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2012年4月30日 (月)

【掲載記事の一覧】

 「ことことてくてく」という連載を始めました。兵庫県の東端から西端まで、言葉の写真を撮りながら、ゆっくり歩こうというものです。
 「明石日常生活語辞典」は997回の連載で、いったん終わる予定にしています。
 ブログをお読みくださってありがとうございます。
 これまでに連載した内容の一覧を記します。
 お読みくださって、感想・意見・連絡などがありましたら、
   tachibana@actv.zaq.ne.jp
  宛に、よろしくお願いします。

≪掲載を継続しているもの≫

◆明石日常生活語辞典 (1)~(980)~継続予定
    [2009年7月8日~2009年7月24日]
    [2009年8月1日~2009年8月9日]
    [2009年8月14日~2009年8月31日]
    [2009年9月11日~2009年12月28日]
    [2010年1月4日~2010年2月18日]
    [2010年3月11日~2012年4月30日]

◆『明石日常生活語辞典』写真版 (1)~(4)~継続予定
    [2010年9月10日~2011年9月13日]

◆ことことてくてく (1)~(23)~継続予定
    [2012年4月3日~2012年4月11日]
    [2012年4月17日~2012年4月30日]

◆言葉カメラ (1)~(385)~継続予定
    [2007年1月5日~2007年1月31日]
    [2007年2月21日~2007年2月28日]
    [2007年3月16日~2007年3月31日]
    [2007年4月19日~2007年4月30日]
    [2007年5月9日~2007年5月30日]
    [2007年10月1日~2007年10月13日]
    [2007年11月1日~2007年11月26日]
    [2007年12月13日~2007年12月30日]
    [2008年1月19日~2008年1月30日]
    [2008年2月1日~2008年2月10日]
    [2008年5月1日~2008年5月10日]
    [2008年6月1日~2008年6月8日]
    [2008年7月21日~2008年7月30日]
    [2008年8月1日~2008年8月30日]
    [2008年9月25日~2008年9月29日]
    [2008年10月1日~2008年10月30日]
    [2008年11月1日~2008年11月11日]
    [2008年12月1日~2008年12月7日]
    [2008年12月16日~2008年12月30日]
    [2009年1月20日~2009年1月30日]
    [2009年2月9日~2009年2月15日]
    [2009年3月17日~2009年3月31日]
    [2009年5月1日~2009年5月17日]
    [2009年5月27日~2009年5月31日]
    [2009年7月1日~2009年7月7日]
    [2009年7月25日~2009年7月31日]
    [2009年8月10日~2009年8月13日]
    [2009年12月29日~2009年12月30日]
    [2010年2月19日~2010年3月10日]

◆地名のウフフ (1)~(4)~継続予定
    [2012年1月1日~2012年1月4日]

◆消えたもの惜別 (1)~(10)~継続予定
    [2009年9月1日~2009年9月10日]

◆テクのろヂイ (1)~(40)~継続予定
    [2009年1月11日~2009年1月19日]
    [2009年2月1日~2009年2月8日]
    [2009年3月1日~2009年3月15日]
    [2009年6月23日~2009年6月30日]

◆神戸圏の文学散歩 (1)~(5)~継続予定
    [2006年12月27日~2006年12月31日]

◆母なる言葉 (1)~(10)~継続予定
    [2008年1月1日~2008年1月10日]

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] (1)~(4)~継続予定
   [2006年12月23日~2006年12月26日]

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 (1)~(29)~継続予定
    [2007年1月1日~2007年1月4日]
    [2007年6月7日~2007年6月29日]
    [2009年6月1日/2009年6月4日]

◆西島物語 (1)~(8)~継続予定
    [2008年1月11日~2008年1月18日]

◆鉄道切符コレクション (1)~(24)~継続予定
    [2007年7月8日~2007年7月31日]

◆足下の観光案内 (1)~(12)~継続予定
    [2008年11月14日~2008年11月25日]

◆写真特集・薔薇 (1)~(31)~継続予定
    [2009年5月18日~2009年5月26日]
    [2009年6月1日~2009年6月22日]

◆写真特集・さくら (1)~(71)~継続予定
    [2007年4月7日~2007年4月17日]
    [2008年4月1日~2008年4月22日]
    [2009年4月1日~2009年5月8日]

◆写真特集・うめ (1)~(42)~継続予定
    [2008年2月11日~2008年2月24日]
    [2009年2月16日~2009年2月27日]
    [2009年3月1日~2009年3月16日]

◆写真特集・きく (1)~(5)~継続予定
    [2007年11月27日~2007年11月29日]
    [2008年11月12日~2008年11月13日]

◆写真特集・紅葉黄葉 (1)~(19)~継続予定
    [2007年12月1日~2007年12月7日]
    [2008年11月26日~2008年11月29日]
    [2008年12月8日~2008年12月15日]

◆写真特集・季節の花 (1)~(3)~継続予定
    [2007年5月8日、5月31日、6月30日]

◆屏風ヶ浦の四季 (1)~継続予定
    [2007年8月31日]

◆昔むかしの物語 (1)~継続予定
    [2007年4月18日]

◆小さなニュース (1)~継続予定
    [2008年2月28日]

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや (1)~(13)~継続予定
    [2009年1月1日~2009年1月10日]
    [2010年1月1日~2010年1月3日]

◆辰の絵馬 (1)~継続予定
    [2012年1月1日]

≪掲載が完結しているもの≫
◆朔日・名寸隅 (1)~(19)
    [2009年12月1日]
    [2010年1月1日]
    [2010年2月1日]
    [2010年3月1日]
    [2010年4月1日]
    [2010年5月1日]
    [2010年6月1日]
    [2010年7月1日]
    [2010年8月1日]
    [2010年9月1日]
    [2010年10月1日]
    [2010年11月1日]
    [2010年12月1日]
    [2011年1月1日]
    [2011年2月1日]
    [2011年3月1日]
    [2011年4月1日]
    [2011年5月1日]
    [2011年6月1日]

◆教職課程での試み (1)~(24)
    [2008年9月1日~2008年9月24日]

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 (0)~(102)
    [2008年2月25日~2008年3月30日]
    [2008年4月23日~2008年4月29日]
    [2008年5月11日~2008年5月30日]
    [2008年6月9日~2008年7月20日]

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 (1)~(3)
    [2006年10月2日~2006年10月4日]

◆学力づくりのための基本的な視点 (1)~(7)
    [2006年10月5日~2006年10月11日]

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 (1)~(18)
    [2006年10月16日~2006年11月2日]

◆教職をめざす若い人たちに (1)~(6)
    [2007年6月1日~2007年6月6日]

◆これからの国語科教育 (1)~(10)
    [2007年8月1日~2007年8月10日]

◆現代の言葉について考える (1)~(7)
    [2007年7月1日~2007年7月7日]

◆自分を表現する文章を書くために (1)~(11)
    [2007年10月20日~2007年10月30日]

◆兵庫県の方言 (1)~(4)
    [2006年10月12日~2006年10月15日]

◆暮らしに息づく郷土の方言 (1)~(10)
    [2007年8月11日~2007年8月20日]

◆姫路ことばの今昔 (1)~(12)
    [2007年9月1日~2007年9月12日]

◆私の鉄道方言辞典 (1)~(17)
    [2007年9月13日~2007年9月29日]

◆高校生に語りかけたこと (1)~(29)
    [2006年11月9日~2006年12月7日]

◆ゆったり ほっこり 方言詩 (1)~(42)
    [2007年2月1日~2007年2月20日]
    [2007年3月1日~2007年3月15日]
    [2007年5月1日~2007年5月7日]

◆高校生に向かって書いたこと (1)~(15)
    [2006年12月8日~2006年12月22日]

◆1年たちました (1)~(7)
    [2007年8月21日~2007年8月27日]

≪絶版として扱うもの≫  (ただし、ブログからは消去しておりません。)
◆国語教育を素朴に語る (1)~(51)
    [2006年8月29日から、2007年12月12日まで] 4回に分けて連載。

◆明石焼の歌 (1)~(3)
    [2007年8月28日~2007年8月30日]

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ことことてくてく(23)

魚崎~三宮~新開地⑤

 酒蔵の資料館を出て西に進み、少しずつ北寄りの道を選んで歩きます。阪神電鉄西灘駅を過ぎたあたりで踏切を渡って、線路の北側に出ます。線路に沿って歩いていくと、線路の位置がぐんぐんと下がって岩屋駅に続いていきます。岩屋駅からは地下の線路になって三宮方向へつながります。
 ちょうど岩屋駅の北側にあたるところに消火器が備えられていて、「岩北二町内会」(写真①)と書いてあります。大阪では、上本町六丁目を上六、天神橋筋六丁目を天六、日本橋一丁目を日本一、梅田新道を梅新と言って、短く言い慣わしていますが、神戸でも似たようなことがあって、ここは灘区岩屋北町二丁目です。
 阪神電鉄岩屋駅の前からは北に折れてJR灘駅の方に向かって歩きます。「おいで屋」(写真②)という店があります。この「屋」は終助詞の「や」で、共通語の「よ」にあたる、呼びかけの気持ちを表したものだろうと思います。「おいでよ。いらっしゃいよ」と誘いかけている感じです。
 JR灘駅の手前から、西に向かって道路が始まります。まるで公園を思わせるような、広くてきれいな道路です。緑も豊かです。案内板によれば「臨港線」(写真③)と名付けられています。臨港線と言っても、海はかなり南の方です。臨港線は道路の名称として使っているようですが、もとは旧・国鉄の貨物専用線のことです。それが廃止されて時間がたってから、クルマは乗り入れさせない道路として整備されました。
 西に向かって1000メートル続くのですが、高い建物の谷間を行くような、贅沢な道路です。「←100M」「→900M」(写真④)という表示は、鉄道線路脇に立てられている距離表示柱そのものです。ただし、ちょっと気になるのは、道路が始まってまだ100メートルの位置ですから、「←」と「→」の矢印の向きは、逆に書いた方がよいのではないかと思います。
 「架道橋」(写真⑤)というのが、何か所かにあります。跨線橋というのは上って下りる橋です。この道路は周りより高く高架の位置で続いていて、平面交差する道路はありません。道路をそのまま越えていく橋ですから架道橋と言うのでしょう。交差している道路に出るには橋(階段のようなもの)を下りるようになっています。
 道の北側に、線路(写真⑤)が長く続いています。狭いゲージで、模型の機関車を走らせるのにふさわしいような線路です。実際に、そのような催しが開かれているのかもしれません。鉄道の廃線跡にふさわしいと思います。
 この辺りでは灘区から中央区に変わるのですが、散策道路ですから、区の境界を示す表示はありません。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月23日に、神戸市灘区内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg3840 Cimg3848 Cimg3850 Cimg3855 Cimg3856 Cimg3860

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(980)

らしい〔らしー〕《助動詞》 ①推し量る気持ちを表す言葉。「明日・も・ 雨・が・ 続く・らしー。」②相応しいという気持ちを表す言葉。「子ども・らしー・ はきはきし・た・ 返事・やっ・た。」

らじお【ラジオ】《名詞》 ①電波で音声を送る放送。「らじお・で・ 阪神・の・ 試合・を・ 聞く。」②ラジオの放送を聞く受信機。「携帯用・の・ らじお・を・ 買(こ)ー・た。」
らす《助動詞》 させる、という意味(使役)を表す。「早(は)よ・ 子ども・を・ 寝・らせ。」〔⇒す、さす〕

らっかさん【落下傘】《名詞》 上空から飛び降りたり、ものを落としたりするときに、安全に地面に着けるようにする、傘のようなもの。「らっかさん・で・ ヘリコプター・から・ 降りる。」

らっぱ【喇叭】《名詞》 ①先が朝顔のように広がっている管楽器。「らっぱ・ 吹い・て・ 豆腐屋(とふや)・が・ 回っ・てき・た。」②大げさであったり、嘘が混じっていたりする話。「あいつ・の・ 話・は・ らっぱ・や。」

らっぱのみ【喇叭飲み】《名詞、動詞する》 瓶の口に、自分の口をつけて直接に飲むこと。「一升瓶・を・ らっぱのみする・ 大酒飲み・や。」◆瓶の尻を高く上げて、まるでラッパを吹いているような形になるので、このように言う。〔⇒くちのみ〕

らむね【ラムネ】《名詞》 ①炭酸水に砂糖などで味をつけた飲み物。「喉・が・ 渇い・て・ サイダー・か・ らむね・が・ 欲しなっ・た。」②遊びに使う、ガラスの球。びい玉。「道いっぱいに・ らむね・を・ 広げ・て・ 遊ん・だ。」

らむねがし【ラムネ菓子】《名詞》 炭酸水に砂糖などで味をつけた飲み物を思わせて、清涼な味のする小粒の菓子。

らむねのたま【ラムネの玉】《名詞》 遊びに使う、ガラスの球。「らむねのたま・を・ 道・に・ 広げ・て・ 遊ぶ。」〔⇒らむね〕

られる《助動詞》 ①働きかけを受けること(受身)を表す言葉。「みんな・に・ ほめ・られ・た。」②できること(可能)を表す言葉。「今年・は・ 暑い・さかい・ まだ・ 夏服・が・ 着・られる。」③自然にそうなること(自発)を表す言葉。「先・の・ こと・が・ 案じ・られ・て・ 安心でけ・へん。」〔⇒らえる〕

らん【欄】《名詞》 枠のある、決められた場所。「字ー・は・ らん・の・ 中・に・ 書い・てください。」

らん【蘭】《名詞》 観賞用に栽培される草花。「らん・の・ 花・の・ 展覧会・を・ 見・に・ 行く。」

らんがい【欄外】《名詞》 枠のある、決められた場所以外のところ。「都合・が・ 悪い・ 場合・は・ らんがい・に・ その・よーに・ 書い・とい・てください。」

らんかん【欄干】《名詞》 橋などの手摺り。「大きな・ 橋・の・ らんかん・に・ もたれる。」

らんざつ【乱雑】《名詞、形容動詞》 ごたごたしていること。散らかっていること。まとまりがないこと。「らんざつな・ 部屋・を 片づけ・なさい・」「らんざつな・ 字ー」

らんち【ランチ】《名詞》 艀(はしけ)などを引っ張る、エンジン付きの小型の船。「沖・を・ らんち・が・ 通っ・とる。」

らんとう〔らんとー〕【乱闘】《名詞、動詞する》 入り乱れて争ったり、殴り合ったりすること。

らんどせる【ランドセル】《名詞》 小学生などが、背中に負う鞄。「入学祝い・に・ らんどせる・を・ 買(こ)ー・てやる。」

らんにんぐ【ランニング】《名詞》 袖のない、下着のシャツ。「らんにんぐ・ 一枚・で・ 仕事・を・ する。」

らんぷ【ランプ】《名詞》 石油などをしみこませた芯に火をつけて使う照明器具。「らんぷ・の・ 油・を・ つぎ足す。」

らんぼう〔らんぼー〕【乱暴】《名詞、動詞する》 荒々しい行いをすること。「人・に・ らんぼーし・たら・ あか・ん・よ。」

らんま【欄間】《名詞》 和室で、鴨居と天井との間に、透かし彫りの板や格子などをはめたもの。「らんま・に・ えー・ 彫刻・が・ し・てある。」

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2012年4月29日 (日)

ことことてくてく(22)

魚崎~三宮~新開地④

 都賀川に沿って八重桜が咲いています(写真①)。ソメイヨシノの時期が過ぎたあと、目を楽しませてくれます。
 川岸に看板がありました(写真②)。小さな流れですが、堤防の内側には、細い遊歩道が設けられています。「1日に2回……満潮時には川におりないで下さい!」という言葉の途中部分は消されています。何が書いてあったのか、気になります。海に近いところですから満干潮の影響を受けるのでしょう。満潮の時刻は日によって異なりますから、遊歩道に下りていいのかどうかは自分で判断することになります。
 川の中を歩いている人がいました(写真③)が、この時は増水の心配はありませんでした。川に下りるところには黄色い回転灯が設置されています。
  酒蔵の「沢の鶴資料館」が公開されているので、ちょっと見学させていただきました。さまざまなものに興味を引かれましたが、言葉に関しては、「てんころ」(写真④)が展示されていました。藁を打ってしなやかにするときなどに使ったことがありますが、私の住むところでは「てっころ」と言っていました。あまり目にすることもなくなっていましたので、懐かしくも感じました。
 もう一つ、久しぶりに目にしたものに一斗枡(写真⑤)がありました。米などが山盛りになって枡からはみ出た分を、円い棒を転がして取り除いて、ちょうど一斗の量にしていました。
 無造作にぶらさがっていた竹輪(写真⑥)を見て、幼い頃に、自転車の車輪や、樽のタガを回しながら、道を走り回っていたことを思い出しました。リム回しと言っていたように記憶しています。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月23日に、神戸市灘区内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg3798 Cimg3801 Cimg3802 Cimg3817 Cimg3820 Cimg3827

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(979)【ら】

ら〔らー〕【等】《接尾語》 ①複数であることを表す言葉。「僕らー」「あいつらー」②一人をあげて、他の人もいるということを表す言葉。「今井らー・が・ 行っ・てくれる・ねん。」③自分をへりくだるときに使う言葉。「わしらー・に・は・ でけ・まへ・ん。」④およその見当を表す言葉。「今日・の・ 仕事・は・ そこらー・で・ おい・とき・なはれ。」

らーめん【ラーメン】《名詞》 中国風の麺を茹でて、スープをかけた食べ物。「昼飯・は・ らーめん・で・ すまそ・-。」◆元々の言い方は「しなそば」であった。「ちゅうかそば〔ちゅーかそば〕」とも言う。

らい【来】《接頭語》 次であることを表す言葉。「らい週」「らい月(げつ)」「らい年(ねん)」

らいおん【ライオン】《名詞》 アフリカなどの草原に住む猛獣。「サファリパーク・で・ らいおん・を・ 見・た。」

らいげつ【来月】《名詞》 今月の次の月。「らいげつ・に・ なっ・たら・ 寄せ・てもらい・ます。」

らいしゅう〔らいしゅー〕【来週】《名詞》 今週の次の週。「らいしゅー・の・ 月曜・は・ 振替休日・や。」

らいねん【来年】《名詞》 今年の次の年。「阪神・は・ らいねん・こそ・は・ 優勝・や。」

らいひん【来賓】《名詞》 会や式などに招いた大切な客。「らいひん・を・ 式場・に・ 案内する。」

らいらい【来来】《接頭語》 次の次であることを表す言葉。「らいらい週」「らいらい月(げつ)」

らえる《助動詞》 ①働きかけを受けること(受身)を表す言葉。「道・を・ 尋ね・らえ・た・けど・ わから・なんだ。」②できること(可能)を表す言葉。「十・まで・ 数え・らえる・よーに・ なっ・た。」③自然にそうなること(自発)を表す言葉。〔⇒られる〕

らく【楽】《名詞、形容動詞》 ①心が安らかで、ゆったりしていること。「親・を・ らく・に・ さし・たり・たい。」「かしこまら・んと・ らく・に・ し・てください。」②たやすいこと。「らくに・ 勝て・た。」

らく【楽】《形容動詞》 可能であるという状態。差し支えがないという状態。大丈夫であるという状態。「今日・は・ 寄り合い・に・ 出・てくる・の・は・ らく・か。」「あー・ らくや・でー。」

らくがき【落書き】《名詞、動詞する》 字や絵などをいたずら書きをすること。また、書かれた字や絵など。「道・に・ チョーク・で・ らくがきし・て・ 遊ん・だ。」「塀・に・ らくがき・を・ さ・れ・た。」

らくご【落語】《名詞》 一人で語る、伝統的な芸能としての滑稽な話。「米朝さん・の・ らくご・を・ 聞い・た。」

らくご【落後】《名詞、動詞する》 他の人たちから遅れること。ついていけなくなること。「いっぺん・ らくごし・たら・ 追いつく・の・は・ 無理や。」

らくせん【落選】《名詞、動詞する》 選挙や展覧会などで、選ばれないこと。「いっぺん・ぐらい・ らくせんし・ても・ 気ー・ 落とさ・んと・ もーいっぺん・ 頑張っ・てみな・はれ。」

らくだ【駱駝】《名詞》 背中に瘤のある、砂漠にすむけもの。「ふたこぶ・の・ らくだ」

らくだい【落第】《名詞、動詞する》 ①成績が悪くて、上の学年や段階などに進めないこと。「らくだいし・ても・ また・ 頑張っ・たら・ えー・やん。」②試験や検査に通らないこと。「瓶・の・ 底・が・ 濁っ・とる・さかい・ この・ 酒・は・ らくだい・や。」

らくらく【楽々】《副詞と》 とても簡単に。骨を折らないで。「高い・ 山・に・ らくらくと・ 登る。」

らけ《副助詞》 ①限定の意味を表す言葉。「あと・ 一時間・らけ・ 仕事し・てくれ・へん・か。」②強調の意味を表す言葉。「こん・らけ・ 頑張っ・ても・ 褒め・てもらわ・れ・へん。」〔⇒だけ〕

らけっと【ラケット】《名詞》 テニス、卓球、バドミントンなどで、ボールを打つ道具。「新しー・ らけっと・を・ 買(こー)・てもろ・た。」

らけらけ《副助詞》 強調しながら、限定の意味を表す言葉。「こん・らけらけ・で・ 百円・に・ 負け・とく・わ。」〔⇒だけだけ〕

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2012年4月28日 (土)

ことことてくてく(21)

魚崎~三宮~新開地③

 東灘区から灘区に入ります。モータープールがありましたが、尼崎市で見たのとは違って、業界団体は「駐車場協会」(写真①)となっています。
 「浜街道」というバス停(写真②)がありました。近くに「西国浜街道」という石碑がありましたから、それにちなんだ命名であることがわかります。けれども、この位置だけが浜街道というわけでもありません。浜街道の中心的な場所なのでしょうか。
 日本の鉄道は、線路と川が交差するあたりに作った駅に、その川の名前をつけることがあります。阪急電鉄には神崎川、芦屋川があり、阪神電鉄には淀川、武庫川、石屋川があり、山陽電鉄には夢前川があります。けれども、もっと上流やもっと下流で、その名の駅があってもおかしくはないのです。
 バス停から歩き続けていると、西国浜街道に沿った場所の酒蔵の風景写真(写真③)が掲げられていました。阪神・淡路大震災の前と後とではあたりの風景はずいぶん変化したことでしょう。
 駐車場の「空き」を表す表現はバラエティがありますが、「募集中」(写真④)というのを見ました。空きという言葉を使うよりも、すっきりしているかもしれません。
 道ばたの掲示板に「ワケトンカレンダー」というのが張られていました。初めて見た場合には意味がわかりにくいと思います。
 神戸市内を走るゴミ収集車などに、楽しい言葉が書いてあるのを見たことがあります。「ごみはトコトン分けトン知っトン」という言葉です。「トコトン」は、徹底的に、どこまでも、という意味です。「分けトン」は、「分けとる」の撥音便です。「とる」は存続の意味で、分けているということです。「知っトン」も、「知っとる」の撥音便ですが、知っているか、という疑問(呼びかけ)の気持ちが表されています。
 この標語は、ごみは徹底的に分けている(分別収集している)ことを知っているか、という市民への呼びかけであって、分別収集を促しているのだと思います。あるいは、市は収集した後でもさらに細かく分別を繰り返しているのだと言っているのかもしれません。それにしても「トコトン分けトン知っトン」という4音ずつで脚韻を踏んでいるフレーズは印象に残りました。関西弁をうまく活用しています。さらに、ワケトンというのは豚(とん)のキャラクターであるというにして、徹底した広報活動を行っているのです。
 そういう意味合いを込めた「ワケトン」のカレンダーなのです。
 少し歩くと小さな流れに出会います。穏やかな流れの都賀川です。市のシンボルだと書かれています。山が迫っている神戸の町ゆえに、2008年7月28日には、活発化した前線の影響により突発的、局所的な集中豪雨が発生し、ここより上流のあたりで水難事故が起こりました。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月23日に、神戸市灘区内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg3782 Cimg3784 Cimg3790 Cimg3791 Cimg3793 Cimg3800

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(978)

よる【縒る】《動詞・ラ行五段活用》 紐や糸などをねじって、一つに絡ませる。ねじり合わせる。「こより・を・ よる。」◆細いものを作るときは「よる」、太いものを作るときは「なう」と言う。

