2017年10月24日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (542)    (通算2540回)

日常生活語 「み」⑩

 

みやすい【見易い】《形容詞》 ①見ているものをはっきり識別できる。「みやすい・ 字ー・を・ 書い・てんか。」「みやすい・ ちらし」②見ている場所などがよくて、はっきり見える。「花火・の・ みやすい・ 場所」■対語=「みにくい【見難い】」

みやまいり【宮参り】《名詞、動詞する》 神社に参拝すること。特に、生まれたばかりの赤ちゃんを連れて神社に参拝すること。「みやまいり・に・ 行っ・て・ 神主さん・に・ 拝ん・でもらう。」

みょう〔みょー〕【妙】《形容動詞や()》 ①普通でない様子。変わっている様子。「みょーな・ 恰好・の・ 人・が・ 来・た。」②不思議な様子。おかしい様子。「この頃・ みょーに・ 気・に・ なっ・とっ・てん。」◆一風、変わっているという意味の場合は、「すいな【粋な】」とも言う。

みょうけんさん〔みょーけんさん〕【妙見さん】《名詞》 日蓮宗の信者の人たち。「冬・の・ 寒い・ 時・に・ みょーけんさん・が・ 太鼓・ 叩い・て・ 回っ・てくる。」

みょうじ〔みょーじ〕【苗字、名字】《名詞》 代々その家に継承される、家の名。氏名の「氏」の方。「この辺・は・ 同じ・ みょーじ・が・ 多い・ねん。」〔⇒みよじ(苗字)、せい【姓】

みょうと〔みょーと〕【夫婦】《名詞》 結婚している、一組の男の人と女の人。「みょーと・に・ なっ・て・ 10年・ 経っ・た。」〔⇒みおと【夫婦】、ふうふ【夫婦】

みよし《名詞》 小型の木造船の最前部で、波を左右に切り分けて進む部分。舳先。「みよし・から・ 錨・を・ 放()りこむ。」■対語=「とも【艫】」

みよじ(苗字)】《名詞》 代々その家に継承される、家の名。氏名の「氏」の方。「珍しー・ みよじ・の・ 人」〔⇒みょうじ【苗字】、せい【姓】

みより【身寄り】《名詞》 いざというときに頼ることのできる家族や親戚など。世話になって身を寄せるところ。「みより・が・ なかっ・たら・ どこ・に・ 連絡し・たら・ えー・ね・やろ。」

ミリ〔みり〕【フランス語=milli】《名詞》 メートル法の単位で、基本単位の1000分の1であることを表す言葉。(例えば、1ミリメートルは1メートルの1000分の1で、1センチの10分の1である。)「5ミリ・の・ 幅・で・ 線・を・ 引く。」

みりょく【魅力】《名詞》 接する人の心をとらえて、引き付ける力を持つ素晴らしいもの。「この頃・は・ みりょく・の・ ある・ 政治家・は・ 少(すけ)ない・なー。」

みりん【味醂】《名詞》 蒸した餅米と米麹を焼酎に入れて糖化させた、料理などに使う甘みのある酒。「みりん・を・ 味付け・に・ 使う。」

みる【見る】《動詞・マ行上一段活用》 ①目を向ける。目によってものの存在や動きなどを知る。「横・を・ みる。」②娯楽や学習などのために見物する。眺める。「映画・を・ みる。」③読む。目を通す。「新聞・を・ みる。」④ものの状態などを調べる。「味・の・ 具合・を・ みる。」「風呂・の・ かげん・を・ みる。」⑤世話や処理をする。「親・を・ みん・なら・ん・ねん。」「ちょっと・ 行・てくる・さかい・ 子ども・を・ み・とっ・て・か。」

みる【診る】《動詞・マ行上一段活用》 体の様子を調べる。医者が診察をする。「風邪・みたい・やっ・た・さかい・ み・てもろ・た。」

みる【見る】《補助動詞・マ行上一段活用》 ⇒てみる〔でみる〕【て見る】《補助動詞・マ行上一段活用》を参照

みるまに〔みるまーに〕【見る間に】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みるまに・ ぐんぐん・ 痩せ・ても・た。」〔⇒みとるまに【見とる間に】、みるみる【見る見る】、みるみるうちに【見る見るうちに】

みるみる【見る見る】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みるみる・ 雨・が・ 強(つよ)なっ・た。」〔⇒みとるまに【見とる間に】、みるまに【見る間に】、みるみるうちに【見る見るうちに】

みるみるうちに【見る見るうちに】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みるみるうちに・ 雪・が・ 積もっ・た。」〔⇒みとるまに【見とる間に】、みるまに【見る間に】、みるみる【見る見る】

みわけ【見分け】《名詞》 ①目で見て区別すること。「双子・や・さかい・ みわけ・が・ つか・へん。」②よく見て、良いか悪いかなどを判断する。また、その判断。「空模様・で・ 行く・か・ 止める・か・を・ みわける。」

みわける【見分ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①目で見て区別する。「色・の・ 違い・を・ みわける。」②よく見て、良いか悪いかなどを判断する。「西瓜・が・ 熟れ・とる・か・ どー・か・を・ みわける。」■名詞化=みわけ【見分け】

みわたす【見渡す】《動詞・タ行五段活用》 広い範囲を、遠くまで眺める。全体を見る。「山・の・ 上・から・ 海・の・ 方・を・ みわたす。」

()いれる【身()入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 一生懸命に物事に取り組む。集中して力を注ごうとする。「みをいれ・て・ 勉強せ・んと・ 合格せ・-・へん・よ。」■自動詞は「みがいる【身が入る】」

()かためる〔みー()かためる〕【身()固める】《動詞・マ行下一段活用》 結婚して家庭を持つ。「お前・も・ そろそろ・ みーをかため・なはれ。」

()ひく〔みー()ひく〕【身()引く】《動詞・カ行五段活用》 それまでの任務や立場などから退く。第一線を退く。「みーをひー・て・ 息子・に・ 店・を・ 任す。」

みんじゃ(水屋)】《名詞》 食器や食べ物を入れておく戸棚。「みんじゃ・に・ 入れ・とい・た・ 魚・が・ こごっ・た。」〔⇒みずや【水屋】

みんな【皆】《名詞、副詞》 ①その場にあるものすべて。関係あるものすべて。「事故・で・ 電車・が・ みんな・ 止まっ・ても・た。」②その場にいる人すべて。関係のある、すべての人。その組織に属するすべての人。「みんな・が・ 拍手・を・ し・てくれ・た。〔⇒みな【皆】⇒ぜんぶ【全部】、あるだけ【有るだけ】、あんだけ【有んだけ】⇒ぜんいん【全員】

みんみん《副詞と》 大形の蝉が鳴いている様子。また、その声。「朝・から・ みんみんと・ うるさい・ 蝉・や・なー。」

みんみんぜみ【みんみん蝉】《名詞》 黒い体に緑の斑紋がある、大型の蝉。「みんみんぜみ・が・ やかましーに・ 鳴く。」

みんよう〔みんよー〕【民謡】《名詞》 人々の間から生まれて、その土地の人々の生活や感情を盛り込んで、歌い継がれてきている歌。「デカンショ・は・ 丹波・の・ 篠山・の・ みんよー・や。」

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2017年10月23日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (541)    (通算2539回)

日常生活語 「み」⑨

 

みみがとおい〔みみがとーい〕【耳が遠い】《形容詞》 聴力が弱い。「みみがとおー・ なっ・て・ 補聴器・ 使(つこ)・て・ます・ねん。」

みみがはやい【耳が早い】《形容詞》 うわさなどの情報を人より早く聞きつける。「あんた・は・ みみがはよー・て・ 何・でも・ 知っ・とる・ねん・な。」

みみくそ【耳糞】《名詞》 ①耳の中にできる垢(あか)。「大けな・ みみくそ」②ごくわずかな数量のもの。「みみくそ・だけ・ 寄付し・てくれ・た。」⇒はなくそ【鼻糞】

みみざわり【耳障り】《形容動詞や() 聞いていて、うるさく思ったり不愉快に感じたりする様子。聞こえるものが気になって仕方がないこと。「飛行機・の・ 音・が・ みみざわりや。」

みみず【蚯蚓】】《名詞》 暗がりの中へ進む性質を持ち、薄赤く紐のような形をしていて、土の中にすむ動物。「畝(うね)・を・ かじい・たら・ みみず・が・ ぎょーさん・ おっ・た。」〔⇒めめず(蚯蚓)

みみたぶ【耳朶】《名詞》 耳の下の方に垂れ下がっている、柔らかくふくらんだ部分。「みみたぶ・に・ きらきら・を・ つけ・た・ 若い・ 子ー・が・ 増え・た・なー。」

みみだれ【耳垂れ】《名詞》 耳の穴から分泌物が流れ出ている病気。また、流れ出ているもの。「昔・は・ ぎょーさん・ おっ・た・よーに・ 思(おも)・た・けど・ 今・は・ みみだれ・の・ 子ー・は・ おら・へん・なー。」

みみっちい〔みみっちー〕《形容詞》 ①お金のことに細かくて、けちくさい。倹約しようとして、出し惜しみをする。「みみっちー・ こと・を・ 言()わ・んと・ ぼーんと・ 寄付し・たれ・や。」②細かいことにまで過度にこだわっている。「計算・が・ みみっちー・て・ ややこしー・なー。」〔⇒こみっちい〕

みみにする【耳にする】《動詞・サ行変格活用》 何気なく聞き知る。人づてに知る。「お祖父さん・が・ 入院し・てやっ・た・と・ みみにし・た・ん・や・けど・ ほんま・ですか。」

みみにちよう〔みみにちよー〕【耳日曜】《形容動詞や()》 聞こえていても、聞こうとする気持ちがない様子。あるいは、話の内容を受け入れようとしない様子。「みみにちよーや・さかい・ 何・を・ 言()ー・ても・ 聞い・たら・へん。」〔⇒みみにっちょう(耳日曜)

みみにっちょう〔みみにっちょー〕(耳日曜)】《形容動詞や()》 聞こえていても、聞こうとする気持ちがない様子。あるいは、話の内容を受け入れようとしない様子。「今日・は・ みみにっちょーや・さかい・ 何・も・ 言わ・んとい・て・な。」〔⇒みみにちよう【耳日曜】

みみにはいる【耳に入る】《動詞・ラ行五段活用》 人づてにうわさ話などを聞く。うわさで知る。「もー・ あんた・の・ みみにはいっ・とる・ん・かいなー。早い・なー。」

みみにはさむ【耳に挟む】《動詞・マ行五段活用》 ちらっと聞く。偶然に聞き知る。「あんた・の・ 噂・を・ みみにはさん・だ。」〔⇒みみにはそむ(耳に挟む)

みみにはそむ(耳に挟む)】《動詞・マ行五段活用》 ちらっと聞く。偶然に聞き知る。「赤ちゃん・が・ 生まれ・た・と・ みみにはそん・だ・さかい・ お祝い・を・ 持っ・ていっ・た。」〔⇒みみにはさむ【耳に挟む】

みみもと【耳元】《名詞》 耳のすぐそば。「2人・で・ みみもと・で・ 話し・とっ・たら・ 周り・の・ もん・は・ 気・に・ なる・がな。」

みみ()かす【耳()貸す】《動詞・サ行五段活用》 周りの人には内緒にして、特定の相手だけに言い伝える。または、そのようにして聞く。相談に乗る。「ちょっと・ すま・ん・けど・ みみかし・てくれ・へん・か。」

みみ()すます【耳()澄ます】《動詞・サ行五段活用》 小さな声や音も聞き漏らすまいとして、心を落ち着かせて聞こうとする。聞き耳を立てる。「みみをすまし・て 間違え・ん・よーに・ 話・を・ 聞く。」

みみ()そろえる【耳()揃える】《動詞・ア行下一段活用》 決められた額のお金をきちんと準備する。「借っ・た・ 金・を・ みみをそろえ・て・ 返し・たい・けど・ 急に・は・ 無理や。」

みもち【身持ち】《名詞》 人としての行動の仕方。生活の態度。日頃の行い。「みもち・が・ 悪い・さかい・ 嫁はん・が・ 逃げ・ても・た・そーや。」

みもと【身元】《名詞》 ①その人がどんな人であるのかを明らかにするような、名前・生まれ・経歴・住所などを合わせた情報。「みもと・の・ よー・ わかっ・た・ 人・は・ 安心や。」②責任や援助などを引き受けることも覚悟するほどの、その人の一身上に関すること。「わし・が・ お前・の・ みもと・を・ 引き受け・たる。」

みや【宮】《名詞》 日本固有の信仰の対象である神をまつってあるところ。「中尾・の・ みやはん」「みや・で・ 拝ん・でもろ・た。」〔⇒じんじゃ【神社】

みやい(見合い)】《名詞、動詞する》 結婚相手にしようとする人を知るために、紹介者などの仲立ちによって本人同士が会うこと。「わしらー・は・ みやい・で・ 知り合ー・た・ん・や・ねん。」〔⇒みあい【見合い】

みやいり【宮入】《名詞、動詞する》 秋祭りで、各地区の布団太鼓が、神社に集まること。また、その時。「昼宮・の・ みやいり・は・ 10時・に・ なっ・とる・ん・や。」

みやう(見合う)】《動詞・ワア行五段活用》 ①向かい合って互いに相手を見る。「ちょっとの間・ みやー・て・ 中学校・の・ 同級生・やっ・た・と・ 気がつい・た。」②両方の釣り合いがとれている。「5千円・に・ みやう・ 品物・を・ 買う。」■名詞化=みやい(見合い)〔⇒みあう【見合う】

みゃく【脈】《名詞》 ①動物の体内を血液が流れる管。血管。「手首・の・ みゃく・が・ どこ・や・ わから・へん。」②心臓が血を押し出すたびに起こる、血管の規則正しい動き。脈拍。「走っ・た・ 後・や・さかい・ みゃく・が・ 早(はよ)ー・ なっ・とる。」

みやげ【土産】《名詞》 ①旅先で買い求めて家人や友人などに持って帰る、その土地の産物など。「みやげ・に・ 団子・を・ 買()ー・てき・た・よ。」②よその家などを訪問するときに持っていく贈り物。「菓子箱・でも・ みやげ・に・ 持っ・ていこ・か。」

みやげ(身上げ)】《名詞、動詞する》 少し大きめの衣服を縫い上げて、それを小ぶりに調整すること。また、そのようにしたもの。「背ー・が・ 高(たこ)ー・ なっ・た・さかい・ みやげ・を・ ほどく。」〔⇒みあげ【身上げ】

みやげばなし【土産話】《名詞、動詞する》 旅先で見聞きしたことについて、帰ってから家人や友人などに語り聞かせる話。「帰っ・てき・たら・ みやげばなしし・ておくれ。」

みやこ【都】《名詞》 政治の中心地として、多数の人口を有する町。皇居のあるところ。「京都・が・ みやこ・やっ・た・ 時・の・ 話・や。」

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2017年10月22日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (540)    (通算2538回)

日常生活語 「み」⑧

 

みならい【見習い】《名詞、動詞する》 正式に仕事に就く前に実地に訓練や教育を受けること。仕事をしながら仕事の仕方を覚えること。また、そのような段階の人。「みならい・の・ 運転手」

みなれる【見慣れる】《動詞・ラ行下一段活用》 これまでにしばしば目にしている。その内容などをよく知っており、珍しく思わない。「里帰りし・て・ みなれ・た・ 村・を・ 歩い・た。」〔⇒みつける【見付ける】

みにくい【醜い】《形容詞》 見た感じが良くないので、他人に対して恥ずかしいという気持ちが生じる状態である。見ている方が不愉快になるほどである。「人・の・ 悪口・を・ 言()ー・の・は・ みにくい。」「10円・ 20円・の・ こと・で・ ごちゃごちゃ・ 言()ー・の・は・ みにくい・ぞ。」〔⇒みぐるしい【見苦しい】、みっともない、みとみない【見とみない】

みにくい【見難い】《形容詞》 ①見ているものをはっきり識別しにくい。「小(こま)い・ 字ー・で・ みにくい。」②見ている場所などがよくなくて、はっきり見えない。「後ろ・の・ 方・の・ みにくい・ 席・やっ・てん。」■対語=「みやすい【見易い】」

みにつく〔みーにつく〕【身に付く】《動詞・カ行五段活用》 覚え込んだ知識や技能などが自分のものになる。「綺麗な・ 言葉・が・ みについ・た・ 人・や・さかい・ 感じ・が・ 良()ー。」■他動詞は「みにつける【身に付ける】」

みにつける〔みーにつける〕【身に付ける】《動詞・カ行下一段活用》 知識や技能などを覚え込んで自分のものとする。「ちゃんと・ し・た・ 挨拶・の・ 仕方・を・ みーにつける。」■自動詞は「みにつく【身に付く】」

みぬき【身抜き】《名詞》 鶏卵を殻のままゆでたもの。また、その殻を取り去った中身。「みぬき・の・ 皮・を・ むく。」「みぬき・に・ 塩・を・ 振っ・て・ 食べる。」◆小学生の頃か中学生の頃か忘れたが、「にぬき【煮抜き】」という言葉を初めて聞いたときは違和感を覚えた。ゆで卵は、ゆでて作るものであって、煮て作るものではないという気持ちからであったろうか。煮るというのは何かの味付けを加えるもので、ゆでるというのは味付けをしないものという意識があったからかもしれない。生卵のまま割ると、どろっとした卵全体が流れ出る。それに比べると、ゆで卵は、黄身と白身がはっきりと分かれて、身がきちんとする(抜ける)から「みぬき【身抜き】」と言うのだろうと思っていた。

みのうえ【身の上】《名詞》 ①人が生まれてから現在までに経験してきた事柄。「みのうえ・の・ 話・を・ する。」②その人の境遇や暮らし向き。一生の運命。「人・の・ みのうえ・の・こと・は・ あんまり・ 聞か・ん・ 方・が・ えー・やろ。」

みのまわり〔みのまーり〕【身の回り】《名詞》 ①ふだん、体につけたり使ったりするもの。また、ふだんのごく普通の行動。「旅行・に・ 持っ・ていく・ みのまーり・の・ 物」②その人をとりまく日常の生活。生活によって生じる雑事。「父親・の・ みのまーり・の・ 世話・を・ する。」

みのむし【蓑虫】《名詞》 木の枝や葉をつづって袋状の巣を作ってすんでいる、蛾の幼虫。「みのむし・が・ 枝・に・ ぶらさがっ・とる。」

みのる【実る】《動詞・ラ行五段活用》 穀物や草木の実ができる。実が熟する。「稲・が・ だいぶ・ みのっ・てき・た。」■名詞化=みのり【実り】

みばえ【見映え】《名詞、動詞する》 見かけなどが立派であること。見比べてみると、優れた感じがすること。「みばえ・の・ えー・ もの・を・ 贈る。」■対語=「みおとり【見劣り】」

みはからう【見計らう】《動詞・ワア行五段活用》 ①見比べて、望ましいものを決める。「5千円・ほど・の・ もの・を・ みはかろー・て・ 買()ー・てき・てんか。」②それが望ましいものであろうと、大まかな見当をつける。「時間・を みはかろー・て・ 家・を・ 出る。」

みはらし【見晴らし】《名詞》 広く遠くまで見渡すこと。また、そのようにして眺められる一面の眺め。「みはらし・の・ えー・ 展望台」

みはり【見張り】《名詞、動詞する》 辺りの様子に注意を払いながら、番をすること。また、そのようにする人。「西瓜畑・の・ みはりする。」「道・の・ 角・に・ みはり・の・ 人・が・ 立っ・とる。」

みはる【見張る】《動詞・ラ行五段活用》 辺りの様子に注意を払いながら、番をする。目を見開いて、じっと見る。「巡査・が・ みはっ・とる。」■名詞化=みはり【見張り】

みぶん【身分】《名詞》 ①世の中での地位。社会や団体における地位や資格。「会社・の・ 中・で・ 高い・ みぶん・に・ おる・ 人」②その人の置かれている環境や身の上。「今・は・ 退職し・て・ 楽な・ みぶん・な・ん・や。」

みぶんしょうめいしょ〔みぶんしょーめーしょ〕【身分証明書】《名詞》 その学校や会社などの者であることを明らかにする書き付け。「みぶんしょーめーしょ・を・ 見せ・て・ 定期・を・ 買()ー・た。」◆現在では「せいとしょう【生徒証】」「しゃいんしょう【社員証】」などと言うことが多い。

みほん【見本】《名詞》 ①商品などの様子を知らせるために、そのものの全部や一部分、あるいは典型的なところを取り出して示すもの。サンプル。「みほん・を・ 見てから 注文する。」②目の前や近くにある、良い例や代表的な例。「あいつ・は・ 運動・の・ 上手な・ 人・の・ みほん・や。」

みまい【見舞い】《名詞、動詞する》 病気・怪我・災難などにあった人を訪ねたり手紙などを書いたりして慰めること。また、その人に贈るお金や品物など。「友だち・の・ 病気・の・ みまい・に・ 行く。」「被害・を・ 受け・た・ とこ・に・ みまい・を・ 送っ・た。」

みまわす〔みまーす〕【見回す】《動詞・サ行五段活用》 自分のいる位置から、周りの様子を見る。何かを探そうとして方々を見る。「知っ・た・ 人・が・ おら・ん・かな・と・ 思っ・て・ みまーし・た。」

みまわり〔みまーり〕【見回り】《名詞、動詞する》 あちこちを動き回って監視や観察や警戒などをすること。また、そのようにする人。「今日・は・ みまーり・の・ 当番・の・ 日ー・や。」

みまわる〔みまーる〕【見回る】《動詞・ラ行五段活用》 監視や観察や警戒などをするために動き回る。巡回する.。「拍子木・を・ 持っ・て・ 村・の・ 中・を・ みまーる。」■名詞化=みまわり【見回り】

みみ【耳】《名詞》 ①動物の頭部にあって、音を聞く働きをする器官。「ボール・が・ みみ・に・ 当たっ・て・ 痛かっ・た。」「馬・の・ みみ」②音を聞くこと。また、その能力。「みみ・が・ よー・ない。」「みみ・が・ 遠ー・ なっ・た。」③物の両側に付いていて、持ち上げたりするときに手で持つところ。「鍋・の・ みみ」④紙・布などのように平たいものの縁の部分。「食パン・の・ みみ・を・ 残さ・んと・ 食べ・なはれ。」⇒とって【取っ手】

みみがいたい【耳が痛い】《形容詞》 自分の悪いところを指摘されて、聞くのが辛い。「ごんたし・とっ・た・さかい・ 子ども・の・ 時・の・ こと・を・ 言わ・れ・たら・ みみがいたい・ねん。」

みみかき【耳掻き】《名詞》 耳の中の掃除をする、杓子のような形をした小さな器具。「みみかき・で・ 耳・を・ ほじくる。」

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2017年10月21日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (539)    (通算2537回)

日常生活語 「み」⑦

 

みてくれ【見てくれ】《名詞》 ①外観から受ける、そのものについての印象。外から見た様子や、人目につきやすいところ。「みてくれ・が・ えー・ もん・が・ よー・ 売れる。」②身なりや容姿などの様子。また、それによって人に与える印象。「みてくれ・の・ 可愛らしー・ 子」〔⇒みかけ【見掛け】、みため【見た目】⇒みて【見て】、うわべ【上辺】、ひょうめん【表面】⇒ふうさい【風采】

みとおし〔みとーし〕【見通し】《名詞》 ①さえぎるものがなくて、手前から遠くまでを一目で見えること。「今日・は・ 淡路島・の・ 南・の・ 方・まで・ みとーし・が・ きく。」②先のことについて予想や見当をつけて、方向性を持つこと。「1週間・で・ でける・か・どー・か・ 仕事・の・ みとーし・を・ つける。」

みとおす〔みとーす〕【見通す】《動詞・サ行五段活用》 ①さえぎるものがなくて、手前から遠くまでを一目で見える。「駅・まで・の・ 通り・を・ みとーす・ こと・が・ でける。」②初めから終わりまでのすべてを見る。「3時間・ かけ・て・ 映画・を・ みとーし・た。」③先のことについて予想や見当をつけて、方向性を持つ。「次・の・ こと・を・ みとーし・て・ 仕事・を・ せ・な・あか・ん・がい。」■名詞化=みとおし【見通し】

みとみない【見とみない】《形容詞》 見た感じが良くないので、他人に対して恥ずかしいという気持ちが生じる状態である。見ている方が不愉快になるほどである。「お前・の・ 泣き顔・なんか・ みとみない・わい。」■似たような意味を表す言葉に、「ききとみない【聞きとみない】」「しとみない【仕とみない】」「いきとみない【行きとみない】」などがある。〔⇒みぐるしい【見苦しい】、みっともない、みにくい【醜い】

みとめ【認め】《名詞》 日常的に、確認などのために使う印鑑。また、その印影。「みとめ・を・ 押し・て・ 書留・を・ 受け取る。」■対語=「じついん【実印】」〔⇒みとめいん【認め印】

みとめいん【認め印】《名詞》 日常的に、確認などのために使う印鑑。また、その印影。「みとめいん・やのー・て・ 実印・を・ 使っ・てください。」■対語=「じついん【実印】」〔⇒みとめ【認め】

みどり【緑】《名詞》 ①草木の葉のような色。「田植え・が・ すん・で・ 田圃・が・ みどり・に・ なっ・た。」②草や木。また、草や木の新芽。「みどり・が・ 多い・ 公園・を・ 散歩する。」「みどり・が・ 出・てき・た。」③進んでもよいという意味を表す交通の合図。「赤・の・ 信号・が・ みどり・に・ なっ・た。」〔⇒みどりいろ【緑色】①③⇒あお【青】、あおいろ【青色】⇒みどりしんごう【緑信号】、あおしんごう【青信号】

みどりいろ【緑色】《名詞》 ①草木の葉のような色。「木ー・の・ 柵・を・ みどりいろ・に・ 塗る。」②進んでもよいという意味を表す交通の合図。「みどりいろ・に・ なる・まで・が・ 長い・ 交差点・や。」〔⇒みどり【緑】⇒あお【青】、あおいろ【青色】、みどりしんごう【緑信号】、あおしんごう【青信号】

みどりしんごう〔みどりしんごー〕【緑信号】《名詞》 進んでもよいという意味を表す交通の合図。「みどりしんごー・まで・ ゆっくり・ 待て。」〔⇒あお【青】、あおいろ【青色】、みどり【緑】、みどりいろ【緑色】、あおしんごう【青信号】■対語=「きしんごう【黄信号】」「あかしんごう【赤信号】」

みどりのひ〔みどりのひー〕【みどりの日】《名詞》 国民の祝日の一つで5月4日に設定されており、自然に親しみ、その恩恵に感謝し豊かな心を育む日。「みどりのひ・に・ ハイキングする。」

みとるまに〔みとるまーに〕【見とる間に】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みとるまに・ 川・の・ 水かさ・が・ 増え・てき・て・ びっくりし・た。」〔⇒みるまに【見る間に】、みるみる【見る見る】、みるみるうちに【見る見るうちに】

みとれる【見惚れる、見蕩れる】《動詞・ラ行下一段活用》 人や風景などに心を奪われて、うっとりとして見入る。「汽車・の・ 窓・から・ 景色・に・ みとれ・とっ・た。」

