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2016年7月31日 (日)

【掲載記事の一覧】

 芭蕉の「奥の細道」をたどる旅は福島県の最北端(貝田駅)に達しました。8月は暑さを避けて休止です。9月上旬に再開します。

 「【書籍版】『明石日常生活語辞典』」の連載を続けました。この連載は、最終回まで、毎日欠かさず連載を続けます。書籍版の原稿は完成間近となりました。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてにメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

◆【明石方言】 明石日常生活語辞典 ()(2090)~継続予定

    [2009年7月8日開始~ 最新は2016年7月31日]

 

◆日本語への信頼 ()(261)~継続予定

    [2015年6月9日開始~ 最新は2016年7月8日]

 

◆名寸隅舟人日記 ()(16)~継続予定

    [2016年1月1日開始~ 最新は2016年4月2日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~継続予定

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の船瀬があったところ ()() 終了

    [2016年1月10日開始~ 最新は2016年1月14日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)~継続予定

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

 

……【以下は、連載を終了したものです。】……………………

 

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)

 2014年5月10日開始~ 最新は2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)

 2013年4月13日開始~ 最新は2014年5月9日]

 

◆百載一遇 ()()

    [2014年1月1日開始~ 最新は2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)

    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日開始~20071212日終了]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日開始~20061231日終了]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日開始~20061226日終了]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日開始~20081125日終了]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日開始~20081113日終了]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日開始~20081215日終了]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日開始~2011年6月1日終了]

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日開始~2014年4月12日終了]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日開始~200610月4日終了]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日開始~20061011日終了]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日開始~200611月2日終了]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日開始~20071030日終了]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日開始~20061015日終了]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日開始~200612月7日終了]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日開始~20061222日終了]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

 

◆中山道をたどる ()(424)

    [201311月1日開始~2015年3月31日終了]

 

◆日光道中ひとり旅 ()(58)

    [2015年4月1日開始~ 最新は2015年6月23日]

 

◆奥州道中10次 ()(35)

    [20151012日開始~ 最新は20151121日]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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【書籍版】明石日常生活語辞典 (92)    (通算2090回)

日常生活語 「お」⑨

 

おき()いく【沖()行く】《動詞・カ行変格活用》 ①舟を、岸から離れたところへ漕いでいく。「おきへいっ・たら・ 潮・が・ 速い・ぞ。」②漁に出る。魚を獲りに行く。「今日・は・ 荒れ・て・ おきへいか・れ・へん。」

おきもの【置物】《名詞》 床の間、玄関などに置いて飾りにする物。「虎・の・ おきもの・を・ 買()ー・てき・た。」〔⇒おきもん【置物】

おきもん【置物】《名詞》 床の間、玄関などに置いて飾りにする物。「こんな・ 汚い・ もん・は・ おきもん・に・は・ なら・へん。」〔⇒おきもの【置物】

おきゃがりこぼし(起き上がり小法師)】《名詞》 倒れてもすぐに起き上がれるように、底に重りを入れて作った、丸い人形。特に、中国の達磨大師の姿に似せて作った赤い人形。「おきゃがりこぼし・は・ 突い・ても・ こけ・へん。」〔⇒おきあがりこぼし【起き上がり小法師】、だるま【達磨】

おきゃがる(起き上がる)】《動詞・ラ行五段活用》 寝ていた体を起こす。横になっていたものが立ち上がる。「犬・が・ おきゃがっ・て・ 吠え・た。」〔⇒おきあがる【起き上がる】

おきゅう〔おきゅー〕【お灸】《名詞、動詞する》 つぼにあたる皮膚の上に置いたもぐさに火をつけて、その熱の刺激で病気を治す方法。「腰・の・ 痛い・の・を・ おきゅー・で・ 治す。」〔⇒やいと(焼処)、きゅう【灸】、あちち【熱ちち】、あつつ【熱つつ】、あちゃちゃ【熱ちゃちゃ】

おきゅう()すえる〔おきゅー()すえる〕【お灸()据える】《動詞・ア行五段活用》 ①発する熱の刺激で病気を治すために、皮膚の上に置いたもぐさに火をつける。「腰・が・ 痛い・さかい・ おきゅーをすえ・てんか。」②将来のことを考えて、一時的に辛い思いをさせる。「悪さ・ばっかり・ する・さかい・ おきゅーすえ・たら・んと・ いか・ん・なー。」〔⇒やいと()すえる(焼処()据える)

おきる【起きる】《動詞・カ行上一段活用》 ①望ましくないような物事や事態が生じる。「難しー・ 問題・が・ おき・ても・た。」「台風・で・ 水害・が・ おきる。」「地震・が・ おき・た・ん・は・ 朝・やっ・た。」②感情などが生じる。「そんな・ こと・(を・) し・て・ 恥ずかしー・と・ 言()ー・ 気ー・が・ おき・へん・の・か。」③目を閉じて、心や体が活動をやめている状態から、現実にもどる。寝床から出る。「今朝・は・ 5時・に・ おき・た。」④横になっていたものが、まっすぐに立つ。傾いていたものがもとに戻る。「倒れ・とっ・た・ 稲・が・ おき・ひん。」「布団・から・ おきる。」「踏ま・れ・て・ 倒れ・とっ・た・ 草・が・ おき・てくる。」■他動詞は「おこす【起こす】」■対語=③「ねむる【眠る】」「ねぶる【(眠る)】」①②⇒おこる【起こる】⇒め()さます【目()覚ます】

おく【奥】《名詞》 ①ものや人が出入りするところから、内側へ深く入り込んだところ。「おく・の・ 方・に・ 広い・ 庭・が・ ある。」②ものによって隔てられた向こう側。「おく・に・ なっ・て・ 見え・なんだ。」■対語=①「くち【口】」、②「おもて【表】」

おく【億】《名詞》 数の単位で、1万の1万倍。「おく・てな・ 金・に・は・ 縁・は・ おま・へん・わ・なー。」

おく【置く】《動詞・カ行五段活用》 ①ものをある場所に据える。「テーブル・の・ 上・に・ お茶碗・を・ おく。」②人やものをそのままにして残す。「子ども・を・ おい・て・ 出かける。」③人にある役割を持たせて居させる。「女中・を・ おい・とる・ 家」④ものごととものごとの間に、一定の時間や距離を設ける。「留守・やっ・た・さかい・ 日・を・ おい・て・から・ 行く。」

おくいき【奥行き】《名詞》 家や土地などの、表から裏までの長さ。「京都・の・ 家・は・ おくいき・が・ 長い・そーや。」

おくじょう〔おくじょー〕【屋上】《名詞》 ①屋根の上。「おくじょー・に・ 物干し台・が・ ある・ 家」②ビルなどの最上階の屋根の部分を平らにして、人が出られるようにしたところ。「昔・は・ デパート・の・ おくじょー・に・ 遊園地・が・ あっ・た。」

おくて【晩生、晩稲】《名詞》 ①普通より遅くできる稲や野菜や果物など。「おくて・の・ 西瓜」②心身の成長が遅いこと。することが他の人たちよりも遅れること。「わし・は・ おくて・で・ 結婚・も・ 遅かっ・てん。」■対語=①「わせ【早生、早稲】」

おくど【お竈】《名詞》 土や煉瓦などで築いて、釜や鍋などをかけて、下から火を燃やして煮炊きするようにしたもの。かまど。「おくど・の・ 消し炭・を・ 消し壺・に・ 入れる。」◆「くど【竈】」とも言うが、「お」を付けることが多い。〔⇒くど【竈】、へっついさん【竈さん】

おくのて〔おくのてー〕【奥の手】《名詞》 普段は使わない、とっておきの方法。「おくのてー・で・ 将棋・に・ 勝つ。」

おくば【奥歯】《名詞》 口の奥の方にある、上下の歯。「おくば・が・ きりきり・ 痛む。」■対語=「まえば【前歯】」

おくびょう〔おくびょー〕【臆病】《形容動詞や()》 気が小さかったり心配性であったりして、ちょっとしたことにも、びくびくして恐がる様子。必要以上に用心深く、ものごとに十分な対処ができない様子。「おくびょーな・ 犬・や・さかい・ 人・に・ 吠え・へん。」〔⇒おびん、おびんたれ【おびん垂れ】

おくもじ【おく文字】《名詞》 大根の葉などの菜っ葉を漬けたもの。「おくもじ・を・ 食べ・て・ お茶漬け・を・ 流し込む。」〔⇒くもじ【く文字】

おくらす【遅らす、後らす】《動詞・サ行五段活用》 時期や時刻を、予定していたものより、あるいは恒例としていたものよりも遅くする。「ずーっと・ 昔・ 時計・を・ 1時間・ おくらし・て・ サマータイム・ 言()ー・の・を・ し・とっ・た・なー。」■自動詞は「おくれる【遅れる、後れる】」■対語=「はやめる【早める】」〔⇒おそする【遅する】

おくりちん【送り賃】《名詞》 郵便物、荷物、貨物などを送るのに必要な料金。「小包・の・ おくりちん」

おくりむかえ【送り迎え】《名詞、動詞する》 幼い子どもや老人の保護のため、あるいは大切な相手に対する儀礼のために、送って行ったり、迎えに行ったりすること。「孫・を・ 幼稚園・へ・ おくりむかえする。」

おくりもん【贈り物】《名詞、動詞する》 人にあげる品物。進物。「盆・と・ 正月・の・ おくりもん・を・ 忘れ・ん・よーに・ する。」〔⇒つかいもん【使い物】、おつかいもん【御使い物】、プレゼント【英語=present

おくる【送る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ものや情報などを、目的のところに届くようにする。「郵便・で・ おくっ・た・さかい・ もーじき・ 届く・やろ。」②去っていく人と別れる。去っていく人をしっかりと見届ける。「退職する・ 人・を・ おくる。」③別れを惜しんだり、相手を守るために同行する。「駅・まで・ おくっ・ていく。」■対語=②③「むかえる【迎える】」■名詞化=おくり【送り】

おくる【贈る】《動詞・ラ行五段活用》 人にものや位などをあげる。「入学祝い・を・ おくる。」◆相手に敬意を込めた気持ちが加わった言い方である。

おくれ【遅れ、後れ】《名詞》 ①決まった期限や時刻に間に合わないこと。また、その程度。「15分・の・ おくれ・で・ 電車・が・ 動い・とる。」②進み方が他のものよりゆっくりすること。取り残されること。また、その程度。「1周・の・ おくれ・に・ なっ・とる。」③進み具合が、ある基準よりも遅くなること。また、その程度。「雪・が・ 降る・の・が・ ひと月・の・ おくれ・に・ なっ・た。」

おくれ【お呉れ】《動詞(命令形)》 ものを与えてくれること、売ってくれることを、親しみを込めて促すときに使う言葉。「その・ 魚・を・ おくれ。」「おやつ・を・ おくれ・んか。」◆相手に懇願するような気持ちを表す。〔⇒ください【下さい】、くだはい(下はい)、ちょうだい【頂戴】

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2016年7月30日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (91)    (通算2089回)

日常生活語 「お」⑧

 

おかしなる《動詞・ラ行五段活用》 ①経済状態や経営などが不如意になる。「会社・が・ おかしなっ・て・ 心配や・ねん。」②調子が狂う。「途中・から・ 歌・が・ おかしなっ・た。」「ピッチャー・が・ おかしなっ・て・ 負け・ても・た。」

おかしや【お菓子屋】《名詞》 飴・煎餅など多様な嗜好品や、子供向けの安価な玩具などを売っている店。駄菓子屋。「おかしや・で・ 買い食い・を・ する。」〔⇒おかしんや(お菓子屋)、かしや【菓子屋】

おかしん【お菓子ん】《名詞》 食事以外に食べる、飴・煎餅など多様な嗜好品。「おかしん・を・ 食べ過ぎ・たら・ 虫歯・に・ なる・よ。」◆「おかし」に比べて、「おかしん」は方言色を極端に感じる言葉である。〔⇒おかし【お菓子】、かし【菓子】、かしん【菓子ん】

おかしんや(お菓子屋)】《名詞》 飴・煎餅など多様な嗜好品や、子供向けの安価な玩具などを売っている店。駄菓子屋。「おかしんや・に・ 帳面・や・ 鉛筆・も・ 売っ・とる。」〔⇒おかしや【お菓子屋】、かしや【菓子屋】

おかず【お菜】《名詞》 主食に添える食べ物。副食。総菜。「おかず・の・ 好き嫌い・を・ 言()ー・たら・ あか・ん・よ。」

おかた【お方】《名詞》 「人」を敬って言う言葉。「ご用・の・ ある・ おかた・は・ こちら・に・ おいで・ください。」〔⇒おひと【お人】

おかっぱ《名詞》 女の子の髪型で、前や後ろや横の髪を短く切り揃えた形。また、そのようにした子。「わしら・の・ 子ども・の・ 頃・は・ おかっぱ・の・ 女・の・ 子ー・が・ ぎょーさん・ おっ・た・もんや。」

おかね【お金】《名詞》 ①自分が蓄積したり親などから譲り受けたりした金銭や不動産など。生活費をまかなったり欲望などを満足させたりするために必要な金銭。「おかね・の・ ある・ 家」②紙幣と貨幣を合わせたもの。金銭。「財布・の・ 中・に・ おかね・が・ ない。」〔⇒かね【金】⇒ぜに【銭】、ぜぜ()、じぇに()

おかまい【お構い】《名詞》 誰かがその場にいることを心に留めること。来客に対するもてなし。「何・の・ おかまい・も・ でき・まへ・ん・でし・て。」

おかまいなし【お構いなし】《形容動詞や()》 ①その場にいる人のことなどを気にかけないで行動する様子。「人・の・ 言()ー・ こと・なんか・ おかまいなしに・ 勝手な・ こと・を・ し・とる。」②来客に対するもてなしをしない様子。「せっかく・ 来・てくれ・た・のに・ おかまいなしで・ すん・まへん。」

おかみさん【お上さん、お内儀さん】《名詞》 客商売をしている女性主人。商店などの主婦。他人の妻。「魚屋・の・ おかみさん・は・ 働き者・や。」

おがむ【拝む】《動詞・マ行五段活用》 ①神や仏、あるいは自然のものに、手を合わせて祈る。掌を合わせ体をかがめて礼をする。「神棚・を・ おがむ。」「初日の出・を・ おがみ・に・ 行く。」②大切なものを拝見する。「見る」の謙譲表現。「赤ちゃん・を・ おがま・し・てもらい・に・ 来・まし・てん。」

おかゆ【お粥】《名詞》 水を多くして米をやわらかく炊いたもの。「旅館・の・ 朝飯・に・ おかゆ・が・ 出・た。」〔⇒かゆ【粥】、かい()、おかい(お粥)、おかいさん(お粥さん)、おかゆさん【お粥さん】

おかゆさん【お粥さん】《名詞》 水を多くして米をやわらかく炊いたもの。「風邪・ ひー・た・ん・やっ・たら・ おかゆさん・でも・ 食べ・て・ 寝・とっ・たら・ えー・やん。」〔⇒かゆ【粥】、かい()、おかい(お粥)、おかゆ【お粥】、おかいさん(お粥さん)

