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2014年11月30日 (日)

【掲載記事の一覧】

 関西は紅葉まっ盛りです。霜月から師走へ、何かと心慌ただしい季節がやってこようとしています。

 11月も、「【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典」と「中山道をたどる」とを毎日掲載し続けました。12月も継続します。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

 

◆【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典 ()(694)~継続

    [2013年1月6日開始~ 最新は20141130日]

 

◆中山道をたどる ()(294)~継続

    [201311月1日開始~ 最新は20141130日]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)~継続

 2014年5月10日開始~ 最新は2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)一旦終了。再開する意思あり。

 2013年4月13日開始~ 最新は2014年5月9日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~継続予定

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)~継続予定

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

 

◆百載一遇 ()()~継続予定

    [2014年1月1日開始~ 最新は2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)~継続予定

    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

 

……【以下は、連載を終了したものです。】……………………

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日開始~2014年4月12日終了]

 

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

 

◆明石日常生活語辞典 ()(1116)

    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日開始~20071212日終了]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日開始~20061231日終了]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日開始~20061226日終了]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日開始~20081125日終了]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日開始~20081113日終了]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日開始~20081215日終了]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日開始~2011年6月1日終了]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日開始~200610月4日終了]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日開始~20061011日終了]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日開始~200611月2日終了]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日開始~20071030日終了]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日開始~20061015日終了]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日開始~200612月7日終了]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日開始~20061222日終了]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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中山道をたどる(294)

須原宿から大井宿まで(24)

 

落合へ下る

 

 落合の石畳(写真・左、1515分撮影)はおよそ840メートルも続きます。木々の合間を縫った道は、石の間隔が私の歩幅とは合わないので、歩きやすくはありません。しかもかなりの傾斜です。途中にナンジャモンジャの杜があります。木犀科の背の高い落葉樹です。このあたりは十曲峠と呼ばれていますが、頂上に当たる地点はありません。

 山中薬師と言われる医王寺は枝垂れ桜(写真・中、1527)で知られているところです。松尾芭蕉の「梅ヶ香にのっと日の出る山路かな」の碑があります。

 集落に近いところで、「木曽路口」というバス停(写真・右、1543)がありました。馬籠から塩尻市に至る木曽路の入り口というわけで、壮大なバス停の名前です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(694)

「明石日常生活語辞典…ほ」(17)

 

ぼとん《副詞と》 やや重いものが落ちる様子。また、その音。「向日葵・の・ 大けな・ 花・が・ ぼとんと・ 落ち・た。」〔⇒ぽとり、ぽとっ、ぽとん〕

ぽとん《副詞と》 軽いものが落ちる様子。また、その音。「ポケット・から・ 十円玉・が・ 一個・ ぽとんと・ 落ち・た。」〔⇒ぽとり、ぽとっ、ぼとん〕

ほとんど【殆ど】《副詞、名詞》 ①物事の量や範囲についての大部分。ほとんどすべて。「仕事・は・ ほとんど・ 済ん・だ。」「ほとんど・の・ 人・が・ 風邪・を・ ひか・なんだ。」②多くのうちの、ほんの少ししか。「問題・は・ ほとんど・ わから・なんだ。」◆②は、後ろに打ち消しの表現を伴う。⇒おおかた、たいがい、たいてい。⇒めったに〕

ぼとんぼとん《副詞と》 ものや水などが続けざまに、やや重たげに落ちる様子。また、その音。「馬・の・ うんこ・が・ ぼとんぼとんと・ 転ん・どる。」〔⇒ぽとんぽとん〕

ぽとんぽとん《副詞と》 ①ものや水などが続けざまに、軽く落ちる様子。また、その音。「蛇口・から・ 水・が・ ぽとんぽとんと・ 落ち・とる。」②間隔を置いて散らばっている様子。「地図・の・ あっちこっち・に・ ぽとんぽとんと・ 赤い・ 印・を・ 付ける。」⇒ぼとんぼとんと〕

ほな《接続詞》 それならば。「ほな・ この・へん・で 終わり・まほ・か。」〔⇒ほんなら、ほなら〕

●ほない《副詞に》 そのように。「ほない・ 疲れ・た・ん・やっ・たら・ 休み・なはれ。」◆「そない」の発音が変化したもの。〔⇒そない、そう、ほう〕

ほなら《接続詞》 それならば。「ほなら・ 明日・は・ 出席さ・し・てもらい・まっ・さ。」〔⇒ほんなら、ほな〕

ぼにゅう〔ぼにゅー〕【母乳】《名詞》 母親の乳。「二人・とも・ ぼにゅー・で・ 育て・た。」

ほね【骨】《名詞》 ①動物の体の中で、体を支えている硬いもの。「足・の・ ほね・を・ 折っ・た。」「魚・の・ ほね・を・ 取る。」②物の中心や芯になるもの。「傘・の・ ほね・が・ 折れ・た。」

ほねおり【骨折り】《名詞、動詞する》 努力すること。苦労すること。精を出して働くこと。「いろいろ・ ほねおりし・てくれ・て・ ありがとー。」

ほねがおれる【骨が折れる】《動詞・ラ行下一段活用》 苦労する。成果がなかなか現れない。「子ども・を・ 育てる・の・は・ ほねがおれる。」■他動詞は「ほねをおる」

ほねかわすじえもん〔ほねかーすじえもん〕【骨皮筋衛門】《名詞》 極端に体が細い人。「戦争中・は・ みんな・ ほねかわすじえもん・みたいな・ もん・やっ・た。」

ほねぐみ【骨組み】《名詞》 全体のもとになる構造や仕組み。「家・の・ ほねぐみ・が・ できあがっ・た。」

ほねなし【骨無し】《名詞、形容動詞や》 ①意気地がない様子。また、そのような人。「ほねなしや・さかい・ 何・も・ 一人・で・ よー・ せー・へん。」②しっかりした考えなどがない様子。「ほねなしで・ 人・の・ 言ーなり・に・ なっ・ても・とー。」

ほねやすめ【骨休め】《名詞、動詞する》 体を休めること。疲れをとること。「雨・が・ 降っ・て・ えー・ ほねやすめ・に・ なっ・た。」

ほばしら【帆柱】《名詞》 帆をあげるために、船に立てる柱。「ほばしら・が・ 二本・ ある・ 船」

ほはっちょ〔ほはっちょー〕【頬張っちょ】《名詞》 耳の下が腫れて熱が出る病気。流行性耳下腺炎。「大人・に・ なっ・て・から・ ほはっちょ・に・ なっ・た・さかい・ みんな・に・ 笑わ・れ・た。」〔⇒おたふくかぜ、おたふく〕

ほはば【歩幅】《名詞》 歩くときの、一歩で進む長さ。「ちょこちょこ・ 歩い・て・ ほはば・が・ 小さい。」

ほばる【頬張る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ほっぺたが膨らむほどに、口いっぱいに食べ物を入れる。「大きな・ 握り飯・を・ ほばっ・て・ 食べる。」②行おうとしていることが、やや多すぎる状態になっている。仕事の内容が多いので、すべてを扱えない可能性がある。「今日・の・ 仕事・は・ ほばっ・とる・さかい・ 残業せ・な・ あか・ん・やろ。」「ひとり・で・ ほばら・んと・ 他・の・ 人・にも・ 頼ん・だら・ えー・のに。」〔⇒ほおばる〕

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2014年11月29日 (土)

中山道をたどる(293)

須原宿から大井宿まで(23)

 

新茶屋のあたり

 

 荒町というところには島崎正樹翁記念碑(写真・左、1443分撮影)があって、島崎氏の先祖や正樹の経歴・人となりが書かれています。島崎藤村は正樹の4番目の男子です。

 そして、新茶屋に着きます。かつてはここが宿場と宿場の中間で、駕籠や荷物を担いできた人足が杖を立てて休んだという立場茶屋がありました。

 藤村の筆による「是より北 木曽路」の碑(写真・中、1502)があります。かつてはここまでが山口村、信濃の国の木曽路の終わる(あるいは、始まる)場所でした。

 そばに、芭蕉の「送られつ送りつ果ては木曽の穐(あき)」の句碑も建っています。美濃地域には芭蕉を慕う「美濃派」と呼ばれる俳人が多く、芭蕉の供養のために建てたものです。句は、木曽路に向かうときの留別の思いを述べたものです。

 新茶屋には一里塚跡(写真・右、1503)もあります。新茶屋は馬籠宿から標高が100メートルほど下ったことになります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(693)

「明石日常生活語辞典…ほ」(16)

 

ほどく【解く】《動詞・カ行五段活用》 ①結んであるものや、縫ってあるものなどを解いて離す。「ネクタイ・を・ ほどい・て・ 結び直す。」「古い・ 着物・を・ ほどい・て・ 縫い直す。」②もつれているものを解いて離す。「もつれ・とっ・た・ てぐす・を・ ほどく・の・に・ 時間・が・ かかっ・た。」■自動詞は「ほどける」

ほときさん【仏さん】《名詞》 ①亡くなった人。故人。死者の霊。特に、自分の家の先祖の亡くなった人。「ほときさん・を・ 祀る。」②仏陀。仏像。「お寺・の・ ほときさん・を・ 拝む。」③慈悲深い人、気のよい人のことを比喩的に言う言葉。「ほときさん・みたいな・ 優しい・ 先生」〔⇒ほとけさん、ほとくさん〕

ほとくさん【仏さん】《名詞》 ①亡くなった人。故人。死者の霊。特に、自分の家の先祖の亡くなった人。「うち・は・ 古い・ 家・や・さかい・ ほとくさん・が・ 多い・ねん。」②仏陀。仏像。「京都・の・ お寺・で・ ほとくさん・を・ 見て回る。」③慈悲深い人、気のよい人のことを比喩的に言う言葉。「ほとくさん・みたいに・ 何・でも・ うなずい・とっ・たら・ 損・を・ する・よ。」〔⇒ほとけさん、ほときさん〕

ほとけさん【仏さん】《名詞》 ①亡くなった人。故人。死者の霊。特に、自分の家の先祖の亡くなった人。「ほとけさん・に・ なっ・た・ 人」②仏陀。仏像。「ほとけさん・を・ 見・とっ・たら・ 気持ち・が・ 休まる。」③慈悲深い人、気のよい人のことを比喩的に言う言葉。「ほとけさん・を・ やめ・て・ 鬼・に・ なる。」〔⇒ほときさん、ほとくさん〕

ほどける【解ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①結んであるや、縫ってあるものなどが、自然に離れる。「靴・の・ 紐・が・ ほどけ・ても・た。」②巻いてあるものが、次第に緩む。「時計・の・ ネジ・が・ ほどけ・た・ので・ 巻い・た。」■他動詞は「ほどく」

ほところ【懐】《名詞》 ①身につけている着物と胸との間。「ほところ・に・ 財布・を・ 入れる。」②持っている金。自由に使える金。「景気・が・ よー・なっ・て・ ほところ・が 温(ぬく)・なっ・てっ・た。」〔⇒ふところ、ぽっぽ〕

ぽとっ《副詞と》 ①水滴・雨粒などが落ちて当たる様子。また、その音。「ぽとっ・ ぽとっと・ 蛇口・から・ 水・が・ 落ち・とる。」②軽いものが落ちる様子。「虫・が・ 机・の・ 上・に・ ぽとっと・ 落ち・てき・た。」〔⇒ぽとり、ぽとん、ぼとん〕

ほどほど【程々】《名詞、副詞に》 ちょうどよい程度。過度でない状態。「高校時代・は・ ほどほどに・ 勉強し・て・ ほどほどに・ 遊ん・だ。」「塩・は・ ほどほどに・ 入れ・て・な。」

ぼとぼと《副詞と・に》 ①水や液体が、続けざまにしたたり落ちる様子。また、その音。「水道・の・ 栓・が・ 緩(ゆる)ー・て・ 水・が・ ぼとぼと・ 落ち・とる。」②ずぶぬれである様子。「夕立・に・ 遭()ー・て・ ぼとぼとに・ なっ・た。」〔⇒ぼたぼた。⇒ぽとぽと、ぽたぽた〕

ぽとぽと《副詞と・に》 水や液体が、間隔をおいてしたたり落ちる様子。また、その音。「雨だれ・が・ ぽとぽとと・ 落ちる。」〔⇒ぼとぼと、ぼたぼた、ぽたぽた〕

ほとぼり《名詞》 ①残っている熱。余熱。「炬燵・に・は・ まだ・ ほとぼり・が・ ある。」②残っている、高ぶった気持ち。引き続いて持っている興味・関心など。「喧嘩・の・ ほとぼり・が・ 収まっ・とら・へん。」

ほどらい【程らい】《形容動詞や》 ①当て推量である。大まかである。「ほどらいに・ 言()ー・てみ・たら・ 当たっ・た。」「ほどらいに・ 勘定する。」②いい加減な程度である。適当な状態である。きちんと考えていない。「ほどらいな・ こと・を・ 考え・とっ・たら・ 失敗する・ぞ。」「ほどらいな・ 聞き方・(を・) せ・んと・ ちゃんと・ メモ・を・ し・とけ。」〔⇒およそ〕

ぽとり《副詞と》 ①水滴・雨粒などが落ちて当たる様子。また、その音。「ぽとりと・ 雨・の・ 粒・が・ 当たっ・た。」②軽いものが落ちる様子。「薔薇・の・ 花びら・が・ 散っ・て・ ぽとりと・ 落ち・た。」〔⇒ぽとっ、ぽとん、ぼとん〕

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2014年11月28日 (金)

中山道をたどる(292)

須原宿から大井宿まで(22)

 

馬籠宿を抜けて田園風景の中へ

 

 馬籠宿を下りきろうとするところは枡形になっていて、石畳になっています。車坂と呼ばれるところ(写真・左、1421分撮影)です。このあたりになると、山の中の宿場という感じは薄らいでいきます。

 バスが発着したり土産物屋などが並んだりしている馬籠宿の端を抜けると、やはり緩やかな下り坂が続き、それから左右に田園風景が広がります(写真・中、1435)。美濃の国の空が広がります。

 しばらく行くと馬籠城跡(写真・右、1440)です。城は室町時代からあったようですが、ライバルとなった豊臣秀吉と徳川家康の衝突が始まったころ、徳川方が攻撃を加えたとも伝えられています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(692)

「明石日常生活語辞典…ほ」(15)

 

ぽつんと《副詞》 ①一つだけが他から離れている様子。「教室・の・ 中・に・ ぽつんと・ 座っ・て・ 待っ・とっ・てん。」「ぽつんと・ 一言・だけ・ 言()ー・た。」②小さなものが、何かにあたる様子。「雨・が・ ぽつんと・ あたっ・た。」

ぽつんぽつん《副詞と》 ①切れ切れに続く様子。「家・が・ ぽつんぽつんと・ 建っ・とる。」②小さなものが、続けて何かにあたる様子。「ぽつんぽつんと・ 雨・が・ あたっ・た。」〔⇒ぽつりぽつり〕

ぼて《名詞》 腹が膨らんでいること。下腹が出ていること。腹に段々ができていること。「腹・の・ ぼて・で・ 貫禄・が・ ある・なー。」◆妊娠している様子について言うこともある。〔⇒はらぼて、ぼてばら〕

ほて《接続詞》 そして。それで。「親・の・ 看病・を・ せ・んならん・よーに・ なっ・て・ ほて・ 会社・を・ 辞め・まし・てん。」〔⇒ほてから、ほで、ほでから、ほいで、ほいでから、〕

ほで《接続詞》 そして。それで。「ほで・ 結局・ 病気・は・ なんとか・ 治り・まし・てん。」〔⇒ほて、ほてから、ほでから、ほいで、ほいでから〕

ほてい〔ほてー〕【布袋】《名詞》 大きな腹の持ち主である、七福神の一つ。「ほていさん・を・ 祀っ・た・ 社」

ぼてがはいる【ぼてが入る】《動詞・ラ行五段活用》 下腹部が出たような体型になる。「よー・ 儲かっ・て・ 体・に・ ぼてがはいっ・とる。」「ぼてがはいっ・た・ ビール腹」

ほてから《接続詞》 それから。「ほてから・ どない・ し・た・ん・です・か。」〔⇒ほでから、ほいでから〕

ほでから《接続詞》 それから。「忘れ物・に・ 気ーつい・て・ ほでから・ あわて・て・ 取り・に・ 去()ん・だ・ん・や。」〔⇒ほてから、ほいでから〕

ほでくる《動詞・ラ行五段活用》 ①つつくようにして掘って、中のものを出す。「魚・の・ あら・を・ ほでくる。」②人の秘密や欠点などを、ささいなことまで探す。「子ども・の・ 時・の・ 話・を・ ほでくら・んでも・ えー・やろ・がい。」〔⇒ほじる、ほでる、ほじくる。⇒せせる、せせくる〕

ぼてばら【ぼて腹】《名詞》 腹が膨らんでいること。下腹が出ていること。腹に段々ができていること。「食い過ぎ・て・ ぼてばら・に・ なっ・ても・た。」「ぼてばら・を・ 突き出し・て・ 相撲・を・ とる。」◆妊娠している様子について言うこともある。〔⇒はらぼて、ぼて〕

ほてる【火照る】《動詞・ラ行五段活用》 ①顔や体が熱くなる。「恥ずかしー・て・ 顔・が・ ほてっ・た。」②体の一部分が、他の部分に比べて熱くなる。「撲っ・た・ すねぼん・が・ ほてっ・とる。」

ほでる《動詞・ラ行五段活用》 ①つつくようにして掘って、中のものを出す。「蟹・の・ 脚・を・ ほでっ・て・ 食べる。」②人の秘密や欠点などを、ささいなことまで探す。「人・の・ こと・を・ ほでら・んとき・なはれ。」〔⇒ほじる、ほでくる、ほじくる。⇒せせる、せせくる〕

ホテル〔ほてる〕【英語=hotel】《名詞》 宿泊と食事をセットにしない、西洋式の旅館。「温泉・に・ 行っ・て・ ほてる・に・ 泊まっ・た。」

ほど【程】《名詞》 時間、空間、ものごとなどの程度。「長さ・の・ ほど・が・ わから・へん。」

ほど【程】《副助詞》 ①おおよその数量や程度を表す言葉。「十分間・ほど・ 待っ・てください。」「一里・ほど・ 先・へ・ 行っ・たら・ 大きな・ 池・が・ ある。」②比べて言う気持ちを表す言葉。「野球・ほど・ 面白い・ もの・は・ あら・へん。」③増えたり重なったりするにつれて、ますます。「聞け・ば・ 聞く・ほど・ 腹・が・ 立っ・てくる。」①②⇒くらい〕

ほどう〔ほどー〕【歩道】《名詞》 人の歩く道。道を区切って、人の歩くところと決めてある部分。「ほどー・を・ 歩い・たら・ 安心や。」

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2014年11月27日 (木)

中山道をたどる(291)

須原宿から大井宿まで(21)

 

本陣と藤村記念館

 

 馬籠宿は、標高が馬籠峠から200メートルほど下ってきた場所なのですが、急な坂道の両側に石を積んで家を建てて、宿場の真ん中に本陣・脇本陣・問屋などが置かれました。

 山口誓子の句碑(写真・左、1354分撮影)があって、「街道の坂に熟れ柿灯を点す」と刻まれています。句碑はやや新しい感じがします。

 馬籠宿本陣史料館(写真・中、1356)には、さまざまな道具や文献資料などが残されています。藤村記念館(写真・右、1412)は藤村の生家で、馬籠本陣の島崎家が建っていた場所です。これらの館はかつて観覧したことがありますから、素通りをしていきます。馬籠の民宿に泊まったときのことを思い出しましたが、それがどこにあったのか、思い出すことはできませんでした。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(691)

「明石日常生活語辞典…ほ」(14)

 

ぽっと《副詞》 ①急に現れる様子。「曲がり角・から・ ぽっと・ 出・てき・た・さかい・ びっくりし・た。」②急に日が射したり、光が見えたりする様子。「お日さん・が・ 雲・の・ 間・から・ ぽっと・ 出・てき・た。」③急に煙や炎が立ち上る様子。「鉋屑・に・ ぽっと・ 火・が・ つく。」

ほっとく《動詞・カ行五段活用》 ①放置する。関係を持たない。「周り・から・ ごじゃごじゃ・ 言わ・んと・ ほっとい・てんか。」「植え・て・ ほっとい・たら・ 芽・が・ 出・てき・た。」②諦めて放棄する。「仕事・を・ ほっとい・たら・ あか・ん・やない・か。」③要らないとして投げ出す。「こんな・ とこ・に・ ゴミ・を・ ほっとく・の・は・ 見苦しー・ぞ。」〔⇒ほったらかす、ほかす〕■対語=③「ひろう」「ひらう」

ほっとけさん【仏さん、放っとけさん】《名詞》 ①亡くなった人のことを、ややふざけて言う言葉。「お盆・と・ 彼岸・に・ なっ・たら・ ほっとけさん・に・ 詣る。」②放っておく、ということをふざけて言う言葉。「あいつ・の・ こと・は・ ほっとけさん・に・ し・とこ。」

ぽっとで〔ぽっとでー〕【ぽっと出】《名詞》 急に頭角をあらわしてきた者。成り上がり者。「ぽっとでー・で・ 有名に・ なっ・た・ 役者」

ほっぺた《名詞》 顔の脇、耳と口の間のやわらかく、ふっくらとしたところ。「寒ー・て・ ほっぺた・が・ 真っ赤っかに・ なっ・とる。」「ほっぺた・を・ 膨らし・て・ 怒っ・とる。」〔⇒ほべた、ほかんばち〕

ぽっぽ《名詞、④動詞する》 ①洋服や鞄などに付いている、小さな物入れ。「手ー・を・ ぽっぽ・に・ 入れる。」②身につけている着物と胸との間。「ぽっぽ・が・ 寒かっ・たら・ 風邪・を・ ひく・ぞ。」③持っている金。自由に使える金。「ぽっぽ・が・ 寂しー・て・ 買い物・は・ でけ・へん。」④他人のものや公のものを、自分のものにしてしまうこと。「人・の・ 金・を・ 自分・の・ ぽっぽ・に・ し・たら・ あか・ん・ぞ。」◆①②は、幼児語。⇒ポケット、ポケツ。②③⇒ふところ、ほところ〕

ぽっぽ〔ぽっぽー〕《名詞》 ①機関車にひかれて線路を走る列車。「煙・を・ 吐い・て・ ぽつぽ・が・ 来・た。」「ぽっぽー・に・ 乗っ・て・ 温泉・へ・ 行く。」◆ときには、電車のことにも使う。②エンジンの力で車輪を回して進む乗り物。「ぽっぽ・が・ 走っ・とる・ 道・は・ 気ーつけ・なはれ。」◆①②ともに幼児語。⇒きしゃ、きしゃぽっぽ。⇒じどうしゃ、じとうしゃ、ぷっぷ〕

