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2009年9月30日 (水)

【掲載記事の一覧】

 新しく始めた企画は「消えたもの惜別」です。人生無常、世の中無常。新しいものが生まれ、消えゆくものがあるのは世の常なのでしょう。けれども、消えたものの数が意外に多いのにびっくりしています。
 ブログのアクセス数は15万回を超えました。「明石日常生活語辞典」の連載は、「カ」の途中です。
 雑誌「月刊国語教育」(東京法令出版)で10月号から「文字に書かれた言葉の地域差」の連載を始めました。月に一度ずつ、原稿を書き送ります。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。
 これまでに連載した内容の一覧を記します。
 お読みくださって、感想・意見・連絡などがありましたら、
       kyoiku.kokugo@gmail.com
  宛に、よろしくお願いします。

≪掲載を継続しているもの≫

◆明石日常生活語辞典〔初稿〕 (1)~(64)~継続予定
    [2009年7月8日~2009年7月24日]
    [2009年8月1日~2009年8月9日]
    [2009年8月14日~2009年8月31日]
    [2009年9月11日~2009年9月30日]

◆言葉カメラ (1)~(363)~継続予定
    [2007年1月5日~2007年1月31日]
    [2007年2月21日~2007年2月28日]
    [2007年3月16日~2007年3月31日]
    [2007年4月19日~2007年4月30日]
    [2007年5月9日~2007年5月30日]
    [2007年10月1日~2007年10月13日]
    [2007年11月1日~2007年11月26日]
    [2007年12月13日~2007年12月30日]
    [2008年1月19日~2008年1月30日]
    [2008年2月1日~2008年2月10日]
    [2008年5月1日~2008年5月10日]
    [2008年6月1日~2008年6月8日]
    [2008年7月21日~2008年7月30日]
    [2008年8月1日~2008年8月30日]
    [2008年9月25日~2008年9月29日]
    [2008年10月1日~2008年10月30日]
    [2008年11月1日~2008年11月11日]
    [2008年12月1日~2008年12月7日]
    [2008年12月16日~2008年12月30日]
    [2009年1月20日~2009年1月30日]
    [2009年2月9日~2009年2月15日]
    [2009年3月17日~2009年3月31日]
    [2009年5月1日~2009年5月17日]
    [2009年5月27日~2009年5月31日]
    [2009年7月1日~2009年7月7日]
    [2009年7月25日~2009年7月31日]
    [2009年8月10日~2009年8月13日]

◆消えたもの惜別 (1)~(10)~継続予定
    [2009年9月1日~2009年9月10日]

◆テクのろヂイ (1)~(40)~継続予定
    [2009年1月11日~2009年1月19日]
    [2009年2月1日~2009年2月8日]
    [2009年3月1日~2009年3月15日]
    [2009年6月23日~2009年6月30日]

◆神戸圏の文学散歩 (1)~(5)~継続予定
    [2006年12月27日~2006年12月31日]

◆母なる言葉 (1)~(10)~継続予定
    [2008年1月1日~2008年1月10日]

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] (1)~(4)~継続予定
   [2006年12月23日~2006年12月26日]

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 (1)~(29)~継続予定
    [2007年1月1日~2007年1月4日]
    [2007年6月7日~2007年6月29日]
    [2009年6月1日/2009年6月4日]

◆西島物語 (1)~(8)~継続予定
    [2008年1月11日~2008年1月18日]

◆鉄道切符コレクション (1)~(24)~継続予定
    [2007年7月8日~2007年7月31日]

◆足下の観光案内 (1)~(12)~継続予定
    [2008年11月14日~2008年11月25日]

◆写真特集・薔薇 (1)~(31)~継続予定
    [2009年5月18日~2009年5月26日]
    [2009年6月1日~2009年6月22日]

◆写真特集・さくら (1)~(71)~継続予定
    [2007年4月7日~2007年4月17日]
    [2008年4月1日~2008年4月22日]
    [2009年4月1日~2009年5月8日]

◆写真特集・うめ (1)~(42)~継続予定
    [2008年2月11日~2008年2月24日]
    [2009年2月16日~2009年2月27日]
    [2009年3月1日~2009年3月16日]

◆写真特集・きく (1)~(5)~継続予定
    [2007年11月27日~2007年11月29日]
    [2008年11月12日~2008年11月13日]

◆写真特集・紅葉黄葉 (1)~(19)~継続予定
    [2007年12月1日~2007年12月7日]
    [2008年11月26日~2008年11月29日]
    [2008年12月8日~2008年12月15日]

◆写真特集・季節の花 (1)~(3)~継続予定
    [2007年5月8日、5月31日、6月30日]

◆屏風ヶ浦の四季 (1)~継続予定
    [2007年8月31日]

◆昔むかしの物語 (1)~継続予定
    [2007年4月18日]

◆小さなニュース (1)~継続予定
    [2008年2月28日]

≪掲載が完結しているもの≫
◆しょんがつ ゆうたら ええもんや (1)~(10)
    [2009年1月1日~2009年1月10日]

◆教職課程での試み (1)~(24)
    [2008年9月1日~2008年9月24日]

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 (0)~(102)
    [2008年2月25日~2008年3月30日]
    [2008年4月23日~2008年4月29日]
    [2008年5月11日~2008年5月30日]
    [2008年6月9日~2008年7月20日]

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 (1)~(3)
    [2006年10月2日~2006年10月4日]

◆学力づくりのための基本的な視点 (1)~(7)
    [2006年10月5日~2006年10月11日]

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 (1)~(18)
    [2006年10月16日~2006年11月2日]

◆教職をめざす若い人たちに (1)~(6)
    [2007年6月1日~2007年6月6日]

◆これからの国語科教育 (1)~(10)
    [2007年8月1日~2007年8月10日]

◆現代の言葉について考える (1)~(7)
    [2007年7月1日~2007年7月7日]

◆自分を表現する文章を書くために (1)~(11)
    [2007年10月20日~2007年10月30日]

◆兵庫県の方言 (1)~(4)
    [2006年10月12日~2006年10月15日]

◆暮らしに息づく郷土の方言 (1)~(10)
    [2007年8月11日~2007年8月20日]

◆姫路ことばの今昔 (1)~(12)
    [2007年9月1日~2007年9月12日]

◆私の鉄道方言辞典 (1)~(17)
    [2007年9月13日~2007年9月29日]

◆高校生に語りかけたこと (1)~(29)
    [2006年11月9日~2006年12月7日]

◆ゆったり ほっこり 方言詩 (1)~(42) 【再開の可能性あり】
    [2007年2月1日~2007年2月20日]
    [2007年3月1日~2007年3月15日]
    [2007年5月1日~2007年5月7日]

◆高校生に向かって書いたこと (1)~(15)
    [2006年12月8日~2006年12月22日]

◆1年たちました (1)~(7)
    [2007年8月21日~2007年8月27日]

≪絶版として扱うもの≫  (ただし、ブログからは消去しておりません。)
◆国語教育を素朴に語る (1)~(51)
    [2006年8月29日から、2007年12月12日まで] 4回に分けて連載。

◆明石焼の歌 (1)~(3)
    [2007年8月28日~2007年8月30日]

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明石日常生活語辞典〔初稿〕(64)

かわ【川】《名詞》 ①水が地表の窪んだところへ集まって、流れ下っていく水路。②普通以上に、水や液体の流れがあること。「涙が かわに なっとるぞ。」

かわ【皮】《名詞》 ①動植物の外側を包んでいるもの。「蜜柑の かわ」②中身をおおって包んでいるもの。「饅頭の かわ」

かわ【革】《名詞》 動物の皮をなめして柔らかくしたもの。「かわの 財布」

がわ【側】《名詞》 並び。列。「あっちの 側に 並んでください。」◆「かわ」と発音することもある。

かわいー【可愛い】《形容詞》 ①大切にしたい、優しくしたいという気持ちを起こす様子。「かわいー 女の子」②小さい。「かわいー 腕時計」◆「かいらしー」とも言う。

かわいがる【可愛がる】《動詞》 愛して大事にする。「犬お かわいがる」◆「かいがる」とも言う。

かわいそー【可哀相】《形容動詞》 気の毒な様子。「かわいそーな 映画お 見て、涙が こぼれた。」

かわかす【乾かす】《動詞》 日光や風に当てて、湿り気を取る。干す。「濡れた 服お かわかす。」

かわき【乾き】《名詞》 かわくこと。「洗濯物の かわきが 遅い。」

かわく【乾く】《動詞》 水分や湿り気がなくなる。「風が 暖(あった)かいさかい よー かわいた。」

かわく【渇く】《動詞》 喉に湿り気がなくなる。「喉が かわいて ビール 飲みとー なった。」

かわぐつ【革靴】《名詞》 革で作った靴。

かわら【瓦】《名詞》 屋根をおおうのに使うために、粘土を一定の形にして窯で焼いたもの。◆「くろがわら」「あかがわら」などと言い分けることがある。

かわらし【瓦士】《名詞》 瓦を作る人。瓦工場を経営する人。「この 辺わ かわらしが 多(おか)い。」

かわらぶき【瓦葺き】《名詞、動詞する》 瓦で屋根をおおうこと。

かわらやね【瓦屋根】《名詞》 瓦でおおった屋根。

かわり【代わり・替わり】《名詞》 ①ある人の役目を、他の人がすること。また、それをする人。「あいつの かわりに 僕が 行きます。」②埋め合わせ。「これを あげる かわりに それお おくれ。」③取り換えること。「故障した バスの かわりが 出る。」

かわり【変わり】《名詞》 変わること。変化。「かわりも なく 元気です。」

かわりめ【変わり目】《名詞》 ものごとが移り変わるとき。「季節の かわりめ」

かわりもん【変わり者】《名詞》 普通の人とは違う性格の持ち主。「何でも 反対する かわりもん」

かわる【変わる】《動詞》 ①前とは違うようになる。「駅前の 広場が かわった。」②新しくなる。「月が かわる。」

かわる【代わる・替わる】《動詞》 役目や働きを、他のものが引き受ける。「親父に かわって 店番お する。」「担任の 先生が かわる。」

かん【寒】《名詞》 暦の上で、冬の最も寒い頃。「かんの 入り」

かん【缶】《名詞》 金属で作った入れ物。「ビールの かん」◆「かんかん」とも言う。

かん【勘】《名詞》 物事を瞬間的に感じたり判断したりする心の働き。「かんが 当たった。」

かん【貫】《名詞》 尺貫法の重さの単位。「ベラお いっかんめ 釣った。」

がん【雁】《名詞》 秋の終わり頃に北の方から渡ってくる水鳥。空を一列になって飛ぶ。

がん【癌】《名詞》 悪性の腫れ物ができる病気。「がんで 亡くなってやったんやて。」

がん《接尾語=名詞に接続する》 量や金額を表す。分。「飴お 五百円がん 買う。」

かんおけ【棺桶】《名詞》 人の遺体を入れる箱。ひつぎ。「年 とって かんおけに 半分 足お つっこんだよーな もんや。」

がんか【眼科】《名詞》 目の病気を治す病院や医院。

かんかいん【感化院】《名詞》 教護院の旧称。少年の更生を助けるところ。

かんがえ【考え】《名詞》 頭を働かせてあれこれと思うこと。頭を働かせてあれこれと思った内容。「やっぱり かんがえが ちょっと 足(たら)なんだみたいや。」

かんがえこむ【考え込む】《動詞》 ある事柄だけを深く考える。「そないに かんがえこんだら 体に 毒やでー。」

かんがえちがい【考え違い】《名詞》 間違った考え。

かんがえもん【考え物】《名詞》 よく考えなければならない物事。

かんがえる【考える】《動詞》 頭を働かせてあれこれと思う。「自分の 頭で かんがえなはれ。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、神戸の中心地・三宮。2006年(平成18年)7月12日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2009年9月29日 (火)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(63)

からて【空手】《名詞》 防具などを付けず、手足だけで戦う武術。

からぶり【空振り】《名詞、動詞する》 振ったバットやラケットにボールが当たらないこと。「からぶり 三振」

からまーり【空回り】《名詞、動詞する》 ①機械などが無駄に回ること。「車輪が からまーりした。」②本人が力んでも、他の人が反応しないこと。「一人で からまーりしとった。」

からっと《副詞》 ①暗いのが明るくなる様子。「昨日と 違って 今日わ からっと 晴れた。」②湿っていたものが渇いた様子。「洗濯物が からっと 乾く。」

がらっと《副詞、動詞する》 すっかり、前とは変わる様子。「がらっと 人が 入れ替わった。」

がらんと《副詞、動詞する》 中に何もない様子。「体育館が がらんとしとる。」

がらんど《形容動詞》 ①広いところに何もない様子。②空洞になっている様子。「柱の 中わ がらんどや。」

かり【仮】《名詞》 ①本当のことではないこと。「かりの 親子の 役に なって 芝居お する。」②例えば、と考えてみること。「かりの 話」

かり【借り】《名詞》 借りること。借りた金品。「一万円の かりが ある。」

かりかり《副詞と》 気持ちよい音を立てて噛む様子。「青い 梅お 噛んだら かりかり 音が した。」

がりがり《副詞と》 小刻みに鈍い音を立てている様子。「鼠が がりがり 囓っとる。」

かりとる【刈り取る】《動詞》 切り取る。取り除く。「かりとった 草お 一箇所に 集める。」

かりぬい【仮縫い】《名詞、動詞する》 洋服などを作るときに、具合を見るために簡単に縫ってみること。

かりばた【軽業】《名詞》 綱渡りや玉乗りなどを身軽にやって見せる芸。サーカス。

かりもん【借り物】《名詞》 人から借りたもの。「運動会の かりもん競争」

かる【借る】《動詞》 ①返す約束で、人の金品を使う。「本お かる。」②助けを受ける。「良(え)ー 考えお かりたいねんけど。」

かる【刈る】《動詞》 ①地面に生えている草などを切り取る。「稲お かる。」②散髪をする。頭髪を切り揃える。「短めに かってください。」

がる《接尾語=形容詞や形容動詞の語幹に付く》 そのように思う。「寒がる」「不思議がる」◆動詞に付く場合は「たがる」を使う。

かるい【軽い】《形容詞》 ①重さが少ない。「かるい 箱」②簡単である。「かるーく 一杯 飲んでいこか。」③深く考えずに話してしまう。「口が かるい。」

かるいし【軽石】《名詞》 溶岩が急に冷えてできた、軽い石。「かるいしで 足の 裏お こする。」

かるがる【軽々】《副詞と》 重さを感じていない様子。「かるがると 放(ほ)り投げた。」

かるしゅーむ【カルシウム[英語]】《名詞》 動物の歯や骨を作っている物質。「牛乳にわ かるしゅーむが ぎょーさん 含まれとる。」

かるた【カルタ】《名詞》 遊びに使う、絵や字をかいた札。◆子どもの場合は、いろはカルタを指すことが多い。

かるわざ【軽業】《名詞》 綱渡りや玉乗りなどを身軽にやって見せる芸。◆「かりばた」とも言う。

かれ【彼】《名詞》 ①あの男の人。②親しい男の友達。

かれ【鰈】《名詞》 体が平たい、海の魚。「かれお 釣りに 行こか。」

かれー【カレー[英語]】《名詞》 肉・野菜などにカレー粉を入れて煮込んだもの。それをご飯にかけたもの。

かれし【彼氏】《名詞》 親しい男の友達。恋人。

かれは【枯れ葉】《名詞》 枯れた葉。「かれはが 飛び散って 掃くのに 難儀(なぎ)する。」

かれる【枯れる】《動詞》 ①木や草が水分を失う。「葉ーが かれる。」②木や草が命を失う。「かれた 木ーお 燃やす。」

かれる【嗄れる】《動詞》 ①声がかすれて出にくくなる。「怒鳴っとったんで 声が かれた。」②川、池、井戸などの水が無くなる。「水不足で ダムが かれよる。」

かれんだー【カレンダー[英語]】《名詞》 一年中の月・日・週・行事などを、日の順に書き込んだもの。暦。

      ◆  ◆  ◆
【写真は、内蔵助らの赤穂義士を祀る大石神社。2007年(平成19年)4月11日に、兵庫県赤穂市内で撮影。】

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2009年9月28日 (月)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(62)

