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2015年2月28日 (土)

【掲載記事の一覧】

 明石周辺のあちこちの梅は、咲き始めたところ、盛りを迎えようとしているところ、盛りを過ぎたところ、と様々です。「二もとのむめに遅速を愛すかな」は蕪村の句ですが、場所によっても同じことが言えるようです。

 2月も、「【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典」と「中山道をたどる」とを毎日掲載し続けました。そろそろ終わりが見えてきました。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてのメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

 

◆【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典 ()(784)~継続

    [2013年1月6日開始~ 最新は2015年2月28日]

 

◆中山道をたどる ()(384)~継続

    [201311月1日開始~ 最新は2015年2月28日]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)~継続

 2014年5月10日開始~ 最新は2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)一旦終了。再開する意思あり。

 2013年4月13日開始~ 最新は2014年5月9日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~継続予定

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)~継続予定

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

 

◆百載一遇 ()()~継続予定

    [2014年1月1日開始~ 最新は2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)~継続予定

    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

 

……【以下は、連載を終了したものです。】……………………

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日開始~2014年4月12日終了]

 

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

 

◆明石日常生活語辞典 ()(1116)

    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日開始~20071212日終了]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日開始~20061231日終了]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日開始~20061226日終了]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日開始~20081125日終了]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日開始~20081113日終了]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日開始~20081215日終了]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日開始~2011年6月1日終了]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日開始~200610月4日終了]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日開始~20061011日終了]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日開始~200611月2日終了]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日開始~20071030日終了]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日開始~20061015日終了]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日開始~200612月7日終了]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日開始~20061222日終了]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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中山道をたどる(384)

鵜沼宿から愛知川宿まで(49)

 

犬上川を渡って

 

 無賃橋が架かっていた犬上川(写真・左、1107分撮影)を渡ります。ゆったりとした川ですが、水は涸れています。

 静かな街道筋(写真・中、1134)を歩きます。松並木が点在して、それが途切れたところでは視界が広がります。田圃が広がり、鈴鹿の山並みも望めるところです。

 「おいでやす」という石柱(写真・右、1137)があります。近江商人の町にさしかかってきたという趣が強まってきました。左手の方は、東海道新幹線の高架と近江鉄道の地上線とが並行して走っています。時折り新幹線から眺める風景を、逆に新幹線を眺めているのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(784)

「明石日常生活語辞典…や」()

 

やく【妬く】《動詞・カ行五段活用》 自分の愛する者や関心を持つ者の心が他に向くのを恨み憎む他人のことをねたむ。他人をうらやましく、ねたましく感じる。「人・の・ こと・を・ やい・たら・ あき・まへ・ん。」■自動詞は「やける【妬ける】」

やく《補助動詞・カ行五段活用》[動詞の連用形に付く] してまわる。あちらこちらで…する。「尋ね・やい・た・けど・ わから・なんだ。」「言い・やく」「し・やく」「飛び・やく」◆「やく」と「やるく」は、ほとんどの場合、どちらの言い方も可能である。〔⇒やるく、あるく〕

やくいん【役員】《名詞》 会社や団体などの中で、そこを代表したり特別の任務や役柄についたりしている人。催しや会合などで、決められた仕事を受け持つ人。「今年・は・ 自治会・の・ やくいん・を・ し・てまん・ねん。」

やぐさい【や臭い】《形容詞》 ものが火に焼けて、焦げる臭いがする。特に、紙や布が焦げるような臭いがする。「炬燵・が・ やぐさい・さかい・ ちょっと・ 調べ・てみ・てくれ・へん・か。」〔⇒こげくさい【焦げ臭い】

やくしゃ【役者】《名詞》 ①役に扮して、芝居などを演じることを仕事にしている人。俳優。「狂言・の・ やくしゃ」②その場その場のかけひきや弁舌などに長じている人。「あいつ・は・ やくしゃ・や・さかい・ 騙さ・れ・たら・ あか・ん・ぞ。」

やくじんさん【厄神さん】《名詞》 健康上の災難に遭いやすいと考えられて、慎み深く振る舞わなければならないとされる年齢の人に対して厄払いをする神社。また、その厄払いの祭礼の日。「多井畑・に・ ある・ やくじんさん」「今日・から・ やくじんさん・が。 始まる。」

やくそく【約束】《名詞、①動詞する》 ①後に行うことに関して、あらかじめ取り決めて、それを守ることを誓うこと。「明日・ 会う・ やくそく・を・ し・た。」「やくそくし・た・ん・やっ・たら・ ちゃんと・ 守れ。」②社会や集団における規則や制度。「道・は・ 右側・を・ 歩く・ やくそく・に・ なっ・とる。」⇒きまり【決まり】

やくたたず【役立たず】《形容動詞や(ノ・ナ)、名詞》 何かに対して有効な働きをしない様子。また、そのような人やもの。「頼ん・でも・ 忘れ・てき・て・ やくたたずな・ やつ・や。」「遅れ・てまう・さかい・ やくたたずの・ 時計・や。」

やくだつ【役立つ】《動詞・タ行五段活用》 何かに対して有効にはたらく。何かに対して効果や価値を発揮する。「わし・の・ 言()ー・た・ こと・が・ ちょっと・は・ やくだっ・た・よーや。」「苦労し・たら・ 後・で・ やくだつ・やろ。」■他動詞は「やくだてる【役立てる】」。〔⇒やくにたつ【役に立つ】

やくだてる【役立てる】《動詞・タ行下一段活用》 何かに対して有効にはたらくようにする。何かに対して効果や価値を発揮するようにする。「困っ・とる・ 人・に・ やくだて・てもらう・よーに・ 募金・を・ する。」■自動詞は「やくだつ【役立つ】」〔⇒やくにたてる【役に立てる】

やくどし【厄年】《名詞》 昔からの言い伝えで、健康上の災難に遭いやすいと考えられて、慎み深く振る舞わなければならないとされる年齢。「今年・は・ やくどし・や・さかい・ 無理・は・ せ・んとこ・ー。」◆「やく」の前年のことを「まえやく【前厄】」と言い、「やく」の終わった次の年を「あとやく【後厄】」と言う。男女で、厄年の年齢は異なる。〔⇒やく【厄】

やくにたつ【役に立つ】《動詞・タ行五段活用》 何かに対して有効にはたらく。何かに対して効果や価値を発揮する。「勉強し・た・ こと・が・ やくにたっ・た。」■他動詞は「やくにたてる【役に立てる】」〔⇒やくだつ【役立つ】

やくにたてる【役に立てる】《動詞・タ行下一段活用》 何かに対して有効にはたらくようにする。何かに対して効果や価値を発揮するようにする。「困っ・とる・ 人・に・ やくだて・てもらう・よーに・ 募金・を・ する。」■自動詞は「やくにたつ【役に立つ】」〔⇒やくだてる【役立てる】

やくにん【役人】《名詞》 国や地方公共団体の役所に勤めている人。公務員。「やくにん・みたいな・ もの・の・ 言い方・を・ する。」◆融通のきかない、堅苦しい人のたとえにも使う。

やくば【役場】《名詞》 公務員が、その町や村の住民に対する仕事をするところ。「昔・の・ やくば・が・ 市役所・の・ 出張所・に・ なっ・とる。」

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2015年2月27日 (金)

中山道をたどる(383)

鵜沼宿から愛知川宿まで(48)

 

本陣、脇本陣を経て

 

 脇本陣の2軒のうちのひとつの跡(写真・左、1058分撮影)があります。この脇本陣は問屋場を兼ねていました。明治になってからは郵便局としての役割も果たしています。

 本陣(写真・中、1059)は武家風の規模の大きいものでしたが、現在は表門だけが残されています。

 宿場を外れて川が近づきました。無賃橋(写真・右、1104)1832(天保3年)に地元有志が架けた橋で、通行料を取らなかったので無賃橋と呼ばれました。昭和の初めにコンクリートの橋になりました。川渡しや通行料が必要であった時代に、有り難い処置であったからの名付けです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(783)

「明石日常生活語辞典…や」()

 

やきなおし【焼き直し】《名詞、動詞する》 ①一度焼いたものを、もう一度焼くこと。また、そのようにしたもの。「冷め・た・ お好み焼き・を・ やきなおしし・て・ 食べる。」②発表や提出などをしたことのあるものに、少しだけ手を加えて作り直すこと。また、そのようにしたもの。「やきなおし・は・ やめ・て・ がらっと・ 作り直せ。」

やきなおす【焼き直す】《動詞・サ行五段活用》 一度焼いたものを、もう一度焼く。「冷めとー・ なっ・た・さかい・ やきなおし・てんか。」

やきば【焼き場】《名詞》 人が亡くなった後、その遺体を焼いて、骨を拾うところ。斎場。「明石・の・ やきば・は・ 和坂・に・ ある。」

やきめし【焼き飯】《名詞》 ご飯に野菜、肉、卵などの具を加えて炒めて調理したもの。チャーハン。「冷め・た・ ご飯・を・ やきめし・に・ する。」

やきもき《副詞と、動詞する》 気をもんで、いらだつ様子。あれこれ考えて心配する様子。「連絡・が・ ない・さかい・ やきもきし・とっ・た。」

やきもち【焼き餅】《名詞、動詞する》 ①火で焼いた餅。「うまい・ やきもち」②自分の愛する者や関心を持つ者の心が他に向くのを恨み憎むこと。「あいつ・は・ じっきに・ やきもち・を・ 焼く。」

やきもん【焼き物】《名詞》 ①土や石の粉で形を作り、うわぐすりを塗って焼いた器。陶磁器。「趣味・は・ やきもん・です。」②魚や肉などを火で焼いた食べ物。「煮物・と・ やきもん・を・ 作る。」⇒せともん【瀬戸物】

やきやき【焼き焼き】《名詞、形容動詞や》 焼き上げてから時間がたっていないこと。また、そのようなもの。「やきやき・の・ 芋・を・ ほおばる。」「やきやきやっ・たら・ 良()ー・ 香り・が・ し・て・ うまい。」〔⇒やきたて【焼き立て】

やきやきする【焼き焼きする】《動詞・サ行変格活用》 ①火をつけて、炎を出させる。灰になるまで炎を出し続けさせる。「落ち葉・を・ やきやきし・て・ あたろ・ー・か。」②火に当てて、食べられるようにする。「火鉢・で・ 餅・を・ やきやきする。」③火や熱源にあてて加工する。「火箸・を・ 真っ赤に・ やきやきする。」④日光に当てて皮膚を黒くする。「やきやきし・て・ 黒ー・ なっ・た・なー。」◆幼児語。〔⇒やく【焼く】⇒もやす【燃やす】

やきゅう〔やきゅー〕【野球】《名詞、動詞する》 9人ずつのチームで、攻撃と守備を繰り返し、攻撃の際には投げられたボールをバットで打ち、塁を回って生還した得点を競う運動競技。「真っ黒に・ 日焼けし・た・ やきゅー・の・ 選手」「やきゅーし・て・ 遊ぼ・ー。」

やきゅうぼう〔やきゅーぼー〕【野球帽】《名詞》 野球選手がかぶっているような、前の方だけにツバのある帽子。「やきゅーぼー・に・ 阪神・の・ マーク・を・ つける。」

やき()いれる【焼き()入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①熱した金属を急に冷やして硬くする。「何べん・も・ やきをいれ・て・ 刀・を・ 鍛える。」②人を良い方に向かわせるために、厳しく懲らしめたり鍛え上げたりすること。「やきをいれ・た・さかい・ このごろ・は・ ちょっと・ 勉強する・よーに・ なっ・た。」

やきん【夜勤】《名詞、動詞する》 夜に働くこと。また、その労働。「一週間・に・ 一遍・ やきん・が・ ある。」

やく【役】《名詞》 ①任務として割り当てられた仕事や用務。「今年・は・ 隣保・の・ 代表・の・ やく・が・ 当たっ・とる。」②人の上に立つような、高い地位や任務。「年・を・ とっ・て・から・ 部長・の・ やく・が・ つい・た。」③演劇や映画などの中で、それぞれの人が受け持って演じるもの。「悪者・の・ やく・を・ する・の・は・ 嫌や・ねん。」⇒やくめ【役目】

やく【厄】《名詞》 昔からの言い伝えで、健康上の災難に遭いやすいと考えられて、慎み深く振る舞わなければならないとされる年齢。「今年・は・ やく・や・ねん。」〔⇒やくどし【厄年】

やく【焼く】《動詞・カ行五段活用》 ①火をつけて、炎を出させる。灰になるまで炎を出し続けさせる。「ごみ屑・を・ やく。」②火に当てて、食べられるようにする。「魚・を・ やく。」「パン・を・ トースター・で・ やく。」③火や熱源にあてて加工する。「炭・を・ やく。」④日光に当てて皮膚を黒くする。「海水浴・で・ 体・を・ やい・た。」⑤人の面倒に手をかける。「世話・を・ やく。」■自動詞は「やける【焼ける】」■名詞化=やき【焼き】⇒もやす【燃やす】①②③④⇒やきやきする【焼き焼きする】

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2015年2月26日 (木)

中山道をたどる(382)

鵜沼宿から愛知川宿まで(47)

 

門前町と芭蕉のゆかり

 

 高宮宿は多賀神社への門前町としても賑わいました。多賀神社一の鳥居が建っています。神社はここから4㎞も離れていますが、高さが11メートルもある大きな石造明神鳥居です。そして、大きな石灯籠(写真・左、1050分撮影)もあります。

 高宮宿の案内板(写真・中、1050)は、規模の大きい高宮宿の様子を誇らしげに語っています。

 小林家には芭蕉が着ていた紙子(雨具)を壺に入れて埋めた紙子塚(写真・右、1056)があります。芭蕉はここで「頼むぞよ寝酒なき夜の古紙子」と詠んでいます。紙古は紙製の衣服ですが、丈夫で厚い和紙に柿の渋を数回塗って、日に乾かした後、露にもさらして、柔らかくした紙でできています。奥の細道には「紙子一衣は夜の防ぎ」と書かれています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(782)

「明石日常生活語辞典…や」()

 

やか《副助詞》 ①はっきりしていないことを言うときに使う言葉。「誰・やか・ 来・た・みたいや。」②同じようなものをいくつか並べて言うときに使う言葉。「何・やか・ かん・やか・ 意見・が・ ぎょーさん・ 出・た。」③さげすむような気持ちを表す言葉。「酒・やか・ 飲ん・だら・ あか・ん・ぞ。」「そんなん・やか・ 要ら・ん・わい。」①②⇒やら。⇒か〕

やがく【夜学】《名詞》 夜に授業をする学校。「働き・ながら・ やがく・で・ 勉強し・た。」〔⇒やかん【夜間】

やかたぶね【屋形船】《名詞》 屋根のある家の形をしたものをつけた日本風の遊覧船。「大阪・の・ 淀川・に・も・ やかたぶね・が・ ある・ん・やて。」

やかましい〔やかましー〕【喧しい】《形容詞》 ①声や音が大きく騒がしくて、気持ちが落ち着かない。騒がしくて我慢ができない。「やかましー・がな。静かに・ せー。」②他の人の行動などに対して、細かいことまでうるさく言って、指示・拘束する度合いが高い。「うち・は・ やかましー・ 母親・や・ねん。」〔⇒じゃかましい(喧しい)、うるさい【煩い】⇒そうぞうしい【騒々しい】

やかましや【喧し屋】《名詞》 ①口やかましい人。盛んにしゃべりまくる人。「あの・ やかましや・は・ しゃべりだし・たら・ 止まら・へん。」②いろいろ意見を述べる傾向の強い人。苦情などを言いたがる人。「やかましや・が・ 聞ー・たら・ 文句・を・ 言()ー・てくる・ぞ。」③人の欠点などを見つけて叱りたがる人。「やかましや・に・ 見つかっ・たら・ えらい・ こと・や・ぞ。」

やがる《補助動詞・ラ行五段活用》[動詞の連用形、または動詞の連用形に接続助詞「て」が付いた言葉に付く] 相手の動作を強く非難したり蔑んだりするときに使う言葉。「こんな・ こと・を・ し・やがっ・た。」「阿呆(あほ)な・ こと・を・ し・て・やがる。」◆さらに強める場合には「くさりやがる」「さらしやがる」「さらしくさる」となることがある。〔⇒くさる、さらす〕

やかん【夜間】《名詞》 ①夜の間。「やかん・は・ 照明・を・ する。」②夜に授業をする学校。「やかん・を・ 卒業し・た。」⇒やがく【夜学】

やき【焼き】《名詞》 ①焼くこと。焼いた具合。焼いたもの。「やき・の・ 加減」「卵・の・ やき・が・ 上手や。」②熱した金属を急に冷やして硬くすること。「刀・に・ やき・を・ 繰り返す。」③人を良い方に向かわせるために、厳しく懲らしめたり鍛え上げたりすること。「やき・を・ 入れ・んと・ 弱い・まま・に・ なっ・てまう・ぞ。」⇒やきいれ【焼き入れ】

やぎ【山羊】《名詞》 二本の角が後ろに向かって弓形に伸びて、体には白く短い毛が生えて、雄にはあごひげがある、羊に似た動物。「やぎ・の・ 乳・を・ 絞る。」〔⇒めえめえ〕

やきいれ【焼き入れ】《名詞、動詞する》 熱した鋼を急に冷やして硬くすること。「刀・に・ やきいれ・を・ する。」〔⇒やき【焼き】

やきがまわる〔やきがまーる〕【焼きが回る】《動詞・ラ行五段活用》 人柄やものの形に角張ったところがなくなって円満な感じになる。「やきがまーっ・て・ 良()ー・ 味・が・ 出・てき・た。」

やきたて【焼き立て】《名詞、形容動詞や》 焼き上げてから時間がたっていないこと。また、そのようなもの。「やきたて・の・ 煎餅」〔⇒やきやき【焼き焼き】

やきつく【焼き付く】《動詞・カ行五段活用》 ①調理をしているときに、食べ物などが焼けて、調理用具などにくっつく。「魚・が・ 焦げ・て・ 網・に・ やきつい・ても・た。」②長時間の使用している機械やモーターなどが、過熱してその機能を発揮しなくなる。「モーター・が・ やきつい・て・ おかしな・ かざ・が・する。」〔⇒やけつく【焼け付く】

やきとうふ〔やきとーふ、やきどーふ〕【焼き豆腐】《名詞》 堅めに作った豆腐をあぶって焦げ目をつけたもの。「やきとーふ・を・ おでん・に・ 入れる。」〔⇒やきどふ(焼き豆腐)、おやき【お焼き】

やきどふ(焼き豆腐)】《名詞》 堅めに作った豆腐をあぶって焦げ目をつけたもの。「すき焼き・に・ やきどふ・を・ 入れる。」〔⇒やきとうふ【焼き豆腐】、おやき【お焼き】

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2015年2月25日 (水)

中山道をたどる(381)

鵜沼宿から愛知川宿まで(46)

 

高宮神社と布惣跡

 

 高宮宿のとっかかりにある、大北の地蔵さんとも呼ばれる木之本分身地蔵尊(写真・左、1035分撮影)は木彫りに彩色された、珍しいものです。

 高宮神社(写真・中、1040)への長い参道が続いています。この神社の例祭は4月10日に近い日曜日に開催されて、17の集落から大太鼓と鉦が集まると言います。太鼓は胴回りが6メートルもあります。境内には芭蕉の「をりをりに伊吹を見てや冬籠り」という句碑もあります。

 高宮嶋の布惣跡(写真・右、1044)があります。高宮には布座があって周辺地域から産出される麻布の集散地になっていました。細く美しい布は高島嶋とも呼ばれていました。ここは座・楽庵という名称で、喫茶とギャラリーとしても活用されています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(781)

「明石日常生活語辞典…や」()

 

やいこらやいこら《副詞と》 一つのことについてうるさく言う様子。しつこく催促したり命じたりして、相手に迫るような様子。細部に至るまであれこれと指図をする様子。「やいこらやいこら・ 指図さ・れ・て・ 困っ・とる・ん・や。」〔⇒やいのやいの、やいやい、やんやん〕

