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2007年5月31日 (木)

【掲載記事の一覧】

 ブログをお読みくださってありがとうございます。
 これまでに連載した内容について、コメントを添えてご案内します。
 お読みくださって、感想・意見・連絡などがありましたら、
       kyoiku.kokugo@gmail.com
  宛に、よろしくお願いします。

≪掲載を継続しているもの≫
◆国語教育を素朴に語る (01)~(40)~継続予定
    [2006年8月29日~2006年10月1日]
    [2007年4月1日~2007年4月6日]
 雑誌『月刊国語教育』(東京法令出版)に毎月連載している、中学校・高等学校の国語科教員向けの文章です。現在のところ、2007年(平成19年)8月号までの執筆を終えました。それが連載44回目にあたります。このブログのタイトルは、その題名をそのまま使っています。

◆神戸圏の文学散歩 (01)~(05)~継続予定
   [2006年12月27日2006年12月31日]
 雑誌『月刊国語教育』(東京法令出版)に、年2回のペースで連載しているものです。カラーグラビアに文章を添えて4ページ構成です。1回につき30枚以上の写真を載せますから、取材・撮影にも時間がかかります。①明石、②須磨、③有馬、④高砂、⑤尼崎、⑥生田・布引が掲載済みで、⑦芦屋も既に掲載されました。⑧は加古川の予定です。

◆言葉カメラ (01)~(85)~継続予定
    [2007年1月5日~2007年1月31日]
    [2007年2月21日~2007年2月28日]
    [2007年3月16日~2007年3月31日]
    [2007年4月19日~2007年4月30日]
    [2007年5月9日~2007年5月30日]
 書き下ろし(撮りおろし)です。言葉に関する写真にコメントを添えています。
 1冊の本にまとめられたら嬉しいと思っています。まだまだ材料はいっぱいあります。

◆ゆったり ほっこり 方言詩 (01)~(42)~継続予定
    [2007年2月1日~2007年2月20日]
    [2007年3月1日~2007年3月15日]
    [2007年5月1日~2007年5月7日]
 方言で書かれた詩や、方言にまつわる詩です。学生たちが書いた作品を紹介しています。

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] (01)~(04)~継続予定
   [2006年12月23日~2006年12月26日]
 書き下ろしです。折に触れて言葉に関して考えたことです。この連載は、時々、再開する予定です。

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 (01)~(04)~継続予定
    [2007年1月1日~2007年1月4日]
 書き下ろしです。新聞・雑誌などの文章の事例に基づいて、感じたことを書き綴ります。この連載は、時々、再開する予定です。

◆写真特集・さくら (01)~(11)~継続予定
    [2007年4月7日~2007年4月17日]
 兵庫県内を中心として、桜の写真10枚で構成しました。これからも続けますが、再開するのは来春です。

◆写真特集・季節の花 (01)~(02)~継続予定
    [2007年5月8日、5月31日]
 季節の花の写真10枚で構成しました。これからも、折りに触れて掲載します。

◆昔むかしの物語 (01)~継続予定
    [2007年4月18日]
 何かの記事や出来事に触発されたときに、思い出したように書くことになるだろうと思います。

≪掲載が完結しているもの≫
◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 (1)~(3)
    [2006年10月2日~2006年10月4日]
 雑誌『兵庫教育』(兵庫県教育委員会)に掲載した、教員向けの文章です。

◆学力づくりのための基本的な視点 (1)~(7)
    [2006年10月5日~2006年10月11日]
 雑誌『月刊ホームルーム』(学事出版)に掲載した、学級(ホームルーム)を担当している教員向けの文章です。

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 (01)~(18)
    [2006年10月16日~2006年11月2日]
 雑誌『教職課程』(協同出版)に掲載した、教員志望者(学生など)向けの文章です。

◆これからの国語科教育 (1)~(6)
    [2006年11月3日2006年11月8日]
 高等学校国語科教員向けの講座(兵庫県教育委員会)で話した内容をまとめました。

◆兵庫県の方言 (1)~(4)
   [2006年10月12日2006年10月15日]
 ラジオ関西で放送したものの原稿です。時間は30分間で、対象は高齢者(と一般聴取者)です。

◆高校生に語りかけたこと (01)~(29)
    [2006年11月9日~2006年12月7日]
 自家版『ことば旅3』からの転載です。いろんな機会に高校生に向かって話したことを集めたものです。

◆高校生に向かって書いたこと (01)~(15)
    [2006年12月8日~2006年12月22日]
 自家版『ことば旅3』からの転載です。いろんな機会に高校生に向かって書いたことを集めたものです。

