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2015年3月31日 (火)

【掲載記事の一覧】

 「中山道をたどる」は本日で終了しました。

 続いて日光道中を歩き始めました。既に3月23日から4日間、日本橋から古河宿(茨城県)までを歩きました。明日から日光道中の連載を始めます。

 「【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典」の語彙編は今月中頃過ぎに終了します。引き続いて解説編の連載を始める予定です。

 いよいよ桜が咲き始めました。関西各地も彩り豊かな季節を迎えます。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてにメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

 

◆【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典 ()(815)~継続

    [2013年1月6日開始~ 最新は2015年3月31日]

 

◆中山道をたどる ()(424・終了)

    [201311月1日開始~ 最新は2015年3月31日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~継続予定

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)~継続予定

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

 

……【以下は、連載を終了したものです。】……………………

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日開始~2014年4月12日終了]

 

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

 

◆明石日常生活語辞典 ()(1116)

    [2009年7月8日開始~2012年9月13日終了]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)

 2014年5月10日開始~ 最新は2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)

 2013年4月13日開始~ 最新は2014年5月9日]

 

◆百載一遇 ()()

    [2014年1月1日開始~ 最新は2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)

    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日開始~20071212日終了]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日開始~20061231日終了]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日開始~20061226日終了]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日開始~20081125日終了]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日開始~20081113日終了]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日開始~20081215日終了]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日開始~2011年6月1日終了]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日開始~200610月4日終了]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日開始~20061011日終了]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日開始~200611月2日終了]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日開始~20071030日終了]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日開始~20061015日終了]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日開始~200612月7日終了]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日開始~20061222日終了]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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中山道をたどる(424)

追記、三条から嵐山まで()

 

嵐山の紅葉

 

 嵐山の天龍寺(写真・左、1447分撮影)に着きました。季節は名残の紅葉です。境内には、真っ赤に散り敷いているところ(写真・中、1507)があります。

 嵐山の渡月橋(写真・右、1514)を渡って、旅の終わりは阪急電鉄の嵐山駅です。

 以上をもって中山道はすべて終了です。2013年の秋から2014年の秋まで、碓氷峠の手前まで来て半年近い冬眠期間がありましたが、ほぼ月に1回、3泊4日のペースで歩き終えることができました。

 東海道と中山道が終わって、次は日光道中です。

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中山道をたどる(423)

追記、三条から嵐山まで()

 

太秦のあたり

 

 京都市街の西の方を歩きます。親鸞上人が往生したところである本願寺の角坊(写真・左、1300分撮影)は静かなところです。

 地下鉄の終点である太秦天神川の駅前を通ります。京福電鉄嵐山線の電車が路面を走っています。

 太秦の広隆寺(写真・中、1325)は、境内いっぱいに紅葉の赤い色が鮮やかです。門前を電車と車が行き交います。

 帷子ノ辻駅(写真・右、1344)は北野白梅町からの電車の合流駅です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(815)

「明石日常生活語辞典…よ」(14)

よめ【嫁】《名詞》 ①結婚相手の女性。「よめ・が・ 里帰りし・た。」②結婚して息子の妻となった女性。「よめ・は・ 会社・に・ 勤め・とる。」■対語=「むこ【婿】」

よめいり【嫁入り】《名詞、動詞する》 女性が結婚して、相手の男性の家の一員になること。とつぐこと。また、その儀式。「よめいり・の・ 日取り」

よめはん【嫁はん】《名詞》 結婚相手の女性を、敬意を込めて言う言葉。「よめはん・が・ 実家・に・ 帰っ・て・ お産・を・ し・た。」■対語=「むこはん【婿はん】」

よめる【読める】《動詞・マ行下一段活用》 ①読むことができる。「小さい・ 字ー・が・ よめ・ん・よーに・ なっ・た。」②あらかじめ判断ができる。「勝つ・か・ 負ける・か・ よめ・ん・なー。」

よもぎ【蓬】《名詞》 灰白色の葉裏に毛が生えて、かぐわしい香りのする野草で、若葉を摘んで餅などに入れることがある草。「よもぎ・で・ 団子・を・ 作る。」

よやく【予約】《名詞、動詞する》 品物の売買、乗り物などの座席、宿泊先、出席する時刻などを前もって約束すること。また、その約束の内容。「歯医者・の・ 時間・を・ よやくする。」

よゆう〔よゆー〕【余裕】《名詞、②形容動詞や》 ①必要な量より多く豊かであること。また、その数量。「時間・に・ よゆー・が・ ある。」「予算・に・ よゆー・が・ 無()ー・ なっ・た。」②ゆったり落ち着いた気持ちでいる様子。「今日・の・ 試合・は・ よゆーで・ 見・ておら・れ・た。」⇒あまり【余り】

より【縒り】《名詞》 紐や糸などをねじり合わせて、逆方向に回すような力を両端から繰り返して加えること。「ロープ・に・ より・を・ かける。」

より《格助詞》 ①それを比較の基準や対象とすることを表す言葉。「野球・より・ サッカー・の・ 方・が・ 好きや・ねん。」「あっち・のん・より・ こっち・のん・が・ 面白・そーや。」「今日・は・ 昨日・より・は・ 寒ー・ない。」②何かと対比させて、それしかないということを表す言葉。「こー・ なっ・たら・ わし・が・ やる・より・ 方法・が・ あら・へん。」「歩く・より・ しょーがない。」③物事の始まるところを表す言葉。「8時・より・ 始め・ます。」〔⇒よか、よりか、から、しか〕

より《副助詞》 ①他に方法・手段などがないという気持ちを表す言葉。「頭・を・ 下げ・て・ 頼む・より・ あら・へん。」「考え方・は・ これ・より・ あら・へん。」②ある範囲のものだけであるということを表す言葉。「100円・より・ 持っ・とら・へん。」◆①②とも、後ろに打ち消しの言葉が伴う。〔⇒しか、よか、よりか〕

よりあい【寄り合い】《名詞、動詞する》 ①相談や決め事などのために、人々が集まること。また、その集まり。「村・の・ 自治会・の・ よりあい・に・ 行く。」②雑多なものの集まり。「あの・ 店・は・ 安物・の・ よりあい・や。」〔⇒よんりゃい(寄んり合い)

よりか《格助詞》 ①それを比較の基準や対象とすることを表す言葉。「明日・よりか・ あさって・の・ 方・が・ 天気・が・ 良()ー・みたいや。」②何かと対比させて、それしかないということを表す言葉。「黙っ・とる・よりか・ 言()ー・ 方・が・ ましや。」〔⇒よか、より〕

よりか《副助詞》 ①他に方法・手段などがないという気持ちを表す言葉。「宿題・を・ 見せ・てくれる・の・は・ あんた・よりか・ おら・へん。」②ある範囲のものだけであるということを表す言葉。「2万円以上・よりか・ 売っ・とら・へん。」◆①②とも、後ろに打ち消しの言葉が伴う。〔⇒しか、よか、より〕

よりさがす【選り探す】《動詞・サ行五段活用》 多くのものの中から選ぶ。ものを選ぶためにかきまわす。「よりさがし・て・ 何もかも・ 放り出し・とる。」

よりつく【寄り付く】《動詞・カ行五段活用》 そばへ寄ってくる。「怒りっぽい・ 人・や・さかい・ みんな・が・ よりつか・へん。」「道・を・ 歩い・とっ・たら・ 猫・が・ よりつい・てき・た。」

よりどり【選り取り】《形容動詞や()》 多くのものの中から、自分の好みのものを自由に選び取る様子。「よりどり・で・ 一個・ 五百円・や。」〔⇒よりどりみどり【選り取り見取り】

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2015年3月30日 (月)

中山道をたどる(422)

追記、三条から嵐山まで()

 

大内裏の南側に沿って

 

 この道をほぼ真っ直ぐに進むと嵐山に着きますが、すこし蛇行しながら進むことにします。神泉苑(写真・左、1208分撮影)の中を歩いて、一息つきます。平安遷都以来、天皇や皇族の遊園に使われたところです。

 二条城(写真・中、1217)を間近に見て、その南側を通ります。

 このあたりの北側がかつての平安京の大内裏のあったところですが、大学寮祉(写真・右、1217)という小さな標柱を見て、はっとします。官吏養成のための学校で、今昔物語集をはじめ、いろいろな作品に出てきます。

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中山道をたどる(421)

追記、三条から嵐山まで()

 

そのまま西に向かう

 

 時間に余裕がありますので、そのまま西に向かいます。紅葉の季節の京都の町を横断しようと考えます。嵐山まで歩きます。

 三条大橋を渡った左側、橋のたもとに弥次喜多の像(写真・左、1120分撮影)があります。何度も見ていますが、旅を終えた今、改めて眺めることにします。

 そのまま西に向かって少し進むと、佐久間象山と大村益次郎の遭難の地の碑(写真・中、1123)があります。京都には人にまつわる史跡が至るところにあるように感じますが、その一つです。

 アーケード下、にぎやかなさ三条名店街(写真・右、1129)の中を通って行きます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(814)

「明石日常生活語辞典…よ」(13)

 

よほう〔よほー〕【予報】《名詞》 天気や交通などの状況を前もって推測して、知らせること。また、その知らせ。「天気・の・ よほー」

よぼう〔よぼー〕【予防】《名詞、動詞する》 病気や災害などが起こらないように、前もって防ぐ手だてをとること。「日射病・の・ よぼー・に・ 帽子・を・ かぶる。」

よぼうちゅうしゃ〔よぼーちゅーしゃ〕【予防注射】《名詞》 感染症にかからないように、注射によってワクチンなどを体内に入れること。「インフルエンザ・の・ よぼーちゅーしゃ」

よぼよぼ《形容動詞や()、動詞する》 ①年老いて、気力や体力が衰えている様子。「よぼよぼに・ なら・ん・ うち・に・ し・とき・たい・ こと・が・ いっぱい・ ある。」②怪我をしていたりして、歩くことが不自由である様子。「よぼよぼ・ 歩く・さかい・ 足・が・ 遅い。」〔⇒よたよた〕

よぼる《動詞・ラ行五段活用》 液体を容器の口から注いで容器を元に戻した後に、液体が容器の口から縁を伝わって流れる。「醤油指し・から・ 醤油・が・ よぼっ・とる。」「よぼら・ん・よーに・ 上手に・ ソース・を・ かけ・なはれ。」◆この言葉の意味を表す全国共通語は見あたらない。「こぼれる」「つたわる」「ながれる」などとは異なる意味を表す言葉である。

よまわり〔よまーり〕【夜回り】《名詞、動詞する》 火事や盗難などを防ぐために、夜に見回ること。また、それをする人。「年・の・ 暮れ・に・は・ よまーり・の・ 当番・が・ あっ・た。」

よみ【読み】《名詞》 ①文字で書かれたものを読むこと。「よみ・ 書き・ 算盤」②文字で記された言葉をどう発音するかということ。「難かしー・ 字ー・の・ よみ・を・ 調べる。」③現在の状況をもとに、先々のことを見通すこと。「よみ・が・ 浅かっ・た。」

よみがい【読み甲斐】《名詞》 読むのに値する価値や効果。読み応えのある分量。「この・ 本・は・ いろいろ・ 教え・られ・て・ よみがい・が・ あっ・た。」〔⇒よみで、よみごたえ【読み応え】

よみかけ【読みかけ】《名詞》 途中まで読むこと。途中まで読んでやめること。「本・を・ よみかけ・に・ し・て・ 眠っ・ても・とっ・た。」〔⇒よみさし【読みさし】

よみごたえ【読み応え】《名詞》 読むのに値する価値や効果。読み応えのある分量。「しんどかっ・た・けど・ なかなか・ よみごたえ・が・ あっ・た。」〔⇒よみで、よみがい【読み甲斐】

よみさし【読みさし】《名詞》 途中まで読むこと。途中まで読んでやめること。「よみさし・の・ 本・を・ 図書館・に・ 返し・た。」〔⇒よみかけ【読みかけ】

よみさす【読みさす】《動詞・サ行五段活用》 途中まで読む。読んでいる途中でやめる。「よみさし・て・ やめ・たら・ あか・ん・やろ。」■名詞化=よみさし【読みさし】

よみせ【夜店】《名詞》 縁日などが行われている夕方や夜に、道端でものを売る店。催し物として夜に出す店。「よみせ・を・ ひやかし・に・ 行く。」

よみち【夜道】《名詞》 夜の暗い道。「雨・が・ 降っ・とる・ よみち・は・ 気持ち・が・ 悪い。」

よみで〔よみでー〕【読みで】《名詞》 読むのに値する価値や効果。読み応えのある分量。「よみでー・の・ ある・ 分厚い・ 本・や・さかい・ 3日・は・ かかる・やろ。」〔⇒よみがい【読み甲斐】、よみごたえ【読み応え】

よみもん【読み物】《名詞》 小説・物語など、気軽に楽しんで読めるもの。「図書館・で・ よみもん・を・ 借る。」

よみや(宵宮)】《名詞》 2日間にわたって催される秋祭りの初日。「よみや・は・ 土曜日・の・ 昼から・ 始まる。」◆「夜宮」ではなく、「宵宮」の発音がつづまったものと思われる。2日目は「ひるみや【昼宮】」「ほんみや【本宮】」と言う。〔⇒よんみゃ(宵宮)

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2015年3月29日 (日)

中山道をたどる(420)

愛知川宿から三条大橋まで(32)

 

三条大橋に到着する

 

 平安神宮へつながる神宮道を過ぎて、柳の風情が落ち着いた白川橋(写真・左、1045分撮影)を渡ります。

 観光客も増えた京都の町並みになりました。ゆっくり歩いても、にぎやかなターミナルの気配がつのってきて、京阪電鉄三条の駅前にはいります。南側に、皇居を遙拝しているという高山彦九郎の像があります。(写真・中、1059)

 三条大橋(写真・右、1101)が中山道歩きの終着点です。お江戸日本橋から69宿を経て、135里の道のりでした。三条大橋は諸国の旅人を迎え入れる場所であったのです。

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中山道をたどる(419)

愛知川宿から三条大橋まで(31)

 

蹴上を通って

 

 京都の町への入り口は蹴上です。浄水場(写真・左、1024分撮影)が見えると、京都に着いたなぁと思います。東海道のときもそうでした。坂道を下っていきます。

 南禅寺(写真・中、1027)への入り口を見遣りながら進みます。

 蹴上は水力発電事業の発祥の地(写真・右、1032)です。琵琶湖疎水がここへ流れ入ります。左側にウェスティン都ホテルを見ながら、ここからは真っ直ぐに参照通りを鴨川に向かいます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(813)

「明石日常生活語辞典…よ」(12)

よなが【夜長】《名詞》 秋になって、日没が早くなり夜が長くなったと感じられること。また、その長い時間。「秋・の・ よなが・に・ 本・を・ 読む。」

よなきそば【夜鳴き蕎麦】《名詞》 夜にラッパなどを吹いたり、音楽を鳴らしながら売りに来る蕎麦。「よなきそば・の・ 音・が・ する。」

よなび(夜業)】《名詞、動詞する》 昼間の仕事で間に合わなかった分を、夜にも引き続いてすること。夜の時間を惜しんで仕事をすること。また、その仕事の内容。「よなび・に・ 針仕事・を・ する。」〔⇒よなべ【夜業】、よなべしごと【夜業仕事】、よなびしごと(夜業仕事)

よなびしごと(夜業仕事)】《名詞、動詞する》 昼間の仕事で間に合わなかった分を、夜にも引き続いてすること。夜の時間を惜しんで仕事をすること。また、その仕事の内容。「わし・は・ テレビ・を・ 見る・の・が・ よなびしごと・や・ねん。」〔⇒よなべ【夜業】、よなび(夜業)、よなべしごと【夜業仕事】

よなべ【夜業】《名詞、動詞する》 昼間の仕事で間に合わなかった分を、夜にも引き続いてすること。夜の時間を惜しんで仕事をすること。また、その仕事の内容。「仕事・が・ だいぶ・ 残っ・ても・た・さかい・ よなべする。」〔⇒よなび(夜業)、よなべしごと【夜業仕事】、よなびしごと(夜業仕事)

よなべしごと【夜業仕事】《名詞、動詞する》 昼間の仕事で間に合わなかった分を、夜にも引き続いてすること。夜の時間を惜しんで仕事をすること。また、その仕事の内容。「飯・を・ 済まし・て・から・ よなべしごと・で・ 縄・を・ なう。」〔⇒よなべ【夜業】、よなび(夜業)、よなびしごと(夜業仕事)

よにげ【夜逃げ】《名詞、動詞する》 借金などで行き詰まって、その土地におれなくなって、夜中にこっそりと家を捨てて逃げ出すこと。「借金・で・ よにげする。」

よのなか【世の中】《名詞》 人々が集まって暮らしているところ。人々が生活している現実社会。自分が生きている社会。「よのなか・に・は・ いろんな・ 人・が・ おる・ん・や・なー。」〔⇒せけん【世間】

よばれる【呼ばれる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①他の人から声をかけられる。「卒業式・は・ 一人・ずつ・ 名前・を・ 呼ばれる。」②指名を受けて、引き寄せられる。「本社・に・ よばれ・て・ 研修・を・ 受ける。」③声をかけられて、招待を受ける。「姪・の・ 結婚式・に・ よばれ・とる・ねん。」④ご馳走になる。「おいしー・ もん・を・ よばれ・た。」

よび〔よーび〕【予備】《名詞》 足りなくなる場合や必要になる場合に備えて、前もって用意しておくこと。また、用意しておくもの。「お金・を・ よび・に・ ちょっと・ 余計・に・ 持っ・ていく。」

よびすて【呼び捨て】《名詞、動詞する》 人を指し示したり、人を呼んだりするときに、敬称をつけないで、その人の名前だけを言うこと。「偉い・ 人・は・ よびすて・に・ でけ・へん。」

よびだす【呼び出す】《動詞・サ行五段活用》 ①声や文字で知らせて、来させる。「校内放送・で・ よびだす。」②呼びかけて、外へ出す。「家・の・ 外・へ・ よびだし・た。」■名詞化=よびだし【呼び出し】

よぶ【呼ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①相手に向かって声を出す。「名前・を・ よぶ。」②声をかけて、自分の方に来させる。「タクシー・を・ よぶ。」③招待をする。「友だち・を・ 家・に・ よぶ。」③ご馳走をしたり、ご馳走になったりする。「誕生会・に・ うまい・ もん・を・ よん・だろ・か。」「お茶・ 一杯・ よん・でー・な。」

よふけ【夜更け】《名詞》 夜遅い頃。深夜。「よふけ・に・ 打ち上げ花火・を・ さ・れ・たら・ うるそー・て・ 寝・られ・へん。」

よぶん【余分】《名詞、形容動詞や()》 ①一定の数量や必要な数量よりも、多くあること。「みんな・より・ よぶん・に・ 働い・た。」②配ったり割り当てたりしたものの余りのもの。「よぶん・は・ 次・の・ とき・に・ 使お・-。」③必要な度を超えて、無益・無駄であること。ない方がよいのに、あること。「よぶんな・ こと・は・ 言わ・んとき。」〔⇒よけい【余計】⇒よ【余】

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2015年3月28日 (土)

中山道をたどる(418)

愛知川宿から三条大橋まで(30)

 

日ノ岡を登る

 

 五条別れの道標(写真・左、9時34分撮影)があります。街道の追分ですが、追分という言葉を使っていません。五条への道は、ここからぐっと南を迂回して京都の五条通につながる道です。中山道(東海道)は三条通を目指して進みます。

 いちょう散り敷く日ノ岡(写真・中、1002)を上っていきます。雨は降ったり止んだりですが、いちょうの黄葉が鮮やかです。

 小公園があって、三条通りに敷かれていた車石を利用した記念物があります。(写真・右、1007)このあたりはかつて京阪電鉄京津線が走っていたところで、京都市営地下鉄の開通によって地下化されました。

 道を上り詰めると京都の町並みが見えて、行く手に蹴上のあたりが見えてきます。

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中山道をたどる(417)

愛知川宿から三条大橋まで(29)

 

山科を行く

 

 中山道の最終日、1129日です。浜大津から京阪電車で大谷まで来て、大谷から歩き始めます。雨が降っています。

 国道1号線。東京から487㎞地点(写真・左、8時30分撮影)を過ぎて、山を下っていきます。

 大津の名物は走井餅ですが、走井とは山からの伏流水が走り下って湧き出るところです。走井の茶屋は峠を越える人たちの憩いの場となったようです。今は、精進料理で知られる禅寺の月心寺(写真・中、8時34)があります。

 しだいに山科に向かって下ってきて、京都市に入ります(写真・右、9時08)。山科地蔵徳林庵で、雨中の一休み。いよいよ終着点が近づきました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(812)

「明石日常生活語辞典…よ」(11)

 

よっしゃ《感動詞》 引き受けたり容認したりする気持ちを表す言葉。「よっしゃ・ わし・に・ 任し・とい・てくれ。」

よつすじ【四つ筋】《名詞》 2本の道が直角に交わっているところ。「よつすじ・の・ 信号・を・ ちゃんと・ 守れ・よ。」〔⇒よつつじ【四つ辻】、よつかど【四つ角】

よったり【四人】《名詞》 人数が4であること。◆「ひとり【一人】」「ふたり【二人】」「さんにん【三人】」の次は「よにん【四人】」の他に「よったり」とも言う。

よっつ【四つ】《名詞(数詞+助数詞) ①自然数の3に、1を加えた数で、個数などをかぞえる場合に使う言葉。「東西南北・の・ よっつ・の・ 方角」②4歳。「よっつ・に・ なっ・て・ 幼稚園・に・ 行っ・とる。」

よつつじ【四つ辻】《名詞》 2本の道が直角に交わっているところ。「よつつじ・に・ ある・ お菓子屋さん」〔⇒よつかど【四つ角】、よつすじ【四つ筋】

よっつわり【四つ割り】《名詞、動詞する》 全体を4つに分けること。4つに分けたひとつ分。「遺産・を・ 兄弟・で・ よっつわり・に・ する。」■類語=「ふたつわり【二つ割り】」「みっつわり【三つ割り】」〔⇒よつわり【四つ割り】

よってこって【寄ってこって】《副詞》 大勢の人が集まって、心を合わせて。「よってこって・ わし・の・ 意見・に・ 反対し・やがっ・た。」「よってこって・ 仕事・を・ し・たら・ いっぺんに・ 済ん・でも・た。」〔⇒よってたかって【寄って集って】

よってたかって【寄って集って】《副詞》 大勢の人が集まって、心を合わせて。「よってたかって・ わし・に・ 仕事・を・ 押しつけ・た。」「よってたかって・ 殴り・に・ 来・よっ・た。」〔⇒よってこって【寄ってこって】

