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2014年9月30日 (火)

【掲載記事の一覧】

 中山道を歩いたときに遠くから眺めた御嶽山が噴火しました。救助活動が続いています。信仰の対象である山も、自然の恐ろしい牙を剥くことがあります。

 9月も、「【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典」と「中山道をたどる」とを毎日掲載し続けました。

 「中山道をたどる」は、大井宿(恵那市)までを歩き終えています。10月にはその続きを歩きます。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

 

◆【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典 ()(633)~継続

    [2013年1月6日開始~ 最新は2014年8月30日]

 

◆中山道をたどる ()(233)~継続

    [201311月1日開始~ 最新は2014年9月30日]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)~継続

 2014年5月10日開始~ 最新は2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)一旦終了。再開する意思あり。

 2013年4月13日開始~ 最新は2014年5月9日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~継続予定

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)~継続予定

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

 

◆百載一遇 ()()~継続予定

    [2014年1月1日開始~ 最新は2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)~継続予定

    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

 

……【以下は、連載を終了したものです。】……………………

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日開始~2014年4月12日終了]

 

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

 

◆明石日常生活語辞典 ()(1116)

    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日開始~20071212日終了]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日開始~20061231日終了]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日開始~20061226日終了]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日開始~20081125日終了]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日開始~20081113日終了]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日開始~20081215日終了]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日開始~2011年6月1日終了]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日開始~200610月4日終了]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日開始~20061011日終了]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日開始~200611月2日終了]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日開始~20071030日終了]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日開始~20061015日終了]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日開始~200612月7日終了]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日開始~20061222日終了]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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中山道をたどる(233)

塩尻宿から須原宿まで(13)

 

土木遺産の片平橋

 

 左側に、廃止になって渡れなくなっている橋(写真・左、1037分撮影)が見えます。国道19号の旧道です。横から見ると、可愛らしい感じのする橋です

 左側に横目で見て通り過ぎるると、この橋の方へ下りていけるところがありました。せっかくですから近づいてみることにします。説明書き(写真・中、1039)には、奈良井川に架かる開腹アーチ橋で1935(昭和10)に建設され、高度な技術が要求された構造であると書いてあります。2008(平成10)に土木学会推奨の土木遺産として認定されたとあります。

 近づいてみると、どっしりとした感じで、欄干も頑丈な造りになっています(写真・右、1039)。正面はまるで暗闇の中に飛び込んでいくようにも見えます。

 このあたりは、山が迫っていて、JR線は断続するトンネルで抜けています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(633)

「明石日常生活語辞典…ひ」(25)

 

びょういん〔びょーいん〕【病院】《名詞》 医師が病人やけが人の診察や治療をするところ。また、その施設・設備を持っているところ。「救急車・で・ びょーいん・に・ 運ば・れる。」

びょうき〔びょーき〕【病気】《名詞、動詞する》 ①動物の体のどこかの具合が悪くなること。「無理し・て・ びょーきせ・ん・よーに・ し・なはれ。」②植えられている植物に異常が生じること。「今年・は・ 稲・の・ びょーき・が・ はやっ・とる。」③人の悪い癖。「博打・は・ あいつ・の・ びょーき・や・ねん。」

ひょうご〔ひょーご〕【標語】《名詞》 考えや目的などを、短く印象的に表した言葉。「交通安全・の・ ひょーご」

ひょうさつ〔ひょーさつ〕【表札】《名詞》 家の門や玄関などに掲げる、そこに住んでいる人の名札。「暗(くろ)ー・て・ ひょーさつ・が・ 見え・なんだ。」

ひょうし〔ひょーし〕【表紙】《名詞》 本・ノートなどの表・裏についている、厚い紙や布。「帳面・の・ ひょーし・に・ 名前・を・ 書く。」「教科書・の・ ひょーし・を・ よごし・た。」

ひょうし〔ひょーし〕【拍子】《名詞》 ①強い音・弱い音、高い音・低い音などが、規則正しく繰り返されること。「みんな・で・ ひょーし・を とっ・て・ 踊る。」②なにかをしたときの、そのはずみ。そうしたとたん。「こけ・た・ ひょーし・に・ 腕・を・ 折っ・た。」

ひょうしぎ〔ひょーしぎ〕【拍子木】《名詞》 打ち合わせて鳴らす、四角に削った二本の細長い木。「紙芝居・の・ ひょーしぎ・が・ 聞こえる。」「ひょーしぎ・を・ たたい・て・ 火の用心・の・ 夜回り・を・ する。」

ひょうしょう〔ひょーしょー〕【表彰】《名詞、動詞する》 良い行いや、立派な成績をたたえて、広く知らせること。「ひょーしょー式・で・ ひょーしょー状・を・ もらう。」

ひょうたん〔ひょーたん〕【瓢箪】《名詞》 白い花が咲き、途中がくびれた形の実がなる蔓草。また、その実を乾かしたもの。「ひょうたん・に・ 酒・を・ 入れる。」〔⇒ひょったん〕

びょうにん〔びょーにん〕【病人】《名詞》 体のどこかの具合が悪くなっている人。患者。「びょーにん・が・ おる・さかい・ 大きな・ 声・は・ 出さ・んとい・て。」

ひょうのう〔ひょーのー〕【氷嚢】《名詞》 患部の熱を下げるために、氷や水を入れて冷やす袋。「ひょーのー・を・ 吊っ・て・ でぼちん〔=額〕・を・ 冷やす・」

ひょうばん〔ひょーばん〕【評判】《名詞》 ①世の中の人々からの良い評価。「ひょーばん・の・ カレー・を・ 食べ・に・ 行く。」②世間の人が広く知るようになったことがら。「あんた・の・ こと・が・ 村中・で・ ひょーばん・に・ なっ・とる・ぞ。」

びょうぶ「びょーぶ」【屏風】《名詞》 折り曲げて立てて、部屋の仕切りや飾りなどにする家具。〔びょーぶ・に・ 字ー・を・ 書い・てもらう。」

ひょうめん〔ひょーめん〕【表面】《名詞》 ①ものの外側になっている部分。「鏡・の・ ひょーめん・が・ 汚れ・とる。」②ものごとの表立って見えるところ。中身に深く立ち入らないもの。人目につきやすいところ。「ひょーめん・だけ・ きちんと・ し・とる。」⇒みため【見た目】、みてくれ【見てくれ】、みて【見て】、みかけ【見かけ】、うわべ【上辺】

ひよこ【雛】《名詞》 ①鳥の子。特に、鶏の子。「かど〔=庭〕・で・ ひよこ・が・ 遊ん・どる。」②専門の分野について、未熟な段階にある人。「あいつ・は・ まだ・ ひよこ・でっ・さかい・ 何・も・ わかっ・とら・へん。」⇒ぴよぴよ〕

ひょこたん《副詞と》 ①思いがけなくそのような状況になる様子。「一年ぶり・に・ ひょこたんと・ あいつ・に・ 会()ー・た。」「同窓会・に・ ひょこたんと・ 出・てき・た・ 友達・に・ びっくりし・た。」②弾みをつけて軽く動く様子。「ひょこたんと・ 挨拶さ・れ・て・ びっくりし・た。」③びっこをひいている様子。「ひょこたんと・ 足・を・ 引きずる。」◆③は、「ひょこたんひょこたん」と繰り返して言うことが多い。①②⇒ぴょこっ、ぴょこん、ぴょこたん、ひょこっ、ひょこん。⇒ひょっこり。⇒ぴょこたん、へこたん、ひょこたんひょこたん、ぴょこたんぴょこたん、へこたんへこたん〕

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2014年9月29日 (月)

中山道をたどる(232)

塩尻宿から須原宿まで(12)

 

木曽路に足を踏み入れる

 

 境川という小さな流れがあって、橋の名は境橋です。ここがかつての尾張藩と松本藩の境で、橋の真ん中が境界線であったと言われます。

 それを渡ると道の右側に「是より南 木曽路」の碑(写真・左、1019分撮影)が建っています。いよいよ木曽路だというわけで、気持ちが改まります。贄川から馬籠までが木曽路の11宿です。

 国道には、標高812メートル(写真・中、1020)という表示があります。このあたりは桜沢というところです。

 山が深くなってきました(写真・右、1026)。村の人たちが岩を削って道を作り、通行料を取っていたというのも、なるほどとうなずけます。谷が狭く、眼下に奈良井川の流れがあります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(632)

「明石日常生活語辞典…ひ」(24)

 

ひやめし【冷や飯】《名詞》 ①冷たくなったご飯。「弁当・は・ ひやめし・や・さかい・ 喉・に・ 詰まり・そーや。」②組織などの中で、冷遇されること。「会社・で・ ひやめし・を・ 食わさ・れる。」⇒ひやごはん【冷やご飯】■①対語=「ぬくめし」

ひゅうっと〔ひゅーっと〕《副詞》 風が鋭く吹く様子。また、その音。「すき間・から・ ひゅーっと・ 風・が・ 入る。」〔⇒ひゅうひゅう〕

びゅうっと〔びゅーっと〕《副詞》 風が音を立てて、盛んに吹く様子。また、その音。「びゅーっと・ 吹い・て・ バケツ・が・ 転が・され・とる。」〔⇒びゅうびゅう〕

ぴゅうっと〔ぴゅーっと〕《副詞》 風が音を立てて、盛んに吹く様子。また、その高い音。「ぴゅーっと・ 吹い・て・ 首筋・が・ 寒い。」〔⇒ぴゅうぴゅう〕

ひゅうひゅう〔ひゅーひゅー〕《副詞と》 風が鋭く吹く様子。また、その音。「外・は・ ひゅーひゅー・ 風・が・ 吹い・とる。」〔⇒ひゅうっと〕

びゅうびゅう〔びゅーびゅー〕《副詞と》 風が音を立てて、盛んに吹く様子。また、その音。「びゅーびゅー・ 吹い・て・ 飛ばさ・れ・そーや。」〔⇒びゅうっと〕

ぴゅうぴゅう〔ぴゅーぴゅー〕《副詞と》 風が音を立てて、盛んに吹く様子。また、その高い音。「戸ー・の・ 間・から・ ぴゅーぴゅーと・ 風・が・ 入っ・てくる。」〔⇒ぴゅうっと〕

ヒューズ〔ひゅーず〕【英語=fuse】《名詞》 強すぎる電流が流れると、切れて危険を防ぐ器具。また、それに使う合金。「ひゅーず・が・ とん・で・ 停電し・た。」

ひょいと《副詞》 ①軽々と、あるいは気軽にものごとを行う様子。「重た・そーな・ 箱・を・ ひょいと・ 持ち上げる。」②前触れもなく、突然である様子。「ひょいと・ 顔・を・ 出し・た。」⇒ひょいひょい〕

ぴょいと《副詞》 軽く跳んで越える様子。身軽に跳び上がる様子。「両足・を・ 合わし・て・ ぴょいと・ 跳ぶ。」〔⇒ぴょんと、ぴょんぴょん〕

ひょいひょい《副詞と》 軽々と、あるいは気軽にものごとを行う様子。「電話・を・ かけ・たら・ ひょいひょい・ やっ・てき・た。」〔⇒ひょいと〕

ひよう〔ひよー〕【費用】《名詞》 ある事柄を行うのに必要なお金。経費。「旅行・の・ ひよー・を・ 積み立てる。」

ひょう〔ひょー〕【表】《名詞》 線などで区切って、一目でわかるように文字や数字などを書いたもの。「隣保・ごと・の・ 名前・を・ ひょー・に・ する。」

ひょう〔ひょー〕【票】《名詞》 選挙で投票する紙片。選挙で、ある候補者に投票する人の数。「ひょー・は・ 一人・に・ 一つ・ずつ・や。」「ひょー・が・ 集まり・そーや。」

ひょう〔ひょー〕【雹】《名詞》 冷たい雷雨の時などに降ってくる、小さな粒の氷のかたまり。「ひょー・が・ 降っ・て・ ビニールハウス・が・ 破れ・た。」

ひょう〔ひょー〕【豹】《名詞》 虎よりすこし小さくて、すばしこい動作をする、黄色で黒い斑点の体毛を持った熱帯の動物。「ひょー・は・ 動物園・でない・と・ おら・へん。」

ひょう〔ひょー、びょー、ぴょー〕【俵】《助数詞》 米や炭などをたわらに詰めたものを数えるときの言葉。「炭・を・ 二ひょー・ 積ん・でき・た。」「一ぴょー」「三びょー」

ひょう〔ひょー、びょー、ぴょー〕【票】《助数詞》 投票された数などを数える言葉。「三十ぴょー・の・ 差ー・で・ 勝っ・た。」

びょう〔びょー〕【秒】《名詞》 時間の単位で、一分の六十分の一。「百メートル・を・ 十二びょー・で・ 走る。」

びょう〔びょー〕【鋲】《名詞》 ①頭に笠のような形のものが付いて、足の部分が短い、大きな釘。「柱・に・ びょー・を・ 打つ。」②板や壁などに紙片などを張るときに使う、頭に笠形のものがついた釘。画鋲。「壁・に・ びょー・で・ 留める。」⇒おしピン、ピン〕

びよういん〔びよーいん〕【美容院】《名詞》 顔や姿を美しくすることを仕事にしている店。「びよーいん・で・ セットし・てき・ます・」

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2014年9月28日 (日)

中山道をたどる(231)

塩尻宿から須原宿まで(11)

 

日出塩を行く

 

 日出塩の一里塚(写真・左、9時45分撮影)は、江戸から61里、京へ71里と書かれていて、六十一里塚とも言われたようです。あと5里を歩くと中間点ということになります。

 JR日出塩駅(写真・中、9時49)は、中山道からちょっと左に入ったところにあります。洗馬駅の隣がこの日出塩です。

 初期中山道の説明板(写真・右、1013)があります。このあたりが木曽路から牛首峠を越えて小野宿に抜ける旧道の分岐点です。1614(慶長19)に宿駅制度が整備され、塩尻、洗馬、本山の各宿場が新設されてから、ちょうど400年が経ちました。今年1026日には、本山宿から洗馬を通り、平出遺跡公園を経て塩尻宿までの皇女和宮御下向行列が催されると言います。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(631)

「明石日常生活語辞典…ひ」(23)

 

ひゃくしょうや〔ひゃくしょーや〕【百姓家】《名詞》 田畑で穀物・野菜・果物などを作る職業に従事している人の住む家。「ひゃくしょーや・に・は・ 大けな・ 納屋・が・ ある。」〔⇒のうか【農家】

ひゃくにちぜき【百日咳】《名詞》 咳が続いて治るのに日数がかかる、子どもに多い感染症。「ひゃくにちぜき・で・ 学校・を・ 休む。」

ひゃくにちそう〔ひゃくにちそー〕【百日草】《名詞》 夏から秋にかけて、白・黄・赤・紫などの花が長い間にわたって咲く草花。「ひゃくにちそー・を 墓・に・ 持っ・ていっ・て・ たてる。」

ひやけ【日焼け】《名詞、動詞する》 ①日に当たって、顔や体の色が黒くなること。「いっぺん・に・ ひやけし・たら・ 顔・が・ ひりひりする・ぞ。」②ものに日が当たって、色があせたり変わったりすること。「畳・の・ 端・が・ ひやけし・とる。」③長い間雨が降らずに、田畑などが乾いてしまうこと。日照り。「ひやけし・て・ 茄子(なすび)・が・ ひしぼっ・ても・とる。」

ひやこい【冷やこい】《形容詞》 固体や気体の温度が低くて、触れると冷ややかな感じがする。「ひやこい・ わらび餅・を・ 食べ・た。」〔⇒ひやっこい、ひやい、つめたい、ちめたい、つべたい、ちべたい〕■対語=①「あつい」「ぬくい」

ひやごはん【冷やご飯】《名詞》 冷たくなったご飯。「朝・の・ 残り・の・ ひやごはん・を・ お茶漬け・に・ する。」◆「ひやめし」よりは丁寧な言い方。〔⇒ひやめし【冷や飯】■対語=「ぬくごはん」。

ひやす【冷やす】《動詞・サ行五段活用》 ①冷たくする。「擦りむい・た・ ところ・を・ タオル・で・ ひやす。」「井戸・で・ 西瓜・を・ ひやす。」②気持ちを落ち着かせる。「頭・を・ ひやし・て・ もっぺん・ 考える。」

ひやたり【日当たり】《名詞》 ①日光が当たること。日光の当たり具合。「南向き・の・ ひやたり・の・ えー・ 家」②日光が当たっている場所。「ひやたり・で・ 仕事し・た・ので・ 肩・が・ ひりひりする。」〔⇒ひあたり〕

ひゃっか【百貨】《名詞》 「ひゃっかてん【百貨店】」のことを、短く「ひゃっか」ということがある。「電車・の・ 改札口・は・ 山陽ひゃっか・の・ 2階・と・ つながっ・とる。」「阪神ひゃっか・の・ 地下・で・ 買()ー・た。」

ひゃっかてん【百貨店】《名詞》 いろいろな種類の商品を、売場を分けて陳列し販売している大型の小売店。「神戸・の・ ひゃっかてん・で・ 買()ー・た。」◆関西では、固有名詞としては「阪急百貨店」「阪神百貨店」「山陽百貨店」などの言い方が多くて、デパートは「駅デパート」「ステーションデパート」のように、多くの店舗を寄せ集めたという印象が伴うことがある。〔⇒デパート〕

ひゃっかんでぶ【百貫でぶ】《名詞》 極端に肥満である人。「ひゃっかんでぶ・が・ 隣・に・ 坐っ・たら・ 狭(せも)ー・て・ かなわ・ん。」◆悪口、または、はやしたてる言葉として使う。

ひやっこい【冷やっこい】《形容詞》 固体や気体の温度が低くて、触れると冷ややかな感じがする。「ひやっこい・ アイスキャンデー・が・ 歯ー・に・ しみ・た。」〔⇒ひやこい、ひやい、つめたい、ちめたい、つべたい、ちべたい〕■対語=①「あつい」「ぬくい」

ひやっと《副詞、動詞する》 ①よくないことが起こりそうになって、心配する様子。危険なことに出会って、はっと驚く様子。背筋に冷たいものが走るように感じる様子。「衝突し・そーに・ なっ・て・ ひやっと・ びっくりし・た。」②水や空気が肌に冷たく感じられる様子。「九月・に・ なっ・て・ 風・が・ だいぶ・ ひやっとし・てき・まし・た・なー。」

ひやとい【日雇い】《名詞》 一日ごとの契約で雇うこと。また、その雇われた人。「ひやとい・の・ 仕事・を・ し・た・ こと・も・ ある。」

ひやひや《形容動詞や、動詞する》 ①よくないことが起こるのではないかと、気が気でない様子。「ひやひやし・ながら・ 吊り橋・を・ 渡っ・た。」②水や空気が肌に冷たく感じられる様子。「蔵・の・ 中・に・ 入っ・たら・ ひやひやし・とっ・た。」⇒ひよひよ〕

ひやひや《副詞》 辛うじて。なんとか。わずかの差で。「試験・に・は・ ひやひや・ 合格し・た。」〔⇒ひよひよ〕

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2014年9月27日 (土)

中山道をたどる(230)

塩尻宿から須原宿まで(10)

 

のどかな本山宿を過ぎる

 

 下問屋跡、旧本陣小林家の跡、上問屋跡、脇本陣跡などが道の左側にあって、進んでいくと道はしだいに下りになっていきます。高札場跡(写真・左、9時26分撮影)や秋葉大権現の碑や、上木戸跡があります。

 道端に高く、本山宿の看板(写真・中、9時27)があります。このあたりで本山宿が終わります。

 国道と合流して、少し歩いて上り坂になったところから、本山宿を振り返ると、宿は緑の中に隠れようとしています(写真・右、9時40)。洗馬の辺りとは違って、山が迫って、その間を鉄道と道路とがくねっています。本山宿には鉄道の駅は設けられていませんが、それがかえって落ち着いた、のどかな里を演出しているのかもしれません。いよいよこれから木曽路に分け入っていくのだという思いになります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(630)

「明石日常生活語辞典…ひ」(22)

 

ひま()いる【暇()要る】《動詞・ラ行五段活用》 行うのに時間がかかる。手間どる。「この・ 問題・を・ する・の・は・ だいぶ・ ひまがいる。」〔⇒ひま()かかる〕

ひま()かかる【暇()かかる】《動詞・ラ行五段活用》 行うのに時間がかかる。手間どる。「会議・を・ し・とっ・たら・ 決まる・まで・に・ ひまがかかっ・て・ しょーがない。」〔⇒ひま()いる〕

ひまご〔ひーまご〕【曾孫】《名詞》 孫の子ども。「長生きし・たら・ ひーまご・の・ 顔・も・ 見・られる・ぞ。」「ひまご・が・ 三人・も・ おり・ます・ねん。」

ひまじん【閑人】《名詞》 することがなくて、時間を持て余している人。時間の使い方の一つとして、他人のことに何かと口をはさむ人。「ひまじん・同士・で・ 将棋・を・ する。」「ひまじん・が・ 細かい・ こと・に・ 口出し・を・ する。」

ひまつぶし【暇潰し】《名詞、動詞する》 ①空いている時間を過ごす手段・方法。「ひまつぶし・に・ 将棋・なと・ し・まへ・ん・か。」「映画・ 見・て・ ひまつぶしする。」②時間を無駄に費やすこと。「図書館・で・ 探し・た・けど・ 見つから・なんで・ ひまつぶしに・ なっ・ても・た。」

ひまわり〔ひまーり〕【向日葵】《名詞》 太陽の動きにつれて花が回ると言われている、背の高い茎の先に大きな黄色の花をつける草花。「ひまわり・が・ 人・の・ 背ー・より・ 高こー・ なっ・た。」

ひみつ【秘密】《名詞》 隠して、人に知らせないこと。関係者以外には公開しないこと。「旦那さん・に・は・ ひみつ・に・ せ・ん・ 方・が・ えー・と・ 思う・よ。」〔⇒ないしょ【内緒】、ないしょごと【内緒事】

ひめ【姫】《名詞》 身分の高い人の娘。大切にされている女の人。「おひめさん・が・ 出・てくる・ お話」

ひめくり【日捲り】《名詞》 毎日、一日ずつはぎ取っていく暦。「柱・に・ ひめくり・を・ かける。」

ひも【紐】《名詞》 糸・紙・皮などをよりあわせて太くしたもの。「凧・を・ 揚げる・ ひも」〔⇒ひぼ〕

ひもじい〔ひもじー〕《形容詞》 お腹が空いて、つらい気持ちになる。「子ども・に・ ひもじー・ 思い・を・ さし・たら・ あか・ん。」

ひもと【火元】《名詞》 ①火を使う場所。火のある場所。「ひもと・を・ もー・一遍・ よー・ 見・て・から・ 寝る。」②火事の原因となったところ。火事の原因となるもの。「空き家・が・ ひもと・やっ・た・ん・や・て。」〔⇒ひのもと〕

ひもの【干物】《名詞》 魚や貝などを干したもの。「さんま・の・ ひもの・を・ 買()ー・てき・た。」

ひや【冷や】《名詞》 冷たい水や温めない酒などの飲み物。「今日・は・ 澗(かん)せ・んと・ ひや・で・ 飲も・か。」

びや【枇杷】《名詞》 背の高い常緑樹で、夏の初めに、だいだい色の実が生る木。また、その実。「大きな・ びや・の・ 種」〔⇒びわ〕

ひやあせ【冷や汗】《名詞》 恥ずかしいときや、恐ろしいときなどに出る汗。「見つかっ・たら・ えらい・ こと・や・と・ 思(おも)・て・ ひやあせ・ かい・とっ・てん。」

ひやい【冷やい】《形容詞》 固体や気体の温度が低くて、触れると冷ややかな感じがする。「廊下・を・ 裸足・で・ 歩い・たら・ ひやい・なー。」「ひやい・ 氷」〔⇒ひやこい、ひやっこい、つめたい、ちめたい、つべたい、ちべたい〕■対語=①「あつい」「ぬくい」

