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2013年4月30日 (火)

【掲載記事の一覧】

 風薫る新緑の季節を迎えました。
 4月末には、伊勢の国・亀山の宿から、鈴鹿の峠を越えて、近江の国・石部の宿まで、旧・東海道を歩いてきました。
 『改訂最終版・明石日常生活語辞典』はこれまでどおり毎日掲載を続けます。
 新しく『放射状に歩く』の連載を始めました。これは当分の間、毎日掲載します。
 『名寸隅の記』は途切れ途切れになりますが、掲載していきます。
 『言葉カメラ』の再開が遅れています。
 ブログをお読みくださってありがとうございます。
 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。
    gaact108@actv.zaq.ne.jp
 これまでに連載した内容の一覧を記します。

◆改訂最終版・明石日常生活語辞典 (1)~(115)~継続予定
    [2013年1月6日開始~2013年4月30日]

◆名寸隅の記 (1)~(121)~継続予定
    [2012年9月20日開始~2013年4月21日]

◆放射状に歩く (1)~(18)~継続予定
[2013年4月13日開始~2013年4月30日]

◆言葉カメラ (1)~(385)~継続予定
    [2007年1月5日開始~2010年3月10日]

………【以下は、連載を終了したものです。】……………………………

◆明石日常生活語辞典 (1)~(1116)
    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

◆『明石日常生活語辞典』写真版 (1)~(4)
    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

◆国語教育を素朴に語る (1)~(51)
    [2006年8月29日開始~2007年12月12日終了]

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 (0)~(102)
    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

◆消えたもの惜別 (1)~(10)
    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

◆地名のウフフ (1)~(4)
    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

◆ことことてくてく (1)~(26)
    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

◆テクのろヂイ (1)~(40)
    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

◆神戸圏の文学散歩 (1)~(5)
    [2006年12月27日開始~2006年12月31日終了]

◆母なる言葉 (1)~(10)
    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] (1)~(4)
   [2006年12月23日開始~2006年12月26日終了]

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 (1)~(29)
    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

◆西島物語 (1)~(8)
    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

◆鉄道切符コレクション (1)~(24)
    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

◆足下の観光案内 (1)~(12)
    [2008年11月14日開始~2008年11月25日終了]

◆写真特集・薔薇 (1)~(31)
    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

◆写真特集・さくら (1)~(71)
    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

◆写真特集・うめ (1)~(42)
    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

◆写真特集・きく (1)~(5)
    [2007年11月27日開始~2008年11月13日終了]

◆写真特集・紅葉黄葉 (1)~(19)
    [2007年12月1日開始~2008年12月15日終了]

◆写真特集・季節の花 (1)~(3)
    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

◆小さなニュース [2008年2月28日]

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや (1)~(13)
    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

◆文章の作成法 (1)~(7)
    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

◆朔日・名寸隅 (1)~(19)
    [2009年12月1日開始~2011年6月1日終了]

◆教職課程での試み (1)~(24)
    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 (1)~(3)
    [2006年10月2日開始~2006年10月4日終了]

◆学力づくりのための基本的な視点 (1)~(7)
    [2006年10月5日開始~2006年10月11日終了]

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 (1)~(18)
    [2006年10月16日開始~2006年11月2日終了]

◆教職をめざす若い人たちに (1)~(6)
    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

◆これからの国語科教育 (1)~(10)
    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

◆現代の言葉について考える (1)~(7)
    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

◆自分を表現する文章を書くために (1)~(11)
    [2007年10月20日開始~2007年10月30日終了]

◆兵庫県の方言 (1)~(4)
    [2006年10月12日開始~2006年10月15日終了]

◆暮らしに息づく郷土の方言 (1)~(10)
    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

◆姫路ことばの今昔 (1)~(12)
    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

◆私の鉄道方言辞典 (1)~(17)
    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

◆高校生に語りかけたこと (1)~(29)
    [2006年11月9日開始~2006年12月7日終了]

◆ゆったり ほっこり 方言詩 (1)~(42)
    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

◆高校生に向かって書いたこと (1)~(15)
    [2006年12月8日開始~2006年12月22日終了]

◆1年たちました (1)~(7)
    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

◆明石焼の歌 (1)~(3)
    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

◆失って考えること (1)~(6)
    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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放射状に歩く(18)

海岸べりを須磨まで⑯

 須磨の一ノ谷の戦いに参加したときの平敦盛は17歳でした。熊谷次郎直実が涙ながらに敦盛の首を切ったことは平家物語などで語り伝えられてきましたし、後には能や歌舞伎としても上演されました。そば店の北には敦盛の大きな塚(写真①、17時13分撮影)があり、このあたりの名所旧跡の一つ(②、17時16分)です。
 近くにある須磨寺(上野山福祥寺)には、敦盛の「青葉の笛」が保存されるとともに、源平の庭として敦盛と直実の遭遇する場面が再現されています。須磨寺には敦盛の首塚があり、須磨浦公園の塚は胴塚であるとも言われています。
 敦盛塚の東側から須磨浦公園が広がります。ロープウエイの駅を併設した山陽電鉄須磨浦公園駅(③、17時19分)が公園の中心です。駅の西側の道を行くと、線路をまたいで鉢伏山に登る道へと続きますが、小高くなったところから眺める公園(④、17時20分)は桜に埋もれています。
 駅の改札前(⑤、17時26分)を通って公園を東に向かいます。源平合戦800年記念碑(⑥、17時26分)があります。一ノ谷の戦いは1184年3月のことですから、この碑は今からかなり前に建てられたもののようです。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(115)

「明石日常生活語辞典…う」(14)

うつり【映り】《名詞》 ものの形などが映ること。「テレビ・の・ うつり・が・ 悪い。」「あんた・は・ 写真・の・ うつり・が・ 良(え)ー・なー。」

うつりかわり【移り変わり】《名詞》 物事がだんだんと変わっていくこと。「明石・の・ 町・の・ うつりかわり・を・ 調べる。」

うつりかわる【移り変わる】《動詞・ラ行五段活用》 物事がだんだんと変わっていく。「駅前・も・ 十年・で・ だいぶ・ うつりかわっ・た。」

うつる【写る】《動詞・ラ行五段活用》 ①透けて見える。「裏・の・ 字ー・が・ うつっ・とる。」②別のものに付く。「インク・の・ 字ー・が・ 上・の・ 紙・に・ うつっ・た。」③写真に撮られる。「みんな・ 澄まし・て・ うつっ・とる。」■他動詞は「うつす」

うつる【映る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ものの姿が他のものの表面に現れる。「池・に・ 山・の・ 姿・が・ うつっ・とる。」②スクリーンなどの上に映像を表す。「テレビ・が・うつる。」③色・形などの取り合わせが良い。色・形などの釣り合いがとれる。目立ってよく見える。「その・ 服・は・ あんた・に・ よー・ うつる。」■他動詞は「うつす」

うつる【移る】《動詞・ラ行五段活用》 ①場所が変わる。「別・の・ 店・へ・ うつっ・て・ 飲み直す。」②病気などが感染する。「風邪・が・ うつる。」■他動詞は「うつす」
うで【腕】《名詞》 ①肩と手首の間。「うで・を・ 振り回す。」②ものごとを上手に行う力。「うで・の・ 良(え)ー・ 左官(しゃかん)さん」〔②⇒うでまえ、ちから〕

うで(が)あがる【腕(が)上がる】《動詞・ラ行五段活用》 ものごとを行う力が上達する。力量がよくなる。「車・の・ 運転・の・ うでがあがる。」■他動詞は「うで(を)あげる」

うでぐみ【腕組み】《名詞、動詞する》 両方の腕を、胸の辺りで交差して組み合わせること。「うでぐみし・て・ 思案する。」

うでずもう〔うでずもー〕【腕相撲】《名詞、動詞する》 肘を下につけて、互いの手のひらを握り合って、相手の腕を倒し合う遊び。「うでずもーし・たら・ 誰・に・も・ 負け・へん・ぞ。」

うでぬき【腕貫】《名詞》 作業などをするときに、着物の袖口が汚れるのを防ぐために、腕につける布製のカバー。「うでぬき・を・ つけ・て・ 仕分け・の・ 作業・を・ する。」

うでまえ【腕前】《名詞》 ものごとを上手に行う力。「料理・の・ うでまえ・は・ 一流や。」「なかなか・の・ 将棋・の・ うでまえ・や。」〔⇒うで、ちから〕

うで(を)あげる【腕を上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ものごとを行う力を上達させる。力量をよくする。「魚釣り・の・ うでをあげ・た。」■自動詞は「うでがあがる」

うとうと《副詞と、動詞する》 浅く眠っている様子。半ば眠り半ば覚めているような様子。「本・を・ 読み・ながら・ うとうとし・てしまっ・た。」〔⇒うつらうつら、とろとろ〕

うどん【饂飩】《名詞》 小麦粉をこねて、薄く延ばして細く切った食べ物。「うどん・を・ ゆでる。」「天麩羅うどん」「素(す)うどん」〔⇒うろん〕

うどんや【饂飩屋】《名詞》 饂飩を食べさせる店。麺類を中心にした食堂。「駅前・の・ うどんや・で・ 昼飯・に・ しょ・ー。」「うどんや・や・けど・ 蕎麦・も・ ある・やろ。」〔⇒うろんや〕

うなぎ【鰻】《名詞》 蒲焼きなどにして食べる、ぬるぬるして細長く海や川にすむ魚。「土用・の・ 丑・の・ 日ー・の・ うなぎ」〔⇒おなぎ〕

うなずく【頷く】《動詞・カ行五段活用》 肯定・承諾などの気持ちを表すために、頭を軽く前に振る。「うなずき・ながら・ 話・を・ 聞い・てくれ・た。」

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2013年4月29日 (月)

放射状に歩く(17)

海岸べりを須磨まで⑮

 山陽電鉄塩屋駅(写真①、16時45分撮影)の前を通って東に向かうと、細い道が少し登り坂となって、線路の下を潜って南側に出ます。そこをたどっていくと、歩行者通行止めの菅公橋の横に出ます。迂回して通り抜けたことになります。
 線路の北側に異人館である旧グッゲンハイム邸(②、16時50分)があります。明治・大正期にドイツ系の貿易商が住んだ家ですが、今はいろいろな催し物の会場として活用されているようです。
 菅公橋の工事(③、16時52分)はかなりの距離で行われていますが、そこを通り過ぎると神戸市須磨区(④、17時02分)になります。ここは神戸市の区の境というだけでなく、播磨の国から摂津の国への境界でもあります。ここより東は畿内、ここより西は山陽道です。神戸市の垂水の地域は元・明石郡です。明石郡は今の明石市(二見町を除く)・神戸市西区・神戸市垂水区という広がりがありました。摂津・播磨の国境には、境川という小さな水の流れがあります。
 須磨・明石というと共に源氏物語の巻の名にもなっており、芭蕉が「かたつむり つの振り分けよ 須磨明石」ともよんだところですが、須磨は畿内(都の地域)の西の果ての地です。王朝の頃の須磨は、藻塩を焼く漁村の寂しいたたずまいでした。
 国道の北側に残っている階段(⑤、17時08分)に気を留める人は少ないでしょうが、ここはかつての山陽電鉄須磨浦公園駅の跡です。頭の上まである山陽電鉄線路の擁壁が少し遠のくと須磨の名物、敦盛そばの店(⑥、17時12分)に出会いますが、この日は定休日のようです。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(114)

「明石日常生活語辞典…う」(13)

うっとり《副詞と、動詞する》 美しいもの、好ましいものなどに心が引きつけられて、我を忘れている様子。快感に身をゆだねている様子。「映画俳優・に・ うっとりと・ 見とれる。」

うつぶき【俯き】《名詞》 顔や物が下に向いていること。「うつぶき・の・ 姿勢・の・ まま・で・ 歩く。」「うつぶき・加減」〔⇒うつむき〕■対語=「あおぬき」

うつぶく【俯く】《動詞・カ行五段活用》 頭を前へ垂れる。下を向く。顔を伏せる。「わから・へん・さかい・ じっと・ うつぶい・とっ・てん。」〔⇒うつむく〕■対義語=「あおむく」「あおぬく」「あおのく」

うつぶけ【俯け】《名詞》 ①顔や物を下に向けること。顔や物を下に向けた状態。「お茶碗・を・ うつぶけ・に・ 置い・た。」②裏返すこと。裏返した状態。「うつぶけ・で・ 試験問題・を・ 配る。」〔⇒うつむけ。②⇒うらむけ〕■対語=「あおぬけ」「あおのけ」「あおむけ」

うつぶける【俯ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①顔や物を下に向ける。「お茶碗・を・ うつぶける。」②裏返す。「うつぶけ・た・ 紙・を・ ひっくり返し・て・ 見る。」〔⇒うつむける。②⇒うらむける〕■対義語=「あおむける」「あおぬける」「あおのける」

うつぶせ【俯せ】《名詞》 ①顔や物を下に向けること。「紙・を・ うつぶせ・で・ 配る。」②体の胸・腹のある方を下に向けること。下向きになって寝転ぶこと。「うつぶせ・に・ なっ・て・ 本・を・ 読む。」〔⇒うつむせ〕■対語=「あおぬけ」「あおのけ」「あおむけ」

うつぶせる【俯伏せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①顔や物を下へ向ける。「顔・を・ うつぶせ・て・ 隠れる。」②体の胸・腹のある方を下に向ける。下向きになって寝転ぶ。「うつぶせ・て・ 眠る。」〔⇒うつむせる〕■対語=「あおぬける」「あおのける」「あおむける」

うつむき【俯き】《名詞》 顔や物が下に向いていること。「うつむき・が・ 過ぎ・とる・さかい・ ちょっと・ 上・の・ 方・を・ 見・てください。」〔⇒うつぶき〕■対語=「あおぬき」

うつむく【俯く】《動詞・カ行五段活用》 頭を前へ垂れる。下を向く。顔を伏せる。「泣き・そーに・ なっ・て・ うつむい・とる。」「うつむい・て・ 泣く。」〔⇒うつぶく〕■対義語=「あおむく」「あおぬく」「あおのく」

うつむけ【俯け】《名詞》 ①顔や物を下に向けること。顔や物を下に向けた状態。「うつむけ・の・ まま・で・ くじ・を・ 引く。」②裏返すこと。裏返した状態。「うつむけ・で・ 箱・に・ 入れる。」〔⇒うつぶけ。②⇒うらむけ〕■対語=「あおぬけ」「あおのけ」「あおむけ」

うつむける【俯ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①顔や物を下に向ける。「恥ずかしい・さかい・ 顔・を・ うつむけ・とっ・てん。」②裏返す。「紙・を・ うつむけ・て・ 配る。」〔⇒うつぶける。②⇒うらむける〕■対義語=「あおむける」「あおぬける」「あおのける」

うつむせ【俯せ】《名詞》 ①顔や物を下に向けること。「本・の・ 表紙・が・ うつむせ・に・ なっ・とる。」②体の胸・腹のある方を下に向けること。下向きになって寝転ぶこと。「うつむせ・で・ お灸・を・ すえ・てもらう。」〔⇒うつぶせ〕■対語=「あおぬけ」「あおのけ」「あおむけ」

うつむせる【俯むせる】《動詞・サ行下一段活用》 ①顔や物を下へ向ける。「顔・を・ うつむせ・て・ 泣い・とる。」②体の胸・腹のある方を下に向ける。下向きになって寝転ぶ。「うつむせ・て・ 担架・に・ 乗せる。」〔⇒うつぶせる〕■対語=「あおぬける」「あおのける」「あおむける」

うつらうつら《副詞と、動詞する》 ①眠気や病気などのせいで、意識が薄れたり戻ったりしている様子。「歳・を・ 取っ・て・ うつらうつらする・ 時間・が・ 増え・た。」②浅く眠っている様子。半ば眠り半ば覚めているような様子。「電車・の・ 中・で・ うつらうつらする・の・は・ 気持ち・が・ 良(え)ー。」◆「うつらうつら」は、「うとうと」よりも眠りの度合いは浅い感じがする。〔②⇒うとうと、とろとろ〕

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2013年4月28日 (日)

放射状に歩く(16)

海岸べりを須磨まで⑭

 萬葉歌碑の道には次々と碑が並んでいます。志貴皇子(しきのみこ)の大きな歌碑(写真①、16時22分撮影)には「石ばしる垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」という歌が刻まれているのですが、志貴皇子の名はなく、神戸市長の名が大書されています。何かの宣伝に利用されているようで、いかにも無粋です。それに比べると別の小さな碑(②、16時24分)の方が好ましく感じられます。このあたりを垂水なぎさ街道と名付けていますが、その案内板(③、16時30分)が立っています。
 埋め立て地が終わるところから国道2号に戻って東に向かいます。おっと、見落とすところでした。「菅公橋歩道部海側山側とも通り抜けができません」という立て札(④、16時36分)がありました。菅公橋というのは国道2号がJR線路をまたぐ橋です。海側山側とも(道路左右の歩道部分はどちらも)通れないというのですから、早めに北側へ迂回しておかなければなりません。歩数が30000を超えました。
 北側へ伸びる細い道に入って、JRと山陽電鉄の線路を潜ってから、東に折れます。山陽電鉄塩屋駅の西側に「他社のこの場所での駐機は、ご遠慮下さい。」という看板(⑤、16時43分)がありました。「駐機」は、まるで飛行機がとまっているみたいで、タクシーには似つかわしくない言葉でしょう。
 山陽電鉄塩屋駅の北側に「いかなご釘煮発祥の地」(⑥、16時44分)という石碑が建っていました。明石海峡で獲れた玉筋魚(いかなご)を甘辛く煮て保存食とする、その香りが漂うのは明石・垂水あたりの早春の風物詩です。石に刻まれた鮮魚店・魚友は1919年(大正8年)創業のようですが、釘煮の発祥には異説も存在しています。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(113)

「明石日常生活語辞典…う」(12)

うつす【写す】《動詞・サ行五段活用》 ①字や絵や図などを、そのままなぞって書く。「上・に・ 薄い・ 紙・を・ 置い・て・ うつす。」②字や絵や図などを、同じように別に書き取る。「お経・を・ 手本・の・ とーり・に・ うつす。」③同じ内容になるように書く。「ノート・を・ うつす。」④写真に撮る。「子ども・の・ 運動会・を・ うつす。」■自動詞は「うつる」

うつす【映す】《動詞・サ行五段活用》 ①ものの姿を他のものの表面に現す。「水・に・ 顔・を・ うつす。」②スクリーンなどの上に映像を表す。「小さい・ 頃・は・ 幻灯・を・ うつし・て・ 楽しん・だ・もんや。」■自動詞は「うつる」

うつす【移す】《動詞・サ行五段活用》 ①場所を変える。「店・を・ 駅前・に・ うつす。」②病気などを感染させる。「風邪・を・ うつさ・れ・た。」■自動詞は「うつる」

うっすら《副詞と》 物事の度合いがかすかである様子。薄くほのかである様子。ほんの少しである様子。「屋根・の・ 上・に・ うっすら・ 雪・が・ 積もっ・た。」「その・ 話・やっ・たら・ うっすら・ 知っ・とる・ねん。」「うっすらと・ 汗・を・ かい・た。」〔⇒うっすり〕

うっすり《副詞と》 物事の度合いがかすかである様子。薄くほのかである様子。ほんの少しである様子。「消しゴム・で・ 消し・た・ん・や・けど・ まだ・ うっすり・ 字ー・が・ 見える。」〔⇒うっすら〕

うっちゃがる【打っちゃがる】《動詞・ラ行五段活用》 ①波によって物が海岸に運び上げられる。「台風・の・ 後・に・は・ ごみ・が・ いっぱい・ うっちゃがっ・とる。」「貝殻・が・ うちゃがる。」②打たれて高く飛ぶ。「ロケット・が・ うっちゃがっ・た。」〔⇒うちあがる、うちゃがる〕■他動詞は「うっちゃげる」。

うっちゃげ【打っちゃげ】《名詞》 ①ものを空中に上げること。「人工衛星・の・ うっちゃげ・は・ 明日・や。」②ものごとを終わること。「今日・は・ このへん・で・ うっちゃげ・に・ しよ・ー。」〔⇒うちあげ〕

うっちゃげる【打っちゃげる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①波が物を海岸に運び上げる。「海藻・を・ いっぱい・ うっちゃげ・とる。」②高く飛ばす。「人工衛星・を・ うっちゃげる。」〔⇒うちあげる、うちゃげる〕■自動詞は「うっちゃがる」。

うっつい《形容詞》 姿形や色や音などが綺麗で、感じがいい。「うっつい・ おべべ・を・ 着・とる・なー。」「顔・ 拭い・た・から・ うっつー・ なっ・た・ね。」◆幼児語。

うっつん《形容動詞や》 姿形などが綺麗で、感じがいい様子。「顔・を・ 拭い・て・ うっつんに・ する。」◆幼児語。

うっとうしい〔うっとーしー、うっとしー〕【鬱陶しい】《形容詞》 ①陰気で重苦しい。「梅雨・で・ うっとしー・ 天気・が・ 続い・とる。」②邪魔でうるさい。汚らしい。「前・の・ 髪・が・ うっとしー・さかい・ 切っ・た。」③気になって仕方がない。気持ちが乱れる。「あいつら・が・ おっ・たら・ うっとしー・ねん。」④はっきりしない。決着がつかない。面倒である。「あの・ 話・は・ うっとしー・まま・で・ こじれ・てます・ねん。」

うっとぐらい【鬱陶暗い】《形容詞》 ①陰気で重苦しく暗い。「山・の・ 中・の・ うっとぐらい・ 道・を・ 歩い・た。」②薄暗い。「雨・が・ 降っ・て・ うっとぐらい。」◆「うっとうしい」と「くらい」が合わさったことば。

うっとこ《名詞》 ①自分の家。我が家。「うっとこ・は・ 海・の・ はた〔=傍〕・や・ねん。」②自分の家族。自分の家庭。「うっとこ・は・ みんな・ 早起き・や・ねん。」③自分の夫。「うっとこ・は・ 酒・が・ 好き・や。」〔⇒うちとこ、うちとことこ、うちね、うっとことこ。③⇒うちのひと〕

うっとことこ《名詞》 ①自分の家。我が家。「うっとことこ・は・ 二階建て・や。」②自分の家族。自分の家庭。「うっとことこ・は・ 朝・は・ パン・に・ し・とる。」③自分の夫。「うっとことこ・は・ 休み・に・ なっ・たら・ 釣り・に・ 行っ・とる。」◆「とこ」を重ねて言うが、「うっとこ」と意味は同じである。〔⇒うちとこ、うっとこ、うちとことこ、うちね。③⇒うちのひと〕

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2013年4月27日 (土)

放射状に歩く(15)

海岸べりを須磨まで⑬

 垂水駅前を過ぎると国道2号は、福田川の橋(写真①、15時59分撮影)を渡ります。大正末年に架けられたというだけあって、とっても古風な欄干です。残しておいてほしいという気持ちになる橋です。すぐ北側をJR山陽線(神戸線)の電車(②、16時00分)が駆けていきます。
 山陽電鉄は駅間距離が短いので、しばらく進むと東垂水駅(③、16時07分)があります。JR複々線の線路北側の高いところにホームと駅舎があり、そこから海岸へ出るための大がかりな歩道橋が作られています。歩道橋はJRと国道2号とをまたいでいます。
 国道2号の歩道部分の南側には欄干のようなもの(④、16時13分)が続いています。その外側(南側)には木が植えられていますが、実はこの欄干はかつての海岸線です。欄干の向こうは海でした。磯のような海岸で、砂浜は広がっていなかったように記憶しています。かなり広い埋め立て地が作られて、そこに公園や施設が建設されたのです。
 その埋め立て地には、芝生広場、下水処理施設、スポーツガーデンなどが設けられています。途中から国道を離れて、その埋め立て地に入ります。すると、萬葉歌碑の道(⑤、16時17分)が始まります。万葉集には明石海峡(明石大門)やその周辺を詠んだ歌がたくさん残されています。垂水という言葉も出てきますが、それが神戸市垂水区であるということについては疑問がないわけではありません。この遊歩道では桜(⑥、16時21分)が今を盛りと誇らしげです。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(112)