ヨット〔よっと〕【英語=yacht】《名詞》 三角の帆を張って風を受けて走る、スポーツ用の西洋風の小型船。「よっと・で・ 淡路島・へ・ 行く。」「よっと・の・ マーク・の・ つい・た・ 鉛筆」

よっぱらう【酔っ払う】《動詞・ワア行五段活用》 酒を飲んで、精神的・身体的に普通でなくなる。酒が体に盛んにまわる。「ビール・ 1杯・ 飲ん・だら・ よっぱらう・ほど・ 弱い・ねん。」

よっぽど【余っ程】《副詞、形容動詞や()》 ①普通に考えられるよりも、程度をかなり超えている様子。「よっぽど・ 腹・が・ 立っ・とっ・た・さかい・ あないに・ 怒っ・た・ん・やろ・なー。」「そん・だけ・ 言()ー・ん・や・さかい・ あいつ・も・ よっぽどの・ こと・なん・やろ。」②思い切ってことを起こそうかとしている心の様子。「あんまり・にも・ 無茶な・ こと・を・ 言ー・やがる・さかい・ よっぽど・ どつい・たろ・か・と・ 思(おも)・た・ん・や。」

よつわり【四つ割り】《名詞、動詞する》 全体を4つに分けること。4つに分けたひとつ分。「西瓜・を・ よつわりし・て・ 食う。」■類語=「ふたつわり【二つ割り】」「みっつわり【三つ割り】」〔⇒よっつわり【四つ割り】

よつんばい《名詞、動詞する》 両の手足を地につけて這う形になること。「よつんばい・に・ なっ・て・ ほら穴・を・ くぐる。」〔⇒もうもう〕

よてい〔よてー〕【予定】《名詞、動詞する》 後に行うことなどを前もって決めておくこと。また、その内容。「よてい・が・ 詰まっ・とる・ので・ 行け・まへ・ん。」「送別会・を・ よてーする。」

よどおし〔よどーし〕【夜通し】《副詞》 前夜から朝までずっと同じような状態が続くことを表す言葉。「よどーし・ テレビ・で・ サッカー・ 見・とっ・てん。」〔⇒ひとばんじゅう【一晩中】、しとばんじゅう(一晩中)

よなか【夜中】《名詞》 ①夜が更けて遅くなった頃。「よなか・まで・ 本・を・ 読ん・どっ・てん。」②深夜の12時頃。「もー・ よなか・を・ 回っ・た・ぞ。」

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2015年3月27日 (金)

中山道をたどる(416)

愛知川宿から三条大橋まで(28)

 

大谷から下る

 

 逢坂の関の説明板(写真・左、1648分撮影)があります。逢坂の関は京都を守る大切な関所ですが、次第に形だけのものになっていったようです。けれども、京都のひとたちには親しいもので歌などにはしばしば詠まれてきました。

 このあたりでは江戸期には大津絵が売られていたようです。

 「名にし負はば逢坂山のさねかずら人に知られでくるよしもがな」(写真・中、1650)は三条右大臣・藤原定方の歌です。さねかずらを手繰り寄せるように、他人に知られないで私が逢いに来られるような方法があってほしいものだと詠んでいるのです。

 3つ目の蝉丸神社(写真・右、1657)があります。あたりはもう真っ暗になりました。

 宿は昨日と同じ、浜大津です。電車で引き返します。

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中山道をたどる(415)

愛知川宿から三条大橋まで(27)

 

逢坂山を越える

 

 ひっきりなしに車の通る道路の左側の歩道があり、少しずつ山を上っていきます。関蝉丸神社上社(写真・左、1633分撮影)がありますが、道の右側ですので、見遣りつつ過ぎます。

 道路は、京阪電鉄京津線(写真・中、1638)が急カーブで過ぎているところの上を通ります。電車はここから京都寄りに短いトンネルになっています。

 ほどなく逢坂山関祉(写真・右、1647)に着きます。鉄道にとっては昔からの難所ですが、道路を歩くと難なく越えてしまうのです。峠の頂が府県などの境界になることがありますが、滋賀県大津市はもうしばらく先の、山を下ったところまでが範囲になっています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(811)

「明石日常生活語辞典…よ」(10)

 

よそごと【余所事】《名詞》 自分とは直接に関係のないこと。「自分・の・ こと・や・のに・ よそごと・みたいに・ 言()ー・とる。」〔⇒ひとごと【他人事】、しとごと(他人事)

よそみ【余所見】《名詞、動詞する》 ①見るべき方向以外に目を向けること。正面ではなく他の方を見ること。「よそみし・て・ 自転車・に・ 乗っ・とっ・たら・ 電信柱・に・ ぶち当たる・ぞ。」②集中力を欠いて、きょろきょろすること。「授業中・に・ よそみ・ばっかり・ し・とっ・たら・ あか・ん・ぞ。」⇒わきみ【脇見】

よそもん【余所者】《名詞》 その土地で生まれ育った人でなく、他の土地から移住してきた人。他の国から来た人。自分たちのグループに属していない人。「よそもん・や・さかい・ 村・の・ しきたり・が・ わから・へん。」

よだち〔よーだち〕【夜立】《名詞》 夏の午後に、急に激しく降り出して、しばらくたつと止む雨。「よだち・に・ 遭()ー・て・ びしょぬれに・ なっ・た。」「傘・を・ 持っ・とら・ん・ 時・に・ よーだち・に・ おー・た。」◆「夜」に近い時間帯という感覚で言っているのか、「夕立」の発音が変化したものか。〔⇒ゆうだち【夕立】

よたよた《形容動詞や()、動詞する》 ①年老いて、気力や体力が衰えている様子。「一日中・ よたよた・ 過ごし・てます・ねん。」②怪我をしていたりして、歩くことが不自由である様子。「よたよたと・ し・て・ 真っ直ぐに・ 歩か・れ・へん。」③どう対処していいのか、困っている様子。「店・は・ よたよたし・て・ 潰れ・そーや。」①②⇒よぼよぼ〕

よだれ【涎】《名詞》 無意識のうちに、あるいは意識しても止めることができなくて、口の外に流れ出る唾液。「赤ん坊・が・ よだれ・を・ くる。」「牛・の・ よだれ」

よだれかけ【涎掛け】《名詞》 乳児の首に掛けて、よだれを受ける布。「濡れ・た・ よだれかけ・を・ 換え・てやる。」

よだれくり【涎繰り】《名詞、形容動詞や》 口の外に唾液を流れ出させている人。また、その様子。「この・ 子ー・は・ ほんまに・ よだれくりや・なー。」〔⇒よだれたらし【涎垂らし】

よだれたらし【涎垂らし】《名詞、形容動詞や》 口の外に唾液を流れ出させている人。また、その様子。「よだれたらしや・さかい・ よだれかけ・を・ つけ・たる。」〔⇒よだれくり【涎繰り】

よちよち《副詞と、動詞する》 ①小さな子どもが、ちょっと不安定な様子で歩く様子。「やっと・ よちよちと・ 歩ける・よーに・ なった。」「畳・の・ 上・で・ よちよちし・とる。」②重いものを持ったりすることによって、足どりが安定しない様子。老人や病人・怪我人などの足どりがこころもとない様子。「おじいさん・が・ よちよちと・ 歩く。」

よっか【四日】《名詞》 ①1か月のうちの4番目の日。「5月・の・ よっか・は・ みどりの日・や。」②日数で4日間。「試験・が・ よっか・ 続く・ねん。」

よつかど【四つ角】《名詞》 2本の道が直角に交わっているところ。「よつかど・は・ いっぺん・ 止まり・なはれ。」〔⇒よつつじ【四つ辻】、よつすじ【四つ筋】

よっこいしょ《感動詞》 ①重いものを持ち上げたり動かしたりする際に、力を入れたり弾みをつけたりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこいしょ・と・ 大きな・ 箱・を・ 動かす。」②座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこらしょ・と・ 掛け声・ 掛け・て・ 立た・んと・ おれ・ん・よーな・ 年・に・ なっ・ても・た。」〔⇒どっこいしょ、どっこらしょ、よっこらしょ〕

よっこらしょ《感動詞》 ①重いものを持ち上げたり動かしたりする際に、力を入れたり弾みをつけたりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこらしょ。怪我せ・ん・よーに・ ゆっくり・ 持っ・ていこ・ー・な。」②座ったり立ち上がったりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「よっこらしょ。あの・ 椅子・に・ 座ろ・ー・か。」〔⇒どっこいしょ、どっこらしょ、よっこいしょ〕

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2015年3月26日 (木)

中山道をたどる(414)

愛知川宿から三条大橋まで(26)

 

逢坂の蝉丸神社

 

 関蝉丸神社(写真・左、1617分撮影)がありますので、社前を走る京阪の線路を越えて参詣します。蝉丸は、盲目の琵琶の名手といわれていますので、音曲の神とされています。

 境内に「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」の歌碑(写真・中、1617)があります。都から東国へ行く人も、都に帰る人も、知っている人も、知らない人も、ここで別れてまた逢うという名のとおりの、ここがその逢坂の関なのだなあ、という意味の百人一首の歌です。

 神社から少し行くと、その名の逢坂(写真・右、1624)というところがあります。

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中山道をたどる(413)

愛知川宿から三条大橋まで(25)

 

大津の中心部を過ぎる

 

 義仲寺からは京阪電鉄石山坂本線の南側に出て、西へ急ぎます。古い町並みを通っていくと、左に滋賀県庁(写真・左、1553分撮影)が見えます。

 そこを過ぎてしばらく行くとロシア皇太子遭難の地の碑(写真・中、1559)があります。1891(明治24)に、帝政ロシアのニコライ皇太子に巡査がサーベルで切りつけた大津事件の発端となった場所です。

 さらに進むと、京阪電鉄京津線が路面を走っている広い通りに出ます。この通りに沿って南に向かって歩きます。

 JR東海道線を越えるところ(写真・右、1614)を通ります。逢坂山トンネルの入り口が見えます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(810)

「明石日常生活語辞典…よ」()

 

よしゅう〔よしゅー〕【予習】《名詞、動詞する》 これから学ぶところを、前もって勉強したり練習したりすること。「よしゅーせ・なんだら・ 勉強・が・ わから・ん・よーに・ なり・まっ・せ。」■対語=「ふくしゅう【復習】」

よしわるし【良し悪し】《名詞、形容動詞や()》 ①良いか悪いかということ。また、その区別。「この・ やり方・の・ よしわるし・を・ 決め・てんか。」②良いことも悪いこともあって、一概には言えないこと。とりわけ、良いとは言えないこと。「早(はよ)ー・ 見舞い・に・ 行く・の・も・ よしわるしや。」〔⇒よしあし【良し悪し】

よす【寄す】《動詞・サ行五段活用》 ①あるものに近づける。「舟・を・ 波止・に・ よし・た。」②ものを一か所に集める。集めて片づける。「ごみ・を・ よし・て・ ちり取り・に・ 入れる。」③こちらに近づく。「ごみ・が・ こっち・へ・ よし・てき・た。」④相手のところへ行く。「明日・ よし・てもらい・ます。」⑤足し算をする。数を加える。「入り用・を・ よし・たら・ 合わし・て・ なんぼ・に・ なり・ます・か。」⑥仲間に加える。数に含める。「鬼ごっこ・に・ よし・てー。」〔⇒よせる【寄せる】⇒いれる【入れる】、ええる(入える)

よすみ【四隅】《名詞》 四角いものの四つの角。「風呂敷・の・ よすみ・を・ 合わせ・て・ たたむ。」

よせがね【寄せ鉦】《名詞》 葬式が行われることを、村の中に触れて回るときに打ち鳴らす、平たいもの。また、それをたたいた音。「よせがね・が・ 聞こえる・けど・ 誰・が・ 死ん・でやっ・た・ん・やろ。」◆葬式が始まる1~2時間前に触れて回って、葬式に駆けつけることができるように配慮するものである。近隣に葬儀場が整備され自宅で葬式を執り行うことがなくなったことに並行して、「よせがね」を叩いて回ることもなくなった。

よせや【寄せ屋】《名詞》 金属や衣類、紙類などの廃品を回収する業者。「よせや・が・ 来・たら・ 新聞・を・ 出し・とい・てんか。」〔⇒てんや【てん屋】、ぼろや【襤褸屋】、くずや【屑屋】

よせる【寄せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①あるものに近づける。「机・を・ 壁・の・ 方・に・ よせる。」②離れた場所にいた人やものをひとつの所にいるようにする。集めて片づける。「ごみ・を・ 一所(ひとところ)・に・ よせる。」③こちらに近づく。「大きな・波・が・ よせ・てき・た。」④相手のところへ行く。「近い・ うち・に・ よせ・てもらい・ます。」⑤足し算をする。数を加える。「交通費・を・ 全部・ よせ・たら・ 三千円・に・ なっ・た。」⑥仲間に加える。全体の数に含める。「旅行・の・ 話・が・ ある・そーや・けど・ 私・も・ よせ・てもらわ・れ・へん・やろ・か。」「ぼく・も・ 隠れんぼ・に・ よせ・てほしー・ねん。」〔⇒よす【寄す】⇒あつめる【集める】、あつべる【集べる】⇒いれる【入れる】、ええる(入える)、まぜる【混ぜる、交ぜる】

よそ【余所】《名詞》 ①今いる場所以外のところ。「よそ・の・ 国・の・ 動物」②自宅以外の場所。家族・親戚など以外の人。「よそ・に・ 泊まる。」「よそ・の・ 人・に・も・ 挨拶し・なはれ。」

よそいき【余所行き】《名詞、動詞する》 ①自宅から他のところへ出かけること。とりわけ、行楽などの楽しみを伴う外出。「ちょっと・ よそいきし・て・ 留守・に・ し・てまし・てん。」②外出するときに着る、特別な衣服。晴れ着。「よそいき・に・ 着替える。」③改まった言葉や行動など。「今日・は・ よそいき・の・ 声・で・ 挨拶し・ます。」

よそいきのかお【余所行きの顔】《名詞》 化粧をして整えた顔。とりすました顔。「美容院・へ・ 行っ・て・ よそいきのかお・に・ する。」

よそう〔よそー〕【予想】《名詞、動詞する》 前もってあれこれと推測して、経過や結果などの見込みをつけること。また、その内容。「競馬・の・ よそー・が・ 外れ・た。」〔⇒けんとう【見当】

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2015年3月25日 (水)

中山道をたどる(412)

愛知川宿から三条大橋まで(24)

 

膳所から大津へ

 

 瀬田の唐橋を過ぎてから、中山道は直角に右手へと曲がって、石山駅前を通って、どんどん琵琶湖に近づいていきます。

 道はあちらで曲がり、こちらで曲がりしていますが、膳所城勢多口総門跡(写真・左、1422分撮影)を通ります。

 京阪電鉄の石山坂本線の踏切を渡り、しばらくすると、その同じ線路をもう一度渡ってもとにかえったりします。ともかくジグザグに進んでいる感じです。

 思い切って右へ突き進みますと、広い道路があって、琵琶湖岸の高層ビル(写真・中、1455)が目に入ります。

 元に戻って中山道の道筋を歩くと、義仲寺(写真・右、1536)があります。松尾芭蕉の墓所としても知られているところですから、数回、来ています。今回は門前を通り過ぎます。

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中山道をたどる(411)

愛知川宿から三条大橋まで(23)

 

瀬田の唐橋を渡る

 

 瀬田の唐橋(写真・左、1345分撮影)を渡るのは、今回で何度目でしょうか。街道歩きでは東海道の時以来の2回目ですが、それ以外にも石山寺へ行った途中などに何度か来ています。

 左手(南側)は山を背景にして新幹線が走っていますが、琵琶湖の方向、すなわち橋の右手(北側)(写真・中、1347)は開けた感じになっていて、国道の橋も見えます。

 黄葉の季節ですから、いちょう(写真・右、1351)の色が鮮やかです。橋のたもとの地面には葉が散り敷いて絨毯さながらです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(809)

「明石日常生活語辞典…よ」()

 

よこっつら【横っ面】《名詞》 顔の側面。「よこっつら・を・ 蜂・に・ 刺さ・れ・た。」〔⇒よこつら【横面】

よこづな【横綱】《名詞》 ①相撲の番付で一番上の階級。また、その階級の力士。「わし・の・ 子ども時代・の・ よこづな・は・ 大鵬・と・ 柏戸・や。」②同じようなものの中で、最も優れたもの。「この・ 靴・は・ 履き心地・の・ 良さ・は・ よこづな・や。」

よこつら【横面】《名詞》 顔の側面。「腹・が・ 立っ・た・さかい・ よこつら・を・ はりまし・たっ・た。」〔⇒よこっつら【横っ面】

よこて【横手】《名詞》 正面ではなく、左右などの横の方向。脇の方。かたわら。「学校・の・ よこて・に・ 交番・が・ ある。」〔⇒よこあい【横合い】、よこっちょ【横っちよ】

よこどり【横取り】《名詞、動詞する》 他人のものを脇から無理に奪い取ること。「分け前・を・ よこどりさ・れ・てたも・た。」「大きな・ 犬・が・ えさ・を・ よこどりし・た。」

よこみち【横道】《名詞》 ①本道から分かれている、別の道。「よこみち・ 通る・ 方・が・ 早い・ぞ。」②ものごとの本筋や話題の中心からそれた方向。「よこみち・の・ 話・ばっかり・ し・て・ 結論・が・ 出ー・へん。」③人として望ましくない方向や生き方。「よこみち・へ・ 入っ・て・ 悪い・ こと・を・ し・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒わきみち【脇道】

よこむき《副詞に、名詞》 正面ではなく横に向いた形である様子。「自転車・の・ 荷台・に・ よこむきに・ 座る。」〔⇒よこったげに【横ったげ】

よこめ【横目】《名詞》 顔を動かさないで、目だけ横に動かして見ること。また、その目つき。「ほし・そーに・ お菓子・を・ よこめ・で・ 見・とる。」

よごれ【汚れ】《名詞》 美しさを失わせたり不潔にさせたりする、汗・泥・油などの汚いもの。「部屋・の・ よごれ・が・ 目立っ・とる。」「ジーパン・の・ 裾・に・ よごれ・が・ ある。」

よごれる【汚れる】《動詞・ラ行下一段活用》 汗・泥・油などの、汚いものが付いて、美しさを失ったり、不潔になったりする。「汗・ かい・て・ シャツ・が・ よごれ・た。」■他動詞は「よごす【汚す】」■名詞化=よごれ【汚れ】

よさ【良さ】《名詞》 良いと思われる点。良いと思われる程度。長所。「あいつ・の・ よさ・は・ 人柄・が・ えー・ こと・や。」「勘・の・ よさ」■対語=「わるさ【悪さ】」

よさ【夜さ】《助数詞》 夜の回数を数える言葉。「ひとよさ・も・ ふたよさ・も・ 歯痛(はいた)・で・ 寝・られ・なんだ。」〔⇒ばん【晩】

よさり【夜さり】《名詞》 ①日没から日の出までの、空が暗い間。「よさり・は・ 寒かっ・た・なー。」②空が暗くなって、夜になった頃。日没後の比較的早い時間帯。「宿題・を・ よさり・の・ うち・に・ し・てしまう。」⇒よる【夜】、よ【夜】⇒よさりがた【夜さり方】

よさりがた【夜さり方】《名詞》 空が暗くなって、夜になった頃。日没後の比較的早い時間帯。「よさりがた・から・ 強い・ 風・が・ 吹き出し・た。」〔⇒よさり【夜さり】

よしあし【良し悪し】《名詞、形容動詞や()》 ①良いか悪いかということ。また、その区別。「勘・の・ よしあし・で・ 勝負・が・ 決まる。」②良いことも悪いこともあって、一概には言えないこと。とりわけ、良いとは言えないこと。「大きい・ 会社・に・ 入っ・たら・ 遠い・ 所・へ・ 転勤・に・ なっ・て・ よしあし・や。」〔⇒よしわるし【良し悪し】

よしず【葭簾】《名詞》 掛け垂らして部屋の内外を区切ったり、日光をさえぎったりするための、細い葭()を糸で編み連ねたもの。「よしず・の・ 張っ・てある・ 店・で・ 氷・を・ 食う。」

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2015年3月24日 (火)

中山道をたどる(410)

愛知川宿から三条大橋まで(22)

 

一里塚と現代の道標

 

 立場跡を過ぎて歩を進めていくと、一里塚跡(写真・左、1308分撮影)があります。説明板に、大きな松の木があったが明治末期に取り払われたと書いてあります。とはいえ、このあたりに一里山という地名があって、ゆかりの名前が残っています。

 おもしろい道標(写真・中、1310)があります。平成22年に建てられたとあります。三条大橋まで五里余りと書かれていますが、デザイン化されていて目を引きます。このあたりはところどころに、付近の地図が書かれた縦長の案内板が設置されていて、歩く者に親切になっていて嬉しく思います。

 檜山神社(写真・右、1337)を過ぎると瀬田の唐橋が近づきます。

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中山道をたどる(409)

愛知川宿から三条大橋まで(21)

 

矢倉立場、野路の玉川

 

 矢倉立場(写真・左、1207分撮影)には、名物の「姥が餅」を売っていたと言われますが、草津-大津間でほっと一休みする場所です。

 どんどん歩いていくと、野路の一里塚跡を過ぎて、野路の玉川(写真・中、1232)に出ます。千載和歌集の源俊頼の「あすもこむ 野路の玉川萩こえて 色なる波に 月やどりけり」の歌に詠まれている名所です。平安時代から知られた、交通の要衝でもあったところです。

 そして、道は左右に曲がりくねりながら、少しの上り下りもあって、いよいよ大津市(写真・右、1128)に入ります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(808)

「明石日常生活語辞典…よ」()

 

よけのこと【余計の事】《副詞》 ①前よりもずっと程度が高まることを表す言葉。「節分・が・ すん・で・から・ よけのこと・ 寒さ・が・ 厳しー・ なっ・た。」「さっき・より・も・ よけのこと・ 腹・が・ 減っ・てき・た。」「こっち・の・ 方・が・ よけのこと・ 値ー・が・ 高い・ん・と・ 違(ちゃ)う・か。」②そのことによって、かえって逆の方向に向かうことを表す言葉。「いっぺん・ 負け・て・から・ よけのこと・ やる気・が・ 出・てき・た。」〔⇒よけい【余計】。①⇒ますます【益々】、いっそう【一層】⇒かえって【却って】

よける【避ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①出会ったり、ぶつかったりしないように、脇へ寄る。「車・を・ よける。」②災害などから逃れるために対策をとる。「台風・を・ よけ・て・ 船・が・ 避難し・てくる。」