ひやかす【冷やかす】《動詞・サ行五段活用》 ①相手が困るようなことを言ったりして、からかう。「アベック・を・ ひやかし・たら・ あか・ん・がな。」②買う気がないのに店を見て回ったり、値段を聞いたりする。「夜店・を・ ひやかし・に・ 行か・へん・か。」

ひゃく【百】《名詞》 ①十の十倍の数。「ひゃく円」②百歳であること。「このごろは・ ひゃく・まで・ 元気な・ 人・も・ 多い・なー。」③数が多いこと。「ひゃく・も・ 承知・で・ 言()ー・とる・ねん。」

ひゃくしょう〔ひゃくしょー〕【百姓】《名詞、動詞する》 田畑で穀物・野菜・果物などを作る職業。また、その職業に従事すること。「田舎・の・ ひゃくしょー・に・ 生まれ・た・ん・や。」「先祖代々の・ ひゃくしょー」〔⇒のうぎょう【農業】、のうか【農家】

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2014年9月26日 (金)

中山道をたどる(229)

塩尻宿から須原宿まで()

 

蕎麦の里の本山宿

 

 「本山そばの里」というのぼりなどがあちこちに、はためいています。「本山宿 そば切り発祥の地」という説明板(写真・左、9時10分撮影)があります。蕎麦はもともと、そば粉をお湯で溶いた蕎麦掻きとして食べられていましたが、現在のような細切りのものの発祥が本山だというのです。

 1706年の「風俗文選」に、「蕎麦切というは、もと信濃の国本山宿より出て、あまねく国々にもてはやされける」という記述があるそうです。中山道を行き来した旅人が本山宿で細く切った手打ち蕎麦に出会って驚き、各地に伝えたであろうことは容易に想像できます。

 本山宿は落ち着いた家並みが続いています。川口屋、池田屋、若松屋などの建物は切り妻造り平入り2階建てで、2階部分が突き出た形になっています(写真・中、9時17)

 本山宿(写真・右、9時22)は、皇女和宮が宿泊した宿場です。その通行は前後4日間に及んだと伝えられています。今年は塩尻4宿の400年祭で、その行列を再現したものが秋に催されるということを地元の人から聞きました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(629)

「明石日常生活語辞典…ひ」(21)

 

ひばり【雲雀】《名詞》 畑や野原に巣を作り、春には空高く舞い上がって鳴く鳥。「ひばり・が・ ピーチク・ 鳴い・とる。」

ひび【皹、罅】《名詞》 ①ものの表面にできる、細かい裂け目。「窓・の・ ガラス・に・ ひび・が・ はいっ・とる。」「地震・で・ コンクリート・に・ ひび・が・ でけ・た。」②寒さのために、手足などの皮膚にできる、細かい裂け目。「手ー・の・ ひび・が・ 痛む。」

ひび【日々】《名詞、副詞》 ①午前零時から午後十二時までの間の二十四時間が幾度も繰り返して続くこと。「ひび・の・ 心構え・が・ 大事や。」「ひび・ 一生懸命に・ する・こと・が・ 大事や・でー。」②ほぼ同様のことが繰り返される日が続いていること。「病院通い・の・ ひび・や。」③一日ずつ日がたつにつれて。「ひび・ 寒さ・が・ 厳しー・ なっ・てき・た。」〔⇒いちにちいちにち。①②⇒まいにち、まいにちまいにち、まいにちひにち。⇒ひにひに〕

ひびく【響く】《動詞・カ行五段活用》 ①音や声が辺りに伝わる。「お昼・の・ サイレン・が・ ひびく。」「隣・の・ 家・から・ ピアノ・の・ 音・が・ ひびい・てくる。」②音や声が跳ね返る。反響する。「ひびい・て・ 何・を・ 言()ー・とる・の・か・ わから・へん。」③振動が伝わる。「歩い・たら・ 廊下・が・ ひびい・て・ 怖い・なー。」④他のものに影響する。「雨降り・の・ 日ー・は・ 売り上げ・に・ ひびく。」

ひびょういん〔ひびょーいん〕【避病院】《名詞》 法定伝染病にかかった人を収容し治療を施し、他への伝染を防ぐ病院。「伝染病・で・ ひびょーいん・に・ 入っ・た。」

ひびわれる【罅割れる】《動詞・ラ行下一段活用》 細かい裂け目ができて割れる。「茶碗・が・ ひびわれ・とる。」

びびる《動詞・ラ行五段活用》 気後れしたり恐れたりして縮こまる。自信を持って、伸び伸びと行動できない。ひるむ。「びびら・んと・ 元気・ 出し・て・ 行け。」「野次・を・ 言わ・れ・て・ びびっ・ても・て・ 三振し・た。」

ひひん《副詞と》 馬がいななく様子。また、その声。「ひひんと・ 鳴い・て・から・ 歩きだし・た。」

びびんちょ《名詞、形容動詞や、動詞する》 ①臆病心が強いこと。また、そのような人。「びびんちょせ・んと・ 堂々と・ 喋り・なはれ。」②賭事などですっからかんになること。また、そのようになった人。「今日・は・ パチンコ・で・ びびんちょし・ても・た。」

ひふ【皮膚】《名詞》 人や動物の体を包んでいる皮。「冬・に・ なっ・たら・ ひふ・が・ 荒れ・て・ 困る。」

ひふみよいむなやこと【一二三四五六七八九十】《唱え言葉》 ものを数えるときに、1から10までを数える代わりに、一字一音で言う言葉。◆子どもたちは「ぼんさんがへをこいた」を使うことが多かったが、大人たちが、そんな言い方をはばかる場合は「ひふみよいむなやこと」(「ひとつ」の「ひ」、「ふたつ」の「ふ」、「みっつ」の「み」…、のそれぞれの最初の一音を連ねた言い方)と言っていた。もちろん、ゆっくりと一つ一つを指しながら「ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や・こ・と」と言うこともあった。〔⇒ぼんさんがへをこいた〕

ひぼ【紐】《名詞》 糸・紙・皮などをよりあわせて太くしたもの。「古い・ 新聞・を・ ひぼ・で・ くくっ・て・ まめる。」〔⇒ひも〕

ひぼし【日干し】《名詞、動詞する》 日光に当てて乾かすこと。また、乾かしたもの。「海老・を・ ひぼし・に・ する。」「ひぼしし・た・ 鰈(かれい)」

ひぼし【干乾し】《名詞》 食べ物がなくて飢えること。「仕事・が・ なかっ・たら・ ひぼし・に・ なっ・てまう・がな。」

ひま【暇】《名詞、形容動詞や》 ①余裕のある時間。自分の好きにできる時間。「ここ・で・ 喋っ・とる・ ひま・は・ あら・へん・ねん。」②何かを行うのに必要な時間。「作る・の・に・は・ 一週間・の・ ひま・が・ 欲しー・なー。」③連続している動作や状態が途切れる時。絶え間。「雨・が・ やむ・ ひま・が・ ない。」④手が空いていること。仕事をしていないこと。「ひまな・ 人・は・ 手伝(てっと)ー・てくれ・へん・か。」「ひま・で・ ひま・で・ 困っ・とる・ねん。」⇒ま。⇒きれめ、あいま〕

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2014年9月25日 (木)

中山道をたどる(228)

塩尻宿から須原宿まで()

 

洗馬から本山宿へ

 

 7月2日、青空が広がっています。宿泊地の塩尻から電車で洗馬に戻って、洗馬から一日のスタートです。

 洗馬駅から南に向かって線路際の西側の道(写真・左、8時30分撮影)を歩きます。宿場の様子は昨日見ていますから、別の道をたどってみようと考えました。しばらくして、中央線の下をくぐって線路の東側に出ます。ここからは国道です。少し歩くと、広々とした盆地の風景が広がります。さまざまな店や工場などが点在して、このあたりは塩尻の町の続きという感じがします。

 国道19号で、名古屋との距離が173(写真・中、8時58)という表示があります。前途の遙かさを思います。宿場のある中津川まででも90㎞を超えています。

 国道から右(西側)に入る道があって、本山宿が近づいてきます。「中山道本山宿しののめのみち」という表示があります。本山宿下町石造群(写真・右、9時04)があって、庚申塚、二十三夜塔、馬頭観音、道祖神、供養塔などなど、そして秋葉神社の常夜燈があります。秋葉神社は火除けの神様です。宿場にとって火事は大敵です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(628)

「明石日常生活語辞典…ひ」(20)

 

ひねる【捻る】《動詞・ラ行五段活用》 ①円形のものなどを、一つの方向に力を加えて回す。「瓶・の・ ふた・を・ ねじっ・て・ 開ける。」②細長いものの両端を互いに逆方向に回して、よりを掛けるようにする。「体・を・ ねじる。」③指先や爪で、皮膚をつまんで強くねじる。「ほっぺた・を・ ひねっ・て・ 眠気・を・ 覚ます。」④別の方向に変える。「腰・を・ ひねる。」⑤あれこれと考える。「首・を・ ひねっ・て・ 考える。」⑥相手に簡単に対応する。「ちょっと・ ひねっ・たら・ 勝てる・やろ。」⑦按摩をする。「ひねっ・てもろ・て・ 楽に・ なっ・た。」①②⇒ねじる【捻る】、ねじまわす【捻じ回す】⇒ひねきる、つめきる、つねる〕■名詞化=ひねり【捻り】

ひねる【陳る】《動詞・ナ行下一段活用》 ①乾物などが古くなって変質する。「ひね・た・ 素麺」②茄子・胡瓜などが熟しすぎて固くなる。「ひね・た・ 胡瓜・や・さかい・ もー・ 食わ・れ・へん。」「ひね茄子」③年をとる。老成する。「ひね・た・ もの・の・ 言い方・を・ する。」「年・の・ 割・に・は・ ひね・た・ 感じ・の・ 人・や。」「ひね・た・ 顔・を・ し・た・ 子ども」

ひのいり【日の入り】《名詞》 太陽が地平線より下に沈むこと。また、その時刻。「彼岸・が・ 過ぎ・て・ だんだん・ ひのいり・が・ 遅なっ・てき・た。」■対語=「ひので」

ひのき【桧】《名詞》 建築材などとして重んじられる、葉がうろこ状に重なり合ってつき、高さ3040メートルに達する常緑樹。「ひのき・の・ 床の間」

ひのくるま【火の車】《名詞》 お金がなくて、生活が非常に苦しいこと。「ひのくるま・に・ なら・ん・うち・に・ 何・か・ 考え・とき・まほ。」

ひのくれ【日の暮れ】《名詞》 太陽が沈む頃。あるいは、空が薄暗くなるまでの間。「ひのくれ・まで・に・ 仕事・を・ すまそ・ー。」〔⇒ひぐれ〕

ひのけ【火の気】《名詞》 ①火の暖かさ。暖かさをもたらす火の熱。「ひのけ・が・ ない・ 部屋・や・さかい・ 寒かっ・た。」②炎が出るもととなるもの。火元。「火事・に・ なら・ん・よーに・ ひのけ・に・ 気・を・ つける。」

ひのこ【火の粉】《名詞》 火が燃え上がるときに飛び散る、小さな火片。「ひのこ・が・ 飛ん・で・ 燃え移っ・たら・ 困る・と・ 心配し・た。」

ひのし【火熨】《名詞》 炭火で熱くして、布の皺を伸ばしたり形を整えたりする道具。◆柄杓の形の金属で、桶の部分に炭火を入れて使用する。「ひのし・が・ 熱すぎ・たら・ 着物・が・ 焼ける。」〔⇒ひごて〕

ひので【日の出】《名詞》 太陽が地平線より上に昇ること。また、その時刻。日没。「早起きし・て・ ひので・を・ 見ー・に・ 山・に・ 登っ・た。」「気温・が・ いちばん・ 低い・の・は・ ひので・の・ 前・や。」■対語=「ひのいり」

ひのべ【日延べ】《名詞、動詞する》 予定していた日や、日数を延ばすこと。延期。「雨・が・ 続い・て・ 試合・の・ 予定・が・ ひのべ・に・ なっ・た。」「もー・ ちょっと・ ひのべせ・んと・ 仕事・は・ 終わら・へん。」

ひのまる【日の丸】《名詞》 白地に赤い丸をつけた、日本の国旗。「祝日・に・ ひのまる・を・ 立てる・ 家・は・ 少(すけ)のー なっ・た。」

ひのまるべんとう〔ひのまるべんとー〕【日の丸弁当】《名詞》 白いご飯のまんなかに梅干しを置いた、質素な弁当。「汗水・ 流し・て・ 働い・た・ 後・は・ ひのまるべんとー・が・ うまかっ・た・なー。」

ひのもと【火の元】《名詞》 ①火を使う場所。火のある場所。「地震・の・ 時・は・ 真っ先に・ ひのもと・を・ 消さ・んと・ いか・ん。」②火事の原因となったところ。火事の原因となるもの。「ひのもと・は・ 居酒屋・やっ・てん・て。」〔⇒ひもと〕

ひのようじん〔ひのよーじん〕【火の用心】《名詞、動詞する》 火事を出さないように、火の取り扱いに注意をすること。「冬・に・ なっ・たら・ ひのよーじん・を・ ふれ・て・ 回り・よっ・た・もん・や。」

ひばし【火箸】《名詞》 炭火などを挟むために用いる、金属製の長い箸。「ひばし・で・ 炭・を・ 挟(はそ)む。」

ひばち【火鉢】《名詞》 灰を入れた中に熾した炭火を入れて、暖をとったり湯を沸かしたりする用具。「ひばち・で・ 手ー・を・ 温める。」

ひばな【火花】《名詞》 金属や石がぶつかったり、電気が触れ合ったりしたときに、細かく飛び散る火。「新幹線・の・ 青い・ 火花」

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2014年9月24日 (水)

中山道をたどる(227)

塩尻宿から須原宿まで()

 

宿場も鉄道も静かにたたずむ

 

 高札場跡に、洗馬宿のモニュメント(写真・左、1626分撮影)が作られています。背後が金網に囲まれた広場であるのが、ちょっと興ざめです。

 下校途中の小学生が「こんにちは」と挨拶してくれるのは嬉しいことですが、人通りはほとんどなく、宿場は静かにたたずんでいる風情です。

 街道筋には明治天皇御駐駕処とか万福寺の赤門とがありますが、宿場の範囲が終わってしだいに下っていって、JRの線路をくぐるようになっています。このあたりで引き返して駅に向かいます。洗馬には宿はありませんので塩尻に泊まります。

 洗馬駅前に洗馬宿の案内板(写真・中、1647)があります。洗馬宿は、街道筋の西側に奈良井川が流れ、東側にJRと国道19号とが走っています。

 JR洗馬駅(写真・右、1651)には駅前広場がありますが、かわいい駅舎で、駅員は不在です。ひっそり静まり返っています。旧街道の宿場を鉄道が浸食し、その鉄道の繁栄を国道のクルマが奪い取ってしまっています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(627)

「明石日常生活語辞典…ひ」(19)

 

ひなにんぎょう〔ひなにんぎょー〕【雛人形】《名詞》 紙や土などで作って着物を着せた、桃の節句のときに飾る人形。「三月三日・が・ すん・だら・ ひなにんぎょー・は・ 早(はよ)ー・ しまい・なはれ・よ。」〔⇒ひな〕

ひなまつり【雛祭り】《名詞》 三月三日の桃の節句に、雛人形を飾って、女の子の成長や幸せを祈るお祭り。「ひなまつり・の・ あられ・を・ 買う。」

ひなん【避難】《名詞、動詞する》 危険な目に遭わないように他の場所へ逃げること。「津波・の・ 時・は・ 早く・ 高い・ 所(とこ)・へ・ ひなんし・てください・ね。」

ビニール〔びにーる〕【英語=vinyl】《名詞》 耐水性や気密性に優れている、布・皮・ゴムなどの代わりに使うことが多い合成樹脂。「ごみ・を・ びにーる・の・ 袋・に・ 入れる。」

ひにく【皮肉】《名詞、形容動詞や》 わざと反対のことを言ったり、遠回しに意地悪く言ったりすること。また、そのような言葉。「そんな・ 言い方・ し・たら・ ひにくに・ 聞こえ・まっ・せ。」

ひにくる【皮肉る】《動詞・ラ行五段活用》 わざと反対のことを言ったり、遠回しに意地悪く言ったりする。「ちょっと・ ひにくっ・てみ・た・けど・ 本人・は・ 気・が・ つい・とら・へん・みたいや。」

ひにち【日日】《名詞》 ①経過したり累積したりする日の数。「出来上がる・まで・に・ ひにち・が・ だいぶ・ かかる。」②何かを行うための、特定の日。「ひにち・を・ 早(はよ)ー・ 決め・んと・ いか・ん。」⇒にっすう【日数】⇒ひどり〕

ひにちぐすり【日日薬】《名詞、形容動詞や》 時の経過とともに病気や怪我などが治っていくこと。日数が経てば確実に治る見通しのある病気や怪我の状況。「心配せ・ん・でも・ ひにちぐすりで・ 治る・やろ。」「この・ 怪我・は・ ひにちぐすりや・さかい・ もー・ ちょっと・ 辛抱し・とら・な・ しょー・が・ ない。」

ひにひに【日に日に】《副詞》 ①一日ごとの単位で。「ひにひに・ 千円・ずつ・ 電車賃・が・ 要る。」②一日ずつ日がたつにつれて。◆目に見えるような変化があるときに使うことが多い。「ひにひに・ 草・が・ 伸び・てき・た。」⇒ひび、いちにちいちにち、まいにち、まいにちまいにち、まいにちひにち〕

ひね《名詞》 時間を経て成熟したもの。盛りを過ぎたもの。「ひね・の・ 茄子」「ひね・生姜」

ひねきる《動詞・ラ行五段活用》 指先や爪で、皮膚をつまんで強くねじる。「怒ら・れ・て・ ほっぺた・を・ ひねきら・れ・た。」〔⇒つめきる、ひねる、つねる〕

ひねくりまわす〔ひねくりまーす〕【ひねくり回す】《動詞・サ行五段活用》 ①手先で盛んにいじる。「鉛筆・を・ ひねくりまーし・ながら・ 考え・とる。」②盛んに理屈をつけたりして言う。議論のための議論をして、結論がない。「ひねくりまーし・て・ 結局・ 何・も・ 決まら・ず・や。」

ひねくる《動詞・ラ行五段活用》 ①手先でいじる。「本・を・ ひねくっ・て・ 傷め・ても・た。」②いろいろ理屈をこじつけたりして言う。皮肉っぽく言う。「ひねくら・んと・ ちゃんと・ 教え・てくれ・へん・か。」

ひねくれる《動詞・ラ行下一段活用》 ①ものごとを素直に受け取らないで、自分が劣っているように思ったり、不利な状況に立たされているように考えたりする。また、その結果、考えや行いが素直でなくなる。「ひねくれ・ても・て・ 協力し・てくれ・へん。」②形がいびつになっている。「石・が・ 多い・ ところ・に・ 植え・た・ さかい・ ひねくれ・た・ 大根・に・ なっ・た。」⇒ねじれる【捻れる】、ねじける(捻ける)、ひがむ【僻む】■名詞化=ひねくれ

ひねなすび【捻茄子】《名詞》 古くなったもの。古くなって縮んだ感じになったもの。◆茄子には限らず、いろいろなものについて言う。「ひねなすび・の・ おっさん・や・さかい・ 素直に・ 言()ー・ こと・を・ 聞ー・てくれ・へん。」

ひねりだす【捻り出す】《動詞・サ行五段活用》 ①あれこれ考えて工夫をする。「えー・ 案・を・ ひねりだし・てみ・まほ。」②金銭の都合をつける。「どっか・から・ 十万円・ほど・ ひねりだせ・まへ・ん・か。」③小さく丸めたものを、指先から作り出す。「小餅・を・ ひねりだす。」

ひねりもち【捻り餅】《名詞》 酒蔵で、酒米が完全に蒸せたかどうかを調べるために、蒸した米を取り出して、押しつぶして餅のように練ったもの。◆普通の餅に比べると、きめが細かく、何とも言えない味わいがある。本来は酒蔵の中での検査用であったはずだが、明石市大久保町西島地区にはたくさんの酒蔵があり、そこに勤めている人も多かったので、何らかのつながりによって、「ひねりもち」を口にする機会があった。たくさんの酒蔵で、酒米を蒸すたびごとに、「ひねりもち」もたくさん作られていたのであろう。酒粕は販売の対象になっても、「ひねりもち」は商品にならないという事情も関係があるのだろう。

 

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2014年9月23日 (火)

中山道をたどる(226)

塩尻宿から須原宿まで()

 

梅雨晴れの洗馬を歩く

 

 荷物貫目改所(写真・左、1617分撮影)は、問屋場と併設されて、規定の重量を超えた荷物に割増金を徴収したところです。その跡地ですが、一時期は洗馬学校に使われていたと言います。洗馬学校は1873(明治6年)に民家に開設され、数年後に移転し、屋上に今井兼平の洗馬の像があったと言われています。

 脇本陣・志村家(写真・中、1618)も跡の表示だけです。ここの庭園も素晴らしいものであったが、鉄道の洗馬駅造成によって失われたそうです。

 しばらく行くと、芭蕉の句碑(写真・右、1625)があります。「梅雨ばれの わたくし雨や 雲ちぎれ」が刻まれています。私雨とは狭い範囲に急に降り出す雨のことです。梅雨晴れとは、梅雨の晴れ間のことです。旧暦五月は五月雨(さみだれ)の季節で、その晴れ間が五月晴れ(さつきばれ)、すなわち梅雨晴れです。その晴れ間に雲がちぎれて、狭い範囲ににわか雨が降ったというのです。今日(7月1日)は旧暦6月5日ですが、梅雨の最中です。ちょうど梅雨の晴れ間の一日を歩いているのです。ところで、この句は芭蕉の句集には見かけない句なのですが…。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(626)

「明石日常生活語辞典…ひ」(18)

 

ひとみしり【人見知り】《名詞、動詞する》 子どもなどが、見慣れない人を見て、恥ずかしがったり恐がったりすること。「ひとみしり・が・ 激しー・ 子ー・や。」〔⇒しとみしり〕

ひとめ【一目】《名詞》 ①ちょっと見ること。一度見ること。「えー・ 品物・か・ どー・か・は・ ひとめ・で・ わかる。」②全体を一度に見渡すこと。「山・の・ 上・から・ ひとめ・で・ 町・を・ 眺める。」〔⇒しとめ〕

ひとめ【人目】《名詞》 他人の見る目。人に見られていること。世間からの注目。「ひとめ・を・ 気ー・に・ する。」〔⇒しとめ〕

ひとめにつく【人目に付く】《動詞・カ行五段活用》 すぐ人の目に触れる。注目されやすい。「みんな・の・ ひとめにつく・ 所(とこ)・に・ 張り紙・を・ する。」〔⇒しとめにつく、めだつ〕

ひとやすみ【一休み】《名詞、動詞する》 仕事などの途中で、ちょっと休むこと。「ここら・で・ ひとやすみし・て・ お茶・でも・ 飲もー・か。」〔⇒しとやすみ〕

ひとり【一人】《名詞》 ①一個の人。相手や仲間がいないこと。「ひとり・で・ 下宿し・とる。」「ひとり・で・ 考える。」②結婚していないこと。独身。「まだ・ ひとり・です。」〔⇒しとり。⇒ひとりもん、しとりもん〕

