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2012年6月30日 (土)

【掲載記事の一覧】

 「明石日常生活語辞典」は、明日7月1日で「ア」の項目が終わりますが、記述が前回の原稿よりも格段に詳しくなっておりますので「オ」までのア行全体の連載を続けることにします。
 ブログをお読みくださってありがとうございます。
 これまでに連載した内容の一覧を記します。
 お読みくださって、感想・意見・連絡などがありましたら、
   tachibana@actv.zaq.ne.jp
  宛に、よろしくお願いします。

≪掲載を継続しているもの≫

◆明石日常生活語辞典 (1)~(1041)~継続予定
    [2009年7月8日~2009年7月24日]
    [2009年8月1日~2009年8月9日]
    [2009年8月14日~2009年8月31日]
    [2009年9月11日~2009年12月28日]
    [2010年1月4日~2010年2月18日]
    [2010年3月11日~2012年6月30日]

◆『明石日常生活語辞典』写真版 (1)~(4)~継続予定
    [2010年9月10日~2011年9月13日]

◆ことことてくてく (1)~(26)~継続予定
    [2012年4月3日~2012年4月11日]
    [2012年4月17日~2012年5月3日]

◆言葉カメラ (1)~(385)~継続予定
    [2007年1月5日~2007年1月31日]
    [2007年2月21日~2007年2月28日]
    [2007年3月16日~2007年3月31日]
    [2007年4月19日~2007年4月30日]
    [2007年5月9日~2007年5月30日]
    [2007年10月1日~2007年10月13日]
    [2007年11月1日~2007年11月26日]
    [2007年12月13日~2007年12月30日]
    [2008年1月19日~2008年1月30日]
    [2008年2月1日~2008年2月10日]
    [2008年5月1日~2008年5月10日]
    [2008年6月1日~2008年6月8日]
    [2008年7月21日~2008年7月30日]
    [2008年8月1日~2008年8月30日]
    [2008年9月25日~2008年9月29日]
    [2008年10月1日~2008年10月30日]
    [2008年11月1日~2008年11月11日]
    [2008年12月1日~2008年12月7日]
    [2008年12月16日~2008年12月30日]
    [2009年1月20日~2009年1月30日]
    [2009年2月9日~2009年2月15日]
    [2009年3月17日~2009年3月31日]
    [2009年5月1日~2009年5月17日]
    [2009年5月27日~2009年5月31日]
    [2009年7月1日~2009年7月7日]
    [2009年7月25日~2009年7月31日]
    [2009年8月10日~2009年8月13日]
    [2009年12月29日~2009年12月30日]
    [2010年2月19日~2010年3月10日]

◆地名のウフフ (1)~(4)~継続予定
    [2012年1月1日~2012年1月4日]

◆消えたもの惜別 (1)~(10)~継続予定
    [2009年9月1日~2009年9月10日]

◆テクのろヂイ (1)~(40)~継続予定
    [2009年1月11日~2009年1月19日]
    [2009年2月1日~2009年2月8日]
    [2009年3月1日~2009年3月15日]
    [2009年6月23日~2009年6月30日]

◆神戸圏の文学散歩 (1)~(5)~継続予定
    [2006年12月27日~2006年12月31日]

◆母なる言葉 (1)~(10)~継続予定
    [2008年1月1日~2008年1月10日]

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] (1)~(4)~継続予定
   [2006年12月23日~2006年12月26日]

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 (1)~(29)~継続予定
    [2007年1月1日~2007年1月4日]
    [2007年6月7日~2007年6月29日]
    [2009年6月1日/2009年6月4日]

◆西島物語 (1)~(8)~継続予定
    [2008年1月11日~2008年1月18日]

◆鉄道切符コレクション (1)~(24)~継続予定
    [2007年7月8日~2007年7月31日]

◆足下の観光案内 (1)~(12)~継続予定
    [2008年11月14日~2008年11月25日]

◆写真特集・薔薇 (1)~(31)~継続予定
    [2009年5月18日~2009年5月26日]
    [2009年6月1日~2009年6月22日]

◆写真特集・さくら (1)~(71)~継続予定
    [2007年4月7日~2007年4月17日]
    [2008年4月1日~2008年4月22日]
    [2009年4月1日~2009年5月8日]

◆写真特集・うめ (1)~(42)~継続予定
    [2008年2月11日~2008年2月24日]
    [2009年2月16日~2009年2月27日]
    [2009年3月1日~2009年3月16日]

◆写真特集・きく (1)~(5)~継続予定
    [2007年11月27日~2007年11月29日]
    [2008年11月12日~2008年11月13日]

◆写真特集・紅葉黄葉 (1)~(19)~継続予定
    [2007年12月1日~2007年12月7日]
    [2008年11月26日~2008年11月29日]
    [2008年12月8日~2008年12月15日]

◆写真特集・季節の花 (1)~(3)~継続予定
    [2007年5月8日、5月31日、6月30日]

◆屏風ヶ浦の四季 (1)~継続予定
    [2007年8月31日]

◆昔むかしの物語 (1)~継続予定
    [2007年4月18日]

◆小さなニュース (1)~継続予定
    [2008年2月28日]

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや (1)~(13)~継続予定
    [2009年1月1日~2009年1月10日]
    [2010年1月1日~2010年1月3日]

◆辰の絵馬 (1)~継続予定
    [2012年1月1日]

≪掲載が完結しているもの≫
◆朔日・名寸隅 (1)~(19)
    [2009年12月1日]
    [2010年1月1日]
    [2010年2月1日]
    [2010年3月1日]
    [2010年4月1日]
    [2010年5月1日]
    [2010年6月1日]
    [2010年7月1日]
    [2010年8月1日]
    [2010年9月1日]
    [2010年10月1日]
    [2010年11月1日]
    [2010年12月1日]
    [2011年1月1日]
    [2011年2月1日]
    [2011年3月1日]
    [2011年4月1日]
    [2011年5月1日]
    [2011年6月1日]

◆教職課程での試み (1)~(24)
    [2008年9月1日~2008年9月24日]

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 (0)~(102)
    [2008年2月25日~2008年3月30日]
    [2008年4月23日~2008年4月29日]
    [2008年5月11日~2008年5月30日]
    [2008年6月9日~2008年7月20日]

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 (1)~(3)
    [2006年10月2日~2006年10月4日]

◆学力づくりのための基本的な視点 (1)~(7)
    [2006年10月5日~2006年10月11日]

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 (1)~(18)
    [2006年10月16日~2006年11月2日]

◆教職をめざす若い人たちに (1)~(6)
    [2007年6月1日~2007年6月6日]

◆これからの国語科教育 (1)~(10)
    [2007年8月1日~2007年8月10日]

◆現代の言葉について考える (1)~(7)
    [2007年7月1日~2007年7月7日]

◆自分を表現する文章を書くために (1)~(11)
    [2007年10月20日~2007年10月30日]

◆兵庫県の方言 (1)~(4)
    [2006年10月12日~2006年10月15日]

◆暮らしに息づく郷土の方言 (1)~(10)
    [2007年8月11日~2007年8月20日]

◆姫路ことばの今昔 (1)~(12)
    [2007年9月1日~2007年9月12日]

◆私の鉄道方言辞典 (1)~(17)
    [2007年9月13日~2007年9月29日]

◆高校生に語りかけたこと (1)~(29)
    [2006年11月9日~2006年12月7日]

◆ゆったり ほっこり 方言詩 (1)~(42)
    [2007年2月1日~2007年2月20日]
    [2007年3月1日~2007年3月15日]
    [2007年5月1日~2007年5月7日]

◆高校生に向かって書いたこと (1)~(15)
    [2006年12月8日~2006年12月22日]

◆1年たちました (1)~(7)
    [2007年8月21日~2007年8月27日]

≪絶版として扱うもの≫  (ただし、ブログからは消去しておりません。)
◆国語教育を素朴に語る (1)~(51)
    [2006年8月29日から、2007年12月12日まで] 4回に分けて連載。

◆明石焼の歌 (1)~(3)
    [2007年8月28日~2007年8月30日]

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明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1041)

あんじょう〔あんじょー〕《副詞、動詞する》 ①うまく。具合よく。都合よく。「あんじょー・ 合格・が・ でき・まし・てん。」「喧嘩・に・ なら・ん・よーに・ あんじょーし・て・ 分け・てください。」②十分に。きちんと。「あんじょー・ わかる・よーに・ 説明し・てー・な。」③すっかり。まったく。うまうまと。「信用し・とっ・たら・ あんじょー・ だまさ・れ・ても・た。」④体裁良く。丁寧に。「ほどけ・ん・よーに・ あんじょー・ くくっ・ておくれ・よ。」〔⇒あんばいよう、がいよう〕

あんじょう〔あんじょー〕【案定】《副詞》 思ったとおり。予想・推測などをしていたとおり。「今日・は・ あんじょー・ 雨・に・ なっ・ても・た。」〔⇒あんのじょう〕

あんじる【案じる】《動詞・ザ行上一段活用》 心配する。気にかける。「電車・が・ 止まっ・とる・と・ 言(ゆ)ー・さかい・ あんじ・とっ・た・ん・や。」

あんしん【安心】《形容動詞、動詞する》 心配しなくてよいこと。ほっとすること。「台風・が・ 逸れ・た・から・ あんしんや。」

あんする〔あーんする〕《動詞・サ行変格活用》 ①神や仏を拝む。「手・を・ 合わし・て・ 仏さん・に・ あんする・ねん・で。」②お辞儀をする。「知っ・た・ 人・に・ 逢(お)ー・たら・ あーんし・なはれ・よ。」◆幼児語。〔⇒あんあんする〕

あんせい〔あんせー〕【安静】《名詞、動詞する》 静かにして、体を休めること。「病院・で・ あんせー・に・ し・とっ・てん・けど・ ほんまに・ 退屈やっ・た。」

あんぜん【安全】《名詞》 危なくないこと。「家内あんぜん・を・ 祈る。」「交通あんぜん」

あんた《名詞》 相手を指して言う言葉。「あんた・ 早(は)よ・ 行き・なはれ。」◆親しみを込めた言い方であるが、上品な感じはしない言葉である。目上の人には使いにくい。〔⇒おまはん、あんたはん〕

あんだけ【有んだけ】《名詞》 あるものすべて。全部。「あんだけ・ みんな・ 買(こ)ー・てき・た。」◆「あんだけ・ 全部」とか「あんだけ・ みんな」というような言い方をすることが多い。〔⇒あるだけ〕

あんだけ《副詞》 あれほど。あんなに。あれほどまでに。「あんだけ・ 注意し・た・のに・ いっこも・ 守っ・てくれ・へん。」〔⇒あんだけだけ〕■類語=「こんだけ」「そんだけ」「どんだけ」

あんだけ《名詞+助詞》 わずかな量。あれぐらいの量。「たった・ あんだけ・しか・ くれ・へん・ねん。」〔⇒あんだけだけ〕■類語=「こんだけ」「そんだけ」「どんだけ」

あんだけだけ《副詞》 あれほどまでに。「気ーつけー・ゆーて・ あんだけだけ・ 教え・たっ・た・のに・ 失敗し・た・ん・かいな。」◆「あんだけ」よりも強調する気持ちが強い。〔⇒あんだけ〕■類語=「こんだけだけ」「そんだけだけ」「どんだけだけ」

あんだけだけ《名詞+助詞+助詞》 わずかな量。あれぐらいの量。「あんだけだけ・で・ 二千円・も・ する・さかい・ びっくりし・た。」◆「あんだけ」よりも強調する気持ちが強い。〔⇒あんだけ〕■類語=「こんだけだけ」「そんだけだけ」「どんだけだけ」

あんたとこ【あんた所】《名詞》 ①あなたの家。「あんたとこ・は・ 二階建て・や・なー。」②あなたの家庭。「あんたとこ・は・ 晩ご飯・ 何時・です・か。」◆親しみを込めた言い方であるが、上品な感じはしない言葉である。目上の人には使いにくい。◆自分の場合は、「うちとこ」「うっとこ」と言う。〔⇒あんたねえ〕      

あんたねえ〔あんたねー〕【あんた家】《名詞》 ①あなたの家。「あんたねー・は・ 庭・が・ 広い。」②あなたの家庭。「あんたねー・は・ 子ども・が・ みんな・ よー・ でけ・て・や・なー。」◆親しみを込めた言い方であるが、上品な感じはしない言葉である。目上の人には使いにくい。◆自分の場合は、「うちねえ」と言う。〔⇒あんたとこ〕

あんたはん《名詞》 相手を指して言う言葉。「あんたはん・は・ どこ・から・ 来・て・やっ・た・ん。」◆目上の人に使っても差し支えない。〔⇒おまはん、あんた〕

あんていしょ〔あんてーしょ〕【安定所】《名詞》 職業紹介や雇用保険についての業務などを行っているところ。職業安定所。ハローワーク。「あんていしょ・で・ 仕事・を・ 見つける。」

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2012年6月29日 (金)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1040)

あわてがみ【慌てがみ】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あんた・は・ あわてがみ・や・けど・ 落ち着き・なはれ。」「あわてがみで・ よー・ 忘れ物・を・ する・ 人・や・なー。」〔⇒あわて、あわてもん、あわてんぼ、あばて、あばてもん、あばてんぼ、あばてがみ〕                        

あわてもん【慌てがみ】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あんた・みたいな・ あわてもん・は・ 困る・なー。」〔⇒あわて、あわてがみ、あわてんぼ、あばて、あばてがみ、あばてもん、あばてんぼ〕

あわてる【慌てる】《動詞・タ行下一段活用》 ①不意をつかれて落ち着きを失う。驚いてまごまごする。「地震・が・ 起き・て・ あわて・た。」「あわて・て・ 戸締まり・を・ 確かめ・なんだ。」②ひどく急ぐ。「締め切り・の・ 日ー・を・ 思い出し・て・ あわて・た。」「あわて・たら・ 五分・で・ でけ・た。」〔⇒あばてる〕

あわてんぼ〔あわてんぼー〕【慌てん坊】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あわてんぼ・を・ ちょっと・は・ 改め・なはれ。」〔⇒あわて、あわてがみ、あわてもん、あばて、あばてがみ、あばてもん、あばてんぼ〕       

あわれ【哀れ】《形容動詞や・です》 可哀想な様子。惨めな様子。「腹・が・ 減っ・た・よーな・ あわれな・ 声・を・ 出し・とる。」

あん【餡】《名詞》 ①小豆などを煮て、砂糖を入れて練ったもの。「回転焼き・の・ 甘い・ あん」②饅頭などの中に入れるもの。「中・の・ あん・が・ 見え・とる。」〔⇒あんこ〕

あん【案】《名詞》 あらかじめ練る計画や考え。「祭り・を・ 盛り上げる・ あん・を・ 考える。」「何・ぞ・ 良(え)ー・ あん・は・ あら・へん・か。」

あん〔あーん〕《感動詞、動詞する》 ①神や仏を拝むときに言う言葉。「まんまんちゃん・ あーん。」②口を大きく開けたときに、思わず出る声。「口・を・ あーんし・てください。」
あんあん〔あーんあーん〕《感動詞》 大きな声で泣く、その声。「ちょっと・ 怒っ・た・だけ・や・のに・ あんあん・と・ 泣か・れ・て・ 困っ・とる・ねん。」

あんあんする《動詞・サ行変格活用》 ①神や仏を拝む。「まんまんちゃん〔=仏様〕・に・ あんあんし・なさい。」②お辞儀をする。「隣・の・ おじちゃん・に・ あんあんし・て・ 賢い・ 子・や。」◆幼児語。〔⇒あんする〕

あんき【暗記】《名詞、動詞する》 書いたものを見ないで、そらで覚えること。「掛け算・の・ 九九・を・ あんきする。」

あんこ【餡こ】《名詞》 ①小豆などを煮て、砂糖を入れて練ったもの。「さつまいも・でも・ あんこ・は・ でける。」②饅頭などの中に入れるもの。「あんこ・の・ 入っ・た・ 豚まん」〔⇒あん〕

あんごう〔あんごー〕【暗号】《名詞》 仲間だけにわかるように決めた、秘密の文字・数字・記号など。「二人・だけ・の・ あんごー・を・ 決め・とこ・か。」

あんころ【餡ころ】《名詞》 ①餡の入った餅。餡で包んだ餅。「お土産・に・ あんころ・を・ 買う。」②餡。「中・の・ あんころ・だけ・を・ 食べる。」〔①⇒あんころもち〕

あんころもち【餡ころ餅】《名詞》 餡の入った餅。「花見・に・ あんころもち・を・ 持っ・ていく。」〔⇒あんころ〕

あんさん《名詞》 あなた様。「あんさん・と・は・ どこ・か・で・ 会ー・た・ こと・が・ あり・ます・なー。」〔⇒おうち、おたく〕

あんざん【安産】《名詞》 無事に子を産むこと。「双子・やっ・た・けど・ あんざん・やっ・た・そーや。」

あんざん【暗算】《名詞、動詞する》 紙や算盤などを使わないで、頭の中だけでする計算。「あんざんし・て・ 間違え・ても・た。」

あんしょう〔あんしょー〕【暗誦】《名詞、動詞する》 書いたものを見ないで、そらで言うこと。または、そらで覚えていること。「国語・の・ 時間・に・は・ よー・ あんしょー・を・ させ・られ・た・なー。」

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2012年6月28日 (木)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1039)

あれへん【有れへん】《動詞+助動詞》 ない。「財布・を・ 忘れ・て・ 金・が・ あれ・へん・ねん。」「わし・が・ 言(ゆ)ー・た・ん・や・ あれへん・がな。」◆存在しないという意味の他に、打ち消しを表すこともある。〔⇒あらへん〕

あれやこれや《名詞》 いろいろなことが重なること。重なったいろいろなこと。「年末・は・ あれやこれや・が・ あっ・て・ 落ち着か・へん。」

あれやらこれやら《名詞》 いろいろなことが重なること。重なったいろいろなこと。「あれやらこれやら・で・ 費用・が・ やっと・ 要る・ん・や。」

あれる【荒れる】《動詞・ラ行下一段活用》  ①風や雨がひどくなる。「お盆・が・ 済ん・だら・ 海・が・ あれる・さかい・ 泳ぎ・に・ 行っ・たら・ あか・ん。」②乱暴なことをする。手が付けられないようになる。「若い・ 時・は・ だいぶ・ あれ・とっ・てん。」③手入れをしないことによって、汚くなる。「空き家・に・ なっ・て・ 庭・が・ あれる。」④滑らかでなくなる。「手ー・が・ あれる。」■他動詞は「あらす」。