から【空】《名詞》 ①中に何も入っていないこと。からっぽ。「からの 瓶」②籤などで、当たっていないもの。「大売り出しの 抽選で からばっかり 引いた。」

から【殻】《名詞》 ①外側を覆っている堅い皮。「卵の から」「貝の から」②中身がなくなった後に残る、外側の皮。「蝉が 脱けた から」

から【柄】《名詞》 体格。「からの 大きい 人」◆「がら」とも言うが、「から」の方を多く使う。複合語は「大きな どんがら」などのように言う。

から《助詞》 ①時間や空間の起点を表す。「神戸から 明石まで」「月曜から 金曜日まで」②原因や理由を表す。「行くから 待っといて。」(もともとは、「さかい」を使うことが多かった。)③原料、材料などを表す。「麦から 仕込んだ 焼酎」

がら【柄】《名詞》 ①人に与える感じや印象。「がらが 悪い。」②その人にふさわしいこと。「がらにも ないことお 言う。」③体格。「がらの 大きい 人」④模様。「着物の 小さい がら」

からー【カラー[英語]】《名詞》 詰め襟の服の襟の内側に取り付けるもの。「学生服の 白い からー」

がらあき【がら空き】《名詞、形容動詞》 中ががらがらに空いていること。「日曜日の 電車わ がらあきやった。」

からあげ【空揚げ】《名詞》 衣を付けずに油で揚げること。「茄子の からあげ」

からい【辛い】《形容詞》 ①塩味がする。「からい 味噌汁」②ひりひりと舌を刺すような感じがする。「からい 唐辛子(とんがらし)」③厳しい。「からい 点お つけられた。」

からいばり【空威張り】《名詞、動詞する》 虚勢を張ること。うわべだけ威張ること。「あの 子わ 内弁慶で からいばりしとるんや。」

からから《形容動詞》 水分が無くなって乾いた様子。水がない様子。「喉が からからに なった。」「池が からからに 干上がっとる。」

からから《副詞と》 堅いものが触れ合って出る音。「鯉のぼりの 風車が からからと 鳴っとる。」

がらがら《形容動詞》 ①中に人や物がほとんど入っていない様子。「がらがらの 教室に 一番乗りした。」②声が悪い様子。「声が 荒れて がらがらに なった。」

がらがら《副詞と》 堅いものが触れ合ったり壊れたりする音。「雨戸お がらがらと 開ける。」

がらがら《名詞》 振るとガラガラと音のする、赤ん坊の玩具。

がらくた《名詞》 役に立たない品物。「お前にわ がらくたでも 俺にわ 宝物や。」

からくち【辛口】《名詞》 味が辛いもの。「からくち醤油」「からくちの カレー」

からげる《動詞》 着物の裾や袂をまくり上げる。「雨の 降る 日ーわ ズボンお からげて 歩いた 方が えーよ。」「尻お からげる。」

からげんき【空元気】《名詞、形容動詞》 うわべだけの元気。見せかけの元気。「からげんきばっかりで 喧嘩したら いつも 負けてばっかりや。」

からし【芥子】《名詞》 カラシナの種を粉にした調味料。「関東(かんと)炊きに からし 塗って 食う。」

からす【鴉】《名詞》 人家の近くにすむ黒い鳥。「からすが 塵置き場お あさって 困る。」

からす【嗄らす】《動詞》 声を出しすぎて、声がかすれるようになる。「声お からして 応援する。」

からす【枯らす】《動詞》 木や草などを枯れさせる。「暑い 夏で トマトを みんな からしてもた。」

がらす【ガラス[オランダ語]】《名詞》 石英・炭酸ナトリウムなどを原料として、透き通って固い物体としたもの。「がらす めんで〔壊して〕 よー 怒られたもんや。」

がらすき【がら空き】《名詞、形容動詞》 中ががらがらに空いていること。「がらすきの 電車」

がらすしょーじ【ガラス障子】《名詞》 ①障子の一部にガラスをはめ込んだもの。②枠以外の全体がガラスでできている建具。ガラス戸。

からだ【体】《名詞》 ①人や動物の頭・胴・手足などの全体。「大きな からだ」②健康の具合。「からだお こわしている。」◆「かだら」とも言う。

からだつき【体つき】《名詞》 体のかっこう。「華奢な からだつき」

からっぽ【空っぽ】《名詞》 中に何も入っていないこと。からっぽ。「からっぽの 財布」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、中国寺院の関帝廟。2004年(平成16年)11月26日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2009年9月27日 (日)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(61)

かむ《動詞》 鼻汁を息で噴き出して拭き取る。「青鼻お かむ。」

かむ【噛む】《動詞》 ①歯と歯を合わせて、ものをかみ砕く。「しっかり かんで 食べなさい。」②上と下の歯を強く合わせる。「舌お かまんよーに 話お しなはれ。」③互いにうまく組み合う。

がむ【ガム[英語]】《名詞》 チューインガムのこと。◆昔は「ふーせんがむ」が多く売られていた。

がむしゃら《形容動詞》 後先のことや周囲のことに気を留めずに、むちゃくちゃにふるまう様子。「がむしゃらに 勉強して 合格した。」

かむせる【被せる】《動詞》 上から覆う。外から覆う。「寝冷え せんよーに 布団お かむせる。」

かむる【被る】《動詞》 ①頭や顔やからだ全体を覆う。「布団 かむって 寝る。」②頭から浴びる。「冷(ちめ)たい 水お かむる。」

かめ【亀】《名詞》 体が堅い甲羅でおおわれていて、水中や陸上にすむ動物。長寿の象徴と考えられている。

がめつい《形容詞》 けちで、抜け目がない。

かも【鴨】《名詞》 家鴨(あひる)よりやや小さい鳥。

かもつ【貨物】《名詞》 ①鉄道、トラック、船などで運ぶ荷物。「かもつ船」「かもつ列車」②荷物などを運搬するための鉄道車両、トラック、船など。「電車が 来た 思たら かもつやった。」

かもめ【鴎】《名詞》 体の白っぽい海鳥。海面近くを滑るように飛ぶ。

かや【蚊帳】《名詞》 蚊を防ぐために寝床を覆って吊すもの。◆蚊帳を吊るために、部屋に「つりて(釣り手)」をつるしていた。

がやがや《副詞と》 大勢の人がやかましく声をたてる様子。「がやがや 言わんと 静かに しなさい。」

かやく【火薬】《名詞》 熱や力を加えると爆発する薬品。「花火の かやく」

かやく《名詞》 混ぜご飯などの具。「かやくお ぎょーさん 入れた 飯」

かやくめし《名詞》 混ぜご飯。◆「かやくごはん」とも言う。

かやす【返す】《動詞》 ①もとのところや、もとの持ち主に戻す。「この 本、一週間 経ったら かやしてよ。」②表と裏をひっくりかえす。「焦げんよーに 上手に かやしなはれ。」

かやす【帰す】《動詞》 もとのところへ戻らせる。帰らせる。「土曜日わ 昼までで かやしてもらえた。」

かやす【孵す】《動詞》 卵を温めて、子を産むようにさせる。「鶏が 雛お かやした。」

かやぶき【傾き】《名詞》 傾くこと。傾き具合。「お寺の 屋根の かやぶきわ 急やなー。」

かやぶく【傾く】《動詞》 ①斜めになる。「片一方(かたっぽ)に 乗ったら 舟が かやぶくさかい やめてんか。」②太陽や月が沈もうとする。「お月さんが 西に かやぶいとる。」③うまくいかなくなる。衰える。「会社が かやぶいて 残業が 無いよなった。」

かやぶける【傾ける】《動詞》 斜めにする。「一升瓶お かやぶける。」

かやる【返る】《動詞》 ①もとのところや、もとの持ち主に戻る。「貸しとった 金が かやってった。」②表と裏が反対になる。「亀が かやって ばたばたしとる。」

かやる【孵る】《動詞》 卵から子になる。「おたまじゃくしが かやって 蛙に なった。」

かゆ【粥】《名詞》 水を多くして、やわらかく炊いたご飯。

かよー【火曜】《名詞》 月曜の次の日。

かよーきょく【歌謡曲】《名詞》 はやり歌。流行歌。「美空ひばりの かよーきょく」

がよーし【画用紙】《名詞》 絵を描くのに使う、少し厚手の紙。「色がよーし」

かよーび【火曜日】《名詞》 月曜の次の日。

かよい【通い】《名詞》 自宅から行って仕事などをすること。「遠いんやけど 住み込みやのーて かよいですねん。」

かよう【通う】《動詞》 ある場所から行ったり来たりする。「学校え 電車で かよう。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、歌謡曲「あゝ上野駅」の歌碑。2003年(平成15年)9月27日に、東京都台東区内(JR上野駅前)で撮影。】

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2009年9月26日 (土)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(60)

かまきり【蟷螂】《名詞》 大きな前足が鎌のような形をした昆虫。

がまぐち【蝦蟇口】《名詞》 口金の付いた財布。「大けな がまぐち 持っとるんやなー。」

かます《名詞》 穀物や肥料などを入れるために、藁の筵で作った袋。

かます《動詞》 ①あてがう。間に入れる。「陸(おか)に あげる ときに、船の 底に そろばんお かます。」◆「噛ませる」からか?②相手に向かって何かを仕掛ける。「屁ー かます。」「嘘 かます。」

かまへん《動詞+助動詞》 差し支えない。「嫌やったら やめても かまへん。」

かまぼこ【蒲鉾】《名詞》 魚肉をすりつぶして味を付け、蒸したり焼いたりした食べ物。

かまや【釜屋】《名詞》 かまどのあるところ。台所。「かまやに 天窓が ついとる。」

かまわん《動詞+助動詞》 ①差し支えない。「いつ 来ても かまわんよ。」②気にしない。「周りが 何 言(ゆ)ーても かまわん 人や。」

がまん【我慢】《名詞、動詞する》 苦しさ、痛さ、辛さなどをこらえること。「もー ちょっと がまんして 練習せんかいな。」◆「しんぼ」とも言う。

かみ【紙】《名詞》 ①植物繊維を溶かして、漉いて平らにしたもの。②じゃんけんで、手を開いた形。◆②は、「ぱー」とも言う。

かみ【髪】《名詞》 頭に生える毛。◆「かみの けー」と言うことが多い。

かみ【神】《名詞》 人智をこえた存在として、信仰されているもの。「かみさんが 見とってや。」

かみ【上】《名詞》 ①(都のある方角としての)東の方。「かみに 行ったら 明石駅や。」②水が流れてくる高い方。「川の かみの 方」

かみあう【噛み合う】《動詞》 互いにうまく組み合う。「歯車が かみあう。」「二枚の 板が かみおーて 隙間が ない。」

かみいぬ【噛み犬】《名詞》 噛み付く癖のある犬。

がみがみ《副詞と》 うるさく、叱ったり文句を言ったりする様子。「がみがみ 言ーたら 子どもが 縮こまってしまう。」

かみきり【蟷螂】《名詞》 「かまきり」のこと。

かみきりむし【噛み切り虫】《名詞》 長い触覚と、丈夫な顎を持つ昆虫。◆「ぎーぎー」とも言う。

かみくず【紙屑】《名詞》 反古になった紙。紙の切れ端。

かみくずいれ【紙屑入れ】《名詞》 不要になったかみくずを入れる物。

かみくずかご【紙屑籠】《名詞》 不要になったかみくずを入れるために、竹などを編んで作った物。

かみざ【上座】《名詞》 目上の人などが座る席。「この 部屋(わ) どっちが かみざやねん。」

かみさん【神様】《名詞》 「かみ(神)」を敬った言い方。

かみさん《名詞》 妻を親しんで言う言葉。

かみしばい【紙芝居】《名詞》 絵を次々に見せながら、物語を進めていく方法。また、その時に使う、何枚かの絵。「小学校の 時わ よー かみしばい 見たなー。」

かみそり【剃刀】《名詞》 ①髪や髭を剃るために使う、薄くて鋭い刃物。②鉛筆を削るための薄い刃物。◆肥後の守を「ないふ」と言い、薄い刃物を「かみそり」と言っていた。今は、作られていない?

かみだな【神棚】《名詞》 家の中で神を祀るための棚。

がみつい《形容詞》 けちで、抜け目がない。「がみつーに 分け前お ぎょーさん 取ってまう 人が おる。」◆もともとは「がめつい」は使わなかったが、今では「がめつい」と言うことが多くなっている。

かみつく【噛み付く】《動詞》 ①歯でくいつく。「犬が かみつかれて 怪我した。」②激しく文句を言う。「電車が 遅れたので 駅員に かみついとる 人が おった。」

かみでっぽー【紙鉄砲】《名詞》 細い竹の筒に濡らした紙を詰めて、後ろから棒で押して紙の玉を飛び出させる玩具。

かみなり【雷】《名詞》 電気が空気中を流れて、大きな音と、強い光とを出すもの。「かみなりの 音に びっくりした。」②腹を立てて怒鳴りつけること。「おやじの かみなり」

かみなりぐも【雷雲】《名詞》 稲妻が発しているのが見える雲。

かみのけー【髪の毛】《名詞》 頭髪。「あんた(わ) まだ かみのけーが 黒いんやなー。」

かみふだ《名詞》 結婚式のあった翌朝、その家が近所の人に向けて配る、硬貨の入ったのし袋。「明日 早(はよ)ー 起きて かみふだ 貰いに 行こ。」◆子どもたちが楽しみにしていた習慣は、既に消滅してしまった。(新築家屋の棟上げの時に行う「もちまき」も同じように過去のものとなってしまった。)

      ◆  ◆  ◆
【写真は、小学唱歌「青葉の笛」の碑。2008年(平成20年)2月12日に、神戸市須磨区内(須磨寺)で撮影。】

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2009年9月25日 (金)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(59)

かば【河馬】《名詞》 アフリカの川や沼にすむ草食動物。◆戦後、カバヤ食品(岡山市)が河馬を車に乗せて巡回したので、広く知られた。

かばー【カバー[英語]】《名詞》 覆うもの。「本の かばー」「枕かばー」◆「かば」と短く言うこともある。

かばう【庇う】《動詞》 助けて守ってやる。「仲の 良い 友達お かばう。」◆「かまう」とも言う。

がばがば《形容動詞》 外側のものが大きすぎて、中身が動く様子。「兄貴から 貰(もろ)た がばがばの 服」

かばん【鞄】《名詞》 物を入れて持ち歩くために、革、布などで作った入れ物。

がばん【画板】《名詞》 屋外などで絵を描くときに、肩や首から下げて画用紙をのせる板。

かび【黴】《名詞》 湿った食べ物や衣類などに生える、糸のような形の下等植物。◆「かべ」とも言う。

かびん【花瓶】《名詞》 花を挿したり生けたりする瓶。

かぶ【株】《名詞》 ①木や草の根もと。「菊の かぶ」②株式。「会社の かぶお 持つ。」

がぶがぶ《副詞と》 水などをぐんぐん飲む様子。

がぶがぶ《形容動詞、動詞する》 外側のものが大きすぎて、中身が動く様子。「ランドセルの 中で がぶがぶしとる。」

かぶしき【株式】《名詞》 株式会社の元手(出資金)の単位。◆地域では…江井ヶ嶋酒造株式会社を「かぶしき」と呼んだ。株式会社という組織が珍しかった時代に設立されたので、社名を言うまでもなく、通用したものと思われる。「かぶしきに 勤めとる。」

