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2014年2月28日 (金)

【掲載記事の一覧】

 立春が過ぎてから全国的な豪雪に見舞われました。明石でも2回、積雪がありましたが、翌日には消えてしまいました。
 去年の2月下旬に、方言のことを調べるために山梨県早川町の奈良田へ行きました。JR身延線の下部温泉駅から、町の運営するバスに乗って、一本だけある山間の道路を奈良田まで往復しました。地元の人は「このバスが止まることは、ほとんどない。」とおっしゃっていました。
 今年の豪雪に関するテレビ・ニュースで早川町のことを何度も見ました。去年の風景とはうって変わった様子で驚きました。奈良田はどんな様子になっているのか、気がかりです。
 2月から「中山道をたどる」を再開しました。あとしばらく続けます。
 3月には「放射状に歩く」を再開するつもりです。
 ブログをお読みくださってありがとうございます。
 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。
    gaact108@actv.zaq.ne.jp
 これまでに連載した内容の一覧を記します。

◆改訂最終版・明石日常生活語辞典 (1)~(419)~継続
    [2013年1月6日開始~ 最新は2014年2月28日]

◆中山道をたどる (1)~(89)~継続
    [2013年11月1日開始~ 最新は2014年2月28日]

◆放射状に歩く (1)~(99)~継続
        [2013年4月13日開始~ 最新は2013年12月28日]

◆百載一遇 (1)~(6)~継続
    [2014年1月1日開始~ 最新は2014年1月30日]

◆新・言葉カメラ (1)~(18)~継続
    [2013年10月1日開始~ 最新は2013年10月31日]

◆名寸隅の記 (1)~(138)~継続
    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

◆茜の空 (1)~(27)~継続
    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

………【以下は、連載を終了したものです。】……………………………

◆言葉カメラ (1)~(385)
    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

◆明石日常生活語辞典 (1)~(1116)
    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

◆『明石日常生活語辞典』写真版 (1)~(4)
    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

◆国語教育を素朴に語る (1)~(51)
    [2006年8月29日開始~2007年12月12日終了]

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 (0)~(102)
    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

◆消えたもの惜別 (1)~(10)
    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

◆地名のウフフ (1)~(4)
    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

◆ことことてくてく (1)~(26)
    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

◆テクのろヂイ (1)~(40)
    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

◆神戸圏の文学散歩 (1)~(5)
    [2006年12月27日開始~2006年12月31日終了]

◆母なる言葉 (1)~(10)
    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] (1)~(4)
   [2006年12月23日開始~2006年12月26日終了]

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 (1)~(29)
    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

◆西島物語 (1)~(8)
    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

◆鉄道切符コレクション (1)~(24)
    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

◆足下の観光案内 (1)~(12)
    [2008年11月14日開始~2008年11月25日終了]

◆写真特集・薔薇 (1)~(31)
    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

◆写真特集・さくら (1)~(71)
    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

◆写真特集・うめ (1)~(42)
    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

◆写真特集・きく (1)~(5)
    [2007年11月27日開始~2008年11月13日終了]

◆写真特集・紅葉黄葉 (1)~(19)
    [2007年12月1日開始~2008年12月15日終了]

◆写真特集・季節の花 (1)~(3)
    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

◆小さなニュース [2008年2月28日]

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや (1)~(13)
    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

◆文章の作成法 (1)~(7)
    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

◆朔日・名寸隅 (1)~(19)
    [2009年12月1日開始~2011年6月1日終了]

◆教職課程での試み (1)~(24)
    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 (1)~(3)
    [2006年10月2日開始~2006年10月4日終了]

◆学力づくりのための基本的な視点 (1)~(7)
    [2006年10月5日開始~2006年10月11日終了]

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 (1)~(18)
    [2006年10月16日開始~2006年11月2日終了]

◆教職をめざす若い人たちに (1)~(6)
    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

◆これからの国語科教育 (1)~(10)
    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

◆現代の言葉について考える (1)~(7)
    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

◆自分を表現する文章を書くために (1)~(11)
    [2007年10月20日開始~2007年10月30日終了]

◆兵庫県の方言 (1)~(4)
    [2006年10月12日開始~2006年10月15日終了]

◆暮らしに息づく郷土の方言 (1)~(10)
    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

◆姫路ことばの今昔 (1)~(12)
    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

◆私の鉄道方言辞典 (1)~(17)
    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

◆高校生に語りかけたこと (1)~(29)
    [2006年11月9日開始~2006年12月7日終了]

◆ゆったり ほっこり 方言詩 (1)~(42)
    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

◆高校生に向かって書いたこと (1)~(15)
    [2006年12月8日開始~2006年12月22日終了]

◆1年たちました (1)~(7)
    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

◆明石焼の歌 (1)~(3)
    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

◆失って考えること (1)~(6)
    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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中山道をたどる(89)

熊谷宿から松井田宿まで(28)

古戦場跡と新町宿常夜燈

 神流川を渡り終えると、神流川古戦場跡の碑(写真・左、10時02分撮影)があります。隣に説明板があって、次のように書かれています。

 天正十年(一五八二)、織田信長が本能寺に倒れた直後、関東管領瀧川一益は信長の仇を討たんと京へ志し、これに対し好機至れりと北条氏は五万の大軍を神流川流域に進めた。瀧川一益は義を重んじ勇猛の西上州軍一万六千を率いて、石をも燃ゆる盛夏の中死闘を展開し、瀧川軍は戦死三千七百六十級の戦史に稀なる大激戦で『神流川合戦』と呼んでいる。後世古戦場に石碑を建立し、首塚、胴塚も史跡として残され東音頭にもうたわれ、神流の清流も今も変ることなく清らかに流れている。

 激戦の跡とは思えないほど静かなたたずまいです。この戦いで完敗を喫した瀧川一益は、碓井峠への中仙道を経て、本国の伊勢長島に帰ったと言われています。
 国道17号と分かれて右へ入る道が旧中山道ですが、その分岐点に新町宿常夜燈(写真・中、10時08分)があります。長夜燈に添えて、見通灯籠再建之記という立派な石碑があります。神流川の両岸に灯籠を立てたことを顕彰するものです。本庄宿とともに新町宿でも建設費用を10年間にわたって蓄えて灯籠を建設したということが述べられており、俳人一茶が十二文を寄進したということも書かれています。
 そばには、中山道新町宿という石標(写真・右、10時10分)も立っています。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(419)

「明石日常生活語辞典…た」(8)

たかげた【高下駄】《名詞》 歯が長い下駄。「今日・は・ よー・ 降り・そーや・さかい・ たかげた・を・ 履い・ていく。」

たかさ【高さ】《名詞》 上に伸びている程度。上の方にある程度。「日照り・で・ 野菜・の・ たかさ・に・ びっくりし・とる・ねん。」「六甲山・の・ たかさ・は・ 千メートル・に・も・ なら・へん。」■対語=「ひくさ」(値段の場合は「やすさ」)

たかたかゆび【高々指】《名詞》 手の、真ん中の指。「たかたかゆび・を・ 突き指し・た。」〔⇒なかゆび〕

たかて〔だかて〕《接続助詞》 ①そのようにしても、思うようにはいかないという気持ちを表す言葉。「聞ー・たかて・ わから・なんだ。」「飲ん・だかて・ 酔わ・へん。」②よくない条件や状況になっても、考えや行動を変えないということを表す言葉。「明日・は・ 雨・が・ 降っ・たかて・ 中止・は・ せー・へん。」〔⇒たて、ても〕

たかとび【高跳び】《名詞、動詞する》 陸上競技で、助走してバーを跳び越えて、高さを競う競技。「たかとび・で・ 自分・の・ 背ー・ほど・ 跳び上がる。」〔⇒はしりたかとび〕

たかなし《形容動詞や、名詞》 つけあがって高慢になって、周りの人からの声などを無視して自分勝手な行いをする様子。また、そのような人。「怒っ・てやら・なん・だら・ たかなしに・ なっ・てまう・ぞ。」

たかのつめ【鷹の爪】《名詞》 とりわけ辛い味のする、小さな実で先がとがってやや曲がった紡錘形の唐辛子。「たかのつめ・を・ 入れ・て・ 漬け物・を・ 漬ける。」

たかめ【高め】《名詞、形容動詞や》 比較的高いと思われる程度や状態。すこし高いと思われる程度や状態。「胸・より・ ちょっと・ たかめ・の・ ところ・まで・ 水・が・ ある。」「今年・の・ 秋刀魚・は・ 去年・より・ ちょっと・ たかめ・や。」〔⇒たかいめ〕■対語=「ひくめ」(値段の場合は「やすめ」)

たから【宝】《名詞》 ①金、銀、宝石などの、世間に少ししかなく貴重なもの。また、それに近いような価値のあるもの。「うち・に・は・ たから・なんか・ 何・も・ あら・へん。」②かけがえがない人やもの。大切に扱うもの。「子ども・は・ たから・や。」〔⇒たからもん〕

たからくじ【宝籤】《名詞》 買って、抽選に当たればお金がもらえるくじ。「歳末・の・ たからくじ・を・ 買(こ)ー・た。」

たからさがし【宝探し】《名詞、動詞する》 品物やカードなどを隠しておいて、それを探し当てる遊び。「浜・の・ 砂・に・ 埋め・た・ たからさがし・を・ する。」

たからぶね【宝船】《名詞》 七福神が乗って、宝物や米俵などが積み込まれている、想像上の船。また、それを描いた絵。「年賀状・に・ たからぶね・を・ 描く。」

たからもん【宝】《名詞》 ①金、銀、宝石などの、世間に少ししかなく貴重なもの。また、それに近いような価値のあるもの。「たからもん・なんか・が・ あっ・たら・ 相続・で・ 喧嘩せ・んなん・やろ。無い・ 方・が・ 気・が・ 楽や。」②かけがえがない人やもの。大切に扱うもの。「子ども・が・ 貝殻・を・ たからもん・に・ し・とる。」〔⇒たから〕

たかる【集る】《動詞・ラ行五段活用》 ①一か所にたくさん集まる。群がり集まる。「大安売り・に・ 人・が・ たかっ・とる。」「ビスケット・の・ かけら・に・ 蟻・が・ たかっ・とる。」②(小さな虫などが)飛んできて、とまる。「ご飯・に・ 蠅・が・ たかっ・たら・ 気色が悪い・さかい・ 手ー・で・ はらう。」③(集まってきて)差し出している指をつかむ。「かくれんぼ・を・ し・たい・ 者(もん)・ この・ 指・に・ たかれ。」④人にお金や物を出させる。「子ども・に・ たから・れ・て・ばっかり・や。」

たがる《助動詞》 そのようにしたいと思う気持ちを持っている。「新しい・ 本・を・ 読み・たがっ・とる。」「海外旅行・に・ 行き・たがっ・とる・けど・ 出し・たる・ 金・が・ あら・へん。」

たき【滝】《名詞》 高いところから勢いよく落ちる水の流れ。「神戸・の・ 布引・の・ たき」

たきぎ【薪】《名詞》 燃料とする、細い枝や割った木。「たきぎ・を・ よき・で・ 割る。」〔⇒たきもん〕

たきぐち【焚き口】《名詞》 かまどなどで、薪などの燃料を投げ込むところ。「へっついさん・の・ たきぐち」

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2014年2月27日 (木)

中山道をたどる(88)

熊谷宿から松井田宿まで(27)

高崎市に入る

 神流川橋を渡り終えるところに、群馬県と高崎市を示す表示(写真・左、9時59分撮影)があります。埼玉県と上里町を示す表示もありますから、このあたりでは、川の堤防間の大部分は埼玉県側に属していることになります。橋を渡り終えるところにも見透灯籠があります。
 「ダムの放流による増水に注意」という大きな看板が立っていますが、今の時期はなんとも水量の少ない川であると思います。
 この橋は国道17号ですが、東京まで94㎞(写真・中、9時59分)と書かれています。中山道の行程の6分の1ほどを過ぎたことになります。
 「ようこそ高崎へ」という歓迎の言葉(写真・右、10時02分)があって、上州へ足を踏み入れます。先述のように、新町宿は新たに公認された宿場で、、それまでは本庄宿から玉村を経て倉賀野宿への街道が本筋になっていました。
 橋を渡り終えると、旧中山道は国道17号とは分かれて、右側の道へ入ります。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(418)

「明石日常生活語辞典…た」(7)

だいり【代理】《名詞》 他の人に代わって、ものごとを行うこと。「私・の・ だいり・で・ 行っ・てき・てくれ・へん・か。」

たいりょう〔たいりょー〕【大漁】《名詞、形容動詞や》 魚などがたくさん獲れること。「昨日・は・ たいりょーやっ・た・けど・ 今日・は・ さっぱりや。」「たいりょー・の・ 旗・を・ 立てる。」

たいりょく【体力】《名詞》 仕事や運動をしたり、病気などに耐えたりするための体の力。「たいりょく・が・ ない・さかい・ えらい・ 仕事・は・ 無理や。」

タイル〔たいる〕【英語=tile】《名詞》 壁面・床面などに張り付けるための、粘土を小さな板の形にして、色を付けて焼いたもの。「便所・に・ たいる・を・ 張る。」

たうえ【田植え】《名詞、動詞する》 苗代で育てた稲の苗を水田に植えること。「たうえ・が・ 済ん・だら・ 蛙・が・ やかましーに・ 鳴く。」

たおす【倒す】《動詞・サ行五段活用》 立っているものを横にする。「木ー・を・ 切っ・て・ たおす。」〔⇒ころばす〕■自動詞は「たおれる」

タオル〔たおる〕【英語=towel】《名詞》 木綿を小さな輪ができる織り方をして、厚く柔らかく仕上げた織物。「たおる・で・ 汗・を・ ふく。」◆用途に注目して「あせふき」と言うこともある。

たおれる【倒れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①立っていたものが横になる。「けつまずい・て・ たおれ・て・ 怪我し・た。」②病気になる。「あいつ・は・ たおれ・て・ 入院し・とる・そーや。」〔①⇒ころぶ〕■他動詞は「たおす」

たか【鷹】《名詞》 森や山にすむ、爪と嘴が鋭い鳥。「たか・が・ 向こー・て・ 飛ん・でき・たら・ ちょっと・ 恐ろしー・なー。」

たが《名詞》 木の桶や樽などの回りにはめてある竹や金属の輪。「たが・が・ 緩ん・で・ 水・が・ 漏れ・とる。」

だが《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「だが・ あいつ・は・ 賛成し・てくれ・へん・やろ。」〔⇒だけど、だけども、だけんど、だけんども、けど、けども、けんど、けんども、そやけど、そやけども、そやけんど、そやけんども、ほやけど、ほやけども、ほやけんど、ほやけんども、やが〕

たが〔だが〕《接続助詞》 一つの文の中で、前半に述べた事柄に対して、後半で反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「読ん・だが・ わから・なんだ。」〔⇒たけど、たけども、たけんど、たけんども、たんやが〕

たかい【高い】《形容詞》 ①上に伸びている。上の方にある。「たかい・ ところ・に・ 手ー・が・ 届か・ん。」②身分や地位が上の方にある。「あんな・ たかい・ とこ・まで・ 出世し・た・ん・や・なー。」③目盛りなどの数字が大きい。度合いが強い。「今日・は・ 気温・が・ だいぶ・ たかい。」「熱・が・ たかい。」④値段が張る。金がかかる。「たこー・て・ 手・が・ 出・ん。」■対語=①②③「ひくい」、④「やすい」

たかいたかい【高い高い】《名詞、動詞する》 ①幼児などの体を、大人が両腕で支えて、上の方に差し上げること。(寝ころんだ大人が両足で支えることもある。)「この・ 子・は・ たかいたかいし・たら・ 喜ぶ。」②どちらが上の方に伸びているのかを比べ合うこと。背比べ。「友達・と・ たかいたかいし・た。」

たがいちがい【互い違い】《名詞、形容動詞や》 二つのものが交互であること。二つのものが入り混じっていること。二つのものが入り組んでいること。「竹・を・ たがいちがいに・ 組ん・でいく・ねん。」「バス・が・ あっちこっち・から・ たがいちがいに・ 出・とる。」

たかいめ〔たかいめー〕【高いめ】《名詞、形容動詞や》 比較的高いと思われる程度や状態。すこし高いと思われる程度や状態。「ちょっと・ たかいめー・の・ 値段・や・けど・ えー・ 品物・や・ねん。」◆「たかめ」よりは、「たかいめ」と言うことの方が多い。〔⇒たかめ〕■対語=「ひくいめ」(値段の場合は「やすいめ」)

たかが《副詞》 数量、程度、金額などが、問題とするには及ばないということを表す言葉。せいぜい。「たかが・ 一枚・の・ 紙切れ・や・けど・ 卒業証書・は・ やっぱり・ 欲しい。」「たかが・ 風邪・ぐらい・で・ 休ん・だら・ あか・ん。」「たかが・ 百円・や・けど・ 安い・の・は・ やっぱり・ 嬉しー。」〔⇒わずか〕

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2014年2月26日 (水)

中山道をたどる(87)

熊谷宿から松井田宿まで(26)

武蔵の国から上野の国へ

 勅使河原というところを過ぎてから、神流川の神流川橋(写真・左、9時43分撮影)を渡ります。神流川は利根川の支流である烏川の、そのまた支流ですが、武蔵の国と上野の国の境になります。源流は群馬・埼玉・長野県境の三国山の北麓です。1582年(天正10年)6月の神流川の戦いで知られるところです。
 橋のたもとに見透灯籠(写真・中、9時43分)があります。金属製の立派な説明板があった、そこには次のように書かれています。

 上武二州の国境を流れる神流川は、往古より荒れ川で出水毎に川瀬道筋を変えて旅人や伝馬、人足の悩みの種であった。
 文化十二年(1815年)本庄宿の戸谷半兵衛が川の両岸に灯籠を建立し、夜になると火を燈し夜道を往来する旅人の標準とした。
 この常夜燈のモチーフとなった武州側の常夜燈は、見透灯籠とも呼ばれ大光寺に移築されている。

 国境となるだけあって川幅は広いのですが、水の流れているところはあまり広くはありません(写真・右、9時45分)。両側の堤防の間を、水の流れは蛇行していますが、その流れの中に水鳥が浮かんでいます。橋を渡り始めた段階では、水は見えませんでした。高崎寄りに水の流れがあるのです。左側にJR高崎線の鉄橋があって、電車や貨物列車が通ります。神流川はここから少し下流で烏川に合流します。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(417)

「明石日常生活語辞典…た」(6)

たいほう〔たいほー〕【大砲】《名詞》 太い筒から、大きな弾を、遠くまでうち出す兵器。「舞子・の・ 浜・に・ 昔・ たいほー・を・ 撃つ・ ところ・が・ あっ・た・ん・や。」

たいぼとく《動詞・カ行五段活用》 ①価値のある物や金銭を貯える。物や金銭を使わないで保存・保管しておく。「あんた・は・ だいぶ・ 金・を・ たいぼとん・ね・やろ。」②溜めておく。「雨・の・ 水・を・ たらい・に・ たいぼとく。」◆もとは、動詞「たいばう」に助動詞「とく」が接続して熟したものである。

たいます《補助動詞・サ行五段活用》 相手に何かをしてあげるという意味を表す敬語。「私・が・ 代わっ・て・ 行っ・たいます。」〔⇒たげる、たげます〕

たいまつ【松明】《名詞》 松や竹などを束ねて火をつけて、明かりにするもの。「奈良・の・ お水取り・の・ たいまつ」

タイム〔たいむ〕【英語=time】《名詞、動詞する》 試合や遊びなどにおいて、要求して、少しの間、中断すること。「あー・ しんど。ちょっと・ たいむ・や。」〔⇒たんま、みった、みっき〕

たいや【逮夜】《名詞》 人が亡くなった後に、七日目ごとに営む法要。「この頃・は・ たいや・を・ 土曜・か・ 日曜・ごとに・ する・ 家・が・ 多い。」◆「ひとたいや」「ふたたいや」「みたいや」「よたいや」「いつたいや」「むたいや」「ななたいや」と続き、「ななたいや」は「ちゅーいあけ」(中陰空け。四十九日)となる。月末に亡くなった場合は「たいや」が三か月以上に及ぶことになるが、三か月にわたることを忌み嫌って、二か月までで繰り上げて終えることも行われている。

タイヤ〔たいや〕【英語=tire】《名詞》 自動車や自転車などで、車輪の外側にはめるゴム製の輪。「自転車・が・ バンクし・て・ たいや・が・ ぺっちゃんこに・ なっ・た。」

ダイヤ〔だいや〕【英語=diamond】《名詞》 宝石の中で、最も堅くて、よく光り、価値の高いもの。「だいや・の・ レコード針」〔⇒ダイヤモンド〕

たいやき【鯛焼き】《名詞》 鯛の形をした型に小麦粉を溶いて流し、中に餡を入れて焼いた菓子。「餡・が・ いっぱい・ 詰まっ・た・ たいやき」

たいやく【大役】《名詞》 責任の重い、大切な役目。「今日・は・ たのみ〔=結納〕・を・ 届け・に・ 行く・ たいやく・や。」

ダイヤモンド〔だいやもんど〕【英語=diamond】《名詞》 宝石の中で、最も堅くて、よく光り、価値の高いもの。「だいやもんど・の・ 指輪」〔⇒ダイヤ〕

ダイヤル〔だいやる〕【英語=dial】《名詞、動詞する》 ①ラジオなどの周波数を合わせるための、回転するつまみ。「昔・は・ だいやる・を・ 回し・て・ ラジオ・の・ 放送局・を・ 合わし・た。」②番号を合わせてかけるための、電話機の数字板。「出前・を・ 頼む・ だいやる・を・ し・た。」

たいよう〔たいよー〕【太陽】《名詞》 太陽系の中心にあって、高い熱と光を出しているガス球。「雲・の・ 間・から・ たいよー・が・ 出・てき・た。」〔⇒ひ、おひさん〕

だいよう〔だいよー〕【代用】《名詞、動詞する》 本来用いるべきものの代わりに他のものを使って間に合わせること。「竹・を・ 伐っ・て・ 釣り竿・の・ だいよー・に・ する。」

だいようきょういん〔だいよーきょーいん〕【代用教員】《名詞》 正規の資格を持っていないが、臨時に教壇に立つ人。「だいよーきょーいん・に・ 教え・てもろ・た。」

だいようひん〔だいよーひん〕【代用品】《名詞》 本来用いるべきものの代わりに、間に合わせるために使う、代わりの品物。「砂糖・の・ だいよーひん・の・ サッカリン」 

たいら【平ら】《形容動詞や》 高低や凸凹がない様子。「たいらな・ グランド」「底・が・ たいらに・ なっ・とる・ 鍋」

たいらげる【平らげる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①すべて食べたり飲んだりしてしまう。「ぎょーさん・ あっ・た・ 饅頭・を・ たいらげ・ても・た。」②すべてを自分のものにする。「欲しー・ もの・を・ やる・と・ 言(ゆ)ー・たら・ 全部・ たいらげ・て・ 持っ・ていっ・ても・た。」

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2014年2月25日 (火)

中山道をたどる(86)

熊谷宿から松井田宿まで(25)

神流川を前にして

 愛宕神社という碑(写真・左、9時19分撮影)があるところは、神社の本殿や拝殿などがありません。かえって、青空と山々が見えて伸びやかな感じがします。
 賀美公民館の前に中山道の説明板(写真・中、9時29分)があります。絵図が添えられていて、中山道の道筋の変遷のことをわかりやすく伝えてくれます。

