらく続く期間の真ん中の日。特に、春と秋にある彼岸7日間の真ん中の日。「今年・の・ 春・の・ ちゅーにち・は・ 23日・や。」

ちゅうにん〔ちゅーにん〕【仲人】《名詞》 一組の男女の仲立ちをして、結婚を正式にまとめる人。媒酌人。「頼ん・で・ ちゅーにん・に・ なっ・てもらう。」〔⇒なこうど【仲人】

ちゅうねん〔ちゅーねん〕【中年】《名詞》 青年と老年の間の年頃で、4050歳代の働き盛りの人。「ちゅーねん・の・ おっさん」

チューブ〔ちゅーぶ〕【英語=tube】《名詞》 ①自動車や自転車などのタイヤの中にあるゴムの管。「タイヤ・が・ ぺっちゃんこに・ なっ・て・ 中・の・ ちゅーぶ・が・ 見え・とる。」②筒型で絞り出すようになっている、金属やビニールなどで作った容器。「歯磨き粉・の・ ちゅーぶ」

ちゅうぶう〔ちゅーぶー、ちゅーぶ〕【中風】《名詞》 脳卒中の発作後に現れる半身不随などの症状。「ちゅーぶー・に・ なっ・て・ 家・で・ 寝・とる。」

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2017年3月13日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (317)    (通算2315回)

日常生活語 「ち」⑨

 

ちゃらちゃら《副詞と、動詞する》 ①華美で目立つ様子。軽薄な様子。「ちゃらちゃらし・た・ 服・を・ 着・とる。」②男女が人前で親しくする様子。「町・の・ 真ん中・で・ ちゃらちゃらせ・んとい・てんか。」③硬貨などがたくさん触れ合って音をたてている様子。また、その音。「ポケット・から・ ちゃらちゃらと・ 音・が・ し・とる。」②③⇒じゃらじゃら〕

ちゃらんぽらん《名詞、形容動詞や()》 ①しっかりした考えを持たず、その場限りでいい加減なこと。「ちゃらんぽらんに・ もの・を・ 言()ー。」②仕事などに責任を持たず、投げやりに行うこと。「ちゃらんぽらんな・ 仕事・を・ し・たら・ 注文・を・ もらわ・れ・へん。」

ちゃわん【茶碗】《名詞》 ①ご飯を入れるための、陶器などで作った半球形の容器。「ちゃわん・を・ 左・に・ 汁碗・を・ 右・に・ 置く。」②お茶を入れるための、陶器などで作った半球形または円筒形の容器。「抹茶・を・ ちゃわん・で・ 飲む。」⇒めしわん【飯椀】

ちゃわんむし【茶碗蒸し】《名詞》 卵を出し汁で溶いたものに、肉や野菜などを入れて、食器のままで蒸した料理。「ちゃわんむし・の・ 中・に・ 百合根・を・ 入れる。」〔⇒ちゃむし【茶蒸し】、ちゃんむし【茶ん蒸し】

ちゃん《接尾語》 ①人の名前や人をあらわす言葉につけて、親愛感などを表す言葉。「一郎ちゃん・は・ 元気です・か。」「叔父ちゃん・に・ 会う。」②食べ物の名前につけて、やわらかい感じを表す言葉。「飴ちゃん」「とっぺちゃん〔=豆腐〕」

ちゃんこ《接尾語》[動詞の連用形に付く] 過度に何かの動作をするということを表す言葉。「着物・を・ 踏みちゃんこ・に・ し・たら・ あか・ん・やろ。」「触りちゃんこに・ し・たら・ めげ・てまう・がな。」「壁・を・ 塗りちゃんこに・ する。」「絵の具・の・ 色・が・ 混ぜちゃんや。」「台風・が・ 暴れちゃんこに・ 通っ・ていっ・た。」「めぎちゃんこ」〔⇒さんこ、こべ〕

ちゃんちゃらおかしい〔ちゃんちゃらおかしー〕《形容詞》 取るに足りないほど、実に馬鹿げている。問題にならなくて、聞いただけで笑い出したくなるほどである。「お前・の・ 言()ー・ こと・なんか・ ちゃんちゃらおかしー・て・ 聞い・とら・れ・へん・わい。」

ちゃんちゃんと《副詞、動詞する》 ①ものごとを十分に、着実に行う様子。「落ち着い・て・ ちゃんちゃんと・ 書き・なはれ。」②ためらうことなく、ものごとを手際よく素早く行う様子。「ちゃんちゃんとせ・な・ 間に合わ・へん・ぞ。」〔⇒ちゃっちゃっと、ちゃっちゃと。⇒きちきち、きちんと、きっちり、ちゃんと、かっちり、しっかり、きっちり。⇒さっさと、さっさっと、ちゃっと〕

ちゃんと〔ちゃーんと〕《副詞、動詞する》 ①ものごとを十分に、着実に行う様子。「ちゃんと・ 鉄棒・に・ つかまっ・て・ 落ち・ん・よー・に・ せー・よ。」「ちゃんと・ 計算する。」②基準や慣例や法則などから外れていない様子。「朝・に・ なっ・たら・ ちゃんと・ お日さん・が・ 昇る。」③整っていて乱れがない様子。几帳面に整えている様子。「ちゃーんとし・た・ 服装・を・ しー・よ。」④ものが堅く引き締まっている様子。ものがぴったり合って、すき間がない様子。「ちゃんと・ 箱・の・ 中・に・ 収める。」①②④⇒きちきち。①②⇒きちんと、きっちり。①④⇒かっちり、しっかり、きっちり。③④⇒きちんと。⇒ちゃんちゃんと、ちゃっちゃっと、ちゃっちゃと〕

ちゃんぽん《名詞、副詞に、動詞する》 いろいろな食べ物を混ぜること。また、混ぜた食べ物。いろんな種類の食べ物をいっしょに食べること。「肉・と・ 野菜・を・ ちゃんぽんに・ し・て・ 炒める。」

ちゃんむし【茶ん蒸し】《名詞》 卵を出し汁で溶いたものに、肉や野菜などを入れて、食器のままで蒸した料理。「会席・に・ ちゃんむし・が・ 付い・とる。」〔⇒ちゃむし【茶蒸し】、ちゃわんむし【茶碗蒸し】

ちゅう〔ちゅー〕【中】《名詞》 ①数量、形、範囲などが小さくもなく大きくもないもの。程度や度合いが普通であること。「ご飯・は・ 大盛り・や・ のー・て・ ちゅー・に・ し・てんか。」②価値や程度が、水準より優れているでもなく劣っているでもないこと。また、そのようなもの。「学校・の・ 成績・は・ ちゅー・ぐらい・やっ・た。」③全体を3つに分けたときの、真ん中の部分。順序が真ん中あたりであること。「長い・ 小説・や・けど・ ちゅう・まで・ 読ん・だ。」④中学校の生徒。また、その学年。「ちゅー3・に・も・ なっ・た・ん・かいな。」■対語=①「だい【大】」「しょう【小】」。②③「じょう【上】」「げ【下】」

ちゅう〔ちゅー〕【宙】《名詞》 ①地面から離れている空間。地上の上に広がっている空間。「風船・が・ ちゅー・に・ 浮い・とる。」「ちゅー・で・ くるりと・ 回る。」②書いてあるものを見ないで、言ったりしたりすること。「きちんと・ 覚え・て・ ちゅー・で・ 言()ー・てみ・なさい。」〔⇒そら【空】

ちゅう〔ちゅー〕《副助詞》 「という【と言う】」という言葉がつづまった形。「何・ちゅー・ 話・や。」「何・とか・ちゅー・ 人」「明日・ 来る・ちゅー・とる・のに・ 聞い・てくれ・へん・ねん。」「払う・ちゅー・ても・ 信用でけ・へん。」◆品詞としては動詞のような活用はしない。自立語とはみなしにくいので助詞とするが、助詞の中での分類も難しい。一応、副助詞としておく。

ちゅう〔ちゅー〕【中】《接尾語》 何かをしている途中であることを表す言葉。「今・ 勉強ちゅー・や・ねん。」

ちゅうい〔ちゅーい〕【注意】《名詞、動詞する》 ①大事なことや見過ごしてはいけないことなどについて、特に気をつけること。気持ちを集中して、用心すること。「事故・に・ ちゅーいし・て・ 運転する。」②他の人が言い聞かせて諭すこと。気をつけさせること。「先生・に・ ちゅーいさ・れ・た。」

チューインガム〔ちゅーいんがむ〕【英語=chewing gum】《名詞》 噛んで味わうようにした、ゴムのような合成樹脂に風味や糖分などをつけた菓子。「ちゅーいんがむ・の・ かす・が・ 靴・に・ ひっつい・て・ 腹・が・ 立つ。」〔⇒ガム【英語=gum

ちゅうか〔ちゅーか〕【中華】《名詞》 ①中国特有の材料などをもとに調理した食べ物。中国風に調理した食べ物。「ちゅうか・の・ 饅頭」②中国風の麺を茹でてスープに入れて、焼き豚などを加えた食べ物。「ちゅーか・を・ 一杯・ ください。」⇒ちゅうかりょうり【中華料理】⇒ラーメン【中国語から。拉麺】、しなそば【支那蕎麦】、ちゅうかそば【中華蕎麦】

ちゅうがえり〔ちゅーがえり〕【宙返り】《名詞、動詞する》 空中で体を回転させること。「燕・が・ ちゅーがえりし・た。」〔⇒ちゅうがやり(宙返り)

ちゅうがく〔ちゅーがく〕【中学】《名詞》 小学校を卒業した後に進む3年間の義務教育の学校。「息子・が・ ちゅーがく・に・ 入っ・た。」〔⇒ちゅうがっこう【中学校】

ちゅうがくせい〔ちゅーがくせー〕【中学生】《名詞》 中学校に通っている生徒。「ちゅーがくせー・から・は・ 電車賃・は・ 大人・や。」 

ちゅうかそば〔ちゅーかそば〕【中華蕎麦】《名詞》 中国風の麺を茹でてスープに入れて、焼き豚などを加えた食べ物。「駅・で・ ちゅーかそば・を・ 食ー・て・ 電車・に・ 乗る。」〔⇒ラーメン【中国語から。拉麺】、しなそば【支那蕎麦】、ちゅうか【中華】

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2017年3月12日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (316)    (通算2314回)

日常生活語 「ち」⑧

 

ちゃきちゃき《形容動詞や()、動詞する》 ①ものの言い方や態度が、はっきりして要領がよい様子。つかえたりためらったりすることなく、言葉や態度に表す様子。「ちゃきちゃきと・ 言()ー・てくれ・た・さかい・ よー・ わかった。」②やや自己中心的な言葉や行動がある様子。「ちゃきちゃきし・た・ 人・や・さかい・ 他人・の・ こと・なんか・ 気ー・に せー・へん。」⇒はきはき、しゃきしゃき、しゃかしゃか〕

ちゃく【着】《助数詞》 ①到着した順番や時刻などを数える言葉。「1ちゃく・で・ ゴールインし・た。」「6時・ちゃく・の・ 電車」②衣服の数などを数える言葉。「背広・を・ 2ちゃく・ いっぺんに・ 買()ー・た。」

ちゃくせき【着席】《名詞、動詞する》 立ち上がった状態から、席に腰をかけること。席に腰をかけたままであること。「礼・を・ し・て・から・ 椅子・に・ ちゃくせきする。」「ちゃくせき・の・まま・で・ 自己紹介する。」「起立・ 礼・ ちゃくせき」■対語=「きりつ【起立】」

ちゃくりく【着陸】《名詞、動詞する》 飛行機などが空中から降下して、地上に降りること。「飛行機・に・ 乗っ・たら・ ちゃくりくする・まで・ 生き・た・ 心地・が・ せー・へん・ねん。」

ちゃこし【茶漉し】《名詞》 湯を注ぐときに、小さな網を用いて茶の葉のかすを取り除く道具。「ちゃこし・の・ 目ー・が・ 詰まっ・た。」

ちゃさじ【茶匙】《名詞》 ①抹茶や薬などをすくうときに使う、竹などでできた匙。「ちょっと・の・ 量・を・ ちゃさじ・で・ すくう。」②コーヒーや紅茶などを飲むときに使う金属製の匙。「ちゃさじ・で・ 混ぜ・て・ 砂糖・を・ 溶かす。」

ちゃしつ【茶室】《名詞》 茶の湯のときに使う小さな部屋。「ちゃしつ・の・ ある・ 別荘」

ちゃたく【茶托】《名詞》 湯飲み茶碗を載せて客にすすめる、小さな受け皿のような台。「竹・で・ でけた・ ちゃたく」

ちゃだんす【茶箪笥】《名詞》 茶碗や食器などを入れておく、棚や引き出しのついた家具。「ちゃだんす・から・ 急須・を・ 出す。」

ちゃちゃ()いれる【茶々()入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 人の話を真面目に取り合わないで、冗談のようにしてしまう。冗談のようにして、からかう。横合いから、要らぬことを言う。「ちゃちゃいれ・んと・ よー・ 聞ー・てくれ・へん・か。」〔⇒ちゃかす【茶化す】

チャック〔ちゃっく〕《名詞、動詞する》 ①服や鞄などに付けて開け閉めするために、金属または樹脂の細かい歯を並べて、その間に金具を滑らせるようにしたもの。ファスナー。ジッパー。「ズボン・の・ ちゃっく・が・ 開い・てまっ・せ。」②開くことがないようにすること。「口・に・ チャックし・て・ もの・を・ 言わ・ん・よーに・ する。」◆「チャック」は、一見すると外来語のようにも見えるが、「巾着(きんちゃく)」をもじって「チャック印」としてファスナーを販売したことに由来すると言われている。