かぶせ【被せ】《名詞》 被せるもの。ふた。「鉛筆の かぶせ〔キャップ〕」「一升瓶の かぶせ」

かぶせる【被せる】《動詞》 上から覆う。外から覆う。「寝冷えお せんよーに〔しないように〕 布団お かぶせる。」

かぶと【兜】《名詞》 武士が戦いの時に、頭を守るためにかぶったもの。「折り紙で かぶとお 作る。」

かぶとむし【甲虫】《名詞》 黒褐色で艶のある昆虫で、雄には長い角がある。夏、樹液を吸いに集まる。

かぶら【蕪】《名詞》 白くて丸く膨らんだ根ができる野菜。

かぶりつく《動詞》 口を大きく開けて噛み付く。「西瓜に かぶりつく。」

かぶり・ふる《成句》 頭を左右に振って、承知しないという気持ちをあらわす。「一緒に 行くか(と) 聞いたら かぶり・ふっとる。」

かぶる【被る】《動詞》 ①頭や顔の上を覆う。「帽子お かぶる。」「覆面 かぶった 強盗」②頭から浴びる。「滝の 水お かぶる。」◆「かむる」とも言う。

かぶれる【被れる】《動詞》 他のものの影響で、皮膚が赤く腫れたりする。「漆に かぶれる。」

かぶわけ【株分け】《名詞、動詞する》 草木の根を、親株から分けて植えること。

かふん【花粉】《名詞》 花の雄蘂の先から出る、細かな粉。

かべ【壁】《名詞》 家の周りや部屋の区分のために、土、板、コンクリートなどで作った仕切り。

かべ【黴】《名詞》 湿った食べ物や衣類などに生える、糸のような形の下等植物。

かべしんぶん【壁新聞】《名詞》 壁に貼って、みんなに見せる新聞。「班ごとに かべしんぶんお 作る。」

かべつち【壁土】《名詞》 壁を作るために使う土。「藁 入れて かべつちお 混ぜる。」

かほー【家宝】《名詞》 家に伝わる宝物。

かぼちゃ【南瓜】《名詞》 夏に黄色の花を咲かせ、実は食用となる植物。◆「なんきん」を多用し、「かぼちゃ」と言うことは少ない。けれども、「なにわ・なんきん・とーなす・かぼちゃ」のような唱え言葉がある。

かま【釜】《名詞》 竈にかけて、ご飯を炊く器具。鉄でできていて、底が丸く、中ほどに輪をはめたような部分がある。

かま【窯】《名詞》 物を高い温度で熱して、炭や陶器などを焼く装置。

かま【鎌】《名詞》 稲や草を刈り取る道具。

がま【蒲】《名詞》 水辺に生える草。先の方に小さな茶色の花が集まって咲く。

かまう【構う・庇う】《動詞》 ①気に掛ける。助けて守ってやる。かかわる。「仲の 良い 友達お かまう。」「弟お かもてやらな あかんで。」②お節介をする。からかう。「いらん こと 言うて かまわんといてんか。」

かまえ【構え】《名詞》 ①作られている様子。「大きな かまえの 家」②姿勢。様子。「上からの かまえ」

かまえる【構える】《動詞》 ある姿勢や態度をとる。「のんびり かまえとったら 締め切りに 間に合わへんぞ。」

かま(お)・かける《成句》 相手に本当のことを言わせるために、それとなく上手に問いかける。「かま・かけたら 白状しよった。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、在原業平の歌碑。2007年(平成19年)4月6日に、兵庫県芦屋市内で撮影。】

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2009年9月24日 (木)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(58)

かっぱ【合羽】《名詞》 雨が降るときに、服などの外側に付けるもの。「かっぱ 着て 自転車に 乗る。」

かっぱ【河童】《名詞》 沼や川にすむという、想像上の動物。

かっぱつ【活発】《形容動詞》 元気で勢いがよい様子。生き生きしている様子。「かっぱつな 子ーやさかい ちょっとも じっとしておらん。」

かっぷ【カップ[英語]】《名詞》 ①取っ手のある湯飲み茶碗。「コーヒーかっぷ」②目盛りの付いた器。「計量かっぷ」③大きな杯の形をしたもの。「優勝かっぷ」

がっぺー【合併】《名詞、動詞する》 いくつかのものが一つに合わさること。いくつかのものを一つに合わせること。「会社が がっぺーする。」「今日わ 隣の 組と がっぺーした 授業が あった。」

かつやく【活躍】《名詞、動詞する》 めざましく働いたり、活動したりすること。「野球の 試合で ホームランお 打って かつやくした。」

かつら【鬘】《名詞》 髪の形を変えたり、髪を補ったりするために、頭につけるもの。「わしわ かつらや おまへん、親に もろた 毛ーでっせ。」

かてー【家庭】《名詞》 家族が一緒に生活しているところ。「かていでの 躾が 足りん。」

かてーきょーし【家庭教師】《名詞》 家に来て、勉強を教えてくれる人。「かてーきょーしお つけて 勉強さす。」

がてら《接尾語に=名詞または動詞に付く》 ついでに。「散歩がてら(に) 葉書お 入れに 行く。」

かど【角】《名詞》 ①ものの尖っているところ。「机の かど」②道の折れ曲がっているところ。「四つかど」「かどの 散髪屋」

かど【門】《名詞》 ①門。家の入口。「かどに 誰か 来とるみたいや。」②庭。「かどで 籾お 干す。」「かどに 花お 植える。」

かどが・たつ【角が立つ】《成句》 人との関係が穏やかでなくなる。「かどがたつ 言い方お したら あかん。」

かどぐち【門口】《名詞》 家の入口。玄関。「かどぐちに おしめ〔注連縄〕お つける。」

かどまつ【門松】《名詞》 正月を祝って玄関に立てる松の枝。「百貨店の 大けな かどまつ」

かな《助詞》 感動をあらわす。「結構な 話やないかな。」◆「か」とも言う。

かな《助詞》 少し疑う気持ちをあらわす。「信用して 良(え)ーんかな。」◆「か」とも言う。

かなあみ【金網】《名詞》 針金を編んで作ったもの。「かなあみの すき間から 犬が 入ってきた。」「かなあみで 餅お 焼く。」

かない【家内】《名詞》 ①家の中。家族。「かないで 喜んで 食べましてん。」②(夫から見て)自分の妻。「かないも 賛成してます。」

かないじゅー【家内中】《名詞》 家族全員。「今年の 冬わ かないじゅー 誰(だい)も 風邪 ひかなんだ。」

かなぐ【金具】《名詞》 物に取り付けるための、金属製の小さな器具や部分品。「竿に かなぐが 付いとるさかい 怪我せんよーに してな。」

かなしー【悲しい】《形容詞》 辛く、心が痛む。「かなしー 小説お 読んだ。」

かなしみ【悲しみ】《名詞》 悲しいこと。「遺族の かなしみわ 他の 人にわ わからへん。」

かなしむ【悲しむ】《動詞》 悲しく思う。「火事に 遭(お)ーて 悲しんどってです。」

かなずち【金槌】《名詞》 ①頭の部分が鉄でできている槌。「かなずちで 釘お 打つ。」②泳げない人。「おいつわ かなずちなんや。」

かなぶん《名詞》 夏に見かける昆虫。

かなもん【金物】《名詞》 金属でできている道具。

かなもんや【金物屋】《名詞》 金物(や日用器具)などを売っている店。

かならず【必ず】《副詞》 きっと。確かに。「かならず 来てくださいな。」

かなり《副詞、形容動詞》 ずいぶん。よほど。「かなり 難しー 話」「かなりの 値段」

かなりや【カナリア】《名詞》 小さくて、色の美しい鳥。

かなん《動詞+助動詞》 ①かなわない。大変だ。「仕事が えろーて かなん。」②我慢できない。「暑ーて かなん。」

かに【蟹】《名詞》 堅い甲羅で覆われて、はさみを持っている動物。

がに【蟹】《名詞》 堅い甲羅で覆われて、はさみを持っている動物。◆「かに」よりも「がに」と言うことの方が多い。

かね【金】《名詞》 ①金属。特に、鉄。「かねで できとる 風鈴」②お金。貨幣。「手持ちの かねが 足らへん。」

かね【鐘】《名詞》 寺や教会にある釣り鐘。釣り鐘の音色。「除夜の かね」

かねじゃく【曲尺】《名詞》 直角に曲がった金属製の物差し。差し金。

かねめ【金目】《名詞》 お金に換えるときに、値打ちがあること。また、その品物。

かねもち【金持ち】《名詞》 お金をたくさん持っている人。資産家。

かのー【可能】《名詞、形容動詞》 できること。「そのうち 宇宙え 行くことも かのーに なる。」

かのじょ【彼女】《名詞》 親しい女の友達。「息子はんに かのじょは おってですか。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、神戸・ハーバーランドの夜景。2002年(平成14年)12月17日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2009年9月23日 (水)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(57)

かつ【カツ】《名詞》 牛や豚の肉を平たく切って、小麦粉・パン粉などをつけて、油で揚げたもの。◆豚の肉を使ったものを「とんかつ」と言う。

かつ【勝つ】《動詞》 ①相手を負かす。「一点差で かつ。」②相手より上の成績を取る。「入試で かつ。」③努力して、抑え付ける。「病気に かつ。」

がつ【月】《接尾語》 一か月の単位を示す。「一月」「十二月」

かつお【鰹】《名詞》 暖かい海でとれる回遊魚。鰹節にもする。◆「かっつぉ」「かっと」とも言う。

かつお・いれる【活を入れる】《成句》 叱る。励ます。「たるんどるさかい かつお・いれたってくれ。」

かつおのこ【鰹の粉】《名詞》 鰹の削り節。◆戦後すぐのころは、花かつおのようなものではなくて、粉状のものも混じっていたので、このようにも言った。鰹以外の魚も使っていた。◆「かっつぉのこ」「かっとのこ」とも言う。

かつおぶし【鰹節】《名詞》 鰹の身を煮て干して、堅くしたもの。◆「かっつぉぶし」「かっとぶし」とも言う。

がつがつ《副詞と》 食べ物をむさぼって食べる様子。「がつがつ 食べたら 喉に つかえるぜ。」

がっかり《副詞と、動詞する》 思い通りにいかなくて、気を落とす様子。「遠足が 中止になって がっかりしとんねん。」

がっき【学期】《名詞》 学校で、一年間を二つまたは三つに分けた、その一つ分。「がっきの 末に 試験が ある。」

がっき【楽器】《名詞》 音楽を演奏するために使う器具。「歌う ことよりも がっきお いらう〔扱う〕 ことの 方が 好きや。」

がっきゅー【学級】《名詞》 学校などで、児童・生徒などをいくつかの組みに分けたもの。「がっきゅーの 委員」「がっきゅー日誌」「がっきゅー会」

かつぐ【担ぐ】《動詞》 ①ものを肩にのせて支える。「たいこ(布団屋台)お かつぐ。」②縁起を気にする。「げんお かつぐ。」◆「かたげる」とも言う。

がっくり《副詞と、動詞する》 力が抜けて、気を落とす様子。「試験に 落ちて がっくりしとる。」

かっけ【脚気】《名詞》 足がむくんで、体がだるくなる病気。ビタミンB1が不足して起こる。「昔わ かっけに なる 人が ぎょーさん おった。」

かっこ【括弧】《名詞》 文字、句、文などの前後を囲んで、他の部分と区別するためのしるし。

かっこ【格好】《名詞、動詞する》 ①姿。形。「電車に 乗るんやったら、きちんとした かっこお していけよ。」②体裁。「こんな ことでわ かっこが つかん。」

がっこー【学校】《名詞》 児童・生徒などが教わって、勉強をするところ。

がっこいき【学校行き】《名詞》 学校に行っている子ども。児童・生徒。「がっこいきが 多いさかい 給食代も たいへんや。」

かっし【カ氏】《名詞》 温度計の目盛りの決め方の一つ。「摂氏と かっしの ついた 寒暖計が あった。」

がっしゅく【合宿】《名詞、動詞する》 練習や勉強などのために、大勢のものが一緒に泊まって生活すること。「運動部の がっしゅく」

がっしょー【合唱】《名詞、動詞する》 大勢の人が声を揃えて歌うこと。「みんなと がっしょーすると 気持ちが 良(え)ーもんや。」

がっしょー【合掌】《名詞、動詞する》 左右の手のひらを合わせて拝むこと。「みんなで 故人に がっしょーする。」

がっしり《副詞と、動詞する》 体つきや、物の作りがしっかりしていて、丈夫そうな様子。「がっしりした 体格でんな。何ど 運動でも しとってやったんか。」◆「がっちり」とも言う。

がっそー【合奏】《名詞、動詞する》 一つの曲を、二つ以上の楽器で演奏すること。「学芸会で がっそーする。」

かったー【カッター[英語]】《名詞》 薄い刃で物を切る道具。
かっちり《副詞と、動詞する》 ①きちんとしている様子。「宿題わ かっちり 仕上げたか。」②お金などに抜け目がない様子。「かっちりと 細かい 人」

がっちり《副詞と、動詞する》 ①体つきや、物の作りがしっかりしていて、丈夫そうな様子。②しっかりと組み合っている様子。「がっちり 手ー 組んで 仕事しまほか。」◆「がっしり」とも言う。

かっつぉ【鰹】《名詞》 暖かい海でとれる回遊魚。

かっつぉのこ【鰹の粉】《名詞》 鰹の削り節。

かっつぉぶし【鰹節】《名詞》 鰹の身を煮て干して、堅くしたもの。

かって【勝手】《名詞》 ①様子。状況。「はじめて 来たさかい かってが わからん。」②わがまま。自分のしたいようにする様子。「かってな ことお 言(ゆ)ー 人」

かってきまま【勝手気儘】《名詞、形容動詞》 自分の思うとおりにする様子。「あの 人わ かってきままに 育ってきとるねん。」

かってぐち【勝手口】《名詞》 台所に近い入り口。「かってぐちから 出入(ではい)りする。」

かってもん【勝手者】《名詞》 わがままな人。自己中心な考えや行動をする人。「あんな かってもんとわ 一緒に 仕事わ でけしまへん。」

かっと【鰹】《名詞》 暖かい海でとれる回遊魚。

かつどー【活動】《名詞、動詞する》 ①元気よく動くこと。スポーツをすること。「かつどーして 良(え)ー 体に なった。」②何かをすること。「部かつどー」③「かつどーしゃしん【活動写真】」のこと。映画。「面白い かつどーお 見た。」◆③は、今では耳にすることは、ほとんどなくなった。

かつどーしゃしん【活動写真】《名詞》 映画。◆今では耳にすることは、ほとんどなくなった。使用頻度は、「かつどー」よりも「かつどーしゃしん」の方が低かったように思う。

かっとのこ【鰹の粉】《名詞》 鰹の削り節。

かっとぶし【鰹節】《名詞》 鰹の身を煮て干して、堅くしたもの。

      ◆  ◆  ◆
【写真は、いなみ野・万葉の森。2007年(平成19年)4月5日に、兵庫県加古郡稲美町内で撮影。】

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2009年9月22日 (火)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(56)

