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2014年8月31日 (日)

【掲載記事の一覧】

 このブログを始めたのは2006(平成18)8月29日でした。それからちょうど8年間が経過したことになります。

 その間、記事を書かなかった日は1日もありません。1日に3~4件書いたこともあります。現在までの記事数は3593件、掲載した画像数は5263枚になります。

 当然のことですが、これだけのものを読み返すことは、自分でも不可能です。ただし、『明石日常生活語辞典』をはじめ、資料としての役割を持っているものは沢山あると自負しています。

 8月は、「【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典」と「中山道をたどる」とを毎日掲載しました。この2つの連載はまだまだ終わりが見えません。

 「中山道をたどる」は、須原宿までを歩き終えていますが、9月にはその続きを歩きます。ただし、連載記事はまだ6月のことを書いていますから、タイムラグが生じています。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

 

◆【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典 ()(603)~継続

    [2013年1月6日開始~ 最新は2014年8月31日]

 

◆中山道をたどる ()(203)~継続

    [201311月1日開始~ 最新は2014年8月31日]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)~継続

 2014年5月10日開始~ 最新は2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)一旦終了。再開する意思あり。

 2013年4月13日開始~ 最新は2014年5月9日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~継続予定

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)~継続予定

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

 

◆百載一遇 ()()~継続予定

    [2014年1月1日開始~ 最新は2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)~継続予定

    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

 

……【以下は、連載を終了したものです。】……………………

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日開始~2014年4月12日終了]

 

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

 

◆明石日常生活語辞典 ()(1116)

    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日開始~20071212日終了]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日開始~20061231日終了]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日開始~20061226日終了]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日開始~20081125日終了]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日開始~20081113日終了]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日開始~20081215日終了]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日開始~2011年6月1日終了]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日開始~200610月4日終了]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日開始~20061011日終了]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日開始~200611月2日終了]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日開始~20071030日終了]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日開始~20061015日終了]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日開始~200612月7日終了]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日開始~20061222日終了]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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中山道をたどる(203)

岩村田宿から塩尻宿まで(43)

 

木落し坂の迫力

 

 ちらりちらりと下諏訪の町と諏訪湖が見えるようになりました。人家もずいぶん多くなりました。そうしているうちに、木落し坂(写真・左、1455分撮影)に着きました。大きな木が斜面にせり出すように置かれています。

 テレビで見たことがある、諏訪大社の御柱祭の見せ場、木落し坂は圧巻です。樅の大木に氏子が乗って、急斜面を滑り落とします。長さ100メートル、斜度40度を超える現場を実際に眺めると、乗り手の勇気が並々のものではないと感じます。「木落し坂においての事故・けが・トラブル等の責任は一切負いませんので御了承ください」という諏訪大社の看板があります。

 説明板(写真・中、1456)に書かれている「男見るなら7年1度 諏訪の木落し逆落し」の唄がなんとも勇猛果敢さを表しています。

 横手の方から眺め上げる(写真・右、1457)と、重さ10トン以上と言われる樅の木の迫力が伝わってきます。次回の御柱祭は2016(平成28)の申の年に行われます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(603)

「明石日常生活語辞典…は」(35)

 

ばりき【馬力】《名詞》 ①努めて励もうとする力。頑張ろうとする気構え。「なかなか・ ばりき・の・ ある・ 人・や。」②馬に引かせる荷車。「ばりき・に・ 米・を・ 載せ・て・ 運ぶ。」

ばりき【馬力】《数字につける接尾語》 ものを動かす力の単位。「百ばりき」

ばりきひき【馬力曳き】《名詞》 馬に荷車を引かせる御者。馬に引かせる荷車の持ち主。「ばりきひき・を・ 仕事・に・ する。」

はりきる【張り切る】《動詞・ラ行五段活用》 やる気を出して意気込む。元気があふれている。「はりきっ・て・ 歌・を・ 歌う。」

はりし【歯りし】《名詞》 歯の根元を包んでいる肉の部分。歯茎。「歯ー・が・ ぐらぐらし・て・ はりし・が・ 痛い。」

はりしごと【針仕事】《名詞、動詞する》 縫い針を使ってする作業。裁縫。縫い物。「夜なべ・に・ はりしごとする。」

はりたおす【張り倒す】《動詞・サ行五段活用》 殴って倒す。力いっぱいに殴る。「はりたおし・たら・ 鼻血・を・ 出し・やがっ・た。」「喧嘩し・て・ はりたおさ・れ・た。」〔⇒はったおす、どつきたおす〕

はりこむ【張り込む】《動詞・マ行五段活用》 ①思い切ってお金を出す。大金を奮発する。「はりこん・で・ 背広・を・ 買()ー・た。」「年・に・ 一遍・ぐらい・ はりこん・で・ みんな・で・ 忘年会を・ しま・へん・か。」②人にご馳走をする。人に物を買い与える。「一遍・ 晩飯・を・ はりこん・だろ・か。」「良()ー・ 時計・を・ はりこん・でくれ・た。」◆②の場合、「おごる」は飲食に関わることに限定されるが、「はりこむ」は物品等にも広げて使う。⇒おごる〕

ばりっと《副詞》 硬いものや厚いものが、割れたり破れたりする様子。硬いものや厚いものを、割ったり破ったりする様子。また、そのときに発する音。「筆箱・を・ 踏ん・だら・ ばりっと・ つぶれ・た。」「段ボール・の・ 箱・を・ ばりっと・ つぶす。」〔⇒ばりんと〕

ぱりっと《副詞、動詞する》 ①服装などが整っている様子。身に付けている衣服などが新しく、折り目正しい様子。「ぱりっとし・た・ 服・で・ 就職試験・を・ 受け・に・ 行く。」②張りがあってきちんと整っている様子。「ぱりっと・ 糊・が・ きい・た・ ワイシャツ」③姿勢・態度などがきちんとしている様子。「姿勢・も・ ぱりっとせ・なんだら・ 試験・に・ 通ら・へん・ぞ。」④小さくて硬いものや厚いものが、割れたり破れたりする様子。小さくて硬いものや厚いものを、割ったり破ったりする様子。また、そのときに発する軽い音。「プラスチック・の・ 箱・が・ ぱりっと・ 割れる。」⇒ぱりんと〕

はりとばす【張り飛ばす】《動詞・サ行五段活用》 平手で強く殴る。殴って倒す。「ごじゃごじゃ・ ぬかし・やがる・さかい・ 横っ面・を・ はりとばし・たっ・てん。」「腹・が・ 立っ・た・さかい・ はりとばし・たっ・た。」〔⇒はっとばす〕

はりつけ【磔】《名詞》 罪人を柱や板に縛り付けた、昔の刑罰。「捕まえ・られ・て・ はりつけ・に・ なっ・た。」

はりばこ【針箱】《名詞》 服を縫ったり繕ったりするための道具や用品を入れた箱。「はさみ・は・ はりばこ・に・ 入れ・てある。」〔⇒さいほうばこ〕

ばりばり《副詞と、形容動詞や》 ①硬いものが擦れ合ったり引き裂かれたりする様子。また、その音。「台風・の・ 風・で・ 看板・が・ ばりばりと・ めくれ・た。」②弾丸などが連続して打ち出される様子。また、そのときの音。「空襲・の・ 時・は・ アメリカ・の・ 飛行機・が・ ばりばり・ 撃っ・てき・た。」③硬いものや歯ごたえのあるものをかみ砕く様子。また、その音。「こーこ〔=沢庵漬け〕・を・ ばりばり・ 食べる。」④熱意を持って、きちんと行動する様子。勢いが盛んで活動的な様子。「あいつ・は・ ばりばり・ 働く・ 男・や。」「まだ・ 現役・の・ ばりばりや。」◆④の場合、「ぴちぴち」は若者について言うことが多く、「ばりばり」は中堅以上の人について言うことが多い。⇒ぴちぴち〕

ぱりぱり《副詞、形容動詞や、動詞する》 ①粘り気がない様子。「ぱりぱりし・た・ 海苔」②歯切れよく、ものをかむ様子。また、その音。「煎餅・を・ ぱりぱり・ 食う。」③凍って硬くなっている様子。「外・に・ 干し・とい・た・ タオル・が・ ぱりぱりに・ なっ・とる。」

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2014年8月30日 (土)

中山道をたどる(202)

岩村田宿から塩尻宿まで(42)

 

下ってきて人里へ

 

 大きな樋橋茶屋跡の表示(写真・左、1413分撮影)があります。私にとっては和田峠を下ってきて人里に入ったという気持ちですが、これから登る人たちは覚悟を決めて歩を進めたことでしょう。このあたりの生計は養蚕、炭焼き、稲作などによっていたと、説明板には書いてあります。

 このあたりで標高がちょうど1000メートル(写真・中、1415)になりました。一気に下ってきた感じです。

 樋橋の一里塚(写真・右、1436)があるという案内標識がありますが、国道142号から下っていって、工場の中を通らなければならないようです。ということは、歩いている道がかつての中山道から少し外れていることになるのでしょうが、中山道の案内表示はこの道を中山道としています。一里塚には寄らず先を急ぎます。和田峠を越えたという緊張が解けて、疲れを感じるようになりました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(602)

「明石日常生活語辞典…は」(34)

 

ぱらぱら《副詞と、動詞する》 ①広がりがまばらである様子。一つに固まらないで、分散している様子。「運動場・に・ ぱらぱらと・ 人・が・ おる。」②ページなどをめくる様子。「初め・の・ 方・から・ ぱらぱらと・ 見・ていく。」③雨などが少し降る様子。「曇っ・た・と・ 思(おも)・とっ・たら・ ぱらぱらし・てき・た。」④まばらに振りかける様子。「塩・を・ ぱらぱら・ 振る。」

はらぴい〔はらぴー〕【腹ぴい】《形容動詞や》 下痢などによって、腹を下している様子。「刺身・を・ 食い過ぎ・て・ はらぴーに・ なっ・た。

はらぺこ【腹ぺこ】《形容動詞や》 極端に空腹である様子。「はらぺこや・さかい・ 早(はよ)ー・ ご飯・が・ 食べ・たい。」

はらぼて【腹ぼて】《名詞、形容動詞や》 ①腹が膨らんでいること。下腹が出ていること。「運動せ・なんだ・さかい・ はらぼてに・ なっ・た。」「はらぼてで・ もー・ これ以上・は・ 食わ・れ・へん。」②妊娠をしていること。「あんた・の・ 奥さん・ はらぼてに・ なっ・とっ・てや・なー。」〔⇒ぼて、ぼてばら〕

はらまき【腹巻】《名詞》 腹に当てる、幅の広い布。「はね回っ・て・ 寝る・ 子・や・さかい・ はらまき・(を・) さし・とる・ねん。」〔⇒はらおび〕

ばらまく【ばら撒く】《動詞・カ行五段活用》 ①あたり一帯に撒く。あちらこちらに散らして撒く。「庭・に・ 水・を・ ばらまく。」「砂・を・ ばらまく。」②金品を多くの人に与える。「選挙・で・ 金・を・ ばらまい・た・ 人」

はらもち【腹持ち】《名詞》 消化が遅くて、食べたものが腹の中に残っていること。満腹感が続いていること。「パン・より・ ご飯・の・ 方・が・ はらもち・が・ えー。」

はらわた【腑】《名詞》 ①動物の内臓。特に、魚の内臓。「魚・の・ はらわた・は・ 取っ・て・ 捨て・んと・ 苦い。」②人の心。「はらわた・が・ 煮えくり返る。」〔⇒はらばた〕

はら()きめる【腹()決める】《動詞・マ行下一段活用》 考えを決める。覚悟をする。「はらをきめ・て・から・ 相手・の・ 家・へ・ 行く。」

はら()たてる【腹()立てる】《動詞・タ行下一段活用》 気持ちが安らかでなく、怒る。「騙され・た・ 言()ー・て・ はらをたて・とる。」

はり【針】《名詞》 ①糸を通して、布などを縫う、細くて先の尖ったもの。「はり・に・ 糸・を・ 通す。」②細くて先が尖っていて、位置などを示すためのもの。「時計・の・ はり」「秤・の・ はり」③魚を釣るために使う、餌をつけて魚に食わせるもの。「魚・に・ はり・を・ 食いちぎら・れ・た。」

はり【鍼】《名詞、動詞する》 先の尖ったものを使って行う民間療法。「腰・が・ 痛い・さかい・ はり・に・ 通(かよ)・てます・ねん。」 

はり【梁】《名詞》 屋根の重みを支えるために、柱の上に横に渡した木。「この・ 家・は・ 太い・ はり・を・ 使(つこ)・てる・ん・や・なー。」

はり【張り】《名詞》 ①たるまないで、引き締まっていること。「顔・の・ はり・が・ なくなっ・て・ むくん・どる。」「はり・の・ ある・ 声」②引っ張る力。「綱・の・ はり・が・ 弱い。」③何かに取り組むためのやりがいや意欲。「仕事・の・ はり・を・ 持た・な・あか・ん。」⇒はりあい、はりやい〕

はりあい【張り合い】《名詞》 何かに取り組むためのやりがいや意欲。「子ども・が・ 結婚し・ても・て・ はりあい・が・ 無()ー・なっ・た。」〔⇒はり、はりやい〕

はりあう【張り合う】《動詞・ワア行五段活用》 互いに負けないように競り合う。互いに譲らずに対抗する。「阪神・と・ 巨人・が・ はりあわ・んと・ おもろない・なー。」〔⇒はんりゃう〕

はりあげる【張り上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 声を強く高く出す。「大声・を・ はりあげ・て・ 喧嘩せ・んとい・てー・な。」〔⇒はんりゃげる〕

はりがね【針金】《名詞》 鉄や銅などの金属を線状に細長く延ばしたもの。「はりがね・で・ くくる。」〔⇒ワイヤー【英語=wire

はりがみ【貼り紙・張り紙】《名詞》 多くの人に知らせたいことを書いて、張り出した紙。「はりがみ・で・ 中止・を・ 知らす。」

バリカン〔ばりかん〕【フランスのBarriquand et Marreの社名から】《名詞》 鉄製の二枚の櫛状の刃を重ねて、頭髪を切るようにした用具。「ばりかん・で・ 丸坊主・に・ する。」〔⇒ジャッキ〕

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2014年8月29日 (金)

中山道をたどる(201)

岩村田宿から塩尻宿まで(41)

 

下諏訪の町はまだ遠く

 

 一里塚からは垂木岩のガラ場と言われているところを恐る恐る通り抜けてきました。崩れやすい石で、左手は崖となって落ち込んでいる細い道でした。そして、広い道に出たところで、諏訪大社(秋宮)まで7.1㎞という表示(写真・左、1353分撮影)に出会いました。

 しばらく国道を歩きます。旧中山道の道筋がわかりにくくなっている地域のようです。人家はなく、工場が立地している地域です。そして、浪人塚(写真・中、1359)のあるところへ出ます。1864(元治元年)に水戸の浪士たちと、松本・諏訪の連合軍とが戦った古戦場だという説明があります。

 樋橋茶屋は、和田峠の登り口の立場の役割を果たしていました。何しろ5里18(およそ22)の下諏訪宿-和田宿を超えるのは大変なことです。本陣跡(写真・右、1410)の周りは草地にしてあります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(601)

「明石日常生活語辞典…は」(33)

 

はらごしらえ【腹ごしらえ】《名詞、動詞する》 何かをする前に食事をして、腹を満たしておくこと。「歩き始める・ 前・に・ はらごしらえしょー・か。」

はらす【晴らす】《動詞・サ行五段活用》 ①空が晴れるようにさせる。「明日・は・ 運動会・や・から・ はらし・たい・なー。」②不審・疑念などを解消する。「疑い・を・ はらし・て・ 気持ち・が・ さっぱりし・た。」

はらす【腫らす】《動詞・サ行五段活用》 皮膚の一部がふくれ上がるような結果を招くことをする。皮膚の一部をふくれ上がるにまかせている。「でぼちん〔=おでこ〕・を・ 真っ赤っかに・ はらし・て・ どない・ し・た・ん。」「泣い・て・ 目ー・を・ はらし・とる。」

はらす【貼らす】《動詞・サ行五段活用》 ①貼ることを認める。「ここ・に・ ポスター・を・ はらし・てくれ・へん・か。」②貼ることをさせる。「画用紙・に・ 桜・の・ 花びら・を・ いっぱい・ はらす。」

ばらす《動詞・サ行五段活用》 ①一つにまとまっていたものを、細かく分ける。「機械・を・ ばらし・て・ 掃除する。」②動物や魚を、食料とするために解体する。「牛・を・ ばらす。」③人の秘密をあばいて暴露する。「中学校・の・ 時・の・ こと・を・ ばらさ・れ・た。」

バラス〔ばらす〕【英語=ballast】《名詞》 ①握りこぶしほどの大きさで、尖った形の石。「レール・の・ 下・の・ ばらす」②細かな石。「庭・に・ ばらす・を・ 敷く。」〔⇒じゃり〕

ばらずし【ばら寿司】《名詞》 魚介類・野菜などの具をご飯に混ぜた寿司。「じっきに・ 作れる・ ばらずし」

バラック〔ばらっく〕【英語=barrack】《名詞》 ありあわせのものを使って、間に合わせに作った、小さな建物。「戦後・に・ 建て・た・ ばらっく」

ばらっと《副詞》 ①ものが勢いよく広がる様子。また、広げる様子。「ラジオ体操・を・ する・ので・ 運動場・に・ ばらっと・ 広がっ・た。」「瓶・を・ こかし・たら・ 中・に・ 入っ・とっ・た・ 豆・が・ ばらっと・ こぼれ・ても・た。」②一つにまとまらないで、散らばっている様子。また、散らばらせる様子。「風呂敷・から・ ばらっと・ 本・が・ 落ち・た。」「チューリップ・の・ 花びら・が・ ばらっと・ 落ち・た。」③広がりながら、ものに垂れかかっている様子。「前髪・が・ ばらっと・ 目ー・に・ かかる。」①②⇒ばあっと、ばらばら〕

ぱらっと《副詞》 ①軽いものが落ちる様子。「新聞・に・ 挟まれ・とっ・た・ ちらし・が・ ぱらっと・ 落ち・た。」②まばらに広く散らす様子。「ご飯・に・ ぱらっと・ 振りかける。」 

はらっぱ【原っぱ】《名詞》 草などが生えている、平らで広い土地。田や畑になっていない土地。「はらっぱ・を・ 走り回っ・て・ 鬼ごっこ・を・ する。」「ヨーロッパ・に・ はらっぱ」〔⇒はら〕

はらのむし【腹の虫】《名詞》 ①空腹の時に腹鳴りなどがする、腹の中の状況。「はらのむし・が・ 鳴い・とる・さかい・ 飯・を・ 食お・ー。」②腹立たしい感情。「あんな・ こと・を・ 言わ・れ・たら・ はらのむし・が・ おさまら・へん。」③寄生虫。「薬・で・ はらのむし・を・ 下す。」

はらばた【腸・腑】《名詞》 ①動物の内臓。特に、魚の内臓。「はらばた・を・ 取っ・て・から・ 串・に・ 刺し・て・ 焼く。」②人の心。「はらばた・が・ おさまら・へん。」〔⇒はらわた〕

はらはちぶ【腹八分】《形容動詞や》 満腹の少し手前の様子。「食い過ぎ・ん・よーに・ はらはちぶに・ し・とき・なはれ。」〔⇒はらはちぶんめ〕

はらはちぶんめ【腹八分目】《形容動詞や》 満腹の少し手前の様子。「はらはちぶんめで・ やめ・とこ・か。」〔⇒はらはちぶ〕

はらはら《副詞と、動詞する》 気をもんで、深く心配をする様子。よくないことを予想して肝をつぶす様子。「はらはらする・ サーカス・を・ 見・てき・た。」

ばらばら《副詞と》 ①ものが勢いよく広がる様子。また、広げる様子。「風・が・ 吹い・て・ 落ち葉・が・ ばらばら・ 広がっ・た。」②一つにまとまらないで、散らばっている様子。また、散らばらせる様子。「ばらばらと・ 家・が・ 建っ・とる。」「運動場・の・ あっちこっち・に・ ばらばらと・ 集まっ・とる。」③一斉でなく、それぞれが異なっている様子。「八時過ぎ・から・ ばらばらに・ 集まり始め・た。」④まとまりがない様子。「みんな・の・ 考え・が・ ばらばらやっ・た。」⑤粒状のものがものにぶつかる様子。また、その音。「大きな・ 雨・が・ ばらばらと・ 窓・に・ 当たる。」①②⇒ばあっと、ばらっと〕

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2014年8月28日 (木)

中山道をたどる(200)

岩村田宿から塩尻宿まで(40)

 

西餅屋跡を過ぎる

 

 下りの道は上りとはずいぶん異なります(写真・左、1224分撮影)。両側が熊笹に覆われていたり、木が倒れていたり、片側が崖になっていたり、歩くのに緊張が伴います。細い道です。和田峠の頂上までは長和町でしたが、これからは下諏訪町です。案内表示の形式なども変わりますが、道の様相は一変しました。

 歩くのにどちらがラクかと言えば長和町側ですが、昔の中山道の道中の苦しさを思い起こさせてくれるのは下諏訪町側です。

 ゆっくり休むような場所もなく歩き続けて、西餅屋跡(写真・中、1302)に着きました。茶屋本陣の4軒があったと言います。人馬が休息する立場ですから、少しの平地があります。

 西餅屋跡の前にある道路を横断して、階段になったところを下りて、再び山道に入ります。西餅屋の一里塚(写真・右、1312)があります。江戸より53里と彫ってあります。このあたりが警告の文章にあった、熊出没の目撃地点であるはずです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(600)

「明石日常生活語辞典…は」(32)

 

はら【腹】《名詞》 ①胸と腰との間で、胃や腸などのあるところ。「はら・を・ こわし・て・ もの・が・ 食え・へん。」②母体の、子が宿るところ。「はら・を・ 痛め・た・ 子」③心の底。考えや思い。「あいつ・の・ はら・は・ わかっ・とる・ねん。」④物事に動じない心。恐れない心のあり方。「はら・を・ 据え・て・ 話・を・ し・ましょー。」①②⇒ぽんぽん。⇒どきょう〕

はら【原】《名詞》 草などが生えている、平らで広い土地。田や畑になっていない土地。「草・ばっかり・の・ はら・に・ 木・を・ 植える。」〔⇒はらっぱ〕

ばら【薔薇】《名詞》 美しい花と香りのよさをもてはやして様々の園芸品種が作られた、庭に植える、棘のある低木。「ばら・の・ 木ー・を・ 触っ・て・ 痛かっ・た。」

ばら【散】《名詞》 まとまっていたり、組になっていたりするものを、一つまたは小さな単位に分けたもの。「煙草・を・ ばら・で・ 売る。」

はらあて【腹当て】《名詞、動詞する》 胸や腹を覆って、背中で紐を結ぶ形の、小さな子どもが着る肌着。「暑い・さかい・ はらあて・だけ・ し・て・ 裸・で・ 寝・さす。」〔⇒はらかけ〕

はらい【払い】《名詞》 ①代金などを支払うこと。「八百屋・の・ はらい・を・ つけ・に・ し・とる。」②取り除くこと。「天井・の・ 煤はらい・を・ する。」

はらいさげ【払い下げ】《名詞、動詞する》 ①国、自治体、公的機関などが、要らなくなったものを、企業や一般の人などに売り渡すこと。「進駐軍・の・ はらいさげ・の・ 品物(しなもん)」②年上や先輩などの使ったものを受け継ぐこと。「兄貴・の・ はらいさげ・の・ 服」

