« 2013年9月 | トップページ | 2013年11月 »

2013年10月31日 (木)

【掲載記事の一覧】

 長期連載の「改訂最終版・明石日常生活語辞典」は掲載を継続して、300回近くなりました。まだ、道なかばです。あと1年以上かかります。休むことなく掲載を続けます。
 新企画として、「新・言葉カメラ」というのを始めました。これは、385回の連載をした「言葉カメラ」の続編です。随時、書き続けます。
 「放射状に歩く」は、一つのコースについて書きました。いずれ次のコースについて書くつもりです。
 「名寸隅の記」と「茜の空」は、しばらく休みます。他の連載が続くためです。
 明日11月1日から「中山道をたどる」という連載を始めます。何度か中断すると思いますが、これも長期連載になると思います。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。
 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。
    gaact108@actv.zaq.ne.jp
 これまでに連載した内容の一覧を記します。

◆改訂最終版・明石日常生活語辞典 (1)~(299)~継続
    [2013年1月6日開始~ 最新は2013年10月31日]

◆新・言葉カメラ (1)~(18)~継続
    [2013年10月1日開始~ 最新は2013年10月31日]

◆放射状に歩く (1)~(71)~継続
        [2013年4月13日開始~ 最新は2013年10月18日]

◆名寸隅の記 (1)~(138)~継続
    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

◆茜の空 (1)~(27)~継続
    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

………【以下は、連載を終了したものです。】……………………………

◆言葉カメラ (1)~(385)
    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

◆明石日常生活語辞典 (1)~(1116)
    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

◆『明石日常生活語辞典』写真版 (1)~(4)
    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

◆国語教育を素朴に語る (1)~(51)
    [2006年8月29日開始~2007年12月12日終了]

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 (0)~(102)
    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

◆消えたもの惜別 (1)~(10)
    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

◆地名のウフフ (1)~(4)
    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

◆ことことてくてく (1)~(26)
    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

◆テクのろヂイ (1)~(40)
    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

◆神戸圏の文学散歩 (1)~(5)
    [2006年12月27日開始~2006年12月31日終了]

◆母なる言葉 (1)~(10)
    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] (1)~(4)
   [2006年12月23日開始~2006年12月26日終了]

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 (1)~(29)
    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

◆西島物語 (1)~(8)
    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

◆鉄道切符コレクション (1)~(24)
    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

◆足下の観光案内 (1)~(12)
    [2008年11月14日開始~2008年11月25日終了]

◆写真特集・薔薇 (1)~(31)
    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

◆写真特集・さくら (1)~(71)
    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

◆写真特集・うめ (1)~(42)
    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

◆写真特集・きく (1)~(5)
    [2007年11月27日開始~2008年11月13日終了]

◆写真特集・紅葉黄葉 (1)~(19)
    [2007年12月1日開始~2008年12月15日終了]

◆写真特集・季節の花 (1)~(3)
    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

◆小さなニュース [2008年2月28日]

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや (1)~(13)
    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

◆文章の作成法 (1)~(7)
    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

◆朔日・名寸隅 (1)~(19)
    [2009年12月1日開始~2011年6月1日終了]

◆教職課程での試み (1)~(24)
    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 (1)~(3)
    [2006年10月2日開始~2006年10月4日終了]

◆学力づくりのための基本的な視点 (1)~(7)
    [2006年10月5日開始~2006年10月11日終了]

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 (1)~(18)
    [2006年10月16日開始~2006年11月2日終了]

◆教職をめざす若い人たちに (1)~(6)
    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

◆これからの国語科教育 (1)~(10)
    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

◆現代の言葉について考える (1)~(7)
    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

◆自分を表現する文章を書くために (1)~(11)
    [2007年10月20日開始~2007年10月30日終了]

◆兵庫県の方言 (1)~(4)
    [2006年10月12日開始~2006年10月15日終了]

◆暮らしに息づく郷土の方言 (1)~(10)
    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

◆姫路ことばの今昔 (1)~(12)
    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

◆私の鉄道方言辞典 (1)~(17)
    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

◆高校生に語りかけたこと (1)~(29)
    [2006年11月9日開始~2006年12月7日終了]

◆ゆったり ほっこり 方言詩 (1)~(42)
    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

◆高校生に向かって書いたこと (1)~(15)
    [2006年12月8日開始~2006年12月22日終了]

◆1年たちました (1)~(7)
    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

◆明石焼の歌 (1)~(3)
    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

◆失って考えること (1)~(6)
    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

|

新・言葉カメラ(18)

フェリーも汽船もなくなって…

 世界最長の吊り橋である明石海峡大橋が完成して、供用が始まったのは1998年(平成10年)4月のことでした。それまで、「播」(播磨・明石市)の明石港と、「淡」(淡路・当時は津名郡淡路町)の岩屋港を結ぶ航路は、フェリーと連絡汽船の2つがありました。
 車や人の流れが橋の方に移るのは当然の流れでありましたから、経営を揺るがす問題にもなりました。海上交通は、今、淡路ジェノバラインという高速艇だけが明石と淡路を結んでいます。
 フェリーは、第二次大戦後に兵庫県営でスタートし、日本道路公団、民間会社、第三セクターというように経営形態は変わりましたが、最後は「たこフェリー」という愛称で親しまれました。いろんな経緯を経て、結局2010年(平成22年)11月に運航は停止となりました。
 長い歴史を持つ汽船は、播淡聯絡汽船と淡路連絡汽船の共同運航でしたが、大橋開通後に合併して明淡高速船という会社になりました。そして、2007年(平成19年)1月から、淡路ジェノバラインに航路を引き継ぎました。
 さて、明石港の近くの交差点の名前に、「フェリー前」というのがあり、「播淡汽船前」というのもあります。連絡汽船は、共同運航の時代から「播淡汽船」と呼ばれて親しまれてきました。廃止を惜しむ気持ち、名前の変更を惜しむ気持ちが、「フェリー前」や「播淡汽船前」という名前をそのままにしているのでしょう。
 なお、国道28号は、神戸市から淡路島を経由して徳島市に至る一般国道ですが、その海上部分をかつてはフェリーが担っていました。この国道を、このあたり(特に、明石港の付近)では播淡国道と言っていました。

00181cimg9941 00182cimg3515

【左の写真は、「フェリー前」という交差点表示、2013年(平成25年)4月1日。右の写真は、「播淡汽船前」という交差点表示、2013年(平成25年)10月17日。どちらも兵庫県明石市内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(299)

「明石日常生活語辞典…こ」(30)

こん【紺】《名詞》 青と紫が混じった色。濃い藍色。「こん・の・ 絣」

こん【根】《名詞》 ものごとを我慢強くやり続ける気持ち。飽きずに行う忍耐力。「だんだん・ こん・が・ 続か・ん・よーに・ なっ・てき・た。」〔⇒こんき〕

こんかい【今回】《名詞》 出会いや、一続きの会合などのうちの、今のとき。「こんかい・の・ 寄り合い」〔⇒こんど、こんどかい、こんどめ〕■対語=「ぜんかい」「じかい」

こんがらがる《動詞・ラ行五段活用》 物事が入り混じって、ごちゃごちゃになる。もつれて、からまる。「話・が・ こんがらがっ・て・ 先・へ・ 進ま・へん。」「紐・が・ こんがらがっ・て・ ほどか・れ・へん。」

こんがり《副詞と》 香ばしく、ほどよくきつね色に焼ける様子。「パン・が・ こんがりと・ 焼け・た。」

こんき【根気】《名詞》 ものごとを我慢強くやり続ける気持ち。飽きずに行う忍耐力。「こんき・が・ なかっ・たら・ 何・でも・ うまい・こと・ いか・へん。」〔⇒こん〕

こんくらべ【根比べ】《名詞、動詞する》 どちらが根気があるか比べ合うこと。我慢くらべ。「こない・ なっ・たら・ あいつ・と・ こんくらべ・や。」

コンクリ〔こんくり〕【英語=concrete】《名詞》 セメント・砂・砂利などを混ぜて、石のように固まらせたもの。「こんくり・の・ 壁」〔⇒コンクリート〕

コンクリート〔こんくりーと〕【英語=concrete】《名詞》 セメント・砂・砂利などを混ぜて、石のように固まらせたもの。「鉄筋・こんくりーと・の・ ビル」〔⇒コンクリ〕

ごんけつ《名詞》 ぐっと握り固めた手。握りこぶし。「ごんけつ・で・ 殴っ・たり・たい・なー。」◆前後の音が入れ替わるものとしては「戸棚→となだ」「体→からだ」などがある。〔⇒げんこつ〕

こんげつ【今月】《名詞》 今日が属している月。現在、過ごしている月。「こんげつ・は・ 雨・が・ 多(おか)い・なー。」〔⇒このつき〕

こんご【今後】《名詞、副詞》 ①時の流れの中で、現在より後。「それ・は・ こんご・の・ 問題・や・ねん。」②次回以降。「こんご・は・ こんな・ 負け方・は・ せー・へん・ぞ。」〔⇒これから、こいから〕

ごんごう〔ごんごー〕【五合】《名詞》 一升(およそ1.8リットル)の半分。「一升・ごんごー」◆「ごごう」とも言うが、「ごんごう」となることが多い。

こんころもち【心持ち】《名詞》 ①心の中の思い。「自分・の・ こと・ばっかり・ 言(ゆ)わ・んと・ わし・の・ こんころもち・も・ 考え・てくれ・や。」②体の状態についての感じ。「公園・で・ 風・に・ 吹か・れ・て・ えー・ こんころもち・で・ 居眠りし・とっ・てん。」◆「こころもち」に比べると、ややふざけた感じの言い方である。〔⇒きもち、こころもち〕

こんこん《副詞と》 ①咳をする様子。また、その音。「こんこんと・ 咳・を・ し・て・ 止まら・へん。」②堅いものを叩く様子。ノックするような叩き方をする様子。また、その音。「こんこんと・ 戸・を・ 叩く・ 音・が・ 聞こえる。」③狐が鳴く様子。また、その声。「こんこん・ 鳴く・ 声・が・ する。」

こんざつ【混雑】《名詞、動詞する》 混み合うこと。「盆・の・ 頃・の・ 新幹線・は・ こんざつする。」

こんしゅう〔こんしゅー〕【今週】《名詞》 今日が属している日曜日から土曜日までの七日間。現在、過ごしている週。「こんしゅー・は・ ずっと・ 晴れ・とる。」〔⇒このしゅう〕■対語=「せんしゅう」「らいしゅう」

こんじょう〔こんじょー、こんじょ〕【根性】《名詞》 ①心の持ち方。頑張り抜こうとする精神力。「こんじょ・が・ 足ら・ん。もっと・ 精・ 出し・て・ 働け。」②その人が生まれつき持っている性格。「ゆったりし・た・ こんじょー・の・ 人・や。」〔⇒しょうね、しょうねん〕

こんじょうわる〔こんじょーわる、こんじょわる〕【根性悪】《名詞、形容動詞や、動詞する》 ①性格がよくない様子。「何・でも・ 反対する・ こんじょわるな・ 人」②他人に対して悪意を持って接する様子。「小(こ)まい・ 子ー・に・ こんじょわるせ・んとき・なはれ。」

|

2013年10月30日 (水)

新・言葉カメラ(17)

「天端」は業界用語?

 荒川の堤防を歩いていて、「堤防天端道路」という文字に出会いました。同じ看板が何カ所かにありました。
 「てんたん」って何のこと? と思って、「ウィキペディア」を見てみました。「てんば」と読むのだということも知りました。「天端 (てんば) とは、ダムや堤防の一番高い部分を差す。または構造物の各部の最頂部。」と書いてありました。
 「堤防」の項目には次のような説明もありました。

 堤防の平坦になった頂部は天端(てんば)と呼ばれ、3メートル以上の計画高水流量により決められた幅にされている。この天端には河川管理のための人車が通行可能な河川管理用通路が設けられ、必要に応じて敷砂利やアスファルト舗装が施されている。堤防も場所によっては、一般車両の通行可能な国道や都道府県道等の一般道と同等の「併用道路」とされているが、天端は洪水時において水防活動を実施する空間となるため、水防活動を妨げるガードレールや街灯といった構造物は可能な限り設置が避けられる。このため一般の道路は、天端を区分して平行に設けたり、斜面を1段下がった小段に設けることで、水防活動と一般交通路としての利用を分離している区間も多い。

 「一般車両の通行は禁止です」という言葉も含めて、表示の内容に納得することができました。
 とはいえ、これは専門用語、業界用語に属するようで、近くにこのようなものがないという地域の人にとっては、びっくりする言葉でした。

0017cimg4201

【写真は、「堤防天端道路」という表示。2013年(平成25年)10月23日、埼玉県熊谷市内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(298)

「明石日常生活語辞典…こ」(29)

ごろごろ《副詞と、動詞する》 ①大きなものが転がる様子。また、その音。「丸太・を・ ごろごろ・ 転ばす。」②雷の音が響く様子。また、その音。「ごろごろ・ 言ー・てき・た・さかい・ もうじき・ 雨・が・ 降る・ぞ。」③たくさんのものがある様子。たくさんのものが散らばってある様子。「土筆・が・ あっちこっち・に・ ごろごろ・ 生え・とる。」④何もしないで過ごす様子。「日曜日・は・ 家・で・ ごろごろし・とっ・た。」⑤目や喉などが気持ち悪く感じる様子。「ごみ・が・ 入っ・て・ 目ー・が・ ごろごろする。」

ころす【殺す】《動詞・サ行五段活用》 生きているものの命を断つ。「小(こ)まい・ 虫・でも・ ころさ・ん・よーに・ し・なはれ。」

ごろつき《名詞》 人に言いがかりをつけたり脅しなどを働く、よくない人。「ごろつき・に・ からまれ・ん・よーに・ 気ーつけ・よ。」

コロッケ〔ころっけ〕【フランス語=croquetteから】《名詞》 茹でてつぶした馬鈴薯に、タマネギ・挽肉などを混ぜて、パン粉をつけて揚げた食べ物。「はじめて・ ころっけ・ 食べ・た・ 時・は・ うまい・ もん・や・なー・と・ 思(おも)・た。」

ころっと《副詞》 ①すっかり。全部。「昨日・ 聞ー・た・ こと・を・ ころっと・ 忘れ・ても・とっ・た。」②突然に。無造作に。「ころっと・ 死ぬ。」

ころばす【転ばす】《動詞・サ行五段活用》 ①丸いものを、回転させながら移動させる。「運動会・で・ 大玉・を・ ころばす。」②立っているものを横にする。「足・を・ かけ・て・ 相手・を・ ころばす。」③横にして置く。放置する。「田圃・に・ 丸太・を・ ころばし・とく。」〔⇒ころがす。②⇒たおす〕■自動詞は「ころぶ」

ころぶ【転ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①ころころと回って動く。「丸太・が・ 坂・を・ ころん・でいく。」②立っていたものが横になる。「道・で・ 石・に・ けつまずい・て・ ころん・だ。」「押し合いし・て・ 先・に・ ころん・だ・ 方・が・ 負け・や・で。」③横にして置かれている。放置されている。「小さい・ 球(たま)・が・ 敷居・の・ 上・に・ ころん・どる。」〔⇒ころがる、ころこぶ。②⇒たおれる〕■他動詞は「ころがす」「ころばす」

ころも【衣】《名詞》 ①坊さんの着る法衣。「紫・の・ ころも・を・ 着・た・ おじゅっさん〔=坊さん〕」②天麩羅などの外側の部分。天麩羅にするために食べ物の外側につけるもの。「海老・に・ ころも・を・ つけ・て・ 揚げる。」

こわい【恐い】《形容詞》 ①身に危険などを感じて気味が悪い。「幽霊・の・ こわい・ 話」②物事の程度が甚だしい。びっくりするほどである。「野菜・の・ 値段・が・ 上がっ・て・ こわい。」〔⇒おそろしい、おとろしい、おっとろしい、おとっちい〕

こわい【強い】《形容詞》 固くて、ごわごわしている。柔らかくない。「今日・の・ ご飯・は・ ちょっと・ こわい・な。」「こわい・ 肉」「時期・が・ 過ぎ・て・ 野菜・が・ だいぶ・ こわい・よーに・ なっ・てっ・た。」「髪・の 毛ー・が・ こわい。」

こわがる【恐がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①身に危険などを感じて気味が悪く感じる。「地震・を・ こわがっ・とる。」②物事の程度が甚だしく、びっくりする。「一等・が・ 当たっ・て・ こわがっ・とる。」〔⇒おそろしがる、おとろしがる〕

こわけ【小分け】《名詞、動詞する》 小さく、いくつかに分けること。「こわけし・て・ ラップ・で・ 包む。」

こわなる【強なる】《動詞・ラ行五段活用》 固くて、ごわごわした状態になる。柔らかくなくなる。「旬・が・ 過ぎ・て・ 若布・が・ こわなっ・た。」

こわなる【恐なる】《動詞・ラ行五段活用》 平気な気持ちから、気味悪く感じるように変化する。恐ろしく感じるようになる。「墜落・が・ あっ・た・さかい・ 飛行機・に・ 乗る・の・が・ こわなっ・た。」

こわめし【強飯】《名詞》 餅米を炊いたご飯。「栗・を・ 入れ・た・ こわめし」〔⇒こわめし〕

こわる《動詞・ラ行五段活用》 腹が痛む。「何・か・ 悪い・ もん・でも・ 食べ・た・ん・やろ・か・ こわっ・てき・た・なー。」◆突き刺すような腹の痛みを表すことが多い。

|

2013年10月29日 (火)

新・言葉カメラ(16)

小学生・中学生の飲み放題

 食べ放題とか飲み放題とかの文字をよく見かけます。実際に利用することもあります。大人の場合、飲み放題というのはアルコール類を意味しますから、飲み放題は大人向けのものだろうと思っていました。
 だから、食べ放題と飲み放題とがいっしょになった料金に、大人、中学生、小学生という区分がされていることにびっくりしました。高校生はたぶん大人に含まれるのでしょう。
 高校生、中学生、小学生にアルコール類を提供することはないと思いますが、それなら、ジュース、お茶、水のようなものが飲み放題なのでしょうか。ジュース等は飲み放題と言っても、そんなにはガブ飲みできないと思います。高校生はジュース類であっても大人と同一料金というのではかわいそうですね。
 小学生の料金が「9,80円」という2桁区切りになっているのも珍しいと思います。

0016cimg4021

【写真は、「食べ放題+飲み放題」の看板。2013年(平成25年)10月22日、埼玉県北本市内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(297)

「明石日常生活語辞典…こ」(28)

こる【凝る】《動詞・ラ行五段活用》 ①筋肉が張って固くなる。「残業し・て・ 肩・が・ こっ・た。」②一つのことに熱中する。「今・は・ ギター・に・ こっ・とる。」③工夫をする。味わいがある。「こっ・た・ 絵ー・を・ 描く。」「着るもん・に・ こっ・て・ 金・を・ 使う。」

コルク〔こるく〕【オランダ語=kurk】《名詞》 軽くて水や空気を通しにくいので瓶の栓や履き物などに使われる、コルクガシという木の皮の内側の部分。「こるく・の・ 栓・は・ 開けにくい。」「瓶・の・ こるく・が・ 抜け・へん。」〔⇒キルク〕

これ《名詞》 近くにあるものを指す言葉。この人。この物。「これ・を・ 売っ・てください。」〔⇒こい〕■類語=「それ」「あれ」「どれ」

これ〔これー〕《感動詞》  ①人に注意を促すときに使う言葉。「これ・ もー・ 十一時・です・よ。」②人を叱ったりとがめたりするときに使う言葉。「これ・ ごんたする・の・は・ やめ・なさい。」◆「こら」よりも柔らかい感じが伴うので、女性が使うことが多い。〔⇒こら、こらこら、こりゃ、こりゃこりゃ、これこれ、これな〕

これから《名詞、副詞》 ①時の流れの中で、現在より後。「これから・ 行く・ ところ・や。」②次回以降。「これから・ 気・を・ つけ・ます。」③限界としての場所・位置。「これから・ 中・へ・ 入っ・たら・ あか・ん。」〔①②⇒こんご、こいから〕

これこれ〔これこれー〕《感動詞》 ①人に注意を促すときに使う言葉。「これこれ・ ハンカチ・が・ 落ち・まし・た・よ。」②人を叱ったりとがめたりするときに使う言葉。「これこれ・ 話・を・ ちゃんと・ 聞ー・てください。」◆女性が使うことが多く、「これ」よりもさらに柔らかく響く。〔⇒こら、こらこら、こりゃ、こりゃこりゃ、これ、これな〕

これな〔これなー〕《感動詞》 ①人に注意を促すときに使う言葉。「これな・ もー・ お昼・の・ 時間・やない・かいな。」②人を叱ったりとがめたりするときに使う言葉。「これな・ そんな・ こと・ し・たら・ あき・まへ・ん・ぜ。」◆女性が使うことが多く、「これ」よりもさらに柔らかく響く。〔⇒こら、こらこら、こりゃ、こりゃこりゃ、これ、これこれ〕

これまで【これ迄】《名詞、副詞》 時の流れの中で、現在より前。「教え・てくれ・なんだ・さかい・ これまで・ 知ら・なんだ。」〔⇒いままで〕

ころ【頃】《名詞》 大体の時。「子ども・の・ ころ・が・ 懐かしー。」「明治・の・ ころ・に・ 建て・られ・た・ 建物」

ころ〔ごろ〕【頃】《名詞に続く接尾語》 大体の時を表す言葉。「三時・ごろ・に・ 来る・つもり・や。」

ころがす【転がす】《動詞・サ行五段活用》 ①丸いものを、回転させながら移動させる。「ドラム缶・を・ ころがし・て・ 倉庫・に・ 入れる。」②立っているものを横にする。「立っ・とる・ 木・を・ 切っ・て・ ころがす。」③横にして置く。放置する。「西瓜・を・ 筵・の・ 上・に・ ころがす。」〔⇒ころばす。②⇒たおす〕■自動詞は「ころぶ」

ころがる【転がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①物体が回って動いていく。「ボール・が・ 運動場・の・ 端・まで・ ころがっ・ていっ・た。」②立っているものが倒れる。転倒する。「地震・で・ 家・の・ 中・の・ もの・が・ ころがっ・ても・た。」〔⇒ころぶ、ころこぶ〕■他動詞は「ころがす」「ころばす」

ころこぶ《動詞・バ行五段活用》 良いことがあって嬉しく思う。「みんな・で・ ころこん・どる。」◆ややふざけたような言い方である。〔⇒よろこぶ〕

ころこぶ【転こぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①物体が回って動いていく。「ボール・が・ ころん・でいく。」②立っているものが倒れる。転倒する。「花瓶・が・ ころこん・で・ めげ・た。」◆ややふざけたような言い方である。〔⇒ころぶ、ころがる〕■他動詞は「ころがす」「ころばす」

ころころ《副詞と、動詞する》 ①小さなものが転がる様子。また、その音。「ころころと・ ボール・が・ 転ん・でいっ・た。」②太っていて、丸みのある様子。「ころころし・た・ 犬」③ものごとが次々に変わる様子。「時刻表・が・ ころころと・ 変わる・さかい・ 覚え・られ・へん。」「言ー・ こと・が・ ころころ・ 変わる・ 人・や・さかい・ 信用でけ・へん。」④明るく笑い転げる様子。「中学生・の・ 女・の・ 子たち・が・ ころころと・ 笑い・ながら・ 歩い・とる。」

|

2013年10月28日 (月)

新・言葉カメラ(15)

うなぎ偏の文字

 鮨屋さんの大きな湯飲みに、魚偏の文字がたくさん書かれていることがあります。魚という文字はもともと象形文字ですから、少しぐらい変形しても意味はわかります。
 鰻屋さんの看板に書かれている、魚偏の文字は、思い切った象形になっています。偏の部分が大きくて、旁の部分が小さいのが効果的ですが、もはや旁の部分はお添えものといった感じです。でも、旁がなくては文字ではなくなってしまうのでしょう。
 このような形の魚偏は、鰯(いわし)や鯛(たい)には使えませんが、鱧(はも)や泥鰌(どじょう)にはふさわしいかもしれませんね。

