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2015年1月31日 (土)

【掲載記事の一覧】

 2015年が開けました。国内国外とも世情は騒然としています。私自身は新年早々から腰痛に悩まされ、やっと今、おさまってきたところです。今年は少し暖かくなったら日光街道を歩きたいと考えていましたが、実行できるかどうか、しばらく様子を見ることにします。

 1月も、「【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典」と「中山道をたどる」とを毎日掲載し続けました。もうしばらく、このままで継続します。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

 

◆【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典 ()(756)~継続

    [2013年1月6日開始~ 最新は2015年1月31日]

 

◆中山道をたどる ()(356)~継続

    [201311月1日開始~ 最新は2015年1月31日]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)~継続

 2014年5月10日開始~ 最新は2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)一旦終了。再開する意思あり。

 2013年4月13日開始~ 最新は2014年5月9日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~継続予定

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)~継続予定

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

 

◆百載一遇 ()()~継続予定

    [2014年1月1日開始~ 最新は2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)~継続予定

    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

 

……【以下は、連載を終了したものです。】……………………

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日開始~2014年4月12日終了]

 

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

 

◆明石日常生活語辞典 ()(1116)

    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日開始~20071212日終了]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日開始~20061231日終了]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日開始~20061226日終了]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日開始~20081125日終了]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日開始~20081113日終了]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日開始~20081215日終了]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日開始~2011年6月1日終了]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日開始~200610月4日終了]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日開始~20061011日終了]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日開始~200611月2日終了]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日開始~20071030日終了]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日開始~20061015日終了]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日開始~200612月7日終了]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日開始~20061222日終了]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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中山道をたどる(356)

鵜沼宿から愛知川宿まで(21)

食べ物の分岐点

 食堂がいくつか並んでいるところに、「天下分け麺処」(写真・左、8時56分撮影)という看板があります。天下分け目の麺処というのですが、合戦にこと寄せる必要もないでしょう。関東風の味と関西風の味は異なっており、カップラーメンなどの味も、関東と関西では違った味付けのものを売り出しています。その境界として話題になるのが関ヶ原のあたりです。雑煮の作り方の違いもやはり関ヶ原だったと思います。それにしても、この麺処ではどんな味のものが出てくるのでしょうか。お好みにより、両方準備されているのでしょうか。

 3万という大軍を率いて指揮をとったという桃配山徳川家康最初陣跡(写真・中、9時06)は、現在の関ヶ原の町からはかなり東の方です。関ヶ原合戦は、開戦地も徳川家康最後陣地も、東海道本線の北側になりますから、はるか彼方を見やりながら国道を歩き続けます。

 列車で幾度となく通ったことのある東海道本線の関ヶ原駅(写真・右、9時33)は、いつも車窓から北側ばかりを眺めていたように思います。線路の南側を歩いて、国道から少し入って、駅前に来てみましたが、とりたてて目を引くようなものはありません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(756)

「明石日常生活語辞典…め」()

 

め〔めー〕【目】《名詞》 ①ものを見る働きをする器官。「めー・の・ 近く・に・ ほくろ・が・ ある。」「めー・が・ 腐る・ほど・ よー・ 寝・た。」②裸眼でものを見る能力。視力。「めー・が・ 悪い。」「めー・が・ 近い。」③ものを見るときの目の様子。目つき。「おかしな・ めー・で・ 見・んとい・て・ほしー・な。」④見張ったり注目したりすること。視線。「周り・の・ めー・が・ 気・に・ なる。」⑤判断や見通しを持つ基準となるような見方。「子ども・の・ めー・で・ 見る。」⑥ものを見分ける力。鑑識眼。「焼き物・を・ 見る・ めー・が・ ある。」⑦何かの経験の積み重ねになったり、何かの転機になったりするようなことがら。「辛い・ めー・に・ 遭()ー・た。」⑧区切られた小さな隙間。「畳・の・ めー・に・ ごみ・が・ たまる。」「網・の・ めー」「定規・の・ め」⑨一列に連なっているものの一つ一つ。「鋸・の・ めー」⑩しるしになっているもの。「さいころ・の・ めー」⇒めめ【目々】⇒めつき【目付き】

め〔めー〕【芽】《名詞》 植物の種、根、枝先からふくらんで、葉、茎、花などに成長するもの。「朝顔・の・ めー・が・ 出・てき・た。」「桜・の・ めー・が・ 赤(あこ)ー・ なっ・てき・た。」

め〔めー〕【目】《接尾語》 ①ものの順番を表す言葉。「1日め」「2人め」「3番め」「4丁め」②2つ以上のものの境や区切りを表す言葉。「ケーキ・に・ 切れめ・を・ 入れる。」「田圃・の・ 境め」③度合い、性質、傾向などを表す言葉。「早いめー・に・ 集まる。」「高いめ・に・ 値ー・を・ 決める。」「太いめー・の・ 丸太・を・ 立てる。」「控えめ・の・ 値段」

め〔めー〕()】《名詞》 尺貫法による重さの単位で、1貫の1000分の1。約3.75グラム。「肉・を・ 300め・ 買う。」〔⇒もんめ【匁】

【奴】《接尾語》 いやだと思う人をあしざまに言うときに使う言葉。「阿呆め・が・ また・ 失敗し・やがっ・た。」「くそ餓鬼め」「畜生め」

めあて【目当て】《名詞》 目を付けて見るところ。目指すところ。手に入れようとねらうもの。「めあて・を・ 持っ・て・ 勉強する。」「駅・を・ めあて・に・ し・て・ 歩く。」

めい〔めー〕【姪】《名詞》 兄弟・姉妹の子で、女の子。「めー・に・ 入学祝い・を・ 贈る。」■対語=「おい【甥】」

めい〔めー〕《名詞》 細い円柱状をしていて、乾燥させると黒褐色になり食用となる海藻。ひじき。「めー・と・ 揚げ・と・を・ 炊く。」

めいげつ〔めーげつ〕【名月】《名詞》 曇りなく美しく見える満月。特に、陰暦8月15夜の月。「今夜・の・ 月・は・ めーげつ・や・なー。」

めいさん〔めーさん〕【名産】《名詞》 それぞれの土地にできる、有名な産物。特産品。「明石・の・ めーさん・の・ 鯛・を・ 送っ・たる・ぞ。」

めいし〔めーし〕【名刺】《名詞》 名前・職業・住所などを印刷していて、挨拶するときなどに相手に差し出す小型のカード。「退職し・たら・ めーし・が・ 無()ー・なっ・て・ 寂しい・ こと・や。」

めいしょ〔めーしょ〕【名所】《名詞》 景色がよかったり、歴史上で有名であったりして、人々に知られているところ。「月・の・ めーしょ・は・ 須磨・や。」

めいしん〔めーしん〕【迷信】《名詞》 科学的には理屈に合わないことを正しいと信じること。また、そのように信じている事柄。「西瓜・と・ 天麩羅・が・ 食い合わせ・や・と 言()ー・の・は・ めーしん・だっ・か。」

めいじん〔めーじん〕【名人】《名詞》 それぞれの道を極めた人。優れた力の持ち主。「あの・ 人・は・ 魚釣り・の・ めーじん・や・なー。」「嘘つき・の・ めーじん」

めいちゅう〔めーちゅー〕【命中】《名詞、動詞する》 弾や矢などや、狙っていることがらが、目当てとしているところに当たること。「矢ー・が・ めーちゅーし・た。」

めいにち〔めーにち〕【命日】《名詞》 人が亡くなった日に当たる、毎年または毎月のその日。「一周忌・を・ めーにち・の・ ちょっと・ 前・の・ 日曜日・に・ する。」

めいぶつ〔めーぶつ〕【名物】《名詞》 ①その土地特有の名高い産物。「神戸・の・ めーぶつ・の・ 瓦煎餅」②評判になっている、有名な人やもの。「学校・の・ めーぶつ・に・ なっ・とる・ 先生」

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2015年1月30日 (金)

中山道をたどる(355)

鵜沼宿から愛知川宿まで(20)

 

一里塚を経て関ヶ原へ

 

 垂井の町を出外れて、東海道線の出屋敷踏切(写真・左、8時18分撮影)を渡って、南側へ出ます。

 垂井の一里塚(写真・中、8時29)は南側の一基がほぼ完全な形で残っていて、なかなか風情のあるたたずまいです。中山道の一里塚で国の史跡に指定されているのは東京の志村一里塚とここの2か所だけだと言います。中山道を歩いてきますと、両側の二基ともに完全に近いものがありましたが、それらをさしおいて垂井が選ばれたのは地の利のようなものがあるのでしょうか。

 いよいよ関ヶ原町に入ります(写真・右、8時38)672年に起こった壬申の乱も天下分け目の戦いと言えるかもしれません。その乱の史跡があちらこちらに残っています。行宮跡(推定地)が国道の南の方にありますが、寄らずに通り過ぎます。大友皇子に勝利した大海人皇子は天武天皇となって、この地に不破の関所を置くことになります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(755)

「明石日常生活語辞典…む」()

 

むら【村】《名詞》 ①田舎で家が集まっているところ。「山・の・ 中・に・も・ 小さい・ むら・が・ ある。」②地域的な共同社会。「西島・の・ むら・の・ 自治会」「むら・の・ 寄り合い」③郡の中に所属する行政単位のひとつ。「昔・は・ 加古郡・の・ 母里(もり)村・と・ 言()ー・た。」

むら【斑】《形容動詞や()》 ①色の濃淡などがあって、まだらである様子。「壁・の・ 塗り方・に・ むら・が・ ある。」②ものごとが安定しておらず、変わりやすい様子。「むらに・ 食べ・とっ・たら・ 体・に・ 悪い。」③気持ちが一定しないで、変わりやすい様子。「むらな・ やつ・や・さかい・ 約束・なんか・ 守っ・てくれ・へん。」

むらぐい【斑食い・群食い】《名詞、動詞する》 ①食べるときと食べないときの差が大きいこと。「むらぐいし・て・ 朝・は・ 食わ・へん。」②大いに食いあさること。「好きな・ もん・が・ あっ・たら・ むらぐいし・よる・ねん。」

むらさき【紫】《名詞》 茄子の皮の色のような、赤と青の間の色。「むらさき・の・ 風呂敷」〔⇒むらさきいろ【紫色】

むらさきいろ【紫色】《名詞》 茄子の皮の色のような、赤と青の間の色。「むらさきいろ・の・ 朝顔・が・ 咲い・た。」〔⇒むらさき【紫】

むらす【蒸らす】《動詞・サ行五段活用》 煮たり炊いたりした後、ふたを開けずに、食べ物にじゅうぶん湯気を通してふっくらとさせる。「ご飯・を・ むらし・て・から・ 食べる。」

むらむら《副詞と、動詞する》 ①何かをきっかけにして急に強い気持ちがつのる様子。「やる・ 気・が・ むらむら・ 湧い・た。」②怒りの気持ちが強くなる様子。いらいらしたり腹を立てたりしている様子。「腹・が・ 立っ・て・ むらむらし・てき・た。」③性欲が起こる様子。「若い・ 女・の・ 子・が・ ぎょーさん・ おる・けど・ むらむらし・たら・ あか・ん・ぞ。」⇒むしゃくしゃ、むしゃむしゃ〕

むり【無理】《形容動詞や()、動詞する》 ①理屈に合わない様子。「決まり・から・ 言()ー・たら・ あんた・の・ 考え・は・ むりな・ ところ・が・ ある。」②ものごとを押し切って強引に行う様子。筋道が通らないと知りながら行う様子。「むりし・たら・ 後・で・ 困る・やろ。」③行うのがとても難しい様子。「一週間・で・ する・の・は・ むりな・ 仕事・や。」

むりから【無理から】《副詞に》 ものごとを押し切って強引に行う様子。筋道が通らないと知りながら行う様子。「むりからに・ 連れ・ていか・れ・た。」〔⇒むりと【無理と】、むりやり【無理矢理】

むりと【無理と】《副詞に》 ものごとを押し切って強引に行う様子。筋道が通らないと知りながら行う様子。「むりと・ 選手・に・ され・ても・た。」〔⇒むりから【無理から】、むりやり【無理矢理】

むりやり【無理矢理】《副詞に》 ものごとを押し切って強引に行う様子。筋道が通らないと知りながら行う様子。「やり方・が・ むりやりやっ・た・さかい・ みんな・が・ 迷惑し・た。」〔⇒むりと【無理と】、むりから【無理から】

むりょう〔むりょー〕【無料】《名詞》 入場したり利用したりするための料金が要らないこと。「むりょー・や・さかい・ 大勢・が・ 来・てくれる・やろ。」■対語=「ゆうりょう【有料】」

むれ【群れ】《名詞》 動物などの多くが一箇所に集まっていること。また、その集まり。「魚・が・ むれ・に・ なっ・て・ 泳い・どる。」

むれる【蒸れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①炊きあがったご飯などから水分がひいて、食べ頃になる。「十分・ほど・ おい・たら・ よー・ むれる・やろ。」②不快に感じるほど、熱や湿気がこもる。「夏・の・ 間・は・ 靴・が・ むれ・て・ 困る。」

むんぎゃら(麦藁)】《名詞》 麦の実を取ったあとの茎。「むんぎゃら・を・ ストロー・に・ 使う。」〔⇒むぎわら【麦藁】

むんぎゃらぼうし〔むんぎゃらぼーし〕(麦藁帽子)】《名詞》 実を取ったあとの麦の茎を編んで作った帽子。「むんぎゃらぼーし・を・ かぶっ・て・ 野球・を・ 応援する。」〔⇒むぎわらぼうし【麦藁帽子】

むんと〔むーんと〕《副詞、動詞する》 蒸し暑さや臭いによって、息が詰まりそうになる様子。「電車・の・ 中・で・ ぱたぱた・ 化粧さ・れ・たら・ むーんとし・て・ 気持ち・が・ 悪い・なー。」〔⇒むんむん〕

むんむん《副詞と、動詞する》 蒸し暑さや臭いが強く漂う様子。蒸し暑さや臭いによって、息が詰まりそうな様子。「部屋・の・ 中・が・ むんむんし・とる・さかい・ 窓・を・ 開け・た。」〔⇒むんと〕

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2015年1月29日 (木)

中山道をたどる(354)

鵜沼宿から愛知川宿まで(19)

 

こぢんまりした垂井宿

 

 垂井宿の本陣跡(写真・左、7時59分撮影)には標石が立てられています。栗田本陣は建坪が178坪で、明治になって小学校に、その後は役場としても使われたと言います。

 南宮大社の石鳥居(写真・中、8時01)は、7メートルを超える堂々としたものです。1642(寛永19)に造られています。

 ひっそりとした垂井の宿場町は西の見付(写真・右、8時08)で終わります。広重の垂井の絵は、松並木を通って大名行列が西の見付を入ってくる様子を描いています。

 東の見付から西の見付までは770メートルほどのこぢんまりした宿場町でした。桝形が2か所あって、それぞれの見付から本陣が見通せないようになっていました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(754)

「明石日常生活語辞典…む」()

 

むっと〔むーっと〕《副詞、動詞する》 ①相手の言動などに怒りなどを感じて不機嫌になる様子。また、それを表情に現す様子。機嫌が悪くなって、口を閉ざす様子。「むーっとし・て・ 何・を・ 言()ー・ても・ 返事・を・ し・てくれ・へん。」②暑さや強い臭いなどが迫ってくる様子。暑さや臭いによって息が詰まりそうな様子。「むーっとし・とる・さかい・ 窓・を・ 開け・たら・ どない・です・か。」

むとんぢゃく【無頓着】《形容動詞や()》 相手の事情や気持ちなどについて気にかけない様子。ものごとを気にかけず、細かな注意が行き届かない様子。「家・の・ 中・が・ 汚れ・とっ・ても・ むとんぢゃくな・ 人・や。」

むなくそ()わるい【胸糞()悪い】《形容詞》 気分を害されて腹が立つ。不愉快で、いまいましく思う。「何やかや・ 文句・を・ 言ー・やがっ・て・ むなくそわるい・ 奴(やつ)・や。」〔⇒むねがわるい【胸が悪い】

むなぐら【胸倉】《名詞》 衣服の左右の襟が重なって合わさるあたり。「むなぐら・ つかん・で・ はり倒し・てやり・たかっ・た。」

むなもと【胸元】《名詞》 胸のあたり。着ているものの胸の合わせ目のところ。「むなもと・に・ 寒い・ 風・が・ 入る・ので・ 襟巻き・を・ し・た。」「むなもと・を・ つかま・れ・て・ 殴ら・れ・た。」

むにゃむにゃ《名詞》 ①はっきりと意味を伝えることをしない言葉。「お悔やみ・の・ 時・は・ むにゃむにゃ・を・ 言()ー・しか・ あら・へん。」②念仏。「お坊さん・が・ むにゃむにゃ・を・ 言()・よっ・て・やろ。」◆②は幼児語。

むにゃむにゃ《副詞と》 ①わけのわからないことを小声でつぶやく様子。「むにゃむにゃ・ 言わ・んと・ はっきり・ 言い・なはれ。」②言いたくないことを、わけのわからない言い方にして、あいまいにしてしまう様子。「むにゃむにゃと・ 言()ー・て・ ごまかし・やがっ・た。」③寝言を言う様子。「よだれ・ 垂らし・て・ むにゃむにゃ・ 言()ー・とる。」

むね【胸】《名詞》 ①体の前の部分で、首と腹の間の部分。「こけ・て・ むね・を・ 撲っ・た。」②肋骨の内側にある、心臓や肺などの内蔵。「むね・の・ 病気・で・ 亡くなっ・た。」③人の感情、気持ち、考えなど。心の中。「むね・に・ 手ー・ 当て・て・ よー・ 考え・てみー。」

むね【棟】《名詞》 屋根の背にあたる、一番高いところ。「むね・に・ カラス・が・ とまっ・とる。」

むね【棟】《助数詞》 建物を数えるのに使う言葉。「火事・で・ 2むね・が・ 焼け・た・そーや。」

むねあげ【棟上げ】《名詞、動詞する》 家を建てるときに、主な骨組みができて、棟木を上げること。また、そのときに行う祝い事。「神主さん・に・ 来・てもー・て・ むねあげ・を・ する。」〔〔⇒たてまえ【建て前】

むねがいっぱいになる【胸が一杯になる】《動詞・ラ行五段活用》 心が強く動かされる。涙が出そうになる。「可哀相な・ 話・を・ 聞ー・て・ むねがいっぱいになっ・た。」〔⇒むねがつまる【胸が詰まる】

むねがつまる【胸が詰まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①心が強く動かされる。涙が出そうになる。「映画・を・ 見・て・ むねがつまっ・た。」②食べた物が食道のあたりに詰まって息苦しくなる。「冷たい・ 弁当・を・ 食べ・とっ・て・ むねが つまっ・た。」⇒むねがいっぱいになる【胸が一杯になる】⇒のどがつまる【喉が詰まる】

むねがわるい【胸が悪い】《形容詞》 ①気分が優れず、胸のあたりが詰まるようである。「船・に・ 酔ー・て・ むねがわるい。」②気分を害されて腹が立つ。不愉快で、いまいましく思う。「みんな・の・ 前・で・ 怒ら・れ・て・ むねがわるい・ねん。」⇒むなくそ()わるい【胸糞()悪い】

むねやけ【胸焼け】《名詞、動詞する》 食べ過ぎや、胃の具合の悪さによって、胸の辺りが焼けつくように感じられること。「焼き芋・を・ 食べ過ぎ・て・ むねやけ・が・ する。」

むね()はる【胸()張る】《動詞・ラ行五段活用》 自信のある様子を見せる。誇らしい様子を見せる。「これまで・ 頑張っ・た・ん・や・さかい・ むねをはっ・て・ 試験・を・ 受け・てき・なはれ。」

むやみに【無闇に】《副詞》 程度などが並はずれている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「むやみに・ 食べ・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒むやみやたら【無闇矢鱈】、やたら【矢鱈】

むやみやたら【無闇矢鱈】《副詞に》 程度などが並はずれている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「むやみやたらに・ 飲み過ぎ・たら・ 後・で・ 困る・ぞ。」〔⇒むやみに【無闇に】、やたら【矢鱈】

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2015年1月28日 (水)

中山道をたどる(353)

鵜沼宿から愛知川宿まで(18)

 

旅籠の亀丸屋に泊まって

 

 亀丸屋旅館で一夜を過ごして11月6日の朝を迎えました。泊まり客は私ひとりだけで、80歳を過ぎて宿を守っておられる西村操子さんから、前夜はいろんな話をうかがいました。関ヶ原に雪が降ると、しばらくして垂井にも雪が来るそうです。お子さまは神戸の垂水区にお住まいですが、最近は神戸へ出かけるのも大変になってきたとおっしゃっていました。

 その亀丸屋の玄関はずいぶん素朴です(写真・左、7時54分撮影)が、何しろ二百数十年の時を刻んできたものです。

 垂井町が設けた説明板(写真・中、7時56)には、「安永6年(1776)に建てられ、…浪花講、文明講の指定旅館であった。」とあります。

 2階南側の格子(写真・右、7時56)がかつての面影をとどめて、脇本陣に準じていた上旅籠屋の姿を伝えています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(753)

 

「明石日常生活語辞典…む」()

 

むちゃ【無茶】《形容動詞や()、動詞する》 ①異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「むちゃな・ 広さ・を・ ひとり・で・ 掃除し・た・ん・や。」②あまりにも筋道が通らない様子。「明日・まで・に・ せー・ 言()ー・て・ そら・ むちゃやろ。」③乱暴をする様子。「子ども・に・ むちゃし・たら・ あかんぞ。」〔⇒めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】⇒めっちゃ【滅茶】、むっちゃ(無茶)

むちゃくちゃ【無茶苦茶】《形容動詞や()、動詞する》 ①異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「真っ暗がり・で・ むちゃくちゃに・ 恐(おと)ろしかっ・た。」②あまりにも筋道が通らないこと。また、その様子。「むちゃくちゃな・ やり方・を・ した・さかい・ あないに・ 好かん・を・ くろ・た。」③乱暴をする様子。「犬・が・ 田圃・を・ むちゃくちゃに・ し・くさっ・た。」〔⇒めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、むちゃ【無茶】⇒めっちゃ【滅茶】、むっちゃ(無茶)

むちゃもん【無茶者】《名詞》 道理にかなわないことを言ったりしたりする者。無法者。「むちゃもん・に・は・ 相手・に・ なら・ん・ 方・が・ 良()ー。」

むちゅう〔むちゅー〕【夢中】《形容動詞や()》 ①一生懸命になって取り組む様子。一つのことに熱中する様子。「切手集め・に・ むちゅーに・ なっ・た・ こと・が・ あっ・た。」②興奮したり我を忘れたりして、心の中が普段とは異なっている様子。「みんな・が・ 飛び込ん・だ・さかい・ わし・も・ むちゅーで・ 飛び込ん・だ。」