おから《名詞》 ①豆腐をしぼった後の粕。「豆腐・の・ おから」②豆腐の粕に具を加えて、副菜として作り上げたもの。「おから・に・ 人参・や・ 牛蒡・が・ 入っ・とる。」

おがわ【小川】《名詞》 細い流れの川。「赤根川・は・ 村・の・ 中・を・ 流れ・とる・ おがわ・や。」

おかわり【お代わり】《名詞、動詞する》 同じ食べ物や飲み物を、続けてもう一度食べたり飲んだりすること。また、その食べ物や飲み物。「そない・ なんべん・も・ おかわりし・たら・ 体・に・ 毒や。」

おかん(お母ん)】《名詞》 親のうち、女性のほう。「うち・の・ おかん・は・ 今・ ちょっと・ 入院し・て・ます・ねん。」◆「おかあ」よりも更にぞんざいな言い方である。「おかん」には「さん」を付けることができない。■対語=「おとん【(お父ん)】」〔⇒おかあ【お母】

おき【沖】《名詞》 ①岸から少し離れた海。「船・に・ 乗っ・て・ おき・で・ 釣る。」②岸からはるか遠く離れたところの海。「おき・の・ 方・に・ 黒い・ 雲・が・ 見える。」◆①の意味では、岸からせいぜい数十メートル程度でも使う。海岸線すれすれのところは「じ【地】」と言う。

おき【熾き】《名詞》 炭火が赤く熱した後に表面が白い灰のようになったもの。薪が燃え終わって炎や煙が出なくなって炭火のようになったもの。「おくどさん・の・ おき・を・ 取っ・て・ 消し壺・に・ いれ・とい・てんか。」

おき【置き】《接尾語》[数値を表す言葉に付く] 時間・距離・数量などに、規則的な間隔を設けて繰り返すことを表す言葉。「1時間おき・に・ 気温・を・ 測る。」「2日おき・に・ 買い物・に・ 行く。」「5人おき」「10ページおき」

おきあい【沖合】《名詞》 岸からかなり離れた海。「おきあい・を・ 大けな・ 船・が・ 通っ・とる。」

おきあがりこぼし【起き上がり小法師】《名詞》 倒れてもすぐに起き上がれるように、底に重りを入れて作った、丸い人形。特に、中国の達磨大師の姿に似せて作った赤い人形。「合格する・よーに・ おきあがりこぼし・を・ 飾っ・とく。」〔⇒おきゃがりこぼし(起き上がり小法師)、だるま【達磨】

おきあがる【起き上がる】《動詞・ラ行五段活用》 寝ていた体を起こす。横になっていたものが立ち上がる。「目・が・ さめ・て・ おきあがっ・て・ 背伸びし・た。」〔⇒おきゃがる(起き上がる)

おきおき【起き起き】《名詞》 起きたばかりであること。起きた直後。「おきおき・に・ 体操する。」〔⇒おきぬけ【起き抜け】、おきたて【起きたて】

おきがけ【起きがけ】《名詞》 ①起きようとするとき。「おきがけ・の・ お日ーさん・は・ まぶしい。」②起きて間もなくのとき。「顔・を・ 洗(あろ)ー・て・から・ おきしな・に・ 冷たい・ 牛乳・を・ 飲む。」■対語=「ねがけ【寝がけ】」〔⇒おきしな【起きしな】

おきぐすり【置き薬】《名詞、動詞する》 薬を家庭に置いて、使った分だけ料金を徴収するという方法。そのようにして置かれた薬。「富山・の・ おきぐすり・の・ 人・が・ 来・た。」

おきしな【起きしな】《名詞》 ①起きようとするとき。「おきしな・に・ 寝とぼけ・て・ 壁・に・ 当たっ・た。」②起きて間もなくのとき。「おきしな・に・ 新聞・を・ 読ん・で・から・ 体操・を・ する。」■対語=「ねしな【寝しな】」〔⇒おきがけ【起きがけ】

おきたて【起きたて】《名詞》 起きたばかりであること。起きた直後。「おきたて・や・さかい・ 頭・が・ まだ・ ぼやんと・ し・とる。」〔⇒おきおき【起き起き】、おきぬけ【起き抜け】

おきぬけ【起き抜け】《名詞》 起きたばかりであること。起きた直後。「おきぬけ・に・ 水・を・ 一杯・ 飲む。」〔⇒おきおき【起き起き】、おきたて【起きたて】

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2016年7月29日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (90)    (通算2088回)

日常生活語 「お」⑦

 

おおもと〔おーもと〕【大元、大本】《名詞》 ものごとのいちばん根本にある事柄。中心になっている人。「おーもと・を・ 考え・て・から・ 細かい・ こと・を・ 考える。」「祭り・の・ 警備係・の・ おーもと・の・ 人」

おおもの〔おーもの〕【大物、大者】《名詞》 ①同類のものの中で、大きなもの。「おーもの・の・ 鯛・が・ 釣れ・た。」②その分野や組織などの中で、能力が優れていたり、勢力を持ったりしている人。「おーもの・や・さかい・ 選挙・で・ 通る・やろ。」■対語=「こもの【小物、小者】」

おおゆき【大雪】《名詞》 ふだんとは異なって積雪量が多いこと。「おおゆき・が・ 降る・の・は・ 10年・に・ いっぺん・ぐらい・や。」

オーライ〔おーらい〕【英語=all right】《名詞、動詞する》 わかったということ。了解したということ。同意したということ。許可したということ。「まだ・ おーらい・は・ 貰(もろ)・とら・へん。」〔⇒オーケー【英語=O..、オッケー【英語=O..

オーライ〔おーらい〕【英語=all right】《感動詞》 承知したり、許可したりしたときに発する言葉。わかった。よろしい。承知した。「おーらい・ わし・が・ やっ・たる・さかい・ 安心し・とけ。」〔⇒オーケー【英語=O..、オッケー【英語=O..

おか【丘、岡】《名詞》 土地がゆるやかに高くなっているところ。低い山。「線路・の・ 北側・は・ おか・に・ なっ・とる。」

おか【陸】《名詞》 海岸線のうちの、陸の側。「舟・を・ 波止・に・ 着け・て・ おか・に・ 上がる・」「おか・に・ 近い・ とこ・で・ 魚・を・ 釣る。」

おかあ〔おかー〕【お母】《名詞》 親のうち、女性のほう。「おかー・が・ 迎え・に・ 来・てくれ・た。」「おかー・が・ 作っ・てくれ・た・ 弁当・は・ うまい・ねん。」◆ややぞんざいな言い方である。■対語=「おとう【お父】」〔⇒おかん(お母ん)

おかあさん〔おかーさん〕【お母さん】《名詞》 親のうち、女性のほうを敬い、親しんで言う呼び方。「おかーさん・は・ お元気です・か。」■対語=「おとうさん【お父さん】」

おかい(お粥)】《名詞》 水を多くして米をやわらかく炊いたもの。「腹・が・ とーっ・とる・さかい・ おかい・に・ し・てんか。」〔⇒かゆ【粥】、かい()、おかゆ【お粥】、おかいさん(お粥さん)、おかゆさん【お粥さん】

おかい(多い)】《形容詞》 数や量がたくさんある。基準とする数や量よりも大きい。「花見・に・ 来・とる・ 人・は・ 今日・の・ 方・が・ おかい。」「仕事・が・ おこー・て・ すま・ん・なー。」■対語=「すくない【少ない】」「すけない【(少ない)】」〔⇒おおい【多い】、ようけ、ようさん(仰山)、ぎょうさん【仰山】、じょうさん(仰山)、どっさり、たくさん【沢山】、たんと、やっと、いっぱい【一杯

おかいさん(お粥さん)】《名詞》 水を多くして米をやわらかく炊いたもの。「冷や飯・を・ おかいさん・に・ し・て・ 食べる。」〔⇒かゆ【粥】、かい()、おかい(お粥)、おかゆ【お粥】、おかゆさん【お粥さん】

おかいめ(多いめ)】《名詞、形容動詞や()》 ものの数や量が、やや多数であること。普通に比べて、あるいは予期していたことに比べて多いと思われること。「飯・を・ おかいめに・ 食べ・て・ 腹・が・ ずつない。」■対語=「すけないめ【(少ないめ)】」「すけなめ【(少なめ)】」〔⇒おおめ【多め】、おおいめ【多いめ】

おかえし【お返し】《名詞、動詞する》 ①ものをもらったお礼として、ものを贈ること。「良()ー・ もん・ もろ・た・さかい・ 何・ぞ・ おかえし・を・ せ・な・ 気ずつない。」②お釣りの金。「1000円・ 預かっ・た・さかい・ おかえし・が・ 200円・です。」③仕返しをすること。また、その言動など。「ちょっと・ 言()ー・たら・ ごっつい・ おかえし・を・ 言わ・れ・て・ びっくりし・た。」①②⇒かえし【返し】

おかえり【お帰り】《感動詞》 「ただいま」という帰宅の挨拶に対して、迎える側が口にする言葉。「よー・ おかえり。」◆「おかえり」は家族に対する言葉とは限らない。私は、生まれたところも、いまの住所も同じである。ずっと住み続けているから、一日の勤めを終えて帰る姿を見たときに、近所の人が「おかえり」と声をかけてくれることが多かった。ごく自然な挨拶言葉になっているのである。もちろん、私は近所の人に「ただいま」と声をかけるから「おかえり」と応じてもらっているわけではない。「おかえり」が生きている地域に住んでいることを嬉しく思っている。

おかがみ【お鏡】《名詞》 正月やお祝いのときに、大小2つを重ねて神仏に供える円く平たい餅。「おかがみ・の・ 上・に・ 橙・と・ うらじろ・を・ 載せる。」〔⇒かがみ【鏡】、かがみもち【鏡餅】

おかき【お欠き】《名詞》 のし餅を薄く切って乾燥させたもの。「おかき・を・ 油・で・ 揚げ・て・ 食べる。」〔⇒かきもち【欠き餅】

おかげ【お陰】《名詞》 ①神、仏、人などから受けた力添え、助け、恵みなど。「おかげ・で・ 病気・が・ だいぶ・ よーなっ・た。」②人から受ける、良くない影響。「あいつ・の・ おかげ・で・ 試合・に・ 負け・た。」⇒おかげさん【お陰さん】

おかげさん【お陰さん】《名詞》 神、仏、人などから受けた力添え、助け、恵みなど。「おかげさん・で・ 命拾い・を・ し・た。」〔⇒おかげ【お陰】

おかし【お菓子】《名詞》 食事以外に食べる、飴・煎餅など多様な嗜好品。「遠足・に・ 持っ・ていく・ おかしん・を・  買()ー・といで。」〔⇒おかしん【お菓子ん】、かし【菓子】、かしん【菓子ん】

おかしい〔おかしー〕【可笑しい】《形容詞》 ①滑稽で、笑い出したくなったり笑いが止まらなくなったりする状態である。「あの・ 漫才・は・ ごっつい・ おかしー。」②普通でない様子。通常ではない様子。「おかしー・ 雨・の・ 降り方・で・ 気持ち悪い。」③これまでに見たり聞いたりしたことがなくて、気味が悪い。「夜中・に・ 何・やら・ おかしー・ 音・が・ し・た。」④本当かどうか疑わしい。信用できない。「おかしー・ 話・に・は・ 相手・に・ なら・んとき。」⑤素性や関係などがわからず、信頼できない。「町・に・は・ あやしー・ やつ・が・ いっぱい・ おる。」⇒おもしろい【面白い】、おもろい(面白い)、おもくろい【面黒い】⇒けったい【希体、怪態】、へん【変】③④⑤⇒あやしい【怪しい】

おかしげな【可笑気な】《連体詞》 ①滑稽で笑いたくなる。「おかしげな・ 落語・を・ 聴く・の・が・ 好きや。」②普通と違っている。一般的でない。「外・で・ おかしげな・ 音・が・ し・た。」③ものの正体、ものごとの真相などがわからなくて、いぶかしい。「おかしげな・ やつ・が・ 家・の・ 中・を・ 覗い・とる。」〔⇒おかしな【可笑な】、おかしないな【可笑ないな】⇒おもろないな(面白ないな)、おもしろないな【面白ないな】⇒あやしないな【怪しないな】

おかしな【可笑な】《連体詞》 ①滑稽で笑いたくなる。「おかしな・ 新喜劇」②普通と違っている。一般的でない。「おかしな・ 空模様・に・ なっ・てっ・た。」③ものの正体、ものごとの真相などがわからなくて、いぶかしい。「おかしな・ 人・が・ うろうろし・とる。」〔⇒おかしげな【可笑気な】、おかしないな【可笑ないな】⇒おもろないな(面白ないな)、おもしろないな【面白ないな】⇒あやしないな【怪しないな】

おかしないな【可笑ないな】《連体詞》 ①滑稽で笑いたくなる。「おかしないな・ 漫才」②普通と違っている。一般的でない。「おかしないな・ もの・の・ 言ー方・を・ する・ 人・や・なー。」③ものの正体、ものごとの真相などがわからなくて、いぶかしい。「おかしないな・ やつ・が・ うろつい・とる。」〔⇒おかしげな【可笑気な】、おかしな【可笑な】⇒おもろないな(面白ないな)、おもしろないな【面白ないな】⇒あやしないな【怪しないな】

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2016年7月28日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (89)    (通算2087回)

日常生活語 「お」⑥

 

おおすじ〔おーすじ〕【大筋】《名詞》 ものごとの中心になるところ。大きくつかんだ内容。「おーすじ・は・ その・ 通り・や・けど・ 細かい・ こと・は・ ちょっと・ 違う・ねん。」〔⇒あらまし〕

おおずもう〔おーずもー〕【大相撲】《名詞》 それを職業とする力士によって興行される相撲。「おーずもー・の・ 春場所」

おおぜい〔おーぜー〕【大勢】《名詞、形容動詞や()》 何かをしたり何かに属したりする人数が多いこと。「祭り・は・ おーぜー・の・ 人出・が・ あっ・た。」

おおぜき〔おーぜき〕【大関】《名詞》 相撲で三役の最上位にあって、横綱の次の位。「今度・の・ 場所・は・ おーぜき・が・ 4人・に・ なっ・た。」

おおそうどう〔おーそーどー〕【大騒動】《名詞、動詞する》 大勢がいっしょになって騒ぎ立てること。大きな問題をはらんでいて混乱すること。「へそくり・が・ 見つかっ・て・ おーそーどーやっ・た。」

おおぞら〔おーぞら〕【大空】《名詞》 仰ぎ見ると、無限に続くように見える広い空。「秋・の・ おーぞら・を・ 見・とっ・たら・ 気持ち・が・ 良()ー。」

おおだこ〔おーだこ〕【大蛸】《名詞》 大型の蛸。「おーだこ・を・ 干し蛸・に・ する。」◆小型の蛸は「くもだこ【蜘蛛蛸】」などと言う。

おおだすかり〔おーだすかり〕【大助かり】《形容動詞や()》 負担が減って気持ちが楽になる様子。費用や労力などがたいへん少なくてすむ様子。「手伝い・に・ 来・てくれ・た・さかい・ おーだすかりやっ・た。」