よこ【横】《名詞》 ①上下に広がる方向に対して、水平に広がる方向。前後に広がる方向に対して、左右に広がる方向。また、その長さ。「よこ・の・ 長さ・は・ 縦・の・ 二倍・や。」②他の人のかたわら。当事者以外の立場。「よこ・で・ 見・とら・んと・ 仕事・を・ 手伝(てっと)ー・てんか。」■対語=①「たて【縦】」「たつ【()】」⇒ねき、はた【端】

よこあい【横合い】《名詞》 正面ではなく、左右などの横の方向。脇の方。かたわら。「よこあい・から・ 子ども・が・ 走っ・てき・た。」〔⇒よこて【横手】、よこっちょ【横っちよ】

よこう〔よこー〕【予行】《名詞、動詞する》 儀式や演技などがうまく行えるように、前もって本番と同じように練習してみること。「運動会・の・ よこー・が・ 雨・で・ 延び・た。」〔⇒よこうえんしゅう【予行演習】

よこうえんしゅう〔よこーえんしゅー〕【予行演習】《名詞、動詞する》 儀式や演技などがうまく行えるように、前もって本番と同じように練習してみること。「よこーえんしゅー・で・は・ 一等・やっ・てん・けど・なー。」〔⇒よこう【予行】

よこがお【横顔】《名詞》 正面からではなく、横から見た顔。横向きの顔。「鼻筋・が・ 通っ・て・ 立派な・ よこがお・や。」

よこぎる【横切る】《動詞・ラ行五段活用》 道や海などで、何かの前方を通って、一方の側から他方の側へ行く。「国道・を・ 電車・の・ 線路・が・ よこぎっ・とる。」「フェリーボート・の・ 前・を・ 漁船・が・ よこぎる。」

よごしちゃんこ【汚しちゃんこ】《形容動詞や()》 汗・泥・油などが付いて、ずいぶん美しさが失われていたり、不潔であったりする様子。また、わざとそのようにしている様子。「どろんこ遊び・を・ し・て・ 服・を・ よごしちゃんこに・ し・ても・とる。」

よごす【汚す】《動詞・サ行五段活用》 汗・泥・油などの、汚いものを付けて、美しさを失わせたり、不潔にしたりする。「どろんこ・で・ からだ中・を・ よごす。」「服・を・ よごさ・ん・よーに・ 気ー・ つけ・て・ ご飯・を・ 食べ・なはれ。」■自動詞は「よごれる」■名詞化=よごし【汚し】

よこだおし【横倒し】《名詞》 立っていたものが倒れて横向きになること。「脱線し・て・ 電車・が・ よこだおし・に・ なっ・た。」

よこづけ【横付け】《名詞、動詞する》 船や車などを、目的の場所にぴったりと近づけること。「玄関・に・ 車・を・ よこづけする。」

よこったげに【横ったげに】《副詞》 正面ではなく横に向いた形である様子。「椅子・に・ よこったげに・ 座っ・て・ 行儀・が・ 悪い・ こと・や。」「慌て・て・ よこったげに・ 走る。」「蟹・が・ よこったげに・ 歩い・とる。」〔⇒よこむき【横向き】

よこっちょ【横っちよ】《名詞》 正面ではなく、左右などの横の方向。脇の方。かたわら。「よこっちょ・に・ 鞄・を・ 抱え・て・ 駅・まで・ 走る。」「よこっちょ・に・ 隠れ・とっ・て・ 見つから・なんだ。」〔⇒よこあい【横合い】、よこて【横手】

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2015年3月23日 (月)

中山道をたどる(408)

愛知川宿から三条大橋まで(20)

 

草津本陣を通って西へ

 

 東海道は全コースを歩いていますから、ここから先は同じコースを歩くことになります。いろいろな表示も、中山道よりは東海道が幅を利かせることになりますが、三条大橋まで歩くことにします。

 本陣(写真・左、1145分撮影)は重々しい感じがして、草津宿を見据えているような感じがします。

 江戸末期に建てられた茶屋・吉川芳樹園の店舗兼主屋(写真・中、1147)は、登録有形文化財です。虫籠窓風の意匠や、漆喰で固められた出桁などがあります。

 落ち着いた風情の街道を歩いていくと、志度川の矢倉橋(写真・右、1159)に出ます。

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中山道をたどる(407)

愛知川宿から三条大橋まで(19)

 

東海道と合流

 

 アーケードが作られているきたなか商店街(写真・左、1131分撮影)を通り抜けて歩きます。

 天井川となっている草津川(写真・中、1136)をくぐります。トンネルの壁面には街道の絵が描かれています。

 そのトンネルを抜けた左側が、東海道と中山道の合流地点です(写真・右、1137)。追分でもあります。1816(文化13)に建てられた道標には「右 東海道いせみち 左 中仙道美のぢ」と書いてあります。京から見ての道案内です。東海道を歩いてここまでたどりついたことが、昨日のことのように思われます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(807)

「明石日常生活語辞典…よ」()

 

よくい【欲い】《形容詞》 ものをほしがる気持ちが、他の人よりも強い。けちである。「人・の・ もん・まで・ 持っ・てかえっ・てしも・て・ よくい・ こと・を・ する・ やつ・や。」〔⇒よくどしい【欲どしい】

よくたれ【欲たれ】《名詞、形容動詞や、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強いこと。分け前を他の人よりも多く取ろうとすること。また、そのような人。「よくたれ・や・さかい・ 人・の・ もん・を・ 何・でも・ 欲しがる。」〔⇒よくちん【欲ちん】、よくばり【欲張り】、よくぼり(欲張り)

よくちん【欲ちん】《名詞、形容動詞や、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強いこと。分け前を他の人よりも多く取ろうとすること。また、そのような人。「よくちん・や・さかい・ 自分・の・ 分・を・ よーけに・ しょ・ー・と・ する。」〔⇒よくたれ【欲たれ】、よくばり【欲張り】、よくぼり(欲張り)

よくどしい〔よくどしー、よくどーしー〕【欲どしい】《形容詞》 ものをほしがる気持ちが、他の人よりも強い。けちである。「よくどしー・に・ せ・んと・ 人・の・ こと・も・ 考え・なはれ。」〔⇒よくい【欲い】

よくばり【欲張り】《名詞、形容動詞や、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強いこと。分け前を他の人よりも多く取ろうとすること。また、そのような人。「あんな・ よくばりな・ 人・は・ めずらしー。」〔⇒よくたれ【欲たれ】、よくちん【欲ちん】、よくぼり(欲張り)

よくばる【欲張る】《動詞・ラ行五段活用》 必要以上にほしがる気持ちが強く、他の人より多くのものを取ろうとする。「そないに・ よくばっ・ても・ 一人・で・ 全部・は・ 食べ・られ・へん・やろ。」〔⇒よくぼる(欲張る)■名詞化=「よくばり【欲張り】」

よくぼけ【欲呆け】《形容動詞や()、動詞する》 欲が強くて、他のことを見失っていること。また、それによって、かえって失敗すること。「年・を・ とっ・て・ よくぼけし・たら・ みっともない・ぞ。」

よくぼり【欲(張り)】《名詞、形容動詞、動詞する》 ほしがる気持ちが、他の人よりも強いこと。分け前を他の人よりも多く取ろうとすること。また、そのような人。「よくぼり・が・ かき集め・て・ 持っ・ていき・やがっ・た。」〔⇒よくたれ【欲たれ】、よくちん【欲ちん】、よくばり【欲張り】

よくぼる(欲張る)】《動詞・ラ行五段活用》 必要以上にほしがる気持ちが強く、他の人より多くのものを取ろうとする。「よくぼっ・て・ 人・と・ 喧嘩する。」〔⇒よくばる【欲張る】■名詞化=「よくぼり【(欲張り)】」

よくめ【欲目】《名詞》 自分の都合の良いように、実際よりもよく見ること。また、その見方。「親・の・ よくめ・で・ 子ども・が・ よー・ 見える。」

よくも《副詞》 驚いたり感心したりする気持ちを表す言葉。なんとまあ。「よくも・ 嘘・を・ つい・た・な。」「よくも・ こないに・ 細かい・ 絵ー・が・ 描け・た・もん・や・なー。」

よくよく《副詞》 ①そうなることは避けられないことである様子。「あの・ 時・は・ よくよく・ 運・が・ 向い・とら・なんだ・ん・や。」②やむを得ず、どうにも仕方がなくなった様子。「よくよく・の・ こと・が・ あっ・たら・ 連絡し・て・な。」

よけい〔よけー、よけ〕【余計】《名詞、②形容動詞や》 ①一定の数量や必要な数量よりも、多くあること。「5人・ よけー・に・ 集まっ・た。」②必要な度を超えて、無益・無駄であること。ない方がよいのに、あること。「はた・から・ よけな・ こと・を・ 言わ・んとい・てんか。」〔⇒よぶん【余分】

よけい〔よけー、よけ〕【余計】《副詞に》 ①前よりもずっと程度が高まることを表す言葉。「甘やかし・た・さかい・ よけ・ 言ー・ こと・を・ 聞か・ん・よーに・ なっ・た・ん・や。」②そのことによって、かえって逆の方向に向かうことを表す言葉。「そんな・ こと・を・ し・たら・ よけ・ 損する・ぞ。」〔⇒よけのこと【余計の事】。①⇒ますます【益々】、いっそう【一層】⇒かえって【却って】

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2015年3月22日 (日)

中山道をたどる(406)

愛知川宿から三条大橋まで(18)

 

草津の町を歩く

 

 いよいよ草津市(写真・左、1110分撮影)に入ります。中山道の一応の終着点が近づきました。東海道線の小さな穴門(トンネル)をくぐって南側に出ます。ひっきりなしに電車が通り過ぎていきます。

 市の中心部は、説明板や道標などが充実しています(写真・中、1123)。草津宿は規模が大きい宿場です。けれども、街道筋は商店街の様相を見せています。

 伊砂砂神社(写真・右、1123)の本殿は、国の重要文化財になっています。少し行くとJR草津駅の正面にあたります。守山から1里半の道のりです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(806)

「明石日常生活語辞典…よ」()

 

ようぶん〔よーぶん〕【養分】《名詞》 生き物が育つために必要な成分。栄養になる成分。「よーぶん・が・ 足ら・ん・と・ 思(おも)・て・ 肥料・を・ やっ・た。」

ようま〔よーま〕【洋間】《名詞》 板敷きやカーペット敷きなどで、ドアなどがある、西洋風の部屋。「よーま・に・ クーラー・を・ つける。」■対語=「にほんま【日本間】」〔⇒ようしつ【洋室】

ようや〔よーや、よや〕《助動詞》 ①あるものが何かに似ているという意味(比況)を表す言葉。まるでそうだと思うという意味を表す言葉。「紅葉・の・よーな・ 可愛()いらしー・ 手ー」「眠っ・とる・よな・ 声・で・ 返事し・たら・ あか・ん・がな。」②はっきりしないが、そうであるらしいという意味(推量)をあらわす言葉。「昼から・は・ 雨・が・ 降り出す・よーや。」「どーやら・ 明日・は・ 雨・の・よや。」「もー・ 予算・が・ 無い・よーや。」◆形容動詞の終止形と同じように、「ようや」の他に、「ようだ」「ようです」「ようだす」の形もある。

ようやく〔よーやく〕【漸く】《副詞》 途中であれこれの曲折はあったが、望んでいたことが実現したということを表す言葉。「よーやく・ 温(ぬく)ー・ なっ・てっ・た。」「よーやく・ 梅雨・が・ 明け・た。」「よーやく・ 試験・に・ 合格し・た。」〔⇒ようよう(漸々)、やっと、やっとこさ、やっとこしょ、やっとこせ〕

ようよう〔よーよー〕(漸々)】《副詞》 途中であれこれの曲折はあったが、望んでいたことが実現したということを表す言葉。「よーよー・ 涼し・ なっ・てき・まし・た・なー。」「よーよー・ 借金・が・ ないよーなっ・た。」〔⇒ようやく【漸く】、やっと、やっとこさ、やっとこしょ、やっとこせ〕

ようりょう〔よーりょー〕【要領】《名詞》 ものごとを行う方法。とりわけ、その最も肝要な部分。また、それを実行するこつ。「仕事・の・ よーりょー・を・ 習う。」「この・ 機械・を・ 使う・ よーりょー・が・ わから・へん。」「仕事・を・ する・ よーりょー・が・ 下手や。」

よお(よー)【四】《名詞(数詞) 数を2音節で言うときの「四」を表す言葉。◆1から10までを「ひい」「ふう」「みい」「よお」「いつ」「むう」「なな」「やあ」「こお」「とお」と言う。〔⇒よん【四】、よっつ【四つ】

ヨーチン〔よーちん〕【ドイツ語=Jodtinkturから】《名詞》 傷口の消毒などに使う赤褐色の液体。◆「ヨードチンキ」をつづめて言う言葉。「擦りむい・たら・ よーちん・を・ 塗っ・とき。」

よか《格助詞》 ①それを比較の基準や対象とすることを表す言葉。「兄貴・よか・ よー・ 勉強する。」②何かと対比させて、それしかないということを表す言葉。「バス・が・ ない・さかい・ 歩く・よか・ しょがない。」〔⇒より、よりか〕

よか《副助詞》 ①他に方法・手段などがないという気持ちを表す言葉。「頼め・る・ 人・は・ あんた・よか・ おら・へん。」「黙っ・て・ 聞く・よか・ しょーがない。」②ある範囲のものだけであるということを表す言葉。「10人・よか・ 聞き・に・ 来・てくれ・なんだ。」◆①②とも、後ろに打ち消しの言葉が伴う。〔⇒しか、より、よりか〕

よかぜ【夜風】《名詞》 夜に吹く風。「浜・に・ おっ・たら・ よかぜ・が・ 涼しー。」

よき《名詞》 頑丈な刃のついた鉄片に柄をつけた、木などを割るのに使う道具。斧。「焚き物〔=薪〕・を・ よき・で・ 割る。」〔⇒てよき【手よき】

よきょう〔よきょー〕【余興】《名詞、動詞する》 宴会などのときに、面白さを出しで会を盛り上げるためにする演芸など。「送別会・の・ よきょー・で・ 落語・を・ やる。」

よく【欲】《名詞》 自分のものにしたいとか、自分でやってみたいとか思う気持ち。「よく・を・ 出し・たら・ あきま・へん。」「よく・の・ 強い・ 人」

よく【欲】《形容動詞や()》 ものをほしがる気持ちが、他の人よりも強い様子。けちである様子。「よくな・ こと・を・ 言()ー・て・ みんな・を・ 困らせ・とる。」

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2015年3月21日 (土)

中山道をたどる(405)

愛知川宿から三条大橋まで(17)

 

(へそ)という地名のあたり

 

 大宝神社の周辺にある大宝公園(写真・左、1048分撮影)は紅葉に彩られています。

 芭蕉の句碑(写真・中、1050)があり、「へそむらのまだ麦青し春のくれ」の句が刻まれています。もう麦は黄金色になってもよさそうなのに村のあたりはまだ青いと詠んでいるのです。

 大宝村大字元標(写真・右、1053)は、道路元標です。「大津市元標を距てること、四里十八町三十四間五尺」などと細かな数字が刻まれています。風化が激しかったものを2000(平成12)に復元したものです。それにしても、という地名とその発音は珍しいと思います。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(805)

「明石日常生活語辞典…よ」()

 

ようじょう〔よーじょー〕【養生】《名詞、動詞する》 ①病気や怪我が治るように、体を休めて元気を取り戻すようにすること。「えー・ もん・ 食べ・て・ よーじょーする。」②健康を維持するために、体を大事にすること。「年・を・ とっ・たら・ ふだん・から・の・ よーじょー・が・ 大事や。」

ようじん〔よーじん〕【用心】《名詞、動詞する》 よくないことが起きないように、あらかじめ対策を立てて気をつけること。万一に備えて注意を行き届かせること。「泥棒・に・ 入ら・れ・ん・よーに・ よーじんする。」「火・の・ よーじん」

ようじんぶかい〔よーじんぶかい〕【用心深い】《形容詞》 じゅうぶんに気をつけて慎重に物事を行おうとする気持ちが強い。「よーじんぶかい・ 人・や・さかい・ 無理・を・ し・よら・へん。」■名詞化=ようじんぶかさ【用心深さ】

ようす〔よーす〕【様子】《名詞》 ①ものごとの有り様や状態。「うち・の・ 子・は・ 学校・で・は・ どんな・ よーす・です・か。」②人の姿や身なり。「上品な よーす・を・ し・た・ 人・やっ・た。」③人のそぶり。ものごとの変化していく気配。「がっかりし・た・よーな・ よーす・やっ・た。」「こっち・は・ 雨・が・ やみ・そーな・ よーす・です。」

ようすする〔よーすする〕【様子する】《動詞・サ行変格活用》 ①気取ってポーズをとる。自分をとりつくろう。「あの・ 子ー・は・ よーすし・て・ 電車・に・ 乗っ・とる。」「こまい・ 子ー・や・けど・ 人・が・ 来・たら・ よーすする・ねん。」②泣き顔になる。今にも泣き出しそうな状態になる。「よーすし・てき・た・さかい・ もー・ それ・以上・ 言わ・んとき。」

ようせいこう〔よーせーこー〕【養成工】《名詞》 製造業の会社で、入社後に社員教育をする予定で採用する人。「三菱・の・ よーせーこー・で・ 勉強し・とる。」◆かつては、工業高校に入学・卒業しなくても、自社で一定期間行う社員教育が充実していた。

ようせつ〔よーせつ〕【溶接】《名詞、動詞する》 金属などのつなぎ目を熱で溶かしてつなぎ合わせること。「レール・を・ よーせつする。」

ようそんな〔よーそんな〕《成句》 ①礼を言われたときなどに、謙遜して発する言葉。いいえ、どういたしまして。とんでもない。「よーそんな。礼・を・ 言ー・てもらう・よーな・ こと・は・ し・とり・まへ・ん・がな。」②予想外のように感じて、びっくりしたときに発する言葉。「そないに・ 高い・ 値ー・なん・かいな。よーそんな。」③ひどいことだと思うときに発する言葉。「いじめ・られ・た・ん・かいな。よーそんな・ こと・を・ する・ん・や・なー。」◆感動詞のような使い方をすることが多いが、連体修飾の使い方もする。

ようたんぼう〔よーたんぼー、よーたんぼ〕【酔うたん坊】《名詞》 酒に酔っばらって正常な状態でなくなっている人。酔漢。「よーたんぼー・が・ 道・で・ 寝・とる。」

ようち〔よーち〕【幼稚】《形容動詞や()》 ①年齢が幼いこと。「まだまだ・ 5つ・や・さかい・ よーちな・ 子ー・や。」②考え、知識、技能などが十分に発達していないこと。「よーちな・ 考え・を・ 言ー・て・ みんな・に・ 笑わ・れ・た。」

ようちえん〔よーちえん〕【幼稚園】《名詞》 小学校に入学する前の子どもに、集団生活に慣れさせて心身の発達を促すための教育を行うところ。「よーちえん・の・ 年少組・に・ 行っ・てます。」

ようてん〔よーてん〕【陽転】《名詞、動詞する》 ツベルクリン反応検査で、陰性だった者が陽性に変わること。「BCG・を・ 打っ・て・ よーてんし・た。」

ようび〔よーび〕【曜日】《名詞》 一週間の7日間に、日曜日から土曜日までとして割り振られた名前。「みんな・が・ 集まりやすい・ よーび・は・ いつ・やろ・な。」◆この場合は「よう【曜】」と言うことはしない。

ようび〔よーび〕【曜日】《接尾語》 一週間の7日間のそれぞれの日に付ける言葉。「月よーび」「火よーび」「何(なん)よーび」〔⇒よう【曜】

ようふく〔よーふく〕【洋服】《名詞》 西洋風の衣服。西洋から伝わった衣服。「小学校・の・ 頃・は・ よーふく・で・ない・ 子ー・も・ おっ・た。」■対語=「わふく【和服】」

 

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2015年3月20日 (金)

中山道をたどる(404)

愛知川宿から三条大橋まで(16)

 

滋賀県内の唯一残る一里塚

 

 樹下神社(写真・左、1022分撮影)は、平安時代に創建され、江戸時代(寛永年間)にされたと伝えられています。ご神木は二股の枝の夫婦松です。

 今宿の一里塚(写真・中、1030)は滋賀県内に唯一残る一里塚です。今は2代目だという榎が大きく育っています。一里塚は関西人にとってはなじみの薄いものですが、それは東海道にしろ中山道にしろ失われてしまっているものが多いからなのでしょう。あんなに多くあった道祖神も、関西に入ると見かけるのが少なくなってきます。街道歩きをする私にとっては寂しい思いがします。

 しばらく歩くと栗東市(写真・右、1044)に入ります。滋賀県のこのあたりは市がいくつもあって行政区域が入り組んだ形になっています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(804)

「明石日常生活語辞典…よ」()

 

ようおこし〔よーおこし〕【良うお越し】《感動詞》 人を迎えるときに、いらっしゃい、よくおいでくださった、という気持ちを込めて言う挨拶の言葉。◆商店だけでなく、一般家庭で人を迎える場合などでも使う。「よーおこし。お元気・そーです・な。」

ようか〔よーか〕【八日】《名詞》 ①1か月のうちの8番目の日。「始業式・は・ よーか・や。」②日数で8日間。「よーか・ あったら・ 出来上がる・やろ。」

ようかん〔よーかん〕【羊羹】《名詞》 餡と寒天を混ぜて、練ったり蒸したりして固めた和菓子。「明石・の・ 名物・は・ 丁稚(でっち)よーかん・や。」

ようき〔よーき〕【陽気】《名詞》 気候や天候。特に、のどかで暑過ぎず寒過ぎず、生活するのに望ましい気候や天候。「桜・が・ 咲い・て・ 良()ー・ よーき・に・ なり・まし・た・なー。」「よーき・の・ 加減・で・ 体・が・ 痛む・ こと・が・ おます・ん・や。」

ようき〔よーき〕【陽気】《形容動詞や()》 性格や雰囲気が明るい感じで、からっとして朗らかな様子。「あいつ・は・ よーきな・ 人柄・や。」「今日・は・ よーきに・ 過ごし・まほ。■対語=「いんき【陰気】」

ようきょく〔よーきょく〕【謡曲】《名詞》 能楽の言葉に節を付けてうたうこと。「よーきょく・で・ 出演する。」〔⇒うたい【謡い】

ようけ〔よーけ〕《副詞、形容動詞や()》 数や量が多い様子。「昨日・は・ よーけ・ 雨・が・ 降り・まし・た・なー。」「両手・に・ よーけ・ 物・を・ 持っ・て・ 運ぶ。」〔⇒ようさん(仰山)、ぎょうさん【仰山】、じょうさん(仰山)、どっさり、たくさん【沢山】、たんと、やっと〕

