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2014年12月31日 (水)

【掲載記事の一覧】

 2014年が暮れていきます。自然災害の多い年でしたが、人間が地球に住まわせてもらっているからには、免れることのできないことです。自然を作り変えるとか、地球に優しくするとかというのは、人間の思い上がりでしょう。消費を上向きにするとか、人口減少に歯止めをかけるとかというのも、産業や経済に重点を置いた勝手な政策でしょう。スポーツも芸術も商業主義に踊らされてはいけません。人間の内面の追究こそが課題だと思います。

 12月も、「【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典」と「中山道をたどる」とを毎日掲載し続けました。新しい年も継続します。どちらも、春の頃には連載が終了します。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

 

◆【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典 ()(725)~継続

    [2013年1月6日開始~ 最新は20141231日]

 

◆中山道をたどる ()(325)~継続

    [201311月1日開始~ 最新は20141231日]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)~継続

 2014年5月10日開始~ 最新は2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)一旦終了。再開する意思あり。

 2013年4月13日開始~ 最新は2014年5月9日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~継続予定

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)~継続予定

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

 

◆百載一遇 ()()~継続予定

    [2014年1月1日開始~ 最新は2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)~継続予定

    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

 

……【以下は、連載を終了したものです。】……………………

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日開始~2014年4月12日終了]

 

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

 

◆明石日常生活語辞典 ()(1116)

    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日開始~20071212日終了]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日開始~20061231日終了]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日開始~20061226日終了]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日開始~20081125日終了]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日開始~20081113日終了]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日開始~20081215日終了]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日開始~2011年6月1日終了]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日開始~200610月4日終了]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日開始~20061011日終了]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日開始~200611月2日終了]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日開始~20071030日終了]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日開始~20061015日終了]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日開始~200612月7日終了]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日開始~20061222日終了]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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中山道をたどる(325)

大井宿から鵜沼宿まで(25)

 

太田宿に入る

 

 土木学会の土木遺産として登録されている太田橋を渡り終えると美濃加茂市(写真・左、1544分撮影)になります。左へ曲がって川と並行して太田宿に向かいます。

 太田宿(写真・中、1606)まで来ると、中山道69次のうち51番目までたどってきたことになります。古い町並みや枡形なども残っていて、風情のあるところです。町の西の方で、木曽川と飛騨川が合流しています。

 中山道と、飛騨高山に向かう飛騨街道との追分(写真・右、1606)があります。高山方面へは、飛騨川に沿って、JR高山本線と国道41号とが寄り添うように北を目指して延びています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(725)

「明石日常生活語辞典…ま」(21)

 

まま【儘】《名詞》 ①状況・有り様が変わらないこと。「今朝・の・ 電車・は・ 神戸・まで・ 立っ・た・ まま・やっ・た。」②成り行きに任せること。「風・が・ 吹く・ まま・に・ 船・が・ 流さ・れ・た。」③そのものと変わらないこと。そのとおりであること。「人・から・ 聞ー・た・ まま・を・ 伝える。」「見・た・ まま・を・ 報告し・なはれ。」④自分の意思に従っていること。「なんぼ・ 使お・ー・と・ お前・の・ まま・や。」「世・の・ 中・は・ 思う・ままに・は・ いか・へん。」

まま()】《名詞》 ①米、麦などを炊いて主食とするもの。「朝・の・ まま・を・ 卵・を・ かける。」②生命を維持するためにものを食べること。また、その食べ物。「1日・に・ 3べん・ まま・を・ する。」◆①②ともに、やや荒っぽい言葉遣いである。〔⇒めし【飯】、ごはん【ご飯】、まんま()

ままえ〔まーまえ〕【真前】《名詞》 正面。「まあまえ・に・ あんた・が・ 坐っ・とっ・たら・ わし・は・ 何・も・ 言わ・れ・へん・がな。」「学校・の・ まーまえ・の・ 道」

ままおや【継親】《名詞》 血のつながりのない父や母。「ままおや・と・は・ 思わ・れ・へん・ほど・ 仲・が・ 良()ー。」

ままこ【継子】《名詞》 血のつながりのない子。「ままこ・や・けど・ かわいがっ・て・ 育て・とる。」

ままこ【継粉】《名詞》 粉に水を加えてこねるとき、十分にこなれないで、ぶつぶつした状態で残っていること。また、残っているもの。「この・ お好み焼き・ ままこに・ なっ・とる。」

ままごと【飯事】《名詞》 子どもが玩具などを使って、炊事・食事や家庭生活のまねごとをする遊び。「小さい・ 女・の・ 子・と・ いっしょに・ ままごと・を・ し・て・ 遊ん・どる。」

ままたべる【飯食べる】《動詞・バ行下一段活用》 ご飯を食べる。食事をする。◆幼児語。〔⇒まんまたべる、めしたべる〕

ままつぶ【飯粒】《名詞》 米を炊いてできたご飯の粒の一つ一つ。「ままつぶ・は・ ひとっつ・も・ 残さ・ん・よーに・ 食べ・なはれ。」〔⇒ごはんつぶ【ご飯粒】、ごはんつぼ(ご飯粒)、めしつぶ【飯粒】、めしつぼ(飯粒)、ままつぼ(飯粒)

ままつぼ(飯粒)】《名詞》 米を炊いてできたご飯の粒の一つ一つ。「封筒・を・ ままつぼ・で・ 貼り付ける。」〔⇒ごはんつぶ【ご飯粒】、ごはんつぼ(ご飯粒)、めしつぶ【飯粒】、めしつぼ(飯粒)、ままつぶ【飯粒】

ままはは【継母】《名詞》 血のつながりのない母。「ままはは・に・ 育て・てもろ・た。」◆「ままちち」という言葉は使わない。

ままんなか〔まーまんなか〕【真真ん中】《名詞》 まったくの中央部分。まったくの中心部分。「部屋・の・ まーまんなか・に・ 座る。」「まーまんなか・の・ ストライク・を・ 放()る。」〔⇒まっまんなか【真っ真ん中】

まみず【真水】《名詞》 塩気の含まれない水。淡水。「プール・は・ まみず・や・さかい・ 体・が・ 浮きにくい。」■対語=「しおみず【塩水】」

まみれ【塗れ】《接尾語》 体やものに何かがついて、汚れている様子を表す言葉。「泥まみれ」「汗まみれ」「灰まみれ」〔⇒まぶれ(塗れ)

まみれる【塗れる】《動詞・ラ行下一段活用》 汚いと思われるようなものが一面につく。「汗・に・ まみれ・て・ 一生懸命・ 働い・とる。」〔⇒まぶれる(塗れる)

まむし【蝮】《名詞》 頭が三角形をして灰褐色の体に輪状の斑紋がある毒蛇。「山・の・ 中・は・ まむし・が・ おる・かもしれ・ん・ぞ。」〔⇒はめ〕

まめ【豆】《名詞》 大豆・小豆・えんどうなど、鞘の中に種ができる植物。また、その種。「まめ・を・ 食べ・ながら・ ビール・を・ 飲む。」「そらまめ」「枝まめ」「畦まめ」〔⇒まめさん【豆さん】

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2014年12月30日 (火)

中山道をたどる(324)

大井宿から鵜沼宿まで(24)

 

木曽川を渡る

 

 青く塗られた、堂々とした太田橋(写真・左、1537分撮影)が見えてきます。車道と歩道の2本の橋です。1927(昭和2年)に完成した橋によって、渡し場の役目は終わりました。

 橋のたもとに小さな公園(写真・中、1537)があります。今渡の渡し場跡です。中山道の3つの難所を「木曽の桟、太田の渡し、碓氷峠がなくばよい」と謡ったように、この太田の渡しも苦しい場所だったようです。宿場の発展とたび重なる水害によって、渡し場はだんだんと上流に移っていったようです。

 川幅が広く、ゆったりと流れる木曽川(写真・右、1538)を渡ります。水は濁っています。ここは日本ラインの遊船の出発地点でもあります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(724)

「明石日常生活語辞典…ま」(20)

 

まねほど【真似程】《形容動詞や()》 極端に数量が少ない様子。「まねほどの・ 苺・や・けど・ うち・で・ でけ・た・ん・です。」〔⇒めくそほど【目糞程】、まねくそほど【真似糞程】

まのび【間延び】《名詞、動詞する》 間隔が普通以上に長くなること。だらけていて、どことなく締まりがないこと。「長すぎる・ 劇・で・ まのびし・た・ 感じ・やっ・た。」

まびく【間引く】《動詞・カ行五段活用》 ①伸び伸びと生育させるために、込んでいるところを引き抜いて、生えた芽の間をあける。「大根・の・ 芽ー・を・ まびー・て・ おつゆ・に・ 入れる。」②間にあるものを省く。「事故・が・ あっ・た・さかい・ 電車・を・ まびー・て・ 運転し・とる。」

まひげ(眉毛)】《名詞》 目の少し上に、弓状に生えている毛。眉。「まひげ・を・ 剃る。」〔⇒まいげ(眉毛)

まひる【真昼】《名詞》 昼の盛りの時間帯。「まひる・は・ 電気・を・ 消し・とこ・ー。」〔⇒まっぴるま【真っ昼間】、ひなか、ひるひなか、ひるのひなか〕

まぶしい〔まぶしー〕【眩しい】《形容詞》 光が強くて見にくくて、見据えることがしにくい。「お日ーさん・が・ まぶしー。」

まぶす【塗す】《動詞・サ行五段活用》 粉、塩、砂糖などを一面に付ける。振りかけて混ぜて行き渡らせる。「団子・に・ きな粉・を・ まぶす。」「大根・に・ 塩・を・ まぶし・て・ 漬ける。」

まぶた【瞼、目蓋】《名詞》 目の上を覆っていて、目を開け閉めする皮膚。「二重まぶた・が・ かいらしー。」◆「めのふた〔めーのふた〕【目の蓋】」という言い方もする。

まふゆ【真冬】《名詞》 冬のいちばん寒いとき。「まふゆ・は・ 風・が・ 吹く・さかい・ 外・へ・ 出・られ・へん。」■対語=「まなつ」

マフラー〔まふらー〕【英語=muffler】《名詞、動詞する》 寒さを防ぐためや装飾のために、首のまわりに巻くもの。「寒い・さかい・ まふらー・を・ し・て・ 行き・なはれ。」〔⇒くびまき【首巻き】

まぶりさん(守りさん)】《名詞》 社寺が出す、神や仏が災難から守ってくれたり、良いことを起こしてくれるという札。「まぶりさん・を・ 持っ・て・ 試験・を・ 受け・に・ 行く。」〔⇒おまもり【お守り】、おまぼり(お守り)、まもりさん【守りさん】、まぼりさん(守りさん)

まぶれ(塗れ)】《接尾語》 体やものに何かがついて、汚れている様子を表す言葉。「塩まぶれ」「血まぶれ」〔⇒まみれ【塗れ】

まぶれる(塗れる)】《動詞・ラ行下一段活用》 汚いと思われるようなものが一面につく。「塵・の・ 中・に・ まぶれ・た・さかい・ 捨て・ても・た。」〔⇒まみれる【塗れる】

まほ《助動詞》 自分の意志や、他人への誘いかけなどの気持ちを表す言葉。丁寧の意味を表す助動詞「ます」に、意志を表す助動詞「う」が続いてできた「ましょう」の発音が「まほ」に変化したもの。「みんな・で・ 行き・まほ。」「映画・を・ 見・まほ・か。」

まほう〔まほー〕【魔法】《名詞》 人を惑わす不思議な術。「まほー・を・ かけら・れ・た。」

まほうつかい〔まほーつかい〕【魔法使い】《名詞》 人を惑わす不思議な術を使える人。「まほーつかい・の・ お婆さん」

まほうびん〔まほーびん〕【魔法瓶】《名詞》 二層のガラス瓶にして、中に入れた液体などの温度を、長い時間にわたって保てるようにした容器。「冷たい・ お茶・を・ まほーびん・に・ 入れ・て・ 持っ・ていく。」

まぼりさん(守りさん)】《名詞》 社寺が出す、神や仏が災難から守ってくれたり、良いことを起こしてくれるという札。「初詣・で・ まぼりさん・を・ 買う。」〔⇒おまもり【お守り】、おまぼり(お守り)、まもりさん【守りさん】、まぶりさん(守りさん)

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2014年12月29日 (月)

中山道をたどる(323)

大井宿から鵜沼宿まで(23)

 

御嵩から可児市へ

 

 「すげ笠の生国名のれほととぎす」という正岡子規の句碑(写真・左、1422分撮影)があります。

 そして、御嵩町から可児市に入ります。伏見宿から太田宿までの間には、可児市の市域が延びています。ときどき木曽川の流れが目に入ります。都市化されている地域を、車の盛んに行き交う道路の歩道部分を歩きます。

 一里塚の跡(写真・中、1453)という碑がありますが、立ち寄ることはしません。

 美濃太田と多治見を結ぶJR太多線の中仙道踏切(写真・右、1512)を渡ります。中央線は「仲仙道」踏切という文字遣いでしたが、ここは「中仙道」です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(723)

「明石日常生活語辞典…ま」(19)

 

まどわく【窓枠】《名詞》 窓の周りの細い縁取りの材。「まどわく・を・ サッシ・に・ 変える。」

まないた【まな板】《名詞》 料理をするときに、材料を載せて、切ったり刻んだりするための厚い板。「まないた・で・ 刺身・を・ 作る。」

まなか【間中】《名詞》 ①一間の長さの半分。三尺。「まなか・ほど・の・ すだれ・を・ 吊る。」②全体の半分。「せ・な・ いか・ん・ こと・の・ まなか・ほど・が・ でけ・た。」⇒はんけん。⇒まんなか〕

まなし【間なし】《副詞に、形容動詞や》 ①間を置かずにものごとが行われる様子。「朝・も・ 昼・も・ まなしに・ 食べ・とる・ん・や・なー。」②あることが行われた後、時間を置かないで、次のことになること。すぐ後に。「来・た・ん・は・ 電話し・て・から・ まなしや。」⇒しょっちゅう、いつも〕

まなつ【真夏】《名詞》 夏のいちばん暑いとき。「まなつ・は・ 帽子・を・ かぶら・んと・ いか・ん・ぞ。」■対語=「まふゆ」

まにあう【間に合う】《動詞・ワア行五段活用》 ①期限に遅れないように、ものごとを行うことができる。「バス・の・ 時間・に・ まにおー・た。」②とりあえず足りている。十分にある。「塩・や・ 醤油・は・ まにおー・て・ます。」■他動詞は「まにあわす【間に合わす】」

まにあわす【間に合わす】《動詞・サ行五段活用》 ①期限に遅れないように、ものごとを行う。「締め切り・まで・に・ なんとか・ まにあわし・ます。」②その状況をしのぐために、代わりのものなどを使って、その場の役に合わせる。「梯子・が・ なかっ・た・の・で・ 箱・の・ 上・に・ 上っ・て・ まにあわし・た。」■自動詞は「まにあう【間に合う】」

まにあわせ【間に合わせ】《名詞》 その状況をしのぐために、代わりのものなどを使って、その場の役に合わせること。また、そのようにしたもの。「急な・ 雨・に・ おー・て・ まにあわせ・に・ ビニール・の・ 傘・を・ 買()ー・た。」

まにもひょったんにもあわん【間にも瓢箪にも合わん】《慣用句(動詞+助動詞)》 ①時刻に合わない。「今頃・ 家・を・ 出・た・ん・で・は・ まにもひょったんにもあわん。」②役に立たない。「仕事・を・ 頼ん・でも・ まにもひょったんにもあわん・ やつ・や。」◆①②ともに、「まにあわん」の強調表現である。〔②⇒くそのやくにもたたん、へのつっぱりにもならん〕

まぬけ【間抜け】《名詞、形容動詞や(ノ・ナ)》 ①ぼんやりしていて、頼りないところがあること。鋭さに欠けたり手抜かりが生じたりすること。また、そのような人。「定期・を・ 忘れ・て・ まぬけな・ こと・を・ し・た。」②味などに鋭さがないこと。「まぬけな・ 味・の・ わさび」⇒ぬけ【抜け】、ぬけさく【抜け作】

まね【真似】《名詞、動詞する》 ①ほかのものに似せること。「猿・が・ 人・の・ まね・を・ する。」②よくない行動。軽蔑に値する行い。「おかしな・ まね・を・ せ・んとい・て・くれ・へん・か。」

まねくそ【真似糞】《名詞》 極端に僅かな数量。「ほんまに・ まねくそ・です・けど・ 食べ・ておくん・なはれ。」「まねくそ・しか・ 残っ・とら・へん。」

まねくそほど【真似糞程】《形容動詞や()》 極端に数量が少ない様子。「まねくそほど・しか・ おま・へん・ねん。」〔⇒まねほど【真似程】、めくそほど【目糞程】

まねし〔まねしー〕【真似し】《名詞、動詞する》 ①ほかのものに似せること。「あんた・の・ まねし・を・ し・て・ 作っ・てみる。」「まねし・ばっかり・ せ・んと・ 自分・で・ 工夫し・なはれ。」②人の真似をするのが得意な人。「まねしー・に・ 見せ・たら・ また・ まね・を・ する・やろ・なー。」◆①は「まね」と言うのと同じ意味である。〔⇒まね、まねしごんぼ〕

まねしごんぼ〔まねしーごんぼ〕【真似し牛蒡】《名詞、動詞する》 ①ほかのものに似せること。②人の真似をするのが得意な人。「あんた・は・ まねしーごんぼ・や・さかい・ 見ー・に・ 来・んとい・てんか。」

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2014年12月28日 (日)

中山道をたどる(322)

大井宿から鵜沼宿まで(22)

 

寂しい感じの伏見宿

 

 伏見宿も現在の御嵩町に含まれていますが、本陣跡(写真・左、1406分撮影)は碑があるだけで、宿場の面影は薄らいでいます。伏見宿は御嵩宿からも近く、設置されたのも遅かったようですが、木曽川を近くに控えて発展したものと思われます。

 本陣跡の碑のすぐ隣に、これより東が尾張の領であるということを示す碑(写真・中、1406)があります。この碑は撤去されたり移されたりしたようですから、正確な位置を示しているわけではありませんが、ともかく伏見宿のあたりが藩の境界になっていたのでしょう。

 伏見宿の通り(写真・右、1415)は、今ではずいぶん寂しくなっています。ここからは北側を流れる木曽川の気配を感じつつ、西に向かいます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(722)

「明石日常生活語辞典…ま」(18)

 

まつる【纏る】《動詞・ラ行五段活用》 ほつれないようにするために、布の端を折って、内側に縫いつける。「ズボン・の・ 裾・を・ まつる。」

まて【待て】《名詞》 鬼が向こうを向いて10までの数を数えている間に、前に進んでいく、子どもの遊び。振り返るときに「まて」と叫んで、そのとき動いている者がいるとつかまることになる。

まて《名詞》 細長く、食べられる貝。〔⇒まてがい〕

まで《副助詞》 ①目的地を表す。「淡路島・の・ 南・の・ 端・まで・ 行っ・てき・てん。」②時間や数量などの限界を表す。「五時・まで・ 待っ・たる。」「一万円・まで・は・ 出し・てやる・けど・ それ・以上・は・ 自分・で・ 何・とか・ し・て・な。」「水・を・ 半分・ほど・まで・ 入れる。」「半分・まで・ほど・ 入れる。」③強めの働きをする。「後輩・に・まで・ 同情さ・れ・ても・た。」④付け加える働きをする。「家族・の・ 者・まで・ 反対し・よる。」

まてがい【まて貝】《名詞》 細長く、食べられる貝。〔⇒まて〕

まてばし【待てばし】《名詞》 落ち着いて待とうとする気持ちや態度。「子ども・や・さかい・ 欲しなっ・たら・ まてばし・が・ あら・へん。」〔⇒まちばし【待ちばし】

まど【窓】《名詞》 光や風を取り入れたり、外の様子を見たりするために、壁や天井などに作った、開閉できるところ。「まど・の・ ガラス・を・ 拭く。」

まどう《動詞・ワア行五段活用》 他人に与えた損害について弁償する。「ガラス・を・ 割っ・た・ので・ まどー・た。」〔⇒まらう〕

まどぎわ【窓際】《名詞》 窓のすぐそば。「まどぎわ・に・ 鉢植え・の・ 花・を・ 置く。」

まどぐち【窓口】《名詞》 役所・病院などで、部屋の一部を仕切って、書類・品物・金などの受け渡しをするところ。また、その係の人。「まどぐち・で・ 受け付け・を・ し・てもらう。」

まとまる【纏まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①ばらばらであったものが一つになる。「旅行・に・ 持っ・ていく・ もの・が・ まとまっ・た。」「考え・を・ 整理し・て・ なんとか・ 自分・の・ 意見・が・ まとまっ・た。」②意見や考えなどが一致する。結論が導き出される。「市民・の・ 意見・が・ 一つ・に・ まとまっ・た。」③一つのものとして完成する。「みんな・の・ 文章・が・ 一冊・に・ まとまっ・た。」■他動詞は「まとめる」

まとめる【纏める】《動詞・マ行下一段活用》 ①ばらばらであったものを一つにする。「散らかっ・とる・ ごみ・を・ まとめ・て・ 置く。」②意見や考えなどを一致させる。結論を導き出す。「もー・ そろそろ・ 議長・が・ まとめ・な・ あか・ん・やろ。」③一つのものとして完成させる。「撮っ・た・ 写真・を・ アルバム・に・ まとめる。」■自動詞は「まとまる」

