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2010年12月 4日 (土)

明石日常生活語辞典〔三稿〕(468)

かちます《動詞》 ①殴る。叩く。打つ。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ 頭・を・ かちまし・たっ・てん。」「釘・を・ かちまし・て・ ひっこま・す。」②間違って叩いてしまう。「金槌・で・ 手ー・を・ かちまし・た。」〔⇒どつく、たたく〕

かちめ【勝ち目】《名詞》 勝つ見込み。「今度・の・ 試合・は・ かちめ・が・ ある・ぞ。」

かちめぐ《動詞》 荒々しく壊す。思い切って壊す。「金槌・で・ たたい・て・ 思い切り・ かちめん・だ。」

がちゃがちゃ《副詞と》 ①物が無秩序にぶつかり合う様子。「箱・の・ 中・で・ がちゃがちゃと・ 音・が・ し・とる。」②あれこれと文句を言ったり、難癖をつけたりする様子。「近所・の・ 人・から・ がちゃがちゃ・ 言わ・れ・て・ 困っ・とる・ねん。」

がちゃがちゃ《名詞》 くつわ虫。「がちゃがちゃ・が・ 鳴い・とる。」

かちゃだける《動詞》 転がり落ちる。「二階・から・ かちゃだけ・て・ 怪我し・た。」「床几・から・ かちゃだける。」◆兵庫県内各地に「あだける」という言葉がある。「落ちる」という意味である。この「あだける」に、接頭語の「かち」が付いて「かちあだける」となったものの発音が変化したのが「かちゃだける」であると思われる。〔⇒かちゃらける〕

がちゃん《副詞と》 物がぶつかって、大きな音を立てる様子。「窓・に・ ボール・が・ 当たっ・て・ ガラス・が・ がちゃんと・ めげた。」〔⇒がしゃん〕

がちょう〔がちょー〕【鵞鳥】《名詞》 アヒルより大きい水鳥。

かちわめく【かち喚く】《動詞》 荒々しく怒鳴る。「気・に・ いら・ん・ こと・を・ ぬかし・た・さかい・ かちわめい・たっ・た。」「かちわめい・たら・ 慌て・て・ 逃げ・て・ 行き・よっ・た。」

かちわる【かち割る】《動詞》 ①荒々しく割る。思い切って割る。「丸太・を・ よき〔=斧〕・で・ かちわる。」②思っていることを、ありのままに表す。「かちわっ・て・ 言ー・たら・ ほんま・の・ 気持ち・は・ どない・や・ねん。」

かちわり【かち割り】《名詞》 荒々しく割ったもの。(特に、氷を割ったもの) 「かちわり・を・ ジュース・の・ 中・に・ 入れる。」「夏・の・ 甲子園・の・ かちわり」

かちわりだいく【かち割り大工】《名詞》 腕の劣る大工。「かちわりだいく・に・ 頼ん・だら・ あか・ん・ぞ。」

かつ【カツ】《名詞》 牛や豚の肉を平たく切って、小麦粉・パン粉などをつけて、油で揚げたもの。◆豚の肉を使ったものを「とんかつ」と言う。

かつ【勝つ】《動詞》 ①相手を負かす。「一点差・で・ なんとか・ かっ・た。」②相手より上の成績を取る。「入試・で・ かつ。」③努力して、抑え付ける。「病気・に・ かつ。」

がつ【月】《接尾語》 一か月の単位を示す。「一月」「十二月」

かつお【鰹】《名詞》 ①暖かい海でとれる回遊魚。鰹節にも加工する。②鰹節。〔⇒かっつぉ、かっと〕

かつおのこ〔かつおのこー〕【鰹の粉】《名詞》 鰹の削り節。◆戦後すぐのころは、花かつおのようなものではなくて、粉状のものも混じっていたので、このようにも言った。鰹以外の魚も使っていた。〔⇒かっつぉのこ、かっとのこ〕

かつおぶし【鰹節】《名詞》 鰹の身を煮て干して、堅くしたもの。〔⇒かっつぉぶし、かっとぶし〕

かっか《名詞》 下駄。「雨・が・ 降っ・とる・さかい・ かっか・ 履い・て・ 行き・なはれ。」◆幼児語。

かっかする《動詞》 腹を立てる。激情する。「自分勝手な・ こと・ばっかり・ ぬかし・やがる・さかい・ かっかし・てき・た。」

かつかつ《形容動詞》 ぎりぎりである様子。余裕がない様子。なんとか間に合う様子。「五分・ あっ・たら・ 走っ・ていっ・て・ かつかつ・ 次・の・ 電車・に・ 間に合う。」「会費・を・ 二千円・に・ し・たら・ かつかつ・の・ 予算・に・ なっ・てまう・なー。」◆「かつかつ・ 儲かっ・とる」という言い方の裏には、いくらかの儲けが出ているという気持ちがある。

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