ひどり【日取り】《名詞》 何かを行うための、特定の日。また、その日を決めること。「結婚式・の・ ひどり・を・ 決める。」〔⇒ひにち〕

ひとりごと【独り言】《名詞》 相手がいない場で、ひとりでものを言うこと。また、言った言葉。「ぶつぶつ・ ひとりごと・を・ 言()ー・とる。」〔⇒しとりごと〕

ひとりでに【独りでに】《副詞》 ①他からの力を借りることなく自然に。自分の意志・意図などとは無関係に。いつの間にか。「風・が・ 出・てき・て・ ひとりでに・ 戸ー・が・ 開い・て・ びっくりし・た。」「日向水・に・ し・とい・たら・ ひとりでに・ 温ー・ なる。」②機械などに一定の操作をしておいたとき、あとは自然に動くようになる様子。「地震・の・ 時・は・ テレビ・が・ ひとりでに・ 知らし・てくれる。」〔⇒しとりでに〕

ひとりぼっち【独りぼっち】《名詞、形容動詞や》 行動をともにする人がいないこと。身寄りや仲間などが存在しないこと。「ひとりぼっち・で・ 東京・へ・ 試験・を・ 受け・に・ 行っ・た。」〔⇒しとりぼっち〕

ひとりもん【独り者】《名詞》 結婚していないこと。独身。「息子・は・ まだ・ ひとりもん・や・ねん。」〔⇒しとりもん、ひとり、しとり〕

ひな【雛】《名詞》 ①卵から孵ったばかりの鳥の子。「鶏・の・ ひな」②紙や土などで作って着物を着せた、桃の節句のときに飾る人形。「そろそろ・ ひな・を・ 飾ろー・か。」⇒ひなどり。⇒ひなにんぎょう〕

ひなか【日中】《名詞》 ①半日ほどの時間。「垣・の・ ペンキ・を・ 塗る・の・に・ ひなか・ かかっ・た。」②昼の盛りの時間帯。「ひなか・に・ 泥棒・に・ 入ら・れ・た。」「ひなか・に・ 働か・んと・ パチンコし・て・ 遊ん・どっ・たら・ あか・ん・やろ。」⇒はんにち。⇒ひるひなか、ひるのひなか、まっぴるま〕

ひなかしごと【日中仕事】《名詞》 半日ほどの時間が必要な作業や用務。「弟・の・ 家・まで・ 行く・の・は・ ひなかしごと・や・ねん。」

ひながた【雛形】《名詞》 ①文字や絵画などの上達を図るために、模範として真似て練習するためのもの。「ひながた・を・ 見・て・ 書く。」②実物に似せて小さく作ったもの。「建物・の・ ひながた・を・ 作っ・て・ いろいろ・ 考える。」⇒てほん。⇒もけい〕

ひなた【日向】《名詞》 日光の当たるところ。「寒い・さかい・ ひなた・で・ 遊ぼー・か。」■対語=「ひかげ」

ひなたぼっこ【日向ぼっこ】《名詞、動詞する》 寒い季節に、日光に当たって暖まること。「雀・が・ 電線・に・ 止まっ・て・ ひなたぼっこし・とる。」

ひなたみず【日向水】《名詞》 夏の季節に、盥などに入れて、長い時間、日光に当てておいて温度を高めた水。「ひなたみず・で・ 行水・を・ する。」

ひなどり【雛鳥】《名詞》 卵から孵ったばかりの鳥の子。「ひなどり・や・さかい・ 上手に・ よー・ 飛ば・へん。」〔⇒ひな〕

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2014年9月22日 (月)

中山道をたどる(225)

塩尻宿から須原宿まで()

 

大火と鉄道開通

 

 分去れから50メートルほど進んだところに、道標や道祖神が集められている地点(写真・左、1601分撮影)があります。ここは1932(昭和7)の大火の後、道が整備されたときに移されたものだそうです。右側の道を上っていくと、肘懸松のところにつながっているようです。

 中山道を歩いていると大火で焼失したということを良く聞きます。和田宿のように江戸時代のこともありますが、明治や昭和のこともあります。洗馬宿も大火で、さまざまなものが失われて、残念なことです。

 洗馬宿は分去れの宿場として計画的に設けられたもので、戸数ははじめ100軒、江戸時代末には150軒あったと言われます。

 邂逅(あふた)の清水(写真・中、1604)は、欅の根元から清水が湧いて、人々の生活用水として使われているそうです。木曽義仲が兵を挙げたとき、義仲と今井兼平の主従が邂逅した場所と伝えられ、兼平が馬の足を洗うと馬が元気を取り戻した 洗馬という地名の起こりになっています。

 本陣・百瀬家(写真・右、1615)は跡地の表示だけです。もともとは優れた庭がありましたが、鉄道開通に伴う洗馬駅の造成によって失われたと言います。鉄道が街道を浸食したのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(625)

「明石日常生活語辞典…ひ」(17)

 

ひとで【人手】《名詞》 ①働く人。労働力。「この・ 仕事・は・ ひとで・が・ ぎょーさん・ 要る。」「ひとで・が・ 足ら・ん。」②他人が支配するものやこと。「貧乏し・て・ 先祖・から・ 伝わっ・とっ・た・ 屏風・や・ 掛け軸・が・ ひとで・に・ 渡っ・ても・た。」〔⇒しとで〕

ひとで【人出】《名詞》 行楽や買い物などに、人が出て集まること。「今日・の・ ひとで・は・ 少(すけ)ない。」〔⇒しとで〕

ひとで【海星】《名詞》 星の形をして棘が密生している、海底にすむ動物。「網・に・ ぎょーさん・ ひとで・が・ かかっ・てき・た。」〔⇒しとで〕

ひととおり〔ひととーり〕【一通り】《名詞》 ①初めから終わりまで全部。全体のあらましに関すること。「ひととーり・ 読ん・だ・けど・ よー・ わから・へん。」②複数のものがないこと。「時間・が・ なかっ・た・ので・ 計画・を・ ひととーり・だけ・ 作っ・た。」③程度が普通であること。「ひととーり・の・を・ やっ・とっ・た・ん・では・ 合格・は・ でけ・へん。」〔⇒しととおり〕

ひとどおり〔ひとどーり〕【人通り】《名詞》 人が行き来すること。人の往来。「ここらへん・は・ ひとどーり・が・ 多い・ 所・や。」〔⇒しとどおり〕

ひどないな【酷ないな】《連体詞》 ①思いやりが乏しくて悪辣だ。人情味がない。あくどい。むごい。「えらい・ ひどないな・ 台風・やっ・た。」「ひどないな・ 殴り方・や・なー。」②好ましくないものの程度が甚だしい。「試験・で・ ひどないな・ 点・を・ 取っ・て・ 怒ら・れ・た。」「話し方・が・ ひどないな・ 速さ・で・ 聞き取りにくい。」〔⇒ひどい。⇒えげつい、えげつない、えげつないな〕

ひとなみ【人並み】《名詞、形容動詞や》 他の人と同じぐらいであること。世間並みであること。「贅沢せ・なんだら・ ひとなみ・に・ 生き・ていけ・まっ・さ。」〔⇒しとなみ〕

ひとねいり〔ひとねーり〕【一寝入り】《名詞、動詞する》 しばらくの間、眠ること。「ひとねいりし・て・から・ 起き・て・ 勉強する。」〔⇒しとねいり〕

ひとばん【一晩】《名詞》 夕方から翌日の朝までの間。夜を一つ経ること。「ひとばん・ 考え・て・から・ 返事する・わ。」〔⇒しとばん()晩】

ひとばんじゅう〔ひとばんじゅー〕【一晩中】《副詞》 夜から朝までずっと。「ひとばんじゅー・ 雨・が・ 降り続い・た。」〔⇒しとばんじゅう()晩中】、よどおし【夜通し】

ひとびと【人々】《名詞》 大勢の人たち。自分以外の人たち。「大昔・に・ 生き・とっ・た・ ひとびと」〔⇒しとびし〕

ひとふでがき【一筆書き】《名詞、動詞する》 筆記具を紙から離さないで、同じところを行き来しないで、図形を書くこと。また、そのようにして書いたもの。「ひとふでがき・の・ 模様」〔⇒しとふでがき〕

ひとまえ【人前】《名詞》 ①人の見ているところ。人から見つめられているところ。公衆の面前。「ひとまえ・に・ 出る・の・は・ 嫌いや・ねん。」「ひとまえ・で・は・ よー・ 話・を・ せ・ん。」②人に見える形。体裁。「ひとまえ・を・ にっこりし・たら・ 良()ー・ねん。」〔⇒しとまえ〕

ひとまかせ【人任せ】《名詞、動詞する》 仕事などを自分でしないで、人に頼ったり頼んだりしてしまうこと。自分は無関係であるというような姿勢を見せること。「ひとまかせ・に・ し・とっ・たら・ 身ー・に・ つか・へん・で。」〔⇒しとまかせ〕

ひとまとめ【一纏め】《名詞、動詞する》 ①ばらばらになっているものを一括すること。「雑誌・を・ ひとまとめし・て・ くくる。」「習(なろ)ー・た・ こと・を・ ひとまとめに・ 復習する。」②似たようなものを同類として扱うこと。「考え方・の・ 違う・ 人・を・ ひとまとめ・に・ し・たら・ もめる・ぞ。」〔⇒しとまとめ〕

ひとまね【人真似】《名詞、動詞する》 ①他の人の行動や特徴にならって、同じようにすること。「ひとまねし・ながら・ 仕事・を・ 覚える。」②他の動物が、人のまねをすること。「鸚鵡・が・ ひとまね・を・ し・よる。」〔⇒しとまね〕

ひとまわり〔ひとまーり〕【一回り】《名詞、動詞する》 ①ぐるっとまわること。一周すること。「村・の・ 中・を・ ひとまーりし・て・ 危険個所・を・ 調べる。」②役割や分担などが、順にすべてにまわること。「掃除当番・が・ ひとまーりし・た。」③十二支が一周する年数である十二年。「ひとまーり・ 上・の・ 先輩」④ものの大きさなどの一つの段階。「ひとまーり・ 小()まい・ 皿・が・ 欲しい。」〔⇒しとまわり〕

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2014年9月21日 (日)

中山道をたどる(224)

塩尻宿から須原宿まで()

 

善光寺街道との分去れ

 

 名古屋まで176㎞という地点を過ぎて、平出歴史公園という交差点を右に折れて、県道304号に入ります。地名は塩尻市洗馬となっています。小さな郵便局があり、馬頭観音もあります。

 相生坂を下りかけたところの右側に肘懸松(写真・左、1554分撮影)があります。赤松の名木で「洗馬の肘松、日出塩の青木、お江戸屏風の絵にござる」と歌われたそうです。細川幽斎は「肘かけてしばし憩へる松陰にたもと涼しく通う河風」と詠んでいます。細川幽斎肘懸松と刻んだ石も建っています。

 道標に従って、細い道をとんとんとんと下っていくと、枡形になっていて、1857(安政4年)に建立された分去れの常夜燈(写真・中、1556)があります。善光寺街道(北国西往還)の起点です。麻績を経て善光寺へ向かいます。善光寺へ17宿、19里余りです。宿場の密度は高いようです。洗馬の次の宿場は郷原に設けられています。

 分去れの説明板(写真・右、1557)があります。往時の旅人は、分去れの地点からそれぞれ目指す方向へ別れていったのです。自分の足で江戸を京都を、あるいは善光寺を伊勢を目指して歩いたのです。軽井沢の西方にあった信濃追分の分れに立ったときも同じでしたが、街道の分岐点ではそれぞれの道の遙かな目的地を思い浮かべずにはおられません。街道や鉄道の分岐点に立つと、さまざまなことが頭を去来するものです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(624)

「明石日常生活語辞典…ひ」(16)

 

ひどけい〔ひどけー〕【日時計】《名詞》 立てた棒の影の長さと方向によって時刻を知る、太陽を利用した時計。「公園・に・ ひどけー・が・ でき・た。」

ひとこと【一言】《名詞》 ①ごく短い言葉。「ひとこと・ 挨拶・を・ さし・てください。」②一つの言葉。「あいつ・は・ 今日・は・ ひとこと・も・ しゃべら・なんだ。」〔⇒しとこと〕

ひとごと【他人事】《名詞》 自分とは直接に関係のないこと。世間一般のこと。「なんぼ・ 注意し・たっ・ても・ ひとごと・の・よーに・ 聞ー・とる。」「しとごと・や・ ない・ねん・さかい・ 身ー入れ・て・ 聞け。」〔⇒しとごと(他人)事】、よそごと【余所事】

ひとごみ【人混み】《名詞》 たくさんの人で混み合っていること。混み合っている場所。「ひとごみ・の・ 中・で・ 花見ー・を・ する・の・は・ 好きや・ない・ねん。」〔⇒しとごみ〕

ひところ【一頃】《名詞》 以前のある時期。過去のしばらくの間。「ひところ・は・ アイスキャンデー・が・ よー・ 売れ・た。」「ひところ・は・ 寒い・ 日ー・が・ あり・まし・た・なー。」〔⇒しところ、いちじ〕

ひとさしゆび【人差し指】《名詞》 手の親指の次の指。「ひとさしゆび・を・ 突き指し・た。」〔⇒ひとさしゆべ、しとさしゆび、しとさしゆべ〕

ひとさしゆべ【人差し指】《名詞》 手の親指の次の指。「ひとさしゆべ・で・ 地図・を・ 指さす。」〔⇒ひとさしゆび、しとさしゆび、しとさしゆべ〕

ひとしきり【一頻り】《副詞》 しばらく盛んに続く様子。「朝・の・うち・ 蝉・が・ ひとしきり・ 鳴い・とっ・た。」〔⇒しとしきり〕

ひとしごと【一仕事】《名詞、動詞する》 一つのまとまった仕事。一続きの仕事。「夜なべ・で・ 編み物・の・ ひとしごと・を・ し・た。」〔⇒しとしごと〕

ひとすじ【一筋】《名詞、形容動詞や》 ①一本の細長いもの。「道・は・ ひとすじ・だけ・や・さかい・ 間違う・こと・ あら・へん。」「ひとすじ・の・ 赤い・ 糸・が・ 落ち・とる。」②一途に集中する様子。「学生・や・のに・ ひとすじに・ サッカー・ばっかり・ やっ・とる。」〔⇒しとすじ〕

ひとだま【人魂】《名詞》 青白い光を放って空中を飛ぶという、人の霊。「墓・に・ ひとだま・が・ 出る・ん・やて。」〔⇒しとだま〕

ひとちがい【人違い】《名詞、動詞する》 別の人を、その人と思い違えること。「友だち・や・(と・) 思(おも)・て・ 声・を・ かけ・たら・ ひとちがい・やっ・た。」〔⇒しとちがい〕

ひとつ【一つ】《名詞》 ①ものを数えるときの最も小さな単位。整数で最も小さい数字。「ひとつ・だけ・ 売れ残っ・た。」②一歳。「この・ 子ー・は・ もーじき・ ひとつ・に・ なる・ん・や。」〔⇒しとつ〕

ひとつ【一つ】《副詞》 ①何かを始めたり試みたりするときに、軽く気持ち向けるために発する言葉。「難しー・けど・ ひとつ・ やっ・てみる・か。」②相手にものを頼むときに、なんとかよろしくという気持ちを表す言葉。「御協力・を・ ひとつ・ よろしく・ お願いし・ます。」〔⇒しとつ〕

ひとづかい【人使い】《名詞》 人に仕事をさせるときの、させ方。「何・でも・ 命令し・て・ ひとづかい・の・ ごっつー・ 荒い・ 人・や。」〔⇒しとづかい〕

ひとつき【一月】《名詞》 一年を十二に分けたときの、その一つ分。ほぼ三十日間。「ひとつき・ごと・に・ 給料・を・ もらう。」「ひとつき・の・ 電気代」〔⇒しとつき、いっかげつ〕

ひとづきあい【人付き合い】《名詞》 他の人との交際。他の人との接し方。「ひとづきあい・が・ へた・で・ 困っ・とる。ねん。」〔⇒しとづきあい〕

ひとづて【人伝】《名詞》 ①人に頼んで伝えてもらうこと。「ひとづて・に・ 言()ー・てもらう。」②直接ではなく、他の人から伝わること。「ひとづて・に・ 聞い・た・ 話・や。」〔⇒しとづて〕

ひとつも【一つも】《副詞》 少しも。まったく。◆後ろに打ち消しの表現が伴う。「今日・の・ 試験・は・ 難しー・て・ ひとつも・ わから・なんだ。」

〔⇒ひとつも、しとつも、ひとっつも、しとっつも、いっこも、とっつも、ちょっとも、ちっとも〕

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2014年9月20日 (土)

中山道をたどる(223)

塩尻宿から須原宿まで()

 

あちこちから街道が集まってくるところ

 

 道は葡萄畑が広がる中をJR中央西線と交差します。それが第1仲仙道踏切(写真・左、1517分撮影)です。「中」にも「山」にもニンベンがついています。これまでにも中山道の名を使った踏切はいくつもありました。第1、第2…という名付けもありました。ここを第1仲仙道踏切と呼ぶのは、線区別(高崎線、中央東線、中央西線)に付けているからなのか、会社別(JR東日本、JR東海)に付けているからなのかわかりませんが、ここはJR東海の管轄です。

 南へ向かう線路は一直線に伸びて、東側にはこんもりとした森が見えます。

 しばらく行くと右手に長野県野菜花き試験場があります。道から見えるところに長野県中信農業試験場の開場記念碑(写真・中、1520)が立っています。

 やはり葡萄畑が続く中に中仙道一里塚という交差点があり、ここで国道19号にぶつかります。左に折れて、しばらく19号を歩きます。名古屋まで177(写真・右、1530)という標識があって、これからの木曽路の長い道のりが思われます。今日は洗馬宿まで歩きます。道路脇に駐車帯仮眠場というのがあります。

 広々とした風景の中を歩いていますが、ここは中山道、善光寺街道、仁科街道が集まってくるところです。善光寺街道はもちろん長野の善光寺へつながります。仁科街道は糸魚川へつながる道で千国街道とも言われ 海産物や塩の流通に使われた道で塩尻の名の由来を示しています。そんな主要な道が交わってくる地点を歩きます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(623)

「明石日常生活語辞典…ひ」(15)

 

ひと【一】《接頭語》[名詞(または、それに準じるもの)が続く] 少しという意味を添える言葉。「ひと休み・ し・まほ・か。」「たった・ ひと口・だけ・です・けど・ どーぞ。」「ひと足違い・で・ 会え・なんだ。」「さっと・ ひと風呂・ 浴びる。」「走っ・て・ ひと汗・ かく。」「まー・ これ・で・ ひと安心・や。」〔⇒しと〕

ひと【人】《名詞》 ①生物の中のひとつとしての人類。人を他の動物と区別して言う言葉「冬・に・ なっ・たら・ ひと・が・ 生き・とれ・ん・ほど・の・ 寒さ・に・ なる。」②他人との関わり方などにあらわれる性格・気性・人物像など。「ひと・が・ 良すぎ・て・ 騙さ・れ・た・ん・や。」③自分以外の人物。周りの人物。「ひと・の・ こと・は・ かまわ・んとき・なはれ。」〔⇒しと()①②⇒にんげん【人間】⇒ひとがら【人柄】、しとがら(人柄)

ひとあたり【人当たり】《名詞》 人と話したり対応したりするときに、相手に与える感じ。「ひとあたり・が・ やろこい〔=柔らかい〕・ 人・や。」〔⇒しとあたり〕

ひどい【酷い】《形容詞》 ①思いやりが乏しくて悪辣だ。人情味がない。あくどい。むごい。「ひどい・ こと・を・ 平気で・ する。」②好ましくないものの程度が甚だしい。「ひどい・ 水害・や。」〔⇒ひどないな。⇒えげつい、えげつない、えげつないな〕

ひといき【一息】《名詞、形容動詞や》 ①ほんのしばらくの間。「ひといき・は・ 元気・を・ し・とっ・た・けど・ また・ 入院し・た・らしー・ねん。」②息を一回吸い込む間。一気。「喉・が・ 乾い・とっ・た・さかい・ ジュース・を・ ひといき・に・ 飲ん・だ。」③休まずに続けること。「面白い・ 本・やっ・た・さかい・ 二時間ほど・で・ ひといきに・ 読ん・でも・た。」④一休みをすること。「ここら・で・ ちょっと・ ひといき・ 入れ・まほ・か。」⑤更に力を注ぐこと。「もー・ ひといき・ 頑張っ・てみ・なはれ。」⑥少しである様子。「山・の・ てっぺん・まで・ もー・ ひといきや。」〔⇒しといき。⇒いっとき、ちいとま、ちとま、いちじ〕

ひとえ【一重】《名詞、形容動詞》 花びらなどが、そのものだけで、重なっていないこと。「八重・も・ えー・けど・ ひとえ・の・ 花・も・ かいらしー・なー。」〔⇒しとえ〕

ひとえ【単衣】《名詞》 裏地が付いていない和服。「今日・は・ ひとえ・で・は・ ちょっと・ 寒い・やろ。」〔⇒しとえ、ひとえもん、しとえもん〕

ひとえもん【単衣物】《名詞》 裏地が付いていない和服。「もー・ しとえ・を・ 着る・ 季節・に・ なっ・た。」〔⇒ひとえ、しとえ、しとえもん〕

ひとかど《形容動詞や》 一人前の働きをする様子。大人や、専門家と同じような働きをする様子。普通以上である様子。格段である様子。「ひとかど・の・ もの・の・ 言い方・を・ する・ 高校生・や。」〔⇒いっかど、しとかど、いちにんまえ、いっぱし〕

ひとがら【人柄】《名詞》 他人との関わり方などにあらわれる性格・気性・人物像など。「ひとがら・の・ 円い・ 男・や・さかい・ つきあいやすい。」〔⇒しとがら(人柄)、にんげん【人間】、ひと【人】、しと()

ひとぎき【人聞き】《名詞》 他人が聞くこと。人が聞いたときの感じ・印象。外聞。「ひとぎき・の・ 悪い・ こと・を・ 言わ・んとい・てんか。」〔⇒しとぎき〕

ひとくえ【一くえ】《名詞》 暖めるため燃やす、少しばかりの薪。「風呂・が・ 冷め・てっ・た・さかい・ ひとくえ・ たい・てんか。」◆「二くえ」というような言い方はない。〔⇒しとくえ〕

ひとくせ【一癖】《名詞》 性格や個性に普通の人とは異なって扱いにくいものがあること。油断できないような性格があること。「耕二・と・ 言()ー・ やつ・は・ ひとくせ・ ある・さかい・ 気ーつけ・なはれ・よ。」〔⇒しとくせ〕

ひとくち【一口】《名詞》 ①一度に口に入れて食べること。また、その量。「ひとくち・で・ みんな・ 食べ・ても・た。」②軽く飲んだり食べたりすること。「ほんの・ ひとくち・だけ・です・けど・ 食べ・てください。」「ひとくち・ 味見・を・ し・てみる。」③まとめて短く言うこと。「いろいろ・ 説明し・てくれ・た・けど ひとくち・で・ 言ー・たら・ どーゆー・ こと・なん・や。」◆①は、「ふたくち【二口】」、「みくち【三口】」…という言い方ができる。〔⇒しとくち〕

ひとけ【人気】《名詞》 人のいる様子や気配。「ひとけ・の・ ない・ あばら屋」〔⇒しとけ〕

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2014年9月19日 (金)

中山道をたどる(222)

塩尻宿から須原宿まで()

 

平出の一里塚と古代遺跡

 

 周囲の桔梗ヶ原と青空が広がります。平出一里塚の左側の塚(写真・左、1501分撮影)が見えてきます。中山道をはさんだ両側に一対の一里塚を見るのは気持ちがいいものです。右側の塚に上って北の方を眺める(写真・中、1503)と、畑の向こうに北アルプスの山々が広がっています。

 道の左側に竪穴式住居を復元したものが見えてきます。国史跡の平出遺跡(写真・右、1512)です。手前に黄金色の麦畑、その向こうに葡萄畑があり、復元住居が見えます。縄文時代から平安時代に至る5000年にわたる集落跡ですが、時間の余裕がありませんので通り過ぎることにします。