まとも《名詞、形容動詞や》 ①真正面の位置。真向かい。「まとも・から・ ぶつかっ・てき・た。」②普通のやり方。一般的な方法。「まともに・ やっ・とっ・たら・ 相手・に・ 勝た・れ・へん。」③本気で取り組むこと。真剣に取り組むこと。人柄が誠実であること。「どっち・でも・ えー・のに・ まともに・ 考え・とる。」〔⇒まじめ【真面目】

まどり【間取り】《名詞》 家の中の部屋の配置。「まどり・を・ 使いやすい・よーに・ 考える。」

まどろこい《形容詞》 早く完成させたり終了させたいと思うのに反して、自分や他の人などの動作や反応が鈍くて、じれったく感じる。思うようにならないで、いらいらする。「まどろこい・ 読み方・を・ せ・んと・ すらすら・ 読め。」〔⇒まどろしい、もどかしい〕

まどろしい〔まどろしー〕《形容詞》 早く完成させたり終了させたいと思うのに反して、自分や他の人などの動作や反応が鈍くて、じれったく感じる。思うようにならないで、いらいらする。「説明・が・ まどろしー・て・ よー・ わから・へん。」〔⇒まどろこい、もどかしい〕

 

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2014年12月27日 (土)

中山道をたどる(321)

大井宿から鵜沼宿まで(21)

 

御嵩から伏見へ

 

 名鉄の御嵩駅(写真・左、1231分撮影)は、広見線の終点ですが、静まり返っています。中山道は線路から離れて北側の道をたどって歩きます。電車の走行音が聞こえてきます。

 関の太郎の首塚(写真・中、1249)というのがあります。乱暴狼藉をはたらいた鬼だそうです。鬼岩公園に住み着いていたのを捕らえて、その首を埋めたところだそうです。

 東海環状自動車道をくぐる手前の食堂で昼食をとり、しばらく休憩します。

 比衣の一里塚跡(写真・右、1342)というのは、土を盛り上げていますが、どうも昔のままのものではないようです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(721)

「明石日常生活語辞典…ま」(17)

 

まっちばり【待っち針】《名詞》 布を縫い合わせるところがずれないようにしたり、その場所の印にしたりするための、頭に小さな玉がついている針。「まっちばり・で・ 印・を・ つけ・とく。」〔⇒まちばり〕

まっちゃ【真っ茶】《形容動詞や》 ①たいへん茶色い様子。「草・が・ 枯れ・て・ まっちゃや。」②茶色以外の色がない様子。「まっちゃ・の・ 靴」〔⇒まっちゃ、まっちゃっちゃ、まっちゃっちゃのちゃ〕

まっちゃっちゃ【真っ茶っ茶】《形容動詞や》 ①たいへん茶色い様子。「鉄管・が・ 錆び・て・ まっちゃっちゃや。」②茶色以外の色がない様子。「塀・を・ まっちゃっちゃに・ 塗る。」〔⇒まっちゃ、まっちゃっちゃ、まっちゃっちゃのちゃ〕

まっちゃっちゃのちゃ【真っ茶っ茶の茶】《形容動詞や》 ①たいへん茶色い様子。「まっちゃっちゃのちゃ・の・ 髪・を・ し・た・ 男・の・ 子」②茶色以外の色がない様子。「まっちゃっちゃのちゃの・ 家」〔⇒まっちゃ、まっちゃっちゃ、まっちゃっちゃのちゃ〕

まっちゃに(松脂)】《名詞》 松の木の幹から出る、ねばねばした液。「松・の・ 木ー・に・ 登っ・たら・ まっちゃに・が・ いっぱい・ つい・た。」〔⇒まつやに【松脂】

まっで《副詞》 完全にそのような状態である様子。「まっで・ 子ども・みたいな・ こと・を・ 言()ー・やがる・ねん。」〔⇒まるで、まんで、まったく〕

マット〔まっと〕【英語=mat】《名詞、動詞する》 体操競技などで使う、厚くて柔らかい敷物。また、それを使った体操競技。「体育館・で・ まっと・の・ 練習・を・ する。」

まつのうち【松の内】《名詞》 正月の松飾りをしておく、1月1日から15日ころまでの期間。◆松飾りを外して「とんど」をするのは15日が多い。「まつのうち・に・ ごたごたし・た・ 話・を・ する・の・は・ やめ・とき・なはれ。」

まつば【松葉】《名詞》 松の木の葉。松の枯れ落ち葉。「まつば・を・ 集め・て・ 燃やす。」〔⇒こくば〕

まつばかき【松葉掻き】《名詞、動詞する》 松の落ち葉を掃き集めること。「がんじき・で・ まつばかき・を・ する。」〔⇒こくばかき〕

まつばぼたん【松葉牡丹】《名詞》 夏から秋にかけて、赤、白、黄色、紫色などの花を咲かせる、背丈の短い草。「まつばぼたん・に・は・ いろんな・ 種類・が・ ある・なー。」〔⇒つめきりそう、ちめきりそう〕

まっぴるま【真っ昼間】《名詞》 昼の盛りの時間帯。「まっぴるま・に・ 泥棒・に・ 入ら・れ・た。」〔⇒まひる【真昼】、ひなか、ひるひなか、ひるのひなか〕

まっぷたつ【真っ二つ】《形容動詞や》 大小の差がほとんどなく、真ん中から二つに分かれている様子。勢いよく二つに割れる様子。「焼き芋・を・ まっぷたつ・に・ 分ける。」

まつむし【松虫】《名詞》 扁平の体で後ろ脚が長く、秋の頃に「チンチロリン」と鳴く昆虫。「涼しー・ なっ・て・ まつむし・の・ 声・も・ 聞こえる・よーに・ なっ・た。」

まっまんなか【真っ真ん中】《名詞》 まったくの中央部分。まったくの中心部分。「神戸・の・ 街・の・ まっまんなか・で・ 買い物・を・ する。」「まっまんなか・の・ 的・に・ 当てる。」〔⇒ままんなか【真真ん中】

まつやに【松脂】《名詞》 松の木の幹から出る、ねばねばした液。「まつやに・が・ 服・に・ つい・て・ 取れ・へん。」〔⇒まっちゃに(松脂)

まつり【祭り】《名詞》 ①神をまつる行事や儀式。「住吉神社・の・ 秋・の・ まつり」②記念・宣伝などのために、にぎやかに行う行事。「公園・の・ 桜まつり」

まつる【祭る、祀る】《動詞・ラ行五段活用》 ①神や仏として、祭壇などを設けてあがめ敬う。神や先祖の霊に対して、供え物や催しをして慰める。「仏壇・で・ 先祖・を・ まつっ・とる。」②お供えをする。「西瓜・を・ 仏壇・に・ まつっ・て・から・ 下げ・て・ 食べる。」

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2014年12月26日 (金)

中山道をたどる(320)

大井宿から鵜沼宿まで(20)

 

御嵩宿に入る

 

 周りに低い山が連なっていますが、平地の道が続きます。しばらく行くと、平安時代の女流歌人、和泉式部の廟所(写真・左、1127分撮影)があります。和泉式部に縁のある場所は他の土地にもありますが、ここの言い伝えは、旅の途中にこの地で病に倒れ鬼岩温泉で湯治したにもかかわらず亡くなったというものです。

 御嵩宿に入ると、商家の竹屋(写真・中、1157)があります。建物は1877(明治10)の建築です。金融業などを手がけた家のようです。

 その隣に中山道みたけ館(写真・右、1203)があります。古代の東山道、和泉式部伝説、中山道の宿場、キリシタン信仰のことなどの展示があり、しばらく時を過ごしました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(720)

「明石日常生活語辞典…ま」(16)

 

まっしろ【真っ白】《形容動詞や》 ①たいへん白い様子。「白粉(おしろい)・を・ 塗っ・て・ 顔・が・ まっしろや。」②白以外の色がない様子。「まっしろな・ 塩」〔⇒まっしろけ、まっしろけのけ〕

まっしろけ【真っ白け】《形容動詞や》 ①たいへん白い様子。「寒ー・て・ 手ー・の・ 先・が・ まっしろけに・ なっ・た。」②白以外の色がない様子。「雪・が・ 降っ・て・ 六甲山・は・ まっしろけや。」〔⇒まっしろ、まっしろけのけ〕

まっしろけのけ【真っ白けのけ】《形容動詞や》 ①たいへん白い様子。「この・塩・は・ ほんまに・ まっしろけのけや・なー。」②白以外の色がない様子。「頭・の・ 毛ー・が・ まっしろけのけに・ なっ・た。」〔⇒まっしろ、まっしろけ〕

まっしろびょうたん〔まっしろびょーたん〕【真っ白瓢箪】《形容動詞や》 たいへん白い様子。一面に白い様子。異常なまでに真っ白である様子。「大病し・て・ 痩せ・て・ まっしろびょーたんに・ なっ・ても・とる。」◆異常なまでに青い場合は「あおびょうたん」「あおびょったん」「あおべったん」と言う。〔⇒まっしろびょったん、まっしろべったん〕■対語=「まっくろびょうたん」

まっしろびょったん【真っ白瓢箪】《形容動詞や》 たいへん白い様子。一面に白い様子。異常なまでに真っ白である様子。「中・が・ まっしろびょったんの・ 西瓜」〔⇒まっしろびょうたん、まっしろべったん〕■対語=「まっくろびょったん」

まっしろべったん【真っ白瓢箪】《形容動詞や》 たいへん白い様子。一面に白い様子。「長い・こと・ 入院し・て・ 体・が・ まっしろべったんに・ なっ・た。」〔⇒まっしろびょうたん、まっしろびょったん〕■対語=「まっしろべったん」

まっすぐ【真っ直ぐ】《形容動詞や(ナ・ノ)》 ①一定の方向に向かった直線で、まったく曲がったところがない様子。「まっすぐな・ 鉄道線路・が・ 続い・とる。」②寄り道などをしないで来る様子。「学校・から・ まっすぐに・ 帰っ・てくる・ん・や・で。」

まった【待った】《名詞、動詞する》 将棋や相撲などで、進行を相手に待ってもらうこと。「まったし・たら・ あか・ん・ねん・で。」

まったく【全く】《副詞》 ①心からそのように思う様子。「まったく・ 困っ・た・ 人・や・なー。」②完全にそのような状態である様子。「私・は・ まったく・ 関係・ あり・ませ・ん。」⇒ほんまに。⇒まるで、まっで〕

まったけ【松茸】《名詞》 ①芳香と風味があって珍重される、秋に赤松の林に生えるきのこ。「香り・の・ えー・ まったけ・を 貰()ろ・た。」②さしている傘が風にあおられて、反対向きに広がること。「まったけ・に・ なっ・て・ 骨・が・ 折れ・た。」

まっただなか【真っ直中】《名詞、形容動詞や》 ①ものごとが行われているときの、いちばん盛んな状態のとき。「紅葉・が・ まっただなか・の・ 季節」②広がりのある空間のうちの、最も真ん中の位置。「大勢・の・ まっただなか・で・ 一人・で・ 歌う。」⇒まっさいちゅう。⇒ままんなか〕

マッチ〔まっち〕【英語=match】《名詞》 軸の先に火薬がつけてあり、箱の側面の塗り薬と摩擦して火を付けるもの。「まっち・ 擦っ・て・ 蝋燭・に・ 火ー・ つけ・てんか。」〔⇒マチ【英語=matchを短く言ったもの】

マッチはり〔まっちはり〕【英語=match  貼り】《名詞、動詞する》 マッチの小箱にする材料を、糊などを使って小箱に組み立てていくという内職作業。「まっちはり・の・ 内職・を・ し・とる・ん・です。」◆かって、神戸から姫路にかけては、全国有数のマッチの生産地帯であった。材料を提供されて、マッチ箱を貼って組み立てるのは、明石などでの内職の代表的な仕事であったときがある。外側(「がー」と言う)を作り上げるのが「がーまき」で、内箱(「ひきだし」と言う)を貼って、底入れする作業などがあった。〔⇒マチはり〕

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2014年12月25日 (木)

中山道をたどる(319)

大井宿から鵜沼宿まで(19)

 

中山道の山間部が終わる

 

 謡坂(うとうざか)石畳(写真・左、1041分撮影)が始まります。その名の由来は、京から江戸へ向かう旅人が、このあたりの坂に息を切らせて、それを紛らわせるために歌を歌いながら上ったことによると言います。私は逆コースであるので下るだけです。

 耳神社(写真・中、1052)は、耳の病にご利益があると伝えられています。耳神社というストレートな命名にびっくりしますが、遠くの人々から信仰を得ていたことは、奉納者の住所からもわかります。

 続いて、牛の鼻欠け坂(写真・右、1105)が始まります。急な上り坂で牛が鼻をひっかけてしまったという、ほほえましい名付けです。私は下っていきますが、確かに傾斜は急です。このあたりで、中山道の山間部の道は終わるのだと、説明板に書いてあります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(719)

「明石日常生活語辞典…ま」(15)

 

まっくらけ【真っ暗け】《形容動詞や》 ①たいへん暗い様子。「停電・で・ まっくらけに・ なっ・た。」②見通しがつかない様子。「不景気・で・ まっくらけや。」〔⇒まっくら、まっくらけのけ〕

まっくらけのけ〔まっくらけのけー〕【真っ暗けのけ】《形容動詞や》 ①たいへん暗い様子。「月・が・ 出・とら・ん・さかい・ まっくらけのけー・の・ 道・を・ 歩い・た。」②見通しがつかない様子。「勉強・が・ 足ら・ん・さかい・ 試験・は・ まっくらけのけーで・ 心配や。」〔⇒まっくら、まっくらけ〕

まっくり【海人草】《名詞》 煎じて虫下しのために使う、深い岩礁に生える海藻。「まっくり・ 飲ん・で・ 回虫・を・ 出す。」〔⇒まくり〕

まっくろ【真っ黒】《形容動詞や》 ①たいへん黒い様子。黒い色が際だっている様子。「まっくろに・ 日焼けし・た。」②黒以外の色がない様子。「まっくろ・の・ 蒸気機関車」〔⇒まっくろけ、まっくろけのけ〕

まっくろけ【真っ黒け】《形容動詞や》 ①たいへん黒い様子。黒い色が際だっている様子。「焼き芋・が・ まっくろけ・に・ 焦げ・ても・た。」②黒以外の色がない様子。「まっくろけ・の・ 犬・が・ 歩い・とる。」〔⇒まっくろ、まっくろけのけ〕

まっくろけのけ【真っ黒けのけ】《形容動詞や》 ①たいへん黒い様子。黒い色が際だっている様子。「ご飯・が・ 焦げ・て・ 底・の・ 方・は・ まっくろけのけや。」②黒以外の色がない様子。「まっくろけ・の・ 鞄」〔⇒まっくろ、まっくろけ〕

まっくろびょうたん〔まっくろびょーたん〕【真っ黒瓢箪】《形容動詞や》 たいへん黒い様子。一面に黒い様子。「まっくろびょーたんの・ 絵ー」〔⇒まっくろびょったん、まっくろべったん〕■対語=「まっしろびょうたん」

まっくろびょったん【真っ黒瓢箪】《形容動詞や》 たいへん黒い様子。一面に黒い様子。「陽・に・ よー・ 焼け・て・ まっくろびょったんに・ なっ・とる。」〔⇒まっくろびょうたん、まっくろべったん〕■対語=「まっしろびょったん」

まっくろべったん【真っ黒瓢箪】《形容動詞や》 たいへん黒い様子。一面に黒い様子。「手ー・が・ まっくろべったん・に・ 汚れ・とる。」〔⇒まっくろびょうたん、まっくろびょったん〕■対語=「まっしろべったん」

まっさいちゅう〔まっさいちゅー〕【真っ最中】《名詞》 最も盛んに行われているとき。それが行われているただ中であるとき。真っ盛り。「運動会・の・ まっさいちゅー・に・ 雨・が・ 降り出し・た。」

まっさお【真っ青】《形容動詞や》 ①たいへん青い様子。青みを帯びている様子。「まっさおな・ 飲み物・は・ ちょっと・ 気持ち・が・ 悪い・なー。」②青以外の色がない様子。「今日・の・ 空・は・ 雲・が・ 無()ー・て・ まっさおや。」③顔色などが優れない様子。「まっさおな・ 顔・を・ し・て・ どない・ し・た・ん。」「寒ー・て・ 唇・が・ まっさおや。」

まっさかさま【真っ逆様】《形容動詞や》 ものがまったく逆である様子。「まっさかさまに・ 頭・から・ 飛び込ん・だ。」

まっさら【真っ新】《形容動詞や()》 まだ一度も使っていない様子。まだ真新しく感じられる様子。「まっさらの・ 服・を・ はじめて・ 着・た。」〔⇒さらっぴん【新っ品】

まっしかく【真四角】《名詞》 辺の長さが同じで、角度がすべて直角の四角形。正方形。「まっしかく・の・ 紙・を・ 四つ・に・ 折る。」〔⇒ましかく、まあしかく〕

まっしょうめん〔まっしょーめん〕【真正面】《名詞》 互いに向き合っている方向。真向かい。「勝つ・ため・に・は・ まっしょーめん・から・ ぶち当たっ・ていけ。」〔⇒ましょうめん、まあしょうめん〕

まっした【真っ下】《名詞》 ①真っ直ぐ下のあたり。「半鐘・の・ まーした・から・ 昇っ・ていく。」②山や丘のふもとのあたり。「山・の・ まっした・の・ 家・は・ 土砂崩れ・が・ 心配や。」■対語=「まっうえ【真っ上】」〔⇒ました【真下】

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2014年12月24日 (水)

中山道をたどる(318)

大井宿から鵜沼宿まで(18)

 

立場、一里塚、そして木賃宿

 

 松の木々がその場所の目印となったと思われる十本木立場(写真・左、1034分撮影)の跡があります。旅する人たちの休憩の場所です。

 謡坂(うとうざか)の一里塚跡(写真・中、1037)は、明治になって払い下げられて取り壊されたものを、1973(昭和48)に復元したと言います。

 安藤広重が浮世絵のモデルにした場所(写真・右、1038)として推定されているところがあります。絵には、木賃宿で談笑する姿が描かれています。薪代だけを宿に支払って自炊をするのが木賃宿です。大名から、木賃宿の利用者まで、さまざまな人が旅をしたのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(718)

「明石日常生活語辞典…ま」(14)

 

まっ【真っ】《接頭語》 純粋にそうである、間違いなくそうである、正確にちょうどそのようである、という意味を添える言葉。「まっ正面・を・ 向い・て・ 話・を・ する。」「まっ黒な・ 服」「まっ白の・ 雪」「まっさらな・ 鉛筆」「まっ正直な・ 人」「まっ黄色」◆接頭語「ま()」がカ行音・サ行音に続くときには「まっ」となることがある。〔⇒ま【真】、まん【真ん】

まっうえ【真っ上】《名詞》 ①真っ直ぐ上のあたり。「アパート・の・ まっうえ・の・ 部屋」②頭の上の近いところ。「天井・が・ 低ー・て・ まっうえ・が・ 鬱陶しー。」■対語=「まっした【真っ下】」〔⇒まうえ【真上】

まっか【真っ赤】《形容動詞や》 ①たいへん赤い様子。「まっかな・ お日ーさん」②赤以外の色がない様子。「まっかに・ 塗りつぶし・た・ 絵ー。」〔⇒まっかいけ、まっかっか、まっかいけのけ、まっかっかのか〕

まっかいけ【真っ赤いけ】《形容動詞や》 ①たいへん赤い様子。「絵の具・で・ 手ー・が・ まっかいけに・ なっ・た。」②赤以外の色がない様子。「夕焼け・で・ そこらじゅー・は・ まっかいけや。」〔⇒まっか、まっかっか、まっかいけのけ、まっかっかのか〕

まっかいけのけ【真っ赤いけのけ】《形容動詞や》 ①たいへん赤い様子。「お猿・の・ お尻・は・ まっかいけのけや。」②赤以外の色がない様子。「上・から・ 下・まで・ まっかいけ・の・ 服・ばっかり・ 着・とる。」〔⇒まっか、まっかいけ、まっかっか、まっかっかのか〕

まっかうり(真桑瓜)】《名詞》 漬け物などにすることが多い、長い楕円の円柱のような緑色の実に、縞模様がある瓜。「大けな・ まっかうり・を・ 貰(もろ)・た。」〔⇒まくわうり【真桑瓜】

まつかさ【松笠】《名詞》 松の木の実。松ぼっくり。「風・が・ 吹い・て・ まつかさ・が・ ぎょーさん・ 落っ・とる。」「まつかさ・に・ ペンキ・を・ 塗っ・て・ おもちゃ・を・ 作る。」

まっかっか【真っ赤っか】《形容動詞や》 ①たいへん赤い様子。「酒・を・ 飲ん・で・ まっかっか・の・ 顔・を・ し・とる。」②赤以外の色がない様子。「まっかっかの・ ランドセル」〔⇒まっか、まっかいけ、まっかいけのけ、まっかっかのか〕

まっかっかのか【真っ赤っかのか】《形容動詞や》 ①たいへん赤い様子。「沈む・ 前・の・ お日ーさん・は・ まっかっかのかや。」②赤以外の色がない様子。「作文・を・ 直さ・れ・て・ 原稿用紙・が・ まっかっかのかや。」〔⇒まっか、まっかいけ、まっかっか、まっかいけのけ〕

まっきいろ〔まっきーろ〕【真っ黄色】《形容動詞や》 ①たいへん黄色い様子。「まっきいろ・の・ セーター」②黄色以外の色がない様子。「まっきーろの・ チューリップ・畑」◆「まっき」という言い方をすることは、ほとんどない。〔⇒まっきっき、まっきっきのき〕