あれれ〔あれれー〕《感動詞》 驚いたとき、疑問に思ったとき、不安になったときなどに出る言葉。「あれれー・ 停電・に・ なっ・た。」

あわ【泡】《名詞》 液体の中に空気が入って、丸くふくれた玉。「石鹸・の・ あわ」「蟹・の・ あわ」

あわ【粟】《名詞》 秋に、穂のような小さな実がなる植物。「あわ・で・ でけ・た・ おこし」

あわおこし【粟おこし】《名詞》 餅米または粟を蒸して砂糖を加えて固めたものを、平らに延ばして長方形に切った菓子。「おわおこし・を・ 土産・に・ する。」

あわさる【合わさる】《動詞・ラ行五段活用》 二つ以上のものが一緒になる。「道・が・ あわさっ・とる・ 場所」

あわし【合わし】《名詞》  酒などを使って渋みを取り去った柿。「渋柿・や・さかい・ あわし・に・ する。」〔⇒あわしがき〕

あわしがき【合わし柿】《名詞》  酒などを使って渋みを取り去った柿。「あわしがき・に・ し・たら・ 甘(あも)ー・ なっ・た。」〔⇒あわし〕

あわしめ【合わし目】《名詞》  二つ以上のものを合わせた部分。「畳・の・ あわしめ・を・ 踏む・な。」

あわす【合わす】《動詞・サ行五段活用》  ①足して一つのものにする。「朝・から・ 来・た・ 人・を・ 全部・ あわし・たら・ 十人・を・ 超える。」「三・と・ 六・を・ 合わす。」②揃えて同じにする。「時計・を・ あわす。」③正しいかどうか調べる。「答え・を・ あわす。」④酒などを使って渋柿の渋みを取り去る。「柿・を・ あわし・て・ 食う。」〔⇒あわせる〕

あわす【会わす】《動詞・サ行五段活用》 ①面会させる。「仕事中・やっ・た・さかい・ あわし・てくれ・へん・ねん。」②受けさせる。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ えらい・ めー・に・ あわし・たっ・た。」

あわせ【袷】《名詞》 裏地を付けた和服。「秋・に・ なっ・た・ので・ あわせ・に・ 着替える。」

あわせる【合わせる】《動詞・サ行下一段活用》  ①足して一つのものにする。「二つ・の・ 袋・の・ 中味・を・ あわせ・て・ 一つ・の・ 大きな・ 袋・に・ 入れる。」②揃えて同じにする。「端・を・ あわせ・て・ 二つ・に・ 折る。」③正しいかどうか調べる。「二人・の・ 答え・を・ あわせ・てみる。」④酒などを使って渋柿の渋みを取り去る。「柿・を・ 大きな・ 瓶・の・ 中・に・ 入れ・て・ あわせる。」〔⇒あわす〕

あわせる【会わせる】《動詞・サ行下一段活用》 面会させる。「死ん・だ・ 親父・に・ 一目・だけ・でも・ あわせ・てほしー。」

あわて【慌て】《名詞》 ①落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あわて・や・さかい・ 定期・を・ 忘れ・てき・た。」「あんた・は・ あわて・や・さかい・ よー・ 気いつけ・なはれ・よ。」②不意をつかれて落ち着きを失うこと。うろたえること。まごつくこと。「あわて・を・ せ・ん・よーに・ 落ち着け。」「家・を・ 出る・ 前・に・ あわて・を・ し・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒あばて、①⇒あわてがみ、あわてもん、あわてんぼ、あばてがみ、あばてもん、あばてんぼ〕      

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2012年6月27日 (水)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1038)

ありのまま【有りの儘】《名詞・形容動詞や・です》 隠したり飾ったりせずに、本来の姿であること。「正直に・ ありのまま・を・ 答え・たら・ えー・ねん。」「ありのままに・ 言(ゆ)ー・た・さかい・ こらえ・てくれ・た。」

ありふれた《連体詞》 珍しくない。どこにでもある。「ありふれた・ 茶碗・や・けど・ 値・が・ 高かっ・た。」

ありゃ〔ありゃー〕《感動詞》 失敗したときなどに思わず口に出る言葉。しまった。「ありゃー・ 困っ・た・なー。定期・を・ 忘れ・た。」〔⇒あちゃ〕

ありゃ《名詞+助詞》 「あれ・は」が合わさった発音。あのものは。あのときは。「ありゃ・ 何・の・ こと・を・ 言(ゆ)ー・とる・ん・やろ。」■類語=「こりゃ」「そりゃ」「どりゃ」

ありんこ《名詞》 土の中などに巣を作る、小さな昆虫。「畳・の・ 上・を・ ありんこ・が・ 這(ほ)ー・とる。」◆幼児語。

ある【有る・在る】《動詞・ラ行五段活用》 ①存在する。位置する。「海・の・ 向こー・に・ 島・が・ ある。」②持っている。「ふところ・に・ 大金・が・ ある。」③行われる。予定されている。「今度・の・ 日曜日・に・ 運動会・が・ ある。」

ある【或】《連体詞》 はっきりしないものを指して言う言葉。はっきりさせたくないものを、ぼかして言う言葉。「困っ・とっ・たら・ ある・ 人・が・ 金・を・ 貸し・てくれ・まし・てん。」

あるき【歩き】《名詞》 役場や地区などからの配布物を届けたり、使い走りなどをする人。地区の中で連絡事項などをふれてまわる用務員。「あるき・さん・が・ 触れ・てまーる。」

あるきあるき《副詞》 歩きながら。「あるきあるき・ 煙草・を・ 吸ー・たら・ あか・ん。」

あるく【歩く】《動詞・カ行五段活用》 ①足を動かして進む。「一日・に・ 一万歩・ あるく・よーに・ し・てます・ねん。」②動き回る。「毎日・ セールス・に・ あるい・て・ます・ねん。」

あるく《補助動詞》 してまわる。あちらこちらで…する。「探しあるく」「飲みあるく」「触れあるく」「聞きあるく(聞っきゃるく、という発音にもなる。)」〔⇒やるく〕

あるこーる【アルコール】《名詞》 ①消毒などにも使う、燃えやすい液体。「怪我し・た・ ところ・を・ あるこーる・で・ 消毒する。」②酒類。「あるこーる・ 飲み過ぎ・たら・ 体・を・ いわす・ぞ。」

あるだけ【有るだけ】《名詞》 あるものすべて。全部。「財布・の・ 中・の・ あるだけ・ 出し・た・けど・ 足ら・なんだ。」◆「あるだけ・ 全部」とか「あるだけ・ みんな」というような言い方をすることが多い。〔⇒あんだけ〕

あるばいと【アルバイト】《名詞、動詞する》 本来の仕事以外にする仕事。学生などが収入を得るためにする仕事。「学生時代・は・ 家庭教師・の・ あるばいと・を・ し・とっ・た。」

あるばむ【アルバム】《名詞》 写真などを貼って保存しておく帳面。写真帳。「卒業・の・ 時・の・ あるばむ」

あるみ【アルミ】《名詞》 銀色の、軽くて錆びにくい金属。アルミニウム。「日本・で・ いっちゃん・ 初め・に・ あるみ・の・ 電車・を・ 作っ・た・ん・は・ 山陽電車・やっ・てん。」「あるみ・の・ 一円玉・は・ 水・に・ 浮く。」

あるもん【有る物】《名詞》 ちょうど、その場にあるもの。特に整えたのではないもの。「弁当・は・ あるもん・ 詰め・とい・てくれ・たら・ 良(え)ー・ぞ。」〔⇒ありあわせ〕

あれ【荒れ】《名詞》 荒れていること。「手ー・の・ 荒れ」

あれ《名詞》 ①空間的に離れているものを指す言葉。「あれ・が・ 淡路島・や。」②時間的に離れている頃を指す言葉。「早い・もん・で・ あれ・から・ もー・ 十年・も・ 経っ・た。」③目下の人を指す言葉。「あれ・は・ もーじき・ 来る・はず・や。」■類語=「これ」「それ」「どれ」

あれ〔あれー〕《感動詞》 驚いたときや、気付いたときなどに口をついて出る言葉。「あれー。あんた・ いつ・の・ 間・に・ 来・とっ・た・ん。」

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2012年6月26日 (火)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1037)

あらまし《名詞、副詞》 ①ほぼ全体。大まかな全体。「今日・の・ 寄り合い・は・ あらまし・の・ 人・が・ 来・てくれ・た。」②おおよそ全体に。大まかに。「夜店・を・ あらまし・ 見て回っ・た。」〔⇒あらかた、たいがい〕

あらもんや【荒物屋】《名詞》 日用品や台所道具などを売っている店。「あらもんや・で・ 徳利・を・ 買う。」

あられ【霰】《名詞》 空中の水蒸気が冷やされて、小さな氷の塊となって落ちてくるもの。「昼から・は・ 寒ーなっ・て・ あられ・が・ 降っ・た。」

あられ《名詞》 餅を小さく賽の目に切って、煎ったり揚げたりして味を付けた菓子。「ビール・の・ つまみ・に・ あられ・を・ 食う。」

あらわす【現す】《動詞》 隠れたり見えなかったりしたものが姿形などを見せてくる。
「大けな・ 犬・が・ 姿・を・ あらわし・た。」■自動詞は「あらわれる」。

あらわれ【現れ・表れ】《名詞》 ①隠れたり見えなかったりしていたものの姿形などが見えるようになること。「何・の・ あらわれ・か・ わから・ん・けど・ 黒い・ 雲・が・ 出・てき・て・ 気持ち・が・ 悪かっ・た。」②気持ちなどが表面に出ること。「勉強し・よう・と・ゆー・ 気持ち・の・あらわれ・やっ・たら・ えー・ねん・けど・なー。」

あらわれる【現れる】《動詞》 ①隠れたり見えなかったりしたものの姿形などが見えるようになる。「川・の・ 水・が・ 減っ・て・ 底・が・ あらわれ・た。」②人前に出てくる。「半年・ぶり・に・ あらわれ・た。」■他動詞は「あらわす」。

あり【蟻】《名詞》 土の中などに巣を作る、小さな昆虫。「あり・が・ 砂糖・に・ たかっ・とる。」

あり【有り】《名詞》 ①あること。行うこと。「運動会・は・ 小雨・やっ・たら・ あり・や。」②あってもよいこと。認められること。「そんな・ いしこい・ こと・ あり・か。」

ありあまる【有り余る】《動詞・ラ行五段活用》 多すぎるほどある。「今年・は・ 野菜・が・ よー・ 採れ・て・ ありあまっ・とる・さかい・ 近所・に・ 分け・たげ・よー。」

ありあわせ【有り合わせ】《名詞》 ちょうど、その場にあるもの。特に整えたのではないもの。「ありあわせ・の・ もん・しか・ あり・まへ・ん・けど・ 食べ・てください。」「ありあわせ・の・ もん・で・ 昼飯・(を・) 済まし・た。」「ありあわせ・の・ 紙・に・ サインし・てもらう。」◆とりわけ、食べ物について言うことが多い。〔⇒あるもん〕

ありがたい【有り難い】《形容詞》 ①もったいない。尊い。「ありがたい・ お経・を・ 聞く。」②感謝したい気持ちだ。「車・で・ 送っ・てもろ・て・ ありがたい・ こと・や。」

ありがためいわく〔ありがためーわく〕【有り難迷惑】《名詞、形容動詞、動詞する。》 有り難いようで、かえって困ること。「いっぺん・に・ あっちこっち・から 野菜・を・ もろ・て・ ありがためーわくし・とる。」

ありがとう〔ありがとー〕【有り難う】《感動詞》 お礼を言うときの言葉。「気ー・を・ 使(つこ)・てくれ・て・ ありがとー。」

ありがね【有り金】《名詞》 手元にあるお金。財産のすべて。「ありがね・ はたい・ても・ 買わ・れ・へん。」

ありきたり【有りきたり】《形容動詞》 ありふれている様子。どこにでもあるような様子。従来のままであるような様子。「ありきたり・の・ 物・です・けど・ 食べ・てください・な。」「ありきたり・の・ もの・を・ 作っ・た・ん・では・ 誰・も・ 買(こ)ー・てくれ・へん。」

ありさま【有様】《名詞》 ものごとの状態や様子。「こんな・ 恥ずかしー・ ありさま・に・ なっ・てしも・た。」

ありつく《動詞・カ行五段活用》 求めていたものにたどり着く。求めていたものが手に入る。「仕事・が・ 長引い・て・ やっと・ 一時半・に・ 昼飯・に・ ありつい・た。」

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2012年6月25日 (月)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1036)

あやめ【菖蒲】《名詞》  高さが50センチ前後で細長い葉があり、夏のはじめに紫・白などの花を咲かせる草花。「池・の・ はた・で・ あやめ・が・ 咲い・とる。」

あゆ【鮎】《名詞》 緑褐色の細長い体で、清流に棲む魚。「あゆ・の・ 塩焼き・は・ うまい。」

あら【粗】《名詞》 ①よくないところ。欠点。「人・の・ あら・を・ 探す・の・は・ やめ・とき・なはれ。」②魚などを料理したあとの、頭や骨の部分。「あら・に・も・ うまい・ とこ・が・ いっぱい・ ある。」

あら《感動詞》 気付いたり、感動したりするときに思わず口に出る言葉。「あら・ 来・とっ・た・ん・かいな。」

あら《名詞+助詞》 「あれ・は」が合わさってできた言葉。「あら・ 何・ し・とる・ 人・や。」「あら・ 前・から・ わかっ・とっ・た・ 話・や。」

あらい【荒い】《形容詞》 ①勢いが激しい。「あらい・ 風・が・ 吹い・とる。」②乱暴である。「もの・の・ 言い方・が・ あらい。」「気・の・ あらい・ 人・は・ 困り・ます・なー。」

あらい【粗い】《形容詞》 ①隙間などが大きい。「目ー・の・ あらい・ 網」②大雑把である。「あらい・ 仕事・を・ し・たら・ あか・ん。」

あらいはり【洗い張り】《名詞、動詞する》 着物などにしていた布の縫い目をほどいて、洗って板に張って干すこと。「あらいはり・を・ し・て・ 板・に・ 張っ・て・ 乾かす。」

あらいや【洗い屋】《名詞》 洗濯やクリーニングをしてくれる店。「祭り・の・ はっぴ・を・ あらいや・で・ きれいに・ し・てもらう。」

あらう【洗う】《動詞・ワア行五段活用》 水・湯などで汚れを落とす。「ごみ・が・ 入っ・た・さかい・ 目ー・・を・ あらう。」「炊く・ 前・に・ 米・を・ あろー・とく。」

あらかた《名詞、副詞》 ①ほぼ全体。大まかな全体。「掃除・の・ あらかた・は・ 済ん・だ。」②おおよそ全体に。大まかに。「もー・ これ・で・ あらかた・ 掃除・は・ 終わっ・た・ぞ。」〔⇒あらまし、たいがい〕

あらき《名詞》 間のあき具合。差。隔たり。「あっち・の・ 店・と・は・ 品物・の・ 値ー・に・ だいぶ・ あらき・が・ ある・なー。」

あらく《動詞・カ行五段活用》 ①間があいている。差が生じる。隔たっている。「あの・ 夫婦(みょーと)・は・ 歳・が・ あらい・とる。」「一着・と・ 二着・は・ だいぶ・ あらい・て・ ゴールし・た。」②まとまっていたものが、ばらばらになる。「雲・が・ あらい・て・ 陽ー・が・ 射し・てき・た。」■他動詞は「あらける」。

あらくたい《形容詞》 荒っぽい。粗雑である。正確さや精密さに欠ける。「あらくたい・ 運転・や・さかい・ 冷や冷やし・ながら・ 乗せ・てもろ・とっ・た。」「あらくたい・ 掃除する・さかい・ まだ・ ごみ・が・ 残っ・とる。」「気ー・の・ あらくたい・ 男」「あらくたい・ 計算・を・ し・とる・さかい・ やり直さ・な・ あか・ん。」

あらける《動詞》 ①間をあける。間があく。差を付ける。隔たりが生じる。「五センチ・ほど・ずつ・ あらけ・て・ 苗・を・ 植える。」「後ろ・の・ 人・を・ ごっつい・ あらけ・て・ ゴール・に・ 入っ・た。」②まとまっていたものを、ばらばらにする。「一人一人・が・ あらけ・て・ ラジオ体操・を・ する。」■自動詞は「あらく」。

あらさがし【あら探し】《名詞、動詞する》 人の欠点や失敗を探し出すこと。「あんまり・ 人・の・  あらさがし・を・ し・たら・ 嫌わ・れる・ぞ。」

あらし【嵐】《名詞》 激しい雨風。「台風・が・ 通り過ぎ・て・ あらし・が・ おさまっ・た。」

あらす【荒らす】《動詞・サ行五段活用》  ①乱暴に散らかす。壊す。「畑・を・ 猪・が・ あらす。」②泥棒をする。盗む。「留守・の・ 間・に・ 家・を・ あらさ・れ・た。」■自動詞は「あれる」。

あらへん【有らへん】《動詞+助動詞》 ない。「そんな・ あほな・ こと・ あらへん。」「そー・で・は・ あらへん。」◆存在しないという意味の他に、打ち消しを表すこともある。〔⇒あれへん〕    

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2012年6月24日 (日)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1035)

あむ【編む】《動詞・マ行五段活用》 糸・竹・針金などを互い違いに組み合わせる。「毛糸・を・ あむ。」「竹・で・ あん・だ・ 籠」

あむない【危ない】《形容詞》 ①危険である。「夜・は・ あむない・さかい・ 気ー・を・ つけ・て・ 帰り・よ。」「道・の・ 真ん中・で・ 遊ん・だら・ あむない・ぞ。」②悪くなりそうだ。良い状態が続かない。「空模様・が・ あむない。」〔⇒あぶない〕

あめ【飴】《名詞》 堅い塊になった甘い菓子。「のど・が・ 痛い・ので・ あめ・を・ なめる。」「あめ・を・ ねぶる。」〔⇒あめちゃん〕

あめ【雨】《名詞》 ①空気中の水蒸気が水の滴となって落ちてくる物。「朝方・に・ あめ・が・ 降っ・た・けど・ じっきに・ 止ん・でも・た。」②雨が降る日。「明日・は・ あめ・や。」③涙のことを喩えて言う言葉。「機嫌・が・ 悪ー・て・ あめ・を・ ため・とる。」