みな【皆】《名詞、副詞》 ①その場にあるものすべて。関係あるものすべて。「台風・で・ 植木鉢・が・ 棚・から・ 落ち・て・ みな・ めげ・ても・た。」②その場にいる人すべて。関係のある、すべての人。その組織に属するすべての人。「暑(あつ)なっ・て・ みな・ 上着・を・ 脱い・どる。」◆自分に都合のよいように言うときに、自分以外の誰かがそうであることを「みな【皆】」と表現することがある。「みな・ 携帯・を・ 買()ー・てもろ・とる。」〔⇒みんな【皆】⇒ぜんぶ【全部】、あるだけ【有るだけ】、あんだけ【有んだけ】⇒ぜんいん【全員】

みなおす【見直す】《動詞・サ行五段活用》 ①誤りなどがないか、もう一度よく点検をする。「ひび・が・ 入っ・とら・ん・か・どー・か・ もー一遍・ よー・ みなおし・てみー。」②点検して良くないことを改善する。「自治会・の・ 規約・を・ みなおし・た。」③改めて価値などを認識する。評価を変える。「あいつ・の・ 勇気・を・ みなおし・た。」

みなと【港】《名詞》 船が停泊して、旅客の乗降や貨物の積み下ろしができるように設備などを整えてあるところ。「フェリー・が・ みなと・に・ 着い・た。」「明石・の・ みなと・から・ 淡路行き・が・ 出る。」

■江井ヶ島にも小さな港がある。『明石市史 下巻』(昭和4511月、明石市役所発行)で明石の近代を扱ったところに「江井ヶ島港の改修」(288289ページ)という項目があり、その中に次のような記述が見られる。

 

 明治三十一年六月明石郡長の勧めと江井ヶ島酒造協会の発起によって港湾改修期成同盟会が結成され、明治四十一年に工費九三〇〇円の予算で起工したが、さらに工事の完全を期して一五〇〇〇円をもって大正四年(一九一五)六月完成した。

 江井ヶ島地方は当時明石郡重要物産の首位を占める清酒の醸造地で、その消長は地方経済界に影響を及ぼす所が大きく、その販路の拡張は交通の便否に大いに関係があるため、ここに巨額の経費を支出して港湾改修に努めた。

 

 ここには、清酒が「明石郡重要物産の首位」であると書かれている。明石郡は海岸線から後背地までの広い地域に及んでいて、現在の明石市だけではなく、神戸市垂水区、神戸市西区を含む地域であった。この地域の現在の工業製品はさまざまな分野に広がっているが、この時代は清酒が重要物産の首位を占めていたという。とりわけ江井ヶ嶋酒造株式会社の役割が大きかったことは言うまでもない。

 江井ヶ島港からは清酒が機帆船によって積み出され、原料なども機帆船によって運ばれてきていた。実は、この辞典の筆者の家は祖父の代まで、漁業とともに、機帆船による運搬の仕事もしていた。持ち船の「順栄丸」は第2次世界大戦のときに差し出すように軍から命じられ、その機帆船がどこに回航され、どのように使われたかはわからないということを聞いている。戦後も江井ヶ島港では天啓丸などの機帆船が活躍していたことが記憶に残っている。かつての江井ヶ島港は、さして大きくはない機帆船が母港としていた港であって、今の江井ヶ島港は漁港としての役割だけになっている。

みなみ【南】《名詞》 方角の一つで、太陽が昇る方に向かって右手の方。「みなみ・に・ 淡路島・が・ 見える。」「みなみ・から・ 風・が・ 吹い・てくる。」

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2017年10月20日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (538)    (通算2536回)

日常生活語 「み」⑥

 

みちしお【満ち潮】《名詞》 海面が周期的に沖の方から海岸へ寄せてきて、海面が高くなること。また、そのようになっている状況。「みちしお・に・ なっ・てき・た・さかい・ 今日・の・ 潮干狩り・は・ もー・ おしまい・や。」■対語=「ひきしお【引き潮】」〔⇒みち【満ち】、にち(満ち)、にちしお(満ち潮)

みちじゅん【道順】《名詞》 目的地に行くまでに通るところの順序。「中学校・まで・の・ みちじゅん・を・ 教え・ておくん・なはれ。」

みちすじ【道筋】《名詞》 ①目的地までに通っていくところ。「駅・まで・の・ みちすじ・に・ 郵便局・が・ ある。」②大きな道路に面しているところ。「みちすじ・に・ 大きな・ 店・を・ 開い・とる。」③ものごとの道理や論理的な順序。また、その正しさ。「あんた・の・ 話・は・ みちすじ・が・ おかしー・ぞ。」⇒すじみち【筋道】、すじ【筋】

みちづれ【道連れ】《名詞》 目的地に向かって一緒に行くこと。途中で出会って行動をともにすること。また、そのようにする人。「姫路・から・ 来・た・ 人・と・ みちづれ・に・ なっ・た。」

みちばた【道端】《名詞》 道路の端っこの部分。道路の近くのあたり。「みちばた・に・ ごみ・を・ 捨てる・ 人・が・ おる。」

みちひき【満ち引き】《名詞》 海面が周期的に沖の方から海岸へ寄せてきて海面が高くなり、また、逆に海面が低くなること。「この頃・は・ 潮・の・ みちひき・が・ 大きー・なー。」〔⇒にちひき(満ち引き)

みちみち【道々】《名詞、副詞》 歩いている途中。進んでいる途中。歩きながら。進みながら。「みちみち・で・ 相談し・ながら・ なんとか・ 着い・た。」「みちみち・ 写真・を・ 撮り・ながら・ 来・まし・てん。」〔⇒みち【道】

みつ【蜜】《名詞》 ①植物から出る、甘くねばねばした液体。「蝶々・が・ 花・の・ みつ・を・ 吸ー・とる。」②砂糖などを溶かして作る、甘い液体。「みかん・を・ みつ・に・ 漬ける。」

みっか【三日】《名詞》 ①1か月のうちの3番目の日。「11月・の・ みっか・は・ 文化の日・や。」②1日を3合わせた日数。「その・ 仕事・は・ みっか・で・ でける。」

みっかばしか【三日麻疹】《名詞》 子どもがかかることの多い、リンパ腺が腫れて微熱を伴って発疹が出る伝染病。風疹。「大人・に・ なっ・て・から・ みっかばしか・に・ かかっ・た。」

みっかぼうず〔みっかぼーず〕【三日坊主】《名詞》 とても飽きやすくて長続きしないこと。また、そのような人。「日記・ 書い・ても・ みっかぼーず・で・ 終わっ・てまう・ねん。」

みつかる【見付かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①探し続けていたものを探し出すことができる。「失(うしの)ー・とっ・た・ 財布・が・ みつかっ・た。」②人に探し出されてしまう。好ましくないことを発見される。「隠れ・てい・た・けど・ みつかっ・ても・た。」■他動詞は「みつける【見付ける】」

みっき〔みっきー〕《名詞、動詞する》 試合や遊びなどをしている途中で、少しの間、中断したりメンバーから抜け出したりすること。また、そのときに発する合図の言葉。「便所・へ・ 行き・とー・ なっ・た・さかい・ ちょっと・ みっき・や。」〔⇒みった、みっち、たんま、タイム【英語=time

みつける【見付ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①探し続けて探し出す。「点検し・て・ 間違い・を・ みつけ・なはれ。」②たまたま目にする。「池・で・ おたまじゃくし・を・ みつけ・た。」③これまでにしばしば目にしている。その内容などをよく知っており、珍しく思わない。「火事・で・ みつけ・た・ 景色・が・ 無()ーなっ・ても・た。」■自動詞は「みつかる【見付かる】」⇒みなれる【見慣れる】

みった《名詞、動詞する》 試合や遊びなどをしている途中で、少しの間、中断したりメンバーから抜け出したりすること。また、そのときに発する合図の言葉。「太郎ちゃん・は・ みったし・て・ まだ・ 戻っ・てこ・ん。」〔⇒みっき、みっち、たんま、タイム【英語=time

みっち《名詞、動詞する》 試合や遊びなどをしている途中で、少しの間、中断したりメンバーから抜け出したりすること。また、そのときに発する合図の言葉。「靴・の・ 紐・が・ ほどけ・た・さかい・ ちょっと・ みっち・や。」〔⇒みっき、みった、たんま、タイム【英語=time

みっちゃ《名詞、形容動詞や()》 ①皮膚に痣(あざ)などがあること。あばた。「顔・に・ みっちゃ・が・ ある。」②動物や虫の体の色が一様でないこと。「みっちゃの・ ぶいぶい・が・ 飛ん・でき・た。」

みっつ【三つ】《名詞(数詞+助数詞)》 ①自然数の2に、1を加えた数で、個数などをかぞえる場合に使う言葉。「その・ 箱・を・ みっつ・とも・ 持っ・てき・て・ください。」②3歳。「隣・の・ 家・の・ 子ー・は・ みっつ・や。」⇒さん【三】、み【三】

みっつわり【三つ割り】《名詞、動詞する》 全体を3つに分けること。3つに分けたひとつ分。「林檎・を・ みっつわりする・の・は・ 難しい・なー。」〔⇒みつわり【三つ割り】

みっともない《形容詞》 見た感じが良くないので、他人に対して恥ずかしいという気持ちが生じる状態である。見ている方が不愉快になるほどである。「みっともない・よーな・ 試験・の・ 点数・を・ 取っ・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒みぐるしい【見苦しい】、みとみない【見とみない】、みにくい【醜い】

みつば【三つ葉】《名詞》 ①葉柄が長くて葉が3枚の小葉からできている、香りが良くて食用にする草。「茶碗蒸し・に・ みつば・を・ 入れる。」②葉が3枚あること。また、そのようなもの。「みつば・の・ クローバー・やっ・たら・ なんぼ・でも・ ある。」

みつばち【蜜蜂】《名詞》 蜂蜜を集めるために飼う、大群をなして社会生活をする蜂の一種。「みつばち・に・ れんげ・の・ 蜜・を・ 吸わす。」

みつまた【三つ又】《名詞》 道や川などが3本に分かれていること。先の方が3つに分かれている器具。「枝・が・ みつまた・に・ なっ・とる。」「みつまた・の・ ソケット」

みつりん【密林】《名詞》 熱帯地方にある、樹木が密生している森林。「ターザン・が・ 出・てくる・ じゃんぐる」〔⇒ジャングル【英語=jungle

みつわり【三つ割り】《名詞、動詞する》 全体を3つに分けること。3つに分けたひとつ分。「遺産・を・ 兄弟・で・ みつわり・に・ する。」〔⇒みっつわり【三つ割り】

みて【見て】《名詞》 外観から受ける、そのものについての印象。外から見た様子や、人目につきやすいところ。「みて・は・ よーない・けど・ なかなか・ うまい・ 饅頭・や。」〔⇒みかけ【見掛け】、みため【見た目】、みてくれ【見てくれ】、うわべ【上辺】、ひょうめん【表面】

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2017年10月19日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (537)    (通算2535回)

日常生活語 「み」⑤

 

みせじまい【店終い】《名詞、動詞する》 ①営業を終えて、その日の店を閉めること。閉店。「もー・ そろそろ・ 店じまい・に・ しょー・か。」②営業してきた店をやめること。廃業。「荒物屋・が・ みせじまいし・ても・た。」■対語=「みせびらき【店開き】」

みせびらかす【見せびらかす】《動詞・サ行五段活用》 自慢たらしく見せつける。触らせたり使わせたりしないようにして、見せる。「新しい・ 本・を・ みんな・に・ みせびらかす。」〔⇒べろまかす〕

みせびらき【店開き】《名詞、動詞する》 ①その日の店を開けて、営業を始めること。開店。「商店街・の・ みせびらき・は・ 8時頃・や。」②店として新たに営業を始めること。開業。「たこ焼き屋・がめ みせびきし・た。」■対語=「みせじまい【店終い】」

みせもん【見せ物】《名詞》 ①演芸や珍しいものなどで、お金を取って見せるもの。「祭り・に・ みせもん・が・ 来る・ん・や・そーや。」②周りの人から、おもしろ半分に見られるもの。「みせもん・や・ない・さかい・ あっち・へ・ 行っ・てんか。」

みせや【店屋】《名詞》 商品を売るところや、飲食をさせるところ。「コンビニ・が・ でけ・て・ 昔・の・ みせや・が・ つぶれ・ても・た。」〔⇒みせ【店】

みせる【見せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①人に示して、目に入るようにする。人の見るがままに任せる。「紙芝居・を・ みせる。」「説明書・を・ みせ・てんか。」「切符・を・ みせ・てください。」②医者の診察を受ける。「放っ・とか・んと・ 耳鼻科・に・ みせ・な・ あか・ん・がな。」〔⇒みす【見す】、めす(見す)

みそ【味噌】《名詞》 大豆を蒸して砕き、麹や塩を混ぜて醗酵させて作る調味料。「昔・は・ 家・で・ みそ・を・ 作り・よっ・た。」 

みそ【味噌】《接尾語》[動詞の連用形や、形容詞・形容動詞の語幹などに付く] そのような傾向の人を、からかったり、蔑んだりして言う言葉。「泣きみそ」「弱みそ」〔⇒むし【虫】

みぞ【溝】《名詞》 ①地面を細長く掘って、水を流すようにしたもの。「みぞ・に・ 泥鰌(どじょー)・が・ おる。」②戸や障子などを通すための、敷居や鴨居などにある、細長い窪み。「みぞ・に・ 蝋・を・ 塗っ・て・ 襖・の・ 開け閉め・を・ しやすく・ する。」③すき間。凹んだところ。「みぞ・が・ でけ・ん・よーに・ 敷き詰める。」④小さな凹面や穴。「針・の・ みぞ・に・ 糸・を・ 通す。」

みぞおち【鳩尾】《名詞》 胸の真ん中で、腹に接するあたりの窪んだところ。「ボール・が・ みぞおち・に・ 当たっ・て・ 苦しー。」

みそかす【味噌滓】《形容動詞や()》 相手を強く批判して、言葉でやりこめる様子。相手に強く批判されて、さんざんである様子。問題にする価値すらないと判断している様子。「友達・や・さかい・ みそかすに・ 言()ー・たら・ あか・ん・やろ。」〔⇒みそくそ【味噌糞】、くそみそ【糞味噌】、くそかす【糞滓】、ぼろかす【襤褸滓】、ぼろくそ【襤褸糞】

みそくそ【味噌糞】《形容動詞や()》 相手を強く批判して、言葉でやりこめる様子。相手に強く批判されて、さんざんである様子。問題にする価値すらないと判断している様子。「三振し・たら・ みんな・に・ みそくそに・ 怒ら・れ・た。」〔⇒みそかす【味噌滓】、くそみそ【糞味噌】、くそかす【糞滓】、ぼろかす【襤褸滓】、ぼろくそ【襤褸糞】

みそこし【味噌漉し】《名詞》 薄く細く削った竹で編んだ、目の粗い入れ物。笊(ざる)。「素麺・を・ みそこし・に・ 入れ・て・ 水・を・ 切る。」

みそこなう【見損なう】《動詞・ワア行五段活用》 ①見る機会を失う。間違えて見る。「よそ見し・とっ・て・ 合図・を・ みそこなっ・た。」②間違った見方や評価をする。「あんな・ 人・と・は・ 思(おも)・とら・なんだ。えらい・ みそこなっ・た。」◆②は、良く見ていたが実際はそうではなかった、というような場合に使う。

みそしる【味噌汁】《名詞》 味噌を溶かし、野菜・豆腐・わかめなどの具を入れた汁。「朝飯・に・は・ みそしる・が・ なかっ・たら・ あか・ん・ねん。」

みそべや【味噌部屋】《名詞》 料理の材料や台所用具などが置いてあるところ。「男・の・ 人・は・ みそべや・へ・ 入ら・ん・よーに・ し・てんか。」◆味噌が置いてあるところ、という意から生まれた言葉。意味を広げて、台所という意味で使うこともある。

みぞれ【霙】《名詞》 ①空中で溶けかかって、雨まじりになって降る雪。「雪・が・ みぞれ・に・ 変わっ・てき・た。」②かき氷に砂糖蜜をかけたもの。「床几・に・ 坐っ・て・ みぞれ・を・ 食べる。」

みたいや《助動詞》 ①あるものが何かに似ているという意味(比況)を表す言葉。まるでそうだと思うという意味を表す言葉。「嘘・みたいな・ ほんま・の・ 話」②はっきりしないが、そうであるらしいという意味(推量)をあらわす言葉。「明日・は・ 雨・が・ 降る・みたいや。」③同類のことがらの中から、取り上げて示すという意味を表す言葉。「神戸・みたいな・ 大都会・は・ どこ・に・ 何・が・ ある・やら・ よー・ わから・へん。」◆形容動詞の終止形と同じように、「みたいや」の他に、「みたいだ」「みたいです」「みたいだす」の形もある。①②⇒ようや〕

みため【見た目】《名詞》 ①外観から受ける、そのものについての印象。外から見た様子や、人目につきやすいところ。「この・ おもちゃ・は・ みため・は・ えー・けど・ じっきに・ めげ・ても・た。」②身なりや容姿などの様子。また、それによって人に与える印象。「受付係・は・ みため・の・ 良()ー・ 人・や。」〔⇒みかけ【見掛け】、みてくれ【見てくれ】⇒みて【見て】、うわべ【上辺】、ひょうめん【表面】⇒ふうさい【風采】

みち【道】《名詞》 ①主に地表にあって、ある地点とある地点を結んで、人や車が通るようにしたところ。「みち・で・ 遊ん・だら・ 危ない・よ。」②歩いている途中。進んでいる途中。「ここ・まで・ 来る・ みち・で・ 考え・とっ・てん。」③あるところまでの距離。「学校・まで・の・ みち・は・ 遠い。」④どのような手段や方法をとればよいかという見通し。「何・ぞ・ 良()ー・ みち・を・ 考え・なんだら・ 勝た・れ・へん。」「使い・みち」⑤専門の分野。「医者・の・ みち・に・ 進む。」⇒どうろ【道路】⇒みちみち【道々】

みち【満ち】《名詞》 海面が周期的に沖の方から海岸へ寄せてきて、海面が高くなること。また、そのようになっている状況。「みち・に・ なっ・たら・ 海・の・ 水・が・ 反対・に・ 流れる。」■対語=「ひき【引き】」〔⇒にち(満ち)、みちしお【満ち潮】、にちしお(満ち潮)

みちあんない【道案内】《名詞、動詞する》 ①目的地や道順を教えるために、同行すること。「みちあんない・まで・ し・てもろ・て・ すま・ん・ こと・でし・た。」②目的地や道順を教えること。目的地や道順を教えるための図や言葉。また、そのような内容を書き記した標識など。「駅前・に・ みちあんない・の・ 看板・が・ ある・やろ。」

みちくさ〔みちぐさ〕【道草】《名詞、動詞する》 ①目的地までの途中で、他の場所に立ち寄って、時間を費やすこと。「みちくさし・て・ れんげ・の・ 花・を・ 摘ん・でき・た。」②途中で、他のことに時間を費やすこと。「別・の・ 仕事・を・ し・た・ん・は・ 3年・ほど・の・ みちくさ・やっ・た。」〔⇒よりみち【寄り道】

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2017年10月18日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (536)    (通算2534回)

日常生活語 「み」④

 

みしる(毟る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①草や糸や髪の毛などを、何本か一緒につまんで引き抜いたり切ったりする。「庭・の・ 草・を・ みしる。」②一かたまりや一続きになっているものを、手で細かく分ける。「パン・を・ みしっ・て・ 食べる。」③つながった状態であったものを、力を入れて切り離す。「切符・を・ みしっ・て・ 半券・を・ 返す。」④他の人のものを奪い取る。「ひったくり・に・ カバン・を・ みしら・れ・た。」⑤作物などを、枝や茎などからもぎ取る。「畑・で・ 三度豆・を・ みしる。」〔⇒むしる【毟る】①②③④⇒むしきる【毟し切る】、みしきる(毟し切る)②③⑤⇒ちぎる【千切る】

ミシン〔みしん〕【英語=sewing-machineから】《名詞》 布などを縫い合わせたり刺繍を施したりするのに使う機械。「夜なび・に・ みしん・を・ 踏む。」

みす【見す】《動詞・サ行五段活用》 ①人に示して、目に入るようにする。人の見るがままに任せる。「私・のん・は・ みし・たら・へん。」②医者の診察を受ける。「病院・の・ 先生・に・ みし・た。」〔⇒みせる【見せる】、めす(見す)

みず【水】《名詞》 海・川・雨・雪などとして自然の中に存在する、本来は味や匂いがなく、透き通っている、生物の存在に不可欠な冷たい液体。「汗・ かい・て・ みず・が・ 飲み・とー・ なっ・た。」■対語=「ゆ【湯】」

みずあめ【水飴】《名詞》 澱粉に麦芽酵素を加えて作った、柔らかく粘り気がある飴。「小学校・の・ 時・ 理科・で・ みずあめ・を・ 作った。」

みずいろ【水色】《名詞》 晴れた大空や、澄んだ水のような色。薄い青色。「沖縄・の・ 海・は・ ほんまに・ みずいろ・やっ・た。」◆「そらいろ【空色】」と同じように使うことがあるが、しいて言えば、「そらいろ」よりもやや薄い色と考えてよかろう。〔⇒そらいろ【空色】

みずうみ【湖】《名詞》 陸地内に淡水がたまったところで、池よりも大きくて深いところ。「東条湖・は・ 人工・の・ みずうみ・や・ねん。」

みずかき【水掻き】《名詞》 遊泳などに役立たせるために、水鳥や蛙などが持っている、足の指と指との間にある薄い膜。「あひる・の・ みずかき」

みずかさ【水嵩】《名詞》 川や池などの水の量。とりわけ、堤防などに迫る水面の高さ。「雨・が・ 降っ・て・ 川・の・ みずかさ・が・ 増え・た。」

みすぎ【見過ぎ】《形容動詞や()》 テレビや漫画などを見ることが多くて、問題がある様子。「おかしな・ 真似・を・ し・て・ あんた・は・ テレビ・の・ みすぎや・なー。」

みずぎ【水着】《名詞》 泳ぐときに身につける衣類。「昔・は・ みずぎ・や・なんか・ あら・へん・さかい・ みんな・ ふんどし・やっ・た。」

みずくさ【水草】《名詞》 淡水の水中または水辺にはえる草。「溝・の・ みずくさ・に・ 花・が・ 咲い・た。」

みずくさい【水臭い】《形容詞》 ①水っぽくて味が乏しい。味がついていないようで良くない。「みずくさい・ 汁・の・ うどん」②親しい間柄であるのに他人行儀である。相手の立場に立ってものを考えるようなことがない。人情味に欠けて、よそよそしい。「人・が・ 困っ・とっ・ても・ 知ら・ん・ 顔・を・ し・とる・よーな・ みずくさい・ 人・や。」⇒うすい【薄い】、もみない、あじない【味ない】、あまい【甘い】⇒はくじょう【薄情】

みずぐすり【水薬】《名詞》 液体になっている薬。「みずぐすり・は・ 苦い・の・は・ 飲みにくい・なー。」■対語=「こぐすり【粉薬】」「こなぐすり【粉薬】」

みずぐるま【水車】《名詞》 流れる水や落ちる水によって、羽根のついた車を回して、動力を得るしくみ。「溝・に・ みずぐるま・が・ ある。」◆「すいしゃ【水車】」と言うこともある。

みずけ【水気】《名詞》 ①食べ物などの中に含まれている水分の量。「みずけ・の・ 多い・ 西瓜・や・なー。」②水や飲用物などの液体。「のど・が・ 乾いた・さかい・ みずけ・が・ 欲しー。」〔⇒すいぶん【水分】⇒しるけ【汁気】

みずしごと【水仕事】《名詞、動詞する》 ①職業上しなければならない、水を使った仕事。「冬・の・ みずしごと・は・ 辛い・なー。」②炊事や洗濯などの、水を使ってする家事。「みずしごと・が・ 済ん・で・ テレビ・を・ 見る。」

みずしぶき【水飛沫】《名詞》 水が風に吹かれたりものに当たったりして、細かく飛び散ったもの。「滝・の・ みずしぶき・が・ 涼しー・て・ 気持ち・が・ えー。」〔⇒しぶき【飛沫】

みずたま【水玉】《名詞》 ①丸い水滴となったもの。また、そのようになって飛び散るもの。「軒・から・ みずたま・が・ 落ち・てくる。」②洋服地などで、小さい円を散らしたような模様。「みずたま・の・ ネクタイ・を・ しめる。」

みずたまり【水溜まり】《名詞》 道路や広場などの窪みで、雨水などが集まっているところ。「下駄・ 履い・て・ みずたまり・を・ 歩く。」

みずでっぽう〔みずでっぽー〕【水鉄砲】《名詞》 筒の先の小さな穴から水を押し出すようにして飛ばす玩具。「行水し・ながら・ みずでっぽー・で・ 遊ぶ。」

みすてる【見捨てる】《動詞・タ行下一段活用》 きちんとした人間関係を保つべき人であるのに、相手にしなくなる。相手の困った様子を目にしながら、援助や応援などをしない。「親父・に・ みすて・られ・た。」「阪神・は・ 弱(よお)ー・ なっ・たら・ ファン・に・ みすてら・れる・ぞ。」

みずな【水菜】《名詞》 煮物や漬け物などに使う、葉の切れ目が細かくなっている野菜。「しゃきしゃきの・ みずな・を・ サラダ・に・ 入れる。」

みずはけ【水捌け】《名詞》 雨水や流した水などの流れ具合。あるいは、水のしみ込む具合。また、その程度。「みずはけ・の・ えー・ 運動場」

みずひき【水引】《名詞》 贈り物などの包みに結ぶときに使う、こよりを糊で固めて金銀・紅白・黒白などの色に染め分けたもの。「お供え・に・ みずひき・を・ かける。」

みずびたし【水浸し】《名詞、形容動詞や()》 地面の上に水がいっぱい溜まること。ものが水の中にすっかり浸かること。「こないだ・の・ 台風・で・ この・ 辺り・は・ みずびたし・に・ なっ・た。」

みずぶくれ【水膨れ】《名詞》 皮膚の一部に水がたまって膨れること。また、膨れたもの。「火傷・を・ し・て・ みずぶくれ・が・ でき・た。」

みずまくら【水枕】《名詞》 発熱しているときなどに、頭などを冷やすために、中に氷や水を入れて使う、ゴムなどでできている枕。「熱・が・ ある・さかい・ みずまくら・で・ 頭・を・ 冷やす。」◆氷を入れた場合は「こおりまくら【氷枕】」と言うことがある。

みずむし【水虫】《名詞》 手足の指の間がただれて水ぶくれなどができて、痒くなる皮膚の病気。「みずむし・で・ 足・が・ 臭い。」

みずや【水屋】《名詞》 食器や食べ物を入れておく戸棚。「みずや・に・ 蝿(はい)・が・ 入ら・ん・よーに・ する。」〔⇒みんじゃ(水屋)

みずをまわす【水を回す】《動詞・サ行五段活用》 液体を水で薄める。「ウイスキー・が・ 強い・さかい・ みずをまーし・て・ 飲む。」〔⇒もどす【戻す】

みせ【店】《名詞》 商品を売るところや、飲食をさせるところ。「駅前・に・は・ みせ・が・ ぎょーさん・ ある。」「大けな・ スーパー・が・ でけ・て・ こまい・ みせ・が・ つぶれ・た。」「うどん・の・ みせ」◆特に、野菜(や食料品)などを売る店。「みせ・や・けど・ 魚・も・ 売っ・とる。」〔⇒みせや【店屋】

