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2013年2月28日 (木)

【掲載記事の一覧】

 この「掲載記事の一覧」の様式を少し改めました。
 『改訂最終版・明石日常生活語辞典』と『名寸隅の記』と『言葉カメラ』の3つは今後も連載を継続するものです。それ以外については、断続的に掲載したものもありますが、掲載開始日と終了日とを書いております。記事数は既に2500件を超えました。掲載した写真も3500枚を超えています。これを通してご覧になる方はいらっしゃらないと思います。記事名と連載回数と掲載開始日・終了日を記載して、索引に代えることにします。
 『改訂最終版・明石日常生活語辞典』に力を注いでおりまして、『名寸隅の記』と『言葉カメラ』の連載再開が遅れています。
 ブログをお読みくださってありがとうございます。
 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。
    gaact108@actv.zaq.ne.jp
 これまでに連載した内容の一覧を記します。

◆改訂最終版・明石日常生活語辞典 (1)~(58)~継続予定
    [2013年1月6日開始~2013年2月28日]

◆名寸隅の記 (1)~(109)~継続予定
    [2012年9月20日開始~2013年1月5日]

◆言葉カメラ (1)~(385)~継続予定
    [2007年1月5日開始~2010年3月10日]

………【以下は、連載を終了したものです。】……………………………

◆明石日常生活語辞典 (1)~(1116)
    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

◆『明石日常生活語辞典』写真版 (1)~(4)
    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

◆国語教育を素朴に語る (1)~(51)
    [2006年8月29日開始~2007年12月12日終了]

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 (0)~(102)
    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

◆消えたもの惜別 (1)~(10)
    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

◆地名のウフフ (1)~(4)
    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

◆ことことてくてく (1)~(26)
    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

◆テクのろヂイ (1)~(40)
    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

◆神戸圏の文学散歩 (1)~(5)
    [2006年12月27日開始~2006年12月31日終了]

◆母なる言葉 (1)~(10)
    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] (1)~(4)
   [2006年12月23日開始~2006年12月26日終了]

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 (1)~(29)
    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

◆西島物語 (1)~(8)
    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

◆鉄道切符コレクション (1)~(24)
    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

◆足下の観光案内 (1)~(12)
    [2008年11月14日開始~2008年11月25日終了]

◆写真特集・薔薇 (1)~(31)
    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

◆写真特集・さくら (1)~(71)
    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

◆写真特集・うめ (1)~(42)
    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

◆写真特集・きく (1)~(5)
    [2007年11月27日開始~2008年11月13日終了]

◆写真特集・紅葉黄葉 (1)~(19)
    [2007年12月1日開始~2008年12月15日終了]

◆写真特集・季節の花 (1)~(3)
    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

◆小さなニュース [2008年2月28日]

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや (1)~(13)
    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

◆文章の作成法 (1)~(7)
    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

◆朔日・名寸隅 (1)~(19)
    [2009年12月1日開始~2011年6月1日終了]

◆教職課程での試み (1)~(24)
    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 (1)~(3)
    [2006年10月2日開始~2006年10月4日終了]

◆学力づくりのための基本的な視点 (1)~(7)
    [2006年10月5日開始~2006年10月11日終了]

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 (1)~(18)
    [2006年10月16日開始~2006年11月2日終了]

◆教職をめざす若い人たちに (1)~(6)
    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

◆これからの国語科教育 (1)~(10)
    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

◆現代の言葉について考える (1)~(7)
    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

◆自分を表現する文章を書くために (1)~(11)
    [2007年10月20日開始~2007年10月30日終了]

◆兵庫県の方言 (1)~(4)
    [2006年10月12日開始~2006年10月15日終了]

◆暮らしに息づく郷土の方言 (1)~(10)
    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

◆姫路ことばの今昔 (1)~(12)
    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

◆私の鉄道方言辞典 (1)~(17)
    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

◆高校生に語りかけたこと (1)~(29)
    [2006年11月9日開始~2006年12月7日終了]

◆ゆったり ほっこり 方言詩 (1)~(42)
    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

◆高校生に向かって書いたこと (1)~(15)
    [2006年12月8日開始~2006年12月22日終了]

◆1年たちました (1)~(7)
    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

◆明石焼の歌 (1)~(3)
    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

◆失って考えること (1)~(6)
    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(54)

「明石日常生活語辞典…あ」(42)

あまぐ【雨具】《名詞》 雨の時に身に付ける、傘・雨靴・レインコートなどのもの。「今日・は・ あまぐ・ 持っ・ていか・んと・ あき・まへん・ぜ。」

あまくち【甘口】《名詞》 他のものに比べて甘みが強い飲み物や食べ物。「あまくち・の・ 酒・や・さかい・ 何ぼ・でも・ 飲める。」■対語=「からくち」

あまぐも【雨雲】《名詞》 雨を降らせる可能性の強い雲。「西・の・ 空・に・ 黒い・ あまぐも・が・ 出・てき・た。」

あまぐり【甘栗】《名詞》 煎った、甘い栗。「祭り・を・ 見・に・ 行っ・て・ あまぐり・を・ 買(こ)ー・た。」

あまざけ【甘酒】《名詞》 餅米の粥に糀を混ぜて作った、甘い飲み物。「お雛さん・に・ あまざけ・を・ 供える。」

あまざらし【雨晒し】《名詞、形容動詞や》 ①雨に濡れたままになっていること。「ブルドーザー・が・ あまざらし・に・ なっ・とる。」②野外にあって、雨に濡れる可能性のあること。「あまざらし・の・ 場所・に・ 掲示板・を・ 作る。」

あまし《副詞》 ①とりたてて言うほど。さほどに。「あまし・ 良(え)ー・ 顔・は・ し・てくれ・へん。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。②過度に。たいへん。「あまし・ 食べ過ぎ・ん・よーに・ せー。」〔⇒あまり、あんまし、あんまり。①⇒たいして〕

あまじお【甘塩】《名詞》  魚などに塩を施すときに、あまり塩をきかさないで軽くすること。「鰯・に・ あまじお・を・ する。」

あます【余す】《動詞・サ行五段活用》  残す。あまるようにする。「味噌汁・は・ あまさ・んと・ 飲み・なはれ。」「まわり・を・ あまさ・ん・よーに・ 絵・を・ 描(か)く。」〔⇒あまらす〕■自動詞は「あまる」

あまずいい〔あまずいー〕【甘酸いい】《形容詞》 甘さと酸っぱさの両方が感じられる。「あまずいー・ 夏みかん」■類語=「あまからい」

あまたるい【甘たるい】《形容詞》 甘すぎて閉口する。嫌になるほど甘い。「ちょっと・ あまたるい・ ジュース」〔⇒あまったるい〕

あまだれ【雨垂れ】《名詞》 ①軒先などから落ちる、雨の滴。「あまだれ・が・ 落ち・ん・よーに・ 樋(とゆ)・を・ かける。」②空から落ちてくる雨。「あまがれ・が・ 顔・に・ かかっ・た。」

あまだれおち【雨垂れ落ち】《名詞》  雨の滴が軒先から落ちる、地上の線。「あまだれおち・まで・が・ うち・の・ 土地・や。」◆その線が、それぞれの地所の境界線だとする考えがあった。

あまたれる【甘たれる】《動詞・ラ行下一段活用》 ひどく甘える。「孫・が・ 来・たら・ あまたれ・て・ 困る・ねん。」〔⇒あまったれる〕

あまちゃ【甘茶】《名詞》 甘みのあるお茶。「お釈迦さん・に・ あまちゃ・を・ かける。」◆花祭りの日にお釈迦様の像にかける、とされていた。

あまったるい【甘ったるい】《形容詞》 甘すぎて閉口する。嫌になるほど甘い。「ちょっと・ あまったるい・ カレー」「あまったるい・ 饅頭」〔⇒あまたるい〕

あまったれる【甘ったれる】《動詞・ラ行下一段活用》 ひどく甘える。「あまったれ・て・も・ 何・も・ 買(こ)ー・から・へん・ぞ。」〔⇒あまたれる〕

あまど【雨戸】《名詞》 雨風を防ぐために、ガラス戸や障子などの外に付ける戸。「台風・で・ あまど・が・ とば・ん・よーに・ 釘・を・ 打つ。」

あまなっとう〔あまなっとー、あまなっと〕【甘納豆】《名詞》 小豆などを茹でて、糖蜜で煮詰めて、砂糖をまぶした菓子。「遠足・に・ あまなっと・を・ 持っ・ていく。」◆単に「なっとう」と言うことも多い。〔⇒なっとう〕

あまのかわ【天の川】《名詞》 夜空に川のように見える、星の集まりでできた光の帯。「月・が・ 出・とら・ん・さかい・ あまのかわ・が・ よー・ 見える。」

あまみず【雨水】《名詞》 雨の水。雨が貯まった水。「あまみず・を・ 溜め・て・ 防火用水・に・ する。」

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2013年2月27日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(53)

「明石日常生活語辞典…あ」(41)

あほうのこっちょう〔あほーのこっちょー、あほのこっちょー〕【阿呆の骨頂】《形容動詞や》 あまりにも馬鹿げている様子。「時計・を・ 見間違え・て・ 遅刻し・た・ん・かいな。あほのこっちょーや。」

あほうみたい〔あほーみたい、あほみたい〕【阿呆みたい】《形容動詞や》 馬鹿げている様子。「あほみたいな・ こと・を・ ごじゃごじゃ・ 言(ゆ)ー・て・ 喧嘩し・とる。」

あほうらしい〔あほーらしー、あほらしー〕【阿呆らしい】《形容詞》 ①自分が不利益を被った状態だ。「騙さ・れ・て・ 偽物・ 買わさ・れ・て・ あほらしかっ・た。」②馬鹿馬鹿しい。「あほらしー・ 漫才」

あほうらしないな〔あほーらしないな、あほらしないな〕【阿呆らしないな】《連体詞》 馬鹿げている。何の取り柄もない。「あほらしないな・ 話・を・ 聞かさ・れ・た。」

あほばかまぬけひょっとこなんきんかぼちゃ【阿呆馬鹿間抜けひょっとこなんきん南瓜】《唱え言葉》  相手をはやしたてて、馬鹿な行為などを笑うときなどに使う言葉。◆子どもの頃に、言い合ったりした。

あほんだら【阿呆垂ら】《名詞、形容動詞や》 愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「あほんだら・ ちゃんと・ 前・ 見・て・ 歩け。」◆相手を強く叱ったりたしなめたりするときに使うことが多い。感動詞のように使うこともある。「あほんだら! よー・ そんな・ 暢気な・ こと・を・ 言(ゆ)ー・とる。」〔⇒あほう、あっぽ、あほうだら、あほうたれ、あほんだれ、だぼ、ばか、ぼけ〕

あほんだれ【阿呆垂れ】《名詞、形容動詞や》 愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「あほんだれ・が・ また・ 失敗し・やがっ・た。」◆相手を強く叱ったりたしなめたりするときに使うことが多い。感動詞のように使うこともある。〔⇒あほう、あっぽ、あほうだら、あほうたれ、あほんだら、だぼ、ばか、ぼけ〕

あまあま【甘々】《副詞と》 厳しくない様子。甘やかしている様子。「あまあま・ 言(ゆ)ー・とっ・たら・ つけ上がっ・てくる・かも・ しれ・へん。」

あまい【甘い】《名詞》 ①砂糖のような味がする。「昔・の・ サッカリン・も・ 甘かっ・た・なー。」②厳しくない。「孫・に・は・ あまい。」「点・の・ 付け方・が・ あまい。」③心を迷わせる。「あまい・ こと・を・ 言(ゆ)ー・ やつ・に・は・ 気ー・ つけ・なはれ・や。」■類語=「からい」「しおからい」「にがい」

あまえた【甘えた】《名詞》 甘えん坊。甘ったれの子ども。「この・ 子・は・ いつ・まで・ たっ・ても・ あまえた・や・なー。」

あまえたごえ【甘えた声】《名詞》 甘ったれた声。甘ったれた言い方。「あまえたごえ・を・ 出し・ても・ 聞い・たら・へん・ぞ。」

あまえたしょうがいた〔あまえたしょーがいた〕【甘えた生姜板】《唱え言葉》 甘えん坊をはやし立てる言葉で、「お前は甘えん坊だ」という意味を込めている。

あまえる【甘える】《動詞・ア行下一段活用》 わがままを言ったり、慣れ親しむようにしたりする。「母親・に ・ あまえ・て・ 育っ・た。」

あまがえる【雨蛙】《名詞》 緑色をした、小型の蛙。「八つ手・の・ 葉ー・に・ あまがえる・が・ とまっ・とる。」

あまがき【甘柿】《名詞》 甘くて、そのまま食べられる柿。「うち・の・ 家・に・は・ あまがき・の・ 木ー・が・ 一本・ ある・ねん。」■対語=「しぶがき」

あまがさ【雨傘】《名詞》 雨が降るときに差す傘。「これ・は・ あまがさ・と・ 日傘・の・ 兼用・に・ 使(つこ)・とる・ねん。」■対語=「ひがさ」

あまがっぱ【雨合羽】《名詞》 ゴムなどでできていて、雨に濡れることを避けるために、着ているものの上に着るもの。「あまがっぱ・を・ 着・て・ 自転車・に・ 乗る。」〔⇒かっぱ〕

あまからい【甘辛い】《形容詞》 甘さと辛さの両方が感じられる。「いかなご・を・ あまかろー・ 炊い・て・ 釘煮・に・ する。」■類語=「あまずいい」

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2013年2月26日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(52)

「明石日常生活語辞典…あ」(40)

あぶらげ【油揚げ】《名詞》 薄く切った豆腐を油で揚げたもの。「あぶらげ・で・ いなり寿司・を・ 作る。」〔⇒あぶらあげ、あげ〕

あぶらぜみ【油蝉】《名詞》 黒褐色の大型の蝉。熊蝉。「朝・ 早(はよ)ー・から・ あぶらぜみ・が・ 鳴い・て・ やかましー。」

あぶらみ【脂身】《名詞》 肉の、脂肪の多い部分。「あぶらみ・の・ 多い・ 牛肉・や・なー。」

あぶらむし【油虫】《名詞》 ①光沢のある黒い色をして扁平な体の虫。ゴキブリ。「台所・の・ 床・を・ あぶらむし・が・ 這(ほ)ー・とる。」②植物の芽や葉などに群生して害を与える、ごく小さな虫。アリマキ。「葉ー・の・ 裏・に・ あぶらむし・が・ つい・とる。」〔②⇒あぶろじ〕

あぶらめ《名詞》 近海の磯などにすむ、緑色を帯びた褐色の魚。アイナメ。「小学生・の・ 頃・は・ ごんぼ竿・を・ 何本・も・ 持っ・て・ 毎日・の・よーに・ あぶらめ・の・ 釣り・を・ し・とっ・た・」「あぶらめ・釣り・を・ し・た・けど・ しんこ・ばっかり・で・ ふるせ・が・ 釣れ・へん。」

あぶりだし【焙り出し】《名詞》 蜜柑の汁などで紙に絵や文字を書いて乾かし、火にあぶると書いたものが見えてくるもの。「正月・の・ 頃・は・ あぶりだし・を・ し・て・ 遊ん・だ・なー。」◆子どもの遊びとしては、最近は見かけなくなった。

あぶる【焙る】《動詞・ラ行五段活用》 ①火に当てて温める。「火鉢・で・ 手・を・ あぶる」②火に当てて軽く焼く。「海苔・を・ あぶっ・て・ 食べる。」「するめ・を・ あぶる。」

あぶれる《動詞・ラ行下一段活用》 はじき出されて、ありつけなくなる。「希望者・が・ ぎょーさん・ おっ・て・ あぶれ・ても・た。」「仕事・に・ あぶれる。」

あぶろじ《名詞》 植物の芽や葉などに群生して害を与える、ごく小さな虫。アリマキ。「あぶろじ・に・ 殺虫剤・を・ かける。」〔⇒あぶらむし〕

あべこべ《形容動詞や》 ものごとの位置、順序、方向などが逆になっている様子。「右・と・ 左・を・ あべこべに・ 描い・とる。」〔⇒さかとんぶり、さかとんぼり、さかさま、さかさ〕