よる《助動詞》 ①物事が継続(経過・推移)していることを表す言葉。…しつつある。…している。◆自分との距離を保って、やや突き放した見方をしているような語感がある。「学校・へ・ 行き・よる・ 途中・で・ 忘れ物・に・ 気・が・ つい・た。」「火事・が・ いき・よる。」「お湯・が・ 沸き・よる。」「蝋燭・の・ 灯ー・が・ 消え・よる。」②過去の習慣や経験などを表す言葉。「買い物(かいもん)・は・ 明石・の・ 町・へ・ 行き・よっ・た。」「若い・ 頃・は・ 一升・の・ 酒・を・ 飲み・よっ・てん。」③相手や第三者の行動を非難する気持ちで使う言葉。「人・の・ 話・を・ 聞き・よら・ん。」「聞っ・きょら・ん。」「自分・で・ 考える・ こと・を・ し・よら・ん。」「自分・の・ 言ー・たい・ こと・だけ・を・ 言ー・よる。」

よれよれ《形容動詞》 布・紙・衣服などが、古くなったり皺がよったりして、張りがなくなっている様子。「よれよれに・ なっ・た・ 紙・を・ ポケット・から・ 出し・た。」「雨・に・ ぬれ・て・ ズボン・が・ よれよれに・ なっ・た。」

よれる【縒れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ねじったような状態になる。まくれ上がったような状態になる。「ズボン・の・ すそ・が・ よれ・とる・さかいに・ 直し・なはれ。」

よろける《動詞・カ行下一段活用》 足元がふらついて、転びそうになる。あるいは、実際に転んでしまう。「道・を・ 歩い・とっ・て・ よろけ・て・ 尻餅・を・ つい・た。」〔⇒ひょろける〕

よろこぶ【喜ぶ】《動詞・バ行五段活用》 嬉しく思う。楽しく思う。そのような気持ちを態度で現す。「今年・も・ みんな・ 元気やっ・た・ん・で・ よろこん・どり・ます・ねん。」

よろしい〔よろしー〕《形容詞》 ①よい。「この・ 絵・は・ なかなか・ よろしー・なー。」②相手の言うことを聞き入れたり許容したりするときに使う言葉。「お前・の・ 言(ゆ)ー・よーに・ し・たら・ よろしー。」③差し支えない。「今度・ 会う・の・は・ 日曜日・でも・ よろしー・よ。」④要らない。求めない。◆断るときに言う言葉。「今日・は・ 魚・は・ よろしー・ねん。」◆これら①②③の意味ともに、「けっこう【形容動詞】」に置き換えて表現することが可能である。

よろしおあがり【よろしお上がり】《慣用句》 「いただきます」や「ごちそうさま」という言葉に応えて、どうぞ召し上がってくださいという気持ちや、よく召し上がっていただいたという気持ち、お粗末さまという気持ちなどを述べる言葉。

よろしく《副詞》 ①うまく。適当に。「よろしく・ やっ・とい・てんか。」②頼むときなどに使う挨拶の言葉。「よろしく・ お願いし・ます。」

よろしゅう〔よろしゅー〕《副詞》 ①頼むときなどに使う挨拶の言葉。「よろしゅー・ お頼(たの)・もーし・ます。」②「よろしゅー・ お上がり。」

よろよろ《副詞と、動詞する》 足元がしっかりせずに、ふらついている様子。「よろよろと・ 歩く・ 人・や・さかい・ 心配や。」「よろよろし・ながら・ 歩い・とる。」〔⇒ひょろひょろ〕

よわい【弱い】《形容詞》 ①丈夫でない。健康でない。「親父・は・ このごろ・ だいぶ・ よおーに・ なっ・た。」  ②力が足りない。得意でない。「鉄棒・は・ よわい・ねん。」「船・に・は・ よおー・て・ 酔ー・てまう・ねん。」③長持ちしない。壊れやすい。「よわい・ 紙袋・や・さかい・ 気ー・ つけ・て・ 持っ・ていっ・てんか。」④微かである。「懐中電灯・の・ 光・が・ よわい。」⑤強い態度がとれない。「孫・に・は・ よわい」

よわき【弱気】《名詞、形容動詞》 弱々しい気持ち。勇気が足りないこと。「物忘れ・が・ ひどなっ・て・ よそ・へ・ 行く・ こと・は・ だいぶ・ よわき・に・ なっ・とる。」

よわたり【世渡り】《名詞、動詞する》 世の中を生きていくこと。暮らしを立てていくこと。人との関係を取り結ぶこと。「無口で・ よわたり・が・ 下手や。」

よわみ【弱み】《名詞》 引け目を感じる点。弱いところ。「人・の・ よわみ・に・ つけこみ・やがっ・た。」

よわみそ【弱みそ】《名詞》 意気地のない人。意志などが弱い人。「よわみそ・で・ 暗い・ ところ・が・ 恐(おと)ろしー・やて。」〔⇒よわむし〕

よわむし【弱虫】《名詞》 意気地のない人。意志などが弱い人。「よむむし・で・ 何・でも・ 人・に・ たよる。」〔⇒よわみそ〕

よわる【弱る】《動詞・ラ行五段活用》 ①弱くなる。「体・が・ よわっ・てき・た。」②困る。「借金・で・ よわっ・とる・ねん。」

よん【四】《名詞》 数の名。し。

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2012年4月27日 (金)

ことことてくてく(20)

魚崎~三宮~新開地②

 阪神電鉄御影駅前に道標(写真①)が残されています。上の方が欠けて痛々しいのですが、傍らの説明板によれば、1913年(大正2年)に立てられた武庫郡御影町の道路元標だそうです。「里」の下の単位が「丁」になっています。
 御影駅のすぐ西、阪神の高架下に、水が湧出し、それを池が取り囲んでいるところがあります。高架下という位置が珍しいのですが、それが「沢の井」として知られている泉です。御影という地名は御影石などの名で知られていますが、その御影という地名は、神宮皇后の姿を泉の水が映し出したからだという「由来」(写真②)の石碑が建てられています。
 御影駅から南に向かって歩くと、酒蔵が建ち並ぶ地域に行き着きます。灘五郷の御影郷です。水に恵まれたところです。あちこちの酒蔵で杉玉(写真③)を見かけます。杉の穂先を集めてボール状にした造形物で、新酒が出来たことを知らせる役割を果たし、酒林とも呼ばれています。
 道に「空気弁酒造用」(写真④)と書かれているものがあります。酒蔵地帯特有のものなのでしょう。
 やはり大きな杉玉が掲げられている神戸酒心館というところへ来ました。酒蔵を開放して、レストランなども設けられています。大きな桶(写真⑤)が展示されていて、三十二石も入って、「毎日一合ずつ飲むと八十七年かかります」(写真⑥)という言葉に圧倒されます。桶の中の横板はお客さん向けのサービスの椅子で、本来そういうものはありません。この大桶は「子どもの格好の遊び場になっていました」と書いてあります。
 実は、私の生まれ育ったところも、明石市の酒蔵地帯で、灘五郷に対して「西灘」と自称している地域です。このような大きな桶が洗われて、広場に転がして干されていました。まさに格好の遊び場で、中で遊んだり日向ぼっこをしたり、外へ出て桶によじ登ったりしていました。そんなことは大目に見られていたようで、厳しく叱られた経験はありません。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月23日に、神戸市東灘区内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。最下段左が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg3751 Cimg3755 Cimg3772 Cimg3773 Cimg3778 Cimg3777

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(977)

よもぎ【蓬】《名詞》 野山に生える、菊の仲間の草。「よもぎ・で・ 団子・を・ 作る。」

よや《助動詞》 ①何かに似ているという意味を表す言葉。「眠っ・とる・よな・ 声・で・ 返事し・たら・ あか・ん・がな。」②はっきりしないが、そうらしいという意味をあらわす言葉。「どーやら・ 明日・は・ 雨・の・よや。」

よやく【予約】《名詞、動詞する》 前もって約束すること。また、その約束。「歯医者・の・ 時間・を・ よやくする。」

よゆう〔よゆー〕【余裕】《名詞》 ①必要な量より多いこと。余り。「時間・に・ よゆー・が・ ある。」「予算・に・ よゆー・が・ 無(の)ー・ なっ・た。」②ゆったり落ち着いていること。「よゆー・しゃくしゃく」

より【縒り】《名詞》 紐や糸などをねじって、一つに絡ませること。ねじり合わせること。「ロープ・に・ より・を・ かける。」

より《助詞》 ①物事の始まるところを表す言葉。「八時・より・ 始め・ます。」②比べるものを表す言葉。「野球・より・ サッカー・の・ 方・が・ 好きや・ねん。」〔②⇒よか、よりか〕

より《副助詞》 ①…の他には、ない。限定する意味を表す言葉。「これ・より・ あら・へん。」「百円・より・ 持っ・とら・へん。」②…よりは。比較する意味を表す言葉。「あっち・のん・より・ こっち・のん・が・ 面白・そーや。」〔⇒よりか、よか。①⇒しか〕

よりあい【寄り合い】《名詞、動詞する》 話し合いなどのために、人々が集まること。集会。「村・の・ 自治会・の・ よりあい・に・ 行く。」「よりあいし・て・ 決める。」〔⇒よんりゃい〕

よりか《副助詞》 ①…の他には。限定することを表す言葉。「宿題・を・ 見せ・てくれる・の・は・ あんた・よりか・ おら・へん。」②…よりは。比較することを表す言葉。「明日・よりか・ あさって・の・ 方・が・ 天気・が・ 良(え)ー・みたいや。」〔⇒よか、①⇒しか〕

よりさがす【選り探す】《動詞・サ行五段活用》 選ぶために散らかす。選ぶためにかきまわす。「よりさがし・て・ 何もかも・ 放り出し・とる。」

よりつく【寄り付く】《動詞・カ行五段活用》 そばへ寄ってくる。「怒りっぽい・ 人・や・さかい・ みんな・が・ よりつか・へん。」「道・を・ 歩い・とっ・たら・ 猫・が・ よりつい・てき・た。」

よりどり【選り取り】《名詞、形容動詞》 好みのものを自由に選び取ること。「よりどり・で・ 一個・ 五百円・や。」

よりどりみどり【選り取り見取り】《形容動詞》 好みのものを自由に選び取れる様子。「よりどりみどりで・ 好きな・ 物・を・ 取り・なはれ。」

よりによって【選りに選って】《副詞》 念を入れて選んだ末に。わざわざ。こともあろうに。◆おかしな選び方をしたという語感を持った言葉である。「よりによって・ ゲテもん・を・ 買(こ)ー・てき・た。」

よりみち【寄り道】《名詞、動詞する》 目的地までの途中で、他の場所に立ち寄ること。「よりみちせ・んと・ 帰っ・てこい・よ。」「ちょっと・ よりみちし・て・ 今・は・ 予備校・に・ 行っ・とる。」

よる【夜】《名詞》 日没から、翌日の日の出までの間。空が暗い時間帯。「よる・は・ 早め・に・ 店・を・ 閉める。」

よる【選る】《動詞・ラ行五段活用》 えらぶ。分ける。「使える・ 紙・を・ よっ・て・ 残し・とき・なはれ。」「ごみ・を・ よっ・て・ 捨てる。」

よる【寄る】《動詞・ラ行五段活用》 ①近づく。「暑い・さかい・ こっち・へ・ よら・んとい・て。」②立ち寄る。寄り道をする。「スーパー・に・ よっ・て・から・ 帰る。」③集まる。「村・の・ 運動会・に・ 大勢・が・ よっ・た。」④片寄る。「駅・から・ ちょっと・ 西・に・ よっ・た・ ところ・に・ 中学校・が・ ある。」⑤多くなる。「年・が・ よっ・た・ 人」⑤波ができる。「顔・に・ しわ・が・ よっ・た。」

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2012年4月26日 (木)

ことことてくてく(19)

魚崎~三宮~新開地①

 「ことことてくてく」の3回目。2012年4月23日の10時30分に、阪神魚崎駅(写真①)から歩き始めます。このあたりの海岸は昔から松原が続いていて、景勝地であったといいます。灘五郷として知られる酒造地のひとつ、魚崎郷でも知られています。
 駅からすぐの児童遊園地に「雀の松原」(写真②)の石碑が2つ、建てられていますが、案内板には、もともとはササイの里と呼ばれていたと書いてあります。
 阪神電車の北側高架下を西に向かって歩きます。「車上ねらい警戒中」(写真③)という警告がありました。「車上荒らし」という言葉もあります。「車上ねらい」はまだ荒らされていない、ねらわれている段階で、未然に防ごうという気持ちがこもっているように思います。
 駐車場に「空席あり」(写真④)の看板がありました。擬人的で、クルマに地位が与えられているようにも感じ取れます。
 高架線路の南側に出て、阪神住吉駅を通り過ぎて歩いていると、「空車庫」(写真⑤)という旗がありました。車庫と言う限りは建物を思い浮かべますが、ここは高架下の駐車場で、雨露をしのげるようになっています。
 「ゲンチャリ屋」(写真⑥)という看板を掲げた店があります。自転車はチャリンコ、したがって原動機付自転車は原チャリ(ンコ)というわけです。一般には50cc以下のミニバイクを指すようです。後になって、ホームページで見たら、このゲンチャリ屋というのはいくつかの店舗を神戸に構えている、レンタルバイクと中古バイクの販売をしている店のようです。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月23日に、神戸市東灘区内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫ Cimg3731 Cimg3735 Cimg3740 Cimg3741 Cimg3745
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明石日常生活語辞典〔四稿〕(976)

よほう〔よほー〕【予報】《名詞》 前もって知らせること。また、その知らせ。「天気・の・ よほー」

よぼう〔よぼー〕【予防】《名詞、動詞する》 前もって、病気や災害などが起こらないように防ぐこと。「日射病・の・ よぼー・に・ 帽子・を・ かぶる。」

よぼうちゅうしゃ〔よぼーちゅーしゃ〕【予防注射】《名詞》 感染症にかからないように、注射によってワクチンなどを体内に入れること。「インフルエンザ・の・ よぼーちゅーしゃ」

よぼよぼ《形容動詞》 ①年老いて、気力や体力が衰えている様子。「よぼよぼに・ なら・ん・ うち・に・ し・とき・たい・ こと・が・ いっぱい・ ある。」②歩くことが不自由である様子。「よぼよぼと・ 歩く・さかい・ 足・が・ 遅い。」〔⇒よたよた〕

よぼる《動詞・ラ行五段活用》 液体が容器の縁を伝わって流れる。「醤油指し・に・ 醤油・が・ よぼっ・とる。」◆この言葉の意味を表す全国共通語は見あたらない。「こぼれる」「つたわる」「ながれる」などとは異なる意味を表す言葉である。

よまわり〔よまーり〕【夜回り】《名詞、動詞する》 火事や盗難などを防ぐために、夜に見回ること。また、それをする人。「年・の・ 暮れ・に・は・ よまーり・の・ 当番・が・ あっ・た。」

よみ【読み】《名詞》 ①文字を読むこと。「よみ・ 書き・ 算盤」②漢字の読み方。「漢字・の・ よみ・を・ 調べる。」③先々のことを見通すこと。「よみ・が・ 浅かっ・た。」

よみかけ【読みかけ】《名詞、動詞する》 途中まで読むこと。途中までしか読んでいないこと。「本・を・ よみかけ・に・ し・て・ 眠っ・ても・とっ・た。」

よみかける【読みかける】《動詞・カ行下一段活用》 途中まで読む。読んでいる途中でやめる。「よみかけ・た・ けど・ 難(むつか)しすぎ・て・ 読む・の・を・ やめ・た。」〔⇒よみさす〕

よみさし【読みさし】《名詞、動詞する》 途中まで読むこと。途中までしか読んでいないこと。「よみさし・の・ 本・を・ 図書館・に・ 返し・た。」〔⇒よみかけ、よみはじめ〕

よみさす【読みさす】《動詞・サ行五段活用》 途中まで読む。読んでいる途中でやめる。「よみさし・て・ やめ・たら・ あか・ん・やろ。」〔⇒よみかける〕

よみせ【夜店】《名詞》 夜、道端でものを売る店。催し物として夜に出す店。「よみせ・を・ ひやかし・に・ 行く。」

よみち【夜道】《名詞》 夜の暗い道。「雨・が・ 降っ・とる・ よみち・は・ 気持ち・が・ 悪い。」

よみで【読みで】《名詞》 読み応え。読む分量。「よみで・の・ ある・ 分厚い・ 本」

よみもん【読み物】《名詞》 小説・物語など、楽しんで読むもの。「図書館・で・ よみもん・を・ 借る。」

よみや【宵宮】《名詞》 秋祭りの初日。◆二日目は「ひるみや」「ほんみや」と言う。〔⇒よんみゃ〕

よむ【読む】《動詞・マ行五段活用》 ①文字や文章を見て、声に出して言う。「原稿・を・ よむ。」②文字や文章などに書かれていることをたどっていく。「寝ころん・で・ 漫画・を・ よむ。」③絵・図表などを見て、その意味をつかむ。「グラフ・を・ よむ。」「寒暖計・を・ よむ。」④数える。「紙・の・ 枚数・を・ よむ。」

よめ【嫁】《名詞》 ①結婚相手の女性。②息子の妻。「よめ・は・ 会社・に・ 勤め・とる。」

よめいり【嫁入り】《名詞、動詞する》 女の人が結婚すること。「よめいり・の・ 日取り」

よめはん【嫁はん】《名詞》 嫁さん。⇔むこはん

よめる【読める】《動詞・マ行下一段活用》 読むことができる。「小さい・ 字ー・が・ よめ・ん・よーに・ なっ・た。」

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2012年4月25日 (水)

ことことてくてく(18)

甲子園~芦屋~魚崎⑨

 耳鼻科のある場所を表す言葉に、「青木(おうぎ)駅北出口の西北すじ」(写真①)と書いてありました。駅の北出口に戸惑いは生じないと思います。「西北すじ」の「すじ(筋)」は南北に通っている道のことです。まごついた気持ちが生じるのは、駅から西北の方角に向かう道なのか、駅の西北の位置から南北に通じる道なのか、というのがわからないことです。駅に立てば、疑問は解けるのかもしれません。
 車道部分にあった「自転車レーン」(写真②)が終わる場所で、「ゆっくり歩道に入りましょう」というのを初めて見ました。ここには「合流」に注意する言葉はありませんでした。
 駐車場の「日割貸し」(写真③)というのがありました。「一時預かり」でもなく「時間貸し」でもなく、これは一日ずつ預かる(貸す)ということのようです。しかも、一日ではなく、何日間かであるように思います。月極でいくらであるから、何日間ではいくらになるという計算をするのでしょうね。
 酒類の自動販売機に「対面販売用インターホン」(写真④)というのが付いています。ここで初めて見たわけではありませんが、ちょっと不思議に思っています。運転免許証を持っていない人がインターホンを押すと、店の人が出てくるのでしょう。年齢確認はどのようにして行うのでしょうか。顔を見てOKか否かを判別するのでしょうか。年齢を確認できるものを持っていないのですから、顔だけで判断するのが難しい場合もあるでしょう。年齢を確認できるものを持っていないから販売を断るというのではなく、「対面販売」という方法でクリアーしようとしているのですね。
 それから、もうひとつ不思議に思うのは、OKとなった場合は、店の中から商品を持ってくるのでしょうか。そうではなくて、たぶん、自動販売機で買わせることになるのでしょう。「自動販売機を用いた対面販売」という、何とも不思議な情景になるのでしょう。
 神戸市のゴミ集積場は、西宮市や芦屋市とは違って、「燃えないごみ」「燃えるごみ」(写真⑤)となっています。と断言してよいのかどうかわかりませんが、すくなくとも、この場所ではそのようになっています。
  阪神電鉄魚崎駅(写真⑥)に着いて、今日はここでおしまいにします。15時ちょっと前です。甲子園からの歩数は、約1万8800歩です。阪神電鉄の特急停車駅で言うと、甲子園駅から、西宮駅、芦屋駅を経て、3つ目の駅です。特急が停車するのは、六甲ライナーという新交通システムの駅と交差していて、人工島の六甲アイランドへの入口でもあるからです。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月12日に、神戸市東灘区内で撮影。】

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(975)

よっぽど【余程】《副詞》 たいそう。かなり。「よっぽど・ 腹・が・ 立っ・とっ・た・さかい・ あないに・ 怒っ・た・ん・やろ・なー。」

よっぽど【余程】《形容動詞》 たいそうな様子。かなりの様子。「そん・だけ・ 言(ゆ・ん・や・さかい・ あいつ・も・ よっぽどの・ こと・なん・やろ。」

よつわり【四つ割り】《名詞、動詞する》 全体を四つに割ること。四つに分けた一つ分。「西瓜・を・ よつわりし・て・ 食う。」

よてい〔よてー〕【予定】《名詞、動詞する》 前もって決めること。前もって決めた事柄。「よてい・が・ 詰まっ・とる・ので・ 行け・まへ・ん。」「送別会・を・ よてーする。」

よどおし〔よどーし〕【夜通し】《副詞》 夜から朝まで。一晩中。「よどーし・ テレビ・で・ サッカー・ 見・とっ・てん。」

よなか【夜中】《名詞》 ①夜遅くなった頃。夜更け。「よなか・まで・ 本・を・ 読ん・どっ・てん。」②深夜の十二時頃。「もー・ よなか・を・ 回っ・た・ぞ。」

よなが【夜長】《名詞》 夜が長いこと。◆特に、秋の夜の長いことを言う。「秋・の・ よなが・に・ 本・を・ 読む。」

よなきそば【夜鳴き蕎麦】《名詞》 夜にラッパなどを吹きながら売りに来る蕎麦。「よなきそば・の・ 音・が・ する。」

よなび【夜なび】《名詞、動詞する》 夜に仕事をすること。また、その仕事。「よなび・に・ 針仕事・を・ する。」〔⇒よなべ、よなびしごと、よなべしごと〕

よなべ【夜なべ】《名詞、動詞する》 夜に仕事をすること。また、その仕事。「仕事・が・ だいぶ・ 残っ・ても・た・さかい・ よなべする。」〔⇒よなび、よなびしごと、よなべしごと〕

よなびしごと【夜なび仕事】《名詞、動詞する》 夜に仕事をすること。また、その仕事。〔⇒よなび、よなべよなべしごと〕

よなべしごと【夜なべ仕事】《名詞、動詞する》 夜に仕事をすること。また、その仕事。「飯・を・ 済まし・て・から・ よなべしごと・で・ 縄・を・ なう。」〔⇒よなび、よなべ、よなびしごと〕

よにげ【夜逃げ】《名詞、動詞する》 夜中にこっそりと、家を捨てて逃げ出すこと。「借金・で・ よにげする。」

よのなか【世の中】《名詞》 人々が集まって暮らしているところ。世間。「よのなか・に・は・ いろんな・ 人・が・ おる・ん・や・なー。」

よばれる【呼ばれる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①声をかけられる。「卒業式・は・ 一人・ずつ・ 名前・を・ 呼ばれる。」②声をかけられて、引き寄せられる。「本社・に・ よばれ・て・ 研修・を・ 受ける。」③声をかけられて、招待を受ける。「姪・の・ 結婚式・に・ よばれ・とる・ねん。」④ご馳走になる。招待を受ける。「おいしー・ もん・を・ よばれ・た。」

よび【予備】《名詞》 足りない場合や必要になる場合に備えて、前もって用意しておくこと。また、用意しておくもの。「お金・を・ よび・に・ ちょっと・ 余計・に・ 持っ・ていく。」

よびすて【呼び捨て】《名詞、動詞する》 人の名前を言うときに、敬称をつけないで言うこと。「偉い・ 人・は・ よびすて・に・ でけ・へん。」

よびだす【呼び出す】《動詞・サ行五段活用》 ①呼んで、来させる。「校内放送・で・ よびだす。」②呼んで、外へ出す。「家・の・ 外・へ・ よびだし・た。」

よぶ【呼ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①相手に向かって声を出す。「名前・を・ よぶ。」②こちらに来させる。「タクシー・を・ よぶ。」③招く。「友だち・を・ 家・に・ よぶ。」③ご馳走になる。「お茶・ 一杯・ よん・でー・な。」④ご馳走する。「誕生会・に・ うまい・ もん・を・ よん・だろ・か。」

よふけ【夜更け】《名詞》 夜遅い頃。「よふけ・に・ 打ち上げ花火・を・ さ・れ・たら・ うるそー・て・ 寝・られ・へん。」

よぶん【余分】《名詞、形容動詞》 ①普通・一般より多いこと。「みんな・より・ よぶん・に・ 働い・た。」②必要でないもの。蛇足。「よぶんな・ こと・は・ 言わ・んとき。」