0015cimg3718

【写真は、「鰻」の半象形文字。2013年(平成25年)10月21日、東京都板橋区内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(296)

「明石日常生活語辞典…こ」(27)

こより【紙縒】《名詞》 柔らかい和紙などを細く切って、細い紐のようにしたもの。「こより・で・ 紙・を・ 綴じる。」

こら《名詞+助詞》 「これ・は」が一体になって、発音が融合した言葉。「こら・ 大きすぎ・て・ 持た・れ・へん。」〔⇒こりゃ〕■類語=「そら」「あら」「どら」

こら〔こらー〕《感動詞》 ①人に注意を促すときに使う言葉。「こら・ 早(はよ)ー・ 去(い)ん・でん・か。」②人を叱ったりとがめたりするときに使う言葉。「こらー・ 人・を・ 殴っ・たら・ あか・ん・やろ。」◆強い響きをもって注意を促したり叱ったりするときに使うことが多い。〔⇒こらこら、こりゃ、こりゃこりゃ、これ、これこれ、これな〕

こらえる【堪える】《動詞・ア行下一段活用》 ①苦しみなどを我慢する。感情を抑えて表面に出さないようにする。「泣く・の・を・ こらえ・とっ・た。」②怒りたいのを抑えて、相手を許す。過ちを許してやる。「悪気・が・ あっ・た・ん・やない・から・ こらえ・たっ・て・な。」〔⇒かんにんする、かんべんする〕

こらこら〔こらこらー〕《感動詞》 ①人に注意を促すときに使う言葉。「こらこら・ もーちょっと・ 速(はよ)ー・ 走ら・んと・ 間に合わ・ん・ぞ。」②人を叱ったりとがめたりするときに使う言葉。「こらこら・ そんな・ こと・を・ し・たら・ あか・ん・ぞー。」◆荒々しい語気を伴って注意を促したり叱ったりするときに使うことが多い。〔⇒こら、こりゃ、こりゃこりゃ、これ、これこれ、これな〕

ごらん【御覧】《名詞》 見ること。◆相手を敬って使う言葉。「ごらん・に・ なっ・てください。」

ごり《形容動詞や》 食べ物などの中が軟らかくなっていない様子。「炊い・ても・ ごり・の・まま・の・ 大根」〔⇒ごりごり〕

こりこり《形容動詞や、動詞する》 噛むと歯ごたえがある様子。「こりこりし・た・ 烏賊」

こりごり【懲り懲り】《形容動詞や》 ひどい目にあって、再びやるまいと心に強く感じる様子。「二度・と・ 行く・の・は・ こりごりや。」「あいつ・と・ 組む・の・は・ こりごりや。」

ごりごり《形容動詞や》 食べ物などの中が軟らかくなっていない様子。「この・ 芋・ 煮え・とら・ん・さかい・ ごりごりや。」〔⇒ごり〕

こりしょう〔こりしょー〕【凝り性】《名詞》 ①一つのことに熱中して、満足するまでやり通す性格。「こりしょー・や・さかい・ カラオケ・の・ 機械・まで・ 買(こ)ー・ても・とる・ねん。」②肩こりが癖のようになってしまっている人。「こりしょー・や・さかい・ よー・ 按摩し・てもらう・ねん。」

こりゃ《名詞+助詞》 「これ・は」が一体になって、発音が融合した言葉。「こりゃ・ 何・が・ 何・やら・ わけ・が・ わから・へん。」〔⇒こら〕■類語=「そりゃ」「ありゃ」「どりゃ」

こりゃ〔こりゃー〕《感動詞》 ①人に注意を促すときに使う言葉。「こりゃ・ そこ・を・ どい・てんか。」②人を叱ったりとがめたりするときに使う言葉。「こりゃ・ そんな・ こと・を・ し・たら・ あか・ん・やろ。」◆おどけた感じが伴うので、相手に伝わる感じを柔らかくして伝えるときに使うことが多い。〔⇒こら、こらこら、こりゃこりゃ、これ、これこれ、これな〕

こりゃこりゃ《感動詞》 ①人に注意を促すときに使う言葉。「こりゃこりゃ・ 忘れ物・を・ せ・ん・よーに・な。」②人を叱ったりとがめたりするときに使う言葉。「こりゃこりゃ・ 道・の・ 真ん中・で・ 遊ぶ・の・は・ やめ・なはれ。」◆おどけた感じが伴うので、相手に伝わる感じを柔らかくして伝えるときに使うことが多い。柔らかい感じも伴う。〔⇒こら、こらこら、こりゃ、これ、これこれ、これな〕

ゴリラ〔ごりら〕【英語=gorilla】《名詞》 アフリカの森林にすむ、力が強くて頭が良く体の大きな、猿の仲間の動物。「ごりら・が・ 怒っ・て・ 歯ー・を・ むい・た。」

こりる【懲りる】《動詞・ラ行上一段活用》 ひどい目にあって、再びやるまいと心に強く感じる。「こり・た・さかい・ 競馬・は・ やめる・ 言(ゆ)ー・とる。」「年とっ・て・から・ 走る・の・は・ もー・ こり・た。」

|

2013年10月27日 (日)

新・言葉カメラ(14)

右から読んでも、左から読んでも

 トラックの荷台などに書かれているさまざまな文字は、車の進行方向の左側に書かれているものは左横書きになっていて問題はないのですが、進行方向の右側に書かれているものは、左横書きと右横書きとが混在しています。漢字仮名交じりの文字であれば読み誤ることは少ないのですが、仮名ばかりの表記(特にカタカナばかりのもの)はどちらから読むのか戸惑うことがあり、漢字ばかりの表記も間違えそうになることがあります。
 「車載専用車」と書かれた大型の車を見かけることがあります。小さな車を何台も載せて運んでいる車です。「車を載む」ことに「専(もっぱ)ら用いる」「車」という意味でしょう。
 これを逆方向に書くと「車用専載車」となります。その逆順のまま読んでもあまり違和感はありません。「車」に「用いる」「専門に載む」「車」というわけです。

0014cimg384

【写真は、「車載専用車」と書かれた車。2013年(平成25年)10月21日、さいたま市南区内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(295)

「明石日常生活語辞典…こ」(26)

こめぬか【米糠】《名詞》 米を精米するときにできる、外皮などの粉。「こめぬか・を・ 入れ・て・ たけのこ・を・ 炊く。」

ごめん【ご免】《感動詞》 ①謝るときや、許されたいときなどに使う言葉。「遅れ・て・ ごめん。堪忍し・て・な。」②断るときに使う言葉。「ごめん。明日・の・ 会・は・ 欠席さ・し・てんか。」③人の家を訪ねたときや、辞去するときに使う言葉。「ごめん。おっ・て・かー。」〔⇒ごめんなさい、ごめんなはれ、ごめんください〕

ごめんください【ご免ください】《感動詞》 ①謝るときや、許されたいときなどに使う言葉。「昨日・の・ こと・は・ どーぞ・ ごめんください・な。」②断るときに使う言葉。「そんな・ 無理な・ 話・は・ ごめんください・な。」③人の家を訪ねたときや、辞去するときに使う言葉。「ほんなら・ これで・ ごめんください。」◆「ごめん」よりも丁寧な言い方である。〔⇒ごめん、ごめんなさい、ごめんなはれ〕

こめんじゃ《形容動詞や》 細かく砕かれた様子。こなごなである様子。「ボール・が・ 当たっ・て・ 植木鉢・が・ こめんじゃに・ 割れ・た。」〔⇒こめんじゃこ〕

こめんじゃこ《名詞》 鰯などの稚魚を煮て干した食べ物。「ご飯・に・ こめんじゃこ・を・ 振っ・て・ 食べる。」〔⇒ちりめんじゃこ〕

こめんじゃこ《形容動詞や》 細かく砕かれた様子。こなごなである様子。「こめんじゃこに・ なっ・た・ ガラス」〔⇒こめんじゃ〕

ごめんなさい【ご免なさい】《感動詞》 ①謝るときや、許されたいときなどに使う言葉。「ガラス・を・ めん・で・ ごめんなさい。」②断るときに使う言葉。「ごめんなさい。高(たこ)ー・て・ 買え・まへん。」③人の家を訪ねたときや、辞去するときに使う言葉。「そんなら・ これ・で・ ごめんなさい。」◆「ごめん」よりも丁寧な言い方である。〔⇒ごめん、ごめんなはれ、ごめんください〕

ごめんなはれ〔ごめんなーれ〕【ご免なはれ】《感動詞》 ①謝るときや、許されたいときなどに使う言葉。「来・てくれ・た・のに・ 家・に・ おら・なんで・ ごめんなはれ・な。」②断るときに使う言葉。「ごめんなーれ。わし・は・ そんな・ 難しー・ こと・は・ よー・ 請け負え・まへ・ん。」③人の家を訪ねたときや、辞去するときに使う言葉。「ごめんなはれ。誰(だい)・か・ おっ・て・かー。」◆「ごめん」よりも丁寧な言い方である。〔⇒ごめん、ごめんなさい、ごめんください〕

こも【薦】《名詞》 藁を粗く織って作った筵。「こも・で・ 巻い・た・ 酒樽」

こもり【子守】《名詞、動詞する》 赤ちゃんや子どもの面倒を見ること。また、それをする人。「弟・の・ こもり・を・ させ・られ・た。」

こもりうた【子守唄】《名詞》 赤ちゃんや子どもをあやしたり眠らせたりするために歌う歌。「こもりうた・ 歌(うと)・たっ・たら・ 寝・ても・た。」

こもる【籠もる】《動詞・ラ行五段活用》 ①家の中にいて、外に出ない。「こないだ・の・ 日曜日・・は・ 雨・やっ・た・さかい・ 家・に・ こもっ・とっ・た。」②空気などの流通がなくて、あたり一面に広がる。「煙草・の・ 煙・が・ 部屋・の・ 中・に・ こもっ・とる。」「湯気・が・ こもる。」

こもん〔こーもん〕【粉物】《名詞》 小麦粉などで作った菓子や、お好み焼き・たこ焼きなどの食べ物。「ご飯・より・も・ こーもん・が・ 好きや。」

こや【小屋】《名詞》 小さく簡単に作られている建物。仮に建てた簡略な建物「田圃・に・ こや・を・ 建てる。」「鶏・ごや」

こやし【肥やし】《名詞》 植物の成長をよくするために、土に与える栄養分。「こやし・を・ やら・なんだら・ 花・が・ 咲か・へん・ぞ。」〔⇒こえ、ひりょう〕

こゆび【小指】《名詞》 手足のいちばん外側の、小さな指。「親指・と・ こゆび・を・ 立て・て・ 影絵・で・ 角(つの)・を・ 作る。」〔⇒こゆべ〕

こゆべ【小指】《名詞》 手足のいちばん外側の、小さな指。「こゆべ・に・ 怪我・を・ する。」〔⇒こゆべ〕

ごよう〔ごよー〕【御用】《名詞》 しなければならない事柄。対応すべき事柄。用件。◆丁寧に言う言葉。「なんぞ・ ごよー・です・か。」〔⇒よう、ようじ〕

こよみ【暦】《名詞》 ①時の流れを、年・月・週・日や季節を単位として、区切ったり数えたりする体系。「こよみ・で・は・ もー・ 春・や・けど・ 今年・は・ 寒い・なー。」②一年中の月・週・日や行事などを、日の順に書き込んだもの。「来年・の・ こよみ・を・ 買う。」◆冊子となっているものも、「ひめくり」のカレンダーも、一枚物の「カレンダー」も、「こよみ」とは言うが、冊子のものは「こよみ」以外の名称がない。〔②⇒カレンダー〕

|

2013年10月26日 (土)

新・言葉カメラ(13)

どれを見ればいいのでしょう?

 「一時利用者 定期利用者 来庁者 公用車」という矢印があって、「市役所に御用の方は管理員に『市役所』と一言申し出て下さい」とあります。それだけではなく、「一旦停止 左右確認」、「事故防止のため乗車禁止 押して通行してください」、「構内ではエンジン停止 押して通行してください」、「乗車禁止 エンジン停止」「自転車を押して通行して下さい」などとあります。
 これだけを瞬時に読むことは難しいでしょう。看板はたくさんあればよいというわけではありません。整理した表現が必要です。
 まるで次々と建て増しをしていった雑居ビルのような印象を受けました。ここが市役所の中であるということを考えれば、もっと親切な表示を考えなければなりません。

0013cimg9175

【写真は、表示が林立する様子。2013年(平成25年)2月14日、兵庫県芦屋市内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(294)

「明石日常生活語辞典…こ」(25)

こみ【込み】《接尾語》 違う種類のものを一緒にすること。あるものを他のものに含めること。「送料こみ・で・ 二千円・で・ 買(こ)ー・た。」〔⇒こめ〕

ごみ【塵】《名詞》 ①要らなくなったもの。使えなくなったもの。「これ・は・ ごみ・や・さかい・ ほかし・とい・てんか。」②その場所を汚している、きたないもの。「海岸・の・ ごみ・を・ 拾う。」〔⇒ごみくず〕

ごみ《名詞》 白い花が咲き、小さな赤い実がつく低木。また、その木にできる実。「ごみ・の・ 木ー・に・ 実・が・ なっ・た。」〔⇒ぐみ〕

こみいる【込み入る】《動詞・ラ行五段活用》 いろいろな要素が入り交じって、複雑になる。ものごとが複雑に絡んで、もつれる。「話・が・ ごっつー・ こみいっ・て・ どない・ し・たら・ えー・の・か・ わから・なんだ。」

ごみいれ【塵入れ】《名詞》 要らなくなったものや、使えなくなったものを、捨てるために入れるもの。「教室・の・ ごみいれ・が・ いっぱいに・ なっ・た。」〔⇒ごみくずいれ〕

ごみかご【塵籠】《名詞》 要らなくなったものや、使えなくなったものを、捨てるために入れる籠。「部屋・に・ ごみかご・を・ 置く。」〔⇒ごみくずかご〕

ごみくず【塵屑】《名詞》 ①要らなくなったもの。使えなくなったもの。「ごみ・を・ 少(すけ)のー・ する・よーに・ もの・を・ 大事に・ 使う。」②その場所を汚している、きたないもの。「風・で・ ごみくず・が・ 舞い上がっ・とる。」〔⇒ごみ〕

ごみくずいれ【塵屑入れ】《名詞》 要らなくなったものや、使えなくなったものを、捨てるために入れるもの。「弁当がら・を・ ごみくずいれ・に・ 入れる。」〔⇒ごみいれ〕

ごみくずかご【塵屑籠】《名詞》 要らなくなったものや、使えなくなったものを、捨てるために入れる籠。「ごみくずかご・に・は・ 濡れ・た・ もの・を・ 捨て・たら・ あか・ん。」〔⇒ごみかご〕

こみっちい〔こみっちー〕《形容詞》 ①細かいことにこだわっている。「こみっちー・ こと・を・ ぐだぐだ・ 言(ゆ)ー・たら・ 子ども・が・ 縮こまっ・てしまう・やろ。」②倹約しようとしている。お金のことに細かい。けちくさい。「こみっちーに・ せ・んと・ 買(こ)ー・たり・なはれ。」〔⇒みみっちい〕

こむ【混む】《動詞・マ行五段活用》 ①人や物が、ある場所いっぱいに集まる。「今朝・の・ 電車・は・ こん・どっ・た。」②用事などが一度に重なり合う。「注文・が・ こん・どる・さかい・ ちょっと・ 待っ・てんか。」③することが細かい。することが丁寧だ。「手・の・ こん・だ・ 料理・を・ 作っ・てくれ・た。」

ゴム〔ごむ〕【オランダ語=gom】《名詞》 さまざまな用途に加工される、ゴムの木の樹液で作った、伸び縮みする物質。「ごむ・の・ タイヤ」「ごむ・で・ でけ・た・ 靴」

こむぎ【小麦】《名詞》 味噌・醤油の原料にしたり、加工するために粉にしたりする穀物。「アメリカ・から・ こむぎ・を・ 輸入する。」

こむぎこ【小麦粉】《名詞》 小麦の実をひいて作った粉。「こむぎこ・で・ にくてん・を・ 作る。」〔⇒メリケンこ〕

ゴムとび〔ごむとび〕【オランダ語=gom + 跳び】《名詞、動詞する》 ゴムを張って、それを跳び越えようとする遊び。「女・の・ 子・が・ ごむとび・を・ し・て・ 遊ん・どる。」

ゴムなが〔ごむなが〕【オランダ語=gom + 長】《名詞》 ゴムでできた長い靴。「ごむなが・を・ はい・て・ 川・に・ 入る。」〔⇒ながぐつ〕

こめ【米】《名詞》 稲の実の籾殻を取り去ったもの。「朝・は・ やっぱり・ こめ・の・ 飯・を・ 食べ・たい。」

こめ【込め】《接尾語》 違う種類のものを一緒にすること。あるものを他のものに含めること。「ふるたい〔=風袋〕・こめ・で・ 一貫目・や。」「消費税・こめ・で・ 千円・や。」〔⇒こみ〕

こめだわら〔こめだーら〕【米俵】《名詞》 米を入れる、藁などを編んで作った入れ物。米が入っている、藁などを編んで作った入れ物。「空・に・ なっ・た・ こめだーら・を・ 被っ・て・ 遊ぶ。」

|

2013年10月25日 (金)

新・言葉カメラ(12)

謙遜したキャッチフレーズ

 言うのはタダだと言わんばかりに、「日本一うまい」とか、「どこよりもうまい」とかいう言葉が氾濫しています。食べてみて本当に美味しいかどうかは別として、どんな言葉が人を引きつけるのでしょうか。
 中には、ちょっとだけ遠慮して「日本で二番目にうまい」というのも見たことがあります。
 「まあまあうまい!」と書いてある店には入ろうとする気持ちが生じるでしょうか。遠慮がちに選んだ言葉だろうと判断する人は、食べてみようと思うでしょう。言葉を額面通りに受け取る人は、他の店を選ぼうとするでしょう。
 けれども、「日本一うまい」という店よりも、私は謙遜した言葉に誠意を感じます。

0012cimg9059

【写真は、「まあまあうまい!」という店。2013年(平成25年)2月5日、滋賀県大津市内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(293)

「明石日常生活語辞典…こ」(24)

こまかくする【細かくする】《動詞・サ行変格活用》 ①小さく砕く。「石・を・ 金槌・で・ 叩い・て・ こまかくする。」②大きな金額の紙幣を小さな単位のものに変える。「ジュース・を・ 買(こ)ー・て・ 一万円札・を・ こまかくし・た。」◆②の場合は、「くずす」を使って、「一万円札・を・ くずし・た。」とも言う。〔⇒こまこする。②⇒くずす〕

こまかしい〔こまかしー〕【細かしい】《形容詞》 ①隙間などが小さい。繊細である。「こまかしー・ 仕事・や・さかい・ 目ー・が・ 疲れる。」②けちである。金銭についてのこだわりがある。こまかしー・ こと・を・ 言(ゆ)ー・て・ 金・を・ 集め・に・ 来・た。」③大事に影響を与えない。心配は要らない。「それ・ぐらい・は・ こまかしー・ こと・や・さかい・ 挽回・ でける・がな。」④行動や考えなどが緻密である。「こまかしーに・ 言ー・てくれ・て・ よー・ わかっ・た。」〔⇒こまい、こんまい、こまかい、こまこい〕■対語=「おおきい」「あらい」

ごまかす【誤魔化す】《動詞・サ行五段活用》 ①人に見破られないように工夫して、悪いことをする。「数・を・ ごまかし・やがっ・た。」「笑っ・て・ ごまかそ・ー・と・ し・とる・な。」②だまして、表面を取り繕う。「割れ・た・ ガラス・に・ テープ・を・ 貼っ・て・ ごまかし・とる。」

こまかな【細かな】《連体詞》 隙間などが小さい。繊細である。「こまかな・ 計画・を・ 作る。」

こまかなる〔こまかーなる〕【細かなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①擦れ合ったり砕かれたりして、小さくなる。「波・で・ 砂・が・ こまかくなっ・とる。」②大きな金額の紙幣が小さな単位のものに変わる。「一万円札・を・ こまかなら・へん・やろ・か。」〔⇒こまこなる〕

こまぎれ【細切れ】《名詞、形容動詞や》 細かく切ったもの。細かく切れてしまったもの。「こまぎれ・の・ 時間」「こまぎれ・の・ 素麺」

こまく【鼓膜】《名詞》 空気の振動を受けて耳の奥へ音を伝える役割を果たす、耳の中にある薄い膜。「大きな・ 音・が・ し・て・ こまく・が・ ビーンと・ なっ・た。」

こまこい【細こい】《形容詞》 ①隙間などが小さい。繊細である。「こまこい・ ごみ・が・ 目ー・に・ 入っ・た。」②けちである。金銭についてのこだわりがある。「十円・の・ こと・でも・ こまこー・ 言(ゆ)ー・ 人・や。」③大事に影響を与えない。心配は要らない。「一点・ぐらい・ 取ら・れ・ても・ こまこい・ こと・や。」④行動や考えなどが緻密である。「こまこーに・ 説明し・てくれ・て・ よー・ わかっ・た。」〔⇒こまい、こんまい、こまかい、こまかしい〕■対語=「おおきい」「あらい」

こまこする〔こまこーする〕【細こする】《動詞・サ行変格活用》 ①小さく砕く。「機械・で・ 粒・を・ こまこする。」②大きな金額の紙幣を小さな単位のものに変える。「銀行・の・ 両替機・で・ こまこし・た。」〔⇒こまかくする。②⇒くずす〕

こまこなる〔こまこーなる〕【細こなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①擦れ合ったり砕かれたりして、小さくなる。「めげ・た・ ガラス・を・ 踏ん・だら・ こまこなっ・た。」②大きな金額の紙幣が小さな単位のものに変わる。「五千円札・が・ こまこなっ・た。」〔⇒こまかなる〕

こまごま【細々】《副詞と、動詞する》 ①様々なものがたくさんある様子。「こまごまし・た・ 旅行用品・を・ 揃える。」②一つ一つ詳しく丁寧である様子。「うるさい・ほど・ こまごまと・ 指示さ・れる。」

こましゃくれる《動詞・ラ行下一段活用》 幼いのにかかわらず、大人びたことをする。「こましゃくれ・た・ こと・を・ 言(ゆ)ー。」

こまめ《形容動詞や》 小さな事にもよく気が付く様子。細かなことまで気を付けて動いたり働いたりする様子。「こまめに・ 仕事・を・ する・ 人・や・さかい・ 信用できる。」

こまる【困る】《動詞・ラ行五段活用》 ①どう判断していいか、どう処置すべきかなどがわからず、苦しむ。困惑する。「電車・に・ 乗り遅れ・て・ こまっ・た。」②物やお金がなくて、苦しむ。「若い・ とき・は・ 月給日・の・ 前・に・は・ こまっ・た・もん・や。」

|

2013年10月24日 (木)

新・言葉カメラ(11)

「ほろ酔いセット」とは格が違う?