はらいさげる【払い下げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①国、自治体、公的機関などが、要らなくなったものを、企業や一般の人などに売り渡す。②年下や後輩などに譲り渡す。「古ー・ なっ・た・ 服・を・ 弟・に・ はらいさげる。」

はらいた【腹痛】《名詞》 食べ過ぎや食あたりなどによって、おなかが痛むこと。「はらいた・で・ うなっ・とっ・てん。」〔⇒ぽんぽんいた〕

はらいっぱい【腹一杯】《形容動詞や》 じゅうぶん食べて、満腹である様子。「今日・は・ はらいっぱいに・ 食べ・た・」

はらいもどし【払い戻し】《名詞、動詞する》 ①精算などをして、余分の金額を返すこと。「会費・の・ 余り・を・ はらいもどしし・た。」②何かの事情が生じて、一旦預かった金を返すこと。「列車・が・ 遅れ・て・ 特急券・を・ はらいもどしし・てもろ・た。」③預金・貯金を預けた人に返すこと。「満期・で・ はらいもどし・に・ なっ・た。」

はらいもどす【払い戻す】《動詞・サ行五段活用》 ①精算などをして、余分の金額を返す。「納め・た・ 税金・を はらいもどし・てもろ・た。」②何かの事情が生じて、一旦預かった金を返す。「コンサート・が・ 中止・に・ なっ・て・ はらいもどさ・れ・た。」③預金・貯金を預けた人に返す。「満期・に・ なっ・て・ はらいもどし・てもろ・た。」

はらう【払う】《動詞・ワア行五段活用》 ①代金や給料などを渡す。「定期代・を・ はらう。」②有害なものや無益なものを取り除く。「服・に・ 付い・た・ 塵・を・ はらう。」「木・の・ 枝・を・ はらう。」

はらおび【腹帯】《名詞》 腹に当てる、幅の広い布。「寝冷えせ・ん・よーに・ はらおび・を・ し・て・ 寝・なはれ。」〔⇒はらまき〕

はらかけ【腹掛け】《名詞、動詞する》 胸や腹を覆って、背中で紐を結ぶ形の、小さな子どもが着る肌着。「金太郎・の・よーな・ はらかけし・て・ かいらしー・なー。」〔⇒はらあて〕

はらがすわる【腹が据わる】《動詞・ラ行五段活用》 物事に動じないで落ち着いている。落ち着いて行動する。考えがしっかり定まって、他人の言葉などに左右されない。「なかなか・ はらがすわっ・た・ 人・や。」

はらがたつ【腹が立つ】《動詞・タ行五段活用》 気に入らなくて、しゃくにさわる。「はらがたっ・た・さかい・ 手ー・が・ 出・ても・た。」

ばらける《動詞・カ行下一段活用》 まとまっていたものが、細かく分かれる。別々になって広がる。「紐・が・ ほどけ・て・ くくっ・とっ・た・ 細い・ 木ー・が・ ばらけ・ても・た。」「ここ・で・ 解散する・(と・) 言()ー・たら・ 列・が・ ばらけ・た。」

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2014年8月27日 (水)

中山道をたどる(199)

岩村田宿から塩尻宿まで(39)

 

霧の古峠から、下りの道へ

 

 古峠はまったくの霧の中(写真・左、1156分撮影)です。晴れていれば駒ヶ岳や木曽御嶽など、また下諏訪の町も望めるようですが、今日は何も見えません。晴れていればどの方角に見えるのかということもわかりませんので、想像のしようもありません。

 けれども、霧は霧としての良さがあります。自分の居るところだけがクローズアップされているような趣です。

 何よりも、雨にたたられなかったことに感謝しなければなりません。けれども、これからの天候がどのように変化するのかはわかりませんから、すぐに下りの道(写真・中、1200)に向かいます。道幅が、これまでに比べて、ぐんと狭くなります。勾配も急です。

 少し下っていくと石小屋の跡(写真・右、1217)があります。雨や風の一時避難所であり、荷物の一時保管場所でもあったようです。高さ2メートルの石積みで、片屋根が付いていたと言います。長さが55メートルもあったというのですが、ここは坂道の途中です。残っているのは石組みの一部ですから、小屋の全体はちょっと想像しにくいのです。それにしても人や馬にとってはありがたい施設であったに違いありません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(599)

「明石日常生活語辞典…は」(31)

 

はやす【生やす】《動詞・サ行五段活用》 ①生えるようにする。「種・を・ まい・て・ 朝顔・を・ はやす。」②伸びるようにする。伸びるにまかせる。「髭・を・ はやし・た・ 男・の・ 人」「畑・に・ 草・を・ はやす。」

はやなる【早なる】《動詞・ラ行五段活用》 時間的に前の方になる。「お日ーさん・が・ 出る・の・が・ はや・なった。」〔⇒はよなる〕■対語=「おそなる」

はやなる【速なる】《動詞・ラ行五段活用》 速度を増す。時間がかからなくなる。敏捷になる。「動作・が・ はやなっ・た。」〔⇒はよなる〕■対語=「おそなる」

はやね【早寝】《名詞、動詞する》 夜、早い時間帯に寝ること。「明日・は・ 遠足・や・さかい・ はやねし・なはれ・や。」■対語=「おそね」

はやねはやおき【早寝早起き】《名詞、動詞する》 夜に早く寝て、翌朝に早く起きること。「はやねはやおきし・たら・ 気持ち・が・ 良()ー・やろ。」

はやびき【早引き】《名詞、動詞する》 決められている時刻よりも早く、学校や勤め先などを出ること。早退。「風邪・が・ 酷(ひど)・なっ・た・ので・ はやびきし・た。」

はやびる【早昼】《名詞》 早めの時刻に食べる昼食。「一時・に・ 始まる・そーや・さかい・ はやびる・ 食べ・て・ 出かけ・よー・か。」 

はやみち【早道】《名詞》 ①目的地に早く行き着ける道。「駅・へ・ 行ける・ はやみち・が・ ある。」②目的を達成するための、簡単で便利な方法。「上手に・ 絵ー・が・ 描ける・よーに・ なる・ はやみち・を・ 教え・てください。」〔⇒ちかみち〕

はやめ【早め】《名詞、形容動詞や》 すこし早いと思われる程度。「はやめに・ 申し込む。」◆「はやめ」よりは、「はやいめ」と言うことの方が多い。〔⇒はやいめ〕■対語=「おそめ」

はやめ【速め】《名詞、形容動詞や》 すこし速いと思われる程度。「今日・は・ いつも・より・は・ はやめに・ 走っ・てみよ・か。」◆「はやめ」よりは、「はやいめ」と言うことの方が多い。〔⇒はやいめ〕■対語=「おそめ」

はやめる【早める】《動詞・マ行下一段活用》 時期や時刻を早くする。「運動会・を・ 去年・より・ 一週間・ はやめ・た。」「去年・より・ はやめ・て・ 種・を・ まく。」■対語=「おくらす」

はやり【流行】《名詞》 ある時期にあるものや事柄が盛んにもてはやされること。また、そのようにもてはやされるものや事柄。「はやり・の・ 歌・を・ 歌う。」「今・ はやり・の・ 靴」

はやる【流行る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ある時期にあるものや事柄が盛んにもてはやされる。世の中で盛んに行われる。「短い・ スカート・が・ はやっ・た・ こと・が・ ある。」②商売などが繁盛する。「よー・ はやっ・とる・ 饂飩屋・を・ 知っ・とる・ねん。」③病気などが流行する。「麻疹(はしか)・が・ はやっ・とる・さかい・ 気ー・ つけ・や。」

はよ〔はよー〕【早よ】《副詞》 素早く。すぐに。「はよー・ 起き・なはれ。」「はよ・ おら・ん・よーに・ なり・やがれ。」「はよー・ 帰っ・てき・てほしー・ねん。」◆相手に向かって求める気持ちを表すことが多い。

はよいき【早行き】《名詞》 1月1日から4月1日までに生まれて、数え歳の7歳で小学校に入学すること。また、その子。「3月生まれ・で・ いちばん・ 後・の・ はよいき・や。」◆数え年で言うと、小学校への入学が「おそいき」よりも1歳早くなるということ。〔⇒ななついき【七つ行き】、はやいき【早行き】■対語=「おそいき【遅行き】」

はようまれ【早生まれ】《名詞》 1月1日から4月1日までに生まれること、また、その人。「はようまれ・や・さかい・ 定年・も・ 早い・ん・や。」〔⇒はやいき、はやうまれ、はよいき〕■対語=「おそうまれ」

はよなる【早なる】《動詞・ラ行五段活用》 時間的に前の方になる。「始業・が・ 変わっ・て・ はよなっ・た・さかい・ 七時・に・ 家・を・ 出る。」〔⇒はやなる〕■対語=「おそなる」

はよなる【速なる】《動詞・ラ行五段活用》 速度を増す。時間がかからなくなる。敏捷になる。「神戸・まで・の・ 電車・の・ 時間・が・ はよなっ・た。」〔⇒はやなる〕■対語=「おそなる」

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2014年8月26日 (火)

中山道をたどる(198)

岩村田宿から塩尻宿まで(38)

 

静かな古峠

 

 もともとの中山道はこの高さの道をそのまま歩き続ければよかったのでしょうが、現代の中山道は山道から下の道路まで下りなければなりません。再びビーナスラインが横切っているのです。そこまで下りて横断して、もう一度登ると、中山道の続きです。ちょっと無粋なことになっています。

 登って、もとの高さになったところに、熊に注意するようにという立て札(写真・左、1144分撮影)があります。「5月上旬に西餅屋下の垂木坂付近」で目撃されたというのですが、今年の5月のことでしょうか。緊張感を覚えます。

 霧の中を10分間ほど歩き続けると、記念物など(写真・中、1154)が見えてきて、いよいよ頂上に着いたようです。

 説明板(写真・右、1156)によれば、1876(明治9年)に東餅屋から西餅屋に至る紅葉橋新道が開通して、この峠を通る人がほとんどなくなったと書いてあります。賑わいの失せた峠の頂上は、中山道をできるだけ忠実に歩こうとする人だけが通り過ぎるのでしょうか。出会う人は一人もなくて、和田峠の古峠に着きました。霧が立ちこめて、静かです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(598)

「明石日常生活語辞典…は」(30)

 

ばやい【場合】《名詞》 ①あることが行われている、または起こりそうな時や場面。「雨・の・ ばやい・は・ 中止する。」②ものごとや人をいくつかに分けたときの、それぞれ。「新年度・の・ 第一回・の・ ばやい・は・ 歓迎会・に・ する。」どんな・ ばやい・でも・ 落ち着い・て・ 動き・なはれ。」〔⇒ばあい〕

はやいき【早行き】《名詞》 1月1日から4月1日までに生まれて、数え歳の7歳で小学校に入学すること。また、その子。「息子・は・ はやいき・で・ 1年生・に・ なっ・た。」◆数え年で言うと、小学校への入学が「おそいき」よりも1歳早くなるということ。〔⇒ななついき【七つ行き】、はよいき【早行き】■対語=「おそいき【遅行き】」

はやいこと【早い事】《副詞》 素早く。短時間で。「同窓会・は・ はやいこと・ 葉書・で・ 案内・を・ 出そ・う。」

はやいはなし【早い話】《副詞が》 簡単に言ってしまえば。結論を言うならば。「はやいはなし・が・ あんた・は・ 行き・とー・ない・ん・や・なー。」

はやいめ〔はやいめー〕【早いめ】《名詞、形容動詞や》 すこし早いと思われる程度。「はやめに・ 学校・に・ 着い・た。」◆「はやめ」よりは、「はやいめ」と言うことの方が多い。〔⇒はやめ〕■対語=「おそいめ」

はやいめ〔はやいめー〕【速いめ】《名詞、形容動詞や》 すこし速いと思われる程度。「車・を・ ちょっと・ はやめに・ 走らし・てんか。」◆「はやめ」よりは、「はやいめ」と言うことの方が多い。〔⇒はやめ〕■対語=「おそいめ」

はやいもんがち【速い者勝ち】《名詞、形容動詞や》 何かを先にした者の方が利益を得ること。先に申し出た者が権利を確保すること。「はやいもんがち・に・ し・たら・ 喧嘩・に・ なっ・てまう・ぞ。」

はやうまれ【早生まれ】《名詞》 1月1日から4月1日までに生まれること、また、その人。「はやうまれ・や・さかい・ 小学校一年生・の・ とき・は・ 背ー・が・ 低かっ・てん。」〔⇒はやいき、はよいき、はようまれ〕■対語=「おそうまれ」

はやおき【早起き】《名詞、動詞する》 朝早く起きること。朝早く起きる人。「今日・は・ はやおきし・た・さかい・ 気持ち・が・ えー。」

はやから【早から】《副詞》 時の流れや物事の進展について、早いものであるという思いを込めて使う言葉。早くも。既に。「さっき・ 来・た・ばっかり・や・のに・ はやから・ 帰る・ん・か。」「はやから・ 弁当・を・ 食い・よる・の・か。」「はやから・ 諦め・たら・ あか・ん・がな。」〔⇒はや〕

はやくち【早口】《名詞》 ①ものの言い方が早いこと。「はやくち・で・ しゃべる・さかい・ 何・ 言()ー・とる・ん・や・ よー・ わから・ん。」「あいつ・の・ しゃべり方・は・ いつも・はやくち・や。」②発音しにくいような言葉や語句を選んで、それを早く言う遊び。⇒はやくちことば〕

はやくちことば【早口言葉】《名詞》 発音しにくいような言葉や語句を選んで、それを早く言う遊び。「はやくちことば・を・ し・て・ 舌・を・ かん・だ。」◆小学生の頃に言っていた憶えがあるのは、「生米・生麦・生卵」「東京特許許可局」など。〔⇒はやくち〕

はやさ【速さ】《名詞》 乗り物やものごとなどの進む度合い。速度。速力。「この・ 船・の・ はやさ・は・ どれ・ぐらい・です・か。」「びっくりする・よーな・ はやさ・で・ 走っ・とる・ねん。」〔⇒スピード〕■対語=「おそさ」

はやざき【早咲き】《名詞》 その花が一般に咲く時季に比べて、早く咲くこと。また、そのような花。「はやざき・の・ 梅・が・ 咲い・た。」■対語=「おそざき」

はやし【林】《名詞》 たくさんの木が集まって生えているところ。「道・は・ はやし・の・ 中・を・ 通っ・ていく。」

はやじに【早死に】《名詞、動詞する》 年若いうちに死ぬこと。平均年齢よりかなり早く死ぬこと。「可哀想な・ こと・やっ・た・けど・ 病気・で・ はやじにし・ても・た・がな。」〔⇒わかじに【若死に】

はやじまい【早仕舞】《名詞、動詞する》 いつもより早く、仕事や営業を終えること。「台風・が・ 近づい・とる・さかい・ はやじまいし・た。」

ハヤシライス〔はやしらいす〕【英語=hash riceから】《名詞》 トマト味などのソースで、牛肉や野菜などを煮込んで、ご飯にかけた料理。「孫・は・ はやしらいす・が・ 好きや・ねん。」

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2014年8月25日 (月)

中山道をたどる(197)

岩村田宿から塩尻宿まで(37)

 

霧の中を頂上に近づいていく

 

 東餅屋(写真・左、1124分撮影)に着きました。和田峠を雪の頃に越えるのはたいそう難儀であっただろうと思いますが、雨や霧の日も難渋したことでしょう。峠の手前で一休みするのも当然でしょう。ここでは5軒の茶屋が餅などを売っていたそうです。今はドライブインも営業を止めていますから、ここには何もありません。案内板でかつての様子を知るだけです。

 中山道が、観光道路であるビーナスラインと交差します(写真・中、1136)。車には出会いませんでしたが、それを横断して進みます。

 天気予報で雨を覚悟していましたが、今のところ傘など必要ではありません。峠の頂上が近づくにつれて、霧が濃くなってきました(写真・右、1139)。けれども、風情としてはなかなかのものです。笹原の周りの木立が幻想的な風景を作り上げています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(597)

「明石日常生活語辞典…は」(29)

 

はまべ【浜辺】《名詞》 海岸に近い地域。「はまべ・に・ 建っ・とる・ 家」〔⇒はま、はまて〕〔⇒はまて〕

はまる【填る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ぴったりと合って入る。「蓋・が・ ぴしゃんと・ はまる。」②穴などに落ち込む。「どーけ〔=野壺〕・に・ はまっ・て・ 臭い。」⇒はがる〕■他動詞は「はめる」

はみ【食み】《名詞》 動物を育てたり、おびき寄せたりするための食べ物。「鶏・に・ はみ・を・ 食わす。」「牛・の・ はみ代・が・ ぎょーさん・ かかる。」◆「はむ(食む)」という動詞は使わなくなっている。〔⇒えさ〕

はみがき《名詞、動詞する》 ①歯を磨いて清潔にすること。「朝晩・に・ はみがきする。」②歯を磨くときに使う粉や、ペースト状のもの。「香り・の・ 良()ー・ はみがき」⇒はみがきこ、はみがっこ〕

はみがきこ〔はみがきこー〕【歯磨き粉】《名詞》 歯を磨くときに使う粉や、ペースト状のもの。「はみがきこ・を・ つけ・て・ 磨く。」◆現在では主流を占めるのはペースト状のもので、それも「はみがきこ」と言うが、本来は粉末のものが「はみがきこ」である。〔⇒はみがき、はみがっこ〕

はみがっこ【歯磨き粉】《名詞》 歯を磨くときに使う粉や、ペースト状のもの。「はみがっこ・の・ 代わり・に・ 塩・で・ 磨く。」〔⇒はみがき、はみがきこ〕

はみだす【はみ出す】《動詞・サ行五段活用》 一定の範囲や場所から、一部分が外へ出る。押されて外部へふくれ出る。「欄・から・ はみだし・て・ 字ー・を・ 書い・とる。」■自動詞は「はみでる」

はみでる【はみ出る】《動詞・ダ行下一段活用》 一定の範囲や場所から、一部分が外へ出る。「シャツ・の・ 裾・が・ はみで・とる。」■他動詞は「はみだす」

ハム〔はむ〕【英語=ham】《名詞》 豚肉を塩漬けにして薫製にした食べ物。「歳暮・に・ はむ・を・ 贈る。」

はむかう【刃向かう】《動詞・ワア行五段活用》 人の言うことに従わないで反対する。強い者に向かって抵抗する。反発する。「泥棒・に・ はむこー・たら・ 怪我させ・られる・さかい・ やめ・とき。」〔⇒さからう〕

はめ《名詞》 頭が三角形をして体に輪状の斑紋がある毒蛇。「山・の・中・で・は・ はめ・に・ 噛ま・れ・ん・よーに・ 気ー・ つけ・て・な。」〔⇒まむし【蝮】

はめこむ【填め込む】《動詞・マ行五段活用》 ぴったりと合うように入れる。「玄関・に・ 下駄箱・を・ はるこん・で・ 作る。」〔⇒はめる、はげる、はげこむ〕

はめる【填める】《動詞・マ行下一段活用》 ①ぴったりと合うように入れる。「障子・を・ はめる。」②ぴったりするように被せる。「グローブ・を・ はめる。」〔⇒はげる。⇒はめこむ、はげこむ〕

はも【鱧】《名詞》 夏の味覚として珍重される、うろこがなく細長い魚。「はも・の・ 骨・を・ 切る。」

はもの【刃物】《名詞》 包丁などの、刃のついている道具。「はもの・は・ 子ども・の・ 目ー・の・ つか・ん・ ところ・に・ 置い・とき・よ。」◆「はもん」という発音にはならない。

はや【早】《副詞》 時の流れや物事の進展について、早いものであるという思いを込めて使う言葉。早くも。既に。「震災・から・ はや・ 十五年・も・ たっ・た・ん・や・なー。」「その・ 本・ はや・ 百ページ・まで・ 読ん・だ・ん。」〔⇒はやから〕

はやあし【早足】《名詞》 速度を上げて歩くこと。足の速い人。「はやあし・で・ 行か・んと・ 間・に・ 合わ・へん。」「あんた・は・ はやあし・や・さかい・ ついていか・れ・へん。」

はやい【早い】《形容詞》 ①時間的に前の方である。「朝・ 起きる・の・が・ はやい。」②まだその時になっていない。その時にはまだ間がある。「予定・より・も・ はよー・に・ 着い・た。」③他と比較して先の方にある。「みんな・より・も・ はよー・に・ 学校・へ・ 行く。」④ものごとを行うのに時間が短くてすむ。素早い。「はよー・に・ 仕事・が・ 済ん・だ。」「はやく・ 宿題・を・ 済まし・なさい。」■対語=「おそい」

はやい【速い】《形容詞》 ①移動や動作に時間がかからない。「飛行機・の・ 方・が・ はやい。」②動きが激しい。「心臓・が・ はやい。」■対語=「おそい」。①「のろい」「のそい」

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2014年8月24日 (日)

中山道をたどる(196)

岩村田宿から塩尻宿まで(36)

 

歩きやすくて快適な山道

 

 私はリュックを背負っての一人歩きですが、昔の人たちは重い荷物を運びながら峠を越えていったに違いありません。休息所や避難所があちこちに配置されているのは当然なのでしょう。まして、和田峠は和田宿から下諏訪宿までの距離が遠く、高低差も大きいのです。

 避難小屋(写真・左、1058分撮影)があります。管理が行き届いていないようですが、それでも急な大雨などで駆け込むときには役立つでしょう。

 ちょっとした水の流れなどを見ながら歩いていくと、広原の一里塚(写真・中、1112)があります。少し広くなったところで、昔は笹や萱が生い茂っていたと言います。

 このあたりは道幅も広いところがあって、快適な山道です。石畳(写真・右、1120)の道もところどころにあります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(596)

「明石日常生活語辞典…は」(28)

 

はばとび【幅跳び】《名詞、動詞する》 ①止まったままの姿勢から、できるだけ遠くへ飛んで、その距離を競う競技。「走ら・んと・ はばとびする。」②助走をしてきて、できるだけ遠くへ飛んで、その距離を競う競技。「ははとび・は・ 踏み切る・ ところ・を・ 決める・の・が・ 難しー。」③前記2つの競技を合わせて示す言葉。「たかとび・より・も・ はばとび・の・ 方・が・ 面白い。」⇒たちはばとび。⇒はしりはばとび〕

ばばぬき《名詞、動詞する》 トランプなどの「おに」を取り合って、それが手元に残った者が負けになる遊び。「ばばぬきし・たら・ いつも・ 負ける・ねん。」

ははのひ【母の日】《名詞》 5月の第2日曜日で、母に感謝する目的で設けられている日。「ははのひ・に・ 何ぞ・ プレゼント・ せ・んならん・と・ 思・とる・ねん。」

ばばぶいぶい《名詞》 黄金虫のうち、体の色の薄いもの。「ばばぶいぶい・も・ ほかさ・んと・ いっしょ・に・ 籠・に・ 入れ・とく。」

はば()きかす【幅()利かす】《動詞・サ行五段活用》 他の人を押しのけて、ものを言ったり、行動したりする。「課長・が・ はばをきかし・て・ 他・の・ 者(もん)・に・ 仕事・を・ させ・へん。」〔⇒はば()する〕

はば()する【幅()する】《動詞・サ行変格活用》 他の人を押しのけて、ものを言ったり、行動したりする。「兄貴・が・ はばし・て・ 弟・が・ 小(こも)ー・に・ なっ・とる。」〔⇒はば()きかす〕