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2017年10月17日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (535)    (通算2533回)

日常生活語 「み」③

 

みぎて【右手】《名詞》 ①右側にある手。「みぎて・で・ ボール・を・ 投げる。」「みぎて・で・ ハンドル・を・ 握る。」②左の手よりも右の手がよく利くこと。また、そのような人。「あんた・は・ ぎっちょ・やのー・て・ みぎて・や・な。」③ある場所で、ある方向を向いていることを基準にして、右の方向。「駅・の・ みぎて・に・ バス・の・ 乗り場・が・ ある。」「駅前・の・ みぎて・に・ パン屋・が・ ある。」■対語=「ひだりて【左手】」

みぎひだり【右左】《名詞》 北に向いたとき、東に当たる方と西に当たる方。まわり。「駅・の・ みぎひだり・ 両方・に・ 踏切・が・ ある。」「みんな・の・ 前・で・ みぎひだり・ 反対・に・ し・て・ 体操・を・ する。」〔⇒さゆう【左右】

みくだす【見下す】《動詞・サ行五段活用》 相手を劣っていると考えて、あなどる。「相手・を・ みくだし・て・ 気・を・ 緩め・たら・ 負ける・ぞ。」■対語=「みあげる【見上げる】」〔⇒みさげる【見下げる】、みおろす【見下ろす】

みくらべる【見比べる】《動詞・バ行下一段活用》 いくつかのものを見て、その違いなどを比較する。「ふたつ・を・ みくらべ・て・ 丈夫な・ 方・を・ 買()ー・た。」■名詞化=みくらべ【見比べ】

みぐるしい〔みぐるしー〕【見苦しい】《形容詞》 見た感じが良くないので、他人に対して恥ずかしいという気持ちが生じる状態である。見ている方が不愉快になるほどである。「言わ・れ・て・ 言ー返す・の・は・ みぐるしー。」〔⇒みっともない、みとみない【見とみない】、みにくい【醜い】

みけ【三毛】《名詞》 白・黒・茶色の毛の混じった猫。「さっと・ 逃げ・た・けど・ みけやっ・た・よーな・ 気・が・ する。」〔⇒みけねこ【三毛猫】

みけねこ【三毛猫】《名詞》 白・黒・茶色の毛の混じった猫。「みけねこ・が・ 日向ぼっこ・を・ し・とる。」〔⇒みけ【三毛】

みけん【眉間】《名詞》 額の真ん中の、眉と眉との間の部分。「みけん・に・ 皺・を・ 寄せ・て・ にらん・どる。」〔⇒めけん(眉間)

みこ【巫女、神子】《名詞》 神事に奉仕をして、神主などの手助けをする未婚の女性。「宮はん・の・ みこさん・が・ 酒・を・ つい・でくれ・た。」

みこし【御輿】《名詞》 中にご神体が納められているとして、神社の祭りのときにかつぐもの。「秋・の・ 祭り・に・は・ みこし・も・ 出る。」

みごたえ【見応え】《名詞》 見るだけの価値があること。見て満足すること。「今度・の・ 映画・は・ みごたえ・が・ あっ・た。」

みごと【見事】《形容動詞や()》 ①手際や成果などが立派で優れている様子。「みごとな・ 菊・です・ね。」「みごとな・ 成績・を・ とる。」②完全である様子。すっかりそのようである様子。「みごとに・ 負け・まし・た。」

みこみ【見込み】《名詞》 将来についての可能性や見通しなど。「何とか・ 明日・まで・に・ 出来上がる・ みこみ・が・ つい・た。」「来年・の・ 3月・に・ 開店する・ みこみ・や。」〔⇒めど【目処】

みごろ【見頃】《名詞》 見るのにちょうどよい時期。「明石公園・の・ 桜・は・ 今・が・ みごろ・や・そーや。」

みごろし【見殺し】《名詞、動詞する》 困り苦しんでいる人を見ていながら、助けようとしないこと。また、助けられないこと。「友だち・が・ 困っ・とる・の・を・ みごろし・に・は・ でけ・へん。」

みさげる【見下げる】《動詞・ガ行下一段活用》 相手を劣っていると考えて、あなどる。「人・を・ みさげ・やがっ・て、覚え・とけ・よ。」■対語=「みあげる【見上げる】」〔⇒みくだす【見下す】、みおろす【見下ろす】

みしかい(短い)】《形容詞》 ①ものの一方の端から他の端までの隔たりが小さい。「みしかい・ 鉛筆・や・さかい・ 書きにくい。」②ある時から他の時までの隔たりが小さい。「いつも・と・ 違(ちご)・て・ みしかい・ 話・やっ・た。」■対語=「ながい【長い】」〔⇒みじかい【短い】

みじかい【短い】《形容詞》 ①ものの一方の端から他の端までの隔たりが小さい。「みじかい・ 方・の・ 列・に・ 並ぶ。」②ある時から他の時までの隔たりが小さい。「試験・の・ 時間・が・ みじこー・て・ 答え・が・ 書け・なんだ。」■対語=「ながい【長い】」〔⇒みしかい(短い)

みしかいめ(短いめ)】《名詞、形容動詞や》 ものの長さや時間が、少し短いこと。比較的短いと思われること。「木ー・の・ 枝・を・ みしかいめ・に・ 切る。」■対語=「ながいめ【長いめ】」「ながめ【長め】」〔⇒みじかいめ【短いめ】、みじかめ【短め】、みしかめ(短め)

みじかいめ【短いめ】《名詞、形容動詞や》 ものの長さや時間が、少し短いこと。比較的短いと思われること。「挨拶・は・ みじかいめ・が・ 有り難い。」■対語=「ながいめ【長いめ】」「ながめ【長め】」〔⇒みしかいめ(短いめ)、みじかめ【短め】、みしかめ(短め)

みしかめ(短め)】《名詞、形容動詞や》 ものの長さや時間が、少し短いこと。比較的短いと思われること。「話・は・ みしかめに・ 頼み・ます。」■対語=「ながいめ【長いめ】」「ながめ【長め】」〔⇒みじかいめ【短いめ】、みしかいめ(短いめ)、みじかめ【短め】

みじかめ【短め】《名詞、形容動詞や》 ものの長さや時間が、少し短いこと。比較的短いと思われること。「みじかめ・の・ ズボン・を・ はく。」■対語=「ながいめ【長いめ】」「ながめ【長め】」〔⇒みじかいめ【短いめ】、みしかいめ(短いめ)、みしかめ(短め)

みしきる(毟し切る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①草や糸や髪の毛などを、何本か一緒につまんで引き抜いたり切ったりする。「ほどける・ 糸・を・ みしきる。」②一かたまりや一続きになっているものを、手で細かく分ける。「するめ・は・ 硬い・さかい・ みしきら・れ・へん。」③つながった状態であったものを、力を入れて切り離す。「自転車・の・ チェーン・を・ みしきっ・て・ 盗ま・れ・た。」④他の人のものを奪い取る。「高い・ 寄付・を・ みしきら・れ・た。」〔⇒むしる【毟る】、みしる(毟る)、むしきる【毟し切る】②③⇒ちぎる【千切る】

みしたる【見したる】《動詞・ラ行五段活用》 他の人に見せてやる。「ちょっと・ 友だち・に・ みしたっ・てくれ・へん・か。」◆「みせたる」は、動詞「みせる【見せる】」に助動詞「たる」が接続したものと見ることができる。けれども、「みしたる」は動詞部分を切り離して独立させることが難しい(すなわち、「みしる」や「みす」という動詞はない)ので、「みしたる」を一語と考える。

みしっと《副詞》 木、板、骨組みなどがきしむ様子。また、その音。さらに、それによって瞬間的に砕けたり、つぶれたりする様子。「はしご・が・ みしっと・ 言()ー・て・ 気持ち・が・ 悪い。」〔⇒めきっと、めりっと〕

みしみし《副詞と、動詞する》 木、板、骨組みなどが続けてきしむ様子。また、その音。さらに、それによって瞬間的に砕けたり、つぶれたりする様子。「地震・で・ 天井・が・ みしみしする。」〔⇒めきめき、めりめり〕

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2017年10月16日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (534)    (通算2532回)

日常生活語 「み」②

 

みおくる【見送る】《動詞・ラ行五段活用》 ①気持ちを込めて出かけるを送り出す。惜しむ気持ちをもって、別れたり去ったりする人やものを、視界から去るまで目で追う。「退職する・ 人・を・ 会社・の・ 玄関・で・ 見送る。」「目・の・ 前・を・ 通っ・た・ 電車・が・ 見え・ん・よーに・ なる・まで・ みおくっ・た。」②肉親や世話をした人が亡くなる。また、亡くなる人の最期まで世話をして見届ける。葬式で出棺に立ち会う。「父・を・ みおくっ・て・から・ 母・は・ 15年・ 生き・た。」③計画していたことを行わないで先に延ばす。または、行わないことにする。「不景気や・さかい・ 今年・の・ 忘年会・は・ みおくる・ こと・に・ する。」「準備・が・ 間・に・ 合わ・へん・さかい・ 同窓会・は・ 来年・に・ みおくり・や。」■名詞化=みおくり【見送り】

みおさめ【見納め】《名詞》 それを見ることがこれで最後になって、二度と見ることができないこと。「阪神・の・ 優勝・も・ 今年・で・ 見おさめ・かも・しれ・へん。」「月食・は・ 何年・か・ 先・まで・ もー・ みおさめ・や。」

みおと【夫婦】《名詞》 結婚している、一組の男の人と女の人。「みおと・に・ なっ・て・ もー・ 20年・に・ なる。」〔⇒みょうと【夫婦】、ふうふ【夫婦】

みおとす【見落とす】《動詞・サ行五段活用》 実際には見たのに、それを意識して見ることができなくて過ぎる。「検査し・た・のに・ 不良品・を・ みおとし・た。」■名詞化=みおとし【見落とし】

みおとり【見劣り】《名詞、動詞する》 見かけなどが立派でないこと。見比べてみると、引けをとる感じがすること。「へたくそ・で・ みおとり・の・ する・ 字ー・や。」■対語=「みばえ【見映え】」

みおぼえ【見覚え】《名詞》 以前に見て、覚えていること。以前に見た記憶があること。「久しぶり・の・ 同窓会・で・ みおぼえ・の・ ある・ 顔・に・ 出会っ・た。」

みおろす【見下ろす】《動詞・サ行五段活用》 ①上の位置から下の方を見る。「六甲山・から・ 神戸・の・ 街・を・ みおろす。」②上の方から下の方へ視線をしだいに動かして、一つのものを見る。「頭・の・ 先・から・ 足元・まで・を・ みおろす。」③相手を劣っていると考えて、あなどる。「あいつ・の・ 力・は・ まだ・ みおろし・とい・ても・ かま・へん。」■対語=「みあげる【見上げる】」⇒みくだす【見下す】、みさげる【見下げる】

みがいる【身が入る】《動詞・ラ行五段活用》 物事に一生懸命になる。集中して力を注ぐようになる。「みがいら・ん・ 勉強し・とっ・たら・ 試験・に・ 落ちる・ぞ。」「テレビ・ 見・ながら・ 勉強し・たら・ みーがいら・へん・やろ。」◆どちらかというと、他者の様子を表すときに使う。◆「みがはいる【身が入る】」とも言う。■他動詞は「み()いれる【身()入れる】」

みがく【磨く】《動詞・カ行五段活用》 何かでこすって、滑らかにしたり艶を出したりする。「廊下・を・ ワックス・で・ みがく。」「泥・の・ つい・た・ 靴・を・ みがく。」■名詞化=みがき【磨き】

みかけ【見掛け】《名詞》 ①外観から受ける、そのものについての印象。外から見た様子や、人目につきやすいところ。「みかけ・は・ えー・けど・ じっきに・ つぶれ・てまう・ 玩具」②身なりや容姿などの様子。また、それによって人に与える印象。「みかけ・の・ 良()ー・ 人・は・ とくや・なー。」〔⇒みため【見た目】、みてくれ【見てくれ】⇒みて【見て】、うわべ【上辺】、ひょうめん【表面】⇒ふうさい【風采】

みかけだおし【見掛け倒し】《名詞、形容動詞や()》 外見はよいが、中味が伴わないこと。外見が立派で、実際には役に立たないこと。「箱・だけ・ きれーで・ みかけだおし・の・ お菓子」「選挙・の・ 時・は・ 良()ー・ こと・を・ 言()ー・た・けど・ みかけだおしやっ・た・なー。」

みかける【見掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①ちらっと見る。意識しないで、偶然に目にする。「電車・の・ 中・で・ 友だち・を・ みかけ・た。」②それを見た経験や記憶がある。「いつも・ よー・ みかける・ 人・が・ 今日・は・ おら・なんだ。」

みかさ【三笠】《名詞》 小麦粉、卵、砂糖などを原料とした円盤状のカステラ風の生地2枚の間に、小豆でできた餡を挟んだもの。「みかさ・は・ あっちこっち・の・ 店・で・ 売っ・とる。」◆商品化されたものを「みかさ【三笠】」と呼び、家庭で作るものを「どらやき」と呼ぶ傾向もある。〔⇒どらやき【銅鑼焼き】

みかた【見方】《名詞》 ①ものを見る具体的な方法。どのように見たら理解などが行き届くかという方法。「地図・の・ みかた・を・ 教え・てもらう。」②それぞれの人がものを考えたり感じ取ったりする方法。また、その考え方や感じ取り方。「もの・の・ みかた・は・ 人・に・よっ・て・ 違う。」

みかた【味方】《名詞、動詞する》 ①戦争や競争・試合などで、自分が属している方の仲間。同じ敵に立ち向かうときの仲間。「みかた・は・ 3人・しか・ おら・なんだ。」②親愛感を持ち、支援や支持をしたいと思っている相手。「私・は・ いつ・でも・ あんた・の・ みかた・や・ぜ。」③仲間として支持をしたり力を貸したりすること。「知っ・とる・ 人・に・ みかたし・た。」■対語=①②「てき【敵】」

みかづき【三日月】《名詞》 陰暦の毎月3日頃に出る、弓形の細い月。また、そのような形。「今日・の・ お月さん・は・ みかづき・や。」「みかづき・みたいな・ 恰好・の・ お菓子」

みがって【身勝手】《名詞、形容動詞や()》 他人を顧みることなく、自分さえよければよいとして、わがままに行動すること。自分に都合のよいようにすること。利己心が強いこと。「慶一・みたいな・ みがってな・ やつ・と・は・ いっしょに・ 仕事・を・ し・とー・ない。」「みがって・が・ 過ぎる・ぞ。」〔⇒じぶんかって【自分勝手】

みがる【身軽】《形容動詞や()》 ①体が軽く動く様子。身のこなしが軽い様子。「みがるに・ 溝・を・ 飛び越える。」②服装など身につけているものが簡単である様子。重い持ち物などを持たない様子。「みがるな・ 服装・で・ 集まっ・てください。」③足手まといがない様子。責任や義務などがなく、身軽に行動できる様子。「息子・が・ 就職し・て・ 家・を・ 出・た・さかい・ みがるに・ なっ・た。」

みがわり【身代わり】《名詞》 他の人の代わりになること。また、そのようになった人。「あんな・ 人・の・ みがわり・に・は・ なり・とー・ない・わ。」

みかん【蜜柑】《名詞》 夏に白い花を咲かせ、秋の終わりに甘みや酸味のある黄橙色の実をつける木。また、その実。「炬燵・に・ 入っ・て・ みかん・を・ 食べ・て・ テレビ・を・ 見る。」

みかんばこ【蜜柑箱】《名詞》 蜜柑を入れるための、木でできた頑丈な箱。「小()まい・ 時・は・ 机・が・ なかっ・た・さかい・ みかんばこ・で・ 勉強し・た・ん・や。」◆現在では、段ボールでできた箱のことをも言う。

みき【幹】《名詞》 草や木の主軸として、太く大きく成長した部分。「松・の・ みき・から・ 皮・が・ ぼろぼろ・ 落ちる。」■対語=「えだ【枝】」

みぎ【右】《名詞》 北に向いたとき、東にあたる側。「道・は・ みぎ・を・ 歩け。」「みぎ・の・ 手ー・で・ お茶碗・を・ 持つ。」■対語=「ひだり【左】」

みぎからひだりへ【右から左へ】《副詞》 入ったお金などが、自分のところに留まらず、すぐに出ていく様子。「給料・ もろ・ても・ じっきに・ みぎからひだりへ・ のーなり・よる。」

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2017年10月15日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (533)    (通算2531回)

日常生活語 「み」①

 

み〔みー〕【実】《名詞》 ①花が終わったあとにできる、中に種を包んでいるもの。「柿・の・ みー・を・ 取っ・て・ 食べる。」「えんど豆・の・ みー」②味噌汁や吸い物などの中に入れる野菜・海藻・豆腐・肉などのもの。「若布・を・ みー・に・ する。」

み〔みー〕【身】《名詞》 ①生きている一人の人や一頭の動物の全体。人や動物の頭から足の先までの全体。「地震・の・ とき・は・ みー・の・ 安全・が・ 第一・や。」②人や動物の体の皮膚の下にあるもの。「怪我し・て・ みー・が・ 割れ・とる。」③社会の中で生きる、その人の立場。「人・の・ みー・に・も・ なっ・てみー。」④人に備わる能力など。「練習し・たら・ みー・に・ つく。」⑤食用にする、動物や魚の骨を包んでいる柔らかい部分。「魚・の・ みー・と・ 骨・を・ 分ける。」⑥蓋のある入れ物の、ものを入れる方。「みー・が・ 深い・ 入れ物」⇒からだ【体】、かだら()②⑤⇒にく【肉】

み〔みー〕【箕】《名詞》 竹などでできていて、穀物を入れて、上下に振り動かして、塵や殻を取り除く道具。「野菜・を・ みー・に・ 入れ・て・ 持っ・て・ 帰る。」◆穀物などを入れてしばらく保存するときにも使う。

み〔みー〕【巳】《名詞》 蛇を表しており、子()から始まる十二支の6番目。「昭和40年・の・ みー・の・ 年・の・ 生まれ・や。」〔⇒へび【蛇】

【三】《名詞》 数を1音節で言うときの「三」を表す言葉。◆1から10までを「ひ」「ふ」「み」「よ」「い」「む」「な」「や」「こ」「と」と言う。熟語としては「み隅(すみ)」「み月」「み色」など。〔⇒さん【三】、みっつ【三つ】

《接尾語》[形容詞の語幹に付く] そのような感じ、様子、状態であるということを表す言葉。また、そのような場所や位置も表す。「孫・が・ 大きなる・の・が・ 楽しみ・です。」「株・なんか・に・ 手ー・ 出し・て・ 深み・に・ はまっ・たら・ あか・ん・よ。」「面白み・の・ ない・ 試合・やっ・た。」

【三】《接頭語》 (後ろの名詞にかかっていく言葉で)3を表す言葉。「み色・の・ 素麺」

みあい【見合い】《名詞、動詞する》 結婚相手にしようとする人を知るために、紹介者などの仲立ちによって本人同士が会うこと。「このごろ・は・ みあいする・ 人・は・ 少(すけ)のー・ なっ・た。」〔⇒みやい(見合い)

みあう【見合う】《動詞・ワア行五段活用》 ①向かい合って互いに相手を見る。「2人・の・ 相撲取り・が・ じっと・ みおー・て・から・ 立ち上がっ・た。」②両方の釣り合いがとれている。「貰()ろ・た・ もん・に・ みあう・ もん・を・ 返す。」■名詞化=みあい【見合い】〔⇒みやう(見合う)

みあげ【身上げ】《名詞、動詞する》 少し大きめの衣服を縫い上げて、それを小ぶりに調整すること。また、そのようにしたもの。「ちょっと・ 服・が・ 大きー・さかい・ みあげし・て・ 着せる。」〔⇒みやげ(身上げ)

みあげる【見上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①下の位置から上の方を見る。「飛行機・の・ 音・が・ し・た・ので・ 空・を・ みあげ・た。」「みあげる・よーな・ 背ー・の・ 人」②下の方から上の方へ視線をしだいに動かして、一つのものを見る。「大男・を・ みあげる。」③相手を優れていると考えて、称えたり敬ったりする。「何・でも・ できる・ みたげ・た・ 人・や。」■対語=「みおろす【見下ろす】」、②「みくだす【見下す】」「みさげる【見下げる】」

みあたる【見当たる】《動詞・ラ行五段活用》 探していたものが見つかる。「なおし〔=納め〕・た・ とこ・を・ 探し・た・けど・ みあたら・なんだ。」「誰・に・ 頼ま・れ・た・か・ 忘れ・ても・た・んで・ 聞ー・た・けど・ 頼ん・だ・ 人・が・ みあたら・なんだ。」

みい(みー)【三】《名詞(数詞) 数を2音節で数えていくときの「さん【三】」を表す言葉。◆1から10までを「ひい【一】」「ふう【二】」「みい【三】」「よお【四】」「いつ【五】」「むう【六】」「なな【七】」「やあ【八】」「ここ【九】」「とお【十】」と言う。ただし、単独で「みい【三】」と言うことはない。〔⇒さん【三】、みっつ【三つ】

みい【見い】《補助動詞の命令形のような使い方》 ⇒てみい〔てみー〕【て見い】《補助動詞の命令形のような使い方》を参照

みいり【実入り】《名詞》 ①金銭上の利益。また、それを得ること。「しんどい・ 仕事・の・ 割り・に・は・ みいり・は・ よー・ない・ねん。」②穀物などの熟し方や実り方。「今年・の・ 米・は・ みいり・が・ えー・みたいや。」⇒もうけ【儲け】

みうしなう【見失う】《動詞・ワア行五段活用》 それまで見えていたものの行方などがわからなくなる。「泥棒・を・ 追わえ・ていっ・た・ん・や・けど・ みうしなっ・ても・た。」

みうち【身内】《名詞》 親子兄弟などの血縁関係や、結婚などによってつながりのある関係。また、そのような人。血族と姻族。「誰・か・ みうち・の・ 人・に・ 来・てもー・てください。」「隣・の・ 家・は・ みうち・に・ 不幸・が・ あっ・た・みたいや。」〔⇒いっけ【一家】、いっとう【一統】、しんるい【親類】、しんせき【親類】

みえ【見栄】《名詞》 人の目を気にして、よく見えるように、うわべを飾ろうとする気持ち。外見から受ける印象を良くする行い。「人・に・は・ みえ・が・ ある・さかい・ 無理して・ 買う・ こと・も・ あり・まっ・しゃろ。」

みえはる【見栄張る】《動詞・ラ行五段活用》 人の目によく見えるように、うわべを飾る。外見から受ける印象を良くする。「みえはっ・て・ 高い・ もの・を・ 食べる。」「みえはっ・ても・ じっきに・ 地ー・が・ 出・てまい・まっ・せ。」■名詞化=みえはり【見栄張り】

みえみえ【見え見え】《形容動詞や()》 隠そうとしたり、事実と違うことを述べようとしたりしていることが見え透いている様子。相手や第三者の意図や内容が明白である様子。「みえみえの・ 話・は・ せ・ん・ 方・が・ 良()ー。」「あいつ・の・ 話・は・ 嘘・が・ みえみえや。」〔⇒めえめえ(見え見え)

みえる【見える】《動詞・ア行下一段活用》 ①自然と目で感じ取ることができる。「家・から・ 海・が・ 見える。」②他の人の目に入るようになってしまう。「下着・が・ みえ・ん・よーに・ ちゃんと・ 服・を・ 着・なはれ。」③見ることができる。「眼鏡・を・ 変え・たら・ みえる・よーに・ なっ・た。」〔⇒めえる(見える)⇒めにはいる【目に入る】、めにかかる【目に掛かる】

みおくり【見送り】《名詞、動詞する》 ①気持ちを込めて出かけるを送り出すこと。人を惜しむ気持ちをもって、別れたり去ったりする人を視界から去るまで目で追うこと。「海外・に・ 出張する・ 人・の・ みおくり・に・ 行っ・た。」②葬式で出棺に立ち会うこと。「葬式・で・ 出棺・の・ みおくりし・た。」③計画していたことを行わないで先に延ばすこと。または、行わないこと。「今年・は・ 値上げ・を・ みおくる。」

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2017年10月14日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (532)    (通算2530回)

日常生活語 「ま」⑱

 

まんだらもよう〔まんだらもよー〕(斑模様)】《形容動詞や()》 ①違う色が、ところどころに混じっている様子。「ところどころ・ 紅葉・に・ なっ・て・ 山・が・ まんだらもよーに・ なっ・とる。」②全体が一様に整っていない様子。「風・の・ ある・ とこ・と・ ない・ とこ・が・ あっ・て・ 海・が・ まんだらもよーに・ なっ・とる。」〔⇒まだら【斑】、まんだら()、だんだら【段だら】、まだらもよう【斑模様】、だんだらもよう【段だら模様】

まんで《副詞》 ①完全にそのような状態であるということを表す言葉。「まんで・ 話・が・ 通じ・ひん・ねん。」②何かとよく似ているということを表す言葉。「まるで・ 夢・みたいな・ 話・や。」〔⇒まるで、まっで。⇒まったく。⇒ちょうど【丁度】

まんてん【満点】《名詞》 ①試験などで、決められた一番上の点数。また、それに達すること。「百点・まんてん・の・ 試験」②ものごとが申し分なく、文句がつけられないこと。「サービス・が・ まんてん・の・ 店」

マント〔まんと〕【フランス語=manteau】《名詞》 袖がなく、体をすっぽり包むようになっている外套。「昔・の・ 学生・は・ まんと・を・ 着・とっ・た。」

まんなか【真ん中】《名詞》 ①いろいろのものが集中しているところ。中核の役割を果たして、非常に重要なところ。「大阪・の・ まんなか・は・ 梅田・や。」②もののちょうど中央のところ。線状のもので両端から等距離にある点。円の弧のすべての位置から等距離にある点。「街・の・ まんなか・に・ 百貨店・が・ ある。」「紐・の・ まんなか・を・ 鋏・で・ 切る。」〔⇒ちゅうしん。⇒まなか【真中】

まんなり(丸なり)】《副詞》 ①分けたり残したりしないで、全部をまとめて。「5人・で・ 西瓜・を・ まんなり・ 食べ・ても・た。」②もとの状態のままで、手を加えずに。「西瓜・を・ 切ら・んと・ まんなり・で・ 持っ・てき・た。」⇒まるなり【丸なり】、まるごと【丸ごと】

まんねんひつ【万年筆】《名詞》 ペン軸の中のインクがペン先ににじみ出て、インクをつけることなく書けるようになっているペン。「入学祝い・に・ まんねんひつ・を・ 貰(もろ)た。」◆入学祝いに万年筆を贈ることは、かつてはよくある風景であったが、今では珍しくなってしまっている。〔⇒まんねんペン【万年  英語=pen

まんねんペン〔まんねんぺん〕【万年  英語=pen】《名詞》 ペン軸の中のインクがペン先ににじみ出て、インクをつけることなく書けるようになっているペン。「消え・たら・ あか・ん・さかい・ まんねんぺん・で・ 書い・てんか。」〔⇒まんねんひつ【万年筆】