あほう〔あほー、あほ〕【阿呆】《名詞、形容動詞や》 ①愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「あほな・ こと・を・ し・て・ 損・を・ し・た。」②ネジなどが利かなくなっていること。「この・ 錠前・は・ あほ・に・ なっ・とる・さかい・ 使(つこ)ー・たら・ あか・ん・よ。」〔①⇒あっぽ、あほうだら、あほうたれ、あほんだら、あほんだれ、だぼ、ばか、ぼけ〕

あほうしょうじき〔あほーしょーじき、あほしょーじき〕【阿呆正直】《名詞、形容動詞や》 あまりに正直すぎて、気が利かない様子。また、そのような人。「あほしょーじきや・さかい・ 損・ばっかり・ し・とる。」

あほうだら〔あほーだら、あほだら〕【阿呆垂ら】《名詞、形容動詞や》 愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「お前・みたいな・ あほだら・は・ 珍(めんら)しい・ぞ。」◆相手を強く叱ったりたしなめたりするときに使うことが多い。〔⇒あほう、あっぽ、あほうたれ、あほんだら、あほんだれ、だぼ、ばか、ぼけ〕

あほうたれ〔あほーたれ、あほーだれ、あほたれ、あほだれ〕【阿呆垂れ】《名詞、形容動詞や》 愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「遅刻・ばっかり・ し・て・ あほたれや・なー。」◆相手を強く叱ったりたしなめたりするときに使うことが多い。〔⇒あほう、あっぽ、あほうだら、あほんだら、あほんだれ、だぼ、ばか、ぼけ〕

あほうていねい〔あほーてーねー、あほてーねー〕【阿呆丁寧】《形容動詞や》 ばかばかしいほどに、丁寧すぎる様子。「あほてーねーな・ 挨拶し・たら・ 笑わ・れる。」

あほうな〔あほーな、あほな〕【阿呆な】《連体詞》 馬鹿げている。常識はずれである。「そんな・ あほな・ こと・を・ 言わ・んとい・てんか。」

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2013年2月25日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(51)

「明石日常生活語辞典…あ」(39)

あばら《名詞》 ①肋骨。「あばら・の・ あたり・が・ 痛い。」②(魚などの)太くて中心になっている骨。「あばら・に・ つい・とる・ 身ー・まで・ せせっ・て・ 食う。」〔⇒あばらぼね〕

あばらぼね《名詞》 ①肋骨。「こけ・て・ 胸・を・ 打っ・て・ あばらぼね・に・ ひび・が・ はいっ・た。」②(魚などの)太くて中心になっている骨。「あばらぼね・は・ 堅い・さかい・ 気ーつけ・て・ 食べ・なはれ。」〔⇒あばら〕

あばらや【あばら屋】《名詞》 粗末な家。荒れ果てた家。「わざわざ・ こんな・ あばらや・まで・ 来・てくれ・た・ん・かいなー。」◆自分の家のことを謙遜して言うことがある。

あばれる【暴れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①乱暴なことをする。「牛・が・ あばれ・て・ 怪我 し・そーに・ なっ・た。」②存分に自由に振る舞う。「会社・で・ 好きな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・て・ あばれ・とる・みたいや。」

あばれんぼう〔あばれんぼー、あばれんぼ〕【暴れん坊】《名詞》 乱暴な行いをする人。「小(こ)まい・ 子ー・の・ 時分・は・ あばれんぼー・の・ 方・が・ えー・やろ。」

あびせる【浴びせる】《動詞・サ行下一段活用》 ①水などを勢いよくかける。水などを不意にかける。「シャワー・の・ 水・を・ あびせる。」②不本意なことをする。「悪口・を・ あびせ・られ・る。」〔⇒あぶせる〕

あひる【家鴨】《名詞》 足に大きな水掻きがある、水の近くで飼う鳥。「池・で・ あひる・が・ 泳い・どる。」

あびる【浴びる】《動詞・バ行上一段活用》 水などを体にかける。「汗・を・ かい・た・さかい・ シャワー・を・ あび・よー。」■使役動詞は「あびせる」「あぶせる」

あぶ【虻】《名詞》 蝿に似て、少し大きい昆虫。「あぶ・に・ かま・れ・た。」

あぶく【泡】《名詞》 液体の中に空気が入って、丸くふくれた玉。「赤爪の・ 蟹・が・ あぶく・を・ 出し・とる。」〔⇒あわ〕

あぶせる【浴ぶせる】《動詞・サ行下一段活用》 ①水などを勢いよくかける。水などを不意にかける。「湯・を・ あぶせ・たら・ やけどする・がな。」②不本意なことをする。「人・に・ 罪・を・ あぶせ・たら・ あき・まへ・ん。」〔⇒あびせる〕

あぶない【危ない】《形容詞》 ①危険である。「段梯子・から・ 落ち・たら・ あぶない・さかい・ 気ー・ つけ・よ。」②悪くなりそうだ。良い状態が続かない。「昼から・は・ あぶない・ 天気・や。」〔⇒あむない〕

あぶら【油】《名詞》 ①水と混ざらない、燃えやすい液体。石油の類。「あぶら・を・ 入れ・んと・ 動か・へん。」②植物の実や種などからとれる、水と混ざらない、燃えやすい液体。食用油。「野菜・を・ あぶら・で・ 揚げる。」③機械などが摩擦などに妨げられず滑らかに動くようにする油。潤滑油。「ハンドル・に・ あぶら・を・ 注す。」〔⇒オイル〕

あぶら【脂】《名詞》 動物の体にある脂肪。「あぶら・の・ 汗・を・ かく。」「あぶら・の・ よー・ のっ・た・ 秋刀魚」

あぶらあげ【油揚げ】《名詞》 薄く切った豆腐を油で揚げたもの。「あぶらあげ・で・ 巾着絞り・を・ 作る。」〔⇒あぶらげ、あげ〕

あぶらがのる【脂がのる】《動詞・ラ行五段活用》 ①(魚・肉の)脂肪が多くて美味しい。「今・の・ 鯛・は・ あぶら・が・ のっ・て・ うまい・ぞ。」②仕事などが熟練の域に達する。「四十代・は・ あぶらがのっ・た・ 時期・や。」◆「あぶら・が・ よー・ のっ・た・ …」のように、途中に連用修飾語が入ることがある。

あぶらかす【油粕】《名詞》 植物の種から油を抜き取ったあとのかすで、肥料として使うもの。「植木鉢・の・ 土・に・ あぶらかす・を・ 混ぜる。」

あぶらがみ【油紙】《名詞》 油を染み込ませた、防水用の紙。「ひっつか・ん・よーに・ 上・に・ あぶらがみ・を・ 置い・とく。」

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2013年2月24日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(50)

「明石日常生活語辞典…あ」(38)

あねはんにょうぼう〔あねはんにょーぼ、あねはんにょーぼー〕【姉はん女房】《名詞》 妻が年上である夫婦。夫より年上である妻。「若(わこ)ー・ 見え・て・ あねはんにょーぼー・の・よー・に・は・ 見え・ん・なー。」〔⇒あねさんにょうぼう〕

あの《連体詞》 ①遠くのものを指す言葉。「あの・ 辺り・に・ 駅・が・ ある。」②関係ある人がみんな知っている物事を指す言葉。「あの・ 話・は・ もー・ 解決し・た。」「あの・ 事故・が・ 起き・た・ん・は・ 一昨年(おとどし)・や。」■類語=「この」「その」「どの」

あのなあ〔あのな、あのなー〕《感動詞》 呼びかけたり、言葉を少しためらったりするときに使う言葉。「あのなー・ ちょっと・ 考え・てくれ・へん・か。」〔⇒あんなあ〕

あののう〔あのの、あののー〕《感動詞》 呼びかけたり、言葉を少しためらったりするときに使う言葉。「あののー・ わし・の・ 言(ゆ)ー・ こと・も・ 聞ー・てくれ・や。」◆少しぞんざいな言い方である。〔⇒あんのう〕

あのへん《名詞》 ①あの場所の辺り。「あのへん・に・ 市役所・が・ ある。」②あの時のあたり。「あのへん・が・ 一番・ 好調な・ 時代・やっ・た。」■類語=「このへん」「そのへん」「どのへん」

あのよ【あの世】《名詞》 人が死んでから行くと考えられているところ。「あのよ・の・ こと・なんか・ 考え・へん。」■対語=「このよ」

アパート〔あぱーと〕【英語=apartment houseの略】《名詞》 一つの建物の中を区切って貸している住宅。「若い・ 時・は・ あぱーと・に・ 住ん・どっ・た。」◆「あばーと」と発音する人もいる。

あばて【慌て】《名詞》 ①落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あばて・や・さかい・ 定期・を・ 忘れ・てき・た。」②不意をつかれて落ち着きを失うこと。うろたえること。まごつくこと。「あばて・を・ せ・ん・よーに・ 落ち着け。」〔⇒あわて。①⇒あばてがみ、あわてがみ、あばてもん、あわてもん、あばてんぼう、あわてんぼう〕

あばてがみ【慌てがみ】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あばてがみ・や・なー。もっと・ 落ち着き・なはれ。」〔⇒あわて、あばて、あわてがみ、あばてもん、あわてもん、あばてんぼう、あわてんぼう〕

あばてもん【慌て者】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あんた・は・ あばてもん・や・けど・ ちょっと・は・ 落ち着き・なはれ。」〔⇒あわて、あばて、あばてがみ、あわてがみ、あわてもん、あばてんぼう、あわてんぼう〕

あばてる【慌てる】《動詞・タ行下一段活用》 ①不意をつかれて落ち着きを失う。驚いてまごまごする。「あばて・たら・ 怪我する。」②ひどく急ぐ。「あばて・い・でも・ 手ー・を・ 上げ・たら・ バス・が・ 待っ・てくれる。」〔⇒あわてる〕

あばてんぼう〔あばてんぼー、あばてんぼ〕【慌てん坊】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あばてんぼー・が・ また・ 忘れ物・を・ し・た。」〔⇒あわて、あばて、あばてがみ、あわてがみ、あばてもん、あわてもん、あわてんぼう〕

あはは《感動詞》 大きく口を開けて笑う様子。大きく口を開けて笑うときに出す声。「あはは・ この・ 漫才・は・ おもろい・なー。」〔⇒あっはっは〕

あばば《名詞、動詞する》 小さな子が、手を口に当てたり離したりして発音する様子。手を口に当てたり離したりして発音する言葉。「この・ 子・は・ あばば・が・ でける・よーに・ なっ・た。」◆幼児語。「あばばばば…」と続けて言うこともある。

あばよ《感動詞》 別れるときに言う言葉。「あばよ。ほんなら・ また・ 明日。」◆本来は、「会はばや」(また会いたい)という言葉に由来すると言われている。

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2013年2月23日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(49)

「明石日常生活語辞典…あ」(37)

あなうめ【穴埋め】《名詞、動詞する》 ①穴を埋めること。「運動場・に・ でけ・た・ あなうめ・を・ し・た。」②足りないところを補うこと。「借金・の・ あなうめする。」

あなご【穴子】《名詞》 鰻に似た魚で、鰻よりもあっさりした味のする魚。◆瀬戸内海でよく獲れて、あなご焼きは高砂・明石あたりの名産品になっている。「あなご・の・ 押し寿司・を・ こしらえる。」

あなどる【侮る】《動詞・ラ行五段活用》 軽く見る。馬鹿にする。「人・を・ あなどり・やがっ・て。おぼえ・とけ。」

あなもん【穴門】《名詞》 鉄道線路などの下を潜ってトンネルになっている、断面の小さな道。「あなもん・は・ 人・しか・ 通ら・れ・へん。」
◆鉄道線路の下を潜るトンネルで、内側には赤レンガが張られ、形はアーチ式である。車が通るようにはできていない。谷崎潤一郎の『細雪』の中には「マンボウ」という言葉が使われているが、同じもののことを指しているようであるから、阪神間にも明石と同様のものがあるようである。また、鉄道以外のものでは、高くなっている道路の下や、農業用水路の下を潜るものも、狭く細いものであれば「あなもん」と言っておかしくないと思われる。「あなもん」は、文字通り穴のような感じがして、閉塞感があり、狭く鬱陶しい通り道である。
神戸市中央区の元町駅前に穴門商店街がある。JR山陽本線(神戸線)の南側であるが、昔は今のような高架線のガードでなくて、線路の下は穴門のようになっていたのかもしれない。写真参照
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あに【兄】《名詞》 年上の、男のきょうだい。「あに・が・ 二人・ おり・ます・ねん。」■類語=「あね」「おとうと」「おとと」「いもうと」「いもと」

あにき【兄貴】《名詞》 年上の、男のきょうだいのことを親しんで言う言葉。「あにき・は・ 三つ・ 上・なんや。」■類語=「あねき」

あにきさん【兄貴さん】《名詞》 年上の、男のきょうだいのことを敬って言う言葉。「あんた・の・ あにきさん・は・ お元気・です・か。」■類語=「あねきさん」

あにさん【兄さん】《名詞》 年上の、男のきょうだいのことを敬ったり、親しみを込めたりして言う言葉。「あんた・は・ あにさん・と・ なんぼ・ 年・が・ 違う・の。」「本家・の・ あにさん」■類語=「あねさん」「あねはん」「おとうとさん」「おとうとはん」「おととさん」「おととはん」「いもうとさん」「いもうとはん」「いもとさん」「いもとはん」

あね【姉】《名詞》 年上の、女のきょうだい。「私・の・ あね・は・ 姫路・に・ 嫁入りし・とり・ます。」■類語=「あに」「おとうと」「おとと」「いもうと」「いもと」

あねき【姉貴】《名詞》 年上の、女のきょうだいのことを親しんで言う言葉。「あねき・に・ 息子・が・ 二人・ おり・ます。」◆使用頻度は低い。■類語=「あにき」

あねきさん【姉貴さん】《名詞》 年上の、女のきょうだいのことを敬って言う言葉。「こないだ・ あねきさん・と・ 会い・まし・た・よ。」◆「あねはん」を多く使うので、「あねきさん」の使用頻度は低い。■類語=「あにきさん」

あねさん【姉さん】《名詞》 年上の、女のきょうだいのことを敬ったり、親しみを込めたりして言う言葉。「わし・は・ あんた・の・ あねさん・と・ 同い年・や。」■類語=「あにさん」「あねはん」「おとうとさん」「おとうとはん」「おととさん」「おととはん」「いもうとさん」「いもうとはん」「いもとさん」「いもとはん」

あねさんにょうぼう〔あねさんにょーぼ、あねさんにょーぼー〕【姉さん女房】《名詞》 妻が年上である夫婦。夫より年上である妻。「あの・ 家・は・ あねさんにょーぼー・や。」〔⇒あねはんにょうぼう〕

あねはん【姉はん】《名詞》 年上の、女のきょうだいのことを敬って言う言葉。「あんた・の・ あねはん・は・ どこ・に・ 住ん・どっ・て・のん。」◆「あねはん」は使うが、「あにはん」という言い方はしない。■類語=「あにさん」「おとうとさん」「おとうとはん」「おととさん」「おととはん」「いもうとさん」「いもうとはん」「いもとさん」「いもとはん」

【写真は、穴門商店街の案内板。2011年(平成23年)4月4日、神戸市中央区内で撮影】

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2013年2月22日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(48)

「明石日常生活語辞典…あ」(36)

あとつぎ【跡継ぎ】《名詞、動詞する》 ①家の財産などを相続すること。また、相続をする人。「あんたとこ・は・ しっかりし・た・ あとつぎ・が・ おっ・て・ よろしー・なー。」②物事のあとを受け継ぐこと。また、受け継ぐ人。「先輩・の・ あとつぎ・を・ し・て・ コーチ・に・ なる。」〔①⇒あととり〕