はびこる【蔓延る】《動詞・ラ行五段活用》 ①木や草が茂って、伸び広がる。「雑草・が・ はびこっ・て・ 困る。」②望ましくない者が勢いを盛んにして、のさばる。「怠け者・が・ はびこっ・たら・ あか・ん・がな。」

はぶく【省く】《動詞・カ行五段活用》 ①あったものを取り除く。「今回・は・ 私・の・ 名前・は・ はぶい・とっ・てんか。」②余計なものを減らして、簡略にする。「手間・を・ はぶく。」

はぶたい【羽二重】《名詞》 薄く滑らかな絹織物。「はぶたい・の・ 着物・を・ 着る。」〔⇒はぶたえ〕

はぶたえ【羽二重】《名詞》 薄く滑らかな絹織物。「値打ちもん・の・ はぶたえ」〔⇒はぶたい〕

はぶり【羽振り】《名詞》 金銭面などで、人がそなえている勢い。「あんな・ 高い・ もん・は・ はぶり・の・ えー・ 人・しか・ 買わ・れ・へん。」

ばふんし【馬糞紙】《名詞》 藁などを原料にした、黄色っぽい厚紙。◆特に、粗悪な感じのする紙を言うことがあった。馬の糞の色をしていることから名付けており、力を加えるとさくさくと砕けてしまいそうな感じがするものもある。「ばふんし・で・ 工作・を・ こしらえる。」〔⇒ボールがみ〕

ばべ《名詞》 ①常緑で丸く小さく硬い葉を持つ樫の木。ウバメガシ。「ばべ・の・ 木ー・に・ 登る。」②ウバメガシの木の実。「ばべ・で・ 独楽(ごま)・を・ こしらえる。」

はぼたん【葉牡丹】《名詞》 秋から冬にかけて、縮れた葉が牡丹の花のように見えるので、観賞用として植えられる草花。「正月・に・ はぼたん・を・ 植える。」

はほや(母親)】《名詞》 親のうち、女性の方。「わしの・ はほや・は・ 九十・に・ なる・ねん。」◆母・子という関係性を示して使うことが多い。動物の場合にも使う。〔⇒ははおや【母親】■対語=「ちちおや【父親】」「てておや【(父親)】」「てとや【【父親】】」

はま【浜】《名詞》 ①海岸に近い地域。「はま・に・ 家・が・ 建っ・とる。」②海岸の砂浜の部分。「はま・の・ ごみ拾(ひら)い・を・ する。」③海の水際に沿った部分。「はま・に・ 船・を・ つける。」⇒はまて、はまべ〕

はまぐり【蛤】《名詞》 殻は三角形に近い表面が滑らかで、美味がもてはやされる貝。「吸い物・に・ 大きな・ はまぐり・が・ 入っ・とる。」

はまち《名詞》 鰤の、少し小さなもの。「沖・で・ 獲れ・た・ はまち」

はまぢしゃ【浜苣】《名詞》 海岸の砂地に生える植物で、葉を食用とするもの。

はまて【浜手】《名詞》 ①海岸に近い地域。「はまて・は・ 工場・が・ 並(なろ)ん・どる。」②海岸に向かった方向。「駅・から・ はまて・に・ 歩い・ていく。」⇒はま、はまべ〕

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2014年8月23日 (土)

中山道をたどる(195)

岩村田宿から塩尻宿まで(35)

 

冬の旅人に嬉しい施行所

 

 三十三体観音(写真・左、1004分撮影)があります。峠を往来する人や馬の安全を祈って作られたものでしょうが、旧道の荒廃により荒れるに任せていた石像を1973(昭和48)に、ここに安置されたようです。

 遠くから見るとお婆さんがいるように見えたのは、ゴミ無し童地蔵(写真・中、1030)でした。木でできたリアルな像です。それにしても、こんな山の中にまでゴミ撲滅の呼びかけをしなければならないのは残念なことです。

 このあたりで国道と合流しますが、その位置に永代人馬施行所(写真・右、1030)があります。すなわち、接待と呼ばれているところで、クマの出没が目撃されたというところです。施行所というのは、江戸呉服町の豪商・かせや与兵衛が旅の難儀を助けようと1000両を幕府に寄付したのを、その金の利子100両を碓氷峠・坂本宿と、和田峠・和田宿に二分して、和田峠は1828(文政11)に設置したものです。冬の和田峠を行き来する旅人に粥や焚き火を、牛馬には煮麦を施したといいます。その後、山抜けによって流出したのを1852(嘉永5年)に再建し、1870(明治3年)まで続いたそうです。

 建物の中は、腰を掛けて休むようになっており、足元には薪を燃やして暖をとるようになっており、粥や湯を沸かすためのかまどもあります。冬の旅人にとっては嬉しい施設だったに違いありません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(595)

「明石日常生活語辞典…は」(27)

 

はねかえす【跳ね返す】《動詞・サ行五段活用》 押さえられていたものやぶつかってくるものに対して、勢いよく押し返したり、突き飛ばしたりする。「騎馬戦・で・ 相手・を・ はねかえし・た。」■自動詞は「はねかえる」

はねかえる【跳ね返る】《動詞・ラ行五段活用》 ①何かに当たって、もとに戻る。「ボール・が・ 壁・に・ 当たっ・て・ はねかえる。」②ものあたって飛び散る。「雨・の・ 水・が・ はねかえる。」■他動詞は「はねかえす」

はねがはえたみたいに【羽が生えたみたいに】《副詞》 金や物がなくなるのが速い様子。「はねがはえたみたいに・ 貰(もろ)・た・ 給料・が・ ないよーなっ・た。」

はねつき【羽根つき】《名詞、動詞する》 羽子板で羽根をつきあう遊び。「正月・の・ はねつき・を・ 見・ん・よーに・ なっ・た・なー。」

はねる【跳ねる・撥ねる】《動詞・ナ行下一段活用》 ①地面などを蹴って、跳び上がる。「犬・が・ 喜ん・で・ はねる。」「お月さん・で・ うさぎ・が・ はね・とる。」②液体のものが、飛び散る。「フライパン・の・ 油・が・ はね・た。」③はじき飛ばす。「車・に・ はね・られ・た。」④刃物で切り落とす。「魚・の・ 頭・を・ はねる。」「板・の・ 隅・を・ はね・ていく。」⑤取り除く。除外する。「検査し・て・ 悪い・ 形・の・ もの・を・ はねる。」⑥人に渡す分の一部を、自分が取る。「上前・を・ はねる。」

はは【母】《名詞》 親のうちの女の方。「」〔⇒ははおや、おんなおや、おなごおや〕■対語=「ちち【父】」

はば【幅】《名詞》 ①横の端から端までの長さ。「道・の・ はば・を・ 広げる・ 工事」②二つのものや事柄などの隔たり。「みんな・の・ 考え・とる・ こと・に・ はば・が・ あっ・て・ 一つ・に・ まとまら・へん。」

ばば【婆】《名詞》 ①お祖母さん。②老女。◆侮った語気を含む場合もある。

ばば《名詞》 人や動物の大便。「犬・が・ 道・に・ ばば・を・ し・とる。」〔⇒あっぱ、うんこ、うんうん、うんち、うんちゃん〕

ばば《名詞》 ①トランプなどの「おに」のカード。「ばば-抜き・を・する。」②くじ引きなどで最下等のもの。③遊びにおける「おに」の役。「おにごっこ・で・ ばば・に・ なっ・た。」④黄金虫のうち、色の薄いもの。    〔①②⇒おに。③⇒ばばぶいぶい〕

ばばい《形容詞》 ①不潔・不衛生で汚れている。「ばばい・ お手手・を・ 洗い・なさい。」②乱暴で、きちんとしていない。見苦しかったり聞き苦しかったりする。美観を損ねる。「ばばい・ 絵ー」◆幼児語。〔⇒ばっちい、ばばちい、ばばっちい、きたない、きちゃない、ちゃない、たない。〕

ばばいろ【ばば色】《名詞》 大便のような色。黄色みを帯びた褐色。「田圃・の・ 絵ー・を・ ばばいろ・に・ 塗る。」

ははおや【母親】《名詞》 親のうち、女性の方。「ははおや・は・ 百姓の・ 出・や。」◆母・子という関係性を示して使うことが多い。動物の場合にも使う。〔⇒はほや(母親)■対語=「ちちおや【父親】」「てておや【(父親)】」「てとや【【父親】】」

ばばがえる【ばば蛙】《名詞》 黒っぽく、土のような色をした蛙。「溝・に・ ばばがえね・が・ おる。」

ばばかき【ばば掻き】《名詞、動詞する》 水を両手で体の下にかき込んで、足をばたばたさせる泳ぎ方。犬かき。「ばばかき・しか・ でけ・へん・ねん。」

はばかりさん《感動詞》 世話になった相手などに対する感謝や恐縮の気持ちをこめて使う言葉。恐縮だ。「おーきに・ はばかりさん。」

ばばたれごし【ばば垂れ腰】《名詞》 体を屈めて、尻を後ろに付きだしたようか、不安定な姿勢。「ばばたれごし・で・ 相撲し・たっ・て・ 勝た・れ・へん・ぞ。」

ばばちい〔ばばちー〕《形容詞》 ①不潔・不衛生で汚れている。「触っ・たら・ ばばちー・さかい・ 触ら・ん・とき。」②乱暴で、きちんとしていない。見苦しかったり聞き苦しかったりする。美観を損ねる。「ばばちー・ 字ー・や・なー。読ま・れ・へん・がな。」◆幼児語。〔⇒ばっちい、ばばい、ばばっちい、きたない、きちゃない、ちゃない、たない。〕

ばばっちい〔ばばっちー〕《形容詞》 ①不潔・不衛生で汚れている。「ばばっちー・ 足・を・ 洗(あろ)ー・て・から・ 上・に・ あがり・なはれ。」②乱暴で、きちんとしていない。見苦しかったり聞き苦しかったりする。美観を損ねる。「ばばっちー・ 色・やのー・て・ 綺麗な・ 色・を・ 塗ら・んかいな。」◆幼児語。〔⇒ばっちい、ばばい、ばばちい、きたない、きちゃない、ちゃない、たない。〕

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2014年8月22日 (金)

中山道をたどる(194)

岩村田宿から塩尻宿まで(34)

 

熊除け鈴を鳴らしながら

 

 「歴史の道」という標識が始まります(写真・左、9時42分撮影)。あの笠取峠から既に16.3㎞進んでおり、東餅屋まで4.3㎞とあります。急には雨が降り出す気配はありません。頑張って峠の頂上(古峠)を目指します。

 男女倉口というところ(写真・中、9時57)は、標高1100メートルです。ここからは国道を離れて、山道に分け入ります。東餅屋までの距離4000メートルに対して、古峠(東餅屋より前方)までの高低差は500メートルです。

 いよいよ広い道を離れて、山道に入ります。すると、張り出されている警告文(写真・右、1001)にドキリとします。「6月28日に、中山道和田峠の接待付近で、クマの出没が目撃されました。峠の山道を通行する際は、鈴やラジオを携帯するなどして、十分に注意してください。」とあります。今はまだ6月初旬ですから、6月28日というのは去年のことなのですが、やっぱり身構えてしまいます。熊除けの鈴(カウベル)を鳴らしながら、時々はホイッスルを吹きながら進みます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(594)

「明石日常生活語辞典…は」(26)

 

はなび【花火】《名詞》 火薬を混ぜて作ったものに火を付けて、弾け出る光の色や形を楽しむもの。「はなび・を・ 打ち上げる。」

はなびら【花びら】《名詞》 花を形作っている、一枚一枚の薄いもの。「桜・の・ はなびら・が・ 散っ・とる。」

はなべちゃ《名詞、形容動詞や》 ①鼻が低いこと。鼻が横に広いこと。また、その人。「はなべちゃや・けど・ かいらしー・ 子」②前が詰まっているような形のもの。「はなべちゃ・の・ バス」〔⇒はなぺちゃ〕

はなぺちゃ《名詞、形容動詞や》 ①鼻が低いこと。鼻が横に広いこと。また、その人。「日本人・は・ みんな・ はなぺちゃや。」②前が詰まっているような形のもの。「昔・の・ 新幹線・は・ はなぺちゃやっ・た。」〔⇒はなべちゃ〕

はなみ〔はなみー〕【花見】《名詞、動詞する》 桜の花を見て楽しむこと。「はなみ・の・ 頃・は・ よー・ 雨・が・ 降る。」「明石公園・で・ はなみする。」

はなみち【花道】《名詞》 ①劇場で、舞台の端から客席の中に付けた道。「役者・が・ はなみち・から・ 出・てくる。」②人に惜しまれながら引退するとき。また、そのときに周りの人が行う演出。「送別会・を・ 開い・て・ はなみち・を・ 作る。」

はなむこ【花婿】《名詞》 結婚式を挙げるときの男の人。新郎。「はなむこさん・は・ どんな・ 仕事・を・ し・とっ・てです・のん。」■対語=「はなよめ」

はなやか【華やか】《形容動詞や》 派手で美しい様子。きわだって目立った様子。「はなやかな・ 踊り・を・ 見せ・てくれ・た。」

はなよめ【花嫁】《名詞》 結婚式を挙げるときの女の人。新婦。「綺麗な・ はなよめさん・や・なー。」■対語=「はなむこ」

はならび【歯並び】《名詞》 歯の並び具合。「はならび・の・ 綺麗な・ 人」

はなれ【離れ】《名詞》 母屋から離れたところにある部屋や建物。「庭・に・ はなれ・を・ 建てる。」

ばなれ【場慣れ】《名詞、動詞する》 何度も経験して、その場や似たような場に慣れていること。「ばなれし・て・ 話・が・ 上手や。」

はなれじま【離れ島】《名詞》 陸地から離れたところにある島。中心の島から離れたところにある島。「沼島(ぬしま)・と 言ー・とこ・は・ 淡路・の・ はなれじま・や・ねん。」

はなればなれ【離れ離れ】《名詞、形容動詞や》 ばらばらに分かれている様子。二つ以上のものが遠く隔たっている様子。「子ども・は・ 下宿し・とる・さかい・ 親子・が・ はなればなれや。」

はなれる【離れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①くっついていたものが分かれる。「船・が・ 港・を・ はなれる。」「糊・が・ 取れ・て・ はなれ・ても・た。」②距離がある。空間としての間隔がある。「学校・は・ 家・から・ はなれ・た・ 所・に・ ある。」③間が空く。時間としての間隔がある。「兄貴・と・は・ 年・が・ 七つ・ はなれ・とる。」

はなれる【放れる】《動詞・ラ行下一段活用》 束縛が解かれて自由になる。「犬・が・ 鎖・から・ はなれ・て・ 歩い・とる。」

はなわ【花輪】《名詞》 生花や造花で、輪の形に作った飾り物。「開店祝い・の・ はなわ・を・ 贈る。」

はな()もたす【花()持たす】《動詞・サ行五段活用》 名誉や手柄を、その人のものにしてやる。相手を立てる。「年寄り・に・ はなをもたし・てあげ・なはれ。」

はね【羽】《名詞》 ①鳥や虫などの翼。「はね・を・ ばたばた・ さし・て・ 鳥・が・ 飛ん・でいっ・た。」②鳥の体に生えている毛。「雀・の・ はね・が・ 落ち・とる。」③飛行機などの翼。「はね・に・ マーク・が・ 書い・てある。」

はね【羽根】《名詞》 ①器械に付けた、翼の形を模したもの。「扇風機・の・ はね」②羽子板でつく、玉に鳥の毛を付けたもの。「はね・を・ つい・て・ 遊ぶ。」

はね【撥ね】《名詞》 泥や水が飛び散ったもの。また、それが何かにかかって、付いたもの。「ズボン・に・ はね・が・ 上がっ・とる。」

ばね【発条】《名詞》 ①跳ね上がる力。腰の弾力性人や跳躍する力。「体・を・ ばね・に・ し・て・ 跳ぶ。」②鋼などを巻いたり曲げたりして、跳ね返る力を持たせたもの。「ばね・が・ 硬(かと)ー・て・ 座り心地・が・ 悪い。」

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2014年8月21日 (木)

中山道をたどる(193)

岩村田宿から塩尻宿まで(33)

 

草の道の向こうに一里塚

 

 車の通る道から左の方へ上る、草の生えた道があります(写真・左、9時22分撮影)。道標はありませんが、案内書などによると、どうやらこれが中山道であると思われますので、その道をたどることにします。

 しばらくして、谷川を越える橋を渡ります(写真・中、9時28)。さきほどまでとは一変して、山の中に入り込んだ感じになります。

 そして、唐沢の一里塚(写真・右、9時37)があります。林の中に、左右一対のこんもりとした塚があって、落ち着いた感じの一里塚です。古い形がそのまま残されているようで、なかなか好ましい感じです。国の史跡になっています。

 このあたりは草の道で、古い街道をたどっているように思われて、こんな道が続いてほしいと思うのですが、しばらくすると、もとの車道と合流してしまいます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(593)

「明石日常生活語辞典…は」(25)

 

はなしはんぶん【話半分】《名詞》 誇張して語られることが多いので、事実はその話の半分ぐらいだと考えるのがよいということ。「はなしはんぶん・に・ 聞い・とか・な・ 騙され・てまう・ぞ。」

はなしぶり【話しぶり】《名詞》 ①話をするときの様子。「落ち着い・た・ はなしぶり・で・ よー・ わかっ・た。」②話し方から察せられる、話の意味や意図など。その人の考えなどが推測できるような言葉遣い。「あの・ はなしぶり・やっ・たら・ まだまだ・ 隠し・とる・ こと・が・ あり・そーだっ・せ。」〔⇒くちぶり〕

はなしやい【話し合い】《名詞、動詞する》 ①お互いに言葉で伝え合うこと。「はなしやいし・て・ 時間・を・ つぶす。」②相談をすること。意見を出し合うこと。「はなしやい・が・ だんだん・ 喧嘩腰に・ なっ・てき・た。」〔⇒はなしあい〕

はなす【話す】《動詞・サ行五段活用》 ①思っていることや感じることなどを言葉にして口に出す。述べる。「思(おも)・とる・ こと・を・ はなし・てみなはれ。」②相談する。意見を出し合う。「はなし・たっ・て・ 無駄や・と・ 思う・ねん。」⇒しゃべる【喋る】、ゆう【言う】

はなす【放す】《動詞・サ行五段活用》 ①つかまえていたものを、自由にしてやる。「腕・を・ つかま・んと・ はなし・てほしー・ねん。」「池・に・ 鯉・を・ はなす。」②つかんでいたことを、やめる。「風船・を・ はなし・たら・ 空・へ・ 上がっ・ていっ・た。」

はなす【離す】《動詞・サ行五段活用》 ①くっついていたものを、分ける。「大根・の・ 葉っぱ・と・ 根ー・と・を・ はなす。」②距離を長くする。間をあける。「行列・の・ 間隔・を・ はなす。」

はなすじ【鼻筋】《名詞》 眉毛の間から、鼻の先までの線。「はなすじ・の・ 通っ・た・ 男前」

はなせる【話せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①口に出して述べることができる。「事件・の・ いきさつ・を・ はなせる・か。」②外国語などがあやつれる。「中国語・が・ はなせる・ 人・は・ おっ・てや・ない・です・か。」③物わかりがよくて融通がきく。話が通じる。「あいつ・は・ はなせる・ やつ・や。」

はなせる【放せる】《動詞・サ行下一段活用》 つかまえていたものを自由にしてやっても、心配は要らない。「だいぶ・ 大きなっ・た・さかい・ もー・ 池・に・ はなせる。」

はなせる【離せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①くっついていたものを、分けることができる。「蟹・の・ 足・は・ 簡単に・ 胴体・から・ はなせる。」②間を開けることができる。「ふんばっ・たら・ 後ろ・の・ 選手・を・ はなせる・やろ。」

はなたば【花束】《名詞》 何本かの花を一つに束ねたもの。「送別会・で・ はなたば・を・ 貰(もろ)・た。」

はなたれ【鼻垂れ】《名詞》 ①鼻水を垂れていること。鼻水を垂れている人。「はなたれ・は・ 汚い・さかい・ 近く・へ・ 来・んとい・てんか。」②年若い人。「小学生・の・ はなたれ」③経験の乏しい人。「二、三年・の・ 経験・では・ まだ・ はなたれ・や。」〔⇒はなたれこぞう〕

はなたれこぞう〔はなたれこぞー〕【鼻垂れ小僧】《名詞》 ①鼻水を垂れている人。「はなたれこぞー・が・ 道・で・ 遊ん・どる。」②年若い人。「十・や・ そこら・の・ はなたれこぞー・に・ 何・が・ わかる・かい。」③経験の乏しい人。「まだまだ・ はなたれこぞー・や・さかい・ あんじょー・ 教(おせ)・たっ・てください。」〔⇒はなたれ〕

はなち【鼻血】《名詞》 鼻から出血すること。鼻から出る血。「温泉・で・ のぼせ・て・ はなち・が・ 出・た。」◆「はなじ」と濁音になることは少ない。

はなつん【鼻つん】《名詞、形容動詞や、動詞する》 ①鼻が詰まって呼吸が苦しいこと。「はなつん・で・ 苦しー・ねん。」②匂いが嗅ぎ分けられないこと。「風邪・を・ ひーめて・ はなつん・に・ なっ・て・ かざ・を・ かが・れ・へん。」

バナナ〔ばなな〕【英語=banana】《名詞》 熱帯の原産で、細長い実が房になってつく植物。また、その実。「昔・は・ ばなな・が・ 高かっ・た・けど・ 今・は・ あほみたいな・ 値ー・に・ なっ・とる。」

はなにかける【鼻に掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 自分のことを得意がって、自慢する。「嫁はん・が・ 綺麗や・ゆー・て・ はなにかけ・やがっ・とる・ねん。」

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2014年8月20日 (水)

中山道をたどる(192)

岩村田宿から塩尻宿まで(32)

 

雨を案じながら、和田宿を出発

 

 6月5日。民宿の客は自分ひとりだけでした。夜明け頃、雨の音に驚きました。民宿の主人から、和田峠は崖崩れや道路不通の心配はないと聞いて、雨中の行進を覚悟して歩くことを決断しました。

 7時20分に出発して、民宿から青原のバス停まで歩く間は雨が降りました。上和田でバスを降りて、ちょうど8時に歩き始めます。

 道は緩やかに上っていきます。前方の山を仰ぎながら歩きます(写真・左、8時22分撮影)。雨はパラパラと落ちてくる程度ですが、どうなることかと心配です。けれども引き返すつもりはなく、無理をしてでも峠を越える覚悟です。

 鍛冶足の一里塚(写真・中、8時25)を過ぎるころ、しばらくは傘を差したりしました。

 依田川に沿って歩き、唐沢(写真・右、9時14)に着きましたが、このあたり人の往来はありませんし、車もほとんど通りません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(592)

「明石日常生活語辞典…は」(24)

 

はな【端】《名詞》 ①ものごとの初めの時。「あの・ 時・の・ 会議・は・ はな・から・ 眠たかっ・てん。」②ものの先端の部分。「波止・の・ はな・まで・ 行っ・て・ 海・に・ 落ちる・な・よ。」