むつかしい〔むつかしー〕【難しい】《形容詞》 ①内容の理解がしにくくて、手間がかかる。「むつかしー・ 話・の・ 仕方・やっ・た。」②なかなか結末がつかず、手間がかかる。「反対する・ 人・も・ 多い・さかい・ 決める・の・は・ むつかしー・と・ 思う。」③複雑で面倒であって取り組みにくい。「手続き・が・ ぎょーさん・ あっ・て・ むつかしー・ こと・や。」④機嫌が悪い様子である。不愉快そうである。「朝・から・ むつかしー・ 顔・を・ し・とる。」⑤相手と気軽に接しにくい。相手が扱いにくい。「むつかしー・ 人・が・ 一人・ おっ・たら・ 話・が・ おさまら・へん。」◆濁音で「むずかしい」と言うことは少ない。■対語①②③=「やすい【易い】」「なやすい【な易い】」〔⇒むつかしないな【難しないな】

むつかしないな【難しないな】《連体詞》 ①内容がわかりにくくて、理解するのに手間がかかる。「むつかしないな・ 問題・や・さかい・ わからへん。」②なかなか結末がつかず、手間がかかる。「寄り合い・は・ むつかしないな・ こと・に・ なっ・て・ まだ・ 何・も・ 決まっ・とら・へん。」③複雑で面倒であって、やりにくい。「むつかしないな・ 書き方・を・ せ・な・ いか・ん・よーや。」④機嫌が悪い様子である。不愉快そうである。「むつかしないな・ 顔・を・ せ・んと・ にっこりせー。」⑤相手と気軽に接しにくい。相手が扱いにくい。「むつかしないな・ 人・と・は・ 話・を・ し・とー・ない。」〔⇒むつかしい【難しい】

むつかしや【難し屋】《名詞》 自我が強くて、神経質で、人と同調することをしないような人。扱いにくい人。「むずかしや・が・ 一人・ おっ・たら・ 相談事・が・ まとまら・へん。」

むつき【襁褓】《名詞》 乳幼児などの尻に当てて、大小便を受ける布や紙。「だいぶ・ 大きなっ・て・ むつき・が・ とれ・た。」〔⇒おむつ【お襁】、おしめ【お襁】

むっくり《副詞と》 急に、起きたり立ち上がったりする様子。「むっくりと・ 目ーさまし・て・ 起き・てき・た。」「牛・が・ むっくり・ 起き上がっ・た。」〔⇒むくっと〕

むっちゃ(無茶)】《副詞》 異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「駅・まで・は・ むっちゃ・ 遠かっ・てん。」〔⇒めっちゃ【滅茶】、むちゃ【無茶】、めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】

むっつ【六つ】《名詞(数詞+助数詞) ①自然数の5に、1を加えた数で、個数などをかぞえる場合に使う言葉。「一袋・に・ 饅頭・が・ むっつ・ 入っ・とる。」②6歳。「むっつ・に・ なっ・て・ いよいよ・ 小学校・や・なー。」

むつっと《副詞、動詞する》 口数が少なく、愛想がなく、機嫌が悪そうな様子。「起き抜け・の・ むつっとし・た・ 顔」「聞ー・ても・ むつっとし・て・ 何・も・ 答え・へん。」〔⇒むすっと、ぶつっと、ぶすっと、むっつり〕

むっつり《副詞と、動詞する》 口数が少なく、愛想がなく、機嫌が悪そうな様子。「いつも・ むっつりし・とる・さかい・ 話・が・ しにくい・ 人・や。」〔⇒むすっと、むつっと、ぶつっと、ぶすっと〕

むっつりや【むっつり屋】《名詞》 愛想がなく、口数が少ない人。「むっつりや・の・ 男・の・ 子」〔⇒だんまりや【黙んまり屋】

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2015年1月27日 (火)

中山道をたどる(352)

鵜沼宿から愛知川宿まで(17)

 

垂井宿で一日が終わる

 

 垂井追分(写真・左、1656分撮影)は、中山道と東海道を結ぶ美濃路の分岐点です。宿場の東に追分はあります。自然石に道案内が彫られています。

 宿場の手前で相川(写真・中、1659)を渡ります。たびたび洪水が起こった暴れ川で、人足によって川を渡ったようです。ちょっとした川幅ですから、容易には渡れなかったのでしょう。

 そして、宿場の入り口にある東見付(写真・右、1700)を通って、今夜の宿、亀丸屋旅館に着きました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(752)

「明石日常生活語辞典…む」()

 

むす【蒸す】《動詞・サ行五段活用》 ①強い蒸気を当てて、食べ物を熱する。「豚饅・を・ むし・て・ 売っ・とる。」②湿気が多くて暑く感じる。「今日・は・ 朝・から・ むし・て・ 汗だくや。」⇒むしむし【蒸し蒸し】(する)

むすこ【息子】《名詞》 親から見て、自分の子である男子。「むすこ・が・ 高等学校・に・ 入っ・た。」■対語=「むすめ【娘】」

むすっと《副詞、動詞する》 口数が少なく、愛想がなく、機嫌が悪そうな様子。「返事・も・ せ・んと・ むすっと・ 下・を・ 向い・とる。」〔⇒むつっと、ぶつっと、ぶすっと、むっつり〕

むすび【結び】《名詞》 水で湿した手に塩をつけて、ご飯を三角形や丸形に握り固めたもの。◆中に具を入れたり外側に海苔を巻いたりするものもある。「山登り・の・ 弁当・に・ むすび・を・ 持っ・ていく。」〔⇒にぎりめし【握り飯】、にぎり【握り】、おにぎり【お握り】、おむすび【お結び】

むすびと【結び処】《名詞》 糸や紐などを結び合わせたところ。「この・ 紐・の・ むすびと・は・ どこ・なん・や。」〔⇒むすびめ【結び目】

むすびめ【結び目】《名詞》 糸や紐などを結び合わせたところ。「むすびめ・が・ ほどきにくい。」〔⇒むすびと【結び処】

むすぶ【結ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①離れているものをつないだり縛ったりする。「縄・を・ むすぶ。」②別々のものや離れているものなどを合わせて、関係づける。「隣・の・ 人・と・ 手・を・ むすぶ。」「淡路・の・ 岩屋・と・ むすぶ・ フェリーボート」③固く閉じる。「男・の・ 子・は・ 口・を・ むすん・どけ。」■名詞化=むすび【結び】

むすめ【娘】《名詞》 ①親から見て、自分の子である女子。「むすめ・が・ 高等学校・を・ 卒業し・た。」②若くて結婚していない時の女子。「むすめ・の・ 時・に・ 料理・を・ 習っ・た。」■対語①=「むすこ【息子】」

むすめむこ【娘婿】《名詞》 娘の結婚相手である男性。「うち・の・ むすめむこ・は・ 役場・に・ 勤め・とる。」◆息子の嫁のことは「むすこよめ」とは言わない。「むすこ・の・ よめ」という言い方になる。

むせかえる【噎せ返る】《動詞・ラ行五段活用》 煙などによって息が詰まりそうになって、ひどく咳き込む。「隣・で・ 煙草・を・ 吸わ・れ・て・ むせかえっ・た。」〔⇒むせる【噎せる】

むせかえる【蒸せ返る】《動詞・ラ行五段活用》 温度や湿度が高く風がない状態で、ひどく不快に感じる。極端に蒸し暑い状態が続く。ひどく蒸し暑く感じられる。「むせかえっ・た・ 一日・やっ・た。」〔⇒むせる【蒸せる】

むせる【噎せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①煙などによって息が詰まりそうになって、咳き込む。「焚き火・に・ あたっ・とっ・て・ 煙・に・ むせ・た。」②食べ物が喉に詰まって苦しくなる。「むせ・た・さかい・ 背中・を・ さすっ・てやっ・た。」⇒むせかえる【噎せ返る】

むせる【蒸せる】《動詞・サ行下一段活用》 温度や湿度が高く風がない状態で、不快に感じる。「今年・の・ 夏・は・ いつ・まで・も・ むせ・まん・なー。」〔⇒むせかえる【蒸せ返る】

むだ【無駄】《名詞、形容動詞や()》 ①それを行っただけの効果がないこと。「今さら・ 走っ・ても・ むだや。電車・に・は・ 間に合わ・へん。」②役に立たない使い方をすること。「税金・を・ むだ・に・ 使わ・ん・とい・て・ほしー。」

むだごと【無駄事、無駄言】《名詞、動詞する》 ①何かをしても効果がないことがら。したけれども役に立たないことがら。「むだごと・や・と・ 思う・ 仕事・を・ 手伝わさ・れ・た。」②何の役にも立たない、単なるおしゃべり。役に立たない言葉。「むだごと・ばっかり・ 言()ー・て・ 寄り合い・が・ 長引ー・た。」⇒むだばなし【無駄話】

むだづかい【無駄遣い】《名詞、動詞する》 お金や物を、役に立たない方面に使うこと。「むだづかいせ・んと・ 貯金し・とき。」「税金・の・ むだづかい・は・ やめ・てんか。」「紙・の・ むだづかい・は・ もったいない。」

むだばなし【無駄話】《名詞、動詞する》 何の役にも立たない、単なるおしゃべり。「道・で・ むだばなしし・とっ・て・ 時間・が・ 経()っ・ても・た。」〔⇒むだごと【無駄言】

むち【鞭】《名詞》 人や動物を打ったり、人にものを指し示したりするときに使う、細長い棒や革紐。「馬・に・ むち・を・ 打つ。」「掛け図・を・ むち・を・ 使(つこ)・て・ 説明する。」

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2015年1月26日 (月)

中山道をたどる(351)

鵜沼宿から愛知川宿まで(16)

 

美濃国分寺のあたり

 

 北の方に美濃国分寺があって、そこへ通じる国分寺道(写真・左、1621分撮影)の石柱があります。天平の頃に全国に建立された国分寺です。美濃国分寺は発掘調査によって全域が残存したものとして、国指定史跡になっています。夕暮れが迫っていますので、寄らずに行き過ぎます。

 青野の一里塚の跡(写真・中、1625)を過ぎると大垣市が終わろうとしています。そして、垂井町(写真・右、1637)に入り、垂井の宿へと急ぎます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(751)

「明石日常生活語辞典…む」()

 

むしきる【毟し切る】《動詞・ラ行五段活用》 ①草や糸や髪の毛などを、何本か一緒につまんで引き抜いたり切ったりする。「手ー・で・ むしきら・んと・ 鋏・を・ 使い・なはれ。」②食べ物などを、少しずつつまんで細かく分ける。「パン・を・ むしきっ・て・ 食べる。」③力を入れて切り離す。こすれ合ったりして落ちる。「満員電車・で・ ボタン・を・ むしきら・れ・た。」④他の人のものを奪い取る。「税金・を・ むしきら・れる。」〔⇒むしる【毟る】、みしる(毟る)、みしきる(毟し切る)

むしば【虫歯】《名詞》 細菌によって侵されて、傷んだり穴があいたりした歯。「むしば・を・ 治し・てる・ねん。」

むしパン〔むしぱん〕【蒸し  ポルトガル語=paoパン】《名詞》 小麦粉にイースト菌を加えて、発酵させてから、ふかした食べ物。「家・で・ むしぱん・を・ 作る。」

むしピン〔むしぴん〕【虫  英語=pin】《名詞》 標本を作るときなどに使う、虫を突き刺して留めるための針。◆書類を何枚かまとめるときなどにも使う。「むしぴん・で・ 5枚・の・ 紙・を・ とめる。」

むしぶろ【蒸し風呂】《名詞》 湯を使わず、密閉した浴室で湯気によって体を温める風呂。◆サウナ風呂はこれにあたるが、現実には家庭に蒸し風呂はなく、比喩表現として使うことが多い。「今日・は・ むしぶろ・みたいに・ 暑い・なー。」

むしぼし【虫干し】《名詞、動詞する》 虫食いや黴(かび)を防ぐために、衣類などを風や日光に当てること。◆夏の土用の頃などにすることがある。「梅雨・が・ 明け・た・ので・ むしぼしする。」

むしまんじゅう〔むしまんじゅー〕【蒸し饅頭】《名詞》 小麦粉で作り醗酵させた皮の中に、餡や肉などを入れて蒸した食べ物のうち、店頭で蒸しながら売っているものや、自宅などで作って蒸すもの。「有馬温泉・の・ むしまんじゅー」

むしむし【蒸し蒸し】《副詞と、動詞する》 湿気が多くて暑く感じる様子。「雨降り・で・ 窓・を・ 閉め・とっ・たら・ むしむしと・ 気分・が・ 悪い。」「今日・は・ 朝・から・ むしむしする。」動詞⇒むす【蒸す】

むしめがね【虫眼鏡】《名詞》 小さなものを大きくして見るための、焦点距離の短い凸レンズでできた道具。「むしめがね・で・ 字引・を・ 見る。」

むしやき【蒸し焼き】《名詞、動詞する》 材料を鍋や釜に入れて、蓋で密閉して焼くこと。また、そのようにしてできた料理。「芋・を・ むしやき・に・ する。」

むしゃくしゃ《副詞と、動詞する》 ①怒りの気持ちが強くなる様子。いらいらしたり腹を立てたりしている様子。「みんな・から・ 文句・を・ 言わ・れ・て・ むしゃくしゃし・た。」②すっきりしないものが残って、いらいらしている様子。「朝・から・ むしゃくしゃし・た・ 気分・が・ 続い・とる。」〔⇒むしゃむしゃ。⇒むらむら〕

むしゃむしゃ《副詞と、動詞する》 ①周りの人を気にしないで、勢いよく食べる様子。「むしゃむしゃと・ かぶりつい・て・ 食べる。」②怒りの気持ちが強くなる様子。いらいらしたり腹を立てたりしている様子。「むしゃむしゃする・よーな・ こと・を・ 言わ・んとい・てんか。」③すっきりしないものが残って、いらいらしている様子。「どーも・ むしゃむしゃし・て・ 仕事する・ 気・に・ なら・ん。」②③⇒むしゃくしゃ。⇒むらむら〕

むしょうに〔むしょーに〕【無性に】《副詞》 前後のつながりもなく、気持ちがつのったり行動したりする様子。その気持ちが強くなって、どうしても抑えることができない様子。「むしょーに・ 腹・が・ 立っ・て・ しょーがない。」

むしる【毟る】《動詞・ラ行五段活用》 ①草や糸や髪の毛などを、何本か一緒につまんで引き抜いたり切ったりする。「庭・の・ 草・を・ むしる。」②食べ物などを、少しずつつまんで細かく分ける。「干し・た・ 鰯・を・ むしっ・て・ 食う。」③力を入れて切り離す。こすれ合ったりして落ちる。「満員電車・で・ ボタン・を・ むしら・れ・た。」④他の人のものを奪い取る。「蕎麦・ 一杯・で・ 千五百円・も・ むしら・れ・た。」〔⇒みしる(毟る)、むしきる【毟し切る】、みしきる(毟し切る)

むしろ【筵】《名詞》 藁や藺草(いぐさ)などで編んで作った敷物。「むしろ・を・ 引ー・て・ 腰・を・ おろす。」

むじんとう〔むじんとー〕【無人島】《名詞》 人が住んでいない島。「高砂・の・ 沖・の・ ほーらく島・は・ むじんとー・や・」

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2015年1月25日 (日)

中山道をたどる(350)

鵜沼宿から愛知川宿まで(15)

 

廃線と迂回ルート

 

 宿場の西端に、もうひとつの御使者場跡(写真・左、1520分撮影)があって、後ろは小高い丘になっています。

 再び西濃鉄道の踏切があります。この鉄道には2つの線路があって、ここは大久保、昼飯へ延びる線であるのですが、こちらは完全に廃線になっているようです(写真・中、1521)。貨物輸送の役割を終えてしまっています。

 少し行くとJR東海道本線の迂回ルートの線路(写真・右、1537)をくぐります。大垣から関ヶ原までは勾配がきついので、東海道線の北側に単線の別ルートを設けましたが、今では機関車や電車の能力が向上して、必要性が薄くなりました。下りの貨物列車が通り過ぎていきました。旅客輸送はとっくに廃止されて、新垂井駅もなくなっています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(750)

「明石日常生活語辞典…む」()

 

むこ【婿】《名詞》 ①結婚相手の男性。「おむこさん・は・ どんな・ 方・です・か。」②結婚して娘の夫となった男性。「むこ・が・ 退職祝い・を・ し・てくれ・た。」■対語=「よめ【嫁】」

むこう〔むこー、むこ〕【向こう】《名詞》 ①自分から見て、正面の方向や前の方向。「まっすぐ・ むこー・へ・ 歩く。」「むこー・の・ 山・に・ 登り・たい。」②自分のいる場所から離れていて、これから目指して行こうとするところ。「むこー・で・ 待っ・とっ・てくれ・へん・か。」③直接見ることができない、あちら側。「山・の・ むこー・に・は・ 何・が・ ある・ん・やろ。」④何かをする相手の人。先方の人。「むこー・から・ 電話・が・ かかっ・てくる・ はず・や。」「この・ 事故・は・ むこ・の・ 不注意や・ねん。」

むこういき〔むこーいき、むこいき〕【向こう意気】《名詞》 がむしゃらに進んで、後へ引かないこと。相手に対抗し負けまいとすること。また、そのような心持ちや性格。「あいつ・は・ むこーいき・が・ 強い・さかい・ 言()ー・たら・ 引っ込ま・へん。」

むこうずね〔むこーずね、むこずね〕【向こう臑】《名詞》 膝から足首までの間の前側の部分。「こけ・て・ むこーずね・を・ 撲っ・た。」

むこはん【婿はん】《名詞》 結婚相手の男性を、敬意を込めて言う言葉。「むこはん・は・ 羽織袴・で・ 結婚式・に・ 出・た。」■対語=「よめはん【嫁はん】」

むさくるしい〔むさくるしー〕【むさ苦しい】《形容詞》 衣服や室内の様子などが、整っていなくて、汚らしい。「むさくるしー・ 家・や・けど・ 上がっ・ておくん・なはれ。」◆実際にはそうでなくても。謙遜して使うことも多い。〔⇒むさくろしい(むさ苦しい)

むさくろしい〔むさくろしー〕(むさ苦しい)】《形容詞》 衣服や室内の様子などが、整っていなくて、汚らしい。「むさくろしー・ 格好・を・ し・て・ 現れ・た。」「むさくろしー・ 部屋・や・さかい・ 見せ・られ・へん。」〔⇒むさくるしい【むさ苦しい】

むし【虫】《名詞》 ①人・獣・鳥・魚などを除いた、大量に生まれて地上・地中・水上・水中などにすむ小さな生き物。「机・の・ 上・を・ むし・が・ はい回っ・とる。」②人体などに寄生する小さな動物。「むし・を・ 下(くだ)す。」③人の心の中にあって、体や気持ちにさまざまな影響を与えると考えられるもの。「腹・の・ むし・が・ おさまら・へん。」④心の中が普通の人とだいぶ違った傾向を持っている人。「あいつ・は・ 飯・より・ 漫画・が・ 好きな・ むし・や。」⑤空気を注ぎ入れるところについている、空気を押さえて漏れないようにするためのゴム製の短い管。「自転車・の・ タイヤ・の・ むし・を・ 替える。」⇒むいむい(虫虫)

むし【虫】《接尾語》 そのような傾向の人を、からかったり、蔑んだりして言う言葉。「泣きむし」「怒りむし」「弱むし」〔⇒みそ【味噌】

むじ【無地】《名詞》 布・紙などの全体が一つの色で、模様のないこと。また、そのようなもの。「むじ・の・ 服・を・ 着る。」

むしあつい【蒸し暑い】《形容詞》 風の通りがなくて、湿り気が多く気温が高い。暑さがこもるように感じられる。「京都・の・ 夏・は・ むしあつい・そーや。」

むしおさえ【虫抑え、虫押さえ】《名詞》 少し食べて、空腹感をやわらげるようにすること。一時しのぎに食べるもの。「饅頭・を・ 食べ・て・ むしおさえ・に・ する。」◆食事の時刻に間があるときなどに食べるものである。

むしがあう【虫が合う】《動詞・ワア行五段活用》 性質などが気に入って、相性がよい。「えらそーな・ 話し方・を・ する・ やつ・は・ むしがあわ・ん。」◆打ち消しの言い方「むしがあわ・ん」と言うことが多い。〔⇒むしがすく【虫が好く】

むしかご【虫籠】《名詞》 捕まえた虫を入れて飼うための籠。「むしかご・に・ かまきり・を・ 入れる。」

むしがすく【虫が好く】《動詞・カ行五段活用》 性質などが気に入って、相性がよい。「むしがすか・ん・ やつ・と・は・ いっしょに・ 仕事・を・ し・とー・ない。」◆打ち消しの言い方「むしがすか・ん」と言うことが多い。〔⇒むしがあう【虫が合う】

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2015年1月24日 (土)

中山道をたどる(349)

鵜沼宿から愛知川宿まで(14)

 

街道と鉄道の町

 

 坂本町駅跡という石柱(写真・左、1451分撮影)があります。JR東海道線の支線(赤坂線)の終点・美濃赤坂駅から北に延びる西濃鉄道の線路です。美濃赤坂と乙女坂の駅の間にあったのが廃止されたようです。西濃鉄道は、大理石や石灰の産地の輸送機関としての役割を果たしてきました。

 赤坂本陣公園があって、そこが本陣跡(写真・中、1454)です。赤坂は中山道の宿場町として賑わいを見せましたが、西国三十三所霊場の最後の地である谷汲山華厳寺へ続く谷汲街道の起点にもなっています。街道でも鉄道でも、赤坂は興味深いところです。

 しばらく行くと、脇本陣跡(写真・右、1510)もあります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(749)

「明石日常生活語辞典…む」()

 

むぎわら【麦藁】《名詞》 麦の実を取ったあとの茎。「むぎわら・で・ 人形・を・ 作る。」〔⇒むんぎゃら(麦藁)

むぎわらぼうし〔むぎわらぼーし〕【麦藁帽子】《名詞》 実を取ったあとの麦の茎を編んで作った帽子。「夏・は・ むぎわらぼーし・が・ 涼し・そーや。」〔⇒むんぎゃらぼうし(麦藁帽子)

むく【剥く】《動詞・カ行五段活用》 ①野菜や果物の表面を覆っている皮を取り去る。外側を覆っているものを取り除いて、中のものを分ける。「箱・の・ 包み紙・を・ むく。「バナナ・の・ 皮・を・ むく。」②大きく見開く。強く見せる。「猿・が・ 目・を・ むい・たり・ 歯ー・を・ むい・たり・ し・とる。」■自動詞は「むける【剥ける】」⇒むきむきする【剥き剥きする】、むいむいする(剥い剥いする)

むく【向く】《動詞・カ行五段活用》 ①ある方向や方角が正面になるように動く。「声・の・ し・た・ 方・を・ むく。」②その方向や方角に面している。「南・に・ むい・た・ 家・を・ 建てる。」③ちょうど似合ったり適したりしている。「家族連れ・に・ むい・た・ 食堂・や。」■他動詞は「むける【向ける】」。■名詞化=むき【向き】

むくち【無口】《形容動詞や()》 口数が少なく、黙りがちである様子。「むくちな・ 子ー・で・ 困っ・とり・ます。」■対語=「しゃべり【喋り】」

むくっと《副詞》 ①急に、起きたり立ち上がったりする様子。「むくっと・ 立っ・た・さかい・ びっくりし・た。」②煙や雲などがわきあがる様子。「むくっと・ 入道雲・が・ でけ・とる。」⇒むっくり〕