まんのう〔まんのー、まんの〕【万能】《名詞》 先が分かれていなくて短く、やや幅の広い鍬。「まんのー・で・ 土・を・ 掘り返す。」〔⇒まんのうぐわ【万能鍬】

まんのうぐわ〔まんのーぐわ、まんのぐわ〕【万能鍬】《名詞》 先が分かれていなくて短く、やや幅の広い鍬。「まんのー・で・ 芋・を・ 掘る。」〔⇒まんのう【万能】

まんのみ(丸飲み)】《名詞、動詞する》 ①砕いたり噛んだりしないで、そのまま飲み込むこと。「噛ま・んと・ まんのみし・ても・た。」②他人の言ったことを深く考えないで、受け入れてしまうこと。「人・の・ 言ー・ こと・を・ まんのみし・て・ そのまま・ 信用せ・ん・ 方・が・ 良()ー。」〔⇒まるのみ【丸飲み】

まんのもん《名詞》 運や偶然によって左右される事柄。どうなるか、わからないもの。「福引き・は・ まんのもん・や・さかい・ あて・に・ し・たら・ あか・ん・よ。」「試験・は・ まんもん・や・さかい・ うまい・こと・ いく・か・ どー・か・ わから・へん。」

まんぷく【満腹】《形容動詞や()、動詞する》 たくさん食べて、腹いっぱいである様子。「ごっとー〔=ご馳走〕・を・ よーけ・ よばれ・て・ まんぷくし・た。」

まんべんなく【満遍無く】《副詞》 隅から隅まで、もれなく。すべてに行き届かせて。「チラシ・を・ まんべんなく・ 配る。」◆「まんべんのう(まんべんのー)【満遍無う】」とも言う。

まんま()】《名詞、動詞する》 ①米、麦などを炊いて主食とするもの。「まんま・の・ 粒・を・ こぼさ・ん・よーに・ 食べ・なはれ。」②生命を維持するためにものを食べること。また、その食べ物。「まんま・が・ 欲し・そーや・さかい・ ミルク・を・ 飲まし・てやっ・た。」◆幼児語。〔⇒めし【飯】、ごはん【ご飯】、まま()⇒うまうま()、うまんま()

まんまえ【真ん前】《名詞》 ①見ている人や、見ている方向の極めて近いところ。「先生・の・ まんまえ・に・ 座る。」②その時期の直前。「秋・の・ 祭り・の・ まんまえ・に・ 台風・が・ 来・た。」⇒めのまえ【目の前】

まんまく【幔幕】《名詞》 式場や会場などに張り巡らせる、紅白などの幕。「卒業式・の・ 式場・に・ 紅白・の・ まんまく・を・ 張る。」

まんまる【真ん丸、真ん円】《名詞、形容動詞(ナ・ノ) 完全に丸いこと。完全に円いこと。「団子・を・ まんまるに・ 丸める。」「今日・は・ まんまるの・ お月さん・や。」

まんまるい【真ん丸い、真ん円い】《形容詞》 完全に丸い。完全に円い。「まんまるい・ お月さん・が・ 出た。」「まんまるい・ 顔・の・ 人」〔⇒まんまるこい【真ん丸こい、真ん円こい】

まんまるこい【真ん丸こい、真ん円こい】《形容詞》 完全に丸い。完全に円い。「まんまるこい・ 顔・を・ し・た・ 人」「まんまるこい・ 鍋・の・ ふた」〔⇒まんまるい【真ん丸い、真ん円い】

まんまん【万万】《副詞》 ①そのような可能性は極めて少ないということを表す言葉。「あいつ・が・ 約束・を・ 破る・ こと・は・ まんまん・ あら・へん・と・ 思う。」②そのような可能性は極めて少ないが、もしもそうなったらということを表す言葉。万一。「明日・は・ まんまん・ 雨・が・ 降っ・たら・ 中止・に・ し・まほ・か。」

まんまんちゃん《名詞》 ①仏さんの像。「お寺・の・ まんまんちゃん・を・ 拝む。」②太陽。「朝・に・ なっ・たら・ まんまんちゃん・が・ 出る。」③月。「今夜・の・ まんまんちゃん・は・ まんまるこい。」④亡くなった人。「お盆・に・ なっ・たら・ まんまんちゃん・が・ 戻っ・てくる・ねん・で。」◆幼児語。

まんまんちゃんああん〔まんまんちゃんあーん〕《名詞、動詞する》 仏さんの像などを拝むときに、手を合わせて唱えること。◆幼児語。「まんまんちゃんあーんし・なはれ。」

まんまんなか【真ん真ん中】《名詞、形容動詞()》 完全にものの中央であるところ。「まんまんなかで・ 写真・に・ 写っ・とる。」「まんまんなか・で・ 2つ・に・ 切る。」〔⇒どまんなか【ど真ん中】

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2017年10月13日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (531)    (通算2529回)

日常生活語 「ま」⑰

 

まわす〔まーす〕【回す】《動詞・サ行五段活用》 ①そのもの全体がくるくる回転するようにする。「独楽(ごま)・を・ まーす。」②円を描くように動かす。「ハンドル・を・ まーす。」「時計・の・ 針・を・ まーす。」③周りを取り巻くようにする。「腕・を・ まーす。」④ものを順に送る。ものを次々に送る。「回覧板・を・ まーす。」④湯に水を加える。「水・を・ まーし・て・ うめる。」⑤ある液体に別のものを加える。「ウイスキー・に・ 水・を・ まーす。」■自動詞は「まわる【回る】」「まう【(回う)】」■名詞化=まわし【回し】

まわす〔まーす〕【回す】《接尾語・サ行五段活用》[動詞の連用形に付く] ①盛んに何かをする様子を表す言葉。「粘土・を・ こねまーす。」「腹・が・ 立っ・た・ので・ どつきまわし・たっ・た。」②一面や一帯に対して何かをすることを表す言葉。「周り・を・ 眺めまーす。」③次から次へと何かをすることを表す言葉。「同じ・ 文章・を・ 使いまーす。」■接尾語(名詞化)まわし【回し】

まわた〔まーた〕【真綿】《名詞》 くずの繭を引きのばして綿のようにしたもの。「まーた・を・ 入れ・て・ 綿入れ・に・ する。」

まわり〔まーり〕【回り、周り】《名詞》 ①順々にたどって行くこと。「年末・の・ 夜まーり・を・ する。」②行きわたること。「火・の・ まーり・が・ 早い。」③ものの辺り。ものの周辺。「家・の・ まーり・を・ 掃除する。」④ものの外側のふち。「荷物・の・ まーり・の・ 長さ・を・ 測る。」⑤取り巻いているもの。「まーり・の・ 家・から・ 苦情・が・ 来る。」

まわり〔まーり〕【回り】《助数詞》 まわる回数を数える言葉。「針・が・ 1まーり・ する。」◆干支の12年間を「1まわり」と表現することがある。「2まーり・ 年上・の・ 人」

まわりあわせ〔まーりあわせ〕【回り合わせ】《名詞》 意志や努力とは関係なく、うまくいったりいかなかったりする、そのようになる運命。そのようになるべき理由がないのに、おもいがけなく起こること。「まーりあわせ・が・ 良()ー・て・ くじ・に・ 当たっ・た。」〔⇒めぐりあわせ【巡り合わせ】

まわりくどい〔まーりくどい〕【回りくどい】《形容詞》 説明の仕方などが直接的でなくて、わかりにくい。余分なことが加わっていて、わかりにくい。「まーりくどー・て・ 何・を・ 言()ー・とる・ん・か・ よー・ わから・ん。」

まわりみち〔まーりみち〕【回り道】《名詞、動詞する》 遠回りの道。また、そのような道を通ること。「いつも・ 学校・から・ まーりみちし・て・ 帰っ・てくる。」

まわりもん〔まーりもん〕【回り物】《名詞》 地元でとれた野菜や魚などではなく、他の地域でとれて運ばれてきたもの。「この・ 鰯・は・ 前獲れ・や・ のー・て・ まわりもん・や。」

まわる〔まーる〕【回る】《動詞・ラ行五段活用》 ①そのもの全体がくるくる回転する。「風車(かざぐるま)・の・ 羽根・が・ まーっ・とる。」②円を描くように動く。「人工衛星が・ 地球・を・ まわる。」③周りを取り巻くようになる。「木ー・に・ 草・の・ つる・が・ まわっ・とる。」④順々にたどって行く。「隣保・の・ 家・を・ まわっ・て・ 知らす。」⑤別の所に立ち寄る。「本屋・に・ まーっ・て・から・ 帰る。」⑥全体に行きわたる。「だんだん・ 酔い・が・ まーっ・てき・た。」⑦ある時刻を過ぎる。「3時・を・ まーっ・た・ところ・や。」⑧よく動く。よく働く。「頭・が・ まーる。」「目ー・が・ くるくる・ まわる・ 人」■他動詞は「まわす【回す】」■名詞化=まわり【回り】⇒まう(回う)

まわれみぎ〔まーれみぎ〕【回れ右】《名詞、動詞する》 ①円を描くように、右回りで180度回転すること。②始めていたこと(特に、どこかへ出かけようとしていたこと)を途中で止めること。「きーれみぎし・て・ 戻っ・てき・た。」◆①に類することとして「まわれひだり【回れ左】」もあるが、使用頻度は少ない。

まん《名詞》 その人にとっての時の運。巡り合わせ。「まん・が・ 悪い・ こと・に・ 雨・が・ 降り出し・た。」「今・ 戻っ・た・ とこ・や・さかい・ ちょーど・ えー・ まん・に・ あんた・は・ 来・た・なー。」「まん・ 良()ー・ 電車・に・ 間に合()ー・た。」〔⇒ま【間】

まん【満】《名詞》 生まれたときから1年が過ぎるごとに1歳を加える、年齢の数え方。「まん・で・ 50・に・ なり・まし・てん。」◆対語=「かぞえ【数え】」「かぞえどし【数え年】」

まん【万】《名詞(数詞)》 数の単位で、千の10倍。百の100倍。十の1000倍。「1まん円」

まん【真ん】《接頭語》 純粋にそうである、間違いなくそうである、正確にちょうどそのようである、という意味を添える言葉。「まん丸・の・ りんご・を・ かじる。」「まん真ん中・に・ 落ち・た。」◆接頭語「ま()」がナ行音・マ行音に続くときには「まん」となることがある。強調するために「ま」「まっ」「まん」を重ねて使うことがあり、「真っ真ん中」のような言い方になることがある。〔⇒ま【真】、まっ【真っ】

まんいん【満員】《名詞、形容動詞や()》 ①乗り物や会場などが、人がいっぱいである様子。いっぱいになって、あふれている様子。「今朝・の・ 電車・は・ まんいんやっ・た。」②決められた人数に達すること。「500人・で・ 座席・は・ まんいん・です。」

まんえん【万円】《助数詞》 ふざけて、例えば「500円」を「500まんえん」と言うことがある。「ありがとー・ ほな・ お釣り・ 350まんえん。」

まんが【漫画】《名詞》 いろいろな物語や出来事を、簡略的に描いた絵に言葉を添えて、面白く描き表したもの。「手塚治虫・の・ まんが・は・ 次・が・ 楽しみ・やっ・た。」

まんかい【満開】《名詞》 花がすっかり開くこと。すべての花が開くこと。花盛りの状態。「明石公園・は・ 桜・が・ まんかい・や。」

まんげつ【満月】《名詞》 陰暦15日の夜の、欠けるところがなく、まん丸い月。また、そのような月が出ている夜。「まんげつ・を・ 見・ながら・ 歩い・て・ 帰っ・た。」〔⇒じゅうごや【十五夜】

まんざい【漫才】《名詞》 2人以上の芸人が滑稽な話やしぐさなどをして、かけあいで観客を楽しませる演芸。「お前ら・ 2人・の・ 話・を・ 聞い・とっ・たら・ まるで・ まんざい・みたいや・なー。」

まんざら【満更】《副詞》 そうであるとは限らないということを表す言葉。必ずしも。「あいつ・の・ 言()ー・ こと・は・ まんざら・ 嘘・でも・ ない。」◆後ろに打ち消しの言葉が伴う。

まんじゅう〔まんじゅー〕【饅頭】《名詞》 小麦粉で作り醗酵させた皮の中に、餡や肉などを入れて蒸した食べ物。「赤穂・の・ 塩味まんじゅー」〔⇒おまん【お饅()

まんせい〔まんせー〕【慢性】《名詞》 病気などで、急に悪くはならないが、治るまでに長引く性質のもの。「風邪・が・ まんせー・に・ なっ・ても・た。」

まんぞく【満足】《形容動詞や()、動詞する》 自分の思い通りになって、気に入らないことなどがない様子。申し分がなく十分に果たされている様子。「腹いっぱい・ 食べ・て・ まんぞくし・た。」「決勝戦・まで・ 行け・て・ まんぞくや。」■対語=「ふまん【不満】」

まんだら()】《形容動詞や()》 ①違う色が、ところどころに混じっている様子。「茶色・と・ 白・の・ まんだらの・ 毛ー・の・ 猫」②全体が一様に整っていない様子。「花壇・に・ 植え・とる・ 花・の・ 種類・が・ 多ー・て・ まんだらや。」〔⇒まだら【斑】だんだら【段だら】、まだらもよう【斑模様】、まんだらもよう(斑模様)、だんだらもよう【段だら模様】

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2017年10月12日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (530)    (通算2528回)

日常生活語 「ま」⑯

 

まるきり【丸きり】《副詞》 そのことを強く否定する気持ちを表す言葉。まったく問題にならない様子を表す言葉。「あれ・から・ まるきり・ 返事・が・ あら・へん。」「まるきり・ 元気・が・ のーなっ・た。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴うことが多い。〔⇒ねっから【根っから】、ねからはから【根から葉から】、まるっきり【丸っきり】、てんで、とんと、てんと、ぜんぜん【全然】

まるぐち【丸ぐち】《名詞》 まるまるすべて。「広い・ 敷地・を・ まるぐち・ 売っ・ても・とる。」

まるくび【丸首】《名詞》 シャツなどの襟が首周りに沿って、丸くくりぬいてあるもの。「まるくび・の・ セーター・や・さかい・ 涼しい・なー。」

まるこい【丸こい、円こい】《形容詞》 ①円形や球形をしている。「犬・が・ まるこー・ なっ・て・ 日向ぼっこ・を・ し・とる。」「まるこい・ 皿」②角張っていなくて、穏やかな線を持っている。「まるこい・ パン」③くるくるした感じで愛らしい。「まるこい・ 目ー・の・ 女・の・ 子」④人柄が穏やかである。「言()ー・ こと・を・ よー・ 聞い・てくれる・ まるこい・ 人・や。」〔⇒まるい【丸い、円い】

まるごと【丸ごと】《副詞》 ①分けたり残したりしないで、全部をまとめて。「林檎・の・ 皮・を・ 剥()か・ん・と・ まるごと・ かじる。」②増減したり修正したりすることなく、受け入れる様子。「人・の・ 文章・を・ まるごと・ 写し・たら・ あか・ん・やろ。」⇒まるなり【丸なり】、まんなり(丸なり)

まるた【丸太】《名詞》 切り倒して、皮を取り除いただけの木。「まるた・の・ 電信柱」〔⇒まるたんぼう【丸太ん棒】

まるだし【丸出し】《名詞、動詞する》 隠さないで、すべてをありのまま出すこと。「尻・を・ まるだし・に・ し・て・ みっともない・ やつ・や・なー。」「腹・を・ まるだし・に・ し・て・ 寝・たら・ 寝冷えする・ぞ。」「阿呆・を・ まるだし・に・ し・て・ しゃべっ・とる。」

まるたんぼう〔まるたんぼー、まるたんぼ〕【丸太ん棒】《名詞》 切り倒して、皮を取り除いただけの木。「まるたんぼ・を・ 立て・て・ 乾かし・とる。」〔⇒まるた【丸太】

まるっきり【丸っきり】《副詞》 そのことを強く否定する気持ちを表す言葉。まったく問題にならない様子を表す言葉。「この・ 問題・は・ 難しー・て・ まるっきり・ 手ー・が・ つけら・れ・へん。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴うことが多い。〔⇒ねっから【根っから】、ねからはから【根から葉から】、まるきり【丸きり】、てんで、とんと、てんと、ぜんぜん【全然】

まるつぶれ【丸潰れ】《形容動詞や()》 ①ものが全部だめになること。「台風・が・ 来・て・ 畑・の・ 野菜・が・ まるつぶれに・ なっ・た。」②信用や面目などが、すっかりなくなってしまうこと。「そんな・ こと・ し・たら・ あんた・の・ 顔・が・ まるつぶれや。」

まるで《副詞》 ①完全にそのような状態であるということを表す言葉。「まるで・ 初め・から・ 受け付け・てくれ・へん。」「まるで・ 何・も・ 覚え・とら・へん。」②何かとよく似ているということを表す言葉。「まるで・ 雪・みたいな・ 白さ・や。」〔⇒まんで、まっで。⇒まったく。⇒ちょうど【丁度】

まるなり【丸なり】《副詞》 ①分けたり残したりしないで、全部をまとめて。「一人っ子・やっ・た・さかい・ まるなり・ 遺産・を・ 貰(もろ)・た・そーや。」②もとの状態のままで、手を加えずに。「まるなり・ 大根・を・ 持っ・てき・てくれ・た・さかい・ 土・が・ いっぱい・ つい・とっ・た。」⇒まんなり(丸なり)、まるごと【丸ごと】

まるのみ【丸飲み】《名詞、動詞する》 ①砕いたり噛んだりしないで、そのまま飲み込むこと。「飴・を・ まるのみし・たら・ 喉・に・ 詰まる・ぞ。」「苦い・ 薬・を・ オブラート・に・ 包ん・で・ まるのみする。」②他人の言ったことを深く考えないで、受け入れてしまうこと。「あいつ・の・ 言ー・ こと・を・ まるのみし・たら・ えらい・ めー・に・ あう・ぞ。」〔⇒まんのみ(丸飲み)

まるはだか【丸裸】《形容動詞や()、名詞》 ①衣類などを何も身に付けていない様子。また、そのような人。「まるはだかの・ 子ー・が・ 3人・ 海・で・ 泳い・どる。」②財産などを失って、体の外には何も持っていない様子。また、そのような人。「火事・で・ まるはだかに・ なっ・ても・た。」〔⇒あかはだか【赤裸】、すっぱだか【素っ裸】、すっとんとん。⇒すっぽん、すっぽんぽん、すっぽんぽんのまるはだか【すっぽんぽんの丸裸】

まるぺけ《名詞》 ①「〇」と「×」の符号。「アンケート・に・ まるぺけ・を・ 入れる。」②答えとして、正しいことと誤っていること。良いことと悪いこと。「この・ 答え・は・ まるぺけ・の・ どっち・や・ わから・へん。」

まるぺけつける《動詞・カ行下一段活用》 正誤の判断をする。答案を採点する。「まるぺけつけ・て・ 返し・てもろ・た。」

まるまる【丸々】《副詞と、動詞する》 ふっくらと太っている様子。「まるまるし・た・ 赤ちゃん・や・なー。」

まるまる【丸々】《副詞》 欠けるところがなく、すべてである様子。すっかり全部。「持っ・とっ・た・ 金・を・ まるまる・ 使()こ・ても・た。」「まるまる・ 1週間・ かけ・て・ 仕上げ・た。」「あいつ・の・ 言ー・ こと・は・ まるまる・ 信用せ・ん・ 方・が・ 良()ー・と・ 思う。」

まるみ【丸み】《名詞》 丸い様子。丸い感じ。丸くなっている程度。「板・の・ 角・に・ まるみ・を・ つける。」

まるみえ【丸見え】《形容動詞や()》 見えないようにしておくべきものが、すっかり見えている様子。内緒にしておくべきものが、すっかりあらわになっている様子。「家・の・ 中・が・ まるみえや。」「あんた・の・ 言い・たい・ こと・は・ まるみえやっ・た。」

まるめこむ【丸め込む】《動詞・マ行五段活用》 うまいことを言って、人を自分の思い通りにする。「後輩・を・ まるめこむ。」「飯・を・ いっしょに・ 食()ー・て・ まるめこま・れ・ても・た。」

まるめる【丸める】《動詞・マ行下一段活用》 ①丸い形にする。「餅・を・ まるめる。」②髪の毛を剃る。「頭・を・ まるめ・て・ 坊さん・に・ なる。」

まるもうけ〔まるもーけ〕【丸儲け】《名詞、動詞する》 元手がかからず、入る金額のすべてが利益になること。全部、自分の利益になること。あまり努力しないで大きな利益を得ること。「坊主・ まるもーけや。」「闇・で・ まるもーけし・た・ やつ・が・ おる。」

まるもち【丸餅】《名詞》 搗いたのちに丸い形にした餅。「正月・の・ まるもち・を・ 神棚・に・ 供える。」

まるやき【丸焼き】《名詞、動詞する》 分けたりしないで、全体の形のまま焼くこと。また、その焼いたもの。「七面鳥・の・ まるやき」

まるやけ【丸焼け】《名詞、動詞する》 火事ですっかり焼けること。全焼。「まるやけ・で・ 何もかも・ 無()ーなっ・た。」

まわし〔まーし〕【回し】《名詞》 相撲をとるときに、力士や選手などが股を覆うためにつけるもの。「一人前・に・ まーし・を・ つけ・て・ 相撲・を・ とる。」〔⇒ふんどし【褌】

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2017年10月11日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (529)    (通算2527回)

日常生活語 「ま」⑮

 

まめだ【豆狸】《名詞》 小さな狸。幼い狸。◆唱え言葉として、「雨・が・ しょぼしょぼ・ 降る・ 晩・に・ まめだ・が・ 徳利・ 持っ・て・ 酒・ 買い・に。」というのがある。

まめたん【豆炭】《名詞》 炭の粉などを原料として、炭団の小さな形のようにした燃料。「まめたん・を・ いこし・て・ 行火(あんか)・に・ 入れる。」

まめでんきゅう〔まめでんきゅー〕【豆電球】《名詞》 ①理科の実験のときや懐中電灯などに使う、小さな電球。「エナメル線・で・ まめでんきゅー・を・ つなぐ。」②照明器具としての大きな電球のそばに付けられている、小さな電球。「真っ暗・は・ 困る・さかい・ まめでんきゅー・を・ 点()ける。」〔⇒まめきゅう【豆球】

まめのこ〔まめのこー〕【豆の粉】《名詞》 大豆を煎ってひいて作った、黄色い粉。「餅・を・ まめのこー・に・ まぶし・て・ 食べる。」〔⇒きなこ【黄粉】

まめまき【豆撒き】《名詞、動詞する》 節分に、「福は内、鬼は外」などと唱えながら、災いを払うために煎った豆を撒く行事。「鬼・は・ 外・ 言()ー・て・ まめまきする。」

まもなく【間もなく】《副詞》 あまり間を置かないで、それが実現することを表す言葉。「まもなく・ 電車・が・ 来る・はず・や。」「景気・は・ まもなく・ 良()ー・ なる・やろ。」

まもりさん【守りさん】《名詞》 社寺が出す、神や仏が災難から守ってくれたり、良いことを起こしてくれるという札。「交通安全・の・ まもりさん・を・ もらう。」〔⇒おまもり【お守り】、おまぼり(お守り)、まぼりさん(守りさん)、まぶりさん(守りさん)

まもる【守る】《動詞・ラ行五段活用》 ①他から害を受けないように防ぐ。「地震・から・ 家・を・ まもる。」「泥棒・に・ 入ら・れ・ん・よーに・ まもる。」②敵対する相手に負けないようにする。「点・を・ 入れ・られ・ん・よーに・ まもる。」③決められたとおりにして、それに背かないようにする。「約束・を・ きっちり・ まもる。」■名詞化=まもり【守り】■対語=②「せめる【攻める】」

まよう【迷う】《動詞・ワア行五段活用》 ①目標などがあいまいで、行く方向がわからなくなる。自分が今、どこにいるのか、わからなくなる。間違った方向に進む。「道・に・ まよ・ても・た。」②考えが決まらなくて、ぐずぐずする。心が乱れて判断ができない。「行こ・か・ 行く・まい・か・ まだ・ まよ・とる・ん・や。」

まよなか【真夜中】《名詞》 夜がいちばん更けた時間帯。「まよなか・に・ 救急車・が・ 通っ・て・ びっくりし・た。」■対語=「まっぴるま【真っ昼間】」〔⇒よなか【夜中】、しんや【深夜】

マヨネーズ〔まよねーず〕【フランス語=mayonnaise】《名詞》 卵黄・サラダ油・塩・酢などを混ぜて作った、サラダ用の調味料。「たこ焼き・に・ まよねーず・を・ 塗っ・て・ 食べる。」

まらう《動詞・ワア行五段活用》 他人に与えた損害をつぐなうために、同様の品物や、価値に見合う金額を出す。「貸し・てもろ・た・ 本・を・ 失(うし)のー・て・ 同じ・ 本・を・ 買()ー・て・ まろ・た。」〔⇒まどう、べんしょう【弁償】(する)

マラソン〔まらそん〕【英語=marathon raceから】《名詞、動詞する》 ①42.195㎞を走る陸上競技。「まらそん・は・ 日本・の・ 女子・が・ 強い・ねん。」②体を鍛えるために、長い距離を走ること。「学校・の・ まらそん大会」③まとまった距離を走ること。「寝坊し・て・ 毎朝・ 駅・まで・ まらそんし・てる・ねん。」

まり【毬】《名詞》 遊技などに使う、ゴムや皮などで作った丸いもの。「大きな・ ドッチボール・の・ まり」◆スポーツに使うものを「まり【毬】」「まる【()】」と言うことはない。〔⇒まる()、たま【玉、球】、ボール【英語=ball

まりつき【鞠つき】《名詞、動詞する》 ゴム、革、布などで作った丸いものを地面に打ちつけて遊ぶこと。「まりつきし・て・ 遊ぶ。」

まる()】《名詞》 遊技などに使う、ゴムや皮などで作った丸いもの。ゴム、革、布などで作った、遊技に使う丸いもの。「まる・が・ 坂・の・ 下・へ・ 転ん・でいっ・た。」◆スポーツに使うものを「まり【毬】」「まる【()】」と言うことはない。〔⇒まり【毬】、たま【玉、球】、ボール【英語=ball

まる【丸、円】《名詞》 ①円形または球形であるもの。「〇」の符号。「まる・の・ 中・に・ 入っ・て・ 出・たら・ 負け・や・で。」「まる・が・ 5つ・ ある。」②答えとして、正しいこと。「まる・か・ ぺけ・か・の・ 印・を・ つける。」「あんた・の・ 考え方・は・ まる・や。」③細かく分けないで、全体であるもの。「まる・の・ まま・ 食べる。」

まる《接頭語》 欠けることなく全部とか、ちょうどそれにあてまるとかの意味を添える言葉。「まる1日・ 立ちっぱなしで・ 仕事し・た。」「あれ・から・ まる2年・が・ たっ・た。」「まる飲み・を・ する。」

まるあたり【丸当たり】《形容動詞や()》 ①ものが、まともに当たる様子。「浜・から・の・ 風・が・ まるあたりや。」②すべてを引き受けなければならなくなっている様子。「全部・の・ 仕事・が・ ひとり・に・ まるあたりや。」

まるあらい【丸洗い】《名詞、動詞する》 服や布団などを、ほどいたりしないで、そのまま洗うこと。「風呂桶・の・ 中・で・ 夏・の・ ふとん・を・ まるあらいし・た。」

