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2013年3月31日 (日)

【掲載記事の一覧】

 年度の区切りを迎えました。
 『改訂最終版・明石日常生活語辞典』はこれまでどおり毎日掲載を続けます。
 『名寸隅の記』を明日から再開して、しばらくの間は、一日の記事を二本立てにします。途切れたら『言葉カメラ』を連載するつもりです。
 アクセス数は累計で32万件を超えました。ブログをお読みくださってありがとうございます。
 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。
    gaact108@actv.zaq.ne.jp
 これまでに連載した内容の一覧を記します。

◆改訂最終版・明石日常生活語辞典 (1)~(85)~継続予定
    [2013年1月6日開始~2013年3月31日]

◆名寸隅の記 (1)~(109)~継続予定
    [2012年9月20日開始~2013年1月5日]

◆言葉カメラ (1)~(385)~継続予定
    [2007年1月5日開始~2010年3月10日]

………【以下は、連載を終了したものです。】……………………………

◆明石日常生活語辞典 (1)~(1116)
    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

◆『明石日常生活語辞典』写真版 (1)~(4)
    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

◆国語教育を素朴に語る (1)~(51)
    [2006年8月29日開始~2007年12月12日終了]

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 (0)~(102)
    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

◆消えたもの惜別 (1)~(10)
    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

◆地名のウフフ (1)~(4)
    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

◆ことことてくてく (1)~(26)
    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

◆テクのろヂイ (1)~(40)
    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

◆神戸圏の文学散歩 (1)~(5)
    [2006年12月27日開始~2006年12月31日終了]

◆母なる言葉 (1)~(10)
    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] (1)~(4)
   [2006年12月23日開始~2006年12月26日終了]

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 (1)~(29)
    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

◆西島物語 (1)~(8)
    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

◆鉄道切符コレクション (1)~(24)
    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

◆足下の観光案内 (1)~(12)
    [2008年11月14日開始~2008年11月25日終了]

◆写真特集・薔薇 (1)~(31)
    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

◆写真特集・さくら (1)~(71)
    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

◆写真特集・うめ (1)~(42)
    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

◆写真特集・きく (1)~(5)
    [2007年11月27日開始~2008年11月13日終了]

◆写真特集・紅葉黄葉 (1)~(19)
    [2007年12月1日開始~2008年12月15日終了]

◆写真特集・季節の花 (1)~(3)
    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

◆小さなニュース [2008年2月28日]

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや (1)~(13)
    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

◆文章の作成法 (1)~(7)
    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

◆朔日・名寸隅 (1)~(19)
    [2009年12月1日開始~2011年6月1日終了]

◆教職課程での試み (1)~(24)
    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 (1)~(3)
    [2006年10月2日開始~2006年10月4日終了]

◆学力づくりのための基本的な視点 (1)~(7)
    [2006年10月5日開始~2006年10月11日終了]

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 (1)~(18)
    [2006年10月16日開始~2006年11月2日終了]

◆教職をめざす若い人たちに (1)~(6)
    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

◆これからの国語科教育 (1)~(10)
    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

◆現代の言葉について考える (1)~(7)
    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

◆自分を表現する文章を書くために (1)~(11)
    [2007年10月20日開始~2007年10月30日終了]

◆兵庫県の方言 (1)~(4)
    [2006年10月12日開始~2006年10月15日終了]

◆暮らしに息づく郷土の方言 (1)~(10)
    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

◆姫路ことばの今昔 (1)~(12)
    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

◆私の鉄道方言辞典 (1)~(17)
    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

◆高校生に語りかけたこと (1)~(29)
    [2006年11月9日開始~2006年12月7日終了]

◆ゆったり ほっこり 方言詩 (1)~(42)
    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

◆高校生に向かって書いたこと (1)~(15)
    [2006年12月8日開始~2006年12月22日終了]

◆1年たちました (1)~(7)
    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

◆明石焼の歌 (1)~(3)
    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

◆失って考えること (1)~(6)
    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(85)

「明石日常生活語辞典…い」(21)

いっきうち【一騎打ち】《名詞、動詞する》 勝敗を一対一で争うこと。「騎馬戦・の・ 最後・は・ いっきうち・に・ する。」「いっきうち・みたいな・〔=がむしゃらな〕 食べ方・ せ・ん・とき・なはれ。」

いっきに【一気に】《副詞》 休まないでいっぺんに。急激な変化をして。「いっきに・ 登っ・てしまえ。」「川・の・ 水・が・ いっきに・ 増え・た。」〔⇒ひといきに〕

いつけ【結付け】《名詞》 ①子どもを背負うときに使う帯。「いつけ・で・ おたす。」②子どもを帯で背負うこと。また、その背負い方や、帯の結び方。「そんな・ いつけ・を・ し・たら・ すぼけ・て・ 落ちる・ぞ。」

いっけ【一家】《名詞》 親戚の間柄。血族と姻族。「あの・ 家・は・ うち・の・ いっけ・です・ねん。」「いっけ・の・ 子ー・が・ 遊び・に・ 来・とる。」〔⇒いっとう、しんるい、しんせき、みうち、おもやしんたく〕

いつける【結付ける】《動詞・カ行下一段活用》 子どもを帯で背負う。「背中・に・ いつけ・て・ 仕事・を・ する。」

いっこも《副詞》 少しも。まったく。「今日・の・ 試験・は・ いっこも・ わから・なんだ。」「そんな・ こと・は・ いっこも・ 言(ゆ)ー・とら・へん。」「いっこも・ 雨・が・ 降ら・へん。」〔⇒ひとっつも、しとっつも、とっつも、ぜんぜん〕

いっさい【一切】《名詞、副詞》 すべて。何から何まで全部。「私・に・ いっさい・ 任し・てくれ・たら・ あんじょーし・ます。」〔⇒いっさいがっさい〕

いっさいがっさい【一切合切】《名詞、副詞》 すべて。何から何まで全部。「いっさいがっさい・ 売っ・ても・た。」〔⇒いっさい〕

いっさんごひちはとじゅうに〔いっさんごひちはとじゅーに〕【一三五七八十十二】《唱え言葉》 新暦の大の月を並べて言う言葉。■類語=「にしむくさむらい」「にしむくじゅういち」

いっしゃり【石やり】《名詞》 Y字型の木や金具にゴム紐を張って、小石などを飛ばす遊び道具。「いっしゃり・で・ 雀・を・ ねらう。」◆駄菓子屋などで売っているものもあったが、たいていは手製であった。〔⇒いしやり〕

いっしゅう〔いっしゅー〕【一周】《名詞、動詞する》 ひとまわりすること。「祭り・の・ 太鼓・が・ 村・の・ 中・を・ いっしゅーする。」

いっしょ【一緒】《名詞、形容動詞や、動詞する》 ①区別しないでひとまとめにすること。また、そのような様子。「肉・と・ 野菜・を・ いっしょに・ 炒める。」②集まってひとまとまりになること。「毎朝・ いっしょに・ 学校・へ・ 行く。」「明日・は・ あんた・と・ いっしょし・ます。」〔①⇒いっしょくた、いっしょくたい、いっしょくちゃ、いっしょこた、いっしょこたい、ごっちゃ、ごちゃまぜ、まぜくちゃ〕

いっしょう〔いっしょー〕【一生】《名詞》 生まれてから死ぬまでの間。「いっしょー・ 酒・ 飲ん・どっ・た・さかい・ あの世・でも・ 飲み屋通い・を・ し・とる・やろ。」

いっしょうけんめい〔いっしょーけんめー〕【一生懸命】《形容動詞や》 ある限りの力を出し切って熱心にする様子。「時間・を・ 忘れ・て・ いっしょーけんめーに・ 練習し・とる。」

いっしょうます〔いっしょーます〕【一升枡】《名詞》 液体や米・豆などの体積を計るための、一升(およそ1.8リットル)はいる四角い器。「豆・を・ いっしょーます・で・ 量る。」■類語=「いちごうます」「ごんごうます」

いっしょくた【一緒くた】《形容動詞や》 区別しないでひとまとめにしている様子。混じり合って区別できない様子。「自分・の・ もん・と・ 人・の・ もん・と・を・ いっしょくたに・ し・たら・ 後・で・ 困る・やろ・がい。」〔⇒いっしょ、いっしょくたい、いっしょくちゃ、いっしょこた、いっしょこたい、ごっちゃ、ごちゃまぜ、まぜくちゃ〕

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2013年3月30日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(84)

「明石日常生活語辞典…い」(20)

いちゃつく《動詞・カ行五段活用》 男女が馴れ合ってふざけあう。たわむれる。「いちゃつく・ん・やっ・たら・ 人・の・ おら・ん・ 所(とこ)・で・ やり・なはれ。」

いちやづけ【一夜漬け】《名詞、形容動詞や》 ①一晩漬けただけの漬け物。「胡瓜・の・ いちやずけ・が・ うまい。」②間に合わせの勉強や仕事をすること。「いちやずけやっ・たら・ 合格でけ・へん。」〔⇒いっちゃづけ〕

いちゃもん《名詞》 言いがかり。難癖。苦情。「子ども・の・ 泣き声・が・ うるさい・ 言(ゆ)ー・て・ いちゃもん・を・ つけ・られ・た。」

いちょう〔いちょー〕【胃腸】《名詞》 胃と腸。「このごろ・ いちょー・の・ 調子・が・ 悪い。」

いちょう〔いちょー〕【銀杏】《名詞》 扇形の葉をして、秋になると葉が黄色くなる木。また、その葉。「いちょー・の・ 押し葉」

いちらん【一覧】《名詞》 一目でわかるようにまとめたもの。「ごじゃごじゃ・ 書か・んと・ いちらん・に・ し・てほしー。」

いちりゅう〔いちりゅー〕【一流】《名詞、形容動詞や》 ①その方面で最も優れていること。「いちりゅー・の・ 選手」②他の人とは違うこと。際だって異なること。「あいつ・は・ いちりゅー・の・ 考え方・を・ する。」

いちれつごんぼ【一列牛蒡】《名詞》 一列に並ぶこと。「いちれつごんぼ・に・ なっ・て・ 歩い・ていく。」〔⇒いちれつれんこん〕

いちれつれんこん【一列蓮根】《名詞》 一列に並ぶこと。「いちれつれんこん・で・ 道・の・ 端・を・ 歩く。」◆もともとは、「いちれつれんこう【一列連行】」であったのかもしれない。「牛蒡」と「蓮根」とは連想のつながりがあるかもしれない。〔⇒いちれつごんぼ〕

いつ【何時】《名詞》 記憶や判断などが明確でなくはっきり決められない過去・現在・未来の時。はっきりとわからない時。「いつ・に・ なっ・たら・ 梅雨・が・ あがる・ん・やろ。」「いつ・やっ・た・か・ 来・た・ こと・が・ ある。」「いつ・の・ 間ー・に・か・ 雨・が・ やん・どっ・た。」〔⇒いつか、いつぞ、いつぞや〕

いついっか【何時何日】《名詞》 明確にできる、その日。「いついっか・の・ こと・やっ・た・と・ はっきり・ 言(ゆ)ー・てほしい。」

いつか【何時か】《名詞》 記憶や判断などが明確でなくはっきり決められない過去・現在・未来の時。はっきりとわからない時。「いつか・ いっしょに・ 映画・を・ 見・た。」「いつか・ また・ 会い・ましょ。」〔⇒いつ、いつぞ、いつぞや〕 

いっか【一家】《名詞》 家族の全員。「いっか・ 揃(そろ)ー・て・ お出かけ・です・か。」〔⇒やうち〕

いっかい【一回】《名詞、副詞に》 ①一回。ひとたび。「いっかい・ぐらい・ 失敗し・ても・ べっちょない・ぞ。」「いっかい・ぐらい・の・ 徹夜・は・ こたえ・へん。」②同時。同じ時。「いっかいに・ みんな・が・ 手ー・を・ 上げ・た。」③一つの区切り。「いっぺん・の・ 休み・は・ 十分・や。」④何かに遭遇した、まさにその時。「いっかい・は・ もー・ あか・ん・と・ 思(おも)・てん・けど・ 何とか・ 立ち直っ・た。」〔⇒いちど、いっぺん。②④⇒いちじ、いちどき、いっとき〕

いつかしらん【何時か知らん】《名詞》 何時であるか不詳である時。今となっては、記憶が薄らいでしまって、特定できない時。知らない間。「いつかしらん・に・ 買(こ)ー・た・ 鞄」◆「この・ 鞄・を・ 買(こ)ー・た・の・は・ いつ・か・ 知ら・ん。」のように述語としても使うが、その場合は、一語の意識はない。〔⇒いつやしらん〕

いっかど《形容動詞や》 大人や、専門家と同じような働きをすること。普通以上であること。格段であること。「若い・けんど・ いっかどの・ 仕事・を・ する。」「いっかど・の・ 言い方・を・ し・やがっ・た。」〔⇒ひとかど、いちにんまえ、いっぱし〕

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2013年3月29日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(83)

「明石日常生活語辞典…い」(19)

いちねんぼうず〔いちねんぼーず〕【一年坊主】《名詞》 ①それぞれの学校の最初の学年の児童・生徒・学生。◆相手を可愛く思って言ったり、相手を軽く見て言ったりすることが多い。「いちねんぼーず・は・ 昼まで・で・ 学校・から・ 帰っ・てくる。」②初心者。「いちねんぼーず・の・ へたくそ。」

いちねんぼうずのはいたたき〔いちねんぼーずのはいたたき〕【一年坊主の蝿叩き】《唱え言葉》 何もできない一年生。◆一年生を罵倒する響きを持った唱え言葉。蝿を叩くことぐらいしかできないという意味か、蝿叩きで叩かれるような弱い存在であるという意味か。

いちば【市場】《名詞》 食べ物や日用品などを売っている商店などが集まっているところ。「大(おー)けな・ スーパー・が・ でけ・て・ いちば・へ・ 行く・ 人・が・ 減っ・た。」

いちばん【一番】《名詞》 ①順序の最初。「いちばん・に・ 先生・に・ 挨拶し・とか・んと・ いか・ん。」②最上位。「マラソン・で・ いちばん・に・ なっ・た。」

いちばん【一番】《副詞に》 程度が最上位である様子。最も。「蘭・の・ 花・が・ いちばん・ 好きや。」〔⇒いっち、いっちゃん〕

いちばんなり【一番成り】《名詞》 瓜・茄子などのように何度も収穫できるものの、最初に実ったもの。「いちばんなり・を・ ちぎる。」◆続いて「にばんなり」「さんばんなり」となる。

いちばんのり【一番乗り】《名詞、動詞する》 他の者に比べて最も早く、目指すところに着くこと。「阪神・の・ 試合・の・ 切符・を・ 買お・と・ 思(おも)・て・ いちばんのりし・てん。」

いちばんはじめ《名詞》 最初。もののとりかかり。「いちばんはじめ・を・ お前・が・ やっ・て・ 見せ・たれ。」〔⇒いっちはじめ、いっちゃんはじめ〕

いちばんぼし【一番星】《名詞》 夕方、いちばん早く目につく星。「いちばんぼし・が・ 出・た。」◆以下、「にばんぼし」「さんばんぼし」「よんばんぼし」「ごばんぼし」と続くが、十番を超えてまでは言わない。

いちびり《名詞》 ①お調子者。ふざけることを好む者。「うち・の・ 孫・は・ いちびり・や・ねん。」②調子に乗ってはしゃぐこと。調子に乗って行動すること。ふざけること。つけあがること。「いちびり・が・ 過ぎ・たら・ 怒っ・てやら・な・ あか・ん・よ。」

いちびる《動詞・ラ行五段活用》 調子に乗ってはしゃぐ。調子に乗って行動する。ふざける。つけあがる。「いちびり・ながら・ 道・を・ 歩い・とっ・たら・ 怪我する・ぞ。」「舞台・に・ 出・て・ いちびる。」

いちぶ【一部】《名詞》 ①全体の中の、ある部分。「この・ 本・は・ いちぶ・ 汚れ・とる・さかい・ とりかえ・てー・な。」②全体の順序や構成などを分けたときの、はじめの部分。「いちぶ・は・ 厳粛に・ やら・な・ いか・ん。」〔①⇒いちぶぶん〕

いちぶぶん【一部分】《名詞》 全体の中の、ある部分。「かすれ・て・ いちぶぶん・が・ 読まれ・へん。」〔⇒いちぶ〕

いちめん【一面】《名詞》 あたり一帯。どこも全部。「いちめん・ 田圃・ばっかり・で・ 家・が・ 見あたら・へん。」

いちもん【一文】《名詞》 ごく僅かのお金。「そんな・ 商売し・たっ・て・ いちもん・にも・ なら・へん・で。」

いちもんなし【一文無し】《名詞、形容動詞や》 ごく僅かのお金も持っていない人。ごく僅かのお金も持っていない様子。「店・が・ つぶれ・て・ いちもんなし・に・ なっ・ても・た。」

いちゃいちゃ《副詞と、動詞する》 男女が馴れ合ってふざけあっている様子。男女が仲むつまじい様子。「電車・の・ 中・で・ いちゃいちゃさ・れ・たら・ かない・まへ・ん・な。」◆周囲の者が不快感を感じるほど、度が過ぎている場合に使うことが多い。〔⇒べたべた〕

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2013年3月28日 (木)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(82)

「明石日常生活語辞典…い」(18)

いちにち【一日】《名詞、副詞》 ①午前零時から午後十二時までの間。二十四時間。◆あるいは、二十四時間に近い長時間のこと。「いちにち・ 経っ・た・けど・ 風邪・が・ 治ら・へん。」②朝から晩まで。◆あるいは、それに近い長時間のこと。「いちにち・ 休みなく・ 働い・た。」③昼夜の関係なしに。「もったいない・ こと・に・ 街灯・が・ いちにち・ 灯(とぼ)っ・とる。」〔⇒いちにちじゅう〕