むくみ【浮腫み】《名詞》 疲れや病気によって、体またはその一部がはれて膨れること。また、そのようになっている部分。「足・の・ むくみ・が・ 治ら・へん。」

むくむ【浮腫む】《動詞・マ行五段活用》 疲れや病気などのために、体またはその一部がはれて膨れる。「ほっぺた・が・ ちょっと・ むくん・どる・みたいや。」■名詞化=むくみ【浮腫み】

むくむく《副詞と》 ①煙や雲などが、重なり合うように、後から後から出てくる様子。「山の中で水がむくむく湧い・とる。」「入道雲・が・ むくむくと・ 出・とる。」「煙・が・ むくむく・ 出・とる。」②厚く膨らんでいる様子。「むくむくし・た・ 毛ー・の・ 犬」⇒もくもく〕

むぐむぐ《副詞と、動詞する》 ①口を十分に開けないで、ものをかむ様子。食べ物をほおばって、かむ様子。「チューインガム・を・ むぐむぐ・ 噛ん・どる。」②ものを言いかけて、口だけ動かす様子。「歌詞・を・ 知ら・なんだ・さかい・ 口・だけ・ むぐむぐし・とっ・た。」③発音が明瞭でない様子。「むぐむぐ・ 言()ー・とる・けど・ よー・ 聞こえ・へん。」〔⇒もぐもぐ、もごもご〕

むくる(捲る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①身につけたり上に置いてあったりするものを脱がせたり取り除いたりする。「布団・を・ むくる。」②巻くようにして上げる。上げてひっくりかえしたり、取り除いたりする。冊子の次のページを開く。「壁・に・ 貼っ・てある・ ポスター・を・ むくっ・て・ 捨てる。」「日めくり・を・ むくる。」〔⇒めくる【捲る】■自動詞は「むくれる【(捲れる)】」

むくれる(捲れる)】《動詞・ラ行下一段活用》 ①固定されていたものの一部分が、はがれて上がる。「お知らせ・の・ ポスター・が・ むくれ・とる。」②くっついていたものが、はがれて離れる。表面のものがなくなって、内側のものが現れる。「壁・が・ むくれ・て・ 落ち・とる。」③冊子が次のページに繰られる。「風・で・ 本・が・ むくれる。」■他動詞は「むくる【(捲る)】」〔⇒めくれる【捲れる】⇒むける【剥ける】

むける【向ける】《動詞・カ行下一段活用》 ある方向に対置するように、ものの正面方向を変える。「顔・を・ 右・に・ むけ・たり・ 左・に・ むけ・たり・して・ 話・を・ する。」「テレビ・を・ 入り口・に・ むける。」■自動詞は「むく【向く】」

むける【剥ける】《動詞・カ行下一段活用》 くっついていたものが、はがれて離れる。表面のものがなくなって、内側のものが現れる。「日・に・ 焼け・て・ 顔・の・ 皮・が・ むける。」「包み紙・が・ むけ・ても・て・ 中身・が・ 見え・ても・とる。」■他動詞は「むく【剥く】」〔⇒めくれる【捲れる】、むくれる(捲れる)、まくれる(捲れる)

 

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2015年1月23日 (金)

中山道をたどる(348)

鵜沼宿から愛知川宿まで(13)

 

赤坂の宿に近づく

 

 小さな川を渡ったり、輪中の水防倉庫を見たり、岐阜経済大学の校舎を見遣ったり、東海環状自動車道の工事現場をくぐったりしてしますが、街道の風情は薄らいでいます。

 養老鉄道の東赤坂駅(写真・左、1405分撮影)で大勢の中学生と出会いました。何かの行事なのでしょう、トレーニング姿で歩いてきました。

 青木の一里塚(写真・中、1417)は跡を示す標柱だけです。

 赤坂宿の御使者場跡(写真・右、1430)は庭園のようになっていますが、これも跡地に過ぎません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(748)

「明石日常生活語辞典…む」()

 

むかし【昔】《名詞》 現在から見て、ある程度の年月を隔てた、以前の時期。「むかし・の・ こと・を・ 思い出し・た。」■対語=「いま【今】」

むかしにんげん【昔人間】《名詞》 古風な考え方や生活習慣を身につけている人。昔気質の人。「むかしにんげん・に・は・ パソコン・てな・ もん・ わかる・はず・が・ あら・へん。」

むかしばなし【昔話】《名詞》 ①ずっと以前の話題。以前に経験したことなどの話題。「年寄り・が・ むかしばなし・を・ し・てまし・てん。」②ずっと以前から伝えられてきた、子供向きの話。「桃太郎・の・ むかしばなし」

むかつき《名詞》 ①胃の中のものを吐きそうになること。「むかつき・が・ 治ら・へん・さかい・ 薬・を・ のむ。」②強い怒りがこみ上げてくること。しゃくに障ること。「あいつ・に・ 文句・を・ 言わ・れ・て・ むかつき・が・ おさまら・へん。」〔⇒むかむか〕

むかつく《動詞・カ行五段活用》 ①胃の中のものを吐きそうになる。「車・に・ 酔()ー・て・ むかつい・た。」②強い怒りがこみ上げてくる。しゃくに障る。「むかつく・よーな・ 話・は・ やめ・とい・てんか。」〔⇒むかっと(する)、むかむか(する)

むかっと〔むかーっと〕《副詞、動詞する》 ①胃の中のものを吐きそうになる様子。「飲み過ぎ・て・ むかーっとし・て・ 吐い・ても・た。」②強い怒りがこみ上げてくる様子。しゃくに障る様子。「耕二・の・ やつ・が・ あることないこと・ ぬかし・やがっ・て・ むかっーとし・た。」〔⇒むかむか。動詞⇒むかつく〕

むかっぱら【むかっ腹】《名詞》 わけもなく腹を立てること。「あいつ・の・ 顔・を・ 見・たら・ むかっぱら・が・ 立っ・て・ しょーがない。」

むかで【百足】《名詞》 じめじめしたところに住み、平たくて細長い体で、たくさんの節と足のある虫。「植木鉢・を・ のけ・たら・ むかで・が・ おっ・た。」

むかできょうそう〔むかできょーそー〕【百足競争】《名詞》 何人もがはけるようにした長い下駄を、その人数ではいて、速く歩くことを競う遊び。「運動会・で・ むかできょーそー・を・ する。」

むかむか《副詞と、動詞する、名詞》 ①胃の中のものを吐きそうになる様子。「電車・の・ 中・で・ 調子・が・ 悪なっ・て・ むかむかし・た。」「薬・を・ 飲ん・だら・ むかむか・は・ 治っ・た。」②強い怒りがこみ上げてくる様子。しゃくに障る様子。「あいつ・は・ 何でもかんでも・ 反対し・やがる・さかい・ むかむかする。」〔⇒むかっと。動詞⇒むかつく。名詞⇒むかつき〕

むかわり《名詞》 人が亡くなって満一年目にする法事。「親父・の・ むかわり・の・ 時・に・ 兄弟・が・ 集まっ・た。」〔⇒いっしゅうき【一周忌】

むき【向き】《名詞》 ①動いているものや動こうとするものの、進んでいこうとする方向や方角。「風・の・ むき・が・ 変わっ・た。」②そのものの正面が指している方向や方角。「東むき・の・ 家」③その人にちょうど似合ったり適したりしていること。◆③は、単独では使わず、複合語を作る。「女・の・ 人・むき・の・ 日傘」「中学生・むき・の・ 本・を・ 読む。」

むぎ【麦】《名詞》 多くの禾(のぎ)があり6月頃に実る、食糧や家畜の餌などに使われる、畑で作る穀物。◆大麦・小麦・裸麦などの総称である。「むぎ・の・ 粉()ー・で・ パン・を・ 焼く。」「むぎ・の 穂ー」

むぎあき【麦秋】《名詞》 麦が実って収穫をする、五月の頃。「むぎあき・で・ 忙しー・」

むぎちゃ【麦茶】《名詞》 殻つきの大麦を煎って、煎じる材料としたもの。また、暑い季節などに、それを煎じて茶として飲むもの。「夏・は・ むぎちゃ・が・ よろしー・なー。」

むぎばたけ【麦畑】《名詞》 麦を作る畑。「むぎばたけ・で・ くろべ・を・ 抜い・て・ 笛・に・ する。」

むきむきする【剥き剥きする】《動詞・サ行変格活用》 野菜や果物の表面を覆っている皮を取り去る。「蜜柑・を・ むきむきする。」外側を覆っているものを取り除いて、中のものを分ける。◆幼児語。〔⇒むく【剥く】、むいむいする(剥い剥いする)

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2015年1月22日 (木)

中山道をたどる(347)

鵜沼宿から愛知川宿まで(12)

 

神戸町から大垣市へ

 

 道は呂久地区へ入っていきます。小簾紅園(おずこうえん)という静かな公園があって、呂久渡船場跡(写真・左、1259分撮影)などがあります。中山道には皇女和宮ゆかりの場所がいくつもありますが、ここもそのひとつで、感慨を歌に詠まれたところです。「落ちて行く身とは知りながらもみぢ葉の人なつかしくこがれこそすれ」という歌です。ここまでが瑞穂市です。

 北側に広がるのは神戸町(写真・中、1301)ですが、その一部をかすめて通ります。わずか400メートルほどです。

 すぐに大垣市(写真・右、1305)に入ります。JR大垣駅からは北東の位置になります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(747)

「明石日常生活語辞典…む」()

 

【六】《名詞(数詞)》 数を一音節で言うときの「六」を表す言葉。◆1から10までを「ひ」「ふ」「み」「よ」「い」「む」「な」「や」「こ」「と」と言う。熟語としては「む色」など。〔⇒ろく【六】、むっつ【六つ】

むいか【六日】《名詞》 ①1か月のうちの6番目の日。「「むいか・は・ 日曜日・や。」②日数で6日間。「月曜・から・ 土曜・まで・の・ むいか」

むいむい(虫虫)】《名詞》 人・獣・鳥・魚などを除いた、大量に生まれて地上・地中・水上・水中などにすむ小さな生き物。「むいむい・が・ 飛ん・でき・た。」「菜っ葉・に・ つい・とる・ むいむい・を・ 洗う。」◆幼児語。〔⇒むし【虫】

むいむいする(剥い剥いする)】《動詞・サ行変格活用》 野菜や果物の表面を覆っている皮を取り去る。外側を覆っているものを取り除いて、中のものを分ける。「林檎・を・ むいむいし・たろ・か。」◆幼児語。「むきむきする」よりも、「むいむいする」の方が、より幼児性が強い印象がある。〔⇒むく【剥く】、むきむきする【剥き剥きする】

むう【六】《名詞(数詞) 数を2音節で言うときの「六」を表す言葉。◆1から10までを「ひい」「ふう」「みい」「よお」「いつ」「むう」「なな」「やあ」「こお」「とお」と言う。〔⇒ろく【六】、むっつ【六つ】

むえんぼとけ【無縁仏】《名詞》 死んだ後を弔ったり祀ったりする身寄りがない仏。「誰・も・ 参っ・てこ・ん・ むえんぼとけ・が・ ある。」

むかい【向かい】《名詞》 互いに正面として対し合っていること。「床屋・の・ むかい・に・ ある・ 店」〔⇒むかいあわせ【向かい合わせ】

むかい【迎い】《名詞》 ①こちらに向かって来る人に対して、玄関などに出て、待ち受けること。また、そのようにする人。「玄関・で・ 並ん・で・ むかい・を・ する。」②その人のいるところまで、人や乗り物などを遣わすこと。「お医者はん・を・ むかい・に・ 行っ・た。」〔⇒むかえ【迎え】⇒でむかい【出迎い】、でむかえ【出迎え】

むかいあわせ【向かい合わせ】《名詞》 互いに正面として対し合っていること。「吉田はん・の・ むかいあわせ・に・ 座る。」〔⇒むかい【向かい】

むかいかぜ【向かい風】《名詞》 進む方向の前から吹いてくる風。「むかいかぜ・で・ 歩きにくい。」■対語=「おいかぜ【追い風】」

むかいみず【迎い水】《名詞》 井戸から汲み上げる管の中に水がなくなって、ポンプで汲み上げられないときに、ポンプに流し入れる水。呼び水。「むかいみず・を・ 汲ん・で・ おい・とく。」〔⇒むかえみず【迎え水】

むかう【向かう】《動詞・ワア行五段活用》 ①目的とする方へ顔を向けたり、動いていったりする。「西・に・ むかう。」「机・に・ むこー・て・ 勉強する。」②前方から来るものに抵抗したり対抗したりする。「親・に・ むかっ・て・ 口答え・を・ する・な。」「もっと・ 正面・から・ 相手・に・ むこー・ていけ。」③その時期や状態になろうとする。「寒い・ 季節・に・ むかう。」「病気・が・ 良()ー・ 方・に・ むかう。」■名詞化=むかい【向かい】

むかえ【迎え】《名詞》 ①こちらに向かって来る人に対して、玄関などに出て、待ち受けること。また、そのようにする人。「車・が・ 着く・の・を・ みんな・で・ むかえ・を・ する。」②その人のいるところまで、人や乗り物などを遣わすこと。「子ども・を・ むかえ・に・ 行く。」「むかえ・の・ 自動車」〔⇒むかい【迎い】⇒でむかえ【出迎え】、でむかい【出迎い】

むかえみず【迎え水】《名詞》 井戸から汲み上げる管の中に水がなくなって、ポンプで汲み上げられないときに、ポンプに流し入れる水。呼び水。「ポンプ・が・ すか・に・ なっ・とる・さかい・ むかえみず・を・ 入れる。」〔⇒むかいみず【迎い水】

むかえる【迎える】《動詞・ア行下一段活用》 ①こちらに向かって来る人を待ち受ける。「駅・で・ 友だち・を・ むかえる。」「新入社員・を・ むかえる・ 時期・に・ なっ・た。」②呼んで、来てもらう。「先生・を・ むかえ・て・ 同窓会・を・ 開い・た。」③時間が経って、その時期になる。「暑い・ 夏・を・ むかえ・た。」■名詞化=むかえ【迎え】

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2015年1月21日 (水)

中山道をたどる(346)

鵜沼宿から愛知川宿まで(11)

 

柿の里を通って揖斐川を渡る

 

 美江寺の宿内の建物は1891(明治24)の濃尾大地震で壊滅してしまったようです。千寺の千(写真・左、1206分撮影)には、仏像が8段に並べてまつられているそうです。鎌倉時代の禅僧の自然居士の作であると伝えられています。

 集落を出はずれて道は南西の方角に向かいます。田畑の中を歩いていくと、富有柿ののぼり(写真・中、1226)をあちこちで見かけます。柿の木に大きな実がついています。

 高くなっている橋にたどりついて、木曽三川のひとつである揖斐川(写真・右、1242)を渡ります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(746)

「明石日常生活語辞典…み」(14)

 

ミリ〔みり〕【フランス語=milli】《名詞》 メートル法の単位で、基本単位の1000分の1であることを表す言葉。例えば、1ミリメートルは1メートルの1000分の1で、1センチの10分の1である。「5ミリ・の・ 幅・で・ 線・を・ 引く。」

みりょく【魅力】《名詞》 接する人の心をとらえて、引き付ける力を持つ素晴らしいもの。「この頃・は・ みりょく・の・ ある・ 政治家・は・ 少(すけ)ない・なー。」

みりん【味醂】《名詞》 蒸した餅米と米麹を焼酎に入れて糖化させた、料理などに使う甘みのある酒。「みりん・を・ 味付け・に・ 使う。」

みる【見る】《動詞・マ行上一段活用》 ①目を向ける。目によってものの存在などを知る。「横・を・ みる。」②見物する。眺める。「映画・を・ みる。」③読む。目を通す。「新聞・を・ みる。」④ものの状態などを調べる。「味・の・ 具合・を・ みる。」「風呂・の・ かげん・を・ みる。」⑤世話や処理をする。「親・を・ みん・なら・ん・ねん。」「ちょっと・ 行・てくる・さかい・ 子ども・を・ み・とっ・て・か。」

みる【診る】《動詞・マ行上一段活用》 体の様子を調べる。医者が診察をする。「風邪・みたい・やっ・た・さかい・ み・てもろ・た。」

みるまに〔みるまーに〕【見る間に】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みるまに・ ぐんぐん・ 痩せ・ても・た。」〔⇒みとるまに【見とる間に】、みるみる【見る見る】、みるみるうちに【見る見るうちに】

みるみる【見る見る】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みるみる・ 雨・が・ 強(つよ)なっ・た。」〔⇒みとるまに【見とる間に】、みるまに【見る間に】、みるみるうちに【見る見るうちに】

みるみるうちに【見る見るうちに】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みるみるうちに・ 雪・が・ 積もっ・た。」〔⇒みとるまに【見とる間に】、みるまに【見る間に】、みるみる【見る見る】

みわけ【見分け】《名詞》 ①目で見て区別すること。「双子・や・さかい・ みわけ・が・ つか・へん。」②よく見て、良いか悪いかなどを判断する。また、その判断。「空模様・で・ 行く・か・ 止める・か・を・ みわける。」

みわける【見分ける】《動詞・カ行下一段活用》 よく見て、良いか悪いかなどを判断する。「西瓜・が・ 熟れ・とる・か・ どー・か・を・ みわける。」■名詞化=みわけ【見分け】

みわたす【見渡す】《動詞・タ行五段活用》 広い範囲を、遠くまで眺める。「山・の・ 上・から・ 海・の・ 方・を・ みわたす。」

()いれる【身()入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 一生懸命に物事に取り組む。集中して力を注ごうとする。「みをいれ・て・ 勉強せ・んと・ 合格せ・-・へん・よ。」■自動詞は「みがいる【身が入る】」

()かためる〔みー()かためる〕【身()固める】《動詞・マ行下一段活用》 結婚して家庭を持つ。「お前・も・ そろそろ・ みーをかため・なはれ。」

()ひく〔みー()ひく〕【身()引く】《動詞・カ行五段活用》 それまでの任務や立場などから退く。「みーをひー・て・ 息子・に・ 店・を・ 任す。」

みんじゃ(水屋)】《名詞》 食器や食べ物を入れておく戸棚。「みんじゃ・に・ 入れ・とい・た・ 魚・が・ こごっ・た。」〔⇒みずや【水屋】

みんな【皆】《名詞、副詞》 ①その場にあるものすべて。関係あるものすべて。「事故・で・ 電車・が・ みんな・ 止まっ・ても・た。」②いる人すべて。「みんな・が・ 拍手・を・ し・てくれ・た。〔⇒みな【皆】⇒ぜんぶ【全部】

みんみん《副詞と》 大形の蝉が鳴く声を表す言葉。「朝・から・ みんみんと・ うるさい・ 蝉・や・なー。」

みんみんぜみ【みんみん蝉】《名詞》 黒い体に緑の斑紋がある、大型の蝉。「みんみんぜみ・が・ やかましーに・ 鳴く。」

みんよう〔みんよー〕【民謡】《名詞》 人々の間から生まれてきて、その土地の人々の生活や感情を盛り込んで、歌い継がれてきている歌。「デカンショ・は・ 丹波・の・ 篠山・の・ みんよー・や。」

 

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2015年1月20日 (火)

中山道をたどる(345)

鵜沼宿から愛知川宿まで(10)

 

美江寺宿を行く

 

 美江寺宿という看板が立っているのは産土神である美江神社の前(写真・左、1145分撮影)です。境内には宿跡の碑(写真・中、1145)や高札場などがあります。また、観音堂もあります。このあたりは人の姿をほとんど見かけません。

 この地域はいくつもの川が流れていて、しばしば水害に見舞われたようです。災禍から逃れようとする信仰の跡が観音堂などに見られます。

 神社からは左に直角に折れて、しばらく進みます。そして右に折れて、犀川、長護寺川を渡りますが、このあたりに広重が浮世絵に描いた場所を示す案内板(写真・右、1203)があります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(745)

「明石日常生活語辞典…み」(13)

 

みや【宮】《名詞》 神をまつってあるところ。神社。「中尾・の・ みやはん」「みや・で・ 拝ん・でもろ・た。」

みやい(見合い)】《名詞、動詞する》 結婚相手にしようとする人を知るために、紹介者などの仲立ちによって本人同士が会うこと。「わしらー・は・ みやい・で・ 知り合ー・た・ん・や・ねん。」〔⇒みあい【見合い】

みやいり【宮入】《名詞、動詞する》 秋祭りで、各地区の布団太鼓が、神社に集まること。また、その時。「昼宮・の・ みやいり・は・ 10時・に・ なっ・とる・ん・や。」

みやう(見合う)】《動詞・ワア行五段活用》 ①向かい合って互いに相手を見る。「ちょっとの間・ みやー・て・ 中学校・の・ 同級生・やっ・た・と・ 気がつい・た。」②釣り合いがとれている。「5千円・に・ みやう・ 品物・を・ 買う。」■名詞化=みやい(見合い)】。〔⇒みあう【見合う】

みゃく【脈】《名詞》 ①動物の体内を血液が流れる管。血管。「手首・の・ みゃく・が・ どこ・や・ わから・へん。」②心臓が血を押し出すたびに起こる、血管の規則正しい動き。脈拍。「走っ・た・ 後・や・さかい・ みゃく・が・ 早(はよ)ー・ なっ・とる。」

みやげ【土産】《名詞》 ①旅先で買い求めて家人や友人などに持って帰る、その土地の産物など。「みやげ・に・ 団子・を・ 買()ー・てき・た・よ。」②よその家などを訪問するときに持っていく贈り物。「菓子箱・でも・ みやげ・に・ 持っ・ていこ・か。」

みやげ(身上げ)】《名詞、動詞する》 少し大きめの衣服を縫い上げたりして小ぶりに調整すること。また、そのようにしたもの。「背ー・が・ 高(たこ)ー・ なっ・た・さかい・ みやげ・を・ ほどく。」〔⇒みあげ【身上げ】

みやげばなし【土産話】《名詞、動詞する》 旅先で見聞きしたことについて、帰ってから家人や友人などに語り聞かせる話。「帰っ・てき・たら・ みやげばなしし・ておくれ。」

みやこ【都】《名詞》 政治の中心地として、多数の人口を有するところ。。皇居のあるところ。「京都・が・ みやこ・やっ・た・ 時・の・ 話・や。」

みやすい【見易い】《形容詞》 ①見ているものをはっきり識別できる。「みやすい・ 字ー・を・ 書い・てんか。」「みやすい・ ちらし」②見ている場所などがよくて、はっきり見える。「花火・の・ みやすい・ 場所」■対語=「みにくい【見難い】」

みやまいり【宮参り】《名詞、動詞する》 神社に参ること。特に、生まれたばかりの赤ちゃんを連れて神社に参ること。「みやまいり・に・ 行っ・て・ 神主さん・に・ 拝ん・でもらう。」

みょう〔みょー〕【妙】《形容動詞や()》 ①普通でない様子。変わっている様子。「みょーな・ 恰好・の・ 人・が・ 来・た。」②不思議な様子。おかしい様子。「この頃・ みょーに・ 気・に・ なっ・とっ・てん。」◆変わっているという意味の場合は、「すいな」とも言う。

みょうけんさん〔みょーけんさん〕【妙見さん】《名詞》 日蓮宗の信者の人たち。「冬・の・ 寒い・ 時・に・ みょーけんさん・が・ 太鼓・ 叩い・て・ 回っ・てくる。」