あめいろ【飴色】《名詞》 水飴のような、透き通った薄茶色。「あめいろ・を・ し・た・ 櫛」
あめがふってもやりがふっても【雨が降っても槍が降っても】《慣用句》 どんな困難や苦労があっても。どんな障害を排除しても。「あめがふってもやりがふっても・ あんた・の・ 送別会・に・は・ 行き・まっ・さ。」

あめがふる【雨が降る】《動詞・ラ行五段活用》 涙を流す。涙を流して泣く。「あんまり・ いじめ・たら・ あめがふる・ぞ。」

あめこんこん【雨こんこん】《名詞》 雨。「あめこんこん・が・ 降っ・てこ・ん・ うち・に・ 帰っ・といで。」◆幼児語。〔⇒あめ、こんこん〕

あめだま【飴玉】《名詞》 堅い塊になった甘い菓子の、とりわけ、まん丸い形のもの。「煙草・ 吸う・ かわり・に・ あめだま・を・ 舐める。」◆形にとらわれず、「あめ」という言葉と同等に使うことも多い。

あめちゃん【飴ちゃん】《名詞》 堅い塊になった甘い菓子。◆慣れ親しんで「あめちゃん」と言うことがあるが、飴に限るようで、他の菓子や果物に「ちゃん」を付けることは少ない。「あめさん」と言うこともある。〔⇒あめ〕

あめのとり【飴の鳥】《名詞、形容動詞》 すぐに壊れやすい状態。また、そのようなもの。「安物・の・ 傘・や・さかい・ 風・が・ 吹い・たら・ あめのとりや。」◆飴細工の鳥を連想して表現したものであろうか。

あめ(を)ねぶらす〔あめ(お)ねぶらす〕【飴(を)舐らす】《動詞・サ行五段活》 相手に利益を与えておいてから、自分の思うとおりにさせようとする。少し利益を与えて、大きな働きをさせる。「ちょっと・ あめをねぶらし・とい・たら・ 賛成し・てくれる・やろ。」

あやしい〔あやしー〕【怪しい】《形容詞》 ①気味が悪い。おかしな様子だ。「あやしー・ 雲・が・ 出・てき・た。」②疑わしい。信用できない。「あやしー・ 話・に・は・ のら・んとき。」

あやしがる【怪しがる】《動詞・ラ行五段活用》 怪しいと思う。気味が悪いと思う。「おかしな・ 恰好・を・ し・た・ 見慣れ・ん・ 人・が・ 通り・よっ・た・さかい・ みんな・が・ あやしがっ・とる。」

あやす《動詞・サ行五段活用》 小さな子どもの機嫌をとる。「あやし・たら・ にこっと・ 笑(わろ)・てくれ・た。」

あやとり【綾取り】《名詞、動詞する》 輪にした毛糸や紐を左右両手の指の先に掛けて、いろいろにさばいていって、あるいは、別の人がそれを受けて、いろいろな形に変化させる遊び。 「雨・の・ 日ー・に・ いととりし・て・ 遊ん・だ。」〔⇒いととり〕

あやふや《形容動詞や・です》 ものごとがはっきりしない様子。はっきりせず、判断がつかない様子。ものごとを決定したり、結論づけたりしない様子。「あやふやな・ こと・しか・ 言わ・へん・さかい・ あいつ・の・ 気持ち・が・ わから・へん。」「あやふやな・ 書き方・を・ し・とる・さかい・ 困っ・た。」〔⇒あいまい〕

あやまる【謝る】《動詞・ラ行五段活用》 許しを請い願う。わびる。「ほんまに・ 申し訳ない・と・ 思う・ん・やっ・たら・ 丁寧に・ あやまり・なはれ。」

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2012年6月23日 (土)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1034)

あまちゃ【甘茶】《名詞》 甘みのあるお茶。「お釈迦さん・に・ あまちゃ・を・ かける。」◆花祭りの日にお釈迦様の像にかける、とされていた。

あまったるい【甘ったるい】《形容詞》 嫌になるほど甘い。「ちょっと・ あまったるい・ カレー」「あまったるい・ 饅頭」〔⇒あまたるい〕

あまったれる【甘ったれる】《動詞・ラ行下一段活用》 ひどく甘える。「あまったれ・て・も・ 何・も・ 買(こ)ー・から・へん・ぞ。」〔⇒あまたれる〕

あまらす【余らす】《動詞・サ行五段活用》  残す。多すぎて残ってしまう。あまるようにする。「あまらし・たら・ 捨て・んならん・さかい・ もったいない。」〔⇒あます〕

あまり《副詞》 ①たいして。「あまり・ 嬉しー・と・は・ 思わ・なんだ。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。②過度に。「今日・は・ あまり・ 天気・が・ 良(よ)ー・て・ かえって・ 暑かっ・た。」〔⇒あまし、あんまし、あんまり〕

あんまし《副詞》 ①たいして。「あんまし・ 気乗り・が・ し・まへ・ん・なー。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。②過度に。「あんまし・ 期待せ・ん・ 方・が・ 良(え)ー・やろ。」〔⇒あまり、あまし、あんまし、あんまり〕

あんまり《副詞》 ①たいして。「あんまり・ 嬉しー・ 話・でも・ あら・へん。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。②過度に。「あんまり・ 調子・に・ 乗っ・たら・ 人・に・ 笑わ・れる・ぞ。」〔⇒あまり、あまし、あんまし〕

あまど【雨戸】《名詞》 雨風を防ぐために、ガラス戸や障子などの外に付ける戸。「台風・で・ あまど・が・ とば・ん・よーに・ 釘・を・ 打つ。」

あまなっとう〔あまなっとー、あまなっと〕【甘納豆】《名詞》 小豆などを茹でて、糖蜜で煮詰めて、砂糖をまぶした菓子。「遠足・に・ あまなっと・を・ 持っ・ていく。」◆単に「なっとう」と言うことも多い。

あまのかわ【天の川】《名詞》 夜空に川のように見える、星の集まりでできた光の帯。「月・が・ 出・とら・ん・さかい・ あまのかわ・が・ よー・ 見える。」

あまみず【雨水】《名詞》 雨の水。雨が貯まった水。「あまみず・を・ 溜め・て・ 防火用水・に・ する。」

あまもり【雨漏り】《名詞、動詞する》 雨の水が建物の中に垂れてくること。また、その水。「あまもり・を・ たらい・で・ 受ける・」

あまやかす【甘やかす】《動詞・サ行五段活用》 可愛がりすぎて、わがままにしてしまう。「あまやかさ・ん・よーに・ 育てる。」

あまり【余り】《名詞》 ①残り。「御飯・の・ あまり・を・ 握り飯・に・ する。」②わり算で、割り切れないで残った数。「割り勘・に・ し・て・ 少々・の・ あまり・は・ わし・が・ 払う・わ。」

あまりもん【余り物】《名詞》 ①余ったもの。「あまりもん・や・けど・ 貰(も)ろ・・てくれる・か。」②食べ残りのもの。「あまりもん・で・ お茶漬け・を・ し・て・ 食べ・た。」

あまる【余る】《動詞・ラ行五段活用》 ①残る。余分にある。「来る・ 人・が・ 少のー・て・ 用意し・た・ 資料・が・ あまっ・た。」②わり算で、割り切れないで残る。■他動詞は「あます」。

あみ【網】《名詞》 ①糸や針金などで、目を粗く編んだもの。「あみ・に・ 編ん・だ・ 靴下。」②虫や魚をすくう道具。「あみ・で・ 雑魚(じゃこ)・を・ すくう。」

あみだ【阿弥陀】《名詞》 人の死後を救うと言われている仏。「あみだ・はん・を・ 拝む。」

あみだな【網棚】《名詞》 列車の客室の上の方に作られている、網で作られた荷物置きの場所。「傘・を・ あみだな・に・ 載せ・て・ 忘れ・てき・た。」◆現在では、金属製が多くなって、網で作られたものはなくなっているが、それでも「あみだな」という言葉を使う。

あみど【網戸】《名詞》 風通しを良くし、虫の入るのを防ぐための、網を張った戸。「窓・を・ あみど・に・ する。」

あみもん【編み物】《名詞、動詞する》 毛糸などを編んで、帽子・セーターなどを作ること。また、編まれた物。「夜なべ仕事・に・ あみもん・を・ する。」「あみもん・の・ 靴下」

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2012年6月22日 (金)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1033)

あまえた【甘えた】《名詞》 甘えん坊。甘ったれの子ども。「この・ 子・は・ いつ・まで・ たっ・ても・ あまえた・や・なー。」

あまえたごえ【甘えた声】《名詞》 甘ったれた声。甘ったれた言い方。「あまえたごえ・を・ 出し・ても・ 聞い・たら・へん・ぞ。」

あまえたしょうがいた【甘えた生姜板】《唱え言葉》 甘えん坊をはやし立てる言葉で、「お前は甘えん坊だ」という意味を込めている。

あまえる【甘える】《動詞》 わがままを言ったり、慣れ親しむようにしたりする。「母親・に ・ あまえ・て・ 育っ・た。」

あまがえる【雨蛙】《名詞》 緑色をした、小型の蛙。「八つ手・の・ 葉ー・に・ あまがえる・が・ とまっ・とる。」

あまがき【甘柿】《名詞》 甘くて、そのまま食べられる柿。「うち・の・ 家・に・は・ あまがき・の・ 木ー・が・ 一本・ ある・ねん。」■対語=「しぶがき」

あまがさ【雨傘】《名詞》 雨が降るときに差す傘。「これ・は・ あまがさ・と・ 日傘・の・ 兼用・に・ 使(つこ)・とる・ねん。」■対語=「ひがさ」

あまがっぱ【雨合羽】《名詞》 雨に濡れることを避けるための合羽。「あまがっぱ・を・ 着・て・ 自転車・に・ 乗る。」

あまからい【甘辛い】《形容詞》 甘さと辛さの両方が感じられる。「いかなご・を・ あまかろー・ 炊い・て・ 釘煮・に・ する。」■類語=「あまずいい」

あまぐ【雨具】《名詞》 雨の時に身に付ける、傘・雨靴・レインコートなど。「今日・は・ あまぐ・ 持っ・ていか・んと・ あき・まへん・ぜ。」

あまくち【甘口】《名詞》 他のものに比べて甘みが強い飲み物や食べ物。「あまくち・の・ 酒・や・さかい・ 何ぼ・でも・ 飲める。」■対語=「からくち」

あまぐも【雨雲】《名詞》 雨を降らせる可能性の強い雲。「西・の・ 空・に・ 黒い・ あまぐも・が・ 出・てき・た。」

あまぐり【甘栗】《名詞》 甘くて、煎った栗。「祭り・を・ 見・に・ 行っ・て・ あまぐり・を・ 買(こ)ー・た。」

あまざけ【甘酒】《名詞》 餅米の粥に糀を混ぜて作った、甘い飲み物。「お雛さん・に・ あまざけ・を・ 供える。」

あまざらし【雨晒し】《名詞、形容動詞》 ①雨に濡れたままになっていること。「ブルドーザー・が・ あまざらし・に・ なっ・とる。」②野外にあって、雨に濡れる可能性のあること。「あまざらし・の・ 場所・に・ 掲示板・を・ 作る。」

あまし《副詞》 ①たいして。「あまし・ 良(え)ー・ 顔・は・ し・てくれ・へん。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。②過度に。「あまし・ 食べ過ぎ・ん・よーに・ せー。」〔⇒あまり、あんまし、あんまり〕

あまじお【甘塩】《名詞》  魚などに塩を施すときに、あまり塩をきかさないで軽くすること。「鰯・に・ あまじお・を・ する。」

あます【余す】《動詞・サ行五段活用》  残す。あまるようにする。「味噌汁・は・ あまさ・んと・ 飲み・なはれ。」「まわり・を・ あまさ・ん・よーに・ 絵・を・ 描(か)く。」〔⇒あまらす〕■自動詞は「あまる」。

あまずいい〔あまずいー〕【甘酸いい】《形容詞》 甘さと酸っぱさの両方が感じられる。「あまずいー・ 夏みかん」■類語=「あまからい」

あまたるい【甘たるい】《形容詞》 甘すぎて閉口する。嫌になるほど甘い。「ちょっと・ あまたるい・ ジュース」〔⇒あまったるい〕

あまだれ【雨垂れ】《名詞》 ①軒先などから落ちる、雨の滴。「あまだれ・が・ 落ち・ん・よーに・ 樋(とゆ)・を・ かける。」②空から落ちてくる雨。「あまがれ・が・ 顔・に・ かかっ・た。」

あまだれおち【雨垂れ落ち】《名詞》  雨の滴が軒先から落ちる、地上の線。「あまだれおち・まで・が・ うち・の・ 土地・や。」◆その線が、それぞれの地所の境界線だとする考えがあった。

あまたれる【甘たれる】《動詞・ラ行下一段活用》 ひどく甘える。「孫・が・ 来・たら・ あまたれ・て・ 困る・ねん。」〔⇒あまったれる〕

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2012年6月21日 (木)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1032)

あぶろじ《名詞》 植物の芽や葉などに群生して害を与える、ごく小さな虫。アリマキ。「あぶろじ・に・ 殺虫剤・を・ かける。」〔⇒あぶらむし〕

あべこべ《形容動詞や・です》 ものごとの位置、順序、方向などが逆になっている様子。「右・と・ 左・を・ あべこべに・ 描い・とる。」

あほ〔あほー〕【阿呆】《名詞、形容動詞や・です》 ①愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「あほな・ こと・を・ し・て・ 損・を・ し・た。」②ネジなどが利かなくなっていること。「この・ 錠前・は・ あほ・に・ なっ・とる・さかい・ 使(つこ)ー・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒あっぽ、ぼけ、だぼ、ばか、あほたれ、あほだら、あほんだれ、あほんだら〕

あほだら〔あほーだら〕【阿呆垂れ】《名詞、形容動詞や・です》 愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「お前・みたいな・ あほだら・は・ 珍(めんら)しい・ぞ。」◆相手を強く叱ったりたしなめたりするときに使うことが多い。〔⇒あほ、あほたれ、あほんだれ、あほんだら〕

あほたれ〔あほーたれ〕【阿呆垂れ】《名詞、形容動詞や・です》 愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「遅刻・ばっかり・ し・て・ あほたれや・なー。」◆相手を強く叱ったりたしなめたりするときに使うことが多い。〔⇒あほ、あほだら、あほんだれ、あほんだら〕

あほばかまぬけひょっとこなんきんかぼちゃ【阿呆馬鹿間抜けひょっとこなんきん南瓜】《唱え言葉》  相手をはやしたてて、馬鹿な行為などを笑うときなどに使う言葉。◆子どもの頃に、言い合ったりした。

あほしょうじき〔あほしょーじき〕【阿呆正直】《名詞、形容動詞や・です》 あまりに正直すぎて、気が利かない様子。また、そのような人。「あほしょーじきや・さかい・ 損・ばっかり・ し・とる。」

あほていねい〔あほてーねー〕【阿呆丁寧】《形容動詞や・です》 ばかばかしいほどに、丁寧すぎる様子。「あほてーねーな・ 挨拶し・たら・ 笑わ・れる。」

あほな【阿呆な】《連体詞》 馬鹿げている。常識はずれである。「そんな・ あほな・ こと・を・ 言わ・んとい・てんか。」

あほのこっちょう〔あほのこっちょー〕【阿呆の骨頂】《形容動詞や・です》 あまりにも馬鹿げている様子。「時計・を・ 見間違え・て・ 遅刻し・た・ん・かいな。あほのこっちょーや。」

あほみたい【阿呆みたい】《形容動詞や・です》 馬鹿げている様子。「あほみたいな・ こと・を・ ごじゃごじゃ・ 言(ゆ)ー・て・ 喧嘩し・とる。」

あほらしい〔あほらしー〕【阿呆らしい】《形容詞》 ①自分が不利益を被った状態だ。「騙さ・れ・て・ 偽物・ 買わさ・れ・て・ あほらしかっ・た。」②馬鹿馬鹿しい。「あほらしー・ 漫才」

あほらしないな【阿呆らしないな】《連体詞》 馬鹿げている。何の取り柄もない。「あほらしないな・ 話・を・ 聞かさ・れ・た。」

あほんだら【阿呆垂れ】《名詞、形容動詞や・です》 愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「あほんだら・ ちゃんと・ 前・ 見・て・ 歩け。」◆相手を強く叱ったりたしなめたりするときに使うことが多い。感動詞のように使うこともある。「あほんだら! よー・ そんな・ 暢気な・ こと・を・ 言(ゆ)ー・とる。」〔⇒あほ、あほたれ、あほだら、あほんだれ〕

あほんだれ【阿呆垂れ】《名詞、形容動詞や・です》 愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「あほんだれ・が・ また・ 失敗し・やがっ・た。」◆相手を強く叱ったりたしなめたりするときに使うことが多い。感動詞のように使うこともある。〔⇒あほ、あほたれ、あほだら、あほんだら〕

あまあま【甘々】《副詞と》 厳しくない様子。甘やかしている様子。「あまあま・ 言(ゆ)ー・とっ・たら・ つけ上がっ・てくる・かも・ しれ・へん。」

あまい【甘い】《名詞》 ①砂糖のような味がする。「昔・の・ サッカリン・も・ 甘かっ・た・なー。」②厳しくない。「孫・に・は・ あまい。」「点・の・ 付け方・が・ あまい。」③心を迷わせる。「あまい・ こと・を・ 言(ゆ)ー・ やつ・に・は・ 気ー・ つけ・なはれ・や。」■類語=「からい」「しおからい」「にがい」

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2012年6月20日 (水)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1031)

あひる【家鴨】《名詞》 足に大きな水掻きがある、水の近くで飼う鳥。「池・で・ あひる・が・ 泳い・どる。」

あびる【浴びる】《動詞・バ行上一段活用》 水などを体にかける。「汗・を・ かい・た・さかい・ シャワー・を・ あび・よー。」

あぶ【虻】《名詞》 蝿に似て、少し大きい昆虫。「あぶ・に・ かま・れ・た。」

あぶく【泡】《名詞》 (口などから出す)泡。「赤爪の・ 蟹・が・ あぶく・を・ 出し・とる。」

あぶせる【浴ぶせる】《動詞・サ行下一段活用》 ①水などを勢いよくかける。水などを不意にかける。「湯・を・ あぶせ・たら・ やけどする・がな。」②不本意なことをされる。「人・に・ 罪・を・ あぶせ・たら・ あき・まへ・ん。」〔⇒あびせる〕

