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2007年2月16日 (金)

ゆったり ほっこり 方言詩(16) 【めげる】

かさ            [匿名希望]

お気に入りのかさが
めげてしまった。
仕方なく新しいかさを
こうた。
ピンク色の花柄
これなら憂鬱な
雨の日も少しは気分が晴れるかな?
今度はめげんように
大事に使お。
           [方言取材地……兵庫県加古郡稲美町]

[たちばな氏の立ち話]
 誰にでも通じるだろうと思っていた言葉が、そうでないと知ってびっくりすることがあります。その一例が「めぐ」(他動詞)、「めげる」(自動詞)です。使っているのは大阪、兵庫、中国、四国あたりです。〝壊す〟〝壊れる〟という意味で、播磨の人はしょっちゅう使っていますが、名古屋や東京の人には通じません。
 「寒さにめげずに頑張る」とか、「失敗にめげずに再起を果たす」という表現は全国に通用しますが、「窓のガラスがめげる」や、「細かくめんで、袋に詰める」は、わからないという人が多いでしょう。
 この詩の「めげてしまった」は、不可抗力によるのか、老朽化したためか、ともかく自分が壊したのではなく、傘の方で(自然と)壊れてしまったという感じが表れています。だから「仕方なく…こうた(買った)」です。

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