ようけ〔よーけ、よけ〕《副詞》 二つのものを比較して、程度がよりいっそう強まることを表す言葉。「暑い・の・より・も・ 寒い・ 方・が・ よーけ・ 困る。」「今日・の・ 方・が・ 昨日・より・ よけ・ しんどい。」◆「よけい【余計】」から転じて、比較を表す言葉になっている。

ようさい〔よーさい〕【洋裁】《名詞、動詞する》 洋服のデザインを考えたり、裁ったり縫ったりすること。「よーさい・を・ 勉強し・て・ 上手に・ なっ・た。」「よーさい・の・ 学校・へ・ 行っ・て・ 勉強し・とる。」■対語=「わさい【和裁】」

ようさん〔よーさん〕(仰山)】《副詞、形容動詞や()》 数や量が多い様子。「よーさん・ お祝い・ 貰(もろ)・て・ すん・まへ・ん。」〔⇒ようけ、ぎょうさん【仰山】、じょうさん(仰山)、どっさり、たくさん【沢山】、たんと、やっと〕

ようし〔よーし〕【用紙】《名詞》 何かの目的のために使われる紙。一定の書式などに基づいて作られている紙。「申し込み・の・ よーし・を・ ください。」「この・ よーし・は・ 何・に・ 使う・ん・です・か。」「原稿よーし」

ようし〔よーし〕【養子】《名詞》 生家とは違う家の戸籍に入って、その家の子となること。また、その人。「うち・は・ 女・の・ 子・ばっかり・や・さかい・ よーし・ 貰(もろ)・てん。」

ようじ〔よーじ〕【用事】《名詞、動詞する》 しなければならない仕事や任務。用件。「よーじ・が・ すん・だら・ お茶・を・ 飲み・まほ。」「よーじ・が・ なかっ・たら・ 将棋・でも・ し・まほ・か。」〔⇒よう【用】

ようじ〔よーじ〕【楊枝】《名詞》 歯に挟まったものを取り除いたり、食べ物を差して取ったりするときに使う、先の尖った小さな棒。「ちょっと・ そこ・の・ よーじ・ 取っ・てんか。」〔⇒つまようじ【爪楊枝】

ようしき〔よーしき〕【洋式】《名詞》 西洋風の形や、西洋風のやり方。「よーしき・の・ 料理・や・さかい・ フォーク・を・ 使わ・んならん。」「よーしき・の・ 便所・に・ 入る。」■対語=「わしき【和式】」

ようしつ〔よーしつ〕【洋室】《名詞》 板敷きやカーペット敷きなどで、ドアなどがある、西洋風の部屋。「よーしつ・の・ テーブル・で・ ご飯・を・ 食べる。」〔⇒ようま【洋間】■対語=「わしつ【和室】」

ようしゃ〔よーしゃ〕【容赦】《名詞、動詞する》 ①許して、とがめないこと。「間違ご・た・ とき・は・ ようしゃ・を・ お願いし・まっ・せ。」②手加減を加えること。「よーしゃせ・んと・ 攻め・てこい。」

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2015年3月19日 (木)

中山道をたどる(403)

愛知川宿から三条大橋まで(15)

 

東門院の黄葉・紅葉を愛でる

 

 東門院守山寺(写真・左、1014分撮影)は、桓武天皇が「わが山を守り給ふ寺」として名付けたと言われ、守山の地名の起こりになっています。

 境内の石造りの五重塔(写真・中、1015)は鎌倉時代のものですが、無造作に置かれている感じが、かえって親しみを感じます。

 黄葉・黄葉(写真・右、1018)のまっ盛りの境内は、広くはありませんが、袖を引き留められて、立ち去りがたい思いになります。旅の雑誌などにもいろいろ紹介されているようで、門前に、その誌面が誇らしげに掲示されています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(803)

「明石日常生活語辞典…よ」()

 

よいよい《名詞、動詞する》 小さな子どもが、足を踏みしめるようにして、たどたどしく歩くこと。「ひとり・で・ 立て・る・よーに・ なっ・た・さかい・ もーじき・ よいよいする・よーに・ なる・やろ。」〔⇒よいよいよい〕

よいよいよい《名詞、動詞する》 小さな子どもが、足を踏みしめるようにして、たどたどしく歩くこと。「よいよいよいし・て・ こっち・まで・ 来・た。」◆「よいよい」よりも長い時間、歩き続けているような印象もある。〔⇒よいよい〕

よう〔よー〕【用】《名詞》 しなければならない仕事や任務。用件。「よー・が・ あっ・たら・ 電話し・てください。」〔⇒ようじ【用事】

よう【酔う】《動詞・ワア行五段活用》 ①酒を飲んで、気分がぼうっとするようになる。「よー・た・ 友だち・を・ 送っ・ていく。」②乗り物などに揺られて、気分が悪くなる。「釣り・に・ 行っ・て・ 舟・に・ よー・た。」■名詞化=よい【酔い】

よう〔よー〕【良う】《副詞》 ①相手の行為を望ましいことであると思っている様子。◆驚いた気持ちや褒める気持ちをこめた表現である。「よー・ 頑張っ・た・なー。」「よー・ 合格し・た・もんや。」「よー・ 来・てくれ・た・なー。」②十分であると感じたり、満足したりしている様子。「もー・ よー・ いただき・まし・た。」③能力を十分に発揮している様子。うまく。上手に。「よー・ 描け・た・ 絵ー・や。」④そのことがしばしば起こる様子。しょっちゅう。「よー・ 遅刻・を・ する・ 人・や。」「今年・は・ よー・ 雨・が・ 降る。」⑤心を込めて、ものごとに接する様子。「この・ 話・は・ よー・ 聞ー・てほしい・ねん。」⑥相手に対して腹立たしさなどを感じている様子。「よー・ 騙し・やがっ・た。」「よー・ そんな・ 嘘・の・ 話・を・ し・やがっ・た・もんや。」⑦その程度が極めて深い様子。「よー・ 似た・ 人」「よー・ わかる・ 話」

よう〔よー〕《副詞》 ①しようとしてもできないということ(不可能)を表す言葉。「そんな・ 難(むつか)しー・ 仕事・は・ よー・ せ・ん・わ。」②しようとする気持ちになれないことを表す言葉。「そんな・ 恥ずかしー・ こと・は・ よー・ 言わ・ん・わ。」③十分にできるということ(可能)を表す言葉「もー・ よー・ 泳ぐ・ こと・が・ できる・ねん。」「一人・で・ よー・ 行ける・か。」◆①②ともに、後ろに打ち消しの言葉が伴う。③は、後ろに可能の意味を持つ言葉が伴う。

よう〔よー〕《感動詞》 親しみを込めて、相手に呼びかける言葉。または、呼びかけに応じる言葉。「よー・ 元気・か。」「よー・ 何・か・ 用・か。」

よう〔よー〕【曜】《接尾語》 一週間の7日間のそれぞれの日に付ける言葉。「月よー」「火よー」「何(なん)よー」〔⇒ようび【曜日】

ようい〔よーい〕【用意】《名詞、動詞する》 物事を行う前に、それがうまく始められるように前もって環境を整えること。支度をしたり、あらかじめ取り揃えたりすること。「旅行・の・ よーい・は・ でけ・た。」〔⇒じゅんび【準備】

ようい〔よーい〕【用意】《感動詞》 競技などを始める際、準備態勢を整えさせて、動作を起こさせようとするときに発するかけ声。「位置・に・ つい・て。よーい。」

よういどん〔よーいどん〕〕【用意どん】《名詞、動詞する》 ①一緒に走って、走る速さを競う競技。「よーいどん・で・ 一番・に・ なっ・た。」

②互いに勝ち負けを争うこと。互いにせりあうこと。「計算・の・ よーいどん・を・ する。」③同時に一斉に始めること。また、その合図。「よーいどん・で・ 始める・さかい・ 先・に・ し・たら・ あか・ん・ぞ。」⇒ときょうそう【徒競争】、はしり【走り】⇒きょうそう【競争】

よういわん〔よーいわん〕【よう言わん】《成句》 あきれはてて、何も言えなくなったときに使う言葉。開いた口がふさがらない。「むちゃくちゃに・ 税金・を・ 取ら・れ・て・ よーいわん・わ。」◆「よう(副詞)」+「いわ(動詞)」+「ん(助動詞)」が結びついた言葉である。「よういわん・わ」のように使う場合は感動詞のような働きが強い。「よういわんかっ・た」のように使うと、その場の状況を説明しているようにみえる。

ようおかえり〔よーおかえり〕【良うお帰り】《感動詞》 ①家族や親しい人などを送り出すときに、無事に帰ることを祈って言う言葉。「遅ー・ なら・ん・よーに・ よーおかえり・な。」②家族や親しい人などが帰ってきたときに、出迎えてねぎらって言う言葉。「よーおかえり。しんどかっ・た・やろ。」

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2015年3月18日 (水)

中山道をたどる(402)

愛知川宿から三条大橋まで(14)

 

守山の井戸と道標

 

 本陣跡には古い井戸(写真・左、1001分撮影)が残っています。守山宿は、野洲川の自然堤防の上にあって、やや高い土地になっています。用水路がない地形です。そこで防火や生活用に井戸が貴重な存在でした。いくつかあった井戸のうち、今に残るのはこの一つだけだそうです。

 広重の描いた守山宿の浮世絵(写真・中、1003)が掲げられています。

 石造りの道標(写真・右、1012)があって、「右 中山道 並びに 美濃路」の文字が見えますが、左は錦織寺への道になります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(802)

「明石日常生活語辞典…よ」()

 

よ〔よー〕【世】《名詞》 ①人間が関わり合いを持ちながら生活を営んでいるところ。「よ・を・ 去る。」「よ・の・ 風潮」②過去・現在・未来などのそれぞれ。「あの・ よ」「この・ よ」③ある特定の時代や期間。「昭和・の・ よー・と・ 今・と・は・ だいぶ・ 違う。」「戦争・の・ よ」

よ〔よー〕【夜】《名詞》 日没から日の出までの、空が暗い間。「冬・は・ よ・が・ 明ける・の・が・ 遅い・なー。」「よ・が・ 更ける。」◆「よ・が・ あける。」と言うことが多く、「よる・が・ あける。」と言うことは少ない。「よる・に・ なる。」と言うが、「よ・に・ なる。」とは言わない。〔⇒よる【夜】、よさり【夜さり】

よ〔よー〕【余】《名詞》 ①それとは違うものや人。それ以外のものや人。「あんた・の・ よー・の・ 人・は・ 行か・へん・の・か。」「これ・は・ わし・が・ し・たる・けど・ よー・の・ こと・は・ 自分・で・ し・なはれ。」②配ったり割り当てたりしたものの余りのもの。「みんな・に・ 3つ・ずつ・ 配っ・て・ よー・が・ あっ・たら・ あんた・に・ あげる。」⇒ほか【他】⇒よぶん【余分】

【四】《名詞》 数を一音節で言うときの「四」を表す言葉。◆一から十までを「ひ」「ふ」「み」「よ」「い」「む」「な」「や」「こ」「と」と言う。長音化して「みー【三】」「よー【四】」「いー【五】」…と言うこともある。熟語としては「よ年生」「よ隅(すみ)」「よ色」など。〔⇒し【四】、よん【四】、よっつ【四つ】

よ〔よー〕《終助詞》 ①ものに感じた気持ちを表す言葉。「あー・ 困っ・た・よ。」②相手に呼びかけたり念を押したりするときに使う言葉。「太郎・よ。ちょっと・ 来・てくれ・へん・か。」「早()よ・ せ・ん・かい・よ。」⇒わい。⇒や、やい、よい〕

よあけ【夜明け】《名詞》 太陽が昇ること。夜が終わって明るくなること。また、そのような頃。「よあけ・の・ 頃・が・ いちばん・ 寒い。」■対語=「ひぐれ【日暮れ】」「ひのくれ【日の暮れ】」〔⇒よあさ【夜朝】

よあさ【夜朝】《名詞》 夜が終わって朝になりかける頃。暁の頃。「よあさ・は・ 寒い・さかいに・ 布団・を・ 蹴っ・て・ 風邪・ ひか・ん・よーに・ 気ー・を・ つけ・や。」

よい【宵】《名詞》 太陽が沈んで間もない頃。夜がまだ更けない頃。「よい・に・ なっ・て・ 涼しー・ 風・が・ 吹き出し・た。」〔⇒よいのくち【宵の口】

よい【酔い】《名詞》 ①酒を飲んで、気分がぼうっとしていること。また、その程度。「ビール・ 2本・で・ だいぶ・ よい・が・ 回っ・てき・た。」「風・に・ 当たっ・て・ よい・を・ さます。」②乗り物などに揺られて、気分が悪くなっていること。また、その程度。「乗り物・の・ よい・が・ ひどい。」

よい《終助詞》 相手に呼びかけたり念を押したりするときに使う言葉。「早()よー・ こっち・へ・ 来・なはれ・よい。」〔⇒や、よ、やい〕

よいえびす【宵戎】《名詞》 1月10日の前後3日間は「十日戎」と言われる戎神社(恵比須神社、恵比寿神社、蛭子神社などと書かれる)の祭りが行われるが、9日は「よいえびす【宵戎】」、10日は「ほんえびす【本戎】」、11日は「のこりふく【残り福】」と呼ばれる。「よいえびす」は言わば前夜祭にあたる日である。「柳原・の・ よいえびす・に・ 参る。」〔⇒よいえべす(宵戎)

よいえべす(宵戎)】《名詞》 1月10日の前後3日間は「十日戎」と言われる戎神社(恵比須神社、恵比寿神社、蛭子神社などと書かれる)の祭りが行われるが、9日は「よいえびす【宵戎】」、10日は「ほんえびす【本戎】」、11日は「のこりふく【残り福】」と呼ばれる。「よいえびす」は言わば前夜祭にあたる日である。「よいえべす・も・ 人・が・ 多い・なー。」〔⇒よいえびす【宵戎】

よいしょ《感動詞》 ①重いものを持ち上げるなどの動作を起こそうとして、力を入れるときなどのかけ声。「よいしょ・ こらしょ・ どっこいしょ。」②相手の言うことを肯定するときに、応じて言う言葉。「よいしょ・ わかっ・た・ わかっ・た。」■類語=「こらしょ」「どっこいしょ」

よいのくち《名詞》 太陽が沈んで間もない頃。夜がまだ更けない頃。「よいのくち・や・のに・ もー・ 眠とー・ なっ・た。」◆「よい【宵】」とほぼ同じと考えてよかろうが、「よい【宵】」のはじめの頃を指すというイメージもある。〔⇒よい【宵】

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2015年3月17日 (火)

中山道をたどる(401)

愛知川宿から三条大橋まで(13)

 

守山宿に入る

 

 守山宿(写真・左、9時43分撮影)に入ります。「京発()ち、守山泊まり」というのが当時の一般的な歩行距離です。およそ8里(32)ですが、守山宿はなかなかの賑わいであったと言います。

 しっとりと落ち着いた町並みで、風情があります。守山宿の説明板(写真・中、1000)がありますが、東海道の合流点の草津までの最後の宿場です。

 皇女和宮も宿泊したという本陣跡(写真・右、1001)2004(平成16)に取り壊されたそうです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(801)

「明石日常生活語辞典…ゆ」()

 

ゆりうごかす【揺り動かす】《動詞・サ行五段活用》 振ったり揺らせたりして動かす。「試験管・を・ ゆりうごかす。」

ゆりおこす【揺り起こす】《動詞・サ行五段活用》 相手の体を揺らせるようにして目を覚まさせる。「駅・に・ 着い・た・ので・ ゆりおこし・た。」

ゆりね【百合根】《名詞》 食用にする、百合の鱗茎。「茶碗蒸し・に・ ゆりね・を・ 入れる。」

ゆりもどし【揺り戻し】《名詞》 地震で揺れた後に、時間を置いてまた揺れること。余震。「びっくりする・ほど・ 大けな・ ゆりもどし・が・ あった。」〔⇒ゆれもどし【揺れ戻し】

ゆりわ【揺り輪】《名詞》 米と籾(もみ)を揺り分けるときなどに使う、丸くて浅い桶。◆食べ物を入れるときにも使う。「ゆりわ・で・ ご飯・に・ 酢ー・を・ し・て・ 混ぜる。」

ゆる【揺る】《動詞・ラ行五段活用》 前後・左右・上下などに動かす。「ぶらんこ・を・ ゆっ・て・ 遊ぶ。」■自動詞は「ゆれる【揺れる】」〔⇒ゆらす【揺らす】

ゆるい【緩い】《形容詞》 ①締め付けている度合いが弱くて、しっかりしていない。隙間があるように感じられる。「痩せ・て・ バンド・が・ ゆるい・よーに・ 感じる。」②勾配などが急でない。「ゆるい・ 坂道・を・ 上る。」③対応の仕方が厳しくない。人柄がゆったりしている。「飲酒運転・の・ 取り締まり・が・ ゆるい・の・は・ あか・ん・やろ。」④心身に辛く感じることはない。続けたり完成させたりするのが容易である。「ゆるい・ 仕事・や・さかい・ 気・が・ 楽や。」⑤感覚的な刺激が弱い。「ゆるい・ 煙草」⑥硬さが足りない。粘り気がない。「今日・の・ カレー・は・ ゆるい。」「雨・が・ 降っ・て・ 庭・の・ 土・が・ ゆるい。」■対語①②③④⑤=「きつい」■名詞化=ゆるさ【緩さ】⇒なるい。⇒やらかい、やろこい、やらこい〕

ゆるす【許す】《動詞・サ行五段活用》 ①過ちや罪を咎めないですませる。「喧嘩・の・ 相手・を・ ゆるし・たる。」②ある行為をしてもよいとして認める。希望どおりにさせる。「アルバイト・を・ ゆるし・てもろ・た。」③引き締まった気持ちを弱くする。「気・を・ ゆるし・とっ・たら・ 逆転さ・れる・ぞ。」■名詞化=ゆるし【許し】⇒こらえる【堪える】かんべん【勘弁】(する)、かんにん【堪忍】(する)⇒ゆるめる【緩める】

ゆるむ【緩む】《動詞・マ行五段活用》 ①ものを締め付けていた度合いが弱くなる。「ナット・が・ ゆるん・で・ 落ち・た。」②勢いが弱まる。「坂・が・ だいぶ・ ゆるん・でき・た。」③人に対する厳しさが緩和する。「規則・が・ ゆるん・だ。」④緊張や心の張りが弱くなる。「気・が・ ゆるん・で・ 負け・ても・た。」⑤季節の厳しさが和らぐ。「彼岸・が・ すん・で・ 寒さ・が・ ゆるん・だ。」■対語①③④=「しまる【締まる】」■他動詞は「ゆるめる【緩める】」■名詞化=ゆるみ【緩み】

ゆるめる【緩める】《動詞・マ行下一段活用》 ①ものを締め付けていた度合いを弱くする。「ねじ・を・ ゆるめる。」②勢いを弱める。「スピード・を・ ゆるめる。」③人に対する厳しさを緩和する。「練習・の・ 仕方・を・ ゆるめる。」「取り締まり・を・ ゆるめる。」④引き締まった気持ちを弱くする。「気ー・を・ ゆるめ・たら・ 点・を・ 取ら・れ・ても・た。」■対語①③④=「しめる【締める】」■自動詞は「ゆるむ【緩む】」⇒ゆるす【許す】

ゆれもどし【揺れ戻し】《名詞》 地震で揺れた後に、時間を置いてまた揺れること。余震。「ゆれもどし・が・ 何べん・も・ 続い・て・ 気持ち・が・ 悪い。」〔⇒ゆりもどし【揺り戻し】

ゆれる【揺れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①ものが前後・左右・上下などに動いて、不安定な状態になる。「木ー・の・ 葉ー・が・ ゆれ・とる。」②気持ちが定まらない。「行く・か・ 行か・ん・か・ まだ・ 気持ち・が・ ゆれ・てまん・ねん。」■他動詞は「ゆらす【揺らす】」「ゆる【揺る】」■名詞化=ゆれ【揺れ】

ゆわ()】《名詞》 簡単に動かせないほどの、石の大きなかたまり。「大雨・で・ 土・が・ 流れ・て・ ゆわ・まで・ 転ん・でき・た。」〔⇒いわ【岩】

ゆわえる【結わえる】《動詞・ア行下一段活用》 ①細長いものを結んで整える。しばる。「水引・を・ きちんと・ ゆわえる。」②細長いものの一方の端を、何かに結びつける。紐などの端と端とを結ぶ。「犬・の・ 綱・を・ 木ー・に・ ゆわえる。」〔⇒いわえる(結わえる)⇒ゆう【結う】

ゆんべ(夕べ)】《名詞》 昨日の夜。今朝までの夜。「ゆんべ・ 見・た・ 夢・は・ 恐(おと)ろしかっ・た。」〔⇒ゆうべ【夕べ】

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2015年3月16日 (月)

中山道をたどる(400)

愛知川宿から三条大橋まで(12)

 

朝鮮人街道と野洲川

 

 朝鮮人街道(写真・左、9時00分撮影)への分岐点があります。野洲から鳥居本まで、琵琶湖畔寄りにおよそ40㎞の道です。起点も終点も中山道で、いわばバイパスですが、江戸時代の挑戦通信使の一行は、この区間に限ってここを通りました。通信使の一行は300人から400人で、瀬戸内の港から上陸し、京を経て江戸に向かいました。当時の朝鮮と日本は良好な関係が築かれていました。

 行合ふれあい広場に背くらべ地蔵(写真・中、9時03)があります。背の高い地蔵と低い地蔵とが並んでいます。

 古い家並みを通り抜けてから、野洲川(写真・右、9時21)を渡ります。野洲川は大きな川で、東海道でも渡るのに難儀をした川です。川の向こうに近江富士(三上山)が美しい姿を見せています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(800)

「明石日常生活語辞典…ゆ」()

 

ゆでぼし【茹で干し】《名詞》 大根を細く切ってから茹でて、それを干したもの。「ゆでぼし・を・ おつい・の・ 実ー・に・ する。」〔⇒ゆでぼしだいこん【茹で干し大根】

ゆでぼしだいこん〔ゆでぼしだいこ〕【茹で干し大根】《名詞》 大根を細く切ってから茹でて、それを干したもの。「今年・は・ 大根・が・ よーけ・ 穫れ・た・さかい・ ゆでぼしだいこん・を・ 作ろ。」〔⇒ゆでぼし【茹で干し】