いちにちおき【一日置き】《名詞、副詞に》 間に一日をはさんで、再び同じことを繰り返すこと。隔日。「いちにちおきに・ 掃除・の・ 当番・を・ する。」〔⇒いちにちはさみ、いちにちはだめ〕■類語=「いっしゅうかんおき」「ひとつきおき」「いちねんおき」

いちにちじゅう〔いちにちじゅー〕【一日中】《名詞、副詞》 ①午前零時から午後十二時までの間。二十四時間。◆あるいは、二十四時間に近い時間帯のこと。「電車・は・ いちにちじゅー・ 動い・とる。」②朝から晩まで。◆あるいは、それに近い長時間のこと。「選挙・に・ なっ・たら・ マイク・で・ いちにちじゅー・ やかましーに・ 言(ゆ)ー・てくる。」③昼夜の関係なしに。「星・は・ いちにちじゅー・ 空・に・ 出・とる・ん・や・けど・ 昼・は・ 見え・へん・ねん。」〔⇒いちにち〕

いちにちはさみ【一日挟み】《名詞、副詞に》 間に一日をおいて、再び同じことを繰り返すこと。隔日。「いちにちはさみに・ 野球・の・ 練習・を・ する。」〔⇒いちにちおき、いちにちはだめ〕■類語=「いっしゅうかんはさみ」「ひとつきはさみ」「いちねんはさみ」

いちにちはだめ【一日挟め】《名詞、副詞に》 間に一日をおいて、再び同じことを繰り返すこと。隔日。「いちにちはだめに・ 医者・へ・ 行っ・とる・ねん。」〔⇒いちにちおき、いちにちはさみ〕■類語=「いっしゅうかんはだめ」「ひとつきはだめ」「いちねんはだめ」

いちにんまえ【一人前】《名詞、形容動詞や》 ①ひとりあたりの分量。ひとりぶん。「餃子・は・ いちにんまえ・で・は・ 足ら・ん。」②大人や、専門家と同じような働きをすること。普通以上であること。格段であること。「いちにんまえ・に・ 挨拶・が・ でける・よーに・ なっ・た。」〔②⇒ひとかど、いっかど、いっぱし〕

いちねん【一年】《名詞》 ①一月から十二月までの十二か月間。「いちねん・が・ 経つ・の・は・ 早い・もんで・ もー・ 年末・に・ なっ・ても・た。」②ある時からの十二か月間。「いちねん・ 見・ん・ うち・に・ 大きなっ・た・なー。」③それぞれの学校の最初の学年の児童・生徒・学生。「孫・は・ 中学・の・ いちねん・に・ なっ・てます・ねん。」〔③⇒いちねんせい〕

いちねんがいんで にねんがにげて さんねんがさがして よねんがよんで ごねんがごっとして ろくねんがろっきょみさん【一年が去んで 二年が逃げて 三年が探して 四年が呼んで 五年がご馳走して 六年がロッキョミさん】《唱え言葉》 ◆一・二・三・四・五・六の語呂を踏みながら、小学校の六つの学年の立場を読み込んだ言葉。一年生が(何かを恐れて)去(い)ぬ=帰る。二年生も(何かを恐れて)逃げる。低学年はうろたえる立場である。中学年は後輩を探す立場である。三年生が探す。四年生が呼ぶ。それに対して高学年は優雅な立場である。五年生がご馳走をする。六年生はロッキョミさんで買い物をする。「ロッキョミさん」というのは、橘六右ェ門商店のことで、駄菓子・文房具・その他を扱っていた地元の商店(既に廃業)である。この言葉は、小学校の校区内だけで流布していた言葉と思われる。 写真参照
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いちねんせい〔いちねんせー〕【一年生】《名詞》 ①それぞれの学校の最初の学年の児童・生徒・学生。「小学校・の・ いちねんせー」②初心者。「ゴルフ・は・ まだ・ いちねんせー・や。」〔①⇒いちねん〕

【写真は、現在も残っている橘六右ェ門商店の看板。2013年(平成25年)2月27日、明石市大久保町江井島で撮影】

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2013年3月27日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(81)

「明石日常生活語辞典…い」(17)

いちご【苺】《名詞》 熟した赤い実を食べる、白い花が咲く作物。「いちご・で・ ジャム・を・ 作っ・てみた・ろ。」

いちごうます〔いちごーます〕【一合枡】《名詞》 液体などの体積を計るための、一合(およそ0.18リットル)はいる四角い器。「酒・を・ いちごーます・に・ 入れ・て・ 飲む。」■類語=「ごんごうます」「いっしょうます」

いちころ【一ころ】《形容動詞や》 ①たやすい様子。なんでもなくできる様子。「今日・の・ 試験・は・ いちころに・ でけ・た。」②簡単に勝つ(または、負ける)様子。大差で勝つ(または、負ける)様子。「相手・が・ 強すぎ・て・ いちころやっ・た。」◆〈一度に、ころっと〉という感覚の言葉。〔①⇒ふさめしまえ、おちゃのこさいさい、へのかっぱ〕

いちがいに【一概に】《副詞》 ひっくるめて同じように。ひとくちに。「一人一人・ 違う・の・や・さかい・ いちがいに・ 判断・は・ し・にくい。」「そない・ いちがいに・ 判断し・たら・ あかん・やろ。」

いちじ【一時】《名詞、副詞に》 ①時刻の一つ。零時(十二時)の六十分後。「いちじ・まで・ 昼休み・に・ する。」「夜中・の・ いちじ・に・ 地震・が・ あっ・た。」◆十二時間制の呼び方では、午前と午後の二回がある。②何かに遭遇した、まさにその時。「だいぶん・ 揺れ・た・さかい・ いちじ・は・ どー・ なる・ こと・や・と・ 心配し・た。」③しばらくの間。短い時間帯。「雨・が・ 強ー・ なっ・た・ので・ いちじ・ 中断する。」④同時。同じ時。「申し込み・が・ いちじ・に・ どっと・ 来・た。」〔②④⇒いっかい、いちど、いっぺん、いちどき、いっとき〕

いちじく【無花果】《名詞》 大きな葉をしていて、秋に黒紫色の甘い実をつける木。また、その実。「いちじく・が・ 店・に・ 並ん・どる。」

いちぜん【一膳】《名詞》 ①一椀のご飯。「ちょっと・ 肥え・た・さかい・ 朝・は・ いちぜん・だけ・に・ し・とる・ねん。」②わずかの量の食事。「いちぜん・だけ・ 食べ・ていき・なはれ。」〔⇒いってん〕

いちぜんめし【一膳飯】《名詞》 一椀のご飯。「いちぜんめし・は・ せ・んとき。」〔⇒いってんめし〕

いちぞく【一族】《名詞》 同じ血筋の人たち。「あの・ いちぞく・の・ 墓・が・ ある。」「平家・の・ いちぞく」

いちだい【一代】《名詞》 ①ある人の一生。「いちだい・ 前・の・ 先祖」②ある人がその地位・役割を務めている間。「いちだい・で・ 会社・を・ 大きー・ し・た。」

いちだん【一段】《名詞》 階段などの一つの段。「いちだん・ずつ・ 気ー・ つけ・て・ 上り・なはれ。」

いちだん【一段】《副詞と》 いっそう。前に比べて、ますます。「いちだんと・ 寒(さぶ)ー・ なり・まし・た・なー。」

いちど【一度】《名詞、副詞に》 ①一回。ひとたび。「いちど・も・ 行っ・た・ こと・が・ ない。」②同時。同じ時。「いちど・に・ お客さん・が・ 入っ・てき・た。」③一つの区切り。「いちど・に・ 飲む・ 薬・の・量」④何かに遭遇した、まさにその時。「いちど・は・ あきらめ・てん・けど・ 立ち直れ・た。」〔⇒いっぺん、いっかい。②④⇒いちじ、いちどき、いっとき〕

いちどう〔いちどー〕【一同】《名詞》 関係ある人の全員。みんな。「親戚・ いちどう・が・ 集まっ・た。」

いちどき【一時】《名詞、副詞に》 ①何かに遭遇した、まさにその時。「ホームラン・を・ 打た・れ・て・ いちどき・は・ 負け・た・と・ 思(おも)・た・なー。」②しばらくの間。短い時間帯。「いっとき・は・ 日・が・ 射し・とっ・た。」「いちどき・に・ 切符・を・ 買う・ 人・が・ 並ん・だ。」「お昼前・の・ いちどき・が・ 混雑する。」③同時。同じ時。「いとどき・に・ 右・と・ 左・から・ 声・を・ 掛けら・れ・た。」〔①②⇒いちじ、いっとき。①③⇒いっかい、いちど、いっぺん〕

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2013年3月26日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(80)

「明石日常生活語辞典…い」(16)

いたみ【痛み】《名詞》 ①体を打ったり切ったりしたことによって、苦しさや辛さを感じること。「足・の・ いたみ・が・ まだ・ 治ら・へん。」②心に苦しみを感じて辛く感じること。「試験・に・ 落ち・た・ いたみ・が・ 消え・へん。」

いたみ【傷み】《名詞》 ①物が壊れていること。「屋根・の・ いたみ・を・ 修繕する。」②食べ物が 傷ついたり腐ったりすること。「いたみ・の・ 早い・ 魚」

いたむ【痛む】《動詞・マ行五段活用》 ①体を打ったり切ったりしたことによって、苦しく辛いと感じる。「擦り剥い・た・ 傷・が・ いたむ。」②心に苦しみを感じて辛いと感じる。■他動詞は「いためる」

いたむ【傷む】《動詞・マ行五段活用》 ①物が壊れたり傷ついたりする。「機械・が・ だいぶ・ いたん・できた・ので・ 買い換える。」②食べ物が腐ったり傷ついたりする。「買(こ)ー・て・から・ 日・が・ 経つ・ので・ バナナ・が・ いたん・でき・た。」■他動詞は「いためる」

いためる【痛める】《動詞・マ行下一段活用》 ①体を打ったり切ったりしたことによって、苦しく辛いと感じるようにさせる。「腰・を・ いため・て・ 休ん・どる。」②心に苦しみを感じて辛いと感じるようにさせる。「子ども・が・ 病気・に・ なっ・て・ 気持ち・を・ いため・てます・ねん。」◆①②ともに、意図したことではないが、結果としてそのようになってしまったときに使う。■自動詞は「いたむ」

いためる【傷める】《動詞・マ行下一段活用》 ①物を壊したり傷をつけたりする。「机・の・ 上・に・ 物・を・ 落とし・て・ いため・た。」②食べ物を腐らせたり傷つけたりする。「卵・を・ 買い過ぎ・て・ 何個・か・ いため・てしも・た。」■自動詞は「いたむ」

いためる【炒める】《動詞・マ行下一段活用》 肉や野菜などを、油をひいた鍋でかき混ぜながら熱する。「野菜・を・ いため・て・から・ 肉・を・ 入れる。」

いたれりつくせり【至れり尽くせり】《形容動詞や》 すべてに行き届いている様子。願いどおりになっている様子。「この・ 宿屋・は・ いたれりつくせりで・ 大満足や。」

いち【一】《名詞》 ①数の名。最初の基本数。「いち・から・ 十・まで・が・ 言える・よーに・ なっ・た。」②物事のはじめ。「いち・から・ 出直す。」③最も優れていること。最も優れているもの。「あの・ 人・の・ 力・は・ みんな・の・ 中・で・ いち・や。」

いち【位置】《名詞》 そのものがある場所。「冷蔵庫・を・ 置く・ いち・は・ この辺・で・ よろしー・か。」

いちいち【一々】《名詞、副詞》 一つ一つ。すべて。「いちいち・ 文句・を・ 言わ・んとい・てほしー・ねん。」〔⇒ひとつひとつ〕

いちおう〔いちおー〕【一応】《副詞》 ①十分とは言えないが、だいたい。ひととおり。「いちおー・ 出来上がっ・た・けど・ これから・ 仕上げ・に・ かかり・ます。」②ともかく。念のため。「異常・は・ ない・と・ 思う・けど・ いちおー・ 調べ・ておか・な・ 安心・は・ でき・ませ・ん・よ。」

いちがつ【一月】《名詞》 一年の最初の月。「いちがつ・は・ 雪・の・ 降る・ 日・も・ ある。」〔⇒いちげつ〕〔⇒いちげつ〕■類語=「にがつ」「さんがつ」「しがつ」「ごがつ」「ろくがつ」「ひちがつ」「はちがつ」「くがつ」「じゅうがつ」「じゅういちがつ」「じゅうにがつ」
いちからじゅうまで〔いちからじゅーまで〕【一から十まで】《副詞》 何から何まで全部。欠かすことなくすべて。「いちからじゅーまで・ 教(おせ)・たら・んと・ わかっ・てくれ・へん。」

いちげつ【一月】《名詞》 一年の最初の月。「いちげつ・の・ 末・に・ 会い・ましょ・か。」◆「にげつ」「さんげつ」「しげつ」「ごげつ」「ろくげつ」「ひちげつ」「はちげつ」「くげつ」「じゅうげつ」「じゅうにげつ」と言っても意味が通じないことはない。けれども、そのように言うことは、ほとんどない。」〔⇒いちがつ〕■類語=「じゅういちげつ」

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2013年3月25日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(79)

「明石日常生活語辞典…い」(15)

いそぐ【急ぐ】《動詞・ガ行五段活用》  ①早く終わるようにする。短い時間で終わらせようとする。「まだ・ 締め切り・は・ 一週間・も・ 先・や・から・ いそが・ん・でも・ 良(え)ー。」②速く歩く。速く着こうとする。「いそい・だ・かて・ 一時間・は・ かかる・やろ。」

いぞく【遺族】《名詞》 死んだ人の後に残された家族。「いぞく・の・ 人・の・ 焼香」

いそべ《名詞》 釣り餌として使う、河口や浅い海の泥の中にすむ、みみずに似た虫。ごかい。「いそべ・を・ 掘っ・て・から・ 魚釣り・に・ 行く。」

いた【板】《名詞》 ①材木を薄く平らに切ったもの。「板・を・ 買(こ)ー・てき・て・ 棚・を・ 作る。」②(板付きの)蒲鉾。「正月用・の・ いた」

いたい【痛い】《形容詞》 ①体を打ったり切ったりしたことによって、苦しく辛い。「腹・が・ いたい。」②心に苦しみを感じて辛い。「財布・ 落とし・て・ いたい・ねん。」③てひどい打撃を受けたり、欠点を指摘されたりして辛い。「ホームラン・を・ 打た・れ・た・の・が・ いたかっ・た。」

いたいた【痛々】《形容動詞や、名詞、動詞する》 ①痛いと感じる様子。「包丁・は・ いたいたや。触っ・たら・ あか・ん・よ。」「手ー・ 切っ・たら・ いたいたに・ なる・よ。」「ぽんぽん〔=腹〕・が・ いたいたに・ なっ・た。」②怪我。傷。「いたいたせ・ん・よーに・ 気ーつけ・なはれ。」◆幼児語。

いたがこい【板囲い】《名詞》 板で作った囲い。板を立てかけて、ものを囲うこと。「いたがこい・に・ 落書き・を・ し・やがっ・た。」「風・が・ 当たら・ん・よーに・ 畑・に・ いたがこい・を・ する。」◆塀にブロックなどを使わなかった頃は、板を張り巡らせて、黒く塗った囲いが多くあった。

いたずら【悪戯】《名詞、動詞する》 ふざけて無益なことや、人の迷惑になるようなことをすること。「この・ 落書き・は・ いたずら・に・ し・て・は・ 度ー・が・ 過ぎ・とる。」〔⇒わるさ〕

いただきます【頂きます】《感動詞》 食事をはじめるときの挨拶の言葉。◆「いただく」は直接には、食事を準備してくれた相手への感謝の気持ちを表すものであるが、広くは食の恵みを与えてくれるものへの感謝を表す。「給食代を払っているから、いただきますと言う必要はない。」という保護者がいるということを聞いたが、それは、後者のことがわかっていないことになる。〔⇒よばれます〕

いただく【頂く】《動詞・カ行五段活用》 ①「もらう」のへりくだった言い方。「こないだ・は・ 立派な・ もの・を・ いただい・て・ ありがとう・ござい・ます。」②「食べる」「飲む」のへりくだった言い方。「まるで・ よばれ・に・ 来・た・よーな・ もん・です・けど・ 遠慮なしに・ いただき・ます。」

いたち【鼬】《名詞》 山や野原にすみ、足が短く小さな体で、追いつめられると臭いにおいを出して逃げる動物。「畑・に・ いたち・が・ おっ・た。」
いたとこしょうぶ〔いたとこしょーぶ〕【居た所勝負】《名詞、動詞する》 その場の成り行きによって物事を決めること。「いたとこしょうぶ・で・ 宝くじ・を・ ぎょーさん・ 買(こ)ー・ても・た。」◆「いるとこしょうぶ」「おるとこしょうぶ」「おったとこしょうぶ」「でるとこしょうぶ」というような言い方もできる。〔⇒でたとこしょうぶ〕

いたどり【虎杖】《名詞》 夏に白または薄赤色の小さな花を房状に咲かせる草花。「去年・ 枯れ・た・のに・ また・ いたどり・が・ 生え・てき・とる。」

いたのま〔いたのまー〕【板の間】《名詞》 板の張ってある床(ゆか)。また、床に板を張った部屋。「昔・の・ 家・は・ 門口(かどぐち)・ 入っ・たら・ いたのまー・が・ あっ・た。」