「明石日常生活語辞典…う」(11)

うちら〔うちらー〕《名詞》 ①私。「うちら・ そんな・ こと・は・ 知ら・ん。」②私たち。「うちらー・は・ 中学校・の・ 同級生・や。」◆主として女性の使う一人称であるが、単数でも複数でも使う。①は、私ごとき者というような、やや身を引いたような姿勢で使うことがある。■類語=「わいら」(主として男性の使う一人称)

うちら【内ら】《名詞》 ものの中の側。内部。「色紙・を うちら・に・ 折り曲げる。」「線・の・ うちら・から・ 出・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒うちがわ、うちっかわ、うちらがわ〕

うちらがわ〔うちらがー〕【内ら側】《名詞》 ものの中の側。内部。「コート・の・ 線・の・ うちらがわ・に・ ボール・が・ 落ち・た。」「ズボン・の・ 裾・を・ うちらがー・に・ 折り込む。」〔⇒うちがわ、うちっかわ、うちら〕

うちわ【団扇】《名詞》 細い骨に紙を張って作り、あおいで風を起こす用具。「うちわ・で・ かんてき・を・ あおぐ。」

うちわ【内輪】《名詞》 ①家族や仲間同士の範囲の中。「うちわ・で・ 祝賀会・を・ する。」②他の人に知らせないこと。「うちわ・で・ 相談し・て・から・ みんな・の・ 前・に・ 出す。」③ある数量よりも少ない数量。少なく見積もること。出過ぎないこと。「もー・ ちょっと・ 予算・を・ うちわ・に・ し・たい。」〔①②⇒うちうち、ないない〕

うちわけ【内訳】《名詞》 費用・品物などの総量を、種類や項目ごとに分けたもの。「修理代・の・ うちわけ」

うつ【打つ】《動詞・タ行五段活用》 ①ものに強く当てる。たたく。「力いっぱい・ 太鼓・を・ うつ。」②体をぶつける。「ひっくり返っ・て・ 脛(すね)ぼん・を・ うっ・た。」③叩いて入れ込む。「板・に・ 釘・を・ うつ。」④射して入れる。「注射・を・ うつ。」⑤印す。記入する。「木ー・の・ 札・に・ 番号・を・ うつ。」⑥体を強く動かす。「寝返り・を・ うつ。」⑦送るようにする。「電報・を・ うつ。」⑧石などを置く。「碁・を・ うつ。」

うつ【討つ】《動詞・タ行五段活用》 攻めて滅ぼす。「仇・を・ うつ。」「吉良上野介・を・ うつ。」

うつ【撃つ】《動詞・タ行五段活用》 鉄砲などを発射する。「鉄砲・を・ うつ。」「雀・を うつ。」

うっかり《副詞と、動詞する》 注意力が足りなくて、気を緩めている様子。あまり深く考えずに物事を行う様子。必要なことに気づかないで時間が経過していく様子。「うっかりし・とっ・て・ 電車・を・ 降りる・の・を・ 忘れ・た。」「うっかり・ 手・を・ 挙げ・たら・ 当て・られ・た。」〔⇒うかうか、うかっと、うろっと、ぼんやり、ぼやんと、ぼやぼや〕

うっかりもん【うっかり者】《名詞》 注意力が足りなくて、気を緩めている人。あまり深く考えずに物事を行う人。「うっかりもん・が・ また・ 忘れ物・を・ し・た。」

うつくしい〔うつくしー〕【美しい】《形容詞》 姿形や色や音などが綺麗で、感じがいい。「うつくしー・ 絵」「うつくしー・ 花」「うつくしー・に・ 掃除する。」◆日常的には、「うつくしい《形容詞》」よりも「きれい《形容動詞や》」を多く使う。

うつし【写し】《名詞》 ①書類などをそのまま写したもの。コピー。「領収書・の・ うつし・を・ 残し・とく。」②本物に似せて作ったもの。模写。「博物館・に・ うつし・が・ 置い・てあっ・た。」

うつしえ【写し絵】《名詞》 子どもの玩具で、台紙に水に溶けやすい糊を塗って、その上に絵や模様などを印刷したもの。水に濡らして何かに貼って、はがすと印刷した部分が残るもの。「うつしえ・を・ 窓ガラス・に・ 貼っ・て・ 怒ら・れ・た。」

うっしっし《感動詞》 うまくいった、ざまみろ、などという気持ちを表す言葉。「うっしっし。わし・の・ 勝ち・や。」

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2013年4月26日 (金)

放射状に歩く(14)

海岸べりを須磨まで⑫

 国道2号の北側に舞子延命地蔵(写真①、14時49分撮影)があります。高さが4メートルほどもある大きなものです。1825年(文政8年)に漁業の安全と悪病の駆逐を祈願して作られたという言い伝えがあるようです。
 明石海峡大橋(②、14時57分)の下のあたりで、しばらく海を眺めます。何度も何度も見ている風景ですが、やはり足をとめてしまいます。淡路島が目の前です。このあたりは白砂青松の県立舞子公園(③、15時16分)です。公園の北東の一画に舞子ビラ(④、15時26分)があります。有栖川宮熾仁親王が1888年(明治21年)この土地を買い上げ、別邸を建設したものです。その後の所有者は変遷しますが、神戸市が買収してホテルとして運営してきました。
 少しゆっくりしてしまいましたので、先を急ぐことにします。舞子から垂水に向かって国道2号を歩きます。国道から北の文教地区へ伸びる道路を商大筋(⑤、15時46分)と言っています。かつての神戸商科大学は兵庫県立大学に統合されましたが、古くからの呼び名は消えないのです。海神社(⑥、15時51分)は「かい神社」とも呼ばれていますが、古い呼び名では「わだつみ神社」です。垂水の町の守り神です。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(111)

「明石日常生活語辞典…う」(10)

うちいわい【内祝い】《名詞、動詞する》 親しい者だけで祝うこと。また、その時に配る贈り物。「子ども・が・ 生まれ・た・ うちいわい・を・ する。」

うちうち【内々】《名詞》 ①家族や仲間同士の範囲の中。「わし・の・ 葬式・は・ うちうち・で・ やっ・てくれ・へん・か。」②他の人に知らせないこと。「この・ 話・は・ うちうち・に・ し・とい・ておくれ。」〔⇒うちわ、ないない〕

うちおとす【撃ち落とす】《動詞・サ行五段活用》 ①たたき落とす。「うるさい・ 蠅(はい)・を・ うちおとす。」②鉄砲などで撃って落とす。「空気銃・で・ 雀・を・ うちおとす。」

うちかけ【打ち掛け】《名詞》 上着の上にかけて着る小袖。「こーとな・ うちかけ・や。」
うちがわ〔うちがー、うちかわ、うちかー〕【内側】《名詞》 ものの中の側。内部。「背広・の・  うちかわ・の・ ポケット・に・ 入れる。」〔⇒うちっかわ、うちら、うちらがわ〕

うちこむ【打ち込む】《動詞・マ行五段活用》 たたいて中に入れる。「板・に・ 釘・を うちこむ。」

うちっかわ〔うちっかー〕【内側】《名詞》 ものの中の側。内部。「塀・の・ うちっかわ・に・ つっぱり・を・ 作る。」〔⇒うちがわ、うちら、うちらがわ〕

うちとこ《名詞》 ①自分の家。我が家。「うちとこ・は・ 駅・から・ 歩い・て・ 十分・や。」②自分の家族。自分の家庭。「うちとこ・は・ 子ども・が・ 二人・や。」③自分の夫。「うちとこ・は・ 会社・に・ 勤め・とる。」〔⇒うっとこ、うちね、うちとことこ、うっとことこ。③⇒うちのひと〕

うちとことこ《名詞》 ①自分の家。我が家。「うちとことこは・ 建て・て・から・ もー・ 二十年・に・ なる。」②自分の家族。自分の家庭。「うちとことこ・は・ 子ども・が・ 出・ていっ・て・ 今・は・ 二人・だけ・や。」③自分の夫。「うちとことこ・に・ そない・ 言(ゆ)ー・とき・ます。」◆「とこ」を重ねて言うが、「うちとこ」と意味は同じである。〔⇒うちとこ、うっとこ、うちね、うっとことこ。③⇒うちのひと〕

うちね〔うちねー〕《名詞》 ①自分の家。我が家。「いっぺん・ うちねー・に・も・ 寄っ・てください。」②自分の家族。自分の家庭。「うちねー・は・ みんな・ 眼鏡・を・ かけ・とる。」③自分の夫。「うちねー・は・ 来年・ 退職・や・ねん。」〔⇒うちとこ、うっとこ、うちとことこ、うっとことこ。③⇒うちのひと〕

うちの《連体詞》 自分の。「うちの・ 向かい・の・ 家」「うちの・ 嫁はん」「うちの・ 子ー」

うちのひと【うちの人】《名詞》 自分の夫。「うちのひと・は・ 煙草・が・ 嫌いや・ねん。」〔⇒うちとこ、うっとこ、うちね、うちとことこ、うっとことこ〕

うちはらい《名詞》 部屋や器物の塵をはらうための、棒の先に細い布などをつけた道具。「障子・を・ うちはらい・で・ はたく。」〔⇒はたき〕

うちべんけい〔うちべんけー〕【内弁慶】《名詞、形容動詞や》 家の中では威張っているが、外に出ると意気地がないこと。また、そのような人。「孫・は・ うちべんけーで・ 情けない・ やつ・や。」

うちまた【内股】《名詞》 足先を内側に向けた歩き方。足先が内側に向いた体型。「うちまた・で・ 歩く。」■対語=「そとまた」

うちゃがる【打ちゃがる】《動詞・ラ行五段活用》 ①波によって物が海岸に運び上げられる。「貝殻・が・ 浜・に・ うちゃがっ・とる。」②打たれて高く飛ぶ。「ボール・が・ 高(たこ)ー・ うちゃがっ・た。」〔⇒うちあがる、うっちゃがる〕■他動詞は「うちゃげる」。■他動詞は「うちゃげる」

うちゃげる【打ちゃげる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①波が物を海岸に運び上げる。「強い・ 風・で・ 伝馬・が・ うちゃげ・られ・とる。」②高く飛ばす。「フライ・の・ ボール・を・ うちゃげる。」〔⇒うちあげる、うっちゃげる〕■自動詞は「うちゃがる」。■自動詞は「うちゃがる」

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2013年4月25日 (木)

放射状に歩く(13)

海岸べりを須磨まで⑪

 明石市の大蔵海岸は、悲しい出来事で大きなニュースになりました。人が亡くなるという事故が二度にわたって起きました。2001年(平成13年)の歳末の事故は、幼い女の子が砂浜の陥没に巻き込まれたものです。「愛しい娘」の碑(写真①、14時14分撮影)にその経緯と海岸安全への誓いが述べられ、少女の像(②、14時14分)が海岸を見つめています。
 このあたり(③、14時17分)は丘陵が海岸に迫り、JR、山陽電鉄、国道2号が並行して走り、丘の上には大規模な明舞団地が北へ伸びています。国道2号は、ここが明石市と神戸市垂水区の境(④、14時21分)になります。歩き始めてから歩数が20000を超えました。
 舞子公園が近づいたところに、「マラソン中のポイ捨て禁止」(⑤、14時32分)という看板があります。大規模な市民参加型マラソン大会として2年前から神戸マラソンが開催されています。神戸市はそれ以前からマラソンとの関わりは深く、1909年(明治42年)に日本で最初の「マラソン大競走」が神戸市で開催された歴史を持っています。神戸マラソンは、神戸市役所前をスタートし、明石海峡大橋付近を折り返し、ポートアイランドをフィニッシュとするコースで、今年の第3回大会は11月17日に開催されます。歩いていると、当日のコースを練習で走っている何人もに出会いました。
 明石海峡大橋が迫ってくる場所に山陽電鉄西舞子駅(⑥、14時37分)があります。駅の南側から国道2号を潜り、地下の改札口へ抜けて、更にJRの線路の下を通って、北側に抜けられる地下道です。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(110)

「明石日常生活語辞典…う」(9)

うたいて【歌い手】《名詞》 歌を歌う人。歌手。「美空ひばり・みたいな・ うたいて・は・ もー・ 二度と・ 出・てこ・ん。」〔⇒うたうたい〕

うたう【歌う】《動詞・ワア行五段活用》  節や拍子をつけて言葉に出す。「同窓会・で・ 校歌・を・ うたう。」「流行歌・を・ うたう。」

うたう《動詞・ワア行五段活用》 挫折する。悲鳴を上げる。投げ出す。疲れてしまう。「高い・ 山・に・ 登っ・て・ うと・ても・た。」

うだうだ《副詞と》 ①みんなであれこれ言い合うこと。とやかく言う。「うだうだ・ 言(ゆ)ー・とる・うち・に・ 結論・が・ 出・てくる・やろ。」②どうでもよいようなことを、くどくど言う様子。周りの者の気持ちなどを考えずに、際限なく言い続ける様子。「うだうだ・ 文句・ 言わ・んとい・て。」「酒・ 飲ん・で・ うだうだ・ 言(ゆ)ー・ やつ・は・ 困っ・た・もんや。」

うたうたい【歌歌い】《名詞》 歌を歌う人。歌手。「手品師・が・ すん・だら・ 次・は・ うたうたい・が・ 出る。」〔⇒うたいて〕

うたがいぶかい【疑い深い】《形容詞》 ものごとを素直に受け取らないで、なかなか信じようとしない。「うたがいぶかい・ 人・や・さかい・ なかなか・ 信用し・てくれ・へん。」〔⇒うたぐりぶかい〕

うたがう【疑う】《動詞・ワア行五段活用》 本当にそうだろうかと思う。あやしいと思う。「犯人・に・ うたがわ・れる。」〔⇒うたぐる〕

うたぐりぶかい【疑り深い】《形容詞》 ものごとを素直に受け取らないで、なかなか信じようとしない。「こんな・ 世の中・や・さかい・ なん・でも・ かん・でも・ うたぐりぶこー・ 考え・てしまう。」〔⇒うたがいぶかい〕

うたぐる【疑ぐる】《動詞・ラ行五段活用》 本当にそうだろうかと思う。あやしいと思う。「人・を・ うたぐっ・たら・ きり・が・ ない。」〔⇒うたがう〕

うち【内】《名詞》 ①ある範囲や区画の中。「福・は・ うち」②自分の側のもの。自分の属するところ。「うち・の・ 会社」③一定の時間の間。「朝・の・ うち・に・ 勉強し・とき・なさい・よ。」「その・ うち・に・ 気・が・ つく・やろ。」■対語=①「そと」、②「よそ」

うち【家】《名詞》 ①人の住む建物。「大けな・ うち・に・ 住ん・どる。」②自分の家庭。「うち・は・ 四人家族・や。」〔⇒いえ、ええ〕

うち《名詞》 私。「うち・が・ 代わり・に・ 行っ・たげ・まほ・か。」◆主として女性の使う一人称の言葉である。〔⇒わたし、わたい、わて〕

うちあがる【打ち上がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①波によって物が海岸に運び上げられる。「若布・が・ 浜・に・ うちあがる。」②打たれて高く飛ぶ。「花火・が・ うちあがっ・た。」〔⇒うっちゃがる、うちゃがる〕〔⇒うっちゃがる、うちゃがる〕■他動詞は「うちあげる」。

うちあげ【打ち上げ】《名詞》 ①ものを空中に上げること。「花火・の・ うちあげ」②ものごとを終わること。「工事・は・ 明日・で・ うちあげ・や。」〔⇒うっちゃげ〕

うちあげる【打ち上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①波が物を海岸に運び上げる。「波・が・ 木ー・を・ うちあげ・とる。」②高く飛ばす。「花火・を・ うちあげる。」〔⇒うっちゃげる、うちゃげる〕〔⇒うっちゃげる、うちゃげる〕■自動詞は「うちあがる」。

うちあわす【打ち合わす】《動詞・サ行五段活用》 前もって相談する。「どこ・に・ 集まる・か・を・ うちあわす。」〔⇒うちあわせる、うっちゃわす、うっちゃわせる〕

うちあわせ【打ち合わせ】《名詞、動詞する》 前もって相談すること。「村・の・ 行事・の・ うちあわせ・を・ する。」〔⇒うっちゃわせ〕

うちあわせる【打ち合わせる】《動詞・サ行下一段活用》 前もって相談する。「明日・の・ 仕事・を・ うちあわせる。」〔⇒うちあわす、うっちゃわす、うっちゃわせる〕

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2013年4月24日 (水)

放射状に歩く(12)

海岸べりを須磨まで⑩

書院の縁先より淡路を望む。海波洋々マラルメが牧神の午後の一詩を想起せしむ、江湾一帯の風景古来人の絶賞する処に背(そむ)かず。……」とあります。
 旧街道の北側には八幡神社(③、13時09分)がありますが、このあたりは大蔵地区の古い家(④、13時10分)が残っています。少し歩くと、朝霧川を越えるあたりで、古い街道筋が終わります。海岸に近づくように南に折れてから、東へ向かいます。少し行ったところでしばらく休みます。ちょうど昼食にふさわしい店を見つけました。私は、このようなウォーキングの場合、休憩時間を設けることなく歩きます。そのかわり、昼食時間だけは長めにとります。50分間の昼食・休憩を経て、再出発です。
 このあたりでは大蔵海岸の広々とした風景(⑤、14時11分)が広がります。明石海峡大橋は指呼の間です。歩いている人たちものんびり、ゆったりした感じです。JR朝霧駅の南にあたる地点に、堀江謙一さんのヨット、マーメイドⅡ号(⑥、14時12分)が展示されています。全長10メートル、幅5.3メートル、総排水量5トンの双胴型ヨットです。いかにもこの場所に似つかわしく感じます。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(109)

「明石日常生活語辞典…う」(8)

うそき【嘘気】《名詞》 勝負事を、本気でなかったことにすること。賭け事にしないでゲームをすること。無かったことにすること。「まだ・ 練習・で・ うそき・や・でー。」〔⇒うそけ〕■対語=「ほんき」「ほんけ」

うそけ【嘘け】《名詞》 勝負事を、本気でなかったことにすること。賭け事にしないでゲームをすること。無かったことにすること。「さっき・の・ 勝負・は・ うそけ・に・ しょ・ー。」〔⇒うそき〕■対語=「ほんき」「ほんけ」

うそこき【嘘こき】《名詞》  ①本当でないことをしばしば言う人。「あの・ うそこき・が・ また・ そんな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・た・ん・かいな。」②相手が本当であると信じるようなことを言うこと。「うそこき・は・ やめ・とい・てんか。」〔⇒うそたれ、うそつき、うそだまし〕

うそだまし【嘘騙し】《名詞》 ①本当でないことをしばしば言う人。「うそだまし・の・ 言(ゆ)ー・ こと・を・ 本気に・ し・なはる・な。」②相手が本当であると信じるようなことを言うこと。「その・ 話・は・ うそだまし・かも・ しれ・へんめなあ。」〔⇒うそこき、うそたれ、うそつき〕

うそだます【嘘騙す】《動詞・サ行五段活用》 本当でないことを言う。相手が本当であると信じるようなことを言う。「うそだまし・たら・ みんな・が・ 信用し・てくれ・へん・で。」◆「うそ(を・つく)」と「だます」という同義の言葉を重ねて表現して、強調している。〔⇒うそ(を)つく、うそ(を)こく、だます〕

うそたれ【嘘垂れ】《名詞》 ①本当でないことをしばしば言う人。「うそたれ・は・ 人・に・ 信用さ・れ・へん。」②相手が本当であると信じるようなことを言うこと。
「うそたれ・ばっかり・ ぬかし・やがっ・て・ しょーない・ やつ・や。」〔⇒うそこき、うそつき、うそだまし〕

うそつき【嘘つき】《名詞》 ①本当でないことをしばしば言う人。「うそつき・は・ 泥棒・の・ 始まり・や・と・ 言(い)ー・まっ・せ。」②相手が本当であると信じるようなことを言うこと。「うそつき・ばっかり・ いっぱい・ 並べ・たら・ あき・まへ・ん。」〔⇒うそこき、うそたれ、うそだまし〕

うそつきごんぼ【嘘つきごんぼ】《囃し言葉》 「うそをつく人よ、やーい。」という意味で、相手をはやしたてたり、からかったりする言葉。

うそね【嘘寝】《名詞、動詞する》 眠ったふりをすること。「うそねし・とる・ 思・たら・ ほんまに・ 寝・ても・た。」

うそのかんぱち【嘘のかんぱち】《名詞、形容動詞や》 まったくの嘘であること。「うそ」を強めた言葉。「うそのかんぱち・ばっかり・ 並べ・やがっ・て・ 腹・が・ 立つ。」◆「やけのやんぱち」「やけのかんぱち」という言い方に引かれた言葉であろうか。〔⇒うそのやんぱち〕

うそのやんぱち【嘘のやんぱち】《名詞、形容動詞や》 まったくの嘘であること。「うそ」を強めた言葉。「あの・ 話・は・ うそのやんぱちや・と・ じきに・ わかっ・た。」〔⇒うそのかんぱち〕

うそ(を)こく【嘘(を)こく】《動詞・カ行五段活用》 本当でないことを言う。相手が本当であると信じるようなことを言う。「あの・ 野郎・ うそこき・やがっ・た・なー。」◆「うそ(を)こく」の「こく」は、「屁をこく」の「こく」と同義であると思われる。嘘を言い放つという語感である。〔⇒うそだます、うそ(を)つく、だます〕

うそ(を)つく【嘘(を)つく】《動詞・カ行五段活用》 本当でないことを言う。相手が本当であると信じるようなことを言う。「うそつい・たら・ 舌・を・ 抜か・れる・ぞ。」「うそをつい・たら・ 承知せー・へん・ぞ。」〔⇒うそだます、うそ(を)こく、だます〕

うた【歌】《名詞》 節や拍子をつけて言葉に出すもの。「学芸会・は・ 劇・の・ 人・と・ うた・の・ 人・に・ 分かれ・て・ 出る。」

うたい【謡い】《名詞》 能楽の言葉に節を付けてうたうこと。「うたい・を・ 習う。」〔⇒ようきょく〕

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2013年4月23日 (火)

放射状に歩く(11)

海岸べりを須磨まで⑨

 海岸に最も近い道を歩きます。明石市は東の端(中崎~大蔵海岸)と、西の端(二見町)とが埋め立てられています。歩いている道はかつての海岸線で、それより南は埋め立て地で、かつて中崎海水浴場があったところです。
 ラヂオ塔(写真①、12時43分撮影)があります。ラヂオという文字遣いにしろ、右からの横書きにしろ、時代を感じさせます。ラヂオ塔というのは、ラジオの普及のために市民向けに番組を流した設備です。高さ4メートルほどの御影石でできた塔で、1937年(昭和12年)頃にできたようです。私はテレビについての同じような放送設備は知っていますが、ラジオのことは経験がありません。このラヂオ塔は国の登録文化財に指定されました。
 すくそばに、子午線の町、日本標準時の町のPR塔(②、12時43分)が立ち、明石市役所(③、12時43分)、明石市民会館(④、12時43分)など、市の中枢が集まっていますが、建っているのは埋め立てられた土地です。
 すぐ近くに、古風な中崎公会堂(⑤、12時48分)(⑥、12時49分)があります。1911年(明治44)年7月に、明石郡明石町を中心に周辺の11か村が共同で建設しました。この年の8月13日のこけら落としに夏目漱石が記念講演を行ったことがいまだに市民の自慢の種になっています。随筆家の内田百閒もわざわざ岡山から駆けつけて講演を聴いたそうです。200人を収容できる大広間と2つの和室があり、今も市民の文化活動に使われています。明石市の都市景観形成重要建築物です。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(108)

「明石日常生活語辞典…う」(7)