かたち【形】《名詞》 ①外から見た、物の様子。格好。「家の かたち」②うわべだけのこと。「かたちだけの 挨拶」

かたちん【片ちん】《形容動詞》 左右などが不揃いであること。「下駄お かたちんに 履いとる。」

かたちんば【片ちんば】《形容動詞》 左右などが不揃いであること。

かたっぱしから【片っ端から】《副詞》 手当たり次第に。次々と。「かたっぱしから 草お 刈る。」

かたっぽ【片っ方】《名詞》 一方の側。相手。「かたっぽわ 納得しとらへん。まだ 怒ったままや。」

かたつむり【蝸牛】《名詞》 陸にすむ巻き貝。◆「でんでんむし」とも言う。

かたて【片手】《名詞》 ①片方の手。「かたてで ボールお 受ける。」②五という数字を意味する。「かたて〔例えば、五万円〕では 売られへん。」

かたてま【片手間】《名詞》 主な仕事の合間。「かたてまに ワープロ 習(なろ)てますねん。」

かたな【刀】《名詞》 片側に刃を付けた、細長い武器。

かたほー【片方】《名詞》 二つのうちの一つの方。

かたまり【塊・固まり】《名詞》 ①かたまったもの。「土の かたまり」②集まり。群。「鰯の かたまりが 泳いどる。」

かたまる【固まる】《動詞》 ①柔らかいものが堅くなる。「ペンキが かたまる。」②一つに集まる。「かたまって 学校え 行く。」

かたみ【形見】《名詞》 故人や、離別した人の、思い出となる品物。「親の かたみ」

かたみかーりに《副詞》 交互に。入れ替わって。「忙しーので かたみかーりに 昼飯お 食べる。」

かたみが・せまい【肩身が狭い】《成句》 引け目を感じる。「負けてばっかりで かたみが・せまい。」◆「かたみが・せばい」とも言う。

かたみち【片道】《名詞》 行きか帰りの、どちらか一方。「かたみち 一時間 かかる。」

かたみに《副詞》 お互い同士で。交互に。「かたみに 勉強お 教え合う。」「かたみに 休む。」

かたみばんこに【副詞】《副詞》 交互に。入れ替わって。「車お かたみばんこに 運転する。」

かたむき【傾き】《名詞》 傾くこと。傾き具合。「屋根の かたむき」

かたむく【傾く】《動詞》 ①斜めになる。「地震で 家が かたむいた。」②太陽や月が沈もうとする。「日が 西に かたむく。」③うまくいかなくなる。衰える。「会社が かたむいたら 困る。」

かたむける【傾ける】《動詞》 斜めにする。「瓶お かたむける。」◆「かやぶける」とも言う。

かためる【固める】《動詞》 ①柔らかいものを堅くする。「コンクリートで かためる。」②一つに集める。「ごみお 置き場に かためる。」

かたよる【偏る】《動詞》 ①一方に寄る。一方に集まる。「希望者が かたよった。」②つりあいが取れなくなる。「栄養が かたよる。」

かだら《名詞》 「からだ」の発音が逆転したもの。

かたろぐ【カタログ[英語]】《名詞》 品物の目録や見本。「かたろぐお 見て 注文する。」

かだん【花壇】《名詞》 土を盛り上げて、草花を植えている場所。「チューリップお 植えた かだん」

かたんかたん《副詞と》 固いものが触れ合うときの音。「レールの 継ぎ目で かたんかたんと 音が する。」

がたんがたん《副詞と》  落差のあるところを物が動くときの音。

かち【勝ち】《名詞》 勝つこと。「紅組の かち」

がち《接尾語=名詞、動詞の連用形に付く》 そうなることが多いという意味を表す。「病気がち」「遅れがち」「遅刻しがち」

かちあう【かち合う】《動詞》 ①ぶつかる。「四つ角で かちおーた。」②重なる。「日曜と 祭日が かちあう。」◆「かっちゃう」とも言う。

かちかち《形容動詞》 ①とても固い様子。「餅が かちかちに なっとる。」②頑固な様子。「かちかちの 頭」③ひどく緊張している様子。「挨拶する 前から かちかちに なっとる。」

かちかち《副詞と》 固いものがぶつかり合って出る音。「火の用心の 音が かちかちと 響いてくる。」

かちぼかす《動詞》 放置する。構ってやらない。「無茶な ことお 言(ゆ)ーてきたさかい 聞かんと かちぼかしたっとるねん。」

かちぼる《動詞》 放置する。構ってやらない。「そのへんに かちぼっといても 盗まれる 心配わ ないやろ。」

かちまけ【勝ち負け】《名詞》 勝つことと負けること。「かちまけなんかわ 時の 運や。」

かちめ【勝ち目】《名詞》 勝つ見込み。「今年わ かちめが あるぞ。」

かちめぐ《動詞》 荒々しく壊す。思い切って壊す。「金槌で たたいて 思い切り かちめんだ。」

かちゃだける《動詞》 転がり落ちる。「二階から かちゃだける。」「床几から かちゃだける。」◆「かちゃらける」とも言う。

がちょー【鵞鳥】《名詞》 アヒルより大きい水鳥。

かちわめく【かち喚く】《動詞》 荒々しく怒鳴る。「かちわめいたったら 慌てて 逃げて行きよった。」

かちわる【かち割る】《動詞》 荒々しく割る。思い切って割る。「丸太お よき〔斧〕で かちわる。」

かちわり【かち割り】《名詞》 荒々しく割ったもの。(特に、氷を割ったもの) 「かちわりお ジュースの 中に 入れる。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、三輪山の麓に鎮座する大神(おおみわ)神社。2006年(平成18年)10月4日に、奈良県桜井市内で撮影。】

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2009年9月21日 (月)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(55)

かそー【火葬】《名詞、動詞する》 死んだ人を焼いてお骨にすること。「今は もー みんな かそーに なってもたなー。」

かそー【仮装】《名詞、動詞する》 他のものの姿に変装すること。「体育祭で かそー行列お した。」

かぞえ【数え】《名詞》 「かぞえどし【数え年】」のこと。「かぞえで 七十に なった。」

かぞえどし【数え年】《名詞》 生まれた年を一歳として、年が改まるごとに一歳を加えていく年齢の計算法。「葬式の 時にわ みんな かぞえどしで 言うねんなー。」

かぞえる【数える】《動詞》 数をしらべる。勘定する。「集まった 人の 数お かぞえる。」

かぞく【家族】《名詞》 夫婦、親子、兄弟など(同じ家に暮らしていることが多い)人たち。「やっぱり かぞくわ 大事に せな あかんなー。」

がそりん【ガソリン[英語]】《名詞》 自動車などの燃料にする、原油を精製した油。

かた【肩】《名詞》 腕の付け根の上の部分。「かたが 凝る。」

かた【形】《名詞》 ①ものの形。「砂に 足の かたが 付く。」②《接尾語》ものの形。「菱がた」「自由がた」

かた【型】《名詞》 ①形を作るもとになるもの。「かたお 決めて 文章お 書く。」②特徴や性質。「血液の かた」

かた【方】《名詞》 人。(丁寧な言い方)「ご出席された かた」

かた《名詞》 物事の始末。けり。「話に かたが ついた。」

かた【片】《接頭語=名詞の前に付く》 二つのうちの一方。「かた道」「かた側」

かた【方】《接尾語=動詞の連用形に付く》方法。やり方。「教えかた」「数えかた」「話しかた」

がた《接尾語=名詞に付く》 複数の人をあらわす。(丁寧な気持ちが加わった言葉) 「先輩がた」「先生がた」

かたい【硬い・固い】《形容詞》 ①傷が付いたり、へこんだりしにくい。「かたい 石」②切る・折る・曲げるなどがしにくい。「かたい 紙」③真面目できちんとしている。「かたい 人」「かたい 商売」④堅苦しい。性質に柔軟性がない。「かたいさかい つきあいにくい 人や。」⑤こわばっている。「緊張した かたい 顔つき」

かたいっぽ【片一方】《名詞》 二つあるうちの一方。「下駄の かたいっぽの 鼻緒(はなご)が 切れてもた。」◆「かたっぽ」とも言う。

かたお・もつ【肩を持つ】《成句》 ひいきにする。味方をする。「すまんけど わしの かたお・もってくれへんやろか。」

かたがき【肩書き】《名詞》 地位や身分など。「退職したら かたがきが 無(の)ーなった。」

かたかた《副詞と》 堅いものがぶつかって音を立てる様子。「かたかたと 鳴る。」

がたがた《副詞と》 ①堅くて重いものが音を立てる様子。「風が 吹いて 戸ーが がたがた ゆーとる。」②寒さや恐ろしさで体が震える様子。「寒ーて がたがた しとった。」③不平や不満を言う様子。「今頃に なってから がたがた 言わんといて。」

がたがた《形容動詞》 体や物が壊れかかっている様子。「歯ーが がたがたに なった。」

かたかな【片仮名】《名詞》 漢字の一部を利用して作られた文字。外来語などを書くときに使う。

かたがみ【型紙】《名詞》 洋服などを作るときに使う、型を切り抜いた紙。

かたがわ【片側】《名詞》 一方の側。「道の かたがわわ 崖に なっとるねん。」◆「かたっかわ」とも言う。

かたき【敵】《名詞》 恨みのある相手。争いの相手。「商売がたき」

かたきうち【敵討ち】《名詞、動詞する》 仕返し。仇(あだ)討ち。

かたくま【肩車】《名詞、動詞する》 子どもなどを、両肩にまたがらせて、かつぐこと。「かたしましたるさかい 手ー 伸ばして あの 柿の 実ー 採りなはれ。」

かたくり【片栗】《名詞》 「かたくりこ【片栗粉】」のこと。

かたくりこ【片栗粉】《名詞》 片栗(植物)の根から取った澱粉。「かたくりこお 入れて 汁お 粘つかせよーか。」

かたくるしー【堅苦しい】《形容詞》 ①窮屈でゆとりがない。「かたくるしー 考え方」②場所にゆとりがない。「かたくるしー 路地」

かたくろしー【堅苦しい】《形容詞》 窮屈でゆとりがない。

かたげる【担げる】《動詞》 ①肩に担ぐ。「俵お かたげていく。」②傾げる。「首お かたげて 考える。」

かたこと【片言】《名詞》 たどたどしくて、発音がはっきりしない言い方。「こまい 子どもが かたことお 言い始めた。」

かたずく【片付く】《動詞》 ①整理・整頓が行き届いている。「綺麗に かたずいとる 店」②始末が付く。終わる。「問題が かたずいた。」③結婚する。「娘が かたずいた。」「娘さんわ どこえ かたずきなはったんですか。」

かたずける【片付ける】《動詞》 ①整理・整頓をする。②始末を付ける。終わらせる。「仕事お かたずける。」③結婚させる。「やっと 娘お かたずけて ほっと した。」

かたずみ【堅炭】《名詞》 木を焼いて作った、堅い炭。

      ◆  ◆  ◆
【写真は、布引の滝。2006年(平成18年)6月14日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2009年9月20日 (日)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(54)

かしら【頭】《名詞》 人を導く立場の人。「左官屋さんの かしら」

かじりつく【囓り付く】《動詞》 くっついて離れない。「机に かじりついて 勉強しとる。」

かじる【囓る】《動詞》 ①堅いものを少しずつ噛み取る。「鼠が 柱お かじる。」②物事を少しだけやってみる。「木彫りお ちょっとだけ かじった ことが ある。」

かしわ【柏】《名詞》 山に生える木で、大きな葉をつける。

かしわもち【柏餅】《名詞》 かしわの葉で包んだ、餡の入った餅。「節句に かしわもちお 作る。」

かしん【菓子】《名詞》 三度の食事とは違ったときに食べるもの。「かしんばっかり 食べとったら ご飯が 食べられへんよーに なるよ。」◆「おかしん」とも言う。

かす【貸す】《動詞》 ①返してもらうことにして、自分のものを他人に使わせる。「本お かす。」②代金を取って、使わせる。「アパートお かす。」③力を与える。「手ーお かす。」

かす【滓】《名詞》 ①搾ったのちの残り物。「油かす」②使って生じる、役立たないもの。「消しゴムの かす」③良いところを取った残り。「かすの 籤(くじ)しか 残っとらへん。」

かす【粕】《名詞》 酒を搾った残りのもの。「かすお 焼いて 砂糖 付けて 食べる。」

かず【数】《名詞》 ものの数量。「参加者の かず」

がす【ガス[英語]】《名詞》 ①燃料として使う気体。「がすで 飯お 炊く。」②気体。「がすが かかって 向こう岸が 見えへん。」

かすかす《形容動詞や》 芯が入って、食べるのに望ましくない状態。「鬆(す)ーが 入って かすかすの 大根」

かずかず【数々】《名詞、副詞の》 いろいろ。たくさん。「言いたい ことわ かずかず ある。」

かすじる【粕汁】《名詞》 酒粕を入れた味噌汁。「昔わ 鯨の 脂身お 入れた かすじるお よー 作ったもんや。」

かすたねっと【カスタネット[英語]】《名詞》 掌の中に入れて、指で打ち合わせて音を出す楽器。「小学校の 時に 使(つこ)た かすたねっと」

かすてら【カステラ[ポルトガル語]】《名詞》 小麦粉、卵、砂糖などを入れて、蒸し焼きにした菓子。「病気見舞いにわ かすてらでも 持って行ったら どないやろ。」

かずのこ【数の子】《名詞》 鰊の卵。正月に食べることが多い。

かすみ【霞】《名詞》 空気中の水滴などが雲のようにたなびくこと。

かすむ【霞む】《動詞》 ①霞がかかる。「淡路島が かすんで 見えにくい。」②はっきり見えない。「目ーが かすんできた。」

かすり【絣】《名詞》 かすれたような模様が所々にある織物。

かすりきず【かすり傷】《名詞》 ものが体をかすった程度の、軽い傷。「べっちょない べっちょない。かすりきずみたいな もんや。」◆「すりきず」とも言う。

かする【掠る】《動詞》 微かに触れる。かすめる。「ボールが 腕お かすった。」

かすれる【掠れる】《動詞》 ①声がはっきり出ない。「喉が 痛(いと)ーて 声が かすれる。」②書いたり印刷したりした文字がはっきり読めない。「筆の かすれた 字ーに 味が ある。」

かぜ【風】《名詞》 空気の動き。「窓から 涼しー かぜが 入る。」

かぜ【風邪】《名詞》 咳や鼻水が出たり、喉が腫れて痛くなったりする病気。「かぜ ひーたさかい 一日 休ましてんか。」

かぜあたり【風当たり】《名詞》 風がものに当たる強さ。「海に 近い 家やさかい かぜあたりが ごっついねん〔すごいのだよ〕。」

かせき【化石】《名詞》 大昔の動植物やその一部分が、石のようになって岩や土に残っているもの。「明石象の かせき」

かせぎ【稼ぎ】《名詞》 働いてもらうお金。「しんどい 仕事やさかい かせぎが 多いのやろ。」

かせぐ【稼ぐ】《動詞》 働いてお金を手に入れる。「アルバイトお して かせぐ。」

かぜぐるま【風車】《名詞》 風の力で羽が回る玩具。

かぜとーし【風通し】《名詞》 風が吹き通ること。「かぜとーしの 良(え)ー 家」

かぜよけ【風除け】《名詞》 風を防ぐこと。風を防ぐもの。「木ー 植えて かぜよけに する。」

かせん【化繊】《名詞》 化学繊維の略。「かせんの 服」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、乱舞する都鳥。2003年(平成15年)4月4日に、東京都墨田区内で撮影。】