いたばり【板張り】《名詞、動詞する》 板を張ること。板を張った場所。「いたばり・の・ 廊下・を・ 歩く。」

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2013年3月24日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(78)

「明石日常生活語辞典…い」(14)

いじる【弄る】《動詞・ラ行五段活用》 ①手で触ったり動かしたりする。もてあそぶ。「花・の・ 種・を・ 蒔い・とる・さかい・ この・ 辺・を・ いじら・ん・よーに・ し・てほしー・ねん。」◆望ましくないことに使う場合が多い。②楽しみながら手入れや世話などをする。「退職し・て・から・は・ 庭・を・ いじる・の・が・ 日課・や。」〔①⇒いじくる、いらう、いじくりまわす、いらいまわす〕

いしわた【石綿】《名詞》 保温用や耐火用として用いられる、ある種の石が繊維状に変化した鉱物。「いしわた・の・ つい・た・ 網・の・ 上・に・ フラスコ・を・ 置く。」

いじわる【意地悪】《名詞、形容動詞、動詞する》 人の嫌がることや困ることを、わざとすること。悪意を込めて行動すること。「いじわるし・て・ 邪魔せ・んとい・てんか。」〔⇒しょわる、こんじょうわる〕

いじ(を)はる【意地(を)張る】《動詞・ラ行五段活用》 自分の考えなどを曲げようとしないで貫く。「いじをはら・んと・ 他人・の・ 気持ち・も・ 分かっ・てやっ・て・ほしー。」

いす【椅子】《名詞》 腰を掛ける用具。「小学校時代・の・ 教室・は・ 二人・ずつ・の・ 机・やっ・た・けど・ いす・は・ 一人・ずつ・ 別々やっ・た。」〔⇒こしかけ〕

いすぐ【濯ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ①水の中で揺り動かして、汚れを洗い直す。ざっと洗う。「おむつ・を・ いすい・で・ 絞る。」②水などを口に含み、揺り動かして口の中を綺麗にする。「葉ー・を・ 磨い・て・ 口・の・ 中・を・ いすぐ。」〔⇒ゆすぐ〕

いすぶる【揺すぶる】《動詞・ラ行五段活用》 ゆらゆらと揺り動かす。「いすぶっ・たら・ 花・が・ 散る・さかい・ やめ・なはれ。」〔⇒いすぶる、いする、ゆする、ゆさぶる、ゆすぶる〕〔⇒いする、ゆする、ゆすぶる〕

いずみ【泉】《名詞》 地中から水が湧き出ている場所。「山・の・ 中・で・ いずみ・の・ 水・を・ 飲ん・だ。」

いすらんめ《名詞》 梅に似た小さな花を咲かせて実が生る、背の低い木。「いすらんめ・の・ 実ー・が・ 生っ・た。」〔⇒ゆすらんめ〕

いする【揺する】《動詞・ラ行五段活用》 ゆらゆらと揺り動かす。「木・を・ いすっ・て・ 柿・の・ 実・を・ 落とす。」〔⇒いさぶる、いすぶる、ゆする、ゆさぶる、ゆすぶる〕

いすわる【居座る】《動詞・ラ行五段活用》 座り込んで動かない。「テレビ・の・ 前・に・ いすわっ・とら・んと・ ちょっと・ 勉強・でも・ し・たら・ どない・や。」

いせい〔いせー〕【威勢】《名詞》 意気が盛んなこと。活気があること。「店・から・ いせー・の・ 良(え)ー・ 掛け声・が・ 聞こえ・てき・た。」

いせえび【伊勢海老】《名詞》 赤褐色で、長いひげのある、大型の海老。「正月・に・ いせえび・を・ 飾る。」

いぜん【以前】《名詞》 ①その時を含んで、それより前。「昭和・より・も・ いぜん・の・ 頃」②今より前。昔。もと。「いぜん・に・ 住ん・どっ・た・ 家」■対語=「いご」

いそ【磯】《名詞》 海岸の波打ち際で、岩の多いところ。「この・ 辺・の・ 海岸・は・ 砂地・で・ いそ・に・ なっ・とら・へん。」

いそうろう〔いそーろー、いそーろ〕【居候】《名詞、動詞する》 よその家に住んで世話になること。また、そのような人。「いそーろする・の・は・ 気ずつない・さかい・ 働か・な・ あか・ん・と・ 思・とる・ねん。」

いそがしい〔いそがしー〕【忙しい】《形容詞》 することが多くて、ゆっくりする暇がない。「人間・は・ いそがしー・ 時・が・ 花・だっ・せ。」「この・ いそがしー・ 時・に・ 用事・を・ 言(ゆ)・ーてくる・な・よ。」

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2013年3月23日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(77)

「明石日常生活語辞典…い」(13)

いじける《動詞・カ行下一段活用》 ①寒さに縮こまって元気がなくなる。「家・の・ 中・で・ いじけ・とら・んと・ 外・へ・ 出・ておいで。」②だめだと思って、気が弱くなる。「前・に・ 落第し・た・さかい・ 今度・も・ いじけ・とる。」

いしこ【石粉】《名詞》 陶磁器の原料などに使う、石の粉。「汚れ・た・ ところ・を・ いしこ・で・ 磨く。」◆磨き砂と同様に、家庭でも使った。

いしこい《形容詞》 悪賢い。狡猾である。ずるい。「じゃんけん・で・ 後出しする・の・は・ いしこい・ぞ。」〔⇒こすい、すこい〕

いしころ【石ころ】《名詞》 小さな石。価値のない石。「こんな・ いしころ・でも・ 子ども・に・ とっ・て・は・ 宝物・なん・や・なー。」

いしだん【石段】《名詞》 石で作った階段。「金比羅さん・の・ いしだん・は・ ごっつー・ 長い。」

いしどうろう〔いしどーろー、いしどーろ〕【石灯籠】《名詞》 神社仏閣や民家などの庭に設ける、石でできた灯火用具。「古い・ いしどーろ・は・ 危ない・さかい・ 近寄ら・ん・とき。」

いじになる【意地になる】《動詞・ラ行五段活用》 しようとしていることにいつまでも拘泥する。無理に突破しようとする。「いじになっ・たら・ 人・の・ 言(ゆ)ー・ こと・なんか・ 耳・に・ 入ら・へん・ 人・や。」

いしばい【石灰】《名詞》 石灰岩を焼いて作る白い粉。「庭・の・ 土・に・ いしばい・を・ 混ぜる。」「いしばい・で・ 土・を・ 消毒する。」

いじましい〔いじましー〕《形容詞》 ①気持ちが悪い。汚らしい。「雨・に・ 濡れ・て・ 体中・ いじましー。」②けちである。金銭感覚が汚い。わずかのことに損得を計算する。意地汚い。「いじましー・ こと・ 言わ・んと・ みんな・に・ おごっ・てやり・なはれ。」「いじましー 計算・を・ する。」③みすぼらしい。せせこましい。「家・の・ 中・は・ いじましー・さかい・ 見・てもらい・とー・ない・ねん。」 

いじめる【苛める】《動詞・マ行下一段活用》 弱い相手を苦しめたり、困らせたりする。「昔・の・ 子ども・は・ 友だち・を・ とことん・ いじめ・たり・は・ せ・なんだ。」

いしゃ【医者】《名詞》 病気や怪我を治すことを仕事にしている人。「頼り・に・ し・ている・ いしゃ・が・ おっ・て・や・ねん。」「おいしゃはん」

いしやり【石やり】《名詞》 Y字型の木や金具にゴム紐を張って、小石などを飛ばす遊び道具。「いしやり・は・ 気ーつけ・て・ 遊ば・な・ 危ない・よ。」◆駄菓子屋などで売っているものもあったが、たいていは手製であった。〔⇒いっしゃり〕

いしょう〔いしょー〕【衣装】《名詞》 着るもの。身に付けるもの。着物。衣服。「毎日・ 着る・ もん・を・ 替え・て・ あんた・は・ いしょー・持ち・なん・や・なー。」「風呂・を・ あがっ・て・ いしょー・を・ 替える。」◆「いしょう」は豪華なものを指すこともないわけではないが、ごく日常的な衣類を指して言うことも多い。〔⇒いるい〕

いじょう〔いじょー〕【以上】《名詞》 ①その数を含んで、それより多い数。「七十点・より・ いじょー・が・ 合格・や。」②程度や段階が、それより上であること。「高校生・いじょー・の・ 者・やっ・たら・ 来・ても・ 良(え)ー。」③そこまで。「いじょー・で・ 話・を・ 終わる。」■対語=「いか」

いじょう〔いじょー〕【異常・異状】《名詞、形容動詞や》 普通や普段とは違った様子。「胃カメラ・ のま・され・て・ 心配し・た・けど・ いじょー・は・ なかっ・た・ん・や。」

いしょく【移植】《名詞、動詞する》 草や木を他の場所に植えかえること。「球根・を・ いしょくする。」

いしょくごて【移植鏝】《名詞》 庭仕事に使う、小型のスコップ。「いしょくごて・で・ 木ー・の・ 根元・を・ 掘る。」

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2013年3月22日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(76)

「明石日常生活語辞典…い」(12)

いさぶる《動詞・ラ行五段活用》 ゆらゆらと揺り動かす。「風・で・ 船・が・ いさぶら・れる。」「枯れ・た・ 木ー・を・ いさぶっ・て・ こかし・た。」〔⇒いすぶる、いする、ゆする、ゆさぶる、ゆすぶる〕

いさましい〔いさましー〕【勇ましい】《形容詞》 何事にも恐れを感じない様子。心を奮い立たせる様子。「試合・の・ 前・は・ いさましかっ・た・けど・ 相手・が・ 強すぎ・た・ん・や・さかい・ 負け・ても・ しょがない。」

いさり《名詞、動詞する》 小舟から海底を見ながら、海底の魚を突くこと。「いさり・に・ 行く。」◆そのときに魚を突く道具も「いさり」と言ったかもしれない。

いざり《名詞、動詞する》 尻をつけたままで場所を変えること。「いざり・で・ 動く・しか・ でけ・へん・ねん。」

いざる《動詞・ラ行五段活用》 尻をつけたままで場所を変える。「足・が・ 痛い・さかい・ いざっ・て・ 動い・た。」

いさん【遺産】《名詞》 死んだ人が残した財産。自分が後に残す財産。「子ども・を・ 大学・まで・ 通わし・た・ので・ もー・ いさん・なんか・ 何・も・ あら・へん。」

いし【石】《名詞》 岩の小さいもの。「石・を・ けっ・て・ 遊ぶ。」

いじ【意地】《名詞》 ①人の性質。気だて。「いじ・の・ 悪い・ 人」②強い意思。「いじ・でも・ 負け・へん・で。」

いしあたま【石頭】《名詞》 ①石のように固い頭。「いしあたま・と・ ごっつんし・たら・ こっち・が・ 痛かっ・た。」②ものの考え方が固くて、融通が利かないこと。また、そのような人。「あの・ いしあたま・は・ なんぼ・ 言(ゆ)ー・ても・ わかっ・てくれ・へん。」

いじいじ《副詞と、動詞する》 ①はっきりしないで、萎縮してためらっている様子。あいまいな態度や行動で、積極性に欠ける様子。もじもじする。「いじいじせ・んと・ 言い・たい・ こと・を・ 言い・なはれ。」「いじいじし・た・ 天気・が・ 続い・とる。」「いじいじし・た・ 答え方」②他人の理解が行き届かないのをじれったく思う気持ち。「こんな・ こと・が・ わかっ・てもらわ・れ・へん・の・か・と・ いじいじと・ し・てき・た。」

いしうす【石臼】《名詞》 石をくり抜いて作った臼。「いしうす・で・ 豆・を・ ひー・て・ 粉ー・に・ する。」

いしがき【石垣】《名詞》 石を積み重ねて垣のようにしたもの。「丈夫な・ いしがき・を・ 作っ・た。」

いしがけ【石崖】《名詞》 石を積み重ねて崖のようにしたもの。「地震・で・ いしがけ・が・ 崩れ・た。」

いじぎたない〔いじきたない〕【意地汚い】《形容詞》 ①やたらに食べたがる。むさぼって飲み食いをする。食いしん坊である。「みんな・ すん・どる・のに・ 一人・だけ・ いじぎたのー・ 食い・よる。」②けちである。「いじぎたない・さかい・ 寄付・は・ 一円・も・ せー・へん。」

いじくり【弄り】《名詞》 手で触ったり動かしたりすること。「食べる・ もん・の・ いじくり・は・ し・たら・ あか・ん・よ。」◆望ましくないことに使う場合が多い。

いじくりまわす〔いじくりまーす〕【弄り回す】《動詞・サ行五段活用》 過度に手で触ったり動かしたりする。もてあそぶ。「お人形さん・を・ いじくりまーし・たら・ 汚れ・てまう・がな。」〔⇒いじる、いじくる、いらう、いらいまわす〕

いじくる【弄る】《動詞・ラ行五段活用》 手で触ったり動かしたりする。もてあそぶ。「消しゴム・を・ いじくっ・て・ ばらばらに・ し・てしまい・よっ・た。」◆望ましくないことに使う場合が多い。〔⇒いじる、いらう、いじくりまわす、いらいまわす〕

いしけり【石蹴り】《名詞、動詞する》 石を蹴って遊ぶこと。片足跳びで石を蹴って、円の中に石を蹴り入れる遊び。「家・の・ 前・の・ 道・で・ いしけり・を・ し・て・ 遊ぶ。」

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2013年3月21日 (木)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(75)

「明石日常生活語辞典…い」(11)

いける《動詞・カ行下一段活用》 ①火鉢などの土や灰の中に埋める。「火鉢・に・ 炭・を・ いける。」「炭団・を・ いける。」②穴を掘ってものを埋める。「土・の・ 中・に・ 芋・を・ いけ・とく。」

いける【行ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①行くことができる。「学校・へ・ 一人・で・ いける。」②食べられる。「よー・ 煮え・た・さかい・ もー・ いける・でー。」③おいしい。うまい。「今年・の・ 西瓜・は・ いける・なー。」

いけん【意見】《名詞》 思っていること。考え。「何・ぞ・ いけん・が・ あっ・たら・ 出し・てんか。」

いご【以後】《名詞》 ①その時を含んで、それより後。「中学生・ いご・は・ 野球部・に・ 入っ・た。」②今より後。将来。「かん・まへ・ん。いご・は・ 気・を・ つけ・ます。」■対語=「いぜん」

いごかす【動かす】《動詞・サ行五段活用》 ①止まっていたものを活動させる。「時計・を・ 修繕し・て・ いごかし・た。」②場所を別のところに変える。位置を変える。「机・を・ ちょっと・ いごかし・たい・ん・や・けど・ 手伝(てっと)ー・てくけ・へん・か。」〔⇒いのかす、うごかす〕■自動詞は「いごく」

いごき【動き】《名詞》 変化すること。活動すること。位置が変わること。「店・の・ 品物・の・ いごき・が・ 鈍ー・て・ 売れ・へん。」〔⇒いのき、うごき〕

いごく【動く】《動詞・カ行五段活用》 ①あった場所や、いた場所が変わる。「メーター・が・ いごい・た。」②一か所に落ち着いていないで、揺れる。「大きな・ 岩・や・けど・ 三人・で・ 押し・たら・ いごい・た。」〔⇒いのく、うごく〕■他動詞は「いごかす」

いごこち【居心地】《名詞》 ある場所にいるときの気持ち。「いごこち・の・ 良(え)ー・ 図書館」

いこす【熾す】《動詞・サ行五段活用》 ①火の気のないものに、火をつける。「火ー・を・ いこし・て・ 茶ー・を・ 炊く。」②炭などに火を付けて、火の勢いをさかんにする。燃えるようにする。「かんてき〔=七輪〕・で・ 練炭・を・ いこす。」〔⇒おこす〕■自動詞は「いこる」

いこつ【遺骨】《名詞》 死んだ人の骨。「戦死し・た・ 人・の・ いこつ・が・ 戻っ・てき・た。」

いごと《名詞》 不満を述べる言葉。不満の言い分。「親・の・ こと・を・ いごと・ 言(ゆ)ー・とる。」

いこる【熾る】《動詞・ラ行五段活用》 ①火の気のないものに、火がつく。「炭・が・ いこっ・た・さかい・ 茶瓶・を・ かけ・とい・てんか。」②炭などに火がついて、火の勢いがさかんになる。炭などが勢いよく燃える。「火鉢・の・ 火ー・が・ よー・ いこっ・とる。」〔⇒おこる〕■他動詞は「いこす」

いさいて《格助詞》 方向や目的地などを表す。「西・いさいて・ 歩い・ていく。」「神戸・いさいて・ 電車・に・ 乗る。」◆「へ・指し・て」という3語が結びついた言葉であるが、「へ」とほぼ同じ意味で使う。「へ」が「い」と発音され、「指して」の部分がイ音便になっている。現在では使用例が少なくなっている。〔⇒いさして、へさいて、へさして〕

いさかい【諍い】《名詞、動詞する》 言い争い。喧嘩。口論。「兄弟・で・ いさかいし・たら・ あか・ん・で。」

いざこざ《名詞、動詞する》 相手と起こす争い。双方の折り合いがつかずに起こるもめごと。「親戚同士・で・ いざこざ・を・ 起こし・たら・ 周り・の・ みんな・に・ 笑わ・れる。」

いさして《格助詞》 方向や目的地などを表す。「山・の・ てっぺん・いさして・ 登る。」「海・いさして・ 土地・が・ だんだん・ 低ー・ なっ・とる。」◆「へ・指し・て」という3語が結びついた言葉であるが、「へ」とほぼ同じ意味で使う。「へ」が「い」と発音される。現在では使用例が少なくなっている。〔⇒いさいて、へさいて、へさして〕