うすぐもり【薄曇り】《名詞》 雲が空一面に薄くかかっていること。「一日中・ うすぐもり・やっ・た。」

うすぐらい【薄暗い】《形容詞》  光が弱くて少し暗い。光が入りにくくてほの暗い。「雨・が・ 降っ・て・ 家・の・ 中・が・ うすぐらい。」

うすすり【臼摺り】《名詞、動詞する》 篩にかけて、籾殻を取り除くこと。「うすすりし・て・ ごみ・を・ 払う。」

うすちゃ【薄茶】《名詞》 濃くない茶色。「うすちゃ・の・ 地味な・ 服」〔⇒うすちゃいろ〕

うすちゃいろ【薄茶色】《名詞》 濃くない茶色。「うすちゃいろ・の・ ほうじ茶」〔⇒うすちゃ〕

うすっぺら【薄平ら】《名詞》 ものの厚みがなくて、貧弱な感じのするもの。「うすっぺら・の・ 本・を・ 二冊・ 買(こ)ー・た。」「うすっぺら・の・ 座布団」〔⇒うすぺら〕

うすっぺらい【薄平らい】《形容詞》 ①ものの厚みがなくて、貧弱な感じがする。「うすっぺらい・ 煎餅」②考えや、ものの言い方が浅い。「うすっぺらい・ 意見」〔⇒うすぺらい〕

うすっぺらな【薄平らな】《連体詞》①ものの厚みがなくて、貧弱な。「うすっぺらな・ にくてん」②考えや、ものの言い方が浅い。「うすっぺらな・ こと・しか・ 言わ・へん・さかい・ ほんま・の・ 気持ち・が・ わから・へん。」〔⇒うすぺらな〕

うすび【薄日】《名詞》 弱い日の光。「台風・が・ 通り過ぎ・て・ 昼から・は・ うすび・が・ さし・てき・た。」

うすぺら【薄ぺら】《名詞》 ものの厚みがなくて、貧弱な感じのするもの。「うすぺら・の・ 下敷き」〔⇒うすっぺら〕

うすぺらい【薄ぺらい】《形容詞》 ①ものの厚みがなくて、貧弱な感じがする。「うすぺらい・ オーバー・や・さかい・ 寒い。」②考えや、ものの言い方が浅い。「うすぺらい・ こと・を・ 言(ゆ)ー・て・ 質問し・たら・ よー・ 答え・へん・ねん。」〔⇒うすっぺらい〕               

うすぺらな【薄平らな】《連体詞》①ものの厚みがなくて、貧弱な。「うすぺらな・ 箱・に・ 入っ・とる。」②考えや、ものの言い方が浅い。「気持ち・が・ こもら・ん・ うすぺらな・ 挨拶状」〔⇒うすっぺらな〕

うずまき【渦巻き】《名詞》 ①水や空気の、ぐるぐると巻き込むような流れ。「川・の・ 真ん中・へん・が・ うずまき・に・ なっ・とる。」②ぐるぐる巻いている模様や形。「うずまき・の・ 模様・が・ つい・とる・ 浴衣」

うすみどり【薄緑】《名詞》 濃くない緑色。「うすみどり・の・ ジュース」〔⇒うすみどりいろ〕

うすみどりいろ【薄緑色】《名詞》 濃くない緑色。「うすみどりいろ・の・ 葉っぱ・が・ 出・てき・た。」〔⇒うすみどり〕

うすめ【薄目】《名詞》 少しだけ開いた目。「うすめ・を・ 開け・て・ 見る。」

うすめる【薄める】《動詞・マ行下一段活用》  水などを加えて、もとの液体を薄くする。「濃縮ジュース・を・ うすめ・て・ 飲む。」

うずら【鶉】《名詞》 卵も肉も食用とする、尾が短く丸みを帯びた体の20センチほどの鳥。「ざるそば・に・ うずら・の・ 卵・が・ つい・とる。」

うせる【失せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①ものがなくなる。ものが見あたらなくなる。紛失する。「爪切り・が・ うせ・て・ あら・へん。」②人や動物が行ってしまう。人や動物の姿が見えなくなる。いなくなる。「どこ・へ・なと・ うせ・やがれ。」

うそ【嘘】《名詞》 本当でないこと。相手が本当であると信じるように伝える言葉。「うそ・ つい・たら・ あか・ん・よ。」◆小学生の頃、疑わしいと感じたときには、「その・ うそ・ ほんま・か。」などと言って、相手を茶化すようなことをしていた経験がある。

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2013年4月22日 (月)

放射状に歩く(10)

海岸べりを須磨まで⑧

 淡路ジェノバラインの桟橋(写真①、12時24分撮影)からは、かつては淡路の西海岸の富島(としま)への便もありましたが、現在は廃止されています。富島は阪神・淡路大震災の震源地の野島のすぐ近くです。乗船場(②、12時25分)は近年に改装されました。岩屋航路は子午線ラインという名称も使っています。明石港は東経135度・子午線の西側、岩屋港は子午線の東側になります。
 明石港には漁船(③、12時32分)も多く係留されています。満開の桜の花びらが漁船にこぼれ落ちます。明石駅からのまっすぐな広い道が明石港と交わるところに錦江橋が架かっています。橋の上に説明板(④、12時33分)があります。この橋は何度も架け替えられ、場所が変わったり名称が変わったりしましたが、1911年(明治44年)にこの場所に錦江橋の名称で架けられたと説明しています。
 その錦江橋の南が明石フェリーの乗り場です。「フェリー前」(⑤、12時34分)という名称はそのままですが、愛称「たこフェリー」は曲折の末、廃止されました。1954年(昭和29年)4月に兵庫県営として開設され、日本道路公団の設立に伴って譲渡され、その後に民営化されました。明石海峡大橋の開通の影響は大きく、2010年(平成22年)に航路を廃止し、その後、会社も解散しました。フェリーの姿を再び見ることはなくなりましたが、待合所の建物(⑥、12時35分)は残っています。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(107)

「明石日常生活語辞典…う」(6)

うしろむき【後ろ向き】《名詞》 ①人に背中を見せること。裏側を見せる方向。「うしろむき・に・ 坐っ・たら・ おかしー・やろ。」②背中の方向に向かうこと。「うしろむき・で・ 歩く。」◆「うしろむき」と「うしろむけ」は同じ意味にも使うが、「うしろむき」は本人の意思が加わって、そのようにしているというような語感が伴うことがある。〔⇒おしろむき、うしろむけ、おしろむけ〕■反対語=「まえむき」

うしろむけ【後ろ向け】《名詞》 ①人に背中を見せること。裏側を見せる方向。「うしろむけ・に・ し・て・ 置い・てあっ・た。」②背中の方向に向かうこと。「うしろむけ・に・ こかさ・れ・た。」〔⇒おしろむき、うしろむき、おしろむけ〕■反対語=「まえむき」

うす【臼】《名詞》 木や石でできており、餅をついたり、穀物を粉にしたりするときに使う道具。「うす・の・ 底・に・ 餅・が・ ひっつく。」

うず【渦】《名詞》 水や空気の、ぐるぐると巻き込むような流れ。「鳴門海峡・の・ うず・を・ 見ー・に・ 行っ・た。」◆頭の旋毛を言うこともあるが、それは「ぎりぎり」と言う方が圧倒的に多い。

うすあか【薄赤】《名詞》 濃くない赤色。「うすあか・の・ 朝顔・が・ 咲い・た。」〔⇒うすあかいろ〕

うすあかいろ【薄赤色】《名詞》 濃くない赤色。「トマト・が・ うすあかいろ・に・ なっ・てき・た。」〔⇒うすあか〕

うすあげ【薄揚げ】《名詞》 薄く切った豆腐を油で揚げたもの。油揚げ豆腐。「うすあげ・を・ 入れ・て・ 菜っ葉・を・ 炊く。」◆京都市上京区にある千本釈迦堂(大報恩寺)の、無病息災を願う師走の恒例行事「大根(だいこ)だき」を報じる記事に、「大根5000本を分厚く切り、薄揚げとともに大鍋で炊きあげると、湯気が盛んに立ち上った。」とある。(読売新聞・大阪本社発行、2012年12月7日・夕刊、3版、1ページ)『日本国語大辞典』に「うすあげ」の項はない。あまりにも当たり前の言葉ゆえに項目になっていないのか、それとも「うすあげ」は関西で使われる傾向の強い言葉なのか。他の用例に注目したいところである。〔⇒あげ、あぶらあげ、あぶらげ、あげさん〕

うすい【薄い】《形容詞》 ①厚さやボリュームがが少ない。「うすい・ 紙・や・さかい・ 裏・の・ 字・が・ 見える。」「年・を とっ・て・ 髪・が・ うすー・ なっ・た。」②色や味があっさりしている。「うすい・ 味付け・が・ 好きや。」③程度が強くない。軽い。「思いやり・が・ うすい・ 人・や。」〔②⇒みずくさい〕■対語=①「あつい」。②「こい」「こいい」                                    

うすうす【薄々】《副詞と》 かすかに。ぼんやり。少し。「うすうす・ わかっ・とっ・てん・けど・ 言わ・ず・に・ おい・とい・た。」

うずうず《副詞と、動詞する》 何かをしたくて気持ちを抑えきれない様子。「遊び・に・ 行き・とー・て・ うずうずする。」

うすぎ【薄着】《名詞、動詞する》 衣服をたくさん重ねないで着ること。薄い布でできたものを着ること。「うすぎし・て・ 風邪・ ひー・た。」■対語=「あつぎ」

うすきいろ〔うすきーろ〕【薄黄色】《名詞》 濃くない黄色。「うすきーろ・の・ 毛糸・の・ 手袋」

うすぎたない【薄汚い】《形容詞》 なんとなく汚れている。洗練されていない。「うすぎたない・ なり・を・ し・た・ 男・が・ おる。」

うずく【疼く】《動詞・カ行五段活用》 ずきずき痛む。身にこたえるように痛む。「昨日・の・ 晩・から・ 歯ー・が・ うずい・とる・ねん。」「今朝・から・ 腹・が・ うずく・ねん。」

うすくち【薄口、淡口】《名詞》 黒色が強くない、関西人が好む醤油。「うすくち・は・ 龍野・が・ 本場・や。」〔⇒うすくちしょうゆ〕■対語=「こいくち」

うすくちしょうゆ〔うすくちしょーゆ、うすくちしょーゆー〕【薄口醤油、淡口醤油】《名詞》 黒色が強くない、関西人が好む醤油。「うすくちしょうゆ・の・ うどん・が・ おいしそーや。」〔⇒うすくち〕■対語=「こいくちしょうゆ」

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2013年4月21日 (日)

放射状に歩く(9)

海岸べりを須磨まで⑦

 明石川の右岸に市立衣川中学校(写真①、12時05分撮影)があって、校門のあたりには幾本もの桜が花盛りです。入学式や始業式の頃には桜は似つかわしいものだと思います。
 少し歩くと、明石大橋の遺構(②、12時06分)が残されています。橋の名前が刻まれたものですが、ずいぶん背の高いものが橋の両端に作られていたのだと感心します。明石海峡大橋ができるまでは、明石の大橋というのは、国道2号が明石川を渡る橋であったのです。もちろん今もその名称が使われています。
 明石川(③、12時08分)は、県道718号の大観橋(④、12時10分)を渡ります。明石川の最も河口に近い橋です。この県道はもともとは国道250号で、明姫幹線道路が開通した後、そちらが250号になり、県道に格下げされたものです。名称に関わらず、交通量は多いのです。
 橋を渡り終えて、市街地の幾本もある道を東に歩きます。途中には源氏物語に描かれたと言い伝えられている「蔦の細道」や、文部省唱歌「牧場の朝」の碑(編曲の船橋栄吉が明石出身)などもありますが、今回は寄り道をしないで、ほどなく明石港(⑤、12時21分)に出ます。昔から淡路島への玄関口としての役割を果たしてきました。港口の東側には高層マンションが建っています。ちょうど、淡路・岩屋港からの連絡船・まりーんふらわぁ2(⑥、12時24分)が到着しました。淡路ジェノバラインは、明石海峡大橋の直下を通過して、岩屋港との間を13分で結んでいます。朝夕は20分間隔、昼間は40分間隔の出航です。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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放射状に歩く(9)

海岸べりを須磨まで⑦

 明石川の右岸に市立衣川中学校(写真①、12時05分撮影)があって、校門のあたりには幾本もの桜が花盛りです。入学式や始業式の頃には桜は似つかわしいものだと思います。
 少し歩くと、明石大橋の遺構(②、12時06分)が残されています。橋の名前が刻まれたものですが、ずいぶん背の高いものが橋の両端に作られていたのだと感心します。明石海峡大橋ができるまでは、明石の大橋というのは、国道2号が明石川を渡る橋であったのです。もちろん今もその名称が使われています。
 明石川(③、12時08分)は、県道718号の大観橋(④、12時10分)を渡ります。明石川の最も河口に近い橋です。この県道はもともとは国道250号で、明姫幹線道路が開通した後、そちらが250号になり、県道に格下げされたものです。名称に関わらず、交通量は多いのです。
 橋を渡り終えて、市街地の幾本もある道を東に歩きます。途中には源氏物語に描かれたと言い伝えられている「蔦の細道」や、文部省唱歌「牧場の朝」の碑(編曲の船橋栄吉が明石出身)などもありますが、今回は寄り道をしないで、ほどなく明石港(⑤、12時21分)に出ます。昔から淡路島への玄関口としての役割を果たしてきました。港口の東側には高層マンションが建っています。ちょうど、淡路・岩屋港からの連絡船・まりーんふらわぁ2(⑥、12時24分)が到着しました。淡路ジェノバラインは、明石海峡大橋の直下を通過して、岩屋港との間を13分で結んでいます。朝夕は20分間隔、昼間は40分間隔の出航です。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(106)

「明石日常生活語辞典…う」(5)

うじうじ《副詞と、動詞する》 ①決断力がなかったり、実行力が乏しかったりして、ためらっている様子。実行に移さないで、じっとしている様子。「うじうじ・ し・とら・んと・ しっかり・ せー。」②からっとしないで、しつこくする様子。「また・ うじうじ・ 文句・を・ 言(ゆ)ー・とる。」③小さな虫がはいまわっている様子。「うじうじと・ 変な・ 虫・が・ ぎょーさん・ おる。」〔①⇒ぐずぐず、もじもじ〕

うじがみ【氏神】《名詞》 その土地を守る神。「ここらへん・の・ 村・は・住吉(すみよっ)さん・が・ うじがみ・や。」

うしなう【失う】《動詞・ワア行五段活用》 持っていたものや、自分と関係のあったものを、なくす。「定期・を・ うしのー・て・ 駅・で・ 困っ・とっ・てん。」〔⇒うしなえる〕

うしなえる【失える】《動詞・ア行下一段活用》 持っていたものや、自分と関係のあったものを、なくす。「人・から・ 借っ・た・ 本・を・ うしなえ・て・ 怒ら・れ・た。」〔⇒うしなう〕

うしのした【牛の舌】《名詞》 舌平目。◆その形が扁平で、舌の形をしているので、牛の舌になぞらえて言う。

うじむし【蛆虫】《名詞》 蝿や虻などの幼虫。「うじむし・が・ わか・ん・よーに・ 石灰・を・ 撒く。」〔⇒うじ〕

うじゃうじゃ《副詞と》 ①話などが長たらしくて、際限のない様子。「うじゃうじゃと・ 聞かさ・れ・た・けど・ 何か・ よー・ わから・ん・ 話・やっ・た。」②不満などをぶつぶつ小声で言っている様子。ぐずぐず文句を言う様子。つまらないことを執拗に言い立てる様子。「陰・で・ うじゃうじゃと・ 言(い)わ・んと・ はっきり・ 言(ゆ)ー・たら・ どない・や。」③小さな生き物が、いっぱい集まって、それぞれが勝手に動いている様子。また、それを見たり感じたりすることによって、不快感やうるささを感じる様子。「土・の・ 中・に・ みみず・が・ うじゃうじゃ・ おっ・た。」④同じような人が大勢いる様子。同じようなものがたくさんある様子。「金・が・ うじゃうじゃ・ ある・ん・やろ・から・ ちょっと・ぐらい・ 寄付・を・ し・てんか。」〔⇒うざうざ。③④⇒うじょうじょ、うようよ〕

うじょうじょ《副詞と》 ①小さな生き物が、いっぱい集まって、それぞれが勝手に動いている様子。また、それを見たり感じたりすることによって、不快感やうるささを感じる様子。「落ち・とる・ ビスケット・に・ 蟻・が・ うじゃうじゃ・ 集まっ・とる。」②同じような人が大勢いる様子。同じようなものがたくさんある様子。「旅行・の・ 参加希望者・が・ うじょうじょ・ おる・ねん。」〔⇒うようよ、うじゃうじゃ。①⇒うざうざ、〕

うしろ【後ろ】《名詞》 ①正面とは反対の方角にあたるところ。向いている方向とは逆の方。背後。「学校・の・ うしろ・は・ 山・に・ なっ・とる。」②中心や正面から離れているところ。「大勢・の・ 人・の・ うしろ・に・ なっ・て・ 見え・へん。」③背中。背中の方向。「リュックサック・を・ うしろ・に・ 背負う。」〔⇒おしろ〕■反対語=「まえ」

うしろあし【後ろ足】《名詞》 動物の四本足のうち、あとの二本の足。「犬・が・ うしろあし・で・ 砂・を・ かけ・た。」〔⇒おしろあし、あとあし〕■反対語=「まえあし」

うしろすがた【後ろ姿】《名詞》 人や動物などの、正面とは反対側から見た姿。「うしろすがた・から・ 見・たら・ 四十過ぎ・の・ 人・や・と・ 思(おも)・た。」〔⇒おしろすがた〕

うしろまえ【後ろ前】《名詞》 服を着たとき、前と後ろが逆になること。「こまい・ 子ー・が・ 服・を・ うしろまえ・に・ 着・とる。」〔⇒おしろまえ〕

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2013年4月20日 (土)

放射状に歩く(8)

海岸べりを須磨まで⑥
            
 林崎漁港の近くには魚の加工場が並んでいます。かなり大きな施設・設備を持った加工場もあるようです。そんな中に「焼あなご(地物)有ります」という看板(写真①、11時35分撮影)がありました。魚の種類によっては遠くで獲れたものも加工しているのかもしれません。けれども、あなごはやっぱり明石海峡で獲れた地物であると強調しているのでしょう。林崎漁港(②、11時42分)は市内屈指の漁港です。林崎漁業協同組合のホームページによると、桜のころから紅葉のころまで、一本釣り・小型底引き網・船びき網・たこつぼなど多種多様な漁船漁業が行われていると記されています。
 漁港が途切れて少し進むと、望海浜公園(③、11時49分)になります。松林が残っています。江戸時代には藩主が望海亭という茶室を建てて、眺めを楽しんだところだそうですが、今は南側が高い防潮堤になっています。
 行く手に明石川の堤防が見えてくると、淡路島の島影(④、11時52分)がぐんと近づいてきた感じになります。貨物船や漁船が、狭い明石海峡を目指して西と東から寄り集まってきます。明石川の河口からは明石海峡大橋(⑤、11時53分)が間近に見えます。河口には多くの鳥が集まっていて、寄せ来る波と戯れています。しばらく鳥たちを見てから明石川を少し遡ります。河口には橋がありません。川の左岸(西側)には、堤防から川の中へ降りていく遊歩道(⑥、12時04分)が作られています。右岸にも同じようなものが見えます。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(105)

「明石日常生活語辞典…う」(4)

うけつける【受け付ける】《動詞・カ行下一段活用》 申込みを受けたり、用件を取り次いだりする。「一週間・の・ 間・ うけつけ・とり・ます。」

うけとり【受け取り】《名詞》 ①金品などを一方が渡して、他方が手に入れたというしるしの書き付け。領収書など。「金・を・ 払(はろ)・て・ うけつけ・を・ 貰(もろ)・ておいで。」②金品などを一方が渡して、他方が手に入れること。「誰・ど・ 品物・の・ うけとり・に・ 行っ・てき・てくれ・ん・か。」

うけとる【受け取る】《動詞・ラ行五段活用》 金品などを一方が渡して、他方が手に入れる。「宅配便・を・ うけとる。」

うけもち【受け持ち】《名詞》 担当する人。特に、学校などの担任の先生。「子ども・の・ うけもち・の・ 先生」

うけもつ【受け持つ】《動詞・タ行五段活用》 自分の仕事として担当する。「これ・だけ・の・ 仕事・が・ お前・の・ うけもち・や。」

うける【受ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①落ちてくるものや、向かってくるものを、支え止める。「キャッチャー・が・ ボール・を・ うける。」②自分の身に、他から何かの働き・作用が加えられる。「台風・で・ えらい・ 被害・を・ うけ・た。」③他からの働きかけに応じる。相手の頼みを聞く。「注文・を・ うける。」「電話・で・ 連絡・を・ うける。」④自分から進んで取り組む。「検定試験・を・ うける。」「検査・を・ うける。」

うごかす【動かす】《動詞・サ行五段活用》 ①止まっていたものを活動させる。「スイッチ・を・ 入れ・て・ モーター・を・ うごかす。」②場所を別のところに変える。位置を変える。「椅子・を・ 前・の・ 方・に・ うごかす。」〔⇒いごかす、いのかす〕■自動詞は「うごく」

うごき【動き】《名詞》 変化すること。活動すること。位置が変わること。「足・の・ うごき・が・ 速い。」〔⇒いごき、いのき〕

うごく【動く】《動詞・カ行五段活用》 ①あった場所や、いた場所が変わる。「時計・の・ 針・が・ うごく。」②一か所に落ち着いていないで、揺れる。「木ー・の・ 葉ー・が・ 風・で・ うごい・とる。」〔⇒いごく、いのく〕■他動詞は「うごかす」

うざうざ《副詞と》 ①話などが長たらしくて、際限のない様子。「うざうざと・ 長い・ 挨拶・は・ 聞い・とら・れ・まへ・ん・なー。」②不満などをぶつぶつ小声で言っている様子。ぐずぐず文句を言う様子。つまらないことを執拗に言い立てる様子。「うざうざ・ 言わ・んと・ 言ー・たい・ こと・を・ はっきり・ 言え。」③小さな生き物が、いっぱい集まって、それぞれが勝手に動いている様子。また、それを見たり感じたりすることによって、不快感やうるささを感じる様子。「葉ー・の・ 裏・に・ 青虫・が・ うざうざ・ おっ・た。」〔⇒うじゃうじゃ。③⇒うじょうじょ、うようよ〕

うさぎ【兎】《名詞》 耳が長く、よく飛び跳ねる小型の動物。「小学校・の・ 時・に・ みんな・で・ うさぎ・を・ 飼(こ)ー・とっ・た。」〔⇒おさぎ、うさちゃん、おさちゃん〕

うさちゃん【兎ちゃん】《名詞》 耳が長く、よく飛び跳ねる小型の動物。「お月さん・の・ 中・で・ うさちゃん・が・ 餅・を・ つい・とる・よ。」◆幼児語。〔⇒おさちゃん〕

うし【牛】《名詞》 肉や乳を食用とするために飼われ、かつては運搬・耕作などのために使われていた、頭に二本の角があり、皮膚は白・黒・褐色の短い毛でおおわれている動物。「うし・で・ 田圃・を・ 鋤く。」「うし・の・ 乳・を・ 搾る。」

うし【丑】《名詞》 十二支の二番目。「妹・は・ うし・です・ねん。」

うじ【蛆】《名詞》 蝿や虻などの幼虫。「昔・は・ 便所・に・ うじ・が・ わい・た。」〔⇒うじむし〕

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2013年4月19日 (金)

放射状に歩く(7)