みょうじ〔みょーじ〕【苗字、名字】《名詞》 代々その家に継承される、家の名。氏名の「氏」の方。「この辺・は・ 同じ・ みょーじ・が・ 多い・ねん。」〔⇒みよじ(苗字)、せい【姓】

みょうと〔みょーと〕【夫婦】《名詞》 結婚している、一組の男の人と女の人。「みょーと・に・ なっ・て・ 10年・ 経っ・た。」〔⇒みおと【夫婦】、ふうふ【夫婦】

みよし《名詞》 小型の木造船の最前部で、波を左右に切り分けて進む部分。舳先。「みよし・から・ 錨・を・ 放()りこむ。」■対語=「とも【艫】」

みよじ(苗字)】《名詞》 代々その家に継承される、家の名。氏名の「氏」の方。「珍しー・ みよじ・の・ 人」〔⇒みょうじ【苗字】、せい【姓】

みより【身寄り】《名詞》 いざというときに頼ることのできる家族や親戚など。「みより・が・ なかっ・たら・ どこ・に・ 連絡し・たら・ えー・ね・やろ。」

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2015年1月19日 (月)

中山道をたどる(344)

鵜沼宿から愛知川宿まで()

 

五六川と56番目の宿

 

 中山道の町並みがわずかに残っている感じのところを歩いていくと本田代官所跡(写真・左、1118分撮影)があります。そして高札場跡もあります。

 五六川という川を渡りますが、「中山道美濃路五十六番の宿」などという看板があります。美江寺は江戸から56番目の宿です。

 田園地帯を歩いて、樽見鉄道の踏切(写真・中、1137)を渡ります。線路の北の方に美江寺駅があります。

 踏切を越えたあたりから集落になっており、東口に美江寺一里塚の跡(写真・右、1141)がありますが、塚は残されていません。ひなびた感じの宿場ですが、こぢんまりとして趣がある宿場だと思います。美江寺宿は、他の宿場より少し遅れて設けられたようです。美江寺も瑞穂市内です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(744)

「明石日常生活語辞典…み」(12)

 

みみざわり【耳障り】《形容動詞や() 聞いていて、うるさく思ったり不愉快に感じたりする様子。「飛行機・の・ 音・が・ みみざわりや。」■類語=「めざわり【目障り】」

みみず【蚯蚓】】《名詞》 暗がりの中へ進む性質を持ち、薄赤く紐のような形をしていて、土の中にすむ動物。「畝(うね)・を・ かじい・たら・ みみず・が・ ぎょーさん・ おっ・た。」〔⇒めめず(蚯蚓)

みみたぶ【耳朶】《名詞》 耳の下の方に垂れ下がっている、柔らかくふくらんだ部分。「みみたぶ・に・ きらきら・を・ つけ・た・ 若い・ 子ー・が・ 増え・た・なー。」

みみだれ【耳垂れ】《名詞》 耳の穴から分泌物が流れ出ている病気。また、流れ出ているもの。「昔・は・ ぎょーさん・ おっ・た・よーに・ 思(おも)・た・けど・ 今・は・ みみだれ・の・ 子ー・は・ おら・へん・なー。」

みみっちい〔みみっちー〕《形容詞》 ①お金のことに細かくて、けちくさい。倹約しようとして、出し惜しみをする。「みみっちー・ こと・を・ 言()わ・んと・ ぼーんと・ 寄付し・たれ・や。」②細かいことにまで過度にこだわっている。「計算・が・ みみっちー・て・ ややこしー・なー。」〔⇒こみっちい〕

みみにする【耳にする】《動詞・サ行変格活用》 何気なく聞き知る。人づてに知る。「お祖父さん・が・ 入院し・てやっ・た・と・ みみにし・た・ん・や・けど・ ほんま・ですか。」

みみにちよう〔みみにちよー〕【耳日曜】《形容動詞や()》 聞こえていても、聞こうとする気持ちがない様子。あるいは、話の内容を受け入れようとしない様子。「みみにちよーや・さかい・ 何・を・ 言()ー・ても・ 聞い・たら・へん。」〔⇒みみにっちょう(耳日曜)

みみにっちょう〔みみにっちょー〕(耳日曜)】《形容動詞や()》 聞こえていても、聞こうとする気持ちがない様子。あるいは、話の内容を受け入れようとしない様子。「今日・は・ みみにっちょーや・さかい・ 何・も・ 言わ・んとい・て・な。」〔⇒みみにちよう【耳日曜】

みみにはいる【耳に入る】《動詞・ラ行五段活用》 人づてにうわさ話などを聞く。うわさで知る。「もー・ あんた・の・ みみにはいっ・とる・ん・かいなー。早い・なー。」

みみにはさむ【耳に挟む】《動詞・マ行五段活用》 ちらっと聞く。偶然に聞き知る。「あんた・の・ 噂・を・ みみにはさん・だ。」〔⇒みみにはそむ(耳に挟む)

みみにはそむ(耳に挟む)】《動詞・マ行五段活用》 ちらっと聞く。偶然に聞き知る。「みみにはそん・だ・さかい・ お祝い・を・ 持っ・ていっ・た。」〔⇒みみにはさむ【耳に挟む】

みみもと【耳元】《名詞》 耳のすぐそば。「二人・で・ みみもと・で・ 話し・とっ・たら・ 周り・の・ もん・は・ 気・に・ なる・がな。」

みみ()かす【耳()貸す】《動詞・サ行五段活用》 周りの人には内緒にして、特定の相手だけに言い伝える。または、そのようにして聞く。「ちょっと・ すま・ん・けど・ みみかし・てくれ・へん・か。」

みみ()すます【耳()澄ます】《動詞・サ行五段活用》 小さな声や音も聞き漏らすまいとして、心を落ち着かせて聞こうとする。聞き耳を立てる。「みみをすまし・て 間違え・ん・よーに・ 話・を・ 聞く。」

みみ()そろえる【耳()揃える】《動詞・ア行下一段活用》 決められた額のお金をきちんと準備する。「借っ・た・ 金・を・ みみをそろえ・て・ 返し・たい・けど・ 急に・は・ 無理や。」

みもち【身持ち】《名詞》 人としての行動の仕方。生活の態度。品行。「みもち・が・ 悪い・さかい・ 嫁はん・が・ 逃げ・ても・た・そーや。」

みもと【身元】《名詞》 ①その人がどんな人であるのかを明らかにするような、名前・生まれ・経歴・住所などを合わせた情報。「みもと・の・ よー・ わかっ・た・ 人・は・ 安心や。」②責任や援助などを引き受けることも覚悟するほどの、その人の一身上に関すること。「わし・が・ お前・の・ みもと・を・ 引き受け・たる。」

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2015年1月18日 (日)

中山道をたどる(343)

鵜沼宿から愛知川宿まで()

 

河渡宿を行く

 

 長良川のそばの河渡宿は、江戸時代には鵜飼もあって、賑わいを見せたようです。明治時代になると東海道線が開通し、衰退していきました。第2次世界大戦の戦災も受けています。

 川に近いところに馬頭観音(写真・左、1026分撮影)があります。中山道の道中安全と地域の安全を祈願して建立されましたが、河川の災害や河川工事によって移転したようです。本尊は愛染明王です。

 馬頭観音の近くに、河渡の一里塚の跡(写真・中、1041)がありますが、中山道の面影を伝えるとはいえ、印のようなものだけしか残っていないのが残念です。

 天王川の慶應橋を渡ると、瑞穂市(写真・右、1109)の市域に入ります。糸貫川を渡って歩き続けます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(743)

「明石日常生活語辞典…み」(11)

 

みなおす【見直す】《動詞・サ行五段活用》 ①誤りなどがないか、もう一度よく点検をする。「ひび・が・ 入っ・とら・ん・か・どー・か・ もー一遍・ よー・ みなおし・てみー。」②点検して良くないことを改善する。「自治会・の・ 規約・を・ みなおし・た。」③改めて価値などを認識する。評価を変える。「あいつ・の・ 勇気・を・ みなおし・た。」

みなと【港】《名詞》 船が停泊して、旅客の乗降や貨物の積み下ろしができるように設備などを整えてあるところ。「フェリー・が・ みなと・に・ 着い・た。」「明石・の・ みなと・から・ 淡路行き・が・ 出る。」

みなみ【南】《名詞》 方角の一つで、太陽が昇る方に向かって右手の方。「みなみ・に・ 淡路島・が・ 見える。」「みなみ・から・ 風・が・ 吹い・てくる。」■関連語=「ひがし」「にし」「きた」

みならい【見習い】《名詞、動詞する》 正式に仕事に就く前に実地に訓練や教育を受けること。仕事をしながら仕事の仕方を覚えること。また、そのような段階の人。「みならい・の・ 運転手」

みなれる【見慣れる】《動詞・ラ行下一段活用》 これまでにしばしば目にしている。その内容などをよく知っており、珍しく思わない。「里帰りし・て・ みなれ・た・ 村・を・ 歩い・た。」〔⇒みつける【見付ける】

みにくい【見難い】《形容詞》 ①見ているものをはっきり識別しにくい。「小(こま)い・ 字ー・で・ みにくい。」②見ている場所などがよくなくて、はっきり見えない。「後ろ・の・ 方・の・ みにくい・ 席・やっ・てん。」■対語=「みやすい【見易い】」

みにくい【醜い】《形容詞》 見た感じが良くないので、他人に対して恥ずかしいという気持ちが生じる状態である。見ている方が不愉快になるほどである。「人・の・ 悪口・を・ 言()ー・の・は・ みにくい。」「10円・ 20円・の・ こと・で・ ごちゃごちゃ・ 言()ー・の・は・ みにくい・ぞ。」〔⇒みぐるしい【見苦しい】、みっともない、みとみない【見とみない】

みにつく〔みーにつく〕【身に付く】《動詞・カ行五段活用》 覚え込んだ知識・技能などが自分のものになる。「綺麗な・ 言葉・が・ みについ・た・ 人・や・さかい・ 感じ・が・ 良()ー。」■他動詞は「みにつける【身に付ける】」

みにつける〔みーにつける〕【身に付ける】《動詞・カ行下一段活用》 知識・技能などを覚え込んで自分のものとする。「ちゃんと・ し・た・ 挨拶・の・ 仕方・を・ みーにつける。」■自動詞は「みにつく【身に付く】」

みぬき【身抜き】《名詞》 鶏卵を殻のままゆでたもの。「みぬき・の・ 皮・を・ むく。」「みぬき・に・ 塩・を・ 振っ・て・ 食べる。」◆小学生の頃か中学生の頃か忘れたが、「にぬき【煮抜き】」という言葉を初めて聞いたときは違和感を覚えた。ゆで卵は、ゆでて作るものであって、煮て作るものではないという気持ちからであったろうか。煮るというのは何かの味付けを加えるもので、ゆでるというのは味付けをしないものという意識があったからかもしれない。生卵のまま割ると、どろっとした卵全体が流れ出る。それに比べると、ゆで卵は、黄身と白身がはっきりと分かれて、身がきちんとする(抜ける)から「みぬき」と言うのだろうと思っていた。

みのうえ【身の上】《名詞》 ①人が生まれてから現在までに経験してきた事柄。「みのうえ・の・ 話・を・ する。」②その人の境遇や暮らし向き。「人・の・ みのうえ・の・こと・は・ あんまり・ 聞か・ん・ 方・が・ えー・やろ。」

みのまわり〔みのまーり〕【身の回り】《名詞》 ①ふだん、体につけたり使ったりするもの。また、ふだんのごく普通の行動。「旅行・に・ 持っ・ていく・ みのまーり・の・ 物」②その人をとりまく日常の生活。「父親・の・ みのまーり・の・ 世話・を・ する。」

みのむし【蓑虫】《名詞》 木の枝や葉をつづって袋状の巣を作ってすんでいる、蛾の幼虫。「みのむし・が・ 枝・に・ ぶらさがっ・とる。」

みのる【実る】《動詞・ラ行五段活用》 穀物や草木の実ができる。実が熟する。「稲・が・ だいぶ・ みのっ・てき・た。」■名詞化=みのり【実り】

みばえ【見映え】《名詞、動詞する》 見かけなどが立派であること。見比べてみると、優れた感じがすること。「みばえ・の・ えー・ もの・を・ 贈る。」■対語=「みおとり【見劣り】」

みはからう【見計らう】《動詞・ワア行五段活用》 ①見比べて、望ましいものを決める。「5千円・ほど・の・ もの・を・ みはかろー・て・ 買()ー・てき・てんか。」②望ましいものであると、大まかな見当をつける。「時間・を みはかろー・て・ 家・を・ 出る。」

みはらし【見晴らし】《名詞》 広く遠くまで見渡すこと。また、そのようにして眺められる一面の眺め。「みはらし・の・ えー・ 展望台」

みはり【見張り】《名詞、動詞する》 辺りの様子に注意を払いながら、番をすること。また、そのようにする人。「西瓜畑・の・ みはりする。」「道・の・ 角・に・ みはり・の・ 人・が・ 立っ・とる。」

みはる【見張る】《動詞・ラ行五段活用》 辺りの様子に注意を払いながら、番をする。目を見開いて、じっと見る。「巡査・が・ みはっ・とる。」■名詞化=みはり【見張り】

みぶん【身分】《名詞》 ①世の中での地位。社会や団体における地位。「会社・の・ 中・で・ 高い・ みぶん・に・ おる・ 人」②その人の置かれている環境や身の上。「今・は・ 退職し・て・ 楽な・ みぶん・な・ん・や。」

みぶんしょうめいしょ〔みぶんしょーめーしょ〕【身分証明書】《名詞》 その学校や会社などの者であることを明らかにする書き付け。「みぶんしょーめーしょ・を・ 見せ・て・ 定期・を・ 買()ー・た。」◆現在では「せいとしょう【生徒証】」「しゃいんしょう【社員証】」などと言うことが多い。

みほん【見本】《名詞》 ①商品などの様子を知らせるために、そのものの全部や一部分、あるいは典型的なところを取り出して示すもの。サンプル。「みほん・を・ 見てから 注文する。」②目の前や近くにある、良い例や代表的な例。「あいつ・は・ 運動・の・ 上手な・ 人・の・ みほん・や。」

みまい【見舞い】《名詞、動詞する》 病気・怪我や災難にあった人を訪ねたり手紙などを書いたりして慰めること。また、その人に贈るお金や品物など。「友だち・の・ 病気・の・ みまい・に・ 行く。」「被害・を・ 受け・た・ とこ・に・ みまい・を・ 送っ・た。」

みまわす〔みまーす〕【見回す】《動詞・サ行五段活用》 自分のいる位置から、周りの様子を見る。何かを探そうとして方々を見る。「知っ・た・ 人・が・ おら・ん・かな・と・ 思っ・て・ みまーし・た。」

みまわり〔みまーり〕【見回り】《名詞、動詞する》 あちこちを動き回って監視や観察などをすること。また、そのようにする人。「今日・は・ みまーり・の・ 当番・の・ 日ー・や。」 

みまわる〔みまーる〕【見回る】《動詞・ラ行五段活用》 監視や観察などをするために動き回る。「拍子木・を・ 持っ・て・ 村・の・ 中・を・ みまーる。」■名詞化=みまわり【見回り】

みみ【耳】《名詞》 ①動物の頭部にあって、音を聞く働きをする器官。「ボール・が・ みみ・に・ 当たっ・て・ 痛かっ・た。」「馬・の・ みみ」②音を聞くこと。また、その能力。「みみ・が・ よー・ない。」「みみ・が・ 遠ー・ なっ・た。」③物の両側に付いていて、耳の形に似ているもの。「鍋・の・ みみ」④紙・布などのように平たいものの縁の部分。「食パン・の・ みみ」

みみがいたい【耳が痛い】《形容詞》 自分の悪いところを指摘されて、聞くのが辛い。「ごんたし・とっ・た・さかい・ 子ども・の・ 時・の・ こと・を・ 言わ・れ・たら・ みみがいたい・ねん。」

みみかき【耳掻き】《名詞》 耳の中の掃除をする、杓子のような形をした小さな器具。「みみかき・で・ 耳・を・ ほじくる。」

みみがとおい〔みみがとーい〕【耳が遠い】《形容詞》 聴力が弱い。「みみがとおー・ なっ・て・ 補聴器・ 使(つこ)・て・ます・ねん。」

みみがはやい【耳が早い】《形容詞》 ものごとを人より早く聞きつける。「あんた・は・ みみがはよー・て・ 何・でも・ 知っ・とる・ねん・な。」

みみくそ【耳糞】《名詞》 ①耳の中にできる垢(あか)。「大けな・ みみくそ」②ごくわずかな数量のもの。「みみくそ・だけ・ 寄付し・てくれ・た。」⇒はなくそ【鼻糞】

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2015年1月17日 (土)

中山道をたどる(342)

鵜沼宿から愛知川宿まで()

 

長良川を渡る

 

 岐阜(加納宿)から鏡島にかけては特に目を引くものはありません。さきほどから小雨がしばらく続いておりましたから傘をさして歩きましたが、しだいに止んできました。

 長良川の河渡橋(写真・左、1012分撮影)を渡りますが、この橋のたもとに鏡島湊がありました。橋が架かっているのですが、渡し船も残されているようです。

 長良川(写真・中、1014)は左から流れ込んでくる伊自良川を合わせて、ゆったりと流れています。金華山のあたりも見えます。

 橋を渡り終えて、左に直角に折れる方向に進みますと、ほどなく河渡宿(写真・右、1024)という文字が見え始めます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(742)

「明石日常生活語辞典…み」(10)

 

みて【見て】《名詞》 外観から受ける、そのものについての印象。外から見た様子や、人目につきやすいところ。「みて・は・ よーない・けど・ なかなか・ うまい・ 饅頭・や。」〔⇒みかけ【見掛け】、みため【見た目】、みてくれ【見てくれ】、うわべ【上辺】、ひょうめん【表面】

みてくれ【見てくれ】《名詞》 ①外観から受ける、そのものについての印象。外から見た様子や、人目につきやすいところ。「みてくれ・が・ えー・ もん・が・ よー・ 売れる。」②その人の顔立ちや容色。「みてくれ・の・ 可愛らしー・ 子」〔⇒みかけ【見掛け】、みため【見た目】⇒みて【見て】、うわべ【上辺】、ひょうめん【表面】

みとおし〔みとーし〕【見通し】《名詞》 ①手前から遠くまでを一目で見渡すこと。「今日・は・ 淡路島・の・ 南・の・ 方・まで・ みとーし・が・ きく。」②先のことについて予想や見当をつけて、方向性を持つこと。「1週間・で・ でける・か・どー・か・ 仕事・の・ みとーし・を・ つける。」

みとおす〔みとーす〕【見通す】《動詞・サ行五段活用》 ①手前から遠くまでを一目で見渡す。「駅・まで・の・ 通り・を・ みとーす・ こと・が・ でける。」②初めから終わりまでのすべてを見る。「3時間・ かけ・て・ 映画・を・ みとーし・た。」③先のことについて予想や見当をつけて、方向性を持つ。「次・の・ こと・を・ みとーし・て・ 仕事・を・ せ・な・あか・ん・がい。」■名詞化=みとおし【見通し】

みとみない【見とみない】《形容詞》 見た感じが良くないので、他人に対して恥ずかしいという気持ちが生じる状態である。見ている方が不愉快になるほどである。「お前・の・ 泣き顔・なんか・ みとみない・わい。」■類語=「ききとみない【聞きとみない】」「しとみない【仕とみない】」「いきとみない【行きとみない】」〔⇒みぐるしい【見苦しい】、みっともない、みにくい【醜い】

みとめ【認め】《名詞》 日常的に、確認などのために使う印鑑。また、その印影。「みとめ・を・ 押し・て・ 書留・を・ 受け取る。」■対語=「じついん【実印】」〔⇒みとめいん【認め印】

みとめいん【認め印】《名詞》 日常的に、確認などのために使う印鑑。また、その印影。「みとめいん・やのー・て・ 実印・を・ 使っ・てください。」■対語=「じついん【実印】」〔⇒みとめ【認め】

みどり【緑】《名詞》 ①草木の葉のような色。「田植え・が・ すん・で・ 田圃・が・ みどり・に・ なっ・た。」②草や木。また、草や木の新芽。「みどり・が・ 多い・ 公園・を・ 散歩する。」「みどり・が・ 出・てき・た。」③進んでもよいという意味を表す交通の合図。「赤・の・ 信号・が・ みどり・に・ なっ・た。」〔⇒みどりいろ【緑色】①③⇒あお【青】、あおいろ【青色】⇒みどりしんごう【緑信号】、あおしんごう【青信号】

みどりいろ【緑色】《名詞》 ①草木の葉のような色。「木ー・の・ 柵・を・ みどりいろ・に・ 塗る。」②進んでもよいという意味を表す交通の合図。「みどりいろ・に・ なる・まで・が・ 長い・ 交差点・や。」〔⇒みどり【緑】⇒あお【青】、あおいろ【青色】、みどりしんごう【緑信号】、あおしんごう【青信号】

みどりしんごう〔みどりしんごー〕【緑信号】《名詞》 進んでもよいという意味を表す交通の合図。「みどりしんごー・まで・ ゆっくり・ 待て。」〔⇒あお【青】、あおいろ【青色】、みどり【緑】、みどりいろ【緑色】、あおしんごう【青信号】■対語=「きしんごう【黄信号】」「あかしんごう【赤信号】」

みとるまに〔みとるまーに〕【見とる間に】《副詞》 短い時間のうちに状況などが急速に変わる様子を表す言葉。「みとるまに・ 川・の・ 水かさ・が・ 増え・てき・て・ びっくりし・た。」〔⇒みるまに【見る間に】、みるみる【見る見る】、みるみるうちに【見る見るうちに】

みとれる【見惚れる、見蕩れる】《動詞・ラ行下一段活用》 人や風景などに心を奪われて、うっとりとして見入る。「汽車・の・ 窓・から・ 景色・に・ みとれ・とっ・た。」

みな【皆】《名詞、副詞》 ①その場にあるものすべて。関係あるものすべて。「台風・で・ 植木鉢・が・ 棚・から・ 落ち・て・ みな・ めげ・ても・た。」②いる人すべて。「暑(あつ)なっ・て・ みな・ 上着・を・ 脱い・どる。」◆自分に都合のよいように言うときに、自分以外の誰かがそうであることを「みな」と表現することがある。「みな・ 携帯・を・ 買()ー・てもろ・とる。」〔⇒みんな【皆】⇒ぜんぶ【全部】 

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2015年1月16日 (金)

中山道をたどる(341)

鵜沼宿から愛知川宿まで()

 

岐阜市内を離れていく

 

 11月5日。清水川に沿って少し後戻りしてから、旧・東海道の街道に出ます。街道の脇に本陣跡、西問屋場跡、脇本陣跡などと書かれていますが、建物などは残らず、かつてこの位置にあったということだけを示しています。

 岐阜駅(写真・左、8時55分撮影)が見える大きな通りを過ぎます。

 しばらく行くと一里塚の跡(写真・中、9時12)があります。地名は三里ですから、三里一里塚ということになります。説明板に皇女和宮の歌が書かれています。「遠ざかる都としれば旅衣 一夜の宿も立ちうかりけり」という歌です。和宮は京都から江戸に向かったのですが、ここは、江戸から数えると106番目の一里塚だそうです。