あととり【跡取り】《名詞、動詞する》 家の財産などを相続すること。また、相続をする人。「うち・は・ 女・の・ 子・ばっかり・で・ あととり・が・ おら・ん・ねん。」〔⇒あとつぎ〕

あととりむすこ【跡取り息子】《名詞》 家の財産などを相続する男子。「しっかりし・た・ あととりむすこ・や・なー。」

あととりむすめ【跡取り娘】《名詞》 婿養子を迎えて、家の財産などを相続する女子。「あととりむすめ・に・ 男・の・ 子ー・が・ 生まれ・て・ 一安心・ し・とる・とこ・や。」

あとのつき【後の月】《名詞》 ①何かのあった、次の月。「あとのつき・に・ 運動会・を・ 延ばし・た。」②先月。「あとのつき・の・ 五日・に・ 亡くなっ・た・そーや。」

あとのとし【後の年】《名詞》 何かのあった、次の年。「あとのとし・に・は・ 台風・は・ 来・なんだ。」

あとのひ〔あとのひー〕【後の日】《名詞》 何かのあった、次の日。「あとのひー・に・ 謝り・に・ 行っ・た。」

あとばらい【後払い】《名詞、動詞する》 代金をあとで払うこと。「今・ 金・が・ ない・さかい・ あとばらい・に・ し・ておくん・なはれ。」「この・ バス・は・ あとばらい・や。」■反対語=「まえばらい」「さきばらい」

あとまわし〔あとまーし〕【後回し】《名詞、動詞する》  先にすべき事を、後に残してすること。「宿題・を・ あとまーし・に・ し・て・ 遊ん・で・ばっかり・や。」

あともどり【後戻り】《名詞、動詞する》  ①道を引き返すこと。「行き過ぎ・て・ あともどりする。」②良い方へ向かっていたことが、良くない方へ向かうようになること。「暑さ・が・ あともどりし・た。」「寒ー・なっ・て・ 病気・が・ あともどりし・た。」

あとより【後寄り】《名詞、動詞する》 前向きのままで後ろにさがること。「子ども・が・ あとより・で・ 歩ける・よーに・ なっ・た。」「自動車・を・ あとよりさ・せる。」〔⇒あとじょり〕

あとより【後寄り】《名詞、形容動詞や》 全体の中で、後ろの分類に属すること。「席・は・ あとよりやっ・た・さかい・ ちょっと・ 見にくかっ・た。」■対語=「まえより」

あと(を)つぐ【跡(を)継ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 財産や物事などを、親などから受け継ぐ。「親・の・ あとつい・で・ 商売し・とる・ねん。」「退職し・た・ 先輩・の・ あとつい・で・ 仕事・を・ する。」

あと(を)ひく【後(を)引く】《動詞・カ行五段活用》 ①物事が終末を迎えないで、問題が残っている。「喧嘩・が・ あとひー・て・ しっくり・ いか・へん・ねん。」「風邪・が・ すっきりと・ せ・んと・ あとひー・とる。」②味や香りなどが、のちまで残る。「ひつこい・ 味・が・ あとひー・て・ 困る・なー。」

あな【穴】《名詞》 ①窪んだ所。「庭・に・ あな・を・ 掘っ・て・ 池・を・ 作る。」②向こうまで突き抜けている部分。「塀・に・ あな・が・ 空い・とる。」③損。不足。「損し・た・ あな・を・ 埋める。」

あない《副詞に》 あのように。「あない・ し・たら・ 速(はよ)ー・ 走れる・ん・や・なー。」「あないに・ 高い・ もん・は・ よー・ 買わ・ん。」「あない・ 怒ら・んでも・ えー・のに。」■類語=「こない」「そない」「どない」

あないな《連体詞》 あのような。「あないな・ 言ー方・ さ・れ・たら・ 誰(だい)・でも・ 怒る・わ・のー。」「あないな・ こと・を・ よー・ 平気で・ 言(ゆ)ー・もん・や。」〔⇒あんな〕■類語=「こないな」「そないな」「どないな」。

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2013年2月21日 (木)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(47)

「明石日常生活語辞典…あ」(35)

あてる【当てる】《動詞・タ行下一段活用》 ①ぶつからせる。触れさせる。「ボール・を・ 壁・に・ あて・たら・ あか・ん・ぞ。」「自転車・に・ 乗っ・とっ・て・ 大きな・ 木ー・に・ あて・た。」②命中させる。狙ったとおりにうまくいくようにする。「的・のめ 真ん中・に・ あてる。」「宝くじ・を・ あてる。」③冷気・暖気・熱気・風の流れ・光などを受けるようにさせる。「洗濯物・を・ 風・に・ あて・て・ 乾かす。」「ストーブ・に・ あてる。」「お日さん・に・ あてる。」「パーマ・を・ あてる。」◆パーマは「かける」とも言う。④おおうようにして、あてがう。「手拭い・を・ 鼻・に・ あてる。」「破れ・た・ ところ・に・ 継ぎ・を・ あてる。」⑤配当する。「一人・ 千円・ずつ・ あて・て・ 払う。」「休み・を・ 三日・ずつ・ あてる。」⑥予定する。当てにする。充当する。「あんた・を・ 当番・の・ 一人・に・ あて・とく・ぞー。」⑦指名する。「前・から・ 五人目・の・ 人・を・ あてる。」■自動詞は「あたる」

あと【後】《名詞》 ①後ろ。「あと・から・ 何人・ 来・て・です・か。」②これから先。「あと・で・ 連絡し・ます。」③残り。「あと・は・ あいつ・に・ 任せ・とこ・ー。」■反対語=「まえ」

あと【跡】《名詞》 ①残った印。「鉛筆・で・ 書い・た・ あと・が・ 残っ・とる。」②昔、何かがあった所。「城・の・ あと・が・ 公園・に・ 整備さ・れ・た。」

あとあし【後足】《名詞》 動物の四本足のうち、あとの二本の足。「犬・が・ あとあし・で・ 砂・を・ かけ・とる。」〔⇒うしろあし、おしろあし〕■反対語=「まえあし」

あとあじ【後味】《名詞》 ①食べたあとに残る味。「あとあじ・が・ さっぱり・ し・とる。」②物事が終わったあとの感じ。「途中・で・ もめ・て・ あとあじ・の・ 悪い・ 試合・やっ・た。」〔⇒あとくち〕

あとあと【後々】《名詞》 のちのこと。ずっとあと。「あとあと・ 喧嘩せ・ん・よーに・ きちんと・ 仲直りし・とき。」〔⇒さきざき〕

あとおし【後押し】《名詞、動詞する》 ①後ろから押すこと。「リヤカー・の・ あとおし・を・ し・てください。」②励ましたり手助けしたりすること。「みんな・の・ あとおし・で・ 優勝・が・ でけ・た。」

あとかけ【後かけ】《名詞、動詞する》 幼児の履き物が脱げないように、足と履き物の後ろとを結びつけること。「草履・の・ あとかけ・を・ する。」

あとかたづけ【後片付け】《名詞、動詞する》 何かした後の始末をすること。「食事・の・ あとかたづけ・を・ する。」〔⇒かたづけ〕

あとくち【後口】《名詞》 ①食べたあとに残る味。「饅頭・の・ あとくち・が・ 悪い・さかい・ お茶・でも・ 飲も・か。」②物事が終わったあとの感じ。「解決し・た・けど・ あとくち・は・ 良ーない・ こと・やっ・た。」〔⇒あとあじ〕

あとさき【後先】《名詞、形容動詞や》  ①前と後ろ。「列・の・ あとさき・に・ 先生・が・ つい・とる。」②物事の順序。「あとさき・ 考え・て・ もの・を・ 言(ゆ)わ・んと・ いか・ん。」③逆。「挨拶し・てもらう・ 順番・が・ あとさきに・ なっ・た。」

あとさし《名詞、動詞する》 互いに足を向け合う形で横になること。足を向け合う形に布団を敷いて、足先を一つの炬燵に集めて暖をとって寝ること。「子ども同士・を・ あとさしし・て・ 寝・さす。」

あとしまつ【後始末】《名詞、動詞する》 何かした後を片付けること。混乱した物事に決着をつけること。「運動会・の・ あとしまつ・を・ する。」「喧嘩・の・ あとしまつする。」〔⇒しまつ〕

あとじょり【後寄り】《名詞、動詞する》 前向きのままで後ろにさがること。「あとじょりし・て・ 溝・に・ はまっ・た。」〔⇒あとより〕

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2013年2月20日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(46)

「明石日常生活語辞典…あ」(34)

あて(が)はずれる【当て(が)が外れる】《動詞・ラ行下一段活用》 予期したとおりではない。見込みどおりに事柄が進展しない。「あてがはずれ・て・ 宝くじ・が・ 当たら・なんだ。」

あてこすり《名詞》 遠回しに、人の悪口などを言うこと。他のことにことよせてなじること。つらあて。「あてこすり・みたいに・ 言(ゆ)わ・んと・ はっきり・ 言(ゆ)ー・てんか。」◆マッチのことを「あてこすり」(当てて擦って発火させる)と表現するのを初めて聞いたときは、驚くとともに、うまい表現だと思った。

あてこする《動詞・ラ行五段活用》 遠回しに、人の悪口などを言う。他のことにことよせてなじる。つらあてをする。「あてこすら・れ・て・ 皮肉・ 言わ・れ・てん。」

あてさき【宛先】《名詞》 手紙・荷物などの送り先としての、住所・所在地(や名前)。「贈り物・の・ あてさき」〔⇒あてな〕

あてすっぽ〔あてすっぽー、あてずっぽ、あてずっぽー〕《名詞、形容動詞や》 特別な理由もなく推量すること。適当に言うこと。出鱈目に言うこと。「あてすっぽで・ 言(ゆ)ー・たら・ 当たっ・た。」「あてすっぽで・ バット・ 振っ・ても・ 当たる・ とき・が・ ある。」

あてつけ【当て付け】《名詞、動詞する》 何かにかこつけて、悪く言ったり態度で現したりすること。「あてつけ・を・ 言わ・んと・ もっと・ はっきり・ 言(ゆ)ー・たら・ どない・や・ねん。」

あてつける【当て付ける】《動詞・カ行下一段活用》 何かにかこつけて、悪く言ったり、態度で現したりする。「自分・の・ 失敗・を・ わし・に・ あてつけ・やがっ・た。」

あてど【当て所】《名詞》  ①目当て。目的。「あてど・も・ 無(の)ー・ 歩き回っ・とる。」②見込み。期待するもの。頼りにするもの。「金・を・ 借る・ あてど・は・ あら・へん。」◆「あて」を使う方が多い。〔⇒あて〕

あてな【宛名】《名詞》  手紙・荷物などの送り先としての、(住所・所在地や)名前。「葉書・の・ あてな・を・ 間違(まちご)ー・て・ 書い・た。」〔⇒あてさき〕

あてはずれ【当て外れ】《名詞、形容動詞や》 予期したとおりではないこと。見込みどおりに事柄が進展しないこと。「今年・の・ 阪神・は・ あてはずれで・ 弱い・のー。」

あてはまる【当てはまる】《動詞・ラ行五段活用》 あるものに、よく合う。該当する。「昔・の・ 中学校・は・ 今・の・ 高等学校・に・ あてはまる。」■他動詞は「あてはめる」

あてはめる【当てはめる】《動詞・マ行下一段活用》  ①よく合うようにする。「玄関・に・ あてはめ・て・ 絵ー・を・ 選ぶ。」②配分などをする。「寄付金・の・ 額・を・ 一軒・ごと・に・ あてはめる。」■自動詞は「あてはまる」

あてもん【当て物】《名詞、動詞する》 ①くじ引きなどで景品を割り当てるやり方。特に、駄菓子屋などで子ども相手に行うくじ引き。懸賞。「あてもん・を・ 引く。」「あてもん・で・ 一等・が・ 当たっ・た。」②可能性の少ないもの。あまり期待してはいけないもの。「あてもん・や・さかい・ 期待せ・んとい・て・な。」
◆「あてもん」は、近所の駄菓子屋にもあったが、祭りの夜店などにもあった。三角くじを引いたり、何本もの糸の中から一本を選んで引いたり、ルーレットを回したり、レバーを操作したりと、「あてもん」にはいろんなやり方があった。良いものが当たるかもしれないという期待感と、引く瞬間のどきどきする思いと、駄目であっても次回に望みを託す気持ちも込めて、子どもたちは「あてもん」に引き込まれていく。大人になっても、会社などの行事(忘年会など)に「あてもん」を登場させる。「くじびき」という冷静な言葉よりも、「あてもん」という言い方に引かれるのは、大人も子どもも変わりがない。

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2013年2月19日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(45)

「明石日常生活語辞典…あ」(33)

あっぷあっぷ《形容動詞や、動詞する》 ①ぎりぎりの状態にある様子。困難な状態に押しつぶされそうになって苦しんでいる様子。「安い・ 給料・で・ 一か月・ あっぷあっぷし・て・ 暮らし・とる・ねん。」「五人家族・を・ 養う・の・は・ あっぷあっぷや。」②水に溺れそうになってもがく様子。「川・の・ 中・で・ あっぷあっぷし・とる・ 人・が・ おる・さかい・ 早(はよ)ー・ 助け・たれ。」〔⇒あっぷっぷ〕

あっぷっぷ《形容動詞や、動詞する》 ①ぎりぎりの状態にある様子。困難な状態に押しつぶされそうになって苦しんでいる様子。「月給・だけ・で・は・ 暮らし・が・ あっぷっぷや。」②水の中で溺れそうになってもがく様子。「沖・の・ 方・へ・ 出・たら・ あっぷっぷする・か・も・ しれ・ん・から・ やめ・とき。」〔⇒あっぷあっぷ〕

あつべる【集べる】《動詞・マ行下一段活用》 多くの人やものをひとつの所に寄せる。「寄付・を・ あつべる。」「道・の・ 落ち葉・を・ あつべ・て・ 燃やす。」〔⇒あつめる、よせる〕■自動詞は「あつまる」「あつばる」

あつまり【集まり】《名詞》 多くの人がひとつの所に寄ること。集会。「市役所・の・ 説明・を・ 聞く・ あつまり」「みんな・の・ あつまり・が・ 悪い・なー。」「あつまり・は・ 来週・に・ しょ・ー・か。」

あつまる【集まる】《動詞・ラ行五段活用》 多くの人やものがひとつの所に寄る。「八時・に・ 駅前・に・ あつまる。」〔⇒あつばる、よる〕■他動詞は「あつめる」「あつべる」

あつみ【厚さ】《名詞》 ①物の表と裏、上と下などにある幅の程度。「あつみ・が・ 二センチ・ほど・の・ 鉄板」②物の表と裏、上と下などに幅の手応えが感じられること。「表紙・の・ あつみ・が・ なかっ・たら・ 貧相な・ 本・に・ なっ・てまう。」「あつみ・の・ ある・ ボール紙」〔①⇒あつさ〕■類語=「うすさ」 

あつめる【集める】《動詞・マ行下一段活用》 多くの人やものをひとつの所に寄せる。「不燃物・を・ あつめる。」〔⇒あつべる、よせる〕■自動詞は「あつまる」「あつばる」

あっぽ【阿呆】《名詞、形容動詞や》 ①愚かな人。愚かなこと。馬鹿。「小学校・へ・ 行く・ん・や・から・ あっぽな・ こと・を・ し・たら・ あか・ん・よ。」②ネジなどが利かなくなっていること。「ハンドル・が・ あっぽに・ なっ・とる。」◆幼児語。〔①⇒あほう、あほうだら、あほうたれ、あほんだら、あほんだれ、だぼ、ばか、ぼけ〕                           

あつらえ【誂え】《名詞》 頼んで作ること。また、頼んで作ったもの。「あつらえ・の・ 一張羅(いっちょらい)・の・ 服。」

あつらえる【誂える】《動詞・ア行下一段活用》 ①頼んで、思いどおりのものを作ってもらう。「久しぶり・に・ 靴・を・ あつらえ・た。」②注文する。特に、前もって注文する。「法事・の・ 昼ご飯・を・ あつらえ・とく。」