海岸べりを須磨まで⑤

 松江海岸の休憩所の前(写真①、11時10分撮影)は広い砂浜が広がります。明石市内で最大の松江海水浴場です。季節によって、砂浜で遊ぶ人、海水浴を楽しむ人、凧揚げに興じる人などを見かけることがあります。沖合をジェットスキーが走り回ってうるさい時期もあります。
 もう少し歩くと別の休憩施設(②、11時15分)があって、白い大きなテントが張られています。ヨットをイメージしているようです。駐車施設やトイレなども設けられています。 鹿が描かれた記念碑(③、11時18分)があって、それは明石の地名の由来に関するものです。説明板(④、11時18分)によれば、沖合20メートルの海底に赤い色の巨石があって「赤石」と呼ばれ、陰暦3月3日にはそれが海岸から見えるというのですが、この言い伝えは地元ではよく知られています。明石海峡は海底が深く、急流であることで有名ですが、対岸の淡路島の西岸にあたるところの沖合には浅瀬があって「鹿の瀬」と呼ばれる好漁場になっています。
 明石随一の林崎漁港が近づいてきましたが、その手前に林崎海浜公園(⑤、11時25分)があって松が茂っています。砂浜の一部が公園になっているのです。公園の入り口にはレリーフが作られています。一枚は蛸や蟹や魚を描いたもの、もう一枚は子供たちが遊び戯れる様子をえがいたもの(⑥、11時28分)です。
 歩き始めて1時間半。あっちで立ち止まり、こっちで写真を撮り、ゆっくりと歩いてきましたが歩数が10000を超えました。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(104)

「明石日常生活語辞典…う」(3)

うき【浮き】《名詞》 ①魚が餌に食いついたことを知るために、釣り糸に付けて水に浮かばせるもの。「うき・が・ 沈ん・だ・さかい・ 竿・を・ 上げ・てみ・なはれ。」②水中の漁網や延縄などの位置を知るために、水に浮かばせるもの。「うき・を・ 見付け・て・ 網・を・ あげる。」③泳ぐときに使う、救命用の浮き輪。「海水浴・に・は・ うき・を・ 持っ・ていか・ん・と・ 危ない・ぞ。」

うきうき【浮き浮き】《形容動詞や、動詞する》 ①楽しくて心が弾む様子。晴れやかな様子。軽快で快活な様子。「春・に・ 桜・を・ 見・たら・ 気持ち・が・ うきうきに・ なり・まん・な。」「うきうきし・て・ キャンプ・に・ 行っ・た。」②気持ちが集中しないで、注意が足りない様子。「うきうきせ・んと・ 前・を・ よー・ 見・て・ 運転し・なはれ。」

うきしずみ【浮き沈み】《名詞、動詞する》 ①浮いたり沈んだりすること。「竿・の・ 先・の・ 浮き・が・ うきしずみし・とる。」②物事がうまくいったり、いかなかったりすること。「この・ 商売・は・ うきしずみ・が・ 大きい。」

うきぶくろ【浮き袋】《名詞》 ①人が水に浮くために使う、空気を入れた袋。(古くなった車のタイヤなどを代用することもあった。)「泳ぐ・ 時・は・ うきぶくろ・を・ 離さ・ん・よーに・ し・なはれ。」②魚の体の中にある、浮き沈みを調節するための袋。「魚・の・ はらばた〔=内蔵〕・の・ 中・に・ うきぶくろ・も・ ある。」〔①⇒うきわ〕

うきわ【浮き輪】《名詞》 人が水に浮くために使う、空気を入れた袋。「うきわ・を・ 持っ・て・ 海・へ・ 行く。」〔⇒うきぶくろ〕

うく【浮く】《動詞・カ行五段活用》 ①沈まないで、水上や水中にある。底の面から離れて上がる。「盥・が・ 水・に・ うく。」②落ちないで、空中にとどまる。「飛行船・が・ 空・に・ うい・とる。」③表面に表れる。「汗・が・ うい・てき・た。」④身体の全体や一部が持ち上がる。「足・が・ うい・て・ 土俵・の・ 外・に・ 出・た。」⑤時間や金銭などに余りが出る。「時間・が・ うい・ても・て・ どない・ し・たら・ えー・の・か・ 困っ・た。」⑥しっかりとくっついていない。「糊・が・ とれ・て・ 紙・が・ うい・とる。」「歯ー・が・ うい・てき・て・ 痛い・ねん。」〔①②⇒うかぶ〕■対語=「しずむ」

うぐいす【鶯】《名詞》 緑がかった茶色の体で、早春に美しい声で「ほーほけきょ」と鳴く鳥。「竹・の・ 林・でも・ うぐいす・が・ 鳴い・とる。」

うけ【受け】《名詞》 ①周りの人からの評価・評判。「あの・ 人・は・ みんな・から・ 受け・が・ 良(え)ー。」②うけるもの。「郵便うけ」

うけあう【請け合う】《動詞・ワア行五段活用》 ①責任を持って引き受ける。「半月・で・ 仕上げる・と・ うけおー・てくれ・た。」②大丈夫だと、保証する。「あの・ 人・の・ こと・なら・ 間違い・ない・と・ うけあい・ます。」

うけいれる【受け入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①引き受けて、面倒をみる。「新入社員・を・ うけいれる。」②承知する。聞き入れる。「無理・を・ 承知・で・ 頼ん・だら・ うけいれ・てくれ・た。」

うけうり【受け売り】《名詞、動詞する》 人の考えや、人から聞いた話を、自分のもののように人に言う。「うけうり・で・ 言わめんと・ 自分・で・ よー・ 考え・なはれ。」

うけおう【請け負う】《動詞・ワア行五段活用》 報酬をもらって、仕事を引き受ける。「工事・を・ うけおう。」

うけくち〔うけぐち〕【受け口】《名詞》 下唇が上唇よりも出ている口。「うけくち・の・ 人」

うけつぐ【受け継ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ①人が残した物や仕事などを引き受ける。「親父・が・ やっ・てい・た・ 店・を・ うけつい・だ。」②人の性質や意志などを引き継ぐ。「親・を・ うけつい・で・ 歌・が・ 上手や。」

うけつけ【受け付け】《名詞、動詞する》 申込みを受けたり、用件を取り次いだりするところ。また、それをする人。「会場・の・ 入口・の・ うけつけ・の・ 係・を・ 頼ま・れ・た。」

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2013年4月18日 (木)

放射状に歩く(6)

海岸べりを須磨まで④

 しばらく行くと谷八木川(写真①、10時48分撮影)に出会います。小さな川ですが汚濁が進んだ時期がありました。河口近くに水をかき回して酸素を多く取り入れるようにしている装置が設けられました。
 川を渡ると藤江という地名に変わっていきますが、海浜植生復元実験(②、10時57分)をしているところがあります。このあたり(③、10時59分)になると、淡路島がかなり近づいたように感じます。明石海峡大橋が大きくなってきます。明石市内の海岸は渚が守られ、砂浜が広がっているのが自慢です。けれども、養浜事業によって砂浜を広げましたから、砂浜の陥没には気を使います。発見時の連絡を求める看板(④、11時00分)があります。歩き始めてほぼ1時間が経過しました。
 まるで溝と見まがうような細い藤江川を過ぎ、藤江漁港を右手に見て通ると、松江海岸になります。砂浜が漁業に利用されています(⑤、11時05分)が、正月15日にはこのあたりで「とんど」(左義長)の行事があります。竹を高く組んで、威勢よくお飾りなどを燃やします。松江海岸の高台にも散策者向けの休憩所があります。ところで、ここにある絵地図(⑥、11時10分)には異議があります。小豆島(香川県)と家島諸島(姫路市)の位置関係です。家島が手前で小豆島が後ろというのはよいのですが、正しくは小豆島が左側(東側)に、家島が右側(西側)にあるのです。地図を広げてこの地点(松江海岸)から2つの島に向けて線を引けばわかることなのですが、ちょっと荒っぽい地図になってしまっています。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(103)

「明石日常生活語辞典…う」(2)

うおのたな〔うおんたな〕【魚の棚】《名詞》 魚屋がたくさん集まっている町。「うおのたな・で・ 蛸・を・ 買う。」◆魚の町である明石は、明石鯛や明石蛸で全国に名を馳せているが、新鮮な魚介類を手に入れるところとして、やはり全国的に知られているのが「魚の棚」である。この名称をホームページを検索すると明石の「魚の棚」のことが圧倒的に多いが、高知市なども同じ呼び名の町がある。

うおのめ〔うおのめー〕〔うおのめー〕【魚の目】《名詞》 足の裏などにできる皮膚病で、固い小さな突起ができるもの。「うおのめ・が・ でけ・て・ 痛い・ねん。」◆関西ではよく知られているコマーシャル・ソングに「うおのめ たこにも イボコロリ」というのがあるが、このイボコロリという薬品を作っているのは、明石市にある横山製薬である。

うがい《名詞、動詞する》 水や消毒液で口や喉をすすぐこと。「風邪・が・ はやっ・とる・さかい・ 家・に・ もどっ・たら・ うがいせ・な・ あか・ん。」

うかうか《副詞と、動詞する》 注意力が足りなくて、気を緩めている様子。あまり深く考えずに物事を行う様子。必要なことに気づかないで時間が経過していく様子。「うかうかし・とっ・たら・ 追い抜か・れ・てまう・ぞ。」〔⇒うっかり、うかっと、うろっと、ぼんやり、ぼやんと、ぼやぼや〕

うかがう【伺う】《動詞・ワア行五段活用》 ①人にものを尋ねる。◆へりくだった言い方である。「うかがい・たい・と・ 思ー・て・た・ こと・が・ おます・ねん。」②人の家などを訪問する。◆へりくだった言い方である。「明日・ うかごー・ても・ よろしい・か。」

うかす【浮かす】《動詞・サ行五段活用》 ①沈まないで、水上や水中にあるようにさせる。底の面から離れて上がるようにさせる。「海・に・ 船・を・ うかす。」②落ちないで、空中にとどまるようにさせる。「風船・を・ うかす。」③身体の全体や一部を持ち上げるようにする。「腰・を・ うかし・て・ ボール・を・ 受ける。」④時間や金銭などに余りが出るようにする。「うかし・た・ 費用・で・ お茶・の・ 葉・を・ 買う。」〔①⇒うかべる〕■対語=「しずます」

うかつ【迂闊】《形容動詞や》 注意が足りない様子。うっかりしている様子。「うかつに・ し・とっ・たら・ 怪我する・ぞ。」

うかっと《副詞、動詞する》 注意力が足りなくて、気を緩めている様子。あまり深く考えずに物事を行う様子。必要なことに気づかないで時間が経過していく様子。「本・を・ 返す・の・を・ うかっと・ 忘れ・ても・とっ・た。」「うかっとし・て・ 電車・を・ 乗り過ごし・た。」〔⇒うっかり、うかうか、うろっと、ぼんやり、ぼやんと、ぼやぼや〕

うかぶ【浮かぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①沈まないで、水上や水中にある。底の面から離れて上がる。「蓮・の・ 葉ー・が・ うかん・どる。」②落ちないで、空中にとどまる。「アドバルーン・が・ うかん・どる。」③思い出される。「あの・ 時・の・ あんた・の・ 心配そーな・ 顔・が・ うかぶ・なー。」〔①②⇒うく〕

うかべる【浮かべる】《動詞・バ行下一段活用》 ①沈まないで、水上や水中にあるようにさせる。底の面から離れて上がるようにさせる。「池・に・ ボート・を・ うかべる。」②表面にあらわす。「涙・を うかべる。」③泣きそうな顔つきになる。不機嫌になる。しょげる。「うかべ・てき・た・さかい・ きつい・ こと・を・ 言ー・たら・ あか・ん。泣い・てまう・ぞ。」〔①⇒うかす〕

うかる【受かる】《動詞・ラ行五段活用》 試験に合格する。審査に通る。「高等学校・の・ 入学試験・に・ うかる。」

うかれる【浮かれる】《動詞・ラ行下一段活用》 心が自然と陽気になる。気持ちが浮き立って落ち着かなくなる。「土曜日・の・ 晩・は・ 花見・に・ 行っ・て・ うかれ・とっ・た。」

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2013年4月17日 (水)

放射状に歩く(5)

海岸べりを須磨まで③

 八木遺跡公園から歩を進めていきますと、道の北側に「明石原人発見地」(写真①、10時37分撮影)という標柱があります。これは人を惑わすきらいがあります。何の説明もなく一本だけ立っているのですが、一般には前述の「明石原人の腰骨発見地」こそ遺跡の価値があります。この場所で、すわ原人発見!とばかりに、明石原人に出会ったのだというような響きがあって、それはそれで考古学の浪漫かもしれませんが…。
 明石海岸は海亀が上陸して産卵するところとして知られています。情報提供を呼びかける看板(②、10時37分)が掲げられ、海岸には注意を呼びかける立て札(③、10時37分)があります。海岸の手前の方は草に覆われています。夏に海亀が上陸して産卵すると、テレビ・ニュースなどにしばしば取り上げられます。
  道がカーブしているところの道路北側に、小さな石で絵や文字を描いている壁画のようなもの(④、10時39分)が続きます。1989年(平成元年)に建設省(当時)姫路工事事務所が作りました。古代人の生活などをアニメ風に描いたものですが、とりわけ明石の文学のゆかりの柿本人麻呂や菅原道真(⑤、10時40分)などに親近感を覚えます。このあたりは大久保町谷八木です。
 そのすぐ先に天台宗の長光寺(⑥、10時45分)があります。石に刻まれた説明によれば、沖合230メートルの地にあったものが、浸食によりここに移ったということです。このあたりの海岸線の後退は古来から続いているのです。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(102)

「明石日常生活語辞典…う」(1)

う〔うー〕【卯】《名詞》 十二支の四番目の「うさぎ」。十二支の四番目。うさぎ。「うー・の・ 年・や・さかい・ 今年・は・ ぴょんぴょん・ 跳ね・たろ・か。」

ウイスキー〔ういすきー〕【英語=whisky】《名詞》 麦などを原料として作った強い酒。「江井ヶ島・で・ 作られ・とる・ ういすきー・は・ ホワイトオーク・ちゅー・ 名前・や。」

ういたういた【浮いた浮いた】《形容動詞や》 ①豪雨などによって、溝などの水があふれて辺り一帯が水浸しになった様子。「大雨・で・ 周り・が・ ういたういたで・ 外・へ・ 出・られ・なんだ。」◆実際に家屋は浮いていないが、浮き上がらんばかりの状態であるという気持ちを表現したものである。②本来は浮かばせないものが、浮き上がっている様子。「風呂・の・ げすいた・が・ ういたういたに・ なっ・とる。」

ういろう〔ういろー、ういろ〕【外郎】《名詞》 餅米の粉と小麦粉にザラメ砂糖を加えて練り、蒸し上げた菓子。「神戸・の・ 長田・に・ 名物・の・ ういろー・が・ ある。」

ういん〔ういーん〕《副詞と》 金属性の、うなりをあげるような音の様子。「旋盤・が・ ういーんと・ 回っ・とる。」

うううう〔うーうー〕《副詞と》 うなりをあげるような音の様子。サイレンの音の様子。「自動車・が・ うーうーと・ 走っ・とる。」

ウール〔うーる〕【英語=wool】《名詞》 羊毛。羊毛で作った織物。「うーる・の・ 背広」

ううん〔うーん〕《感動詞》 そうではないということを相手に伝えるときに使う言葉。「ううん。私・は・ 行か・へん。」

ううん〔うーん〕《感動詞》 考え込んだり、あいまいな返事をしたりするときに使う言葉。「うーん・ まだ・ 決め・て・ない・ねん。」

うえ【上】《名詞》 ①位置が高いこと。「屋根・の・ うえ・の・ アンテナ」②ものの表面。「海・の・ うえ・に・ 浮い・とる。」③年齢、学年、地位などが高いこと。「三つ・ うえ・の・ 姉」④優れていること。「大工・の・ 腕・は・ あの・ 人・の・ 方・が・ うえ・や。」■対語=「した」

うえき【植木】《名詞》 ①庭や鉢などに植えてある木。「日曜日・に・ うえき・の・ 手入れ・を・ する。」②植えるための木。「うえき・の・ 市・が・ ある。」

うえきばち【植木鉢】《名詞》 地面に直接に植えるのではなく、土を入れた容器に木や草を植えるときに使う、その入れ物。「庭・に・ うえきばち・を・ 並べる。」

うえつける【植え付ける】《動詞・カ行下一段活用》 草や木の小さなものや苗を、移して植える。「トマト・の・ 苗・を・ うえつける。」

うえのうえ【上の上】《名詞、形容動詞や・です》 ①最上のもの。「この・ 弁当・は・ うえのうえ・や。」②さらにその上となるもの。「あいつ・は・ 口・が・ 上手で・ みんな・の・ うえのうえや。」〔⇒じょうのじょう〕■類語=「ちゅうのちゅう」「したのした」「げのげ」

うえむき【上向き】《名詞、形容動詞や》  上の方を向いていること。だんだんよくなること。「成績・は・ ちょっと・ うえむきに・ なっ・てき・た・みたいや。」〔⇒うわむき〕■対語=「したむき」

うえる【植える】《動詞・ア行下一段活用》  草や木の根を土の中に埋める。根を土に埋めて立たせる。「買(こ)ー・てき・た・ 苗・を・ 鉢・に・ 植える。」「卒業・の・ 記念・に・ 桜・を・ うえ・た。」■自動詞は「うわる」

うおぐし【魚串】《名詞》  魚を焼いたり干したりするときに、魚を刺す串。「べら・を・ うおぐし・に・ 刺し・て・ 焼く。」〔⇒かなぐし〕

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2013年4月16日 (火)

放射状に歩く(4)

海岸べりを須磨まで②

 海岸沿いの道は、地図で見ると一直線のように思われますが、実際はくねくねとしています。左手(北側)は十メートルほどの崖になっていて、その上には建物が見えます。右手(南側)は海岸ですが、背の低い防潮堤が続いています。道はわずかに右にカーブしたり左に曲がったりしています。ちょっとした岬のような感じのところもあって、そこを過ぎると東の方の展望が開けたりもします。そんな岬のようなところに「事故注意」の看板(写真①、10時16分撮影)が掲げられています。沖に突き出している石組みの突堤(②、10時17分)の傍は流れが速いので泳いではいけないという注意です。海岸の砂が流れ出してしまわないように海岸線に垂直に作られた突堤をヘッドランドと言うようですが、耳慣れない言葉です。波止(はと)とか突堤という方が地元の人にはわかりやすいと思います。
 このあたりは屏風ヶ浦と呼ばれています。海岸に沿って崖が続いているのを屏風と見なしたのです。白砂青松という言葉がありますが、このあたりの海岸は浸食されて砂浜が狭くなり、松の木(③、10時22分)を目にすることも多くはありません。
 直良信夫氏による「明石原人の腰骨」の発見地(④、10時24分)は、1985年に国立歴史民俗博物館の春成秀爾氏を中心にした発掘調査が行われた場所でもあります。あたりは金網で囲われて、説明板が掲示されています。ここは大切な場所であるから近づいてはならないというような風情です。
 それに比べると、少し東にある「アカシゾウ発掘地」(⑤、10時32分)は整備されていて、ほっと一息つくことができるようになっています。
 けれども、もう少し進むと、八木遺跡公園(⑥、10時35分)があって、崖の上にも広場が作られています。家族連れなどにはもってこいの場所で、少し高いところから明石海峡を眺めると気分雄大になります。公園の地下は災害時に備えて、水の大きな備蓄タンクになっています。

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【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(101)

「明石日常生活語辞典…い」(37)

いんたい【引退】《名詞、動詞する》 これまでの地位や仕事をやめて、しりぞくこと。「横綱・が・ いんたいし・た。」

インチ〔いんち〕【英語=inch】《名詞》 ①ヤードポンド法の長さの単位の一つ。「二十四いんち・の・ 自転車」②ものの大きさ。「この・ 瓶・に・ この・ 蓋・は・ いんち・が・ 合わ・へん。」

いんちき《名詞、形容動詞や、動詞する》 ごまかしが含まれていること。不正であること。「いんちきな・ 話・に・ あんじょー・ 騙され・ても・た。」〔⇒いんちきとんちき〕

いんちきとんちき《名詞、形容動詞や、動詞する》 ごまかしが含まれていること。不正であること。「いんちきとんちきし・て・ 儲け・やがっ・た。」◆「いんちき」を強調し、ちょっとふざけた言い方。〔⇒いんちき〕

いんちょう〔いんちょー〕【員長】《名詞》 ①選ばれたり委嘱されたりした人が集まって、ある内容について考えたり、決めたり、実際に行ったりする会の、その中心になって推進する人。「いんちょー・に・ なっ・たら・ 忙しー・ぞ。」②学級活動の中心になる児童・生徒。「一年二組・の・ いんちょー」◆「委」の文字が省略されたというよりも、「い」という発音が脱落したという印象が強い。〔⇒いいんちょう〕

インデアン〔いんであん〕【英語=Indian】《名詞》 アメリカ大陸にすむ原住民。「いんであん・の・ 出・てくる・ 西部劇」

いんねん【因縁】《名詞》 ①関わり合い。「子ども・の・ 頃・から・ いんねん・が・ ある。」②言いがかり。「知ら・ん・ 奴(やつ)・から・ いんねん・ つけ・られ・て・ 困っ・た。」

いんぴつ【鉛筆】《名詞》 木の軸の中に黒鉛の芯を入れた筆記用具。「いんぴつ・の・ 芯・が・ 折れ・た。」〔⇒えんぴつ、えんぺつ〕

いんぴつけずり【鉛筆削り】《名詞》 芯のすり減った鉛筆を削るための道具。「いんぴつけずり・で・ 怪我・を・ する。」◆かつての「いんぴつけずり」はナイフ(肥後の守)であり、電動削り器が現れたときは驚いたものである。ナイフ系のものにもいろいろな種類があり、「けずり」「とげり」とも呼んだ。〔⇒えんぴつけずり、えんぺつけずり、けずり、とげり〕

インフルエンザ〔いんふるえんざ〕【英語=influenza、もとはイタリア語】《名詞》 流行性感冒。「いんふるえんざ・で・ 学級閉鎖・に・ なる。」

いんま【今】《名詞》 ①現在。「いんま・ 十人・ほど・が・ 集まっ・とる。」②まさに、この時。つい先ほど。「いんま・ 来・た・ばっかり・や。」「いんま・ 電車・が・ 出・ても・た・ とこ・で・ 二十分・も・ 待つ・ん・や。」③現代。「いま・は・ 携帯電話・を・ 持っ・とら・なんだら・ 笑わ・れる。」〔⇒いま。②⇒いまさっき、いんまさっき、いまのいま、いんまのいんま、さいぜん〕

いんまさっき【今さっき】《名詞》 まさに、この時。つい先ほど。「あいつ・が・ 来・た・ん・は・ いんまさっき・や。」「いんまさっき・ 帰っ・た・ばっかり・や。」〔⇒いま、いんま、いまのいま、いんまのいんま、いまさっき、さいぜん〕

いんまのいんま【今の今】《名詞》 まさに、この時。つい先ほど。「いんまのいんま・ テレビ・で・ 事故・を・ 知っ・た。」「いんまのいま・ ここ・に・ おっ・た・のに・ どこ・へ・ 行っ・た・ん・かいなー。」◆「いまさっき」や「いんまさっき」よりも意味が強まる。「いまのいんま」や「いんまのいま」という言い方の変化はある。〔⇒いま、いんま、いまのいま、いまさっき、いんまさっき、さいぜん〕

いんまのま〔いんまのまー〕【今の間】《名詞、副詞に》 今のうち。今の短い時間。今の機会。「いんまのまー・に・  ご飯・ 食べ・とか・んと・ 昼から・は・ 忙しゅー・ なる・ぞ。」◆今こそ好機だというような語感や、今の限られた時間をうまく利用するという語感がある。〔⇒いまのま〕

いんまのまま【今の儘】《名詞、副詞》 今の状態。現状で変化のないありさま。「いんまのまま・やっ・たら・ 負け・てまう・さかい・ もっと・ 応援し・たろ・やないか。」〔⇒いまのまま〕

いんりょく【引力】《名詞》 ものとものとが引き合う力。「地球・の・ いんりょく」

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2013年4月15日 (月)

放射状に歩く(3)