はないき【鼻息】《名詞》 ①鼻でする呼吸。「はないき・が・ 聞こえる。」②人の態度・姿勢などにあらわれる意気込み。「はないき・が・ 荒い。」

はなうた【鼻歌】《名詞》 鼻にかかった小さな声で歌うこと。「はなうた-混じり・で・ 歩く。」

はなお【鼻緒】《名詞》 下駄、草履などの、足の指に掛ける紐の部分。「歩きすぎ・て・ はなお・が・ 切れ・た。」〔⇒はなご〕

はながきく【鼻が利く】《動詞・カ行五段活用》 匂いをかぎ分ける力に優れている。「食べ物屋・は・ はながきか・んと・ 商売・に・ なら・へん。」

はながたかい【鼻が高い】《形容詞》 自分の気持ちにかなって、誇らしく満足に思う。「息子・が・ 合格し・て・ はながたかい。」

はなくそ【鼻糞】《名詞、形容動詞や》 ①鼻の穴の中で、鼻水が固まったもの。「はなくそ・を・ ほじくる。」②簡単である、容易であるということの喩えとして使う言葉。「こんな・ 問題・ぐらい・ はやくそや。」③わずかな数量のもの。「はなくそ・だけ・しか・ 負け・てくれ・なんだ。」〔⇒みみくそ【耳糞】

はなご【鼻ご】《名詞》 下駄、草履などの、足の指に掛ける紐の部分。「下駄・の・ はなご・を すえる。」〔⇒はなお〕

はなごえ【鼻声】《名詞》 ①甘えたりおどけたりして出す、鼻にかかった声。「はなごえ・で・ 歌う。」②風邪をひいたり涙にむせんだりして出る、鼻の詰まった声。「風邪・を・ ひい・て・ はなごえ・に・ なっ・ても・た。」

はなざかり【花盛り】《名詞、形容動詞や》 ①花が盛んに咲いていること。また、その時期。「梅・の・ はなざかり」②ものごとが盛んに行われて、その頂点にある様子。「ちょーど・ 運動会・の・ はなざかり・の・ 頃・やっ・た。」

はなし【話】《名詞、動詞する》 ①言葉で伝えること。会話。おしゃべり。「僕・は・ はなし・が・ 下手です・ねん。」②語られる内容。物語の筋。「イソップ・の・ はなし」③世間の噂や評判。「消費税・が・ 上がる・と・ ゆー・ はなし・は・ ほんまやろ・か。」

はなしあい【話し合い】《名詞、動詞する》 ①お互いに言葉で伝え合うこと。「同級生同士・の・ はなしあい・は・ 楽しい・なー。」②相談をすること。意見を出し合うこと。「はなしあいし・ても・ 結論・が・ 出ー・へん・なんだ。」〔⇒はなしやい〕

はなしあう【話し合う】《動詞・ワア行五段活用》 ①お互いに言葉で伝え合う。「乾杯・の・ あと・は・ はなしあう・ 時間・に・ し・まほ。」②相談する。意見を出し合う。「はなしおー・ても・ 平行線・やっ・た。」

はなしがい【放し飼い】《名詞、動詞する》 家畜を繋がないで広い場所で自由にさせて養うこと。放牧。「犬・を・ 庭・で・ はなしがい・に・ する。」

はなしかける【話し掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①こちらから相手に向かって話をする。「はなしかけ・ても・ 返事・を・ し・てくれ・へん。」②話すことを始める。「集まっ・とる・ 人・が・ 少(すけ)ない・けど・ そろそろ・ はなしかけ・まほ・か。」

はなしがはずむ【話が弾む】《動詞・マ行五段活用》 話の中身にみんなの興味・関心があって、次々と話が続く。気持ちよく話が続いていく。「同窓会・は・ はなしがはずん・で・ なかなか・ 終わら・なんだ。」〔⇒はなしにはながさく〕

はなしくい【話食い】《名詞》 他人がしている話に興味を持って、一心に聞いたり、話し合いの輪に入ったりすること。また、そのようにする人。「はなしくい・の・ 人・が・ 来・たら・ 話・が・ なかなか・ 終わら・ん・よーに・ なっ・てまう。」

はなしこむ【話し込む】《動詞・マ行五段活用》 話に夢中になって、長時間にわたって話が続く。「時間・を・ 忘れ・て・ はなしこん・でもとっ・た。」

はなしにならん【話にならん】《慣用句(句末は助動詞)》 問題にならない。あきれるような状態だ。「そんな・ 高い・ 値段・やっ・たら・ はなしにならん・がな。」

はなしにはながさく【話に花が咲く】《動詞・サ行五段活用》 話の中身にみんなの興味・関心があって、次々と話が続く。「昔・の・ こと・を・ 言い出し・たら・ はなしにはながさい・て・ 楽しかっ・た。」〔⇒はなしがはずむ〕

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2014年8月19日 (火)

中山道をたどる(191)

岩村田宿から塩尻宿まで(31)

 

上和田まで歩く

 

 旧名主屋敷の本亭(写真・左、1617分撮影)は和田宿で最後まで営業していた旅館ですが、閉めてしまいました。翌日の和田峠越えに備えて、本来ならば、ここに泊まりたかったのですが、しかたありません。

 上和田のバス停の横に脇本陣(写真・中、1619)があります。ここも、和宮降嫁を前に突貫で工事をしたところです。

 米屋鉄五郎本舗(写真・右、1621)というのは問屋跡です。お客さんもいなくて静かです。歩くのはここまでです。

 町営のバスに乗って青原バス停まで帰ります。そして大和橋を渡って、大門川に沿った国道152号を歩いて民宿に着きます。

 この日は3万6000歩余り。距離は23㎞ほど歩いたことになります。

 昨日は四国が梅雨入りをして、今日は中国・近畿・東海が梅雨入りしたということです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(591)

「明石日常生活語辞典…は」(23)

 

はつゆき【初雪】《名詞》 その冬に初めて降る雪。「十二月・に・ はつゆき・が・ 降っ・た。」

はつゆめ【初夢】《名詞》 その年に初めて見る夢。「おかしな・ はつゆめ・を・ 見・た。」

はつる《動詞・ラ行五段活用》 ①削り取る。斧などで削る。「木ー・の・ 角・を・ はつっ・て・ 円(まる)ー・に・ する。」②叩く。殴る。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ 顔・を・ はつっ・たっ・た。」③上前をはねる。◆①は、斧、ちょんなご、鑿などを使って削り取る場合などに使う。鉋のようなもので引き削る場合には「はつる」とは言わない。②は、平手で叩く場合などに使い、拳で殴る場合には使わない。〔⇒へつる、へずる、はねる。⇒なぐる〕

はつり《感動詞》 子どもの遊びなどで、ルール違反をしたり、負けそうになったりしたときなどに、先ほどのプレイを元に戻して、しなかったことを宣言するために発する言葉。◆失敗などをした瞬間に、この言葉を発しないと、プレイは承認されて、失敗したことにされてしまう。「あっ・ はつり。もー・ 一回・ やらし・てんか。」

はて【果て】《名詞》 いちばん端。行き着くところ。「空・の・ はて・は・ どない・ なっ・とる・ん・やろ・なー。」

はで【派手】《形容動詞や》 ①姿形、図柄、色使いなどが目立って華やかな様子。「はでな・ シャツ・を・ 売っ・とる・なー。」「はでな・ 絵ー・を・ 描く。」②着る人の年齢に比べて着物などが若すぎる様子。「この・ 着物・は・ 私・に・は・ ちょっと・ はで過ぎる・と・ 思う・ん・や・けど。」③言葉遣いや行いが大げさな様子。「祭り・の・ とき・に・ はでな・ 喧嘩・を・ し・とっ・た。」

パテ〔ぱて〕【英語=putty】《名詞》 ガラスを枠に取り付けたりするときに使う、粘土のような白い接合剤。「ガラス・を・ 入れ・て・ ぱて・で・ 固める。」

ばていけい〔ばてーけー〕【馬蹄形】《名詞》 馬のひづめのように、緩く弧を描いた形。「椅子・を・ ばてーけー・に・ 並べる。」「ばてーけー・の・ 磁石」

はてる《動詞の連用形につく接尾語》 すっかり、そのようなことになる。「呆れはて・て・ 何・も・ 言わ・れ・へん。」「疲れはて・た・さかい・ 風呂・に・ 入っ・て・ 寝・た。」

はでる【爆でる】《動詞・ラ行五段活用》 勢いよく裂けて開いたり、飛び散ったりする。「空気・を・ 入れ過ぎ・て・ 風船・が・ はでっ・た。」「栗・の・ 実ー・が・ はでっ・とる。」

ばてる《動詞・タ行下一段活用》 すっかり疲れてしまう。疲れ切って動けなくなる。機械などが故障して、復旧不能なほどになる。「無理し・て・ 走っ・て・ ばて・ても・た。」「車・が・ ばて・て・ 動か・へん・ねん。」

はと【鳩】《名詞》 公園、神社、民家のあたりにいる、頭が小さくてくちばしが短い、中型の鳥。「このごろ・は・ はと・が・ 増え・て・ 困っ・とり・ます。」

はと【波止】《名詞》 ①波よけや浸食防止のために作られている、海に突き出した突堤や、海岸と平行に作られている防波堤。「はと・で・ 魚釣り・を・ する。」②船着き場の役割を持つ突堤。「船・が・ はと・に・ 着く。」◆「はとば」とは言わない。

パトカー〔ぱとかー〕【英語=patrol car の略】《名詞》 犯罪・事故などの防止のために巡回したり、犯罪の捜査にあたったりする、警察の自動車。「ぱとかー・の・ サイレン・を・ 聞い・たら・ ここち・が・ わるい。」

バトン〔ばとん〕【英語=baton】《名詞》 リレー競走で次の走者に引き継ぐ、筒状のもの。「ばとん・を・ 落とし・て・ 負け・ても・た。」

はな【花】《名詞》 ①植物が実を結ぶために咲かせるもの。「チューリップ・の・ はな・が・ 咲い・た。」②桜の花。「はな・を・ 見ー・に・ 行く。」③木の枝や草花などを使って、形を整えて花器などにさすこと。また、その作品。「はな・を・ 習(なろ)・とる。」④いちばん良いとき。「若い・ うち・が・ はな・や。」⑤祭りなどの際の祝儀・寄付金。「祭り・の・ はな・を・ 集め・に・ 回る。」⇒いけばな【生け花】、おはな【お花】

はな【鼻】《名詞》 ①顔の真ん中にあって、呼吸をしたり、匂いをかぎわけたりするための器官。「はな・が・ 高い・ 人」「はな・で・ 息・を・ し・とる。」②匂いをかぎ分ける力。「はな・が・ えー。」③鼻孔の粘膜から出る液体。「はな・が・ 出・とる。」「はな・を・ かむ。」④秋祭りの時に現れる、真っ赤な顔面の猿田彦の神。「はな・が・ 出・たら・ 怖い・ねん。」

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2014年8月18日 (月)

中山道をたどる(190)

岩村田宿から塩尻宿まで(30)

 

大火と、急ぎの再建

 

 和田宿は中山道随一の難所である和田峠を控えていますから、ここで宿泊しないで通り過ぎることは、よほどのことでないとしません。大きな宿場です。

 和田宿は、1861(文久元年)3月の大火で宿場の大半を焼失しています。その年の11月には和宮降嫁が予定されており、本陣、脇本陣などとともに、「かわちや」などの旅籠も再建されました。かわちやは、今は歴史の道資料館(写真・左、1609分撮影)となっていますが、規模の大きい旅籠です。

 本陣(写真・中、1612)も幕府の拝借金を得て、急いで再建したものです。明治維新後は本陣の役割を終えて、村役場として昭和59年まで使われ、その後に解体修理をして、往時の姿に復元したそうです。

 本陣の居室棟(写真・右、1613)は所有者の生活の場ですが、堂々とした造りになっています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(590)

「明石日常生活語辞典…は」(22)

 

はつでん【発電】《名詞、動詞する》 電気を起こすこと。「自転車・の・ はつでん機」「原子力・の・ はつでん所・は・ 恐ろしい・なー。」

はっと《副詞》 急に気付いたり驚いたりする様子。思いがけないことに驚く様子。「電車・に・ 乗っ・て・から・ 忘れ物・を・ はっと・ 思い出し・た。」

バット〔ばっと〕【英語=bat】《名詞》 野球などで、ボールを打つために使う道具。「ばっと・を・ 短かいめ・に・ 持つ。」

バット〔ばっと〕【英語=bat】《名詞》 かつて存在した、煙草の「ゴールデンバット」という銘柄。「一日・に・ ばっと・ 一箱・を・ 吸う。」

ぱっと《副詞、動詞する》 ①あったものが急に散ったり広がったりする様子。「捕まえ・よー・と・ し・たら・ 蝉・が・ ぱっと・ 逃げ・た。」②電灯がついたり火が燃え上がったりして、急に明るくなる様子。「ぱっと・ 電気・が・ つい・た。」「たき火・が・ ぱっと・ 燃え上がる。」③急に何かが起こる様子。「電車・の・ 窓・の・ 外・を・ 見・とっ・て・ ぱっと・ 思い出し・た。」④華やかで人目につく様子。「こんな・ 絵ー・で・は・ どーも・ ぱっとせ・ん・なー。」

はつどうき〔はつどーき〕【発動機】《名詞》 動力を発生させる機械。エンジン。「工場・の・ はつどーき・が・ 故障し・た。」

はっとばす【張っ飛ばす】《動詞・サ行五段活用》 平手で強く殴る。殴って倒す。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ 顔・を・ はっとばし・て・やっ・た。」〔⇒はりとばす〕

はっぱ【葉っぱ】《名詞》 木や草の、茎や枝に付いている緑色の平らなもの。「銀杏・の・ はっぱ・が・ 散っ・た。」「虫・が・ 大根・の・ はっぱ・を・ 食()・ても・とる。」〔⇒は〕

ぱっぱ《名詞》 タバコという植物の葉を乾かし発酵させて、火を付けて吸うようにしたもの。「お父ちゃん・の・ ぱっぱ・ 取っ・てき・てあげ・てんか。」◆幼児語。〔⇒たばこ、たぼこ〕

ぱっぱ《副詞と》 金やものを惜しげもなく使う様子。ためらうことなく物事を活発に行う様子。「金・を・ そないに・ ぱっぱ・ ぱっぱと・ 使(つこ)ー・たら・ あか・ん・やろ。」

ぱっぱっ《副詞と》 次々と変化したり、点滅したりする様子。「信号・が・ ぱっぱっ・ しだし・たら・ 渡っ・たら・ あか・ん・よ。」「テレビ・の・ 画面・が・ ぱっぱっと・ 変わる。」

はつひので【初日の出】《名詞》 元日の朝に太陽が昇ること。「鉢伏山・で・ はつひので・を・ 見る。」

はっぴ【法被】《名詞》 背中に店の名などを書いた、袖の広い、丈の短い上着。地域の名前や絵などを書き入れて祭りの時に着る、丈の短い上着。「はっぴ・ 着・て・ 大売り出し・を・ し・とる。」「はっぴ・を・ 着・て・ だんじり・を・ かき上げる。」

はっぴょう〔はっぴょー〕【発表】《名詞、動詞する》 多くの人に知らせること。初めて内容を明らかにすること。「当選番号・の・ はっぴょー・を・ する。」「合格はっぴょー」

はっぽう〔はっぽー〕【八方】《名詞》 あたり一帯。周りのすべての方角。「はっぽー・ 見・た・けど・ 誰・も・ 来・なんだ。」〔⇒しほうはっぽう、しほう〕

はっぽう〔はっぽー〕《名詞、動詞する》 両手を広げて道をふさいで、通るのを遮ること。通せんぼう。「はっぽーし・て・ 通し・てやら・なんだ。」

はつみみ【初耳】《名詞》 初めて聞くこと。また、そのような話。「そんな・ 話・は・ はつみみ・や。」

はつめい〔はつめー〕【発明】《名詞、動詞する》 今までなかった技術・製品などを、初めて作り出すこと。「チキンラーメン・の・ はつめー」

はつもうで〔はつもーで〕【初詣】《名詞、動詞する》 新年になって初めて神社仏閣にお参りすること。「はつもーで・に・ 生田神社・へ・ 行っ・てん。」

はつもん【初物】《名詞》 その季節に初めてとれた野菜、果物、魚などの食べ物。「はつもん・の・ 胡瓜・や・さかい・ 食べ・ておくん・なはれ。」

はつもんくい【初物食い】《名詞》 ①その季節に初めてとれた野菜、果物、魚などを好んで食べること。また、そのようにする人。「はつもんくい・が・ 高い・ 松茸・を・ 買()ー・てき・た。」②新しく売り出された物などを、すぐに買おうとしたり、実際に買ってしまうこと。また、そのようにする人。目新しいものが好きな人。「はつもんくい・や・さかい・ わけ・の・ わから・ん・ 物・を・ 買()ー・てくる。」⇒あたらしがり、あたらしもんくい、あたらしや〕

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2014年8月17日 (日)

中山道をたどる(189)

岩村田宿から塩尻宿まで(29)

 

ミミズの碑と道祖神の碑

 

 ミミズの碑(写真・左、1500分撮影)というのがあります。こんな説明が書いてあります。「ミミズの碑は、この地蚯蚓に住む人々の希望により祭られました。」というから地名が蚯蚓のようです。そして、「少し残酷ですが、蚯蚓の地区では『みみずのひもの(はらわたを出して板の上にはりつけた)』をつくり、解熱剤として煎じて使いました。」と書いてあります。ミミズの慰霊碑なのでしょう。石には、鳥居の下に男女()2匹のミミズが彫られています。

 道祖神の碑(写真・中、1506)というのもあります。道祖神はずいぶんたくさん見てきましたが、丁寧な説明を見たのは初めてです。悪霊を防ぐ、旅の安全を司るということの外に、婚姻や出産の神だと書いてあります。あちこちにある男女むつまじい道祖神は、婚姻・出産という意味が込められているのでしょう。

 大和橋のあたりから、長い道のりを少しずつ上ってきて、1時間余り。和田宿の入り口(写真・右、1548)に着きました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(589)

「明石日常生活語辞典…は」(21)

 

はっけ【八卦】《名詞》 占い。易。「当たる・も・ はっけ・や・し・ 当たら・ん・の・も・ はっけ・や。」

はっけみ〔はっけみー〕【八卦見】《名詞》 占いをする人。易者。「はっけみー・に・ 見・てもろ・たら・ 合格でける・と・ 言わ・れ・た・よ。」

ばっさり《副詞と》 ①思い切って、切ったり取り除いたりする様子。「大掃除・を・ し・て・ 古い・ もの・を・ ばっさり・ 捨て・た。」②大量のものを勢いよく切る様子。「枝・を・ ばっさりと・ 切っ・てしも・た。」

バッジ〔ばっじ、ばっち〕【英語=badge】《名詞》 帽子、襟、胸などに付けて、職業・身分・所属・役割などを表すために付ける、金属などで作った小さなしるし。「学校・の・ ばっち・を・ 襟・に・ つける。」「社章・の・ ばっじ」◆語末は「チ」と清音になることが多い。〔⇒きしょう〕

はっしゃ【発車】《名詞、動詞する》 電車、バスなどが動き出すこと。「はっしゃ・の・ 時間・に・ 遅れ・ん・よーに・ し・て・な。」

はっしゃ【発射】《名詞、動詞する》 鉄砲の弾や、ロケットなどを打ち出すこと。「人工衛星・の・ はっしゃ」

はっしゃぐ《動詞・ガ行五段活用》 木でできている樽や桶などが乾燥して隙間ができて、水を入れると漏れて流れてしまう状態になる。「桶・が・ はっしゃい・で・ 水・が・ じゃじゃ漏れや。」◆木の樽や桶が姿を消すに伴って、この言葉を使う機会も少なくなりつつある。

ばった【飛蝗】《名詞》 細長い体をして、後ろ足を使ってよく飛び跳ねる、草の中にいる昆虫。「座敷・に・ ばった・が・ 飛び込ん・でき・た。」

はったい《名詞》 麦を炒ってひいた粉。麦焦がし。「はったい・を・ 水・で・ 練っ・て・ 食べる。」◆粉に砂糖などを入れてそのまま食べたり、水や湯を入れてかき混ぜてから食べたりする。〔⇒はったいこ〕

はったいこ〔はったいこー〕【はったい粉】《名詞》 麦を炒ってひいた粉。麦焦がし。「はったいこ・が・ 鼻・の・ 頭・に・ つい・とる。」「はったいこ・は・ こばしー・て・ おいしー。」◆粉に砂糖などを入れてそのまま食べたり、水や湯を入れてかき混ぜてから食べたりする。〔⇒はったい〕

はったおす【張っ倒す】《動詞・サ行五段活用》 殴って倒す。力いっぱいに殴る。「生意気な・ こと・を・ 言ー・さかい・ はったおし・て・やろ・か・と・ 思(おも)・てん。」〔⇒はりたおす、どつきたおす〕

はったけ《名詞》 松茸や椎茸以外の、食用になる茸類。「はったけ・に・は・ 毒・の・も・ ある。」

はったり《名詞》 実際よりもよく見せようとして、大げさに言ったりしたりすること。「はったり・を・ かまし・て・ もの・を・ 言う。」

ばったり《副詞と》 ①急に倒れる様子。「ゴール・に・ 入っ・て・ ばったりと・ 倒れる。」②ものごとが急に途絶える様子。「卒業し・て・から・は・ ばったり・ 来・ん・よーに・ なっ・た。」③思いがけなく出会う様子。「駅・で・ ばったり・ 会()ー・た。」〔⇒ばたん〕

はっち【鉢】《名詞》 ①皿よりも深くて、上が開いている食器。「はっち・に・ 煮しめ・を・ 入れる。」②地面に直接に植えるのではなく、土を入れた容器に木や草を植えるときに使う、その入れ物。「植木・の・ はっち・を・ 買()ー・てき・た。」〔⇒はち。⇒うえきばち〕

ぱっち《名詞》 厚手の布でできた、丈の長いパンツ。股引。「寒(さぶ)ー・ なっ・てき・た・さかい・ ぱっち・ 出し・てんか。」

ばっちい〔ばっちー〕《形容詞》 ①不潔・不衛生で汚れている。「ばっちー・机・や・さかい・ いっぺん・ 雑巾・で・ 拭き・なはれ。」②乱暴で、きちんとしていない。見苦しかったり聞き苦しかったりする。美観を損ねる。「」◆幼児語。〔⇒ばばい、ばばちい、ばばっちい、きたない、きちゃない、ちゃない、たない。〕

ぱっちり《副詞と、動詞する》 目の輪郭が際だっている様子。目を大きく見開いている様子。「ぱっちりと・ 大きな・ 目ー・の・ 娘はん」「ぱっちりし・た・ 目ー・の・ 子」

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2014年8月16日 (土)

中山道をたどる(188)

岩村田宿から塩尻宿まで(28)

 

水の清らかな里を歩く

 

 大和橋から和田峠の方向に向かって歩きますが、実は、この日の宿は大和橋の近くの民宿です。和田宿の旅館はもう廃業してしまっていますので、和田宿まで歩いてから、バスで引き返す予定です。

 水明の里(写真・左、1440分撮影)という石標があって、小さな公園になっています。あちこちにあったものを集めたのでしょうか、石仏(写真・中、1441)がきれいに並んでいます。

 横道を歩いていても、しばらくすると国道に出てしまいます。びっくりしたのがバス停です。上深山口のバス停(写真・右、1449)は立派なかやぶき屋根です。歩いていると、次々と立派なバス停に出会います。そのバス停のひとつひとつが異なった姿をしているのが楽しいと思います。都会の、ポール一本だけのバス停と違うのは、冬になると雪深い里になるからなのでしょう。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(588)

「明石日常生活語辞典…は」(20)

 

ぱちゃぱちゃ《名詞、動詞する》 ①行水をすること。「夏・は・ ぱちゃぱちゃ・で・ 汗・を・ 流す・」②水泳をすること。「水際・で・ ぱちゃぱちゃする。」〔⇒ばちゃばちゃ〕