ぼつぼつ《副詞》 ①ものごとにゆっくり取りかかる様子。ものごとがゆっくり始まる様子。「ぼつぼつ・ 人・が・ 集まり・かけ・た。」②ゆっくりと動いている様子。ゆっくりと経過している様子。「試験勉強・は・ ぼつぼつ・ し・とる。」③その時刻、時期、状態になりつつある様子。「もー・ じっき・ 十二月・で・ ぼつぼつ・ 寒なり・まん・なー。」〔⇒ぼちぼち、そろそろ。⇒そろっと〕

ぼつぼつ《形容動詞や》 効果があまり現れていない様子。商売が繁盛していない様子。「まだ・ 店・を・ 出し・て・ 半年・や・さかい・ お客さん・は・ ぼつぼつです。」〔⇒ぼちぼち、まあまあ〕

ぽつぽつ《副詞と、名詞》 ①小さな点や粒などが散在する様子。「あっちこっち・に・ ぽつぽつと・ 小さい・ 穴・が・ 開い・とる。」②小さな水滴のようなものが注ぐ様子。「雨・が・ ぽつぽつ・ 降り始め・た。」

ぽっぽっと《副詞》 手早く配って置いていく様子。「机・の・ 上・に・ 一つ・ずつ・ 蜜柑・を・ ぽっぽっと・ 配る。」

ぽつりぽつり《副詞と》 ①切れ切れに続く様子。「思い出し・て・ ぽつりぽつりと・ 話・を・ し・てくれ・た。」「道端・に・ ぽつりぽつりと・ たんぽぽ・の・ 花・が・ 咲い・とる。」②小さなものが、続けて何かにあたる様子。「ぽつりぽつりと・ しずく・が・ 垂れ・とる。」〔⇒ぽつんぽつん〕

ほつれる《動詞・ラ行下一段活用》 糸などが、ほどけて絡まり合う。「巻い・とっ・た・ 毛糸・が・ ほつれ・ても・た。」〔⇒もつれる〕

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2014年11月26日 (水)

中山道をたどる(290)

須原宿から大井宿まで(20)

 

恵那の山と生活

 

 展望広場からは海抜2192メートルの恵那山(写真・左、1340分撮影)が立ちはだかるように見えます。昔々、まだ木曽路が整っていなかった頃にはこの恵那山の方に向かって道があって、御坂越えとなっていたようです。今昔物語集には強欲な国司が御坂峠から転がり落ちながらも茸を採って上がってきたという話が記されています。

 藤村の『夜明け前』には恵那山の名が随所に出てきます。麓の村の人々にとっては生活の折節と結びついた山であったに違いありません。

 広場にはニーチェの言葉を書いた藤村の書を刻んだ碑(写真・中、1341)があります。

 広場を出て、下り坂に広がる馬籠宿を歩き始めると、火の用心の桶(写真・右、1348)があります。宿場にとって火事は何よりも恐れられていたことなのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(690)

「明石日常生活語辞典…ほ」(13)

 

ぼちぼち《形容動詞や》 効果があまり現れていない様子。商売が繁盛していない様子。「売り上げ・の・ 方・は・ ぼちぼちや・なー。」〔⇒ぼつぼつ、まあまあ〕

ぼちゃんと《副詞》 ①水が勢いよく跳ね返る様子。また、その音。「鯉・が・ はね・て・ ぼちゃんと・ 音・が・ し・た。」②水に飛び込んだり、水にものが落ちたりする様子。また、その音。「プール・に・ いきなり・ ぼちゃんと・ 飛び込む。」〔⇒ばちゃんと、ぱちゃんと、ぽちゃんと〕

ぽちゃんと《副詞》 ①水が勢いよく跳ね返る様子。また、その小さな音。「溝・を・ 勢いよく・ ぽちゃんと・ 水・が・ 流れる。」②水に飛び込んだり、水にものが落ちたりする様子。また、その小さな音。「蛙・が・ 池・に・ ぽちゃんと・ はまっ・た。」〔⇒ばちゃんと、ぱちゃんと、ぼちゃんと〕

ほちょ【包丁】《名詞》 食べ物や、その原料を切るのに使う刃物。「砥石・で・ ほちょ・を・ 研ぐ。」〔⇒ほうちょう〕

ほっきょく【北極】《名詞》 地球の北の端。また、その辺りの寒い地域。「ほっきょく・の・ 氷・が・ 溶け・よる・ん・やて。」■対語=「なんきょく【南極】」

ホック〔ほっく〕【英語=hook】《名詞》 衣服などの合わせ目をとめる凸型と凹型の、対になった小さな留め金。スナップ。「背中・の・ ほっく・が・ とめにくい。」〔⇒ぺっちん、ぴっちん〕

ぽっくり《名詞》 台の底をくり抜いて、後ろを丸くして前のめりにした、子供向けの下駄。「ぽっくり・を・ 履い・て・ 盆踊り・に・ 行く。」〔⇒こっぽり〕

ほっさん【星さん】《名詞》 夜空に、小さく輝いて見える天体。「ほっさん・を・ 見・ながら・ 家・に・ 帰る。」◆天体に「さん」をつけるのは、「お日さん」「お月さん」などで、「お星(ほっ)さん」とも言う。〔⇒ほし〕

ほっそり《副詞と、動詞する》 細くてすらりとしている様子。細くて見栄えの良い様子。「ほっそりし・た・ 体・の・ 人」

ほったらかし《名詞、形容動詞や》 そのままの状態で放置すること。捨てて顧みないこと。「宿題・を・ ほったらかしに・ し・て・ 遊ん・どる。」〔⇒ほっちらかし〕

ほったらかす《動詞・サ行五段活用》 ①そのままの状態で放置する。うち捨てておく。「こんな・ 所(とこ)・に・ 自転車・を・ ほったらかし・とる。」「返事・を・ せ・んと・ ほったらかし・た・ まま・や。」②途中で止める。「仕事・を・ ほったらかし・て・ 何・を・ し・とる・ん・や。」「宿題・を・ ほっちらかし・て・ テレビ・を・ 見る。」〔⇒ほっちらかす〕

ほっちっち【放っちっち】《形容動詞や》 そのままの状態で放置している様子。かまったり関心を持ったりしない様子。「みんな・に・ ほっちっちに・ さ・れ・た。」「かも・てくれる・な。ほっちっちに・ し・とい・てんか。」◆やや、ふざけた感じの言い方である。

ぽっちゃり《副詞と、動詞する》 肥えて愛嬌のある様子。「ぽっちゃりし・て・ かいらしー・ 女の子」

ほっちらかし《名詞、形容動詞や》 ①そのままの状態で放置すること。捨てて顧みないこと。「鞄・なんか・ ほっちらかしで・ 遊ん・どる。」②投げ散らかすこと。乱雑なままにしておくこと。「部屋中・ なんやかや・ ほっちらかしに・ し・とる。」⇒ほったらかし〕

ほっちらかす《動詞・サ行五段活用》 ①そのままの状態で放置する。うち捨てておく。「カバン・を・ 座敷・に・ ほっちらかし・とる。」②途中で止める。「宿題・を・ ほっちらかし・て・ テレビ・を・ 見る。」〔⇒ほったらかす〕

ぼってり《副詞と、動詞する》 ふっくらして、肉付きが豊かである様子。「あいつ・は・ この頃・ だいぶ・ ぼってりし・てき・た・みたいや。」

ほっと《副詞、動詞する》 ①安心したり、緊張から解き放たれたりする様子。また、そんなときに太く息をつく様子。「あの・ 話・は・ 間違い・やっ・た・と・ 聞ー・て・ ほっとし・た。」②うんざりする様子。持て余している様子。また、そんなときにため息をつく様子。「暑ー・て・ ほっとし・て・ 仕事・も・ でけ・へん。」「日曜・も・ 出勤・や・さかい・ ほっとし・とる・ねん。」

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2014年11月25日 (火)

中山道をたどる(289)

須原宿から大井宿まで(19)

 

恵那山と馬籠宿を見る

 

 ちょっとした石段の道を上って(写真・左、1326分撮影)、しばらく行くと前面が開けてきます。馬籠宿が近づいてきます。

 新しく整備された展望広場があります。東の方に恵那山、そして足元の方に馬籠宿が見えます。

 広場には、藤村の父、島崎正樹の文学碑(写真・中、1334)があります。故郷の馬籠を称えあげた賛歌で、万葉仮名で長歌と短歌(反歌)が刻まれています。

 越県合併記念碑(写真・右、1340)もあります。木曽のあたりはもともと美濃国であり、のちに信濃国となったという経緯があり、2005(平成17)に中津川市に合併しています。妻籠宿は南木曽町(長野県)のままで、馬籠宿の山口村だけが越県合併しています。藤村の故郷が岐阜県になるということで、当時は話題になりました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(689)

「明石日常生活語辞典…ほ」(12)

 

ほた《接続詞》 前の事柄によって、後ろの事柄が引き起こされることを表す言葉。そうしたら。「ほた・ 後・で・ 文句・を・ 言わ・れる・かもしれん。」〔⇒ほたら、ほしたら、そしたら〕

ほいたら《接続詞》 そしたら。「ほいたら・ 明日・は・ 休ま・んと・ しょがない・なー。」〔⇒ほいたら、ほたら、ほしたら、そしたら〕

ほたえる《動詞・ア行下一段活用》 ①おどけたことを言ったり、騒いだりする。戯れて遊ぶ。「兄弟・で・ ほたえ・て・ 遊ん・どる。」「座敷・で・ ほたえ・て・ 走り回っ・たら・ あか・ん・がな。」②真面目に取り組まない。真剣でないような振る舞いをする。「ほたえ・た・ 答え・を・ 言()ー・とっ・たら・ 承知せー・へん・ぞ。」〔⇒じゃれる、ふざける〕

ぼたっと《副詞》 水滴や、水分を含んだ小さなかたまりなどが、鈍い音をたてて落ちる様子。また、その音。「筆・の・ 先・から・ 墨汁・が・ ぼたっと・ 落ち・た。」◆連続して落ちる場合は「ぼたぼた」「ぼとぼと」。

ぽたっと《副詞》 水滴や、水分を含んだ小さなかたまりなどが、軽く落ちる様子。また、そのときの音。「薔薇・の・ 花・が・ ぽたっと・ 落ちる。」◆連続して落ちる場合は「ぽたぽた」「ぽとぽと」。

ぼたぼた《副詞と・に》 ①水や液体が、続けざまにしたたり落ちる様子。また、その音。「怪我・を・ し・て・ 血ー・が・ ぼたぼた・ 出・た。」②ずぶぬれである様子。「池・に・ はまっ・て・ ぼたぼたに・ なっ・た。」〔⇒ぼとぼと、⇒ぽとぽと、ぽたぽた〕 

ぽたぽた《副詞と・に》 水や液体が、間隔をおいてしたたり落ちる様子。また、その音。「水道・の・ 水・が・ ぽたぽたと・ 落ち・とる。」〔⇒ぼとぼと、ぽとぽと、ぼたぼた〕

ぼたもち【牡丹餅】《名詞》 ①餅米とうるち米とを混ぜて炊いた飯に、餡を入れたりきな粉でまぶしたりして、円い形にしたもの。「ぼたもち・を・ 食い過ぎ・て・ 胸焼け・が・ する。」②小豆の餡を薄い餅で包んだ菓子。大福餅。「明石名物・の・ ぼたもち・を・ 分大(ぶんだい)・と・ 言()う。」⇒おはぎ〕

ほたら《接続詞》 そうしたら。それなら。「ほたら・ そない・ しょ・ー・か。」〔⇒ほんなら、ほなら〕

ほたる【蛍】《名詞》 夏の頃に尾のあたりから青白い光を出して飛ぶ、水辺に住む虫。「ほたる・を・ あんまり・ 見・ん・よーに・ なっ・ても・た。」〔⇒ほおたる〕

ぼたん【牡丹】《名詞》 初夏に赤・紫・白などの八重の大きな花を咲かせる木。「西岡・の・ 薬師院・は・ ぼたん・で・ 有名や。」

ボタン〔ぼたん〕【ポルトガル語=botao】《名詞》 ①一方に付けて、他方の穴などに通して、衣服などの合わせ目を留めるのに用いるもの。「背広・の・ ぼたん・が・ 取れ・た。」②指で押して、ベルを鳴らしたり、機械類を動かしたり止めたりする、小さな突起物。「玄関・の・ ぼたん・を・ 押す。」⇒はぜ〕

ぼたんと《副詞》 水滴や、水分を含んだ小さなかたまりなどが、重たげに落ちる様子。また、その音。「積もっ・た・ 雪・が・ 屋根・から・ ぼたんと・ 落ち・た。」

ぽたんと《副詞》 水滴や、水分を含んだ小さなかたまりなどが、軽く落ちる様子。また、その音。「風・が・ 吹い・て・ 椿・の・ 花・が・ ぽたんと・ 落ち・た。」

ぼたんゆき【牡丹雪】《名詞》 ふっくらと大きなかたまりで降る雪。「今日・の・ 雪・は・ ぼたんゆき・や。」

ぽちぶくろ《名詞》 心付けなどを入れる、小さな紙袋。小型の祝儀袋。「ぽちぶくろ・に・ 入れ・て・ 孫・に・ お年玉・を・ やる。」

ぼちぼち《副詞》 ①ものごとにゆっくり取りかかる様子。ものごとがゆっくり始まる様子。「ぼちぼち・ 始め・んと・ 締め切り・に・ 間・に・ 合わ・ん・よー・に・ なる。」②ゆっくりと動いている様子。ゆっくりと経過している様子。「仕事・は・ ぼちぼち・ やっ・とり・ます。」③その時刻、時期、状態になりつつある様子。「ぼちぼち・ 梅雨・に・ 入る・ん・やろ・なー。」〔⇒ぼつぼつ、そろそろ。⇒そろっと〕

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2014年11月24日 (月)

中山道をたどる(288)

須原宿から大井宿まで(18)

 

馬籠峠から下る

 

 馬籠峠を越えて岐阜県中津川市になります。このあたりは、木曽川の流れを見下ろし、ヒノキの森林が広がっています。峠には、正岡子規の「白雲や青葉若葉の三十里」の句碑(写真・左、1249分撮影)が、ひっそりと建てられています。紀行文『かけはしの記』の中にある句です。1981(明治24)のことです。

 そして峠の集落を通ります。火災に遭わなかったところで、古いままの家が残っています。

 少し下ったところに、十返舎一九の碑(写真・中、1303)があります。石の表面から文字を読み取ることはできませんが、「渋皮のむけし女は見えねども栗のこはめしここの名物」という歌です。

 既に峠の集落を過ぎましたが、峠集落と水車塚の説明板(写真・右、1316)があります。水車塚は島崎藤村の筆によるものですが、1904(明治37)の山津波で亡くなった蜂谷家家族4人を供養するものです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(688)

「明石日常生活語辞典…ほ」(11)

ほそう〔ほそー〕【舗装】《名詞、動詞する》 道路の表面を、コンクリートやアスファルトなどで固めること。「また・ ほそー・を・ 掘り返し・て・ 工事・を・ し・とる。」

ほそい【細い】《形容詞》 ①長く延びるものの断面が小さい。「ほそい・ 竹・が・ 生え・とる。」②幅が狭い。「道・が・ ほそー・て・ 運転し・にくい。」③力が弱い。「神経・が・ ほそい・ 人・や。」「ほそい・ 声・で・ 喋っ・とる。」④量が少ない。「食・が・ ほそい。」■対語=「ふとい」

ほそいめ【細いめ】《名詞、形容動詞》 ①細く感じられる様子。どちらかというと細いこと。「間隔・を・ ほそいめ・に・ する。」②普通よりも細いと思われる様子。「ほそいめ・の・ ズボン・を・ はく。」◆「ほそめ」とも言うが、「ほそいめ」と言う方が多い。〔⇒ほそめ〕

ほそかっぴん《名詞、形容動詞や》 体が細いこと。体が細い人。「ほそかっぴん・の・ ズボン」〔⇒ほそかんぴん、ほそっぴん、ほそかんぴんたん、やせぼし〕

ほそかんぴん《名詞、形容動詞や》 体が細いこと。体が細い人。「飯・を・ 食う・ 量・が・ 少(すけ)ない・さかい・ ほそかんぴんや。」〔⇒ほそかっぴん、ほそっぴん、ほそかんぴんたん、やせぼし〕

ほそかんぴんたん《名詞、形容動詞や》 体が細いこと。体が細い人。「風・が・ 吹い・たら・ 飛ば・され・そーな・ ほそかんぴんたんや。」〔⇒ほそかっぴん、ほそかんぴん、ほそっぴん、やせぼし〕

ほそじ【細字】《名詞》 線の幅が狭く書いてある文字。「ほそじ・を・ 書く・ 鉛筆」

ぼそっと《副詞》 小声で、たった一言をつぶやくように話す様子。無愛想に、感情を込めないで、短い言葉で言う様子。「学校・へ・ 行き・とー・ない・と・ ぼそっと・ 言()ー・た。」◆沈んだ低い声であることが多い。〔⇒ぼそぼそ、もそもそ〕

ほそっぴん《名詞、形容動詞や》 体が細いこと。体が細い人。「ほそっぴん・の・ 犬」〔⇒ほそかっぴん、ほそかんぴん、ほそかんぴんたん、やせぼし〕

ほそながい【細長い】《形容詞》 幅に比べて長さの数値が大きい。「ほそながい・ 紙・に・ 標語・を・ 書く。」〔⇒ながぼそい【長細い】

ほそなる《動詞・ラ行五段活用》 それまでよりも幅が小さくなる。「道・が・ だんだんと・ ほそなっ・とる。」

ほそびき【細引き】《名詞》 細い麻縄。「ほそびき・で・ くくる。」

ぼそぼそ《副詞と》 聞き取れないような小声でつぶやくように話す様子。無愛想に、感情を込めないで話す様子。「ぼそぼそ・ 言()ー・とっ・たら・ 何・を・ 言ー・とる・の・か・ わから・へん・やないか。」「ぼそぼそと・ わけ・の・ わから・ん・ 話・を・ 聞かさ・れ・た。」◆沈んだ低い声であることが多い。「ぼそっと」が短い言葉で言うのに対して、「ぼそぼそ」は連続した言葉を述べることを言うという違いがある。〔⇒もそもそ〕

ほそぼそと【細々】《副詞》 ①とても幅が狭い様子。「山道・が・ ほそぼそと・ 続い・とる。」②やっと暮らしているという様子。「ほそぼそと・ し・た・ 生活・(を・) し・とり・ます。」③かすかにそれを続けている様子。「ほそぼそと・ 明石方言集・を・ 作り続け・とる・ねん。」

ほそみじかい【細短い】《形容詞》 幅が狭くて、長くはない。「ほそみじかい・ ズボン」

ほそめ【細目】《名詞》 少しだけ開いた目。「ほそめ・を・ 開ける。」◆類似の言葉に「うすめ」があるが、「うすめ」は「あける」ものであり、「ほそめ」は目を開けていても細いのである。

ほそや【細家】《名詞》 家と家の隙間が細くて、人が通れるようになっている路地。「ほそや・は・ 風・が・ 通っ・て・ 涼しー。」

ほそる【細る】《動詞・ラ行五段活用》 ①それまでよりも幅が小さくなる。それまでよりも体格が小さくなる。「痩せ・て・ ほそっ・て・ ズボン・が・ だぶだぶに・ なっ・た。」②それまでよりも量が少なくなる。「お祖父さん・は・ このごろ・ 食・が・ ほそっ・てき・た。」

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2014年11月23日 (日)

中山道をたどる(287)

須原宿から大井宿まで(17)

 

長野県が終わる

 

 妻籠と馬籠は並んで書かれることがありますが、その距離は8㎞以上離れています(写真・左、1151分撮影)

 一石栃白木改番所跡(写真・中、1211)があります。ここは、木曽五木の、ヒノキ、サワラ、アスナロ、コウヤマキ、ネズコの伐採禁止木を取り締まる役所があったところです。近くに立場茶屋の跡があり、しばらく休ませていただきました。ここからも、まだ林の中を道が続いていきます。

 登りきったところが標高801メートルの馬籠峠頂上(写真・右、1248)です。ここまでが長野県南木曽町で、ここを越えて馬籠は岐阜県中津川市になります。木曽路の最南端であった旧・山口村が越県合併をしてからだいぶ年月が経ちますが、中山道にとっては馬籠はまだ木曽路です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(687)

「明石日常生活語辞典…ほ」(10)

 

ほし【星】《名詞》 ①夜空に、小さく輝いて見える天体。「今日・は・ 雲・が・ かかっ・て・ ほし・が・ 出・とら・ん・なー。」②小さく丸い形の点。「目ー・の・ 中・に・ ほし・が・ できた。」⇒ほっさん〕

ぼし【母子】《名詞》 母親と子ども。「ぼし・ 共に・ 元気や・そーや。」「ぼし手帳」

ほしい〔ほしー〕【欲しい】《形容詞》 手に入れたい。自分のものにしたい。「もー・ ちょっと・ 余計に・ 給料・が・ ほしー。」

ほしか【干鰯】《名詞》 鰯などを干した肥料。「田圃・に・ ほしか・を・ 入れる。」

ほしがき【干し柿】《名詞》 甘くするために、渋柿の皮をむいて干したもの。「正月・に・ 供える・ ほしがき」〔⇒つるしがき、つるし〕

ほしがり【欲しがり】《名詞》 何でもものを欲しがる人。「ほしがり・に・ 見せ・たら・ くれ・と・ 言()ー・ぞ。」

ほしがる【欲しがる】《動詞・ラ行五段活用》 欲しそうな様子を見せる。「人・の・ もの・を・ ほしがっ・たら・ あき・まへん。」

ほしくさ【干し草】《名詞》 家畜の餌にするために、刈り取って干した草。「ほしくさ・を・ 庭・で・ 乾かす。」

ほじくる《動詞・ラ行五段活用》 ①つつくようにして掘って、中のものを出す。「耳・を・ ほじくっ・て・ 耳くそ・を・ 取る。」「耳・を・ ほじくっ・て・ よー・ 聞け。」②人の秘密や欠点などを、ささいなことまで探す。「私・の・ 小()まい・ 時・の・ こと・を・ あんまり・ ほじくら・んとい・てん・か。」〔⇒ほじる、ほでる、ほでくる。⇒せせる、せせくる〕

ほしざお【干し竿】《名詞》 洗濯物を吊したり掛けたりして乾かすための道具。「雨・が・ 降っ・てき・た・さかい・ ほしざお・の・ もん・を・ 取り入れる。」〔⇒ものほしざお〕