まっきっき〔まっきっきー〕【真っ黄っ黄】《形容動詞や》 ①たいへん黄色い様子。「まっきっき・の・ 濃いー・ 車・が・ 走っ・とる。」②黄色以外の色がない様子。「上・から・ 下・まで・ まっきっき・の・ 海水着」〔⇒まっきいろ、まっきっきのき〕

まっきっきのき〔まっきっきのきー〕【真っ黄っ黄の黄】《形容動詞や》 ①たいへん黄色い様子。「お月さん・の・ 絵ー・を・ まっきっきのきに・ 塗る。」②黄色以外の色がない様子。「菜の花・で・ 畑・が・ まっきっきのきーや。」〔⇒まっきいろ、まっきっき〕

まっくら【真っ暗】《形容動詞や》 ①たいへん暗い様子。「月・が・ 出・とら・ん・さかい・ 道・が・ まっくらや。」②見通しがつかない様子。「どない・ し・たら・ えー・の・か・ まっくらで・ わから・ん。」〔⇒まっくらけ、まっくらけのけ〕

まっくらがり【真っ暗がり】《名詞、形容動詞や》 全く暗いこと。何も見えないこと。また、そのような場所。「まっくらがり・を・ 懐中電灯・を・ 手ー・で・ 探す。」「停電・で・ 家・の・ 中・は・ まっくらがりに・ なっ・た。」

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2014年12月23日 (火)

中山道をたどる(317)

大井宿から鵜沼宿まで(17)

 

旅人を思い、馬を思う

 

 酒造業を営んだ山内嘉助屋敷跡(写真・左、9時51分撮影)があります。大名の休憩場所として利用されたり、旅人を泊めたりしたとも言われます。

 諸之木峠の馬頭観音の近くに、馬の水飲み場(写真・中、1017)があります。旅の伴侶として馬は大事な役割を果たしましたから、人々も馬を大切に思う気持ちがあったのも当然でしょう。

 御殿場を過ぎて、少し下ると唄清水(写真・右、1026)があります。「馬子唄の響きに波たつ清水かな」という句が書かれています。ここは名水として知られていたようですが、あまり綺麗な水とは思えませんでした。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(717)

「明石日常生活語辞典…ま」(13)

 

まだまだ《副詞》 ①今になっても、そのことが実現していないことを表す言葉。「まだまだ・ 何・も・ わかっ・とら・へん。」「まだまだ・ 負け・とら・へん。挽回・は・ できる・ぞ。」②そのことから時間が経っていないことを表す言葉。「まだまだ・ 試験・は・ 始まっ・た・ばっかり・や。」③今もなおそのことが続いていることを表す言葉。「時間・ばっかり・ たっ・て・ まだまだ・ 決まら・へん。」④比較して、一方を選ぶときに使う言葉。どちらかと言うと。「理科・より・も・ まだまだ・ 数学・の・ 方・が・ よー・ わかる。」〔⇒まだ、まだまあ〕

まだら《形容動詞や》 ①違う色が、ところどころに混じっていること。「塗っ・た・ ペンキ・の・ 色・が・ まだらに・ 見える。」②全体が一様に整っていないこと。「芝生・が・ まだらに・ 生え・とる。」〔⇒まんだら、だんだら、だんだらもよう〕

まち【町、街】《名詞》 人口が多く、家や店がたくさん集まっているところ。にぎやかな地域。「家・が・ 増え・て・ だんだん・ まち・らしー・ 所・に・ 来・た。」

まち【区】《数詞》 田圃や畑の枚数を数える言葉。「田圃・を・ 2まち・ 持っ・とる。」

マチ〔まち〕【英語=matchを短く言ったもの】《名詞》 軸の先に火薬がつけてあり、箱の側面の塗り薬と摩擦して火を付けるもの。「徳用・の・ まち・の・ 箱・を・ 買()ー・てき・た。」「まち・の・ 棒・で・ 家・の・ 形・を・ こしらえる。」〔⇒マッチ【英語=match

まちあいしつ【待合室】《名詞》 駅や病院などで、時間や順番などを待つための部屋。「まちあいしつ・で・ 友だち・に・ 会()ー・た。」

まちがい【間違い】《名詞》 ①やり損なったり、思い違いがあったりして、あるべきものと違った結果や状態となること。「計算・の・ まちがい・を・ せ・ん・よーに・ し・て・な。」②他のものと取り違えること。「まちがい・の・ 起こら・ん・よーに・ 持ち物・に・ 名前・を・ 書く。」

まちがう【間違う】《動詞・ワア行五段活用》 ①やり損なったり、思い違いがあったりして、あるべきものと違った結果や状態となる。「計算・を・ まちごー・た。」「時間・を・ まちご・て・ 早(はよ)ー・に・ 着い・ても・た。」②他のものと取り違える。「醤油・と・ ソース・を・ まちごー・て・ かけ・た。」■名詞化=まちがい【間違い】〔⇒まちがえる〕

まちがえる【間違える】《動詞・ア行下一段活用》 ①やり損なったり、思い違いがあったりして、あるべきものと違った結果や状態となる。「名前・を・ まちがえ・て・ 恥ずかしかっ・た。」「集合する・ 場所・を・ まちがえ・た。」②他のものと取り違える。「砂糖・と・ 塩・を・ まちがえ・た。」■名詞化=まちがえ【間違え】〔⇒まちがう〕

まちばし【待ちばし】《名詞》 落ち着いて待とうとする気持ちや態度。「大きなっ・て・ まちばし・が・ でけ・てき・た。」〔⇒まてばし【待てばし】

マチはり〔まちはり〕【英語=matchを短く言ったもの  貼り】《名詞、動詞する》 マッチの小箱にする材料を、糊などを使って小箱に組み立てていくという内職作業。「まちはりし・ても・ 手間賃・は・ 安い・もん・や・ねん。」〔⇒マッチはり〕

まちばり【待ち針】《名詞》 布を縫い合わせるところがずれないようにしたり、その場所の印にしたりするための、頭に小さな玉がついている針。「まちばり・が・ ある・さかい・ ひっかけ・ん・よーに・ し・なはれ。」〔⇒まっちばり〕

まちまち【区々】《形容動詞や()》 それぞれに異なって、様々である様子。同じであることが期待されるのに、同じでないない様子。「みんな・ まちまちの・ 考え方・を・ し・とる。」「まちまちの・ 服装」

まつ【松】《名詞》 神聖なものとして飾りなどに使われることが多い、針のような緑の葉を一年中つけている木。「まつ・の・ 枝・を・ 切っ・て・ 剪定する。」

まつ【待つ】《動詞・タ行五段活用》 人や物事などが来るのを、用意して迎える。人や物事などが来るのを期待して、時を過ごす。「お客さん・を・ まつ。」「あんた・の・ 返事・を・ まっ・とる・ねん。」「まち・に・ まっ・た・ 遠足・の・ 日ー・が・ 来・た。」

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2014年12月22日 (月)

中山道をたどる(316)

大井宿から鵜沼宿まで(16)

 

道を誤る

 

 細久手宿の大火の後、1859(安政6年)に建てられた大黒屋は、2階の軒が低くなっています。細久手にも外国人の旅人が多くなったと、宿の主人から聞きました。その大黒屋(写真・左、8時12分撮影)を発って、御嵩宿へ向かいます。

 実は、途中で道を誤り、松野湖の方角へ行っていたと気づいて引き返しました。1時間近いロスであったかもしれません。後で振り返れば、なんと馬鹿げたことと思われます。

 元の道に戻って、鬱蒼とした山の中に三体がそれぞれに石室に安置されている秋葉坂の三尊石窟(写真・中、9時18)を拝んで、先を急ぎます。

 鴨之巣の一里塚(写真・右、9時34)のあたりも山の中の道です。舗装道路でない、このようなところこそ、中山道らしさの残る道だと思います。このあたりで瑞浪市が終わって、可児郡御嵩町になります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(716)

「明石日常生活語辞典…ま」(12)

 

まだ《副詞》 ①今になっても、そのことが実現していないことを表す言葉。「まだ・ 手紙・が・ 届か・へん。」「まだ・ なまこ・は・ 食べ・た・ こと・が・ ない。」②そのことから時間が経っていないことを表す言葉。「まだ・ 入学し・た・ばっかり・や。」③今もなおそのことが続いていることを表す言葉。「まだ・ 暑い・ 日ー・が・ 続い・とる。」「まだ・ 宿題・が・ 残っ・とる。」④比較して、一方を選ぶときに使う言葉。どちらかと言うと。「暑い・の・より・も・ まだ・ 寒い・方・が・ 過ごしやすい。」〔⇒まだまだ、まだまあ〕

またい《形容詞》 ①行動などが素早くない。「またい・ 走り方・を・ する・ やつ・や。」②下手である。はきはきしていない。不手際である。「ボール・を・ 取る・の・が・ またい。」〔⇒とろい、とろこい、とろくさい、ちょろい、ちょろこい、ちょろくさい、のそい、のろい、にぶい〕

またいとこ【又従兄弟、又従姉妹】《名詞》 従兄弟・従姉妹の関係にある人の子ども同士の関係。父母の従兄弟・従姉妹にあたる人の子。「またいとこ・や・さかい・ 顔・は・ 知ら・ん・ねん。」〔⇒ふたいとこ【二従兄弟、二従姉妹】

またがし【又貸し】《名詞、動詞する》 人から借りたものを、貸し主の承諾を得ないで、さらに別の人に貸すこと。「図書館・の・ 本・は・ またがしし・たら・ あか・ん・ぞ。」

またかみ〔またがみ〕【股上】《名詞》 ズボンなどの、股の分かれ目から上の部分。また、その長さ。「またがみ・が・ 30センチ・ ある。」

またがる【跨る】《動詞・ラ行五段活用》 ①股を広げて乗る。「馬・に・ またがる。」「自転車・に・ またがる。」②二つ以上の地域・領域・時間などにわたって、かかわる。いくつかの地域に広がる。「2年・に・ またがっ・て・ 工事・が・ 続い・とる。」「兵庫県・は・ 日本海・から・ 瀬戸内海・に・ またがっ・とる。」

またぎき【又聞き】《名詞、動詞する》 当事者から聞くのではなく、その話を聞いた人から、話の内容を聞くこと。「またぎき・や・さかい・ ほんま・か・ 嘘・か・ わから・へん。」

またぐ【跨ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 股を広げて、ものの上を越える。物を踏みつけたり、その上に落ちたりしないで、越える。「溝・を・ またい・で・ 向こう側・へ・ 行く。」「寝・とる・ 人・を・ またい・だら・ あき・まへ・ん。」〔⇒またげる【跨げる】

またぐら【股ぐら】《名詞》 左右の足の付け根のあたりの内側の間。両側のももを広げてできる空間。「またぐら・に・ ボール・が・ 当たっ・て・ ごっつい・ 痛かっ・た。」

またげる【跨げる】《動詞・ガ行下一段活用》 股を広げて、ものの上を越える。物を踏みつけたり、その上に落ちたりしないで、越える。「畳・の・ へり・は・ またげ・て・ 歩け。」〔⇒またぐ【跨ぐ】

またずれ【股擦れ】《名詞、動詞する》 左右の足の付け根のあたりの内側がこすれて、皮膚がすりむけて痛みを感じること。また、そのようになった傷。「長い・ 道・を・ 歩い・て・ またずれ・が・ でけ・た。」

または〔またわ〕【又は】《接続詞》 並列的な2つのことがらのどちらかであることを表す言葉。「電話・か・ または・ メール・で・ 連絡し・ます。」

まだまあ〔まだまー〕《副詞》 ①今になっても、そのことが実現していないことを表す言葉。「今日・は・ まだまー・ 台風・は・ 上陸せ・ん・やろ。」②そのことから時間が経っていないことを表す言葉。「まだまー・ 昼飯・を・ 食ー・た・ばっかり・や。」③今もなおそのことが続いていることを表す言葉。「点・の・ 取り合い・で・ まだまー・ どっち・が・ 勝つ・か・ わから・へん。」④比較して、一方を選ぶときに使う言葉。どちらかと言うと。「それ・よりか・ まだまー・ こっち・の・ 服・の・ 方・が・ 良()ー・なー。」〔⇒まだ、まだまだ〕

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2014年12月21日 (日)

中山道をたどる(315)

大井宿から鵜沼宿まで(15)

 

大黒屋で皆既月食

 

 人家などが見えてきて、コミュニティバスの細久手停留所があります。細久手宿(写真・左、1557分撮影)には長寿倶楽部の方の手作りの案内板があります。市や県が設置しているものに比べて、ほのぼのとした味が漂います。

 細久手宿は、大湫より標高が下がって420メートルほどです。細久手ちょうちん祭りの絵(写真・中、1600)があって、細久手宿の中心が近づいてきました。

 そして、大黒屋(写真・右、1602)に着きます。今日はここで泊まります。本陣や脇本陣は別にありますが、大黒屋は尾張が本陣として定めた宿です。他の藩と同時にこの宿場を使うときに、他の藩主に迷惑がかからないようにと定めたところです。思ったより、こぢんまりした感じがします。

 夜は、たまたま同宿となった、中山道を西から東に向かっているという男性とともに、この宿の前の広場から空を仰いで皆既月食を楽しみました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(715)

「明石日常生活語辞典…ま」(11)

 

ませ《名詞、形容動詞や》 考えることや行うことが、年の割には大人っぽい子ども。殊更に大人っぽく振る舞っている子ども。また、その様子。「小学生・の・くせに・ だいぶ・ ませ・なん・や。」

まぜ《名詞》 南または南西から吹く風。「ぬくい・ まぜ・が・ 吹き始め・た。」

まぜかえす【混ぜ返す】《動詞・サ行五段活用》 ①調理しているものを、何度もかき混ぜて、ひっくり返す。「焼き飯・を・ まぜかえし・て・ 焦げ・ん・よーに・ する。」②口出しをして、場所や場面を混乱させる。「寄り合い・を・ まぜかえし・やがっ・た。」〔⇒まぜかやす(混ぜ返す)

まぜかやす(混ぜ返す)】《動詞・サ行五段活用》 ①調理しているものを、何度もかき混ぜて、ひっくり返す。「にくてん・を・ 上手に・ まぜかやし・た。」②口出しをして、場所や場面を混乱させる。「人・が・ 真剣に・ 話・を・ し・とる・のに・ 横・から・ まぜかやし・くさっ・た。」〔⇒まぜかえす【混ぜ返す】

まぜくちゃ【混ぜ苦茶】《形容動詞や》 いろいろなものが秩序なく混ざっている様子。「トランプ・を・ まぜくちゃに・ し・て・から・ みんな・に・ 配る。」〔⇒まぜこぜ、まぜこちゃ、ごちゃまぜ、ごちゃごちゃ〕

まぜこぜ【混ぜこぜ】《形容動詞や》 いろいろなものが秩序なく混ざっている様子。「絵の具・を・ まぜこぜに・ する。」〔⇒まぜこちゃ、まぜくちゃ、ごちゃまぜ、ごちゃごちゃ〕

まぜこちゃ【混ぜこちゃ】《形容動詞や》 いろいろなものが秩序なく混ざっている様子。「上手な・ 人・も・ 下手な・ 人・も・ まぜこちゃで・ チーム・を・ 作る。」〔⇒まぜこぜ、まぜくちゃ、ごちゃまぜ、ごちゃごちゃ〕

まぜごはん【混ぜご飯】《名詞》 魚・肉・野菜などのおかず類を混ぜて炊いたご飯。「松茸・を・ 貰(もろ)・た・さかい・ まぜごはん・を・炊い・た。」〔⇒まぜめし【混ぜ飯】

まぜめし【混ぜ飯】《名詞》 魚・肉・野菜などのおかず類を混ぜて炊いたご飯。「牡蠣・を・ 入れ・た・ まぜめし」〔⇒まぜごはん【混ぜご飯】

まぜもん【混ぜ物】《名詞、動詞する》 正当なもの以外に、違う種類のものが加えられていること。また、その加えられているもの。「まぜもん・を・ 入れ・て・ かさ・を・ 増やし・とる。」〔⇒まざりもん〕

まぜり【混ぜり】《名詞》 種類や様子などの違うものが混在していること。「色・の・ 違う・ 卵・の・ まぜり・が・ ある。」〔⇒まじり【混じり】

まぜり【混ぜり】《接尾語》 種類や様子などの違うものが混在していることを表す言葉。「色まぜり・で・ 一束・に・ し・て・ 売っ・とる・ 色紙」〔⇒まじり【混じり】

まぜりけ【混ぜり気】《名詞》 違うものが混在している様子やその中身。他のものが混在している気配。「漉し・て・ まぜりけ・の・ ない・ 水・に・ する。」〔⇒まじりけ【混じり気】

ませる《動詞・サ行下一段活用》 考えることや行うことが、年齢の割には大人っぽくなる。子どもが殊更に大人っぽくする。「考え方・が・ ませ・とる。」

まぜる【混ぜる】《動詞・ザ行下一段活用》 ①違う種類のものを混在させる。「米・に・ 餅米・を・ まぜ・て・ 炊く。」②違う種類のものを合わせて、いっしょにする。「絵の具・を・ まぜ・て・ 新しー・ 色・を・ 作る。」③仲間に加える。「鬼ごっこ・に・ まぜ・てやる。」⇒よせる〕■自動詞は「まざる」

また【又】《接続詞、副詞》 ①その他に。その上に、更に。「雨・が・ 降る・し・ また・ 風・も・ 出・てき・た。」②再び。もう一度。「また・ いつか・ 会い・ましょ・ー。」

また【股】《名詞》 ①足の付け根のところ。足と足との間。「また・を・ 開い・て・ 四股・を・ 踏む。」②二つ以上のものに分かれているところ。「木ー・に・ 登っ・て・ また・に・ 腰掛ける。」③物干し竿などを上に上げるときに支えるための、先端が二股になった棒。「また・に・ 使える・ えー・ 枝・が・ みつかっ・た。」

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2014年12月20日 (土)

中山道をたどる(314)

大井宿から鵜沼宿まで(14)

 

左右がずれた一里塚

 

 天神坂を下って、弁財天の池(写真・左、1518分撮影)が広がります。池の中に弁財天の宮があり、池はカキツバタやジュンサイの自生地になっています。

 女男松の跡を過ぎて、奥之田の一里塚(写真・中、1536)があります。一里塚はしだいに消滅しており、瑞浪市内のように4つの一里塚が連続して残っているのは珍しいのだそうです。この一里塚は向かい合っているのではなく、左右が少し離れています。地形の影響です。

 三国見晴台を過ぎて少し行くと、霊峰御嶽拝観地(写真・右、1549)というのがあります。御嶽山の方を見てみましたが、この日はぼんやりとして、それと認めることはできませんでした。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(714)

「明石日常生活語辞典…ま」(10)

 

まさか《副詞》 いくらなんでも、そのようなことはあるまいという気持ちや判断を表す言葉。「まさか・ 今日・ 来る・こと・は・ あら・へん・やろ。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。

まざりもん【混ざり物】《名詞、動詞する》 正当なもの以外に、違う種類のものが加えられていること。また、その加えられているもの。「まざりもん・が・ 入っ・た・ 酒」〔⇒まぜもん〕

ました〔まーした〕【真下】《名詞》 ①真っ直ぐ下のあたり。「ビル・の・ ました・は・ 風・が・ 強い。」②山や丘のふもとのあたり。「家・は・ 六甲山・の・ まーした・に・ ある・ねん。」■対語=「まうえ【真上】」〔⇒まっした【真っ下】

マジック〔まじっく〕【英語=magic】《名詞》 何にでも書ける油性のフエルトペン。◆商標名を普通名詞のように使う。「まじっく・で・ 落書きさ・れ・たら・ 消え・へん・ので・ 困る。」

まじり【混じり】《名詞》 種類や様子などの違うものが混在していること。「違う・ もの・の・ まじり・が・ あっ・たら・ 機械・が・ 止まる・ こと・に・ なっ・とる。」〔⇒まぜり【混ぜり】

まじり【混じり】《接尾語》 種類や様子などの違うものが混在していることを表す言葉。「雨まじり・の・ 風・が・ 吹い・てき・た。」〔⇒まぜり【混ぜり】

まじりけ【混じり気】《名詞》 違うものが混在している様子やその中身。他のものが混在している気配。「まじりけ・の・ ない・ 100パーセント・の・ ジュース」「何やら・ まじりけ・の・ ある・ 酒・の・ 味・や・なー。」〔⇒まぜりけ【混ぜり気】

ます【鱒】《名詞》 海・川・湖などにすむ、鮭よりも小さいが、鮭に似た魚。「歳暮・に・ ます・を・ 一匹・ もろ・た。」

ます【升】《名詞》 米・醤油・酒などの量をはかるために使う、箱の形をした道具。「ます・で・ 計っ・て・ 醤油・を・ 売る。」「一升ます」「五合(ごんごー)ます」◆米をはかる「一斗ます」は円形である。

ます《助動詞》 相手に敬意を表して、丁寧な意味を表す言葉。「僕・が・ 行き・ます。」◆終止形が「まー」となることがある。「明日・ 行き・まー。」

ます《接尾語》[動詞の連用形に付く] 乱暴な感じで回す、という意味を添える言葉。「相手・を・ 突きまし・て・ こかし・た。」「押します」「なぐります」「どつきます」「ぶちます」「はります」「かちます」

