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2013年9月30日 (月)

【掲載記事の一覧】

 9月5日に天橋立の近くの成相寺へ行きました。福知山で北近畿タンゴ鉄道に乗り換えましたが、その時、福知山でしばらく途中下車の時間がありました。花火大会の事故の後で、駅前の店にはお見舞いの募金箱が置かれていました。西舞鶴経由で帰りましたから、河口近くの由良川を列車で渡りました。その後、京都・滋賀に豪雨があり、由良川が氾濫して福知山も被災しました。映像に胸が痛みました。
 『改訂最終版・明石日常生活語辞典』は毎日の掲載を継続します。
 9月は二つの連載を並行することを怠けてしまいましたが、いずれ再開するつもりです。
 ブログをお読みくださってありがとうございます。
 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。
    gaact108@actv.zaq.ne.jp
 これまでに連載した内容の一覧を記します。

◆改訂最終版・明石日常生活語辞典 (1)~(268)~継続予定
    [2013年1月6日開始~2013年9月30日]

◆茜の空 (1)~(27)~継続予定
    [2012年7月4日開始~2013年8月28日]

◆名寸隅の記 (1)~(138)~継続予定
    [2012年9月20日開始~2013年9月5日]

◆放射状に歩く (1)~(58)~継続予定
        [2013年4月13日開始~2013年6月9日]

◆言葉カメラ (1)~(385)~継続予定
    [2007年1月5日開始~2010年3月10日]

………【以下は、連載を終了したものです。】……………………………

◆明石日常生活語辞典 (1)~(1116)
    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

◆『明石日常生活語辞典』写真版 (1)~(4)
    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

◆国語教育を素朴に語る (1)~(51)
    [2006年8月29日開始~2007年12月12日終了]

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 (0)~(102)
    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

◆消えたもの惜別 (1)~(10)
    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

◆地名のウフフ (1)~(4)
    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

◆ことことてくてく (1)~(26)
    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

◆テクのろヂイ (1)~(40)
    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

◆神戸圏の文学散歩 (1)~(5)
    [2006年12月27日開始~2006年12月31日終了]

◆母なる言葉 (1)~(10)
    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] (1)~(4)
   [2006年12月23日開始~2006年12月26日終了]

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 (1)~(29)
    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

◆西島物語 (1)~(8)
    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

◆鉄道切符コレクション (1)~(24)
    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

◆足下の観光案内 (1)~(12)
    [2008年11月14日開始~2008年11月25日終了]

◆写真特集・薔薇 (1)~(31)
    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

◆写真特集・さくら (1)~(71)
    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

◆写真特集・うめ (1)~(42)
    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

◆写真特集・きく (1)~(5)
    [2007年11月27日開始~2008年11月13日終了]

◆写真特集・紅葉黄葉 (1)~(19)
    [2007年12月1日開始~2008年12月15日終了]

◆写真特集・季節の花 (1)~(3)
    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

◆小さなニュース [2008年2月28日]

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや (1)~(13)
    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

◆文章の作成法 (1)~(7)
    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

◆朔日・名寸隅 (1)~(19)
    [2009年12月1日開始~2011年6月1日終了]

◆教職課程での試み (1)~(24)
    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 (1)~(3)
    [2006年10月2日開始~2006年10月4日終了]

◆学力づくりのための基本的な視点 (1)~(7)
    [2006年10月5日開始~2006年10月11日終了]

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 (1)~(18)
    [2006年10月16日開始~2006年11月2日終了]

◆教職をめざす若い人たちに (1)~(6)
    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

◆これからの国語科教育 (1)~(10)
    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

◆現代の言葉について考える (1)~(7)
    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

◆自分を表現する文章を書くために (1)~(11)
    [2007年10月20日開始~2007年10月30日終了]

◆兵庫県の方言 (1)~(4)
    [2006年10月12日開始~2006年10月15日終了]

◆暮らしに息づく郷土の方言 (1)~(10)
    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

◆姫路ことばの今昔 (1)~(12)
    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

◆私の鉄道方言辞典 (1)~(17)
    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

◆高校生に語りかけたこと (1)~(29)
    [2006年11月9日開始~2006年12月7日終了]

◆ゆったり ほっこり 方言詩 (1)~(42)
    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

◆高校生に向かって書いたこと (1)~(15)
    [2006年12月8日開始~2006年12月22日終了]

◆1年たちました (1)~(7)
    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

◆明石焼の歌 (1)~(3)
    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

◆失って考えること (1)~(6)
    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(268)

「明石日常生活語辞典…け」(12)

げんこつ【拳骨】《名詞》 ぐっと握り固めた手。握りこぶし。「げんこつ・を・ 振り上げ・て・ 怒る。」〔⇒ごんけつ〕

けんさ【検査】《名詞、動詞する》 悪いところがないか、基準にかなっているかなどについて、細かく調べること。「品物・を・ けんさする。」「身体・けんさ」

けんざん【検算】《名詞、動詞する》 計算した結果が正しいかどうか、確かめること。「間違(まちご)ー・とら・へん・か・どーか・ けんざんする。」

げんじ《名詞》 褐色または黒色で、雄は一対の大あごを持つ虫。くわがた虫。「昆虫採集・で・ げんじ・が・ 獲れ・たら・ 嬉しー・ん・や・けど。」

げんしばくだん【原子爆弾】《名詞》 原子核分裂を使った、大きな殺傷力のある爆弾。「広島・に・ 落とさ・れ・た・ げんしばくだん」〔⇒げんばく〕

けんしょう〔けんしょー〕【懸賞】《名詞》 褒美として金品などを出すことを約束して、作品の募集や、探し物を見つけ出させることなどを行うこと。また、その催しや、褒美の金品。「けんしょー・に・ 当たっ・て・ テレビ・を・ 貰(もろ)・た。」

けんすい【懸垂】《名詞、動詞する》 ①鉄棒にぶら下がって、腕を屈伸させて体を上げ下げする運動。「二十回・も・ けんすい・が・ でける。」②ものがまっすぐに垂れ下がること。「けんすい・の・ 幕・を・ 垂らす。」

けんそん【謙遜】《名詞、動詞する》 相手を敬うつもりで、自分をへりくだること。控えめにすること。「けんそんし・て・ 自分・の・ 手柄・や・と・は・ 言わ・へん。」

げんだい【現代】《名詞》 今の時代。今の世の中。「げんだい・は・ 電気・が・ なかっ・たら・ 生き・ていか・れ・へん。」

けんだま【剣玉】《名詞》 球を柄の先端に載せたり皿の上に受け止めたりする遊びのために、穴の空いた球に糸をつけ、棒に結びつけた木製の玩具。「上手に・ けんだま・を・ する。」

けんちく【建築】《名詞、動詞する》 住居や施設などの建物を建てること。また、建てたもの。「高等学校・で・ けんちく・の・ 勉強・を・ する。」

けんちょう〔けんちょー〕【県庁】《名詞》 地方自治体の県の行政事務を取り扱う役所。「けんちょー・に・ 勤める。」

けんど《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「忘れ物・を・ し・てん。けんど・ じゃまくそー・て・ 取り・に・ 戻ら・ず・や。」「朝・は・ 雨・やっ・てん。けんど・ 昼から・は・ 良(え)ー・ 天気・に・ なっ・た。」「けんど・ その・ 話・は・ 信用でけ・へん・なー。」〔⇒しかし、けど、けども、けれども、けんども、そやけど〕

けんど《接続助詞》 …ではあるが。◆前の内容を受けて、逆接で後ろへつながる。「勉強し・た・けんど・ 試験・は・ あか・なんだ。」〔⇒けど、けども、けんども〕

けんども《接続詞》 だが。しかし。◆前の文を受けて、逆接で後ろへつながる。「その・ 時・は・ 憶え・とっ・てん。けんども・ いつ・の・ 間ー・に・か・ 忘れ・ても・て・ すんま・へん。」「けんども・ 誰(だい)・も・ 賛成し・てくれ・なんだ。」〔⇒けど、けども、けんど、そやけど〕

けんども《接続助詞》 …ではあるが。◆前の内容を受けて、逆接で後ろへつながる。「欲しかっ・た・けんども・ 金・が・ 足ら・ん・で・ 買え・なんだ。」〔⇒けど、けども、けんど〕

けんとう〔けんとー〕【見当】《名詞》 ①あれこれと推測し見込みをつけること。予想。「けんとー・ つけ・て・ 答え・た・けど・ 間違(まち)ご・ても・た。」「けんとー・が・ 外れ・た。」②おおよその方角。おおよその辺り。「真ー北・の・ けんとー・に・ 駅・が・ ある。」

けんどう〔けんどー〕【剣道】《名詞》 防具を身につけて、竹刀で打ち合い、勝負を競う武道。「けんどー・の・ 試合・に・ 出る。」

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2013年9月29日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(267)

「明石日常生活語辞典…け」(11)

けんか【喧嘩】《名詞、動詞する》 言い争ったり、殴り合ったりすること。「子ども・は・ けんかし・て・ 大けなっ・ていく・ん・や。」〔⇒いさかい〕

けんがく【見学】《名詞、動詞する》 実際の様子を見て、知識などを深めること。「新聞社・を けんがくする。」

げんかん【玄関】《名詞》 建物の正面の入口。「げんかん・に・ 大きな・ 絵ー・が・ 懸け・てある。」

げんき【元気】《名詞、形容動詞や》 ①体の調子が良くて健康なこと。盛んな体力をもっていること。「げんきな・ 姿・を・ 見・て・ 安心し・た。」②自分を励まして動くこと。一生懸命であること。活動の源になる気力。張り切って物事に取り組もうとする気持ち。「もっと・ げんき・を・ 出し・なはれ。」〔②⇒せい〕

けんきゅう〔けんきゅー〕【研究】《名詞、動詞する》 物事を深く考えて、広く詳しく調べること。事実や理論を明らかにすること。「夏休み・の・ 自由・けんきゅー」

げんきん【現金】《名詞》 手元にあるお金。実際のお金。「げんきん・で・ 払う・さかい・ ちょっと・ 負け・てもらえ・まへ・ん・か。」

げんきん【現金】《形容動詞や》 ①損得、利害などを重んじる様子。「人間・は・ みんな・ げんぎんな・ もん・や。」②目先の損得などによって、考えや態度を変える様子。「げんぎんな・ 考え・を・ する・ 人・や。」

げんくそ(が)わるい【験糞(が)悪い、験糞(が)悪い】《形容詞》 気持ちが悪くて落ち着かない。縁起が悪くて先が思いやられる。よくない因縁になってしまった。「お神籤・(を・) 引ー・たら・ 凶・が・ 出・て・ 正月早々・ げんくそわるい・ こと・や。」「朝・から・ 電車・に・ 遅れ・て・ げんくそわるい・ 一日・やっ・た。」◆連体修飾の働きをする場合は、「げんくそのわるい」となることがある。「試験・に・ 落ち・て・ げんくそのわるい・ 年・やっ・た。」〔⇒けったくそ(が)わるい、けったいくそ(が)わるい〕

けんけん《名詞、動詞する》 ①片足跳び。「松葉杖・を・ 持っ・て・ けんけん・で・ 跳ん・でいく。」②片足跳びで石を蹴る遊び。「けんけん・で・ 円(まる)・の・ 中・に・ 石・を・ 入れる。」〔⇒けんけんばたばた〕

けんけんばたばた《名詞、動詞する》 ①片足跳び。「怪我し・とる・ 犬・が・ 後ろ脚・を・ けんけんばたばた・で・ 歩い・とる。」②片足跳びをして、両足をついて、再び片足跳びをすること。「けんけんばたばた・ くるっと・ 回っ・て・ こっち・(を・) 向け・よ。」◆足をつくときが「ばたばた」にあたる。〔⇒けんけん〕

けんこう〔けんこー〕【健康】《名詞、形容動詞や》 ①体の異状のあるなしについての状態。「けんこー・に・ 気・を・ つける。」②心身に悪いところがなく、元気で丈夫な様子。「今・の・ところ・ けんこーに・ 過ごし・てます。」

げんこう〔げんこー〕【原稿】《名詞》 印刷したり話をしたりするための、もとになる文章。印刷のもとになる文章、書画、・写真。「同窓会・で・ 文集・を・ 作る・さかい・ げんこー・を・ 書い・てほしー・なー。」「写真・の・ げんこー・を・ 送っ・てください・な。」

けんこうしんだん〔けんこーしんだん〕【健康診断】《名詞、動詞する》 体格・体力や病気の有無などを、医師が医療機器などによって調べて判断すること。「会社・で・ けんこーしんだん・を・ 受ける。」「けんこーしんだんし・て・ 病気・が・ 見つかっ・た。」

けんこうほけん〔けんこーほけん〕【健康保険】《名詞》 病気・怪我などのときに医療費などが支払われるようにした仕組み。「けんこーほけん・の・ 保険料・が・ ごっつい・ 高(たこ)ーに・ なっ・た。」

げんこうようし〔げんこーよーし〕【原稿用紙】《名詞》 文章を書くときに使う、升目を印刷した紙。「本・を・ 読ん・だ・ 感想文・を・ げんこーよーし・に・ 書い・て・ 出す。」

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2013年9月28日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(266)

「明石日常生活語辞典…け」(10)

げら《名詞、形容動詞や》 よく笑う様子。よく笑う癖がある様子。また、そのような人。「笑い・かけ・たら・ げらで・ 止まら・へん。」「げら・で・ 愛想(あいそ)らしー・ 人」「げら・で・ やかましー・ やつ」

けらい【家来】《名詞》 昔、身分の高い武士に仕えた人。力のある人の手下になっている人。「餓鬼大将・で・ みんな・を・ けらい・に・ し・とっ・た。」

けらけら《副詞と》 遠慮せずに、甲高く笑う様子。「一人・だけ・ けらけら・ 笑う・ 人・が・ おっ・た。」

げらげら《副詞と》 大きな声を出して笑う様子。「漫才・を・ 聞ー・て・ みんな・ げらげらと・ 笑(わろ)・とっ・た。」

げり【下痢】《名詞、動詞する》 腹をこわして、水分の多い大便が出ること。「げり・で・ 便所・から・ 出・られ・へん。」

けります【蹴ります】《動詞・サ行五段活用》 人やものを、足で荒々しく突き飛ばす。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ けりまし・たっ・てん。」■類語=「はります」「どつきます」「ぶちます」

ける【蹴る】《動詞・カ行下一段活用》 ①人やものを、足で突き飛ばす。「ボール・を・ けっ・て・ 遊ぶ。」②受け入れない。はねつける。「自治会・の・ 役員・に・ なっ・てほしー・と・ 頼ん・だ・ん・や・けど・ け・られ・ても・た。」

けれども《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「傘・を・ 忘れ・ていっ・てん・けれども・ 雨・が・ 降ら・なんだ・さかい・ 助かっ・た。」〔⇒しかし、けど、けども、けんど、そやけど〕

げろ《名詞》 食べたものを吐き戻すこと。また、吐き戻したもの。「寒気・が・ し・て・ げろ・を・ はい・た。」〔⇒げろ〕

けろっと《副詞、動詞する》 何事もなかったように平気である様子。よくないと思うような気持ちがまったくない様子。「マラソン・で・ ゴールし・ても・ けろっと・ し・とる。」「けろっと・ し・た・ 顔・で・ 嘘・を・ つい・た。」「けろっと・ 忘れ・ても・とっ・た。」

けん《名詞》 刺身などのつま。料理の付け合わせ。「刺身・の・ けん・に・ 青紫蘇
・を・ 添える。」

けん【券】《名詞》 乗り物や映画館・球場などの乗車・入場できるしるしとして発行するもの。「映画・の・ けん・を・ 買う。」〔⇒ふだ、きっぷ〕

けん【県】《名詞》 市町村を包括するものとして、国内を区分けした地方公共団体。「兵庫けん・は・ 日本海・から・ 瀬戸内海・まで・ ある。」

けん【剣】《名詞》 片側または両側に刃を付けた、細長い武器。「博物館・で・ けん・を・ 見る。」〔⇒かたな〕

けん【軒】《接尾語》 家の数を数えるときに使う言葉。「うちらー・は・ 八けん・で・ ひとつ・の・ 隣保・に・ なっ・とる。」

けん【件】《接尾語》 事柄を数えるときに使う言葉。「今年・は・ 火事・が・ 一けん・も・ なかっ・た。」

けん【間】《名詞》 尺貫法で、およそ1.8メートルを1間とする、長さの単位。「床の間・が・ 広ー・て・ いっけん半・も・ ある。」

げん【験】《名詞》 効き目。吉凶。縁起。運。「今年・は・ 家・に・ 燕・が・ 巣ー・を・ 作っ・た・さかい・ げん・が・ えー。」「朝・から・ 下駄・の・ 鼻緒(はなご)・が・ 切れ・て・ げん・が・ 悪い。」

げんいん【原因】《名詞》 ある物事や状態が起こるもとになるもの。「間違い・の・ げんいん・を・ 調べる。」

けんか【県下】《名詞》 その県の行政区画の内にある地域。「けんか・で・ 一斉に・ 防災訓練・が・ ある。」

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2013年9月27日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(265)

「明石日常生活語辞典…け」(9)

けつ(を)まくる【穴(を)まくる、尻(を)まくる】《動詞・ラ行五段活用》 ①着ているものの腰の後ろの部分を上にあげて、中のものが見えるようにする。「雨・の・ 中・を・ けつをまくっ・て・ 歩い・た。」②意を決して相手に立ち向かう。後へ引かないという思いで立ち向かう。「けつをまくっ・て・ 喧嘩する。」③急に強い姿勢や、脅すような態度に変わる。居直る。「一旦・ けつまくっ・て・から・は・ 後・へ・ 引か・ん・よーに・ なっ・ても・た。」〔⇒しり(を)まくる〕

けつ(を)わる【穴(を)割る、尻(を)割る】《動詞・ラ行五段活用》 体力や気力などが失せて、途中で止めてしまう。力不足でついていけなくなる。落伍する。「しんどい・けど・ けつわら・ん・よーに・ 仕事・を・ し・なはれ。」〔⇒しり(を)わる〕

けど《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「金は持っとったんや。けど、よー・ 買わ・なんだ。」〔⇒しかし、けども、けんど、けれども、そやけど〕

けど《接続助詞》 …ではあるが。◆前の内容を受けて、逆接で後ろへつながる。「雨・が・ 降り出し・た・けど・ 運動場・で・ 遊ん・どる。」〔⇒けども、けんど、けんども〕

けとう〔けとー〕【鶏頭】《名詞》 鶏のとさかに似た形の、赤や黄色の花を咲かせる草。「庭・に・ けとー・が・ 咲い・た。」〔⇒けいとう〕

けども《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「欲しー・ねん。けども・ 金・が・ あら・へん・ねん。」〔⇒しかし、けど、けんど、けれども、そやけど〕

けども《接続助詞》 …ではあるが。◆前の内容を受けて、逆接で後ろへつながる。「誘わ・れ・た・けども・ わし・は・ 行か・へん・ つもり・や。」〔⇒けど、けんど、けんども〕

けなす【貶す】《動詞・サ行五段活用》 悪く言う。悪い点をとりたてて並べ上げる。そしる。「けなさ・れ・たら・ やる気・が・ 無(の)ーなっ・てまう。」

けなみ【毛並み】《名詞》 ①人の血筋や家柄。「けなみ・の・ えー・ 人」②動物の毛の生え具合。「けなみ・の・ 綺麗な・ 犬」③動物の品種や血統。「けなみ・は・ 証明書・が・ つい・とる・ねん。」

げひん【下品】《形容動詞や》 人柄などに欠けるところがあって、卑しく感じられる様子。品性、品格に欠ける様子。卑しい態度や行動をとる様子。「げひんな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・たら・ あか・ん。」■対語=「じょうひん」

けぶたい【煙たい】《形容詞》 ①煙が目、鼻、のどを刺激して苦しい。「木・が・ くすぶっ・て・ けぶたい。」②気詰まりで窮屈だ。「あいつ・が・ 来・たら・ けぶたい・なー。」〔⇒けむたい〕