ちゃっちゃっと《副詞、動詞する》 ①ものごとを十分に、着実に行う様子。「あの・ 人・は・ ちゃっちゃっとする・さかい・ 間違い・が・ あら・へん。」②ためらうことなく、ものごとを手際よく素早く行う様子。「掃除・は・ ちゃっちゃっと・ 済まし・てしまい・よ。」〔⇒ちゃんちゃんと、ちゃっちゃと。⇒きちきち、きちんと、きっちり、ちゃんと、かっちり、しっかり、きっちり。⇒さっさと、さっさっと、ちゃっと〕

ちゃっちゃと《副詞、動詞する》 ①ものごとを十分に、着実に行う様子。「よそ見・を・ せ・んと・ ちゃっちゃと・ 歩け。」②ためらうことなく、ものごとを手際よく素早く行う様子。「ちゃっちゃと・ 嫁入り・を・ し・たら・ どない・や。」〔⇒ちゃんちゃんと、ちゃっちゃっと。⇒きちきち、きちんと、きっちり、ちゃんと、かっちり、しっかり、きっちり。⇒さっさと、さっさっと、ちゃっと〕

ちゃづつ【茶筒】《名詞》 茶の葉を入れておく、円柱形の容器。「湿ら・ん・よーに・ ちゃずつ・に・ 入れ・とく。」

ちゃっと《副詞、動詞する》 ためらうことなく、ものごとを手際よく素早く行う様子。「ちゃっと・ 部屋・の・ 掃除・を・ 済まし・てしも・た。」〔⇒ちゃっちゃっと、ちゃっちゃと、ちゃんちゃんと、さっさと、さっさっと〕

ちゃつみ【茶摘み】《名詞、動詞する》 茶の木から、新しい芽や葉を摘み取ること。「宇治・で・ ちゃつみ・を・ 見・た。」

ちゃない(汚い)】《形容詞》 ①よごれていて、不潔であったり不衛生であったりしている。「ちゃない・さかい・ 掃除し・とい・ておくれ。」②乱暴であって、きちんとしていない。見苦しかったり聞き苦しかったりする様子だ。美観を損ねている。「ちゃない・ 絵ー・や・さかい・ 何・を・ 描い・とる・の・か・ わから・へん。」③心が正しくない。自己中心的で、ずるくて腹黒い。「金・に・ ちゃない・ やつ・や。」■対語=「きれい【綺麗】」〔⇒きたない【汚い】、きちゃない(汚い)、たない(汚い)①②⇒ばばい、ばばちい、ばっちい、ばばっちい〕

ちゃのこ【茶の子】《名詞》 ①お茶を飲むときにいっしょに食べる嗜好品。茶請け。「手伝い・に・ 来・てくれ・た・ 人・に・ ちゃのこ・を・ 出す。」②仏事などの参会者や、近隣の人などに配るお菓子など。「近所・に・ ちゃのこ・を・ 配る。」⇒ちゃがし【茶菓子】、ちゃがしん【茶菓子ん】⇒おちゃのこ【お茶の子】

ちゃばしら【茶柱】《名詞》 茶碗に注いだ茶の中に、縦になって浮かぶ茶の茎。「ちゃばしら・が・ 立つ。」

ちゃばら【茶腹】《名詞》 茶をたくさん飲んで、腹がいっぱいになっている状態。また、そのときの腹具合。「飯・が・ 足ら・なんだ・さかい・ ちゃばら・に・ し・た。」

ちゃびん【茶瓶】《名詞》 ①湯を沸かすときに用いる、陶器や金属でできているもの。「ちゃびん・で・ 湯ー・を・ 沸かす。」②頭のあるべきところに毛がないこと。また、頭の毛がない場所。また、頭に毛がない人。「あの・ ちゃびん・が・ うち・の・ 親父・や。」⇒はげ【禿げ】、はげちゃびん【禿げ茶瓶】、はげちゃん【禿げちゃん】、はげあたま【禿げ頭】

ちゃぶちゃぶ《名詞、動詞する》 ①湯を沸かして湯船の中に入れたもの。また、その湯船。また、その湯船のある浴室。「ちゃぶちゃぶ・で・ 足・を・ 洗い・なはれ。」②入浴をすること。行水をすること。「ゆっくり・ ちゃぶちゃぶし・なはれ。」◆幼児語。〔⇒ふろ【風呂】、ちゃいちゃい。⇒ふろば【風呂場】⇒ゆ【湯】

ちやほや《副詞と、動詞する》 おだてたり甘やかしたりして、相手の機嫌をとる様子。「ちやほやさ・れ・て・ 育っ・とる・さかい・ わがままな・ 子ー・や。」

ちゃまが(茶釜)】《名詞》 茶の湯などで、湯を沸かすために使う釜。「鉄・の・ ちゃまが・で・ お茶・を・ わかす。」〔⇒ちゃがま【茶釜】

ちゃみせ【茶店】《名詞》 人出の多い所などにあって、菓子などを売ったり、お茶を飲ませたりする店。「公園・に・ ちゃみせ・が・ ある。」

ちゃむし【茶蒸し】《名詞》 卵を出し汁で溶いたものに、肉や野菜などを入れて、食器のままで蒸した料理。「ちゃむし・は・ 熱い・うち・に・ 食べ・てください。」〔⇒ちゃわんむし【茶碗蒸し】、ちゃんむし【茶ん蒸し】

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2017年3月11日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (315)    (通算2313回)

日常生活語 「ち」⑦

 

ちびる《動詞・バ行上一段活用》 ①使い続けることによって、磨り減る。擦り切れて小さくなったり薄くなったりする。「靴・の・ 底・が・ だいぶ・ ちび・た。」「ちび・た・ 鉛筆」②大小便などを漏らす。少し出す。「寒ー・て・ 小便・を・ ちびっ・た。」③出し惜しみをする。「ちびっ・て・ なかなか・ 寄付し・てくれ・へん。」〔⇒しびる〕

ちぶさ【乳房】《名詞》 胸にあって乳を出すところ。「赤子・に・ ちぶさ・を・ 吸わ・す。」〔⇒ちち【乳】、おっぱい〕

チブス〔ちぶす〕《名詞》【ドイツ語=Typhus】 高熱や発疹をともなって腸などが侵される、細菌によって起こる感染症。「昔・は・ ちぶす・で・ 入院する・ 人・が・ おっ・た。」〔⇒チビス【ドイツ語=Typhus

ちべたい(冷たい)】《形容詞》 ①固体や気体の温度が低くて、触れると冷ややかな感じがする。「北風・が・ 吹い・て・ 手ー・が・ ちべたい。」②思いやりがない。人情味に欠ける。「ほんまに・ ちべたい・ やつ・や。」■対語①=「あつい【熱い】」「あちい【(熱い)】」〔⇒つめたい【冷たい】、つべたい(冷たい)、ちめたい(冷たい)⇒ひやこい【冷やこい】、ひやっこい【冷やっこい】、ひやい【冷やい】

ちまみれ【血塗れ】《形容動詞や()》 血がしたたっている様子。一面が血に染まっている様子。「魚・を・ 料理し・て・ 手ー・が・ ちまみれに・ なっ・た。」〔⇒ちだらけ【血だらけ】

ちまめ【血豆】《名詞》 強く撲ったり挟んだりしたときに、皮下が出血して、皮膚が豆のように盛り上がったもの。「戸ー・で・ 手ー・を・ はさん・で・ ちまめ・が・ でけ・た。」

ちみきる(詰み切る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①指先や爪で、皮膚をつまんで強くねじる。る。「怒っ・て・ 背中・を・ ちみきり・やがっ・た。」②指先でねじって、ちぎる。「細い・ 竹・を・ ねじっ・て・ ちみきる。」〔⇒つめきる【詰め切る】、ちめきる(詰め切る)⇒ひねる【捻る】、つねる【抓る】、ひねきる【捻切る】

ちめきりそう〔ちめきりそー〕(爪切り草)】《名詞》 夏から秋にかけて、赤・白・黄色・紫色などの花を咲かせる、地面をはうように背丈の短い草。「去年・ 咲い・とっ・た・ ところ・に・ 今年・も・ ちめきりそー・が・ 生え・てき・とる。」〔⇒つめきりそう【爪切り草】、まつばぼたん【松葉牡丹】

ちめきる(詰め切る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①指先や爪で、皮膚をつまんで強くねじる。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ ちめきっ・たっ・た。」②指先でねじって、ちぎる。「饅頭・を・ ちめきっ・て・ 食う。」〔⇒つめきる【詰め切る】、ちみきる(詰み切る)⇒ひねる【捻る】、つねる【抓る】、ひねきる【捻切る】

ちめたい(冷たい)】《形容詞》 ①固体や気体の温度が低くて、触れると冷ややかな感じがする。驚くような低温である。「ちめたい・ ビール・を・ 飲む。」②体温が低いと感じる。「ほっぺた・が・ ちめとー・て・ 真っ白や。」③思いやりがない。人情味に欠ける。「ちめたい・ こと・ばっかり・ 言う・ 人・や。」■対語=①「あつい【熱い】」「あちい【(熱い)】」〔⇒つめたい【冷たい】、つべたい(冷たい)、ちべたい(冷たい)⇒ひやこい【冷やこい】、ひやっこい【冷やっこい】、ひやい【冷やい】

ちゃ〔ちゃー〕【茶】《名詞》 ①濃緑色で光沢のある葉を飲みもの用に使う、常緑の低木。「ちゃー・の・ 畑」②茶の木の若葉を蒸して乾燥させたもの。「歳暮・に・ ちゃー・を・ 貰(もろ)・た。」③乾燥させたり、それを粉末にしたりした茶の葉に湯を注いで作った飲み物。◆紅茶・コーヒー等を含めた意味で使うこともある。「濃いー・ ちゃー・を・ 飲む。」④黒みを帯びた黄赤色。「ちゃー・の・ 色・の・ 鞄」①②③⇒おちゃ【お茶】⇒おぶう、おぶうちゃん。⇒ちゃいろ【茶色】

ちゃい《感動詞》 人や動物を追い払うときに口にする言葉。こちらへ来るな、あっちへ行け、という気持ちをこめた言葉。「ちゃい・ こっち・へ・ 来・たら・ あか・ん。」「ちゃい・ ちゃい・ あっち・へ・ 行け。」

ちゃいする《動詞・サ行変格活用》 ①要らないものとして、置いたり投げ出したりする。「その・ 石・は・ 汚い・さかい・ ちゃいし・とき。」

②手につかんでいたものを、反動を利用して空中に放り出す。手の力で遠くへ飛ばす。「ボール・を・ 向こう・へ・ ちゃいする。」◆幼児語。〔⇒ぽいする、ほかす【放下す】、ほりなげる【放り投げる】⇒すてる【捨てる】、してる(捨てる)、ほったらかす【放ったらかす】、ほっちらかす【放っ散らかす】、ほっとく【放っとく】、ぶつける。⇒ほる【放る】、なげる【投げる】、ぶつける〕

ちゃいちゃい《名詞、動詞する》 ①湯を沸かして湯船の中に入れたもの。また、その湯船。また、その湯船のある浴室。「ちゃいちゃい・で・ 足・を・ 洗い・なはれ。」②入浴をすること。行水をすること。「盥・で・ ちゃいちゃいする。」◆幼児語。〔⇒ふろ【風呂】、ちゃぶちゃぶ。⇒ふろば【風呂場】⇒ゆ【湯】

ちゃいろ【茶色】《名詞》 黒みを帯びた黄赤色。「昔・の・ 電車・は・ ちゃいろ・ばっかり・やっ・た。」〔⇒ちゃ【茶】

ちゃう(違う)】《動詞・ワア行五段活用》 ①正しいものと異なる。「そんな・ 答え・と・ ちゃう・さかい・ もー・ いっぺん・ 考え・てみー。」②考えや思いなどが合わなくて、差がある。「昨日・ 言()ー・た・ こと・と・ ちゃう・やない・か。」③他と異なって優れている。「やっぱり・ ひと味・ ちゃう・なー。」④述べていることを否定するときに言葉。「ちゃう・ぞー・ そんな・ こと・を・ 言()ー・た・ 覚え・は・ あら・へん。」■他動詞は「ちがえる【違える】」〔⇒ちがう【違う】

ちゃうちゃう【違う違う】《感動詞》 強く否定するときに発する言葉。まったく、そうではない。「ちゃうちゃう・ それ・は・ 間違い・や。」

ちゃがし【茶菓子】《名詞》 お茶を飲むときにいっしょに食べる嗜好品。茶請け。「何・ぞ・ ちゃがし・が・ 欲しー・なー・」〔⇒ちゃがしん【茶菓子ん】、ちゃのこ【茶の子】

ちゃがしん【茶菓子ん】《名詞》 お茶を飲むときにいっしょに食べる嗜好品。茶請け。「子ども・に・も・ ちゃがしん・を・ 買()ー・たろ・か。」〔⇒ちゃがし【茶菓子】、ちゃのこ【茶の子】

ちゃかす【茶滓】《名詞》 茶を煎じた後に残った茶の葉。「畳・の・ 上・を・ 掃く・ 時・に・ ちゃかす・を・ 使う。」〔⇒ちゃがら【茶柄】

ちゃかす【茶化す】《動詞・サ行五段活用》 人の話を真面目に取り合わないで、冗談のようにしてしまう。冗談のようにして、からかう。横合いから、要らぬことを言う。「こっち・は・ 真面目な・ん・や・さかい・ ちゃかし・た・ 話・に・ せ・んとい・てんか。」〔⇒ちゃちゃ()いれる【茶々()入れる】

ちゃかちゃか《副詞と、動詞する》 落ち着きなく慌ただしく動き回る様子。口数が多く、忙しくしゃべる様子。「ちゃかちゃかと・ 走り回っ・て・ 忙しー・ 人・や・なー。」