ばちゃんと《副詞》 ①水が勢いよく跳ね返る様子。また、その音。「田圃・の・ 溝・に・ ばちゃんと・ はまっ・た。」②水に飛び込んだり、水にものが落ちたりする様子。また、その音。「飛び魚・が・ ばちゃん・ ばちゃんと・ 跳ん・どる。」〔⇒ぱちゃんと、ぼちゃんと、ぽちゃんと〕

ぱちゃんと《副詞》 ①水が勢いよく跳ね返る様子。また、その小さな音。「雨だれ・の・ 水・が・ ぱちゃん・ ぱちゃんと・ 落ち・とる。」②水に飛び込んだり、水にものが落ちたりする様子。また、その小さな音。「小さい・ 蛙・が・ ぱちゃんと・ 池・に・ 飛び込ん・だ。」〔⇒ばちゃんと、ぼちゃんと、ぽちゃんと〕

ばちん《副詞と》 ①ものを弾く様子。「三味線・で・ ばちんと・ 音・を・ 出・す。」②ものを強くたたいたり、綴じたりたりする様子。また、その鈍い音。「袋・の・ 口・を・ 機械・で・ ばちん・ ばちんと・ 留め・ていく。」「輪ゴム・で・ ばちんと・ とめる。」〔⇒ぱちん〕

ぱちん《副詞と》 ①ものを弾く様子。「指・の・ 先・で・ ぱちんと・ はじく。」②ものを強くたたいたり、綴じたりたりする様子。また、その高い音。「ホッチキス・で・ ぱちんと・ 留める。」〔⇒ばちん〕

ぱちんこ《名詞、動詞する》 ①多くの釘のある盤に、鉄の玉を弾いて穴に入れる遊技。また、その器械。「駅前・で・ ぱちんこする。」②Y字型の木や金具にゴム紐を張って、小石などを飛ばす遊び道具。「ぱちんこ・で・ ガラス・を・ めん・だら・ あか・ん・ぞ。」⇒いしやり、いっしゃり〕

はつ【初】《名詞》 最初であること。初回であること。「はつ・の・ 当選・や。」「はつ出場」

はつ【発】《名詞につける接尾語》 ある場所から出発すること。ある時刻に出発すること。「神戸はつ・は・ 何時・です・か。」

はつおん【発音】《名詞、動詞する》 言葉を表す音を出すこと。また、その音。「歯ー・が・ 抜け・た・ 人・の・ はつおん・は・ 聞き取りにくい。」

はつか【二十日】《名詞》 ①月の二十番目の日。「終業式・は・ はつか・や。」②日数としての二十。「この・ 仕事・は・ はつか・で・ 仕上げ・てんか。」

はっか【薄荷】《名詞》 葉から清涼感のある香料が作られる、夏から秋に淡紫色の小さな花を咲かせる草。「はっか・の・ 入っ・た・ 飴」

ばっかし《副助詞》 ①限定する意味を表す言葉。「嘘・ばっかし・ 言わ・んとい・てんか。」②おおよその範囲や程度などを表す言葉。「十日・ばっかし・ あっ・たら・ でける・やろ。」③その動作が終わってから、時間が経っていないことを表す言葉。「今・ 来・た・ばっかし・や・ねん。」〔⇒ばかし、ばかり、ばっかり〕

ばっかり《副助詞》 ①限定する意味を表す言葉。「わし・ばっかり・ 怒ら・れ・とっ・た。」「雨・ばっかり・ 降っ・とる。」②おおよその範囲や程度などを表す言葉。「十日・・ばっかり・ 雨・が・ 続い・とる。③その動作が終わってから、時間が経っていないことを表す言葉。「さっき・ 雨・が・ やん・だ・ばっかり・や。」〔⇒ばっかし、ばかし、ばかり〕

はっきり《副詞と、動詞する》 ①他と区別がついて、あいまいさがない様子。「はっきり・ 答え・てくれ・た・さかい・ 安心し・た。」②澄んで、きちんと見える様子。「今日・は・ 淡路島・が・ はっきりと・ 見える。」③気持ちが晴れやかで、すっきりする様子。「風邪・が・ 治っ・て・ 頭・が・ はっきりし・た。」

ばっきん【罰金】《名詞》 罪や過ちを償わせるために出させるお金。「駐車違反・で・ ばっきん・を・ 取ら・れ・た。」

バック〔ばっく〕【英語=back】《名詞、③動詞する》 ①後ろ。「ばっく・に・ 人・が・ 5人・ おる。」②絵や舞台などの背景。「どこ・を・ ばっく・に・ し・て・ 写真・を・ 撮り・ます・か。」「劇・の・ ばっく・の・ 絵ー」③後ろに下がること。「車・が・ ばっくし・てくる。」

バッグ〔ばっぐ、ばっく〕【英語=bag】《名詞》 手に提げたり、肩に掛けたりして持ち歩く鞄。「ばっく・を・ 網棚・に・ 載せる・」◆語末は「ク」と清音になることが多い。

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2014年8月15日 (金)

中山道をたどる(187)

岩村田宿から塩尻宿まで(27)

 

和田峠への長い道のり

 

 四泊というところに一里塚の跡(写真・左、1419分撮影)があります。笠取峠にあった一里塚から4㎞過ぎたのです。1960(昭和35)までは榎木があったということです。

 大和橋で依田川(写真・中、1432)を渡ります。この川は、宿場を移転させるほどの暴れ川であったとは、現在では想像できません。

 ここで川が二手になります。川に沿って国道も二手に分かれます。左の国道152号は大門川に沿って走り、白樺湖から茅野へ抜けます。右の国道142号は依田川に沿って和田峠の方向へ伸びています。

 「これより和田の里」という大きな碑(写真・右、1433)が立っています。長和町というのは長門、和田の一字ずつを組み合わせた合成地名ですが、いよいよこのあたりから、和田峠への長いアプローチが始まるのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(587)

「明石日常生活語辞典…は」(19)

 

ばち【罰】《名詞》 悪い行いに、神仏が与える懲らしめ。「えらそーに・ し・とっ・た・ ばち・が・ あたっ・た。」

ばちあたり【罰当たり】《名詞、形容動詞や》 罰が与えられてもしかたがないような行い。「お寺・の・ 木ー・に・ 登る・よーな・ ばちあたりな・ こと・を・ し・たら・ あか・ん。」

はちうえ【鉢植え】《名詞、動詞する》 草花や木を、地面に直接に植えるのではなく、入れ物に植えること。また、そのようにして植えたもの。「朝顔・を・ はちうえする。」

はちきれる《動詞・ラ行下一段活用》 ①中身がいっぱいになって、それを入れているものが破れる。「詰め込ん・だら・ 袋・が・ はちきれ・ても・た。」②中身がいっぱいになって、それ以上は入らない状態になっている。「鞄・が・ はちきれ・とる。」

ぱちくり《副詞と、動詞する》 ①盛んに大きくまばたきをする様子。「目・に・ ごみ・が・ 入っ・た・さかい・ ぱちくり・ ぱちくりし・た。」②驚いたりあきれたりする態度などが現れている様子。「意味・が・ わから・ん・さかい・ ぱちくりし・とっ・た。」〔⇒ぱちぱち〕

ばちっ《副詞と》 手をたたく時に音が出る様子。また、その音。「ばちっ・ ばちっと・ 手・を・ たたい・て・ 拝む。」

ぱちっ《副詞と》 ①手をたたく時に音が出る様子。「ぱちっ・ ぱちっと・ あっちこっち・から・ 聞こえ・た。」②目を大きく見開いている様子。「写真・ 撮る・さかい・ ぱちっと・ 目ー・ 開け・とい・てんか。」③将棋の駒などを、音を立てて置く様子。「ぱちっと・ 駒・を・ 進める。」④ゴムなど張っているものが切れる様子。「輪ゴム・が・ ぱちっと・ 切れ・た。」

ばちばち《副詞と》 ①火が音をたてて燃えている様子。また、その音。「竹・が・ ばちばち・ ゆー・て・ 燃え・とる。」②手を続けてたたいている様子。また、その音。「ばちばち・ 手ー・ たたい・て・ 応援する。」〔⇒ぱちぱち〕

ぱちぱち《副詞と》 ①火がはじけるように、音をたてて燃えている様子。また、その音。「ぱちぱち・ 音・を・ さし・て・ 燃える。」②火花が飛んでいる様子。また、その音。「夜・に・ 新幹線・が・ 走っ・たら・ 時々・ ぱちぱちと・ 火花・が・ 飛ん・どる。」③はじけるように手をたたき続けている様子。また、その音。「みんな・が・ ぱちぱちと・ 手ー・ 叩い・た。」④写真を撮る様子。また、そのシャッターを切る音。「運動会・の・ 写真・を・ ぱちぱち・ 写し・た。」⑤盛んに大きくまばたきをする様子。「ぱちぱちと・ し・ながら・ 目薬・を・ 入れる。」①②③⇒ばちばち。⇒ぱちくり〕

はちまき【鉢巻き】《名詞、動詞する》 頭の上の方に細長い布を巻くこと。頭の上の方に巻く細長い布。「はちまき・ 締め・て・ 客・を・ 呼び込ん・どる。」「はちまき・を・ し・て・ 応援する。」

はちみつ【蜂蜜】《名詞》 蜜蜂が花から集めてきて、巣に蓄えた蜜。「パン・に・ はちみつ・を・ 塗っ・て・ 食べる。

はちもん【八文】《名詞》 知恵や働きが足りないこと。知恵が足りない人。役に立たない人。「あんな・ はちもん・に・ 教(おせ)・たっ・ても・ じっきに・ 忘れ・てしまい・よる。」〔⇒はちもんだら〕

はちもんだら【八文だら】《名詞》 知恵や働きが足りないこと。知恵が足りない人。役に立たない人。「お前・みたいな・ はちもんだら・は・ 頼り・に・ なら・へん。」〔⇒はちもんだら〕

ばちゃばちゃ《副詞と、動詞する》 ①水面を何度もたたいたり、水をかきまぜたりする様子。また、その音。「犬かき・で・ ばちゃばちゃし・て・ 泳ぐ。」「ばちゃばちゃと・ 洗濯・を・ する。」②水がものに当たって、音をたてながら勢いよく流れている様子。また、その音。「溝・の・ 水・が・ ばちゃばちゃと・ 流れ・とる。」〔⇒ぱちゃぱちゃ〕

ばちゃばちゃ《名詞、動詞する》 ①行水をすること。「庭・で・ ばちゃばちゃ・を・ する。」②水泳をすること。「海・で・ ばちゃばちゃする。」〔⇒ぱちゃぱちゃ〕

ぱちゃぱちゃ《副詞と、動詞する》 ①水面を何度もたたいたり、水をかきまぜたりする様子。また、その音。「たらい・に・ 水・を・ 張っ・て・ ぱちゃぱちゃし・て・ 遊ぶ。」②水がものに当たって、軽い音をたてながら勢いよく流れている様子。また、その音。「土管・の・ 中・の・ 泥・を・ 取っ・たら・ 水・が・ ぱちゃぱちゃと・ 流れ出し・た。」〔⇒ばちゃばちゃ〕

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2014年8月14日 (木)

中山道をたどる(186)

岩村田宿から塩尻宿まで(26)

 

南向きに歩き始める

 

 長久保宿は、最も多いときで43軒の旅籠があったという、規模の大きい宿場町でしたが、旅館として現在に唯ひとつ残っているのが濱田屋旅館(写真・左、1348分撮影)です。明治初期の3階建てです。中山道はここでL字形に、つまり直角に左折します。西に向かっていた中山道が南向きに変わるのです。

 ここに、長久保宿の碑(写真・中、1353)があります。左折すれば和田峠への中山道ですが、右折すれば善光寺方面への道になります。別の言い方をすれば、和田峠から善光寺へは、そのまま直進ということです。「左ぜんこうじ」というのは、碑の立っているところが、自分の歩いている方向とは逆向きの位置にあるからです。同じところに、長久保新町道路元標というのも立っています。

 濱田屋の角を左折して進むと、道の左側に旅籠の辰野屋(写真・右、1400)があります。この竹重家の建物は、出梁造りで総二階建てで、かつての宿場の繁栄を物語っているようです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(586)

「明石日常生活語辞典…は」(18)

 

ぱたぱた《副詞と》 ①軽く払いのけたり打ったりする様子。また、その音。「服・に・ つい・た・ ごみ・を・ ぱたぱた・ 払う。」②軽い音をたてて勢いよく歩く様子。また、その音。「草履・を・ はい・て・ ぱたぱたと・ 歩く。」③続けざまに軽く動かす様子。また、その音。「扇子・で・ ぱたぱた・ あおぐ。」

ばたばたする《動詞・サ行変格活用》 ①落ち着きを失った様子で動く。「朝・から・ みんな・ ばたばたし・て・ 出かけ・ていっ・た。」「「ばたばたし・たら・ ほこり・が・ 立つ。」②忙しく立ち働く。「ばたばたし・て・ 休む・ 時間・が・ ない。」③足で水を打ちながら、犬かきのようにして不器用に泳ぐ。「まだ・ ばたばたする・ こと・しか・ でけ・へん。」

ぱたぱたする《動詞・サ行変格活用》 はたきで家具などのちりを払う。「障子・を・ ぱたぱたし・て・から・ 掃除機・を・ かける。」

はたまわり〔はたまーり〕【端周り】《名詞》 ①自分が住んでいる家などから近いところ。「はたまーり・は・ 田圃・ばっかり・や。」「宿替えし・て・ はたまーり・に・ 挨拶・に・ 行く。」②ある場所から近いところ。あるもののそば。「机・の・ はたまわり・を・ 掃除する。」〔⇒きんじょまわり、きんじょ〕

はたらかす【働かす】《動詞・サ行五段活用》 ①人に仕事をさせる。「朝・から・ 晩・まで・ はたらかさ・れ・た。」②動かして活用する。「頭・を・ はたらかし・たら・ わかる・やろ。」

はたらき【働き】《名詞》 ①仕事をすること。「昼から・は・ はたらき・に・ 出・て・ます・ねん。」②能力や機能を活用すること。「頭・の・ はたらき・が・ 弱い。」

はたらきざかり【働き盛り】《名詞、形容動詞や》 いちばん能力を発揮して、仕事のできる年齢層。「はたらきざかり・で・ 死ん・でしも・て・やっ・てん・と。」

はたらきて【働き手】《名詞》 ①その家の中心になって、収入を得て暮らしを立てていく人。「はたらきて・が・ 病気・に・ なっ・たら・ 困る・がな。」②仕事などに熱心に取り組む人。「良()ー・ はたらきて・が・ 会社・を・ やめ・て・ 困っ・とる・ねん。」〔⇒はたらきど。⇒はたらきもん〕

はたらきど【働き人】《名詞》 ①その家の中心になって、収入を得て暮らしを立てていく人。「あんたとこ・は・ はたらきど・が・ 二人・も・ おる・やない・か。」②仕事などに熱心に取り組む人。「三十代・の・ はたらきど」〔⇒はたらきて。⇒はたらきもん〕

はたらきもん【働き者】《名詞》 仕事などに熱心に取り組む人。「はたらきもん・で・ 人柄・の・ えー・ 若者(わかもん)・や。」〔⇒はたらきて、はたらきど〕

はたらく【働く】《動詞・カ行五段活用》 ①収入を得るために、仕事をする。「田圃・で・ はたらく。」②能力や機能を発揮する。「頭・が・ よー・ はたらい・とる。」「よー・ はたらく・ モーター・や。」

ばたん《副詞と》 ①ものや風が強く当たって、大きな音がする様子。また、その音。「看板・が・ 風・で・ ばたん・ばたん・ 言()ー・とる。」「戸ー・を・ ばたんと・ 閉める。」②急に倒れる様子。「走っ・とっ・て・ ばたんと・ こけ・た。」③ものごとが急に途絶える様子。「ばたんと・ 手紙・が・ 来・ん・よーに・ なっ・た。」「去年・ぐらい・から・ ばたんと・ 姿・を・ 見・ん・よーに・ なっ・た。」④思いがけなく出会う様子。「二年・ぶり・にめ ばたんと・ 会()ー・た。」②③④⇒ばったり〕

ばたんきゅう〔ばたんきゅー〕《形容動詞や》 疲れや酔いなどで、横になるとすぐに眠ってしまう様子。たどりついた段階で倒れ込んでしまう様子。「忘年会・から・ 帰っ・たら・ もー・ ばたんきゅーやっ・た。」「マラソン・の・ ゴール・で・ ばたんきゅーと・ なっ・た。」

はち【八】《名詞》 数の名。七の次の数。やっつ。「蛸・の・ 足・は・ はち本・や。」

はち【鉢】《名詞》 ①皿よりも深くて、上が開いている食器。「漬け物・を・ 入れる・ はち」②地面に直接に植えるのではなく、土を入れた容器に木や草を植えるときに使う、その入れ物。「はち・に・ 朝顔・の・ 種・を・ まく。」〔⇒はっち。⇒うえきばち〕

はち【蜂】《名詞》 針を持っていて、敵を刺すことがある、小さな昆虫。「はち・が・ 巣ー・を・ 作っ・とる。」

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2014年8月13日 (水)

中山道をたどる(185)

岩村田宿から塩尻宿まで(25)

 

中山道最古の本陣遺構

 

 長久保宿の本陣(写真・左、1342分撮影)は、石合家の住宅で、本陣と問屋とを兼ねていました。1600年代後半の建築と推定されていて、中山道では最古の本陣遺構だと考えられています。大名などが利用した御殿と、江戸時代末頃に作られた表門が残されています。一般公開されていないのが残念です。

 高札場(写真・中、1342)は、かつての位置に、新しく作られたもののようです。十数枚の高札の現物は資料館などに保存されているそうです。高札場の隣には、東京農業大学の山村再生プロジェクトの実習園があります。

 釜鳴屋(写真・右、1346)は、酒造と醤油醸造業を営んでいた竹内家です。建物は1750年よりは前に建てられたものだと推定されています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(585)

「明石日常生活語辞典…は」(17)

 

はたき【叩き】《名詞》 部屋や器物の塵をはらうための、棒の先に細い布などをつけた道具。「はたき・で・ ごみ・を・ はらう。」〔⇒うちはらい〕

はだぎ【肌着】《名詞》 肌に直接つけて着る下着。「汗・ かい・た・さかい・ はだぎ・を・ 替える。」

はたく【叩く】《動詞・カ行五段活用》 ①力を込めて打つ。◆手を前後に動かして殴りつけるということではなく、平たい手を左右に動かして払うようにたたく。「腹・ 立っ・た・さかい・ ほっぺた・を・ はたい・たっ・てん。」②振るようにして取り除く。たたいて落とす。「服・に・ つい・とる・ ごみ・を・ はたく。」③有り金などを全部使う。「財布・を・ はたい・て・ 宝くじ・を・ 買う。」⇒たたく。⇒はらう〕

はたけ【畑】《名詞》 水を張らないで野菜などを育てるところ。「はたけ・に・ 芋・を・ 植える。」「はたけ・を・ かじく。」■対語=「たんぼ」「た」

はたけ《名詞》 頭の皮膚が白くなる病気。「でぼちん・に・ はたけ・が・ でけ・た。」〔⇒しらくも〕

はたけしごと【畑仕事】《名詞》 畑で、植えたり収穫したりするような仕事。「もんぺ・で・ はたけしごと・を・ する。」■類語=「たんぼしごと」

はたける《動詞・カ行下一段活用》 間に挟む。差し入れる。「本・に・ 押し花・を・ はたける。」「回覧板・を・ 郵便ポスト・に・ はたけ・とい・た・よ。」〔⇒はだける〕

はだける《動詞・カ行下一段活用》 ①着ているものの胸元や裾などの合わせ目を開く。「着物・の・ 胸・を・ はだけ・て・みっともない・ 恰好(かっこ)・やないか。」②間に挟む。差し入れる「鉛筆・を・ 耳・に・ はだける。」「留守やっ・た・さかい・ プリント・を・ 戸・の・ 間・に・ はだけ・た。」⇒はたける〕

ばたこ《名詞》 ①荷物を運搬するための、前が一輪、後ろが二輪の小型自動車。オート三輪車。「ばたこ・の・ 荷台・に・ 大けな・ 箱・を・ 積む。」②原動機によって走る二輪車。単車。「競走し・て・ 走り回る・ ばたこ・の・ 音・が・ うるさい。」〔⇒ばたばた。⇒オートバイ〕

はだざわり【肌触り】《名詞》 肌に触れたときの感じ。「えー・ はだざわり・の・ タオル・や・なー。」

はだし【裸足】《名詞》 ①足に何もつけないこと。また、その足。「靴下・を・ 脱い・で・ はだし・に・ なる。」②履き物を履かないこと。また、その足。「はだし・で・ 庭・に・ 下り・たら・ 靴下・が・ 汚れる・やろ。」⇒すあし〕

はたち【二十歳】《名詞》 二十歳の年齢。「はたち・に・ なっ・ても・ まだ・ 親・の・ すね・を・ かじっ・とる。」

ばたっと《副詞》 ①ものごとが急に途絶えたり、急に様子が変化したりする様子。「客・が・ ばたっと・ 来・ん・よーに・ なっ・た。」②ものを勢いよく動かしたり閉めたりする様子。また、その音。「戸ー・を・ ばたっと・ 閉める。」⇒ぱたっと。⇒ばたんと〕

ぱたっと《副詞》 ものごとが急に途絶えたり、急に様子が変化したりする様子。「風・が・ ぱたっと・ 止ん・だ。」〔⇒ばたっと〕

ばたばた《名詞》 ①荷物を運搬するための、前が一輪、後ろが二輪の小型自動車。オート三輪車。「ばたばた・が やっと・ 入れる・ぐらい・の・ 狭い・ 道」②原動機によって走る二輪車。単車。「新聞配達・の 人・は・ ばたばた・に・ 乗っ・とる。」〔⇒ばたこ。⇒オートバイ〕

ばたばた《名詞、動詞する》 足で水を打ちながら、手は犬かきのようにする不器用な泳ぎ方。「ばたばた・で・ 泳ぐ・ん・やっ・たら・ でける。」

ばたばた《副詞と》 ①落ちつきなく動く様子。あわただしく行う様子。「足・を・ ばたばたと・ さし・て・ 泳ぐ。」②大きな音を立てる様子。「干し・とる・ 布団・を・ ばたばた・ 叩く。」③続けざまに激しく動かす様子。また、その音。「かんてき・を うちわ・で・ ばたばた・ あおぐ。」④ものが続けざまに倒れたり、生きていたものが次々に死んだりする様子。「強い・ 風・で・ 看板・が・ ばたばたと・ 落ち・た。」「釣っ・た・ 魚・が・ ばたばたと・ 死ん・でも・た。」

 

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2014年8月12日 (火)

中山道をたどる(184)

岩村田宿から塩尻宿まで(24)

 

一福処濱屋で一服

 

 竪町を少しずつ坂を下っていく途中に、長久保宿歴史資料館(写真・左、1254分撮影)があります。この建物は明治時代の初めに旅籠として建てられたけれども、中山道の交通量が減ったことにより開業に至らなかったそうです。長い間にわたって住宅として使われてきたのを、町教育委員会が改修して資料館としたものだそうです。

 通り土間(写真・中、1258)には、かまどや桶、樽など、生活用品や田畑仕事・山仕事の道具などが置かれています。1階と2階は、当時の生活の様子がわかるようにさまざまな展示がされています。

 一福処濱屋(写真・右、1329)という名前が付けられています。来合わせた人がひとりもいなくて、ここで、30分間ほど一服させていただきました。旅の途中にゆっくりできる場所があるのは、ほんとうに嬉しいことです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(584)