 金窪村(現上里町大字金久保)は、江戸から二十三里余。文政期(一八一八から)の家数は一六二軒。絵図では陽雲寺や八幡宮が見られます。新町宿への直路ができるまでは、陽雲寺の東で北へ向きを変えて角渕(現群馬県玉村町)を経て倉賀野宿へ向かっていました。この道は三国街道とか伊香保街道と呼ばれていました。新町宿が設けられたのは、中山道中、最も遅い承応二年(一六五三)頃です。
 勅使河原村(現上里町大字勅使河原)、家数は二八〇軒。絵図では、武蔵国最後の一里塚が見えます。現在の街道は、ここで国道十七号線と合流します。川のたもとには一般の高札と川高札が並んでいた事がわかります。

 中山道が迂回していたのは神流川と新町宿とのつながりにあろうことは想像できます。その神流川(写真・右、9時42分)が行く手に見えてきて、県境が近づいたことがわかります。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(416)

「明石日常生活語辞典…た」(5)

だいだいいろ【橙色】《名詞》 赤みがかった黄色。「だいだいいろ・の・ 表紙・の・ 本」〔⇒だいだい〕

だいちょう〔だいちょー〕【台帳】《名詞》 事務の記録のもとになる帳面。「自治会・の・ 会員・の・ だいちょー」「卒業生・の・ だいちょー」

たいてい〔たいてー〕【大抵】《名詞、副詞》 物事の量や範囲についての大部分。ほとんどすべて。おおよそ。「たいてー・の・ 人・は・ 賛成し・てくれ・た。」「十時・に・ なっ・たら・ 店屋・は・ たいてー・ 開い・とる・やろ。」〔⇒たいがい、だいたい、おおかた〕

だいでもかいでも【誰でも彼でも】《副詞》 相手を選ぶことなどをせずに、どのような人であっても。「だいでもかいでも・ かま・へん・さかい・ 二人・ほど・ 行っ・てくれ・へん・か。」〔⇒だれでもかれでも、だいでもかでも、だれでもかでも〕

だいでもかでも【誰でも彼でも】《副詞》 相手を選ぶことなどをせずに、どのような人であっても。「だいでもかでも・に・は・ でけ・ん・ 難しー・ 仕事」〔⇒だいでもかいでも、だれでもかれでも、だれでもかでも〕

たいてやない《形容詞》 並大抵のことではない。一通りの苦労ではない。「子ども・を・ 育てる・の・は・ たいてやない・ こと・や。」「嫁入り・ さす・の・も・ たいてやない。」

たいど【態度】《名詞》 考えたり感じたりしたことが動作、表情、言葉などに現れたもの。ものを言ったり、したりするときの様子。「落ち着い・た・ たいど」

だいどかいど【誰ど彼ど】《副詞》 どのような人であってもよいから、その人が。「だいどかいど・ 一緒に・ 行っ・てほしー・なー。」〔⇒だれどかれど〕

だいどこ【台所】《名詞》 食事の支度をする部屋。「だいどこ・の・ 隅・に・ 火消し壺・を・ 置い・とく。」〔⇒だいどころ、たなもと〕

だいどころ【台所】《名詞》 食事の支度をする部屋。「だいどころ・は・ きれいに・ し・とき・なはれ。」〔⇒だいどこ、たなもと〕

だいなし【台無し】《形容動詞や》 全体がすっかりだめになる様子。傷んで役に立たなくなる様子。「化粧し・とっ・た・のに・ 涙・ 流し・て・ だいなしやっ・た。」

だいなとかいなと【誰なと彼なと】《副詞》 どのような人であろうとも。特定の人にこだわることをしないで。「だいなとかいなと・ 手ー・ 挙げ・なはれ。」〔⇒だれなとかれなと〕

だいの【大の】《連体詞》 ①一人前の。「だいの・ 大人・が・ びくびくする・な。」②非常な。何よりもまして。「水泳・は・ だいの・ 苦手や。」

だいのじ〔だいのじー〕【大の字】《名詞》 「大」という文字のように、人が両手・両足を広げたようなかっこう。「だいのじ・に・ なっ・て・ 寝・とる。」

だいのつき【大の月】《名詞》 一か月が三十一日ある月。「七月(ひちがつ)・も・ 八月・も・ だいのつき・や。」

たいばう《動詞・ワア行五段活用》 後の用のために、物や金銭などを使わないで貯える。大切にとっておく。「たいぼ・ても・ 腐っ・ても・たら・ 損や・で。」

たいびょう〔たいびょー〕【大病】《名詞、動詞する》 治りにくくて、重い病気。「たいびょーし・て・ 入院する。」

だいひょう〔だいひょー〕【代表】《名詞、動詞する》 多くの人や団体などに代わってものごとを行うこと。また、それを行う人。「隣保・の・ だいひょー・を・ 決める。」

だいぶ《副詞》 かなりの程度に達していることを表す言葉。「風邪・は・ だいぶ・ 治っ・てき・た。」〔⇒だいぶん〕

たいふう〔たいふー〕【台風】《名詞》 熱帯地方の海上などで発生して、日本やアジア大陸沿岸などを襲う強い暴風雨。「今年・は・ たいふー・が・ 上陸せ・なんだ。」

だいぶつ【大仏】《名詞》 人の背丈よりもかなり大きな仏像。「奈良・の・ だいぶっつぁん」

だいぶん《副詞》 かなりの程度に達していることを表す言葉。「雨・が・ だいぶん・ 強(つよ)ー・ なっ・てき・た。」「今年・の・ 阪神・は・ だいぶん・ 調子・が・ えー・なー。」〔⇒だいぶ〕

たいへん【大変】《形容動詞や、副詞》 ①ものごとが重大である様子。「高速道路・で・ たいへんな・ 事故・が・ あっ・た。」②普通以上の努力が必要で、ひどく苦労する様子。「試験勉強・は・ たいへんやっ・た。」③状態や程度などが甚だしい様子であることを表す言葉。「暗い・ 道・で・ 雪・が・ 降り出し・て・ たいへん・ 心細かっ・た。」〔③⇒とても、とっても〕

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2014年2月24日 (月)

中山道をたどる(85)

熊谷宿から松井田宿まで(24)

武田信玄夫人ゆかりの陽雲寺

 上里町を歩き続けます。右手にある八幡神社(写真・左、9時05分撮影)を通り過ぎると、左手に陽雲寺が見えてきます。
 陽雲寺(写真・中、9時12分)には文化財が多くあります。県指定有形文化財として陽雲寺所蔵文書七点が指定されています。武田信玄自筆の起請文・書状・判物など六点と、古河公方足利政氏の文書一点です。さらに、県指定文化財として伝武田信玄・陽雲院夫妻画像一幅も指定されています。
 陽雲寺は、はじめ満願寺と称したようですが、のちに現在の寺号に変えています。その事情を、境内の解説板では次のように述べています。

 天正十九年、金窪の領主となった川窪信俊は養母である武田信玄夫人を伴って入封し、信玄夫人は当寺の境内に居住したが、元和四年(一六一八)に没した。信俊は、夫人の菩提を弔うため、その法号である陽雲院をとって寺号を崇栄山陽雲寺と改称した。元和五年には徳川幕府から御朱印五石が寄せられている。

 武田信玄が信州伊那で病死したのは1572年(元亀3年)と言われていますから、陽雲院はずいぶん後まで生きたことになります。武田信玄夫人ゆかりの陽雲寺に集積している上里町指定文化財(写真・右、9時13分)についての案内板も立てられています。銅鐘(国指定)、畑時能之墓、武田信玄夫妻画像、釈迦如来坐像、実美公御野剱、古銅正観世音立像、武田信玄公起請文、跡部美作守軍状、陽雲院殿の墓、となっています。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(415)

「明石日常生活語辞典…た」(4)

たいじゅう〔たいじゅー〕【体重】《名詞》 体の重さ。「また・ たいじゅー・が・ 増え・ても・た。」

たいしょう〔たいしょー〕【大将】《名詞》 ①旦那。主人。「おたく・の・ たいしょー・は・ 元気です・か。」②仲間や団体などのかしら。「今年・は・ 青年団・の・ たいしょー・を・ し・とる・ん・や。」③全軍を指揮・統率する人。また、軍隊の階級の一つ。「たいしょー・に・ 出世する。」④人のことを親しんだり、からかったりして言う言葉。「おーい。たいしょー・ おっ・て・です・か。」

たいしょう〔たいしょー〕【大正】《名詞》 「昭和」の一つ前の年号。「たいしょー生まれ」

だいしょう〔だいしょー〕【大小】《名詞》 大きいものと小さいもの。「入れ物・の・ だいしょー・を・ 比べる。」

だいしょう〔だいしょー〕【大小】《副詞》 大なり小なり。いくらか。「気・に・ なる・ こと・は・ だいしょー・ あり・ます・ねん・けど。」〔⇒たしょう〕

だいじょうぶ〔だいじょーぶ〕【大丈夫】《形容動詞や》 しっかりしていて心配のない様子。危なげがなく確信できる様子「明日・の・ 天気・は・ だいじょーぶです・やろ。」

たいしょく【退職】《名詞、動詞する》 会社などの勤めをやめること。「たいしょくし・て・ のんびり・ し・てます・ねん。」

だいじん【大臣】《名詞》 内閣の構成員として、国の政治の中枢にある人。「だいじん・が・ テレビ・で・ 頭・ 下げ・とる。」

だいず【大豆】《名詞》 畑で作り、その実は豆腐・味噌などの原料としたり、油を搾ったりする作物。◆一般には「まめ」と言ったり、「あぜまめ」「えだまめ」などと言ったりする。

たいせつ【大切】《形容動詞や》 ①とても重要な様子。「私・に・ とっ・て・ たいせつな・ 人」②丁寧に扱う様子。「本・を・ たいせつに・ 扱う。」

たいせつない【大切ない】《連体詞》 とても重要な。「たいせつない・ もの・を・ お借り・する。」〔⇒だいじない〕

だいぜんか【大全科】《名詞》 教科書に準拠して児童・生徒が学習するのを助ける本。「勉強する・さかい・ だいぜんか・ 買(こ)ー・てほしー・ねん。」〔⇒とらのまき、とら〕

たいそう〔たいそー、たいそ〕【大層】《副詞、形容動詞や、名詞》 ①程度などが甚だしい様子。「たいそー・ 難しい・ 問題」②大げさな様子。「そないに・ たいそな・ 話・と・は・ 違(ちゃ)う・やろ。」「風邪・ぐらい・で・ たいそーに・ 医者・へ・ 行っ・た・ん・かいなー。」③手数がかかって煩わしい様子。「わざわざ・ 来・てもろ・て・ たいそー・を・ かけ・た・なー。」〔⇒ごっつい〕

たいそう〔たいそー〕【体操】《名詞》 ①規則正しく手足を動かす運動。「広場・で・ ラジオたいそー・を・ する。」「器械たいそー」②身体の発達の促進、運動能力の発達、健康な生活の推進などを目的とする教育。◆「体育」のことをこのように言うことがあった。「学校・の・ たいそー・の・ 時間」〔②⇒たいいく〕

たいそうない〔たいそーない、たいそない〕【大層ない】《連体詞》 実際以上におおげさな。大仰な。「たいそーない・ 言い方・ せ・んとい・てんか。」

たいそうらしい〔たいそーらしー、たいそらしー〕【大層らしい】《形容詞》 実際以上におおげさである様子。大仰である様子。「たいそらしー・ 話・に・ なっ・ても・た。」

だいたい【大体】《名詞、副詞》 ①物事の量や範囲についての大部分。ほとんどすべて。おおよそ。「だいたい・ わかり・まし・た。」②もとはと言えば。そもそも。「だいたい・ お前・が・ えーかげんな・ こと・を・ 言(ゆ)ー・た・さかい・ こないな・ こと・に・ なっ・た・ん・や・ない・か。」〔①⇒およそ、たいてい、たいがい〕

だいだい【代々】《名詞》 先祖の、どの代もすべて。何代も続いていること。「うち・は・ だいだい・ 酒屋・を・ し・とり・ます。」

だいだい【橙】《名詞》 ①実は正月飾りに使う、蜜柑に似た木。「おしめ〔注連縄〕・に・ だいだい・を・ くくる。」②橙色。赤みがかった黄色。「お日ーさん・を・ だいだい・に・ 塗る。」〔②⇒だいだいいろ〕

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2014年2月23日 (日)

中山道をたどる(84)

熊谷宿から松井田宿まで(23)

上里町に入る

 本庄市が終わって、児玉郡上里町(写真・左、8時33分撮影)に入ります。中山道としては埼玉県の北端になります。埼玉県は市の数が多いのですが、町もたくさんあります。ただ、中山道沿いには多くはありません。
 道の左側に浅間山古墳(写真・中、8時36分)があります。町指定文化財で、説明板が設けられています。説明板の書かれている言葉をつなぎ合わせると、次のようになります。

 浅間山古墳は、上里町東部から本庄市西部の本庄台地の先端部に広がる旭・小島古墳群を構成する1基です。墳形は、直径約38メートル、高さ約6メートルの円墳と考えられます。主体部は、角閃石安山岩を使用した胴張両袖型横穴式石室です。
 築造時期は、出土遺物などから古墳時代終末期の7世紀後半に築造され8世紀初頭まで墓として使用されていたと考えられます。

 御陣馬川という小さな流れを渡ります。JR高崎線の神保原駅の近くになって、コミュニティバスの神保原巡回コースというのが走っているのですが、そのバス停の名前が三丁目(写真・右、8時46分)です。地名が付かずに三丁目だけです。神保原という地域内だけを走っているから余計な地名は必要でないのでしょう。バス停の案内板によれば、他に、二丁目というバス停、四・五丁目というバス停もあります。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(414)

「明石日常生活語辞典…た」(3)

だいけい〔だいけー〕【台形】《名詞》 向かい合った一組の辺が並行である四角形。「あそこ・の・ 運動場・は・ だいけー・や・ねん。」

たいくつ【退屈】《名詞、動詞する、形容動詞や》 ①することがなくて、時間を持て余すこと。「誰・も・ 来・やへん・さかい・ たいくつし・とっ・てん。」②面白みがなくて、つまらないこと。緊張に欠けること。「今日・は・ 相手・が・ 弱すぎ・て・ たいくつな・ 試合・やっ・た・なー。」

たいこ【太鼓】《名詞》 ①木や金属で作った胴に皮を張って、ばちで打ち鳴らす楽器。「たいこ・を・ 鳴らす。」②飾り立ててかき上げたり曳き回ったりして、祭礼で奉納される布団太鼓。「宮はん・で・ たいこ・を・ かく。」〔②⇒だんじり〕

だいこ【大根】《名詞》 白くて太い根を食用とする野菜。「だいこ・の・ 漬け物(もん)」〔⇒だいこん〕

だいこおろし【大根卸し】《名詞》 ①大根をすり下ろしたもの。「だいこおろし・に・ ちりめんじゃこ・を・ 振る。」②大根などをすり下ろすときに使う器具。「だいこおろし・で・ 手ー・ すりむい・た。」〔⇒だいこんおろし〕

だいこく【大黒】《名詞》 七福神の一人で、丸い頭巾をかぶり、肩に大きな袋を背負い、打ち出の小槌を持った姿の神。「えべっさん・と・ だいこくさん」

だいこくばしら【大黒柱】《名詞》 ①家の真ん中に立っている、最も太い柱。「だいこくばしら・に・ 釘・を・ 打っ・たりし・て・ 傷・を・ つけ・たら・ あか・ん。」②一家や団体などの中心になって支えている人。「だいこくばしら・が・ おら・ん・よーに・ なっ・たら・ 困る・がな。」

たいこぐら【太鼓蔵】《名詞》 祭礼で奉納される布団太鼓を入れておく蔵。「たいこぐら・から・ だんじり・を・ 出し・て・ 虫干しする。」

だいこん【大根】《名詞》 白くて太い根を食用とする野菜。「だいこん・を・ ふろふき・に・ する。」〔⇒だいこ〕

だいこんおろし【大根卸し】《名詞》 ①大根をすり下ろしたもの。「えらい・ 辛い・ だいこんおろし・や・なー。」②大根などをすり下ろすときに使う器具。「だいこんおろし・で・ 林檎・を・ 摺る。」〔⇒だいこおろし〕

だいじ【大事】《形容動詞や》 根本に関わるほど大切である様子。かけがえのないものとして大切に扱う様子。「だいじな・ 本・や・さかい・ 汚し・たら・ あか・ん・ぜ。」「親・を・ だいじに・ する。」

だいじ【題字】《名詞》 ①新聞の名前として、最初の面の上や隅に書かれている文字。「横書き・の・ だいじ・の・ 新聞」②書名などとして書かれている文字。「先生・に・ 筆・で・ だいじ・を・ 書い・てもらう。」

たいした【大した】《連体詞》 ①程度が甚だしいことを表す言葉。たいへん素晴らしい。「何回・ 走っ・ても・ ずっと・ 一番・に・ なる・ たいした・ やつ・や。」②特に取りあげて言うほどのものではないということを表す言葉。◆後ろに打ち消しの言葉が伴う。「たいした・ 怪我・や・ ない・さかい・ 心配・は・ いら・ん。」

たいしたことない【大したことない】《形容詞》 特に取りあげて言うほどのものではない。大層に考えるほどではない。「たいしたことない・ 怪我・やっ・てん。」

たいしつ【体質】《名詞》 生まれつき持っている、体の性質。「風邪・を ひきやすい・ たいしつ」

たいして《副詞》 取り立てて言うほどのことはない。さほどに。◆後ろに打ち消しの言葉が伴う。「たいして・ 金・は・ かから・へん。」「たいして・ 手間・は・ 取らせ・まへ・ん。」
だいじない【大事ない】《形容詞》 とりわけ差し支えは生じない。大丈夫であるから気にしなくてよい。「心配せ・ん・でも・ えー。花瓶・ 一つ・ぐらい・ めん・でも・ だいじない・ こと・や。」「これ・ 借っ・ていっ・ても・ だいじない・か。」◆丁寧な気持ちが加わると「だいじおまへん」となる。〔⇒だんだい、だんない、べっちょない、かまへん、かめへん、かまん〕

だいじない【大事ない】《連体詞》 とても重要な。「だいじない・ もの・を・ 貰(もろ)・て・ すん・ませ・ん。」〔⇒たいせつない〕

だいしゃ【台車】《名詞》 小さな車輪を付けて、物を載せて運ぶ用途のために作ったもの。「だいしゃ・を・ 使(つこ)・て・ 廃品回収・を・ する。」〔⇒だい〕

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2014年2月22日 (土)

中山道をたどる(83)

熊谷宿から松井田宿まで(22)

煉瓦歩道と笑う埴輪

 金鑚神社の前の道から右に折れると、中山道の煉瓦歩道になります。浮世絵をデザインしたタイル(写真・左、8時05分撮影)が、歩道にはめ込まれています。
 そばに「中山道をしのぶ」という説明板(写真・中、8時07分)があって、次のようなことが書いてあります。

 これを作るにあたっては、「本庄版画サークル」など多くの皆さんの御協力を得て作成したものです。またレンガは、埼玉県が下水道終末処理場の汚泥をリサイクルして製造しているものを利用しています。

 埼玉県内の宿場は絵が描かれていますが、群馬県より先の宿場名の文字を書いたタイルです。歩いてきたところは絵でたどり、まだ見ぬ宿場は想像力をかきたてさせる効果があるのかもしれません。
 はにぽん(写真・右、8時13分)というマスコットがあって、地域のコミュニティバスを、はにぽん号と言うそうです。即座には命名の由来がわからなかったのですが、ホームページで見ると、次のように説明されています。

 市内の遺跡から発掘された、全国でも例のない「笑う盾持人物埴輪」をモチーフに生まれた「はにぽん」。名前の由来はもちろん「埴輪(はにわ)」+「本庄(ほんじょう)」から。1,400年前の本庄から、未来の私たちに笑顔を届けるためにタイムスリップしてきました。

 出土は本庄市小島の前の山古墳からだそうですが、写真で見ると、しゃくれた顎のユーモラスな風貌になっています。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(413)

「明石日常生活語辞典…た」(2)

だいおうじょう〔だいおーじょー〕【大往生】《名詞、動詞する》 事故などによらず、天寿を全うして高齢で亡くなること。「お祖父さん・は・ 九十・で・ だいおーじょーし・てん。」

たいおん【体温】《名詞》 人や動物の体の温度。「風邪・で・ たいおん・が・ 上がっ・た。」

たいおんけい〔たいおんけー〕【体温計】《名詞》 体の温度を測る器具。「たいおんけー・で・ 計っ・たら・ 三十八度・ あっ・た。」

たいかい【大会】《名詞》 多くの人が集まる会。「神戸・の・ 花火・たいかい・を・ 見・に・ 行く。」「ソフトボール・の・ たいかい」

たいがい【大概】《名詞、副詞》 物事の量や範囲についての大部分。ほとんどすべて。おおよそ。「同窓会・に・は・ たいがい・の・ 人・が・ 来る・やろ。」〔⇒たいてい、おおかた、だいたい〕

たいがい【大概】《副詞に》 ①ものごとの程度がかなりである様子。「昨日・の・ 海岸清掃・は・ たいがい・ しんどかっ・た。」②限度をあまり超えない段階にある様子。「暴れる・の・も・ たいがいに・ せ・んかい。」〔①⇒ごっつい。②⇒ええかげん〕

たいがいにする【大概にする】《動詞・サ行変格活用》 頃合いでやめる。適切な段階で終える。ふざけた気持ちなどを持たずに物事に取り組む。過度なことや常識はずれのことをしないようにする。「お前ら・ たいがいにし・とか・な・ わし・は・ 怒る・ぞ。」「あんまり・ 派手な・ こと・は・ やめ・て・ たいがいにし・とき・なはれ。」〔⇒ええかげんにする〕

たいかく【体格】《名詞》 体の骨組みや、体の大きさなどの外観的な様子。「たいかく・が・ えー・ 人・や・けど・ 粘りけ・が・ 無(の)ー・て・ じっきに・ 負け・てまう。」

たいがく【退学】《名詞、動詞する》 学校を卒業する前にやめること。「親父・が・ 死ん・だ・さかい・ たいがくし・て・ 働く。」

だいがく【大学】《名詞》 高等学校の上に位置する学校。「子ども・を・ だいがく・に・ やる・と・ 親・は・ たいへんな・ こと・や。」

だいかん【大寒】《名詞》 二十四節気の一つで、一月二十一日前後の、一年中でいちばん寒い時期にあたる日。「だいかん・の・ 頃・に・ 寒稽古・を・ する。」

だいきち【大吉】《名詞》 縁起や運勢がこの上もなく良いこと。「おみくじ・ 引ー・たら・ だいきち・が・ 出・た。」■対語=「だいきょう」

だいきゅう〔だいきゅー〕【代休】《名詞》 休日に働いたり、登校したりした代わりにとる休み。「こないだ・の・ 日曜日・に・ 出・た・ だいきゅー・を・ もろ・てん。」

だいきょう〔だいきょー〕【大凶】《名詞》 縁起や運勢がこの上もなく悪いこと。「この・ 一年・は・ だいきょー・やっ・た。」■対語=「だいきち」

たいきん【大金】《名詞》 たくさんのお金。「そんな・ 大金・は・ いっぺん・に・は・ 払わ・れ・へん。」

だいきん【代金】《名詞》 品物などを買ったときに支払うお金。「だいきん・は・ 銀行・に・ 振り込む。」

だいく【大工】《名詞、動詞する》 ①主として木造の、家を建てたり直したりすることを職業にしている人。また、その仕事。「学校・を・ 出・て・ だいく・の・ 見習い・を・ する。」②家を建てたり直したりすること。また、その技量・腕前。「えー・ だいく・を・ し・てくれる。」③趣味などで、ものを作ったりすること。「日曜・は・ だいくし・て・ 棚・を・ こしらえる。」〔②③⇒だいくしごと〕