やいっこ(合いっこ)】《接尾語》[動詞の連用形に付く] 相手や周りの人と自分とが、同じ動作をすることを表す言葉。相手や周りの人と競う状態になることを表す言葉。「だんだん・ 言いやいっこ・に・ なっ・ても・てん。」〔⇒あい【合い】、やい(合い)、あいこ【合いこ】、やいこ(合いこ)、あいっこ【合いっこ】

やいと(焼処)】《名詞、動詞する》 皮膚の上に置いたもぐさに火をつけて、その熱の刺激で病気を治すこと。「やいと・を・ すえる。」「ごんた・ばっかり・ し・よっ・たら・ やいとする・ぞー。」〔⇒きゅう【灸】、あちち【熱ちち】、あつつ【熱つつ】、あちゃちゃ【熱ちゃちゃ】

やいのやいの《副詞と》 一つのことについてうるさく言う様子。しつこく催促したり命じたりして、相手に迫るような様子。細部に至るまであれこれと指図をする様子。「誰・でも・ やいのやいのと・ 言わ・れ・たら・ 腹・が・ 立つ・がな。」〔⇒やいこらやいこら、やいやい、やんやん〕

やいます(遣います)】《動詞・サ行五段活用》 「与える」ということを謙譲して言う言葉。差し上げる。「あの・ 本・は・ 友だち・に・ やいまし・た。」「犬・に・ えさ・を・ やいます。」◆動詞「やる【遣る】」に、丁寧の意の助動詞「ます」が続いて一語に熟した言葉である。けれども、丁寧語というよりはむしろ謙譲の気持ちが込められた言葉になっている。ただし、動物などを相手に使うこともあって、その場合は敬意は消えている。〔⇒やえます(遣えます)、あいます(上います)、あえます(上えます)、あげます【上げます】

やいます(遣います)】《補助動詞》 ⇒てやいます(て遣います)

やいやい《副詞と》 一つのことについてうるさく言う様子。しつこく催促したり命じたりして、相手に迫るような様子。細部に至るまであれこれと指図をする様子。「早()よ・ せー・と・ やいやいと・ 言()ー・てくる。」「やいやい・ 言わ・んと・ 黙っ・て・ 見・とれ。」〔⇒やいこらやいこら、やいのやいの、やんやん〕

やうち【家内】《名詞》 家族の全員。「やうち・で・ おいしく・ いただき・まし・た。」「やうち・ 寄っ・て・ 仕事・を・ し・た・けど・ 10日・も・ かかっ・ても・た。」◆家族でなくても、メンバーの全員という意味で使うこともある。〔⇒やうちじゅう【家内中】

やうちじゅう〔やうちじゅー〕【家内中】《名詞》 ①家族の全員。「やうちじゅー・ トランプ・が・ 好きな・ん・や。」◆家族でなくても、メンバーの全員という意味で使うこともある。②家の中すべての場所。「やうちじゅー・ 探し・た・けど・ 見つから・なんだ。」⇒やうち【家内】

やうつり【家移り】《名詞、動詞する》 住む家を変わること。転宅。「新しー・ アパート・に・ やうつりする・ねん。」〔⇒やぶつり(家移り)、やどがえ【宿替え】、ひっこし【引っ越し】

やえ【八重】《名詞》 花や歯などが、いくつも重なっていること。「やえ・の・ 桜・が・ 綺麗に・ 咲い・とる。」

やえば【八重歯】《名詞》 一本の歯のわきに重なるように生えている歯。「やえば・が・ かいらしー〔=可愛い〕。」

やえます(遣えます)】《動詞・サ行五段活用》 「与える」ということを謙譲して言う言葉。差し上げる。「お礼・に・ 何・ぞ・ やえまさ・んと・ いか・ん・がな。」◆動詞「やる【遣る】」に、丁寧の意の助動詞「ます」が続いて一語に熟した言葉である。けれども、丁寧語というよりはむしろ謙譲の気持ちが込められた言葉になっている。ただし、動物などを相手に使うこともあって、その場合は敬意は消えている。〔⇒やいます(遣います)、あいます(上います)、あえます(上えます)、あげます【上げます】

やえます(遣えます)】《補助動詞》 ⇒てやえます(て遣えます)

やおや【八百屋】《名詞》 野菜(や食料品など)を売る店。「このへん・の・ やおや・は・ 何でも屋・や。」〔⇒あおもんや【青物屋】

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2015年2月24日 (火)

中山道をたどる(380)

鵜沼宿から愛知川宿まで(45)

 

西限の踏切?

 

 石清水神社(写真・左、1016分撮影)は、飛鳥時代から鎮座して、武勲や安産を祈る人の信頼が厚いと言います。

 高宮宿(写真・中、1030)に入ります。町の南北の長さはおよそ800メートルで、中山道では本庄宿に次いで大きい宿場だと言われています。

 近江鉄道本線の踏切を渡ります。踏切の名前は中仙道踏切(写真・右、1031)です。JRの踏切に付けられた名前はいくつもありましたが、近江鉄道としては唯一のものでしょう。そして、中山道(中仙道、仲仙道)を名乗るものとしては西限になるのかもしれません。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(780)

「明石日常生活語辞典…や」()

 

【八】《名詞》 数を1音節で言うときの「八」を表す言葉。◆1から10までを「ひ」「ふ」「み」「よ」「い」「む」「な」「や」「こ」「と」と言う。〔⇒はち【八】、やっつ【八つ】

や〔やー〕【矢】《名詞》 細い竹の棒でできていて、弓のつるにつがえて射るもの。「扇・の・ 的・に・ やー・が・ 当たる。」

《助動詞》 ①その内容を肯定できると判断して、はっきりと強く言い切る(断定)ときに使う言葉。「そんな・ こと・ 嘘・や。」②疑問の気持ちを表すときに使う言葉。「誰・が・ めん・だ・ん・やろ・か。」「誰・や・が・ 来・た。」③相手に対して説明したり、命令したりするするときに使う言葉。「自分・の・ 頭・で・ 考える・ん・や。」〔⇒じゃ〕

《副助詞》 ①はっきりしていないことを言うときに使う言葉。「行く・や・ 行か・ん・や・ わから・へん。」②同じようなものをいくつか並べて言うときに使う言葉。「大きい・の・や・ 小さい・の・や・ いろいろ・ 並ん・どる。」「饅頭・や・ 煎餅・や・ いっぱい・ 食べ・たい・ もの・が・ ある。」〔⇒やら、やか。⇒か〕

や〔やー〕《終助詞》 相手に呼びかけたり念を押したりするときに使う言葉。「もー・ そろそろ・ いの・い・や。」「そんな・ こと・を・ せ・んとき・や。」「まー・ よー・ 聞け・や。」「もー・ やめ・なはれ・や。」〔⇒よ、やい、よい〕

【屋、家】《接尾語》 ①専門とする職業を表す言葉。また、その職業に就いていることを表す言葉。「あの・ 人・は・ 魚や・を・ やっ・とる・ねん。」「クリーニングや・の・ 隣・に・ 公園・が・ ある。」「弁護士や・の・ 男」②店の名に添える言葉。「木村や・の・ 明石焼き」③家を表す言葉。「二階や・を・ 建てる。」④そのような性質をそなえた人であることを表す言葉。「のんびりや」「嬉しがりや」「むっつりや」「難しや」「黙(だんま)りや」

やあ【八】《名詞(数詞) 数を2音節で言うときの「八」を表す言葉。◆1から10までを「ひい」「ふう」「みい」「よお」「いつ」「むう」「なな」「やあ」「こお」「とお」と言う。〔⇒はち【八】、やっつ【八つ】

やあ〔やー〕《感動詞》 ①相手に呼びかけたり、応答したりするときに使う言葉。「やー・ こんにちは。」②何かを始めるときなどに、意気をを高めたり開始の合図としたりして、かける言葉。「今・から・ 始める・ぞー。やー。」

やあさん〔やーさん〕《名詞》 暴力団組織などに属している人。「やーさん・に・は・ 相手・に・ なら・んとき。」

やあれこ やあれこ いっさんじゃい〔やーれこ やーれこ いっさんじゃい〕《成句》 秋祭りの時に、だんじりを引っ張るときの言葉。また、だんじりの太鼓を叩いたときの音を聞きなしたもの。

やい《終助詞》 相手に呼びかけたり念を押したりするときに使う言葉。「わし・は・ そない・ 思う・ねん・やい。」「早()よ・ せ・ん・かい・やい。」「そろそろ・ 行け・やい。」「何・(を・) 考え・とる・ん・やい。」〔⇒や、よ、よい〕

やい(合い)】《接尾語》[動詞の連用形に付く] 相手や周りの人と自分とが、同じ動作をすることを表す言葉。相手や周りの人と競う状態になることを表す言葉。「みんな・で・ 言いやい・に・ なっ・ても・た。」「試合・は・ 点・の・ 取りやい・に・ なっ・た。」〔⇒あい【合い】、あいこ【合いこ】、やいこ(合いこ)、あいっこ【合いっこ】、やいっこ(合いっこ)

やいこ(合いこ)】《接尾語》[動詞の連用形に付く] 相手や周りの人と自分とが、同じ動作をすることを表す言葉。相手や周りの人と競う状態になることを表す言葉。

「走りやいこ・を・ し・て・ 勝っ・た。」「言いやいこ」〔⇒あい【合い】、やい(合い)、あいこ【合いこ】、あいっこ【合いっこ】、やいっこ(合いっこ)

やいこしい〔やいこしー〕《形容詞》 ①込み入ってわかりにくい。複雑である。「この・駅・は・ やいこしー・て・ 何遍・ 来・ても・ 迷ー・てまう。」②解決の見込みが立たない。「あの・ 2人・は・ いざこざ・が・ あっ・て・ やいこしー・ こと・に・ なっ・とる・ねん。」③解くのが困難である。「やいこしー・ 問題・や・さかい・ いっこも・ わから・へん。」④怪しげである。「やいこしー・ 人・が・ 投資・の・ 勧誘・を・ し・とる・らしー。」〔⇒ややこしい〕

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2015年2月23日 (月)

中山道をたどる(379)

鵜沼宿から愛知川宿まで(44)

 

芭蕉と床の山

 

 このあたりは多賀神社への参詣道でもありましたから人通りも多かったのでしょう。かつては小町前茶屋(写真・左、9時36分撮影)があったそうです。

 新幹線をくぐって、しばらく行くと、芭蕉昼寝塚、祇川白髪塚(写真・中、9時48)があります。芭蕉の句は「ひるかほに昼寝せうもの床の山」で、昼顔を賞でつつ昼寝をしたいという意で、実際にはこの地に立ち寄れなかったことに対する挨拶の句のようです。

 碑があったのは床山八幡宮でしたが、中山道旧跡の床の山(写真・右、1013) は少し離れた場所にありました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(779)

「明石日常生活語辞典…も」(14)

 

もんか《終助詞》 強く打ち消して拒否する気持ちを表す言葉。「行か・ん・と・ 言()ー・たら・ 絶対に・ 行く・もんか。」〔⇒もんかい、かい〕

もんかい《終助詞》 強く打ち消して拒否する気持ちを表す言葉。「そないに・ 文句・ 言()ー・ん・やっ・たら・ こんな・ 仕事・ し・たる・もんかい。」〔⇒もんか、かい〕

もんく【文句】《名詞》 ①文章などの中の短い言葉。「歌・の・ もんく・を・ 忘れ・ても・た。」②不平や不満などの言い分。。「もんく・ばっかり・ 並べ・やがっ・て・ 腹・が・ 立つ。」

もんくいい〔もんくいー〕【文句言い】《名詞》 口答えをしたり、不平・不満などをよく口にする人。理屈や意見をまくし立てる人。「もんくいー・が・ 一人・ おっ・たら・ 寄り合い・が・ もめ・て・ かなわ・ん。」〔⇒もんくたたき【文句叩き】、もんくたれ【文句垂れ】、もんくぬかし【文句ぬかし】

もんくたたき【文句叩き】《名詞》 口答えをしたり、不平・不満などをよく口にする人。理屈や意見をまくし立てる人。「もんくたたき・が・ また・ 何ぞ・ 言い出す・の・と・ ちゃう・か。」〔⇒もんくいい【文句言い】、もんくたれ【文句垂れ】、もんくぬかし【文句ぬかし】

もんくたらたら【文句たらたら】《形容動詞や()》 他人に対する不平・不満などを次々に言う様子。「もんくたらたらと・ ぬかし・やがっ・て・ 耕二・の・ やつ・は・ 困っ・た・ もん・や。」〔⇒ふそくたらたら【不足たらたら】

もんくたれ【文句垂れ】《名詞》 口答えをしたり、不平・不満などをよく口にする人。理屈や意見をまくし立てる人。「もんくたれ・が・ ごちゃごちゃ・ ぬかし・やがっ・た。」〔⇒もんくいい【文句言い】、もんくたたき【文句叩き】、もんくぬかし【文句ぬかし】

もんくぬかし【文句ぬかし】《名詞》 口答えをしたり、不平・不満などをよく口にする人。理屈や意見をまくし立てる人。「あの・ もんくぬかし・が・ 何か・ 言いたそーに・ し・とる。」〔⇒もんくいい【文句言い】、もんくたたき【文句叩き】、もんくたれ【文句垂れ】

もんく()たたく【文句()叩く】《動詞・カ行五段活用》 口答えをしたり、不平・不満などをよく口にする。理屈や意見をまくし立てる。「新入り・の・くせに・ もんくたたき・やがる。」◆「もんくばっかりたたく」のように、途中に別の語がはさまることもある。名詞化=もんくたたき【文句叩き】

もんしろちょう〔もんしろちょー〕【紋白蝶】《名詞》 白い羽に黒い紋がある、中型の蝶。「菜の花・に・ もんしろちょー・が・ 止まっ・とる。」

もんだい【問題】《名詞》 ①答えを出させるために尋ねることがら。「今日・の・ 試験・の・ もんだい・は・ 難しかっ・た。」②課題を含んだ事柄。解決が求められている面倒な事柄。「廃品回収・の・ もんだい」③ことがら。「それ・は・ また・ 別・の・ もんだい・や。」

もんちゃく【悶着】《名詞》 ごたごたした争いごと。いざこざ。「あいつ・が・ もんちゃく・を・ 起こし・やがっ・た・ん・や。」「一もんちゃく・が・ あっ・て・ 後・で・ 落ち着い・た。」

もんつき【紋付き】《名詞》 背中や袖などに家の紋がついている、正式の場で着る和服。「もんつき・を・ 着・て・ 式・に・ 出る。」「もんつき・と・ 袴」

もんどり(戻り)】《名詞》 釣り針などの先にある、逆向きに尖って出た部分。「釣れ・た・ 魚・を・ もんどり・から・ はずす。」〔⇒もどり【戻り】

もんなし【文無し】《名詞、形容動詞や()》 ごく僅かのお金も持っていない人。ごく僅かのお金も持っていない様子。「火事・が・ いっ・て・ もんなし・に・ なっ・ても・た。」〔⇒いちもんなし【一文無し】

もんの《接続助詞》 この言葉の前後が逆の意味になって、事態がうまく発展しないことを表す言葉。…であるけれども。「説明・の・ 文章・を・ 読ん・でみ・た・もんの・ 意味・が・ わから・へん。」〔⇒ものの〕

もんばん【門番】《名詞、動詞する》 施設や会社などの門にいて、出入りの見張りなどをすること。また、それをする人。「入ろ・う・と・ し・たら・ もんばん・の・ 人・に・ 呼び止め・られ・た。」〔⇒もんえい【門衛】、しゅえい【守衛】

もんぺ《名詞》 女の人がはく、袴のような形をして、裾の狭くなったズボンのような形の衣服。「戦時中・は・ もんぺ・を・ 履い・とっ・た。」

もんめ()】《名詞》 尺貫法による重さの単位で、1貫の1000分の1。約3.75グラム。◆実際の重さを表すときには、「500め」のように「め【()】」を使う。「貫・やのー・て・ もんめ・の・ 単位・で・ 計る。」〔⇒め()

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2015年2月22日 (日)

中山道をたどる(378)

鵜沼宿から愛知川宿まで(43)

 

小野小町の里

 

 しばらく進むと、彦根道との分岐点(写真・左、9時12分撮影)があります。「右 彦根道」「左 中山道 京いせ道」と刻まれた道標は1817(文政2年)に建立され、井伊直孝の時代に彦根と結ぶ街道が整備されました。

 家並みが切れて、北側に新幹線が見えるようになりました。そして彦根市小野町に入ります。美人の誉れが高く歌人としても知られる小野小町ゆかりの地です。小野こまち会館(写真・中、9時24)が建てられています。

 中山道が新幹線をくぐりぬける手前に、小町塚(写真・右、9時33)があります。お堂が建てられ、小野小町の誕生の地という言い伝えが記された説明板もあります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(778)

「明石日常生活語辞典…も」(13)

 

もり【森】《名詞》 まわりに比べて、際立ってたくさんの木が茂っているところ。「木・を・ 伐ら・ん・さかい・ 大けな・ もり・に・ なっ・ても・とる。」

もり【銛】《名詞》 投げたり突いたりして、魚などを獲る道具。「海・に・ 潜っ・て・ もり・で・ 魚・を・ 突く。」

もり〔もーり〕【守】《名詞、動詞する》 赤ちゃんや子どもなどの面倒を見て遊んでやること。また、それをする人。「妹・の・ もり・を・ する。」「ちょっと・の・ 間・ もりし・とっ・てくれ・へん・か。」「もり・を・ 一人・ 雇う。」〔⇒こもり【子守】

もりあがる【盛り上がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①中から膨らんで高くなる。「波・が・ もりあがっ・て・ 打ち寄せ・てくる。」「カバン・が・ ほんぽこに・ もりあがっ・とる。」②気持ちや雰囲気などが、抑えきれないほどの力でわき起こる。「祭り・が・ もりあがつ・た。」■名詞化=もりあがり【盛り上がり】

もりもり《副詞と》 ①旺盛な食欲で、どんどん食べる様子。「どんぶり・を・ 3杯・も・ もりもり・ 食()ー・た。」②ものごとに勢いよく取り組んで、それをこなしていく様子。「もりもりと・ 仕事・を・ 片付ける。」③活力がみなぎっている様子。「やる・ 気・が・ もりもりと・ 湧い・てき・た。」

もる【盛る】《動詞・ラ行五段活用》 ①山の形に高く積み上げる。「畝(うね)・に・ 土・を・ もる。」②器にいっぱい入れる。「ご飯・を・ 山・の・よーに・ もる。」

もれ【漏れ】《名詞》 ①液体・気体・光などが、小さな隙間から外に出ること。「ガス・の・ もれ・は・ 恐い・さかい・ 気ーつけ・なはれ。」②あるべきものが、落ちていること。落ちている内容。「辞典・の・ 項目・に・ もれ・が・ ある。」⇒ぬけ【抜け】

もれる【漏れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①液体・気体・音・光・においなどが、僅かな隙間から外に出てしまう。「水道管・に・ ひび・が・ 入っ・て・ 水・が・ もれ・とっ・た。」「明かり・が・ もれる。」②内緒にしておくべきことが、表に出てしまう。隠していたことが他に知れる。「内緒ごと・が・ もれ・ても・た。」③入れるべきものが、抜かされたり落とされたりする。「電気代・が・ もれ・とる・さかい・ 合計・が・ 間違(まちご)・とる。」■他動詞は「もらす【漏らす】」。■名詞化=もれ【漏れ】

もろい【脆い】《形容詞》 ①硬いものであるのに、こわれやすい。欠けやすい。「刃ー・の・ もろい・ 包丁」②土などに固さや粘り気がない。「もろい・ 土・や・さかい・ 雨・が・ 降っ・たら・ じっきに・ 崩れ・てまう。」③持ちこたえる気力が乏しい。「リードさ・れ・たら・ もろー・に・ 負け・てまう。」