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写真特集・季節の花(02) 【中之島公園の薔薇】

大阪・中之島の薔薇

 大阪の中之島は、薔薇が咲き誇っています。
 堂島川と土佐堀川に挟まれた中州ですが、大江橋・淀屋橋より東は、都会の喧噪を忘れるオアシスです。
 この日は快晴で、整備された薔薇園には大勢の人が訪れていました。一つ一つの薔薇の名前がわかるようになっているのも嬉しいことでした。

【写真は、2007年(平成19年)5月24日に、大阪市北区内で撮影。】

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2007年5月30日 (水)

言葉カメラ(85) 【持ち出し】

「持ち出し」=「持ち込み」?

 持ち出しというのは、持って外へ出すことだと思っていました。備え付けの本や道具などを、他の場所に移動させることです。
 この写真の「持ち出し」は、持ち込むことです。ゴミステーションを廃止したから、ここに集積することを禁じるという意図であることは明らかです。これは、それぞれの家から「持ち出し」て、この旧・ステーションへ持ち込むな、という意味なのでしょう。

【写真は、2000年(平成12年)6月19日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2007年5月29日 (火)

言葉カメラ(84) 【銀座②】

兵庫県内の「銀座」②

 市名ではなく、地域名を冠した銀座です。
 1枚目の写真は、姫路市内にある「野里銀座」です。姫路城の北東にあたるところで、お夏・清十郎の比翼塚のある慶雲寺が近くにあります。
 2枚目の写真は、洲本市内にある「弁天銀座」です。弁天というのは、洲本市の中央に鎮座する厳島神社のことで、神社のすぐ前にある商店街が弁天銀座です。

【1枚目の写真は、2003年(平成15年)5月23日に、兵庫県姫路市内で撮影。2枚目の写真は、1999年(平成11年)7月30日に、兵庫県洲本市内で撮影。】

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2007年5月28日 (月)

言葉カメラ(83) 【銀座①】

兵庫県内の「銀座」①

 東京の銀座にあやかって、全国各地に銀座と名の付く商店街があります。東京にもたくさんありますが、兵庫県にもあります。
 1枚目の写真は、「明石銀座」です。明石駅前から南に向かって、淡路島が見通せる位置にあります。
 2枚目の写真は、「高砂銀座」ですが、「センター街」と併記されています。3枚目の写真は、この商店街の別の入り口ですが「銀座商店街」と書かれています。

【1枚目の写真は、2004年(平成16年)8月10日に、兵庫県明石市内で撮影。2枚目の写真は、2002年(平成14年)5月14日に、兵庫県高砂市内で撮影。3枚目の写真は、2005年(平成17年)7月20日に、兵庫県高砂市内で撮影。】

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2007年5月27日 (日)

言葉カメラ(82) 【息つぎ処】

「息つぎ処」

 前回の続きです。各地で、飲食をするところに「お休み処」などと書いてあるのを見かけることが多いのですが、「息つぎ処」というのは珍しいと思います。
 これも赤穂市内で見かけたものですが、これにはわけがあります。江戸城での刃傷の知らせを持って、早水藤左衛門と萱野三平が早籠で飛ばして4昼夜半かかって赤穂の城下に到着したときに、井戸の水でひと息をついてから城内に向かったと伝えられています。それが「息継ぎ井戸」で、今は、その井戸の周りが「いきつぎ広場」となっているのです。

【写真は2枚とも、2007年(平成19年)4月11日に、兵庫県赤穂市内で撮影。】

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2007年5月26日 (土)

言葉カメラ(81) 【車おき処】

「車おき処」

 関西の有料駐車場は、カタカナ語としては「ガレージ」とか「モータープール」と言うことが多いのですが、施設などに付属する無料駐車場は、単に「駐車場」と言っています。この写真の駐車場は「駐車場」とも書いてありますが、頭上の文字は「車おき処」になっています。落ち着いた町にふさわしい言葉を選んで、駐車場入り口は町並みにふさわしい作りになっています。

【写真は、2007年(平成19年)4月11日に、兵庫県赤穂市内で撮影。】

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2007年5月25日 (金)

言葉カメラ(80) 【青空喫煙】

「青空喫煙」

 喫煙者が追いつめられています。喫煙できる空間が少なくなって、遂には建物内が全面禁煙になったところも増えました。私のような、煙草を吸わない者にとっては喜ばしいことですが、喫煙者にとってはますます肩身が狭くなっています。
 兵庫県の稲美町役場の玄関の外側に、申し訳なさそうに喫煙コーナーがあって、「青空喫煙」と書いてありました。「青空…」という言葉には、すがすがしい開放感がありますが、大気を汚しているというイメージも伴ってしまいます。