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2009年9月19日 (土)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(53)

かさく【佳作】《名詞》 優秀作の次に位置する作品。また、その作品に与えられる賞。「かさくやさかい まーまーの 出来具合や。」

かざぐるま【風車】《名詞》 風の力で羽が回る玩具。◆「かぜぐるま」とも言う。

かざしも【風下】《名詞》 風の吹いていく方向。「煙草 吸う 人の かざしもに おったら かなんなー。」

かさなる【重なる】《動詞》 ①一つの物の上に、他の物が乗る。「紙が 二枚 かさなっとった。」②一つのことの上に、他のことが加わる。「予定が かさなる。」③繰り返す。「天気の 良(え)ー 日ーが かさなっとる。」

かさねる【重ねる】《動詞》 ①一つの物の上に、他の物を乗せる。「本お 二冊 かさねて 置く。」②一つのことの上に、他のことを加わらせる。「一日に 二つの 仕事お かさねて する。」③繰り返す。「失敗ばっかり かさねてきた。」

かさばる【嵩張る】《動詞》 かさが大きい状態である。かさが大きくなる。「かさばるさかい 車で 運ぶ。」

かざむき【風向き】《名詞》 ①風の吹いてくる方向。「かざむきわ 東からや。」②なりゆき。「試合の かざむきが 変わった。」◆「かぜむき」とも言う。

かざり【飾り】《名詞》 美しく、または立派に見せるようにするためのもの。「玄関の かざり」

かざりけ【飾り気】《名詞》 人に良く見せようとする気持ち。「かざりけの ない 人やさかい 安心でける。」

かざる【飾る】《動詞》 ①美しく、または立派に見せるようにする。「絵ーお かざる。」②表面を美しく見せる。「うわべお かざる。」

かざる《動詞》 匂う。臭う。「金木犀が かざってきた」

かざん【火山】《名詞》 火や煙を噴き出している山。「富士山も かざんなんやで。」

かし【樫】《名詞》 常緑の高木。材質は堅い。「かしの 木ーで できた 天秤棒」

かし【菓子】《名詞》 三度の食事とは違ったときに食べるもの。「かしばっから 食うさかい 飯が 食われへんねんで。」◆「かしん」とも言う。

かし【歌詞】《名詞》 歌の文句。歌の言葉。「歌いよって 途中で かしお 忘れた。」

かし【カ氏】《名詞》 温度計の目盛りの決め方の一つ。◆「かっし」とも言う。

かし【貸し】《名詞》 ①貸すこと。貸した金品。「一万円の かしが ある。」②人に与えた恩や利益。「面倒 見てやった かしが ある。」

かじ【火事】《名詞》 建物や山林などが燃えること。「震災の 時の 大かじ」

かじ【家事】《名詞》 家の中のいろいろな用事。「嫁入り前の かじ手伝い」

かじ【舵】《名詞》 船の後ろに付いていて、進む方向を決めるもの。「かじお ちゃんと 切れよ。」

かじかむ【悴む】《動詞》 寒さによって手先が凍えて、思うように動かなくなる。「かじかんで 持っている 物お 落とした。」

かしかり【貸し借り】《名詞、動詞する》 貸したり借りたりすること。「昔わ 味噌や 醤油の かしかりわ 当たり前やった。」

かしきり【貸し切り】《名詞》 乗り物や場所を、一定の時間、特定の人たちだけに貸すこと。「遠足わ かしきりの バスで 京都え 行く。」

かしげる【傾げる】《動詞》 斜めにする。傾ける。「首お かしげる。」

かしこい【賢い】《形容詞》 ①利口である。頭がよい。②自分のことを優先的に考える。「かしこい 奴(やつ)」わ かなんなー。」

かしだし【貸し出し】《名詞、動詞する》 返してもらう約束で、金品を一時、与え預けること。「五冊まで 本お かしだしする。」

かしだす【貸し出す】《動詞》 返してもらう約束で、金品を一時、与え預ける。「一週間の 約束で かしだした。」

かしや【貸家】《名詞》 お金を取って、人に貸す家。「一戸建ての かしや」

かしゃ【貨車】《名詞》 貨物を運ぶ、鉄道の車両。「機関車が かしゃお 仰山 引いて 走る。」

かじや【鍛冶屋】《名詞》 鉄などを赤く焼いて、いろいろな道具を作る人。「今どき かじやなんか あらへんがな。」

かしゅ【歌手】《名詞》 歌を歌うことを仕事にしている人。「好きな 歌手わ 美空ひばりやってん。」

かしょ【箇所】 《名詞、接尾語》限られた場所。「水漏れお している かしょ」「崖崩れが 三かしょ あった。」

がしょー【賀正】《名詞》 新年を祝うこと。◆年賀状などに多く使う言葉。

かじょーがき【箇条書き】《名詞》 一つ一つの内容を短い文で並べる書き方。「かじょーがきの 方が わかりよいなー。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、後楽園。2007年(平成19年)11月3日に、岡山県岡山市内で撮影。】

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2009年9月18日 (金)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(52)

かけはなれる【懸け離れる】《動詞》 遠く離れる。ひどく違う。「かけはなれた 考え」

かけひき【駆け引き】《名詞》 自分の都合のよい方向へ話を誘導していくこと。「かけひきが 上手な 人」

かげぼし【陰干し】《名詞、動詞する》 直射日光の当たらないところで干すこと。「靴お かげぼしして 風に 当てる。」

かげも・かたちも・あらへん【影も形もあらへん】《成句=動詞》 姿がまったく見えない。「じっきに 追いかけたんやけど かげも・かたちも あらへなんだ。」

かけもち【掛け持ち】《名詞、動詞する》 一人でいくつかの仕事を受け持つこと。「二つの 係お かけもちする。」

かけら【欠片】《名詞》 ①壊れたものの一部分(小さい方)。破片。「瓶の かけらで 手お 切らんよーに 気ー つけなさいよ。」②ほんの少し。「謝ろうとゆー 気持ちわ かけらも あらへん。」

かける【掛ける】《動詞》 ①ぶら下げる。「首から 名札お かける。」「コートお 壁に かける。」②かぶせる。「布団お かけてやる。」③上から注ぐ。「花に 水を かける。」④動かし始める。働きかける。「エンジンお かける。」「電話お かける。」⑤費やす。「金お かけて 焼き物お 集める。」「二時間 かけて 通う。」⑥掛け算をする。

かける【架ける】《動詞》 二つ以上の地点を結んで、渡す。「はまらんよーに 溝に 板お かける。」

かける【賭ける】《動詞》 ①勝った人にそれを与えようとする。「賞品お かけて 競争する。」②失敗したら、それを失う気持ちで取り組む。「命お かけて やってみるぐらいが 気持ちお 持ちなはれ。」

かける【欠ける】《動詞》 ①一部分がなくなる。「茶碗が かける。」「月が かける。」②足りない。「人数が かけとる。」

かける《接尾語=動詞に続く》 ①そのことを始める。「本お 読みかけたら 人が 来た。」◆その動作が長く続かない場合に使うことが多い。②相手に向かって、そのようにする。「働きかける」「話しかける」③そのようになりそうになる。「死にかける」「二階から 落ちかけた。」

かげる【陰る】《動詞》 日陰になる。日の光が薄くなる。「日ーが かげって 涼(すず)し なった。」

かげん【加減】《名詞、動詞する》 ①丁度よいようにすること。「味お かげんする。」②ものの具合や程度。せい。原因。「体の かげん」「寒さの かげんで 調子が 悪い。」③《接尾語》ものの具合や程度。「寒さかげん」「味かげん」

かご【籠】《名詞》 竹や蔓や針金などを編んで作った入れ物。「買い物かご」「虫かご」

かこい【囲い】《名詞》 周りを囲むこと。周りを囲んだ塀や垣など。「鶏お 飼(こ)ーとく 所の かこい」

かこう【囲う】《動詞》 ①周りを囲む。内と外とを区切る。「池お 金網で かこう。」②野菜などを土に埋めて蓄える。「冬の 間 かこーとく。」

かこむ【囲む】《動詞》 周りを取り巻く。「恐そうな やつらに かこまれた。」

かごむ【屈む】《動詞》 ①腰や膝を曲げて、姿勢を低くする。しゃがむ。「かごんで 仕事しとったら 腰が 痛(いと)ー なってきた。」②腰が曲がる。「年とったさかい 腰が かごんできた。」③物陰に隠れる。「隠れん坊で 小屋に かごんどった。」

かさ【傘】《名詞》 雨や日光などを防ぐために、頭の上に差すもの。◆「ばんがさ」「こーもりがさ」「ひがさ」などがある。

かさ【笠】《名詞》 ①雨や日光などを防ぐために、頭にかぶるもの。②光に方向性を与えるもの。「電気の かさ」

かさ【暈】《名詞》 太陽や月の回りに見える、淡い光の輪。「お月さんが かさ かぶっとるさかい 天気が 悪ーなる。」

かさ【嵩】《名詞》 ものの体積、分量。「かさわ 大きいけど 目方が 軽い お菓子」

かざいどーく【家財道具】《名詞》 家にある家具や道具。

かさかさ《形容動詞》 乾いて水気のない様子。「スポンジが かさかさに 乾いてもとる。」

かさかさ《副詞と》 乾いたものが触れ合う音の様子。「落ち葉お 踏んだら かさかさ 音が した。」

がさがさ《形容動詞》 水気や脂気がなく、荒れている様子。「手ーが がさがさに なったので クリームお 塗る。」

がさがさ《副詞と》 乾いたものが、ややうるさく触れ合う音の様子。「藪の 中で がさがさ ゆー 音が して びっくりした。」

かざかみ【風上】《名詞》 風の吹いてくる方向。「かざかみで 煙草 吸われたら かなわん。」

かざかす《動詞》 匂いを嗅ぐ。「腐っとらへんか かざかしてみる。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、神戸港中突堤のあたり。2008年(平成20年)1月25日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2009年9月17日 (木)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(51)

かくす【隠す】《動詞》 ①人に見えないようにする。「ポケットに かくす。」②人に知られないようにする。「宝物お かくす。」

がくせー【学生】《名詞》 学校へ行って勉強している人。「三十近うなって まだがくせーなんやて。」◆大学生のこと。高校生のことも言う。

かくせーき【拡声器】《名詞》 声や音を大きくして、遠くまで聞こえるようにする器械。「かくせーきで 盆踊りの 歌お 流す。」

がくだん【楽団】《名詞》 音楽を演奏する人たちの集まり。「市民の がくだん」

かくてー【各停】《名詞》 各駅停車の電車。「かくてーで のんびり 行きまほか。」◆「ふつー」とも言う。

かくど【角度】《名詞》 二つの直線が交わってできる角の大きさ。

がくどー【学童】《名詞》 小学校の児童。小学生。「がくどー服」

がくねん【学年】《名詞》 一年ごとに区切られた、学校の教育期間。「四月に がくねんが 始まる。」

がくひ【学費】《名詞》 勉強するために必要な費用。「親わ がくしお 仕送りするのが 大変や。」

がくふ【楽譜】《名詞》 曲を音符や記号などで書き表したもの。

がくぶち【額縁】《名詞》 絵や書を入れて壁に掛けるものの、周りの枠。

がくもん【学問】《名詞、動詞する》 知らないことを学び習うこと。「子どもにわ がくもん させときたいなー。」

がくよーひん【学用品】《名詞》 勉強に使う品物。ノート、鉛筆、定規など。「がくよーひんわ 購買部で 買える。」

かくり【隔離】《名詞、動詞する》 離して、別にすること。「伝染病の 人お かくりする。」

かくれる【隠れる】《動詞》 ①ものの後ろに入って、見えないようになる。「雲に かくれる。」②人に知られないようになる。「山の 中に かくれる。」

かくれんぼ【隠れん坊】《名詞、動詞する》 鬼になった者が、隠れている者を探し出す遊び。「かくれんぼする 者(もん) この 指 たかれ〔つかめ〕。」

がくんがくん《副詞、動詞する》 足腰が震えて、落ち着かない様子。「今日わ よー 歩いて 足が がくんがくんに なってもた。」

かけ【掛け】 ①《名詞》代金を後から受け取る約束をして、売ること。「かけで 買(こ)ーてきた。」②《接尾語》掛けたりつるしたりすること。また、それをする道具。「洋服かけ」「水かけ」

かけ【賭け】《名詞》 ①金品を出し合い、勝った者がそれを受け取ること。◆「かけごと」とも言う。②予想をして占うこと。「どっちが 勝つか かけ しょーか。」

かけ《接尾語》 その動作が始まったばかりの状態。「食べかけ」「読みかけ」「死にかけ」

かげ【影・陰】《名詞》 ①光を受けた後ろにできる暗い部分。「電柱の かげ」②水面などに、ものの姿が映って見えるもの。「水に 木の かげが 映っとる。」

がけ【崖】《名詞》 山や海岸などの、削り取られたように険しくなっているところ。「西八木の がけで 明石原人の 骨が 見つかったんや。」

がけ《接尾語》 その動作の途中である状態。「去(い)にがけに つかまってもた。」「行きがけに 寄ってみる。」

かけあう【掛け合う】《動詞》 お互いにかける。「水お かけあう。」

かけあし【駆け足】《名詞、動詞する》 軽く走ること。軽く走る走り方。「運動会の かけあし」

かけー【家計】《名詞》 ①一家の暮らし向き。「かけーが 苦しー。」②その家の収入と支出。「かけーお 付けておく。」

かけーぼ【家計簿】《名詞》 その家の収入と支出を記録しておく帳面。

かげえ【影絵】《名詞》 紙や手・指で作った形に光を当てて、その陰を障子やスクリーンなどに映す遊び。「一寸法師の かげえお 作った。」

かげが・うすい【影が薄い】《成句=形容詞》 目立たない。存在感がない。「小学校の 時代わ かげが うすかってん。」

かげぐち【陰口】《名詞》 その人がいないところで、悪口を言うこと。「かげぐち たたかんといて。」

かけごえ【掛け声】《名詞》 元気づけたり、調子をとったりするために出す声。「かけごえ かけながら 走れ。」

かけごと【賭事】《名詞》 金品を出し合い、勝った者がそれを受け取ること。「かけごとなんか 好きに なったら あかんよ。」

かけざん【掛け算】《名詞、動詞する》 ある数をある回数だけ加える計算。

かけじ【掛け軸】《名詞》 紙や布に字や絵を描いて、床の間などに飾るようにしたもの。「盆が 近づいたさかい かけじお 取り換える。」

かけじく【掛け軸】《名詞》 紙や布に字や絵を描いて、床の間などに飾るようにしたもの。◆「かけじ」とも言う。

かけず【掛け図】《名詞》 教室などに掛けて、大勢に見せるために作った図表や地図。「昔わ 小学校で 地図の かけずお 使(つこ)とった。」

かけね【掛け値】《名詞》 ①ちょっと高くつけた値段。「かけね 言われたら 値切らなあかん。」②大げさに言うこと。「かけねなしの 話」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、養殖している明石海苔を摘み取っている漁船。沖合にももう一隻。2008年(平成20年)1月10日に、兵庫県明石市内で撮影。】

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2009年9月16日 (水)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(50)