ほしぞら【星空】《名詞》 星が輝いている、晴れた夜の空。「今日・は・ きれーな・ ほしぞら・や・なー。」

ほしなる【欲しなる】《動詞・ラ行五段活用》 手に入れたい、自分のものにしたいと思う気持ちになる。「模型・の・ 電車・が・ ほしなっ・てん。」

ほしもん【干し物】《名詞、動詞する》 日に干して乾かすこと。日に干して乾かしているもの。「ベランダ・で・ ほしもん・を・ する。」「急な・ 雨・で・ ほしもん・が・ 濡れ・ても・た。」

ぼしゅう〔ぼしゅー〕【募集】《名詞、動詞する》 人や作品などを、大勢の人に呼びかけて集めること。「地震・の・ 見舞金・を・ ぼしゅーする。」

ほしょうにん〔ほしょーにん〕【保証人】《名詞》 お金を借り入れる人や、就職・進学などをする人に関して、責任を引き受ける人。「息子・の・ ほしょーにん・に・ なっ・てやっ・てくれ・ませ・ん・か。」

ほじる《動詞・ラ行五段活用》 ①つつくようにして掘って、中のものを出す。「鼻・の・ 穴・を・ ほじる。」②人の秘密や欠点などを、ささいなことまで探す。「ほじっ・ても・ 内緒事・は・ 何・も・ あら・へん・よ。」〔⇒ほじくる、ほでる、ほでくる。⇒せせる、せせくる〕

ほす【干す】《動詞・サ行五段活用》 太陽や火にあてて、水分・湿気などを取り除くようにする。「洗濯物・を・ 竿・に・ ほす。」

ポスター〔ぽすたー〕【英語=poster】《名詞》 宣伝のために、絵や文などを書いた張り紙。「運動会・の・ ぽすたー・を・ 作る。」

ポスト〔ぽすと〕【英語=post】《名詞》 ①街角や郵便局などに設けられている、手紙・葉書などを出すために入れる箱。「葉書・を・ ぽすと・に・ 入れ・に・ 行く。」②手紙・葉書や新聞などを受け取るために、家庭で設けた箱。「夕刊・を・ ぽすと・から・ 取っ・てくる。」〔⇒ゆうびんポスト〔ゆーびんぽすと〕【郵便  英語=post

ボストンバック〔ぼすとんばっく〕【英語=Boston bag】《名詞》 底が長方形で、膨らんだ形になっている旅行用の鞄。「持っ・ていく・ 物・を・ ぼすとんばっく・に・ 詰める。」

 

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2014年11月22日 (土)

中山道をたどる(286)

須原宿から大井宿まで(16)

 

山間に石畳が続く

 

 宿場の建物が途切れて、細い道(写真・左、1046分撮影)にかかります。途中に石柱の道標がありますが、妻籠は中山道と飯田街道の分岐点でもあります。

 大妻籠というところ(写真・中、1104)は、「ほたるの里」と書いてあります。ここにも諸人御宿と書かれた宿屋があります。静かです。

 さらに道は石畳道(写真・右、1115)へと続いていきます。石畳道は民家の軒先をかすめたりしながら続いていきます。牛頭観音や倉科祖霊社などがあります。木々の茂りが深くなってきたところに、熊除けの鐘がつるされていてびっくりします。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(686)

「明石日常生活語辞典…ほ」()

 

ぼける【呆ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①頭の働きが鈍くなる。「ぼける・ 前・に・ 明石方言集・を 作り上げ・てまう・ つもり・なんや。」②知らないふりをする。正面から対応しない。「借金・ 頼ん・だら・ ぼけ・てけつかっ・た。」③色や形がはっきりしなくなる。「遠く・の・ もん・が・ ぼけ・て・ よー・ 見え・へん。」⇒ぼやける〕

ほけん【保険】《名詞》 偶然の事故などによる損害を補償するために、多数の者が資金を出し合い、事故に遭遇した者に一定金額を与える制度。「生命ほけん・に・ 入る。」「火災ほけん・を・ 掛ける。」

ほけんしつ【保健室】《名詞》 学校・会社などで、怪我・急病などの人に手当をしたり、健康保持のための世話をしたりするところ。「ほけんしつ・で・ 休まし・てもろ・てん。」

ほご【反故】《名詞》 書きつぶして不要になった紙。書く内容などを間違えた紙切れ。「習字し・て・ ぎょーさん・ ほご・が・ でき・た。」

ほご【保護】《名詞、動詞する》 危なくないように守ること。かばって守ること。「迷子・に・ なっ・て・ 警察・に・ ほごさ・れ・とる・そーや。」

ほごしゃ【保護者】《名詞》 子どもを守り、かばう立場にある、その子どもの親、または親に代わる人。「ほごしゃ・が・ 集まっ・て・ 相談する。」

ほこほこ《形容動詞や、動詞する》 蒸した芋などが、温かく柔らかで、おいしそうな様子。「芋・を・ 蒸し器・で・ ほこほこに・ 蒸す。」「焼い・た・ 芋・も・ ほこほこし・て・ うまい・ぞ。」〔⇒ほくほく〕

ぼこぼこ《副詞と、動詞する》 窪みや穴などがたくさんある様子。「ぼこぼこし・た・ 岩・や・さかい・ 歩きにくい。」

ぼこぼこ《形容動詞や》 存分に殴りつける様子。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ ぼこぼこに・ い・ても・たっ・た。」「体じゅう・を・ ぼこぼこに・ 殴る。」

ぽこぽこ《副詞と》 ①軽い音をたてるように打ち鳴らす様子。また、その音。「太鼓・を・ ぽこぽこ・ 叩く。」②水中から大きな泡などが次々と浮き上がる様子。また、そのときに発する音。「温泉・が・ ぽこぽこと・ 湧い・とる。」

ほこり【埃】《名詞》 細かな塵(ちり)。粉のように飛び散る塵(ごみ)。「掃除し・とっ・て・ ほこり・が・ 目・に・ 入っ・た。」「車・が・ 走っ・て・ ほこり・が・ たっ・た。」

ほころべ【綻べ】《名詞》 ①衣服や靴下などが破れること。また、そうなったところ。「ズボン・の・ ほころべ・に・ 継ぎ・を・ あてる。」②服などの縫い目が解けること。また、そうなったところ。「糸・が・ 切れ・て・ ほころべ・に・ なっ・とる。」〔⇒ほくろべ、ふくろべ〕

ほころべる【綻べる】《動詞・バ行下一段活用》 ①衣服や靴下などが破れる。「袖口・が・ ほころべ・てき・た。」②服などの縫い目が解ける。「つくなん・だら・ ズボン・が・ ほころべ・た。」〔⇒ほくろべる、ふくろべる〕

ぽこんと《副詞》 ①ものをたたいたり、何かを投げつけたりしたときに出る鈍い音。「空き缶・を・ 落とし・たら・ ぽこんと・ 音・が・ し・た。」②大きく窪んだり、穴があいたりする様子。また、そのときの音。「道・に・ ぽこんと・ 穴・が・ あい・た。」

ほざく《動詞・カ行五段活用》 「言う」ということを悪し様に述べるときに使う言葉。「勝手な・ こと・を・ ほざい・てけつかる。」

ぼさっと《副詞、動詞する》 集中力に欠けて、ぼんやりしている様子。間が抜けている様子。「ぼさっとし・とっ・て・ 計算・を・ 間違え・た。」「ぼさっとし・たら・ こける・ぞ。」〔⇒ぼんやり、ぼさぼさ、ぼけっと〕

ぼさぼさ《形容動詞や、動詞する》 ①集中力に欠けて、ぼんやりしている様子。間が抜けている様子。「ぼさぼさし・とっ・たら・ 車・に・ はねら・れる・ぞ。」②まとまっていたものが、ばらばらに乱れている様子。髪の毛などをきちんと整えていない様子。「寝起き・で・ 頭・の・ 毛・が・ ぼさぼさし・とる。」「筆・の・ 先・が・ ぼさぼさで・ 書きにくい。」⇒ぼんやり、ぼさっと、ぼけっと。⇒ばさばさ〕

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2014年11月21日 (金)

中山道をたどる(285)

須原宿から大井宿まで(15)

 

妻籠の町並みは静か

 

 道の左手に石仏の寒山拾得像(写真・左、1026分撮影)があります。寒山と拾得は中国の唐の時代の僧ですが、二人の姿が刻まれた石像は国内では珍しいものであるようです。道祖神の一種であろうと推定されています。

 「いこまや」の看板を掛けた旅籠(写真・中、1029)は、妻籠の写真ではしばしば撮影されている箇所ですが、戸を閉じて静かにたたずんでいました。ウイークデーということもありますが、町並み全体がともかく静かなのです。

 落ち着いた宿場を歩いて(写真・右、1037)、道が右に緩やかに曲がっていき、発電所のそばを通ります。右手を流れているのは木曽川に流れ落ちる蘭川です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(685)

「明石日常生活語辞典…ほ」()

 

ぼくじゅう〔ぼくじゅー〕【墨汁】《名詞》 ①墨をすった液。「筆・を・ ぼくじゅー・に・ つける。」②市販されている、すぐ使えるようにした墨色の液体。「ぼくしゅー・なんか・ 使わ・ず・に・ 自分・で・ 墨・を・ すり・なはれ。」

ぼくじょう〔ぼくじょー〕【牧場】《名詞》 牛・馬・羊などを放し飼いにして育てる、広いところ。「ぼくじょー・の・ 牛・を・ 見ー・に・ 行く。」

ボクシング〔ぼくしんぐ〕【英語=boxing】《名詞》 両手にグローブをはめて、リングの上で互いに打ち合う競技。「テレビ・で・ ぼくしんぐ・を・ 見る。」〔⇒けんとう〕

ぼくとう〔ぼくとー〕【木刀】《名詞》 木で、刀の形に作ったもの。「ぼくとー・で・ 叩か・れ・たら・ 竹刀(しない)・より・も・ 痛い。」

ほくとしちせい〔ほくとーひちせー〕【北斗七星】《名詞》 北の空の、柄杓の形をして並んでいる七つの星。「ほくとひちせー・は・ じっきに・ 見つかる。」

ほくほく《形容動詞や、動詞する》 蒸した芋などが、温かく柔らかで、おいしそうな様子。「ほくほくし・た・ 芋・を・ 食べ・た。」〔⇒ほこほこ〕

ほくろ【黒子】《名詞》 皮膚の表面にある、黒い点。「親・に・ 似・た・ ところ・に・ ほくろ・が・ ある。」

ほくろべ【綻べ】《名詞》 ①衣服や靴下などが破れること。また、そうなったところ。「靴下・の・ ほくろべ・を・ 縫う。」②服などの縫い目が解けること。また、そうなったところ。「背中・に・ ほくろべ・が・ でけ・た。」〔⇒ふくろべ、ほころべ〕

ほくろべる【綻べる】《動詞・バ行下一段活用》 ①衣服や靴下などが破れる。「ほくろべ・た・ シャツ・に・ 継ぎ・を・ 当てる。」②服などの縫い目が解ける。「力・を・ 入れ・たら・ 糸・が・ 切れ・て・ ズボン・が・ ほくろべ・た。」〔⇒ふくろべる、ほころべる〕

ぼけ【木瓜】《名詞》 春に白・赤などの花が咲き、小さな実を結ぶ、枝にとげのある低い木。「桜・の・ 頃・に・は・ ぼけ・も・ 咲い・とる。」

ぼけ【呆け】《名詞》 ①阿呆。馬鹿。「そんな・ こと・も・ 知ら・ん・ ぼけ・かいな。」②痴呆。「だいぶ・ ぼけ・が・ 進ん・でき・とる。」〔⇒あほう、ばか、まぬけ〕

ほげい〔ほげー〕【捕鯨】《名詞》 鯨をつかまえること。「今・は・ ほげー・が・ 難しー・ 時代・に・ なっ・た。」

ほげいせん〔ほげーせん〕【捕鯨船】《名詞》 鯨をとるための設備をそなえた船。「ほげーせん・は・ 前・から・ 銛(もり)・を・ うつ。」◆「キャッチャーボート」という呼び方もしていた。

ほげいぼせん〔ほげーぼせん〕【捕鯨母船】《名詞》 何隻もの捕鯨船の中心になる船。「図南丸・や・ 日新丸・と・ 言()ー・ ほげーぼせん・が・ あっ・た・なー。」

ぼけさく【呆け作】《名詞》 馬鹿者。「お前・みたいな・ ぼけさく・に・は・ 頼ま・れ・へん。」〔⇒だぼさく、ぬけさく、とぼけさく、あほたれ〕

ほけつ【補欠】《名詞》 欠員を補う予備の人。正選手でない人。「ほけつ・で・ 全国大会・に・ 出る。」

ポケツ〔ぽけつ〕【英語=pocketから】《名詞》 洋服や鞄などに付いている、小さな物入れ。「ぽけつ・に・ 飴・を・ 入れ・とる。」〔⇒ポケット、ぽっぽ〕

ぼけっと《副詞、動詞する》  集中力に欠けて、ぼんやりしている様子。間が抜けている様子。「ぼけっとし・とっ・て・ 車・に・ はね・られ・たら・ あか・ん・ぞ。」「親・が・ 急に・ 死ん・で・ どない・ し・たら・ 良()ー・の・か・ わから・ず・に・ ぼけっとし・とる。」〔⇒ぼんやり、ぼさっと、ぼさぼさ〕

ポケット〔ぽけっと〕【英語=pocket】《名詞》 洋服や鞄などに付いている、小さな物入れ。「ぽけっと・の・ 財布・を・ 落とさ・ん・よーに・ 気ーつける。」〔⇒ポケツ、ぽっぽ〕

ぼけなす【呆けなす】《名詞》 馬鹿者。「ぼけなす・や・さかい・ ちゃんと・ 教(おせ)・たっ・てください。」◆感動詞的にも使う。「また・ 間違い・やがっ・た。ぼけなす。」

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2014年11月20日 (木)

中山道をたどる(284)

須原宿から大井宿まで(14)

 

古風な町と外国人観光客

 

 妻籠郵便局(写真・左、1007分撮影)には郵便史料館が併設されています。局の前のポストは赤い色でなく、黒い箱になっています。

 桝形(写真・中、1020)があって、2度、直角に曲げられています。

 桝形を曲がったところに上丁字屋(写真・右、1021)があります。弥次喜多の時代の話が伝わるところです。

 私はウイークデーを選んで歩いているのですが、当然のことながら、若い人に出会う確率は低いのです。ところが外国人の若い男女には出会います。中山道のどこでも出会ったわけではありませんが、妻籠のようなところは外国人向けのガイドブックに紹介されているのでしょうか。意外に外国人に出会うのです。彼らは、熱心に見て回っているように思われます。

 

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(684)

「明石日常生活語辞典…ほ」()

 

ほかぶり【頬被り】《名詞、動詞する》 頭から顔の左右両側などにかけて手拭いなどを巻いて、直射日光が当たらないようにしたり、顔を隠したりすること。「ほかぶりし・た・ 泥棒・が・ 入っ・た。」〔⇒ほおかぶり〕

ほかほか《形容動詞や、動詞する》 ものがやわらかくて温かい様子。体が暖まっている様子。「ほかほか・の・ 弁当・を 食べる。」「饅頭・の・ ほかほか・が・ 食い・たい。」「走っ・たら・ 体・が・ ほかほかと・ し・てき・た。」

ぼかぼか《副詞と・に》 続けざまに叩く様子。「ぼかぼかに・ どつい・ても・た。」〔⇒ぽかぽか、ぼかすか、ぽかすか〕

ぽかぽか《形容動詞や、動詞する》 暖かくて気持ちがよい様子。「今日・は・ ぽかぽかし・て・ 気持ち・が・ よろしー・なー。」「風呂・から・ 上がっ・て・ ぽかぽかし・て・ 牛乳・を・ 飲む。」

ぽかぽか《副詞と・に》 続けざまに叩く様子。「頭・を・ ぽかぽか・ 叩い・た。」〔⇒ぼかぼか、ぼかすか、ぽかすか〕

ほがらか【朗らか】《形容動詞や》 気持ちや性格が明るく、楽しげである様子。「ほがらかな・ 人・や・さかい・ 話・を・ し・とっ・たら・ こっち・も・ 気持ち・が・ えー。」

ぼかんと《副詞》 ①強く叩く様子。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ ぼかんと・ 殴っ・たっ・た。」②急に穴や口が大きく開く様子。「大雨・が・ 降っ・て・ 道・に・ ぼかんと・ 穴・が・ 空い・とる。」〔⇒ぽかんと〕

ぽかんと《副詞、動詞する》 ①強く叩く様子。「背中・を・ ぽかんと・ たたか・れ・た。」②急に穴や口が大きく開く様子。「地震・で・ 道・に・ ぽかんと・ 穴・が・ あい・た。」③驚いたり呆れたりして、ぼんやりしている様子。「大きな・ 鳥・が・ 空・を・ 飛ん・でいく・の・を・ ぽかんと・ 見・とっ・た。」④わけがわからなくて呆然としている様子。「説明・が・ 難(むつか)しかっ・た・さかい・ みんな・ ぽかんとし・とっ・た。」①②⇒ぼかんと〕

ほかんばち《名詞》 顔の脇、耳と口の間のやわらかく、ふっくらとしたところ。「ほかんばち・を・ 叩い・て・ 眠気・を・ 覚ます。」〔⇒ほっぺた、ほべた〕

ぼきっと《副詞》 太くて丈夫なものが、瞬間的に折れる様子。また、そのときのやや鈍い音。「大きな・ 風・で・ 松・の・ 枝・が・ ぼきっと・ 折れ・ても・た。」〔⇒ぽきっと〕

ぽきっと《副詞》 ①太くて丈夫なものが、瞬間的に折れる様子。また、そのときの鋭い音。「重たい・ もの・を・ 載せ・た・さかい・ 棚・の・ 板・が・ ぽきっと・ 折れ・た。」②細いものがたやすく折れる様子。また、その音。「食べ・とる・ 途中・で・ 箸・が・ ぽきっと・ 折れる。」⇒ぼきっと〕

ぼきぼき《副詞と》 細く折れやすいものを、続けて折る様子。また、そのときのやや鈍い音。「木・の・ 枝・を・ ぼきぼきと・ 折る。」〔⇒ぽきぽき、ぼきんと、ぽきんと、ぼきっと、べきっと、べきべき、ぺきぺき〕

ぽきぽき《副詞と》 細く折れやすいものを、続けて折る様子。また、そのときの鋭い音。「花・が・ 咲い・とる・ 枝・は・ ぽきぽき・ 折っ・たら・ あか・ん。」〔⇒ぼきぼき、ぼきんと、ぽきんと、ぼきっと、べきっと、べきべき、ぺきぺき〕

ぼきん【募金】《名詞、動詞する》 多くの人から、寄付金を集めること。「お寺・を・ 建て替える・ん・で・ ぼきん・を・ 集める。」「震災・に・ 遭()ー・た・ 人・の・ ため・に・ ぼきんする。」「共同ぼきん」

ぼきんと《副詞》 力を入れて、長いものを二つに折ること。「箸・を・ ぼきんと・ 折る。」〔⇒ぽきんと〕

ぽきんと《副詞》 力を入れて、長いものを二つに折ること。「すねぼん・で・ 枝・を・ ぽきんと・ 折る。」〔⇒ぼきんと〕

ぼく【僕】《名詞》 男が自分のことを指して使う言葉。「あんた・は・ 行っ・ても・ ぼく・は・ 行か・へん・ぞ。」

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2014年11月19日 (水)

中山道をたどる(283)

須原宿から大井宿まで(13)

 

本陣と脇本陣

 

 宿場の一軒一軒は落ち着いたたたずまいです(写真・左、9時52分撮影)。伝統的建造物が軒を連ねる妻籠宿は、1967(昭和42)末に保存事業が提案され、翌年からの3か年にわたる工事へつながっていきます。妻籠の保存事業の成功が、各地の同様な事業に与えた影響は大きなものでした。

 脇本陣の奥谷(写真・中、9時56)は国の重要文化財に指定されている建物です。1877(明治10)に総檜造りで建て替えられたものが、現在に残っているのです。奥谷は屋号で、名字は林です。脇本陣・庄屋・問屋を務めた家で、ここは島崎藤村の初恋の相手「ゆふ」さんの嫁ぎ先です。妻籠宿保存の中核として公開されています。

 妻籠宿本陣(写真・右、1002)は島崎藤村の母の生家です。次兄の広介が養子に来て、それが最後の当主でした。その後一旦取り壊されましたが、平成になって復元されました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(683)

「明石日常生活語辞典…ほ」()

 

ホーム〔ほーむ〕【英語=home baseから】《名詞》 野球で本塁(ホームベース)のこと。「サード・から・ ほーむ・に・ 戻っ・てくる。」

ホーム〔ほーむ〕【英語=plat-formから】《名詞》 駅で、乗客が列車に乗り降りするために、線路に沿って高く作ってある場所。「ほーむ・に・ 電車・が・ 入っ・てき・た。」「ほーむ・の・ 端・を・ 歩い・たら・ 危ない・ぞ。」〔⇒プラットホーム〕

ホームラン〔ほーむらん〕【英語=home run】《名詞》 野球で、打球が外野スタンドに入ったりして、打者が本塁まで帰ることができる安打。「ほーむらん・ 打っ・て・ 逆転し・た。」〔⇒ほんるいだ〕

ボール〔ぼーる〕【英語=ball】《名詞》 スポーツや遊技に使う、ゴムや皮などで作った球。「野球・の・ ぼーる」「ピンポン・の・ ぼーる」〔⇒たま〕

ボールがみ〔ぼーるがみ〕【英語=boardから  紙】《名詞》 藁などを原料にした、黄色っぽい厚紙。「ぼーるがみ・で・ 箱・を・ 作る。」〔⇒ばふんし〕

ボールばこ〔ぼーるばこ〕【英語=boardから  箱】《名詞》 ボール紙や厚紙で作られた箱。「ぼーるばこ・に・ 詰め・られ・た・ お菓子」

ボールペン〔ぼーるぺん〕【英語=ball-point penから】《名詞》 芯の先の小さな球が回転して、芯の中のインクが出るペン。「名前・は・ ぼーるぺん・で・ 書い・てください。」

ボーロ〔ぼーろ〕【ポルトガル語=bolo】《名詞》 小麦粉に卵、砂糖を加えて、軽く焼いた小粒の菓子。「乳(ちち)ぼーろ」

ぼおん〔ぼーん〕《副詞と》 鐘などが低く鳴り響く様子。また、その音。「柱時計・が・ ぼーんと・ 鳴っ・た。」

ほか【他】《名詞》 違うもの。それ以外のもの。「動物園・の・ ほか・に・ 水族館・も・ 行き・たい・なー。」「ほか・に・ 好きな・ 食べ物・は・ 何・です・か。」〔⇒よ【余】

ほかけぶね【帆掛け船】《名詞》 帆を張って、風の力を利用して進む船。「昔・は・ ここらー・の・ 海・でも・ ほかけぶね・が・ よー・ 通り・よっ・た・もん・や。」〔⇒ほまえぶね、ほまえせん〕