だいくしごと【大工仕事】《名詞、動詞する》 ①家を建てたり直したりすること。また、その技量・腕前。「だいくしごと・が・ 上手な・ 人・を・ 紹介し・てくれ・へん・か。」②趣味などで、ものを作ったりすること。「だいくしごと・を・ し・て・ 一日・が・ 暮れ・ても・た。」〔⇒だいく〕

たいけい〔たいけー〕【体形】《名詞》 外見上の手足・胴体などの格好。「がっしりし・た・ たいけー・の・ 人」〔⇒からだつき、かだらつき〕

たいけい〔たいけー〕【隊形】《名詞》 大勢の人が集まって並ぶときの形や配置。「二列・の・ たいけー・で・ 並ん・でください。」

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2014年2月21日 (金)

中山道をたどる(82)

熊谷宿から松井田宿まで(21)

本庄の鎮守、金鑚神社

 歩いている通りから一つ右の通りに入って金鑚神社(写真・左、7時56分撮影)に参拝します。本庄の総鎮守です。七福神の恵比須さまのスタンプがありましたので押します。神社の説明板には次のようなことが書かれていました。

 社伝によると、創立は欽明天皇の二年(五四一)と伝えられている。武蔵七党の一つである児玉党の氏神として、また、本庄城主歴代の崇信が厚かった。
 境内は、ケヤキやイチョウなどの老樹に囲まれ、本殿と拝殿を幣殿でつないだ、いわゆる権現造りの社殿のほか、大門、神楽殿、神輿殿などが建っている。(中略)
 当社の御神木となっているクスノキの巨木は、県指定の天然記念物で、幹回り五・一メートル、高さ約二十メートル、樹齢約三百年以上と推定される。これは本庄城主小笠原信嶺の孫にあたる忠貴が社殿建立の記念として献木したものと伝えられる。

 境内には、石で作られた「ほんじょうかるた」(写真・中、7時56分)の碑があって「総鎮守金鑚神社の神迎え」と書いてあります。
 本庄まつりは毎年11月2~3日に行われ、山車の引き回しは北関東随一といわれる豪華なものである、ということも境内に書いてありました。
 さて、埼玉県指定天然記念物のクスノキ(写真・右、7時58分)は、説明にあるとおり、見上げる大木です。氏子総代会が作っているプレートには「幹周り六メートル、樹高は約30メートル、四方へ約15メートルずつ平均に伸びた堂々たる風格」と書かれていて、前記説明よりは成長を遂げています。
 境内には本庄市指定文化財のカヤ(榧)の古木もあって、こちらも樹齢400年だと言います。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(412)

「明石日常生活語辞典…た」(1)

た〔たー〕【田】《名詞》 水を張って稲を育てるところ。水田。「たー・に・ 水・を・ 張る。」「た・の・ 草・を・ 取る。」〔⇒たんぼ〕■対語=「はたけ」

た〔だ〕《助動詞》 ①終わったこと(過去や完了)を表す言葉。「六時頃・に・ 来・た。」「手紙・を・ 読ん・だ。」②そのような状態であるということを表す言葉。「曲がっ・た・ 道」③まだそうなっていないが、なった場合を表す言葉。「早(はよ)ー・ 来・た・ 人・から・ 中・に・ 入っ・て・ 待っ・とい・てんか。」

だあな〔だーな〕《終助詞》 相手に対して、または自分の心に対して念を押す気持ちが込められている言葉。「明日・は・ 雨・だーな。」

ダース〔だーす〕【英語=zozen】《名詞》 十二個を一組として数える言葉。十二個を一組としたもの。「鉛筆・を・ 一だーす・ 買う。」

たい【対】《名詞》 二つのものの組み合わせや、割合を表す言葉。「試合・は・ 何・たい・ なんぼ・で・ 勝っ・た・ん・や。」

たい【鯛】《名詞》 めでたいものとされる、陸の近くにすむ、ほのかに赤い色の魚。「明石・の・ たい・は・ 値ー・が・ 高い。」

たい《助動詞》 希望を表す言葉。「早(はよ)ー・ 行き・たい・なー。」「見ー・たい」「しー・たい」

だい【代】《名詞》 ①親・子・孫などの世代。「親・の・ だい・まで・ 百姓・を・ し・とっ・た。」「三・だい・前」②年代や年齢などのおおよその範囲を表す言葉。「二十(はたち)・だい・は・ よー・ 遊ん・どっ・た。」「昭和・の・ 二十年・だい」

だい【台】《名詞》 ①人や物を載せるための平らな器具。「じべた・で・ のー・て・ だい・の・ 上・に・ 置き・なはれ。」「花瓶・の・ だい」②小さな車輪を付けて、物を載せて運ぶ用途のために作ったもの。「だい・に・ 載せ・て・ ごみ・を・ 運ぶ。」〔②⇒だいしゃ〕

だい【台】《接尾語・数詞》 車や機械などを数える言葉。「何だい・ 待っ・ても・ 加古川行き・の・ バス・が・ 来(け)ー・へん。」「トラック・ 三だい分・の・ 荷物・が・ ある。」

だい【題】《名詞》 文章や芸術作品などに付けて、その中心となる事柄や意図などを表すようにした、短い言葉。「映画・の・ だい」「作文・の・ だい」

だい【大】《名詞、形容動詞や》 ①数量、形、範囲などが大きいもの。「だい・の・ 詰め合わせ・の・ 方・を・ 買(こ)ー・た。」②切符などで一人前の金額を払う人。「だい・の・ 切符・ 一枚・ おくれ。」③太陽暦で一か月が三十一日になっている月。「五月・は・ だい・や。」④食べたもののうち、栄養分と水分として吸収されたものの残りとして排泄されるもの。「だい・を・ する・さかい・ ちょっと・ 時間・が・ かかる・でー。」〔②⇒おとな。④⇒うんこ〕■対語=「ちゅう」「しょう」

だい【誰】《代名詞》 ①名前や立場などがわからない人を指して使う言葉。「だい・や・ 知ら・ん・ 人・に・ 助け・てもー・てん。」②特定の人を指さないで使う言葉。「だい・ど・ 挨拶し・てくれ・へん・か。」〔⇒だれ〕■類語=「こい」「そい」「あい」「どい」

たいあたり【体当たり】《名詞、動詞する》 ①相手に、自分の体をぶつけていくこと。「たいあたりし・てき・やがっ・た・さかい・ 殴り合い・に・ なっ・ても・てん。」②捨て身で物事に取り組むこと。「たいあたり・で・ 頑張っ・た・ 試合・やっ・た・けど・ 勝て・なんだ。」

だいあん【大安】《名詞》 六曜の一つで、何をするにも縁起がよいとされる日。「だいあん・に・ 結婚式・を・ する。」

たいいく【体育】《名詞、動詞する》 ①健康な体を作るための運動。「たいいく・で・ 体・を・ 丈夫に・ する。」「地区・の・ たいいく・の・ 大会」②身体の発達の促進、運動能力の発達、健康な生活の推進などを目的とする教育。また、その教科。◆②の意味を「たいそう」と言うことがあった。「たいいく・の・ 時間・に・ サッカー・を・ する。」

だいいち【第一】《名詞、副詞》 ①一番はじめ。はじめに順序づけられたもの。「ラジオ体操・の・ だいいち」②一番優れていること。「神戸・の・ 港・は・ 昔・は・ 日本・で・ だいいち・やっ・た・ん・や。」③一番だいじなこと。「体・が・ だいいち・や・さかい・ 無理せ・んとき。」④何のことはともかくとして、まずもって。「だいいち・ 飯・ 食わ・んと・ 動か・れ・へん。」

たいいん【退院】《名詞、動詞する》 病気や怪我がよくなって、病院から出ること。「二週間・ かかっ・た・けど・ やっと・ 退院・が・ でき・ます・ねん。」

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2014年2月20日 (木)

中山道をたどる(81)

熊谷宿から松井田宿まで(20)

商人の町の土蔵

 2013年11月13日7時35分、本庄駅前を出発します。今日の行程は群馬県に入って安中市の板鼻宿までです。天気は申し分ありません。あとは、自分の足が言うことをきいてくれるかどうかにかかっています
 あさひ通りという、生活道路のようなところをJR高崎線に平行する形で北西に向かいます。銀座通りというのがあって、銀座1丁目という表示(写真・左、7時43分撮影)があります。銀座ですが、市内の目抜き通りというわけではないようです。
 曹洞宗の仙林寺(写真・中、7時46分)があります。武州本庄七福神というのが設定されていて、ここは寿老人です。昨日、本庄市観光協会の発行する開運MAPのリーフレットをもらいました。「ゆっくり のんびり 中山道!」と言葉があって、七福神の寺院の位置がわかるようになっています。けれども、ゆっくり、のんびり、行きつ戻りつ歩くわけにはいきません。
 歩いている通りに古い土蔵があって、二階の重い扉が開かれていました(写真・右、7時53分)。宿場町である本庄は、交通の要衝でありますから、商人の町としても賑わっていたようです。あちらこちらに古い建物が残っています。市内には100軒ほどの古い土蔵が残されていると言います。煉瓦の倉庫などもあちらこちらに見えます。古い家の解体中の姿にも出会いました。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(411)

「明石日常生活語辞典…そ」(10)

それだけだけ《名詞、副詞。もとは代名詞+助詞+助詞》 ①その数量や程度。「それだけだけ・で・ 五千円・も・ する・の・かいな。」②限られたその分量。「それだけだけ・で・ 追加・は・ 要り・まへ・ん。」◆「それだけ」を強調した言い方である。〔⇒それだけ、そんだけ、そんだけだけ、ほれだけ、ほんだけ、ほれだけだけ、ほんだけだけ〕

それで《接続詞》 そうして。そういうわけで。◆前の事柄を受けて、あるいは、前の事柄を理由として、後の事柄を述べるのに使う言葉。「それで・ うまい・こと・ いか・ん・よーに・ なっ・ても・た・ん・や。」〔⇒そいで、そんで、ほいで、ほれで、せんで〕

それでは《接続詞》 ①そういうことであれば。「それでは・ 話・が・ 前・に・ 進ま・へん・やろ。」②ものごとが始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「それでは・ 今日・の・ 話・は・ ここ・まで・に・ し・とき・ます・わ。」〔⇒そいでは、そんでは、そいなら、それなら、そんなら、ほいでは、ほれでは、ほんでは、ほいなな、ほれなら、ほんなら〕

それでも《接続詞》 そうであっても。それにも関わらず。「それでも・ 子ども・を・ 放(ほ)り出す・ わけ・に・は・ いか・へなん・でん。」〔⇒そいでも、そんでも、ほいでも、ほれでも、ほんでも〕

それどころか《接続詞》 そんなことよりも。さらに。「それどころか・ 津波・の・ 方・が・ 心配や・ねん。」〔⇒そいどろこか、ほいどころか、ほれどころか〕

それなら《接続詞》 ①そういうことであれば。「それなら・ 遅刻・は・ 大目に・ 見・たる・わ。」「それなら・ そー・と・ 早(は)よ・ 言え・よ。」②ものごとが始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「それなら・ 今日・は・ ここ・まで・に・ し・とき・まほ。」〔⇒そいでは、それでは、そんでは、そいなら、そんなら、ほいでは、ほれでは、ほんでは、ほいなな、ほれなら、ほんなら〕

それなり《副詞、形容動詞や》 それを最後として変化がない様子。「出て行っ・たら・ それなり・ 戻っ・てきー・ひん。」〔⇒そのまま、それきり、そんなり〕

それに《接続詞》 その上に。それに加えて。「それに・ 風・が・ 強ー・に・ 吹い・てき・た。」〔⇒そいに、ほいに、ほれに〕

それる【逸れる】《動詞・ラ行下一段活用》 目標としている方向から外れる。予想外の方向へ向かう。「台風・が・ それ・て・ よかっ・た・なー。」

そろい【揃い】《名詞》 二つ以上のものの形や様子が同じであること。また、形や様子が同じであるもの。「親子・で・ そろい・の・ 服・を・ 着る。」

そろう【揃う】《動詞・ワア行五段活用》 ①二つ以上のものの形や様子が同じになる。一致する。「大きさ・が・ そろー・た・ 卵」②あるべきものが全部集まる。「みんな・の・ 顔・が・ そろ・た・さかい・ 出発し・まほ。」■他動詞は「そろえる」

そろえる【揃える】《動詞・ア行下一段活用》 ①二つ以上のものの形や様子を同じにする。「大きさ・を・ そろえ・て・ 本箱・に・ 並べる。」②必要なものを全部集める。「書類・を・ そろえ・て・ 出し・に・ 行く。」■自動詞は「そろう」

そろそろ《副詞と》 ①ゆっくりと物事を行う様子。おもむろに物事を行う様子。「腰・が・ 痛い・ので・ そろそろと・ 歩く。」②その時刻、時期、状態になりつつある様子。「もー・ そろそろ・ 行か・んと・ 遅れる・ぞ。」「時間・に・ なっ・た・ので・ そろそろ・ 始め・よ・か。」「そろそろ・ 煮え・てき・た。」〔⇒ぼつぼつ、ぼちぼち。①⇒そろっと〕

ぞろぞろ《副詞と》 ①多くの人やものが、次々と続いている様子。「ハイキング・の・ 人・が・ ぞろぞろと・ 通る。」②多くのものが無秩序に集まっている様子。「虫・が・ ぞろぞろと・ はいまわっ・とる。」

そろっと《副詞》 ①音を立てないで、静かに物事を行う様子。「そろっと・ 部屋・から・ 出・ていく。」②ゆっくりと物事を行う様子。おもむろに物事を行う様子。「はじめ・は・ そろっと・ 走っ・とっ・てん。」〔⇒そっと、そうっと、そろそろ〕

ぞろっと《副詞》 多くのものが、まとまって一度に出る様子。または、出す様子。「探し・とっ・た・ もの・が・ ぞろっと・ 出・てき・た。」「今日・は・ 何人・も・が・ ぞろっと・ 遅刻・を・ し・た。」「料理・を・ いっぺんに・ ぞろっと・ 出す。」

そろばん【算盤】《名詞》 ①長方形の枠の中に、串刺しにした玉が並び、その玉を上下させて計算するための道具。「小野・は・ そろばん・の・ 産地・や。」②ものの数量などの計算。「そろばん・が・ 合わ・へん・ので・ 困っ・とる・ねん。」③漁船などを陸揚げするときに、船底の下にあてがって船の動きを滑らかにするもの。「そろばん・を・ ひー・て・ 船・を・ あげる。」

そわそわ《副詞と、動詞する》 落ち着かない様子。「そわそわせ・んと・ 落ちつき・なはれ。」

そん【損】《名詞、動詞する》 事業などで、収入より支出の方が多いこと。利益を失うこと。「千円・も・ そんし・た。」■対語=「とく」

そん【村】《名詞》 市・町とともに、都道府県を構成する地方公共団体。「加古郡・の・ 母里(もり)そん」〔⇒むら〕

そんがい【損害】《名詞》 災害、事故、取引などにおいて、なくなったり壊れたりして受けた、金銭や物の被害。「大水・の・ そんがい」

そんけい〔そんけー〕【尊敬】《名詞、動詞する》 人の人格、行為、成果などを心から素晴らしいと思うこと。「先輩・を・ そんけーする。」

そんだけ《名詞、副詞。もとは代名詞+助詞》 ①その数量や程度。「そんだけ・ 言(ゆ)ー・たら・ もー・ えー・やろ。」②限られたその分量。「そんだけ・が・ 今日・の・ 日当・だす。」③それにふさわしい程度。「古い・ もん・や・さかい・ そんだけ・の・ 値打ち・が・ 出・とる・ねん。」〔⇒それだけだけ、それだけ、そんだけだけ、ほれだけ、ほんだけ、ほれだけだけ、ほんだけだけ〕

そんだけだけ《名詞、副詞。もとは代名詞+助詞+助詞》 ①その数量や程度。「そんだけだけ・ 分け・てくれ・へん・か。」②限られたその分量。「そんだけだけ・ あっ・たら・ あと・は・ 一銭・も・ 要ら・ん。」◆「そんだけ」を強調した言い方である。〔⇒それだけだけ、それだけ、そんだけ、ほれだけ、ほんだけ、ほれだけだけ、ほんだけだけ〕

そんちょう〔そんちょー〕【村長】《名詞》 村を代表し、村の政治を行う人。「そんちょー・の・ 選挙・に・ 出る。」

そんで《接続詞》 そうして。そういうわけで。◆前の事柄を受けて、あるいは、前の事柄を理由として、後の事柄を述べるのに使う言葉。「そんで・ どない・ し・たら・ えー・ねん・な。」〔⇒そいで、それで、ほいで、ほれで、ほんで〕

そんでは《接続詞》 ①そういうことであれば。「そんでは・ どっち・に・も・ 悪い・ とこ・が・ ある・ん・や・なー。」②ものごとが始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「そんでは・ また・ 明日・ 会い・ましょ・ー。」〔⇒そいでは、それでは、そいなら、それなら、そんなら、ほいでは、ほれでは、ほんでは、ほいなな、ほれなら、ほんなら〕

そんでも《接続詞》 そうであっても。それにも関わらず。「そんでも・ なかなか・ 温度・が・ 下がら・なんだ。」〔⇒それでも、そいでも、ほいでも、ほれでも、ほんでも〕
そんな《連体詞》 そのような。「そんな・ はず・ あら・へん。」「そんな・ こんな・で・ 一週間・が・ 過ぎ・ても・た。」〔⇒そないな、ほんな、ほないな〕

そんなら《接続詞》 ①そういうことであれば。「そんなら・ あんた・が・ 弁償し・なはれ。」「そんなら・ もー・ 帰ら・な・ あか・ん・やろ。」②ものごとが始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「そんなら・ 今・から・ 寄り合い・を・ 始め・ます。」〔⇒そいでは、それでは、そんでは、そいなら、それなら、ほいでは、ほれでは、ほんでは、ほいなな、ほれなら、ほんなら〕

そんなり《副詞、形容動詞や》 それを最後として変化がない様子。「そんなり・ 何・の・ 返事・も・ 言(ゆ)ー・てき・やがら・へん。」「転勤し・て・ そんなり・ 何・の・ 連絡・も・ あら・へん・ねん。」〔⇒そのまま、それきり、それなり〕

そんなん《名詞》 そのようなもの。そのようなこと。「そんなん・は・ 見・た・ こと・が・ あら・へん。」〔⇒ほんなん〕

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2014年2月19日 (水)

中山道をたどる(80)

熊谷宿から松井田宿まで(19)

大規模な宿場町

 本庄宿は日本橋から86.5㎞の距離になりますが、旅籠70軒という大規模な宿場です。宿場の雰囲気が盛り上がってきます。石材店があって中山道本庄宿と彫られたのが飾ってあります。店の前には「菊香る中山道を西東」という文字が刻まれたもの(写真・左、15時49分撮影)があります。
 本庄市本庄1丁目というところを過ぎて、左側へ本庄駅に向かっていく道があるので、そちらへ歩を進めます。駅が近づいた道端で、神流川渡し場の浮世絵(写真・中、15時56分)を見ました。支蘓路ノ駅本庄宿とあります。中山道は別名が木曽路ですが、支蘓路という文字遣いは珍しいのではないでしょうか。
 本庄駅(写真・右、16時00分)に着きました。8時45分に熊谷から歩き始めて、7時間余り。歩数は40000歩に少し足りないぐらいです。歩き始めると昼食を摂りたいと思わない日もあります。今日は途中でジュースを買って飲みましたが、昼食・休憩は取らずに歩きました。22.5㎞ほどですが、迂回をしたり写真を撮る時間を設けたりしましたから、平均時速は3㎞余りです。駅からホテルに向かいます。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(410)

「明石日常生活語辞典…そ」(9)

そらそうと〔そらそーと〕《接続詞》 話題を少し変えるときなどに使う言葉。それはそれとして。「そらそーと・ 明日・は・ 何曜日・かいな。」〔⇒そりゃそうと、ほらそうと、ほりゃそうと〕

そらそら《副詞》 相手に感謝したり、ねぎらったりする気持ちを込めて使う言葉。たいそう。実に。「そらそら・ 面白(おもろ)い・ 話・やっ・た・ぜ。」〔⇒そりゃそりゃ〕

そらそら《感動詞》 相手の行動や注意を促す言葉。「そらそら・ もー・ ぼちぼち・ 出発せ・な・ あか・ん・がな。」〔⇒そりゃそりゃ〕

そらまめ【空豆】《名詞》 莢の中に、親指ほどの平たい豆ができる作物。「そらまめ・を・ 生・で・ 食べ・た・ こと・が・ あっ・た。」

そらみみ【空耳】《名詞》 音や声がしないのに、したように感じること。「戸・を・ 叩く・ 音・が・ し・た・けど・ そらみみ・やっ・た・ん・かいな。」

そらもよう〔そらもよー〕【空模様】《名詞》 天候の具合。「明日・の・ そらもよー・が・ 気ー・に・ なる。」〔⇒そら〕

そり【反り】《名詞》 弓なりに曲がること。弓なりの曲がり具合。「寺・の・ 屋根・の・ そり・が・ 綺麗(きれー)や。」

そりかえる【反り返る】《動詞・ラ行五段活用》 ①大きく弓なりに曲がる。「乾きすぎ・て・ 板・が・ そりかえっ・とる。」②抵抗して、体を後ろの方に曲げる。「おたし・とる・ 子ー・が・ そりかえっ・て・ 難儀する。」③偉そうな態度を示すために、体を後ろの方に曲げたような姿勢をとる。「褒め・てやっ・たら・ そりかえり・やがっ・た。」〔③⇒ふんぞりかえる〕

そりゃ《名詞+助詞》 「それは」が熟して短くなった発音。「そりゃ・ 何・の・ 話・なんや・ わから・へん。」〔⇒そら、ほら、ほりゃ〕

そりゃ《感動詞》 相手に向かって激励などをしたり、注意を促したりするときに使う言葉。「そりゃ・ もー一息・や。」〔⇒そら、ほら、ほりゃ〕

そりゃそうと〔そりゃそーと〕《接続詞》 話題を少し変えるときなどに使う言葉。それはそれとして。「そりゃそーと・ あんた・は・ 今・ どこ・に・ 住ん・どっ・て・のん・かいな。」〔⇒そらそうと、ほらそうと、ほりゃそうと〕

そりゃそりゃ《副詞》 相手に感謝したり、ねぎらったりする気持ちを込めて使う言葉。たいそう。実に。「そりゃそりゃ・ 時間・が・ かかっ・た・ こと・でっ・しゃろ。」〔⇒そらそら〕

そりゃそりゃ《感動詞》 相手の行動や注意を促す言葉。「そりゃそりゃ・ 水・が・ こぼれ・とる・やないか。」〔⇒そらそら〕

そる【反る】《動詞・ラ行五段活用》 ①真っ直ぐなものが、弓なりに曲がる。「干し・とい・た・ 板・が・ だんだん・ そっ・てき・た。」「紙・が・ そっ・た・さかい・ 上・に・ 重し・を・置く。」②体を後ろに曲げる。「もー・ ちょっと・ そっ・たら・ 見える・やろ。」〔②⇒そらす〕■①の他動詞は「そらす」

そる【剃る】《動詞》 剃刀などで、髭や頭髪を根元から切り取る。「まひげ〔=眉〕・を・ そっ・たら・ 格好・が・ 悪い・ぞ。」

それ《代名詞》 ①空間的に近くにあるものを指す言葉。「それ・は・ 誰・の・ 鞄・です・か。」②比較的近い過去を指す言葉。「それ・は・ 一昨日(おとつい)・ こと・や。」③前に話題や意識にのぼったことを指す言葉。「それ・は・ もー・ 決まっ・た・ こと・でっ・しゃ・ろ。」〔⇒そい、そいつ、ほい、ほれ〕■類語=「これ」「あれ」「どれ」