もろもろ《形容動詞や()、動詞する》 ①中に入っているものが十分に溶けきらないで、濁った状態である様子。あるいは、濁りなどが生じている様子。「酒・が・ もろもろに・ なっ・とる・さかい・ 飲ん・だら・ あか・ん。」②中に入れたものが十分に溶けきらないで残っている様子。「メリケン粉・が・ もろもろで・ ままこ・に・ なっ・ても・とる。」

もん【紋】《名詞》 ①代々伝えられている、家のしるし。「紋付き・に・ つい・とる・ もん」②円い模様。同心円となっている模様。その他いろいろな模様。「石・を・ 放っ・たら・ 池・に・ もん・が・ でける。」

もん【門】《名詞》 建物や敷地の外構えに設けた出入り口。また、それを示す柱や建物。「大けな・ もん・の・ ある・ 家」

もん【物】《接尾語》[動詞や助動詞の連用形につく] そのような内容や物体であることを表す言葉。「頼まれもん・を・ 届ける。」「立派な・ 彫りもん・の・ 欄間」「漬けもん・を・ 漬ける。」「玄関・に・ 置きもん・が・ ある。」「化けもん・が・ 出る。」〔⇒もの【物】

もん【文】《助数詞》 1文は約2.4㎝にあたる、靴や足袋などの大きさを示す単位。「10もん半(ともんはん)・の・ 靴・を・ 履く。」

もん【者】《接尾語》 そのような傾向を持っている人を表す言葉。「慌てもん」「馬鹿もん」〔⇒もの【者】

もんえい〔もんえー、もんえ〕【門衛】《名詞、動詞する》 施設や会社などの門にいて、出入りの見張りなどをすること。また、それをする人。「もんえー・の・ 人・に・ 呼び止めら・れ・た。」〔⇒もんばん【門番】、しゅえい【守衛】

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2015年2月21日 (土)

中山道をたどる(377)

鵜沼宿から愛知川宿まで(42)

 

鳥居本宿のヒーロー

 

 鳥居本に2軒あった脇本陣のうち高橋家の跡と問屋の跡(写真・左、8時56分撮影)があります。このあたりは落ち着いた町並みが続きます。

 合羽屋の松屋(写真・中、8時58)は屋根の上に看板を上げていますが、これが本来の看板の掲げ方のようです。合羽製造は1970年代に終焉を迎えたと言います。

 それにしても鳥居本宿のヒーロー(写真・右、9時02)は、合羽レッドと赤玉レッドというのがほほえましいと思います。鳥居本の合羽が赤いのは、柿渋を塗るときに弁殻を加えたことによるそうです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(777)

「明石日常生活語辞典…も」(12)

 

もめんばり【木綿針】《名詞》 木綿糸を通すための、針穴がやや大きい針。「長い・ もめんばり・で・ 縫う。」■類語=「きぬばり【絹針】」

もも【腿】《名詞》 足の膝から上の、腰までの部分。「走り過ぎ・て・ もも・が・ 痛(いと)ー・ なっ・た。」

もも【桃】《名詞》 ①薄赤い花が咲き、甘くて種の大きな実がなる果樹。また、その実。「庭・で・ もも・が・ 咲い・とる。」「岡山・の・ もも」②薄い赤色。ピンク。「もも・の・ クレヨン」⇒ももいろ【桃色】

ももいろ【桃色】《名詞》 薄い赤色。ピンク。「ももいろ・の・ チューリップ・の・ 花」〔⇒もも【桃】

ももける《動詞・カ行下一段活用》 毛織物や編み物や紙などが、こすれて表面が毛羽立つ。「よー・ 使()こ・た・ 手袋・が・ ももけ・た。」

もや【靄】《名詞》 空気中の水蒸気が冷えて細かい水滴となって、地表近くに煙のように浮かび、遠くがぼんやり見える現象。「もや・が・ 出・て・ 遠い・ とこ・が・ 見え・へん。」〔⇒きり【霧】、かすみ【霞】

もやし《名詞》 野菜や穀類の種に光をあてずに発芽させて、白く長く伸ばして食用とするもの。「中華そば・に・ もやし・が・ 入っ・とる。」

もやす【燃やす】《動詞・サ行五段活用》 火をつけて、炎を出させる。「庭・で・ 落ち葉・を・ もやす。」■自動詞は「もえる【燃える】」。〔⇒やく【焼く】

もやもや《名詞、副詞と、動詞する》 ①煙や湯気などが立ちこめて、ものがぼんやりとしている様子。「もやもやし・て・ よー・ 見え・へん。」②ものごとが解決したり明らかになったりしないので、気持ちがすっきりしないで乱れている様子。「気持ち・の・ もやもや・が・ おさまら・へん。」③記憶や考えなどが定まらず、あいまいである様子。「10年前・の・ こと・や・さかい・ もやもやし・て・ よー・ 憶え・とら・ん。」

もやる【靄る】《動詞・ラ行五段活用》 水蒸気が小さな水滴となって、空中に漂う。「今朝・は・ だいぶ・ もやっ・とる。」

もよう〔もよー〕【模様】《名詞》 ①飾りとする形や絵。「もよー・の・ 付い・た・ 箱」②様子。有り様。「明日・の・ 空もよー」

もよおし〔もよーし〕【催し】《名詞》 計画的に人々を集めて行う行事や会合など。「市民会館・で・ もよーし・が・ ある。」

もよおす〔もよーす〕【催す】《動詞・サ行五段活用》 計画を立てて、人々を集めて、行事や会合などを開く。「踊り・の・ 会・を・ もよーし・ます。」■名詞化=もよおし【催し】

もらいどく【貰い得】《名詞》 人からものを受け取りながら、返礼などをしないで済ませてしまうこと。「これ・を・ 受け取っ・てくれ・なんだら・ 私・の・ もらいどく・に・ なっ・てまう・がな。」

もらいなき【貰い泣き】《名詞、動詞する》 泣いている人に同情して、つられて一緒に泣くこと。「葬式・で・ もらいなき・を・ し・た。」

もらいもん【貰い物】《名詞》 人から代価なしで受け取ったもの。「もらいもん・の・ お返し・を・ する。」

もらう【貰う】《動詞・ワア行五段活用》 ①人からものを受け取って、自分のものとする。「誕生日・に・ 贈り物・を・ もろ・た。」「えーもん・ もー・た。」②勝負を自分の勝ちとする。「明日・の・ 試合・は・ もろ・た。」③病気をうつされる。「神戸・へ・ 行っ・て・ 風邪・を・ もろ・てき・た。」④嫁、婿、養子などを迎える。「嫁はん・は・ 姫路・から・ もろ・た。」

もらす【漏らす】《動詞・サ行五段活用》 ①液体・気体・音・光・においなどが、僅かな隙間から外に出るような結果になる。「イヤホン・から・ 大けな・ 音・を・ もらし・とる。」「小便・を・ もらす。」②内緒にしておくべきことを、表に出してしまう。隠していたことを他に知らせてしまう。「まだ・ はっきり・ 決まっ・とら・へん・さかい・ 他・の・ 人・に・は・ もらさ・ん・よーに・ し・て・な。」③入れるべきものを、抜かしたり落としたりする。「名簿・から・ もらし・とっ・て・ すんまへん。」■自動詞は「もれる【漏れる】」

もらす【漏らす】《接尾語・サ行五段活用》[動詞の連用形に付く] すべきことを落としてしまう。「大事な・ こと・を・ 聞きもらし・たら・ 困る・ぞ。」

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2015年2月20日 (金)

中山道をたどる(376)

鵜沼宿から愛知川宿まで(41)

 

赤玉神教丸と合羽屋

 

 弧を描くような宿場の道の一角に赤玉神教丸の有川製薬(写真・左、8時47分撮影)があります。和漢胃腸薬の赤玉神教丸は1658(万治元年)の創業と言います。現在の店舗も築260年で国や県の文化財の指定を受けています。赤玉の薬は「東海道中膝栗毛」や名所図会なども書かれています。

 この宿のもうひとつの名物は合羽屋(写真・中、8時52)です。江戸時代中期から戦前まで、合羽製造は鳥居本の産業の中心でした。1720(享保5年)に始まった合羽製造は、雨の多い木曽路に向かう旅人にもてはやされたようです。街道沿いに10軒の業者があったそうです。

 寺村家の本陣跡(写真・右、8時55)は明治になって売り払われて、後に洋館が建ちました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(776)

「明石日常生活語辞典…も」(11)

 

もみ【揉み】《名詞》 指で押さえたりつまんだりすること。「肩・の・ もみ・を・ し・て・くれ・へん・か。」

もみあう【揉み合う】《動詞・ワア行五段活用》 入れ乱れて強く押し合う。「狭い・ 入口・や・さかい・ 入る・ とき・に・ もみおー・た。」■名詞化=もみあい【揉み合い】

もみがら【籾殻】《名詞》 米の実を包んでいる外側の皮。玄米を取り去ったあとに残る外側の皮。「もみがら・は・ 肥え・に・ なる。」〔⇒もみ【籾】、もみぬか【籾糠】

もみくちゃ【揉みくちゃ】《形容動詞や()》 ①人の間に挟まれて、思うように動けないようになっている様子。人波の中で押し流されるしかない様子。「朝・の・ 満員電車・で・ もみくちゃに・ なっ・た。」②押されたりつままれたりして、しわになっている様子。「ポケット・の・ 中・で・ もみくちゃに・ なっ・とる・ 千円札・を・ 見つけ・た。」

もみごめ【籾米】《名詞》 稲から採ったままの、外側の皮のついた米。「もみごめ・を・ 庭・で・ 干す。」〔⇒もみ【籾】

もみじ【紅葉】《名詞》 ①秋の終わりに、木の葉の色が赤や黄色に変わること。また、赤や黄色に変わった葉。「有馬・へ・ もみじ・を・ 見・に・ 行く。」②掌の形をした葉で、秋の紅葉・黄葉が美しい木。「箕面・の・ 名物・は・ もみじ・の・ 天ぷら・や。」

もみすり【籾擦り】《名詞、動詞する》 外側の皮のついた米を、臼や機械にかけて皮を取り去ること。「昔・は・ もみすり・も・ 大仕事・やっ・た。」

もみない《形容詞》 ①水っぽくて味が薄い。味がついていないようで良くない。「今日・の・ ご飯・は・ もみない・ 米・や・なー。」②味を感じることができない。「風邪・ ひー・て・ 食べもん・が・ もみない・ねん。」〔⇒あじない【味ない】⇒みずくさい【水臭い】、うすい【薄い】

もみぬか【籾糠】《名詞》 米の実を包んでいる外側の皮。玄米を取り去ったあとに残る外側の皮。「もみぬか・を・ 枕・の・ 中・に・ 入れる」〔⇒もみ【籾】、もみがら【籾殻】

もむ【揉む】《動詞・マ行五段活用》 ①両手を擦り合わせる動作を繰り返して行う。「両手・を・ もむ。」②両手に挟んでこすることを繰り返す。「菜っ葉・を・ もん・で・ 漬ける。」「もん・で・ 紙縒(こより)・を・ 作る。」「紙縒・を・ もむ。」③指で押さえたりつまんだりする。「もぐさ・を・ もん・で・ 火ー・ つける。」④心配する。「あんた・の・ こと・を・ 気ー・ もん・どっ・てん。」■名詞化=もみ【揉み】

もめごと【揉め事】《名詞》 考えなどが対立して争いになっていること。紛争。「近所・と・ もめごと・が・ 起き・ん・よーに・ し・なはれ。」〔⇒ごたごた、ごじゃごじゃ、ごちゃごちゃ〕

もめる【揉める】《動詞・マ行下一段活用》 ①言い合いや論争が起こって決着がつかない状態になる。「寄り合い・が・ もめ・て・ なかなか・ 決まら・へん。」②気がかりで、気持ちが落ち着かなくなる。「気・が・ もめる。」

もめん【木綿】《名詞》 ①綿の実のまわりにできる柔らかい毛から作った糸。「もめん・で・ 縫う。」②綿の実のまわりにできる柔らかい毛から作る繊維。「この・ 生地・は・ もめん・や。」「もめん・の・ シーツ」③きめが粗く感じる、豆乳を固めて圧搾して上澄みを除いて作った豆腐。「絹ごし・より・ もめん・が・ 好きや。」⇒もめんいと【木綿糸】⇒もめんごし【木綿漉し】、もめんどうふ【木綿豆腐】

もめんいと【木綿糸】《名詞》 綿の実のまわりにできる柔らかい毛から作った糸。「もめんいと・を・ 通す・ 針」〔⇒もめん【木綿】

もめんごし【木綿漉し】《名詞》 きめが粗く感じる、豆乳を固めて圧搾して上澄みを除いて作った豆腐。■対語=「きぬごし【絹漉し】」〔⇒もめん【木綿】、もめんどうふ【木綿豆腐】

もめんどうふ〔もめんどーふ〕【木綿豆腐】《名詞》 きめが粗く感じる、豆乳を固めて圧搾して上澄みを除いて作った豆腐。「もめんどーふ・に・ 醤油・を・ かけ・て・ 食う。」■対語=「きぬどうふ【絹豆腐】」〔⇒もめん【木綿】、もめんごし【木綿漉し】

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2015年2月19日 (木)

中山道をたどる(375)

鵜沼宿から愛知川宿まで(40)

 

鳥居本の朝

 

 11月7日、今回の最終日です。近江鉄道の米原駅から鳥居本駅へ引き返します。買い求めた切符(写真・左、8時11分撮影)は、昔なつかしい硬券です。整理券をもらって降りるときに精算するという方式です。始発駅には整理券はありませんが、実際に切符を発行するのは稀なことなのでしょう。運賃改定前に作った切符です。それがかえって珍しいと思います。この切符は写真には撮りましたが、手元には残りませんでした。

 鳥居本の駅前には案内板(写真・中、8時30)があって、このあたりの荘園の領主は歌人の藤原定家の一族であったということを誇らしげに書いています。

 江戸から63番目の鳥居本宿(写真・右、8時43)を、宿場の入り口まで引き返してから、先へ進むことにします。昨夜は雨の中を駅にたどり着きましたから宿場のあちこちを見ていないのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(775)

「明石日常生活語辞典…も」(10)

 

ものさし【物差し】《名詞》 長さを測ったり、あてがって直線を引いたりするするときに使う、横に長い道具。「30センチ・の・ ものさし・で・ 頭・を・ たたか・れ・た。」〔⇒さし【差し】、せんひき【線引き】

ものすごい【もの凄い】《形容詞》 ①普通に考えられる程度を超えていて、びっくりするほど、たいへんである。「ものすごい・ 速さ・で・ 走る。」②普段などとは違っていて、恐ろしさを感じる様子である。「ものすごい・ 顔・を・ し・て・ 怒っ・とる。」〔⇒ものごっつい〕

ものずき【物好き】《形容動詞や()》 普通の人がしなかったり興味を持たなかったりすることを、好んで行う様子。「世の中・に・は・ ものずきな・ 人・が・ いっぱい・ おる。」

ものたりん【もの足りん】《形容詞》 大事なものが抜け落ちているようで、なんとなく満足できない。「今日・の・ 映画・は・ ものたりんかっ・た。」◆「ものたりない」から転じた言葉で、「ものたりんかっ・た」のようにもなるので形容詞として扱うが、終止形は他の形容詞と異なる。

ものでき【もの出来】《名詞》 皮膚にしばしば腫れ物ができること。また、そのような傾向のある人。「子ども・の・ 頃・は・ ものでき・やっ・てん。」〔⇒ものでけ【もの出来】

ものでけ【もの出来】《名詞》 皮膚にしばしば腫れ物ができること。また、そのような傾向のある人。「ものでけ・や・さかい・ いっつも・ 顔・が・ 腫れ・とる。」〔⇒ものでき【もの出来】

ものになる《動詞・ラ行五段活用》 技能や能力などが完成の域に近づく。ある分野・方向などで一人前になる。「あんな・ 仕事・の・ 仕方・やっ・たら・ ものになら・ん・なー。」

ものほし【物干し】《名詞》 ①洗濯物を吊したり掛けたりして乾かすための、棒状の長い道具。「ものほし・の・ 竿・を・ 買い替える。」②洗濯物を乾かす場所。「うち・は・ 二階・の・ ベランダ・を・ ものほし・に・ し・とる。」⇒ものほしざお【物干し竿】

ものほしざお【物干し竿】《名詞》 洗濯物を吊したり掛けたりして乾かすための、棒状の長い道具。「昔・は・ 竹・の・ ものほしざお・やっ・た。」〔⇒ものほし【物干し】

ものまね【物真似】《名詞、動詞する》 人や動物などの身振りや声などを真似ること。また、その芸。「猿・の・ ものまね・を・ する。」

ものもち【物持ち】《形容動詞や()》 ①お金や物をたくさん持っている様子。「ものもち・で・ 着物・を・ いっぱい・ 持っ・とる・ 人」②同じ物を大事にいつまでも大事に使う様子。「ものもち・の・ えー・ 人」

ものわかり【物わかり】《名詞》 ものごとの状況や道理を理解すること。また、その能力。「ものわかり・が・ 良()ー・ 人」

ものわすれ【物忘れ】《名詞、動詞する》 ものごとを忘れやすいこと。ものごとを忘れてしまうこと。「このごろ・は・ よー・ ものわすれ・を・ し・て・ 人・に・ 笑わ・れる・ねん。」

ものわらい【物笑い】《名詞》 周りの者にばかにされ、笑われること。何かの機会に引き合いに出して、ばかにして笑うこと。「近所・の・ ものわらい・に・ なっ・たら・ あか・ん・がな。」

もはん【模範】《名詞》 正しくて見習うべき人や行い。「子どもたち・の・ もはん・に・ なる。」〔⇒てほん【手本】

もふく【喪服】《名詞》 弔意を表して葬式や法事などで着る、黒い色の衣服。「葬式・に・ もふく・を・ 着る。」

もみ【籾】《名詞》 ①稲から採ったままの、外側の皮のついた米。「苗代・に・ もみ・を・ 蒔く。」②米の実を包んでいる外側の皮。玄米を取り去ったあとに残る外側の皮。「庭・で・ もみ・を・ 燃やす。」⇒もみごめ【籾米】⇒もみがら【籾殻】

もみ【樅】《名詞》 針のような細長い緑の葉が、小枝の両側についている木。「クリスマスツリー・は・ もみ・の・ 木ー・や。」

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2015年2月18日 (水)

中山道をたどる(374)

鵜沼宿から愛知川宿まで(39)

 

雨中、暗い道を

 

 番場宿を出外れて、高速道路に沿った細い道を次第に上っていきます(写真・左、1611分撮影)。先ほどから降り出した小雨が、時間を置かず本降りになってきました。リュックにカバーをかけて、傘をさして歩きます。

 摺針峠(写真・中、1637)への三叉路で写真は撮ったのですが、強くなった雨の中を何気なく歩き続けて、途中で間違えた!と気づきました。疲れて頭がぼんやりしていたのでしょう。無理矢理そのまま歩き続けて、不安になりましたが、しばらくして、遠くに電車の警笛の音を聞いて、なんとか駅の方向に出られるだろうと思いました。日暮れが過ぎて、真っ暗になりました。雨は降り続いています。

 どちらの道を通っても、雨の中をひたすら歩くことになったのですが、結局は、少し遠回りして、摺針峠は通らずに、暗い中を歩き続けて鳥居本に出ることができました。

 近江鉄道鳥居本駅(写真・右、1744)から電車で2駅で、宿を予約している米原に出ました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(774)

「明石日常生活語辞典…も」()

 

もとのもくあみ【元の黙阿弥】《形容動詞や()》 一時は盛んになったものが、また元のようになってしまう様子。良くなったものが再び悪くなってしまう様子。「途中・は・ 勝っ・とっ・てん・けど・ 最後・は・ もとのもくあみ・に・ なっ・ても・た。」