ほかす【放下す】《動詞・サ行五段活用》 ①要らないとして投げ出す。「こんな・ 所(とこ)・へ・ ごみ・を・ ほかし・たら・ あか・ん・やろ。」「ご飯・を・ 残し・て・ ほかし・たら・ ばち・が・ あたり・まっ・せ。」「原っぱ・に・ 猫・を・ ほかし・た・ 人・が・ ある・ねん。」②投げる。放る。「下・で・ 受ける・さかい・ その・ 窓・から・ ほかし・てくれ。」③諦めて放棄する。「今度・の・ 試験・は・ 難しー・て・ ほかし・た。」④放置する。関係を持たない。「あんな・ やつ・の・ 言()ー・とる・ 意見・なんか・ ほかし・とけ。」◆「ごみ・を・ ほかし・とく。」は、ごみを捨てておく。「ごみ・を・ ほっ・とく。」は、ごみを片づけないで、放置しておく。⇒すてる、してる、ぽいする、ちゃいする。②③④⇒ほる。 ③④⇒ほったらかす、ほっとく〕■対語=①「ひろう」「ひらう」

ぼかす【暈かす】《動詞・サ行五段活用》 ①色や形などの境目をぼんやりとさせる。「空・の・ 色・を・ ぼかし・て・ 塗る。」②言葉を濁して、はっきりと言わない。「肝腎な・ ところ・を・ ぼかし・て・ 説明し・た・さかい・ 何・の・ こと・やら・ わから・なんだ。」〔⇒ぼやかす〕

ぼかすか《副詞と》 ①激しく殴ったり、殴られたりする様子。「頭・を・ ぼかすかと・ やら・れ・た。」②激しく攻撃したり、されたりする様子。「ぼかすか・ ホームラン・を・ 打た・れ・た。」③乱暴な勢いで何かをする様子。「大根・を・ ぼかすか・ 放(ほ)り込む。」〔⇒ばかすか。①②⇒ぽかすか〕

ぽかすか《副詞と》 ①激しく殴ったり、殴られたりする様子。「ぽかすか・ 殴ら・れ・て・ こぶ・だらけ・に・ なっ・た。」②激しく攻撃したり、されたりする様子。「ぽかすか・ 点・を・ 取ら・れ・て・ 負け・た。」〔⇒ばかすか、ぼかすか〕

ぼかっと《副詞》 きれいに割れる様子。気持ちよく割れる様子。「くす玉・が・ ぼかっと・ 割れ・た。」〔⇒ぽかっと、ばかっと、ぱかっと〕

ぽかっと《副詞》 きれいに割れる様子。気持ちよく割れる様子。「ちょっと・ 包丁(ほちょ)・を・ 入れ・たら・ 西瓜・が・ ぽかっと・ 割れ・た。」〔⇒ぼかっと、ばかっと、ぱかっと〕

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2014年11月18日 (火)

中山道をたどる(282)

須原宿から大井宿まで(12)

 

宿場に入っていく

 

 城跡を下りて、ゆっくりと宿場の方へ下っていきます。中山道の三名石の一つと言われた鯉ケ岩があります。大きな鯉の形をした岩であったそうですが、明治の濃尾大地震で形が変わってしまったそうです。

 その近くに熊谷家住宅(写真・左、9時46分撮影)があります。19世紀はじめに建てられた長屋の一部であるそうですが、南木曽町の有形文化財になっています。中は見物客に開放されています。

 口留番所の跡(写真・中、9時48)がありますが、ここは17世紀半ばまで、関所が置かれていたと言います。

 立派な高札場(写真・右、9時50)があり、その前には水車があります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(682)

「明石日常生活語辞典…ほ」()

 

ほうめん〔ほーめん〕【方面】《名詞》 ①その辺り。そちらの方。「神戸・の・ ほーめん・は・ 雨・が・ 降っ・とる・みたいや。」②ある分野。「美術・の・ ほーめん・が・ 好き・です・ねん。」

ほうもん〔ほーもん〕【訪問】《名詞、動詞する》 よその家などを尋ねること。「先生・が・ 家庭ほーもん・に・ 来る。」

ぼうや〔ぼーや〕【坊や】《名詞》 ①男の子。◆親しんで呼ぶ言葉である。「ぼーや・は・ なんぼ〔=何歳〕・に・ なっ・た・ん・かいな。」②世間のことがよくわかっていない、若い男。「まだ・ ぼーや・や・さかい・ 仕事・の・ しんどさ・が・ わかっ・とら・へん。」⇒ぼうず〕

ぼうよみ〔ぼーよみ〕【棒読み】《名詞、動詞する》 抑揚をつけたり間()を置いたりせずに、同じような調子で読むこと。中身を理解しないで、言葉だけを読むこと。「まるで・ お経・みたいな・ ぼーよみ・は・ あか・ん・よ。」

ほうらく〔ほーらく〕【焙烙】《名詞》 ものを炒るために使う、平たくて底の浅い、素焼きの土鍋。「ほーらく・で・ 豆・を・ 炒る。」

 

ほうらくやき〔ほーらくやき〕【焙烙焼き】《名詞》 ほうらくで焼いたような、固焼きの煎餅。「何・も・ おやつ・が・ ない・さかい・ ほーらくやき・でも・ 作っ・たろ・か。」

ほうりつ〔ほーりつ〕【法律】《名詞》 国会の議決によって制定される、国の決まり。「介護保険・の・ ほーりつ・が・ 変わっ・た。」 

ほうれんそう〔ほーれんそー〕【菠薐草】《名詞》 食用にされる、葉は緑色で根が赤い草。「ポパイ・は・ ほーれんそー・が・ 好き・な・ん・や。」

ほうろう〔ほーろー〕【琺瑯】《名詞》 金属の表面にガラス質の上薬を塗って焼き付けたもの。「ほーろー・の・ 看板」

ほえる【吠える】《動詞・ア行下一段活用》 ①動物が大きな声で鳴く。「動物園・で・ 虎・が・ ほえ・とる。」②人が泣きわめく。声をあげて泣く。「こまい・ 子ー・が・ ほえ・て・ うるさい。」③大きな声で話す。「そないに・ ほえ・んと・ 落ち着い・て・ しゃべり・なはれ。」

ほおかぶり〔ほーかぶり〕【頬被り】《名詞、動詞する》 頭から顔の左右両側などにかけて手拭いなどを巻いて、直射日光が当たらないようにしたり、顔を隠したりすること。「ほーかぶり・を・ せ・んと・ 陽・に・ 焼ける・ぞ。」「ほーかぶりし・て・ 田圃・の・ 仕事・に・ 行く。」〔⇒ほかぶり〕

ホーク〔ほーく〕【英語=fork】《名詞》 洋食で、食べ物を刺して口へ運ぶ道具。「ほーく・で・ 肉・を・ 食べる。」

ホース〔ほーす〕【英語=hoos】《名詞》 水やガスなどを送るために、ゴムやビニールなどで作った、曲げやすい管。「ほーす・で・ 庭・に・ 水・を・ 撒く。」

ほおずき〔ほーずき〕【酸漿】《名詞》 ①口に含んで鳴らして遊ぶことができる、夏に袋のような萼の中に、赤い実が生る草花。「鉢植え・の・ ほーずき」②草花の萼そのもの、またはゴム製で、口の中に入れて鳴らして遊ぶ玩具。「ほーずき・を・ きゅーきゅーと・ 鳴らす。」

ほおたる〔ほーたる〕【蛍】《名詞》 夏の頃に尾のあたりから青白い光を出して飛ぶ、水辺に住む虫。「蚊帳・の・ 中・に・ 捕っ・てき・た・ ほーたる・を・ 放す。」〔⇒ほたる〕

ボート〔ぼーと〕【英語=boat】《名詞》 オールでこぎ進む、西洋風の小さな舟。「明石公園・の・ 剛ノ池・で・ ぼーと・に・ 乗っ・た。」

ボーナス〔ぼーなす〕【英語=bonus】《名詞》 月ごとの給与とは別に、夏季・年末などに支給される金。ほうびとして与える金品。「今年・の・ ぼーなす・は・ 去年・より・も・ ぎょーさん・ 貰(もろ)・た。」〔⇒しょうよ〕

ほおばる〔ほーばる〕【頬張る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ほっぺたが膨らむほどに、口いっぱいに食べ物を入れる。「ほーばっ・た・まま・で・ もの・を・ 言()ー・たら・ 何・ 言()ー・とる・の・か・ わから・へん。」②行おうとしていることが、やや多すぎる状態になっている。仕事の内容が多いので、すべてを扱えない可能性がある。「ちょっと・ ほーばっ・た・ こと・を・ 考え・た・ので・ 全部・は・ でけ・へん・かも・しれ・ん。」〔⇒ほばる〕

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2014年11月17日 (月)

中山道をたどる(281)

須原宿から大井宿まで(11)

 

妻籠城跡から妻籠宿を眺める

 

 蛇石という道標を過ぎて道が二手に分かれるところに来ますが、そこが妻籠城跡への上り道(写真・左、9時13分撮影)になっています。この城は室町時代に築城されたようで、1584(天正12)の小牧・長久手の戦いのときには戦場となり、1600(慶長5年)の関ヶ原の戦いのときにも軍勢が押し寄せたと言われています。

 くねくねと上っていくと、すぐに岡の上(写真・中、9時21)に出ます。木曽の南を固めた城でしょうが、今は何も残っていません。

 主郭のあったところからは妻籠の宿場(写真・右、9時22) が目の下に広がっています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(681)

「明石日常生活語辞典…ほ」()

 

ぼうせん〔ぼーせん〕【棒線】《名詞》 まっすぐに引いた筋。「間違え・た・ん・で・ ぼーせん・を・ 引ー・て・ 書き直す。」〔⇒ぼう〕

ほうせんか〔ほーせんか〕【鳳仙花】《名詞》 夏に赤・白・桃色などの花を横向きにつける草花。「工場・の・ 周り・に・ ほーせんか・が・ 植わっ・とる。」

ほうそう〔ほーそー〕【放送】《名詞、動詞する》 ①電波などを使って、テレビ、ラジオなどの番組を送ること。「夜中じゅー・ テレビ・が・ ほーそーし・とる。」②拡声装置を使って多くの人に伝えること。「拡声器・で・ 村じゅー・に・ ほーそーする。」

ほうそう〔ほーそー〕【疱瘡】《名詞》 高熱と赤い発疹が出る、ウイルスによって伝染する病気。天然痘。「ほーそー・に・ かかっ・たら・ 困る・ぞ。」

ほうそうきょく〔ほーそーきょく〕【放送局】《名詞》 ①テレビ・ラジオなどの番組を制作し、電波などを発射するところ。「昔・は・ 須磨・に・ ほーそーきょく・が・ あっ・た。」②噂などをまき散らす人。「あの・ ほーそーきょく・に・ 言ー・たら・ みんな・に・ 知ら・れ・てまう・ぞ。」

ほうたい〔ほーたい〕【包帯】《名詞》 傷口などを覆うために巻く、布やガーゼなどで作った細長いもの。「でぼちん〔=額〕・に・ ほーたい・を・ 巻い・たり・し・て・ どない・ し・た・ん・や。」

ほうだい〔ほーだい〕【放題】《接尾語》[動詞の連用形や助動詞「たい」の終止形につける] 思う存分にする様子を表す言葉。また、そのままに放置するということを表す言葉。「言いたいほーだい・に・ 言()ー・とる。」「食いほーだい・で・ 二千円・や。」「草・が・ 伸びほーだい・に・ なっ・とる。」

ぼうたかとび〔ぼーたかとび〕【棒高跳び】《名詞、動詞する》 助走をして、棒を使って、高い横木を跳び越す、陸上競技の種目。「ぼーたかとび・は・ 向こー側・の・ マット・の・ 上・に・ 落ちる・ こと・に・ なっ・とる。」

ほうちょう〔ほーちょー、ほーちょ〕【包丁】《名詞》 食べ物や、その原料を切るのに使う刃物。「ほーちょー・で・ 餅・を・ 切る。」〔⇒ほちょ〕

ほうねん〔ほーねん〕【豊年】《名詞》 米などの穀物がよく実り、収穫の多い年。「今年・は・ ありがたい・こと・に・ ほーねん・やっ・た。」

ぼうねんかい〔ぼーねんかい〕【忘年会】《名詞》 年末に、その年の苦労などを忘れるために行う宴会。「明石・の・ 中華料理屋・で・ 会社・の・ ぼーねんかい・を・ する。」

ほうび〔ほーび〕【褒美】《名詞》 褒めて与える品物や金、または、表彰状。「泥棒・を・ つかまえ・て・ ほーび・を・ 貰(もろ)・た。」

ぼうふう〔ぼーふー〕【暴風】《名詞》 荒れ狂って、激しく吹く風。「台風・が・ 近づい・て・ 朝・から・ ぼーふー・が・ 吹い・とる。」

ぼうふざい〔ぼーふざい〕【防腐剤】《名詞》 ものが腐るのを防ぐ薬品。「ぼーふざい・が・ 入っ・とる・ もん・は・ 食い・とー・ない・なー。」

ぼうふら〔ぼーふら〕《名詞》 水たまりなどにいて、体を屈伸させて泳ぐ、蚊の幼虫。「溝・に・ ぼーふら・が・ わい・とる。」

ほうほう〔ほーほー〕【方法】《名詞》 ものごとを達成するために行う手だてや仕方。「それ・しか・ ほーほー・が・ なかっ・た・ん・かいな。」〔⇒ほう〕

ほうぼう〔ほーぼー〕【方々】《名詞》 あちらこちら。広い範囲。「ほーぼー・に・ 知り合い・が・ おる。」「もっと・ ほーぼー・を・ 探さ・んと・ 見つから・へん・やろ。」〔⇒ほうぼら〕

ぼうぼう〔ぼーぼー〕《副詞と》 火が勢いよく燃える様子。また、その音。「たき火・が・ ぼーぼーと・ 燃え・て・ 広がっ・た・さかい・ びっくりし・て・ あわて・た。」

ほうほけきょ〔ほーほけきょ〕《名詞》 緑がかった茶色の体で、早春に美しい声で「ほーほけきょ」と鳴く鳥。「春・に・ なっ・た・さかい・ ほーほけきょー・が・ 鳴い・とる。」◆幼児語。〔⇒うぐいす〕

ほうほけきょ〔ほーほけきょ〕《副詞と》 鴬が鳴く様子。また、その鳴き声。「木ー・に・ とまっ・て・ ほーほけきょー・と・ 鳴い・とる。」

ほうぼら〔ほーぼら〕《名詞》 あちらこちら。広い範囲。「それ・やっ・たら・ ほーぼら・の・ 店・で・ 売っ・とる。」〔⇒ほうぼう〕

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2014年11月16日 (日)

中山道をたどる(280)

須原宿から大井宿まで(10)

 

一里塚や歌碑を見て

 

 集落を過ぎると道はしだいに細くなって、石畳(写真・左、8時55分撮影)になっているところもあります。このあたりは道の両側に竹林が続きます。

 上久保の一里塚(写真・中、8時59)は道の左右にちゃんとした形が残っています。ここまでに小さな石の碑だけのものを、いくつか見ててきましたから、嬉しくなります。枝垂れ桜の木も残っています。

 そこから道を下っていくと、良寛の歌碑(写真・右、9時01)があります。「この暮れのもの悲しきに若草の妻呼び立てて小牡鹿鳴くも」という歌が刻まれています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(680)

「明石日常生活語辞典…ほ」()

 

ほうぎれ〔ぼーぎれ〕【棒切れ】《名詞》 小さく長い木の一部分。木の切れ端。「ぼーぎれ・を・ 集め・て・ 焚き物・に・ する。」

ぼうくうごう〔ぼーくーごー〕【防空壕】《名詞》 戦時中に、空襲から身を守るために作った穴。「昔・は・ 庭・に・ ぼーくーごー・を・ 作っ・とっ・た。」

ぼうくうずきん〔ぼーくーずきん〕【防空頭巾】《名詞》 戦時中に、身を守るために頭にすっぽりと付けた、綿入りの被りもの。「ぼーくーずきん・を・ 被っ・て・ 鞍馬天狗・の・ 真似・を・ する。」

ぼうグラフ〔ぼーぐらふ〕【棒  英語=graph】《名詞》 太い線の形を使って、数・量を表した図表。「ぼーぐらふ・に・ し・たら・ よー・ わかる。」

ぼうけん〔ぼーけん〕【冒険】《名詞、動詞する》 危険が予想されることを、押し切ってすること。「隣・の・ 村・まで・ 行く・の・は・ 子ども・の・ 時・の・ ぼーけん・やっ・た。」

ほうこう〔ほーこー〕【方向】《名詞》 ①ある場所を基準にして、東西南北、前後左右、上下などの向き。おおよそ、それにあたる場所。「駅・を・ 降り・て・から・ ほーこー・が・ わから・ん・よーに・ なっ・た。」②目標としたり向かったりする方向。「自分・に・ 向い・とる・よーな・ ほうこー・の・ 学校・に・ 入り・たい。」〔⇒ほう、ほうがく〕

ほうこう〔ほーこー〕【奉公】《名詞、動詞する》 ①人や国のために尽くすこと。「戦争中・は・ 国・に・ ほーこーせー・と・ 言わ・れ・た・もん・や。」②住み込みで、主人に仕えて働くこと。「大阪・の・ 店・に・ 住み込ん・で・ 三年間・ ほーこーし・た。」

ほうこく〔ほーこく〕【報告】《名詞、動詞する》 ものごとの経過や結果などを知らせること。また、その内容。「出張・の・ ほーこく・を・ する。」

ほうさく〔ほーさく〕【豊作】《名詞》 農作物の出来がよいこと。特に、米がたくさん収穫できること。「今年・も・ ほーさく・で・ ありがたい・ こと・や。」

ほうさん〔ほーさん〕【硼酸】《名詞》 うがい・消毒などに使うもので、硼素を含んだ粉末や結晶。「ほーさん・を・ 溶かし・て・ うがい・を・ する。」

ぼうさん〔ぼーさん〕【坊さん】《名詞》 お寺の住職さん。「ぼーさん・が・ 月参り・に・ 来・てやっ・た。」〔⇒ぼんさん、おじゅっさん〕

ほうじ〔ほーじ〕【法事】《名詞》 故人の追善供養のために命日などに行う仏教の行事。「親父・の・ 三回忌・の・ ほーじ・を・ する。」

ぼうし〔ぼーし〕【帽子】《名詞》 寒暑を防いだり、頭を守ったり、身なりを整えたりするために頭に被るもの。「運動会・で・ ぼーし・の・ 取り合い・を・ し・た。」◆帽子を頭につけることは、「ぼーし・を・ かぶる。」「ぼーし・を・ かむる。」「ぼーし・を・ きる。」と言う。〔⇒シャッポ、シャッポン〕

ぼうじしゃく〔ぼーじしゃく〕【棒磁石】《名詞》 鉄を引きつける性質を持ち、針の指す向きから方位を知る道具で、棒の形をしたもの。「ぼーじしゃく・を・ 糸・で・ ぶらさげ・て・ 北・は・ どっち・か・ 調べる。」

ほうしゃのう〔ほーしゃのー〕【放射能】《名詞》 放射性元素が壊れて変化するときに出すもの。また、そのような現象。「水爆・の・ 実験・の・ ほーしゃのー」

ぼうず〔ぼーず〕【坊主】《名詞》 ①寺の住職。◆ぞんざいな言い方である。「ぼーず・が・ 歩い・とる。」②男の子。◆親しんで呼ぶ言葉である。「うち・の・ ぼーず・は・ 小学校・に・ 行っ・てます・ねん。」③頭髪を短く刈ってある頭や、毛のない頭。「バリカン・で・ ぼーず・に・ 刈る。」⇒ぼうや〕

ぼうず〔ぼーず〕【坊主】《接尾語》[名詞(人を表すものなど)につける] 親しみやあざけりの気持ちを表すために付ける言葉。「ごんたぼーず・が・ ガラス・を・ 割っ・た。」「泣き虫ぼーず」「一年ぼーず」「三日ぼーず」

ぼうずがり〔ぼーずがり〕【坊主刈り】《名詞、動詞する》 頭髪を短く刈ること。また、短く刈った頭。「小学校・の・ 時・は・ みんな・ ぼーずがり・やっ・た。」「野球・の・ 選手・は・ ぼーずがりする。」〔⇒まるがり〕

ぼうすい〔ぼーすい〕【防水】《名詞》 水がしみこまないようにすること。また、そのようにしたもの。「屋上・の・ ぼーすい・の・ 工事・を・ する。」「ぼーすい・の・ 時計」

ほうせき〔ほーせき〕【宝石】《名詞》 光沢・色彩などが美しくて珍重され、産出量が少ない、金属ではない鉱物。「ダイヤモンド・の・ ほーせき」

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2014年11月15日 (土)

中山道をたどる(279)

須原宿から大井宿まで()

 

妻籠に向かって歩く

 

 泊まった中津川の町から引き返して南木曽駅へ戻り、そこから妻籠の方面に向かって歩きます。

 南木曽駅前には信濃路自然歩道としての中山道を表す標柱(写真・左、8時25分撮影)が立っています。中山道は駅の裏側を通っているので、しばらく線路に沿って歩いてから、線路を越えてその道に合流します。

 その合流地点に蒸気機関車を保存・展示した公園があります。D51型の351号機(写真・中、8時33)がどっしりと身を横たえています。あちこちに転じて活躍し、最後は木曽福島機関区に所属した機関車です。木曽路には、電車よりも重厚な機関車がふさわしいと思います。

 そこからは坂を上って、しだいに山に入っていく感じになります。神戸(ごうど)の集落を通って、巴御前の袖振りの松を過ぎると、木曽義仲のかぶと観音(写真・右、8時46)があります。以仁王や源頼政の平家打倒の呼びかけに応じて、義仲が挙兵して京に向かう際に、妻籠城を築き、神戸に祠を建てて観音像を祀ったという言い伝えが残っています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(679)

「明石日常生活語辞典…ほ」()

 

ほいろ【火色】《名詞》 強い熱によって起こる、布や布団などの焼け焦げや変色。火気でほのかに焼けた色になったもの。「炬燵・が・ 強ー・て・ 布団・に・ ほいろ・が・ いっ・た。」