あぶない【危ない】《形容詞》 ①危険である。「段梯子・から・ 落ち・たら・ あぶない・さかい・ 気ー・ つけ・よ。」②悪くなりそうだ。良い状態が続かない。「昼から・は・ あぶない・ 天気・や。」〔⇒あむない〕

あぶら【油】《名詞》 水と混ざらない、燃えやすい液体。「あぶら・で・ 揚げる。」「あぶら・が・ 切れ・て・ 動か・へん。」◆食用油のことも言い、石油類全般のことも言う。

あぶら【脂】《名詞》 動物の体にある脂肪。「あぶら・の・ 汗・を・ かく。」「あぶら・の・ よー・ のっ・た・ 秋刀魚」

あぶらあげ【油揚げ】《名詞》 薄く切った豆腐を油で揚げたもの。「あぶらあげ・で・ 巾着絞り・を・ 作る。」〔⇒あぶらげ、あげ〕

あぶらがのる【脂がのる】《動詞・ラ行五段活用》 ①(魚・肉の)脂肪が多くて美味しい。「今・の・ 鯛・は・ あぶら・が・ のっ・て・ うまい・ぞ。」②仕事などが熟練の域に達する。「四十代・は・ あぶらがのっ・た・ 時期・や。」◆「あぶら・が・ よー・ のっ・た・ …」のように、途中に連用修飾語が入ることがある。

あぶらかす【油粕】《名詞》 植物の種から油を抜き取ったあとのかすで、肥料として使うもの。「植木鉢・の・ 土・に・ あぶらかす・を・ 混ぜる。」

あぶらがみ【油紙】《名詞》 油を染み込ませた、防水用の紙。「ひっつか・ん・よーに・ 上・に・ あぶらがみ・を・ 置い・とく。」

あぶらげ【油揚げ】《名詞》 薄く切った豆腐を油で揚げたもの。「あぶらげ・で・ いなり寿司・を・ 作る。」〔⇒あぶらあげ、あげ〕

あぶらぜみ【油蝉】《名詞》 黒褐色の大型の蝉。熊蝉。「朝・ 早(はよ)ー・から・ あぶらぜみ・が・ 鳴い・て・ やかましー。」

あぶらみ【脂身】《名詞》 肉の、脂肪の多い部分。「あぶらみ・の・ 多い・ 牛肉・や・なー。」

あぶらむし【油虫】《名詞》 ①光沢のある黒い色をして扁平な体の虫。ゴキブリ。「台所・の・ 床・を・ あぶらむし・が・ 這(ほ)ー・とる。」②植物の芽や葉などに群生して害を与える、ごく小さな虫。アリマキ。「葉ー・の・ 裏・に・ あぶらむし・が・ つい・とる。」〔②⇒あぶろじ〕

あぶらめ《名詞》 近海の磯などにすむ、緑色を帯びた褐色の魚。アイナメ。「小学生・の・ 頃・は・ ごんぼ竿・を・ 何本・も・ 持っ・て・ 毎日・の・よーに・ あぶらめ・の・ 釣り・を・ し・とっ・た・」「あぶらめ・釣り・を・ し・た・けど・ しんこ・ばっかり・で・ ふるせ・が・ 釣れ・へん。」

あぶりだし【焙り出し】《名詞》 蜜柑の汁などで紙に絵や文字を書いて乾かし、火にあぶると書いたものが見えてくるもの。「正月・の・ 頃・は・ あぶりだし・を・ し・て・ 遊ん・だ・なー。」◆子どもの遊びとしては、最近は見かけなくなった。

あぶる【焙る】《動詞・ラ行五段活用》 ①火に当てて温める。「火鉢・で・ 手・を・ あぶる」②火に当てて軽く焼く。「海苔・を・ あぶっ・て・ 食べる。」「するめ・を・ あぶる。」

あぶれる《動詞・ラ行下一段活用》 はじき出されて、ありつけなくなる。「希望者・が・ ぎょーさん・ おっ・て・ あぶれ・ても・た。」「仕事・に・ あぶれる。」

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2012年6月19日 (火)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1030)

あのへん《名詞》 ①あの場所の辺り。「あのへん・に・ 市役所・が・ ある。」②あの時のあたり。「あのへん・が・ 一番・ 好調な・ 時代・やっ・た。」■類語=「このへん」「そのへん」「どのへん」

あのよ【あの世】《名詞》 人が死んでから行くと考えられているところ。「あのよ・の・ こと・なんか・ 考え・へん。」■対語=「このよ」

あぱーと〔あばーと〕【アパート】《名詞》 一つの建物の中を区切って貸している住宅。「若い・ 時・は・ あぱーと・に・ 住ん・どっ・た。」◆「あばーと」と発音する人もいる。

あばて【慌て】《名詞》 ①落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あばて・や・さかい・ 定期・を・ 忘れ・てき・た。」②不意をつかれて落ち着きを失うこと。うろたえること。まごつくこと。「あばて・を・ せ・ん・よーに・ 落ち着け。」〔⇒あわて、①⇒あわてがみ、あわてもん、あわてんぼ、あばてがみ、あばてもん、あばてんぼ〕                                             

あばてがみ【慌てがみ】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あばてがみ・や・なー。もっと・ 落ち着き・なはれ。」〔⇒あわて、あわてもん、あわてがみ、あわてんぼ、あばて、あばてもん、あばてんぼ〕                        

あばてもん【慌て者】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あんた・は・ あばてもん・や・けど・ ちょっと・は・ 落ち着き・なはれ。」〔⇒あわて、あわてがみ、あわてもん、あわてんぼ、あばて、あばてがみ、あばてんぼ〕

あばてる【慌てる】《動詞・タ行下一段活用》 ①不意をつかれて落ち着きを失う。驚いてまごまごする。「あばて・たら・ 怪我する。」②ひどく急ぐ。「あばて・い・でも・ 手ー・を・ 上げ・たら・ バス・が・ 待っ・てくれる。」〔⇒あばてる〕

あばてんぼ〔あばてんぼー〕【慌てん坊】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あばてんぼー・が・ また・ 忘れ物・を・ し・た。」〔⇒あわて、あわてがみ、あわてもん、あわてんぼ、あばて、あばてがみ、あばてもん〕      

あはは《感動詞》 大きく口を開けて笑う様子。大きく口を開けて笑うときに出す声。「あはは・ この・ 漫才・は・ おもろい・なー。」〔⇒あっはっは〕

あばば《名詞、動詞する》 小さな子が、手を口に当てたり離したりして発音する様子。手を口に当てたり離したりして発音する言葉。◆幼児語。「あばばばば…」と続けて言うこともある。

あばよ《感動詞》 別れるときに言う言葉。「あばよ。ほんなら・ また・ 明日。」◆本来は、「会はばや」(また会いたい)という言葉に由来すると言われている。

あばら《名詞》 ①肋骨。「あばら・の・ あたり・が・ 痛い。」②(魚などの)太くて中心になっている骨。「あばら・に・ つい・とる・ 身ー・まで・ せせっ・て・ 食う。」〔⇒あばらぼね〕

あばらぼね《名詞》 ①肋骨。「こけ・て・ 胸・を・ 打っ・て・ あばらぼね・に・ ひび・が・ はいっ・た。」②(魚などの)太くて中心になっている骨。「あばらぼね・は・ 堅い・さかい・ 気ーつけ・て・ 食べ・なはれ。」〔⇒あばら〕

あばらや【あばら屋】《名詞》 粗末な家。荒れ果てた家。「わざわざ・ こんな・ あばらや・まで・ 来・てくれ・た・ん・かいなー。」◆自分の家のことを謙遜して言うことがある。

あばれる【暴れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①乱暴なことをする。「牛・が・ あばれ・て・ 怪我 し・そーに・ なっ・た。」②存分に自由に振る舞う。「会社・で・ 好きな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・て・ あばれ・とる・みたいや。」

あばれんぼう〔あばれんぼー、あばれんぼ〕【暴れん坊】《名詞》 乱暴な行いをする人。「小(こ)まい・ 子ー・の・ 時分・は・ あばれんぼー・の・ 方・が・ えー・やろ。」

あびせる【浴びせる】《動詞・サ行下一段活用》 ①水などを勢いよくかける。水などを不意にかける。「シャワー・の・ 水・を・ あびせる。」②不本意なことをされる。「悪口・を・ あびせ・られ・る。」〔⇒あぶせる〕

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2012年6月18日 (月)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1029)

あなもん【穴門】《名詞》 鉄道線路などの下を潜ってトンネルになっている、断面の小さな道。「あなもん・は・ 人・しか・ 通ら・れ・へん。」
◆鉄道線路の下を潜るトンネルで、内側には赤レンガが張られ、形はアーチ式である。車が通るようにはできていない。谷崎潤一郎の『細雪』の中には「マンボウ」という言葉が使われているが、同じもののことを指しているようであるから、阪神間にも明石と同様のものがあるようである。また、鉄道以外のものでは、高くなっている道路の下や、農業用水路の下を潜るものも、狭く細いものであれば「あなもん」と言っておかしくないと思われる。「あなもん」は、文字通り穴のような感じがして、閉塞感があり、狭く鬱陶しい通り道である。

あに【兄】《名詞》 年上の、男のきょうだい。「あに・が・ 二人・ おり・ます・ねん。」■類語=「あね」「おとうと」「おとと」「いもうと」「いもと」

あにき【兄貴】《名詞》 年上の、男のきょうだいのことを親しんで言う言葉。「あにき・は・ 三つ・ 上・なんや。」■類語=「あねき」

あにきさん【兄貴さん】《名詞》 年上の、男のきょうだいのことを敬って言う言葉。「あんた・の・ あにきさん・は・ お元気・です・か。」■類語=「あねきさん」

あにさん【兄さん】《名詞》 年上の、男のきょうだいのことを敬ったり、親しみを込めたりして言う言葉。「あんた・は・ あにさん・と・ なんぼ・ 年・が・ 違う・の。」「本家・の・ あにさん」■類語=「あねさん」「あねはん」「おとうとさん」「おとうとはん」「おととさん」「おととはん」「いもうとさん」「いもうとはん」「いもとさん」「いもとはん」

あね【姉】《名詞》 年上の、女のきょうだい。「私・の・ あね・は・ 姫路・に・ 嫁入りし・とり・ます。」■類語=「あに」「おとうと」「おとと」「いもうと」「いもと」

あねき【姉貴】《名詞》 年上の、女のきょうだいのことを親しんで言う言葉。「あねき・に・ 息子・が・ 二人・ おり・ます。」◆使用頻度は低い。■類語=「あにき」

あねきさん【姉貴さん】《名詞》 年上の、女のきょうだいのことを敬って言う言葉。「こないだ・ あねきさん・と・ 会い・まし・た・よ。」◆「あねはん」を多く使うので、「あねきさん」の使用頻度は低い。■類語=「あにきさん」

あねさん【姉さん】《名詞》 年上の、女のきょうだいのことを敬ったり、親しみを込めたりして言う言葉。「わし・は・ あんた・の・ あねさん・と・ 同い年・や。」■類語=「あにさん」「あねはん」「おとうとさん」「おとうとはん」「おととさん」「おととはん」「いもうとさん」「いもうとはん」「いもとさん」「いもとはん」

あねさんにょうぼう〔あねさんにょーぼー〕【姉さん女房】《名詞》 妻が年上である夫婦。「あの・ 家・は・ あねさんにょーぼー・や。」〔⇒あねはんにょうぼう〕

あねはん【姉はん】《名詞》 年上の、女のきょうだいのことを敬って言う言葉。「あんた・の・ あねはん・は・ どこ・に・ 住ん・どっ・て・のん。」◆「あねはん」は使うが、「あにはん」という言い方はしない。■類語=「あにさん」「おとうとさん」「おとうとはん」「おととさん」「おととはん」「いもうとさん」「いもうとはん」「いもとさん」「いもとはん」

あねはんにょうぼう〔あねはんにょーぼー〕【姉はん女房】《名詞》 妻が年上である夫婦。「若(わこ)ー・ 見え・て・ あねはんにょーぼー・の・よー・に・は・ 見え・ん・なー。」〔⇒あねさんにょうぼう〕

あの《連体詞》 ①遠くのものを指す言葉。「あの・ 辺り・に・ 駅・が・ ある。」②関係ある人がみんな知っている物事を指す言葉。「あの・ 話・は・ もー・ 解決し・た。」「あの・ 事故・が・ 起き・た・ん・は・ 一昨年(おとどし)・や。」■類語=「この」「その」「どの」

あのなあ〔あのな、あのなー〕《感動詞》 呼びかけたり、言葉を少しためらったりするときに使う言葉。「あのなー・ ちょっと・ 考え・てくれ・へん・か。」〔⇒あんなあ〕

あののう〔あのの、あののー〕《感動詞》 呼びかけたり、言葉を少しためらったりするときに使う言葉。「あののー・ わし・の・ 言(ゆ)ー・ こと・も・ 聞ー・てくれ・や。」◆少しぞんざいな言い方である。〔⇒あんのう〕

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2012年6月17日 (日)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1028)

あととり【跡取り】《名詞》 家の財産などを相続すること。また、相続をする人。「うち・は・ 女・の・ 子・ばっかり・で・ あととり・が・ おら・ん・ねん。」〔⇒あとつぎ〕

あととりむすこ【跡取り息子】《名詞》 家の財産などを相続する男子。「しっかりし・た・ あととりむすこ・や・なー。」

あととりむすめ【跡取り娘】《名詞》 婿養子を迎えて、家の財産などを相続する女子。「あととりむすめ・に・ 男・の・ 子ー・が・ 生まれ・て・ 一安心・ し・とる・とこ・や。」

あとのつき【後の月】《名詞》 ①何かのあった、次の月。「あとのつき・に・ 運動会・を・ 延ばし・た。」②先月。「あとのつき・の・ 五日・に・ 亡くなっ・た・そーや。」

あとのとし【後の年】《名詞》 何かのあった、次の年。「あとのとし・に・は・ 台風・は・ 来・なんだ。」

あとのひ〔あとのひー〕【後の日】《名詞》 何かのあった、次の日。「あとのひー・に・ 謝り・に・ 行っ・た。」

あとばらい【後払い】《名詞、動詞する》 代金をあとで払うこと。「今・ 金・が・ ない・さかい・ あとばらい・に・ し・ておくん・なはれ。」「この・ バス・は・ あとばらい・や。」■反対語=「まえばらい」「さきばらい」

あとひく【後引く】《動詞・カ行五段活用》 ①物事が終末を迎えないで、問題が残っている。「喧嘩・が・ あとひー・て・ しっくり・ いか・へん・ねん。」「風邪・が・ すっきりと・ せ・んと・ あとひー・とる。」②味や香りなどが、のちまで残る。「ひつこい・ 味・が・ あとひー・て・ 困る・なー。」

あとまわし〔あとまーし〕【後回し】《名詞、動詞する》  先にすべき事を、後に残してすること。「宿題・を・ あとまーし・に・ し・て・ 遊ん・で・ばっかり・や。」

あともどり【後戻り】《名詞、動詞する》  ①道を引き返すこと。「行き過ぎ・て・ あともどりする。」②良い方へ向かっていたことが、良くない方へ向かうようになること。「暑さ・が・ あともどりし・た。」「寒ー・なっ・て・ 病気・が・ あともどりし・た。」

あとより【後寄り】《名詞、動詞する》 前向きのままで後ろにさがること。「子ども・が・ あとより・で・ 歩ける・よーに・ なっ・た。」「自動車・を・ あとよりさ・せる。」〔⇒あとじょり〕

あとより【後寄り】《名詞、形容動詞や・です》 全体の中で、後ろの分類に属すること。「席・は・ あとよりやっ・た・さかい・ ちょっと・ 見にくかっ・た。」■対語=「まえより」

あな【穴】《名詞》 ①窪んだ所。「庭・に・ あな・を・ 掘っ・て・ 池・を・ 作る。」②向こうまで突き抜けている部分。「塀・に・ あな・が・ 空い・とる。」③損。不足。「損し・た・ あな・を・ 埋める。」

あない《副詞に》 あのように。「あない・ し・たら・ 速(はよ)ー・ 走れる・ん・や・なー。」「あないに・ 高い・ もん・は・ よー・ 買わ・ん。」「あない・ 怒ら・んでも・ えー・のに。」■類語=「こない」「そない」「どない」

あないな《連体詞》 あのような。「あないな・ 言ー方・ さ・れ・たら・ 誰(だい)・でも・ 怒る・わ・のー。」「あないな・ こと・を・ よー・ 平気で・ 言(ゆ)ー・もん・や。」■類語=「こないな」「そないな」「どないな」。〔⇒あんな〕

あなうめ【穴埋め】《名詞、動詞する》 ①穴を埋めること。「運動場・に・ でけ・た・ あなうめ・を・ し・た。」②足りないところを補うこと。「借金・の・ あなうめする。」

あなご【穴子】《名詞》 鰻に似た魚で、鰻よりもあっさりした味のする魚。◆瀬戸内海でよく獲れて、あなご焼きは高砂・明石あたりの名産品になっている。「あなご・の・ 押し寿司・を・ こしらえる。」

あなどる【侮る】《動詞・ラ行五段活用》 軽く見る。馬鹿にする。「人・を・ あなどり・やがっ・て。おぼえ・とけ。」

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2012年6月16日 (土)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1027)

あてる【当てる】《動詞・タ行下一段活用》 ①ぶつからせる。触れさせる。「ボール・を・ 壁・に・ あて・たら・ あか・ん・ぞ。」「自転車・に・ 乗っ・とっ・て・ 大きな・ 木ー・に・ あて・た。」②命中させる。狙ったとおりにうまくいくようにする。「的・のめ 真ん中・に・ あてる。」「宝くじ・を・ あてる。」③冷気・暖気・熱気・風の流れ・光などを受けるようにさせる。「洗濯物・を・ 風・に・ あて・て・ 乾かす。」「ストーブ・に・ あてる。」「お日さん・に・ あてる。」「パーマ・を・ あてる。」◆パーマは「かける」とも言う。④おおうようにして、あてがう。「手拭い・を・ 鼻・に・ あてる。」「破れ・た・ ところ・に・ 継ぎ・を・ あてる。」⑤配当する。「一人・ 千円・ずつ・ あて・て・ 払う。」「休み・を・ 三日・ずつ・ あてる。」
⑥予定する。当てにする。充当する。「あんた・を・ 当番・の・ 一人・に・ あて・とく・ぞー。」⑦指名する。「前・から・ 五人目・の・ 人・を・ あてる。」■自動詞は「あたる」