まず【先ず】《副詞》 真っ先に。最初に。他のことはさておいて。「まず・ 今日・の・ 予定・を・ 言()ー・とき・ます。」

ますい【麻酔】《名詞、動詞する》 薬を使って、全身や体の一部に感じる痛みや感覚を、一時的になくすこと。「ますいし・を・ 打っ・て・から・ 虫歯・を・ 抜い・てもろ・た。」

まずい【不味い】《形容詞》 味が良くない。美味しくない。「あわて・て・ 作っ・た・さかい・ まずい・ もん・や・けど・ 食べ・てください。」〔⇒あじない、うまない、うもない、もみない、みずくさい〕

まずい【拙い】《形容詞》 ①何かをしたり、作ったりするのがうまくできなくて劣っている様子。「読ま・れ・ん・ほど・ まずい・ 字ー・や。」②ものごとの対応の仕方が適切でない。「あの・ 時・の・ 説明・の・ 仕方・は・ まずかっ・た。」〔⇒へたくそ、へた、へぼ〕

マスク〔ますく〕【英語=mask】《名詞》 ほこりや病菌などを防ぐために、口や鼻を覆うガーゼ製の布。「風邪・を・ ひー・て・ ますく・を・ する。」

ますます【益々】《副詞》 前よりもずっと程度が高まることを表す言葉。「この・ 連続ドラマ・は・ ますます・ 面白(おもろ)ー・ なっ・てき・た。」「湿度・が・ ますます・ 上がっ・た。」〔⇒いっそう【一層】、よけい【余計】

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2014年12月19日 (金)

中山道をたどる(313)

大井宿から鵜沼宿まで(13)

 

琵琶峠を下りきる

 

 標高558メートルの琵琶峠の頂上から少し行くと、八瀬沢の一里塚(写真・左、1427分撮影)があります。この一里塚はほぼ完全な形で残っているようです。

 石畳が終わって、琵琶峠の西上り口(写真・中、1442)に着きます。西に向かう者にとっては、ここまで下って峠が終わったことになります。

 一つ屋茶屋跡、天神辻の地蔵尊などがあって、大湫-細久手間の半分の道のりが過ぎました。このあたりは瑞浪市日吉町です。

 焼坂の馬頭様(写真・右、1505)があります。このあたりは、一つ一つの史跡にていねいに木柱が立てられています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(713)

「明石日常生活語辞典…ま」()

 

まし【増し】《名詞》 付け加えて、量をふやしたり、値段を高くしたりすること。また、その量や値段の大きさ。「日曜日・は・ 一割まし・の・ 値段・に・ なっ・とん・ねん。」

まし《名詞、形容動詞や()》 どちらかと言えば、そのほうが、他よりまだよいということ。比較的、よいということ。「破れ・た・ 傘・でも・ ない・より・は・ ましや。」「もー・ ちょっと・ ましな・ 意見・を・ 言()ー・てんか。」

ましかく〔まーしかく〕【真四角】《名詞》 辺の長さが同じで、角度がすべて直角の四角形。正方形。「ましかく・の・ 箱」〔⇒まっしかく〕

まじない《名詞、動詞する》 ①神仏の不思議な力によって、災いを取り除いたり考えられないようなことを起こしてくれたりするようにと祈ること。「よー・ない・ こと・が・ 続い・とる・さかい・ 宮はん〔=神社〕・で・ 何・ぞ・ まじない・でも・ し・てもらおー・か。」②何かの策を施して、子どもなどをなだめすかすこと。「やかましーに・ 泣く・さかい・ 飴玉・を・ やっ・て・ まじない・を・ し・た。」

まじめ【真面目】《名詞、形容動詞や()》 本気で取り組むこと。真剣に取り組むこと。人柄が誠実であること。「まじめに・ 働い・とっ・たら・ また・ えー・こと・が・ あり・ます・やろ。」「あいつ・は・ まじめ・が・ 取り柄・や。」〔⇒まとも《名詞、形容動詞や》

ましょうめん〔ましょーめん〕【真正面】《名詞》 互いに向かい合っていること。また、その方向。真向かい。「淡路島・が・ ましょーめん・に・ 見える。」〔⇒まっしょうめん〕

まじる【混じる】《動詞・ラ行五段活用》 ①違う種類のものが合わさって一緒になる。「赤い・ 絵の具・に・ 黄色・が・ まじっ・て・ 橙色・に・ なっ・とる。」②違う種類のものが混在している。「あられ・の・ 中・に・ 南京豆・が・ まじっ・とる。」〔⇒まぜる〕

まけ【負け】《名詞》 戦って相手に敗れること。相手より劣った成績を取ること。「ほれ・ 見ー。今日・は・ お前・の・ まけ・や。」■対語=「かち【勝ち】」

まけずぎらい【負けず嫌い】《形容動詞や()、名詞》 勝ち気で意地を張り、負けることが極端に嫌いな様子。また、そのような人。「妹・は・ まけずぎらいで・ 口・が・ うるさい。」

まける【負ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①戦って相手に敗れる。相手より劣った成績を取る。「途中・で・ こけ・て・ まけ・ても・た。」②克服することができない。「風邪・に・ まけ・て・ 寝込ん・だ。」「漆・に・ まけ・て・ 顔・が・ ただれ・た。」③皮膚がかぶれる。「漆・に・ まける。」④商品の値段を安くする。決めていた値段より安くする。「百グラム・ まけ・とき・まっ・さ。」■対語=「かつ【勝つ】」■名詞化=まけ【負け】⇒べんきょう(する)

まげる【曲げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①まっすぐなものを、曲線にしたり折る形にしたりする。「針金・を・ まげる。」②進んでいく向きを変える。「船・を・ ちょっと・ 右・に・ まげる。」③規則や決めたことなどを変える。特に、良くない方向に変更する。「決め・た・ こと・を・ まげ・たら・ あか・ん・やろ。」■自動詞は「まがる【曲がる】」■対語=「のばす【伸ばす】」

まけんき【負けん気】《名詞》 どんなことがあっても負けないぞと思う気持ち。向こう見ずの性格。「まけんき・の・ 強い・ 子ー・や・なー。」「もー・ ちょっと・ まけんき・が・ 欲しー・なー。」

まご【孫】《名詞》 息子や娘の子ども。子どもの子ども。「まご・が・ 小学校・に・ あがっ・た。」

まごつく《動詞・カ行五段活用》 どうしてよいかわからず、迷ってうろたえる。「携帯電話・の・ 使い方・で・ まごつい・た。」〔⇒まごまご(する)

まごまご《副詞と、動詞する》 ①どうしてよいかわからず、迷ってうろたえる様子。「切符・の・ 買い方・が・ わから・んで・ まごまごし・た。」②ものごとが前進しない様子。停滞した行いを繰り返す様子。「まごまごし・とっ・たら・ みんな・に・ 負け・てまう・ぞ。」⇒まごつく〕

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2014年12月18日 (木)

中山道をたどる(312)

大井宿から鵜沼宿まで(12)

 

長い石畳道

 

 大湫宿を出て、馬頭様や、二つ岩と言われる巨岩を見やりつつ進みます。夫婦岩とか陰陽岩とか呼ばれて中山道の名物であったようです。やがて、琵琶峠への上り口(写真・左、1410分撮影)にかかります。石仏が集められています。

 琵琶峠は中山道の美濃国では最も高いところを通ります。琵琶峠の石畳(写真・中、1412)は1㎞余りの長い石畳で、その静かな道をゆっくりと上っていきます。昔の人たちも踏みしめていったものだと思うと、古人が身近なものに感じられます。

 琵琶峠の頂上(写真・右、1421)には意外に早く着きます。和宮の歌碑があり、ここにも馬頭観音があります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(712)

「明石日常生活語辞典…ま」()

 

まくら【枕】《名詞》 ①寝るときに頭をのせて支えるもの。「うち・の・ お祖母ちゃん・は・ 木ー・の・ まくら・を・ 使(つこ)・とっ・た。」②他の長いものと直角に交わり、下から受けて支えるもの。特に、漁船などを陸揚げするときに、船底の下にあてがって船の動きを滑らかにするもの。「船・を・ のぼす・ とき・に・ まくら・に・ 油・を・ 塗る。」⇒そろばん【算盤】

まくらぎ【枕木】《名詞》 鉄道のレールを固定して支えるとともに重みを平均に分散させるために、レールと直角に敷いてある木やコンクリート。「引き込み線・の・ まくらぎ・の・ 間・に・ 草・が・ はえ・とる。」

まくらぎょう〔まくらぎょー〕【枕経】《名詞》 人が亡くなった直後に、亡くなった人の枕元でお坊さんにあげてもらうお経。「北枕・に・ し・て・ まくらぎょー・を・ あげ・てもらう。」

まくらもと【枕元】《名詞》 横になっている人の枕のそば。「ラジオ・を・ まくらもと・に・ 置い・て・ 聞く。」

まくり【海人草】《名詞》 煎じて虫下しのために使う、深い岩礁に生える海藻。「まくり・を・ 煎じ・た・の・は・ 飲み・にくい。」〔⇒まっくり〕

まくる【捲る】《動詞・ラ行五段活用》 ①体を覆っているものを巻き上げたり取り除いたりして、中のものが見える状態にする。「布団・を・ まくっ・て・ 起こす。」「シャツ・の・ 腕・を・ まくる。」②覆っているものを取り除く。「シール・を・ まくっ・て・ 字ー・を・ 読む。」③懸命に仕事をする。「暗(くろ)ー・ なる・まで・に・ まくっ・て・ 田圃仕事・を・ する。」①②⇒めくる〕

まくる【捲る】《接尾語・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 同じ動作をし続けることを表す言葉。「しゃべりまくっ・て・ うるさい。」「カラオケ・で・ 歌いまくっ・とる。」

まぐれ《名詞、形容動詞や()》 たまたまうまくいくこと。運良く成功すること。「今・の・は・ まぐれ・や・さかい・ 二度・と・ でけ・へん。」〔⇒まぐれあたり【まぐれ当たり】、まぐろ〕

まぐれあたり【まぐれ当たり】《名詞、形容動詞や()》 たまたまうまくいくこと。運良く成功すること。「まぐれあたりで・ 宝くじ・が・ 当たっ・た。」〔⇒まぐれ、まぐろ〕

まくれる(捲れる)】《動詞・ラ行下一段活用》 ①固定されていたものの一部分が、はがれて上がる。「カーテン・が・ 風・で・ まくれ・とる。」②くっついていたものが、はがれて離れる。表面のものがなくなって、内側のものが現れる。「シャツ・の・ 袖・が・ まくれ・た・まま・や。」〔⇒めくれる【捲れる】、むくれる(捲れる)⇒むける【剥ける】〕〕

まぐろ【鮪】《名詞》 刺身などにして食べる、暖かい海にいる大きな赤身の魚。「まぐろ・の・ 造り」

まぐろ《名詞、形容動詞や()》 たまたまうまくいくこと。運良く成功すること。「昨日・の・ 試合・は・ まぐろ・で・ 勝った。」〔⇒まぐれ、まぐれあたり【まぐれ当たり】

まくわうり【真桑瓜】《名詞》 漬け物などにすることが多い、長い楕円の円柱のような緑色の実に、縞模様がある瓜。「まくわうり・を・ 漬け物・に・ する。」〔⇒まっかうり(真桑瓜)

まことに【誠に】《副詞》 心の底からそのように思うということを表す言葉。「まことに・ えー・ 話・を・ 聞かし・てもろ・て・ ありがとう・ござい・ます。」〔⇒ほんとうに、ほんまに〕

まざる【混ざる】《動詞・ラ行五段活用》 ①違う種類のものが混在している。「米・の・ 中・に・ ごみ・が・ まざっ・とる。」②違う種類のものが合わさって、いっしょになる。「海・の・ 水・に・ 川・の・ 水・が・ まざっ・とる。」「赤い・ 絵の具・に・ 緑・が・ まざっ・た・ 色」■他動詞は「まぜる」

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2014年12月17日 (水)

中山道をたどる(311)

大井宿から鵜沼宿まで(11)

 

観音堂の句碑と、見下ろす田圃

 

 観音堂(写真・左、1350分撮影)は道中安全、病気全快の霊験が信じられています。もともとは神明神社の境内にあったものを移したと言います。2度の火災で焼けて、現在のお堂は1847(弘化4年)の建立です。60枚の絵天井が見事だそうですが、旅の者には見ることはかないません。

 境内に、芭蕉の句碑(写真・中、1351)があります。「花ざかり山は日ごろのあさぼらけ」という句ですが、これは吉野山でよまれた句のはずです。

 小高いお堂のあたりから見下ろしますと、刈り入れのすんだ田圃(写真・右、1352)は幾何学模様でとても美しいのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(711)

「明石日常生活語辞典…ま」()

 

まきあげる【巻き上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①巻いて上へ引き上げる。すっかり巻いてしまう。「すだれ・を・ まきあげる。」「シャッター・を・ まきあげる。」②脅したりすかしたりして、金品を無理に取り上げる。「だまさ・れ・て・ 金・を・ まきあげ・られ・た。」

まきこむ【巻き込む】《動詞・マ行五段活用》 ①巻いて中に引き込む。「扇風機・が・ 紐・を・ まきこん・でも・た。」②本人の意思とは関係なく、やや強引に仲間に引き入れる。「同窓会・の・ 世話人・に・は・ あいつ・も・ まきこん・だれ。」

まきじゃく【巻き尺】《名詞》 細い布、紙、鋼などに目盛りをつけて、テープのように円く巻き込んで保管する物差し。「まきじゃく・を・ 伸ばし・て・ 測る。」

⇒まきずし【巻き寿司】

まきずし【巻き寿司】《名詞》 海苔や卵焼きなどで、ご飯や具を巻いた寿司。「まきずし・を・ こしらえ・て・ 花見・に・ 行く。」〔⇒まき【巻き】

まきちらかす【撒き散らかす】《動詞・サ行五段活用》 辺り一面にばらまく。きちんと整頓されていない状態にある。「小さな・ 紙切れ・を・ まきちらかす。」〔⇒まきちらす【撒き散らす】、ふりまく【振り撒く】

まきちらす【撒き散らす】《動詞・サ行五段活用》 辺り一面にばらまく。きちんと整頓されていない状態にある。「水・を・ まきちらす。」「塵・を・ まきちらし・たら・ あか・ん・やろ。」〔⇒まきちらかす【撒き散らかす】、ふりまく【振り撒く】

まきつく【巻き付く】《動詞・カ行五段活用》 周りに巻くようにくっついて、離れにくくなる。「自転車・の・ チェーン・が・ まきつい・ても・た。」

まきもん【巻物】《名詞》 細長い紙に字や絵を書いて、軸として巻いたもの。「忍者・の・ まきもん」

まぎれこむ【紛れ込む】《動詞・マ行五段活用》 ①多くのものの中に入り交じって、あり場所がわからなくなる。わからないように入り込む。「大事な・ 書類・が・ まぎれこん・で・ どこ・に・ ある・の・か・ わから・へん。」②わからないようにして入る。「祭り・の・ 時・に・は・ スリ・が・ まぎれこん・どる・かもしれん。」

まぎわ【間際】《名詞》 その時になる直前。その時が差し迫った段階。「家・を・ 出る・ まぎわ・に・ 便所・に・ 行き・とー・なっ・た。」

まく【幕】《名詞》 ①仕切り、目隠し、風よけ、飾りなどのため、隔てとして使う幅の広い布。「卒業式・に・ 紅白・の・ まく・を・ 張る。」②舞台などの前面に垂らす大きな布。「まく・が・ 上がっ・て・ 劇・が・ 始まっ・た。」

まく【膜】《名詞》 ①生物の器官を包んだり隔てたりしている薄い皮。「耳・の・ まく・が・ 破れ・た。」②液体の表面などを覆う、薄い皮。「湯葉・の・ まく・が・ でけ・とる。」

まく【蒔く】《動詞・カ行五段活用》 植物の種を土に埋めたり、土の上に散らしたりして植える。「朝顔・の・ 種・を・ まい・た。」

まく【撒く】《動詞・カ行五段活用》 ものを辺り一帯に散らし広げる。「節分・に・ 豆・を・ まく。」「庭・に・ 水・を・ まく。」

まく【巻く】《動詞・カ行五段活用》 ①長いものを、端から丸めていく。「体育館・に・ 敷い・た・ シート・を・ まく。」②長いものを、ものにからみつける。「指・に・ 包帯・を・ まく。」「首・に・ マフラー・を・ まく。」③ぐるぐると円く動く。渦を起こす。「水・の・ 渦・が・ まい・とる。」④回して締める。緩んだものを堅くする。「時計・の・ ねじ・を・ まく。」

まぐさ【秣】《名詞》 牛・馬などの餌として与える藁や干し草。「まぐさ・を・ 入れる・ 桶」〔⇒かいば【飼い葉】

まぐち【間口】《名詞》 ①家や店などの正面の幅。部屋などの出入りをするところの幅。「まぐち・の・ 広い・ 店」②営業や仕事などの範囲。「まぐち・の・ 広い・ 商売・を・ し・とる。」

まくばる【間配る】《動詞・ラ行五段活用》 ①同じような間隔を開けて置く。「畝・に・ 種・を・ まくばっ・て・ 蒔く。」②むらなく行き渡るように配る。公平に分配をする。「村中・に・ 配る・ ちらし・を・ 隣保・ごと・に・ まくばる。」

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2014年12月16日 (火)

中山道をたどる(310)

大井宿から鵜沼宿まで(10)

 

脇本陣と大杉

 

 大湫宿の街道筋(写真・左、1307分撮影)は静かです。白山神社、問屋場跡などがあります。

 脇本陣(写真・中、1308)は国登録の文化財です。部屋数19、畳数153畳、別棟6と書いてあります。現在は半分ほどの規模になっているとは言え、堂々とした構えです。ただし、中の見学はできませんでした。当初は本陣であったのが、後に脇本陣になったと言うことです。

 大湫宿の鎮守であり、宿場のシンボルと言われる大湫神明神社の大杉(写真・右、1346)は推定樹齢12001300年で、周囲は11メートル、高さは60メートルにも達しています。大杉の根元には2つの泉があって、太田南畝の日記にも書かれています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(710)

「明石日常生活語辞典…ま」()

 

まえば【前歯】《名詞》 口の前の方にある、上下の歯。「こけ・て・ 顎・を・ 撲っ・て・ まえば・が・ 動い・た。」■対語=「おくば【奥歯】」

まえばらい【前払い】《名詞、動詞する》 まだ支払日になっていないときに、給料や代金などを渡すこと。「給料・の・ まえばらい・なんか・ でけ・へん・がな。」〔⇒まいばらい(前払い)、さきばらい【先払い】■対語=「あとばらい【後払い】」

まえまえ【前々】《名詞、副詞に》 ずっと以前。「まえまえに・ 聞い・た・ 話・を・ 思い出し・た。」〔⇒まいまい(前々)

まえまえから【前々から】《副詞》 今ではなくて過去の時点から。過去の時点で既に。あらかじめ。「まえまえから・の・ 約束・でっ・さかい・ あんじょー・ お頼(たの)・申します。」〔⇒まえから、まいから、まいまいから〕

まえむき【前向き】《名詞》 ①正面に向かう方向。「まえむき・に・ 体育館・の・ 椅子・を・ 並べる。」②顔の正面の方向に向かうこと。「まっすぐ・ まえむき・に・ 歩け。」〔⇒まえむけ〕■対語=「うしろむき」「おしろむき」

まえむけ【前向け】《名詞》 ①正面に向かう方向。「スタンド・に・ 向かっ・て・ まえむけ・に・ 整列する。」②顔の正面の方向に向かうこと。「よそ見・を・ せ・んと・ まえむけ・に・ 進め。」〔⇒まえむき〕■対語=「うしろむけ」「おしろむけ」

まえわたし【前渡し】《名詞、動詞する》 商品や金を、まだ決めた日になっていないときに渡すこと。「品物・を・ まえわたし・に・ する。」

まがいもん【紛い物】《名詞》 本物に似せて作っているが本物でないこと。また、そのようなもの。「ほんまもん・や・のー・て・ まがいもん・を・ つかま・され・た。」〔⇒にせ【贋、偽】、にせもん【贋物、偽物】■対語=「ほんまもん」「ほんもの」「ほんもん」

まがさす〔まーがさす〕【魔が差す】《動詞・サ行五段活用》 よくない考えがふと沸き上がってくる。よくない行動を思わず行ってしまう。「まーがさし・て・ カンニング・を・ し・ても・た。」

まかす【負かす】《動詞・サ行五段活用》 相手に勝つ。相手が負けるようにする。「負け・て・ばっかり・の・ 相手・を・ はじめて・ まかし・たっ・た。」

まかす【任す】《動詞・サ行五段活用》 ①ものごとの判断や処理などを他の人にゆだねて、その人の考えにそって行わせる。「どこ・へ・ 行く・か・は・ あんた・に・ まかし・ます・さかい・ 決め・てください。」②自分がしないで、他の人にやってもらう。「金・を・ 払(はろ)・て・ 仕事・を・ 他・の・ 人・に・ まかす。」

まかせ まかせ よいやまかせ《成句》 …………

まがぬける〔まーがぬける〕【間が抜ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①調子が外れる。肝心なことが抜け落ちている。引き締まった感じがしない。「まーがぬけ・た・よーな・ 挨拶・やった。」②飲食物の新鮮さが失われる。特に、飲食物の刺激的な特性が失われる。「まーがぬけ・た・ サイダー・を・ 飲ん・だ。」⇒きがぬける〕