おおちがい〔おーちがい〕【大違い】《名詞、形容動詞や()》 ①2つ以上のものの数量などがずいぶん異なること。「行き・と・ 帰り・の・ 時間・は・ おーちがいやっ・た。」②予想したこととかなり反すること。「考え・とっ・た・ こと・と・ おーちがいやっ・た。」

おおづかみ〔おーづかみ〕【大掴み】《形容動詞や()、名詞》 ものごとの大体の内容や傾向をとらえて、理解や判断をする様子。「人数・を・ おーづかみに・ 計算する。」

おおつぶ【大粒】《名詞》 真ん丸い形で、すこし大きなもの。「おおつぶ・の・ 雨・が・ 降る。」■対語=「こつぶ【小粒】」

おおつもり〔おーつもり〕(大晦日)】《名詞》 1年の最後の日である1231日。(ただし、旧暦の場合は、1229日または30日が年末であった。)「おーつもり・に・ 年越し・の・ 蕎麦・を・ 食べる。」〔⇒おおみそか【大晦日】

おおど〔おーど〕【大戸】《名詞》 その一部分に、潜って出入りするような小さな出入り口を設けている、門の大きな扉。「おーど・の・ くぐり・で・ 頭・ 打た・ん・よーに・ 気ー・ つけ・て・な。」■対語=「くぐりど【潜り】」「こぐりど【(潜り戸)】」「くぐり【潜り】」「こぐり【(潜り)】」

おおどおり〔おーどーり〕【大通り】《名詞》 町の中の、道幅が広く賑やかな通り。「明石・の・ 銀座・の・ おーどーり」

おおとし〔おーとし〕【大歳】《固有名詞》 明石市大久保町西島のうちの一つの地域(小字)。「おーとし・は・ 西島・と・ 別の・ 自治会・に・ なっ・とる。」

オートバイ〔おーとばい〕【英語=auto bicycleの略】《名詞》 原動機によって走る2輪車。「おーとばい・を・ 乗り回し・て・ 危ない・ こと・を・ する・ 子ー・や。」〔⇒ばたばた、ばたこ、たんしゃ【単車】

おおにんずう〔おーにんずー〕【大人数】《名詞、形容動詞や()》 寄り集まる人の数が多いこと。また、多くの人。「おーにんずーで・ よってこって・ 田植えする。」■対語=「しょうにんずう【少人数】」「こにんずう【小人数】」

オーバー〔おーばー〕【英語=overcoat の略】《名詞》 寒さを防ぐために上着の上に着るもの。外套。「風・が・ 強ー・て・ おーばー・ 着・とっ・ても・ 寒かっ・た。」〔⇒コート【英語=coat

オーバー〔おーばー〕【英語=over】《形容動詞や()》 表現や態度が大げさである様子。「何・でも・ おーばーに・ 言()ー・ 人・が・ おる。」

オーバー〔おーばー〕【英語=over】《動詞する、形容動詞や()》 一定の数量や時間を超えること。「定員・おーばーや。」「まごまごし・て・ 時間・を・ おーばーし・ても・た。」

おおばこ〔おーばこ、おばこ〕【車前草】《名詞》 楕円形の葉と長い柄があり、葉などを胃腸薬や咳止めとして使う野原に生える草。「おおばこ・は・ 強ー・て・ はびこっ・とる。」

おおはば〔おーはば〕【大幅】《形容動詞や()》 数量や程度の開きが大きい様子。「野菜・を・ おーはばに・ 値上げする。」「事故・で・ 電車・が・ おーはばな・ 遅れ・に・ なっ・た。」

おおばん〔おーばん〕【大判】《名詞》 ①本やノートや紙などで、一般のものより形が大きいもの。「おーばん・の・ 雑誌」②江戸時代末期まで使われていた、楕円形の大型金貨。「おーばん・なんか・ 見・た・ こと・も・ あら・へん。」■対語=②「こばん【小判】」

おおひろま〔おーひろま〕【大広間】《名詞》 会合や会食などのために設けられている、広く大きな座敷。「おーひろま・で・ 宴会・を し・た。」

おおぶり〔おーぶり〕【大振り】《形容動詞や()》 一般のものに比べて、形が大きい様子。「もーちょっと・ おーぶりの・ 茶碗・が・ 欲しー・なー。」■対語=「こぶり【小振り】」

おおまか〔おーまか〕【大まか】《形容動詞や()》 細かいことにこだわらない様子。細かな点を無視して、全体を大きくつかむ様子。「おーまかに・ 数え・たら・ 80人・ほど・やっ・た。」「あいつ・は・ おーまかな・ 性格・や。」〔⇒おおざっぱ【大雑把】

おおみず〔おーみず〕【大水】《名詞》 大雨などによって川や池の水があふれ出すこと。「おーみず・で・ 家・が・ つかっ・た。」◆「おーみず・が・ 出る。」という言い方はするが、「こーずい・が・ 出る。」とは言わない。「こーずい・に・ なる。」と言う。〔⇒こうずい【洪水】

おおみそか〔おーみそか〕【大晦日】《名詞》 1年の最後の日である1231日。(ただし、旧暦の場合は、1229日または30日が年末であった。)「おーみそか・の・ 紅白歌合戦・を・ 見る。」〔⇒おおつもり(大晦日)

おおむかし〔おーむかし〕【大昔】《名詞》 ずいぶん以前の時。「これ・でも・ おーむかし・は・ 陸上選手・やっ・た・ん・や。」「おーむかし・は・ 恐竜・が・ 住ん・どっ・た・ん・や。」

おおむね〔おーむね〕【概ね】《名詞、副詞》 物事の量や範囲についての大部分。ものごとの大まかな全体。すべてに行きわたってはいないが、主要なところすべてが、そのようである様子。「おーむね・は・ みんな・ 賛成し・とる。」「そこ・まで・ でけ・たら・ おーむね・ 完成・や。」〔⇒たいてい【大抵】、たいがい【大概】、だいたい【大体】、ほとんど【殆ど】、おおかた【大方】、あらかた【粗方】、あらまし、ふつう【普通】

おおめ〔おーめ〕【多め】《名詞、形容動詞や()》 ものの数や量が、やや多数であること。普通に比べて、あるいは予期していたことに比べて多いと思われること。「おまけし・て・ おーめ・に・ 入れ・とい・てんか。」■対語=「すくなめ【少なめ)】」〔⇒おおいめ【多いめ】、おかいめ(多いめ)

おおめにみる〔おーめにみる〕【大目に見る】《動詞・マ行上一段活用》 少しぐらいの欠点などはとがめず、寛大に扱う。「酒・ 飲ん・で・ 運転し・たら・ おーめにみ・てくれ・へん・ぞ。」

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2016年7月27日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (88)    (通算2086回)

日常生活語 「お」⑤

 

オーケー〔おーけー〕【英語=O..】《名詞、動詞する》 わかったということ。了解したということ。同意したということ。許可したということ。「頼ま・れ・た・ こと・を・ おおけーし・て・ 準備・を・ 始める。」〔⇒オーライ【英語=all right、オッケー【英語=O..

おおけえ〔おーけー〕【大けえ】《形容詞》 ①体積があって、たくさんの場所を占めている。「もっと・ おーけー・ 入れ物・が・ 欲しい。」「おおけー・ ガス・タンク」②面積が広い。「おーけー・ 紙・が・ 欲しい・ねん。」「あんたとこ・の・は・ おーけー・ 田圃・や・のー。」③背丈などが高い。「おーけー・ ビル・が・ ぎょーさん・ 並ん・どる。」「背ー・の・ おおけー・ 人・が・ 来・た。」④数や程度が甚だしい。「おおけー・ 儲かっ・た・そーや。」「おーけー・ お世話・や。」⑤年が上である。「おーけー・ 人・から・ 教え・てもらう。」「おーけー・ 子ー・と・ 喧嘩し・たら・ 勝た・れ・へん・よ。」■対語=「ちいさい【小さい】」「ちさい【小さい】」「ちっさい【小っさい】」「ちいこい【小こい】」「ちっこい【小っこい】」「ちっちゃい【小っちゃい】」「こまい【小まい】」「こんまい【小まい】」〔⇒おおきい【大きい】、おっきい【大っきい】、おっけえ(大けえ)、ごっつい、ごつい〕

オーケー〔おーけー〕【英語=O..】《感動詞》 承知したり、許可したりしたときに発する言葉。わかった。よろしい。承知した。「おおけー・ 任し・とい・てんか。」〔⇒オーライ【英語=all right、オッケー【英語=O..

おおけえこまい〔おーけーこまい〕【大けえ小まい】《名詞》 大きいものと小さいもの。また、その差。「袋・の・ 中・に・ おーけーこまい・の・ トマト・が・ いっぱい・ 入っ・とっ・た。」〔⇒おおきいこまい【大きい小まい】、だいしょう【大小】

おおけえめ〔おーけーめ〕【大けえ目】《名詞、形容動詞や()》 ものの大きさが、少し大きいこと。比較的大きいと思われること。「おーけーめの・ 袋・を・ 持っ・ていく。」■対語=「こまいめ【小まい目】」「こんまいめ【小んまい目】」「ちいさいめ【(小さい目)】」「ちいさめ【小さ目】」「ちっこいめ【小っこい目】」「ちっちゃいめ【小っちゃい目】」〔⇒おおきいめ【大きい目】、おおきめ【大き目】、おおけめ【大け目】、おっきめ【大っき目】、おっけめ【大っけ目】、おっきいめ【大っきい目】、おっけえめ【大っけえ目】、ごっつめ【ごっつ目】、ごっついめ【ごっつい目】

おおけが〔おーけが〕【大怪我】《名詞、動詞する》 命にかかわるほどの重い傷。「馬・から・ 落ち・て・ おーけがし・た。」〔⇒じゅうしょう【重傷】

おおけごっつい〔おーけごっつい〕《副詞に》 ものごとの程度が甚だしい様子。「おーけごっつい・ 遠い・ ところ・まで・ 行く・ん・や・なー。」〔⇒えらい、えろう、ごっつい、ごっつう、おおけ、おおき、おおけごっつう、おおきごっつい、おおきごっつう〕

おおけごっつう〔おーけごつつー〕《副詞に》 ものごとの程度が甚だしい様子。「その・ 荷物・は・ おーけごっつー・ 重たかっ・た・やろ。」〔⇒えらい、えろう、ごっつい、ごっつう、おおけ、おおき、おおけごっつい、おおきごっつい、おおきごっつう〕

おおげさ〔おーげさ〕【大袈裟】《形容動詞や()》 実際以上のように誇張して言ったりしたりする様子。普通の程度を超えている様子。「おーげさな・ 話・や・さかい・ 信用・が・ でけ・へん。」

おおけする〔おーけする〕【大けする】《動詞・サ行変格活用》 ①人や動物や植物などを育てる。「戦争中・に・ 息子・ 2人・を・ おーけし・た・ん・や。」「水・を・ やっ・て・ 木・を・ おーけする。」②会社や組織などを発展させる。程度や規模などを拡大する。「一代・で・ 会社・を・ おーけし・た。」■自動詞は「おおけなる【大けなる】」■対語=②「ちいさする【小さする】」「ちいそする【小そする】」「ちっさする【小っさする】」「ちっそする【小っそする】」〔⇒おおきする【大きする】、おっきする【大っきする】、おっけする【大っけする】、ごっつする〕

おおけな〔おーけな〕【大けな】《連体詞》 ①体積があって、たくさんの場所を占めている。「おーけな・ 家・を・ 建て・た・ん・や・なー。」「おーけな・ ボール・や・さかい・ 受けにくい。」②面積が広い。「おーけな・ 封筒・に・ 入れる。」③背丈などが高い。「おーけな・ 国旗掲揚柱・が・ でき・た。」④数や程度が甚だしい。「おーけな・ 金額・や・から・ 準備する・の・が・ むつかしー。」「おーけな・ 儲け・に・ なる。」⑤年が上である。「おーけな・ 人・に・は・ 逆らわ・れ・へん。」〔⇒おおきな【大きな】、おっきな【大っきな】、おっけな【大っけな】

おおけなる〔おーけなる〕【大けなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①人や動物や植物などが成長する。「子ども・が・ おーけなっ・て・ 手ー・が・ かから・ん・よーに・ なっ・た。」②会社や組織などが発展する。程度や規模などが拡大する。「小()まい・ 会社・が・ だんだん・ おーけなっ・た。」■他動詞は「おおけする【大けする】」■対語=②「ちいさなる【小さなる】」「ちいそなる【小そなる】」「ちっさなる【小っさなる】」「ちっそなる【小っそなる】」〔⇒おおきなる【大きなる】、おっきなる【大っきなる】、おっけなる【大っけなる】、ごっつなる〕

おおけに〔おーけに〕【大けに】《感動詞》 相手に対する感謝の気持ちやお礼の気持ちなどを表すときに使う言葉。「おおけに。待っ・てもろ・て・ ありがたい・ こと・です。」「おーけに。また・ 来・て・な。」◆深く感謝やお礼の気持ちを表すときには「おおけにありがとうございます【大けに有り難うございます】」「おおけにありがとうさん【大けに有り難うさん】」と言うことがある。「昨日・は・ おーけにありがとさん。」〔⇒おおきに【大きに】、おっきに【大っきに】、おっけに【大っけに】、おおき【大き】、おおけ【大け】、おっけ【大っけ】、おっき【大っき】、ありがとう【有り難う】、サンキュー【英語=thank you

おおけめ〔おーけめ〕【大け目】《名詞、形容動詞や()》 ものの大きさが、少し大きいこと。比較的大きいと思われること。「表紙・に・ おーけめの・ 字ー・を・ 書く。」「しゃべる・ 声・は・ おーけめ・の・ 方・が・ ありがたい。」■対語=「こまいめ【小まい目】」「こんまいめ【小んまい目】」「ちいさいめ【(小さい目)】」「ちいさめ【小さ目】」「ちっこいめ【小っこい目】」「ちっちゃいめ【小っちゃい目】」〔⇒おおきいめ【大きい目】、おおきめ【大き目】、おっきめ【大っき目】、おっけめ【大っけ目】、おおけえめ【大けえ目】、おっきいめ【大っきい目】、おっけえめ【大っけえ目】、ごっつめ【ごっつ目】、ごっついめ【ごっつい目】

おおげんとう〔おーげんとー、おーげんと〕【大見当】《名詞、形容動詞や()》 あれこれと推測し大きく全体の見込みをつけること。たぶんそうであろうと推しはかること。大抵の場合に当てはまること。「おーげんとー・の・ 計算・で・ 言()ー・たら・ まあ・ 1週間・ぐらい・は・ かかる・やろ・と・ 思う・ねん。」「おーげんとで・ 答え・たら・ 合()ー・とっ・た。」