 麦畑は広くはなく、このあたりからは葡萄畑が広がっていきます。秋の収穫期に向けて育っていくことでしょう。塩尻桔梗ヶ原のワイン造りは1897(明治30)に始まったからから120年の歴史があります。ワインというと山梨県を思い浮かべてしまいますが、このあたりは国内有数のワイン産地になっています。道の左側に、小さく洒落たKidoワイナリーというのがありますが、今日は営業していません。静かな葡萄畑を突き破るように、けたたましく大阪直通の特急ワイドビューしなの16号が駆け抜けていきます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(622)

「明石日常生活語辞典…ひ」(14)

 

ぴっちん《名詞》 衣服などの合わせ目をとめる凸型と凹型の、対になった小さな留め金。スナップ。「ぴっちん・が・ 外れ・て・ 胸・が・ 開い・とる。」〔⇒ぺっちん、ホック〕

ひっつきぐさ【ひっつき草】《名詞》 衣服にくっつきやすい実や穂がある草。「ズボン・に・ ひっつくぐさ・が・ つい・ても・た。」

ひっつきむし【ひっつき虫】《名詞》 いつもくっついて、離れない者。「こまい・ とき・は・ お母ちゃん・の・ ひっつきむし・やっ・てん。」

ひっつく《動詞・カ行五段活用》 ①くっついて離れない状態になる。「糊・が・ 手ー・に・ ひっつい・て・ 取れ・へん。」②男女が親しくなって、同じように行動する。結婚する。「あいつら・ いつも・ ひっつい・とる・なー。」「あいつら・ 二人・は・ そのうち・ ひっつく・やろ。」〔⇒へっつく〕

ヒット〔ひっと〕【英語=hit】《名詞、動詞する》 野球やソフトボールで、相手の失策がないのに、一つ以上の塁を得られるようにボールを打つこと。安打。「今日・は・ ひっと・を・ 二本・ 打っ・た。」

ひっぱり【引っ張り】《名詞》 家事などの作業をするときに、着物の上に重ねて着る、婦人用の上っ張り。「着物・が・ 汚れ・たら・ いか・ん・さかい・ ひっぱり・を・ 着・なはれ。」

ひっぱりだこ【引っ張り蛸】《形容動詞や》 一つのもの、または少ないものを手に入れようとして、あちこちから求めたり実際につかんで引き寄せたりすること。「看護士・の・ 資格・が・ あっ・たら・ ひっぱりだこやろ。」

◆「語源ハンター」というコラム記事に、「たこの乾物を作るとき、足を四方にひっぱり拡(ひろ)げて干すその形が、あちこちから求められているように見えることに由来する。かつて、たこの吊(つる)し干しは、明石の夏の風物詩だった。夏の日差しと潮風が旨味(うまみ)を凝縮。炙(あぶ)って良し、刻んでたこ飯にしても良し。」とあった。[読売新聞・大阪本社発行、2011(平成23)8月19日・夕刊、3版、5ページ]

 大きな蛸を、足を拡げるようにして干す風景は、あまりにも見慣れていて、それが「ひっぱりだこ」の語源であるとは、思ってもみなかった。驚きである。

 『日本国語大辞典』は、「引張蛸・引張凧」の文字を当てて、「①(肢体をひっぱりひろげてつくる凧の乾物にその形が似ているところから)(はりつけ)の刑に処せられること。はりつけ。また、手足を広げて縛られること。②一つのものまたは少ないものを手に入れようとしてあちらこちらから争ってひっぱること。多くの人から求められること。」とある。①の意味は縁起の良くない連想に基づいており、②の意味は嬉しい悲鳴というような、望ましい状況である。用例を浮世草子や歌舞伎から得ているので、古い言葉であるということになろう。『広辞苑』もほぼ同様の意味・用例を記している。

 吊るし干しで作られた蛸を「ほしだこ」と言うが、それを「ひっぱりだこ」と言うのは聞いたことがない。

 なお、新幹線西明石駅など駅弁に「ひっぱりだこ飯」があって、デパートの駅弁大会などでの人気商品であると聞く。

ひっぱりおこす【引っ張り起こす】《動詞・サ行五段活用》 倒れているものを強く引き寄せて、立つようにする。「こけ・た・ 人・を・ ひっぱりおこし・た。」「台風・で・ こけ・た・ 庭・の・ 木ー・を・ ひっぱりおこす。」

ひっぱる【引っ張る】《動詞・ラ行五段活用》 ①つかんで、強く引き寄せる。「段ボール箱・の・ 荷物・を・ ひっぱっ・ていく。」「着物・の・ 袖・を・ ひっぱっ・たら・ こける・やんか。」②たるまないように、延ばしたり広げたりする。「柱・と・ 柱・の・ 間・に・ ロープ・を・ ひっぱっ・て・ 洗濯物・を・ 干す。」③無理に連れていく。「一人・ 足ら・ん・さかい・ 彼奴(あいつ)・を・ ひっぱっ・てこー・か。」④長く延ばす。「声・を・ ひっぱっ・て・ 歌う。」「終わる・ 時間・を・ 六時・まで・ ひっぱる。」

ひつよう〔ひつよー〕【必要】《名詞、形容動詞や》 ある物事のためには、それを欠くことができないこと。なくてはならないこと。「旅行・に・ 行く・に・は・ あと・ なんぼ・ほど・の・ 金・が・ ひつよー・です・か。」 

ひでり【日照り】《名詞》 ①夏の期間などに、雨が降らずに晴天の日が続くこと。「ひでり・で・ 田圃・の・ 水・が・ ないよーなっ・た。」②直射日光が強く感じられるとき。「今日・は・ ひでり・が・ きつい。」

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2014年9月18日 (木)

中山道をたどる(221)

塩尻宿から須原宿まで()

 

塩尻から木曽谷を目指す

 

 2014(平成26)7月1日から4日間、途中で3泊して、塩尻宿から木曽谷の須原宿を目指します。中山道、善光寺街道、三州街道などが交わる塩尻は、現在は中央線、篠ノ井線などを束ねる鉄道の要衝です。

 前回は塩尻宿の西の外れ、下大門まででしたから、JR塩尻駅からその地点まで歩いて引き返します。1435分、下大門交差点から中山道歩きの再開です。

 ここは大門地区で、大門神社(写真・左、1437分撮影)はこのあたりの鎮守の神さまなのでしょう。道端の双体道祖神の前には松葉菊が咲いています。

 しばらく行くと、JRの線路の下(写真・中、1444)を通ります。この地点は塩尻駅の東側ですから、中央東線です。もともとの辰野経由の線路と、新しいみどり湖経由の線路とはまだ分かれていません。ちょっと狭いガードになっています。

 塩尻駅の南側には昭和電工の工場が広がっていますが、その門の前(写真・右、1451)を通ってから、工場の塀に沿って歩きます。県道305号です。しだいに道の南側の建物がなくなって見晴らしがきくようになります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(621)

「明石日常生活語辞典…ひ」(13)

 

ひっこんだ【引っ込んだ】《名詞》 ①土地が窪んだところ。凹んだ土地。「うち・の・ 田圃・は・ ひっこんだ・に・ ある・さかい・ 水・が・ 溜まりやすい。」「道・の・ ひっこんだ・に・ 貯まっ・た・ 水・が・ 氷っ・とる。」②表から奥まったところ。「大きな・ 道・から・ 離れ・た・ ひっこんだ・に・ ある・ 家」〔⇒へっこんだ〕

ひつじ【羊】《名詞》 渦巻き状の角があって、毛は織物に、肉は食用に利用される家畜。「六甲山牧場・に・は・ ひつじ・が・ ぎょーさん・ おる。」

ひつじ【未】《名詞》 十二支の八番目。「昭和三十年・の・ ひつじ・の・ 生まれ・や。」

びっしょり《副詞と》 体や衣類などがすっかり濡れている様子。「雨・で・ びっしょり・ 濡れ・ても・た。」〔⇒ぐっしょり、びっしり〕

びっしり《副詞と》 ①隙間なくいっぱい並んでいる様子。ものがたくさんある様子。「家・が・ びっしり・ 建っ・とる。」②体や衣類などがすっかり濡れている様子。「走っ・て・ びっしり・ 汗・を・ かい・た。」③はっきりしている様子。正確で間違いがない様子。「毎日・ びっしり・ 顔・を・ 見せ・に・ 来る。」⇒びっちり、ぴっちり。⇒びっしょり、ぐっしょり。⇒きっちり〕

ひっそり《副詞と、動詞する》 ①静まりかえって寂しい様子。人気がなく物音がしない様子。「商店街・が・ ひっそりし・とる。」②目立たないようにしている様子。「ひっそり・ 一人・で・ 暮らし・とる。」③人数が少ない様子。「ひっそりし・た・ 集まり・や・なー。」

ひったくる《動詞・ラ行五段活用》 人の持っているものを、不意に襲って無理やりに奪い取る。「暗闇・で・ 鞄・を・ ひったくら・れ・た。」

ぴったし《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①うまい具合に適合する様子。「ぴったし・ 十時・に・ やってき・た。」②隙間がない様子。「ぴったし・ 詰まっ・て・ もー・ 入ら・へん。」③よく似合う様子。「ぴったし・ よー・ 似合う・ 帽子・や・な。」〔⇒ぴったり、ぴったんこ。①②⇒びっちり、ぴっちり、ぴたっと〕

ぴったり《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①うまい具合に適合する様子。「ぴったり・ 予想通り・に・ なっ・た。」②隙間がない様子。「二枚・の・ 紙・を・ ぴったり・ 繋ぐ。」③よく似合う様子。「あんた・に・は・ 赤い・ 服・が・ ぴったりや。」〔⇒ぴったし、ぴったんこ。①②⇒びっちり、ぴっちり、ぴたっと〕

ぴったんこ《副詞、形容動詞や、動詞する》 ①ものごとが完全に合う様子。うまい具合に適合する様子。「ぴったんこで・ 間違い・は・ なかっ・た。」②隙間がない様子。「ぴったんこに・ 貼り合わす。」「その・ ネクタイ・は・ あんた・に・ ぴったんこや。」〔⇒ぺったんこ、ぴったし、ぴったり。⇒びっちり、ぴっちり、ぴたっと〕

びっちばば《名詞》 柔らかい大便。「腹痛・で・ びっちばば・が・ 出・た。」〔⇒びちびちばば〕

ピッチャー〔ぴっちゃー〕【英語=pitcher】《名詞》 野球やソフトボールで、打者に向かってボールを投げる人。投手。「9回・まで・ ぴっちゃー・で・ ずっと・ 投げ・た。」

びっちゅう〔びっちゅー〕【備中】《名詞》 深く軽く掘れるようにするために鍬を改良して、先端が二つ、三つ、四つなどに分かれた歯になっている鍬。「先・の・ とがっ・た・ びっちゅー・や・さかい・ 気ーつけ・なはれ。」〔⇒びっちゅうぐわ〕

びっちゅうぐわ〔びっちゅーぐわ〕【備中鍬】《名詞》 深く軽く掘れるようにするために鍬を改良して、先端が二つ、三つ、四つなどに分かれた歯になっている鍬。「びっちゅーぐわ・で・ 畝・を・ 掘り返す。」〔⇒びっちゅう〕

びっちり《副詞と、形容動詞や》 ①隙間なくいっぱい並んでいる様子。ものがたくさんある様子。「お菓子・が・ 箱・に・ びっちり・ 詰まっ・とる。」②うまい具合に適合する様子。「計算通り・ びっちりやっ・た。」〔⇒ぴっちり。⇒びっしり。⇒ぴたっと、ぴったし、ぴったり、ぴったんこ〕

ぴっちり《副詞と、形容動詞や》 ①隙間なくいっぱい並んでいる様子。ものがたくさんある様子。「狭い・ 部屋・で・ ぴっちり・ 詰め・て・ 座る。」②うまい具合に適合する様子。「箱・の・ 中・に・ ぴっちり・ 入っ・た。」〔⇒びっちり。⇒びっしり。⇒ぴたっと、ぴったし、ぴったり、ぴったんこ〕

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2014年9月17日 (水)

中山道をたどる(220)

岩村田宿から塩尻宿まで(60)

 

塩尻宿から塩尻駅へ

 

 広い道から北側に反れる道に入ります。鉤の手跡(写真・左、1141分撮影)になっています。

 道の右側にある堀内家住宅(写真・中、1148)は、江戸時代の名主の家です。文化年間に移築されたという本棟造りは、国の重要文化財になっています。このような民家はいつまでも残り続けとほしいと思います。

 下大門交差点(写真・右、1201)は行く手が3つに分かれています。左手へ進むのが中山道ですが、私は真ん中の道をJR塩尻駅に向かって歩きます。

 今回の、岩村田宿から塩尻宿までの旅はここで一旦お終いにします。左へ進むと塩尻駅の南側を通って平出遺跡の方へ続くのですが、それは次回のことにして、塩尻駅に向かいます。いよいよ木曽路の入り口までやって来たのだという思いが強くなりました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(620)

「明石日常生活語辞典…ひ」(12)

 

ひっくりかやる【ひっくり返る】《動詞・ラ行五段活用》 ①表と裏が反対になる。裏返しになる。「風・で・ 紙・が・ ひっくりかやっ・とる。」②転覆する。横倒しになる。「汽車・が・ 衝突し・て・ ひっくりかやっ・た。」③倒れる。「めまい・が・ し・て・ ひっくりかやっ・た。」④関係や立場が逆転する。「ひっくりかやっ・て・ あいつ・の・ 方・が・ 強なっ・た。」〔⇒ひっくりかえる、とんぶりがえる、とんぶりがやる。⇒かえる、かやる〕■他動詞は「ひっくりかやす」

びっくりぎょうてん〔びっくりぎょーてん〕【吃驚仰天】《形容動詞や、動詞する》 不意のことや意外なことなどにたいそう驚く様子。「お前・が・ 満点・を・ とる・や・なんて・ びっくりぎょーてんや。」「思いがけない・ 話・を・ 聞ー・て・ びっくりぎょーてんし・た。」

びっくりさす《動詞・サ行五段活用》 ①不意をついて、驚かせる。「大けな・ 声・で・ びっくりささ・んといて。」②麺類・豆類などを煮たときに、沸騰した湯に、水を差す。「びっくりささ・んと・ 湯ー・が・ こぼれる。」

びっくりしゃっくり【吃驚しゃっくり】《形容動詞や、動詞する》 不意のことや意外なことなどに驚く様子。「宝くじ・に・ 当たっ・て・ びっくりしゃっくりし・た。」◆「くり」という脚韻を踏んだ言葉のしゃれで、ややふざけた感じの言い方である。〔⇒びっくり〕

ひつけ【火付け】《名詞、動詞する》 悪意を持って、家などにわざと火をつけること。「ひつけ・の・ 火事・は・ 恐い・なー。」〔⇒ほうか〕

ひづけ【日付】《名詞》 その書類に書き入れた、その書類を書いた年月日(あるいは月日、あるいは日)。「ひずけ・を・ 忘れ・ん・よーに・ 書い・とい・てください。」

ひっこ【挽っ粉】《形容詞》 ノコギリでひいたときに出る、粉のような木の屑。おがくず。「のこぎり・の・ 目ー・に・ ひっこ・が・ たまっ・て・ 動きにくい。」「木ー・の 箱・に・ 籾殻・やら・ ひっこ・やら・を・ 入れ・て・ そこ・へ・ 林檎・を・ 入れる。」

びっこ】《名詞、形容動詞や》 片方の足の具合が悪くて、滑らかに歩けないこと。「怪我・を・ し・て・ びっこ・(を・) ひー・て・ 学校・に・ 通っ・た。」

ひつこい《形容詞》 ①なかなかあきらめることをしないで、どこまでもつきまとったり、ものに執着したりする感じだ。「自分・の・ 考え・を・ 通そ・ー・と・ し・て・ ひつこい・ほど・ もの・を・ 言()ー。」②味・香り・色などが濃厚で、あっさりしていない感じだ。「甘すぎ・て・ ちょっと・ ひつこい・なー。」〔⇒しつこい。⇒ねつい、ねつこい、ねちこい、しつこい、ねばこい【粘こい】、ねばっこい【粘っこい】、ねちゃこい、にちゃこい〕

ひっこし【引っ越し】《名詞、動詞する》 住まいや居場所を移すこと。「事務所・の・ ひっこし」◆「やどがえ」と言う方が多い。〔⇒やどがえ〕

ひっこす【引っ越す】《動詞・サ行五段活用》 住まいや居場所を移す。「こないだ・ 神戸・から・ ひっこし・てき・まし・てん。」〔⇒やどがえ(する)

ひっこます【凹っこます、引っ込ます】《動詞・サ行五段活用》 ①中が低く落ち込むようにさせる。周りよりも低く落ち込むようにさせる。窪ませる。「茶瓶・を・ 落とし・て・ ひっこまし・た。」②大きなものを、縮むようにさせたり、凹んだようにさせたりする。「ビール・の・ 缶・を・ 足・で・ 踏ん・で・ へっこまし・て・ 袋・に・ 詰める。」③人や動物が外に出ないようにさせる。引き下がらせる。「雨・が・ 降っ・て・ 家・の・ 中・に・ ひっこまさ・れ・とる。」④主だったところ、表になるところから引き下がらせる。「駅前・から・ ひっこまし・た・ とこ・に・ 店・を・ 作る。」〔⇒へっこます〕■自動詞は「ひっこむ」

ひっこむ【引っ込む】《動詞・マ行五段活用》 ①人や動物が、中に入って、外に出ない。引き下がる。「今・は・ 寒い・さかい・ おやじ・は・ 毎日・ 家・に・ ひっこん・どる・ばっかり・や。」②出ていたものが中に入る。後ろへ下がって、表面に出ない。「お前・は・ 関係・が・ ない・さかい・ ひっこん・どれ。」③中が低く落ち込む。周りよりも低く落ち込む。窪む。「田圃・の 畦・が・ ひっこん・だ・ん・を・ 直す。」〔⇒へっこむ、すっこむ〕■他動詞は「ひっこめる」

ひっこめる【引っ込める】《動詞・マ行下一段活用》 ①出していたものを、中に入れる。「亀・が・ 首・を・ ひっこめ・た。」②いったん言ったり出したりしていたものを、取り下げる。「さっき・ 言()ー・た・ こと・は・ ひっこめ・ます。」〔⇒へっこめる、すっこめる〕■自動詞は「ひっこむ」

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2014年9月16日 (火)

中山道をたどる(219)

岩村田宿から塩尻宿まで(59)

 

塩尻宿400

 

 塩尻四宿400(写真・左、1135分撮影)の解説板があります。1614(慶長19)に、下諏訪宿~岡谷~小野宿~牛首峠~桜沢~贄川宿のルートから、下諏訪宿~塩尻峠~塩尻宿~洗馬宿という新しいルートに改められてから、ちょうど400年というわけです。洗馬宿から郷原宿を経て北に向かう善光寺道が開設されて同じく400年になります。

 塩尻宿は松本領と諏訪領の境界にありますから、口留番所も設けられているのですが、人馬の中継地になっていました。旅籠の数は信濃では一番多く、中山道全体でも二番目であったと言います。本陣は跡地(写真・中、1136)だけであるのが残念なことです。

 塩尻、洗馬、本山、郷原の4つの宿場の400(写真・右、1140)という表示があちこちに目立つようになってきました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(619)

「明石日常生活語辞典…ひ」(11)

 

ひっかえる【引き替える】《動詞・ア行下一段活用》 物と物、またはお金と物とを取り換える。「大売り出し・の・ くじ・の・ 当選し・た・の・を・ 景品・と・ ひっかえ・た。〔⇒ひきかえる〕

ひっかかる【引っ掛かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①ものに掛かって止まる。「服・が・ 釘・に・ ひっかかっ・て・ 破れ・た。」②監視や取り締まりなどによって、違反をとがめられる。「スピード・の・ 取り締まり・に・ ひっかかる。」③騙される。計略などにはまる。「上手な・ 言葉・に・ ひっかかっ・ても・た。」■他動詞は「ひっかける」

ひっかけ【引っ掛け】《名詞》 スリッパ、下駄などのように、無造作に足の指先に軽くかけて履くことができるもの。「包帯・を・ 巻い・て・ ひっかけ・で・ 足・を・ ひきずっ・て・ 歩い・とる。」〔⇒つっかけ〕

ひっかける【引っ掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①ものに掛けて止まるようにする。「ロープ・を・ 柱・に・ ひっかける。」「服・を・ ハンガー・に・ ひっかける。」②無意識のうちに、ものに掛かって損傷する。「何・か・に・ ひっかけ・て・ ズボン・が・ 破れ・とる。」③監視や取り締まりなどによって、違反をとがめる。「隠れ・とっ・て・ 一時停止・の・ 違反・に・ ひっかけ・やがっ・た。」④騙す。計略などにはめる。「真面目な・ 人・を・ ひっかけ・たら・ あか・ん・ぞ。」⑤酒をちょっと飲む。「帰りに・ 一杯・ ひっかけ・て・から・ 電車・に・ 乗る。」■自動詞は「ひっかかる」

ぴっかぴか《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①艶があって、光り輝く様子。光を反射している様子。「ガラス・を・ ぴっかぴかに・ 磨く。」②繰り返して光る様子。「飛行機・の・ 灯・が・ ぴっかぴかと・ 光っ・とる。」③真新しい様子。「ぴっかぴかの・ 新入生」〔⇒ぴっかぴか。⇒ぴかっ〕

ひっきゃう【引っきゃう】《動詞・ワア行五段活用》 ①互いにたぐり寄せることをする。「綱・を・ ひっきょー・て・ 勝負する。」②苦労しただけの価値や利益がある。価値や利益に見合うものを得る。「しんどい・のに・ 安い・ 給料・で・は・ ひっきゃわ・へん。」③採算がとれる。商売が成り立つ。「ひっきゃう・ 見込み・が・ 立た・ん・さかい・ うどん屋・は・ やめ・に・ する。」〔⇒ひきあう〕

ひっきゃげる【引っきゃげる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①引っ張って高いところに移す。「船・を・ 浜・に・ ひっきゃげる。」②金額や比率などを高くする。「配当・を・ ひっきゃげ・てくれ・た。」③その場所を引き払って、元のところに戻る。「支店・を・ 閉め・て・ ひっきゃげ・ても・た。」④用件を終えて帰る。用務を終了する。「受付・の・ 人・が・ ひっきゃげ・た・ 後・やっ・た。」〔⇒ひきあげる〕

ひっきゃわす【引っきゃわす】《動詞・サ行五段活用》 ①知らない人同士を会わせる。仲立ちをつとめて紹介する。「先輩・に・ ひっきゃわし・てもろ・た。」②比べて確かめる。「念のため・ ひっきゃわし・て・ 調べる。」◆短く「ひっきゃす」となることもある。「先輩・に・ ひっきゃし・たろ・か。」〔⇒ひきあわす〕

びっくり【吃驚】《形容動詞や、動詞する》 不意のことや意外なことなどに驚く様子。「大けな・ 地震・で・ びっくりした。」「夜中・に・ 救急車・の・ 音・が・ し・て・ びっくりし・て・ 飛び起き・た。」〔⇒びっくりしゃっくり〕

ひっくりかえす【ひっくり返す】《動詞・サ行五段活用》 ①表と裏を反対にする。裏返しにする。「ひっくりかえし・て・ 裏側・を・ 焼く。」②転覆させる。横倒しにさせる。「慌て・て・ 湯飲み・を・ ひっくりかえし・た。」③関係や立場を逆転させる。「負け・とっ・た・ 試合・を・ ひっくりかえす。」〔⇒ひっくりかやす、とんぶりがえす、とんぶりがやす。⇒かえす、かやす〕■自動詞は「ひっくりかえる」