まがり【間借り】《名詞、動詞する》 お金を払って、建物の一部の部屋を借りて住むこと。「学生・の・ 時・は・ 知り合い・の・ 家・に・ まがりし・とっ・た。」

まがりかど【曲がり角】《名詞》 道が直角に、または鋭角のように曲がっているところ。「まがりかど・は・ 気・を・ つけ・んと・ 危ない・よ。」

まかる【負かる】《動詞・ラ行五段活用》 値引きができる。◆可能動詞。「もー・ ちょっと・ まかる・やろ。」「そら・ 無理や。もー・ これ・以上・は・ まかり・まへ・ん。」

まがる【曲がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①まっすぐなものが、曲線を描いたり折れたりする。「背筋・が・ まがっ・とる・ぞ。」②進んでいく向きが変わる。「交差点・を・ 右・に・ まがる。」③道理から外れる。心が素直でなくなる。「まがっ・た・ こと・を・ し・たら・ あか・ん。」■他動詞は「まげる【曲げる】」

まき【巻き】《名詞》 ①巻くこと。巻いたもの。巻き方。「糸・の・ まき・が・ ゆるい。」②海苔や卵焼きなどで、ご飯や具を巻いた寿司。「まき・を・ 3本・ 買う。」

 

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2014年12月15日 (月)

中山道をたどる(309)

大井宿から鵜沼宿まで()

 

大湫宿に着く

 

 三十三所観音石窟があり、そこを過ぎると、観音坂を下って、しゃれこ坂(八丁坂)(写真・左、1235分撮影)の碑がありますが、ここにも太田南畝の言葉が刻まれています。山之神坂から童子ヶ根を経て寺坂を下ってくると十三峠が終わります。いよいよ大湫宿(写真・中、1248)の入り口になります。標高500メートル余りの大湫は、明治以後は交通の幹線から外れたようで、ひっそりとしたたたずまいを見せています。宗昌寺の近くの小公園でしばらく休んでから、枡形を通って大湫宿に入ります。ひっそりとして、人にはほとんど出会いません。

 大湫の本陣跡(写真・右、1256)は現在は小学校になっています。和宮が泊まった部屋などは土岐市の個人宅に移築されたとかで、小学校には和宮の歌碑があるだけです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(709)

「明石日常生活語辞典…ま」()

 

まえあし【前足】《名詞》 ①動物の四本足のうち、前の方の二本の足。「犬・が・ まえあし・で・ 土・を・ 掘っ・とる。」②踏み出した方の足。「まえあし・の・ 爪先・が・ 地・に・ 着く・ とき・に・ 後ろ足・を・ 蹴る.。」

■対語=「あとあし」「うしろあし」「おしろあし」

まえうしろ【前後ろ】《名詞》 ①はじめと終わり。はじめの方と終わりの方。「講演・の・ まえうしろ・に・ 司会者・が・ 話・を・ する。」②自分の顔の向いている方と、その反対側。「まえうしろ・に・ 大型・の・ 車・が・ 並ん・どる。」③前と後ろを取り違えて、逆にすること。「シャツ・を・ まえうしろ・に・ し・て・ 着・とる。」〔⇒まえおしろ〕

まえおき【前置き】《名詞、動詞する》 話したり書いたりする中心的な事柄より先に述べること。また、その内容。「まえおき・は・ 簡単に・ 済ます。」

まえおしろ【前後ろ】《名詞》 ①はじめと終わり。はじめの方と終わりの方。「本・の・ まえおしろ・に・ 絵ー・が・ 書い・てある。」②自分の顔の向いている方と、その反対側。「シャツ・の・ まえおしろ・を・ 反対・に・ 着・とる・やない・か。」③前と後ろを取り違えて、逆にすること。「帽子・が・ まえおしろ・に・ なっ・とる。」〔⇒まえうしろ〕

まえかけ【前掛け】《名詞》 ①衣服を汚さないように、作業中に下半身に掛ける丈夫な布。◆商店名などが書かれていることもある。「帆ー・で・ でけ・とる・ 店・の・ まえかけ」②衣服を汚さないように、炊事のときなどに体の前面に付ける西洋風の衣類。「まえかけ・を・ し・て・ 野菜・を・ 洗う。」③衣服を汚さないように、乳幼児の顎のあたりに付ける布。「まえかけ・に・ ご飯粒・が・ つい・とる。」〔⇒まいかけ、まいだれ、まえだれ。⇒エプロン。⇒よだれかけ〕

まえから【前から】《副詞》 今ではなくて過去の時点から。過去の時点で既に。あらかじめ。「それ・は・ まえから・ 決め・とっ・た・ こと・や・ねん。」〔⇒まえまえから、まいから、まいまいから〕

まえがり【前借り】《名詞、動詞する》 まだ受取日になっていないときに、給料などのお金を受け取ること。「給料・の・ まえがり・は・ でけ・へん。」〔⇒まいがり(前借り)、さきがり【先借り】

まえだれ【前垂れ】《名詞》 ①衣服を汚さないように、作業中に下半身に掛ける丈夫な布。◆商店名などが書かれていることもある。「まえだれ・を・ し・て・ 配達・に・ 行く。」②衣服を汚さないように、炊事のときなどに体の前面に付ける西洋風の衣類。「まえだれ・ し・て・ 料理・を・ 作る。」③衣服を汚さないように、乳幼児の顎のあたりに付ける布。「こぼさ・ん・よーに・ まえだれ・を・ つけ・たる。」〔⇒まいかけ、まえかけ、まいだれ。⇒エプロン。⇒よだれかけ〕

まえど【前度】《名詞》 反復したり継続したりすることがらの、この前のとき。今回のひとつ前のとき。「あんた・に・は・ まえど・に・ お目・に・ かかり・まし・た・なー。」〔⇒ぜんかい、ぜん、まいど、まえのかい、まいのかい〕

まえどれ【前獲れ】《名詞》 すぐ前の海で獲れた魚介類。地元産の魚介類。「まえどれ・の・ 蛸・は・ 活き・が・ 良ー・て・ うまい。」「まえどれ・の・ 魚・やっ・たら・ 魚の棚(うおんたな)・で・ 買い・なはれ。」〔⇒まえのもん【前の物】

まえのかい【前の回】《名詞》 反復したり継続したりすることがらの、この前のとき。今回のひとつ前のとき。「まえのかい・で・ 決まら・なんだ・ こと・を・ 今日・は・ 決め・たい・と・ 思ー・とり・ます。」〔⇒ぜんかい、ぜん、まえど、まいど、まいのかい〕■対語=「つぎのかい」

まえのもん【前の物】《名詞》 ①すぐ前の海で獲れた魚介類。地元産の魚介類。「まえのもん・や・さかい・ 新しい・よ。」②地元産の野菜や穀物。「あの・ スーパー・の・ 野菜・は・ まえのもん・や・ねん。」③自宅の庭や、自宅のすぐ近くで収穫できる作物。「まえのもん・を・ 引い・てき・て・ おひたし・に・ し・た。」⇒まえどれ【前獲れ】

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2014年12月14日 (日)

中山道をたどる(308)

大井宿から鵜沼宿まで()

 

十三峠の終わりに近づく

 

 五郎坂を下って、樫木坂の石畳みを過ぎて、権現山一里塚(写真・左、1202分撮影)があります。ここは瑞浪市の史跡になっています。

 樫ノ木坂(写真・中、1202)には立派な碑が作られていて、太田南畝の「壬戌紀行」の文章が刻まれています。このあたりには、巡礼水、お助け清水と言われる小さな池の跡があるようです。

 巡礼坂、びあいと坂、曽根松坂と続いて、阿波屋の茶屋跡(写真・右、1223)を通ります。

 十三峠は「十三峠におまけが七つ」と言われたようで、どの坂()が十三の中に数えられているのかよくわからないままに通り過ぎます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(708)

「明石日常生活語辞典…ま」()

 

まいまい(前々)】《名詞、副詞に》 ずっと以前。「まいまいに・ 決め・とっ・た・ 予定・や・さかい・ 変え・られ・へん。」〔⇒まえまえ【前々】

まいまいかぜ【舞い舞い風】《名詞》 渦を巻くように吹き起こる強い風。つむじ風。「まいまいかぜ・で・ ごみ・が・ いっぱい・ 飛ん・でき・た。」〔⇒まいかぜ【舞い風】

まいまいから【前々から】《副詞》 今ではなくて過去の時点から。過去の時点で既に。あらかじめ。「まいまいから・ 毎日・ 三時間・ 練習・を・ し・てき・た・さかい・ 力・が・ つい・てき・とる。」〔⇒まえから、まえまえから、まいから〕

まいまいこんこ【舞い舞いこんこ】《名詞、動詞する》 ①風などによって、くるくる回ること。「落ち葉・が・ 風・で・ まいまいこんこし・とる。」②あるところを中心にして小さな円を描いて回ること。特に、自分がひとりで、その場で回ること。「まいまいこんこ・を し・て・ 目・が・ まわっ・た。」③どうしてよいか判断できず、まごまごする様子。「時間・が・ 無()ー・て・ まいまいこんこし・ても・た。」〔⇒まいまいこんこん。①②⇒まいまい〕

まいまいこんこ【舞い舞いこんこ】《名詞》 水面を急速に旋回する習性がある、体長1センチに満たない水生昆虫。水すまし。「池・で・ まいまいこんこ・が・ 泳い・どる。」

まいまいこんこん【舞い舞いこんこん】《名詞、動詞する》 ①風などによって、くるくる回ること。「雪・が・ まいまいこんこん・を・ し・て・ 降っ・てき・た。」②あるところを中心にして小さな円を描いて回ること。特に、自分がひとりで、その場で回ること。「まいまいこんこんし・て・ 柱・に・ ぶつかっ・た。」③どうしてよいか判断できず、まごまごする様子。「みんな・で・ 相談し・た・けど・ まいまいこんこん・ し・て・ 何(なん)・も・ 決まら・ず・や。」〔⇒まいまいこんこ。①②⇒まいまい〕

まいる【参る、詣る】《動詞・ラ行五段活用》 ①神社、寺、墓などに行く。神社、寺、墓などで拝む。「彼岸・に・ 墓・に・ まいっ・た。」「合格・を・ 頼み・に・ 鹿島さん・に・ まいる。」②「行く」「来る」をへりくだって言う言葉。「私・の・ 方・から・ まいり・ます。」③閉口する。壊れる。「この・ 暑さ・に・は・ まいっ・ても・た。」「モーター・が・ まいっ・ても・て・ 煙・が・ 出・た。」④心を奪われる。「若い・ 女・の・ 子・に・ まいっ・とる。」⇒よわる〕

まう【回う】《動詞・ワア行五段活用》 ①中心を軸にして回転する。「モーター・が・ くるくる・ もー・とる。」②めまいがする。くらむ。「まぶしー・て・ 目ー・が・ もー・た。」③植えていた野菜類が立ち枯れになる。「雨・が・ 降ら・へん・さかい・ 胡瓜・が・ もー・ても・た。」■他動詞は「まわす」「まかす」⇒まわる〕

まう【舞う】《動詞・ワア行五段活用》 ①体を美しく動かして、踊りをする。「発表会・で・ 上手に・ まう。」②空中を軽く飛ぶ。空中をぐるぐる回る。「鳶(とんび)・が・ もー・とる。」③ひらひら揺れながら、上がったり下がったりする。飛びめぐる。「桜・の・ 花びら・が・ まう。」「どたばた・ 暴れ・たら・ ほこり・が・ まう・やろ。」

まうえ〔まーうえ〕【真上】《名詞》 ①真っ直ぐ上のあたり。「今・ まーうえ・を・ 飛行機・が・ 飛ん・どる。」②頭の上の近いところ。「スピーカー・が・ まーうえ・に・ あっ・て・ うるさい。」■対語=「ました【真下】」〔⇒まっうえ【真っ上】

まえ【前】《名詞》 ①顔の向いている方。自分が進んでいる方向。また、その方向にある場所。「よそ見・を・ せ・んと・ まえ・を・ 向い・て・ 聞き・なさい。」②その場の中心となっているところ。「講堂・の・ まえ・の・ 方・に・ 集まる。」③物事を始めないうち。「食事・の・ まえ・に・ 手・を・ 洗う。」④ものごとの初めの部分。さき。「まえ・の・ 方・で・ 説明・を・ し・た・でしょう。」④現在より昔。過去。以前。「駅・が・ でき・た・ 所・は・ まえ・は・ 田圃・やっ・た。」〔⇒まい〕■対語=「うしろ」「おしろ」

まえ【前】《接尾語》 割り当ての人数分を表すときに使う言葉。「餃子・ 3人まえ・を・ 頼み・ます。」〔⇒まい〕

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2014年12月13日 (土)

中山道をたどる(307)

大井宿から鵜沼宿まで()

 

いくつもの坂を越えて

 

 しばらく行くと再び山道に入っていきます。みちじろ峠(写真・左、1116分撮影)を通って、恵那市から瑞浪市へと行政区画が変わります。

 茶屋坂、新道坂から大久後観音坂(写真・中、1130)へと続いていきます。細かく書かれた坂の名前を見ていると、十三を超える名前があるように思われます。

 権現坂、鞍骨坂を通って、炭焼立場跡(写真・右、1149)に着きます。眺望が良くて、旅人に親しまれた立場のようです。今の私の背中のリュックとは比較にならないほどのものを運び続けて、次々と坂道を上り・下りする人たちにとって、立場は大きな喜びの場所であったのでしょう。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(707)

「明石日常生活語辞典…ま」()

 

まいこむ【舞い込む】《動詞・マ行五段活用》 ①雨、雪、塵などが、風にあおられて舞うようにして入ってくる。「風・が・ 強ー・て・ 砂ぼこり・が・ まいこん・でき・た。」②思いがけないものが、届いたり知らせられたりする。「同窓会・の・ 案内・が・ まいこん・でっ・た。」

まいしゅう〔まいしゅー〕【毎週】《名詞》 その週その週。どの週も。来る週ごとに。「まいしゅー・の・ 金曜日・に・は・ 反省会・が・ ある。」

まいだれ(前垂れ)】《名詞》 ①衣服を汚さないように、作業中に下半身に掛ける丈夫な布。◆商店名などが書かれていることもある。②衣服を汚さないように、炊事のときなどに体の前面に付ける西洋風の衣類。「まいだれ・の・ ポケット・に・ 領収証・を・ 入れる。」③衣服を汚さないように、乳幼児の顎のあたりに付ける布。「よだれ・で・ まいだれ・が・ ぬれ・ても・とー。」〔⇒まいかけ、まえかけ、まえだれ。⇒エプロン。⇒よだれかけ〕

まいちもんじ〔まーいちもんじ〕【真一文字】《名詞、形容動詞や()》 まっすぐな様子。一直線である様子。「まーいちもんじに・ なっ・て・ 鳥・が・ 飛ん・どる。」「まいちもんじに・ 口・を・ しめる。」

まいつき【毎月】《名詞》 その月その月。どの月も。来る月ごとに。「まいつき・ 親・の・ 墓・に・ 参る。」〔⇒まいげつ【毎月】

まいど【毎度】《名詞》 そのことが、いつも繰り返されること。常々、そのようであること。そのたびごと。「あいつ・が・ 遅刻する・の・は・ まいど・の・ こと・や。」「まいど・ お世話・に・ なっ・とり・ます。」

まいど【前度】《名詞》 反復したり継続したりすることがらの、この前のとき。今回のひとつ前のとき。「まいど・に・ 会()ー・た・ん・は・ 半月前・やっ・た。」「まいど・ 借っ・た・ 金・を・ 返す。」「まいど・は・ どこまで・ 済み・まし・た・かいな。」〔⇒ぜんかい、ぜん、まえど、まえのかい、まいのかい〕

ねんびゃくねんじゅう【年百年中】■類語=「まいにち」「まいしゅう」「まいつき」

まいど【毎度】《感動詞》 ありがとうという気持ちを表す言葉。お礼を言うときの言葉。◆「まいど ありがとうございます」を短く述べる言葉。「へー・ まいど。」「まいど・ おおきに。」

まいとし【毎年】《名詞、副詞》 その年その年。どの年も。来る年ごとに。「初詣・は・ まいとし・ 中尾・の・ 住吉さん・に・ 行く・ねん。」〔⇒まいねん【毎年】

まいにち【毎日】《名詞》 その日その日。どの日も。来る日ごとに。「まいにち・ 七時・に・ 家・を・ 出る・ん・や。」〔⇒まいにちひにち【毎日日日】

まいにちひにち【毎日日日】《名詞》 その日その日。どの日も。来る日ごとに。「まいにちひにち・ 家族・の・ 食事・を・ 何・に・ する・の・か・ 考える・の・も・ たいへんや。」◆「まいにち」を強調して表現する言葉。〔⇒まいにち【毎日】

まいねん【毎年】《名詞》 その年その年。どの年も。来る年ごとに。「まいねん・ 台風・が・ 一つ・か・ 二つ・か・ 来る。」〔⇒まいとし【毎年】、ねんびゃくねんじゅう【年百年中】■類語=「まいにち」「まいしゅう」「まいつき」

まいのかい【前の回】《名詞》 反復したり継続したりすることがらの、この前のとき。今回のひとつ前のとき。「わし・は・ まいのかい・は・ 休ん・でん。」〔⇒ぜんかい、ぜん、まえど、まいど、まえのかい〕■対語=「つぎのかい」

まいばらい(前払い)】《名詞、動詞する》 まだ支払日になっていないときに、給料や代金などを渡すこと。「しょーがない・なー・ まいばらいし・たる・わ。」〔⇒まえばらい【前払い】、さきばらい【先払い】■対語=「あとばらい【後払い】」

まいばん【毎晩】《名詞》 その晩その晩。どの晩も。来る晩に。「まいばん・の・ 晩酌・が・ 楽しみ・な・ん・や。」◆「まいよさ」という言葉もあったが、今は廃れた。

まいまい【舞い舞い】《名詞、動詞する》 ①風などによって、くるくる回ること。「落ち葉・が・ まいまいし・とる。」②あるところを中心にして小さな円を描いて回ること。特に、自分がひとりで、その場で回ること。「まいまい・を・ し・て・ 目ー・が・ まわっ・て・ こけ・た。」〔⇒まいまいこんこ、まいまいこんこん〕

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2014年12月12日 (金)

中山道をたどる(306)

大井宿から鵜沼宿まで()

深萱立場に着く

 うつ木原坂を通り、熊出没注意という警告にびっくりし、そのあとは山を抜けて、しばらく田園風景の道を歩きます。

 しばらく行くと、紅坂の一里塚(写真・左、1026分撮影)があります。頂上には槙の木が植えられていました。左右の塚ともに草が茂っています。

 うばヶ出茶屋跡を過ぎると、ぼたん岩(写真・中、1031)があります。下り坂です。石がぼたんの花のような模様になっているのです。

 大きな道路に出くわして、藤村高札場(写真・右、1057)があります。ここが深萱立場のあったところで、バス停もあって、JR武並駅との行き来が便利になっているところです。このあたりだけは現代に帰ったような気持ちになります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(706)

「明石日常生活語辞典…ま」()

 

まい【米】《名詞》 (こめ)を表す言葉として使うときに、「まい」という発音になることがある。「まい」の発音だけ独立して使うことはない。「白(はく)まい」「新(しん)まい」「古()ーまい」

まい《助動詞》 ①しようとする意志がないことを表す言葉。「行こ・と・ 行こ・まい・と・ お前・の・ 勝手や。」「これ・から・は・ 二度・と・ し・ょー・まい・と・ 思う・ねん。」「あんな・ 勝手な・ やつ・の・ 言()ー・ こと・なんか・ 聞ー・たる・まい・な。」②そうではないということを推量する言葉。「まさか・ 明日・は・ 雨・は・ 降る・まい。」◆動詞には、「行くまい」「行こまい」、「降るまい」「降ろまい」の両方の接続がある。

まい()】《接尾語》 割り当ての人数分を表すときに使う言葉。「五人まい・の・ 切符」〔⇒まえ〕

まい【毎】《接頭語》 そのたびごとという意味で使う言葉。「まい朝」「まい週」「まい月」「まい年」「まい回」「まい学期」

まい【枚】《助数詞》 平らで薄いものを数える言葉。「皿・が・ 5まい・ ある。」「画用紙・ 3まい」

まいあがる【舞い上がる】《動詞・ラ行五段活用》 飛び巡るように揺れながら、高く上がる。「風・で・ 紙・が・ まいあがっ・た。」「ほこり・が・ まいあがる。」

まいかい【毎回】《名詞、副詞》 繰り返される、その度ごと。会合などのすべて。「寄り合い・に・は・ まいかい・ 出席し・た。」

まいかけ(前掛け)】《名詞》 ①衣服を汚さないように、作業中に下半身に掛ける丈夫な布。◆商店名などが書かれていることもある。「まいかけ・ し・た・まま・で・ ご飯・を・ 食べる。」②衣服を汚さないように、炊事のときなどに体の前面に付ける西洋風の衣類。「じゃがいも・を・ まいかけ・で・ 受け・て・ 運ぶ。」③衣服を汚さないように、乳幼児の顎のあたりに付ける布。「綺麗な・ 絵ー・の・ つい・た・ まいかけ」〔⇒まえかけ、まいだれ、まえだれ。⇒エプロン。⇒よだれかけ〕

まいかぜ【舞い風】《名詞》 渦を巻くように吹き起こる強い風。つむじ風。「まいかぜ・で・ 木ー・の・ 葉ー・が・ みんな・ 散っ・ても・た。」〔⇒まいまいかぜ【舞い舞い風】