まるあんき【丸暗記】《名詞、動詞する》 意味や理屈などを深く考えず、中身を深く理解しないままで、その言葉や内容をそのまま覚えてしまうこと。「試験・の・ 前・に・ まるあんきし・た・けど・ じっきに・ 忘れ・ても・た。」〔⇒ぼうあんき【棒暗記】

まるい〔まーるい〕【丸い、円い】《形容詞》 ①円形や球形をしている。「まるー・ 輪・に・ なっ・て・ 座る。」「まるい・ ボール」「まるい・ お盆」②角張っていなくて、穏やかな線を持っている。「まるい・ 屋根」③くるくるした感じで愛らしい。「まるい・ 目ー・の・ お人形さん」④人柄が穏やかである。「もの・の・ 言い方・も・ まるい・さかい・ 相談・が・ しやすい。」〔⇒まるこい【丸こい、円こい】

まるがお【丸顔】《名詞》 顔が丸く見えること。また、そのような人。「おもなが・や・のー・て・ まるがお・の・ 人・やっ・た。」■対語=「おもなが【面長】」

まるかくれんぼう〔まるかくれんぼー、まるかくれんぼ〕【円隠れん坊】《名詞》 路上に円を描いて区切り、いくつかの場所の名を書いておき、鬼になった者が石を投げて、当たった場所までを往復する間に、他の者たちが隠れることをする、子どもの遊び。鬼が戻ってきた後に、見つけだされる前に、決めたところに帰ってその地点を踏めば生還したことになる。

まるがり【丸刈り】《名詞、動詞する》 男子の頭髪を短く刈ること。また、そのような頭。「野球・の・ 選手・は・ まるがり・に・ する。」〔⇒ぼうずがり【坊主刈り】

まるき【丸木】《名詞》 切り倒したままで、削ったり磨いたりしていない木。丸い形のままの木。「まるき・の・ 舟」「まるき・の・ 橋」

まるきこえ〔まるぎこえ〕【丸聞こえ】《形容動詞や()》 言っていることがすっかり周りの人に聞こえている様子。「小声・で・ 言()ー・ても・ みんな・に・ まるきこえや。」

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2017年10月10日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (528)    (通算2526回)

日常生活語 「ま」⑭

 

まぶれ(塗れ)】《接尾語》 体やものに何かがついて、それ一色になったり汚れたりしている様子を表す言葉。「塩まぶれ」「血まぶれ」〔⇒まみれ【塗れ】

まぶれる(塗れる)】《動詞・ラ行下一段活用》 汗・血・泥・ほこりなど、汚いと思われるようなものが一面につく。「塵・の・ 中・に・ まぶれ・た・さかい・ 捨て・ても・た。」〔⇒まみれる【塗れる】

まへん《助動詞》[動詞や助動詞の連用形に付く] 前にある言葉を打ち消すときに使う言葉。打ち消しの意味を、丁寧な気持ちを添えて表現する言葉。「そんな・ こと・ わかり・まへん。」「これ・から・は・ 二度と・ 行き・まへん。」「教え・てもらわ・れ・まへん」◆動詞や助動詞に接続し、形容詞や形容動詞には接続しない。〔⇒ない、へん、ひん、ん、しまへん、やへん〕

まほ《助動詞》 自分の意志を表したり、他人への誘いかけなどの気持ちをやわらかく表現したりするときに使う言葉。「みんな・で・ 行き・まほ。」「映画・を・ 見・まほ・か。」◆丁寧の意味を表す助動詞「ます」に、意志を表す助動詞「う」が続いてできた「ましょう」の発音が「ましょ」になり、さらに「まほ」に変化したものである。活用はしないが、経緯から考えて助動詞として扱う。〔⇒ましょ〕

まほう〔まほー〕【魔法】《名詞》 人を惑わす不思議な術。普通ではできないような不思議な力を行う術。「まほー・を・ かけら・れ・て・ 気絶し・た。」

まほうつかい〔まほーつかい〕【魔法使い】《名詞》 人を惑わす不思議な術を使える人。「まほーつかい・の・ お婆さん」

まほうびん〔まほーびん〕【魔法瓶】《名詞》 真空の層を作るために二重のガラス瓶にして、中に入れた液体などの温度を、長い時間にわたって保てるようにした容器。「冷たい・ お茶・を・ まほーびん・に・ 入れ・て・ 持っ・ていく。」

まぼりさん(守りさん)】《名詞》 社寺が出す、神や仏が災難から守ってくれたり、良いことを起こしてくれるという札。「初詣・で・ まぼりさん・を・ 買う。」〔⇒おまもり【お守り】、おまぼり(お守り)、まもりさん【守りさん】、まぶりさん(守りさん)

まま()】《名詞》 ①米、麦などを炊いて主食とするもの。「朝・の・ まま・に・ 卵・を・ かける。」②生命を維持するためにものを食べること。また、その食べ物。「1日・に・ 3べん・ まま・を・ する。」◆①②ともに、やや荒っぽい言葉遣いである。〔⇒めし【飯】、ごはん【ご飯】、まんま()⇒うまうま()、うまんま()

まま【儘】《名詞》 ①ある動作・作用が、その状態のまま続いているということ。「今朝・の・ 電車・は・ 神戸・まで・ 立っ・た・ まま・やっ・た。」②他のものの成り行きに任せること。「風・が・ 吹く・ まま・に・ 船・が・ 流さ・れ・た。」③そのものと変わらないこと。そのものを変えないこと。「人・から・ 聞ー・た・ まま・を・ 伝える。」④自分の意思に従っていること。「なんぼ・ 使お・ー・と・ お前・の・ まま・や。」〔⇒なり〕

ままえ〔まーまえ〕【真前】《名詞》 真っ直ぐ前を向いて見える方向。「まーまえ・に・ あんた・が・ 坐っ・とっ・たら・ わし・は・ 何・も・ 言わ・れ・へん・がな。」「学校・の・ まーまえ・の・ 道」■対語=「まうしろ【真後ろ】」〔⇒しょうめん【正面】

ままおや【継親】《名詞》 血のつながりのない父や母。「ままおや・と・は・ 思わ・れ・へん・ほど・ 仲・が・ 良()ー。」■対語=「ままこ【継子】」

ままこ【継粉】《名詞》 粉に水を加えてこねるとき、十分にこなれないで、ぶつぶつした状態で残っていること。また、残っているもの。「この・ お好み焼き・ ままこに・ なっ・とる。」

ままこ【継子】《名詞》 血のつながりのない子。「ままこ・や・けど・ かわいがっ・て・ 育て・とる。」■対語=「ままおや【継親】」「ままはは【継母】」

ままごと【飯事】《名詞》 子どもが玩具などを使って、炊事・食事や家庭生活のまねごとをする遊び。「小さい・ 女・の・ 子・と・ いっしょに・ ままごと・を・ し・て・ 遊ん・どる。」

ままつぶ【飯粒】《名詞》 米を炊いてできたご飯の粒の一つ一つ。「ままつぶ・は・ ひとっつ・も・ 残さ・ん・よーに・ 食べ・なはれ。」〔⇒ごはんつぶ【ご飯粒】、ごはんつぼ(ご飯粒)、めしつぶ【飯粒】、めしつぼ(飯粒)、ままつぼ(飯粒)

ままつぼ(飯粒)】《名詞》 米を炊いてできたご飯の粒の一つ一つ。「封筒・を・ ままつぼ・で・ 貼り付ける。」〔⇒ごはんつぶ【ご飯粒】、ごはんつぼ(ご飯粒)、めしつぶ【飯粒】、めしつぼ(飯粒)、ままつぶ【飯粒】

ままはは【継母】《名詞》 血のつながりのない母。「ままはは・に・ 育て・てもろ・た。」◆「ままちち」という言葉は使わない。■対語=「ままこ【継子】」

ままんなか〔まーまんなか〕【真真ん中】《名詞》 広がりのある空間のうちの、最も中心にあたるところ。「部屋・の・ まーまんなか・に・ 座る。」「まーまんなか・の・ ストライク・を・ 放()る。」〔⇒まっまんなか【真っ真ん中】、まっただなか【真っ直中】、どまんなか【ど真ん中】

まみず【真水】《名詞》 塩分の含まれない水。淡水。「プール・は・ まみず・や・さかい・ 体・が・ 浮きにくい。」■対語=「しおみず【塩水】」

まみれ【塗れ】《接尾語》 体やものに何かがついて、それ一色になったり汚れたりしている様子を表す言葉。「泥まみれ」「汗まみれ」「灰まみれ」〔⇒まぶれ(塗れ)

まみれる【塗れる】《動詞・ラ行下一段活用》 汗・血・泥・ほこりなど、汚いと思われるようなものが一面につく。「汗・に・ まみれ・て・ 一生懸命・ 働い・とる。」〔⇒まぶれる(塗れる)

まむし【蝮】《名詞》 頭が三角形をして灰褐色の体に輪状の斑紋がある毒蛇。「山・の・ 中・は・ まむし・が・ おる・かもしれ・ん・ぞ。」〔⇒はめ〕

まめ【豆】《名詞》 大豆・小豆・えんどうなど、鞘の中に種ができる植物。また、その種。「まめ・を・ 食べ・ながら・ ビール・を・ 飲む。」「そらまめ」「枝まめ」「畦まめ」〔⇒まめさん【豆さん】

まめ【肉刺】《名詞》 物にこすれたり圧迫を受けたりして、手や足にできる水膨れ。「まめ・が・ 潰れ・て・ 痛い・ねん。」

まめ【豆】《接頭語》[名詞の前に付く] 小さいとか、子どものという意味を表す言葉。「まめ電球」「まめ球」「まめ炭」「まめ記者」

まめ【忠実】《形容動詞や()》 ①こつこつと努力を続ける様子。めんどうがらずに物事に取り組む様子。「まめな・ 仕事・を・ する・さかい・ 頼り・に・ なる。」「ちょこちょこと・ まめに・ 動き回る・ 人」「まめに・ 働い・て・ 係長・に・ なっ・た。」②体が丈夫である様子。「みんな・ まめに・ 暮らし・とり・ます。」

まめきゅう〔まめきゅー〕【豆球】《名詞》 ①理科の実験のときや懐中電灯などに使う、小さな電球。「まめきゅー・に・ エナメル線・を・ つない・で・ モーター・を・ 回す。」②照明器具としての大きな電球のそばに付けられている、小さな電球。「夜・は・ まめきゅー・に・ し・て・ 寝る。」〔⇒まめでんきゅう【豆電球】

まめさん【豆さん】《名詞》 大豆・小豆・えんどうなど、鞘の中に種ができる植物。また、その種。「まめさん・を・ 炊く。」◆食べ物として愛称的な言い方である。〔⇒まめ【豆】

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2017年10月 9日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (527)    (通算2525回)

日常生活語 「ま」⑬

 

まどわく【窓枠】《名詞》 窓の周りの細い縁取りの材。「まどわく・を・ サッシ・に・ 変える。」

まないた【まな板、俎】《名詞》 料理をするときに、材料を載せて、切ったり刻んだりするための厚い板。「まないた・で・ 刺身・を・ 作る。」

まなか【真中】《名詞》 もののちょうど中央のところ。もののちょうど半分。線状のもので両端から等距離にある点。「せ・な・ いか・ん・ こと・の・ まなか・ほど・が・ でけ・た。」〔⇒まんなか【真ん中】、ちゅうしん【中心】

まなか【間中】《名詞》 尺貫法の長さで、1間の長さの半分。3尺。およそ90㎝。「まなか・ほど・の・ すだれ・を・ 吊る。」〔⇒はんけん【半間】

まなし【間なし】《形容動詞や()》 ①間を置かずにものごとが行われる様子。「朝・も・ 昼・も・ まなしに・ 食べ・とる・ん・や・なー。」②あることが行われた後、時間を置かないで、次のことになる様子。「来・た・ん・は・ 電話し・て・から・ まなしや。」

まなつ【真夏】《名詞》 夏のいちばん暑いとき。「まなつ・は・ 帽子・を・ かぶら・んと・ いか・ん・ぞ。」■対語=「まふゆ【真冬】」

まにあう【間に合う】《動詞・ワア行五段活用》 ①期限に遅れないように、ものごとを行うことができる。「バス・の・ 時間・に・ まにおー・た。」②とりあえず足りている。十分にある。「塩・や・ 醤油・は・ まにおー・て・ます。」■他動詞は「まにあわす【間に合わす】」

まにあわす【間に合わす】《動詞・サ行五段活用》 ①期限に遅れないように、ものごとを行う。「締め切り・まで・に・ なんとか・ まにあわし・ます。」②その状況をしのぐために、代わりのものなどを使って、その場の役に合わせる。「梯子・が・ なかっ・た・の・で・ 箱・の・ 上・に・ 上っ・て・ まにあわし・た。」■自動詞は「まにあう【間に合う】」

まにあわせ【間に合わせ】《名詞》 その状況をしのぐために、代わりのものなどを用いて、その場の役に合わせること。また、そのようにしたもの。「急な・ 雨・に・ おー・て・ まにあわせ・に・ ビニール・の・ 傘・を・ 買()ー・た。」

まにもひょったんにもあわん【間にも瓢箪にも合わん】《慣用句》 ①時刻に合わない。「今頃・ 家・を・ 出・た・ん・で・は・ まにもひょったんにもあわん。」②役に立たない。「仕事・を・ 頼ん・でも・ まにもひょったんにもあわん・ やつ・や。」◆①②ともに、「まにあわん【間に合わん】」の強調表現である。

まぬけ【間抜け】《名詞、形容動詞や(ノ・ナ)》 ①ぼんやりしていて、頼りないところがあること。鋭さに欠けたり手抜かりが生じたりすること。また、そのような人。「定期・を・ 忘れ・て・ まぬけな・ こと・を・ し・た。」②味などに鋭さがないこと。「まぬけな・ 味・の・ わさび」⇒ぬけ【抜け】、あほう【阿呆】、あっぽ【阿っ呆】、だぼ、ぼけ【呆け】、ばか【馬鹿】、ぬけさく【抜け作】、あほうたれ【阿呆垂れ】、あほうだら【阿呆垂ら】、あほんだら(阿呆垂ら)、あほんだれ(阿呆垂れ)、だぼさく【だぼ作】、ぼけさく【呆け作】、ぼけなす【呆けなす】、とぼけさく【惚け作】、ばかもん【馬鹿者】、ばかたれ【馬鹿垂れ】

まね【真似】《名詞、動詞する》 ①ほかのものに似せること。「猿・が・ 人・の・ まね・を・ する。」②よくない行動。軽蔑に値する行い。「おかしな・ まね・を・ せ・んとい・て・くれ・へん・か。」⇒まねし【真似し】、まねしごんぼ(真似し牛蒡)

まねくそ【真似糞】《名詞》 極端に僅かな数量。「ほんまに・ まねくそ・です・けど・ 食べ・ておくん・なはれ。」「まねくそ・しか・ 残っ・とら・へん。」

まねくそほど【真似糞程】《形容動詞や()》 極端に数量が少ない様子。「余り・は・ まねくそほど・しか・ おま・へん・ねん。」〔⇒まねほど【真似程】、めくそほど【目糞程】

まねし〔まねしー〕【真似し】《名詞、動詞する》 ①ほかのものに似せること。「あんた・の・ まねし・を・ し・て・ 作っ・てみる。」「まねし・ばっかり・ せ・んと・ 自分・で・ 工夫し・なはれ。」②人の真似をするのが得意な人。「まねしー・に・ 見せ・たら・ また・ まね・を・ する・やろ・なー。」◆①は「まね【真似】」と言うのと同じ意味である。〔⇒まねしごんぼ(真似し牛蒡)⇒まね【真似】

まねしごんぼ〔まねしーごんぼ〕(真似し牛蒡)】《名詞、動詞する》 ①ほかのものに似せること。「中国・は・ 日本・の・ まねしごんぼし・た・ 品物・を・ 作る。」②人の真似をするのが得意な人。「あんた・は・ まねしーごんぼ・や・さかい・ 見ー・に・ 来・んとい・てんか。」〔⇒まねし【真似し】⇒まね【真似】

まねほど【真似程】《形容動詞や()》 極端に数量が少ない様子。「まねほどの・ 苺・や・けど・ うち・で・ でけ・た・ん・です。」〔⇒めくそほど【目糞程】、まねくそほど【真似糞程】

まのび【間延び】《名詞、動詞する》 間隔が普通以上に長くなること。だらけていて、どことなく締まりがないこと。「長すぎる・ 劇・で・ まのびし・た・ 感じ・やっ・た。」

まはんたい〔まーはんたい〕【真反対】《形容動詞や()》 まるっきり逆の方向である様子。「間違(まちご)ー・て・ まーはんたいに・ 歩い・とっ・た。」

まびく【間引く】《動詞・カ行五段活用》 ①植物を伸び伸びと生育させるために、密生しているところを引き抜いて、生えている芽の間をあける。「大根・の・ 芽ー・を・ まびー・て・ おつゆ・に・ 入れる。」②続いているものの、間にあるものを省く。「事故・が・ あっ・た・さかい・ 電車・を・ まびー・て・ 運転し・とる。」■名詞化=まびき【間引き】

まひげ(眉毛)】《名詞》 まぶたの少し上に、弓状に生えている毛。また、その一本一本。「まひげ・を・ 剃る。」〔⇒まいげ(眉毛)

まひる【真昼】《名詞》 明るいとき。朝や夕方を除いた時間帯。「まひる・は・ 電気・を・ 消し・とこ・ー。」〔⇒ひなか【日中】、ひるひなか【昼日中】、ひるのひなか【昼の日中】、まっぴるま【真っ昼間】、はくちゅう【白昼】

まぶしい〔まぶしー〕【眩しい】《形容詞》 それが発する光が強くて見にくくて、見据えることがしにくい。「お日ーさん・が・ まぶしー。」

まぶす【塗す】《動詞・サ行五段活用》 粉、塩、砂糖などを、そのものの表面に行き渡るように付ける。振りかけて混ぜて行き渡らせる。「団子・に・ きな粉・を・ まぶす。」「大根・に・ 塩・を・ まぶし・て・ 漬ける。」

まぶた【瞼、目蓋】《名詞》 目の上を覆っていて、目を開け閉めする皮膚。「二重まぶた・が・ かいらしー。」◆「めのふた〔めーのふた〕【目の蓋】」という言い方もする。

まふゆ【真冬】《名詞》 冬のいちばん寒いとき。「まふゆ・は・ 風・が・ 吹く・さかい・ 外・へ・ 出・られ・へん。」■対語=「まなつ【真冬】」

マフラー〔まふらー〕【英語=muffler】《名詞、動詞する》 寒さを防ぐためや装飾のために、首のまわりに巻く布など。「寒い・さかい・ まふらー・を・ し・て・ 行き・なはれ。」〔⇒くびまき【首巻き】

まぶりさん(守りさん)】《名詞》 社寺が出す、神や仏が災難から守ってくれたり、良いことを起こしてくれるという札。「まぶりさん・を・ 持っ・て・ 試験・を・ 受け・に・ 行く。」〔⇒おまもり【お守り】、おまぼり(お守り)、まもりさん【守りさん】、まぼりさん(守りさん)

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2017年10月 8日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (526)    (通算2524回)

日常生活語 「ま」⑫

 

まつば【松葉】《名詞》 松の木の葉。松の枯れ落ち葉。「まつば・を・ 集め・て・ 燃やす。」〔⇒こくば〕

まつばかき【松葉掻き】《名詞、動詞する》 松の落ち葉を掃き集めること。「がんじき・で・ まつばかき・を・ する。」〔⇒こくばかき【こくば掻き】

まつばぼたん【松葉牡丹】《名詞》 夏から秋にかけて、赤・白・黄色・紫色などの花を咲かせる、地面をはうように背丈の短い草。「まつばぼたん・に・は・ いろんな・ 種類・が・ ある・なー。」〔⇒つめきりそう【爪切り草】、ちめきりそう(爪切り草)

まっぴるま【真っ昼間】《名詞》 真昼の明るいとき。朝や夕方を除いた、真昼。「まっぴるま・に・ 泥棒・に・ 入ら・れ・た。」■対語=「まよなか【真夜中】」〔⇒ひなか【日中】、ひるひなか【昼日中】、ひるのひなか【昼の日中】、まひる【真昼】、はくちゅう【白昼】

まっぷたつ【真っ二つ】《形容動詞や()》 大小の差がほとんどなく、真ん中から2つに分かれている様子。勢いよく2つに割れる様子。「焼き芋・を・ まっぷたつ・に・ 分ける。」

まっまんなか【真っ真ん中】《名詞》 広がりのある空間のうちの、最も中心にあたるところ。「神戸・の・ 街・の・ まっまんなか・で・ 買い物・を・ する。」「まっまんなか・の・ 的・に・ 当てる。」〔⇒ままんなか【真真ん中】、まっただなか【真っ直中】、どまんなか【ど真ん中】

まつむし【松虫】《名詞》 薄茶色の扁平の体で後ろ脚が長く、秋の頃に「チンチロリン」と鳴く昆虫。「涼しー・ なっ・て・ まつむし・の・ 声・も・ 聞こえる・よーに・ なっ・た。」

まつやに【松脂】《名詞》 松の木の幹から出る、ねばねばした液。「まつやに・が・ 服・に・ つい・て・ 取れ・へん。」〔⇒まっちゃに(松脂)

まつり【祭り】《名詞》 ①神をまつる行事や儀式。また、それに関わる行事。「住吉神社・の・ 秋・の・ まつり」②記念や宣伝などのために、にぎやかに行う行事。「公園・の・ 桜まつり」

まつる【祭る、祀る】《動詞・ラ行五段活用》 ①神や仏として、祭壇などを設けてあがめ敬う。神や先祖の霊に対して、供え物や催しをして慰める。「仏壇・で・ 先祖・を・ まつっ・とる。」②お供えをする。「西瓜・を・ 仏壇・に・ まつっ・て・から・ 下げ・て・ 食べる。」■名詞化=まつり【祭り、祀り】

まつる【纏る】《動詞・ラ行五段活用》 ほつれないようにするために、布の端を折って、内側に縫いつける。「ズボン・の・ 裾・を・ まつる。」

まて【馬刀】《名詞》 体長10センチ余りの、二枚で円筒形の細長い貝殻をしていて、砂や泥の中に潜ってすんでいる貝。「まて・を・ つかん・だら・ 潮・を・ 吹い・た。」〔⇒まてがい【馬刀貝】

まて【待て】《名詞》 ひとりの鬼を決めて、鬼が向こうを向いて10までの数を数えている間だけ、他の人は忍び足で鬼に近づいていく、子どもの遊び。鬼が振り返って見るときに、動いておれば「まて」と叫んでつかまえることになる。

まで《副助詞》 ①動作や作用の及ぶ行き着くところを表す言葉。「淡路島・の・ 南・の・ 端・まで・ 行っ・てき・てん。」②時間や数量などの限界を表す言葉。「5時・まで・ 待っ・たる。」「1万円・まで・は・ 出し・てやる・けど・ それ・以上・は・ 自分・で・ 何・とか・ し・て・な。」「水・を・ 半分・ほど・まで・ 入れる。」「半分・まで・ほど・ 入れる。」③あることに、別のことが加わって進展する意味を表す。「高い・ 買い物・や・(と・) 思っ・た・のに・ 消費税・まで・ ぎょーさん・ 払わさ・れ・た。」④ある例を挙げて、他のことは言うまでもないという気持ちを表す言葉。極端な例を示して強調する働きをする言葉。「後輩・に・まで・ 同情さ・れ・ても・た。」「家族・の・ 者・まで・ 反対し・よる。」③④⇒さえ〕

まてがい【馬刀貝】《名詞》 体長10センチ余りの、二枚で円筒形の細長い貝殻をしていて、砂や泥の中に潜ってすんでいる貝。「まてがい・を・ 棒・で・ 突き差し・たら・ 貝殻・を・ ふさい・で・ ひっかかっ・てき・た。」〔⇒まて【馬刀】

まてばし(待て暫し)】《名詞》 落ち着いて待とうとする気持ちや態度。「子ども・や・さかい・ 欲しなっ・たら・ まてばし・が・ あら・へん。」〔⇒まちばし(待ち暫し)

まど【窓】《名詞》 光や風を取り入れたり、外の様子を見たりするために、壁や天井などに作った穴のようなもの。「まど・の・ ガラス・を・ 拭く。」

まどう《動詞・ワア行五段活用》 他人に与えた損害をつぐなうために、同様の品物や、価値に見合う金額を出す。「ガラス・を・ めん・だ・さかい・ まどー・た。」〔⇒まらう、べんしょう【弁償】(する)

まどぎわ【窓際】《名詞》 窓のすぐそば。「まどぎわ・に・ 鉢植え・の・ 花・を・ 置く。」

まどぐち【窓口】《名詞》 役所・会社・病院などで、部屋の一部を仕切って外来者と対応して、書類・品物・金などの受け渡しをするところ。また、その係の人。「まどぐち・で・ 受け付け・を・ し・てもらう。」

まとまる【纏まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①ばらばらであったものが一つになる。「旅行・に・ 持っ・ていく・ もの・が・ まとまっ・た。」「考え・を・ 整理し・て・ なんとか・ 自分・の・ 意見・が・ まとまっ・た。」②意見や考えなどが一致する。結論が導き出される。「市民・の・ 意見・が・ 一つ・に・ まとまっ・た。」③一つのものとして完成する。「みんな・の・ 文章・が・ 一冊・に・ まとまっ・た。」■他動詞は「まとめる【纏める】」

まとめる【纏める】《動詞・マ行下一段活用》 ①ばらばらであったものを一つにする。「散らかっ・とる・ ごみ・を・ まとめ・て・ 置く。」②意見や考えなどを一致させる。結論を導き出す。「もー・ そろそろ・ 議長・が・ まとめ・な・ あか・ん・やろ。」③一つのものとして完成させる。「撮っ・た・ 写真・を・ アルバム・に・ まとめる。」■自動詞は「まとまる【纏まる】」

まとも《名詞、形容動詞や()》 ①互いにまっすぐに向かい合っていること。また、その方向。真向かい。「まとも・から・ ぶつかっ・てき・た。」②言動に嘘や偽りやごまかしがなく、一生懸命に取り組む様子。人柄が誠実で、真剣に取り組む様子。「どっち・でも・ えー・ こと・を・ まともに・ 考え・とる。」③普通のやり方。一般的な方法。「まともに・ やっ・とっ・たら・ 相手・に・ 勝た・れ・へん。」■対語=「ふまじめ【不真面目】」⇒ましょうめん【真正面】、まっしょうめん【真っ正面】⇒まじめ【真面目】

まどり【間取り】《名詞》 家の中の部屋の大きさや配置。「まどり・を・ 使いやすい・よーに・ 考える。」

まどろこい《形容詞》 早く完成させたり終了させたいと思うのに反して、自分や他の人などの動作や反応が鈍くて、じれったく感じる。思うようにならないで、いらいらする。「まどろこい・ 読み方・を・ せ・んと・ すらすら・ 読め。」〔⇒まどろしい、もどかしい〕

まどろしい〔まどろしー〕《形容詞》 早く完成させたり終了させたいと思うのに反して、自分や他の人などの動作や反応が鈍くて、じれったく感じる。思うようにならないで、いらいらする。「説明・が・ まどろしー・て・ よー・ わから・へん。」〔⇒まどろこい、もどかしい〕

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2017年10月 7日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (525)    (通算2523回)

日常生活語 「ま」⑪

 