もともと【元々】《副詞は、形容動詞や()》 ①現今にそのようになったのではなく、初めから既にそうであったことを表す言葉。元来。「もともと・ 外国・に・ 行く・ つもり・は・ なかっ・てん。」②当初はそのようではなかったということを表す言葉。「あいつ・は・ もともとは・ 真面目な・ 男・やっ・た。」③何かをした結果が、以前の状態と変わらない様子。損も得も生じない様子。「三振し・ても・ もともとや・とゆー・ 気持ち・で・ 思い切っ・て・ 打て。」「うまいこと・ いか・なんでも・ もともとです。」

もどり【戻り】《名詞》 釣り針などの先にある、逆向きに尖って出た部分。「竿・の・ 先・の・ もどり・で・ 手ー・を・ ひっかけ・た。」〔⇒もんどり(戻り)

もどる【戻る】《動詞・ラ行五段活用》 ①元の場所に帰る。元の場所に向かって逆に進む。「ホームラン・を・ 打た・れ・て・ 試合・は・ ふりだし・に・ もどっ・た。」②自宅に帰る。「酒・ 飲ん・で・ 酔ー・て・ 夜中・に・ もどっ・てき・た。」③元の状態に返る。「3月・に・ なっ・た・のに・ 冬・の・ 寒さ・に・ もどっ・てしも・た。」■他動詞は「もどす【戻す】」■名詞化=もどり【戻り】〔⇒もおる(戻る)、かえる【返る】

もと()とる【元()取る】《動詞・ラ行五段活用》 出した金額以上の利益を手にする。払った金額以上のものを得る。「バイキング・で・ いっぱい・ 食()ー・て・ もとをとっ・た。」

もぬけのから【蛻の殻、裳抜けの空】《形容動詞や()》 人がいなくて、からっぽになっていること。「夜逃げし・て・ もぬけのからに・ なる。」

もの【物】《名詞》 打撲や炎症などによって皮膚の一部がふくれあがって、膿(うみ)を持ったもの。「もの・が・ でけ・ても・ かい・たら・ あか・ん。」〔⇒できもん【出来物】、でけもん【出来物】、はれもん【腫れ物】

もの【者】《接尾語》 そのような傾向を持っている人を表す言葉。「道楽もの」〔⇒もん【者】

ものいり【物要り】《形容動詞や()》 ①お金がかかる様子。出費が多い様子。「娘・が・ おっ・たら・ 何・かと・ ものいりや・なー。」「双子・や・さかい・ ものいり・や。」②普段とは異なる出費がある様子。「今年・は・ 祭り・の・ 当番・で・ なんやかや・ ものいりな・ こと・や。」

ものいわず【もの言わず】《名詞》 無口な人。寡黙な人。「息子・は・ ものいわず・で・ 愛想(あいそ)・が・ ない・ねん。」

ものうり【物売り】《名詞》 商品を持ち歩いて売ること。行商。また、それをする人。「昔・の・ ものうり・は・ 押し売り・は・ せ・なんだ。」

ものおき【物置】《名詞》 普段しょっちゅう使わない物などをしまっておくところ。「段ボール・の・ 箱・を・ ものおき・に・ 置い・とく。」

ものおと【物音】《名詞》 何かのものが起こす音。「夜中・に・ ものおと・が・ し・て・ びっくりし・た。」

ものおぼえ【物覚え】《名詞》 ものごとを記憶すること。また、その能力。「ものおぼえ・が・ 悪ー・て・ 物忘れ・が・ ひどなっ・た。」

ものごころつく【物心つく】《動詞・カ行五段活用》 子どもが成長して世の中のことがわかるようになる。記憶が痕跡をとどめるような年齢になる。「ものごころつい・た・ 時・に・は・ 海・で・ 遊ん・どっ・た。」

ものごっつい《形容詞》 ①普通に考えられる程度を超えていて、びっくりするほど、たいへんである。「ものごっつい・ 船」②普段などとは違っていて、恐ろしさを感じる様子である。「阪神大震災・の・ 地震・は・ ものごっつい・ もん・やった。」〔⇒ものすごい【もの凄い】

ものごと【物事】《名詞》 生活の中にあるいろいろな事柄や、その有り様。「準備・を・ しっかり・ せ・んと・ ものごと・は・ うまく・ いか・へん。」

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2015年2月17日 (火)

中山道をたどる(373)

鵜沼宿から愛知川宿まで(38)

夕暮れの番場宿

 番場宿の近くには名神高速道路と北陸自動車道のジャンクションがありますが、JR米原駅からは少し離れています。冬間近の季節の夕暮れは早いのですが、今日の目的地は鳥居本です。急がなければなりません。

 忠太郎で知られる番場宿の本陣(写真・左、1544分撮影)は跡を示す石柱があって、花が植えられています。

 蓮華寺には北條仲時と400人余りの墓、それに番場忠太郎地蔵があります(写真・中、1547)が寄らずに過ぎます。

 鎌刃城跡(写真・右、1554)への案内板もありますが、ここも寄らずに過ぎます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(773)

「明石日常生活語辞典…も」()

 

もっぺん(も一遍)】《副詞》 改めてもう一度。「何・ 言()ー・とん・ねや、もっぺん・ 言ー・てみー。」◆「もう」と「いっぺん【一遍】」がつながって、発音が融合した言葉。

もつらかす【縺らかす】《動詞・サ行五段活用》 ①糸や紐などがからまりあって、解けなくなるようにしてしまう。わざとしたわけではないが、からみついて、ほどけなくしてしまう。「釣り道具・を・ さわっ・とっ・て・ もつらかし・ても・た。」②話やことがらの筋が乱れさせて、解決や収拾がつかなくなるようにしてしまう。「話・を・ もつらかし・たら・ あか・ん・やない・か。」〔⇒もつらす【縺らす】

もつらす【縺らす】《動詞・サ行五段活用》 ①糸や紐などがからまりあって、解けなくなるようにしてしまう。わざとしたわけではないが、からみついて、ほどけなくしてしまう。「2本・の・ 竿・を・ もつらし・た。」②話やことがらの筋が乱れさせて、解決や収拾がつかなくなるようにしてしまう。「話・を・ もつらし・たら・ 喧嘩・に・ なる・ぞ。」〔⇒もつらかす【縺らかす】

もつれる【縺れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①糸や紐などがからまりあって、解けなくなる。「糸・が・ もつれ・ても・て・ ほどけ・へん。」②正常さを失って、思うように動かなくなる。「足・が・ もつれ・て・ ひょろけ・そーで・ 歩かれ・へん・ねん。」「舌・が・ もつれ・て・ 言いにくい。」③話やことがらの筋が乱れて、解決や収拾がつかなくなる。「話し合い・が・ もつれ・て・ けんか・に・ なっ・ても・た。」⇒ねじれる【捻れる】、ねじける(捻ける)■名詞化=もつれ【縺れ】

もてあます【持て余す】《動詞・サ行五段活用》 取り扱ったり始末したりするのに困る。相手とつきあうのに骨が折れる。「時間・が・ ありすぎ・て・ もてあまし・ても・た。」「手・に・ おえ・ん・ やんちゃぼーず・を・ もてあます。」

もていく【持て行く】《動詞・カ行五段活用》 何かを持って、どこかへ行く。「墓・へ・ 花・を・ もていっ・てん。」

もてくる【持て来る】《動詞・カ行変格活用》 何かを持って、どこかから来る。「家・から・ 何・を・ もてき・た・ん・や。」

もてる【持てる】《動詞・タ行下一段活用》 多くの人の間で人気がある。異性にもてはやされる。「声・が・ 良()ー・て・ みんな・に・ もてる。」「女・の・ 人・に・ もてる・ 顔つき・や。」

もと【元、本】《名詞》 ①ものごとの中心や起点にあたるところ。「ここ・を・ もと・に・ し・て・ 広がっ・ていく。」「火・の・ もと・に・ 気・を・ つける。」②草や木の、根の出ているところ。「梅・の・ 木・の・ もと・に・ 草・が・ いっぱい・ 生え・とる。」③ものとものとが接したり付いたりしている部分。「腐っ・とる・ 枝・を・ もと・から・ 切る。」④そのものを作り上げた原料となるもの。「醤油・の・ もと・は・ 豆・や。」⑤その働きや作用を生じさせるために必要なもの。「あの・ 商売・は・ もと・が・ ぎょうさん・ 要る。」⑥以前の状況。「もと・は・ 魚屋・を・ し・とっ・た。」②③⇒ねもと【根元】、つけね【付け根】 

もとい《感動詞》 しまった、間違えた、という気持ちを表して、発言を取り消して言い改めようとするときに言う言葉。◆間違ったことを言ったすぐ後でなければ、この言葉を発する意味が失せる。「もとい。言い直し・ます。」

もどかしい〔もどかしー〕《形容詞》 早く完成させたり終了させたいと思うのに反して、自分や他の人などの動作や反応が鈍くて、じれったく感じる。思うようにならないで、いらいらする。「お前・に・ やらし・とい・たら・ もどかしー・て・ かなわ・ん・さかい・ わし・が・ する。」〔⇒まどろこい、まどろしい〕

もどす【戻す】《動詞・サ行五段活用》 ①元の場所に返す。元の状態に復元する。「スコップ・を・ もと・ あっ・た・ 所・へ・ もどす。」②食べたり飲んだりしたものを吐き出す。「気分・が・ 悪ー・ なっ・て・ もどし・た。」③液体を水で薄める。「濃縮ジュース・を・ もどし・て・ 飲む。」④水を使ってやわらかくする。「寒天・を・ 水・で・ もどす。」■自動詞は「もどる【戻る】」■名詞化=もどし【戻し】

もとどおり〔もとどーり〕【元通り】《名詞》 以前にあったのと同じ状態。「破れ・た・ ところ・を・ もとどーり・に・ 直し・て・ 返す。」

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2015年2月16日 (月)

中山道をたどる(372)

鵜沼宿から愛知川宿まで(37)

 

醒井から番場へ

 

 JR醒ヶ井駅(写真・左、1449分撮影)も、車中から眺めるだけでしたが、初めて駅を外から見ました。米原駅の駅弁「鱒のすし」を買うのが楽しみで、養鱒場へも行ってみたいと思っていましたが、今回は遠回りするわけにはいきません。

 駅から少し南の方の道へ出て、歩き続けます。一里塚の跡(写真・中、1531)があります。ここも「一里塚」と書かれているだけで、固有名詞が書かれていないのが残念です。

 さらに歩いて、番場の宿(写真・右、1543)の入り口に着きました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(772)

「明石日常生活語辞典…も」()

 

もっきん【木琴】《名詞》 長さの違う板を音階の順に並べて、先端に玉を付けた二本の棒で叩いて鳴らす楽器。「学芸会・で・ もっきん・を・ 合奏する。」〔⇒シロホン【ドイツ語=Xylophon

もっこ《名詞》 土などを運ぶときに使う、藁などを網に編んで四隅に綱を付けた入れ物。「砂・を・ もっこ・に・ 入れ・て・ 二人・で・ かい・ていく。」 

もっこう〔もっこー〕【木工】《名詞》 木を使って家具やおもちゃなどを作ること。「技術家庭・の・ 時間・に・ もっこー・で・ 本立て・を・ こしらえ・た・ こと・が・ あっ・た。」

もっさり《副詞と、動詞する》 動作や作品などがあか抜けしていない様子。人柄などが野暮ったく洗練されていない様子。行動などが無粋で気がきかない様子。「もっさりし・た・ 話し方・を・ する・ 人・や。」「もっさりし・た・ 服・を・ 着・とる。」「もっさりし・た・ パン」〔⇒もっちゃり〕

もったいつける【勿体付ける】《動詞・カ行下一段活用》 わざと意味ありげに、重々しい態度をとる。持っているものを、人になかなか渡そうとしない。「もったいつけ・た・ 話し方・を・ し・やがる。」〔⇒もったいぶる【勿体ぶる】

もったいない【勿体ない】《形容詞》 ①使えるものが捨てられたり、使う価値のあるものが疎んじられたりして、惜しい。「ご飯粒・を・ こぼし・て・ もったいない・や・ないか。」「時間・を・ 無駄・に・ し・て・ もったいない・ こと・を・ し・た。」②おそれ多い。身に過ぎてありがたい。「そないに・ 褒めら・れ・て・ もったいない・ こと・です。」

もったいぶる《動詞・ラ行五段活用》 わざと意味ありげに、重々しい態度をとる。持っているものを、人になかなか渡そうとしない。「もったいぶっ・た・ 言ー方・を・ せ・んとい・てんか。」「もったいぶら・んと・ ちょっと・ 見せ・てんか。」〔⇒もったいつける【勿体付ける】

もっちゃそび(持っちゃそび)】《名詞、動詞する》 ①物をいじくりまわすこと。「食べ物・を・ もっちゃそび・に・ し・たら・ あき・まへん。」「筆箱・を・ もっちゃそびし・て・ めん・でも・た。」②子どもが遊びに使う道具。慰みものとして、もてあそぶもの。「赤ん坊・の・ もっちゃそび・を・ 買()ー・てくる。」⇒おもちゃ【玩具】

もっちゃり《副詞と、動詞する》 動作や作品などがあか抜けしていない様子。人柄などが野暮ったく洗練されていない様子。行動などが無粋で気がきかない様子。「もっちゃりし・た・ 話し方・を・ する・ 人・や・なー。」〔⇒もっさり〕

もっちり《副詞と、動詞する》 食べ物に粘り気や弾力がある様子。「もっしりし・て・ おいしー・ ご飯・や・なー。」〔⇒もちもち【餅々】

もって《接続助詞》 二つの動作が同時に並行して行われることを表す言葉。「歩き・もって・ パン・を・ 食べ・たら・ あか・ん・ぞ。」「読み・もって・ 考える。」「泣き・もって・ 怒ら・れ・とる。」〔⇒ながら〕

もってこい【持って来い】《形容動詞や()》 最も適していて、ぴったり合う様子。うってつけで、ちょうど似合っている様子。「司会・やっ・たら・ あいつ・に・ し・てもー・たら・ もってこいなん・や。」

もっと《副詞》 更に、それ以上に。現状よりも、さらにいっそう。「もっと・ おやつ・ ちょーだい。」「もっと・ 西・の・ 方・に・ ある・ 家」「もっと・ もっと・ 元気・を・ 出し・て・ 歩け。」

もっとも【尤も】《形容動詞や()》 いろいろな点から判断して、いかにも理屈に合っている様子。そうするだけの理由がある様子。「あんた・の・ 言()ー・ こと・は・ もっともや・けど・ みんな・が・ 賛成し・てくれる・と・は・ 限ら・へん・よ。」

もっともらしい〔もっともらしー〕【尤もらしい】《形容詞》 いかにも理屈に合っているように見える。いかにもそうするだけの理由があるようである。「もっともらしー・ 言い方・を・ する・ 人・や。」「もっともらしー・ わけ・を・ 言()ー・たら・ みんな・ 賛成し・てくれる。やろ。」

もっとらしい〔もっとらしー〕(尤らしい)】《形容詞》 ①もう少しそれらしく見える。「もっとらしー・ 話・を・ せ・なんだら・ みんな・が・ 笑う・ぞ。」②一見、きちんと整っているように見える。「言い逃れする・ん・やっ・たら・ もっとらしー・ 嘘・を・ つき・なはれ。」

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2015年2月15日 (日)

中山道をたどる(371)

鵜沼宿から愛知川宿まで(36)

 

湧水の川とハリヨ

 

 地蔵川ハリヨ生息地保護区(写真・左、1412分撮影)と書いてあります。滋賀県と岐阜県のごく一部にすむハリヨは、体長4~5㎝ですが、背中に3本のトゲを持っています。地蔵川は、春は桜、夏はバイカモ(梅花藻)、秋は紅葉、冬は雪景色で、最近は観光客が増えてきているそうです。地蔵川は、湧水の川で、水温は年間を通じて14度前後だそうです。

 醒井宿資料館(写真・中、1415)には宿場資料とともに、ハリヨの水槽もありましたので近々と眺めることができました。

 醒井湧くわく街道と養鱒場散策という看板(写真・右、1448)があります。醒井はこれが売り物です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(771)

「明石日常生活語辞典…も」()

 

もちあげる【持ち上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①手などでものを持って、上に上げる。「重たい・ もの・を・ もちあげる・ とき・に・は・ ぎっくり腰・に・ 気・を・ つけ・なはれ・よ。」②人を褒めておだてる。「もちあげ・られ・て・ 仕事・を・ 頼ま・れ・た。」

もちごめ【餅米】《名詞》 粘り気が強くて、ついて餅にしたり、赤飯や菓子の原料として使ったりする米。「もちごめ・を・ 入れ・て・ 赤飯・を・ 炊く。」〔⇒もち【餅】

もちだす【持ち出す】《動詞・サ行五段活用》 元あった場所から、他の場所へ運んで移す。「布団・を・ ベランダ・に・ 持ち出し・て・ 風・に・ 当てる。」

もちつき【餅搗き】《名詞、動詞する》 臼と杵を使うなどして、蒸した餅米を細かくつぶして、餅にすること。「もちつき・に・ 使う・ 臼・と・ 杵・を・ 出し・てき・とい・てんか。」

もちっと〔もーちっと〕《副詞》 現在の有り様よりも少し程度を進めることを表す言葉。「もちっと・ 前・の・ 方・へ・ 来・てくれ・へん・か。」〔⇒もちょっと〕

もちぬし【持ち主】《名詞》 そのものを自分のものとしている人。所有者。「この・ 忘れ物・の・ もちぬし・は・ おっ・てや・ない・です・か。」

もちのき黐の木】《名詞》 赤い実をつけ、樹皮からは粘着性のある物質がとれる、常緑で背の高い木。「もちのき・から・ とりもち・が・ でける。」〔⇒もち

もちほり【餅放り】《名詞、動詞する》 祝い事や行事などがあるときに、大勢の人に向けて餅を投げ与えること。「お宮はん・で・ 正月・に・ もちまき・が・ ある。」〔⇒もちまき【餅撒き】

もちまき【餅撒き】《名詞、動詞する》 祝い事や行事などがあるときに、大勢の人に向けて餅を投げ与えること。「棟上げ・で・ もちまきする。」〔⇒もちほり【餅放り】

もちもち【餅々】《副詞と、動詞する》 食べ物に粘り気や弾力がある様子。「もちもちし・た・ 饅頭・で・ おいしい。」〔⇒もっちり〕

もちもん【持ち物】《名詞》 自分の所有としているもの。手に持っているもの。「もちもん・を・ 忘れ・ん・よーに・ する。」

もちゃつく《動詞・カ行五段活用》 粘り気があって、ものにくっついて離れないように感じられる。「餅・が・ 歯ー・に・ ひっつい・て・ もちゃつい・た・ 感じ・が・ する。」

もちょっと〔もーちょっと〕《副詞》 現在の有り様よりも少し程度を進めることを表す言葉。「もちっと・ 人数・が・ 増え・たら・ 有り難い・ねん・けど・なー。」〔⇒もちっと〕

もちろん【勿論】《副詞》 言うまでもなく明らかであるということを表す言葉。当然のことであるということを表す言葉。「私・は・ もちろん・ 行き・ます・よ。」

もつ【持つ】《動詞・タ行五段活用》 ①手で握ったり手の上に載せたりする。「片手・で・ ハンドル・を・ もつ。」②身に付けて、体から離さない。携行する。「忘れ・ん・よーに・ 定期・を・ もっ・とる・か。」③自分のものとする。所有する。「去年・から・ 携帯電話・を・ もっ・とる。」④自分が引き受ける。負担する。「今日・の・ コーヒー代・は・ わし・が・ もち・ます。」⑤力や性質や気持ちなどが備わる。「粘りけ・を・ もっ・た・ 走り方・を・ し・とる。」「甘み・を・ もっ・た・ 蜜柑」「自信・を・ もつ。」⑥そのままの状態で続く。長く使用に耐える。腐らない。「佃煮・に・ し・とい・たら・ 3月・は・ もつ。」「この・ 懐炉・は・ 朝・まで・ もつ。」「良()ー・ もん・は・ 長いこと・ もつ。」◆①~⑤の意味で使う場合は他動詞であり、⑥は自動詞である。■名詞化=もち【持ち】