げぶつ《名詞》 ①炊く前の米を入れておく櫃。「げぶつ・に・ 米・を・ 入れる。」②炊いた飯を入れる櫃。「みんな・ よー・ 食ー・た・さかい・ げぶつ・が・ 空・に・ なっ・ても・た。」

けぶり【煙】《名詞》 物が燃えるときに出る気体。「けぶり・が・ 出にくい・ 線香・が・ 欲しー。」〔⇒けむり〕

けむくじゃら【毛むくじゃら】《名詞、形容動詞や》 濃い毛が密生してはえている様子。また、そのような人や動物。「けむくじゃらの・ 足・を・ 出し・たら・ 見苦しー。」「けむくじゃら・の・ 蟹・や・けど・ 美味い。」

けむし【毛虫】《名詞》 蝶や蛾の幼虫で、体に毛の多いもの。「野菜・の・ 葉ー・を・ けむし・が・ 食・てまう。」

けむたい【煙たい】《形容詞》 ①煙が目、鼻、のどを刺激して苦しい。「けむたい・さかい・ あっち・へ・ 行っ・て・ 煙草・ 吸ー・てんか。」②気詰まりで窮屈だ。「けむたい・ 人・が・ 来・てやっ・た。」〔⇒けぶたい〕

けむり【煙】《名詞》 物が燃えるときに出る気体。「煙草・の・ けむり・の・ 臭い・が・ 嫌いや。」〔⇒けぶり〕

けもの【獣】《名詞》 全身に毛が生えて荒々しい性格をもった、山野にすむ四つ足の動物。「畑・を・ けもの・に・ 荒さ・れ・た。」「けもの・の・ 気持ち・は・ わから・へん。」〔⇒けだもん〕

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2013年9月26日 (木)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(264)

「明石日常生活語辞典…け」(8)

けつね【狐】《名詞》 ①犬に似ていて長く太い尾をもち、山や林にすむ茶色の動物。「けつね・が・ 出・てき・て・ 畑・を・ 荒らし・た。」「狸・と・ けつね・の・ 騙し合い」②油揚げの入ったうどん。「昼・は・ けつね・を・ 食べ・よー・か。」〔⇒きつね。②⇒きつねうどん、けつねうどん〕

けつねうどん【狐饂飩】《名詞》 油揚げの入ったうどん。「けつねうどん・の・ 揚げ・が・ 分厚い・さかい・ うまい・なー。」「けつねうどん・ 食べ・て・ 温もろ・か。」〔⇒きつね、けつね、きつねうどん〕

けつねずし【狐寿司】《名詞》 袋状の油揚げで酢飯を包んだ寿司。「祭り・の・ 日ー・に・ けつねずし・を・ 作る。」〔⇒いなり、きつねずし〕

けつねのよめいり【狐の嫁入り】《名詞》 晴れているときに降る通り雨。「けつねのよめいり・で・ けったいな・ 日和・や。」〔⇒きつねのよめいり〕

げっぷ【月賦】《名詞》 代金などを月々に分けて払うこと。「げっぷ・で・ 背広・を・ 買(こ)ー・た。」

げっぷ《名詞》 飲食の後に、胃から出てくるガス。「サイダー・を・ 飲ん・だら・ げっぷ・が・ 出・た。」

けつふき【穴拭き、尻拭き】《名詞、動詞する》 ①用便の後に尻をぬぐうこと。また、それに用いる紙。「けつふき・の・ 紙・が・ あら・へん。」②人が失敗したことの後始末をすること。「保証人・に・ なっ・とっ・た・さかい・ けつふき・を・ せ・な・ なら・ん・よーに・ なっ・ても・た。」〔⇒しりふき〕

けつまくえん【結膜炎】《名詞》 まぶたの裏や目の表面が赤くなり、痒くなったり目やにが出たりする病気。「昔・は・ けつまくえん・に・ なる・ 子ども・が・ ぎょーさん・ おっ・た。」

けつまくり【穴捲り、尻捲り】《名詞、動詞する》 ①着ているものの腰の後ろの部分を上にあげて、中のものが見えるようにすること。「けつまくり・を・ し・て・ 川・に・ つける。」②対決する姿勢をあらわにすること。「けつまくりし・て・ 怒鳴っ・てやっ・たら・ 逃げ・ていき・よっ・た。」〔⇒しりまくり、しりめくり、けつめくり〕

けつまずく【蹴躓く】《動詞・カ行五段活用》 歩いていて、爪先がものにぶつかって、転びそうになる。「石・に・ けつまずい・て・ こけ・た。」

げつまつ【月末】《名詞》 一か月の終わりの日。一か月の終わりの頃。「げつまつ・に・ なっ・たら・ つけ・を・ 払わ・んならん。」

けつむき【穴向き、尻向き】《名詞、形容動詞や、動詞する》 後ろを向いた方向であること。「二人・で・ けつむき・に・ 立つ。」〔⇒しりむき、しりむけ、けつむき、けつむけ、うしろむき、うしろむけ、おしろむき、おしろむけ〕

けつむけ【穴向け、尻向け】《名詞、形容動詞や、動詞する》 後ろを向いた方向であること。「けつむけで・ 顔・だけ・ こっち・を・ 向い・とる。」〔⇒しりむき、しりむけ、けつむき、けつむけ、うしろむき、うしろむけ、おしろむき、おしろむけ〕

けつめくり【穴捲り、尻捲り】《名詞、動詞する》 ①着ているものの腰の後ろの部分を上にあげて、中のものが見えるようにすること。「けつめくりし・て・ 歩い・た・けど・ あんじょー・ 濡れ・ても・た。」②対決する姿勢をあらわにすること。「けつまくりし・て・ 文句・を・ 言ー・に・ 行く。」〔⇒しりまくり、けつまくり、しりめくり〕

げつよう〔げつよー〕【月曜】《名詞》 日曜の次の日。日曜から数えて、週の二日目。「今度・の・ げつよー・は・ 連休・に・ なっ・とる。」〔⇒げつ、げつようび〕

げつようび〔げつよーび〕【月曜日】《名詞》 日曜の次の日。「締め切り・は・ 来週・の・ げつよーび・に・ なっ・とる。」〔⇒げつ、げつよう〕

けつろん【結論】《名詞》 最終的に判断した内容。まとめて言おうとしている内容。「あんた・の・ 話・は・ けつろん・が・ 何・やら・ わから・へん。」

けつ(を)つける【穴(を)付ける、尻(を)付ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①後ろに並ぶ。後ろから従って行く。「あんた・の・ けつをつけ・ていく・さかい・ ゆっくり・ 走っ・て・な。」「わし・の・ けつをつけ・て・ 真似し・て・ 踊っ・てみ・なはれ。」②相手に気づかれないように、後を追って行動を監視する。尾行する。「あいつ・の・ けつつけ・て・ どこ・へ・ 行く・か・を・ 見・てみる。」〔⇒しり(を)つける。①⇒けつにつく、しりにつく〕

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2013年9月25日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(263)

「明石日常生活語辞典…け」(7)

げっしゃ【月謝】《名詞》 習い事などの礼として、毎月、渡すお金。「塾・に・ 払う・ げっしゃ」

けっしょう〔けっしょー〕【決勝】《名詞》 ①最後の勝ち負けを決めること。「なんべん・も・ 試合・を・ し・た・けど・ これ・が・ けっしょー・や。」②第一位を決めること。「けっしょー・で・ 負け・て・ 準優勝・やっ・た。」

けっしょうせん〔けっしょーせん〕【決勝戦】《名詞》 第一位を決めるための試合。「けっしょーせん・は・ 今度・の・ 日曜・に・ ある。」

けっせき【欠席】《名詞、動詞する》 出席を予定していた会合などに出ないこと。学校などを休むこと。「寄り合い・に・ けっせきする・ん・やっ・たら・ 前もって・ 連絡し・ておくん・なはれ。」

げっそり《副詞と、動詞する》 ①体が急にやせ衰える様子。顔の肉付きがなくなる様子。「病気し・て・から・ げっそり・ やせ・た。」②がっかりして、元気がない様子。落胆している様子。悲観している様子。「今日・ 行っ・たら・ 売り切れ・に・ なっ・ても・とっ・て げっそりし・た。」

けったい【希体、怪態】《形容動詞や》 ①おかしい様子。怪しい様子。奇妙な様子。不思議な様子。「家・の・ 中・が・ 荒らさ・れ・て・ けったいな・ こと・に・ なっ・とっ・た・さかい・ 警察・に・ 言(ゆ)ー・た。」「けったいな・ 空模様・や。」②普通でない様子。一般的でない様子。「けったいな・ 声・を・ 出す・な。」

けったいくそ(が)わるい【希体糞(が)悪い、怪態糞(が)悪い】《形容詞》 気持ちが悪くて落ち着かない。縁起が悪くて先が思いやられる。よくない因縁になってしまった。「一回戦・で・ 負け・ても・て・ けったいくそがわるい。」〔⇒けったくそ(が)わるい、げんくそ(が)わるい〕

けったくそ(が)わるい【希体糞(が)悪い、怪態糞(が)悪い】《形容詞》 気持ちが悪くて落ち着かない。縁起が悪くて先が思いやられる。よくない因縁になってしまった。「けったくそわるい・ やつ・に・ 会(お)ー・ても・た。」〔⇒けったいくそ(が)わるい、げんくそ(が)わるい〕

けっちんぼう〔けっちんぼー、けっちんぼ〕《名詞、形容動詞や、動詞する》 金品を出すのを惜しむこと。金品を出すのを惜しむ人。「けっちんぼーや・さかい・ ジュース・も・ 飲まし・てくれ・へん。」〔⇒けち、けちけち、けちんぼう、せこい〕

げっつう〔げっつー、げっつ〕《名詞》 順番をつけたときの最後尾。最も下の順位。びり。「走っ・たら・ げっつー・に・ なっ・ても・て・ 恥ずかしかっ・た。」〔⇒しり、けつ、げつ、げっとう、げっとくそ、げっとうしょう〕

げっとう〔げっとー、げっと〕《名詞》 順番をつけたときの最後尾。最も下の順位。びり。「頑張っ・た・けど・ げっとー・やっ・た。」〔⇒しり、けつ、げつ、げっつう、げっとくそ、げっとうしょう〕

げっとうしょう〔げっとーしょー〕《名詞》 順番をつけたときの最後尾。最も下の順位。びり。「げっとーしょー・でも・ 賞品・が・ 貰える・ねん。」◆「げっとー」に、ふざけて「しょー【賞】」を付けた言葉。〔⇒しり、けつ、げつ、げっつう、げっとう、げっとくそ〕

げっとくそ《名詞》 順番をつけたときの最後尾。最も下の順位。びり。「走っ・たら・ いつも・ げっとくそ・や・ねん。」〔⇒しり、けつ、げつ、げっつう、げっとう、げっとうしょう〕

けっとばす【蹴っ飛ばす】《動詞・サ行五段活用》 人やものを足で蹴って突き飛ばす。人やものに対して、ひどい突き飛ばし方をする。「あいつ・の・ 脛(すね)・を・ けっとばし・たっ・た。」「腹・が・ 立っ・た・さかい・ 道・の・ 石・を・ けっとばし・た。」

けつにつく【穴に付く、尻に付く】《動詞・カ行五段活用》 後ろに並ぶ。後から従って行く。「あんた・の・ 車・の・ けつについ・ていく。」〔⇒しりにつく、けつ(を)つける、しり(を)つける〕

けつにひがつく〔けつにひーがつく〕【穴に火がつく、尻に火がつく】《動詞・カ行五段活用》 物事が差し迫ってきて慌てる。「けつにひーがつか・ん・よーに・ ちゃんと・ 試験・の・ 準備し・とき・なはれ。」〔⇒けつにひがつく〕

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2013年9月24日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(262)

「明石日常生活語辞典…け」(6)

けつ【穴、尻】《名詞》 ①動物の胴体の後部で、肛門のあるあたり。腰の後ろの、肉のふっくらした部分。臀部。「けつ・が・ 出る・ほど・ 短い・ スカート・ はく・な・よ。」②入れ物の底の内側や外側の部分。果物などの底の部分。「一升瓶・の・ けつ」③前後のあるものの後ろの部分。「けつ・の・ 方・に・ 並ぶ。」④順番をつけたときの最後尾。最も下の順位。びり。「学校・の・ 成績・は・ けつ・やっ・てん。」〔⇒しり。④⇒げつ、げっつう、げっとう、げっとくそ、げっとうしょう。〕

げつ《名詞》 順番をつけたときの最後尾。最も下の順位。びり。「げつ・で・ ゴール・に・ 入っ・た。」〔⇒しり、けつ、げっつう、げっとう、げっとくそ、げっとうしょう〕

げつ【月】《名詞》 日曜の次の日。「散髪屋・は・ げつ・が・ 休み・や。」〔⇒げつよう、げつようび〕

げつ【月】《接尾語》 およそ三十日を一区切りとして、一年を十二に分けた一つの単位。「先月」「今月」「来月」

けつあつ【血圧】《名詞》 血が血管を内側から押す力。「けつあつ・が・ 高い・さかい・ 薬・を・ 飲ん・どる・ねん。」

けつあがり【尻上がり】《名詞、動詞する》 ①鉄棒を握って、足の方から体を逆さにして鉄棒に上がること。「けつあがり・ぐらい・ でける・よーに・ なれ・よ。」②終わりまたは端の方の数値などが上がること。「成績・は・ けつあがり・に・ 良ー・ なっ・た。」〔⇒しりあがり〕

けっか【結果】《名詞》 ある事柄が元になって起こった事柄や様子。ある事柄が終わりになった状態。「試験・の・ けっか・を・ 見せ・なさい。」「今朝・は・ 寝過ごし・た・ けっか・ 遅刻・を・ し・ても・た。」

けつがおもたい【尻が重たい】《形容詞》 なかなか動こうとしない。機敏に行動しない。決断力が乏しい。「あいつ・は・ けつがおもたい・さかい・ 頼ん・でも・ あか・ん。」〔⇒しりがおもたい〕

けつがかるい【尻が軽い】《形容詞》 気軽に動こうとする。落ちつきがない。「けつがかるー・て・ よー・ 役に立つ・ 人・や。」〔⇒しりがかるい〕

けっかく【結核】《名詞》 結核菌によって肺などが冒される伝染病。「昔・は・ けっかく・で・ 死ぬ・ 人・が・ 多かっ・た。」

けつがこそばい【尻がこそばい】《形容詞》 ほめられたりして、きまりがわるい。良いように言われて、精神的に落ち着かない。「みんな・の・ 前・で・ ほめ・られ・たら・ けつがこそばい・がな。」〔⇒しりがこそばい〕

けつかる《補助動詞》 ⇒てけつかる

げっきゅう〔げっきゅー〕【月給】《名詞》 勤め先から一か月ごとに支払われる賃金。「げっきゅー・ 貰(もろ)・たら・ 飲み・に・ 行き・たい・なー。」

けっきょく【結局】《副詞》 遂に。とうとう。最後には。「何やかや・ 言(ゆ)ー・た・けど・ けっきょく・ 何・が・ 言ー・たい・のん。」

けっこう〔けっこー〕【結構】《形容動詞や》 ①たいへん良い様子。優れている様子。満足した気持ちになる様子。「けっこーな・ 味・で・ 美味しかっ・た・です。」②十分である様子。「そこ・まで・ でき・たら・ けっこーや。」③要らない様子。◆婉曲に断る気持ちを表す言葉。「お酒・は・ もー・ けっこーです。」

けっこう〔けっこー〕【結構】《副詞》 ①それなりの程度に達している様子。「テニス・は・ けっこー・ 上手や。」②かなりの程度である様子。「間違い・が・ けっこー・ ぎょーさん・ ある。」

けっこん【結婚】《名詞、動詞する》 男女が正式に夫婦になること。「けっこんし・て・ 十年・に・ なる。」

けっこんしき【結婚】《名詞》 男女が正式に夫婦になることを誓い合う式典。また、結婚に関するいろいろな行事。「けっこんしき・を・ 教会・で・ する・ 人・が・ 増え・た。」〔⇒こんれい、しゅうげん〕

けっさく【傑作】《名詞、形容動詞や》 ①作品などがとても優れていること。「けっさくや・そーや・さかい・ あの・ 映画・を・ 見・に・ 行こ・か。」②突飛な感じで、おかしいこと。「あいつ・の・ 言い訳・は・ けっさく・やっ・た。」

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2013年9月23日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(261)

「明石日常生活語辞典…け」(5)

けす【消す】《動詞・サ行五段活用》 ①燃えているのを止める。光や熱を発しているものを止める。「蝋燭・を・ けす。」「ガス・を・ けす。」②現れているものをなくす。目につかないようにする。「落書き・を・ けす。」「間違ー・た・ 字ー・を・ けす。」「臭い・ におい・を・ けす。」③スイッチをひねって止める。「野球・の・ 中継・が・ すん・だ・さかい・ テレビ・を・ けす。」

げすい【下水】《名詞》 使った後の、汚れた水。その水を流す水路や管。「大雨・が・ 降っ・て・ げすい・が・ あふれ・た。」

げすい【下司い】《形容詞》 人やものが下品である。品格に欠けるところがある。「おかしな・ 言葉・を・ 使(つこ)・て・ げすい・ 人・や・なー。」「げすい・ 絵ー」

げすいた【げす板】《名詞》 五右衛門風呂の熱くなった風呂釜の底に置く板。「げすいた・を・ 沈め・て・ 風呂・に・ 入る。」

げすいた(を)はかす【げす板(を)履かす】《動詞・サ行五段活用》 ものごとを実際よりも良く、あるいは大きく見せる。底上げをする。「試験・の・ 点数・に・ げすいたをはかす。」〔⇒げた(を)はかす〕

けずる【削る】《動詞・ラ行五段活用》 ①刃物などで、表面を薄く取る。「ちび・た・ 鉛筆・を・ けずる。」「鰹節(かっとぶし)・を・ けずる。」②あるものの一部分を取り除く。「月給・が・ 下がっ・た・さかい・ 酒代・を・ けずら・んと・ しょがない。」

けた【桁】《名詞》 数の位取り。「値段・の・ けた・が・ 違う・さかい・ 買わ・れ・へん。」

げた【下駄】《名詞》 長方形の木の台に歯を付けて、鼻緒をすげた履き物。「がらがらと・ げた・の・ 音・が・ 喧しー。」「げた・の・ 歯ー・が・ 折れ・た。」

げた(を)はかす【下駄(を)履かす】《動詞・サ行五段活用》 ものごとを実際よりも良く、あるいは大きく見せる。底上げをする。「げたをはかし・て・ 売上金・を・ ごまかし・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒げすいた(を)はかす〕

けだもん【獣】《名詞》 全身に毛が生えて荒々しい性格をもった、山野にすむ四つ足の動物。「犬・も・ けだもん・や・さかい・ 噛ま・れ・ん・よーに・ 気ーつけ・よ。」〔⇒けもの〕

けち《名詞、形容動詞や、動詞する》 ①金品を出すのを惜しむこと。金品を出すのを惜しむ人。「けち・に・ し・たら・ 金・が・ 貯まる・と・ ゆー・ わけ・でも・ あら・へん」②縁起がよくないこと。評判がよくないこと。「人・の・ けち・を・ 言(ゆ)ー・たら・ あか・ん。」〔①⇒けちけち、けちんぼう、けっちんぼう、せこい〕

けち(が)つく《動詞・カ行五段活用》 ①悪い評判を受ける。強く批判される。難癖をつけられる。「けちがつい・て・ 当選でき・ず・や。」②不吉な要因が関連してくる。「一遍・ 負け・たら・ けちがつい・て・ 何遍・も・ 負け・ても・た。」

けちくさい《形容詞》 金品を出すのを強く惜しむ。金品のことで自分が不利になることを極端に嫌う。「けちくさい・ こと・ 言(い)わ・んと・ 百円・ぐらい・ まけ・とい・てんか。」

けちけち《名詞、形容動詞や、動詞する》 金品を出すのを惜しむこと。金品を出すのを惜しむ人。「今日・は・ けちけちせ・んと・ 何・でも・ おごっ・たる・ぞ。」〔⇒けち、けちんぼう、けっちんぼう、せこい〕