ひっくりかえる【ひっくり返る】《動詞・ラ行五段活用》 ①表と裏が反対になる。裏返しになる。「畦・で・ 亀・が・ ひっくりかえっ・とる。」②転覆する。横倒しになる。「台風・の・ 風・で・ 船・が・ ひっくりかえる。」「事故・で・ 電車・が・ ひっくりかえる。」③倒れる。「ゴール・に・ 入っ・て・から・ ひっくりかえっ・た。」④関係や立場が逆転する。「9回・に・ なっ・て・から・ 試合・が・ ひっくりかえっ・た。」〔⇒ひっくりかやる、とんぶりがえる、とんぶりがやる。⇒かえる、かやる〕■他動詞は「ひっくりかえす」

ひっくりかやす【ひっくり返す】《動詞・サ行五段活用》 ①表と裏を反対にする。裏返しにする。「座っ・とっ・た・ 座布団・を・ ひっくりかやす。」②転覆させる。横倒しにさせる。「慌て・て・ 花瓶・を・ ひっくりかやし・た。」③関係や立場を逆転させる。「油断し・て・ ひっくりかやさ・れ・た。」〔⇒ひっくりかえす、とんぶりがえす、とんぶりがやす。⇒かえす、かやす〕■自動詞は「ひっくりかやる」

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2014年9月15日 (月)

中山道をたどる(218)

岩村田宿から塩尻宿まで(58)

 

五千石街道と旅籠

 

 右、北へ五千石街道(写真・左、1127分撮影)が分かれていきます。五千石街道とは諏訪藩が領地の東五千石の巡見に利用した道で、途中の中屋敷というところで左右2本の道に分かれているようです。かつては、このあたりが交通の要衝であったのです。

 小野家住宅(写真・中、1130)は、国の重要文化財です。天保年間に再建された旅籠です。既に200年近くが経っていることになります。間口は8間ですが、奥行きは40間もあります。周囲の家に比べて、重厚さが際立っています。

 塩尻町という交差点がありますから、町の中心にあたるところのようです。高札場跡が、下問屋跡に復元されています(写真・右、1133)。道は少しずつ下り勾配になります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(618)

「明石日常生活語辞典…ひ」(10)

 

ひちならべ【七並べ】《名詞》 トランプの遊び方の一つで、4種類の七をもとに手持ちの札を並べていく遊び。「こまい・ 時・は・ よー・ ひちならべ・を・ し・た・なー。」

びちびち《副詞、形容動詞や》 本来は固形物であるのに、柔らかくて流動性がある様子。「びちびち・の・ うんこ」

ぴちぴち《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①魚や海老などが元気よくはねる様子。「釣っ・て・ 間なし・の・ ぴちぴちし・た・ 魚」②水泡がはじけたり、水がはねたりする様子。また、その音。「泡・が・ 出・て・ サイダー・が・ ぴちぴち・ 言()ー・とる。」③若くて元気の良い人の様子。勢いが盛んで活動的な様子。「ぴちぴち・の・ 現役」⇒ばりばり〕

びちびちばば《名詞》 柔らかい大便。「下痢し・て・ びちびちばば・が・ 止まら・へん。」〔⇒びっちばば〕

びちゃいも【びちゃ芋】《名詞》 ふかしたときに、水分が多くて、軟らかすぎる感じになったサツマイモやジャガイモ。「これ・は・ 炊い・たら・ びちゃいも・に・ なり・そーや。」〔⇒びしゃいも〕

びちゃっと《副詞、動詞する》 ①濡れている様子。水気を多く含んでいる様子。「雨・に・ 当たっ・て・ 自転車・の・ サドル・が・ びちゃっとし・とる。」②水などが勢いよく跳ね上がる様子。また、その音。「水たまり・を・ 踏ん・だら・ びちゃっと・ はね・が・ あがっ・た。」〔⇒ぴちゃっと〕

ぴちゃっと《副詞、動詞する》 ①濡れている様子。水気を多く含んでいる様子。②水などが勢いよく跳ね上がる様子。また、その音。「石・を・ ほっ・たら・ ぴちゃっと・ 池・に・ 落ち・た。」〔⇒びちゃっと〕

びちゃぬれ【びちゃ濡れ】《形容動詞や》 すっかり水などに濡れている様子。「カバン・が・ びちゅぬれに・ なっ・た。」〔⇒びしょぬれ、びしゃぬれ、びちょぬれ〕

びちゃびちゃ《副詞と、形容動詞や》 ①すっかり濡れて、しずくが垂れる様子。水浸しである様子。「運動場・が・ びちゃびちゃで・ 遊ば・れ・へん。」「雨・に・ 降ら・れ・て・ 髪・の・ 毛・が・ びちゃびちゃに・ なっ・た。」②水たまりなどを歩く様子。水をはねかえす様子。水がはねかえる様子。また、その音。「雨・が・ ぴちゃぴちゃ・ 降っ・とる。」「大雨・の・ 中・を びちゃびちゃ・ 歩く。」③水分を多く含んでいる様子。「今日・の・ ご飯・は・ ふっくらせ・んと・ びちゃびちゃや。」〔⇒びしゃびしゃ、びしょびしょ、びちょびちょ〕

ぴちゃぴちゃ《副詞と、形容動詞や》 ①水が跳ね返る様子。また、その軽快な音。「ズボン・に・ びちゃびちゃ・ はね・が・ あがる。」②ものを食べるときにたてる、耳障りな音。「ぴちゃぴちゃと・ させ・んと・ 上品に・ 食べ・なはれ。」

びちょぬれ【びちょ濡れ】《形容動詞や》 すっかり水などに濡れている様子。「水たまり・に・ 落とし・た・ 本・が・ びちょぬれに・ なっ・た。」「汗・を・ かい・て・ シャツ・が・ びちょぬれに・ なっ・た。」〔⇒びしょぬれ、びしゃぬれ、びちゃぬれ〕

びちょびちょ《副詞と、形容動詞や》 ①すっかり濡れて、しずくが垂れる様子。水浸しである様子。「雨・で・ 髪の毛ー・も・ びちょびちょに・ なっ・た。」「川・に・ はまっ・て・ びちょびちょに・ なっ・た。」②水たまりなどを歩く様子。水をはねかえす様子。水がはねかえる様子。また、その音。「ズボン・に・ びちょびちょ・ 跳ね・が・ あがる。」③水分を多く含んでいる様子。「今日・の・ 雪・は・ びちょびちょ・ 降っ・てくる。」〔⇒びしゃびしゃ、びしょびしょ、びちゃびちゃ〕

ぴちんと《副詞》 ①かたい音を立てる様子。また、その音。「石・が・ 当たっ・て・ ぴちんと・ 音・が・ し・た。」②隙間がなく、完全にはまる様子。「戸・を・ ぴちんと・ 閉める。」⇒ぴちっと〕

ひつ【櫃】《名詞》 炊いたご飯を保存しておく、円形で木製の入れ物。「お代わり・の・ ご飯・の・ 入っ・た・ ひつ」〔⇒おひつ【お櫃】、めしびつ【飯櫃】、げぶつ〕

ひっかえ【引っ換え】《名詞》 物と物、またはお金と物とを取り換えること。「お金・と・ ひっかえ・に・ 渡す。」「当選券・と・ ひっかえ・に・ 賞品・を・ もらう。」〔⇒ひきかえ〕

ひっかえす【引っ返す】《動詞・サ行五段活用》 元のところへ戻る。「忘れ物・を・ 取り・に・ ひっかえし・た。」〔⇒ひきかえす〕

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2014年9月14日 (日)

中山道をたどる(217)

岩村田宿から塩尻宿まで(57)

 

塩尻宿と三州街道

 

 「是より西、塩尻宿」(写真・左、1123分撮影)という石柱があって、塩尻宿に入ります。広い道は交通量も多くなっています。けれども、鉄道の開通によって塩尻の中心は西の方の大門地区に移ってしまって、寂しい感じが漂いますが、かえって昔の風情が残っているように思います。

 宿場に入ってすぐに、左、すなわち南に三州街道(写真・中、1124)との合流点があります。三州街道は伊那街道とも言われます。伊那から辰野、小野、善知烏峠を通って中山道につながっています。中山道の脇往還の役割も果たしたようです。なお初期の中山道は塩尻を通っていませんでした。その時は下諏訪から小野宿を通って牛首峠を登り、桜沢(本山宿と贄川宿の間)に出ていました。

 松本藩の塩尻口留番所跡(写真・右、1125)がありますが、建物や遺構はありません。このあたりは道端に道祖神がいくつかあります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(617)

「明石日常生活語辞典…ひ」()

 

びじん【美人】《名詞》 容貌や容姿が美しい女性。「あんたとこ・の・ 娘はん・は・ びじん・や・なー。」

ビス〔びす〕【フランス語=vis】《名詞》 先の方に螺子状の溝がついている釘。「鉄板・に・ びす・で・ 留める。」〔⇒ねじくぎ〕

ビスケット〔びすけっと〕【英語=biscuit】《名詞》 小麦粉にバター、牛乳、砂糖などを加えてこねて、型に抜いて焼いた菓子。「子ども・の・ おやつ・に・ びすけっと・を・ 買う。」

ピストル〔ぴすとる〕【オランダ語=pistool】《名詞》 片手に持って弾丸を撃つことのできる、小型の武器。「外国・で・は・ ぴすとる・を・ 使(つこ)・た・ 事件・が・ 多い・さかい・ 恐い・なー。」

ピストン〔ぴすとん〕【英語=piston】《名詞》 ポンプなどの円筒内にはめ込まれて、密着しながら往復運動をする、筒形や扁平形のもの。「井戸・の・ ポンプ・の・ ぴすとん」

ひずむ【歪む】《動詞・マ行五段活用》 形が歪んだり、ねじれたりする。「水・に・ 濡れ・た・ 写真・が・ ひずん・だ。」

ひぜに【日銭】《名詞》 収入として毎日、手元に入る金銭。「商売し・とっ・たら・ ひぜに・が・ 入る。」

ひそひそ《副詞と》 人に聞かれないように、こっそりと小さな声で話す様子。「隅っこ・で・ ひそひそと・ 相談する。」

ひぞる【干反る】《動詞・ラ行五段活用》 乾いて水分がなくなって、反り返る。焼くときに反り返る。「干し・とる・ かき餅・が・ ひぞっ・てき・た。」「金網・の・ 上・で・ カレイ・の・ 干物・が・ ひぞっ・とる。」

ひだ【襞】《名詞》 着物などに、段のように細く折り畳んでつけた折り目。「スカート・の・ ひだ」

ひたい【額】《名詞》 顔の眉毛の上から、髪の毛の生えているところまでの部分。「ひたい・に・ しわ・を・ 寄せ・て・ 考え・とる。」〔⇒でぼちん、でこ、おでこ〕

ぴたっと《副詞、動詞する》 ①うまい具合に適合する様子。「聞い・とっ・た・ こと・と・ ぴたっと・ 合()ー・た。」「ぴたっと・ 鍵・が・ 合う。」「ぴたっと・ 考え・が・ 当たっ・た。」②隙間がない様子。「戸ー・が・ ぴたっと・ 閉まっ・た。」「二枚・の・ 板・が・ ぴたっとし・て・ 隙間・は・ あら・へん。」③動いていたものが、急に止まる様子。継続していたものが、急に中断する様子。「時計・が・ ぴたっと・ 止まっ・た。」「歳暮・が・ ぴたっと・ 来・ん・よーに・ なっ・た。」〔⇒ぴったり。①②⇒びっちり、ぴっちり、ぴったし、ぴったり、ぴったんこ〕

ひだね【火種】 火をおこしたり燃やしたりする元となる火。「もー・ ひだね・は・ ない・か・ よー・ 調べ・て・から・ 鍵・を・ 閉める。」

ひだり【左】《名詞》 北に向いたとき、西にあたる側。「ひだり・の・ 脇腹・が・ 痛い。」■対語=「みぎ」

ひだりぎっちょ【左ぎっちょ】《名詞》 右手よりも左手がよく利くこと。また、そのような人。「ひだりぎっちょ・で・ 箸・を・ 持つ。」〔⇒ぎっちょ、ひだりて〕

ひだりて【左手】《名詞》 ①左の手。「荷物・を・ ひだりて・で・ 提げる。」②右手よりも左手がよく利くこと。また、そのような人。「お前・は・ ひだりて・かいな。」③ある場所で、ある方向を向いていることを基準にして、左の方向。「駅・を・ 降り・て・ ひだりて・を・ 見・たら・ 学校・が・ 見える・ はず・や。」⇒ぎっちょ〕■対語=「みぎて」

ひだりまえ【左前】《名詞》 ①和服を、普通と違って、左の前を内側にして着ること。「子ども・が・ ひだりまえ・に・ 帯・を・ 結ん・どる。」②商売などがうまくいかないこと。金回りが滑らかでなく、収入が乏しいこと。「会社・は・ 今・ ちょっと・だけ・ ひだりまえ・なん・や」

ひち【七】《名詞》 六の次の、数の名。「一週間・は・ ひち日・や。」◆関西方言では「しちや〔質屋〕」を「ひちや」と言うことが話題になるが、本方言では、「しっちゃ」と言うことが多い。「ひっちゃ」という発音がないというわけではないが、聞くことは稀である。〔⇒なな〕

ぴちっと《副詞》 隙間がなく、完全にはまる様子。「箱・の・ 中・に・ 羊羹・が・ ぴちっと・ 詰まっ・とる。」〔⇒ぴちんと〕

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2014年9月13日 (土)

中山道をたどる(216)

岩村田宿から塩尻宿まで(56)

 

本棟民家に抱擁道祖神

 

 民家のそばを過ぎ、畑の間を通ったりしながら、国道20号に合流したり離れたりしながら歩きます。唐松や赤松の林もあります。

 しばらく行って、長野自動車道を越えます。下にみどり湖パーキングエリア(写真・左、1100分撮影)が見えます。

 道はしだいに下っていき、生け垣などが丁寧に手入れされている、落ち着いた集落を過ぎていきます。江戸時代の本棟民家(写真・中、1112)があります。切り妻造りの民家で、雀踊りと呼ばれる棟飾りには風格があります。

 道祖神(写真・右、1121)は珍しい抱擁の姿です。お女郎道祖神とも言われているようです。下柿沢の交差点から左に折れて、国道153号に入ります。この道がそのまま塩尻宿へ続いていきます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(616)

「明石日常生活語辞典…ひ」()

 

びしびし《副詞と》 遠慮しないで、厳しく接する様子。「息子・を・ びしびし・ 鍛える。」

びしゃいも【びしゃ芋】《名詞》 ふかしたときに、水分が多くて、軟らかすぎる感じになったサツマイモやジャガイモ。「びしゃいも・は・ あんまり・ うまい・と・ 思わ・ん・なー。」〔⇒びちゃいも〕

びしゃっと《副詞、動詞する》 ①強い姿勢や厳しい態度でものごとを行う様子。「怒っ・て・ 戸・を・ びしゃっと・ 閉める。」②しっかりした姿勢である様子。「動か・んと・ びしゃっと・ 止まれ。」③鋭くたたく様子。ものが折れたり割れたりする様子。また、そのときに発する音。「竹・の・ 物差し・で・ たたい・たら・ 物差し・が・ びしゃっと・ 割れ・た。」④水気が多かったり、水分を含んで軟らかかったりする様子。「水・を・ 入れすぎ・て・ びしゃっとし・た・ 飯・に・ なっ・た。」⑤水や液体がはねる様子。また、その音。「車・に・ びしゃっと・ はね・を・ かけ・られ・た。」〔⇒ぴしゃっと。①②③⇒びしっと、ぴしっと〕

ぴしゃっと《副詞》 ①強い姿勢や厳しい態度でものごとを行う様子。「ぴしゃっと・ 断る。」「ぴしゃっと・ 言()ー・たら・んと・ わかっ・てくれ・へん。」②しっかりした姿勢である様子。「指・の・ 先・まで・ ぴしゃっと・ 伸ばせ。」③鋭くたたく様子。ものが折れたり割れたりする様子。また、そのときに発する音。「馬・に・ ぴしゃっと・ 鞭・を・ 当てる。」④水気が多かったり、水分を含んで軟らかかったりする様子。「ぴしゃっと・ し・た・ 芋」⑤水や液体がはねる様子。また、その音。「水・を・ 撒い・とっ・て・ 人・に・ ぴしゃっと・ かけ・ても・た。」〔⇒ぴしゃっと。①②③⇒びしっと、ぴしっと

びしゃぬれ【びしゃ濡れ】《形容動詞や》 すっかり水などに濡れている様子。「溝・に・ 落ち・て・ 着・とる・ もん・が・ びしゃぬれや。」〔⇒びしょぬれ、びちょぬれ、びちゃぬれ〕

びしゃびしゃ《副詞と、形容動詞や》 ①すっかり濡れて、しずくが垂れる様子。水浸しである様子。「ごっつい・ 雨・が・ 降っ・て・ 庭・が・ びしゃびしゃや。」②水たまりなどを歩く様子。水をはねかえす様子。水がはねかえる様子。また、その音。「びしゃびしゃと・ 水・の・ 中・を・ 歩く。」③水分を多く含んでいる様子。「びしゃびしゃ・の・ 飯・で・ お粥・みたいに・ なっ・ても・た。」〔⇒びしょびしょ、びちゃびちゃ、びちょびちょ〕

びしゃん《副詞と》 鋭くたたく様子。「言()ー・ こと・を・ 聞か・なん・だら・ びしゃんと・ たたか・な・ わから・へん。」

ぴしゃんと《副詞》 ①押しつけられて、ものが簡単に平らになる様子。「ローラー・で・ 道・を・ ぴしゃんと・ 均(なら)し・とる。」②ものが簡単に張りついたり、くっついたりする様子。「磁石・に・ なっ・とる・さかい・ ぴしゃんと・ ひっつい・た。」③戸などを厳重に閉ざす様子。音を立てて戸などを閉める様子。また、その音。「ぴしゃんと・ 鍵・を・ かけ・られ・ても・た。」〔⇒ぺしゃんと〕

びじゅつ【美術】《名詞》 ①絵画・彫刻・写真・建築などの、色や形で美しく表現する芸術。「びじゅつ・の・ 素質・の・ ある・ 人・が・ うらやましー。」②前記のような内容を学習する、中学校・高等学校の教科。「びじゅつ・の・ 宿題・で・ ポスター・を・ 書く。」〔⇒びじつ〕

びじゅつかん【美術館】《名詞》 絵画・彫刻・写真・建築などの美術品を展示して見せるための施設。「西洋・の・ 絵・を・ びじゅつかん・で・ 見・た。」〔⇒びじつかん〕

ひじょうぐち〔ひじょーぐち〕【非常口】《名詞》 建物や乗り物などで、突発的な事故などに備えて設けられている出口。「旅館・に・ 着い・たら・ はじめに・ ひじょーぐち・を・ 確認し・てください。」

びしょぬれ【びしょ濡れ】《形容動詞や》 すっかり水などに濡れている様子。「風・も・ 強ー・て・ びしょぬれに・ なっ・て・ 戻っ・てき・た。」〔⇒びしゃぬれ、びちょぬれ、びちゃぬれ〕

びしょびしょ《副詞と、形容動詞や》 ①すっかり濡れて、しずくが垂れる様子。水浸しである様子。「雨風・で・ 服・が・ びしょびしょに・ なっ・た。」②水たまりなどを歩く様子。水をはねかえす様子。水がはねかえる様子。また、その音。「水たまり・を・ びしょびしょと・ 踏む。」③水分を多く含んでいる様子。「水・の・ 加減・を・ 間違(まち)ご・て・ びしょびしょ・の・ ご飯・に・ なっ・た。」〔⇒びしゃびしゃ、びちゃびちゃ、びちょびちょ〕

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2014年9月12日 (金)

中山道をたどる(215)

岩村田宿から塩尻宿まで(55)

 

峠の麓の村へ

 

 峠からだんだん下っていき、木立の中のやや細い道へ入ります。夜通道(写真・左、1023分撮影)と書いてあって、「いつの頃か片丘辺のある美しい娘が岡谷の男と親しい仲になり男に会うため毎夜この道を通った」という説明があります。

 東山一里塚(写真・中、1027)は一対のうち、南側のものだけが残っています。高さ3メートルほどの塚です。1614(慶長19)に中仙道は、牛首峠経由から塩尻峠経由に変更されて、その頃に作られたもののようです。

 高ボッチ高原へ8㎞というような案内板があって、東明神社のそばには、道祖神や馬頭観音や、中山道の説明板(写真・右、1028)などもあります。「中仙道を旅する方へ お疲れ様でした ご自由にお休みください」などという立て札もあって、嬉しくなります。もうすぐ塩尻宿ですので休まないで歩きます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(615)

「明石日常生活語辞典…ひ」()

 

ひこうき〔ひこーき〕【飛行機】《名詞》 プロペラやジェットエンジンの力で、空を飛ぶ乗り物。「沖縄・へ・ ひこーき・で・ 行く。」

ひこうきぐも〔ひこーきぐも〕【飛行機雲】《名詞》 飛行機が低温の空を高く飛んだときにできる、筋のような白い雲。「ひこーきぐも・が・ 夕焼け・に・ なっ・とる。」

ひこうじょう〔ひこーじょー〕【飛行場】《名詞》 飛行機などが発着できるような設備を備えた場所。空港。「戦争中・は・ 加古川・の・ 尾上(おのえ)・に・も・ ひこーじょー・が・ あっ・た。」

ひごて【火鏝】《名詞》 炭火で熱くして、布の皺を伸ばしたり形を整えたりする道具。◆金属でできた先端部を炭火の中に入れて熱しておいて使用する。「ひごて・で・ 着物・の・ 皺・を・ 伸ばす。」〔⇒ひのし〕

ひごと【日毎】《名詞、副詞に》 毎日毎日。日がたつにつれて。「ひごとに・ 温(ぬく)ー・ なっ・てき・まし・た・なー。」

ひごろ【日頃】《名詞》 特別なことのない日常。平常。「ひごろ・の・ 練習・を・ さぼっ・とっ・たら・ 負け・てまう・ぞ。」「ひごろ・から・ 行き・たい・と・ 思(おも)・とっ・た・ 所(とこ)・へ・ やっと・ 来()・れ・た。」〔⇒いつも、いっつも、いっつもかっつも、いつもかも、へいぜい、ふだん〕

ひざ【膝】《名詞》 ①座ったときの、腿の上の部分。「ひざ・に・ 手・を・ 置い・て・ 話・を・ する。」②腿と脛のつなぎ目にある関節の、前側の部分。「こけ・て・ ひざ・を 擦りむい・た。」

ひさし【庇】《名詞》 家の出入り口や窓の上に差し出した、小さな屋根。「ひさし・の・ 下・に・ つばめ・が・ 巣・を・ 作っ・た。」

ひざし【日差し】《名詞》 日光が差すこと。日の光。「今日・は・ 曇っ・て・ ひざし・が・ なかっ・た。」

ひさしぶり【久しぶり】《形容動詞や》 前にそのことをしてから、ずいぶん長い時間が経っている様子。長い間隔を置いた様子。「ひさしぶりに・ 小学校・の・ 同窓会・を・ し・た。」〔⇒せんどぶり〕

ひざぼん【膝ぼん】《名詞》 膝の関節の前の方の部分。「ひざぼん・が・ 見える・ スカート・は・ みっともない。」◆「ぼん」は、「膝小僧」の「小僧」にあたる部分を「坊」と表現し、その発音が変化したものであろうか。■類語=「すねぼん」