 帰りに軽く一杯! というような客に向けて、中ジョッキとおつまみ1~2品で「ほろ酔いセット」などと名付けたものをよく見かけます。
 軽く酔った様子を「ほろ酔い」と言いますから、軽く寄り道をしたという感じです。
 ところで、「べろ酔いセット」は、べろべろに、かなり酔った感じを表しています。安い金額で「べろ酔い」させてくれるならありがたいものです。看板に書かれている内容の飲食で、べろ酔いの域に達する人は何人いることでしょうか。

0011cimg3158

【写真は、「ベロ酔いセット」という案内。2013年(平成25年)9月13日、大阪市中央区内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(292)

「明石日常生活語辞典…こ」(23)

こぶん【子分】《名詞》 仲間の中心となっている人に従う、手下の人。「あいつ・は・ わし・の・ こぶん・みたいな・ もん・や・さかい・ 言(ゆ)ー・ こと・を・ 聞ー・てくれる。」■対語=「おやぶん」

ごぼう〔ごぼー〕【牛蒡】《名詞》 土の中の細くて長い根を食用にする野菜。「ごぼー・の・ ささがけ」〔⇒ごんぼ〕

こぼす【零す】《動詞・サ行五段活用》 中にある液体や細かな固体を、あふれ出させたり、不注意で外へ出してしまったりする。「コップ・に・ 入れ・た・ 水・を・ こぼす。」■自動詞は「こぼれる」

こぼね【小骨】《名詞》 細く小さな骨。「こぼね・を・ 取っ・て・から・ 食べ・さす。」

こぼれる【零れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①中にある液体や細かな固体が、あふれ出たり、外へ出てしまったりする。「バケツ・から・ 水・が・ こぼれ・た。」②整っていたものの一部が欠ける。「鋸・の・ 刃ー・が・ こぼれた。」■①の他動詞は「こぼす」

こま【駒】《名詞》 将棋で使う、五角形の小さな木片。「歩・の・ こま・が・ 一個・ 足ら・ん。」

ごま【独楽】《名詞》 木や金属で作り、心棒を中心にくるくると回る玩具。「ごま・を・ 回ーし・て・ 遊ぶ。」

ごま《名詞》 ①自動車や自転車などの車輪。「古なっ・て・ 外し・た・ 自転車・の・ ごま・を・ 道・で・ 回し・て・ 遊ぶ。」「トラック・の・ ごま・が・ パンクし・た。」②自転車などの補助輪。「子ども用・の・ ごま・付き・の・ 自転車」③戸につけて、戸の開閉を滑らかにする、小さな車輪。戸車。「戸ー・の・ 下・に・ ごま・が・ つい・とる。」

ごま【胡麻】《名詞》 白・黒・黄褐色などの種を料理に使ったり、油を搾ったりして使う作物。「おひたし・に・ ごま・を・ 振る。」

ごまあぶら【胡麻油】《名詞》 胡麻の種を搾ってとった油。「こばしい・ ごまあぶら・の・ 匂い」

こまい【小まい、細い】《形容詞》 ①体積、面積などが小さい。一つ一つがたいへん小さい。「こまい・ 字ー・や・さかい・ 読みにくい。」「こまい・ 家・に・ 住ん・どる。」②隙間などが小さい。繊細である。「とーし・の・ 網・の・ 目ー・が・ こまい。」「芸・が・ こまい。」③年齢が少ない。幼い。「こまい・ 子ー・の・ 世話・を・ する。」④身長が低い。「背ー・の・ こまい・ 人」⑤けちである。金銭についてのこだわりがある。「金・に・ こまい・ 人」⑥大事に影響を与えない。心配は要らない。「そんな・ もん・は・ こまい・ こと・や・さかい・ 気ー・に・ せ・んとい・て。」⑦行動や考えなどが緻密である。「こまい・ 仕事・を・ する・の・は・ 苦手や。」〔⇒こんまい。②⑤⑥⑦⇒こまかい、こまこい、こまかしい〕■対語=「おおきい」②⑦「あらい」

こまい〔こーまい〕【古米】《名詞》 前年までに穫れた米。「新米・が・ 穫れ・た・けど・ こまい・が・ まだ・ 残っ・とる。」〔⇒こまえ〕■対語=「しんまい」

こまいぬ【狛犬】《名詞》 神社の建物の前に、向かい合わせに置かれている獣の像。「こまいぬ・に・も・ 賽銭・を・ あげる。」

こまえ〔こーまえ〕【古米】《名詞》 前年までに穫れた米。「新米・と・ こまえ・を・ 混ぜ・て・ 炊く。」〔⇒こまい〕■対語=「しんまえ」

こまかい【細かい】《形容詞》 ①隙間などが小さい。繊細である。「1センチ・ずつ・に・ こまこー・ 分け・て・ 線・を・ 引く。」「その・ 時・の・ 様子・を・ こまかく・ 説明する。」②けちである。金銭についてのこだわりがある。「金・の・ こと・に・ こまかい・ 人・や。」③大事に影響を与えない。心配は要らない。「一点・ぐらい・ 入れ・られ・ても・ こまかい・ こと・や。」④行動や考えなどが緻密である。「こまこー・に・ 気ー・を・ 使い・なはれ。」〔⇒こまい、こんまい、こまこい、こまかしい〕■対語=「おおきい」「あらい」

|

2013年10月23日 (水)

新・言葉カメラ(10)

「自治会」と「行政区」

 近隣のいくつかの家が集まって、一つの小さな単位を作るときは「自治会」とか「町内会」とか呼ぶことが多いように思います。
 同じ市内でありながら「自治会」の他に「行政区」という言い方がありました。同じようなホース格納箱に書かれている文字ですから、公的な色合いを帯びています。
 行政区というのは、一般には政令指定都市の行政単位を表します。京都市山科区などというのを言いますが、もっと小さな単位に使ってはいけないとは決まっていないのでしょうね。

00101cimg2498 00102cimg2484

【2枚の写真は、「自治会」と「行政区」。2013年(平成25年)6月7日、滋賀県栗東市内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(291)

「明石日常生活語辞典…こ」(22)

ごはんごしらえ【ご飯拵え】《名詞、動詞する》 食事の支度をすること。「ごはんごしらえする・さかい・ 毎日・ 五時半・に・ 起きる。」〔⇒ごはんごっさえ、めしごしらえ、めしごっさえ、こしらえ、こっさえ〕

ごはんごっさえ【ご飯拵え】《名詞、動詞する》 食事の支度をすること。「ごはんごっさえする・の・に・ 一時間・ かかる。」〔⇒ごはんごしらえ、めしごしらえ、めしごっさえ、こしらえ、こっさえ〕

ごばんのめ〔ごばんのめー〕【碁盤の目】《名詞》 縦横の直線の交差により作られている格子状のもの。「ごばんのめー・の・ 模様・の・ 着物」「京都・の・ 町・は・ ごばんのめー・に・ なっ・とる。」

こびき【木挽き】《名詞》 材木を挽き割って角材や板にすること。製材をすること。また、その仕事をする人。「こびき・さん・に・ 頼ん・で・ 木ー・を・ ひー・てもらう。」〔⇒こびきひき〕

こびきひき【木挽き挽き】《名詞》 材木を挽き割って角材や板にすること。製材をすること。また、その仕事をする人。「代々・ こびきひき・を・ し・とる・ 家」〔⇒こびき〕

こびと【小人】《名詞》 童話や物語などに出てくる、小さな人間や妖精。「白雪姫・と・ こびと・の・ 話」

こびりつく《動詞・カ行五段活用》 しつこいほど、くっついて離れなくなっている。「焦げ・が・ 釜・に・ こびりつい・て・ 取れ・へん。」

こびんかたげる【小鬢傾げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①首を傾げる。「こびんかたげ・て・ 何・ 考え・とっ・て・ん・です・か。」②疑問に思う素振りをする。納得できないという素振りをする。「おかしな・ 意見・を・ 言(ゆ)ー・ 人・が・ おっ・て・ みんな・で・ こびんかたげ・とっ・てん。」

こぶ【昆布】《名詞》 帯状に大きく成長し、食用にする海藻。「こぶ・で・ 出汁(だし)・を・ とる。」「お八つ・で・ こぶ・を・ 食べる。」

こぶ【瘤】《名詞》 怪我や病気のために、肉が固まって盛り上がったもの。「撲っ・た・ とこ・が・ こぶ・に・ なっ・た。」「肩・が・ 凝っ・て・ こぶ・みたいな・ もん・が・ でき・とる・ん・や。」

ごぶ【五分】《名詞、形容動詞や》 ①昔の尺貫法で、一寸の半分の長さ。およそ1.5五センチ。「板・の・ 端・を・ ごぶ・ほど・ 切り落とす。」②1割の半分。5パーセント。「合計・から・ ごぶ・ 割り引い・とき・ます。」③両方の力や、ものごとの可能性が半分ずつと考えられること。優劣などにあまり違いがないこと。「明日・ 勝てる・ 見込み・は・ ごぶ・ぐらい・や。」〔③⇒ごぶごぶ、はんはん、はんぶんはんぶん〕

こふう〔こふー〕【古風】《名詞、形容動詞や》 古めかしい様子。昔の古いものが残っている考え方ややり方。「あんた・は・ えらい・ こふーな・ 考え方・を・ する・ん・や・な。」「こふーな・ 建物」■対語=「いまふう」

ごふく【呉服】《名詞》 和服用の織物。反物。「ごふく・を・ 売っ・とる・ 店・も・ 少(すけ)のー・ なり・まし・た。」

ごぶごぶ【五分五分】《名詞、形容動詞や》 両方の力や、ものごとの可能性が半分ずつと考えられること。優劣などにあまり違いがないこと。「明日・ 雨・が・ 降る・か・ 降ら・ん・か・は・ ごぶごぶやろ。」「どっち・も・ 強ー・て・ 勝ち負け・は・ ごぶごぶ・と・ ゆー・ とこ・や。」〔⇒ごぶ、はんはん、はんぶんはんぶん〕

ごぶさた【ご無沙汰】《名詞、動詞する》 長い間、訪ねなかったり、手紙を出さなかったりしたこと。「長い・こと・ ごぶさたし・ており・ます。」

こぶらがえり《名詞、動詞する》 ふくらはぎの筋肉が、急に痙攣を起こすこと。足がつって、激しく痛むこと。「こぶらがえり・に・ なら・ん・よーに・ 海・へ・ 入る・ 前・に・ よー・ 体操し・とけ・よ。」

こぶり【小降り】《名詞》 雨や雪の降り方が、弱く少ないこと。「こぶり・に・ なっ・た・さかい・ 出・てき・まし・てん。」■対語=「ほんぶり」「おおあめ」

こぶり【小振り】《形容動詞や》 他のものに比べて、やや小形であること。「こぶりの・ 鯛・を・ 一匹・ 買(こ)ー・た。」■対語=「おおぶり」

|

2013年10月22日 (火)

新・言葉カメラ(9)

東京の「抜き」と、大阪の「台抜き」

 江戸っ子の蕎麦の食べ方に「抜き」というのがあるそうです。天ぷらを載せた蕎麦から蕎麦を抜いたもの(天抜き)です。天抜きを注文するのは、蕎麦屋で酒といっしょに天ぷら蕎麦を頼むと、飲んでいるうちに蕎麦がのびてしまうので、蕎麦を除いたものを注文するのでしょう。実際には、天ぷら(かき揚げ)が蕎麦つゆに浸っているという形です。
 この場合は、蕎麦を抜き去っているのです。蕎麦が食べたくなったら、改めて蕎麦を注文することになります。
 さて、大阪で「かつ玉発祥の店 名物・台抜き」という幟を見ました。これを江戸流に解釈すると、カツ玉丼の「台」(つまり、ご飯)を抜き去ってカツ玉だけが出てくると想像するのですが、実際にはそうではありません。丼からご飯をいったん抜いて、具(カツ玉)と台(ご飯)を別々に出すスタイルなのです。
 人気のカツ玉丼でしたが、ご飯のお代わりができないという欠点があって、食欲旺盛な商人のために別々に出すようになったのが由来のようです。分けてしまえば「丼」ではなくなってしまうと声も聞こえてきそうですが、ご飯がすべて出汁で濡れていなくて、白いご飯もほしいという気持ちの人にも応えているのです。
 この場合は、台(ご飯)を抜き去っても、ちゃんとご飯を出してくれるのです。

0009cimg9715

【写真は、「台抜き」という幟。2013年(平成25年)3月16日、大阪市中央区内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(290)

「明石日常生活語辞典…こ」(21)

こねまわす〔こねまーす〕【捏ね回す】《動詞・サ行五段活用》 ①粉や土などに水を加えて過度に練る。「あんまり・ こねまーし・たら・ 味・が・ 悪ー・ なる・よ。」②ものごとを素直に前へ進めようとしない。「あんな・ 考え・で・ こねまーし・たら・ 何・も・ 決まら・へん。」

こねる【捏ねる】《動詞・ナ行下一段活用》 ①粉や土などに水を加えて練る。「粘土・を・ こねる。」②理屈っぽい言動をする。「理屈・ばっかり・ こね・やがっ・て・ 人・の・ 言(ゆ)ー・ こと・を・ 聞こー・と・ せー・へん・ねん。」

ごねる《動詞・ナ行下一段活用》 他人に不平・文句などを言う。自分に都合の良いように、苦情を言う。周りの者と協調せず、騒動を引き起こす。ものごとの進行を妨害する。「何・でも・ 反対し・て・ ごねる・ 奴(やつ)・が・ おる・さかい・ みんな・が・ 困っ・とる。」〔⇒ごてる〕

この《連体詞》 ①空間的にあるいは心理的に、相手の側よりも自分の側の近くにあると考えるものを指して使う言葉。「この・ 本・を・ 貸し・てください。」②現在や非常に近い時を指して言う言葉。「この・ 月末・に・ 運動会・が・ ある。」「この・ 冬・は・ 特別・ 寒い・なー。」③人を非難したり叱責したりするときに、その気持ちを強めるために使う言葉。「この・ 阿呆(あほ)んだら」「この・ 間抜け」■類語=「その」「あの」「どの」

このあいだ【この間】《名詞》 あまり遠くない過去のあるとき。今日より少し前のとき。「このあいだ・は・ お世話・に・ なり・まし・た。」〔⇒せんじつ、せんだって、こないだ、さきごろ〕

このごろ【この頃】《名詞》 ①少し前から今に至るまでの時分。「このごろ・は・ 雨・ばっかり・ 続い・とる。」②今の時代。「このごろ・は・ 柄・の・ 悪い・ テレビ・の・ 番組・が・ 多い・な。」〔⇒ちかごろ、さいきん。②⇒こんにち〕

このしゅう〔このしゅー〕【此の週】《名詞》 今日が属している週。現在、過ごしている週。「このしゅー・は・ 仕事・が・ 忙しー・ねん。」〔⇒こんしゅう〕

このたび【この度】《名詞》 何かが今行われている折り、または行われたばかりの折りのこと。今般。「このたび・は・ いろいろ・ お世話・に・ なり・まし・た。」「このたび・は・ 合格・ おめでとー。」

このつき【此の月】《名詞》 今日が属している月。現在、過ごしている月。「このつき・は・ 温い・ 日ー・が・ 続い・とる。」〔⇒こんげつ〕

このぶん【この分】《名詞》 今、直面している状態や傾向や事柄など。「このぶん・やっ・たら・ 明日・は・ 晴れ・まっ・せ。」

このみ【好み】《名詞》 好くこと。希望すること。趣味や嗜好。「あんた・の・ このみ・の・ 場所・へ・ 案内し・まっ・せ。」

このよ【この世】《名詞》 今、生きている世。「このよ・は・ つらい・ こと・も・ ぎょーさん・ ある。」

ごはぎ【ご剥】《名詞》 口は小さくとがり、体は平たい菱形をしている魚。カワハギ。「ごはぎ・の・ 皮・を・ むく。」

ごはさん〔ごわさん〕【ご破算】《名詞》 ①算盤で、置いていた玉をはらって元に戻すこと。「ごわさん・で・ 願い・まし・て・は・ ……」②計画などを取り止めること。白紙の状態に戻すこと。「参加者・が・ 少(すけ)ない・さかい・ ごわさん・に・ し・ょー。」

こばしい【香ばしい】《形容詞》 こんがり焼けたような、良い香りがする。「こばしー・ 煎餅・の・ 匂い・が・ する。」「こばしい・ お茶」〔⇒こうばしい〕

こばしり【小走り】《名詞》 小さな歩幅で、急いで歩くこと。「こばしり・で・ 行っ・てき・ます・さかい・ ちょっと・ 待っ・とい・てください。」

こばん【小判】《名詞》 江戸時代以前に発行されていた、一両に相当する楕円形の金貨。「大判・ こばん・が・ ざっくざっくの・ 昔話」■対語=「おおばん」

ごはん【ご飯】《名詞》 ①米の飯。「今日・は・ 饂飩・より・ ごはん・が・ 食べ・たい・なー。」②食事。「そろそろ・ ごはん・の・ 時間・です・な。」◆①②ともに丁寧語である。〔⇒めし〕

ごばん【碁盤】《名詞》 碁を打つときに使う、木でできた正方形の厚い板。「ごばん・と・ 碁石・を・ 持っ・てき・てくれ。」

|

2013年10月21日 (月)

新・言葉カメラ(8)

熱燗でない「あつかん」

 「あつかん」というと酒の熱燗を思い浮かべます。通人によれば50度前後に燗をされた酒のことのようです。
 街角で見かけた「あつかん」には熱缶という文字が書かれていました。近くに飲み物の自動販売機がありました。この頃の自動販売機は賢くなって、熱いのも冷たいのも売ってくれます。その缶入り飲み物のうち、熱い方が熱缶なのでしょう。酒飲みの人は50度前後を思い浮かべるかもしれませんが、さて、実際の温度はどうなのでしょうか。

0008cimg3180

【写真は、「熱缶」という表示。2013年(平成25年)9月22日、神戸市中央区内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(289)

「明石日常生活語辞典…こ」(20)

ことづて《名詞、動詞する》 ①他人に頼んで伝えてもらうこと。伝言。「ことづて・を・ 聞い・た。」②他人に頼んで送り届けてもらうこと。「ことづて・を・ 受け取っ・た。」〔⇒ことづけ〕

ことづてる【言付ける】《動詞・タ行下一段活用》 ①他人に伝言を頼む。「ことづて・たい・ こと・が・ ある。」②他人に用事を頼む。他人に頼んで届けてもらう。「ことづて・たい・ もの・が・ ある・さかい・ 持っ・ていっ・てー・な。」〔⇒ことづける〕■自動詞は「ことづかる」

ことば【言葉】《名詞》 ①いくつかの音が集まって意味を表すもの。「犬・の・ ことば・は・ わから・へん。」②語句。文章。語句などの使い方。「ことば・が・ 上手や・さかい・ だまさ・れ・たら・ あか・ん・ぞ。」

ことばづかい【言葉遣い】《名詞》 ものの言い方。話し方。語句などの使い方。「丁寧な・ ことばづかい・を・ する・ 人・や。」

ことぶき【寿】《名詞》 めでたいこと。めでたさを祝う言葉や文字。「ことぶき・の・ 字ー・の・ 書い・てある・ 風呂敷」

ことぼし【小灯し】《名詞》 油を用いた灯り。手燭。「ことぼし・に・ 油・を・ 入れ・て・ 火ー・を・ つける。」

こども【子供】《名詞》 ①年の若い人。幼い人。「こども・が・ 道・で・ 遊ん・どる。」②夫婦の間に生まれた息子や娘。「三人・ こども・が・ おり・ます・ねん。」

こどもし【子供衆】《名詞》 ①年の若い人。幼い人。「あんた・は・ どこ・の・ こどもし・や。」②夫婦の間に生まれた息子や娘。「こどもし・は・ 何人・ おっ・て・です・か。」◆相手の子供や、その親に対して、やや敬意をこめて使う言葉である。

こどものひ〔こどものひー〕【子どもの日】《名詞》 国民の祝日の一つで、端午の節句にあたる五月五日。「こどものひー・に・ ハイキング・を・ する。」

ことり【小鳥】《名詞》 小型の鳥。愛玩用に飼う小さな鳥。「ことり・の・ ため・に・ 巣箱・を・ 作っ・てやる。」

ことり【子取り】《名詞》 子どもをだまして連れていってしまうこと。子どもを誘拐すること。「言ー・ こと・を・ 聞か・なんだら・ ことり・に・ 連れていか・れる・ぞ。」

ことわざ【諺】《名詞》 昔から言い伝えられている言葉で、風刺や教訓などを含んでいて、生活などに役立つ言葉。「ことわざ・は・ えー・ こと・を・ 言ー・とり・ます・なー。」

ことわり【断り】《名詞》 ①相手の申し出や依頼を受け入れないこと。「気・が・ 進ま・ん・ので・ ことわり・の・ 返事・を・ 出す。」②相手に知らせて了解を得ること。「都合・で・ 遅れる・さかい・ ことわり・を・ 言(ゆ)ー・とく。」

ことわる【断る】《動詞・ラ行五段活用》 ①相手の申し出や依頼を受け入れない。「買い値・が・ 高(たこ)ー・ない・さかい・ 売る・の・を・ ことわっ・た。」②相手に知らせて了解を得る。「締め切り・に・ 間に合わ・ん・ こと・を・ 電話・で・ ことわっ・ておい・た。」

こない《副詞に》 このように。「こない・ しんどい・ 仕事・や・と・は・ 思わ・なんだ。」「こないに・ し・たら・ えー・ねん。」■類語=「そない」「あない」「どない」

こないだ《名詞》 あまり遠くない過去のあるとき。今日より少し前のとき。「こないだ・から・ 長い・こと・ 雨降り・ばっかり・です・なー。」◆「このあいだ【この間】」の発音がつづまったもの。〔⇒せんじつ、せんだって、このあいだ、さきごろ〕

こないな《連体詞》 このような。「こないな・ 話・は・ 今日・ 初めて・ 聞い・た。」〔⇒こんな〕■類語=「そないな」「あないな」「どないな」

こなぐすり【粉薬】《名詞》 極めて微細な粒になっている薬。「こなぐすり・を・ オブラート・に・ 包ん・で・ 飲む。」〔⇒こぐすり〕■対語=「みずぐすり」

こなせっけん【粉石鹸】《名詞》 汚れを落とすために使う、油と苛性ソーダで作ったものを粉末にしたもの。「こなせっけん・で・ 洗濯する。」〔⇒せっけんこ、こせっけん〕

こなれる《動詞・ラ行下一段活用》 食べ物が消化される。「食い過ぎ・て・ 腹・が・ こなれ・とら・へん。」

|

2013年10月20日 (日)

新・言葉カメラ(7)

いつを起点にした「大至急」?