あて《名詞》 私。「この・ 子・は・ あて・の・ 孫・です・ねん。」「あて・が・ 行っ・て・ 話・を・ し・てき・ます。」◆主として女の人が使う。◆「あたい」という言い方はしない。〔⇒わて、わたい、わたし〕

あて【当て】《名詞》 ①目当て。目的。「あて・も・ 無(の)ー・ 歩き回っ・とる。」②見込み。期待するもの。頼りにするもの。「就職する・の・に・ 良(え)ー・ あて・は・ あり・まん・の・か。」「何・ぞ・ あて・が・ ある・ん・やろ。」「あて・が・ 外れる。」③補修に使う布や板など。「あて・の・ 切れ」④酒の肴にするもの。「とりあえず・ ビール・や。あて・は・ なん・でも・ かま・へん・よ。」〔①②⇒あてど。④⇒つまみ〕

あてがう《動詞・ワア行五段活用》 ①ぴったりとくっつける。「折れた・ 腕・に・ 木ー・を・ あてがう。」②割り当てて与える。「パン・ 一個・ずつ・ あてご・とい・たら・ ちょっと・の・ 間・は・ 静かに・ し・とる・やろ。」

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2013年2月18日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(44)

「明石日常生活語辞典…あ」(32)

あっちゃこっちゃ《名詞》 自分から遠い位置にあるものと近い位置にあるものを含めた、いくつかのもの。あたり全体。「あっちゃこっちゃ・に・ 知っ・た・ 人・が・ いっぱい・ おる・ねん。」〔⇒あっちこっち、あちらこちら、あちゃらこちゃら〕

あっちゃこっちゃ《形容動詞や、動詞する》 逆さまである様子。互い違いである様子。あべこべである様子。揃っていない様子。「毛糸・の・ 服・を・ 前後ろ・ あっちゃこっちゃに・ 着・とる。」「二人・に・ 出す・ 手紙・を・ あっちゃこっちゃに・ 封筒・に・ 入れ・て・ 出し・ても・た。」〔⇒あっちこっち、あっちゃいこっちゃい、へっちゃいこっちゃい、へこさか〕

あっちらへん《名詞》 ①あそこのあたり。あのあたりの場所。「あっちらへん・を・ 探し・てみ・てください。」②あのあたりの時。あのような状態。「一番・ 苦しかっ・た・ん・は・ あっちらへん・の・ 時・やろ・なー。」〔⇒あっこら、あっこらへん〕■類語=「こっこらへん」「ここらへん」「そっこらへん」「そこらへん」「どっこらへん」「どこらへん」

あつつ《名詞、動詞する》 ①火や湯などに触れて、皮膚がただれること。火傷。「手ー・に・ あつつし・た。」②お灸。「背中・に・ あつつ・を・ すえる。」③火や炭など。(湯などの)熱いもの。「あつつ・が・ 燃え・とる。」「あつつ・を・ 冷まし・て・ 飲む。」◆幼児語。〔⇒あちち、あちゃちゃ〕

あっというま〔あっとゆーま〕【あっと言う間】《名詞、副詞に》 ほんの僅かな時間。「じらこらもー・とる・うち・に・ あっとゆーまに・ 晩・に・  なっ・ても・た。」

あっぱ《名詞》 人や動物の大便。「道・の・ 真ん中・に・ 牛・の・ あっば・が・ 落ち・とる。」〔⇒うんこ、ばば〕

あっはっは《感動詞》 大きく口を開けて笑う様子。大きく口を開けて笑うときに出す声。「あっはっは・ それ・は・ おもろい・ 話・や・なー。」「あっはっは・ これ・が・ 笑わ・んと・ おれる・かい。」◆人を小馬鹿にしたような笑いのときにも使う。〔⇒あはは〕

あっぱっぱ〔あっぱっぱー〕《名詞》 夏に女性が家の中で着るワンピース。簡単服。「夏・は・ あっぱっぱ・が・ 涼しー・て・ えー・なー。」

あつばる【集ばる】《動詞・ラ行五段活用》 多くの人やものがひとつの所に寄る。「学校・に・ あつばっ・て・ 遠足・に・ 行く。」〔⇒あつまる、よる〕■他動詞は「あつめる」「あつべる」

アップル〔あっぷる〕【英語=apple】《名詞》 林檎ジュースのような味・風味がする飲み物。「ラムネ・も・ 好きや・し・ あっぷる・も・ 好きや。」◆子どもの頃は、「あっぷる」が正式の名称であると思っていた。けれども、英語でアップルというのは林檎のことであると知ったときから、ちょっとおかしいと思い始めた。
◆朝日新聞大阪本社発行・2012年(平成24年)4月25日・夕刊の「ますます勝手に関西遺産」という週一回の連載記事で「アップル」が取り上げられた。記事の文章の中から、筆者の感覚と共通する事柄が書かれている部分を引用する。
 「『アップル』と聞くと、普通なら世界的な企業を連想しそうだ。ところが、神戸の下町っ子はジュースを思い浮かべる、らしい。
 神戸市兵庫区の駄菓子屋『淡路屋』で、アップルは『定番』だった。近所のおばあちゃんも、学校帰りの小学生も買いに来る。
 180ミリリットル、120円。いまどき珍しい透明のガラス瓶。ものすご~く薄い黄色で、瓶を握る指が透けて見える。間違いなく、着色料のなせる技だ。ラベルすら貼っていないから、何となく怪しい。」
 「戦後間もないころ、『みかん水』というジュースが親しまれた。中身はそれと同じなのだそうだ。水に砂糖、着色料、香料、酸味料を加えたもの。もちろん、無果汁。」
 以上の引用のうち、「薄い黄色」という部分だけは、そうであったような、なかったような気がする。赤い色があったようにも思う。
 そして、由来については次のような説明がある。
 「戦後間もない頃、長田、兵庫両区にはラムネやサイダーを作る零細業者が集まっていた。1950年代半ばにはアップルもあったという。だが、『元祖』は不明。どこかのオリジナル商品というわけではなく、それぞれに作り、発売していたようだ。」
 確かに、明石地域の子供たちも、この時代はラムネやアップルを飲んでいたと思う。サイダーはそれに比べると、ちょっと高級なイメージが伴う。  写真参照

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【写真は、上記の新聞記事。】

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2013年2月17日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(43)

「明石日常生活語辞典…あ」(31)

あっこら〔あっこらー〕《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。あの状態のあたり。「あっこら・を・ 探し・たら・ 見つかる・やろ。」「古い・ 駅・は・ あっこら・に・ あっ・た・ はず・や。」「あっこら・から・ 調子・が・ おかしー・ なっ・てき・てん。」◆複数を表すのではなく、ぼかして言うときに使う。〔⇒あすこら、あしこら、あそこら〕■類語=「ここら」「そこら」「どこら」

あっこらへん《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。あの状態のあたり。「あっこらへん・の・ 波止・で・ 釣り・まほ・か。」「あっこらへん・の・ 店・で・ 売っ・とる・やろ。」「あっこらへん・は・ まだ・ のんきに・ 生活し・とっ・た・ 時代・や。」〔⇒あすこらへん、あしこらへん、あそこらへん〕■類語=「ここらへん」「そこらへん」「どこらへん」

あつさ【熱さ】《名詞》  ものの温度の高い程度。「油・の・ あつさ・を・ 見・て・ てんぷら・を・ 揚げる。」■類語=「つめたさ」

あつさ【暑さ】《名詞》  気温の高い程度。「今年・の・ 夏・の・ あつさ・は・ 去年・と・は・ だいぶ・ 違う・なー。」「あつさ・も・ 寒さ・も・ 彼岸・まで・(と・) 言ー・まっ・しゃ・ろ。もうじき・ 温(ぬく)ー・ なり・まっ・せ。」■類語=「ぬくさ」「さむさ」

あつさ【厚さ】《名詞》 物の表と裏、上と下などにある幅の程度。「あつさ・ 五寸・の・ 板・が・ 欲しい・ねん。」〔⇒あつみ〕■類語=「うすさ」

あっさり《形容動詞や、動詞する》 ①人柄が穏やかで、気兼ねをしなくてもよいような様子。態度や性格などがしつこくない様子。性質が淡泊である様子。「あっさりし・た・ 人・や・さかい・ 信用し・たら・ よろしー・ねん。」②簡単に物事をやってしまう様子。手数がかからない様子。簡単に。手軽に。「尋(たん)ね・たら・ あっさり・ 答え・を・ 教(お)せ・てくれ・た。」③味・色・形などが、淡泊であったり簡素であったりしている様子。「あっさりし・た・ 味・の・ ラーメン・を・ 食べ・た。」

あつし《名詞》  木綿などでできた分厚い布を織って作った上っ張りの衣服。「寒い・さかい・ あつし・を・ 着・ていく。」◆漁師などが着ていたもの。

あっし《名詞》 自分。私。「その・ 仕事・は・ あっし・に・ 任し・てください・な。」〔⇒あし、わし、わっし〕

あっち《名詞》 ①あちら。あそこ。あの場所。「ここ・や・のー・て・ あっち・に・ 集まっ・てください。」「あっち・の・ 水・は・ 苦い・ぞ。」②あの人。「あっち・に・ 言わ・れ・て・ 反対・は・ でけ・なんだ。」〔⇒あっちゃ〕■類語=「こっち」「こっちゃ」「そっち」「そっちゃ」「どっち」「どっちゃ」

あっちこっち《名詞》 自分から遠い位置にあるものと近い位置にあるものを含めた、いくつかのもの。あたり全体。「あっちこっち・ 探し・た・けど・ 売っ・とら・なんだ。」〔⇒あっちゃこっちゃ、あちらこちら、あちゃらこちゃら〕

あっちこっち《形容動詞や、動詞する》 逆さまである様子。互い違いである様子。あべこべである様子。揃っていない様子。「履き物・が・ あっちこっちに・ なっ・とる・ぞ。」〔⇒あっちゃこっちゃ、あっちゃいこっちゃい、へっちゃいこっちゃい、へこさか〕

あっちゃ《名詞》 ①あちら。あそこ。あの場所。「あっちゃ・んら・ 取っ・てき・なはれ。」②あの人。「あっちゃ・が・ どない・ 言(ゆ)ー・とる・か・ 知ら・ん・けど・ こっちゃ・は・ こっちゃ・の・ 考え・で・ 行こ・ー。」〔⇒あっち〕■類語=「こっち」「こっちゃ」「そっち」「そっちゃ」「どっち」「どっちゃ」

あっちゃいこっちゃい《形容動詞や、動詞する》 逆さまである様子。互い違いである様子。あべこべである様子。揃っていない様子。「靴・を・ あっちゃいこっちゃいに・ 履い・とる。」「あっちゃいこっちゃいに・ し・たら・ ちょーど・ うまいこと・ はまる・やろ。」〔⇒あっちこっち、あっちゃこっちゃ、へっちゃいこっちゃい、へこさか〕

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2013年2月16日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(42)

「明石日常生活語辞典…あ」(30)

あちらはん《名詞》 ①あちらの人。彼。彼女。彼ら。彼女ら。「あちらはん・の・ 気持ち・は・ よー・ わから・へん。」②外国人。「あちらはん・は・ バター・や・ チーズ・が・ 好きや・なー。」〔⇒あちゃらはん〕■対語=「こちゃらはん」「こちらはん」

あつ【圧】《名詞》 圧力。押さえる力。噴き出す力。「水道管・の・ あつ・が・ 高い。」

あっ《感動詞》 驚いたり、気が付いたり、感動したりしたときに、思わず出る言葉。「あっ・ 遅刻・や。間に合わ・へん。」

あつあげ【厚揚げ】《名詞》 厚く切った豆腐を油で揚げたもの。「芋・と・ あつあげ・を・ いっしょに・ 炊く。」■対語=「うすあげ」

あつあつ【熱々】《形容動詞や、名詞》 ①できたばかりで、熱さが残っている様子。また、そのようなもの。「焼き芋・の・ あつあつ」「あつあつ・の・ 焼き芋」◆口に入れられないほど熱い様子を表す。「ぬくぬく」よりも熱を感じる。②男女が仲むつまじい様子。「あつあつの・ 新婚さん」■類語=「ぬくぬく」

あつい【熱い】《形容詞》 ものの温度が高い。驚くばかりの高熱だ。「あつい・ コーヒー・が・ 飲み・たい。」「ごっつい・ あつい・ 湯ー・や・さかい・ うめ・た。」〔⇒あちい〕■対語=「つめたい」「ちめたい」

あつい【暑い】《形容詞》  気温が高い。「むちゃくちゃ・ あつい・ 日ー・が・ 続き・まん・なー。」■対語=「さむい」「さぶい」

あつい【厚い】《形容詞》 物の表と裏、上と下などに幅がある様子。「あつい・ 紙」「あつい・ お好み焼き」〔⇒ぶあつい〕■類語=「うすい」

あつかう【扱う】《動詞・ワア行五段活用》 ①使う。「包丁(ほちょ)・は・ 上手に・ あつかわ・な・ 怪我する・で。」②受け持つ。売り物とする。「何・を・ あつこー・とる・ 店・でっ・か。」

あつかましい〔あつかましー〕【厚かましい】《形容詞》 ①物欲が強い。「何・でも・ 自分・の・ もん・に・ し・てまう・ あつかましー・ 人・や。」②ずうずうしい。「自分・の・ こと・を・ まるで・ 人気者・の・よーに・ 思(おも)・とる・ あつかましー・ 人」③粗雑である。そそっかしい。「あつかましー・ 歩き方・を・ する・ 人・や。」「あつかましー・ 機械・の・ 使い方・を・ し・たら・ 怪我する・ぞ。」

あっかんべ〔あっかんべー〕《感動詞》 相手を拒絶したくなったり、嫌悪の気持ちが強くなったりしたときに、相手に向かって言う言葉。「あっかんべ。お前・の・ 言(ゆ)ー・ こと・なんか・ 聞い・たら・へん。」◆実際に、指を目元にあてて、赤目をむく動作を伴うことが多かった。◆強調するときには「あっかんべーのべー」などと言うことがある。〔⇒あかべ、あかんべ、あかべのべ〕

あつぎ【厚着】《名詞、動詞する》 衣服を何枚も重ねて着ること。「あつぎ・を・ し・たら・ かえって・ 風邪・ ひく・よ。」■類語=「うすぎ」

あつくるしい〔あつくるしー〕【暑苦しい】《形容詞》 ①苦しさを感じるほど暑い。「梅雨・に・ なっ・て・ あつくるしー。」②見た目に暑く感じて、印象が良くない。「あつくるしー・ 格好・を・ し・て・ すん・まへ・ん。」〔⇒あつくろしい〕

あつくろしい〔あつくろしー〕【暑苦しい】《形容詞》 ①苦しさを感じるほど暑い。「あつくろしー・ 一日・やっ・た。」②見た目に暑く感じて、印象が良くない。「走っ・てき・た・さかい・ 汗・(を・) かい・て・ あつくろしー・て・ ごめん・や・で。」〔⇒あつくるしい〕

あっこ《名詞》 あの場所。あの時。あの状態。「その・ 荷物・は・ あっこ・に・ 置い・とい・てんか。」「あっこ・の・ 池・に・ はまっ・てん。」「火事・に・ なっ・た・ 家・は・ あっこ・や・ねん。」「あっこ・で・ 点・を・ 取ら・なんだ・さかい・ 負け・ても・た・ん・や。」〔⇒あすこ、あしこ、あそこ〕■類語=「こっこ」「そっこ」「どっこ」

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2013年2月15日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(41)

「明石日常生活語辞典…あ」(29)