かき【垣】《名詞》 家や屋敷などの境界を示す囲い。「ブロックで できた かき」

かき【柿】《名詞》 秋に赤い実が熟す木。「あまがき」と「しぶがき」がある。

かき【牡蠣】《名詞》 海中の岩などについている二枚貝。

かぎ【鍵】《名詞》 錠の穴に入れて、開け閉めする金具。「かぎお かける。」

がき【餓鬼】《名詞》 ①子ども。(悪く言う言葉)「しょーのない がきや。」②死んで地獄に堕ちてひもじさに苦しんでいる人。

かきあつめる【かき集める】《動詞》 周りから寄せ集める。散らばっているものを一所に寄せる。「塵(ごみ)お かきあつめる。」

かきかた【書き方】《名詞》 ①文字を美しくかくこと。習字。②文章のかき表し方。「もー ちょっと 別の かきかたお した 方が えーと 思う。」

かきぐし【柿串】《名詞》 干し柿を横に十個、連ねたもの。「正月用の かきぐし」

かきこむ【書き込む】《動詞》 書き入れる。「予定お かきこんどいてんか。」

かきさがす【掻き探す】《動詞》 探して散らかす。乱雑にする。「火鉢の 火ーお かきさがす。」「押し入れの 中お かきさがして わやくちゃに した。」

かきぞめ【書き初め】《名詞、動詞する》 新年になって初めて毛筆で文字を書くこと。「かきぞめお とんどで 燃やす。」

がきたいしょー【餓鬼大将】《名詞》 悪戯好きの子どもの中で、中心になっている者。「小学校時代の がきたいしょー」

かきとめ【書留】《名詞》 間違いなく届けるように、記録して行う郵便。「現金お かきとめで 送る。」◆「かきどめ」とも言う。

かきとめる【書き留める】《動詞》 忘れないように、文字にして残す。「電話で 聞いた 用件お かきとめとく。」

かきとり【書き取り】《名詞、動詞する》 漢字を正しく覚えるために、丁寧に書いて練習すること。「毎日 かきとりの 宿題が あった 時が 懐かしーな。」

かきなおす【書き直す】《動詞》 間違いを正したり、より良い文章にするために、改めて書く。「この 書類 かきなおしといてすか。」

かきね【垣根】《名詞》 家や屋敷などの境界を示す囲い。◆「かき」とも言う。

かきまーす【掻き回す】《動詞》 ぐるぐると動かす。「カレーの 鍋お かきまーす。」

かきまぜる【掻き混ぜる】《動詞》 ぐるぐる回すように混ぜる。「寿司に する 飯お かきまぜる。」

かきむしる【掻き毟る】《動詞》 激しくひっかく。つかんで引き抜こうとする。「髪の 毛お かきむしる。」

かぎり【限り】 ①《名詞》区切り。果て。「かぎりの ある 命」②《接尾語》範囲をあらわす。「今年も あと 一日かぎりや。」

かく【角】《名詞》 二本の直線が交わってできる形。「かくお もーちょっと 小(ちー)そー する。」

かく【格】《名詞》 品。位。程度。「プロとわ かくが 違いすぎる。」

かく【書く・描く】《動詞》 ①字や線などを記す。「日記お かく。」②絵や図などを記す。「風景画お かく。」③文章を記す。「小説お かく。」

かく【掻く】《動詞》 ①指や爪を立ててこする。「背中お かく。」②物事が外にあらわれるようにする。「汗お かく。」「恥お かく。」

かぐ【家具】《名詞》 家の中に備え付けて使う道具。「かぐ屋で 本箱お 買う。」

かぐ【嗅ぐ】《動詞》 匂いを鼻で感じ取る。「百合の 匂いお かぐ。」◆「かざかす」とも言う。

がく【学】《名詞》 知識。学問。「がくの ある 人わ うまいこと 説明するなー。」

がく【額】《名詞》 ①絵や書を入れて壁に掛けるもの。「玄関に 掛ける 額」②お金の量。「一遍にわ 払えんよーな がく」

がくえん【学園】《名詞》 学校。「私立の 学校にわ がくえんと ゆー 名前が 多いなー。」

がくがく《副詞、動詞する》 足腰がゆっくりと震える様子。「山に 登って 足が がくがくする。」

がくげーかい【学芸会】《名詞》 学校で、劇や音楽などを発表して見てもらう会。「がんげーかいで 踊りを 踊る。」

かくご【覚悟】《名詞、動詞する》 心構えを持つこと。「夏休みは 毎日 ラジオ体操お する かくごや。」

かくしごと【隠し事】《名詞、動詞する》 人に知られないように隠しておくこと。「かくしごと しとったら 人に 信用されんよーに なる。」

かくじつ【確実】《形容動詞》 確かで、間違いがない様子。「明日わ かくじつに 晴れると 思う。」

がくしゃ【学者】《名詞》 学問をしている人。知識のある人。「あの 人わ がくしゃやさかい、何でも 知っとる。」

がくしゅー【学習】《名詞、動詞する》 勉強すること。まなび、ならうこと。「がくしゅーの 発表会が あるんやて。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、宇治川先陣の碑。2008年(平成20年)1月6日に、京都府宇治市内で撮影。】

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2009年9月15日 (火)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(49)

かお【顔】《名詞》 ①目・鼻・口などがあるところ。「ものの 陰になって かおが 見えへん。」②顔つき。「知らん 顔お しとる。」③顔立ち。「男前の かお」

かおいろ【顔色】《名詞》 ①顔の色。「日に 焼けた かおいろ」②顔つき。「かおいろお 見て 腹の 中お さぐる。」

かおお・だす【顔を・出す】《成句》 姿を見せる。出席する。「同窓会に かおお・だしてくれへんか。」

かおが・きく【顔が・きく】《成句》 信用があって、無理が言える。「かおが・きく 店」

かおが・ひろい【顔が・広い】《成句》 交際範囲が広くて、いろんな人を知っている。「後輩の 人たちにも かおが・ひろい。」

かおだち【顔立ち】《名詞》 生まれつきの顔の様子。「えー かおだちの 子ー」

かおつき【顔つき】《名詞》 顔の様子。「よく 似た かおつきの 人」

かおなじみ【顔馴染み】《名詞》 顔を知り合っている人。知り合い。「かおなじみやけど 名前わ 知らんねん。」

かおぶれ【顔ぶれ】《名詞》 仕事や会合などに参加する人たち。メンバー。「行くか 行かんかわ かおぶれお 見てから 決めますわ。」

かおまけ【顔負け】《名詞、動詞する》 相手が優れていて、こちらが見劣りを感じること。「大人 かおまけの 絵ーお 描く 中学生」

かおり【香り】《名詞》 良い匂い。「金木犀の かおり」

かおる【香る】《動詞》 良い匂いがする。「梅の 花が かおっとる。」◆「かざる」とも言う。

かかえる【抱える】《動詞》 ①腕で抱くように持つ。「花お かかえて 歩いてきた。」②ものごとを担当する。「ぎょーさんの 仕事お かかえとる。」

かがし【案山子】《名詞》 鳥をおどすために田畑に立てる人形。「かがしに 雀が とまっとる。」◆「かかし」とも言う。

かがと【踵】《名詞》 足の裏の後ろの部分。また、その部分に位置するもの。「靴の かがとが よー ちびる。」◆「かかと」とも言う。

かがみ【鏡】《名詞》 光の反射を利用して、ものの姿を映す道具。「かがみで 自分の 顔お 見る。」

かがみもち【鏡餅】《名詞》 正月に、重ねて供える丸く大きな餅。お供え。

かがむ【屈む】《動詞》 ①腰や膝を曲げて、姿勢を低くする。しゃがむ。「かがんで 子どもと 話お する。」②腰が曲がる。「年お とるにつれて、だんだん かがんできた。」◆「かごむ」とも言う。

かがめる【屈める】《動詞》 腰や膝を曲げて、姿勢を低くする。「お互いに 腰お かがめて 挨拶する。」

かかり【係】《名詞》 仕事を受け持つこと。仕事を受け持つ人。「受け付けの かかり」

かかり【掛かり】《名詞》 何かに必要なお金。費用。「祭りの かかりお 集めて回る。」

かかり《名詞》 その時期の初め。「三月の かかりに 花が 咲く。」

がかり《接尾語》 ①必要な時間や人数をあらわす。「一月がかり」「十人がかり」②途中であることをあらわす。「通りがかり」

かかりきり【掛かりきり】《名詞、形容動詞や》 そればかりをしている状態。「今わ 子どもの 世話に かかりきりや。」

かかる【架かる】《動詞》 二つ以上の地点を結んで、渡される。「鯉のぼりが 川に かかって 泳いどる。」「淡路島に 橋が かかった。」

かかる【掛かる】《動詞》 ①ぶら下がる。「壁に 絵ーが かかっとる。」②かぶさる。「傘お 差しても 横降りの 雨が かかる。」③始める。「仕事に かかるのが 遅いぞ。」④働き始める。「エンジンが かかる。」⑤必要である。「直すのに 一万円 かかる。」⑥力を受けて、阻止されている。「鍵が かかっとる。」⑦影響が及ぶ。「迷惑が かかる。」⑧空中に浮かぶ。「虹が かかる。」

かかる【罹る】《動詞》 病気になる。「肺炎に かかる。」

かがる【縢る】《動詞》 布の端が解けないようにするため、糸を巻き付けるようにして縫う。「釦の 穴お かがる。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、神戸・元町の中華街。2006年(平成18年)2月3日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2009年9月14日 (月)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(48)

がいまい【外米】《名詞》 外国から輸入した米。「粒が 細長い がいまい」

かいみょー【戒名】《名詞》 仏教で、亡くなった人に付ける名前。「母親の かいみょー」

かいめん【海綿】《名詞》 スポンジのように柔らかく、水をよく吸うもの。もとは、海底の岩についている動物のこと。「紙の 枚数お 数える 時わ かいめんが あったら 便利や。」

かいもく【皆目】《副詞》 まったく。さっぱり。「今日の 試験わ かいもく わからなんだ。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。

かいもん【買い物】《名詞、動詞する》 買うこと。買ったもの。「デパートで かいもんする。」◆「かいもの」とも言う。

かいよー【潰瘍】《名詞》 皮膚や粘膜がただれて崩れる病気。「胃かいよーに なって 病院に 通(かよ)とる。」

がいらい【外来】《名詞》 病院の診察を受けるために通ってくること。また、その人。「がいらいの 受け付け」

かいらしー【可愛らしい】《形容詞》 ①愛らしく感じられる様子。「かいらしー 女優が テレビに 出とる。」②小さい。「かいらしー 花」

かいらん【回覧】《名詞、動詞する》 次々と回して見ること。「隣保ごとに かいらんする。」

かいらんばん【回覧板】《名詞》 回して見るための書き物。書き物を回すためのホルダー。「月に 二、三回わ かいらんばんが 回ってくる。」

かいりょー【改良】《名詞、動詞する》 よくないところを改めて、前よりも良くすること。「品種お かいりょーする。」

かいろ【懐炉】《名詞》 衣服の内側に入れて、体を温める器具。「ベンジンお 使った かいろ」

かう【買う】《動詞》 お金を払って、品物を自分のものにする。「本お かう。」

かう【飼う】《動詞》 動物に餌を与えて育てる。「兎お かう。」

かう【交う】《動詞》 ①棒などで支えにする。「こけん〔倒れない〕よーに つっぱりお こーておく。」②施す。「布地に 糊お かう。」

かえうた【替え歌】《名詞》 もとの歌の言葉を違えて(作り替えて)歌う歌。「小学校の 頃わ いろんな かえうたが はやった。」

かえかえ【替え替え】《名詞、動詞する》 交換。(幼児語)

かえこと【替え事】《名詞、動詞する》 交換。「」

かえす【返す】《動詞》 ①もとのところや、もとの持ち主に戻す。「借金お かえす。」②表と裏をひっくりかえす。「座布団お かえす。」◆「かやす」とも言う。

かえす【帰す】《動詞》 もとのところへ戻らせる。帰らせる。「家に かえす。」◆「かやす」とも言う

かえす【孵す】《動詞》 卵を温めて、子を産むようにさせる。「鶏お かえす。」◆「かやす」とも言う。

かえって【却って】《副詞》 あべこべに。逆に。「儲けよーとして かえって 損お した。」

かえり【帰り】《名詞》 ①帰ること。「かえりが 遅いので 心配した。」②帰る途中。「かえりに パンお 買(こ)ーてきてほしいんやけど。」

かえりがけ【帰りがけ】《名詞》 ①帰る途中。②帰ろうとするとき。「かえりがけに 飲みに行こうと 誘われた。」

かえこと【替え事】《名詞、動詞する》 取り換えること。交換すること。「新聞と ちり紙とお かえことする。」◆「かいこと」とも言う。

かえりみち【帰り道】《名詞》 帰る途中の道。「かえりみちで 友達に 会(お)ーた。」

かえる【蛙】《名詞》 陸にも水にもすむ小さな動物。おたまじゃくしから成長して蛙になる。「田植えが すんだら かえるが やかましーに 鳴く。」

かえる【返る】《動詞》 ①もとのところや、もとの持ち主に戻る。「貸していた 金が かえる。」②表と裏が反対になる。「風で 紙が かえった。」◆「かやる」とも言う。

かえる【帰る】《動詞》 ①もといたところへ戻る。「夕方にわ かえってくる 予定です。」②来た人が去る。「孫が かえった。」

かえる【代える】《動詞》 あるものに、他のものの役目をさせる。「難しー 仕事やさかい 他の 人に かえてほしー。」

かえる【変える・換える】《動詞》 前と違ったようにする。別のものにとりかえる。「畳を かえる。」「冬服に かえる。」

かえる【孵る】《動詞》 卵から子になる。「燕の 子ーが かえった。」◆「かやる」とも言う

      ◆  ◆  ◆
【写真は、三熊山から望んだ洲本市の中心街。2001年(平成13年)4月13日に、兵庫県洲本市内で撮影。】

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2009年9月13日 (日)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(47)

かいそく【快速】《名詞》 速く走る乗り物。止まる駅を少なくした電車。「かいそくわ 明石の 次わ 舞子に とまる。」

かいぞく【海賊】《名詞》 船を襲って金品を奪う者。「昔わ かいぞくが 出たそーや。」

かいたい【解体】《名詞、動詞する》 できているものをばらばらにすること。「小屋お かいたいする。」

かいたく【開拓】《名詞、動詞する》 荒れ地を切り開いて、作物ができるようにすること。「大久保の 高丘の かいたく」

かいだし【買い出し】《名詞、動詞する》 出かけていって品物を買い込むこと。「祭りの 景品お かいだしした。」

かいだし《名詞》 中の水を汲んで外に出すこと。「池の 水の かいだし」

かいだす《動詞》 中の水を汲んで外に出す。「井戸の 水お かいだして 中お 掃除する。」

かいだめ【買い貯め】《名詞、動詞する》 品物をたくさん買って貯めておくこと。「昔、トイレットペーパーの かいだめが あった。」

かいだん【階段】《名詞》 上り下りするために作られた段。「かいだんに 付いている 手摺り」◆「だんだん」とも言う。家の中のものは「だんばしご」とも言う。

かいだん【怪談】《名詞》 お化けや幽霊が出てくる、恐い話。「かいだんわ 夏の もんやなー。」

がいち【外地】《名詞》 外国の土地。戦前の日本が占領していた地域。「がいちで 商売しとる 人」「がいちからの 引き揚げ」

かいちく【改築】《名詞、動詞する》 建物の一部または全部を建て直すこと。「古(ふる)なった 家の かいちく」

がいちゅー【害虫】《名詞》 人や作物に害を与える虫。「がいちゅー退治の 薬お 撒く。」

かいちゅーでんとー【懐中電灯】《名詞》 電池を使った、持ち運びできる電灯。◆「かいちゅーでんき」とも言う。

かいちょー【会長】《名詞》 会を代表する人。「自治会の かいちょー」

かいちょー【快調】《名詞、形容動詞や》 調子がよい様子。「出だしわ かいちょーや。」

かいつー【開通】《名詞、動詞する》 初めて通じるようになる。「新幹線の かいつー」

かいつぶり《名詞》 海や池にすみ、水に潜るのが得意な鳥。「かいつぶりわ 潜っとる 時間が 長いなー。」

かいてん【回転】《名詞、動詞する》 くるくる回ること。くるくる回すこと。「エンジンが かいてんする。」「頭が かいてんする。」

かいてん【開店】《名詞、動詞する》 ①その日の商売を始めること。「かいてんわ 朝の 八時です。」②新しく店を開くこと。「お好み焼き屋が 駅前に かいてんした。」

かいてんやき【回転焼き】《名詞》 小麦粉を溶いて、平たい円形の焼き型に流し込み、中に餡を入れて焼いた菓子。◆今、関西では「ござそーろー【御座候】」という言い方が広がっている。「ござそーろー」は、特定の店の名前である。