 いろんなところで、「〇〇〇〇番のクルマの持ち主の方は、大至急、クルマを移動してください」というアナウンスを聞くことがあります。駐車しているクルマが邪魔になるので、移動させるよう要請しているのです。アナウンスを聞いたクルマの持ち主は、飛んで行って移動させることでしょう。
 ところで、「敷地内の資材等は大至急片付けて下さい」という文字を読んだ人が、即刻片づけてくれたら嬉しいのですが、見逃す人もあるでしょうし、見ても実行しない人もいるのでしょう。
 この看板は、自社敷地内に放置されている資材等に立腹して書いたもののようです。「大至急」と言い続けても(看板を出し続けても)、効果が現れていないのでしょう、看板は古びてきています。
 「大至急」とは看板を出したときを起点とするのでしょうが、その「大至急」という言葉が指し示す時間帯はとっくに過ぎ去ってしまっています。そうすると、放置された状況にも鈍感さが生じて、放置はいつまでも続くことになりかねません。
  毎回毎回、言い続けるわけにもいかないので、看板に書いたのかもしれません。けれども、アナウンスするような即効性は、看板にはないように思われます。

0007cimg9900

【写真は、「大至急片付けて下さい」という看板。2013年(平成25年)4月1日、兵庫県明石市内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(288)

「明石日常生活語辞典…こ」(19)

コップ〔こっぷ〕【ポルトガル語=copo】《名詞》 ガラス、紙、プラスチックなどで作って、水などの飲み物を入れるもの。「こっぷ・で・ 水・を・ 飲む。」◆「がらす・こっぷ」「せともん・の・こっぷ」と言い分けることもある。

コッペパン〔こっぺぱん〕【フランス語=coupee(?) + ポルトガル語=pao】《名詞》 底が平たくて、全体がなまこ型であるパン。「何・も・ 入っ・とら・へん・ こっぺぱん」◆戦後の給食で出された記憶が強い。

こて【鏝】《名詞》 ①熱くしておいて、布の皺を伸ばす道具。「炭・で・ こて・を・ 温める。」②壁土、セメントなどを塗る道具。「こて・で・ 壁・を・ 塗っ・ていく。」

ごて《名詞、形容動詞や》 人に不平・文句などを言うこと。周りの者と協調せず、騒動を引き起こすこと。「ごて・の・ おっさん・が・ おる。」

ごて【後手】《名詞》 人より後で物事を始めること。相手に機先を制せられること。「ごて・に・ 回っ・たら・ なかなか・ 挽回・は・ でけ・へん。」■対語=「せんて」

こてこて《形容動詞や、動詞する》 多すぎたり濃厚であったりして、くどい様子。「クレパス・で・ こてこてに・ 塗っ・た・ 絵ー」〔⇒ごてごて〕

ごてごて《形容動詞や、動詞する》 多すぎたり濃厚であったりして、くどさが際だっている様子。「絵の具・を・ ごてごてに・ 塗りたくる。」〔⇒こてこて〕

ごてる《動詞・タ行下一段活用》 他人に不平・文句などを言う。自分に都合の良いように、苦情を言う。周りの者と協調せず、騒動を引き起こす。ものごとの進行を妨害する。「反対し・て・ ごて・たら・ 笑わ・れる・ぞー。」〔⇒ごねる〕

ごてん【御殿】《名詞》 豪華で立派な邸宅。身分の高い人の住まい。「あんたとこ・は・ ごてんみたいーで・ 大けー・ 部屋・が・ ある・ねん・なー。」

こと【事】《名詞》 ①事柄。内容。「親・の・ 命日・は・ 忘れ・て・は・ いか・ん・ こと・や・で。」②事実。出来事。経験。「昨日・ 帰っ・て・から・ どんな・ こと・を・ し・た・の。」「学校・で・ 起こっ・た・ こと」③事情。「そういう・ こと・やっ・た・ん・です・か。」④事件などに発展しそうな内容。重大な内容。「あいつ・に・ 知らせ・たら・ こと・や・ぞ。」

こと【琴】《名詞》 細長い箱の上に、十三本の弦が張ってある、日本古来の楽器。「こと・の・ 音・が・ 聞こえる。」

ごと【毎】《名詞や動詞連体形などに付く接尾語》 ①そのたびに。「風・が・ 吹く・ごと・に・ 木ー・の・ 葉ー・が・ 散る。」②それを単位として。「一週間・ごと・に・ 報告する。」「クラス・ごと・の・ 競争」

ことがら【事柄】《名詞》 ものごとの事実。ものごとの様子。「特別な・ ことがら・で・ あっ・ても・ きちんと・ 連絡し・てください。」

ことこと《副詞と》 ①時間をかけて、ゆっくりと煮る様子。鍋の中のものが静かに煮える様子。「豆・を・ ことことと・ 炊く。」②物が軽く触れ合って、小さな物音がする様子。「天井・で・ 鼠・が・ ことことと・ 動い・とる。」

ごとごと《副詞と》 鈍くて大きな物音がする様子。「隣り・で・ ごとごと・ 音・が・ する。」◆音の正体が明確でないような場合に使うことも多い。

ことし【今年】《名詞》 今日が属している年。現在、過ごしている年。「ことし・は・ 梅雨入り・が・ 早い・みたいや。」

ことづかる【言付かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①他人から伝言を頼まれる。「ことづかっ・てき・た・ こと・を・ 言い・ます。」②他人から用事を頼まれる。届け物を預かる。「この・ 箱・を・ ことづかっ・て・ 来・まし・てん。」■他動詞は「ことづける」「ことづてる」

ことづけ【言付け】《名詞、動詞する》 ①他人に頼んで伝えてもらうこと。伝言。「何ぞ・ ことづけ・が・ あっ・たら・ 聞い・ていき・ます・けど。」②他人に頼んで送り届けてもらうこと。「ことづけ・が・ あっ・たら・ 預かっ・ていき・ます・よ。」〔⇒ことづて〕

ことづける【言付ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①他人に伝言を頼む。「ことづけ・た・ こと・を・ ちゃんと・ 言(ゆ)ー・てくれ・た・かいな。」②他人に用事を頼む。他人に頼んで届けてもらう。「手紙・を・ ことづける。」〔⇒ことづてる〕■自動詞は「ことづかる」

|

2013年10月19日 (土)

新・言葉カメラ(6)

「〇〇屋さん」の極致

 自分の父母のことを他人に告げるときに「お父さん」「お母さん」と言って、何の恥ずかしさも感じない人が増殖しています。身内の人のことを謙遜しながら言うという習慣が消えていくことに寂しさを感じます。
 一方で、自分のことに敬意を表す表現が増えています。自分の店のことを、「パン屋さん」「パーマ屋さん」「さんぱつ屋さん」などと大書しているのも増えました。親しみを込めて言っているのかもしれませんが、たしなみのない言い方のように思えます。
 店の名前の「さん」は、とがめていてはキリがないほど増えましたが、社名にも現れました。「株式会社いれ歯やさん」を見たときには、かなり驚きました。

0006cimg2579

【写真は、「いれ歯やさん」という社名。2013年(平成25年)6月12日、神戸市兵庫区内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(287)

「明石日常生活語辞典…こ」(18)

ごっつぉうさん〔ごっつぉーさん〕【ご馳走さん】《感動詞》 ①食事をもてなされたり、食べ物をもらったりしたときの、感謝の言葉。「ごっつぉーさん。おいしかっ・た・です。」②食事を終わるときの挨拶の言葉。「あー・ 腹いっぱいに・ なっ・た。ごっつぉーさん。」■やや改まった感じで、「ごっつぉうさま」と言うことがある。〔⇒ごちそうさん、ごっとうさん、ごっとべはん〕

ごっつい《形容詞》 ①形が大きい。丈が高い。「ごっつい・ 背ー・の・ 人」②堅く角張っていて、ごつごつした感じがする。荒々しい。いかつい。丈夫である。「ごっつい・ 顔・を・ し・た・ 人・やっ・た・さかい・ 恐かっ・た。」③程度が甚だしい。「ごっつい・ 高い・ 山」④素晴らしい。「ごっつい・ 賞・を・ 貰(もろ)ー・た・そーや。」〔⇒ごつい、③④⇒すごい〕

ごっつい《副詞》  ものごとの程度がかなりである様子。「この・ 本・は・ 読む・の・に・ ごっつい・ 時間・が・ かかる。」〔⇒ごつい、ごっつう、たいがい〕

ごっつう〔ごっつー〕《副詞》  たいそう。甚だしく。すごく。「虫・に・ ごっつー・ 食わ・れ・とる・ 葉ー」〔⇒ごつい、ごっつい〕

こづつみ【小包】《名詞》 小さな物品を包装して郵便局から送るもの。「こずつみ・で・ 歳暮・を・ 送る。」

ごっつん《副詞と、動詞する》 ①二つ以上のものが互いにぶつかる様子。「四つ角・で・ 自転車・同士・が・ ごっつんし・て・ こけ・た。」②こぶしなどで叩く様子。「頭・を・ ごっつんさ・れ・て・ 痛かっ・た。」

こってうし《名詞》 牡牛。大柄な牛。「こってうし・が・ 車・を・ 引い・とる。」〔⇒ごっとうし〕

こってり《副詞と、動詞する》 味や色などが、濃厚でしつこい様子。「こってりし・た・ ラーメン・を・ 食べ・た。」

こっとう〔こっとー〕【骨董】《名詞》 ①古くて値打ちのある、美術品や道具類。「こっとー・を・ 集める・の・が・ 趣味・や。」②古くて役に立たない物。中古品。「博物館・行き・の・ こっとー・や。」〔⇒こっとうひん〕

ごっとう〔ごっとー〕【ご馳走】《名詞、動詞する》 ①豪華な食べ物や飲み物。美味しい食べ物や飲み物。「普段・から・ ごっとー・ 食ー・さかいに・ 痛風・に・ なっ・た・ん・やろ。」②心をこめて、食べ物などを出してもてなすこと。「ごっとー・を・ よばれ・て・ おーきに。」〔⇒ごちそう、ごっつぉう、ごっそう〕

ごっとうさん〔ごっとーさん〕【ご馳走さん】《感動詞》 ①食事をもてなされたり、食べ物をもらったりしたときの、感謝の言葉。「えらい・ ごっつぉーさん・に・ なり・まし・た。」②食事を終わるときの挨拶の言葉。「ごっとーさん。お茶・ ちょーだい。」■やや改まった感じで、「ごっとうさま」と言うことがある。〔⇒ごちそうさん、ごっつぉうさん、ごっとべはん〕

ごっとうし《名詞》 牡牛。大柄な牛。「ごっとうし・が・ 暴れ出し・たら・ 手ー・に・ おえ・ん・がな。」〔⇒こってうし〕

こっとうひん〔こっとーひん〕【骨董品】《名詞》 ①古くて値打ちのある、美術品や道具類。「こっとーひん・を・ 集め・た・ 展覧会」②古くて役に立たない物。中古品。「こっとーひん・や・けど・ 修繕し・たら・ 使える・かもしれん。」③老人が自分を卑下して使う言葉。「わし・は・ もー・ こっとーひん・なんや。」〔①②⇒こっとう〕

ごっとべはん【ご馳走はん】《感動詞》 ①食事をもてなされたり、食べ物をもらったりしたときの、感謝の言葉。「ごっとべはん・に・ なっ・て・ おーきに。」②食事を終わるときの挨拶の言葉。「おいしかっ・た・よ。ごっとべはん。」■ややふざけた言い方である。〔⇒ごちそうさん、ごっつぉうさん、ごっとうさん〕

こっとり《名詞》 戸締まりなどのために、戸などに仕組まれている栓。「こっとり・を・ おとす。」「こっとり・を・ おろす。」

こつぶ【小粒】《名詞、形容動詞や》 ①小さくて丸いもののうち、とりわけ小さなもの。「こつぶ・の・ 豆」②力や人間性が劣っているもの。「今度・の・ 社長・は・ ちょっと・ こつぶや。」■対語=「おおつぶ」

|

2013年10月18日 (金)

放射状に歩く(71)

岩岡、神出を通って押部谷へ⑬

 近江寺(きんこうじ)への入り口(写真番号①、撮影時刻14時35分)がありますが、寄らずに通り過ぎます。646年(大化2年)の開基と言われ、2月に行われる修正会(鬼追い)は1300年以上の歴史を持ち、地域の風物詩です。
 左右に実りの田圃が広がります。このあたりのヒノヒカリを「おしべのゆめ」と名付けているようで幟(②、14時43分)が立っています。
 押部谷町西盛には盲導犬協会の訓練センター(③、14時45分)や、西区役所押部谷連絡所(④、14時47分)があって、このあたりの中心地の様相です。
 どんどん進んでいくと、広い道路と交差します。神戸市長田区と三木市を結ぶ県道22号で、三木街道(⑤、14時57分)と呼ばれる重要な道です。このあたりでは神戸電鉄の線路と並行しています。
 神戸電鉄の押部谷駅(⑥、15時01分)の駅前では、訓練のためでしょうか、盲導犬を連れた女性が声をかけて指示をしていました。出発してほぼ6時間、ほとんど休むことなく歩いてきました。ここまでの歩数は32644歩。距離はおよそ21㎞です。

13cimg3419_213cimg3423 13cimg3425 13cimg3427 13cimg3431 13cimg3435

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(286)

「明石日常生活語辞典…こ」(17)

こつく〔こづく〕【小突く】《動詞・カ行五段活用》 ①他の人の体などを、腕や指先などで突いたり、揺すったりする。「居眠りし・とっ・た・さかい・ こつい・て・ 起こし・たっ・た。」「腹・が・ 立っ・た・さかい・ 腕・で・ こづい・てやっ・た。」②鳥がくちばしで、つつくようにして餌を食べる。鳥がくちばしで攻撃する。「鶏・が・ はみ〔=餌〕・を・ こつい・とる。」「手ー・を・ 出し・たら・ 鶏(とり)・に・ こずか・れ・た。」「鴉・が・ 人・を・ こつき・に・ 来る。」

コック〔こっく〕【英語=cock】《名詞》 水道管・ガス管などに取り付けて、流れる料の調節をしたり開閉をしたりするための栓。「こっく・を・ ひねっ・て・ ガス・を・ 出す。」

こつこつ《副詞と》 ①怠らず努力を続ける様子。「こつこつと・ 野球・の・ 練習・を・ する。」②一つ一つ丁寧に行う様子。「手袋・を・ こつこつ・ 編ん・でいく。」③硬い音が出る様子。「石・を・ 叩い・たら・ こつこつと・ 音・が・ し・た。」

ごつごつ《副詞と、動詞する》 凸凹の多い様子。角張っていて滑らかでない様子。「ごつごつし・た・ 石」「相撲取り・の・ 手・は・ ごつごつと・ する・ 感じ・や。」

こっさえ【拵え】《名詞、動詞する》 ①食事の用意をすること。「晩飯・の・ こっさえ」②あることを行うために前もって用意すること。準備をすること。整えること。「風呂・の・ こっさえ・が・ 済ん・だ。」〔⇒こしらえ、したく。①⇒ごはんごしらえ、ごはんこっさえ、めしごしらえ、めしごっさえ〕

こっさえる【拵える】《動詞・ア行下一段活用》 ①形あるものに作り上げる。製造する。「余っ・た・ 材木・で・ 腰掛け・を・ こっさえ・た。」②準備をする。整える。「荷物・を・ こっさえ・て・ 待っ・とっ・た。」〔⇒こしらえる、こさえる〕

ごっそう〔ごっそー〕【ご馳走】《名詞、動詞する》 ①豪華な食べ物や飲み物。美味しい食べ物や飲み物。「今日・は・ えらい・ ごっそー・や・なー。」②心をこめて、食べ物などを出してもてなすこと。「ごっそー・を・ よばれる。」〔⇒ごちそう、ごっとう、ごっつぉう〕

こっそり《副詞と》 ①音を立てないで、静かに。「こっそり・ 戸ー・を・ 開け・て・ 入る。」②人に知られないように、内密で。「こっそり・ 下見・に・ 行く。」〔⇒こそっと〕

ごっそり《副詞と》 残らず全部。「泥棒・に・ ごっそり・ 盗ま・れ・た。」〔⇒ごそっと〕

ごった《形容動詞や》 いろいろなものが無秩序に混じり合っている様子。いろいろなものを混ぜ合わせている様子。混同している様子。「何・でも・ 入れ・て・ ごったに・ 炊く。」〔⇒ごっちゃ、ごっちゃまぜ、ごちゃまぜ、ごたまぜ〕

こっち《名詞》 ①自分のいる場所や方向。「こっち・へ・ おいで。」②自分の方。自分の立場や状況。「こっち・は・ 心配・ 要ら・ん。」③自分の近くにいる人。この人。「こっち・が・ 家内・です。」④自分自身。私。「誰・も・ 行か・へん・の・やっ・たら・ こっち・が・ 行き・ます。」〔⇒こちら、こっちゃ〕■類語=「そっち」「あっち」「どっち」

こっちゃ《名詞》 ①自分のいる場所や方向。「こっちゃ・の・ 方・が・ 温い・よ。」②自分の方。自分の立場や状況。「こっちゃ・で・ 弁償せ・な・ あか・ん・がな。」③自分の近くにいる人。この人。「こっちゃ・に・ 頼もー・か。」④自分自身。私。「こっちゃ・は・ 困っ・て・ 返事・が・ でけ・なんで・ん。」〔⇒こちら、こっち〕■類語=「そっちゃ」「あっちゃ」「どっちゃ」

ごっちゃ《形容動詞や》 いろいろなものが無秩序に混じり合っている様子。いろいろなものを混ぜ合わせている様子。混同している様子。「ごっちゃに・ せ・んと・ 分け・て・ 持っ・てこい。」〔⇒ごった、ごっちゃまぜ、ごちゃまぜ、ごたまぜ〕

ごっちゃまぜ《形容動詞や、動詞する》 いろいろなものが無秩序に混じり合っている様子。いろいろなものを混ぜ合わせている様子。混同している様子。「絵の具・を・ ごっちゃまぜし・て・ 新しい・ 色・を・ 作る。」〔⇒ごっちゃ、ごった、ごちゃまぜ、ごたまぜ〕

ごっつぉう〔ごっつぉー〕【ご馳走】《名詞、動詞する》 ①豪華な食べ物や飲み物。美味しい食べ物や飲み物。「昨日・は・ 課長・に・ ごっつぉーし・てもろ・た。」②心をこめて、食べ物などを出してもてなすこと。「還暦・の・ とき・に・ ごっつぉーし・て・ お祝い・を・ し・てもろ・た。」〔⇒ごちそう、ごっとう、ごっそう〕

|

2013年10月17日 (木)

放射状に歩く(70)

岩岡、神出を通って押部谷へ⑫

 橋を渡ると住吉神社(写真番号①、撮影時刻14時03分)の社前です。今年の秋祭りは10月12日と13日に行われるという予告(②、14時03分)が出ています。この神社の氏子は押部谷町の、和田、養田、高和、細田などの12の集落と平野町常本です。これは広い押部谷町の全域です。常本というのは押部谷町からは少し飛び地になっています。由来(③、14時07分)によれば、754年(天平勝宝6年)の創建され、移遷、再建などが何度かあったようです。本殿(④、14時10分)では何かの祈願が行われていました。
 住吉神社の前の明石川を飛び石(⑤、14時11分)で渡って左岸にかえります。明石川に沿って北東方向に歩いて神戸電鉄の駅を目指します。ますます雄岡山(⑥、14時27分)の姿が大きくなってきます。

12cimg3405 12cimg3406 12cimg3409 12cimg3410 12cimg3411 12cimg3415

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(285)

「明石日常生活語辞典…こ」(16)

ごちゃんぽ《名詞、形容動詞や》 道理の通らないこと。間違ったこと。道理の通らないことをする人。間違ったことをする人。「わから・へん・さかい・ ごちゃんぽ・の・ 答え・を・ 書い・た。」〔⇒ごじゃっぺ、ごじゃんぽ、ごちゃっぺ〕

こちょこちょ《名詞、副詞、動詞する》 ①他の人をくすぐること。また、その様子。「こちょこちょし・たら・ 赤ちゃん・が・ 喜ん・だ。」「こちょこちょと・ こそばす。」②くすぐったいこと。また、その様子。「背中・が・ こちょこちょし・て・ 気持ち・が・ 悪い。」

こちょばい《形容詞》 ①くすぐったい。むずむずした感じである。「背中・が・ こちょばい・さかい・ 掻い・てんか。」②ほめられることが照れくさい。高く評価されることが何となくきまりが悪い。「こちょばい・さかい・ 黙っ・て・ 見・とい・てんか。」〔⇒こそばい〕

こちょばす《動詞・サ行五段活用》 くすぐったくさせる。むずむずした感じにさせる。くすぐる。「こちょばさ・れ・て・ 気持ち・が・ 悪い。」〔⇒こそばす〕

こちら《名詞》 ①自分のいる場所や方向。「こちら・に・ 座り・なはれ。」②自分の方。自分の立場や状況。「決まっ・たら・ こちら・から・ 電話し・ます。」③自分の近くにいる人。この人。「こちら・(の・ 人・)は・ どなたはん・です・か。」◆「こっち」よりも改まった感じが伴う。④自分自身。私。「すんません。こちら・の・ 落ち度・でし・た。」〔⇒こっち、こっちゃ〕■類語=「そちら」「あちら」「どちら」

こつ【骨】《名詞》 死んだ人を火葬にした後の骨。「竹・の・ 箸・で・ こつ・を・ 拾(ひら)う。」

こつ《名詞》 ものごとをうまく行う方法。「試験・に・ 合格する・ こつ・を・ 教え・てくれ・へん・か。」

こつあげ【骨上げ】《名詞、動詞する》 火葬後に、死者の骨を拾って納めること。「こつあげ・は・ 二時間後・や。」

ごつい《形容詞》 ①形が大きい。丈が高い。「ごつい・ 手袋・や・さかい・ 履い・たら・ がさがさや。」②堅く角張っていて、ごつごつした感じがする。荒々しい。いかつい。丈夫である。「ごつい・ 肩・を・ し・た・ 男・の・ 人」③程度が甚だしい。「ごつい・ しんどい・ 仕事」④素晴らしい。「全国優勝する・や・なんて・ そんな・ ごつい・ 力・が・ ある・と・は・ 知ら・なんだ。」〔⇒ごっつい。③④⇒すごい〕

ごつい《副詞》  たいそう。甚だしく。すごく。「今日・の・ 山登り・は・ ごつい・ しんどかっ・た。」〔⇒ごっつい、ごっつう〕

こづかい【小遣い】《名詞》 普段のこまごましたものを買ったり、飲食に使ったりするお金。「旅行・で・ 使う・ こづかい」

こづかい【小使い】《名詞》 学校・役場などの用務員。「役場・の・ こづかい・の・ 仕事・を・ する。」「戸ー・が・ 開きにくい・ので・ こづかい・さん・に・ 直し・てもらう。」

こづかいしつ【小使室】《名詞》 学校・役場などの用務員が詰めている部屋。「お茶・を・ 貰い・に・ こづかいしつ・へ・ 行く。」

こっき【国旗】《名詞》 その国を表す旗。(日本の場合は)日の丸。「祭日・に・ こっき・を・ 立てる。」

こっきら《副詞》 残らず、全部。「庭・の・ 花・が・ 台風・で・ こっきら・ 萎(しお)れ・ても・た。」〔⇒こっきり、こっきらこ、こっきらこい、すっかり〕

こっきらこ《副詞》 残らず、全部。「痛ん・だ・さかい・ 食べ・んと・ こっきらこ・ 捨て・た。」〔⇒こっきら、こっきり、こっきらこい、すっかり〕

こっきらこい《副詞》 残らず、全部。「ぎょーさん・ あっ・た・けど・ こっきらこい・ 食べ・ても・た。」〔⇒こっきら、こっきり、こっきらこ、すっかり〕

こっきり《副詞》 ①残らず、全部。「こっきり・ 売れ・ても・た・さかい・ 嬉しー・なー。」「作っ・た・ もん・は・ これ・で・ こっきりや。」②区切りの良い様子。区切りをつける様子。「今日・は・ これ・で・ こっきりに・ し・とき・まほ。」③ちょうど。「十時・こっきり・に・ 来・てください。」〔①⇒こっきら、こっきらこ、こっきらこい、すっかり〕

|

2013年10月16日 (水)

放射状に歩く(69)

岩岡、神出を通って押部谷へ⑪

 藤原橋の北東詰に道標(写真番号①、撮影時刻13時44分)があります。このまま東の方へ進むと古刹の太山寺(たいさんじ)へ行けます。南へ進むと兵庫(神戸市兵庫区)へ通じることを示していますが、兵庫まではどういうルートをたどるのか、わかりません。
 神戸市立高和小学校(②、13時47分)を右に見て、高和橋(③、13時50分)で左折します。これは、さっきの明石川に流れ込む小さな支流に架かる橋です。高和の集落(④、13時52分)が見えて、実りの秋を感じさせます。
 歩くにつれて、しだいに明石川の本流が近づいてきて、住吉神社の前に架かる橋(⑤、14時01分)を渡ります。橋のそばに東播用水明石川支線水路の水管橋(⑥、14時01分)が架かっています。
 この地域の年間降水量は1300㎜程度です。農業経営の安定と近代化を図ることを目的に、国営の東播用水農業水利事業が、加古川東部の播磨平野と美嚢川、明石川等の流域と北神戸地域に展開されています。

11cimg3394 11cimg3396 11cimg3398_2 11cimg3401 11cimg3403 11cimg3404

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(284)

「明石日常生活語辞典…こ」(15)

ごたごた《名詞》 もめ事。紛争。さまざまの考えが対立していること。「やっと・ 村・の・ 中・の・ ごたごた・が・ 収まっ・た。」〔⇒ごじゃごじゃ、ごちゃごちゃ〕

こだし【小出し】《名詞、動詞する》 たくさんあるものの中から、少しずつ出すこと。「おやつ・を・ こだし・に・ し・て・ 子ども・に・ やる。」「意見・が・ ある・ん・やっ・たら・ こだしせ・んと・ いっぺんに・ 言(ゆ)ー・たら・ えー・ねん・で。」