あと【後】《名詞》 ①後ろ。「あと・から・ 何人・ 来・て・です・か。」②これから先。「あと・で・ 連絡し・ます。」③残り。「あと・は・ あいつ・に・ 任せ・とこ・ー。」■反対語=「まえ」

あと【跡】《名詞》 ①残った印。「鉛筆・で・ 書い・た・ あと・が・ 残っ・とる。」②昔、何かがあった所。「城・の・ あと・が・ 公園・に・ 整備さ・れ・た。」

あとあし【後足】《名詞》 後ろ足。「犬・が・ あとあし・で・ 砂・を・ かけ・とる。」■類語=「まえあし」

あとあじ【後味】《名詞》 ①食べたあとに残る味。「あとあじ・が・ さっぱり・ し・とる。」②物事が終わったあとの感じ。「途中・で・ もめ・て・ あとあじ・の・ 悪い・ 試合・やっ・た。」〔①⇒あとくち〕

あとあと【後々】《名詞》 のちのこと。ずっとあと。「あとあと・ 喧嘩せ・ん・よーに・ きちんと・ 仲直りし・とき。」〔⇒さきざき〕

あとおし【後押し】《名詞、動詞する》 ①後ろから押すこと。「リヤカー・の・ あとおし・を・ し・てください。」②励ましたり手助けしたりすること。「みんな・の・ あとおし・で・ 優勝・が・ でけ・た。」

あとかけ【後かけ】《名詞、動詞する》 幼児の履き物が脱げないように、足と履き物の後ろとを結びつけること。「草履・の・ あとかけ・を・ する。」

あとかたづけ【後片付け】《名詞、動詞する》 何かした後の始末をすること。「食事・の・ あとかたづけ・を・ する。」〔⇒かたづけ〕

あとくち【後口】《名詞》 食べたあとに残る味。「饅頭・の・ あとくち・が・ 悪い・さかい・ お茶・でも・ 飲も・か。」〔⇒あとあじ〕

あとさき【後先】《名詞、③形容動詞や・です》  ①前と後ろ。「列・の・ あとさき・に・ 先生・が・ つい・とる。」②物事の順序。「あとさき・ 考え・て・ もの・を・ 言(ゆ)わ・んと・ いか・ん。」③逆。「挨拶し・てもらう・ 順番・が・ あとさきに・ なっ・た。」

あとさし《名詞、動詞する》 互いに足を向け合う形で横になること。足を向け合う形に布団を敷いて、足先を一つの炬燵に集めて暖をとって寝ること。「子ども同士・を・ あとさしし・て・ 寝・さす。」

あとしまつ【後始末】《名詞、動詞する》 何かした後を片付けること。混乱した物事に決着をつけること。「運動会・の・ あとしまつ・を・ する。」「喧嘩・の・ あとしまつする。」

あとじょり【後寄り】《名詞、動詞する》 前向きのままで後ろにさがること。「あとじょりし・て・ 溝・に・ はまっ・た。」〔⇒あとより〕

あとつぎ【跡継ぎ】《名詞、動詞する》 ①家の財産などを相続すること。また、相続をする人。「あんたとこ・は・ しっかりし・た・ あとつぎ・が・ おっ・て・ よろしー・なー。」②物事のあとを受け継ぐこと。また、受け継ぐ人。「先輩・の・ あとつぎ・を・ し・て・ コーチ・に・ なる。」〔①⇒あととり〕

あとつぐ【跡継ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 財産や物事などを、親などから受け継ぐ。「親・の・ あとつい・で・ 商売し・とる・ねん。」「退職し・た・ 先輩・の・ あとつい・で・ 仕事・を・ する。」

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2012年6月15日 (金)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1026)

あて【当て】《名詞》 ①目当て。目的。「あて・も・ 無(の)ー・ 歩き回っ・とる。」②見込み。期待するもの。頼りにするもの。「就職する・の・に・ 良(え)ー・ あて・は・ あり・まん・の・か。」「何・ぞ・ あて・が・ ある・ん・やろ。」「あて・が・ 外れる。」③補修に使う布や板など。「あて・の・ 切れ」④酒の肴にするもの。「とりあえず・ ビール・や。あて・は・ なん・でも・ かま・へん・よ。」〔⇒あてど。④つまみ〕

あてがう《動詞・ワア行五段活用》 ①ぴったりとくっつける。「折れた・ 腕・に・ 木ー・を・ あてがう。」②割り当てて与える。「パン・ 一個・ずつ・ あてご・とい・たら・ ちょっと・の・ 間・は・ 静かに・ し・とる・やろ。」

あて(が)はずれる【当て(が)が外れる】《動詞・ラ行下一段活用》 予期したとおりではない。見込みどおりに事柄が進展しない。「あてがはずれ・て・ 宝くじ・が・ 当たら・なんだ。」

あてこすり《名詞》 遠回しに、人の悪口などを言うこと。他のことにことよせてなじること。つらあて。「あてこすり・みたいに・ 言(ゆ)わ・んと・ はっきり・ 言(ゆ)ー・てんか。」◆マッチのことを「あてこすり」(当てて擦って発火させる)と表現するのを初めて聞いたときは、驚くとともに、うまい表現だと思った。

あてこする《動詞・ラ行五段活用》 遠回しに、人の悪口などを言う。他のことにことよせてなじる。つらあてをする。「あてこすら・れ・て・ 皮肉・ 言わ・れ・てん。」

あてさき【宛先】《名詞》 手紙・荷物などの送り先としての、住所や名前。「贈り物・の・ あてさき」〔⇒あてな〕

あてすっぽ〔あてすっぽー、あてずっぽ、あてずっぽー〕《名詞、形容動詞》 特別な理由もなく推量すること。適当に言うこと。出鱈目に言うこと。「あてすっぽで・ 言(ゆ)ー・たら・ 当たっ・た。」「あてすっぽで・ バット・ 振っ・ても・ 当たる・ とき・が・ ある。」

あてつけ【当て付け】《名詞、動詞する》 何かにかこつけて、悪く言ったり態度で現したりすること。「あてつけ・を・ 言わ・んと・ もっと・ はっきり・ 言(ゆ)ー・たら・ どない・や・ねん。」

あてつける【当て付ける】《動詞》 何かにかこつけて、悪く言ったり、態度で現したりする。「自分・の・ 失敗・を・ わし・に・ あてつけ・やがっ・た。」

あてど【当て所】《名詞》  目当て。頼りにするところ。「金・を・ 借る・ あてど・は・ あら・へん。」〔⇒あて〕

あてな【宛名】《名詞》  手紙・荷物などの送り先としての、住所や名前。「葉書・の・ あてな・を・ 間違(まちご)ー・て・ 書い・た。」〔⇒あてさき〕

あてはずれ【当て外れ】《名詞、形容動詞や・です》 予期したとおりではないこと。見込みどおりに事柄が進展しないこと。「今年・の・ 阪神・は・ あてはずれで・ 弱い・のー。」

あてはまる【当てはまる】《動詞・ラ行五段活用》 あるものに、よく合う。該当する。「昔・の・ 中学校・は・ 今・の・ 高等学校・に・ あてはまる。」

あてはめる【当てはめる】《動詞・マ行下一段活用》  ①よく合うようにする。「玄関・に・ あてはめ・て・ 絵ー・を・ 選ぶ。」②配分などをする。「寄付金・の・ 額・を・ 一軒・ごと・に・ あてはめる。」

あてもん【当て物】《名詞、動詞する》 ①くじ引きなどで景品を割り当てるやり方。特に、駄菓子屋などで子ども相手に行うくじ引き。懸賞。「あてもん・を・ 引く。」「あてもん・で・ 一等・が・ 当たっ・た。」②可能性の少ないもの。あまり期待してはいけないもの。「あてもん・や・さかい・ 期待せ・んとい・て・な。」
◆「あてもん」は、近所の駄菓子屋にもあったが、祭りの夜店などにもあった。三角くじを引いたり、何本もの糸の中から一本を選んで引いたり、ルーレットを回したり、レバーを操作したりと、「あてもん」にはいろんなやり方があった。良いものが当たるかもしれないという期待感と、引く瞬間のどきどきする思いと、駄目であっても次回に望みを託す気持ちも込めて、子どもたちは「あてもん」に引き込まれていく。大人になっても、会社などの行事(忘年会など)に「あてもん」を登場させる。「くじびき」という冷静な言葉よりも、「あてもん」という言い方に引かれるのは、大人も子どもも変わりがない。

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2012年6月14日 (木)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1025)

あっぱ《名詞》 人や動物の大便。「道・の・ 真ん中・に・ 牛・の・ あっば・が・ 落ち・とる。」〔⇒うんこ、ばば〕

あっはっは《感動詞》 大きく口を開けて笑う様子。大きく口を開けて笑うときに出る声。「あっはっは・ それ・は・ おもろい・ 話・や・なー。」「あっはっは・ これ・が・ 笑わ・んと・ おれる・かい。」◆人を小馬鹿にしたような笑いのときにも使う。〔⇒あはは〕

あっぱっぱ〔あっぱっぱー〕《名詞》 夏に女性が家の中で着るワンピース。簡単服。「夏・は・ あっぱっぱ・が・ 涼しー・て・ えー・なー。」

あつばる【集まる】《動詞・ラ行五段活用》 多くの人やものがひとつの所に寄る。「学校・に・ あつばっ・て・ 遠足・に・ 行く。」〔⇒あつまる、よる〕

あっぷる【アップル】《名詞》 林檎ジュースのような味・風味がする飲み物。「ラムネ・も・ 好きや・し・ あっぷる・も・ 好きや。」
◆子どもの頃は、「あっぷる」が正式の名称であると思っていた。けれども、英語でアップルというのは林檎のことであると知ったときから、ちょっとおかしいと思い始めた。

あっぷあっぷ《形容動詞や・です、動詞する》 ①ぎりぎりの状態にある様子。困難な状態に押しつぶされそうになって苦しんでいる様子。「安い・ 給料・で・ 一か月・ あっぷあっぷし・て・ 暮らし・とる・ねん。」「五人家族・を・ 養う・の・は・ あっぷあっぷや。」②水に溺れそうになってもがく様子。「川・の・ 中・で・ あっぷあっぷし・とる・ 人・が・ おる・さかい・ 早(はよ)ー・ 助け・たれ。」〔⇒あっぷっぷ〕

あっぷっぷ《形容動詞、動詞する》 ①ぎりぎりの状態にある様子。困難な状態に押しつぶされそうになって苦しんでいる様子。「月給・だけ・で・は・ 暮らし・が・ あっぷっぷや。」②水の中で溺れそうになってもがく様子。「沖・の・ 方・へ・ 出・たら・ あっぷっぷする・か・も・ しれ・ん・から・ やめ・とき。」〔⇒あっぷあっぷ〕

あつべる【集べる】《動詞・マ行下一段活用》 多くの人やものをひとつの所に寄せる。「寄付・を・ あつべる。」「道・の・ 落ち葉・を・ あつべ・て・ 燃やす。」〔⇒あつめる、よせる〕

あっぽ【阿呆】《名詞、形容動詞や・です》 ①愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「小学校・へ・ 行く・ん・や・から・ あっぽな・ こと・を・ し・たら・ あか・ん・よ。」②ネジなどが利かなくなっていること。「ハンドル・が・ あっぽに・ なっ・とる。」◆幼児語。〔⇒あほ、ぼけ、だぼ、ばか〕

あつまり【集まり】《名詞》 多くの人がひとつの所に寄ること。集会。「市役所・の・ 説明・を・ 聞く・ あつまり」「みんな・の・ あつまり・が・ 悪い・なー。」「あつまり・は・ 来週・に・ しょ・ー・か。」

あつまる【集まる】《動詞・ラ行五段活用》 多くの人やものがひとつの所に寄る。「八時・に・ 駅前・に・ あつまる。」〔⇒あつばる、よる〕

あつめる【集める】《動詞・マ行下一段活用》 多くの人やものをひとつの所に寄せる。「不燃物・を・ あつめる。」〔⇒あつべる、よせる〕

あつみ【厚さ】《名詞》 ①物の表と裏、上と下などにある幅の程度。「あつみ・が・ 二センチ・ほど・の・ 鉄板」②物の表と裏、上と下などに幅の手応えが感じられること。「表紙・の・ あつみ・が・ なかっ・たら・ 貧相な・ 本・に・ なっ・てまう。」〔①⇒あつみ〕■類語=「うすさ」

あつらえ【誂え】《名詞》 頼んで作ること。また、頼んで作ったもの。「あつらえ・の・ 一張羅(いっちょらい)・の・ 服。」

あつらえる【誂える】《動詞・ア行下一段活用》 ①頼んで、思いどおりのものを作ってもらう。「久しぶり・に・ 靴・を・ あつらえ・た。」②注文する。特に、前もって注文する。「法事・の・ 昼ご飯・を・ あつらえ・とく。」

あて《名詞》 私。「この・ 子・は・ あて・の・ 孫・です・ねん。」「あて・が・ 行っ・て・ 話・を・ し・てき・ます。」◆主として女の人が使う。◆「あたい」という言い方はしない。〔⇒わて、わたい、わたし〕

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2012年6月13日 (水)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1024)

あつさ【暑さ】《名詞》  気温の高い程度。「今年・の・ 夏・の・ あつさ・は・ 去年・と・は・ だいぶ・ 違う・なー。」「あつさ・も・ 寒さ・も・ 彼岸・まで・(と・) 言ー・まっ・しゃ・ろ。もうじき・ 温(ぬく)ー・ なり・まっ・せ。」■類語=「ぬくさ」「さむさ」

あつさ【厚さ】《名詞》 物の表と裏、上と下などにある幅の程度。「あつさ・ 五寸・の・ 板・が・ 欲しい・ねん。」〔⇒あつみ〕■類語=「うすさ」

あっさり《形容動詞や・です、動詞する》 ①人柄が穏やかで、気兼ねをしなくてもよいような様子。態度や性格などがしつこくない様子。性質が淡泊である様子。「あっさりし・た・ 人・や・さかい・ 信用し・たら・ よろしー・ねん。」②簡単に物事をやってしまう様子。手数がかからない様子。簡単に。手軽に。「尋(たん)ね・たら・ あっさり・ 答え・を・ 教(お)せ・てくれ・た。」③味・色・形などが、淡泊であったり簡素であったりしている様子。「あっさりし・た・ 味・の・ ラーメン・を・ 食べ・た。」

あつし《名詞》  木綿などでできた分厚い布を織って作った上っ張りの衣服。「寒い・さかい・ あつし・を・ 着・ていく。」◆漁師などが着ていたもの。

あっし《名詞》 自分。私。「その・ 仕事・は・ あっし・に・ 任し・てください・な。」〔⇒あし、わし、わっし〕

あっち《名詞》 ①あちら。あそこ。あの場所。「ここ・や・のー・て・ あっち・に・ 集まっ・てください。」「あっち・の・ 水・は・ 苦い・ぞ。」②あの人。「あっち・に・ 言わ・れ・て・ 反対・は・ でけ・なんだ。」〔⇒あっちゃ〕■類語=「こっち」「こっちゃ」「そっち」「そっちゃ」「どっち」「どっちゃ」

あっちこっち《名詞》 あちらやこちら。「あっちこっち・ 探し・た・けど・ 売っ・とら・なんだ。」〔⇒あっちゃこっちゃ〕

あっちこっち《形容動詞、動詞する》 逆さまである様子。互い違いである様子。あべこべである様子。揃っていない様子。「履き物・が・ あっちこっちに・ なっ・とる・ぞ。」〔⇒あっちゃこっちゃ、あっちゃいこっちゃい、へっちゃいこっちゃい、へこさか〕

あっちゃ《名詞》 ①あちら。あそこ。あの場所。「あっちゃ・んら・ 取っ・てき・なはれ。」②あの人。「あっちゃ・が・ どない・ 言(ゆ)ー・とる・か・ 知ら・ん・けど・ こっちゃ・は・ こっちゃ・の・ 考え・で・ 行こ・ー。」〔⇒あっち〕■類語=「こっち」「こっちゃ」「そっち」「そっちゃ」「どっち」「どっちゃ」

あっちゃいこっちゃい《形容動詞、動詞する》 逆さまである様子。互い違いである様子。あべこべである様子。揃っていない様子。「靴・を・ あっちゃいこっちゃいに・ 履い・とる。」「あっちゃいこっちゃいに・ し・たら・ ちょーど・ うまいこと・ はまる・やろ。」〔⇒あっちこっち、あっちゃこっちゃ、へっちゃいこっちゃい、へこさか〕

あっちゃこっちゃ《名詞》 あちらやこちら。「あっちゃこっちゃ・に・ 知っ・た・ 人・が・ いっぱい・ おる・ねん。」〔⇒あっちこっち〕

あっちゃこっちゃ《形容動詞、動詞する》 逆さまである様子。互い違いである様子。あべこべである様子。揃っていない様子。「毛糸・の・ 服・を・ 前後ろ・ あっちゃこっちゃに・ 着・とる。」「二人・に・ 出す・ 手紙・を・ あっちゃこっちゃに・ 封筒・に・ 入れ・て・ 出し・ても・た。」〔⇒あっちこっち、あっちゃいこっちゃい、へっちゃいこっちゃい、へこさか〕

あっちらへん《名詞》 ①あそこのあたり。あのあたりの場所。「あっちらへん・を・ 探し・てみ・てください。」②あのあたりの時。あのような状態。「一番・ 苦しかっ・た・ん・は・ あっちらへん・の・ 時・やろ・なー。」〔⇒あっこら、あっこらへん〕■類語=「こっこらへん」「ここらへん」「そっこらへん」「そこらへん」「どっこらへん」「どこらへん」

あつつ《名詞、①②動詞する》 ①火や湯などに触れて、皮膚がただれること。火傷。「手ー・に・ あつつし・た。」②お灸。「背中・に・ あつつ・を・ すえる。」③火や炭など。(湯などの)熱いもの。「あつつ・が・ 燃え・とる。」「あつつ・を・ 冷まし・て・ 飲む。」◆幼児語。〔⇒あちち、あちゃちゃ〕

あっというま〔あっとゆーま〕【あっと言う間】《名詞、副詞に》 ほんの僅かな時間。「じらこらもー・とる・うち・に・ あっとゆーまに・ 晩・に・  なっ・ても・た。」

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2012年6月12日 (火)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1023)