ちゃがま【茶釜】《名詞》 茶の湯などで、湯を沸かすために使う釜。「文福ちゃがま・の・ 話」〔⇒ちゃまが(茶釜)

ちゃがら【茶柄】《名詞》 茶を煎じた後に残った茶の葉。「ちゃがら・を・ 撒い・て・ 座敷・を・ 掃く。」〔⇒ちゃかす【茶滓】

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2017年3月10日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (314)    (通算2312回)

日常生活語 「ち」⑥

 

ちっとま(一寸間)】《名詞》 ①ほんの短い時間の間。わずかの時間。「ちっとま・ 油断し・とっ・たら・ 財布・を・ 盗ら・れ・た。」②少し長い間。久しく。「これ・から・は・ ちっとま・ 寒い・ 日・が・ 続く・やろ。」〔⇒いちじ【一時】、いっとき【一時】、いちどき【一時】、ちょっとま【一寸間】、ちいとま【ちいと間】、ちとま(一寸間)、ひといき【一息】、しといき(一息)、しばらく【暫く】

ちっとも《副詞》 打ち消し表現の度合いを高めるために使う言葉。まったく。「この・ 問題・は・ 難(むつか)しー・て・ ちっとも・ わから・へん。」〔⇒ちいとも、ちょっとも【一寸も】、いっこも【一個も】、ひとつも【一つも】、ひとっつも【一っつも】、しとつも(一つも)、しとっつも(一っつも)、とっつも、なにひとつ【何一つ】、なにしとつ(何一つ)、ぜんぜん【全然】、なんにも【何にも】、なにも【何も】

ちと《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちと・ 金・が・ 足ら・へん。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちとばかし《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちとばかし・ 時間・あら・へん・やろ・か。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちとばかり《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「お金・を・ ちとばかり・ 融通し・てくれ・まへ・ん・か。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちとま(一寸間)】《名詞》 ①ほんの短い時間の間。わずかの時間。「ちとま・ 雨・が・ 降っ・た・けど・ じっきに・ 止ん・だ。」②少し長い間。久しく。「ちとま・ 考え・て・から・ 来月・に・でも・ 返事・を・ くれ・や。」〔⇒いちじ【一時】、いっとき【一時】、いちどき【一時】、ちょっとま【一寸間】、ちいとま【ちいと間】、ちっとま(一寸間)、ひといき【一息】、しといき(一息)、しばらく【暫く】

ちぬ《名詞》 黒灰色をした鯛。黒鯛。「投げ釣り・で・ えー・ ちぬ・が・ 釣れ・た。」

ちのけ【血の気】《名詞》 ①顔や皮膚などの様子に現れる生気。「病気・を・ し・て・ ちのけ・が・ のーなっ・た。」②感情の高まるままに行動しようとする、荒々しい性格。「ちのけ・の・ ある・ やつ・や・さかい・ じっきに・ 喧嘩・を・ し・てまう。」③普段の心の状態。「事故・を・ 起こし・そーに・ なっ・て・ ちのけ・が・ 引ー・た。」

ちのつながり【血の繋がり】《名詞》 先祖から続いている、親子や兄弟などのつながり。血縁。「ちのつながり・の・ ある・ 親戚」

ちのみご【乳飲み子】《名詞》 まだ乳を飲んでいる幼児。乳児。「ちのみご・が・ おる・さかい・ 目ー・が・ 離さ・れ・へん。」

ちのめぐり【血の巡り】《名詞》 ①血が血管の中を循環すること。「手ー・を・ さすっ・て・ ちのめぐり・を・ 良ー・ する。」②頭脳の働き。「ぼーっと・ し・て・ ちのめぐり・が・ 悪い・ねん。」

ちび《名詞、形容動詞や()》 ①背が低いこと。また、そのような人。「小学校・の・ 頃・は・ ちび・やっ・てん。」②幼い者。子ども。「うち・に・は・ ちび・が・ 2人・ おる。」

チビス〔ちびす〕《名詞》【ドイツ語=Typhus】 高熱や発疹をともなって腸などが侵される、細菌によって起こる感染症。「この頃・は・ ちびす・の・ 人・は・ 聞か・ん・よーに・ なっ・た。」〔⇒チブス【ドイツ語=Typhus

ちびちび《副詞と》 ①酒などの飲み物を、間を置いて少しずつ飲む様子。「ひとり・で・ ちびちび・ 酒・を・ 飲ん・どっ・た。」②物事を一度に進めないで、すこしずつ行っていく様子。「難しい・さかい・ ちびちびと・ 読ん・だ。」〔⇒ちょびちょび、ちびりちびり〕

ちびっと《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちびっと・ 間・を・ 空け・てください・な。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちびっとばかし《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちびっとばかし・しか・ あり・ませ・ん・けど・ どーぞ・ 食べ・てください。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちびっとばかり《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「畳・の・ 上・に・ 水・を・ ちびっとばかり・ こぼし・た。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちびりちびり《副詞と》 ①酒などの飲み物を、間を置いて少しずつ飲む様子。「苦い・お茶・や・さかい・ ちびりちびり・ 飲ん・だ。」②物事を一度に進めないで、すこしずつ行っていく様子。「借金・を・ ちびりちびり・ 返す。」〔⇒ちびちび、ちょびちょび〕

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2017年3月 9日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (313)    (通算2311回)

日常生活語 「ち」⑤

 

ちっさい【小っさい】《形容詞》 ①体積がささやかで、わずかの場所を占めている。「ちっさい・ 滑り台・を・ 作る。」②面積が狭い。「とーし〔=篩い〕・の・ 目ー・が・ ちっさい・さかい・ 振っ・ても・ 砂・が・ 落ち・へん。」③背丈などが低い。「背ー・の・ ちっさい・ 人」④数や程度が甚だしくない。「ちっさい・ お金・に・ つぶす。」「テレビ・の・ 音・が・ ちっそー・て・ よー・ 聞こえ・へん。」「ちっさい・ 失敗・は・ 気・に・ する・な。」⑤年が下である。「公園・で・ ちっさい・ 子ー・が・ 遊ん・どる。」■対語=「おおきい【大きい】」「おっきい【大っきい】」「おおけえ【大けえ】」「おっけえ【(大けえ)】」「ごっつい」「ごつい」〔⇒ちさい【小さい】、ちいさい【小さい】、ちっこい【小っこい】、ちいこい【小こい】、ちっちゃい【小っちゃい】、こまい【小まい】、こんまい【小まい】

ちっさする【小っさする】《動詞・サ行変格活用》 ①面積、体積、身長などの値をわずかにする。「中身・が・ ちさい・さかい・ 箱・も・ ちっさし・てください・な。」②会社や組織などを衰えさせる。程度や規模などを縮小する。「ちっさし・た・ 会社・を・ もっぺん・ 大きー・ し・たい・なー。」③隙間などを少なくする。「合間・を・ ちっさし・て・ 苗・を・ 植える。」④音量を弱くする。「やかましー・さかい・ もっと・ ちっさし・てんか。」■自動詞は「ちっさなる【小っさなる】」■対語=「おっきする【大っきする】」「おっけする【大っけする】」〔⇒ちいさする【小さする】、ちいそする【小そする】、ちっそする【小っそする】、こまする【小まする】、こもする【小もする】

ちっさなる【小っさなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①面積、体積、身長などの値がわずかになる。「洗濯し・て・ 干し・たら・ 縮ん・で・ ちっさなっ・た。」②程度や規模などがわずかになる。「景気・が・ 悪ー・て・ 会社・が・ ちっさなっ・た。」③隙間などが少なくなる。「並べ過ぎ・て・ 合間・が・ ちっさなっ・ても・た。」④音量が弱くなる。「スピーカー・が・ いつ・の・ 間・に・か・ ちっさなっ・ても・とる。」⑥恐縮してちぢこまる。「あいつ・は・ 怒ら・れ・て・ ちっさなっ・とる。」■他動詞は「ちっさする【小っさする】」■対語=「おっきなる【大っきなる】」「おっけなる【大っけなる】」〔⇒ちいさなる【小さなる】、ちいそなる【小そなる】、ちっそなる【小っそなる】、こまなる【小まなる】、こもなる【小もなる】

ちっそく【窒息】《名詞、動詞する》 息が詰まったり酸素がなくなったりして、呼吸ができなくなること。「海・に・ 潜っ・て・ ちっそくし・そーに・ なっ・た。」

ちっそする【小っそする】《動詞・サ行変格活用》 ①面積、体積、身長などの値をわずかにする。「腰・を・ 屈め・て・ 背ー・を・ ちっそし・て・ 勝手口・を・ 潜る。」②会社や組織などを衰えさせる。程度や規模などを縮小する。「不景気・や・さかい・ 会社・を・ ちっそせ・んと・ やっ・ていか・れ・へん。」③隙間などを少なくする。「間・を・ ちっそし・て・ 椅子・を・ 並べる。」④音量を弱くする。「スピーカー・を・ 調節し・て・ ちっそする。」■自動詞は「ちっそなる【小っそなる】」■対語=「おっきする【大っきする】」「おっけする【大っけする】」〔⇒ちいさする【小さする】、ちいそする【小そする】、ちっさする【小っさする】、こまする【小まする】、こもする【小もする】

ちっそなる【小っそなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①面積、体積、身長などの値がわずかになる。「年・を・ とっ・て・ 背ー・が・ ちっそなっ・てき・た。」②程度や規模などがわずかになる。「みんな・が・ 年・を・ とっ・て・ 同好会・が・ ちっそなっ・てき・た。」③隙間などが少なくなる。「路地・の・ 奥・の・ 方・は・ 家・の・ 隙間・が・ ちっそなっ・とる。」④音量が弱くなる。「疲れ・てき・て・ 声・が・ ちっそなっ・てき・た。」⑥恐縮してちぢこまる。「怒ら・れ・ん・よーに・ ちっそなっ・て・ 座っ・とっ・てん。」■他動詞は「ちっそする【小っそする】」■対語=「おっきなる【大っきなる】」「おっけなる【大っけなる】」〔⇒ちいさなる【小さなる】、ちいそなる【小そなる】、ちっさなる【小っさなる】、こまなる【小まなる】、こもなる【小もなる】

ちっちゃい【小っちゃい】《形容詞》 ①体積がささやかで、わずかの場所を占めている。「ちっちゃい・ 隙・に・ 手ー・が・ 挟まっ・て・ 抜け・へん。」②面積が狭い。「ちっちゃい・ 皿・しか・ あら・へん。」③背丈などが低い。「ちっちゃい・ 銅像・が・ 立っ・とる。」④数や程度が甚だしくない。「ちっちゃい・ 会社・に・ 合格し・た。」「お前・の・ 失敗・は・ ちっちゃい・ こと・や。」「ラジオ・は・ ちっちゃい・ 音・で・ 聞け。」⑤年が下である。「ちっちゃい・ 子・の・ 面倒・を・ みる。」■対語=「おおきい【大きい】」「おっきい【大っきい】」「おおけえ【大けえ】」「おっけえ【(大けえ)】」「ごっつい」「ごつい」〔⇒ちさい【小さい】、ちいさい【小さい】、ちっさい【小っさい】、ちっこい【小っこい】、ちいこい【小こい】、こまい【小まい】、こんまい【小まい】

ちっちゃいめ【小っちゃい目】《名詞、形容動詞や()》 ①ものの大きさが、少し小さいこと。比較的小さいと思われること。「ご飯・は・ ちっちゃいめに・ 入れ・てほしー・ねん。」②音量が弱いこと。「マイク・の・ 前・で・ ちっちやいめに・ 話す。」■対語=「おおきめ【大き目】」「おおきいめ【大きい目】」「おおけえめ【大けえ目】」「おっきめ【大っき目】」「おっきいめ【大っきい目】」「おおけめ【大け目】」「おっけめ【大っけ目】」「おっけえめ【大っけえ目】」「ごっつめ【ごっつ目】」「ごっついめ【ごっつい目】」〔⇒ちいさいめ【小さい目】、ちいさめ【小さ目】、ちっこいめ【小っこい目】、こまいめ【小まい目】、こんまいめ【小んまい目】

ちっと《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちっと・ 待っ・てんか。」「ちっと・は・ わかっ・てほしー・なー。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちっとばかし《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「野菜・を・ ちっとばかし・ 分け・てくれ・へん・か。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちっとばかり《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちっとばかり・ 頭・を・ 働かし・なはれ。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

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2017年3月 8日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (312)    (通算2310回)

日常生活語 「ち」④

 

ちさい【小さい】《形容詞》 ①体積がささやかで、わずかの場所を占めている。「袋・が・ ちそー・て・ 全部・は・ 入ら・へん。」②面積が狭い。「ちさい・ 模様・が・ いっぱい・ 書い・てある。」③背丈などが低い。「ちさい・ 女・の・ 人」④数や程度が甚だしくない。「ちさい・ 金額・やっ・たら・ 持っ・とる・よ。」「そんな・ こと・ぐらい・で・ 泣く・な・ ちさい・ こと・や・さかい。」「うるさい・なー。ちさい・ 声・で・ しゃべれ。」⑤年が下である。「ちさい・ 子ー・を・ いじめ・たら・ あか・ん。」■対語=「おおきい【大きい】」「おっきい【大っきい】」「おおけえ【大けえ】」「おっけえ【(大けえ)】」「ごっつい」「ごつい」〔⇒ちいさい【小さい】、ちっさい【小っさい】、ちっこい【小っこい】、ちいこい【小こい】、ちっちゃい【小っちゃい】、こまい【小まい】、こんまい【小まい】