それから《接続詞》 そうして。その結果。続いて。その上に。「おさまっ・とっ・てん・けど・ それから・ また・ 口喧嘩・が・ 始まっ・ても・てん。」「国語・と・ それから・ 社会・が・ 好きや。」〔⇒そいから、ほいから、ほれから〕

それきり《副詞、形容動詞や》 それを最後として変化がない様子。「それきり・ 何・の・ 返事・も・ あら・へん。」〔⇒そのまま、それなり、そんなり〕

それぞれ《名詞、副詞》 ひとりひとり別々であること。「あと・は・ それぞれ・ 自分・で・ 考え・てください。」〔⇒めいめい〕

それだけ《名詞。もとは代名詞+助詞》 ①その数量や程度。「それだけ・ あっ・たら・ 当分・は・ 心配・ いら・ん・やろ。」②限られたその分量。「それだけ・ あんた・に・ 差し上げ・ます。」③それにふさわしい程度。「勉強し・たら・ それだけ・の・ こと・は・ ある・ はず・や。」〔⇒それだけだけ、そんだけ、そんだけだけ、ほれだけ、ほんだけ、ほれだけだけ、ほんだけだけ〕

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2014年2月18日 (火)

中山道をたどる(79)

熊谷宿から松井田宿まで(18)

本庄の町中へ進む

 北の方角に上州の山々が近づいてきたことを感じるようになりました。
 日の出町4丁目というところで国道17号から左へ、県道392号に入ります(写真・左、15時25分撮影)。今日の目的地は本庄駅です。
 少し行くと、「行くぞ甲子園! 本庄第一高校硬式野球部 茶楽寮」という文字(写真・中、15時31分)が見えて、寮があります。埼玉県は高校野球の激戦地で、浦和学院、花咲徳栄、聖望学園などという校名が浮かびますが、本庄第一高校も2008年、2010年の夏の大会などに出場しています。行くぞという宣言どおりに、甲子園で姿を見ることを期待します。
 中山道交差点(写真・右、15時45分)というのがあります。交差点の名称に「交差点」という文字がつけられているのは珍しいのですが、単に「中山道」とはつけられなかったのでしょう。それにしても、旧中山道と交わる道は無数と言っていいほどあるのですが、ここを中山道交差点としたのは特別な理由があるのでしょうか。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(409)

「明石日常生活語辞典…そ」(8)

そやかて《接続詞》 相手の言うことに賛成したり納得したりしないで、反論などをするときに使う言葉。そうは言っても。「そやかて・ 金・が・ ない・さかい・ 買わ・れ・へん。」「そやかて・ 今日・は・ ぜっぺ・ 雨・が・ 降る・と・ 思う。」〔⇒そうかて、ほうかて、ほやかて〕

そやけど《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「あんた・は・ えろー・ 勧め・てくれる。そやけど・ やっぱり・ 行き・とー・ない。」〔⇒だけど、だけども、だけんど、だけんども、けど、けども、けんど、けんども、そやけども、そやけんど、そやけんども、ほやけど、ほやけども、ほやけんど、ほやけんども〕

そやけども《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「金・は・ 持ってなかってん。そやけども・ 友だち・に・ 借(か)っ・て・ 買(こ)ー・てん。」〔⇒だけど、だけども、だけんど、だけんども、けど、けども、けんど、けんども、そやけど、そやけんど、そやけんども、ほやけど、ほやけども、ほやけんど、ほやけんども〕

そやけんど《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「明日・は・ 小雨・みたいや。そやけんど・ 廃品回収・は・ 中止せー・へん・て。」「そやけんど・ わし・は・ 賛成せー・へん・つもり・や。」〔⇒だけど、だけども、だけんど、だけんども、けど、けども、けんど、けんども、そやけど、そやけども、そやけんども、ほやけど、ほやけども、ほやけんど、ほやけんども〕

そやけんども《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対・対立する事柄を述べようとするときに使う言葉。「自分・では・ 良(え)ー・ 考え・や・と・ 思(おも)・てん。そやけんども・ 誰(だい)・も・ 賛成し・てくれ・なんだ。」〔⇒だけど、だけども、だけんど、だけんども、けど、けども、けんど、けんども、そやけど、そやけども、そやけんど、ほやけど、ほやけども、ほやけんど、ほやけんども〕

そやさかい《接続詞に》 相手の言ったことや、前に述べたことなどを受けて、順接的につながることを述べようとする言葉。そうであるから。「そやさかい・ 頼り・に・ なる・の・は・ あんた・だけ・や。」〔⇒そやかい、ほやさかい、ほやかい〕

そやそや《感動詞》 相手の言うことに強く賛成したり納得したりするときなどに発する言葉。まったくその通りだ。「そやそや・ その・ 意見・に・ 賛成・や。」〔⇒ほやほや〕

そやって《接続詞も》 そうであっても。「そやって・ 辛抱・が・ でけ・へん・ねん・さかい・ しょがない・やろ。」

そやのに《接続詞》 そうであるのに。「そやのに・ なんぼ・ 待っ・ても・ 来・てくれ・へん。」

ぞよう〔ぞよー〕《名詞》 必要な費用。経費。「冷房・に・ し・たら・ 毎月・の・ ぞよー・が・ たいへんや。」〔⇒いりよう、どよう〕

そよそよ《副詞と》 風が静かに吹く様子。空気が穏やかに動く様子。「そよそよ・ 吹く・ 風・は・ 気持ち・が・ えー・なー。」

そら【空】《名詞》 ①地上の上に広がっている空間。「そら・の・ 雲」②天候の具合。「そら・が・ あやし・ なっ・てき・た。」③書いたものを見なくても、覚えていること。「そら・で・ 言(ゆ)ー・てみい・や。」④頼るものなく、何もない様子。「そら・で・ 考える。」〔①⇒てん。②⇒そらもよう。③⇒ちゅう。〕

そら《名詞+助詞》 「それは」が熟して短くなった発音。「そら・ えらい・ 事・や・なー。」「そら・ わし・の・ 帽子・や・さかい・ 返し・てんか。」〔⇒そりゃ、ほら、ほりゃ〕

そら《感動詞》 相手に向かって激励などをしたり、注意を促したりするときに使う言葉。「そら・ 頑張れ。」〔⇒そりゃ、ほら、ほりゃ〕

そらいろ【空色】《名詞》 晴れた大空のような色。薄い藍色。「風呂・に・ そらいろ・の・ 入浴剤・を・ 入れる。」

そらす【反らす】《動詞・サ行五段活用》 ①真っ直ぐなものを、弓なりに曲げる。「竹・を・ そらし・て・ 弓・を・ こしらえる。」②体を後ろに曲げる。「体・を・ そらす・ 運動・を・ する。」〔②⇒そる〕■①の自動詞は「そる」

そらす【逸らす】《動詞・サ行五段活用》 ①別の方に向ける。脇の方に向ける。「目・を・ そらさ・ん・よーに・ し・て・ よー・ 見・なさい。」②ねらいがはずれて、取り逃がす。「ボール・を・ そらし・ても・た。」③他のことに紛らわせる。「話・を・ そらし・たら・ あか・ん・やろ。」

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2014年2月17日 (月)

中山道をたどる(78)

熊谷宿から松井田宿まで(17)

佐野常民と塙保己一

 本庄市に入る表示(写真・左、15時02分撮影)があります。本庄は埼玉県の西北端にあって人口8万人ほどの町ですが、本庄宿は中山道で最大の宿場町として栄えました。
 興味深いのは、農商務大臣を務め、日本赤十字社の創立者でもある佐野常民が、明治11年に「本庄遷都意見書」というのを作っていることです。東京の守りの弱さを指摘して本庄を都にという考えを示したものですが、この意見は審議されるに至らなかったようです。けれども本庄の土地の良さを示す例にはなると思います。
 歩いていると、塙保己一生誕の地という大きな表示板(写真・中、15時06分)がありました。
 古代から江戸時代初期までに成った史書や文学作品の1300点近くを集めた『群書類従』は歴史学や国文学等の研究に多大な貢献をしている書物ですが、その『群書類従』『続群書類従』の編纂者として知られる塙保己一が生まれたのが本庄です。18世紀から19世紀にかけて活動した人です。後の世に大きな業績を残しました。
 さて、女堀川の橋(写真・右、15時10分)を渡ります。2011年(平成23年)の台風12号は紀伊半島を中心に大きな被害をもたらしましたが、本庄の女堀川でも護岸が崩れたり、橋が壊れたりして災害が発生したようです。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(408)

「明石日常生活語辞典…そ」(7)

そのくせ《接続詞に》 そうでありながら。それなのに。「みんな・に・ 文句・ばっかり・ 言ー・とる・けど・ そのくせ・ あいつ・は・ 何・も・ わかっ・とら・へん。」

そのばかぎり【その場限り】《名詞》 その時やその場面だけのことで、あとはそれと関係ないようなことをすること。「そのばかぎり・の・ 言い訳・は・ 言(ゆ)わ・んとい・てんか。」

そのひぐらし【その日暮らし】《名詞》 ①先のことを考えずに、一日一日を過ごすこと。「そのひぐらし・の・ 勉強・を・ し・とっ・たら・ 身・に・ つか・へん・ぞ。」②経済面でのゆとりがないこと。「戦争・が・ 済ん・だ・ 後・は・ みんな・ そのひぐらし・やっ・た・なー。」

そのまま《副詞、形容動詞や》 ①前からある状態のとおり、変化させない様子。「そのまま・ そこ・に・ 置い・とい・て・ほしー・ねん。」②それを最後として変化がない様子。「いっぺん・だけ・ 顔・を・ 見せ・て・ そのまま・ 三年・も・ たってもた。」③比べたときに、そっくりである様子。「お父さん・ そのままの・ 顔立ち・でん・なー。」〔②⇒それきり、それなり、そんなり〕

そば【蕎麦】《名詞》 ①夏や秋に、白または淡紅色の花が咲き、実から蕎麦粉をとる植物。「この辺・の・ 畑・で・は・ そば・は・ 作ら・へん。」②蕎麦の実から得た粉をこねて薄くのばし、細く切った食べ物。「てんぷら・そば・を・ 食べる。」

そば【傍】《名詞》 近くの場所や位置。かたわら。「あんた・の・ そば・に・ おっ・たら・ 安心や。」〔⇒ねき、はた〕

そばえ《名詞》 ひとしきり降って止み、すぐに晴れる雨。急に降り出す雨。「空・が・ 黒ー・に・ なっ・てき・た・さかい・ もーじき・ そばえ・が・ 来る・ぞー。」〔⇒とおりあめ〕

そばえる《動詞・ア行下一段活用》 急に雨が降り出す。雨がひとしきり降る。「急に・ そばえ・てっ・た。」

そびれる《接尾語》 機会を逸して、それをしないで終わったり、それをするのが極度に遅れたりするという意味を添える言葉。「言いにくー・て・ 言ーそびれ・ても・た。」「寝しな・に・ コーヒー・ 飲ん・だら・ 寝そびれ・て・ 目ー・が・ さえ・た。」「この・ 年・に・ なる・まで・ 外国・へ・は・ 行きそびれ・ても・た。」

ソフト〔そふと〕【英語=soft】《名詞》 ①野球よりも柔らかく大きなボールを使う、野球に似たスポーツ。「中学校・の・ 時・は・ そふと・の・ 部ー・に・ 入っ・とっ・てん。」②空気を入れながら凍らせた、柔らかいアイスクリーム。「そふと・を・ 食べ・て・ ひと休み・を・ しょ・ー・か。」〔①⇒ソフトボール。②⇒ソフトクリーム〕

ソフトクリーム〔そふとくりーむ〕【英語=soft cream】《名詞》  空気を入れながら凍らせた、柔らかいアイスクリーム。「いちご味・の・ そふとくりーむ」〔⇒ソフト〕

ソフトボール〔そふとぼーる〕【英語=softball】《名詞》 野球よりも柔らかく大きなボールを使う、野球に似たスポーツ。「休み時間・に・ そふとぼーる・で・ 遊ぶ。」〔⇒ソフト〕

そまつ【粗末】《形容動詞や》 ①品質や作り方などが雑で、しっかりしていない様子。「そまつな・ もん・です・けど・ どーぞ・ 食べ・てください。」②大切に扱わない様子。「食べ物・を・ そまつに・ し・たら・ ばち・が・ 当たる・ぞ。」

そまる【染まる】《動詞・ラ行五段活用》 ある色がしみ込んだり付着したりして、その色になる。色が反映する。「白い・ 布(きれ)・が・ 青ー・に・ そまっ・てき・た。」「夕焼け・で・ 空・が・ 赤(あこ)ー・に・ そまっ・とる。」■他動詞は「そめる」

そめもん【染め物】《名詞、動詞する》 布などに色をしみ込ませること。また、色をしみこませた布。「趣味・で・ そめもんし・てます・ねん。」

そめる【染める】《動詞・マ行下一段活用》 液に浸したり絵の具などを塗ったりして、色や模様を付ける。「白い・ 布(きれ)・を・ 紺・に・ そめ・た。」■自動詞は「そまる」

そや《感動詞》 相手の言うことに賛成したり納得したりするときなどに発する言葉。その通りだ。もっともだ。「そや。一緒に・ 行き・まほ・かいな。」〔⇒ほや〕

そやかい《接続詞に》 相手の言ったことや、前に述べたことなどを受けて、順接的につながることを述べようとする言葉。そうであるから。「台風・が・ 二回・も・ 来・た。そやかい・ 今年・の・ 稲・は・ さっぱり・ あか・ん・がな。」〔⇒そやさかい、ほやさかい、ほやかい〕

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2014年2月16日 (日)

中山道をたどる(77)

熊谷宿から松井田宿まで(16)

ねぎ畑を見て、小山川を渡る

 岡廼宮神社(写真・左、14時32分撮影)という社の前を通ります。合併前の岡部町のままの説明板がありますが、次のように書いてあります。

 当社では、獅子舞いが行われており、町指定文化財になっている。獅子舞いの構成は、法眼、女獅子、男獅子の三人と、花笠、笛方、歌方等からなり、舞手は、袴にワラ草履、腰に小太鼓をつけて打ちながら舞う。江戸時代から伝承されている貴重な無形民俗文化財である。

 歩いていると道端に、ねぎ畑(写真・中、14時36分)があります。ねぎといえば冬の味覚で、歳時記でも冬の季語です。関東では葉鞘の部分を地中に深く作って白葱と言います。関西では葉の部分が好まれ葉を長く作ります。
 深谷ねぎは全国的なブランドとなっていて、生産量も日本一ですが、岡部のあたりで作られるものもその範疇に入れてよいのでしょうか。さて、今年の深谷ねぎまつりは、新年1月26日に瀧宮神社で行われるというチラシがありました。
 小山川(写真・右、14時59分)を渡ります。一級河川の小山川は秩父のあたりに源があって北東に流れています。少し下流の方で利根川に流れ入りますが、ここを渡るともうすぐ深谷と本庄の市境があります。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(407)

「明石日常生活語辞典…そ」(6)

そつぎょうしょうしょ〔そつぎょーしょーしょ〕【卒業証書】《名詞》 学校で決められた課程を終えたことを証明する書き物。「押入・から・ 小学校・の・ そつぎょーしょーしょ・が・ 出・てき・た。」

ぞっきん【雑巾】《名詞》 汚れを拭き取るための布。「ぞっきん・で・ 汚れ・た・ ところ・を・ 拭く。」〔⇒ぞうきん〕

そっくい【続飯】《名詞》 ご飯粒をつぶして糊にしたもの。「そっくい・で・ 貼り付ける。」

そっくり《形容動詞や、副詞》 ①極めてよく似ている様子。「親・と・ そっくりな・ 顔・を・ し・とる。」②すべてをそのまま。「これ・は・ そっくり・ あんた・に・ あげ・ます。」「その・ 時・の・ 記録・が・ そっくり・ 残っ・とる。」

そっち《代名詞》 相手に近いものや場所や方向などを指す言葉。「そっち・まで・ 聞こえる・か。」〔⇒そちら、そっちゃ〕

そっちゃ《代名詞》 相手に近いものや場所や方向などを指す言葉。「もーじき・ そっちゃ・に・ 行く・さかい・ 待っ・とっ・て・な。」〔⇒そちら、そっち〕

そっと《副詞、動詞する》 ①触らないで、そのままにしておく様子。「よー・ 寝・とる・さかい・ そっと・ その・まま・に・ し・とく。」②音を立てないで、静かに物事を行う様子。「障子・を・ そっと・ 開ける。」③ゆっくりと物事を行う様子。おもむろに物事を行う様子。「そっと・ 障子・を・ 開ける。」〔②③⇒そろっと、そうっと〕

ぞっと《副詞、動詞する》 恐ろしさ、寒さ、感動などで、体が震えるように感じる様子。「思い出し・ても・ ぞっとする・ 事故・やっ・た。」

そで【袖】《名詞》 衣服の左右の、腕を通すところ。「そで・の・ 無い・ ランニングシャツ」

そでぐち【袖口】《名詞》 衣服に左右の腕を通したとき、手首の出るところの周縁。「学生服・の・ そでぐち・が・ 擦り切れ・てき・た。」

そと【外】《名詞》 ①家、建物、屋敷などから出たところ。戸外。「風・が・ 吹い・て・ そと・は・ 寒い。」②囲いなどで仕切られているものの、おもてに現れた面。「運動場・の・ そと・に・ ボール・が・ 飛ん・でいっ・た。」③自宅や普段の居所でないところ。「日曜日・は・ そと・で・ 飯・を・ 食べ・た。」■対語=「なか」「うち」

そとがわ〔そとかわ〕【外側】《名詞》 物の内側でない外面。「そとがわ・に・ ペンキ・を・ 塗る。」〔⇒そとっかわ〕■対語=「なかがわ」「うちがわ」

そとば〔そとーば〕【卒塔婆】《名詞》 供養のために、戒名などを書いて、墓に立てる細長い板。「法事・の・ そとば」

そない《副詞、動詞する》 そんなに。そのように。「そないに・ し・たら・ えー・の・と・ 違う・か。」〔⇒そう、ほう、ほない〕

そないして《接続詞》 前の事柄に、後ろの事柄が加わっていくことを表す言葉。そのようにして。「そないして・ やっと・ 出来上がり・まし・てん。」〔⇒そして、そうして〕

そないな《連体詞》 そのような。「そないな・ こと・ 言わ・んとい・てほしー・なー。」〔⇒そんな、ほんな、ほないな〕

そなえもん【供え物】《名詞》 神や仏に差し上げるもの。「お盆・の・ そなえもん」〔⇒おそなえ〕

そなえる【供える】《動詞・ア行五段活用》 神や仏にものを差し上げる。「先祖・の・ 墓・に・ 花・を・ そなえる。」

その《連体詞》 ①空間的にあるいは心理的に、自分の側よりも相手の側の近くにあると考えるものを指して使う言葉。「その・ 本・を・ 読ん・でください。」②少し前に話題や意識にのぼったことを表す言葉。「その・ 話・は・ 大事な・ こと・なん・や。」■類語=「この」「あの」「どの」

そのうえ【その上】《接続詞に》 それに加えて。さらに。「そのうえ・ 日暮れ・も・ 早(はよ)ー・ なっ・た。」「そのうえに・ もう・ 一回・ 点検・を・ し・なはれ。」

そのうち【その内】《接続詞に》 ①あまり時間が経たないうちに。やがて。「あいつ・も・ そのうち・ わかっ・てくれる・やろ。」②そうこうしている間に。「悪口・(を・) 言(ゆ)ー・とっ・たら・ そのうち・ 来る・やろ。」

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2014年2月15日 (土)

中山道をたどる(76)

熊谷宿から松井田宿まで(15)

岡部の町を通り過ぎる

 深谷上杉氏ゆかりの瀧宮神社(写真・左、13時42分撮影)があります。由緒書きには、室町時代にこの地に鎮座したと書かれています。湧水を利用した溜め池があって、付近の18町歩を潤す水源になっているとも書かれています。
 高島秋帆幽囚地の入口を示す碑(写真・中、14時01分)があります。寄らず通り過ぎましたが、高島秋帆は、名高い江戸時代後期の砲術家で、高島流砲術の創始者です。幕府に重く用いられましたが、讒言(中傷)によって投獄され、岡部藩に幽閉されています。1846年(弘化3年)のことです。
 このあたりは深谷市ですが、もともとは人口2万人弱の大里郡岡部町です。2006年(平成18年)に深谷市と合併しています。合併に際しては、熊谷・深谷を含めた大きな合併話もあったようですが、それは立ち消えになったようです。
 国道17号で、東京から80㎞という表示(写真・右、14時03分)があります。本庄まで8㎞という表示に励まされ、歩き続けます。まだまだ時間の余裕はありますが、今日の宿泊を予約しているのは本庄です。歩き続けます。このあたりで歩数が3万歩になりました。歩いている道から左手へ、コスモス街道という名の道の案内表示があります。岡部は合併前に、町の花としてコスモスを制定して、10月頃にコスモス祭りというのも開催しているようです。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(406)

「明石日常生活語辞典…そ」(5)

そこら《代名詞》 ①その場所、そちらの側ということを漠然と表す言葉。「そこら・を・ 探し・たら・ 見つかる・やろ。」「そこら・に・ 落ち・とる・やろ。」②推測した数量、金額などを漠然と表す言葉。「その・ 仕事・は・ 二時間・か・ そこら・は・ かかる・やろ。」「五千円・や・ そこら・は・ する・やろ。」〔⇒そこいら、そこらへん、そこいらへん〕

そこらじゅう〔そこらじゅー〕【そこら中】《代名詞》 その場所の全体。あたり一面。「そこらじゅー・に・ 落書き・を・ し・て・ 困っ・た・もん・や。」〔⇒ほうぼう〕

そこらへん《代名詞》 ①その場所、そちらの側ということを漠然と表す言葉。「ごみ・は・ そこらへん・に・ 集め・とい・てください。」「そこらへん・を・ 探し・てみー。」②推測した数量、金額などを漠然と表す言葉。「千円・ 出し・たら・ 一キロ・か・ そこらへん・は・ くれる・やろ。」「一万円・や・ そこらへん・で・は・ 買わ・れ・へん。」〔⇒そこら、そこいら、そこいらへん〕

そして《接続詞》 前の事柄に、後ろの事柄が加わっていくことを表す言葉。そのようにして。「そして・ 話・が・ ややこし・ なっ・てん。」〔⇒そうして、そないして〕

そしな【粗品】《名詞》 粗末な品物。「大売り出し・の・ 景品・で・ そしな・を・ 貰(もろ)・た。」◆人にものを贈るときの、へりくだった言い方。文字として書くことが多く、話し言葉として使うことは少ない。「しょーもない・ 物(もん)・です・けど…」というような言い方をする。

そしらんかお【素知らぬ顔】《名詞、動詞する》 知っていながら、知らない表情やふりをしている様子。「道・で・ 会(お)ー・ても・ そしらんかお・を・ し・とる。」〔⇒しらんかお〕

そしらんふり【素知らん振り】《名詞、動詞する》 知っていながら、知らないように装っている様子。「こっち・は・ 頭・を・ 下げ・た・のに・ あいつ・は・ そしらんふり・を・ し・やがっ・た。」〔⇒しらんふり〕

そだち【育ち】《名詞》 ①成長すること。「そだち・の・ 速い・ 茄子」②大きくなるまでに家庭で受けた、躾や教え。「上品で・ そだち・が・ えー・ 人」③その土地で生まれたこと。生まれて成長した土地。「わたい・は・ 神戸そだち・です・ねん。」〔③⇒しゅっしん〕