 岐阜市内を出はずれるおもむきになって、JR東海道線の高架(写真・右、9時19)をくぐります。ここから河渡宿、美江寺宿と続きますが、宿駅間の距離は短くなっています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(741)

「明石日常生活語辞典…み」()

 

みちみち【道々】《名詞、副詞》 歩いている途中。進んでいる途中。歩きながら。進みながら。「みちみち・で・ 相談し・ながら・ なんとか・ 着い・た。」「みちみち・ 写真・を・ 撮り・ながら・ 来・まし・てん。」〔⇒みち【道】

みつ【蜜】《名詞》 植物から出る、甘くねばねばした液体。「蝶々・が・ 花・の・ みつ・を・ 吸ー・とる。」

みっか【三日】《名詞》 ①1か月のうちの3番目の日。「11月・の・ みっか・は・ 文化の日・や。」②日数で3日間。「その・ 仕事・は・ みっか・で・ でける。」

みっかばしか【三日麻疹】《名詞》 子どもがかかることの多い、リンパ腺が腫れて微熱を伴って発疹が出る伝染病。風疹。「大人・に・ なっ・て・から・ みっかばしか・に・ かかっ・た。」

みっかぼうず〔みっかぼーず〕【三日坊主】《名詞》 飽きやすくて長続きしないこと。また、そのような人。「日記・ 書い・ても・ みっかぼーず・で・ 終わっ・てまう・ねん。」

みつかる【見付かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①探し続けていたものを探し出すことができる。「失(うしの)ー・とっ・た・ 財布・が・ みつかっ・た。」②人に探し出されてしまう。発見される。「隠れ・てい・た・けど・ みつかっ・ても・た。」■他動詞は「みつける【見付ける】」

みっき〔みっきー〕《名詞、動詞する》 試合や遊びなどをしている途中で、少しの間、中断したりメンバーから抜け出したりすること。◆そのときに発する、合図の言葉として使うことが多い。「便所・へ・ 行き・とー・ なっ・た・さかい・ ちょっと・ みっき・や。」〔⇒みった、みっち、タイム【英語=time

みつける【見付ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①探し続けて探し出す。「点検し・て・ 間違い・を・ みつけ・なはれ。」②たまたま目にする。「池・で・ おたまじゃくし・を・ みつけ・た。」③これまでにしばしば目にしている。その内容などをよく知っており、珍しく思わない。「火事・で・ みつけ・た・ 景色・が・ 無()ーなっ・ても・た。」■自動詞は「みつかる【見付かる】」⇒みなれる【見慣れる】

みった《名詞、動詞する》 試合や遊びなどをしている途中で、少しの間、中断したりメンバーから抜け出したりすること。◆そのときに発する、合図の言葉として使うことが多い。「太郎ちゃん・は・ みったし・て・ まだ・ 戻っ・てこ・ん。」〔⇒みっき、みっち、タイム【英語=time

みっち《名詞、動詞する》 試合や遊びなどをしている途中で、少しの間、中断したりメンバーから抜け出したりすること。◆そのときに発する、合図の言葉として使うことが多い。「靴・の・ 紐・が・ ほどけ・た・さかい・ ちょっと・ みっち・や。」〔⇒みっき、みった、タイム【英語=time

みっちゃ《名詞、形容動詞や()》 ①皮膚に痣(あざ)などがあること。あばた。「顔・に・ みっちゃ・が・ ある。」②動物や虫の体の色が一様でないこと。「みっちゃの・ ぶいぶい・が・ 飛ん・でき・た。」

みっつ【三つ】《名詞(数詞+助数詞)》 ①自然数の2に、1を加えた数で、個数などをかぞえる場合に使う言葉。「その・ 箱・を・ みっつ・とも・ 持っ・てき・て・ください。」②3歳。「隣・の・ 家・の・ 子ー・は・ みっつ・や。」

みっともない《形容詞》 見た感じが良くないので、他人に対して恥ずかしいという気持ちが生じる状態である。見ている方が不愉快になるほどである。「みっともない・よーな・ 試験・の・ 点数・を・ 取っ・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒みぐるしい【見苦しい】、みとみない【見とみない】、みにくい【醜い】

みつば【三つ葉】《名詞》 ①葉柄が長くて葉が3枚の小葉からできている、香りが良くて食用にする草。「茶碗蒸し・に・ みつば・を・ 入れる。」②葉が3枚あること。また、そのようなもの。「みつば・の・ クローバー・やっ・たら・ なんぼ・でも・ ある。」

みつばち【蜜蜂】《名詞》 蜂蜜を集めるために飼う、大群をなして社会生活をしている蜂の一種。「みつばち・に・ れんげ・の・ 蜜・を・ 吸わす。」

みつまた【三つ又】《名詞》 道や川などが3本に分かれていること。先の方が3つに分かれている器具。「枝・が・ みつまた・に・ なっ・とる。」「みつまた・の・ ソケット」

 

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2015年1月15日 (木)

中山道をたどる(340)

鵜沼宿から愛知川宿まで()

 

無骨な加納役場

 

 高札場跡などを過ぎると、加納城大手門跡(写真・左、1648分撮影)に出ます。跨線橋のもとで、肩身の狭いような標柱です。ここより南の方に加納城本丸があります。10万石の城です。

 大手門跡から右に折れて進むと旧加納役場(写真・中、1650)があります。コンクリートの無骨な建物ですが、歴史を感じさせます。和傘の町、稲葉郡加納町の役場で1926(大正15)の建築です。1940(昭和15)に岐阜市と合併し、市役所の支所として使われました。耐震性が不足していて中に入ることはできないそうです。

 その道を進んでいくと右手に、加納宿の当分本陣跡(写真・右、1655)があります。初冬の日暮れは早く、歩くことはそろそろ打ち切って宿に行かねばなりません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(740)

「明石日常生活語辞典…み」()

 

みそこし【味噌漉し】《名詞》 薄く細く削った竹で編んだ、目の粗い入れ物。「素麺・を・ みそこし・に・ 入れ・て・ 水・を・ 切る。」

みそこなう【見損なう】《動詞・ワア行五段活用》 ①見る機会を失う。間違えて見る。「よそ見し・とっ・て・ 合図・を・ みそこなっ・た。」②間違った見方や評価をする。◆良く見ていたが実際はそうではなかった、というような場合に使う。「あんな・ 人・と・は・ 思(おも)・とら・なんだ。えらい・ みそこなっ・た。」

みそしる【味噌汁】《名詞》 味噌を溶かし、具を入れた汁。「朝飯・に・は・ みそしる・が・ なかっ・たら・ あか・ん・ねん。」

みそべや【味噌部屋】《名詞》 料理の材料や台所用具などが置いてあるところ。◆味噌が置いてあるところ、という意から生まれた言葉。「男・の・ 人・は・ みそべや・へ・ 入ら・ん・よーに・ し・てんか。」

みぞれ【霙】《名詞》 ①溶けかかって、雨まじりになって降る雪。「雪・が・ みぞれ・に・ 変わっ・てき・た。」②かき氷に砂糖蜜をかけたもの。「床几・に・ 坐っ・て・ みぞれ・を・ 食べる。」

みたいや《助動詞》 ①まるで…のようだ(比況)、という意味を表す言葉。「嘘・みたいな・ ほんま・の・ 話」②多分…であるらしい(不確かな断定、あるいは推測)、という意味を表す言葉。「明日・は・ 雨・が・ 降る・みたいや。」③例えば…のように(例示)、という意味を表す言葉。「神戸・みたいな・ 大都会・は・ どこ・に・ 何・が・ ある・やら・ よー・ わから・へん。」

みため【見た目】《名詞》 ①外観から受ける、そのものについての印象。外から見た様子や、人目につきやすいところ。「この・ おもちゃ・は・ みため・は・ えー・けど・ じっきに・ めげ・ても・た。」②その人の顔立ちや容色。「受付係・は・ みため・の・ 良()ー・ 人・や。」〔⇒みかけ【見掛け】、みてくれ【見てくれ】⇒みて【見て】、うわべ【上辺】、ひょうめん【表面】

みち【道】《名詞》 ①地表にあって、ある地点とある地点をつないで、人や車が通るところ。道路。「みち・で・ 遊ん・だら・ 危ない・よ。」②歩いている途中。進んでいる途中。「ここ・まで・ 来る・ みち・で・ 考え・とっ・てん。」③あるところまでの距離。「学校・まで・の・ みち・は・ 遠い。」④どのような手段や方法をとればよいかという見通し。「何・ぞ・ 良()ー・ みち・を・ 考え・なんだら・ 勝た・れ・へん。」「使い・みち」⑤専門の分野。「医者・の・ みち・に・ 進む。」⇒みちみち【道々】

みちあんない【道案内】《名詞、動詞する》 ①目的地や道順を教えるために、同行すること。「みちあんない・まで・ し・てもろ・て・ すま・ん・ こと・でし・た。」②目的地や道順を教えること。目的地や道順を教えるための図や言葉。また、そのような内容を書き記した標識など。「駅前・に・ みちあんない・の・ 看板・が・ ある・やろ。」

みちくさ〔みちぐさ〕【道草】《名詞、動詞する》 ①目的地までの途中で、他の場所に立ち寄って、時間を費やすこと。「みちくさし・て・ れんげ・の・ 花・を・ 摘ん・でき・た。」②途中で、他のことに時間を費やすこと。「別・の・ 仕事・を・ し・た・ん・は・ 三年・ほど・の・ みちくさ・やっ・た。」〔⇒よりみち【寄り道】

みちじゅん【道順】《名詞》 目的地までに通るところの順序。「中学校・まで・の・ みちじゅん・を・ 教え・ておくん・なはれ。」

みちすじ【道筋】《名詞》 ①目的地までに通っていくところ。「駅・まで・の・ みちすじ・に・ 郵便局・が・ ある。」②大きな道路に面しているところ。「みちすじ・に・ 大きな・ 店・を・ 開い・とる。」③ものごとの道理や論理的な順序。また、その正しさ。「あんた・の・ 話・は・ みちすじ・が・ おかしー・ぞ。」⇒すじみち【筋道】、すじ【筋】

みちづれ【道連れ】《名詞》 目的地に向かって一緒に行くこと。途中で出会って行動をともにすること。また、そのようにする人。「姫路・から・ 来・た・ 人・と・ みちづれ・に・ なっ・た。」

みちばた【道端】《名詞》 道路の端っこの部分。道路の近くのあたり。「みちばた・に・ ごみ・を・ 捨てる・ 人・が・ おる。」

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2015年1月14日 (水)

中山道をたどる(339)

鵜沼宿から愛知川宿まで()

 

加納宿に入る

 

 細畑の一里塚(写真・左、1607分撮影)は、鵜沼宿から3里で、加納宿までは30(1里弱)の位置にあります。土を盛った上に榎が植えられて、かつての風情をとどめています。

 JR東海道線の線路をくぐり(1620)、名鉄本線(1625)の踏切を茶所駅の近くで渡ると、このあたりからが加納宿です。加納は宿場町と、奥平氏の城下町という2つの顔を持っています。道はところどころで折れ曲がっています。

 御鯖街道(写真・中、1628)という表示があります。

 加納宿の東番所跡(写真・右、1638)を通ります。そして専福寺の前を通って進みます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(739)

「明石日常生活語辞典…み」()

 

みずぶくれ【水膨れ】《名詞》 皮膚の一部に水がたまって膨れること。また、膨れたもの。「火傷・を・ し・て・ みずぶくれ・が・ でき・た。」

みずまくら【水枕】《名詞》 頭などを冷やすために、中に氷や水を入れて使う、ゴムなどでできている枕。「熱・が・ ある・さかい・ みずまくら・で・ 頭・を・ 冷やす。」◆氷を入れた場合は「こおりまくら【氷枕】」と言うことがある。

みずむし【水虫】《名詞》 手足の指の間がただれて水ぶくれなどができて、痒くなる皮膚の病気。「みずむし・で・ 足・が・ 臭い。」

みずや【水屋】《名詞》 食器や食べ物を入れておく戸棚。「みずや・に・ 蝿(はい)・が・ 入ら・ん・よーに・ する。」〔⇒みんじゃ(水屋)

みせ【店】《名詞》 商品を売るところや、飲食をさせるところ。「駅前・に・は・ みせ・が・ ぎょーさん・ ある。」「大けな・ スーパー・が・ でけ・て・ こまい・ みせ・が・ つぶれ・た。」「うどん・の・ みせ」◆特に、野菜(や食料品)などを売る店。「みせ・や・けど・ 魚・も・ 売っ・とる。」〔⇒みせや【店屋】

みせじまい【店終い】《名詞、動詞する》 ①営業を終えて、その日の店を閉めること。閉店。「もー・ そろそろ・ 店じまい・に・ しょー・か。」②営業してきた店をやめること。廃業。「荒物屋・が・ みせじまいし・ても・た。」■対語=「みせびらき【店開き】」

みせびらかす【見せびらかす】《動詞・サ行五段活用》 自慢たらしく見せつける。触らせたり使わせたりしないようにして、見せる。「新しい・ 本・を・ みんな・に・ みせびらかす。」〔⇒べろまかす〕

みせびらき【店開き】《名詞、動詞する》 ①その日の店を開けて、営業を始めること。開店。「商店街・の・ みせびらき・は・ 8時頃・や。」②店として新たに営業を始めること。開業。「たこ焼き屋・がめ みせびきし・た。」■対語=「みせじまい【店終い】」

みせもん【見せ物】《名詞》 ①演芸や珍しいものなどで、お金を取って見せるもの。「祭り・に・ みせもん・が・ 来る・ん・や・そーや。」②周りの人から、おもしろ半分に見られるもの。「みせもん・や・ない・さかい・ あっち・へ・ 行っ・てんか。」

みせや【店屋】《名詞》 商品を売るところや、飲食をさせるところ。「コンビニ・が・ でけ・て・ 昔・の・ みせや・が・ つぶれ・ても・た。」〔⇒みせ【店】

みせる【見せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①人の目に入るようにする。人の見るがままに任せる。「紙芝居・を・ みせる。」「説明書・を・ みせ・てんか。」「切符・を・ みせ・てください。」②医者の診察を受ける。「放っ・とか・んと・ 耳鼻科・に・ みせ・な・ あか・ん・がな。」〔⇒みす【見す】、めす(見す)

みそ【味噌】《名詞》 大豆を蒸して砕き、麹や塩を混ぜて醗酵させて作る調味料。「昔・は・ 家・で・ みそ・を・ 作り・よっ・た。」 

みそ【味噌】《接尾語》 そのような傾向の人を、からかったり、蔑んだりして言う言葉。「泣きみそ」「弱みそ」〔⇒むし【虫】

みぞ【溝】《名詞》 ①地面を細長く掘って、水を流すようにしたもの。「みぞ・に・ 泥鰌(どじょー)・が・ おる。」②戸・障子などを通すための、敷居・鴨居などにある、細長い窪み。「みぞ・に・ 蝋・を・ 塗っ・て・ 襖・の・ 開け閉め・を・ しやすく・ する。」③すき間。凹んだところ。「みぞ・が・ でけ・ん・よーに・ 敷き詰める。」④小さな凹面や穴。「針・の・ みぞ・に・ 糸・を・ 通す。」

みぞおち【鳩尾】《名詞》 胸の真ん中で、腹に接するあたりの窪んだところ。「ボール・が・ みぞおち・に・ 当たっ・て・ 苦しー。」

みそかす【味噌滓】《形容動詞や()》 相手を強く批判して、言葉でやりこめる様子。相手に強く批判されて、さんざんである様子。問題にする価値すらないと判断している様子。「友達・や・さかい・ みそかすに・ 言()ー・たら・ あか・ん・やろ。」〔⇒みそくそ【味噌糞】、くそみそ【糞味噌】、くそかす【糞滓】、ぼろかす【襤褸滓】、ぼろくそ【襤褸糞】

みそくそ【味噌糞】《形容動詞や()》 相手を強く批判して、言葉でやりこめる様子。相手に強く批判されて、さんざんである様子。問題にする価値すらないと判断している様子。「三振し・たら・ みんな・に・ みそくそに・ 怒ら・れ・た。」〔⇒みそかす【味噌滓】、くそみそ【糞味噌】、くそかす【糞滓】、ぼろかす【襤褸滓】、ぼろくそ【襤褸糞】

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2015年1月13日 (火)

中山道をたどる(338)

鵜沼宿から愛知川宿まで()

 

間の宿の新加納

 

 しばらく進むと、新加納宿(間の宿)(写真・左、1448分撮影)に入ります。中山道の加納宿は岐阜市ですが、新加納宿は各務原市です。

 新加納は鵜沼宿と加納宿との間が4里(16)を超える長い距離で、その中間に立場として旅人をもてなす茶屋などがあったそうです。枡形などもあって宿場に近い町並みを持っています。正式な宿泊は認められないのですが、ずいぶん賑わったと伝えられています。

 新加納の一里塚(写真・中、1455)は跡地を示す標柱があるだけです。

 新加納の町を出て、しばらく歩くと東海北陸自動車道をくぐります。このあたりからが岐阜市域になります。特に特の見るべきものもなく、先を急いで歩きます。

 切通陣屋(写真・右、1541)は、平藩が美濃領を支配するために旧・切通村に設けたもので、江戸時代の終わり頃に、安藤氏7代の67年間にわたる支配を行ったところと言われています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(738)

「明石日常生活語辞典…み」()

 

みずいろ【水色】《名詞》 晴れた大空や、澄んだ水のような色。薄い青色。◆「そらいろ」と同じように使うことがあるが、しいて言えば、「そらいろ」よりもやや薄い色と考えてよかろう。「沖縄・の・ 海・は・ ほんまに・ みずいろ・やっ・た。」〔⇒そらいろ【空色】

みずうみ【湖】《名詞》 陸地内に淡水がたまったところで、池よりも大きくて深いところ。「東条湖・は・ 人工・の・ みずうみ・や・ねん。」

みずかき【水掻き】《名詞》 遊泳などに役立たせるために、水鳥や蛙などが持っている、足の指と指との間にある薄い膜。「あひる・の・ みずかき」

みずかさ【水嵩】《名詞》 川や池などの水の量。とりわけ、堤防などに迫る水面の高さ。「雨・が・ 降っ・て・ 川・の・ みずかさ・が・ 増え・た。」

みすぎ【見過ぎ】《形容動詞や()》 テレビや漫画などを見ることが多くて、問題がある様子。「あんた・は・ テレビ・の・ みすぎや・なー。」

みずぎ【水着】《名詞》 泳ぐときに身につける衣類。「昔・は・ みずぎ・や・なんか・ あら・へん・がな。みんな・ ふんどし・やっ・た。」

みずくさ【水草】《名詞》 水中または水辺にはえる草。「溝・の・ みずくさ・に・ 花・が・ 咲い・た。」

みずくさい【水臭い】《形容詞》 ①水っぽくて味が薄い。味がついていないようで良くない。「みずくさい・ 汁・の・ うどん」②相手の立場に立ってものを考えるようなことがない。人情味に欠けて、よそよそしい。「人・が・ 困っ・とっ・ても・ 知ら・ん・ 顔・を・ し・とる・よーな・ みずくさい・ 人・や。」⇒うすい【薄い】、もみない、あじない【味ない】⇒はくじょう【薄情】

みずぐるま【水車】《名詞》 流れる水や落ちる水によって、羽根のついた車を回して、動力を得るしくみ。「溝・に・ みずぐるま・が・ ある。」◆「すいしゃ」と言うこともある。

みずけ【水気】《名詞》 ①ものの中に含まれている水の量。「みずけ・の・ 多い・ 西瓜・や・なー。」②水や飲用物などの液体。「のど・が・ 乾いた・さかい・ みずけ・が・ 欲しー。」〔⇒すいぶん【水分】

みずしごと【水仕事】《名詞、動詞する》 ①職業上しなければならない、水を使った仕事。「冬・の・ みずしごと・は・ 辛い・なー。」②炊事や洗濯などの、水を使ってする家事。「みずしごと・が・ 済ん・で・ テレビ・を・ 見る。」

みずしぶき【水飛沫】《名詞》 水が風に吹かれたりものに当たったりして、細かく飛び散ったもの。「滝・の・ みずしぶき・が・ 涼しー・て・ 気持ち・が・ えー。」〔⇒しぶき【飛沫】

みずたま【水玉】《名詞》 ①丸い水滴となったもの。また、そのようになって飛び散るもの。「軒・から・ みずたま・が・ 落ち・てくる。」②洋服地などで、小さい円を散らしたような模様。「みずたま・の・ ネクタイ・を・ しめる。」

みずたまり【水溜まり】《名詞》 道路や広場などの窪みで、雨水などが集まっているところ。「下駄・ 履い・て・ みずたまり・を・ 歩く。」

みずでっぽう〔みずでっぽー〕【水鉄砲】《名詞》 筒の先の小さな穴から水を押し出すようにして飛ばす玩具。「行水し・ながら・ みずでっぽー・で・ 遊ぶ。」

みすてる【見捨てる】《動詞・タ行下一段活用》 人間関係を保つべき人を、相手にしなくなる。どうにかしなければならない相手に対して、援助・応援などをしなくなる。「親父・に・ みすて・られ・た。」「阪神・は・ 弱(よお)ー・ なっ・たら・ ファン・に・ みすてら・れる・ぞ。」

みずな【水菜】《名詞》 煮物や漬け物などに使う、葉の切れ目が細かくなっている野菜。「しゃきしゃきの・ みずな・を・ サラダ・に・ 入れる。」

みずはけ【水捌け】《名詞》 雨水や流した水などの流れ具合。あるいは、水のしみ込む具合。また、その程度。「みずはけ・の・ えー・ 運動場」

みずひき【水引】《名詞》 贈り物などの包みに結ぶときに使う、こよりを糊で固めて金銀・紅白・黒白などの色に染め分けたもの。「お供え・に・ みずひき・を・ かける。」

みずびたし【水浸し】《名詞、形容動詞や(ノ)》 地面の上に水がいっぱい溜まること。ものが水の中にすっかり浸かること。「こないだ・の・ 台風・で・ この・ 辺り・は・ みずびたし・に・ なっ・た。」

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2015年1月12日 (月)

中山道をたどる(337)

鵜沼宿から愛知川宿まで()

 

各務原市の中心部を行く

 

 中山道は各務原市役所の前(写真・左、1420分撮影)を通り過ぎます。歩いている道には那加メインロードという名称が、そして市役所の西で交差する道には飛行場通りという名称がつけられています。

 「緑の街角」(写真・中、1428)というプレートがありますが、ここは各務原市民公園です。この公園は旧岐阜大学キャンパス跡地を活用したもので、立てられている説明板によれば、旧キャンパスの古木を利用しながらも、公園の全面を芝生で覆い、公園内外には垣根を設けず、隣接する新境川の桜並木と一体化するという方針で造営されています。いかにも広々とした公園です。

 その公園の西側を流れる新境川(写真・右、1433)を渡ります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(737)

「明石日常生活語辞典…み」()

 

みしかいめ(短いめ)】《名詞、形容動詞や》 ものの長さや時間が、少し短いこと。比較的短いこと。「木ー・の・ 枝・を・ みしかいめ・に・ 切る。」■対語=「ながいめ【長いめ】」「ながめ【長め】」■類語=「ふといめ【太いめ】」「ふとめ【太め】」「ほそいめ【細いめ】」「ほそめ【細め】」「あついめ【熱いめ】」「あつめ【熱め】」など。〔⇒みじかいめ【短いめ】、みじかめ【短め】、みしかめ(短め)