海岸べりを須磨まで①

 放射状に歩くことの第1回目に選んだ日は2013年(平成25年)4月1日です。新年度の初日ですが、今の私にはこの日に特別な用があるわけではありません。東に向かって歩きます。
 先述のように、同じ道を歩くことなく、道が交差することなく歩きますから、当然ですが、初回は海岸線ぎりぎりの道を進みます。歩く道に制約を設けていますから、コースのことはちょっと詳しく書く必要があります。
 自宅は赤根川の河口の近くです。海べりを歩いて、江井ヶ島港から江井ヶ島海水浴場を過ぎると、「浜の散歩道」と名付けられている道が始まります。その道を東に向かって歩くと、谷八木川を渡り、藤江川を過ぎて、明石川にぶつかります。ここまでが「浜の散歩道」です。明石川を過ぎると市街地に入り、幾筋もの道がありますがなるべく海岸に近い道を歩きます。どんどん進んで大蔵海岸を通り過ぎると、明石市から神戸市垂水区に入ります。舞子、垂水、塩屋の海岸を通って、桜満開の須磨浦公園へというコースです。
 もとより、出発する段階では、終着点がどこになるかは未定です。今回は、どこで終わっても近くに鉄道の駅がありますから気楽です。できれば少しでも遠くへと思いますが、脚の元気さとの相談になります。
 10時に自宅を出発すると、すぐに海岸に出ます。と言っても、南側に防潮堤がありますから、視界は遮られます。東に折れて、赤根川に架かる橋(写真番号①、撮影時刻10時00分)へ上っていくと海岸(②、10時01分)が見えます。海も青、空も青で、一日中の空模様は心配ないようです。海苔養殖漁業でにぎわう江井ヶ島漁港(③、10時06分)を過ぎると江井ヶ島海水浴場(④、10時07分)の砂浜が広がります。明石海峡大橋が翼を広げています。「江井島」の由来を刻んだ碑(⑤、10時10分)のあるあたりから「浜の散歩道」が始まります。東から歩いてくれば、「浜の散歩道」が終わるところです。展望に適した高台に休憩所(⑥10時12分)が設けられています。

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【写真は、1回につき6枚ずつ掲載します。写真番号は、上の段の左から右へ①、②、③、下の段の左から右へ④、⑤、⑥とします。本文中の写真番号と合わせてご覧ください。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(100)

「明石日常生活語辞典…い」(36)

いわす《動詞・サ行五段活用》 ①やっつける。やり込める。殴る。「負け・て・ばっかり・ おれる・かい。今度・は・ いわし・ても・たる。」②懲らしめる。「いっぺん・ いわし・とか・な・ 増長する・ぞ。」③駄目にする。「無理し・て・ 体・を・ いわし・ても・たら・ あか・ん・ぞ。」④言うことをさせる。「あいつ・の・ 口・から・ いわさ・な・ あか・ん・やろ。」〔①⇒いてまう〕

いわれ【謂われ】《名詞》 古くからの言い伝え。由来。「神社・が・ 建て・られ・た・ いわれ」

いわんこっちゃない【言わん事っちゃ無い】《慣用句》 言うまでもない。言ったとおりである。◆言ったことがわからないのか、という気持ちを表している。「勉強せー・へん・さかい・ いわんこっちゃない・ 試験・に・ 落ち・ても・たろ・やろ。」〔⇒いわんことやない〕

いわんことやない【言わん事や無い】《慣用句》 言うまでもない。言ったとおりである。◆言ったことがわからないのか、という気持ちを表している。「し・たら・ あか・ん・と・ 言(ゆ)ー・た・のに・ やっぱり・ めん・でも・た・ん・か。いわんことやない・のに。」〔⇒いわんこっちゃない〕

いん【印】《名詞》 文書の責任などを明らかにするために押すもの。また、その押したあと。「いん・が・ 薄い・さかい・ 押し直し・た。」〔⇒いんかん、はんこ〕

いんかん【印鑑】《名詞》 文書の責任などを明らかにするために押すもの。また、その押したあと。「銀行・へ・ 行っ・た・ん・や・けど・ いんかん・ 忘れ・て・ 出直し・や。」〔⇒いん、はんこ〕

インキ〔いんき〕【英語=ink】《名詞》 ペンで文字を書くときなどに使う、色の付いた液体。「縦書き・ し・たら・ いんき・が・ 手ー・に・ つく。」〔⇒インク〕

いんき【陰気】《形容動詞や》  暗く鬱陶しい様子。じめじめした感じがする様子。「いんきな・ 顔・ せ・んと・ 元気・ 出し・なはれ。」「暗(くろ)ー・て・ いんきな・ 部屋」

いんきょ【隠居】《名詞、動詞する》 仕事などから引退して静かに暮らすこと。また、そのようにしている人。「この頃・は・ 七十・に・ なっ・ても・ いんきょする・ 人・は・ 少(すけ)ない。」

インク〔いんく〕【英語=ink】《名詞》  ペンで文字を書くときなどに使う、色の付いた液体。「昔・は・ 青い・ いんく・で・ 書く・ こと・が・ 多かっ・た・なー。」〔⇒インキ〕

いんげん【隠元】《名詞》 豆やさやを食べる、つるのある植物。「庭・に・ いんげん・を・ 植える。」〔⇒いんげんまめ、ささげ〕

いんげんまめ【隠元豆】《名詞》 豆やさやを食べる、つるのある植物。「いんげんまめ・を・ めー・と・ いっしょに・ 炊く。」〔⇒いんげん、ささげ〕

いんこ〔いんこー〕【鸚哥】《名詞》 鸚鵡に似てそれよりは小さく、羽の色が鮮やかな鳥。「いんこ・を・ 飼う。」

いんさつ【印刷】《名詞、動詞する》 文字や絵などの版を作り、インクを使って機械で同じものをたくさん作ること。「年末・に・ なっ・た・さかい・ プリントごっこ・で・ 年賀状・を・ いんさつする。」

いんし【印紙】《名詞》 手数料などを納めたしるしとして、領収書や証書などに貼る、小さな紙。収入印紙。「書類・に・ いんし・を・ 貼っ・て・ 出す。」

いんしょう〔いんしょー〕【印象】《名詞》 見たり聞いたりしたときに心に受ける感じ。「あんな・ 言い方・ し・たら・ みんな・ 悪い・ いんしょー・を・ 持っ・てまう。」

いんしょく【飲食】《名詞、動詞する》 飲んだり食べたりすること。「近所・に・ いんしょく・の・ 店・は・ ぎょーさん・ あり・ます。」

いんせい〔いんせー〕【陰性】《名詞》 病気・免疫などの検査で、その反応が出ないこと。「ツベルクリン・ し・た・けど・ いんせー・やっ・た。」

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2013年4月14日 (日)

放射状に歩く(2)

はじめに②

 コース設定に際して設ける制約は、次の2つです。
  ひとつは、そのコースは、すべて異なった道とするということです。国道・県道・市道など、遠くまで続いている道を基本として、途中で路地に入ることも厭いません。けれども、同じ道は通らないことにします。ただし、自宅を出発して200~300メートルの間だけは例外とします。自宅の前から10本の道があるわけではありませんが、少し離れたところになると、路地のようなところをうまく活用すれば、なんとかなります。
 もうひとつは、それらのコースは、途中で交差することをしないということです。これは例外を認めません。
 このような制約を設けると、その道は放射状の線を描くことになります。何本のコースを設定できるのかという問題が起こりますが、最低で10本は可能ではないかと推測します。
 例えば神戸市須磨区の鉢伏山の南側は、山が海に落ち込んでいます。わずかの平地部分を山陽電鉄・国道2号線・JRの3本が並行して走っています。他の道路はありませんから、1度そこを通ってしまえば、2回目は山塊の北側へ向かわなければなりません。
 自宅を出発して向かう方角が360度であれば変化がありますし、コース数も多くなります。けれども前述のように、南側は瀬戸内海(播磨灘)ですから、歩ける方向は180度です。東に向かって海岸線を歩くことから始まって、180度を少しずつ回転して、西に向かって海岸線を歩くことが最終となります。180度の角度の中を10本のコースを設定するとすれば、数字だけで言うと20度ずつずらしていけばよいのですが、道路はそのようには作られていません。
 自宅から歩き始めますが、終着点をどこにするかという問題があります。それは交通機関を利用して帰宅できるところ、普通に考えられるのは鉄道の駅です。歩く距離は、その日の体調にもよりますが、20㎞から30㎞程度です。終着点として考えられる鉄道(の駅)は、東の方から順に言うと、山陽電鉄本線(神戸方向)、神戸市営地下鉄、神戸電鉄、JR加古川線、JR播但線、山陽電鉄本線(姫路方向)、山陽電鉄網干線などです。場合によっては、北条鉄道に到達するかもしれませんし、JR山陽本線(神戸線)を利用することもあるかもしれません。鉄道の駅が近くにないコースになる場合は、帰途はバスを利用することも認めることにします。
 10本のコースは、現段階では、きちんと設定しているわけではありません。東方向から始めて、しだいに北に向きを変えて、そして西方向に移ります。10本という予定が9本になるかもしれませんし11本になるかもしれません。ともかく今年中に終えたいと思っています。

【追記……昨日(4月13日)は5時33分の地震に驚かされました。継続時間は短かったのですが小刻みの激しい揺れでした。一瞬、南海・東南海地震かと思いましたが、震源は遠くないと感じました。揺れがおさまりかけたときにラジオをつけると、その瞬間に緊急地震速報が流れ「東海・近畿・…などの地域は、強い揺れに注意してください。」というアナウンスが聞こえました。震源地(淡路市)が近いと、予報のアナウンスが間に合わないようです。明石市の震度は4でした。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(99)

「明石日常生活語辞典…い」(35)

いろこ【色粉】《名詞》 食品に色を付けるための添加物。着色料。「いろこ・を・ 入れ・たら・ 綺麗な・ 赤い・ 色・に・ なっ・た。」「いろこ・を・ 入れ過ぎ・たら・ 毒や・ぞ。」

いろずり【色刷り】《名詞、動詞する》 白黒だけでなく、赤・青・黄などのインクも使って印刷すること。また、そのように印刷したもの。「いろずり・の・ チラシ・を・ 作っ・た。」

いろどり【彩り】《名詞》 色の取り合わせ。配色。「いろどり・の・ 綺麗な・ 料理・は・ おいしそーに・ 見える。」

いろつきめがね【色付き眼鏡】《名詞》 レンズに色が付いている眼鏡。「いろつきめがね・を・ かけ・たら・ 人相・が・ 悪ー・ なる。」〔⇒いろめがね〕

いろつや【色艶】《名詞》 ①人の顔色や皮膚の艶。「退院し・て・ いろつや・が・ 元気そーに・ なっ・とる・さかい・ 安心し・た。」②ものの色と艶。「この・ トマト・は・ いろつや・が・ 見事や。」

いろは《名詞》 ①「いろはにほへと…」の四十七文字のこと。「いろは・を・ 習字・で・ 書く。」②入門的でわかりやすい事柄。物事の手始め。「俳句・を・ いろは・から・ 教え・てもらう。」

いろはがるた《名詞》 いろは四十七文字のそれぞれの発音が、最初に出てくる諺などを書いたカルタ。「こんまい・ 時・に・ いろはがるた・で・ 字・を・ 覚え・た。」〔⇒かるた〕

いろめがね【色眼鏡】《名詞》 レンズに色が付いている眼鏡。「まぶしー・さかい・ いろめがね・を・ かける。」〔⇒いろつきめがね〕

いろわけ【色分け】《名詞、動詞する》 ①違った色を付けて区別すること。「小学校・の・ 運動会・は・ いろわけ・に・ し・て・ 競争する・ん・や・て。」②種類によって区別すること。「考え方・を・ いろわけする。」

いろんな《連体詞》 さまざまな。「いろんな・ 考え・を・ 持っ・とる。」「いろんな・ 傘・の・ 形」◆「いろいろな・ 本・を・ 見・て・ 調べる。」というような場合の「いろいろな」は、形容動詞の連体形と考えられる。「いろんな」は活用が考えられないので、連体詞とする。

いわ【岩】《名詞》 石の巨大なかたまり。「いわ・が・ 落ち・てき・て・ 道・が・ 通行止め・に・ なっ・た。」

いわい【祝い】《名詞、動詞する》 ①めでたいことを喜ぶこと。「喜寿・の・ いわい・の・ 会・を・ する。」②祝って送る品物やお金。「入学・の・ いわい・を・ 買う。」

いわいばし【祝い箸】《名詞》 正月の間に使う、普段使っているものとは違う箸。「いわいばし・の・ 袋・に・ 名前・を・ 書く。」

いわう【祝う】《動詞・ワア行五段活用》 ①めでたいことを喜び、言葉や行動などにあらわす。「創立記念日・を・ いわう。」②お祝いの金品を贈る。「新築し・てやっ・た・さかい・ いおー・ていっ・た。」◆②の場合は、「いおーていく」という言い方になる。立場が逆になる場合は、「いおーてくる」となる。「あいつ・は・ いおー・てこ・なんだ。」

いわえる【結わえる】《動詞・ア行下一段活用》 紐などの端と端とを結ぶ。何かの物に結びつける。「ほどけ・ん・よーに・ 綱・を・ いわえる。」「箱・に・ 名札・を・ いわえる。」〔⇒ゆわえる〕

いわおこし【岩おこし】《名詞》 粟を蒸して練り、砂糖・水飴などで堅く固めた菓子。「大阪名物・の・ いわおこし・を・ 買(こ)ー・てき・た。」〔⇒いわこし〕

いわこし【岩こし】《名詞》 粟を蒸して練り、砂糖・水飴などで堅く固めた菓子。「堅い・ いわこし・や・さかい・ 歯ー・を・ 痛め・ん・よーに・ 噛ん・で・な。」〔⇒いわおこし〕

いわし【鰯】《名詞》 暖かな海に、群を作ってすんでいる、青黒い色をした小型の魚。「いわし・が・ 今年・は・ 高い・ん・やっ・て。」

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2013年4月13日 (土)

放射状に歩く(1)

はじめに①

 健康を維持するための方策はいろいろ考えられますが、私の場合は歩くことです。歩数計をつけることは、もう20年ぐらい前からの習慣になっています。1日1万歩を目指してはいるのですが、月間平均歩数がその数値を超えることは多くはありません。なんとかして歩数を多くしたいと思っています。歩くスピードが落ちてきたと自覚はしていますが、長く歩くことは苦になりません。
 少し気になりかけているのは、勾配(山や坂)が苦手になりかけていることです。若い頃にはワンダーフォーゲル部の顧問をして、高校生たちと3000メートル級の山に登っても平気でしたし、峠越えの長距離の街道を一人で歩くことも楽しみましたが、この頃はしんどいことを避けようとする傾向があります。
 普段は、通勤や所用で歩くことはまったく苦になりません。私は鉄道大好き人間で、自動車を好みません。自動車の中にはバスも含まれていて、鉄道の駅から30分程度ならほぼ例外なく歩きます。本数の少ないバスを待つくらいなら、1時間近くでも歩きます。そもそもタクシーなどにはほとんど乗ったことがありません。(もちろん、知人がクルマに乗せてくださる場合は、むげにお断りすることはしませんが…。)
 そういう日常生活の必要から歩くこと以外にも、歩くことそれ自体を目的とすることをしなければ1万歩に達しません。その場合は、自宅から歩くという方法と、どこかへ出かけてその目的地を歩き回るという方法とがあります。自宅から歩く場合は、たいてい海岸線に沿って東へ西へと歩いています。海の景色は変化に富んでいるのですが、それでも次第に飽きてきた傾向があります。南側は海ですから、北に向かって歩くということもありますが、自宅発・自宅着で1時間から2時間程度では、同じところを歩くことになってしまいます。東へ西へ歩いてから電車に乗って帰ってくるということもしてみましたが、それでも、歩いている場所に大きな違いはありません。
 そこで、考えたのは、自宅から長距離を歩くということです。半日がかりというか、1日がかりというか、これまで歩いたことのないところまで歩いてみようと思い立ちました。
そして、そのコース設定に制約を設けて、ちょっとしたゲーム性を持たせて楽しんでみようかという気持ちになりました。

【おことわり……突然ですが「名寸隅の記」の連載を中断して、この連載を始めます。何回かまとまれば、いろいろな連載を交えていきます。その間、「明石日常生活語辞典」の連載は中断しないで、2本立てで掲載していきます。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(98)

「明石日常生活語辞典…い」(34)

いれあい【入れ合い】《名詞、動詞する》 お互いに相殺すること。「あんたとこ・も・ うち・も・ 葬式で・ 忙しかっ・た・さかい・ 香典・は・ もー・ いれあい・に・ し・とき・まほ。」

いれあう【入れ合う】《動詞・ワア行五段活用》 お互いに相殺する。「貸し借り・を・ いれおー・て・ ない・ こと・に・ しょ・ー・か。」

いれかえる【入れ替える】《動詞・ア行下一段活用》 ①今あるものの代わりに別のものを入れる。「部屋・の・ 空気・を・ いれかえる。」②前の者の代わりに、別の者にする。「担当者・を・ いれかえる。」③収めるところを、別のものにする。「別・の・ 入れ物・に・ いれかえる。」

いれかわり【入れ替わり】《名詞》 前のものの代わりに、別のものが入ること。「息子・が・ 出・ていっ・た・の・と・ いれかわり・に・ 娘・が・ 戻っ・てき・た。」〔⇒こうたい〕

いれかわる【入れ替わる】《動詞・ラ行五段活用》 前のものの代わりに、別のものが入る。「選手・が・ いれかわる。」

いれぐい【入れ食い】《名詞、形容動詞や》 釣り糸を垂らすと、繰り返しすぐに魚が釣れる様子。「ここっちょいなー。まるで・ いれぐい・の・よーに・ よー・ 釣れる。」

いれこ【入れ子】《名詞》 同じ形で大小さまざまな形の容器を組み合わせて、大きなものの中へ小さなものを順次、入れて重ねるようにしたもの。「いれこ・の・ 弁当箱・や・さかい・ 食べ終わっ・たら・ かさ・が・ 小(こも)ー・ なる。」

いれこむ【入れ込む】《動詞・マ行五段活用》 ①熱中する。熱中して支援する。「今・は・ 阪神タイガース・に・ いれこん・どる・ねん。」②異性に熱意を持って接する。「いれこん・どる・ 人・が・ おる・らしー・よ。」

いれそめ〔いれぞめ〕《名詞》 ものを贈られたときに、その場で返す少額のお金。「半紙・に・ 包ん・で・ いれそめ・を・ 渡す。」◆贈り主に対する返礼の意味や、贈り物の使者に対する礼の意味などがある。〔⇒おため〕

いれちがい【入れ違い】《名詞》 ある人が出たあと、他の人が来ること。「兄貴・と・ いれちがい・に・ 弟・が・ 戻っ・てき・た。」

いれば【入れ歯】《名詞、動詞する》 抜けたり欠けたりした歯の後に、作った歯を入れること。また、その歯。義歯。「いれば・が・ がたつい・てき・た。」

いれもん【入れ物】《名詞》 ものを収める器。容器。「昔・は・ いれもん・ 持っ・て・ 豆腐(とふ)・ 買い・に・ 行き・よっ・た・もん・や。」〔⇒ええもん、えれもん〕

いれる【入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①外にあるものを中に移す。「田植え・の・ 前・に・ 田圃・に・ 水・を・ いれる。」②食べ物・飲み物をつぐ。「お茶碗・に・ ご飯・を・ いれる。」「お茶・を・ いれ・てんか。」③入るようにさせる。所属させる。「子ども・を・ 学校・に・ いれる。」④含める。仲間に加える。「僕・も・ いれ・てんか。」「わし・も・ 人数・に・ いれ・とい・て・な。」⑤力を注ぐ。「念・を・ いれ・て・ 書き・なはれ。」⑥つける。「スイッチ・を・ いれる。」⑦中に入ることを許す。「わし・の・ 傘・に・ いれ・たる。」〔⇒ええる。④⇒よせる〕

いろ【色】《名詞》 ①光がものに反射して、目に受ける赤・青・黄などの感じ。「いろ・の・ 付い・た・ 折り紙」②人の体の色。「顔・の・ いろ・が・ 青い。」③種類。「十・いろ・に・ 分ける。」

いろあい【色合い】《名詞》 色の具合。色の調子。「良(え)ー・ いろあい・の・ 服・を・ 着・とる。」

いろいろ【色々】《形容動詞》 さまざまであること。種類がたくさんあること。「いろいろな・ 形・の・ 家・が・ 建ち並ん・どる。」「考え方・が・ いろいろ・ ある。」

いろがみ【色紙】《名詞》 折り紙などに使う、いろんな色の紙。「いろがみ・で・ 船・を・ 折る。」

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2013年4月12日 (金)

名寸隅の記(121)

酒の銘柄

  『あかし 市街全図・産業観光案内』には「明石酒造業界展望」(同書11ページ)という欄があります。広告のページです。ここには、酒造会社の銘柄が一つずつ載せられています。

  池田平蔵商店                     初笑
  田中酒造合名会社              玉箒
  田中広治商店                    太陽
  三木酒造合資会社              白菊
  卜部酒造株式会社       天啓
  恵美須酒造株式会社     聖泰
  白鶴酒造株式会社江井島支店 白鶴
  藤田酒造合資会社              蛤正宗
  株式会社本卜部商店     桃正宗
  大和酒造株式会社              大和鶴

 この欄には江井ヶ島地区以外の酒造会社も広告を出しています。明石市の西部には、大久保町に3社、魚住町中尾・西岡に5社(豊田製樽所を含む)があったようです。
 江井ヶ嶋酒造株式会社だけは、このページには広告を載せず、他のページに白玉ホワイトワインの広告があります。江井ヶ嶋酒造の清酒は、かつては日本魂(やまとだましい)が主流でしたが、現在は銘柄を神鷹に絞り込んでいるようです。
 酒造りが途絶えることによって、かつての銘柄が記憶から薄らいでいくことは残念なことです。

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【写真は、『あかし 市街全図・産業観光案内』の「明石酒造業界展望」のページ。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(97)

「明石日常生活語辞典…い」(33)

いらち《形容動詞や、名詞》 ①せっかちである様子。短気である様子。一つのことに落ち着いておられない様子。「いらちや・さかい・ 集合時間・の・ 一時間・も・ 前・に・ 来・とる。」②気の短い性格の人。いらいらしている人。「あの・ いらち・の・ 男・は・ 周り・の・ 者・まで・ いらいらさす。」

いらつく《動詞・カ行五段活用》 気持ちがいらいらする。落ち着きがなくなる。「試験・が・ 近づい・て・ いらつい・とる。」

いらっしゃい《感動詞》 人が来たときに、迎える挨拶の言葉。「いらっしゃい。久しぶりや・なー。」

いらっしゃる《動詞・ラ行五段活用》 「行く」「来る」「いる」などの意味を表す尊敬語。「また・ 近いうち・に・ いらっしゃい・な。」

いらんこと【要らん事】《名詞》 余計なこと。おせっかい。「はた・から・ いらんこと・ 言わ・んとい・てんか。」

いらんこといい〔いらんこといー〕【要らん事言い】《名詞》 余計なことを言う人。おせっかいを言う人。「寄り合い・で・ いらんこといー・が・ おかしな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・ねん。」

いり【炒り】《名詞》 ①小さい鰯などの煮干し。出汁をとるために使う煮干し鰯。「昆布(こぶ)・と・ いり・で・ だし・を・ とる。」②油を抜いて乾かした鯨皮。「粕汁・に・ いり・を・ 入れ・たら・ うまい。」〔①⇒いり、いりこ、いりじゃこ。②⇒いりがら、ころ〕

いり【入り】《名詞》 ①お客や人などが入ること。「映画館・の・ いり・が・ 良(え)ー。」②太陽や月が沈むこと。「日・の・ いり」③はじまり。「彼岸・の・ いり・は・ 二十日・や。」「二学期・の・ いり」■対語=②③「で」