こたつ【炬燵】《名詞》 炭火を入れたものや電熱器をわくで囲んで、布団などを掛けて、足などを暖めるもの。「温(ぬく)なっ・て・ こたつ・が・ いら・ん・よーに・ なっ・た。」◆いわゆる「あんか【行火】」も含めて、「こたつ」と言うことが多い。

ごたつく《動詞・カ行五段活用》 ごたごたする。混乱する。もめる。「話・が・ ごたつい・て・ 何・も・ 決まら・へん。」

ごたまぜ《形容動詞や、動詞する》 いろいろなものが無秩序に混じり合っている様子。いろいろなものを混ぜ合わせている様子。混同している様子。「いろんな・ もの・が・ ごたまぜし・て・ 入れ・てある・ 福袋・を・ 売っ・とる。」〔⇒ごっちゃ、ごった、ごっちゃまぜ、ごちゃまぜ〕

こだわる【拘る】《動詞・ラ行五段活用》 そればかりを気にする。気にしなくてもよいような小さなことにとらわれる。「点数・に・ こだわる。」「あいつ・は・ 自分・の・ 考え・に・ こだわっ・て・ なかなか・ 後・へ・ 引か・へん。」

こち【東風】《名詞》 東から吹く風。「温(ぬく)い・ こち・が・ 吹い・てき・た。」■対語=「まで」

こちこち《副詞と》 規則性・連続性があって、固いものが触れ合って出る音。「時計・の・ こちこちと・ ゆー・ 音・が・ 聞こえる。」

こちこち《形容動詞や》 ①凍って固くなっている様子。「冷凍室・で・ 魚・が・ こちこちに・ なっ・とる。」②緊張して、気持ちや体が萎縮している様子。「こちこちに・ なっ・ても・て ・周り・の・ 話・が・ 聞こえ・ておら・ん。」③真面目で融通がきかない様子。「硬ー・て・ こちこちの・ 人間」〔⇒かちかち〕

ごちそう〔ごちそー〕【ご馳走】《名詞、動詞する》 ①豪華な食べ物や飲み物。美味しい食べ物や飲み物。「朝・から・ ごちそー・を・ 食べる。」②心をこめて、食べ物などを出してもてなすこと。「今日・は・ ごちそーし・てもー・て・ ありがとーさん・です。」〔⇒ごっつぉう、ごっとう、ごっそう〕

ごちそうさん〔ごちそーさん〕【ご馳走さん】《感動詞》 ①食事をもてなされたり、食べ物をもらったりしたときの、感謝の言葉。「今日・は ごちそーさん・でし・た。」②食事を終わるときの挨拶の言葉。「あー・ うまかっ・た。ごちそーさん。」■やや改まった感じで、「ごちそうさま」と言うことがある。〔⇒ごっつぉうさん、ごっとうさん、ごっとべはん〕

ごちゃごちゃ《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①いろんなものが入り混じっている様子。雑然としている様子。無秩序である様子。「箱・の・ 中・に・ ごちゃごちゃに・ 入っ・とる。」「いろんな・ 意見・が・ ごちゃごちゃと・ 出た。」②あれこれ述べて非難する様子。文句を言い続ける様子。もめ事が生じている様子。「近所・から・ ごちゃごちゃ・ 言わ・れ・て・ 困っ・とる・ねん。」〔⇒ごじゃごじゃ、ごたごた〕

ごちゃごちゃ《名詞》 もめ事。紛争。さまざまの考えが対立していること。「ごちゃごちゃ・が・ 起こら・ん・よーに・ うまい・こと・ まとめ・ておくん・なはれ。」〔⇒ごじゃごじゃ、ごたごた〕

ごちゃっぺ《名詞、形容動詞や》 道理の通らないこと。間違ったこと。道理の通らないことをする人。間違ったことをする人。「こちゃんぺ・が・ また・ 文句・ 言い・に・ 来・とる。」〔⇒ごじゃっぺ、ごじゃんぽ、ごちゃんぽ〕

ごちゃまぜ《形容動詞や、動詞する》 いろいろなものが無秩序に混じり合っている様子。いろいろなものを混ぜ合わせている様子。混同している様子。「ごちゃまぜに・ せ・んと・ 大けさ・で・ 分け・とい・てんか。」〔⇒ごっちゃ、ごった、ごっちゃまぜ、ごたまぜ〕

|

2013年10月15日 (火)

放射状に歩く(68)

岩岡、神出を通って押部谷へ⑩

 行く手からしだいに雄岡山(写真番号①、撮影時刻13時08分)が大きくなってきます。しばらくすると、人家がなくなり道は下りになります。道の両側には池があったり工場があったり(②、13時26分)という景色が続きます。このあたりで神出町から押部谷町に入ります。
 下り続けていくと、前方に高層の建物群が見えてきます。神戸市営地下鉄の終点である西神中央駅(③、13時35分)の周辺です。丘の上が西神中央のニュータウン、丘の下に見えるのは押部谷町から平野町にかけての旧来の集落です。風景は、かなり対照的に見えます。
 坂を下りていくと、明石川に架かる広い橋(④、13時38分)が見えてきます。藤原橋(⑤、13時39分)です。明石川は、河口から北に向かって、明石市、神戸市西区玉津町、平野町 押部谷町を通っています。いくつかの支流がありますが、ここを流れているのが本流です。けれども、このあたりになると川幅は狭く、水量も少なく(⑥、13時42分)なっています。

10cimg3379 10cimg3382 10cimg3385 10cimg3388 10cimg3389 10cimg3393

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(283)

「明石日常生活語辞典…こ」(14)

こせこせ《副詞と、動詞する》 ①細かいことに気を取られて、伸び伸びしていない様子。「こせこせと・ 動き回る。」「こせこせし・た・ 字ー」②小言が多く口やかましい様子。「いちいち・ こせこせと・ 注意さ・れ・て・ 気分・が・ 悪い。」

こぜに【小銭】《名詞》 金額の小さいお金。細かいお金。「切符・を・ 買う・ こぜに・が・ あら・へん。」

こぜにいれ【小銭入れ】《名詞》 硬貨などの、金額の小さいお金を入れておくもの。「こぜにいれ・を・ 忘れ・てき・た。」

こぜる《動詞・ザ行下一段活用》 ①梃子の働きをさせる。隙間などにものを入れて、ねじったり持ち上げたりする。「丸太・で・ こぜ・て・ 大けな・ 石・を・ 動かす。」②話に横やりを入れる。道理の通らないことを言う。「無茶な・ こと・を・ 言(ゆ)ー・て・ こぜ・てき・やがっ・た。」◆発音は、「こぜる」「こでる」の両方がある。

ごぜん【午前】《名詞》 夜の十二時から正午までの間。朝から昼までの間。「ごぜん・の・ うち・に・ おうかがいし・ます。」〔⇒ひるまで〕

こぞう〔こぞー〕【小僧】《名詞》 ①子どもや若い人を、あなどったり、親しんだりして言う言葉。「あの・ こぞー・は・ 失敗・ばっかり・ し・てやがる。」②商店などに雇われている少年。「店・の・ こぞー・に・ 言(ゆ)ー・とい・た。」

こそこそ《副詞と、動詞する》 人に見られないように、隠れてする様子。人に悟られないように、内緒でする様子。「こそこそと・ つまみ食い・を・ する。」「ここそし・て・ 何か・ 気持ち・の・ 悪い・ やつ・や。」

こそっと《副詞》 ①音を立てないで、静かに。「遅刻し・てき・て・ こそっと・ 席・に・ 座る。」②人に知られないように、内密で。「こそっと・ 金・を・ 使う。」〔⇒こっそり〕

ごそっと《副詞》 残らず全部。「置い・とい・た・ もの・を・ ごそっと・ 持っ・ていき・やがっ・た。」〔⇒ごっそり〕

こそばい《形容詞》 ①くすぐったい。むずむずした感じである。「こそばい・さかい・ こそばさ・んとい・て。」②ほめられることが照れくさい。高く評価されることが何となくきまりが悪い。「そんな・ こと・ 言わ・れ・たら・ こそばい・がな。」〔⇒こちょばい〕

こそばす《動詞・サ行五段活用》 くすぐったくさせる。むずむずした感じにさせる。くすぐる。「足・の・ 裏・を・ こそばす。」〔⇒こちょばす〕

ごぞんじ【ご存じ】《名詞》 知っておられること。理解しておられること。◆相手を敬って使う言葉。「明日・は・ 寄り合い・が・ ある・ こと・を・ ごぞんじ・です・か。」

こたえ【答え】《名詞》 ①問いかけに対する返事。反応。「呼び鈴・を・ 押し・ても・ こたえ・が・ あら・へん。」②問題を解いて得る結果。解答。「試験・の・ こたえ・を・ 間違(まちが)え・た。」

こたえる【答える、応える】《動詞・ア行下一段活用》 ①問いかけに返事をする。反応する。「はーい・と・ こたえる。」②問題を解いて結果を言う。「時間内・で・ こたえる。」③働きかけに応じる。報いる。「みんな・の・ 応援・に・ こたえる。」

こたえる【応える、堪える】《動詞・ア行下一段活用》 衝撃などを受けて、参ってしまう。強く影響を受ける。閉口する。「暑さ・が・ 身ー・に・ こたえる。」「もっと・ 強く・ 言わ・なんだら・ あいつ・に・は・ こたえ・へん・やろ。」「今度・の・ 事故・で・ 会社・は・ だいぶ・ こたえ・た・よーや。」

ごたがい【御互い】《名詞、副詞に、形容動詞や》 ①めいめい。両方。向こうとこちら。「ごたがい・ 体・に・ 気ー・ つけ・な・ あき・まへん・なー。」②両方が同じように釣り合いがとれていること。どちらも同じような状態であること。また、その両者。「礼・を・ 言(ゆ)ー・の・は・ こっち・の・ 方・や。ごたがいです・がな。」◆「おたがい」とほぼ同じ意味であるが、「ごたがい」の方が、相手を思いやる気持ちがこもっていると受け取られる傾向がある。〔⇒おたがい〕

ごたごた《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①いろんなものが入り混じっている様子。雑然としている様子。無秩序である様子。「ごたごたし・て・ まとまり・の・ ない・ 話・を・ 聞かさ・れ・て・ うんざりし・た。」②あれこれ述べて非難する様子。文句を言い続ける様子。もめ事が生じている様子。「近所・と・は・ ごたごたせ・ん・よーに・ 気ーつけ・なはれ。」〔⇒ごじゃごじゃ、ごちゃごちゃ〕

|

2013年10月14日 (月)

放射状に歩く(67)

岩岡、神出を通って押部谷へ⑨

 雌岡山(写真番号①、撮影時刻12時37分)がぐんぐんと近づいてきます。神出自然教育園(バス停はあったのですが、園がどこにあるのかわからずです)の近くから、田園めぐりの道(②、12時44分)というのが設定されています。自分が歩いてきた道とは違って、やや北寄りの田圃道をたどるようです。
 神出町の中心部に近づいたところに「地下鉄の駅を神出に」という大きな看板(③、12時45分)がありました。神戸市営地下鉄は西神中央駅が終点になっています。延伸計画はなかったわけではなく、ずっと以前の新聞報道では、西明石への延伸とか、三木への延伸とかが考えられたようです。西神中央とは一駅か二駅の距離ですから、神出を通って延伸してほしいという気持ちはよくわかります。
 西光寺という大きなお寺(④、12時54分)の前を通って、しばらくして国道175号(⑤、12時59分)を横断します。175号は明石から三木を経て、北播磨、丹波を経て京都府舞鶴市とを結ぶ幹線道路です。ここから明石までは12キロと表示されています。この辺りは神出町の中心地域の田井というところです。国道をわたって、東にそのまま進みます。明石四国第四十五番霊場(⑥、13時07分)と書かれたほこらがあります。寺の名前はわかりません。実は、旧明石郡地域(明石市と神戸市西区)には明石西国三十三ケ所というのがあります。1685年(貞享2年)に開創という歴史があるのですが、明石四国(八十八ケ所?)というのは、よくわかりません。

09cimg3356 09cimg3358 09cimg3360 09cimg3368 09cimg3374_2 09cimg3378

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(282)

「明石日常生活語辞典…こ」(13)

こしょう〔こしょー〕【故障】《名詞、動詞する》 体や機械などの一部に異常が生じて、具合が悪くなったり機能が損なわれたりすること。「この・ 時計・は・ こしょー・せ・ん・よーに・ 大事に・ 使え・よ。」

こしらえ【拵え】《名詞、動詞する》 ①食事の用意をすること。「十一時・に・ なっ・た・さかい・ 昼・の・ こしらえ・を・ せ・んなら・ん。」「晩ごしらえ」②あることを行うために前もって用意すること。準備をすること。整えること。「帰る・ こしらえ・を・ し・て・ 待っ・とい・てください。」〔⇒こっさえ、したく。①⇒ごはんごしらえ、ごはんごっさえ、めしごしらえ、めしごっさえ〕

こしらえる【拵える】《動詞・ア行下一段活用》 ①形あるものに作り上げる。製造する。「プリントゴッコ・で・ 年賀状・を・ こしらえる。」②準備をする。整える。「こしらえ・て・ 待っ・とっ・てん・けど・ タクシー・が・ なかなか・ 来・てくれ・なんだ。」〔⇒こっさえる、こさえる〕

こじらす《動詞・サ行五段活用》 ①物事や話をうまく進められず、もつれさせる。「いっぺん・ 話・を・ こじらし・たら・ なかなか・ 元・に・ 戻ら・へん。」②病気が順調に治っていかないようにしてしまう。病気がますます悪くなって長引くようにしてしまう。「風邪・を・ こじらし・て・ 一週間・ 休ん・だ。」■自動詞は「こじれる」

こじれる《動詞・ラ行下一段活用》 ①物事や話がうまく進まず、もつれる。「話・が・ こじれ・て・ 困っ・とる・ん・や。」②病気が順調に治っていかない。病気がますます悪くなって長引く。「風邪・が・ こじれ・て・ 寝込ん・だ。」■他動詞は「こじらす」

こし(を)すえる【腰(を)据える】《動詞・ア行下一段活用》 ある場所にどっしりと落ち着く。他のものに気持ちを奪われず、物事にじっくりと取り組む。「今日・は・ ここ・に・ こしをすえ・て・ 飲む・ こと・に・ し・まっ・さ。」「十年間・ こしすえ・て・ 大阪支店・に・ 勤め・とり・まし・てん。」

こし(を)ぬかす【腰(を)抜かす】《動詞・サ行五段活用》 恐怖心に襲われる。たいへん驚く。恐れたり驚いたりして、立ち上がれなくなる。「隣・が・ 火事・に・ なっ・て・ こしをぬかし・た。」〔⇒こしがぬける〕

こじん【個人】《名詞》 ただひとりの人。集団などに対して、それを構成するひとりひとりの人。その人の職業、立場などを切り離した、ひとりの人。「そんな・ 大金・は・ こじん・で・は・ 負担・ でけ・へん。」「こじん・の・ 立場・で・ 考え・を・ 言(ゆ)う。」

こす【越す・超す】《動詞・サ行五段活用》 ①上を通り過ぎて行く。「山・の・ てっぺん・を・ こし・て・ 向こう側・に・ 下りる。」②ある時期や期間を過ぎる。「一番・ 寒い・ 時期・を・ こし・た・みたいや。」

こす【漉す】《動詞・サ行五段活用》 細かい隙間を通して、滓を取り除く。「金気・の・ ある・ 水・を・ 布巾・で・ こす。」

こすい《形容詞》 ①自分の利益のために、正しくないことをする。狡猾である。横着である。「人・の・ 答え・を・ 見・て・ 書く・の・は・ こすい・ぞ。」②けちである。計算高い。「あいつ・は・ こすい・さかい・ 寄付・を・ 出し・よら・へん。」〔①⇒ずるい、ずるっこい、すこい、すっこい、いしこい〕

コスモス〔こすもす〕【英語=cosmos】《名詞》 菊の仲間で、茎は細く直立し、秋に白や桃色などの花を咲かせる草。「庭・に・ こすもす・が・ 咲い・た。」

こする【擦る】《動詞・ラ行五段活用》 押しつけたまま何度も動かす。あるものと他のものとをすりつける。「背中・を・ タオル・で・ こする。」■自動詞は「こすれる」

こすれる【擦れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①二つ以上のものが触れ合って動く。「いちょう・の・ 木・の・ 葉ー・が・ こすれ・て・ 散っ・とる。」②触れ合って、切れたり減ったりする。「こすれ・て・ 字ー・が・ 読め・へん。」〔⇒すれる〕■他動詞は「こする」

こせき【戸籍】《名詞》 本籍地、氏名、生年月日、家族関係などを書いて、役所に置いてある書類。「結婚し・て・ こせき・に・ 入れる。」「こせき・の・ 謄本・を・ 貰い・に・ 市役所・へ・ 行く。」〔⇒せき。ただし、交付される書類を指す場合は「せき」とは言わない。〕

|

2013年10月13日 (日)

放射状に歩く(66)

岩岡、神出を通って押部谷へ⑧

 岩岡町の北部から神出町に向かって、市道を東に向かいます。すぐに形のよい、小さな山(写真番号①、撮影時刻11時58分)が目にはいるようになります。雌岡山です。「めっこ(う)さん」と呼んでいます。もっと進めば雄岡山(おっこ(う)さん)が見えてきます。富士山に似た形の山で、懐かしい気持ちになります。標高はどちらも240メートル余りですが目立つ山です。明石海岸から舟で沖に出ていくと、2つの山が際だって見えて、その位置関係から自分のいる場所を知るのに役立つ、便利な山です。
 東へ歩き続けます。小さな池には白い鳥(②、12時06分)の姿が見えます。新々田という地名(③、12時12分)があります。江戸時代などに新田開発が盛んに行われた地域でしょうが、新田よりも後に開発されたのが新々田なのでしょうか。今は営業しているようには思えない自転車屋さん(④、12時22分)に、商売物である自転車だけが高い位置に置かれていました。蕎麦が白い花を咲かせている畑(⑤、12時26分)がありました。見上げるような大きな石の蛙(⑥、12時35分)に驚かされました。背中には2匹の子蛙が乗っています。

08cimg3343 08cimg3346 08cimg3348 08cimg3351 08cimg3354 08cimg3355

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(281)

「明石日常生活語辞典…こ」(12)

こしがおもたい【腰が重たい】《形容詞》 無精で、なかなか行動しようとしない様子。動きが鈍い様子。「早(はよ)ー・ 動い・てよ。あんた・は・ こしのおもたい・ 人・や・なー。」◆「こしが……」の「が」の部分は、「も」などの他の助詞に代わることがある。

こしがかるい【腰が軽い】《形容詞》 ①気軽に動き出す様子。「こしがかるー・て・ 何・でも・ 引き受け・てくれる。」②軽はずみな様子。「いつ・の・ 間・に・やら・ おら・ん・よーに・ なっ・て・ こしがかるい・ 人・や。」◆「こしが……」の「が」の部分は、「も」などの他の助詞に代わることがある。

こしかけ【腰掛け】《名詞》 ①腰をおろす台。「こしかけ・に・ 座る。」「机・と・ こしかけ・の・ セット」②一時的に身を置く職業や立場。「こしかけ・で・ 仕事し・てます・ねん。」〔①⇒いす〕

こしかける【腰掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 椅子や台などに腰をおろす。「ベンチ・に・ こしかけ・て・ 弁当・を・ 食べる。」

こしがたかい【腰が高い】《形容詞》 人に対して偉そうな態度をとる様子。謙虚さをそなえていない様子。「こしがたこー・て えらそーに・ し・てくさる。」■対語=「こしがひくい」

こしがぬける【腰が抜ける】《動詞・カ行下一段活用》 恐怖心に襲われる。たいへん驚く。恐れたり驚いたりして、立ち上がれなくなる。「大(おー)けな・ 地震・が・ 起こっ・て・ こしがぬけ・た。」〔⇒こし(を)ぬかす〕

こしがひくい【腰が低い】《形容詞》 人に対して謙虚である様子。威張らないで丁寧である様子。「こしがひくー・て 誰・に・でも・ 挨拶する。」■対語=「こしがたかい」

ごしごし《副詞と》 力を込めてものを擦る様子。また、そのときに出る音。「ごしごしと・ 乾布摩擦・を・ する。」

こじつけ《名詞》 無理やり理屈をつけて、いかにも筋が通ったように言うこと。「自分勝手な・ こじつけ・を・ 言(ゆ)ー・の・は・ 困る。」

こじつける《動詞・カ行下一段活用》 無理やり理屈をつけて、いかにも筋が通ったように言う。「なんやかや・ こじつけ・て・ 人・に・ 仕事・を・ 押しつけ・やがっ・た。」

こしぬけ【腰抜け】《名詞、形容動詞や》 意気地のないこと。臆病であること。「こしぬけ・の・ 弱い・ 相撲取り」

ごじゃ《名詞、形容動詞や、動詞する》 ①道理の通らないこと。「ごじゃな・ こと・を・ 言ー出し・て・ みんな・に・ 食ってかかっ・とる。」②間違ったこと。「お前・の・ 答え・は・ ごじゃ・が・ 多い・なー。」③いい加減なこと。「ごじゃな・ でまかせ・を・ 言(ゆ)ー・な・よ。」

ごじゃごじゃ《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①いろんなものが入り混じっている様子。雑然としている様子。無秩序である様子。「机・の・ 中・が・ ごじゃごじゃに・ なっ・とる。」②あれこれ述べて非難する様子。文句を言い続ける様子。もめ事が生じている様子。「ごじゃごじゃと・ 文句・ばっかり・ 言(ゆ)ー。」〔⇒ごちゃごちゃ、ごたごた〕

ごじゃごじゃ《名詞》 もめ事。紛争。さまざまの考えが対立していること。「家・の・ 中・に・ ごじゃごじゃ・が・ ある・みたいや。」「戦後・の・ ごじゃごじゃ・の・ 時期」〔⇒ごちゃごちゃ、ごたごた〕

ごじゃっぺ《名詞、形容動詞や》 道理の通らないこと。間違ったこと。道理の通らないことをする人。間違ったことをする人。「ごじゃっぺ・に・ 会計・を・ 任し・たら・ えらい・ こと・に・ なる。」〔⇒ごじゃんぽ、ごちゃっぺ、ごちゃんぽ〕

ごじゃんぽ《名詞、形容動詞》 道理の通らないこと。間違ったこと。道理の通らないことをする人。間違ったことをする人。「道・いっぱいに・ 車・を・ 停め・て・ ごじゃんぽな・ 人・が・ おる・なー。」〔⇒ごじゃっぺ、ごちゃっぺ、ごちゃんぽ〕

ごじゅうのとう〔ごじゅーのとー〕【五重塔】《名詞》 寺などにある、屋根を五層に積み重ねた形にして高く建てた建物。「京都・の・ 寺・の・ ごじゅーのとー」

こしょう〔こしょー〕【胡椒】《名詞》 実を干して香辛料にする木。「ラーメン・に・ こしょー・を・ 振りかける。」

|

2013年10月12日 (土)

放射状に歩く(65)

岩岡、神出を通って押部谷へ⑦

 道の右側に西区役所岩岡連絡所(写真番号①、撮影時刻11時29分)があります。連絡所というのは区役所業務のうち、もっとも簡易なことを行うところのようで、西区の場合は、旧村の単位ごとに、岩岡、神出、平野、押部谷、櫨谷、伊川谷に置かれています。玉津には西区役所が置かれているから連絡所はありません。
 もともとは農村ですから、雑草とか田圃でできた藁屑とかを燃やしている風景(②、11時32分)にも出会います。都市化しているところでは苦情が出たりするでしょうが、伸びやかで草のにおいがするのに懐かしさを覚えます。
 運動場で園児の声が聞こえる岩岡保育園(③、11時35分)を通って、上岩岡(④、11時46分)に出ます。ここはバス路線の折り返し点にもなっているようです。更に進むと上岩岡北の交差点で、市道と交差します。南東隅に小さなほこら(⑤、11時52分)があります。ここから東に折れて、神出町に向かって歩きます。このあたりで南の方を振り返ってみますと(⑥、11時53分)、これまで歩いてきた、岩岡から大久保の辺りまでが見えます。