【写真は、2007年(平成19年)4月5日に、兵庫県加古郡稲美町内で撮影。】

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2007年5月24日 (木)

言葉カメラ(79) 【にぬき】

卵の「にぬき」

 私の住んでいる地域(明石市大久保町)では、ゆで卵を「みぬき」と言っていました。今も同じです。漢字で書けば「身抜き」でしょう。幼い頃は、食べるときには黄身と白身に分けて食べたりしたことがありました。後になって、ゆで卵のことを「にぬき」と言うのだと聞いたときには少し驚きました。「にぬき」は、「煮抜き」であって、古い言葉です。
 その「にぬき」もだんだん使われなくなりつつあるようです。5月23日の新聞がそれを伝えていました。

【1枚目の写真は、朝日新聞(大阪本社発行)・2007年(平成19年)5月23日・夕刊、3版・2ページ。2枚目の写真は、2004年(平成16年)11月24日に、京都市右京区内で撮影。】

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2007年5月23日 (水)

言葉カメラ(78) 【山の手、浜の手】

「山の手」「浜の手」

 神戸高速鉄道の高速神戸駅から、JRの神戸駅を経て、南に広がる地下街は、その区域を「山の手」と「浜の手」に分けています。
 全国各地には山手小学校、山手中学校という名前があって、神戸では、学校法人の神戸山手学園が中学校・高等学校・短期大学・大学を設置しています。一方、神戸には「神戸市立山の手小学校」が中央区中山手通にあります。

【写真は、2007年(平成19年)1月29日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2007年5月22日 (火)

言葉カメラ(77) 【山手、浜手】

「山手」「浜手」

 東京では「山手(やまのて)」と対になるのは「下町」でしょうが、神戸では「山手(やまて)」の対は「浜手」です。
 写真は、神戸高速鉄道の新開地駅(地下駅)から地上への案内板です。
 「浜手」という言葉は日常の話し言葉でも使われていますが、「浜手」の代わりに「海手」を使うことはないようです。

【写真は2枚とも、2007年(平成19年)1月29日に、神戸市兵庫区内で撮影。】

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2007年5月21日 (月)

言葉カメラ(76) 【山側・海側】

「山側」「海側」

 神戸の著名な建物では「山側」「海側」が使われています。ただし、全体としては「海側」よりも「浜側」の方が多く使われているように思います。
 1枚目の写真は、デパートの大丸の神戸元町店です。店内の方向案内にはすべて、この言葉が使われています。
 2枚目の写真は、兵庫県庁3号館の館内案内表示です。

【1枚目の写真は、2007年(平成19年)2月9日に、神戸市中央区内で撮影。2枚目の写真は、2007年(平成19年)5月18日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2007年5月20日 (日)

言葉カメラ(75) 【山側・浜側②】

「山側」「浜側」②

 この写真は地下街で撮ったものです。地下で、山や浜が見えるはずがなくても、「山側」「浜側」が使われています。地下街から出て北側が「山側」であり、地下街から出て南側が「浜側」なのです。
 鉄道の駅を起点にして「山側」などという言い方をする例をインターネットで検索して調べたことがあります。今から4年余り前のことです。その結果、このような使い方は、圧倒的に兵庫県内の神戸を中心とした地域に集中していました。他には、大阪府下の和泉地域(南海電気鉄道の沿線)に見られました。このことは、『兵庫県ことば読本』(兵庫県高等学校教育研究会国語部会編、東京書籍発行、2003年(平成15年)3月刊行)の134~135ページに書いております。

【写真は、2002年(平成14年)8月29日に、神戸市中央区内で撮影。】

≪画像をクリックしてください。大きくて鮮明な画像になります。≫Photo_135

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2007年5月19日 (土)

言葉カメラ(74) 【山側・浜側①】

「山側」「浜側」①

 神戸の市街地で道に迷っても、方角を見誤ることはありません。北側に六甲の山並みが見えて、南側は海(浜)へと続いています。山と海に挟まれているのが神戸の市街地です。鉄道は山と海の間を東西に走っています。
 神戸辺りでよく使う言葉に「山側」「浜側」があります。山の傍とか、浜の傍という意味ではなく、「北側」「南側」の代わりに使っているのです。「当駅下車・山側徒歩3分」とは「当駅から北に向かって徒歩3分」という意味、「ダイエー浜側」は「ダイエーの南側」という意味です。
 このような使い方を、数回にわたって掲載します。