あたる【当たる】《動詞・ラ行五段活用》 ①ぶつかる。触れる。「自転車・に・ 乗っ・とっ・て・ 電信柱・に・ あたっ・た。」「人・に・ あたら・ん・よーに・ 歩く。」②命中する。狙ったとおりにうまくいく。「的(まと)・の・ 真ん中・に・ あたっ・た。」「試験・で・ やま・が・ あたっ・て・ 嬉しかっ・た。」③酷い目にあわせる。腹立たしさなどを誰かに向ける。「あいつ・一人・に・ あたら・ん・でも・ 良(え)ー・やろ。」④体に害を受ける。中毒する。「昨日・ 食(く)・た・ もん・に・ あたっ・た。」⑤腐る。「この・ 西瓜・ あたっ・とる・みたいや。」⑥貰える。受けることができる。「しんどい・ 仕事・やさかい・ 高い・ 給料・が・ あたる。」「三日・ずつ・ 休み・が・ あたる・ こと・に・ なっ・た。」「寄り合い・に・ 出・たら・ ジュース・が・ あたる・ねん。」⑦冷気・暖気・熱気・風の流れ・光などを受けるようにする。たき火・火鉢などに近くに寄って暖まる。「たき火・に・ あたっ・て・から・ 仕事・を・ 始める。」「お日さん・に・ あたる。」「扇風機・に・ あたる。」■他動詞は「あてる」

あたん《名詞、動詞する》 仕返し。仕打ち。復讐。または、そのように思われる行為。「ねずみ・が・ 家・に・ あたんし・て・ 走り回っ・とる。」「ちょっと・ 言(ゆ)ー・た・だけ・や・のに・ あたん・を・ さ・れ・た。」◆正面から堂々と仕返しをするのではなく、ひそかに行ったり、他に当てつけて行ったりするようなことを表すことが多い。

あちい〔あちー〕【熱い】《形容詞》 ものの温度が高い。驚くばかりの高熱だ。「砂浜・が・ 焼け・て・ ごっつい・ あちー・なー。」〔⇒あつい〕■対語=「つめたい」「ちめたい」

あちち《名詞、動詞する》 ①火や湯などに触れて、皮膚がただれること。火傷。「お湯・を・ ひっくり返し・たら・ あちちする・よ。」②お灸。「ごんたし・たら・ あちち・を・ すえる・ぞ。」③火や炭など。(湯などの)熱いもの。「あちち・を・ 触っ・たら・ あか・ん・よ。」◆幼児語。〔⇒あちゃちゃ、あつつ〕

あちゃ〔あちゃー〕《感動詞》 失敗したときなどに思わず口に出る言葉。しまった。「あちゃー・ 財布・を・ 忘れ・てき・た・がいな。」〔⇒ありゃ〕

あちゃちゃ《名詞、動詞する》 ①火や湯などに触れて、皮膚がただれること。火傷。「あちゃちゃせ・ん・よーに・ 気ーつけ・なはれ。」②お灸。「あちゃちゃの・ もぐさ」③火や炭など。(湯などの)熱いもの。「あちゃちゃ・の・ お芋・を・ 新聞・で・ 包む。」◆幼児語。〔⇒あちち、あつつ〕

あちゃら《名詞》 ①あちら。自分に遠い位置のもの。「もっと・ あちゃら・へ・ 行っ・て・ 遊び・なさい。」②あちらの人。彼。彼女。彼ら。彼女ら。「あちゃら・は・ どない・ 言(ゆ)ー・とっ・て・の。」③外国。「あちゃら・から・ 来た・ 舶来品」〔⇒あちら〕■対語=「こちゃら」「こちら」

あちゃらこちゃら《名詞》 自分から遠い位置にあるものと近い位置にあるものを含めた、いくつかのもの。あたり全体。「こけ・て・ ズボン・の・ あちゃらこちゃら・が・ 破れ・た。」〔⇒あちらこちら、あっちこっち〕

あちゃらはん《名詞》 ①あちらの人。彼。彼女。彼ら。彼女ら。「あちゃらはん・の・ 考え・も・ 聞か・んと・ 決めら・れ・へん。」②外国人。「あちゃらはん・の・ 食べ物・は・ 脂っこい。」〔⇒あちらはん〕■対語=「こちゃらはん」「こちらはん」

あちら《名詞》 ①自分に遠い位置のもの。「あちら・の・ 建物・が・ 病院・です。」②彼。彼女。彼ら。彼女ら。「あちら・の・ 考え・も・ 聞い・とか・な・ いか・ん。」③外国。「あちら・で・ はやっ・とる・ 歌」〔⇒あちゃら〕■対語=「こちら」「こちゃら」

あちらこちら《名詞》 自分から遠い位置にあるものと近い位置にあるものを含めた、いくつかのもの。あたり全体。「会場・の・ あちらこちら・から・ 手ー・が・ 挙がっ・た。」〔⇒あちゃらこちゃら、あっちこっち〕

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2013年2月14日 (木)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(40)

「明石日常生活語辞典…あ」(28)

あたらしがり【新しがり】《名詞、形容動詞や》 目新しいものが好きな人。「あたらしがり・や・から・ パソコン・ 買ー・た・ん・も・ 早かっ・た。」〔⇒あたらしもんくい、あたらしや、はつもんくい〕

あたらしもんくい【新し物食い】《名詞、形容動詞や》 目新しいものが好きな人。「あたらしもんくい・が・ また・ 役・に・ 立た・ん・ もん・を・ 買ー・てき・た。」〔⇒あたらしがり、あたらしや、はつもんくい〕

あたらしや【新し屋】《名詞、形容動詞や》 目新しいものが好きな人。「あたらしや・や・さかい・ 新型・の・ 携帯(電話)・を・ 持っ・とる。」〔⇒あたらしがり、あたらしもんくい、はつもんくい〕

あたり【辺り】《名詞》 ①ある場所から近い範囲。付近。「急に・ 雨・が・ 降っ・て・ あたり・が・ 暗(くろ)ー・ なっ・た。」②おおよその見当をつけた場所。「三宮・の・ あたり・で・ 売っ・とる・やろ。」

あたり【当たり】《名詞》 ①思い通りにうまくいくこと。くじや選考に選ばれること。「あたり・の・ くじ・を・ 引ー・た。」②ぶつかること。「あたり・が・ 悪ー・て・ ひっくり返っ・た。」③人とつきあったり、物に触ったりしたときの感じ。「周り・の・ 人・へ・の・ あたり・が・ 良(え)ー。」「あたり・が・ 来・た・ので・ 釣り上げ・た。」④分け前。割り当て。与えられる数量。「それ・が・ あんた・の・ あたり・や。」〔①⇒とうせん。④⇒あたりぶん〕

あたり《名詞に続く接尾語》 何かに対応した数を表す言葉。「一人・あたり・ 二本・ずつ・ 取っ・てください。」「一キロ・あたり・ 五百円・で・ 売る。」

あたり《名詞に続く接尾語》 おおよその見当をつけたものを示す言葉。「来週・あたり・ 台風・が・ 来・そーや。」

あたりき《形容動詞や》 わかりきっている様子。当然である様子。「お前・が・ 行か・んと・いか・ん・の・は・ あたりきやろ。」◆やや戯れた言い方である。〔⇒あたりきしゃりき、あたりまえ、あたりまい〕

あたりきしゃりき《形容動詞や》 わかりきっている様子。当然である様子。「金・を・ 出し・て・ 買う・の・は・ あたりきしゃりきや。」◆かなり戯れた言い方である。〔⇒あたりき、あたりまえ、あたりまい〕

あたりさわり〔あたりさーり〕【当たり障り】《名詞》 差し支えがあること。他のものに影響を及ぼすこと。「あたりさわり・の・ 無い・ 言い方・を・ する。」

あたりどし【当たり年】《名詞》 ①作物がたくさん収穫できる年。「今年・は・ 西瓜・の・ あたりどし・や。」②幸運に恵まれる年。「宝くじ・に・ 当たっ・て・ 今年・は・ わし・の・ あたりどし・やっ・た。」

あたりぶん【当たり分】《名詞》 分け前。割り当て。与えられる数量。「あんた・の・ あたりぶん・は・ 五個・や。」「来・とる・ 人・が・ 多い・さかい・ 一人・の・ あたりぶん・は・ 少ない。」〔⇒あたり〕

あたりまい【当たり前】《名詞、形容動詞や》 ①わかりきっていること。当然であること。「試験・の・ 前・に・ 勉強する・の・は・ あたりまい・の・ こと・や。」②普通であること。特別でないこと。「あたりまいに・ 勉強し・とっ・たら・ 卒業・は・ できる。」〔⇒あたりまえ。①⇒あたりき、あたりきしゃりき〕

あたりまえ【当たり前】《名詞、形容動詞や》 ①わかりきっていること。当然であること。「梅雨・や・さかい・ 黴・が・ はえる・の・は・ あたりまえや。」②普通であること。特別でないこと。「あたりまえ・の・ やり方・で・ やっ・てみる。」〔⇒あたりまい。①⇒あたりき、あたりきしゃりき〕

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2013年2月13日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(39)

「明石日常生活語辞典…あ」(27)

あたま【頭】《名詞》 ①首から上の部分。「あたま・を・ 動かさ・ない・で・ じっと・ し・てください。」②額よりも上の部分。「帽子・を・ かぶら・へん・さかい・ あたま・の・ あたり・が・ よー・ 焼け・とる。」③一番上の部分。「釘・の・ あたま・を・ たたく。」④はじめ。先頭。「あたま・から・ 数え・て・ 五人目・に・ 並ぶ。」⑤考える力。「あたま・の・ 良(え)ー・ 人・が・ うらやましー。」〔⇒おつむ、どたま〕

あたまいた《名詞》 頭が痛むこと。「風邪・を・ ひー・て・ あたまいた・に・ なっ・て・ 会社・を・ 休ん・だ。」◆「ずつう」よりも、「あたまいた」を使う方が多い。〔⇒ずつう〕

あたまがあがる【頭が上がる】《動詞・ラ行五段活用》 恩や引け目などがなくて、屈辱感や劣等感のようなものがない。「就職し・て・ やっと・ 親・に・ あたまがあがる・よーに・ なっ・た。」◆打ち消しの「…あがら・ん」「…あがら・へん」という形で使うことが多い。「子ども・の・ 時・から・ あいつ・に・は・ あたまがあがら・へん・ねん。」

あたまかくしてしりかくさず【頭隠して尻隠さず】《成句》 全体を隠したつもりであるのに一部分が見えていること。「ほっぺた・に・ きな粉・が・ つい・とる・よ。あたまかくしてしりかくさず・や・ぜ。」◆いろはカルタの言葉であるが、日常生活でもよく使われた。

あたま(が)さがる【頭(が)下がる】《動詞・サ行五段活用》 感心させられる。尊敬に値する。「毎朝・ 道・を・ 綺麗に・ 掃除し・てくれ・て・ あたまがさがる・ 人・や。」

あたまかず【頭数】《名詞》 人数。特に、何かに必要な人数。「出席者・の・ あたまかず・を・ 数える。」「十人・ほど・の・ あたまかず・が・ 集まら・なんだら・ 中止・に・ する。」

あたまのくろいねずみ【頭の黒い鼠】《名詞》 こっそりと食べ物を食べてしまう人。「あたまのくろいねずみ・が・ 饅頭・を・ 食(く)・ても・た。」◆一般的に、よくないことをする人のことにも使う。

あたまのさら【頭の皿】《名詞》 頭のてっぺんの部分の骨。頭蓋骨。「跳び上がっ・て・ 天井・で・ あたまのさら・を・ 撲っ・た。」〔⇒さら〕■類語=「すねのさら」「すねぼんのさら」

あたまむき【頭向き】《名詞、動詞する》 互いに頭を寄せ合う位置にあること。頭をある方向に向けていること。「南・を・ あたまむき・に・ し・て・ 寝る。」〔⇒あたまむけ、まえむき〕■対語=「しりむき」「おいどむき」

あたまむけ【頭向け】《名詞、動詞する》 互いに頭を寄せ合う位置にあること。頭をある方向に向けていること。「道・に・ あたまむけ・に・ し・て・ 車・を・ 停める。」〔⇒あたまむき、まえむけ〕■対語=「しりむけ」「おいどむけ」

あたま(を)かかえる【頭(を)抱える】《動詞・ア行下一段活用》 ものごとに行き詰まって困ってしまう。「商売・が・ うまい・こと・ いか・へん・さかい・ あたまかかえ・とる。」
あたま(を)ひねる【頭(を)捻る】《動詞・ラ行五段活用》 解決法などをあれこれ考える。問題の答えを考える。「みんな・で・ あたまをひねっ・た・けど・ 何・も・ 思いつか・ず・や。」

あたま(を)ゆう【頭(を)結う】《動詞・ワア行五段活用》 髪を結んで整える。髪型をきちんとする。「かみさん〔=髪結いさん〕・に・ 行っ・て・ あたまをゆー・てもらう。」

あたらしい〔あたらしー〕【新しい】《形容詞》 ①作られたり始まったりしてから、まだ時間があまり経っていない。「あたらしー・ 下駄・や・のに・ 歯ー・が・ 折れ・た。」「あたらしー・ 校舎・に・ 移る。」②今までにない、初めてのものである。「店・で・ あたらしー・ お菓子・を・ 見つけ・た。」「考え方・が・ あたらしー・さかい・ 面白い・と・ 思う。」■対語=「ふるい」

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2013年2月12日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(38)

「明石日常生活語辞典…あ」(26)

あそこ《名詞》 あの場所。あの時。あの状態。「あそこ・に・ 見える・の・が・ 明石海峡大橋・や。」「あそこ・の・ 店・は・ いつも・ 繁盛し・とる。」◆「あすこ」と言うことが多く、「あそこ」はやや改まった場合などに使うことが多い。〔⇒あすこ、あっこ、あしこ〕■類語=「ここ」「そこ」「どこ」

あそこら〔あそこらー〕《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あそこらー・の・ 店・は・ 値切っ・ても・ 負け・てくれ・へん・やろ。」◆複数を表すのではなく、ぼかして言うときに使う。◆「あすこら」と言うことが多く、「あそこら」はやや改まった場合などに使うことが多い。〔⇒あすこら、あっこら、あしこら〕■類語=「ここら」「そこら」「どこら」

あそこらへん《名詞》 あの辺り。「あそこらへん・は・ 高級住宅街・や・なー。」◆「あすこらへん」と言うことが多く、「あそこらへん」はやや改まった場合などに使うことが多い。〔⇒あすこらへん、あっこらへん、あしこらへん〕■類語=「ここらへん」「そこらへん」「どこらへん」

あそび【遊び】《名詞》 面白いことや好きなことをして楽しむこと。「あそび・に・ 行っ・て・ まだ・ 帰っ・てこ・ん。」

あそびはんぶん【遊び半分】《形容動詞や》 物事に一生懸命に取り組まない様子。「あそびはんぶんで・ 勉強し・たら・ 身・に・ つか・へん。」

あそぶ【遊ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①面白いことや好きなことをして楽しむ。「テニス・を・ し・て・ あそぶ。」②仕事がなくて暇である。「あそん・どっ・たら・ 給料・が・ もらわ・れ・へん。」③働きをしていない。「あそん・どる・ 土地・が・ ある。」

あた〔あたっ〕《接頭語》 ①大変であるという意味を表したり、不快感を表したりするときに使う接頭語。なんとまあ。馬鹿げたことに。「今・から・ 行け・(と)・ 言わ・れ・たって、そんな・ あたしんどい・ こと・なんか・ でけ・まへん。」◆形容詞の前に付いて、「あたあほらしー」「あたしんどい」「あたおもろない」「あたおとろしー」「あためんどい」「あためんどくさい」「あた暑い」「あたっちゃな(汚)い」などとなる。また、形容動詞の前に付いて、「あた殺生や」などとなる。②意味は同じであるが、長い句の前に付くことがあり、その場合は副詞と考えられる。「あた・ 天気・が・ 悪い。」「あんな・ こと・を・ 言わ・れ・て・ あた・ 腹・が・ 立つ。」

あだ【仇】《名詞》 相手に害を与えること。「恩・が・ あだ・に・ なる・よーな・ こと・を・ する。」

あだうち【仇討ち】《名詞、動詞する》 仕返しをすること。敵を討つこと。「赤穂浪士・の・ あだうち・の・ 話」

あたたかい【暖かい】《形容詞》 気候・温度などが暑すぎることなく程がよい。「十二月・に・ 沖縄・へ・ 行っ・たら・ あたたかかっ・た。」■類語=「あつい」「ぬくい」「つめたい」「ちめたい」「さむい」「さぶい」