みじかいめ【短いめ】《名詞、形容動詞や》 ものの長さや時間が、少し短いこと。比較的短いこと。「挨拶・は・ みじかいめ・が・ 有り難い。」■対語=「ながいめ【長いめ】」「ながめ【長め】」■類語=「ふといめ【太いめ】」「ふとめ【太め】」「ほそいめ【細いめ】」「ほそめ【細め】」「あついめ【熱いめ】」「あつめ【熱め】」など。〔⇒みしかいめ(短いめ)、みじかめ【短め】、みしかめ(短め)

みしかめ(短め)】《名詞、形容動詞や》 ものの長さや時間が、少し短いこと。比較的短いこと。「話・は・ みしかめに・ 頼み・ます。」■対語=「ながいめ【長いめ】」「ながめ【長め】」■類語=「ふといめ【太いめ】」「ふとめ【太め】」「ほそいめ【細いめ】」「ほそめ【細め】」「あついめ【熱いめ】」「あつめ【熱め】」など。〔⇒みじかいめ【短いめ】、みしかいめ(短いめ)、みじかめ【短め】

みじかめ【短め】《名詞、形容動詞や》 ものの長さや時間が、少し短いこと。比較的短いこと。「みじかめ・の・ ズボン・を・ はく。」■対語=「ながいめ【長いめ】」「ながめ【長め】」■類語=「ふといめ【太いめ】」「ふとめ【太め】」「ほそいめ【細いめ】」「ほそめ【細め】」「あついめ【熱いめ】」「あつめ【熱め】」など。〔⇒みじかいめ【短いめ】、みしかいめ(短いめ)、みしかめ(短め)

みしきる(毟し切る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①草や糸や髪の毛などを、何本か一緒につまんで引き抜いたり切ったりする。「ほどける・ 糸・を・ みしきる。」②食べ物などを、少しずつつまんで細かく分ける。「するめ・は・ 硬い・さかい・ みしきら・れ・へん。」③力を入れて切り離す。こすれ合ったりして落ちる。「自転車・の・ チェーン・を・ みしきっ・て・ 盗ま・れ・た。」④他の人のものを奪い取る。「高い・ 寄付・を・ みしきら・れ・た。」〔⇒むしる【毟る】、みしる(毟る)、むしきる【毟し切る】

みしたる【見したる】《動詞・ラ行五段活用》 他の人に見せてやる。「ちょっと・ 友だち・に・ みしたっ・てくれ・へん・か。」◆「みせたる」は、動詞「みせる【見せる】」に助動詞「たる」が接続したものと見ることができる。けれども、「みしたる」は動詞部分を切り離して独立させることが難しい(すなわち、「みしる」や「みす」という動詞はない)ので、「みしたる」を一語と考える。

みしっと《副詞》 木、板、骨組みなどが続けてきしむ様子。また、その音。「はしご・が・ みしっと・ 言()ー・て・ 気持ち・が・ 悪い。」〔⇒みしみし〕

みしみし《副詞と、動詞する》 木、板、骨組みなどが続けてきしむ様子。また、その音。「地震・で・ 天井・が・ みしみしする。」〔⇒めきめき、めりめり、みしっと〕

みしる(毟る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①草や糸や髪の毛などを、何本か一緒につまんで引き抜いたり切ったりする。「草・を・ みしる。」②食べ物などを、少しずつつまんで細かく分ける。「パン・を・ みしっ・て・ 食べる。」③力を入れて切り離す。こすれ合ったりして落ちる。「切符・を・ みしっ・て・ 半券・を・ 返す。」④他の人のものを奪い取る。「ひったくり・に・ カバン・を・ みしら・れ・た。」〔⇒むしる【毟る】、むしきる【毟し切る】、みしきる(毟し切る)

ミシン〔みしん〕【英語=sewing-machineから】《名詞》 布などを縫い合わせる機械。「夜なび・に・ みしん・を・ 踏む。」

みす【見す】《動詞・サ行五段活用》 ①人の目に入るようにする。人の見るがままに任せる。「私・のん・は・ みし・たら・へん。」②医者の診察を受ける。「病院・の・ 先生・に・ みし・た。」〔⇒みせる【見せる】、めす(見す)

みず【水】《名詞》 本来は味や匂いがなく、透き通っている、生物の存在に不可欠な冷たい液体。「汗・ かい・て・ みず・が・ 飲み・とー・ なっ・た。」■対語=「ゆ【湯】」

みずあめ【水飴】《名詞》 澱粉に麦芽酵素を加えて作った、柔らかく粘り気がある飴。「小学校・の・ 時・ 理科・で・ みずあめ・を・ 作った。」

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2015年1月11日 (日)

中山道をたどる(336)

鵜沼宿から愛知川宿まで()

 

各務原市から歩き始める

 

 2014(平成26)11月4日から3泊4日で、鵜沼宿の外れ・各務原駅から愛知川宿まで歩きます。美濃の国から関ヶ原を越えて近江の国への歩き旅です。愛知川まで行けば京都がかなり近づいたことになります。

 文化の日の翌日で、天気は快晴です。近鉄特急で名古屋に出て、名鉄に乗り継いで犬山経由でやってきました。

 1310分に名鉄の名電各務原駅を出発して、国道21号をたどります。北側は、JR高山本線の電車も通り過ぎていきます。

 名鉄・三柿野駅(写真・左、1344分撮影)の近くは、北側に川崎重工の工場が広がります。道路や線路の南側には航空自衛隊の岐阜基地が広がっているようです。轟音を響かせて自衛隊機が飛ぶことは、私のふだんの生活では無縁ですが、ここでは日常のことになっているようです。スクランブルを思わせて、緊張してしまいます。

 三柿野駅を過ぎるとすぐに、道路は名鉄線路を越えて(写真・中、1349)南側に移ります。

 六軒の一里塚(写真・右、1402)は跡地に標柱が立っているだけです。このあたりは都市化が進んでいて、古いものは失われてしまっています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(736)

「明石日常生活語辞典…み」()

 

みぎからひだりへ【右から左へ】《副詞》 入ったお金などが、自分のところに留まらず、すぐに出ていく様子。「給料・ もろ・ても・ じっきに・ みぎからひだりへ・ のーなり・よる。」

みぎて【右手】《名詞》 ①右側にある手。「みぎて・で・ ボール・を・ 投げる。」「みぎて・で・ ハンドル・を・ 握る。」②左の手よりも右の手がよく利くこと。また、そのような人。「あんた・は・ ぎっちょ・やのー・て・ みぎて・や・な。」③ある場所で、ある方向を向いていることを基準にして、右の方向。「駅・の・ みぎて・に・ バス・の・ 乗り場・が・ ある。」「駅前・の・ みぎて・に・ パン屋・が・ ある。」■対語=「ひだりて【左手】」

みくだす【見下す】《動詞・サ行五段活用》 相手を劣っていると考えて、あなどる。「みくだし・て・ 気・を・ 緩め・たら・ 負ける・ぞ。」■対語=「みあげる【見上げる】」〔⇒みさげる【見下げる】

みくらべる【見比べる】《動詞・バ行下一段活用》 いくつかのものを見て、その違いなどを比較する。「みくらべ・て・ 丈夫な・ 方・を・ 買()ー・た。」■名詞化=みくらべ【見比べ】

みぐるしい〔みぐるしー〕【見苦しい】《形容詞》 見た感じが良くないので、他人に対して恥ずかしいという気持ちが生じる状態である。見ている方が不愉快になるほどである。「言わ・れ・て・ 言ー返す・の・は・ みぐるしー。」〔⇒みっともない、みとみない【見とみない】、みにくい【醜い】

みけ【三毛】《名詞》 白・黒・茶色の毛の混じった猫。「さっと・ 逃げ・た・けど・ みけやっ・た・よーな・ 気・が・ する。」〔⇒みけねこ【三毛猫】

みけねこ【三毛猫】《名詞》 白・黒・茶色の毛の混じった猫。「みけねこ・が・ 日向ぼっこ・を・ し・とる。」〔⇒みけ【三毛】

みけん【眉間】《名詞》 額の真ん中の、眉と眉との間の部分。「みけん・に・ 皺・を・ 寄せ・て・ にらん・どる。」〔⇒めけん(眉間)

みこ【巫女、神子】《名詞》 神社で、神主などの手助けをする未婚の女性。「宮はん・の・ みこさん・が・ 酒・を・ つい・でくれ・た。」

みこし【御輿】《名詞》 中にご神体が納められているとして、神社の祭りのときにかつぐもの。「秋・の・ 祭り・に・は・ みこし・も・ 出る。」

みごたえ【見応え】《名詞》 見るだけの価値があること。見て満足すること。「今度・の・ 映画・は・ みごたえ・が・ あっ・た。」

みごと【見事】《形容動詞や()》 ①手際や成果などが立派で優れている様子。「みごとな・ 菊・です・ね。」「みごとな・ 成績・を・ とる。」②完全である様子。すっかりそのようである様子。「みごとに・ 負け・まし・た。」

みこみ【見込み】《名詞》 将来についての可能性や見通しなど。「何とか・ 明日・まで・に・ 出来上がる・ みこみ・が・ つい・た。」「来年・の・ 3月・に・ 開店する・ みこみ・や。」〔⇒めど【目処】

みごろ【見頃】《名詞》 見るのにちょうどよい時期。「明石公園・の・ 桜・は・ 今・が・ みごろ・や・そーや。」

みごろし【見殺し】《名詞、動詞する》 困り苦しんでいる人を見ていながら、助けようとしないこと。また、助けられないこと。「友だち・が・ 困っ・とる・の・を・ みごろし・に・は・ でけ・へん。」

みさげる【見下げる】《動詞・ガ行下一段活用》 相手を劣っていると考えて、あなどる。「人・を・ みさげ・やがっ・て、覚え・とけ・よ。」■対語=「みあげる【見上げる】」〔⇒みくだす【見下す】

みしかい(短い)】《形容詞》 ①ものの一方の端から他の端までの隔たりが小さい。「みしかい・ 鉛筆・や・さかい・ 書きにくい。」②ある時から他の時までの隔たりが小さい。「いつも・と・ 違(ちご)・て・ みしかい・ 話・やっ・た。」■対語=「ながい【長い】」〔⇒みじかい【短い】

みじかい【短い】《形容詞》 ①ものの一方の端から他の端までの隔たりが小さい。「みじかい・ 方・の・ 列・に・ 並ぶ。」②ある時から他の時までの隔たりが小さい。「試験・の・ 時間・が・ みじこー・て・ 答え・が・ 書け・なんだ。」■対語=「ながい【長い】」〔⇒みしかい(短い)

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2015年1月10日 (土)

中山道をたどる(335)

大井宿から鵜沼宿まで(35)

 

各務原でひと区切り

 

 西の見附跡(写真・左、1126分撮影)で鵜沼宿が終わります。このあたりからも犬山城が望めます。木曽川の向こうは愛知県ですが、中山道は愛知県を通っておりません。

 鵜沼宿を出てから、中山道もJR高山線も名鉄各務原線も、ほぼ並行して東西に伸びています。中山道は2つの鉄道よりも北側を通っていたのですが、各務原駅の手前でJR線を越えて(写真・中、1203)南側に出ます。すなわち、2つの線路の真ん中に位置します。

 しばらくすると、右手にJR各務原駅が見えてきて、左側の道を入ると名電各務原駅(写真・右、1214)があります。今回はここでお終いにします。市役所などのある各務原市の中心部はまだもう少し西になります。

 美濃路の旅は、大井宿から鵜沼宿までで、いったん区切りをつけることにしました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(735)

「明石日常生活語辞典…み」()

 

みがく【磨く】《動詞・カ行五段活用》 何かでこすって、滑らかにしたり艶を出したりする。「廊下・を・ ワックス・で・ みがく。」「靴・を・ みがく。」■名詞化=みがき【磨き】

みかけ【見掛け】《名詞》 ①外観から受ける、そのものについての印象。外から見た様子や、人目につきやすいところ。「みかけ・は・ えー・けど・ じっきに・ つぶれ・てまう・ 玩具」②その人の顔立ちや容色。「みかけ・の・ 良()ー・ 人・は・ とくや・なー。」〔⇒みため【見た目】、みてくれ【見てくれ】⇒みて【見て】、うわべ【上辺】、ひょうめん【表面】

みかけだおし【見掛け倒し】《名詞、形容動詞や()》 外見はよいが、中味が伴わないこと。外見が立派で、実際には役に立たないこと。「箱・だけ・ きれーで・ みかけだおし・の・ お菓子」「選挙・の・ 時・は・ 良()ー・ こと・を・ 言()ー・た・けど・ みかけだおしやっ・た・なー。」

みかける【見掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①ちらっと見る。偶然、目にする。「電車・の・ 中・で・ 友だち・を・ みかけ・た。」②それを見た経験や記憶がある。「いつも・ よー・ みかける・ 人・が・ 今日・は・ おら・なんだ。」

みかさ【三笠】《名詞》 小麦粉、卵、砂糖などを原料とした円盤状のカステラ風の生地2枚の間に、小豆でできた餡を挟んだもの。■商品化されたものを「みかさ」と呼び、家庭で作るものを「どらやき」と呼ぶ傾向もある。「みかさ・は・ あっちこっち・の・ 店・で・ 売っ・とる。」〔⇒どらやき【銅鑼焼き】

みかた【見方】《名詞》 ①ものを見る具体的な方法。どのように見たら理解などが行き届くかという方法。「地図・の・ みかた・を・ 教え・てもらう。」②それぞれの人がものを考えたり感じ取ったりする方法。また、その考え方や感じ取り方。「もの・の・ みかた・は・ 人・に・よっ・て・ 違う。」

みかた【味方】《名詞、動詞する》 ①戦争、競争、試合などで、自分が属している方の仲間。同じ敵に立ち向かうときの仲間。「みかた・は・ 3人・しか・ おら・なんだ。」②親愛感を持つ相手。「私・は・ いつ・でも・ あんた・の・ みかた・や・ぜ。」③仲間として支持をしたり力を貸したりすること。「知っ・とる・ 人・に・ みかたし・た。」■対語=①②「てき【敵】」

みかづき【三日月】《名詞》 陰暦の毎月3日頃に出る、弓形の細い月。また、そのような形。「今日・の・ お月さん・は・ みかづき・や。」「みかづき・みたいな・ 恰好・の・ お菓子」

みがって【身勝手】《名詞、形容動詞や()》 他人を顧みることなく、自分さえよければよいとして、わがままに行動すること。自分に都合のよいようにすること。利己心が強いこと。「慶一・みたいな・ みがってな・ やつ・と・は・ いっしょに・ 仕事・を・ し・とー・ない。」「みがって・が・ 過ぎる・ぞ。」〔⇒じぶんかって【自分勝手】

みがる【身軽】《形容動詞や()》 ①体が軽く動く様子。身のこなしが軽い様子。「みがるに・ 溝・を・ 飛び越える。」②身につけているものが簡単である様子。重い持ち物などを持たない様子。「みがるな・ 服装・で・ 集まっ・てください。」③足手まといがない様子。責任や義務などが無い様子。「息子・が・ 就職し・て・ 家・を・ 出・た・さかい・ みがるに・ なっ・た。」

みがわり【身代わり】《名詞》 他の人の代わりになること。また、そのようになった人。「人・の・ みがわり・に・は・ なり・とー・ない・わ。」

みかん【蜜柑】《名詞》 夏に白い花を咲かせ、秋の終わりに甘み・酸味のある実をつける木。また、その実。「炬燵・に・ 入っ・て・ みかん・を・ 食べる。」

みかんばこ【蜜柑箱】《名詞》 蜜柑を入れるための、木でできた頑丈な箱。「小()まい・ 時・は・ 机・が・ なかっ・た・さかい・ みかんばこ・で・ 勉強し・た・ん・や。」

みき【幹】《名詞》 一本の木の中心として、太く大きく成長した部分。「松・の・ みき・から・ 皮・が・ ぼろぼろ・ 落ちる。」■対語=「えだ【枝】」

みぎ【右】《名詞》 北に向いたとき、東にあたる側。「道・は・ みぎ・を・ 歩け。」「みぎ・の・ 手ー・で・ お茶碗・を・ 持つ。」■対語=「ひだり【左】」

 

 

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2015年1月 9日 (金)

中山道をたどる(334)

大井宿から鵜沼宿まで(34)

 

整備された宿場風景

 

 脇本陣(写真・左、1105分撮影)は坂井家が務め、幕末には野口家が務めました。規模は本陣の半分ほどだそうです。

 西の方の街道筋は道幅も広げられて整備されています。もとの旅籠屋が並んでいます。鵜沼宿の旅籠は、大が8、中が7、小が10の、合計25軒であったようです。多くは農業との兼業であったそうです。

 黒を基調にした、鵜沼宿西町の町並み(写真・中、1116)は落ち着いた感じを醸しています。茗荷屋の梅田家、大坂屋の丹羽家、若竹屋の安田家などが並んでいます。

 道端には水路が流れて、ススキが風に揺れています(写真・右、1117)。防火を目的にした水路ですが、宿場のアクセントとしては欠かせません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(734)

「明石日常生活語辞典…み」()

 

みうち【身内】《名詞》 家族や親戚など、血のつながりのある人たち。「誰・か・ みうち・の・ 人・に・ 来・てもー・てください。」「みうち・に・ 不幸・が・ あっ・た・みたいや。」

みえ【見栄】《名詞》 人の目によく見えるように、うわべを飾ろうとする気持ち。外見から受ける印象を良くする行い。「人・に・は・ みえ・が・ ある・さかい・ 無理して・ 買う・ こと・も・ あり・まっ・しゃろ。」

みえはる【見栄張る】《動詞・ラ行五段活用》 人の目によく見えるように、うわべを飾る。外見から受ける印象を良くする。「みえはっ・て・ 高い・ もの・を・ 食べる。」「みえはっ・ても・ じっきに・ 地ー・が・ 出・てまい・まっ・せ。」■名詞化=みえはり【見栄張り】

みえみえ【見え見え】《形容動詞や()》 隠そうとしたり、事実と違うことを述べようとしたりしていることが見え透いている様子。述べようとしている意図や内容が明白である様子。「みえみえの・ 話・は・ せ・ん・ 方・が・ 良()ー。」「あいつ・の・ 話・は・ 嘘・が・ みえみえや。」〔⇒めえめえ(見え見え)

みえる【見える】《動詞・ア行下一段活用》 ①自然と目で感じ取ることができる。「家・から・ 海・が・ 見える。」②他の人の目に入るようになってしまう。「下着・が・ みえ・ん・よーに・ ちゃんと・ 服・を・ 着・なはれ。」③見ることができる。「眼鏡・を・ 変え・たら・ みえる・よーに・ なっ・た。」〔⇒めえる(見える)⇒めにはいる【目に入る】、めにかかる【目に掛かる】

みおくり【見送り】《名詞、動詞する》 気持ちを込めて出かけるを送り出すこと。人を惜しむ気持ちをもって、別れたり去ったりする人を視界から去るまで目で追うこと。「海外・に・ 出張する・ 人・の・ みおくり・に・ 行っ・た。」「葬式・で・ 出棺・の・ みおくりし・た。」

みおくる【見送る】《動詞・ラ行五段活用》 ①気持ちを込めて出かけるを送り出す。惜しむ気持ちをもって、別れたり去ったりする人やものを、視界から去るまで目で追う。「退職する・ 人・を・ 会社・の・ 玄関・で・ 見送る。」「目・の・ 前・を・ 通っ・た・ 電車・が・ 見え・ん・よーに・ なる・まで・ みおくっ・た。」②肉親や世話をした人が亡くなる。また、亡くなる人の最期まで世話をして見届ける。「父・を・ みおくっ・て・から・ 母・は・ 15年・ 生き・た。」③行うことをやめて先に延ばす。または、行わない。「不景気や・さかい・ 今年・の・ 忘年会・は・ みおくる・ こと・に・ する。」■名詞化=みおくり【見送り】

みおさめ【見納め】《名詞》 それを見ることがこれで最後になって、二度と見ることができないこと。「阪神・の・ 優勝・も・ 今年・で・ 見おさめ・かも・しれ・へん。」「月食・は・ 何年・か・ 先・まで・ もー・ みおさめ・や。」

みおと【夫婦】《名詞》 結婚している、一組の男の人と女の人。「みおと・に・ なっ・て・ もー・ 二十年・に・ なる。」〔⇒みょうと【夫婦】、ふうふ【夫婦】

みおとす【見落とす】《動詞・サ行五段活用》 実際には見たのに、そこだけ見ることができなくて過ぎる。「検査し・た・のに・ 不良品・を・ みおとし・た。」■名詞化=みおとし【見落とし】

みおとり【見劣り】《名詞、動詞する》 見かけなどが立派でないこと。見比べてみると、引けをとる感じがすること。「へたくそ・で・ みおとり・の・ する・ 字ー・や。」■対語=「みばえ【見映え】」

みおぼえ【見覚え】《名詞》 以前に見て、覚えていること。以前に見た記憶。「久しぶり・の・ 同窓会・で・ みおぼえ・の・ ある・ 顔・に・ 出会っ・た。」

みおろす【見下ろす】《動詞・サ行五段活用》 ①上の位置から下の方を見る。「六甲山・から・ 神戸・の・ 街・を・ みおろす。」②上の方から下の方へ視線をしだいに動かして、一つのものを見る。「頭・の・ 先・から・ 足元・まで・を・ みおろす。」③相手を相手を劣っていると考えて、あなどる。「あいつ・の・ 力・は・ まだ・ みおろし・とい・ても・ かま・へん。」■対語=「みあげる【見上げる】」

みがいる【身が入る】《動詞・ラ行五段活用》 物事に一生懸命になる。集中して力を注ぐようになる。◆どちらかというと、他者の様子を表すときに使う。「みがいら・ん・ 勉強し・とっ・たら・ 試験・に・ 落ちる・ぞ。」「テレビ・ 見・ながら・ 勉強し・たら・ みーいら・へん・やろ。」◆「みがはいる【身が入る】」とも言う。■他動詞は「み()いれる【身()入れる】」

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2015年1月 8日 (木)

中山道をたどる(333)

大井宿から鵜沼宿まで(33)

 

芭蕉のゆかり

 

 旧大垣城鉄門(写真・左、1050分撮影)があります。安積門と呼ばれたようです。

 本陣跡(写真・中、1102)があります。江戸時代を通じて本陣は桜井家が務めましたが、明治の宿駅制の廃止後は、本陣の一部は小学校として使われたといいます。本陣には38坪の広い土間があり、非常時に備えて1㎞ほど離れた大安寺まで小道がつけられていたそうです。

 松尾芭蕉は鵜沼宿へ3度にわたって訪れています。脇本陣の坂井家の跡地には句碑(写真・右、1104)が建っています。芭蕉は「野ざらし紀行」の途次に鵜沼に泊まっており、、その後再び訪れた1688(貞享5年)7月には「汲溜の水泡立つや蝉の声」の句を、同年8月には「ふぐ汁も喰へば喰せよ菊の酒」の句を残しています。美濃にも芭蕉と親しい人たちが大勢いました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(733)