07cimg3322 07cimg3325 07cimg3327 07cimg3332 07cimg3337 07cimg3339

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(280)

「明石日常生活語辞典…こ」(11)

こころえ【心得】《名詞》 ①あることについて知っていること。ひととおり技芸などを身につけていること。「茶道・の・ こころえ・が・ ある・ 人」②気をつけなければならないこと。心構えとして必要なこと。「夏休み・の・ こころえ・を・ よー・ 読み・なさい。」

こころえる【心得る】《動詞・ア行下一段活用》 了解する。理解する。「明日・の・ 予定・は・ こころえ・ている。」

こころがけ【心掛け】《名詞》 普段からの心の持ち方や努力の仕方。「こころがけ・が・ しっかりし・とる。」

こころがける【心掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 いつも心に留めて、忘れないようにする。望ましい状態になるように努める。「えー・ 言葉遣い・を・ する・よーに・ こころがけ・とる。」

こころづけ【心付け】《名詞》 世話になった礼として渡す金品。「運転手さん・に・ こころづけ・を・ 渡す。」

こころぼそい【心細い】《形容詞》 不安で寂しい。頼りないと感じる。「一人・で・ 行く・の・は・ こころぼそい・なー。」

こころもち【心持ち】《名詞》 ①心の中の思い。「あんた・の・ こころもち・が・ 嬉しー・なー。」②体の状態についての感じ。「涼しー・ 風・が・ 吹い・て・ えー・ こころもち・や。」〔⇒きもち、こんころもち〕

こころやすい【心安い】《形容詞》 気心がわかりあっていて、遠慮する必要がない。とりわけ親しい。「わし・の・ こころやすい・ 人・に・ 頼ん・でみ・ます。」〔⇒ここんりゃすい〕

ここんりゃすい【心安い】《形容詞》 気心がわかりあっていて、遠慮する必要がない。とりわけ親しい。「なんぼ・ ここんりゃすい・ 人・や・ 言(ゆ)ー・た・かて・ 礼儀・が・ ある・やろ。」〔⇒こころやすい〕

ござ【茣蓙】《名詞》 藺草の茎を編んで作った敷物。「木ー・の・ 下・に・ ござ・ 敷(ひ)ー・て・ 花見する。」

ございます《動詞+助動詞、補助動詞》 ①「ある」の丁寧な言い方。「ここ・に・ ございます・ねん。」②上にある言葉を丁寧に表現する言い方。「ありがとう・ございます。」

こさえる【拵える】《動詞・ア行下一段活用》 ①形あるものに作り上げる。製造する。「新しい・ 着物・を・ こさえ・た。」「大きな・ 門・を・ こさえる。」②準備をする。整える。「息子・の・ 入学金・を・ こさえ・とく。」「運動会・に・ 持っ・ていく・ 弁当・を・ こさえる。」〔⇒こしらえる、こっさえる〕

こさく【小作】《名詞、動詞する》 地主の土地を借りて、農作物を作ること。また、それをする人。「先祖・は・ こさく・の・ 百姓・を・ し・とっ・た。」

こさめ【小雨】《名詞》 小降りの雨。細かな雨。「ハイキング・は・ こさめ・やっ・たら・ 中止し・まへ・ん。」

こされ《副助詞》 強調する働きをする言葉。「行っ・たら・こされ・ 会え・た・ん・や。」「親・なら・こされ・ 心配し・てくれる・ん・や。」◆古語の「こそ……あれ」の言い方がつづまったものであろう。

こし【腰】《名詞》 ①体の胴と足の間の部分。「こし・の・ 右・の・ 方・が・ 痛い・」②尻の部分。「椅子・に・ こし・を・ 掛ける。」③粉や餅などのねばり。紙などのかたさ。「こし・の・ ある・ 饂飩」

ごし【越し】《名詞に続く接尾語》 ①途切れずにずっと続いていることを表す言葉。「一年・ごし・で・ 考え・とる。」「三年・ごし・の・ 工事」②そのものを隔てているということを表す言葉。「窓・ごし・に・ 外・を・ 見る。」

こじあける【こじ開ける】《動詞・カ行下一段活用》 閉ざされているものの隙間にものを入れて、無理に開ける。「鍵・を・ 失(うしな)え・た・ので・ ドライバー・で・ こじあけ・た。」

こしいた【腰板】《名詞》 ①家の壁の外側に張った板。「こしいた・に・ 落書き・ せ・んとい・て・な。」②(洋風の)部屋の仕切りの、低い部分。「教室・の・ こしいた・が・ 汚れ・とる。」

|

2013年10月11日 (金)

放射状に歩く(64)

岩岡、神出を通って押部谷へ⑥

 出発して1時間。いよいよ神戸市に入ります。県道148号は、有料道路である第二神明道路(写真番号①、撮影時刻11時05分)の上を越えます。西区岩岡町です。
 神戸市立岩岡中学校の裏門(通用門)に「KOBE MUNICIPAL IWAOKA LOWER SECONDARY SCHOOL」という標示 (②、11時14分)があります。中学校は一般に junior high school と表現していますから、古めかしさを感じます。かなり古い時期に作られたものであるのかも知れません。中学校の正門(③、11時16分)を過ぎると大きな印籠池(④、11時18分)があります。堤防が高くはなく、周辺には住宅が建ち並んでいます。
 神戸市立岩岡小学校(⑤、11時19分)から少し進むと、山田川疎水記念碑(⑥、11時25分)があります。この辺りは、神戸市北区から、西区や明石市北部を経て、加古郡稲美町や加古川市まで広がる印南野台地に位置しています。江戸時代の明石藩などの新田開発は沿岸部から北へ北へと広がっていき、田に水を引くために疎水が計画されました。構想は江戸時代中期からあったようですが、さまざまな曲折がありました。淡河川・山田川疏水が事業化されたのは明治以後で、淡河川疏水事業は1888年(明 治21年)着工、1891年(明治24年)完成。山田川疏水事業は1911年(明治44年)着工、1919年(大正8年)完成です。現在の神戸市北区から西区を経て稲美町に至る大工事によって、岩岡などの地域の発展に大きな力となりました。

06cimg3306 06cimg3312 06cimg3313 06cimg3314 06cimg3315_2 06cimg3318_2

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(279)

「明石日常生活語辞典…こ」(10)

こげちゃいろ【焦げ茶色】《名詞》 黒っぽい茶色。褐色。「チョコレート・は・ 白い・の・より・ やっぱり・ こげちゃいろ・が・ えー。」〔⇒こげちゃ〕

こげつく【焦げ付く】《動詞・カ行五段活用》 焼け焦げて、ものにくっつく。「釜・に・ こげつい・た・ ご飯」

こける《動詞・カ行下一段活用》 立っていたものが横になる。転ぶ。「自転車・に・ 二人乗り・を・ し・とっ・て・ こけ・た。」〔⇒たおれる、ころぶ〕■他動詞は「こかす」

こげる【焦げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①火や日で焼けて黒くなる。「パン・が・ こげる。」②黒みがかった色になる。「こげ・た・ 茶色」■他動詞は「こがす」

ここ【此処】《名詞》 ①自分が現在いる場所。自分の現在の位置。「荷物・は・ ここ・に・ 置い・とい・てほしー・ねん。」②現在の時間。今。近頃。「ここ・の・ ところ・は・ 忙しー・ねん。」■類語=「そこ」「あっこ」「どこ」

ごご【午後】《名詞》 正午から夜の十二時までの時間帯。または、昼から夕方までの時間帯。「ごご・の・ 六時」〔⇒ひるから〕

ココア〔ここあ〕【英語=cocoa】《名詞》 カカオの種を煎って粉にしたもの。また、それを溶かした飲み物。「コーヒ・より・も・  ここあ・が・ 好きや。」

こごえる【凍える】《動詞・ア行下一段活用》 寒さのために体が冷えて、感覚が薄らいだり動きが鈍くなったりする。「寒ー・て・ 手ー・が・ こごえ・て・ 動か・へん。」〔⇒こごる〕

ここち【心地】《名詞》 気持ち。気分。「生きた・ ここち・が・ せ・なんだ。」「住みごこち」

ここちええ〔ここちえー〕【心地良え】《形容詞》 気持ちがよい。気分爽快である。「春・の・ ここちえー・ 気候・に・ なっ・た。」

ここち(が)わるい【心地(が)悪い】《形容詞》 ①気持ちが悪い。体調がよくない。「腹・が・ くだっ・て・ ここちわるい。」②不気味に感じる。肝を冷やした思いである。恐怖感を抱く。「ビル・の・ 屋上・から・ 下・を・ 見・たら・ ここちがわるー・ なっ・た。」「強い・ 風・が・ 吹い・て・ 家・が・ 揺れ・た・さかい・ ここちわるかっ・た。」

ここっちょい【心地良い】《形容詞》 量や質などに手応えに感じて、痛快に感じる。「魚・が・ ぎょーさん・ 釣れ・て・ ここっちょい。」「こないに・ 大きな・ 大根・は・ ここっちょい・なー。」「ここっちょい・ほど・ よー・ 儲(もー)かっ・た。」

こごと【小言】《名詞》 人を叱って戒める言葉。人を非難する言葉。「お母ちゃん・は・ こごと・ばっかり・ 言(ゆ)ー・とる。」

ここのつ【九つ】《名詞》 ①数の名で、八よりひとつ多い数。十よりひとつ少ない数。「ここのつ・を・ 三人・で・ 分ける。」②九歳。「ここのつ・やっ・たら・ 入場料・は・ 要ら・へん。」〔⇒きゅう〕

ここら〔ここらー〕《名詞》 自分が現在いる場所の辺り。自分の現在の位置の辺り。現在の時間の辺り。「一時間・ たっ・た・さかい・ ここら・で・ 一休み・を・ し・まほ。」◆「ここ」と言うよりも広く、漠然と表す。時間も表し、空間も表す。

こごる【凍る】《動詞・ラ行五段活用》 ①魚の煮汁がプリン状になる。液状のものが冷えてプリンような状態になる。「魚・の・ 汁・が・ こごっ・て・ ぺろぺろ・が・ でけ・とる。」②寒さのために、水などの液体が固まる。「水道・が・ こごっ・て・ 水・が・ 出ー・へん。」③寒さのために体が冷えて、感覚が薄らいだり動きが鈍くなったりする。「指先・が・ こごっ・て・ 字ー・が・ 書か・れ・へん。」〔②⇒こおる。③⇒こごえる〕

こころ【心】《名詞》 考えたり感じたりする働き。気持ち。「相手・の・ こころ・の・ 中・も・ 考え・たり。なはれ。」

こころあたり【心当たり】《名詞》 思い当たるふし。関係があると感じられること。「この・ ジャンパー・に・ こころあたり・は・ おま・へん・か。」「こころあたり・の・ 人・に・ 尋ね・てみる。」

|

2013年10月10日 (木)

放射状に歩く(63)

岩岡、神出を通って押部谷へ⑤

 大久保西交差点から北に向かって歩いていると、東へのカーブがあって、広い道に出ます。県道148号で、JR大久保駅から北へ伸びる幹線道路です。ちょっと奥まったところに明石市立山手小学校(写真番号①、撮影時刻10時29分)が見えます。大窪北交差点(②、10時31分)では左方向へ分かれる道もありますが、直進していきます。
 しばらく歩くと石ケ谷公園などへの分岐点(③、10時37分)があります。この辺りの東側一帯は大久保町高丘で大規模団地です。大久保東団地という名前で開発されましたが、かつては人家の少なかった丘陵地です。私の中学校時代(昭和30年代初め)に、高丘から通っている同級生(M君)がいましたが、たぶん家業は農業・牧畜に携わっていたのだろうと思います。そのときは、高丘にはまだ電気が来ていないと知って驚いた記憶があります。
 神姫バスの車庫(④、10時51分)を過ぎて、道路がゆるやかに左へカーブしていき、「団地西」という交差点で別の道路に出会います。ここに、明石市の境界(⑤、10時59分)を示す標示がありますが、すぐさま明石市を離れるわけではありません。歩いている道は県道148号のままですが、しばらくは、この道路の東側が明石市、道路の西側が神戸市西区岩岡町という状況になっています。道路西側にあるカナートなどの大型ショッピングセンター(⑥、11時04分)は神戸市域になっています。

05cimg3292 05cimg3293 05cimg3296 05cimg3299 05cimg3301 05cimg3304

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(278)

「明石日常生活語辞典…こ」(9)

こく《動詞・カ行五段活用》 尻から放つ。「屁ー・を・ こく。」

こぐ【漕ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ①船を進めるために、櫓や櫂などを動かす。「伝馬・を・ こぐ。」②足の力や、からだ全体の力で動かす。「自転車・を・ こぐ。」「ぶらんこ・を・ こぐ。」

ごく【極】《副詞》 とても。たいへん。きわめて。「ごく・ 最近・の・ 出来事」

こくご【国語】《名詞》 ①日本で使われている言葉。日本語。「こくご・で・ 言(ゆ)ー・てくれ・なんだら・ わから・へん。」②日本の言語および言語文化を扱う、学校の教科の一つ。「毎日・ 時間割・に・ こくご・が・ ある。」

こくさん【国産】《名詞》 日本国内で作られた製品。「舶来・より・も・ こくさん・の・ 方・が・ 使いやすい。」■対語=「はくらい」

こぐすり〔こーぐすり〕【粉薬】《名詞》 極めて微細な粒になっている薬。「風邪・の・ こーぐすり・を・ 貰(も)ろ・た。」〔⇒こなぐすり〕■対語=「みずぐすり」

こぐち【小口】《名詞》 もののはじめの部分。はじめにあるもの。手前の部分。手前にあるもの。「こぐち・は・ ゆっくり・ 考え・ながら・ し・ていき・なはれ。そのうち・ 速(はよ)ー・ でける・よーに・ なる・はず・や。」「こぐち・に・ 値ー・の・ 高い・ 品物・が・ 並べ・てある。」

こぐちから【小口から】《副詞》 はじめから総てにわたって。片っ端から。「こぐちから・ 文句・ばっかり・ 言(ゆ)ー・とる・ねん。」「こぐちから・ 全部・に・ しるし・を・ 入れる。」

こくどう〔こくどー〕【国道】《名詞》 国が作って管理をしている道路。「こくどー・は・ 車・の・ 数(かず)・が・ 多い。」「こくどー・2号線」

ごくどう〔ごくどー〕【極道】《名詞、動詞する》 ①働かず怠けること。また、そのようにする人。放蕩にふけること。また、そのようにする人。「ごくどーし・て・ 家・で・ ごろごろし・とる。」②やくざ者。「ごくどー・の・ 人・は・ 恐い。」

こくば《名詞》 松の枯れ落ち葉。「やま・に・は・ こくば・が・ いっぱい・ ある・なー。」
こくばかき《名詞、動詞する》 松の落ち葉を掃き集めること。「こくばかき・を・ し・たら・ 焚く・ もん・が・ 集まる。」

こくばん【黒板】《名詞》 白墨で字や絵などを書く、黒色や緑色の板。「こくばん・に・ 書い・て・ 説明する。」

こくばんけし【黒板消し】《名詞》 白墨で板に書いた字や絵などを消す道具。「子ども・の・ 頃・は・ 教室・で・ よー・ こくばんけし・の・ 投げ合(や)い・を・ し・た・なー。」

ごくらく【極楽】《名詞、形容動詞や》 ①悩みや心配事がなく、満ち足りた生活をしていること。「あんた・は・ 息子はん・も・ 一人前・に・ なっ・て・ ごくらくな・ こと・や・なー。」②ほっと一息ついて、気持ちよく感じている様子。「温泉・に・ はい・れ・て・ あー・ ごくらく・ ごくらく。」③仏教で、良いことをした人が、死後に行くと考えられている、美しくて平和なところ。「ごくらく・に・ 行ける・よーに・ 周り・の・ 人・に・ えー・ こと・を・ し・とき・な・よ。」

こぐり【潜り】《名詞》 門の脇などに作ってある、潜って出入りするような小さな出入り口。大きな門の扉にある、潜って出入りするような小さな出入り口。「こぐり・だけ・で・は・ 入れ・られ・へん・さかい・ 大戸・を・ 開け・なはれ。」〔⇒くぐり〕■対語=「おおど」 

こぐる【潜る・ラ行五段活用】《動詞》 ものの下やすき間などを通り抜ける。「縁・の・ 下・を・ こぐる。」◆水の中へは「もぐる」と言う。〔⇒くぐる〕

こけ【苔】《名詞》 岩や湿った地面などに生える、緑色の小さな植物。「庭・に・ はえ・た・ こけ」

こけし《名詞》 頭が丸く、手足がなく、胴が円筒の形をした木製の人形。「こけし・を・ 集める・の・が・ 好きや。」

こげちゃ【焦げ茶】《名詞》 黒っぽい茶色。褐色。「こげちゃ・の・ クレヨン」〔⇒こげちゃいろ〕

|

2013年10月 9日 (水)

放射状に歩く(62)

岩岡、神出を通って押部谷へ④

 国道2号を東へ歩き続けます。道路の南側に明石消防署大久保分署(写真番号①、撮影時刻10時04分)があります。こぢんまりとした建物です。続いて、道路の北側にコカ・コーラウエストプロダクツの明石工場(②、10時07分)があります。コーラ、ファンタ、アクエリアス、ジョージア、爽健美茶などを作っているそうです。
 コカ・コーラの工場敷地が終わったところに、きちんと護岸された細い流れがあります。赤根川(③、10時07分)です。このシリーズではこれまで、出発してすぐに赤根川を渡りましたが、今回は出発してほぼ1時間経ってから渡ります。だいぶ上流になっていますから、川幅も狭くなっています。
 その隣は富士通の明石工場(④、10時10分)です。かつては神戸工業という会社で、テンというブランド名で、真空管などの生産で知られていました。木造建築や、低層の建物が多かった終戦直後の頃、大久保町のあたりでビルディングになっている、目立った建物は神戸工業だけでした。後に、富士通と合併し富士通テンという社名の時期もありましたが、今は富士通本体の工場です。富士通では近畿以西では唯一の工場のようです。
 大久保西交差点(⑤、10時12分)が近づきました。江井ヶ島からの県道380号との合流地点です。自宅からここまで真っ直ぐに歩くと40分程度だろうと思いますから、今回はかなり迂回コースをとったことになります。江井ヶ島への道(⑥、10時14分)、県道380号は、JR山陽本線(神戸線)の下を掘り下げて、くぐつています。このまま少し東まで行くと、以前歩いたコースと重なることになりますので、国道2号を離れて、この交差点を北に折れることにします。

04cimg327604cimg3280 04cimg328104cimg3285 04cimg3287_2 04cimg3289   

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(277)

「明石日常生活語辞典…こ」(8)

コーヒ〔こーひ、こーひー〕【英語=coffee】《名詞》 コーヒーの木の種を煎って粉にしたもの。また、それから作る飲み物。「こーひー・ 飲ん・で・ 一休み・ し・まほ。」

こおり〔こーり〕【氷】《名詞》 零度以下の温度で、水が固まったもの。「暑い・なー。かちわり・の・ こーり・が・ 食い・たい。」

こおる〔こーる〕【凍る】《動詞・ラ行五段活用》 寒さのために、水などの液体が固まる。「池・の・ 水・が・ こーっ・た。」〔⇒こごる〕

こおろぎ〔こーろぎ〕【蟋蟀】《名詞》 秋の頃によい声で鳴き、草むらなどにすむ、黒褐色で艶のある昆虫。「こーろぎ・の・ 声・を・ 聞ー・て・ 秋・や・なー・と・ 思う。」

ごかい《名詞》 釣り餌として使う、河口や浅い海の泥の中にすむミミズに似た虫。「餌(えさ)屋・で・ ごかい・を・ 買う。」◆「いそべ」と言うことが多かった。〔⇒いそべ〕

こかす《動詞・サ行五段活用》 立っているものを横にする。転ばせる。「花瓶・を・ こかし・て・ 水・が・ 流れ・ても・た。」「相撲・は・ 相手・を・ こかし・た・ 方・が・ 勝ち・や。」〔⇒たおす、ころばす〕■自動詞は「こける」

こがす【焦がす】《動詞・サ行五段活用》 火や日で焼いて黒くする。「よそ事・ し・とっ・て・ パン・を・ こがし・てしまっ・た。」■自動詞は「こげる」

こがた【小形・小型】《名詞》 形や型が小さいこと。小さいもの。「こがた・の・ 蝉」「こがた・の・ 虫眼鏡」■対語=「ちゅうがた」「おおがた」

こがね《名詞》 餅米と粳米とを混ぜて搗いて、ぶつぶつとしたものが残っている餅。「こがね・を・ 一臼・ 搗く。」〔⇒こがねもち〕

こがねいろ【黄金色】《名詞》 ①金属の金のように、光沢のある黄色。②ほんのりと茶色がかった、焼け色。「餅・が・ こがねいろ・に・ 焼け・た。」〔①⇒きん、きんいろ〕

こがねもち【こがね餅】《名詞》 餅米と粳米とを混ぜて搗いて、ぶつぶつとしたものが残っている餅。「こがねもち・を・ 切っ・て・ おかき・に・ する。」〔⇒こがね〕

こがら【小柄】《名詞、形容動詞や》 ①体つきや形が普通より小さいこと。「こがらで・ 足・の・ 速い・ 選手」②柄や模様が小さいこと。「こがらの・ 縞模様・が・ 綺麗や。」■対語=「おおがら」

こきおろす【こき下ろす】《動詞・サ行五段活用》 欠点などを指摘して、ひどく貶す。するどく悪口を言う。「人・の・ こと・を・ こきおろし・とっ・たら・ お前・も・ 悪口・を・ 言わ・れる・ぞ。」

こきげん【御機嫌】《名詞、形容動詞や》 ①気分の良し悪し。病状の良し悪し。「ごきげん いかが・です・か。」②気分が良いこと。「今日・は・ えらい・ ごきげん・です・なー。」◆①②ともに、「きげん【機嫌】」に尊敬・丁寧の気持ちを込めて使う言葉である。〔⇒きげん〕

こきげんさん【御機嫌さん】《感動詞》 相手が機嫌のいい様子を讃えたり、機嫌がよくなることを祈って使う言葉。「よおっ・ ごきげんさん。」

こきつかう【こき使う】《動詞・ワア行五段活用》 疲れ切るまで、たっぷり働かせる。遠慮などをせずに酷使する。「安い・ 月給・で・ こきつかわ・れる。」

ごきぶり《名詞》 台所などにいる、光沢のある黒や焦げ茶色の羽をもち扁平な体の虫。「ごきぶり・を・ ホイホイ・で・ 捕まえる。」◆「あぶらむし」と言う方が多い。〔⇒あぶらむし〕

こく【石】《名詞》 1石は10斗で、およそ180リットルにあたる、尺貫法で穀物の量などを表す単位。「十万ごく・の・ 殿さん」

こく《名詞》 深みのある濃厚な味わい。「こく・の・ ある・ ビール」

こく《動詞・カ行五段活用》 穀物の本体に付いている実などを、手やものの間に挟んで離し落とす。「にわ・で・ 麦・の・ 穂ー・を・ こく。」〔⇒しごく〕

こく《動詞・カ行五段活用》 「いう【言う】」を乱暴に言う言葉。◆特に、望ましくないことや不都合なことなどについて言うときに使う。「嘘・を・ こき・やがっ・た。」「文句・ こき・やがる・さかい・ 腹・が・ 立っ・てき・た。」〔⇒ぬかす〕

|

2013年10月 8日 (火)

放射状に歩く(61)