おおごと〔おーごと〕【大事】《名詞、形容動詞や()》 ①重大な事柄。致命的になる事柄。大事件。「倒産し・たら・ おおごと・や・ぞ。」②広く公にする事柄。「おーごとに・ せ・んと・ 収め・とき。」

おおざっぱ〔おーざっぱ〕【大雑把】《形容動詞や()》 細かいことにこだわらない様子。細かいことに注意が行き届かない様子。細かな点を無視して、全体を大きくつかむ様子。「あいつ・は・ おーざっぱな・ 人間・や・さかい・ あんまり・ あて・に・ なら・へん・ぞ。」「おおざっぱな・ 数・で・ 考え・てください。」〔⇒おおまか【大まか】

おおしお〔おーしお〕【大潮】《名詞》 新月・満月のときに起こる、満ち潮と引き潮の差が大きいこと。また、その時期。「明日・は・ おーしお・や・さかい・ 貝掘り・に・ 行か・へん・か。」

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2016年7月26日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (87)    (通算2085回)

日常生活語 「お」④

 

おおがた〔おーがた〕【大型、大形】《名詞》 形が大きいこと。規模が大きいこと。同類のものの中で、他と違って大きいこと。また、そのようなもの。「60人乗り・の・ おーがた・の・ バス・で・ 遠足・に・ 行っ・た。」■対語=「こがた【小型、小形】」

おおかみ〔おーかみ〕【狼】《名詞》 明治時代まで日本の山野にもすんでいた、犬に似て、犬よりも荒々しい性質を持った動物。「村・の・ 近く・まで・ おおかみ・が・ 出・てき・た。」〔⇒おおかめ()

おおかめ〔おーかめ〕()】《名詞》 明治時代まで日本の山野にもすんでいた、犬に似て、犬よりも荒々しい性質を持った動物。「今・は・ もー・ おーかめ・は・ おら・へん。」〔⇒おおかみ【狼】

おおがら〔おーがら〕【大柄】《名詞、形容動詞や(ナ・ノ)》 ①体つきや形が普通よりも大きいこと。「おーがら・の・ 柔道選手・や・さかい・ 強かっ・た。」②柄や模様が普通よりも大きいこと。「おーがらな・ 花模様・の・ 服・を・ 着る。」■対語=「こがら【小柄】」

おおき〔おーき〕《副詞に》 ものごとの程度が甚だしい様子。「おーき・ しんどい・ 仕事・やっ・た。」「おーき・ ご苦労さん・や・なー。」〔⇒えらい、えろう、ごっつい、ごっつう、おおけ、おおけごっつい、おおけごっつう、おおきごっつい、おおきごっつう〕

おおき〔おーき〕【大き】《感動詞》 相手に対する感謝の気持ちやお礼の気持ちなどを表すときに使う言葉。「おーき・ 昨日・は・ 世話・に・ なり・まし・た。」〔⇒おおきに【大きに】、おおけ【大け】、おおけに【大けに】、おっき【大っき】、おっきに【大っきに】、おっけ【大っけ】、おっけに【大っけに】、ありがとう【有り難う】、サンキュー【英語=thank you

おおきい〔おーきー〕【大きい】《形容詞》 ①体積があって、たくさんの場所を占めている。「九州行き・の・ おーきー・ 船・が・ 通っ・とる。」②面積が広い。「おーきー・ 運動場・や・さかい・ 伸び伸びと・ 使える。」③背丈などが高い。「おーきー・ ビル・の・ 20階・が・ 事務所・や。」④数や程度が甚だしい。「おーきー・ 間違い・を・ し・ても・た。」⑤年が上である。「おーきー・ 兄ちゃん」■対語=「ちいさい【小さい】」「ちさい【小さい】」「ちっさい【小っさい】」「ちいこい【小こい】」「ちっこい【小っこい】」「ちっちゃい【小っちゃい】」「こまい【小まい】」「こんまい【小まい】」〔⇒おっきい【大っきい】、おおけえ【大けえ】、おっけえ(大けえ)、ごっつい、ごつい〕

おおきいこまい〔おーきーこまい〕【大きい小まい】《名詞》 大きいものと小さいもの。また、その差。「西瓜・を・ 切っ・たら・ おーきーこまい・が・ でけ・ても・た。」〔⇒おおけえこまい【大きえ小まい】、だいしょう【大小】

おおきいめ〔おーきーめ〕【大きい目】《名詞、形容動詞や()》 ものの大きさが、少し大きいこと。比較的大きいと思われること。「おーきーめの・ 箱・に・ 入れ・て・ 送る。」■対語=「こまいめ【小まい目】」「こんまいめ【小んまい目】」「ちいさいめ【(小さい目)】」「ちいさめ【小さ目】」「ちっこいめ【小っこい目】」「ちっちゃいめ【小っちゃい目】」〔⇒おおきめ【大き目】、おおけめ【大け目】、おっきめ【大っき目】、おっけめ【大っけ目】、おおけえめ【大けえ目】、おっきいめ【大っきい目】、おっけえめ【大っけえ目】、ごっつめ【ごっつ目】、ごっついめ【ごっつい目】

おおきごっつい〔おーきごっつい〕《副詞に》 ものごとの程度が甚だしい様子。「おーきごっつい・ 儲かる・ 仕事・や・そーや・ぜ。」〔⇒えらい、えろう、ごっつい、ごっつう、おおけ、おおき、おおけごっつい、おおけごっつう、おおきごっつう〕

おおきごっつう〔おーきごつつー〕《副詞に》 ものごとの程度が甚だしい様子。「八丈島・まで・は・ 時間・が・ おーきごっつー・ かかる・ねん。」〔⇒えらい、えろう、ごっつい、ごっつう、おおけ、おおき、おおけごっつい、おおけごっつう、おおきごっつい〕

おおきする〔おーきする〕【大きする】《動詞・サ行変格活用》 ①人や動物や植物などを育てる。「子ども・ 一人・ おーきする・の・は・ えらい・ こと・や。」②会社や組織などを発展させる。程度や規模などを拡大する。「八百屋・の・ 店・を・ おーきし・た。」■自動詞は「おおきなる【大きなる】」■対語=②「ちいさする【小さする】」「ちいそする【小そする】」「ちっさする【小っさする】」「ちっそする【小っそする】」〔⇒おおけする【大けする】、おっきする【大っきする】、おっけする【大っけする】、ごっつする〕

おおきな〔おーきな〕【大きな】《連体詞》 ①体積があって、たくさんの場所を占めている。「おーきな・ 箱・が・ 並ん・どる。」②面積が広い。「近く・に・ おーきな・ 公園・が・ ある。」③背丈などが高い。「おーきな・ 竹・が・ 生え・とる。」④数や程度が甚だしい。「おーきな・ 借金・が・ ある。」「おーきな・ 雨に・ 降ら・れ・た。」⑤年が上である。「わし・より・ 3つ・ おーきな・ 先輩・や。」〔⇒おおけな【大けな】、おっきな【大っきな】、おっけな【大っけな】

おおきなる〔おーきなる〕【大きなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①人や動物や植物などが成長する。「孫はん・は・ おーきなっ・て・ もー・ 小学校・に・ 入る・ん・や・なー。」②会社や組織などが発展する。程度や規模などが拡大する。「会社・が・ おーきなる。」■他動詞は「おおきする【大きする】」■対語=②「ちいさなる【小さなる】」「ちいそなる【小そなる】」「ちっさなる【小っさなる】」「ちっそなる【小っそなる】」〔⇒おおけなる【大けなる】、おっきなる【大っきなる】、おっけなる【大っけなる】、ごっつなる〕

おおきに〔おーきに〕【大きに】《感動詞》 相手に対する感謝の気持ちやお礼の気持ちなどを表すときに使う言葉。「どーも・ おーきに・ 何・ど・ また・ 礼・を・ さし・てもらい・ます。」◆深く感謝やお礼の気持ちを表すときには「おおきにありがとうございます【大きに有り難うございます】」「おおきにありがとうさん【大きに有り難うさん】」と言うことがある。「いろいろ・ 世話・に・ なっ・て・ おーきにありがとさん。」〔⇒おおけに【大けに】、おっきに【大っきに】、おっけに【大っけに】、おおき【大き】、おおけ【大け】、おっけ【大っけ】、おっき【大っき】、ありがとう【有り難う】、サンキュー【英語=thank you

おおきめ〔おーきめ〕【大き目】《名詞、形容動詞や()》 ものの大きさが、少し大きいこと。比較的大きいと思われること。「おーきめ・の・ 靴・を・ 履い・とっ・た・さかい・ 脱げ・ても・た。」「この・ 弁当箱・は・ ちょっと・ おーきめや。」■対語=「こまいめ【小まい目】」「こんまいめ【小んまい目】」「ちいさいめ【(小さい目)】」「ちいさめ【小さ目】」「ちっこいめ【小っこい目】」「ちっちゃいめ【小っちゃい目】」〔⇒おおきいめ【大きい目】、おおけめ【大け目】、おっきめ【大っき目】、おっけめ【大っけ目】、おおけえめ【大けえ目】、おっきいめ【大っきい目】、おっけえめ【大っけえ目】、ごっつめ【ごっつ目】、ごっついめ【ごっつい目】

おおけ〔おーけ〕《副詞に》 ものごとの程度が甚だしい様子。「おーけ・ 苦労・を・ かけ・た・なー。」「おーけ・ お世話・に・ なり・まし・た。」〔⇒えらい、えろう、ごっつい、ごっつう、おおき、おおけごっつい、おおけごっつう、おおきごっつい、おおきごっつう〕

おおけ〔おーけ〕【大け】《感動詞》 相手に対する感謝の気持ちやお礼の気持ちなどを表すときに使う言葉。「おおけ・ こんな・ 良()ー・ もん・ 貰(もろ)・て・ 嬉しー・なー。」「おーけ・ おーけ・ 助け・てくれ・て・ ありがたい・なー。」〔⇒おおきに【大きに】、おおけに【大けに】、おっきに【大っきに】、おっけに【大っけに】、おおき【大き】、おっけ【大っけ】、おっき【大っき】、ありがとう【有り難う】、サンキュー【英語=thank you

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2016年7月25日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (86)    (通算2084回)

日常生活語 「お」③

 

おうぎ〔おーぎ〕【扇】《名詞》 木や竹などで作った骨に紙や布などを張り、折り畳めるようしたもので、手に持ってあおいだり、儀式や舞踊などで手に持ったりする道具。「踊り・に・ 使う・ おーぎ・に・ 絵・を・ 描く。」〔⇒せんす【扇子】

おうぎがた〔おーぎがた〕【扇形】《名詞》 せんすを開いたような形。円周の一部とその円の2つの半径によって囲まれたような形。「神戸・の・ 港・は・ おーぎがた・に・ なっ・とる。」

おうじ〔おーじ〕【王子】《名詞》 王の息子。「おーじさん・が・ 出・てくる・ お話・が・ 好きや。」

おうじょう〔おーじょー〕【往生】《名詞、動詞する》 ①死ぬこと。極楽浄土に生まれ変わること。「お祖父さん・は・ 95・まで・ 生き・て・ 大おーじょー・や。」「長生きし・て・ 良()ー・ おーじょーし・なはっ・た。」②どうしたらよいか困り果てること。行き詰まって動きがとれなくなること。「急に・ 大雨・に・ 降ら・れ・て・ おーじょーし・た。」「どない・ 答え・たら・ 良()ー・の・か・ わから・んで・ おーじょーし・た。」

おうしん〔おーしん〕【往診】《名詞、動詞する》 医者が病人の家へ出向いて診察をすること。「おーしん・に・ 来・てくれる・ 親切な・ 先生・や。」

おうせつしつ〔おーせつしつ〕【応接室】《名詞》 会社・学校などで、来客の相手をする、主として洋式の部屋。「おーせつしつ・で・ 長いこと・ 待た・さ・れ・た。」〔⇒おうせつま【応接間】

おうせつま〔おーせつま〕【応接間】《名詞》 民家などで、来客の相手をする、主として和式の部屋。「玄関・を・ 入っ・た・ 横・が・ おーせつま・や。」〔⇒おうせつしつ【応接室】

おうだん〔おーだん〕【横断】《名詞、動詞する》 道路などのように、細長く面のようになっているものを横切って通ること。一方の側から向かい側へ、まっすぐに行くこと。「信号・の・ ある・ 所・で・ 道・を おーだんする。」

おうだんほどう〔おーだんほどー〕【横断歩道】《名詞》 交通の激しい道路で、人が車道を横切るために、しるしを付けて指定している場所。「おーだんほどー・でも・ 事故・は・ 起きる・ん・や。」

おうち【お家】《名詞》 ①敬意を込めて相手を指す言葉。「おうち・も・ 一緒に・ 行っ・てくれ・ませ・んか。」②あなたの家。「おうち・は・ どこ・です・か。」③あなたの家庭。あなたの家族。「おうち・は・ みんな・ 芝居・が・ 好きや・ねん・なー。」〔⇒おたく【お宅】⇒あんた(貴方)、あなた【貴方】、おまはん(お前はん)②③⇒あんたとこ【あんた所】、あんたね(あんた家)

おうちゃく〔おーちゃく〕【横着】《形容動詞や()、動詞する》 手を抜いて怠ける様子。すべきことを積極的に行わない様子。細かなことには気をつかわずに、図々しくふるまう様子。「坐っ・た・まま・ 挨拶する・よーな・ おーちゃくな・ やつ・に・は・ 腹・が・ 立つ。」「おーちゃくし・て・ 自分・で・ しよ・ー・と・ せー・へん。」

おうて〔おーて〕【王手】《名詞》 ①将棋で、相手の王を追いつめて、取ろうとするやり方。「この・ 駒・を・ ここ・へ・ 動かし・たら・ おーて・や・ぞ。」②もう少しでものごとが成し遂げられる段階。「今日・ 勝っ・たら・ 優勝・に・ おーて・や。」

おうどいろ〔おーどいろ〕【黄土色】《名詞》 黄色みを帯びた茶色。「茶色・と・ 黄色・の・ 絵の具・を・ 混ぜ・て・ おーどいろ・を・ 作る。」

おうふく〔おーふく〕【往復】《名詞、動詞する》 ある場所まで行って、またもとの場所に戻ること。行ったり来たりすること。「学校・まで・ 半時間・で・ おーふくする。」■対語=「かたみち【片道】」

おうふくはがき〔おーふくはがき〕【往復葉書】《名詞》 往信部分と返信部分が一続きになっている葉書。「同窓会・の・ 案内・を・ おーふくはがき・で・ 出す。」

おうぼ〔おーぼ〕【応募】《名詞、動詞する》 募集しているところに申し込んだり集まったりすること。「懸賞・に・ おーぼし・た・けど・ 当たら・なんだ。」

おうむ〔おーむ〕【鸚鵡】《名詞》 熱帯の森林にすみ、頭に冠があってくちばしは曲がっていて、人の言葉の真似ができる鳥。「おうむ・が・ もの・を・ 言()ー・た。」

おうよう〔おーよー〕【応用】《名詞、動詞する》 得た知識や原理などを、他の場合や実際のものに当てはめて活用すること。「計算・の・ おーよー・問題」

おうよう〔おーよー〕【鷹揚】《形容動詞や()》 ゆったりとして大らかな様子。細かなことにこだわらない様子。「おーよーで・ 少々・の・ こと・で・は・ 怒ら・へん・ 人・や。」