ケチャップ〔けちゃっぷ〕【英語=ketchup】《名詞》 トマトなどを煮詰めて、味を付けた調味料。「卵焼き・に・ けちゃっぷ・を・ 付ける。」

けちょんけちょん《副詞に、形容動詞や》 相手が立ち上がれないほどに徹底的である様子。思う存分に行う様子。「けちょんけちょんに・ やっつけ・たっ・た。」

けち(を)つける《動詞・カ行下一段活用》 ①悪い評判を発する。強く批判する。難癖をつける。「なんやかんやと・ わし・に・ けちつけ・やがる・ねん。」②不吉な要因が関連してくる。「けちをつけ・たら・ 二度・と・ 立ち上がら・れ・へん。」

けちんぼう〔けちんぼー、けちんぼ〕《名詞、形容動詞や、動詞する》 金品を出すのを惜しむこと。金品を出すのを惜しむ人。「けちんぼせ・んと・ おごっ・てください・な。」〔⇒けち、けちけち、けっちんぼう、せこい〕

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2013年9月22日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(260)

「明石日常生活語辞典…け」(4)

けおりもの【毛織物】《名詞》 動物の毛で織った織物。「冬用・の・ けおりもの」

けが【怪我】《名詞、動詞する》 ①予期しない傷を受けること。思いがけず受けた傷。「小(こん)まい・ 子ー・の・ けが・は・ じっきに・ 治る。」②本気で相手を傷つけようとしたのではないこと。過失。「けが・で・ し・た・ こと・なん・や・さかい・ こらえ・たっ・て・な。」

げか【外科】《名詞》 病気や傷を、主に手術によって治す医学分野。また、それを扱う医院・病院。「子ども・が・ 木ー・から・ 落ち・た・ん・で・ げか・へ・ 連れ・ていっ・た。」

けがれる【穢れる】《動詞・ラ行下一段活用》 近親者の中に亡くなった人がいる。人の死によって不吉な状態にある。「けがれ・とる・ので・ 結婚式・へ・の・ 出席・は・ やめ・とく。」◆「ひがかかる」という表現もする。

けがわ【毛皮】《名詞》 毛が付いている動物の皮。「けがわ・の・ オーバー」

げき【劇】《名詞》 舞台の上で、脚本に従って、体の動きと言葉によって表現する芸術。「学芸会・で・ げき・に・ 出る。」〔⇒しばい〕

げきじょう〔げきじょー〕【劇場】《名詞》 舞台と観客席を設けて、芝居や映画などを見せる施設。「げきじょー・で・ 映画・を・ 見る。」

げこう〔げこー〕【下校】《名詞、動詞する》 学校から家に帰ること。「げこー・の・ 時間・は・ 四時・や。」

けさ【今朝】《名詞》 今日の朝。「けさ・は・ 寒ー・て・ 霜・が・ おり・とっ・た。」

げざい【下剤】《名詞》 便が出るように飲む薬。「げざい・を・ 飲ん・だら・ 便秘・が・ 治っ・た。」

けし【芥子・罌粟】《名詞》 初夏に赤・白・紫などの花を咲かせる草。「けし・が・ 風・に・ 揺れ・とる。」

げし【夏至】《名詞》 二十四節気のひとつで、六月二十二日ころ、一年のうちで昼間が最も長くなる日。「げし・の・ 頃・は・ 梅雨・の・ 最中・や。」

けしいん【消印】《名詞》 使ったしるしとして、切手や葉書に押すもの。「けしいん・を・ 押し忘れ・た・ 手紙」

けしき【景色】《名詞》 自然のありさまや風物の眺め。また、そこから醸し出される趣。「淡路島・が・ 見え・て・ えー・ けしき・です・な。」〔⇒ふうけい〕

げじげじ《名詞》 湿ったところにいる、百足に似た小さな虫。「植木鉢・の・ はた・に・ げじげじ・が・ おっ・た。」

けしゴム〔けしごむ〕【消し + オランダ語=gom】《名詞》 鉛筆などで書いた線などを消す、ゴムやプラスチックなどでできた道具。「昔・の・ けしごむ・は・ ほんまに・ ごむ・で・ でき・た・ん・ばっかり・やっ・た。」〔⇒ゴムけし〕

けしずみ【消し炭】《名詞》 薪などの火を途中で消して作った、柔らかな炭。「燃え・た・ 木ー・を・ 消し壺・に・ 入れ・て・ けしずみ・を・ 作る。」■対語=「かたずみ」

けしつぶ【芥子粒】《名詞》 たいへん小さなものの喩えとして使う言葉。「けしつぶ・みたいに・ 小(こん)まい・ 字ー・を・ 書い・とる。」

けしつぼ【消し壺】《名詞》 消し炭を作ったり、不要になった火を消すために、燃えている薪や炭を入れて密封する壺。「けしつぼ・の・ 炭・やっ・たら・ 新聞紙・ 一枚・で・ 火ー・が・ つく・やろ。」〔⇒ひけしつぼ〕

けじめ《名詞》 道徳や規範や規則などに従って、行動や態度などにつける区分。「遊ぶ・ 時・は・ 遊ん・でも・ えー・けど・ けじめ・を・ つけ・て・ 勉強・も・ しー・よ。」

げしゅく【下宿】《名詞、動詞する》 よその家の部屋を借りて生活すること。「学生時代・は・ 寮・に・ 入ら・んと・ げしゅく・を・ し・とっ・た。」

けしょう〔けしょー〕【化粧】《名詞、動詞する》 ①白粉、口紅などをつけて、顔を綺麗に見せること。「電車・の・ 中・で・ けしょーする・ やつ・が・ 増え・てき・た・なー。」②美しく整えて、飾り立てること。「店・の・ けしょー・を・ 直す。」

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2013年9月21日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(259)

「明石日常生活語辞典…け」(3)

けいば〔けーば〕【競馬】《名詞》 騎手が馬に乗って走らせて、勝ち負けを争う競走。また、その競技を対象にして、着順を当てさせる賭け事。「あの・ 人・は・ 日曜・に・ なっ・たら・ けーば・に・ 行っ・とる。」■類語=「けいりん」「きょうてい」

けいひん〔けーひん〕【景品】《名詞》 ①売る商品に添えて客に渡す品物。「大売り出し・の・ けーひん・で・ 温泉旅行・が・ 当たっ・た。」②行事の参加者や、抽選の当選者などに渡す品物。「忘年会・の・ 福引き・の・ けーひん・で・ 一等・を・ 当て・た。」〔①⇒おまけ〕

けいべつ〔けーべつ〕【軽蔑】《名詞、動詞する》 人を軽く見て、ばかにすること。人をあなどること。「子ども・みたいに・ 電車・が・ 好きや・けど・ けーべつせ・んとい・て・な。」

けいほう〔けーほー〕【警報】《名詞》 危険が起こりそうなときに、警戒を促すために出す知らせ。「暴風雨・の・ けいほー・が・ 出・て・ 小学校・は・ 休み・に・ なっ・た。」「空襲けーほー」

けいむしょ〔けーむしょ〕【刑務所】《名詞》 罪を犯して、刑の決まった人を収容するところ。「大久保・に・ ある・の・は・ 神戸・けーむしょ・と・ 言(ゆ)ー・ん・や。」

げいめい〔げーめー〕【芸名】《名詞》 芸能人が、本名とは別に、仕事の上で使う名前。「ひばり・や・ こまどり・と・ 言(ゆ)ー・ げーめー・が・ ある・なー。」

けいやく〔けーやく〕【契約】《名詞、動詞する》 約束をすること。約束の内容を書類にして取り交わすこと。「生命保険・を・ けーやくする。」

けいりん〔けーりん〕【競輪】《名詞》 選手が自転車に乗って走り、勝ち負けを争う競走。また、その競技を対象にして、着順を当てさせる賭け事。「昔・は・ 明石・にも・ けーりん場・が・ あっ・た・ん・や。」■類語=「けいば」「きょうてい」

けいれい〔けーれー〕【敬礼】《名詞、動詞する》 敬う気持ちを持って頭を下げたり、手を一定の形に整えたりすること。また、そのその動作。「電車・の・ 運転手・が・ けーれーし・とる。」

けいれん〔けーれん〕【痙攣】《名詞、動詞する》 筋肉が引きつって、震えること。「顔・が・ けーれんする。」◆足が引きつって痛む場合は、「こぶらがえり」と言う。〔⇒ひきつけ〕

けいろ〔けーろ〕【毛色】《名詞》 ①人の頭髪や、動物の体毛などの色。「綺麗な・ けいろ・の・ 犬」②人やものごとの性質や種類。考えなどのかたよった傾向。「けいろ・の・ 違う・ 人・が・ 混ざっ・とる。」

けいろうかい〔けーろーかい〕【敬老会】《名詞》 ①年寄りを敬い、長寿を祈るために開く会合。「年寄り・が・ 増え・た・さかい・ 今・は・ けーろーかい・に・ 集まる・の・は・ 七十五(歳)以上・の・ 人・に・ し・とる・ねん。」②集まった人たちに年齢の高い人が多いこと。「今日・の・ 寄り合い・は・ けーろーかい・や・なー。」

げえ〔げー〕《名詞》 食べたものを吐き戻すこと。また、吐き戻したもの。「飲み過ぎ・て・ 家・に・ 帰っ・て・から・ げー・を・ 吐い・た。」〔⇒げろ〕

けえる〔けーる〕【消える】《動詞・ア行下一段活用》 ①光や熱が出なくなる。「停電・で・ テレビ・が・ けー・た。」②あったものが、なくなる。ものが見えなくなる。「みんな・ 腹・が・ 減っ・とっ・た・ん・で・ 握り飯・の・ 山・が・ あっという間・に・ けー・ても・た。」③ものが感じられなくなる。「痛み・が・ けー・て・ 楽・に・ なっ・た。」〔⇒きえる〕

ケーキ〔けーき〕【英語=cake】《名詞》 小麦粉、バター、卵、砂糖などで作った西洋風の菓子。「クリスマス・の・ けーき・を・ 買(こ)ー・てき・た。」

ケース〔けーす〕【英語=case】《名詞》 入れ物。容器。箱。「人形・を・ けーす・から・ 出し・て・ 飾る。」

ケーブルカー〔けーぶるかー〕【英語=cable car】《名詞》 鋼索により急坂のレール上を上り下りする電車。「六甲山・の・ けーぶるかー・に・ 乗る。」

ゲーム〔げーむ〕【英語=gane】《名詞》 ①勝ち負けを争う遊び。「テレビ・で・ げーむ・を・ する。」②スポーツで、技の優劣や、得点の上下を競い合うこと。競技。「げーむ・が・ 延び・て・ テレビ中継・が・ 尻切れとんぼに・ なっ・た。」〔②⇒しあい〕

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2013年9月20日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(258)

「明石日常生活語辞典…け」(2)

けいざい〔けーざい〕【経済】《名詞》 ①家計などのお金のやりくり。「わが家・の・ けーざい・は・ 家内・に・ まかせ・てある・ん・や。」②ものの生産・流通・消費などの仕組み。「けーざい・を・ 勉強する。」

けいざいてき〔けーざいてき〕【経済的】《形容動詞や》 費用や手間がかからない様子。「ちょっと・ずつ・ 買う・ 方・が・ けーざいてきや。」

けいさつ〔けーさつ〕【警察】《名詞》 国民の生命・財産を守り、秩序と安全を守るため取り締まりなどをする機関。「けーさつ・が・ 調べ・とる・けど・ 犯人・が・ 捕まっ・とら・へん。」〔⇒けいさつしょ〕

けいさつかん〔けーさつかん〕【警察官】《名詞》 人々が安心して生活できるように、生命や財産を守ることを任務としている公務員。「息子・が・ けーさつかん・に・ なっ・た・ん・や・て。」〔⇒けいかん、じゅんさ、おまわりさん〕

けいさつしょ〔けーさつしょ〕【警察署】《名詞》 国民の生命・財産を守り、秩序と安全を守るため取り締まりなどをする機関。「明石・の・ けーさつしょ・が・ 調べ・に・ 来・とる。」〔⇒けいさつ〕

けいさん〔けーさん〕【計算】《名詞、動詞する》 ①金銭やものの数量を数えること。「使(つこ)・た・ 費用・を・ けーさんする。」②前もって考えておくこと。「損・を・ する・ こと・まで・は・ けーさんし・とら・なんだ。」③算数・数学の式を解いて答えを出すこと。「考え方・は・ よかっ・た・けど・ けーさん・が・ 間違(まちご)ー・た。」〔①②⇒かんじょう〕

けいじ〔けーじ〕【刑事】《名詞》 刑法に触れることをした人などを捜したり捕まえたりする警察官。「けーじ・が・ 出・てくる・ 映画」

けいじ〔けーじ〕【掲示】《名詞、動詞する》 大勢の人に知らせようとして、書いたものを張り出すこと。「お知らせ・を・ けーじする。」

げいじつ〔げーじつ〕【芸術】《名詞》 音楽、絵画、彫刻、文学、映画、演劇などを通じて、人間の心のありさまや生き方などを表現するもの。「げーじつ・を・ 見・たら・ 気持ち・が・ 落ち着く。」◆「げーじゅつ」という発音よりも、「げーじつ」になりやすい。〔⇒げいじゅつ〕

けいじばん〔けーじばん〕【掲示板】《名詞》 大勢の人に知らせようとして、書いたものを張り出すための板。「村・の・ あっちこっち・に・ けーじばん・が・ ある。」

げいじゅつ〔げーじゅつ〕【芸術】《名詞》 音楽、絵画、彫刻、文学、映画、演劇などを通じて、人間の心のありさまや生き方などを表現するもの。「げーじゅつ・を・ 鑑賞する。」〔⇒げいじつ〕

けいず〔けーず〕【系図】《名詞》 先祖から代々の名前・続柄を図に表したもの。「五代前・から・の・ けーず」

けいたい〔けーたい〕【携帯】《名詞、動詞する》 ①手に持ったり、体につけたりすること。「学生証・は・ いつも・ けーたいせ・な・ あか・ん・ぞ。」②手に持ったり体につけたりできる、無線を使った小型の電話機。「このごろ・は・ 中学生・でも・ けーたい・を・ 持っ・とる・なー。」〔②⇒けいたいでんわ〕

けいたいでんわ〔けーたいでんわ〕【携帯電話】《名詞》 手に持ったり体につけたりできる、無線を使った小型の電話機。「けーたいでんわ・が・ 鳴っ・とる・ぞ。」〔⇒けいたい〕

けいと〔けーと〕【毛糸】《名詞》 羊などの毛を撚り合わせて、やや太い糸にしたもの。「けーと・で・ 手袋・を・ 編む。」

けいとう〔けーとー、けーと〕【鶏頭】《名詞》 鶏のとさかに似た形の、赤や黄色の花を咲かせる草。「墓・に・ けーと・の・ 花・を・ 持っ・ていく。」〔⇒けとう〕

けいとう〔けーとー〕【系統】《名詞》 ①順序立った筋道。「けーとー・を・ つけ・て・ 話・を・ する。」②似たような関係にあること。同じような流れにあること。「この・ 人・は・ どんな・ けーとー・の・ 落語家・なん・やろ・か。」

げいにん〔げーにん〕【芸人】《名詞》 ①落語、漫才、講談、手品、歌、踊りなどの芸を仕事にしている人。「大阪・の・ げーにん・は・ おもろい・なー。」②得意な芸を身につけている人。「忘年会・を・ げーにん・が・ 盛り上げる。」

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2013年9月19日 (木)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(257)

「明石日常生活語辞典…け」(1)

け〔けー〕【毛】《名詞》 ①人や動物の皮膚にはえる、細い糸のようなもの。「豚・の・ けー・で・ でけ・た・ 筆」②人の髪。「けー・が・ 伸び・た・ので・ 散髪屋・へ・ 行く。」③とりの羽。「鳥・の・ けー・が・ 入っ・た・ 布団」④羊毛。羊毛で作った織物。「けー・の・ 織物」⑤上記の「け」のように見えるもの。「ブラシ・の・ けー」〔②⇒かみ、かみのけ。③⇒はね。④⇒ウール〕

け〔けー〕【気】《名詞》 ①いろいろな要素・成分などがあるらしいこと。「火・の・ けー・の・ ない・ ところ」②傾向。兆し。きっかけ。「音楽・が・ 好き・に・ なる・よーな・ けー・も・ なかっ・た。」

け〔けー〕《終助詞》 疑問を表す言葉。「あんた・は・ 行か・へん・の・け。」〔⇒か、かい、こ〕

げ〔げー〕【下】《名詞》 ①価値や程度が、ある水準より劣っていること。「あんな・ やつ・は・ げー・の・ げー・や。」②全体を二つまたは三つに分けたときの、最後の部分。順序が後であること。「小説・の・ げー・の・ 巻」■対語=「じょう」

けい〔けー〕【軽】《名詞》 自動車の分類の中で、最も小さい規格にあてはまるもの。「けー・は・ 税金・が・ 安い・さかい・ 助かる。」

けい〔けー〕【刑】《名詞》 罪を犯した人に与える刑罰。法律上の制裁。「悪い・ こと・を・ し・とる・のに・ けー・が・ 軽い。」

けい〔けー〕【罫】《名詞》 紙などに等間隔で引いた線。「けー・に・ 沿っ・て・ 書い・たら・ えー・ねん。」

げい〔げー〕【芸】《名詞》 ①習い鍛えて身に付けた技。「余興・で・ 何・ぞ・ おもろい・ げー・を・ 見せ・てー・な。」②動物などに仕込んだ離れ技。「お猿・が・ げー・を・ 覚え・とる。」

けいかい〔けーかい〕【警戒】《名詞、動詞する》 悪いことが起きないように用心すること。被害や損失を被らないように注意すること。「歳末・に・は・ 特別・の・ けーかい・を・ する。」「高潮・を・ けーかいする。」

けいかく〔けーかく〕【計画】《名詞、動詞する》 何かを実施する前に、順序や方法や日程などを、前もって考えること。目論見。「夏休み中・の・ 練習・の・ けーかく・を・ 作る。」

げいがない〔げーがない〕【芸が無い】《形容詞》 ありふれていて、面白みがない。「人・の・ 言(ゆ)ー・た・ こと・ばっかり・ 真似し・とっ・たら・ げーがない・やんか。」◆「げーがあらへん」とも言う。

けいかん〔けーかん〕【警官】《名詞》 人々が安心して生活できるように、生命や財産を守ることを任務としている公務員。「けーかん・が・ 巡回し・とる。」〔⇒けいさつかん、じゅんさ、おまわりさん〕

けいき〔けーき〕【景気】《名詞》 ①商売の様子。儲かり具合。「商店街・の・ けーき・は・ どない・だっ・か。」②世の中の経済活動の具合。「けーき・が・ 悪い・さかい・ 人出・が・ 少ない。」③活動する勢い。元気さ。「けーき・を・ つけ・て・ 頑張り・まほ。」

けいけん〔けーけん〕【経験】《名詞、動詞する》 ①実際に見たり聞いたり行ったりすること。「けーけんする・ 前・に・ 後(しり)込みし・たら・ あか・ん・やろ。」「外国旅行・の・ けーけん・は・ あら・へん。」②見たり聞いたり行ったりして、身に付けた知識や技能。「若い・ 時・の・ けーけん・が・ 後・で・ 役立つ。」

けいこ〔けーこ〕【稽古】《名詞、動詞する》 学問や技芸などを確実に身に付けるために、繰り返して習ったり行ったりすること。「習字・の・ けーこ・を・ する。」〔⇒れんしゅう〕

けいこうとう〔けーこーとー〕【蛍光灯】《名詞》 ①ガラス管の内側の塗料が光るようになっている電球。「けーこーとー・が・ 切れ・ても・た。」②頭が働きが鈍いこと。「けーこーとー・や・さかい・ 気・が・ つく・の・が・ 遅い。」

げいごと〔げーごと〕【芸事】《名詞》 踊り・琴・三味線など、日本の伝統的な芸術に関すること。「げーごと・を・ 習(なろ)・てはる・のん・は・ えらい・なー。」

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2013年9月18日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(256)