「明石日常生活語辞典…み」()

 

み〔みー〕【身】《名詞》 ①生きている人や動物の体。「地震・の・ とき・は・ みー・の・ 安全・が・ 第一・や。」②皮膚の下にあるもの。「怪我し・て・ みー・が・ 割れ・とる。」③社会の中で生きる、その人の立場。「人・の・ みー・に・も・ なっ・てみー。」④人に備わる能力など。「練習し・たら・ みー・に・ つく。」⑤動物や魚などの肉。「魚・の・ みー・と・ 骨・を・ 分ける。」⑥蓋のある入れ物の、ものを入れる方。「みー・が・ 深い・ 入れ物」

み〔みー〕【実】《名詞》 ①花が終わったあとにできる、中に種を包んでいるもの。「柿・の・ みー・を・ 取っ・て・ 食べる。」「えんど豆・の・ みー」②味噌汁・吸い物などの中に入れる野菜・海藻・豆腐・肉などのもの。「若布・を・ みー・に・ する。」

み〔みー〕【箕】《名詞》 竹などでできていて、穀物を入れて、上下に振り動かして、塵や殻を取り除く道具。◆穀物などを入れて仮に保存するときにも使う。「野菜・を・ みー・に・ 入れ・て・ 持っ・て・ 帰る。」

み〔みー〕【巳】《名詞》 蛇を表しており、子()から始まる十二支の6番目。「昭和40年・の・ みー・の・ 年・の・ 生まれ・や。」〔⇒へび【蛇】

【三】《名詞》 数を1音節で言うときの「三」を表す言葉。◆1から10までを「ひ」「ふ」「み」「よ」「い」「む」「な」「や」「こ」「と」と言う。熟語としては「み隅(すみ)」「み月」「み色」など。〔⇒さん【三】、みっつ【三つ】

《接尾語》[形容詞の語幹につく] そのような感じ、様子、状態であるということを表す言葉。また、そのような場所・位置も表す。「孫・が・ 大きなる・の・が・ 楽しみ・です。」「株・なんか・に・ 手ー・ 出し・て・ 深み・に・ はまっ・たら・ あか・ん・よ。」「面白み・の・ ない・ 試合・やっ・た。」

みあい【見合い】《名詞、動詞する》 結婚相手にしようとする人を知るために、紹介者などの仲立ちによって本人同士が会うこと。「このごろ・は・ みあいする・ 人・は・ 少(すけ)のー・ なっ・た。」〔⇒みやい(見合い)

みあう【見合う】《動詞・ワア行五段活用》 ①向かい合って互いに相手を見る。「2人・の・ 相撲取り・が・ じっと・ みおー・て・から・ 立ち上がっ・た。」②釣り合いがとれている。「貰()ろ・た・ もん・に・ みあう・ もん・を・ 返す。」■名詞化=みあい【見合い】。〔⇒みやう(見合う)

みあげ【身上げ】《名詞、動詞する》 少し大きめの衣服を縫い上げたりして小ぶりに調整すること。また、そのようにしたもの。「ちょっと・ 服・が・ 大きー・さかい・ みあげし・て・ 着せる。」〔⇒みやげ(身上げ)

みあげる【見上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①下の位置から上の方を見る。「飛行機・の・ 音・が・ し・た・ので・ 空・を・ みあげ・た。」「みあげる・よーな・ 背ー・の・ 人」②下の方から上の方へ視線をしだいに動かして、一つのものを見る。「大男・を・ みあげる。」③相手を優れていると考えて、称えたり敬ったりする。「何・でも・ できる・ みたげ・た・ 人・や。」■対語=「みおろす【見下ろす】」、②「みくだす【見下す】」「みさげる【見下げる】」

みあたる【見当たる】《動詞・ラ行五段活用》 探していたものが見つかる。「なおし〔=納め〕・た・ とこ・を・ 探し・た・けど・ みあたら・なんだ。」「誰・に・ 頼ま・れ・た・か・ 忘れ・ても・た・んで・ 聞ー・た・けど・ 頼ん・だ・ 人・が・ みあたら・なんだ。」

みい(みー)【三】《名詞(数詞) 数を2音節で言うときの「三」を表す言葉。◆1から10までを「ひい」「ふう」「みい」「よお」「いつ」「むう」「なな」「やあ」「こお」「とお」と言う。〔⇒さん【三】、みっつ【三つ】

みいり【実入り】《名詞》 ①金銭上の利益。また、それを得ること。「しんどい・ 仕事・の・ 割り・に・は・ みいり・は・ よー・ない・ねん。」②穀物などの熟し方や実り方。「今年・の・ 米・は・ みいり・が・ えー・みたいや。」⇒もうけ【儲け】

みうしなう【見失う】《動詞・ワア行五段活用》 今まで見えていたものの行方などがわからなくなる。「泥棒・を・ 追わえ・ていっ・た・ん・や・けど・ みうしなっ・ても・た。」

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2015年1月 7日 (水)

中山道をたどる(332)

大井宿から鵜沼宿まで(32)

 

鵜沼の宿場に入る

 

 宿場の入り口にある高札場跡(写真・左、1045分撮影)があります。中山道ではあちこちで高札場を見てきましたが、ここにあるのは比較的新しく再建されたもののようです。近くに標示石があって、「是より西 尾州領」と書いてあります。

 細い流れの大安寺川を渡りますが、ここに架かる橋は昔を思わせるような欄干になっています。

 坂祝バイパスとの交差点の表示が鵜沼中山道(写真・中、1046)となっています。鉄道の中山道踏切というのと同様の発想でしょうか。

 宿場の案内板(写真・右、1050)を見て、先へ進みます。旧武藤家住宅の町屋館があります。ほんのしばらく、そこで休みます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(732)

「明石日常生活語辞典…ま」(27)

 

まんで《副詞》 ①完全にそのような状態であるということを表す言葉。「まんで・ 話・が・ 通じ・ひん・ねん。」②何かとよく似ているということを表す言葉。「まるで・ 夢・みたいな・ 話・や。」〔⇒まるで、まっで。⇒ちょうど【丁度】

まんてん【満点】《名詞》 ①試験などで、決められた一番上の点数。また、それに達すること。「百点・まんてん・の・ 試験」②ものごとが申し分なく、文句がつけられないこと。「サービス・が・ まんてん・の・ 店」

マント〔まんと〕【フランス語=manteau】《名詞》 袖がなく、体をすっぽり包むようになっている外套。「昔・の・ 学生・は・ まんと・を・ 着・とっ・た。」

まんなか【真ん中】《名詞》 もののちょうど中央のところ。◆平面としての広がりの中央をも表し、長さで両端から同じ距離になっている点も表す。「街・の・ まんなか・に・ 百貨店・が・ ある。」「紐・の・ まんなか・を・ 鋏・で・ 切る。」

まんなり(丸なり)】《副詞》 ①分けたり残したりしないで、全部をまとめて。「5人・で・ 西瓜・を・ まんなり・ 食べ・ても・た。」②もとの状態のままで、手を加えずに。「西瓜・を・ 切ら・んと・ まんなり・で・ 持っ・てき・た。」〔⇒まるなり【丸なり】

まんねんひつ【万年筆】《名詞》 ペン軸の中のインクがペン先ににじみ出て、インクをつけることなく書けるようになっているペン。「入学祝い・に・ まんねんひつ・を・ 貰(もろ)た。」◆入学祝いに万年筆を贈ることは、かつてはよくある風景であったが、今では珍しくなってしまっている。〔⇒まんねんペン【万年  英語=pen

まんねんペン〔まんねんぺん〕【万年  英語=pen】《名詞》 ペン軸の中のインクがペン先ににじみ出て、インクをつけることなく書けるようになっているペン。「消え・たら・ あか・ん・さかい・ まんねんぺん・で・ 書い・てんか。」〔⇒まんねんひつ【万年筆】

まんのう〔まんのー、まんの〕【万能】《名詞》 先が分かれていなくて短く、やや幅の広い鍬。「まんのー・で・ 土・を・ 掘り返す。」〔⇒まんのうぐわ【万能鍬】

まんのうぐわ〔まんのーぐわ、まんのぐわ〕【万能鍬】《名詞》 先が分かれていなくて短く、やや幅の広い鍬。「まんのー・で・ 芋・を・ 掘る。」〔⇒まんのう【万能】

まんのみ(丸飲み)】《名詞、動詞する》 ①砕いたり噛んだりしないで、そのまま飲み込むこと。「噛ま・んと・ まんのみし・ても・た。」②他人の言ったことを深く考えないで、受け入れてしまうこと。「人・の・ 言ー・ こと・を・ まんのみし・て・ そのまま・ 信用せ・ん・ 方・が・ 良()ー。」〔⇒まるのみ【丸飲み】

まんのもん《名詞》 運や偶然によって左右される事柄。どうなるか、わからないもの。「福引き・は・ まんのもん・や・さかい・ あて・に・ し・たら・ あか・ん・よ。」「試験・は・ まんもん・や・さかい・ うまい・こと・ いく・か・ どー・か・ わから・へん。」

まんぷく【満腹】《形容動詞や()、動詞する》 たくさん食べて、腹いっぱいである様子。「よー・ よばれ・て・ まんぷくし・た。」

まんべんなく【満遍無く】《副詞》 隅から隅まで、もれなく。すべてに行き届かせて。「チラシ・を・ まんべんなく・ 配る。」◆「まんべんのう(まんべんのー)【満遍無う】」とも言う。

まんま()】《名詞》 ①米、麦などを炊いて主食とするもの。「まんま・が・ 欲しー・ 言()ー・て・ 泣い・とる。」②生命を維持するためにものを食べること。また、その食べ物。「まんま・が・ 欲し・そーや・さかい・ ミルク・を・ 飲まし・てやっ・た。」◆幼児語。〔⇒めし【飯】、ごはん【ご飯】、まま()

まんまえ【真ん前】《名詞》 見ている人や、見ている方向の極めて近いところ。「先生・の・ まんまえ・に・ 座る。」〔⇒めのまえ【目の前】

まんまく【幔幕】《名詞》 式場・会場などに張り巡らせる、紅白などの幕。「卒業式・に・ 紅白・の・ まんまく・を・ 張る。」

まんまる【真ん丸、真ん円】《名詞、形容動詞(ナ・ノ) 完全に丸いこと。完全に円いこと。「団子・を・ まんまるに・ 丸める。」「今日・は・ まんまるの・ お月さん・や。」

まんまるい【真ん丸い、真ん円い】《形容詞》 完全に丸い。完全に円い。「まんまるい・ お月さん・が・ 出た。」「まんまるい・ 顔・の・ 人」〔⇒まんまるこい【真ん丸こい、真ん円こい】

まんまるこい【真ん丸こい、真ん円こい】《形容詞》 完全に丸い。完全に円い。「まんまるこい・ 鍋・の・ ふた」〔⇒まんまるい【真ん丸い、真ん円い】

まんまん【万万】《副詞》 ①そのような可能性は極めて少ないということを表す言葉。「あいつ・が・ 約束・を・ 破る・ こと・は・ まんまん・ あら・へん・と・ 思う。」②そのような可能性は極めて少ないが、もしもそうなったらということを表す言葉。「まんまん・ 雨・が・ 降っ・たら・ 中止・に・ し・まほ・か。」

まんまんちゃん《名詞》 ①仏さんの像。「お寺・の・ まんまんちゃん・を・ 拝む。」②太陽。「朝・に・ なっ・たら・ まんまんちゃん・が・ 出る。」③月。「今夜・の・ まんまんちゃん・は・ まんまるこい。」④亡くなった人。「お盆・に・ なっ・たら・ まんまんちゃん・が・ 戻っ・てくる・ねん・で。」◆幼児語。

まんまんちゃんああん〔まんまんちゃんあーん〕《成句、動詞する》 仏さんの像などを拝むときに唱える言葉。◆幼児語。「まんまんちゃんあーんし・なはれ。」

まんまんなか【真ん真ん中】《名詞、形容動詞()》 完全にものの中央であるところ。「まんまんなかで・ 写真・に・ 写っ・とる。」

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2015年1月 6日 (火)

中山道をたどる(331)

大井宿から鵜沼宿まで(31)

 

鵜沼宿を展望して

 

 うぬまの森から、市街の方に下ってくると合戸池(写真・左、1027分撮影)があります。静かで美しい池です。

 さらに下っていくと、宿場のあたりを見下ろすところに出て、そこに、中山道鵜沼宿遠望という写真入りの案内板(写真・中、1032)があります。実際の景色と照らし合わせると、宿場の予習ができます。

 もう少し下っていくと、東の見附跡と赤坂の地蔵堂(写真・右、1039)に出ます。見附はもともと石垣の上に土塁を築いたものですが、その遺構は残っていません。地蔵堂の石には、京都の方から見て「右在所みち 左江戸並びにぜんこうじ道」と彫られています。うとう峠のあたりから南を向いて歩いてきましたが、ここからは西向きに歩きます。

 中山道はここより南のあたりを通っていたのを、寛永の頃(1640年頃)に現在の道筋に改めたようです。かかみ野の原野はほとんど人家がなく、山賊も出没したと言われています。都市化した現在からはちょっと想像がつきません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(731)

「明石日常生活語辞典…ま」(26)

 

まわる〔まーる〕【回る】《動詞・ラ行五段活用》 ①そのもの全体がくるくる回転する。「風車(かざぐるま)・の・ 羽根・が・ まーっ・とる。」②円を描くように動く。「人工衛星が・ 地球・を・ まわる。」③周りを取り巻くようになる。「木ー・に・ 草・の・ つる・が・ まわっ・とる。」④順々にたどって行く。「隣保・の・ 家・を・ まわっ・て・ 知らす。」⑤別の所に立ち寄る。「本屋・に・ まーっ・て・から・ 帰る。」⑥全体に行きわたる。「だんだん・ 酔い・が・ まーっ・てき・た。」⑦ある時刻を過ぎる。「3時・を・ まーっ・た・ところ・や。」⑧よく動く。よく働く。「頭・が・ まーる。」「目ー・が・ くるくる・ まわる・ 人」■他動詞は「まわす【回す】」■名詞化=まわり【回り】

まわれみぎ〔まーれみぎ〕【回れ右】《名詞、動詞する》 ①円を描くように、右回りで180度回転すること。②始めていたこと(特に、どこかへ出かけようとしていたこと)を途中で止めること。「きーれみぎし・て・ 戻っ・てき・た。」◆①に類することとして「まわれひだり【回れ左】」もあるが、使用頻度は少ない。

まん【満】《名詞》 生まれたときから1年が過ぎるごとに1歳を加える、年齢の数え方。「まん・で・ 五十・に・ なり・まし・てん。」◆対語=「かぞえ【数え】」「かぞえどし【数え年】」

まん《名詞》 その人にとっての時の運。巡り合わせ。「まん・が・ 悪い・ こと・に・ 雨・が・ 降り出し・た。」「今・ 戻っ・た・ とこ・や・さかい・ ちょーど・ えー・ まん・に・ あんた・は・ 来・た・なー。」「まん・ 良()ー・ 電車・に・ 間に合()ー・た。」

まん【万】《名詞(数詞)》 100010倍の数。「1まん円」

まん【真ん】《接頭語》 純粋にそうである、間違いなくそうである、正確にちょうどそのようである、という意味を添える言葉。「まん丸・の・ りんご・を・ かじる。」「まん真ん中・に・ 落ち・た。」◆接頭語「ま()」がナ行音・マ行音に続くときには「まん」となることがある。強調するために「ま」「まっ」「まん」を重ねて使うことがあり、「真っ真ん中」のような言い方になることがある。〔⇒ま【真】、まっ【真っ】

まんいん【満員】《名詞、形容動詞や()》 ①乗り物や会場などが、人がいっぱいである様子。いっぱいになって、あふれている様子。「今朝・の・ 電車・は・ まんいんやっ・た。」②決められた人数に達すること。「500人・で・ 座席・は・ まんいん・です。」

まんえん【万円】《数詞》 ふざけて、例えば「500円」を「500まんえん」と言うことがある。「ありがとー。ほな・ お釣り・ 350まんえん。」

まんが【漫画】《名詞》 いろいろな物語や出来事を、簡略的に描いた絵に言葉を添えて、面白く描き表したもの。「手塚治虫・の・ まんが・は・ 次・が・ 楽しみ・やっ・た。」

まんかい【満開】《名詞》 花がすっかり開くこと。花盛りの状態。「明石公園・は・ 桜・が・ まんかい・や。」

まんげつ【満月】《名詞》 陰暦十五日の夜の、欠けるところがなく、まん丸い月。「まんげつ・を・ 見・ながら・ 歩い・て・ 帰っ・た。」〔⇒じゅうごや【十五夜】

まんざい【漫才】《名詞》 2人以上の芸人が滑稽な話やしぐさなどをして、観客を楽しませる演芸。「お前ら・ 2人・の・ 話・を・ 聞い・とっ・たら・ まるで・ まんざい・みたいや・なー。」

まんざら【満更】《副詞》 そうであるとは限らないということを表す言葉。必ずしも。「あいつ・の・ 言()ー・ こと・は・ まんざら・ 嘘・でも・ ない。」◆後ろに打ち消しの言葉が伴う。

まんじゅう〔まんじゅー〕【饅頭】《名詞》 小麦粉で作り醗酵させた皮の中に、餡や肉などを入れて蒸した食べ物。「赤穂・の・ 塩味まんじゅー」〔⇒おまん【お饅()

まんせい〔まんせー〕【慢性】《名詞》 病気などで、急に悪くはならないが、治るまでに長引く性質のもの。「風邪・が・ まんせー・に・ なっ・ても・た。」

まんぞく【満足】《形容動詞や()、動詞する、》 思い通りになって、不平などがない様子。申し分がなく十分に果たされている様子。「腹いっぱい・ 食べ・て・ まんぞくし・た。」「決勝戦・まで・ 行け・て・ まんぞくや。」

まんだら()】《形容動詞や()》 ①違う色が、ところどころに混じっている様子。「茶色・と・ 白・の・ まんだらの・ 毛ー・の・ 猫」②全体が一様に整っていない様子。「花壇・に・ 植え・とる・ 花・の・ 種類・が・ 多ー・て・ まんだらや。」〔⇒まだら【斑】だんだら、まだらもよう【斑模様】、まんだらもよう(斑模様)、だんだらもよう【だんだら模様】

まんだらもよう〔まんだらもよー〕(斑模様)】《形容動詞や()》 ①違う色が、ところどころに混じっている様子。「ところどころ・ 紅葉・に・ なっ・て・ 山・が・ まんだらもよーに・ なっ・とる。」②全体が一様に整っていない様子。「風・の・ ある・ とこ・と・ ない・ とこ・が・ あっ・て・ 海・が・ まんだらもよーに・ なっ・とる。」〔⇒まだら【斑】、まんだら()、だんだら、まだらもよう【斑模様】、だんだらもよう【だんだら模様】

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2015年1月 5日 (月)

中山道をたどる(330)

大井宿から鵜沼宿まで(30)

 

開発された峠の上

 

 上っていくと、山道の途中に広場が整備されています(写真・左、1003分撮影)。うとう峠という名前も書かれています。中山道を整備したものだろうと思っていたら、上りきると突然のように団地があらわれます。さっきの広場も団地住民のために作られていたのかもしれません。かつては山道であったところが開発されて宅地になってしまったのです。

 そんな団地の片隅に、うとう峠一里塚(写真・中、1018)があります。一里塚の片側だけが残されているようですが、そこだけは鬱蒼とした雰囲気が漂います。

 団地となっても自然を残そうとする営みはあるようで、日本ラインうぬまの森(写真・右、1018)と名付けられて、緑の区域を多く取ろうとしているようです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(730)

「明石日常生活語辞典…ま」(25)

 

まるみえ【丸見え】《形容動詞や()》 見えないようにしておくべきものが、すっかり見えている様子。内緒にしておくべきものが、すっかりあらわになっている様子。「家・の・ 中・が・ まるみえや。」「あんた・の・ 言い・たい・ こと・は・ まるみえやっ・た。」

まるめこむ【丸め込む】《動詞・マ行五段活用》 うまいことを言って、人を自分の思い通りにする。「後輩・を・ まるめこむ。」「飯・を・ いっしょに・ 食()ー・て・ まるめこま・れ・ても・た。」

まるめる【丸める】《動詞・マ行下一段活用》 ①丸い形にする。「餅・を・ まるめる。」②髪の毛を剃る。「頭・を・ まるめ・て・ 坊さん・に・ なる。」

まるもうけ〔まるもーけ〕【丸儲け】《名詞、動詞する》 元手がかからず、入る金額のすべてが利益になること。全部、自分の利益になること。あまり努力しないで大きな利益を得ること。「坊主・ まるもーけや。」「闇・で・ まるもーけし・た・ やつ・が・ おる。」

まるもち【丸餅】《名詞》 搗いたのちに丸い形にした餅。「正月・の・ まるもち・を・ 神棚・に・ 供える。」

まるやき【丸焼き】《名詞、動詞する》 分けたりしないで、全体の形のまま焼くこと。「七面鳥・の・ まるやき」

まるやけ【丸焼け】《名詞、動詞する》 火事ですっかり焼けること。全焼。「まるやけ・で・ 何もかも・ 無()ーなっ・た。」

まわし〔まーし〕【回し】《名詞》 相撲をとるときに、力士や選手などが股を覆うためにつけるもの。「一人前・に・ まーし・を・ つけ・て・ 相撲・を・ とる。」〔⇒ふんどし【褌】

まわす〔まーす〕【回す】《動詞・サ行五段活用》 ①そのもの全体がくるくる回転するようにする。「独楽(ごま)・を・ まーす。」②円を描くように動かす。「ハンドル・を・ まーす。」「時計・の・ 針・を・ まーす。」③周りを取り巻くようにする。「腕・を・ まーす。」④ものを順に送る。ものを次々に送る。「回覧板・を・ まーす。」④湯に水を加える。「水・を・ まーし・て・ うめる。」⑤ある液体に別のものを加える。「ウイスキー・に・ 水・を・ まーす。」■自動詞は「まわる【回る】」■名詞化=まわし【回し】

まわす〔まーす〕【回す】《接尾語・サ行五段活用》[動詞の連用形に付く] ①盛んに何かをする様子を表す言葉。「粘土・を・ こねまーす。」「腹・が・ 立っ・た・ので・ どつきまわし・たっ・た。」②一面や一帯に対して何かをすることを表す言葉。「周り・を・ 眺めまーす。」③次から次へと何かをすることを表す言葉。「同じ・ 文章・を・ 使いまーす。」■接尾語(名詞化)まわし【回し】

まわた〔まーた〕【真綿】《名詞》 くずの繭を引きのばして綿のようにしたもの。「まーた・を・ 入れ・て・ 綿入れ・に・ する。」

まわり〔まーり〕【回り、周り】《名詞》 ①順々にたどって行くこと。「年末・の・ 夜まーり・を・ する。」②行きわたること。「火・の・ まーり・が・ 早い。」③ものの辺り。ものの周辺。「家・の・ まーり・を・ 掃除する。」④ものの外側のふち。「荷物・の・ まーり・の・ 長さ・を・ 測る。」⑤取り巻いているもの。「まーり・の・ 家・から・ 苦情・が・ 来る。」