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2013年3月20日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(74)

「明石日常生活語辞典…い」(10)

いくいく【行く行く】《名詞》  行き先。将来。「いくいく・は・ 大きな・ 会社・に・ なる・やろ。」「いくいく・の・ こと・を・ 考え・たら・ 今・ よー・ 勉強し・とか・な・ あか・ん・ぞ。」〔⇒ゆくゆく〕

いくえ【行方】《名詞》 行ったところ。行った先。存在する場所。「貯金通帳・の・ いくえ・が・ わから・へん。」〔⇒ゆくえ〕

いくえふめい〔いくえふめー〕【行方不明】《名詞、形容動詞や》 行ったところがわからないこと。特に、安否がわからないこと。「水害・で・ いくえふめー・の・ 人・が・ 出・とる。」〔⇒ゆくえふめい〕

いくつ【幾つ】《名詞》 ①どんな数。「いくつ・ 買(こ)ー・た・か・ 覚え・て・へん。」②何歳。「お父さん・は・ おいくつ・です・か。」〔⇒なんぼ。①⇒いくら〕

いくゆうかい〔いくゆーかい〕【育友会】《名詞》 学校を支援する、保護者の会。「いくゆーかい・の・ 役員・を・ する。」◆現在は、ほとんどがPTAに改称されたが、昭和50年代頃までは、小学校・中学校・高等学校などはすべて育友会という名称を使っていた。

いくら【幾ら】《名詞》 どんな数。特に、値段がどれほどであるかということ。「一つ・ いくら・です・か。」〔⇒いくつ、なんぼ〕

いけ【池】《名詞》 ①地面を掘って水を溜めたところ。「この・ 辺・は・ 雨・が・ 少(すけ)ない・さかい・ いけ・が 多い・ねん。」②窪んだ地面に水が溜まったところ。「雨・が・ よー・ 降っ・て・ 庭・が・ 池・に・ なっ・とる。」

いけいけ《形容動詞や》 ①隔てる物がない様子。素通しである様子。互いに行き来できる状態。「庭・は・ 隣・の・ 家・と・ いけいけに・ なっ・とる。」②気心が通じ合っている。「あいつら・ 二人・は・ いけいけの・ 仲・や・ねん。」③勘定を相殺にする様子。「これ・で・ 貸し借り・ 無し・の・ いけいけに・ し・とき・まほ。」

いけがき【生け垣】《名詞》 木を植えて作った垣根。「ブロック・を・ やめ・て・ いけがき・に・ しょ・ー・と・ 思・とる・ねん。」

いけす【生け簀】《名詞》 獲った魚を、囲って生かしておくところ。「港・の・ 沖・に・ いけす・を・ 作っ・とる。」◆船の一部分に作るものを「いけま」と言う。

いけず《名詞、形容動詞や、動詞する》 意地悪なこと。素直な心でないこと。また、そのような人や、そのような様子。「いけずな・ 人・に・は・ 気ー・を・ つけ・なはれ。」「友だち・に・ いけずし・たら・ 嫌わ・れ・まっ・せ。」〔⇒こんじょうわる〕

いけずし〔いけずしー〕《名詞》 意地悪.なことをかる人。素直な心でないことが態度に表れる人。「いけずしー・や・さかい・ 皆・に・ 嫌わ・れ・とる。」〔⇒こんじょうわるし〕

いけばな【生け花】《名詞》 芸術性を考えて、草花や木の枝などを花瓶などに挿すこと。「いけばな・を・ 習い・に・ 行く。」

いけへん《動詞+助動詞》⇒「いく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「何べん・ やっ・ても・ 試験・に・ 合格する・の・は・ いけへん・ねん。」②弱い。意気地がない。「気持ち・が・ いけへん・さかい・ よー・ 勝た・へん。」③してはいけない。「廊下・を・ 走っ・たら・ いけへん・ぞ。」■類語=「いかん」「いかへん」「いきまへん」「いかしまへん」「いきゃん」「いきゃへん」「いきゃせん」

いけま【生け間】《名詞》 漁船の船底の一部に作って、獲った魚を生かしておくところ。「釣っ・た・ 魚・を・ いけま・に・  泳がし・とく。」

いける【生ける】《動詞・カ行下一段活用》  草花や木の枝などを、花瓶などに挿す。「百合・の・ 花・を・ いける。」

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2013年3月19日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(73)

「明石日常生活語辞典…い」(9)

いきゃへん《動詞+助動詞》⇒「いく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「マラソン・を・ 二時間半・で・ 走る・の・ いきゃへん・やろ。」②弱い。意気地がない。「そんな・ いきゃへん・ 気持ち・で・は・ 勝てる・もんか。」③してはいけない。「忘れもん・ し・たら・ いきゃへん・ぞ。」■類語=「いかん」「いかへん」「いきまへん」「いかしまへん」「いきゃん」「いきゃせん」「いけへん」

いきゃん《動詞+助動詞》⇒「いく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「この・ 手袋・は・ 穴・が・ 空い・ても・て・ いきゃん・なー。」②弱い。意気地がない。「泣き虫・で・ いきゃん・ やつ・や。」③してはいけない。「ここ・から・ 前・へ・ 出・たら・ いきゃん・ぞ。」■類語=「いかん」「いかへん」「いきまへん」「いかしまへん」「いきゃへん」「いきゃせん」「いけへん」

いきよい【勢い】《名詞》 ①動くときの強さや速さ。「えらい・ いきよい・で・ 怒鳴り込ん・でき・た。」②他を従わせる力。他より抜きんでる力。「このごろ・は・ 会社・に・ いきよい・が・ 無(の)ー・ なっ・てき・た。」〔⇒いきおい〕

いきりたつ《動詞・タ行五段活用》 意気を高める。勢いが盛んになる。冷静さを失って気持ちが高ぶる。「いきりたた・んと・ 静かに・ 作戦・を・ 考え・た・ 方・が・ 良(え)ー・と・ 思う・ねん・けど。」

いきる【生きる】《動詞・カ行上一段活用》 ①命がある。「お祖父さん・は・ 九十・まで・ 生き・とっ・た。」②生活する。「働か・な・ いき・ていか・れ・へん。」

いきる【意気る】《動詞・ラ行五段活用》 ①意気を高める。勢いが盛んになる。冷静さを失って気持ちが高ぶる。「今度・こそ・ 勝つ・ん・や・ 言(ゆ)ー・て・ いきっ・とる。」②力む。「いきっ・てみ・た・けど・ 便秘・が・ 治ら・へん。」

いきわかれ【生き別れ】《名詞》 (肉親などのように)一緒にいた者同士が、離れ離れになって、会うこともなく暮らしていること。「戦争・で・ いきわかれ・に・ なっ・た・ 人・と・ 会え・た・ とき・は・ うれしかっ・た。」■対語=「しにわかれ」

いきわたる【行き渡る】《動詞・ラ行五段活用》 広く全体に届く。広い範囲に及ぶ。「申込書・は・ みなさん・に・ いきわたり・まし・た・か。」

いき(を)きらす【息(を)切らす】《動詞・サ行五段活用》 ①動きすぎて、呼吸が乱れる。息をするのが苦しい。「いきをきらし・て・ 走っ・た・さかいに・ 電車・に・ 間・に・ おー・た。」②力の限界に達する。やっていることが続かない。「ドイツ語・の・ 勉強・は・ いきをきらし・て・ やめ・ても・た。」〔⇒いき(が)きれる〕

いく【行く】《動詞・カ行五段活用》 ①目的地に向かう。「神戸・へ・ いく。」「学校・へ・ いく。」②その場所から遠ざかる。「あいつ・は・ どっか・に・ いっ・ても・た。」③ものごとが起こる。「火事・が・ いっ・た。」④ものごとが進む。「うまい・こと・ いっ・て・ 合格し・た。」「百ページ・まで・ いっ・たら・ 今日・は・ それ・で・ 終わっ・ても・ かまへん・よ。」⑤食べる。飲む。「まー・ 一杯・ いこか。」⑥加わる。増える。「年・が・ いっ・た・ 人・でも・ 元気に・ 体操し・とっ・て・や。」⑦やってしまう。殴る。「あいつ・を・ いこ・か。」

いく【逝く】《動詞・カ行五段活用》 人が死ぬ。「急に・ 友達・が・ いっ・てまい・よっ・てん。」

いく《動詞・カ行五段活用》  事柄や現象が起こる。「朝・ 早(はよ)ー・に・ 火事・が・ いっ・た。」「地震・が・ いく。」「木ー・で・ 頭・を・ 撲っ・て・ でんぽ〔=こぶのような膨らみ〕・が・ いっ・た。」「布団・に・ ほいろ〔=焼けこげや変色〕・が・ いく。」

いく《動詞・カ行五段活用》 できる。うまくいく。足りる。「いく・か・ いか・ん・か・ いっぺん・ やっ・てみ・たら・ どないや。」「そんな・ やり方・で・は・ うまいこと・ いく・もんか。」
◆「いく」は、打ち消しを伴った表現となることが多い。その場合は、「いかん」「いかへん」「いきまへん」「いかしまへん」「いきゃん」「いきゃへん」「いきゃせん」「いけへん」などとなる。その場合の意味は、次のとおりである。①だめだ。うまくいかない。役に立たない。②弱い。意気地がない。③してはいけない。〔⇒あく〕

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2013年3月18日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(72)

「明石日常生活語辞典…い」(8)

いきづめ【行き詰め】《形容動詞や》 足繁く通っている様子。「あいつ・は・ 休み・に・ なっ・たら・ パチンコ屋・へ・ いきづめや。」

いきどうしい〔いきどーしー〕《形容詞》 ①息苦しい。呼吸が速い。「ちょっと・ 走っ・たら・ いきどーしー・ なっ・た。」②狭くて窮屈だ。狭くて鬱陶しい。「狭い・ 部屋・の・ 中・に・ 押し込め・られ・て・ いきどーし・かっ・た。」〔⇒いきどしい〕

いきどしい〔いきどしー〕《形容詞》 ①息苦しい。呼吸が速い。「無理し・て・ 駅・まで・ 走っ・たら・ いきどしーに・ なっ・てしも・た。」「急に・ 走っ・た・さかい・ いきどしー・ なっ・た。」②狭くて窮屈だ。狭くて鬱陶しい。「ぎょーさん・ 人・が・ 集まっ・て・ 公会堂・が・ いきどしかっ・た。」〔⇒いきどうしい〕

いきとどく【行き届く】《動詞・カ行五段活用》 すみずみまで気がつく。すべきことをしている。抜かりがない。「いきとどい・た・ 人・や・さかい・ ちゃんと・ 礼状・を・ 送っ・てき・た。」

いきどまり【行き止まり】《名詞》 ①道が突き当たりになって、それ以上進めなくなること。「いきどまり・や・さかい・ 引き返さ・な・ しょーがない。」②ものごとの行く先がふさがって、前へ進めなくなること。「どっち・も・ 後・へ・ 引か・へん・さかい・ 話・が・ いきどまり・に・ なっ・ても・た。」

いきどまる【行き止まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①道が突き当たりになって、それ以上進めなくなる。「車・が・ いきどまっ・て・ バックし・た。」②ものごとの行く先がふさがって、前へ進めなくなる。「成績・が・ 伸び・んと・ いきどまっ・ても・た。」

いきなり《副詞》 急に。何の前触れもなく。「いきなり・ 雨・が・ 降っ・てき・て・ びしょびしょに・ 濡れ・ても・た。」

いきのこる【生き残る】《動詞・ラ行五段活用》 ①死なずに助かる。「戦争中・に・ 何とか・ いきのこっ・た。」②他の人より後まで生きる。「旦那さん・より・ 十年・も・ いきのこっ・た。」

いきまへん《動詞+助動詞+助動詞》⇒「いく」の項、および「ます」の項を参照
①だめです。うまくいきません。役に立ちません。「自分・の・ こと・だけ・ 考え・とっ・たら・ いきまへん。」②弱いです。意気地がありません。「あんた・の・よーな・ 気持ち・で・は・ 勝つ・ こと・は・ いきまへん・やろ。」③してはいけません。「人・を・ だます・よーな・ こと・は・ いけまへん。」■類語=「いかん」「いかへん」「いかしまへん」「いきゃん」「いきゃへん」「いきゃせん」「いけへん」

いきもん【生き物】《名詞》 命あるもの。生きているもの。特に、動物。「いきもん・ 殺し・たら・ ばち・が・ あたり・まっ・せ。」

いきゃせん《動詞+助動詞》⇒「いく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「早起きし・ても・ のろのろし・とっ・たら・ いきゃせん・ぞ。遅刻し・てまう・ぞ。」②弱い。意気地がない。「なんべん・ やっ・ても・ うまい・こと・ よー・ せ・ん・よーな・ いきゃせん・ やつ・や。」③してはいけない。「嘘・なんか・ つい・たら・ いきゃせん・ぞ。」■類語=「いかん」「いかへん」「いきまへん」「いかしまへん」「いきゃん」「いきゃへん」「いけへん」

いきゃたりばったり【行き当たり場当たり】《形容動詞や》 深く考えないで、その時の思いつきで行動する様子。「いきゃたりばったりに・ 歩い・とっ・たら・ 大けな・ お寺・が・ あっ・た。」〔⇒いきあたりばったり、いかたりばったり、ゆきゃたりばったり、ゆかたりばったり〕

いきゃたる《動詞・ラ行五段活用》 ①触れる。ぶち当たる。突き当たる。「ぼやっと・ し・とっ・て・ 電信柱・に・ いきゃたっ・た。」②幅が狭くて通すことができない。つかえる。「壁・に・ いきゃたっ・て・ 箱・を・ 出さ・れ・へん。」③行き止まりになる。通り抜けられない。「道・が・ いきゃたっ・て・ 引き返し・た。」〔⇒いかたる、ゆかたる、ゆきゃたる〕

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2013年3月17日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(71)

「明石日常生活語辞典…い」(7)

いきかた【生き方】《名詞、動詞する》 生きていく姿勢。生活の仕方。「良(え)ー・ 歳・に・ なっ・た・ん・や・から・ のんびりし・た・ いきかたし・たら・ どない・や。」

いきかた【行き方】《名詞》 行くための方法。行くための経路。「駅・まで・の・ いきかた・ 教(おせ)・てんか。」

いきがつまる【息が詰まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①呼吸が苦しくなる。「風邪・ ひー・て・ 喉・が・ 痛(いと)ー・て・ いきがつまる。」②非常に緊張する。「偉い・ 人・が・ ずらーっと・ 並(なろ)ん・どっ・て・や・さかい・ いきがつまっ・た。」

いきき【行き来】《名詞、動詞する》 行くことと来ること。行ったり来たりすること。「三宮・の・ 駅前・は・ 人・の・ いきき・が・ 多い。」

いきぎれ【息切れ】《名詞、動詞する》 呼吸が苦しくなって、はあはあと言うこと。「途中・で・ いきぎれし・ても・て・ 山・の・ てっぺん・まで・ 行か・れ・ず・じまい・や。」

いきさき【行き先】《名詞》 行こうとする目的の場所。「旅行・の・ いきさき・ 決まっ・た・か。」

いきし【行きし】《名詞》 ①行く途中。往路。「いきし・の・ 電車・が・ 事故・で・ 遅れ・た。」②行こうとするとき。「いきし・に・ 鍵・を・ かける。」〔⇒いきしな、いきがけ〕■類語=「いにし」「きし」「もどりし」「しにし」

いきしな【行きしな】《名詞》 ①行く途中。往路。「いきしな・に・ ポスト・に・ 手紙・ 入れ・とい・てんか。」②行こうとするとき。「いきしな・に・ 火の元・を・ 確かめる。」〔⇒いきし、いきがけ〕■類語=「いにしな」「きしな」「もどりしな」「しにしな」

いきすぎ【行き過ぎ】《名詞》 ①止まるべき所を通り過ぎてから止まること。「いきすぎ・の・ 長さ・を・ 測る。」②度を越していること。「こんな・ もん・に・ 五万円・も・ 出す・や・なんて・ ちょっと・ いきすぎ・でっ・せ。」■類語=「しすぎ」

いきすぎる【行き過ぎる】《動詞・ガ行上一段活用》 ①止まるべき所を通り過ぎてから止まる。「電車・が・ 駅・を・ いきすぎ・た。」②通っていってしまう。「郵便局・が・ ある・のに・ 気・が・ つか・んと・ いきすぎ・ても・た。」③度を越す。「お前・の・ 言(ゆ)ー・た・ 言葉・は・ ちょっと・ いきすぎ・とっ・た・ぞ。」

いきする【息する】《動詞・サ行変格活用》 ①呼吸する。「気絶し・とる・だけ・や。いきし・とる・さかい・ べっちょない。」②生きている。「いきし・とる・ 間・に・ うまい・ もん・(を・) 食・とこ。」 

いきちがい【行き違い】《名詞》 ①出会ってもよい状況であったのに、たどった道筋などが異なって出会えないで終わること。滞在時間などが異なって会えないで終わること。「あんたとこ・へ・ 行っ・た・ん・や・けど・ いきちがい・で・ おっ・てや・なかっ・た・なー。」②考えなどが一致しないこと。指示などが徹底しないこと。「話・に・ いきちがい・が・ あっ・て・ この・ 商売〔=商談〕・は・ あか・ん・よーに・ なっ・ても・た。」