ゆでる【茹でる】《動詞・ダ行下一段活用》 野菜やたこ・いかなどを、調味料などを加えずに、熱い湯だけで煮る。「獲っ・てき・た・ 蛸・を・ ゆでる。」「ほうれん草・を・ ゆで・たら・ 良()ー・ 色・に・ なっ・た。」自動詞は「ゆだる【茹だる】」〔⇒いでる(茹でる)

ゆのみ【湯飲み】《名詞》 お湯やお茶などを飲むときに使う陶器の小さな碗。「丹波焼き・の・ ゆのみ」〔⇒ゆのみぢゃわん【湯飲み茶碗】

ゆのみぢゃわん【湯飲み茶碗】《名詞》 お湯やお茶などを飲むときに使う陶器の小さな茶碗。「ゆのみぢゃわん・を・ 落とし・て・ 割っ・ても・た。」〔⇒ゆのみ【湯飲み】

ゆば【湯葉】《名詞》 豆乳に熱を加えて、表面に薄皮を生じさせ、それをすくい取ったもの。また、その薄皮を乾燥させたもの。「吸い物・に・ ゆば・を・ 入れる。」

ゆび【指】《名詞》 手足の先の、5本に分かれ出ている部分。「ゆび・の・ 先・が・ 冷たい。」「この・ ゆび・(に・) たかれ。」〔⇒ゆべ()、いび()、いべ()

ゆびさし【指差し】《名詞》 縫い物をするとき、針の頭を押すために指にはめる、金属や皮などでできている道具。「針・を・ ゆびさし・で・ 押さえる。」〔⇒ゆびぬき【指貫き】

ゆびぬき【指貫き】《名詞》 縫い物をするとき、針の頭を押すために指にはめる、金属や皮などでできている道具。「ゆびぬき・で・ 押し・たら・ 針・が・ 折れ・た。」〔⇒ゆびさし【指差し】

ゆびわ【指輪】《名詞》 指にはめて装飾とする金属の輪。「結婚・の・ ゆびわ」〔⇒いびわ(指輪)

ゆべ()】《名詞》 手足の先の、5本に分かれ出ている部分。「遠足・の・ 日ー・を・ ゆべ・を・ 折っ・て・ 数える。」〔⇒ゆび【指】、いび()、いべ()

ゆみ【弓】《名詞》 ①弦を張り、矢をつがえて射るもの。「博物館・で・ 昔・の・ ゆみ・を・ 見・た。」②日本の武道で、弓で矢を射る技術や作法。弓道。「ゆみ・を・ 練習する。」

ゆめ【夢】《名詞》 ①睡眠中に、実際の出来事のように頭の中に描かれるもの。「月・へ・ 行っ・た・ ゆめ・を・ 見・た。」②将来、実現させたいと思うことがら。実現することを願うことがら。「野球選手・に・ なり・たい・ ゆめ・を・ 持っ・とる。」③不確かで、実現しそうにないこと。「ゆめ・の・ 話・を・ 考え・ても・ 役・に・ 立た・ん。」⇒きぼう【希望】、のぞみ【望み】

ゆらす【揺らす】《動詞・サ行五段活用》 前後・左右・上下などに動かす。「吊り橋・を・ ゆらす。」■自動詞は「ゆれる【揺れる】」〔⇒ゆる【揺る】

ゆらっと《副詞、動詞する》 軽い感じで、大きく一度揺れ動く様子。大きく一度揺らす様子。「地震・が・ ゆらっと・ 来・た。」

ゆらゆら《副詞と、動詞する》 ①物体がゆっくり、何度も揺れる様子。ゆっくり、何度も揺り動かす様子。「蓑虫・が・ ぶらさがっ・て・ ゆらゆらし・とる。」「体・を・ ゆらゆらと・ させる。」②水蒸気などが立ち上る様子。「ゆらゆら・ 湯気・が・ 立っ・とる。」③考えや言動などに一貫性がなく、揺れ動いて定まらない様子。「考え・が・ ゆらゆらし・とる。」⇒ぐらぐら、ぐれんぐれん〕

ゆり【百合】《名詞》 笹に似た葉をしていて、夏に白・黄・橙色などの筒型の大きな花をつける植物。「ゆり・の・ 花・を・ 生ける。」

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2015年3月15日 (日)

中山道をたどる(399)

愛知川宿から三条大橋まで(11)

 

野洲の町を歩く

 

 1128日。浜大津から引き返して、JR野洲駅(写真・左、8時43分撮影)から歩き始めます。近江富士の三上山が町並みからのぞいています。

 新幹線のガード下まで引き返して、そこから中山道の道筋に入ります(写真・中、8時51)。新幹線から東海道線(琵琶湖線)に向かって、町を斜めに歩いていくような感じになります。

 野洲は中山道の宿場ではありませんが、きちんとした標識が設けられ、町の名前が示されています(写真・右、8時57)。安心して歩ける町です。野洲郡野洲町小篠原などという古い地名板が残っていたりします。守山宿までは案外近いのです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(799)

「明石日常生活語辞典…ゆ」()

 

ゆすぶる【揺すぶる】《動詞・ラ行五段活用》 力を加えて、前後・左右・上下などに小刻みに震えるように動かす。「とーし・を・ ゆすぶっ・て・ 小さい・ 砂・を・ 落とす。」〔⇒ゆする【揺する】、ゆさぶる【揺さぶる】、いする(揺する)、いさぶる(揺さぶる)、いすぶる(揺すぶる)

ゆすらうめ〔ゆすらんめ〕【梅桃】《名詞》 庭に植えられることが多い木で、春に梅に似た白い花を咲かせ、初夏に紅色の小さな実をつける、背の低い木。「庭・に・ ゆすらうめ・が・ 咲い・とる。」

ゆする【揺する】《動詞・ラ行五段活用》 力を加えて、前後・左右・上下などに小刻みに震えるように動かす。「眠っ・とる・ やつ・を・ ゆすっ・て・ 起こす。」〔⇒ゆさぶる【揺さぶる】、ゆすぶる【揺すぶる】、いする(揺する)、いさぶる(揺さぶる)、いすぶる(揺すぶる)

ゆずる【譲る】《動詞・ラ行五段活用》 ①自分の所有するものや地位・権利などを、しかるべき人に与える。◆売る場合にも使う。「読ん・でもた・ 本・を・ 友だち・に・ ゆずっ・てやっ・た。」②自分は遠慮して、相手を先にしたり重んじたりする。「電車・で・ 席・を・ ゆずる。」

ゆだる【茹だる】《動詞・ラ行五段活用》 ①茹でることが完了する。「素麺・が・ ゆだっ・た。」②高い気温で身体が火照るような状態になる。風呂に浸かっていて熱くなる。「風呂・で・ ゆだっ・て・ のぼせ・た。」■他動詞は「ゆでる【茹でる】」〔⇒いだる(茹だる)

ゆたんぽ【湯湯婆】《名詞》 金属または陶器でできていて、中に湯を入れて、寝床などで手足などを暖めるもの。「ゆたんぼ・を・ 抱い・て・ 寝る。」

ゆだん【油断】《名詞、動詞する》 気をゆるめたり安心したりして、必要な注意を怠ること。「ゆだん・が・ あっ・た・さかい・ 勝て・なんだ。」「ゆだんせ・ん・よーに・ し・て・ 横断し・なはれ。」〔⇒ぬかり【抜かり】

ゆっきょちゃん(幸男ちゃん)】《固有名詞》 これは極めて個人的な項目である。私の名前は、幼友達などからは、このように呼ばれている。個人にとって、語彙の中心にあるのは固有名詞であるのかもしれない。◆「西明石(にしあかし)」が「にっしゃかし」に、「土山(つちやま)」が「つっちゃま」になるように、「イ段の音+ア行・ヤ行の音」が連続する場合に、前の音が促音となり、後ろの音が拗音となることがある。「花火・を・ 打ち上げる」が「うっちゃげる」となるのも同様である。

ゆっくら《副詞と、動詞する》 ①動作や気持ちにゆとりを持って、時間などにせかされない様子。「どーぞ・ ゆっくら・ ご飯・を・ 食べ・てください。」②動作や作用に時間がかかったり、時間をかけたりしている様子。「初めて・ し・た・ 仕事・やっ・た・ さかい・ ゆっくらと・しか・ でけ・なんだ。」◆「ゆっくり」よりも、鷹揚に構えて急がない印象がある。〔⇒ゆっくり〕

ゆっくり《副詞と、動詞する》 ①動作や気持ちにゆとりがあって、時間などにせかされない様子。「休み・の・ 日ー・は・ ゆっくり・ 過ごす。」②動作や作用に時間がかかったり、時間をかけたりしている様子。「ゆっくりと・ 駆け足・を・ する。」「えらい・ ゆっくりし・た・ 仕事・の・ 進み具合・や・なー。」〔⇒ゆっくら〕

ゆったり《副詞と、動詞する》 ①落ち着いてゆとりを持っている様子。落ち着いてくつろいでいる様子。「ゆったりし・た・ 日程・の・ 旅行・やっ・た。」②着ているものや居場所などが、窮屈でなくて余裕のある様子。「ゆったりとし・た・ 浴衣」「ゆったりと・ 広い・ 座席」

ゆて【言て】《格助詞》 発言や引用の内容が終わることを示すときに使う言葉。「知ら・ん・ゆて・ 返事し・とい・た。」◆「と(格助詞)」+「ゆう【言う】(動詞)」+「て(接続助詞)」が結びついて、ひとつの言葉に熟し、「と」が発音されなくなり、さらに「ゆうて」が短く発音されるようになったものである。〔⇒ゆうて、と〕

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2015年3月14日 (土)

中山道をたどる(398)

愛知川宿から三条大橋まで(10)

 

鏡から暗くなった野洲へ

 

 鏡神社には、源義経烏帽子掛けの松(写真・左、1603分撮影)があります。そばには、謡曲「烏帽子折」と鏡神社のつながりを記した説明板が謡曲史跡保存会によって設けられています。

 しばらく行くと、道の駅があって、道路の反対側(右側)に源義経元服の池(写真・中、1607)があります。加冠の儀式を行うときに、この池の水を使ったという言い伝えです。

 1610分に野洲市の市域に入り 少しずつ日暮れの様相がつのってきました。正面に太陽が輝いています(写真・右、1626)が、あっと言う間に夕暮れになりそうです。大篠原などを通って、小堤のあたりで国道8号から右の道へ入っていくのが中山道です。このあたりの左手は銅鐸の出土地で銅鐸博物館などもあるようです。かなりの道のりを歩いて、新幹線の下をくぐって、やっと1740分、暗くなったJR野洲駅に着きました。

 宿は今日・明日ともに大津市の浜大津駅前です。JRで石山に出て、石山から京阪電鉄で浜大津に向かいます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(798)

「明石日常生活語辞典…ゆ」()

 

ゆき【雪】《名詞》 空気中の水蒸気が冷えて、細かい氷の結晶になって地上に降るもの。「今年・は・ ゆき・が・ 積もら・なんだ。」

ゆき【裄】《名詞》 和服で、背中の中心の縫い目から袖口までの長さ。「大きなっ・て・ ゆき・が・ 短こー・ なっ・てき・た・な。」

ゆきあたりばったり(行き当たり場当たり)】《形容動詞や()》 深く考えたり計画を立てたりしないで、その時の成り行きや思いつきなどで行動する様子。「ゆきあたりばったりで・ 話・を・ 始め・たら・ おかしな・ 筋書き・に・ なっ・ても・てん。」〔⇒いきゃたりばったり(行き当たり場当たり)、いきあたりばったり(行き当たり場当たり)、いかたりばったり(行き当たり場当たり)、ゆきゃたりばったり(行き当たり場当たり)、ゆかたりばったり(行き当たり場当たり)

ゆきがっせん【雪合戦】《名詞、動詞する》 いくつかのグループに分かれて、雪を丸めてぶつけ合う遊び。「小学校・の・ 運動場・で・ ゆきがっせん・を・ し・た・ こと・が・ あっ・た・なー。」

ゆきだるま【雪達磨】《名詞》 雪を固めて、人の姿に似た丸い形にしたもの。「ゆきだるま・の・ 頭・に・ バケツ・を・ かぶせる。」

ゆきひら【行平】《名詞》 注ぎ口のついた片手付きの鍋。特に、ふたの付いた土鍋。「ゆきひら・で・ お粥・を・ 炊く。」

ゆきゃたりばったり(行き当たり場当たり)】《形容動詞や()》 深く考えたり計画を立てたりしないで、その時の成り行きや思いつきなどで行動する様子。「ゆきゃたりばったりの・ 駅・で・ 降り・たら・ やっぱり・ 間違ー・とっ・てん。」〔⇒いきゃたりばったり(行き当たり場当たり)、いきあたりばったり(行き当たり場当たり)、いかたりばったり(行き当たり場当たり)、ゆきあたりばったり(行き当たり場当たり)、ゆかたりばったり(行き当たり場当たり)

ゆくえ【行方】《名詞》 行ったところ。行った先。存在する場所。「印鑑・が・ どこ・へ・ 紛れ込ん・だ・か・ ゆくえ・が・ わから・ん・ねん。」〔⇒いくえ【行方】

ゆくえふめい〔ゆくえふめー〕【行方不明】《名詞、形容動詞や()》 行ったところがわからないこと。特に、安否がわからないこと。「お前・は・ 同窓会名簿・で・ ゆくえふめーに・ なっ・とる・ぞ。」〔⇒いくえふめい【行方不明】

ゆくゆく【行く行く】《名詞》 これから先。将来。「ゆくゆく・は・ 大きな・ 会社・に・ なる・やろ。」〔⇒いくいく【行く行く】

ゆげ【湯気】《名詞》 熱いものの表面や湯などから立ち上る、白い水蒸気。「コーヒー・の ゆげ・から・ 良()ー・ 香り・が・ する。」〔⇒いげ(湯気)

ゆこう〔ゆこー〕(衣桁)】《名詞》 衣服などを掛けるために、衝立式になっていて部屋の隅などに置く家具。「ゆこー・に・ 背広・を・ かける。」〔⇒いこう【衣桁】

ゆさぶる【揺さぶる】《動詞・ラ行五段活用》 力を加えて、前後・左右・上下などに小刻みに震えるように動かす。「木ー・に・ 登っ・て・ ゆさぶる。」■名詞化=ゆさぶり【揺さぶり】〔⇒ゆする【揺する】、ゆすぶる【揺すぶる】、いする(揺する)、いさぶる(揺さぶる)、いすぶる(揺すぶる)

ゆざめ【湯冷め】《名詞、動詞する》 入浴した後、体が冷えて寒さを感じるようになること。「風呂・から・ あがっ・て・ ゆざめし・た。」

ゆさゆさ《副詞と》 重みを感じさせながら、ものがゆっくり大きく揺れる様子。重みのあるものを揺らせる様子。「鯉のぼり・の・ 竿・が・ 風・で・ ゆさゆさ・ 揺れる。」「竹藪・の・ 竹・が・ ゆさゆさと・ 揺れ・とる。」「大きな・ 竹・を・ 切っ・て・ ゆさゆさと・ かつい・でき・た・」◆「ゆっさゆっさ」とも言う。

ゆず【柚】《名詞》 蜜柑の一種で、香りがよく酸味が強い凸凹した黄色の実を付ける木。また、その実。「うどん・に・ ゆず・の・ 皮・を・ 削っ・て・ 入れる。」〔⇒ゆう()

ゆすぐ【濯ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 ①ものを水の中で揺り動かして、汚れを洗い直す。ざっと洗う。「おむつ・を・ 水・で・ ゆすぐ。」②水などを口に含み、揺り動かして口の中を綺麗にする。「喉・が・ かさかさする・ので・ うがい薬・で・ 口・を・ ゆすぐ。」■名詞化=ゆすぎ【濯ぎ】〔⇒いすぐ(濯ぐ)

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2015年3月13日 (金)

中山道をたどる(397)

愛知川宿から三条大橋まで()

 

義経とのゆかりの深い鏡立場

 

 鏡というところは、武佐から鏡までが1里半、鏡から守山までが2里という位置にあって、立場が設けられていたところです。

 源義経宿泊の館跡(写真・左、1550分撮影)があります。牛若丸の時代に、この地の白木屋に投宿し、元服の際に使った盥が伝わっているそうです。「源義経元服の地」という幟が、道端に何本もはためいています。

 立場にも本陣(写真・中、1553)があって、林家の跡に表示があります。

 室町時代中期の建物といわれる鏡神社本殿(写真・右、1559)は森閑としておりました。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(797)

「明石日常生活語辞典…ゆ」()

 

ゆうやけ〔ゆーやけ〕【夕焼け】《名詞、動詞する》 太陽が沈む頃、西の空が赤く染まること。「ゆーやけ・の・ 空・を・ からす・が・ 飛ん・どる。」「西・が・ ゆーやけし・とる。」■対語=「あさやけ【朝焼け】」

ゆうらんせん〔ゆーらんせん〕【遊覧船】《名詞》 海、湖、川、港などのあちらこちらを見物して回る船。「神戸港・の・ ゆーらんせん・から・ 明石海峡大橋・を・ 見る。」

ゆうりょう〔ゆーりょー〕【有料】《名詞》 入場したり利用したりするための料金が必要であること。「ここ・から・ 向こう・の・ 席・は・ ゆーりょー・です。」■対語=「むりょう【無料】」

ゆうれい〔ゆーれー、ゆーれ〕【幽霊】《名詞》 死んだ人の魂が仏になれなくて、この世に現れ出ると考えられているもの。「夏・に・ なっ・たら・ お化け・や・ ゆーれー・の・ 話・が・ 多(おー)なる。」「さんまい〔=埋め墓〕・から・ ゆーれ・が・ 出る。」〔⇒ゆうれん(幽霊)

ゆうれん〔ゆーれん〕(幽霊)】《名詞》 死んだ人の魂が仏になれなくて、この世に現れ出ると考えられているもの。「ゆーれん・の・ 真似・を・ し・て・ みんな・を・ びっくりさし・たろ。」〔⇒ゆうれい【幽霊】

ゆおう〔ゆおー〕(硫黄)】《名詞》 火薬、マッチ、ゴムなどを製造するときに原料の一つになっているもので、点火すると青い炎をあげて燃え、独特の臭いのするガスを発する元素。「ゆおー・の・ 臭い・の・ する・ 温泉」〔⇒いおう【硫黄】

ゆおうていく〔ゆおーていく〕(祝うて行く)】《動詞・カ行五段活用》 相手の慶事に対して、金品を持っていく。「友だち・が・ 家・を・ 建て・た・さかい・ ゆおーていっ・た。」〔⇒いおうていく【祝うて行く】

ゆか【床】《名詞》 建物で、地面から高くなっている平面に板などを平らに張ったところ。「子どもたち・が・ 2階・で・ 暴れる・さかい・ ゆか・が・ 心配や。」「体育館・の・ ゆか・に・ マット・を・ 敷く。」

ゆかいた【床板】《名詞》 建物の平面であるところに張る板。「廊下・の・ ゆかいた・が・ ぎしぎしと・ 鳴る。」

ゆがく【湯掻く】《動詞・カ行五段活用》 野菜などのあくを取るために、熱湯でさっと茹でる。あるいは、熱湯に浸す。「ほうれん草・を・ ゆがい・て・ おしたし・に・ する。」■名詞化=ゆがき【湯掻き】

ゆかたりばったり(行き当たり場当たり)】《形容動詞や()》 深く考えたり計画を立てたりしないで、その時の成り行きや思いつきなどで行動する様子。「ゆかたりばったりの・ 勉強・やっ・たら・ 合格・は・ でけ・へん・ぞ。」〔⇒いきゃたりばったり(行き当たり場当たり)、いきあたりばったり(行き当たり場当たり)、いかたりばったり(行き当たり場当たり)、ゆきゃたりばったり(行き当たり場当たり)、ゆきあたりばったり(行き当たり場当たり)

ゆがみあう【歪み合う】《動詞・ワア行五段活用》 互いに憎んで対立する。「友だち・と・ ゆがみおー・た・ とき・が・ あっ・た。」〔⇒いがみあう(歪み合う)■名詞化=ゆがみあい【歪み合い】

ゆがみちゃんこ【歪みちゃんこ】《形容動詞や()》 形が曲がったりねじれたりして、整っていない様子。「ゆがみちゃんこの・ 字ー・を・ 書い・たら・ 恥ずかしー・やろ。」〔⇒いがみちゃんこ(歪みちゃんこ)

ゆがむ【歪む】《動詞・マ行五段活用》 押されたり引っ張られたりして、整っていた形が曲がったりねじれたりする。自分の形が崩れる。「台風・で・ テレビ・の・ アンテナ・が・ ゆがん・だ。」■他動詞は「ゆがめる【歪める】」■名詞化=ゆがみ【歪み】〔⇒いがむ(歪む)

ゆがめる【歪める】《動詞・マ行下一段活用》 押したり引っ張ったりして、曲げたりねじったりして整わない形にする。自分で形を崩す。「顔・を・ ゆがめ・て・ 泣い・とる。」■自動詞は「ゆがむ【歪む】」〔⇒いがめる(歪める)

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2015年3月12日 (木)

中山道をたどる(396)

愛知川宿から三条大橋まで()

 

伊庭貞剛の生まれたところ

 

 カラオケ中山道とか茶房中山道などがあって、しばらく行くと武佐駅(写真・左、1420分撮影)があります。ここは中山道武佐駅であって、近江鉄道の社名ははカッコで書かれています。

 踏切を渡ってしばらく進むと、「いばエコひろば」があって、伊庭貞剛生誕の地(写真・中、1426)と書いてあります。ここが生誕の地とは知りませんでした。

 伊庭貞剛は、住友の銅山の開発によって荒れ果てるままになっていた別子の山をもとの青い山にして自然に帰さなければならないとして、精錬所を四阪島に移して別子の植林を進めた人です。田中正造は、別子のことを「我が国銅山の模範」と言ったそうです。

 ちょっと平凡な道の先を急いで、白鳥川、日野川、善光寺川などを渡って、近江八幡市から竜王町に入り、鏡地区(写真・右、1536)へと進みます。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(796)

「明石日常生活語辞典…ゆ」()

 