「明石日常生活語辞典…く」(17)

くわえる《動詞・ア行下一段活用》 口でものを軽く挟んで持つ。「鳥・が・ 木ー・の・ 枝・を・ くわえ・て・ 飛ん・どる。」「煙草・を・ くわえる。」

くわけ【区分け】《名詞、動詞する》 境を作って、全体をいくつかのまとまりにすること。「掃除・の・ 受け持ち・の・ 場所・を・ くわけする。」

くわしい〔くわしー〕【詳しい】《形容詞》 ①細かいことまできちんと知っている。「音楽・の・ こと・に・ くわしー。」②細かいことに及ぶ。「くわしー・ 説明・やっ・た・けど・ よー・ わから・なんだ。」

くわす【食わす】《動詞・サ行五段活用》 ①食べさせる。食べ物を与える。「土産物・を・ みんな・に・ くわし・てやる。」「犬・に・ えさ・を・ くわす。」②他の人を養う。「家族・を・ くわす・ため・に・ 働く。」

くわずぎらい【食わず嫌い】《名詞、形容動詞や》 食べないうちから、嫌いだと決めてしまうこと。また、そのようにする人。「くわずぎらいで・ 魚・は・ 食べ・へん・ねん。」

くん【君】《接尾語》 友達や目下の男の人を呼ぶときに敬意をこめて使う言葉。「山田くん」

ぐん【郡】《名詞》 かつての行政区画の一つで、いくつかの町・村などをまとめた地域の呼び名。「加古ぐん・の・ 稲美町」

ぐん【軍】《名詞》 戦争のために編成された武力集団。兵隊。軍隊。「ぐん・を・ 指揮する。」

ぐんかん【軍艦】《名詞》 戦争をするために作った船。「アメリカ・の・ ぐんかん」

くんくん《副詞と》 ①鼻にかかったような声を出す様子。「犬・が・ 鼻・を・ くんくん 鳴らし・とる。」②においを嗅ぐ様子。「犬・が・ くんくんと・ におい・を・ かい・どる。」

ぐんぐん《副詞と》 ものごとが勢いよく進む様子。進み具合が速い様子。「蔓・が・ 急に・ ぐんぐん・ 伸び・てき・た。」

くんしょう〔くんしょー〕【勲章】《名詞》 手柄や功労を称えて、国家が与える記章。「酒・の・ 瓶・の・ 詰め・を・ くんしょー・みたいに・ する。」

くんせい〔くんせー〕【薫製】《名詞》 肉や魚を塩漬けにして、煙で燻した食べ物。「豚肉・の・ くんせー」

ぐんたい【軍隊】《名詞》 戦争のために編成された兵士の集まり。「ぐんたい・が・ 行進し・とる・の・が・ テレビ・に・ 映っ・とる。」

ぐんて【軍手】《名詞》 太い木綿糸で編んだ、作業用の手袋。「ぐんて・を・ 履い・て・ 掃除・を・ する。」

ぐんと《副詞》 ①力を入れる様子。「ぐんと・ 腕・を・ 上・に・ あげる。」②一息に行う様子。「一気に・ ぐんと・ 線・を・ 引く。」③以前とは大きく隔たりがある様子。「成績・が・ ぐんと・ 伸び・た。」④大きな角度で曲がる様子。「道・が・ ぐんと・ 曲がっ・とる。」〔⇒ぐっと〕

くんにゃかす《動詞・サ行五段活用》 無理な力が加わって、骨や関節などを傷める。「足首・を・ くんにゃかし・た。」〔⇒くねる〕

ぐんぱい【軍配】《名詞》 相撲の行司や、昔の侍の大将が持つ、団扇に似た道具。「西・に・ ぐんぱい・が・ あがっ・た。」

くんみゃい【組合】《名詞》 同じ目的を持つ人が、互いに助け合うために作った団体。「働く・ 人・の・ くんみゃい」〔⇒くみあい〕

くんみゃわす〔くんみゃーす〕【組ん合わす】《動詞・サ行五段活用》 ①いくつかのものを集めて、セットにする。「難しい・ 問題・と・ 易(やす)い・ 問題・と・を・ くんみゃーし・て・ 出す。」②試合などの相手を決める。「公平に・ くんみゃーす・よーに・ 抽選する。」〔⇒くみあわす、くみあわせる、くんみゃわせる〕

くんみゃわせ〔くんみゃーせ〕【組ん合わせ】《名詞》 ①いくつかのものを集めて、セットにしたもの。「ビール・と・ ジュース・の・ くんみゃーせ・を・ 贈る。」②試合などの相手を決めたもの。「くんみゃーせ・の・ くじ運・が・ 悪い。」〔⇒くみあわせ〕

くんみゃわせる〔くんみゃーせる〕【組ん合わせる】《動詞・サ行下一段活用》 ①いくつかのものを集めて、セットにする。「安物・を・ くんみゃーし・た・ セット」②試合などの相手を決める。「えらい・ 相手・と・ くんみゃーせら・れ・た。」〔⇒くみあわす、くみあわせる、くんみゃわす〕

くんれん【訓練】《名詞、動詞する》 技能・能力・習慣などを身に付けさせるために、教えて慣れさせること。「地震・に・ 備え・た・ くんれん・を・ する。」

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2013年9月17日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(255)

「明石日常生活語辞典…く」(16)

くれる【呉れる】《動詞・ラ行下一段活用》 人が自分に、ものや時間などを与える。「お菓子・を・ くれ・た。」「三日・ほど・ 時間・を・ くれ・へん・やろ・か。」

ぐれる《動詞・ラ行下一段活用》 行動や性質に悪い傾向があらわれる。地道な態度がなくなる。不良になる。「中学校・の・ 時・は・ ぐれ・とっ・てん。」

ぐれん〔ぐれーん〕《副詞と》 大きなものがゆっくりと動いたり倒れたりする様子。「風・で・ 大きな・ 木ー・が・ ぐれーんと・ こけ・ても・た。」「ぐれんと・ 曲がり・ながら・ 走る。」

グレン〔ぐれん〕【英語=crane】《名詞》 人力では動かせないような重いものを持ち上げたり、移動させたりする機械。「ぐれん・で・ 荷物・を・ 二階・に・ あげる。」〔⇒きじゅうき、クレーン〕

ぐれんぐれん《副詞と、動詞する》 ①物体が大きく揺れ動く様子。不安定に動く様子。「大地震・で・ ビル・も・ ぐれんぐれん・ 揺れ・た。」②湯などが煮えたぎる様子。「湯ー・が・ ぐれんぐれんと・ 沸い・とる。」③考えや言動などに一貫性がない様子。定まらない様子。「言(ゆ)ー・ こと・が・ ぐれんぐれんと・ 変わっ・て・ 信用でけ・へん・ やつ・や。」〔⇒ぐらぐら〕

くろ【黒】《名詞》 墨のような色。「くろ・の・ 学生服」

くろい【黒い】《形容詞》 ①墨のような色をしている。「くろい・ 煙・を・ 吐い・て・ 汽車・が・ 走る。」「くろい・ 靴」②汚れている。「袖口・が・ くろー・ なっ・とる。」

くろう〔くろー〕【苦労】《名詞、動詞する》 ①困難なものに出会って、あれこれ苦しい思いや経験をすること。「くろーし・て・ 合格する。」②心を砕いて配慮をすること。気がかりに思うこと。「親・は・ くろー・が・ 絶え・へん。」

くろうし〔くろーしー〕【苦労為】《名詞》 これまでに、困難なものに出会って、あれこれ苦しい思いや経験を重ねてきた人。困難なものに出会うことを自ら買って出る人。「くろーしー・や・さかい・ 人・の・ 気持ち・が・ よー・ わかる・ん・や。」

くろうしょう〔くろーしょー〕【苦労性】《名詞、形容動詞や》 いろんなことに対して、あれこれ考えて悩む性格や様子。また、そのような人。「あんた・は・ くろーしょーや・けど・ もっと・ 気ー・を・ 楽に・ し・たら・ えー・のん・ ちゃう・やろ・か。」

くろうと〔くろーと〕【玄人】《名詞》 ある分野に熟達し、詳しい知識・技能などを持っている人。専門家。「あんた・は・ くろーと・の・ 絵描き・みたいや・なー。」〔⇒くろと〕■対語=「しろうと」

クローバー〔くろーばー、くろーば〕【英語=clover】《名詞》 ふつうは三つ葉で、白い花を咲かせて、群生する草。「四つ葉・の・ くろーば・を・ 探す。」

グローブ〔ぐろーぶ〕【英語=glove】《名詞》 野球などのスポーツをするときに使う手袋。「小学生・の・ 頃・は・ 革・の・ ぐろーぶ・が・ 欲しー・と・ 思(おも)・た・もん・や・なー。」

くろぐろ【黒々】《副詞と》 とても黒い様子。「くろぐろと・ した・ 髪・の・ 毛ー」

くろざとう〔くろざとー〕【黒砂糖】《名詞》 精製していない、黒茶色をした砂糖。「沖縄・土産・の・ くろざとー」

くろと【玄人】《名詞》 ある分野に熟達し、詳しい知識・技能などを持っている人。専門家。「くろと・の・ 運転手」〔⇒くろうと〕■対語=「しろと」

くろべ【黒べ】《名詞》 ①蛸や烏賊が吐き出す黒い汁。「蛸・が・ くろべ・ 吐い・て・ 逃げ・た。」②病気で黒くなった麦の穂。「くろべ・を・ 抜い・て・ 麦・の・ 笛・を・ 作る。」〔①⇒すみ〕

くわ【桑】《名詞》 葉を蚕の餌にし、木は材木として使われる落葉樹。「この・ 辺・に・は・ くわ・の・ 木ー・は・ 少ない・なー。」

くわ【鍬】《名詞》 平たく細長い鉄の板に柄をつけて、田畑を耕すときに使う道具。「くわ・で・ 畝・に・ 土・を・ 盛る。」

ぐわい【具合】《名詞》 ①ものごとの有様。ものごとの加減。程度。「試合・は・ どんな・ ぐわい・に・ 進ん・どり・ます・か。」②天候・寒暖などの様子。「ぐわい・の・ 悪い・ 空・や・なー。」「台風・の・ ぐわい・は・ どない・ なっ・とり・ます・か。」③健康の調子。「病気・の・ ぐわい・は・ どない・です・か。」「春先・は・ ぐわい・が・ えー・こと・ ない・ねん。」「ぐわい・の・ えー・ 時候・に・ なっ・てき・た。」④他人から見られたときの格好。世間に対する体裁。「もー・ ちょっと・ 上手に・ 話・を・ せ・なんだら・ ぐわい・が・ 悪い・やろ。」〔⇒ぐあい、がい、あんばい〕

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2013年9月16日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(254)

「明石日常生活語辞典…く」(15)

くるくる《副詞と、動詞する》 ①ものが軽く回る様子。「鯉のぼり・の・ 風車・が・ くるくると・ 回っ・とる。」②何重にも巻き付ける様子。「糸・を・ くるくる・ 巻く。」③丸い感じのする様子。「くるくるし・た・ 目・の・ 子」④次々と変化する様子。「言(ゆ)ー・ こと・が・ くるくる・ 変わる・さかい・ 信用・が・ でけ・へん。」⑤こまめに動き回る様子。「くるくると・ よー・ 働く・ 人・や。」

ぐるぐる《副詞と》 ①同じところや、似たようなところを何度も回る様子。「道・に・ 迷ー・て・ 町・の・ 中・を・ ぐるぐる・ 回っ・た。」②大きな動作で、何重にも巻き付ける様子。「包帯・を・ ぐるぐると・ 巻きつける。」

ぐるぐるまき【ぐるぐる巻き】《形容動詞、動詞する》 何重にも巻き付けている様子。また、巻き付けられている様子。「凧・の・ 糸・を・ ぐるぐるまきし・た・ので・ もつれ・てしまっ・た。」「水飴・の・ ぐるぐるまき」

ぐるんぐるん《副詞と》 比較的ゆっくりと回す様子。また、回る様子。「大きな・ 風車・が・ ぐるんぐるんと・ 回っ・ている。」

くるしい〔くるしー〕【苦しい】《形容詞》 ①体や心が辛くて、我慢しにくい。「お腹・ いっぱい・ 食べ・た・ので・ くるしー。」②お金やものが足りなくて困る様子。「生活・が・ くるしー。」

くるしまぎれに【苦しまぎれに】《副詞》 我慢しにくいあまりに。困ってしまった挙げ句に。「くるしまぎれに・ 大声・を・ 出す。」

くるしむ【苦しむ】《動詞・マ行五段活用》 ①体や心が辛くて、我慢しにくく感じる。「病気・で・ くるしん・どる。」②お金やものが足りなくて困る。「利子・が・ 払え・なんで・ くるしん・で・ます。」

くるっと《副詞、動詞する》 ①進行方向からむしろ逆の方へ(90度以上の角度で)曲がる様子。「車・が・ くるっと・ Uターンし・た。」②人やものが素早く、回転する様子。「くるっと・ 後ろ・を・ 振り向い・た。」③目が丸く大きく、可愛らしい様子。丸く大きな目が活発に動く様子。「くるっとし・た・ 目ー・の・ 女・の・ 子」④急に変化する様子。「考え方・が・ くるっと・ 変わっ・た。」〔①②③⇒くりっと〕

ぐるっと《副詞》 ①ものが大きく回る様子。、また、回す様子。「腕・を・ ぐるっと・ 回す。」②円を描くように、周りを取り囲んでいる様子。取り囲んで連なっている様子。「塀・が・ ぐるっと・ 続い・とる。」「大勢・の・ 人・に・ ぐるっと・ 囲ま・れ・た。」〔②⇒ぐるりと〕

くるま【車】《名詞》 ①軸を中心にして回るようになっている輪。車輪。「トラック・の・ くるま・が・ 回る。」②車輪をつけて動く運搬器具。「牛・が・ ひっぱる・ くるま」③自動車。「くるま・の・ 運転・を・ する。」

ぐるり《名詞》 ものの周り。周囲。周辺。「家・の・ ぐるり・に・ 木ー・を・ 植える。」〔⇒ぐるりまわり〕

ぐるりと《副詞》 円を描くように、周りを取り囲んでいる様子。取り囲んで連なっている様子。「会場・の・ 周り・に・ ぐるりと・ 行列・が・ でけ・た。」〔⇒ぐるっと〕

ぐるりまわり〔ぐるりまーり〕《名詞》 ものの周り一帯。周囲の全体。「ぐるりまーり・ みんな・ 知ら・ん・ 人・ばっかり・やっ・てん。」〔⇒ぐるり〕

くれ【暮れ】《名詞》 ①一年の終わり。年末。「くれ・は・ なんやかやと・ 忙しー。」「くれ・の・ 大掃除」②一つの月の終わり。季節の終わり。「卒業式・は・ 三月・の・ くれ・や。」「秋・の・ くれ」■対語=「あけ」

クレーン〔くれーん〕【英語=crane】《名詞》 人力では動かせないような重いものを持ち上げたり、移動させたりする機械。「くれーん・で・ 吊り上げる。」〔⇒きじゅうき、グレン〕

クレオン〔くれおん〕【フランス語=crayon】《名詞》 いろんな色を棒状に固めた絵の具。「くれおん・で・ 絵ー・を・ 描く。」〔⇒クレヨン〕

クレヨン〔くれよん〕【フランス語=crayon】《名詞》 いろんな色を棒状に固めた絵の具。「十六色・の・ くれよん」〔⇒クレオン〕

くれる【暮れる】《動詞・ラ行五段活用》 ①太陽が沈んで暗くなる。「冬・は・ 日・が・ くれる・の・が・ 早い。」②一日が終わる。「今日・も・ 無事に・ くれた。」③季節や年が終わる。「一年・が・ くれる。」

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2013年9月15日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(253)

「明石日常生活語辞典…く」(14)

くりかえす【繰り返す】《動詞・サ行五段活用》 同じことを何度もする。反復する。「間違い・を・ くりかえす・な。」

くりくり《副詞と、動詞する》 目が丸く大きく、可愛らしい様子。「目ー・の・ くりくりし・た・ 子・が・ 遊ん・どる。」

ぐりぐり《名詞》 皮膚にできる、しこりや腫れ物。「首・に・ ぐりぐり・が・ でけ・て・ 痛い・ねん。」

ぐりぐり《副詞と、動詞する》 ①皮膚にしこりや腫れ物ができて、痛みや違和感を覚える様子。「背中・が・ ぐりぐりし・て・ 気持ち・が・ 悪い。」②押さえつけながら強く回す様子。「ハンドル・を・ ぐりぐりと・ 回す。」 

くりさがる【繰り下がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①順に後ろに送られる。「強い・ 人・が・ 前・に・ 来・て・ 私・の・ 順番・が・ くりさがつ・た。」②あらかじめ決めていた予定よりも遅くなる。「電車・の・ 事故・が・ あっ・て・ 出発・の・ 時刻・が・ くりさがっ・た。」③引き算で、ある位の引かれる数より引く数が大きいとき、ひとつ上の位から借りてきた十を引かれる数に加えて計算し、ひとつ上の位からは一が引かれる。「くりさがっ・たら・ 四桁・の・ 数・が・ 三桁・に・ なっ・た。」■他動詞は「くりさげる」■対語=「くりあがる」

くりさげる【繰り下げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①順に後ろの方に送る。「順位・が・ くりさがっ・て・ 賞・に・ 入ら・ず・や。」②あらかじめ決めていた予定よりも遅くする。「雨天順延・で・ 運動会・を・ くりさげ・た。」③引き算で、ある位の引かれる数より引く数が大きいとき、ひとつ上の位から借りてきた十を引かれる数に加えて計算し、ひとつ上の位からは一を引いて計算する。「くりさげ・て・ 計算する。」■自動詞は「くりさがる」■対語=「くりあげる」

クリスマス〔くりすます〕【英語=Christmas】《名詞》 十二月二十五日の、キリストの誕生を祝うお祭り。「くりすます・に・ プレゼント・を・ 貰う。」

クリスマスツリー〔くりすますつりー〕【英語=Christmas tree】《名詞》 キリストの誕生を祝って立てる、樅の木などで作った装飾。「デパート・に・ 大けな・ くりすますつりー・が・ ある。」

くりっと《副詞、動詞する》 ①進行方向からむしろ逆の方へ(90度以上の角度で)曲がる様子。「くりっと・ 後ろ向き・に・ なる。」②人やものが素早く、回転する様子。「マット・の・ 上・で・ くりっと・ 回る。」③目が丸く大きく、可愛らしい様子。丸く大きな目が活発に動く様子。「目ー・が・ くりっとし・た・ 可愛い・ 子」④急に変化する様子。「考え・が・ くりっと・ 変わる・ 人・は・ 信用でけ・へん。」〔⇒くるっと〕

くりぬく【刳り抜く】《動詞・カ行五段活用》 えぐって穴をあける。中の部分を切り取る。「分厚い・ 紙・を・ くりぬい・て・ お面・を・ 作る。」

くる【繰る】《動詞・ラ行五段活用》 ①細長いものを順に引き寄せる。引き寄せて巻き付ける。「船・の・ ロープ・を・ 手前・に・ くっ・て・ 引っ張る。」「糸・を・ くる。」②同じ動作を繰り返す。「数珠・を・ くる。」「本・の・ ページ・を・ くる。」③粘り気のあるものを、ゆっくりと垂れる。「よだれ・を・ くる。」④混ぜ合わせる。「トランプ・を・ くる。」

くる【来る】《動詞・カ行変格活用》 ①こちらへ近づく。こちらに着く。「十月・や・のに・ 台風・が・ くる。」「夏・が・ 来・た。」②通じるようになる。「家・に・ ガス・が・ くる・よーに・ なっ・て・ 便利や。」③ある事態や状況が生じる。「地震・で・ 家・に・ がた・が・ き・た。」④心に感じる。「第六感・で・ ぴーんと・ き・た。」