あつあげ【厚揚げ】《名詞》 厚く切った豆腐を油で揚げたもの。「芋・と・ あつあげ・を・ いっしょに・ 炊く。」■対語=「うすあげ」

あつあつ【熱々】《形容動詞や・です、名詞》 ①できたばかりで、熱さが残っている様子。また、そのようなもの。「焼き芋・の・ あつあつ」「あつあつ・の・ 焼き芋」◆口に入れられないほど熱い様子を表す。「ぬくぬく」よりも熱を感じる。②男女が仲むつまじい様子。「あつあつの・ 新婚さん」■類語=「ぬくぬく」

あつい【熱い】《形容詞》 ものの温度が高い。驚くばかりの高熱だ。「あつい・ コーヒー・が・ 飲み・たい。」「ごっつい・ あつい・ 湯ー・や・さかい・ うめ・た。」〔⇒あちい〕■対語=「つめたい」「ちめたい」

あつい【暑い】《形容詞》  気温が高い。「むちゃくちゃ・ あつい・ 日ー・が・ 続き・まん・なー。」■対語=「さむい」「さぶい」

あつい【厚い】《形容詞》 物の表と裏、上と下などに幅がある様子。「あつい・ 紙」「あつい・ お好み焼き」〔⇒ぶあつい〕■類語=「うすい」

あつかう【扱う】《動詞・ワア行五段活用》 ①使う。「包丁(ほちょ)・は・ 上手に・ あつかわ・な・ 怪我する・で。」②受け持つ。売り物とする。「何・を・ あつこー・とる・ 店・でっ・か。」

あつかましい〔あつかましー〕【厚かましい】《形容詞》 ①物欲が強い。「何・でも・ 自分・の・ もん・に・ し・てまう・ あつかましー・ 人・や。」②ずうずうしい。「自分・の・ こと・を・ まるで・ 人気者・の・よーに・ 思(おも)・とる・ あつかましー・ 人」③粗雑である。そそっかしい。「あつかましー・ 歩き方・を・ する・ 人・や。」「あつかましー・ 機械・の・ 使い方・を・ し・たら・ 怪我する・ぞ。」

あっかんべ〔あっかんべー〕《感動詞》 相手を拒絶したくなったり、嫌悪の気持ちが強くなったりしたときに、相手に向かって言う言葉。「あっかんべ。お前・の・ 言(ゆ)ー・ こと・なんか・ 聞い・たら・へん。」◆実際に、指を目元にあてて、赤目をむく動作を伴うことが多かった。◆強調するときには「あっかんべーのべー」などと言うことがある。〔⇒あかべ、あかんべ〕

あつぎ【厚着】《名詞、動詞する》 衣服を何枚も重ねて着ること。「あつぎ・を・ し・たら・ かえって・ 風邪・ ひく・よ。」■類語=「うすぎ」

あつくるしい〔あつくるしー〕【暑苦しい】《形容詞》 ①苦しさを感じるほど暑い。「梅雨・に・ なっ・て・ あつくるしー。」②見た目に暑く感じて、印象が良くない。「あつくるしー・ 格好・を・ し・て・ すん・まへ・ん。」〔⇒あつくろしい〕

あつくろしい〔あつくろしー〕【暑苦しい】《形容詞》 ①苦しさを感じるほど暑い。「あつくろしー・ 一日・やっ・た。」②見た目に暑く感じて、印象が良くない。「走っ・てき・た・さかい・ 汗・(を・) かい・て・ あつくろしー・て・ ごめん・や・で。」〔⇒あつくるしい〕

あっこ《名詞》 ①あそこ。あの場所。「あっこ・の・ 池・に・ はまっ・てん。」「火事・に・ なっ・た・ 家・は・ あっこ・や・ねん。」②あの時。あの状態。「あっこ・で・ 点・を・ 取ら・なんだ・さかい・ 負け・ても・た・ん・や。」〔⇒あこ〕■類語=「こっこ」「そっこ」「どっこ」

あっこら《名詞》 ①あそこのあたり。あのあたりの場所。「古い・ 駅・は・ あっこら・に・ あっ・た・ はず・や。」②あのあたりの時。あのような状態。「あっこら・から・ 調子・が・ おかしー・ なっ・てき・てん。」〔⇒あっこらへん〕■類語=「こっこら」「ここら」「そっこら」「そこら」「どっこら」「どこら」

あっこらへん《名詞》 ①あそこのあたり。あのあたりの場所。「あっこらへん・の・ 店・で・ 売っ・とる・やろ。」②あのあたりの時。あのような状態。「あっこらへん・は・ まだ・ のんきに・ 生活し・とっ・た・ 時代・や。」〔⇒あっこら、あっちらへん〕■類語=「こっこらへん」「ここらへん」「そっこらへん」「そこらへん」「どっこらへん」「どこらへん」

あつさ【熱さ】《名詞》  ものの温度の高い程度。「油・の・ あつさ・を・ 見・て・ てんぷら・を・ 揚げる。」■類語=「つめたさ」

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2012年6月11日 (月)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1022)

あたりまえ【当たり前】《名詞、形容動詞や・です》 ①わかりきっていること。当然であること。「梅雨・や・さかい・ 黴・が・ はえる・の・は・ あたりまえや。」②普通であること。特別でないこと。「あたりまえ・の・ やり方・で・ やっ・てみる。」〔⇒あたりまい、あたりき、あたりきしゃりき〕

あたる【当たる】《動詞・ラ行五段活用》 ①ぶつかる。触れる。「自転車・に・ 乗っ・とっ・て・ 電信柱・に・ あたっ・た。」「人・に・ あたら・ん・よーに・ 歩く。」②命中する。狙ったとおりにうまくいく。「的(まと)・の・ 真ん中・に・ あたっ・た。」「試験・で・ やま・が・ あたっ・て・ 嬉しかっ・た。」③酷い目にあわせる。腹立たしさなどを誰かに向ける。「あいつ・一人・に・ あたら・ん・でも・ 良(え)ー・やろ。」④体に害を受ける。中毒する。「昨日・ 食(く)・た・ もん・に・ あたっ・た。」⑤腐る。「この・ 西瓜・ あたっ・とる・みたいや。」⑥貰える。受けることができる。「しんどい・ 仕事・やさかい・ 高い・ 給料・が・ あたる。」「三日・ずつ・ 休み・が・ あたる・ こと・に・ なっ・た。」「寄り合い・に・ 出・たら・ ジュース・が・ あたる・ねん。」⑦冷気・暖気・熱気・風の流れ・光などを受けるようにする。たき火・火鉢などに近くに寄って暖まる。「たき火・に・ あたっ・て・から・ 仕事・を・ 始める。」「お日さん・に・ あたる。」「扇風機・に・ あたる。」■他動詞は「あてる」

あたん《名詞、動詞する》 仕返し。仕打ち。復讐。または、そのように思われる行為。「ねずみ・が・ 家・に・ あたんし・て・ 走り回っ・とる。」「ちょっと・ 言(ゆ)ー・た・だけ・や・のに・ あたん・を・ さ・れ・た。」◆正面から堂々と仕返しをするのではなく、ひそかに行ったり、他に当てつけて行ったりするようなことを表すことが多い。

あちい〔あちー〕【熱い】《形容詞》 ものの温度が高い。驚くばかりの高熱だ。「砂浜・が・ 焼け・て・ ごっつい・ あちー・なー。」〔⇒あつい〕■対語=「つめたい」「ちめたい」

あちち《名詞、①②動詞する》 ①火や湯などに触れて、皮膚がただれること。火傷。「お湯・を・ ひっくり返し・たら・ あちちする・よ。」②お灸。「ごんたし・たら・ あちち・を・ すえる・ぞ。」③火や炭など。(湯などの)熱いもの。「あちち・を・ 触っ・たら・ あか・ん・よ。」◆幼児語。〔⇒あちゃちゃ、あつつ〕

あちゃ〔あちゃー〕《感動詞》 失敗したときなどに思わず口に出る言葉。しまった。「あちゃー・ 財布・を・ 忘れ・てき・た・がいな。」〔⇒ありゃ〕

あちゃちゃ《名詞、①②動詞する》 ①火や湯などに触れて、皮膚がただれること。火傷。「あちゃちゃせ・ん・よーに・ 気ーつけ・なはれ。」②お灸。「あちゃちゃの・ もぐさ」③火や炭など。(湯などの)熱いもの。「あちゃちゃ・の・ お芋・を・ 新聞・で・ 包む。」◆幼児語。〔⇒あちち、あつつ〕

あちゃら《名詞》 ①あちら。自分に遠い位置のもの。「もっと・ あちゃら・へ・ 行っ・て・ 遊び・なさい。」②あちらの人。彼。彼女。彼ら。彼女ら。「あちゃら・は・ どない・ 言(ゆ)ー・とっ・て・の。」③外国。「あちゃら・から・ 来た・ 舶来品」〔⇒あちら〕■対語=「こちゃら」

あちゃらこちゃら《名詞》 あちらとこちら。あたり全体。「こけ・て・ ズボン・の・ あちゃらこちゃら・が・ 破れ・た。」

あちゃらはん《名詞》 ①あちらの人。彼。彼女。彼ら。彼女ら。「あちゃらはん・の・ 考え・も・ 聞か・んと・ 決めら・れ・へん。」②外国人。「あちゃらはん・の・ 食べ物・は・ 脂っこい。」■対語=「こちゃらはん」

あちら《名詞》 ①自分に遠い位置のもの。「あちら・の・ 建物・が・ 病院・です。」②彼。彼女。彼ら。彼女ら。「あちら・の・ 考え・も・ 聞い・とか・な・ いか・ん。」③外国。「あちら・で・ はやっ・とる・ 歌」〔⇒あちゃら〕■対語=「こちら」

あつ【圧】《名詞》 圧力。押さえる力。噴き出す力。「水道管・の・ あつ・が・ 高い。」

あっ《感動詞》 驚いたり、気が付いたり、感動したりしたときに、思わず出る言葉。「あっ・ 遅刻・や。間に合わ・へん。」

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2012年6月10日 (日)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1021)

あたま(を)ひねる〔あたま(お)ひねる〕【頭(を)捻る】《動詞・ラ行五段活用》 解決法などをあれこれ考える。問題の答えを考える。「みんな・で・ あたまをひねっ・た・けど・ 何・も・ 思いつか・ず・や。」

あたま(を)ゆう〔あたま(お)ゆー〕【頭(を)結う】《動詞・ワア行五段活用》 髪を結んで整える。髪型をきちんとする。「かみさん〔=髪結いさん〕・に・ 行っ・て・ あたまをゆー・てもらう。」

あたらしい〔あたらしー〕【新しい】《形容詞》 ①作られたり始まったりしてから、まだ時間があまり経っていない。「あたらしー・ 下駄・や・のに・ 歯ー・が・ 折れ・た。」「あたらしー・ 校舎・に・ 移る。」②今までにない、初めてのものである。「店・で・ あたらしー・ お菓子・を・ 見つけ・た。」「考え方・が・ あたらしー・さかい・ 面白い・と・ 思う。」

あたらしがり【新しがり】《名詞》 目新しいものが好きな人。「あたらしがり・や・から・ パソコン・ 買ー・た・ん・も・ 早かっ・た。」〔⇒あたらしや、あたらしもんくい、はつもんくい〕

あたらしもんくい【新し物食い】《名詞》 目新しいものが好きな人。「あたらしもんくい・が・ また・ 役・に・ 立た・ん・ もん・を・ 買ー・てき・た。」〔⇒あたらしや、あたらしがり、はつもんくい〕

あたらしや【新し屋】《名詞》 目新しいものが好きな人。「あたらしや・や・さかい・ 新型・の・ 携帯(電話)・を・ 持っ・とる。」〔⇒あたらしがり、あたらしもんくい、はつもんくい〕

あたり【辺り】《名詞》 ①ある場所から近い範囲。付近。「急に・ 雨・が・ 降っ・て・ あたり・が・ 暗(くろ)ー・ なっ・た。」②おおよその見当をつけた場所。「三宮・の・ あたり・で・ 売っ・とる・やろ。」

あたり【当たり】《名詞》 ①思い通りにうまくいくこと。くじや選考に選ばれること。「あたり・の・ くじ・を・ 引ー・た。」②ぶつかること。「あたり・が・ 悪ー・て・ ひっくり返っ・た。」③人とつきあったり、物に触ったりしたときの感じ。「周り・の・ 人・へ・の・ あたり・が・ 良(え)ー。」「あたり・が・ 来・た・ので・ 釣り上げ・た。」④分け前。割り当て。与えられる数量。「それ・が・ あんた・の・ あたり・や。」〔⇒①とうせん。④⇒あたりぶん〕

あたり《接尾語》 何かに対応した数を表す言葉。「一人・あたり・ 二本・ずつ・ 取っ・てください。」「一キロ・あたり・ 五百円・で・ 売る。」

あたり《接尾語》 おおよその見当をつけたものを示す言葉。「来週・あたり・ 台風・が・ 来・そーや。」

あたりき《形容動詞や・です》 わかりきっている様子。当然である様子。「お前・が・ 行か・んと・いか・ん・の・は・ あたりきやろ。」◆やや戯れた言い方である。〔⇒あたりまえ、あたりまい、あたりきしゃりき〕

あたりきしゃりき《形容動詞や・です》 わかりきっている様子。当然である様子。「金・を・ 出し・て・ 買う・の・は・ あたりきしゃりきや。」◆かなり戯れた言い方である。〔⇒あたりまえ、あたりまい、あたりき〕

あたりさわり【当たり障り】《名詞》 差し支えがあること。他のものに影響を及ぼすこと。「あたりさわり・の・ 無い・ 言い方・を・ する。」

あたりどし【当たり年】《名詞》 ①作物がたくさん収穫できる年。「今年・は・ 西瓜・の・ あたりどし・や。」②幸運に恵まれる年。「宝くじ・に・ 当たっ・て・ 今年・は・ わし・の・ あたりどし・やっ・た。」

あたりぶん【当たり分】《名詞》 分け前。割り当て。与えられる数量。「あんた・の・ あたりぶん・は・ 五個・や。」「来・とる・ 人・が・ 多い・さかい・ 一人・の・ あたりぶん・は・ 少ない。」〔⇒あたり〕

あたりまい【当たり前】《名詞、形容動詞や・です》 ①わかりきっていること。当然であること。「試験・の・ 前・に・ 勉強する・の・は・ あたりまい・の・ こと・や。」②普通であること。特別でないこと。「あたりまいに・ 勉強し・とっ・たら・ 卒業・は・ できる。」〔⇒あたりまえ、あたりき、あたりきしゃりき〕

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2012年6月 9日 (土)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1020)

あだうち【仇討ち】《名詞、動詞する》 仕返しをすること。敵を討つこと。「赤穂浪士・の・ あだうち・の・ 話」

あたたかい【暖かい】《形容詞》 気候・温度などが暑すぎることなく程がよい。「十二月・に・ 沖縄・へ・ 行っ・たら・ あたたかかっ・た。」■類語=「あつい」「ぬくい」「つめたい」「ちめたい」「さむい」「さぶい」

あたたかい【温かい】《形容詞》 情け深い。「みんな・が・ あたたかく・ 歓迎し・てくれ・た。」

あだな【渾名】《名詞》 本名以外に、その人の特徴などをとらえて付けた名前。「この頃・の・ 子ども・は・ あだな・で・ 呼び合わ・へん・さかい・ あじけない・ 気持ち・が・ する。」

あたふた《副詞、動詞する》 あせったりして、ばたばたと慌てる様子。「あたふたし・とっ・たら・ 怪我する・で。」

あだべた《名詞》 ①地べた。地面。「あたべた・に・ 座っ・たら・ 服・が・ 汚れる。」②布団・畳などから外れた場所。下にものを敷かないで、そこから外れたところ。「布団・から・ 出・ても・て・ あだべた〔=畳の上〕・で・ 寝・とる。」「あだべた〔=直の畳〕・に・ 座ら・んと・ 座布団・を・ 敷(ひ)ー・てください。」「あだべた〔=板の間〕・や・なし・に・ 畳・に・ 座り・なはれ。」〔⇒じべた〕

あたま【頭】《名詞》 ①首から上の部分。「あたま・を・ 動かさ・ない・で・ じっと・ し・てください。」②額よりも上の部分。「帽子・を・ かぶら・へん・さかい・ あたま・の・ あたり・が・ よー・ 焼け・とる。」③一番上の部分。「釘・の・ あたま・を・ たたく。」④はじめ。先頭。「あたま・から・ 数え・て・ 五人目・に・ 並ぶ。」⑤考える力。「あたま・の・ 良(え)ー・ 人・が・ うらやましー。」〔⇒おつむ、どたま〕

あたまいた《名詞》 頭が痛むこと。「風邪・を・ ひー・て・ あたまいた・に・ なっ・て・ 会社・を・ 休ん・だ。」◆「ずつー」よりも、「あたまいた」を使う方が多い。〔⇒ずつう〕
あたまがあがる【頭が上がる】《動詞・ラ行五段活用》 恩や引け目などがなくて、屈辱感や劣等感のようなものがない。「就職し・て・ やっと・ 親・に・ あたまがあがる・よーに・ なっ・た。」◆打ち消しの「…あがら・ん」「…あがら・へん」という形で使うことが多い。「子ども・の・ 時・から・ あいつ・に・は・ あたまがあがら・へん・ねん。」

あたまかくしてしりかくさず【頭隠して尻隠さず】《慣用句》 全体を隠したつもりであるのに一部分が見えていること。「ほっぺた・に・ きな粉・が・ つい・とる・よ。あたまかくしてしりかくさず・や・ぜ。」◆いろはカルタの言葉であるが、日常生活でもよく使われた。

あたま(が)さがる【頭(が)下がる】《動詞・サ行五段活用》 感心させられる。尊敬に値する。「毎朝・ 道・を・ 綺麗に・ 掃除し・てくれ・て・ あたまがさがる・ 人・や。」

あたまかず【頭数】《名詞》 人数。特に、何かに必要な人数。「出席者・の・ あたまかず・を・ 数える。」「十人・ほど・の・ あたまかず・が・ 集まら・なんだら・ 中止・に・ する。」

あたまのくろいねずみ【頭の黒い鼠】《名詞》 こっそりと食べ物を食べてしまう人。「あたまのくろいねずみ・が・ 饅頭・を・ 食(く)・ても・た。」◆一般的に、よくないことをする人のことにも使う。

あたまのさら【頭の皿】《名詞》 頭のてっぺんの部分の骨。頭蓋骨。「跳び上がっ・て・ 天井・で・ あたまのさら・を・ 撲っ・た。」〔⇒さら〕■類語=「すねのさら」「すねぼんのさら」