まっしょうめん〔まっしょーめん〕【真っ正面】《名詞》 互いにまっすぐに向かい合っていること。また、その方向。真向かい。「勝つ・ため・に・は・ まっしょーめん・から・ ぶち当たっ・ていけ。」〔⇒ましょうめん【真正面】、まとも〕

まっしろ【真っ白】《形容動詞や(ナ・ノ)》 ①たいへん白く、白以外の何ものでもない様子。「白粉(おしろい)・を・ 塗っ・て・ 顔・が・ まっしろや。」②白以外の色が含まれていない様子。「まっしろな・ 塩」〔⇒まっしろけ【真っ白け】、まっしろけのけ【真っ白けのけ】

まっしろけ【真っ白け】《形容動詞や()》 ①たいへん白く、白以外の何ものでもない様子。「寒ー・て・ 手ー・の・ 先・が・ まっしろけに・ なっ・た。」②白以外の色が含まれていない様子。「雪・が・ 降っ・て・ 六甲山・は・ まっしろけや。」〔⇒まっしろ【真っ白】、まっしろけのけ【真っ白けのけ】

まっしろけのけ【真っ白けのけ】《形容動詞や()》 ①たいへん白く、白以外の何ものでもない様子。「この・塩・は・ ほんまに・ まっしろけのけや・なー。」②白以外の色が含まれていない様子。「頭・の・ 毛ー・が・ まっしろけのけに・ なっ・た。」〔⇒まっしろ【真っ白】、まっしろけ【真っ白け】

まっしろびょうたん〔まっしろびょーたん〕【真っ白瓢箪】《形容動詞や()》 たいへん白く、白以外の何ものでもない様子。異常なまでに真っ白である様子。「大病し・て・ 痩せ・て・ まっしろびょーたんに・ なっ・ても・とる。」◆異常なまでに青い場合は「あおびょうたん【青瓢箪】」「あおびょったん【(青瓢箪)】」「あおべったん【(青瓢箪)】」と言う。■対語=「まっくろびょうたん【真っ黒瓢箪】」〔⇒まっしろびょったん(真っ白瓢箪)、まっしろべったん(真っ白瓢箪)

まっしろびょったん(真っ白瓢箪)】《形容動詞や()》 たいへん白く、白以外の何ものでもない様子。異常なまでに真っ白である様子。「「中・が・ まっしろびょったんの・ 西瓜」■対語=「まっくろびょったん【(真っ黒瓢箪)〔⇒まっしろびょうたん【真っ白瓢箪】、まっしろべったん(真っ白瓢箪)

まっしろべったん(真っ白瓢箪)】《形容動詞や()》 たいへん白く、白以外の何ものでもない様子。異常なまでに真っ白である様子。「「長い・こと・ 入院し・て・ 体・が・ まっしろべったんに・ なっ・た。」■対語=「まっくろべったん【(真っ黒瓢箪)】」〔⇒まっしろびょうたん【真っ白瓢箪】、まっしろびょったん(真っ白瓢箪)

まっすぐ【真っ直ぐ】《形容動詞や(ナ・ノ)》 ①一定の方向に向かった直線で、まったく曲がったところがない様子。「まっすぐな・ 鉄道線路・が・ 続い・とる。」②寄り道などをしないで来る様子。「学校・から・ まっすぐに・ 帰っ・てくる・ん・や・で。」

まった【待った】《名詞、動詞する》 将棋や相撲などで、相手に進行を待ってもらうこと。「まったし・たら・ あか・ん・ねん・で。」

まったく【全く】《副詞》 ①そうとしか言えなくて、心の底からそのように思うという気持ちを表す言葉。はっきりと、そのように感じられる様子。「まったく・ 困っ・た・ 人・や・なー。」②完全にそのような状態である様子。「私・は・ まったく・ 関係・ あり・ませ・ん。」③課題や問題の答えや何かの所在などが、どうしてもつかめないことを表す言葉。「試験・は・ まったく・ わから・なんだ。」◆③は、後ろに打ち消しの言葉を伴う。⇒ほんとうに【本当に】、ほんに【本に】、ほん【本】、ほんまに【本間に】、まことに【誠に】⇒まるで、まっで、まんで。⇒かいもく【皆目】、さっぱり〕

まったけ【松茸】《名詞》 ①芳香と風味があって珍重される、秋に赤松の林に生えるきのこ。「香り・の・ えー・ まったけ・を 貰()ろ・た。」②さしている傘が風にあおられて、反対向きに広がること。「まったけ・に・ なっ・て・ 骨・が・ 折れ・た。」

まっただなか【真っ直中】《名詞》 ①ものごとが最も盛んに行われているとき。それが行われている中心的なとき。「紅葉・が・ まっただなか・の・ 季節」②広がりのある空間のうちの、最も中心にあたるところ。「大勢・の・ まっただなか・で・ 一人・で・ 歌う。」⇒まっさいちゅう【真っ最中】⇒ままんなか【真真ん中】、まっまんなか【真っ真ん中】、どまんなか【ど真ん中】

マッチ〔まっち〕【英語=match】《名詞》 軸の先に火薬がつけてあり、箱の側面の塗り薬と摩擦して火を付けるもの。「まっち・ 擦っ・て・ 蝋燭・に・ 火ー・ つけ・てんか。」〔⇒マチ【英語=matchを短く言ったもの】

マッチはり〔まっちはり〕【英語=match  貼り】《名詞、動詞する》 マッチの小箱にする材料を、糊などを使って小箱に組み立てていくという内職作業。「まっちはり・の・ 内職・を・ し・とる・ん・です。」◆かって、神戸から姫路にかけては、全国有数のマッチの生産地帯であった。材料を提供されて、マッチ箱を貼って組み立てるのは、明石などでの内職の代表的な仕事であったときがある。外側(「がー」と言う)を作り上げるのが「がーまき」で、内箱(「ひきだし」と言う)を貼って、底入れする作業などがあった。〔⇒マチはり【英語=matchを短く言ったもの  貼り】

まっちばり【待っち針】《名詞》 布を縫い合わせるところがずれないようにしたり、その場所の印にしたりするための、頭に小さな玉がついている針。「まっちばり・で・ 印・を・ つけ・とく。」〔⇒まちばり【待ち針】

まっちゃ【真っ茶】《形容動詞や()》 ①たいへん茶色く、茶色以外の何ものでもない様子。「草・が・ 枯れ・て・ まっちゃや。」②茶色以外の色が含まれていない様子。「まっちゃ・の・ 靴・を・ 履く。」〔⇒まっちゃっちゃ【真っ茶っ茶】、まっちゃっちゃのちゃ【真っ茶っ茶の茶】

まっちゃっちゃ【真っ茶っ茶】《形容動詞や()》 ①たいへん茶色く、茶色以外の何ものでもない様子。「鉄管・が・ 錆び・て・ まっちゃっちゃや。」②茶色以外の色が含まれていない様子。「塀・を・ まっちゃっちゃに・ 塗る。」〔⇒まっちゃ【真っ茶】、まっちゃっちゃのちゃ【真っ茶っ茶の茶】

まっちゃっちゃのちゃ【真っ茶っ茶の茶】《形容動詞や()》 ①たいへん茶色く、茶色以外の何ものでもない様子。「まっちゃっちゃのちゃ・の・ 髪・を・ し・た・ 男・の・ 子」②茶色以外の色が含まれていない様子。「まっちゃっちゃのちゃの・ 家」〔⇒まっちゃ【真っ茶】、まっちゃっちゃ【真っ茶っ茶】

まっちゃに(松脂)】《名詞》 松の木の幹から出る、ねばねばした液。「松・の・ 木ー・に・ 登っ・たら・ まっちゃに・が・ いっぱい・ つい・た。」〔⇒まつやに【松脂】

まっで《副詞》 ①完全にそのような状態である様子。「まっで・ 子ども・みたいな・ こと・を・ 言()ー・やがる・ねん。」②何かとよく似ているということを表す言葉。「まっで・ 昼・みたいに・ 明(あか)い・ 月・や。」〔⇒まるで、まんで。⇒まったく。⇒ちょうど【丁度】

マット〔まっと〕【英語=mat】《名詞、動詞する》 ①体操競技などで使う、厚くて柔らかい敷物。また、それを使った体操競技。「体育館・で・ まっと・の・ 練習・を・ する。」②土や水分をぬぐうために置く敷物。「門口(かどぐち)・に・ まっと・を・ 敷()く。」

まつのうち【松の内】《名詞》 正月の松飾りをしておく、1月1日から15日ころまでの期間。「まつのうち・に・ ごたごたし・た・ 話・を・ する・の・は・ やめ・とき・なはれ。」◆松飾りを外して「とんど」をするのは15日が多い。

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2017年10月 6日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (524)    (通算2522回)

日常生活語 「ま」⑩

 

まつかさ【松笠】《名詞》 松の木の実。松ぼっくり。「風・が・ 吹い・て・ まつかさ・が・ ぎょーさん・ 落っ・とる。」「まつかさ・に・ ペンキ・を・ 塗っ・て・ おもちゃ・を・ 作る。」

まっかっか【真っ赤っか】《形容動詞や() ①たいへん赤く、赤以外の何ものでもない様子。「酒・を・ 飲ん・で・ まっかっか・の・ 顔・を・ し・とる。」②赤以外の色が含まれていない様子。「まっかっかの・ ランドセル・を・ 背負っ・た・ 女・の・ 子」〔⇒まっか【真っ赤】、まっかいけ【真っ赤いけ】、まっかいけのけ【真っ赤いけのけ】、まっかっかのか【真っ赤っかのか】

まっかっかのか【真っ赤っかのか】《形容動詞や() ①たいへん赤く、赤以外の何ものでもない様子。「沈む・ 前・の・ お日ーさん・は・ まっかっかのかや。」②赤以外の色が含まれていない様子。「作文・を・ 直さ・れ・て・ 原稿用紙・が・ まっかっかのかや。」〔⇒まっか【真っ赤】、まっかいけ【真っ赤いけ】、まっかっか【真っ赤っか】、まっかいけのけ【真っ赤いけのけ】

まっきいろ〔まっきーろ〕【真っ黄色】《形容動詞や()》 ①たいへん黄色く、黄色以外の何ものでもない様子。「まっきいろ・の・ セーター・を・ 着る。」②黄色以外の色が含まれていない様子。「まっきーろの・ チューリップ・の・ 畑」◆「まっき」という言い方をすることは、ほとんどない。〔⇒まっきっき【真っ黄っ黄】、まっきっきのき【真っ黄っ黄の黄】

まっきっき〔まっきっきー〕【真っ黄っ黄】《形容動詞や()》 ①たいへん黄色く、黄色以外の何ものでもない様子。「まっきっき・の・ 濃いー・ 車・が・ 走っ・とる。」②黄色以外の色が含まれていない様子。「上・から・ 下・まで・ まっきっき・の・ 海水着」〔⇒まっきいろ【真っ黄色】、まっきっきのき【真っ黄っ黄の黄】

まっきっきのき〔まっきっきのきー〕【真っ黄っ黄の黄】《形容動詞や()》 ①たいへん黄色く、黄色以外の何ものでもない様子。「お月さん・の・ 絵ー・を・ まっきっきのきに・ 塗る。」②黄色以外の色が含まれていない様子。「菜の花・で・ 畑・が・ まっきっきのきーや。」〔⇒まっきいろ【真っ黄色】、まっきっき【真っ黄っ黄】

まっくら【真っ暗】《形容動詞や(ナ・ノ) ①たいへん暗い様子。「月・が・ 出・とら・ん・さかい・ 道・が・ まっくらや。」②見通しがつかない様子。「どない・ し・たら・ えー・の・か・ これから・ 先・が・ まっくらで・ わから・ん。」〔⇒まっくらけ【真っ暗け】、まっくらけのけ【真っ暗けのけ】

まっくらがり【真っ暗がり】《名詞》 光がまったく届かなくて、暗いところ。暗くて、まったく何も見えないところ。「まっくらがり・を・ 懐中電灯・を・ 手ー・で・ 探す。」「停電・で・ 家・の・ 中・は・ まっくらがり・に・ なっ・た。」

まっくらけ【真っ暗け】《形容動詞や() ①たいへん暗い様子。「停電・で・ 家・の・ 中・が・ まっくらけに・ なっ・た。」②見通しがつかない様子。「不景気・で・ この・ 先・が・ まっくらけや。」〔⇒まっくら【真っ暗】、まっくらけのけ【真っ暗けのけ】

まっくらけのけ〔まっくらけのけー〕【真っ暗けのけ】《形容動詞や() ①たいへん暗い様子。「月・が・ 出・とら・ん・さかい・ まっくらけのけー・の・ 道・を・ 歩い・た。」②見通しがつかない様子。「勉強・が・ 足ら・ん・さかい・ 試験・は・ まっくらけのけーで・ 心配や。」〔⇒まっくら【真っ暗】、まっくらけ【真っ暗け】

まっくり(海人草)】《名詞》 煎じて回虫駆除薬として使う、円柱のような形で枝分かれして、毛羽がある海藻。「まっくり・ 飲ん・で・ 回虫・を・ 出す。」〔⇒まくり【海人草】

まっくろ【真っ黒】《形容動詞や(ノ・ナ)》 ①たいへん黒く、黒色以外の何ものでもない様子。「まっくろに・ 日焼けし・た。」②黒以外の色が含まれていない様子。「まっくろ・の・ 蒸気機関車」〔⇒まっくろけ【真っ黒け】、まっくろけのけ【真っ黒けのけ】

まっくろけ【真っ黒け】《形容動詞や()》 ①たいへん黒く、黒色以外の何ものでもない様子。「焼き芋・が・ まっくろけ・に・ 焦げ・ても・た。」②黒以外の色が含まれていない様子。「まっくろけ・の・ 犬・が・ 歩い・とる。」〔⇒まっくろ【真っ黒】、まっくろけのけ【真っ黒けのけ】

まっくろけのけ【真っ黒けのけ】《形容動詞や()》 ①たいへん黒く、黒色以外の何ものでもない様子。「ご飯・が・ 焦げ・て・ 底・の・ 方・は・ まっくろけのけや。」②黒以外の色が含まれていない様子。「まっくろけ・の・ 鞄」〔⇒まっくろ【真っ黒】、まっくろけ【真っ黒け】

まっくろびょうたん〔まっくろびょーたん〕【真っ黒瓢箪】《形容動詞や()》 たいへん黒く、黒以外の何ものでもない様子。異常なまでに真っ黒である様子。「まっくろびょーたんの・ 絵ー」■対語=「まっしろびょうたん【真っ白瓢箪】」〔⇒まっくろびょったん(真っ黒瓢箪)、まっくろべったん(真っ黒瓢箪)

まっくろびょったん(真っ黒瓢箪)】《形容動詞や()》 たいへん黒く、黒以外の何ものでもない様子。異常なまでに真っ黒である様子。「陽・に・ よー・ 焼け・て・ まっくろびょったんに・ なっ・とる。」■対語=「まっしろびょったん【(真っ白瓢箪)】」〔⇒まっくろびょうたん【真っ黒瓢箪】、まっくろべったん(真っ黒瓢箪)

まっくろべったん(真っ黒瓢箪)】《形容動詞や()》 たいへん黒く、黒以外の何ものでもない様子。異常なまでに真っ黒である様子。「手ー・が・ まっくろべったん・に・ 汚れ・とる。」■対語=「まっしろべったん【(真っ白瓢箪)】」〔⇒まっくろびょうたん【真っ黒瓢箪】、まっくろびょったん(真っ黒瓢箪)

まっさいちゅう〔まっさいちゅー〕【真っ最中】《名詞》 ものごとが最も盛んに行われているとき。それが行われている中心的なとき。「運動会・の・ まっさいちゅー・に・ 雨・が・ 降り出し・た。」「夏・の・ まっさいちゅー」〔⇒まっただなか【真っ直中】

まっさお【真っ青】《形容動詞や()》 ①たいへん青く、青以外の何ものでもない様子。「まっさおな・ 飲み物・は・ ちょっと・ 気持ち・が・ 悪い・なー。」②青以外の色が含まれていない様子。「今日・の・ 空・は・ 雲・が・ 無()ー・て・ まっさおや。」③青ざめていて、顔色などが優れない様子。「まっさおな・ 顔・を・ し・て・ どない・ し・た・ん。」「寒ー・て・ 唇・が・ まっさおや。」

まっさかさま【真っ逆様】《形容動詞や()》 倒れたり落ちたりするものの上下がまったく逆になっている様子。「まっさかさまに・ 頭・から・ 飛び込ん・だ。」

まっさら【真っ新】《名詞、形容動詞や()》 新しくて、手の加わっていないこと。未使用で新しいこと。また、そのようなもの。「まっさらの・ 服・を・ はじめて・ 着・た。」〔⇒さら【新】、さらぴん【新品】、さらっぴん【新っ品】、さらっぴんぴいか(新品ぴいか)

まっしかく【真四角】《名詞》 辺の長さが同じで、角度がすべて直角の四角形。正方形。「まっしかく・の・ 紙・を・ 四つ・に・ 折る。」〔⇒ましかく【真四角】

まっした【真っ下】《名詞》 ①真っ直ぐ下のあたり。「半鐘・の・ まーした・から・ 昇っ・ていく。」②山や丘のふもとのあたり。「山・の・ まっした・の・ 家・は・ 土砂崩れ・が・ 心配や。」■対語=「まっうえ【真っ上】」〔⇒ました【真下】

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2017年10月 5日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (523)    (通算2521回)

日常生活語 「ま」⑨

 

まだまだ【未だ未だ】《副詞》 ①現在でも、そのことが実現していないことを表す言葉。「まだまだ・ 何・も・ わかっ・とら・へん。」「まだまだ・ 負け・とら・へん。挽回・は・ できる・ぞ。」②そのことから時間が経っていないことを表す言葉。「まだまだ・ 試験・は・ 始まっ・た・ばっかり・や。」③ある状態が続いて、次に予測されるような状態にはなっていないことを表す言葉。「時間・ばっかり・ たっ・て・ まだまだ・ 決まら・へん。」④他のことがらと比較すると、こちらの方に多少の良さがあるということを表す言葉。「理科・より・も・ まだまだ・ 数学・の・ 方・が・ よー・ わかる。」〔⇒まだ【未だ】、まだまあ【未だまあ】

まだら【斑】《形容動詞や()》 ①違う色が、ところどころに混じっている様子。「塗っ・た・ ペンキ・の・ 色・が・ まだらに・ 見える。」②全体が一様に整っていない様子。「芝生・が・ まだらに・ 生え・とる。」〔⇒まんだら()、だんだら【段だら】、まだらもよう【斑模様】、まんだらもよう(斑模様)、だんだらもよう【段だら模様】

まだらもよう〔まだらもよー〕【斑模様】《形容動詞や()》 ①違う色が、ところどころに混じっている様子。「まだらもよーの・ 三毛猫」②全体が一様に整っていない様子。「下手な・ 散髪・やっ・た・さかい・ 頭・が・ まだらもよーに・ なっ・た。」〔⇒まだら【斑】、まんだら()、だんだら【段だら】、まんだらもよう(斑模様)、だんだらもよう【段だら模様】

まち【町】《名詞》 ①村とともに、郡を構成する地方公共団体。「村・より・ まち・の・ 方・が・ 大きい・ん・や。」②人口が多く、家や店がたくさん集まっているところ。にぎやかな地域。「家・が・ 増え・て・ だんだん・ まち・らしー・ 所・に・ 来・た。」⇒ちょう【町】

マチ〔まち〕【英語=matchを短く言ったもの】《名詞》 軸の先に火薬がつけてあり、箱の側面の塗り薬と摩擦して火を付けるもの。「徳用・の・ まち・の・ 箱・を・ 買()ー・てき・た。」「まち・の・ 棒・で・ 家・の・ 形・を・ こしらえる。」〔⇒マッチ【英語=match

まち【区】《助数詞》 田圃や畑の枚数を数える言葉。「田圃・を・ 2まち・ 持っ・とる。」

まちあいしつ【待合室】《名詞》 駅や病院などで、時間や順番などを待つための部屋。「まちあいしつ・で・ 友だち・に・ 会()ー・た。」

まちがい【間違い】《名詞》 ①答えとして、正しくないこと。誤っていること。やり損なったり、思い違いがあったりして、あるべきものと違った結果や状態となること。「計算・で・ まちがい・が・ あっちこっち・に・ あっ・た。」②他のものと取り違えること。「まちがい・の・ 起こら・ん・よーに・ 持ち物・に・ 名前・を・ 書く。」⇒ぺけ、ぺけぽん〕

まちがう【間違う】《動詞・ワア行五段活用》 ①やり損なったり、思い違いがあったりして、あるべきものと違った結果や状態となる。「計算・を・ まちごー・た。」「時間・を・ まちご・て・ 早(はよ)ー・に・ 着い・ても・た。」②他のものと取り違える。「醤油・と・ ソース・を・ まちごー・て・ かけ・た。」■名詞化=まちがい【間違い】〔⇒まちがえる【間違える】

まちがえる【間違える】《動詞・ア行下一段活用》 ①やり損なったり、思い違いがあったりして、あるべきものと違った結果や状態となる。「名前・を・ まちがえ・て・ 恥ずかしかっ・た。」「集合する・ 場所・を・ まちがえ・た。」②他のものと取り違える。「砂糖・と・ 塩・を・ まちがえ・た。」■名詞化=まちがえ【間違え】〔⇒まちがう【間違う】

まちばし(待ち暫し)】《名詞》 落ち着いて待とうとする気持ちや態度。「大きなっ・て・ まちばし・が・ でけ・てき・た。」〔⇒まてばし(待て暫し)

マチはり〔まちはり〕【英語=matchを短く言ったもの  貼り】《名詞、動詞する》 マッチの小箱にする材料を、糊などを使って小箱に組み立てていくという内職作業。「まちはりし・ても・ 手間賃・は・ 安い・もん・や・ねん。」〔⇒マッチはり【英語=match  貼り】

まちばり【待ち針】《名詞》 布を縫い合わせるところがずれないようにしたり、その場所の印にしたりするための、頭に小さな玉がついている針。「まちばり・が・ ある・さかい・ ひっかけ・ん・よーに・ し・なはれ。」〔⇒まっちばり【待っち針】

まちまち【区々】《形容動詞や()》 それぞれに異なって、様々である様子。同じであることが期待されるのに、同じでないない様子。「みんな・ まちまちの・ 考え方・を・ し・とる。」「まちまちの・ 服装」

まつ【松】《名詞》 皮は亀甲のように裂け、針のような緑の葉を一年中つけている、神聖なものとして飾りなどに使われることが多い木。「まつ・の・ 枝・を・ 切っ・て・ 剪定する。」

まつ【待つ】《動詞・タ行五段活用》 ①人や物事などが来るのを、用意して迎える。人や物事などが来るのを期待して、時を過ごす。「お客さん・を・ まつ。」「あんた・の・ 返事・を・ まっ・とる・ねん。」「まち・に・ まっ・た・ 遠足・の・ 日ー・が・ 来・た。」②決めていた期限などを延ばす。「すま・ん・けど・ もー・ 1日・ まっ・てもらえ・ん・やろ・か。」

まっ【真っ】《接頭語》 純粋にそうである、間違いなくそうである、正確にちょうどそのようである、という意味を添える言葉。「まっ正面・を・ 向い・て・ 話・を・ する。」「まっ黒な・ 服」「まっ白の・ 雪」「まっさらな・ 鉛筆」「まっ正直な・ 人」「まっ黄色」◆接頭語「ま()」がカ行音・サ行音に続くときには「まっ」となることがある。〔⇒ま【真】、まん【真ん】

まっうえ【真っ上】《名詞》 ①真っ直ぐ上のあたり。「アパート・の・ まっうえ・の・ 部屋」②頭の上の近いところ。「天井・が・ 低ー・て・ まっうえ・が・ 鬱陶しー。」■対語=「まっした【真っ下】」〔⇒まうえ【真上】

まっか【真っ赤】《形容動詞や(ナ・ノ)》 ①たいへん赤く、赤以外の何ものでもない様子。「まっかな・ お日ーさん・が・ 昇っ・た。」②赤以外の色が含まれていない様子。「まっかに・ 塗りつぶし・た・ 絵ー。」〔⇒まっかいけ【真っ赤いけ】、まっかっか【真っ赤っか】、まっかいけのけ【真っ赤いけのけ】、まっかっかのか【真っ赤っかのか】

まっかいけ【真っ赤いけ】《形容動詞や()》 ①たいへん赤く、赤以外の何ものでもない様子。「絵の具・で・ 手ー・が・ まっかいけに・ なっ・た。」②赤以外の色が含まれていない様子。「夕焼け・で・ そこらじゅー・は・ まっかいけや。」〔⇒まっか【真っ赤】、まっかっか【真っ赤っか】、まっかいけのけ【真っ赤いけのけ】、まっかっかのか【真っ赤っかのか】

まっかいけのけ【真っ赤いけのけ】《形容動詞や()》 ①たいへん赤く、赤以外の何ものでもない様子。「お猿・の・ お尻・は・ まっかいけのけや。」②赤以外の色が含まれていない様子。「上・から・ 下・まで・ まっかいけ・の・ 服・ばっかり・ 着・とる。」〔⇒まっか【真っ赤】、まっかいけ【真っ赤いけ】、まっかっか【真っ赤っか】、まっかっかのか【真っ赤っかのか】

まっかうり(真桑瓜)】《名詞》 漬け物などにすることが多い、長い楕円の円柱のような緑色の実に、縞模様がある瓜。「大けな・ まっかうり・を・ 貰(もろ)・た。」〔⇒まくわうり【真桑瓜】

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2017年10月 4日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (522)    (通算2520回)

日常生活語 「ま」⑧

 

まぜもん【混ぜ物】《名詞、動詞する》 正当なもの以外に、違う種類のものが加えられていること。また、その加えられているもの。「まぜもん・を・ 入れ・て・ かさ・を・ 増やし・とる。」〔⇒まざりもん【混ざり物】

まぜり【混ぜり】《名詞》 種類や様子などの違うものが混在していること。「色・の・ 違う・ 卵・の・ まぜり・が・ ある。」〔⇒まじり【混じり】

まぜり【混ぜり】《接尾語》 種類や様子などの違うものが混在していることを表す言葉。「色まぜり・で・ 一束・に・ し・て・ 売っ・とる・ 色紙」〔⇒まじり【混じり】

まぜりけ【混ぜり気】《名詞》 種類や性質の異なるものが混在している様子やその中身。他のものが混在している気配。「漉し・て・ まぜりけ・の・ ない・ 水・に・ する。」〔⇒まじりけ【混じり気】

ませる《動詞・サ行下一段活用》 考えることや行うことが、年齢の割には大人っぽくなる。子どもが殊更に大人っぽくする。「考え方・が・ ませ・とる。」■名詞化=ませ

まぜる【混ぜる、交ぜる】《動詞・ラ行五段活用》 ①違う種類のものが合わさって一緒になる。「赤い・ 絵の具・に・ 黄色・が・ まじっ・て・ 橙色・に・ なっ・とる。」②違う種類のものが混在している。「あられ・の・ 中・に・ 南京豆・が・ まじっ・とる。」■他動詞は「まぜる【混ぜる、交ぜる】《ザ行下一段活用》」〔⇒まじる【混じる、交じる】