ゆうしゅう〔ゆーしゅー〕【優秀】《形容動詞や()》 他のものに比べてたいへん優れている様子。「あいつ・は・ 頭・が・ ゆーしゅーやっ・た。」

ゆうしょう〔ゆーしょー〕【優勝】《名詞、動詞する》 競技などで一位になること。「野球・の・ 県大会・で・ ゆーしょーし・た。」

ゆうずう〔ゆーずー、ゆーず〕【融通】《名詞、動詞する》 ①お金や物品などを互いに都合しあうこと。「十万円・ほど・ ゆーずーし・てもらえ・ませ・ん・やろ・か。」「一か月間・ ゆーずする。」②その場に応じて、ものごとをうまくやること。「頭・が・ 堅(かと)ー・て・ ゆーずー・の・ きか・ん・ 人・は・ 困る・なー。」「かちんかちんに・ なら・んと・ ゆーず・(を・) つけ・て・ やり・なはれ。」

ゆうだち〔ゆーだち〕【夕立】《名詞》 夏の午後に、急に激しく降り出して、しばらくたつと止む雨。「ゆーだち・の・ 後・で・ 綺麗な・ 虹・が・ 出・た。」〔⇒よだち【夜立】

ゆうちょう〔ゆーちょー〕【悠長】《形容動詞や()》 気長に構えて、のんびり落ち着いている様子。のろのろして、間延びしている様子。「ゆーちょーに・ し・とっ・たら・ 締め切り・に・ 遅れる・ぞ。」「ゆーちょーな・ 話し方・を・ する・ 人・や。」

ゆうて〔ゆーて〕【言うて】《格助詞》 発言や引用の内容が終わることを示すときに使う言葉。「あいつ・は・ 行く・ゆーて・ 返事し・てき・た。」「新聞・に・は・ 明日・は・ 天気・や・ゆーて・ 書い・てある。」◆「と(格助詞)」+「ゆう【言う】(動詞)」+「て(接続助詞)」が結びついて、ひとつの言葉に熟し、「と」が発音されなくなったものである。〔⇒ゆて、

ゆうてきかす〔ゆーてきかす〕【言うて聞かす】《動詞・サ行五段活用》 よくわかるように言って、納得させる。「ゆーてきかし・たら・ 子ども・でも・ わかっ・てくれる。」◆「いいきかす」は「いい…」と発音するが、「いうてきかす」は「ゆう…」と発音する。〔⇒いいきかす【言い聞かす】 

ゆうてゆう〔ゆーてゆー〕【言うて言う】《動詞・ワア行五段活用》 「ゆう【言う】」を強調して表現する言葉。「あいつ・は・ そんな・ こと・を・ ゆーていー・よっ・た・か。」「厚かましー・さかい・ そないな・ こと・ ゆーてゆわ・れ・へん・がな。」◆格助詞「ゆうて【言うて】」に動詞「ゆう【言う】」が結びついて、一語の動詞となったものである。したがって、本来は「…と言う」という意味であるが、その格助詞の部分の意味が脱落していったと考えられる。

ゆうとうせい〔ゆーとーせー〕【優等生】《名詞》 ①技能や能力が他の人よりも優れている人。特に、そのような児童・生徒・学生。「中学校・の・ 時・は・ ゆーとーせい・やっ・た。」②人の言うことに素直に対応する人。人間的な面白味に欠ける人。「ゆーとーせー・の・ 答え方」■対語①=「れっとうせい【劣等生】」

ゆうひ〔ゆーひ〕【夕日】《名詞》 夕方に沈む太陽。また、その光。「ゆーひ・の・ 写真・を・ 撮り・に・ 行く。」■対語=「あさひ【朝日】」

ゆうびん〔ゆーびん〕【郵便】《名詞》 ①手紙・葉書・小包などを届ける制度やその仕事。「ゆーびん・の・ アルバイト・を・ し・とる。」②届けられた手紙・葉書・小包など。「今日・は・ まだ・ ゆーびん・が・ 来・ん。」

ゆうびんきょく〔ゆーびんきょく〕【郵便局】《名詞》 全国各地に設けられている、郵便・貯金・保険などを扱う機関。「ゆーびんきょく・へ・ 寄っ・て・ 葉書・を・ 買う。」

ゆうびんポスト〔ゆーびんぽすと〕【郵便  英語=post】《名詞》 ①街角や郵便局などに設けられている、手紙・葉書などを出すために入れる箱。「駅前・の・ ゆーびんぽすと・に・ 葉書・を・ 入れる。」②手紙・葉書や新聞などを受け取るために、家庭で設けた箱。「小包・は・ ゆーびんぽすと・に・ 入ら・へん。」〔⇒ポスト〔ぽすと〕【英語=post

ゆうべ〔ゆーべ〕【夕べ】《名詞》 昨日の夜。今朝までの夜。「ゆーべ・は・ 暑ー・て・ 寝苦しかっ・た。」〔⇒ゆんべ(夕べ)

ゆうめい〔ゆーめー〕【有名】《形容動詞や()》 名前や業績などが世の中の人に広く知られている様子。「オリンピック・に・ 出・て・ ゆーめーに・ なっ・た・ 選手」「野球・で・ ゆーめーな・ 学校」〔⇒なだかい【名高い】

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2015年3月11日 (水)

中山道をたどる(395)

愛知川宿から三条大橋まで()

武佐宿の中心部

 西生来一里塚跡(写真・左、1355分撮影)を過ぎます。大門跡、高札場跡などには武佐学区まちづくり協議会が表示を掲げています。また、平尾家などには武佐小学校1989年度卒業生が説明板を設けています。地元の人が取り組んでいるのが感じられて嬉しいものです。

 脇本陣跡(写真・中、1405)は、もと奥村家で、ここにも卒業生の手作りの説明があります。

 道端の武佐宿案内板などを見やりつつ、馬頭観音、伝馬所跡、旅籠などを経て、本陣・下川家の跡(写真・右、1412)は落ち着いたたたずまいです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(795)

「明石日常生活語辞典…ゆ」()

 

ゆ〔ゆー〕【湯】《名詞》 ①温度が高くなっている、味や匂いがなく透き通った液体。「ゆー・を・ わかす。」「暑ー・て・ 水道・の・ 水・が・ ゆー・みたいに・ なっ・とる。」②入浴をすること。「あー・ えー・ ゆー・やっ・た。」■対語①=「みず【水】」⇒ふろ【風呂】

ゆいごん【遺言】《名詞、動詞する》 死を自覚した人が、死後のために生前に、家族や周囲の人などに言い残すこと。また、その言葉。「ゆいごん・を・ 守っ・て・ 仕事・を・ 受け継ぐ。」〔⇒いいごん(遺言)

ゆいのう〔ゆいのー〕【結納】《名詞、動詞する》 婚約が成立したしるしに、両家で互いに取り交わす金品。また、それを取り交わすこと。「ゆいのー・が・ 済ん・で・ 式・は・ 秋・の・ 予定・や。」〔⇒いいのう(結納)、たのみ【頼み】

ゆう〔ゆー〕()】《名詞》 蜜柑の一種で、香りがよく酸味が強い凸凹した黄色の実を付ける木。また、その実。「ゆー・で・ 香り・を・ つける。」〔⇒ゆず【柚】

ゆう〔ゆー〕【優】《名詞》 成績や品質の評価をするとき、優れた段階にあること。◆一般に「しゅう【秀】」「ゆう【優】」「りょう【良】」「か【可】」の段階となることが多い。「しゅう【秀】」を除いた3段階もある。「ゆー・の・ 成績・を・ 貰(もろ)・た。」

ゆう〔ゆー〕【言う】《動詞・ワア行五段活用》 ①思っていることや感じることなどを言葉にして口に出す。述べる。「あんた・ さっき・は・ 何・を・ ゆー・た・かいなー。」「腹・が・ 立っ・た・さかい・ ゆわ・いで・か。」②言葉で相手に伝える。「先月・ 手紙・で・ ゆー・た・ はず・や。」③誰かに言いつける。「ゆー・たろ・ ゆー・たろ・ 先生・に・ ゆー・たろ。」④ものや機械などがそのような音を立てる。音が聞こえてくる。「きいーっ・と・ ゆー・て・ 車・が・ とまっ・た。」「台風・で・ 戸ー・が・ がたがた・ ゆー。」⇒しゃべる【喋る】、はなす【話す】

ゆう〔ゆー〕【結う】《動詞・ワア行五段活用》 ①髪の毛などを綺麗にまとめる。髪の毛などを決まった形に整える。「美容院・へ・ 行っ・て・ 髪・を・ ゆー・てもらう。」②細長いものを結んで整える。しばる。「ロープ・は・ ちゃんと・ ゆー・とかな・ ほどけ・てまう・ぞ。」⇒ゆわえる【結わえる】、いわえる(結わえる)

ゆううつ〔ゆーうつ〕【憂鬱】《形容動詞や()》 天候や自分を取り巻く環境などが望ましくなく、気持ちが晴れ晴れとしないこと。心配事などがあって気がかりな状態が続くこと。「梅雨・が・ 続い・て・ ゆーうつや。」

ゆうえんち〔ゆーえんち〕【遊園地】《名詞》 楽しく過ごせるように、遊び道具などが備えてあるところ。「この頃・は・ デパート・の・ 屋上・の・ ゆーえんち・が・ 無()ーなっ・た。」「宝塚・の・ ゆーえんち・へ・ 遠足・に・ 行っ・た。」

ゆうかい〔ゆーかい〕【誘拐】《名詞、動詞する》 人をだまして連れていってしまうこと。「ゆーかいさ・れ・ん・よーに・ 気ー・ つけ・たり・よ。」◆子どもを誘拐することについては、「ことり【子取り】」という言葉もある。

ゆうがた〔ゆーがた〕【夕方】《名詞》 太陽が西に傾いてから、あたりが暗くなるまでの時間帯。「ゆーがた・に・ なっ・たら・ 早(はよ)ー・ 帰っ・ておいで。」■対語=「あさがた【朝方】」

ゆうかん〔ゆーかん〕【夕刊】《名詞》 毎日2回発行される新聞で、夕方に発行され(配達され)る新聞。◆「ゆうかん」だけの新聞もある。「ゆーかん・を 配達する・ アルバイト・を・ し・とる・ん・や。」■対語=「ちょうかん【朝刊】」

ゆうかん〔ゆーかん〕【勇敢】《形容動詞や()》 困難なものに立ち向かって、勇ましく行動する様子。「川・で・ 人・を・ 助け・た・ ゆーかんな・ 人・が・ 表彰さ・れ・た・そーや。」

ゆうき〔ゆーき〕【勇気】《名詞》 ものごとに恐れず立ち向かおうとする、精神の強い力。「ゆーき・ 出し・ていか・な・ 負け・てまう・ぞ。」

ゆうぎ〔ゆーぎ〕【遊戯】《名詞》 ①小さな子どもが、音楽に合わせてする踊り。「保育園・で・ ゆーぎ・を・ 習(なろ)ー・て 家・でも・ それ・を・ し・とる。」②遊んで楽しむこと。「ゆーぎ・の・ ため・に・ 給料・を・ 出し・とる・ん・や・ない。ちゃんと・ 仕事・を・ せ・んかい・な。」

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2015年3月10日 (火)

中山道をたどる(394)

愛知川宿から三条大橋まで()

 

老蘇の森を過ぎて武佐宿が近づく

 

 道は新幹線の下をくぐります。広い道から左に折れて、東老蘇(写真・左、1319分撮影)というところへ来ると、武佐宿へ1里とあります。うっそうとした老蘇の森が右手にあります。この森は「平家物語」にも描かれています。

 織田信長が本殿を寄進したという奥石神社(写真・中、1325)を過ぎますが、このあたりは既に近江八幡市です。

 西生来というところで道端の花壇(写真・右、1346)にほっと一息つきます。新幹線は右手の離れたところを走っています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(794)

「明石日常生活語辞典…や」(15)

 

やりなげ【槍投げ】《名詞、動詞する》 競技用の槍を投げて飛んだ距離を競う、陸上競技の種目。「陸上部・で・ やりなげ・の・ 選手・に・ なる。」

やる【遣る】《動詞・ラ行五段活用》 ①人を他の場所へ行かせる。「使い・の・ 者・を・ やる。」②他の所へ移す。「腕時計・は・ どこ・へ・ やっ・た・ん・かいなー。」③目下の者に与える。「お菓子・を・ 弟・に・ やる。」④動物や植物に与える。「犬・に・ 餌・を・ やる。」「花・に・ 水・を・ やる。」⑤「する」のぞんざいな言い方。「説明会・を・ やり・まっ・さかい・ 来・てください・よ。」⑥生活する。生きていく。「苦しい・けど・ なんとか・ やっ・とる。」⑦食べる。飲む。「晩飯・の・ 時・に・ ビール・を・ いっぱい・ やる。」

やるく《補助動詞・カ行五段活用》[動詞の連用形に付く] してまわる。あちらこちらで…する。「走り・やるい・て・ 寄付・を・ 頼ん・だ。」「言ー・やるく」「飛び・やるく」〔⇒やく、あるく〕

やれやれ《形容動詞や()》 ①ものごとが一段落して、安心したりほっと一息ついたりする様子。「娘・が・ 嫁・に・ 行っ・て・ やれやれや。」②行ったことがうまくいかず、骨折り損でがっかりしている様子。「あんな・ やれやれな・ 仕事・は・ もー・ し・とー・ない。」

やれやれ《感動詞》 ①安心したり、ほっとしたりしたときなどに、口に出る言葉。「やれやれ・ 助かっ・た。」②がっかりしたときなどに、口に出る言葉。「やれやれ・ もー・ 一回・ やり直し・や。」

やろこい(柔ろかい)】《形容詞》 ①力を加えると、形が変わりやすい。簡単に曲げたりのばしたりできる。ふっくらしている。「つきたて・の・ やろこい・ 餅」②しなやかである。「体・が・ やろこい・ 人・や。」③頭の働きや人柄が柔軟である。「若い・ 人・の・ やろこい・ 考え」

やわたまき【八幡巻】《名詞》 煮て下ごしらえをした牛蒡を芯にして、穴子、鰻、牛肉などで巻いて、煮たり付け焼きをしたりして作る料理。「正月・の・ 重箱・に・ やわたまき・も・ 詰める。」〔⇒やたまき(八幡巻)

やん《終助詞》 相手に語りかけて、念を押したり同意を得ようとしたりするような気持ちを表す言葉。「せかさ・んでも・ もーじき・ 行く・やん。」「えらい・ 高い・ お菓子・やん。」「あいつ・は・ なかなか・ 元気・やん。」〔⇒やんか〕

やん《接尾語》[人を表す名詞に付く] 人の名前や職名などにつけて、親しみを込めて敬う気持ちをあらわす言葉。「あんた・の・ 兄やん・は・ なんぼ・ 年上・でっ・か。」「姉やん」「吉()やん」◆「さん」「はん」よりも、更にくだけた言い方のように感じられる。〔⇒さん()、はん、たん〕

やんか《終助詞》 相手に語りかけて、念を押したり同意を得ようとしたりするような気持ちを表す言葉。「誰・も・ 来ー・ひん・やんか。」「それ・は・ わし・の・ 下駄・やんか。」〔⇒やん〕

やんちゃ《形容動詞や()、動詞する》 子どもがわがままを言ったり、いたずらをしたりする様子。一人前の人が、だらしなく人並みでない様子。また、そのような人。「子ども・が・ やんちゃする。」「小学校・に・ 入っ・た・のに・ まだまだ・ やんちゃや。」「あんな・ やんちゃな・ 人・に・は・ 相談でけ・へん。」

やんぴ《名詞、動詞する》 続けていた遊びなどを、終わりにすること。「もー・ このへん・で・ やんぴ・に・ しょ・ー。」「おもろない・さかい・ もー・ やんぴ・や。」〔⇒やんぺ〕

やんぺ《名詞、動詞する》 続けていた遊びなどを、終わりにする。「今日・の・ 将棋・は・ この辺・で・ やんぺしょ・ー。」〔⇒やんぴ〕

やんま【蜻蜒】《名詞》 大きなとんぼをまとめた言い方。「やんま・を・ 捕まえ・て・ 標本・に・ する。」

やんやん《副詞と》 一つのことについてうるさく言う様子。しつこく催促したり命じたりして、相手に迫るような様子。細部に至るまであれこれと指図をする様子。「やんやん・ やかましーに・ 言わ・んとい・てんか。」〔⇒やいこらやいこら、やいのやいの、やいやい〕

やんわり《副詞と》 ①ゆっくりと程度が進むようす。ゆっくりと体に感じられてくる様子。「やんわりと・ 暖房・が・ 利ー・てき・た。」「やんわり・ 風・が・ 吹い・とる。」②きつい感じを与えないように、やわらかく穏やかにものごを行う様子。角が立たないように言ったりしたりする様子。「やんわりと・ 断ら・れ・た。」⇒じんわり〕

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2015年3月 9日 (月)

中山道をたどる(393)

愛知川宿から三条大橋まで()

 

てんびんの里

 

 五個荘の北町屋には、北町屋の郷(写真・左、1237分撮影)があります。

 また、京町屋風商家(写真・中、1237)も残っています。明治初期の建物で、江戸時代から呉服繊維商として京都・大阪で活躍した市田庄兵衛の家です。京町屋風というのは、間口が広くなくて、奥に向かって細長い建物で、東近江市の指定文化財になっています。

 歩き続けると街道脇には茅葺きの家も残っていて、のどかな感じが漂います。

 右側に山がありますが湖東平野の中の独立山塊の繖山(観音寺山)です。石垣で作られた郭をもつ観音寺城があり、西国三十三所の観音正寺もあります。

 しばらく行くと、てんびんの里の碑(写真・右、1250)が見えてきます。三方よしという言葉がありますが、売り手にとってもよし、買い手にとってもよし、世間にとってもよしという精神で商いを続けたのです。商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献しようとする姿勢です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(793)

「明石日常生活語辞典…や」(14)

 

やら《副助詞》 ①はっきりしていないことを言うときに使う言葉。「費用・が・ どれ・ぐい・ 要る・の・やら・ わから・へん。」「何・やら・ 言ー・とる・けど・ 聞こえ・へん。」②同じようなものをいくつか並べて言うときに使う言葉。「パン・やら・ ケーキ・やら・が・ いっぱい・ 並ん・どる。」「何・やら・ か・やら・ 話・が・ むつかしー・ねん。」〔⇒やか。⇒か〕

やらかい(柔らかい)】《形容詞》 ①力を加えると、形が変わりやすい。簡単に曲げたりのばしたりできる。ふっくらしている。「あつあつ・の・ やらかい・ ご飯」②しなやかである。「やらかい・ 竹」③頭の働きや人柄が柔軟である。「あいつ・は・ やらかい・さかい・ つきあいやすい。」

やらかす《動詞・サ行五段活用》 してしまう。引き起こしてしまう。◆すべきでないことを、してしまうというニュアンスが伴う。「腹・が・ 立っ・て・ けんか・を・ やらかし・ても・た。」

やらこい(柔らこい)】《形容詞》 ①力を加えると、形が変わりやすい。簡単に曲げたりのばしたりできる。ふっくらしている。「やらこい・ 粘土」②しなやかである。「体操選手・は・ やらこい・ 体・を・ し・とる・ん・や・なー。」③頭の働きや人柄が柔軟である。「やらこい・ 頭・で・ 良()ー・ 文章・を・ 書く・ 人・や。」

やらしい〔やらしー〕(嫌らしい)】《形容詞》 ①嫌な感じがする。不愉快である。「金・の・ こと・に・ なる・と・ やらしー・ やつ・や。」②好色で性的な傾向が強い。「その・ 言葉・は・ ちょっと・ やらしー・なー。」〔⇒いやらしい【嫌らしい】

やり【槍】《名詞》 細長い棒の先に尖った刃を付けて、遠くへ突きやる武器。「やり・を・ 持っ・て・ 討ち入りし・た・ 話・や。」

やりかえる【遣り替える】《動詞・ア行下一段活用》 改めてもう一度行って、改善する。「荒っぽい・ 仕事・を・ し・やがっ・た・さかい・ 初め・から・ やりかえ・な・ しょーがない。」

やりかけ【遣り掛け】《名詞》 途中まで行っていて、まだ全部終わっていないこと。また、そのような事柄。「宿題・を・ やりかけ・に・ し・て・ 遊び・に・ 行っ・ても・た。」〔⇒しかけ【仕掛け】

やりかた【遣り方】《名詞》 ものごとを行う方法や技術など。「掃除・の・ やりかた・も・ わから・ん・の・が・ おる。」〔⇒しかた【仕方】

やりくち【遣り口】《名詞》 する方法や手段など。◆良くない場合について使うことが多い。「きたない・ やりくち・は・ やめ・とい・てんか。」

やりっぱなし【遣りっ放し】《名詞》 何かした後、整理や後始末をしないこと。途中で止めてしまうこと。「掃除・を・ やりっぱなし・で・ 買い物・に・ 出かける。」〔⇒しっぱなし【仕っ放し】

やりっぱなす【遣りっ放す】《動詞・サ行五段活用》 何かをして、整理や後始末をしないでおく。途中で止めてしまう。「宿題・を・ やりっぱなし・ておか・んと・ 答え・を・ 見・て・ 確かめ・なさい。」〔⇒しっぱなす【仕っ放す】■名詞化=やりっぱなし【遣りっ放し】

やりて【遣り手】《名詞》 ものごとをきちんと処理していく腕前のある人。「会社・の・ 中・でも・ やりて・や・そーや。」

やりなおし【遣り直し】《名詞、動詞する》 間違ったことや不完全なことについて、最初から根本的に改めて行って、間違いを改めたり不備を補ったりすること。「そんな・ 掃除・の・ 仕方・は・ あか・ん。やりなおし・を・ せー。」〔⇒しなおし【仕直し】

やりなおす【遣り直す】《動詞・サ行五段活用》 間違ったことや不完全なことについて、最初から根本的に改めて行って、間違いを改めたり不備を補ったりする。「途中・で・ 間違ー・た・から・ 算盤・を・ やりなおす。」〔⇒しなおす【仕直す】■名詞化=「やりなおし【遣り直し】」

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2015年3月 8日 (日)

中山道をたどる(392)

愛知川宿から三条大橋まで()

 

五個荘の街道を行く

 

 「中山道ぽけっとぽーく」というのを過ぎて、大同川という小さな流れ(写真・左、1220分撮影)を渡ります。

 五個荘の案内板(写真・中、1225)があります。江戸時代から昭和にかけて多くの近江商人を輩出したところです。天秤棒一本から出発して財をなしていった人が幾人もいるのです。白壁の蔵屋敷や、堀割の水など、懐かしい風景が広がっています。

 玄関前に大きな釣り鐘(写真・右、時分)を置いている家もあります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(792)

「明石日常生活語辞典…や」(13)

 

やまびこ【山彦】《名詞》 山や谷などで、大声を出すと、しばらくしてその声がはね返ってくること。また、その声。「鳥・の・ 声・が・ やまびこ・に・ なっ・て・ 聞こえ・てくる。」