おお〔おー〕《感動詞》 ①人に応えて返事をしたり、承諾の気持ちを表したりするときに発する言葉。「おー・ 何・か・ 言()ー・た・か。」「おー・ お前・の・ 言()ー・とおり・や。」②感動したり驚いたりしたときに発する言葉。「おー・ 寒い。」

おお〔おー〕【大】《接頭語》 大きい、多い、優れているというような意味を添える言葉。「おー声」「おー地震」「おー通り」「おー型」「おー助かり」「おー急ぎ」「おー当たり」

おおあめ〔おーあめ〕【大雨】《名詞》 激しくたくさん降る雨。豪雨。「台風・が・ 来・て・ おーあめ・が・ 降っ・た。」■対語=「こさめ【小雨】」

おおあらし【大嵐】《名詞》 雨を伴ってとりわけ激しく吹き荒れる風。「おおあらし・で・ 屋根・の・ 瓦・が 飛ん・だ。」

おおい〔おーい〕【覆い、被い】《名詞、動詞する》 ものが隠れるように、かぶせたり包んだりすること。また、それに用いるもの。「車庫・に・ 雨除け・の・ おーい・を・ 作る。」「畑・に・ 寒さ除け・の・ おーい・を・ する。」

おおい〔おーい〕【多い】《形容詞》 数や量がたくさんある。基準とする数や量よりも大きい。「参加し・たい・と・ 考え・とる・ 希望者・が・ おーい。」「定員・より・も・ おーい。」■対語=「すくない【少ない】」「すけない【(少ない)】」〔⇒おかい(多い)、ようけ、ようさん(仰山)、ぎょうさん【仰山】、じょうさん(仰山)、どっさり、たくさん【沢山】、たんと、やっと、いっぱい【一杯

おおい〔おーい〕《感動詞》 離れた所にいる人に呼びかけたり応えたりするときに、大きな声で発する言葉。「おーい・ 聞こえる・かー・ 聞こえ・たら・ 返事し・てくれー。」

おおいめ〔おーいめ〕【多いめ】《名詞、形容動詞や()》 ものの数や量が、やや多数であること。普通に比べて、あるいは予期していたことに比べて多いと思われること。「ガソリン・を・ おーいめ・に・ 入れる。」■対語=「すくないめ【少ないめ】」〔⇒おおめ【多め】、おかいめ(多いめ)

おおいり〔おーいり〕【大入り】《名詞、形容動詞や()》 見せ物や観光の施設などで、客がおおぜい入ること。「映画館・が・ おーいりで・ 満員・や。」

おおがかり〔おーがかり〕【大掛かり】《形容動詞や(ナ・ノ)》 規模や仕組みなどが大きい様子。人手や費用などが多く必要な様子。「おーがかりな・ 祝賀会・を・ 開く。」「おーがかりな・ 機械・が・ いっぱい・ ある・ 工場」

おおかぜ〔おーかぜ〕【大風】《名詞》 ①強く激しく吹く風。「おーかぜ・が・ 吹い・て・ 桜・が・ 散っ・た。」②夏や秋の季節を中心にして、熱帯地方の海上で発生して、日本やアジア大陸沿岸などを襲う強い暴風雨。「二百十日・に・ おーかぜ・が・ やってくる。」⇒たいふう【台風】

おおかた〔おーかた〕【大方】《名詞、副詞》 ①物事の量や範囲についての大部分。ものごとの大まかな全体。すべてに行きわたってはいないが、主要なところすべてが、そのようである様子。「案内状・を 出し・たら・ おーかた・の・ 人・が・ 来・た。」「宿題・は・ おーかた・ 出来上がっ・た。」②もうすこしで、そのようになるという様子を表す言葉。「おーかた・ 溝・に・ はまり・かけ・た。」③そのようになる可能性が高いだろうということを表す言葉。「おーかた・ 明日・は・ 雨・やろ。」⇒たいてい【大抵】、たいがい【大概】、だいたい【大体】、ほとんど【殆ど】、おおむね【概ね】、あらかた【粗方】、あらまし、ふつう【普通】

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2016年7月24日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (85)    (通算2083回)

日常生活語 「お」②

 

おいとく【置いとく】《動詞・カ行五段活用》 ①ものを置いたままにする。「その・ 辺・に・ おいとい・てください。」②放置したままにする。「こんな・ とこ・に・ おいとい・たら・ 邪魔に・ なる・がな。」③していたことを終える。途中で止める。「えー・ かげん・に・ し・て・ おいとこ・か。」◆もとは、動詞「おく【置く】」と助動詞「とく」が結びついたものであるが、一語に熟した意味・用法になっている。

おいどまくり【おいど捲り】《名詞、動詞する》 着物の後ろの裾をかかげて、その端を上の方にはさみこむこと。「ズボン・の・ おいどまくり・を・ する。」。◆ズボンの裾を大きくめくり上げることなどにも使う。「しりまくり【尻捲り】」よりも上品な言葉である。〔⇒おいどからげ【おいど絡げ】、しりからげ【尻絡げ】、しりまくり【尻捲り】、しりめくり【尻捲り】、けつまくり【穴捲り】、けつめくり【穴捲り】、しりあげ【尻上げ】

おいどむき【おいど向き】《名詞、動詞する》 ①その場の正面と反対の方向を向くこと。「おいどむき・に・ 置い・たら・ 見え・へん・がな。」②複数の人が互いに向かい合わないで、互いに後ろを向いた位置にあること。「2人・ずつ・ おいどむき・に・ 立ち・なはれ。」③他の人に、自分の後ろを見せる位置にあること。「おいどむき・に・ 歩い・たら・ 危ない・やろ。」◆「しりむき【尻向き】」「けつむき【穴向き】」よりも上品な言葉である。〔⇒うしろむき【後ろ向き】、おしろむき(後ろ向き)、しりむき【尻向き】、けつむき【穴向き】

おいどむけ【おいど向き】《名詞、動詞する》 ①その場の正面と反対の方向に向けること。「おいどむけ・に・ 椅子・を・ 並べ・たら・ あか・ん・がな。」②複数の人が互いに向かい合わないで、互いに後ろを向いた位置になること。「ひとつ・の・ 椅子・に・ おいどむけし・て・ 坐っ・とる。」③他の人に、自分の後ろを見せる位置になること。「おいどむけ・に・ 立た・んと・ 前・を・ 向き・なさい。」◆「しりむけ【尻向け】」「けつむけ【穴向け】」よりも上品な言葉である。〔⇒うしろむけ【後ろ向け】、おしろむけ(後ろ向け)、しりむけ【尻向け】、けつむけ【穴向け】

おいど()むける【おいど()向ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①周りの者に、後ろを見せる。「お客さん・に・ おいどむけ・たら・ あか・ん・がな。」②互いに後ろを見せる位置にある。「みんな・で・ おいどをむけ・て・ 丸く・ なり・ましょ・ー。」◆「しり()むける【尻()向ける】」「けつ()むける【穴()向ける】」よりも上品な言葉である。〔⇒しり()むける【尻()向ける】、けつ()むける【穴()向ける】

おいなはる《動詞・ハ行五段活用》 ①行くことの尊敬表現。いらっしゃる。「電車・に・ 乗っ・て・ 今日・は・ どこ・へ・ おいなはる・ん。」②来ることの尊敬表現。いらっしゃる。「あんた・は・ どこ・から・ おいなはっ・た・ん・です・か。」③おること、あることの尊敬表現。いらっしゃる。「地震・の・ 時・は・ どこ・に・ おいなはっ・た・ん・や。」◆もともとは「おいで【お出で】」+「なはる」であるが、発音が融合して一語に熟しているとみることができる。〔⇒おいんなはる〕

おいぬく【追い抜く】《動詞・カ行五段活用》 ①自分より前を進んでいるものをとらえて、それより前に出る。「駅伝・で・ 3人・を・ おいぬい・て・ 走っ・た。」②力や能力などが、他の人よりも上になる。「先輩・を・ おいぬい・て・ 係長・に・ なる。」■名詞化=おいぬき【追い抜き】〔⇒おいこす【追い越す】、ぬかす【抜かす】、ぬく【抜く】

おいはぎ【追い剥ぎ】《名詞、動詞する》 道を行く人を脅して、着ているものや持っている金品を奪うこと。また、それをする人。「今・でも・ 時々・ おいはぎ・が・ 出る・ん・や・ぜ。」

おいはらう【追い払う】《動詞・ワア行五段活用》 じゃまになるものを無理に他の場所へ行かせる。追い立てて遠くへやる。「野良猫・を・ あっち・の・ 方・へ・ おいはらう。」「手ー・で・ 蝿(はい)・を・ おいはらう。」〔⇒おう【追う】

おいまわす〔おいまーす〕【追い回す】《動詞・サ行五段活用》 ①逃げるものをあちらこちらへ、しつこく追いかける。動くものを追いかける。「阪神タイガース・を・ おいまーし・て・ 試合・を・ 見・に・ 行っ・とる・ねん。」②休むことなく働かせる。「仕事・に・ おいまーさ・れ・て・ 日曜日・が・ あら・へん・の・や。」〔⇒おわえまわす【追わえ回す】

おいもさん【お芋さん】《名詞》 薩摩芋、馬鈴薯、里芋など、食べ物としての芋類。「おいもさん・を・ 蒸し・て・ 食べる。」◆食べ物に「お…さん」を付ける言い方は、他に「おかいさん【(お粥さん)】」「おまめさん【お豆さん】」などがある。豆は「まめさん【豆さん】」とも言うが、芋を「いもさん」ということはない。粥も「かいさん」とは言わない。〔⇒いも【芋】

おいら〔おいらー〕(俺ら)】《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「おいらー・は・ 高等学校・の・ 同級生・や。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「おいら・ 歌・は・ 下手や・ねん。」〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わたいら(私ら)、わいら(我ら)、わしら、わっしら(私ら)、わたしら【私ら】、わてら、おれら【俺ら】、おらら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

オイル〔おいる〕【英語=oil】《名詞》 ①水と混ざらない、燃えやすい液体。石油の類。「おいる・が・ 値上がりし・た。」②植物の実や種などからとれる、水と混ざらない、燃えやすい液体。食用油。「菜種・の・ おいる」③機械などが摩擦などに妨げられず滑らかに動くようにする油。潤滑油。「自転車・に・ おいる・を・ 注す。」〔⇒あぶら【油】

おいんなはる《動詞・ハ行五段活用》 ①行くことの尊敬表現。いらっしゃる。「昨日・は・ どこ・へ・ おいんなはっ・た・ん・です・か。」②来ることの尊敬表現。いらっしゃる。「ここ・へ・ いつ・ おいんなはっ・た・ん・です・か。」「こっち・の・ 方・が・ 空()い・とる・さかい・ おいんなはれ。」③おること、あることの尊敬表現。いらっしゃる。「子どもさん・は・ 何人・ おいんなはる・の。」◆もともとは「おいで【お出で】」+「なはる」であるが、発音が融合して一語に熟しているとみることができる。〔⇒おいなはる〕

おう〔おー〕【王】《名詞》 ①国や領地を治める、最高の位の人。「南・の・ 島・の・ おー・さん」②何かのことに最も優れている人。「今年・の・ ホームラン・おー」③相手に攻められて動けなくなったとき、将棋が負けとなる最も重要な駒。王将。「おー・を・ 動け・ん・よーに・ する。」

おう〔おー〕【追う】《動詞・ワア行五段活用》 ①目的の場所に誘導するために、せきたてて前に進ませる。「牛・を・ 山・の・ 方・へ・ おー・ていく。」②じゃまになるものを無理に他の場所へ行かせる。追い立てて遠くへやる。「おー・ても・ まだ・ 蚊ー・が・ 飛ん・どる。」⇒おいはらう【追い払う】

おう〔おー〕【負う】《動詞・ワア行五段活用》 人やものを背中や肩にのせて持つ。人をおぶさるようにさせる。「ねんねこ・で・ 子ども・を・ おー・ていく。」「風呂敷包み・を・ おー・て・ 歩く。」■他動詞は「おわす【負わす】」〔⇒おたす〕

おう〔おー〕《感動詞》 相手の呼びかけなどに応じて発する声。◆ぞんざいな応え方、えらそうにしている応え方という印象が伴う。「おー。聞こえる・ぞー。」

おうえん〔おーえん〕【応援】《名詞、動詞する》 ①困っている人や、自分と関係のある人を励ますこと。ひいきの人に肩入れをすること。「おうえんし・て・ 寄付・を・ する。」②競技や試合をしているときに、声を出したり拍手をしたりして、味方の選手を元気づけること。「スタンド・から・ 自分ら・の・ 学校・の・ チーム・を・ おーえんする。」

おうかん〔おーかん〕【王冠】《名詞》 ①王の被るかんむり。優勝者にかぶせるかんむり。「金・や・ ダイヤモンド・で・ でけ・とる・ おーかん」②ガラス瓶の口金。「一升瓶・の・ おーかん・を・ 開け・て・ 酒・を・ 注ぐ。」

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2016年7月23日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (84)    (通算2082回)

日常生活語 「お」①

 

お〔おー〕【緒】《名詞》 紐や糸のような細長いもの。「凧・を・ 揚げる・ おー・で・ 手ー・を・ 切っ・た。」

お〔おー〕【尾】《名詞》 ①動物の尻から細長く伸びた部分。「犬・が・ おー・を・ 振っ・とる。」②後ろに長く伸びているもの。細長いものの端。「帚星・が・ おー・を・ 引ー・とる。」〔⇒しっぽ〕〔⇒しっぽ【尻尾】

《接頭語》[名詞に付く] ものの名前に付けて、丁寧、尊敬の気持ちを表す。「この・ お菓子・(は・) おいしー・よ。」「お車・が・ 来・まし・た。」「お豆・が・ 煮え・た。」「お日ーさん・が・ 昇っ・てき・た。」◆食べ物について「お」を付けることが多く、さらに「お」をつけた言葉の後ろに「さん」をつけることも多い。「お豆さん」「お粥(かい)さん」「お芋さん」「お揚げさん」など。

おい【甥】《名詞》 兄弟・姉妹の子で、男の子。「おい・が・ 高校・に・ 入っ・た・さかい・ お祝い・を・ し・た。」■対語=「めい【姪】」

おい()】《名詞》 自分自身を指す言葉。「おい・は・ その・ 話・は・ 聞い・とら・へん・ぞ。」◆親しい人や目下の人に向かって使うことが多い、くだけた言い方である。男性が使う。〔⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わたい()、わい、わし、わっし()、わたし【私】、わて、おれ【俺】、おら()、ぼく【僕】