まぜる【混ぜる、交ぜる】《動詞・ザ行下一段活用》 ①違う要素や違う種類のものを混在させる。「米・に・ 餅米・を・ まぜ・て・ 炊く。」②違う要素や違う種類のものを合わせて、いっしょにする。「絵の具・を・ まぜ・て・ 新しー・ 色・を・ 作る。」③仲間に加える。全体の数に含める。「鬼ごっこ・に・ まぜ・てやる。」■自動詞は「まざる【混ざる、交ざる】」「まぜる【混ぜる、交ぜる】《ラ行五段活用》」「まじる【混ぜる、交ぜる】」⇒よせる【寄せる】、よす【寄す】いれる【入れる】、ええる(入える)、えれる(入れる)

また【股】《名詞》 ①足の付け根のところ。足と足との間。「また・を・ 開い・て・ 四股・を・ 踏む。」②二つ以上のものに分かれているところ。「木ー・に・ 登っ・て・ また・に・ 腰掛ける。」③物干し竿などを上に上げるときに支えるための、先端が二つに分かれている棒。「また・に・ 使える・ えー・ 枝・が・ みつかっ・た。」

また【又】《接続詞》 前に述べたことに加えて、更に。「雨・が・ 降る・し・ また・ 風・も・ 出・てき・た。」

また【又】《副詞》 同じことを再び。もう一度。「また・ いつか・ 会い・ましょ・ー。」

まだ【未だ】《副詞》 ①現在でも、そのことが実現していないことを表す言葉。「まだ・ 手紙・が・ 届か・へん。」「まだ・ なまこ・は・ 食べ・た・ こと・が・ ない。」②そのことから時間が経っていないことを表す言葉。「まだ・ 入学し・た・ばっかり・や。」③ある状態が続いて、次に予測されるような状態にはなっていないことを表す言葉。「まだ・ 暑い・ 日ー・が・ 続い・とる。」「まだ・ 宿題・が・ 残っ・とる。」④他のことがらと比較すると、こちらの方に多少の良さがあるということを表す言葉。「暑い・の・より・も・ まだ・ 寒い・方・が・ 過ごしやすい。」〔⇒まだまだ【未だ未だ】、まだまあ【未だまあ】

またい《形容詞》 動いたり考えたりする力がすばしこくない。鈍感で、まだるっこい。「またい・ 走り方・を・ する・ やつ・や。」「ボール・を・ 取る・の・が・ またい。」〔⇒とろい、とろこい、とろくさい、ちょろい、ちょろこい、ちょろくさい、のそい(鈍い)、のろい【鈍い】、にぶい【鈍い】

またいとこ【又従兄弟、又従姉妹】《名詞》 従兄弟・従姉妹の関係にある人の子ども同士の関係。父母の従兄弟・従姉妹にあたる人の子。「またいとこ・や・さかい・ 顔・は・ 知ら・ん・ねん。」〔⇒ふたいとこ【二従兄弟、二従姉妹】

またがし【又貸し】《名詞、動詞する》 人から借りたものを、貸し主の承諾を得ないで、さらに別の人に貸すこと。「図書館・の・ 本・は・ またがしし・たら・ あか・ん・ぞ。」

またかみ〔またがみ〕【股上】《名詞》 ズボンなどの、股の分かれ目から上の部分。また、その長さ。「またがみ・が・ 30センチ・ ある。」

またがる【跨る】《動詞・ラ行五段活用》 ①股を広げて、両足で挟むようにして乗る。「馬・に・ またがる。」「自転車・に・ またがる。」②2つ以上の地域・領域・時間などにわたって、かかわる。いくつかの地域に広がる。「2年・に・ またがっ・て・ 工事・が・ 続い・とる。」「兵庫県・は・ 日本海・から・ 瀬戸内海・に・ またがっ・とる。」

またぎき【又聞き】《名詞、動詞する》 当事者から直接に聞くのではなく、その話を聞いた人から、話の内容を聞くこと。また、その話の内容。「またぎき・や・さかい・ ほんま・か・ 嘘・か・ わから・へん。」

またぐ【跨ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 股を広げて、ものの上を越える。物を踏みつけたり、その上に落ちたりしないで、越える。「溝・を・ またい・で・ 向こう側・へ・ 行く。」「寝・とる・ 人・を・ またい・だら・ あき・まへ・ん。」〔⇒またげる【跨げる】

またぐら【股ぐら】《名詞》 左右の足の付け根のあたりの内側の間。両側のももを広げてできる空間。「またぐら・に・ ボール・が・ 当たっ・て・ ごっつい・ 痛かっ・た。」

またげる【跨げる】《動詞・ガ行下一段活用》 股を広げて、ものの上を越える。物を踏みつけたり、その上に落ちたりしないで、越える。「畳・の・ へり・は・ またげ・て・ 歩け。」〔⇒またぐ【跨ぐ】

またずれ【股擦れ】《名詞、動詞する》 左右の足の付け根のあたりの内側がこすれて、皮膚がすりむけて痛みを感じること。また、そのようになった傷。「長い・ 道・を・ 歩い・て・ またずれ・が・ でけ・た。」

または〔またわ〕【又は】《接続詞》 並列的な2つのことがらのどちらかであることを表す言葉。どちらを選んでもよいという条件で2つのことがらを提示する言葉。「電話・か・ または・ メール・で・ 連絡し・ます。」

まだまあ〔まだまー〕【未だまあ】《副詞》 ①現在でも、そのことが実現していないことを表す言葉。「今日・は・ まだまー・ 台風・は・ 四国・に・ 上陸し・とら・へん。」②そのことから時間が経っていないことを表す言葉。「まだまー・ 昼飯・を・ 食ー・た・ばっかり・や。」③ある状態が続いて、次に予測されるような状態にはなっていないことを表す言葉。「点・の・ 取り合い・で・ まだまー・ どっち・が・ 勝つ・か・ わから・へん。」④他のことがらと比較すると、こちらの方に多少の良さがあるということを表す言葉。「それ・よりか・ まだまー・ こっち・の・ 服・の・ 方・が・ 良()ー・なー。」〔⇒まだ【未だ】、まだまだ【未だ未だ】

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2017年10月 3日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (521)    (通算2519回)

日常生活語 「ま」⑦

 

ましょうめん〔ましょーめん〕【真正面】《名詞》 互いにまっすぐに向かい合っていること。また、その方向。真向かい。「淡路島・が・ ましょーめん・に・ 見える。」〔⇒まっしょうめん【真っ正面】、まとも〕

まじり【混じり】《名詞》 種類や様子などの違うものが混在していること。「違う・ もの・の・ まじり・が・ あっ・たら・ 機械・が・ 止まる・ こと・に・ なっ・とる。」〔⇒まぜり【混ぜり】

まじり【混じり】《接尾語》 種類や様子などの違うものが混在していることを表す言葉。「雨まじり・の・ 風・が・ 吹い・てき・た。」〔⇒まぜり【混ぜり】

まじりけ【混じり気】《名詞》 種類や性質の異なるものが混在している様子やその中身。他のものが混在している気配。「まじりけ・の・ ない・ 100パーセント・の・ ジュース」「何やら・ まじりけ・の・ ある・ 酒・の・ 味・や・なー。」〔⇒まぜりけ【混ぜり気】

まじる【混じる、交じる】《動詞・ラ行五段活用》 ①違う種類のものが合わさって一緒になる。「花壇用・の・ 土・を・ 買()ー・たら・ 黒土・やら・ 落ち葉・やら・ 肥料・やら・が・ まじっ・て・ 土・に・ なっ・とっ・た。」②違う種類のものが混在している。「ちりめんじゃこ・の・ 中・に・ 小()まい・ 烏賊・の・ 子・が・ まじっ・とる。」■他動詞は「まぜる【混ぜる、交ぜる】」〔⇒まぜる【混ぜる、交ぜる】

ます【升】《名詞》 米・醤油・酒などの量をはかるために使う、箱の形をした道具。「ます・で・ 計っ・て・ 醤油・を・ 売る。」「一升ます」「五合(ごんごー)ます」◆米をはかる「一斗ます」は円形である。

ます【鱒】《名詞》 海・川・湖などにすみ、薄茶色に黒茶色の斑点がある、鮭に似て鮭よりも小さい魚。「歳暮・に・ ます・を・ 1匹・ もろ・た。」

ます《助動詞》 相手に敬意を表して、丁寧に表現するときに使う言葉。「僕・が・ 行き・ます。」◆終止形が「明日・ 行き・まー。」のように「ま〔まー〕」となることがある。〔⇒ま〕

ます《補助動詞・サ行五段活用》 ⇒てます〔でます〕《補助動詞・サ行五段活用》を参照

ます《接尾語》[動詞の連用形に付く] 乱暴な感じで行動を起こしたり、その同じ行動を続けたりする、という意味を添える言葉。「相手・を・ 突きまし・て・ こかし・た。」「押します」「なぐります」「どつきます」「ぶちます」「はります」「かちます」

まず【先ず】《副詞》 他のことを差し置いて、それが当面の課題や関心事であることを表す言葉。それが最優先であることを表す言葉。他のことに先んじて、それを行うことを表す言葉。「まず・ 今日・の・ 予定・を・ 言()ー・とき・ます。」

ますい【麻酔】《名詞、動詞する》 薬を使って、全身や体の一部に感じる痛みや感覚を、一時的になくすこと。「ますいし・を・ 打っ・て・から・ 虫歯・を・ 抜い・てもろ・た。」

まずい【不味い】《形容詞》 材料や味付けが良くなくて、美味しくない。「あわて・て・ 作っ・た・さかい・ まずい・ もん・や・けど・ 食べ・てください。」■対語=「うまい【(美味ない、上手ない)】」「おいしい【美味しい】」「いける」〔⇒うまない【美味ない】、うもない(美味ない)、あじない【味ない】、もみない〕

まずい【拙い】《形容詞》 ①何かをしたり、作ったりするのがうまくできなくて劣っている様子。「読ま・れ・ん・ほど・ まずい・ 字ー・や。」②ものごとの対応の仕方が適切でない。「あの・ 時・の・ 説明・の・ 仕方・は・ まずかっ・た。」⇒へた【下手】、へたくそ【下手糞】、へぼ、へぼい〕

マスク〔ますく〕【英語=mask】《名詞》 ほこりや病菌などを防ぐために、口や鼻を覆うガーゼ製の布。「風邪・を・ ひー・て・ ますく・を・ する。」

ますます【益々】《副詞》 前よりもさらに程度が高まることを表す言葉。「この・ 連続ドラマ・は・ ますます・ 面白(おもろ)ー・ なっ・てき・た。」「湿度・が・ ますます・ 上がっ・た。」「あいつ・に・ 文句・ 言わ・れ・て・から・ ますます・ 腹・が・ たっ・てき・た。」〔⇒いっそう【一層】、よけい【余計】、よけのこと(余計の事)、いちだんと【一段と】

ませ《名詞、形容動詞や()》 考えることや行うことが、年の割には大人っぽい子ども。殊更に大人っぽく振る舞っている子ども。また、その様子。「小学生・の・くせに・ だいぶ・ ませ・なん・や。」

まぜ《名詞》 南の方から吹く風。「ぬくい・ まぜ・が・ 吹き始め・た。」

まぜかえす【混ぜ返す】《動詞・サ行五段活用》 ①調理しているものを、何度もかき混ぜて、ひっくり返す。「焼き飯・を・ まぜかえし・て・ 焦げ・ん・よーに・ する。」②脇の方から口出しをして、場所や場面を混乱させる。「寄り合い・を・ まぜかえし・やがっ・た。」〔⇒まぜかやす(混ぜ返す)

まぜかやす(混ぜ返す)】《動詞・サ行五段活用》 ①調理しているものを、何度もかき混ぜて、ひっくり返す。「にくてん・を・ 上手に・ まぜかやし・た。」②脇の方から口出しをして、場所や場面を混乱させる。「人・が・ 真剣に・ 話・を・ し・とる・のに・ 横・から・ まぜかやし・くさっ・た。」〔⇒まぜかえす【混ぜ返す】

まぜくちゃ【混ぜ苦茶】《形容動詞や()、動詞する》 いろいろなものが無秩序に混じり合っている様子。いろいろなものを混ぜ合わせている様子。ものごとを混同している様子。「トランプ・を・ まぜくちゃに・ し・て・から・ みんな・に・ 配る。」〔⇒まぜこぜ【混ぜこぜ】、まぜこちゃ【混ぜこちゃ】、ごじゃまぜ【ごじゃ混ぜ】、ごたまぜ【ごた混ぜ】、ごっちゃまぜ【ごっちゃ混ぜ】、ごちゃまぜ【ごちゃ混ぜ】

まぜこぜ【混ぜこぜ】《形容動詞や()、動詞する》 いろいろなものが無秩序に混じり合っている様子。いろいろなものを混ぜ合わせている様子。ものごとを混同している様子。「絵の具・を・ まぜこぜに・ する。」〔⇒まぜくちゃ【混ぜ苦茶】、まぜこちゃ【混ぜこちゃ】、ごじゃまぜ【ごじゃ混ぜ】、ごたまぜ【ごた混ぜ】、ごっちゃまぜ【ごっちゃ混ぜ】、ごちゃまぜ【ごちゃ混ぜ】

まぜこちゃ【混ぜこちゃ】《形容動詞や()、動詞する》 いろいろなものが無秩序に混じり合っている様子。いろいろなものを混ぜ合わせている様子。ものごとを混同している様子。「上手な・ 人・も・ 下手な・ 人・も・ まぜこちゃで・ チーム・を・ 作る。」〔⇒まぜくちゃ【混ぜ苦茶】、まぜこぜ【混ぜこぜ】、ごじゃまぜ【ごじゃ混ぜ】、ごたまぜ【ごた混ぜ】、ごっちゃまぜ【ごっちゃ混ぜ】、ごちゃまぜ【ごちゃ混ぜ】

まぜごはん《名詞》 魚・肉・野菜などのおかず類を混ぜて炊いたご飯。「松茸・を・ 貰(もろ)・た・さかい・ まぜごはん・を・炊い・た。」◆具を米と一緒に炊きあげるものと、炊いた飯に後から具を添えるものとがある。〔⇒かやくめし【加薬飯】、かやくごはん【加薬御飯】、ごもくめし【五目飯】、ごもくごはん【五目御飯】、まぜめし【混ぜ飯】たきこみ【炊き込み】、たきこみごはん【炊き込み御飯】

まぜめし【混ぜ飯】《名詞》 魚・肉・野菜などのおかず類を混ぜて炊いたご飯。「牡蠣・を・ 入れ・た・ まぜめし・を・ 炊く。」◆具を米と一緒に炊きあげるものと、炊いた飯に後から具を添えるものとがある。〔⇒かやくめし【加薬飯】、かやくごはん【加薬御飯】、ごもくめし【五目飯】、ごもくごはん【五目御飯】、まぜごはん【混ぜ御飯】、たきこみ【炊き込み】、たきこみごはん【炊き込み御飯】

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2017年10月 2日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (520)    (通算2518回)

日常生活語 「ま」⑥

 

まぐれ《名詞、形容動詞や()》 たまたまうまくいくこと。運良く成功すること。「今・の・は・ まぐれ・や・さかい・ 二度・と・ でけ・へん。」〔⇒まぐれあたり【まぐれ当たり】、まぐろ〕

まぐれあたり【まぐれ当たり】《名詞、形容動詞や()》 たまたまうまくいくこと。運良く成功すること。「まぐれあたりで・ 宝くじ・が・ 当たっ・た。」〔⇒まぐれ、まぐろ〕

まくれる(捲れる)】《動詞・ラ行下一段活用》 ①固定されていたものの一部分が、はがれて上がる。「カーテン・が・ 風・で・ まくれ・とる。」②くっついていたものが、はがれて離れる。表面のものがなくなって、内側のものが現れる。「シャツ・の・ 袖・が・ まくれ・た・まま・や。」■他動詞は「まくる【(捲る)】」〔⇒めくれる【捲れる】、むくれる(捲れる)⇒むける【剥ける】

まぐろ【鮪】《名詞》 刺身などにして食べる、暖かい海にいる大きな赤身の魚。「まぐろ・の・ 造り」

まぐろ《名詞、形容動詞や()》 たまたまうまくいくこと。運良く成功すること。「昨日・の・ 試合・は・ まぐろ・で・ 勝った。」〔⇒まぐれ、まぐれあたり【まぐれ当たり】

まくわうり【真桑瓜】《名詞》 漬け物などにすることが多い、長い楕円の円柱のような緑色の実に、縞模様がある瓜。「まくわうり・を・ 漬け物・に・ する。」〔⇒まっかうり(真桑瓜)

まけ【負け】《名詞》 戦って相手に敗れること。相手より劣った成績を取ること。「ほれ・ 見ー。今日・は・ お前・の・ まけ・や。」■対語=「かち【勝ち】」

まけずぎらい【負けず嫌い】《形容動詞や()、名詞》 勝ち気で意地を張り、負けることが極端に嫌いな様子。また、そのような人。「妹・は・ まけずぎらいで・ 口・が・ うるさい。」

まける【負ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①戦って相手に敗れる。相手より劣った成績を取る。「途中・で・ こけ・て・ まけ・ても・た。」「決勝戦・で・ まけ・て・ 悔しかっ・た。」②対象となるものを克服することができない。「風邪・に・ まけ・て・ 寝込ん・だ。」「漆・に・ まけ・て・ 顔・が・ ただれ・た。」③皮膚がかぶれる。「漆・に・ まける。」④商品の値段を、決めていた値段より安くする。または、決めていた量より多くする。「百グラム・ まけ・とき・まっ・さ。」⑤損失を出す。「競馬・で・ まけ・た。」■対語=「かつ【勝つ】」■名詞化=まけ【負け】⇒きばる【気張る】、べんきょう【勉強】(する)

まげる【曲げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①まっすぐなものを、曲線にしたり折る形にしたりする。「針金・を・ まげる。」②進んでいく向きを変える。「船・を・ ちょっと・ 右・に・ まげる。」③規則や決めたことなどを変える。特に、良くない方向に変更する。「決め・た・ こと・を・ まげ・たら・ あか・ん・やろ。」■自動詞は「まがる【曲がる】」■対語=①「のばす【伸ばす】」

まけんき【負けん気】《名詞》 どんなことがあっても負けないぞと思う気持ち。向こう見ずの性格。「まけんき・の・ 強い・ 子ー・や・なー。」「もー・ ちょっと・ まけんき・が・ 欲しー・なー。」

まご【孫】《名詞》 息子や娘の子ども。子どもの子ども。「まご・が・ 小学校・に・ あがっ・た。」

まごつく《動詞・カ行五段活用》 慣れていなくて、どうしてよいかわからず、迷ってうろたえる。「携帯電話・の・ 使い方・で・ まごつい・た。」〔⇒まごまご(する)

まことに【誠に】《副詞》 そうとしか言えなくて、心の底からそのように思うという気持ちを表す言葉。「まことに・ えー・ 話・を・ 聞かし・てもろ・て・ ありがとう・ござい・ます。」◆やや改まった場面で使うことが多い。〔⇒ほんとうに【本当に】、ほんに【本に】、ほん【本】、ほんまに【本間に】、まったく【全く】

まごまご《副詞と、動詞する》 ①慣れていなくて、どうしてよいかわからず、迷ってうろたえる様子。「切符・の・ 買い方・が・ わから・んで・ まごまごし・た。」②ものごとが前進しない様子。停滞した行いを繰り返す様子。「まごまごし・とっ・たら・ みんな・に・ 負け・てまう・ぞ。」①動詞⇒まごつく〕

まさか《副詞》 いくらなんでも、そのようなことはあるまいという気持ちや判断を表す言葉。「まさか・ 今日・ 来る・こと・は・ あら・へん・やろ。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。

まざりもん【混ざり物】《名詞》 正当なもの以外に、違う種類のものが加えられていること。また、その加えられているもの。「まざりもん・が・ 入っ・た・ 酒」〔⇒まぜもん【混ぜ物】

まざる【混ざる、交ざる】《動詞・ラ行五段活用》 ①違う要素や違う種類のものが混在している。「米・の・ 中・に・ ごみ・が・ まざっ・とる。」②違う要素や違う種類のものが合わさって、いっしょになる。「海・の・ 水・に・ 川・の・ 水・が・ まざっ・とる。」「赤い・ 絵の具・に・ 緑・が・ まざっ・た・ 色」■他動詞は「まぜる【混ぜる、交ぜる】」

まし【増し】《名詞》 付け加えて、量をふやしたり、値段を高くしたりすること。また、その量や値段の大きさ。「日曜日・は・ 1割・の・ まし・の・ 値段・に・ なっ・とん・ねん。」

まし《名詞、形容動詞や()》 どちらかと言えば、そのほうが、他よりまだよいということ。比較的、よいということ。「破れ・た・ 傘・でも・ ない・より・は・ ましや。」「もー・ ちょっと・ ましな・ 意見・を・ 言()ー・てんか。」

ましかく〔まーしかく〕【真四角】《名詞》 辺の長さが同じで、角度がすべて直角の四角形。正方形。「ましかく・の・ 箱」〔⇒まっしかく【真四角】

ました〔まーした〕【真下】《名詞》 ①真っ直ぐ下のあたり。「ビル・の・ ました・は・ 風・が・ 強い。」②山や丘のふもとのあたり。「家・は・ 六甲山・の・ まーした・に・ ある・ねん。」■対語=「まうえ【真上】」〔⇒まっした【真っ下】

マジック〔まじっく〕【英語=magic】《名詞》 何にでも書ける油性のフエルトペン。「まじっく・で・ 落書きさ・れ・たら・ 消え・へん・ので・ 困る。」◆商標名を普通名詞のように使う言葉。

まじない《名詞、動詞する》 ①神仏の不思議な力によって、災いを取り除いたり考えられないようなことを起こしてくれたりするようにと祈ること。「よー・ない・ こと・が・ 続い・とる・さかい・ 宮はん〔=神社〕・で・ 何・ぞ・ まじない・でも・ し・てもらおー・か。」②何かの策を施して、子どもなどをなだめすかすこと。「やかましーに・ 泣く・さかい・ 飴玉・を・ やっ・て・ まじない・を・ し・た。」

まじめ【真面目】《形容動詞や()》 言動に嘘や偽りやごまかしがなく、一生懸命に取り組む様子。人柄が誠実で、真剣に取り組む様子。「まじめに・ 働い・とっ・たら・ また・ えー・こと・が・ あり・ます・やろ。」「あいつ・は・ まじめ・が・ 取り柄・や。」■対語=「ふまじめ【不真面目】」〔⇒まとも〕

ましょ《助動詞》 自分の意志を表したり、他人への誘いかけなどの気持ちをやわらかく表現したりするときに使う言葉。「明日・は・ 早起きし・ましょ。」◆丁寧の意味を表す助動詞「ます」に、意志を表す助動詞「う」が続いてできた「ましょう」の発音が「ましょ」になったものである。活用はしないが、経緯から考えて助動詞として扱う。〔⇒まほ〕

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2017年10月 1日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (519)    (通算2517回)

日常生活語 「ま」⑤

 

まかる【負かる】《動詞・ラ行五段活用》 値引きができる。「もー・ ちょっと・ まかる・やろ。」「そら・ 無理や・ もー・ これ・以上・は・ まかり・まへ・ん。」◆可能動詞。

まがる【曲がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①まっすぐなものが、曲線を描いたり折れたりする。「背筋・が・ まがっ・とる・ぞ。」②進んでいく向きが変わる。「交差点・を・ 右・に・ まがる。」③道理から外れる。心が素直でなくなる。「まがっ・た・ こと・を・ し・たら・ あか・ん。」■他動詞は「まげる【曲げる】」■対語=①「のびる【伸びる】」

まき【巻き】《名詞》 ①巻くこと。巻いたもの。巻き方。「糸・の・ まき・が・ ゆるい。」②ご飯や具を海苔や卵焼きなどで巻いたもの。「まき・を・ 3本・ 買う。」⇒まきずし【巻き寿司】、すし【寿司】

まきあげる【巻き上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①巻いて上へ引き上げる。すっかり巻いてしまう。「すだれ・を・ まきあげる。」「シャッター・を・ まきあげる。」②風がものを舞い上がらせる。「落ち葉・を・ まきあげ・て・ 吹く。」③脅したりすかしたりして、金品を無理に取り上げる。「だまさ・れ・て・ 金・を・ まきあげ・られ・た。」

まきこむ【巻き込む】《動詞・マ行五段活用》 ①巻いて中に引き込む。「扇風機・が・ 紐・を・ まきこん・で・ 止まっ・ても・た。」②本人の意思とは関係なく、やや強引に仲間に引き入れる。「同窓会・の・ 世話人・に・は・ あいつ・も・ まきこん・だれ。」

まきじゃく【巻き尺】《名詞》 細い布・紙・鋼などに目盛りをつけて、テープのように円く巻き込めるようにした物差し。「まきじゃく・を・ 伸ばし・て・ 道・の・ 幅・を・ 測る。」

まきずし【巻き寿司】《名詞》 ご飯や具を海苔や卵焼きなどで巻いたもの。「まきずし・を・ こしらえ・て・ 花見・に・ 行く。」〔⇒まき【巻き】、すし【寿司】

まきちらかす【撒き散らかす】《動詞・サ行五段活用》 辺り一面にばらまく。きちんと整頓されていない状態にある。「小さな・ 紙切れ・を・ まきちらかす。」〔⇒まきちらす【撒き散らす】、ふりまく【振り撒く】

まきちらす【撒き散らす】《動詞・サ行五段活用》 辺り一面にばらまく。きちんと整頓されていない状態にある。「水・を・ まきちらす。」「塵・を・ まきちらし・たら・ あか・ん・やろ。」〔⇒まきちらかす【撒き散らかす】、ふりまく【振り撒く】

まきつく【巻き付く】《動詞・カ行五段活用》 他のものの周りに巻くようにくっついて、離れにくくなる。「自転車・の・ チェーン・が・ まきつい・ても・た。」

まきもん【巻物】《名詞》 細長い紙に字や絵を書いて、軸として巻いたもの。「忍者・の・ まきもん」

まぎれこむ【紛れ込む】《動詞・マ行五段活用》 ①多くのものの中に入り交じって、それがある場所がわからなくなる。わからないように入り込む。「大事な・ 書類・が・ まぎれこん・で・ どこ・に・ ある・の・か・ わから・へん。」②わからないようにして入る。「祭り・の・ 時・に・は・ スリ・が・ まぎれこん・どる・かもしれん。」

まぎわ【間際】《名詞》 その時になる直前。その時が差し迫った段階。「家・を・ 出る・ まぎわ・に・ 便所・に・ 行き・とー・なっ・た。」

まく【幕】《名詞》 ①仕切り、目隠し、風よけ、飾りなどのため、隔てとして使う幅の広い布。「卒業式・に・ 紅白・の・ まく・を・ 張る。」②舞台などの前面に垂らす大きな布。「まく・が・ 上がっ・て・ 劇・が・ 始まっ・た。」

まく【膜】《名詞》 ①生物の器官を包んだり隔てたりしている薄い皮。「耳・の・ まく・が・ 破れ・た。」②液体の表面などを覆う、薄い皮。「湯葉・の・ まく・が・ でけ・とる。」

まく【巻く】《動詞・カ行五段活用》 ①長いものを、端から丸めていく。「体育館・に・ 敷い・た・ シート・を・ まく。」②長いものを、ものにからみつける。「指・に・ 包帯・を・ まく。」「首・に・ マフラー・を・ まく。」③ぐるぐると円く動く。渦を起こす。「水・の・ 渦・が・ まい・とる。」④回して締める。緩んだものを堅くする。「時計・の・ ねじ・を・ まく。」