あたま(を)かかえる〔あたま(お)かかえる〕【頭(を)抱える】《動詞・ア行下一段活用》 ものごとに行き詰まって困ってしまう。「商売・が・ うまい・こと・ いか・へん・さかい・ あたまかかえ・とる。」

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2012年6月 8日 (金)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1019)

あぜみち【畦道】《名詞》 土を盛り上げて田畑の区画の仕切りにしたもの。「あぜみち・に・ たんぽぽ・が・ 咲い・とる。」〔⇒あぜ〕

あせも【汗疹】《名詞》 汗のため皮膚にできる、小さな吹き出物。「赤ちゃん・の・ あせも・に・ 天花粉(てんかふ)・を・ 塗る。」〔⇒あせぼ、あせぶ〕

あそこ《名詞》 あの場所。あの時。あの状態。「あそこ・に・ 見える・の・が・ 明石海峡大橋・や。」「あそこ・の・ 店・は・ いつも・ 繁盛し・とる。」◆「あすこ」と言うことが多く、「あそこ」はやや改まった場合などに使うことが多い。〔⇒あすこ、あっこ、あしこ〕■類語=「ここ」「そこ」「どこ」

あそこら〔あそこらー〕《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あそこらー・の・ 店・は・ 値切っ・ても・ 負け・てくれ・へん・やろ。」◆複数を表すのではなく、ぼかして言うときに使う。◆「あすこら」と言うことが多く、「あそこら」はやや改まった場合などに使うことが多い。〔⇒あすこら、あっこら、あしこら〕■類語=「ここら」「そこら」「どこら」

あそこらへん《名詞》 あの辺り。「あそこらへん・は・ 高級住宅街・や・なー。」◆「あすこらへん」と言うことが多く、「あそこらへん」はやや改まった場合などに使うことが多い。〔⇒あすこらへん、あっこらへん、あしこらへん〕■類語=「ここらへん」「そこらへん」「どこらへん」

あっこ《名詞》 あの場所。あの時。あの状態。「その・ 荷物・は・ あっこ・に・ 置い・とい・てんか。」〔⇒あすこ、あしこ、あそこ〕■類語=「こっこ」「そっこ」「どっこ」

あっこら〔あっこらー〕《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あっこら・を・ 探し・たら・ 見つかる・やろ。」◆複数を表すのではなく、ぼかして言うときに使う。〔⇒あすこら、あしこら、あそこら〕■類語=「こっこら」「そっこら」「どっこら」

あっこらへん《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あっこらへん・の・ 波止・で・ 釣り・まほ・か。」〔⇒あすこらへん、あしこらへん、あそこらへん〕■類語=「こっこらへん」「そっこらへん」「どっこらへん」

あせり【焦り】《名詞》 先を急いで気持ちがいらいらすること。気をもむこと。「あせり・が・ あっ・たら・ 試合・に・ 勝た・れ・へん・ぞ。」

あせる【焦る】《動詞・ラ行五段活用》 先を急いで気持ちがいらいらする。気をもむ。「あせっ・て・ ご飯・ 食べ・とっ・て・ お茶碗・ 落とし・ても・た。」「負け・たら・ あかん・(と・) 思っ・て・ あせっ・た。」

あせる【褪せる】《動詞・サ行下一段活用》 色が薄くなる。鮮やかさがなくなる。「カーテン・の・ 色・が・ あせる。」

あそび【遊び】《名詞》 面白いことや好きなことをして楽しむこと。「あそび・に・ 行っ・て・ まだ・ 帰っ・てこ・ん。」

あそびはんぶん【遊び半分】《形容動詞や・です》 物事に一生懸命に取り組まない様子。「あそびはんぶんで・ 勉強し・たら・ 身・に・ つか・へん。」

あそぶ【遊ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①面白いことや好きなことをして楽しむ。「テニス・を・ し・て・ あそぶ。」②仕事がなくて暇である。「あそん・どっ・たら・ 給料・が・ もらわ・れ・へん。」③働きをしていない。「あそん・どる・ 土地・が・ ある。」

あた〔あたっ〕《接頭語》 ①大変であるという意味を表したり、不快感を表したりするときに使う接頭語。なんとまあ。馬鹿げたことに。「今・から・ 行け・(と)・ 言わ・れ・たって、そんな・ あたしんどい・ こと・なんか・ でけ・まへん。」◆形容詞の前に付いて、「あたあほらしー」「あたしんどい」「あたおもろない」「あたおとろしー」「あためんどい」「あためんどくさい」「あた暑い」「あたっちゃな(汚)い」などとなる。また、形容動詞の前に付いて、「あた殺生や」などとなる。②意味は同じであるが、長い句の前に付くことがあり、その場合は副詞と考えられる。「あた・ 天気・が・ 悪い。」「あんな・ こと・を・ 言わ・れ・て・ あた・ 腹・が・ 立つ。」

あだ【仇】《名詞》 相手に害を与えること。「恩・が・ あだ・に・ なる・よーな・ こと・を・ する。」

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2012年6月 7日 (木)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1018)

あじわう【味わう】《動詞》 味をゆっくり楽しむ。おいしさを楽しむ。「がつがつ・ 食わ・んと・ あじおー・て・ 食べ・なはれ。」

あじをおぼえる〔あじおおぼえる〕《動詞・ア行下一段活用》 ①一度食べたものの味を記憶する。「小さい・ 子・や・けど・ おいしい・ もん・の・ あじをおぼえ・とる・ねん。」②一度うまくいったので、再び同じことを期待する。「宝くじ・の・ あじをおぼえ・ても・た。」〔②⇒あじをしめる〕                

あじをしめる〔あじおしめる〕《動詞・マ行下一段活用》 一度うまくいったので、再び同じことを期待する。「あじをしめ・て・ 株・を・ 買(こ)ー・た・けど・ 今度・は・ あか・なんだ。」〔⇒あじをおぼえる〕

あす【明日】《名詞》 今日の次の日。「また・ あす・ 寄せ・てもらい・ます。」◆「あした」と言うことが多く、「あす」はやや改まった場合などに使うことが多い。〔⇒あした〕

あずかる【預かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①他の人の物などを引き受けて守る。「友だち・の・ 赤ちゃん・を・ あずかる。」②金融機関が貯金を引き受ける。「農協・も・ 定期・で・ あずかっ・てくれる・」

あずき【小豆】《名詞》 餡や赤飯を作るのに使う、黒っぽい赤色をした豆。「どら焼き・に・ あずき・の・ 餡・を・ 入れる。」

あずける【預ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①物などを他の人に引き受けて守ってもらう。「家・の・ 鍵・を・ あずけ・とく。」②金融機関に貯金する。「銀行・に・ あずけ・ても・ 利子・が・ 少ない。」

あすこ《名詞》 あの場所。あの時。あの状態。「あすこ・に・ 置い・た・けど・ 取り・に・ 行っ・たら・ もー・ なかっ・た。」「あすこ・から・ 調子・が・ 悪ー・ なり・かけ・た・ん・や。」〔⇒あっこ、あしこ、あそこ〕■類語=「ここ」「そこ」「どこ」

あすこら〔あすこらー〕《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あすこら・に・ 川・が・ 流れ・とる・はず・や。」◆複数を表すのではなく、ぼかして言うときに使う。〔⇒あっこら、あしこら、あそこら〕■類語=「ここら」「そこら」「どこら」

あすこらへん《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あすこらへん・から・ 会社・の・ 景気・が・ 悪なっ・てき・た。」〔⇒あっこらへん、あしこらへん、あそこらへん〕■類語=「ここらへん」「そこらへん」「どこらへん」

あせ【汗】《名詞》 皮膚から出る、塩気を含んだ水分。「あせ・ かい・て・ べとべとや。」

あぜ【畦】《名詞》 ①土を盛り上げて田畑の区画の仕切りにしたもの。「あぜ・に・ 豆・を・ 植え・た。」②畑の中で、土を盛り上げて帯状にしたもの。「あぜ・を・ 作っ・て・ 苗・を・ 植える。」〔①⇒あぜみち〕

あせかき【汗かき】《名詞》 大量に汗をかく人。「あいつ・は・ あせかき・の・ 性分・や。」

あせだく【汗だく】《形容動詞や・です》 汗を大量にかいて、衣類などが濡れている様子。「あせだくで・ 掃除・を・ する。」〔⇒あせびっしょり〕

あせびっしょり【汗びっしょり】《形容動詞や・です》 汗を大量にかいて、衣類などが濡れている様子。「走っ・て・ 来・た・さかい・ あせびっしょりに・ なっ・た。」〔⇒あせだく〕

あせぶ《名詞》 汗のため皮膚にできる、小さな吹き出物。「あせぶ・は・ かい・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒あせも、あせぼ〕

あせぼ《名詞》 汗のため皮膚にできる、小さな吹き出物。「あせぼ・が・ でけ・て・ かいい・ねん。」〔⇒あせも、あせぶ〕

あぜまめ【畦豆】《名詞》 田の畦を利用して植える大豆。枝豆。「あぜまめ・を・ 入れ・て・ ご飯・を・ 炊く。」◆「あでまめ」という発音にもなる。

あせみず【汗水】《名詞》 動いたり働いたりして、水のように流れ出る汗。「あせみず・ 垂らし・て・ 働く。」

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2012年6月 6日 (水)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1017)

あしがはやい【足が速い】《形容詞》 ①食べ物が腐りやすい。「饅頭・は・ あしがはやい・さかい・ 早(は)よ・ 食べ・なはれ。」②走るのが速い。「あしのはやい・ やつ・に・ 追い抜か・れ・ても・た。」◆売れるのが速いという意味でも使う。

あしくび【足首】《名詞》 脚の先端部の、かかとの上の部分。「あしくび・に・ 包帯・を・ 巻く。」■類語=「てくび」

あじけない【味気ない】《形容詞》 面白みがない。風情に欠ける。「阪神・が・ 負け・た・ 日ー・は・ あじけない・のー。」「あじけない・ 話し方・を・ する・ 人・や。」

あしこ《名詞》 あの場所。あの時。あの状態。「あしこ・の・ 山・に・ 登ろ・ー・か。」〔⇒あすこ、あっこ、あそこ〕

あしこら〔あしこらー〕《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あしこら・に・ 駅・が・ ある・ん・やろ。」◆複数を表すのではなく、ぼかして言うときに使う。〔⇒あすこら、あすこら、あそこら〕

あしこらへん《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あしこらへん・まで・ 歩い・ていか・へん・か。」〔⇒あすこらへん、あっこらへん、あそこらへん〕

あじさい【紫陽花】《名詞》 梅雨の頃などに、小さな花が丸く集まって咲く木。「あじさい・が・ 雨・に・ ぬれ・とる。」

あした【明日】《名詞》 今日の次の日。「あした・の・ 天気・は・ 雨・みたいや。」「あした・の・ 命・は・ わから・へん。」◆明日のことを「あしたのひ」と言い、明朝のことを「あしたのあさ」と言い、明日の日中の時間帯のことを「あしたのひる」と言い、明晩のことを「あしたのばん」と言うことがある。◆明日以後のことの言い方は、「あした、あさって、しあさって、ごあさって、ろくあさって」となる。「ななあさって」以降はほとんど使わない。〔⇒あす〕

あしつぎ【足継ぎ】《名詞》 高いところで何かをするときに乗る台。高いところのものを取るための台。「あしつぎ・に・ 載っ・て・ 棚・の・ 上・を・ 整理する。」〔⇒ふんまえ〕

あじない【味ない】《形容詞》 ①味が良くない。うまくない。「高い・ 値ー・や・のに・ あじない・ 料理・や。」②味が薄い。味がついていない。「あじない・さかい・ 醤油・を・ かける。」③味を感じることができない。「熱・が・ あっ・て・ ご飯・が・ あじない・ねん。」〔⇒もみない、うもうない、うまくない、うまない、みずくさい〕

あしのうら【足の裏】《名詞》 足の裏側(地面につく側)。「あしのうら・が・ 腫れ・て・ 歩き・にくい。」■対語=「あしのこう」

あしのこう〔あしのこー〕【足の甲】《名詞》 足の表側(爪のある側)。「足・の・ 上・に・ もの・を・ 落とし・て・ あしのこー・が・ 痛い。」■対語=「あしのうら」

あしば【足場】《名詞》 高い所へ上るときに、足を置く場所。高いところでの作業のために、パイプなどを組んで作ったもの。「あしば・を・ 組ん・で・ 家・の・ 壁・を・ 塗る。」

あしぶみ【足踏み】《名詞、動詞する》 同じところで、歩くように足を上げ下げすること。「その・ 場・で・ あしぶみ・を・ し・なさい。」

あじみ【味見】《名詞、動詞する》 少し食べたり飲んだりして、味を試すこと。「あじみ・を・ し・たら・ うまかっ・た。」

あじもしゃしゃりもない《形容詞》 味わいに欠ける。深みがない。考えたり感じたりする余地がない。「あんな・ 言い方・を・ し・たら・ あじもしゃしゃりもない・やない・か。」「あじもししゃりもない・ 料理」◆「あじもしゃしゃりもあら・へん」という言い方もする。

あしもと【足元・足下】《名詞》 ①足のそば。足の辺り。「雨・が・ 降っ・て・ あしもと・が・ 悪い・のに・ よー・ 来・てくれ・た。」「あしもと・の・ ごみ・を・ 拾(ひら)う。」②歩くときの足の様子。「飲み過ぎ・て・ あしもと・が・ ふらふらする。」

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2012年6月 5日 (火)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1016)

あさま【朝間】《名詞》 朝のうち。午前中。「あさま・は・ よー・ 冷え・て・ 寒かっ・た・なー。」〔⇒あさんま〕

あざみ【薊】《名詞》 野山に生えて赤い花をつける、葉の縁にとげのある草花。「あざみ・を・ 手・で・ さわっ・たら・ 痛い・よ。」

あさめし【朝飯】《名詞》 朝の食事。「あさめし・に・は・ 味噌汁・が・ ない・と・ あか・ん。」■類語=「ひるめし」「ばんめし」

あさめしまえ【朝飯前】《①名詞、②形容動詞や・です》 ①朝食を食べる前。「毎日・ あさめしまえ・に・ 散歩する。」②たやすい様子。なんでもなくできる様子。「その・ぐらい・の・ 計算・は・ あさめしまえや。」〔②⇒いちころ、おちゃのこさいさい、へのかっぱ〕

あさやけ【朝焼け】《名詞》 日の出前に、空が焼けるように赤くなること。「あさやけ・の・ 空・が・ 綺麗や。」■類語=「ゆうやけ」

あざらし【海豹】《名詞》 寒い地方に住む、泳ぎのうまい哺乳類の動物。「動物園・で・ あざらし・を・ 見る。」

あさり【浅蜊】《名詞》 浅い海の砂地にすむ二枚貝。「潮干狩り・で・ 獲っ・てき・た・ あさり・の・ お汁(つい)・は・ うまい・なー。」〔⇒あさりがい〕

あさり【漁り】《名詞》 欲しいものを探し回ること。◆接尾語としても使う。「古本あさり・を・ し・て・ 半日・ 過ごし・た。」

あさりがい【浅蜊貝】《名詞》 浅い海の砂地にすむ二枚貝。「あさりがい・を・ 佃煮・に・ する。」〔⇒あさり〕

あさる【漁る】《動詞》 ①食べ物や餌を探し回る。「鴉・が・ ごみ箱・を・ あさっ・とる。」②欲しいものを探し回る。「骨董品・を・ あさっ・て・ 掘り出し物・を・ 見つけ・た。」■名詞=「あさり」

あさんま【朝ん間】《名詞》 朝のうち。午前中。「あさんま・に・ 仕事・を・ すまし・てまう。」◆「あさんま・の・うち」とも言うので、「あさんま」を単に〈朝〉という意味で使うこともあるようである。〔⇒あさま〕

あし《名詞》 自分。私。「あし・は・ そんな・ こと・は・ 知ら・ん。」〔⇒あっし、わし、わっし〕

あし【足・脚】《名詞》 ①立ったり歩いたりするときに使う体の部分。「こけ・て・ あし・を・ くんにゃかし・た。」②足首から下の部分。「あし・の・ 裏・が・ 痛い。」③物の下の方にあって、それ全体を支えている部分。「机・の・ あし」「椅子・の・ あし」

あじ【味】《名詞》 食べたり飲んだりしたときに、舌で得られる感じ。「良(え)ー・ あじ・の・ 玉子焼き・や。」

あじ【鯵】《名詞》 暖かい海にすみ、うろこの変形した硬い突起を体側に持つ魚。「あじ・の・ 干物・を・ 焼く。」「あじ・の・ 開き」

あしあと【足跡】《名詞》 歩いた後に残る跡。「犬・の・ あしあと・が・ 残っ・とる。」

あしいた【足痛】《名詞》 足が痛むこと。「あしいた・で・ 歩き・にくい。」■類語=「あたまいた」「くびいた」「はらいた」「こしいた」

あしおと【足音】《名詞》 歩くときにたてる、足の音。「下駄・の・ あしおと・が・ 聞こえる。」

あしか【海驢】《名詞》 オットセイよりも大きい、海にすむ哺乳類の動物。「あしか・が・ 上手に・ 泳い・どる。」

あしかけ【足掛け】《名詞、①②動詞する》 ①相撲・柔道などの競技で、自分の足を相手の足にかけて倒すやり方。「むちゃな・ あしかけ・は・ ひきょうや・ぜ。」②鉄棒に足をかけて上がったり回転したりすること。「やっと・ あしかけし・て・ 上がれ・る・よーに・ なっ・た。」③年・月・日を数えるときの、はじめ・終わりの半端なときも一として数えるやりかた。「あしかけ・ 三年・ かかっ・て・ 家・を・ 建て替え・た。」

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2012年6月 4日 (月)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1015)

あごでつかう【顎で使う】《動詞・ワア行五段活用》 威張った態度で他人に指図をする。「人・を・ あごでつかう・よーな・ こと・を・ し・たら・ あか・ん。」

あこなる【赤なる】《動詞・ラ行五段活用》 ①赤くないものが赤くなる。赤色が濃くなる。「柿・の・ 実・が・ あこなっ・た。」②恥ずかしさなどを感じて赤面する。「恥ずかしゅー・て・ 顔・が・ あこなっ・た。」〔⇒あかなる、あこうなる〕■類語=「あおなる」「しろなる」「くろなる」「きいろなる」「ちゃいろなる」