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2012年4月24日 (火)

ことことてくてく(17)

甲子園~芦屋~魚崎⑧

 芦屋市が終わって神戸市東灘区に歩を進めます。
 このシリーズ(13)で、西宮市内に「NEW芦屋店」があることを紹介しましたが、今度は、神戸市内に「芦屋ビル」(写真①)がありました。芦屋市の西端と神戸市の東端は境界線がかなり入り組んでいるのですが、国道添いのビルのあるところは紛れもない神戸市域です。芦屋というブランド力が西宮や神戸を浸食しているということでしょうか。
 「深夜12時」(写真②)というのがありました。12時を深夜と言うのは、ごく常識的なことでしょう。
 「国道地蔵尊」(写真③)がありました。お地蔵さんに国道という名前を付けたのは珍しいと思います。国道安全守護のために昭和7年に作られたということが、石碑などに書いてあります。
 名物カレーうどんと称する店に、「大阪一なら日本一」(写真④)と書いてありました。自分の店が大阪一であるとは書いてあるわけではないのですが、けれども日本一だという思いがあるのかもしれません。
 国道と交わる南北道路に「十二間道路」(写真⑤)と書いてあります。幅が十二間、すなわち約22メートルであるということからの命名でしょう。神戸の長田区に、西神戸の中心的な商店街として知られる六間道商店街がありますが、そちらは11メートル幅の道の両側に連なる商店街です。どちらも幅の広さを誇る名付けなのでしょう。
 動物病院の看板に、交差点の「山側」(写真⑥)という表現が使われています。「山側」「海側」「浜側」は、神戸ではよく目にする言い方です。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月12日に、神戸市東灘区内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2954 Cimg2957 Cimg2960 Cimg2965 Cimg2971 Cimg2976

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(974)

よそもん【余所者】《名詞》 他国の人。地元でない人。自分たちのグループでない人。「よそもん・や・さかい・ 村・の・ しきたり・が・ わから・へん。」

よだち【夜立】《名詞》 夏に、短い間に急に激しく降る雨。「よだち・に・ 遭(お)ー・て・ びしょぬれに・ なっ・た。」〔⇒ゆうだち〕

よたよた《副詞と、動詞する》 ①ゆっくり、左右に揺れながら歩く様子。「よたよたと・ 歩く。」②どう対処していいのか、困っている様子。「店・は・ よたよたし・て・ 潰れ・そーや。」

よだれ【涎】《名詞》 口の外に流れ出る唾。「赤ん坊・が・ よだれ・を・ くる。」「牛・の・ よだれ」

よだれくり【涎くり】《名詞、形容動詞》 口の外に唾を流れ出している人。また、その様子。「この・ 子ー・は・ ほんまに・ よだれくりや・なー。」

よだれたらし【涎垂らし】《名詞、形容動詞》 口の外に唾を流れ出している人。また、その様子。〔⇒よだれくり〕

よちよち《名詞、副詞と、動詞する》 ①小さな子どもが、ちょっと不安定な様子で歩く様子。「やっと・ よちよち・が・ でける・よーに・ なった。」「畳・の・ 上・で・ よちよちと・ 歩く。」②思いものを持ったりして、思うように歩けない様子。「おじいさん・が・ よちよちと・ 歩く。」

よつかど【四つ角】《名詞》 道が十文字に交わっているところ。「よつかど・は・ いっぺん・ 止まり・なはれ。」〔⇒よつつじ〕

よっこいしょ《感動詞》 ①物を持ち上げたりするときの掛け声や、その時の思い。「よっこいしょ・と・ 大きな・ 箱・を・ 動かす。」②座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その時の思い。「よっこらしょ・と・ 掛け声・ 掛け・て・ 立た・んと・ おれ・ん・よーな・ 年・に・ なっ・ても・た。」〔⇒どっこいしょ、どっこらしょ、よっこらしょ〕 

よっこらしょ《感動詞》 ①物を持ち上げたりするときの掛け声や、その時の思い。「よっこらしょ。怪我せ・ん・よーに・ ゆっくり・ 持っ・ていこ・ー・な。」②座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その時の思い。「よっこらしょ。あの・ 椅子・に・ 座ろ・ー・か。」〔⇒よいしょ、よっこらさ、よっこらせ、どっこいしょ、どっこらしょ、よっこいしょ、うんとこしょ、うんとこさ、うんとこせ〕

よっしゃ《感動詞》 引き受けたり容認したりする気持ちを表す言葉。いいよ。承知した。引き受けた。「よっしゃ・ わし・に・ 任し・とい・てくれ。」

よつすじ【四つ筋】《名詞》 四方からの道が集まって、十文字に交わっているところ。「よつすじ・の・ 信号・を・ ちゃんと・ 守れ・よ。」〔⇒よつつじ〕

よったり【四人】《名詞》 よにん。◆「ひとり」「ふたり」「さんにん」の次は「よにん」の他に「よったり」とも言う。

よっつ【四つ】《名詞》 ①数の名。四。「東西南北・の・ よっつ・の・ 方角」②四歳。

よつつじ【四つ辻】《名詞》 道が十文字に交わっているところ。「よつつじ・に・ ある・ お菓子屋さん」〔⇒よつすじ〕

よってこって【寄ってこって】《副詞》 大勢の人が集まって、心を合わせて。「よってこって・ わし・の・ 意見・に・ 反対し・やがっ・た。」〔⇒よってたかって〕

よってたかって【寄ってたかって】《副詞》 ①大勢の人が取り囲むように集まって。「よってたかって・ 殴り・に・ 来・よっ・た。」②(企むように)みんなが心を合わせて。「よってたかって・ わし・に・ 仕事・を・ 押しつけ・た。」「よってたかって・ 仕事・を・ し・たら・ いっぺんに・ 済ん・でも・た。」〔⇒よってこって〕

よっと【ヨット】《名詞》 三角の帆を張って、風を受けて走る、西洋風の小型船。「よっと・で・ 淡路島・へ・ 行く。」

よっぱらう【酔っ払う】《動詞・ワア行五段活用》 酒を飲んで、精神的・身体的に普通でなくなる。酒が盛んにまわる。「ビール・ 一杯・ 飲ん・だら・ よっぱらう・ほど・ 弱い・ねん。」

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2012年4月23日 (月)

ことことてくてく(16)

甲子園~芦屋~魚崎⑦

 芦屋川の河畔も桜が満開です。川に沿った通りを「業平さくら通り」(写真①)と命名しています。在原業平をうまく活用していますが、この河畔の桜も散るを惜しんで、まもなく心穏やかでなくなることでしょう。
 満開の芦屋川は滝のような流れになっています(写真②)が、これは天井川になっている下をJR東海道線(JR神戸線)がトンネルで潜っているからです。トンネルを越えたあたりから、川底がぐんぐん下がるのです。
 古美術商の「高く買いまっせ」(写真③)という看板がありました。「勉強しまっせ」「安く売りまっせ」「高く買いまっせ」というような言葉は、関西では話し言葉だけでなく書き言葉にもあふれています。
 シャッターに、「OPEN 2:00~7:00 HOLIDAY 月・火よう日」(写真④)と書いてありました。さっきとは別の古美術商です。たったこれだけの表現の中に、日本語と英語が使われ、文字はアルファベット、数字、漢字、平仮名、符号が使われています。日本語は多様な言葉です。
 クルマが並んでいる店では、普通はお買い上げをお願いするのですが、この店では「ご売却ありがとうございました」(写真⑤)と書いてありました。店を見上げて気付きました。「愛車買取り 世界へ輸出」と書いてありました。買ったのを並べているのです。「愛車」という言葉を書いたら、なかなか手放してくれないのではないかという心配もしますが。
 芦屋市は東西には狭い町です。南北には長いのですが、東西は2㎞ほどです。西隣は神戸市東灘区です。あっという間に芦屋市を通り過ぎてしまう感じがします。境界を示す表示板には、西宮市境と同じように、「西9mより芦屋市」(写真⑥)と書いてありました。あと10歩以上歩かないと神戸市ではないのです。芦屋市は控えめな町で、看板を内側に立てているというのでしょうか。それとも、もう少し外まで自分の領域だという、強い自己主張をしている町なのでしょうか。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月12日に、兵庫県芦屋市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2934 Cimg2940 Cimg2944 Cimg2945 Cimg2948 Cimg2952

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(973)

よさり【夜さり】《名詞》 ①夜。晩。「宿題・を・ よさり・の・ うち・に・ し・てしまう。」②昨夜。昨晩。「よさり・は・ 寒かっ・た・なー。」

よさりがた【夜さり方】《名詞》 夕方。「よさりがた・から・ 強い・ 風・が・ 吹き出し・た。」

よしあし【良し悪し】《名詞》 ①良いか悪いかということ。「勘・の・ よしあし・で・ 勝負・が・ 決まる。」②良いようで悪いようであること。とりわけ、良いとは言えないこと。「大きい・ 会社・に・ 入っ・たら・ 遠い・ 所・へ・ 転勤・に・ なっ・て・ よしあし・や。」〔⇒よしわるし〕

よしず【葭簾】《名詞》 細い葭で編んだすだれ。「よしず・の・ 張っ・てある・ 店・で・ 氷・を・ 食う。」

よしゅう〔よしゅー〕【予習】《名詞、動詞する》 前もって勉強や練習をしておくこと。「よしゅーせ・なんだら・ 勉強・が・ わから・ん・よーに・ なり・まっ・せ。」

よしわるし【良し悪し】《名詞、形容動詞》 ①良いか悪いかということ。「この・ やり方・の・ よしわるし・を・ 決め・てんか。」②良いようで悪いようであること。とりわけ、良いとは言えないこと。「早(はよ)ー・ 見舞い・に・ 行く・の・も・ よしわるしや。」〔⇒よしあし〕

よす【寄す】《動詞・サ行五段活用》 ①近づける。「舟・を・ 波止・に・ よし・た。」②集める。片づける。「ごみ・を・ よし・て・ ちり取り・に・ 入れる。」③足し算をする。加える。「入り用・を・ よし・たら・ 合わし・て・ なんぼ・に・ なり・ます・か。」④仲間に入れる。みんなの中に加える。「鬼ごっこ・に・ よし・てー。」〔⇒よせる〕

よすみ【四隅】《名詞》 四角いものの四つの角。「風呂敷・の・ よすみ・を・ 合わせ・て・ たたむ。」

よせがね【寄せ鉦】《名詞》 葬式が行われることを、村の中に触れて回るときに叩く鉦。「よせがね・が・ 聞こえる・けど・ 誰・が・ 死ん・でやっ・た・ん・やろ。」◆葬式が始まる一、二時間前に触れて回って、葬式に駆けつけることができるように配慮するものである。近隣に葬儀場が整備され自宅で葬式を執り行うことがなくなったことに並行して、「よせがね」を叩いて回ることもなくなった。

よせや【寄せ屋】《名詞》 廃品回収業。「よせや・が・ 来・たら・ 新聞・を・ 出し・とい・てんか。」

よせる【寄せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①手前の方に近づく。「大きな・波・が・ よせ・てき・た。」②どこかに近づける。「机・を・ 壁・の・ 方・に・ よせる。」③集める。一か所に片づける。「ごみ・を・ 一所(ひとところ)・に・ よせる。」④仲間に入れる。成員に加える。「旅行・の・ 話・が・ ある・そーや・けど・ 私・も・ よせ・てもらわ・れ・へん・やろ・か。」「ぼく・も・ 隠れんぼ・に・ よせ・てほしー・ねん。」⑤相手のところへうかがう。行く。「近い・ うち・に・ よせ・てもらい・ます。」〔⇒よす、④⇒いれる〕

よそ【余所】《名詞》 ①他のところ。遠いところ。「よそ・の・ 国」②他の家。他人。「よそ・の・ 人・に・も・ 挨拶し・なはれ。」

よそいき【余所行き】《名詞、動詞する》 ①自宅から他のところへ出かける。外出。とりわけ、芝居見物、行楽など。「ちょっと・ よそいきし・て・ 留守・に・ し・てまし・てん。」②よそへ行くときに着る、特別な衣服。晴れ着。「よそいき・に・ 着替える。」〔①⇒りょこう〕
よそいきのかお【余所行きの顔】《名詞》 とりすました顔。おめかしをした顔。「美容院・へ・ 行っ・て・ よそいきのかお・に・ する。」

よそう〔よそー〕【予想】《名詞、動詞する》 前もって経過や結果などを考えること。また、その考え。「よそー・が・ 外れ・た。」

よそごと【余所事】《名詞》 自分と関係のないこと。よその出来事。「自分・の・ こと・や・のに・ よそごと・みたいに・ 言(ゆ)ー・とる。」〔⇒ひとごと〕

よそみ【余所見】《名詞、動詞する》 ①他の方を見ること。脇見。「よそみし・て・ 自転車・に・ 乗っ・とっ・たら・ 電信柱・に・ ぶち当たる・ぞ。」②集中力を欠いて、きょろきょろすること。「授業中・に・ よそみ・ばっかり・ し・とっ・たら・ あか・ん・ぞ。」

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2012年4月22日 (日)

ことことてくてく(15)

甲子園~芦屋~魚崎⑥

 ごみステーションがありました。ごみの分別については、西宮市で見たのと同じように「燃やすごみ」「燃やさないごみ」(写真①)となっています。
 国道2号は、阪神電鉄打出駅の少し北の方を通ります。この少し北の方に、在原行平・在原業平の父である阿保親王の墓があります。住宅街の一角が、こんもりとした森になっていて、宮内庁が管理しています。国道の交差点の表示に「山打出」(写真②)とあります。阪神バスのバス停の名も山打出です。近くに山があるわけではありませんが、打出というあたりの北の方(海から遠い方)に「山」という文字をつけたのでしょう。山打出という町名はありません。
 芦屋市打出小槌町(写真③)という、おめでたい地名があります。なんでも願いが叶いそうな気がします。
 とんこつ麺の店があって、「いっしょけん麺」(写真④)に営業をしていました。
 尼崎にリンリンロードという自転車道がありましたが、自転車のお店の名前に「リンリン」と名付けられたのがありました(写真⑤)。
 芦屋川という天井川が近づいて、国道が上り勾配になっています。交差点は「業平橋東詰」(写真⑥)です。もちろん在原業平にちなんだ地名であって、近くの公園には「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」を刻んだ歌碑があります。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月12日に、兵庫県芦屋市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2917 Cimg2920 Cimg2926 Cimg2927 Cimg2930 Cimg2931

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(972)

よこあい【横合い】《名詞》 横の方。脇。「よこあい・から・ 子ども・が・ 走っ・てき・た。」

よこう〔よこー〕【予行】《名詞、動詞する》 前もって、本番と同じようにやってみること。「運動会・の・ よこー・が・ 雨・で・ 延び・た。」

よこうえんしゅう〔よこーえんしゅー〕【予行演習】《名詞、動詞する》 前もって、本番と同じようにやってみること。その練習。「よこーえんしゅー・で・は・ 一等・やっ・てん・けど・なー。」

よこがお【横顔】《名詞》 横から見た顔。「鼻筋・が・ 通っ・て・ 立派な・ よこがお・や。」

よこぎる【横切る】《動詞・ラ行五段活用》 道や海などで、一方の側から他方の側へ行く。「国道・を・ 電車・の・ 線路・が・ よこぎっ・とる。」「フェリーボート・の・ 前・を・ 漁船・が・ よこぎる。」

よごしちゃんこ【汚しちゃんこ】《形容動詞》 ずいぶん汚れている様子。遠慮なく汚している様子。「どろんこ遊び・を・ し・て・ 服・を・ よごしちゃんこに・ し・ても・とる。」

よごす【汚す】《動詞・サ行五段活用》 汚くする。「どろんこ・で・ からだ中・を・ よごす。」「服・を・ よごさ・ん・よーに・ 気ー・ つけ・て・ ご飯・を・ 食べ・なはれ。」

よこだおし【横倒し】《名詞》 横に倒すこと。「脱線し・て・ 電車・が・ よこだおし・に・ なっ・た。」

よこづけ〔よこずけ〕【横付け】《名詞、動詞する》 横にして、ぴったりとつけること。「玄関・に・ 車・を・ よこずけする。」

よこったげ【横ったげ】《副詞に、名詞》 横向きに。「椅子・に・ よこったげに・ 座っ・て・ 行儀・が・ 悪い・ こと・や。」「慌て・て・ よこったげに・ 走る。」「蟹・が・ よこったげに・ 歩い・とる。」〔⇒よこむき〕

よこっちょ《名詞》 横の方。かたわら。隅の方。「よこっちょ・に・ 鞄・を・ 抱え・て・ 駅・まで・ 走る。」「よこっちょ・に・ 隠れ・とっ・て・ 見つから・なんだ。」

よこづな〔よこずな〕【横綱】《名詞》 相撲の番付で一番上の位。また、その力士。「わし・の・ 子ども時代・の・ よこずな・は・ 大鵬・と・ 柏戸・や。」

よこつら【横面】《名詞》 顔の側面。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ よこつら・を・ はりまし・たっ・た。」〔⇒よこっつら〕

よこどり【横取り】《名詞、動詞する》  他人のものを脇から奪い取ること。「分け前・を・ よこどりさ・れ・てたも・た。」「大きな・ 犬・が・ えさ・を・ よこどりし・た。」

よこみち【横道】《名詞》 ①脇道。「よこみち・ 通る・ 方・が・ 早い・ぞ。」②本筋からそれた方向。「よこみち・の・ 話・ばっかり・ し・て・ 結論・が・ 出ー・へん。」

よこむき【横向き】《副詞に、名詞》 横に向くこと。「自転車・の・ 後ろ・を・ よこむきに・ 座る。」〔⇒よこったげ〕

よこめ【横目】《名詞》 顔を動かさないで、目だけ横に動かして見ること。「ほし・そーに・ お菓子・を・ よこめ・で・ 見・とる。」

よごれ【汚れ】《名詞》 汚れていること。汚れている箇所。「部屋・の・ よごれ・が・ 目立っ・とる。」「ジーパン・の・ 裾・に・ よごれ・が・ ある。」

よごれる【汚れる】《動詞・ラ行下一段活用》 汚くなる。「汗・ かい・て・ シャツ・が・ よごれ・た。」

よさ【良さ】《名詞》 良いこと。良い程度。「あいつ・の・ よさ・は・ 人柄・が・ えー・ こと・や。」「勘・の・ よさ」

よさ【夜】《接尾語》 夜の回数を数える言葉。「ひとよさ・も・ ふたよさ・も・ 歯痛(はいた)・で・ 寝・られ・なんだ。」

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2012年4月21日 (土)

ことことてくてく(14)

甲子園~芦屋~魚崎⑤

 深夜というのは何時頃から何時頃までを指すのかということに関心を持って表示を探し続けています。午後10時は深夜か、午前4時は深夜か、というようなことなのですが、「深夜2時」(写真①)というのはごく常識的な言い方でしょう。
 さて、このあたりで西宮市が終わります。後ろを振り返ると、進行方向から見て道路右側(山側)に「西宮市」の表示があります(写真②)。
 私は歩いていて市境になると、必ず写真を撮ります。その経験から、市名の表示板が、道路の左右の同一線上に掲げられていることは少ないと思っています。これから進み入っていく市名の表示が道路左側にあった場合、振り返ると、これまで歩いてきた市名の表示が道路右側にあって、たいていは、ずれています。極端な言い方をすれば、一見、どちらの市にも属さないと思われるような地帯が、数十メートルほどあったりするのです。
 私は二つの市名の表示がずれている場合は、二つの表示の中間点あたりが、実際の市境なのだろうと思っていました。もちろん、市境が道路の右側と左側で一直線にならない場合もあるだろうとは思います。
 私にとっての発見は、その西宮市を表示しているポールに書かれていた文字「東20mまで芦屋市」(写真③)です。西宮市と書いてあるところよりも東まで芦屋市の領域なのです。
 一方、道路左側(海側)に「芦屋市」という表示(写真④)があって、それを表示しているポールには、「東40mより芦屋市」(写真⑤)とあります。もっと手前から芦屋市の領域なのです。どういう理由でこのような表示になったのかは知りません(道路の事情で、その位置にしか設置できなかったのかもわかりません)が、ポールにこのような注記がしてあるのは初めて見ました。他に例があるのか、これからは注意して見てみようと思います。
 芦屋市に入ってすぐ、ビルの前に「この不動産は売り物ではありません」(写真⑥)と書いてありました。この4階建てビルには入居している施設名なども書かれていますから、売り物件だと思う人はいないと思います。何かの事情があるのでしょうが、不思議な感じがしました。路上観察学会の人たちが喜びそうな物件です。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月12日に撮影。1枚目は兵庫県西宮市内で、2~5枚目は西宮市・芦屋市の境界で、6枚目は兵庫県芦屋市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2903 Cimg2909_2 Cimg2907 Cimg2912 Cimg2911 Cimg2913

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(971)

よくい【欲い】《形容詞》 欲が深い。ほしがる気持ちが、他の人よりも強い。けちである。「人・の・ もん・まで・ 持っ・てかえっ・てしも・て・ よくい・ こと・を・ する・ やつ・や。」〔⇒よくどしい〕

よくたれ【欲たれ】《名詞、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強い人。分け前を他の人よりも多く取ろうとする人。「よくたれ・や・さかい・ 人・の・ もん・を・ 何・でも・ 欲しがる。」〔⇒よくばり、よくぼり、よくちん〕

よくちん【欲ちん】《名詞、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強い人。分け前を他の人よりも多く取ろうとする人。「よくちん・や・さかい・ 自分・の・ 分・を・ よーけに・ しょ・ー・と・ する。」〔⇒よくばり、よくぼり、よくたれ〕

よくどしい〔よくどしー、よくどーしー〕【欲どしい】《形容詞》 欲が深い。ほしがる気持ちが、他の人よりも強い。けちである。「よくどしー・に・ せ・んと・ 人・の・ こと・も・ 考え・なはれ。」〔⇒よくい〕

よくばり【欲張り】《名詞、形容動詞、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強いこと。分け前を他の人よりも多く取ろうとする人。また、そのような様子。「あんな・ よくばりな・ 人・は・ めずらしー。」〔⇒よくぼり、よくちん、よくたれ〕

よくばる【欲張る】《動詞・ラ行五段活用》 欲が強く、他の人より多くを欲しがる。「そないに・ よくばっ・ても・ 一人・で・ 全部・は・ 食べ・られ・へん・やろ。」〔⇒よくぼる〕

よくぼけ【欲呆け】《名詞、動詞する》 欲が強くて、他のことを見失っていること。また、それによって、かえって失敗すること。「年・を・ とっ・て・ よくぼけし・たら・ みっともない・ぞ。」

よくぼり【欲張り】《名詞、形容動詞、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強いこと。分け前を他の人よりも多く取ろうとする人。また、そのような様子。〔⇒よくばり、よくちん、よくたれ〕

よくぼる【欲張る】《動詞》 欲が強く、他の人より多くを欲しがる。「よくぼっ・て・ 人・と・ 喧嘩する。」〔⇒よくばる〕

よくめ【欲目】《名詞》 自分の都合の良いように、実際よりもよく見ること。ひいき目。「親・の・ よくめ・で・ 子ども・が・ よー・ 見える。」

よくも《副詞》 驚いたり感心したりする気持ちを表す言葉。なんとまあ。「よくも・ 嘘・を・ つい・た・な。」「よくも・ こないに・ 細かい・ 絵ー・が・ 描け・た・もん・や・なー。」

よくよく《副詞》 ①たいへんに。極めて。「あの・ 時・は・ よくよく・ 運・が・ 向い・とら・なんだ・ん・や。」②どうにも仕方がない様子。格別な状態になった様子。「よくよく・の・ こと・が・ あっ・たら・ 連絡し・て・な。」

よけ【余計】《副詞》 ①ますます。「甘やかし・た・さかい・ よけ・ 言ー・ こと・を・ 聞か・ん・よーに・ なっ・た・ん・や。」②かえって。「そんな・ こと・を・ し・たら・ よけ・ 損する・ぞ。」

よけい〔よけー、よけ〕【余計】《名詞、形容動詞》 余分なこと。無駄なこと。「はた・から・ よけな・ こと・を・ 言わ・んとい・てんか。」

よけい〔よけー〕【余計】《副詞に》 いっそう。もっと。「いっぺん・ 負け・て・から・ よけー・ やる気・が・ 出・てき・た。」

よけのこと【余計の事】《副詞》 以前に比べてますます。他のものに比べていっそう。「節分・が・ すん・で・から・ よけのこと・ 寒さ・が・ 厳しー・ なっ・た。」「あいつ・に・ 文句・ 言わ・れ・て・から・ よけのこと・ 腹・が・ たっ・てき・た。」「こっち・の・ 方・が・ よけのこと・ 値ー・が・ 高い・ん・と・ 違(ちゃ)う・か。」