まわり〔まーり〕【回り】《助数詞》 まわる回数を数える言葉。「針・が・ 1まーり・ する。」「2まーり・ 年上・の・ 人」

まわりあわせ〔まーりあわせ〕【回り合わせ】《名詞》 うまくいったりいかなかったりする、そのようになる運命。そのようになるべき理由がないのに、おもいがけなく起こること。「まーりあわせ・が・ 良()ー・て・ くじ・に・ 当たっ・た。」〔⇒めぐりあわせ【巡り合わせ】〕〔⇒めぐりあわせ【巡り合わせ】

まわりくどい〔まーりくどい〕【回りくどい】《形容詞》 説明の仕方などが直接的でなくて、わかりにくい。余分なことが加わっていて、わかりにくい。「まーりくどー・て・ 何・を・ 言()ー・とる・ん・か・ よー・ わから・ん。」

まわりみち〔まーりみち〕【回り道】《名詞、動詞する》 遠回りの道。また、そのような道を通ること。「いつも・ 学校・から・ まーりみちし・て・ 帰っ・てくる。」

まわりもん〔まーりもん〕【回り物】《名詞》 地元でとれた野菜や魚などではなく、他の地域でとれて運ばれてきたもの。「この・ 鰯・は・ 前獲れ・や・ のー・て・ まわりもん・や。」

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2015年1月 4日 (日)

中山道をたどる(329)

大井宿から鵜沼宿まで(29)

 

日本ラインを見やりつつ

 

 木曽川がぐっと近づいたところに、「飛騨木曽川国定公園・日本ライン」の標柱(写真・左、9時09分撮影)があって、堤防へ上る石段が作られています。上ると川の中のごつごつした岩が見えます。このあたりは行幸巌(みゆきいわ)と呼ばれているようです。堤防上の道を日本ライン・ロマンチック街道と名付けていますが、その道を行かず、もとの道に下りて歩きます。

 忠実に道しるべが立っていて、山道を上っていくと岩屋観音のお堂がありますが、道は再び下るようになっています。けれども、日本ラインの展望(写真・中、9時40)にはもってこいの道です。

 国道を進んでいくと各務原市に入る表示(写真・右、9時56)があって、国道の左側(川の側)から国道の下をくぐって右側(山の側)に抜ける道があって、それが中山道だと指示されています。そこから山道にかかりますが、坂祝町の区域も通って上っていきます。「うとう峠」という表示があります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(729)

「明石日常生活語辞典…ま」(24)

 

まるごと【丸ごと】《副詞》 ①区別することなく、そのまますべてを受け入れる様子。「林檎・の・ 皮・を・ 剥()か・ん・と・ まるごと・ かじる。」②増減したり修正したりすることなく、受け入れる様子。「人・の・ 文章・を・ まるごと・ 写し・たら・ あか・ん・やろ。」

まるた【丸太】《名詞》 切り倒して、皮を取り除いただけの木。「まるた・の・ 電信柱」〔⇒まるたんぼう【丸太ん棒】

まるだし【丸出し】《名詞、動詞する》 すべてを隠さないで、ありのまま出すこと。「尻・を・ まるだし・に・ し・て・ みっともない・ やつ・や・なー。」「腹・を・ まるだし・に・ し・て・ 寝・たら・ 寝冷えする・ぞ。」「阿呆・を・ まるだし・に・ し・て・ しゃべっ・とる。」

まるたんぼう〔まるたんぼー、まるたんぼ〕【丸太ん棒】《名詞》 切り倒して、皮を取り除いただけの木。「まるたんぼ・を・ 立て・て・ 乾かし・とる。」〔⇒まるた【丸太】

まるっきり【丸っきり】《副詞》 そのことを強く否定する気持ちを表す言葉。◆後ろに打ち消しの言葉を伴うことが多い。「この・ 問題・は・ 難しー・て・ まるっきり・ 手ー・が・ つけら・れ・へん。」〔⇒ねっから【根っから】、ねからはから【根から葉から】、まるきり【丸きり】、ぜんぜん【全然】、とんと〕

まるつぶれ【丸潰れ】《形容動詞や()》 ①ものが全部だめになること。「台風・が・ 来・て・ 畑・の・ 野菜・が・ まるつぶれに・ なっ・た。」②信用や面目などが、すっかりなくなってしまうこと。「そんな・ こと・ し・たら・ あんた・の・ 顔・が・ まるつぶれや。」

まるで《副詞》 ①完全にそのような状態であるということを表す言葉。「まるで・ 初め・から・ 受け付け・てくれ・へん。」「まるで・ 何・も・ 覚え・とら・へん。」②何かとよく似ているということを表す言葉。「まるで・ 雪・みたいな・ 白さ・や。」〔⇒まんで、まっで。⇒ちょうど【丁度】

まるなり【丸なり】《副詞》 ①分けたり残したりしないで、全部をまとめて。「一人・で・ まるなり・ 遺産・を・ 貰(もろ)・た・そーや。」②もとの状態のままで、手を加えずに。「まるなり・ 大根・を・ 持っ・てき・てくれ・た・さかい・ 土・が・ いっぱい・ つい・とっ・た。」

まるのみ【丸飲み】《名詞、動詞する》 ①砕いたり噛んだりしないで、そのまま飲み込むこと。「飴・を・ まるのみし・たら・ 喉・に・ 詰まる・ぞ。」「苦い・ 薬・を・ オブラート・に・ 包ん・で・ まるのみする。」②他人の言ったことを深く考えないで、受け入れてしまうこと。「あいつ・の・ 言ー・ こと・を・ まるのみし・たら・ えらい・ めー・に・ あう・ぞ。」〔⇒まんのみ(丸飲み)

まるはだか【丸裸】《形容動詞や()》 ①衣類などを何も身に付けていない様子。「まるはだかの・ 子ー・が・ 3人・ 海・で・ 泳い・どる。」②財産などを失って、体の外には何も持っていない様子。「火事・で・ まるはだかに・ なっ・ても・た。」〔⇒あかはだか【赤裸】、すっぱだか【素っ裸】⇒すっぽん、すっぽんぽん、すっぽんぽんのまるはだか【すっぽんぽんの丸裸】

まるぺけ《名詞》 ①○と×の符号。「アンケート・に・ まるぺけ・を・ 入れる。」②正しいことと誤っていること。良いことと悪いこと。「この・ 答え・は・ まるぺけ・の・ どっち・や・ わから・へん。」

まるぺけつける《動詞・カ行下一段活用》 正誤の判断をする。答案を採点する。「まるぺけつけ・て・ 返し・てもろ・た。」

まるまる【丸々】《副詞と、動詞する》 ふっくらと太っている様子。「まるまるし・た・ 赤ちゃん」

まるまる【丸々】《副詞》 欠けるところがなく、すべてである様子。すっかり全部。「持っ・とっ・た・ 金・を・ まるまる・ 使()こ・ても・た。」「まるまる・ 一週間・ かけ・て・ 仕上げ・た。」「あいつ・の・ 言ー・ こと・は・ まるまる・ 信用せ・ん・ 方・が・ 良()ー・と・ 思う。」

まるみ【丸み】《名詞》 丸い様子。丸い感じ。丸くなっている程度。「板・の・ 角・に・ まるみ・を・ つける。」

 

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2015年1月 3日 (土)

中山道をたどる(328)

大井宿から鵜沼宿まで(28)

 

木曽川に沿って坂祝町へ

 

 1010日、7時55分に美濃太田駅前の宿を出て中山道の道筋に戻ります。いったん堤防に上がって木曽川を眺めてから、太田宿中山道会館まで進みます。そこまでは昨日歩いた道の繰り返しです。

 高札場跡と郡上街道追分というところを過ぎて少し行くと、虚空蔵堂があって、承久の乱古戦場跡(写真・左、8時24分撮影)という説明板があります。1221(承久3年)の木曽川合戦は、後鳥羽上皇の率いる朝廷軍(太田側)と鎌倉幕府の軍勢(対岸の可児側)が木曽川をはさんで戦いました。このあたりは日本ラインとして知られているところですから流れも急です。

 坪内逍遙ゆかりの妙見堂というのを過ぎて、太田代官屋敷跡地(写真・中、8時27)がありますが、これはまったくの跡地だけです。ここからは見るべきものもなくなり、車が激しく往来する道を歩くことになります。見えなくなった木曽川の気配を感じつつ、対岸の低い山を眺めやりながら進みます。単調な道です。

 しばらくして8時38分に、加茂郡坂祝町に入ります。町役場近くに難読地名のPR板(写真・右、9時05)があります。延喜式神名帳にある坂祝神社に由来する町名のようですから、古風な名前です。南アルプス市だの四国中央市だのに比べると、ゆかしい名前の町で好ましく感じます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(728)

「明石日常生活語辞典…ま」(23)

 

マラソン〔まらそん〕【英語=marathon raceから】《名詞、動詞する》 ①42.195㎞を走る陸上競技。「まらそん・は・ 日本・の・ 女子・が・ 強い・ねん。」②体を鍛えるために、長い距離を走ること。「学校・の・ まらそん大会」③まとまった距離を走ること。「寝坊し・て・ 毎朝・ 駅・まで・ まらそんし・てる・ねん。」

まり【毬】《名詞》 ゴム、革、布などで作った、遊技に使う丸いもの。◆スポーツに使うものを「まり【毬】」「まる【()】」と言うことはない。「大きな・ ドッチボール・の・ まり」〔⇒まる()、たま【玉、球】、ボール【英語=ball

まりつき【鞠つき】《名詞、動詞する》 ゴム、革、布などで作った丸いものを地面に打ちつけて遊ぶこと。「まりつきし・て・ 遊ぶ。」

まる【丸、円】《名詞》 ①円形または球形であるもの。「まる・の・ 中・に・ 入っ・て・ 出・たら・ 負け・や・で。」「まる・が・ 5つ・ ある。」②細かく分けないで、全体であるもの。「まる・の・ まま・ 食べる。」③答えの中で、正しいもの。「まる・か・ ぺけ・か・の・ 印・を・ つける。」「あんた・の・ 考え方・は・ まる・や。」

まる()】《名詞》 ゴム、革、布などで作った、遊技に使う丸いもの。◆スポーツに使うものを「まり【毬】」「まる【()】」と言うことはない。「まる・が・ 坂・の・ 下・へ・ 転ん・でいっ・た。」〔⇒まり【毬】、たま【玉、球】、ボール【英語=ball

まる《接頭語》 〔欠けることなく全部〕とか、〔ちょうどそれにあてまる〕とかの意味を添える言葉。「まる1日・ 立ちっぱなしで・ 仕事し・た。」「あれ・から・ まる2年・が・ たっ・た。」「まる飲み・を・ する。」

まるあたり【丸当たり】《形容動詞や()》 まともに当たる様子。すべてを引き受ける様子。「浜・から・の・ 風・が・ まるあたりや。」「全部・の・ 仕事・が・ ひとり・に・ まるあたりや。」

まるあらい【丸洗い】《名詞、動詞する》 服や布団などを、ほどいたりしないで、そのまま洗うこと。「風呂桶・の・ 中・で・ 夏・の・ ふとん・を・ まるあらいし・た。」

まるあんき【丸暗記】《名詞、動詞する》 中身のことを深く理解しないままで、そのまま覚えてしまうこと。「試験・の・ 前・に・ まるあんきし・た・けど・ じっきに・ 忘れ・ても・た。」

まるい〔まーるい〕【丸い、円い】《形容詞》 ①円形や球形をしている。「まるー・ 輪・に・ なっ・て・ 座る。」「まるい・ ボール」「まるい・ お盆」②角張っていなくて、穏やかな線を持っている。「まるい・ 屋根」③くるくるした感じで愛らしい。「まるい・ 目ー・の・ お人形さん」④人柄が穏やかである。「もの・の・ 言い方・も・ まるい・さかい・ 相談・が・ しやすい。」〔⇒まるこい【丸こい、円こい】

まるがお【丸顔】《名詞》 顔が丸いこと。また、そのような人。「おもなが・や・のー・て・ まるがお・の・ 人・やっ・た。」■対語=「おもなが【面長】」

まるかくれんぼう〔まるかくれんぼ〕【円隠れん坊】《名詞》 路上に円を描いて区切り、いくつかの場所の名を書いておき、鬼になった者が石を投げて、当たった場所までを往復する間に、他の者たちが隠れることをする、子どもの遊び。鬼が戻ってきた後に、見つけだされる前に、決めたところに帰ってその地点を踏めば生還したことになる。

まるき【丸木】《名詞》 切り倒したままで、削ったり磨いたりしていない木。丸い形のままの木。「まるき・の・ 舟」「まるき・の・ 橋」

まるきこえ〔まるぎこえ〕【丸聞こえ】《形容動詞や()》 すっかり周りの人に聞こえている様子。「小声・で・ 言()ー・ても・ みんな・に・ まるきこえや。」

まるきり【丸きり】《副詞》 そのことを強く否定する気持ちを表す言葉。◆後ろに打ち消しの言葉を伴うことが多い。「あれ・から・ まるきり・ 返事・が・ あら・へん。」「まるきり・ 元気・が・ のーなっ・た。」〔⇒ねっから【根っから】、ねからはから【根から葉から】、まるっきり【丸っきり】、ぜんぜん【全然】、とんと〕

まるくび【丸首】《名詞》 シャツなどの襟が丸くくりぬいてあるもの。「まるくび・の・ セーター」

まるこい【丸こい、円こい】《形容詞》 ①円形や球形をしている。「犬・が・ まるこー・ なっ・て・ 日向ぼっこ・を・ し・とる。」「まるこい・ 皿」②角張っていなくて、穏やかな線を持っている。「まるこい・ パン」③くるくるした感じで愛らしい。「まるこい・ 目ー・の・ 女・の・ 子」④人柄が穏やかである。「言()ー・ こと・を・ よー・ 聞い・てくれる・ まるこい・ 人・や。」〔⇒まるい【丸い、円い】

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2015年1月 2日 (金)

中山道をたどる(327)

大井宿から鵜沼宿まで(27)

 

木曽川を控えた重要な地点

 

 太田宿は木曽川を控えて、政治経済、軍事面での重要な働きをしていたようです。太田宿中山道会館(写真・左、1624分撮影)には、宿場の歴史、江戸時代の旅の様子などを紹介する展示があります。夕刻で人がほとんどいない状況でしたが、昼間は太田宿観光の拠点になっているのかもしれません。

 中山道会館の前に、道を隔てて旧太田宿本陣門(写真・中、1637)があります。本陣は代々、福田家が務めています。かつての屋敷は失われていますが、街道に面した表門は堂々とした風格があります。福田家は林家などとともに大田村の庄屋を務めています。

 この宿場は、昔の姿をできるだけ残そうとして、その中に現在の人々の生活が調和するように工夫されていると感じます。

 暮れ方の早い季節ですので、ここまででお終いにして、宿泊先へ引き返します。JR美濃太田駅の近くを予約しています。美濃太田駅(写真・右、1656)は高山線、太多線、それに長良川鉄道の集まる拠点駅ですが、やっぱり夕暮れ時はひっそりとしていました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(727)

「明石日常生活語辞典…ま」(22)

 

まめ【肉刺】《名詞》 物にこすれたり圧迫を受けたりして、手や足にできる水膨れ。「まめ・が・ 潰れ・て・ 痛い・ねん。」

まめ【忠実】《形容動詞や()》 ①こつこつと努力を続ける様子。めんどうがらずに物事に取り組む様子。「まめな・ 仕事・を・ する・さかい・ 頼り・に・ なる。」「ちょこちょこと・ まめに・ 動き回る・ 人」「まめに・ 働い・て・ 係長・に・ なっ・た。」②体が丈夫である様子。「みんな・ まめに・ 暮らし・とり・ます。」

まめ【豆】《接頭語》 小さいとか、子どものという意味を表す言葉。「まめ電球」「まめ球」「まめ炭」「まめ記者」

まめきゅう〔まめきゅー〕【豆球】《名詞》 ①理科の実験のときや懐中電灯などに使う、小さな電球。「まめきゅー・に・ エナメル線・を・ つない・で・ モーター・を・ 回す。」②照明器具としての大きな電球のそばに付けられている、小さな電球。「夜・は・ まめきゅー・に・ し・て・ 寝る。」〔⇒まめでんきゅう【豆電球】

まめさん【豆さん】《名詞》 大豆・小豆・えんどうなど、鞘の中に種ができる植物。また、その種。◆愛称的な言い方である。「まめさん・を・ 炊く。」〔⇒まめ【豆】

まめだ【豆狸】《名詞》 小さな狸。幼い狸。◆唱え言葉として、「雨・が・ しょぼしょぼ・ 降る・ 晩・に・ まめだ・が・ 徳利・ 持っ・て・ 酒・ 買い・に。」というのがある。

まめたん【豆炭】《名詞》 炭の粉などを原料として、炭団の小さな形のようにした燃料。「まめたん・を・ いこし・て・ 行火(あんか)・に・ 入れる。」

まめでんきゅう〔まめでんきゅー〕【豆電球】《名詞》 ①理科の実験のときや懐中電灯などに使う、小さな電球。「エナメル線・で・ まめでんきゅー・を・ つなぐ。」②照明器具としての大きな電球のそばに付けられている、小さな電球。「真っ暗・は・ 困る・さかい・ まめでんきゅー・を・ 点()ける。」〔⇒まめきゅう【豆球】

まめのこ〔まめのこー〕【豆の粉】《名詞》 大豆を煎ってひいて作った、黄色い粉。「餅・を・ まめのこー・に・ まぶし・て・ 食べる。」〔⇒きなこ【黄粉】

まめまき【豆撒き】《名詞、動詞する》 節分に、「福は内、鬼は外」などと唱えながら、災いを払うために煎った豆を撒く行事。「鬼・は・ 外・ 言()ー・て・ まめまきする。」

まもなく【間もなく】《副詞》 あまり間を置かないで、それが実現することを表す言葉。「まもなく・ 電車・が・ 来る・はず・や。」「景気・は・ まもなく・ 良()ー・ なる・やろ。」

まもりさん【守りさん】《名詞》 社寺が出す、神や仏が災難から守ってくれたり、良いことを起こしてくれるという札。「交通安全・の・ まもりさん」〔⇒おまもり【お守り】、おまぼり(お守り)、まぼりさん(守りさん)、まぶりさん(守りさん)

まもる【守る】《動詞・ラ行五段活用》 ①他から害を受けないように防ぐ。「地震・から・ 家・を・ まもる。」「泥棒・に・ 入ら・れ・ん・よーに・ まもる。」②敵対する相手に負けないようにする。「点・を・ 入れ・られ・ん・よーに・ まもる。」③決められたとおりにして、それに背かないようにする。「約束・を・ きっちり・ まもる。」■名詞化=まもり【守り】■対語=②「せめる【攻める】」

まよう【迷う】《動詞・ワア行五段活用》 ①目標などがあいまいで、行く方向がわからなくなる。自分が今、どこにいるのか、わからなくなる。間違った方向に進む。「道・に・ まよ・ても・た。」②考えが決まらなくて、ぐずぐずする。心が乱れて判断ができない。「行こ・か・ 行く・まい・か・ まだ・ まよ・とる・ん・や。」

まよなか【真夜中】《名詞》 夜がいちばん更けた時間帯。「まよなか・に・ 救急車・が・ 通っ・て・ びっくりし・た。」■対語=「まっぴるま【真っ昼間】」

マヨネーズ〔まよねーず〕【フランス語=mayonnaise】《名詞》 卵黄・サラダ油・塩・酢などを混ぜて作った、サラダ用の調味料。「たこ焼き・に・ まよねーず・を・ 塗っ・て・ 食べる。」

まらう《動詞・ワア行五段活用》 他人に与えた損害をつぐなうために、同様の品物や、価値に見合う金額を出す。「貸し・てもろ・た・ 本・を・ 失(うし)のー・て・ 同じ・ 本・を・ 買()ー・て・ まろ・た。」〔⇒まどう、べんしょう【弁償】(する)

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2015年1月 1日 (木)

中山道をたどる(326)

 年が改まりましたが、この連載を続けます。実は、昨年1129日に三条大橋にゴールして、江戸から京都までの中山道を歩き終えました。連載はタイムラグが大きくなっていますが、このまま続けることにします。

 

大井宿から鵜沼宿まで(26)

 

大名行列とすれ違う…

 

 1843(天保14)頃の太田宿は上町・中町・下町に分かれて、長さ700メートル近くであった言います。本陣と脇本陣が1軒ずつあって旅籠は20軒です。その旅籠は、大3軒、中11軒、小6軒という格付けがあったようです。

 その宿場は街道を鍵の手に曲げて、枡形(写真・左、1612分撮影)が作られていました。ここの枡形は、道幅が広くて、ゆったりとした風情が好ましく感じられます。

 旧小松屋(写真・中、1618)は、松野屋、岩井屋などとともに、太田宿でよく知られた旅籠です。枡形からすぐのところにあります。

 脇本陣の林家住宅(写真・右、1622)は、1769(明和6年)建築の主屋と1831(天保2年)建築の表門などが残っています。江戸時代の姿をとどめる数少ない建築物ですので、国の重要文化財に指定されています。

 夕暮れ時の街道筋で、古い建物の近くにたたずんでいると、大名行列が近づいてきてもおかしくないような錯覚に陥ります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(726)

年のはじめに

 

 ブログの『明石日常生活語辞典』の連載は、本年の5月頃まで続けます。それで「ん」の項目まで到達する予定です。

 「改訂最終版」と銘打ちながら、その内容(記述の仕方や内容の詳しさなど)は少しずつ変化をさせてきました。毎日毎日、改訂作業を継続させておりますから、それによる変化です。少しずつ、最終的な出版物の内容に近いものになってきているのです。

 新年の連載は明日から再開しますが、今後は、見出し語の前に印をつけます。その理由は次のような事情によります。『明石日常生活語辞典』は、ブログの連載とは別に、全編にわたって加筆・訂正等を続けており、点検を終えた項目に印を付けています。この点検はそれぞれの項目を照合し、関連づけながら作業を続けておりますから、アイウエオ順に行っているわけではありません。けれども、「ま」の項目の途中から(すなわち、明日以降にブログに載せるもの)については集中的に作業を行って、ほぼ最終稿に近いものにします。

 ただし、印を付けている項目も、今後の照合作業の中で、さらに修正は行いますから、出版時の内容とは異なる可能性はあります。

 この点検作業は今年いっぱい続けて、2016年には出版をします。作業の目処がついてきましたので、出版時期の見通しがつくようになりました。

 原稿は、1行を40字で入力して、現段階で4万5千行を超えております。仮に1ページを50行とすると900ページということになります。もう少し増える可能性はあります。そして、点検・修正作業を終えた後に、出版に向けたさまざまな作業は2016年に行う予定です。出版は2016年末までのある時期というように予告しておきます。

 「日常生活語辞典」は、方言項目と、日常生活で比較的頻繁に使う共通語とを合わせたものとご理解ください。この辞典に載せる言葉・載せない言葉についての線引きは、厳密に言うと不可能です。方言項目についてはできるだけ漏れのないように気をつけていますが、網羅できているわけではありません。

 明石方言についての概説や、辞典記述の凡例などは、現在のところブログに載せておりませんが、出版のときにまとめて書くことにします。

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