ポイント〔ぽいんと〕【英語=point】《名詞》 鉄道線路の分かれ目で、車両を別の線路に入れる仕掛け。「ぼいんと・を・ 切り替える。」

ぽいんと《副詞》 大きくはないものを投げる様子。「石・を・ 沖・へ・ ぽいんと・ ほる。」〔⇒ぽいと〕

ほう〔ほー〕【方】《名詞》 ①ある場所を基準にして、東西南北、前後左右、上下などの向き。おおよそ、それにあたる場所。「上・の・ ほー・に・ 気・を・ 付け・てください。」「向こう・の・ ほー・を・ 探し・てみ・ます。」②目標としたり向かったりする方向。「音楽・の・ ほー・に・ 進み・たい・と・ 考え・とる。」③分けたときの一つや、一かたまり。「あんた・は・ どっち・の・ ほー・を・ 取り・ます・か。」④分けたときに、そのものが属する側。「クラス・で・は・ 背ー・は・ 高い・ ほー・や・ねん。」⑤占いなどにおける吉凶の場所。「そっち・は・ ほー・が・ 悪い・さかい・ こっち・へ・ 行き・まっ・さ。」①②⇒ほうがく、ほうこう〕

ほう〔ほー〕【法】《名詞》 ①きまり。規則。「そんな・ 理屈・に・ 合わ・ん・ ほー・は・ ない・やろ。」②ものごとを達成するために行う手だてや仕方。「そんな・ ほー・で・ やっ・ても・ あか・ん・やろ。」⇒ほうほう〕

ほう〔ほー〕《感動詞、副詞、形容動詞や》 そうだ。そのようである。「ほー。わかっ・た。」「ほー・か。そん・なら・ わし・も・ 行く・わ。」〔⇒そう〕

ほう〔ほー〕《副詞》 そのように。「ほー・ し・たら・ 勝てる・やろ・か。」◆「ほない」の発音が変化したもの。〔⇒そう、そない、ほない〕

ぼう〔ぼー〕【棒】《名詞》 ①細長い木・竹・金属などでできたもので、手に持てる程度の長さ・重さであるもの。「ぼー・を・ 振り回し・たら・ 危ない・やないか。」②まっすぐに引いた筋。「ぼー・で・ 囲ん・で・ 表・を・ こしらえる。」⇒ぼうせん〕

ぼうあんき〔ぼーあんき〕【棒暗記】《名詞、動詞する》 意味や理屈などを深く考えずに、その言葉や内容をそらで覚えること。「明日・の・ 挨拶・の・ 言葉・を・ ぼーあんきする。」

ぼうえんきょう〔ぼーえんきょー〕【望遠鏡】《名詞》 筒にレンズをはめて、遠くのものを大きく見えるようにした道具や装置。「ぼーえんきょー・で・ 星・を・ 見る。」

ほうか〔ほーか〕【放火】《名詞、動詞する》 悪意を持って、家などにわざと火をつけること。「ゴミ箱・に・ ほーかさ・れ・て・ 困っ・た。」〔⇒ひつけ〕

ぼうがい〔ぼーがい〕【妨害】《名詞、動詞する》 邪魔をすること。さまたげること。「交通・の・ ぼーがい・に・ なる。」

ほうがく〔ほーがく〕【方角】《名詞》 ①ある場所を基準にして、東・西・南・北などの向き。「西・の・ ほーがく・に・ 家島・が・ 見える。」「磁石・で・ ほーがく・を・ 調べる。」②目標としたり向かったりする方向。「海・の・ ほーがく・に・ 向かっ・て・ 歩く。」〔⇒ほう、ほうこう〕

ほうかご〔ほーかご〕【放課後】《名詞》 学校で、その日の授業の終わったあと。「ほーかご・に・ クラブ活動・を・ し・て・から・ 帰っ・てくる。」

ほうかて〔ほーかて〕《接続詞》 そうであっても。「ほーかて・ そんな・ 話・は・ 知ら・なんだ。」〔⇒ほやかて、そうかて、そやかて〕

ほうがんなげ〔ほーがんなげ〕【砲丸投げ】《名詞、動詞する》 重い鉄球を投げて到達距離を競う、陸上競技の種目。「ほーがんなげ・で・ 十メートル・ 投げ・た。」

ほうき〔ほーき〕【箒】《名詞》 ちりや塵を掃き寄せる道具。「ほーき・ 持っ・て・ チャンバラ・を・ する。」

ほうきぐさ〔ほーきぐさ〕【箒草】《名詞》 収穫して箒の材料としても使える、円錐状に小枝を茂らせる草。「ほーきぐさ・を・ 枯らし・て・ ほーき・に・ する。」

ほうきぼし〔ほーきぼし〕【帚星】《名詞》 光の尾を引いて運動をする星。彗星。「ほーきぼし・なんか・ 見・た・ こと・は・ あら・へん。」

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2014年11月14日 (金)

中山道をたどる(278)

須原宿から大井宿まで()

 

南木曽駅で一日が終わる

 

 三留野宿本陣跡(写真・左、1738分撮影)には説明板があります。1880(明治14)7月の大火では74軒の家屋と土蔵8件が焼けたが、明治天皇はその1年前にここに泊まられたと言います。ここは後に地方法務局の出張所として使われたそうです。

 南木曽町は7月初めに土石流に襲われ死者も出ました。JR中央線は1か月近く普通になりました。その土石流の流れた小さな川(写真・中、1745)は今も復旧工事が続いているようです。橋は仮設のものです。川下に中央線の線路が見えます。道の左側には南木曽小学校への石段が見えます。

 道はそのまま線路を越えて町中に入っていって、JR南木曽駅(写真・右、1803)に着きました。ここで1日が終わります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(678)

「明石日常生活語辞典…ほ」()

 

ほ〔ぽ〕【歩】《助数詞》 歩くときに足で踏む回数を表す言葉。「今日・は・ 一万ぽ・も・ 歩い・た・ぜー。」

ほ〔ほー〕【穂】《名詞》 ①米・麦・すすきなどの、茎の先の、花や実が群がって付いているところ。「稲・の・ ほー・が・ 出・てき・た。」②筆などのように、とがっているものの先の部分。「筆・の・ ほー・の・ 先・が・ 割れ・た。」

ほ〔ほー〕【帆】《名詞》 ①風力を使って船を走らせるために、柱を使って高く揚げる、大きな布。「風・が・ ない・さかい・ ほー・を・ 下ろし・た。」②船の帆に使われているような、厚手の布。「ほー・で・ ひよそい〔=日陰を作るための覆い〕・を・ 作る。」

ほい《代名詞》 ①空間的に近くにあるものを指す言葉。「ほい・は・ わし・の・ 帽子・や。」②比較的近い過去を指す言葉。「ほい・から・ 野球・が・ 好き・に・ なっ・た・ん・や。」③前に話題や意識にのぼったことを指す言葉。「ほい・を・ 昨日・ あんた・に・ 頼ん・だ・やろ。」〔⇒ほれ、それ、そい〕■類語=「こい」「あい」「どい」

ほい《感動詞》 自分や相手を、元気づけたり注意をうながしたりするときにかける言葉。「ほい・ そろそろ・ 腰・を・ 上げ・よー・やないか。」〔⇒ほれ、それ〕

ほいから《接続詞》 そのようにして後。その結果。その上に続いて。「市役所・へ・ 行っ・て・ ほいから・ その・ 後・で・ あんたとこ・へ・ 寄る・わ。」〔⇒ほれから、それから、そいから〕

ほいくえん【保育園】《名詞》 幼い子どもを預かって。世話をし守り育てる施設。「ほいくえん・の・ 発表会・を・ 見・に・ 行く。」〔⇒ほいくしょ〕

ほいくしょ【保育所】《名詞》 幼い子どもを預かって。世話をし守り育てる施設。「孫・は・ ほいくしょ・に・ 行っ・て・ます・ねん。」〔⇒ほいくえん〕

ぽいする《動詞・サ行変格活用》 ①要らないとして投げ出す。「落とし・た・ ビスケット・は・ 汚い・さかい・ ぽいし・とき・なさい。」

②空中に物を放り出す。手の力で遠くへ飛ばす。「海・に・ 向かっ・て・ 石・を・ ぽいする。」◆幼児語。⇒すてる、してる、ほかす、ちゃいする。⇒なげる、ほる、ほりなげる〕■対語=①「ひろう」「ひらう」

ほいで《接続詞》 前に述べたことを受けて、(あるいは、前に述べたことを理由として)後のことを述べるのに使う言葉。「ほいで・ それから・ どない・ なり・まし・た・ん・や。」〔⇒ほんで、ほれで、それで〕〔⇒ほれで、ほんで、それで、そんで、そいで〕

ほいでから《接続詞》 それから。「ほいでから・ みんな・で・ うまい・ もの・を・ 食べ・てん。」〔⇒ほいでから、ほんでから、ほてから、そいから、〕

ほいでも《接続詞》 それでも。「ほいでも・ なんぼ・ 考え・ても・ わから・なんだ。」〔⇒ほいでも、ほんでも、そいでも、そんでも〕

ほいに《接続詞》 それに。その上に。「ほいに・ 雨・まで・ 降っ・てき・やがっ・た・ん・や。」〔⇒ほいに、ほれに、それに、そいに〕

ぽいと《副詞》 無造作に放り出したり、投げたりする様子。「道ばた・に・ ぽいと・ ほかし・たら・ あか・ん・やろ。」〔⇒ぽんと、ぽいんと〕

ほいほい《副詞と》 ①軽い気持ちで相手の言うことを受け入れたり、応答したりする様子。軽々しく調子がよい様子。「何・でも・ ほいほい・ 言(ゆ)ー・とっ・たら・ 後・で・ えらい・ こと・に・ なる・ぞ。」②力を合わせるために掛け声をかける様子。また、その掛け声。「よっしゃー・ ほいほい。」

ぼいやり《副詞と、動詞する》 ①形、色、記憶などがはっきりしない様子。「霞・が・ かかっ・て・ 景色・が・ ぼいやり・ し・とる。」②元気がなかったり、気持ちがゆるんでいたりして、意識が明瞭でない様子。「ぼいやりせ・ん・と・ しっかり・ 前・を・ 見・とれ。」③気が利かなかったり、うかつであったりする様子。「ぼいやりし・て・ 挨拶する・の・を・ 忘れ・た。」〔⇒ぼんやり、ぼやんと、ぼやっと。②③⇒ぼやぼや〕

ボイラー〔ぼいらー〕【英語=boiler】《名詞》 工場などで、湯を沸かしたり蒸気を起こしたりする装置。「風呂屋・の・ 大きな・ ぼいらー」

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2014年11月13日 (木)

中山道をたどる(277)

須原宿から大井宿まで()

伝いの道を思い遣る

 JR十二兼駅(写真・左、1621分撮影)には急なカーブを描くホームが見えます。そのまま国道19号を歩き続けます。

 羅天橋のあたり(写真・中、1648)は、木曽路の難所といわれた羅天の桟道があったところです。「すべて山の中である」と言われる木曽路の伝いの道です。両側に山が迫り、鉄道と道路が寄り添い、川に接しているところです。かつての旅の難儀を思い遣ります。

 途中で国道から左に入っていき、鉄道のガードをくぐって歩き、三留野の宿(写真・右、1724)に着きました。ここも大火でかつての姿が消えてしまったと言われています。けれども、わずかに残る家にかつての姿が偲ばれます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(677)

「明石日常生活語辞典…へ」(15)

 

へんじ【返事】《名詞、動詞する》 ①呼びかけに対して反応すること。「呼ば・れ・たら・ へんじせ・な・ あか・ん・やろ。」②受け取った手紙などに書かれていた事柄について、相手に対して答えるもの。そのうち特に、文字で書くもの。「手紙・の・ へんじ・を・ 書く。」

べんじょ【便所】《名詞》 大便や小便を排する場所。「ごめん・ 便所・(を・) 貸し・てくれ・へん・か。」〔⇒せっちん、せんち、せんちょ〕

べんしょう〔べんしょー〕【弁償】《名詞、動詞する》 他人に損害を与えたことに対して、金や品物でつぐないをすること。「野球し・とっ・て ガラス・ めん・で・〔=壊して〕 べんしょーし・た。」

へんしょく【偏食】《名詞、動詞する》 食べ物に好き嫌いがあって、食べるものが片寄ること。好きなものしか食べないこと。「この・ 子・の・ へんしょく・を・ 直さ・な・ あか・ん。」

へんじん【変人】《名詞》 普通の人とは違う性格の持ち主。一般の人とは違う考え方をする人。「へんじん・や・さかい・ 怒らし・たら・ こわい・でー。」〔⇒かわりもん〕

へんそう〔へんそー〕【変装】《名詞、動詞する》 ①本人とは見えないように、姿や形を変えること。また、その姿。「へんそーし・た・ 奴(やつ)・が・ 強盗・に・ 入っ・た・ん・やて。」②何かのモデルとなる人になぞらえて、姿や形を変えること。また、その姿。「江戸時代・の・ 人・に・ へんそーする。」

ペンチ〔ぺんち〕【英語=pinchersから】《名詞》 針金を切ったり、物を挟んだりするのに用いる、鋏の形に似た道具。「折れ・た・ 釘・を・ ぺんち・で・ 抜く。」

へんちくりん【変ちくりん】《形容動詞や》 とても変わっている様子。奇妙に感じられる様子。「こんな・ へんちくりんな・ 字ー・は・ 読ま・れ・へん。」〔⇒へんちょこりん、へんてこりん、へなちょこりん〕

べんちゃら《名詞、動詞する》 相手に迎合した言葉を言うこと。口先だけが上手であること。「べんちゃら・ばっかり・ 言ー・やがっ・て・ ごっつー・ 腹・が・ 立っ・た。」〔⇒おじょうず〕

へんちょこ【変ちょこ】《形容動詞や》 ①普通とは違う、奇妙な様子。「へんちょこな・ 格好(かっこ)・の・ 自動車・が・ 走っ・とる。」②未熟である様子。一人前でない様子。取るに足りない様子。「へんちょこな・ もの・の・ 言い方・を・ し・て・ 生意気や。」〔⇒へなちょこ、へなちょこりん、へんちょこりん〕

へんちょこりん【変なちょこ】《形容動詞や》 ①とても変わっている様子。奇妙に感じられる様子。「へんちょこりんな・ 家・が・ 建っ・とる。」②未熟である様子。一人前でない様子。取るに足りない様子。「へんちょこりんな・ 自転車・の・ 乗り方・を・ し・て・ 危ない。」〔⇒へなちょこりん。⇒へんちくりん、へんてこりん〕

へんてこ【変てこ】《形容動詞や()》 普通とは違う、奇妙な様子。「へんてこな・ 帽子」〔⇒へんちょこ、へなちょこ、へなちょこりん、へんちょこりん〕

へんてこりん【変てこりん】《形容動詞や》 とても変わっている様子。奇妙に感じられる様子。「へんてこりんな・ 絵ー・で・ 何・を・ 書い・とる・の・か・ わから・へん。」〔⇒へんちくりん、へんちょこりん、へなちょこりん〕

べんとう〔べんとー、べんと〕【弁当】《名詞》 ①勤務先、学校、外出先などで食べるために、入れ物に入れて携行する食事。「遠足・に・ 行っ・て・ 山・の・ 上・で・ べんとー・を・ 食べる。」②顔などに付いているご飯粒や、小さな食べ物。「顔・に・ べんとー・が・ 付い・とる・よ。」〔⇒おべん〕

へんとうせん〔へんとーせん〕【扁桃腺】《名詞》 喉の奥にある、卵形をしたリンパ腺。「へんとーせん・が・ 腫れ・て・ のど・が・ 痛い。」

べんとうばこ〔べんとーばこ、べんとばこ〕【弁当箱】《名詞》 携行用の食べ物を入れるために、金属などで作られた容器。「べんとーばこ・の・ 蓋・に・ お茶・を・ 入れ・て・ 飲ん・だ。」「アルミ・の・ べんとばこ」

べんとうもち〔べんとーもち、べんともち〕【弁当持ち】《名詞》 ①通勤・通学に弁当を持って行く人。「べんとーもち・が・ 四人・も・ おる・さかい・ こしらえる・の・が・ たいへんや。」②半日ですまないことを行うこと。弁当を準備した上で仕事をすること。「べんとーもち・や・ないと・ 帰っ・てこ・られ・へん。」◆学校へ行く子どもに対しても、「今日・は・ 昼・まで・で・ 戻る・ん・か。べんとーもち・か。」と尋ねるようなこともあった。

へんぴ【辺鄙】《形容動詞や》 ①中心となるような場所から離れていて、不便である様子。「ここ・から・ 行く・の・は・ へんぴな・ 所・や・なー。」②都会から離れて、開けていない様子。「へんぴな・ 山・の・ 中・に・ 家・が・ 建っ・とる。」「へんぴな・ すっぽこ谷」

ぺんぺん《副詞、動詞する》 軽く叩くこと。「ごんたし・よっ・たら・お尻・ ぺんぺんし・まっ・せ。」◆強く叩く場合は「ぱんぱん」となる。

べんり【便利】《名詞、形容動詞や》 ①移動するのに都合がよいこと。「べんりな・ 所・に・ 住ん・どる。」②役立って具合がよいこと。「べんりな・ 道具・が・ でけ・た・ん・や・なー。」〔⇒べんりええ〕■対語=「ふべん」

べんりええ〔べんりえー〕【便利良い】《形容詞》 ①移動するのに都合がよいこと。「べんりえー・ バス・が・ 走っ・とる。」②役立って具合がよいこと。「べんりええ・ 掃除機・が・ でけ・た・そーや。」〔⇒べんり〕

べんりわるい【便利悪い】《形容詞》 ①移動するのに都合がよくないこと。「遠回りし・て・ 橋・を・ 渡ら・んならん・さかい・ べんりわるい。」②役立たず具合が悪いこと。「大きすぎ・て・ べんりわるい・ 包丁・や。」〔⇒ふべん〕

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2014年11月12日 (水)

中山道をたどる(276)

須原宿から大井宿まで()

 

南木曽町の十二兼へ

 

途中から国道19号に出て歩き続けていますと、前方に野尻洞門(トンネル)(写真・左、1546分撮影)が見えてきました。洞門の外側に道はありません。中を通ることにしますが、歩道は設けられておらず白線が引かれているだけです。出口が見えていますが、大型車とすれ違うときは肝を冷やします。

 洞門を出てから、しばらく下り坂になります。そして、大桑村が終わって南木曽町(写真・中、1603)に入ります。ここから馬籠峠まで南木曽町を歩きます。

 JR十二兼駅の近くには、十二兼の一里塚があったはずですが、ガードレールに付けられている小さな板(写真・右、1620)を見つけました。見過ごしてしまいそうなものです。「一里塚はこの場所にあった。昭和39年建設省国道19号改築工事に伴い形状失われた。江戸へ77里、京都へ59里」とあります。それにしては、下在郷一里塚の通過時刻からの時間が短いことが気になります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(676)

「明石日常生活語辞典…へ」(14)

 

ぺろぺろ《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①すばやくものを食べる様子。「あっという間・に・ ぺろぺろ・ 食ー・ても・た。」②食べ物が柔らかい様子。「ぺろぺろし・た・ 口当たり」③力を入れずに、ものをなめたり吸ったりする様子。「皿・の・ 底・を・ ぺろぺろ・ なめる。」「犬・が・ 水・を・ ぺろぺろ・ 吸ー・とる。」「犬・に・ ぺろぺろと・ なめ・られ・た。」⇒べろべろ〕

べろべろに《副詞》 深く酒に酔っている様子。「べろべろに・ 酔う・まで・ 飲ん・だら・ あか・ん・よ。」〔⇒べろんべろんに、ぐでんぐでんに〕

べろまかす《動詞・サ行五段活用》 自慢たらしく見せつける。触らせたり使わせたりしないようにして、見せる。「お菓子・を・ べろまかし・とい・て・ くれ・へん・ねん。」〔⇒みせびらかす【見せびらかす】

ぺろんと《副詞》 ものが体裁悪く垂れ下がる様子。「背中・の・ 方・から・ シャツ・が・ べろんと・ 出・てまっ・せ。」

べろんべろんに《副詞》 深く酒に酔っている様子。「べろんべろんに・ 酔ー・ても・とる。」◆「べろべろ」よりも程度が進んでいる感じを表す。〔⇒べろべろに、ぐでんぐでんに〕

へん【変】《形容動詞や》 ①おかしい様子。怪しい様子。奇妙な様子。不思議な様子。「あの・ 日・は・ 体・の・ 調子・が・ へんやっ・てん。」②普通でない様子。一般的でない様子。「へんな・ 考え方・を・ し・たら・ 周り・の・ 者・は・ 賛成・を・ し・てくれ・へん。」〔⇒けったい〕

へん《助動詞》 前にある言葉を打ち消すときに使う言葉。「そんな・ こと・ わから・へん。」「これ・から・は・ 二度と・ 行か・へん。」「教え・てもらわ・れ・へん」◆動詞や助動詞に接続し、形容詞や形容動詞には接続しない。形容詞の打ち消しは「まぶし・ない」、形容動詞の打ち消しは「元気や・ない」というようになる。〔⇒ん〕

へん〔べん、ぺん〕【遍】《助数詞》 回数や順序を表す言葉。「神戸・へ・は・ 月・に・ 二・へん・か・ 三・べん・は・ 行く。」「六・ぺん・め・に・ やっと・ 電話・が・ つながっ・た。」「何べん・ 言()ー・たら・ わかる・ん・や。」〔⇒かい、ど〕

べん【弁】《名詞》 話すこと。述べること。話す様子。話すときの言葉の量。「べん・が・ 立つ・ 人」「べん・が・ 多い・ 人・に・ だまさ・れ・ん・よーに・ し・なはれ。」

べん【便】《名詞》 ①体内の要らないものを外に出すこと。通じ。とりわけ、大便。「検便・の・ べん・を・ 持っ・て・ 行く。」②都合がよいこと。「バス・の・ べん・が・ えー・ 所・に・ 住ん・どる。」⇒うんこ、ばば〕

ペン〔ぺん〕【英語=pen。オランダ語=pekから】《名詞》 ①インクを付けて文字などを書く道具。◆万年筆やボールペンのことも指す。「胸・に・ ぺん・を・ 差す。」②色を付けたり錆止めをしたりするために塗る、絵の具を油に溶かしたもの。「板囲い・に・ ぺん・を・ 塗る。」⇒ペンキ〕

へんかった《助動詞》 しなかった、という意味を表す。「行か・へんかったら・ わから・なんだ・やろ。」〔⇒へなんだ、なんだ〕

ペンキ〔ぺんき〕【オランダ語=pekから】《名詞》 色を付けたり錆止めをしたりするために塗る、絵の具を油に溶かしたもの。「家・の・ 腰板・に・ ぺんき・を・ 塗る。」〔⇒ペン〕

べんきょう〔べんきょー、べんきょ〕【勉強】《名詞、動詞する》 ①将来のために、学問や技術などの向上に励むこと。「国語・の・ べんきょー・を・ する。」②商品の値段を、決めていた額より安くすること。「もー・ ちょっと・べんきょーし・て・ほしー・な。」⇒ねびき【値引き】②動詞⇒まける〕