よける【避ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①出会ったり、ぶつかったりしないように、脇へ寄る。さける。「車・を・ よける。」②逃れるための対策をする。防ぐ。「台風・を・ よけ・て・ 船・が・ 避難し・てくる。」

よこ【横】《名詞》 ①左右に広がる方向や、その長さ。「よこ・の・ 長さ・は・ 縦・の・ 二倍・や。」②傍。そば。「よこ・で・ 見・とら・んと・ 仕事・を・ 手伝(てっと)ー・てんか。」

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2012年4月20日 (金)

ことことてくてく(13)

甲子園~芦屋~魚崎④

 国道2号を歩いているとJRの「さくら夙川駅」(写真①)が見えます。この駅は、東海道線(愛称はJR神戸線)に2007年3月に設置された駅です。桜の名所である夙川には、上流から順に阪急電鉄夙川駅、JRさくら夙川駅、阪神電鉄香枦園駅が並んでいます。JR駅新設の対抗策として阪急も阪神も優等列車をそれぞれの駅に停車させる策をとりました。それにしても、「さくら」というような名物・名所を冠する駅名は珍しいと思います。
 国道2号にバス停があって、同じ場所であるのに、阪神バスは「夙川」、阪急バスは「国道夙川」(写真②)となっています。2つのバス会社は阪急阪神ホールディングスに属していますから、バス停の名称を統一してもよいようには思います。けれども、隣のバス停の名が「阪急夙川(駅前)」になっている阪急バスとしては、区別するために「国道」上のバス停であることを言っておきたいのでしょう。阪神バスは隣のバス停との紛らわしさがないから「国道」をつける必要がないのです。
 さて、その夙川公園ですが、日本さくらの会が選定した「さくら名所100選」の地として知られています。夙川という川に沿って約1700本の桜が並んでいます。川に沿った道の名称が「夙川さくら道」(写真③)です。駅も「さくら」なら、道も「さくら」です。
 せっかくですから、川の両岸に咲き誇っている桜をお目にかけます(写真④)。JRの電車が川を渡っています。
 バス停の案内板に「国道JR西宮駅前」(写真⑤)というのがありました。西宮と名のつく駅はJRと阪神電鉄とにあります。国道2号はJR西宮駅の少し南を通っています。JR西宮駅に近い(駅前と言ってもよい)のですが、国道上にあるバス停であって、JR西宮駅には乗り入れていないということで、「国道JR西宮駅前」という複雑な(気を遣った)名称になっているのでしょう
 なお、ついでながら、この案内板に書かれている「阪神国道駅前」というのは阪神電鉄の駅ではありません。阪急電鉄今津線が国道2号を越えるところに「阪神国道」という駅があって、その駅前という意味です。
 西宮市の西端が近づいてきました。家電量販店の「NEW芦屋店」(写真⑥)があります。ただし、ここはまだ西宮市内です。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月12日に、兵庫県西宮市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2883 Cimg2884 Cimg2887 Cimg2893 Cimg2899 Cimg2902

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(970)

ようち〔よーち〕【幼稚】《名詞、形容動詞》 ①幼いこと。「まだまだ・ 五つ・や・さかい・ よーちな・ 子ー・や。」②考えなどが十分でないこと。「よーちな・ 考え・を・ 言ー・て・ みんな・に・ 笑わ・れ・た。」

ようちえん〔よーちえん〕【幼稚園】《名詞》 小学校に入学する前の子どもに、集団生活に慣れさせるために、いろいろなことを教えるところ。「よーちえん・の・ 年少組・に・ 行っ・てます。」

ようちん〔よーちん〕【ヨーチン】《名詞》 ヨードチンキ。傷などにつける薬。「擦りむい・たら・ よーちん・を・ 塗っ・とけ。」

ようてん〔よーてん〕【陽転】《名詞、動詞する》 ツベルクリン反応で陰性だった者が陽性に変わること。「BCG・を・ 打っ・て・ よーてんし・た。」

ようび〔よーび〕【曜日】《名詞》 日曜日から土曜日までの、一週間のそれぞれの日。「みんな・が・ 集まりやすい・ よーび・は・ いつ・やろ・な。」

ようふく〔よーふく〕【洋服】《名詞》 西洋から伝わった衣服。「小学校・の・ 頃・は・ よーふく・で・ない・ 子ー・も・ おっ・た。」

ようぶん〔よーぶん〕【養分】《名詞》 生き物が育つために必要な成分。「よーぶん・が・ 足ら・ん・と・ 思(おも)・て・ 肥料・を・ やっ・た。」

ようま〔よーま〕【洋間】《名詞》 西洋風の部屋。板敷き(やカーペット敷きなど)の部屋。「よーま・に・ クーラー・を・ つける。」

ようや〔よーや、よや〕《助動詞》 ①何かに似ているという意味を表す言葉。まるでそうだと思うという意味を表す言葉。「紅葉・の・よーな・ 可愛(か)いらしー・ 手ー」②はっきりしないが、そうらしいという意味をあらわす言葉。「昼から・は・ 雨・が・ 降り出す・よーや。」「もー・ 予算・が・ 無い・よーや。」

ようやく〔よーやく〕《副詞》 ①次第に。だんだん。盛りに近づいたということを表す言葉。「よーやく・ 温(ぬく)ー・ なっ・てっ・た。」②やっとのことで。待っていたことが実現するという意味を表す言葉。「よーやく・ 梅雨・が・ 明け・た。」〔⇒ようよう〕

ようよう〔よーよー〕《副詞》 ①次第に。だんだん。盛りに近づいたということを表す言葉。「よーよー・ 涼し・ なっ・てき・まし・た・なー。」②やっとのことで。待っていたことが実現するという意味を表す言葉。「よーよー・ 借金・が・ ないよーなっ・た。」〔⇒ようやく〕

ようりょう〔よーりょー〕【要領】《名詞》 ものごとを行う方法。とりわけ、それを滑らかに行う方法。「仕事・の・ よーりょー・を・ 習う。」「この・ 機械・を・ 使う・ よーりょー・が・ わから・へん。」「仕事・を・ する・ よーりょー・が・ 下手や。」

よーちん【ヨーチン】《名詞》 傷口の消毒などに使う「ヨードチンキ」をつづめて言う言葉。「擦りむい・たら・ よーちん・ 塗っ・とき。」

よか《副助詞》 ①…の他には。他に方法・手段などがないことを表す言葉。「頼め・る・ 人・は・ あんた・よか・ おら・へん。」「黙っ・て・ 聞く・よか・ しょーがない。」②…よりは。比較する意味を表す言葉。「兄貴・よか・ よー・ 勉強する。」〔⇒よりか、より。①⇒しか〕

よかぜ【夜風】《名詞》 夜に吹く風。「浜・に・ おっ・たら・ よかぜ・が・ 涼しー。」

よき《名詞》 斧。「焚き物〔=薪〕・を・ よき・で・ 割る。」〔⇒てよき〕

よきょう〔よきょー〕【余興】《名詞、動詞する》 会合のときなどに、面白さを出しで会合を盛り上げるためにする歌や踊りなど。「送別会・の・ よきょー・で・ 落語・を・ やる。」

よく【欲】《名詞》 ほしがる気持ち。「よく・を・ 出し・たら・ あきま・へん。」「よく・の・ 強い・ 人」

よく【欲】《形容動詞》 満たそうとする思いが、通常よりも強い様子。ほしがる気持ちが、他の人よりも強い様子。けちである様子。「よくな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・て・ みんな・を・ 困らせ・とる。」

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2012年4月19日 (木)

ことことてくてく(12)

甲子園~芦屋~魚崎③

 阪神西宮駅北側のバスターミナルにある、バス停の名を表示したボードに「国道上甲子園」(写真①)とあります。国道にある上甲子園という停留所です。全国的な傾向かどうか知りませんが、関西には「国道○○」というバス停の名付け方が、かなりあります。
 阪神西宮駅のコンコースを通って駅の南側に出ます。目の前に居酒屋「武馬」というのがあって、そのすぐ隣に「となりの武馬」という店(写真②)があります。1号店・2号店とか、北店・南店というのと違って、肩寄せ合っている感じで、ほのぼのとしています。
 少し西へ歩くと、「えべっさん筋」(写真③)という南北道路に出ます。西宮神社は、福の神である「えびす様」の総本社として知られていますが、その神社の東側を南北に走っている道路です。「えびす様」は「えびっさん」と言ってもよいのですが、「えべっさん」の方が広く使われています。「西宮神社筋」でなく「えべっさん筋」としてしまうところが、いかにも庶民と密着した神様という印象を与えます。
 その筋を阪神電鉄のガードをくぐって、もう一度、線路の北側に出ます。桜に囲まれた「傀儡師(くぐつし)故跡」(写真④)があります。神社の周辺は、人形芝居をしながら全国を行脚してえびす様の福を配った傀儡師が集まって暮らしていたと言われています。首から箱を下げて人形を操る箱回しの姿の像です。
 すぐに国道2号にぶつかりますので、国道を西に向かいます。ペットショップがあって、チワワが売られています。「ロングヘア」「女の子」(写真⑤)などと、いかにも可愛い友だちという印象の言葉を使っています。
 国道の側道は歩行者用と自転車用とに分けられていますが、交差点の手前で、その区分がなくなります。「合流部歩行者優先」(写真⑥)と書いてあります。「合流」という言葉は高速道路などにも使われて、危険回避を促しています。けれども、「旅先で友だちと合流する」などという言い方をしますから、合流という言葉に、ぶつかって危険だというイメージを増幅させてよいのかどうか疑問です。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月12日に、兵庫県西宮市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2865 Cimg2869 Cimg2871 Cimg2877 Cimg2880 Cimg2882

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(969)

ようし〔よーし〕【養子】《名詞》 生家とは違う家の戸籍に入って、その家の子となること。また、その人。「うち・は・ 女・の・ 子・ばっかり・や・さかい・ よーし・ 貰(もろ)・てん。」

ようじ〔よーじ〕【用事】《名詞、動詞する》 すべき仕事。用向き。「よーじ・が・ すん・だら・ お茶・を・ 飲み・まほ。」「よーじ・が・ なかっ・たら・ 将棋・でも・ し・まほ・か。」

ようじ〔よーじ〕【楊枝】《名詞》 歯の間に挟まった物を取ったり、食べ物に差して持ち上げたりするときに使う、先の尖った小さな棒。「ちょっと・ そこ・の・ よーじ・ 取っ・てんか。」〔⇒つまようじ〕

ようしき〔よーしき〕【洋式】《名詞》 西洋風の形や、西洋風のやり方。「よーしき・の・ 料理・や・さかい・ フォーク・を・ 使わ・んならん。」「よーしき・の・ 便所・に・ 入る。」

ようしゃ〔よーしゃ〕【容赦】《名詞、動詞する》 ①許すこと。「間違ご・た・ とき・は・ ようしゃ・を・ お願いし・まっ・せ。」②手加減すること。「よーしゃせ・んと・ 攻め・てこい。」

ようじょう〔よーじょー〕【養生】《名詞、動詞する》 ①病気や怪我が治るように、体を休めて元気を取り戻すようにすること。「えー・ もん・ 食べ・て・ よーじょーする。」②体を大事にすること。「年・を・ とっ・たら・ ふだん・から・の・ よーじょー・が・ 大事や。」

ようじん〔よーじん〕【用心】《名詞、動詞する》 よくないことが起きないように、気をつけること。「泥棒・に・ 入ら・れ・ん・よーに・ よーじんする。」「火・の・ よーじん」

ようじんぶかい〔よーじんぶかい〕【用心深い】《形容詞》 じゅうぶんに気をつけて警戒する気持ちが強い。「よーじんぶかい・ 人・や・さかい・ 無理・を・ し・よら・へん。」

ようす〔よーす〕【様子】《名詞》 ①有り様。状態。「うち・の・ 子・は・ 学校・で・は・ どんな・ よーす・です・か。」②姿。身なり。「上品な よーす・を・ し・た・ 人・やっ・た。」③そぶり。気配。「がっかりし・た・よーな・ よーす・やっ・た。」

ようすする〔よーすする〕【様子する】《動詞・サ行変格活用》 ①気取る。ポーズをとる。とりつくろう。「あの・ 子ー・は・ よーすし・て・ 電車・に・ 乗っ・とる。」「こまい・ 子ー・や・けど・ 人・が・ 来・たら・ よーすする・ねん。」②泣き顔になる。泣きそうな状態になる。「よーすし・てき・た・さかい・ もー・ それ・以上・ 言わ・んとき。」

ようせいこう〔よーせーこー〕【養成工】《名詞》 製造業の会社で、入社後に社員教育をする予定で採用する人。「三菱・の・ よーせーこー・で・ 勉強し・とる。」◆かつては、工業高校に入学・卒業しなくても、自社で行う社員教育が充実していた。

ようせつ〔よーせつ〕【溶接】《名詞、動詞する》 金属を繋ぐときに・つなぎ目を熱で溶かしてつなぎ合わせること。「レール・を・ よーせつする。」

ようそんな〔よーそんな〕《慣用句》 ①いいえ、どういたしまして。とんでもない。「よーそんな。礼・を・ 言ー・てもらう・よーな・ こと・は・ し・とり・まへ・ん・がな。」◆礼を言われたときなどに、謙遜して発する言葉。②予想外に感じて、びっくりしたときに発する言葉。「そないに・ 高い・ 値ー・なん・かいな。よーそんな。」③ひどいと思うときに発する言葉。「いじめ・られ・た・ん・かいな。よーそんな・ こと・を・ する・ん・や・なー。」

ようだち〔よーだち〕【夜立】《名詞》 夏に、短い間に急に激しく降る雨。「傘・を・ 持っ・とら・ん・ 時・に・ よーだち・に・ おー・た。」◆「夜」と言う感覚で言っているのか、「夕立」の発音が変化したものか。〔⇒ゆうだち、よだち〕

ようたんぼう〔よーたんぼ、よたんぼ、よーたんぼー〕【酔うたん坊】《名詞》 酔っばらった人。酔漢。「よーたんぼー・が・ 道・で・ 寝・とる。」

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2012年4月18日 (水)

ことことてくてく(11)

甲子園~芦屋~魚崎②

 福祉センター筋を北に向かって歩いていると、「健康開発センター」(写真①)がありました。「健康」という言葉と「開発」という言葉とが結びつくものだろうかと、ちょっと気になりました。「健康増進」という言葉に飽きたらず、もっと強い何かの方法を開発しようという意志が込められているのかもしれません。
 阪神電鉄の高架に出会って、高架下の北側を西に向かいます。「西宮東口跡地」という説明板(写真②)がありました。西宮駅の大改造に合わせて、そのすぐ近くにあった西宮東口駅が廃止された、その跡地です。地名に東西南北を冠する駅名は、全国にたくさんあります。阪急や阪神や大阪市営地下鉄に梅田駅がありますが、地下鉄には西梅田駅や東梅田駅もあります。ところが西宮はそれが言いにくいのです。阪急電鉄の西宮市内のターミナルは西宮北口駅であって北西宮駅とは言いにくく、阪神電鉄は東西宮とは言えなかくて西宮東口と称したのでしょう。もっとも、現在の西宮北口の略称(愛称)として人々は「にしきた」と言っています。
 東口という名称は長く使われてきたのでしょうか、すぐ近くに「東口児童遊園」(写真③)がありました。
 ここは西宮市の行政の中心地で、西宮市役所があります。その一角に「公用車置場」(写真④)が設けられています。公用車と言えばクルマを思い浮かべますが、これは公用自転車の駐車場です。駐輪場ではなくて、車として扱われているようです。広さは、写真のとおりで、10台余りでいっぱいになり、クルマは入れません。自転車にはやっぱり「置場」という言葉が似合います。
 11時半過ぎに阪神電鉄西宮駅前に着きました。駅前はバスのターミナルになっています。乗り場とは別に、「おりば専用」(写真⑤)が設けられています。普通は、専用降り場とか、降車専用とか言うことが多いように思います。
 乗り場には、「山手西まわり」(写真⑥)とか、「山手東まわり」とかの表示がありました。山手線や大阪環状線のような鉄道では、内回り・外回りと言えますが、バスでは紛らわしくなります。まず西に向かうのか、まず東に向かうのかによって区別しているようです。経由地は少し異なるようです。
 西宮市域には甲山という可愛い山や、丘陵部がありますが、この「山手」は厳密な意味の山を意味しているとは思えません。この駅を中心にして南へ行けば海に近づき、北へ行けば山らしきものに近づく。要するに北側へ向かう路線に「山手」という言葉をつけたのでしょう。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月12日に、兵庫県西宮市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2851_2 Cimg2854_2 Cimg2855_2 Cimg2859_2 Cimg2863 Cimg2864

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(968)

よう〔よー〕《副詞》 既に、できる。「もー・ よー・ 泳げる・ねん。」「一人・で・ よー・ 行ける・か。」

よう〔よー〕《感動詞》 相手に呼びかける言葉。「よー・ 元気・か。」「よー・ 何・か・ 用・か。」

よう〔よー〕【曜】《接尾語》 一週間のそれぞれの日に付ける言葉。「月よー」「火よー」「何(なん)よー」

よう【酔う】《動詞・ワア行五段活用》 ①酒を飲んで。気分がぼうっとするようになる。「よー・た・ 友だち・を・ 送っ・ていく。」②乗り物などに揺られて、気分が悪くなる。「船・に・ よー・た。」

よう〔よー〕【四】《名詞》 数の四。数を順に「ひー・ ふー・ みー・ よー・ ……」と続けるときの四つ目。

ようい〔よーい〕【用意】《名詞、動詞する》 前もって支度をすること。準備。「旅行・の・ よーい・は・ でけ・た。」

ようい〔よーい〕【用意】《感動詞》 動作を起こさせるときのかけ声。「位置・に・ つい・て。よーい。」

よういどん〔よーいどん〕【用意どん】《名詞、動詞する》 ①徒競走。「よーいどん・で・ 一番・に・ なっ・た。」②競争をすること。「計算・の・ よーいどん・を・ する。」③一斉に始めること。また、その合図。「よーいどん・で・ 始める・さかい・ 先・に・ し・たら・ あか・ん・ぞ。」

よういわん〔よーいわん〕【よう言わん】《慣用句(副詞+動詞+助動詞)》 あきれはてて、何も言えなくなったときに使う言葉。開いた口がふさがらない。「むちゃくちゃに・ 税金・を・ 取ら・れ・て・ よーいわん・わ。」

ようおかえり〔よーおかえり〕【ようお帰り】《感動詞》 家族などを送り出すときに、無事に帰ることを祈って言う言葉。家族などが帰ってきたときに、出迎えてねぎらって言う言葉。

ようおこし〔よーおこし〕【ようお越し】《感動詞》 人を迎えるときの挨拶の言葉。いらっしゃい。よくおいでくださった。◆商店だけでなく、一般家庭で人を迎える場合などでも使う。

ようか〔よーか〕【八日】《名詞》 ①月の八番目の日。「始業式・は・ よーか・や。」②八日間。「よーか・ あったら・ 出来上がる・やろ。」

ようかん〔よーかん〕【羊羹】《名詞》 餡と寒天を混ぜて、練ったり蒸したりして固めた和菓子。「明石・の・ 名物・は・ 丁稚よーかん・や。」

ようき〔よーき〕【陽気】《名詞》 天候。気候。特に、のどかで暑くも寒くもない日。「春・の・ えー・ よーき・に・ なり・まし・た・なー。」◆春に言うことが多く、秋に言うことは少ない。

ようき〔よーき〕【陽気】《形容動詞》 明るく朗らかな様子。「あいつ・は・ よーきな・ 人柄・や。」

ようけ〔よーけ、よけ〕《副詞》 たくさん。「昨日・は・ よーけ・ 雨・が・ 降り・まし・た・なー。」「両手・に・ よーけ・ 物・を・ 持っ・て・ 運ぶ。」〔⇒ようさん、ぎょうさん、やっと〕

ようけ〔よーけ、よけ〕《副詞》 よりいっそう。「暑い・の・より・も・ 寒い・ 方・が・ よけ・ 困る。」「今日・の・ 方・が・ よーけ・ しんどい。」◆「よけい【余計】」から転じて、比較を表す言葉になっている。

ようさい〔よーさい〕【洋裁】《名詞、動詞する》 洋服を作り上げること。「よーさい・を・ 勉強し・て・ 上手に・ なっ・た。」「よーさい・の・ 学校・へ・ 行っ・て・ 勉強し・とる。」

ようさん〔よーさん〕《副詞、形容動詞》 たくさん。「よーさん・ お祝い・ 貰(もろ)・て・ すん・まへ・ん。」〔⇒ようけ、ぎょうさん、やっと〕

ようし〔よーし〕【用紙】《名詞》 何かの目的のために使われる紙。「申し込み・の・ よーし・を・ ください。」「この・ よーし・は・ 何・に・ 使う・ん・です・か。」「原稿-よーし」

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2012年4月17日 (火)

ことことてくてく(10)

甲子園~芦屋~魚崎①

 「ことことてくてく」の第2シリーズです。前回に続いて、兵庫県を西に向かって歩きます。
  前回の終点が、今回の出発点です。2012年(平成24年)4月12日、とても良い空模様です。大阪と姫路を結ぶ山陽・阪神の直通特急の停車駅である阪神電鉄甲子園駅(写真①)から、10時35分に歩き始めます。
  関西は桜の真っ盛りです。その桜を、ところどころで紹介します。甲子園の駅前(写真②)でも、本数は少ないですが咲き誇っています。
 甲子園は阪神タイガースの本拠地で、熱狂的なファンが詰めかけます。球場へは電車で来てほしいというキャンペーンを繰り広げていますが、実際はどうなのでしょうか。「ここは駐車場ではありまへん。」という警告(写真③)がありました。あたりの道路に駐車する不心得者がいるのかもしれません。タイガースで活躍したオマリー選手が「ありまへん」という関西弁を使っているところがおかしいのです。テレビのコマーシャルでも流されましたし、電車の中吊り広告にもなりました。ところで、球場周辺では電柱に巻き付けられています。
 「西宮インター」(写真④)という交差点がありました。西宮インターチェンジは名神高速道路の終点で、阪神高速道路に合流するところです。けれども、この交差点はインターチェンジそのものではありません。正確に言えばインターチェンジへの入口に位置するところにあります。
 道を北に向かって歩くと、「旧国道」という道路名の表示(写真⑤)に出会いました。この場所は国道43号と阪神電鉄の線路との間なのですが、現在の国道2号は、阪神電鉄の線路よりも北の方を通り、道幅が広くなっています。その国道2号には、1927年(昭和2年)に阪神国道電軌が市街電車を開通させました。(既に廃止。)
 旧国道という表示のある道は、もともと国道2号が通っていたところでしょうが、道路幅は広くはありません。阪神間の幹線道路であったことの誇りが、このような名称を残させたのでしょう。
 歩いている南北道路は福祉センター筋という名前ですが、道路に沿って西宮市総合福祉センターなどがあります。そして、この道には「シルバーゾーン」(写真⑥)が設けられています。
 (今回の連載も9回に分けて、写真を6枚ずつ紹介します。)

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月12日に、兵庫県西宮市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2820_2 Cimg2824_2 Cimg2831 Cimg2842 Cimg2847 Cimg2850

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(967)【よ】

よ【四】《名詞》 数の名。よっつ。「よ年生」「よ隅(すみ)」

よ〔よー〕【余】《名詞》 他のもの。余りのもの。「あんた・の・ 他・に・ よー・の・ 人・は・ 行か・へん・の・か。」「これ・は・ わし・が・ し・たる・けど・ よー・の・ こと・は・ 自分・で・ し・なはれ。」〔⇒ほか〕

よ〔よー〕【世】《名詞》 ①生きている間、死んでからの世界など。「あの・ よ」「この・ よ」②時代。「昭和・の・ よー・と・ 今・と・は・ だいぶ・ 違う。」「戦争・の・ よ」

よ〔よー〕【夜】《名詞》  よる。「冬・は・ よ・が・ 明ける・の・が・ 遅い・なー。。」「よ・が・ 更ける。」◆「よ・が・ あける。」と言うことが多く、「よる・が・ あける。」と言うことは少ない。「よる・に・ なる。」と言うが、「よ・に・ なる。」とは言わない。〔⇒よる〕