いきつぎ【息継ぎ】《名詞、動詞する》 ①呼吸をつなぐこと。出し続けていた息を吸い込むこと。「歌・の・ 途中・で・ いきつぎする。」②仕事の途中などで一休みすること。休憩。「しんどなっ・た・さかい・ ちょっと・ いきつぎ・を・ し・まほ。」〔②⇒いっぷく〕 写真参照
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いきつけ【行き付け】《名詞》 何度も行って、なじんでいること。「いきつけ・の・ 本屋」

いきつける【行き付ける】《動詞・カ行下一段活用》 何度も行って、なじんでいる。「買い物(もん)・は・ いきつけ・た・ 店・が・ しやすい。」

いきづまる【行き詰まる】《動詞・ラ行五段活用》 打つ手がなくなる。どうしたらよいか、わからなくなる。「商売・が・ いきづまる。」

【写真は、休憩することを「いきつぎ」と表現した珈琲店。2007年(平成19年)4月11日、赤穂市内で撮影】

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2013年3月16日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(70)

「明石日常生活語辞典…い」(6)

いかれる《動詞・ラ行下一段活用》 ①先手を打たれる。負ける。してやられる。一杯食わされる。「今度・も・ また・ あいつ・に・ いかれ・ても・た。」②間が抜ける。正気を失う。「女・の・ 人・に・ 夢中に・ なっ・て・ いか・れ・ても・とる。」③被害に遭う。盗まれる。「財布・を・ すり・に・ いかれ・た。」

いかん《動詞+助動詞》⇒「いく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「いかん。うまいこと・ いか・へん。」②弱い。意気地がない。「ひとり・で・ でけ・へん・の・か。いかん・ やつ・や・なー。」③してはいけない。「一人・で・ 遊び・に・ 行っ・たら・ いかん・ぞ。」「こんな・ こと・ し・とっ・たら・ いかん・がな。」■類語=「いかへん」「いきまへん」「いかしまへん」「いきゃん」「いきゃへん」「いきゃせん」「いけへん」

いき【息】《名詞、動詞する》 ①空気を吸ったり吐いたりすること。また、その空気。「寒ー・ なっ・て・ いき・が・ 白なっ・た。」②呼吸。「人間・は・ いきし・とる・ 間・は・ 元気で・ 働き・たい・もん・や。」

いき【粋】《形容動詞や》 あか抜けがしている。素晴らしい。「いきな・ ネクタイ・を・ し・とる。」

いき【行き】《名詞》 行くこと。「いき・は・ よいよいや・けど・ うまいこと・ 戻っ・てこ・れる・やろ・か。」■対語=「かえり」「もどり」

いき【行き】《接尾語》 行く方向。行き先。「今日・は・ どこ・いき・です・か。」「神戸・いき・の・ 電車・に・ 乗る。」

いきあたりばったり【行き当たり場当たり】《形容動詞や》 深く考えないで、その時の思いつきで行動する様子。「いきあたりばったりに・ 勉強し・ても・ 成績・は・ 上がら・へん。」〔⇒いきゃたりばったり、いかたりばったり、ゆきゃたりばったり、ゆかたりばったり〕

いきいき《副詞と、動詞する》 元気があふれている様子。活気がある様子。「行水・を さし・たら・ 元気・が・ 出・て・ いきいきと・ 遊ん・どる。」「いきいきし・た・ 絵ー・を・ 描く。」

いきうめ【生き埋め】《名詞》 生きたまま、土や雪などに埋まること。「豪雨・で・ いきうめ・に・ なっ・た・ 人・が・ ある・ん・や・て。」

いきおい【勢い】《名詞》 ①動くときの強さや速さ。「いきおい・の・ 強い・ 風・で・ 飛ばさ・れ・そーや。」②他を従わせる力。他より抜きんでる力。「いきおい・の・ ある・ 時・は・ 何・でも・ うまく・ いく・ん・や。」〔⇒いきおい〕

いきがあう【息が合う】《動詞・ワア行五段活用》 気持ちや調子が合う。「いきがおー・た・ おもろい・ 漫才・や・なー。」

いきかえり【行き帰り】《名詞》 往復。行きと帰り。「いきかえり・に・ よー・ 出会う・ 人・や・けど・ 名前・は・ まだ・ 知ら・ん・ねん。」

いきかえる【生き返る】《動詞・ラ行五段活用》 もとのように元気になる。死んだような状態から元に戻る。「冷(ちめ)たい・ 水・ 飲ん・だら・ いきかえっ・た・よーな・ 気持ち・に・ なっ・た。」

いきがかり【行きがかり】《名詞》 やりかけた勢い。その場での成り行き。「いきがかり・で・ その・ 仕事・を・ 引き受け・ても・た。」

いき(が)きれる【息(が)切れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①動きすぎて、呼吸が乱れる。息をするのが苦しい。「急な・ 坂・で・ いきがきれ・た。」②力の限界に達する。やっていることが続かない。「一時間・も・ 本・を・ 読ん・だら・ いきがきれ・て・ 眠とー・ なっ・てまう。」〔⇒いき(を)きらす〕

いきがけ【行きがけ】《名詞》 ①行く途中。往路。「いきがけ・は・ 走っ・ていっ・た・けど・ 帰り・は・ 歩い・てき・た。」②行こうとするとき。「いきがけ・に・ 声・を・ かけ・て・ 誘ー・ておくれ・な。」〔⇒いきし、いきしな〕■類語=「いにがけ」「きがけ」「もどりがけ」「しにがけ」

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2013年3月15日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(69)

「明石日常生活語辞典…い」(5)

いかだ【筏】《名詞》 木材を結び合わせて組んで、水に浮かべたもの。「昔・は・ 港・に・ いかだ・が・ ぎょーさん・ 浮い・とっ・た。」「川・を・ いかだ・で・ 下る。」

いがた【鋳型】《名詞》 鋳鉄などをいろんな形のものを作るための型。「いがた・に・ 熔け・た・ 鉄・を・ 流し込む。」

いかたりばったり【行かたり場ったり】《形容動詞や》 深く考えないで、その時の思いつきで行動する様子。「いかたりばったりに・ 聞い・てまわっ・た・けど・ わから・なんだ。」〔⇒いきあたりばったり、いきゃたりばったり、ゆきゃたりばったり、ゆかたりばったり〕

いかたる《動詞・ラ行五段活用》 ①触れる。ぶち当たる。突き当たる。「肩・が・ いかたっ・た・ 言(ゆ)ー・て・ 喧嘩・に・ なっ・た・ん・や・そーや。」②幅が狭くて通すことができない。つかえる。「柱・に・ いかたっ・て・ 動かさ・れ・へん。」③行き止まりになる。通り抜けられない。「留守・に・ いかたっ・て・ あいつ・に・ 会え・なんだ。」◆「ゆき+当たる」がつづまったものであろう。〔⇒いきゃたる、ゆかたる、ゆきゃたる〕

いかつい《形容詞》 ごつごつして、角張っている感じがする。いかめしい。「いかつい・ 肩・を・ し・た・ 人」

いかへん《動詞+助動詞》⇒「いく」の項を参照
①だめだ。うまくいかない。役に立たない。「こんな・ 大きな・ 釘・を・ 抜く・の・に・は・ こんな・ 道具・で・は・ いかへん。」②弱い。意気地がない。「頑張り・が・ いかへん・ やつ・や・なー。」③してはいけない。「信号・を・ 守ら・んと・ いかへん・ぞ。」■類語=「いかん」「いきまへん」「いかしまへん」「いきゃん」「いきゃへん」「いきゃせん」「いけへん」

いかなご【玉筋魚】《名詞》 銀白色で細長く、煮干しや佃煮にする魚。「春・に・ なっ・たら・ いかなご・の・ 釘煮・を・ 作っ・て・ 親戚・に・ 送る。」

いがみあう【歪み合う】《動詞・ワア行五段活用》 互いに憎んで対立する。「兄弟同士・で・ いがみおー・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒ゆがみあう〕

いがみちゃんこ【歪みちゃんこ】《形容動詞や》 形が曲がったりねじれたりしている様子。「鞄・の・ 中・に・ 入れ・とっ・た・ 帽子・が・ いがみちゃんこに・ なっ・とる。」〔⇒ゆがみちゃんこ〕

いがむ【歪む】《動詞・マ行五段活用》 ①形が曲がったりねじれたりする。「定規・を・ 使わ・んと・ 線・を・ 引ー・た・さかいに・ だいぶ・ いがん・だ。」②心持ちが素直でない。心がねじけている。「いがん・だ・ 考え方・を・ せ・ん・よーに・ し・てほしー・ねん。」〔⇒ゆがむ〕■他動詞は「いがめる」

いがめる【歪める】《動詞・マ行下一段活用》 ①曲げたりねじったりして形をおかしくする。「顔・を・ ゆがめ・て・ 泣い・とる。」②心持ちを素直でない方向にし向ける。「子ども・を・ いがめ・て・ 育て・たら・ あかん。」〔⇒ゆがめる〕■自動詞は「いがむ」

いがらい《形容詞》 (食べ物で)喉を刺すような味や臭いや刺激がある。「いがらい・ 芋・や・さかい・ よー・ 煮(た)か・んと・ あか・ん。」「煙草・の・ 煙・が・ いがらい・さかい・ 消し・てくれ。」◆味ではなく、むずがゆさを表す場合は、「はしかい」を使うことがある。〔⇒はしかい〕

いかり【錨】《名詞》 船をとめておくために、海に沈めるおもり。「小(こ)まい・ 舟・でも・ いかり・は・ 一人前・の・ 大きさ・や。」

いかれこれ《形容動詞や》 ①正気を失っている状態。「女・に・ いかれこれに・ なっ・とる。」②不運になっている状態。失敗が続く状態。「何べん・ やっ・ても・ 競馬・は・ いかれこれや。」

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2013年3月14日 (木)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(68)

「明石日常生活語辞典…い」(4)

いおう〔いおー〕【硫黄】《名詞》 火薬、マッチ、ゴムなどを製造するときに原料の一つになっているもので、点火すると青い炎をあげて燃え、独特の臭いのするガスを発する元素。「いおー・の・ 臭い・の・ きつい・ マッチ」〔⇒ゆおう〕

いか【烏賊】《名詞》 十本の足を持ち、墨をはくことがある、海にすむ動物。「いか・の・ 刺身・を・ 食う。」

いか《名詞》 風を利用して空中に高く揚げるために、細い骨組みに紙などを貼って糸をつけて作ったもの。「浜・で・ いか・を・ 揚げる。」◆普通は「たこ」であって、「いか」は、よほどの老人しか使わない。〔⇒たこ〕

いか【以下】《名詞》 ①その数を含んで、それより少ない数。「五十点・より・ いか・の・ 人・に・は・ 宿題・を・ 出す。」②程度や段階が、それより下であること。「小学生・ いか・の・ 考え方・や。」③そこより後ろ。「いか・に・ 日程・を・ 書く・ので・ 忘れ・んで・ください。」■対語=「いじょう」

いが【毬】《名詞》 栗などの実を包んでいる、外側の殻。「いが・を・ むい・て・ 茹でる。」〔⇒いがいが〕

いがい【以外】《名詞》 ①それを含まない、他のもの。「お前ら・ いがい・に・ 誰・も・ おら・へん・の・か。」②その範囲の外側。「この・ ページ・ いがい・から・ 探し・てください。」■対語=「いない」

いがいが【毬々】《名詞》 ①栗などの実を包んでいる、外側の殻。「いがいが・を・ 触っ・たら・ 痛い。」◆「いが」よりも「いがいが」の方が、棘の生々しさを表しているように感じられる。②米や麦の穂の先。「麦・の・ いがいが・が・ 黒ー・ なっ・とる。」〔①⇒いが〕
いがいがする《動詞・サ行変格活用》 喉がむずがゆく感じる。「いがいがし・て・ 食べにくい。」

いかいよう〔いかいよー〕【胃潰瘍】《名詞》 胃の壁の内側がただれる病気。「いかいよー・で・ 調子・が・ 悪い・ねん。」

いかが【如何】《副詞、形容動詞や》 どのようであるか。「お父さん・の・ ご病気・は・ いかが・です・か。」「お茶・ 一杯・ いかがやろ・か。」◆疑問の気持ちや、勧誘の気持ちを、敬意を込めて表す。

いかき《名詞》 笊(ざる)。「かき餅・を・ いかき・に・ 入れ・て・ えんげ〔=縁側〕・に・ 干し・とく。」

いがく【湯がく】《動詞・カ行五段活用》 灰汁をとったり柔らかくしたりするために、熱湯に入れて煮る。「菜っ葉・を・ いがく。」「饂飩・を・ いがく。」〔⇒いでる、ゆがく、ゆでる〕

いかけ【鋳掛け】《名詞・動詞する》 鍋・釜・茶瓶などの壊れたところにハンダを流し込んで修理をすること。「いかけ・屋・が・ 回っ・てき・た。」

いかしまへん《動詞+助動詞+助動詞》⇒「いく」の項、および「します」の項を参照
①だめです。うまくいきません。役に立ちません。「ちょっと・ 頑張っ・た・ぐらい・で・は・ 成功する・よーに・は・ いかしまへん。」②弱いのです。意気地がありません。「この・ 子ー・は・ ひとり・で・は・ 何・も・ いかしまへん・ねん。」③してはいけません。「人・の・ もの・を・ 盗っ・たら・ いかしまへん。」■類語=「いかん」「いかへん」「いきまへん」「いきゃん」「いきゃへん」「いきゃせん」「いけへん」

いかす【生かす】《動詞・サ行五段活用》 ①生きているままにする。「とれとれ・の・ 魚・を・ いかし・た・まま・ 店・に・ 並べる。」②手を加えないで、そのままにしておく。「腹・が・ 立つ・けど・ ちょっと・の・ 間・は・ そのまま・ いかし・とい・たろ。」

いかずごけ【行かず後家】《名詞》 婚期の過ぎた独身女性。嫁に行かないまま歳を取った女性。「わし・の・ 従姉妹・に・ いかずごけ・が・ おる。」

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2013年3月13日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(67)

「明石日常生活語辞典…い」(3)

いいやい〔いーやい〕【言い合い】《名詞、動詞する》 自分の考えなどを曲げないで、互いに言うこと。口喧嘩。「いーやいし・たら・ みっともない。」〔⇒いいあい〕

いいやう〔いーやう〕【言い合う】《動詞・ワア行五段活用》 互いに言う。口喧嘩をする。「二人・が・ いいよー・て・ やかましー・ こと・やっ・た。」〔⇒いいあう〕

いいわけ〔いーわけ〕【言い訳】《名詞、動詞する》 自分が正しいとか、自分に落ち度がないとかを言いたいがために、そのようになった理由を話すこと。弁解。「いーわけする・の・は・ みっともない。」

いいん〔いーん〕【委員】《名詞》 みんなから選ばれて、ある内容について考えたり、決めたり、実際に行ったりする人。「忘年会・の・ いいん・を・ 頼ま・れ・た。」

いいん〔いーん〕《名詞、感動詞、動詞する》 ①歯を閉じた状態にして、唇を開けてそれを見せること。「いーんし・て・ 歯ー・を・ 見せ・てんか。」②顔つきや態度で、いかにも憎らしいという感じを表すこと。歯をむき出したようにして、拒絶する気持ちをあらわすときに発する言葉。歯をむき出したようにして、相手を軽蔑する気持ちをあらわすときに発する言葉。「お前・みたいな・ 者・は・ いいん・や。」◆「いいんや」という言葉は、いやだ、絶交だ、というような意味を持って、形容動詞化しているとも考えられる。〔⇒いい〕

いいんかい〔いーんかい〕【委員会】《名詞》 選ばれたり委嘱されたりした人が集まって、ある内容について考えたり、決めたり、実際に行ったりする会。「運動会・の・ 準備・を・ する・ いいんかい」

いいんちょう〔いーんちょー〕【委員長】《名詞》 ①選ばれたり委嘱されたりした人が集まって、ある内容について考えたり、決めたり、実際に行ったりする会の、その中心になって推進する人。「いいんちょー・に・ なっ・たら・ みんな・に・ 気ー・(を・) 使わ・んなん・よ。」②学級活動の中心になる児童・生徒。「いいんちょー・は・ 選挙・で・ 決める。」〔⇒いんちょう〕

いうてきかす〔ゆうてきかす、ゆーてきかす〕【言うて聞かす】《動詞・サ行五段活用》 よくわかるように言う。納得させるように言う。「ゆーてきかし・たら・ 子ども・でも・ わかっ・てくれる。」◆「いいきかす」は「いい…」と発音するが、「いうてきかす」は「ゆう…」と発音する。〔⇒いいきかす〕

いえ【家】《名詞》 ①人の住む建物。「この・ 辺・は・ 大けな・ いえ・が・ 多い・なー。」②自分の家庭。「いえ・に・ 帰っ・て・から・ 考え・てみ・ます。」③親から子へと続いてきている家族のつながり。家の地位や血筋。「商売し・とる・ いえ」〔⇒ええ。①②⇒うち。③⇒いえがら、ええがら〕

いえ《感動詞》 謙遜する気持ち、受け入れない気持ち、否定する気持ち、などを表す言葉。「いえ・ そんな・ こと・は・ あら・しま・へん。」〔⇒いいえ、いいえな、いえいえ、いえな〕

いえいえ《感動詞》 謙遜する気持ち、受け入れない気持ち、否定する気持ち、などを強く表す言葉。「いえいえ・ 私・は・ そんな・ こと・は・ 言ー・とり・ませ・ん。」〔⇒いいえ、いいえな、いえ、いえな〕

いえがら【家柄】《名詞》 親から子へと続いてきている家族のつながり。家の地位や血筋。「縁談・に・ なっ・たら・ いえがら・も・ 気・に・ なる。」〔⇒いえ、ええ、ええがら〕