ペンギン〔ぺんぎん〕【英語=penguin】《名詞》 背中は黒く腹は白い色をした紡錘形の体をしていて、短い足で立って歩く、南極地方などにすむ海鳥。「よちよち歩き・の・ ぺんぎん」〔⇒ペンギンちょう〕

ペンギンちょう〔ぺんぎんちょー〕【英語=penguin  鳥】《名詞》 背中は黒く腹は白い色をした紡錘形の体をしていて、短い足で立って歩く、南極地方などにすむ海鳥。「ぺんぎんちょー・は・ 空・を・ よー・飛ば・へん。」〔⇒ペンギン〕

へんくつ【偏屈】《名詞、形容動詞や》 偏ってねじけた性質であること。気難しく頑固であること。「へんくつや・さかい・ つきあいにくい・ 人・や。」〔⇒へんこつ〕

べんごし【弁護士】《名詞》 裁判などで、関係者の権利・利益などを守るために、本人の代理や弁護をする人。「べんごし・を・ 頼ん・で・ 損害賠償・の・ 裁判・を・ する。」

へんこつ【偏骨】《名詞、形容動詞や》 偏ってねじけた性質であること。気難しく頑固であること。「へんこつや・さかい・ じっきに・ 怒っ・てまう・ やつ・や。」〔⇒へんくつ〕

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2014年11月11日 (火)

中山道をたどる(275)

須原宿から大井宿まで()

 

七曲がりの野尻宿

 

 野尻宿に入ります。ここは曲がりくねった町並みになっていて、七曲がりと呼ばれています。道はうねっており、上り下りもありますが、落ち着いた町並みです。脇本陣跡(写真・左、1517分撮影)や宿屋などがあります。

 野尻宿の「西のはずれ」(写真・中、1524)というのがあります。宿場の終わりの家のことです。宿場の始まり、高札場のあったあたりが「東のはずれ」でした。

 周辺には古い社寺が点在して、野尻という何か古風な地名で、古い時代がそのまま残っているような印象が残ります。

 下在郷の一里塚の碑(写真・右、1532)がありますが、これはいかにも新しく設けられた碑の感じがします。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(675)

「明石日常生活語辞典…へ」(13)

 

ぺらぺら《副詞と》 ①とどまるところがないくらい、よく喋る様子。特に、外国語をすらすらと発音する様子。「英語・を・ 上手に・ ぺらぺら・ よー・ 喋る。」◆能力の高さをほめるような気持ちが含まれる。②包み隠すことなく喋る様子。「ぺらぺらと・ 白状し・た。」③重ねた紙やページを次々とめくる様子。「字引・を・ ぺらぺら・ めくっ・て・ 調べる。」①②⇒べらべら〕

ぺらぺら《形容動詞や》 紙などが薄くて弱々しい様子。「ぺらぺらの・ 表紙・や・さかい・ 破れ・そーや。」

へり【縁】《名詞》 ①ものの周りや端の方。中心をはずれた辺り。「畳・の・ へり・を・ 踏ん・だら・ あか・ん・よ。」「座敷・の・ へり・の・ 方・に・ 座る。」「黒板・の・ へり・に・ 書く。」②あたり。近く。「学校・の・ へり・に・ 家・が・ 立っ・とる。」〔⇒ふち【縁】⇒きわ【際】⇒はた【端】

ペリカン〔ぺりかん〕【英語=pelican】《名詞》 くちばしの下側に大きな袋がある水鳥。「ぺりかん・は・ 動物園・に・しか・ おら・へん。」

へりくつ【屁理屈】《名詞》 筋の通らない、勝手な言い分。「へりくつ・ こね・て・ 引き下がら・へん。」

ヘリコプター〔へりこぷたー〕【英語=helicopter】《名詞》 大きなプロペラが機体の上に付いていて、垂直に離着陸し、空中で停まることもできる、比較的小さな航空機。「へりこぷたー・が・ 空・で・ とまっ・とる。」

べりべり《副詞と》 ①紙や薄板などを続けざまに破ったり割ったりする様子。②紙を

べりっと《副詞》 ①紙や薄板などが破れたり割れたりする様子。また、そのときに出る音。「踏ん・だら・ べりっと・ 割れ・ても・た。」②紙を勢いよくはがしたり破ったりする様子。また、そのときに出る音。「ポスター・を・ べりっと・ 破る。」⇒ぺりっと〕

ぺりっと《副詞》 ①紙や薄板などが破れたり割れたりする様子。「下敷き・を・ 曲げ・たら・ ぺりっと・ 折れ・た。」②煎餅などをかみ砕く様子。また、その音。「おかき・を・ ぺりっと・ 噛む。」⇒べりっと〕

続けざまに勢いよくはがしたり破ったりする様子。

ぺりぺり《形容動詞や》 ①もともと柔らかいものが、硬くなる。「焼きすぎ・て・ ホットケーキ・が・ ぺりぺりに・ なっ・た。」②薄いものや紙などを破ったり、折り曲げたりするときの、乾いたような音を表す言葉。「煎餅・を・ ぺりぺり・ 割っ・て・ 食べる。」

へる【減る】《動詞・ラ行五段活用》 ①それまでの数量よりも少なくなる。「不景気・で・ 給料・が・ へっ・た。」②空っぽになる。「腹・が・ へっ・て・ 何・ぞ・ 食い・たい・なー。」■他動詞は「へらす」「へす」

ベル〔べる〕【英語=bell】《名詞》 手で打ったり、電磁石を用いたりして鳴らす鈴。「べる・を・ 押し・て・ 知らす。」「自転車・の・ べる」

ベルト〔べると〕【英語=belt】《名詞》 動力を伝えるために、二つの車に掛け渡す、帯のようなもの。「昔・は・ 精米機・の・ べると・が・ よー・ はずれ・た・もん・や。」

べろ《名詞》 口の中にあって、ものをのみ込んだり、味を感じたり、発音を調整したりするもの。「べろ・ 出し・て・ 笑(わろ)ー・とる。」「べろ・が・ 回っ・とら・へん・さかい・ 何・を・ 言()ー・とる・の・か・ わから・へん。」〔⇒した〕

ぺろっと《副詞》 ①照れるときや反発するときなどに、軽く舌を出す様子。「ぺろっと・ 舌・ 出し・て・ 頭・を・ 掻い・とる。」②全部を食べてしまう様子。「大盛り・の・ うどん・を・ ぺろっと・ たいらげ・ても・た。」③皮膚などの薄いものが、はがれる様子。「火傷し・た・ とこ・の・ 皮・が・ ぺろっと・ むけ・た。」

べろべろ《副詞と、形容動詞や》 ものをなめたり吸ったりする様子。「犬・に・ べろべろ・ なめら・れ・た。」◆「ぺろぺろ」が軽いタッチであるのに対して、「べろべろ」は、ゆっくり、深くなめている感じである。〔⇒ぺろぺろ〕

ぺろぺろ《名詞》 ①わらび餅、プリンなどの、柔らかい食感の食べ物。「」②魚の煮汁がプリン状・プリン状になったもの。「昨日・の・ 魚・の・ 汁・が・ ぺろぺろ・に・ なっ・とる。」

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2014年11月10日 (月)

中山道をたどる(274)

須原宿から大井宿まで()

 

大桑駅のあたりを行く

 

 JR大桑駅(写真・左、1418分撮影)に立ち寄ります。大桑村の名を関する駅ですが、須原宿と野尻宿の間にあって、ちょっと寂しい感じがします。駅が設置されたのもそんなに古くはないようです。駅からしばらく行って、踏切で線路の反対側(北西側)に移ります。

 国道19号に出て歩き続けます。道の左側に道の駅・大桑(写真・中、1445)がありますのでしばらく休みます。

 しばらくして国道から右側に折れて旧道に入ります。中央線を第11仲仙道踏切で越えてから、第12仲仙道踏切(写真・右、1509)で元に返りますが、まだ旧道のままを歩きます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(674)

「明石日常生活語辞典…へ」(12)

 

へばりつく《動詞・カ行五段活用》 強い力でくっつく。離れないように、ぴったりとくっつく。「貝・が・ 岩・に・ へばりつい・とる。」

へばる《動詞・ラ行五段活用》 ①尻をつけて、しゃがむ。「無理し・て・ 走っ・て・ 途中・で・ へばっ・ても・た。」②元気がなくなって弱る。疲れ果てて座り込む。「へばっ・て・ 何・も・ する・ 気ー・が・ 起こら・へん。」③働きなどが止まってしまう。「機械・が・ へばっ・て・ 直さ・んと・ あか・ん・ねん。」④組織などが立ちゆかなくなる。倒産する。「会社・が・ へばら・ん・よーに・ 社長・が・ 頑張っ・とる。」〔⇒へたる、へたばる。①②⇒へたりこむ〕

へび【蛇】《名詞》 細長い円筒形の体で、足がなく、うろこで覆われている動物。「石垣・から・ へび・が・ 頭・を・ 出し・とる。」〔⇒くちな〕

べべ《名詞》 ①体に着るもの。「べべ・を・ 着・んと・ 裸・で・ おっ・たら・ 寒い・ぞ。」②体に着るもので、日本風のもの。和服。「綺麗な・ べべ・を・ 着・て・ 盆踊り・に・ 行く。」◆幼児語。〔⇒ふく、きもの、きもん、きりもん、きるもん〕

へべたい【平べたい】《形容詞》 ぺちゃんとして平らである。薄くて横に広い。扁平である。「雪だるま・が・ 溶け・て・ へべとー・に・ なっ・ても・とる。」「へべたい・ 饅頭」「へべたい・ 胸」〔⇒べちゃこい、ひらべったい〕

へべれけ《形容動詞や》 酒に酔って、自分のことがよくわからない状態。「あの・ 時・は・ へべれけに・ 酔ー・とっ・た。」

へぼ《名詞、形容動詞や》 何かをしたり、作ったりするのがうまくできなくて劣っていること。何かを行った結果が良好でないこと。「へぼ・の・ 将棋」〔⇒へた、へたくそ〕■対語=「じょうず」

へぼい《形容詞》 技量などが劣っている様子。上手とは言えない様子。「お前・の・ 絵ー・は・ へぼい・なー。」■対語=「うまい」

へや【部屋】《名詞》 家や建物の中を仕切を設けて、いくつかに区切った一つ。「勉強する・ へや・が・ 欲しい。」

へら【箆】《名詞》 竹、木、金属などを細長く平らに削り、先を薄くした道具。「粘土細工・に・ へら・を・ 使う。」

べら《名詞》 雄と雌では鮮やかな体の色が異なり、磯などにすんでいる海魚。「べら・釣り・に・ 行っ・たら・ バケツ・に・ いっぱい・ 釣れ・た。」〔⇒あかべら、あおべら〕

へらす【減らす】《動詞・サ行五段活用》 ①それまでの数量よりも少なくする。「買い物・に・ 行く・ 回数・を・ へらす。」「いつ・の・間・に・やら・ 小遣い・の・ 残り・を・ へらし・ても・た。」②空っぽにする。「みんな・ 腹・を・ へらし・て・ 待っ・とる・やろ。」⇒へす〕■自動詞は「へる」

ぺらっと《副詞、動詞する》 ①薄くて弱々しい様子。「ぺらっとし・た・ 紙」②何気なく、抵抗を感じないでしゃべる様子。「ぺらっと・ 口・を・ 滑らし・た。」

へらへっと《副詞》 むやみやたらに。過度にたくさん。へらへっと《副詞》 。たくさん。「へらへっと・ 食べ・たら・ 後・で・ 気分・が・ 悪ー・ なる・ぞ。」〔⇒へっともない、へらへっともない〕

へらへっともない《副詞に、形容動詞や》 むやみやたらに。過度にたくさん。「夏休み・に・ 本・を・ へらへっともないに・ 読ん・だ。」

〔⇒へっともない、へらへっと〕

へらへら《副詞と、動詞する》 ①だらしなく笑う様子。平気なふりをして笑う様子。「へらへら・ 笑(わろ)ー・て・ ごまかし・とる。」②人を馬鹿にするように笑う様子。不真面目な様子を見せて笑う様子。「へらへら・ 笑(わろ)ー・てくさる・さかい・ 腹・が・ 立っ・てん。」③深く考えることをしないで喋る様子。「中身・の・ ない・ 話・を・ へらへらと・ 続ける。」④他の人の意向に従って頭を下げる様子。卑屈な感じで他の人に迎合する様子。「へらへらし・て・ 頭・を・ 下げ続け・とる。」⇒ぺこぺこ〕

べらべら《副詞と》 ①とどまるところがないくらい、よく喋る様子。「電車・の・ 中・で・ べらべらと・ 喋る・ 人・が・ おっ・て・ うるさかっ・た。」②包み隠すことなく、あるいは軽々しく喋る様子。「家・の・ 中・の・ こと・を・ べらべら・ 喋っ・てまう。」◆軽率さを批判するような気持ちが含まれる。〔⇒ぺらぺら〕

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2014年11月 9日 (日)

中山道をたどる(273)

須原宿から大井宿まで()

 

木曽川の水害の記憶

 

 須原宿は現在よりも木曽川に近いところにあったものが、川の氾濫が重なって場所が移ったと言われています。

 定勝寺の前から歩いていくと第9仲仙道踏切(写真・左、1327分撮影)があって、中山道は中央線の南東側に移ります。道がどんどん上っていきますので、線路と木曽川を眺め下ろすことになります。工事中の伊奈川橋のあたりで木曽川の支流を越えます。

 橋場集落を経て、大島集落を歩いていると水害記念碑(写真・中、1358)がありました。木曽川の氾濫によるものでしょうが、いつの水害なのか、碑からは読みとれませんでした。災害を心に留めて備えようということを人々に訴えかけているのです。

 天長院という寺の境内を見てから坂を下っていきます。大島上田沢(写真・右、1416)という川があります。「川」という名でなく「沢」ですが、一級河川と書いてあります。子供釣り専用河川というのが面白いと思います。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(673)

「明石日常生活語辞典…へ」(11)

 

へど【反吐】《名詞》 一度食べたり飲んだりしたものを、吐いて戻すこと。また、吐き戻したもの。「飲み過ぎ・て・ へど・ 吐い・た。」〔⇒げろ、げえ〕

べとつく《動詞・カ行五段活用》 不快感をもよおすほど、ものが粘りついている。「油・が・ 手ー・に・ べとつい・とる。」〔⇒べたつく、べちゃつく、べちょつく〕

へとへと《形容動詞や》 ひどく疲れて、余力がなくなっている様子。「一日中・ 歩き回っ・て へとへとに・ なっ・た。」

べとべと《副詞と、形容動詞や、動詞する》 不快感をもよおすほど、ものが粘りついている様子。湿気を帯びて不快な様子。「汗・ かい・て・ 体じゅー・ べとべとする。」〔⇒べたべた、べちゃべちゃ、べちょべちょ〕

へともおもわん〔へーともおもわん〕【屁とも思わん】《慣用句》 何とも思わない。「この・ぐらい・の・ 山・に・ 登る・こと・は・ へーともおもわん。」◆「へ《名詞》」+「と《格助詞》」+「も《副助詞》」+「おもわ《動詞》」+「ん《助動詞》」があわさったものであるが、「へともおもわへん」などに変化することがある。

へなちょこ【変なちょこ】《形容動詞や》 ①普通とは違う、奇妙な様子。「へなちょこな・ 車・が・ 走っ・とる。」②未熟である様子。一人前でない様子。取るに足りない様子。「へなちょこな・ 弱虫」〔⇒へなちょこりん、へんちょこ、へんちょこりん〕

へなちょこりん【変なちょこ】《形容動詞や》 ①とても変わっている様子。奇妙に感じられる様子。「へなちょこりんな・ 帽子・の・ 被り方・を・ し・とる。」②未熟である様子。一人前でない様子。取るに足りない様子。「腹・が・ 立つ・ほど・ へなちょこりんな・ もの・の・ 言い方・を・ する・ 奴(やつ)・や。」〔⇒へんちょこりん。⇒へんちくりん、へんてこりん〕

へなへな《形容動詞や、動詞する》 ①簡単に曲がったり凹んだりして、形が崩れる様子。「重たい・ もん・を・ ぶらさげ・たら・ 竿・が・ へなへなに・ なっ。た。」「へなへな・の・ ボール紙」②元気がなく弱々しい様子。「ゴール・に・ 着く・なり・ へなへなと・ 座り込ん・でも・た。」

へなんだ《助動詞》 しなかった、という意味を表す。「地震・が・ 起き・へなんだら・ 津波・も・ 起こら・なんだ・ん・や。」〔⇒へんかった〕

べに【紅】《名詞》 ①鮮やかな赤い色。「べに・の・ 梅・の・ 花」②食べ物に鮮やかな赤い色を施す着色料。「べに・で・ 生姜・に・ 色・を・ つける。」③女性が唇に色を添えるために塗る化粧品。「べに・を・ 塗る。」⇒べにいろ。⇒くちべに〕

べにいろ【紅色】《名詞》 鮮やかな赤い色。「べにいろ・の・ 薔薇・の・ 花・が・ よー・ 目立つ。」〔⇒べに〕

べにしょうが〔べにしょーが〕【紅生姜】《名詞》 梅酢に漬けたりして、強い紅色の色づけをした生姜。「焼きそば・に・ べにしょーが・を・ 載せる。」

ペニシリン〔ぺにしりん〕【英語=penicillin】《名詞》 肺炎やおできなどに効く抗生物質。「ぺにしりん・を・ うつ。」

ベニヤ〔べにや〕【英語=veneer】《名詞》 天井板、壁板、家具などに使う、薄い板を何枚か張り合わせて作った板。「天井・に・ べにや・を・ 張る。」〔⇒ベニヤいた〕

ベニヤいた〔べにやいた〕【英語veneer  板】《名詞》 天井板、壁板、家具などに使う、薄い板を何枚か張り合わせて作った板。「べにやいた・で・ 囲い・を・ 作る。」〔⇒ベニヤ〕

へのかっぱ【屁の河童】《形容動詞や》 ものごとを行うのが容易である様子。簡単である様子。「こんな・ 算数・なんか・ へのかっぱや。」

へのつっぱりにもならん〔へーのつっぱりにもならん〕【屁の突っ張りにもならん】《慣用句》 何の役にも立たない。何の力にもならない。「子ども・に・ 手伝(てつど)ー・てもろ・ても・ へーのつっぱりにもならん。」◆「へ《名詞》」+「の《格助詞》」+「つっぱり《名詞》」+「に《格助詞》」+「も《副助詞》」+「なら《動詞》」+「ん《助動詞》」があわさったものであるが、「へのつっぱりにもならへん」などに変化することがある。〔⇒くそのやくにもたたん、まにもひょったんにもあわん〕

へのへのもへの《名詞》 平仮名の文字を用いても、人の顔かたちの絵を描いたもの。また、それを描くときに、一字ずつ描くときに唱える言葉。「へのへのもへの・の・ 顔・の・ 案山子(かかし)

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2014年11月 8日 (土)

中山道をたどる(272)

須原宿から大井宿まで()

 

須原ばねその里

 

 ここは民謡「須原ばねそ」発祥の地(写真・左、1306分撮影)です。ボタンを押すと音楽が流れるようになっています。「ハーヨイコレ 木曽の須原はばねその本場 ホイ いつもさかんに皆踊る」で始まる歌が6番まで書かれています。広い街道の道は、真昼のこととて、人影はありません。

 しばらく行って、長野県西筑摩郡大桑村立須原小学校(写真・中、1309)という門標に驚きます。ここは木曽郡です。

 後で調べたことによりますと、木曽のあたりは元は美濃国の恵那郡に属していたと言います。それが鎌倉時代になって美濃から分離されています。これまで歩き続けてきた木曽谷にある町や村の郡名は、1879(明治12)に西筑摩郡と決められ、その西筑摩郡が1968(昭和43)に木曽郡に改められたそうです。木曽郡という名は50年に満たないのです。戦後のその時期に郡名が改められたというのは、たぶん珍しいことであろうと思います。市町村名はどんどん新しい地名が採用されて、物議をかもすものも多いのですが、現在では実質的な働きが少ない郡名は長く続いた名称が継承されていると思っていました。木曽郡は長い歴史のある郡名だと思っていましたが、そうでもなかったことは驚きでした。

 定勝寺の境内には鶴亀蓬莱庭園があって、その近くに民謡須原ばねその里という碑(写真・右、1317)が立っています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(672)

「明石日常生活語辞典…へ」(10)

 

ぺっちん《名詞》 衣服などの合わせ目をとめる凸型と凹型の、対になった小さな留め金。スナップ。「ぺっちん・が・ はずれ・て・ 背中・が・ 開い・とる。」〔⇒ぴっちん、ホック〕

べっちん【英語=velveteenから。別珍】《名詞》 明治から大正にかけて、服地、足袋、鼻緒地などに広く活用された、綿の糸で織るビロード。「べっちん・の・ 足袋・を・ はく。」

ぺっちん【別珍】《名詞》 軟らかい歯ごたえと、ほのかな甘みが特徴の、明石市で作られている地野菜の瓜。「サラダ・に・ ぺっちん・も・ 入れる。」◆表面がビロードの光沢に似ているので「別珍」と称されたようである。「ぺっちんうり・を・ 浅漬け・に・する。」〔⇒ぺっちんうり〕

ぺっちんうり【別珍瓜】《名詞》 光沢のある濃い緑色の卵形をして、軟らかい歯ごたえと、ほのかな甘みが特徴の、明石市で作られている地野菜の瓜。◆表面がビロードの光沢に似ているので「別珍」と称されたようである。「ぺっちんうり・を・ 浅漬け・に・する。」◆初夏の味として明石の伝統野菜となっている「ぺっちんうり」は、浅漬けや粕漬けとして利用されることが多かったのですが、市内の明石醗酵工業株式会社が、この瓜を使った焼酎「野菜畑 別珍うり」を作ったというニュースが2005年頃にありました。今も作られているかどうかはわかりません。〔⇒ぺっちん〕

へっつい【竈】《名詞》 釜や鍋などをかけて、下から火を燃やして煮炊きするようにしたもの。かまど。「へっついさん・に・ 釜・を・ のせる。」〔⇒くど〕

へっつく《動詞・カ行五段活用》 ①くっついて離れない状態になる。「風・が・ 吹い・て・ 窓・に・ 紙・が・ へっつい・とる。」②男女が親しくなって、同じように行動する。結婚する。「いつも・ へっつい・とる・ 人・が・ おる・やろ。」〔⇒ひっつく〕