ちじ【知事】《名詞》 都道府県を代表し、都道府県の政治に携わる、いちばん上の人。「大阪・の・ ちじ・は・ えらい・ 元気や・なー。」

ちしゃ【苣】《名詞》 しゃもじ形の葉を食用とする植物。「ちしゃ・の・ おひたし」◆海岸の砂地に生えるものを「はまぢしゃ【浜苣】」と言う。

ちず【地図】《名詞》 ①山川、海陸、都市・集落など、地上のありさまを縮めて書き表した図。「ちず・を・ 書い・て・ 道筋・を・ 教える。」②布団に残した、寝小便の跡。「今日・も・ また・ ちず・を・ 描い・た・ん・かいな。」

ちすじ【血筋】《名詞》 先祖から子孫へと続く、親子や兄弟姉妹のような血縁。「手先・の・ 器用な・ ちすじ」「うち・の・ ちすじ・に・は・ 癌・で・ 死ん・だ・ 人・は・ おら・ん。」〔⇒ち【血】、すじ【筋】、けなみ【毛並み】、けっとう【血統】

ちだらけ【血だらけ】《形容動詞や()》 血がしたたっている様子。一面が血に染まっている様子。「こけ・て・ 擦りむい・て・ 脚・が・ ちだけや。」〔⇒ちまみれ【血塗れ】

ちち【父】《名詞》 親のうち、男性の方。「うち・の・ ちち・は・ 長生きし・とり・ます・ねん。」◆実父、継父、義父なども含めて使うことがある。改まった場合などに使うことが多く、日常的には別の言い方をすることが多い。■対語=「はは【母】」〔⇒ちちおや【父親】、てておや(父親)、てとや(父親)、おとこおや【男親】

ちち【乳】《名詞》 ①子を生んだ母親の乳房からから出る、白い液体。母乳。「ちち・の・ 出ー・が・ 悪い。」②胸にあって乳を出すところ。「大きな・ ちち・を・ し・た・ 人」〔⇒おっぱい。⇒ち【乳】⇒ちぶさ【乳房】

ちちうし【乳牛】《名詞》 乳を搾ることを目的にして、飼育する牛。「牧場・で・ ちちうし・を・ 飼う。」

ちちおや【父親】《名詞》 親のうち、男性の方。◆父と子という関係性を示して使うことが多い。動物の場合にも使う。「ちちおや・より・も・ 背ー・が・ 高(たこ)ー・ なっ・た。」■対語=「ははおや【母親】」〔⇒ちち【父】、てておや(父親)、てとや(父親)、おとこおや【男親】

ちぢかむ【縮かむ】《動詞・マ行五段活用》 寒さや恐怖などのために、体や手足などが小さく固くなって、思うように動かなくなる。「寒ー・て・ 手ー・が・ ちじかん・でも・とる。」〔⇒かじかむ【悴む】、かじける〕

ちちばなれ【乳離れ】《名詞、動詞する》 ①赤ん坊が母親の乳を吸わなくなるまで成長すること。「ちちばなれし・て・ おかゆ・を・ 食べる・よーに・ なっ・た。」②子どもが親の手を離れて独り立ちをすること。人が自主性をそなえて成長すること。「いつ・まで・も・ ちちばなれ・を せ・ん・ 子・や。」

ちぢまる【縮まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①張りがなくなったり中身が減ったりして、小さくなる。「年・を・ とっ・て・ 背ー・が・ ちょっと・ ちぢまっ・た。」②数量や距離などの差が小さくなる。「点数・が・ だいぶ・ ちぢまっ・た。」■他動詞は「ちぢめる【縮める】」■他動詞は「ちぢめる【縮める】」■対語=①「のびる【伸びる】」、③「あく【開く】」〔⇒ちぢむ【縮む】

ちぢみ【縮み】《名詞》 ①面積や長さが小さくなること。「ポスター・が・ 雨・に・ 濡れ・て・ ちぢみ・が・ でけ・ても・た。」②木綿や絹で、よりの強い糸を使って、表面に小さなしわを作り出すようにした織物。「ちぢみ・の・ すててこ・を・ はく。」

ちぢむ【縮む】《動詞・ラ行五段活用》 ①張りがなくなったり中身が減ったりして、小さくなる。「洗濯し・たら・ 服・が・ ちじん・だ。」②膨張していたものが、もとの大きさに戻る。「膨れ・とっ・た・ 風船・が・ ちぢん・だ。」③数量や距離などの差が小さくなる。「前・の・ 選手・と・の・ 差ー・が・ が・ だいぶ・ ちぢん・だ。」■他動詞は「ちぢめる【縮める】」■対語=①「のびる【伸びる】」、③「あく【開く】」■名詞化=ちぢみ【縮み】〔⇒①③ちぢまる【縮まる】

ちぢめる【縮める】《動詞・マ行下一段活用》 ①長さや広がりを小さくする。「ズボン・の・ 裾・を・ ちぢめる。」②数量や距離などの差を小さくする。「前・の・ 車・と・の・ 距離・を・ ちぢめ・たら・ 危ない・ぞ。」■自動詞は「ちぢむ【縮む】」「ちぢまる【縮まる】」■対語=①「のばす【伸ばす】」、②「あける【開ける】」

ちぢれげ【縮れ毛】《名詞》 波打ったり巻いたりした状態になっている頭髪。「ちぢれげ・の・ 外人さん」

ちぢれる【縮れる】《動詞・ラ行下一段活用》 皺が寄って縮まる。特に、頭髪が波打ったり巻いたりした状態になる。「ちじれ・た・ 髪・の・ 毛ー・が・ かいらしー。」■名詞化=ちぢれ【縮れ】

ちっか(竹輪)】《名詞》 すりつぶした魚肉に調味料などを加えて細い竹に巻いて、焼くか蒸すかして作った食べ物。「ちっか・を・ てんぷら・に・ する。」〔⇒ちくわ【竹輪】

ちっこい【小っこい】《形容詞》 ①体積がささやかで、わずかの場所を占めている。「ちっこい・ 建物」②面積が狭い。「ちっこい・ 皿・に・ 漬け物・を・ 入れる。」「網・が・ ちっこー・て・ 魚・が・ よー・ 逃げ・へん。」③背丈などが低い。「ちっこい・ 体・の・ 人」④数や程度が甚だしくない。「ちっこい・ お金・が・ あら・へん・さかい・ 一万円札・を・ つぶす。」「一遍・ぐらい・ 失敗し・ても・ ちっこい・ こと・や・ぜ・」「ちっこい・ 声・で・ 内緒話・を・ する。」⑤年が下である。「ちっこい・ 子・の・ 子守・を・ する。」■対語=「おおきい【大きい】」「おっきい【大っきい】」「おおけえ【大けえ】」「おっけえ【(大けえ)】」「ごっつい」「ごつい」〔⇒ちさい【小さい】、ちいさい【小さい】、ちっさい【小っさい】、ちいこい【小こい】、ちっちゃい【小っちゃい】、こまい【小まい】、こんまい【小まい】

ちっこいめ【小っこい目】《名詞、形容動詞や()》 ①ものの大きさが、少し小さいこと。比較的小さいと思われること。「ちっこいめの・ 魚・や・なかっ・たら・ 食べ・られ・へん。」②音量が弱いこと。「ちっこいめの・ 声・で・ よー・ 聞こえ・なんだ。」■対語=「おおきめ【大き目】」「おおきいめ【大きい目】」「おおけえめ【大けえ目】」「おっきめ【大っき目】」「おっきいめ【大っきい目】」「おおけめ【大け目】」「おっけめ【大っけ目】」「おっけえめ【大っけえ目】」「ごっつめ【ごっつ目】」「ごっついめ【ごっつい目】」〔⇒ちいさいめ【小さい目】、ちいさめ【小さ目】、ちっちゃいめ【小っちゃい目】、こまいめ【小まい目】、こんまいめ【小んまい目】

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2017年3月 7日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (311)    (通算2309回)

日常生活語 「ち」③

 

ちがこいい〔ちがこいー、ちがこい、ちーがこいー、ちーがこい〕【血が濃い】《形容詞》 近い親戚関係にある。「ちがこいー・さかい・ 結婚さ・され・へん・ねん。」◆文の仕組みによって「ちの【血の】…」などと変化する。■対語=「ちがうすい【血が薄い】」

ちかごろ【近頃】《名詞》 ①少し前から今に至るまでの時。「ちかごろ・ 野菜・が・ 高(たこ)・なり・まし・た・なー。」②今の時代。「ちかごろ・は・ 平均年齢・が・ 伸び・た・なー。」〔⇒さいきん【最近】、このごろ【此の頃】⇒こんにち【今日】

ちかぢか【近々】《副詞》 将来の近いうちに。あまり間のない時に。「ちかじか・ また・ 寒(さぶ)・なる・そーや。」

ちかづく【近付く】《動詞・カ行五段活用》 ①時間の離れ方が小さくなる。間近に迫る。「娘・の・ 結婚式・が・ ちかづい・た。」②距離の間隔が小さくなる。距離の間隔が小さくなるように、接近する。「終点・の・ 梅田駅・が・ ちかづい・た。」「あいつ・に・は・ ちかづか・ん・ 方・が・ えー。」③目標となるものに迫る。「今度・ 勝っ・たら・ 優勝・に・ ちかづく・ぞ。」■他動詞は「ちかづける【近付ける】」

ちかづける【近付ける】《動詞・カ行下一段活用》 距離の間隔を小さくするように、接近させる。「目ー・を・ ちかづけ・て・ よー・ 見・てみ。」「本・を・ ちかづけ・て・ 読む。」■自動詞は「ちかづく【近付く】」

ちかてつ【地下鉄】《名詞》 都市部の地面の下にトンネルを作って走る鉄道。「三宮・の・ ちかてつ・の・ 駅」「山陽電車・は・ 板宿・から・ ちかてつ・に・ なっ・とる。」

ちかまわり〔ちかまーり〕【近回り】《名詞、動詞する》 ある場所へ行くのに、距離が小さい経路を通って進むこと。「ちかまーりし・た・けど・ 時間・は・ 余計(よけ)に・ かかっ・た。」■対語=「とおまわり【遠回り】」

ちかみち【近道】《名詞、動詞する》 ①目的地に早く行き着ける道。また、その道を通って行くこと。「細い・けど・ こっち・が・ ちかみち・や・ねん。」②目的を達成するための、簡単で便利な方法。また、その方法をとること。「英語・が・ 上手に・ なる・ ちかみち」〔⇒はやみち【早道】⇒ぬけみち【抜け道】

ちかめ【近眼】《名詞》 遠くのものがはっきり見えにくい目。「暗い・ とこ・で・ 本・を・ 読ん・どっ・たら・ ちかめ・に・ なる・ぞ。」〔⇒きんし【近視】

ちかよる【近寄る】《動詞・ラ行五段活用》 何かのそばに行こうとして、それに向かって移動する。「ちかよっ・たら・ 魚・が・ さっと・ 逃げ・た。」

ちから【力】《名詞》 ①人や動物の体内にあって、自ら動いたり他のものを動かしたりする、筋肉の働きや心の働き。「動か・へん・さかい・ もっと・ ちから・を・ 入れ・てんか。」②ものごとを上手に行う技術や能力。評価に値する技術や能力。「ちから・が・ つい・て・ 負け・へん・ 試合・が・ でける・よーに・ なっ・た。」「国語・の・ ちから・が・ 強い。」③他を動かしたり影響を与えたりする、効き目や働き。「薬・の・ ちから・で・ 治っ・た。」「電気・の・ ちから・で・ モーター・が・ 回る。」⇒うで【腕】、うでまえ【腕前】

ちからいっぱい【力一杯】《形容動詞や()》 筋肉の働きや気力などを限りなく発揮させる様子。「ちからいっぱい・ 走り回っ・た。」〔⇒いっぱいいっぱい【一杯一杯】、ぎりぎりいっぱい【ぎりぎり一杯】、つついっぱい【つつ一杯】

ちからこぶ【力瘤】《名詞》 こぶしに力を入れて肘を曲げたときにできる、筋肉の盛り上がり。「固い・ ちからこぶ」

ちからしごと【力仕事】《名詞、動詞する》 特に強い力の要る仕事。体を使ってする労働。「田んぼ・で・ ちからしごとし・とる・さかい・ よー・ 日・に・ 焼け・た。」

ちからもち【力持ち】《名詞、形容動詞や()》 ものを持ち上げたり、筋肉を働かせたりすることに優れている様子。また、そのような人。「あんた・は・ ごっつい・ ちからもちや・なー。」

ちきしょう〔ちきしょー〕(畜生)】《名詞》 人間と同等には扱えない、獣・鳥・虫などの動物。「ちきしょー・や・さかい・ いつ・ かぶりつい・てくる・か・ わから・へん・ぞ。」〔⇒ちくしょう【畜生】

ちきしょう〔ちきしょー〕(畜生)】《感動詞》 怒りを感じたり悔しく思ったりしたときに出す言葉。人を悪く言うときに使う言葉。「ちきしょー・ 覚え・とき・やがれ。」「ちきしょー・ 騙さ・れ・た。」〔⇒ちくしょう【畜生】

ちきゅう〔ちきゅー〕【地球】《名詞》 太陽系の惑星で、われわれ人類や多くの生物が住んでいる、この天体。「ブラジル・ 言()ー・たら・ ちきゅー・の・ 裏側・や。」

ちきゅうぎ〔ちきゅーぎ〕【地球儀】《名詞》 地球の模型で、表面に地図が描かれていて、軸を中心に回転するようになっているもの。「ちきゅーぎ・を・ くるくる・ 回す。」