【1枚目の写真は、2002年(平成14年)12月30日に、神戸市中央区内で撮影。2枚目の写真は、1999年(平成11年)7月23日に、兵庫県明石市内で撮影。】

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2007年5月18日 (金)

言葉カメラ(73) 【左右逆転】

左右逆転

 JR山陽新幹線相生駅北側で見かけた案内標識です。
 縦書きの二行書きの場合、例えば新聞の見出しなどの読み方に沿えば、「県立兵庫」になると思います。横書きの「これより北」は、この文字配列から右または左の方向を指し示そうとする意図がはたらいているのでしょうか。
 ところで、兵庫県立相生高等学校の実際の位置は、写真の右方向だと思いますか、左方向だと思いますか。答えは、左方向です。

【写真は、2003年(平成15年)6月24日に、兵庫県相生市内で撮影。】

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2007年5月17日 (木)

言葉カメラ(72) 【メートルとキロ】

「94メートル」と「0.2キロ」

 JR名松線の終着駅である伊勢奥津(いせおきつ)駅の近くで見かけた案内標識です。大雑把に、およそ100mなどというのが一般的な案内ですが、ここでは、駅まで94mと書いてあります。歩幅が何センチで合計何歩、だから94mというような計測ではなく、巻き尺できちんと計ったというような几帳面さが読みとれます。
 ところで、公衆便所までの距離は0.2㎞となっています。なぜ200mとしなかったのかと思いましたが、これも巻き尺で計れば197mかも知れず、202mかも知れず……きっちり200mではないという気持ちのあらわれだろうと理解しました。
 いわば、94mは正確な数字であり、0.2㎞は概数であるという意思が表明されているのでしょう。
 ところで、かつて美杉村であった地域は、2006年(平成18年)1月1日に、久居市など10市町村が合併し、新しい津市になっています。

【写真は、2000年(平成12年)9月3日に、三重県一志郡美杉村(現在は、津市)内で撮影。】

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2007年5月16日 (水)

言葉カメラ(71) 【ええとこ】

「ええとこ」新開地

 「ええとこ」というのは、良い所という意味ですが、古くから神戸の新開地で使われてきた言葉でもあります。新開地は、明治時代の末に、川を埋め立ててできた土地に映画館や芝居小屋が集まった繁華街で、日本での映画発祥の地とも言われています。「東の浅草、西の新開地」という言葉があるほどの歓楽地でした。
 とりわけ聚楽館(しゅうらくかん)という映画・演劇場が名高く、大正時代の末からは「ええとこ、ええとこ、聚楽館」という言葉が流行しました。
 聚楽館はもはや存在しませんが、「ええとこ」という言葉は、現在も新開地のキャッチフレーズとして生き続けています。「ええとこ、ええとこ、新開地一丁目」というように、昔から「ええとこ」は二回繰り返して使われてきました。商店街の中ほどにあるのが「ええとこ広場」です。

【1枚目の写真は、2007年(平成19年)2月13日に、神戸市兵庫区内で撮影。2枚目の写真は、2002年(平成14年)9月22日に、神戸市兵庫区内で撮影。】

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2007年5月15日 (火)

言葉カメラ(70) 【吸われて燃えて】

「吸われて、燃えて」「あなたと一緒に」

  「言葉カメラ(15)・[あかん]=1月19日掲載」と、「言葉カメラ(46)・[アカンずきん]=3月26日掲載」の続きです。
 ポイ捨て対策として「あかん」という禁止だけでは埒があかないとなると、ユーモラスに気持ちをくすぐろうとする方向転換をしなければならないようです。
 1枚目の写真は、たぶん全国各地で見られるものでしょう。「吸われて。燃えて。」というのはちょっとセクシーな文句ですが、はっとさせるところにコピーの意味があるのでしょう。
 2枚目の写真も、「あなたとの仲」に訴えかけています。これは、真言宗須磨寺派大本山で、源平合戦にまつわる「青葉の笛」などを所蔵する須磨寺(別名・福祥寺)で見かけたものです。

【1枚目の写真は、2007年(平成19年)4月11日に、兵庫県赤穂市内で撮影。2枚目の写真は、2007年(平成19年)4月30日に、神戸市須磨区内で撮影。】

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2007年5月14日 (月)

言葉カメラ(69) 【かよてんか】

「かよてんか」

 飲食店の名前の最終回です。「…してんか」というのは、してくれないか、してくれよ、という意味です。「かよてんか」という店の名前は、ただ一度だけ「入ってんか」ということを求めているのではなく、何度も「通ってんか」と頼んでいる気持ちがあらわれています。