いりがら【炒り殻】《名詞》 ①出汁をとったあとの煮干し鰯。「いりがら・を・ のける。」②油を抜いて乾かした鯨皮。「粕汁・に・ いりがら・を・ 入れる。」〔①⇒だしがら。②⇒いり、ころ〕

いりくち〔いりぐち〕【入口】《名詞》 ①入っていくところ。「いりぐち・を・ 塞い・だら・ 風・が・ 通ら・へん。」②建物の玄関。「デパート・の・ いりぐち・で・ 待っ・とっ・てくれ・へん・か。」■対語=「でぐち」

いりこ【炒り子】《名詞》 小さい鰯などの煮干し。出汁をとるために使う煮干し鰯。「いりこ・で・ とっ・た・ だし・は・ うまい。」〔⇒いり、いりじゃこ〕

いりじゃこ【炒り雑魚】《名詞》 小さい鰯などの煮干し。出汁をとるために使う煮干し鰯。「いりじゃこ・で・ だし・を・ 取る。」〔⇒いり、いりじゃこ〕

いりよう〔いりよー〕【要り用】《名詞》 費用。経費。「村・の・ 自治会・の・ いりよー・を・ 集める。」〔⇒どよう〕

いる【要る】《動詞・ラ行五段活用》 必要である。なくてはならない。「展覧会・に・は・ 入場料・が・ いる。」

いる【煎る】《動詞・ラ行五段活用》 食べ物に熱を加えて水分を取り去る。「焙烙(ほーらく)・で・ 豆・を・ いる。」

いる【入る】《動詞・ラ行五段活用》 ①収まりきる。「みんな・ 一つ・の・ 箱・の・ 中・に・ いる・か。」②動作や作用などが加わる。「ひび・の・ いっ・た・ コップ」「念・が・ いっ・た・ 話」〔⇒はいる〕

いるい【衣類】《名詞》 着るもの。身に付けるもの。着物。衣服。「冬・の・ いるい・を・ 買い・に・ 行く。」◆「いるい」は品物としての衣服に注目した言い方であるのに対して、「いしょう」は実際に身に付けるものとしての衣服に注目した言い方である。〔⇒いしょう、きるもん〕

いるか【海豚】《名詞》 鯨の仲間で、知恵があって芸をよく覚える動物。「水族館・で・ いるか・の ショー・が・ ある。」

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2013年4月11日 (木)

名寸隅の記(120)

江井ヶ島の酒造業

 江井ヶ島の酒造りについての話題を続けます。
 『新明石の史跡』という本があります。明石文化財調査団の編集で、あかし芸術文化センターの発行です。1997年(平成9年)7月1日に刊行されています。
 この本の「江井島の酒造」という項目(同書266~267ページ)のはじめには次のような文章があります。

 山陽電鉄の西江井ヶ島駅を南に行くと、古い酒蔵があちこちに見られる。明石の酒どころでもあるし、播州でも最大の酒造地であったところである。しかし、少しずつ酒蔵も少なくなり、昔の面影も次第に失われつつある。

 15年ほど前の江井ヶ島の酒蔵は、この文章にあるとおりで、かつての酒造会社が酒造りをやめて、酒蔵がそのまま放置(保存)されていました。今では、あちこちの酒蔵が解体されて姿を消し、そのあとは分譲宅地として家々が立ち並ぶようになりました。江井ヶ島地域で酒造を行っているのは江井ヶ嶋酒造株式会社と太陽酒造株式会社だけになりました。

 ところで、かつての酒造会社はどのようであったのかということについて書きます。
  『あかし 市街全図・産業観光案内』という冊子があります。日本観光文化協会(明石市大蔵町)の編集・発行で、1956年(昭和31年)10月25日に出ています。
 その中に「醸造蔵元案内」(同書7ページ)というのがあって、次の名前があげられています。

 大久保町江井島
  明石酒造組合
  池田平蔵商店
  田中酒造合名会社
  田中広治商店
  三木酒造合資会社
 大久保町西島
  卜部酒造会社
  江井島酒造会社
  恵美須酒造会社
  白鶴酒造会社支店
  藤田造酒合資会社
  本卜部商店
  大和酒造株式会社

 ちょっと注記をします。明石酒造組合は酒造業者の集まりで、江井ヶ島駅前に小さなビルがありました。会社名はちょっと雑な書き方になっていて、株式会社・合名会社・合資会社がきちんと書き分けられているわけではありません。江井島酒造会社というのは江井ヶ嶋酒造株式会社のことです。藤田造酒は藤田酒造の誤記です。
 太陽酒造株式会社の名がありませんが、田中広治商店の後身が太陽酒造です。

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【写真は、『あかし 市街全図・産業観光案内』の表紙。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(96)

「明石日常生活語辞典…い」(32)

いやがる【嫌がる】《動詞・ラ行五段活用》 嫌だという気持ちを態度に表す。嫌だという気持ちが表に現れる。「いやがっ・とる・さかい・ やめ・たり・なはれ。」

いやけ【嫌気】《名詞》 したくないという気持ち。意欲や情熱を失っている心のありさま。「文句・ばっかり・ 言わ・れ・たら・ 仕事・に・ いやけ・を・ 持つ・やろ・なー。」

いやけがさす【嫌気がさす】《動詞・サ行五段活用》 したくないという気持ちが強くなる。意欲や情熱を失う。「ひとっつも・ 釣れ・へん・さかい・ だんだん・ いやけがさし・てき・た。」

いやこと〔いやごと〕【嫌事、嫌言】《名詞、動詞する》 ①人の嫌がることをすること。人の嫌がること。いたずら。「いやごとし・たら・ 人・に・ 嫌わ・れ・まっ・せ。」②人の嫌がることを言うこと。人の嫌がる言葉。強い忠告。「いやこと・(を・) 言わ・な・ 気がつか・ん・やろ。」〔⇒いやいこと。②⇒わるさ〕

いやし《名詞、動詞する、形容動詞や》 ①つまみ食いをすること。「今・ 作っ・とる・ 最中・や・から・ いやしせ・んとい・て。」②食い気が盛んなこと。また、そのような人。「いやし・に・ 見せ・たら・ 食べたがる・さかい・ 見せ・んとき。」〔⇒いやしんぼ。②⇒くいしんぼ〕

いやしい〔いやしー〕《形容詞》 ①食い気が盛んだ。食べることに上品さがない。「いやしー・さかい・ 匂い・が・ し・たら・ 飛ん・でくる。」②慎みがなくて下品だ。意地汚い。「いやしー・なー。百円・ぐらい・の・ こと・ どっち・でも・ えー・やろ。」〔①⇒くちいやしい〕

いやしんぼ〔いやしんぼー〕《名詞、動詞する、形容動詞や》 ①つまみ食いをすること。「饅頭・を・ いやしんぼし・た・ん・は・ 誰・や。」②食い気が盛んなこと。また、そのような人。「あんた・は・ いやしんぼで・ 我慢・が・ でけ・ん・ねん・な。」〔⇒いやし。②⇒くいしんぼ〕

いやみ【嫌味】《名詞》 人に嫌な感じを与えること。また、その言葉や態度。「休暇・を・ 取り・たい・と・ 言(ゆ)ー・たら・ いやみ・ 言わ・れ・た。」

いやらしい〔いやらしー〕《形容詞》 ①嫌な感じがする。不愉快である。「金・の・ こと・に・ なっ・たら・ いやらしー・ 考え方・を・ する・ 人・や。」「人・の・ 悪口・ばっかり・ 言(ゆ)ー・て・ いやらしー・なー。」②言動に好色で性的な傾向が強い。「そんな・ いやらしー・ こと・ 言わめんとい・て。こっち・が・ 恥ずかしー・に・ なる。」〔⇒やらしい〕

いよいよ《副詞》 遂に。とうとう。「いよいよ・ 卒業式・に・ なっ・た・なー。」

いらいこべに《副詞、動詞する》 さかんに触る様子。やたらにもてあそぶ様子。「いらいこべにし・たら・ めげ・てまう・で。」〔⇒いらいちゃんこに、さわりこべに、さわりちゃんこに〕

いらいちゃんこに《副詞、動詞する》 さかんに触る様子。やたらにもてあそぶ様子。「みんな・が・ いらいちゃんこにする・さかい・ 汚れ・ても・た。」〔⇒いらいこべに、さわりこべに、さわりちゃんこに〕

いらいまわす〔いらいまーす〕《動詞・サ行五段活用》 過度に手で触ったり動かしたりする。「時計・を・ いらいまーし・て・ 落とし・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒いらう、いじる、いじくる、いじくりまわす〕

いらいら《副詞と、動詞する》 思うようにならなくて、落ち着かない様子。焦って心にゆとりがない様子。思い通りにならなくて気持ちが高ぶっている様子。「試験・が・ 近づい・て・ いらいらと・ 焦っ・とる。」「電車・が・ 遅れ・て・ いらいらする。」〔⇒かりかり〕

いらう《動詞・ワア行五段活用》 ①手で触ったり動かしたりする。もてあそぶ。「花・を・ いろ・たら・ 萎れ・てまう・がな。」②担当する。関係する。「機械・を・ いらう・ 仕事・を・ し・とる。」「会社・の・ 会計・を・ いろ・てくれる・ 人・は・ おら・ん・やろ・か。」〔①⇒いじる、いじくる、いじくりまわす〕

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2013年4月10日 (水)

名寸隅の記(119)

明石ビール

 明石ウイスキー、ワインに続いて、明石ビールの話題です。と言っても、ビールは江井ヶ嶋酒造では作っていません。
 先日、江井島校区歓送迎会が行われた会場、明石江井島酒館。そこが明石ビールの醸造所でもあるのです。明石ビールと書きましたが、詳しく言うと「明石海岸ビール」「明石浪漫ビール」「麦酒・明石の君」「明石黒ビール・悠久の刻」の4種類です。
 「名寸隅の記」(29)などでも書きましたが、もともとここは昭和酒造があったところで、それを白鶴酒造が吸収合併しましたが、のちに清酒醸造から撤退しました。酒蔵の残る跡地を地元のレストラン・チェーンの会社が継承し、明石海峡大橋が開通した1998年(平成10)からビール製造を始めました。チェコやドイツから輸入したホップを使っているのだそうです。水はもちろん、酒造りに適した地元の水です。
 なかなかの逸品であって、「インターナショナル・ビア・コンペティション2008」では、「明石海岸ビール」が金賞、「明石浪漫ビール」と「明石黒ビール・悠久の刻」が銀賞を受賞しています。手間をかけて作られており、大量生産はできません。「伝説の…」とか「行列のできる…」などという白々しいキャッチフレーズは使っていませんが、隠れたファンが多いようです。
 明石江井島酒館には、ブルワリーの他、レストラン、徳利博物館が併設されています。

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【写真は、ビール醸造所も持つ江井島酒館。2013年(平成25年)4月5日17時33分撮影。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(95)

「明石日常生活語辞典…い」(31)

いまのまま【今の儘】《名詞、副詞》 今の状態。現状で変化のないありさま。「いまのまま・ のんびりし・とっ・たら・ 合格・は・ 無理や・ぞー。」〔⇒いんまのまま〕

いみ【意味】《名詞》 ①言葉が表している内容。「いみ・の・ わから・ん・ こと・を・ 言(ゆ)ー・ やつ・や。」②言葉や行動に隠されている意図。「なんで・ あんな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・の・か・ いみ・が・ わから・へん。」

いも【芋】《名詞》 ①薩摩芋、馬鈴薯、里芋(親芋、小芋)を指して言う言葉。「いも・を・ 天ぷら・に・ する。」②植物の根や地下茎が養分を蓄えて大きくなったもの。「百合根・の・ いも」■①は、具体的には「じゃがいも」「さつまいも」「こいも」「おやいも」。

いもあめ【芋飴】《名詞》 はったいこを飴で固めた、黒褐色の菓子。または、白色の麦芽飴。

いもうと〔いもーと〕【妹】《名詞》 年下の女のきょうだい。「いもーと・は・ 三つ・ 下・や・ねん。」〔⇒いもと〕

いもたこなんきん【芋蛸南瓜】《名詞》 女性の好きな食べ物として並べたもの。薩摩芋(または馬鈴薯)と、蛸と、カボチャ。「やっぱり・ いもたこなんきん・が・ 好きです・ねん。」 写真参照
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いもと【妹】《名詞》  年下の女のきょうだい。「いもと・の・ 方・が・ しっかりし・とる。」〔⇒いもうと〕

いもの【鋳物】《名詞》 鉄などの金属を溶かして、型に流し込んで作ったもの。「井戸・の・ ポンプ・は・ いもの・で・ でけ・とる。」

いもばん【芋判】《名詞》 薩摩芋・馬鈴薯の切り口に字や絵を彫って作った判子。「いもばん・で・ 押し・た・ 年賀状」

いもむし【芋虫】《名詞》  蝶や蛾の幼虫で、青虫よりも大きいもの。「植木鉢・に・ いもむし・が・ おっ・た。」

いもむしごろごろ【芋虫ごろごろ】《名詞、形容動詞や》  子どもなどが、床などに並んで横になっていること。また、その様子。「みんな・で・ いもむしごろごろに・ なっ・て・ 昼寝し・とる。」

いもり【井守】《名詞》 体長10センチ前後で、池などにすむ、とかげに似た小動物。「いもり・の・ 黒焼き」

いもん【慰問】《名詞、動詞する》 病人・軍人などを見舞って慰めること。「戦時中・の・ いもん・の・ 品物」

いや【嫌】《形容動詞や》 不快に感じる様子。嫌いだと思う様子。「雨・の・ 日ー・は・ いやや・ねん。」「煙草・の・・ 煙・を・ 吸ー・たら・ いやに・ なる。」

いや《感動詞》 受け入れない気持ち、否定する気持ち、などを表す言葉。いいえ。違う。そうではない。「いーや、私・は・ 知り・ませ・ん。」「いや・ そんな・ 話・に・は・ 賛成し・まへ・ん。」〔⇒いいや〕

いやあ〔いやー〕《感動詞》 心が動いたときに、思わず発する言葉。「いやー・ 久しぶりや・なー。」

いやいこと〔いやいごと〕【嫌い事、嫌い言】《名詞、動詞する》 ①人の嫌がることをすること。人の嫌がること。いたずら。「人・に・ いやいごと・を・ し・たら・ あき・まへ・ん。」②人の嫌がることを言うこと。人の嫌がる言葉。強い忠告。「いやいごと・ 言(ゆ)ー・さかい・ 喧嘩・に・ なる・ねん。」〔⇒いやこと。②⇒わるさ〕

いやいや【嫌々】《副詞》 嫌な気持ちを持つ様子。嫌がりながら。しぶしぶ。「いやいや・ 勉強し・とっ・たら・ 頭・に・ 入ら・へん」「いやいや・ 仕事・を・ せ・んと・ 性根・を・ 入れ・て・ やら・んかい。」

いやいや【嫌々】《名詞、動詞する》 首を横に振って、嫌だという意思を表すこと。「こっち・まで・ 歩い・て・ おいで・(と・) 言(ゆ)ー・たら・ いやいやし・とる。」◆幼児語。

いやがらせ【嫌がらせ】《名詞、動詞する》 人の嫌がることをわざと言ったりしたりすること。「塀・に・ 落書きする・ いやがらせ・は・ やめ・てほしー・なー。」

【写真は、「いもたこなんきん」を名前にした飲食店。2011年(平成23年)1月21日、大阪市都島区内で撮影】

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2013年4月 9日 (火)

名寸隅の記(118)

江井ヶ嶋酒造の山梨ワイナリー

 2月の下旬に山梨県へ行きました。方言を研究しているK氏と二人での調査旅行でした。
 目的地の一つは山梨県南巨摩郡早川町奈良田で、秘境と言われてきた奈良田の方言は、甲斐地域の方言と異なるだけでなく、隣村とも違う特異な方言現象を持つ地域です。とりわけアクセントに特徴があり、発音や訛りは関西の言葉に近いものを持っています。
 目的地のもう一つは北杜市大泉町谷戸にある金田一春彦記念図書館を閲覧することでした。金田一さんの所蔵された書籍、方言資料などがそっくり寄贈されています。
 方言調査についての詳しいことは、ここでは書きませんが、金田一春彦記念図書館へはJR中央本線長坂駅からタクシーで往復しました。長坂駅のひとつ北西隣の駅が小淵沢で、高原列車として有名な小海線への乗換駅です。中央本線の列車も小淵沢発着のものが多く、乗り継ぎのための時間が少しありました。
 個人的なことになりますが、鉄道ファンの私が、就職して初めて一人旅をして、1泊目は車中泊の次に、はじめて泊まった宿が小淵沢駅前の「いとや」という宿でした。夕方遅く着いて、翌朝に南アルプスを仰いだときの印象は強く残っています。
 乗り継ぎの短い時間を利用して駅前を歩いてみましたが、かつてとは様変わりをしていました。駅前の観光案内所で尋ねると、「いとや」はもう何年も前に廃業したということでした。あれから半世紀近くの時間が流れているのですから、しかたがありません。
 と、ここまでは余談です。
 小淵沢駅にはいろいろなリーフレット類が置かれていましたが、シャルマンワインのワイナリーのリーフレットを見つけました。「ぶどう畑からの贈り物。香り豊かなワインが揃いました。10種類の個性を無料試飲。」と書いてあります。山梨県北杜市白州町白須にある江井ヶ嶋酒造(株)山梨ワイナリーは、駅から車で十数分のところにあるのです。もちろんそこへ行くための時間の余裕などはありませんでした。
 シャルマンという銘柄のワインは、標高600メートルの白州町のおよそ1ヘクタールの農園で育てられたブドウで作られています。ワイナリーの見学・試飲ができ、ワイン、チーズ、ワインカステラ等も販売しているそうです。

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 さて、桜のことで、書き忘れたことを一つ記します。4月6日、7日と強い風が吹きました。アメダスによれば明石の風速は、7日6時に17.3メートルでした。桜は吹き飛んでしまったかと思いきや、まったく心配ご無用でした。桜は、はかなく散るというイメージが伴いがちですが、満開の桜は強いのですね。江井ヶ島周辺の桜はまだまだ見応えがあります。
 今日9日は江井島小学校も江井島中学校も入学式です。天気にも恵まれて華やかな式になることでしょう。

【写真は、江井ヶ嶋酒造のワイナリーのリーフレット。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(94)

「明石日常生活語辞典…い」(30)

いびる《動詞・ラ行五段活用》 弱い立場の者に意地悪くする。いじめる。「いび・られ・て・ 会社・へ・ 行く・の・が・ 嫌に・ なっ・た。」

いふく【衣服】《名詞》 体を覆うようにして、身につけるもの。身をまとうもの。「きれいな・ いふく・を・ 着・たい・なー。」〔⇒きもの〕

いぶくろ【胃袋】《名詞》 食べたものをこなして消化する内臓。「いぶくろ・が・ 二つ・ ある・ぐらい・ よー・ 食う。」〔⇒い〕

いぶす【燻す】《動詞・サ行五段活用》 物を燃やして煙をたくさん出す。「蚊取り線香・を・ ぎょーさん・ つけ・て・ 蚊ー・を・ いぶす。」〔⇒いぶる〕

いぶる【燻る】《動詞・ラ行五段活用》 物を燃やして煙をたくさん出す。「いぶっ・て・ 薫製・を・ こしらえる。」〔⇒いぶす〕

いべ【指】《名詞》 手足の先の、分かれている部分。「いび・を・ なめる・ 癖・を・ 直し・なはれ。」〔⇒いび、ゆび、ゆべ〕

いぼ【疣】《名詞》 ①皮膚の上にできる小さな隆起物。「足・の・ 指・が・ 靴・に・ こすれ・て・ いぼ・に・ なっ・た。」②物の表面にある小さな隆起物や突起物。「胡瓜・の・ いぼ」〔⇒いぼいぼ〕

いぼいぼ【疣々】《名詞》 ①皮膚の上にできる小さな隆起物。「手・の・ いぼ・が・ 痛い。」②物の表面にある小さな隆起物や突起物。「靴・の・ 裏・に・ いぼいぼ・が・ あっ・て・ 滑ら・ん・よーに・ なっ・とる。」「蛸・の・ 足・の・ いぼいぼ」〔⇒いぼ〕■類語(発音を反復するもの)=「とげとげ【棘々】」「かんかん【缶々】」

いま【今】《名詞》 ①現在。「いま・は・ まだ・ 雨・が・ 降っ・とら・ん。」②まさに、この時。つい先ほど。「いま・ 来・た・とこ・や。」③現代。「いま・は・ みんな・ 贅沢に・ なっ・ても・た・なー。」〔⇒いんま。②⇒いまのいま、いんまのいんま、いまさっき、いんまさっき、さいぜん〕

いまごろ【今頃】《名詞》 ①おおよそ、この時刻。「あいつ・は・ いまごろ・ 駅・に・ 着い・た・か・なー。」②おおよそ、今にあたる時刻や月日。「昨日・の・ いまごろ・は・ 淡路・に・ おっ・た。」「去年・の・ いまごろ・は・ まだ・ 受験生・やっ・た。」

いまさっき【今さっき】《名詞》 まさに、この時。つい先ほど。「いまさっき・ 去(い)ん・だ・ばっかり・や。」〔⇒いま、いんま、いまのいま、いんまのいんま、いんまさっき、さいぜん〕

いまさら【今更】《副詞》 今となっては、もう(遅い)。「いまさら・ 悔やん・でも・ ちょっと・ 遅い。」〔⇒いまどき〕

いまだに【未だに】《副詞》 今になっても、まだ。「いまだに・ 平社員・の・ まま・や。」「一週間・ かかっ・ても・ いまだに・ 出来上がら・へん。」

いまどき【今時】《名詞、副詞》 ①このごろ。最近。近頃。「いまどき・の・ 若い・ 者(もん)」②現在の時点。現在になって。◆副詞としての用法では、今となっては、もう(遅い)、という語感が伴う。「いまどき・ 申し込ん・でも・ 受け付け・てくれ・へん・やろ。」〔②⇒いまさら〕

いまにも【今にも】《副詞》 物事がすぐに、そのようになりそうだという様子を表す言葉。すぐにも。もう少しで。「いまにも・ 大雨・が・ 降り出し・そーや。」

いまのいま【今の今】《名詞》 まさに、この時。つい先ほど。「いまのいま・ おっ・た・のに・ もー・ どこ・や・ 行っ・ても・た。」◆「いまさっき」や「いんまさっき」よりも意味が強まる。〔⇒いま、いんま、いんまのいんま、いまさっき、いんまさっき、さいぜん〕

いまのま〔いまのまー〕【今の間】《名詞、副詞に》 今のうち。今の短い時間。今の機会。「いまのまーに・ 謝っ・たら・ こらえ・てくれる・かもしれん・ぞ。」「お客・が・ 少ない・さかい・ いまのまーに・ 昼飯・を・ 食べ・とこ・ー。」◆今こそ好機だというような語感や、今の限られた時間をうまく利用するという語感がある。〔⇒いんまのま〕

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2013年4月 8日 (月)

名寸隅の記(117)

校区歓送迎会

 先週末に、江井島校区歓送迎会という催しがありました。もう何年も続いているようです。江井島中学校、江井島小学校、江井島幼稚園、江井島保育所、江井島コミュニティセンターなどの新年度の異動に伴う離任者・着任者に対する歓送迎会で、地域のいろいろな団体に所属する人が一堂に集まりますから、たいそうな人数になります。
 こういうときになると、いろんな人の挨拶の中に「江井ヶ島はひとつ」という言葉が出てきます。結束した地域であり、学校と地域の連携が密接であるという意味を込めて使われているように思います。
 それぞれの学校や会社や団体の歓送迎会は珍しいことではありません。けれども、中学校から保育所までを含めた歓送迎会に地域住民が参加するというのは、他にあまり例はないと思います。
 その理由は、江井ヶ島には、それぞれの段階の学校園が一つずつ、しかも通学区域がすべて同じであるということによっています。それゆえ、このような歓送迎会が可能なのです。現在の小学校は1学年に5~6学級という規模です。一つの小学校の卒業生だけが一つの中学校に進学するということになっていますから、刺激に乏しいという弱点がありますが、まさしく「江井ヶ島はひとつ」なのです。
 もう一つ、こういうときに聞かれる言葉に「江井ヶ島は西の学習院」という言葉があります。私たちが小さい頃には聞いたことがありませんから、いつから使われ始めたのか知りません。学習院というのは、言うまでもなく東京の学習院(大学や小学校)のことですが、江井ヶ島という土地は教育程度やしつけなどが目立って優れているわけでもありません。もしかしたら教員にとっては勤務しやすい、あるいは、勤務したい土地であるという評価を込めたものであるのかもしれません。そうであれば、地元住民としては嬉しいことです。