ベット〔べっと〕【英語=bed】《名詞》 寝台。「寝とぼけ・て・ べっと・から・ 落ち・た。」◆語末が「ト」となることが多い。

べっとう〔べっとー〕《名詞》 最下位。「頑張っ・た・けど・ べっとー・やっ・てん。」〔⇒べっとくそ、げっとう、げっとくそ〕

へっともない《副詞に、形容動詞や》 むやみやたらに。過度にたくさん。「へっともないに・ 走っ・たら・ こける・ぞ。」〔⇒へらへっともない、へらへっと〕

べっとり《副詞と、動詞する》 粘っこいものなどが一面にくっつく様子。「背中じゅう・ べっとりと・ 汗・を・ かい・た。」◆不快感を表すような場合が多い。

べつに【別に】《副詞》 特にとりたてて。とりわけ、これといって。「べつに・ 話・を・ せ・な・いかん・ こと・は・ あら・へん。」「謝る・ 理由・は・ べつに・ ない・ねん。」

へっぴりごし【屁っ放り腰】《名詞、形容動詞や》 ①体を屈めて、尻を後ろに突き出した腰つき。「へっぴりごし・で・ こけ・そーや。」②自信が持てなくて不安そうな様子。「へっぴりごしで・ 試験・を・ 受け・ても・ 通ら・へん・ぞ。」

べっぴん【別嬪】《名詞》 美しい顔立ちの女性。「お宅・の・ お嬢さん・は・ べっぴんさん・や・なー。」

べつべつ【別々】《名詞、形容動詞や》 ①一人一人が違うこと。一つ一つが違うこと。「子供ら・は・ みんな・ べつべつ・の・ 仕事・を・ し・とる。」②一つ一つが別個であること。別れ別れ。「べつべつに・ し・て・ 郵便・で・ 送り・ます。」「べつべつの・ 時間・に・ 出発する。」

へつりとる《動詞・ラ行五段活用》 削って除く。わざと減らす。「分け前・を・ へつりとら・れ・た。」〔⇒へずりとる〕

へつる《動詞・ラ行五段活用》 少し削って除く。少し減らす。「丸太・を・ へつっ・て・ 細ー・に・ する。」「多すぎる・さかい・ 飯(めし)・を・ ちょっと・ へつっ・てくれ・へん・か。」〔⇒へずる〕

へて《接続詞》 前の事柄に、後ろの事柄が、並列的に付け加わることを表す言葉。「顔・を・ 洗(あろ)・て・ へて・ 髭・を・ 剃っ・た。」〔⇒へて、ほて、ほてから、そして、そうして、そないして〕

へてから《接続詞》 前の事柄に、後ろの事柄が、並列的に付け加わることを表す言葉。「へてから・ 三宮・で・ 買い物・を・ し・まし・た。」〔⇒へて、ほて、ほてから、そして、そうして、そないして〕

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2014年11月 7日 (金)

中山道をたどる(271)

須原宿から大井宿まで()

 

須原宿から歩き始める

 

 9月9日。今回は信濃国の木曽路を歩き終えて、美濃国へ歩を進めることにします。

 木曽谷も終わりに近づきました。中央線須原駅は普通電車しか止まらず、昼間の運転間隔は極端に長くなっています。昼過ぎに須原駅(写真・左、1257分撮影)に着きました。

 早速に歩き始めましたが、水舟の里と言うだけあって、道路を少し進むたびに、サワラの丸太をくり抜いた水舟が置かれています。

 子規の歌「寝ぬ夜半をいかにあかさん山里は月出づるほどの空だにもなし」を刻んだ須原宿の碑(写真・中、1304)があります。

 子規の「桟の記」の一節を刻んだ碑(写真・右、1304)には、須原宿で花漬を2箱買ったことが書かれています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(671)

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ぺっしゃんこ《形容動詞や》 ①押しつけられて、平らになる様子。平らになって薄くて、ふくらみがない様子。「下・の・ 方・に・ 積ん・どっ・た・ 箱・が・ ぺっしゃんこに・ なっ・た。」②極端に薄い様子。「ぺっしゃんこ・の・ ボール紙・や・けど・ 硬い・ねん。」③形勢が悪く、ひどく打撃を受けている様子。やりこめられて、手も足も出ない様子。言い負かされて反論できない様子。「思い切り・ 打ちまくって・ ぺしゃんこに・ し・て・ 勝っ・た。」〔⇒ぺしゃんこ、ぺちゃんこ、ぺっちゃんこ〕

べっそう〔べっそー〕【別荘】《名詞》 景勝地や避暑・避寒に適した土地に、ふだん住む家とは別に作った家。「海・の・ はた・に・ べっそー・が・ 建っ・とる。」

へったくれ《名詞》 とるにたりないもの。価値のないもの。◆悪態をつくようなときに使うことが多い。「小学校・の・ 時代・は・ 宿題・も・ へったくれ・も・ ない・ほど・ 遊び回っ・とっ・た。」

べったり《副詞と、動詞する》 ①粘り着く様子。「糊・が・ べったりと・ つい・とる。」②頼ったりして、相手にくっついている様子。「母親・に・ べったりし・て・ 離れ・へん。」③尻をつけて座り込む様子。「道・に・ べったり・ 座っ・とる。」④いつもそうである様子。そういう状態が続く様子。「一年中・ べったり・ 店・を・ 開け・とる。」

べったん《名詞、動詞する》 相手のものに打ち当てて潜り込ませたり、相手のものを裏返らせたりするための、厚紙で作った長方形または円形の玩具。また、それを使ってする遊び。面子(めんこ)。「プロ野球・の・ 選手・の・ 絵ー・が・ 描い・てある・ べったん」

ぺったんこ《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①ものごとが完全に合う様子。うまい具合に適合する様子。「言()ー・た・ 通り・ ぺったんこや。」「スカート・が・ ぺったんこ・ よー・ 似合(にお)・とる・よ。」②隙間がない様子。「ぺったんこに・ 詰め・て・ 坐る。」③印鑑・スタンプなどを押したり、ものを貼り付けたりすることを、勢いよく行う様子。「ぺったんこと・ 判・を・ 押す。」〔⇒ぴったんこ、ぴったし、ぴったり。⇒びっちり、ぴっちり、ぴたっと。⇒ぺたんと〕

ぺったんこ《名詞、動詞する》 臼と杵を使って、蒸した餅米などを強く押しつぶすように打つこと。「二十九日・に・ ぺったんこ・は・ せー・へん・ねん。」◆幼児語。〔⇒もちつき〕

ぺったんぺったん《副詞と》 ①臼と杵を使って、蒸した餅米などを強く押しつぶすように打つ様子。ものを平たくするために連続してたたく様子。また、その音。「ぺったんぺったんと・ 調子よく・ 餅・を・ つく。」②平らなものが、張りついたり離れたり、または、すれ合ったりする様子。また、その音。「スリッパ・を・ ぺったんぺったん・ 鳴らし・て・ 歩く。」

へっちゃい《形容動詞や、動詞する》 逆さまである様子。互い違いである様子。揃っていない様子。「靴・を・ へっちゃいに・ 履い・とる。」〔⇒へっちゃいこっちゃい、あっちゃいこっちゃい、あっちこっち、あっちゃこっちゃ、へこさか〕

へっちゃいこっちゃい《形容動詞や、動詞する》 逆さまである様子。互い違いである様子。揃っていない様子。「シャツ・を・ 前後ろ・ へっちゃいこっちゃいに・ 着・とる。」「へっちゃいこっちゃいに・ こっち・が・ 怒ら・れ・ても・た。」〔⇒へっちゃい、あっちゃいこっちゃい、あっちこっち、あっちゃこっちゃ、へこさか〕

へっちゃら【平っちゃら】《形容動詞や》 少しも気にかけない様子。物事に驚かないで、落ち着いている様子。「どんな・ こと・ 言わ・れ・ても・ へっちゃらや。」〔⇒へいき〕

ぺっちゃんこ《形容動詞や》 ①押しつけられて、平らになる様子。平らになって薄くて、ふくらみがない様子。「缶缶・が・ ぺっちゃんこに・ なっ・とる。」②極端に薄い様子。「ぺっちゃんこ・の・ カバン・を・ かかえ・て・ 走っ・てき・た。」③形勢が悪く、ひどく打撃を受けている様子。やりこめられて、手も足も出ない様子。言い負かされて反論できない様子。「不合格・に・ なっ・て・ ぺっちゃんこに・ なっ・て・ 何・も・ する・ 気ー・が・ 起こら・へん。」〔⇒ぺしゃんこ、ぺちゃんこ、ぺっしゃんこ〕

べっちょない【別状ない】《形容詞》  とりわけ差し支えは生じない。大丈夫であるから気にしなくてよい。「あんた・が・ 休ん・でも・ べっちょない・さかい・ 気・に・ せ・んとき。」「昨日・の・ 寿司・や・けど・ べっちょない・やろ・か。」「電車賃・は・ 五百円・ あっ・たら・ べっちょない・か。」〔⇒だいじない、だんだい、だんない、かまへん、かめへん、かまん〕

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2014年11月 6日 (木)

中山道をたどる(270)

塩尻宿から須原宿まで(50)

須原宿に着く

 

 須原宿の入り口(写真・左、1110分撮影)には、いくつもの案内板があります。「水舟の里」と書いてあります。

 少し行くとJR須原駅前に出て、そこに須原の一里塚跡の碑

(写真・中、1113)があります。跡地に作られたものです。

 かわいらしい須原駅前に「幸田露伴と須原宿」という碑(写真・右、1115)があって、碑の前に水場があります。文学碑には、露伴は明治22年の冬に木曽路を旅して須原宿に至ったということが書かれて、『風流仏』の文章の一部が刻まれています。

 さて、3泊4日の今回の旅はここまでです。普通電車を待って、中津川を経て名古屋へ出ます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(670)

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ぺちゃんこ《形容動詞や》 ①押しつけられて、平らになる様子。平らになって薄くて、ふくらみがない様子。「鞄・に・ 入れ・とっ・た・ パン・が・ ぺちゃんこに・ なっ・とる。」②極端に薄い様子。「ぺちゃんこの・ 携帯電話」③形勢が悪く、ひどく打撃を受けている様子。やりこめられて、手も足も出ない様子。言い負かされて反論できない様子。「ごっつー・ 怒ら・れ・て・ ぺちゃんこの・ 気持ち・に・ なっ・た。」〔⇒ぺしゃんこ、ぺっしゃんこ、ぺっちゃんこ〕

ぺちゃんと《副詞》 ①踏んだりたたいたりなどして、押しつぶす様子。また、簡単に押しつぶされる様子。「缶詰・の・ 缶・を・ ぺちゃんと・ つぶす。」②尻をつけて坐りこむ様子。「地べた・に・ ぺちゃんと・ 坐る。」

べちょっと《副詞》 ①水分の多いものが、広がってつぶれている様子。②泥やペンキなどを塗りつける様子。〔⇒べとっと〕

べちょべちょ《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①不快感をもよおすほど、ものが粘りついている様子。湿気を帯びて不快な様子。「傘・を・ 忘れ・た・さかい・ 服・が・ べちょべちょに・ なっ・ても・た。」②水分を含んでやわらかくなっている様子。〔⇒べちゃべちゃ。⇒べたべた、べとべと〕

べつ【別】《名詞、形容動詞や》 ①違ったもの。同じでないもの。他のもの。「これ・と・ それ・と・は・ 値段・が・ べつ・に・ なっ・とる。」②普通一般とは違っている様子。「あんた・は・ べつや。」⇒とくべつ〕■対語=②「ふつう」

へっきり【辺っ切り】《名詞、動詞する》 区画を作ること。間に境を作ること。また、そのようにしたもの。「隣・の・ 家・と・の・ へっきり・に・ ブロック・で・ 塀・を・ 作る。」「弁当箱・の・ ごはん・と・ おかず・の・ へっきり」〔⇒しきり、へきり〕

へっきる【辺っ切る】《動詞・ラ行五段活用》 ものとものとを分けて、境目を作る。区切りをつけて分ける。区画を作る。「重箱・を・ へっきっ・て・ 料理・を・ 詰める。」〔⇒しきる、くぎる、へきる〕

へっこます【凹っこます、引っ込ます】《動詞・サ行五段活用》 ①中が低く落ち込むようにさせる。周りよりも低く落ち込むようにさせる。窪ませる。「ボール・を・ 当て・て・ 壁・を・ へっこまし・たら・ あか・ん・ぞ。」②大きなものを、縮むようにさせたり、凹んだようにさせたりする。「運動し・て・ 腹・を・ へっこまし・なはれ。」③人や動物が外に出ないようにさせる。引き下がらせる。「首・を・ へっこまし・て・ 犬小屋・から・ 出さ・さ・ん。」④主だったところ、表になるところから引き下がらせる。「道・から・ へっこまし・て・ 家・を・ 建てる。」〔⇒ひっこます〕■自動詞は「へっこむ」

へっこむ【凹っこむ】《動詞・マ行五段活用》 ①中が低く落ち込む。周りよりも低く落ち込む。窪む。「ボール・が・ 当たっ・て・ 土・の・ 壁・が・ へっこん・だ。」②ふくらんでいたものが、小さくなって縮む。「ボール・に・ 穴・が・ 開い・て・ へっこん・だ。」③人や動物が、中に入って、外に出ない。引き下がる。「寒い・さかいに・ 家・に・ へっこん・どっ・てん。」④主だったところ、表になるところから入り込んでいる。「道・から・ へっこん・だ・ とこ・に・ ある・ 家」①③④⇒ひっこむ、すっこむ。①②⇒へっこむ。⇒しぼむ、すぼむ、しゅぼむ。⇒はいる〕■他動詞は「へっこます」

へっこめる【引っ込める】《動詞・マ行下一段活用》 ①出していたものを、中に入れる。「道・に・ 置か・んと・ 軒・の・ 下・に・ へっこめる。」②いったん言ったり出したりしていたものを、取り下げる。「あの・ 話・は・ へっこめ・とく・ こと・に・ する。」〔⇒ひっこめる、すっこめる〕■自動詞は「へっこむ」

へっこんだ【凹んだ】《名詞》 ①土地が窪んだところ。凹んだ土地。「へっこんだ・の・ 田圃・や・さかい・ 水はけ・が・ 悪い。」「道・の・ へっこんだ・に・ 水・が・ 貯まっ・とる。」②表から奥まったところ。「へっこんだ・で・ 店・を・ し・たら・ 客・が・ 来・ん。」〔⇒ひっこんだ〕

へっしゃげる《動詞・ガ行下一段活用》 ①押しつぶして、ぺしゃんこにする。平らに押しつぶす。「ごみ・を・ 踏ん・で・ へっしゃげ・て・ 袋・に・ 入れる。」②窪ませる。凹ませる。「粘土・を・ へっしゃげ・て・ 薄い・ 茶碗・の・ 形・に・ する。」〔⇒へしゃげる〕■自動詞は「へしゃがる」

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2014年11月 5日 (水)

中山道をたどる(269)

塩尻宿から須原宿まで(49)

 

倉本から神明神社まで

 

 JR倉本駅で塩尻方面行きホームに出てみました。この駅は、中津川方面行きホームには駅を出てガードをくぐって反対側から入ることになっています。ホームの上下線をつなぐ跨線橋や踏切がないのです。中山道は、ガードをくぐって倉本集落へ大回りすることになっています。反対側に出て歩いていると、ちょうど中津川行き電車(写真・左、9時37分撮影)がホームに入ってきました。

 倉本集落は落ち着いたところで大回りする価値がありました。坂を上ったり下りたりした後、ガードをくぐって再び国道19号に出て歩いていると倉本の一里塚(写真・中、1000)があります。これも跡地に作られた碑です。

 国道から右に入った道で、池の尻集落をこえるあたりから雨が厳しく降り出しました。廃屋となっている食堂の軒下でしばらく雨宿りをしましたが、止む気配がないので歩き出しました。木曽川の対岸に桃山発電所が見えます。

 案内板を見て中央線の下をくぐって神明神社へ寄り道します。見応えのある大きな杉(写真・右、1047)が立っています。しばらくすると雨が止んできました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(669)

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ペタル〔ぺたる〕【英語=pedal】《名詞》 自転車・ピアノ・機械などの、足で踏んで操作するところ。「自転車・の・ ぺたる・を・ こい・で・ 坂・を・ 上る。」〔⇒ペダル〕

ペダル〔ぺだる〕【英語=pedal】《名詞》 自転車・ピアノ・機械などの、足で踏んで操作するところ。「オルガン・の・ ぺだる・を・ 踏ん・で・ 鳴らす。」〔⇒ペタル〕

ぺたんと《副詞》 ①ものを平らに貼り付ける様子。「ぺたんと・ 絆創膏・を・ 貼る。」②元気がなくなって坐り込む様子。「板の間・に・ ぺたんと・ 座る。」③印鑑・スタンプなどを押したり、ものを貼り付けたりすることを、勢いよく行う様子。「力・を・ 入れ・て・ ぺたんと・ 紙・を・ 張り付ける。」⇒ぺったんこ〕

へちま【糸瓜】《名詞》 ①夏に黄色い花が咲き、秋に細長い実をつける、つるの長い植物。「へちま・が・ ぶらぶら・ 風・に・ 揺れ・とる。」②糸瓜で作った束子(たわし)。「風呂場・に・ へちま・を・ 置い・ておく。」

へちまにもならん【糸瓜にもならん】《慣用表現》 役に立たない。何の効果もない。「お前・の・ 言()ー・ こと・なんか・ 何・の・ へちまにもならん。」■「へたまもない」「へたまもあらへん」という言い方もする。「意見・を・ 言ー・ても・ 何・の・ へちまもあらへん。」

へちゃ《名詞、形容動詞や》 ①鼻が低いこと。「へちゃや・けど・ 可愛(かい)らしー・ 子ー・や。」②顔が醜いこと。「へちゃや・さかい・ こっち・を・ 向か・んといて。」〔⇒へちゃむくれ〕

へちゃがる《動詞・ラ行五段活用》 ①ぺしゃんこになる。平らに潰れる。「車・に・ ひか・れ・て・ ボール・が・ へちゃがっ・た。」②窪む。凹む。「落とし・たら・ 弁当箱・の・ 隅・が・ へちゃがっ・た。」〔⇒へしゃがる〕■他動詞は「へちゃげる」

ぺちゃくちゃ《副詞と》 口数多く、やかましく喋る様子。「電車・の・ 中・で・ ぺちゃくちゃ・ しゃべる・ やつ・が・ おっ・て・ やかましかっ・た。」〔⇒ぺちゃぺちゃ〕

へちゃげる《動詞・ガ行下一段活用》 ①ぺしゃんこにする。平らに押し潰す。「段ボール・の・ 箱・を・ 踏ん・で・ へちゃげる。」②窪ませる。凹ませる。「缶・の・ 真ん中・へん・を・ ちょっと・ へちゃげる。」〔⇒へしゃげる〕■自動詞は「へちゃがる」

べちゃこい《形容詞》 ぺちゃんとして平らである。薄くて横に広い。扁平である。「べちゃこい・ 顔・ 人」〔⇒へべたい、ひらべったい〕

べちゃっと《副詞、動詞する》 ①やわらかいものが、平らにつぶれる様子。水分を含んでいるものが崩れる様子。「段ボール・の・ 箱・を・ 踏ん・だら・ べちゃっと・ へっこん・だ。」②一面にくっつく様子。一面に浴びる様子。「服・に・ ペンキ・が・ べちゃっと・ つい・た。」〔⇒ぺちゃっと〕

ぺちゃっと《副詞、動詞する》 ①やわらかいものが、平らにつぶれる様子。水分を含んでいるものが崩れる様子。「粘土細工・を・ ぺちゃっと・ つぶし・て・ 作り直す。」②一面にくっつく様子。一面に浴びる様子。「車・に・ 泥・を・ ぺちゃっと・ かけ・られ・た。」〔⇒べちゃっと〕

ぺちゃぺちゃ《副詞と》 ①草履などを履いて、音を立てて歩く様子。また、その音。「長靴・で・ 水・の・ 中・を・ ぺちゃぺちゃ・ 歩く。」②はだしで歩く様子。「廊下・を・ 裸足・で・ ぺちゃぺちゃ・ 歩い・とる。」③口数多く、やかましく喋る様子。「人・が・ 説明し・とる・ん・や・さかい・ ぺちゃぺちゃ・ しゃべら・んとい・てんか。」①②⇒ぺたぺた。⇒ぺちゃくちゃ〕

べちゃべちゃ《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①不快感をもよおすほど、ものが粘りついている様子。湿気を帯びて不快な様子。「汗・ かい・て・ 体じゅー・ べちゃべちゃする。」②水分を含んでやわらかくなっている様子。 びちょびちょ 〔⇒べちょべちょ。⇒べたべた、べとべと〕

へちゃむくれ《名詞、形容動詞や》 ①鼻が低いこと。「でぼちん・が・ 出・て・ へちゃむくれの・ 鼻・や。」②顔が醜いこと。「へちゃむくれや・けど・ 気持ち・の・ 良()ー・ 人」◆女性のことを指して言うことが多い。〔⇒へちゃむくれ〕

 

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2014年11月 4日 (火)

中山道をたどる(268)

塩尻宿から須原宿まで(48)

 

荻原を経て立町へ

 

 荻原の一里塚(写真・左、8時37分撮影)は現存せず、道端に、その跡の場所が示されています。

 荻原集落の水場(写真・中、8時41)には、おいしい水が豊かにあふれ出しています。地元の人がきれいに整備をしています。スポーツキャスターの浅田舞さんが訪れたときの写真も掲げられて、若者も喜びそうな場所です。

 国道19号を歩いたり、左に入って国道に戻ったり、右に入って国道に戻ったりしながら進みます。

 立町集落を過ぎて行くと、木曽川に架かる吊り橋(写真・右、9時11)があります。途中まで歩いて木曽川の流れを眺めてから戻ってきました。川の中の石は、ごつごつしていなくて、丸みをもった可愛らしい石でした。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(668)

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べたあし【べた足】《名詞》 足の裏が平たく、土踏まずの部分がない足。扁平足。「べたあし・で・ ぺたぺたと・ 歩い・ていく。」

へたくそ【下手くそ】《名詞、形容動詞や》 ①何かをしたり、作ったりするのがうまくできなくて劣っていること。また、そのような人をののしって使うことがある。「泳ぐ・の・が・ へたくそ・や。」◆「へた」よりも程度が甚だしい場合に使うことがあるが、「へた」と同等の状態にも使う。②ものごとの対応の仕方が適切でない。「子ども・を・ おこる〔=叱る〕・の・が・ へたくそで・ 喧嘩・みたいに・ なっ・とる。」〔⇒へた、へぼ、まずい〕

べたこい《形容詞》 かなりの厚みがあって、平べったい。「べたこい・ 布(きれ)・や・さかい・ 針・が・ 通ら・へん。」〔⇒ぶてこい〕

べたっと《副詞》 ①べとべとと粘り着く様子。「べたっと・ ペンキ・が・ つい・ても・た。」②広く、一面にわたる様子。「べたっと・ 継ぎ・を・当てる・」③だらしなく、尻をつけて坐り込んでいる様子。「たんぼ仕事・で・ くたびれ・て・ 草・の・ 上・に・ べたっと・ 坐っ・た。」⇒ぺたっと〕