ひし【菱】《名詞》 白く堅い実ができる、池などに生えている水草。「ひし・の・ 実ー・に・は・ とげ・が・ あっ・た・なー。」〔⇒へし〕

ひじ【肘】《名詞》 腕の関節で、曲がる外側の部分。「走っ・とっ・て・ こけ・て・ ひじ・を・ 擦りむい・た。」

ひしがた【菱形】《名詞》 辺の長さがすべて等しく、どの角も直角でない四角形。「ひしがた・の・ マーク」

びじつ【美術】《名詞》 ①絵画・彫刻・写真・建築などの、色や形で美しく表現する芸術。「家・の・ 中・に・も・ びじつ・の・ 一つ・ぐらい・は・ あっ・た・ 方・が・ 良()ー・やろ。」②前記のような内容を学習する、中学校・高等学校の教科。「びじつ・の・ 時間・に・ 工作・も・ し・た。」〔⇒びじゅつ〕

びじつかん【美術館】《名詞》 絵画・彫刻・写真・建築などの美術品を展示して見せるための施設。「びじつかん・で・ 展覧会・を・ 見る。」〔⇒びじゅつかん〕

びしっと《副詞》 ①強い姿勢や厳しい態度でものごとを行う様子。「悪い・ やつ・には・ びしっと・ 怒っ・たれ。」②しっかりした姿勢である様子。「びしっと・ 背中・を・ 伸ばせ。」③鋭くたたく様子。ものが折れたり割れたりする様子。また、そのときに発する音。「背中・を・ びしっと・ どつか・れ・た。」〔⇒ぴしっと、びしゃっと、ぴしゃっと〕

ぴしっと《副詞》 ①強い姿勢や厳しい態度でものごとを行う様子。「携帯電話・を・ 学校・に・ 持っ・ていく・ こと・は・ ぴしっと・ 禁止・を・ さ・れ・ても・た。」②しっかりした姿勢である様子。「もたもたせ・んと・ ぴしっと・ せー。」③鋭くたたく様子。ものが折れたり割れたりする様子。また、そのときに発する音。「竹・で・ ぴしっと・ たたか・れ・た。」〔⇒びしっと、びしゃっと、ぴしゃっと〕

ひしぼる【干しぼる】《動詞・ラ行五段活用》 ①水気がなくなって、乾ききって、形が小さくなる。「蜜柑・の・ 皮・が・ ひしぼっ・とる。」「干し・たら・ 梅干し・が・ ひしぼっ・ても・た。」②草や木が生気を失って、ぐったりしたり小さくなったりする。開いていた花が、水分を失って閉じたり小さくなったりする。「昼前・に・ なっ・たら・ 朝顔・の・ 花・が・ ひしぼっ・た。」③空気が抜けたりして小さくなる。「タイヤ・が・ 急に・ ひしぼっ・ても・て・ 乗ら・れ・へん。」〔⇒へしぼる。⇒しおれる〕

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2014年9月11日 (木)

中山道をたどる(214)

岩村田宿から塩尻宿まで(54)

 

諏訪湖を展望する

 

 急な坂道を登っていくと、案外あっけなく塩尻峠に着きます。やっぱり「熊出没注意」の看板が立てられています。

 立派な展望台(写真・左、1003分撮影)が作られています。塩尻峠ですが、ここはまだ岡谷市域です。塩嶺御野立公園展望台と言うのだそうです。

 展望台からは諏訪湖が一望できます(写真・中、1005)。湖の対岸もよく見えて、盆地が一望できる、申し分のないところです。八ヶ岳や南アルプスはもちろん、富士山も見えるはずですが、今日は富士山は見えません。一部には青空も見えていますが、遠くは雲が覆っています。

 塩尻に向かって下りはじめると茶屋本陣(写真・右、1018)があります。1796(寛政8年)の建築が残っているのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(614)

「明石日常生活語辞典…ひ」()

 

ひく【弾く】《動詞・カ行五段活用》 楽器を鳴らす。演奏する。「教室・の・ オルガン・を・ ひく。」

ひく【轢く】《動詞・カ行五段活用》 車輪が人や物などの上を通る。「自動車・に・ ひか・れる。」

ひく【敷く】《動詞・カ行五段活用》 ①ものを平らに広げる。また、その上に位置する。「どーぞ・ 座布団・を・ ひー・てください。」「寝間〔=布団〕・を・ ひく。」「むしろ・を・ ひー・て・ 座る。」「茣蓙・を・ ひく。」②一帯に撒くように広げる。「じゅるい・ ところ・に・ 砂利・を・ ひく。」

ひく【挽く】《動詞・カ行五段活用》 ①鋸などの刃物で切ったり削ったりする。「丸太・を・ ひー・て・ 二つ・に・ する。」②臼や器械で、豆類や肉を細かく砕く。「コーヒー・を・ ひー・てもらう。」

ひくい【低い】《形容詞》 ①上に伸びていない。下の方にある。下からの長さや隔たりが小さい。「背ー・の・ ひくい・ 人」②序列、身分、地位などが下の方にある。「入社し・て・ 三年目・や・さかい・ まだ・ ひくい・ ところ・に・ おる。」③目盛りなどの数字が小さい。度合いが弱い。「今朝・は・ 気温・が・ ひくい。」④音声の振動が少ない。低音である。「ひくい・ 声・で・ しゃべる。」■対語=「たかい」

ひくいめ【低いめ】《名詞、形容動詞や》 比較的低いと思われる程度や状態。すこし低いと思われる程度や状態。「野菜・の・ 値ー・が・ ひくいめ・に・ なっ・た。」◆「ひくめ」よりは、「ひくいめ」と言うことの方が多い。〔⇒ひくめ〕■対語=「たかいめ」

ひくする【低する】《動詞・サ行変格活用》 高さを小さくする。「頭・を・ ひくせ・んと・ 潜ら・れ・へん・ぞ。」〔⇒ひくなる〕■自動詞は「ひくなる」

びくつく《動詞・カ行五段活用》 驚いたり恐れたりする。また、それによって体が震える。「消費税・が・ 上がる・さかい・ びくつい・とる・ねん。」

びくっと《副詞、動詞する》 ①驚いたり恐れたりする様子。また、それによって体が震える様子。「「急に・ 名前・を・ 呼ば・れ・て・ びくっとし・た。」②体や物などが細かく動く様子。「少々の・ 地震・で・は・ びくっと・も・ 揺れ・へん・よーに・ 作っ・てある。」「たたい・ても・ びくっと・も・ 動か・へん。」

ひくなる【低なる】《動詞・ラ行五段活用》 ①高さが小さくなる。「年とっ・て・ 身長・が・ ちょっと・ ひくなっ・た。」②高さを小さくする。「後ろ・が・ 見え・へん・さかい・ 前・の・ 人・は・ 腰・を・ かがめ・て・ ひくなれ。」⇒ひくする〕■他動詞は「ひくする」

ひくひく《副詞と、動詞する》 ①体の一部が、時々、小刻みにふるえる様子。「風邪・(を・) ひー・て・ 鼻・が・ ひくひくする。」②しゃっくりが出ている様子。「ひくひくし・て・ 止まら・へん。」③喉が詰まっている様子。「冷たい・ 弁当・を・ 食べ・たら・ ひくひくし・て・ 苦し・ なっ・た。」⇒ぴくぴく〕

びくびく《副詞と、動詞する》 よくないことが起こらないかと恐れている様子。「大雨・で・ 崖・が・ 崩れ・へん・か・なー・と・ 思(おも)・て・ びくびくし・とっ・てん。」

ぴくぴく《副詞と、動詞する》 ①体の一部が、時々、小刻みにふるえる様子。「わさび・が・ きつー・て・ のど・が・ ぴくぴくする。」②料理の材料となっている魚の体などが、まだわずかに動いている様子。「魚・が・ まな板・の・ 上・で・ まだ・ ぴくぴく・ 動い・とる。」⇒ひくひく〕

ひくめ【低め】《名詞、形容動詞や》 比較的低いと思われる程度や状態。すこし低いと思われる程度や状態。「ひくめ・の・ 値ー・に・ し・た・さかい・ よー・ 売れる。」〔⇒ひくいめ〕■対語=「たかめ」

ひぐれ【日暮れ】《名詞》 太陽が沈む頃。あるいは、空が薄暗くなるまでの間。「ひぐれ・に・ なら・ん・うち・に・ 去()に・なはれ。」〔⇒ひのくれ〕

ひげ【髭】《名詞》 人や動物の口の周りに生えている毛。「むさくるしー・ ひげ・を・ 剃っ・たら・ どない・や・ねん。」

ひける【引ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①引いて取り除くことができる。引っ張り抜くことができる。「庭・の・ 草・は・ 手ー・で・ ひける。」②積極的にはなれない。引っ込み思案になる。「相手・が・ 強い・ので・ 腰・が・ ひける・なー。」

ひご【籤】《名詞》 籠や提灯などを作るときに使う、竹を細く削ったもの。「太い・ ひご・を・ 組ん・で・ こまい・ 凧・を・ 作る。」

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2014年9月10日 (水)

中山道をたどる(213)

岩村田宿から塩尻宿まで(53)

 

塩尻峠への山道

 

 今井を過ぎると、いよいよ山道にかかるという風情になってきました(写真・左、9時23分撮影)。新しい感じのする国道20号バイパス道路の岡谷インターの上を越えて、しだいに上っていきます。振り返ると諏訪湖が広がっています。

 石船観音(写真・中、9時40)は石段の道が右手にありますが、下の方から拝みます。観音堂の下を通って、いよいよ山道になります。旅人の喉を潤したであろう鳴沢清水というのがありますが、ちょっと飲む気にはなりません。

 ぐんぐん高くなっていきますから、諏訪湖が足元に広がっていく感じになります。旧中山道の大石(写真・右、9時46)は、木曽名所図絵にも描かれていて、高さおよそ6メートルもあります。賊がこの石の後ろに隠れていて旅人を襲ったこともあると書いてありますが、今どきの中山道は、盗賊よりも熊の方に警戒をしなければなりません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(613)

「明石日常生活語辞典…ひ」()

 

ひきだし【引き出し・抽斗】《名詞》 机・箪笥などに何段かある、水平に引いて抜き差しができる箱。「扇子・は・ 上・の・ 段・の・ ひきだし・に・ 入っ・とる・ はず・や。」

ひきだす【引き出す】《動詞・サ行五段活用》 ①見えないところや奥まったところから、引いて外に出す。「棚・から・ 箱・を・ ひきだす。」②預け先から貯金をおろす。「十万円・ ひきだす。」

ひきたつ【引き立つ】《動詞・タ行五段活用》 見栄えがするようになる。よく見える。「置物・を・ 磨い・たら・ ひきたっ・て・ 見える・よーに・ なっ・た。」

ひきつぎ【引き継ぎ】《名詞、動詞する》 仕事や任務を、次の人に渡すこと。また、それに関して説明などをすること。「ひきつぎ・の・ 打ち合わせ・を・ する。」

ひきつぐ【引き継ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 あとを受け継ぐ。内容をあまり変化させないで継承する。「前任・の・ 人・が・ 退職し・た・さかい・ 仕事・を・ ひきつい・だ。」〔⇒ひきうける〕

ひきつけ【引き付け】《名詞》 小さい子などに起きる、発作性の痙攣。「男・の・ 子ー・は・ よー・ ひきつけ・を 起こす。」

ひきつける【引き付ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①小さい子などが、発作的に痙攣を起こす。「ひきつけ・た・ん・で・ どない・ し・たら・ えー・の・か・ わから・んで・ 慌て・ても・た。」②自分の方に近づける。「ボール・を・ ひきつけ・とい・て・ 打つ。」③魅力などによって誘い寄せる。「野菜・の・ 安売り・で・ 客・を・ ひきつける。」

ひきつる【引きつる】《動詞・ラ行五段活用》 ①緊張などをして、皮膚が引っ張られる。「怒っ・て・ 顔・が・ ひきつっ・とる。」②痙攣を起こす。「足・が・ 急に・ ひきつっ・た。」

ひきて【引き手】《名詞》 戸・障子などを開閉するために、手をかけるところ。また、そのための金具。「ひきて・が・ 汚れ・た・さかい・ 磨く。」

ひきとめる【引き止める】《動詞・マ行下一段活用》 ①去ろうとする人を、とどめる。「道・で・ 友だち・を・ ひきとめ・て・ 話・を・ し・た。」②任務などを辞めようとする人を、とどめる。「ひきとめ・て・ もー・ 一年・ 働い・てもろ・た。」

ひきとる【引き取る】《動詞・ラ行五段活用》 ①預けてあったり、とどめられていたりするものを受け取る。「郵便局・で・ 小包・を・ ひきとる。」②引き受けて手元に置いたり、世話をしたりする。「犬・を・ ひきとっ・て・ 飼う。」

ひきにく【挽肉】《名詞》 機械で細かくつぶした肉。ミンチ。「ひきにく・の・ 団子・を・ 作る。」

ひきのばす【引き伸ばす】《動詞・サ行五段活用》 ①引っ張って、細く長くする。「饂飩・を・ もっと・ 細ーに・ ひきのばす。」②押さえつけて、薄く広げる。「鉄板・の・ 上・で・ お好み焼き・を・ ひきのばす。」③写真などを、原板から拡大する。「ひきのばし・て・ 見・たら・ 迫力・が・ あっ・た。」

ひきのばす【引き延ばす】《動詞・サ行五段活用》 ①あらかじめ決められていた時間を長引かせる。「予定・の・ 時間・を・ ひきのばし・て・ 説明・を・ する。」②あらかじめ決められていた日や時刻を遅らせる。「合格発表・の 日ー・を・ ひきのばさ・れ・た。」

ひきょう〔ひきょー〕【卑怯】《形容動詞や》 ずるい気持ちがあったり、勇気がなかったりして、正面から堂々と立ち向かわない様子。「じゃんけん・を・ あと・から・ 出す・の・は・ ひきょーや・よ。」

ひきわけ【引き分け】《名詞》 勝ち負けが決まらないで終わること。「昨日・の・ 試合・は・ ひきわけ・やっ・た。」

ひきわける【引き分ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①勝ち負けが決まらないで終わる。「阪神・は・ 巨人・と・ ひきわけ・た。」②喧嘩などで向かい合っている者を、中に入って分ける。「無理に・ ひきわけ・て・ 喧嘩・を・ おさめ・た。」

ひく【引く】《動詞・カ行五段活用》 ①つかんで手元の方へ寄せる。「だんじり・の・ 綱・を・ ひく。」②綱をつけるなどして、従わせるようにする。「牛・を・ ひー・ていく。」③つながりをつけて、取り込む。「アンテナ・から・ テレビ・へ・ 線・を・ ひく。」「事務所・に・ 電話・を・ ひく。」「ガス・を・ ひく。」④自分の体の中に受け入れる。身に及ぶようになる。「昨日・から・ 風邪・を・ ひー・とる・ねん。」⑤多くの中から選んで取り出す。探して選び出す。「大売り出し・の・ 福引き・の・ 籤・を・ ひく。」「わから・へん・ 字ー・を・ 字引・で・ ひく。」「電話帳・を ひく。」⑥引き算をする。減らす。「売値・から・ 仕入れ値・を・ ひく。」⑥値段を安くする。値段を割り引く。「ちょっと・ ひー・てくれ・へん・か。」「定価・から・ 二割・ ひい・とき・ます。」⑦長く延ばして書く。線状に書く。「線・を・ ひー・て・ 枠・を・ 作る。」⑧長く延ばして発音する。「声・を・ ひー・て・ 歌う。」⑨一方に片寄っているものを広げる。「日・が・ 当たる・ので・ カーテン・を・ ひく。」⑩他の人から受け継ぐ。「親・の・ 血ー・を・ ひー・とる。」⑪一定の範囲に一面に塗る。「フライパン・に・ 油・を・ ひく。」「糊・を・ ひく。」⑫少なくなる。「だいぶ・ 熱・が・ ひー・てき・た。」「喉・の・ 腫れ・が・ ひー・た。」⑬退く。下がる。「あと・へ・ ひか・へん・ 性格・の・ 奴・や。」⑭引退する。退職する。「会社・を・ ひー・て・ のんびり・ し・とる。」⑮海面が海岸から沖の方へ退いて、海面が低くなる。「潮・が・ ひー・てき・た。」⑯取り寄せる。注文する。「雑誌・を・ 毎月・ ひー・とる。」「神戸新聞・を・ ひー・て・ 読ん・どる。」①②⇒ひっぱる〕■⑮対語=「につ【(満つ)】」「ねる」

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2014年9月 9日 (火)

中山道をたどる(212)

岩村田宿から塩尻宿まで(52)

 

一里塚と穀留番所

 

 旧中山道は出早口という交差点で国道20号と斜めに交差して進みます。

 しばらくすると、東堀一里塚(写真・左、8時59分撮影)があります。江戸より56里の地点です。静かな住宅街を歩き続けます。

 小さな横河川を渡り西へ進みます。このあたりは細い川が次々と現れます。しばらく行くと、道の左側に、今井番所跡(写真・中、9時20)があります。米を中心とした穀類の出入りを監視する番所です。現存する建物は江戸時代末期のものだそうです。

 番所に対して、道の右側に明治天皇今井御小休所(写真・右、9時22)があります。参勤交代の大名が休憩し、皇女和宮も降嫁の道中で休憩し、明治天皇も休憩したという建物で、国の登録有形文化財になっています。

 このあたりは塩尻峠を前にして、ちょっとした交通の要衝になっています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(612)

「明石日常生活語辞典…ひ」()

 

ひかる【光る】《動詞・ラ行五段活用》 ①光を放つ。光を反射して輝く。「星・が・ ひかる。」「鏡・が・ ひかっ・た。」②他の人やものよりも優れていて、目立つ。「小さい・ 頃・から・ 野球・の・ 腕・が・ ひかっ・とっ・た。」

ひがん【彼岸】《名詞》 春分の日と秋分の日を中心にして、それぞれ、前後の三日間を合わせた七日間。「ひがん・の・ 中日・に・ 墓参り・に・ 行く。」

ひき【引き】《名詞》 ①人を引き寄せること。便宜を図ったり推薦したりなどすること。「知っ・た・ 人・の・ ひき・が・ あっ・て・ 就職・が・ でけ・た。」②海岸線が沖の方へ広がっていき、海面が低下すること。「今・の・ 時間・の・ 潮・は・ ひき・や。」⇒ひきしお〕■対語=②「にち」

ひき〔びき、ぴき〕【匹】《助数詞》 ①生き物を数える言葉。「鼠・が・ 一ぴき・ おっ・た。」「からす・が・ 三びき・ 飛ん・どる。」②相手の人たちを軽んじて言うときに、その人数を数えて言う言葉。「お前ら・ いっぴき・や・ にひき・に・は・ 負け・へん・ぞ。」◆鳥の場合は、「わ【羽】」という言い方をするものも含めて、「ひき」という言い方をすることが多い。

ひきあう【引き合う】《動詞・ワア行五段活用》 ①互いにたぐり寄せることをする。「運動会・で・ 綱・を・ ひきあう。」②苦労しただけの価値や利益がある。価値や利益に見合うものを得る。「休み・の・ 日ー・に・ 手伝(てつど)ー・たっ・た・のに・ 文句・ 言わ・れ・たら・ ひきあわ・へん・わー。」③採算がとれる。商売が成り立つ。「ひきあわ・へん・ 仕事・は・ 断り・たい・ねん。」〔⇒ひっきゃう〕

ひきあげる【引き上げる・引き揚げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①引っ張って高いところに移す。「大けな・ 魚・を・ 船・の・ 上・に・ ひきあげる。」②金額や比率などを高くする。「ガス代・を・ ひきあげ・られ・た。」③その場所を引き払って、元のところに戻る。「戦争・が・ 済ん・で・ 外地・から・ ひきあげ・てき・た・ 人・が・ ぎょーさん・ おっ・た。」④用件を終えて帰る。用務を終了する。「係・の・ 人・は・ もー・ みんな・ ひきあげ・ても・た。」〔⇒ひっきゃげる〕

ひきあわす【引き会わす・引き合わす】《動詞・サ行五段活用》 ①知らない人同士を会わせる。仲立ちをつとめて紹介する。「あんた・を・ 私・の・ 友だち・に・ ひきあわし・たい・と・ 思ー・とる・ん・や。」②比べて確かめる。「書類・の・ 数字・を・ ひきあわし・た・けど・ 間違い・は・ なかっ・た。」〔⇒ひっきゃわす〕

ひきうける【引き受ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①責任を持って仕事や任務を受け持つ。「自治会・の・ 役員・を・ ひきうける。」②あとを受け継ぐ。内容をあまり変化させないで継承する。「この・ 仕事・は・ 来年・ あんた・に・ ひきうけ・てもらい・たい・ねん。」⇒ひきつぐ〕

ひきかえ【引き換え】《名詞》 物と物、またはお金と物とを取り換えること。「お金・と・ ひきかえ・や・ない・と・ 渡し・ませ・ん。」「ひきかえ券」〔⇒ひっかえ〕

ひきかえす【引き返す】《動詞・サ行五段活用》 元のところへ戻る。「風・が・ 強(つよ)ー・ なっ・た・の・で・ 港・に・ ひきかえす。」〔⇒ひっかえす〕

ひきかえる【引き替える】《動詞・ア行下一段活用》 物と物、またはお金と物とを取り換える。「当選し・た・ 券・を・ 賞品・に・ ひきかえる。」〔⇒ひっかえる〕

ひきざん【引き算】《名詞、動詞する》 ある数から、他の数を引く計算。「かかっ・た・ 費用・を・ ひきざんし・たら・ 赤字・に・ なっ・た。」■類語=「たしざん」「かけざん」「わりざん」

ひきしお【引き潮】《名詞》 海岸線が沖の方へ広がっていき、海面が低下すること。「ひきしお・で・ 磯・が・ 干上がっ・た。」〔⇒ひき〕

ひきしまる【引き締まる】《動詞・ラ行五段活用》 心や体のゆるんだところがなくなる。「運動し・とる・さかい・ 体・が・ ひきしまっ・とる。」「新年・に・ なっ・て・ 気持ち・が・ ひきしまる。」■他動詞は「ひきしめる」

ひきしめる【引き締める】《動詞・マ行下一段活用》 ①引っ張って硬く締める。「綱・を ひきしめる。」②心や体のゆるんだところをなくす。「ひきしめ・た・ 気持ち・で・ 試合・に・ 出る。」②家計などの出費を少なくする。「無駄遣い・を・ ひきしめる。」■自動詞は「ひきしまる」

ひきずる【引きずる】《動詞・ラ行五段活用》 ①地面の上などを擦って動いていく。「足・を・ ひきずっ・て・ 歩く。」②地面の上などを擦って動かす。「段ボール箱・を・ ひきずっ・て・ 動かす。」③無理に引っ張っていく。「泣い・とる・ 子ー・を・ ひきずっ・て・ 学校・へ・ 連れ・ていく。」

 

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2014年9月 8日 (月)

中山道をたどる(211)

岩村田宿から塩尻宿まで(51)

 

岡谷市に入る

 

 富士見橋で砥川を渡り、十四瀬川を小さな木の橋で渡ると(写真・左、8時33分撮影)、下諏訪町から岡谷市に入ります。下諏訪駅前の交差点を過ぎてからの距離は僅かです。国道20号の少し南側を中仙道は続いています。

 道の北側に平福寺(写真・中、8時45)があります。真言密教の道場として創建され、南北朝時代から戦国時代には諏訪大社下社春宮の別当寺であったそうです。日限地蔵尊は「おひぎりさん」として尊崇を集めているそうです。

 長地中町に石の道標(写真・右、8時48)があって、「右中仙道 左いなみち」と書いてあります。岡谷を経て伊那路へ分け入る道が続いているのです

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(611)

「明石日常生活語辞典…ひ」()

 

びか【美化】《名詞》 美しくすること。きれいにすること。「クラス・の・ びか-委員・に・ なっ・た。」

ひがあさい〔ひーがあさい〕【日が浅い】《形容詞》 あまり日が経っていない。「種・を・ 蒔い・て・から・ ひーがあさい・さかい・ まだ・芽ー・が・ 出・てこ・ん・なー。」