ちぎる【千切る】《動詞・ラ行五段活用》 ①一かたまりや一続きになっているものを、手で細かく分ける。「パン・を・ ちぎっ・て・ 食べる。」②つながった状態であったものを、力を入れて切り離す。「犬・が・ 鎖・を・ ちぎっ・て・ 逃げ・た。」③作物などを、枝や茎などからもぎ取る。「茄子(なすび)・を・ ちぎる。」〔⇒むしる【毟る】、みしる(毟る)①②⇒むしきる【毟し切る】、みしきる(毟し切る)

ちくしょう〔ちくしょー〕【畜生】《名詞》 人間と同等には扱えない、獣・鳥・虫などの動物。「ちくしょー・に・は・ 人間・の・ 言葉・は・ わから・へん・やろ。」〔⇒ちきしょう(畜生)

ちくしょう〔ちくしょー〕【畜生】《感動詞》 怒りを感じたり悔しく思ったりしたときに出す言葉。人を悪く言うときに使う言葉。「ちくしょー・ 今度・は・ 勝っ・たる・ぞ。」〔⇒ちきしょう(畜生)

ちくちく《副詞と、動詞する》 針で刺すような鋭さがあるが、こらえきれないような強さではない痛みがある様子。「ちくちくと・ 傷口・が・ 痛む。」「栗・を・ 触っ・たら・ ちくちくし・た。」

ちぐはぐ《形容動詞や()》 食い違いがあって揃わず、違和感をもつ様子。期待するものの間に隔たりがあって、調和がとれていない様子。「右・と・ 左・は・ ちぐはぐの・ 靴・を・ 履い・とる。」「お互い・の・ 考え・が・ ちぐはぐで・ 会議・が・ まとまら・へん。」

ちくび【乳首】《名詞》 ①乳房の先の、出っ張った部分。「赤ちゃん・が・ ちくび・に・ 吸い付い・とる。」②乳房の形に似せて作り、赤ん坊にくわえさせる器具。「ちくび・を・ しゃぶらし・とく。」

ちくわ【竹輪】《名詞》 すりつぶした魚肉に調味料などを加えて細い竹に巻いて、焼くか蒸すかして作った食べ物。「かんとだき・に・ ちくわ・を・ 入れる。」〔⇒ちっか(竹輪)

ちこく【遅刻】《名詞、動詞する》 学校、会社、集合場所などで、決められたり約束したりした時刻よりも遅れて着くこと。「お前・は・ 昨日・も・ ちこくし・た・やろ。」

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2017年3月 6日 (月)

ところ変われば… (2)

コロッケそば

 

 東西の食べ物の嗜好傾向の一つとして、関東はそば、関西はうどんということがよく言われます。一般的傾向に逆らうわけではありませんが、私はそばの方が好きです。

 そば・うどんの上にのせるものとしては、卵、油揚げ、天ぷらなどが定番のようですが、店によっては多種多様で、わかめ、とろろ昆布、コロッケ、唐揚げなど、関西の店は選り取り見取という観を呈しています。たこ焼きや明石焼きをのせたものも食べたことがあります。天ぷらも海老だけではなく、イカとか竹輪(磯辺揚げ)とか芋とか、さまざまです。それら一つ一つ名前を付けていますから、楽しい限りです。

 さて、朝日新聞・夕刊に連載されている「ありふれた生活」という長期連載の中の2月23日付けで、コロッケそばについて書いてあるのを読みました。この文章には、「コロッケそば食する極意」という見出しが付いていて、コロッケそばの絵も添えられています。新聞1ページのほぼ4分の1のスペースを占める文章です。

 コロッケそばについて、筆者は次のように説明しています。

 

 「丼の中の、温かいきつねそばを想像してください。そこからお揚げを取り除き、代わりにコロッケをのせてみましょう。具は他には刻みネギのみ。ワカメを入れる店もあるけど、あえてここはシンプルを極めたい。

 かなりシュールな見た目であることは否定しない。そばの上にのっているコロッケの図は、かなりミスマッチ。草履を頭にのせたお爺さんに、ばったり道で出会った時くらいの衝撃。」

 

 関西の人間からすれば、ごくごくありふれたコロッケそばであるように思いますが、文章で使われている言葉はかなり激烈です。「ところ変われば」ずいぶんと異なった受け取り方をされるようです。けれども、この文章の筆者は、そのコロッケそばが大好きなのですから、同じものを好物とする私は先へ読み進めていきます。

 驚くのは、その食べ方の「極意」です。次のように書かれています。

 

 「すぐに箸をつけてはならない。 …(中略)… 我慢して、しばらく待ってみよう。すると丼の中に変化が現れる。徐々に汁がコロッケに染み込んでいく。コロッケは、コロッケであることを断念し、汁と馴染み始める。待つこと二分。ここでようやく箸を取る。 …(中略)

 まず、箸でコロッケをほぐす。汁を吸って軟らかくなっているヤツは、すぐに崩れる。そして現状を留めないくらいにコロッケを細分化してから、初めてそばと一緒に口に流し込む。これぞコロッケそばの醍醐味。」

 

 汁の中に溶け込んでしまっているコロッケの姿こそ、私にとってはシュールで、ミスマッチで、衝撃なものと見えてしまうのです。

 関西でこのような食べ方をしている人を見つけるのはかなり難しいことだと思います。「ところ変われば」という程度にとどまらず、それをかなり通り過ぎた現象のように思います。

 食べ物の材料となるものは地域によっていろいろな特徴を持っています。それをもとにして作られる食べ物も地域によって異なります。けれども、それをどのように味わうかということになると、地域性に基づくというよりは、個人差というものが大きな要素になっているのかもしれません。 

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【書籍版】明石日常生活語辞典 (310)    (通算2308回)

日常生活語 「ち」②

 

ちいそなる〔ちーそなる〕【小そなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①面積、体積、身長などの値がわずかになる。「氷・が・ 溶け・て・ ちーそなっ・た。」②程度や規模などがわずかになる。「景気・が・ 悪ー・て・ 売り上げ・が・ ちーそなっ・た。」③隙間などが少なくなる。「子ども・が・ 増え・て・ 運動場・が・ ちーそなっ・てき・た。」④音量が弱くなる。「後ろ・で・ 聞い・たら・ ラジオ・の・ 音・が・ ちーそなっ・た。」⑥恐縮してちぢこまる。「ばれ・たら・ 困る・(と・) 思(おも)・て・ ちーそなっ・とっ・た。」■他動詞は「ちいそする【小そする】」■対語=「おおきなる【大きなる】」「おおけなる【大けなる】」〔⇒ちいさなる【小さなる】、ちっさなる【小っさなる】、ちっそなる【小っそなる】、こまなる【小まなる】、こもなる【小もなる】

ちいと〔ちーと〕《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「金・が・ ちーと・ 足ら・ん・なー。」「ちーと・は・ 勉強し・たら・ どない・や・ねん。」〔⇒ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちいとばかし《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「合格点・まで・に・ ちーとばかし・ 足ら・なんだ。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかり、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちいとばかり《副詞》 数量、程度、時間などが少ない様子。「ちいとばかり・ 金・が・ 貯まっ・た。」〔⇒ちいと、ちょっと、ちっと、ちびっと、ちと、ちょびっと、ちょぼっと、ちょこっと、ちいとばかし、ちょっとばかし、ちょっとばかり、ちっとばかし、ちっとばかり、ちびっとばかし、ちびっとばかり、ちとばかし、ちとばかり、ちょびっとばかし、ちょびっとばかり、ちょぼっとばかし、ちょぼっとばかり、ちょこっとばかし、ちょこっとばかり、しょうしょう【少々】

ちいとま〔ちーとま〕【ちいと間】《名詞》 ①ほんの短い時間の間。わずかの時間。「ちーとま・ 待っ・とい・てくれ・へん・か。」②少し長い間。久しく。「あんた・と・は・ ちーとま・ 会()ー・て・へん・なー。」〔⇒いちじ【一時】、いっとき【一時】、いちどき【一時】、ちょっとま【一寸間】、ちとま(一寸間)、ちっとま(一寸間)、ひといき【一息】、しといき(一息)、しばらく【暫く】

ちいとも〔ちーとも〕《副詞》 打ち消し表現の度合いを高めるために使う言葉。まったく。「そんな・ 話・は・ ちーとも・ 知ら・なんだ。」

ちえ【知恵】《名詞》 ものごとの筋道を立てて考える力。ものごとの道理がよくわかり、判断や処理などがうまく行える力。「孫・に・ ちえ・が・ つい・てき・て・ 言い訳・が・ 上手に・ なっ・た。」「ちえ・が・ つい・た・ 犬」

チェーン〔ちぇーん〕【英語=chain】《名詞》 ①金属の輪を長くつないで、紐のようにしたもの。「ちぇーん・に・ 錨・を・ くくる。」②自転車で、ペダルなどで得た推進力を車輪に伝えるための金属製のもの。「こけ・たら・ 自転車・の・ ちぇーん・が・ 外れ・た。」⇒くさり【鎖】

ちえっ《感動詞》 残念に思ったり、相手をさげすんだりしたときなどに、思わず口に出る言葉。「ちえっ・ また・ はずれ・や。」「ちぇっ・ お前・が・ 来・た・ん・かい。」

チェック〔ちぇっく〕【英語=check】《名詞》 碁盤の目のような市松模様。格子のような縞模様。「ちぇっく・の・ 服・を・ 着・とる・ 人・は・ わし・の・ 叔父さん・や。」

チェンジ〔ちぇんじ〕【英語=change】《名詞、動詞する》 ①前の人やものの代わりに、別の人やものが入ること。代わり合うこと。「あんた・の・ 席・と・ ちぇんじし・てくれ・へん・か。」②スポーツで攻守やコートなどを入れ替わること。「やっと・ ちぇんじ・に・ なっ・た。」〔⇒こうたい【交代、交替】⇒いれかわり【入れ替わり】、いれちがい【入れ違い】

ちか【地下】《名詞》 ①地面から隠れて見えない土地。地面の下。地面の中。「ちか・に・ 埋め・てある・ 下水管・から・ 水・が・ 漏れ・とる。」②地下にできている商店街や施設。「この・ 服・は・ 三宮・の・ ちか・で・ 買()ー・た・ん・や。」

ちか【近】《名詞》 ①距離が離れていないところにある場所。「バス・の・ 停留所・は・ ちか・に・ あり・まっ・せ。」②時間があまり離れていない時点。「ちかに・ 来る・と・ 言()ー・とっ・た。」「抽選日・は・ ちかに・ ある・ねん。」■対語①=「とおく【遠く】」「えんぽう【遠方】」〔⇒ちかく【近く】

ちかい【近い】《形容詞》 ①そのものとの距離の隔たりが小さい。「家・から・ 小学校・まで・は・ ちかい・ねん。」②そのものとの時間の隔たりが小さい「近い・うち・に・ 寄せ・てもらい・ます。」③そのものとの血縁やつながりが深い。「ちかい・ 親戚」④ある数値に届こうとしている。「500人・に・ ちかい・ 出席者・が・ あっ・た。」⑤遠くのものをはっきりと見ることができない目である。「目・が・ ちこー・ なっ・た・さかい・ 眼鏡・を・ かける。」■対語=「とおい【遠い】」「とうおい【遠おい】」

ちがい【違い】《名詞》 比べるものの間に差があること。異なっていること。離れていること。「どっち・が・ 良()ー・ 品物・か・ ちがい・が・ わかり・ます・か。」「年・は・ 3つちがい・で・ おます・ねん。」

ちがう【違う】《動詞・ワア行五段活用》 ①正しいものと異なる。「計算・が・ ちご・とる・やろ。」②考えや思いなどが合わなくて、差がある。「ちがう・ 考え・ばっかり・ 言()ー・たら・ まとまり・が・ つか・へん・やろ。」③他と異なって優れている。「回転寿司・と・は・ 品物・が・ ちがう・わい。」④述べていることを否定するときに言葉。「それ・は・ お前・のん・と・ ちがう・ぞ。」■他動詞は「ちがえる【違える】」■名詞化=ちがい【違い】〔⇒ちゃう(違う)

ちがうすい〔ちーがうすい〕【血が薄い】《形容詞》 親戚ではあるが、血縁関係が遠い。「お祖父さん・の・ 従兄弟・や・さかい・ ちがうすい・ん・や。」◆文の仕組みによって「ちの【血の】…」などと変化する。■対語=「ちがこいい【血が濃い】」

ちがえる【違える】《動詞・ア行下一段活用》 ①正しいものと異なった結果とする。誤る。「答え・を・ ちがえ・ても・た。」②考えや思いなどを合わせなくて、差を生じさせる。「人・と・ ちがえた・ こと・ばっかり・ 言()ー・ やつ・は・ 困る・なー。」③他と異なって優れたものにする。「よそ・の・ 会社・と・ ちがえ・た・ もの・を・ 作ら・んと・ 売れ・へん。」④首などを捻って痛める。「筋・を・ ちがえ・た・みたいや。」⑤異なった経路や方法などを選ぶ。「道・を・ ちがえ・て・ 歩い・ていく。」■自動詞は「ちがう【違う】」「ちゃう【(違う)】」

ちかく【近く】《名詞》 ①距離が離れていないところにある場所。「この・ ちかく・に・ 郵便局・は・ あり・ます・か。」②時間があまり離れていない時点。「彼岸・の・ ちかく・に・ 寄せ・てもらい・まっ・さ。」■対語①=「とおく【遠く】」「えんぽう【遠方】」〔⇒ちか【近】

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2017年3月 5日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (309)    (通算2307回)

日常生活語 「ち」①

 

ち〔ちー〕【血】《名詞》 ①血管を流れて体じゅうを巡る、赤い液体。血液。「怪我し・て・ ちー・が・ 出・た。」②先祖から子孫へと続く、親子や兄弟姉妹のような血縁。「ちー・の・ つながり・が・ ある・ 兄弟・や・ねん。」⇒ちすじ【血筋】、けっとう【血統】、すじ【筋】、けなみ【毛並み】