 なお、紹介してきた店は、いずれも通りすがりに写真を撮ったものばかりです。店に入ってひとときを過ごせば、店の名前の味わいが感じられたかもしれませんが、それをしなかったのは残念なことでした。

【写真は、2000年(平成12年)12月1日に、兵庫県洲本市内で撮影。】

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2007年5月13日 (日)

言葉カメラ(68) 【味味亭】

「味味亭」「たすけ亭~」

 前日の続きの「亭」です。
 1枚目の写真は、同じ発想ですが「味」の文字を二つ続けて「味(を)みる」という読ませ方をして、やっぱり「亭」を付けています。
 2枚目の写真は、食べることとは関係のない名付け方ですが、「助けて~」という絶叫型になっているのが珍しいと思います。誰に向かって、どういう状況から、助けを求めているのかはわかりませんが、印象には残ります。もう一つの店名は、「逢えてよかった」という文の形になっています。

【1枚目の写真は、2000年(平成12年)11月4日に、奈良県大和郡山市内で撮影。2枚目の写真は、2007年(平成19年)2月13日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2007年5月12日 (土)

言葉カメラ(67) 【くうてみ亭】

「くうてみ亭」「たべて味亭」

 「…や」という呼びかけの次は、「…(して)みて」という誘いかけです。そういう言い方が店の名前になったものです。
 1枚目の写真は、食うてみてという言葉です。店名らしく「亭」の文字を使って「くうてみ亭」となっています。
 2枚目の写真は、食べてみてという言葉です。こちらは食べ物屋にふさわしい「味」の文字を加えて「たべて味亭」となっています。
 「くう」「たべる」の部分を平仮名書きにしているから、「(味)亭」の部分が引き立つのでしょう。

【1枚目の写真は、2003年(平成15年)6月10日に、兵庫県川西市内で撮影。2枚目の写真は、2003年(平成15年)5月15日に、兵庫県芦屋市内で撮影。】

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2007年5月11日 (金)

言葉カメラ(66) 【よってこや】

「よってこや」と「なんぼや」

 前回までの続きです。店の名前の「や」です。
 1枚目の写真は東京で見かけたものです。「よってこや」というのは、寄って来てよという意味だろうと思います。「京都より参上」と書いてありますから、関西言葉を使っているのでしょう。けれども、私の感覚では「寄って来や」ではなくて「寄って来(こ)いや」の方が自然に聞こえます。「来い」という強い命令口調を避けて、このように言ったのでしょうか。京都らしさということからすれば、「寄って来(き)いや」がよいかもしれません。ただし、平仮名書きの、この言葉には、ここに述べたこととは全く違う意味が込められている可能性もあるでしょうね。
 2枚目の写真の店の名前には、前に「食べてのんで」と書いてあります。この場合は、「なんぼ屋」の「や」は、誘いかけでなく、断定(あるいは疑問)の意味の「や」であって、共通語の「だ」に相当するものだろうと思います。食べて飲んでも、勘定は高くないよという安心感が言外に漂っています。

【1枚目の写真は、2003年(平成15年)4月4日に、東京都台東区内で撮影。2枚目の写真は、2000年(平成12年)11月4日に、奈良県大和郡山市内で撮影。】

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2007年5月10日 (木)

言葉カメラ(65) 【かよってや】

「通ってや」「持って帰りや」

 前回の続きです。店の名前自体がキャッチフレーズになっている例です。
 1枚目の写真の「かよってや」は、通って(来て)よという意味で、何度も飲みに来てほしいという誘いかけです。「呑み」と「飲み」の2通りの文字が使われています。2枚目の写真の「もってかえり屋」は、持って帰ってよという意味で、持ち帰り食品を買ってほしいという誘いかけです。

【1枚目の写真は、1999年(平成11年)9月26日に、兵庫県明石市内で撮影。2枚目の写真は、2000年(平成12年)4月21日に、大阪市天王寺区内で撮影。】

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2007年5月 9日 (水)