岩岡、神出を通って押部谷へ③

 国道250号と国道2号との間は、家が少なくなって田圃が広がります。取り入れを終えた田と、刈り取りを待つ田(写真番号①、撮影時刻9時40分)とがあります。傍をJR山陽本線(神戸線)の貨物列車が通ります。この辺りまでが、江井島小学校・江井島中学校の校区です。野路東踏切を渡って北へ抜けます。
 北の方には、低い丘陵が東西方向に連なっています。近くに山らしいものはありませんので、この丘を昔は「金ヶ崎の山」と言っていました。雑木に覆われた丘でしたから、山という呼び方に違和感はありませんでした。今は開発によって姿が大きく変わり(②、9時44分)、住宅に埋め尽くされて、市の給水塔も立っています。歩いている目の前はまだ田圃が続いており、曼珠沙華(③、9時50分)が咲いています。昔々は、毒性に注目して「てくさり(手腐り)」と呼んでいました。
 金ヶ崎交差点(④、9時51分)でまた直角に折れて、東に向かって歩きます。歩くのは国道2号線の側道で、山陽地域の大動脈です。この辺りからはクルマの新車や中古車の販売店(⑤、9時52分)がいくつも並んでいます。側道には安全が確保されていますが、ちょっと狭いところがあります。JR大久保駅が近づくと比較的大きな工場が現れてきます。まず、国道南側に三菱マテリアル明石製作所(⑥、10時00分)があります。さまざまの工具等を作っているようです。

03cimg3263 03cimg3267 03cimg3270 03cimg3271_2 03cimg3273_2 03cimg3275

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(276)

「明石日常生活語辞典…こ」(7)

こうり〔こーり〕【小売り】《名詞、動詞する》 問屋などから仕入れたものを、客の求めに応じて、分けて売ること。「あそこ・は・ 問屋・や・けど・ こーり・も・ し・てくれる・そーや。」

こうりつ〔こーりつ〕【公立】《名詞》 都道府県や市町村が作って運営する学校や施設など。「こーりつ・の・ 高等学校」

こうれい〔こーれい〕【恒例】《名詞》 行事などを、決まったやり方や決まった時期などを踏襲して、繰り返して行うこと。また、その行事などのこと。「毎月・ こーれー・の・ 廃品回収」

こうれい〔こーれー〕【高齢】《名詞》 たいへん年齢をとっていること。「御こーれー・の・ 先生」

ごうれい〔ごーれー〕【号令】《名詞、動詞する》 ①大勢の人に、大声を出したり、マイクを使ったりして指図をすること。また。その言葉。「駆け足・ 始め・の・ ごーれー・を・ かける。」②命令を下して人々を従わせること。また、その命令。「生め・よ・ 増やせ・よ・の・ ごーれー」

こえ【声】《名詞》 ①人や動物の口から出る音。「もー・ ちょっと・ 大きな・ こえ・で・ しゃべっ・てくれ・ませ・ん・か。」②虫や物の出す音。「蝉・の・ こえ・が・ やかましー。」「秋・に・ なっ・て・ 虫・の・ こえ・が・ 聞こえる・よーに・ なっ・た。」③意見。「反対・の・ こえ・が・ あがる。」「ひとり・の・ こえ・で・は・ どー・にも・ なら・へん。」

こえ【肥え】《名詞》 植物の成長をよくするために、土に与える栄養分。「こえ・を・ 入れ・て・ たんご・を・ 田圃・まで・ 担い・でいく。」〔⇒こやし、ひりょう〕

こえがわり〔こえがーり〕【声変わり】《名詞、動詞する》 主に男の子が、子どもの声から、大人のような声に変化すること。「こえがーりし・て・ まるで・ 大人・みたいな・ 声・を・ 出す。」

こえすぎ【肥え過ぎ】《名詞、形容動詞や》 肥満であること。「こえすぎ・が・ 気ー・に・ なっ・て・ 毎日・ 歩く・ こと・を・ し・とる・ねん。」■対語=「やせすぎ」

こえたんご【肥担桶】《名詞》 肥料にする糞尿を入れて運ぶ桶。「田圃・まで・ こえたんご・を・ かつい・でいく。」〔⇒たんご〕

こえる【肥える】《動詞・ア行下一段活用》 ①体が太る。肉付きがよくなる。「先月・より・ 五キロ・も・ こえ・てしまっ・た。」②肥料が効いて、土の質が良くなる。土地の生産力が高くなる。「土・が・ こえ・とる・さかい・ 大きな・ 茄子(なすび)・が・ でけ・た。」〔①⇒ふとる〕■対語=「やせる」

こえる【越える・超える】《動詞・ア行下一段活用》 ①高いところを通り過ぎる。障害となるものを通り過ぎて、向こう側へ行く。「有馬街道・を・ 通っ・て・ 六甲・の・ 山・を・ こえる。」「線路・を・ こえ・た・ 北側」②基準となる程度や範囲以上になる。「この・ 線・を・ こえ・て・ 出・たら・ あか・ん・よ。」③数量が、それ以上になる。「明石市・の・ 人口・は・ まだ・ 三十万人・を・ こえ・とら・へん。」④ある日時を過ぎる。「夜中・の・ 十二時・を・ こえる。」

コークス〔こーくす〕【ドイツ語=Koks】《名詞》 石炭を蒸し焼きにして作った燃料。石炭の途中まで燃えた残り滓。「焜炉・に・ こーくす・を・ 入れる。」

ごおっ〔ごーっ〕《副詞と》 ①低く響くような、大きな音を立てる様子。「ごーっと・ いう・て・ 電車・が・ 入っ・てき・た。」②激しく水が注ぐ様子。「滝・が・ ごーっと・ 落ち・とる。」「ごーっと・ 降る・ 大雨」

こおっと〔こーっと〕《感動詞》 えーっと。はて。さあ。どうであったか。「こーっと・ 昨日・は・ どんな・ 話・を・ し・まし・た・かいなー。」◆ふと、しばらく、考え込むようなときに、口をついて出る言葉。

コート〔こーと〕【英語=coat】《名詞》 寒さや雨を防ぐために、衣服の上に着る外套。◆女性のものを「コート」と言い、男性のものを「オーバー」と言うことが多かった。「ちょっと・ 寒い・ので・ こーと・を・ 手・に・ 持っ・て・ 家・を・ 出る。」

コード〔こーど〕【英語=cord】《名詞》 ゴムやビニールを巻いて、電気が外に流れ出ないようにした電線。「こーど・を・ 引っぱっ・て・ 庭・に・ 灯り・を・とぼす。」

|

2013年10月 7日 (月)

放射状に歩く(60)

岩岡、神出を通って押部谷へ②

 江井島中学校のグラウンドの北西隅を直角に曲がって、東に向かって歩きます。中学校のフェンスが続いていますが、道路は国道250号線の側道(写真番号①、撮影時刻9時21分)です。中学校の東隣はやっぱり溜め池で、皿池という名前です。皿池(②、9時23分)にはハスがびっしりと繁っています。水面が見えないほどの繁りようです。中学校の周囲には5つの溜め池がありますが、近くにある大池と新池はオニバスの群生地として、全国的に知られています。オニバスの保存活動や行事も行われています。
 すぐ北側を山陽新幹線が走っていて、少し東(③、9時28分)へ行くと国道250号と新幹線が交差します。交差地点には道路の愛称名を示した標柱(④、9時30分)が立っています。「明姫グリーンロード」と言います。明石と姫路を結ぶ幹線道路で、道路の両側や、場所によっては中央分離帯の部分に、木や草がたくさん植えられています。
 金ヶ崎(かながさき)南という交差点(⑤、9時34分)を渡って、北に向かって歩きます。1992年(平成4年)に竣工した圃場整備の記念碑(⑥、9時35分)があります。

02cimg3248 02cimg3251 02cimg3254 02cimg3257 02cimg3260 02cimg3262

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(275)

「明石日常生活語辞典…こ」(6)

こうない〔こーない〕【校内】《名詞》 学校の中。「こーない・に・ 購買部・が・ ある。」■対語=「こうがい」

こうないほうそう〔こーないほーそー〕【校内放送】《名詞》 校舎の内外だけに届くようにした有線放送。「雨・で・ 運動場・に・ 出・られ・へん・さかい・ こーないほーそー・で 校長先生・の・ お話・が・ あっ・た。」

こうねん〔こーねん〕【高年】《名詞》 年齢をとっていること。年齢の高い人。◆「老人会」のような名称を「高年クラブ」と言い換えるようなことが、近年、行われている。

こうのう〔こーのー〕【効能】《名詞》 効き目。働き。「漢方薬・は・ なかなか・ こーのー・が・ 現れ・へん・もん・や。」

こうのうがき〔こーのーがき〕【効能書き】《名詞》 薬などの効果を説明した書類。品物の良いところを説明した言葉。「高い・ 薬・やっ・た・けど・ こーのーがき・の・ 通り・に・は・ 効か・なんだ。」「この・ 機械・は・ こーのーがき・は・ 良(え)ー・ こと・が・ 書い・てある・けど・ じきに・ めげ・ても・た。」

こうば〔こーば〕【工場】《名詞》 機械などを使って、製品を作り出したり加工したりするところ。◆「こうじょう」に比べると、規模が小さいところ、比較的簡単なものを作り出すところなどを言うことが多い。「町・の・ 中・に・ こーば・が・ ある。」〔⇒こうじょう〕

こうはい〔こーはい〕【後輩】《名詞》 学校や勤め先に、自分よりも後で入ってきた人。年齢や経験が自分より少ない人。「わし・より・ 三年・ こーはい・の・ 男」

こうばい〔こーばい〕【勾配】《名詞》 ①水平な面に対する傾きの程度。「こーばい・の・ きつい・ 坂・で・ 汗・を・ かい・た。」②傾向。方向性。「みんな・の・ 意見・は・ どんな・ こーばい・やろ・か。」

こうはく〔こーはく〕【紅白】《名詞》 ①祝う気持ちを表す赤色と白い色。「式場・の・ こーはく・の・ 幕」②二つに分かれた組の赤組と白組。「こーはく・に・ 分かれ・て・ 競争する。」〔②⇒あかしろ〕

こうばしい〔こーばしー〕【香ばしい】《形容詞》 こんがり焼けたような、良い香りがする。「パン屋・の・ 前・を・ 通っ・たら・ こーばしー・ 香り・が・ する。」〔⇒こばしい〕

こうばんやき〔こーばんやき〕《名詞》 小麦粉などを材料にして、煎餅のように円く焼いた菓子。「ほーらく・で・ こーばんやき・を・ 焼く。」◆「紅梅焼き」から変化した発音か。「小判焼き」かも。

こうぶつ〔こーぶつ〕【好物】《名詞》 好きな食べ物や飲み物。「こーぶつ・は・ バナナ・です。」

こうふん〔こーふん〕【興奮】《名詞、動詞する》 気持ちや神経が高ぶること。「こーふんせ・んと・ 落ち着い・て・ 話・を・ せ・んかい・な。」

こうみんかん〔こーみんかん〕【公民館】《名詞》 大勢の人たちの集会などのために設けられた、公的な建物。「こーみんかん・で・ 自治会・の・ 総会・を・ 開く。」〔⇒こうかいどう〕

こうむいん〔こーむいん〕【公務員】《名詞》 国・県・市・町などの職務に携わる人。「こーむいん・の・ 試験・を・ 受ける。」

こうもり〔こーもり〕【蝙蝠】《名詞》 ①夜になると鳥のように空を飛び回る獣。「暗がり・の・ 中・を・ こーもり・が・ 飛ん・どる。」②金属の骨に布などを張って柄をつけた傘。「電車・に・ こーもり・を・ 忘れ・た。」〔②⇒こうもりがさ〕

こうもりがさ〔こーもりがさ〕【蝙蝠傘】《名詞》 金属の骨に布などを張って柄をつけた傘。「小学校・の・ 頃・は・ こーもりがさ・や・ のー・て・ 番傘・を・ 持っ・て・ 学校・へ・ 行き・よった・もんや。」〔⇒こうもり〕

こうもん〔こーもん〕【校門】《名詞》 学校の門。「こーもん・を・ 出・た・ とこ・で・ 待っ・とい・てんか。」

こうもん〔こーもん〕【肛門】《名詞》 消化管の終わりの部分で、大便を出すところ。「こーもん・は・ 綺麗に・ し・とき・よ。」〔⇒しりのあな、けつのあな〕

こうり〔こーり〕【行李】《名詞》 柳・竹などで編んだ、衣類を収納するための箱形の入れ物。「こーり・に・ 着るもん・を・ 詰める。」「柳ごーり」

|

2013年10月 6日 (日)

放射状に歩く(59)

岩岡、神出を通って押部谷へ①

 今年の夏は酷暑で、歩くことをしばらく敬遠しておりましたが、涼しくなってきましたので「放射状に歩く」を再開します。
 久しぶりのことですので、コース設定の制約について確認をします。歩くコースはすべて異なった道とし、途中で交差することをしないということです。
 出発点は自宅、すなわち明石市大久保町西島です。1回目は海岸に沿って神戸市須磨区の須磨(山陽電気鉄道)駅まで歩きました。2回目からは、少しずつ海岸から離れていきました。それが「放射状」という意味です。2回目は神戸市須磨区の名谷(神戸市営地下鉄)駅まで、3回目は神戸市西区の学園都市(神戸市営地下鉄)駅まで、4回目は神戸市西区の木幡(神戸電鉄)駅まで歩きました。
 5回目は、2013年(平成25年)10月2日、神戸市西区の岩岡町、神出町を経て、押部谷町の神戸電鉄押部谷駅を目指します。すべて、神戸市に合併するまでは旧明石郡に属して、かつては農村であった地域です。
 これまでは出発してすぐに赤根川を渡りましたが、今回はかなり後になってから渡ります。9時過ぎに出発し、赤根川の堤防西側(写真番号①、撮影時刻9時07分)を通ります。川は上流に向かって東に反れていきますが、真っ直ぐの道をとります。県道718号を渡るところにエーコープ江井ヶ島店(②、9時14分)があります。地域の台所の役割を果たしている店です。そのすぐ北側を山陽電気鉄道が走っています。皿池道という名の小さな踏切(③、9時14分)を通ります。民家やマンションが途切れたところに明石市立江井島中学校(④、9時18分)があります。
 中学校はもともと溜め池であったところを埋め立てて作られましたから、学校の西側・北側・東側はすべて、今も溜め池のままです。西側は大池という名前で、野鳥の天国です。それを紹介する案内板(⑤、9時19分)が水利組合によって立てられています。サギ、セキレイ、カモ、ハジロなどの写真が並んでいます。池(⑥、9時19分)はちょっと汚れた感じですが、広々としています。

05cimg3236 05cimg3238 05cimg3239 05cimg3243 05cimg3244 05cimg3245

【写真番号は、上段が左から右へ①、②、③、下段が左から右へ④、⑤、⑥です。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(274)

「明石日常生活語辞典…こ」(5)

こうたいし〔こーたいし〕【皇太子】《名詞》 天皇家の男の子で、皇位継承が予定されている人。「こーたいし・の・ 結婚式・の・ テレビ中継」〔⇒こうたいしでんか〕

こうたいしでんか〔こーたいしでんか〕【皇太子殿下】《名詞》 天皇家の男の子で、皇位継承が予定されている人。「こーたいしでんか・が・ 外国・へ・ 行く・そーや。」〔⇒こうたいし〕

こうだん〔こーだん〕【公団】《名詞》 政府や県・市などの出資を受けて、公共的な事業を行う法人。「こーだん・の・ 住宅・に・ 入っ・とる。」

こうちゃ〔こーちゃ〕【紅茶】《名詞》 茶の葉を発酵させ、乾かしたお茶。また、それに湯を注いで作る飲み物。「ちょっと・ 一休みし・て・ こーちゃ・でも・ 飲み・まへ・ん・か。」

こうちょう〔こーちょー〕【校長】《名詞》 小学校、中学校、高等学校などの教職員の中で、いちばん上の責任者。「朝礼・で・ こーちょー・の・ 話・を・ 聞く。」

こうちん〔こーちん〕【工賃】《名詞》 ものを作ったり加工したりする労働に対して支払われるお金。「中国・の 物・は・ こーちん・が・ 安い・さかい・ 国産品・が・ 売れ・にくー・ なっ・とる。」

こうつう〔こーつー〕【交通】《名詞》 人や乗り物が行き来すること。「こーつー・を・ 整理する・ おまわりさん」

こうつうあんぜん〔こーつーあんぜん〕【交通安全】《名詞》 交通による事故を起こさないように注意すること。「お宮さん・で・ こーつーあんぜん・の・ お守り・を・ 買(こ)ー・た。」

こうつうじこ〔こーつーじこ〕【交通事故】《名詞》 交通に関係する事故。「救急車・の・ サイレン・の・ 音・が・ する・けど・ こーつーじこ・でも・ あっ・た・ん・やろ・か。」

こうつうしんごう〔こーつーしんごー〕【交通信号】《名詞》 赤・黄・青の色を発信して行う、交通の安全や整理のために指図する信号。◆単に「しんごう」とも言う。「こーつーしんごー・を・ 守ら・なんだら・ 危ない・ こと・に・ なる・ぞ。」

こうつうせいり〔こーつーせーり〕【交通整理】《名詞、動詞する》 人や乗り物の動きが、安全で混乱のないように指図すること。「ずーっと・ 昔・は・ 明石駅前・の・ 四つ角・に・ こーつーせーり・の・ 巡査はん・が・ 立っ・とっ・た。」

こうてい〔こーてー〕【校庭】《名詞》 学校の運動場や中庭など。「こーてー・で・ よー・ ドッチボール・を・ し・た・ もん・や。」

こうてつぼう〔こーてつぼー〕【高鉄棒】《名詞》 校庭などに設けられている、二本の柱の間に鉄の棒を水平にかけわたしたもののうち、高い方のもの。「こーてつぼー・で・ 尻上がり・が・ でける・よーに・ なっ・て・ よかっ・た・なー。」◆低い方は「ていてつぼう」である。

こうでん〔こーでん〕【香典】《名詞》 死者を悼んで供えるお金。「葬式・に・は・ 行か・れ・へん・ので・ こーでん・を・ ことづけ・た。」

こうと〔こーと〕《形容動詞や》 着物などが、落ち着いて地味である様子。質素で上品な感じがする様子。「その・ 着物・ えー・けど・ あんた・に・は・ ちょっと・ こーと・と・ ちゃう・やろ・か。」

こうどう〔こーどー〕【講堂】《名詞》 学校、会社、寺などで、多くの人を集めて話をしたり儀式をしたりするところ。「こーどー・で・ 始業式・が・ ある。」

ごうとう〔ごーとー〕【強盗】《名詞》 おどしたり乱暴したりして、人の金品を奪い取ること。また、それをする人。「スーパー・に・ 入っ・た・ ごーとー・が・ 捕まっ・た・そーや。」

ごうどう〔ごーどー〕【合同】《名詞》 いくつかのものが一つに合わさること。「五年生・と・ 六年生・が・ ごーどー・で・ 運動会・の・ 演技・を・ する。」

こうとうがっこう〔こーとーがっこー〕【高等学校】《名詞》 中学校を卒業した生徒に対して、高度な普通教育や専門教育を行うところ。「今・は・ みんな・ こーとーがっこー・に・ 行く・よーに・ なっ・た。」〔⇒こうこう〕

こうとうしもん〔こーとーしもん〕【口頭試問】《名詞》 口で質問することに、口で答える試験。「入学試験・に・ こーとーしもん・が・ ある・ねん・て。」◆現在では、「めんせつしけん【面接試験】」を多く使っている。

|

2013年10月 5日 (土)

新・言葉カメラ(5)

分岐点での「別れ」

 道路の分岐点は、昔流に言えば「追分」です。例えば信濃追分は中山道と北国街道の分岐点ですが、全国には追分という地名が各地にあります。
 交差点などの表示では、そのものずばりの「分岐」などという表現もありますが、京都にあるのはいかにも人間味のある言い方です。
 「分かれ」という即物的な表現でなく、「別れ」という情愛たっぷりの言い方です。バス停の名前は「五条別」、交差点の表示は「五条別れ」ですが、どちらも「別れ」です。他の道筋との別れを惜しみたくなります。
 『関西方言の社会言語学』(1995年4月20日、世界思想社発行)に、鏡味明克氏の「関西型通称地名の分布と動態」という文章があって、「別れ(岐れ)」について、「京都に集中分布の認められる、道路の分岐点(わかれ道)の、わかれていく方向・行先の地名で表示した『~別れ(岐れ)』という通称地名である。」と述べられています。

00051cimg2724 00052cimg2725

【2枚の写真は、「五条別れ」のバス停と交差点表示。2013年(平成25年)6月27日、京都市山科区で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(273)

「明石日常生活語辞典…こ」(4)

こうしゅうでんわ〔こーしゅーでんわ〕【公衆電話】《名詞》 街角や施設などにあって、誰でも利用できる電話。「赤い・ こーしゅーでんわ・が・ だんだん・少のー・ なっ・た。」〔⇒こうしゅう〕

こうしゅうべんじょ〔こうしゅうべんじょ〕【公衆便所】《名詞》 公園や街角などにあって、誰でも利用できる便所。「公園・の・ こーしゅーべんじょ・に・ 駆け込ん・だ。」〔⇒こうしゅう〕

こうしょう〔こーしょー〕【校章】《名詞》 その学校のしるしとして決めた記章。「帽子・に・ こーしょー・を・ 付ける。」

こうじょう〔こーじょー〕【工場】《名詞》 機械などを使って、製品を作り出したり加工したりするところ。◆「こうば」に比べると、規模が大きいところ、複雑なものを作り出すところなどを言うことが多い。「二見・の・ 人工島・の・ こーじょー・に・ 勤め・てます。」〔⇒こうば〕

ごうじょう〔ごーじょー〕【強情】《形容動詞や》 自分の考えを曲げないで押し通す様子。頑固で意地っ張りな様子。「人・の・ 話・を・ 聞き・よら・へん・ ごーじょーな・ やつ・や。」

こうしん〔こーしん〕【行進】《名詞、動詞する》 大勢の人が列を作って進むこと。「運動会・の・ 入場・こーしん」

こうしんきょく〔こーしんきょく〕【行進曲】《名詞》 大勢の人が列を作って進むときにふさわしいリズムなどを持った曲。「こーしんきょく・に・ 合わし・て・ 前・へ・ 進む。」

こうすい〔こーすい〕【香水】《名詞》 肌や衣服などにふりかける、香りの良い液体。「こーすい・の・ 匂い・が・ きつい。」

こうずい〔こーずい〕【洪水】《名詞》 大雨などによって川や池の水があふれ出ること。「この頃・は・ 大雨・の・ こーずい・が・ 少(すけ)のー・ なっ・て・ ありがたい。」〔⇒おおみず〕

ごうせい〔ごーせー〕【合成】《名詞、動詞する》 ①いくつかのものを合わせて、一つのものを作り出すこと。「これ・は・ ごーせーし・た・ 写真・みたいや・な。」②清酒に似たような風味を持つように造ったアルコール飲料。「二級・の・ ごーせー」〔②⇒ごうせいしゅ〕

ごうせい〔ごーせー〕【豪勢】《形容動詞や》 普通とは違って、贅沢で派手である様子。「忘年会・は・ ちょっと・ ごーせーに・ やり・まほ・か。」

ごうせいしゅ〔ごーせーしゅ〕【合成酒】《名詞》 清酒に似たような風味を持つように造ったアルコール飲料。「ごーせーしゅ・は・ 税金・が・ 安い・ねん。」〔⇒ごうせい〕

こうせん〔こーせん〕【口銭】《名詞》 ①商売などによって得る利益。「問屋(とんや)・の・ こーせん・が・ かかる・さかい・ だいぶ・ 高(たこ)ー・ なっ・とる。」②仲介することによって得る手数料。「あいつ・に・ 頼ん・だら・ 高い・ こーせん・を・ 取ら・れる・ぞ。」〔①⇒もうけ〕

こうそく〔こーそく〕【高速】《名詞》 ①速度や回転数などが速いこと。「機械・が・ こーそく・で・ 回っ・とる・さかい・ 気ー・ つけ・てください。」②自動車が速く走れるように、立体交差や車線などに特別な工夫をしている道路。「こーそく・の・ インター」③高架や地下を走るように作られていて、速度の速い鉄道。とりわけ、「神戸高速鉄道」のこと。「こーそく・の・ 神戸駅」〔②⇒こうそくどうろ〕            