ち〔ちー〕【地】《名詞》 人や動植物がよりどころとしている、地上の面。「ちー・に・ 手ー・を・ つい・て・ 逆立ちし・て・ 歩く。」「足・が・ ちー・に・ つか・へん。」〔⇒じ【地】

ち〔ちー〕【乳】《名詞》 子を生んだ母親の乳房からから出る、白い液体。母乳。「赤ん坊・が・ ちー・ 吸ー・とる。」◆牛乳などは、「ちち【乳】」と言うことが多い。〔⇒ちち【乳】、おっぱい〕

ちいこい〔ちーこい〕【小こい】《形容詞》 ①体積がささやかで、わずかの場所を占めている。「ちーこい・ 家・を・ 建て・まし・た。」②面積が狭い。「め・の・ ちーこい・ 網・で・ すくう。」③背丈などが低い。「ちーこい・けど・ よー・ 肥え・とる。 人・や。」④数や程度が甚だしくない。「ちーこい・ 学校・で・ みんな・で・ 百人・も・ おら・へん・ねん。」「1点・ぐらい・ 取ら・れ・ても・ ちーこい・ こと・や。」「声・が・ ちーこー・て・ よー・ 聞こえ・へん。」⑤年が下である。「ちーこい・ 時・は・ 背ー・が・ 低かっ・てん。」■対語=「おおきい【大きい】」「おっきい【大っきい】」「おおけえ【大けえ】」「おっけえ【(大けえ)】」「ごっつい」「ごつい」〔⇒ちさい【小さい】、ちいさい【小さい】、ちっさい【小っさい】、ちっこい【小っこい】、ちっちゃい【小っちゃい】、こまい【小まい】、こんまい【小まい】

ちいさい〔ちーさい〕【小さい】《形容詞》 ①体積がささやかで、わずかの場所を占めている。「ちーさい・ 靴・ 履い・て・ まめ・が・ でけ・た。」②面積が狭い。「長い・けど・ ちーさい・ 路地・や・」③背丈などが低い。「ちいさい・ トロフィー・を・ 貰(もろ)・た。」④数や程度が甚だしくない。「この度・の・ 台風・の・ 損害・は・ ちーさかっ・てん。」「ちーさい・ 音・やっ・た・さかい・ 気・が・ つか・なんだ。」「その・ぐらい・の・ 損・やっ・たら・ ちーさい・さかい・ 気・に・ せ・んとき・なはれ。」⑤年が下である。「ちーさい・ 子ー・を・ 泣かし・たら・ あか・ん・ぞ。」■対語=「おおきい【大きい】」「おっきい【大っきい】」「おおけえ【大けえ】」「おっけえ【(大けえ)】」「ごっつい」「ごつい」〔⇒ちさい【小さい】、ちっさい【小っさい】、ちっこい【小っこい】、ちいこい【小こい】、ちっちゃい【小っちゃい】、こまい【小まい】、こんまい【小まい】

ちいさいめ〔ちーさいめ〕【小さい目】《名詞、形容動詞や()》 ①ものの大きさが、少し小さいこと。比較的小さいと思われること。「この 手袋・は・ ちょっと・ ちーさめやっ・た。」②音量が弱いこと。「ちーさめの・ 音・で・ ラジオ・を・ 聞く。」■対語=「おおきめ【大き目】」「おおきいめ【大きい目】」「おおけえめ【大けえ目】」「おっきめ【大っき目】」「おっきいめ【大っきい目】」「おおけめ【大け目】」「おっけめ【大っけ目】」「おっけえめ【大っけえ目】」「ごっつめ【ごっつ目】」「ごっついめ【ごっつい目】」〔⇒ちいさめ【小さ目】、ちっこいめ【小っこい目】、ちっちゃいめ【小っちゃい目】、こまいめ【小まい目】、こんまいめ【小んまい目】

ちいさすぎる〔ちーさすぎる〕【小さ過ぎる】《動詞・ガ行上一段活用》 ①面積、体積、身長などの値がわずかであって、よくない。「ちーさすぎる・さかい・ 別・の・ 箱・に・ 替え・まほ。」②程度や規模などがわずかであって、よくない。「ちーさすぎる・ 会社・に・ 注文する・の・は・ ちょっと・ 心配や。」③年齢が少なくて、よくない。「ちーさすぎ・て・ ピアノ・を・ 習わ・す・の・は・ 無理や。」④音量が弱くて、よくない。「スピーカー・の・ 音・が・ ちーさすぎ・て・ よー・ わから・へん。」■対語=「おおきすぎる【大き過ぎる】」「おっきすぎる【大き過ぎる】」「おっけすぎる【大け過ぎる】」〔⇒こますぎる【小ま過ぎる】

ちいさする〔ちーさする〕【小さする】《動詞・サ行変格活用》 ①面積、体積、身長などの値をわずかにする。「年・を・ とっ・てき・た・さかい・ 畑・を・ ちーさし・まし・てん。」②会社や組織などを衰えさせる。程度や規模などを縮小する。「支店・を・ 閉め・て・ 店・を・ ちーさする。」③隙間などを少なくする。「もっと・ 合間・を・ ちーさし・て・ 植え・てください。」④音量を弱くする。「やかましー・さかい・ テレビ・の・ 音・を・ ちーさし・てんか。」■自動詞は「ちいさなる【小さなる】」■対語=「おおきする【大きする】」「おおけする【大けする】」〔⇒ちいそする【小そする】、ちっさする【小っさする】、ちっそする【小っそする】、こまする【小まする】、こもする【小もする】

ちいさな〔ちーさな〕【小さな】《連体詞》 ①面積、体積、身長などの値がわずかである。「ちーさな・ 畑・を・ 借()っ・て・ 野菜・を・ 作る。」②程度や規模などがわずかである。「ちーさな・ 店・や・けど・ 繁盛し・とる。」③年齢が少ない。幼い。「ちーさな・ 時・の・ 思い出」⑤音量が弱い。「ちーさな・ 声・で・ 聞こえにくい。」

ちいさなる〔ちーさなる〕【小さなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①面積、体積、身長などの値がわずかになる。「風船・の・ 空気・が・ 抜け・て・ ちーさなっ・た。」②程度や規模などがわずかになる。「この頃・は・ 貯金・の・ 利息・が・ ちーさなっ・た・なー。」③隙間などが少なくなる。「どんどん・ 人・が・ 増え・て・ 会場・が・ ちーさなっ・てき・た。」④音量が弱くなる。「スピーカー・の・ 音・は・ もっと・ ちーさなら・へん・か。」⑤恐縮してちぢこまる。「怒ら・れ・ん・よーに・ ちーさなっ・とっ・てん。」■他動詞は「ちいさする【小さする】」■対語=「おおきなる【大きなる】」「おおけなる【大けなる】」〔⇒ちいそなる【小そなる】、ちっさなる【小っさなる】、ちっそなる【小っそなる】、こまなる【小まなる】、こもなる【小もなる】

ちいさめ〔ちーさめ〕【小さ目】《名詞、形容動詞や()》 ①ものの大きさが、少し小さいこと。比較的小さいと思われること。「ちーさめ・の・ 箱・に・ 入れる。」②音量が弱いこと。「ちーさめの・ 音・で・ 聞きにくい。」■対語=「おおきめ【大き目】」「おおきいめ【大きい目】」「おおけえめ【大けえ目】」「おっきめ【大っき目】」「おっきいめ【大っきい目】」「おおけめ【大け目】」「おっけめ【大っけ目】」「おっけえめ【大っけえ目】」「ごっつめ【ごっつ目】」「ごっついめ【ごっつい目】」〔⇒ちいさいめ【小さい目】、ちっこいめ【小っこい目】、ちっちゃいめ【小っちゃい目】、こまいめ【小まい目】、こんまいめ【小んまい目】

チーズ〔ちーず〕【英語=cheese】《名詞》 牛乳などに乳酸菌を加えて発酵させて固めた食べ物。「パン・と・ ちーず・を・ 食べる。」

ちいそする〔ちーそする〕【小そする】《動詞・サ行変格活用》 ①面積、体積、身長などの値をわずかにする。「御飯・が・ 多すぎる・さかい・ お茶碗・を・ ちーそし・てくれ・へん・か。」②会社や組織などを衰えさせる。程度や規模などを縮小する。「息子・が・ 会社・を・ ちーそし・てまい・やがっ・た。」③隙間などを少なくする。「箱・の・ 隙間・を・ ちーそし・て・ いっぱい・ 詰める。」④音量を弱くする。「スピーカー・を・ ちいそし・たら・ 聞こえ・へん・よーに・ なっ・た。」■自動詞は「ちいそなる【小そなる】」■対語=「おおきする【大きする】」「おおけする【大けする】」〔⇒ちいさする【小さする】、ちっさする【小っさする】、ちっそする【小っそする】、こまする【小まする】、こもする【小もする】

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2017年3月 4日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (308)    (通算2306回)

日常生活語 「た」⑳

 

たんねる(尋ねる)】《動詞・ナ行下一段活用》 ①わからないことを、他の人に質問する。「たんね・とる・ こと・に・ 答え・てくれ・へん・ねん。」②人に会うために、その人のところを訪問する。「留守・の・ 時・に・ たんね・てき・た。」③病気や事故などの見舞いに行く。「入院し・とる・そーや・さかい・ いっぺん・ たんね・たら・んと・いか・ん。」■名詞化=たんね(尋ね)〔⇒たずねる【尋ねる】⇒とう【問う】、きく【聞く、聴く、訊く】

たんねん【丹念】《形容動詞や()》 ものごとに対して心をこめて丁寧に行う様子。細かい点まで注意をはらう様子。「たんねんな・ 仕事・を・ する・ 人・や。」

たんのうする〔たんのーする、たんのする〕【堪能する】《動詞・サ行変格活用》 ①十分に満足する。「今年・は・ 西瓜・を・ よーけ・ 食()・て・ たんのーし・た。」「面白い・ テレビ・を・ たんのーし・た。」②嫌になって飽きる。もうたくさんだと思う。「長ったらしー・ 話・を・ 聞ー・て・ たんのーし・ても・た。」

だんのした【壇の下】《名詞》 家などの床の下ぜんたい。「長い・ 棒・は・ だんのした・に・ 入れ・とき・なはれ。」〔⇒えんのした【縁の下】

だんばしご【段梯子】《名詞》 高さの異なる床面を上り下りするために作られたもので、民家などの簡単なもの。「だんばしご・で・ 2階・へ・ 上がる。」◆簡単な作りつけのものを言うことが多い。学校などにある頑丈なものは「かいだん【階段】」であって、「だんばしご【段梯子】」とは言わない。〔⇒はしご【梯子】、はしごだん【梯子段】、だんだん【段々】、かいだん【階段】

たんび()】《名詞》 何かが繰り返される機会。「古本屋・へ・ 行く・ たんび・に・ 何・か・ 買()ー・てくる。」〔⇒たび【度】

たんぼ【田圃】《名詞》 水を張って稲などを育てる耕地。水田。「たんぼ・の・ 草・を・ 取る。」■対語=「はたけ【畑】」〔⇒た【田】

だんぼう〔だんぼー〕【暖房】《名詞、動詞する》 電気の力などによって、室内や車内などの温度を外より上げて、暖かくすること。また、そのための装置。「ストーブ・で・ だんぼーする。」■対語=「れいぼう【冷房】」

だんボール〔だんぼーる〕【段  英語=board】《名詞》 2枚の厚手のボール紙の内側に、波形の紙を張り合わせて作った板紙。また、それを使って作った包装用の箱。「だんぼーる・で・ 風よけ・を・ 作る。」「本・を・ だんぼーる・に・ 詰める。」

たんぽこ(蒲公英)】《名詞》 野原に生えてぎざぎざになった葉があり、春に黄色の花が咲き、綿毛のついた実が風で飛んでいく植物。「たんぽこ・を・ おしたし・に・ する。」〔⇒たんぽぽ【蒲公英】

たんぼしごと【田圃仕事】《名詞》 田で行う、作物を植えたり収穫したりするような仕事。農作業。「たんぼしごと・が・ 済ん・で・ 風呂・に・ 入る。」◆「はたけしごと【畑仕事】」という言葉もある。

たんぼする【田圃する】《動詞・サ行変格活用》 田を持って、作物を植えたり収穫したりする。農作業をする。農業に従事する。「日曜日・は・ たんぼし・た・さかい・ 疲れ・た。」■類語=「はたけする【畑する】」〔⇒たんぼつくる【田圃作る】、ひゃくしょう【百姓】(する)

たんぼつくる【田圃作る】《動詞・ラ行五段活用》 田を持って、作物を植えたり収穫したりする。農作業をする。農業に従事する。「もー・ たんぼつくる・だけ・の・ 家・は・ 少(すけ)のー・ なっ・て・ みんな・ 勤め・に・ 行っ・とる。」■名詞化=たんぼつくり【田圃作り】■類語=「はたけつくる【畑作る】」〔⇒たんぼする【田圃する】、ひゃくしょう【百姓】(する)

たんぽぽ【蒲公英】《名詞》 野原に生えてぎざぎざになった葉があり、、春に黄色の花が咲き、綿毛のついた実が風で飛んでいく植物。「あぜ道・に・ たんぽぽ・が・ 咲い・とる。」〔⇒たんぽこ(蒲公英)

たんま《名詞、動詞する》 試合や遊びなどをしている途中で、少しの間、中断したりメンバーから抜け出したりすること。また、そのときに発する合図の言葉。「たんま・ たんま・ ちょっと・ 待っ・てんか。」◆「タイム【time】」の発音が変化したと思われる。〔⇒みっき、みった、みっち、タイム【英語=time