まいがまう【舞いが舞う】《動詞・ワア行五段活用》 ものごとが支障なく進展する。ものごとのやりくりがつく。「何とか・ 会社・は・ まいがもー・とる・ねん。」「こん・だけ・の・ 予算・やっ・たら・ 大けな・ 行事・は・ まいがまわ・ん・ こと・に・ なる・やろ。」

まいから(前から)】《副詞》 今ではなくて過去の時点から。過去の時点で既に。あらかじめ。「まいから・ 稽古(けーこ)・を・ 続け・てき・た。」〔⇒まえから、まえまえから、まいまいから〕

まいがり(前借り)】《名詞、動詞する》 まだ受取日になっていないときに、給料などのお金を受け取ること。「まいがりし・とっ・た・ 金・を・ アルバイト・を・ し・て・ 返す。」〔⇒まえがり【前借り】、さきがり【先借り】

マイク〔まいく〕【英語=mike(microphone)】《名詞》 音波を電流に変えるもので、放送や録音をするときに向かって話しかける器械。「大勢・の・ 前・で・ まいく・で・ しゃべっ・た。」

まいげ(眉毛)】《名詞》 目の少し上に、弓状に生えている毛。眉。「まいげ・の・ 薄い・ 子」〔⇒まひげ(眉毛)

まいげつ【毎月】《名詞》 その月その月。どの月も。来る月ごとに。「まいげつ・の・ 新聞・の・ 集金・は・ 二十日頃・に・ なっ・とる。」〔⇒まいげつ【毎月】

まいご【迷子】《名詞》 ①一緒にいた人からはぐれること。また、そのようになった人。とりわけ、そのような子ども。「遊園地・で・ まいご・に・ なら・ん・よーに・ 気ー・ つけ・て・ね。」②道に迷って目的地に行き着けなくなること。また、そのようになった人。「初めて・ 来・た・ん・で・ ちょっと・ まいご・に・ なっ・て・ 遅れ・てしまい・まし・た。」

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2014年12月11日 (木)

中山道をたどる(305)

大井宿から鵜沼宿まで()

 

乱れ坂に乱れ橋

 

 木々の生い茂る道を歩いていくと、姫御殿跡(写真・左、9時48分撮影)に着きます。ここは左側一帯の見晴らしの良い場所です。大名行列などにとっては格好の休息場所になったようです。和宮の降嫁の際には、漆塗りの御殿が建てられたと伝えられています。

 祝峠を過ぎてしばらく行くと、首なし地蔵(写真・中、9時51)があります。旅人の安全を祈って立てられたものですが、首がなくなったことについては伝説があるようです。

 急坂である乱れ坂を通ります。息が乱れるからとか、着物の裾が乱れるとかというのが名付けの由来のようです。坂を下りてくると、乱れ橋(写真・右、9時58)があります。長さは7メートル余りに過ぎませんが、急流で、水の多いときはたいへんだったのでしょうか、飛脚連中が橋を架けて通行料を取ったと言います。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(705)

「明石日常生活語辞典…ま」()

 

ま〔まー〕【魔】《名詞》 人を迷わせたり悩ませたりして、よくない方へ引き入れる不思議な力。「まー・が・ さし・て・ おかしな・ こと・を・ し・ても・た。」

ま〔まー〕【間】《名詞》 ①部屋などの一区切り。それぞれの目的を持った部屋。「この・ 家・は・ まー・の・ 数・が・ よーけ・ ある。」「次・の・ まー・に・ おっ・てくれ・へん・か。」「応接ま」②物と物との間の、あいているところ。「箪笥・と・ 壁・と・の・ まー・に・ 入っ・ても・た。」③時間の間隔。次のことが始まるまでの時間。「次・の・ 電車・まで・ だいぶ・ まー・が・ ある。」④余裕のある時間。自分の好きにできる時間。「休ん・どる・ まー・が・ ない・ほど・ 忙しかっ・た。」⑤何かをする頃合い。状況。機会。「まー・を・ 見・て・ 連絡し・まっ・さ。」⑥話しているときの、途切れる短い時間。「ぺらぺら・ 喋ら・んと・ まー・を・ 置い・て・ 話し・なはれ。」⑦ちょうど良い折り。「まー・が・ 悪い。」⇒すきま、すき、あいま。②③⇒あいだ。⇒ひま。⇒まん〕

ま〔まー〕《助動詞》 聞き手に対する敬意を表して、丁寧に表現する言葉。「わし・が・ 行き・まー。」◆「ます」の「す」の発音が脱落して「ま」となったり、その「ま」の発音が長音化したりすることがある。ただし、これは終止形における現象であるので、この助動詞全体のことについては「ます」の項を参照のこと。〔⇒ます〕

ま〔まー〕【真】《接頭語》 純粋にそうである、間違いなくそうである、正確にちょうどそのようである、という意味を添える言葉。「駅・を・ 出・て・ まー右・を・ 向い・たら・ 交番・が・ ある。」「まー真ん中・に・ ボール・を・ 投げ込む。」「ま四角」「まー東」「まー前」「まー向こう」〔⇒まっ【真っ】、まん【真ん】

まあ〔まー〕《副詞》 ①ためらいながら肯定するような気持ちを表す言葉。「まー・ そーゆー・ こと・に・ し・とき・まほ。」②十分ではないが、まずまずの状態であるということを表す言葉。「まー・ 合格・に・ し・とこ・ー。」③とりあえず、ひとまず、仮に、という意味を表す言葉。「今回・は・ まー・ 欠席・に・ さし・とい・てください。」

まあ〔まー〕《感動詞》 驚いたり感心したりするときに、思わず出る言葉。「なんと・ まー・ おいしい・なー。」「まー・ 速い・ 足・や・なー。」〔⇒まあまあ〕

マーガリン〔まーがりん〕【英語=margarine】《名詞》 植物油などを原料とした、バターに似た食品。「パン・に・ まーがりん・を・ 塗る。」

マーク〔まーく〕【英語=mark】《名詞》 ①ものごとの意味や内容を表すために、他と区別するように決めた文字や図形。「間違え・ん・よーに・ する・ため・に・ 鞄・に・ リボン・の・ まーく・を・ 付ける。」「学校・の・ まーく・を・ 地図・で・ 探す。」②物事を明らかにする、拠りどころとなるもの。事実を証明するもの。「偽物・で・ ない・ こと・を・ 表す・ まーく」〔⇒しるし〕

まあまあ〔まーまー〕《副詞、形容動詞や()》 十分ではないが、まずまず良好であると思われる様子。「試験・の・ 出来・は・ まーまーやっ・た。」「まーまー・ うまい・ ラーメン・やっ・た。」〔⇒そこそこ〕

まあまあ〔まーまー〕《感動詞》 ①驚いたり感心したりするときに、思わず出る言葉。「まーまー・ わざわざ・ 来・てもろ・て・ すんません。」②相手の気持ちを抑えたりなだめたりするときに用いる言葉。「まーまー・ 何とか・ こらえ・たっ・てー・な。」〔⇒まあ〕

まい【舞】《名詞》 歌や音楽に合わせて、体や手足を美しく動かして演じること。「まい・を・ 舞う。」

まい【前】《名詞》 ①顔の向いている方。自分が進んでいる方向。また、その方向にある場所。「まい・の・ 方・に・ 車・が・ 止まっ・た。」「まい・に・ 海・が・ あっ・て・ 見晴らし・が・ 良()ー。」②その場の中心となっているところ。「教室・の・ まい・に・ 黒板・が・ ある。」「まい・に・ 出・て・ 歌・を・ 歌う。」③物事を始めないうち。「始める・ まい・に・ お辞儀・を・ する。」④ものごとの初めの部分。さき。「まい・に・ 言()ー・た・ こと・を・ もー・ 忘れ・た・ん・かいな。」④現在より昔。過去。以前。「まい・は・ 池・やっ・た・ とこ・を・ 埋め立て・て・ 学校・を・ 建て・た。」〔⇒まえ〕■対語=「うしろ」「おしろ」

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2014年12月10日 (水)

中山道をたどる(304)

大井宿から鵜沼宿まで()

 

槙が根の一里塚・茶屋・追分

 

 七本坂を通って、槙が根坂にかかります。

 槙が根の一里塚(写真・左、9時17分撮影)はその姿をとどめています。右と左の位置が少しずれています。

 林の中に槙が根立場があります。ここには茶屋(写真・中、9時35)があり、伊勢神宮遙拝所もありました。

 そのすぐ先に槙が根の追分(写真・右、9時36)があって、左側の谷に下っていく道があります。「右西京大坂 左伊勢名古屋」と彫った石柱が立っています。真っ直ぐ続く中山道を上街道と呼び、ここで分かれて下る道を下街道と呼んでいます。下街道は名古屋に通じる道で伊勢参宮にも利用されました。ただし、幕府は中山道の宿場を保護するために、下街道の利用を厳しく取り締まったと言われますが、名古屋・伊勢へは下街道が便利であることは誰の目にも明らかです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(704)

「明石日常生活語辞典…ほ」(27)

 

ぽんぽん《副詞と》 ①ものごとが威勢良く、次々と続いていく様子。また、そのときに出る音。「ぽんぽんと・ 続け・て・ ボール・を・ 投げる。」「質問・に・ ぽんぽんと・ 答える。」②遠慮なく次々に言う様子。言葉が淀みなく出てくる様子。「ぽんぽんと・ 文句・を・ 言わ・れ・て・ 困っ・ても・た。」③続けざまに破裂する様子。また、その音。「花火・が・ ぽんぽんと・ 上がっ・た。」④軽くたたく様子。「肩・を・ ぽんぽんと・ たたか・れ・た。」⇒ぼんぼん〕

ぽんぽんいた【ぽんぽん痛】《名詞》 食べ過ぎや食あたりなどによって、おなかが痛むこと。「寝冷えし・たら・ ぽんぽんいた・に・ なり・まっ・せ。」◆幼児語。〔⇒はらいた〕

ぽんぽんがし【ぽんぽん菓子】《名詞》 米などに圧力をかけて、一瞬のうちに弾かせて膨らませた菓子。「ぽんぽんがし・の・ おっちゃん・が・ 来・た・さかい・ 米・を・ 持っ・て・ はぜらし・てもらい・に・ 行っ・た。」〔⇒ぽんがし、ぽんせん、ぽんぽん、ぽんぽんせんべい〕

ぽんぽんせんべい〔ぽんぽんせんべー〕【ぽんぽん煎餅】《名詞》 ①米などに圧力をかけて、一瞬のうちに弾かせて膨らませた菓子。「昔・は・ ぽんぽんせんべー・が・ おいしー・と・ 思(おも)・た・なー。」②前項のものを型に入れて煎餅のようにしたもの。「ぽんぽんせんべー・は・ やろこい・さかい・ 割りやすい。」〔⇒ぽんせん。⇒ぽんがし、ぽんぽん、ぽんぽんせんべい、ぽんぽんがし〕

ぽんぽんになる《動詞・ラ行五段活用》 裸になる。「ぽんぽんになっ・たら・ 風邪・を・ ひく・ぞ。」

ほんま【本真】《名詞、形容動詞や》 ごまかしや嘘が含まれていないこと。本当であること。真実であること。「ほんまに・ 信用し・ても・ えー・の・やろ・か。」「ほんまの・ こと・を・ 教え・てほしー・のや。」「その・ 嘘・ ほんま?」

ほんまく《副詞》 思う存分。気のすむまで。一生懸命。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ ほんまく・ ぶちまし・たっ・た。」「ほんまく・ 走っ・て・ なんとか・ 間に合()ー・た。」〔⇒おんまく〕

ほんまに《副詞》 本当に、偽りなく、ずいぶん、などという意味を表す言葉。「梅雨・が・ 明け・て・ ほんまに・ 暑い・ 日ー・が・ 続き・ます・なー。」「ほんまに・ 一雨・ ほしー。」〔⇒ほん、ほんに〕

ほんまもん【本間物】《名詞》 ①偽物でなく、まさしくそのもの。「ほんまもん・の・ ダイヤ」②見せかけでなく、中身が伴っていること。技術などが優れていること。「ほんまもん・の・ 政治家・が・ 少(すけ)のー・ なっ・た・なー。」〔⇒ほんもの、ほんもん〕■対語=「にせもん」「にせ」

ほんもの【本物】《名詞》 ①偽物でない、まさしくそのもの。「ほんもの・の・ 金・の・ 延べ棒」②見せかけでなく、中身が伴っていること。技術などが優れていること。「ほんもの・の・ 腕前・を・ 持っ・た・ 人」〔⇒ほんまもん、ほんもん〕■対語=「にせもん」「にせ」

ほんもん【本物】《名詞》 ①偽物でない、まさしくそのもの。「ほんもん・の・ 真珠・や。」②見せかけでなく、中身が伴っていること。技術などが優れていること。「あいつ・の・ 力・は・ ほんもん・や。」〔⇒ほんまもん、ほんもの〕■対語=「にせもん」「にせ」

ほんや【本屋】《名詞》 本や雑誌などを売る店。書店。また、その職業の人。「デパート・の・ ほんや・で・ 買()ー・た。」

ぼんやり《副詞と、動詞する》 ①形、色、記憶などがはっきりしない様子。「小豆島・が・ ぼんやり・ 見えとる。」②元気がなかったり、気持ちがゆるんでいたりして、意識が明瞭でない様子。「さっき・まで・ 寝とぼけて ぼんやり・ し・とっ・てん。」③気が利かなかったり、うかつであったりする様子。「ぼんやりせ・んと・ お茶・ぐらい・ 出せ・よ。」〔⇒ぼいやり、ぼやんと、ぼやっと。②③⇒ぼやぼや〕

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2014年12月 9日 (火)

中山道をたどる(303)

大井宿から鵜沼宿まで()

 

十三峠が始まる

 

 JR中央線を渡ります。これまでにも仲仙道第〇踏切というのがありましたが、ここは仲仙道踏切(写真・左、8時51分撮影)です。岐阜県に入ってからは中山道と中央線との交差ははじめてで、ここからは中央線は遠ざかっていきますから、このような命名になったのでしょうか。

 いよいよ山道が始まります。十三峠の入り口(写真・中、8時57)です。大湫宿までは十三峠を、大湫から細久手までは琵琶峠を越えることになります。

 最初の坂は西行坂と呼ばれていて、上っていくと展望の開けるところがあって、西行の供養塚と伝えられているもの(写真・右、9時03)があります。

 西行は東大寺勧進に出て、奥州から信濃を経て、この地を訪れたと言われています。歌碑には「待たれつる入相の鐘の音すなり明日もやあらば聞かむとすらむ」という歌が刻まれています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(703)

「明石日常生活語辞典…ほ」(26)

 

ポンプ〔ぽんぷ〕【オランダ語=pomp】《名詞》 液体や気体に圧力を加えて、他の場所に送る機械。「井戸・の・ 水・を・ ぽんぷ・で・ 汲む。」◆単に「ぽんぷ」と言うだけでも、井戸からの汲み上げポンプを指すことが多かった。

ぼんべらぼん《名詞、形容動詞や》 一面に平らで、凹凸がないこと様子。つるつるで、変化に乏しい様子。「ぼんべらぼんの・ 顔」〔⇒ずんべら、ずんべらぼん、ずんべらぼう、のっぺらぼう、のっぺらぼん〕

ぽんぽこ《名詞》 山にすんで夜行性で、人を騙すと思われている動物。「ぽんぽこ・が・ 茶釜・に・ 化ける。」◆幼児語。〔⇒たぬき、たのき、ぽんぽこだぬき〕

ぽんぽこ《形容動詞や》 ①中身がいっぱいになって、張っている様子。「鞄・が・ ぽんぽこに・ なっ・とる。」②満腹である様子。「思いっ切り・ 食べ・て・ 腹・が・ ぽんぽこに・ なっ・た。」③妊娠して、お腹が張っている様子。「ぽんぽこに・ なっ・て・ 歩きにくそーや。」〔⇒ぽんぽこぽん、ぽんぽこぽんのぽん〕

ぽんぽこだぬき【ぽんぽこ狸】《名詞》 山にすんで夜行性で、人を騙すと思われている動物。「ぽんぽこだぬき・が・ 月夜・の・ 晩・に・ 踊る・ 話」◆腹をぽんぽんと叩く狸というイメージで、狸のことを、おどけて言う言葉。◆幼児語。〔⇒たぬき、たのき、ぽんぽこ〕

ぽんぽこぽん《形容動詞や》  ①中身がいっぱいになって、張っている様子。「風船・が・ ぽんぽこぽんに・ なっ・て・ はでり・そーや。」②満腹である様子。「よー・ よばれ・て・ 腹・が・ ぽんぽこぽんに・ なり・まし・た。」③妊娠して、お腹が張っている様子。「八が月・に・ なっ・て・ ぽんぽこぽんです・ねん。」〔⇒ぽんぽこ、ぽんぽこぽんのぽん〕

ぽんぽこぽんのぽん《形容動詞や》  ①中身がいっぱいになって、張っている様子。「リュックサック・に・ 詰めすぎ・て・ ぽんぽこぽんのぽんに・ なっ・とる。」②満腹である様子。「ぽんぽこぽんや・さかい・ もー・ 食わ・れ・へん。」③妊娠して、お腹が張っている様子。「ぽんぽこぽんのぽんで・ 来月・ 生まれる・ 予定・です。」〔⇒ぽんぽこ、ぽんぽこぽん〕

ぼんぼん【坊々】《名詞》 ①小さな男の子を表す言葉。坊や。「あの・ ぼんぼん・は・ どこ・の・ 子ー・かいな。」②良家の子ども。「ぼんぼん・や・さかい・ 苦労知らず・で・ 大き・ なっ・た・ん・やろ。」〔⇒ぼん〕

ぼんぼん《名詞》 ふっくらとした、小さくて丸い玉。「毛糸・の・ 帽子・の・ てっぺん・の・ ぼんぼん」「ぼんぼん・が・ いっぱい・ 付い・とる・ 葱」

ぼんぼん《副詞と》 ものごとが威勢良く、次々と続いていく様子。また、そのときに出る音。「ボール・を・ ぼんぼん・ 打ち返す。」「昨日・の・ 試合・は・ ぼんぼん・ ホームラン・を・ 打た・れ・て・ 負け・た。」「遠慮・も・ なし・に・ ぼんぼんと・ もの・を・ 言()ー・ 人」〔⇒ぽんぽん〕

ぽんぽん《名詞》 胸と腰との間で、胃や腸などのあるところ。「食べ過ぎ・たら・ ぽんぽん・が・ 痛(いと)ー・ なり・まっ・せ。」「ぎょーさん・ 食べ・て・ ぽんぽん・を・ 叩い・たら・ ぽんぽんと・ 音・が・ する。やろ。」②母体の、子が宿るところ。「お母ちゃん・の・ ぽんぽん・が・ 大きなっ・た。」◆幼児語。〔⇒はら〕

ぽんぽん《名詞》 ①戦後の時期にあった、原動機付きの自転車。「ぽんぽん・は・ 坂・を・ 上る・の・が・ 楽や。」②ぽんぽんというエンジン音を立てて走る船。「港・に・ ぽんぽん・が・ 戻っ・てき・た。」

ぽんぽん《名詞》 米などに圧力をかけて、一瞬のうちに弾かせて膨らませた菓子。「米・を・ はぜら・し・た・ ぽんぽん」〔⇒ぽんがし、ぽんせん、ぽんぽんせんべい、ぽんぽんがし〕

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2014年12月 8日 (月)

中山道をたどる(302)

大井宿から鵜沼宿まで()

 

大井宿を過ぎる

 

 テレビは3人の日本人科学者のノーベル物理学賞の話題で持ちきりであった一夜が明けて、10月8日、中山道を歩き始めます。

 中山道の道筋から少し入ったところに中山道広重美術館(写真・左、8時15分撮影)がありますが、開館時刻前です。

 中山道を西に向かいますが、このあたりは東銀座通り、西銀座通り、中野本通りという名前の地域が続いています。街道沿いに行灯の形をしたものが、あちこちに設置されています。田邊川という小さな川の手前には、浸水防止壁(写真・中、8時27)の石が残っています。土嚢ではなく、板をはめて水害をくいとめようとしたのです。

 町を外れたところに西行の硯水(写真・右、8時47)があります。西行が歌を詠み、泉の水で墨を擦り文字に書いたという言い伝えがあるようです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(702)

「明石日常生活語辞典…ほ」(25)

 

ほんだす【放ん出す】《動詞・サ行五段活用》 ①乱暴な動作で外に出す。「鞄・から・ 洗濯物・を・ ほんだす。」②投げるように置く。「こんな・ 所(とこ)・に・ 財布・を・ ほんだし・とい・たら・ あか・ん・やろ。」③途中でやめる。「勉強・を・ ほんだし・て・ 遊び・に・ 行っ・た。」〔⇒ほりだす〕■対語=「ほりこむ」

ほんだな【本棚】《名詞》 本を載せて並べておく棚。「ほんだな・の・ 端・に・ 花瓶・を・ 置く。」

ほんで《接続詞》 前に述べたことを受けて、(あるいは、前に述べたことを理由として)後のことを述べるのに使う言葉。「ほんで・ 結局・ 何・も・ 決まら・なんだ・ん・や。」〔⇒ほれで、ほいで、それで、そんで、そいで〕