おい〔おーい〕《感動詞》 親しい人や目下の人に向かって呼びかけるときに使う言葉。「おい・ こっち・へ・ 来い。」◆やや乱暴な言葉であって、目下の人に向かって使うことが多い。〔⇒おいおい〕

おいえ《名詞》 家族が食事をする座敷や板間。家族が使う茶の間。「おいえ・に・ テレビ・を・ 置く。」

おいおい【追い追い】《副詞と・に》 時がたつにつれて、ある傾向がしだいに強まっていくことを表す言葉。「仕事・に・は・ おいおいに・ 慣れ・ていっ・た。」「おいおいと・ みんな・は・ わかっ・てくれる・ こと・やろ。」〔⇒だんだん【段々】

おいおい《感動詞》 「おい」を重ねた言葉で、親しい人や目下の人に向かって呼びかける言葉。「おいおい・ そんな・ こと・を・ し・たら・ あか・ん・やろ。」◆やや乱暴に言う言葉であって、目下の人に向かって使うことが多い。また、相手の言うことを聞きとがめたり、行動をいさめたりする気持ちを表すときに使うことも多い。〔⇒おい〕

おいかえす【追い返す】《動詞・サ行五段活用》 この場所におらせまいとして、無理に帰らせる。追ってきた人を受け入れないで、元の場所へ戻らせる。来た人に会わないで帰らせる。「押し売り・を・ おいかえ・てやっ・た。」〔⇒おいかやす(追い返す)

おいかける【追いかける】《動詞・カ行下一段活用》 自分より前を進んでいるものをつかまえようとして、後からついていく。「泥棒・を・ おいかけ・た・けど・ 見失(みうしの)ー・た。」「忘れ物・を・ 持っ・て・ 車・で・ おいかけ・た。」■名詞化=おいかけ【追いかけ】〔⇒おわえる【追わえる】

おいかぜ【追い風】《名詞》 進む方向の後ろから吹いてくる風。「おいかぜ・や・から・ 走りやすい。」■対語=「むかいかぜ【向かい風】」

おいかやす(追い返す)】《動詞・サ行五段活用》 この場所におらせまいとして、無理に帰らせる。追ってきた人を受け入れないで、元の場所へ戻らせる。来た人に会わないで帰らせる。「時間・に・ 遅れ・ていっ・たら・ 怒ら・れ・て・ おいかやさ・れ・た。」〔⇒おいかえす【追い返す】

おいこ【負いこ】《名詞》 乳幼児を背中に背負うときに、上から覆い被せて着る綿入れのはんてん。「おいこ・で・ 子ども・を・ おたし・とっ・たら・ 自分・も・ 温ー・て・ えー・もん・や。」〔⇒ねんねこ〕

おいごえ【追い肥】《名詞、動詞する》 種をまいたり植えかえたりした後、作物が生育している途中に追加して与える肥料。「おいごえ・を・ やっ・たら・ 綺麗な・ 花・が・ 咲く。」

おいこす【追い越す】《動詞・サ行五段活用》 ①自分より前を進んでいるものをとらえて、それより前に出る。「特急・が・ 普通電車・を・ おいこし・た。」②力や能力などが、他の人よりも上になる。「他・の・ 人・を・ おいこし・て・ 賞・を・ 貰(もろ)・た。」■名詞化=おいこし【追い越し】〔⇒おいぬく【追い抜く】、ぬかす【抜かす】、ぬく【抜く】

おいこむ【追い込む】《動詞・マ行五段活用》 動物などを、周りが囲ってあるような場所に、追い立てて入れる。「庭・を・ 歩い・ている・の・を・ 鶏小屋・に・ おいこむ。」■名詞化=おいこみ【追い込み】

おいしい〔おいしー〕【美味しい】《形容詞》 もっと食べたく思うほどの、好ましい味である。「やっぱり・ 明石・の・ 鯛・は・ おいしー・なー。」◆「うまい」よりも上品な言い方である。■対語=「まずい【不味い】」「うまない【美味ない】」「うもない【(美味ない)】」「あじない【味ない】」「もみない」〔⇒うまい【美味い、上手い】、いける【行ける】

おいしがる【美味しがる】《動詞・ラ行五段活用》 味が良いと感じる。味が良いということを言動などで示す。「西瓜・を・ おいしがっ・て・ 食べ・てくれ・た。」◆「うまがる【美味がる】」よりも丁寧な言い方である。〔⇒うまがる【美味がる】

おいだき【追い焚き】《名詞、動詞する》 ①さめてきた風呂の湯などを、再び焚いて熱くすること。「そろそろ・ おいだきし・たろ・か。」②再び焚いて熱くするために使う薪や藁。「おいだき・が・ 足ら・ん・よーに・ なっ・た。」

おいだす【追い出す】《動詞・サ行五段活用》 ①追い立てて、外に出す。「蚊取り線香・を・ 焚い・て・ 蚊ー・を・ おいだす。」②家族、仲間、組織などから除外して、その人との関係を断つ。「あいつ・は・ 嫁はん・を・ おいだし・た・そーや。」■名詞化=おいだし【追い出し】

おいちに〔おいちにー〕【お一二】《感動詞》 号令をかけるときなどに使う「一、二」を、語気を強めて「おいち、に」と言うことがある。「足並み・を・ 揃え・て・ おいちにー・ おいちにー。」◆「おいちにー、三・四(さんしー)、五・六(ごーろく)、七・八(ひちはち)……」と続けていくこともある。

おいつく【追いつく】《動詞・カ行五段活用》 前を行く者を追いかけて、行き着いて並ぶ。「一生懸命に・ 走っ・て・ やっと・ みんな・に・ おいつい・た。」

おいで《名詞、動詞(連用形)》 ①行くこと。来ること。居ること。「昨日・は・ どこ・へ・ おいで・やっ・た・ん・です・か。」②行くこと、来ること、居ることを命令したり要求したりするときに言う言葉。いらっしゃい。「こっち・へ・ おいで。」◆②は、「おいでなはれ」の「なはれ」などが省略された形であるから、「行け」「来い」「居れ」などのような強い響きはない。ただし、動詞の終止形としての「おいでる」を使うことはない。

おいでおいで《名詞、動詞する》 こちらへ来るようにと手招きをすること。「向こー・の・ 方・から・ 見つけ・て・ おいでおいでし・とる。」

おいど《名詞》 ①腰の後ろ下で、腰掛けるときに下につく、肉のふっくらした部分。動物の胴体の後部で、肛門のあるあたり。臀部。「おいど・ 出し・とっ・たら・ 笑わ・れる・ぞ。」②前後のあるものの後ろの部分。列などの末尾の位置。「おいど・から・ 2人目・に・ 坐っ・とる。」◆「しり【尻】」「けつ【穴】」よりも上品な言葉である。〔⇒しり【尻】、けつ【穴】

おいどからげ【おいど絡げ】《名詞、動詞する》 着物の後ろの裾をかかげて、その端を上の方にはさみこむこと。「雨・の・ 中・を・ おいどからげし・て・ 歩く。」◆ズボンの裾を大きくめくり上げることなどにも使う。「しりからげ【尻絡げ】」よりも上品な言葉である。〔⇒おいどまくり【おいど捲り】、しりからげ【尻絡げ】、しりまくり【尻捲り】、しりめくり【尻捲り】、けつまくり【穴捲り】、けつめくり【穴捲り】、しりあげ【尻上げ】

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2016年7月22日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (83)    (通算2081回)

日常生活語 「え」⑥

 

えん【円】《名詞》 明治以降の日本の通貨の基本単位。「ドル・に・ 比べ・て・ えん・が・ 高(たこ)ー・ なっ・た。」

えん【円】《助数詞》 日本の通貨の単位として使う言葉。「500えん・の・ きつね饂飩」「消費税・が・ 80えん・や。」

えんかい【宴会】《名詞、動詞する》 大勢の人が集まって、飲食したり歌ったりして楽しむ集まり。「旅行・の・ えんかい・が・ 楽しみ・や。」

えんがわ〔えんがー〕【縁側】《名詞》 日本建築で座敷の外側に設けた、細長い板敷き。「風呂・から・ 上がっ・て・ えんがー・の・ 板の間・で・ 涼む。」〔⇒えぎ(縁ぎ)、えんぎ【縁ぎ】、えんげ【縁げ】

えんき【延期】《名詞、動詞する》 行事や催し物などのあらかじめ決めた開催日時や、設定されている期限などを先にのばすこと。「人数・が・ 集まら・へん・さかい・ 親睦旅行・は・ えんきする。」

えんぎ【縁起】《名詞》 良いことや悪いことが起こりそうな前触れ。吉凶の兆し。「茶碗・が・ めげ(=壊れ)・て・ えんぎ・が・ 悪い。」

えんぎ【縁ぎ】《名詞》 日本建築で座敷の外側に設けた、細長い板敷き。「えんぎ・で・ 将棋・を・ する。」〔⇒えぎ(縁ぎ)、えんがわ【縁側】、えんげ【縁げ】

えんげ【縁げ】《名詞》 日本建築で座敷の外側に設けた、細長い板敷き。「お坊さん・は・ えんげ・から・ 入っ・てもらう。」〔⇒えぎ(縁ぎ)、えんがわ【縁側】、えんぎ【縁ぎ】

えんげい〔えんげー〕【園芸】《名詞》 草花、野菜、果樹などを育てること。「えんげー・の・ 趣味・を・ 持っ・とる。」

えんし【遠視】《名詞》 近くのものがはっきり見えにくい目。「年・を・ 取っ・て・ えんし・に・ なっ・た。」■対語=「きんし【近視】」

えんしょう〔えんしょー〕【煙硝】《名詞》 爆発するときに黒い煙を出す火薬。「夜店・で・ えんしょー・を・ 使(つこ)・た・ おもちゃ・の・ ピストル・を・ 買()ー・た。」

えんせい〔えんせー〕【遠征】《名詞、動詞する》 試合や探検などの目的で、遠いところまで出かけること。「野球部・が・ 四国・へ・ えんせーする。」

えんぜつ【演説】《名詞、動詞する》 大勢の前で自分の考えなどを述べること。また、その話。「市会議員・の・ 候補者・が・ 駅前・で・ えんぜつし・とる。」

えんそく【遠足】《名詞、動詞する》 学校などの行事として、運動や見学などを目的にして、歩いて遠くへ行くこと。「秋・の・ えんそく・は・ 王子動物園・へ・ 行く。」「この頃・の・ えんそく・は・ バス・で・ 行く・の・が・ 多い。」◆現今は、交通機関を利用して出かけることが普通になっている。

えんだん【縁談】《名詞》 結婚や養子縁組などを勧めるためにもたらされる話。「娘はん・の・ えんだん・が・ まとまっ・て・ よかっ・た・なー。」

えんちょう〔えんちょー〕【延長】《名詞、動詞する》 決まった長さや期間などをのばすこと。「話・が・ えんちょー・に・ なっ・て・ 昼飯・を・ 食ー・の・が・ 遅なっ・た。」「電気・の・ えんちょー・の・ コード」

えんちょう〔えんちょー〕【園長】《名詞》 幼稚園、保育園、動物園などの、いちばん上の責任者。「えんちょー・の・ 先生・の・ お話・を・ 聞い・た。」

えんちょうせん〔えんちょーせん〕【延長戦】《名詞》 試合の決着が付かないときに、時間や回数を延ばして行うこと。「中京・と 明石・の・ 25回・の・ えんちょーせん・は・ 今・でも・ 語りぐさ・や。」

えんでん【塩田】《名詞》 海水から塩を取るために、砂浜を仕切って海水を引き入れるようにしたところ。「赤穂・の・ えんでん・の・ 跡・に・ 遊園地・が・ でき・た。」

えんどう〔えんどー、えんど〕【豌豆】《名詞》 豆やさやを食用にする、つるのある植物。また、その豆やさや。「えんどー・に・ 花・が・ 咲い・とる。」〔⇒えんどうまめ【豌豆豆】

えんどうまめ〔えんどーまめ、えんどまめ〕【豌豆豆】《名詞》 豆やさやを食用にする、つるのある植物。また、その豆やさや。「畑・に・ えんどーまめ・を・ 植える。」〔⇒えんどう【豌豆】

えんとつ【煙突】《名詞》 煙を空中に放出するための、縦に長い筒の形をした装置。「工場・の・ えんとつ・から・ 真っ黒・の・ 煙・が・ 出・とる。」「田圃・で・ 籾・を・ 焼く・ とき・に・ ブリキ・の・ えんとつ・を・ 立てる。」

えんなか(家ん中)】《名詞》 ①住んでいる家屋の中。室内。「風邪・ ひー・て・ 3日間・ えんなか・に・ おっ・た。」②家族の人間関係。「えんなか・で・ もめ・て・ 辛い。」〔⇒いえのなか【家の中】

えんば《形容動詞や()》 あいにくうまく事が運ばない様子。折悪しくまずいことになっている様子。「えんばな・ こと・で・ 誰・も・ おり・まへ・ん・ねん。」「えんばと・ 知っ・とる・ 人・が・ 誰・も・ おら・なんだ。」「えんばな・ こと・に・ 売り切れ・てまい・まし・た。」「あの・ 時・は・ 家・に・ おら・ん・で・ えんばやっ・た。」◆似たような様子を表す言い方として、「まん・が・ 悪ー・て・ 留守・やっ・た。」などの表現がある。

えんばん【円盤】《名詞》 円くて平たい形のもの。「子ども・の・ 頃・は・ 空飛ぶ・ えんばん・の・ こと・に・ 興味・が・ あっ・た・なー。」

えんぴつ【鉛筆】《名詞》 細い木の軸の中に、粘土を混ぜた黒鉛の芯を入れた筆記用具。「消しゴム・の・ つい・た・ えんぴつ・は・ 便利や。」〔⇒いんぴつ(鉛筆)、えんぺつ(鉛筆)

えんぴつけずり【鉛筆削り】《名詞》 芯のすり減った鉛筆を削るための道具。また、そのような刃物。「手ー・で・ ぐるぐる・ 回す・ えんぴつけずり」◆かつての「えんぴつけずり【鉛筆削り】」はナイフ(肥後の守)であり、電動削り器が現れたときは驚いたものである。ナイフ系のものにもいろいろな種類があり、「けずり【削り】」「とげり【尖げり】」という刃の薄いものもあった。〔⇒えんぺつけずり(鉛筆削り)、いんぴつけずり(鉛筆削り)、けずり【削り】、とげり【尖げり】

えんぶん【塩分】《名詞》 食品や海水などに含まれている塩の量や比率。「えんぶん・の・ 多い・ 味噌汁」

えんぺつ(鉛筆)】《名詞》 細い木の軸の中に、粘土を混ぜた黒鉛の芯を入れた筆記用具。「ナイフ・で・ えんぺつ・を・ 削る。」〔⇒えんぴつ【鉛筆】、いんぴつ(鉛筆)

えんぺつけずり(鉛筆削り)】《名詞》 芯のすり減った鉛筆を削るための道具。また、そのような刃物。「電気・で・ 回る・ えんぺつけずり」〔⇒えんぴつけずり【鉛筆削り】、いんぴつけずり(鉛筆削り)、けずり【削り】、とげり【尖げり】