たんま《副詞に、形容動詞や() そのことを行ったり、そのことが起こったりするのが稀である様子。「宝くじ・が・ 当たる・の・は・ たんまや・ねん。」「映画館・へ・は・ たんまに・ 行く。」「たんまの・ 休み・は・ 映画・を・ 見・に・ 行く。」〔⇒ときたま【時たま】、ときどき【時々】、たま〕

だんまりや【黙んまり屋】《名詞》 愛想がなく、口数が少ない人。「恥ずかしがり・の・ だんまりや・の・ 子」〔⇒むっつりや【むっつり屋】

たんもん【反物】《名詞》 1反の長さに仕上げてある和服用の織物。「たんもん・を・ 買()ー・て・ 着物・に・ 仕立てる。」

たんやが〔だんやが〕《接続助詞》 一つの文の中で、前半に述べた事柄に対して、後半で反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「腹・が・ 立っ・たんやが・ 黙っ・て・ 戻っ・てき・た。」〔⇒たが、たけど、たけども、たけんど、たけんども〕

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2017年3月 3日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (307)    (通算2305回)

日常生活語 「た」⑲

 

たんじょうび〔たんじょーび〕【誕生日】《名詞》 ①その人が生まれた当日の、年と月と日。「たんじょーび・から・ 1年・ 経っ・た。」②毎年巡ってくる、生まれた月日と同じ日。「たんじょーび・は・ 6月10日・です。」

だんじり【壇尻】《名詞》 秋祭りのときなどに飾り立ててかき上げたり曳き回ったりする布団太鼓。「だんじり・に・ 乗っ・て・ 太鼓・を・ 叩く。」〔⇒たいこ【太鼓】

たんす【箪笥】《名詞》 木で箱形に作って引き出しや戸をつけた、衣類などを入れておくための家具。「たんす・に・ ナフタリン・を・ 入れる。」

ダンス〔だんす〕【英語=dance】《名詞、動詞する》 音楽や拍子に合わせて、一定の流れにそって跳んだり脚を上げたり足を運んだりする西洋風の踊り。「お前・の・ だんすは・ 阿波踊り・みたいや。」

だんせい〔だんせー〕【男性】《名詞》 成人したおとこの人。「だんせー・だけ・を・ 募集し・とる。」■対語=「じょせい【女性】」

だんたい【団体】《名詞》 ①共通の目的を持った人が集まって、まとまりを持った一つの仲間となったもの。「俳句・の・ 好きな・ 人・が・ 集まっ・とる・ だんたい」②人々の集まり。「だんたい・やっ・たら・ 入場料・は・ 割り引き・に・ なる・ねん。」

だんだい《形容詞》 とりわけ差し支えは生じない。大丈夫であるから気にしなくてよい。「いっぺん・ぐらい・ 失敗し・た・かて・ だんだい・で。」◆語尾が活用することはない。〔⇒べっちょない(別状ない)、だいじない【大事ない】、だんない、かまへん(構へん)、かめへん(構へん)、かまん(構ん)、かまわん【構わん)

だんだら【段だら】《形容動詞や()》 ①違う色が、ところどころに混じっている様子。特に、横縞になって色が混じっている様子。「田圃・の・ 稲・が・ だんだらに・ 見える。」②全体が一様に整っていない様子。「ペンキ・の・ 塗り方・が・ 下手くそで・ だんだら・に・ なっ・とる。」〔⇒まだら【斑】、まんだら()、まだらもよう【斑模様】、まんだらもよう(斑模様)、だんだらもよう【段だら模様】

だんだらもよう〔だんだらもよー〕【段だら模様】《形容動詞や() ①違う色が、ところどころに混じっている様子。特に、横縞になって色が混じっている様子。「だんだらもよー・の・ 毛ー・の・ 犬」②全体が一様に整っていない様子。「下手な・ 散髪・で・ 頭・が・ だんがらもよーに・ なっ・た。」〔⇒まだら【斑】、まんだら()、だんだら【段だら】、まだらもよう【斑模様】、まんだらもよう(斑模様)

たんたん《名詞》 ①主に和服を着るときに履く、布で作って足先を親指と他の四指とに分けて、くるぶしの後ろで小はぜで留めるようにしたもの。「たんたん・ はい・て・ ぽっくり下駄・を・ はく。」②靴を履くときなどに足を保護するために、素足に直接つける衣類。「たんたん・を・ 履か・んと・ 足・が・ 冷たい・よ。」③洋服や鞄などに付いている、小さな物入れ。「お金・は・ たんたん・に・ 入れ・とか・なんだら・ 落とす・ぞ。」◆幼児語。②は、足袋に類するものとして使う言葉。③は、「たもと【袂】」から転じた言葉であろう。⇒たび【足袋】⇒くつした【靴下】⇒ポケット【英語=pocket、ポケツ【英語=pocketから】、ぽっぽ〕

だんだん【段々】《名詞》 ①高さの異なる床面を上り下りするために作られた段。「2階・へ・ だんだん・を・ 上る。」②切石を積み重ねて作った階段。「お宮さん・の・ だんだん・に・ 腰掛ける。」③段差のあるところ。「ここ・は・ 道・が・ だんだん・に・ なっ・とる・さかい・ 気ー・ つけ・なはれ。」⇒だんばしご【段梯子】、はしごだん【梯子段】、はしご【梯子】、かいだん【階段】⇒いしだん【石段】

だんだん【段々】《副詞と・に》 時がたつにつれて、ある傾向がしだいに強まっていくことを表す言葉。「これ・から・は・ だんだん・ 暑(あつ)ー・ なっ・ていく。」〔⇒おいおい【追い追い】

だんだんもり【だんだん漏り】《形容動詞や()、動詞する》 液体が隙間や穴などから盛んに出続けること。雨水などが激しくあふれ落ちること。「たらい・が・ はっしゃい・で・ だんだんもりし・とる。」「だんだんもり・が・ 止まら・へん。」〔⇒ざざもり【ざざ漏り】、ざざもれ【ざざ漏れ】、ざんざんもり【ざんざん漏り】、ざんざんもれ【ざんざん漏れ】、じゃじゃもり【じゃじゃ漏り】、じゃじゃもれ【じゃじゃ漏れ】、じゃんじゃんもり【じゃんじゃん漏り】、じゃんじゃんもれ【じゃんじゃん漏れ】、だだもり【だだ漏り】、だだもれ【だだ漏れ】、だんだんもれ【だんだん漏れ】

だんだんもれ【だんだん漏れ】《形容動詞や()、動詞する》 液体が隙間や穴などから盛んに出続けること。雨水などが激しくあふれ落ちること。「樋・から・ 雨・が・ あふれ・て・ だんだんもれし・とる。」〔⇒ざざもり【ざざ漏り】、ざざもれ【ざざ漏れ】、ざんざんもり【ざんざん漏り】、ざんざんもれ【ざんざん漏れ】、じゃじゃもり【じゃじゃ漏り】、じゃじゃもれ【じゃじゃ漏れ】、じゃんじゃんもり【じゃんじゃん漏り】、じゃんじゃんもれ【じゃんじゃん漏れ】、だだもり【だだ漏り】、だだもれ【だだ漏れ】、だんだんもり【だんだん漏り】

だんちょう〔だんちょー〕【団長】《名詞》 青年団や警防団や消防団など、「団」という名前の集団の代表者。「青年団・の・ だんちょー・を・ 務める。」

たんと《副詞》 数や量がたくさんある。基準とする数や量よりも大きい。「大根・を・ たんと・ 貰()ろ・た。」「たんと・ 食べ・ておくん・なはれ。」◆「よおけ」や「ぎょうさん【仰山】」に比べると、上品な言葉遣いのように感じられる。〔⇒おおい【多い】、おかい(多い)、ようけ、ようさん(仰山)、ぎょうさん【仰山】、じょうさん(仰山)、どっさり、たくさん【沢山】、やっと、いっぱい【一杯

だんどり【段取り】《名詞、動詞する》 ものごがうまく運ぶように、段階を追って進めていく順序。また、そのための準備をすること。「だんどり・を・ 上手に・ せ・なんだら・ 仕事・が・ 遅れる。」「明日・まで・に・ ちゃんと・ だんどりし・とけ・よ。」

だんな【旦那】《名詞》 一家の主人。商店などの男の主人。「お店・の・ だんなはん」

だんない《形容詞》 とりわけ差し支えは生じない。大丈夫であるから気にしなくてよい。「だんない・ だんない・ 気・に・ せ・んとき。」「断っ・ても・ だんない・ 人・や。」◆語尾が活用することはない。〔⇒べっちょない(別状ない)、だいじない【大事ない】、だんだい、かまへん(構へん)、かめへん(構へん)、かまん(構ん)、かまわん【構わん)

たんにん【担任】《名詞、動詞する》 学校でひとつの学級の児童・生徒を担当すること。また、その学級を担当する教員。「中学校・の・ 時・の・ たんにん・は・ 西海先生・やっ・てん。」〔⇒うけもち【受け持ち】

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2017年3月 2日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (306)    (通算2304回)

日常生活語 「た」⑱

 

だれだれ【誰々】《代名詞》 名前や立場などがわからない、複数の人を指して使う言葉。名前や立場などを限定しないで、複数の人を指して使う言葉。「明日・は・ だれだれ・が・ 来・て・です・か。」〔⇒だいだい(誰々)

だれでもかでも【誰でも彼でも】《副詞》 人を選ぶことなどをせずに、どのような人であっても。「だれでもかでも・ 良()ー・さかい・ この・ 部屋・の・ 掃除・を・ し・てほしー・ねん。」〔⇒だいでもかいでも(誰でも彼でも)、だれでもかれでも【誰でも彼でも】、だいでもかでも(誰でも彼でも)

だれでもかれでも【誰でも彼でも】《副詞》 人を選ぶことなどをせずに、どのような人であっても。「だれでもかれでも・に・ でける・よーな・ 仕事・では・ あら・へん。」〔⇒だいでもかいでも(誰でも彼でも)、だいでもかでも(誰でも彼でも)、だれでもかでも【誰でも彼でも】

だれどかれど【誰ど彼ど】《副詞》 どのような人であってもよいから、その人が。「だれどかれど・ 手伝(てつど)ー・てくれ・へん・やろ・か。」〔⇒だいどかいど(誰ど彼ど)

だれなとかれなと【誰なと彼なと】《副詞》 どのような人であろうとも。特定の人にこだわることをしないで。「だれなとかれなと・ この・ 本・を・ 貸し・たる・よ。」〔⇒だいなとかいなと(誰なと彼なと)

たれめ【垂れ目】《名詞》 目尻が下に向いているもの。「たれめ・で・ おとなしそうな・ 人・や。」■対語=「つりめ【吊り目】」〔⇒さがりめ【下がり目】

だれもかれも【誰も彼も】《副詞》 一人残らずみんな。「だれもかれも・ 良()ー・ 人・ばっかり・や。」〔⇒どいつもこいつも【何奴も此奴も】

たれる【垂れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①下に向くようになっている。だらりと下がっている。「暑ー・ なっ・て・ 朝顔・の・ 花・が・ たれ・ても・とる。」②流れるままになっている。しずくになって流れ出る。「桶・から・ 水・が・ ずっと・ たれ・とる。」③液体が少しずつ落ちる。「ぽつぽつと・ 水・が・ たれ・とる・さかい・ 水道・を・ きちんと・ 締め・なはれ。」■他動詞は「たらす【垂らす】」

だれる《動詞・ラ行下一段活用》 ①意欲や関心を失って、緊張感が緩む。「だれ・ても・とっ・たら・ 試合・に・ 勝た・れ・へん。」②あきて興味を失って、退屈する。「話・が・ 面白(おもろ)ない・さかい・ 会場・が・ だれ・た。」

たわし〔たーし〕【束子】《名詞》 食器などを洗ったり磨いたりするために使う、藁や棕櫚の毛などを束ねたもの。「たわし・で・ こすっ・て・ 桶・の・ 汚れ・を・ 落とす。」

たわら〔たーら〕【俵】《名詞》 米や炭などを入れるために、藁などで編んだ円筒形の太い入れ物。「炭・の・ たーら・の・ 中・に・ 隠れる。」

たん【痰】《名詞》 喉の奥から吐き出される、ねばねばした分泌物。「風邪・ ひー・て・ たん・が・ 出・て・ 困る。」

たん【反】《名詞》 ①尺貫法で土地の広さを表す単位で、1反は300坪で、およそ991平方メートルの広さ。「たんぼ・が・ 一たん・ あっ・てん。」②尺貫法で和服用の織物の長さを表す単位で、1反は幅9寸(およそ34センチメートル)で長さ2丈8尺(およそ10.6メートル)になり、大人一人分の衣服を作ることができる布の長さ。「一たん・の・ 反物」◆①は、「ちょう【町】」のひとつ下の単位である。

たん《接尾語》[人を表す名詞に付く] 人の名前や職名などにつけて、親しみを込めて敬う気持ちをあらわす言葉。「うち・の・ 家号・は・ せーはったん・と・ 言ー・ます・ねん。」◆「さん【()】」の発音が変化したものである。〔⇒さま【様】、さん()、はん、やん〕

だん【段】《名詞》 ①高さの違う、いくつかに分かれた区切り。「梯子・の・ 上・の・ だん」「だん・に・ なっ・た・ お腹」②上下に重ねたものの区切り。「たんす・の・ 上・の・ だん・に・ 入っ・とる。」③武芸などの腕前を示す、いくつかに分かれた位。「初だん・の・ 腕前」

だん【壇】《名詞》 ①周りよりも高くなった場所。木などを組み合わせて作ったり、土などが高く盛ってあったりする場所。「だん・の・ 上・で・ 喋ら・んと・ みんな・に・ 聞こえ・へん。」②周りと区別した場所。「区切っ・て・ 花だん・を・ 作る。」