「明石日常生活語辞典…は」(16)

 

はぜ《名詞》 ①一方に付けて、他方の穴などに通して、衣服などの合わせ目を留めるのに用いるもの。「ワイシャツ・の・ はぜ・が・ 取れ・た。」②爪の形をしていて、足袋、脚絆などの合わせ目を留めるのに用いるもの。「洗濯し・たら・ 足袋・が・ 縮ん・で・ はぜ・が・ とまりにくい。」⇒ボタン〕

はぜる【爆ぜる】《動詞・ラ行五段活用》 勢いよく裂けて開いたり、飛び散ったりする。「燃え・とる・ 竹・が・ 大けな・ 音・で・ はぜっ・た。」「煎()っ・とる・ 胡麻・が・ はぜる。」〔⇒はでる〕

はそみ【鋏】《名詞》 ①二枚の刃で物を切る道具。「はそみ・で・ 布(きれ)・を・ 切る。」②切符に穴や切れ込みを入れる道具。「切符・の・ はそみ・の・ 形・は・ 駅・に・ よっ・て・ 違う・ん・や。」③炭や塵などをつまむときに使う道具。「はそみ・で・ 燃え・とる・ 木・を・ はそむ。」④蟹などの脚の、ものを挟む爪の部分。「蟹・の・ はそみ・に・ はそま・れ・た。」⑤じゃんけんの、ちょき。「かみ・や・さかい・ はそみ・に・ 負け・た。」⑥ 将棋の駒を盤の上に動かして、相手の駒を挟み取る遊び。挟み将棋。「はそみ・は・ おもろい・なー。」〔⇒はさみ。⇒ぴい。⇒はさみしょうぎ、はそみしょうぎ〕

はそみしょうぎ〔はそみしょーぎ〕【挟み将棋】《名詞、動詞する》 将棋の駒を盤の上に動かして、相手の駒を前後または左右から挟み取る遊び。「ほんま・の・ 将棋・を・ 知ら・ん・ 子ども・が・ はそみしょーぎ・を・ し・とる。」〔⇒はさみ、はそみ、はさみしょうぎ〕

はそむ【挟む】《動詞・マ行五段活用》 ①物と物との間に入れる。「本・に・ しおり・を・ はそむ。」②両側から押さえて動かないようにする。「蟹・を・ はそん・で・ バケツ・に・ 入れる。」③人と人との間や、ものとものとの間に位置する。「若い・ 人・に・ はそま・れ・て・ 坐っ・た。」「小さい・ 公園・を・ はそん・で・ 家・が・ 続い・とる。」④口出しをする。「人・の・ 話・に・ 口・を・ はそん・で・ うるさい・ やつ・や。」〔⇒はさむ〕

はた【旗】《名詞》 布や紙などで作り、竿などの先に付けて、飾りや目印にするもの。「日本・の・ はた」「大漁・の・ はた」

はた【端】《名詞》 ①ものすぐそば。「学校・の・ はた・に・ 文房具屋・が・ ある。」②辺り。近く。「はた・から・ ごちゃごちゃ・ 構わ・んとい・てんか。」⇒きわ、ねき。⇒ふち〕

はだ【肌】《名詞》 体を覆い包んでいる、外側の皮。「はだ・が・ 荒れ・た。」〔⇒ひふ〕

バター〔ばたー〕【英語=butter】《名詞》 牛乳から取った脂を固めて、塩を加えて作った食品。「フライパン・に・ ばたー・を・ 塗る。」

はだいろ【肌色】《名詞》 ①すこし赤みを帯びた、薄い黄色。人の肌のような色。「はだいろ・の・ 絆創膏・や・と・ 目立た・ん・で・ 良()ー。」②肌の色つや。「元気そーな・ はだいろ・や。」

はだか【裸】《名詞》 ①衣類などを身に付けていない体。「はだか・に・ なっ・て・ 着替え・を・ する。」②衣類などを身に付けていない上半身。「はだか・で・ 歩い・たら・ 日ー・に・ 焼ける・ぞ。」③覆うものがないこと。「風呂敷・に・ 包ま・んと・ はだか・で・ 渡す。」「はだか・の・ 電球」④財産や所持品などがないこと。「火事・で・ はだか・に・ なっ・ても・た。」〔⇒はだかんぼう〕

はたかる《動詞・ラ行五段活用》 物と物との狭い間に入る。狭い間に入って動けない状態になる。「帳面・ 一冊・が・ 壁・と・ タンス・の・ 間・に・ はたかっ・とる。」〔⇒はざかる、はだかる、はさまる〕

はだかる《動詞・ラ行五段活用》 物と物との狭い間に入る。狭い間に入って動けない状態になる。「肉・が・ 歯ー・に・ はだかっ・た。」〔⇒はざかる、はたかる、はさまる〕

はだかんぼう〔はだかんぼー、はだかんぼ〕【裸】《名詞》 ①衣類などを身に付けていない体。「はだかんぼー・に・ なっ・て・ 風呂・に・ 入る。」②衣類などを身に付けていない上半身。「パンツ・ 一丁・の・ はだかんぼー・や・さかい・ 涼しー・なー。」③覆うものがないこと。「はだかんぼ・で・ お金・を・ 渡し・たら・ 失礼や。」④財産や所持品などがないこと。「終戦後・に・ はだかんぼー・から・ 出直し・た・」〔⇒はだか〕

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2014年8月11日 (月)

中山道をたどる(183)

岩村田宿から塩尻宿まで(23)

 

L字型の長久保宿

 

 五十鈴川という細い流れを渡ってから、長久保宿に入ります(写真・左、1246分撮影)

 松尾神社(写真・中、1248)の前を通ります。古い神社のようですが、境内までは行かずに通り過ぎます。

 宿場町に向かって道が下り坂になっていきます(写真・右、1251)。屋号が大きく書かれた看板も見えます。

 長久保宿は、1602(慶長7年)の中山道の制定に伴って、当初は現在の宿場の位置よりは西下の依田川沿いに設けられたといいます。けれども、1631(寛永8年)の大洪水で流失してしまい、段丘上の位置に移ったのだそうです。本陣や問屋を中心にして東西方向に竪町が形作られ、後に宿場が賑わうにつれて南北方向に横町ができていき、L字型の町並みになったということです。

 自然災害によって人々の生活に変化が生じるということは、昔も今も同様のことです。東海道を歩いたときの、津波によって高台移転をした白須賀宿(静岡県の西端)のことを思い出しました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(583)

「明石日常生活語辞典…は」(15)

 

はしる【走る】《動詞・ラ行五段活用》 ①足で地面を蹴って、速く進む。「運動場・で・ はしる。」「天井・で・ ねずみ・が・ はしっ・とる。」②目的地へ急いで行く。「はしっ・て・ 醤油・を・ 買()ー・てき・てんか。」③乗り物などが速く動く。「国道・を・ トラック・が・ はしっ・とる。」④道や川などのように、線状のものが通っている。「家・の・ 前・を・ 国道・が・ はしっ・とる。」「道・の・ 上・を・ 電線・が・ はしっ・とる。」

ばしんと《副詞》 固いものや分厚いものを勢いよくたたく様子。また、その音。「干し・た・ 畳・を・ 竹・で・ ばしんと・ たたい・て・ ほこり・を・ 出す。」〔⇒ばしんと、ぱしんと、ばしゃっと、ぱしゃっと〕

はす【蓮】《名詞》 大きな葉があり、夏に白や桃色の花が咲く、池などに生えている水草。「はす・の・ 葉ー・に・ お供え・を・ 載せる。」◆根は「れんこん」であって、根を「はす」とは言わない。

はず《名詞》 ①そうであるという道理。きちんとした理由。「そんな・ はず・は・ ない・やろ。」②確実だと思われる事柄を表す言葉。「六時・に・は・ 帰っ・てくる・ はず・や。」「明日・は・ 天気・に・ なる・ はず・や。」

バス〔ばす〕【英語=bus】《名詞》 大勢の人を乗せることができる、大型の乗り合い自動車。「ばす・の・ 停留所(てーりゅーしょ)・で 待つ。」「観光ばす」◆老齢の人の中には、「ぱす」という発音をする人もあった。

はすかい【斜交い】《名詞、形容動詞や》 ①直角でなく、斜めの角度に交わっていること。「道・が・ はすかい・に・ なっ・とる・ 四つ角」②二つのものを、斜めに交差させること。「はすかい・に・ たすき・を・ かける。」③斜め前の位置。「うち・の・ はすかい・に・ 店・が・ でけ・た。」

はずかしい〔はずかしー〕【恥ずかしい】《形容詞》 ①欠点があったり、なさけないことをしたりして、きまりが悪く、面目がない。「道・で・ こけ・て・ はずかしー。」②相手と比較して気後れがして、引け目を感じる。「試験・に・ 落ち・て・ はずかしー。」

はずかしがり【恥ずかしがり】《名詞、形容動詞や》 きまりが悪いという態度を示すことが多い様子。また、そのような人。「はずかしがりで・ 一人・で・ よー・ 行か・へん・ねん。」

はずかしがる【恥ずかしがる】《動詞・ラ行五段活用》 きまりが悪いという態度を示す。「遅刻し・て・ はずかしがっ・とる。」 

はずす【外す】《動詞・サ行五段活用》 ①つながっていたものを、次々と取り離す。「服・の・ ボタン・を・ はずす。」②つけていたものを取ってのける。「ネクタイ・を・ はずす。」「眼鏡・を・ はずす。」③その場から離れたり、別の場所へ追いやったりする。「席・を・ はずし・とる・ 間・に・ 会議・が・ 終わっ・とっ・た。」「ちょっと・ この・ 場ー・から・ はずし・とっ・てんか。」

はずみて【弾み手】《名詞》 その場を盛り上げるような人。調子よく振る舞う人。「はずみて・で・ 踊り・が・ 好きな・ 人」

はずむ【弾む】《動詞・マ行五段活用》 ①調子に乗る。盛大に行う。「話・が・ はずん・で・ 同窓会・が・ 長引ー・た。」②気持ちよく歌ったり踊ったりする。「はずん・で・ 歌・を・ 歌い・よっ・てや。」③金品を奮発して、人に与える。「もー・ ちょっと・ はずん・でくれ・ても・ 良()ー・のに・なー。」

パズル〔ぱずる〕【英語=puzzle】《名詞》 考えて問題を解く、知的な遊び。「漢字・の・ ぱずる・を・ し・て・ 考える。」

はずれ【外れ】《名詞》 ①抽選などに当たらないこと。思惑などが逸れること。「宝くじ・の・ はずれ・の・ 券」「見当はずれ」②中心から離れた場所。ある一定の範囲から外に出ていること。「町・の・ はずれ・の・ 方・に・ ある・ 店」■対語=①「あたり」

はずれる【外れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①固定されたり収まったりしているものが、取れて離れる。「風・で・ 障子・が・ はずれる。」②抽選や思惑からそれて、当たらない。「競馬・の・ 予想・が・ はずれる。」「宝くじ・に・ はずれ・ても・た。」③目的としている部分や中心から離れた位置にある。「矢ー・が・ 的・から・ はずれ・た。」■対語=②③「あたる」

はぜ【鯊】《名詞》 海や川にすむ、口が大きく体が平たく、小さな魚。「目・の・ 前・を・ はぜ・が・ 泳い・どる。」

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2014年8月10日 (日)

中山道をたどる(182)

岩村田宿から塩尻宿まで(22)

 

中山道原道と笠取峠源道

 

 峠からしだいに下っていきますが、あまり人家のないところが続きます。国道から外れるように、中山道原道の表示(写真・左、1210分撮影)がありますので、そちらの道をたどることにします。国道以外の道を歩く方が、伸び伸びできます。

 樹齢推定150年の枝垂れ桜(写真・中、1220)があります。このあたりでは車の音がまったく消えて、今度は鳥たちの鳴き声が大きく響くようになりました。

 そのすぐ近くに、笠取峠源道という表示(写真・右、1224)があります。その表示は、歩いている道の少し下に見えます。笠取峠の頂上からこのあたりまで、その源道が続いているのでしょうが、かなり細い道のようです。今も歩く人があるのでしょうか。

 「源道」と「原道」。もともとの道ということで、源道の響きの方が古そうです。原道は国道の拡張工事などによって旧道になってしまった道のことではないかと思うのです。正しいすいそくであるのかどうかは、わかりません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(582)

「明石日常生活語辞典…は」(14)

 

はしょう〔はしょー〕【歯性】《名詞》 歯の並び方や健康度。「はしょー・が・ 悪い・さかい・ 治す。」

ばしょう〔ばしょー〕【芭蕉】《名詞》 長い楕円形の葉を持つ、背の高い植物。「雨・が・ 降っ・て・ ばしょー・の・ 葉ー・に・ 当たっ・て・ ぱらぱらと・ 大けな・ 音・が・ する。」

ばしょがら【場所柄】《名詞》 その場の雰囲気や特徴。その場にふさわしい様子。「ばしょがら・を・ わきまえ・て・ もの・を・ 言ー・なはれ。」

ばしょとり【場所取り】《名詞、動詞する》 見物などする位置や場所にものを置いて、あらかじめ席を確保すること。「花見・の・ ばしょとり・を・ する。」「ばしょとり・は・ やめ・てんか。」

はしら【柱】《名詞》 ①家や橋などを作るときに、土台の上にまっすぐに立てて、上の重いものを支える役割を果たすもの。「はしら・に・は・ 太い・ 木ー・を 使う。」②まっすぐに立っているもの。「杭・を・ はしら・に・ し・て・ 針金・を・ 引っ張る。」「旗・を・ 揚げる・ はしら」

はしらす【走らす】《動詞・サ行五段活用》 ①走るようにさせる。「練習・の・ため・に・ 運動場・を・ はしらす。」「おもちゃ・の・ 自動車・を・ はしらす。」②急いで行かせる。「醤油・が・ 切れ・た・ん・で・ 買い物・に・ はしらす。」

はしらどけい〔はしらどけー〕【柱時計】《名詞》 柱や壁などに掛けて用いる時計。「はしらどけー・の・ ねじ・を・ 巻く。」

はしり【走り】《名詞》 ①走ること。「お前・の・ はしり・は・ 遅い・なー。」②走る速さを競う競技。「百メートル・の・ はしり・に・ 出る・ねん。」③魚、野菜、果物などの、季節に先がけて出回るもの。「筍・の・ はしり・を・ 売っ・とる。」⇒ときょうそう【徒競争】〕、よういどん【用意どん】

はしり《名詞》 台所でものを洗ったり、洗い水を流したりする場所。「はしり・に・ 水・を・ 張っ・て・ 西瓜・を・ 冷やす。」〔⇒はしりもと、ながし、ながしもと〕

はしりあい【走り合い】《名詞、動詞する》 走って速さや順位を競うこと。かけっこ。「千メートル・の・ はしりあい・に・ 出る・ねん。」〔⇒はしっりゃい、はしりやい、はしりごく〕

はしりがき【走り書き】《名詞、動詞する》 ①文字を急いで続けて書くこと。急いで続けて書いた文字。「電話・を・ 聞ー・て・ 中身・を・ はしりがきし・とい・た。」「はしりがき・の・ メモ・で・ すん・まへ・ん。」②読みにくいほどの、乱雑に書いた文字。「あいつ・が・ 書く・の・は・ いつも・ はしりがき・や・さかい・ 読ま・れ・へん。」

はしりごく【走りごく】《名詞、動詞する》 走って速さや順位を競うこと。かけっこ。「はしりごくし・たら・ 誰・に・も・ 負け・へん・ぞ。」◆「はしりごく」の「ごく」は、「ごっこ」のことである。〔⇒はしっりゃい、はしりあい、はしりやい〕

はしりたかとび【走り高跳び】《名詞、動詞する》 走ってきて、横に渡したバーを跳び越えて、その高さを競う競技。「はしりたかとび・は・ 人・の・ 背ー・ほど・ 跳べる。」〔⇒たかとび〕

はしりづかい【走り使い】《名詞、動詞する》 あちこちへ動き回って、頼まれた用事を果たすこと。また、それをする人。「会社・へ・ 入っ・た・ 時・は・ はしりづかい・ばっかり・ し・とっ・た。」

はしりはばとび【走り幅跳び】《名詞、動詞する》 助走をしてきて、できるだけ遠くへ飛んで、その距離を競う競技。「はしりはばとびし・て・ 砂場・に・ しりもち・を・ つい・た。」■対語=「たちはばとび」

はしりもと《名詞》 台所でものを洗ったり、洗い水を流したりする場所。「はしりもと・の・ 隅・に・ 生ゴミ・を・ 集める。」「お茶碗・は・ はしりもと・に・ つけ・とい・てんか。」〔⇒はしり、ながし、ながしもと〕

はしりやい【走りやい】《名詞、動詞する》 走って速さや順位を競うこと。かけっこ。「向こー・の・ 木ー・の・ とこ・まで・ はしりやいし・ょー・か。」〔⇒はしっりゃい、はしりあい、はしりごく〕

はしりよみ【走り読み】《名詞、動詞する》 急いで、ざっと読むこと。「はしりよみし・た・けど・ 頭・に・ 入ら・なんだ。」

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2014年8月 9日 (土)

中山道をたどる(181)

岩村田宿から塩尻宿まで(21)

 

長和町に入る

 

 笠取峠の頂上に着きました。他の急峻な峠に比べれば、何と言うほどのものではありませんが、国道としては難所であったのでしょう。笠取峠竣工記念碑(写真・左、1155分撮影)があります。峠の道路改修工事が、1984(昭和59)から1995(平成7年)まで10年以上かけて行われた、その竣工記念碑です。

 その笠取峠の頂上で、立科町が終わって、長和町(写真・中、1158)に変わります。長久保宿が少しずつ近づいてきました。

 学者村(写真・右、1203)という大きな石が立っています。住宅分譲地なのか別荘地なのかはわかりません。実際に学者というような人がここにやってきたのかどうかもわかりませんが、うまい名付け方かもしれないと思います。アクセスとしては鉄道からは離れたところです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(581)

「明石日常生活語辞典…は」(13)

 

はじまり【始まり】《名詞》 ①ものごとが始まること。ものごとが始まる時。「一学期・の・ はじまり・は・ 四月七日・や。」②事の起こり。「はじまり・は・ ちょっと・し・た・ 事・やっ・てん・けど、だんだん・ 大けな・ 喧嘩・に・ なっ・ても・た。」■対語=「おわり」

はじまる【始まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①新しいことが起こる。発生する。「今年・から・ 会社勤め・が・ はじまっ・た。」「不景気・が・ はじまる。」②動作・状態などが繰り返されて、いつものようになる。「また・ 悪い・ 癖・が・ はじまっ・た。」■他動詞は「はじめる」

はじめ【始め・初め】《名詞》 ①ものごとの起こり。起源。「はじめ・は・ 小()んまい・ 会社・やっ・てん。」②時間の移りゆきの始めの部分。「はじめ・は・ 一番・で・ 走っ・とっ・てん・けど・ だんだん・ 抜か・れ・ても・た。」「月・の・ はじめ・に・ 計画・を・ 立てる。」③いくつか並べ上げるうちの一番目。「プログラム・の・ はじめ・に・ 乾杯・を・ する。」■対語=「おわり」

はじめて【初めて】《副詞》 ①それが最初である様子。「はじめて・ 一人・で・ 自転車・に・ 乗れ・た。」②その時になって、かろうじて。「今・に・ なっ・て・ はじめて・ わかっ・た。」⇒ようやく、やっと〕

はじめる【始める】《動詞・マ行下一段活用》 ①新しく動き出す。開始する。「うどん屋・を・ はじめる。」②動作・状態などを繰り返して、いつものようにする。「また・ 言い訳・を・ はじめ・やがっ・た。」■自動詞は「はじまる」

はじめる【始める】《動詞の連用形につく接尾語》 新しく動き出す、開始する、という意味を表す言葉。「電車・が・ 動きはじめる。」「字引・を・ 引い・て・ 読みはじめる。」

ばしゃ【馬車】《名詞》 人や荷物を乗せて、馬に引かせる車。「観光・に・ 行っ・て・ ばしゃ・に・ 乗っ・た。」

ばしゃっと《副詞》 ①水面などをたたく様子。また、そのやや鈍い音。「投網・を・ ばしゃっと・ 打つ。」②水がものに当たって飛び散る様子。また、そのやや鈍い音。「池・の・ 鯉・が・ 跳ね・て・ ばしゃっと・ 音・が・ し・た。」〔⇒ぱしゃっと、ばしゃんと、ぱしゃんと〕

ぱしゃっと《副詞》 ①水面などをたたく様子。また、そのやや軽い音。「池・に・ 小石・を・ ぱしゃっと・ 放り込む。」②水がものに当たって飛び散る様子。また、そのやや軽い音。「小さい・ 魚・が・ 跳び上がっ・て・ ぱしゃっと・ 聞こえ・た。」〔⇒ばしゃっと、ばしゃんと、ぱしゃんと〕

ばしゃばしゃ《副詞と、動詞する》 ①水面などを続けてたたいている様子。また、そのやや鈍い音。「行水・を・ し・て・ ばしゃばしゃと・ 遊ぶ。」②水がものに当たって飛び散り続けている様子。また、そのやや鈍い音。「ばしゃばしゃ・ 水・を・ かけ合う。」〔⇒ぱしゃぱしゃ〕

ぱしゃぱしゃ《副詞と、動詞する》 ①水面などを続けてたたいている様子。また、その軽快感のある音。「子ども・が・ 風呂・に・ 入っ・て・ ぱしゃぱしゃと・ 湯・を・ たたい・て・ 遊ん・どる。」②水がものに当たって飛び散り続けている様子。また、その軽快感のある音。「回っ・ている・ 洗濯機・で・ ぱしゃぱしゃと・ 音・が・ し・とる。」〔⇒ばしゃばしゃ〕

ばしゃんと《副詞》 ①水面などをたたく様子。また、そのやや鈍い音。「ばしゃん・と・ プール・に・ 飛び込む。」②水がものに当たって飛び散る様子。また、そのやや鈍い音。「バケツ・の・ 水・を・ ばしゃんと・ 溝・に・ あける。」〔⇒ばしゃっと、ぱしゃっと、ぱしゃんと〕

ぱしゃんと《副詞》 ①水面などをたたく様子。また、そのやや軽い音。「棒切れ・で・ 水面・を・ ぱしゃんと・ 叩く。」②水がものに当たって飛び散る様子。また、そのやや軽い音。「雨だれ・が・ ぱしゃんと・ 落ちる。」〔⇒ばしゃっと、ぱしゃっと、ばしゃんと〕

ばしょ【場所】《名詞》 ①そこにいるところ。「座る・ ばしょ・が・ あら・へん。」②あることが行われたり、ある目的のために設けられるところ。「信号・の・ ある・ ばしょ・で・ 横断する。」③状況の変化・流れなどによって作られたことがら。「わし・の・ 言()ー・ ばしょ・が・ あら・へん。」〔⇒ば〕

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2014年8月 8日 (金)

中山道をたどる(180)

岩村田宿から塩尻宿まで(20)

 

国道脇の一里塚

 

 国道と交差しますが、松並木はそのまま続いていきます。笠取峠の松並木の説明板(写真・左、1127分撮影)には広重の筆による松並木の絵が添えられています。

 しばらくして並木は終わり、先ほど横断した国道142号線(写真・中、1134)と合流します。ここから笠取峠の頂上までは、国道を歩くことになります。

 車の往来は多くはありませんが、車に気をつけながら道の端っこを歩くのは、街道歩きという風情とは少し異なります。もともとの細い中山道が、幹線道路の一部になってしまったのだから仕方がありません。