ひがい【被害】《名詞》 損害を受けること。受けた害。「台風・で・ えらい・ ひがい・や。」

ひがいしゃ【被害者】《名詞》 損害を受けた人。「地震・の・ ひがいしゃ・が・ 何万人・も・ 出・た。」「事件・の・ ひがいしゃ」

ひかえ【控え】《名詞》 ①忘れないためや、証拠のために書き留めるもの。「ひかえ・の・ 書き物・を・ 残し・とく。」②同じように二通以上作った書類のうち、手元に残しておくもの。「ひかえ・は・ 念のため・ 一年間・ 置い・とい・てください。」

ひかえしつ【控え室】《名詞》 ものごとが始まる前に、待っているための部屋。「結婚式・の・ ひかえしつ」

ひかえめ【控えめ】《名詞、形容動詞や》 ①積極的に行動したり自己主張したりすることを避けて、遠慮がちにふるまうこと。「ひかえめな・ 性分・の・ 人」②量や程度を少な目にすること。「塩・は・ ひかえめ・に・ 入れる。」

ひがえり【日帰り】《名詞、動詞する》 出かけて、その日のうちに帰ること。「今年・の・ 旅行・は・ ひがえり・に・ 決まっ・た。」

ひかえる【控える】《動詞・ア行下一段活用》 ①忘れないように、文字にして残す。「電話番号・を・ 帳面・に・ ひかえ・とく。」②少な目にする。見合わせる。「砂糖・を・ ひかえる。」「口数・を・ ひかえ・なはれ。」⇒かきとめる〕

ひがかかる〔ひーがかかる〕【火がかかる】《動詞・ラ行五段活用》 家族・親戚などが亡くなって、忌中になっている。「ひーがかかっ・とる・さかい・ 太鼓〔=秋祭りの布団屋台〕・に・ 乗ら・れ・へん。」◆祝い事や神事、交際などを避けることがある。その期間は、1年間ぐらいに及ぶことがある。

ひかげ【日陰】《名詞》 日光の当たらない場所。「大きな・ 木ー・の・ ひかげ・で・ 休む。」〔⇒かげ〕■対語=「ひなた」

ひかげん【火加減】《名詞、動詞する》 火の燃え具合や火力の強さ。また、その調節。「ひかげん・を・ 間違え・て・ 焦がさ・ん・よーに・ し・なはれ。」

ひがさ【日傘】《名詞》 布や紙などで作って、強い日差しを避けるためにさす傘。「ひがさ・を・ さし・て・ 道・を・ 歩く。」

ひがし【東】《名詞》 方角の一つで、太陽が昇る方。「ひがし・の・ 空・が・ 赤(あこ)ー・に・ なっ・てき・た。」■関連語=「にし」「きた」「みなみ」

ひがし【干菓子】《名詞》 乾いて水分の少ない菓子。「京都・の・ 土産・の・ ひがし・です。」■対語=「なまがし」

ぴかっと《副詞、動詞する》 ①艶があって、光り輝く様子。光を反射している様子。「ぴかっとし・た・ 指輪」②一瞬、鋭く光る様子。「雷・が・ ぴかっと・ 光っ・た。」⇒ぴかぴか、ぴっかぴか〕

ぴかぴか《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①艶があって、光り輝く様子。光を反射している様子。「ぴかぴかし・た・ ランドセル・を・ おたし〔=背負っ〕・て・ 一年生・が・ 歩い・とる。」②繰り返して光る様子。「星・が・ ぴかぴか・ 光っ・とる。」③真新しい様子。「おろしたて・の・ ぴかぴかの・ 靴」〔⇒ぴっかぴか。⇒ぴかっ〕

ひがむ【僻む】《動詞・マ行五段活用》 ものごとを素直に受け取らないで、自分が劣っているように思ったり、不利な状況に立たされているように考えたりする。また、その結果、考えや行いが素直でなくなる。「試験・に・ 落ち・て・ ひがん・どる。」「兄貴・も・ 弟・も・ ひがま・し・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒ひねくれる、ねじれる【捻れる】、ねじける(捻ける)■名詞化=ひがみ【僻み】

ひからす【光らす】《動詞・サ行五段活用》 ①光るようにする。点滅させる。「自転車・の・ ランプ・を・ ひからし・て・ 走る。」②反射させる。「鏡・で・ ひからす。」③艶があるようにして、光り輝く様子を表す。光沢を出す。「靴・を・ 磨い・て・ ひからす。」

ひかり【光】《名詞》 ①太陽や電灯などから出る、明るく感じられるもの。また、それが反射したもの。「六甲山・から・ 見る・ 神戸・の・ 街・の・ ひかり・は・ 綺麗や。」「星・の・ ひかり」②表面が滑らかで光っていること。光沢。「メダル・を・ 磨い・たら・ ひかり・が・ 出・てき・た。」⇒つや〕

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2014年9月 7日 (日)

中山道をたどる(210)

岩村田宿から塩尻宿まで(50)

 

「あざみの歌」ゆかりの碑

 

 「あざみの歌」の碑(写真・左、8時06分撮影)があります。あざみの歌は、1945(昭和20)に復員してきた横井弘が、疎開先の下諏訪の八島高原の野に咲くアザミの花に、理想の女性像をだぶらせて作詞したといいます。横井は当時18歳です。八洲秀章の作曲した作品が1949(昭和24)8月にNHKのラジオ歌謡に採用されて、長く歌い継がれる作品になりました。下諏訪にとっては、ご当地のご自慢の歌なのでしょう。私もこの歌が好きです。

 下諏訪町立歴史民俗資料館(写真・中、8時06)には、宿場の商家らしさが残っています。旅籠を資料館にするのもよいのですが、商家で資料を展示するのもいいものだと思います。ここも開館は9時です。

 駅前の交差点を通り過ぎてしばらく行くと、魁塚(写真・右、8時17)があります。幕末に赤報隊の幹部が処刑されたところだと言います。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(610)

「明石日常生活語辞典…ひ」()

 

ぴいぴい〔ぴーぴー〕《副詞と、動詞する》 ①下痢になっている様子。「腹・が・ ぴーぴー・ 言()ー・とる。」②生活が苦しくなっている様子。「子ども・が・ 三人・も・ 学校・へ・ 行っ・とる・さかい・ ぴーぴーし・てます・ねん。」③体や心が苦しい様子。また、それによって、悲鳴や泣き声を上げている様子。「仕事・が・ 多すぎ・て・ ぴーぴー・ 言()ー・とる。」④鳥や虫などが鳴いている様子。また、その声。「雀・の・ 子ー・が・ ぴーぴー・ 鳴い・とる。」⑤笛などが鳴っている様子。また、その音。「ちんどん屋・の・ ぴーぴー・ どんどん・ゆー・ 音・が・ 聞こえる。」⑥子どもが泣き声をあげている様子。また、その声。「赤ん坊・が・ ぴーぴー・ 泣い・て・ 止まら・へん。」⇒ひいこら、ひいひい〕

ぴいひゃら〔ぴーひゃら〕《副詞と》 笛やラッパを鳴らしている様子。また、その音。「神社・から・ ぴーひゃら・ ぴーひゃらと・ 聞こえ・てくる。」

ぴいひょろ〔ぴーひょろ〕《副詞と》 とんびなどの鳥が鳴いている様子。また、その鳴き声。「高い・ 空・で・ ぴーひょろ・ 鳴い・とる。」

ぴいぽお〔ぴーぽー〕《副詞と》 ①急病人や怪我人を、急いで病院に運ぶ車。◆幼児語。「ぴーぽー・に・ 乗っ・て・ 病院・へ・ 行っ・た。」②救急車が非常音を鳴らして走っている様子。また、その音。「夜中・に・ ぴーぽーと・ 聞こえ・てき・たら・ どきっと・ し・ます・なー。」⇒きゅうきゅうしゃ〕

ひいやり〔ひーやり〕【冷いやり】《副詞と、動詞する》 冷たく感じる様子。涼しく感じる様子。寒さを感じる様子。不安やおそれを感じる様子。「ひーやりし・た・ ビール・が・ 飲み・たい。」「事故・に・ 遭い・そーに・ なっ・て・ 背中・が・ ひーやりし・た。」〔⇒ひんやり〕

ひいらぎ〔ひーらぎ〕【柊】《名詞》 魔除けなどとして使われることもある、葉の周りに棘がある常緑樹。「ひーらぎ・の・ 枝・を・ 差す。」

ビーカー〔びーかー〕【英語=beaker】《名詞》 理科の実験などで使う、口の広いガラスの入れ物。「びーかー・で・ 湯ー・を・ 沸かす。」

ビーシージー〔びーしーじー〕【フランス語=bacille de Calmette et Guerinの略。BCG】《名詞》 結核を予防するために用いられたワクチン。「腕・に・ びーしーじー・の・ 注射・を・ し・た。」

ビーズ〔びーず〕【英語=beads】《名詞》 婦人服や手芸品などに用いられる、さまざまの色をした小さなガラス玉。「びーず・を・ 糸・に・ 通し・て・ 遊ん・だ。」

ピース〔ぴーす〕【英語=peace】《名詞》 平和という意味の、広く知られていた煙草の銘柄。「ぴーす・ 一箱・ 買()ー・てき・てんか。」

ピーテーエー〔ぴーてーえー〕【英語=Parent-Teacher Associationの略。PTA】《名詞》 親と教員が協力して、児童・生徒の教育を推進する働きをする会。「ぴーてーえー・の・ 役員・を・ せ・んならん・ こと・に・ なっ・ても・た。」◆かつては「いくゆうかい【育友会】」と言っていたが、なだれのように改名が進んだ。〔⇒いくゆうかい〕

ピーマン〔ぴーまん〕【フランス=piment】《名詞》 長い円形の実で、中は空洞になっている、辛みのほとんどない唐辛子。「青い・ ぴーまん・と・ 赤い・ ぴーまん・が・ ある。」

ビール〔びーる〕【オランダ語=bier】《名詞》 大麦の麦芽にホップや酵母を加えて発酵させた酒。「暑い・ 日ー・に・は・ びーる・が・ 一番や。」

ビールス〔びーるす〕【ラテン語=virusから】《名詞》 インフルエンザ、狂犬病などを引き起こす、非常に小さな病原体。「インフルエンザ・の・ びーるす」

ビールびん〔びーるびん〕【オランダ語=bier+瓶】《名詞》 ビールを入れる、茶色の専用瓶。「びーるびん・を・ 一輪挿し・に・ する。」

ピーナツ〔ぴーなつ〕【英語=peanut】《名詞》 落花生の実。特に、煎って塩味をつけたもの。「ぴーなつ・ つまん・で・ ビール・を・ 飲む。」

ひえこむ【冷え込む】《動詞・マ行五段活用》 ①冷たさが一段と強くなる。寒さが進む。「京都・の・ 冬・は・ ひえこむ・そーや。」②冷たさが体にしみ通る。からだ全体が冷たくなってしまう。「歩い・て・ 帰っ・てき・た・さかい・ 体・が・ ひえこん・でも・た。」

ひえる【冷える】《動詞・ア行下一段活用》 ①温度が下がって、暖かみがなくなる。「夜・に・ なっ・て・から・ ひえ・てき・た。」②体のある部分を、特に寒く感じる。「手先・が・ ひえる。」③温度を下げようとしたものが、そのとおりになる。「井戸・で・ ひやし・とい・た・ 西瓜・が・ ひえ・た。」「ひえ・た・ ビール」

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2014年9月 6日 (土)

中山道をたどる(209)

岩村田宿から塩尻宿まで(49)

 

下諏訪宿を歩く

 

 諏訪大社の境内を出て、宿場の方へ向かいます。曲がり手の道を過ぎると宿場が見通せるようになります。

 問屋場跡(写真・左、8時00分撮影)の前には、綿の湯の跡を示す碑も建っています。女神が化粧用の綿に湯を含ませて置いたところ、温泉が湧き出たという言い伝えがあります。下諏訪は中山道で貴重な温泉町です。昨夜は駅前のホテルで温泉につかりました。

 宿場を統括していた本陣岩波家(写真・中、8時01)には、皇女和宮が泊まった上段の間が残され、回遊式庭園は歴史を偲ばせるものだと言いますが、開館は9時からです。重厚な構えからは威厳を感じます。

 すぐ近くに、中山道と甲州街道の合流点(写真・右、8時04)があります。甲州街道は江戸から5311丁で中山道と合流しています。参勤交代で甲州街道を通ったのは、信州の3つの藩と、甲斐の諸藩であるようです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(609)

「明石日常生活語辞典…ひ」()

 

【一】《名詞》 数を一音で言うときの「一」。◆「ひ」「ふ」「み」「よ」「い」「む」「な」「や」「こ」「と」という数え方をすることがある。

ひ〔ひー〕【日】《名詞》 ①太陽系の中心にあって、高い熱と光を出しているガス球。「ひー・が・ 昇っ・た。」②太陽から受ける光や熱。「ひー・が・ よー・ 当たる。」③太陽が東に昇ってから、西に沈むまでの間。昼間の時間の長さ。「だんだん・ ひー・が・ 短(みじこ)ー・に・ なっ・てき・た。」④日の出から次の日の日の出までの間。午前零時から午後十二時までの間。また、それの経過したり累積したりする数。「締め切り・まで・ まだ・ ひー・が・ ある。」⑤午前零時から午後十二時までの間の二十四時間。「ひー・に・ 三時間・ 勉強する。」⇒おひさん、たいよう。⇒ひる。⇒にっすう。⇒いちにち〕

ひ〔ひー〕【火】《名詞》 ①ものが燃えて、光や熱を出しているもの。焼けて赤く熱したもの。「寒い・けど・ ひー・の・ 気・が・ ない。」②燃えている炎。「蝋燭・の・ ひー・が。 揺れ・とる。」③たき火・炭火などの熱源となるもの。「火鉢・の・ ひー・に・ 当たる。」④建物や山林などが燃えること。「近所・から・ ひー・が・ 出・て・ 恐ろしかっ・た。」⇒かじ〕

ひ〔ひー〕【灯】《名詞》 電灯、ろうそく、たいまつなど、暗いところを照らすための用具。また、それによる光。「淡路島・の・ ひー・が・ 見える。」「懐中電灯・の・ ひ」〔⇒あかり【明かり】

ひ〔ひー〕【碑】《名詞》 後世に伝えるために、言葉や文章などを彫りつけて、記念に建てた石。「池・の・ 改修工事・が 済ん・で・ ひー・を・ 建て・た。」「寛政池・の・ ひー」

ひあがる【干上がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①水がすっかりなくなって、乾ききる。「池・が・ ひあがっ・て 底・が・ 見え・とる。」②金がなくなって生活に困る。「会社・を・ 首・に・ なっ・て・ 今・ ひあがっ・とる・ねん。」

ひあそび【火遊び】《名詞、動詞する》 子どもなどが、火を使って遊ぶこと。「ひあそびし・たら・ 火事・に・ なる・ぞー。」「ひあそびし・たら・ 寝小便する・と・ 言ー・ます・やろ。」

ひあたり【日当たり】《名詞》 ①日光が当たること。日光の当たり具合。「ひやたり・を・ 考え・て・ 家・を・ 建てる。」②日光が当たっている場所。「一週間・ ひやたり・に・ おっ・た・さかい・ 真っ黒に・ 焼け・た。」〔⇒ひやたり〕

ピアノ〔ぴあの〕【英語=piano】《名詞》 鍵盤を指でたたくと金属線を打って音が出る仕組みの楽器。「三つ・の・ 時・から・ ぴあの・を・ 習(なろ)・た。」

ぴい〔ぴー〕《名詞、動詞する》 ①じゃんけんで、二本の指を突き出す「はさみ」の形。「ぴー・は・ ぐー・に・ 負ける。」②じゃんけんの「はさみ」の形をすること。「ぴー・の・ 形・は・ Vサイン・と・ 言ー・ねん。」■類語=「ぐう」「ぱあ」

ひいき〔ひーき〕【贔屓】《名詞、動詞する》 自分の気に入った人や、人の集まりを、特別に可愛がったり助けたりすること。また、その相手。「阪神・が・ ひーき・の・ チーム・なんや。」

ひいこら〔ひーこら〕《副詞と、動詞する》 体や心が苦しい様子。また、それによって、悲鳴や泣き声を上げている様子。「不景気・で・ ひーこら・ ひーこらし・とり・ます。」「ひーこらし・ながら・ 駅・まで・ 歩い・た。」〔⇒ひいひい、ぴいぴい〕

ひいじいさん〔ひーじーさん〕【曾祖父さん】《名詞》 父や母の祖父。「ひーじーさん・は・ 八十・まで・ 生き・とっ・た・ん・や・そーや。」■類語=「ひいばあさん」

ぴいちくぱあちく〔ぴーちくぱーちく〕《副詞と》 ①小鳥がにぎやかに声をたてる様子。また、その声。「朝・から・ 雀・が・ ぴーちくぱーちくと・ 鳴い・とる。」②人がやかましく、あるいは思い思いに話す様子。また、その声。「みんな・が・ ぴーちくぱーちく・ 言()ー・て・ 話・が・ まとまら・へん。」

ひいばあさん〔ひーばーさん〕【曾祖母さん】《名詞》 父や母の祖母。「ひーばーさん・も・ 長生き・やっ・てん・と。」■類語=「ひいじいさん」

ひいひい〔ひーひー〕《副詞と、動詞する》 体や心が苦しい様子。また、それによって、悲鳴や泣き声を上げている様子。「ひーひー・ 言ー・ながら・ 駅・まで・ 走っ・た。」「会社・を・ 首・に・ なっ・て・ ひーひーし・てまん・ねん。」〔⇒ひいこら、ぴいぴい〕

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2014年9月 5日 (金)

中山道をたどる(208)

岩村田宿から塩尻宿まで(48)

 

諏訪大社下社秋宮へ

 

 6月6日は、目が覚めると雨でした。クラブ活動の早朝練習に行くのでしょうか、中学生と思われる何人かが傘を差して通り過ぎていったのは7時前後だったろうと思います。それから急速に空が明るくなり、30分も経つと雨の心配はほとんどなくなりました。諏訪大社下社秋宮に寄って、宿場風情を味わってから、塩尻峠に向かうことにします。

 下諏訪宿のちょうちんの掲げられているところ(写真・左、7時48分撮影)から、宿場の雰囲気が漂い始めます。

 下社秋宮(写真・中、7時51)は、人も少なくて静まっています。通勤・通学のために境内を横切る人がちらほらと見えます。

 大注連縄の飾られた神楽殿(写真・右、7時53)は、三方切り妻造りで、国宝になっています。深い森の中で深呼吸をして、一日がスタートするのは気持ちのよいものです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(608)

「明石日常生活語辞典…は」(40)

 

はんにん【犯人】《名詞》 罪を犯した人。「盗人(ぬすっと)・の・ はんにん・が・ 捕まっ・た・そーや。」

ばんにん【番人】《名詞》 見張りをする人。「西瓜・を・ 盗られ・ん・よーに・ 畑・の・ ばんにん・を・ する。」

はんねん【半年】《名詞》 一年の半分。「あの・ 会社・は・ はんねん・で・ 辞め・た。」〔⇒はんとし〕

はんぱ【半端】《名詞、形容動詞》 ①数量がすべて揃っていないこと。ちょうどの数に満たないこと。また、そのようなものや、そのような数字。「はんぱな・ 数・しか・ 残っ・とら・へん。」②どっちつかずで、はっきりしないこと。いいかげんなこと。「はんぱな・ こと・を・ 言ー・たら・ みんな・が・ 迷ー・てまう。」⇒はした、はんつ〕

はんはん【半々】《名詞、動詞する》 二つに分けた一つずつであること。五分五分。「釣れ・た・ 魚・を・ はんはんし・て・ 持って帰る。」「勝つ・か・ 負ける・か・は・ はんはん・やろ。」〔⇒はんぶんはんぶん、はんぶはんぶ〕

ぱんぱん《副詞に、形容動詞や》 ①中身などがいっぱいになって、破裂しそうなほど膨らんでいる様子。「鞄・が・ ぱんぱんに・ なっ・とる。」②満腹になって、それ以上は食べられないという様子。「カレー・を・ 三杯・も・ 食べ・て・ 腹・が・ ぱんぱんや。」

ぱんぱん《副詞と》 ①ものをたたいたり、手を打ち合わせたりする様子。また、その音。「賽銭・を・ 入れ・て・ ぱんぱんと・ 手ー・を・ 打つ。」②ものが当たったり、ものが破裂する様子。また、その音。「ぱんぱんと・ 花火・が・ 上がっ・た。」

はんぶ【半分】《名詞、動詞する》 一つのものを、同じように二つに分けた、その一つ分。また、そのようにしたもの。「二人・で・ はんぶ・ずつ・ 食べ・なはれ。」〔⇒はんぶん、はんぶんこ〕

はんぶはんぶ(半分半分)】《名詞、動詞する》 二つに分けた一つずつであること。五分五分。「はんぶはんぶ・に・ し・た・ん・や・さかい・ 文句・を・ 言わ・んとい・てんか。」〔⇒はんはん【半々】、はんぶはんぶ(半分半分)、はんぶんはんぶん【半分半分】

はんぶん【半分】《名詞、動詞する》 一つのものを、同じように二つに分けた、その一つ分。また、そのようにしたもの。「林檎・を・ はんぶん・に・ 切る。」〔⇒はんぶ、はんぶんこ〕

はんぶんこ【半分個】《名詞、動詞する》 一つのものを、同じように二つに分けた、その一つ分。また、そのようにしたもの。「仲良ー・ はんぶんこし・なさい。」◆幼児語。〔⇒はんぶ、はんぶん〕

はんぶんはんぶん【半分半分】《名詞、動詞する》 二つに分けた一つずつであること。五分五分。「儲け・た・ お金・を・ はんぶんはんぶんする。」「賛成・と・ 反対・が・ はんぶんはんぶん・や。」〔⇒はんはん、はんぶはんぶ〕

はんぶんみち【半分道】《名詞》 ①全体の距離の半分の長さ。目的地までの半分の距離。「この・ 辺・で・ はんぶちみち・やろ・なー。」②すべき仕事などの半分の量。「仕事・が・ はんぶんみち・ すん・だ。」⇒はんみち〕

はんぺら《名詞》 一枚ものの半分の大きさの紙片。「はんぺら・の・ 方・の・ 紙・を・ 見・てください。」〔⇒はんまいもん〕

はんまい【飯米】《名詞》 ①食べるための米。「給料・を・ 貰(もろ)ー・ても・ はんまい・ 買()ー・たら・ 残ら・へん。」②自家消費用の米。「田圃・が・ 小さい・さかい・ はんまい・しか・ でけ・へん。」

はんまい【半枚】《名詞》 一枚の半分。「はんまい・の・ 海苔・で・ 握り飯・を・ 巻く。」

はんまいもん【半枚物】《名詞》 一枚ものの半分の大きさの紙片。「はんまいもん・に・ まとめ・て・ 書き・まし・た。」〔⇒はんぺら〕

はんみち【半道】《名詞》 ①一里(約4㎞)の半分。「はんみち・ほど・や・さかい・ 半時間・ぐらい・で・ 歩ける・やろ。」②全体の距離の半分の長さ。目的地までの半分の距離。「もー・ 駅・まで・の・ はんみち・ 行っ・とる・やろ。」⇒はんぶんみち〕

ばんめし【晩飯】《名詞》 夕方の食事。「冬・の・ ばんめし・は・ 鍋・が・ 良()ー・なー。」◆「ばんごはん」のややぞんざいな言い方である。〔⇒ばんごはん〕■類語=「あさめし」「ひるめし」

ハンモック〔はんもっく〕【英語=hammock】《名詞》 粗く編んだ細長い網のようなもので、両端を柱や木に結んで、その上で横になって眠ったり涼んだりするもの。「涼しー・ 所・に・ はんもっく・を・ 吊る。」