言葉カメラ(64) 【きてや】

「きてや」という呼びかけ

 5月9日の午後に、兵庫県播磨町の「ことぶき大学ふるさと学科」の方々に方言の話を聞いていただくことになっています。
 だからというわけでもありませんが、その播磨町で見かけた看板の話から始めます。1枚目の写真がそれです。
 終助詞の「や」にはいろいろな意味がありますが、「味わいに来てや」の「や」の場合は、勧誘したり、願望を述べたりする意味で使われています。そのことが実現するよう相手に強く求めているのです。共通語で言えば「来てよ」にあたるでしょう。この辺りの方言では、「来てんか」と言っても、ほぼ同じ意味でしょう。
 この「きてや」を屋号に使っていると思われるのが、2枚目の写真です。文字遣いは重々しいのですが、振り仮名の「きてや」は、くだけた呼びかけのように思われます。この漢字[「木」偏に、「亭」というつくり ⇒画面上に表記できません]は〈テイ、ジョウ〉という読みのはずで、それを一音の〈テ〉だけにしているからです。なお、この文字は、果樹の名前で、やまなしのことです。屋号には深い由緒があるのかもしれませんが、通りがかりに写真を撮っただけで、確かめることはしていません。
 3枚目の写真も、考えようによっては同類であるのかもしれません。漢字だけで振り仮名はありませんが、「きてい」と読ませるのであれば「来て(い)!」という呼びかけを感じるのです。

【1枚目の写真は、2007年(平成19年)4月29日に、兵庫県加古郡播磨町内で撮影。2枚目の写真は、2003年(平成15年)5月20日に、神戸市兵庫区内で撮影。3枚目の写真は、2007年(平成19年)4月26日に、大阪市西区内で撮影。】

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2007年5月 8日 (火)

写真特集・季節の花(01) 【住吉神社の藤】

魚住・住吉神社の藤

 季節の花を写真で紹介する特集をはじめます。ただし、桜のような集中的な連載はできません。折々に単発として載せていきます。全体的な紹介はしますが、1枚ごとの写真の説明はしません。
     ◆     ◆     ◆     ◆
 明石市魚住町の住吉神社は、藤の花で知られています。この神社には、神功皇后にまつわる話が伝えられています。三韓への出兵の時に播磨灘で暴風雨に遭い、住吉大神に祈願すると暴風雨がおさまったというのです。
 古い由緒のある神社は、魚住庄(大久保町西島も含む)の鎮守の社として崇敬されており、初詣や秋まつりは大勢の人でにぎわいます。

【写真は、2007年(平成19年)5月2日に、兵庫県明石市内で撮影。】

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2007年5月 7日 (月)

ゆったり ほっこり 方言詩(42) 【がいな】

がいな          長谷川歩美

久しぶりの祖父母の家
「あら、がいなことなって、うれしいわぁ」
訪れると必ず言われる言葉
なんだか安心する
成長を見守ってくれて
ありがとう
           [方言取材地……鳥取県米子市]

[たちばな氏の立ち話]
 方言の「がい」は、全国各地でいろいろな意味に使われています。漢字で書けば「外」「我意」などに由来する場合がありますし、それらとは関係なくさまざまな意味でも使われています。
 鳥取・島根あたりでは、大きい様子や、仰山な様子を表す意味で使われることがあります。この詩の「がいなことなって」は、孫が会うたびにどんどん大きくなっているという祖父母の喜びがこめられているのでしょう。
 漢字のことを話題にしたのにはわけがあります。私の方言では、「がい」は「具合」です。「ぐわい」という方言音が融合して「がい」になっています。「がいよー」というのは、〈具合良く。きちんと〉という意味です。

【季節のたより(11)】

 国土交通省が東播海浜植生復元実験というのを行っています。実験している植物として12種類が挙げられていますが、ハマヒルガオが花を咲かせています。他にも3種類の花が見られます。明石市の藤江海岸です。

【2枚の写真は、2007年(平成19年)5月5日に、兵庫県明石市内で撮影。】

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2007年5月 6日 (日)

ゆったり ほっこり 方言詩(41) 【け】

バイトの店長       [匿名希望]

うちのバイトの店長は
バリバリの姫路人
「ほんまけ!」
「そー言ってたんちゃうんけ!」
ちょっと乱暴に聞こえるけど
これも一つの
うちの店の「味」
           [方言取材地……兵庫県姫路市]

[たちばな氏の立ち話]
 疑問を表す助詞は、共通語の場合は「か」ですが、方言ではそれ以外の音も使われます。カ行のうちの「か・け・こ」です。
 私の子どもの頃(明石市大久保町)は、「こ(ー)」が主流を占めていたように思います。「ほんま(=本当)こー?」とか、「うそ言うとるのんとちゃう(=違う)こ?」とか言っていました。「け」は加古川・姫路あたりを中心にして使われているようです。確かに「ちょっと乱暴に聞こえる」という印象はぬぐい去れませんが、播磨言葉の「一つの味」であることには違いありません。