あこなる【明なる】《動詞・ラ行五段活用》 ①暗い状態から明るくなる。「雨・が・ 止ん・で・ 空・が・ あこなっ・た。」「電気・を・ つけ・たら・ あこなっ・た。」②性格などが、朗らかで楽しそうになる。「部活・に・ 入っ・て・から・ だいぶ・ あこなっ・た。」〔⇒あかなる、あこうなる〕■対語=「くらなる」「くろなる」

あごひぼ【顎紐】《名詞》 帽子が風で飛ばないように、帽子から顎に向けて掛ける紐。「風・が・ 強い・さかい・ あごひぼ・を・ ひっかけ・とく。」〔⇒あごひも〕

あごひも【顎紐】《名詞》 帽子が風で飛ばないように、帽子から顎に向けて掛ける紐。「学生帽・に・ 付い・とる・ あごひも」〔⇒あごひぼ〕

あさ【朝】《名詞》 ①夜が明けた頃。「あさ・ 目・が・ 覚め・たら・ 雨・が・ 降っ・とっ・た。」②午前。「夏休み・は・ あさ・の・ うち・に・ 宿題・を・ する。」

あさ【麻】《名詞》  ①茎の皮から繊維を作る、桑科の草。②麻の繊維で作った布。「夏・は・ あさ・の・ 座布団・を・ 使う。」

あざ【痣】《名詞》 ①皮膚にできる、少し異なった色の部分。「顔・に・ あざ・が・ ある。」②内出血を起こして青く見えるところ。「撲っ・て・ あざ・に・ なっ・た。」◆②は「しん・どる・ ところ」とも言う。

あさい【浅い】《形容詞》 ①水面や地面からの距離が短い。「あさい・ 所・に・ 種・を・ まく。」「あさい・ 海・に・ すん・どる・ 魚。」②色が濃くない。「あさい・ 緑色。」〔②⇒うすい〕

あさがお【朝顔】《名詞》 朝に咲いた花が昼頃にはしぼむ、夏の草花。「夏・の・ 朝・は・ あさがお・を・ 見る・の・が・ 楽しみ・や。」

あさがけ【朝がけ】《名詞》 朝の、比較的早い時刻。朝のうち。「あさがけ・に・ 用事・に・ 行く。」〔⇒あさがた〕

あさがた【朝方】《名詞》 朝の、比較的早い時刻。朝のうち。「あさがた・に・ 仕事・を・ 済まし・てしも・た。」〔⇒あさがけ〕

あさぐろい【浅黒い】《形容詞》 皮膚の色などが薄黒い。「日・に・ 焼け・た・ あさぐろい・ 人」

あさせ【浅瀬】《名詞》 海や川で、底が浅いところ。「あさせ・で・ 舟・の・ 底・が・ つかえる。」

あさづけ〔あさずけ〕【浅漬け】《名詞》 一晩だけ糠味噌などに漬けた茄子や胡瓜などの漬け物。〔⇒どぶづけ〕

あさって【明後日】《名詞》 明日の次の日。「あさって・の・ 日曜・は・ 運動会・や。」

あさっぱら【朝っぱら】《名詞》 朝早い時刻。「あさっぱら・から・ 酒・ 飲ん・で・ 困っ・た・ やつ・や。」「あさっぱら・に・ 仕事・を・ し・て・ やかましー・なー。」◆どちらかというと、望ましいことに言及する場合には使わない。

あさばん【朝晩】《名詞》 朝と晩。日中のいつでも。「あさばん・ 冷える・よーに・ なっ・てき・た。」

あさひ【朝日】《名詞》 朝に昇る太陽。また、その光。「窓・に・ あさひ・が・ 当たっ・て・ まぶしー。」

あさぶら【麻裏】《名詞》 平たく編んだ麻の繊維を使って作った草履。麻裏草履に似せて、ゴムだけで成型した草履。「小学校・の・ 頃・は・ あさぶら・ 履い・て・ 学校・へ・ 行き・よっ・た・なー。」◆昭和30年代では、もっぱらゴム製のものを指していた。

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2012年6月 3日 (日)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1014)

あける【明ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①前のものが去って、新しいものになる。「夜・が・ あける。」「年・が・ あける。」②ある期間にわたって続いていたものが終わる。「長い・ 梅雨・が・ あけ・た。」「夏休み・が・ あけ・て・ 二学期・に・ なる。。」「親父・の・ 四十九日・が・ あける。」■対語=くれる

あける【開ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①開く。「戸ー・を・ あける。」②心の中をありのままに言う。包み隠さずに言う。「あけ・た・ 話・が・ あいつ・は・ 頼り・に・ なら・ん・ 男・や。」■対語=①しめる

あげる【上げる・挙げる】《動詞・ガ行下一段活用》  ①上へやる。高くする「足・を・ あげる。」「凧・を・ あげる。」②高いところへ移す。「棚・に・ あげる。」③供える。「旅行・の・ お土産・を・ 仏壇・に・ あげる。」④値段を高くする。「新聞代・を・ あげ・やがっ・た。」⑤程度や勢いを高くする。「スピード・を・ あげる。」⑥与える(丁寧な言い方)「あんた・に・ この・ 本・を・ あげる。」⑦式などをする。「結婚式・を・ あげる。」■対語=①~⑤「さげる」

あげる【揚げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①陸に荷物を移す。「港・で・ 荷物・を・ あげる。」②油で揚げ物をする。「芋・を・ あげる。」

あけわたす【明け渡す】《動詞・サ行五段活用》 自分(たち)のいたところを他人に渡す。「家・を・ あけわたす。」

あこ《名詞》 ①あそこ。あの場所。「あこ・に・ 置い・とい・た・ 本・を・ 知ら・ん・か。」「時計・は・ あこ・に・ 忘れ・てき・た・みたいや。」②あの時。あの状態。「あこ・で・ もーいっぺん・ 踏ん張っ・とい・たら・ よかっ・てん・けど・な。」「あこ・から・ バブル・の・ 時代・に・ 入っ・た・ん・や。」〔⇒あっこ〕■類語=「ここ」「そこ」「どこ」

あご【顎】《名詞》 ①顔の下の方の部分。「あご・の・ 長い・ 人」②下顎。「あご・が・ とがっ・た・ 人」③上顎と下顎。「あご・に・ 餅・が・ ひっつい・て・ 取れ・へん。」〔⇒あごた、あごたん、おとがい〕

あこうする〔あこーする〕【赤うする】《動詞・サ行変格活用》 ①赤くないものを赤くする。赤色を濃くする。「トマト・は・ もー・ ちょっと・ あこーし・て・から・ ちぎる・ こと・に・ する。」②恥ずかしさや怒りなどを感じて顔を赤らめる。「顔・を・ あこーし・て・ 怒っ・とる。」〔⇒あかする、あこする〕■類語=「あおうする」「しろうする」「くろうする」■自動詞は「あこうなる」

あこうする〔あこーする〕【明うなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①暗い状態を明るくする。「テレビ・の・ 画面・を・ あこーする。」②性格などを、朗らかで楽しそうにする。「みんな・の・ 前・で・は・ 無理に・でも・ あこーする・の・が・ 良(え)ー・と・ 思う・よ。」〔⇒あかなる、あこなる〕■対語=「くろうする」「くろする」■自動詞は「あこうなる」

あこうなる〔あこーなる〕【赤うなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①赤くないものが赤くなる。赤色が濃くなる。「火箸・の・ 先・が・ あこーなる。」②恥ずかしさや怒りなどを感じて顔が赤らむ。「みんな・に・ 笑わ・れ・て・ あこーなっ・た。」〔⇒あかなる、あこなる〕■類語=「あおうなる」「しろうなる」「くろうなる」「きいろうなる」「ちゃいろうなる」■他動詞は「あこうする」

あこうなる〔あこーなる〕【明うなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①暗い状態から明るくなる。「夏・に・ なっ・て・ あこーなる・の・が・ 早ー・ なっ・た。」「東・の・ 空・が・ あこーなっ・てき・た。」②性格などが、朗らかで楽しそうになる。「合格し・て・ 自信・を・ 持つ・よーに・ なっ・て・ あこーなっ・た。」〔⇒あかなる、あこなる〕■対語=「くらなる」「くろなる」■他動詞は「あこうする」

あこーでおん【アコーデオン】《名詞》 手で空気を出し入れしながら音を出す楽器。手風琴。「あこーでおん・で・ 伴奏する。」

あごた【顎た】《名詞》 ①顔の下の方の部分。「あごた・が・ ふっくらと・ し・た・ 人」②下顎。「あごた・に・ ご飯粒・ つい・とる・よ。」③上顎と下顎。「あごた・の・ 噛み合わせ・が・ 悪い。」〔⇒あご、あごたん、おとがい〕

あごたん【顎たん】《名詞》 ①顔の下の方の部分。「あごたん・で・ 人・を・ 使い・よる。」②下顎。「あごたん・が・ 外れ・た。」③上顎と下顎。「硬い・ もん・を・ 噛ん・で・ あごたん・が・ 疲れ・た。」〔⇒あご、あごた、おとがい〕

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2012年6月 2日 (土)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1013)

あけたて【開けたて】《名詞、形容動詞や・です》 開けたばかり。「栓・を・ あけたて・の・ 酒」「あけたてや・さかい・ うまい。」〔⇒あけあけ〕

あげたて【揚げたて】《名詞、形容動詞や・です》 油で揚げたばかり。「あげたて・の・ てんぷら」〔⇒あげあげ〕

あけっぱなし【開けっ放し】《名詞、形容動詞や・です》  ①窓や戸などをいっぱいに開けていること。「あけっぱなし・の・ 窓・を・ 忘れ・ん・よーに・ 閉め・て・な。」②開けたままで放置すること。無防備にしていること。「あけっぱなしで・ 買い物・に・ 行っ・たら・ 用心・が・ 悪い・よ。」

あけっぱなす【開けっ放す】《動詞・サ行五段活用》 ①窓や戸などをいっぱいに開ける。「あけっぱなし・て・ 涼しー・ 風・を・ 入れる。」②開けたままで放置する。無防備にしている。「店・を・ あけっぱなし・て・ 誰・も・ おら・へん。」

あけへん《動詞+助動詞》⇒「あく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「電車・に・ 間に合う・と・ 思っ・て・ 走っ・た・けど・ あけへん・なんだ。」②弱い。意気地がない。「あけへん・さかいに・ もっと・ 練習・を・ 続け・なはれ。」③してはいけない。「座敷・で・ 暴れ・たら・ あけへん。」■類語=「あかん」「あかへん」「あきまへん」「あかしまへん」「あきゃん」「あきゃへん」「あきゃせん」

あけてもくれても【明けても暮れても】《副詞》 毎日毎日。いつも。しょっちゅう。「孫・は・ あけてもくれても・ 部活・ばっかり・ し・て・ ひとっつも・ 勉強し・よら・へん。」

あけのあさ【明けの朝】《名詞》 次に来る朝。翌朝。「台風・は・ その・ あけのあさ・に・は・ おさまり・まし・てん。」〔⇒あくるあさ〕

あけのしゅう〔あけのしゅー〕【明けの週】《名詞》  次に来る週。翌週。「彼岸・の・ あけのしゅー・に・ 墓参り・に・ 行っ・た。」〔⇒あくるしゅう〕

あけのつき【明けの月】《名詞》  次に来る月。翌月。「あけのつき・は・ 雨・が・ 降ら・なんだ。」〔⇒あくるつき〕

あけのとし【明けの年】《名詞》  次に来る年。翌年。「子ども・が・ 小学校・に・ 入学し・た・ あけのとし・に・ ここ・へ・ 引っ越し・てき・まし・てん。」〔⇒あくるとし〕

あけのひ〔あけのひー〕【明けの日】《名詞》 次に来る日。翌日。「あけのひー・に・ 後始末・の・ 掃除・を・ し・た。」◆他に、「あけのげつようび【明けの月曜日】」(次の月曜日)などの言い方もできる。〔⇒あくるひ〕

あげはちょう〔あげはちょー〕【揚羽蝶】《名詞》 黄色や黒の羽根を持つ、大型の蝶。「ひまわり・に・ あげはちょー・が・ 飛ん・でき・た。」

あけへん《動詞+助動詞》⇒「あく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「どない・ し・ても・ うまいこと・ 縄跳び・が・ でけ・んと・ あけへん・ねん。」②弱い。意気地がない。「けんか・も・ よー・ せ・ん・よーな・ あけへん・ やつ・や。」③してはいけない。「免許・が・ なかっ・たら・ 運転し・たら・ あけへん・ぞ。」■類語=「あかん」「あかへん」「あきまへん」「あかしまへん」「あきゃん」「あきゃへん」「あきゃせん」

あげます《動詞・サ行五段活用》 差し上げる。「この・ 饅頭・(を・) あんた・に・ あげます。」◆動詞「あげる」に助動詞「ます」がついたものであるが、音変化をしている「あいます」「あえます」が一語に熟している意識が強いので、「あげます」もそれに準じて考える。〔⇒あいます、あえます〕

あげもん【揚げ物】《名詞》 ①魚・肉・野菜などにパン粉や溶いた小麦粉をつけて、油で揚げた料理。「さつま芋・の・ あげもん・は・ うまかっ・た。」②何もつけないで揚げた料理。「かきもち・の・ あげもん」〔①⇒てんぷら、②⇒すあげ、ふらい〕

あける【空ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①空いた部分などを作る。「錐・で・ 穴・を・ あける。」「僕・の・ 席・を・ あけ・とい・てくれ。」②からにする。「盃・を・ もー・ 一杯・ あけ・なはれ。」「部屋・を・ あけ・て・ 人・に・ 貸す。」③入っているものを、あたりにぶちまける。「バケツ・の・ 水・を・ 庭・に・ あける。」

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2012年6月 1日 (金)

明石日常生活語辞典〔最終稿〕(1012)

あぐら(を)かく〔あぐら(お)かく〕【胡座(を)かく】《動詞・カ行五段活用》 両足を腰の前に組んで座る。「あぐらかい・て・ 将棋・を・ 打つ。」〔⇒あぐらにする、あぐら(を)くむ〕

あぐら(を)くむ〔あぐら(お)くむ〕【胡座(を)組む】《動詞・マ行五段活用》  両足を腰の前に組んで座る。「あぐらくん・で・ テレビ・を・ 見る。」〔⇒あぐらにする、あぐら(を)かく〕

あくるあさ【明くる朝】《名詞》 次に来る朝。翌朝。「あくるあさ・は・ 六時・に・ 出発し・まし・てん。」〔⇒あけのあさ〕

あくるしゅう〔あくるしゅー〕【明くる週】《名詞》  次に来る週。翌週。「決勝戦・は・ あくるしゅー・に・ 延び・た。」〔⇒あけのしゅう〕

あくるつき【明くる月】《名詞》  次に来る月。翌月。「その・ あくるつき・にも・ 台風・が・ 来・まし・た。」〔⇒あけのつき〕

あくるとし【明くる年】《名詞》  次に来る年。翌年。「優勝し・た・ あくるとし・は・ 三位・に・ なっ・ても・た。」〔⇒あけのとし〕

あくるひ〔あくるひー〕【明くる日】《名詞》 次に来る日。翌日。「台風・の・ 通っ・た・ あくひー・は・ えー・ 天気・に・ なっ・た。」◆他に、「あくるげつようび【明くる月曜日】」(次の月曜日)などの言い方もできる。〔⇒あけのひ〕

あげ【揚げ】《名詞》 薄く切った豆腐を油で揚げたもの。油揚げ豆腐。「味噌汁・に・ わかめ・と・ あげ・を・ 入れる。」◆「あつあげ【厚揚げ】」と区別する場合は「うすあげ」と言う。◆「おあげ」「あげさん」という言い方もする。〔⇒あぶらあげ、あぶらげ、うすあげ、あげさん〕

あけあけ【開け開け】《名詞、形容動詞や・です》 開けたばかり。「あけあけ・の・ 醤油・の・ 瓶」〔⇒あけたて〕

あげあげ【揚げ揚げ】《名詞、形容動詞や・です》 油で揚げたばかり。「あげあげ・を・ ふーふー・ 言(い)ー・ながら・ 食べ・た。」〔⇒あげたて〕

あげあし【揚げ足】《名詞》 ちょっとした言葉遣いを捉えて指摘する内容。ちょっとした言葉遣いを捉えて指摘すること。「あげあし・を・ つかまえら・れ・ん・よーに・ する。」

あげあしとり【揚げ足取り】《名詞、動詞する》 ちょっとした言葉遣いを捉えて指摘すること。また、しばしばそれをする人。「あいつ・は・ あげあしとり・が・ 好き・な・ん・や。」「あげあしとりする・の・は・ やめ・なはれ。」

あげあし(を)とる〔あげあし(お)とる〕【揚げ足(を)取る】《動詞・ラ行五段活用》 ちょっとした言葉遣いを捉えて指摘し、相手を困らせる。「周り・の・ 人・の・ あげあしとる・と・ 嫌わ・れる・ぞ。」

あけがた【明け方】《名詞》 夜が明けようとする頃。「今日・の・ あけがた・は・ 寒かっ・た。」

あげく【挙げ句】《名詞》 すべての終わりの段階。「もめ・た・ あげく・に・ 何・も・ 決まら・へん・ねん。」

あげく【挙げ句】《副詞に》 さらにその上に。「寒い・ 日ー・やっ・た・のに・ あげくに・ 雨・まで・ 降っ・てき・た。」

あげくのはて【挙げ句の果て】《名詞》 最後の最後である段階。「何やかや・ 質問さ・れ・て・ 困っ・た・ん・や・けど・ あげくのはて・は・ 合格・に・ なら・なんだ。」

あげさげ【上げ下げ】《名詞、動詞する》 上げることと下げること。上げたり下げたりすること。「朝晩・ 仏壇・に・ ご飯・の・ あげさげ・を・ する。」「踏切・の・ あげさげ・を・ する・ 人」

あけすけ《副詞に》 遠慮をしないで、思ったことをそのまま言う様子。ものを包み隠さない様子。「あけすけ・ もの・を・ 言(ゆ)ー・ 人・や。」「そないに・ あけすけに・ 言(ゆ)ー・たら・ 嫌わ・れる・ぞ。」

あげそこ〔あげぞこ〕【上げ底】《名詞》 箱に詰めるときに、中味を多く見せるために、底上げをしたもの。「菓子・の・ 箱・が・ あげそこ・に・ なっ・とっ・た。」〔⇒げすいた〕

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