くるい【狂い】《名詞》 正常な状態から、ひずみが生じること。「障子・に・ くるい・が・ でけ・て・ しっかりと・ 閉まら・へん。」

くるう【狂う】《動詞・ワア行五段活用》 ①正常な状態から、それとは違った状態になる。「時計・が・ くるう。」「勘・が・ くるー・て・ 失敗し・た。」「台風・が・ 来・て・ 予定・が・ くる・た。」②心の状態が普通ではなくなる。異常なほど熱中する。「くるー・た・ 人・に・ 近づい・たら・ あぶない・ぞ。」

グループ〔ぐるーぷ〕【名詞=group】《名詞》 目的や行動が同じである人たちの集団。「同じ・ ぐるーぷ・の・ 人」〔⇒なかま〕

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2013年9月14日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(252)

「明石日常生活語辞典…く」(13)

クラブ〔くらぶ〕【英語=club。倶楽部】《名詞》 ①同じ目的や趣味などを持った人たちが一緒に取り組むこと。また、そのような人たちの集まり。「老人・くらぶ」②学校などで行う、同じ目的や種目などを持った人たちが課外に一緒に取り組むこと。また、そのような児童・生徒・学生たちの集まり。「くらぶ・は・ テニス・に・ 入っ・とる。」③地域の人たちなどが集まる施設。「村・に・くらぶ・を・ 建てる。」〔①②⇒クラブかつどう〕

グラフ〔ぐらふ〕【英語=graph】《名詞》 数量や割合などをわかりやすく表した図表。「折れ線・の・ ぐらふ・で・ 移り変わり・を・ 書く。」「円・ぐらふ」

クラブかつどう〔くらぶかつどー〕【英語=club + 活動】《名詞》 ①同じ目的や趣味などを持った人たちが一緒に取り組むこと。また、そのような人たちの集まり。「老人・くらぶ」②学校などで行う、同じ目的や種目などを持った人たちが課外に一緒に取り組むこと。また、そのような児童・生徒・学生たちの集まり。「くらぶ・は・ テニス・に・ 入っ・とる。」スポーツや研究などのために、グループを作って取り組むこと。「高校・の・ くらぶかつどー・は・ 柔道・やっ・た。」〔⇒クラブ〕

グラフようし〔ぐらふよーし〕【英語=graph + 用紙】《名詞》 数量や割合などをわかりやすく表すために作られた、細かな罫線が施してある紙。「ぐらふようし・に・ 線・を・ 引く。」

くらべる【比べる】《動詞・バ行下一段活用》 二つ以上のものを並べて、違いや特徴や優劣などを調べる。「味・と・ 値段・を・ くらべ・て・ えー・ 方・を・ 買う。」

くらます【眩ます】《動詞・サ行五段活用》 見つからないように身を隠す。ごまかす。「いつ・の・ 間・に・か・ 姿・を・ くらまし・ても・た。」

くらむ【眩む】《動詞・マ行五段活用》 ①強い光が目に入って、目の前が暗くなる。「自動車・の・ ライト・に・ 目・が・ くらん・だ。」②めまいがして、あたりが見えなくなる。平常の心を失う。「谷底・を・ 見・たら・ 目・が・ くらむ。」

グラム〔ぐらむ〕【英語=gram。瓦】《名詞》 メートル法の重さの単位。「一円玉・は・ 一ぐらむ・や。」

くらやみ【暗闇】《名詞》 光がなくて真っ暗なこと。真っ暗な場所。「くらやみ・で・ 肝試し・を・ する。」

くり【栗】《名詞》 材木としても使われる、秋にいがに包まれた実がなる木。「くり・を・ 拾い・に・ 行っ・てき・た。」

クリーニング〔くりーにんぐ〕【英語=cleaning】《名詞、動詞する》 衣類などを洗って汚れを落として、綺麗にすること。また、それを仕事にしている店。「汚れ・た・ので・ くりーにんぐ・に・ 出す。」

クリーム〔くりーむ〕【英語=cream】《名詞》 ①菓子などを作るのに使う、牛乳から作った脂肪分。牛乳・砂糖・卵などを混ぜて作った食べ物。「くりーむ・の・ 入っ・た・ パン」②牛乳・砂糖・卵の黄身などを混ぜて凍らせた菓子。「くりーむ・は・ 冷(つめ)とー・て・ うまい・なー。」③肌や髪につける化粧品。「日焼け止め・の・ くりーむ」④靴に塗る墨。「黒・の・ くりーむ・ 買(こ)ー・きて・んか」〔②⇒アイスクリーム。④⇒くつクリーム〕

くりあがる【繰り上がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①順に前に送られる。「くりあがっ・て・ 当選する。」②あらかじめ決めていた予定よりも早くなる。「1時間・ くりあがる・ サマータイム・と・ 言(ゆ)ー・の・が・ 昔・ あっ・た。」③足し算で、ある位の数が十を超えたとき、その和の十の位の数を、一つ上の位に加えられる。「細かい・の・を・ 全部・ 足し・ていっ・たら・ くりあがっ・て・ 千円・を・ 超える。」■他動詞は「くりあげる」■対語=「くりさがる」

くりあげる【繰り上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①順に前の方に送る。「順番・を・ くりあげる。」②あらかじめ決めていた予定よりも早くする。「台風・が・ 来・そーな・ので・ 体育大会・を・ 一日・ くりあげる。」③足し算で、ある位の数が十を超えたとき、その和の十の位の数を、一つ上の位に加える。「くりあげる・の・が・ ぎょーさん・ あっ・て・ 計算・を・ 間違え・た。」■自動詞は「くりあがる」■対語=「くりさげる」

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2013年9月13日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(251)

「明石日常生活語辞典…く」(12)

くやしい〔くやしー〕【悔しい】《形容詞》 後悔する気持ちや腹立たしい気持ちがつのって、残念だ。うまくいかなくて、しゃくに障る。「逆転負けし・て・ くやしー。」

くやみ【悔やみ】《名詞》 ①人の死を惜しんで、悲しむこと。また、その言葉。「くやみ・を・ 言(ゆ)ー。」②人の死を弔う儀式。葬式。「世話・に・ なっ・た・ 人・の・ くやみ・に・ 行っ・てくる。」

くよう〔くよー〕【供養】《名詞、動詞する》 死者の霊にものを供えて、冥福を祈ること。死者の冥福を祈って法要を営むこと。「震災・の・ 犠牲者・を・ くよーする・ 行事・に・ 出席する。」「先祖・の・ 人・を・ くよーする。」

くよくよ《副詞と、動詞する》 解決するはずのないものごとについて、いつまでも心配し続ける様子。「くよくよせ・んと・ 次・の・ 作戦・を・ 考え・なさい。」

くら【蔵、倉】《名詞》 大事な財産物を、火事や盗難などから守っておく建物。「くら・の・ 中・に・ なおす〔=しまう〕。」

くら【鞍】《名詞》 人や荷物を乗せるために、馬・牛などの背中につける道具。「くら・を・ つけ・て・ 馬・に・ 乗る。」

くらい【位】《名詞》 ①その人の置かれている位置や立場。「くらい・が・ 高い。」②数の十倍ごとにつける呼び名。「百・の・ くらい」

くらい【暗い】《形容詞》 ①光が乏しくて、ものがよく見えない。光がない。「くらい・ 鍾乳洞・に・ 入る。」②色がくすんでいる。「くらい・ 色・の・ 写真」③物事をよく知っていない。見通しが見えない。「政治・の・ こと・に・は・ くらい・ 人」④望みが持てない。陰気である。「不景気・で・ 先・が・ くらい。」■対語=「あかい」「あかるい」

くらい〔ぐらい〕《副助詞》 ①およその数量や程度をあらわす。「一万円・くらい・の・ 値段・で・ 買える・やろ。」②軽く見るような気持ちや強調する意図をあらわす。「二十キロ・くらい・は・ 歩ける。」

くらいつく【食らいつく】《動詞・カ行五段活用》 ①食べようとして、かみつく。がつがつ食べる。「餌(えさ)・に・ くらいつい・て・ 一生懸命に・ 食べ・とる。」「西瓜・に・ くらいつい・とる。」②しっかりと取り付く。離れまいとして、しがみつく。「相手・に・ くらいつい・て・ 後ろ・へ・ 下がっ・たら・ あか・ん・ぞ。」「負け・ん・よーに・ くらいつい・て・ いけ。」〔⇒くいつく〕

くらう【食らう】《動詞・ワア行五段活用》 「食べる」「食う」のぞんざいな言い方。「飯・を・ よー・ くらう・ やつ・や。」

くらがり【暗がり】《名詞》 暗いところ。人の目につきにくいところ。「くらがり・に・ 人・が・ おっ・た・ので・ びっくりし・た。」

くらくら《副詞と、動詞する》 外からの刺激に対して、気持ちが不安定になる様子。めまいなどがして、気持ちが悪くなる様子。「暑(あつ)ー・て・ 頭・が・ くらくらする。」「眩しー・て・ 目ー・が・ くらくらし・た。」

ぐらぐら《副詞と、動詞する》 ①物体が大きく揺れ動く様子。不安定に動く様子。「地震・で・ 家・が・ ぐらぐら・ 揺れる。」②湯などが煮えたぎる様子。「茶瓶・が・ ぐらぐらし・てき・た。」③考えや言動などに一貫性がない様子。定まらない様子。「考え・が・ ぐらぐらせ・ん・よーに・ よー・ 考え・なはれ。」〔⇒ぐれんぐれん〕

くらげ【海月】《名詞》 傘型をして海面近くをふわふわと泳いでいる、寒天質で体の柔らかい動物。「大きな・ くらげ・が・ 網・を・ 痛める。」

くらし【暮らし】《名詞》 世の中で生活していくこと。生きて活動する様子。「えー・ くらし・を・ し・とっ・て・や。」

くらす【暮らす】《動詞・サ行五段活用》 世の中で生活していく。生きて活動する。「定年し・て・から・は・ のんびり・ くらし・てます。」

クラス〔くらす〕【英語=class】《名詞》 学校の学級を構成する単位。「卒業し・て・ 初めて・の・ くらす会・を・ 開い・た。」〔⇒くみ〕

ぐらつく《動詞・カ行五段活用》 不安定な状態で、ぐらぐらと動く。しっかりしていたものが動き始める。「歯ー・が・ ぐらつい・て・ もの・が・ 噛み・にくい。」

くらびと【蔵人】《名詞》 酒蔵で日本酒などをつくる職人。酒造会社の正社員でなく、冬季だけ酒造りに従事する人。「今年・も・ 丹波・から・ くらびと・が・ 来・とっ・て・や。」〔⇒とうじ〕

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2013年9月12日 (木)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(250)

「明石日常生活語辞典…く」(11)

くみ【組】《名詞》 ①一緒にして一揃いになるもの。「赤・と・ 白・の・ 饅頭・を・ くみ・に・ し・て・ 売る。」②学校の学級を構成する単位。「一年生・に・ くみ・が・ 三つ・ ある。」〔②⇒クラス〕

ぐみ《名詞》 白い花が咲き、小さな赤い実がつく低木。また、その木にできる実。「ぐみ・の・ 実・を・ 採っ・て・ 食べ・た。」〔⇒ごみ〕

くみあい【組合】《名詞》 同じ目的を持つ人が、互いに助け合うために作った団体。「労働・くみあい」〔⇒くんみゃい〕

くみあわす〔くみあーす〕【組み合わす】《動詞・サ行五段活用》 ①いくつかのものを集めて、セットにする。「赤・と・ 白・の・ 餅・を・ くみあーし・て・ 売る。」②試合などの相手を決める。「抽選・を・ し・て・ くみあーす。」〔⇒くみあわせる、くんみゃわす、くんみゃわせる〕

くみあわせ〔くみあーせ〕【組み合わせ】《名詞》 ①いくつかのものを集めて、セットにしたもの。「贈り物・の・ くみあわせ」②試合などの相手を決めたもの。「高校野球・の・ くみあわせ・の・ 抽選」〔⇒くんみゃわせ〕

くみあわせる〔くみあーせる〕【組み合わせる】《動詞・サ行下一段活用》 ①いくつかのものを集めて、セットにする。「果物・を・ くみあわせ・て・ 箱・に・ 入れる。」②試合などの相手を決める。「1回戦・は・ 隣同士・の・ 学校・を・ くみあーせる・  こと・は・ し・ない。」〔⇒くみあわす、くんみゃわせる、くんみゃわす〕

くみたて【組み立て】《名詞》 組み合わせて、一つのまとまったものに作り上げること。平板なものから立体に作り上げること。「雑誌・の・ くみたて・附録」

くみたてる【組み立てる】《動詞・タ行下一段活用》 材料を組み合わせて、一つのまとまったものに作り上げる。平板なものから立体に作り上げる。「買(こ)ー・てき・た・ 本箱・を・ くみたてる。」〔⇒くむ〕

くみとり【汲み取り】《名詞》 水や糞尿などを汲んで出すこと。「くみとり・式・の・ 便所」

くみとる【汲み取る】《動詞・ラ行五段活用》 水や糞尿などを汲んで出す。「便所・を・ くみとる。」

くむ【組む】《動詞・マ行五段活用》 ①組み合わせる。絡み合わせる。「友だち・と・ 腕・を・ くむ。」②材料を組み合わせて、一つのまとまったものに作り上げる。「足場・を・ くん・で・ 仕事・を・ する。」③仲間になる。「あいつ・と・ くん・で・ 試合・を・ し・たら・ いつも・ 勝つ。」〔②⇒くみたてる〕

くむ【汲む】《動詞・マ行五段活用》 水などをすくい取る。「バケツ・で・ 海・の・ 水・を・ くん・でくる。」

くも【雲】《名詞》 冷えた水蒸気が小さな水滴になって、空に浮かんでいるもの。「黒い・ くも・が・ 出・てき・た・さかい・ もーじき・ 雨・に・ なる・やろ。」「入道ぐも」

くも【蜘蛛】《名詞》 糸を出して巣を張り、小さな虫などを捕らえて食べる動物。(巣を張らないものもある。)「くも・が・ 巣・を・ はっ・とる。」

くもじ【く文字】《名詞》 大根の葉などの菜っ葉を漬けたもの。「くもじ・を・ ご飯・に・ 載せ・て・ 食べる。」◆「おくもじ」という方が多い。

くもだこ【蜘蛛蛸】《名詞》 手の上に載るぐらいの小型の蛸。「ぺこぺこ〔=蛸釣り用の竿〕・で・ くもだこ・を・ 釣る。」

くものす〔くものすー〕【蜘蛛の巣】《名詞》 蜘蛛が糸を出して張った巣。「くものす・に・ 雨・が・ かかっ・て・ 綺麗な・ 粒・に・ なっ・とる。」

くもり【曇り】《名詞》 ①空が雲や霧などで覆われている状態。「今日・は・ 晴れ・ のち・ くもり・やっ・た。」②透き通っていたものや輝いていたものが、汚れなどによって、ぼやけてはっきりしないこと。「眼鏡・の・ くもり・を・ 拭く。」

くもる【曇る】《動詞・ラ行五段活用》 ①空が雲や霧で覆われる。「急に・ くもっ・てき・た。」②透き通っていたものや輝いていたものが、汚れなどによって、ぼやけてはっきりしなくなる。「湯気・で・ 眼鏡・が・ くもっ・た。」

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2013年9月11日 (水)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(249)

「明石日常生活語辞典…く」(10)

ぐにゃぐにゃ《副詞と、形容動詞や》 ①何度も曲がっている様子。「針金・が・ ぐにゃぐにゃに・ なっ・とる。」②硬いものが柔らかくなっている様子。「氷・が・ ぐにゃぐにゃに・ 溶け・てき・た。」③硬さが乏しく、締まりがなく、頼りなく感じる様子。「定規・を・ 使(つこ)・て・ ぐにゃぐにゃに・ なら・ん・よーに・ 線・を・ 引け。」〔⇒くにゃくにゃ〕

くぬぎ【椚】《名詞》 薪などに使うことがある、団栗の実がなる、背の高い木。「くぬぎ・の・ 木ー・に・ 椎茸・を・ 植える。」

くねくね《副詞と、動詞する》 ①ゆるやかに何度も曲がる様子。「道・が・ くねくねと・ 続い・とる。」②しっかりとした方向性に欠ける様子。「くねくねし・た・ 字・を・ 書い・とる・なー。」

くねっと《副詞、動詞する》 くるりと曲がる様子。急角度に曲がる様子。「急に・ 道・が・ くねっと・ 曲がる。」「階段・を・ 下り・とっ・て・ 急に・ 足・が・ くねっとし・た。」

くねる《動詞・ナ行下一段活用》 ①いくつにも緩く折れ曲がる。「田圃・の・ 中・の・ 道・が・ くねっ・とる。」「体・を・ くねっ・て・ 体操する。」②無理な力が加わって、骨や関節などを傷める。「足・を・ くねっ・て・ 痛い。」〔②⇒くんにゃかす〕

くばる【配る】《動詞・ラ行五段活用》 分けて与える。割り当てて渡す。「パン・を・ 一つ・ずつ・ くばる。」「ちらし・を・ くばる。」

くび【首】《名詞》 ①頭と胴体の間の細い部分。「くび・を・ 痛める。」②頭。「二階・の・ 窓・から・ くび・を・ 出す。」③物の細くなった部分。「ビール瓶・の・ くび」④勤めをやめさせること。勤めをやめさせられること。「働い・とる・ 人・を・ くび・に・ せ・なんだら・ 会社・が・ 潰れる。」「今月末・で・ くび・に・ なっ・た。」

くび(を)きる【首(を)切る】《動詞・ラ行五段活用》 勤めをやめさせる。「景気・が・ 悪い・ので・ くびきら・んと・ しょがない。」

くび(を)つっこむ【首(を)突っ込む】《動詞・マ行五段活用》 進んで関係する。進んで加わる。「子ども会・の・ 指導・に・ くびをつっこん・どり・ます・ねん。」

くびをひねる【首を捻る】《動詞・ラ行五段活用》 いろいろ考える。智恵を絞る。「くびをひねっ・ても・ えー・ 考え・が・ 出・てこ・ん・さかい・ どー・に・も・ なら・へん。」

くびかざり【首飾り】《名詞》 貴金属や宝石などをつないで、首に掛ける装飾具。ネックレス。「真珠・の・ くびかざり」〔⇒くびわ〕

くびがまわらん【首が回らん】《動詞+助動詞》 金のやりくりに困る。「借金・で・ くびがまわらん・よーに・ なっ・た。」

くびきり【首切り】《名詞、動詞する》 勤めをやめさせること。「くびきりさ・れ・ん・よーに・ しっかり・ 働き・なはれ。」

くびすじ【首筋】《名詞》 首の後ろの部分。襟首。「くびすじ・が・ よー・ 日焼けし・てます・ね。」

くびわ【首輪】《名詞》 ①動物の首にはめる輪。「犬・の・ くびわ・が・ 外れ・た。」②貴金属や宝石などをつないで、首に掛ける装飾具。ネックレス。◆ややふざけて言う言葉のようにも聞こえる。「綺麗な・ くびわ・を・ し・とる・なー。」〔②⇒くびかざり〕

くふう〔くふー〕【工夫】《名詞、動詞する》 いろいろ思案をして良い方法を考えること。思案の結果に考えついた、良い方法。「風・を・ 避ける・ くふー・を・ する。」

くべつ【区別】《名詞、動詞する》 違いや種類によって分けること。また、その違いや種類。「支払い・が・ 済ん・で・ない・ 書類・を・ くべつする。」

くべる《動詞・バ行下一段活用》 火を燃やし続けるために、薪などを火の中に入れる。「消え・そーに・ なっ・た・さかい・ 木ー・を・ くべ・た。」「火ー・を・ くべる・ 番・を・ する。。」〔⇒くえる〕

くま【熊】《名詞》 冬は山の穴の中で過ごす、鈎爪をもった大型の動物。「今年・は・ くま・に・ 襲わ・れる・ 被害・が・ 多かっ・た・そーや。 」

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2013年9月10日 (火)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(248)

「明石日常生活語辞典…く」(9)

くっしゃみ【嚔】《名詞、動詞する》 鼻の粘膜が刺激を受けて、急に激しく吹き出す息。「大きな・ 声・で・ くっしゃみする・さかい・ びっくりし・た・がな。」〔⇒くしゃみ、はくしょん〕