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【写真は、江井島校区歓送迎会の会場入口。2013年(平成25年)4月6日11時34分撮影。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(93)

「明石日常生活語辞典…い」(29)

いねぶる【居眠る】《動詞・ラ行五段活用》  座ったり、腰掛けたりしたままで眠る。「映画・ 見・ながら・ いねぶっ・とっ・た。」〔⇒いねむる〕

いねむり【居眠り】《名詞、動詞する》 座ったり、腰掛けたりしたままで眠ること。「電車・で・ いねむりする・の・は・ 気持ち・が・ 良(え)ー。」〔⇒いねぶり〕

いねむる【居眠る】《動詞・ラ行五段活用》  座ったり、腰掛けたりしたままで眠る。「テレビ・ 見・とる・ 間・に・ いねむっ・ても・た。」〔⇒いねぶる〕

いのかす【動かす】《動詞・サ行五段活用》 ①止まっていたものを活動させる。「暑ー・ なっ・た・さかい・ クーラー・を・ いのかす。」②場所を別のところに変える。位置を変える。「道・を・ 塞い・どる・ 岩・を・ いのかす。」◆②については、とりわけ、重いものを別のところに変える場合に「いのかす」と言うことがある。〔⇒いごかす、うごかす〕■自動詞は「いのく」

いのき【動き】《名詞》 変化すること。活動すること。位置が変わること。「ちょっと・ぐらい・ 押し・ても・ いのき・の・ 無い・よーに・ がっちり・ 釘・で・ とめる。」「株・の・ いのき・が・ ない。」〔⇒うごき、いごき〕

いのく【動く】《動詞・カ行五段活用》 ①あった場所や、いた場所が変わる。「時間・が・ たっ・たら・ お月さん・が・ いのい・ていく。」②一か所に落ち着いていないで、揺れる。「重たい・ 石・が・ いのい・た。」◆とりわけ、重いものがわずかに揺らぐ場合に「いのく」と言うことがある。〔⇒いごく、うごく〕■他動詞は「いのかす」

いのしし【猪】《名詞》 野山に住み、黒茶色の粗い毛が生えて、鋭い牙を持つ動物。「神戸・では・ 町・の・ 近く・まで・ いのしし・が・ 出・てくる。」

いのち【命】《名詞》 ①生き物が生きているもとの力になるもの。「虫・にも・ いのち・が・ ある・の・や。」②生きている間。寿命。「人間・の・ いのち・は・ 短い・もん・や。」

いのちがけ【命がけ】《名詞、形容動詞や》 生死を顧みないでものごとに取り組むこと。死んでもかまわないという心構えを持つこと。「いのちがけで・ 試合・を・ する。」

いのちびろい【命拾い】《名詞、動詞する》 死にそうになったが、運良く助かること。「戦争・に・ 行っ・た・けど・ いのちびろいし・た。」

いのり【祈り】《名詞》 神や仏にお願いすること。心から強く願うこと。「神さん・に・ おいのり・を・ する。」

いのる【祈る】《動詞・ラ行五段活用》 神や仏にお願いする。心から強く願う。「孫・が・ 合格する・よーに・ いのっ・てます・ねん。」

いはい【位牌】《名詞》 死者の戒名などを書いて仏壇に祀る木の札。「先祖・の・ いはい・を・ まつる。」

いばら【茨】《名詞》 薔薇などのように、棘のある小さい木。「庭・に・ いばら・が・ ある・さかい・ 気ーつけ・なはれ。」

いばりちらす【威張り散らす】《動詞・サ行五段活用》 立派なところなどを見せつけて、やたらに偉そうにする。「課長・は・ いっつも・ いばりちらし・とる。」

いばる【威張る】《動詞・ラ行五段活用》 立派なところなどを見せつけて、偉そうにする。「金持ち・や・ 思(おも)・て・ いばり・くさる。」

いび【指】《名詞》 手足の先の、分かれている部分。「いび・の・ 先・が・ 冷たい。」◆「ゆび」という発音が多く聞かれるが、「いび」「いべ」「ゆべ」もある。〔⇒いべ、ゆび、ゆべ〕

いびき【鼾】《名詞》 眠っているときに、息といっしょに鼻や喉から出る音。「ごっつい・ いびき・を・ かく。」

いびつ【歪】《形容動詞や》 ものの形が歪んだり崩れたりしている様子。「へっこん・で・ いびつ・に・ なっ・た・ 箱」

いひひ《感動詞》 気まずいときや、恥ずかしいときなどに、甲高く笑う声。「いひひ。あー・ 恥ずかし。」

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2013年4月 7日 (日)

名寸隅の記(116)

満開の桜

 先日書きました江井ヶ島の桜は、その後、満開を迎えました。写真でその様子をお伝えします。
 昨日(4月6日)と今日(7日)は全国的に荒れた天気です。せっかくの桜が始業式・入学式を待たずに痛めつけられ散らされてしまうかと思うと、残念なことです。

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【写真・上段の3枚は、江井島小学校の桜。写真・中段の3枚は、明石市立少年自然の家の桜。写真・下段の3枚は、柳井の赤根川河畔の桜。いずれも2013年(平成25年)4月5日16時40分~17時30分に撮影。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(92)

「明石日常生活語辞典…い」(28)

いなご【蝗】《名詞》 黄緑色の体をしてよく跳ぶ、田圃の周りで見られる昆虫。「戦時中・は・ いなご・も・ 食べ・た。」

いなす【去なす】《動詞・サ行五段活用》 ①帰らせる。去らせる。「もー・ 早ー・ いなし・てー・な。」「大雨警報・が・ 出・た・さかい・ 生徒・を・ 早め・に・ いなす。」③離縁する。「あいつ・は・ 嫁はん・を・ いなし・て・ 一人暮らし・を・ し・とる。」③いったん捕まえた虫や魚などを、取り逃がす。「蝶々・を・ つかまえ・た・はず・やっ・た・けど・ いなし・ても・た。」〔②③⇒かやす、かえす〕

いなびかり【稲光】《名詞、動詞する》 雷によって空にひらめく光。「入道雲・から・ いなびかり・が・ 出・とる。」◆「いなづま」はあまり使わない。

いなり【稲荷】《名詞》 ①農業をつかさどるとして信仰される神。「伏見・の・ いなり・は・ 初詣・の・ 人・が・ 多い・そーや。」②「いなりずし【稲荷鮨】」のこと。「いなり・に・ する・ 三角・の・ あげ」◆①②とも、「おいなりさん」という言い方で使うことが多い。

いなりずし【稲荷寿司】《名詞》 袋状の油揚げを煮染めて、その中に酢飯を詰めた食べ物。「いなりずし・の・ 駅弁・を・ 買(こ)ー・た。」

いにがけ〔いにかけ〕【去にがけ】《名詞》 ①帰る途中。復路。「会社・から・の・ いにし・に・ 飲ん・で・ 帰る。」②帰ろうとするとき。「いにがけ・に・ 鍵・を・ かける。」〔⇒いにしな、いにし〕■類語=「いきがけ」「きがけ」「もどりがけ」「しにがけ」

いにし【去にし】《名詞》 ①帰る途中。復路。「いにし・に・ 雨・に・ 降ら・れ・た。」②帰ろうとするとき。「いにし・に・ 電話・が・ 鳴り・やがっ・た。」〔⇒いにがけ、いにしな〕〔⇒いにがけ、いにしな〕■類語=「いきし」「きし」「もどりし」「しにし」 

いにしな【去にしな】《名詞》 ①帰る途中。復路。「いにしな・に・ 駅前・で・ パチンコ・を・ する。」②帰ろうとするとき。「いにしな・に・ 忘れもん・を・ 思い出し・た。」〔⇒いにがけ、いにし〕■類語=「いきしな」「きしな」「もどりしな」「しにしな」

いぬ【犬】《名詞》 古くから愛玩用や防犯用などに飼われてきた、利口で聴覚や嗅覚に敏感な動物。「いぬ・を・ 散歩・に・ 連れ・ていく。」

いぬ【戌】《名詞》 十二支の十一番目の「いぬ」。「昭和九年・の・ いぬ・の・ 生まれ・や。」

いぬ【去ぬ】《動詞・ナ行五段活用》 ①元の場所へ帰る。「海外旅行・で・ ヨーロッパ・へ・ 行っ・たら・ 早(は)よ・ いに・とー・ なっ・た。」②去って行く。姿を消す。「いつ・の・ 間・に・やら・ いん・でも・とっ・た。」③弱腰になる。駄目になる。「やる・ 気・が・ 無(の)ー・て・ いん・でも・とる。」

いぬかき【犬掻き】《名詞、動詞する》 犬のように、両手で体の下の方へ水をかき込んで、足をばたばたさせて進む泳ぎ方。「あいつ・は・ いぬかき・でも・ 速(はよ)ー・ 泳ぐ。」 

いぬころ【犬ころ】《名詞》 犬の子。体の小さな犬。「いぬころ・を・ 一匹・ 飼(こ)ー・とる。」

いね【稲】《名詞》 水田で作り、実を米として食べる作物。「台風・で・ いね・が・ こけ・た。」

いねかり【稲刈り】《名詞、動詞する》 実った稲を切り取ること。「そろそろ・ いねかり・の・ 時期・や。」

いねこき【稲こき】《名詞、動詞する》 刈り取った稲の穂から、籾を採り落とすこと。「家・の・ かど〔=前庭〕・で・ いねこきする。」

いねぶり【居眠り】《名詞、動詞する》 座ったり、腰掛けたりしたままで眠ること。「いねぶりし・て・ 椅子・から・ 落ちる。」〔⇒いねむり〕

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2013年4月 6日 (土)

名寸隅の記(115)

明石ウイスキー

 朝日新聞大阪本社発行の3月27日・夕刊に「ますます勝手に 関西遺産」の記事が載り、「明石ウイスキー」が取り上げられました。江井ヶ嶋酒造の「シングルモルトあかし」についての文章です。私の頭の中にあるのは「ホワイトオーク」という銘柄ですから、「あかし」というブランド名で売れているというのは驚きでした。
 江井ヶ嶋酒造の進取に満ちた取り組みはブログでも紹介してきましたが、江井ヶ嶋酒造がウイスキー製造免許を取ったのが1919年(大正8年)で、国産初の本格ウイスキーが寿屋(現サントリー)から発売されたのが1929年(昭和4年)と聞かされると、明石ウイスキーの味わいも深まろうというものです。
 記事でただ一つ気になったことがあります。江井ヶ嶋酒造の創立に関わった人の名前が占部兵吉(ルビ=うらべひょうきち)と書かれていることです。この文章は江井ヶ嶋酒造に取材をしてから執筆されたものと思われます。明治の初めに江井ヶ嶋酒造の創業や、江井島小学校の創立、江井ヶ島郵便局の創設などに関わった卜部兵吉は、占部という文字で書かれることはないように思います。地元には今も卜部の姓が何軒もあります。取材のときに「実は卜部という姓は、本来は占部であった」というような説明を受けたのか、単なる新聞社の表記ミスなのかはわかりませんが、ちょっと気になります。
 ところで、前回に書いた私のメールに関してですが、新聞社からは問い合わせは何もありませんでしたし、掲載後も連絡はありません。3月27日の夕刊を見て、あっと驚いた次第です。私のメールに触発されて取材が始まったのではなく、記者の独自の企画であったということなのでしょう。

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【写真は、朝日新聞大阪本社発行、2013年(平成25年)3月27日、夕刊、3版、3ページに掲載された記事。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(91)

「明石日常生活語辞典…い」(27)

いとこはん【従兄弟半、従姉妹半】《名詞》 ①自分と、父または母のいとことの間柄。「年・は・ 近い・けど・ いとこはん・なん・や。」②自分と、いとこの子との間柄。

いとこみょうと〔いとこみょーと〕【いとこ夫婦】《名詞》 いとこ同士で、結婚している男の人と女の人。「いとこみょーと・で・ 仲・が・ 良(え)ー。」

いとごる《動詞・ラ行五段活用》 容器などの底に沈殿する。濃すぎて、溶け切らなくて揺れている。「溶かし・た・ はず・の・ 砂糖・が・ コップ・の・ 底・に・ いとごっ・とる。」「いとごっ・た・ 砂糖・を・ なめる。」

いとこんにゃく〔いとごんにゃく〕【糸蒟蒻】《名詞》 こんにゃくを糸のように細く作ったもの。「水炊き・に・ いとごんにゃく・を・ 入れる。」

いどさらえ【井戸浚え】《名詞、動詞する》 井戸の水を汲み出して、井戸の中を掃除すること。「いどさらえし・て・ ごみ・を・ 捨てる。」〔⇒いどかえ〕

いとじり【糸尻】《名詞》 飲食用に使う陶器の底の裏の、輪の形で突き出している部分。「茶碗・の・ いとじり・を・ 砥石・で・ 擦っ・て・から・ 使う。」

いとでんわ【糸電話】《名詞》 子どもの玩具で、片面を紙でふさいだ二本の筒を使って、ふさいだ面どうしを糸でつないで、音声の振動を糸に伝えて双方で通話ができるようにしたもの。「大きな・ 声・で・ しゃべっ・たら・ いとでんわ・が・ ぶーぶー・ 言(ゆ)ー・て・ 何・を・ 言ー・とる・ん・か・ よー・ わから・へん。」

いととり【糸取り】《名詞、動詞する》 輪にした毛糸や紐を左右両手の指の先に掛けて、いろいろにさばいていって、あるいは、別の人がそれを受けて、いろいろな形に変化させる遊び。「いととり・で・ がんじき・の・ 形・を・ 作る。」〔⇒あやとり〕

いな《名詞》 鯔(ぼら)の小さいもの。「川・の・ 中・で・ いな・が・ 跳ね・た。」

いな《終助詞》 ①相手を誘う気持ちを表す言葉。「早(は)よ・ みんな・で・ 行こ・いな。」②相手に優しく命令する気持ちを表す言葉。…しようよ。…せよ。「早よ・ 飲み・いな。」③疑問の気持ちを表す言葉。…か。…なのか。「それ・が・ 出来・た・ん・は・ いつ・いな。」「何・を・ 言(ゆ)ー・てはるん・や・いな。」「誰・が・いな。そんな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・た・ん・は。」◆①②は、終助詞「よ」に置き換えて言うことができる。③は、終助詞「や」に置き換えて言うことができるが、「や・いな」と重ねて強調的に表現することもある。〔①②⇒よ。③⇒や〕

いない【以内】《名詞》 ①その数を含んで、それよりも少ないもの。「十分・より・ いない・に・ 帰っ・てこい・よ。」②その範囲の内側。「この・ 線・より・ いないに・ おっ・てんか。」■対語=「いがい」

いない【担い】《名詞》 持ち運ぶための紐や縄がついている、水などを入れる細長い桶。「肥え・を・ いない・に・ 入れ・て・ 運ぶ。」〔⇒にない、たんご〕

いなう【担う】《動詞・ワア行五段活用》 ①二人で、棒などを使って、一つの荷物をかつぐ。「他・に・ 誰・も・ おら・へん・さかい・ あんたらー・ 二人・で・ いのー・てもらわ・んならん。」②一人で、棒などを使って、荷物を前後に分けてかつぐ。「前後ろ・に・ し・て・ 一人・で・ いなう。」〔⇒になう〕

いなおる【居直る】《動詞・ラ行五段活用》 急に態度を変えて立ち向かう。相手を脅かす。「こっち・が・ 下手(したて)・に・ 出・たら・ いなおら・れる・かも・ しれ・へん・で。」

いなか【田舎】《名詞》 都会から離れた土地。洗練された感じのしないところ。「ここら・は・ いなか・や・さかい・ 店・も・ おま・へん・やろ。」「わし・は・ いなか・の・ 育ち・や・ねん。」

いなかあめ【田舎飴】《名詞》 芋などを原料にして作った、素朴な味の飴。芋飴。「今・でも・ いなかあめ・を・ 見つけ・たら・ 懐かしー・て・ 買う・ねん。」

いなかのこうすい〔いなかのこーすい〕【田舎の香水】《名詞》 「しょうべん【小便】」のことを戯れて言う言葉。「田圃・の・ 畦・で・ いなかのこーすい・を・ する。」

いなき〔いなぎ〕【稲木】《名詞》 刈り取った稲を田圃で干すための木組み。また、そのときに使う細い丸太。「いなき・に・ 稲・を・ かけ・て・ 干す。」

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2013年4月 5日 (金)

名寸隅の記(114)

関西遺産推薦の弁

 朝日新聞大阪本社発行の夕刊に「関西遺産」という連載があります。毎週1回の連載ですが、少しずつタイトルを変えながら長く続いています。今は「ますます勝手に 関西遺産」です。ともかく、これが面白い読み物なのです。誰もが知ってるようなものもありますが、あっと驚くようなものも発掘されています。
 この連載記事の隅っこに「関西遺産の推薦を募ります」という言葉がありましたので、昨年の12月19日にメールを送りました。そのメールの内容を、そのまま転載します。

 寒うなってきましたなぁ。こんな季節には熱燗がよろしいなぁ。
 ところで、「ますます勝手に 関西遺産」は、毎回、楽しゅう読ましてもろてます。
 そない言うたら、うちの近所にも関西遺産がありますねん。
 大阪や京都もよろしいけど、たまには播州の明石はどないでっしゃろ。
 その、世界的関西遺産は江井ヶ嶋酒造ですねん。
 たぶんご存じやおまへんさかい、
 私が作っているブログのページから、
 私が書いた文章を送らしてもらいまっさ。
  《写真は省略さしてもらいます。》

 続いて、このブログ「名寸隅の記」の(41)から(45)までの文章をコピーして書きました。その部分は、このブログを見ていただくことにして、コピーを省略します。
 そして、文章の最後には次のように書きました。

 引用はここまでにしときます。
 原文のブログは、「名寸隅の記」で検索したらじっきに見つかります。
 ほんまのタイトルは、「国語教育を素朴に語る」と言いますねんけど。
 ついでに言うときますと、
 私のブログは、よっぽどの人やないと全部は読み切れまへん。
 何せ、毎日毎日一つ以上の記事を書いて、
 記事の数は 2450本を超えましたさかい。
 ほな、さいなら。

 ここまでが、朝日新聞に送ったメールの内容です。
 で、その結果はどうなったか……については、次回に書くことにします。

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【写真は、江井ヶ嶋酒造株式会社のウイスキー醸造所。2012年(平成24年)10月5日13時51分撮影。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(90)

「明石日常生活語辞典…い」(26)

いで《接続助詞》 打ち消しの意味を述べて後ろへ続いていくことを表す言葉。「行か・いで・ おら・れ・へん。」「水・も・ 飲ま・いで・ 走っ・とる。」「あの・ 時・は・ 家・に・ おら・いで・ すん・まへ・ん。」〔⇒んで〕

いでか《副助詞》 その動作を必ずするということを、反語を用いて表す言葉。…しないでどうするか、必ず…する。…しないでおくものか。「今度・の・ 映画・は・ 見・にいか・いでか。」〔⇒んでか〕

いてくる【行てくる】《動詞・カ行変格活用》 目的地に向かう。「あんた・も・ いっぺん・ 海外旅行・に・ いてき・たら・ えー・のに。」◆行って帰る、行くという動作を完了する、という気持ちが伴うが、単に「行く」というのと同じ意味で使うことも多い。

いてこます《動詞・サ行五段活用》 ①強い意志を持って行う。うまく行う。「今年・の・ 入学試験・は・ いてこます・ つもり・や。」②やっつける。殴る。「あいつ・を・ いっぺん・ いてこまそ・と・ 思(おも)・とる・ねん。」③行く。「そろそろ・ いてこまそ・ー・か。」◆③は、ややふざけた言い方である。

いてて【痛てて】《感動詞》 瞬間的に、痛いという気持ちを表す言葉。「いてて。指・を・ はさん・だ。」

いてまう《動詞・ワア行五段活用》 ①やっつける。やりこめる。殴る。「腹・が・ 立つ・さかい・ いてもー・たろ・か・と・ 思う・ねん。」②豪快に食べる。豪快に飲む。「いっぺん・に・ 一升・ぐらい・ いてまい・よる・ 酒飲み・や。」「二皿・ぐらい・は・ あっという間・に・ いてまう。」③盗む。「知ら・ん・ 間ー・に・ 泥棒・に・ いてまわ・れ・た。」④亡くなる。「あいつ・(は・) とーとー・ いてまい・よっ・た。」〔①⇒いわす〕

いでも《接続助詞》 その動作をしなくても(よい)ということを表す言葉。…しなくても。「慌て・て・ 行か・いでも・ えー・やろ。」「薬・なんか・ 飲ま・いでも・ べっちょない。」◆「ないでも」の「な」が脱落したと考えることもできる。〔⇒んでも〕

いてる《動詞・タ行下一段活用》 水分を含んでいたものが凍る。「山・に・ 登る・ 道・が・ いて・て・ かちかちに・ なっ・とる。」「干し・とっ・た・ 手拭い・が・ いて・ても・とる。」◆水が氷になるようなときには使わない。〔⇒こおる〕

いでる【茹でる】《動詞・ダ行下一段活用》 調味料などを加えずに、熱湯に入れて煮る。「しゃもじ菜・を・ いでる。」「いで・て・から・ 日ー・に・ 干す。」〔⇒ゆがく、ゆでる、いがく〕

いてん【移転】《名詞、動詞する》 場所を変えること。引っ越すこと。「いてんし・ても・て・ 店・が・ あら・へん。」

いと【糸】《名詞》 ①繭・綿・毛などの繊維を伸ばして、よりをかけたもの。「針・に・ いと・を・ 通す。」②細くて長いもの。「蜘蛛・が・ いと・で・ 巣ー・ 作っ・とる。」「納豆・が・ いと・を・ 引ー・とる。」

いと《接続助詞》 その動作などをしなければ、結果がもたらされないということを表す言葉。…しなければ。「読ま・いと・ 中身・は・ わかる・もんか。」〔⇒んと〕

いど【井戸】《名詞》 穴を深く掘って地下水を汲み上げるところ。「いど・の・ ポンプ」

いどかえ〔いどがえ〕【井戸かえ】《名詞、動詞する》 井戸の水を汲み出して、井戸の中を掃除すること。「一年・に・ 一遍・ いどかえ・を・ する。」〔⇒いどさらえ〕

いときりば〔いときりばー〕【糸切り歯】《名詞》 前歯の両側にある、先の尖った歯。犬歯。「鋏・を・ 使わ・ず・に・ いちきりば・で・ 切る。」

いとこ【従兄弟・従姉妹】《名詞》 父または母の兄弟・姉妹の子ども。「いとこ・と・は・ 同い年・や。」

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2013年4月 4日 (木)

名寸隅の記(113)

江井ヶ島の桜④

 江井ヶ島の桜の名所の3つ目は明石市立少年自然の家の桜です。
 明石市立少年自然の家は、小学校・中学校・高等学校などの児童・生徒や、地域の子ども会・青少年団体などを受け入れて、宿泊を伴う研修が行えるようにした施設です。江井ヶ島海岸まで3分程度で行ける場所にあります。
 この少年自然の家のあるところは、1980年(昭和55年)4月に移転をした江井島小学校の跡地です。拡張も縮小もせず、そっくりそのままを使っています。もちろん、建物や設備などは新たに作られたものです。
 少年自然の家の北側のフェンス沿いに桜の木が並んでいます。ここはかなり咲いていますが、まだ満開ではありません。かつてに比べると、木の元気さが衰えつつあるような気がしないでもありません。
 さて、桜の話題は、ここで一旦おしまいにして、それぞれの場所が満開になったら、写真でお知らせすることにしようと思います。 