 笠取峠の一里塚(写真・右、1150)があります。江戸から数えて43番目という一里塚は、南側が道路改修によりなくなっており、北側(道路の右手)だけが残っています。ここの一里塚は村はずれで、今では歩いて通る人もほとんどないような場所になってしまっているのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(580)

「明石日常生活語辞典…は」(12)

 

はしがき【端書き】《名詞》 本や文章のはじめに書く言葉。「文集・の・ はしがき・を・ 書く。」

はしから《副詞》 一つの動作が終わる瞬間にすぐ、という意味を表す言葉。「並べる・ はしから・ みんな・が・ 手ー・を・ 出す。」「読む・ はしから・ 忘れ・てまう・さかい・ 困る。」◆前に動詞を伴うのが普通であるが、その動詞が自明である場合は、「はしから・ はしから・ 売れ・ていく。」というように、動詞を省略することもある。

はじく【弾く】《動詞・カ行五段活用》 ①力を加えて、ものを跳ね飛ばす。「ラムネ・の・ 玉・で・ 相手・の・ 玉・を・ はじく。」②はねのけて、寄せ付けない。「フライパン・が・ 水・を・ はじく。」③望ましくないものを除外する。「悪い・ 品物・を・ はじい・ていく。」④算盤の珠を指先で動かして、計算する。「なんぼ・で・ 売っ・たら・ 良()ー・か・ はじい・てみ・てくれ。」

はしくれ【端くれ】《名詞》 組織や仲間などの一員であるが、役に立ったり目立ったりしない人。「自治会・の・ 役員・の・ はしくれ・に・ なっ・て・ます・ねん。」◆取るに足りないものというイメージで、自分のことを謙遜して言うことが多い。

はしけ【艀】《名詞》 貨物を運ぶ船で、自分で動くための動力を持たず、他の船に曳いてもらう船。「沖・の・ 方・を・ ボート・に・ 曳か・れ・て・ はしけ・が・ 通っ・とる。」

はしご【梯子】《名詞》 ①高いところへ上るときに使う、左右二本の材木に何段もの横木をつけた道具。「屋根・に・ はしご・を・ かける。」②民家などの建物で上の階に行くときに使う階段。「はしご・を・ 一段・ずつ・ 雑巾・で・ 拭く。」⇒はしごだん、だんばしご〕

はしごだん【梯子段】《名詞》 民家などの建物で上の階に行くときに使う階段。「はしごだん・の・ 下・を・ 押入・に・ する。」◆仮設の感じで、上の階に差し渡したものを言うこともある。〔⇒はしご、だんばしご〕

はじさらし【恥晒し】《名詞、形容動詞や》 ①恥ずかしいことを、周りの人にさらけ出すこと。また、そのようにしている人。「試合・に・ 負け・て・ はじさらしな・ こと・を・ し・ても・た。」②世間の物笑いになること。また、そのようになっている人。「警察・の・ 世話・に・ なる・よーな・ はじさらし・を・ し・て・は・ いか・ん・ぞ。」

はじしらず【恥知らず】《名詞、形容動詞や》 ①恥ずかしいことでも平気でいること。また、そのような人。「舞台・に・ 上げ・られ・て・ はじしらずな・ 隠し芸・を・ させ・られ・た。」②わざと恥ずかしいことをすること。また、そのようにする人。「はじしらず・を・ 承知・で・ カラオケ・を・ 歌(うと)・てみる。」

はした【端】《名詞》 数量がすべて揃っていないこと。ちょうどの数に満たないこと。また、そのようなものや、そのような数字。「はした・の・ 額・は・ 勉強し・とき・まっ・さ。」〔⇒はんぱ、はんつ〕

はしたがね【端金】《名詞》 額の小さな金。わずかの金。「小遣い・の・よーな・ はしたがね・で・は・ 買わ・れ・へん。」

はしっこ【端っこ】《名詞》 ①中心から離れた、隅の方の場所。「公園・の・ はしっこ・で・ 遊ん・どる。」②細長いものの末の部分。「棒・の・ はしっこ・を・ 切り落とす。」〔⇒はし〕

はしっていく【走って行く】《動詞・カ行五段活用》 ①急いで行く。「忘れ物・を・ 思い出し・た・さかい・ 自転車・で・ はしっていっ・てくる。」②走って、移動する。「歩か・んと・ はしっていけ・よ。」⇒とんでいく〕

ばしっと《副詞》 ①ものを力強く叩く様子。また、その音。「思い切り・ ばしっと・ 背中・を・ たたく。」②ものが大きく割れたり飛び散ったりする様子。また、その音。「西瓜・が・ ばしっと・ 割れ・た。」「水・が・ ばしっと・ 辺り・に・ 飛び散っ・た。」③遠慮なくものを言う様子。「ばしっと 言()ー・たら・なんだら・ あいつ・は・ わかっ・てくれ・へん・ねん。」

はしっりゃい【走っりゃい】《名詞、動詞する》 走って速さや順位を競うこと。かけっこ。「運動会・の・ はしっりゃい・は・ 苦手や・ねん。」〔⇒はしりあい、はしりやい、はしりごく〕

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2014年8月 7日 (木)

中山道をたどる(179)

岩村田宿から塩尻宿まで(19)

 

整備された松並木の公園

 

 枡形のあったところを過ぎて、芦田宿が終わろうとするところに石打場公園(写真・左、1104分撮影)があります。古い時代の村と村の境界線にあたる場所であるようです。

 そして、いよいよ笠取峠の松並木(写真・中、1109)がはじまります。この松並木は、1602(慶長7年)に幕府から拝領した赤松753本を植えたのが始まりで、1600メートルにも及ぶ、見事なものだったと伝えられています。現在も1000メートルにわたって残っています。道は見事に整備されて、歩きやすく風情があります。少しずつ上り坂になっています。歌碑や説明板がところどころにあります。松並木全体が公園として整備されているようです。

 国道と交差するところは少し広い公園となっています。「従是東小諸領」という碑(写真・右、1124)があります。このあたりでかつての小諸藩の領地が終わるのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(579)

「明石日常生活語辞典…は」(11)

 

ばさっと《副詞》 ①ものが落ちたり覆いかぶさったりして音をたてる様子。また、その音。「かかえ・てい・た・ 帳面・が・ ばさっと・ 落ち・た。」「屋根・から・ 雪・が・ ばさっと・ 落ちる。」②ものを勢いよく広げたり切ったりする様子。また、その音。「新聞・を・ ばさっと・ 広げ・て・ 読む。」

ばさばさ《形容動詞や、動詞する》 ①まとまっていたものが、ばらばらに乱れている様子。髪の毛などをきちんと整えていない様子。「ばさばさに・ なっ・た・ 髪・の・ 毛」「朝・ 起き・たら・ 髪・が・ ばさばさやっ・た。」②乾いたものが触れ合っている様子。また、その音。「棕櫚(しゅーろ)・の・ 葉ー・が・ ばさばさする。」③大きな音をたてて離れ落ちる様子。また、その音。「柿・の・ 実ー・が・ ばさばさと・ 落ちる。」⇒ぼさぼさ〕

ぱさぱさ《形容動詞や、副詞と、動詞する》 水分や油気(脂気)が少なく、潤いがない様子。「ご飯・が・ ぱさぱさに・ なっ・ても・とる。」「ぱさぱさし・た・ 髪・の・ 毛ー」

はさまる《動詞・ラ行五段活用》 ①物と物との狭い間に入る。狭い間に入って動けない状態になる。「食べ・た・ もん・が・ 歯ー・に・ はさまる。」②人と人との間や、ものとものとの間に位置するようになる。「知ら・ん・ 人・の・ 間・に・ はさまっ・て・ 座る。」⇒はざかる、はたかる、はだかる〕

はさみ【鋏】《名詞》 ①二枚の刃で物を切る道具。「紙・を・ はさみ・で・ 切る。」②切符などに穴や切れ込みを入れる道具。「切符・に・ はさみ・を 入れ・てもらう。」③炭や塵などをつまむときに使う道具。「はさみ・を・ 持っ・て・ ごみ拾い・に・ 行く。」④蟹などの脚の、ものを挟む爪の部分。「赤爪・の・ 蟹・の・ 大きな・ はさみ」⑤じゃんけんの、ちょき。「はさみ・は・ 石・に・ 負ける。」⑥ 将棋の駒を盤の上に動かして、相手の駒を前後または左右から挟み取る遊び。挟み将棋。「はさみ・ し・て・ 遊ば・へん・か。」〔⇒はそみ。⇒ぴい。⇒はさみしょうぎ、はそみしょうぎ〕

はさみしょうぎ〔はさみしょーぎ〕【挟み将棋】《名詞、動詞する》 将棋の駒を盤の上に動かして、相手の駒を前後または左右から挟み取る遊び。「はさみしょーぎ・を・ し・て・ 時間・を・ つぶす。」〔⇒はさみ、はそみ、はそみしょうぎ〕

はさむ【挟む】《動詞・マ行五段活用》 ①物と物との間に入れる。「パン・に・ ソーセージ・を・ はさん・で・ 食べる。」②両側から押さえて動かないようにする。「箸・で・ はさん・で・ つまむ。」③人と人との間や、ものとものとの間に位置する。「男・の・ 人・と・ 女・の・ 人・に・ 一人・ずつ・ はさん・で・ 坐っ・てもらう。」「大阪・を・ はさん・で・ 京都・と・ 神戸・が・ ある。」④口出しをする。「要ら・ん・ 口・を・ はさま・んとい・てんか。」〔⇒はそむ〕

はざわり【歯触り】《名詞》 ものをかんだときに、優しく柔らかく歯に受ける感じ。「はざわり・の・ 良()ー・ 豆腐」

はし【橋】《名詞》 ①川や海や谷などに架け渡して、行き来できるようにしたもの。「淡路島・へ・ はし・が・ 架かっ・た。」②道路や鉄道線路などを越えるために、その上に架け渡した施設。「はし・を・ 渡っ・て・ 乗り換え・を・ する。」⇒りっきょう〕

はし【端】《名詞》 ①中心から離れた、隅の方の場所。「座敷・の・ はし・の・ 方・に・ 座る。」②細長いものの末の部分。「竿・の・ はし・に・ ぶらさげる。」③切り離したものの、小さい方の部分。切れ端。「切っ・た・ 木ー・の・ はし」④ちょっとした部分。一部分。「話・の・ はし・だけ・を 聞ー・た。」①②⇒はしっこ〕

はし【箸】《名詞》 食べ物を挟むのに使う、二本の細い棒。「はし・の・ 持ち方・が・ おかしい。」

はじ【恥】《名詞》 世間の人に対して、恥ずかしいと感じたり、不名誉だと感じたりすること。自分の弱点を引け目に思うこと。「道・で・ 転ん・で・ はじ・を・ かい・た。」

はしか【麻疹】《名詞》 体に赤い斑点ができて発熱する、子どもがかかることが多い感染症。「大き・ なっ・て・から・ はしか・に・ なっ・た。」

はしかい《形容詞》 ①動作がすばしこい。すばやい。「はしかい・ 動き・で・ 相手・の・ チーム・の・ 裏・を・ かく。」◆一直線に速く走るという印象ではなく、相手を避けて、右へ左へと敏捷に動き回るという印象である。②ずるい。悪賢い。「目・を・ 放し・たら・ じっきに・ おら・ん・よーに・ なる・ はしかい・ やつ・や。」「はしかい・ こと・を・ 考え・とる。」③喉などがむずがゆい。「風邪・(を・) ひー・て・ 喉・が・ はしかい。」

 

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2014年8月 6日 (水)

中山道をたどる(178)

岩村田宿から塩尻宿まで(18)

 

街道と旅籠

 

 本陣・土屋家の向かい(南側)に脇本陣・山浦家(写真・左、1050分撮影)があります。昭和52年の火災で母屋はなく土蔵が残るのみです。

 庄屋の山浦家(写真・中、1052)は問屋としての役割も担っていたようです。ここも、土蔵だけしか残っていないのが残念です。

 ほんのしばらく行くと、金丸土屋旅館(写真・右、1053)があります。江戸時代からの旅籠です。ほんとうは泊まりたかったのですが、午前中に通過します。

 芦田宿は望月宿よりも規模は小さいようですが、笠取峠の東の入り口にあって、休息する旅人は多かったことでしょう。笠を飛ばすほどの強風が吹くから笠取峠と名付けられたといいますから、この宿で気合いを入れて登っていったのでしょう。もう少し行くと峠が始まるのでしょう。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(578)

「明石日常生活語辞典…は」(10)

 

はげます【励ます】《動詞・サ行五段活用》 気持ちを奮い立たせてやる。力づけて努力をさせる。「早(はよ)ー・ 治れ・ゆーて・ はげまし・たっ・た。」

ばけもん【化け物】《名詞》 ①異形のものに姿を変えて出るもの。「ばけもん・の・ 出・てくる・ 童話」②非常に大きなもの。「ばけもん・の・ 蛸・が・ 釣れ・た。」③他の人たちとは異なった力の持ち主。「あの・ ばけもん・に・は・ 力・で・は・ 勝た・れ・へん。」〔⇒おばけ〕

はける《動詞・カ行下一段活用》 ①水などが溜まらないで、よく流れる。「溝・の・ 泥・を・ さらえ・たら・ 水・が・ よー・ はける・よーに・ なっ・た。」②品物がよく売れて、残りがなくなる。「百個・ 仕入れ・とっ・たら・ いつ・の・間・に・か・ はけ・ても・た。」

はげる【填げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①ぴったりと合うように入れる。「窓・に・ ガラス・を・ はげる。」②ぴったりするように被せる。「手袋・を・ はげ・て・ 仕事・を・ する。」〔⇒はめる。⇒はめこむ、はげこむ〕

はげる【禿げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①表面を覆っていたものが、めくれて取れる。「重箱・の・ 漆・が・ はげ・た。」「メッキ・が・ はげる。」②色や艶などが薄くなる。「ペンキ・の・ 色・が・ はげ・てき・た。」③毛が抜け落ちる。「でぼちん・の・ はげ・た・ 人・が・ 来・た。」

ばける【化ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①異形のものに姿を変えて出る。「狐・が・ ばけ・て・ 人・を・ だます。」②姿形や身につけるものを変えたり、もともとの素性を隠したりして、別人を装う。「刑事・が・ 会社員・に・ ばけ・て・ 怪しい・ 男・を・ 尾行する。」

はこ【箱】《名詞》 木、紙、金属、プラスチックなどで作った、ものを入れるためのもの。「蜜柑・を・ はこ・に・ 詰める。」

はごいた【羽子板】《名詞》 羽根つきに使う、絵や飾りがあって柄の付いた細長い板。「孫・に・ はごいた・を・ 買()ー・てやる。」

はごたえ【歯ごたえ】《名詞》 ものをかんだときに、堅さなどの歯に受ける感じ。「はごたえ・の・ ある・ うどん・を 食べ・た。」◆歯に受ける感じのうち、堅さや弾力性の強いものを表すときに「はごたえ」を使い、柔らかく弾力性の弱いものを表すときには「はざわり」を使うことが多いように思われる。

はこにわ【箱庭】《名詞》 浅い箱に土や砂を入れて、小さな木や草を植えて、家、木、橋などの模型を置いて、実際の景色のように作ったもの。「はこにわ・を・ 作っ・て・ 遊ぶ。」

はこぶ【運ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①ものを持ったり車に乗せたりして、他の場所に移す。「荷物・を・ 家・へ・ はこぶ。」②ある程度離れている場所へ行く。「何遍・も・ 足・を・ はこぶ。」「わざわざ・ こんな・ 所(とこ)・まで・ はこん・でいただい・て・ すんません。」

はこぼく【白墨】《名詞》 粉末の石膏を固めたもので、黒い黒板に書くための筆記具。「はこぼく・で・ きれーな・ 字ー・を・ 書く・ 人・や。」〔⇒はくぼく、チョーク〕

バザー〔ばざー〕【英語=bazaar】《名詞、動詞する》 資金を集めるために、持っている物や作った物を持ち寄って売る、奉仕的な催し。「育友会〔=PTA〕・が・ ばざー・を・ する。」「ばざーし・た・けど・ あんまり・ お金・が・ 集まら・なんだ。」

はざかる《動詞・ラ行五段活用》 物と物との狭い間に入る。狭い間に入って動けない状態になる。「新聞・が・ ポスト・の・ 中・に・ はざかっ・て・ 取ら・れ・へん。」「するめ・が・ 歯ー・に・ はざかっ・て・ 気持ち・が・ 悪い。」〔⇒はたかる、はだかる、はさまる〕

ばさつく《動詞・カ行五段活用》 ①ご飯などの水分が少なく、ばらばらになりそうな様子になる。「ご飯・が・ ばさつい・とる・さかい・ お茶漬け・に・でも・ し・なはれ。」②髪の毛などが、一つにまとまらないで、ばらばらになっている。「風・が・ 強ー・て・ 頭・が・ ばさつい・とる・ねん。」⇒ぱさつく〕

ぱさつく《動詞・カ行五段活用》 ご飯などの水分が少なく、ばらばらになりそうな様子になる。「チャーハン・が・ ぱさつい・て・ ぽろぽろと・ こぼれる。」〔⇒ばさつく〕

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2014年8月 5日 (火)

中山道をたどる(177)

岩村田宿から塩尻宿まで(17)

 

珍しい形に広がる立科町

 

 ふるさと交流館・芦田宿(写真・左、1026分撮影)のあるあたりが立科町の中心のようです。町役場は左手の道を少し入ったところです。ところで、地図を見るとびっくりするのですが、立科町は芦田を中心とした地域と、蓼科を中心とした地域に分かれています。この二つの地域が細い部分(最も細いところは幅50メートル余り)でつながっています。愛媛県の佐田岬半島を思わせるような細いところです。町域は最大幅9.9㎞、長さは26.4㎞で、最高地点は蓼科山の山頂の2550メートルだそうです。飛び地でないのが嬉しいことです。

 交流館の館内はさまざまな展示(写真・中、1026)があります。旅人への心遣いが嬉しく感じられます。お茶もいただきました。

 すぐ近くの道の右側(北側)に本陣・土屋家(写真・右、1046)があります。1800(寛政12)に再建されたそうですが、現在は、入り口の長屋門の屋根の工事中でした。諸大名の宿札がたくさん残されていて、この建物は長野県の県宝に指定されています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(577)

「明石日常生活語辞典…は」()

はくまい【白米】《名詞》 玄米を搗いて、白くした米。「戦争中・は・ はくまい・が・ 食え・なん・だ。」

はくらい【舶来】《名詞》 外国製の品物。あか抜けした品物。「はくらい・の・ 缶詰」「珍しー・ 煙草・や・けど・ それ・は・ はくらい・かいな。」◆戦後すぐの頃は、「はくらい」が価値を持ち、高級品という印象が強かった。〔⇒はくらいひん〕

はくらいひん【舶来品】《名詞》 外国製の品物。あか抜けした品物。「はくらいひん・の・ 煙草」〔⇒はくらい〕

はくらんかい【博覧会】《名詞》 文化・産業などについての様々なものを集めて、人々に見せる催し。「大阪・で・ 万国はくらんかい・が・ あっ・た・ 時・は・ 何遍・も・ 見・に・ 行っ・た。」◆戦後すぐの頃の博覧会で、その名称が印象に残っているのは、神戸博である。日本貿易産業博覧会の通称が神戸博であった。1950(昭和25)のことで、場所は原田の森であり、その跡地にできたのが、今の王子動物園である。もちろん、見に行ったわけではなく、小学校にこの催しのポスターが貼ってあって、それを何度も何度も見たから記憶に残っているのである。

ぱくる《動詞・ラ行五段活用》 人にわからないように盗む。所有者に黙ったままで少しだけ貰う。「晩・の・ 間・に・ 畑・の・ 西瓜・を・ ぱくら・れ・た。」「煙草・ 一本・ ぱくっ・たろ。」〔⇒へ()かます、ちょろまかす〕

はぐるま【歯車】《名詞》 歯と歯とを組み合わせて回転を伝達するための、周りに一定の大きさの歯が刻んである、車の形をしたもの。「機械・の・ はぐるま」

はぐれる《動詞・ラ行下一段活用》 連れの人と離れ離れになる。「祭り・で・ 友だち・と・ はぐれ・ても・た。」

ばくろう〔ばくろー、ばくろ〕【博労】《名詞》 牛や馬の売買を仕事にしている人。「ばくろ・が・ 牛・を・ 買い・に・ 来・た。」

はけ【刷毛】《名詞》 絵の具やペンキや糊などを塗ったり、汚れを払ったりするために、毛を束ねて柄などをつけた道具。「はけ・で・ 模様・を・ 描く。」

はげ【禿げ】《名詞》 ①頭のあるべきところに毛がないこと。また、頭の毛がない場所。また、頭に毛がない人。「耳・の・ 横・に・ はげ・が・ ある。」②塗ったものがはがれ落ちたり、塗った色があせていること。また、そのような場所。「看板・に・ はげ・が・ でけ・とる。」⇒はげあたま、はげちゃびん〕

はげあたま【禿げ頭】《名詞》 頭のあるべきところに毛がないこと。また、頭の毛がない場所。また、頭に毛がない人。「前・の・ 方・の・ 席・に・ 座っ・とっ・た・ はげあたま・の・ 人・は・ 誰・やっ・てん。」〔⇒はげ、はげちゃびん〕

はげこむ【填げ込む】《動詞・マ行五段活用》 ぴったりと合うように入れる。「枠・の・ 中・に・ はげこむ。」〔⇒はめる、はげる、はめこむ〕

はげしい〔はげしー〕【激しい】《形容詞》 ①勢いが強い。「昨日・は・ はげしー・ 雨風・やっ・た。」②物事の程度がはなはだしい。「食べ物・の・ 好き嫌い・が・ はげしー・ 子ー・や。」

はげちゃびん【禿げ茶瓶】《名詞》 頭のあるべきところに毛がないこと。また、頭の毛がない場所。また、頭に毛がない人。「うち・の・ 親父・は・ はげちゃびん・や・ねん。」〔⇒はげ、はげあたま〕

はげちょろけ【禿げちょろけ】《形容動詞や》 ①色などが薄くなってしまっている様子。あせている様子。「はげっちょろけ・の・ 服・を・ 着・とる。」②ペンキなどがはがれて落ちている様子。塗り物などの表面が剥がれたり取れたりしている様子。「郵便ポスト・が・ はげっちょろけに・ なっ・ても・とる。」〔⇒はげっちょろけ〕

バケツ〔ばけつ〕【英語=bucket。馬穴】《名詞》 上が広がった桶の形で、持ち運びのためのつるが付いていて、水などを入れる物。「ばけつ・で・ 泥水・を・ かえ出す。」

はげっちょろけ【禿げっちょろけ】《形容動詞や》 ①色などが薄くなってしまっている様子。あせている様子。「服・の・ 色・が・ ほげっちょろけに・ なっ・とる。」②ペンキなどがはがれて落ちている様子。塗り物などの表面が剥がれたり取れたりしている様子。「はげっちょろけの・ 漆・の・ 箱」〔⇒はげちょろけ〕

ばけのかわ【化けの皮】《名詞》 ごまかすための、うわべを飾った見せかけ。「ばけのかわ・を・ はがし・たら・ 安物・やっ・た。」

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2014年8月 4日 (月)

中山道をたどる(176)

岩村田宿から塩尻宿まで(16)

 

芦田宿に入る

 