【季節のたより(10)】

 こちらも姫路の話題です。牡丹の季節が過ぎようとしています。姫路城内の公園の一部(三の丸の跡)が「千姫ぼたん園」と名付けられています。
 千姫は徳川家康の孫で、7歳で秀頼に嫁入りしましたが、大坂夏の陣で秀頼は自害して豊臣家は滅亡しました。千姫は炎の中から助け出され、江戸城へ帰る途中に本多忠刻と出会って結婚したという人です。
 高浜虚子に「白牡丹と いふといへども 紅ほのか」という句があります。地元の言葉で言ってみるなら、〈白い牡丹とゆう名前やねんけど、ほら見てみいな、うっすらと紅ーいところがあるやろ。〉というような繊細な句です。

【2枚の写真は、2007年(平成19年)5月4日に、兵庫県姫路市内で撮影。】

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2007年5月 5日 (土)

ゆったり ほっこり 方言詩(40) 【じゃろ】

ドーナツ         國廣斐佳

ちょい、あんた
そのドーナツ、姉ちゃんのじゃろ!
なに勝手に食べよるんよ!
あんた、さっき食べたじゃろーがいや
じゃけえ、その手、離しいって言っとるの
そのドーナツ、姉ちゃんの!
早よジュース持って来ていね
           [方言取材地……山口県岩国市]

[たちばな氏の立ち話]
 たとえ些細な口喧嘩であっても、喧嘩は方言でするものです。いざ開戦!というときに、共通語なんか使っておれません。
 「そのドーナツ、姉ちゃんのじゃろ!」などというのは、ちょっと考えれば、若い女性が使うのにふさわしい言葉とは思えないのですが、喧嘩には迫力が必要です。「さっき食べたじゃろーがいや」というような言葉の効果は絶大で、相手がすくんだら、こっちの勝ちです。
 方言そのものが上品であるとか下品であるとかは言えないと思います。普段着の世界で使うのが方言なのですから、おめかしをして着飾った世界ではないというだけのことです。

【予告】

 雑誌「月刊国語教育」(東京法令出版)6月号の巻頭カラーグラビアに、「神戸圏の文学散歩」第7回を掲載します。今回は芦屋市を採り上げました。
 このたび、校正が終わりましたので、そのページの雰囲気をお伝えします。詳しくは、5月末発売の同誌をご覧ください。

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2007年5月 4日 (金)

ゆったり ほっこり 方言詩(39) 【ねん】

ヨソ者         [匿名]

「オレ◯◯したねん」
「◯◯やったねん」
それだけですぐヨソ者やって
わかるわ。
うちらはそんな使い方
せえへんもん。
何でも〝ねん〟つければ
えぇんちゃう。
無理して真似しんといて。
それに、ほら、あんた
エスカレーター左で立つやろ。
やっぱりヨソ者やわ。
           [方言取材地……大阪府豊中市]

[たちばな氏の立ち話]
 ヨソ者扱いにするのは良いことではないと思っていても、言葉に関しては、仲間うちと、そうでないものとの区別を意識してしまいます。方言が仲間うちの言葉であるからです。同一方言圏にいない人、などと言い換えても、意識は変わりません。
 私は、幼い頃、祖母が「あの人は、じげの人やない。」などと言っていたのをよく聞きました。「じげ」とは、自分住んでいるところですが、言葉遣いから即座に判断してしまうのです。
 「何でも〝ねん〟つければ えぇんちゃう(=よいのではない)」という作者の気持ちには同感です。言葉は意味だけで使うものではなく、用例・用法などをわきまえなければならないからです。
 ところで、「オレ◯◯したねん」は、私の場合は、「◯◯したんやねん」とか「◯◯してん」と言ってほしいと思います。豊中市の場合と同じであるかどうかはわかりません。
 エスカレーターに乗ったとき、右に寄るか左に寄るかは、関西と関東では逆になっています。新幹線で新神戸・新大阪と東京を往復するときは、一日のうちで習慣を変えなければなりません。

【季節のたより(09)】

 東西に長い明石市の海岸は、埋め立てが行われたのが一部に限られ、昔のままの砂浜が残されています。浸食の激しい地域なのですが、養浜工事がしょっちゅう行われて、美しい海岸線を確保しています。明石川の左岸(大観橋のたもと)から江井ヶ島海水浴場に至る8㎞ほどには、40年ほど昔、海岸線に沿って歩行者・自転車専用道路が作られました。休日だけでなく、散歩やジョギングを楽しむ人、サイクリングをする人などの姿が絶えることはありません。
 憲法記念日は好天に恵まれて、松江から藤江にかけての砂浜は、水に親しむ人が大勢いました。右の写真には、海に入って海草などを採っている人が見えます。藤江の地名は、万葉集にも詠まれています。