だん【団】《名詞》 同じ目的を持った人たちの集まり。「夜回り・の・ だん・を・ 作る。」「青年だん」「消防だん」「警防だん」◆例えば「せいねんかい【青年会】」などと言うのに比べると、「だん【団】」を使う方が結束力や統率性が強いように感じられる。

タンク〔たんく〕【英語=tank】《名詞》 液体や気体を貯めておく、大きな入れ物。「大けな・ 丸い・ ガス・の・ たんく」

たんけん【探検】《名詞、動詞する》 よく知られていないところを、危険を冒すことを覚悟しながら実地に調べる。「洞穴(ほらあな)・を・ たんけんし・ょー・か。」「南極たんけん隊」

たんご【担桶】《名詞》 ①持ち運ぶための紐や縄が上部についている、糞尿などを入れる細長い桶。「畑・へ・ 肥え・の・ たんご・を・ 担い・でいく。」②便所に設置されている、男性の放尿を受ける器。「たんご・が・ 3つ・ 並ん・どる。」〔⇒たご【担桶】、しょうべんたんご【小便担桶】、しょんべんたんご【小便担桶】⇒こえたんご【肥担桶】、こえたご【肥担桶】

だんご【団子】《名詞》 ①米や麦や粟などの粉をこねて、小さく丸めて、蒸したり焼いたりした食べ物。「蓬・を・ 入れ・た・ だんご・が・ うまい。」②丸く固まった形のもの。丸めて固めたもの。「泥・の・ だんご」

たんごのせっく【端午の節句】《名詞》 鯉のぼりを立てたり、柏餅を作ったり、菖蒲を差したりする風習が残っている、男の子のための5月5日の節句。「たんごのせっく・が・ 済ん・だら・ こいのぼり・を・ しまう。」

たんざく【短冊】《名詞》 字を書いたり印として貼り付けたりする、幅の狭い長方形の紙。また、そのような形のもの。「七夕・の・ 竹・に・ 願い・を・ 書い・た・ たんざく・を・ ぶらさげる。」「大根・を・ たんざく・に・ 切る。」

たんさん【炭酸】《名詞》 炭酸ガスを水に溶かすとできる弱い酸。「たんさん・の・ 入っ・た・ 水」

だんし【男子】《名詞》 おとこ。おとこの子。「だんし・は・ 2列・に・ 並べ。」「だんし・と・ 女子・から・ 1人・ずつ・ 代表・を・ 選ぶ。」■対語=「じょし【女子】」

たんしゃ【単車】《名詞》 原動機によって走る2輪車。「たんしゃ・で・ 淡路・を・ 一周する。」〔⇒オートバイ【英語=auto bicycleの略】、ばたこ、ばたばた〕

たんしょ【短所】《名詞》 人の性格や力量や、ものの性能などでよくないところ。「気ー・の・ 短い・ とこ・が・ あいつ・の・ たんしょ・や。」■対語=「ちょうしょ【長所】」

だんじょ【男女】《名詞》 おとことおんな。「昔・は・ 学校・の・ 組・が・ だんじょ・に・ 分かれ・とっ・た・そーや。」

たんじょう〔たんじょー〕【誕生】《名詞、動詞する》 ①人などに、子どもが生まれること。「たんじょー・まで・に・ いろんな・ 準備・を・ し・とく。」②満1歳を迎えること。「この・ 子・は・ もーじき・ たんじょー・です・ねん。」

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2017年3月 1日 (水)

ところ変われば… (1)

食べ物「一式」

 

 「ところ変われば…」という連載を始めます。言葉についての話題が多くなるかもしれませんが、風俗、習慣、文化、その他いろいろのことを書いていきます。

 東京の一極集中が続いています。人口だけの問題ではありません。ものの考え方や感じ方すら、中央集権のきらいがなきにしもあらずです。こんなことで良いはずはありませんが、「ちょっと待てよ」という疑問の声すらかき消されてしまいそうな勢いです。地方分権とか「ひとりひとりを大切に」とかいうのは、単なるキャッチフレーズのようです。東京はすべての発信基地でなければ気がすまないという、重い病にかかってしまつているのではないでしょうか。地方を見る目が失われたときに、中央の破綻が始まっているのです。

 

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 朝日新聞の土曜特集版「be」に、「街のB級言葉図鑑」という連載があります。2月25日の記事は、「一式」という言葉を話題にして、「関西などの食堂でおなじみ」という見出しが付いていました。

 「麺類丼物定食一式」というような言葉遣いについて述べているのです。筆者は「これは私にとっては珍しい表現です。」と書いています。

 食べ物について「一式」と言うのは、このブログを書いている私にとっても、珍しい表現であり、違和感を持った表現ですから、何年も前にこのブログで、写真とともに文章で紹介し、意見を述べました。

 この文章の筆者は、「麺類丼物定食一式」を「関西でおなじみ」の言葉であると言っているのですが、そんなにあちこちで目にするものではありません。東京には無くて、関西には(稀に)有る、という程度のものです。

 「一式」は道具や品物について言う言葉であって、食べ物にはそぐわないというのが、たいていの人の基本的な感覚だと思います。

 その上で、私がこの言葉に違和感を覚えたのは次のような理由からです。例えば、「貸衣装一式」という場合は、和服そのものだけでなく、帯や足袋やその他のものを含めた一揃いという考えができます。けれども、「麺類一式」や「丼物一式」として、いくつもの麺や丼を並べられたら困ってしまいます。ひとつの丼と味噌汁と漬け物を合わせて一式と言っているわけでもないと思います。「貸衣装一式」の中にはいくつもの物が含まれますが、食べ物の場合はいくつものうちの一つしか食べないことがあるのです。

 これは言葉の地域差としての違和感ではなくて、ひとつの言葉の使い方としておかしいという思いなのです。

 この「街のB級言葉図鑑」は東京の人の感覚で書かれています。食堂で使う「一式」という言葉に違和感を持って調べたようで、関西だけでなく中部・九州・沖縄でも例があると述べて、文章の最後は、「食堂の看板の定型表現にも『気づかれにくい方言』があるということが、これで分かりました。」と締めくくっています。つまりこれを方言としてとらえているのです。

 東京で使わないから方言だ、東京の用法と異なるから方言だ、とまでは書いておりませんが、何とはなしに、ある地域特有の珍しい言葉だという視線を感じてしまいます。

 「街のB級言葉図鑑」というタイトルには、連載が始まった最初から馴染めませんでした。B級グルメなどという言い方があるのは知っていて、違和感はありません。高級な材料を使っていない、価格は低い…などという違いを「B級」という言葉で表しているのです。

 それに対して、言葉にはA級もB級もありません。それが古くから使われている言葉であれ、流行語や隠語であれ、言葉の価値に差はありません。書物の中に現れることが多い言葉であっても、町中で見かけることが多い言葉であっても、言葉の働きは同じです。言葉はランク付けするものではないと思います。「一式」は固い文章の中でも使われますが、それが町中で見られた場合は「B級」に格下げされるのでしょうか。

 

 さて、日刊新聞の全国紙は全国共通のニュースを載せながら、編集には地方(各本社)の独自性が見えます。とりわけ関西で発行している全国紙の夕刊の紙面は、関西の色合いを強く出していると思います。全国紙といえども「ところ変われば」ずいぶん違った印象の紙面を提供してくれています。嬉しいことです。

 ところが、土曜版とか日曜版というものは全く全国一律で作っているものが多いのです。朝日新聞の「be」は12ページに及ぶ全体が東京と同一です。記事を書いている人は全国のあちこちに住んでいるかもしれませんが、紙面は東京のものの考え方で作って、全国に届けているのです。東京感覚の押し付けであって、「ところ変われど」、品物は一律なのです。連載コラムも例外ではありません。

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【書籍版】明石日常生活語辞典 (305)    (通算2303回)

日常生活語 「た」⑰

 

たらず【足らず】《名詞》 十分でないこと。足りないこと。足りない数量。「たらず・は・ みんな・で・ ちょっと・ずつ・ 出し合い・まほ・か。」「たらず・は・ あと・ 5000円・や。」「たらず・は・ わし・が・ 引き受け・たる。」〔⇒ふそく【不足】

たらず【足らず】《接尾語》 ①その数値に少し足りないという意味を表す言葉。「1000円たらず・で・ 買える。」「半時間たらず・で・ 行ける。」「1年たらず・で・ 会社・を・ 辞め・た。」②十分でないということを表す言葉。「舌たらず・の・ 説明」

だらすけ【陀羅助】《名詞》 草の根、木の皮などを原料として、吉野(奈良県)などで作られ、下痢止めや胃腸薬として使われている薬。正式には、「だらにすけ【陀羅尼助】」と言い、丸薬状にしたものは陀羅尼助丸と言う。「腹痛(はらいた)・に・は・ だらすけ・を・ 飲まし・とけ。」

たらたら《副詞と》 ①不平や不満などを次々と口に出す様子。「たらたらと・ 文句・を・ 並べる。」「言ー・たい・ こと・を・ たらたら・ ぬかし・やがっ・た。」②水などが止まることなく流れている様子。「こけ・て・ 怪我し・て・ 血ー・が・ たらたら・ 出・た。」⇒だらだら〕

だらだら《副詞と、動詞する》 ①ものごとが長々と続いて、締まりがない様子。「だらだらし・た・ 話・で・ 面白(おもろ)・なかっ・た。」②動作がきびきびしていない様子。「だらだらと・ 走る。」③傾きが緩やかに続いている様子。「だらだらし・た・ 坂道」④水などが止まることなく流れている様子。「汗・が・ だらだらと・ 流れる。」⇒とろとろ。⇒たらたら〕

だらんと〔だらーんと〕《副詞》 ①力なく、またはだらしなく垂れたり寄りかかったりしている様子。「風・が・ ない・さかい・ 鯉のぼり・が・ だらーんと・ し・とる。」②力がみなぎっておらず、だらしがない様子。「だらんと・ せ・んと・ 力・を・ 入れ・て・ 走れ。」⇒とろんと〕

たり【足り】《名詞》 ①足りないところや不十分なところを補うもの。「わずか・や・けど・ 本代・の・ たり・に・ し・てください・な。」②補って役に立つもの。参考となるもの。有益なもの。「たり・にも・ なら・ん・ 話・を・ 聞かし・やがっ・た。」「人・の・ たり・に・ なる・ 仕事・を・ する。」◆①は、特に、わずかの数量を指して言うことが多い。〔⇒たし【足し】⇒ため【為】

たり〔だり〕《接続助詞》 ①2つ以上の動作が混じっていることを表す言葉。「歩い・たり・ 走っ・たり・ し・て・ やっと・ 着い・た。」「寝・たり・ 起き・たり・の・ 生活・や。」②一つの動作を強調したり、例示したりするときに使う言葉。「泣い・たり・ し・たら・ あか・ん・ぞ。」

たりぐるしい〔たりぐるしー〕【足り苦しい】《形容詞》 予定しているものに足りない。必要な数量よりも乏しいと思われる。「10人・で・ 食べる・に・は・ 飯・の・ 量・が・ たりぐるしー・みたいや。」〔⇒たりぐろしい(足り苦しい)、たしない【足しない】

たりぐろしい〔たりぐろしー〕(足り苦しい)】《形容詞》 予定しているものに足りない。必要な数量よりも乏しいと思われる。「旅行・の・ 金・が・ たりぐろしー・さかい・ 始末せ・んと・ あか・ん・なー。」〔⇒たりぐるしい【足り苦しい】、たしない【足しない】

ダリヤ〔だりや〕【ラテン語=dahlia】《名詞》 根で増えて、夏から秋にかけて大形の赤・紫・黄・白などの花をつける、メキシコ原産の植物。「食べ・られる・ だりや・も・ ある・ん・やて。」

たる【樽】《名詞》 酒や醤油や漬け物などを入れるための、木で作った蓋付きの円い容器。「酒・の・ たる」

たる【足る】《動詞・ラ行五段活用》 ①必要なだけある。十分である。「この・ 仕事・は・ 5人・ おっ・たら・ たる。」「貯金・を・ 下ろし・たら・ なんとか・ たっ・た。」②間に合って、むしろ余っている。「人数・は・ もー・ たり・とる・さかい・ あんた・は・ 別・の・ ところ・へ・ 行っ・てください。」③何かをするのに、それだけで間に合う。「昼飯代・は・ 千円・で・ たる・やろ。」■名詞化=たり【足り】⇒すむ【済む】

たる〔だる〕《助動詞》 ①他の人やものごとを考えて、何かの動作を行ったり、行う意志があったりすることを表す言葉。「あいつ・を・ 殴っ・たろ・と・ 思(おも)・とる・ねん。」「聞い・たる・さかいに・ 話・を・ し・てみ・なはれ。」「玩具・を・ 買()ー・たる。」「本・を・ 読ん・だる。」②自分の強い意志や決意を表す言葉。「絶対に・ 優勝し・たる。」「百点・ とっ・たる。」「何遍・ 言わ・れ・ても・ 行っ・たら・へん。」③(後ろに過去の助動詞「た」が続いて、)首尾よく行ったという意味を表す言葉。「酒・を・ 一升・ 飲ん・だっ・た。」◆「たる(だる)」は「てやる(でやる)」のつづまった形である。〔⇒てやる〕

たるい(怠い)】《形容詞》 ①疲れて元気を出せず、活気に欠ける。「たるい・ 歩き方・を・ する・な。」②気力に欠けて、真剣みに乏しい。「試験・で・ たるい・ 点・を・ 取っ・たら・ あか・ん・ぞ。」③あるべき分量などに、ほんの少し、足りない。「1貫目・に・は・ ちょっと・ たるい。」①②⇒だるい【怠い】、だるこい【怠こい】〕<