そだちざかり【育ち盛り】《名詞、形容動詞や》 子どもの体がいちばん成長する時期。「孫・は・ そだちざかり・や・さかい・ よー・ 飯・を・ 食う。」

そだつ【育つ】《動詞・タ行五段活用》 ①人が成長する。「小学校・に・ 入学する・まで・に・ 無事に・ そだっ・てくれ・た。」②人が一人前になる。「店・の・ 後継ぎ・が・ なんとか・ そだっ・た。」③草木・野菜などが大きくなる。「今年・の・ 西瓜・は・ よー・ そだっ・てます・なー。」■他動詞は「そだてる」

そだてる【育てる】《動詞・タ行下一段活用》 ①人を助け導いて成長させる。「三人・の・ 子ー・を・ そだて・た。」②草木・野菜などを大きくさせる。「花・を・ 育てる・の・も・ 楽しー・ 趣味・でっ・せ。」■自動詞は「そだつ」

そちら《代名詞》 相手に近いものや場所や方向などを指す言葉。「そちら・は・ 寒い・です・か。」〔⇒そっち、そっちゃ〕

そちらさん《代名詞》 ①敬意を込めて、相手を指す言葉。「そちらさん・は・ どない・ 思(おも)・とっ・てです・か。」②敬意を込めて、相手の近くにいる人や第三者を指す言葉。「あんた・の・ 隣・の・ そちらさん・は・ どなたはん・です・かいなー。」〔①⇒あんたはん〕

そつ《名詞》 ①手抜かり。「そつ・の・ ない・ しゃべり方・を・ する・ 人・や。」②役に立たないもの。余って無駄になった部分。「紙・を・ 切り抜い・たら・ そつ・が・ ぎょーさん・ でけ・ても・た。」

そつぎょう〔そつぎょー〕【卒業】《名詞、動詞する》 ①学校の所定の教育課程を終えること。「中学校・を・ そつぎょーする。」②決められた勉強などを習い終えること。習い事などを打ち切ること。「ピアノ・は・ もー・ そつぎょーし・た・ん・や。」

そつぎょうしき〔そつぎょーしき〕【卒業式】《名詞》 学校で決められた課程を終えたときに行う儀式。「中学校・の・ そつぎょーしき・は・ 三月・の・ 十五日・や・そーや。」

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2014年2月14日 (金)

中山道をたどる(75)

熊谷宿から松井田宿まで(14)

明石と深谷のご縁、平忠度

 旧中山道とJR高崎線とが接近して、踏切の警告音が聞こえてきます。電車が通過したあと、踏切の向こう側に山門が見えます。踏切をわたって山門に近づきますと、右側の大きな石柱には「浄土宗石流山八幡院清心寺」と書かれ、左側の大きな石柱には「史蹟平忠度之墓」と書かれています。
 山門を入った左手に、改めて「平忠度公墓」(写真・左、13時25分撮影)という石柱があります。清心寺の説明板の中に、次のような一節があります。

 十二世紀源平一の谷の戦いで岡部六弥太忠澄が平氏きっての知勇にすぐれた平薩摩守忠度を打ち、その菩提を弔うため忠澄の領地の中で一番景色のよいこの地に五輪塔を建てました。忠度ゆかりの菊の前が墓前でさした桜が紅白の二花相重なる夫婦咲きとなり忠度桜として有名です。

 実は、平忠度についての言い伝えは、私の住む明石にたくさん残っています。東経135度の子午線上に両馬川旧跡があって、ここは、一の谷の戦いに敗れた平家軍が西に向かっていたとき、平忠度が岡部忠澄に追いつかれ、二人の馬が川をはさんで戦ったので両馬川という名がついたと伝えられています。武芸にも歌道にも優れていた忠度は右腕を切られて忠澄に討たれてしまいます。忠度の死を悼んだ人たちは、腕塚や忠度塚をつくって手厚く葬りました。ゆかりの地名として、この近くに右手塚(うでづか)町、忠度町というのがありましたが、現在は別の地名に統合されてしまっています。近くにある腕塚神社は、切り落とされた忠度の右腕を埋めてまつり、お堂を建てたのがはじまりです。神戸市長田区にも腕塚や胴塚があります。
 清心寺のものは「墓」と称されていますが、供養塔と考えるのが自然ではないでしょうか。それにしても、平忠度が深谷市の清心寺の五輪塔(写真・中、13時25分)で眠っているという縁に、しばし立ちつくしておりました。清心寺の境内(写真・右、13時26分)は広くて、大きな鐘楼もあります。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(405)

「明石日常生活語辞典…そ」(4)

そくりょう〔そくりょー〕【測量】《名詞、動詞する》 土地などの広さ・高さ・形・角度、位置などを器具を使って測ること。「新しい・ 道・を・ 作る・ とこ・を・ そくりょーし・とる。」

そぐる《動詞・ラ行五段活用》 藁束の中から、よくないもの、要らないものを取り除く。「わら・を・ そぐっ・て・から・ 縄・を・ なう。」

そげ【棘】《名詞》 小さくて先の尖ったもの。木や竹など断片で、細く小さくて先の尖ったもの。「手ー・に・ そげ・が・ ささっ・た。」「竹・の・ そげ・が・ ある・さかい・ 気ー・ つけ・なはれ。」〔⇒とげ〕

ソケット〔そけっと〕【英語=socket】《名詞》 電球などを差し込んだりねじ込んだりして、電線と接続させるための器具。「二股・の・ そけっと・に・ 大きー・ 電球・と・ 小(こ)まい・ 電球・を・ つける。」◆一般家庭では、ソケットが姿を消してしまった。

そこ【底】《名詞》 ①窪んだものの最も下の部分。また、その内側の面や外側の面を指す。「池・の・ そこ・を・ さらえる。」「鍋・の・ そこ・に・ すす・が・ いっぱい・ つい・とる。」②一番低い時期。「寒さ・は・ 今・が・ そこ・やろ。」

そこ《代名詞》 ①その場所。そちらの側。「そこ・に・ ある・ 消しゴム・ 取っ・てください。」②話題になっている事柄。「いろんな・ こと・が・ 気になる・けど・ そこ・が・ 一番・ 心配や。」■類語=「ここ」「あっこ」「どこ」

そこいら《代名詞》 ①その場所、そちらの側ということを漠然と表す言葉。「昨日・ そこいら・に・ 置い・た・ん・や・けど。」②推測した数量、金額などを漠然と表す言葉。「三百メートル・か・ そこいら・ 歩い・たら・ 駅・に・ 着く。」〔⇒そこら、そこらへん、そこいらへん〕

そこいらへん《代名詞》 ①その場所、そちらの側ということを漠然と表す言葉。「そこいらへん・に・ おっ・てくれ・へん・か。」②推測した数量、金額などを漠然と表す言葉。「一人・ 三千円・か・ そこいらへん・を・ 集める・ こと・に・ しょ・ー。」〔⇒そこら、そこいら、そこらへん、〕

そこからそこまで《形容動詞や》 二つのものがすぐ近くであるということを表す言葉。「そこからそこまでや・さかい・ 五分・も・ かから・へん・やろ。」

そこそこ《副詞に》 ①ひどい状態ではなく、なんとか認められるという状態。ある程度。「そこそこ・ 泳げる・よーに・ なっ・た。」「そこそこ・ 安い・ もん・や。」③過度にならずに、適度であるという状態。「競馬・も・ えー・けど・ そこそこに・ し・とけ・よ。」〔②⇒ほどほど〕

そこそこ《接尾語》  おおよその程度を表す言葉。「千円・そこそこ・で・ 買(こ)ー・た・ シャツ」

そこぢから【底力】《名詞》 いざという時に出る、隠された力。「いざ・に・ なっ・たら・ そこじから・を・ 出し・て・ 勝つ・かもしれん。」

そこで《接続詞》 ①前の事柄を受けて、後の事柄を述べ始めることを表す言葉。そういうわけで。「そこで・ 考え・な・いかん・ こと・が・ あり・ます・ねん。」②話題を転換することを表す言葉。「そこで・ 次・の・ 議題・に・ 移る。」

そこなし【底なし】《名詞、形容動詞や》 ①ものの一番下の部分がないこと。「そこなし・の・ 沼」②きりがないこと。際限がないこと。「あいつ・は・ そこなし・の・ 飲みすけ・や。」「そこなしの・ 土砂降りや。」〔⇒そこぬけ〕

そこぬけ【底抜け】《名詞、形容動詞や》 ①ものの一番下の部分がないこと。ものの一番下の部分が開いていること。「そこぬけ・の・ バケツ」②きりがないこと。際限がないこと。「あいつ・は・ そこぬけで・ なんぼ・でも・ 食べる。」③馬鹿げていること。「よー・ そんな・ そこぬけな・ こと・を・ 考える・もん・や・なー。」〔①②⇒そこなし〕

そこねる【損ねる】《動詞に続く接尾語・ナ行下一段活用》 その動作・行動を全うできない。その動作・行動にしくじる。「走っ・た・ん・や・けど・ 電車・に・ 乗りそこね・た。」「聞きそこね・た・さかい・ もー・ 一遍・ 言(ゆ)ー・てくれ・まへ・ん・か。」

そこびえ【底冷え】《名詞、動詞する》 寒さが体の芯まで包み込むこと。体ぜんたいを包み込む冷気。「京都・は・ そこびえ・が・ する・ 町・や。」

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2014年2月13日 (木)

中山道をたどる(74)

熊谷宿から松井田宿まで(13)

もう一つの常夜灯

 少し行くと、道の左側に滝澤酒造(写真・左、13時13分撮影)があって、こちらは健在です。菊泉という銘柄で、3年連続・全国新酒鑑評会金賞受賞と書いてあって、誇らしげです。
 道の右側に田所町の常夜灯(写真・中、13時16分)があります。既に通ったところの常夜灯には説明板はありませんでしたが、こちらには深谷上杉顕彰会という名前で、手書きの説明があります。それには、次のようなことが書かれています。

 天保十一年(一八四〇)四月建立。高さ約四メートルで、仲仙道筋最大級の常夜燈である。深谷宿の発展を祈願して、天下泰平・国土安民・五穀成就という銘文が刻まれている。これを建てたのは、江戸時代の中頃から盛んになった冨士講の人たちで、 (以下、略)

 常夜灯には電気線の引き入れられていますから、夜になると点灯されるのでしょう。この常夜灯と道を挟んで反対側に呑龍院というお寺があって、赤く塗られた立派な鐘楼(写真・右、13時17分)があります。
 江戸時代は、ここが宿場の出入り口で、この先は家並みも少なくなったのでしょうが、現在では道沿いに建物は途切れません。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(404)

「明石日常生活語辞典…そ」(3)

そうで〔そーで〕【総出】《名詞》 全部の人が参加すること。「隣保・の・ 人・ そーで・で・ 溝掃除・を・ する。」

そうとう〔そーとー〕【相当】《副詞、形容動詞や》 程度がはなはだしい様子。かなり。ずいぶん。「そーとー・ 時間・が・ かかる・やろ。」「そーとーな・ 金・を・ 出さ・んと・ 買わ・れ・へん・やろ。」

そうどう〔そーどー〕【騒動】《名詞、動詞する》 大勢の人が騒ぎ立てて、混乱すること。「そーどー・が・ 起こら・ん・よーに・ 気ーつけ・なはれ。」

ぞうに〔ぞーに〕【雑煮】《名詞》 肉・野菜などが入った汁に、餅を入れたもの。「正月・の・ ぞーに・に・ 円餅(まるもち)・を・ 入れる。」

そうば〔そーば〕【相場】《名詞》 ①需給関係などで決まる、品物の世間一般の値段。「外国・の・ 戦争・で・ 石油・の・ そーば・が・ 高(たこ)ー・ なっ・とる。」②品物の妥当な値段。「五千円・と・ 言う・ とこ・が・ そーば・やろ・なー。」

そうべつかい〔そーべつかい〕【送別会】《名詞》 別れていく人や旅立つ人を見送るために開く会。「退職する・ 人・の・ そーべつかい」

そうめん〔そーめん〕【素麺】《名詞》 小麦粉に塩と水を加えてこね、細く引き延ばし、乾かした食べ物。「そーめん・で・ 美味い・の・は・ 揖保の糸・や。」「そーめん・を・ にゅーめん・に・ する。」

そうや〔そーや〕《助動詞》 ①他から聞いたことを伝えるという意味を表す言葉。「明日・は・ 雨・が・ 降る・そーや。」②そのように思われるという意味を表す言葉。「今・に・も・ 雨・が・ 降り・そーや。」「げんき・そーで・ 安心し・た・わ。」〔⇒ほうや〕

ぞうよう〔ぞーよー〕【雑用】《名詞》 費用。経費。「祭りの ぞーよーを 集めに 来る。」〔⇒どよう、いりよう〕

ぞうり〔ぞーり〕【草履】《名詞》  藁・藺草・竹皮などで編み、鼻緒をすげた履き物。「ぞーり・を・ 履い・て・ 学校・へ・ 通(かよ)・た。」〔⇒じょり、じょうり〕

そうれん〔そーれん〕【葬礼】《名詞、動詞する》  亡くなった人を弔う儀式。「鐘・が・ 鳴っ・てき・た・けど・ どこ・の・ 家・に・ そーれん・が・ でき・た・ん・やろ・なー。」〔⇒そうしき〕

そえる【添える】《動詞・ア行下一段活用》 ①あるものに、他のものを付け足す。「贈り物・に・ 手紙・を・ そえる。」②ご飯と一緒に食べる。おかずにする。「魚・を・ そえ・て・ ご飯・を・ 食べる。」「お茶漬け・に・ 漬け物・を・ そえる。」

ソース〔そーす〕【英語=sauce】《名詞》 西洋料理の味付けに使う、液体の調味料。「とんかつ・そーす」

ソーセージ〔そーせーじ〕【英語=sausage】《名詞》 味付けした肉を、腸詰めにして、蒸したり燻したりした食べ物。「弁当・の・ おかず・に・ そーせーじ・を・ 入れる。」

そかい【疎開】《名詞、動詞する》 危険を避けるために、人や物を別の場所に移すこと。「工事中・に・ 荷物・を・ そかいさ・し・とく。」「戦争中・に・ そかい・を・ し・てき・た・ 人・が・ おる。」

そく〔ぞく〕【足】《接尾語=数詞》 靴、靴下、足袋など、足につけるものを数える言葉。「三ぞく・で・ 千円・の・ 靴下」

そくし【即死】《名詞、動詞する》 事故などにあって、その場ですぐに死ぬこと。「可哀相に・ そくし・やっ・た・ん・や・そーや。」

そくせき【即席】《名詞、形容動詞や》 手間のかからないこと。その場ですぐに作れること。「そくせき・で・ 作っ・た・ん・や・けど・ 食べ・ておくん・なはれ。」「そくせき・の・ ジュース・の・ 素・と・ ゆー・の・も・ あっ・た・なー。」

ぞくぞく【続々】《副詞と》 物事が次々に続いて、絶え間がない様子。「人・が・ ぞくぞく・ 集まっ・てき・た。」〔⇒つぎつぎ〕

ぞくぞく《副詞、動詞する》 ①嬉しかったり恐ろしかったりして、気持ちが落ち着かない様子。「恐ろしー・て・ ぞくぞくする・よーな・ 映画」②気温や病気などで、寒気がする様子。「風邪・ ひー・て・ 背中・が・ ぞくぞくし・てき・た。」

そくたつ【速達】《名詞》 普通のものより優先して速く届ける郵便物。「そくたつ・で・ 出し・たら・ 明日・ 届く・やろ・か。」

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2014年2月12日 (水)

中山道をたどる(73)

熊谷宿から松井田宿まで(12)

七ツ梅酒蔵と深谷シネマ

 道の右側に、廃業した酒蔵があって(写真・左、13時00分撮影)、深谷シネマという看板がありました。酒蔵の玄関というか、路地のようになっているところを通って、ちょっと中へ入ってみました。「茶処 お茶々」「鬼瓦工房 鬼義」「ギャラリー深谷・七つ梅むら」などという看板が掛けられています(写真・中、13時01分)。茶処は営業中のようで話し声が聞こえます。
 深谷シネマはいちばん奥まったところにあって(写真・右、13時02分)、NPO法人が維持管理しているようです。上映中の作品は「少年H」と「終戦のエンペラー」のようですが、火曜日休館となっていて、この日は休館日です。
 ここは、もと七ツ梅の酒蔵です。酒蔵を改装した映画館というのは珍しいものだろうと思います。失礼な言い方になりますが、全体が朽ち果てた感じになっていますから、このあたりで映画のロケをすれば昭和の雰囲気が即座に伝わってくるようにも思われます。
 「七ツ梅」は田中藤左衛門商店が醸造していた清酒の銘柄であったようです。1694年(元禄7年)の創業と言いますから、江戸時代に中山道を行き来した人たちからも親しまれていた酒なのでしょう。天保時代には江戸、上野国、下野国にも販路が拡がったようです。2004年(平成16年)に廃業しています。
 日本酒の醸造も、映画館の経営も、現在ではたいへんな努力が求められるのだろうと思いますが、深谷シネマには頑張って欲しいと思います。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(403)

「明石日常生活語辞典…そ」(2)

そうかい〔そーかい〕【総会】《名詞》 その団体の意思を決定するために、関係ある人が全員集まって開く会合。「自治会・の・ そーかい・が・ ある。」

そうかて〔そーかて〕《接続詞》 相手の言うことに賛成したり納得したりしないで、反論などをするときに使う言葉。そうは言っても。「そーかて・ わし・は・ 知ら・なんだ・ん・や・もん。」〔⇒そやかて、ほうかて、ほやかて〕

そうがんきょう〔そーがんきょー〕【双眼鏡】《名詞》 両方の目に当てて見る望遠鏡で、筒にレンズをはめて、遠くのものを大きく見えるようにした道具。「そーがんきょー・で・ 選手・の・ 顔・を・ 見る。」

ぞうきん〔ぞーきん〕【雑巾】《名詞》 汚れを拭き取るための布。「ぞーきん・を・ 絞っ・て・ 拭く。」〔⇒ぞっきん〕

そうこ〔そーこ〕【倉庫】《名詞》 品物をしまっておく建物。「そーこ・から・ トラック・で・ 積み出す。」

ぞうさ〔ぞーさ〕【造作】《名詞、形容動詞や》 手間がかかること。たいそうなこと。厄介なこと。「この・ 機械・を・ 運転する・の・は・ ぞーさや・なー。」「そんな・ ぞーさな・ こと・は・ 請け合わ・れ・へん。」

ぞうさ(が)ない〔ぞーさ(が)ない〕【造作(が)無い】《形容詞》 簡単だ。容易だ。手間がかからない。「ぞーさがない・ こと・や・さかい・ 行きしな・に・ 寄っ・てき・たる・わ。」

そうじ〔そーじ〕【掃除】《名詞、動詞する》 掃いたり拭いたりして、ごみや汚れを取り除いてきれいにすること。「机・の・ 上・の・ 消しゴム・の・ かす・を・ そーじする。」

そうしき〔そーしき〕【葬式】《名詞、動詞する》 亡くなった人を弔う儀式。「親戚・の・ そーしき・に・ 行く。」〔⇒そうれん〕

そうじき〔そーじき〕【掃除機】《名詞》 掃いてごみや汚れを取り除いてきれいにする、電気を用いた器械。「そーじき・が・ 詰まっ・て・ 吸ー・てくれ・へん。」〔⇒でんきそうじき〕

そうして〔そーして〕《接続詞》 前の事柄に、後ろの事柄が加わっていくことを表す言葉。そのようにして。「そーして・ その・ 後・は・ どー・ なり・まし・た・ん・や。」〔⇒そして、そないして〕

ぞうすい〔ぞーすい〕【雑炊】《名詞》  野菜・肉などを入れ、醤油・味噌などで味つけをした粥。「風邪・を・ ひい・て・ のど・が・ 痛い・さかい・ 晩・は・ ぞーすい・を・ 食べ・た。」〔⇒おじや〕

そうぞう〔そーぞー〕【想像】《名詞、動詞する》 実際には経験のないことがらを、頭の中に思い浮かべること。「子ども・が・ 大きなっ・た・ 時・の・ こと・を・ そーぞーする。」

そうぞうしい〔そーぞーしー〕【騒々しい】《形容詞》  声や音が大きく騒がしくて、気持ちが落ち着かない。「国道・に・ 近い・さかい・ そーぞーしー・ 場所・な・ん・や。」〔⇒うるさい、じゃかましい、やかましい〕

そうぞく〔そーぞく〕【相続】《名詞、動詞する》 財産、跡目、組織などを受け継ぐこと。「親・の・ 財産・を・ そーぞくする。」

そうだい〔そーだい〕【総代】《名詞》 関係のある全員の代表。「卒業生・の・ そーだい」

そうだん〔そーだん〕【相談】《名詞、動詞する》 ものごとを決めるために話し合うこと。意見を出し合うこと。「親父・と・ そーだんし・て・から・ 決め・まっ・さ。」◆「もの・は・ そーだん・なん・や・けど・ …」などという言い回しがある。

ぞうちょう〔ぞーちょー〕【増長】《名詞、動詞する》 ①つけあがって、だんだんひどくなること。「ほっとい・たら・ わがまま・が・ ぞーちょーする・ぞ。」②調子に乗って、いばること。「ぞーちょーし・て・ 演説し・とる。」

そうっと〔そーっと〕《副詞》 ①音を立てないで、静かに物事を行う様子。「試験中・や・さかい・ そーっと・ 廊下・を・ 歩く。」②ゆっくりと物事を行う様子。おもむろに物事を行う様子。「笹・の・ 葉ー・で・ 作っ・た・ 舟・を・ そーっと・ 水・に・ 浮かべる。」〔⇒そっと、そろっと〕

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2014年2月11日 (火)

中山道をたどる(72)

熊谷宿から松井田宿まで(11)

創立と継承

 駅前の広場の下に深谷駅のホーム(写真・左、12時30分撮影)があります。立派な駅施設ですが、深谷駅の昼間の上り・下りは、普通電車が30分に1本程度、特別快速が1時間に1本程度です。
 深谷駅の駅前の建物にも、深谷駅舎を模したものがあって(写真・中、12時33分)、なかなか好ましい風情になっています。
 駅前広場にもどって、改めて渋沢栄一の像を見上げます。碑文を書いたプレート(写真・右、12時40分)があります。一部を書き抜きます。

 幼い時から読書を好み、家業を助け、少壮の頃は国事に奔走、慶應3年第15代将軍慶喜公の命令により渡欧して見聞を広め、帰国後明治政府に出仕し、近代国家形成のための諸制度、諸事業を策定しました。明治6年富国の道を求めて野に下り、わが国最初の銀行を創立し、続いて製紙・紡績・製鋼・造船・鉄道・ガス・電気・窯業等先進諸国が有する諸事業のすべてを創立あるいは援助育成しました。一方、福祉・教育・医療等数多くの分野にそれぞれの機関を創設してその運営に挺身、その他労資協調・国際親善に心を砕き、昭和6年11月11日、91年の生涯を閉じられました。

 渋沢栄一が創立に関わった企業に、現在の日本を代表するものが多いのに驚きます。渋沢の精神を受け継いだ歴代のリーダーが努力を続けてきたからなのでしょう。
 「労資」は労働者と資本家のことで、現在では労働者と使用者で「労使」という文字遣いが多いのですが、「労資協調」という言葉は広辞苑にも載っています。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(402)

「明石日常生活語辞典…そ」(1)