ほんでから《接続詞》 それで。それから。「ほんでから・ 後・は・ 大喧嘩・に・ なっ・ても・てん。」〔⇒ほんで、ほいで、そんで、そいで〕

ほんでも《接続詞》 それでも。「ほんでも・ ちょっと・ 温ー・ なっ・てき・まし・た・なー。」〔⇒ほいでも、そんでも、そいでも〕

ほんてん【本店】《名詞》 営業の中心になっている店。「ほんてん・は・ 神戸・の・ 元町・に・ ある。」■対語=「してん」

ぽんと《副詞》 ①無造作に放り出したり、投げたりする様子。「鞄・を ぽんと・ 横・に・ 置く。」②惜しげもなく金品を差し出す様子。「ぽんと・ 寄付・を・ し・てくれ・た。」③ものがはじけたり抜けたりする様子。「コルク・の・ 栓・を・ ぽんと・ 抜く。」④軽くたたく様子。「背中・を・ ぽんと・たたく。」⇒ぽいと〕

ほんとう〔ほんとー〕【本当】《名詞、形容動詞や》 ①ごまかしや嘘が含まれていないこと。「ほんとー・の・ こと・を・ 教え・てください。」②心の奥底からそのように思うということ。「この・ 仕事・は・ ほんとーに・ しんどかっ・た。」◆短く「ほんと」となることもある。「ほんま」とも言う。〔⇒ほんま〕

ほんどう〔ほんどー〕【本堂】《名詞》 本尊をまつってある、寺の中心となる建物。「ほんどー・の・ 軒(のき)・に・ 座っ・て・ 境内・を・ 眺め・とっ・た。」

ほんなら《接続詞》 それなら。「ほんなら・ もー・ ちょっと・ 勉強さし・てもらい・まっ・さ。」〔⇒ほなら〕

ほんなん《名詞》 そのようなもの。「ほんなん・ この・ 店・で・は・ 売っ・とら・へん。」〔⇒そんなん〕

ほんに《副詞》 本当に、偽りなく、ずいぶん、などという意味を表す言葉。「ほんに・ だいぶ・ 温ー・ なっ・てき・まし・た・なー。」◆相手の言ったことを肯定的にとらえて発する言葉。〔⇒ほん、ほんまに〕

ほんにん【本人】《名詞》 そのことに直接関わりを持つ人。当事者。「ほんにん・が・ 行か・なんだら・ パスポート・は・ くれ・へん・そーや。」

ほんの《連体詞》 わずかの。かすかな。まったくの。「ほんの・ まねほど・です・けど・ 食べ・ておくん・なはれ。」「わから・ん・ とこ・が・ ほんの・ ちょっと・だけ・ あり・ます・ねん。」「ほんの・ 印・だけ・です・けど・ お礼・の・ 気持ち・に。」〔⇒ほん〕

ほんのり《副詞と》 色や香りや、その他の様子などが、かすかに現れる様子。「パン・に・ ほんのり・ 焦げ目・が・ つい・た。」「向こー・の・ 山・が・ ほんのり・ 見える。」

ほんば【本場】《名詞》 ①そのことの中心となるところ。「三宮・は・ 流行・の・ ほんば・や。」②主な産地。「酒・の・ ほんば・は・ やっぱり・ 灘・や。」「明石・は・ 鯛・の・ ほんば・や。」

ほんばこ【本箱】《名詞》 本を並べて入れておく、箱の形をした家具。「ほんばこ・に・ 文学全集・を・ 並べる。」

ほんばん【本番】《名詞》 練習ではなく、本式に行うこと。「ほんばん・で・ 失敗せ・ん・よーに・ しー・や。」

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2014年12月 7日 (日)

中山道をたどる(301)

大井宿から鵜沼宿まで()

 

明智の日本大正村を歩く

 

 秋空の10月7日から、中山道を歩き継ぎます。

 ただし今回は、大井宿から大湫宿を経て細久手宿までを1日で歩いて、古い旅籠の大黒屋に泊まる予定です。そのために前日は恵那に泊まります。

 そこで、その半日を明知鉄道に乗って恵那市明智町の日本大正村に行くことにします。大正村の存在は以前から聞き及んでいて、一度は訪れたいと思っていました。

 明智駅を降りて、駅前から右の方へ歩いていくと大正村広場があって観光案内所もあります。村内の地図をもらって、歩くルートを思い描きます。有料施設4館のフリー切符がありますが、時間のことを考えて買わないことにしました。

 蔵の壁にはさまれた石畳の大正路地を通っていくと、日本大正村役場(写真・左、1454分撮影)の前に出ます。1906(明治39)に建てられ1957(昭和32)までの半世紀、現役の町役場として使われました。今年は大正103年に当たると書いてあります。建物の中をひととおり、ゆっくり見学しました。

 大正浪漫館(写真・中、1514)は初代館長・高峰三枝子さん、初代議長・春日野親方の像が玄関の左右にあって、白亜の建物が青空に映えています。その奥の方に元禄時代に建てられた茅葺き屋根の旧・三宅家があって、中を見学させてもらいました。

 元・小学校の絵画館、元・郵便局の逓信資料館を見たり、街道筋を歩いたりしていると、ほんとうに町全体が博物館のように感じました。

 1889(明治22)に町制を敷いた明智町は、地場産業の蚕糸で栄えた豊かな町のようです。ただし、「糸曳き乙女地蔵」というのが小川のそばにあって、女工哀史を感じさせます。

 明智駅前(写真・右、1556)には明智光秀生誕の地というのぼりとともに、石碑も建てられています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(701)

「明石日常生活語辞典…ほ」(24)

 

ほんき【本気】《名詞、形容動詞や》 ①真剣に対応しようとする気持ち。真面目に対応しようとする気持ち。「ほんきに・ なっ・て・ 練習し・た・さかい・ 強ー・ なっ・た。」②スポーツ、遊び、賭け事などで、正式に勝負をすること。「練習・が・ 済ん・だ・さかい・ 今・から・は・ ほんきや・ぞー。」⇒ほんけ〕■対語=②「うそき」「うそけ」

ほんけ【本家】《名詞》 一族の大もとの家。分家から見て、もとの家。「ほんけ・の・ 跡継ぎ」

ほんけ【本気】《名詞、形容動詞や》 スポーツ、遊び、賭け事などで、正式に勝負をすること。「ここ・から・は・ ほんけ・の・ 勝負・や・ぞ。」〔⇒ほんき〕■対語=②「うそき」「うそけ」

ぼんさい【盆栽】《名詞》 鉢などに小さな木や草を植えて、幹や枝葉などを美しく手入れして楽しむもの。「ぼんさい・の・ 菊」

ぼんさん〔ぼーさん〕【坊さん】《名詞》 ①お寺の住職さん。「毎月・ ぼんさん・が・ お参り・に・ 来・てくれ・てや・ねん。」②商店などに住み込んで働く人。商家の小僧や丁稚。「小(こま)い・ 時・は・ 神戸・の・ 店・へ・ ぼんさん・に・ 行っ・とっ・た。」⇒ぼうさん、おじゅっさん〕

ぼんさんがへをこいた〔⇒ひふみよいむなやこと〕【坊さんが屁をこいた】《唱え言葉》 ものを数えるときに、1から10までを数える代わりに、一字一音で言う言葉。◆「いち、に、さん、し、ごー、ろく、ひち、はち、くー、じゅー」と言う代わりに、「ぼんさんがへをこいた」と言えば、1から10までを数えたことと見なす。隠れん坊で、〔百まで数えてから探し始める〕というルールなら、「ぼんさんが……」を十回繰り返せばよいということになる。しかも、きちんと「ぼんさんがへをこいた」と言うことをせず、この十音すら、あわてて、いい加減に発音することもなかったわけではない。この言葉の「ぼんさん」は、商家の丁稚を指すということも考えられるが、私はお坊さんと信じて疑わなかった。お坊さんが放屁するという、あまり考えられない事柄をあげて面白がっているのだと思っていた。大人たちは、「ひふみよいむなやこと」(「ひとつ」の「ひ」、「ふたつ」の「ふ」、「みっつ」の「み」…、のそれぞれの最初の一音を連ねたもの)という言い方をしていたように思う。

ほんじつ【本日】《名詞》 今、過ごしているこの日。◆「きょう」の改まった言い方。「ほんじつ・は・ 日柄・も・ よろしー・よー・です。」〔⇒きょう〕

ほんじつはせいてんなり〔ほんじつはせーてんなり〕【本日は晴天なり】《唱え言葉》 マイクなどのテストをするときに、口に出す言葉。

ほんしょう〔ほんしょー〕【本性】《名詞》 生まれつきの性質。隠れ持っている性質。「ほんしょー・を・ 現し・た。」

ほんしょく【本職】《名詞》 ①ある分野に熟達し、詳しい知識・技能などを持っている人。それを専門とする人。「ほんしょく・の・ 人・は・ やっぱり・ 上手や・なー。」②生活を支えている、本来の仕事。「わし・の・ ほんしょく・は・ 農業・や。」⇒くろうと、くろと〕

ほんせき【本籍】《名詞》 その人の戸籍のあるところ。「わし・の・ ほんせき・は・ 神戸・や・ねん。」

ぽんせん【ぽん煎】《名詞》 ①米などに圧力をかけて、一瞬のうちに弾かせて膨らませた菓子。「米・を・ 持っ・ていっ・て・ ぽんせん・に・ し・てもらう。」②前項のものを型に入れて煎餅のようにしたもの。「ぽんせん・は・ 小()まい・ 子・でも・ 食べ・られる。」〔⇒ぽんぽんせんべい。⇒ぽんがし、ぽんぽん、ぽんぽんがし〕

ほんぞん【本尊】《名詞》 ①寺の中心に祀られて、信仰などの対象となる仏像。「この・ お寺・の・ ほんぞん・は・ 阿弥陀はん・や。」②ものごとや行事などの中心になる人。「送別会・に・ ほんぞん・が・ 遅刻し・たら・ 笑わ・れる・ぞ。」

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2014年12月 6日 (土)

中山道をたどる(300)

須原宿から大井宿まで(30)

 

大井宿で打ち切る

 

 細い流れの山本用水を過ぎて、明知鉄道のガードをくぐって、高札場を見て、大井宿に入ってきました。

 枡形になっているところを通って、大井宿本陣跡(写真・左、1229分撮影)を過ぎて、ひし屋資料館(古山家)や、下問屋場跡などを経て、明治天皇行在所(写真・中、1324)に着きました。ここは、大井宿の中でも大規模な旅籠であり商売も営んでいた伊藤家です。行在所となったのは1880(明治13)で、風呂・便所等が新たに作られたと言います。その後、家の所有は岩井家に変わっています。現在は資料館になっていて、御座所、風呂場、便所や、内庭にある志野焼の灯籠などを見せていただきました。

 ここで、大黒屋さんから電話がありました。無理をしてまで細久手まで来るのは忍びない、キャンセル料はいただかない、という嬉しい内容の電話です。今回の3泊4日は、一日短縮して、ここで打ち切ることにしました。大黒屋さんに泊めていただくのは次回にします。

 ゆっくり大井宿を歩き、阿木川(写真・右、1334)を渡って、恵那駅にたどり着きました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(700)

「明石日常生活語辞典…ほ」(23)

 

ぼろや【襤褸屋】《名詞》 金属や衣類、紙類などの廃品を回収する業者。「古い・ 新聞・を・ まとめ・て・ ぼろや・に・ 売っ・た。」〔⇒よせや【寄せ屋】、てんや【てん屋】

ぼろんと《副詞》 ①楽器などを弾いたときに出る、低い音。「コントラバス・が・ ぼろんと・ 聞こえ・た。」②持っていたものを取り落とす様子。また、そのときに出る音。「居眠りし・て・ 本・を・ ぼろんと・ 落とす。」〔⇒ぽろんと〕

ぽろんと《副詞》 ①楽器などを弾いたときに出る、高い音。「琴・を・ ぽろんと・ 鳴らす。」②持っていたものを取り落とす様子。また、そのときに出る音。「茶碗・を・ ぽろんと・ 落とし・て・ めん・でも・た。」〔⇒ぼろんと〕

ほん【本】《名詞》 文字や絵などを印刷して、比較的分厚いページ数としてまとめたもの。「寝転ん・で・ ほん・を・ 読む。」

ほん《副詞》 本当に、偽りなく、ずいぶん、などという意味を表す言葉。「ほん・ しんどい。」「今日・は・ ほん・ 温い・ 日ー・や。」「ほん・ 近い・ ところ」〔⇒ほんに、ほんまに〕

ほん【本】《接頭語》 ①そのものを指し示す言葉。「ほん年(ねん)」「ほん日(じつ)」「ほん校(こー)」②紛れもなく、それそのものであるということを表す言葉。「ほん人(にん)」「ほん物(もん)

ほん〔ぼん、ぽん〕【本】《助数詞》 細長いものを数える言葉。「鉛筆・が・ 三ぼん・ ある。」「ビール・ 十ぽん」

ほん《連体詞》 わずかの、かすかな、まったくの、などという意味を表す言葉。「ほん・ こないだ・まで・は・ 暑かっ・た・のに・ 急に・ 涼し・ なっ・た・なー。」「これ・は・ ほん・ 気持ち・だけ・です。」「ほん・ まねほど・です・けど・ 食べ・ておくん・なはれ。」「わから・ん・ とこ・が・ ほん・ ちょっと・だけ・ あり・ます・ねん。」「あいつ・は・ ほん・ 近所・に・ 住ん・どる。」「ほん・ 印・だけ・です・けど・ お礼・の・ 気持ち・に。」「ほん・ ちょっと・だけ・や・けど・ 食べ・ておくん・なはれ。」〔⇒ほんの〕

ぼん【盆】《名詞》 ①平らで縁の浅い、ものを載せて運ぶ道具。「ぼん・に・ 載せ・て・ お茶・を・ 出す。」②先祖の霊をまつる、八月の行事。「ぼん・に・ 墓参り・を・ する。」

ぼん【坊】《名詞》 ①小さな男の子を表す言葉。坊や。「この・ 子・は・ どこ・の・ ぼん・かい・なー。」「ぼん・は・ 年・が・ なんぼ・に・ なっ・た・ん・かいなー。」②良家の子ども。「えー・ とこ・の・ ぼん」〔⇒ぼんぼん〕

ぼん〔ぼーん〕《副詞と》 ①柱時計や鐘などが、重い音で鳴る様子。また、その音。「時計・が・ ぼーんと・ 六時・を・ 打っ・た。」②ものが鈍い音をたてて爆発したり、燃え上がったりする様子。また、その音。「たき火・を・ し・とっ・たら・ 竹・が・ ぼんと・ はぜっ・た。」

ぼん【坊】《接尾語》[名詞につける] 小さな子どもの敬称として使う言葉。「太郎(たろ)ぼん」「芳・ぼん」

ぽん〔ぽーん〕《副詞と》 ①柱時計や鐘などが、重い音で鳴る様子。また、その音。②ものが軽い音をたてて爆発する様子。また、その音。③さえぎっていたものや栓などが、勢いよく抜ける様子。また、そのときに出る音。④一度に全部を揃えて出す様子。「借金・を・ いっぺんに・ ぽんと・ 払(はろ)・てくれ・た。」

ぼんおどり【盆踊り】《名詞、動詞する》 盆の頃に、野外で大勢の人が集まって踊る行事。「昔・は・ 小学校・で・ 行灯・を・ 掛け・て・ ぼんおどり・を・ し・た・もん・や。」

ぽんがし【ぽん菓子】《名詞》 米などに圧力をかけて、一瞬のうちに弾かせて膨らませた菓子。「ぽんがし・は・ 小さい・ 子ー・でも・ 食べやすい。」〔⇒ぽんせん、ぽんぽん、ぽんぽんせんべい、ぽんぽんがし〕

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2014年12月 5日 (金)

中山道をたどる(299)

須原宿から大井宿まで(29)

足の痛みが甚だしくて

 この日、歩き始める段階から、足の先に痛みを感じていましたが、しだいに痛みが強くなってきました。

 岡瀬坂、甚平坂などがあって上り坂も続きます。甚平坂公園(写真・左、1158分撮影)は見晴らしの良いところで、広重の絵を刻み込んだ石碑や、近代の句碑もあります。

 中央線のトンネルの煉瓦を焼いた粘土採取場や根津神社を過ぎていくと、関戸の一里塚跡(写真・中、1208)があります。

 菅原神社を過ぎると、大井宿の上宿石仏群(写真・右、1218)があります。

 宿泊を予定しているのは細久手宿の旅籠・大黒屋です。大湫を経て細久手まで歩く予定にしていましたが、痛みが強くなり、しだいに足どりが遅くなってきました。当日の宿泊キャンセルはできませんから、大黒屋さんに電話をかけると、瑞浪駅からコミュニティバスの便があるとのことです。今日は恵那駅で歩くのを打ち切って瑞浪駅に行こうと決めました。大井宿(恵那駅)まで歩きます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(699)

「明石日常生活語辞典…ほ」(22)

 

ぼろくそ【襤褸糞】《形容動詞や》 ①相手を強く批判する様子。さんざんである様子。問題にする価値すらないという様子。「ぼろくそに・ けなす。」「ぼろくそに・ 負け・ても・た。」②きわめて易しい様子。「こんな・ 問題・なんか・ ぼろくそに・ でける。」〔⇒ぼろかす【襤褸滓】⇒みそかす【味噌滓】、みそくそ【味噌糞】、くそみそ【糞味噌】、くそかす【糞滓】

ほろせ《名詞》 皮膚にできる小さな盛り上がり。発疹。「蚊ー・に・ 咬ま・れ・て・ ほろせ・が・ でけ・た。」「ほろせ・を・ 掻い・たら・ 血ー・が・ 出・てき・た。」〔⇒ぶつぶつ、つぶつぶ〕

ほろっと《副詞、動詞する》 感動して心が詰まる様子。しんみりとする様子。涙ぐんだり、涙を落としたりする様子。「気の毒な・ 話・を・ 聞い・て・ ほろっと・ し・た。」

ぼろっと《副詞》 ①手からすり抜けて落としてしまう様子。「受け・た・ ボール・を・ ぼろっと・ 落とし・ても・た。」②崩れ落ちたり、欠け落ちたりする様子。「枯れ・た・ 枝・が・ ぼろっと・ 折れ・た。」③そんなつもりではないのに、思わず言ってしまう様子。「ぼろっと・ 白状し・た。」〔⇒ぽろっと〕

ぽろっと《副詞》 ①手からすり抜けて落としてしまう様子。「持っ・とっ・た・ コップ・を・ ぽろっと・ 落とし・た。」②崩れ落ちたり、欠け落ちたりする様子。「茶碗・の・ 端・が・ ぽろっと・ 欠け・た。」③そんなつもりではないのに、思わず言ってしまう様子。「言わ・んでも・ 良()ー・ こと・を・ ぽろっと・ 言()ー・ても・た。」〔⇒ぼろっと〕

ほろにがい【ほろ苦い】《形容詞》 ①少し苦みがある。「ほろにがい・ ビール」②辛さや苦しさが加わっていることを感じる様子。「中学校・の・ 頃・に・は・ ほろにがい・ 思い出・が・ ある。」

ほろぬくい【ほろ温い】《形容詞》 少し暖かい。わずかな暖かさを感じる。「朝・に・ なっ・ても・ 炬燵・が・ ほろぬくい・まま・や。」〔⇒ほろぬるい〕

ほろぬるい【ほろ温い】《形容詞》 かすかに暖かい。なんとなく暖かい。「水道・の・ 水・が・ ほろぬるい。」〔⇒ほろぬくい〕

ほろぶ【滅ぶ】《動詞・バ行五段活用》 勢いが衰えて、なくなる。消え去ってしまう。「恐竜・は・ 大昔・に・ ほろん・だ。」「平家・が・ ほろぶ。」

ほろほろ《副詞と》 何気なく動いている様子。特に目当てもない様子。「浜辺・を・ ほろほろと・ 散歩する。」

ぼろぼろ《形容動詞や、副詞と、動詞する》 ①はがれたり崩れたりしている様子。また、それがこぼれ落ちる様子。「コンクリート・の・ 壁・が・ ぼろぼろに・ なっ・とる。」「柱・が・ 錆び・て・ ぼろぼろに・ なっ・て・ 落ちる。」「パンくず・が・ ぼろぼろ・ こぼれる。」②傷んだり破れたりしている様子。「障子・が・ ぼろぼろに・ 傷ん・どる。」「ぼろぼろの・ 本」③水滴が流れ落ちる様子。「涙・を・ ぼろぼろと・ 流す。」

ぽろぽろ《副詞と》 ①粘り気がなく小さなものが、こぼれ落ちたり、あらわれたりする様子。「パン・を・ 食べ・て・ ぽろぽろ・ こぼす。」②予期していないものが、次々とあらわれる様子。「計算・の・ 間違い・が・ ぽろぽろ・ 出・てき・て・ やり直し・を・ し・た。」③水滴がまとまって流れ落ちる様子。「涙・を・ ぽろほろ・ こぼす。」

ぼろまけ【ぼろ負け】《名詞、動詞する》 完全な負け。大負け。「相手・が・ 強すぎ・て・ ぼろまけし・ても・た。」◆本来は「ぼろがち【ぼろ勝ち】」のような使い方をしていたのが、〈負け〉にも転用されたものか。

ぼろもうけ〔ぼろもーけ〕《名詞、動詞する》 大いに利益を得ること。「今日・は・ 競馬・で・ ぼろもーけし・た。」

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2014年12月 4日 (木)

中山道をたどる(298)

須原宿から大井宿まで(28)

 

二つの一里塚

 

 こでの木坂を通り、双頭一身道祖神を過ぎると、上宿の一里塚(写真・左、8時54分撮影)があります。南側の塚は消滅して、北側の塚が復元されています。石柱には中津一里塚と書いてあります。