ぐっしょり《副詞と》 体や衣類などがすっかり濡れている様子。「思い切り・ 走っ・て・ ぐっしょり・ 汗・を・ かい・た。」

ぐっすら《副詞と》 ①すっかり寝入る様子。熟睡する様子。「ぐっすら・ 寝・た・と・ 思(おも)・た・けど・ たった・ 一時間・やっ・た・なー。」②たくさんのものがある様子。「ぐっすらと・ 魚・が・ 釣れ・た。」「あんた・は・ お金・を・ ぐっすら・ たいぼ・とる・ん・と・ 違う・か。」③多くのもの残らず全部。「急な・ 雨・で・ 干し・とっ・た・ もん・が・ ぐっすら・ 濡れ・ても・た。」〔⇒ぐっすり〕

ぐっすり《副詞と》 ①すっかり寝入る様子。熟睡する様子。「ぐっすり・ 寝・ても・て・ 起こし・ても・ 起き・へん。」②たくさんのものがある様子。「ぐっすりと・ 食べ・なはれ。」③多くのもの残らず全部。「田圃・の・ 西瓜・を・ ぐっすり・ 盗ま・れ・た。」〔⇒ぐっすら〕

ぐったり《副詞と、形容動詞、動詞する》 体力を消耗して弱ってしまっている様子。「腕・を・ ぐったりと・ 垂らし・とる。」「暑さ・で・ ぐったりや。」「熱・が・ 出・て・ ぐったりし・とる。」

くっちゃかましい〔くっちゃかましー〕【口喧しい】《形容詞》 少しのことにも、いろいろなことを言う様子。「文句・を・ 言(ゆ)ー・て・ くっちゃかましー・ 人・や。」〔⇒くちやかましい〕

くっつく《動詞・カ行五段活用》 あるものが、他のものにぴったりと付く。「糊・が・ くっつい・て・ 離れ・へん。」「親・に・ くっつい・て・ 歩く。」〔⇒ひっつく〕

くってかかる【食ってかかる】《動詞・ラ行五段活用》 対立する気持ちをもって激しく逆らう。強く文句を言う。「巡査はん・に・ くってかかる・や・なんて・ 勇気・ ある・なー。」

ぐっと《副詞》 ①力を入れる様子。「ぐっと・ 前・へ・ 出る。」②一息に行う様子。「ぐっと・ 水・を・ 飲む。」③以前とは大きく隔たりがある様子。「掃除し・たら・ ぐっと・ 綺麗に・ なっ・た。」④大きな角度で曲がる様子。「もっと・ ぐっと・ ハンドル・を・ 切れ。」〔⇒ぐんと〕

くど《名詞》 ①釜や鍋などをかけて、下から火を燃やして煮炊きするようにしたもの。かまど。「くど・で・ 飯・を・ 炊く。」②焚き口。「風呂・の・ くど・を・ くべる。」◆①は、「おくど」「おくどさん」「へっつい」「へっついさん」とも言う。〔⇒へっつい〕

くどく【口説く】《動詞・カ行五段活用》 ①相手を自分の考えに従わせようと、しつこく説得する。「一緒に・ 仕事せー・へん・か・ ゆー・て・ くどく。」②異性に気に入られようと相手に強く働きかける。「くどかれ・て・ 結婚し・てん。」

くどくど《副詞と》 繰り返して同じことを言う様子。「くどくどと・ 言い訳・を・ する。」「くどくど・ 説教さ・れ・た・さかい・ だんだん・ 腹・が・ 立っ・てき・た。」

くに【国】《名詞》 ①領土があり、そこに住む人たちで構成し、まとまった統治機構を持つもの。「日本・の・ くに・の・ 端・から・ 端・まで・ 旅行・を・ し・たい・なー。」②生まれ育った土地。故郷。「あんた・の・ くに・は・ どこ・です・か。」

くにする〔くーにする〕【苦にする】《動詞・サ行変格活用》 心配する。気にかける。嫌だと思う。「ひとり暮らし・を・ くーにし・とる。」

くになる〔くーになる〕【苦になる】《動詞・ラ行五段活用》 心配事になる。気にかけないではおれなくなる。嫌だと強く意識する。「そんな・ 話・ 聞ー・たら・ くーになる・がな。」

くにゃくにゃ《副詞と、形容動詞や》 ①何度も曲がっている様子。「山・の・ 中・へ・ 入っ・ていく・ 道・が・ くにゃくにゃ・ 曲がっ・とる。」②硬いものが柔らかくなっている様子。「暑ー・て・ 道・の・ アスファルト・が・ くにゃくにゃに・ なっ・とる。」③硬さが乏しく、締まりがなく、頼りなく感じる様子。「セルロイド・の・ 筆箱・は・ くにゃくにゃで・ 曲がっ・てしまい・そーや。」〔⇒ぐにゃぐにゃ〕

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2013年9月 9日 (月)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(247)

「明石日常生活語辞典…く」(8)

くちがわるい【口が悪い】《形容詞》 言葉を丁寧に使わない。憎まれ口を平気で言う。「根・は・ えー・ねん・けど・ くちがわるい・ 人・や。」

くちぐち【口々】《副詞に》 大勢の人が、それぞれにものを言う様子。「くちぐちに・ 勝手な・ 意見・を・ 言(ゆ)ー・さかい・ まとまら・へん。」

くちごたえ【口答え】《名詞、動詞する》 目上の者などに逆らった返事をしたり、言い返したりすること。「親・に・ くちごたえする。」

くちさき【口先】《名詞》 本心から出た言葉ではなく、うわべだけで言う言葉。「くちさき・だけ・で・ 言(ゆ)ー・とっ・たら・ じきに・ わかる。」

くちだし【口出し】《名詞、動詞する》 他人の話に、横から割り込んで発言すること。当事者でない人が発言をすること。「親・が・ くちだしせ・んとい・てんか。」

くちな【朽ち縄】《名詞》 蛇。「石垣・から・ くちな・が・ 顔・を・ 出し・とる。」◆様子が腐った縄に似ていることから。〔⇒へび〕

くちなおし【口直し】《名詞》 前に食べたものの味を消すために、別のものを飲食すること。また、その飲食物。「くちなおし・に・ お茶・を・ どーぞ。」

くちにあう【口に合う】《動詞・ワア行五段活用》 食べ物の味などが、その人の好みに合う。「くちにあう・か・ どー・か・ わかり・まへ・ん・けど・ 一口・ どー・です・か。」

くちのみ【口飲み】《名詞、動詞する》 水・ジュース・酒などを入れた瓶などに直接、口をつけて、飲むこと。「一升瓶・を・ くちのみする。」「釣瓶(つるべ)・から・ くちのみし・たら・ みんな・ 嫌がる・ぞ。」「杓・から・ ちのみする。」

くちばし【嘴】《名詞》 鳥の口の、長く伸びている固いところ。「鶴・の・ くちばし・は・ 長い。」

くちびる【唇】《名詞》 口の、上と下の柔らかい皮膚でおおわれたところ。「寒い・さかい・ くちびる・が・ 青ー・に・ なっ・とる。」

くちぶえ【口笛】《名詞》 口をすぼめて息を強く吹き、笛のような音を出すこと。「くちぶえ・を・ 吹い・て・ 友だち・を・ 呼ぶ。」

くちぶり【口振り】《名詞》 話すときの様子。その人の考えなどが推測できるような言葉遣い。「あの・ くちぶり・やっ・たら・ 引き受け・てくれる・やろ。」

くちべに【口紅】《名詞》 女性が唇に色を添えるために塗る化粧品。「真っ赤の・ くちべに・を 塗っ・とる。」

くちまね【口真似】《名詞、動詞する》 他人の口調、声の様子、言葉遣いなどを真似て言うこと。「先生・の・ くちまね・を・ する。」

くちもと【口元】《名詞》 口の辺り。口よりも下の辺り。あごの辺り。「くちもと・に・ ご飯粒・が・ つい・とる・よ。」

くちやかましい〔くちやかきしー〕【口喧しい】《形容詞》 少しのことにも、いろいろなことを言う様子。「くちやかましーに・ 言(ゆ)ー・さかい・ 子ども・が・ 困っ・とる・やないか。」〔⇒くっちゃかましい〕

くちよごし【口汚し】《名詞》 食べ物を勧める時などに、その食べ物を指して、へりくだって言う言葉。「ほんの・ くちよごし・です・けど・ 饅頭・を・ 一つ・ どーぞ。」

くちをすべらす【口を滑らす】《動詞・サ行五段活用》 言うべきでないことを、うっかり言ってしまう。「くちおすべらし・た・さかい・ 喧嘩・に・ なっ・ても・た。」

くちをそろえる【口を揃える】《動詞・ア行下一段活用》 何人もが、同じようなことを言う。「くちおそろえ・て・ 反対・や・と・ 言う。」

くち(を)だす【口を出す】《動詞・サ行五段活用》 他人の話に、横から割り込んで発言すること。当事者でない人が発言をする。「あんた・は・ 横・から・ くちおださ・んと・ 黙っ・とい・てんか。」

くつ【靴】《名詞》 革・ゴム・布などでできている、足を包むような形の履き物。「ズック・の・ くつ」

くつした【靴下】《名詞》 靴を履くときなどに足を保護するために、素足に直接つける衣類。「くつした・に・ 穴・が・ あい・た。」

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2013年9月 8日 (日)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(246)

「明石日常生活語辞典…く」(7)

くだらん《連体詞》 内容が乏しくて、とるに足りない。価値がない。「くだらん・ 意見・を・ 言わ・んとい・てんか。」

くだり【下り】《名詞》 ①高いところから低いところへ移動すること。「くだり・の・ エレベーター・に・ 乗る。」「道・が・ くだり・に・ なっ・ている。」②京都(にあたる方角)から、各地に向かう方角。「くだり・の・ 電車」◆②については、現在では、東京を意識したものになっている。■対語=「のぼり」

くだりざか【下り坂】《名詞》 高いところから低いところへ向かう傾斜のある道。「西・から・ 東・に・ 向かっ・て・ くだりざか・に・ なっ・とる。」

くだる【下る】《動詞・ラ行五段活用》 ①高いところから低いところへ移動する。下に向かう。低いところへ移る。「坂・を・ くだる」②下痢をする。おなかをこわす。「腹・が・ くだる。」■対語=①「のぼる」「あがる」

くち【口】《名詞》 ①人や動物の顔の下部にあって、ものを食べたり、声を発したりするところ。「くち・を・ ゆすぐ。」②ものや人が出入りするところ。「駅・の・ 北・の・ くち・で・ 待ち合わす。」③ものを出し入れするところ。「袋・の・ くち・を・ 閉める。」④言葉を発すること。「くち・に・ 出す。」「くち・を・ 挟む。」⑤勤めや結婚などで、身を置くところ。「嫁・に・ 行く・ くち・が・ 見つから・へん。」「働く・ くち・を・ 探し・とる・ねん。」「働きぐち」⑥食べ物の味などの感じ。「くち・に・ 合う。」⑦始まりの位置。「まだ・ 仕事・の・ くち・で・ 何・も・ わから・へん・ねん。」

くち【口】《接尾語》 ①口に入れたり、歯を動かしたりする回数。「ひとくち・で・ 食べる。」②寄付や出資などの単位。「ひとくち・ 五千円・の・ 寄付」

ぐち《接尾語》 そのものを含めて一緒に、という意味を表す言葉。…のまま。…とともに。「蜜柑・の・ 皮ぐち・ 食べる・」「骨ぐち・ 噛ん・で・ 食ー・てまう。」〔⇒ごと、なり〕

くちあたり【口当たり】《名詞》 食べ物・飲み物を口に入れたときの感じ。「くちあたり・の・ 良(え)ー・ ジュース」

くちうつし【口移し】《名詞、動詞する》 ①食べ物などを、口から、相手の口に入れてやること。「親鳥・が・ くちうつし・で・ 餌(えさ)・を・ やっ・ている。」②相手に向かって言葉を言って、反復させて覚えさせること。「くちうつし・で・ 教え・てやる。」

くちえ【口絵】《名詞》 雑誌や本などの巻頭、あるいは文章の前に載せてある絵や写真。「綺麗な・ 天然色・の・ くちえ」

くちがうまい【口が巧い】《形容詞》 相手を言いくるめたり感心させたりしてしまうほど、言い訳やお世辞が上手だ。「あいつ・は・ くちがうまい・さかい・ 信用・は・ でけ・へん。」

くちがおもたい【口が重たい】《形容詞》 その人の性格として、あまりしゃべらない。事情があって言いたくなくて、しゃべらない。「自分・に・ 責任・が・ ある・ 話・に・ なっ・たら・ くちがおもとー・ なる。」

くちがかたい【口が堅い】《形容詞》 秘密などを守って、人に言わない。余計なことを言おうとしない。「くちがかたい・ 人・や・さかい・ 安心し・て・ もの・を・ 言い合える。」

くちがかるい【口が軽い】《形容詞》 話好きで何でも口に出してしまう。話すべきでないことまで話してしまう。「何・でも・ 言(ゆ)ー・てまう・よーな・ くちがかるい・ 人・は・ こまる・なー。」

くちかず【口数】《名詞》 話すことの多さ・少なさ。「くちかず・が・ 多すぎ・て・ いら・ん・ こと・まで・ 言ー・てまう。」

くちがすべる【口が滑る】《動詞・ラ行五段活用》 内緒にしておくべきことを、不注意で言ってしまう。言わなくてもよいことまで言ってしまう。「くちがすべっ・て・ 仕入れ・の・ 金額・を・ 言(ゆ)ー。」

くちがね【口金】《名詞》 財布・ハンドバックなどの口にはめてある金具。「くちがね・が・ 堅とー・て・ 開けにくい。」

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2013年9月 7日 (土)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(245)

「明石日常生活語辞典…く」(6)

くそ【糞】《名詞などの前につく接頭語》 ①人をののしったり、おとしめたりする意味を添える言葉。「くそ婆」「くそ親父」「くそ餓鬼」「くそ呆け」「くそ馬鹿」「くそ野郎」②程度が甚だしいという意味を添える言葉。「あいつ・は・ くそ頑張り・で・ 合格し・ても・た。」

くそ【糞】《接尾語》 悪く言う意味を強めて表現する言葉。「下手くそな・ 絵・や・なー。」

くそたれ〔くそったれ〕【糞垂れ】《感動詞》 ①憤慨したり、人を悪く言ったりするときに使う言葉。「くそたれ・ あいつ・が・ 悪い・ん・や。」②気持ちを奮い立たせて、自分を励ますときに使う言葉。「くそったれ・ 今度・は・ 勝っ・たる。」〔⇒くそ〕

くそたれ〔くそったれ〕【糞垂れ】《名詞》 人を悪く言うときに使う言葉。あの野郎。役立たず者。「あの・ くそたれ・の・ 言(ゆ)ー・ こと・は・ 聞い・てやら・へん・ぞ。」
くそにもならん【糞にもならん】《動詞+助動詞》 何の役にも立たない。「くそにもならん・ 話・を・ 聞かせ・やがっ・た。」◆「くそにもならん くすり(薬)にもならん」という表現もある。

くそまじめ【糞真面目】《形容動詞や》 過度に真面目である様子。「くそまじめな・ やつ・と・は・ つきあいにくい・なー。」

くだ【管】《名詞》 丸くて細長くて、中が空洞になっているもの。「ガラス・の・ くだ」

くたくた《形容動詞や》 たいそう疲れている様子。「遠足・で・ くたくたに・ なっ・た。」

ぐだぐだ《副詞と》 あれこれと文句を言う様子。理屈をこねまわす様子。「くだぐだ・ 言ー・て・ 何・も・ 決まら・なんだ。」

くださる《動詞・ラ行五段活用》 人が自分に与えるという意味の「くれる」を、敬意を込めて言う言葉。「お土産・を・ くださっ・た。」◆やや改まった表現に聞こえるので、実際には、「お土産・を・ くれ・てやっ・た。」というような表現に変えることが多い。〔⇒くだはる〕

くだす【下す】《動詞・サ行五段活用》 ①腹をこわす。「昨日・から・ くだし・とっ・て・ まだ・ 治ら・へん。」②下痢で、食べたものをそのまま出す。「食ー・た・ もん・を・ 全部・ くだし・ても・た。」③高いところから低いところへ移す。「浜・に・ あげ・た・ 舟・を・ 海・に・ くだす。」〔⇒くだらす〕■対語=「のぼす」

くだはる《動詞・ラ行五段活用》 人が自分に与えるという意味の「くれる」を、敬意を込めて言う言葉。「それ・を・ くだはい。」「本・を・ くだはる。」〔⇒くださる〕

くたばる《動詞・ラ行五段活用》 ①たいへん疲れきる。「暑(あつ)ー・て・ ここ・ 二三日・は・ くたばっ・てもとる・ねん。」②駄目になる。「機械・が・ くたばっ・て・ 仕事・が・ でけ・へん。」③死ぬ。「あいつ・は・ 去年・ くたばっ・た・そーや。」〔①②⇒へたばる〕

くたびれる【草臥れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①体や頭を使いすぎて、疲れる。「一日中・ あっちこっち・ 歩き回っ・て・ くたびれ・た。」②ものが古びてみすぼらしくなる。「くたびれ・た・ 服・を・ 着・ていか・んとき。」〔⇒くたぶれる〕

くたぶれる【草臥れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①体や頭を使いすぎて、疲れる。「朝・から・ 立ち続け・て・ くたぶれ・ても・た。」②ものが古びてみすぼらしくなる。「家・が・ くたぶれ・た・さかい・ 修繕する。」〔⇒くたびれる〕

くだもん【果物】《名詞》 柿・林檎・蜜柑・梨・葡萄・無花果・苺・バナナなど、草や木の実で、食べられるもの。「病気・見舞い・に・ くだもん・を・ 持っ・ていっ・てやっ・た。」

くだらす【下らす】《動詞・サ行五段活用》 ①腹をこわす。「腹・を・ くだらし・て・ 薬・を・ 飲ん・だ。」②下痢で、食べたものをそのまま出す。「くだらし・たら・ 腹・が・ すっきり・ し・た。」③高いところから低いところへ移す。「車・を・ 坂・から・ くだらす。」〔⇒くだす〕■対語=「のぼらす」

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2013年9月 6日 (金)

改訂最終版・明石日常生活語辞典(244)

「明石日常生活語辞典…く」(5)

ぐずつく【愚図付く】《動詞・カ行五段活用》 雨が降りそうな天気になる。雨が降ったりやんだりの天気になる。「ぐずつく・よーや・さかい・ 傘・を・ 持っ・ていこ・か。」

くすねる《動詞・ナ行下一段活用》 こっそり取って、自分のものにしてしまう。「会社・の・ 金・を・ くすね・て・ 捕まっ・た・ やつ・が・ おる。」

くすのき【楠】《名詞》 材木として使い、また幹・根・葉からは樟脳を作る、良い匂いのする常緑樹。「小学校・に・ 大けな・ くすのき・が・ あっ・た。」

くすぶる《動詞・ラ行五段活用》 ①よく燃えないで、煙ばかりが出る。「焚き火・が・ くすぶっ・て・ 煙たい。」②煙の煤(すす)で黒くなる。汚れて黒くなる。「古い・ 家・や・さかい・ 天井・が・ くすぶっ・とる。」③引きこもって過ごす。「良(え)ー・ 天気・や・さかい・ 家・に・ くすぶっ・とる・の・は・ もったいない。」■他動詞(①②)は「くすべる」。

くすべる《動詞・バ行下一段活用》 燃やしてしまわないで、煙を出させる。「蚊取り線香・を・ くすべ・て・ 蚊ー・を・ 追い出す。」〔⇒いぶす、いぶる〕■自動詞は「くすぶる」。

くずや【屑屋】《名詞》 生活で要らなくなったものや役に立たなくなったものなどを回収する業者。「古い・ 新聞・を・ くずや・に・ 売る。」〔⇒てんや〕

くすり【薬】《名詞》 ①病気や傷を治したり、健康の保持・増進などのために、服用・塗布・注射などして使うもの。「風邪・の・ くすり・を・ 飲む。」②害虫駆除や農業生産増進などのために使うもの。「田圃・に・ くすり・を・ 撒く。」③間違ったことや、よくない方法などを改めるのに役立つもの。「負け・た・けど・ 良(え)ー・ くすり・に・ なっ・た。」