【2枚の写真は、2007年(平成19年)5月3日に、兵庫県明石市内で撮影。】

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2007年5月 3日 (木)

ゆったり ほっこり 方言詩(38) 【してる】

捨てる         [匿名希望]

「すてる」
「してる」
「ほかす」
あなたはどれを使いますか?
私は「してる」です。
           [方言取材地……大阪府高槻市]

[たちばな氏の立ち話]
 「ゆったり ほっこり 方言詩(19)」(2007年2月19日)で「ほる、ほかす」を採り上げました。捨てることを表す言い方はいろいろありますが、自分の言い方は「すてる」でも「ほかす」でもなく、「してる」だと主張する気持ちはよくわかります。方言というのはそういうものなのです。ちょっと発音が違ったり、アクセントが異なったりしたら違和感を覚えるということは、言葉にとっては大事なことなのだろうと思います。
 明石に住む私自身も「すてる」よりも「してる」の方が、幼い頃から馴染んだ発音だという感覚があります。

【季節のたより(08)】

 明石海浜公園は、海が開けて、淡路島も望める公園です。こんもりとした小さな丘が、今はサツキの季節を迎えています。朝方の曇り空が、午後には晴天に変わりました。のどかな、大型連休の谷間の一日でした。

【2枚の写真は、2007年(平成19年)5月2日に、兵庫県明石市内で撮影。】

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2007年5月 2日 (水)

ゆったり ほっこり 方言詩(37) 【よだきい、しゃあしい】

お手伝          前中麻葉

ちょっとそこまでいってかせてっち
ばあちゃんがいいよる
ちょっとそこまでが遠いわ
よだきいなぁ
忙しいっちゆいよるのに
うそんじょういいよって
早くかっせてちゃ
っちまだいいよる
しゃあしいけど行ってこよう
           [方言取材地……大分県速見郡日出町]

[たちばな氏の立ち話]
 作者の注によれば、「いってかせて」は行ってきてという命令、「よだきい」は面倒くさい、「うそんじょういいよって」は嘘ばかり言って、「かっせて」は手伝えという命令、「しゃあしい」も面倒くさいということです。
 古語に「よだけし(弥猛し)」という言葉があって、仰々しいとか、大儀だとかいう意味です。方言の「よだきい」は中国・四国・九州の各地に残っていますが、古語が残り伝えられているのですね。「しゃあしい」は「せわしい(忙しい)」から発音が転じた言葉ですが、全国のあちこちで使われています。

【写真は、2001年(平成13年)5月24日に、JR・京成電鉄日暮里駅で撮影。】
 日暮里駅の橋上のコンコースで、大分県などの県産品を扱っている売店が設けられて、そこに大分方言の暖簾がかけられていました。「よだきい」も「しゃあしい」もちゃんと書いてありました。大分らしい方言と意識されているのですね。

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2007年5月 1日 (火)

ゆったり ほっこり 方言詩(36) 【ぴっぴ】

ぴっぴ          森元悠加

「今日ぴっぴが食べたい」
「讃岐のぴっぴはおいしいね」
「ぴっぴ たんまい」

「ぴっぴ」
「つっつ」とも言うよ
「ぴっぴ」「つっつ」は赤ちゃんが使うことば
讃岐で有名な食べ物だよ
           [方言取材地……香川県高松市]

[たちばな氏の立ち話]
 讃岐うどんの本場である高松市の言葉です。「ぴっぴ」も「つっつ」も、うどんのことです。「ぴっぴ たんまい」とは、「うどんを食べてください」の意であると作者は注を付けています。
 佐藤亮一(監修)『標準語引き 日本方言辞典』(小学館、2004年刊)では、「ぴーぴ」「ぴっぴ」「びぴ」をいずれも幼児語としていますが、「びび」だけには幼児語という注記がありません。使用地域はいずれも香川県となっています。
 兵庫県明石市生まれでずっと在住している私自身を振り返ってみると、うどんの幼児語は「つるつる」「つーつ」でした。

【「ゆったり ほっこり 方言詩」を再開し、しばらく続けることにします。】

【季節のたより(07)】

 開園40周年を迎えた神戸市立須磨離宮公園は、牡丹の見頃を迎えています。白、赤、紫などの大輪の花が咲き誇っていました。
 のどかで天候に恵まれた4月末日は、大勢の人でにぎわっていました。

【2枚の写真は、2007年(平成19年)4月30日に、神戸市須磨区内で撮影。】

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