よ《助詞》 ①ものに感じた気持ちを表す言葉。「あー・ 困っ・た・よ。」②相手に知らせたり命じたりするときに使う言葉。「早(は)よ・ せ・ん・かい・よ。」③相手に呼びかける時に使う言葉。「太郎・よ。ちょっと・ 来・てくれ・へん・か。」〔①⇒わい、②⇒な〕

よあけ【夜明け】《名詞》 夜が明けること。また、夜が明ける頃。明け方。「よあけ・の・ 頃・が・ いちばん・ 寒い。」

よあさ【夜朝】《名詞》 明け方。暁。「よあさ・は・ 寒い・さかいに・ 風邪・ ひか・ん・よーに・ 気ー・を・ つけ・や。」

よい【宵】《名詞》 日が暮れて間もない頃。「よい・に・ なっ・て・ 涼しー・ 風・が・ 吹き出し・た。」

よい【酔い】《名詞》 酒に酔っぱらっていること。また、その程度。「ビール・ 二本・で・ だいぶ・ よい・が・ 回っ・てき・た。」「風・に・ 当たっ・て・ よい・を・ さます。」

よいえべす【宵戎】《名詞》 一月九日に行われる、十日戎の前夜祭。一月十日は「ほんえびす【本戎】」、十一日は「のこりふく【残り福】」と言う。「柳原・の・ よいえべす・に・ 参る。」

よいしょ《感動詞》  ①力を入れたりするときのかけ声。「よいしょ・ こらしょ・ どっこいしょ。」②相手の言うことを肯定するときに、応じて言う言葉。よしきた。はいよ。「よいしょ・ わかっ・た・ぞー。」〔⇒こらしょ、どっこいしょ〕

よいのくち【宵の口】《名詞》 夜になって間もない頃。日暮れ早々。夜が浅い時刻。「よいのくち・や・のに・ もー・ 眠とー・ なっ・た。」

よいよい《名詞、動詞する》 小さな子どもが、よちよち歩くこと。「ひとり・で・ 立て・る・よーに・ なっ・た・さかい・ もーじき・ よいよいする・よーに・ なる・やろ。」〔⇒よいよいよい〕

よいよいよい《名詞、動詞する》 小さな子どもが、よちよち歩くこと。「よいよいよいし・て・ こっち・まで・ 来・た。」◆「よいよい」よりも長い時間、続けて歩いているような印象もある。〔⇒よいよい〕

よう〔よー〕【用】《名詞》 仕事。しなければならないこと。用件。「よー・が・ あっ・たら・ 電話し・てください。」

よう〔よー〕【良う】《副詞》 ①十分に。満足するほどに。多く。「もー・ よー・ いただき・まし・た。」「今年・は・ よー・ 雨・が・ 降る。」②驚いた気持ちや褒める気持ちを表す言葉。意外な気持ちを表す言葉。「よー・ 頑張っ・た・なー。」「よー・ 合格し・た・もんや。」③たびたび。しょっちゅう。「よー・ 遅刻・を・ する・ 人・や。」④本当に。とても。「よー・ 似た・ 人」「よー・ わかる・ 話」⑤うまく。上手に。「よー・ 描け・た・ 絵ー・や。」⑥よくぞ。「よー・ 来・てくれ・た・なー。」「よー・ 騙し・やがっ・た。」⑦注意して。心を込めて。「この・ 話・は・ よー・ 聞い・てほしい・ねん。」

よう〔よー〕《副詞》 〔後ろに打ち消しの言葉を伴って〕不可能の意味を表す。「そんな・ 仕事・は・ よー・ せ・ん・わ。」「そんな・ 恥ずかしー・ こと・は・ よー・ 言わ・ん・わ。」

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2012年4月16日 (月)

明石日常生活語辞典〔四稿〕(966)

ゆらす【揺らす】《動詞・サ行五段活用》 振動を起こして動かす。わざと、前後・左右・上下などに動くようにする。「ぶらんこ・を・ ゆらす。」「吊り橋・を・ ゆらす。」〔⇒ゆする、ゆすぶる、ゆさぶる〕

ゆらっと《副詞、動詞する》 大きく、一度揺れ動く様子。大きく、一度揺らす様子。「地震・が・ ゆらっと・ 来・た。」

ゆらゆら《副詞と、動詞する》 ①ゆっくり、何度も揺れる様子。ゆっくり、何度も揺り動かす様子。「蓑虫・が・ ぶらさがっ・て・ ゆらゆらし・とる。」「体・を・ ゆらゆらと・ させる。」②水蒸気などが立ち上る様子。「ゆらゆら・ 湯気・が・ 立っ・とる。」③不安定で、定まらない様子。「考え・が・ ゆらゆらし・とる。」

ゆり【百合】《名詞》 夏に、白・黄・橙色などの筒型の花をつける植物。「ゆり・の・ 花・を・ 生ける。」

ゆりうごかす【揺り動かす】《動詞・サ行五段活用》 揺すって動かす。「試験管・を・ ゆりうごかす。」

ゆりおこす【揺り起こす】《動詞・サ行五段活用》 揺すって目を覚まさせる。「駅・に・ 着い・た・ので・ ゆりおこし・た。」

ゆりね【百合根】《名詞》 食用にする、百合の根。「茶碗蒸し・に・ ゆりね・を・ 入れる。」

ゆりもどし【揺り戻し】《名詞》 地震が揺れた後にまた揺れること。余震。「びっくりする・ほど・ 大けな・ ゆりもどし・が・ あった。」〔⇒ゆれもどし〕

ゆりわ【揺り輪】《名詞》 食べ物を入れる、丸くて浅い桶。「ゆりわ・で・ ご飯・に・ 酢ー・を・ し・て・ 混ぜる。」

ゆるい【緩い】《形容詞》 ①きつくない。ゆったりしている。「痩せ・て・ バンド・が・ ゆるい・よーに・ 感じる。」②急でない。ゆるやかだ。「ゆるい・ 坂道・を・ 上る。」③厳しくない。「飲酒運転・の・ 取り締まり・が・ ゆるい・の・は・ あか・ん・やろ。」④硬さが足りない。「今日・の・ カレー・は・ ゆるい。」「雨・が・ 降っ・て・ 庭・の・ 土・が・ ゆるい。」

ゆるす【許す】《動詞・サ行五段活用》 ①咎めないですませる。「喧嘩・の・ 相手・を・ ゆるし・たる。」②してもよいと認める。「アルバイト・を・ ゆるし・てもろ・た。」③気持ちを緩める。

ゆるむ【緩む】《動詞・マ行五段活用》 ①厳しい状態でなくなる。以前よりもゆったりとする。「彼岸・に・ なっ・て・ 寒さ・が・ ゆるん・だ。」②急でないようになる。「坂・が・ だいぶ・ ゆるん・でっ・た。」③厳しくなくなる。「規則・が・ ゆるん・だ。」

ゆるめる【緩める】《動詞・マ行下一段活用》 ①きつくないようにする。以前よりもゆったりとさせる。遅くする。「スピード・を・ ゆるめる。」②厳しくないようにする。「取り締まり・を・ ゆるめる。」

ゆれもどし【揺れ戻し】《名詞》 地震が揺れた後にまた揺れること。余震。「ゆれもどし・が・ 何べん・も・ 続く。」〔⇒ゆりもどし〕

ゆれる【揺れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①ゆらゆらと動く。「木ー・の・ 葉ー・が・ ゆれ・とる。」②気持ちが定まらない。「行く・か・ 行か・ん・か・ まだ・ 気持ち・が・ ゆれ・てまん・ねん。」

ゆわ【岩】《名詞》 岩。「大雨・で・ 土・が・ 流れ・て・ ゆわ・まで・ 転ん・でき・た。」〔⇒いわ〕

ゆわえる【結わえる】《動詞・ア行下一段活用》 一方の端を、何かに結びつける。しばる。「犬・の・ 綱・を・ 木ー・に・ ゆわえる。」

ゆんべ【夕べ】《名詞》 昨夜。昨日の夜。「ゆんべ・ 見・た・ 夢・は・ 恐(おと)ろしかっ・た。」〔⇒ゆうべ〕

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2012年4月15日 (日)

明石日常生活語辞典〔四稿〕(965)

ゆたんぽ【湯たんぽ】《名詞》 中に湯を入れて、寝床で足などを暖めるもの。「ゆたんぼ・を・ 抱い・て・ 寝る。」

ゆっきょちゃん【幸男ちゃん】《名詞》 これは極めて個人的な項目である。私の名前は、幼友達などからは、このように呼ばれている。個人にとって、語彙の中心にあるのは固有名詞であるのかもしれない。◆「西明石(にしあかし)」が「にっしゃかし」に、「土山(つちやま)」が「つっちゃま」になるように、「イ段の音+ア行・ヤ行の音」が連続する場合に、前の音が促音となり、後ろの音が拗音となることがある。「花火を打ち上げる」が「…うっちゃげる」となるのも同様である。

ゆっくら《副詞と、動詞する》 ①急がない様子。「どーぞ・ ゆっくら・ ご飯・を・ 食べ・てください。」②ゆったり、のんびりしている様子。「今日・は・ 一日・ ゆっくらし・た。」◆「ゆっくり」よりも、鷹揚に構えて急がない印象がある。。〔⇒ゆっくり〕

ゆっくり《副詞と、動詞する》 ①急がないで、時間をじゅうぶんにかける様子。「ゆっくりと・ 駆け足・を・ する。」②ゆったり、のんびりしている様子。「休み・の・ 日ー・は・ ゆっくり・ 過ごす。」③動作が遅い様子。動作が鈍い様子。「えらい・ ゆっくりし・た・ 仕事・の・ 進み具合・や・なー。」〔⇒ゆっくら〕

ゆったり《副詞と、動詞する》 ①落ち着いてゆとりのある様子。落ち着いてくつろいでいる様子。「ゆったりし・た・ 日程・の・ 旅行・やっ・た。」②きつくない様子。余裕のある様子。「ゆったりとし・た・ 浴衣」「ゆったりと・ 広い・ 座席」

ゆて【言て】《格助詞》 引用を表す言葉。「知ら・ん・ゆて・ 返事し・た。」◆格助詞「と」にあたる。次のような例は動詞「ゆう」+助詞「て」と考える。「そないな・ こと・ ゆて・ 言付け・た・ん・かいな。」〔⇒ゆうて〕

ゆでぼし【茹で干し】《名詞》  大根を茹でて干したもの。「ゆでぼし・を・ おつい・の・ 実ー・に・ する。」〔⇒ゆでぼしだいこん〕

ゆでぼしだいこん〔ゆでぼしだいこ〕【茹で干し大根】《名詞》  大根を茹でて干したもの。「今年・は・ 大根・が・ よーけ・ 穫れ・た・さかい・ ゆでぼしだいこん・を・ 作ろ。」〔⇒ゆでぼし〕

ゆでる【茹でる】《動詞》  熱い湯で煮る。「獲っ・てき・た・ 蛸・を・ ゆでる。」「ほうれん草・を・ ゆで・たら・ 良(え)ー・ 色・に・ なっ・た。」〔⇒いでる〕

ゆのみ【湯飲み】《名詞》 お湯やお茶などを飲むときに使う碗。「丹波焼き・の・ ゆのみ」〔⇒ゆのみぢゃわん〕

ゆのみぢゃわん〔ゆのみじゃわん〕【湯飲み茶碗】《名詞》 お湯やお茶などを飲むときに使う碗。「ゆのみじゃわん・を・ 落とし・て・ 割っ・ても・た。」〔⇒ゆのみ〕

ゆば【湯葉】《名詞》 ①豆乳に熱を加えて、表面に薄い皮を生じさせたもの。②それを巻き取って、乾燥させたもの。

ゆび【指】《名詞》 手足の先の、分かれている部分。「ゆび・の・ 先・が・ 冷たい。」「この・ ゆび・(に・) たかれ。」〔⇒いび、ゆべ、いべ〕

ゆびさし【指差し】《名詞》 縫い物の針の頭を押すために、指にはめる道具。〔⇒ゆびぬき〕

ゆびぬき【指貫き】《名詞》 縫い物の針の頭を押すために、指にはめる道具。〔⇒ゆびさし〕

ゆびわ【指輪】《名詞》 指にはめて飾りにする輪。「結婚・の・ ゆびわ」 

ゆべ【指】《名詞》 手足の先の、分かれている部分。「ゆべ・を・ 折っ・て・ 数える。」〔⇒ゆび、いび、いべ〕

ゆみ【弓】《名詞》 ①弦を張り、矢をつがえて射るもの。②弓道。「ゆみ・を・ 練習する。」

ゆめ【夢】《名詞》 ①睡眠中に、実際の出来事のように頭の中に描かれるもの。「月・へ・ 行っ・た・ ゆめ・を・ 見・た。」②望み。希望。「野球選手・に・ なり・たい・ ゆめ・を・ 持っ・とる。」③実現しそうにないこと。「ゆめ・みたいな・ こと・を・ 考え・ても・ 役・に・ 立た・ん。」

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2012年4月14日 (土)

明石日常生活語辞典〔四稿〕(964)

ゆがむ【歪む】《動詞・マ行五段活用》 形が曲がったりねじれたりする。「台風・で・ テレビ・の・ アンテナ・が・ ゆがん・だ。」〔⇒いがむ〕

ゆがめる【歪める】《動詞・マ行下一段活用》 曲げたりねじったりして形をおかしくする。「顔・を・ ゆがめ・て・ 泣い・とる。」〔⇒いがめる〕

ゆき【雪】《名詞》 空気中の水蒸気が冷えて、細かい氷の粒になって地上に降るもの。「今年・は・ ゆき・が・ 積もら・なんだ。」

ゆき【裄】《名詞》 衣服の背縫いから袖口までの長さ。「大きなっ・て・ ゆき・が・ 短こー・ なっ・てき・た・な。」

ゆきがっせん【雪合戦】《名詞、動詞する》 雪を丸めてぶつけ合う遊び。「小学校・の・ 運動場・で・ ゆきがっせん・を・ し・た・ こと・が・ あっ・た・なー。」

ゆきだるま【雪達磨】《名詞》 雪を固めて達磨の形にしたもの。「ゆきだるま・の・ 頭・に・ バケツ・を・ かぶせる。」

ゆきひら【行平】《名詞》 注ぎ口のついた片手付きの鍋。特に、ふたの付いた土鍋。「ゆきひら・で・ お粥・を・ 炊く。」

ゆげ【湯気】《名詞》 湯などから立ち上る、白い煙のようなもの。「蒸気機関車・の・ ゆげ」〔⇒いげ〕

ゆこう〔ゆこー〕【衣桁】《名詞》 着物などを掛けておく家具。「ゆこー・に・ 背広・を・ かける。」〔⇒いこう〕

ゆさぶる【揺さぶ】《動詞・ラ行五段活用》 振動を起こして動かす。わざと、前後・左右・上下などに動くようにする。「木ー・に・ 登っ・て・ ゆさぶる。」〔⇒ゆすぶる、いさぶる〕

ゆざめ【湯冷め】《名詞、動詞する》 風呂から出た後、体が冷えて寒くなること。「風呂・から・ あがっ・て・ ゆざめし・た。」

ゆさゆさ《副詞と》 重みを感じさせながら、ゆっくり大きく揺れる様子。重みのあるものを揺さぶる様子。「大きな・ 竹・を・ 切っ・て・ ゆさゆさと・ かつい・でき・た・」「鯉のぼり・の・ 竿・が・ 風・で・ ゆさゆさ・ 揺れる。」「竹藪・の・ 竹・が・ ゆさゆさ・ 揺れ・とる。」〔⇒ゆっさゆっさ〕

ゆず【柚】《名詞》 香りのよい、凸凹した黄色の実を付ける木。その木に実る、香りが良くて、酸味の強い実。「うどん・に・ ゆず・の・ 皮・を・ 削っ・て・ 入れる。」〔⇒ゆう〕

ゆすぐ【濯ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ①水の中で揺り動かして、汚れを洗い直す。ざっと洗う。「おむつ・を・ 水・で・ ゆすぐ。」②水などを口に含み、揺り動かして口の中を綺麗にする。「喉・が・ かさかさする・ので・ うがい薬・で・ 口・を・ ゆすぐ。」〔⇒いすぐ〕

ゆすぶる【揺すぶる】《動詞・ラ行五段活用》 揺り動かす。「とーし・を・ ゆすぶっ・て・ 小さい・ 砂・を・ 落とす。」〔⇒ゆさぶる、いさぶる〕

ゆすらうめ〔ゆすらんめ〕【ゆすら梅】《名詞》 春に梅に似た白い花を咲かせ、初夏に紅色の実をつける、背の低い木。

ゆする【揺する】《動詞・ラ行五段活用》 ゆらゆらと動かす。「眠っ・とる・ やつ・を・ ゆすっ・て・ 起こす。」〔⇒いする〕

ゆずる【譲る】《動詞・ラ行五段活用》 ①自分のものを人にあげる。「読ん・でもた・ 本・を・ 友だち・に・ ゆずっ・てやっ・た。」②自分より相手を先にする。「電車・で・ 席・を・ ゆずる。」

ゆだる【茹だる】《動詞・ラ行五段活用》 ①茹で上がる。「素麺・が・ ゆだっ・た。」②高い気温で身体が火照るような状態になる。風呂に浸かっていて熱くなる。「風呂・で・ ゆだっ・て・ のぼせ・た。」

ゆだん【油断】《名詞、動詞する》 気をゆるめること。注意をしないこと。「ゆだんし・た・さかい・ 負け・た・ん・やろ。」「ゆだんせ・ん・よーに・ し・て・ 横断し・なはれ。」

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2012年4月13日 (金)

明石日常生活語辞典〔四稿〕(963)

ゆうだち〔ゆーだち〕【夕立】《名詞》 夏に、短い間に急に激しく降る雨。「ゆーだち・の・ 後・で・ 綺麗な・ 虹・が・ 出・た。」〔⇒よだち、ようだち〕

ゆうちょう〔ゆーちょー〕【悠長】《形容動詞や・です》 気長に、のんびり落ち着いている様子。間延びしている様子。「ゆーちょーに・ し・とっ・たら・ 締め切り・に・ 遅れる・ぞ。」「ゆーちょーな・ 話し方・を・ する・ 人・や。」

ゆうて〔ゆーて〕【言うて】《格助詞》 引用を表す言葉。「あいつ・は・ 行く・ゆーて・ 返事し・てき・た。」「新聞・に・は・ 明日・は・ 天気・や・ゆーて・ 書い・てある。」◆格助詞「と」にあたる。〔⇒ゆて〕

ゆうてゆう〔ゆーてゆー〕【言うて言う】《動詞・ワア行五段活用》 言う。「あいつ・は・ そんな・ こと・を・ ゆーていー・よっ・た・か。」

ゆうとうせい〔ゆーとーせー〕【優等生】《名詞》 ①他の人よりも優れている人。「中学校・の・ 時・は・ ゆーとーせい・やっ・た。」②人の言うことに素直に対応する人。「ゆーとーせー・みたいな・ 答え方」

ゆうひ〔ゆーひ〕【夕日】《名詞》 夕方の太陽。また、その光。「ゆーひ・の・ 写真・を・ 撮り・に・ 行く。」

ゆうびん〔ゆーびん〕【郵便】《名詞》 ①手紙などを届ける仕事。「ゆーびん・の・ アルバイト・を・ し・とる。」②届けられた手紙など。「今日・は・ まだ・ ゆーびん・が・ 来・ん。」

ゆうびんきょく〔ゆーびんきょく〕【郵便局】《名詞》 郵便、貯金・保険などを扱うところ。「ゆーびんきょく・へ・ 寄っ・て・ 葉書・を・ 買う。」

ゆうびんぽすと〔ゆーびんぽすと〕【郵便ポスト】《名詞》 郵便物を投函する設備。「ゆーびんぽすと・に・ 葉書・を・ 入れる。」〔⇒ぽすと〕

ゆうべ〔ゆーべ〕【夕べ】《名詞》 昨夜。昨日の夜。「ゆーべ・は・ 暑ー・て・ 寝苦しかっ・た。」〔⇒ゆんべ〕

ゆうめい〔ゆーめー〕【有名】《名詞、形容動詞や・です》 世の中によく知られていること。名高いこと。「ゆーめーな・ 選手」

ゆうやけ〔ゆーやけ〕【夕焼け】《名詞、動詞する》 太陽が沈む頃、西の空が赤く見えること。「ゆーやけ・の・ 空・を・ からす・が・ 飛ん・どる。」「西・が・ ゆーやけし・とる。」

ゆうらんせん〔ゆーらんせん〕【遊覧船】《名詞》 あちらこちらを見物して回る船。「神戸港・の・ ゆーらんせん・から・ 明石海峡大橋・を・ 見る。」

ゆうれい〔ゆーれー、ゆーれ〕【幽霊】《名詞》 死んだ人の魂が仏になれないで、この世に現れ出ると考えられているもの。「夏・に・ なっ・たら・ お化け・や・ ゆーれー・の・ 話・が・ 多(おー)なる。」「さんまい・から・ ゆーれ・が・ 出る。」〔⇒ゆうれん〕

ゆうれん〔ゆーれん〕【幽霊】《名詞》 死んだ人の魂が仏になれないで、この世に現れ出ると考えられているもの。「ゆーれん・の・ 真似・を・ し・て・ みんな・を・ びっくりさし・たろ。」〔⇒ゆうれい〕

ゆおう〔ゆおー〕【硫黄】《名詞》 火薬、マッチ、ゴムなどの製造などに使われている元素で、点火すると青い炎をあげて燃え、独特の臭いのするガスを発する元素。〔⇒いおう〕

ゆおうていく〔ゆおーていく〕【祝うていく】《動詞・カ行五段活用》 お祝いを持っていく。「友だち・が・ 家・を・ 建て・た・さかい・ ゆおーていっ・た。」〔⇒いおうていく〕

ゆか【床】《名詞》 建物の中で、板を平らに張ったところ。「二階・で・ 暴れ・たら・ ゆか・が・ ぎしぎしと・ ゆー。」「体育館・の・ ゆか」

ゆかいた【床板】《名詞》 床に張る板。「廊下・の・ ゆかいた・が・ ぎしぎしと・ 鳴る。」

ゆがく【湯がく】《動詞・カ行五段活用》 野菜などのあくを取るために、熱湯でさっと茹でる。「菠薐草・を・ ゆがい・て・ おしたし・に・ する。」

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2012年4月12日 (木)

明石日常生活語辞典〔四稿〕(962)【ゆ】

ゆ〔ゆー〕【湯】《名詞》 ①温度が高くなっている水。「ゆー・を・ わかす。」「暑ー・て・ 水道・の・ 水・が・ ゆー・みたいに・ なっ・とる。」②風呂。「あー・ えー・ ゆー・やっ・た。」

ゆ〔ゆー〕【柚】《名詞》 香りのよい、凸凹した黄色の実を付ける木。蜜柑の一種で、酸味の強い実。〔⇒ゆず〕

ゆいごん【遺言】《名詞、動詞する》 死ぬときに言い残すこと。また、その言葉。〔⇒いいごん〕

ゆいのう〔ゆいのー〕【結納】《名詞、動詞する》 結婚の約束のしるしに、互いに金や品物を取り交わすこと。「ゆいのー・が・ 済ん・で・ 式・は・ 秋・の・ 予定・や。」〔⇒いいのう、たのみ〕

ゆう〔ゆー〕【優】《名詞》 優れていること。ランク付けをしたとき、上位であることを表す言葉。「ゆー・の・ 成績・を・ 貰(もろ)・た。」

ゆう〔ゆー〕【言う】《動詞・ワア行五段活用》 ①言葉を口に出す。「さっき・は・ 何・を・ ゆー・た・かいなー。」「腹・が・ 立っ・た・さかい・ ゆわ・いで・か。」②伝える。「先月・ 手紙・で・ ゆー・た・ はず・や。」③言いつける。「ゆー・たろ・ ゆー・たろ・ 先生・に・ ゆー・たろ。」④物や機械などが音を立てる。「キィー・と・ ゆー・て・ 車・が・ とまっ・た。」「台風・で・ 戸ー・が・ がたがた・ ゆー。」

ゆう【結う】《動詞・ワア行五段活用》 ①髪の毛を綺麗にまとめる。髪の毛を決まった形に整える。「美容院・へ・ 行っ・て・ 髪・を・ ゆー・てもらう。」②結ぶ。しばる。「ロープ・は・ ちゃんと・ ゆー・とかな・ ほどけ・てまう・ぞ。」〔②⇒ゆわえる、いわえる〕