えんぽう〔えんぽー〕【遠方】《名詞》 距離が離れているところにある場所。「あんた・は・ えんぽー・に・ お住まい・です・か。」◆相手に感謝するための挨拶の言葉としては、特に遠方からでなくても、この言葉を使うことがある。「えんぽー・から・ わざわざ・ 来・てもろ・て・ すん・まへ・ん。」〔⇒とおく【遠く】

えんま【閻魔】《名詞》 仏教で考えられている存在で、生前の行いから判断を下して死者を裁いて賞罰を与えるという地獄の王。「嘘・ つい・たら・ えんまさん・に・ 舌・を・ 切ら・れる・ぞ。」

えんまん【円満】《形容動詞や()》 関係するどの方面に対しても不満や争いごとがなく、穏やかな様子。角が立たないで人柄が穏やかな様子。「今日・の・ 寄り合い・は・ えんまんに・ 済ん・だ。」「今度・の・ 店長・は・ 人格・が・ えんまんな・ 人・や。」

えんのした【縁の下】《名詞》 家などの床の下ぜんたい。また、縁側の下。「えんのした・が・ 湿ら・ん・よーに・ 石灰(いしばい)・を・ 撒く。」〔⇒だんのした【壇の下】

えんりょ〔えんりょー〕【遠慮】《名詞、動詞する》 ①周りの人に気を遣って、控えめにすること。「えんりょせ・んと・ なんぼ・でも・ 食べ・なはれ。」②遠回しに断る場合に使う言葉。「あんた・は・ えんりょし・てくれ・へん・やろ・か。」⇒きがね【気兼ね】

えんりょ()ない【遠慮()ない】《形容詞》 周りの人に気を遣うことをしない。気にする必要がない。「よー・ 使(つこ)・た・さかい・ 忘れ・てき・ても・ えんりょがない・ 傘・や。」

えんりょはそんりょ【遠慮は損慮】《成句》 遠慮をしていては損だ、遠慮しない方がよいという意味を表す言葉。「えんりょはそんりょ・や・さかい・ 言ー・たい・ こと・は・ 言()ー・とき・なはれ。」◆「えんりょ【遠慮】」と脚韻にするため、「そん【損】」を「そんりょ【損慮】」と言い換えた言葉である。

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2016年7月21日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (82)    (通算2080回)

日常生活語 「え」⑤

 

えら《接頭語》 じゅうぶんに、そのようであることを表す言葉。そうであることに間違いがないことを表す言葉。「えらわかり」(=十分にわかっていること。簡単にわかってしまうこと)、「えら知り」(=間違いなく知っていること。知らないはずがないこと)、「えら有り」(=間違いなくあること。ないはずがないこと)

えらい《形容詞》 ①体がだるい。疲れて、動くのが辛い。「長い・ 坂・を・ 上っ・た・さかい・ 体・が・ えらい。」「体・が・ えらい・ えろなっ・た。」②無理である。できないと思う。「そんな・ 仕事・を・ 一人・で・ する・の・は・ えらい・と・ 思う。」「こないに・ 忙しい・ 時・に・ えらい・ 仕事・を・ 持っ・てこ・んとい・てんか。」③気が進まず億劫だ。心に負担を感じる。「人・と・ 会う・の・は・ 気持ち・が・ えらい。」〔⇒しんどい【辛労い】

えらい【偉い】《形容詞》 ①行い、考え方などが立派で、優れている。思慮分別などがある。「えらい・ 人・の・ 真似・を・ する。」②知識に富んでいる。頭がよく働く。「大学・ 受かっ・て・ えらい・なー。」③高い地位や身分にある。「えらい・ 人・に・ なり・はっ・た・ん・や・なー。」④予想以上に大変だ。普通でない。「えらい・ 地震・やっ・た・なー。」「今日・は・ えらい・ 寒い・なー。」「えらい・ ところ・を・ 見・られ・ても・た。」「今年・の・ 祭り・は・ えらい・ 人・やっ・た。」⑤許さない。「今度・ 喧嘩し・たら・ えらい・で。」①②⇒かしこい【賢い】

えらい《副詞》 ものごとの程度が甚だしい様子。「えらい・ 大けな・ 弁当・を・ 持っ・てき・た・ん・や・なー。」「えらい・ 偉い・ 人・なん・や・なー。」「宿題・ 忘れ・たら・ えらい・ 怒ら・れ・てん。」〔⇒えろう、ごっつい、ごっつう、おおけ、おおき、おおけごっつい、おおけごっつう、おおきごっつい、おおきごっつう〕

えらいこと《名詞》 ①行うのに骨が折れるような、たいそうな事柄。「そんな・ えらいこと・は・ 一人・で・は・ でけ・まへ・ん。」②対応に困ったり迷惑を受けたりするような大変なこと。難儀。「昨日・は・ 電車・の・ 事故・が・ あっ・て・ えらいこと・やっ・た。」「地震・で・ 町中・が・ えらいこと・に・ なっ・た。」

えらいさん【偉いさん】《名詞》 会社や団体などで経営や運営の中心になって動かす立場にいる人。「出世し・て・ 会社・の・ えらいさん・に・ なっ・とる。」「育友会・の・ えらいさん・を・ し・た。」

えらそう〔えらそー〕【偉そう】《形容動詞や()》 周りの人に対して威張っている様子。人を人とも思っていないような態度を見せている様子。「あの・ 野郎・は・ えらそーに・ 命令・を・ し・やがっ・た。」

えらそないな【偉そないな】《連体詞》 周りの人に対して威張っている。人を人とも思っていないような態度を見せている。「えらそないな・ もの・の・ 言ー方・を・ し・やがっ・て・ 腹・が・ 立つ・なー。」

えらなる〔えらーなる〕【偉なる】《動詞・ラ行五段活用》 地位や身分などが高くなる。出世をする。「えらなっ・て・ 給料・が・ あがっ・た・そーや・なー。」〔⇒えろなる(偉ろなる)

えらなる〔えらーなる〕《動詞・ラ行五段活用》 ①苦しくなって、持ちこたえられなくなる。体が辛くなる。「坂・が・ きつい・さかい・ 上る・の・が・ だんだん・ えらなっ・てき・た。」②悪い方向に、程度が進む。「病気・が・ だいぶ・ えらなっ・て・から・ 入院し・た。」〔⇒えろなる、しんどなる【辛労なる】

えらぶ【選ぶ】《動詞・バ行五段活用》 いくつかのものの中から、目的、基準、好みなどにかなうものを取り出す。「集まっ・た・ 作品・から・ 良()ー・ もの・を・ えらぶ。」「結婚相手・ぐらい・(は・) 自分・で・ えらぶ・わい。」〔⇒よる【選る】

えり【襟】《名詞》 ①衣服の首を回って前で交わる、細長い部分。また、その部分に当てる布。「ワイシャツ・の・ えり・が・ 汚れ・とる。」②首の後ろの部分。うなじ。「えり・に・ 蚊ー・が・ 刺し・た。」⇒えりくび【襟首】

えりくび【襟首】《名詞》 首の後ろの部分。うなじ。「風・が・ 吹い・て・ えりくび・が・ 寒い。」〔⇒えり【襟】

えりまき【襟巻】《名詞》 寒さを防ぐためや装飾のために襟に巻く布。マフラー。「毛糸・の・ えりまき・を・ する。」

えりもと【襟元】《名詞》 衣服の首の周りのあたり。首まわりと胸のあたり。「えりもと・が・ 寒そーや。」

える《助動詞》 ①他から働きかけを受ける意味(受身)を表す言葉。「大きな・ 声・で・ 呼ば・え・た。」「えらい・ ごっつー・ 怒ら・え・た。」②そうすることができるという意味(可能)を表す言葉。「明日・まで・に・ この・ 本・を・ 読ま・える・か。」③自然にそうなるという意味(自発)を表す言葉。「涙・が・ 出・て・ 泣か・え・てき・た。」「あの・ 時・の・ こと・が・ 思わ・えて・ 情けない。」④その動作などをする人を敬うこと(尊敬)を表す言葉。「行か・え・たら・ よろしゅー・ 伝え・てください。」◆「える」は、「れる」と同様に五段活用動詞に接続する。同じ活用型の補助動詞にも接続する。◆「れる」が使われることが多いが、時に「える」となることがある。「殴られる」と「殴らえる」との間に意味の違いはない。〔⇒れる〕

えれもん(入れ物)】《名詞》 ものを入れる容器や箱や袋など。「えれもん・ 持っ・て・ 店・に・ 買い物(かいもん)・に・ 行く。」〔⇒いれもん【入れ物】、ええもん(入え物)

えれる(入れる)】《動詞・ラ行下一段活用》 ①外にあるものを中に移す。「自転車・は・ 駐輪場・に・ えれ・て・や。」②中に入ることを許す。「あんた・も・ 名簿・に・ えれる・けど・ 良()ー・か。」③食べ物・飲み物をつぐ。「ご飯・を・ もー・ 一杯・ えれ・てほしー・ねん。」④組織などに入るようにさせる。所属させる。「お前・も・ あの・ 会社・に・ えれ・てもー・たら・ 嬉しー・なー。」⑤仲間に加える。全体の数に含める。「野球・の・ チーム・に・ えれ・たる。」⑥力や感情などを注ぐ。「文章・は・ 気持ち・を・ えれ・て・ 書か・な・ あか・んぞ。」⑦作動させるために、つける。「パソコン・を・ えれる。」〔⇒ええる(入える)、いれる【入れる】⇒よせる【寄せる】、よす【寄す】、まぜる【混ぜる、交ぜる】

えろう〔えろー〕《副詞》 ものごとの程度が甚だしい様子。「えろー・ 早(はよ)ー・に・ 着い・た・ん・や・なー。」「今年・は・ えろー・ 寒い・ 日ー・が・ 続い・とる。」〔⇒えらい、ごっつい、ごっつう、おおけ、おおき、おおけごっつい、おおけごっつう、おおきごっつい、おおきごっつう〕

えろないな《連体詞》 たいそうな。甚だしい。ずいぶんな。「もめ・た・ 時・に・は・ えろないな・ 苦労・を・ し・た。」

えろなる〔えろーなる〕(偉ろなる)】《動詞・ラ行五段活用》 地位や身分などが高くなる。出世をする。「手柄・を・ 立て・て・ えろなっ・た・ん・や・なー。」〔⇒えらなる【偉なる】

えろなる〔えろーなる〕《動詞・ラ行五段活用》 ①苦しくなって、持ちこたえられなくなる。体が辛くなる。「年・を・ とっ・て・ 外・を・ 歩く・の・が・ えろなっ・た。」②悪い方向に、程度が進む。「今年・の・ 阪神タイガース・は・ 優勝する・の・は・ えろーなっ・た。」〔⇒えらなる、しんどなる【辛労なる】

えん【円】《名詞》 平面で、ある点から等距離にある点をすべて結んだ線。また、それによって囲まれた平面。円い形。「えん・を・ 書い・て・ 真ん中・に・ 座る。」

えん【縁】《名詞》 ①抜け出すことが難しいような、人やものごととの結びつき。巡り合わせ。「金に・は・ えん・が・ ない。」②人と人との交際やつながり。「あの・ 人・と・は・ えん・が・ 深(ふこ)ー・て・ また・ 同じ・ 所(とこ)・へ・ 転勤・や。」③結びつきができるきっかけ。「中学校・で・ 同じ・ 組・に・ なっ・た・ん・が・ えん・で・ 長い・ 間・の・ つきあい・を・ し・とる。」④ものの端の部分。特に、帽子の、額の上や周りに差し出している部分。「えん・の・ 広い・ 帽子・を・ かぶる。」⇒ひさし【庇】

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2016年7月20日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (81)    (通算2079回)

日常生活語 「え」④

 

えてやん【得手やん】《名詞》 手でものを握ったり、上手に木に登ったりするすることができる、知能が高い哺乳動物。「えてやん・が・ 芸・を・ し・とる。」◆やや親しみを込めた言い方のように感じられる。〔⇒さる【猿】、えてこ【得手公】

えと【干支】《名詞》 十干と十二支を組み合わせた60種で、年や日などをあらわすもの。「今年・の・ えと・は・ 午(うま)・や。」「年・だけ・やのー・て・ 日ー・にも・ えと・が・ ある・ねん・な。」

エナメル〔えなめる〕【英語=enamel】《名詞》 金属・陶器などの表面に塗る、艶があって表面が丈夫な塗料。「えなめる・の・ つるつるの・ 靴・を・ 履い・とる。」

エナメルせん〔えなめるせん〕【英語=enamel+線】《名詞》 銅線の表面にエナメルを塗った、ごく細い電線。「えなめるせん・に・ 豆電球・を・ つなぐ。」

えにっき【絵日記】《名詞》 絵と短い文章とで綴った日記。「夏休み・に・は・ 宿題・で・ えにっき・を・ 書い・た。」

えのぐ【絵の具】《名詞》 絵に色をつけるために、水で溶いて使う材料や油で溶いて使う材料など。「12色・の・ えのぐ・を・ 混ぜ・て・ いろんな・ 色・を・ 出す。」

えはがき【絵葉書】《名詞》 裏面が絵や写真になっていて、切手を貼って通信に使える、決まった規格の大きさの紙片。「旅行・に・ 行っ・たら・ あっちこっち・で・ えはがき・を・ 買う。」

えび【海老】《名詞》 食用にすることが多いもので、頭に2対の長い触角を持ち、硬い殻に包まれ5対の足を持つ、海や川にすむ甲殻類の動物。「えび・の・ 天麩羅・が・ 食べ・たい。」

えびじゃこ【海老雑魚】《名詞》 獲ってきた小海老と雑魚とが区別されないで、混ざっているもの。「えびじゃこ・を・ そのまま・ 佃煮・に・ する。」

えびす【恵比須、蛭子、戎】《名詞》 七福神の一人で、釣り竿で鯛を釣り上げながら笑っている顔の像になっており、商売の神様として信仰されている神。「えびす・みたいな・ 顔」〔⇒えべす(恵比須、蛭子、戎)、えびすさん【恵比須さん、蛭子さん、戎さん】、えびっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)、えべすさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)、えべっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)

えびすさん【恵比須さん、蛭子さん、戎さん】《名詞》 ①七福神の一人で、釣り竿で鯛を釣り上げながら笑っている顔の像になっており、商売の神様として信仰されている神。「えびすさん・が・ 鯛・を・ 釣っ・とる。」②「えびす【恵比須、蛭子、戎】」をまつる神社。「あの・ 神社・は・ えびすさん・や。」③1月10日を中心にした、「えびす【恵比須、蛭子、戎】」神社の祭礼の日。「えびすさん・の・ 残り福・の・ 日ー・に・ 参る。」④いつもにこにこと、ほほえんでいるような印象の人。「えびすさん・で・ 誰・に・も・ 好か・れる・ 人」〔⇒えびっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)、えべすさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)、えべっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)⇒えびす【恵比須、蛭子、戎】、えべす(恵比須、蛭子、戎)