まく【蒔く】《動詞・カ行五段活用》 草や木の種を土に埋めたり、土の上に散らしたりして、芽が出るようにする。「糸瓜(へちま)・の・ 種・を・ まい・た。」〔⇒うえる【植える】

まく【撒く】《動詞・カ行五段活用》 ものを辺り一帯に散らし広げる。「節分・に・ 豆・を・ まく。」「庭・に・ 水・を・ まく。」

まぐさ【秣、馬草】《名詞》 牛や馬などの餌として与える藁や干し草。「まぐさ・を・ 入れる・ 桶」〔⇒かいば【飼い葉】

まぐち【間口】《名詞》 ①家や店や土地などの正面の幅。部屋などの出入りをするところの幅。「まぐち・の・ 広い・ 店」②営業や仕事や研究などの範囲。「まぐち・の・ 広い・ 商売・を・ し・とる。」

まくばる【間配る】《動詞・ラ行五段活用》 ①同じような間隔を開けて置く。「畝・に・ 種・を・ まくばっ・て・ 蒔く。」②むらなく行き渡るように配る。公平に分配をする。「村中・に・ 配る・ ちらし・を・ 隣保・ごと・に・ まくばる。」

まくら【枕】《名詞》 ①寝るときに頭をのせて支えるもの。「うち・の・ お祖母ちゃん・は・ 木ー・の・ まくら・を・ 使(つこ)・とっ・た。」②他の長いものと直角に交わり、下から受けて支えるもの。特に、漁船などを陸揚げするときに、船底の下にあてがって船の動きを滑らかにするもの。「船・を・ のぼす・ とき・に・ まくら・に・ 油・を・ 塗る。」⇒そろばん【算盤】

まくらぎ【枕木】《名詞》 鉄道のレールを固定して支えるとともに重みを平均に分散させるために、レールと直角にして、一定の間隔を置いて敷き並べてある木やコンクリート。「引き込み線・の・ まくらぎ・の・ 間・に・ 草・が・ はえ・とる。」

まくらぎょう〔まくらぎょー〕【枕経】《名詞》 人が亡くなった直後に、亡くなった人の枕元でお坊さんにあげてもらうお経。「北枕・に・ し・て・ まくらぎょー・を・ あげ・てもらう。」

まくらもと【枕元】《名詞》 横になっている人の枕のそば。「ラジオ・を・ まくらもと・に・ 置い・て・ 聞く。」

まくり【海人草】《名詞》 煎じて回虫駆除薬として使う、円柱のような形で枝分かれして、毛羽がある海藻。「まくり・を・ 煎じ・た・の・は・ 飲み・にくい。」〔⇒まっくり(海人草)

まくる【捲る】《動詞・ラ行五段活用》 ①身につけたり上に置いてあったりするものを脱がせたり取り除いたりする。中のものが見える状態にする。「布団・を・ まくっ・て・ 起こす。」「シャツ・の・ 腕・を・ まくる。」②巻くようにして上げる。上げてひっくりかえしたり、取り除いたりする。冊子の次のページを開く。「シール・を・ まくっ・て・ 字ー・を・ 読む。」③懸命に仕事をする。「暗(くろ)ー・ なる・まで・に・ まくっ・て・ 田圃仕事・を・ する。」■自動詞は「まくれる【(捲れる)】」①②⇒めくる【捲る】、むくる(捲る)

まくる【捲る】《接尾語・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 同じ動作をし続けることを表す言葉。その動作を勢いよくすることを表す言葉。「しゃべりまくっ・て・ うるさい。」「カラオケ・で・ 歌いまくっ・とる。」

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2017年9月30日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (518)    (通算2516回)

日常生活語 「ま」④

 

まえから【前から】《副詞》 今ではなくて過去の時点から。過去の時点で既に。「それ・は・ まえから・ 決め・とっ・た・ こと・や・ねん。」〔⇒まいから(前から)、まえまえから【前々から】、まいまいから(前々から)

まえがり【前借り】《名詞、動詞する》 まだ受取日になっていないときに、給料などのお金を受け取ること。「給料・の・ まえがり・は・ でけ・へん。」〔⇒まいがり(前借り)、さきがり【先借り】

まえだれ【前垂れ】《名詞》 ①炊事や作業をするときなどに、衣服を汚さないために、腰から下のあたりに付ける丈夫な布。「まえだれ・を・ し・て・ 配達・に・ 行く。」「まえだれ・ し・て・ 料理・を・ 作る。」②乳幼児が食事をするときなどに、衣服を汚さないために、顎のあたりから上半身に付ける布。「こぼさ・ん・よーに・ まえだれ・を・ 付け・たる。」◆①には、日常的な作業のために厚手で作られているものがあり、宣伝のために会社名、商店名、商品名などが書かれているものもある。〔⇒まいかけ(前掛け)、まえかけ【前掛け】、まいだれ(前垂れ)、エプロン【英語=apron

まえど【前度】《名詞》 ①現在から隔たった、過去のある時期。「まえど・に・ いっぺん・ 喧嘩し・た・ こと・が・ ある。」②反復したり継続したりすることがらの、この前のとき。今回のひとつ前のとき。「あんた・に・は・ まえど・の・ 時・に・ お目・に・ かかり・まし・た・なー。」〔⇒まいど(前度)、ぜん【前】⇒まえ【前】、まい()⇒ぜんかい【前回】、まえのかい【前の回】、まいのかい(前の回)

まえどれ【前獲れ】《名詞》 すぐ前の海で獲れた魚介類。地元産の魚介類。「まえどれ・の・ 蛸・は・ 活き・が・ 良ー・て・ うまい。」「まえどれ・の・ 魚・やっ・たら・ 魚の棚(うおんたな)・で・ 買い・なはれ。」〔⇒まえのもん【前の物】

まえのかい【前の回】《名詞》 反復したり継続したりすることがらの、この前のとき。今回のひとつ前のとき。「まえのかい・で・ 決まら・なんだ・ こと・を・ 今日・は・ 決め・たい・と・ 思ー・とり・ます。」■対語=「つぎのかい【次の回】」〔⇒まえど【前度】、まいど(前度)、ぜんかい【前回】、まいのかい(前の回)、ぜん【前】

まえのひ〔きえのひー〕【前の日】《名詞》 その日の、前の日。「まえのひー・に・ かぜ・を・ ひー・て・ えんそく・は・ けっせきし・てん。」〔⇒ぜんじつ【前日】

まえのもん【前の物】《名詞》 ①すぐ前の海で獲れた魚介類。地元産の魚介類。「まえのもん・や・さかい・ 新しい・よ。」②地元産の野菜や穀物。「あの・ スーパー・の・ 野菜・は・ まえのもん・や・ねん。」③自宅の庭や、自宅のすぐ近くで収穫できる作物。「まえのもん・を・ 引い・てき・て・ おひたし・に・ し・た。」⇒まえどれ【前獲れ】

まえば【前歯】《名詞》 口の前の方にある、上下の歯。「こけ・て・ 顎・を・ 撲っ・て・ まえば・が・ 動い・た。」■対語=「おくば【奥歯】」

まえばらい【前払い】《名詞、動詞する》 給料や代金などを先に渡すこと。「給料・の・ まえばらい・なんか・ でけ・へん・がな。」■対語=「あとばらい【後払い】」〔⇒まいばらい(前払い)、さきばらい【先払い】

まえまえ【前々】《名詞、副詞に》 ずっと以前。「まえまえに・ 聞い・た・ 話・を・ 思い出し・た。」〔⇒まいまい(前々)

まえまえから【前々から】《副詞》 今ではなくて過去の時点から。過去の時点で既に。「まえまえから・の・ 約束・でっ・さかい・ あんじょー・ お頼(たの)・申します。」〔⇒まいまいから(前々から)、まえから【前から】、まいから(前から)

まえむき【前向き】《名詞》 ①その場の正面に向けること。「まえむき・に・ 体育館・の・ 椅子・を・ 並べる。」②顔の正面の方向。「まっすぐ・ まえむき・に・ 歩け。」■対語=「うしろむき【後ろ向き】」「おしろむき【(後ろ向き)】」〔⇒まえむけ【前向け】

まえむけ【前向け】《名詞》 ①その場の正面に向けること。「スタンド・に・ 向かっ・て・ まえむけ・に・ 整列する。」②顔の正面の方向。「よそ見・を・ せ・んと・ まえむけ・に・ 進め。」■対語=「うしろむけ【後ろ向け】」「おしろむけ【(後ろ向け)】」〔⇒まえむき【前向き】

まえより【前寄り】《名詞》 全体の中で、前の部分に属すること。「まえより・の・ 席・に・ 座っ・てください。」■対語=「あとより【後寄り】」「うしろより【後ろ寄り】」

まえわたし【前渡し】《名詞、動詞する》 商品や金を、予定の日や約束の日になっていないときに渡すこと。「品物・を・ まえわたし・に・ する。」

まがいもん【紛い物】《名詞》 本物に似せて作っているが本物でないこと。また、そのようなもの。「安い・(と・) 思(おも)・たら・ ほんまもん・や・のー・て・ まがいもん・を・ つかま・され・た。」■対語=「ほんまもん【本間物】」「ほんもの【本物】」「ほんもん【本物】」〔⇒にせ【贋、偽】、にせもん【贋物、偽物】、だまし【騙し】、だましもん【騙し物】

まがさす〔まーがさす〕【魔が差す】《動詞・サ行五段活用》 よくない考えがふと沸き上がってくる。よくない行動を思わず行ってしまう。「まーがさし・て・ カンニング・を・ し・ても・た。」

まかす【任す】《動詞・サ行五段活用》 ①ものごとの判断や処理などを他の人にゆだねて、その人の考えにそって行わせる。「どこ・へ・ 行く・か・は・ あんた・に・ まかし・ます・さかい・ 決め・てください。」②自分がしないで、他の人にやってもらう。「金・を・ 払(はろ)・て・ 仕事・を・ 他・の・ 人・に・ まかす。」③制限や束縛をしないで、可能な限り使う。「骨董・を・ 金・に・ まかし・て・ 買い込む。」「力・に・ まかし・て・ 引っ張る。」

まかす【負かす】《動詞・サ行五段活用》 相手に勝つ。相手が負けるようにする。「負け・て・ばっかり・の・ 相手・を・ はじめて・ まかし・たっ・た。」

まかせ まかせ よいやまかせ《成句》 秋祭りで、力を合わせて「だんじり【壇尻】」をかき上げるために、みんなで大きな声を出して唱える言葉。

まがぬける〔まーがぬける〕【間が抜ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①調子が外れる。肝心なことが抜け落ちている。引き締まった感じがしない。「まーがぬけ・た・よーな・ 挨拶・やった。」②飲食物の新鮮さが失われる。特に、飲食物の刺激的な特性が失われる。「まーがぬけ・た・ サイダー・を・ 飲ん・だ。」⇒きがぬける【気が抜ける】

まがり【間借り】《名詞、動詞する》 お金を払って、建物の一部の部屋を借りて住んだり商売などをしたりすること。「学生・の・ 時・は・ 知り合い・の・ 家・に・ まがりし・とっ・た。」

まがりかど【曲がり角】《名詞》 ①道が直角に、または鋭角のように曲がっているところ。「まがりかど・は・ 気・を・ つけ・んと・ 危ない・よ。」②ものごとの変わり目。「商売・が・ おかしー・ なっ・てき・た・ まがりかど・は・ 2年前・やっ・た。」

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2017年9月29日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (517)    (通算2515回)

日常生活語 「ま」③

 

まいまい(前々)】《名詞、副詞に》 ずっと以前。「まいまいに・ 決め・とっ・た・ 予定・や・さかい・ 変え・られ・へん。」〔⇒まえまえ【前々】

まいまいかぜ【舞い舞い風】《名詞》 渦を巻くように吹き起こる強い風。つむじ風。「まいまいかぜ・で・ ごみ・が・ いっぱい・ 飛ん・でき・た。」〔⇒まいかぜ【舞い風】

まいまいから(前々から)】《副詞》 今ではなくて過去の時点から。過去の時点で既に。「まいまいから・ 毎日・ 3時間・ 練習・を・ し・てき・た・さかい・ 力・が・ つい・てき・とる。」〔⇒まえまえから【前々から】、まえから【前から】、まいから(前から)

まいまいこんこ【舞い舞いこんこ】《名詞》 水面を急速に旋回する習性がある、体長1センチに満たない水生昆虫。水すまし。「池・で・ まいまいこんこ・が・ 泳い・どる。」

まいまいこんこ【舞い舞いこんこ】《名詞、動詞する》 ①風などによって、くるくる回ること。「落ち葉・が・ 風・で・ まいまいこんこし・とる。」②あるところを中心にして小さな円を描いて回ること。特に、自分がひとりで、その場で回ること。「まいまいこんこ・を し・て・ 目・が・ まわっ・た。」③どうしてよいか判断できず、立ち往生したりまごまごしたりする様子。「時間・が・ 無()ー・て・ まいまいこんこし・ても・た。」〔⇒まいまいこんこん【舞い舞いこんこん】①②⇒まいまい【舞い舞い】

まいまいこんこん【舞い舞いこんこん】《名詞、動詞する》 ①風などによって、くるくる回ること。「雪・が・ まいまいこんこん・を・ し・て・ 降っ・てき・た。」②あるところを中心にして小さな円を描いて回ること。特に、自分がひとりで、その場で回ること。「まいまいこんこんし・て・ 柱・に・ ぶつかっ・た。」③どうしてよいか判断できず、立ち往生したりまごまごしたりする様子。「みんな・で・ 相談し・た・けど・ まいまいこんこん・ し・て・ 何(なん)・も・ 決まら・ず・や。」〔⇒まいまいこんこ【舞い舞いこんこ】①②⇒まいまい【舞い舞い】

まいよさ【毎夜さ】《名詞》 その晩その晩。どの晩も。来る晩に。「まいよさ・ テレビ・を・ 見・て・から・ 寝る。」〔⇒まいばん【毎晩】

まいる【参る、詣る】《動詞・ラ行五段活用》 ①神社、寺、墓などに行く。神社、寺、墓などで拝む。「彼岸・に・ 墓・に・ まいっ・た。」「合格・を・ 頼み・に・ 鹿島さん・に・ まいる。」②「行く」「来る」をへりくだって言う言葉。「私・の・ 方・から・ まいり・ます。」③体力や勢いなどが衰える。「この・ 暑さ・に・は・ まいっ・ても・た。」「モーター・が・ まいっ・ても・て・ 煙・が・ 出・た。」④心を奪われる。正気を失って判断力などが希薄になっている。「若い・ 女・の・ 子・に・ まいっ・とる。」⇒よわる【弱る】⇒いかれる〕

まう【舞う】《動詞・ワア行五段活用》 ①音楽に合わせて、体を美しく動かして、踊りをする。「発表会・で・ 上手に・ まう。」②空中を軽く飛ぶ。空中をぐるぐる回る。「鳶(とんび)・が・ もー・とる。」③ひらひら揺れながら、上がったり下がったりする。飛びめぐる。「桜・の・ 花びら・が・ まう。」「どたばた・ 暴れ・たら・ ほこり・が・ まう・やろ。」

まう(回う)】《動詞・ワア行五段活用》 ①そのもの全体がくるくる回転する。「モーター・が・ くるくる・ もー・とる。」②めまいがする。くらむ。「まぶしー・て・ 目ー・が・ もー・た。」③植えていた野菜類が立ち枯れになる。「雨・が・ 降ら・へん・さかい・ 胡瓜・が・ もー・ても・た。」■他動詞は「まわす【回す】」⇒まわる【回る】

まう《補助動詞・ワア行五段活用》 ⇒てまう〔でまう〕《補助動詞・ワア行五段活用》を参照

まうえ〔まーうえ〕【真上】《名詞》 ①真っ直ぐ上のあたり。「今・ まーうえ・を・ 飛行機・が・ 飛ん・どる。」②頭の上の近いところ。「スピーカー・が・ まーうえ・に・ あっ・て・ うるさい。」■対語=「ました【真下】」〔⇒まっうえ【真っ上】

まうしろ〔まーうしろ〕【真後ろ】《名詞》 真っ直ぐ前を向いているときの、その反対の方向。「まーうしろ・に・ おっ・たら・ 気・が・ つか・へん・やろ。」■対語=「ままえ【真前】」

まえ【前】《名詞》 ①人の顔が向いている方。自分が進んでいる方向。また、その方向にある場所。「よそ見・を・ せ・んと・ まえ・を・ 向い・て・ 聞き・なさい。」②その場の中心となっているところ。「講堂・の・ まえ・の・ 方・に・ 集まる。」③人やものの正面。人や動物の体の表側。「テレビ・の・ まえ・で・ 並ん・で・ 見る。」④ものごとの初めの部分。または、始まる以前。「食事・の・ まえ・に・ 手・を・ 洗う。」「まえ・の・ 方・で・ 説明・を・ し・た・でしょう。」⑤現在から隔たった、過去のある時期。「駅・が・ でき・た・ 所・は・ まえ・は・ 田圃・やっ・た。」■対語=「うしろ【後ろ】」「おしろ【(後ろ)】」〔⇒まい()⇒まえど【前度】、まいど(前度)、ぜん【前】

まえ【前】《助数詞》 割り当ての人数分を表すときに使う言葉。それに相当する価値や内容であることを表す言葉。「餃子・ 3人まえ・を・ 頼み・ます。」「2人まえ・の・ 仕事・を・ 引き受け・て・ がんばる。」〔⇒まい()

まえあし【前足】《名詞》 ①動物の4本足のうち、前の方の2本の足。「犬・が・ まえあし・で・ 土・を・ 掘っ・とる。」②人が片足を踏み出したときに、踏み出した方の足。「まえあし・の・ 爪先・が・ 地・に・ 着く・ とき・に・ 後ろ足・を・ 蹴る.。」■対語=「あとあし【後足】」「うしろあし【後ろ足】」「おしろあし【(後ろ足)】」

まえうしろ【前後ろ】《名詞》 ①場所としての前と後ろ。「まえうしろ・に・ 大きな・ ビル・が・ 建っ・た。」「まえうしろ・に・ 大型・の・ 車・が・ 並ん・どる。」②時間としての前と後ろ。「講演・の・ まえうしろ・に・ 司会者・が・ 話・を・ する。」③物事の順序。また、それが逆になること。前と後ろを取り違えて、逆にすること。「シャツ・を・ まえうしろ・に・ し・て・ 着・とる。」〔⇒まえおしろ(前後ろ)、あとさき【後先】、ぜんご【前後】

まえおき【前置き】《名詞、動詞する》 話したり書いたりする中心的な事柄より先に、関連する事柄を述べること。また、その内容。「まえおき・は・ 簡単に・ 済ます。」

まえおしろ(前後ろ)】《名詞》 ①場所としての前と後ろ。「本・の・ まえおしろ・に・ 絵ー・が・ 書い・てある。」「シャツ・の・ まえおしろ・に・ 大きな・ 字ー・が・ 書い・てある。」②時間としての前と後ろ。「まえおしろ・に・ 音楽・を・ 流す。」③物事の順序。また、それが逆になること。前と後ろを取り違えて、逆にすること。「帽子・が・ まえおしろ・に・ なっ・とる。」〔⇒まえうしろ【前後ろ】、あとさき【後先】、ぜんご【前後】

まえかけ【前掛け】《名詞》 ①炊事や作業をするときなどに、衣服を汚さないために、腰から下のあたりに付ける丈夫な布。「まえかけ・を・ し・て・ 野菜・を・ 洗う。」「帆ー・で・ でけ・とる・ 店・の・ まえかけ」②乳幼児が食事をするときなどに、衣服を汚さないために、顎のあたりから上半身に付ける布。「まえかけ・に・ ご飯粒・が・ つい・とる。」◆①には、日常的な作業のために厚手で作られているものがあり、宣伝のために会社名、商店名、商品名などが書かれているものもある。〔⇒まいかけ(前掛け)、まいだれ(前垂れ)、まえだれ【前垂れ】、エプロン【英語=apron

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2017年9月28日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (516)    (通算2514回)

日常生活語 「ま」②

 

まいがまう【舞いが舞う】《動詞・ワア行五段活用》 ものごとが支障なく進展する。ものごとのやりくりがつく。「何とか・ 会社・は・ まいがもー・とる・ねん。」「こん・だけ・の・ 予算・やっ・たら・ 大けな・ 行事・は・ まいがまわ・ん・ こと・に・ なる・やろ。」

まいから(前から)】《副詞》 今ではなくて過去の時点から。過去の時点で既に。「まいから・ 稽古(けーこ)・を・ 続け・てき・た。」〔⇒まえから【前から】、まえまえから【前々から】、まいまいから(前々から)

まいがり(前借り)】《名詞、動詞する》 まだ受取日になっていないときに、給料などのお金を受け取ること。「まいがりし・とっ・た・ 金・を・ アルバイト・を・ し・て・ 返す。」〔⇒まえがり【前借り】、さきがり【先借り】

マイク〔まいく〕【英語=mike(microphone)】《名詞》 音波を電流に変えるもので、放送や録音をするときに向かって話しかける器械。「大勢・の・ 前・で・ まいく・で・ しゃべっ・た。」

まいげ(眉毛)】《名詞》 まぶたの少し上に、弓状に生えている毛。また、その一本一本。「まいげ・の・ 薄い・ 子」〔⇒まひげ(眉毛)

まいげつ【毎月】《名詞》 その月その月。どの月も。来る月ごとに。「まいげつ・の・ 新聞・の・ 集金・は・ 20日頃・に・ なっ・とる。」〔⇒まいつき【毎月】

まいご【迷子】《名詞》 ①一緒にいた人からはぐれること。また、そのようになった人。とりわけ、そのような子ども。「遊園地・で・ まいご・に・ なら・ん・よーに・ 気ー・ つけ・て・ね。」②道に迷って目的地に行き着けなくなること。また、そのようになった人。「初めて・ 来・た・ん・で・ ちょっと・ まいご・に・ なっ・て・ 遅れ・てしまい・まし・た。」

まいこむ【舞い込む】《動詞・マ行五段活用》 ①雨や雪や塵などが、風にあおられて舞うようにして入ってくる。「風・が・ 強ー・て・ 砂ぼこり・が・ まいこん・でき・た。」②思いがけないものが、届いたり知らせられたりする。「同窓会・の・ 案内・が・ まいこん・でっ・た。」

まいしゅう〔まいしゅー〕【毎週】《名詞》 その週その週。どの週も。来る週ごとに。「まいしゅー・の・ 金曜日・に・は・ 反省会・が・ ある。」

まいだれ(前垂れ)】《名詞》 ①炊事や作業をするときなどに、衣服を汚さないために、腰から下のあたりに付ける丈夫な布。「まいだれ・の・ ポケット・に・ 領収証・を・ 入れる。」②乳幼児が食事をするときなどに、衣服を汚さないために、顎のあたりから上半身に付ける布。「よだれ・で・ まいだれ・が・ ぬれ・ても・とー。」◆①には、日常的な作業のために厚手で作られているものがあり、宣伝のために会社名、商店名、商品名などが書かれているものもある。〔⇒まいかけ(前掛け)、まえかけ【前掛け】、まえだれ【前垂れ】、エプロン【英語=apron

まいちもんじ〔まーいちもんじ〕【真一文字】《名詞、形容動詞や()》 まっすぐな様子。一直線である様子。「まーいちもんじに・ なっ・て・ 鳥・が・ 飛ん・どる。」「まいちもんじに・ 口・を・ しめる。」

まいつき【毎月】《名詞》 その月その月。どの月も。来る月ごとに。「まいつき・ 親・の・ 墓・に・ 参る。」〔⇒まいげつ【毎月】

まいど(前度)】《名詞》 ①現在から隔たった、過去のある時期。「まいど・に・ 借っ・た・ 金・を・ 返す。」②反復したり継続したりすることがらの、この前のとき。今回のひとつ前のとき。「まいど・に・ 会()ー・た・ん・は・ 半月前・やっ・た。」「まいど・は・ どこまで・ 話・が・ 済み・まし・た・かいな。」〔⇒まえど【前度】、ぜん【前】⇒まえ【前】、まい()⇒ぜんかい【前回】、まえのかい【前の回】、まいのかい(前の回)

まいど【毎度】《名詞、副詞》 そのことが、いつも繰り返されること。常々、そのようであること。そのたびごと。「あいつ・が・ 遅刻する・の・は・ まいど・の・ こと・や。」「まいど・ お世話・に・ なっ・とり・ます。」

まいど【毎度】《感動詞》 ありがとうという気持ちを表す言葉。お礼を言うときの言葉。「へー・ まいど。」「まいど・ おおきに。」◆「まいど ありがとうございます【毎度有り難うございます】」を短く述べる言葉。

まいとし【毎年】《名詞、副詞》 その年その年。どの年も。来る年ごとに。「初詣・は・ まいとし・ 中尾・の・ 住吉さん・に・ 行く・ねん。」〔⇒まいねん【毎年】、ねんびゃくねんじゅう【年百年中】

まいにち【毎日】《名詞》 午前0時から午後12時までの間の24時間が幾度も繰り返して続くこと。ほぼ同様のことが繰り返される日が続いていること。一日ごとの単位で。「まいにち・ 7時・に・ 家・を・ 出る・ん・や。」「まいにち・ 暑い・なー。」〔⇒ひび【日々】、いちにちいちにち【一日一日】、まいにちまいにち【毎日毎日】、まいにちひにち【毎日日日】、ひにひに【日に日に】

まいにちひにち【毎日日日】《名詞》 午前0時から午後12時までの間の24時間が幾度も繰り返して続くこと。ほぼ同様のことが繰り返される日が続いていること。一日ごとの単位で。「まいにちひにち・ 余震・が・ 10回・も・ ある。」「まいにちひにち・ 家族・の・ 食事・を・ 何・に・ する・の・か・ 考える・の・も・ たいへんや。」◆「まいにち【毎日】」を強調した言い方である。〔⇒ひび【日々】、いちにちいちにち【一日一日】、まいにち【毎日】、まいにちまいにち【毎日毎日】、ひにひに【日に日に】

まいにちまいにち【毎日毎日】《名詞》 午前0時から午後12時までの間の24時間が幾度も繰り返して続くこと。ほぼ同様のことが繰り返される日が続いていること。一日ごとの単位で。「まいにちまいにち・ 猛暑日・と・ 熱帯夜・ばっかり・や。」「まいにちまいにち・ 休み・が・ ない・ねん。」◆「まいにち【毎日】」を強調した言い方である。〔⇒ひび【日々】、いちにちいちにち【一日一日】、まいにち【毎日】、まいにちひにち【毎日日日】、ひにひに【日に日に】

まいねん【毎年】《名詞》 その年その年。どの年も。来る年ごとに。「まいねん・ 台風・が・ 一つ・か・ 二つ・か・ 来る。」〔⇒まいとし【毎年】、ねんびゃくねんじゅう【年百年中】

まいのかい(前の回)】《名詞》 反復したり継続したりすることがらの、この前のとき。今回のひとつ前のとき。「わし・は・ まいのかい・は・ 休ん・でん。」■対語=「つぎのかい【次の回】」〔⇒まえど【前度】、まいど(前度)、ぜんかい【前回】、まえのかい【前の回】