もっきょう〔もっきょー〕(木曜)】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「もっきょー・は・ ナイター・が・ あら・へん・ねん。」〔⇒もく【木】、もくよう【木曜】、もくようび【木曜日】、もっきょうび(木曜日)

もっきょうび〔もっきょーび〕(木曜日)】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「もっきょーび・まで・に・ 返事・を・ ほしー・と・ 思う・ん・や。」〔⇒もく【木】、もくよう【木曜】、もっきょう(木曜)、もくようび【木曜日】

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2015年2月14日 (土)

中山道をたどる(370)

鵜沼宿から愛知川宿まで(35)

 

清流の宿場・醒井

 

 清流の里・醒井宿(写真・左、1406分撮影)という案内があります。61番目の宿場町である醒井は昔も今も変わらぬ清流の地です。古事記に書かれているヤマトタケルノミコトは伊吹山の毒蛇と戦いますが、大蛇の毒を受け高熱になった体を清水で冷やしたところ、苦しみが醒めたという言い伝えがあります。

 居醒の清水(写真・中、1409)があり、道に沿って澄んだ水が流れています。

「水清き人の心をさめが井や底のさざれも玉と見るまで」という歌(写真・右、1411)が書かれています。古今和歌集にある一首のようです。このあたりは人の姿もまばらで、静かで心地よいところです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(770)

「明石日常生活語辞典…も」()

 

もしもし《感動詞》 近くにいる人や、電話の相手などに呼びかける言葉。「もしもし・ 手ー・から・ ハンカチ・が・ 落ち・まし・た・よ。」「もしもし・ 聞こえ・てまっ・しゃろ・か。」

もじもじ《副詞と、動詞する》 遠慮したり、恥ずかしがったりして、すぐに行動できない様子。「初めて・の・ 人・と・ 会()ー・たら・ もじもじし・て・ 何・も・ 言わ・れ・へん。」

もじゃもじゃ《副詞と、名詞》 手入れをしていなくて、密生している毛や髭などが乱雑な感じである様子。「もじゃもじゃ・の・ 頭・の・ 毛ー・を・ ちょっと・は・ 手入れし・なはれ・よ。」

もず【百舌】《名詞》 気性が荒く、昆虫やとかげなどを食べる、雀より少し大きい鳥。「秋・に・ なっ・たら・ もず・が・ よー・ 飛ん・でくる。」

もぞうし〔もぞーし〕【模造紙】《名詞》 図表などを書くときに使う、表面が滑らかな大きな紙。「もぞーし・で・ 年表・を・ 作っ・た。」

もそもそ《副詞と》 聞き取れないような小声でつぶやくように話す様子。無愛想に、感情を込めないで話す様子。「もそもそ・ 言()ー・て・ 何・の・こと・やら・ わから・なんだ。」〔⇒ぼそぼそ〕

もぞもぞ《副詞と》 ①小さな虫などが鈍く見えるような動作で動き回る様子。「新聞・の・ 上・を・ 何・やら・ もぞもぞ・ 動い・とる。」②動作や態度がはっきりしないで、鈍い様子。体を小さく動かす様子。「もぞもぞせ・んと・ じっと・ し・とり・なはれ。」

もたす【持たす】《動詞・サ行五段活用》 ①持つようにさせる。「人・に・ 荷物・を・ もたさ・んと・ 自分・で・ 持ち・なはれ。」②持って行かせる。「親戚・の・ 家・に・ おみやげ・を・ もたし・た・ん・や。」③費用を払わせる。「今日・の・ 払い・は・ あいつ・に・ もたそ・-・か。」④変わらないようにする。保たせる。「冷蔵庫・に・ 入れ・て・ 一週間・ もたす。」■自動詞は「もつ【持つ】」

もたつく《動詞・カ行五段活用》 ものごとが円滑に進まないで滞る。動作や行動がはっきりしなくて滑らかに進まない。「司会・が・ もたつい・て・ 時間・が・ かかっ・ても・た。」「もたつい・て・ 下手な・ しゃべり方・を・ し・た。」

もたもた《副詞、動詞する、名詞》 しっかりした考えや態度が現れず、ものごとが円滑に進まない様子。前進しないで滞っている様子。「もたもた・が・ あっ・て・ なかなか・ 始まら・へん。」「もたもたせ・んと・ 上手に・ 説明し・てほしー・なー。」

もたらかす【凭らかす】《動詞・サ行五段活用》 体やものを、しっかりしたものに寄せかけて、安定した状態にする。「梯子・を・ 塀・に・ もたらかす。」■自動詞は「もたれる【凭れる】」。〔⇒もたらす【凭らす】

もたらす【凭らす】《動詞・サ行五段活用》 体やものを、しっかりしたものに寄せかけて、安定した状態にする。「自転車・を・ 壁・に・ もたらす。」■自動詞は「もたれる【凭れる】」。〔⇒もたらかす【凭らかす】

もたれる【凭れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①体などを、しっかりしたものに寄せかけて、楽な状態や安定した状態にする。「椅子・に・ もたれ・て・ 居眠り・を・ する。」「人・に・ もたれ・んと・ 自分・で・ 考え・んかい。」②食べ物がきちんと消化されないまま胃に溜まっていて、気持ち悪く感じる。「食い過ぎ・て・ 胃ー・に・ もたれる。」■①の意味の他動詞は「もたらす【凭らす】」「もたらかす【凭らかす】」

もち【餅】《名詞》 ①餅米を蒸して搗いた食べ物。「九ー・の・ 日・の・ もち・は・ 搗か・ん・もん・や。」②粘り気が強くて、ついて餅にしたり、赤飯や菓子の原料として使ったりする米。「田圃・に・ もち・も・ 作っ。とる。」⇒もちごめ【餅米】

もち】《名詞》 赤い実をつけ、樹皮からは粘着性のある物質がとれる、常緑で背の高い木。「もち・の・ 実ー・が・ きれーや。」〔⇒もちのき黐の木

もち【持ち】《名詞》 ①手などで支えたり提げたりすることこと。「右手・で・の・ 方・が・ もち・が・ 楽や。」②品質や機能が衰えず初期の状態を維持すること。「この・ 墨・は・ 擦っ・ても・ 減ら・んと・ もち・が・ 良()ー。」「この・ 蝋燭・は・ もち・が・ 長い。」③手にして使うようなもので、その人にちょうど似合ったり適したりしていること。「男もち・の・ 傘」④費用を負担すること。「旅行・の・ 費用・は・ 会社もち・や。」④所有すること。「金もち」「土地もち」

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2015年2月13日 (金)

中山道をたどる(369)

鵜沼宿から愛知川宿まで(34)

 

今は無き菖蒲ケ池や横川の駅

 

 天の川の源流の菖蒲ケ池跡(写真・左、1318分撮影)があります。菖蒲や芹の名所であったようですが、江戸時代後期には消滅してしまったようです。2町(200メートル余)四方の池が田畑に変わったというのです。

 古代の横川の駅(よかわのうまや)の推定についての説明板があって、松並木(写真・中、1339)があります。

 大きな案内石碑があるところで国道21号から左の方の古い道に入って醒井宿に向かいます。一里塚跡(写真・右、1356)を示す碑があります。一色というところです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(769)

「明石日常生活語辞典…も」()

 

もくよう〔もくよー〕【木曜】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「お医者はん・は・ もくよー・の・ 昼から・は・ 休み・や。」〔⇒もく【木】、もっきょう(木曜)、もくようび【木曜日】、もっきょうび(木曜日)

もくようび〔もくよーび〕【木曜日】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「もくよーび・は・ 7時間目・が・ ある・ねん。」〔⇒もく【木】、もくよう【木曜】、もっきょう(木曜)、もっきょうび(木曜日)

もぐら【土竜】《名詞》 口がとがってシャベルのような手をして、土の中に穴を掘ってすむ、鼠に似た動物。「もぐら・は・ まだ・ 見・た・ こと・が・ あら・へん。」

もぐり【潜り】《名詞、形容動詞》 ①正式・公式ではなく、密かに物事を行うこと。また、そのようにする人。「もぐり・の・ タクシー」②体を頭ごと水の中に沈めること。「もぐり・で・ 貝・を・ 集める。」

もぐる【潜る】《動詞・ラ行五段活用》 ①体を頭ごと水の中に沈める。水の底に向かっていく。「海・に・ もぐっ・て・ 魚・を・ 突く。」②ものの下や中に入り込む。「だんのした〔=床下〕・に・ もぐる。」「布団・に・ もぐっ・て・ まだ・ 寝・とる。」■名詞化=もぐり【潜り】

もくれん【木蓮】《名詞》 春に白や紫色などの大きな花を咲かせる、庭に植えることが多い落葉樹。「風・が・ 吹い・たら・ もくれん・の・ 花・が・ よー・ 散っ・て・ 困る。」

もくろく【目録】《名詞》 所蔵物や贈り物などの名前を整理して書き並べたもの。「寄付・の・ もくろく・を・ 渡す。」「結納・の・ もくろく」

もけい〔もけー〕【模型】《名詞》 実物の形や仕組みを真似て作ったもの。◆実物よりも小さいことが多い。「趣味・は・ もけー・の・ 飛行機・を・ こしらえ・て・ 飛ばす・ こと・や。」

もこもこ《副詞、形容動詞や()》 ①水や泥などが、後から後から湧き上がってくる様子。「池・の・ 底・から・ 水・が・ もこもこ・ 湧い・とる。」②毛織物や編み物などが毛羽立っている様子。「毛糸・の・ 手袋・が・ もこもこに・ なっ・た。」

もごもご《副詞と、動詞する》 ①口を十分に開けないで、ものをかむ様子。食べ物をほおばって、かむ様子。「するめ・を・ もごもご・ かん・どる。」②ものを言いかけて、口だけ動かす様子。「口・を・ もごもご・ 動かし・とる・けど・ 声・が・ 出・とら・へん。」③発音が明瞭でない様子。「もごもご・ 言わ・んと・ もっと・ はっきり・ 聞こえる・よーに・ 言え。」〔⇒もぐもぐ、むぐむぐ〕

もし【若し】《副詞》 ①今より後のことについて、仮にそのようになったらという意味を表す言葉。「もし・ 明日・ 雨・やっ・たら・ 運動会・は・ 延期し・ます。」②既に事実となっていることについて、仮にそうでなくて別のことであったらという意味を表す言葉。「もし・ 江戸時代・に・ 生まれ・たら・ 何・を・ し・とる・やろ・なー。」〔⇒もしも【若しも】、もしかして【若しかして】⇒ひょっとして〕

もしかしたら《副詞》 何かの事情が生じた場合は。都合や場合によっては。「もしかしたら・ 明日・は・ 来・られ・へん・かも・ わから・へん。」〔⇒ひょっとすると、ひょっとしたら、もしかすると〕

もしかして【若しかして】《副詞》 ①今より後のことについて、仮にそのようになったらという意味を表す言葉。「もしかして・ 行け・なん・だら・ ごめん・な。」②既に事実となっていることについて、仮にそうでなくて別のことであったらという意味を表す言葉。「もしかして・ あの・ 事故・さえ・ なかっ・たら・と・ 思う・と・ 悔しー・ねん。」〔⇒もし【若し】、もしも【若しも】⇒ひょっとして〕

もしかすると《副詞》 何かの事情が生じた場合は。都合や場合によっては。「この・ 台風・は・ もしかすると・ 上陸する・かも・ しれ・ん。」〔⇒ひょっとすると、ひょっとしたら、もしかしたら〕

もしも【若しも】《副詞》 ①今より後のことについて、仮にそのようになったらという意味を表す言葉。「もしも・ あんた・が・ 遅れ・たら・ 待た・んと・ 行き・まっ・せ。」②既に事実となっていることについて、仮にそうでなくて別のことであったらという意味を表す言葉。「もしも・ 歌・が・ うまかっ・たら・ 芸人・に・ なり・たかっ・た・ん・や。」〔⇒もし【若し】、もしかして【若しかして】⇒ひょっとして〕

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2015年2月12日 (木)

中山道をたどる(368)

鵜沼宿から愛知川宿まで(33)

 

一里塚と街道

 

 西の荷蔵跡を過ぎると、柏原一里塚(写真・左、1300分撮影)があります。道の両側の一里塚は現存しないので、復元されたものです。かわいらしい様子で整備されています。

 東山道と九里半街道の説明板(写真・中、1305)があります。東に向かう古道・東山道はここで中山道とは別のルートに分かれて山越えをすると書いてあります。九里半街道とは関ヶ原宿と番場宿の間の距離を示し、水運で運ばれた荷物もこの間は陸送したようです。

 鶯が原や、街道の並び松を過ぎて、柏原宿枝郷・長沢(ながそ)(写真・右、1317)に着くと、中山道は新旧二つの道があったようです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(768)

「明石日常生活語辞典…も」()

 

もがく【藻掻く】《動詞・カ行五段活用》 ①自由になろうとして、苦しんで手足を動かす。ばたばた暴れる。「溺れそーに・ なっ・て・ もがい・た。」②焦っていらいらする。苦しみから逃れるために、いろんなことをする。「年とっ・て・から・ もがか・ん・よーに・ し・たい・なー。」■名詞化=もがき【藻掻き】〔⇒あがく【足掻く】

もく【木】《名詞》 1週間の7日間のうちの5日目で、水曜日の次、金曜日の前にある日。「来週・は・ 火ー・もく・土ー・が・ 休み・に・ なっ・とる。」〔⇒もくよう【木曜】、もっきょう(木曜)、もくようび【木曜日】、もっきょうび(木曜日)

もくぎょ〔もくぎょー〕【木魚】《名詞》 うろこの形が彫りつけられた魚が口を開けた形をして中が空洞になっており、お経をよむときに叩く、木で作られた仏具。「嫁はん・の・ 里・は・ 曹洞宗・で・ もくぎょー・を・ たたい・て・ お参りする・ねん。」

もぐさ艾】《名詞》 お灸に用いるもので、よもぎの葉を干して作り、葉の裏の白毛を採って綿のようにしたもの。「背中・に・ もぐさ・を・ 置い・て・ 火・を・ つける。」

もくじ【目次】《名詞》 本などで、内容の見出しを並べたもの。「もくじ・を・ 見・て・ 書い・てある・ ところ・を・ 探す。」

もくせい〔もくせー〕【木製】《名詞》 木を材料にして道具などを作ること。また、作られたもの。「椅子・は・ もくせー・の・ 方・が・ 気持ち・が・ 良()ー。」

もくぞう〔もくぞー〕【木造】《名詞》 木を主な材料にして建物や構造物などを作ること。また、作られたもの。「小学校・の・ とき・の・ もくぞー・の・ 校舎・が・ 懐かしい。」「昔・は・ 電車・の・ 床・が・ もくぞー・のん・が・ 走っ・とっ・た・なー。」

もくたん【木炭】《名詞》 木を蒸し焼きにして作った燃料。「戦争中・の・ もくたん・を・ 焚い・て・ 走る・ バス・は・ 坂・を・ よー・ 上ら・へん・さかい・ 降り・て・ 後ろ・から・ 押し・たり・ し・た・ こと・が・ ある。」

もくてき【目的】《名詞》 何かをするときに、実現しようとして目指す目当て。「寄付・の・ もくてき・が・ よー・ わから・へん・さかい・ 協力し・たい・と・ 思(おも)・ても・ でき・まへ・ん・ねん。」

もくとう〔もくとー〕【黙祷】《名詞、動詞する》 亡くなった人の安らかな眠りを願って、無言のまま心の中で祈ること。「出棺・の・ 時・に・ みんな・で・ もくとーする。」「震災・の・ 起き・た・ 時間・に・ 合わし・て・ もくとーし・た。」

もくねじ【木螺子】《名詞》 頭の部分に溝があって、螺旋が切ってある釘。「ちょうつがい・を・ もくねじ・で・ 留める。」〔⇒ねじくぎ【螺子釘】

もくねじまわし〔もくねじまーし〕【木螺子回し】《名詞》 ねじ釘の頭の溝に当てて、回して締めたり緩めたりする道具。「もくねじまーし・で・ ねじ・を・ 締める。」〔⇒ドライバー【英語=driver、ねじまわし【螺子回し】

もくひょう〔もくひょー〕【目標】《名詞》 何かを成し遂げたり行き着いたりしようとして、目印とするもの。「ポートタワー・を・ もくひょー・に・ し・て・ 歩く。」

もくめ【木目】《名詞》 木の切り口に現れている、年輪などの模様。「綺麗な・ もくめ・の・ 机」

もくもく《副詞と》 煙などが次々と出てくる様子。「汽車・が・ もくもくと・ 煙・を・ 吐い・て・ 走る。」

もくもく【黙々】《副詞と》 黙ってものごとに集中する様子。周りのことを気にかけないで、ものごとを行う様子。「もくもくと・ ご飯・を・ 食べる。」「何にも・ しゃべら・んと・ もくもくと・ 仕事・を・ する。」

もくもく《副詞と》 煙や雲などが、重なり合うように、後から後から出てくる様子。「煙突・から・ 黒い・ 煙・が・ もくもくと・ 出・とる。」〔⇒むくむく〕

もぐもぐ《副詞と、動詞する》 ①口を十分に開けないで、ものをかむ様子。食べ物をほおばって、かむ様子。「歯・が・ 痛(いと)ー・て・ もぐもぐ・ 噛む・しか・ しょーがなかっ・てん。」②ものを言いかけて、口だけ動かす様子。「もぐもぐ 言()ー・とっ・た・さかい・ 何・か・ よー・ わから・なんだ。」③発音が明瞭でない様子。「もぐもぐし・た・ 発音・や・さかい・ 言()ー・とる・ こと・が・ よー・ わから・へん。」〔⇒むぐむぐ、もごもご〕

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2015年2月11日 (水)

中山道をたどる(367)

鵜沼宿から愛知川宿まで(32)

 

教育や経済の嚆矢

 

 柏原宿歴史館(写真・左、1246分撮影)は民家を改造したような施設です。

 このあたりは、落ち着いた街道筋(写真・中、1250)が続いています。柏原の小学校は1872(明治5年)に創立し、その跡地に、滋賀県内で3番目に古いと誇らしげな説明板があります。

 柏原銀行跡(写真・右、1253)があります。柏原は今須(岐阜県)から醒井あたりまでの経済活動の中心であったようです。伊吹山との関係で、もぐさも産業として栄えていたようです。銀行は1901(明治34)に設立し、1943(昭和18)に滋賀銀行に合併したと書いてあります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(767)

「明石日常生活語辞典…も」()

 

もうす〔もーす〕【申す】《補助動詞・サ行五段活用》 上位の者に対してへりくだった気持ちを表す言葉。「お頼(たの)・もーし・ます。」

もうする〔もーする〕《動詞・サ行変格活用》 牛のような格好をして、四つん這いになる。「お尻・ 拭い・たげる・さかい・ もーし・なさい。」◆幼児語。

もうそう〔もーそー〕【孟宗】《名詞》 幹が太くて、節と節の間隔が比較的に短い竹。「もーそー・の・ 筍」

もうちょう〔もーちょー〕【盲腸】《名詞》 ①大腸と小腸の境目にあって、袋のようになっている部分。②盲腸が炎症を起こして痛むこと。虫垂炎。「もーちょー・に・ なっ・て・ 入院し・た。」

もうつい〔もーつい、もつい〕《副詞》 今にもそのようになるということを表す言葉。時を隔てることなく、まもなく。◆「もう」を強めた言い方である。「もーつい・ 梅雨・に・ なり・ます・やろ。」「バス・は・ もつい・ 来る・と・ 思う。」〔⇒もう〕

