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2007年2月19日 (月)

ゆったり ほっこり 方言詩(19) 【ほる、ほかす】

方言            [匿名希望]

「それホッといて」
ゴミを持つ手が止まる
ホッとく?
放置?
「置いといていいの?」
「違う! 捨てといて」
同じ地域だから同じ方言だと思ってた

「ホカス」ならわかったのに
場所、年代、性別
些細なことが方言に結びつく
方言って面白い
           [方言取材地……兵庫県神戸市]

[たちばな氏の立ち話]
 今でこそ違和感を持ちませんが、私も、この詩の作者と同じ感覚でした。私が使う言葉は「ゴミをほかす」または「ゴミをすてる」です。「すてる」が「してる」となることもあります。
 「ゴミをほる」という言葉を始めて聞いたとき、ゴミを放置したり、放り投げたりするような意味だとは思いませんでしたが、「ほる」というのはちょっと荒っぽい表現のように感じました。昔、ゴミを焼却炉で燃やしていた時代がありましたが、「ゴミを焼却炉にほってきて!」というのを聞いて、とっさに焼却炉に投げ込む動作を連想しました。実際には、焼却炉の傍の集積場に捨てる(持ち込む)ことでした。
 捨てることを意味する「ほかす」は東北から九州北部まで広く使っています。それを「ほる」と言うのは大阪、兵庫、徳島、香川のあたりに限られるようです。

【写真は、2000年(平成12年)1月18日に、兵庫県立淡路盲学校(兵庫県洲本市)で撮影。】
 たまたま教室で見かけた掲示物に「ほる」という言葉を見つけて写真に撮りました。私は、兵庫県内のあちらこちらの学校に勤めましたが、西播磨や淡路の学校で、この言葉をよく耳にしました。
 なお、盲学校は全盲の人だけでなく弱視の人も学んでいます。今年4月から盲・聾・養護学校は、特別支援学校に改編されます。

≪画像をクリックしてください。大きくて鮮明な画像になります。≫

Photo_44

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