ぞ《終助詞》 相手に呼びかけたり念を押したりする働きをする言葉。「明日・は・ 日曜日・や・ぞ。」「もー・ そろそろ・ 行く・ぞ。」

そい《代名詞》 ①空間的に近くにあるものを指す言葉。「ちょっと・ そい・ 取っ・てくれ・へん・か。」②比較的近い過去を指す言葉。「そい・から・ 調子・が・ 悪ー・ なっ・た・ん・や。」③前に話題や意識にのぼったことを指す言葉。「そい・を・ これ・から・ 相談し・たい・ん・です。」〔⇒それ、ほい、ほれ〕■類語=「こい」「あい」「どい」

ぞい《助詞》 疑問の気持ちを表す言葉。◆「や」「か」に比べると、相手に迫る気持ちや追及する気持ちが強いように感じられる。「何・を・ 言(ゆ)ー・とる・のん・ぞい。」「それ・は・ 何・ぞい。」〔⇒か、や〕

そいから《接続詞》 そうして。その結果。続いてその上に。。「そいから・ また・ こんな・ 話・も・ あり・まん・ねん。」〔⇒それから、ほいから、ほれから〕

そいつ《名詞》 ①空間的に近くにあるものを指す言葉。話題になったり、関心の対象になっているものなどを指す言葉。「そいつ・は・ あんた・の・ 友だち・や・の。」「そいつ・に・は・ 誰・の・ 名前・が・ 書い・てあり・まっ・か。」「そいつ・を・ 取っ・てくれ・へん・か。」②比較的近い過去を指す言葉。「そいつ・は・ 先月・の・ 事件・や。」③前に話題や意識にのぼったことを指す言葉。「そいつ・は・ いつ・の・ こと・やっ・た・ん。」◆「それ」よりは、ややぞんざいな言い方である。〔⇒それ、そい、ほい、ほれ〕■類語=「こいつ」「あいつ」「どいつ」

そいで《接続詞》 そうして。そういうわけで。◆前の事柄を受けて、あるいは、前の事柄を理由として、後の事柄を述べるのに使う言葉。「そいで・ その・ 話・は・ どー・ なっ・た・ん・や。」〔⇒それで、そんで、ほいで、ほれで、せんで〕

そいでは《接続詞》 ①そういうことであれば。「そいでは・ 私・が・ 行か・し・てもらい・ます。」②ものごとが始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「そいでは・ ぼちぼち・ 始め・さし・てもらい・ます。」〔⇒それでは、そんでは、そいなら、それなら、そんなら、ほいでは、ほれでは、ほんでは、ほいなな、ほれなら、ほんなら〕

そいでも《接続詞》 そうであっても。それにも関わらず。「そいでも・ 誰・も・ 手ー・を・ 上げ・へん・ねん。」〔⇒それでも、そんでも、ほいでも、ほれでも、ほんでも〕

そいどころか《接続詞》 そんなことよりも。さらに。「そいどころか・ 雨・が・ 強(つよ)ー・に・ なっ・てき・てん。」〔⇒それどろこか、ほいどころか、ほれどころか〕

そいなら《接続詞》 ①そういうことであれば。「そいなら・ あんた・に・ 弁償し・てもらい・ます。」②ものごとが始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「そいなら・ これ・で・ 終わり・に・ しま・す。」〔⇒そいでは、それでは、そんでは、それなら、そんなら、ほいでは、ほれでは、ほんでは、ほいなな、ほれなら、ほんなら〕

そいに《接続詞》 その上に。それに加えて。「そいに・ 雨・まで・ 降っ・てき・やがっ・てん。」〔⇒それに、ほいに、ほれに〕

そう〔そー〕【沿う】《動詞・ワア行五段活用》 近いところに位置する。離れないようにして進む。「線路・に・ そー・た・ 公園」「川・に・ そー・て・ 行く。」

そう〔そー〕《副詞、動詞する》 そんなに。そのように。「そー・ 思・た・ん・やっ・たら・ 思い切っ・て・ やっ・てみ・なはれ。」〔⇒そない、ほう、ほない〕

そう〔そー〕《感動詞》 相手に対して同意する気持ちや、問い返し、疑問の気持ち、感動などを表す言葉。「そー・ わし・も・ 賛成や。」「ほんまに・ そー・やろ・か。」〔⇒ほう〕

ぞう〔ぞー〕【象】《名詞》 長い鼻と大きな牙とを持ち、全体が灰色をした、陸にすむものの中では最も大きな動物。「王子動物園・で・ ぞー・を・ 見・た。」

ぞうか〔ぞーか〕【造花】《名詞》 本物に似せて、紙や布などで作った花。「ぞーか・の・ 花・を・ 花瓶・に・ 挿す。」

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2014年2月10日 (月)

中山道をたどる(71)

熊谷宿から松井田宿まで(10)

煉瓦と渋沢栄一と深谷駅

 煉瓦の町・深谷の名を響かせたのは日本煉瓦製造株式会社です。本社は東京ですが、工場は埼玉です。いわゆるお雇い外国人が良質な煉瓦の製造の必要性を明治政府に進言し、渋沢栄一らによって日本煉瓦製造が設立されました。工場は埼玉県榛沢郡上敷免村(現在の深谷市上敷免)に建設されました。塚本燃料店にある「上敷免製」という刻印の煉瓦はその工場の製品です。日本煉瓦製造が廃業したのは近年の2006年(平成18年)で、重要文化財に指定されていたホフマン輪窯、旧事務所、旧変電所などを含めて所有権は深谷市に移ったそうです。なお煉瓦製造より前の深谷は、瓦の生産地として知られていました。
 鉄道ファンの私としては、東京駅を模した深谷駅を見落とすわけにはいきません。
 駅前には、渋沢栄一の像(写真・左、12時21分撮影)があります。日本資本主義の父と言われる渋沢栄一は官僚であるとともに実業家です。第一国立銀行、東京証券取引所、王子製紙、帝国ホテル、その他たくさんの会社などの設立や経営に携わり、理化学研究所の創設にも関わっています。
 駅前広場から、エスカレーターで駅に上ります。深谷駅は1996年(平成8年)の竣工ですが、東京駅が深谷産の煉瓦を使っていることから、そのゆかりで東京駅をイメージして作られています。渋沢栄一の顕彰と煉瓦を生かした町づくりを推進している深谷市にとってはシンボルのような存在になっています。駅名板の横に「関東の駅百選認定駅」の文字が見えます。(写真・中、12時24分)
 深谷駅(写真・右、12時25分)は、ホームをまたぐ高い位置にあって、ホームとは直角の方向に作られています。時間帯からして、乗客の姿はまばらですが、駅の威容には圧倒されます。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(401)

「明石日常生活語辞典…せ」(13)

せんちょう〔せんちょー〕【船長】《名詞》 船の航行を指揮し、乗組員を統率する責任を持つ人。「せんちょー・が・ お客さん・に・ 挨拶・を・ し・た。」

せんちょづめ【せんちょ詰め】《名詞、動詞する》 ①相手の動きをとれなくすること。また、そのようになること。「誰・も・ 賛成し・てくれ・へん・さかい・ せんちょづめ・に・ なっ・ても・た。」②将棋で、相手の王将を盤の隅に追い込んで、動きをとれなくすること。また、そのようになること。「もー・ ちょっと・で・ せんちょづめ・に・ でけ・そーや。」◆「せんちょづめ」という発音は「せっちんづめ【雪隠詰め】」から転じたもの。〔⇒せんちづめ〕

せんちょむし【せんちょ虫】《名詞》 便所にいる、蝿や虻などの幼虫。「せんちょむし・に・ 薬・を・ 撒(ま)く。」◆「せんちょむし」という発音は「せっちんむし【雪隠虫】」から転じたもの。〔⇒せんちむし〕

せんて【先手】《名詞》 人より先に物事を始めること。相手の機先を制すること。「せんて・を・ 取っ・た・ 方・が・ 強い。」■対語=「ごて」

せんてい〔せんてー〕【剪定】《名詞、動詞する》 木の枝を切り詰めて、形を整えること。「植木・を・ せんてーする。」

せんでん【宣伝】《名詞、動詞する》 ①あるものの存在や用途・効果、あるいは主義・主張などを、多くの人に知らせ広めること。「テレビ・で・ せんでんし・とる・ 品物(しなもん)・を・ 買(こ)ー・た。」②実際以上に大げさに言いふらすこと。「なんぼ・ せんでんし・たって・ 誰・も・ 信用せー・へん・やろ・と・ 思う。」

せんど《名詞、副詞》 長い間。長い間にわたって。久しく。「せんど・ ここ・へ・は・ 来・なんだ・なー。」「せんど・ 会わ・なん・だ・ 人・に・ 会(お)ー・た。」「せんど・ 待た・され・た。」〔⇒せんどま〕

せんとう〔せんとー〕【先頭】《名詞》 いちばん前。真っ先の位置。「行列・の・ せんとー・を・ 歩く。」

せんとう〔せんとー〕【戦闘】《名詞》 戦うこと。「せんとー・が・ 激しなっ・て・から・は・ 食う・ もん・が・ 無(の)ーなっ・た・なー。」

せんどう〔せんどー、せんど〕【船頭】《名詞》 小型の和船などを漕ぐ仕事をする人。「渡し船・の・ せんどー」

せんとうかいし〔せんとーかいし〕【戦闘開始】《感動詞》 子どもの遊びを始めるときの、合図の掛け声。◆第二次大戦の直後あたりには、この言葉をよく使っていた。
せんどぶり《形容動詞や》 長い間隔を置いた様子。会うことなどが久しぶりである様子。「せんどぶりに・ あいつ・の・ 顔・を・ 見・た。」「せんどぶりや・なー。元気やっ・た・か。」

せんどま〔せんどまー〕《名詞、副詞》 長い間。長い間にわたって。久しく。「せんどま・ 見・ん・と 思・とっ・たら・ 入院し・とっ・た・ん・かいな。」「駅・で・ せんどまー・ 待っ・とっ・た・ん・や。」〔⇒せんど〕

せんにん【仙人】《名詞》 山の中に住んで、普通の人とは違う力を持っていると考えられている人。「せんにん・やない・さかい・ 霞・を・ 食ー・て・ 生き・とら・れ・へん。」

せんぬき【栓抜き】《名詞》 瓶などの蓋を取り除くための器具。「せんぬき・が・ ない・さかい・ 歯ー・で・ 開け・た。」〔⇒つめぬき〕

せんぱい【先輩】《名詞》 ①年齢、経験、技術、地位などが自分より上の人。「年・が・ 一つ・ せんぱい・の・ 人」②同じ学校・会社などに、自分より先に入った人。「年・は・ 下・や・けど・ 会社・で・は・ せんぱい・なん・や。」

せんばづる【千羽鶴】《名詞》 紙でたくさんの鶴を折って、それを糸でつないだもの。「応援・の・ ため・に・ せんばずる・を・ 織っ・て・ 贈る。」

せんひき【線引き】《名詞》 長さを測ったり、あてがって直線を引いたりするときに使う、横に長い道具。「せんひき・で・ 長さ・を・ 測る。」〔⇒ものさし、さし、じょうぎ〕

ぜんぶ【全部】《名詞、副詞》 さまざまなものを含んでいる、その全体。すべて。「ぜんぶ・で・ 二千円・です。」「ひょろけ・て・ 持っ・とる・ 物・を・ ぜんぶ・ 落とし・ても・た。」〔⇒なんにもかも、なんもかも、なんもかんも、こっきら、こっきらこ、こっきらこい、こっきり〕■対語=「いちぶ」「いちぶぶん」

せんぷうき〔せんぷーき〕【扇風機】《名詞》 モーターで羽を回転させて、風を起こす機械。「クーラー・より・ せんぷーき・の・ 方・が・ 好きや。」

せんべい〔せんべー、せんべ〕【煎餅】《名詞》 小麦粉や米粉をこねて、薄く焼いた菓子。「瓦せんべー・は・ 神戸・の・ 名物・や。」

せんべつ【餞別】《名詞》  別れる人や、長旅に出る人に贈る品物やお金。「せんべつ・ もろ・た・さかい・ お返し・を・ 買(こ)ー・てき・た。」

ぜんまい【発条】《名詞》 鋼鉄を薄く細長くして、渦巻きのようにまいたもの。「柱時計・の・ ぜんまい・を・ まく。」

ぜんまい【薇】《名詞》 若芽が渦巻きのようになっている、野山に生える羊歯の仲間の草。「ぜんまい・を・ 摘ん・でき・て・ 茹でる。」

ぜんめつ【全滅】《名詞、動詞する》 一つも残らず滅びること。全てうまくいかないこと。「一番・の・ 問題・の・ 答え・は・ 難しー・て・ ぜんめつし・た。」

せんめんき【洗面器】《名詞》 顔を洗うためなどに、水をためる器。「せんめんき・に・ 湯ー・を・ 入れる。」〔⇒かなだらい〕

せんもん【専門】《名詞》 ①一つの学問や仕事に深く関わること。また、その学問や仕事のこと。「法律・の・ こと・は・ せんもん・の・ 人・に・ 聞か・んと・ わから・へん・なー。」②ある一つのことだけに興味・関心を寄せること。「あいつ・は・ 食い気・が・ せんもん・で・ 酒・は・ 飲ま・へん。」

せんりょう〔せんりょー〕【占領】《名詞、動詞する》 ①場所を独り占めすること。「砂場・を・ ひとり・で・ せんりょーし・て・ 遊ん・どる。」②外国を軍隊の力で支配すること。「南洋・の・ 島・を・ せんりょーする。」

せんろ【線路】《名詞》 電車や汽車が通る道筋。鉄道の軌道。「気ー・ つけ・て・ せんろ・を・ 渡る。」「地図・に・ せんろ・を・ 書く。」〔⇒レール〕

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2014年2月 9日 (日)

中山道をたどる(70)

熊谷宿から松井田宿まで(9)

うだつの塚本燃料店

 道の左側の建物に、新聞記事が張り出されています。埼玉新聞の2008年(平成20年)12月9日の記事(写真・左、12時11分撮影)です。県紙のしかも地域版の記事です。「深谷レトロ街道を往く-れんが・昔の建物探訪」という記事には、次のようなことが書かれています。

 深谷市本住町の塚本燃料の店舗には、防火壁と一体となった巨大なうだつがそそり立つ。うだつを含め、外壁はイギリス積みという形式で積んだれんがづくり。日本の商家建築と西洋のれんがが融合したモダンな建物だ。
 創業はおよそ百二十五年前。最初は菓子店だったが、のちに燃料店に転業。大正元年にこの店舗を建てた。深谷にできた日本煉瓦製造株式会社に石炭を納めていたのが縁で、初代当主の塚本栄平さんが耐火性に優れたれんがに注目したようだ。 (中略)
 塚本燃料には「上敷免製」と刻印が打たれた同社製のれんがが残っている。「東京駅にも使われた日本煉瓦の初期型のれんが。一級品のれんがにこの刻印が打たれたようです」。栄平さんのひ孫にあたる塚本修さん(三七)は説明する。最先端をゆく東京と県北の地方都市に、同じれんがを使った建物が建っていたのだから痛快だ。

 深谷は煉瓦の町ですが、塚本建物には煉瓦を使った見事なうだつ(写真・中、12時11分)があるのです。防火と装飾を兼ねたうだつは、裕福な家の象徴のようにも受け取られて、「うだつがあがらない」という成句にもなっていますが、煉瓦積みのうだつは迫力と威厳があります。店舗の左右両側にうだつが肩を並べているのです。
 「創建100年」という張り紙(写真・右、12時13分)がありますが、1912年(大正元年)からはまさに100年を超えています。「大正元年建造英国積県が様式 深谷市指定有形文化財検討中」という文字が誇らしげです。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(400)

「明石日常生活語辞典…せ」(12)

せんぞ【先祖】《名詞》 今の家族よりも前の、その家の代々の人たち。「せんぞ・の・ 墓・に・ 参る。」

せんそう〔せんそー〕【戦争】《名詞》 ①国と国、軍隊と軍隊とが武器を用いて戦うこと。「太平洋せんそー」「せんそ・は・ し・てほしー・ない・なー。」②激しい戦いや混乱。「大学受験・の・ せんそー」「スーパー・の・ 安売り・の・ とき・は・ 客同士・の・ せんそー・に・ なる。」

ぜんそく【喘息】《名詞》 激しい咳と、呼吸の苦しみとが発作的に出る病気。「ぜんそく・の・ 発作・が・ 起きる。」

ぜんそくりょく【全速力】《名詞》 出せる限りの速さ。「追わえ・られ・て・ ぜんそくりょく・で・ 逃げ・た。」

せんだい【先代】《名詞》 ①前の代の主人。「せんだい・が・ 店・を・ 大きく・ し・た。」②同じ名前を踏襲している場合の、一代前の人。「せんだい・から・ 名前・を・ 引き継ぐ。」

ぜんたい【全体】《名詞》 物や事柄のすべて。ひとまとまりのものの残らず全部。「ぜんたい・の・ 人数・は・ 何人・ぐらい・です・やろ。」

せんたく【洗濯】《名詞、動詞する》 衣類などの汚れを洗ってきれいにすること。「汗・ かい・た・ シャツ・を・ せんたくする。」〔⇒せんだく〕

せんだく【洗濯】《名詞、動詞する》 衣類などの汚れを洗ってきれいにすること。「たらい・で・ ごしごし・ せんだくする。」◆「せんたく」よりも、「せんだく」と言う方が多い。〔⇒せんたく〕

せんたくいた【洗濯板】《名詞》 衣類などの汚れを洗ってきれいにするために、水の流れのそばや盥で使う板。「せんだくいた・で・ こする。」

せんたくき【洗濯機】《名詞》 電力を用いて自動で衣類などの汚れを洗ってきれいにする器械。「せんたくき・で・ 下着・を・ 洗う。」〔⇒せんだくき、でんきせんたくき〕

せんたくのり〔せんだくのり〕【洗濯糊】《名詞》 衣類などの汚れを洗ってきれいにしたのち、それをぴんとさせるために使う、粘りけのあるもの。

せんたくもん〔せんだくもん〕【洗濯物】《名詞》 ①汚れを洗ってきれいにしなければならない衣類。「せんたくもん・が・ たまっ・た。」②汚れを洗ってきれいにした衣類。「雨・が・ 降っ・てき・た・ので・ せんたくもん・を・ 取り入れる。」

せんだって【先だって】《名詞、副詞は》 あまり遠くない過去のある日。今日より少し前の日。「せんだって・は お世話・に・ なり・まし・た。」〔⇒せんじつ、こないだ、このあいだ、さきごろ〕

せんち【戦地】《名詞》 戦争をしている場所。「せんち・に・ 慰問・の・ 葉書・を・ 出す。」
センチ〔せんち〕【英語=centi】《名詞》 1メートルの100分の1を表す、メートル法の長さの単位の一つ。「三十せんち・の・ 物差し」

せんち《名詞》 大便や小便を排する場所。「せんち・へ・ 行っ・て・から・ 家・を・ 出る。」◆「せんち」という発音は「せっちん【雪隠】」から転じたもの。〔⇒せんちょ、せっちん、べんじょ、トイレ〕

せんちづめ【せんち詰め】《名詞、動詞する》 ①相手の動きをとれなくすること。また、そのようになること。「難しい・ 理屈・ばっかり・ ぬかし・やがっ・て・ せんちづめさ・れ・ても・た。」②将棋で、相手の王将を盤の隅に追い込んで、動きをとれなくすること。また、そのようになること。「せんちずめ・に・ し・て・ 勝っ・た。」◆「せんちづめ」という発音は「せっちんづめ【雪隠詰め】」から転じたもの。〔⇒せんちょづめ〕

せんちむし【せんち虫】《名詞》 便所にいる、蝿や虻などの幼虫。「せんちむし・が・ うじゃうじゃし・とる。」◆「せんちむし」という発音は「せっちんむし【雪隠虫】」から転じたもの。〔⇒せんちょむし〕

せんちゅう〔せんちゅー〕【戦中】《名詞》  戦争が行われているとき。特に、第二次世界大戦が行われているとき。「せんちゅー・は・ 食べる・ もん・に・ 不自由し・た・なー。」〔⇒せんじちゅう〕■対語=「せんぜん」「せんご」

せんちょ《名詞》 大便や小便を排する場所。「せんちょ・に・ 置く・ しりふき・の・ 紙」◆「せんちょ」という発音は「せっちん【雪隠】」から転じたもの。〔⇒せんち、せっちん、べんじょ、トイレ〕

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2014年2月 8日 (土)

中山道をたどる(69)

熊谷宿から松井田宿まで(8)

「みかへりの松」とネギの町

 歩き続けてきた道が国道17号と交わるところに「みかへりの松」(写真・左、11時49分撮影)があります。深谷宿は80軒もの旅籠が並んでいたそうです。男たちが女との名残を惜しんで深谷宿を見返る姿から、この松の名がついたと言われています。
 松の木のそばに大宮国道事務所の説明板があって、「永く市民に愛されてきたみかえりの松は、平成十八年二月、枯死により伐採のやむなきに至った。往時を偲び、ここに二代目のみかえりの松を植える。」と書かれています。
 しばらく行くと、深谷宿の入口にあたるところに常夜灯(写真・中、11時55分)があります。1840年(天保11年)の建立で、高さは約4メートルで、中山道の中でも最大級だそうです。このあたりで、歩き始めてから2万歩に達しました。
 しだいに町の中心部らしくなって商店が増えてきました。深谷は、深谷ネギで知られていますが、「おうえんヨロシクおねぎしまぁーす」という旗(写真・右、12時03分)が立てられています。イメージキャラクターの「ふっかちゃん」はネギの子どもです。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(399)

「明石日常生活語辞典…せ」(11)

せんこう〔せんこー、せんこ〕【線香】《名詞》 香りの良い草木や葉を粉にして、線状に固めたもの。「墓・に・ せんこ・を・ 立てる。」

ぜんこう〔ぜんこー〕【全校】《名詞》 ①一つの学校全体。学校にいる人全員。「ぜんこー・集会・を・ する。」②一定の区域のすべての学校。「市内・の・ ぜんこー・が・ 集まる・ 音楽会」

せんこうはなび〔せんこーはなび、せんこはなび〕【線香花火】《名詞》 こよりの先に火薬を包み込んだ、小さな花火。〔⇒すすきにからまつ〕

ぜんこく【全国】《名詞》 国全体。「野球部・が・ ぜんこく大会・に・ 出る・ので・ 寄付・を・ 集め・た。」

せんさい【戦災】《名詞》 戦争で受けた災害。「川崎航空・の・ 会社・が・ 空襲さ・れ・た・ とき・の・ 明石・の・ せんさい・は・ ひどい・ もん・やっ・た。」

せんざい【前栽】《名詞》 草木を植え込んだ民家の庭。庭に植え込んだ草木。「せんざい・の・ 椿・の・ 花・が・ 咲い・た。」◆「せんだい」とも発音する。

せんざい【洗剤】《名詞》 衣類、食器などの汚れを落とすために使う薬品。「鍋・を・ せんざい・で・ 洗う。」

ぜんざい【善哉】《名詞》 粒餡の汁に餅を入れたもの。「正月・の・ 餅・で・ ぜんざい・を・ こしらえる。」

せんし【戦死】《名詞、動詞する》 軍人や兵士が、戦争に従事して命を落とすこと。「この・ 前・の・ 戦争・で・は・ 村・から・ 何人・も・ せんしする・ 人・が・ 出・た。」

せんじちゅう〔せんじちゅー〕【戦時中】《名詞》 戦争が行われているとき。特に、第二次世界大戦が行われているとき。「せんじちゅー・は・ ほんまに・ 食い物・が・ なかっ・た。」〔⇒せんちゅう〕

せんじつ【先日】《名詞》 あまり遠くない過去のある日。今日より少し前の日。「せんじつ・は・ いろいろ・ お世話・に・ なり・まし・た。」〔⇒せんだって、こないだ、このあいだ、さきごろ〕