くすりや【薬屋】《名詞》 薬を売る店。「くすりや・で・ マスク・を・ 買う。」

くすりゆび【薬指】《名詞》 手の、中指と小指の間の指。「くすりゆび・も・ パソコン・を・ 打つ・ とき・に・ 使う。」〔⇒くすりゆべ〕

くすりゆべ【薬指】《名詞》 手の、中指と小指の間の指。「くすりゆべ・で・ 口紅・を・ 塗る。」〔⇒くすりゆび〕

ぐずる【愚図る】《動詞・ラ行五段活用》 無理を言ったり、納得しなかったれして、人を困らせる。機嫌の悪い状態が続く。「子ども・が・ 寝起き・で・ ぐずっ・とる。」

くずれる【崩れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①しっかりしていたものや、まとまりのあったものが、砕かれて壊れる。「水害・で・ 崖・が・ くずれ・た。」②きちんとしていたものが乱れる。「姿勢・が・ くずれる。」「昼から・は・ 天気・が・ くずれる。」③お金が細かなものに替わる。「千円札・が・ くずれ・た。」■他動詞は「くずす」。

くせ【癖】《名詞》 ①知らぬ間に身についた習慣や行動様式。「鼻・を・ ほじくる・ くせ・は・ やめ・なはれ。」「機械・の・ くせ・を・ 覚え・て・ 上手に・ 使う。」②望ましくない性質や状態。「くせ・の・ ある・ 人・と・は・ つきあいにくい。」「くせ・の・ ある・ 字・は・ 読み・にくい。」③ある状態になって、元に戻すのが難しいこと。「髪・の・ 毛ー・に・ 寝・た・ くせ・が・ つい・とる。」

くせに《接続助詞》 …であるのに。…にかかわらず。「分かっ・とる・くせに・ 教(おせ)・てくれ・へん。」「知ら・ん・くせに・ 知っ・とる・よーな・ 顔・を・ し・たら・ あか・ん。」◆「くせに」は、文脈上では、接続助詞「のに」に置き換えることができる。「くせに」は「のに」に比べて、他人に対する非難の気持ちなどが込められた言い方である。

くせもん【曲者】《名詞》 ①表面だけで判断できないような、怪しい人。普通の人とは違ったところのある人。「後・で・ 何・を・ 言(ゆ)ー・か・ わから・ん・よーな・ くせもん・や。」②用心や警戒をしなければならない事柄。「柔らこー・ 聞こえる・けど・ この・ 言葉・が・ くせもん・や・さかい・ 気ーつけ・まほ。」

くそ【糞】《名詞》 大便。「犬・が・ くそ・を・ たれ・た。」◆下品な言い方だという印象がある。                  

くそ〔くそー、くそっ〕【糞】《感動詞》 ①憤慨したり、人を悪く言ったりするときに使う言葉。「くそっ・ あの・ 野郎。」②気持ちを奮い立たせて、自分を励ますときに使う言葉。「くそー・ 負け・へん・ぞ。」〔⇒くそたれ〕

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2013年9月 5日 (木)

名寸隅の記(138)

名寸隅の古歌④

 橋本政次氏の『播磨古歌考』に引用されている名寸隅の歌の四首目です。

  浦のしほ貝  雑         熊谷直好
 なぎすみの舟瀬の浜にやく塩のこがれてのみも立つ煙かな

 この歌について、橋本政次氏の考察の文はありません。ここから後は、「名寸隅の記」ブログ筆者が書く文章です。
 熊谷直好(くまがい・なおよし)は、源平合戦で有名な熊谷直実の子孫だといわれています。生年は1782年、没年は1862年ですから、これまでに挙げられている歌に比べると、ずいぶん新しい歌です。直好は岩国(現在の山口県)藩士として仕え、和歌は幼少の頃から才能を現し、香川景樹の門弟として重んじられていました。後には大坂に住んで歌道に専念し、墓は大阪市天王寺区の西念寺にあります。浦のしほ貝というのは、直好の家集(個人の歌集)で彼の門弟が編集したものです。
 さて、歌に詠まれている内容はおおよそ、「名寸隅の舟瀬の浜で塩を焼いている。その焼かれる塩のように焦がれて立つ煙であることよ」というような意味になります。
 江戸時代の末期に江井ヶ島の海岸で製塩のために塩を焼いていたかどうかは定かではありません。この歌には格助詞「の」が何度も使われていますが、「やく塩の」の「の」は比喩を表す働きをしていると思います。実際に塩を焼いている風景はなくても、海岸を見て塩焼きの風情を思い浮かべたのかもしれません。
 「こがれて」は塩を焼いて焦がれる(焦げる)ことと、人を焦がれる(恋しく思う)ことが掛けられているように思います。「こがれてのみ」の「のみ」は焦がれることを強調していますから、人を恋しく思う歌ととりたいのですが、歌の分類は「恋」ではなくて「雑」になっています。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(243)

「明石日常生活語辞典…く」(4)

くしゃくしゃ《副詞、形容動詞や、動詞する》 ①紙や布などが、皺だらけになっている様子。ものが乱れている様子。「鞄・の・ 中・に・ 入れ・てい・た・ 紙・が・ くしゃくしゃや。」「起き・たら・ 髪・の・ 毛ー・が・ くしゃくしゃに・ なっ・とっ・た。」②丸めたり揉んだりして、わざと壊してしまう様子。「紙・を・ くしゃくしゃに・ 丸め・て・ 捨てる。」③下品な音をたてて、ものを噛む様子。「チューインガム・を・ いつまでも・ くしゃくしゃ・ かむ・の・は・ やめ・なはれ。」④形がくずれて、きちんとしていない様子。「泣い・て・ 顔・が・ くしゃくしゃに・ なっ・とる。」⑤気持ちがすっきりしない様子。「くしゃくしゃし・て・ 子ども・を・ 怒鳴っ・ても・た。」

ぐじゃぐじゃ《副詞に、形容動詞や》 ①混乱して、無秩序である様子。「ぐじゃぐじゃで・ わけ・の・ わから・ん・ 絵」②わざと壊してしまったような様子。「工作・を・ ぐじゃぐじゃに・ し・てまう。」③あれこれと文句をつける様子。「端(はた)・から・ ぐじゃぐじゃと・ 言わ・んとい・てんか。」

くしゃみ【嚔】《名詞、動詞する》 鼻の粘膜が刺激を受けて、急に激しく吹き出す息。「鼻・が・ むずむずし・て・ くしゃみ・が・ 出・そーや。」「くしゃみする・ 時・は・ 口・を・ 押さえ・なはれ。」〔⇒くっしゃみ、はくしょん〕

くじょう〔くじょー〕【苦情】《名詞》 他から迷惑などを受けていることに対する不平・不満の気持ち。また、それを言葉で表したもの。「このごろ・は・ 騒音・で・ くじょー・を・ 言(ゆ)ー・ 人・が・ 増え・てき・た。」

くじら【鯨】《名詞》 ①肉を食用とする、海にすみ魚の形をした大形の哺乳動物。「くじら・が・ 潮・を・ 吹く。」②鯨の肉。「小学校・の・ 時・は・ くじら・が・ 給食・に・ よー・ 出・た・もん・や。」

くじらじゃく【鯨尺】《名詞》 衣類の長さを測るための、和裁用のものさし。「同(おんな)じ・ 一寸・でも・ くじらじゃく・の・ 方・が・ 曲尺(かねじゃく)・より・ 長い。」

くしん【苦心】《名詞、動詞する》 いろいろと工夫や思案をして、心を使うこと。「くしんし・て・ 絵ー・を・ 描い・た。」

くず【屑】《名詞》 ①ちぎれたり砕けたりして、役に立たないもの。「パン・が・ 焦げ・た・ くず」②良い部分を取り去ったあとの、切れ端やかけら。「木ー・の・ くず・を・ 集め・て・ こけし・を・ 作る。」「くず・の・ 鉄」③できの悪い人やもの。「泥棒・は・ 人間・の・ くず・や。」

くず【葛】《名詞》 ①紫色の花が咲き、根からは葛粉を作る、野山に生える蔓草。「山・の・ 中・で・ くず・の・ 花・を・ 見・た。」②菓子や料理に使う、葛の根から採った澱粉の白い粉。「くず・を・ 入れ・て・ ねばり・を・ 出す。」〔②⇒くずこ〕

ぐず【愚図】《名詞、形容動詞や》 動作がのろくて、はきはきしないこと。ものごとに対する反応が鈍いこと。また、そのような人。「何・を・ さし・ても・ ぐずや・さかい・ 困っ・てまう。」

ぐずい【愚図い】《形容詞》 動作がのろくて、はきはきしない。ものごとに対する反応が鈍い。「お前・は・ する・ こと・が・ 何・でも・ ぐずい。」

くすくす《副詞と》 声を出さないで笑う様子。忍んで笑う様子。「くすくす・ 笑(わろ)・とる・だけ・で・ わけ・を・ 教(おせ)・てくれ・なんだ。」

ぐずぐず【愚図愚図】《副詞と、動詞する》 ①動作がのろくて、はきはきしない様子。ものごとに対する反応が鈍い様子。「ぐずぐずせ・んと・ 早(はよ)ー・ 決め・なはれ。」「ぐずぐすし・とっ・たら・ 遅刻する。」②不平・不満を言う様子。「後・に・ なっ・て・から・ ぐずぐず・ 言わ・んとい・て。」〔②⇒ぶつぶつ〕

くずこ【葛粉】《名詞》 菓子や料理に使う、葛の根から採った澱粉の白い粉。「くずこ・で・ とろみ・を・ つける。」〔⇒くず〕

くずす【崩す】《動詞・サ行五段活用》 ①まとまりのあるものを、砕いて壊す。「崖・を・ くずし・て・ 平べったく・ する。」②きちんとしていたものを乱れた状態にする。「列・を・ くずし・て・ 歩く。」③姿勢を楽にする・「座布団・を・ 当て・て・ 膝・を・ くずし・てください。」④持っている大きな単位のお金を、細かな単位の紙幣や貨幣にする。「煙草・を・ 買(こ)ー・て・ 一万円札・を・ くずす。」■自動詞は「くずれる」。

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2013年9月 4日 (水)

名寸隅の記(137)

名寸隅の古歌③

 橋本政次氏の『播磨古歌考』に引用されている名寸隅の歌の三首目です。

  同  二十五 雑七 浜           民部卿為家
 ゆきかへるふなせの浜の朝風にみぎはをこえてしきる白波

 この歌について、橋本政次氏は、次のように考察しています。

 万葉集笠金村の反歌を本歌として詠みかえたもので、上欄に百首歌、肩に現存六と注しているが、現存和歌六帖には見えない。三句国歌大系本朝風に、国書刊行会本および松葉しほかぜに。

 ここから後は、「名寸隅の記」ブログ筆者が書く文章です。
 この歌も夫木和歌抄に収められているのですが、作者の民部卿為家とは、藤原為家(ふじわらの・ためいえ)のことです。鎌倉時代中期の公家で歌人です。父は、やはり歌人として著名な藤原定家です。為家は民部卿入道とも呼ばれましたが、1241年には権大納言にまで昇進しています。生年は1198年、没年は1275年です。
 「万葉集笠金村の反歌を本歌として詠みかえた」というのは、万葉集937の笠金村(かさのかなむら)の歌、
   行き巡り見とも飽かめや名寸隅の船瀬の浜にしきる白波
をもとにして作られた歌だという意味です。万葉集の歌の意味は次のとおりです。
  行きめぐっていくら見ても、見飽きることがあろうか。名寸隅の舟泊まりの浜に、次々寄せる白波は。
 それに対して藤原為家の歌の意味は次のとおりです。
  行きめぐって吹いている舟泊まりのあたりの朝風によって、波打ち際のあたりにしきりに白波が打ち寄せている。
  昔は「本歌取り」のような詠み方は認められていましたから、盗作とか疑似作品とかと言って騒ぐことはありませんでした。むしろ、元の歌を超えるような内容の歌になれば賞賛されました。
 けれども、この藤原為家の歌は、笠金村の本歌を超えたり、趣向を変えたりはしていません。笠金村の歌は作者が「行き巡り」、藤原為家の歌は風が「ゆきかへる」というような違いはありますし、為家の歌は「朝」という時間設定になったりしていますが、情景などに大きな違いはありません。笠金村は「見とも飽かめや」という心の動きを詠んでいますが、藤原為家は純然たる叙景歌です。「国書刊行会本および松葉しほかぜに」とありますが、三句目を「しほかぜ(潮風)に」とすれば、朝という時間設定もなくなります。

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【写真は、ひと昔前の江井ヶ島海水浴場の様子。1999年(平成11年)7月24日撮影。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(242)

「明石日常生活語辞典…く」(3)

くける【絎ける】《動詞・カ行下一段活用》 縫い目が外から見えないようにして縫う。「服・の・ 袖口・を・ くける。」

くさ【草】《名詞》 ①葉や茎が柔らかい植物。「広っぱ・の・ くさ・が・ 茂っ・てき・た。」「花・の・ くさ・を・ 植える。」②田畑や庭などに自然に生える植物。名も知れぬ雑多な植物。「田圃・に・ くさ・が・ 生え・て・ 困る。」「庭・の・ くさ・を・ 抜く。」〔②⇒ざっそう〕

くさい【臭い】《形容詞》 ①嫌なにおい、好ましくないにおいがする。「ガス・が・ くさい。」「汗くさい」「黴くさい」「ペンキくさい」②疑わしい。「あいつ・が・ くさい・と・ にらん・どる・ねん。」

くさかり【草刈り】《名詞、動詞する》 生えている草を切り取ること。役に立たない草を取り除くこと。「くさかりし・て・ 牛・の・ 餌・を・ 集め・ておく。」

くさき【草木】《名詞》 葉や茎が柔らかい植物や、幹が固い植物。地上に生えている植物の全体。「くさき・が・ 青々と・ し・てき・た。」

くさす《動詞・サ行五段活用》 悪意を込めて悪く言う。「人・を・ くさす・の・は・ 悪い・ 癖・や。」〔⇒けなす〕

くさとり【草取り】《名詞、動詞する》 生えている雑草を取り除くこと。また、そのことに使う道具。「朝・の・ 涼しー・ うち・に・ 田圃・の・ くさとりする。」

くさばな【草花】《名詞》 葉や茎が柔らかい植物に咲く花。花の咲く、葉や茎が柔らかい植物。「庭・に・ くさばな・を・ 育てる・の・が・ 好きです・ねん。」

くさっぱら【草っ原】《名詞》 葉や茎が柔らかい植物が一面に生えている野原。「くさっぱら・で・ 昼寝し・たら・ 気持ちよかっ・た。」

くさみ【臭み】《名詞》 嫌なにおい。好ましくないにおい。「魚・の・ くさみ・を・ 抜く。」

くさもち【草餅】《名詞》 蒸したヨモギの葉を入れて搗いた餅。「くさもち・に・ 餡・を・ 入れる。」

くさり【鎖】《名詞》 金属の輪をつないで、紐のようにしたもの。「錨・の・ くさり・が・ 切れ・て・ 船・が・ 流さ・れ・た。」「盗ま・れ・ん・よーに・ 自転車・を・ くさり・で・ くくる。」

くさる【腐る】《動詞・ラ行五段活用》 ①食べ物などが微生物の作用によって、いたんで食べられない状態になる。「肉・が・ くさる。」「くさっ・た・ 水」「目・が・ くさる・ほど・ よー・ 寝・た。」②動植物の組織などがいたんで、崩れてぼろぼろの状態になる。「橋・が・ くさっ・て・ 危ない。」「鉄・が・ くさっ・て・ 薄ー・ なっ・とる。」「死ん・だ・ 雀・が・ くさっ・とる。」③うまくいかなくて、気持ちが弱ってしまう。「失敗し・て・ くさっ・とっ・た。」〔①⇒すえる〕

くさる《補助動詞・ラ行五段活用》 相手の行為などを蔑むときに使う言葉。「何・を・ し・くさっ・とる・ん・や。」「うろうろし・とら・んと・ 早(は)よ・ 行っ・て・くされ。」◆動詞の連用形、または動詞の連用形に接続助詞「て」がついたものに接続する。〔⇒さらす〕

くし【串】《名詞》 食べ物をさすのに使う、竹や鉄などでできた細い棒。「魚・を・ くし・に・ 刺し・て・ 焼く。」

くし【櫛】《名詞》 髪の毛を梳かしたり整えたり、または髪飾りとして使ったりする道具。「黄楊(つげ)・で・ でき・た・ くし・を・ 買う。」

くじ【籤】《名詞》 紙や棒などに、番号や印を付けておいて、その中のものを選ばせて、当たり・外れや順番などを決める方法。また、そのときに使う紙や棒。「くじ・で・ 勝ち負け・を・ 決める。」「宝くじ・を・ 買う。」

くじびき【籤引き】《名詞、動詞する》 番号や印を付けておいたものを引くこと。また、その方法でことを決めること。「くじびき・で・ 座席・を・ 決める。」〔⇒ちゅうせん〕

くじゃく【孔雀】《名詞》 雄が羽を扇形に広げると美しい文様が見える、動物園などに飼われている鳥。「くじゃく・が・ 羽・を・ 広げ・とる。」

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2013年9月 3日 (火)

名寸隅の記(136)

名寸隅の古歌②

 橋本政次氏の『播磨古歌考』に引用されている名寸隅の歌の二首目です。

  同  二十五 雑七 浜           読人しらず
 朝なぎにつりする蜑のなければやいほずみの浜数もしられぬ

 この歌について、橋本政次氏は、次のように考察しています。

 頭注に題不知。古歌集、播磨鑑異らない。いほずみは古歌集に明石郡魚住浜としている。

 ここから後は、「名寸隅の記」ブログ筆者が書く文章です。
 この歌も夫木和歌抄に載せられている歌ですが、作者不詳であり、題(歌の成立事情などを述べた言葉)もありません。
 国際日本研究センターのデータベース(ホームページ)を見ると、「11740 読人不知(000)」というコード番号で、次の歌が載せられており、一致します。
  あさなきに-つりするあまの-なけれはや-いほすみのはま-かすもしられぬ
 「あま」は、「蜑」「海人」「海士」の文字で書かれることがありますが、海辺で漁業や製塩に携わる人のことです。「あま」を「海女」と書けば、海に潜って貝類や海草などを採る女性のことになります。
 この歌の意味を直訳的に示せば、風がなく海の波が静かな朝に釣りをする(漁業を行っている)人たちがいなければいいのになぁ、魚住の浜には数限りもなくそのような人たちが群がるようにいることだ、ということでしょうか。
 題詞がないので作者の意図はわかりませんが、静かな朝の魚住(名寸隅)海岸を楽しみたいということであるのかもしれません。

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【写真は、養浜工事が行われていた頃の、赤根川河口西側の西島海岸。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(241)

「明石日常生活語辞典…く」(2)

ぐう〔ぐー〕《名詞、動詞する》 ①じゃんけんで使う「いし」。「ぐー・を・ 出し・て・ 負け・た。」②じゃんけんの「いし」の形をすること。こぶしを握ること。「赤ちゃん・は・ ずっと・ ぐー・を・ し・とる。」

くうき〔くーき〕【空気】《名詞》 ①地球を包んでいる、色もにおいもない気体。「くーき・が・ 悪い・さかい・ 窓・を・ 開け・てんか。」②その場の雰囲気や状況。「あいつ・が・ 来・たら・ くーき・が・ 悪なる。」

くうしゅう〔くーしゅー〕【空襲】《名詞、動詞する》 戦争に際して、飛行機で空から地上を攻撃すること。「明石・の・ 川崎・の・ 工場・が・ くーしゅーさ・れ・た・ 時・は・ ごっつい・ もん・やっ・た。」