 小石塚の立場跡、六地蔵石、坂本神社八幡宮、千旦林村高札場跡を通り過ぎて、旧国道と新国道の分岐点があり、旧国道への道を進みます。神明神社を過ぎてしばらくすると三ツ家の一里塚跡(写真・中、9時59)があります。

 坂本立場跡を通って県道410号を歩き続けます。茄子川というところで中津川市が終わって、恵那市(写真・右、1116)に入ります。ここからは大井宿の範囲に入ります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(698)

「明石日常生活語辞典…ほ」(21)

 

ほれ《代名詞》 ①空間的に近くにあるものを指す言葉。「ほれ・を・ 売っ・てくれ・へん・か。」②比較的近い過去を指す言葉。「ほれ・は・ 昨日・の・ 朝・の・ こと・や。」③前に話題や意識にのぼったことを指す言葉。「先週・ 頼ん・だ・ ほれ・の・ 返事・を・ 聞き・たい・ねん。」〔⇒ほい、それ、そい〕■類語=「これ」「あれ」「どれ」

ほれから《接続詞》 そのようにして後。その結果。その上に続いて。「国語・と・ ほれから・ 社会・が・ 好きや。」「ほれから・ どんな・ 話・に・ なっ・た・ん・かいな。」〔⇒ほいから、それから、そいから〕

ほれで《接続詞》 前に述べたことを受けて、(あるいは、前に述べたことを理由として)後のことを述べるのに使う言葉。「ほれで・ その・ 後・は・ どない・ なっ・た・ん・や。」〔⇒ほんで、ほいで、それで、そんで、そいで〕

ほれでも《接続詞》 それでも。「ほれでも・ まだ・ 諦め・たり・は・ せー・へん・ぞ。」〔⇒ほんでも、ほいでも、それでも、そいでも〕

ほれに《接続詞》 それに。その上に。「ほれに・ 雪・まで・ 降っ・てき・やがっ・た。」〔⇒ほいに、それに、そいに〕

ほろ【幌】《名詞》 雨風や日光を防ぐために付ける覆い。「トラック・の・ 荷台・の・ ほろ」

ほろ《接頭語》 かすかに、わずかに、という意味を表す言葉。◆後ろに形容詞が続く。「ほろ温(ぬく)い」「ほろ温(ぬる)い」「ほろ熱い」「ほろ寒い」「ほろ汚い」「ほろ苦い」参考⇒なま〕

ぼろ【襤褸】《名詞、形容動詞や()》 ①使い古した衣服や布きれ。つぎはぎだらけの衣服。「ぼろ・を・ 束・に・ し・て・ うちはらい〔=はたき〕・を・ 作る。」②古くなったり傷んだりしていること。また、そのようになったもの。役立たなくなったもの。「ぼろ・の・ 自転車・に・ 乗っ・て・ 走る。」③知られたくない欠点や失敗。「ぼろ・が・ 出・ても・た。 」⇒ぼろぎれ、やぶれぼうろ【破れ襤褸】⇒おんぼろ〕

ぼろ《接頭語》 ①程度の甚だしい様子を表す言葉。普通以上に多い様子であることを表す言葉。「ぼろ勝ち」「ぼろ負け」「ぼろ儲け」②よくない、古くなった、壊れかけているというような意味を表す言葉。「ぼろバケツ」「ぼろ電車」「ぼろバス」「ぼろ船」「ぼろ学校」

ぼろい《形容詞》 ①傷んだり破れたりしている。粗末である。「ぼろい・ 服・を・ 着・とる。」②弱々しく力がない。「ぼろい・ チーム・と・ 試合・を・ し・たっ・て・ 面白(おもろ)ない。」

ぼろい《形容詞》 ①利益が多額である。うまく儲けている。「何・ぞ・ ぼろい・ 仕事・は・ おまへ・ん・やろ・か。」②意外なほど収穫が多い。気持ちが良いほど、次々と手に入る。「今日・の・ 釣り・は・ ぼろかっ・た。」

ぼろかす【襤褸滓】《形容動詞や》 ①相手を強く批判する様子。さんざんである様子。問題にする価値すらないという様子。「失敗し・て・ ぼろかすに・ 言()わ・れ・ても・た。」②きわめて易しい様子。「あいつ・なんか・に・ 勝つ・ こと・は・ ぼろかすや。」〔⇒ぼろくそ【襤褸糞】⇒みそかす【味噌滓】、みそくそ【味噌糞】、くそみそ【糞味噌】、くそかす【糞滓】

ぼろがち【ぼろ勝ち】《名詞、動詞する》 完全な勝ち。大勝。「十・対・零・で・ ぼろがちし・てん。」■対語=「ぼろまけ」

ぼろぎれ《名詞》 使い古して、本来の役割を果たせなくなった布きれ。「ぼろぎれ・で・ 靴・を・ 磨く。」〔⇒ぼろ〕

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2014年12月 3日 (水)

中山道をたどる(297)

須原宿から大井宿まで(27)

 

中津川の宿を歩く

 

 9月11日。駅前のビジネスホテルから駅前通を新町交差点に出て、そこから中山道に戻ります。街道筋には日本画の前田青邨生誕地や、豪商の間家大正蔵などがあって、それから四ツ目川を渡ります。

 脇本陣跡の碑や、中山道歴史資料館の前を通り過ぎると、中津川宿本陣跡(写真・左、8時20分撮影)があります。街道に面して6軒分の長屋が並んで、その中央に門があり、門の奥に内門があり、玄関へと続いていたと言います。

 このあたりには、立派な卯建のある家(写真・中、8時21)が続いています。

 中津川村庄屋跡、常夜灯、間家十八屋、白木屋(横井家)などの前を通って、中津川を渡ると宿場が終わります。

 高札場などがあって、旧・駒場村(写真・右、8時47)になります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(697)

「明石日常生活語辞典…ほ」(20)

ほりだしもん【掘り出し物】《名詞》 安く手に入った、良いもの。思いがけなく手に入った、珍しいもの。「古本屋・で・ ほりだしもん・を・ 見つけ・てん。」

ほりだす【放り出す】《動詞・サ行五段活用》 ①乱暴な動作で外に出す。「物置・から・ 捨てる・ 物(もん)・を・ ほりだし・た。」②投げるように置く。「鞄・を・ ほりだし・て・ 遊び・に・ 行っ・た。」③途中でやめる。「練習・を・ ほりだし・て・ 去()ん・でも・た。」〔⇒ほんだす〕■対語=「ほりこむ」

ほりなげる【放り投げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①空中に物を放り出す。手の力で遠くへ飛ばす。「砲丸・を・ 思いきり・ ほりなげる。」②かまわずに置いておく。「ゴミ・を・ ほりなげ・て・ 知らん顔・を・ し・とる。」③投げやりにする。「せ・な・ いか・ん・ こと・を・ ほりなげ・たら・ あか・ん・やないか。」〔⇒ほる。⇒なげる、ぽいする〕

ぼりぼり《副詞と》 ①硬いものや歯ごたえのあるものを、軽やかにかみ砕く様子。また、その音。「漬け物(もん)・を・ ぼりぼり・ かむ。」②爪や指でかき続ける様子。「かいい・ 背中・を・ ぼりぼと・ 掻く。」〔⇒ぽりぽり〕

ぽりぽり《副詞と》 ①硬いものや歯ごたえのあるものを、軽やかにかみ砕く様子。また、その音。「豆・を・ ぽりぽり・ かむ。」②爪や指でかき続ける様子。「頭・を・ ぽりぽり・ 掻い・ながら・ 考える。」〔⇒ぼりぼり〕

ほりもん【彫り物】《名詞》 板に絵模様などを浮かし彫りにしたもの。彫刻。「欄間・に・ 立派な・ ほりもん・が・ ある。」

ほりゃ《感動詞》 ①何かを指し示して、相手の注意を促すときに発する言葉。「ほりゃ・ 抱え・とる・ 箱・が・ 落ち・そーに・ なっ・とる・よ。」②相手に向かって激励するときに発する言葉。「ほりゃ・ もー・ 一つ・ 勝っ・たら・ 優勝・や・ぞ。」〔⇒そら、ほら、そりゃ〕

ほりゃほりゃ《感動詞》 相手に向かって強く注意を促すときの言葉。「ほりゃほりゃ・ 水・を・ こぼし・たら・ あか・ん・がな。」〔⇒ほらほら、そらそら、そりゃそりゃ〕

ほりょ【捕虜】《名詞》 戦争などで敵に捕まった人。「なんとか・ ほりょ・に・ なら・んで・ 済ん・だ。」

ほる【掘る】《動詞・ラ行五段活用》 ①地面や石、岩などに穴を開ける。「深い・ 井戸・を・ ほる。」「犬・が・ 土・を・ ほっ・とる。」②土の中に埋まっているものを取り出す。「蓮根・を・ ほる。」「化石・を・ ほる。」

ほる【彫る】《動詞・ラ行五段活用》 刃物で刻みつける。彫刻する。「彫刻刀・で・ 年賀状・の・ 版画・を・ ほる。」

ほる【放る】《動詞・ラ行五段活用》 ①空中に物を放り出す。手の力で遠くへ飛ばす。「ゆるい・ ボール・を・ ほっ・て・ 打た・れ・ても・た。」②かまわずに置いておく。「わし・の・ こと・は・ ほっ・とい・てくれ・へん・か。」③投げやりにする。「仕事・を・ えーかげんに・ ほっ・て・ 遊ん・どる。」◆私自身の意識では、ごみを捨てることを「ごみ・を・ ほる。」とは言わず、「ごみ・を・ すてる。」と言う。〔⇒ほりなげる。⇒なげる、ぽいする〕

ボルト〔ぼると〕【英語=bolt】《名詞》 ねじが刻まれていて、ナットと組み合わせてものを締め付けて固定するための金具。「ぼると・を・ 緩める。」

ほれ《感動詞》 注意を促そうとするときに発する言葉。「ほれ、こっち・を・ 見・なはれ。」「ほれ・ 見い。さっき・から・ 言()ー・とっ・た・とーり・やろ。」

自分や相手を、元気づけたり注意をうながしたりするときにかける言葉。「ほれ・ 信号・が・ 赤・や・ぞー。」〔⇒ほい、それ〕

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2014年12月 2日 (火)

中山道をたどる(296)

須原宿から大井宿まで(26)

 

中津川に着く

 

 もはや山の中から抜け出てきたと思っていましたのに、意外なことに、このあたりからの中山道はアップダウンが繰り返されます。しかも、その傾斜が急なのです。

 高速道路の上を渡ったり、落合五郎城跡を過ぎたりしてから与坂立場跡(写真・左、1628分撮影)がありますが、このあたりでもアップダウンが続きます。

 尾州白木改番所跡を過ぎて、「山路来て何やらゆかしすみれ草」の芭蕉句碑(写真・中、1718)があります。もっとも、この句は「大津に出る道、山路をこえて」という前書きがありますから、中津川での作ではありません。

 一日の終わりに中津川駅に着きました。駅前には「栗きんとん発祥の地」の碑(写真・右、1737)があります。栗きんとんは、栗と砂糖だけのシンプルなお菓子ですが、それだけに栗の風味が詰まったお菓子で、中山道の中でもハイカラなスイーツとして喜ばれたに違いありません。その栗きんとんは中津川が発祥の地だといいます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(696)

「明石日常生活語辞典…ほ」(19)

 

ぼやぼや《副詞、動詞する》 ①元気がなかったり、気持ちがゆるんでいたりして、意識が明瞭でない様子。「ぼやぼやし・とる・さかい・ 遅刻する・ん・や。」②気が利かなかったり、うかつであったりする様子。「ぼやぼやし・て・ 同窓会・の・ 案内状・を・ 出す・の・が・ 遅ー・ なっ・た。」〔⇒ぼんやり、ぼいやり、ぼやんと、ぼやっと〕

ぼやんと《副詞と、動詞する》 ①形、色、記憶などがはっきりしない様子。「ぼやんと・しか・ 見え・へん・さかい・ 目ー・を・ 手術し・ます・ねん。」②元気がなかったり、気持ちがゆるんでいたりして、意識が明瞭でない様子。「ぼやんとし・て・ 聞き漏らし・ても・た。」③気が利かなかったり、うかつであったりする様子。「ぼやんと・ せ・ず・に・ 礼・を・ 言()わ・な・ あか・ん・やろ。」〔⇒ぼんやり、ぼいやり、ぼやっと。②③⇒ぼやぼや〕

ほら【法螺】《名詞》 話を誇張して大げさに言ったりでたらめを言ったりすること。また、その話。「あいつ・の・ 言()ー・た・ 話・は・ 絶対に・ ほら・や。」

ほら《感動詞》 ①何かを指し示して、相手の注意を促すときに発する言葉。「ほら・ こっち・を・ 見・なさい。」「ほら・ 言()ー・た・とおりに・ なっ・た・やろ。」②相手に向かって激励するときに発する言葉。「ほら・ 今度・は・ 負ける・な・よ。」〔⇒そら、そりゃ、ほりゃ、それ、ほれ〕

ほら《感動詞 》 それは。「ほら・ 誰・も・ 信用せ・ん・よーな・ 話・や・なー。」〔⇒そら〕

ぼら【鯔】《名詞》 背中が灰色で腹が白銀色で、体長40センチほどの、河口に近いところにすむ魚。◆小さいものを「いな」と言う。「波止・から・ ぼら・を・ ひっかけ・て・ 釣る。」

ぼらあみ【鯔網】《名詞》 鬼になった者がみんなで手をつないで、つかまっていない者を追いかける、子どもの遊び。◆手をつないだ鬼たちが十人ぐらいになると、迫力があって、まるで網に覆われるようにしてつかまることになる。まるで鯔をすくい取るような、大きな網であるという連想から命名されたのであろうか。かつての子ども時代に、小学校ではごく普通に使っていた言葉であるが、四つの小学校から集まる中学校に進むと、「ぼらあみ」は通用しない言葉であることがわかった。漁村(半農半漁)の色合いの濃い地域特有の言葉であったからであろうか。中学校では、「ふえおに【増え鬼】」という即物的な言葉が使われたのを味気なく思った記憶がある。

ほらあな【洞穴】《名詞》 岩や崖や大木などにできる、大きな深い穴。「崖・に・ ほらあな・が・ ある。」

ほらがい【法螺貝】《名詞》 山伏などが吹き鳴らすために使う、大きな巻き貝。また、その音。「ほらがい・の・ 低い・ 声・が・ 聞こえる。」

ぼらかけ【鯔掛け】《名詞、動詞する》 鯔を釣ること。「東島・の・ 波止・で・ ぼらかけ・を・ し・た。」◆釣ると言うよりは、集まってきたのを引っ掛ける感じであるので、このように言う。

ほらふき【法螺吹き】《名詞》 話を誇張して大げさに言ったりでたらめを言ったりする人。「ほらふき・の・ 言()ー・ こと・を・ 信用し・たら・ あか・ん・ぞ。」

ほらほら《感動詞》 相手に向かって強く注意を促すときの言葉。「ほらほら・ よそ見・を・ せ・んと・ 歩か・んと・ 危ない・ぞ。」〔⇒そらそら、そりゃそりゃ、ほりゃほりゃ〕

ほり【堀】《名詞》 地面を細長く掘って、水を通すようにしたところ。「ほり・に・ 鯉・が・ 泳い・どる。」

ほり【彫り】《名詞》 顔の目鼻立ち。凹凸。「ほり・の・ 深い・ 顔・を・ し・とる・ 人」

ほりごたつ【掘り炬燵】《名詞》 床(ゆか)をくり抜いて設けた、作りつけの炬燵。「金持ち・や・さかい・ ほりごたつ・まで・ こしらえ・とっ・て・や。」

ほりこむ【放り込む】《動詞・マ行五段活用》 乱暴な動作で中に入れる。「石・を・ 池・に・ ほりこむ。」「葉書・を・ ポスト・に・ ほりこん・どい・てんか。」◆「いれる【入れる】」を、ややぞんざいに言うときにも使う。■対語=「ほりだす」「ほんだす」

 

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2014年12月 1日 (月)

中山道をたどる(295)

須原宿から大井宿まで(25)

 

落合宿を行く

 

 落合宿は東西の入り口に枡形が残っています。この宿場も1804(文化元年)1815(文化12)にそれぞれ数十戸を焼失する火事に遭っています。

 宿場の真ん中あたりに落合宿本陣(写真・左、1549分撮影)がありますが、ここは中山道の美濃16宿の中で、最も当時の姿をとどめていると言われています。このあたりには卯建をあげた家もあります。

 道路脇にテングサ(寒天の原料)を煮るのに使ったという助け合い大釜(写真・中、1550)が展示されていますが、口径およそ150センチ、容量は1000リットルを超えるそうです。

 善昌寺の「門冠の松」(写真・右、1602)は宿場の入り口の目印になるよう松で、およそ450年経っていると言われています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(695)

「明石日常生活語辞典…ほ」(18)

 

ポプラ〔ぽぷら〕【英語=poplar】《名詞》 公園や街路樹に植えられることが多い、枝がまっすぐ上に延びて箒を立てたようになる高木。「ぽぷら・の・ 並木」

ほべた《名詞》 顔の脇、耳と口の間のやわらかく、ふっくらとしたところ。「ほべた・を・ 叩か・れ・た。」〔⇒ほっぺた、ほかんばち〕

ぼぼ《名詞、②動詞する》 ①女性の性器。「ぼぼ・の・ 毛ー」②人の性交。〔⇒おめこ、おそそ〕

ほまえせん【帆前船】《名詞》 帆を張って、風の力を利用して進む船。「沖・を・ ほまえせん・が・ 通っ・とる。」〔⇒ほかけぶね、ほまえぶね〕

ほまえぶね【帆前船】《名詞》 帆を張って、風の力を利用して進む船。「風・が・ ない・さかい・ ほまえぶね・の・ 動き・が・ 遅い。」〔⇒ほかけぶね、ほまえせん〕

ほめる【褒める】《動詞・マ行下一段活用》 立派であるとして、よい評価を与える。称讃する。「絵ー・が・ 上手や・ゆーて・ ほめ・られ・た。」

ほや【火屋】《名詞》 石油などをしみこませた芯に火をつけて使う照明器具の、火の周りにあるガラス製の覆い。「ランプ・の・ ほや・の・ 煤・を・ 拭く。」

ほや〔ほーや〕《感動詞》 相手の言うことに賛成したり納得したりするときなどに発する言葉。その通りだ。もっともだ。「ほや・ 間違い・ あら・へん。」◆「ほやほや」と繰り返して言うことも多い。〔⇒そや〕

ぼやかす【暈かす】《動詞・サ行五段活用》 ①色や形などの境目をぼんやりとさせる。「空・の・ 色・を・ ぼやかし・て・ 絵ー・の・ 色・を・ 塗る。」②発言などをはっきりとさせない。「あたりさわり・の・ ない・よーに・ ぼやかし・て・ 言()ー・た・さかい・ よー・ わから・なんだ。」■自動詞は「ぼやける」

ほやかて《接続詞》 そうであっても。「相手・が・ こらえ・てくれ・た・ ゆー・ても・ ほやかて・ やっぱり・ 弁償せ・んと・ いか・ん・やろ。」〔⇒そやかて・そうやかて〕

ほやから《接続詞》 だから。「ほやから・ 気ーつけ・なはれ・と・ 言()ー・た・やろ。」〔⇒そやから、しゃあから〕

ぼやき《名詞》 ぶつぶつ不平・不満を言うこと。愚痴をこぼすこと。また、そのようなことをする人。「ぼやき・が・ また・ ぶつぶつ・ 言()ー・とる。」

ぼやく《動詞・カ行五段活用》 ぶつぶつ不平・不満を言う。愚痴をこぼす。「店・が・ 繁盛せー・へん・ゆーて・ ぼやい・とる。」

ほやけど《接続詞》 そうではあるが。しかし。「ほやけど・ あんた・の・ 歳・に・ なっ・たら・ 一人暮らし・ぐらい・ できる・やろ。」〔⇒そやけど〕

ぼやける【暈ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①色や形などの境目がぼんやりとなる。はっきりしなくなる。「夕焼け・の・ 空・が・ ぼやけ・て・ 暗(くろ)ー・ なっ・てき・た。」②発言などがはっきりとしない。記憶などがあいまいである。「昔・の・ こと・は・ ぼやけ・て・ 憶え・とら・へん。」■他動詞は「ぼやかす」

ほやさかい《接続詞》 そうだから。「ほやさかい・ あんた・に・は・ 金・は・ 貸し・とー・ない・ねん。」〔⇒そやさかい〕

ぼやっと《副詞と、動詞する》 ①形、色、記憶などがはっきりしない様子。「霧・が・ 出・て・ あたり・が・ ぼやっと・ し・とる。」②元気がなかったり、気持ちがゆるんでいたりして、意識が明瞭でない様子。「ぼやっとし・とっ・たら・ 車・に・ ひか・れる・ぞ。」③気が利かなかったり、うかつであったりする様子。「ぼやっと・ せ・んと・ 座布団・を・ 出し・なはれ。」〔⇒ぼんやり、ぼいやり、ぼやんと。②③⇒ぼやぼや〕

ほやほや《名詞、形容動詞や》 ①できたばかりであること。ある状態になって間もない様子。「おろし・た・ばっかり・の・ ほやほや・の・ 靴・を・ 履い・てき・た。」「嫁はん・を・ もろ・て・ ほやほやや。」②温かくて、ふっくらとしていること。湯気などが温かく立ち上っている様子。やわらかくふくらんでいる様子。「焼きたて・で・ ほやほや・の・ パン」

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