いえじゅう〔いえじゅー〕【家中】《名詞》 ①住んでいる建物の全体。「いえじゅー・ 探し・た・けど・ 見つから・なんだ。」②家族みんな。「いえじゅー・ みんな・で・ 大掃除・を・ し・た。」〔⇒ええじゅう。②⇒かないじゅう〕

いえで【家出】《名詞、動詞する》 帰らないつもりで、黙って家を出ること。「思い詰め・て・ いえで・を・ する。」

いえな《感動詞》 謙遜する気持ち、受け入れない気持ち、否定する気持ち、などを表す言葉。「いえな・ 私・が・ 言(ゆ)ー・た・ん・や・おまへん。」◆主として、女性が使う。〔⇒いいえ、いいえな、いえ、いえいえ〕

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2013年3月12日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(66)

「明石日常生活語辞典…い」(2)

いいたいこといい〔いーたいこといー〕【言いたい事言い】《名詞》 言いたいことを思いのままに言うこと。無遠慮に言うこと。言いたいことを思いのままに言う人。無遠慮に言う人。「いーたいこといー・が・ また・ おかしな・ 事・を・ 言(ゆ)ー・とる。」■類語=「したいことしい」

いいたいほうだい〔いーたいほーだい〕【言いたい放題】《形容動詞や》 言葉にまかせて勝手なことを言う様子。「いいたいほーだいの・ こと・を・ 言(ゆ)ー・たら・ 喧嘩・に・ なっ・てまう・ぞ。」◆「口から出放題」という言い方をすることもある。

いいだこ〔いーだこ〕《飯蛸》 腹の中に米粒のような卵を持っている、小さな蛸。「いーだこ・が・ 美味い。」

いいだしべえ〔いーだしべー、いーだしべ〕【言い出し兵衛】《名詞》 はじめて言い出した人。先に口に出した人。「いーだしべー・の・ あんた・が・ 世話人・に・ なっ・たら・ どー・や。」

いいだしべえのこきだしべえ〔いーだしべーのこきだしべー、いーだしべーのこきだしべ〕【言い出し兵衛のこき出し兵衛(屁)】《名詞》 誰かが放屁したという話題を持ちだした人こそが、屁をこいた人だ。(照れ隠しのために、他人になすりつけようとしている。)◆放屁だけでなく、同様の事柄にも使う。「いーだしべーのこきだしべー・が・ 屁ー・(を・) こい・た。」

いいだす〔いーだす〕【言い出す】《動詞・サ行五段活用》 口に出して言う。話題にする。「そんな・ 昔・の・ こと・ いーださ・んとい・て。」

いいつたえ〔いーつたえ〕【言い伝え】《名詞》 昔から語り継がれてきたこと。「この・ お地蔵さん・は・ 何(なん)・ぞ・ いーつたえ・が・ あり・まん・の・か。」

いいなり〔いーなり〕【言いなり】《形容動詞や》 相手の言うとおりになっている様子。言うがままの様子。「年・ とっ・たら・ 嫁はん・の・ いーなり・に・ なっ・とる・の・が・ えー・ねん・で。」

いいにくい〔いーにくい〕【言いにくい】《形容詞》 ①話題として出しにくい。言うのが難しい。「遠慮・も・ せ・んと・ いーにくい・ こと・を・ はっきり・ 言(ゆ)ー・ 人・や・なー。」②発音するのが難しい。「早口言葉・は・ いーにくい・なー。」

いいね〔いーね〕【言い値】《名詞》 売る人が買う人に告げる値段。売る人が一方的につけた値段。「いーね・で・ 買(こ)ー・た・けど・ 結局・は・ 安い・ 買い物・やっ・た。」

いいのう〔いーのー〕【結納】《名詞、動詞する》 結婚の約束のしるしに、互いに金や品物を取り交わすこと。また、その金や品物。「大安・の・ 日・に・ いいのー・を・ 持っ・ていく。」〔⇒ゆいのう〕

いいのこす〔いーのこす〕【言い残す】《動詞・サ行五段活用》 ①全部言わないで残す。「時間・が・ なかっ・た・さかい・ 大事な・ こと・を・ いいのこし・ても・た。」②後に残る人に言い伝えておく。「いーのこし・ていっ・た・ 事・を・ し・とか・なんだら・ 怒り・よる・で。」

いいはる〔いーはる〕【言い張る】《動詞・ラ行五段活用》 いつまでも言い続ける。述べている考えを変えない。「あいつ・は・ いーはっ・て・ ちょっとも・ あと・へ・ 引か・へん。」

いいふらす〔いーふらす〕【言い触らす】《動詞・サ行五段活用》 多くの人に言って回る。「口・が・ 軽ー・て・ 何・でも・ いーふらし・てしまう・ 人・や。」

いいぶん〔いーぶん〕【言い分】《名詞》 言いたいこと。言う人が持っている論理。言う人が持っている権利。「いーぶん・が・ ある・ん・やっ・たら・ みんな・の・ 前・で・ 言ー・なはれ。」

いいや〔いーや〕《感動詞》 受け入れない気持ち、否定する気持ち、などを表す言葉。「いーや・ そんな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・た・ 憶え・は・ あら・へん。」〔⇒いや〕

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2013年3月11日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(65)

「明石日常生活語辞典…い」(1)

い《格助詞》 場所・方向などを表す言葉。「学校(がっこ)・い・ 行く。」「こっち・い・ 来い。」◆共通語で「へ」と表記する語であるが、方言における実際の発音は「い」に近い。

い《副助詞》 意味を強めるために使う言葉。「それ・は・ 何時(いつ)・い・な。」〔⇒やい〕

い〔いー〕【胃】《名詞》 食べたものをこなして消化する内臓。「いっぱい・ 食べ・た・さかい・ いー・が・ 張っ・とる。」〔⇒いぶくろ〕

い〔いー〕【亥】《名詞》 十二支の十二番目の「いのしし」。「いー・の・ 年・の・ 生まれ」

いい〔いー〕《名詞、感動詞、動詞する》 ①歯を閉じた状態にして、唇を開けてそれを見せること。「きれいな・ 歯ー・を・ いーし・て・ 見せる。」②顔つきや態度で、いかにも憎らしいという感じを表すこと。歯をむき出したようにして、拒絶する気持ちをあらわすときに発する言葉。歯をむき出したようにして、相手を軽蔑する気持ちをあらわすときに発する言葉。「いー。欲しー・ 言(ゆ)ー・ても・ やら・へん。」「あんた・なんか・に・は・ 負け・へん。いー。」〔⇒いいん〕 

いいあい〔いーあい〕【言い合い】《名詞、動詞する》 自分の考えなどを曲げないで、互いに言うこと。口喧嘩。「あの・ 夫婦(みょーと)・は・ いーあい・ばっかり・ し・とる。」〔⇒いいやい〕

いいあう〔いーあう〕【言い合う】《動詞・ワア行五段活用》 互いに言う。口喧嘩をする。「大きな・ 声・を・ 出し・て・ いーやわ・んといて・んか。」〔⇒いいやう〕

いいえ〔いーえ〕《感動詞》 謙遜する気持ち、受け入れない気持ち、否定する気持ち、などを表す言葉。「いーえ・ こっち・こそ・ お世話・に・ なり・まし・た。」〔⇒いいえな、いえ、いえいえ、いえな〕

いいえな〔いーえな〕《感動詞》 謙遜する気持ち、受け入れない気持ち、否定する気持ち、などを強く表す言葉。「いーえな・ そんな・ たいそうな・ 物・ 貰わ・れ・へん・がな。」◆主として、女性が使う。〔⇒いいえ、いえ、いえいえ、いえな〕

いいかえす〔いーかえす〕【言い返す】《動詞・サ行五段活用》 相手の言ったことに負けずに言う。口答えをする。「負け・んと・ いーかえし・とっ・たら・ しまい・に・ 喧嘩・に・ なる。」

いいかた〔いーかた〕【言い方】《名詞》 言葉遣い。ものの言いよう。「もの・の・ いーかた・で・ 人間・が・ わかる。」〔⇒しゃべりかた〕

いいかねる〔いーかねる〕【言いかねる】《動詞・ナ行下一段活用》 言いにくいことなので、言えない。「それ・は・ ちょっと・ いーかねる・ん・です。」

いいきかす〔いーきかす〕【言い聞かす】《動詞・サ行五段活用》 よくわかるように言う。納得させるように言う。「子ども・に・は・ ちゃんと・ いーきかし・たら・んと・ 気・が・ 付け・へん・で。」〔⇒いうてきかす〕

いいきる〔いーきる〕【言い切る】《動詞・ラ行五段活用》 はっきり言う。断言する。「絶対・ 合格する・と・ いーきっ・た。」

いいぐさ〔いーぐさ〕【言いぐさ】《名詞》 ものの言い方。言い訳。「偉そーな・ あの・ いーぐさ・が・ 気・に・ 入ら・ん。」◆理屈っぽい言い方や、目上に向かっての反論などを指して言うことが多い。

いいごん〔いーごん〕【遺言】《名詞、動詞する》 死ぬときに言い残すこと。また、その言葉。「兄弟・ 仲良ー・ しい・や・と・ゆー・の・が・ 父親・の・ いーごん・やっ・た。」〔⇒ゆいごん〕

いいそこない〔いーそこない、いーぞこない〕【言い損ない】《名詞》  間違えて口にした言葉。言い誤り。「いーそこない・を・ し・たら・ じきに・ 言い直さ・んと・ あか・ん。」

いいそこなう〔いーそこなう、いーぞこなう〕【言い損なう】《動詞・ワア行五段活用》 間違えて口にする。言い誤る。「舌・を・ かん・で・ いーそこなっ・た。」

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2013年3月10日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(64)

「明石日常生活語辞典…あ」(52)

あんのう〔あんのー、あんの〕《感動詞》 呼びかけたり、言葉を少しためらったりするときに使う言葉。「あんのー・ お前・の・ 考え・が・ 間違(まちご)ー・とる・と・は・ 言(ゆ)ー・とら・へん・ね・や。」◆少しぞんざいな言い方である。〔⇒あののう〕

あんのじょう〔あんのじょー〕【案の定】《副詞》 思ったとおり。予想・推測などをしていたとおり。「あんまり・ 勉強・を・ せー・へん・ 子・やっ・た・から・ あんのじょー・ 試験・に・ 落ち・ても・た。」〔⇒あんじょう〕

あんばい【塩梅・案配】《名詞、動詞する》 体や物事の具合。体や物事の加減。程度。「良(え)ー・ あんばい・に・ 雨・が・ 止ん・でき・た。」「機械・の・ あんばい・が・ 悪ー・て・ とまっ・ても・た。」

あんばい【塩梅・案配】《副詞に・と》 すっかり。うまく。まんまと。「あんばい・ 騙さ・れ・ても・た。」〔⇒あんばいよう〕

あんばいよう〔あんばいよー〕【塩梅良う・案配良う】《副詞に》 すっかり。うまく。まんまと。「あんばいよー・ 合格し・た。」「あんばいよー・ 話・に・ 乗せ・られ・ても・た。」〔⇒あんばい〕

あんぱん【餡パン(パンはポルトガル語に由来)】《名詞》 小豆などを煮て砂糖を入れて練ったものが入っているパン。「あんぱん・も・ ジャムぱん・も・ どっち・も・ 好きや。」

あんぽんたん《名詞、形容動詞や》 馬鹿者。馬鹿な状態。「そんな・ あんぽんたんな・ こと・ し・たら・ あか・ん。」◆相手をののしって言う言葉であるが、相手に対する腹立たしさは軽い。〔⇒あんぽんたんのはなくそ〕

あんぽんたんのはなくそ【あんぽんたんの鼻糞】《名詞、形容動詞や》 馬鹿者。馬鹿な状態。「また・ 同じ・ こと・を・ し・とる・ん・か、この・ あんぽんたんのはなくそ。」〔⇒あんぽんたん〕

あんまく【暗幕】《名詞》 部屋などを暗くするための黒い布。「あんまく・を・ 閉め・て・ 学芸会・の・ 劇・が・ 始まっ・た。」

あんまし《副詞》 ①とりたてて言うほど。さほどに。「あんまし・ 気乗り・が・ し・まへ・ん・なー。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。②過度に。たいへん。「あんまし・ 期待せ・ん・ 方・が・ 良(え)ー・やろ。」「あんまし・ しんどい・さかい・ 昨日・は・ 会社・ 休ん・でん。」〔⇒あまし、あまり、あんまり。①⇒たいして〕

あんまし《形容動詞や》 ひどく度をこしている様子。常識はずれである様子。無茶である様子。「それ・は・ ちょっと・ あんましな・ 話・や・なー。」〔⇒あんまり〕

あんまり《副詞》 ①とりたてて言うほど。さほどに。「あんまり・ 嬉しー・ 話・でも・ あら・へん。」「あんまり・ 難し・なかっ・た・よ。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。②過度に。たいへん。「あんまり・ 調子・に・ 乗っ・たら・ 人・に・ 笑わ・れる・ぞ。」「あんまり・ えげつない・ こと・を・ し・たら・ あか・ん。」〔⇒あまし、あまり、あんまし。①⇒たいして〕

あんまり《形容動詞や》 ひどく度をこしている様子。常識はずれである様子。無茶である様子。「あんまりな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・て・ 人・を・ 困らせ・んとい・て。」〔⇒あんまし〕

あんまん【餡饅】《名詞》 小豆などを煮て砂糖を入れて練ったものが入っている饅頭。「ほかほかの・ あんまん・を・ 頬張(ほば)る。」

あんよ《名詞、動詞する》 ①足。「あんよ・に・ 泥・が・ つい・とる。」②小さな子どもが歩くこと。「あんよ・が・ でける・よーに・ なっ・た。」◆幼児語。〔⇒あいや、あいよ〕

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2013年3月 9日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(63)

「明石日常生活語辞典…あ」(51)

あんだけ《副詞》 あれほど。あんなに。あれほどまでに。「あんだけ・ 注意し・た・のに・ いっこも・ 守っ・てくれ・へん。」〔⇒あんだけだけ〕■類語=「こんだけ」「そんだけ」「どんだけ」

あんだけ《名詞+助詞》 わずかな量。あれぐらいの量。「たった・ あんだけ・しか・ くれ・へん・ねん。」〔⇒あんだけだけ〕■類語=「こんだけ」「そんだけ」「どんだけ」

あんだけだけ《副詞》 あれほどまでに。「気ーつけー・ゆーて・ あんだけだけ・ 教え・たっ・た・のに・ 失敗し・た・ん・かいな。」◆「あんだけ」よりも強調する気持ちが強い。〔⇒あんだけ〕■類語=「こんだけだけ」「そんだけだけ」「どんだけだけ」

あんだけだけ《名詞+助詞+助詞》 わずかな量。あれぐらいの量。「あんだけだけ・で・ 二千円・も・ する・さかい・ びっくりし・た。」◆「あんだけ」よりも強調する気持ちが強い。〔⇒あんだけ〕■類語=「こんだけだけ」「そんだけだけ」「どんだけだけ」

あんたとこ【あんた所】《名詞》 ①あなたの家。「あんたとこ・は・ 二階建て・や・なー。」②あなたの家庭。「あんたとこ・は・ 晩ご飯・ 何時・です・か。」◆親しみを込めた言い方であるが、上品な感じはしない言葉である。目上の人には使いにくい。◆自分の場合は、「うちとこ」「うっとこ」と言う。〔⇒あんたねえ〕      

あんたね〔あんたねー〕【あんた家】《名詞》 ①あなたの家。「あんたねー・は・ 庭・が・ 広い。」②あなたの家庭。「あんたねー・は・ 子ども・が・ みんな・ よー・ でけ・て・や・なー。」◆親しみを込めた言い方であるが、上品な感じはしない言葉である。目上の人には使いにくい。◆自分の場合は、「うちねえ」と言う。〔⇒あんたとこ〕

あんたはん《名詞》 相手を指して言う言葉。「あんたはん・は・ どこ・から・ 来・て・やっ・た・ん。」◆敬意を込めた言い方である。〔⇒おまはん、おたく、あんた〕

あんていしょ〔あんてーしょ〕【安定所】《名詞》 職業紹介や雇用保険についての業務などを行っているところ。職業安定所。ハローワーク。「あんていしょ・で・ 仕事・を・ 見つける。」

あんどん〔あんどー、あんど〕【行灯】《名詞》 木や竹の枠に紙を貼って、中に火をともす道具。「盆・は・ あんどん・ 持っ・て・ 毎晩・ 墓参りする・ん・が・ ここらへん・の・ 風習・なん・や。」「ぐるり・に・ あんど・を・ 掛け・て・ 盆踊り・を・ する。」  写真参照
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あんな《連体詞》 あのような。「あんな・ おかしな・ 話・は・ あら・へん。」〔⇒あないな〕■類語=「こんな」「そんな」「どんな」

あんなあ〔あんなー、あんな〕《感動詞》 呼びかけたり、言葉を少しためらったりするときに使う言葉。「あんなー・ ちょっと・ 私・の・ 話・を・ 聞い・てんか。」〔⇒あのなあ〕

あんない【案内】《名詞、動詞する》 ①道や場所を教えて、そこに連れていくこと。「その・ 家・やっ・たら・ あんないし・てあげ・まっ・さ。」②取り次ぐこと。「社長さん・に・ あんないし・てくれ・へん・か。」③知らせること。「自治会総会・の・ あんない・が・ 来・とる。」

あんなり《副詞》 あの状態のままで。あの時のままで。「あんなり・ 忘れ・てしも・とっ・た。」■類語=「こんなり」「そんなり」

あんなん《名詞》 あのようなもの。あのようなこと。「あんなん・ 高ー・て・ 買わ・れ・へん。」「あんなん・は・ 違反・や・ぜ。」■類語=「こんなん」「そんなん」「どんなん」