 芦田川を渡って、芦田宿(写真・左、1010分撮影)に入ります。このあたりの現在の地名は立科町です。

 道しるべ(写真・中、1015)が立っています。中山道を歩いていると観光地との位置関係がわからなくなることがあります。白樺湖へ24㎞、女神湖へ18㎞というのは左手方向()で、小諸は右手()です。ところで小諸までの距離は、たぶん16㎞でしょう。61㎞もあるとは思われません。そうすると、この数字の表記は、右()が十の位で、左()が一の位ということになります。なんだか珍しいものを発見した気持ちで、嬉しくなりました。

 中山道股旅休憩所(写真・右、1016)という表示を見ました。街道を歩いている人なら誰でも休ませてもらえるのでしょうか。股旅というから、旅から旅に明け暮れている一所不住の人だけを受け入れているというわけでもありますまい。東海道を歩いていても中山道でも、股旅という言葉にはあまりお目にかからなかったように思います。これも、時代を引き戻してくれる言葉です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(576)

「明石日常生活語辞典…は」()

 

はくい【白衣】《名詞》 医師、看護士、実験する人などが着る、白い上着。「はくい・を・ 着・た・ 看護婦さん」

ばくおん【爆音】《名詞》 自動車、オートバイ、飛行機などのエンジンの大きな音。「えらい・ ばくおん・の・ する・ 自動車・や・なー。」

はぐき【歯茎】《名詞》 歯の根元を包んでいる肉の部分。「はぐき・から・ 血ー・が・ 出・た。」

はくさい【白菜】《名詞》 煮物、漬け物などに使う、葉が重なり合っていて根元は白くて厚い野菜。「すき焼き・に・ はくさい・を・ 入れる。」

はくし【白紙】《名詞》 ①何も書かれていない、白い紙。「印刷・が・ 抜け・とる・ はくし・が・ 入っ・とっ・た。」②質問などに答えられないで、何も書いていない答案。「はくし・で・ 出し・たら・ 恥ずかしー・ぞ。」

はくしゅ【拍手】《名詞、動詞する》 褒めたい気持ちを表すときや、賛成の気持ちを表すときなどに、手のひらを打ち合わせて音を出すこと。「賛成・の・ 人・は・ はくしゅ・を・ し・てください。」「劇・が・ 終わっ・た・ とき・に・ みんな・ はくしゅし・た。」

はくじょう〔はくじょー〕【薄情】《形容動詞や》 思いやりがない様子。人情味が薄い様子。「はくじょーな・ こと・を・ 言わ・んと・ 金・を・ 貸し・てんか。」

はくじょう〔はくじょー〕【白状】《名詞、動詞する》 隠すことをしないで、ありのままをうち明ける。「捕まっ・た・ 泥棒・が・ はくじょーし・た・ん・やて。」

はくしょん《名詞、動詞する》 鼻の粘膜が刺激を受けて、急に激しく吹き出す息。「風邪・を・ ひい・て・ ずっと・ はくしょん・が・ 続い・とる。」〔⇒くっしゃみ、くしゃん〕

はくしょん《感動詞》 くしゃみをする音を表す言葉。〔⇒くしゃん〕

ばくだん【爆弾】《名詞》 中に火薬を詰めて、投げたり落としたりして爆発させる兵器。「空襲・の・ 時・は・ ばくだん・が・ ぎょーさん・ 落ち・てき・た。」

ばくち【博打】《名詞、動詞する》 ①お金や品物を賭けて、勝負をすること。「ばくち・なんか・ やめ・て・ 真面目に・ 働け。」「ばくちし・て・ 見つかっ・たら・ えらい・ めー・に・ あう・ぞ。」②万一の幸運をあてにして行う、成功率の低い危険な行為。「台風・が・ 近づい・とる・のに・ 山・に・ 登る・よーな・ ばくち・は・ 止め・なはれ。」

ばくちうち【博打打ち】《名詞》 お金や品物を賭けて、勝負をする人。また、それが好きな人。また、それをする人。「仕事せ・んと・ ばくちうち・を・ し・とる・ 男」

はくちゅう〔はくちゅー〕【白昼】《名詞》 真昼の明るいとき。真っ昼間。「はくちゅー・に・ 泥棒・に・ 入ら・れ・た。」〔⇒ひるひなか〕

はくちょう〔はくちょー〕【白鳥】《名詞》 冬に北から渡ってくる、首が長く羽が白い大型の水鳥。「はくちょー・が・ 飛ん・でくる・ 湖」◆渡り鳥の白鳥を見る機会が少ないから、白い羽を持った鳥を、広く「はくちょう」と言うこともある。

はくちょう〔はくちょー〕【白丁】《名詞》 秋祭りで、神輿を担ぐ人が身につける白い装束。また、その装束を身につけている人。「祭り・が・ すん・で・ はくちょー・を・ クリーニング・に・ 出す。」「若い・ 人・は・ 太鼓〔=布団屋台〕・を・ かい・て・、中老・の・ はくちょー・が・ 御輿・を・ かく。」

ぱくっと《副詞》 ①口を大きく開けて、一口で食べる様子。「ケーキ・を・ ぱくっと・ 食べ・た。」②割れ目や裂け目が、大きく開く様子。「地震・で・ 道・に・ ぱくっと・ 割れ目・が・ でけ・た。」

ぱくぱく《副詞と、動詞する》 ①口を大きく開けて食べる様子。軽やかに、盛んに食べる様子。「ぱくぱく・ 食べ・て・ あっという間に・ 平らげ・た。」②歌わないで、格好だけ口を開け閉めする様子。「知ら・ん・ 歌・やっ・た・さかい・ 口・だけ・ ぱくぱく・ 動かし・とっ・た。」③魚などが、しきりに口を開け閉めする様子。「鯉・が・ 水面・まで・ 出・てき・て・ ぱくぱくし・とる。」

ばくはつ【爆発】《名詞、動詞する》 急に激しく破裂すること。「工場・で・ ばくはつ・が・ あっ・た。」「火山・が・ ばくはつする。」「ガス・の・ ばくはつ」

はくぼく【白墨】《名詞》 粉末の石膏を固めたもので、黒い黒板に書くための筆記具。「はくぼく・で・ 道・に・ 絵ー・を・ 描い・た。」〔⇒はこぼく、チョーク〕

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2014年8月 3日 (日)

中山道をたどる(175)

岩村田宿から塩尻宿まで(15)

 

坂を上り一里塚を過ぎて

 

 石割坂(写真・左、9時52分撮影)は、もともとの勾配がきつく、大きな石があって通行の妨げになっていたそうです。その石を割って中山道を開いたので石割坂という名前がついたということです。

 茂田井の一里塚の跡(写真・中、9時54)があります。なだらかに土を盛った形になっていますが、もとは榎木が植えられていたようです。このあたりまでが茂田井の宿場です。

 宿場の家並みを抜けると広々とした田圃が広がります(写真・右、1003)。田植えがすんだ風景の中を、ゆっくりと坂を下っていきます。前方には民家や、あちこちの林が見えます。家並みが切れると、遠くまで見晴るかすことができるので、ゆったりとした気分になります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(575)

「明石日常生活語辞典…は」()

 

はかり【秤】《名詞》 ものの重さを量る道具。「野菜・を・ 切っ・て・ はかり・に・ かける。」◆竿ばかりは「きんじょ」、台ばかりは「かんかん」とも言う。

ばかり《副助詞》 ①限定する意味を表す言葉。「朝・から・ 晩・まで・ 遊ん・で・ばかりで・ 勉強し・よら・へん。」②おおよその範囲や程度などを表す言葉。「一キロ・ばかり・の・ 道のり」③その動作が終わってから、時間が経っていないことを表す言葉。「今・ 来・た・ばかり・です。」〔⇒ばっかし、ばかし、ばっかり〕

はかりうり【量り売り】《名詞、動詞する》 買う人の希望する分量を、かさや重さなどで量って売ること。「昔・は・ 瓶・を・ 持っ・ていっ・て・ 醤油・の・ はかりうり・を・ し・てもろ・た。」

はかる【計る・量る・測る】《動詞・ラ行五段活用》 はかり、枡(ます)、物差し、時計などを使って、重さ、長さ、容量、時間などを調べたり数えたりする。「赤ん坊・の・ 目方・を・ はかる。」「一升枡・で・ はかる。」「酒・を・ はかっ・て・ 売る。」「縦・と・ 横・の・ 長さ・を・ はかる。」「井戸・の・ 底・まで・の・ 深さ・を・ はかる。」「天井・まで・の・ 高さ・を・ はかる。」「五百メートル・を・ 走る・ 時間・を・ はかる。」

はがる【填る】《動詞・ラ行五段活用》 ぴったりと合って入る。「窓・の・ 枠・に・ ガラス・が・ はがる。」〔⇒はまる〕■他動詞は「はげる」

はがれる【剥がれる】《動詞・ラ行下一段活用》 くつついていたものが、めくれて取れる。「水・に・ つけ・とい・た・ 切手・が・ はがれ・た。」

はぎ【萩】《名詞》 秋に赤紫や白の小さな花をたくさん咲かせる、背の低い木。「はぎ・の・ 紫色・の・ 花・が・ 綺麗や・なー。」

はきけ【吐き気】《名詞》 食べたものを吐き出したくなる気持ち。「食べ・た・ もの・に・ 当たっ・た・みたいで・ はきけ・が・ し・てき・た。」◆とても不快な気持ちの喩えにも使う。

はぎしり【歯ぎしり】《名詞、動詞する》 眠っているときに、歯をかみ合わせて、ギリギリと音を立てること。「はぎしり・の・ 大けな・ 音」

はきだす【吐き出す】《動詞・サ行五段活用》 ①食べたものを口から外へ出す。「魚・の・ 骨・を・ はきだす。」②蓄えている金品を出す。「財産・を・ はきだし・て・ 弁償する。」

はきだす【掃き出す】《動詞・サ行五段活用》 箒などを使って、中にあるごみなどを外に出す。「座敷・の・ ごみ・を・ 庭・の・ 方・へ・ はきだす。」

はきだめ【掃き溜め】《名詞》 ごみを集めておく場所。「屑籠・の・ ごみ・を・ はきだめ・に・ 捨てる。」〔⇒ごみすてば〕

はきはき《副詞と、動詞する》 ものの言い方や態度が、はっきりして要領がよい様子。「聞か・れ・た・ こと・に・ はきはきと・ 答える。」

はきもん【履き物】《名詞》 靴、下駄、草履など、足につけるもの。「はきもん・ 履か・んと・ 外・へ・ 出・たら・ あか・ん・ぞ。」

はきもんや【履き物屋】《名詞》 靴、下駄、草履などを売っている店。「はきもんや・で・ 運動靴・を・ 買()ー・た。」

はぎれ【端切れ】《名詞》 織物の半端なもの。織物の裁ち残りの部分。「はぎれ・で・ 模様・の・よーに・ 縫う。」〔⇒きれ〕

はく〔ぱく〕【泊】《名詞》 自分の家でないところに泊まること。「二日目・の・ はく・は・ どこ・です・か。」「何ぱく・の・ 旅行・を・ する・ん・かいなー。」

はく〔ぱく〕【箔】《名詞》 金属を紙のように薄く延ばしたもの。「アルミ・の・ はく」「金ぱく」

はく【吐く】《動詞・カ行五段活用》 ①口に含んでいたものを外へ出す。「唾・を・ はい・たら・ あか・ん。」②胃の中のものを、もどして外に出す。「気分・が・ 悪い・ん・やっ・たら・ はい・てみ・なはれ。」③中に込めたものを噴き出す。「煙・を・ はい・て・ 汽車・が・ 走る。」

はく【掃く】《動詞・カ行五段活用》 箒などでごみを除ける。掃除をする。「道・の・ ごみ・を・ はく。」

はく【履く】《動詞・カ行五段活用》 履き物や衣類などを身につける。「靴・を・ はく。」「靴下・を・ はく。」「足袋・を・ はく。」「手袋・を・ はく。」「パンツ・を・ はく。」「ズボン・を・ はく。」

 

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2014年8月 2日 (土)

中山道をたどる(174)

岩村田宿から塩尻宿まで(14)

 

美術館と書道館

 

 酒造民俗資料館に並んで、酒蔵を活用した2つの施設があります。

 しなの山林美術館(写真・左、9時27分撮影)は、望月出身の大澤邦雄画伯とその仲間の絵を収集していています。150点もの作品です。ここでゆっくりできないのが残念なことです。

 名主の館・書道館(写真・中、9時35)にも多くの作品が並んでいます。白壁の美術館や書道館は気持ちが落ち着きます。静かな町の静かな施設です。

 大澤酒造から出てみると、その塀には茂田井村下組高札場跡(写真・右、9時38)があります。ここは名主さんの館です。高札場は名主の家の前に設けることもあったようです。

 民家に佐久鯉の絵が掲示されていたり、あちらこちらに花壇が整備されていたり、説明板もあちらこちらに設けられていたりして、歩く人たちへの心遣いを強く感じる町です。そうこうしているうちに、笠取峠まで5㎞という表示に出会いました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(574)

「明石日常生活語辞典…は」()

 

ばかすか《副詞と》 ①激しく殴ったり、殴られたりする様子。「喧嘩し・て・ ばかすか・ やら・れ・ても・た。」②激しく攻撃したり、されたりする様子。「ばかすか・ 点・を・ 入れ・られ・た。」③乱暴な勢いで何かをする様子。「ばかすか・ 放()り投げ・たら・ 袋・が・ 破れる・やない・か。」〔⇒ぼかすか。①②⇒ぽかすか〕

はかせ【博士】《名詞》 ある専門分野のことに特に詳しい人。「魚・の・ こと・は・ 何・でも・ 知っ・とる・さかい あいつ・は・ はかせ・や・なー。」

はがたたん〔はーがたたん〕【歯が立たん】《動詞・タ行五段活用  助動詞》 ①硬くて噛めない。「硬い・ 林檎・に・は・ はーがたたん・なー。」②相手の力にかなわない。「あの・ チーム・は・ 強すぎ・て・ はーがたた・なんだ。」◆後ろに打ち消しは「はがたた・ん」「はがたた・なんだ」などと変化する。

ばかたれ【馬鹿たれ】《名詞、形容動詞や》 愚かな人。愚かなことをする様子。「ばかたれ・が・ ご飯・を・ こぼし・とる。」〔⇒ばかもん、あほたれ、あほんだら、あほんだれ

ばかっと《副詞》 ①きれいに割れる様子。気持ちよく割れる様子。「小()まい・ 西瓜・やっ・たら・ 手ー・で・ ぱかっと・ 割れる。」②何かを入れているものの口が、はずれたり裂けたりして急に大きく開く様子。また、その音。「鞄・の・ 口金・が・ 取れ・て・ ばかっと・ 開い・た。」〔⇒ぱかっと。⇒ぼかっと、ぽかっと〕

ぱかっと《副詞》 ①きれいに割れる様子。気持ちよく割れる様子。「よき・で・ 焚きもん・の・ 木ー・を・ ぱかっと・ 割る。」②何かを入れているものの口が、はずれたり裂けたりして急に開く様子。また、その軽い音。「小銭入れ・の・ 口・が・ ぱかっと・ 開い・とる。」〔⇒ばかっと。⇒ぼかっと、ぽかっと〕

はかどる【捗る】《動詞・ラ行五段活用》 仕事などがどんどん進んでいく。しなければならない分量を、どんどんこなしていく。残りが少なくなっていく。「道・を・ 広げる・ 工事・が・ はかどっ・とる。」〔⇒はかがいく〕

はがね【刃金】《名詞》 かみそりの刃などのように、特に薄い刃。「はがね・で・ 鉛筆・を・ 削っ・とる。」◆小学生の頃、鉛筆を削る道具を「ないふ【ナイフ】」と言っていたが、その一種はいわゆる肥後の守であり、もう一種はかみそりの刃の形をしたものに安全策を施した形のものであった。前者を「ないふ」と言うのに対して、後者を「はがね」と言うことがあった。

はかば【墓場】《名詞》 亡くなった人や動物の遺体や遺骨などを埋める場所。「昔・は・ 人・が・ 死ん・だら・ はかば・を・ 掘り・に・ 行っ・た。」〔⇒はか、さんまい〕

ばかばか《副詞と》 勢いよくものごとが進んでいく様子。「ばかばか・ 仕事・を・ する。」「あの・ 時代・は・ 景気・が・ 良ー・て・ ばかばかと・ 儲かっ・た。」

ぱかぱか《名詞》 馬。「ぱかぱか・が・ 道・に・ あっぱ〔=うんこ〕・を・ 落とし・とる。」◆幼児語。〔⇒おんまぱかぱか〕

ぱかぱか《副詞と》 馬が足音を高く立てて歩く様子。また、その音。「馬・が・ ぱかぱか・ 歩く。」

ばかばかしい〔ばかばかしー〕【馬鹿馬鹿しい】《形容詞》 つまらない。取るに足りない。「そんな・ 話・は・ ばかばかしー・て・ 聞い・とら・れ・へん。」〔⇒ばからしい、あほうらしい〕

はかま【袴】《名詞》 ①和服の上からはき、腰から下をおおう、ひだのある衣類。「剣道・の・ 先生・が・ はかま・ はい・とる。」「羽織・と・ はかま」②植物の茎を取り巻いて覆っている皮。「土筆・の・ はかま・を・ 取る。」

はかまいり【墓参り】《名詞、動詞する》 墓へ行って、死者の霊を弔うこと。「彼岸・に・ 親・の・ はかまいり・に・ 行く。」◆「はかいき【墓行き】」と言うこともある。

ばかもん【馬鹿者】《名詞》 愚かな人。「ばかもん・が・ また・ 遅刻し・よっ・た。」〔⇒ばかたれ、あほたれ、あほんだら、あほんだれ

ばからしい〔ばからしー〕【馬鹿らしい】《形容詞》 つまらない。取るに足りない。「本気・で・ 聞い・とら・れ・へん・ ばからしー・ 話・や・なー。」〔⇒ばかばかしい、あほうらしい〕

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2014年8月 1日 (金)

中山道をたどる(173)

岩村田宿から塩尻宿まで(13)

 

酒造民俗資料館など

 

 茂田井の落ち着いた街道筋(写真・左、9時13分撮影)には時間がゆっくり流れています。道に沿って左手には水路が流れています。

 緩やかな坂を上っていくと大澤酒造の蔵に着きます。大きな釜があります。酒蔵を見学すると出会うことの多いものです。酒米を蒸すためのものでしょうが、今は使われていないモニュメントのようです。

 大澤酒造民俗資料館(写真・中、9時16)は、酒蔵を改装して作られています。酒造のさまざまな資料が1階と2階にいっぱい並んでいます。酒蔵特有のものもありますが、今は使われなくなってしまっている日常用具もあって懐かしい思いになります。この会社で作られている幾種類もの試飲ができるのは嬉しいことです。

 「このお酒 太陽のしずく」という灰谷健次郎さんの色紙(写真・右、9時17)があります。その他の方々の色紙などもたくさん並んでいます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(573)

「明石日常生活語辞典…は」()

 

はおる【羽織る】《動詞・ラ行五段活用》 着ているものの上に、きちんと着るのではなく、軽くかけて着る。「ジャンパー・を・ はおっ・て・ 歩く。」

はか【墓】《名詞》 ①亡くなった人や動物の遺体や遺骨などを埋める場所。「盆・に・ なっ・たら・ 行灯・を・ 持っ・て・ はか・へ・ 参る。」◆両墓制の名残があって、かつて埋め墓であったところを「さんまい」と言い、それとは別に、古くからの家には寺の周りに「はか」があった。現在では、その区別なく「はか」と言うことが多くなっている。②亡くなった人や動物の遺体や遺骨などを埋めた場所に立てる目印の石碑。「はか・に・ 名前・を・ 刻む。」⇒さんまい、はかば。⇒はかいし〕

はか【量・捗】《名詞》 仕事などの進み具合。「この・ 作業・は・ なかなか・ はか・が・ いか・へん。」

ばか【馬鹿】《名詞、形容動詞や》 ①愚かなこと。愚かな人。「そんな・ こと・ する・ 子・は・ ばか・や。」②機能や働きが失われること。効き目がないこと。「ねじ・が・ ばかに・ なっ・ても・とる。」③程度が甚だしいこと。「ばかな・ 力・が・ 出る。」〔⇒あほう〕

はかい《接続助詞》 理由・根拠などを表すときに使う言葉。「腹・が・ 減っ・た・はかい・ うどん・を・ 食べ・た。」〔⇒はかいに、さかい、さかいに、ので、から

はかい《終助詞》 念を押す気持ちを表す言葉。「ここ・に・ おる・はかい・な。」〔⇒さかい、さかいに、はかいに、ので、から

はがいい〔はがいー〕【歯痒い】《形容詞》 思うようにいかないで、いらいらする様子。「子ども・の・ 勉強・の・ 仕方・お・ 見・とっ・たら・ はがゆー・て・ しょーがない。」

はかいし【墓石】《名詞》 亡くなった人や動物の遺体や遺骨などを埋めた場所に立てる目印の石碑。「地震・で・ はかいし・まで・ こけ・ても・た。」〔⇒はか〕

はかいに《接続助詞》 理由・根拠などを表すときに使う言葉。「雨・が・ 降っ・た・はかいに・ だいぶ・ 涼しー・ なっ・た。」〔⇒はかい、さかい、さかいに、ので、から

はかいに《終助詞》 念を押す気持ちを表す言葉。「あんた・に・ 頼ん・だ・ん・や・はかいに・な。」〔⇒さかい、さかいに、はかい、ので、から

はがうく〔はーがうく〕【歯が浮く】《動詞・カ行五段活用》 ①歯の付け根がゆるんだように感じられる。「はーがうい・て・ もの・が・噛み・にくい。」②見え透いたお世辞や、気障な言葉を言う。「はがうい・た・よーな・ 誉め方・を・ せ・んとい・てんか。」

はかがいく【量が行く・捗が行く】《動詞・カ行五段活用》 仕事などがどんどん進んでいく。しなければならない分量を、どんどんこなしていく。残りが少なくなっていく。「今日・の・ 仕事・は・ だいぶん・ はかがいっ・た・なー。」〔⇒はかどる〕

はがき【葉書】《名詞》 通信に使う、一枚物の大きさの決まった用紙。「はがき・で・ 礼・を・ 言()ー。」

ばかし《副助詞》 ①限定する意味を表す言葉。「同じ・ 失敗・ばかし・ 何遍・も・ し・たら・ あか・ん・やろ。」「言()ー・ばかし・で・ 何・も・ し・てくれ・へん。」②おおよその範囲や程度などを表す言葉。「五百円・ばかし・の・ お菓子」③その動作が終わってから、時間が経っていないことを表す言葉。「スイッチ・を・ 入れ・た・ばかし・や・さかい・ もー・ ちょっと・ 待っ・てんか。」〔⇒ばっかし、ばかり、ばっかり〕

ばかしょうじき〔ばかしょーじき〕【馬鹿正直】《名詞、形容動詞や》 あまりに正直すぎて、気が利かない様子。また、そのような人。「言()ー・た・ こと・しか・ せ・ん・ ばかしょーじきな・ 男・や。」〔⇒あほうしょうじき〕

はがす【剥がす】《動詞・サ行五段活用》 貼りついていたものをはぎ取る。しっかり存在していたものをめくり取る。「封筒・から・ 切手・を・ はがす。」「庭・の・ コンクリート・を・ はがす。」

ばかす【化かす】《動詞・サ行五段活用》 人の心をだまして、迷わせる。「狐・や・ 狸・に・ ばかさ・れ・たら・ あか・ん・ぞ。」

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