ゆううつ〔ゆーうつ〕【憂鬱】《名詞、形容動詞や・です》 気持ちが晴れ晴れとしないこと。「梅雨・が・ 続い・て・ ゆーうつや。」

ゆうえんち〔ゆーえんち〕【遊園地】《名詞》 楽しく遊べるように、遊び道具などが備えてあるところ。「この頃・は・ デパート・の・ 屋上・の・ ゆーえんち・が・ 無(の)ーなっ・た。」「宝塚・の・ ゆーえんち・へ・ 遠足・に・ 行っ・た。」

ゆうかい〔ゆーかい〕【誘拐】《名詞、動詞する》 人をだまして連れていってしまうこと。「ゆーかいさ・れ・ん・よーに・ 気ー・ つけ・たり・よ。」◆子どもを誘拐することについては、「ことり」という言葉もある。

ゆうがた〔ゆーがた〕【夕方】《名詞》 日の暮れ方。「ゆーがた・に・ なっ・たら・ 早(はよ)ー・ 帰っ・ておいで。」

ゆうかん〔ゆーかん〕【夕刊】《名詞》 夕方に発行する新聞。「ゆーかん・を 配達する・ アルバイト・を・ し・とる・ん・や。」

ゆうかん〔ゆーかん〕【勇敢】《形容動詞や・です》 相手を恐れないで、勇ましい様子。「川・で・ 人・を・ 助け・た・ ゆーかんな・ 人・が・ 表彰さ・れ・た・そーや。」

ゆうき〔ゆーき〕【勇気】《名詞》 何事も恐れない、強い心。「ゆーき・ 出し・ていか・な・ 負け・てまう・ぞ。」

ゆうぎ〔ゆーぎ〕【遊戯】《名詞》 ①小さな子どもが、音楽に合わせてする踊り。「保育園・で・ ゆーぎ・を・ 習(なろ)ー・て 家・でも・ それ・を・ し・とる。」②遊び事。「ゆーぎ・の・ ため・に・ 給料・を・ 出し・とる・ん・や・ない。ちゃんと・ 仕事・を・ せ・んかい・な。」

ゆうしゅう〔ゆーしゅー〕【優秀】《形容動詞や・です》 たいへん優れている様子。「あいつ・は・ 頭・が・ ゆーしゅーやっ・た。」

ゆうしょう〔ゆーしょー〕【優勝】《名詞、動詞する》 競技などで一位になること。「野球・の・ 県大会・で・ ゆーしょーし・た。」

ゆうずう〔ゆーずー、ゆーず〕【融通】《名詞、動詞する》 ①お金などを互いに都合しあうこと。「十万円・ほど・ ゆーずーし・てもらえ・ませ・ん・やろ・か。」「一か月間・ ゆーずする。」②その場に応じて、ものごとをうまくやること。「頭・が・ 堅(かと)ー・て・ ゆーずー・の・ きか・ん・ 人・は・ 困る・なー。」「かちんかちんに・ なら・んと・ ゆーず・ つけ・て・ やり・なはれ。」

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2012年4月11日 (水)

ことことてくてく(9)

佃~尼崎~甲子園⑨

 ゴミを分別して出すのは大事なことですが、それをどう分別するかは自治体によって異なっています。けれども、燃えるものと燃えないものとに分けることは基本です。その燃える-燃えないということをどう表現するかとなると、言い方に違いがあります。
 神奈川県あたりでよく見たのは「もせるゴミ」「もせないゴミ」ですが、関西では「もえるゴミ」「もえないゴミ」が多いようです。ところで西宮市は「もやすごみ」「もやさないごみ」(写真①)となっています。ゴミを処理する側の立場から選んだ言葉のように思われました。
 「ゴミ・ガラ」(写真②)という言い方がありました。「石炭がら」とか「出汁がら」とか言いますが、「がら」だけで使うことは少ないと思います。この看板の「ガラ」の意味するものは瓦礫のようなものだろうと思いますが、「ガラ」という言葉の自立性は小さいと思います。
 几帳面な人が作った看板でしょうか、右側のものには「15m右側」、左側のものには「20m右側」(写真③)と書いてあります。ただし、10mや5mの表示は作られていませんでした。
 甲子園球場にやってきました。選抜高等学校野球大会の準決勝の日です。球場に高校野球グッズショップがありました。外から自由に入れます。ご覧の通り「大阪桐蔭-健大高崎」「光星学院-関東第一」(写真④)の対戦日です。
 球場の垂れ幕(写真⑤)には、会期が「3月21日(水)~ 12日間」となっています。今年も雨天順延がありましたから、終わりの月日は表示できないわけです。
 14時55分に、阪神電鉄甲子園駅(写真⑥)に着きました。歩き始めてから4時間15分。おおよそ19500歩になりました。千船駅と甲子園駅との間の阪神電鉄の営業距離は8.2㎞ですが、線路にくっついて歩いたわけではありません。東から西に向かいながら、北へ歩いたり南へ歩いたり、ちょっと引き返してみたりと、営業距離の1.5倍以上を歩いたことになります。
 それでは、ここから先は、日を改めて、また…。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月2日に、兵庫県西宮市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2336_2 Cimg2337_2 Cimg2345_2 Cimg2350_2 Cimg2357 Cimg2362

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(961)

やりて【やり手】《名詞》 腕前のある人。「会社・の・ 中・でも・ やりて・や・そーや。」

やりなおし【やり直し】《名詞、動詞する》 一度したことを、改めてもう一度すること。最初から根本的に改めて行うこと。「そんな・ 掃除・の・ 仕方・は・ あか・ん。やりなおし・を・ せー。」

やりなおす【やり直す】《動詞・サ行五段活用》 一度したことを、改めてもう一度する。最初から根本的に改めて行う。「途中・で・ 間違ー・た・から・ 算盤・を・ やりなおす。」

やりなげ【槍投げ】《名詞、動詞する》 槍を投げて飛んだ距離を競う、陸上競技の種目。「陸上部・で・ やりなげ・の・ 選手・に・ なる。」

やる《動詞・ラ行五段活用》 ①行かせる。「使い・の・ 者・を・ やる。」②他の所へ移す。「腕時計・は・ どこ・へ・ やっ・た・ん・かいなー。」③目下の者に与える。「お菓子・を・ 弟・に・ やる。」④動物や植物に与える。「犬・に・ 餌・を・ やる。」「花・に・ 水・を・ やる。」⑤「する」のぞんざいな言い方。「説明会・を・ やり・まっ・さかい・ 来・てください・よ。」⑥生活する。「苦しい・けど・ なんとか・ やっ・とる。」⑦食べる。飲む。「晩飯・の・ 時・に・ ビール・を・ いっぱい・ やる。」

やるく《補助動詞・カ行五段活用》 してまわる。「言ー・やるく」◆「言ー・やるく」「言ー・やく」は、言って回るという印象であるが、「言ー・あるく」は、言いながら歩く、言うために歩くという印象が強い。〔⇒やく〕

やれやれ《感動詞》 ①安心したり、ほっとしたりしたときなどに、口に出る言葉。「やれやれ・ 助かっ・た。」②がっかりしたときなどに、口に出る言葉。「やれやれ・ もー・ 一回・ やり直し・や。」

やれやれ《形容動詞や・です》 一安心する様子。一段落する様子。「娘・が・ 嫁・に・ 行っ・て・ やれやれや。」

やろこい《形容詞》 ①力を加えると、形が変わりやすい。ふっくらしている。「つきたて・の・ やろこい・ 餅」②しなやかである。「体・が・ やろこい・ 人・や。」③頭の働きや人柄が柔軟である。〔⇒やらかい、やらこい〕

やわたまき【八幡巻】《名詞》 煮て下ごしらえをした牛蒡を芯にして、穴子、鰻、牛肉などで巻いて、煮たり付け焼きをしたりして作る料理。〔⇒やたまき〕

やん《終助詞》 …ではないか。◆相手に語りかけて、念を押したり、同意を得ようとしたりするような語感がある。「せかさ・んでも・ もーじき・ 行く・やん。」「えらい・ 高い・ お菓子・やん。」「あいつ・は・ なかなか・ 元気・やん。」「誰・も・ 来ー・ひん・やん。」「それ・は・ わし・の・ 下駄・やん。」◆「やん」に「か」が付いて「やんか」となることもある。

やん《接尾語》 「さん」にあたる敬称。「兄-やん」「姉-やん」「吉(田)-やん」〔⇒さん、たん、はん〕

やんちゃ《名詞、形容動詞、動詞する》 ①わがままを言ったり、いたずらをしたりすること。「子ども・が・ やんちゃする。」「小学校・に・ 入っ・た・のに・ まだまだ・ やんちゃや。」②わがままを言ったり、いたずらをしたりする人。だらしがなく人並みでない人。「あんな・ やんちゃな・ 人・に・は・ 相談でけ・へん。」

やんぴ《名詞、形容動詞、動詞する》 やめること。「もー・ このへん・で・ やんぴ・に・ しょ・ー。」「おもろない・さかい・ もー・ やんぴや。」〔⇒やんぺ〕

やんぺ《名詞、形容動詞、動詞する》 やめること。「今日・の・ 将棋・は・ この辺・で・ やんぺしょ・ー。」〔⇒やんぴ〕

やんま《名詞》 大きなトンボをまとめた言い方。

やんやん《副詞と》 一つのことについてうるさく言う様子。催促したり命じたりする姿勢で相手に迫るような様子。細部に至るまであれこれと言う様子。◆ぞんざいな態度や思い上がった態度を伴うことが多い。「やんやん・ やかましーに・ 言わ・んとい・てんか。」〔⇒やいやい、やいのやいの、やいこらやいこら〕

やんわり《副詞と》 ①ゆっくりと程度が進むようす。ゆっくりと体に感じられてくる様子。「やんわりと・ 暖房・が・ 利ー・てき・た。」「やんわり・ 風・が・ 吹い・とる。」②直接的でなく、丁寧である様子。やわらかに。おだやかに。角が立たないように。「やんわりと・ 断ら・れ・た。」〔⇒じんわり〕

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2012年4月10日 (火)

ことことてくてく(8)

佃~尼崎~甲子園⑧

 飲み処、呑み処、食べ処、食い処などという言い方をしている店はたくさんありますが、「お茶の間処」(写真①)というのは珍しいでしょう。「のび田」という店名も、のどかで、のびのびしている感じがします。
 阪神電鉄尼崎センタープール前駅の、センタープール(競艇場)とは反対側にある駅前広場に、「ちんちん焼」(写真②)の店が出ていました。このような店は、時々ですが、あちこちで見かけます。たこ焼きほどの大きさの球状のお菓子で、小麦粉と卵に砂糖などを入れて混ぜた生地を焼いたものです。ベビーカステラよりも古い言葉だという説もありますが、関西特有の言い方でしょう。焼き型を裏返すときにチンという音が出たから「ちんちん焼き」だという説が有力です。
 「武庫川阪神高架南」(写真③)という交差点がありました。阪神電鉄武庫川駅の手前です。「武庫川」と「阪神」はどんな関係にあるのでしょうか。
 関西では、阪急塚口(尼崎市内)のように、社名+地名で表すことがあります。逆に、地名+社名で表して、野田阪神(大阪市内)とか三条京阪(京都市内)というような言い方が定着しているところがあります。ここも、「阪神武庫川」ではなくて「武庫川阪神」となっています。
 「武庫川という川の手前の、阪神電鉄の高架線路の南側」というような説明風の解釈も可能です。
 さて、阪神電鉄武庫川駅は、文字通り武庫川に架けられた橋の上にプラットホームがあります。川が市境になっていますから、駅の東口は尼崎市、駅の西口は西宮市です。ホームと平行して、下流側に自由に行き来できる橋が架かっています。いったん駅舎へ入って、改札の横をすりぬけるようにして、自由通路の橋につながっているのです。その橋を渡って西宮市に入ります。武庫川の河畔は、満開の頃になると花見客でにぎわいます。
 西宮市に入りました。工事中の片側交互通行の案内板に「解除中」(写真④)という文字が貼り付けられています。関西では、こういう場合はもっぱら「解除中」です。首都圏のような「休工中」という言い方はしません。
 「鳴尾新川筋」(写真⑤)という道路名が書かれています。南北方向の道路の名称に「筋」が使われています。尼崎市で見た「○○線」よりも、この「○○筋」の方が、阪神間では一般的です。
 高架化工事が行われている区間に、「踏切が長くなっています」(写真⑥)という表示がありました。踏切の距離が長くなって、横断に要する時間も長くなっているのでしょう。一瞬、掛詞的に解釈してしまいました。

【写真の1枚目から3枚目までは兵庫県尼崎市内で、4枚目から6枚目までは兵庫県西宮市内で、2012年(平成24年)4月2日に撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2307 Cimg2308 Cimg2310 Cimg2326 Cimg2329 Cimg2334

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(960)

やみ【闇】《名詞》 光がなくて真っ暗なこと。「今夜・は・ 月・が・ 出・とら・ん・ やみ・や。」

やみよ【闇夜】《名詞》 光がなくて真っ暗な夜。「やみよ・や・から・ 懐中電灯・を・ 持っ・ていき・よ。」

やむ【止む】《動詞・マ行五段活用》 続いているものが止まる。「強い・ 雨・が・ やん・だ。」「喉・の・ 痛み・が・ やむ。」

やめる【止める・辞める】《動詞・マ行下一段活用》 ①続けていたものを中止する。終わりにする。「走る・の・を・ やめ・て・ 歩く。」②中止にする。「雨・が・ 降っ・た・ので・ 運動会・は・ やめる。」③務めや役目から退く。「病気・に・ なっ・て・ 会社・を・ やめる。」

やもめ《名詞》 配偶者に死別した人。「あいつ・は・ 奥さん・が・ 死ん・で・ やもめ・や。」

やもり《名詞》 足の裏で壁などに吸い付く、トカゲに似た動物。「やもり・が・ 壁・を・ のぼり・よる。」

ややこしい〔ややこしー〕《形容詞》 ①込み入ってわかりにくい。複雑である。「ややこしー・ 話・で・ よー・ わから・ん。」②怪しい。「ややこしー・ 話・に・は・ 乗ら・ん・ 方・が・ えー。」〔⇒やいこしい〕

やら《助詞》 ①はっきりしていないことを言うときに使う言葉。「費用・が・ どれ・ぐい・ 要る・の・やら・ わから・へん。」②事柄を並べて言うときに使う言葉。「パン・やら・ ケーキ・やら・が・ いっぱい・ 並ん・どる。」「何・やら・ か・やら・ 話・が・ むつかしー・ねん。」

やらかい《形容詞》 ①力を加えると、形が変わりやすい。ふっくらしている。「あつあつ・の・ やらかい・ ご飯」②しなやかである。「やらかい・ 竹」③頭の働きや人柄が柔軟である。「あいつ・は・ やらかい・さかい・ つきあいやすい。」〔⇒やらこい、やろこい〕

やらかす《動詞・サ行五段活用》 しでかす。やってしまう。◆すべきでないと思っていたが、してしまったというニュアンスが伴う。「腹・が・ 立っ・て・ けんか・を・ やらかし・ても・た。」

やらこい《形容詞》 ①力を加えると、形が変わりやすい。ふっくらしている。「やらこい・ 粘土」②しなやかである。「体操選手・は・ やらこい・ 体・を・ し・とる・ん・や・なー。」③頭の働きや人柄が柔軟である。「やらこい・ 頭・で・ 良(え)ー・ 文章・を・ 書く・ 人・や。」〔⇒やろこい、やらかい〕

やらしい〔やらしー〕《形容詞》 ①嫌な感じから来る様子。「金・の・ こと・に・ なる・と・ やらしー・ やつ・や。」②言動に性的な傾向が強い様子。「その・ 言葉・は・ ちょっと・ やらしー・なー。」〔⇒いやらしい〕 

やり【槍】《名詞》 細長い棒の先に尖った刃を付けた武器。「やり・を・ 持っ・て・ 討ち入りし・た・ 話・や。」

やりかえる【遣り替える】《動詞・ア行下一段活用》 し直す。改めて行う。「荒っぽい・ 仕事・を・ し・やがっ・た・さかい・ 初め・から・ やりかえ・な・ しょーがない。」

やりかけ《名詞》 途中までで、まだ全部終わっていないこと。また、その事柄。「宿題・を・ やりかけ・に・ し・て・ 遊び・に・ 行っ・ても・た。」

やりかた【やり方】《名詞》 する方法。仕方。「掃除・の・ やりかた・も・ わから・ん・の・が・ おる。」

やりくち【やり口】《名詞》 仕方。とった手段。◆良くない場合について使うことが多い。「きたない・ やりくち・は・ やめ・とい・てんか。」

やりっぱなし【やりっ放し】《名詞》 何かした後、整理や後始末をしないこと。途中で止めてしまうこと。「掃除・を・ やりっぱなし・で・ 買い物・に・ 出かける。」

やりっぱなす【やりっ放す】《動詞・サ行五段活用》 整理や後始末をしないでおいておく。「宿題・を・ やりっぱなし・ておか・んと・ 答え・を・ 見・て・ 確かめ・なさい。」

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2012年4月 9日 (月)

ことことてくてく(7)

佃~尼崎~甲子園⑦

 阪神電鉄出屋敷駅の手前を歩いていると、「大衆喫茶」(写真①)という看板に出会いました。大衆食堂というのはあちこちにありますが、大衆喫茶は珍しいと思います。
 帰ってきてからホームページを見ると、この大衆喫茶・玉一について書かれた、次のような文章を見つけました。
 「阪神出屋敷駅前の古い商店街のはずれで見つけた大衆喫茶遺産。看板には大きく『コーヒ』と書かれている。昭和30年代、喫茶店で飲むコーヒーは庶民の高嶺の花だった。そんなコーヒーを誰でも楽しめるようにしたのが大衆喫茶であったと思う。平成13年に閉店したが、どうしても中が見たくて、家主さんにお願いしてドアを開けていただいた。薄暗く雑然とした店内には、壁に設えた木のテーブルと縦書きのメニューが残っていた。店のおばさんは恥ずかしいと笑っていたが、尼崎の昭和を刻んできたこの店をしっかりと記憶にとどめておきたいと思う。」
 私の写した写真には「尼崎支店」という文字が読みとれますから、他の場所にも店があったのでしょう。
 閉店したその喫茶店のすぐ近くに、立ち呑み処の「酔ってこ家」(写真②)がありました。実は別の市で、「寄ってこや」という店を写したことがあります。「寄って行こう」が「寄ってこ」という発音になったと思います。こちらの店は「酔って行こう」ですから、なかなかの酒豪が集まるのかもしれません。発音については、別の考え、「寄って来い」が「寄ってこ」になったとも言えますが、それなら「酔って(から)来い」になるのでしょうか。
 阪神電鉄出屋敷駅の構内に、「アマトラ横丁」(写真③)がありました。尼崎のことを、地元の人は「尼」と言うことがあります。「アマトラ」は「尼」の「虎」、虎は泥酔した虎ではなく、阪神タイガースの虎でしょう。
 駅前のビルに、「飲酒・飲食をお断りします」(写真④)と書いた貼り紙がありました。「飲酒お断り」も「飲食お断り」もわかりますが、飲酒と併記した飲食とは何なのでしょうか。飲食の「飲」は、酒以外のもの(ソフトドリンクなど)を飲むことを意味しているのでしょうか。
 蓬川(よもがわ)という可愛らしい川に沿って公園がありました。サイクリングロードの一部になっているようで「尼っ子リンリン・ロード」(写真⑤)と書いてありました。私の感覚では自転車はチリンチリンとかチリチリです。リンリンはいささか軽快すぎる語感です。
 小さな駐車場に「空車あります」(写真⑥)と書いてありました。
 駐車場に空きスペースがあると言っているのだろうと思います。けれども、「空車」が「ある」とは不思議な表現です。タクシーで言うと「空車」の反対は「実車」です。お客の乗っていない車が「空車」ですが、ここでは、一台分の空きスペースを「空車」と言っているのでしょう。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月2日に、兵庫県尼崎市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2292 Cimg2293 Cimg2295 Cimg2298 Cimg2300 Cimg2301

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(959)

やへん《助動詞》 打ち消しの意味を表す言葉。「そんな・ こと・は・ し・やへん・ねん。」「寝・やへん」◆「し・やへん」「来・やへん」「見・やへん」など、カ行変格活用動詞、サ行変格活用動詞、上一段活用動詞に接続する。

やぼったい【野暮ったい】《形容詞》 あか抜けしていない。「やぼったい・ 掛け軸・を・ かけ・とる。」

やま【山】《名詞》 ①平地よりもうんと高く盛り上がったところ。「六甲・の・ やま」②木などがかたまって生えている場所。「やま・で・ 松葉・を・ 集める。」「松茸やま」③うずたかく盛り上げたもの。「ごみ・の・ やま」④いちばん大事なところ。「医者・から・ 今晩・が・ やま・や・と・ 言わ・れ・た。」⑤当たるだろうと思ってすること。「試験・に・ やま・を・ かける。」

やまおく【山奥】《名詞》 山に囲まれた、辺鄙なところ。「こんな・ やまおく・に・も・ 家・が・ ある。」

やまがあたる【山が当たる】《動詞・ラ行五段活用》 当たるだろうと思って立てた予想が的中する。「試験・の・ やまがあたっ・た。」

やまがはずれる【山が外れる】《動詞・ラ行下一段活用》 当たるだろうと思って立てた予想が外れてしまう。「やまがはずれ・て・ 損・を・ し・た。」

やまかん【山勘】《名詞》 勘によって万一の成功をねらうこと。また、その勘。「試験・で・ やまかん・が・ 当たっ・た。」

やまくずし【山崩し】《名詞、動詞する》 将棋盤に将棋の駒を無造作に積んでおいて、音を立てることなく、駒を抜き取る子どもの遊び。「縁側・で・ やまくずし・を・ し・て・ 遊ぶ。」

やまのいも【山の芋】《名詞》 とろろにする芋。「正月・の・ 二日・の・ 朝・は・ やまのいも・で・ とろろ・を・ 作る。」

やまのくさ【山の草】《名詞》 正月の飾りに使う裏白。「飾り・に・ やまのくさ・を・ 結ぶ。」〔⇒うらじろ〕

やまのぼり【山登り】《名詞、動詞する》 山に登ること。「日曜日・に・ 六甲山・へ・ やまのぼり・に・ 行く。」

やまびこ【山彦】《名詞》 山や谷などで、大声を出すと、しばらくしてその声がはね返ってくること。また、その声。「鳥・の・ 声・が・ やまびこ・に・ なっ・て・ 聞こえ・てくる。」

やまぶき【山吹】《名詞》 春に黄色い花を咲かせる、薔薇の仲間の小さい木。「川・の・ はた・に・ やまぶき・が・ 咲い・とる。」

やまぶし【山伏】《名詞》 山に籠もって修行をしている僧侶。

やまほど【山ほど】《副詞》 たくさんある状態。「言ー・たい・ こと・は・ やまほど・ ある。」

やまみち【山道】《名詞》 山の中の道。「やまみち・の・ 途中・に・ 滝・が・ あっ・た。」

やまもり【山盛り】《名詞、動詞する》 高く盛り上げること。高く盛り上がっていること。「トマト・を・ やまもり・に・ し・て・ 売っ・とる。」

やまやま《副詞、形容動詞や・です》 したいと思ってもできないので、残念に思う様子。「金・を・ 貸し・たり・たい・の・は・ やまやまや・けど・ こっち・も・ ない・ねん。」

やまる【止まる】《動詞・ラ行五段活用》 続いていたものが終わる。動いていたものが落ち着く。自然と止まる。「昨日・から・の・ 強い・ 風・が・ やまっ・た・みたいや。」「兄弟喧嘩・は・ もー・ やまっ・た・か。」

やまわけ【山分け】《名詞、動詞する》 みんな同じようになるように、大まかに分けること。「魚・が・ ぎょーさん・ 釣れ・た・さかい・ みんな・で・ やまわけし・た。」

やまをかける〔やまおかける〕【山をかける】《動詞・カ行下一段活用》 当たるだろうと思って予想を立てる。「やまをかけ・たり・ せ・んと・ 全部・ 憶え・んと・ あか・ん・よ。」

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2012年4月 8日 (日)

ことことてくてく(6)