もうとう〔もーとー〕【もう疾う】《形容動詞や()》 ずっと以前である様子。かなり早くである様子。◆「とう【疾う】」を強めた言い方である。「宿題・は・ もーとーに・ 済まし・た。」〔とう【疾う】

もうひとつ〔もーひとつ、もひとつ〕【もう一つ】《形容動詞や()》 何か足りないところがある様子。欠けていて、不満が残る様子。「真剣さ・が・ もーひとつ・ 足ら・へん。」「この・ 絵ー・の・ でき・は・ もーひとつや。」「今年・の・ 米・は・ もひとつや。」「前・の・ 市長・は・ もひとつやっ・た・なー。」〔⇒もうしとつ、もっとつ〕

もうふ〔もーふ〕【毛布】《名詞》 寝具などに用いる、厚手の毛織物。「寝冷えせ・ん・よーに・ もーふ・を・ 掛け・とき。」

もうもう〔もーもー〕《名詞、②動詞する》 ①肉や乳を食用とするために飼われ、かつては運搬・耕作などのために使われていた、頭に二本の角があり皮膚は白・黒・褐色の短い毛でおおわれている動物。「もーもー・が・ 田圃・を・ 鋤い・とる。」②両の手足を地につけて這う形になること。「お尻・を・ 拭い・たげる・さかい・ もーもーし・なさい。」「もーもー・を・ し・て・ こっち・まで・ おいで。」◆幼児語。〔⇒もう。⇒うし【牛】⇒よつんばい〕

もうもう〔もーもー〕《副詞と》 牛が鳴く様子。また、その声。「飼い葉・を・ やっ・たら・ もーもーと・ 喜ん・だ。」

もうもうと〔もーもーと〕【濛々と】《副詞、動詞する》 霧、小雨、煙、ほこりなどが立ちこめて、あたりが薄暗くぼんやりしている様子。「湯気・が・ もーもーと・ 立っ・とる。」「昔・の・ 県道・は・ バス・が・ 走っ・た・ あと・は・ もーもーと・ ほこり・が・ 立っ・た。」

もうろうと〔もーろーと〕【朦朧と】《副詞、動詞する》 ①意識がぼんやりして、はっきりしない様子。「お祖父さん・は・ だいぶ・ もーろーとし・てき・とる・ねん。」②霞んで、ものの形がはっきりしない様子。「もーろーと・ 霧・が・ かかっ・とる。」

もうろく〔もーろく〕【耄碌】《名詞、動詞する》 年をとって、頭や体の働きが衰えること。「もーろくし・たら・ 長生き・は・ しとー・ない。」

もえさし【燃えさし】《名詞》 木ぎれなどで、燃え切らないで残っているもの。「もえさし・に・ ちゃんと・ 水・を・ かけ・とい・て・な。」

もえる【燃える】《動詞・ア行下一段活用》 ①火がついて、炎が出る。灰になるまで炎を出し続ける。「たいまつ・が・ もえ・とる。」②火災が発生する。「近所・が・ もえ・て・ えらい・ こと・やっ・た。」■他動詞は「もやす【燃やす】」⇒やける【焼ける】

モーター〔もーたー〕【英語=motor】《名詞》 電力によって回転し、ものを動かす力を起こす機械。「もーたー・が・ 焼け・て・ 電車・が・ 止まっ・た。」

もおる〔もーる〕(戻る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①元の場所に帰る。元の場所に向かって逆に進む。「転居先・が・ わから・ん・ ゆー・て・ 葉書・が・ もーっ・てき・た。」②自宅に帰る。「おーい・ 今・ もーっ・た・ぞ。」③元の状態に返る。「ハンドル・が・ 元・に・ もーっ・ても・た。」〔⇒もどる【戻る】

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2015年2月10日 (火)

中山道をたどる(366)

鵜沼宿から愛知川宿まで(31)

 

監督思い出の橋

 

 柏原宿本陣跡(写真・左、1241分撮影)には「皇女和宮宿泊」という石碑も建っています。

 高札場を過ぎると、吉村公三郎監督の若き日の思い出の橋(写真・中、1242)というのがあります。川口浩、野添ひとみ共演の作品を生んだと書いてありますが、それ以上のことはわかりません。映画の題名は「地上」と書かれていたようですが、白く塗られています。川口、野添の二人はのちに結婚しますが、二人とも50代で亡くなっています。

 造り酒屋跡には「粕桶」と書かれた大きな桶(写真・右、1244)が置いてあります。柏原にはかつて数軒の造り酒屋があったようです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(766)

「明石日常生活語辞典…も」()

 

も〔もー〕【藻】《名詞》 水草や海藻などの、水の中に生える植物。「金魚鉢・に・ もー・を・ 入れ・てやる。」

《副助詞》 ①同じようなものを並べて言ったり、同様のものが他にもあることをにおわせたりするときに使う言葉。「将棋・も・ 碁ー・も・ 好きや。」「どいつ・も・ こいつ・も・ あて・に・ なら・へん。」②他と同じだという気持ちを表すときに使う。「私・も・ いっしょに・ 行き・たい。」③極端な場合を取り上げて、それすら例外でないということを表す言葉。「専門家・の・ 人・も・ わかっ・てくれ・へん・ねん。」「こんな・ こと・も・ 知ら・へん。」④予想される程度を超えていたり、限界に達していたりすることを表す言葉。「1時間・も・ 待っ・とっ・た・ん・や。」「5000円・も・ くれ・た。」

もう〔もー〕《名詞》 ①肉や乳を食用とするために飼われ、かつては運搬・耕作などのために使われていた、頭に二本の角があり皮膚は白・黒・褐色の短い毛でおおわれている動物。「もー・が・ 歩い・とる。」②四つん這いになること。「お尻・ 拭い・たる・さかい・ もー・を・ し・なはれ。」◆幼児語。〔⇒もうもう。⇒うし【牛】

もう〔もー、も〕《副詞》 ①既にその状態や時期になっていることを表す言葉。「もー・ 今頃・は・ 大阪・に・ 着い・とる・やろ。」②今にもそのようになるということを表す言葉。時を隔てることなく、まもなく。「もー・ 来る・ 頃・や。」③現在の状況に何かを加えることを表す言葉。「もー・ ちょっと・ 待っ・てみよ・か。」「も・ 一つ・ 欲しい。」④まったく。「もー・ あか・ん。」⇒もうつい〕

もうかる〔もーかる〕【儲かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①金銭上の利益になる。「バザー・を・ し・たら・ だいぶ・ もーかる・かも・しれ・ん。」②有用なものがあとに残る。「子ども・の・ 時・に・ 野球・を・ やっ・とっ・た・さかい・ 病気・に・ かかりにくー・て・ もーかっ・た。」■他動詞は「もうける【儲ける】」

もうけ〔もーけ〕【儲け】《名詞》 金銭上の利益。「もーけ・が・ 無()ー・て・ とんとんや〔=差し引きゼロだ〕。」〔⇒みいり【実入り】

もうける〔もーける〕【儲ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①金銭上の利益を得る。「店・を・ 出し・て・から・ だいぶ・ もーけ・た。」②有用なものをあとに残す。「試験・の・ やま・が・ 当たっ・て・ もーけ・た。」■自動詞は「もうかる【儲かる】」■名詞化=もうけ【儲け】

もうしあげる〔もーしあげる〕【申し上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 「言う〔ゆー〕」を特別に強くへりくだった言い方にした表現。「お詫び・を・ もーしあげ・た・けど・ なかなか・ こらえ・てくれ・なんだ。」

もうしあわす〔もーしあわす〕【申し合わす】《動詞・サ行五段活用》 言葉を交わして約束する。相談をして取り決める。「寄付・を・ お断りする・ こと・を・ 村中・で・ もーしあわす。」■名詞化=もうしあわせ【申し合わせ】

もうしこみ〔もーしこみ〕【申し込み】《名詞》 ①相手が受け入れてくれることを期待して、願望や意思を相手に伝えること。「結婚・の・ もーしこみ・を・ する。」②参加するための手続きをすること。「旅行・に・ 参加する・ もーしこみ・を・ し・た。」

もうしこむ〔もーしこむ〕【申し込む】《動詞・マ行五段活用》 ①相手が受け入れてくれることを期待して、願望や意思を相手に伝える。「結婚・を・ もーしこん・だら・ 断ら・れ・た。」②参加するための手続きをする。「健康診断・に・ もーしこん・だ。」■名詞化=もうしこみ【申し込み】

もうしでる〔もーしでる〕【申し出る】《動詞・ダ行下一段活用》 願望や意思などを自分から進んで、言って出る。「今年・は・ 委員・を・ 止め・さし・てほしい・と・ もーしで・た。」■名詞化=もうしで【申し出】

もうしわけない〔もーしわけない〕【申し訳ない】《形容詞》 相手にたいへんすまない思いを持って、詫びる気持ちを表す言葉。「ガラス・を・ めん〔=壊し〕・で・ もーしわけない・ こと・を・ し・まし・た。」

もうす〔もーす〕【申す】《動詞・サ行五段活用》 「言う〔ゆー〕」をへりくだった言い方や丁寧な言い方にした表現。「主人・が・ そない・ もーし・てます・ねん。」

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2015年2月 9日 (月)

中山道をたどる(365)

鵜沼宿から愛知川宿まで(30)

 

柏原宿と吉村公三郎

 

 街道に戻って柏原宿を歩きます。東の荷蔵跡、問屋場跡を過ぎて、白木屋などの旅籠屋跡があります。説明板(写真・左、1238分撮影)によれば22軒の旅籠屋が集まっていたと書いてあります。また、もぐさ屋が9軒あったとも書いてあります。

 柏原宿の復元図(写真・中、1239)も掲げられていますが、ちょうどここが映画監督の吉村公三郎の生家(写真・右、1239)です。吉村家は代々、脇本陣を営んでいました。祖父は柏原宿の最後の庄屋と書いてあります。父・吉村平造は大阪市助役、広島市長を務めています。兄・吉村正一郎はフランス文学者です。朝日新聞社に入って「天声人語」も書いています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(765)

「明石日常生活語辞典…め」(10)

 

()むく〔めー()むく〕【目()剥く】《動詞・カ行五段活用》 ①大きな目を見開く。「めーむい・て・ 怒り・よっ・た。」②高い金額に驚く。「めーむい・ても・て・ よー・ 買わ・なんだ。」

めん【面】《名詞》 何かの顔をかたどって作り、顔に付けるかぶりもの。「猿・の・ めん・を・ かぶっ・て・ 劇・に・ 出る。」

めん【綿】《名詞》 わたの実からとれる繊維でできた布や、それを加工してできた織物。「めん・の・ 靴下・の・ 方・が・ 丈夫や。」「めん・で・ でけ・た・ シャツ」

めん()】《名詞》 動物で、子や卵を生む能力のある方。「めん・の・ 蝉・は・ 鳴か・へん・の・やろ。」「めん松」■対語=「おん【()】」〔⇒めす【雌】、めんた(雌た)

めんかい【面会】《名詞、動詞する》 わざわざ出かけていって人に会うこと。わざわざやって来た人に会うこと。「病院・へ・ 見舞い・に・ 行っ・た・ん・や・けど・ めんかい・でき・なんだ。」「仕事中・の・ めんかい・は・ あか・ん・ねん・て。」

めんきょ【免許】《名詞》 公的な制度として、特定の内容について許しを与えること。「運転めんきょ・を・ 取り・に・ 行く。」「先生・に・ なる・ めんきょ」

めんじょう〔めんじょー〕【免状】《名詞》 ①公的な制度として、許しを与えたことの証明書。「あの・ 人・は・ お茶・の・ めんじょー・を・ 持っ・とっ・て・や。」②学校で決められた課程を終えたことを証明する書き物。「高等学校・の・ めんじょー・を・ 貰(もろ)・た。」⇒そつぎょうしょうしょ【卒業証書】

めんせつ【面接】《名詞、動詞する》 ①人と人とがじかに会うこと。「保護者会・の・ めんせつ・が・ ある・ねん。」②入学試験や入社試験の一環として、受験者の人柄や能力などを確かめるために、その人に直接会って質問などをすること。「履歴書・を・ 持っ・て・ めんせつ・を・ 受け・に・ 行っ・てき・てん。」

めんた(雌た)】《名詞》 動物で、子や卵を生む能力のある方。「めんた・の・ 猫・が・ やかましーに・ 鳴い・とる。」◆やや蔑視したような感じの言い方である。人の女性を罵倒するような言い方にも使う。■対語=「おんた【(雄た)】」〔⇒めす【雌】、めん()

めんたま【目ん玉】《名詞》 目の中の玉。眼球。「魚・の・ めんたま・を・ 食べる。」〔⇒めだま【目玉】、めのたま【目の玉】、めっくりだま【目っくり玉】

めんたまがとびでる【目ん玉が飛び出る】《動詞・ダ行下一段活用》 値段が高くて驚く。「買いたかっ・た・れど・ 値段・を・ 聞い・て・ めんたまがとびで・て・ 手ー・が・ 出・なんだ。」〔⇒めのたまがとびでる〕

めんちょう〔めんちょー〕【面ちょう】《名詞》 顔にできる悪性の腫れ物。「めんちょー・が・ でけ・て・ 顔・が・ いがん・どる。」

めんどい《形容詞》 ①容貌や容姿が醜い。「めんどい・ 顔・を・ し・た・ 犬」②体裁がよくない。見苦しくて恥ずかしい。「なんべん・も・ 訂正する・の・は・ めんどい・ こと・や。」

めんどくさい【面倒臭い】《形容詞》 手数がかかって厄介だ。するのが億劫である。「めんどくさい・けど・ もーいっぺん・ 計算しなおし・て・くれ・へん・か。」〔⇒じゃまくさい【邪魔臭い】

めんどくさがり【面倒臭がり】《名詞》 手数がかかることを厄介だと思う人。するのが億劫であると考える人。「めんどくさがり・や・さかい・ ややこしい・ 仕事・は・ 人・に・ 押しつけ・てくる。」〔⇒じゃまくさがり【邪魔くさがり】

めんどくさがる【面倒臭がる】《動詞・ラ行五段活用》 手数がかかることを厄介だと思う。するのが億劫であると考える。「返事・を・ 書く・の・を・ めんどくさがっ・とる。」■名詞化=めんどくさがり【面倒臭がり】〔⇒じゃまくさがる【邪魔臭がる】

めんどり【雌鶏】《名詞》 雌のにわとり。「めんどり・が・ 卵・を・ 生む。」■対語=「おんどり【雄鶏】」

めんめ(銘々)】《名詞》 ①メンバーなどのひとりひとり。「道・を・ 歩く・ とき・は・ めんめ・で・ 気ー・ つけよ。」②自分自身。「そんな・ こと・を・ し・たら・ めんめ・が・ 困る・ こと・に・ なる・ん・や・で。」⇒めいめい【銘々】、それぞれ。⇒めめ〕

めんらしい〔めんらしー〕(珍しい)】《形容詞》 ①数量的に、めったにない。稀なものである。「あんた・が・ 出席し・てくれる・や・なんて・ めんらしー・ こと・や・なー。」②普通のものとは違っている。変わっている。「めんらしー・ 形・の・ 貝殻・を・ 拾(ひろ)・た。」〔⇒めずらしい【珍しい】

めんらしがる(珍しがる)】《動詞・ラ行五段活用》 めったにないと思う。普通とは違っていると思う。「黄色い・ 朝顔・が・ 咲い・て・ みんな・で・ めんらしがっ・とっ・てん。」■名詞化=めんらしがり(珍しがり)〔⇒めずらしがる【珍しがる】

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2015年2月 8日 (日)

中山道をたどる(364)

鵜沼宿から愛知川宿まで(29)

 

伊吹山と柏原

 

 芭蕉の歌碑(写真・左、1212分撮影)があります。「其ままよ月もたのまじ伊吹山」という句です。伊吹山はそのままでよいのだ、月の風情を頼む必要もあるまい、という意味です。芭蕉は3回、柏原宿を西から東に向かって通ったそうです。3回目の後に、大垣の句会でよんだ句だそうです。

 新幹線で通るときも東海道線の鈍行のときも、伊吹山が見えると、しばらく眺め続けることが多いのです。雪の伊吹山もいいですし、新緑の合間から眺める伊吹山もいい眺めです。

 東海道線の柏原駅(写真・中、1218)の駅舎を列車に乗らないで見るのは初めてです。意外に簡素な作りであるのに驚きます。

 人気のない柏原駅でしばらく休んで、伊吹山(写真・右、1234)を改めて眺めてから、西に向かいます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(764)

「明石日常生活語辞典…め」()

 

めやね(目脂)】《名詞》 目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「寝起き・で・ 顔・に・ めやに・が・ つい・とる。」〔⇒めくそ【目糞】、めめくそ【目々糞】、めやに【目脂】、やに【脂】、やね()

メリケンこ【英語=American  粉】《名詞》 パン・菓子・うどんなどの原料として使う、小麦の実をひいて作った粉。「めりけんこ・で・ どら焼き・を・ 作る。」〔⇒こむぎこ【小麦粉】

めりっと《副詞》 木や板、骨組みなどが続けてきしむ様子。また、その音。さらに、それによって瞬間的に砕けたり、つぶれたりする様子。「地震・で・ ガラス・に・ めりっと・ ひび・が・ 入っ・た。」〔⇒めりめり〕

めりめり《副詞と、動詞する》 ①木や板、骨組みなどが続けてきしむ様子。また、その音。さらに、それによって瞬間的に砕けたり、つぶれたりする様子。「重み・で・ 下・の・ 方・の・ 箱・が・ めりめり・ つぶれ・た。」②ものが音を立てて、はがれていく様子。「台風・で・ 看板・が・ めりめりと・ 取れ・て・ 飛ん・だ。」⇒めきめき、みしみし、めりっと〕

メロン〔めろん〕【英語=melon】《名詞》 まん丸い形の瓜の一種で、香りがよくて甘い実の果物。「見舞い・に・ めろん・を・ 買()ー・ていく。」

()かける〔めー()かける〕【目()掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 成長や発展を期待して、気持ちを込めて面倒を見る。心を寄せていたわる。心に留めて応援する。「ちょっと・ 走り・が・ 速かっ・た・さかい・ めーかけ・て・ 教え・てもろ・た。」「習字・が・ 上手やっ・た・ので・ 先生・に・ めーかけ・てもろ・とっ・た。」

()さます〔めー()さます〕【目()覚ます】《動詞・サ行五段活用》 眠っている状態から、現実にもどる。「今朝・は・ 六時・に・ めーおさまし・た。」〔⇒おきる【起きる】

()すえる〔めー()すえる〕【目()据える】《動詞・ア行下一段活用》 一か所をじっと見つめる。視線をそらさないで見る。「めーをすえ・て・ 睨ん・どる。」

()そらす〔めー()そらす〕【目()反らす】《動詞・サ行五段活用》 真っ直ぐ見ないで、他の方を見る。「恥ずかしそーに・ めーをそらし・た。」

()つける〔めー()つける〕【目()付ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①警戒しようとして、特に注意する。「めーをつけら・れ・て・ いっつも・ 怒ら・れ・とっ・た。」②立派なものとして注目する。「めーつけ・とっ・た・ 相撲取り・が・ 優勝し・た。」

()とおす〔めー()とーす〕【目()通す】《動詞・サ行五段活用》 一通り見る。「朝・は・ 新聞・に・ めーをとーす・の・が・ 日課・や。」

()はなす〔めー()はなす〕【目()離す】《動詞・サ行五段活用》 見ているのをやめる。少しの間、見ないでおく。「ちょっと・ めーをはなし・とる・うち・に・ 猫・に・ 魚・を・ 盗ら・れ・た。」