【写真は、8月13日から15日までの夕刻に、墓にかける「あんどん」。1999年(平成11年)8月13日、明石市大久保町西島で撮影】

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2013年3月 8日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(62)

「明石日常生活語辞典…あ」(50)

あんき【暗記】《名詞、動詞する》 書いたものを見ないで、そらで覚えること。「掛け算・の・ 九九・を・ あんきする。」

あんこ【餡こ】《名詞》 ①小豆などを煮て、砂糖を入れて練ったもの。「さつまいも・でも・ あんこ・は・ でける。」②饅頭などの中に入れるもの。「あんこ・の・ 入っ・た・ 豚まん」〔⇒あん、あんころ〕

あんごう〔あんごー〕【暗号】《名詞》 仲間だけにわかるように決めた、秘密の文字・数字・記号など。「二人・だけ・の・ あんごー・を・ 決め・とこ・か。」

あんころ【餡ころ】《名詞》 ①餡の入った餅。餡で包んだ餅。「お土産・に・ あんころ・を・ 買う。」②小豆などを煮て、砂糖を入れて練ったもの。「中・の・ あんころ・だけ・を・ 食べる。」〔①⇒あんころもち。②⇒あん、あんこ〕

あんころもち【餡ころ餅】《名詞》 餡の入った餅。「花見・に・ あんころもち・を・ 持っ・ていく。」〔⇒あんころ〕

あんさん《名詞》 あなた様。「あんさん・と・は・ どこ・か・で・ 会ー・た・ こと・が・ あり・ます・なー。」〔⇒おうち、おたく〕

あんざん【安産】《名詞》 無事に子を産むこと。「双子・やっ・た・けど・ あんざん・やっ・た・そーや。」

あんざん【暗算】《名詞、動詞する》 紙や算盤などを使わないで、頭の中だけでする計算。「あんざんし・て・ 間違え・ても・た。」

あんしょう〔あんしょー〕【暗誦】《名詞、動詞する》 書いたものを見ないで、そらで言うこと。または、そらで覚えていること。「国語・の・ 時間・に・は・ よー・ あんしょー・を・ させ・られ・た・なー。」

あんじょう〔あんじょー〕《副詞、動詞する》 ①うまく。具合よく。都合よく。「あんじょー・ 合格・が・ でき・まし・てん。」「喧嘩・に・ なら・ん・よーに・ あんじょーし・て・ 分け・てください。」②十分に。きちんと。「あんじょー・ わかる・よーに・ 説明し・てー・な。」③すっかり。まったく。うまうまと。「信用し・とっ・たら・ あんじょー・ だまさ・れ・ても・た。」④体裁良く。丁寧に。「ほどけ・ん・よーに・ あんじょー・ くくっ・ておくれ・よ。」〔⇒あんばいよう、がいよう〕

あんじょう〔あんじょー〕【案定】《副詞》 思ったとおり。予想・推測などをしていたとおり。「今日・は・ あんじょー・ 雨・に・ なっ・ても・た。」〔⇒あんのじょう〕

あんじる《動詞・ザ行上一段活用》 心配する。気にかける。「電車・が・ 止まっ・とる・と・ 言(ゆ)ー・さかい・ あんじ・とっ・た・ん・や。」

あんしん【安心】《形容動詞、動詞する》 心配しなくてよいこと。ほっとすること。「台風・が・ 逸れ・た・から・ あんしんや。」

あんする〔あーんする〕《動詞・サ行変格活用》 ①神や仏を拝む。「手・を・ 合わし・て・ 仏さん・に・ あんする・ねん・で。」②お辞儀をする。「知っ・た・ 人・に・ 逢(お)ー・たら・ あーんし・なはれ・よ。」◆幼児語。〔⇒あんあんする〕

あんせい〔あんせー〕【安静】《名詞、動詞する》 静かにして、体を休めること。「病院・で・ あんせー・に・ し・とっ・てん・けど・ ほんまに・ 退屈やっ・た。」

あんぜん【安全】《名詞》 危なくないこと。「家内あんぜん・を・ 祈る。」「交通あんぜん」

あんた《名詞》 相手を指して言う言葉。「あんた・ 早(は)よ・ 行き・なはれ。」
◆親しみを込めた言い方であるが、上品な感じはしない言葉である。目上の人には使いにくい。〔⇒おたく、おまはん、あんたはん〕

あんだけ【有んだけ】《名詞》 あるものすべて。全部。「あんだけ・ みんな・ 買(こ)ー・てき・た。」◆「あんだけ・ 全部」とか「あんだけ・ みんな」というような言い方をすることが多い。〔⇒あるだけ〕

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2013年3月 7日 (木)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(61)

「明石日常生活語辞典…あ」(49)

あわせ【袷】《名詞》 裏地を付けた和服。「秋・に・ なっ・た・ので・ あわせ・に・ 着替える。」

あわせる【合わせる】《動詞・サ行下一段活用》  ①足して一つのものにする。「二つ・の・ 袋・の・ 中味・を・ あわせ・て・ 一つ・の・ 大きな・ 袋・に・ 入れる。」②揃えて同じにする。「端・を・ あわせ・て・ 二つ・に・ 折る。」③正しいかどうか調べる。「二人・の・ 答え・を・ あわせ・てみる。」④酒などを使って渋柿の渋みを取り去る。「柿・を・ 大きな・ 瓶・の・ 中・に・ 入れ・て・ あわせる。」〔⇒あわす〕■自動詞は「あわさる」

あわせる【会わせる】《動詞・サ行下一段活用》 面会させる。「死ん・だ・ 親父・に・ 一目・だけ・でも・ あわせ・てほしー。」

あわて【慌て】《名詞》 ①落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あわて・や・さかい・ 定期・を・ 忘れ・てき・た。」「あんた・は・ あわて・や・さかい・ よー・ 気いつけ・なはれ・よ。」②不意をつかれて落ち着きを失うこと。うろたえること。まごつくこと。「あわて・を・ せ・ん・よーに・ 落ち着け。」「家・を・ 出る・ 前・に・ あわて・を・ し・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒あばて。①⇒あばてがみ、あわてがみ、あばてもん、あわてもん、あばてんぼう、あわてんぼう〕

あわてがみ【慌てがみ】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あんた・は・ あわてがみ・や・けど・ 落ち着き・なはれ。」「あわてがみで・ よー・ 忘れ物・を・ する・ 人・や・なー。」〔⇒あわて、あばて、あばてがみ、あばてもん、あわてもん、あばてんぼう、あわてんぼう〕

あわてもん【慌て者】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あんた・みたいな・ あわてもん・は・ 困る・なー。」〔⇒あわて、あばて、あばてがみ、あわてがみ、あばてもん、あばてんぼう、あわてんぼう〕

あわてる【慌てる】《動詞・タ行下一段活用》 ①不意をつかれて落ち着きを失う。驚いてまごまごする。「地震・が・ 起き・て・ あわて・た。」「あわて・て・ 戸締まり・を・ 確かめ・なんだ。」②ひどく急ぐ。「締め切り・の・ 日ー・を・ 思い出し・て・ あわて・た。」「あわて・たら・ 五分・で・ でけ・た。」〔⇒あばてる〕

あわてんぼう〔あわてんぼー、あわてんぼ〕【慌てん坊】《名詞》 落ち着きを失った人。まごついている人。そそっかしい人。「あわてんぼ・を・ ちょっと・は・ 改め・なはれ。」〔⇒あわて、あばて、あばてがみ、あわてがみ、あばてもん、あわてもん、あばてんぼう〕

あわれ【哀れ】《形容動詞や》 可哀想な様子。惨めな様子。「腹・が・ 減っ・た・よーな・ あわれな・ 声・を・ 出し・とる。」

あん【餡】《名詞》 ①小豆などを煮て、砂糖を入れて練ったもの。「回転焼き・の・ 甘い・ あん」②饅頭などの中に入れるもの。「中・の・ あん・が・ 見え・とる。」〔⇒あんこ、あんころ〕

あん【案】《名詞》 あらかじめ練る計画や考え。「祭り・を・ 盛り上げる・ あん・を・ 考える。」「何・ぞ・ 良(え)ー・ あん・は・ あら・へん・か。」

あん〔あーん〕《感動詞、動詞する》 ①神や仏を拝むときに言う言葉。「まんまんちゃん・ あーん。」②口を大きく開けたときに、思わず出る声。「口・を・ あーんし・てください。」

あんあん〔あーんあーん〕《感動詞》 大きな声で泣く、その声。「ちょっと・ 怒っ・た・だけ・や・のに・ あんあん・と・ 泣か・れ・て・ 困っ・とる・ねん。」

あんあんする《動詞・サ行変格活用》 ①神や仏を拝む。「まんまんちゃん〔=仏様〕・に・ あんあんし・なさい。」②お辞儀をする。「隣・の・ おじちゃん・に・ あんあんし・て・ 賢い・ 子・や。」◆幼児語。〔⇒あんする〕

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2013年3月 6日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(60)

「明石日常生活語辞典…あ」(48)

あるもん【有る物】《名詞》 ちょうど、その場にあるもの。特に整えたのではないもの。「弁当・は・ あるもん・ 詰め・とい・てくれ・たら・ 良(え)ー・ぞ。」〔⇒ありあわせ〕

あれ【荒れ】《名詞》 荒れていること。「手ー・の・ 荒れ」

あれ《代名詞》 ①空間的に離れているものを指す言葉。「あれ・が・ 淡路島・や。」②時間的に離れている頃を指す言葉。「早い・もん・で・ あれ・から・ もー・ 十年・も・ 経っ・た。」③目下の人を指す言葉。「あれ・は・ もーじき・ 来る・はず・や。」〔⇒あい〕■類語=「これ」「それ」「どれ」

あれ〔あれー〕《感動詞》 驚いたときや、気付いたときなどに口をついて出る言葉。「あれー。あんた・ いつ・の・ 間・に・ 来・とっ・た・ん。」

あれへん【有れへん】《動詞+助動詞》 ない。「財布・を・ 忘れ・て・ 金・が・ あれ・へん・ねん。」「わし・が・ 言(ゆ)ー・た・ん・や・ あれへん・がな。」◆存在しないという意味の他に、打ち消しを表すこともある。〔⇒あらへん〕

あれやこれや《名詞》 いろいろなことが重なること。重なったいろいろなこと。「年末・は・ あれやこれや・が・ あっ・て・ 落ち着か・へん。」

あれやらこれやら《名詞》 いろいろなことが重なること。重なったいろいろなこと。「あれやらこれやら・で・ 費用・が・ やっと・ 要る・ん・や。」

あれる【荒れる】《動詞・ラ行下一段活用》  ①風や雨がひどくなる。「お盆・が・ 済ん・だら・ 海・が・ あれる・さかい・ 泳ぎ・に・ 行っ・たら・ あか・ん。」②乱暴なことをする。手が付けられないようになる。「若い・ 時・は・ だいぶ・ あれ・とっ・てん。」③手入れをしないことによって、汚くなる。「空き家・に・ なっ・て・ 庭・が・ あれる。」④滑らかでなくなる。「手ー・が・ あれる。」■他動詞は「あらす」

あれれ〔あれれー〕《感動詞》 驚いたとき、疑問に思ったとき、不安になったときなどに出る言葉。「あれれー・ 停電・に・ なっ・た。」

あわ【泡】《名詞》 液体の中に空気が入って、丸くふくれた玉。「石鹸・の・ あわ」「蟹・の・ あわ」〔⇒あぶく〕

あわ【粟】《名詞》 秋に、穂のような小さな実がなる植物。「あわ・で・ でけ・た・ おこし」

あわおこし【粟おこし】《名詞》 餅米または粟を蒸して砂糖を加えて固めたものを、平らに延ばして長方形に切った菓子。「おわおこし・を・ 土産・に・ する。」

あわさる【合わさる】《動詞・ラ行五段活用》 二つ以上のものが一緒になる。「道・が・ あわさっ・とる・ 場所」■他動詞は「あわす」「あわせる」

あわし【合わし】《名詞》  酒などを使って渋みを取り去った柿。「渋柿・や・さかい・ あわし・に・ する。」〔⇒あわしがき〕

あわしがき【合わし柿】《名詞》  酒などを使って渋みを取り去った柿。「あわしがき・に・ し・たら・ 甘(あも)ー・ なっ・た。」〔⇒あわし〕

あわしめ〔あわしめー〕【合わし目】《名詞》  二つ以上のものを合わせた部分。「畳・の・ あわしめ・を・ 踏む・な。」〔⇒あわせめ〕

あわす【合わす】《動詞・サ行五段活用》  ①足して一つのものにする。「朝・から・ 来・た・ 人・を・ 全部・ あわし・たら・ 十人・を・ 超える。」「三・と・ 六・を・ 合わす。」②揃えて同じにする。「時計・を・ あわす。」③正しいかどうか調べる。「答え・を・ あわす。」④酒などを使って渋柿の渋みを取り去る。「柿・を・ あわし・て・ 食う。」〔⇒あわせる〕■自動詞は「あわさる」

あわす【会わす】《動詞・サ行五段活用》 ①面会させる。「仕事中・やっ・た・さかい・ あわし・てくれ・へん・ねん。」②受けさせる。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ えらい・ めー・に・ あわし・たっ・た。」■自動詞は「あう」

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2013年3月 5日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(59)

「明石日常生活語辞典…あ」(47)

ありさま【有様】《名詞》 ものごとの状態や様子。「こんな・ 恥ずかしー・ ありさま・に・ なっ・てしも・た。」

ありつく《動詞・カ行五段活用》 求めていたものにたどり着く。求めていたものが手に入る。「仕事・が・ 長引い・て・ やっと・ 一時半・に・ 昼飯・に・ ありつい・た。」

ありのまま【有りの儘】《名詞・形容動詞や》 隠したり飾ったりせずに、本来の姿であること。「正直に・ ありのまま・を・ 答え・たら・ えー・ねん。」「ありのままに・ 言(ゆ)ー・た・さかい・ こらえ・てくれ・た。」

ありふれた《連体詞》 珍しくない。どこにでもある。「ありふれた・ 茶碗・や・けど・ 値・が・ 高かっ・た。」

ありゃ〔ありゃー〕《感動詞》 失敗したときなどに思わず口に出る言葉。しまった。「ありゃー・ 困っ・た・なー。定期・を・ 忘れ・た。」〔⇒あちゃ〕

ありゃ《名詞+助詞》 「あれ・は」が合わさった発音。あのものは。あのときは。「ありゃ・ 何・の・ こと・を・ 言(ゆ)ー・とる・ん・やろ。」■類語=「こりゃ」「そりゃ」「どりゃ」

ありんこ《名詞》 土の中などに巣を作る、小さな昆虫。「畳・の・ 上・を・ ありんこ・が・ 這(ほ)ー・とる。」◆幼児語。

ある【有る・在る】《動詞・ラ行五段活用》 ①存在する。位置する。「海・の・ 向こー・に・ 島・が・ ある。」②持っている。「ふところ・に・ 大金・が・ ある。」③行われる。予定されている。「今度・の・ 日曜日・に・ 運動会・が・ ある。」

ある【或】《連体詞》 はっきりしないものを指して言う言葉。はっきりさせたくないものを、ぼかして言う言葉。「困っ・とっ・たら・ ある・ 人・が・ 金・を・ 貸し・てくれ・まし・てん。」

あるき【歩き】《名詞》 役場や地区などからの配布物を届けたり、使い走りなどをする人。地区の中で連絡事項などをふれてまわる用務員。「あるき・さん・が・ 触れ・てまーる。」

あるきあるき《副詞》 歩きながら。「あるきあるき・ 煙草・を・ 吸ー・たら・ あか・ん。」

あるく【歩く】《動詞・カ行五段活用》 ①足を動かして進む。「一日・に・ 一万歩・ あるく・よーに・ し・てます・ねん。」②動き回る。「毎日・ セールス・に・ あるい・て・ます・ねん。」

あるく《補助動詞・カ行五段活用》 してまわる。あちらこちらで…する。「探しあるく」「飲みあるく」「触れあるく」「聞きあるく(聞っきゃるく、という発音にもなる。)」〔⇒やるく〕

アルコール〔あるこーる〕【英語=alcohol】《名詞》 ①消毒などにも使う、燃えやすい液体。「怪我し・た・ ところ・を・ あるこーる・で・ 消毒する。」②酒類。「あるこーる・ 飲み過ぎ・たら・ 体・を・ いわす・ぞ。」

あるだけ【有るだけ】《名詞》 あるものすべて。全部。「財布・の・ 中・の・ あるだけ・ 出し・た・けど・ 足ら・なんだ。」◆「あるだけ・ 全部」とか「あるだけ・ みんな」というような言い方をすることが多い。〔⇒あんだけ〕

アルバイト〔あるばいと〕【ドイツ語=Arbeit】《名詞、動詞する》 本来の仕事以外にする仕事。学生などが収入を得るためにする仕事。「学生時代・は・ 家庭教師・の・ あるばいと・を・ し・とっ・た。」〔⇒バイト〕

アルバム〔あるばむ〕【英語=album】《名詞》 写真などを貼って保存しておく帳面。写真帳。「卒業・の・ 時・の・ あるばむ」

アルミ〔あるみ〕【英語=aluminiumの略】《名詞》 銀色の、軽くて錆びにくい金属。アルミニウム。「日本・で・ いっちゃん・ 初め・に・ あるみ・の・ 電車・を・ 作っ・た・ん・は・ 山陽電車・やっ・てん。」「あるみ・の・ 一円玉・は・ 水・に・ 浮く。」