あたたかい【温かい】《形容詞》 情け深い。思いやりがある。「みんな・が・ あたたかく・ 歓迎し・てくれ・た。」

あだな【渾名】《名詞》 本名以外に、その人の特徴などをとらえて付けた名前。「この頃・の・ 子ども・は・ あだな・で・ 呼び合わ・へん・さかい・ あじけない・ 気持ち・が・ する。」

あたふた《副詞、動詞する》 あせったりして、ばたばたと慌てる様子。「あたふたし・とっ・たら・ 怪我する・で。」

あだべた《名詞》 ①地べた。地面。「あたべた・に・ 座っ・たら・ 服・が・ 汚れる。」②布団・畳などから外れた場所。下にものを敷かないで、そこから外れたところ。「布団・から・ 出・ても・て・ あだべた〔=畳の上〕・で・ 寝・とる。」「あだべた〔=直の畳〕・に・ 座ら・んと・ 座布団・を・ 敷(ひ)ー・てください。」「あだべた〔=板の間〕・や・なし・に・ 畳・に・ 座り・なはれ。」〔⇒じべた〕

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2013年2月11日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(37)

「明石日常生活語辞典…あ」(25)

あすこ《名詞》 あの場所。あの時。あの状態。「あすこ・に・ 置い・た・けど・ 取り・に・ 行っ・たら・ もー・ なかっ・た。」「あすこ・から・ 調子・が・ 悪ー・ なり・かけ・た・ん・や。」〔⇒あしこ、あっこ、あそこ〕■類語=「ここ」「そこ」「どこ」

あすこら〔あすこらー〕《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あすこら・に・ 川・が・ 流れ・とる・はず・や。」◆複数を表すのではなく、ぼかして言うときに使う。〔⇒あっこら、あしこら、あそこら〕■類語=「ここら」「そこら」「どこら」

あすこらへん《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あすこらへん・から・ 会社・の・ 景気・が・ 悪なっ・てき・た。」〔⇒あしこらへん、あっこらへん、あすこらへん〕■類語=「ここらへん」「そこらへん」「どこらへん」

あせ【汗】《名詞》 皮膚から出る、塩気を含んだ水分。「あせ・ かい・て・ べとべとや。」

あぜ【畦】《名詞》 ①土を盛り上げて田畑の区画の仕切りにしたもの。「あぜ・に・ 豆・を・ 植え・た。」②畑の中で、土を盛り上げて帯状にしたもの。「あぜ・を・ 作っ・て・ 苗・を・ 植える。」〔①⇒あぜみち〕

あせかき【汗かき】《名詞》 大量に汗をかく人。「あいつ・は・ あせかき・の・ 性分・や。」

あせだく【汗だく】《形容動詞や》 汗を大量にかいて、衣類などが濡れている様子。「あせだくで・ 掃除・を・ する。」〔⇒あせびっしょり〕

あせびっしょり【汗びっしょり】《形容動詞や》 汗を大量にかいて、衣類などが濡れている様子。「走っ・て・ 来・た・さかい・ あせびっしょりに・ なっ・た。」〔⇒あせだく〕

あせぶ《名詞》 汗のため皮膚にできる、小さな吹き出物。「あせぶ・は・ かい・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒あせも、あせぼ〕

あせぼ《名詞》 汗のため皮膚にできる、小さな吹き出物。「あせぼ・が・ でけ・て・ かいい・ねん。」〔⇒あせも、あせぶ〕

あぜまめ【畦豆】《名詞》 田の畦を利用して植える大豆。枝豆。「あぜまめ・を・ 入れ・て・ ご飯・を・ 炊く。」◆「あでまめ」という発音にもなる。

あせみず【汗水】《名詞》 動いたり働いたりして、水のように流れ出る汗。「あせみず・ 垂らし・て・ 働く。」

あぜみち【畦道】《名詞》 土を盛り上げて田畑の区画の仕切りにしたもの。「あぜみち・に・ たんぽぽ・が・ 咲い・とる。」〔⇒あぜ〕

あせも【汗疹】《名詞》 汗のため皮膚にできる、小さな吹き出物。「赤ちゃん・の・ あせも・に・ 天花粉(てんかふ)・を・ 塗る。」〔⇒あせぼ、あせぶ〕

あせり【焦り】《名詞》 先を急いで気持ちがいらいらすること。気をもむこと。「あせり・が・ あっ・たら・ 試合・に・ 勝た・れ・へん・ぞ。」

あせる【焦る】《動詞・ラ行五段活用》 先を急いで気持ちがいらいらする。気をもむ。「あせっ・て・ ご飯・ 食べ・とっ・て・ お茶碗・ 落とし・ても・た。」「負け・たら・ あかん・(と・) 思っ・て・ あせっ・た。」

あせる【褪せる】《動詞・サ行下一段活用》 色が薄くなる。鮮やかさがなくなる。「カーテン・の・ 色・が・ あせる。」

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2013年2月10日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(36)

「明石日常生活語辞典…あ」(24)

あしつぎ【足継ぎ】《名詞》 高いところで何かをするときに乗る台。高いところのものを取るための台。「あしつぎ・に・ 載っ・て・ 棚・の・ 上・を・ 整理する。」〔⇒ふんまえ〕

あじない【味ない】《形容詞》 ①味が良くない。美味しくない。「高い・ 値ー・や・のに・ あじない・ 料理・や。」②味が薄い。味がついていない。「あじない・さかい・ 醤油・を・ かける。」③味を感じることができない。「熱・が・ あっ・て・ ご飯・が・ あじない・ねん。」〔⇒うまない、うもない、もみない、みずくさい〕

あしのうら【足の裏】《名詞》 足の裏側(地面につく側)。「あしのうら・が・ 腫れ・て・ 歩き・にくい。」■対語=「あしのこう」

あしのこう〔あしのこー〕【足の甲】《名詞》 足の表側(爪のある側)。「足・の・ 上・に・ もの・を・ 落とし・て・ あしのこー・が・ 痛い。」■対語=「あしのうら」

あしば【足場】《名詞》 高い所へ上るときに、足を置く場所。高いところでの作業のために、パイプなどを組んで作ったもの。「あしば・を・ 組ん・で・ 家・の・ 壁・を・ 塗る。」

あしふみ〔あしぶみ〕【足踏み】《名詞、動詞する》 同じところで、歩くように足を上げ下げすること。「その・ 場・で・ あしぶみ・を・ し・なさい。」

あじみ〔あじみー〕【味見】《名詞、動詞する》 少し食べたり飲んだりして、味を試すこと。「あじみ・を・ し・たら・ うまかっ・た。」

あじもしゃしゃりもない《形容詞》 味わいに欠ける。深みがない。考えたり感じたりする余地がない。「あんな・ 言い方・を・ し・たら・ あじもしゃしゃりもない・やない・か。」「あじもししゃりもない・ 料理」◆「あじもしゃしゃりもあら・へん」という言い方もする。

あしもと【足元・足下】《名詞》 ①足のそば。足の辺り。「雨・が・ 降っ・て・ あしもと・が・ 悪い・のに・ よー・ 来・てくれ・た。」「あしもと・の・ ごみ・を・ 拾(ひら)う。」②歩くときの足の様子。「飲み過ぎ・て・ あしもと・が・ ふらふらする。」

あじわう【味わう】《動詞・ワア行五段活用》 味をゆっくり楽しむ。おいしさを楽しむ。「がつがつ・ 食わ・んと・ あじおー・て・ 食べ・なはれ。」

あじをおぼえる【味を覚える】《動詞・ア行下一段活用》 ①一度食べたものの味を記憶する。「小さい・ 子・や・けど・ おいしい・ もん・の・ あじをおぼえ・とる・ねん。」②一度うまくいったので、再び同じことを期待する。「宝くじ・の・ あじをおぼえ・ても・た。」〔②⇒あじをしめる〕

あじをしめる【味をしめる】《動詞・マ行下一段活用》 一度うまくいったので、再び同じことを期待する。「あじをしめ・て・ 株・を・ 買(こ)ー・た・けど・ 今度・は・ あか・なんだ。」〔⇒あじをおぼえる〕

あす【明日】《名詞》 今日の次の日。「また・ あす・ 寄せ・てもらい・ます。」◆「あした」と言うことが多く、「あす」はやや改まった場合などに使うことが多い。〔⇒あした〕

あずかる【預かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①他の人の物などを引き受けて守る。「友だち・の・ 赤ちゃん・を・ あずかる。」②金融機関が貯金を引き受ける。「農協・も・ 定期・で・ あずかっ・てくれる・」■他動詞は「あずける」

あずき【小豆】《名詞》 餡や赤飯を作るのに使う、黒っぽい赤色をした豆。「どら焼き・に・ あずき・の・ 餡・を・ 入れる。」

あずける【預ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①物などを他の人に引き受けて守ってもらう。「家・の・ 鍵・を・ あずけ・とく。」②金融機関に貯金する。「銀行・に・ あずけ・ても・ 利子・が・ 少ない。」■自動詞は「あずかる」

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2013年2月 9日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(35)

「明石日常生活語辞典…あ」(23)

あし《名詞》 自分。私。「あし・は・ そんな・ こと・は・ 知ら・ん。」〔⇒あっし、わし、わっし〕

あし【足・脚】《名詞》 ①立ったり歩いたりするときに使う体の部分。「こけ・て・ あし・を・ くんにゃかし・た。」②足首から下の部分。「あし・の・ 裏・が・ 痛い。」③物の下の方にあって、それ全体を支えている部分。「机・の・ あし」「椅子・の・ あし」

あじ【味】《名詞》 食べたり飲んだりしたときに、舌で得られる感じ。「良(え)ー・ あじ・の・ 玉子焼き・や。」

あじ【鯵】《名詞》 暖かい海にすみ、うろこの変形した硬い突起を体側に持つ魚。「あじ・の・ 干物・を・ 焼く。」「あじ・の・ 開き」

あしあと【足跡】《名詞》 歩いた後に残る跡。「犬・の・ あしあと・が・ 残っ・とる。」

あしいた【足痛】《名詞》 足が痛むこと。「あしいた・で・ 歩き・にくい。」■類語=「あたまいた」「くびいた」「はらいた」「こしいた」

あしおと【足音】《名詞》 歩くときにたてる、足の音。「下駄・の・ あしおと・が・ 聞こえる。」

あしか【海驢】《名詞》 オットセイよりも大きい、海にすむ哺乳類の動物。「あしか・が・ 上手に・ 泳い・どる。」

あしかけ【足掛け】《名詞、動詞する》 ①相撲・柔道などの競技で、自分の足を相手の足にかけて倒すやり方。「むちゃな・ あしかけ・は・ ひきょうや・ぜ。」②鉄棒に足をかけて上がったり回転したりすること。「やっと・ あしかけし・て・ 上がれ・る・よーに・ なっ・た。」③年・月・日を数えるときの、はじめ・終わりの半端なときも一として数えるやりかた。「あしかけ・ 三年・ かかっ・て・ 家・を・ 建て替え・た。」

あしがはやい【足が速い】《形容詞》 ①食べ物が腐りやすい。「饅頭・は・ あしがはやい・さかい・ 早(は)よ・ 食べ・なはれ。」②走るのが速い。「あしのはやい・ やつ・に・ 追い抜か・れ・ても・た。」③売れるのが速い。「この・ 品物・は・ あしがはやい。」

あしくび【足首】《名詞》 脚の先端部の、かかとの上の部分。「あしくび・に・ 包帯・を・ 巻く。」■類語=「てくび」

あじけない【味気ない】《形容詞》 面白みがない。風情に欠ける。「阪神・が・ 負け・た・ 日ー・は・ あじけない・のー。」「あじけない・ 話し方・を・ する・ 人・や。」
あしこ《名詞》 あの場所。あの時。あの状態。「あしこ・の・ 山・に・ 登ろ・ー・か。」〔⇒あすこ、あっこ、あそこ〕■類語=「ここ」「そこ」「どこ」

あしこら〔あしこらー〕《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あしこら・に・ 駅・が・ ある・ん・やろ。」◆複数を表すのではなく、ぼかして言うときに使う。〔⇒あすこら、あっこら、あそこら〕■類語=「ここら」「そこら」「どこら」

あしこらへん《名詞》 あの場所のあたり。あの時のあたり。「あしこらへん・まで・ 歩い・ていか・へん・か。」〔⇒あすこらへん、あっこらへん、あそこらへん〕■類語=「ここらへん」「そこらへん」「どこらへん」

あじさい【紫陽花】《名詞》 梅雨の頃などに、小さな花が丸く集まって咲く木。「あじさい・が・ 雨・に・ ぬれ・とる。」

あした【明日】《名詞》 今日の次の日。「あした・の・ 天気・は・ 雨・みたいや。」「あした・の・ 命・は・ わから・へん。」◆明日のことを「あしたのひ」と言い、明朝のことを「あしたのあさ」と言い、明日の日中の時間帯のことを「あしたのひる」と言い、明晩のことを「あしたのばん」と言うことがある。◆明日以後のことの言い方は、「あした、あさって、しあさって、ごあさって、ろくあさって」となる。「ななあさって」以降はほとんど使わない。〔⇒あす〕

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2013年2月 8日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(34)

「明石日常生活語辞典…あ」(22)

あさがけ【朝がけ】《名詞》 朝の、比較的早い時刻。朝のうち。「あさがけ・に・ 用事・に・ 行く。」〔⇒あさがた〕

あさがた【朝方】《名詞》 朝の、比較的早い時刻。朝のうち。「あさがた・に・ 仕事・を・ 済まし・てしも・た。」〔⇒あさがけ〕

あさぐろい【浅黒い】《形容詞》 皮膚の色などが薄黒い。「日・に・ 焼け・た・ あさぐろい・ 人」

あさせ【浅瀬】《名詞》 海や川で、底が浅いところ。「あさせ・で・ 舟・の・ 底・が・ つかえる。」

あさづけ【浅漬け】《名詞》 一晩だけ糠味噌などに漬けた茄子や胡瓜などの漬け物。〔⇒どぶづけ〕

あさって【明後日】《名詞》 明日の次の日。「あさって・の・ 日曜・は・ 運動会・や。」

あさっぱら【朝っぱら】《名詞》 朝早い時刻。「あさっぱら・から・ 酒・ 飲ん・で・ 困っ・た・ やつ・や。」「あさっぱら・に・ 仕事・を・ し・て・ やかましー・なー。」◆どちらかというと、望ましいことに言及する場合には使わない。

あさばん【朝晩】《名詞》 朝と晩。日中のいつでも。「あさばん・ 冷える・よーに・ なっ・てき・た。」

あさひ【朝日】《名詞》 朝に昇る太陽。また、その光。「窓・に・ あさひ・が・ 当たっ・て・ まぶしー。」

あさぶら【麻裏】《名詞》 平たく編んだ麻の繊維を使って作った草履。麻裏草履に似せて、ゴムだけで成型した草履。「小学校・の・ 頃・は・ あさぶら・ 履い・て・ 学校・へ・ 行き・よっ・た・なー。」◆昭和30年代では、もっぱらゴム製のものを指していた。

あさま【朝間】《名詞》 朝のうち。午前中。「あさま・は・ よー・ 冷え・て・ 寒かっ・た・なー。」〔⇒あさんま〕

あざみ【薊】《名詞》 野山に生えて赤い花をつける、葉の縁にとげのある草花。「あざみ・を・ 手・で・ さわっ・たら・ 痛い・よ。」

あさめし【朝飯】《名詞》 朝の食事。「あさめし・に・は・ 味噌汁・が・ ない・と・ あか・ん。」■類語=「ひるめし」「ばんめし」

あさめしまえ【朝飯前】《①名詞、②形容動詞や》 ①朝食を食べる前。「毎日・ あさめしまえ・に・ 散歩する。」②たやすい様子。なんでもなくできる様子。「その・ぐらい・の・ 計算・は・ あさめしまえや。」〔②⇒いちころ、おちゃのこさいさい、へのかっぱ〕