ぜんじつ【前日】《名詞》  ある日の、前の日。「ぜんじつ・に・ 雨・が・ 降っ・たら・ 運動場・が・ びちゃびちゃで・ 運動会・は・ でけ・へん。」■対語=「よくじつ」

せんしゃ【戦車】《名詞》 砲や銃などの武器を装備して走る、戦闘用の乗り物。「軍艦・に・ せんしゃ・を・ 積む。」

せんしゅ【選手】《名詞》 スポーツや技芸などの競技に出るために、代表として選ばれた人。「大きなっ・たら・ 野球・の・ せんしゅ・に・ なり・たい。」

せんしゅう〔せんしゅー〕【先週】《名詞》 今日が属している月曜日から土曜日までの七日間の、その一つ前の七日間。「せんしゅー・は・ 雨・が・ 多かっ・た。」〔⇒さきのしゅう〕■対語=「こんしゅう」「らいしゅう」

ぜんしょう〔ぜんしょー〕【全勝】《名詞、動詞する》 すべての勝負に勝つこと。「ぜんしょー・の・ 横綱」

せんじる【煎じる】《動詞・ザ行上一段活用》 お茶や薬草を煮て、味や成分を出す。「薬・を・ せんじ・て・ 飲む。」

せんす【扇子】《名詞》 折り畳み式で、あおいで風を起こす道具。「せんす・で・ ばたばた・ あおぐ。」

せんすいかん【潜水艦】《名詞》 海中に潜って活動する軍艦。「せんすいかん・が・ 神戸港・に・ 来・とる。」

せんせい〔せんせー、せんせ〕【先生】《名詞》 ①学者、教員、医師、弁護士、議員、芸術家など、その道の専門家や、ものごとを教える立場にいる人。「せんせー・ この・ 怪我・は・ いつ・ 治る・ん・です・か。」「学校(がっこ)・の・ せんせー」②相手を敬ったり、また、からかったりする気持ちのあるときに、相手や第三者に向かって使う言葉。「あの・ 人・は・ わし・の・ 将棋・の・ せんせー・や。」「あの・ しゃべり・の・ せんせー・の・ 耳・に・ 入れ・たら・ あか・ん・ぞ。」

せんぜん【戦前】《名詞》  戦争が始まる前。特に、第二次世界大戦が始まる前。「せんぜん・より・も・ 景気・が・ 悪ー・ なっ・た。」■対語=「せんちゅう」「せんご」

ぜんぜん【全然】《副詞、形容動詞や》 まったく。まるで。「難(むつか)しー・ 話・や・さかい・ ぜんぜん・ わから・へん。」「試験・の・ 出来・は・ ぜんぜんやっ・た。」◆後ろに、打ち消しの意味の言葉が続くことが多い。〔⇒てんと、とんと〕

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2014年2月 7日 (金)

中山道をたどる(68)

熊谷宿から松井田宿まで(7)

いつのまにやら深谷市に

 熊谷宿から深谷宿までは11.1㎞の距離です。立ち止まって写真を撮ることもしばしばなので、なかなか深谷が近づいてきません。
 国道7号の右手の道を歩いています。市町の境を表す表示には気をつけて歩いているのですが、この道路では、熊谷・深谷の市境表示は見あたりませんでした。「ポイ捨て禁止!」の看板に深谷市と書いてあって(写真・左、10時55分撮影)、深谷市内に入ったことを知りました。深谷は中山道の整備に伴って作られた、新しい宿場です。深谷は上杉氏の領地として城がありましたが、無血開城をして、後には宿場町、商業町として発展してきたようです。
 国済寺は深谷上杉氏の開祖である上杉憲英が建てた寺ですが、その寺には立ち寄らず、県道263号の表示(写真・中、11時34分)で、その近くを通っていることに気づきました。
 愛宕神社という小さな社(写真・右、11時38分)があります。このあたりは道幅は広くはありませんが、松、ケヤキ、イチョウなどの並木が整備されているところがあります。黄色いイチョウが青空をバックにしている姿は、実に伸びやかです。静かな道がしだいに町の雰囲気に包まれだしました。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(398)

「明石日常生活語辞典…せ」(10)

せわやき【世話焼き】《名詞》 ①進んであれこれと他人の面倒を見ること。また、そのような人。「せわやき・の・ 人・が・ おっ・てくれ・たら・ ありがたい・のに・なー。」②人が嫌がるほど、面倒を見ようとする人。「うち・の・ 母親(はほや)・は・ せわやき・で・ うるさい・ねん。」

せわ(を)やく【世話を焼く】《動詞・カ行五段活用》 進んであれこれと他人の面倒を見る。「親・に・ 何でもかんでも・ せわおやい・てもろー・とる。」

せん【千】《名詞》 数の名で、百の十倍。「せん・円・で・ 買える。」

せん【先】《名詞》 現在をさかのぼった以前のこと。「あんた・と・は・ せん・に・ 会(お)ー・た・ こと・が・ おまし・た・なー。」

せん【銭】《名詞》 お金の単位で、一円の百分の一。「百円・で・ 二百個・ ある・ん・やっ・たら・ 一個・ 五十せん・や。」

せん【線】《名詞》 ①点が動いた跡。「鉛筆・で・ せん・を・ 引く。」「直せん」。②糸のように、細長いもの。「せん・に・ なっ・て・ 並ん・どる。」③電車、バスや、道路の通る経路。「隣・の・ せん・に・ 乗り換える。」「山陽せん」。④人の度量や性格などから受ける感じ。「せん・の・ 細い・ 人」〔①②③⇒すじ〕

せん【栓】《名詞》 ①瓶や穴などの口を塞ぐもの。「葡萄酒・の・ 瓶・の・ せん・が・ なかなか・ 開か・へん。」②水道やガスなどを出したり止めたりする仕掛け。蛇口。コック。「水道・の・ せん・から・ 水・が・ ぽたぽた・ 落ち・とる。」〔①⇒つめ、ふた〕

ぜん【前】《名詞》 この前のとき。「ぜん・は・ 十月・に・ 来・た。」〔⇒ぜんかい〕

ぜん【膳】《名詞》 ①食べ物を載せる、小さな台。「仏さん・の・ おぜん」②折り畳みができる、脚の付いた低い食卓。「おぜん・を・ 畳む。」

ぜん【膳】《接尾語・数詞》 ご飯、箸などを数える言葉。「一ぜん飯」

ぜんいん【全員】《名詞》 関係のある、すべての人。「ぜんいん・ 集まっ・てー・な。」〔⇒みんな〕

ぜんかい【前回】《名詞》 出会いや、一続きの会合などのうちの、この前のとき。「ぜんかい・の・ 続き・の・ 話・を・ し・ます。」〔⇒ぜん〕■対語=「こんかい」「じかい」

ぜんかい【全快】《名詞、動詞する》 病気や怪我がすっかり治ること。「ぜんかい・の・ お祝い」

ぜんがく【全額】《名詞》 金額の全部。「一遍・に・ ぜんがく・は・ 払わ・れ・へん。」

ぜんき【前期】《名詞》 全体を二つまたは三つの期間に分けたときの、はじめの区切り。「ぜんき・の・ 試験」■対語=「ちゅうき」「こうき」

せんきょ【選挙】《名詞、動詞する》 役割・役目に就く人を、全体または候補者の中から選ぶこと。「市会議員・の・ せんきょ・が・ 始まっ・たら・ 町中・ やかまし・ なる。」「学級役員・の・ せんきょ」

せんぎり【千切り】《名詞》 大根などを細長く切ること。大根などを細長く切ったもの。大根などを細長く切って干したもの。「大根・が・ ぎょーさん・ ある・さかい・ せんぎり・に・ し・て・ 干し・とく。」「せんぎり・を・ 炊く。」◆切らずに干すのは「つりぼし」と言う。

せんげつ【先月】《名詞》 今月の前の月。「せんげつ・は・ 寒い・ 日ー・が・ 続い・た。」■対語=「らいげつ」

せんご【戦後】《名詞》 戦争が終わった後。特に、第二次世界大戦が終わった後。「せんご・は・ お互い・に・ 食べる・ もん・が・ 無(の)ー・て・ 困り・まし・た・な。」■対語=「せんぜん」「せんちゅう」

ぜんご【前後】《名詞、動詞する》 ①場所としての前と後ろ。「ぜんご・に・ おる・ 人・の・ 顔・を・ 覚え・ておい・てください。」②時間としての前と後ろ。「食事・の・ ぜんご・に・ 薬・を・ のむ。」③物事の順序。また、それが逆になること。「説明・が・ あとさき・に・ なっ・て・ すみません。」④ある数を中心とする範囲。その程度。「二十人・ぜんご・の・ 希望者・が・ おる。」〔①②③⇒あとさき〕

せんこう〔せんこー〕【先攻】《名詞、動詞する》 野球などのスポーツなどで、相手より先に攻めること。「うち・の・ 方・が・ せんこー・や。」■対語=「こうこう」

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2014年2月 6日 (木)

中山道をたどる(67)

熊谷宿から松井田宿まで(6)

暑い町・熊谷

 国道を外れて、その左手にある道を歩きます。
 「熱中症に注意」というステッカー(写真・左、10時07分撮影)が貼ってあります。11月なのですが、どきっとさせられます。何しろ熊谷は最近まで、暑さ日本一として知られている町です。熊谷が暑い理由は、首都圏中心部のヒ-トアイランド現象による熱気が海からの風で内陸部に送られて暑くなるとか、秩父の山を越えた西風によるフェーン現象によるとか言われているようですが、もっと別の理由もないわけではないようです。
 実は今夏、関西では豊中市の気温が異常に高かったのですが、それは豊中市の観測地点が、町の中にあるのではなくて、大阪(伊丹)空港のそばにあって、それが理由だと言われています。もしかしたら、熊谷の北緯36度9.0分、東経139度22.8分、標高30 mという観測地点が、何かの理由によって暑くなっていることによるのかもしれません。
 それはともかくも、夏の暑さは現実問題ですから、「熱中症に注意」は、どしんと胸にこたえます。
 静かな田園地帯を歩いていくと、農林総合研究研究センター水田農業研究所、埼玉県病害虫防除所(写真・中、10時19分)の前に出ました。熊谷市久保島というところです。しばらくして、国道17号に出ますが、国道を横切って、向こう側へ続く道を歩きます。国道には、東京から70㎞、深谷まで7㎞の表示があります。
 国道の右手にあたる道を進んでいくと、古く大きな民家などもありますが、やがて熊谷市玉井団地(写真・右、10時38分)の横を通り過ぎます。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(397)

「明石日常生活語辞典…せ」(9)

せめて《副詞》 十分ではないが、少なくともそれだけは。最低限それだけは。「せめて・ 遅刻・だけ・は・ せ・ん・よーに・ し・てんか。」

せめる【攻める】《動詞・マ行下一段活用》 押し寄せて敵をやっつけようとする。攻撃する。「蚊ー・に・ せめら・れ・て・ 寝ら・れ・なんだ。」

せめる【責める】《動詞・マ行下一段活用》 人の失敗や罪をとがめる。なじる。苦しめる。「子ども・を・ せめ・たら・ あか・ん・よ。」

セメン〔せめん〕【英語=cementの省略形】《名詞》 ①建築材料などとして使うための、石灰岩と粘土を混ぜて焼き粉末にしたもの。「一日・ 置い・たら・ せめん・が・ 固まっ・た。」②子供用に飲ませる除中剤としての菓子。「天王寺・の・ せめん」〔①⇒セメント〕

セメント〔せめんと〕【英語=cement】《名詞》 建築材料などとして使うための、石灰岩と粘土を混ぜて焼き粉末にしたもの。「せめんと・で・ 壁・を・ 作る。」〔⇒セメン〕

せり【芹】《名詞》 春の七草の一つで、湿ったところに生えて、葉や茎に強い香りがある草。「いい・ 香り・の・ する・ せり」

せりあう【競り合う】《動詞・ワア行五段活用》 互いに負けまいときそいあう。「きょうだい・で・ せりおー・とる。」〔⇒せる〕

せる【競る】《動詞・ラ行五段活用》  ①互いに負けまいときそいあう。「阪神・と・ 巨人・が・ せら・ん・ こと・に・は・ 面白・ない・なー。」②混み合う。広くないところに詰め合う。「狭い・ ところ・に・ みんな・が・ せっ・て・ 座っ・とる。」〔①⇒せりあう〕

セルロイド〔せるろいど〕【英語=celluloid】《名詞》 文房具やおもちゃなどの材料となる、植物の繊維から作るプラスチック。「せるろいど・で・ でけ・た・ キューピー」◆今では、他の材質のものに取って代わられてしまっている。

ゼロ〔ぜろ〕【英語=zero】《名詞》 正でも負でもない数字。何もないこと。「ずーっと・ ぜろ・ばっかり・が・ 続い・とる・ 野球・の・ 試合・は・ おもろー・ない・なー。」〔⇒れい〕

セロハン〔せろはん〕【フランス語=cellophane】《名詞》 透き通った、薄い紙のようなフィルム。「色付き・の・ せろはん」

せわ【世話】《名詞、動詞する》 ①面倒を見ること。人のために力を尽くすこと。「入院し・とる・ 親・の・ せわ・を・ する。」②間を取り持つこと。関係づけること。「お前・の・ 嫁はん・を・ わし・が・ せわし・たる・わ。」

せわ【世話】《形容動詞や》 手数がかかって面倒である。「せわや・けど・ なんとか・ 頼む・わ。」「わざわざ・ 役場・まで・ 行か・んならん・の・は・ せわな・ こと・や。」〔⇒やっかい〕

せわがやける【世話が焼ける】《動詞・カ行下一段活用》 面倒で手数がかかる。「一人・で・ でけ・へん・の・か。せわがやける・ やつ・や・なー。」

せわしい〔せわしー〕【忙しい】《形容詞》 ①しなければならないことが重なって、暇がない。「今日・は・ 仕事・が・ ぎょーさん・ あっ・て・ せわしー・ 日ー・やっ・た。」②動きなどが速くて、ゆったりしていない。「せわしー・ 人・や・なー。もー・ ちょっと・ 落ち着い・たら・ えー・のに。」〔⇒いそがしい、せわしない〕

せわしない【忙しない】《形容詞》 ①しなければならないことが重なって、暇がない。「ここ・ 一週間・ほど・は・ せわしない・ 日ー・が・ 続い・とる・ねん。」②動きなどが速くて、ゆったりしていない。「せわしない・ 話し方・を・ する・さかい・ よー・ わから・なんだ。」「せわしない・ 歩き方・を・ する・ 人・や・なー。」〔⇒いそがしい、せわしい〕

せわずき【世話好き】《名詞、形容動詞や》 他の人の面倒を見るのが好きなこと。また、そのような人。「せわずきな・ おばちゃん」

せわな【世話な】《連体詞》 面倒で手数がかかる。つきあうのに気を遣う。「何やかや・ 頼み・に・ 来る・ せわな・ 人・や。」

せわにん【世話人】《名詞》 会や催しの中心になって面倒を見る人。「忘年会・の・ せわにん・を・ 決める。」

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2014年2月 5日 (水)

中山道をたどる(66)

熊谷宿から松井田宿まで(5)

太いケヤキの一里塚

 道の左側に、忍領石標についての説明板(写真・左、9時57分撮影)があります。次のように書かれています。

 「従是南忍領」と彫られたこの石標は、忍藩が他藩の土地との境界を明らかにするため、藩境の十六箇所に建てたものの一つです。始めは木材を用いていましたが、安永九年(一七八〇)に石標として建て直されました。その後、明治維新の際に撤去されることとなりましたが、昭和十四年にこの石標が再発見されると、保存の道が講じられ、元の位置に再建され現在に至っています。

 その忍領石標(写真・中、9時58分)は古くなっていますが、大きな文字ですから、しっかり読めます。下の方は、白い石で囲ってあります。
 実は、道の右側の一里塚の撮影を忘れていたことを、しばらくして気付いて引き返しました。新島の一里塚(写真・右、10時02分)です。太いケヤキの木ですが、上の方は細い枝がたくさん繁っています。傍の説明板には次のように書かれています。

 この一里塚は、旧中山道の東側に築かれたもので、今でも高さ十二メートル、樹齢三〇〇年以上のけやきの大木が残っています。
 慶長九年(一六〇四)、江戸幕府は江戸日本橋を起点に、東海道・中山道など主要な街道沿いに旅の道のりの目印とするため、一里(約四キロメートル)ごとに一里塚を設けました。
 当時は、中山道の両側に五間四方の塚を築き、榎などが植えられたといわれますが、西側の石原分の塚は現在残っていません。
 宝暦六年(一七五六)の『道中絵図』には、熊谷地区では、久下新田、柳原(現在は曙町)、新島に一里塚が描かれ、「榎二本づつきづく」とあるが、現存する新島の大木は不思議なことにけやきです。

 埼玉県内には20箇所の一里塚があったのですが、現在では7箇所しか見ることができません。けれども、熊谷市内は、この説明板にも書かれているとおり、3箇所も残っています。
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改訂最終版・明石日常生活語辞典(396)

「明石日常生活語辞典…せ」(8)

せのび【背伸び】《名詞、動詞する》 ①爪先を立てて伸び上がること。背を伸ばしてできる限り身長を高くすること。「せのびし・たら・ 海・が・ 見え・た。」②自分の力以上のことをしようと、無理をすること。「せのびし・たって・ 合格・は・ 無理や。」

せばい【狭い】《形容詞》 ものとものとの間隔や幅が小さい。空間の余裕がない。「村・の・ 中・の・ 道・が・ せばい。」〔⇒せまい〕

せばくるしい〔せばくるしー〕【狭苦しい】《形容詞》 広さや幅が小さくてゆとりがない。広さや幅が小さくて嫌だ。「せばくるしー・ 廊下」〔⇒せせこましい、せまくるしい、せまくろしい、せばくろしい〕

せばくろしい〔せばくろしー〕【狭苦しい】《形容詞》 広さや幅が小さくてゆとりがない。広さや幅が小さくて嫌だ。「物・を・ いっぱい・ 並べ・て・ せばくろしー・ 店・や・なー。」〔⇒せせこましい、せまくるしい、せまくろしい、せばくるしい〕

せばまる【狭まる】《動詞・マ行五段活用》 間隔が小さくなる。狭くなる。「道・が・ だんだん・ せばまっ・た。」■自動詞は「せばめる」

せばめる【狭める】《動詞・マ行下一段活用》 間隔を小さくする。狭くする。「筒・の・ 口・を・ せばめ・て・ 落ちにくー・ する。」■自動詞は「せばまる」

せび【蝉】《名詞》 幼虫のとき数年以上は土中で木の根の養分を吸って生活し、成虫になった夏には木にとまって、雄は高い声で鳴く昆虫。「せび・が・ 飛ん・でき・て・ 木ー・に・ とまっ・た。」〔⇒せび、せみ、せびせび、せみせみ〕

せびせび【蝉々】《名詞》 幼虫のとき数年以上は土中で木の根の養分を吸って生活し、成虫になった夏には木にとまって、雄は高い声で鳴く昆虫。「せびせび・が・ 飛ん・でき・て・ 木ー・に・ とまっ・た。」◆幼児語。〔⇒せび、せみ、せびせび、せみせみ〕

せびりとる【せびり取る】《動詞・ラ行五段活用》 うるさく、ねだって取る。せがんで奪う。「子ども・に・ 学費・を・ せびりとら・れ・とる。」

せびる《動詞・ラ行五段活用》 うるさく、ねだる。せがむ。「旅行・に・ 行く・ 言(ゆ)ー・て・ 子ども・に・ 金・を・ せびら・れ・た。」

せびろ【背広】《名詞》 折り襟で腰までの丈の上着と、同じ布地で作ったズボンを合わせた、男性用の洋服。「せびろ・ 着・て・ ネクタイ・ 締める。」

せぼね【背骨】《名詞》 人・獣・魚などの体の中心部や背中を通っている、中軸になっている骨。「鯛・の・ せぼね・は・ 堅い。」

せまい【狭い】《形容詞》 ものとものとの間隔や幅が小さい。空間の余裕がない。「子ども・の・ 部屋・が・ せまい。」〔⇒せばい〕

せまくるしい〔せまくるしー〕【狭苦しい】《形容詞》 広さや幅が小さくてゆとりがない。広さや幅が小さくて嫌だ。「欄・が・ せまくるしー・て・ 字ー・を・ 書きにくい。」「せまくるしー・ 店」〔⇒せせこましい、せまくろしい、せばくるしい、せばくろしい〕

せまくろしい〔せまくろしー〕【狭苦しい】《形容詞》 広さや幅が小さくてゆとりがない。広さや幅が小さくて嫌だ。「せまくろしー・ 家・に・ 来・てもろ・て・ すんまへん・なー。」〔⇒せせこましい、せまくるしい、せばくるしい、せばくろしい〕

せまる【迫る】《動詞・ラ行五段活用》 ①時間的に、または空間的に近づく。「原稿・の・ 締め切り・の・ 日ー・が・ せまっ・とる。」②間隔や幅が小さくなる。「家・の・ 後ろ・に・ 崖・が・ せまっ・とる。」

せみ【蝉】《名詞》 幼虫のとき数年以上は土中で木の根の養分を吸って生活し、成虫になった夏には木にとまって、雄は高い声で鳴く昆虫。「せみ・が・ ジャンジャン・ 鳴い・とる。」〔⇒せび、せみ、せびせび、せみせみ〕

せみせみ【蝉々】《名詞》 幼虫のとき数年以上は土中で木の根の養分を吸って生活し、成虫になった夏には木にとまって、雄は高い声で鳴く昆虫。「ほら、せみせみ・が・ とまっ・とる。」◆幼児語。〔⇒せび、せみ、せびせび、せみせみ〕

せみせみ《副詞》 蝉の鳴く声の擬声語。「朝っぱら・から・ せみせみ・ ゆー・て・ 鳴い・て・ 喧しー・ こと・や。」

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2014年2月 4日 (火)

中山道をたどる(65)

熊谷宿から松井田宿まで(4)

「こちらは石原一丁目停留所」という心遣い

 高城神社や熊谷寺は国道17号から右に入った道沿いにありましたが、そうこうしているうちに国道17号に出ます。
 このあたりでは、国道17号を通ったり、右の道に入ったり左の道に入ったりして中山道は続いていきます。
 東京から67㎞の地点標(写真・左、9時29分撮影)があります。県道には距離表示はありませんが、国道にはそれがあって、しかも100メートルごとの表示のあるところもあって、歩く者にとっては嬉しいことです。その100メートル区間が直線になっているところに出くわすと、100メートルを何歩で歩くかというのを数えたりします。疲れてくると歩数が増えるのがわかります。
 石原駅入口(写真・中、9時31分)を通過します。石原駅は秩父鉄道の駅です。入口とありますが、石原駅はJR高崎線の線路を超えた向こうの方にあります。
 バス停があって、「こちらは石原一丁目停留所 次は西熊谷病院前停留所」という表示(写真・右、9時33分)があります。停留所という丁寧な書き方になっています。「駅入口」「局前」「女子高前」という素っ気なさに比べると、やさしさを感じます。それに、「ここは…」でなくて、「こちらは…」となっているのは、乗客への敬意が込められているようにも感じられます。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(395)

「明石日常生活語辞典…せ」(7)

せっこう〔せっこー〕【石膏】《名詞》 白い鉱石の粉。「せっこー・で・ 作っ・た・ 顔・を・ 見・て・ 絵・を・ 描く。」

せっし【摂氏】《名詞》 水の凍る温度を零度、沸騰する温度を百度とした目盛りの単位。「せっし・の・ 六十度」■対語=「かっし」

せっしょう〔せっしょー〕【殺生】《名詞、動詞する、形容動詞や》 ①生き物を殺すこと。「むやみに・ せっしょーし・たら・ あか・ん。」②思いやりがなく、むごいこと。残酷なこと。「明日・まで・に・ せー・(と・) 言(ゆ)ー・て・ そら・ せっしょーや。」③醜いこと。可哀相なこと。「火事・に・ 遭ー・て・ せっしょーな・ こと・や。」