()ひからす〔めー()ひからす〕【目()光らす】《動詞・サ行五段活用》 警戒する気持ちから、注意をして見張る。「巡査・が・ めーをひからし・て・ 警戒し・とる。」

()ひく〔めー()ひく〕【目()引く】《動詞・カ行五段活用》 人目につく。注目を集める。「めーひく・よーな・ 派手な・ 服」

()まかす〔めー()まかす〕【目()まかす】《動詞・サ行五段活用》 ①周囲が動いたり回転したりしているような感覚に襲われる。「ぐるぐる・ 回っ・て・ めーをまかし・た。」②一時的に意識を失う。気絶する。「2階・から・ かちゃだけ・て・ めーをまかし・た。」③たいそうびっくりする。「野菜・の・ 高い・の・に・ めーまかし・た・けど・ 買わ・な・ しょーがない。」①②⇒め()まわす【目()回す】

()まわす〔めー()まーす〕【目()回す】《動詞・サ行五段活用》 ①周囲が動いたり回転したりしているような感覚に襲われる。「高い・ 所(とこ)・から・ 下・を・ 見・て・ めーまーし・た。」②一時的に意識を失う。気絶する。「暑い・の・で・ めーまーし・て・ 倒れ・ても・た。」「めーまーし・た・さかい・ 救急車・を・ 呼ん・だ。」③忙しくて、あわてて惑う。「月末・は・ 忙しー・て・ めーまーし・てます・ねん。」「今日・は・ 仕事・が・ 多すぎ・て・ めーまわし・た。」①②⇒め()まかす【目()まかす】

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2015年2月 7日 (土)

中山道をたどる(363)

鵜沼宿から愛知川宿まで(28)

近江の国に歩を改める

 さて、いよいよ歩を改めて近江の国に入りました。中部地方から近畿地方へ、岐阜県から滋賀県へ移ります。湖国の近江を過ぎれば、山城の京は目前です。

 街道筋では松並木や杉並木をずいぶんと見てきましたが、ここは楓並木(写真・左、1149分撮影)になっています。とは言え、色づいている姿はありません。

 旧東山道(写真・中、1158)の石柱があります。正確に言うと東山道と中山道の分岐点です。ここから北西に分かれていた道が旧東山道で、中山道が整備されることによって廃道になったようです。

 いよいよ柏原の宿(写真・右、1203)に入ります。鎌倉時代から明治時代までの柏原の歴史をまとめた表示があります。江戸中期には、天領から大和郡山柳沢藩領になったと書かれています。このあたりは、モグサによって繁栄していった様子も読みとれます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(763)

「明石日常生活語辞典…め」()

 

めのいろ()かえる〔めーのいろ()かえる〕【目の色()変える】《動詞・ア行下一段活用》 心の中の様子の変化によって、目つきや態度を変える。「やっと・ めのいろかえ・て・ 勉強する・よーに・ なっ・た。」

めのかたき〔めーのかたき〕【目の敵】《名詞》 何かにつけて憎く思うこと。また、そのように思う人。「あいつ・は・ わし・を・ めのかたきに・ し・やがっ・とる・ん・や。」

めのたま【目の玉】《名詞》 目の中の玉。眼球。「めのたま・に・ 傷・が・ つく。」〔⇒めだま【目玉】、めんたま【目ん玉】、めっくりだま【目っくり玉】

めのつけどころ〔めーのつけどころ〕【目の付け所】《名詞》 気をつけて見るところ。着眼点。「あんた・は・ めーのつけどころ・が・ 違(ちご)・とる・さかい・ 間違い・が・ 多い・ん・や。」

めのどく〔めーのどく〕【目の毒】《形容動詞や(ノ・ナ)》 見ると欲しくなってしまうので、見ない方がよいという様子。「百貨店・へ・ 連れ・ていっ・たら・ めーのどく・に・ なる。」

めのまえ〔めーのまえ〕【目の前】《名詞》 ①見ている人や、見ている方向の極めて近いところ。「めのまえ・で・ 人・が・ 倒れ・た。」②すぐ近い将来。「祭り・が・ めーのまえ・に・ 近づい・た。」⇒まんまえ【真ん前】

めばちこ《名詞》 瞼のあたりに腫れ物ができる病気。ものもらい。「めばちこ・が・ でけ・て・ かっこ悪い・ねん。」

めばり【目張り】《名詞、動詞する》 窓、戸、障子などに紙などを貼って、隙間をふさぐこと。また、それに用いるもの。「風・が・ 入ら・ん・よーに・ 障子・に・ めばりする。」

めばる【目張】《名詞》 体長20センチぐらいで黒い横縞があり、目や口が大きい近海魚。「めばる・を・ 醤油・で・ 炊く。」

めまい【目眩】《名詞、動詞する》 周囲が動いたり回転したりしているような感覚に襲われること。目がくらむこと。「高い・ とこ・から・ 下・を・ 見・たら・ めまい・が・ する。」「道・で・ めまいし・て・ ひょろける。」

めめ《名詞》 自分自身。「めめ・の・ こと・を・ 棚に上げ・とい・て・ 人・の・ 悪口・を・ 言()ー・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒じぶん【自分】、めんめ(銘々)

めめ【目々】《名詞》 ものを見る働きをする器官。「めめ・を・ ちゃーんと・ 開け・て・ 見・なはれ。」◆幼児語。〔⇒め【目】

めめくそ【目々糞】《名詞》 目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「顔・を・ 洗っ・て・ めめくそ・を・ 取れ。」〔⇒めくそ【目糞】、めやに【目脂】、めやね(目脂)、やに【脂】、やね()

めめず(蚯蚓)】《名詞》 暗がりの中へ進む性質を持ち、薄赤く紐のような形をしていて、土の中にすむ動物。「植木鉢・の・ 下・に・ めめず・が・ おる。」〔⇒みみず【蚯蚓】

めめら〔めめらー〕《名詞》 ①自分たち。「小学校・の・ 時・の・ めめらー・の・ 組・の・ 同窓会・を・ し・た。」②あなたたち。「それ・は・ めめらー・で・ 考え・なはれ。」

めめんちょ《感動詞、動詞する》 それは駄目だよ、してはいけない、などと叱るときの言葉。「めめんちょ。そんな・ こと・を・ し・たら・ あか・ん。」「今度・ し・たら・ めめんちょ・や・ぞ。」◆幼児語。

めもと【目元】《名詞》 目のまわり。目の下の辺り。「めもと・に・ ほくろ・が・ あっ・て・ かいらしー。」「にっこりし・た・ めもと・の・ 人」

めもり【目盛り】《名詞》 はかり・ものさし・温度計などに刻んである、数量を示すためのしるし。「メーター・の・ めもり・を・ よむ。」

めやす【目安】《名詞》 目当てとしたり基準としたりする、大体のところ。「寄付・は・ し・ょー・と・ 思う・けど・ どの・ぐらい・ し・たら・ えー・の・か・ めやす・が・ わから・へん。」

めやに【目脂】《名詞》 目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「寝起き・で・ 顔・に・ めやに・が・ つい・とる。」〔⇒めくそ【目糞】、めめくそ【目々糞】、めやね(目脂)、やに【脂】、やね()

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2015年2月 6日 (金)

中山道をたどる(362)

鵜沼宿から愛知川宿まで(27)

 

溝ひとつ、美濃・近江の国境

 

 国境というのは山や川で隔てられていることも多いのですが、中山道の美濃と近江の境は、細い溝ひとつです。国境を挟んで建つ旅籠屋同士で、寝ながら他国の人と話し合えたということから寝物語の里と呼ばれるようになったという、なんとものぞかな話があります。

 岐阜県側は関ヶ原町(写真・左、1139分撮影)で、昔の今須村の名が刻まれた碑です。溝を過ぎれば、滋賀県側は米原市(写真・中、1141)で、もともとは長久寺村(写真・右、1145)と呼ばれていました。25軒の家のうち、5軒が美濃、20軒が近江であったといいます。境界線がこんなところに引かれていたとは驚きです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(762)

「明石日常生活語辞典…め」()

 

めったやたら【滅多矢鱈】《副詞に》 あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「海外旅行・で・ めったやたらに・ 買い物・を・ し・て・ 帰っ・てき・た。」〔⇒むやみに【無闇に】、むやみやたら【無闇矢鱈】、やたら【矢鱈】、めちゃめちゃ【目茶目茶】、めちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】、めちゃんこ【目茶んこ】

めっちゃ【滅茶】《副詞》 異常と思われるほど、程度がはなはだしい様子。「駅・まで・ 走っ・て・ めっちゃ・ しんどかっ・てん。」〔⇒むっちゃ(無茶)】、、むちゃ【無茶】めちゃくちゃ【滅茶苦茶】、むちゃくちゃ【無茶苦茶】

めっちゃくちゃ【目茶苦茶】《形容動詞や()》 ①あまりにも筋道が通らない様子。「自分勝手な・ めっちゃくちゃな・ 考え」②あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「あいつ・の・ 英語・は・ めっちゃくちゃで・ わから・へん。」③壊れ方がひどい様子。「めっちゃくちゃに・ ばらばらに・ なっ・た。」〔⇒めちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】、めちゃめちゃ【目茶目茶】、めちゃんこ【目茶んこ】⇒めったやたら【滅多矢鱈】、むやみに【無闇に】、むやみやたら【無闇矢鱈】、やたら【矢鱈】

めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】《形容動詞や()》 ①あまりにも筋道が通らない様子。②あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「めっちゃくっちゃな・ 字ー・や・さかい・ 読ま・れ・へん。」③壊れ方がひどい様子。「卵・を・ 落とし・て・ めっちゃくっちゃに・ なっ・ても・た。」〔⇒めちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくちゃ【目茶苦茶】、めちゃめちゃ【目茶目茶】、めちゃんこ【目茶んこ】⇒めったやたら【滅多矢鱈】、むやみに【無闇に】、むやみやたら【無闇矢鱈】、やたら【矢鱈】

めでたい【目出度い】《形容詞》 ①ものごとが望ましい状態になって、喜び祝うのにふさわしい。「九十・まで・も・ 生き・られ・て・ めでたい・ こと・や。」②馬鹿正直で、お人好しである。「何・を・ 言わ・れ・ても・ にこにこし・とっ・たら・ めでたい・と・ 思わ・れる・ぞ。」〔⇒おめでたい【お目出度い】

めど【目処】《名詞》 将来についての可能性や見通しなど。「いつ・ 出来上がる・か・ めど・は・ ついとら・へん。」〔⇒みこみ【見込み】

めにかかる〔めーにかかる〕【目に掛かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①これまでになかったものが目に入る。「八百屋・で・ 柿・が・ めにかかる・ 時期・に・ なっ・た。」「眼鏡・が・ めにかから・ん・ので・ 探し・とる・ねん。」②探し物が見つかる。「探し・とる・ねん・けど・ まだ・ めにかから・へん・ねん。」③自然と目で感じ取ることができる。「めにかから・ん・よーな・ 速さ・で・ 走る。」③人に会う。直接、対面する。◆「あう【会う】」よりも敬意を込めた言い方である。「あの・ 人・に・ めにかかっ・て・ 頼み・たい・ こと・が・ ある・ねん。」⇒みえる【見える】、めにはいる【目に入る】

めにしむ〔めーにしむ〕【目に染む】《動詞・マ行五段活用》 ①目を痛く刺激する。「煙・が・ めにしゅん・だ。」②印象的に見える。鮮やかに目に入る。「めーにしゅむ・よーな・ 緑・の・ 木ー」〔⇒めにしゅむ(目に染む)

めにしゅむ〔めーにしゅむ〕(目に染む)】《動詞・マ行五段活用》 ①目を痛く刺激する。「目薬・が・ めにしゅむ。」②印象的に見える。鮮やかに目に入る。「子ども・の・ 頃・に・ 見・た・ 花火大会・が・ めーにしゅん・で・ 忘れ・られ・へん。」〔⇒めにしむ【目に染む】

めにつく〔めーにつく〕【目に付く】《動詞・カ行五段活用》 良いことや良くないことが、目立って見える。「ガラス・の・ 汚れ・が・ めについ・た。」

めにはいる〔めーにはいる〕【目に入る】《動詞・ラ行五段活用》 自然と目で感じ取ることができる。「あんな・ 大きな・ 箱・が・ めーにはいら・なんだ・か。」〔⇒みえる【見える】、めえる(見える)、めにかかる【目に掛かる】

めにみえて〔めーにみえて〕【目に見えて】《副詞》 他のものに比べて目立って。変化がはっきりとわかるほどに。「ゴーヤ・の・ 実ー・が・ めーにみえ・て・ 大き・なっ・てき・た。」

 

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2015年2月 5日 (木)

中山道をたどる(361)

鵜沼宿から愛知川宿まで(26)

 

今須宿を離れる

 

 今須宿には7軒もあったときがあるという問屋場ですが、そのうちのひとつ山崎家(写真・左、1114分撮影)は、美濃の宿場のうち現存する唯一の問屋場だと言います。

 常夜灯などを見ながら歩いていくと、車返しの坂(写真・中、1129)に着きます。都から不破の関の月を見るために牛車でやってきた二条良基についての言い伝えが残っている坂です。

 車返踏切で東海道線を渡って北側に出ます。しばらく行くと、おくの細道芭蕉道(写真・右、1135)という石柱があります。野ざらし芭蕉道という石柱もあります。奥の細道の冒頭と末尾を刻んだ文学碑も建っています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(761)

「明石日常生活語辞典…め」()

 

めだま【目玉】《名詞》 ①目の中の玉。眼球。「めだま・ むい・て・ 怒っ・とる。」②人の注意を引くためのもの。「安い・ 卵・を・ めだま・に・ し・て・ 売っ・とる。」⇒めんたま【目ん玉】、めのたま【目の玉】、めっくりだま【目っくり玉】

めだまがとびでる【目玉が飛び出る】《動詞・ダ行下一段活用》 ①値段が高くて驚く。「めだまがとびでる・よーな・ 値段・やっ・た・さかい・ 買う・の・を・ やめ・た。」②眼球が大きく、前に飛び出したように感じられる。「めだまがとびで・た・ 金魚」◆「めっくりだまがとびでる【目っくり玉が飛び出る】」「めんたまがとびでる【目ん玉が飛び出る】」とも言う。

めだまやき【目玉焼き】《名詞、動詞する》 フライパンに生卵を落として、卵黄を崩さないようにして焼いたもの。「パン・と・ めだまやき・を・ 食う。」

メタル〔めたる〕【英語=medal】《名詞》 功績のある人や競技の入賞者などに贈られたり、何かの記念として制作されたりする、 金属板に絵や字などを刻印したもの。「絵ー・の・ コンクール・に・ 入賞し・て・ めたる・を・ 貰(もろ)・た。」〔⇒メダル【英語=medal

メダル〔めだる〕【英語=medal】《名詞》 功績のある人や競技の入賞者などに贈られたり、何かの記念として制作されたりする、金属板に絵や字などを刻印したもの。「オリンピック・の・ めだる」〔⇒メタル【英語=medal

めちゃくちゃ【目茶苦茶】《形容動詞や()》 ①あまりにも筋道が通らない様子。「あんた・の・ 言()ー・とる・ こと・は・ めちゃくちゃや・さかい・ 聞い・てやら・れ・へん。」②あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「めちゃくちゃな・ 成績・を・ とっ・て・ 怒ら・れ・た。」③壊れ方がひどい様子。「めちゃくちゃに・ なっ・た・ 箱」〔⇒めっちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】、めちゃめちゃ【目茶目茶】、めちゃんこ【目茶んこ】⇒めったやたら【滅多矢鱈】、むやみに【無闇に】、むやみやたら【無闇矢鱈】、やたら【矢鱈】

めちゃちゃ【目ちゃちゃ】《形容動詞や()》 ①目が大きくない様子。目元が大きく見開いていない様子。「めちゃちゃや・けど・ かいらしー・ 子」②目のあたりが赤くなったり、ただれたりしている様子。「めちゃちゃに・ なっ・とる・さかい・ 目薬・を・ さし・なはれ。」

めちゃめちゃ【目茶目茶】《形容動詞や()》 ①あまりにも筋道が通らない様子。「めちゃめちゃな・ 意見・は・ 聞い・てやら・れ・へん。」②あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「めちゃめちゃな・ 点数・で・ 負け・た。」③壊れ方がひどい様子。「コップ・を・ 落とし・たら・ めちゃめちゃに・ めげ・ても・た。」〔⇒めちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】、めちゃんこ【目茶んこ】⇒めったやたら【滅多矢鱈】、むやみに【無闇に】、むやみやたら【無闇矢鱈】、やたら【矢鱈】

めちゃんこ【目茶んこ】《形容動詞や()》 ①あまりにも筋道が通らない様子。「めちゃんこな・ 意見・を・ 言()ー・ やつ・が・ おっ・た。」②あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「めちゃんこな・ 成績・で・ 不合格・に・ なっ・た。」③壊れ方がひどい様子。「衝突し・て・ めちゃんこに・ つぶれ・た・ 自動車」〔⇒めちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】、めちゃめちゃ【目茶目茶】⇒めったやたら【滅多矢鱈】、むやみに【無闇に】、むやみやたら【無闇矢鱈】、やたら【矢鱈】

めつき【目付き】《名詞》 ものを見るときの目の様子。「めつき・の・ 悪い・の・が・ うろつい・とる・さかい・ 気ー・つけ・なはれ。」〔⇒め【目】

めっき【鍍金】《名詞、動詞する》 金属の上に、他の金属の薄い膜を被せて、美しく見せたり、錆が出ないようにすること。また、そのようにしたもの。「金・の・ めっき・を・ する。」

めっくりだま【目っくり玉】《名詞》 目の中の玉。眼球。◆特に、大きなものを指して言うことが多い。「大きな・ めっくりだま・の・ 犬・や。」〔⇒めだま【目玉】、めんたま【目ん玉】、めのたま【目の玉】

めったに【滅多に】《副詞》 ほとんど。ごく稀にしか。◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。「海水浴・に・は・ めったに・ 行か・へん。」

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2015年2月 4日 (水)

中山道をたどる(360)

鵜沼宿から愛知川宿まで(25)

 

峠を越えて一里塚

 

 東海道線が足元に消えて、トンネルに入ったあたりに今須峠(写真・左、1100分撮影)があります。峠と言うほどでもない、簡単な坂道であったという印象です。

 今須の一里塚(写真・中、1104)はそれらしい土盛が残されています。

 道を下ってくるとすぐに集落があって、今須宿の本陣・脇本陣跡(写真・右、1111)があります。

 名に負う関ヶ原から、次の宿場である今須までは、とりわけ困難な道でもなく、距離も長くはありませんでした。けれども、ひとたび雪の季節を迎えると大変な道中に変化することでしょう。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(760)

「明石日常生活語辞典…め」()

 

めしごしらえ【飯拵え】《名詞、動詞する》 食事の準備をすること。「早(はよ)ー・ めしごしらえせ・んと・ 間に合わ・ん。」〔⇒ごはんごしらえ【ご飯拵え】、こしらえ【拵え】、したく【支度】

めした【目下】《名詞》 その人より年齢や地位などが下の人。「めした・に・ 偉そーに・ し・たら・ あか・ん・よ。」■対語=「めうえ【目上】」

めしつぶ【飯粒】《名詞》 米を炊いてできたご飯の粒の一つ一つ。「ほっぺた・に・ めしつぶ・が・ つい・とる・ぞ。」〔⇒ごはんつぶ【ご飯粒】、ごはんつぼ(ご飯粒)、めしつぼ(飯粒)、ままつぶ【飯粒】、ままつぼ(飯粒)

めしつぼ(飯粒)】《名詞》 米を炊いてできたご飯の粒の一つ一つ。「めしつぼ・を・ こぼし・たら・ あか・ん・がな。」〔⇒ごはんつぶ【ご飯粒】、ごはんつぼ(ご飯粒)、めしつぶ【飯粒】、ままつぶ【飯粒】、ままつぼ(飯粒)