あさやけ【朝焼け】《名詞》 日の出前に、空が焼けるように赤くなること。「あさやけ・の・ 空・が・ 綺麗や。」■類語=「ゆうやけ」

あざらし【海豹】《名詞》 寒い地方に住む、泳ぎのうまい哺乳類の動物。「動物園・で・ あざらし・を・ 見る。」

あさり【浅蜊】《名詞》 浅い海の砂地にすむ二枚貝。「潮干狩り・で・ 獲っ・てき・た・ あさり・の・ お汁(つい)・は・ うまい・なー。」〔⇒あさりがい〕

あさり【漁り】《名詞を作る接尾語》 欲しいものを探し回ること。「古本あさり・を・ し・て・ 半日・ 過ごし・た。」

あさりがい【浅蜊貝】《名詞》 浅い海の砂地にすむ二枚貝。「あさりがい・を・ 佃煮・に・ する。」〔⇒あさり〕

あさる【漁る】《動詞・ラ行五段活用》 ①食べ物や餌を探し回る。「鴉・が・ ごみ箱・を・ あさっ・とる。」②欲しいものを探し回る。「骨董品・を・ あさっ・て・ 掘り出し物・を・ 見つけ・た。」

あさんま【朝ん間】《名詞》 朝のうち。午前中。「あさんま・に・ 仕事・を・ すまし・てまう。」◆「あさんま・の・うち」とも言うので、「あさんま」を単に〈朝〉という意味で使うこともあるようである。〔⇒あさま〕

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2013年2月 7日 (木)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(33)

「明石日常生活語辞典…あ」(21)

あご【顎】《名詞》 ①顔の下の方の部分。「あご・の・ 長い・ 人」②下顎。「あご・が・ とがっ・た・ 人」③上顎と下顎。「あご・に・ 餅・が・ ひっつい・て・ 取れ・へん。」〔⇒あごた、あごたん、おとがい〕

アコーデオン〔あこーでおん〕【英語=accordion】《名詞》 手で空気を出し入れしながら音を出す楽器。手風琴。「あこーでおん・で・ 伴奏する。」

あこする〔あこーする〕【赤する】《動詞・サ行変格活用》 ①赤くないものを赤くする。赤色を濃くする。「トマト・は・ もー・ ちょっと・ あこーし・て・から・ ちぎる・ こと・に・ する。」②恥ずかしさや怒りなどを感じて顔を赤らめる。「顔・を・ あこーし・て・ 怒っ・とる。」〔⇒あかする〕■類語=「あおする」「しろする」「くろする」■自動詞は「あこなる」

あこする〔あこーする〕【明する】《動詞・サ行変格活用》 ①暗い状態を明るくする。「電気・(を・) つけ・て・ あこし・てくれ・へん・か。」②性格などを、朗らかで楽しそうにする。「クラス・を・ あこーする・ 子・は・ 人気者・に・ なる。」〔⇒あかする〕■対語=「くろする」■自動詞は「あこなる」

あごた【顎た】《名詞》 ①顔の下の方の部分。「あごた・が・ ふっくらと・ し・た・ 人」②下顎。「あごた・に・ ご飯粒・ つい・とる・よ。」③上顎と下顎。「あごた・の・ 噛み合わせ・が・ 悪い。」〔⇒あご、あごたん、おとがい〕

あごたん【顎たん】《名詞》 ①顔の下の方の部分。「あごたん・で・ 人・を・ 使い・よる。」②下顎。「あごたん・が・ 外れ・た。」③上顎と下顎。「硬い・ もん・を・ 噛ん・で・ あごたん・が・ 疲れ・た。」〔⇒あご、あごた、おとがい〕

あごでつかう【顎で使う】《動詞・ワア行五段活用》 威張った態度で他人に指図をする。「人・を・ あごでつかう・よーな・ こと・を・ し・たら・ あか・ん。」

あこなる〔あこーなる〕【赤なる】《動詞・ラ行五段活用》 ①赤くないものが赤くなる。赤色が濃くなる。「柿・の・ 実・が・ あこーなっ・た。」②恥ずかしさなどを感じて赤面する。「恥ずかしゅー・て・ 顔・が・ あこなっ・た。」〔⇒あかなる〕■類語=「あおなる」「しろなる」「くろなる」「きいろなる」「ちゃいろなる」■他動詞は「あこする」

あこなる〔あこーなる〕【明なる】《動詞・ラ行五段活用》 ①暗い状態から明るくなる。「雨・が・ 止ん・で・ 空・が・ あこーなっ・た。」「電気・を・ つけ・たら・ あこなっ・た。」②性格などが、朗らかで楽しそうになる。「部活・に・ 入っ・て・から・ だいぶ・ あこなっ・た。」〔⇒あかなる〕■対語=「くろなる」■他動詞は「あかする」

あごひぼ【顎紐】《名詞》 帽子が風で飛ばないように、帽子から顎に向けて掛ける紐。「風・が・ 強い・さかい・ あごひぼ・を・ ひっかけ・とく。」〔⇒あごひも〕

あごひも【顎紐】《名詞》 帽子が風で飛ばないように、帽子から顎に向けて掛ける紐。「学生帽・に・ 付い・とる・ あごひも」〔⇒あごひぼ〕

あさ【朝】《名詞》 ①夜が明けた頃。「あさ・ 目・が・ 覚め・たら・ 雨・が・ 降っ・とっ・た。」②午前。「夏休み・は・ あさ・の・ うち・に・ 宿題・を・ する。」

あさ【麻】《名詞》  ①茎の皮から繊維を作る、桑科の草。「あさ・が・ 生え・とる。」②麻の繊維で作った布。「夏・は・ あさ・の・ 座布団・を・ 使う。」

あざ【痣】《名詞》 ①皮膚にできる、少し異なった色の部分。「顔・に・ あざ・が・ ある。」②内出血を起こして青く見えるところ。「撲っ・て・ あざ・に・ なっ・た。」◆②は「しん・どる・ ところ」とも言う。

あさい【浅い】《形容詞》 ①水面や地面からの距離が短い。「あさい・ 所・に・ 種・を・ まく。」「あさい・ 海・に・ すん・どる・ 魚。」②色が濃くない。「あさい・ 緑色。」〔⇒ふかい。②⇒うすい〕

あさがお【朝顔】《名詞》 朝に咲いた花が昼頃にはしぼむ、夏の草花。「夏・の・ 朝・は・ あさがお・を・ 見る・の・が・ 楽しみ・や。」

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2013年2月 6日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(32)

「明石日常生活語辞典…あ」(20)

あけへん《動詞+助動詞》⇒「あく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「電車・に・ 間に合う・と・ 思っ・て・ 走っ・た・けど・ あけへん・なんだ。」「どない・ し・ても・ うまいこと・ 縄跳び・が・ でけ・んと・ あけへん・ねん。」②弱い。意気地がない。「けんか・も・ よー・ せ・ん・よーな・ あけへん・ やつ・や。」「あけへん・さかいに・ もっと・ 練習・を・ 続け・なはれ。」③してはいけない。「座敷・で・ 暴れ・たら・ あけへん。」「免許・が・ なかっ・たら・ 運転し・たら・ あけへん・ぞ。」〔⇒あかへん、いかへん、いけへん〕■類語=「あかん」「あかへん」「あきまへん」「あかしまへん」「あきゃん」「あきゃへん」「あきゃせん」

あげます《動詞・サ行五段活用》 差し上げる。「この・ 饅頭・(を・) あんた・に・ あげます。」◆動詞「あげる」に助動詞「ます」がついたものであるが、音変化をしている「あいます」「あえます」が一語に熟している意識が強いので、「あげます」もそれに準じて考える。〔⇒あいます、あえます〕

あげもん【揚げ物】《名詞》 ①魚・肉・野菜などにパン粉や溶いた小麦粉をつけて、油で揚げた料理。「さつま芋・の・ あげもん・は・ うまかっ・た。」②何もつけないで揚げた料理。「かきもち・の・ あげもん」〔①⇒てんぷら。②⇒すあげ、ふらい〕

あける【空ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①空(から)にする。そこにあったものをなくす。空間に余裕をつくる。「盃・を・ もー・ 一杯・ あけ・なはれ。」「部屋・を・ あけ・て・ 人・に・ 貸す。」②空いた部分などを作る。「錐・で・ 穴・を・ あける。」「僕・の・ 席・を・ あけ・とい・てくれ。」③使わなくする。「明日・は・ 一日・ 車・を・ あけ・とい・てほしー・ねん。」④ひまをつくる。時間に余裕をつくる。「相談し・たい・ こと・が・ ある・さかい・ 日曜日・の・ 夕方・は・ あけ・とい・てんか。」⑤入っているものを、あたりにぶちまける。「バケツ・の・ 水・を・ 庭・に・ あける。」■自動詞は「あく」

あける【開ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①閉じていたものをひらく。「戸ー・を・ あける。」②活動を始める。営業をする。「店・を・ あける。」③心の中をありのままに言う。包み隠さずに言う。「あけ・た・ 話・が・ あいつ・は・ 頼り・に・ なら・ん・ 男・や。」■対語=「しめる」■自動詞は「あく」

あける【明ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①前のものが去って、新しいものになる。「夜・が・ あける。」「年・が・ あける。」②ある期間にわたって続いていたものが終わる。「長い・ 梅雨・が・ あけ・た。」「夏休み・が・ あけ・て・ 二学期・に・ なる。」「親父・の・ 四十九日・が・ あける。」〔⇒あく〕■対語=「くれる」

あげる【上げる・揚げる・挙げる】《動詞・ガ行下一段活用》  ①上へやる。高くする「足・を・ あげる。」「凧・を・ あげる。」②高いところへ移す。「棚・に・ あげる。」③陸に荷物を移す。「港・で・ 荷物・を・ あげる。」④油で揚げ物をする。「芋・を・ あげる。」⑤供える。「旅行・の・ お土産・を・ 仏壇・に・ あげる。」⑥値段を高くする。「新聞代・を・ あげ・やがっ・た。」⑦程度や勢いを高くする。「スピード・を・ あげる。」⑧与える(丁寧な言い方)「あんた・に・ この・ 本・を・ あげる。」⑨式などをする。「結婚式・を・ あげる。」■対語=①②⑤⑥⑦「さげる」■自動詞は「あがる」

あけわたす【明け渡す】《動詞・サ行五段活用》 自分(たち)のいたところを他人に渡す。「家・を・ あけわたす。」

あこ《名詞》 ①あそこ。あの場所。「あこ・に・ 置い・とい・た・ 本・を・ 知ら・ん・か。」「時計・は・ あこ・に・ 忘れ・てき・た・みたいや。」②あの時。あの状態。「あこ・で・ もーいっぺん・ 踏ん張っ・とい・たら・ よかっ・てん・けど・な。」「あこ・から・ バブル・の・ 時代・に・ 入っ・た・ん・や。」〔⇒あっこ〕■類語=「ここ」「そこ」「どこ」

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2013年2月 5日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(31)

「明石日常生活語辞典…あ」(19)

あげく【挙げ句】《名詞》 すべての終わりの段階。「もめ・た・ あげく・に・ 何・も・ 決まら・へん・ねん。」

あげく【挙げ句】《副詞に》 さらにその上に。「寒い・ 日ー・やっ・た・のに・ あげくに・ 雨・まで・ 降っ・てき・た。」

あげくのはて【挙げ句の果て】《名詞》 最後の最後である段階。「何やかや・ 質問さ・れ・て・ 困っ・た・ん・や・けど・ あげくのはて・は・ 合格・に・ なら・なんだ。」

あげくのはて【挙げ句の果て】《副詞に》 さらにその上に。「赤字・が・ 続い・て・ あげくのはてに・ 倒産し・ても・た。」

あげさげ【上げ下げ】《名詞、動詞する》 上げることと下げること。上げたり下げたりすること。「朝晩・ 仏壇・に・ ご飯・の・ あげさげ・を・ する。」「踏切・の・ あげさげ・を・ する・ 人」■自動詞は「あがりさがり」

あけすけ《副詞に》 遠慮をしないで、思ったことをそのまま言う様子。ものを包み隠さない様子。「あけすけ・ もの・を・ 言(ゆ)ー・ 人・や。」「そないに・ あけすけに・ 言(ゆ)ー・たら・ 嫌わ・れる・ぞ。」

あげそこ〔あげぞこ〕【上げ底】《名詞》 箱に詰めるときに、中味を多く見せるために、底上げをしたもの。「菓子・の・ 箱・が・ あげそこ・に・ なっ・とっ・た。」〔⇒げすいた〕

あけたて【開けたて】《名詞、形容動詞や》 開けたばかりの状態。「栓・を・ あけたて・の・ 酒」「あけたてや・さかい・ うまい。」〔⇒あけあけ〕

あげたて【揚げたて】《名詞、形容動詞や》 油で揚げたばかりの状態。「あげたて・の・ てんぷら」〔⇒あげあげ〕

あけっぱなし【開けっ放し】《名詞、形容動詞や》  ①窓や戸などをいっぱいに開けていること。「あけっぱなし・の・ 窓・を・ 忘れ・ん・よーに・ 閉め・て・な。」②開けたままで放置すること。無防備にしていること。「あけっぱなしで・ 買い物・に・ 行っ・たら・ 用心・が・ 悪い・よ。」

あけっぱなす【開けっ放す】《動詞・サ行五段活用》 ①窓や戸などをいっぱいに開ける。「あけっぱなし・て・ 涼しー・ 風・を・ 入れる。」②開けたままで放置する。無防備にしている。「店・を・ あけっぱなし・て・ 誰・も・ おら・へん。」

あけてもくれても【明けても暮れても】《副詞》 毎日毎日。いつも。しょっちゅう。「孫・は・ あけてもくれても・ 部活・ばっかり・ し・て・ ひとっつも・ 勉強し・よら・へん。」

あけのあさ【明けの朝】《名詞》 次に来る朝。翌朝。「台風・は・ その・ あけのあさ・に・は・ おさまり・まし・てん。」〔⇒あくるあさ〕

あけのしゅう〔あけのしゅー〕【明けの週】《名詞》  次に来る週。翌週。「彼岸・の・ あけのしゅー・に・ 墓参り・に・ 行っ・た。」〔⇒あくるしゅう〕

あけのつき【明けの月】《名詞》  次に来る月。翌月。「あけのつき・は・ 雨・が・ 降ら・なんだ。」〔⇒あくるつき〕

あけのとし【明けの年】《名詞》  次に来る年。翌年。「子ども・が・ 小学校・に・ 入学し・た・ あけのとし・に・ ここ・へ・ 引っ越し・てき・まし・てん。」〔⇒あくるとし〕

あけのひ〔あけのひー〕【明けの日】《名詞》 次に来る日。翌日。「あけのひー・に・ 後始末・の・ 掃除・を・ し・た。」◆他に、「あけのげつようび【明けの月曜日】」(=次の月曜日)などの言い方もできる。〔⇒あくるひ〕

あげはちょう〔あげはちょー〕【揚羽蝶】《名詞》 黄色や黒の羽根を持つ、大型の蝶。「ひまわり・に・ あげはちょー・が・ 飛ん・でき・た。」

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2013年2月 4日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(30)

「明石日常生活語辞典…あ」(18)

あくどい《形容詞》 やり方がひどい。たちが悪い。「借金・の・ あくどい・ 取り立て」

あくび【欠伸】《名詞、動詞する》 眠くなったときや、退屈したときなどに、ひとりでに出る深い呼吸。「人・の・ 話・を・ 聞き・ながら・ あくび・を・ し・たら・ 失礼や。」

あぐむ【倦む】《動詞・マ行五段活用》 どのようにしようかと考え込む。行き詰まる。持て余す。手のつけようがない。「あぐん・どっ・ても・ 時間・が・ 経つ・ばっかり・や・で。」

あぐら【胡座】《名詞》 両足を腰の前に組んで座ること。「行儀に座っ・たら・ しびれ・が・ きれる・さかい・ あぐら・に・ さし・てもらい・ます。」「行儀に座ら・んと・ どーぞ・ あぐら・に・ し・てください。」