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【写真は、明石市立少年自然の家の桜の木。2013年(平成25年)4月3日8時41分撮影。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(89)

「明石日常生活語辞典…い」(25)

いっぱい【一杯】《名詞》 一つの入れ物に入るだけの量。「水・を・ コップ・に・ いっぱい・ 飲まし・てー・な。」「バケツ・に・ いっぱい・の・ 石炭・を・ 持っ・てくる。」

いっぱい【一杯】《形容動詞や》 ①たくさんある様子。「あっちこっち・ いっぱい・ 間違(まちご)ー・て・ 点・が・ あら・へん。」②限度ぎりぎりである様子。「人・で・ いっぱいの・ 会場」「今週・ いっぱい」〔②⇒いっぱいいっぱい、ぎりぎりいっぱい、つついっぱい、ちからいっぱい〕

いっぱいいっぱい【一杯一杯】《形容動詞や》 限度ぎりぎりである様子。「大きな・ トラック・や・さかい・ 道・が・ いっぱいいっぱいに・ なっ・とる。」「自分・の・ 力・の・ いっぱいいっぱいに・ 走っ・た・けど・ 勝て・なんだ。」◆「いっぱい」を強めた言い方である。〔⇒いっぱい、ぎりぎりいっぱい、つついっぱい、ちからいっぱい〕

いっぱし《形容動詞や》 大人や、専門家と同じような働きをすること。普通以上であること。格段であること。「いっぱし・の・ こと・を・ 言(ゆ)ー・ 人・や。」〔⇒ひとかど、いっかど、いちにんまえ〕

いっぷく【一服】《名詞、動詞する》 ①お茶や煙草の一回分。「いっぷく・ 吸ー・て・から・ 仕事・ 始め・よ・か。」②仕事の途中などで一休みすること。休憩。「ここら・で・ いっぷく・ し・まへ・ん・か。」〔②⇒いきつぎ〕

いっぺん【一遍】《名詞》 ①一回。ひとたび。「北海道・へ・は・ いっぺん・ 行っ・てみ・たい・と・ 思う。」「いっぺん・ うまい・こと・ いか・なん・でも・ 諦め・たら・ あか・ん。」「いっぺん・や・ 二遍・ 聞ー・ても・ わから・へん。」「もー・ いっぺん・ 試験・を・ 受ける。」②同時。同じ時。「何人・も・が・ いっぺんに・ 立ち上がっ・た。」③一つの区切り。「いっぺん・の・ 分・の・ 薬」④何かに遭遇した、まさにその時。「いっぺん・は・ 死に・たい・と・ 思・た・ぐらい・や。」〔⇒いちど、いっかい。②④⇒いちじ、いちどき、いっとき〕

いっぺんに【一遍に】《副詞》 突然に。にわかに。「いっぺんに・ 貧乏(びんぼ)し・ても・た。」◆「そんな・ ぎょーさん・ いっぺん・に・は・ 持た・れ・へん。」というのは、名詞+助詞と考える。〔②⇒きゅうに〕

いっぽう〔いっぽー〕【一方】《名詞、形容動詞や》 ①一つの方角。「いっぽー・から・だけ・ 風・が・ 吹い・てくる。」「いっぽー通行・に・ なっ・とる・ 道」②もっぱら一つの方向に偏っている様子。それだけである様子。「雨・は 強(つよ)なる・ いっぽー・や。」「学生時代・は・ 勉強せ・んと・ クラブ・を・ する・ いっぽー・やっ・てん。」

いつも【何時も】《名詞、副詞》 ①特別なことのない日常。平生。「いつも・は・ 六時・に・ 起きる。」「いつも・と・は・ 違う・ 髪型・を・ し・とる。」②しょっちゅう。常に。「小学校・の・ 頃・は・ いつも・ 腹・を・ 空かし・とっ・た。」「いつも・ 怒っ・て・ばっかり・や。」〔⇒いっつも、いっつもかっつも、いつもかも。①⇒ふだん〕

いつやじぶん【何時や時分】《副詞に》 はっきりと意識しないうちに。時の流れを知らないうちに。「いつやじぶんに・ 漢字・を・ 憶え・とっ・た。」〔⇒いつのまにか、いつのまにやら、いつやじぶんやら〕

いつやじぶんやら【何時や時分やら】《副詞に》 はっきりと意識しないうちに。時の流れを知らないうちに。「いつやじぶんやらに・ 野球・が・ 好き・に・ なっ・た・ん・や。」〔⇒いつのまにか、いつのまにやら、いつやじぶん〕

いつやしらん【何時や知らん】《名詞》 何時であるか不詳である時。今となっては、記憶が薄らいでしまった時。「いつやしらん・に・ 盲腸・の・ 手術(しうつ)・を・ し・た。」◆「盲腸・の・ 手術(しうつ)・を・ し・た・ん・は・ いつ・や・ 知ら・ん。」のように述語としても使うが、その場合は、一語の意識はない。〔⇒いつかしらん〕

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2013年4月 3日 (水)

名寸隅の記(112)

江井ヶ島の桜③

 江井ヶ島の桜の名所の2つ目は柳井地区の赤根川沿いの桜並木です。
 以前にも書きましたように、柳井地区は明石市魚住町金ヶ崎の一部ですが、江井島小学校の校区に編入されてからほぼ60年が経ちました。もはや江井ヶ島地区の一員です。
 赤根川は大久保町西脇のあたりを経て、柳井を通って、西島で海に流れ入ります。その柳井のあたりは右岸に桜並木があります。まだ咲き始めたばかりですが、満開の頃は見事です。河畔の道は舗装されて、小さな車は通れますが、地区の幹線道路ではありません。それがかえってありがたいと思います。桜の木の下で弁当を広げるということもできそうにありませんが、そぞろ歩きにはふさわしい場所です。知る人ぞ知る、すなわち、あまり知られていない、静かなところです。

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【写真は、柳井地区の赤根川沿いの桜の木。2013年(平成25年)3月31日14時17分撮影。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(88)

「明石日常生活語辞典…い」(24)

いってくる【行ってくる】《動詞・カ行変格活用》 ①出かける。行く。「一晩泊まり・で・ 旅行・に・ いってき・まし・てん。」②出かけて、戻る。「味噌・を・ 買い・に・ ちょっと・ いってくる・わ。」◆もともとは、「行っ・てくる」(動詞+補助動詞)であるが、熟して一語として使われているという印象が強くなっている。

いってらっしゃい【行ってらっしゃい】《感動詞》 ①出かける人を送り出すときに言う言葉。「いってらっしゃい。元気で・な。」②「行ってきます」の挨拶に呼応して言う言葉。「おー・ そー・か。いってらっしゃい・な。」〔⇒いっといで〕

いってん【一膳】《名詞》 ①一椀のご飯。「いってん・で・は・ 腹・が・ 持た・ん。」②わずかの量の食事。「いってん・だけ・ よばれ・ていこ・か。」〔⇒いちぜん〕

いってんめし【一膳飯】《名詞》 一椀のご飯。「いってんめし・(を・) 食ー・て・ あわて・て・ 出・てき・てん。」〔⇒いちぜんめし〕

いっといで【行っといで】《感動詞》 ①出かける人を送り出すときに言う言葉。「いっといで。早(はよ)ー・ 帰り・なはれ。」②「行ってきます」の挨拶に呼応して言う言葉。「あー・ いっといで。」◆「行っておいで」の発音が融合した言葉である。〔⇒いってらっしゃい〕

いっとう〔いっとー〕【一等】《名詞》  ①最も優れた成績や等級を得ること。また、それを得た人。「図画・で・ いっとー・に・ 入っ・た。」②最初に目標の地点に着くこと。また、それをした人。「いっとー・で・ ゴールインし・た。」〔②⇒いっちゃく〕

いっとう〔いっとー〕【一統】《名詞》 親戚の間柄。血族と姻族。「田中・の・ 苗字・の・ 家・は・ みんな・ いっとー・や。」〔⇒いっけ、しんるい、しんせき、みうち、おもやしんたく〕

いっとき【一時】《名詞、副詞に》 ①何かに遭遇した、まさにその時。「手術(しうつ)し・た・ 後・ いっとき・は・ 元気やっ・た・けど・ また・ 調子・が・ 悪い。」②しばらくの間。短い時間帯。「食堂・は・ いっとき・に・ 人・が・ やっ・てくる。」「お客さん・が・ いっとき・に・ 来・たら・ 入ら・れ・へん。」③同時。同じ時。「いっとき・に・ 二人・が・ もの言(ゆ)ー・たら・ わから・へん・がな。」「いっときに・ みんな・ 手・を・ 上げ・た。」〔①②⇒いちじ、いちどき。①③⇒いっかい、いちど、いっぺん〕

いっとます〔いっとーます〕【一斗枡】《名詞》 米などの体積を計るための、一斗(およそ18リットル)はいる円柱形の器。「いっとます・に・ 米・を・ いっぱい・ 入れる。」  写真参照
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いっともなしに【何時とも無しに】《副詞》 時をわきまえずに。「いっともなしに・ お菓子・ばっかり・ 食べ・とる。」「夜中・でも・ いつ・でも・ いっともなしに・ 電話・を・ し・てくる。」

いつなんどき【何時何時】《名詞》 将来の、はっきり決められない時。わからない時。不意の時。予想外の時。「いつなんどき・ 地震・が・ 起こる・や・ わから・へん。」〔⇒いつ〕

いつのいつやら【何時の何時やら】《副詞に》 過去の、定まっていない時に。過去の、記憶がはっきりと残っていない時に。よくわからない時に。「お祖父さん・が・ いつのいつやら・ 死ん・だ・ん・か・ もー・ 忘れ・ても・た。」「昨日・の・ 朝・は・ いつのいつやらに・ 起き・た・ん・か・ 覚え・とら・へん。」

いつのまにか〔いつのまーにか〕【何時の間にか】《副詞に》 はっきりと意識しないうちに。時の流れを知らないうちに。「雨・が・ やん・で・ いつのまーにかに・ 晴れ・てき・とっ・た。」〔⇒いつのまにやら、いつやじぶん、いつやじぶんやら〕

いつのまにやら〔いつのまーにやら〕【何時の間にやら】《副詞に》 はっきりと意識しないうちに。時の流れを知らないうちに。「いつのまにやら・ 船・が・ 神戸・に・ 着い・とっ・た。」〔⇒いつのまにか、いつやじぶん、いつやじぶんやら〕

【写真は、「いっとます」。2013年(平成25年)2月14日、芦屋市内で撮影】

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2013年4月 2日 (火)

名寸隅の記(111)

江井ヶ島の桜②

 前回の新聞記事に関連することを書きます。
  江井島小学校の戦後第1回の卒業生が桜の植樹をしてくださったことは、ほんとうに嬉しいことです。1980年(昭和55年)4月に校地が替わって新築した後すぐ、1981年(昭和56年)4月に植樹してくださったのでした。それから30年余りの年月が流れて、桜の木はグラウンドの周りに大きく枝を広げています。今では、江井ヶ島の桜の名所の一つとなりました。
 新聞記事に書かれていた「あかねが丘学園」について略記します。明石市立高齢者大学校あかねが丘学園は、1981年(昭和56年)に明石公園内にある明石市中央公民館で開校しましたが、1983年(昭和58年)に江井島小学校に隣接して設置されました。2000年(平成12年)に市の東部の松が丘(市立松が丘南小学校跡)に移転するまで、20年近く江井ヶ島の地にありました。言うまでもないことですが学園名は、江井島小学校の傍を流れる赤根川に由来し、現在もそのままの名称が使われています。老人大学から高齢者大学に名前が変わったのには、時代の流れを感じますが、「あかね」という名前は変えがたいものとなっているようです。
 その江井島小学校の桜は、少しずつ咲き始めています。とはいえ、まだ一分咲きか二分咲きというところでしょう。木の幹の全体が桜色に染まってきています。これから一斉に花を咲かせてくれることでしょう。小学校の始業式は8日、入学式は9日ですが、その頃は満開か桜吹雪が舞い始めることになるのでしょう。子供たちの歓声があがってこそ、桜の値打ちも高まります。ちょっと遅めの江井島小学校の桜は、子供たちへの何よりのプレゼントになりそうです。

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【写真は、江井島小学校のプールサイドの桜の木。2013年(平成25年)3月31日14時09分撮影。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(87)

「明石日常生活語辞典…い」(23)

いったん【一旦】《副詞》 一つの区切りをつけて。ひとたび。一度。「いったん・ 去(い)ん・で・ 昼寝・でも・ し・てくる・わ。」

いっち【一】《副詞に》 程度が最上位である様子。最も。「いっち・ 偉い・人」「いっち・ 良(え)ー・ 着物」「この・ 話・が・ いっち・ おもろい。」〔⇒いちばん、いっちゃん〕

いっちはじめ【一初め】《名詞》 最初。もののとりかかり。「いっちはじめ・は・ お前・が・ 言い出し・た・ こと・なん・や。」〔⇒いちばんはじめ、いっちゃんはじめ〕

いっちゃく【一着】《名詞》  最初に目標の地点に着くこと。また、それをした人。「走り・で・ いっちゃく・ 取っ・てん。」〔⇒いっとう〕

いっちゃづけ【一夜漬け】《名詞、形容動詞や》 ①一晩漬けただけの漬け物。「残っ・た・ 野菜・を・ いっちゃずけ・に・ する。」②間に合わせの勉強や仕事をすること。「いっちゃずけで・ 勉強し・た・けど・ わから・なんだ。」〔⇒いちやづけ〕

いっちゃん《副詞に》 程度が最上位である様子。最も。「今・が・ いっちゃん・ 暑い・ 時・や。」「わし・が・ いっちゃん・ 前・を・ 歩い・たる。」〔⇒いちばん、いっち〕

いっちゃんはじめ《名詞》 最初。もののとりかかり。「いっちゃんはじめ・に・ あんた・が・ 挨拶し・ておくれ。」〔⇒いちばんはじめ、いっちはじめ〕

いっちょう〔いっちょー〕【一丁】《名詞》 ①細長い形のものが、ひとつ。「包丁・ いっちょー・で・ 仕事・を・ する。」「鎌・ いっちょう」「砥石・ いっちょう」②他のものは身に付けないで、ただひとつ。「パンツ・ いっちょー・で・ 体重を・ 測る。」

いっちょう〔いっちょー〕【一丁】《副詞》 仕事や勝負事などを、やや構えて、ことを行おうとするときに使う言葉。「いっちょー・ 喧嘩・を・ やっ・たろ・か。」

いっちょうあがり〔いっちょーあがり、いっちょあがり〕【一丁上がり】《形容動詞や》 一つのことが完成したり、結末がついたりした様子。「宿題・の・ 絵ー・は・ これ・で・ いっちょーあがりや。」◆感動詞のようにも使う。「いっちょあがり。でけ・た・さかい・ さー・ 食べ・てんか。」

いっちょうらい〔いっちょーらい〕【一張羅】《名詞》 特別立派なもの。最も上等の着物。晴れ着。「いっちょらい・を・ 着・て・ どこ・へ・ おでかけ・や。」

いつつ【五つ】《名詞》 ①数の名。ひとつずつ大きくしていったときに、「よっつ」の次にあたる数。「ぺけ・が・ いつつ・も・ ある。」②五歳。「いつつ・に・ なっ・て・ 幼稚園・へ・ 行っ・とる。」■類語=「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」「よっつ」「むっつ」「ななつ」「やっつ」「ここのつ」「とうお」

いつつだま【五つ玉】《名詞》 算盤で、珠が、はりの上に一つ、下に五つついているもの。「わしら・の・ 小学校時代・は・ いつつだま・や・のーて・ よつだま・の・ そろばん・を・ 使(つ)こ・た。」■類語=「よつだま」 写真参照
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いっつも【何時も】《名詞、副詞》 ①特別なことのない日常。平生。「いっつも・は・ 七時半・の・ 電車・に・ 乗る。」②しょっちゅう。常に。「繁盛し・て・ いっつも・ 混ん・どる・ 店」「遅刻し・てくる・ん・は・ いっつも・の・ こと・や。」〔⇒いつも、いっつもかっつも、いつもかも。①⇒ふだん〕

いっつもかっつも【何時もかっつも】《副詞》 しょっちゅう。常に。「この・ 道・は・ いっつもかっつも・ 車・が・ 通っ・とる。」〔⇒いつも、いっつも、いつもかも。〕
いっつもかも【何時もかも】《副詞》 しょっちゅう。常に。「いっつもかも・ 歌・を・ 歌(うと)・て・ 歩い・とる。」〔⇒いつも、いっつも、いっつもかっつも〕

【写真は、「いつつだま」の算盤。2013年(平成25年)3月14日撮影】

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2013年4月 1日 (月)

名寸隅の記(110)

江井ヶ島の桜①

 桜の季節、4月です。春に誘われるようにして、「名寸隅の記」を再開します。
 東京などでは桜の季節が過ぎようとしていますが、関西は今が花盛りです。ただし、関西一円の中で江井ヶ島のあたりは、毎年、ちょっとだけ遅い花の時期を迎えます。真打ち登場とでも言いたげな風情を感じます。
 というわけで、実際の桜の姿を見る前に、少し古い話から始めます。
 濃い茶色になってしまっている新聞記事の切り抜きがあります。1981年(昭和56年)4月6日の神戸新聞朝刊16面の「明石のページ」の記事です。
 見出しは、「母校を「桜の名所」にと植樹 明石・江井島小」「戦後第一回の卒業生 市民の憩いの場めざす」となっています。その記事を引用します。

 伝統ある母校を桜の名所に-と明石市立江井島小学校(小林直行校長)で五日、三十五年前の卒業生らが桜の苗木を学校周辺に植え込んだ。将来は近くに明石市の四年制老人大学「あかねが丘学園」が移転する構想もあり卒業生らは「市民の憩いの場になってくれれば」と楽しみにしている。
 桜の苗木を寄付したのは、昭和二十一年三月に同小学校を卒業した七十八人のうち、有志の四十六人。同校は四十八年に開校百年になった市内でも一、二を争う伝統校。二十一年の卒業生らは三年に一度ずつ、地元はもちろん東京、倉敷などからもかけつけ同窓会を開いている。学校生活の大半は太平洋戦争中で、疎開したり、授業も満足に受けられない状態が続いたが、苦楽を共にした思い出の学舎は五十五年四月から旧明石商業高校跡地の現在地に新築移転した。このため「戦後第一回の卒業生として後輩や市民にも喜んでもらえるものを贈ろう」と相談。極端に緑の少ない母校にソメイ吉野桜の苗木百五十本をプレゼントすることになり、昨年六月七日の校舎完成式典の席上、目録を手渡した。
 その後、グラウンドの整備で植樹だけは延期されていた。この日は午前九時前に橘田浄野さんら四人の女性や、事務局の松下政雄さんら地元に残っている約三十人と同校教職員約十人が新校舎前に集合。雨の降りしきる中で、正門わきや運動場周辺に高さ約二メートルの桜の苗木を一本ずつ丹念に植え込んだ。また寄贈者の名前を書いた副(そ)え木も埋めた。
 このあと近くの江井島集会室で女性会員がつくったおむすびを食べ、苦しかった学校生活の思い出話に花を咲かせた。世話人の門田照彦さんは「将来は児童や老人大学のお年寄り、市民らに喜んでもらえる明石の新しい桜の名所にしたい」と張りきっている。

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【写真は、上記の神戸新聞記事。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(86)

「明石日常生活語辞典…い」(22)

いっしょくたい【一緒くたい】《形容動詞や》 区別しないでひとまとめにしている様子。混じり合って区別できない様子。「あんた・の・ もん・と・ いっしょくたいに・ 入れ・んとい・てんか。」〔⇒いっしょ、いっしょくた、いっしょくちゃ、いっしょこた、いっしょこたい、ごっちゃ、ごちゃまぜ、まぜくちゃ〕

いっしょくちゃ【一緒くちゃ】《形容動詞や》 区別しないでひとまとめにしている様子。混じり合って区別できない様子。「何もかも・ いっしょくちゃに・ 集め・て・ 袋・に・ 入れる。」〔⇒いっしょ、いっしょくた、いっしょくたい、いっしょこた、いっしょこたい、ごっちゃ、ごちゃまぜ、まぜくちゃ〕

いっしょこた【一緒こた】《形容動詞や》 区別しないでひとまとめにしている様子。混じり合って区別できない様子。「味噌・も・ 糞・も・ いっしょこたに・ し・て・ 考え・たら・ あか・ん。」〔⇒いっしょ、いっしょくた、いっしょくたい、いっしょくちゃ、いっしょこたい、ごっちゃ、ごちゃまぜ、まぜくちゃ〕

いっしょこたい【一緒こたい】《形容動詞や》 区別しないでひとまとめにしている様子。混じり合って区別できない様子。「いっしょこたいに・ せ・んと・ 区別し・て・ 集める。」〔⇒いっしょ、いっしょくた、いっしょくたい、いっしょくちゃ、いっしょこた、ごっちゃ、ごちゃまぜ、まぜくちゃ〕

いっせい〔いっせー〕【一斉】《副詞に、名詞》 多くのものが揃って行う様子。「いっせーに・ 掃除・を・ する。」「いっせー・検査・が・ 行わ・れる。」

いっそ《副詞》 むしろ。かえって。一思いに。「修繕する・より・ いっそ・ 買い換え・た・ 方・が・ 安(やす)ー・ つく。」◆思い切って行う気持ちや、投げやりな気持ちを表すことが多い。〔⇒いっそのこと〕

いつぞ【何時ぞ】《名詞》 記憶や判断などが明確でなくはっきり決められない過去・現在・未来の時。はっきりとわからない時。「いつぞ・に・ 集金・に・ 来・た・やろ。忘れ・ん・よーに・ し・てんか。」「いつぞ・ 一緒に・ 飯・でも・ 食い・まほ・か。」「いつど・ いっぺん・ 寄せ・てもらい・まっ・さ。」〔⇒いつ、いつか、いつぞや〕

いっそう〔いっそー〕【一層】《副詞》 この上。もっと。ますます。「これ・まで・より・も・ いっそー・ 面倒・を・ み・たっ・て・な。」

いっそくとび【一足飛び】《形容動詞や》 順序を踏まないで、大きく飛び越えていく様子。「いっそくとびに・ 社長・に・ なっ・たーっ・てん・と。」

いっそのこと《副詞》 むしろ。かえって。一思いに。「いっそのこと・ 辞め・てもたろ・か・と・ 思(おも)・とる・ねん。」◆思い切って行う気持ちや、投げやりな気持ちを表すことが多い。〔⇒いっそ〕

いつぞや【何時ぞや】《名詞》 記憶や判断などが明確でなくはっきり決められない過去・現在・未来の時。「いつぞや・は・ 良(え)ー・ もん・ もろ・て・ ありがと・ございまし・た。」〔⇒いつ、いつか、いつぞ〕

いったい【一帯】《名詞》 一続きの範囲。「辺り・ いったい・に・ 米・が・ こぼれ・た。」〔⇒いったいこ〕

いったい【一体】《副詞》 疑問の語を伴って表現し、その疑問の気持ちを強めて言うときに使う言葉。ほんとうに。まったく。「いったい・ どない・ し・た・ん。」〔⇒いったいこったい〕

いったいこ【一帯こ】《名詞、形容動詞や》 一続きの範囲が同じようになっていること。「川・の・ 近く・は・ いったいこに・ 浸水し・た。」〔⇒いったい〕

いったいこったい【一体こったい】《副詞》 疑問の語を伴って表現し、その疑問の気持ちを強めて言うときに使う言葉。「いったい【一体】」よりも強い語気で表現する。ほんとうに。まったく。「いったいこったい・ あんた・は・ どんな・ つもり・で・ おる・ん・や。」〔⇒いったい〕

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