佃~尼崎~甲子園⑥

 「ご遊戯時間内無料」(写真①)という文字がありました。小さな子どもが幼稚園や保育所でするのは「お遊戯」ですが、大きな大人が、大人の遊び場でするのは「ご遊戯」というようです。
 その近くに、「内児科」(写真②)という医院がありました。いくつかの診察科が書いてありましたが、特に「内科」と「小児科」とが大きく書かれていましたから、その二つを合わせて内児科という言葉を作ったのでしょう。小児内科という言葉を目にすることはありますが、内児科はそれとは別のものということになります。
 貴布禰神社という、境内の広い神社がありました。「犬の散歩だけの境内通り抜けはお断りします。」(写真③)と書いてあります。言いたい気持ちはわかります。ところで参拝のついでに犬の散歩も行うのは許されるのでしょうね。
 誤解・曲解を承知で言うなら、犬がひとりで勝手に境内を通り抜けることを禁じているようにも解釈できないことはありません。もしも文字がわかる犬がいたら、境内には侵入しないでしょう。
 この神社はアメリカンフットボールの強豪、関西学院大学が勝利の祈願に訪れるところとしても知られています。「日本一記念植樹」(写真④)をはじめ、その折々の優勝にお礼の気持ちを込めて、八重桜、山桜、枝垂れ桜などが何本も植えられています。
 境内の燈籠に「……ですからのぼってはいけません」(写真⑤)と書いてありました。一番大切な言葉(「危険」または「危ない」)が赤いペンキで書かれていて、それが先に色あせてしまったのでしょう。看板の、こういう例はあちこちにあります。この神社の場合は、黒ペンキの「のぼってはいけません」はしっかり残っていますが、注意を引くあまりに「のぼっては」を赤ペンキにしていたら、意味不明の文になったことでしょう。
 有料駐車場のことをモータープールというのは関西を中心に広がった言葉ですが、ここでは業界団体も「尼崎市モータープール協会」(写真⑥)になっています。個別の駐車場の名称としては、モータープールのみならず、単にプールという名付けもあちこちに見られます。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月2日に、兵庫県尼崎市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫Cimg2268 Cimg2273 Cimg2275 Cimg2277 Cimg2288 Cimg2291

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(958)

やとう【雇う】《動詞・ワア行五段活用》 ①お金を払って、人に仕事をしてもらう。「アルバイト・を・ やとう。」②お金を払って、乗り物などを自分の意志のとおりに使う。「ハイヤー・を・ やとう。」

やどがえ【宿替え】《名詞、動詞する》 住むところを変えること。引っ越し。転宅。「新しい・ アパート・へ・ やどがえする。」〔⇒やうつり、やぶつり〕

やどがに【宿蟹】《名詞》 巻き貝の貝殻の中にすむ、海老や蟹に似ている動物。「やどがに・が・ 石・の・ 上・を・ 歩い・とる。」〔⇒やどかり〕

やどかり【宿借り】《名詞》 巻き貝の貝殻の中にすむ、海老や蟹に似ている動物。〔⇒やどがに〕

やどちん【宿賃】《名詞》 宿屋に泊まったときに払う料金。宿泊料。「やどちん・が・ 安い・ とこ・を・ 探す。」

やどや【宿屋】《名詞》 旅行者を泊めることを商売にしている家。「修学旅行・で・ 伊勢・の・ やどや・に・ 泊まっ・た。」

やない《助動詞+助動詞》 ①…ではない。「あいつ・は・ 知ら・ん・ 人・やない。」②人を誘う気持ちを表す言葉。「行こ・やない(・か)。」③禁止する気持ちを表す言葉。「黙っ・て・ 飲む・やない(・ぞ)。」

やなぎ【柳】《名詞》 枝が糸のように垂れて、葉が細長い木。「堀・の・ 周り・に・ やなぎ・が・ 植え・てある。」

やに【脂】《名詞》 ①木の幹などから出る、粘り気のある液。「松・の・ やに・が・ つい・て・ にちゃにちゃする。」②パイプなどに溜まる、煙草の粘り気のある液。③何かの粘っこいもの。「目やに」〔⇒やね〕

やぬし【家主】《名詞》 貸家の持ち主。

やね【屋根】《名詞》 ①雨などを防ぐために家の上部を覆うもの。「瓦・で・ やね・を・ 葺く。」②上を覆っているもの。「自動車・の・ やね」

やね【脂】《名詞》 ①木の幹などから出る、粘り気のある液。「松・の・ 木ー・の・ やね」②パイプなどに溜まる、煙草の粘り気のある液。「パイプ・の・ やね・を・ 拭い・て・ 取る。」③何かの粘っこいもの。「手ー・に・ 何・や・ やね・が・ つい・とる。」〔⇒やに〕

やばい《形容詞》 ①危ない。持ちこたえることが難しい。「あの・ 会社・は・ だいぶ・ やばい・らしー。」②危なっかしい。壊れそうだ。「強い・ 風・が・ 吹い・て・ トタン屋根・が・ やばい。」〔⇒やばたい〕

やばたい《形容詞》 危なっかしい。壊れそうだ。外れそうだ。「やばたい・ くくり方・を・ し・たら・ ほどけ・てまう・ぞ。」〔⇒やばい〕

やぶ【藪】《名詞》 ①竹が群がって生えているところ。「やぶ・の・ 中・に・ たけのこ・が・ 出・とる。」②下手な医者。

やぶいしゃ【藪医者】《名詞》 下手な医者。「やぶ・に・ 診・てもろ・て・ 薬・を・ もろ・てき・た。」〔⇒やぶ〕

やぶいり【藪入り】《名詞、動詞する》 嫁いだ娘が、一時、実家に帰ること。

やぶつり【宿移り】《名詞、動詞する》 引っ越し。転宅。

やぶる【破る】《動詞・ラ行五段活用》 ①紙や布などを引き裂く。まとまった形のものを壊してだめにする。「本・の・ ページ・を・ やぶっ・て・ 捨てる。」②壊して開ける。「殻・を・ やぶっ・て・ 雛・が・ 生まれる。」③決めたことをだめにする。決めたことを守らない。「約束・を・ やぶる。」④相手を負かす。勝つ。「阪神・が・ 巨人・を・ やぶる。」⑤押しのけて進む。超える。「これ・まで・の・ 記録・を・ やぶる。」

やぶれぼうろ〔やぶれぼーろ〕【破れ襤褸】《名詞、形容動詞や・です》 破損したり使い古したもの。「やぶれぼーろ・の・ 帳面・に・ 書く。」「やぶれぼーろ・の・ 傘・を・ さす。」◆衣類以外のものについても使う。

やぶれる【破れる】《動詞・ラ行下一段活用》 紙や布などが引き裂かれる。「風・で・ ポスター・が・ やぶれ・た。」

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2012年4月 7日 (土)

ことことてくてく(5)

佃~尼崎~甲子園⑤

 阪神電鉄尼崎駅が近づいたところの駐車場に、「夕暮れから」の料金が掲げられていました(写真①)。「夕暮れ」とは何時なのかという疑問が生じるからでしょうか、「夕方18:00」と書き添えられていました。この場合、「夕暮れ」と「18時」のどちらが重要なのでしょうか。夕暮れなどというのは個人によって捉え方が異なりますから、「18時」を基準にしなければならないでしょう。もし「夕暮れ」にこだわるなら、季節によって「17時」や「19時」に移動させるのでしょうか。江戸時代などに行われていた不定時法のことが、ふと頭をよぎりました。
 小さな川を越えるためのエレベーターがあって、そこには「自転車進入禁止」(写真②)の表示がありました。自転車を自由に乗せているエレベーターもありますし、一回につき一台ずつ乗るように(歩行者優先)というエレベーターも知っています。ちょっとした注意書きでは効果がないからでしょうか、こんな大きな表示は初めて見ました。
 正午ちょっと前に阪神電鉄尼崎駅を通りかかりました。千船駅から歩き始めて、ここまでで7000歩弱です。
 駅前広場にはいろいろなモニュメントなどがありますが、びっくりしたのは「高潮標」です。室戸台風(昭和9年9月21日)と、ジェーン台風(昭和25年9月3日)の高潮によって尼崎市が大きな被害を受けたときの、最も高かった海面の水位を標示しているのだそうです。南海・東南海地震による津波のことが大きな関心事になっていますから、この水位は切実感を持って迫ってきます。4.30メートルも5.10メートル(写真③)も、頭の上はるかの位置にありますから、恐怖感がわいてきます。
 駅前広場の西側から長い商店街が続いています。尼崎中央商店街です。庶民の街の活気にあふれています。一番東端は一番街ですが、進んでいって三番街に来ると、「参虎殿」(写真④)という鳥居がアーケードにぶら下がっています。「日本一祈願」という文字が見えます。言わずと知れたタイガースの応援です。甲子園球場は西宮市にありますが、尼崎は熱狂的なタイガース・ファンで知られています。
 気の早いマジック表示板(写真⑤)が作られています。新聞記事によれば、3月28日に「日本一早いタイガース優勝祈念マジック点灯式」があって「144」の数字が掲げられたようです。30日に開幕して、マジックは着実に「142」に減っておりました。
 長い商店街を出て、南に折れます。かしわ屋さんがあって、丸焼きの値段が書いてあります。「小・中・大」ではなくて、「大」「特大」「特別大」(写真⑥)となっています。いくら大きくても、その店で3種類のものがあるなら「小」から始まってもよいのではないかと思ったのですが、「小」とは言えないほどの大きさなのでしょうか。
 昔のことを思い出しました。幼い頃、阪急(当時の名称は京阪神急行電鉄)の電車には「普通」がなくて、一番遅いのでも「急行」と言うのだろうか、と思っていました。阪急沿線ではないところに住んでいた小学生の想像力でした。もちろん阪急には普通も準急も走っています。何しろ、東急や京急の走る首都圏と違って、関西で「急」の付くのは阪急だけでした。名(社名)は体(実際の姿)を表すと思っていたのです。
 
【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月2日に、兵庫県尼崎市内で撮影。】

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(957)

やっと《副詞》 ①かろうじて事態が変化する様子。なかなかそうならなかったが、ようやく変化する様子。事態がゆっくり動き始める様子。「長かっ・た・けど・ やっと・ 梅雨・が・ 明け・た。」②かろうじて物事を行う様子。十分ではないが、どうにかこうにか。なんとか。「やっと・ 買える・ ほど・の・ 金・が・ 貯まっ・た。」〔⇒やっとこさ、やっとこしょ、やっとこせ〕

やっと《副詞》 たくさん。たいそう。「苺・を・ やっと・ 貰(もろ)・た。」〔⇒ぎょうさん、ようさん、たくさん、たんと〕

やっとこ《名詞》 焼けた鉄を挟んだり、金属の板や針金を曲げたりするのに使う道具。「やっとこ・で・ 釘・を・ 抜く。」

やっとこさ《副詞》 ①かろうじて事態が変化する様子。なかなかそうならなかったが、ようやく変化する様子。事態がゆっくり動き始める様子。「やっとこさ・ 暑さ・が・ やわらい・だ。」②かろうじて物事を行う様子。十分ではないが、どうにかこうにか。なんとか。「やっとこさ・ 宿題・が・ でけ・た。」〔⇒やっと、やっとこせ、やっとこしょ〕

やっとこさ《感動詞》 かけ声として使う言葉。「やっとこさ・ ほんなら・ ここら・で・ 一休みし・まほ。」〔⇒やっとこしょ、やっとこせ、どっこらしょ、どっこいしょ、うんとこさ、うんとこしょ〕

やっとこしょ《副詞》 ①かろうじて事態が変化する様子。なかなかそうならなかったが、ようやく変化する様子。事態がゆっくり動き始める様子。「やっとこしょ・ だんだん・ 温ー・ なっ・てき・た。」②かろうじて物事を行う様子。十分ではないが、どうにかこうにか。なんとか。「やっとこしょ・ 田植え・が・ すん・だ。」〔⇒やっと、やっとこせ、やっとこさ〕

やっとこしょ《感動詞》 かけ声として使う言葉。「そら・ やっとこしょ・ もー・ 一息・や。」〔⇒やっとこさ、やっとこせ、どっこらしょ、どっこいしょ、うんとこさ、うんとこしょ〕

やっとこせ《副詞》 ①かろうじて事態が変化する様子。なかなかそうならなかったが、ようやく変化する様子。事態がゆっくり動き始める様子。「やっとこせ・ 釘・が・ 抜け・た。」②かろうじて物事を行う様子。十分ではないが、どうにかこうにか。なんとか。「やっとこせ・ 合格・や。」〔⇒やっと、やっとこさ、やっとこしょ〕

やっとこせ《感動詞》 かけ声として使う言葉。「元気・ 出し・て・ それ・ やっとこせ。」〔⇒やっとこさ、やっとこしょ、どっこらしょ、どっこいしょ、うんとこさ、うんとこしょ〕

やっぱし《副詞》 ①前と同じように。他と同じように。「やっぱし・ 新幹線・で・ 行く・ こと・に・ する・わ。」②予想通り。思っていた通り。「やっぱし・ 宝くじ・は・ 当たら・なんだ。」③いろいろ考えたが、結局。「やっぱし・ 答え・は・ わから・なんだ。」④何と言っても。さすがに。「やっぱし・ あんた・や・さかい・ でける・ こと・な・ん・や。」〔⇒やっぱり〕

やっぱり《副詞》 ①前と同じように。他と同じように。「この・ 町・も・ やっぱり・ ラーメン屋・が・ 多い。」②予想通り。思っていた通り。「やっぱり・ 抽選・に・ 外れ・た。」③いろいろ考えたが、結局。「やっぱり・ 参加し・ない・ こと・に・ する。」④何と言っても。さすがに。「やっぱり・ 専門家・に・は・ 勝た・れ・へん。」〔⇒やっぱし〕

やつれる《動詞・ラ行下一段活用》 痩せ衰える。「寝込ん・でも・て・ だいぶ・ やつれ・た・みたいや。」

やて《助動詞+接続助詞》 …だそうだ。…ということだ。「雨・で・ 運動会・は・ 中止・やて。」

やて《副助詞》 …でも。「誰・やて・ 間違う・ こと・は・ ある・わい・な。」「お前・やて・ その・ぐらい・の・ こと・は・ わかる・やろ。」〔⇒かて〕

やど【宿】《名詞》 ①住みか。「雀・の・ おやど」②宿屋。旅館。「やど・の・ 予約・を・ する。」

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2012年4月 6日 (金)

ことことてくてく(4)

佃~尼崎~甲子園④

 阪神電鉄の線路の北側を歩き続けます。
 「家族で地域で 子ミュニケーション」(写真①)という看板がありました。「子」という漢字が混ぜてありますが、拗音を避けることをしないで「コミュニケーション」です。
 大物川緑地というところに「自転車・原付放置禁止区域」(写真②)という表示がありました。「抑制区域」とは異なって、「放置した場合は、強制撤去します」という厳しい処置になるようです。
 阪神電鉄大物駅を通り過ぎましたが、この辺りは、かつては大物浦として知られたところです。今は埋め立てられ、海岸線ははるか彼方になってしまいました。ここは、謡曲の「舟弁慶」ゆかりの地として知られています。源頼朝に疑われ都落ちを決意した義経が、西国を目指して船出したのが大物浦であると言います。
 「空き駐車場」(写真③)というのがありました。一瞬、珍しい名前の駐車場があると思いました。これ以外に駐車場名が掲出されていないからです。けれども、すぐに、駐車場に空きスペースのあることを知らせているのだと気付きました。それにしても、このボードはしっかりと作られていて、長い間にわたって使われているようですから、ずっとずっと空き続けている駐車場なのでしょうか。
 電柱にある「ヒチ」(写真④)の文字は、質屋さんです。大阪を中心とした地域の質屋さんの看板には「ヒチ」の文字遣いがたくさんありますから、驚くことはありません。これから何回も目にすることでしょう。(いちいち紹介しません。)
 ゴミの収集車が停まっていました。右からの横書きで「みんなできれいな街づくり」(写真⑤)と書いてありました。車の右側面にはこういう書き方をしたものがたくさんありますから、一般的にはまごつくことはありません。けれども、こんなに平仮名が多いと、ゆっくり読まないといけません。その上に貼ってあるステッカーは左からの横書きになっています。
 「貸文化住宅」(写真⑥)というのがありました。集合住宅の名前にカタカナ書きが多くなっている中で、「文化住宅」という言葉を使い続けているのには拍手です。ただし、文化住宅というのは特定の型の住宅を指すのだという説もあるようです。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月2日に、兵庫県尼崎市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫
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明石日常生活語辞典〔四稿〕(956)

やせかんぴんたん《名詞、形容動詞や・です》 痩せて骨張って見えること。体が痩せている人。「戦争中・は・ みんな・ やせかんぴんたんやっ・た。」〔⇒やせぼし、やせぎす、ほそっぴん〕

やせぎす【痩せぎす】《名詞、形容動詞や・です》 痩せて骨張って見えること。体が痩せている人。「やせぎすに・ なら・ん・よーに・ 飯・を・ どんどん・ 食い・なはれ。」〔⇒やせぼし、やせかんぴんたん、ほそっぴん〕

やせぼし【痩せ干し】《名詞、形容動詞や・です》 痩せて骨張って見えること。体が痩せている人。「私・は・ こまい・ 時・は・ やせぼしでし・てん。」〔⇒やせぎす、やせかんぴんたん、ほそっぴん〕

やせる【痩せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①体が細くなって、体重が減る。「入院し・て・から・ 三キロ・も・ やせ・た。」②土地に、作物を育てる力がなくなる。作物のできが悪い。「やせ・た・ 畑・や・さかい・ でき・が・ 悪い。」「やせた・ 茄子・が・ でけた。」

やたけた《形容動詞や・です》 ①いい加減な性格である様子。「約束・を・ 守ら・ん・ やたけたな・ やつ・や。」②乱雑である様子。「やたけたな・ 字ー・や・さかい・ 読みにくい。」〔⇒やたくちゃ〕

やたまき【八幡巻】《名詞》 煮て下ごしらえをした牛蒡を芯にして、穴子、鰻、牛肉などで巻いて、煮たり付け焼きをしたりして作る料理。

やたら《副詞に》 程度が並はずれている様子。「今日・は・ 朝・から・ やたら・ 忙しかっ・た。」

やちん【家賃】《名詞》 家を借りている人が、家の持ち主に払うお金。「やちん・は・ 毎月・ きちんと・ 払(はろ)・てます。」

やつ【奴】《名詞》 ①人を軽蔑して言う言葉。「あんな・ 自分勝手な・ やつ・は・ 嫌い・や。」②人を親しんで言う言葉。「あんな・ えー・ やつ・は・ おら・ん・なー。」③物や事をぞんざいに言う言葉。「そっち・の・ 大きい・ やつ・を・ 売っ・てんか。」

やっかい【厄介】《名詞・形容動詞や・です》 手数がかかること。込み入って面倒なこと。「やっかいな・ 話・に・ なっ・た。」

やっき【躍起】《形容動詞や・です》 一生懸命になること。「やっきに・ なっ・て・ 子ども・を・ 育て・た。」

やっきょく【薬局】《名詞》 薬剤師のいる薬屋。「やっきょく・で・ 目薬・を・ 買う。」

やつける《動詞・カ行下一段活用》 ①相手を負かす。相手を懲らしめる。「去年・ 負け・た・ 相手・を・ やつける。」②小動物などを殺す。「百足・を・ やつけ・たっ・た。」〔⇒やっつける〕

やっさもっさ《副詞、動詞する》 大勢が集まって何かを言い合ったり、し合ったりする様子。ごたごたとして、まとまりに欠ける様子。もめている様子。「やっさもっさ・ 話・を・ し・た・けど・ 結論・は・ 出ずじまいや。」「やっさもっさし・て・ 家・の・ 中・を・ 探し・た。」

やっつ【八つ】《名詞》 ①数の名。はち。「やっつ・ 入っ・た・ 菓子折・を・ 持っ・ていっ・た。」②八歳。

やっついき【八つ行き】《名詞》 数え歳の八歳で小学校に入学する子。遅行きの子。「うち・の・ 子ー・は・ みんな・ やっついき・や。」

やっつける《動詞・カ行下一段活用》 ①相手を負かす。相手を懲らしめる。「体・で・は・ 無理や・さかい・ 口・で・ やっつけ・たれ。」②小動物などを殺す。「石・を・ ぶつけ・て・ 蛇・を・ やっつけ・た。」〔⇒やつける〕

やつで【八つ手】《名詞》 手のひらのような形の大きな葉をつける木。「便所・の・ 裏・に・ やつで・を・ 植える。」

やってくる《動詞・カ行変格活用》 来る。「また・ 今年・も・ 台風・が・ やってくる・ 季節・に・ なっ・た。」◆向こうの方から、こちらに向かってくる感じを表しているが、「くる」に置き換えても意味に違いはない。

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2012年4月 5日 (木)

ことことてくてく(3)

佃~尼崎~甲子園③

 杭瀬駅からはしばらく、阪神電鉄の高架の北側を歩きます。
 トイレがありました。「公衆便所」(写真①)という言い方です。何の不思議もありませんが、でも、最近は「公衆」という言葉も「便所」という言葉も出番が少なくなっているのではないでしょうか。
 中深公園という小さな公園がありました。言葉とは関係ありませんが、花見の準備が整っています(写真②)。もうすぐです。喧騒の前の静けさで、人は誰もいません。
 すぐ近くに「コミニテイ花壇」(写真③)というのがありました。拗音は発音しにくいから省略したのでしょう。「手術(しゅじゅつ)」が、拗音を避けて「しじつ」となるように、「コミュニティ」の「ュ」なんかは無視です。そんな発音を抜いても誤解は生じませんから。
 高架下を横切る道路は「長洲線」(写真④)です。南北に通じる道路は、この辺りでは七松線とか園田橋線とか道意線とかの命名が多いようです。東西に通じる道路には琴浦通とか橘通とかの命名をしています。
 「サンちゃんの車屋さん」(写真⑤)という看板がありました。近頃は、自分の店を「ケーキ屋さん」とか「花屋さん」と呼ぶことが増えてきました。もう少し謙虚になってもよいのに、と私は思っています。この看板の場合は「サンちゃん」と「車屋さん」との二重奏です。
 手のひらが書いてあって「サイズの塗装」と続いている看板(写真⑥)がありました。実際の手の大きさよりも大きく書かれています。「手のひらサイズ」という言葉はよく使いますが、手の上に載ったり、手で握りしめることができたりする大きさです。この金額で塗装してもらえるのは、人の手の大きさでしょうか、この看板で図示された大きさでしょうか。他人事ながら、ちょっと気になりました。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月2日に、兵庫県尼崎市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫
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明石日常生活語辞典〔四稿〕(955)

やじ【野次】《名詞》 人のしていることを、大声でからかったり冷やかしたりすること。また、その言葉。「阪神・が・ 負け・たら・ 甲子園球場・の・ やじ・は・ ものすごい・ もん・や。」

やじうま【野次馬】《名詞》 自分に関係のないことに、のぞき込んだり騒ぎ立てたりするような人。「火事・を・ 見・に・ 行く・ やじうま」

やしき【屋敷】《名詞》 ①家が建っている一区切りの土地。敷地。「うち・の・ やしき・は・ 狭い・ねん。」②広い敷地と立派な家。「ごっつい・ やしき・に・ 住ん・どる・ 人」

やしなう【養う】《動詞・ワア行五段活用》 人を育てる。人や動物の世話をする。「安い・ 給料・で・ 家族・を・ やしなう・の・は・ しんどい・ こと・や。」「犬・を・ やしなう。」

やしょく【夜食】《名詞》 夕食の後、夜遅くなって食べる食事。「やしょく・に・ ラーメン・を・ 食べる。」

やじるし【矢印】《名詞》 方向などを教えるための、矢の形を書いた印。「曲がり角・に・ やじるし・を・ 書い・ておく。」

やすあがり【安上がり】《名詞、形容動詞や・です》 安い費用で済むこと。「今日・の・ 昼飯代・は・ やすあがりやっ・た。」

やすい【安い】《形容詞》 値段が低い。「野菜・の・ 値段・が・ やすー・ なっ・てき・た。」

やすい【易い】《形容詞》 簡単だ。たやすい。わかりやすい。すぐできる。「やすい・ 問題・や・さかい・ 時間・が・ かから・へん。」「やすい・ こっ・ちゃ。まかしとき。」

やすい【易い】《接尾語》 そのような性質をそなえている、そのような傾向が強い、という意味を表す言葉。「話し-やすい・ 人」「答え・が・ 出し-やすい・ 問題」「割れ-やすい・ コップ」「曇り-やすい・ ガラス」「来-やすい・ 店」「気-やすい・ 人」