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2013年3月 4日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(58)

「明石日常生活語辞典…あ」(46)

あらまし《名詞、副詞》 ①ほぼ全体。大まかな全体。「今日・の・ 寄り合い・は・ あらまし・の・ 人・が・ 来・てくれ・た。」②おおよそ全体に。大まかに。「夜店・を・ あらまし・ 見て回っ・た。」〔⇒あらかた、たいがい〕

あらもんや【荒物屋】《名詞》 日用品や台所道具などを売っている店。「あらもんや・で・ 徳利・を・ 買う。」

あられ【霰】《名詞》 空中の水蒸気が冷やされて、小さな氷の塊となって落ちてくるもの。「昼から・は・ 寒ーなっ・て・ あられ・が・ 降っ・た。」

あられ《名詞》 餅を小さく賽の目に切って、煎ったり揚げたりして味を付けた菓子。「ビール・の・ つまみ・に・ あられ・を・ 食う。」

あらわす【現す】《動詞・サ行五段活用》 隠れたり見えなかったりしたものが姿形などを見せてくる。「大けな・ 犬・が・ 姿・を・ あらわし・た。」■自動詞は「あらわれる」

あらわれ【現れ・表れ】《名詞》 ①隠れたり見えなかったりしていたものの姿形などが見えるようになること。「何・の・ あらわれ・か・ わから・ん・けど・ 黒い・ 雲・が・ 出・てき・て・ 気持ち・が・ 悪かっ・た。」②気持ちなどが表面に出ること。「勉強し・よう・と・ゆー・ 気持ち・の・あらわれ・やっ・たら・ えー・ねん・けど・なー。」

あらわれる【現れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①隠れたり見えなかったりしたものの姿形などが見えるようになる。「川・の・ 水・が・ 減っ・て・ 底・が・ あらわれ・た。」②人前に出てくる。「半年・ぶり・に・ あらわれ・た。」■他動詞は「あらわす」

あり【蟻】《名詞》 土の中などに巣を作る、小さな昆虫。「あり・が・ 砂糖・に・ たかっ・とる。」

あり【有り】《名詞》 ①あること。行うこと。「運動会・は・ 小雨・やっ・たら・ あり・や。」②あってもよいこと。認められること。「そんな・ いしこい・ こと・ あり・か。」

ありあまる【有り余る】《動詞・ラ行五段活用》 多すぎるほどある。「今年・は・ 野菜・が・ よー・ 採れ・て・ ありあまっ・とる・さかい・ 近所・に・ 分け・たげ・よー。」

ありあわせ【有り合わせ】《名詞》 ちょうど、その場にあるもの。特に整えたのではないもの。「ありあわせ・の・ もん・しか・ あり・まへ・ん・けど・ 食べ・てください。」「ありあわせ・の・ もん・で・ 昼飯・(を・) 済まし・た。」「ありあわせ・の・ 紙・に・ サインし・てもらう。」◆とりわけ、食べ物について言うことが多い。〔⇒あるもん〕

ありがたい【有り難い】《形容詞》 ①もったいない。尊い。「ありがたい・ お経・を・ 聞く。」②感謝したい気持ちだ。「車・で・ 送っ・てもろ・て・ ありがたい・ こと・や。」

ありがためいわく〔ありがためーわく〕【有り難迷惑】《名詞、形容動詞や、動詞する。》 有り難いようで、かえって困ること。「いっぺん・に・ あっちこっち・から 野菜・を・ もろ・て・ ありがためーわくし・とる。」

ありがとう〔ありがとー〕【有り難う】《感動詞》 お礼を言うときの言葉。「気ー・を・ 使(つこ)・てくれ・て・ ありがとー。」

ありがね【有り金】《名詞》 手元にあるお金。財産のすべて。「ありがね・ はたい・ても・ 買わ・れ・へん。」

ありきたり【有りきたり】《形容動詞や》 ありふれている様子。どこにでもあるような様子。従来のままであるような様子。「ありきたり・の・ 物・です・けど・ 食べ・てください・な。」「ありきたり・の・ もの・を・ 作っ・た・ん・では・ 誰・も・ 買(こ)ー・てくれ・へん。」

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2013年3月 3日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(57)

「明石日常生活語辞典…あ」(45)

あら《名詞+助詞》 「あれ・は」が合わさってできた言葉。「あら・ 何・ し・とる・ 人・や。」「あら・ 前・から・ わかっ・とっ・た・ 話・や。」

あらい【荒い】《形容詞》 ①勢いが激しい。「あらい・ 風・が・ 吹い・とる。」②乱暴である。「もの・の・ 言い方・が・ あらい。」「気・の・ あらい・ 人・は・ 困り・ます・なー。」

あらい【粗い】《形容詞》 ①隙間などが大きい。「目ー・の・ あらい・ 網」②大雑把である。「あらい・ 仕事・を・ し・たら・ あか・ん。」

あらいはり【洗い張り】《名詞、動詞する》 着物などにしていた布の縫い目をほどいて、洗って板に張って干すこと。「あらいはり・を・ し・て・ 板・に・ 張っ・て・ 乾かす。」

あらいや【洗い屋】《名詞》 洗濯やクリーニングをしてくれる店。「祭り・の・ はっぴ・を・ あらいや・で・ きれいに・ し・てもらう。」

あらう【洗う】《動詞・ワア行五段活用》 水・湯などで汚れを落とす。「ごみ・が・ 入っ・た・さかい・ 目ー・・を・ あらう。」「炊く・ 前・に・ 米・を・ あろー・とく。」

あらかた《名詞、副詞》 ①ほぼ全体。大まかな全体。「掃除・の・ あらかた・は・ 済ん・だ。」②おおよそ全体に。大まかに。「もー・ これ・で・ あらかた・ 掃除・は・ 終わっ・た・ぞ。」〔⇒あらまし、たいがい〕

あらき《名詞》 間のあき具合。差。隔たり。「あっち・の・ 店・と・は・ 品物・の・ 値ー・に・ だいぶ・ あらき・が・ ある・なー。」

あらく《動詞・カ行五段活用》 ①間があいている。差が生じる。隔たっている。「あの・ 夫婦(みょーと)・は・ 歳・が・ あらい・とる。」「一着・と・ 二着・は・ だいぶ・ あらい・て・ ゴールし・た。」②まとまっていたものが、ばらばらになる。「雲・が・ あらい・て・ 陽ー・が・ 射し・てき・た。」■他動詞は「あらける」。

あらくたい【荒くたい】《形容詞》 粗雑である。乱暴である。正確さや精密さに欠ける。「あらくたい・ 運転・や・さかい・ 冷や冷やし・ながら・ 乗せ・てもろ・とっ・た。」「あらくたい・ 掃除する・さかい・ まだ・ ごみ・が・ 残っ・とる。」「気ー・の・ あらくたい・ 男」「あらくたい・ 計算・を・ し・とる・さかい・ やり直さ・な・ あか・ん。」〔⇒あらっぽい〕

あらける《動詞・カ行下一段活用》 ①間をあける。間があく。差を付ける。隔たりが生じる。「五センチ・ほど・ずつ・ あらけ・て・ 苗・を・ 植える。」「後ろ・の・ 人・を・ ごっつい・ あらけ・て・ ゴール・に・ 入っ・た。」②まとまっていたものを、ばらばらにする。「一人一人・が・ あらけ・て・ ラジオ体操・を・ する。」■自動詞は「あらく」。

あらさがし【あら探し】《名詞、動詞する》 人の欠点や失敗を探し出すこと。「あんまり・ 人・の・  あらさがし・を・ し・たら・ 嫌わ・れる・ぞ。」

あらし【嵐】《名詞》 激しい雨風。「台風・が・ 通り過ぎ・て・ あらし・が・ おさまっ・た。」
あらす【荒らす】《動詞・サ行五段活用》  ①乱暴に散らかす。壊す。「畑・を・ 猪・が・ あらす。」②泥棒をする。盗む。「留守・の・ 間・に・ 家・を・ あらさ・れ・た。」■自動詞は「あれる」

あらっぽい【荒っぽい】《形容詞》 粗雑である。乱暴である。正確さや精密さに欠ける。「あらっぽい・ 計算・を・ する・さかい・ 間違い・が・ ぎょーさん・ ある。」「あらっぽい・ ペンキ・の・ 塗り方・で・ 汚い。」〔⇒あらくたい〕

あらへん【有らへん】《動詞+助動詞》 ない。「そんな・ あほな・ こと・ あらへん。」「そー・で・は・ あらへん。」◆存在しないという意味の他に、打ち消しを表すこともある。〔⇒あれへん〕

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2013年3月 2日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(56)

「明石日常生活語辞典…あ」(44)

あめがふる【雨が降る】《動詞・ラ行五段活用》 涙を流す。涙を流して泣く。「あんまり・ いじめ・たら・ あめがふる・ぞ。」

あめこんこん【雨こんこん】《名詞》 雨。「あめこんこん・が・ 降っ・てこ・ん・ うち・に・ 帰っ・といで。」◆幼児語。〔⇒あめ、こんこん〕

あめさん【飴さん】《名詞》 堅い塊になった甘い菓子。◆慣れ親しんで「あめさん」と言うことがあるが、飴に限るようで、他の菓子や果物に「さん」を付けることは少ない。(「豆さん」とは言う。)〔⇒あめ、あめちゃん〕

あめだま【飴玉】《名詞》 堅い塊になった甘い菓子の、とりわけ、まん丸い形のもの。「煙草・ 吸う・ かわり・に・ あめだま・を・ 舐める。」◆形にとらわれず、「あめ」という言葉と同等に使うことも多い。〔⇒あめ〕

あめちゃん【飴ちゃん】《名詞》 堅い塊になった甘い菓子。◆慣れ親しんで「あめちゃん」と言うことがあるが、飴に限るようで、他の菓子や果物に「ちゃん」を付けることは少ない。〔⇒あめ、あめさん〕

あめのとり【飴の鳥】《名詞、形容動詞や》 すぐに壊れやすい状態。また、そのようなもの。「安物・の・ 傘・や・さかい・ 風・が・ 吹い・たら・ あめのとりや。」◆飴細工の鳥を連想して表現したものであろうか。

あめ(を)ねぶらす【飴(を)舐らす】《動詞・サ行五段活用》 相手に利益を与えておいてから、自分の思うとおりにさせようとする。少し利益を与えて、大きな働きをさせる。「ちょっと・ あめをねぶらし・とい・たら・ 賛成し・てくれる・やろ。」

あやしい〔あやしー〕【怪しい】《形容詞》 ①気味が悪い。おかしな様子だ。「あやしー・ 雲・が・ 出・てき・た。」②疑わしい。信用できない。「あやしー・ 話・に・は・ のら・んとき。」

あやしがる【怪しがる】《動詞・ラ行五段活用》 ①怪しいと思う。気味が悪いと思う。「おかしな・ 恰好・を・ し・た・ 見慣れ・ん・ 人・が・ 通り・よっ・た・さかい・ みんな・が・ あやしがっ・とる。」②疑わしいと思う。信用できないと思う。「みんな・ あやしがっ・て・ 買お・ー・とも・ せー・へん。」

あやしないな《連体詞》 ものの正体、ものごとの真相などがわからなくて、いぶかしい。「話しかけ・られ・ても・ あやしないな・ 人・やっ・たら・ 相手・に・ なら・んとき・なはれ。」〔⇒おかしげな、おかしな、おかしないな〕

あやす《動詞・サ行五段活用》 小さな子どもの機嫌をとる。「あやし・たら・ にこっと・ 笑(わろ)・てくれ・た。」

あやとり【綾取り】《名詞、動詞する》 輪にした毛糸や紐を左右両手の指の先に掛けて、いろいろにさばいていって、あるいは、別の人がそれを受けて、いろいろな形に変化させる遊び。「雨・の・ 日ー・に・ いととりし・て・ 遊ん・だ。」〔⇒いととり〕

あやふや《形容動詞や》 ものごとがはっきりしない様子。はっきりせず、判断がつかない様子。ものごとを決定したり、結論づけたりしない様子。「あやふやな・ こと・しか・ 言わ・へん・さかい・ あいつ・の・ 気持ち・が・ わから・へん。」「あやふやな・ 書き方・を・ し・とる・さかい・ 困っ・た。」〔⇒あいまい〕

あやまる【謝る】《動詞・ラ行五段活用》 許しを請い願う。わびる。「ほんまに・ 申し訳ない・と・ 思う・ん・やっ・たら・ 丁寧に・ あやまり・なはれ。」

あやめ【菖蒲】《名詞》  高さが50センチ前後で細長い葉があり、夏のはじめに紫・白などの花を咲かせる草花。「池・の・ はた・で・ あやめ・が・ 咲い・とる。」

あゆ【鮎】《名詞》 緑褐色の細長い体で、清流に棲む魚。「あゆ・の・ 塩焼き・は・ うまい。」

あら【粗】《名詞》 ①よくないところ。欠点。「人・の・ あら・を・ 探す・の・は・ やめ・とき・なはれ。」②魚などを料理したあとの、頭や骨の部分。「あら・に・も・ うまい・ とこ・が・ いっぱい・ ある。」

あら《感動詞》 気付いたり、感動したりするときに思わず口に出る言葉。「あら・ 来・とっ・た・ん・かいな。」

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2013年3月 1日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(55)

「明石日常生活語辞典…あ」(43)

あまもり【雨漏り】《名詞、動詞する》 雨の水が建物の中に垂れてくること。また、その水。「あまもり・を・ たらい・で・ 受ける・」

あまやかす【甘やかす】《動詞・サ行五段活用》 可愛がりすぎて、わがままにしてしまう。「あまやかさ・ん・よーに・ 育てる。」

あまらす【余らす】《動詞・サ行五段活用》  残す。多すぎて残ってしまう。あまるようにする。「あまらし・たら・ 捨て・んならん・さかい・ もったいない。」〔⇒あます〕■自動詞は「あまる」

あまり【余り】《名詞》 ①残り。「御飯・の・ あまり・を・ 握り飯・に・ する。」②わり算で、割り切れないで残った数。「割り勘・に・ し・て・ 少々・の・ あまり・は・ わし・が・ 払う・わ。」

あまり《副詞》 ①とりたてて言うほど。さほどに。「あまり・ 嬉しー・と・は・ 思わ・なんだ。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。②過度に。たいへん。「今日・は・ あまり・ 天気・が・ 良(よ)ー・て・ かえって・ 暑かっ・た。」〔⇒あまし、あんまし、あんまり。①⇒たいして〕

あまりもん【余り物】《名詞》 ①余ったもの。「あまりもん・や・けど・ 貰(も)ろ・・てくれる・か。」②食べ残りのもの。「あまりもん・で・ お茶漬け・を・ し・て・ 食べ・た。」

あまる【余る】《動詞・ラ行五段活用》 ①残る。余分にある。「来る・ 人・が・ 少のー・て・ 用意し・た・ 資料・が・ あまっ・た。」②わり算で、割り切れないで残る。■他動詞は「あます」「あまらす」

あみ【網】《名詞》 ①糸や針金などで、目を粗く編んだもの。「あみ・に・ 編ん・だ・ 靴下。」②虫や魚をすくう道具。「あみ・で・ 雑魚(じゃこ)・を・ すくう。」

あみだ【阿弥陀】《名詞》 人の死後を救うと言われている仏。「あみだ・はん・を・ 拝む。」

あみだな【網棚】《名詞》 列車の客室の上の方に作られている、網で作られた荷物置きの場所。「傘・を・ あみだな・に・ 載せ・て・ 忘れ・てき・た。」◆現在では、金属製が多くなって、網で作られたものはなくなっているが、それでも「あみだな」という言葉を使う。

あみど【網戸】《名詞》 風通しを良くし、虫の入るのを防ぐための、網を張った戸。「窓・を・ あみど・に・ する。」

あみもん【編み物】《名詞、動詞する》 毛糸などを編んで、帽子・セーターなどを作ること。また、編まれた物。「夜なべ仕事・に・ あみもん・を・ する。」「あみもん・の・ 靴下」

あむ【編む】《動詞・マ行五段活用》 糸・竹・針金などを互い違いに組み合わせる。「毛糸・を・ あむ。」「竹・で・ あん・だ・ 籠」

あむない【危ない】《形容詞》 ①危険である。「夜・は・ あむない・さかい・ 気ー・を・ つけ・て・ 帰り・よ。」「道・の・ 真ん中・で・ 遊ん・だら・ あむない・ぞ。」②悪くなりそうだ。良い状態が続かない。「空模様・が・ あむない。」〔⇒あぶない〕

あめ【飴】《名詞》 堅い塊になった甘い菓子。「のど・が・ 痛い・ので・ あめ・を・ なめる。」「あめ・を・ ねぶる。」〔⇒あめだま、あめちゃん、あめさん〕

あめ【雨】《名詞》 ①空気中の水蒸気が水の滴となって落ちてくる物。「朝方・に・ あめ・が・ 降っ・た・けど・ じっきに・ 止ん・でも・た。」②雨が降る日。「明日・は・ あめ・や。」③涙のことを喩えて言う言葉。「機嫌・が・ 悪ー・て・ あめ・を・ ため・とる。」〔⇒あめこんこん〕

あめいろ【飴色】《名詞》 水飴のような、透き通った薄茶色。「あめいろ・を・ し・た・ 櫛」

あめがふってもやりがふっても【雨が降っても槍が降っても】《成句》 どんな困難や苦労があっても。どんな障害があろうと、それを排除してでも。「あめがふってもやりがふっても・ あんた・の・ 送別会・に・は・ 行き・まっ・さ。」

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