あぐら(を)かく【胡座(を)かく】《動詞・カ行五段活用》 両足を腰の前に組んで座る。「あぐらかい・て・ 将棋・を・ 打つ。」〔⇒あぐら(を)くむ〕

あぐら(を)くむ【胡座(を)組む】《動詞・マ行五段活用》  両足を腰の前に組んで座る。「あぐらくん・で・ テレビ・を・ 見る。」〔⇒あぐら(を)かく〕

あくるあさ【明くる朝】《名詞》 次に来る朝。翌朝。「あくるあさ・は・ 六時・に・ 出発し・まし・てん。」〔⇒あけのあさ〕

あくるしゅう〔あくるしゅー〕【明くる週】《名詞》  次に来る週。翌週。「決勝戦・は・ あくるしゅー・に・ 延び・た。」〔⇒あけのしゅう〕

あくるつき【明くる月】《名詞》  次に来る月。翌月。「その・ あくるつき・にも・ 台風・が・ 来・まし・た。」〔⇒あけのつき〕

あくるとし【明くる年】《名詞》  次に来る年。翌年。「優勝し・た・ あくるとし・は・ 三位・に・ なっ・ても・た。」〔⇒あけのとし〕

あくるひ〔あくるひー〕【明くる日】《名詞》 次に来る日。翌日。「台風・の・ 通っ・た・ あくひー・は・ えー・ 天気・に・ なっ・た。」◆他に、「あくるげつようび【明くる月曜日】」(=次の月曜日)などの言い方もできる。〔⇒あけのひ〕

あげ【揚げ】《名詞》 薄く切った豆腐を油で揚げたもの。「味噌汁・に・ わかめ・と・ あげ・を・ 入れる。」◆「あつあげ【厚揚げ】」と区別する場合は「うすあげ」と言う。〔⇒あぶらあげ、あぶらげ、うすあげ、あげさん〕

あけあけ【開け開け】《名詞、形容動詞や》 開けたばかりの状態。「あけあけ・の・ 醤油・の・ 瓶」〔⇒あけたて〕

あげあげ【揚げ揚げ】《名詞、形容動詞や》 油で揚げたばかりの状態。「あげあげ・を・ ふーふー・ 言(い)ー・ながら・ 食べ・た。」〔⇒あげたて〕

あげあし【揚げ足】《名詞》 ちょっとした言葉遣いを捉えて指摘する内容。ちょっとした言葉遣いを捉えて指摘すること。「あげあし・を・ つかまえら・れ・ん・よーに・ する。」

あげあしとり【揚げ足取り】《名詞、動詞する》 ちょっとした言葉遣いを捉えて指摘すること。また、しばしばそれをする人。「あいつ・は・ あげあしとり・が・ 好き・な・ん・や。」「あげあしとりする・の・は・ やめ・なはれ。」

あげあし(を)とる【揚げ足(を)取る】《動詞・ラ行五段活用》 ちょっとした言葉遣いを捉えて指摘し、相手を困らせる。「周り・の・ 人・の・ あげあしとる・と・ 嫌わ・れる・ぞ。」

あけがた【明け方】《名詞》 夜が明けようとする頃。「今日・の・ あけがた・は・ 寒かっ・た。」

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2013年2月 3日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(29)

「明石日常生活語辞典…あ」(17)

あきんど【商人】《名詞》 商売をしている人。「あきんど・は・ 口・が・ 上手や・さかい・ よー・ 確かめ・た・ 方・が・ よろしー・よ。」〔⇒しょうばいにん〕

あく【空く】《動詞・カ行五段活用》 ①空(から)になる。そこにあったものがなくなる。空間に余裕ができる。「一升瓶・が・ 一本・ あい・た。」「冷蔵庫・を・ 小型・に・ し・たら・ すきま・が・ あい・た。」②空いた部分などができる。「山・に・ トンネル・が・ あい・た。」③使わなくなる。「手ー・が・ あい・たら・ 手伝(てっと)ー・て・な。」「体・が・ あい・とる。」④ひまになる。時間に余裕ができる。「昼から・は・ あい・とる。」■他動詞は「あける」

あく【開く】《動詞・カ行五段活用》 ①閉じていたものがひらく。「目ー・が・ あい・たら・ 八時・やっ・た。」「門・が・ あく・まで・ 待つ。」②活動が始まる。営業している。「デパート・が・ あく。」■対語=「しまる」■他動詞は「あける」

あく【明く】《動詞・カ行五段活用》 ①前のものが去って、新しいものになる。「夜・が・ あく。」「年・が・ あく。」②ある期間にわたって続いていたものが終わる。「長い・ 梅雨・が・ あい・た。」「夏休み・が・ あい・て・ 二学期・に・ なる。」「親父・の・ 四十九日・が・ あく。」「中間試験・が・ あい・た・さかい・ 映画・を・ 見・に・ 行く。」〔⇒あける〕■対語=「くれる」

あく【飽く】《動詞・カ行五段活用》 ①満たされた気持ちになる。十分すぎてそれ以上は欲しくなくなる。「西瓜・を・ よー・ 食べ・て・ あい・た。」②同じようなことが続いて、いやになる。「勉強・に・ あい・ても・た。」

あく《動詞・カ行五段活用》 できる。うまくいく。足りる。「あく・とか・ あか・ん・とか・なんか・ 考え・んと・ 頑張っ・てみ・ん・かいな。」「そんな・ こと・ し・たっ・て・ あく・もん・か。」◆「あく」は、打ち消しを伴った表現となることが多い。その場合は、「あかん」「あかへん」「あきまへん」「あかしまへん」「あきゃん」「あきゃへん」「あきゃせん」「あけへん」などとなる。その場合の意味は、次のとおりである。①だめだ。うまくいかない。役に立たない。②弱い。意気地がない。③してはいけない。〔⇒いく〕

あく【灰汁】《名詞》 ①植物の中に含まれている渋み。「茹で・て・ 菜っぱ・の・ あく・を・ 抜く。」②人柄や文章などに見られる癖やどぎつさ。「あく・の・ 強い・ 人」

あくあかん《動詞+動詞+助動詞⇒名詞》⇒「あく」の項、および「あかん」の項を参照
できることと、できないこと。うまくいくことと、うまくいかないこと「あくあかん・は・ やっ・てみ・な・ わから・へん。」〔⇒いくいかん〕

あくかあかんか《動詞+助詞+動詞+助動詞+助詞》⇒「あく」の項、および「あかん」の項を参照
できるか、できないか。うまくいくか、うまくいかないか。「あいつ・の・ 力・やっ・たら・ あくかあかんか・ わから・へん。」〔⇒いくかいかんか〕

あくしゅ【握手】《名詞、動詞する》 親しみ・喜び・感謝などの気持ちを表すために、手を握り合うこと。「さいなら・の・ あくしゅ・を・ する。」

あくせく《副詞と、動詞する》 いろんなことに追われて忙しい様子。「一年中・ あくせく・ 働い・とる。」「そないに・ あくせくせ・んと・ もっと・ 落ち着き・なはれ。」

あくだし【灰汁出し】《名詞、動詞する》 野菜などの苦みの強いものを、水につけたり、ゆでたりして、苦みを除くこと。「わらび・の・ あくだし・を・ する。」

あくち《名詞》 口の端などが切れる炎症。口の端にできる小さな腫れ物。口唇炎。「あくち・が・ 切れる。」「あくち・が・ でけ・とる。」

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2013年2月 2日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(28)

「明石日常生活語辞典…あ」(16)

あきびん【空き瓶】《名詞》 中に物が入っていない瓶。飲んだり使ったりして、空になった瓶。「あきびん・は・ きちんと・ 始末し・ておくれ。」■類語=「あきかん」「あきばこ」

あきまつり【秋祭り】《名詞》 秋に、収穫に感謝するなどの意味を込めて催される祭り。「中尾・の・ 住吉神社・の・ あきまつり・は・ この辺・で・は・ 一番・ 遅い・ 十月・の・ 末・や。」写真参照
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あきまへん《動詞+助動詞+助動詞》⇒「あく」の項、および「ます」の項を参照
①だめです。うまくいきません。役に立ちません。「そんな・ やり方・で・は・ あきまへん。」「あきまへん。儲かり・まへ・ん。」②弱いです。意気地がありません。「あんた・の・ 気持ち・が・ あきまへん・のや。」③してはいけません。「嘘・を・ つい・たら・ あきまへん・ぞ。」「そんな・ こと・を・ し・たら・ あきまへん。」〔⇒いきまへん〕■類語=「あかん」「あかへん」「あかしまへん」「あきゃん」「あきゃへん」「あきゃせん」「あけへん」

あきまめ【秋豆】《名詞》 大豆。「あきまめ・を・ 茹で・て・ つまみ・に・ する。」◆秋に収穫することから、このように言う。

あきや【空き家】《名詞》 人の住んでいない家。人が住まなくなった家。「あきや・が・ 売り・に・ 出さ・れ・とる。」

あきゃせん《動詞+助動詞》⇒「あく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「計算を間違(まちご)・たら・ あきゃせん・ぞ。」「試験・を・ なんべん・ 受け・ても・ あきゃせん・ねん。」②弱い。意気地がない。「また・ 負け・ても・て・ あきゃせん・ やつ・や。」③してはいけない。「約束・は・ 守ら・んと・ あきゃせん。」「赤信号・で・ 渡っ・たら・ あきゃせん・やろ。」〔⇒いきゃせん〕■類語=「あかん」「あかへん」「あきまへん」「あかしまへん」「あきゃん」「あきゃへん」「あけへん」

あきゃへん《動詞+助動詞》⇒「あく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「わし・を・ だまそ・ー・と・ 思(おも)・ても・ あきゃへん・ぞ。」②弱い。意気地がない。「ほんまに・ あきゃへん・ チーム・や。」③してはいけない。「今日・は・ 寒い・さかい・ 靴下・を・ はか・んと・ あきゃへん。」〔⇒いきゃへん〕■類語=「あかん」「あかへん」「あきまへん」「あかしまへん」「あきゃん」「あきゃせん」「あけへん」

あきゃん《動詞+助動詞》⇒「あく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「こんな・ 安物・の・ 手袋・は・ じっきに・ 破れ・ても・て・ あきゃん・がな。」②弱い。意気地がない。「前・へ・ 出・たら・ あがっ・ても・て・ あきゃん・ やつ・や。」③してはいけない。「信号・(を・) 守ら・んと・ あきゃん・がな。」〔⇒いきゃん〕■類語=「あかん」「あかへん」「あきまへん」「あかしまへん」「あきゃへん」「あきゃせん」「あけへん」

あきらめる【諦める】《動詞・マ行下一段活用》 仕方がないと思い切る。断念する。望みが持てなくて途中でやめる。「あきらめ・んと・ 最後・まで・ 走ら・な・ あかん・で。」「する・ 前・に・ あきらめ・ん・よーに・ し・なはれ。」

あきれかえる【呆れかえる】《動詞・ラ行五段活用》 あまりのことに驚いて、すっかりあっけにとられる。「あきれかえっ・て・ 何・も・ 言わ・れ・へん。」

あきれる【呆れる】《動詞・ラ行下一段活用》 思いがけないことや、程度の甚だしいことに驚いて、あっけにとられる。「今年・の・ 暑さ・は・ ほんまに・ あきれ・る・ ほど・の・ もん・です・なー。」

【写真は、住吉神社の「あきまつり」。2009年(平成21年)10月25日、明石市魚住町中尾の住吉神社で撮影】

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2013年2月 1日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(27)

「明石日常生活語辞典…あ」(15)

あかんたれ《名詞、形容動詞や》 ①うまくできなくて駄目な状態。体や心の持ち方が弱い状態。「人前・で・ しゃべら・れ・へん・の・かいな。そんな・ あかんたれな・ こと・ 言(ゆ)わ・んとき。」②うまくできなくて駄目な人。体や心の持ち方が弱い人。意気地なし。「あんな・ あかんたれ・に・ 任し・ても・ 大丈夫・かいな。」

あかんべ〔あかんべー〕《感動詞》 相手を拒絶したくなったり、嫌悪の気持ちが強くなったりしたときに、相手に向かって言う言葉。「あかんべー。見せ・たる・だけ・や・ やら・へん・わい。」◆実際に、指を目元にあてて、赤目をむく動作を伴うことが多かった。強調するときには「あかんべーのべー」などと言うことがある。〔⇒あかべ、あかべのべ、あっかんべ〕

あかんぼう〔あかんぼー、あかんぼ〕【赤ん坊】《名詞》 生まれたばかりの子。「あかんぼー・を・ 育てる・の・に・ 手がかかる。」〔⇒あかご、あかちゃん〕

あき【秋】《名詞》 ①夏と冬の間の季節。「あき・の・ 祭り」②穀物の穫り入れの頃。農繁期。穫り入れの作業。「あき・は・ どの・ 家・も・ みんな・ 忙しー。」「あき・の・ 間・は・ 会社・を・ 休む。」「麦・の・ あき」

あき【空き・明き】《名詞》 ①空いていること。空っぽ。「あき・の・ ある・ アパート」②すきま。休みの時間。「あき・の・ 時間・に・ コーヒー・を・ 飲む。」③欠員。「あき・が・ あっ・たら・ 雇(やと)・てほしー・なー。」

あき【飽き】《名詞》 同じことを続けて、いやになること。「同じ・ もの・を・ 食べ・とっ・たら・ あき・が・ 来・た。」

あきあき【飽き飽き】《形容動詞や、動詞する》 すっかり飽きた様子。強くうんざりする様子。「こんな・ 仕事・は・ もー・ あきあきです・わ。」「おもろない・ 話・やっ・た・さかい・ あきあきし・た。」

あきかぜ【秋風】《名詞》 秋に吹く涼しい風。「あきかぜ・が・ 吹い・て・ 虫・も・ よー・ 鳴く・よーに・ なり・まし・た。」

あきかん【空き缶】《名詞》 中に物が入っていない缶。飲んだり使ったりして、空になった缶。「ジュース・の・ あきかん・は・ 自分・で・ 持っ・てかえっ・てください。」■類語=「あきびん」「あきばこ」

あきぐち【秋口】《名詞》 秋の初めの頃。「あきぐち・に・ なっ・たら・ 虫・が・ やかましゅー・ 鳴く。」

あきこぐち【秋小口】《名詞》 秋のほんの初めの頃。「あきこぐち・に・は・ ちょっと・ 涼しー・ 風・が・ 吹い・てくる。」

あきざくら【秋桜】《名詞》 菊の仲間で、秋に赤・白・桃色などの花が咲く草花。「きれーな・ あきざくら・が・ いっぱい・ 咲い・とる。」〔⇒コスモス〕

あきしょう〔あきしょー〕【飽き性】《名詞、形容動詞や》 物事にすぐ飽きてしまう性格。すぐに飽きてしまう人。「あきしょーで・ 仕事・が・ 続か・へん・ 人・や。」

あきち【空き地】《名詞》 使われていない土地。建物が建っていない土地。「こまい・ 頃・は・ みんな・で・ あきち・に・ 入り込ん・で・ よー・ 遊ん・だ・ もん・や。」

あきない【商い】《名詞》 物を売ったり買ったりすること。「あきない・が・ うまい・ 人」〔⇒しょうばい〕

あきなう【商う】《動詞・ワア行五段活用》 物を売ったり買ったりする。「あそこ・に・ あっ・た・の・は・ 何・を・ あきのー・とる・ 店・やっ・た・かいなー。」〔⇒しょうばいする〕

あきばこ【空き箱】《名詞》 中に物が入っていない箱。使ってしまったりして、空になった箱。「お菓子・の・ あきばこ・を・ 使(つこ)・て・ 工作・を・ する。」■類語=「あきかん」「あきびん」

あきばれ【秋晴れ】《名詞》 秋の空が晴れ渡ること。「小学校・の・ 運動会・の・ 日ー・は・ 見事な。 あきばれ・やっ・た。」◆他の季節について、同様の表現をすることはない。

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