やすうり【安売り】《名詞、動詞する》 安い値段で売ること。「八百屋・が・ やすうりし・とる。」

やすっぽい【安っぽい】《形容詞》 ①いかにも値段が安く見える。「やすっぽい・ 鞄」②品格がなく軽々しい。「あんな・ こと・ 言(ゆ)ー・たら・ 人間・が・ やすっぽー・ 見える。」

やすみ【休み】《名詞》 ①心や体を楽にすること。休憩。休息。「二十分間・の・ やすみ・を・ とる。」②仕事や学校などがないこと。「台風・で・ 学校・が・ やすみ・に・ なっ・た。」③商店などが営業しないこと。「せっかく・ 行っ・た・のに・ デパート・は・ やすみ・やっ・た。」④仕事や学校などに行かないこと。「しいどい・さかい・ 今日・は・ やすみ・に・ する。」

やすむ【休む】《動詞・マ行五段活用》 ①心や体を楽にする。休憩する。休息する。「坂・の・ 途中・で・ ちょっと・ やすむ。」②商店などが営業しない。「都合・で・ 三日間・ 店・を・ やすむ。」③仕事や学校などに行かない。「風邪・を・ ひー・た・さかい・ やすみ・たい・と・ 思(おも)・とる・ねん。」

やすめる【休める】《動詞・マ行下一段活用》 心や体を楽にする。休憩する。「手ー・ やすめ・て・ ちょっと・ 休憩しょ・ー。」

やすもん【安物】《名詞》 値段が安く、品質の悪い品物。「やすもん・ 買(こ)ー・たら・ 結局・ 損・に・ なる。」

やすやす【易々】《副詞》 容易に。たやすく。簡単に。「ちょっと・ 走っ・たら・ 電車・に・ やすやす・ 間に合(お)ー・た。」

やすり【鑢】《名詞》 ①金属や木などを擦って、削ったり滑らかにしたりする道具。「やすり・を・ かける。」②謄写版の原紙に文字を書き付けるときに使う金属製の板。「ガリ版・の・ やすり」

やせ【痩せ】《名詞》 体が細くて体重が少ないこと。また、そのような人。「あんた・は・ やせ・の・ 大食い・や・なー。」

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2012年4月 4日 (水)

ことことてくてく(2)

佃~尼崎~甲子園②

 大阪府と兵庫県の境は、山ではなく川です。地図を見ていなかったり、標示がなかったりしたら、府県境であることを見過ごしてしまいそうなところです。しかも、この辺りは川幅が広くはありません。
 左門橋で左門殿川(さもんどがわ)を渡ると兵庫県尼崎市に入ります。橋を渡りながら目に入ってくるのは「ようこそ尼崎市へ」という言葉ですが、ここは公的な機関が掲出しているものではありません。市の南部の工場地帯らしく、歓迎してくれるのは工場に書かれた文字(写真①)です。
 橋を渡り終えると、兵庫県・尼崎市の標示(写真②)があります。振り返ってみても、大阪府(大阪市)の標示はありません。
 信号機に付けられているのは「左門橋西詰」(写真③)の標識です。左門橋の両側は、大阪側が「南詰」、尼崎側が「西詰」となっています。南北か東西の対応にすればよいのにと思いますが、道路が南東から北西の方角に向かっているから仕方がないのかもしれません。
 ところで、橋のたもとのバス停の名前は「左門殿橋」(写真④)です。川の名前は左門殿川、橋の名前は左門橋ですが、通称のように左門殿橋と言う方がわかりやすいのでしょうか。
 しばらくして、国道2号から左に折れて、宮前公園を通りましたが、そこに「自転車・原付放置抑制区域」という表示(写真⑤)がありました。禁止ではなくて、抑制というのはどういうことなのでしょうか。置かないでほしいという気持ちはわかりますが、置いたときにどうするのでしょうか。軽く注意するという程度かもしれませんね。けれども、絵は禁止のマークです。
 阪神電鉄杭瀬駅から少し進んだところに、トイレの絵表示に「35m」(写真⑥)と書いてありました。トイレは緊急事態発生!というときにも使いますから、方向と距離を書いたものは救いの神のように見えます。

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月2日に、兵庫県尼崎市内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫
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明石日常生活語辞典〔四稿〕(954)

やぐるま【矢車】《名詞》 鯉のぼりの竿の先につけるもので、風で回るようにした、矢の形をした羽。

やぐるまそう〔やぐるまそー〕【矢車草】《名詞》 矢車によく似た形の花を咲かせる植物。
やくわり【役割】《名詞》 役にそれぞれ割り当てること。また、割り当てられた役。「一人一人・ 違う・ やくわり・に・ なっ・とる。」

やけ【自棄】《名詞》 思うようにならないので、どうにでもなれという気持ちになること。「やけ・を・ 起こし・たら・ 続け・られ・へん。」〔⇒やけくそ、やけのやんぱち、やけのかんぱち〕

やけ《接尾語》 途中。◆名詞を作る言葉。「行き-やけ・に・ 鉛筆・を・ 買う。」「飲み-やけ・に・ 咳・が・ 出・た。」〔⇒がけ、しな〕

やけくそ【自棄くそ】《名詞、形容動詞や・です》 思うようにならなくて、どうにでもなれという気持ちになっている様子。やぶれかぶれである様子。「文句・ばっかり・ 言わ・れる・さかい・ もー・ やけくそや。」〔⇒やけ、やけのやんぱち、やけのかんぱち〕

やけちゃ《名詞、動詞する》 火や湯などに触れて、皮膚がただれること。「お茶・を・ ひっくりがえし・て・ やけちゃ・を・ し・た。」〔⇒やけど、あちち〕

やけど【火傷】《名詞、動詞する》 火や湯などに触れて、皮膚がただれること。「湯たんぽ・で・ やけどする。」〔⇒やけちゃ、あちち〕

やけのかんぱち《名詞、形容動詞》 思うようにならなくて、どうにでもなれという気持ちになっていること。◆「やけのやんぱち」という言い方が崩れたものであろうか。〔⇒やけのやんぱち〕

やけのやんぱち《名詞、形容動詞》 思うようにならなくて、どうにでもなれという気持ちになっていること。「やけのやんぱちで・ 試験・を・ 受け・た。」〔⇒やけ、やけくそ、やけのかんぱち〕

やける【焼ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①火で燃える。「漏電・で・ 家・が・ やける。」②火や日光などで熱くなる。「砂浜・が・ やけ・て・ 熱い。」③中まで熱が通る。「パン・が・ よー・ やけ・た。」④日光に当たって、皮膚の色が黒くなる。「でぼちん・と・ 鼻・の・ 頭・が・ よー・ 日・に・ やけ・とる。」⑤空や雲の色が赤くなる。「西・の・ 空・が・ やけ・とる。」⑥胸が熱くなったようで苦しい。「食い過ぎ・て・ 胸・が・ やけ・て・ ずつない。」⑦手がかかる。「子ども・の・ せわ・が・ やける。」

やける【妬ける】《動詞・カ行下一段活用》 ねたましく感じる。「妹・が・ 可愛がられ・とる・と・ 思(おも)・て・ 兄貴・が・ やけ・とる。」

やける【自棄る】《動詞・カ行下一段活用》  思うようにならなくて、どうにでもなれという気持ちになる。集中したり戦ったりしようとする気持ちを失う。「なんぼ・ し・ても・ 勝た・れ・へん・ので・ やけ・ても・た。」

やご《名詞》 池などにすむ、トンボの幼虫。

やごう〔やごー〕【屋号・家号】《名詞》 ①店などの名前。「看板・に・ 書い・てある・ やごー」②一般の家の、昔から呼び慣わしている名前。「うち・の・ やごー・は・ せーはったん・(と・) 言(ゆ)ー・ねん。」

やこされ ⇒こされ 言葉の特定の部分を強調するために使う言葉。「親・やこされ・ お前・の・ こと・を・ 心配する・ん・や・ぞ。」

やさい【野菜】《名詞》 食用にするために、畑で育てる植物。「日照り・で・ やさい・の・ 値段・が・ 高(たか)・ なっ・た。」

やさがし【家捜し】《名詞、動詞する》 家の中をくまなく探すこと。「やさがしし・た・けど・ 保険・の・ 証書・が・ 出・てこ・ん。」

やさしい〔やさしー〕【優しい】《形容詞》 ①穏やかでおとなしい。「やさしー・ 人・や・さかい・ 大きな・ 声・で・ 怒っ・たり・ せー・へん。」②思いやりがある。「もー・ ちょっと・ やさしー・に・ 教(お)せ・てくれ・へん・か。」 

やし【椰子】《名詞》 熱帯地方に生える木。

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2012年4月 3日 (火)

ことことてくてく(1)

佃~尼崎~甲子園①

 〔ことことてくてく〕という連載を始めます。〔ことこと〕は言葉の〔こと〕、〔てくてく〕はてくてく歩きのことです。
 歩きながら言葉に注目してカメラに収める、ということはもう十年や二十年、いやもっと前から行っていることで、このブログでも『言葉カメラ』として連載してきました。
 この度は、兵庫県の東の端(大阪府境)から西の端(岡山県境)まで、何回かに分けて歩こうという心積もりです。

 2012年4月2日、月曜日。のんびりと電車を乗り継いで、阪神電鉄千船駅(写真①)に降り立ちました。この駅は普通電車しか停車しませんが、高架にある大きな駅で、階下には大きなスーパーもあります。10時40分に歩き始めます。
 ここは大阪市西淀川区です。神崎川と左門殿川にはさまれた中州のようなところで、地名は佃。いうまでもなく東京の佃島を開いた人たちの出身地です。背の高いマンションも建ち並んでいます。
 関西には、方言を使ったキャッチフレーズがあふれています。「『まあえーか!?』 心の油断が 火事のもと」(写真②)は、四角四面の言葉遣いでないのが嬉しいと思います。本当は「まーえーかー」と言いたいところですが、それではちょっと間延びした感じになってしまいますか。
 廃業する銭湯がありました。永年にわたる「御愛浴」(写真③)に感謝しています。「ご愛顧」では商人のにおいがします。お風呂を「ご愛用」とは言いにくいのでしょうか。町の人になじんだ銭湯には、確かに「愛浴」がふさわしいと感じます。
 そのすぐ近くに「公衆理容」(写真④)という看板がありました。床屋さんは言うまでもなく「公衆」に向けたものでしょう。「公衆便所」には抵抗感はありませんが、「公衆理容」はなぜ「公衆」という言葉をかぶせたのでしょうか。珍しい言葉遣いのように感じました。
 新佃公園の傍の掲示板に、「ほな、ちょっとパトロールしてきます。」(写真⑤)というポスターが貼ってありました。どうして「ほな」なのか、文脈がありませんが、こういうところが方言の良さで、ほのぼの感にあふれています。
 この公園の端から直角に折れると、北西の方角に向かう国道2号に出ます。国道の側道を歩くと、すぐに左門殿川が流れていて、「左門橋南詰」(写真⑥)の標識があります。橋の「南詰」というような言い方は、関西ではあちこちにありますが、首都圏や中京圏では少なくて「○○橋南」のようになっています。「詰」という文字には、橋のたもとという気持ちが込められているのでしょう。
 (今回の連載は9回に分けて、写真を6枚ずつ紹介します。)

【写真は6枚とも、2012年(平成24年)4月2日に、大阪市西淀川区内で撮影。】

≪写真には番号を付けていませんが、上段左端が(写真①)です。横に向かって見ていってください。下段右端が(写真⑥)です。画像をクリックしてください。すこし大きな画像になります。≫

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明石日常生活語辞典〔四稿〕(953)

やく【厄】《名詞》 昔からの言い伝えで、健康上の災難に遭いやすいと言われる年齢。「今年・は・ やく・や・ねん。」◆「やく」の前年のことを「まえやく」と言う。〔⇒やくどし〕

やく【焼く】《動詞・カ行五段活用》 ①火をつけて燃やす。「ごみ屑・を・ やく。」②火に当てて、食べられるようにする。「魚・を・ やく。」「パン・を・ トースター・で・ やく。」③窯の中に入れて、火で加工する。「炭・を・ やく。」④日光に当てて皮膚を黒くする。「海水浴・で・ 体・を・ やい・た。」⑤人の面倒をみる。「世話・を・ やく。」

やく《補助動詞》 してまわる。「尋ね-やい・た・けど・ わから・なんだ。」「走り-やい・て・ 寄付・を・ 頼ん・だ。」「言い-やく」「し-やく」「飛び-やく」〔⇒やるく〕

やくいん【役員】《名詞》 会社や団体などの中で特別の任務や役柄についている人。特に決められた仕事を受け持つ人。「今年・は・ 自治会・の・ やくいん・を・ し・てまん・ねん。」

やくしゃ【役者】《名詞》 ①芝居をする人。「狂言・の・ やくしゃ」②かけひきや演技などに優れた人。「あいつ・は・ やくしゃ・や・さかい・ 騙さ・れ・たら・ あか・ん・ぞ。」

やくじんさん【厄神さん】《名詞》 ①健康上の災難に遭いやすいと言われる年齢の人の厄払いをする神社。「多井畑・に・ ある・ やくじんさん」②厄払いの催しが行われる日。「今日・から・ やくじんさん・や。」

やくそく【約束】《名詞、動詞する》 今後に行うことの内容などを、あらかじめ取り決めること。「明日・ 会う・ やくそく・を・ し・た。」「やくそくし・た・ん・やっ・たら・ ちゃんと・ 守れ。」

やぐさい【や臭い】《形容詞》 焦げ臭い。特に、紙や布の燃えたような臭いがする。「炬燵・が・ やぐさい・さかい・ ちょっと・ 調べ・てみ・てくれ・へん・か。」〔⇒こげくさい〕

やくたたず【役立たず】《名詞、形容動詞や・です》 役に立たない者。役に立たない物。役に立たない状態。「頼ん・でも・ 忘れ・てき・て・ やくたたずな・ やつ・や。」「遅れ・てまう・さかい・ やくたたずの・ 時計・や。」

やくだつ【役立つ】《動詞・タ行五段活用》 何かに対して有効である。何かの効果がある。「苦労し・たら・ 後・で・ やくだつ・やろ。」〔⇒やくにたつ〕

やくだてる【役立てる】《動詞・タ行下一段活用》 何かに対して有効にする。効果があるようにする。「困っ・とる・ 人・に・ やくだて・てもらう・よーに・ 募金・を・ する。」

やくどし【厄年】《名詞》 昔から、健康上の災難に遭いやすいと言い伝えられている年齢。「今年・は・ やくどし・や・さかい・ 無理・は・ せ・んとこ・ー。」◆男女で、厄年の年齢は異なる。〔⇒やく〕

やくにたつ【役に立つ】《動詞・タ行五段活用》 何かに対して有効である。効果がある。「勉強し・た・ こと・が・ やくにたっ・た。」〔⇒やくだつ〕

やくにん【役人】《名詞》 役所に勤めている人。「やくにん・みたいな・ もの・の・ 言い方・を・ する。」◆堅苦しい人のたとえにも使う。

やくば【役場】《名詞》 町や村の住民に対する仕事をするところ。「昔・の・ やくば・が・ 市役所・の・ 出張所・に・ なっ・とる。」

やくみ【薬味】《名詞》 食べ物の味をよくするために少し添えるもの。「素麺・の・ やくみ・に・ 紫蘇・の・ 葉ー・を・ そえる。」

やくめ【役目】《名詞》 割り当てられた仕事。務め。「やくめ・を・ 果たさ・な・ あか・ん・ぞ。」

やくよけ【厄除け】《名詞、名詞する》 健康上の災難を払いのけること。また、その方法。「やくよけ・に・ お詣り・を・ する。」

やぐら《名詞》 ①炬燵の木の枠。②祭りなどで、太鼓を鳴らすためにつくった台。「盆踊り・の・ やぐら」

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2012年4月 2日 (月)

明石日常生活語辞典〔四稿〕(952)

やき【焼き】《名詞》 ①焼くこと。焼いた具合。焼いたもの。「やき-加減」「玉子-やき」「やき-芋」②熱した鉄を急に冷やして硬くすること。「刀・に・ やき・を・ 入れる。」③人を鍛えること。「やき・を・ 入れ・んと・ 弱い・まま・に・ なっ・てまう・ぞ。」

やぎ【山羊】《名詞》 二本の角があり、雄にはあごひげがある、羊に似た動物。「やぎ・の・ 乳・を・ 絞る。」

やきいれ【焼き入れ】《名詞、動詞する》 熱した鉄を急に冷やして硬くすること。「刀・に・ やきいれ・を・ する。」

やきがまわる〔やきがまーる〕【焼きが回る】《動詞・ラ行五段活用》 角張ったところがなくなる。感じが円くなる。「やきがまーっ・て・ 良(え)ー・ 味・が・ 出・てき・た。」

やきたて【焼きたて】《名詞、形容動詞》 焼いたばかりであること。「やきたて・の・ 煎餅」〔⇒やきやき〕

やきつく【焼き付く】《動詞・カ行五段活用》 焼けてくっつく。「魚・が・ 焦げ・て・ 網・に・ やきつい・ても・た。」

やきなおし【焼き直し】《名詞、動詞する》 一度焼いたものを、もう一度焼くこと。「冷め・た・ お好み焼き・を・ やきなおしし・て・ 食べる。」

やきなおす【焼き直す】《動詞・サ行五段活用》 一度焼いたものを、もう一度焼く。「冷め・ても・た・さかい・ やきなおし・てんか。」

やきば【焼き場】《名詞》 火葬場。斎場。「明石・の・ やきば・は・ 和坂・に・ ある。」

やきめし【焼き飯】《名詞》 ご飯に具を加えて炒めたもの。チャーハン。「冷め・た・ ご飯・を・ やきめし・に・ する。」

やきもきする《動詞・サ行変格活用》 心がいらだっている。あれこれ考えて気をもむ。心配する。「連絡・が・ ない・さかい・ やきもきし・とっ・た。」

やきもち【焼き餅】《名詞》 ①焼いた餅。「うまい・ やきもち」②ねたむこと。「それ・は・ あいつ・の・ やきもち・や。」

やきもん【焼き物】《名詞》 ①土を焼いて作ったもの。瀬戸物。陶磁器。「趣味・は・ やきもん・です。」②魚や肉などを火で焼いた食べ物。「煮物・と・ やきもん・を・ 作る。」

やきやき【焼き焼き】《名詞、形容動詞》 焼いたばかりであること。「やきやき・の・ 芋・を・ ほおばる。」「やきやきやっ・たら・ 良(え)ー・ 香り・が・ し・て・ うまい。」〔⇒やきたて〕

やきやきする【焼き焼きする】《動詞》 焼く。「火鉢・で・ 餅・を・ やきやきする。」◆幼児語。〔⇒やく〕

やきゅう〔やきゅー〕【野球】《名詞、動詞する》 バットでボールを打って攻め合い、点数を競う運動競技。「真っ黒に・ 日焼けし・た・ やきゅー・の・ 選手」「やきゅーし・て・ 遊ぼ・ー。」

やきゅうぼう〔やきゅーぼー〕【野球帽】《名詞》 前の方だけにツバのある帽子。「やきゅーぼー・に・ 阪神・の・ マーク・を・ つける。」

やき(を)いれる〔やき(お)いれる〕【焼きを入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①鋼を強くするために、熱した後に水につけるやり方をする。「何遍・も・ やきをいれ・て・ 刀・を・ 鍛える。」②良い方に向かわせるために、厳しく懲らしめる。筋金を入れる。鍛え上げる。「やきをいれ・た・さかい・ このごろ・は・ ちょっと・ 勉強する・よーに・ なっ・た。」

やきん【夜勤】《名詞、動詞する》 夜、勤めに出ること。また、その勤め。「一週間・に・ 一遍・ やきん・が・ ある。」

やく【役】《名詞》 ①仕事。務め。役目。役員。「今年・は・ 隣保・の・ 代表・の・ やく・が・ 当たっ・とる。」②劇や映画の中で演じる受け持ち。「悪者・の・ やく・を・ する・の・は・ 嫌や・ねん。」

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2012年4月 1日 (日)

明石日常生活語辞典〔四稿〕(951)

やいます《動詞・サ行五段活用》 あげる。差し上げる。「あの・ 本・は・ 友だち・に・ やいまし・た。」「犬・に・ えさ・を・ やいます。」◆謙譲の気持ちが込められた言葉である。けれども、動物などを相手に使うこともあって、その場合は敬意は消えている。〔⇒やえます、あげます〕

やいます⇒てやいます《補助動詞》 してあげる、という意味を表す言葉。「仕事・を・ 手伝(てっと)ー・てやいます。」◆この用法は、必ず「てやいます」の形で使い、「やいます」だけの言い方はしない。

やいやい《副詞と》 一つのことについてうるさく言う様子。催促したり命じたりする姿勢で相手に迫るような様子。細部に至るまであれこれと言う様子。「早(は)よ・ せー・と・ やいやいと・ 言(ゆ)ー・てくる。」「やいやい・ 言わ・んと・ 黙っ・て・ 見・とれ。」〔⇒やんやん、やいのやいの、やいこらやいこら〕

やうち【家内】《名詞》 家族の全員。「やうち・で・ おいしく・ いただき・まし・た。」「やうち・ 寄っ・て・ 仕事・を・ し・た・けど・ 十日・も・ かかっ・ても・た。」

やうちじゅう〔やうちじゅー〕【家内中】《名詞》 ①家族の全員。「やうちじゅー・ トランプ・が・ 好きな・ん・や。」②家の中すべての場所。「やうちじゅー・ 探し・た・けど・ 見つから・なんだ。」

やうつり【宿移り】《名詞、動詞する》 引っ越し。転宅。「新しー・ アパート・に・ やうつりする・ねん。」〔⇒やぶつり〕

やえ【八重】《名詞》 花や歯などが、いくつも重なっていること。「やえ・の・ 花・の・ 桜・が・ 綺麗に・ 咲い・とる。」

やえば【八重歯】《名詞》 重なって生えている歯。「やえば・が・ かいらしー〔=可愛い〕。」
やえます《動詞・サ行五段活用》 あげる。「お礼・に・ 何・ぞ・ やえまさ・んと・ いか・ん・がな。」〔⇒やいます、あげます〕

やえます⇒てやえます《補助動詞》 してさしあげる・という意味を表す言葉。「代わっ・て・ 当番・を・ し・てやいまし・た。」

やおや【八百屋】《名詞》 野菜や果物などを売る店。「このへん・の・ やおや・は・ 何でも屋・や。」

やか《副助詞》 ①例示するときに使う言葉。「何・やか・ かん・やか・ 意見・が・ ぎょーさん・ 出・た。」②疑問の気持ちを表す言葉。「誰・やか・ 来・た・みたいや。」③さげすむような気持ちを表す言葉。「酒・やか・ 飲ん・だら・ あか・ん・ぞ。」「そんなん・やか・ 要ら・ん・わい。」〔①②⇒や〕

やがく【夜学】《名詞》 夜に授業をする学校。定時制の学校。「働き・ながら・ やがく・で・ 勉強し・た。」〔⇒やかん〕

やかし《副助詞》 など。「どこ・やかし・に・ 放(ほ)っ・とっ・たら・ あか・ん・やろ。」「どこ・やかし・ 歩き・まわっ・とる。」

やかたぶね【屋形船】《名詞》 屋根をつけた日本風の遊覧船。「大阪・の・ 淀川・に・も・ やかたぶね・が・ ある・ん・やて。」

やかましい〔やかましー〕【喧しい】《形容詞》 ①騒がしい。うるさい。「やかましー・がな。静かに・ せー。」②細かいことまでうるさく言う。「やかましー・ 母親・や・ねん。」〔⇒じゃかましい〕

やかましや【喧し屋】《名詞》 ①口やかましい者。盛んにしゃべりまくる者。「あの・ やかましや・は・ しゃべりだし・たら・ 止まら・へん。」②いろいろ意見を述べる傾向の強い者。「やかましや・が・ 聞ー・たら・ 文句・を・ 言(ゆ)ー・てくる・ぞ。」③人の欠点などを見つけて叱りたがる人。「やかましや・に・ 見つかっ・たら・ えらい・ こと・や・ぞ。」

やがる《助動詞》 相手の動作を強く避難するときに使う言葉。「こんな・ こと・を・ し・やがっ・た。」〔⇒くさる〕

やかん【夜間】《名詞》 ①夜の間。「やかん・は・ 照明・を・ する。」②夜に授業をする学校。「やかん・を・ 卒業し・た。」〔②⇒やがく〕

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