めしびつ【飯櫃】《名詞》 炊いたご飯を保存しておく、円形で木製の入れ物。「みんな・ よー・ 食べ・た・さかい・ めしびつ・が・ 空(から)・に・ なっ・た。」〔⇒おひつ【お櫃】、ひつ【櫃】、げぶつ〕

めしべ【雌蘂】《名詞》 花の真ん中にあって、雄蘂から花粉を受けるもの。「真ん中・に・ 白い・ おしべ・が・ ある。」■対語=「おしべ【雄蘂】」

めじり【目尻】《名詞》 目の、耳に近い方の端。「めじり・に・ 皺・を・ 寄せ・て・ 怒っ・とる。」

めじるし【目印】《名詞》 見つけやすい手がかりとして施したもの。「めじるし・に・ リボン・を・ つけ・とく。」

めじろ《名詞》 鰤(ふり)の成長過程で、「はまち」と「ぶり」の間に位置する大きさの魚。◆つばす→はまち→めじろ→ぶり、と呼び名が変化する。「めじろ・と・ 大根・を・ 炊く。」

めしわん【飯椀】《名詞》 ご飯を入れるための、陶器などで作った半球形の容器。「新しい・ めしわん・を・ 買う。」〔⇒ちゃわん【茶碗】

めす【雌】《名詞》 動物で、子や卵を生む能力のある方。「この・ 犬・は・ めす・です。」■対語=「おす【雄】」〔⇒めん()、めんた(雌た)

めす(見す)】《動詞・サ行五段活用》 ①人の目に入るようにする。人の見るがままに任せる。「ちょっと・ それ・を・ めし・てんか。」「宿題・を・ 友達・に・ めし・たっ・た。」②医者の診察を受ける。「医者・に・ めさ・んと・ 勝手に・ 判断し・たら・ あか・ん。」〔⇒みせる【見せる】、みす【見す】

めずらしい〔めずらしー〕【珍しい】《形容詞》 ①数量的に、めったにない。稀なものである。「こないに・ 寒い・ 冬・は・ めずらしー。」②普通のものとは違っている。変わっている。「めずらしー・ お菓子・を・ 食べ・た。」〔⇒めんらしい(珍しい)

めずらしがり【珍しがり】《名詞》 珍しいものばかりを選り好みすること。また、そのような人。「主人・は・ 骨董好き・の・ めずらしがり・や・さかい・ 困り・ます。」◆新しいものばかりを選り好みすることや、そのようにする人は、「あたらしがり【新しがり】」。〔⇒めずらしもんずき【珍し物好き】

めずらしがる【珍しがる】《動詞・ガ行五段活用》 めったにないと思う。普通とは違っていると思う。「みんな・は・ めずらしがっ・て・ 食べ・てくれ・た。」■名詞化=めずらしがり【珍しがり】〔⇒めんらしがる(珍しがる)

めずらしもんずき【珍し物好き】《名詞》 珍しいものばかりを選り好みすること。また、そのような人。「めずらしもんずき・や・さかい・ 携帯電話・も・ 人・より・ 先・に・ 買()ー・た。」〔⇒めずらしがり【珍しがり】

めだか【目高】《名詞》 池や川などにすみ、水面近くを群れて泳ぐ小さな魚。「このごろ・は・ めだか・が・ 少(すけ)のー・ なっ・た。」

めだつ【目立つ】《動詞・タ行五段活用》 人目につきやすい。他のものとは違って、はっきり見える。「めだっ・て・ 背ー・の・ 高い・人」

めたて【目立て】《名詞》 のこぎりなどの刃の鈍くなったものを、鋭くすること。「めたて・を・ し・たら・ よー・ 切れる・よーに・ なっ・た。」

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2015年2月 3日 (火)

中山道をたどる(359)

鵜沼宿から愛知川宿まで(24)

 

常磐御前と芭蕉

 

 新幹線をくぐり、国道から外れて道をたどっていくと、源義朝の愛妾となった常磐御前の墓(写真・左、1043分撮影)があります。伝説では、東国に走った牛若の行方を案じて、乳母とともに後を追ってきた常磐御前は土賊に襲われてここで息を引きとったと伝えています。

 すぐ隣に、芭蕉の句碑と、垂井町生まれの化月坊の碑(写真・中、1043)があります。どこへ行っても芭蕉はもてはやされて碑が建てられています。

 東海道線と寄り添いながら、今須宿に向かって、山の中を登ります(写真・右、1053)

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(759)

「明石日常生活語辞典…め」()

 

めくそほど【目糞程】《形容動詞や() 極端に数量が少ない様子。「めくそほど・の・ 給料・しか・ くれ・へん。」〔⇒まねほど【真似程】、まねくそほど【真似糞程】

めぐまれる【恵まれる】《動詞・ラ行下一段活用》 才能や機会などが十分に与えられて、幸せな状態になっている。満ち足りている。「あんた・は・ 子ども・に・も・ めぐまれ・とる・なー。」

めぐむ【恵む】《動詞・マ行五段活用》 気の毒に思って、自分の持っている物や金を与える。「外国・の・ 子ども・の・ こと・を・ テレビ・で・ 見・たら・ めぐん・でやり・たい・と・ 思う・ こと・も・ ある・なー。」

めくら【盲】《名詞》 目が見えないこと。また、そのような人。「めくら・の・ 人・に・ あんま・を・ し・てもろ・た。」

めくらめっぽう〔めくらめっぽー〕【盲滅法】《形容動詞や()》 見当もつけないで、物事を行う様子。目的もなく行動する様子。「めくらめっぽーに・ 走る。」

めぐり【巡り】《名詞》 一定の経路をぐるっと回ること。順に回っていくこと。隅々まで行きわたること。「血ー・の・ めぐり・が・ 悪ー・て・ 霜焼け・に・ なっ・た。」

めぐりあわせ【巡り合わせ】《名詞》 うまくいったりいかなかったりする、そのようになる運命。そのようになるべき理由がないのに、おもいがけなく起こること。「試験・に・ 通ら・へん・ めぐりあわせ・やっ・た・ん・やろ・か。」〔⇒まわりあわせ【回り合わせ】

めくる【捲る】《動詞・ラ行五段活用》 ①身につけたり上に置いてあったりするものを脱がせたり取り除いたりする。「畳・を・ めくっ・たら・ 古新聞・が・ 出・てき・た。」「スカート・を・ めくる。」②巻くようにして上げる。上げてひっくりかえしたり、取り除いたりする。冊子の次のページを開く。「カレンダー・を・ めくる。」「ページ・を・ めくる。」〔⇒むくる(捲る)

めくれる【捲れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①固定されていたものの一部分が、はがれて上がる。「お知らせ・の・ 紙・が・ めくれ・ても・とる。」「スカート・が・ めくれ・とる。」②くっついていたものが、はがれて離れる。表面のものがなくなって、内側のものが現れる。「腰板・の・ 木ー・が・ めくれ・て・ 傷ん・どる。」③冊子が次のページに繰られる。「めくれ・て・ 次・の・ ページ・に・ なっ・とる。」〔⇒むくれる(捲れる)①②⇒まくれる(捲れる)⇒むける【剥ける】

めげ《名詞》 壊れたり潰れたりしたもの。壊れた破片。「ガラス・の・ めげ・が・ 落ち・とる・さかい・ 気ーつけ・て・な。」「煎餅・の・ めげ・を・ 安ー・ 売っ・とる。」「めげ・の・ 煎餅」

めげちゃんこ《形容動詞や()》 あまりにもひどく壊れている様子。「花瓶・を・ 落とし・て・ めげちゃんこに・ なっ・た。」

めげる《動詞・ガ行下一段活用》  壊れたり潰れたりする。破損する。台無しになる。「強い・ 風・が・ 吹い・て・ 看板・が・ 落ち・て・ めげ・た。」◆気持ちがくじける、という意味で使うことは少ない。■他動詞は「めぐ」。■名詞化=めげ

めけん(眉間)】《名詞》 額の真ん中の、眉と眉との間の部分。「めけん・に・ 怪我・を・ し・たら・ 格好悪い。」〔⇒みけん【眉間】

めざし【目刺し】《名詞》 串や藁で刺し連ねた、鰯の干物。「こんろ・で・ めざし・を・ 焼く。」

めざましどけい〔めざましどけー〕【目覚まし時計】《名詞》 予定の時刻にベルなどが鳴る仕掛けになっている時計。「遠足・の・ 朝・は・ めざましどけー・を・ 六時・に・ 合わし・とく。」

めざわり【目障り】《形容動詞や()》 見ていて、邪魔に思ったり不愉快に感じたりする様子。見えるものが気になって仕方がないこと。「前・の・ 人・が・ めざわり・で・ 舞台・が・ よー・ 見え・へん。」■類語=「みみざわり【耳障り】」

めし【飯】《名詞》 ①米、麦などを炊いて主食とするもの。「釜・で・ 炊い・た・ めし・は・ うまい。」②生命を維持するためにものを食べること。また、その食べ物。「三度・の・ めし・は・ 腹一杯・ 食え。」〔⇒ごはん【ご飯】、まま()、まんま() 

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2015年2月 2日 (月)

中山道をたどる(358)

鵜沼宿から愛知川宿まで(23)

 

間の宿と鶯の滝

 

 資料館から、もとの道に戻って、下り坂になります。

 西城門を過ぎて藤古川(写真・左、1021分撮影)を渡ります。この川は不破の関の境界でもありますが、壬申の乱の時には両軍が対峙したところでもあります。

 いったん国道21号に出て歩きます。立場を過ぎて、間の宿・山中(写真・中、1036)を通ります。高札場の跡があり、黒血川が流れています。壬申の乱で両軍が衝突し、兵士の流血が川底の岩石を黒く染めたから黒血川と呼ばれるようになったと言います。

 鶯の滝(写真・右、1039)があります。高さ5メートルほどの滝ですが、水量は豊かで冷気が立ちこめています。間の宿という急速の場所があり滝があるということは、中山道を旅する人にとっては格好の癒しになったと思われます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(758)

「明石日常生活語辞典…め」()

 

めかくし【目隠し】《名詞、動詞する》 ①目を手や布などで覆って見えなくすること。また、その布など。「かくれんぼ・の・ とき・ 手ー・で・ めかくしする。」②外から家の中が見えないようにすること。また、そのための覆い。「めかくし・に・ 木ー・を・ 植える。」

めがける【目掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①目標とするものに当てたり近づいたりしようとして構える。あるいは、そのために行動をする。「駅・を・ めがけ・て・ 歩い・た・けど・ 途中・で・ 道・を・ 間違え・た。」「的・を・ めがけ・て・ 撃つ。」②あるものを手に入れようとして、その機会をうかがう。「宝くじ・の・ 一等・を・ めがけ・て・ 買い続ける。」〔⇒ねらう【狙う】

めがこえる〔めーがこえる〕【目が肥える】《動詞・ア行下一段活用》 芸術作品などの良いものを見慣れて、見分ける力がある。鑑識眼がある。「焼き物・の・ めーがこえ・た・ 人」

めがさめる〔めーがさめる〕【目が覚める】《動詞・マ行下一段活用》 眠った状態から現実に戻る。「今朝・は・ 六時・に・ めがさめ・た。」

めかた【目方】《名詞》 ①重いこと。また、その程度。「かんかん・で・ めかた・を・ 計る。」②人や動物などの体の重さ。「食欲・の・ 秋・で・ めかた・が・ 増え・ても・た。」⇒おもさ【重さ】、おもたさ【重たさ】、おもみ【重み】⇒たいじゅう【体重】

めがね【眼鏡】《名詞》 ①ものをよく見えるようにしたり、目を守ったりするために、レンズやガラスで作って目にかける器具。「高校生・の・ 時・から・ 近目〔=近視〕・に・ なっ・て・ めがね・を・ かけ・とる。」②眼鏡の形をした、正月用の簡単なお飾り。「勝手口・に・も・ めがね・を・ 飾る。」

めがまう〔めーがまう〕【目が舞う】《動詞・ワア行五段活用》 ①自分の周囲が動揺したり回転したりしているように見える。「高い・ とこ・へ・ 上っ・たら・ めーがもー・て・ 下・を・ 見・られ・へん。」②たいへん忙しい状況が続く。「来る・ 人・が・ 多すぎ・て・ めーがもー・ても・た。」〔⇒めがまわる【目が回る】

めがまわる〔めーがまわる〕【目が回る】《動詞・ラ行五段活用》 ①自分の周囲が動揺したり回転したりしているように見える。「新幹線・から・ 外・を・ 見とっ・たら・ めーがまーっ・た。」②たいへん忙しい状況が続く。「仕事・が・ 多すぎ・て・ めーがまーる。」〔⇒めがまう【目が舞う】

めがむく〔めーがむく〕【目が剥く】《動詞・カ行五段活用》 高価であることに驚く。「みんな・ めーがむい・て・ よー・ 買わ・へん。」◆「めーをむく」とも、「めーがむける」とも言う。「値ー・を・ 聞い・て・ めーがむけ・た。」

めかんち【目かんち】《名詞》 ①視覚に障害がある人。(盲目の人のことも、片目が見えにくい人のことも意味した。)「めかんち・が・ 人・の・ 足・を・ 踏ん・でいき・よっ・た。」②片目の人。眼帯をつけて片目である状態の人。「左・の・ 目ー・の・ 手術(しうつ)・を・ し・て・ 今・は・ めかんち・に・ なっ・とる・ねん。」③ものがよく見えていないこと。ものの考え方に偏りがあること。「勉強せ・なんだら・ めかんち・に・ なる・ぞ。」〔⇒かんち〕

めぎちゃんこ《形容動詞や()》 あまりにもひどく壊している様子。「時計・を・ 分解し・て・ めぎちゃんこに・ し・ても・た。」

めきめき《副詞と、動詞する》 ①木や板、骨組みなどが続けてきしむ様子。また、その音。さらに、それによって瞬間的に砕けたり、つぶれたりする様子。「廊下・が・ めきめき・ 言()ー・とる。」「地震・で・ 小屋・が・ めきめきと・ つぶれ・た。」②際立って力などが伸びる様子。「成績・が・ めきめき・ 伸び・た。」⇒みしみし、めりめり〕

めぐ《動詞・ガ行五段活用》 壊したり潰したりする。破損させる。台無しにする。「ボール・を・ 当て・て・ 窓・の・ ガラス・を・ めん・でも・た。」■自動詞は「めげる」

めくそ【目糞】《名詞》 目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「めくそ・が・ 付い・とる・さかい・ 顔・を・ 洗(あろ)・てこい。」〔⇒めやに【目脂】、めやね(目脂)、めめくそ【目々糞】、やに【脂】、やね()

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2015年2月 1日 (日)

中山道をたどる(357)

鵜沼宿から愛知川宿まで(22)

 

不破の関所の跡

 

 「関ヶ原古戦場跡2㎞」という標識を見ながらも、そちらへは向かわないで、古代律令時代の三関のひとつである不破の関へ進みます。他の二つは伊勢の鈴鹿関と、越前の愛発関です。

 不破関の東城門跡(写真・左、1004分撮影)があります。関所の東と西には城門や高楼が設けられて見張っていたようです。開門は日の出、閉門は日の入りでした。

 不破の関跡(写真・中、1007)があり、不破関守跡もあります。多くの文学作品に描かれてきた関所です。

 道をそれて、右の方へちょっと坂を上ると不破関資料館(写真・右、1009)があります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(757)

「明石日常生活語辞典…め」()

 

めいぼ〔めーぼ〕【名簿】《名詞》 一定の枠組みなどに基づいて、大勢の人の名前が書いてある本や帳簿。「卒業生・の・ めーぼ」

めいめい〔めーめー〕【銘々】《名詞、副詞》 メンバーなどのひとりひとり。「切符・は・ めーめー・が・ 持っ・てください。」「好きな・ こと・を・ めーめー・ 言()ー・て・ やかましー・なー。」〔⇒めんめ(銘々)、それぞれ〕

めいれい〔めーれー〕【命令】《名詞、動詞する》 下位に立つ相手に自分の考えや仕事内容などを言いつけること。また、その内容。「明日・ 出張せー・と・ めーれーさ・れ・た。」

めいろ〔めーろ〕【迷路】《名詞》 入ってしまうと出口がわからなくなるような、迷いやすい道。「地下道・に・ 入っ・たら・ めーろ・みたいで・ どっち・へ・ 行っ・たら・えー・の・か・ わから・ん・よーに・ なる。」

めいわく〔めーわく〕【迷惑】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 ある人のしたことによって、相手や周囲の人が困ったり嫌な思いを持ったりすること。「事故・で・ 電車・が・ 止まっ・て・ えらい・ めーわくし・た。」

めうえ【目上】《名詞》 その人より年齢や地位などが上の人。「めうえ・を・ 大事に・ せ・な・ あか・ん・やろ。」■対語=「めした【目下】」

めうつり【目移り】《名詞、動詞する》 次々に別のものに心を引かれること。あれこれ見て心が迷うこと。「電気屋・で・ テレビ・を・ 見・たら・ めうつりし・て・ どれ・を・ 買う・か・ 決まら・へん。」

メーター〔めーたー〕【英語=metermetre】《名詞》 ①電気・ガス・水道などの使用量や、自動車の走行距離、その他を自動的に表す器械。「電気・の・ めーたー・を・ 調べ・に・ 来る。」「冬・は・ 電気・の・ めーたー・が・ よー・ 上がる。」②メートル法における長さの基本の単位。「50めーたー・の・ 駅前・の・ 大通り」⇒メートル【フランス語=metre

メートル〔めーとる〕【フランス語=metre】《名詞》 ①メートル法における長さの基本の単位。「百めーとる・の・ 競走」②電力契約で、使用量に応じて費用を払う仕組み。◆今では考えられないことであるが、かつて、電気代には、「ていがく【定額】」と「めーとる」とがあった。戦後の昭和20年代にはその制度は残っていた。「ていがく」は、家屋内の電灯の数に応じて電気代を払うもので、電灯の増設はできなかった。電球が2つとか3つとかで契約をしていた。電球は買うものではなかった。タングステン電球はフィラメントがよく切れた。電球が切れたときは、電力会社の店(取次店かもしれない)に電球を持っていって、新しい電球に取り替えてもらっていた。「めーとる」の家は、「ていがく」の家に比べて、当然、格が高い家のように思われていた。その時代には、停電は珍しくなかった。⇒メーター【英語=metermetre

めえめえ〔めーめー〕《名詞》 二本の角が後ろに向かって弓形に伸びて、体には白く短い毛が生えて、雄にはあごひげがある、羊に似た動物。「めーめー・の・ お乳・を・ 飲み・なはれ。」◆幼児語。〔⇒やぎ【山羊】

めえめえ〔めーめー〕(見え見え)】《形容動詞や()》 隠そうとしたり、事実と違うことを述べようとしたりしていることが見え透いている様子。述べようとしている意図や内容が明白である様子。「お前・の・ 言ー・たい・ こと・は・ めーめーや。」〔⇒みえみえ【見え見え】

めえめえ〔めーめー〕《副詞と》 羊や山羊が鳴く様子。また、その鳴き声を表す言葉。「めーめー・が・ めーめー・ 鳴い・とる。」■類語=「わんわん」「にゃんにゃん」

めえる〔めーる〕(見える)】《動詞・ア行下一段活用》 ①自然と目で感じ取ることができる。「今日・は・ よー・ 晴れ・て・ 四国・まで・も・が・ めー・とる・ぞ。」②他の人の目に入るようになってしまう。「背伸び・を・ し・たら・ へそ・が・ めーる・ぞ。」③見ることができる。「黒板・の・ 小さい・ 字・でも・ めーる・か。」〔⇒みえる【見える】⇒めにはいる【目に入る】

めがかたい〔めーがかたい〕【目が堅い】《形容詞》 なかなか眠ろうとしない。眠ろうとしても目がさえている。「めーがかとー・て・ ずっと・ 起き・とる。」

 

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