ぺたっと《副詞》 ①小さな紙片などを貼り付ける様子。「本・に・ 付箋・を・ ぺたっと・ 貼る。」②だらしなく、尻をつけて坐り込んでいる様子。「なんぼ・ しんどい・(と・) 言()ー・ても・ 道・の・ 真ん中・で・ ぺたっと・ 坐っ・たら・ あか・ん・がな。」⇒べたっと〕

へたばる《動詞・ラ行五段活用》 ①尻をつけて、しゃがむ。「こんな・ 所(とこ)・に・ へたばっ・たら・ 人・が・ 通ら・れ・へん・やろ。」②元気がなくなって弱る。疲れ果てて座り込む。「今日・は・ 暑(あつ)ー・て・ へたばっ・ても・た。」③働きなどが止まってしまう。「パソコン・が・ へたばっ・た・ので・ 困っ・とる。」④組織などが立ちゆかなくなる。倒産する。「不景気・で・ 会社・が・ へたばっ・ても・た。」〔⇒へたる、へばる。①②⇒へたりこむ〕

べたべた《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①不快感をもよおすほど、ものが粘りついている様子。湿気を帯びて不快な様子。「汗・を・ かい・て・ 下着・が・ べたべたし・て・ 気持ち・が・ 悪い。」②男女が馴れ合ってふざけあっている様子。男女が仲むつまじい様子。「みんな・の・ 前・で・ べたべたせ・んとい・てんか。」③肉親や友人などの間柄で、まとわりつくような感じを見せる様子。「子ども・に・ べたべたし・て・ 情けない・ 親・や。」◆②③は、周囲の者が不快感を感じるほど、度が過ぎている場合に使うことが多い。④紙片などをあちらこちらに、たくさん貼り付ける様子。「壁・に・ べたべたと・ ポスター・を・ 貼ら・んとい・てんか。」⑤印鑑・スタンプなどをやたらに押す様子。「子ども・が・ 面白がっ・て・ べたべた・ スタンプ・を・ 押し・とる。」⇒べとべと、べちゃべちゃ、べちょべちょ。②③⇒いちゃいちゃ。④⑤⇒ぺたぺた〕

ぺたぺた《副詞と》 ①草履などを履いて、音を立てて歩く様子。また、その音。「ゴム草履(じょーり)・で・ ぺたぺた・ 歩く。」②はだしで歩く様子。「靴・を・ 脱い・で・ 雨・の・ 中・を・ 喜ん・で・ ぺたぺた・ 歩い・とる。」③紙片などをあちらこちらに、たくさん貼り付ける様子。「選挙・の・ ポスター・を・ ぺたぺた・ 貼っ・とる。」④印鑑・スタンプなどをやたらに押す様子。「子ども・が・ 判子・を・ ぺたぺた・ 押し・て・ 遊ん・どる。」①②⇒ぺちゃぺちゃ。③④⇒べたべた〕

へたら《接続詞》 そうしたら。「へたら・ それ・は・ 誰・の・ 責任・に・ なる・ん・かいなー。」〔⇒へた、ほたら、ほた、ほしたら、そしたら〕

へたりこむ《動詞・マ行五段活用》 ①べったりと尻をつけて、しゃがむ。「通路・に・ へたりこん・だら・ あか・ん・やんか。」②まったく元気がなくなって弱る。疲れ果てて座り込む。「昨日・ がんばっ・た・さかい・ 今日・は・ へたりこん・で・ 寝・とる・そーや。」〔⇒へたる、へばる、へたばる〕

へたる《動詞・ラ行五段活用》 ①尻をつけて、しゃがむ。「しんど・ なっ・た・さかい・ 木ー・の・ 陰・で・ へたっ・とっ・てん。」「電車・の・ 中・で・ へたっ・たら・ あか・ん・ぞ。」②元気がなくなって弱る。疲れ果てて座り込む。「山登り・の・ 途中・で・ へたっ・ても・た。」③働きなどが止まってしまう。「坂・で・ 自動車・が・ へたっ・とる。」④組織などが立ちゆかなくなる。倒産する。「大地震・で・ 市役所・が・ へたり・そーや。」〔⇒へたばる、へばる。①②⇒へたりこむ〕

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2014年11月 3日 (月)

中山道をたどる(267)

塩尻宿から須原宿まで(47)

 

水の里の小野の滝

 

 寝覚ノ床からの帰りに再び臨川禅寺の境内を通ると、山頭火の句碑(写真・左、7時08分撮影)がありました。「おべんたうを食べて洗うて寝覚の床で」という句が、可愛らしい石に刻まれていました。山頭火には大きな句碑は似合いません。こんな句碑が似つかわしいのです。山頭火の句は水との縁を感じるものがたくさんあります。この句は、寝覚ノ床の川の水です。

 さて、民宿に帰って朝食を食べて、いよいよ出発です。

 坂を下りていって滑川を渡って国道19号へ出ます。しばらく行くと小野の滝(写真・中、8時24)があります。木曽八景の一つでもあり、中山道六十九次に描かれている滝でもあります。布引の滝(神戸市)や箕面の滝と肩を並べる滝であったと、説明板に書かれています。

 その滝(写真・右、8時26)の前を中央線の鉄橋が覆い被さるように横切っているのは残念なことです。木曽駒ヶ岳に源を発し、国道の脇に流れ落ちています。せめて鉄橋の真下まで進んで行ければ、鉄橋の重苦しさを忘れて滝と対峙できるのですが…。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(667)

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へしゃがる《動詞・ラ行五段活用》 ①つぶれて、ぺしゃんこになる。平らに潰れる。「運動会・の・ 組み体操・が・ つぶれ・て・ へしゃがっ・ても・た。」②窪む。凹む。「満員電車・で・ 鞄・が・ へしゃがっ・た。」〔⇒へちゃがる〕■他動詞は「へしゃげる」「へっしゃげる」

へしゃげる《動詞・ガ行下一段活用》 ①押しつぶして、ぺしゃんこにする。平らに押しつぶす。「ビール・の・ 缶・を・ 踏ん・で・ へしゃげる。」②窪ませる。凹ませる。「ちょっと・ へしゃげ・んと・ 中・へ・ 入ら・へん。」〔⇒へちゃげる〕■自動詞は「へしゃがる」

ぺしゃんこ《形容動詞や》 ①押しつけられて、平らになる様子。平らになって薄くて、ふくらみがない様子。「缶・を・ 踏ん・で・ ぺしゃんこに・ する。」②極端に薄い様子。「この頃・の・ テレビ・は・ ぺしゃんこに・ なっ・た。」③形勢が悪く、ひどく打撃を受けている様子。やりこめられて、手も足も出ない様子。言い負かされて反論できない様子。「負け・て・ 気持ち・が・ ぺしゃんこに・ なっ・た。」〔⇒ぺちゃんこ、ぺっしゃんこ、ぺっちゃんこ〕

ぺしゃんと《副詞》 ①押しつけられて、ものが簡単に平らになる様子。「お好み焼き・を・ ぺしゃんと・ 押しつぶす。」②ものが簡単に張りついたり、くっついたりする様子。「ポスター・を・ ぺしゃんと・ 壁・に・ 張る。」③戸などを厳重に閉ざす様子。音を立てて戸などを閉める様子。また、その音。「ぺしゃんと・ 閉め出さ・れ・ても・た。」〔⇒ぴしゃんと〕

べしょべしょ《形容動詞や》 水に濡れている様子。「傘・を・ 忘れ・た・さかい・ 服・が・ べしょべしょに・ なっ・た。」〔⇒べちゃべちゃ、びちゃびちゃ〕

へす【減す】《動詞・サ行五段活用》 それまでの数量よりも少なくする。「当番・の・ 回数・を・ へし・て・ほしー・ねん。」「こないに・ 食べ・られ・へん・さかい・ ご飯・を・ へし・てくれ・へん・か。」〔⇒へらす〕■自動詞は「へる」

へず《助動詞》 打ち消しの意味を表し、そのような結果になっていることを表す言葉。「言()ー・ても・ 聞か・へず・ 困っ・た・ やつ・や。」◆「行か・ん」「行か・へん」は現在や未来のことを表すが、「行か・へず」「行か・へずや」は過去や現在のことを表す。〔⇒へずや〕

へずや《助動詞》 打ち消しの意味を表し、そのような結果になっていることを表す言葉。「聞ー・た・けど・ 行か・へずやっ・てん。」◆「行か・ん」「行か・へん」は現在や未来のことを表すが、「行か・へず」「行か・へずや」は過去や現在のことを表す。〔⇒へず〕

へずりとる《動詞・ラ行五段活用》 削って除く。わざと減らす。「川・の・ 水・で・ 土手・が・ へずりとら・れ・た。」〔⇒へつりとる〕

へずる《動詞・ラ行五段活用》 少し削って除く。少し減らす。「分厚い・ ところ・を・ かんな・で・ へずる。」「ちょっと・ずつ・ へずっ・たら・ 一人分・ぐらい・ でける・やろ。」「予算・を・ へずら・れ・た。」〔⇒へつる〕

へそ【臍】《名詞》 ①腹の真ん中の窪んだところ。「へそ・の・ まわり・が・ 痒(かい)ー。」②ものの真ん中の窪んだり出っ張ったりしているところ。「鉄板・の・ へそ・に・ ゴミ・が・ たまっ・とる。」「饅頭・の・ へそ」

へそくり【臍繰り】《名詞、動詞する》 倹約して、こっそり貯めた金。「へそくり・を・ し・て・ 酒・を・ 飲み・に・ 行く。」〔⇒ないしょがね【内緒金】

へそまがり【臍曲がり】《名詞、形容動詞や()》 性格が素直でないこと。ひねくれて、人と同調しないこと。また、そのような人。「へそまがりで・ 何・でも・ 反対する・ 人・や。」

へた【下手】《形容動詞や、動詞する》 何かをしたり、作ったりするのがうまくできなくて劣っている様子。何かを行った結果が良好でない様子。「歌・は・ ほんまに・ へたや・ねん。」「つきあい・の・ へたな・ 人」◆「へたする」とは、やり方に失敗して、良好でない結果が生じる場合に使う。〔⇒へたくそ、へぼ〕■対語=「じょうず」

へた【蔕】《名詞》 ①果物・野菜などの実の付け根に付いている萼(がく)。「柿・の・ へた・を・ 取っ・て・ 捨てる。」②実で食べにくい場所。「林檎・の・ へた・を 残し・て・ 食べる。」

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2014年11月 2日 (日)

中山道をたどる(266)

塩尻宿から須原宿まで(46)

 

浦島伝説の寝覚ノ床

 

 寝覚ノ床は何度も何度も列車から眺めていますが、実際に足を踏み入れるのは初めてです。列車からだとあっと言う間に見えなくなってしまって、飽き足りない思いでした。

 中央線の下をくぐって川のそばに出ます。列車から見るのと同じ景色(写真・左、6時49分撮影)をゆっくり見ることができます。対岸に切り立っているのが屏風岩です。手前が腰掛岩、その続きにあるのが床岩です。

 こんもりとした緑の中にあるのが浦島堂(写真・中、6時53)です。浦島太郎は海の話ですから、こんな山中に浦島伝説があるのはおかしいとは思いますが、ここに次のような話が伝えられていると言います。帰ってきた浦島太郎には誰一人として知っている人はいなくて、どこをどう通ったともなく山中にたどり着いたというのです。ある日、土産にもらった玉手箱を開けたところ、一度に300歳の老人になってしまって、びっくりして目が覚めたという寝覚め伝説です。

 寝覚ノ床(写真・右、6時57)は、木曽八景の一つで、中央アルプス県立公園に含まれているようです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(666)

「明石日常生活語辞典…へ」()

 

ぺこっと《副詞、動詞する》 ①頭を勢いよく下げて挨拶する様子。「ぺこっと・ お辞儀・を・ する。」②ものの一部分が大きくへこむ様子。また、その音。「お前・が・ 歩い・たら・ 畳・が・ ぺこっとする。」〔⇒ぺこんと。⇒べこっと、べこんと〕

べこべこ《副詞と、形容動詞や、動詞する》 平らなものが歪んでいる様子。しっかりした形を保っていない様子。「べこべこし・た・ 下敷き・や・さかい・ 字ー・を・ 書きにくい。」「廊下・の・ 真ん中・が・ べこべこし・とる。」〔⇒べこんべこん〕

ぺこぺこ《名詞》 小型の蛸を釣るときに使う道具。「ぺこぺこ・で・ 蛸・を・ 釣る。」◆竿を上下させて釣る様子を「ぺこぺこ」と表現した。この道具を現在も使っているかどうかはわからない。

ぺこぺこ《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①強い力を加えなくても、凹む様子。「ビール・の・ 缶・を・ ぺこぺこに・ 潰す。」「ぺこぺこし・た・〔=華奢な〕 アルミ・の・ 缶」②とても空腹である様子。「腹・が・ ぺこぺこや・さかい・ 何・か・ 食べさし・てー・な。」③他の人の意向に従って頭を下げる様子。卑屈な感じで他の人に迎合する様子。「ぺこぺこせ・んと・ もっと・ 胸・を・ 張り・なはれ。」〔⇒ぺこんぺこん。⇒へらへら〕

へこむ【凹む】《動詞・マ行五段活用》 ①中が低く落ち込む。周りよりも低く落ち込む。窪む。「コンクリ・が・ へこん・どる・ とこ・に・ 水・が・ 溜まっ・とる。」

②ふくらんでいたものが、小さくなって縮む。「空気・が・ 抜け・て・ 風船・が・ へこん・だ。」〔へっこむ。⇒しぼむ、すぼむ、しゅぼむ〕■他動詞は「へこます」

べこんと《副詞、動詞する》 ものの一部分が大きくへこむ様子。また、その音。「段ボール・の・ 箱・が・ べこんと・ へちゃがっ・た。」〔⇒べこっと、ぺこっと、ぺこんと〕

ぺこんと《副詞、動詞する》 ①頭を勢いよく下げて挨拶する様子。「ぺこんと・ 頭・を・ さげ・て・ にこっと・ し・た。」②ものの一部分が大きくへこむ様子。また、その音。〔⇒ぺこっと。⇒べこっと、べこんと〕

へこんへこん《名詞、副詞と、動詞する》 ①横隔膜がけいれんのように収縮して、喉から繰り返して声が出ること。しゃっくり。「へこんへこん・が・ なかなか・ 止まら・へん。」②しゃっくりが出ている様子。また、その音。「へこんへこんと・ ゆー・とる。」

べこんべこん《副詞と、形容動詞や、動詞する》 平らなものが歪んでいる様子。きちんとした形を保っていない様子。「べこんべこんの・ セルロイド・の・ おもちゃ」〔⇒べこべこ〕

ぺこんぺこん《副詞と、形容動詞や、動詞する》 ①強い力を加えなくても、凹む様子。「セルロイド・で・ でけ・た・ ぺこんぺこん・の・ 筆箱」②とても空腹である様子。「ぺこんぺこんや・さかい・ もー・ 歩か・れ・へん。」③人の言うことに従って頭を下げる様子。卑屈な感じで頭を下げる様子。「怒ら・れ・て・ ぺこんぺこんする。」〔⇒ぺこぺこ〕

へさいて〔えさいて〕《格助詞》 動作・作用の進む方向を示す言葉。「西・へさいて・ 歩い・た。」「友だち・の・ ところ・へさいて・ お祝い・を・ 送っ・た。」「なんで・ わし・へさいて・ばっかり・ 文句・を・ 言()ー・ん・や。」〔⇒へ、へさして〕

へさして〔えさして〕《格助詞》 ①動作・作用の進む方向を示す言葉。「友だち・の・ 家・へさして・ 歩い・た。」「あいつ・へさして・ 知らし・たっ・てん。」〔⇒へ、へさいて〕

べし《助動詞》 自分の意志や義務感などを表す言葉。「今日中・に・ する・べし・やっ・てん・けど・ でけ・ず・や。」◆「べし」の形だけで、他の活用形はない。

へしぼる《動詞・ラ行五段活用》 ①水気がなくなって、乾ききって、形が小さくなる。「へしぼっ・て・ かすかすの・ 茄子」「石鹸・が・ へしぼっ・て・ 小(こも)ー・に・ なる。」②草や木が生気を失って、ぐったりしたり小さくなったりする。開いていた花が、水分を失って閉じたり小さくなったりする。「水・を・ やら・の・を・ 忘れ・た・さかい・ 畑・の・ 苗・が・ へしぼっ・とる。」③空気が抜けたりして小さくなる。「風船・が・ へしぼっ・ても・た。」〔⇒ひしぼる〕

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2014年11月 1日 (土)

中山道をたどる(265)

塩尻宿から須原宿まで(45)

 

臨川禅寺を通って寝覚へ

 

 雨は上がりつつあるという気配です。早朝、民宿を出て寝覚ノ床に向かいます。寝覚山臨川禅寺(写真・左、6時39分撮影)が寝覚ノ床への入り口です。

 芭蕉の句碑(写真・中、6時40)があります。文字は読み取りにくいのですが、そば札で「昼顔に昼寝せふもの床の山」という句であることがわかります。

 この句は、床の文字が寝覚ノ床を表しているのでしょう。この地にある昼顔の花を観賞しながら昼寝をしたいものだという意味です。昼顔と昼寝という重ね言葉が利いているように思います。それにしても、これは文学的価値よりも、挨拶のような親愛感が出ている句です。

 境内には、謡曲の説明板(写真・右、6時40)もあります。謡曲のことはよく知りませんが、長寿の薬を三度飲んで、三度若返って千年を生きたという三帰り(みかえり)の翁のことが謡われていると言います。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(665)

「明石日常生活語辞典…へ」()

 

べきっと《副詞》 折れたり、ひびが入ったりする様子。また、そのときの音。「台風・で・ 大きな・ 木ー・が・ べきっと・ 折れ・た・」「割り箸・を・ べきっと・ 二つ・に・ 折る。」〔⇒ぼきっと、ぽきっと〕

べきべき《副詞と》 次々と簡単に折れたり、ひびが入ったりする様子。「鉛筆・の・ 芯・が・ べきべきと・ 折れる。」「犬・が・ 暴れ・て・ ひまわり・が・ べきべき・ 折れ・ても・た。」〔⇒ぼきぼき、ぽきぽき〕

へきり【辺切り】《名詞、動詞する》 区画を作ること。間に境を作ること。また、そのようにしたもの。「弁当箱・の・ ご飯・と・ おかず・の・ へきり」〔⇒しきり、へっきり〕

へきる【辺切る】《動詞・ラ行五段活用》 ものとものとを分けて、境目を作る。区切りをつけて分ける。区画を作る。「衝立・で・ 二つ・に・ へきる。」〔⇒しきる、くぎる、へきる、へっきる〕

ぺけ《名詞》 ①ばつ(×)の印。「しけん・に・ ぺけ・が・ いっぱい・ ある・やない・か。」②正しくないこと。誤っていること。「その・ 考え方・は・ ぺけ・や。」〔⇒ぺけぽん。⇒まちがい〕

ぺけぽん《名詞》 ①ばつ(×)の印。「ぺけぽん・が・ ぎょーさん・ つい・とる。」②正しくないこと。誤っていること。「ぺけぽん・ばっかり・で・ 丸・が・ あら・へん。」〔⇒ぺけ。⇒まちがい〕

へこおび【兵児帯】《名詞》 

へこき〔へーこき〕【屁こき】《名詞、動詞する》 ①放屁をすること。「へこきし・た・ん・は・ 誰・や。」②よく放屁する人。「お前・は・ ほんまに・ へこき・や・なー。」⇒へこきむし〕

へこきむし〔へーこきむし〕【屁こき虫】《名詞》 ①触るとくさい臭いを発する、小さな虫。「へこきむし・は・ 触っ・たら・ あか・ん。」②よく放屁する人。「あいつ・は・ 芋・を・ 食()・たら・ へこきむし・に・ なる・ねん。」⇒へこき〕

へこさか《名詞、形容動詞や、動詞する》 上下・左右・前後・表裏などが、逆であること。「草履・を・ へこさかに・ 履い・とる。」〔⇒さか、さかさ、さかさん、さかたん、さかちん、さかとんぶり、さかとんぼ、さかとんぼり、さかとんぶり、あっちゃいこっちゃい、へこちん、へこさかだいみょうじん〕

へこさかだいみょうじん〔へこさかだいみょーじん〕《名詞、形容動詞や、動詞する》 上下・左右・前後・表裏などが、逆であること。「あんた・の・ 履い・とる・ 靴・は・ へこさかだいみょーじんや・で。」〔⇒さか、さかさ、さかさん、さかたん、さかちん、さかとんぶり、さかとんぼ、さかとんぼり、さかとんぶり、あっちゃいこっちゃい、へこちん、へこさか〕

へこたる《動詞・ラ行五段活用》 ①尻をつけて、しゃがむ。「道・で・ へこたっ・たら・ みっともない・ぞ。」②元気がなくなって弱る。それ以上はすることをやめる。「山登り・の・ 途中・で・ へこたっ・ても・た。」〔⇒へこたれる、へたばる〕

へこたれる《動詞・ラ行下一段活用》 ①尻をつけて、しゃがむ。「マラソン・を・ 途中・で・ へこたれ・ても・た。」②元気がなくなって弱る。それ以上はすることをやめる。「へこたら・んと・ ちゃんと・ 試験・を・ 受け・てこい。」〔⇒へこたる、へたばる〕

へこたん《副詞と、動詞する》 びっこをひいている様子。「へこたんと・ し・ながら・ 歩い・とる。」〔⇒ひょこたん、ぴょこたん、ひょこたんひょこたん、ぴょこたんぴょこたん、へこたんへこたん〕

へこたんへこたん《副詞と、動詞する》 びっこをひいている様子。「気の毒な・くらい・ へこたんへこたんし・て・ 歩い・とっ・て・や。」〔⇒ひょこたん、ぴょこたん、へこたん、ひょこたんひょこたん、ぴょこたんぴょこたん〕

へこちん《名詞、形容動詞や、動詞する》 上下・左右・前後・表裏などが、逆であること。「手ー・の・ 挙げ方・が・ へこちんや。」「みんな・と・ へこちんし・たら・ 笑わ・れ・まっ・せ。」〔⇒さか、さかさ、さかさん、さかたん、、さかちん、さかとんぶり、さかとんぼ、さかとんぼり、さかとんぶり、あっちゃいこっちゃい、へこさか、へこさかだいみょうじん〕

べこっと《副詞》 ものの一部分が大きくへこむ様子。また、その音。「弁当箱・を・ 踏ん・でも・たら・ べこっと・ へちゃがっ・た。」〔⇒べこんと、ぺこっと、ぺこんと〕

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