ぐうぜん〔ぐーぜん〕【偶然】《副詞、形容動詞や、名詞》 思いがけないことが起こること。「ぐーぜん・ 街・で・ 友達・に・ 会(お)ー・た。」「合格し・た・ん・は・ ぐーぜんや。」

ぐうぴいぱあ〔ぐーぴーぱー〕《名詞、動詞する》 ①じゃんけんで使う「いし」「はさみ」「かみ」。②じゃんけんをすること。「ぐーぴーぱー・で・ 決め・よー・か。」〔②⇒どっこん、どっこんでえ、じゃんけん〕

クーポン〔くーぽん〕【フランス語=coupon】《名詞》 ①順に切り取って使う証券。切り取り式になっている切符。「国債・は・ くーぽーん・に・ なっ・とる。」②乗車券・宿泊券などを一綴りにしたもの。「北海道・旅行・の・ くーぽん・を・ 受け取る。」〔⇒クーポンけん〕

クーポンけん〔くーぽんけん〕【フランス語=coupon + 券】《名詞》 ①順に切り取って使う証券。切り取り式になっている切符。「くーぽんけん・を・ 一枚・ずつ・ 渡す。」②乗車券・宿泊券などを一綴りにしたもの。「くーぽんけん・や・さかい・ 順番に・ 渡し・ていっ・たら・ えー・ねん。」〔⇒クーポン〕

クーラー〔くーらー〕【英語=cooler】《名詞》 人や物を冷やすための器械。「くーらー・ かけすぎ・たら・ 体・に・ 悪い・よ。」

くえる《動詞・ア行下一段活用》 火を燃やし続けるために、薪などを火の中に入れる。「焚きもん・を・ くえる。」◆「風呂・を・ ひとくえ・ たい・てんか。」という言い方もする。◆薪などを火の中に入れ続けるということような生活スタイルがなくなりつつあって、「くえる」という言葉(行動)は消えつつある。〔⇒くべる〕

くかく【区画】《名詞》 土地などの区切ること、また、区切られた部分。「売り出し・とる・ 土地・は・ 一つ・ずつ・の・ くかく・が・ 狭い・ねん。」「くかく・の・ 整理」

くき【茎】《名詞》 草花の葉や花を支えて、養分を運ぶ部分。「くき・が・ 蔓・に・ なっ・とる。」

くぎ【釘】《名詞》 板などをくっつけるために、鉄や竹などで作った、先の尖った細長いもの。「板・を・ くぎ・で・ 止める。」

くぎづけ【釘付け】《名詞、動詞する》 釘を打って動かないようにすること。「台風・が・ 近付い・た・ので・ 窓・を・ くぎづけ・に・ する。」

くぎり【区切り】《名詞》 ものごとの切れ目。終わりの部分。「今日・で・ しごと・が・ 一くぎり・ つい・た。」

くぎる【区切る】《動詞・ラ行五段活用》 ものとものとを分けて、境目を作る。「くぎっ・て・ 立入禁止・の・ 場所・を・ 作る。」

くく【九九】《名詞》 1から9までの掛け算の数値の表。また、その言葉の唱え方。「くく・を・ 覚える。」

くぐり【潜り】《名詞》 門の脇などに作ってある、潜って出入りするような小さな出入り口。大きな門の扉にある、潜って出入りするような小さな出入り口。「くぐり・で・ 頭・ 打た・ん・よーに・ 気ー・ つけ・て・な。」〔⇒こぐり〕■対語=「おおど」

くくる【括る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ばらばらであったものを、一つにまとめて縛る。「竹・を・ 十本・ずつ・ くくる。」②ものの周りに紐などを巻き付けて強く結ぶ。「袋・を・ くくっ・て・ こぼれ・ん・よーに・ する。」〔②⇒しばる〕

くぐる【潜る】《動詞・ラ行五段活用》 ものの下やすき間などを通り抜ける。「電車・の・ ガード・を・ くぐる。」「トンネル・を・ くぐる。」〔⇒こぐる〕

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2013年9月 2日 (月)

名寸隅の記(135)

名寸隅の古歌①

 郷土文化を研究され、兵庫県文化賞、神戸新聞平和賞などを受賞された橋本政次氏に『播磨古歌考』という著書があります。姫路史籍刊行会から1970年(昭和45年)10月20日に発行されています。播磨にちなんで詠まれている古い歌を丹念に調べて考察を加えた本です。
 500ページに及ぶ本ですが、明石は古来、歌枕として詠まれた名所ですから、120ページほどが明石に当てられています。明石の小さな地名としては、藤江の浦、屏風浦、名寸隅、清水の里、二見の里なども挙げられています。
 名寸隅として挙げられている歌の中には、「名寸隅の記」連載の冒頭の回で取り上げた万葉集の歌(笠金村の作)なども引用されていますが、万葉集の歌のことは後で述べることにして、『播磨古歌考』に載せられている、万葉集以外の歌から始めることにします。
 まず、一首の歌を引用します。

  夫木 二十三 雑 島
 なぎすみのふなせを過ぎて今みればそむきにかすむあはの島山

 この歌について、橋本政次氏は、次のように考察しています。

 頭注に宝治二年百首。そむきは背向で、うしろである。松葉、播磨鑑異らない。古歌集に五句淡路しま山とし、名寸隅を印南郡とするは、万葉笠金村の長歌に名寸隅乃船瀬従所見淡路島、題詞に幸於幡磨国印南野時とあるのによるものであろうが、この光俊の歌によると、阿波の島山で、又名寸隅は金村の歌のところで述べたように魚住であって、印南郡とするは誤りである。

 ここから後は、「名寸隅の記」ブログ筆者が書く文章です。
 橋本政次氏が書いておられることを敷衍しますと、「なぎすみの…」の歌は、「光俊」が詠んだ歌で、それが「宝治二年百首」に収められ、後に「夫木」という書物に収められたということになります。
 葉室光俊(はむろ・みつとし、1203年~1276年)は、鎌倉時代に活躍した歌人です。父は藤原北家高藤流権中納言葉室光親、母は順徳天皇の乳母としても知られる藤原経子です。出家した後は真観と称しています。西暦何年に、どういう事情で名寸隅の歌を詠んだのかはわかりません。
 「宝治二年百首」というのは、1248年(宝治2年)に撰ばれた作品です。光俊の生きていた時代です。
 「夫木」というのは夫木和歌抄(ふぼくわかしょう)のことです。夫木和歌抄は、鎌倉時代後期の1310年(延慶3年)頃に藤原長清(ふじわら・ながきよ)が撰んだ私撰和歌集です。万葉集以後の家集(個人の歌集)、私撰集、歌合わせなどの撰から漏れた歌など1万7000余首を36巻にまとめたものです。
 国際日本研究センターのデータベース(ホームページ)を見ると、「10564 光俊 (416)」というコード番号で、次の歌が載せられており、一致します。
  なきすみの-ふなせをすきて-いまみれは-そむきにかすむ-あはのしまやま
 歌の意味は容易に想像できます。魚住は印南郡ではないという橋本政次氏の指摘はそのとおりですが、見えるのは阿波の島山だというのは、にわかには納得できません。江井ヶ島あたりからは、小豆島は見えていますが、阿波の島山(四国の島影)はよほどの好天でもなかなか見えるものではありません。淡路は「阿波への路」が語源だといわれていますが、この歌は淡路の島山だと思いたいのです。
 もっともこの歌は、「なぎすみのふなせを過ぎて」、光俊は「今」どこから見ているのかが定まらない表現ですから、阿波の島山が見えるあたりまで船が進んだときに詠んだのだと言われれば、反論はできません。

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【写真は、橋本政次氏の著書のとびら。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(240)

「明石日常生活語辞典…く」(1)

く〔くー〕【九】《名詞》 ここのつ。八の次の数。「四十代・も・ もー・ くー・に・ なっ・た・ん・や。」

く〔くー〕【苦】《名詞》 辛く苦しいと思うこと。嘆くこと。困ること。「試験・に・ 落ち・た・ こと・を・ くー・に・ する。」

ぐ〔ぐー〕【具】《名詞》 料理で、ご飯や汁ものなどに入れて添える材料。「今朝・の・ 味噌汁・の・ ぐー・は・ わかめ・に・ しょ・ー。」

ぐあい【具合】《名詞》 ①ものごとの有様。ものごとの加減。程度。「機械・の・ ぐあい・は・ 調子良(よ)ー・ 回っ・とる・か。」②天候・寒暖などの様子。「但馬・は・ 寒さ・の・ ぐあい・は・ どー・です・か。」③健康の調子。「暑ーなる・と・ ぐあい・が・ よーない。」④他人から見られたときの格好。世間に対する体裁。「ぐあい・が・ 悪かっ・たら・ 断っ・ても・ かま・へん・よ。」〔⇒ぐわい、がい、あんばい〕

くい【杭】《名詞》 地面に打ち込んだり埋め立てたりして、支柱や目印として使う棒。「立入・禁止・の・ くい・を・ 立てる。」

くいいじ【食い意地】《名詞》 欲張って食べたいと思う欲望。どうしても食べたいという気持ち。「戦時中・の・ 生まれ・や・から・ くいいじ・が・ 張っ・とる・ねん。」

ぐいぐい《副詞と》 ①強い力で押したり引いたりする様子。「ぐいぐいと・ 綱・を・ 引き上げる。」②精力的にものごとを行う様子。「みんな・を・ ぐいぐい・ 引っ張っ・て・ 仕事・を・ する。」

くいけ【食い気】《名詞》 食べたいと思う気持ち。「くいけ・が・ のーなっ・たら・ 人間・ おしまい・や。」〔⇒しょくよく〕

くいこむ【食い込む】《動詞・マ行五段活用》 深く入り込む。「紐・が・ 肩・に・ くいこん・で・ 痛い。」

くいしんぼう〔くいしんぼー、くいしんぼ〕【食いしん坊】《名詞、形容動詞や、動詞する》 ①むやみに食べたがること。また、実際によく食べること。「くいしんぼーし・たら・ 体・に・ 毒・や。」②むやみに食べたがる人。また、実際によく食べる人。「この・ 子・ くいしんぼ・や・ねん。」

クイズ〔くいず〕【英語=quiz】《名詞》 質問をしてそれに答えさせる遊び。「腹話術・の・ 川上のぼる・が・ 出・てくる・ ハリス・くいず・ ゆー・ 番組・が・ 昔・ あり・まし・た・なー。」

くいすけ【食い助】《名詞》 食欲が旺盛な人。むやみに大食をする人。大食が習慣になっている人。「うち・の・ くいすけ・やっ・たら・ 一遍に・ みんな・ 食べ・てまう・やろ・なー。」「飯・を・ 三杯・も・ 食べる・ くいすけ」◆人名であるかのように言う。■類語=「のみすけ」

くいちがい【食い違い】《名詞》 お互いが一致しないこと。ぴったりと合うことがないこと。「二人・が・ 言(ゆ)ー・とる・ こと・に・ くいちがい・が・ ある。」〔⇒ずれ〕

くいちがう【食い違う】《動詞・ワア行五段活用》 お互いが一致しない。ぴったりと合うことがない。「二人・の・ 言(ゆ)ー・とる・ こと・が・ くいちごー・とる。」「切り込み・の・ 形・が・ くいちごー・て・ はまら・へん。」〔⇒ずれる〕

くいつく【食いつく】《動詞・カ行五段活用》 ①食べようとして、かみつく。がつがつ食べる。「魚・が・ 餌(えさ)・に・ くいつく。」②しっかりと取り付く。離れまいとして、しがみつく。「負け・ん・よーに・ くいつい・ていけ。」〔⇒くらいつく〕

ぐいっと《副詞》 水や飲み物を一息に飲む様子。「ぐいっと・ 飲む・ 一杯目・の・ ビール・は・ うまい・なー。」

くいもん【食い物】《名詞》 食べ物。◆ぞんざいな言い方である。「腹・ 減っ・た。何・ぞ・ くいもん・ あら・へん・か。」

くう【食う】《動詞・ワア行五段活用》 ①飲食物を体内に取り入れる。「昼飯・を・ くう。」②暮らしを立てる。生活する。「就職せ・んと・ くわ・れ・へん。」◆「たべる」に比べると、「くう」はやや、ぞんざいな言い方であるように思えるが、日常生活では多用されている。そのことが、「くいいじ」「くいけ」「くいしんぼう」などの言葉に派生し、それらを「たべいじ」「たべけ」「たべしんぼう」などと言わないこととも関連してくる。〔⇒たべる〕

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2013年9月 1日 (日)

名寸隅の記(134)

いきいき・海の子・浜づくり

 「名寸隅の記」を再開します。ただし、「茜の空」の連載と並行しますので、不定期の掲載となることをお許しください。

 既に旧聞となってしまっているのですが、話題としてはあまり取り上げられなかったことについて書きます。次のような新聞記事があります。

 海岸を子供たちが安心して遊び、学習できる場にしようと文部省、建設省など5省庁が進めている「いきいき・海の子・浜づくり」実施地域にこのほど明石市大久保町西島先の「東播海岸」が選定された。3~4年間で人工浜と突堤を造成、近くの同市立少年自然の家と合わせ野外活動の新拠点に整備する。(以下、略)
 (毎日新聞・大阪本社発行、1997年(平成9年)8月8日・朝刊、「こうべ」版、23ページ)

 文部省は文部科学省に、建設省は国土交通省に変わりました。西島海岸の人工浜の造成などは行われましたが、この「いきいき・海の子・浜づくり」という事業の名を聞くことは、ないように思うのです。
 古い記憶によれば、整備が一段落した頃でしたでしょうか、赤根川河口西側の砂浜にテントを張って、この事業についてのイベント(記念式典?)を行っているのを目撃したことがあり、たまたまカメラに収めたことがあります。今のところ、その写真は探し出せておりません。
 その時には、その名のもとで、いろいろな事業が展開されるのではないかと期待をしたのですが、とりわけ何らかの行事が行われたようにも感じないまま、年月が経過したように思います。
 市立少年自然の家のことが視野に入っていたようですが、少年自然の家は江井ヶ島海水浴場のあたりでの活動を目にすることがあります。けれどもそこは明石市大久保町西島先ではなく、西島海岸が「野外活動の新拠点」になったようには思えません。
 「いきいき・海の子・浜づくり」事業を、ホームページで見てみると、青少年が安全に自然・社会・スポーツ活動を実現できるよう海岸の形成を図り、ハード・ソフト施策を一体的に計画・推進することにより、海浜における自然・社会教育活動並びに都市と農漁村における交流の一層の推進に資することを目的とする、と書いてありました。

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【写真は、上記の新聞記事に添えられたイラスト。】

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(239)

「明石日常生活語辞典…き」(21)

きんがみ【金紙】《名詞》 ①金属の金のように、光沢のある黄色の紙。「きんがみ・で・ 鶴・を・ 折る。」②光沢のある黄色の金属箔。「きんがみ・に・ 包ん・だ・ チョコレート」

ぎんがみ【銀紙】《名詞》 ①金属の銀のように、光沢のある白色の紙。「ぎんがみ・の・ 水引」②光沢のある白色の金属箔。「湿ら・ん・よーに・ ぎんがみ・で・ 包む。」

きんぎょ【金魚】《名詞》 鮒を改良して、色・形を変えた観賞用の淡水魚。「きんぎょ・を・ 鉢・に・ 入れる。」

きんきらきん【金きらきん】《形容動詞や》 ①きらびやかで派手に見える様子。「きんきらきんの・ 服・を・ 着・て・ 舞台・に・ 出・とる。」②金色が過度に混じっている様子。「きんきらきん・が・ 光・に・ 反射する。」

ぎんぎらぎん【銀ぎらぎん】《形容動詞や》 装飾物などが多くてきらびやかな様子。「ぎんぎらぎんに・ 光っ・て・ 眩しー。」

きんこ【金庫】《名詞》 お金や貴重な書類などを入れて、火災や盗難から防ぐ目的で作られた金属製の重い箱。「売上金・を・ きんこ・に・ 入れる。」

ぎんこう〔ぎんこー、ぎんこ〕【銀行】《名詞》 大勢の人からお金を預かったり貸したりする機関。「ぎんこー・に・ 貯金する。」

きんし【近視】《名詞》 遠くのものがはっきり見えにくい目。「きんし・に・ なっ・た・ん・で・ 眼鏡・を・ かける」〔⇒ちかめ〕

きんし【禁止】《名詞、動詞する》 あることをしてはいけないと止めること。「横断・きんし・の・ 場所」

きんじょ【近所】《名詞》 ①自分が住んでいる家から近いところ。「うち・の・ きんじょ・は・ 田圃・ばっかり・や。」②ある場所から近いところ。「学校・の・ きんじょ・の・ 文房具屋」〔⇒きんじょまわり〕

きんじょ《名詞》  竿の片端にものを載せたり吊したりして、他方の分銅を動かして重さをはかる道具。竿ばかり。「魚・を・ きんじょ・で・ はかっ・て・ 売る。」

きんじょづきあい【近所付き合い】《名詞、動詞する》 近くに住む人と人間関係を結ぶこと。「ふだん・の・ きんじょずきあい」

きんじょまわり〔きんじょまーり〕【近所周り】《名詞、動詞する》 ①自分が住んでいる家から近いところ。「きんじょまーり・に・ 店屋・は・ 少ない・ねん。」②ある場所から近いところ。「きんじょまーり・に・ 駅・は・ あら・へん・よーな・ 田舎・に・ スーパー・が・ でき・とる。」〔⇒きんじょ〕

きんじょまわり〔きんじょまーり〕【近所回り】《名詞、動詞する》 近いところを順に訪問すること。「引っ越し・てき・た・ 挨拶・の・ ため・に・ きんじょまーりする。」

きんぞく【金属】《名詞》 固体で光沢を持ち、常温では溶けにくく、熱や電気を伝えやすいもの。「きんぞく・で・ 部品・を・ 作る。」

きんちゃく【巾着】《名詞》 布や革で作った袋で、口を紐でくくるようにしたもの。「きんちゃく・に・ お金・を・ 入れる。」

きんちょう〔きんちょー〕【緊張】《名詞、動詞する》 気持ちや態度が引き締まること。「きんちょーし・て・ あがっ・てしまっ・た。」

きんとき【金時】《名詞》 ①赤くて粒が大きいあずき。「きんとき・の・ 餡」②伝説的な英雄である、金太郎(坂田金時)のこと。「まさかり・を・ 持っ・た・ きんとき」

ぎんなん【銀杏】《名詞》 炒ったり蒸したりして食べる、イチョウの木の実。「茶碗蒸し・に・ ぎんなん・を・ 入れる。」

きんにく【筋肉】《名詞》 動物の体を動かすために、細い筋(すじ)が集まってできている運動器官。「ボデービル・で・ きんにく・を・ 鍛える。」〔⇒すじ〕

きんの【昨日】《名詞》 今日より一日前の日。「きんの・の・ 地震・は・ ごっつかっ・た・なー。」「きんの・は・ 寒い・ 一日・やっ・た。」〔⇒きのう、さくじつ〕

きんぺん【近辺】《名詞》 ①ある場所から近くにある場所。「駅前・の・ きんぺん・の・ 喫茶店・に・ 入る。」②ある日時に近い日時。「十日・の・ きんぺん・で・ 都合・の・ えー・ 日・は・ おま・へん・か。」

きんむ【勤務】《名詞、動詞する》 会社などに勤めて仕事をすること。「日曜・は・ きんむ・で・ 普段・の・ 日ー・が・ 休み・に・ なっ・とり・ます。」

きんよう〔きんよー〕【金曜】《名詞》 日曜日から始まる一週間の六日目。「きんよー・は・ 帰り・に・ 一杯・ 飲む。」〔⇒きん、きんようび〕

きんようび〔きんよーび〕【金曜日】《名詞》 日曜日から始まる一週間の六日目。「きんよーび・に・ 歓迎会・を・ 開く。」〔⇒きん、きんよう〕

きんろうかんしゃのひ〔きんろーかんしゃのひー〕【勤労感謝の日】《名詞》 国民の祝日の一つで、働くことを大切にし、互いに感謝し合う日。十一月二十三日。「きんろーかんしゃのひー・や・のに・ 今日・は・ 出勤・や・ねん。」

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