やまぶき【山吹】《名詞》 春に黄色い五弁の花を咲かせる、山野に自生する背の低い木。「川・の・ はた・に・ やまぶき・が・ 咲い・とる。」

やまぶし【山伏】《名詞》 山に籠もって修行をしている僧侶。「やまぶし・の・ ほら貝」

やまほど【山ほど】《副詞》 限りがないほど、たくさんある様子。「言ー・たい・ こと・は・ やまほど・ ある。」〔⇒やまもり【山盛り】

やまみち【山道】《名詞》 山の中を通り抜けていく道。「やまみち・の・ 途中・に・ 滝・が・ あっ・た。」

やまもり【山盛り】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 高く盛り上げること。高く盛り上がっていること。「トマト・を・ やまもりし・て・ 売っ・とる。」

やまもり【山盛り】《副詞》 限りがないほど、たくさんある様子。「宿題・が・ やまもり・ ある。」「今日・は・ やまもり・ 歩い・た。」〔⇒やまほど【山盛り】

やまやま《形容動詞や()》 希望しても、その通りにならない様子を、残念に思う気持ちを込めて言う言葉。「金・を・ 貸し・たり・たい・の・は・ やまやまや・けど・ こっち・も・ ない・ねん。」

やまる【止まる】《動詞・ラ行五段活用》 続いていたものが終わる。動いていたものが落ち着く。自然と止まる。「昨日・から・の・ 強い・ 風・が・ やまっ・た・みたいや。」「兄弟喧嘩・は・ もー・ やまっ・た・か。」

やまわけ【山分け】《名詞、動詞する》 得たものなどを、みんな同じようになるように、大まかに分けること。「魚・が・ ぎょーさん・ 釣れ・た・さかい・ みんな・で・ やまわけし・た。」

やま()かける【山()かける】《動詞・カ行下一段活用》 当たるだろうと思って、または、当たることを願って、予想を立てる。「やまをかけ・たり・ せ・んと・ 全部・ 勉強し・とか・んと・ あか・ん・よ。」

やみ【闇】《名詞》 ①光がなくて真っ暗なこと。「今夜・は・ 月・が・ 出・とら・ん・ やみ・や。」②正式に認められているわけではない方法による取引。また、その商品や値段。「やみ・で・ 買う」

やみよ【闇夜】《名詞》 月が出ていなくて、真っ暗な夜。「今日・は・ やみよ・や・から・ 懐中電灯・を・ 持っ・ていき・よ。」

やむ【止む】《動詞・マ行五段活用》 続いているものが止まって、終わりになる。「強い・ 雨・が・ やん・だ。」「喉・の・ 痛み・が・ やむ。」

やめる【止める・辞める】《動詞・マ行下一段活用》 ①それまで続けていたものを打ち切る。終わりにする。「走る・の・を・ やめ・て・ 歩く。」②するつもりであったことを、しないことにする。「台風・が・ 来る・ので・ 運動会・は・ やめる。」③勤めや役目から退く。退職、退任する。「定年・で・ 会社・を・ やめる。」「病気・に・ なっ・て・ 自治会長・を・ やめる。」

やもめ(寡婦)】《名詞》 配偶者に死別した人。「あいつ・は・ 奥さん・が・ 死ん・で・ やもめ・や。」

やもり《名詞》 夜などに出てきて足の裏で壁などに吸い付く、黒みがかった灰色をした、トカゲに似た平たい動物。「やもり・が・ 壁・を・ のぼり・よる。」

ややこしい〔ややこしー〕《形容詞》 ①込み入ってわかりにくい。複雑である。「ややこしー・ 説明・で・ よー・ わから・ん。」②解決の見込みが立たない。「ややこしー・ 裁判・に・ なっ・とる・そーや。」③解くのが困難である。「ややこしー・ 計算・で・ 何べん・ やっ・ても・ 答え・が・ 合わ・へん。」④怪しげである。「ややこしー・ 話・に・は・ 乗ら・ん・ 方・が・ えー。」〔⇒やいこしい〕

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2015年3月 7日 (土)

中山道をたどる(391)

愛知川宿から三条大橋まで()

 

かつての暴れ川を渡って

 

 愛知川の御幸橋(写真・左、1156分撮影)を渡ります。すぐ近くの鉄橋が近江鉄道で、その向こうに新幹線の鉄橋です。平野の向こうに山並みが見えます。かつての暴れ川というイメージはなくて、今は水量も少なくなっています。

 渡り終えると愛荘町から東近江市(写真・中、1159)に変わります。

 小幡踏切(写真・右、1210)で近江鉄道の線路を越えます。線路の左手の方には五個荘駅があります・鉄道は八日市の方へ向かいますが、武佐宿で再び出会うことになります。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(791)

「明石日常生活語辞典…や」(12)

 

やぶいしゃ【藪医者】《名詞》 技術がつたなく、あてにならない医者。「やぶいしゃ・に・ 診・てもろ・て・ 薬・を・ もろ・てき・た。」〔⇒やぶ【藪】

やぶいり【藪入り】《名詞、動詞する》 嫁いだ娘が、一時、実家に帰ること。「今度・の・ 日曜・に・ 娘・が・ やぶいり・で・ 戻っ・てくる。」

やぶつり(家移り)】《名詞、動詞する》 住む家を変わること。転宅。「家・を・ 建て・て・ やぶつりする。」〔⇒やうつり【家移り】、やどがえ【宿替え】、ひっこし【引っ越し】

やぶる【破る】《動詞・ラ行五段活用》 ①紙や布などを引き裂いたり穴を開けたりして、だめにする。まとまった形のものを壊してだめにする。「本・の・ ページ・を・ やぶっ・て・ 捨てる。」②壊して開ける。「殻・を・ やぶっ・て・ 雛・が・ 生まれる。」③決めたことをだめにする。規則などを無視した行動をする。「約束・を・ やぶる。」④相手を負かす。勝つ。「阪神・が・ 巨人・を・ やぶる。」⑤押しのけて進む。超える。「これ・まで・の・ 記録・を・ やぶる。」

やぶれぼうろ〔やぶれぼーろ〕【破れ襤褸】《名詞、形容動詞や()》 破損したり使い古したもの。「やぶれぼーろ・を・ 着る。」「やぶれぼーろ・の・ 帳面・に・ 書く。」「やぶれぼーろ・の・ 傘・を・ さす。」◆衣類以外のものについても使う。〔⇒ぼろ【襤褸】

やぶれる【破れる】《動詞・ラ行下一段活用》 紙や布などが引き裂かれたり穴が開いたりする。「風・で・ ポスター・が・ やぶれ・た。」■名詞化=やぶれ【破れ】

やへん《助動詞》 打ち消しの意味を表す言葉。「そんな・ こと・は・ し・やへん・ねん。」「寝・やへん」◆「し・やへん」「来・やへん」「見・やへん」など、カ行変格活用動詞、サ行変格活用動詞、上一段活用動詞に接続する。〔⇒へん、ん〕

やぼったい【野暮ったい】《形容詞》 あか抜けしていない。洗練されていない。「やぼったい・ 掛け軸・を・ かけ・とる。」

やま【山】《名詞》 ①平地よりもうんと高く盛り上がったところ。「六甲・の・ やま」②木などがかたまって生えている場所。「やま・で・ 松葉・を・ 集める。」「松茸やま」③うずたかく盛り上げたもの。「ごみ・の・ やま」「洗濯物・の・ やま」④生死や運命をわける、いちばん大事なところ。通り過ぎれば後は楽に展開するようになるところ。「医者・から・ 今晩・が・ やま・や・と・ 言わ・れ・た。」⑤もしもの幸運をねらって行うこと。偶然をあてにする予想。「試験・に・ やま・を・ かける。」「やま・が・ あたっ・た。」「やま・が・ はずれ・て・ 損・を・ し・た。」

やまいも【山芋】《名詞》 とろろにして根を食べる、山野に自生する、つる性の植物。「やまいも・を・ 擦っ・て・ ご飯・に・ かける。」〔⇒やまのいも【山の芋】、じねんじょ【自然薯】

やまおく【山奥】《名詞》 山に囲まれた、辺鄙なところ。「こんな・ やまおく・に・も・ 家・が・ ある。」

やまかん【山勘】《名詞》 直感的なものだけで当てずっぽうに判断すること。また、その内容。「試験・で・ やまかん・が・ 当たっ・た。」

やまくずし【山崩し】《名詞、動詞する》 将棋盤に将棋の駒を無造作に積んでおいて、音を立てることなく、駒を抜き取る子どもの遊び。「縁側・で・ やまくずし・を・ し・て・ 遊ぶ。」

やまのいも【山の芋】《名詞》 とろろにして根を食べる、山野に自生する、つる性の植物。「正月・の・ 二日・の・ 朝・は・ やまのいも・で・ とろろ・を・ 作る。」〔⇒やまいも【山芋】、じねんじょ【自然薯】

やまのくさ【山の草】《名詞》 正月の飾りに付ける、大形で葉の裏が白い羊歯。「飾り・に・ やまのくさ・を・ 結ぶ。」〔⇒うらじろ【裏白】

やまのぼり【山登り】《名詞、動詞する》 ある程度の高さの山に登ること。登山。「日曜日・に・ 六甲山・へ・ やまのぼり・に・ 行く。」

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2015年3月 6日 (金)

中山道をたどる(390)

愛知川宿から三条大橋まで()

 

無賃橋と常夜灯

 

 旧・近江銀行愛知川支店(写真・左、1113分撮影)が本陣の跡です。銀行の建物は大正元年に建てられた鉄筋コンクリートで、現在は個人の所有だそうです。

 200年以上の歴史がある会席料理の竹平楼(写真・中、1117)は、1878(明治11)の天皇の北陸・東山巡幸の際に1012日と21日の2度にわたって休憩をされたところであると書かれています。明治天皇御聖蹟という大きな石柱も建っています。

 中山道は国道8号に合流して、その道を進みます。川の手前の牛丼屋で、少し早い昼食をすませます。

 道の左側に祇園神社の常夜灯(写真・右、1155)があります。暴れ川の愛知川を渡る人たちの安全を願って、ここと対岸とに常夜灯が設けられています。

 神社の横を流れているのが愛知川で、ここに架かっている御幸橋が「無賃橋」です。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(790)

「明石日常生活語辞典…や」(11)

 

やどかり【宿借り】《名詞》 巻き貝の貝殻の中にすむ、海老や蟹に似ている動物。「潮・が・ 引ー・た・さかい・ やどかり・が・ ぎょーさん・ 出・てき・た。」〔⇒やどがに【宿蟹】

やどちん【宿賃】《名詞》 宿屋・ホテルなどに泊まったときに支払う料金。宿泊料。「やどちん・が・ 安い・ とこ・を・ 探す。」

やどや【宿屋】《名詞》 旅行者を泊めるための設備を整えて、料金を取って営業している建物。「修学旅行・で・ 伊勢・の・ やどや・に・ 泊まっ・た。」〔⇒やど【宿】、りょかん【旅館】

やない《助動詞》 ①打ち消す意味を表す言葉。…ではない。「あいつ・は・ 知ら・ん・ 人・やない。」②打ち消しの表現を用いながら、人を誘う気持ちを表す言葉。…しよう。「行こ・やない(・か)。」③禁止する気持ちを表す言葉。…するな。「黙っ・て・ 飲む・やない(・ぞ)。」

やなぎ【柳】《名詞》 枝が糸のように垂れて葉が細長い、水辺で多く見られる落葉樹。「堀・の・ 周り・に・ やなぎ・が・ 植え・てある。」

やなぎごうり〔やなぎごーり〕【柳行李】《名詞》 背の低い柳の若木の皮をむいて乾燥させて、編んで作った箱の形をした物入れ。「やなぎごーり・の・ 弁当箱」

やに【脂】《名詞》 ①木の幹などから出る、水飴のような色をした粘り気のある液。また、それが固まったもの。「松・の・ やに・が・ つい・て・ にちゃにちゃする。」②目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「顔・を・ 洗(あろ)ー・て・ やに・を・ 取る。」③煙草が燃えたときにできて、パイプなどにたまる、粘り気のある液。「やに・で・ パイプ・が・ 詰まっ・た。」〔⇒やね()⇒めやに【目脂】、めやね(目脂)、めくそ【目糞】、めめくそ【目々糞】

やぬし【家主】《名詞》 貸している家の持ち主。「やぬし・に・ 家賃・を・ 払う。」

やね【屋根】《名詞》 ①雨や寒さなどを防ぐために、建物の上の部分を覆うもの。「瓦・で・ やね・を・ 葺く。」②ものの上の部分を覆っているもの。「自動車・の・ やね」

やね()】《名詞》 ①木の幹などから出る、水飴のような色をした粘り気のある液。また、それが固まったもの。「木ー・の・ やね・が・ つい・て・ 取れ・へん。」②目から出た液が、目の縁に固まってついたもの。「目ー・に・ やね・が・ つい・とる・ぞ。」③煙草が燃えたときにできて、パイプなどにたまる、粘り気のある液。「パイプ・の・ やね・を・ 拭い・て・ 取る。」〔⇒やに【脂】⇒めやに【目脂】、めやね(目脂)、めくそ【目糞】、めめくそ【目々糞】

やばい《形容詞》 ①危険や不都合が予想されて、悪くなりそうだ。良い状態が続かない。「あの・ 会社・は・ だいぶ・ やばい・らしー。」②持ちこたえられないで、壊れそうである。危なっかしい。「強い・ 風・が・ 吹い・て・ トタン屋根・が・ やばい。」③自分の姿や、隠していた事柄が、周りにわかってしまいそうである。「もーちょっとで・ 見つかり・そーで・ やばかっ・た。」①②⇒やばたい。⇒あぶない【危ない】、あむない(危ない)

やばたい《形容詞》 ①危険や不都合が予想されて、悪くなりそうだ。良い状態が続かない。「試験・を・ 受け・て・も・ 合格・は・ やばたい・と・ 思う・ねん。」②持ちこたえられないで、壊れそうである。危なっかしい。「やばたい・ くくり方・を・ し・たら・ ほどけ・てまう・ぞ。」〔⇒やばい。⇒あぶない【危ない】、あむない(危ない)

やぶ【藪】《名詞》 ①竹が集まって生えているところ。また、竹、背の低い木、草などが群がって生えていて、踏み込んで行きにくいところ。「やぶ・の・ 中・に・ たけのこ・が・ 出・とる。」②技術がつたなく、あてにならない医者。「やぶ・や・さかいに・ 病気・の・ 名前・を・ 教(おせ)・てくれ・へん。」⇒たけやぶ【竹藪】⇒やぶいしゃ【藪医者】

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2015年3月 5日 (木)

中山道をたどる(389)

愛知川宿から三条大橋まで()

 

愛知川から野洲に向かう

 

 1127日。中山道歩きの最終回は2泊3日で京都まで歩きます。

 新快速電車を降りたJR能登川駅から、近江鉄道バスで愛知川へ向かいます。愛知川から野洲までがこの日の予定です。

 近江鉄道愛知川駅にはちょうど、彦根に向かう電車(写真・左、1052分撮影)が着いていました。

 中山道に道筋に出て、歩き始めます。河脇神社(写真・中、1102)のあたりは元は中宿村と言いました。愛知川の水害から村を守る神社でした。

 道の左側に小公園があって無賃橋の由来(写真・右、1110)が書かれています。川幅200メートル余りの愛知川に架けられた無料の橋は、広重の中山道69次の恵智川の絵にも描かれています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(789)

「明石日常生活語辞典…や」(10)

 

やっとこさ《感動詞》 力を入れたり一休みをしようとしたりするときなどに、かけ声として使う言葉。「やっとこさ・ ほんなら・ ここら・で・ 一休みし・まほ。」〔⇒やっとこしょ、やっとこせ、どっこいしょ、どっこらしょ、うんとこさ、うんとこしょ〕

やっとこしょ《副詞》 ①途中であれこれの曲折はあったが、望んでいたことが実現したということを表す言葉。「やっとこしょ・ だんだん・ 温ー・ なっ・てき・た。」「やっとこしょ・ 田植え・が・ すん・だ。」〔⇒ようやく【漸く】、ようよう(漸々)、やっと、やっとこさ、やっとこせ〕

やっとこしょ《感動詞》 力を入れたり一休みをしようとしたりするときなどに、かけ声として使う言葉。「そら・ やっとこしょ・ もー・ 一息・や。」〔⇒やっとこさ、やっとこせ、どっこいしょ、どっこらしょ、うんとこさ、うんとこしょ〕

やっとこせ《副詞》 ①途中であれこれの曲折はあったが、望んでいたことが実現したということを表す言葉。「やっとこせ・ 釘・が・ 抜け・た。」「息子・が・ やっとこせ・ 就職し・てくれ・た。」「やっとこせ・ 合格・や。」〔⇒ようやく【漸く】、ようよう(漸々)、やっと、やっとこさ、やっとこしょ〕

やっとこせ《感動詞》 力を入れたり一休みをしようとしたりするときなどに、かけ声として使う言葉。「元気・ 出し・て・ それ・ やっとこせ。」〔⇒やっとこさ、やっとこしょ、どっこいしょ、どっこらしょ、うんとこさ、うんとこしょ〕

やっぱし(矢っ張し)】《副詞》 ①前と同じようである、あるいは他と同じようであるということを表す言葉。「やっぱし・ 新幹線・で・ 行く・ こと・に・ する・わ。」②違ったようになることを期待したが、そうはいかないで、結局は普通に予想していたとおりになったことを表す言葉。「やっぱし・ 宝くじ・は・ 当たら・なんだ。」「やっぱし・ 答え・は・ わから・なんだ。」③期待したことを裏切らないで、その通りになったことを表す言葉。「やっぱし・ あんた・や・さかい・ でける・ こと・な・ん・や。」〔⇒やっぱり(矢っ張り)

やっぱり(矢っ張り)】《副詞》 ①前と同じようである、あるいは他と同じようであるということを表す言葉。「この・ 町・も・ やっぱり・ ラーメン屋・が・ 多い。」②違ったようになることを期待したが、そうはいかないで、結局は普通に予想していたとおりになったことを表す言葉。「やっぱり・ 抽選・に・ 外れ・た。」「やっぱり・ 参加し・ない・ こと・に・ する。」③期待したことを裏切らないで、その通りになったことを表す言葉。「やっぱり・ 専門家・に・は・ 勝た・れ・へん。」〔⇒やっぱし(矢っ張し)

やつれる【窶れる】《動詞・ラ行下一段活用》 病気、心労、老齢などのために、体が痩せるなどして衰えて見苦しくなる。身に着けている服装などが見苦しくなる。「寝込ん・でも・て・ だいぶ・ やつれ・た・みたいや。」

やて《副助詞》 極端な例を示して強調する言葉。「お前・やて・ その・ぐらい・の・ こと・は・ わかる・やろ。」「誰・やて・ 間違う・ こと・は・ ある・わい・な。」〔⇒かて、でも〕

やて《助動詞+接続助詞》 直接知ったのではなく、人から伝え聞いたことを表す言葉。…だそうだ。「雨・で・ 運動会・は・ 中止・やて。」

やど【宿】《名詞》 ①住んでいるところ。「雀・の・ おやど」②旅行者を泊めるための設備を整えて、料金を取って営業している建物。「やど・の・ 予約・を・ する。」⇒やどや【宿屋】、りょかん【旅館】

やとう【雇う】《動詞・ワア行五段活用》 ①お金を払って、人に仕事をしてもらう。「アルバイト・を・ やとう。」②お金を払って、乗り物などを自分の意志のとおりに使う。「ハイヤー・を・ やとう。」■名詞化=やとい【雇い】

やどがえ【宿替え】《名詞、動詞する》 住む家を変わること。転宅。「須磨・の・ 団地・へ・ やどがえする。」〔⇒やうつり【家移り】、やぶつり(家移り)、ひっこし【引っ越し】

やどがに【宿蟹】《名詞》 巻き貝の貝殻の中にすむ、海老や蟹に似ている動物。「やどがに・が・ 石・の・ 上・を・ 歩い・とる。」〔⇒やどかり【宿借り】

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2015年3月 4日 (水)

中山道をたどる(388)

鵜沼宿から愛知川宿まで(53)

 

愛知川に着く

 

 66番目の宿場である愛知川の入り口(写真・左、1301分撮影)に着きました。鎌倉時代から始まったという麻織物の近江上布が伝統産業で、近江商人によって全国に広められました。

 近江鉄道の愛知川駅は無人駅ですが、コミュニティハウス「るーぶる愛知川」(写真・中、1331)になっています。ギャラリーがあり、郷土物産展示スペースも設けられています。

 愛知川には伝統工芸品としての瓶細工手鞠があります。真ん丸い瓶の中に手鞠が入っているのですが、旧家で見つかった最古のものは江戸時代末期の制作だと言います。保存会が結成されて会員200人で技術の継承に努めているそうです。作った手鞠を瓶の中に入れてから膨らませるのだそうです。瓶手鞠の形をしたポスト(写真・右、1345)は何とも愛らしいものです。まーるく(家庭円満で)、中がよー見える(仲良く)縁起物です。

 さて、3泊4日の鵜沼からの歩き旅が終わりました。今回は近江鉄道で近江八幡駅に出て帰ります。京都はもうすぐです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(788)

「明石日常生活語辞典…や」()

 

やちん【家賃】《名詞》 家を借りている人が、家の持ち主に払うお金。「やちん・は・ 毎月・ きちんと・ 払(はろ)・てます。」

やつ【奴】《名詞》 ①人を軽蔑して、突っ放すように言う言葉。「あんな・ 自分勝手な・ やつ・は・ 嫌い・や。」②目下の人などを親しんで言う言葉。「あんな・ えー・ やつ・は・ おら・ん・なー。」③物や事を指して、ぞんざいに言う言葉。「そっち・の・ 大きい・ やつ・を・ 売っ・てんか。」

やっかい【厄介】《形容動詞や()》 手数がかかって煩わしい様子。込み入って面倒な様子。人の面倒を見るのに手数がかかる様子。「やっかい・を・ かける。」「やっかいな・ 話・に・ なっ・た。」〔⇒せわ【世話】

やっき【躍起】《形容動詞や》 気持ちがせいて、気持ちを高ぶらせる様子。一生懸命に取り組む様子。「やっきに・ なっ・て・ 子ども・を・ 育て・た。」

やっきょく【薬局】《名詞》 薬剤師が調剤したり既製の薬などを売ったりする店。「やっきょく・で・ 目薬・を・ 買う。」〔⇒くすりや【薬屋】

やつける【遣つける】《動詞・カ行下一段活用》 ①相手をひどい目にあわせる。相手を負かす。「去年・ 負け・た・ 相手・を・ やつける。」②小動物などを殺す。「百足・を・ やつけ・たっ・た。」〔⇒やっつける【遣っつける】