かいとー【回答】《名詞、動詞する》 質問などに答えること。「アンケートの かいとー」

かいとー【解答】《名詞、動詞する》 問題を解いて、答えること。「試験の かいとー」

かいどー【街道】《名詞》 大きな町と結ばれている、大切な道。「西国(さいごく)かいどー」

がいとー【街灯・外灯】《名詞》 町の通りや、家の外に取り付けた灯り。「がいとーが 付いたら 明(あか)過ぎて 寝られへん。」

かいとる【買い取る】《動詞》 買って自分のものとする。「借(か)ったんやけど 傷めてしもたので かいとった。」

かいな《助詞》 感動をあらわし、念を押す。「嬉しいことやないかいな。」

かいな《助詞》 少し疑う気持ちをあらわす。「ほんまかいな。」

かいぬし【飼い主】《名詞》 その動物を飼っている人。「かいぬしの わからん 犬」

かいね【買値】《名詞》 品物を買うときの値段。「かいねの 半分で 売る。」

かいば【飼い葉】《名詞》 牛・馬などの餌として与える藁や干し草。◆「まぐさ」とも言う。

かいばおけ【飼い葉桶】《名詞》 藁や干し草を入れて、牛・馬などに与える桶。

かいばしら【貝柱】《名詞》 二枚貝の、貝殻を結んでいる筋肉。

かいはつ【開発】《名詞、動詞する》 土地を切り開く。土地を売れるようにする。「山お かいはつして 家が 建った。」

かいばつ【海抜】《名詞》 陸地や山の、海面からの高さ。「六甲山の かいばつわ 九百メートルお 超えとる。」

かいひ【会費】《名詞》 会の費用として、会員が出し合うお金。「忘年会の かいひ」

かいふく【回復】《名詞、動詞する》 もとの状態に戻ること。「夏ばてが かいふくした。」

かいぶつ【怪物】《名詞》 化け物。怪しいもの。「あの 元気さわ かいぶつみたいな もんや。」

かいほー【介抱】《名詞、動詞する》 病人や怪我人の世話をすること。

かいぼー【解剖】《名詞、動詞する》 生物の体を切り開いて、中を調べること。「理科で 蛙お かいぼーした。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、明石象発掘地、明石原人発掘地の近くにある八木遺跡公園。2004年(平成16年)6月5日に、兵庫県明石市内で撮影。】

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2009年9月12日 (土)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(46)

かいぎ【会議】《名詞、動詞する》 人が集まって、議題について話し合うこと。また、その集まり。「かいぎが 長(なご)ー なるのわ かなわん。」

かいきょー【海峡】《名詞》 陸と陸とに挟まれた狭い海。「明石かいきょー」

かいきん【皆勤】《名詞、動詞する》 会社や学校に、一日も休まないこと。「風邪 ひーても かいきんした。」

かいきん【開襟】《名詞》 ①胸元を開くこと。②胸元を開くようにした、半袖のワイシャツ。「夏わ かいきんに 限るなー。ネクタイ するのわ かなんなー。」

かいぐん【海軍】《名詞》 海の上で戦う軍隊。「かいぐんさん〔海軍の兵隊〕」

かいけー【会計】《名詞、動詞する》 ①お金の出し入れや計算。「かいけーの 係を してくださいな。」②支払をすること。「飲み代お かいけーする。」

かいけつ【解決】《名詞、動詞する》 事件や問題が片づく(または、おさまる)こと。「事故の 補償が かいけつした。」

かいこ【蚕】《名詞》 桑の葉を食べ、繭を作る動物。

かいごー【会合】《名詞》 人が集まること。「自治会の かいごー」

がいこく【外国】《名詞》 よその国。「一遍ぐらい がいこくえ 行きたいなー。」

がいこつ【骸骨】《名詞》 肉がなくなって、骨だけになった遺体。「がいこつみたいに 痩せてもた。」

かいこと【替え事】《名詞、動詞する》 交換。「たまにわ 弁当お かいことして 食べよーか。」

かいこむ【買い込む】《動詞》 たくさんの品物を買い入れる。「冬が 近づいたさかい、マスクと 風邪薬お かいこんだ。」

かいさつ【改札】《名詞》 切符を調べること。また、それを行う場所。「自動かいさつ」

かいさつぐち【改札口】《名詞》 駅で切符を調べる場所。「かいさつぐちが 三つも ある 大きな 駅」

かいさん【解散】《名詞、動詞する》 集まっていた人が別れること。「ハイキングわ 駅前で かいさんした。」

かいし【開始】《名詞、動詞かる》 ものごとが始まること。ものごとを始めること。「忘年会わ 七時から かいしする 予定です。」

かいしゃ【会社】《名詞》 利益を得る事業をするために作られた団体。「会社に 勤めてますねん。」

かいしゃいき【会社行き】《名詞》 会社に勤める人。会社員。「百姓お やめて かいしゃいきに なった。」

かいしゅー【回収】《名詞、動詞する》 配ったり使ったりしたものを、集めること。「アンケートお かいしゅーする。」「廃品かいしゅー」

かいじゅー【怪獣】《名詞》 見慣れない、怪しい動物。実在しない動物。「かいじゅー映画」

がいしゅつ【外出】《名詞、動詞する》 家から外へ出かけること。「がいしゅつするけど じきに 帰ります。」

かいじょー【会場】《名詞》 会を開く場所。「成人式の かいじょーわ 市民会館や。」

がいじん【外人】《名詞》 外国人。「神戸の がいじん墓地」

かいず【海図】《名詞》 海の深さ、海流の流れなどが書き込んである地図。

かいすい【海水】《名詞》 ①海の水。②「かいすいよく【海水浴】」のこと。「かいすいに 行く。」

かいすいよく【海水浴】《名詞、動詞する》 海で泳いだり遊んだりすること。「盆お 過ぎたら かいすいよくわ 止めなはれ。」

かいすいよくじょー【海水浴場】《名詞》 泳いだり遊んだりするために設けられている砂浜。「江井ヶ島(えーがしま)の かいすいよくじょー」

かいすー【回数】《名詞》 何回起こったか、何回行ったかという数。「今年わ 台風が 来る かいすーわ 少なかった。」

かいすーけん【回数券】《名詞》 乗り物の乗車などのために、何枚かをまとめて割安で販売している券。「市バスの かいすーけん」

かいせー【改正】《名詞、動詞する》 まずいところや悪いところを改めること。「電車の 時間の かいせー」

かいせー【快晴】《名詞》 晴れわたった、良い天気。「運動会の 日ーわ かいせーやった。」

かいせつ【解説】《名詞、動詞する》 ものごとの意味や理由などをわかりやすく説明すること。「公会堂お 建て替える わけお かいせつする。」

かいそー【回送】《名詞、動詞する》 ①送られてきたものを、そのまま別のところへ回すこと。「新しい 住所え かいそーする。」②乗り物に人を乗せないで、別のところへ移すこと。「かいそー電車」

かいそー【改装】《名詞、動詞する》 店先や室内などの配置や飾り付けを作り変えること。「かいそーが すんだら 開店します。」

かいそー【海藻】《名詞》 海の中に生える植物。

かいぞー【改造】《名詞、動詞する》 建物や仕組みなどを作り変えること。「家お かいぞーして 使いやすく する。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、レトロさが人気を呼んでいる御影公会堂。2006年(平成18年)2月16日に、神戸市東灘区内で撮影。】

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2009年9月11日 (金)

明石日常生活語辞典〔初稿〕(45)【か】

か【日】《接尾語》 日を数える言葉。「ふつか」「みっか」

か《助詞》 ①疑問をあらわす。相手に問いかける気持ち。「これわ 何ですか。」②誘う気持ちをあらわす。「そろそろ 終わりに しようか。」③ものに感じた気持ちをあらわす。「こんなに えらい〔大変な〕 ことやったんか。」

が《助詞》 ①前の言葉が主語であることを示す。「春が 来る。」②話題が何であるのかを示す。「氷が 食いたい。」③二つの事柄を並べる。「林檎も ほしいが、蜜柑も ほしい。」④控えめに表現しようとする気持ちをあらわす。「今日わ 休みたいのですが。」

かー【蚊】《名詞》 人の血を吸う虫。「かーに 刺されて かいい〔痒い〕 かいい。」

がー【我】《名詞》 自分勝手な考え。わがまま。「がーの 強い 人」

がー【蛾】《名詞》 毛虫や芋虫の幼虫で、蝶に似た虫。

かーかー《名詞》 鴉。(幼児語)

かーかー《副詞と》 鴉などがかましく声をたてる様子。

がーがー《副詞と》 ①鶏や家鴨などがやかましく声をたてる様子。②ラジオなどの雑音が高い様子。「がーがー 言(ゆ)ーて 聞こえへん。」

かーきいろ【カーキ色】《名詞》 黄色に茶色が混じったような色。「かーきいろの 作業服」

がーぜ【ガーゼ[ドイツ語]】《名詞》 傷の手当やマスクなどに用いる、やわらかく白い布。「がーぜの 包帯」

かーっと・なる《成句》 興奮する。前後の見境がなくなる。「彼奴(あいつ)わ かーっと・なったら 何お するやら わからへん。」

かーてん【カーテン[英語]】《名詞》 光を遮ったり、飾りとしたりするために、部屋の窓などにつるす布。「電車の 窓の かーてん」

かーど【カード[英語]】《名詞》 紙を四角に小さく切ったもの。「単語お 憶えるための かーど」

がーど【ガード[英語]】《名詞》 道路の上に架かっている鉄橋。「がーど下の 商店街」

がーどまん【ガードマン[英語]】《名詞》 警備に当たる人。「工事中わ がーどまんが 立っとる。」

かーねーしょん【カーネーション[英語]】《名詞》 撫子の種類で、赤・白などの花を咲かせる草花。母の日のプレゼントに使う。

かーばた【川端】《名詞》 川のそばの地域。「洪水で かーばたが 水に 浸かった。」

がー・はる【我・張る】《成句》 自分勝手な考えを押し通す。「そないに がー・はらんと 人の ことも 考えたれよ。」

かーぶ【カーブ[英語]】《名詞、動詞する》 曲がること。「道が かーぶしとる。」「ボールが かーぶする。」

かい【会】《名詞》 ①人々の集まり。「退職お 慰労するための かい」②あることをするための団体。「かいでも 作って 寄付お 集めよか。」

かい【貝】《名詞》 ①水の中にすみ、貝殻を持った動物。②貝殻。「かいの 標本」

かい【櫂】《名詞》 水をかいて舟を進める道具。

かい【階】《名詞、接尾語》 建物の同じ高さのところ。「家具の 売場わ どの かいですか。」「三かいの 便所」

かい【甲斐】《名詞》 効き目。張り合い。「子どもが 大きなってしもたら 世話することも のーなって かいが ない。」

かい《助詞》 〔文末に付けて〕疑問の気持ちや納得する気持ちなどをあらわす。「もー 出来たかい。」「そーかい そーかい。わかったよ。」

がい【害】《名詞》 傷付けられたり壊されたりすること。「地震の がい」「大水の がい」

がい【具合】《名詞》 ①有様。様子。「試合わ どんな がいに 進んどりますか。」②他の人に対する体裁。「もー ちょっと 余計に 寄付お せなんだら がいが 悪いやろなー。」

かいー【痒い】《形容詞》 皮膚がむずむずして、掻きたくなる。「虫に かまれて かいーねん。」

かいいん【会員】《名詞》 会に入っている人。「同窓会の かいいん」

かいかい【開会】《名詞、動詞する》 会を始めること。「十時に かいかいする。」

かいがい【海外】《名詞》 海の向こうにある国や地域。外国。「かいがいえ 旅行する。」
かいかいする《動詞》 掻く。(幼児語)「無茶苦茶に かいかいしたら 血ーが 出るよ。」

かいがら【貝殻】《名詞》 貝の外側の硬い殻。

かいがる【可愛がる】《動詞》 可愛がる。「かいがっとった 犬が 死んでもた。」

かいかん【会館】《名詞》 人々が集まって会を開くための建物。「村の かいかん」

かいかん【開館】《名詞、動詞する》 ①「館」というような名の付くところが、門を開いて人を入れること。「図書館わ 九時に かいかんする。」②「館」というような名の付くところが、新しく仕事を始める。「来年 かいかんする 映画館が 今 工事お しとる。」

かいがん【海岸】《名詞》 ①陸と海との境目のところ。「かいがんが 入り組んどる。」②砂浜のあるところ。「かいがんで 砂遊びお する。」

      ◆  ◆  ◆
【写真は、小泉八雲旧居跡。2001年(平成13年)3月20日に、神戸市中央区内で撮影。】

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2009年9月10日 (木)

消えたもの惜別(10)【ブルートレイン「なは」】

ブルートレイン「なは」

 本当は、ブルートレイン全体を話題にすべきなのでしょうが、私にとって見慣れたものは「なは」でした。他のものを見なかったわけではありませんが、日常的に見る機会が多かったのが「なは」でした。私の住んでいる地域を往来する運転時刻と、私の生活リズムとが合っていたという、ただそれだけの理由です。
 小学生の頃、印象に焼き付いているのは、蒸気機関車に牽引された「かもめ」です。1953年(昭和28年)3月に、京都-博多間に設定された「かもめ」を、電化される前の山陽本線で見たときは、その重量感とスピードに酔いしれたように記憶しています。
 その同じ線路で見慣れていた「なは」が消えてしまったのは寂しいことです。九州特急には「かもめ」にも「なは」にも乗ったことはありませんが、生活に溶け込んでいた風景であったのです。

【1枚目と2枚目の写真は、2002年(平成14年)3月14日に、兵庫県明石市内で撮影。3枚目の写真は、2002年(平成14年)10月13日に、兵庫県明石市内で撮影。】

≪画像をクリックしてください。大きくて鮮明な画像になります。≫P3140030 P3140031 Pa130058

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2009年9月 9日 (水)