せっせい〔せっせー〕【摂生】《名詞、動詞する》 病気にかからないように、欲望などを慎んで、気をつけること。「せっせーし・て・ 酒・を・ 止(や)め・まし・てん。」

せっせと《副詞》 休むことなく一生懸命にする様子。周りを気にせず、ものごとを進める様子。「せっせと・ 苗・を・ 植え・ていく。」

せっせっせ《唱え言葉》 相手と向かい合って、体の前で両手を合わせるときに言う言葉。◆「せっせっせ」と言っておいてから、「夏も近づく八十八夜……」という歌に合わせて、手を合わせてたたき合うことなどをする。

せった【雪駄】《名詞》 裏に皮を張ったり、金を打ったりした草履。「せった・ 履い・た・ おっちゃん・が・ 来・た。」

せったい【接待】《名詞、動詞する》 ①客をもてなすこと。「お客さん・の・ せったい係」②供養などのために、少しずつの茶菓を渡すこと。「地蔵盆・に・ おせったい・を・ する。」

ぜったい【絶対】《副詞に》 ①間違いなく。必ず。「明日・の・ 天気・は・ ぜったい・ 晴れ・や。」「ぜったい・ 嘘・は・ 言(ゆ)ー・とら・へん。」②決して。「ぜったいに・ 負け・たら・ あか・ん・で。」〔①⇒ぜっぺ〕

せっちん【雪隠】《名詞》 大便や小便を排する場所。「せっちん・は・ 家・の・ 外・に・ ある。」〔⇒せんち、せんちょ、べんじょ、トイレ〕

せっぱつまる【切羽詰まる】《動詞・ラ行五段活用》 ものごとが行き詰まったり差し迫ったりして、どうしようもなくなる。「せっぱつまっ・て・ 兄貴・に・ 金・を・ 借(か)る。」

ぜっぺ《副詞》 間違いなく。必ず。「今度・は・ 行か・なんで・も・ いつか・ ぜっぺ・ 行か・んならん・やろ。」「見・とっ・てみー。あいつ・は・ ぜっぺ・ 来る・さかいに。」〔⇒ぜったい〕

せっぷく【切腹】《名詞、動詞する》 自分で腹を切って死ぬこと。「侍・が・ せっぷくする・ 映画」

せつぶん【節分】《名詞》 立春の前の日。「せつぶん・の・ 豆撒き・を・ する。」

せつめい〔せつめー〕【説明】《名詞、動詞する》 ことがらの内容・経緯・理由・意義などについて、よくわかるように話すこと。「きちんと・ せつめーし・てくれ・なんだら・ わから・へん・がな。」

せつやく【節約】《名詞、動詞する》 無駄を省いて、切り詰めること。「昼飯代・を・ せつやくし・て・ 弁当・を・ 持っ・ていく。」

せともん【瀬戸物】《名詞》 茶碗や皿のような陶器の焼き物。「食堂・に・は・ せともん・が・ 少(すけ)のー・ なっ・て・ プラスチック・の・ 食器・が・ 増え・た。」

せなか【背中】《名詞》 ①体の後ろ側で、肩と腰の間の部分。「背中・を・ 冷水摩擦する。」②ものの後ろ側。「カバン・の・ せなか・に・ 名前・を・ 書く。」

せなかあわせ〔せなかあーせ〕【背中合わせ】《名詞、形容動詞や》 二人が背と背を向け合って、互いに後ろ向きになっていること。「せなかあわせに・ 座っ・とっ・て・ お互い・ 気・が・ つか・なんだ。」「せなかあわせに・ 住ん・どる。」■対語=「むかいあわせ」

ぜに【銭】《名詞》 ①金属で作られた貨幣。「札・が・ 無(の)ー・て・ ぜに・しか・ 持っ・とら・へん。」②貨幣や紙幣。金銭。「ぜに・を・ 儲け・なんだら・ 生き・ていか・れ・へん。」〔⇒じぇに、ぜぜ〕

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2014年2月 3日 (月)

中山道をたどる(64)

熊谷宿から松井田宿まで(3)

熊谷直実出家の寺、熊谷寺

 高城神社境内には、熊谷酉の市起源碑(写真・左、9時09分撮影)が立っています。十二月八日には、縁起物の熊手や大神宮のお宮などを売る店が境内に並んで、人々でにぎわうようです。
 高城神社から少し歩くと、陣屋跡(写真・中、9時13分)があります。と言っても、残るものはなく、バス停になっているだけです。説明には次のように書かれています。

 陣屋とは、江戸時代、城郭を構えない小大名や旗本などの領地内の居館・役所のことをいいました。また、郡代・代官などの地方を管轄する役人の役所も陣屋といいました。
 熊谷は当時忍藩に属していましたが、忍藩では町方事務を取り締まるため、出張所をこの付近に置きました。

 すぐ近くに蓮生山熊谷寺(ゆうこくじ)(写真・右、9時16分)があります。源平合戦の後に出家した熊谷直実が蓮生法師として往生した場所と伝えられています。門が固く閉ざされていました。創建が建久6年(1195年)という言い伝えもあるようですが、そうすると熊谷直実の頃の創始ということになります。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(394)

「明石日常生活語辞典…せ」(6)

せけんせまい【世間狭い】《形容詞》 他人のことを思いやる気持ちが乏しく、自己本位である。周りの人々との接し方に疎くて、了見が狭い。「せけんせまい・ こと・ 言わ・んと・ 一つ・ぐらい・ あげ・たら・ どない・や。」〔⇒せけんせばい〕

せけんばなし【世間話】《名詞》 世の中の出来事などについての、気楽な話。「お茶・ 飲ん・で・ せけんばなし・を・ する。」

せこい《形容詞》 ①自分の利益のために、正しくないことをする。狡猾である。横着である。「せこい・ 金儲け・を・ し・たら・ あか・ん・ぞ。」②金品を出すのを惜しんでいる。「みみっちー・なー。せこい・ こと・を・ せ・んとい・てんか。」〔①⇒いしこい、こすい、すこい、すっこい、ずるい、ずるっこい。②⇒けち、けちけち、けちんぼう、けっちんぼう、せこい〕

せすじ【背筋】《名詞》 背骨に沿って縦に通っている筋肉。背中の中心線。「背筋・を・ 伸ばし・て・ 立ち・なさい。」

ぜぜ【銭】《名詞》 ①金属で作られた貨幣。「貯金箱・に・ ぜぜ・を・ 貯める。」②貨幣や紙幣。金銭。「細かい・ ぜぜ・を・ 持っ・てき・とら・へん。」「何・ぞ・ ぜぜ・に・ なる・ 商売・ あら・へん・やろ・か。」◆幼児語。老人語。〔⇒ぜに、じぇに〕

せせくる《動詞・ラ行五段活用》 ①狭いところなどを、しきりにつついたりかき回したりする。「爪楊枝・で・ 歯ー・を・ せせくる。」②手で触ったり動かしたりする。もてあそぶ。「庭・の・ 石・を・ せせくり・まし・てん。」〔⇒せせる。①⇒ほじくる。②⇒いじる、いじくる、いじくりまわす、いらう、いらいまわす〕

せせこましい〔せせこましー〕《形容詞》 ①広さや幅が小さくてゆとりがない。広さや幅が小さくて嫌だ。「せせこましー・ 部屋・しか・ 空い・とら・んで・ すん・まへ・ん。」②性質がこせこせしていて、ゆとりがない。言うことがあまりにも細かくてうるさい。「お前・の・ 考え方・は・ せせこましー・なー。」〔①⇒せまくるしい、せまくろしい、せばくるしい、せばくろしい〕

せせる《動詞・ラ行五段活用》 ①狭いところなどを、しきりにつついたりかき回したりする。「魚・の・ 粗(あら)・を・ せせる。」②手で触ったり動かしたりする。もてあそぶ。「植木鉢・の・ 中・を・ せせり・過ぎ・たら・ 枯れ・てまう・ぞ。」〔⇒せせくる。①⇒ほじくる。②⇒いじる、いじくる、いじくりまわす、いらう、いらいまわす〕

せたけ【背丈】《名詞》 ①背の高さ。「六尺・ほど・の・ せたけ・の・ 人」②衣服の、体の前面と背面を覆う部分。「せたけ・が・ ちょっと・ 短こー・ なっ・た。」〔①⇒しんちょう〕

せちがらい【世知辛い】《形容詞》 ①こせこせして暮らしにくい。「せちがらい・ 世の中・や。」②計算高い。抜け目がない。「せちがらい・ やつ・や・さかい・ 金・は・ 出し・よら・へん。」

せつ【節】《名詞》 時間の流れの中での、過去や未来のある時期。「あの・ せつ・は・ いろいろ・ お世話・に・ なり・まし・た。」「うまいこと・ いか・ん・よーに・ なっ・たら・ その・ せつ・は・ 助け・て・な。」

せっかい【石灰】《名詞》 石灰岩を焼いて作る、白い粉。「運動場・に・ せっかい・で・ 線・を・ 引く。」〔⇒いしばい〕

せっかく【折角】《副詞》 ①努力して、わざわざ。「せっかく・ 来・てもろ・た・のに・ あいそなし・で・ すん・まへ・ん。」②折り悪しく。「せっかく・です・なー、売り切れ・です。」

せっきょう〔せっきょー〕【説教】《名詞、動詞する》 小言や注意を言い聞かすこと。「先生・に・ せっきょーさ・れ・た。」

せっく【節句】《名詞》 端午、七夕などの、季節の変わり目で、お祝いをする日。「桃・の・ せっく」「端午・の・ せっく」

せっけん【石鹸】《名詞》 汚れを落とすために使う、油と苛性ソーダで作ったもの。「せっけん・で・ 手・を・ 洗う。」

せっけんこ〔せっけんこー〕【石鹸粉】《名詞》 汚れを落とすために使う、油と苛性ソーダで作ったものを粉末にしたもの。「洗濯機・に・ せっけんこー・を・ 入れる。」〔⇒こなせっけん〕

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2014年2月 2日 (日)

中山道をたどる(63)

熊谷宿から松井田宿まで(2)

熊谷直実の氏神、高城神社

 熊谷宿を流れるのは星渓園から流れる星川です。「大里農地防災事業と星川のご案内」という案内板が立てられ、次のような言葉がありました。

 星川は元和9年(1623)荒川の氾濫でできた、星渓園の「玉の池」の伏流水によってできた川です。
 熊谷市は、星川を歴史・経済・文化など、市民生活に重要な役割を持つ川として、大切に守ってきました。恒例のうちわ祭り、灯ろう流し、だるま市をはじめ、鯉の放流や彫刻像を配した公園が市民のオアシスとしてこれからも親しまれ、星川が落ちつきやにぎわいを兼ね備えた豊かな街づくりの象徴となるよう、貴重な水辺を利用したアメニティ空間の整備構想を計画しました。

 さて、熊谷は言うまでもなく熊谷次郎直実の出身地ですが、市の中心部に直実の氏神である高城神社があります。創建年代は不詳のようですが、延喜の頃(10世紀初め)という推定もあるようです。
 高城神社の参道の入口には、「高城神社酉の市 十二月八日」(写真・左、9時00分撮影)という案内があります。拝殿(写真・中、9時04分)は、ちょうどお掃除の最中でした。
 境内に 戸隠山車庫(写真・右、9時07分)があり、傍に由来が書かれた案内板がありました。

 熊谷市有形文化財、戸隠の山車は遠く江戸末期天保年間の作で、作者は名工の誉高い江戸深川佐賀町の二代目仲秀英であります。
 この山車は長く江戸天下祭りに参加していましたが、明治二十四年当地の松本清七鴨田半三郎中村藤吉他有志が世話人となり購入して以来、熊谷八坂祭りを代表する名物として親しまれてきました。米価一石七円の時代に五百円の巨費を投じて購入した先達の快挙は讃えつづけられねばならないところであります。

 そんなにまで賞賛される山車ですが、実物は山車庫におさめられていますから、拝見できず残念なことでした。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(393)

「明石日常生活語辞典…せ」(5)

せきこむ【咳き込む】《動詞・マ行五段活用》 激しく、続けて咳をする。「水・が・ むせ・て・ せきこん・だ。」

せきじゅうじ〔せきじゅーじ〕【赤十字】《名詞》 病院経営などをして、人道上の事業を行っている団体。「せきじゅーじ・の・ 看護婦さん」◆戦中戦後、その社員章が多くの家の門などに貼られていることがあった。

せきじゅん【席順】《名詞》 あらかじめ決められた、座る位置や順序。「結婚式・の・ せきじゅん・を・ 決める。」〔⇒すわりじゅん〕

せきたん【石炭】《名詞》 燃料としての利用価値のある、地下に埋もれた植物が固まって黒い石のようになったもの。「せきたん・を・ 燃やす・ ストーブ」

せきたんばこ【石炭箱】《名詞》 石炭を入れるための頑丈な木箱。「せきたんばこ・を・ 台・に・ し・て・ 仕事・を・ する。」「せきたんばこ・に・ 荷物・を・ 詰め・て・ 送る。」◆この箱はいろんな用途に転用した。

せきとう〔せきとー〕【石塔】《名詞》 ①石で作った墓標。「さんまえ〔=墓地〕・の・ せきとー・が・ 地震・で・ ぎょーさん・ こけ・た。」②石で作った碑。記念や由来などの言葉を書いて建てた石。「江戸時代・に・ 寛政池・が・ でき・た・ 記念・の・ せきとー」〔⇒せきひ。①⇒はかいし〕

せきとめる【堰き止める】《動詞・マ行下一段活用》 水などの流れをふさいで、止める。「川・を・ せきとめ・て・ 工事・を・ し・とる。」

せきとり【席取り】《名詞、動詞する》 自分たちの使う場所をあらかじめ確保する。「運動会・の・ 見物席・の・ せきとり・を・ する。」

せきにん【責任】《名詞》 ①引き受けて、果たさなければならない務め。「ちゃんと・ 育てる・の・は・ 親・の・ せきにん・や。」②招いた結果のせめを負うこと。「事故・の・ せきにん・を・ 取り・なはれ。」

せきはん【赤飯】《名詞》 お祝いの時などに作る、餅米に小豆を入れて蒸したご飯。「建前・に・ せきはん・を・ 配る。」〔⇒あかごはん、おこわ〕

せきひ【石碑】《名詞》  ①石で作った墓標。「うち・の・ 家・の・ 古い・ せきひ・の・ 字ー・が・ 読ま・れ・へん・よーに・ なっ・ても・た。」②石で作った碑。記念や由来などの言葉を書いて建てた石。「池・の・ 改修記念・の・ せきひ」〔⇒せきとう。①⇒はかいし〕

せきゆ〔せきゆー〕【石油】《名詞》 地中から出る、黒くどろどろした、燃えやすい油。「また・ せきゆー・が・ 値上がりし・た。」

せきり【赤痢】《名詞》 菌によって起こる大腸の急性伝染病。「昔・は・ よー・ せきり・が・ はやっ・た。」

せく【急く】《動詞・カ行五段活用》 ①先を急いで気持ちがいらいらする。気をもむ。「せー・たら・ こけ・て・ かえって・ 遅ー・ なる。」②すぐにするように促す。急がせる。「せか・れ・ても・ 今日中・に・は・ でけ・へん。」③早く終わるようにする。短い時間で終わらせようとする。「せか・へん・ねん・けど・ そろそろ・ 払(はろ)・てもらえ・まっ・しゃろ・か。」④速く歩く。速く着こうとする。「せー・たら・ 五分・で・ 駅・まで・ 行ける。」〔①⇒せける、あせる。②⇒せかす。③④⇒いそぐ〕

せく【咳く】《動詞・カ行五段活用》 咳をする。「えらい・ せー・て・ 苦しそうや・なー。」
せける【急ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①期限などが迫っている。「その・ 返事・ せけ・ます・の・か。」②先を急いで気持ちがいらいらする。気をもむ。「気持ち・が・ せけ・て・ けつまずい・て・ 怪我・を・ し・た。」〔②⇒せく〕

せけん【世間】《名詞》 人々が生活している現実社会。現実社会の人々。「せけん・の・ 目ー・が・ 気・に・ なる。」〔⇒よのなか〕

せけんしらず【世間知らず】《名詞、形容動詞や》 経験が少なくて、世の中の事情や世渡りの方法などをよく知らないこと。また、そのような人。「せけんしらずで・ 挨拶・も・ よー・ せ・ん・ やつ・や。」

せけんせばい【世間狭い】《形容詞》 他人のことを思いやる気持ちが乏しく、自己本位である。周りの人々との接し方に疎くて、了見が狭い。「自分・の・ こと・ばっかり・ 言(ゆ)ー・て・ せけんせばい・ 人・や。」〔⇒せけんせまい〕

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2014年2月 1日 (土)

中山道をたどる(62)

熊谷宿から松井田宿まで(1)

熊谷「駅入口」「局前」「女子高前」

 2013年11月12日、中山道の熊谷宿から北に向かいます。埼玉県から群馬県に入って松井田宿をめざします。
 江戸時代の熊谷宿には、本陣が2軒、脇本陣が1軒、旅籠が42軒あったという記録があります。残念なことに、熊谷市は1945年(昭和20年)8月の空襲で市内の7割が焼けたと言われています。大規模な本陣も失われて、昔からの街並みが一変したようです。
 さて、熊谷駅前に、ラグビーボールと選手の像(写真・左、8時45分撮影)があって、ラグビータウン熊谷と書かれています
 熊谷はもともとラグビーが盛んな土地柄であったようですが、1967年(昭和42年)の国民体育大会のラグビー会場になっています。熊谷工業高校はラグビー全国大会に23回も出場し、全国優勝1回、準優勝1回、ベスト4に3回、ベスト8に2回という成績だそうです。「ラグビータウン熊谷」は市のイメージアップ事業の一つとして市総合振興計画にも位置づけられました。
 さて、「駅入口」というバス停(写真・中、8時51分)があります。関西では「駅前」と名付けることが多いのですが、首都圏では「駅入口」です。東海道を歩いたときも、この「入口」が気になって観察を続けました。首都圏だけでなく東海地方にも「駅入口」の勢力が広がり、関西に入って「駅前」になります。
 ところで、このバス停の名称は、ずいぶんゆったりした感じがします。「駅入口」が熊谷駅入口であることには間違いないでしょうが、「局前」は熊谷郵便局前という推測が当たっているのでしょうか。まさか放送局前や法務局前ではないとは思いますが…。「女子高前」というのは熊谷女子高等学校前ということでしょうか。
 駅前通りから、まもなく広い道に出ました(写真・右、8時52分)ので、直角に曲がって、深谷の方向に向かいます。

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改訂最終版・明石日常生活語辞典(392)

「明石日常生活語辞典…せ」(4)

ぜいむしょ〔ぜーむしょ〕【税務署】《名詞》 税金の割り当てや取り立てをする役所。「ぜーむしょ・に・ 申告する。」

せいめいほけん〔せーめーほけん〕【生命保険】《名詞》 死亡したり、ある年齢に達したりしたときに支払うことを約束する保険。「せーめーほけん・が・ 満期・に・ なっ・た。」

せいもん〔せーもん〕【正門】《名詞》 正面にある門。正式な門。「会社・の・ せーもん・の・ 脇・に・ ある・ 公衆電話」〔⇒おもてもん〕■対語=「うらもん」

せいよう〔せーよー〕【西洋】《名詞》 ヨーロッパやアメリカなどの国々や地域。「せーよー・の・ 家・の・ 建て方」■対語=「とうよう」

せいり〔せーり〕【整理】《名詞、動詞する》 ①乱れているものをきちんと整えて片付けること。「せーり・が・ 行き届い・とる。」②要らないものを捨てること。無駄を省いて物事がうまくいくように処理をすること。「せーりし・て・ 廃品回収・に・ 出す。」〔①⇒せいとん〕

せいりょく〔せーりょく〕【精力】《名詞》 心や体の元気さや活動力。「年・ とっ・て・ せーりょく・が・ 無(の)ー・ なっ・てき・た。」

せいれつ〔せーれつ〕【整列】《名詞、動詞する》 列を作ってきちんと並ぶこと。「せーれつし・て・ 改札口・を・ 通る。」

せいろう〔せーろー、せーろ〕【蒸籠】《名詞》 湯を沸かした釜の上に載せて、ものを蒸すための道具。「せーろ・で・ 蒸し・た・ 饅頭」

セーター〔せーたー〕【英語=sweater】《名詞》 毛糸で編んだ上着。「寒い・さかい・ せーたー・を・ 着る。」

セーフ〔せーふ〕【英語=safe】《名詞》   ①遊びやスポーツで、塁に出ることが認められたり、安全圏にあること。「バンドし・て・ 一塁・に・ 走っ・て・ せーふ・に・ なっ・た。」②遊びやスポーツで、失敗・失格ではないと判定・判断されること。「マラソン・の・ 道・を・ 間違え・た・けど・ 元・に・ 戻っ・て・ 走り直し・た・さかい・ せーふ・やっ・た。」■対語=「アウト」

せか《名詞》 忙しそうで、落ち着かない態度の人。慌て者。先々のことに気を回す人。「せか・や・さかい・ よー・ じっと・ し・とら・れ・へん。」

せかい【世界】《名詞》 地球全体の国家の集まり。「せかい・の・ 歴史」

せかす【急かす】《動詞・サ行五段活用》 すぐにするように促す。急がせる。「そない・ せかし・たら・ 失敗する・やん・か。」〔⇒せく〕

せかせか《副詞、動詞する》 忙しそうで、落ち着かない様子。先々のことに気を回す様子。「せかせか・ 動き回る。」「今日・は・ 一日中・ せかせかし・とっ・てん。」「来年・の・ こと・を・ せかせか・ 考え・ん・よーに・ し・なはれ。」

せかつく《動詞・カ行五段活用》 ①忙しく落ち着きなく動く。「せかつか・んと・ 落ち着き・なはれ。」②人を急がせる。「そないに・ せかつか・んとい・てー・な。」

せからしい〔せからしー〕【急からしい】《形容詞》 ①急ぐような気持ちになっている様子。せわしく感じる様子。「明日・まで・に・ 作ら・んなら・ん・さかい・ せからしー・ねん。」②忙しい様子。「あんた・は・ 今日・ せからしー・に・ し・とっ・てや・さかい・ 明日・ 来・ます・わ。」

せがれ【倅】《名詞》 自分の息子のことを、へりくだって言う言葉。「せがれ・も・ 成人式・や・ねん。」

せき【席】《名詞》 ①座る場所。「せき・は・ 二十人分・ 用意し・たら・ よろしー・か。」②座る位置や順序。座るために決められた場所。「ひとりひとり・の・ せき・を・ 決める・の・は・ むつかしー・なー。」

せき【咳】《名詞、動詞する》 急に激しく出る、強い息。「せき・が・ 出る・さかい・ マスク・を・ する。」

せき【籍】《名詞》 ①本籍地、氏名、生年月日、家族関係などを書いて、役所に置いてある書類。「嫁はん・を・ せき・に・ 入れる。」②学校・団体などの一員としての資格を持っていること。「大学・に・ せき・は・ ある・けど・ アルバイト・ばっかり・ し・て・ 学校・へ・ 行っ・とら・へん。」〔①⇒こせき〕

せき【堰】《名詞》 水を堰き止めたり、ある方向に流すために、溝などに作る仕切り。「せき・を・ 作っ・て・ 田圃・に・ 水・を・ 入れる。」

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