やっさもっさ《副詞、動詞する》 大勢が集まって何かを言い合ったり、し合ったりする様子。ごたごたとして、まとまりに欠けたり、もめたりしている様子。「やっさもっさ・ 話・を・ し・た・けど・ 結論・は・ 出ずじまいや。」「やっさもっさし・て・ 家・の・ 中・を・ 探し・た。」

やっつ【八つ】《名詞(数詞+助数詞) ①自然数の7に、1を加えた数で、個数などをかぞえる場合に使う言葉。「やっつ・ 入っ・た・ 菓子折・を・ 持っ・ていっ・た。」②8歳。「やっつ・の・ 時・から・ 算盤・を・ 習()ろ・た。」

やっついき【八つ行き】《名詞》 4月2日から1231日までに生まれて、数え歳の8歳で小学校に入学すること。また、その子。「うち・の・ 子ー・は・ みんな・ やっついき・や。」■対語=「ななついき【七つ行き】」〔⇒おそいき【遅行き】

やっつける【遣っつける】《動詞・カ行下一段活用》 ①相手をひどい目にあわせる。相手を負かす。「体・で・は・ 無理や・さかい・ 口・で・ やっつけ・たれ。」②小動物などを殺す。「石・を・ ぶつけ・て・ 蛇・を・ やっつけ・た。」〔⇒やつける【遣つける】

やつで【八つ手】《名詞》 手のひらのような切れ込みのある大きな葉で、冬に白い小花の集まった丸い房をつける背の低い木。「便所・の・ 裏・に・ やつで・を・ 植える。」

やってくる【遣って来る】《動詞・カ行変格活用》 ①向こうの方から近づいてくる。離れたところから、こちらに向かう。押し寄せる。「また・ 今年・も・ 台風・が・ やってくる・ 季節・に・ なっ・た。」②生きて、現在に至る。「何とか・ ここ・まで・ やってこ・れ・た・の・も・ 皆さん・の・ おかげ・です。」

やっと《副詞》 途中であれこれの曲折はあったが、望んでいたことが実現したということを表す言葉。「長かっ・た・けど・ やっと・ 梅雨・が・ 明け・た。」「やっと・ 車・が・ 買える・ ほど・の・ 金・が・ 貯まっ・た。」〔⇒ようやく【漸く】、ようよう(漸々)、やっとこさ、やっとこしょ、やっとこせ〕

やっと《副詞》 数や量が多い様子。「苺・を・ やっと・ 貰(もろ)・た。」〔⇒ようけ、ようさん(仰山)、ぎょうさん【仰山】、じょうさん(仰山)、どっさり、たくさん【沢山】、たんと〕

やっとこ《名詞》 焼けた鉄を挟んだり、金属の板や針金を曲げたりするのに使う、釘抜きに似た道具。「やっとこ・で・ 釘・を・ 抜く。」

やっとこさ《副詞》 ①途中であれこれの曲折はあったが、望んでいたことが実現したということを表す言葉。「やっとこさ・ 暑さ・が・ やわらい・だ。」「やっとこさ・ 宿題・が・ でけ・た。」〔⇒ようやく【漸く】、ようよう(漸々)、やっと、やっとこしょ、やっとこせ〕

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2015年3月 3日 (火)

中山道をたどる(387)

鵜沼宿から愛知川宿まで(52)

 

江州音頭発祥の地

 

 忠兵衛の父も兄も長兵衛を襲名していますが、伊藤長兵衛の屋敷跡(写真・左、1228分撮影)があります。七代目伊藤長兵衛の偉業を讃える碑が建てられています。

 石畑の一里塚祉(写真・中、1244)を示す石柱があります。日本橋から121番目の一里塚です。

 江州音頭は滋賀県を中心にして各地の盆踊りに用いられる音頭ですが、その発祥地(写真・右、1252)を示す記念物があります。発祥の地とされるものは、東近江市八日市と、この豊郷町下枝の2か所がありますが、こちらは、明治の初めに、千樹寺で踊りを披露したのが江州音頭の発祥だと言います。歌詞や節回しは、地域や流派によっていろいろな変化があるようです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(787)

「明石日常生活語辞典…や」()

 

やすうり【安売り】《名詞、動詞する》 普通よりも安い値段で売ること。「八百屋・が・ やすうりし・とる。」

やすっぽい【安っぽい】《形容詞》 ①品質がよくなくて、いかにも値段が低いように見える。「やすっぽい・ 鞄」②品格がなく軽々しい。「あんな・ こと・ 言()ー・たら・ 人間・が・ やすっぽー・ 見える。」

やすみ【休み】《名詞》 ①仕事や活動などを止めること。心や体を楽にして休憩や休息をすること。「二十分間・の・ やすみ・を・ とる。」②商店などが営業しないこと。「せっかく・ 行っ・た・のに・ デパート・は・ やすみ・やっ・た。」②勤務先や学校などが通常のことを行わないこと。「台風・で・ 学校・が・ やすみ・に・ なっ・た。」④都合によって、勤務先や学校などに行かないこと。「しいどい・さかい・ 今日・は・ やすみ・に・ する。」

やすむ【休む】《動詞・マ行五段活用》 ①仕事や活動などを止める。心や体を楽にして、休憩や休息をする。安らかにする。「坂・の・ 途中・で・ ちょっと・ やすむ。」②商店や会社などが営業しない。「都合・で・ 3日間・ 店・を・ やすむ。」③都合によって、勤務先や学校などに行かない。「風邪・を・ ひー・た・さかい・ やすみ・たい・と・ 思(おも)・とる・ねん。」■名詞化=やすみ【休み】

やすめる【休める】《動詞・マ行下一段活用》 していることを止めるようにする。心や体を楽にして、休息するようにする。「手ー・(を・) やすめ・て・ ちょっと・ 休憩しょ・ー。」

やすもん【安物】《名詞》 値段が安く、品質の悪い品物。「やすもん・ 買()ー・たら・ 結局・ 損・に・ なる。」

やすやす【易々】《副詞と》 ものごとをきわめて容易に行う様子。込み入っていなくて、わかりやすい様子。「ちょっと・ 走っ・たら・ 電車・に・ やすやす・ 間に合()ー・た。」〔⇒かんたん【簡単】に〕

やすり【鑢】《名詞》 ①金属や木などを擦って、削り取ったり滑らかにしたりする道具。「のこぎり・に・ やすり・を・ かける。」②謄写版の原紙に文字を書き付けるときに使う金属製の板。「ガリ版・の・ やすり」

やせ【痩せ】《名詞》 痩せて骨張って見えて、体重が少ないこと。また、そのような人。「あんた・は・ やせ・の・ 大食い・や・なー。」〔⇒やせかんぴんたん【痩せかんぴんたん】、やせぎす【痩せぎす】、やせぼし【痩せ干し】

やせかんぴんたん【痩せかんぴんたん】《形容動詞や()、名詞》 痩せて骨張って見えて、体重が少ない様子。また、そのような人。「戦争中・は・ みんな・ やせかんぴんたんやっ・た。」〔⇒やせぎす【痩せぎす】、やせぼし【痩せ干し】、やせ【痩せ】

やせぎす【痩せぎす】《形容動詞や()、名詞》 痩せて骨張って見えて、体重が少ない様子。また、そのような人。「やせぎすに・ なら・ん・よーに・ 飯・を・ どんどん・ 食い・なはれ。」〔⇒やせかんぴんたん【痩せかんぴんたん】、やせぼし【痩せ干し】、やせ【痩せ】

やせぼし【痩せ干し】《形容動詞や()、名詞》 痩せて骨張って見えて、体重が少ない様子。また、そのような人。「私・は・ こまい・ 時・は・ やせぼしでし・てん。」〔⇒やせかんぴんたん【痩せかんぴんたん】、やせぎす【痩せぎす】、やせ【痩せ】

やせる【痩せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①体が細くなって、体重が減る。「入院し・て・から・ 3キロ・も・ やせ・た。」②その土地に、作物を育てる力が乏しい。作物のできが悪い。「やせ・た・ 畑・や・さかい・ でき・が・ 悪い。」「やせた・ 茄子・が・ でけた。」■名詞化=やせ【痩せ】

やたけた《形容動詞や()》 ①いい加減な性格である様子。「約束・を・ 守ら・ん・ やたけたな・ やつ・や。」②行動などが乱雑である様子。「やたけたな・ 字ー・や・さかい・ 読みにくい。」

やたまき(八幡巻)】《名詞》 煮て下ごしらえをした牛蒡を芯にして、穴子、鰻、牛肉などで巻いて、煮たり付け焼きをしたりして作る料理。「弁当・に・ やたまき・を・ 入れる。」〔⇒やわたまき【八幡巻】

やたら【矢鱈】《副詞に》 あまりにも度を過ごしている様子。ものごとに秩序や根拠が乏しい様子。「今日・は・ 朝・から・ やたら・ 忙しかっ・た。」「やたらに・ あれ・ せー・ これ・ せー・(と・) 言わ・れ・て・ 困っ・た。」〔⇒めったやたら【滅多矢鱈】、むやみに【無闇に】、むやみやたら【無闇矢鱈】、めちゃめちゃ【目茶目茶】、めちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくちゃ【目茶苦茶】、めっちゃくっちゃ【目茶苦茶】、めちゃんこ【目茶んこ】

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2015年3月 2日 (月)

中山道をたどる(386)

鵜沼宿から愛知川宿まで(51)

 

間の宿・石畑を通って

 

 高宮と愛知川は2里足らずの距離ですから、そんなに遠いわけではありませんが、中間に、間の宿・石畑(写真・左、1214分撮影)があります。遠くなくても間の宿があるのは旅人にとって嬉しいものです。

 石畑は、一里塚の郷(写真・中、1216)と言って、ミニチュアのような一里塚が作られていますが、本当の一里塚はもう少し先になります。

 このあたり(豊郷町)は近江商人のふるさとですが、丸紅や伊藤忠商事の創始者である伊藤忠兵衛の碑(写真・右、1225)があります。初代の伊藤忠兵衛は1842(天保3年)の生まれで、伊藤家は代々、堺や紀州に向けて近江上布などの行商を行い成功しました。兄の長兵衛は博多で、弟の忠兵衛は大阪で店を開き、これらがのちの大商社につながることになります。

 二代目の伊藤忠兵衛は、カタカナの使用を推進するカナモジ運動で知られています。伊藤忠も丸紅も社内文書にカタカナが使われた時代があります。ワープロが出現するまでの文字改革のひとつです。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(786)

「明石日常生活語辞典…や」()

 

やける【自棄る】《動詞・カ行下一段活用》 ものごとが思うようにならなくて、どうにでもなれという気持ちになる。集中したり戦ったりしようとする気持ちを失う。「なんぼ・ し・ても・ 勝た・れ・へん・ので・ やけ・ても・た。」

やける【妬ける】《動詞・カ行下一段活用》 他人のことがねたましく感じられる。「妹・が・ 可愛がられ・とる・と・ 思(おも)・て・ 兄貴・が・ やけ・とる。」■他動詞は「やく【妬く】」

やご《名詞》 池などにすむ、とんぼの幼虫。「やご・が・ いっぱい・ うようよし・とる。」

やごう〔やごー〕【屋号、家号】《名詞》 ①商店などの名前。「看板・に・ 書い・てある・ やごー」②昔から互いに呼び慣わしている、一般の家の名前。「うち・の・ やごー・は・ せーはったん・(と・) 言()ー・ねん。」

やこされ【副助詞】 言っていることの特定の部分を強調するために使う言葉。だからこそ。◆古典文法の「こそ…あれ」という係り結びに由来する言葉である。「親・やこされ・ お前・の・ こと・を・ 心配する・ん・や・ぞ。」

やさい【野菜】《名詞》 副食にするために、畑などで育てる植物。「日照り・で・ やさい・の・ 値段・が・ 高(たか)・ なっ・た。」〔⇒あおもん【青物】

やさがし【家捜し】《名詞、動詞する》 家の中をくまなく探すこと。「やさがしし・た・けど・ 保険・の・ 証書・が・ 出・てこ・ん。」

やさしい〔やさしー〕【優しい】《形容詞》 ①穏やかでおとなしい。上品で美しい。その人に対して警戒心を感じることがない。「やさしー・ 人・や・さかい・ 大きな・ 声・で・ 怒っ・たり・ せー・へん。」「やさしい・ 感じ・が・ する・ 絵ー」②他人に対する思いやりがある。態度や性格などが素直である。「もー・ ちょっと・ やさしー・に・ 教()せ・てくれ・へん・か。」

やし【椰子】《名詞》 大きな葉が幹の頂に群がってはえる、熱帯地方の背の高い木。「南太平洋・の・ 島・の・ やし・の・ 木」

やじ【野次】《名詞》 人の言動に対して、大声でからかったり冷やかしたりすること。また、その言葉。「阪神・が・ 負け・たら・ 甲子園球場・の・ やじ・は・ ものすごい・ もん・や。」

やじうま【野次馬】《名詞》 自分に関係のないことについて、のぞき込んだり騒ぎ立てたりするような人。「火事・を・ 見・に・ 行く・ やじうま」

やしき【屋敷】《名詞》 ①家が建っている一区切りの土地。敷地。「うち・の・ やしき・は・ 狭い・ねん。」②広い敷地に建つ立派な構えの家。「ごっつい・ やしき・に・ 住ん・どる・ 人」

やしなう【養う】《動詞・ワア行五段活用》 子どもなどをはぐくんで育てる。人や動物の生活の面倒を見る。「安い・ 給料・で・ 家族・を・ やしなう・の・は・ しんどい・ こと・や。」「犬・を・ やしなう。」■名詞化=やしない【養い】

やしょく【夜食】《名詞》 夕食の後、夜遅くなってとる簡単な食事。「やしょく・に・ ラーメン・を・ 食べる。」

やじるし【矢印】《名詞》 方向、道順などを教えるために、矢の形を書いて示したもの。「曲がり角・に・ やじるし・を・ 書い・ておく。」

やすあがり【安上がり】《形容動詞や()》 値段や費用が安くて済むこと。「今日・の・ 昼飯代・は・ やすあがりやっ・た。」

やすい【安い】《形容詞》 値段が張らない。予想していたよりも金がかからない。「野菜・の・ 値段・が・ やすー・ なっ・てき・た。」■対語=「たかい【高い】」

やすい【易い】《形容詞》 ①内容の理解がすぐにできて、手間がかからない。「やすい・ 問題・や・さかい・ 時間・が・ かから・へん。」「やすい・ 言葉・で・ 説明し・てある。」②自分の力からすれば、行うことが容易である。大した努力をしなくても、そのことを行うのは簡単である。「話・を・ まとめる・の・は・ やすい・ こと・や。」③簡単・明瞭で無理なく取り組める。「書類・の・ 書き方・は・ やすかっ・た。」■対語=「むつかしい【難しい】」⇒なやすい【な易い】、ぼろかす【襤褸滓】

やすい【易い】《接尾語》〔動詞の連用形に付く〕 ①ものごとを楽々と行うことができるという意味を表す言葉。「読みやすい・ 本」「答え・が・ 出しやすい・ 問題」②気持ちの上で、そうすることに抵抗感がないという意味を表す言葉。「来やすい・ 店」「話しやすい・ 人」「何・でも・ 相談しやすい・ 友だち」③そのような可能性が高いという意味を表す言葉。「燃えやすい・ 木」「雨・が・ ふりやすい・ 空模様」「割れやすい・ コップ」「曇りやすい・ ガラス」■対語=「にくい【難い】」

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2015年3月 1日 (日)

中山道をたどる(385)

鵜沼宿から愛知川宿まで(50)

 

保存された旧・豊郷小学校

 

 犬上郡甲良町(写真・左、1141分撮影)をほんのしばらく、かすめて通ります。甲良町は鈴鹿山脈から琵琶湖に向かって開けた穀倉地帯ですが、次に歩み入る豊郷町とともに、面積の小さな町です。

 しばらく進むと豊郷町になり、コミュニテイ・バスの豊郷小学校旧校舎前という停留所があります。旧・豊郷小学校(写真・中、1208)です。歴史的建造物である旧校舎は取り壊し計画に揺れて、反対運動も高まって、全国的なニュースになりました。1999(平成11)のことでした。丸紅の専務取締役・古川鉄治郎の寄付の支えで建設された2代目の校舎は保存されましたが、町長と議会がもくろんだ3代目校舎の建築は阻止できませんでした。町長のリコール、裁判騒動などを経て、「東洋一の小学校」とまで言われた学校が、結局は解体を免れることができたのは喜ばしいことでした。

 広い敷地に落ち着いた旧校舎の建物が広がっていて(写真・右、1209)、現在は教育委員会事務局、町立図書館、こども支援センターなどが入った複合施設となっています。

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【明石方言】 改訂最終版・明石日常生活語辞典(785)

「明石日常生活語辞典…や」()

 

やくみ【薬味】《名詞》 食べ物の味を引き立たせるために少し添える、ネギ、唐辛子などの香辛料など。「素麺・の・ やくみ・に・ 紫蘇・の・ 葉ー・を・ そえる。」

やくめ【役目】《名詞》 任務として割り当てられた仕事や用務。「やくめ・を・ 果たさ・な・ あか・ん・ぞ。」〔⇒やく【役】

やくよけ【厄除け】《名詞、動詞する》 ①健康上の災難に遭いやすいと考えられて、慎み深く振る舞わなければならないとされる年齢の人に対して、その厄を払いのけること。「やくよけ・に・ お詣り・を・ する。」②不幸な出来事などが続いて起こったときに、それがさらに続かないように払いのけること。「やくよけ・に・ 一杯・ 飲み・まほ・か。」

やぐら【櫓】《名詞》 ①木の枠で組んで、上に布団などをかぶせるもの。「こたつ・の・ やぐら」②祭りなどの中心に置いて、音頭をとったり太鼓を鳴らしたりするためにつくった台。「盆踊り・の・ やぐら」

やぐるま【矢車】《名詞》 鯉のぼりの竿の先につけるもので、軸のまわりに矢の形のものを放射状に付けて、風で回るようにした羽。「やぐるま・が・ 音・を・ 立て・て・ 回っ・とる。」

やぐるまそう〔やぐるまそー〕【矢車草】《名詞》 茎にも葉にも白い綿毛が密生していて、初夏の頃に菊によく似た形の、青や青紫色などの花を咲かせる植物。「やぐるまそー・の・ ぼんぼん・の・ 花」

やくわり【役割】《名詞、動詞する》 それぞれの人に任務などを割り当てること。また、割り当てられた任務。「ひとりひとり・に・ やくわりする。」「祭り・の・ とき・の・ やくわり・を・ 決める。」「一人一人・ 違う・ やくわり・に・ なっ・とる。」

やけ【自棄】《名詞》 ものごとが思うようにならないので、どうにでもなれという気持ちになること。また、それによって無茶な行動をとったりすること。「やけ・を・ 起こし・たら・ 続け・られ・へん・ぞ。」

やけ《接尾語》[動詞の連用形に付く] ①その動作などをするちょうど、その時。「薬・の・ 飲みやけ・に・ 咳・が・ 出・た。」②その動作をしている途中。「行きやけ・に・ 鉛筆・を・ 買う。」〔⇒がけ、しな、し〕

やけくそ【自棄糞】《形容動詞や()》 ものごとが思うようにならないので、どうにでもなれという気持ちになる様子。また、それによって無茶な行動をとったりする様子。「文句・ばっかり・ 言わ・れる・さかい・ もー・ やけくそや。」〔⇒やけのかんぱち【自棄のかんぱち】、やけのやんぱち【自棄のやんぱち】

やけちゃ【焼けちゃ】《名詞、動詞する》 火や熱湯などに触れて、皮膚がただれること。また、そのようになったところ。「お茶・を・ ひっくりがえし・て・ やけちゃ・を・ し・た。」〔⇒やけど【火傷】、あちち【熱ちち】、あちゃちゃ【熱ちゃちゃ】、あつつ【熱つつ】

やけつく【焼け付く】《動詞・カ行五段活用》 ①調理をしているときに、食べ物などが焼けて、調理用具などにくっつく。「餅・が・ 網・に・ やけつい・た。」②長時間の使用している機械やモーターなどが、過熱してその機能を発揮しなくなる。「機械・が・ やけつい・て・ 止まっ・ても・た。」〔⇒やきつく【焼き付く】

やけど【火傷】《名詞、動詞する》 火や熱湯などに触れて、皮膚がただれること。また、そのようになったところ。「湯たんぽ・で・ やけどする。」〔⇒やけちゃ【焼けちゃ】、あちち【熱ちち】、あちゃちゃ【熱ちゃちゃ】、あつつ【熱つつ】

やけのかんぱち【自棄のかんぱち】《形容動詞や()》 ものごとが思うようにならないので、どうにでもなれという気持ちになる様子。また、それによって無茶な行動をとったりする様子。◆「やけのやんぱち」という言い方が崩れたものであろうか。「やけのかんぱちで・ 試合・を・ し・たら・ 勝てる・ はず・が・ あら・へん。」〔⇒やけくそ【自棄糞】、やけのやんぱち【自棄のやんぱち】

やけのやんぱち【自棄のやんぱち】《形容動詞や()》 ものごとが思うようにならないので、どうにでもなれという気持ちになる様子。また、それによって無茶な行動をとったりする様子。「やけのやんぱちで・ 試験・を・ 受け・たら・ 通ら・なんだ。」〔⇒やけくそ【自棄糞】、やけのかんぱち【自棄のかんぱち】

やける【焼ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①火がついて、炎が出る。灰になるまで炎を出し続ける。「漏電・で・ 家・が・ やける。」②中まで熱が通って、食べ物ができあがる。「パン・が・ よー・ やけ・た。」③火や日光などによって熱くなったり色が変わったりする。「砂浜・が・ やけ・て・ 熱い。」④日光に当たって、皮膚の色が黒くなる。「でぼちん・と・ 鼻・の・ 頭・が・ よー・ 日・に・ やけ・とる。」⑤空や雲の色が赤くなる。「西・の・ 空・が・ やけ・とる。」⑥食べ物がじゅうぶん消化しないで、胸が熱くなったようで苦しくなる。「食い過ぎ・て・ 胸・が・ やけ・て・ ずつない。」⑦人の面倒に手がかかる。心遣いが求められる。「子ども・の・ せわ・が・ やける。」■他動詞は「やく【焼く】」■名詞化=やけ【焼け】⇒もえる【燃える】

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