消えたもの惜別(9)【西淡路ライン】

西淡路ライン

 今回は、二重に哀惜すべき話題です。
 明石港と淡路・富島(としま)港との間に西淡路ラインという航路がありました。明石-淡路の航路の淡路側は、岩屋港(元・津名郡淡路町。現在は淡路市)が主な玄関口で、連絡船もフェリーもその航路をとっています。
 淡路の西海岸(西浦と呼んでいます)への航路は貴重なもので、西淡路ラインは明石港から富島港(元・津名郡北淡町。現在は淡路市)への航路を運営していました。
 けれども、この航路はしだいに採算に合わなくなってきましたので、2001年(平成13年)11月に西淡路ラインは撤退しました。ほんの一時、航路が途絶えたのですが、淡路ジェノバラインという会社が設立されて、航路を受け継ぎ、2002年(平成14年)4月から運航を復活しました。1日8往復でした。
 ところが、その淡路ジェノバラインも採算に苦しみ、結局は2008年(平成20年)5月19日をもって富島航路は休止になってしまいました。
 現在、淡路ジェノバラインという会社は、やはり経営難で運航休止を発表していた明淡高速船(子午線ライン、明石港-岩屋港)の航路を2007年(平成19年)1月から引き継いで、そちらの航路を営業しています。
 写真は西淡路ライン当時のものです。1枚目の写真は、明石港にあった乗船場です。2枚目の写真は、富島港にあった乗船場です。3枚目の写真は、富島港に到着した船です。4枚目の写真は乗船券です。

【1枚目の写真は、兵庫県明石市内で撮影。2枚目と3枚目の写真は、兵庫県津名郡北淡町(現在の淡路市)内で撮影。4枚目の写真は、船内で撮影。いずれも2000年(平成12年)7月14日に撮影。】

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2009年9月 8日 (火)

消えたもの惜別(8)【JR灘駅の駅舎】

JR灘駅の駅舎

 JR東海道線(神戸線)の灘駅は、三宮駅の東隣にある駅です。各駅停車の電車だけが停まります。木造の跨線橋が残っていて、JRの阪神間では最古の駅舎です。地上駅ですから、電車に乗らない限りは、南北をつなぐ跨線橋は利用できません。
 現在は橋上化の工事中で、完成は2010年秋以降の予定になっています。橋上駅となって南北の通行が自由になるようですから、駅舎は面目を一新してしまうことと思います。
 20年以上も前のことですが、近くに勤めていたこともあって、この古い駅舎は、私の利用する駅の一つでもありました。もちろん、その後も時々、乗降することがありました。私のなじみは、この写真のように、北側の乗降口です。

【1枚目の写真は、2000年(平成12年)6月20日に、神戸市灘区内で撮影。2枚目の写真は、2003年(平成15年)5月7日に、神戸市灘区内で撮影。】

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2009年9月 7日 (月)

偶然を生きている(1)【石原吉郎とシベリア抑留】

石原吉郎とシベリア抑留

 詩人・石原吉郎の名を知ったのは偶然のことでした。はじめて勤めていた高等学校で、大学を出たばかりの新任が同僚となりました。彼はほんとうに熱心な人で、石原吉郎の『望郷と海』という作品を教材にしようと努力していました。それに関する話を何度も聞きましたが、私には『望郷と海』をじっくりと読んだ記憶が残っておりません。今、思えば、たいへんな作品を高校生に教えようとしていたのですが、当時の高校生は、このような作品を読むことにも応えてくれていたのでしょう。
 そうではありますが、私にとって、石原吉郎のことは、詩人、評論家(随筆家)、シベリアからの帰国者というぐらいの印象しか持ち合わせないまま過ぎてきました。
 石原吉郎という文字や、シベリア抑留という文字が目に入った記事は読んでいたと思いますが、ニュースなどの上っ面だけをたどっていただけかもしれません。
 今月の初めに、ある出版社の編集担当の方から、その社に見本や書評用として送られてきていた本や雑誌を送っていただきました。その社で保管できないから、私が活用できるのならという趣旨から送っていただいたもので、今回が3回目でした。
 送っていただいた本の中に『シベリア抑留とは何だったのか』という一冊が含まれていたのも偶然のことでした。本年3月発行の岩波ジュニア新書ですが、『シベリア抑留とは何だったのか』という題名よりも、「詩人・石原吉郎のみちのり」という副題に引かれて読み始めました。
 著者の畑谷史代さんは現在、信濃毎日新聞社の論説委員で、2007年10月から2008年5月まで31回にわたって連載したものをもとにした本です。
 第二次大戦の末期に、対日参戦したソ連が侵攻し、強制収容所(ラーゲリ)に送られた人はおよそ60万人、極寒の地で命を落とした人はおよそ6万人だといわれています。石原吉郎は帰国を果たした後に、詩を書き、評論を書いたのですが、改めて胸を突かれるような、石原吉郎の言葉がいくつもありました。
 「人を押しのけなければ生きて行けない世界から、まったく同じ世界へ帰ってきたことに気づいたとき、私の価値観が一挙にささえをうしなった。」という言葉は、シベリアとは異なっても、「人を押しのけなければ生きて行けない」今の日本に生きていながら、そのような意識を忘れかけ、他者を押しのけることを当然のように感じてしまっている私自身に突きつけられている言葉です。
 「ここにおれがいる。ここにおれがいることを、日に一度、かならず思い出してくれ。おれがここで死んだら、おれが死んだ地点を、はっきりと地図に書きしるしてくれ。」という言葉、「人は死において、ひとりひとりその名を呼ばれなければならない。」という言葉が、実際にはそのようにならなかったことを示しています。死者何人という言葉で一くくりにしてはいけないのです。
 シベリア抑留経験のある村山常雄さんという方たちが、資料を掘り起こし、死亡者や埋葬地を特定し、真相を明らかにする営みを続けておられるようですが、このことはたいへんな作業であると思います。
 『シベリア抑留とは何だったのか』を何回かに分けて読み終えたのが昨夜のことでした。そして、今日(2009年9月7日)の朝日新聞(大阪本社発行)朝刊、13版・22ページに、「シベリア抑留『証し』日本に ロシア、カード75万枚個人情報提供へ 数千人分の新情報、判明期待」という見出しの記事が載りました。全資料をCD化してロシア側から日本側に提供されることになったというニュースです。偶然の符合とは言え、驚くニュースでした。
 名前が記録されることもなく、シベリアの酷寒の地で、命を落とした方々が、改めて「ひとりひとりその名を呼ばれる」ことになってほしいと願わずにはいられません。
 これも偶然の出会いですが、この記事を発信したのは朝日新聞モスクワ支局の副島英樹さんです。彼は、私が二つ目に勤めた高等学校で、生徒であった人です。毎年届く年賀状が、今年は異国勤務のゆえに届かず、元気かなぁと思っていたのです。

◆このタイトルのシリーズは、何かの事柄に出会ったときに書くタイトルとして置いておくことにします。次回は、どんな内容でいつ書くのかということは、わかりません。

【写真は、記事と新書。】

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消えたもの惜別(7)【明石市営バスの江井島線】

明石市営バスの江井島線

 ローカルな話題です。明石市営バスに、JR大久保駅と江井島港とを結んでいた路線がありました。日中の運行回数は少なく、乗客は多くはありませんでした。当然のことですが廃止の運命をたどりました。
 明石市は東西に細長い町です。東西方向にはJR神戸線と山陽電気鉄道が走っています。けれども南北の公共交通が整備されておらず、この路線は貴重な路線でした。
 1枚目の写真は、江井島港行きのバスです。2枚目の写真は、江井ヶ島総合市場の前を走る大久保駅前行きのバスです。3枚目の写真は、江井島港終点で発車を待っているバスです。
 しばらくの廃止期間を経て、その後、明石市のコミュニティバス「たこバス」が運行されることになりました。現在は、小型バスで、ながさわ江井島酒館から、大久保駅南口までのバスが1時間に1本の割合で運行され、乗客も増えています。ながさわ江井島酒館というのは、江井島港の西に開設されたバス停で、路線の経由地も市営バスの時代と変わりました。

【1枚目と2枚目の写真は、1999年(平成11年)12月16日に、兵庫県明石市内で撮影。3枚目の写真は、2002年(平成14年)12月13日に、兵庫県明石市内で撮影。】

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2009年9月 6日 (日)

消えたもの惜別(6)【東京ミレナリオ】

東京ミレナリオ

 東京ミレナリオは、12月下旬から翌年1月にかけて東京都千代田区の丸の内で行われていた光の祭典です。開始は1999年(平成11年)12月ですから、神戸のルミナリエの方が先輩です。
 神戸ルミナリエは、阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の気持ちをこめるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託して、震災の起こった1995年(平成7年)12月に初めて開催され、現在も続いています。
 東京ミレナリオは、いわば神戸ルミナリエの東京バージョンですが、7回目の開催(2005年~2006年)で休止になっています。
 1枚目から3枚目までの写真は、ミレナリオの夜景、4枚目の写真は昼間の様子です。5枚目の写真はJR山手線に描かれた広告、6枚目の写真はポスターです。7枚目の写真にあるように記念切手も売り出されました。

【1・2・3・5枚目の写真は、2001年(平成13年)12月24日に、東京都中央区内で撮影。4枚目の写真は、2001年(平成13年)12月25日に、東京都中央区内で撮影。6枚目の写真は、2001年(平成13年)12月23日に、東京都中央区内で撮影。7枚目の写真は、2001年(平成13年)12月26日に、東京都中央区内(東京中央郵便局)で撮影。】

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2009年9月 5日 (土)

消えたもの惜別(5)【阪神電鉄・西九条行き電車】

阪神電鉄・西九条行き電車

 かつての阪神電鉄西大阪線は、尼崎駅から西九条駅までで、西九条でJR大阪環状線に接続していました。
 今年・2009年(平成21年)3月20日に、西九条駅から難波駅までの3.4㎞が開通し、阪神なんば線と改称されました。
 阪神・三宮駅と近鉄・奈良駅との間で相互乗り入れが始まり、直通の快速急行が走っています。したがって、当然のことですが、西九条行きの電車はなくなりました。
 1枚目と2枚目の写真は、尼崎-西九条間の行き先表示板を付けた電車です。3枚目の写真は、行き止まりになっていた西九条駅の線路です。

【1枚目の写真は、2003年(平成15年)5月11日に、大阪市此花区内(阪神西九条駅)で撮影。2枚目の写真は、2002年(平成14年)11月12日に、大阪市此花区内(阪神西九条駅)で撮影。3枚目の写真は、2006年(平成18年)3月22日に、大阪市此花区内(阪神西九条駅)で撮影。】

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2009年9月 4日 (金)

消えたもの惜別(4)【神戸電鉄・菊水山駅】

神戸電鉄・菊水山駅

 関東の人が関西の鉄道に乗って驚くことの一つに神戸電鉄があると聞いたことがあります。まるで箱根登山鉄道の線路を思わせるほどの傾斜を、通勤電車が往復しているというのに目を見張るようです。
 鈴蘭台駅と鵯越駅の間にあった神戸電鉄・菊水山駅は、2005年(平成17年)3月26日から営業を休止しています。今でもホームはそのまま残されていますが、駅の屋根などは撤去されています。休止と言うよりは廃止に近いと思います。
 菊水山駅は1940年(昭和15年)に開業した駅で、菊水山に登るハイカーらに親しまれました。休止の前も、停車する電車は、鈴蘭台駅止まりなどの短距離列車に限られていて、平日は1日に上下合わせて30本程度の停車であったようです。神戸電鉄に乗ったときには、「この電車は、菊水山には停まりません」というアナウンスをよく聞きました。
 写真は、停車しない普通電車の中から撮影したものです。

【写真は、2003年(平成15年)5月12日に、神戸市北区内の、神戸電鉄車内から撮影。】

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2009年9月 3日 (木)

消えたもの惜別(3)【江井ヶ島海水浴場】

江井ヶ島海水浴場

 なくなると思って撮ったわけではないのに、結果として、なくなってしまったという写真です。
 明石市の江井ヶ島海水浴場は、規模の小さなものですが、夏の風物詩でした。にぎわいの声に満ちた海岸でした。海水浴場として開設するためには、海の家が必要でしょうし、安全管理のための係員も必要です。その条件が整わなければ、開設できないのです。
 海岸はきちんと整備されており、水泳に適した渚なのですが、何年か前からは海水浴場という看板をおろしてしまって、「水泳をする場合は、自己責任で行うように」という注意書きが掲示されたりしました。
 実は、今年は海水浴場として復活する予定で、市の広報紙にも記事が出ました。直前になって、やはり今年も開設できないという事情が生じたようです。
 昔々のことを言えば、自分たちが小学生の頃は、ここで学校全体の水泳教室も開かれていました。一学期終業式を控えた頃の、楽しい行事でした。学校にプールが設置されていない頃の思い出です。
 〔1枚目の写真〕は、海の家のある辺りを西から東に向かって撮ったものです。〔2枚目の写真〕は、海の家のある辺りを東から西に向かって撮ったものです。撮った年は同じではありません。〔3枚目の写真〕は、海水浴客が多く訪れていた頃の風景です。

【1枚目の写真は、1999年(平成11年)7月20日に、兵庫県明石市内で撮影。2枚目の写真は、2000年(平成12年)7月8日に、兵庫県明石市内で撮影。3枚目の写真は、1999年(平成11年)7月24日に、兵庫県明石市内で撮影。】

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2009年9月 2日 (水)

消えたもの惜別(2)【舞子タワー】

舞子タワー

 明石海峡大橋の本土側に、世界最大の吊り橋の建設工事を見学するために回転昇降式の展望塔があって、舞子タワーと名付けられていました。1992年(平成4年)に神戸市都市整備公社が建設したものですが、埋立地を所有する本州四国連絡橋公団と、兵庫県、神戸市の協議によって建設が決まり、橋が完成した後には撤去する方針でした。
 橋の工事が進むにつれて客足が伸びたようですが、1997年(平成9年)12月に一旦、営業を終えました。1998年(平成10年)4月に明石海峡大橋が開通してリニューアルオープンしましたが、2002年(平成14年)3月末に閉鎖して、その年の6月に撤去しています。
 私事を書きますと、1995年(平成7年)4月からの3年間は、勤務先が舞子公園に近いところにありました。1999年(平成11年)4月からの2年間は淡路の洲本に勤務地があって、明石海峡大橋を高速バスで朝夕2回、通りました。
 そのような見慣れた風景でしたが、舞子タワーに昇ったことはありません。

【1枚目の写真は、2000年(平成12年)4月21日に、神戸市垂水区内で撮影。2枚目の写真は、2000年(平成12年)7月15日に、神戸市垂水区内で撮影。】

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2009年9月 1日 (火)

消えたもの惜別(1)【阪神電鉄・西宮東口駅】

はじめに

 どこへ出かけるにもデジタルカメラを携えています。意味のありそうなものも、なさそうなものも、ともかくシャッターを切ります。後になって見返していますと、再び目にすることができないような写真に気付くことがあります。このシリーズは、そのようなものを紹介していこうという企画です。

阪神電鉄・西宮東口駅

 西宮東口駅は、阪神電気鉄道本線の、西宮駅の東隣にあった駅です。その駅は、西宮市内の久寿川駅西方~香櫨園駅西方の高架化工事によって、西宮駅との統合という形で廃止されました。
 1905年(明治38年)4月21日に開業した、歴史のある駅ですが、西宮駅との駅間距離は700メートル程度でした。工事は、1998年(平成10年)5月30日に下り線が高架化し、2001年(平成13年)3月3日に上り線も高架化が完成したのに伴って西宮東口駅は廃止となりました。
 〔1枚目の写真〕は、下り線だけが高架化された頃の西宮東口駅です。〔2枚目の写真〕は、上り線だけが地上を走っている状況を写したものです。〔3枚目の写真〕は、西宮駅の駅名表示板で、新装なった西宮駅の隣りに「にしのみやひがしぐち」駅があることを示しています。

【1枚目・2枚目の写真は、2000年(平成12年)1月8日に、兵庫県西宮市内で撮影。3枚目の写真は、1999年(平成11年)8月10日に、兵庫県西宮市内で撮影。】

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