こうそくどうろ〔こーそくどーろ〕【高速道路】《名詞》 自動車が速く走れるように、立体交差や車線などに特別な工夫をしている道路。「名神こーそくどーろ・で・ 京都・へ・ 行く。」〔⇒こうそく〕

こうたい〔こーたい〕【交代・交替】《名詞、動詞する》 人が入れ替わること。代わり合うこと。「長い・ 間・ 務め・てくれ・た・ 自治会長・が・ こーたいする。」「夜勤・が・ 二日・ 続い・たら・ こーたいし・て・ 次・は・ 昼・に・ 勤める。」

こうたいごうたい〔こーたいごーたい〕【交代交代・交替交替】《副詞に》 代わる代わる。入れ替わって。「こーたいごーたいに・ 昼飯・を・ 食べる。」

|

2013年10月 4日 (金)

新・言葉カメラ(4)

東経136度子午線

 子午線というのは、地球の赤道に直角に交差するように北極と南極とを結ぶ線です。したがって、子午線の数は地球上に無数にあります。
 日本の標準時は、明石市を通る東経135度の子午線における地方平均太陽時と定義されていましたが、現在では独立行政法人情報通信研究機構の原子時計で生成・供給される時刻となっています。
 それでも、明石市は東経135度の通過地であるということを誇りにして「時の町」ということを一つのキャッチフレーズにしています。
 東経135度が通っているという標識は、明石市内のいくつかの地点に南北に設けられていますし、山陽電気鉄道人丸前駅は東経135度上の駅としてホームに線が引かれています。その他にも、東経135度の標識は兵庫県内や京都府内にいくつも設けられています。例えば淡路市の神戸淡路鳴門自動車道などにあります。
 ところで、旧東海道を歩いていると「東経136度子午線」と書かれた標柱がありました。石部宿から草津宿に向かう途中の、手原のあたりです。同志を見つけたような気持ちで、なんだか嬉しくなりました。

0004cimg2470

【写真は、東経136度子午線の標柱。2013年(平成25年)6月7日、滋賀県栗東市内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(272)

「明石日常生活語辞典…こ」(3)

ごうけい〔ごーけー〕【合計】《名詞、動詞する》 いくつかの数や量を合わせること。また、合わせた数や量。「参加者・は・ ごーけーする・と・ 三百人・に・ なる。」

こうげき〔こーげき〕【攻撃】《名詞、動詞する》 相手を攻めること。相手を撃つこと。「相手・の・ 意見・を・ こーげきする・の・は・ やめ・とき・なはれ。」

ごうけつ〔ごーけつ〕【豪傑】《名詞》 人並み以上の力や勇気がある人。「あいつ・は・ 酒飲み・の・ ごーけつ・や。」

こうこ〔こーこ〕【香こ】《《名詞》 生干しの大根を塩と糠で漬けこんだ食べ物。「こーこ・で・ お茶漬けし・て・ 昼・を・ すまし・た。」

こうこう〔こーこー〕【孝行】《名詞、動詞する》 子どもが親の心に従って行動し、親を大切にすること。◆親以外の人に対して使うこともある。「親・が・ 生き・とる・ 間・に・ こーこーし・とき・よ。」

こうこう〔こーこー〕【高校】《名詞》 中学校を卒業した生徒に対して、高度な普通教育や専門教育を行うところ。◆「こうとうがっこう【高等学校】」を略した言い方。「夜間・の・ こーこー・へ・ 通う。」〔⇒こうとうがっこう〕

こうこう〔こーこー〕【後攻】《名詞、動詞する》 野球などのスポーツなどで、相手より後から攻めること。「こーこー・の・ 方・が・ 気が楽や。」■対語=「せんこう」

こうごう〔こーごー〕【皇后】《名詞》 天皇の妻。「こーごー・も・ 国体・に・ 出席さ・れる。」〔⇒こうごうへいか〕

こうごうへいか〔こーごーへーか〕【皇后陛下】《名詞》 天皇の妻。「こうごう【皇后】」をさらに敬って言う言葉。「こーごーへーか・の・ 美智子さん」〔⇒こうごう〕

こうこく〔こーこく〕【広告】《名詞、動詞する》 世の中の人に広く知らせること。商業上の宣伝をすること。知らせるために書かれたもの。「こーこく・を・ その・まま・ 信用し・たら・ あき・まへん・で。」

こうさく〔こーさく〕【工作】《名詞、動詞する》 ①道具を使ってものを作ること。木材、土、紙などを使ってものを作ること。また、作ったもの。「みんな・で・ 椅子・を・ こーさくし・た。」「こーさく・が・ 上手や。」②小学校の教科「ずがこうさく【図画工作】」の時間のこと。「こーさく・の・ とき・に・ 鳥・の・ 巣箱・を・ 作っ・た。」

こうさてん〔こーさてん〕【交差点】《名詞》 道が交わっているところ。◆三叉路、四叉路(十字路)、五叉路などがある。「こーさてん・は・ 危ない・さかい・ 止まっ・て・ よー・ 見・なさい・よ。」

こうさん〔こーさん〕【降参】《名詞、動詞する》 ①戦いや争いに負けること。また、負けて相手の言うとおりになること。「こーさんし・て・ 占領さ・れる。」②どうしようもなく、困ってしまうこと。「この・ 暑さ・に・は・ こーさんや。」

こうし〔こーし〕【格子】《名詞》 ①細い木や竹を、間を透かして縦横に組んで作った戸や窓。「こーし・の・ 戸ー・を・ 開ける。」②碁盤のように縦横に線が交わっているもの。「こーし・の・ 模様」

こうじ〔こーじ〕【工事】《名詞、動詞する》 建物、道路、橋などを作ったり直したりすること。「こーじ・の・ 現場・に・ ガードマン・が・ 立っ・とる。」

こうじ〔こーじ〕【麹】《名詞》 酒、醤油、味噌などを造るときに使うために、蒸した米・麦などに麹カビを働かせたもの。「こーじ・を・ 買(こ)ー・てき・て・ 家・で・ 味噌・を・ 作る。」

こうしゃ〔こーしゃ〕【校舎】《名詞》 学校の建物。「今・は・ 木造・の・ こーしゃ・なんか・ ない・よーに・ なっ・ても・た。」

こうしゅう〔こーしゅー〕【講習】《名詞、動詞する》 人を集めて知識・技術などを教えること。また、そのための会合。「救急法・の・ こーしゅーし・ます・さかい・ 出て来・てください・な。」

こうしゅう〔こーしゅー〕【公衆】《名詞》 ①街角や施設などにあって、誰でも利用できる電話。「みんな・が・ 携帯・を・ 持っ・とる・さかい・ 街・に・ こーしゅー・が・ ないよーなっ・た。」②公園や街角などにあって、誰でも利用できる便所。「このごろ・は・ こーしゅー・の・ こと・を・ 市民トイレ・と・ 言(ゆ)ー・よーに・ なっ・とる。」〔①⇒こうしゅうでんわ。②⇒こうしゅうべんじょ〕

|

2013年10月 3日 (木)

新・言葉カメラ(3)

善男・善女は仏様の子

 トイレの男女別の表示は、デザインで男女の形を表し、それに青・赤の色を加えて識別するようにしているのが多くなっています。日本語や英語が添えられているところもありますが、マークだけのところもあります。
 東京オリンピックの誘致が決まって、道路案内標識をヘボン式ローマ字表記から英語表示に改めるというニュースがありましたが、さまざまなトイレの表示も統一されることになるかもしれませんね。
 さて、西国三十三所の観音霊場のひとつ、観音正寺のトイレの表示は「善男人」「善女人」となっています。
 「善男善女」とは、仏道の教えに帰依した人のことですが、広くは仏教を信仰する人のことを指します。前世あるいは現世で善行を積んだ人と考えてもよいでしょう。
 私は深い帰依の心もありませんし、善行を積んだわけでもありませんから、このトイレを使うことは憚られます。「はばかり」とでも書いてあるところが私にはふさわしいと思います。
 ただし、「善男善女」は、寺院に参詣したり霊場を巡礼したりする人のことも言うようですから、その点では私はクリアーできるのかもしれません。
 「善男」「善女」だけてもよいと思いますが、「子」や「人」を添えたのには何かの理由があるのでしょうか。善なる「男子」「女人」というのではいささか興ざめになります。
 辞書的意味としては、「子」は対等またはそれ以下の人に対して用いる言葉です。あなたは「善男」であるというように、仏様から呼びかけていただいたのなら嬉しいことです。仏様の子として扱っていただいているのならありがたい言葉だと思います。

00031cimg3100 00032cimg3099

【2枚の写真は、観音正寺の手洗いの男女表示。2013年(平成25年)9月9日、滋賀県近江八幡市内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(271)

「明石日常生活語辞典…こ」(2)

こう〔こー〕《副詞》 このように。「こー・ 寒い・と・ 外・へ・ 出・とー・ない・なー。」■類語=「そう」「ああ」「どう」

ごう〔ごー〕【号】《名詞》 芸術家などが、本名の他につける名前。「掛け軸・に・ 書い・てある・ ごー」

ごう〔ごー〕【合】《名詞》 「勺」と「升」との間にある、尺貫法の容積の単位。「一人・ 一ごー・ずつ・ ご飯・を・ 炊く。」

ごう〔ごー〕《名詞》 腹立たしいこと。気持ちが落ち着かないこと。「ごー・が・ わい・て・ わい・て・ 殴っ・たり・たい・ 気持ち・に・ なった。」

こうい〔こーい〕【校医】《名詞》 児童・生徒の健康を守るために、学校から依頼されている医者。「こーい・の・ 歯医者さん」

ごうう〔ごーう〕【豪雨】《名詞》 一度に激しく降る雨。「ごーう・で・ 川・の・ 水・が・ 急に・ 増え・た。」

こううんき〔こーうんき〕【耕耘機】《名詞》 田畑の土を耕す機械。「こーうんき・を・買(こ)ー・て・ 仕事・が・ らくに・ なった。」

こうえん〔こーえん〕【公園】《名詞》 人々が遊んだり休んだりするために設けている庭園や広場。「明石こーえん・へ・ 花見・に・ 行く。」

こうか〔こーか〕【効果】《名詞》 望ましい結果や効き目。「薬・を・ 飲ん・だ・ こーか・が・ あっ・た。」

こうか〔こーか〕【校歌】《名詞》 校風などを歌い込んだ、学校が制定した歌。「今・でも・ 小学校・の・ こーか・を・ 覚え・とる。」

こうか〔こーか〕【高架】《名詞》 線路・道路などで、地面より高く架けわたしてあるもの。「電車・を・ こーか・に・ する・ 工事・が・ 続い・とる。」

ごうか〔ごーか〕【豪華】《形容動詞や》 素晴らしく立派で、華やかな様子。贅沢さや派手さを感じる様子。「ごーかな・ 特急電車・が・ 走っ・とる。」

こうがい〔こーがい〕【公害】《名詞》 音、臭い、水質、ガスなど、地域の住民が苦痛に感じたり、実際の生活や健康に害を与えるもの。「昔・は・ 煙突・から・ 煙・が・ 出・とっ・ても・ こーがい・やなんか・ 言わ・なんだ。」

ごうがい〔ごーがい〕【号外】《名詞》 突発的な事件や、重要なニュースなどを早く知らせるために、臨時に発行する新聞。「首相・が・ 辞め・た・と・ 言(ゆ)ー・ ごーがい・を・ 配っ・とっ・た。」

こうかいどう〔こーかいどー〕【公会堂】《名詞》 大勢の人たちの集会などのために設けられた、公的な建物。「選挙・の・ 投票所・は・ 村・の・ こーかいどー・や。」〔⇒こうみんかん〕

ごうかく〔ごーかく〕【合格】《名詞、動詞する》 ①一定の資格や条件などにかなうかどうかを調べるために、学校、会社、団体などが行う試験に受かること。「高等学校・に・ 入学試験・に・ ごーかくする。」②品物などが決められた基準に合っていること。「検査・に・ ごーかくする。」

ごう(が)わく《動詞・カ行五段活用》 とても腹立たしい思いになる。「詐欺・に・ おー・て・ ごーがわい・とる・ねん。」◆他動詞としては「ごう(を)わかす」という言い方になる。

こうかん〔こーかん〕【交換】《名詞、動詞する》 ①別のものに取り替えること。「切れ・た・ 電球・を・ こーかんする。」②相手と品物などのやりとりをすること。「余っ・とる・ もの・を・ こーかんする。」

こうき〔こーき〕【後期】《名詞》 全体を二つまたは三つの期間に分けたときの、終わりの区切り。「こーき・の・ 授業料・を・ 払う。」■対語=「ぜんき」「ちゅうき」

こうきゅう〔こーきゅー〕【高級】《名詞、形容動詞や》 品質や程度が高い様子。「それ・は・ ちょっと・ こーきゅー・過ぎ・て・ 手ー・が・ 出・まへ・ん。」「こーきゅーな・ 果物」

こうきゅう〔こーきゅー〕【公休】《名詞》 勤務することを必要としないとして、前もって決めてある休みの日。「明日・は・ こーきゅー・です・ねん。」

こうく〔こーく〕【校区】《名詞》 その学校の通学範囲。「こーく・の・ 婦人会・が・ 敬老会・の・ 世話・を・ する。」

|

2013年10月 2日 (水)

新・言葉カメラ(2)

「后方」

 「后」という文字を使うのは、現在では「皇后」ぐらいではないでしょうか。午前・午後の「ごご」を午后と書いてあるのを目にすることも、すっかり減ってきたように思います。
 「后」という文字の意味は、「①うしろ。あと。②きさき。③君主。」ですから、「午後」を「午后」と書くのは間違ってはいませんが、ワープロでは「午后」に変換されることはないようです。
 JR琵琶湖線・能登川駅前から乗った近江鉄道バスの運転席の上に、「非常口は右側后方にあります」と書いてありました。この表記も、間違いというわけではありませんが、とても珍しい例として印象に残りました。

0002cimg3113_2

【写真は、バス車内の「右側后方」という表記。2013年(平成25年)9月9日、滋賀県東近江市内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(270)

「明石日常生活語辞典…こ」(1)

こ【小】《接頭語》 ①小さいという意味を添える言葉。「浜・で・ こ石・を・ 拾う。」「こ犬・が・ じゃれ・とる。」わずかであるという意味を添える言葉。「こ降り・の・ 雨」

こ〔こー〕【子】《名詞》 ①親から生まれたもの。「二人目・の・ こー」②養子など、実の親子と同じような立場の人。「義理・の・ こ」③年の若い人。まだ成熟していないもの。「そこ・の・ こー・ ちょっと・ おいで。」

こ〔こー〕【粉】《名詞》 極めて細かな粒。また、その粒の集まり。粉末。「小麦・の・ こー」「干し柿・が・ こー・を・ 吹い・とる。」

こ〔こー〕《終助詞》 疑問の意味を表す言葉。「あんた・は・ 知っ・とる・こ。」「まだ・ 売れ・んと・ 残っ・とる・こ。」「おーい・ おる・こー。」〔⇒か〕

ご〔ごー〕【五】《名詞》 数の名で、四の次の数。「ご・ずつ・ まとめ・て・ 輪ゴム・で・ とめる。」

ご〔ごー〕【碁】《名詞》 盤の上の線の交点に石を並べて、場所を取り合うゲーム。「床几・の・ 上・で・ ごー・を・ する。」

ごあさって【五明後日】《名詞》 「しあさって」(明明後日)の次の日のことで、今日から数えると四日後の日。◆「あした、あさって、しあさって、ごあさって」の順。「ごあさって・に・ 遠足・が・ ある。」

こい【鯉】《名詞》 食用や観賞用にする、上あごにひげのある、長さ数十センチの淡水魚。「赤い・ こい・と・ 黒い・ こい・と・が・ 泳い・どる。」

こい《名詞》  近くにあるものを指す言葉。この人。この物。「こい・は・ なんぼ・です・か。」〔⇒これ〕■類語=「そい」「あい」「どい」

こい〔こいー〕【濃い】《形容詞》 ①色や味などの感じが強い。「こい・ 鉛筆・で・ 書い・てんか。」「こいー・ 緑色」②中に含まれている度合いが高い。「味・が・ こい。」「中身・の・ こいー・ 話・を・ 聞い・た。」③びっしり一面に広がって、隙間がない。「辺り一面・ こいー・ 霧・で・ 何・も・ 見え・なんだ。」

こいから《名詞、副詞》 ①時の流れの中で、現在より後。「こいから・ 行く・とこ・やっ・た・ん・や。」②次回以降。「こいから・は・ ちゃんと・ 試験勉強・を・ する。」〔⇒こんご、これから〕

ごいし【碁石】《名詞》 碁を打つときに使う、円くて平らな黒・白の石。「ごいし・を・ 並べる。」

こいしい〔こいしー〕【恋しい】《形容詞》 ①過ぎた時間のことが懐かしい。「子ども・の・ 頃・の・ こと・が・ こいしー。」②慕わしく思ってじっとしておられない。「嫁はん・が・ こいしー・と・ ゆー・ 時代・は・ とー・の・ 昔・や。」

こいつ【此奴】《名詞》 ①これ。この物。「こいつ・が・ 落ち・てき・て・ ガラス・を・ めん〔=壊し〕・だ。」②この人。「こいつ・が・ 犯人・や。」◆やや乱暴な言い方であり、対象を突き放して言っているような感じが伴う。■類語=「そいつ」「あいつ」「どいつ」

こいのぼり【鯉幟】《名詞》 五月五日の端午の節句の頃に立てる、布や紙で鯉の形に作って風になびかせるもの。「こいのぼり・の・ 風車・が・ がらがらと・ 回っ・とる。」

こいびと【恋人】《名詞》 とても好きで、恋しく思っている相手。「あんた・は・ こいびと・が・ おる・ん・か。」

こう〔こー〕【甲】《名詞》 ①亀や蟹などの固い殻。甲羅。「亀・の・ こー」②手足の表の方。「手・の・ こー・を・ 擦りむい・た。」

こう〔こー〕【甲】《名詞》 ①十干の一番目。きのえ。「甲子園・の・ こー・は・ 干支(えと)・の・ 初め・や。」②ものごとの等級の最良のもの。ものごとの順番の最初のもの。「音楽・の・ 点・は・ こー・やっ・た。」「下駄箱・の・ 一番・ 角(すみ)・は・  こー・と・ 書い・てある。」

こう〔こー〕【香】《名詞》 良い香りを出すもの。香料。焼香のときに焚くもの。「法事・の・ 時・に・ 要る・さかい・ こー・を・ 買(こ)ー・てくる。」

|

2013年10月 1日 (火)

新・言葉カメラ(1)

おなじみの味

 「言葉カメラ」は、2007年1月5日に掲載を開始し、2010年3月10日に中断するまで、385回にわたって書き継いできました。その後、3か年あまり経て、資料写真も貯まってきましたので、連載を再開しようと思います。ただし、話の展開次第で、既に使った写真も改めて掲載することもあるかもしれません。そこで、今回の連載は、従来の続きという形にしないで、新しい企画として行います。

  ………………………………………………………………………

 サツマイモが届いたというお知らせです。美味しそうな絵が添えられて、「ホクホクして甘~い!」と書いてありますから、思わず買い求めたくなります。
 京丹後市観光協会のホームページは、地産のサツマイモを「栗のような食感で、貯蔵すると甘みが増し、冬季も販売しています」と紹介しています。
 サツマイモは、その「お馴染み」の京丹後から山科の店へ届いたようですが、「同じみ」という文字が使ってあります。もしかして、これは店主が洒落て使った掛詞なのでしょうか。
 「昨年に負けず」「今年も同じみ(味)」のサツマイモを味わってほしいという気持ちがこめられているのかもしれません。

0001cimg8065

【写真は、「同じみ」のサツマイモというお知らせ。2012年(平成24年)12月5日、京都市山科区内で撮影。】

|

改訂最終版・明石日常生活語辞典(269)

「明石日常生活語辞典…け」(13)

けんどう〔けんどー〕【県道】《名詞》 県が作り、管理している道。「浜けんどー・は・ 明石・から・ 高砂・まで・ 続い・とる。」

げんとう〔げんとー〕【幻灯】《名詞》 フィルムに光を当てて、一場面ずつスクリーンに映し出す装置。スライド。「子ども・の・ 頃・は・ げんとー・を・ 見せ・てもらう・の・が・ 楽しみ・やっ・た。」

けんとうちがい〔けんとーちがい〕【見当違い】《名詞、形容動詞や、動詞する》 見込みや方角を間違えること。「けんとーちがい・の・ 方・へ・ 歩い・ていっ・とっ・た。」「けんとーちがい・の・ 答え・を・ 書い・て・ 恥ずかしかっ・た。」〔⇒けんとうはずれ〕

けんとうはずれ〔けんとーはずれ〕【見当外れ】《名詞、形容動詞や、動詞する》 見込みや方角を間違えること。「けんとーはずれな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・て・ みんな・に・ 笑わ・れ・た。」〔⇒けんとうちがい〕

げんに【現に】《副詞》 実際に。推測などではなく、現実として。「げんに・ 交通事故・は・ ちょっと・ずつ・ 減っ・てき・とる。」

けんぱ《名詞》 地面に図形を描いておいて、片足跳びで進んでマス目を飛び越えたり、両足をついて休んだりする遊び。「道・に・ 線・を・ 書い・て・ けんぱ・を・ する。」

げんば【現場】《名詞》 ①物事が実際に行われているところ。「工事・を・ し・ている・ げんば・へ・ 行く・ トラック・が・ 通る。」②事件・事故などが発生した場所。「ここ・が・ 事故・の・ げんば・や。」

げんばかんとく【現場監督】《名詞》 仕事が行われているところで、全体を見て、指図などをする人。「げんばかんとく・に・ 断っ・て・ 見物する。」

げんばく【原爆】《名詞》 原子核分裂を使った、大きな殺傷力のある爆弾。◆「げんしばくだん」を短く言った言葉。「げんばく・なんか・ 二度・と・ 使う・な・よ。」〔⇒げんしばくだん〕

けんびき《名詞》 首筋から肩にかけての筋肉。肩甲骨のあたりの筋肉。「けんびき・の・ 辺り・が・ 痛い・ねん。」

けんびきょう〔けんびきょー〕【顕微鏡】《名詞》 レンズを用いて、非常に小さな物を大きくして見せる器械。「理科・の・ 時間・に・ けんびきょー・で・ 黴菌・を・ 見・た。」

けんぶつ【見物】《名詞、動詞する》 名所や催し物などを見て楽しむこと。また、それをする人。「博覧会・を・ けんぶつする。」「今日・は・ けんぶつ・が・ 多い。」

けんべん【検便】《名詞、動詞する》 大便を検査して、寄生虫や菌の有無などを調べること。また、調べるための大便。「マッチ箱・に・ 入れ・て・ けんべん・を・ 持っ・ていっ・た。」

けんぽう〔けんぽー〕【憲法】《名詞》 国が成り立っていく上で、最も根幹となる事柄を決めた法律。

げんまい【玄米】《名詞》 籾殻を取っただけで、精米をしていない米。「げんまい・パン・の・ ほーかほか。」

けんまく【剣幕】《名詞》 ひどく怒っている顔つきや態度。「ごっつい・ けんまく・で・ 怒っ・てき・た。」「えらい・ けんまく・で・ 話・を・ する・さかい・ みんな・ びっくりし・とる。」

けんりつ【県立】《名詞》 学校や施設などで、県が作って運営しているもの。「けんりつ・の・ 高等学校」

げんりょう〔げんりょー〕【原料】《名詞》 品物を作ったり加工したりするための、もとになるもの。「パン・の・ げんりょー・を・ 買(こ)ー・て・ 自分・で・ 焼く。」

げん(を)かつぐ【験(を)担ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 吉凶などにこだわる。縁起の良いことを求める。「げんをかつい・で・ 友引・の・ 日ー・を・ 避ける。」

|

« 2013年9月 | トップページ | 2013年11月 »