はんりゃう【張んりゃう】《動詞・ワア行五段活用》 互いに負けないように競り合う。互いに譲らずに対抗する。「兄弟・で・ 同じ・ 商売・を・ し・て・ はんりょー・とる。」〔⇒はりあう〕

はんりゃげる【張んりゃげる】《動詞・ガ行下一段活用》 声を強く高く出す。「声・を・ はりりゃげ・て・ 歌う。」〔⇒はりあげる〕

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2014年9月 4日 (木)

中山道をたどる(207)

岩村田宿から塩尻宿まで(47)

およりなんしょの方言館

 下社春宮の下馬橋(写真・左、1612分撮影)は、下社で最も古い建物だそうです。御手洗川に架けられた屋根付きの太鼓橋です。いかに身分が高い人でも、この橋の前では馬や駕籠を降りたと言われます。

 下馬橋から大門通を下って、駅に向かいます。駅まではだいぶ距離がありました。JR下諏訪駅(写真・中、1630)に着いて、一日の行程は終わります。和田峠を越えてここまで、4万7000歩余り、距離は30㎞を少し超えたと思います。高低差もあって、だいぶ疲れました。駅前のホテルにリュックを置いて、近くを歩いてみます。

 方言館「およりなんしょ」(写真・右、1656)に立ち寄ってみます。およりなんしょと、立ち寄るように誘われた感じです。諏訪地方の方言のリーフレットが置かれています。この地方では「さようなら」というのをアバと言うそうです。疲れた一日にアバと告げて、明日も頑張って歩くことにします。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(607)

「明石日常生活語辞典…は」(39)

 

ばんそうこう〔ばんそーこー、ばんそーこ〕【絆創膏】《名詞》 傷口を守るために貼る、粘り気のある小さな布。「靴擦れ・の・ ところ・に・ ばんそーこー・を・ 貼る。」

はんそで【半袖】《名詞》 肘までの長さの袖。肘までの長さの服。「汗・を・ かく・よーに・ なっ・た・ので・ はんそで・の・ 服・に・ 着替える。」

はんだ【半田】《名詞》 金属をつなぎ合わせるのに使う、錫と鉛の合金。「はんだ・で・ ひっつける。」

パンタ〔ぱんた〕【英語=pantographの略】《名詞》 電車や電気機関車の屋根に取り付けられている、電線から電気を取り入れるための装置。「ぱんた・から・ 火花・が・ 出・とる。」〔⇒パンタグラフ〕

はんたい【反対】《名詞、動詞する》 ①ものごとの位置、順序、方向、様子、考え方などが、地のものと逆の関係にあること。「靴・を はんたい・に・ 履い・とる。」②他の考えややり方などに逆らうこと。「合併・に・ はんたいする。」⇒さかさま、あべこべ〕

はんだい【飯台】《名詞》 何人かで一緒に食事をするときに使う、畳の上に置く、足の短い食卓。ちゃぶ台。「もーじき・ ご飯・が・ でける・さかい・ はんだい・を・ 出し・とい・てんか。」◆円いものや、長方形のものがあった。

はんだづけ【半田付け】《名詞、動詞する》 錫と鉛の合金で、金属をつなぎ合わせること。「はんだづけ・の・ 鏝・を・ 使う。」

パンタグラフ〔ぱんたぐらふ〕【英語=pantograph】《名詞》 電車や電気機関車の屋根に取り付けられている、電線から電気を取り入れるための装置。「車庫・の・ 電車・は・ ぱんたぐらふ・を・ 下ろし・とる。」〔⇒パンタ〕

ばんち【番地】《名詞》 住所・所在地などを表すために、地名のあとに、細かく分けて付けた番号。「ばんち・も・ 忘れ・ん・よーに・ ちゃんと・ 書い・てください・よ。」

ばんちゃ【番茶】《名詞》 硬い葉などを使ったお茶。「ばんちゃ・を・ 冷まし・て・ 水筒・に・ 入れる。」

はんちょう〔はんちょー〕【班長】《名詞》 小さな集団のいちばん上に立って、その集団の仕事や任務を取り仕切る人。「はんちょー・の・ 言う・ こと・を・ よー・ 聞け。」

はんつ【半つ】《名詞》 数量がすべて揃っていないこと。ちょうどの数に満たないこと。また、そのようなものや、そのような数字。「五人・ずつ・で・ 組・に・ し・たら・ 三人・が・ はんつ・に・ なっ・た。」〔⇒はんぱ、はした〕

パンツ〔ぱんつ〕【英語=pants】《名詞》 腰から下に履く、短い下着。「ぱんつ・の・ 紐・が・ 切れ・た。」

はんつき【半月】《名詞》 一か月の半分の日数。「ここ・ はんつき・は・ 寒い・ 日ー・が・ 続い・とる。」〔⇒はんげつ〕

バンド〔ばんど〕【英語=band】《名詞》 ①ズボンなどの腰の部分を締めるための、皮や布などで作った、平たい紐や帯。「食べ過ぎ・て・ ばんど・を・ 緩める。」②丸めて留めるようにした、幅が広くて平たいもの。「時計・の・ ばんど・を・ 取り替える。」「ゴム・で・ でけ・た・ ばんど」

ばんとう〔ばんとー〕【番頭】《名詞》 商店などに雇われている人の中で、いちばん上に立っている人。「長い・こと・ 働い・て・ ばんとーさん・に・ 出世・を・ し・た。」

はんとし【半年】《名詞》 一年の半分。「今年・も・ 早(はや)・ はんとし・ 過ぎ・ても・た。」〔⇒はんねん〕

ハンドバック〔はんどばっく〕【英語=handbag】《名詞》 女性が手回り品を入れて、手に提げて持ち歩く小さな鞄。「はんどばっく・に・ 定期・を・ 入れる。」

ハンドル〔はんどる〕【英語=handle】《名詞》 ①機械や器具に付いている取っ手や、握る部分。「入口・の・ 戸ー・に・ 付い・とる・ はんどる」②手で握って、機械などを動かすためのもの。「自動車・の・ はんどる・を 動かす。」「自転車・の・ はんどる」◆ハンドルには、ぐるぐる回転させるものもあり、左右や上下に動かすものもある。

はんにち【半日】《名詞》 一日の半分。「はんにち・ かかっ・て・ 掃除・を・ する。」〔⇒ひなか〕

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2014年9月 3日 (水)

中山道をたどる(206)

岩村田宿から塩尻宿まで(46)

 

万治の石仏

 

 諏訪神社下社の境内から、万治の石仏に向かいます。石仏の案内板(写真・左、1558分撮影)によれば、1660(万治3年)の造営です。春宮に石の大鳥居を奉納しようとして石にノミを入れたところ、その石から血が流れ出たので、この石に阿弥陀像を刻んだといういわれがあるようです。

 田圃の中に鎮座している石仏(写真・中、1559)は、高さ2.6メートル、横幅3.8メートル、奥行き3.7メートルの大きなものですが、顔の長さは65センチですから、大きな胴体に頭が可愛らしく載っている感じです。

 少し離れたところに岡本太郎が書いた石碑(写真・右、1607)があります。岡本太郎が「こんなに面白いものは見たことがない」と絶賛したことから有名になったと言われています。確かにこのような石仏は初めて見ました。ユニークでユーモラスな風貌には親しみを感じます。ところが真横からお顔を見るとずいぶん凛々しいとも思います。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(606)

「明石日常生活語辞典…は」(38)

 

パンク〔ぱんく〕【英語=punctureから】《名詞、動詞する》 ①自動車・自転車などのタイヤが傷ついて空気が抜けること。「自転車・の・ ぱんく・を・ 貼る。」②ものが膨れて破れたり、ものが集まり過ぎて機能がうまく働かなくなったりすること。「食い過ぎ・て・ 腹・が・ ぱんくし・そーや。」

ばんぐみ【番組】《名詞》 放送や催し物などの、順番や組み合わせを決めたもの。「今日・は・ どんな・ ばんぐみ・が・ ある・ん・やろ。」

はんげつ【半月】《名詞》 ①半円形に見える月。「西・の・ 空・に・ はんげつ・が・ 残っ・とる。」②一か月の半分の日数。「給料・の・ はんげつ分・を・ もろ・た。」⇒はんつき〕

はんけん【半間】《名詞》 一間の長さの半分。三尺。「はんけん・の・ 幅・の・ 襖」〔⇒まなか〕

はんこ【判子】《名詞》 文書の責任などを明らかにするために押すもの。また、その押したあと。「はんこ・を・ 落とし・た。」「はんこ・が・ 薄い。」〔⇒はん、いん、いんかん〕

パンこ〔ぱんこ〕【ポルトガル語=pao+粉】《名詞》 パンを乾かして細かく砕いたもの。「ぱんこ・を・ 付け・て・ あげもん・に・ する。」

はんごう〔はんごー〕【飯盒】《名詞》 野外でご飯を炊く時などに使う、アルミニウムでできた容器。「キャンプ・で・ はんごー・の・ 炊爨・を・ する。」

ばんごう〔ばんごー〕【番号】《名詞》 順番を表す数字。「ばんごー・が・ 書い・てある・ 札・を・ もらう。」

ばんごうじゅん〔ばんごーじゅん〕【番号順】《名詞》 一つ一つに割り振られた順番。また、それに沿うこと。「ばんごーじゅん・に・ 並(なろ)ん・でください。」

ばんごはん【晩ご飯】《名詞》 夕方の食事。「ばんごはん・は・ いつも・ 七時ごろ・や。」〔⇒ばんめし〕■類語=「あさごはん」「ひるごはん」

ばんざい【万歳】《感動詞、名詞、形容動詞や、動詞する》 ①嬉しいときや、めでたいときに、両手を挙げて気持ちを表すこと。また、そのときに大声で言う言葉。「みんな・で・ 手・を・ 上げ・て・ ばんざいする。」「ばんざい・ 勝っ・た・ぞー。」②めでたいこと。祝うべきこと。「怪我・も・ せ・んと・ 帰れ・て・ ほんまに・ ばんざいや。」

はんし【半紙】《名詞》 習字などに使う、あまり上等ではない和紙。「はんし・に・ 包ん・で・ お金・を・ 渡す。」

はんじく【半熟】《名詞、形容動詞や》 ①卵などの食べ物の、煮えたり湯だったりする程度がじゅうぶんでないこと。また、そのような状態のもの。「温泉卵・の・ はんじく・が・ うまい。」②果物の、まだじゅうぶんにうれていないこと。また、そのような状態のもの。「この・ 林檎・は・ はんじくで・ 固い・なー。」〔⇒はんじゅく〕

はんしゃ【反射】《名詞、動詞する》 光、音、電波などが、物に当たって跳ね返ること。「鏡・が・ はんしゃし・て まぶしー。」

はんじゅく【半熟】《名詞、形容動詞や》 ①卵などの食べ物の、煮えたり湯だったりする程度がじゅうぶんでないこと。また、そのような状態のもの。「はんじゅく・や・さかい・ 気ー・ つけ・て・ 皮・を・ むき・なはれ。」②果物の、まだじゅうぶんにうれていないこと。また、そのような状態のもの。「まだ・ はんじゅくや・さかい・ もー・ ちょっと・ し・て・から・ ちぎっ・た・ 方・が・ えー。」〔⇒はんじく〕

はんしょう〔はんしょー〕【半鐘】《名詞》 ①火災の時に、火の見櫓で打ち鳴らすための鐘。「はんしょー・が・ 鳴っ・とる・けど・ 火事・は・ どこ・やろ・なー。」②打ち鳴らすための鐘を吊した、火災を見つけるための櫓。「はんしょー・に・ 上っ・て・ あたり・を・ 見る。」

はんじょう〔はんじょー〕【繁盛】《名詞、動詞する》 店などが賑わって栄えること。来客が多いこと。「店・が・ はんじょーする。」

はんせい〔はんせー〕【反省】《名詞、動詞する》 自分の行いなどを振り返って、その善悪や可否などをよく考えること。特に、良くなかったという思いになること。「はんせーし・て・ もー・ いっぺん・ 出直し・や。」

ばんそう〔ばんそー〕【伴奏】《名詞、動詞する》 中心となる歌や楽器の演奏に合わせて、他の楽器で合わせて演奏すること。「ピアノ・の・ ばんそー・で・ 歌・を・ 歌う。」

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2014年9月 2日 (火)

中山道をたどる(205)

岩村田宿から塩尻宿まで(45)

 

諏訪大社下社春宮へ

 

 信濃の国の一宮、諏訪大社下社春宮(写真・左、1548分撮影)にお詣りします。諏訪大社は諏訪湖の南東に上社(茅野市にある前宮と、諏訪市にある本宮)が、北に下社(ともに下諏訪町にある春宮と秋宮)があって、この4社を合わせたのが諏訪大社です。諏訪大社には本殿がなく、春宮は杉の木を御神木としています。

 森閑とした境内には大きな注連縄が張られています(写真・中、1549)。春宮の幣拝殿と片拝殿は國の重要文化財です。古くから、上社が男神、下社が女神と言われているそうです。、

 境内に春宮一の御柱(写真・右、1550)が立てられています。神社も何もかもスケールの大きさに圧倒されます。

 諏訪の神様は、古くは風と水を守護する神であったと言われていますが、同時に五穀豊穣を祈る神、武勇の神でもあります。生命の神様に対して、私がいつまでも歩き続けることができるようにと祈ります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(605)

「明石日常生活語辞典…は」(37)

 

はれぎ【晴れ着】《名詞》 表だったところへ行くときに着る、綺麗な衣服。「結婚式・に・ よばれ・た・ 時・の・ はれぎ」

はれすがた【晴れ姿】《名詞》 華やかで誇らしげな姿。「息子・の・ 卒業式・の・ はれすがた・を・ 見る。」

はれつ【破裂】《名詞、動詞する》 内側からの圧力などによって勢いよく砕け散ること。「水道管・が・ はれつし・て・ 道・が・ 水浸し・や。」

パレット〔ばれっと〕【英語=palette】《名詞》 絵の具を溶いたり混ぜたりして、色を整えるときに使う板状のもの。「ぱれっと・で・ 絵の具・を・ とく。」

はれま【晴れ間】《名詞》 雨などが止んで太陽が見えている、短い時間。降り続いていた雨がやんだ、短い日数。「はれま・に・ 布団・を・ 干す。」「梅雨・の・ はれま・に・ 虫干し・を・ する。」

はれもん【腫れ物】《名詞》 打撲や炎症などによって皮膚の一部がふくれあがること。また、そのようにしてできたもの。「ほっぺた・に・ はれもん・が・ でけ・て・ 格好(かっこ)・が・ 悪い。」〔⇒できもん、でけもん、もの〕

はれる【晴れる】《動詞・ラ行下一段活用》 雨が降ったり雲が出たりしなくて、青空が見える。雨が降ったり雲が出たりした状態から、青空が見える状態に変わる。「明日・は・ はれる・そーや。」「雨・が・ 止ん・で・ はれ・た。」

はれる【腫れる】《動詞・ラ行下一段活用》 打撲や炎症などによって皮膚の一部がふくれあがる。「殴ら・れ・て・ 顔・が・ はれ・た。」

はれる【貼れる】《動詞・ラ行下一段活用》 平らで薄いものを、糊などを使って、ぴったりとくっつけることができる。また、許可を得てそのようにできる。「ここ・に・ ポスター・は・ はれ・ます・か。」

ばれる《動詞・ラ行下一段活用》 秘密や嘘が、人に知られてしまう。「仮病・が・ ばれ・ても・た。」

はん【判】《名詞》 文書の責任などを明らかにするために押すもの。また、その押したあと。「はん・を・ 入れる・ ケース」「はん・が・ 抜け・てまっ・せ。」〔⇒はんこ、いん、いんかん〕

はん【班】《名詞》 全体をいくつかに組分けした、その一つ一つのもの。小さな単位の集団。「五つ・の・ はん・に・ 分ける。」

はん《人の名前などにつく接尾語》 人の名前や職名などにつけて、敬う気持ちをあらわす言葉。「田中はん」「社長はん」「おばはん」◆「さん」よりは、くだけた言い方である。親愛感を表すのに役立つこともある。〔⇒さん、さま、たん〕

ばん【晩】《名詞》 ①暗くなる頃。「冬・は・ ばん・に・ なる・の・が・ 早い。」②日没から日の出までの時間。日没から深夜になるまでの時間。「ばん・の・ 寄り合い・に・ 行く。」■類語=「あさ」「ひる」〔⇒よる〕

ばん【番】《名詞、動詞する》 ①順番などを決めて任務に当たること。また、その任務に当たる人。また、それが回ってくる順序。「五年・に・ 一回・ ばん・が・ 回っ・てくる。」②見張ること。また、それをする人。「店・の・ ばん・を・ する。」「ばん・は・ おら・へん・の・か。」③交互に行ったりするときに、その人が行うことになる場面。「今度・は・ そっち・の・ ばん・や。」⇒とうばん。⇒じゅんばん〕

パン〔ぱん〕【ポルトガル語=pao】《名詞》 小麦粉にイースト菌を加えて、発酵させて焼いた食べ物。「朝・は・ パン・に・ 決め・とる・ねん。」

ばんかい【挽回】《名詞、動詞する》 失ったものや負けなどを取り返して、もとへ戻すこと。「もー・ 一点・ ばんかい・や。」

はんがく【半額】《名詞》 決まった金額の半分。「はんがく・の・ 大安売り」「子ども・の・ 電車賃・は・ はんがく・や。」

ばんがさ【番傘】《名詞》 紙を張り油をひいて作った、日常に使う和風の傘。「子ども・の・ 時・は・ 喧嘩し・て・ ばんがさ・で・ たたき合い・ し・た・ こと・が・ ある。」

ばんがた【晩方】《名詞》 夕暮れの頃。夜の早い時刻。「ばんがた・に・ 寄せ・てもらい・ます。」〔⇒ゆうがた〕

ハンカチ〔はんかち〕【英語=handkerchiefの略】《名詞》 四角い形の手拭き用の布。「はんかち・で・ 涙・を・ 拭く。」

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2014年9月 1日 (月)

中山道をたどる(204)

岩村田宿から塩尻宿まで(44)

 

芭蕉の句碑

 

 発電所の横を下っていくと、芭蕉の句碑(写真・左、1509分撮影)のところに出ます。「雪ちるや穂屋の薄の刈残し」という句です。

 雪が降り散ってくる枯れ薄は、祭りの穂屋を作ったときに刈り残したものか、という意味です。穂屋は諏訪大社の祭りで、神事のために薄や萱で葺いて作る仮小屋です。「猿蓑」に出ている句です。

 落合発電所(写真・中、1511)は、1900(明治33)に諏訪で最初にできた発電所で、今も現役です。改修工事が行われていました。

 8本の御柱が1か月ここで休むという注連掛広場のあたりを通って、どんどん進んでいくと、坂を下りきって市街地への分岐点(写真・右、1545)に着きました。諏訪大社下社の秋宮は明日訪れることに決めて、下社春宮と万治の石仏の方へ向かいます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(604)

「明石日常生活語辞典…は」(36)

 

はりぼて【貼りぼて】《名詞》 紙を貼り重ねて作って、中が空洞になっているもの。張り子。「はりぼて・の・ 達磨」

はります《動詞・サ行五段活用》 激しく叩く。激しく殴る。「ほかんばち・を・ はりまし・てやり・たい・よーな・ 気持ち・や。」〔⇒はる〕

はりやい【張り合い】《名詞》 何かに取り組むためのやりがいや意欲。「震災・の・ 後・は・ 何・を・ する・に・も・ はりやい・が・ なかっ・た・もん・や。」〔⇒はり、はりあい〕

ばりんと《副詞》 硬いものや厚いものが、割れたり破れたりする様子。硬いものや厚いものを、割ったり破ったりする様子。また、その音。「椅子・の・ 板・が・ ばりんと・ 割れる。」〔⇒ばりっと〕

ぱりんと《副詞》 小さくて硬いものや厚いものが、割れたり破れたりする様子。小さくて硬いものや厚いものを、割ったり破ったりする様子。また、そのときに発する軽い音。「ガラス・に・ ぱりんと・ ひび・が・ 入っ・た。」「煎餅・を・ ぱりんと・ かむ。」〔⇒ぱりっと〕

はる【春】《名詞》 四季の一つで、冬と夏の間にあって、二十四節気では立春から立夏の前日まで、現在の暦では三月から五月までの期間。「はる・の・ 花見・が・ 待ち遠しー・な。」■関連語=「なつ」「あき」「ふゆ」

はる【張る】《動詞・ラ行五段活用》 ①たるみのないように引っ張って渡す。「運動場・に・ 紐・を・ はっ・て・ 旗・を・ 吊る。」②伸びて広がる。「竹・の・ 根ー・が・ はる。」③一面を覆う。一面に満ちる。「池・に・ 氷・が・ はっ・とる。」④突き出す。突き出る。「肘・を・ はっ・て・ 人・を・ 通さ・ん・よーに・ する。」「胸・を・ はっ・て・ 歩け。」⑤膨れる。「食い過ぎ・て・ 腹・が・ はっ・た。」「いっぱい・ 入れ・て・ 袋・が・ はっ・とる。」⑥押し通す。「意地・を・ はっ・て・ 引き・よら・へん。」⑦高くなる。多くなる。「値ー・が・ はる・ 買い物・です・な。」⑧叩く。殴る。「横っ面・を・ はっ・たっ・た。」⇒はります〕

はる【貼る】《動詞・ラ行五段活用》 平らで薄いものを、糊などを使って、ぴったりとくっつける。「封筒・に・ 切手・を・ はる。」

はる《補助動詞》 尊敬語。◆「何・ し・て・はる。」という言い方はするが、「何・ し・はる。」という言い方はしない。 ⇒てはる

はるかぜ【春風】《名詞》 春に吹く、暖かみのある風。「お水取り・も・ すん・で・ はるかぜ・が・ 吹く・よーに・ なっ・た。」■関連語=「あきかぜ」

はるさき【春先】《名詞》 春の初め頃。「はるさき・は・ 雨・が・ よー・ 降り・まん・なー。」◆夏・秋・冬に同様の言い方はしない。秋には「あきぐち【秋口】」という言葉がある。

はるさめ【春雨】《名詞》 澱粉から作った、透き通った糸のような食べ物。「すき焼きに・ はるさめ・を・ 入れる。」

はるばる【遙々】《副詞と》 遠くから来たり、遠くへ行ったりする様子。「はるばる・ 遠い・ とこ・から・ 来・てもろ・て・ すん・まへ・ん。」

はるやすみ【春休み】《名詞》 学校などで、年度の境目である三月末から四月初めにかけて授業を行わないこと。また、その期間。「はるやすみ・は・ 宿題・が・ あら・へん・さかい・ 嬉しー・なー。」■類語=「なつやすみ」「ふゆやすみ」

はれ【晴れ】《名詞》 雨が降ったり雲が出たりしていなくて、青空が見えて天気がよいこと。「朝・の・ うち・は・ はれ・やっ・た。」〔⇒ひより、てんき〕

はれ【腫れ】《名詞》 膿んだり撲ったりして、皮膚の一部がふくれあがっていること。「まだ・ はれ・が・ 引か・へん。」

バレエ〔ばれー〕【英語=ballet】《名詞、動詞する》 音楽に合わせて踊って表現する、西洋の舞台芸術。「小さい・ とき・から・ ばれー・を・ 習(なろ)・た。」

バレー〔ばれー〕【英語=volleyballの略】《名詞、動詞する》 ネットを挟んで、6人または9人ずつで、ボールを落とさないように手で打ち合う競技。「ばれー・で・ 突き指・を・ し・た。」

バレーボール〔ばれーぼーる〕【英語=volleyball】《名詞、動詞する》 ネットを挟んで、6人または9人ずつで、ボールを落とさないように手で打ち合う競技。「中学校・の・ 部活・で・ ばれーぼーる・を・ し・とっ・てん。」 

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