えびちゃ(葡萄茶)】《名詞》 黒みがかった赤茶色。「えびちゃ・の・ 服・を・ 着る。」

えびっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)】《名詞》 ①七福神の一人で、釣り竿で鯛を釣り上げながら笑っている顔の像になっており、商売の神様として信仰されている神。「えびっさん・は・ いつも・ 笑(わろ)・とる。」②「えびす【恵比須、蛭子、戎】」をまつる神社。「えびっさん・に・ お賽銭・を・ あげる。」③1月10日を中心にした、「えびす【恵比須、蛭子、戎】」神社の祭礼の日。「えびっさん・は・ えらい・ 人出・やっ・た。」④いつもにこにこと、ほほえんでいるような印象の人。「えびっさん・に・ 会()ー・たら・ 気持ち・が・ 良()ー。」〔⇒えびすさん【恵比須さん、蛭子さん、戎さん】、えべすさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)、えべっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)⇒えびす【恵比須、蛭子、戎】、えべす(恵比須、蛭子、戎)

えふ【会符】《名詞》 荷物などに付ける紙の名札。「大きな・ 箱・に・ えふ・を・ 付け・て・ 送る。」

エプロン〔えぷろん〕【英語=apron】《名詞》 ①炊事や作業をするときなどに、衣服を汚さないために、体の前面に付ける西洋風の衣類。「えぷろん・を・ し・て・ 料理・を・ 作る。」②乳幼児が食事をするときなどに、衣服を汚さないために、顎のあたりから上半身に付ける布。「ご飯・を・ こぼす・さかいに・ えぷろん・を・ 付け・たる。」〔⇒まえかけ【前掛け】、まいかけ(前掛け)、まえだれ【前垂れ】、まいだれ(前垂れ)

えべす(恵比須、蛭子、戎)】《名詞》 七福神の一人で、釣り竿で鯛を釣り上げながら笑っている顔の像になっており、商売の神様として信仰されている神。「えべす・を・ まつっ・とる・ 神社」〔⇒えびす【恵比須、蛭子、戎】、えびすさん【恵比須さん、蛭子さん、戎さん】、えびっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)、えべすさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)、えべっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)

えべすさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)】《名詞》 ①七福神の一人で、釣り竿で鯛を釣り上げながら笑っている顔の像になっており、商売の神様として信仰されている神。「えべすさん・は・ ふっくらし・た・ 顔・や。」②「えべす【(恵比須、蛭子、戎)】」をまつる神社。「西宮・の・ えべすさん・は・ 駅・に・ 近い。」③1月10日を中心にした、「えべす【(恵比須、蛭子、戎)】」神社の祭礼の日。「えべすさん・に・ 参り・に・ 行く。」④いつもにこにこと、ほほえんでいるような印象の人。「商売人・は・ えべすさん・で・なけら・ 務まら・へん・ぞ。」〔⇒えびすさん【恵比須さん、蛭子さん、戎さん】、えびっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)、えべっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)⇒えびす【恵比須、蛭子、戎】、えべす(恵比須、蛭子、戎)

えべっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)】《名詞》 ①七福神の一人で、釣り竿で鯛を釣り上げながら笑っている顔の像になっており、商売の神様として信仰されている神。「えべっさん・の・ 怒っ・た・ 顔・は・ あら・へん。」②「えべす【(恵比須、蛭子、戎)】」をまつる神社。「兵庫・の・ 柳原・の・ えべっさん」③1月10日を中心にした、「えべす【(恵比須、蛭子、戎)】」神社の祭礼の日。「えべっさん・に・は・ 店・が・ ぎょーさん・ 出る。」④いつもにこにこと、ほほえんでいるような印象の人。「あの・ 店・の・ おやじ・は・ えべっさん・や。」〔⇒えびすさん【恵比須さん、蛭子さん、戎さん】、えびっさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)、えべすさん(恵比須さん、蛭子さん、戎さん)⇒えびす【恵比須、蛭子、戎】、えべす(恵比須、蛭子、戎)

えへへ《感動詞》 照れ隠し、嘲笑、ごまかしなどの気持ちが伴うときや、平気を装おうとするようなときなどに、口をついて出る笑いの言葉。「えへへ・ ばれ・たら・ しょがない・なー。」

えへらえへら《副詞と、動詞する》 ①相手の人に媚びている様子。「えへらえへらと・ 頭・を・ 下げる。」②ものごとを小馬鹿にして、真剣に向き合おうとしない様子。人を馬鹿にする様子。「えへらえへら・ 言()ー・て・ ごまかし・てけつかる。」③だらしがない様子。しっかりしたところや締まりがない様子。「えへらえへらし・て・ 仕事・が・ いっこも・ 進ん・どら・ん。」

えへん《感動詞》 ①咳払いをする声。「喉・が・ 痛(いと)ー・て・ えへん・ えへん・と・ なる・ねん。」②人に注意を促したり、自慢そうに威張ったりするために発する声。「えへん・(と・) 言()ー・て・ いばり・やがっ・とる。」

えほん【絵本】《名詞》 子どもに見せるための、文字が少なく、主に絵でかきあらわした本。「子ども・に・ えほん・を・ 買()ー・てやる。」

えら【鰓】《名詞》 魚、貝、蟹など水中にすむ動物が呼吸する器官。「鮒・が・ えら・を・ 動かし・て・ 泳い・どる。」

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2016年7月19日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (80)    (通算2078回)

日常生活語 「え」③

 

えきべん【駅弁】《名詞》 鉄道の駅で売っている弁当。「汽車・に・ 乗っ・て・ えきべん・を・ 食べる。」

えきり【疫痢】《名詞》 赤痢菌によって子どもがかかる感染症の一つで、急に熱を出して下痢や引きつけを起こす病気。「子ども・が・ えきり・に・ かかっ・たら・ 恐い・よ。」

えくぼ【靨】《名詞》 笑うとき、頬にできる小さな窪み。「あの・ 子・は・ えくぼ・が・ 可愛い・なー。」

えぐる【抉る】《動詞・ラ行五段活用》 刃物などを突き刺して、回しながらくり抜く。「丸太・を・ えぐっ・て・ 舟・を・ 作る。」

えげつい《形容詞》 ①思いやりが乏しくて悪辣だ。人情味がない。あくどい。「利子・の・ 取り方・が・ えげつい。」②下品で辛辣だ。露骨でいやらしい。美的なものに欠ける。「えげつい・ もの・の・ 言ー方・を・ する・ 人・や。」「えげつい・ 切り方・を・ し・た・ 野菜」③どぎつく好色っぽい。「えげつい・ こと・を・ 書い・とる・さかい・ 子ども・に・ 読まし・たら・ あか・ん。」〔⇒えげつない、えげつないな。⇒ひどい【酷い】、ひどないな【酷ないな】

えげつない《形容詞》 ①思いやりが乏しくて悪辣だ。人情味がない。あくどい。「借金・を・ えげつのー・に・ 取り立てる。」「自分・の・ こと・だけ・(を・) 考え・た・ えげつない・ 質問・を・ する。」②下品で辛辣だ。露骨でいやらしい。美的なものに欠ける。「えげつない・ 色・を・ し・た・ カレー」③どぎつく好色っぽい。「ちょっと・ えげつない・ 映画・やっ・た。」〔⇒えげつい、えげつないな。⇒ひどい【酷い】、ひどないな【酷ないな】

えげつないな《連体詞》 ①思いやりが乏しくて悪辣だ。人情味がない。あくどい。「えげつないな・ 言い方・で・ 怒ら・れ・た。」「えげつないな・ 借金取り」②下品で辛辣だ。露骨でいやらしい。美的なものに欠ける。「えげつないな・ 味」③どぎつく好色っぽい。「この頃・は・ えげつないな・ 漫画・が・ 多い・なー。」◆形容詞が連体詞に転じた言葉である。同様のものとして、「ひどい」→「ひどないな」、「だいじな」→「だいじないな」、「たいせつない」→「たいせつないな」、「おもろい」→「おもろないな」などがある。〔⇒えげつい、えげつない。⇒ひどい【酷い】、ひどないな【酷ないな】

えこひいき〔えこひーき〕【依怙贔屓】《名詞、動詞する》 公平でなく一方だけを重んじたり支持したりすること。自分の気に入った特定の人だけによくすること。「先生・が・ えこひーきし・たら・ 困る・がな。」〔⇒えこひき(依怙贔屓)、ひいき【贔屓】

えこひき(依怙贔屓)】《名詞、動詞する》 公平でなく一方だけを重んじたり支持したりすること。自分の気に入った特定の人だけによくすること。「兄貴・だけ・を・ えこひきし・たら・ 弟・が・ ひがむ・ぞー。」〔⇒えこひいき【依怙贔屓】、ひいき【贔屓】

えさ【餌】《名詞》 ①動物を育てたり、おびき寄せたりするための食べ物。「犬・の・ えさ・を・ ホームセンター・で・ 買う。」②人を誘い込む手段にするもの。「無料・や・ ゆー・ こと・を・ えさ・に・ し・て・ 客・を・ 集める。」⇒はみ【食み】

えずく《動詞・カ行五段活用》 食べたものによって、気分が悪くなって吐き戻す。吐き気をもよおす。◆妊娠しているときの気持ちの悪さを表すこともある。「船・に・ 乗っ・て・ 悪酔いし・て・ えずい・た。」

えだ【枝】《名詞》 木の幹や草の茎ところから、分かれ出て伸びた部分。「植木・の・ えだ・を・ 落とす。」■対語=「みき【幹】」

えだぶり【枝ぶり】《名詞》 木や草の枝の格好。また、枝の美しさや枝の元気な姿。「えだぶり・の・ 立派な・ 松・の・ 木」

えだまめ【枝豆】《名詞》 緑色のうちに枝についたまま収穫した大豆や、そのように収穫して鞘に入ったままの緑色をした大豆。また、それを茹でたもの。「ビール・の・ つまみ・は・ えだまめ・が・ 一番や。」

えっさえっさ《副詞と》 ①掛け声をかけて進んでいく様子。「荷物・を・ 担い・で・ えっさえっさ・ 走っ・ていく。」②調子よく、ものごとを進めている様子。「えっさえっさと・ 糊・で・ 貼っ・ていく。」〔⇒えっさっさ〕

えっさっさ《副詞と》 ①掛け声をかけて進んでいく様子。「えっさっさと・ 調子良()ー・ 駆け足し・(を・) する。」②調子よく、ものごとを進めている様子。「その・ぐらい・の・ 仕事・は・ えっさっさと・ でき・まっ・さ。」〔⇒えっさえっさ〕

えっちゅう〔えっちゅー〕【越中】《名詞》 少し長い小幅の布の端に紐をつけたふんどし。「えっちゅう・ 一つ・で・ 床几・で・ 涼む。」〔⇒えっちゅうふんどし【越中褌】

えっちゅうふんどし〔えっちゅーふんどし〕【越中褌】《名詞》 少し長い小幅の布の端に紐をつけたふんどし。「えっちゅーふんどし・で・ 海水浴する。」〔⇒えっちゅう【越中】

えっちら《副詞と》 ①坂道を上るときや、重い荷物を持つときなどに、力を振り絞ってゆっくり歩く様子。「荷物・を・ かたげ・て・ えっちらと・ 運ぶ。」②進んで行くのにたいへんな労力や時間がかかる様子。「1日・に・ 30キロ・も・ えっちら・ よー・ 歩い・た・もんや。」③慣れていなくて、動作がぎこちない様子。「人・の・ 真似し・て・ えっちらと・ 体操・を・ し・た。」〔⇒えっちらおっちら、えっちらえっちら、おっちら、おっちらおっちら〕

えっちらえっちら《副詞と》 ①坂道を上るときや、重い荷物を持つときなどに、力を振り絞ってゆっくり歩く様子。「えっちらえっちら・ 長い・ 石段・を・ 登る。」②進んで行くのにたいへんな労力や時間がかかる様子。「普通列車・しか・ ない・さかい・ えっちらえっちらと・ 長い・ 時間・が・ かかっ・て・ 着い・た。」③慣れていなくて、動作がぎこちない様子。「えっちらえっちら・ 真似・を・ し・て・ 踊っ・た。」〔⇒えっちら、えっちらおっちら、おっちら、おっちらおっちら〕

えっちらおっちら《副詞と》 ①坂道を上るときや、重い荷物を持つときなどに、力を振り絞ってゆっくり歩く様子。「えっちらおっちら・ 高い・ 山・を・ 登る。」②進んで行くのにたいへんな労力や時間がかかる様子。「汗・を・ かい・て・ 2時間・も・ えっちらおっちら・ 歩い・てき・た。」③慣れていなくて、動作がぎこちない様子。「周り・の・ 人・の・ 真似し・て・ えっちらおっちら・ 仕事・を・ し・た。」〔⇒えっちら、えっちらえっちら、おっちら、おっちらおっちら〕

えっと《感動詞》 ①よくわからないことに出会ったり、言葉が見つからなかったりしたときに、つなぎに発する言葉。「えっと・ あんた・は・ どなた・でし・た・かいな。」②何かに気づいたときなどに、思わず発する言葉。「えっと・ 昨日・の・ 約束・を・ 思い出し・た。」〔⇒ええと〕

えてかって【得手勝手】《形容動詞や()、名詞》 他人のことなどは気にしないで、自分の都合のよいようにする様子。自分のしたいように振る舞う様子。「あいつ・の・ えてかってで・ 予定・を・ 決め・られ・たら・ かなわ・ん。」「あの・ がき・の・ えてかって・に・ 振り回さ・れ・た。」〔⇒かって【勝手】、きまま【気儘】、かってきまま【勝手気儘】、わがまま【我が儘】、わがままかって【勝手気儘】

えてこ【得手公】《名詞》 手でものを握ったり、上手に木に登ったりするすることができる、知能が高い哺乳動物。「動物園・で・ えてこ・を・ 見・た。」◆やや見下げたような言い方のように感じられる。〔⇒さる【猿】、えてやん【得手やん】

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2016年7月18日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (79)    (通算2077回)

日常生活語 「え」②

 

ええかっこう〔えーかっこー、えーかっこ〕【良え恰好】《名詞、動詞する》 ①形が整っていること。「えーかっこ・の・ 机・と・ 椅子」②人から見られたときに、よく見えるように整える姿勢や態度。「えーかっこし・て・ みんな・に・ 昼飯・を・ おごっ・たる。」◆②には、動詞としての用法があるが、「ええかっこうする【良え恰好する】」ことを「かっこうつける【格好付ける】」とも言う。

ええかっこし〔えーかっこし、えーかっこしー〕【良え恰好仕】《名詞》 人から見られることを意識して、よく見えるような姿勢や態度などをとる人。「蝶ネクタイ・なんか・ 締め・て・ あいつ・は・ えーかっこしー・なんや。」

ええがら〔えーがら〕(家柄)】《名詞》 親から子へと続いてきている血筋や家族のつながり。社会的な地位などから見た、その家庭の格式など。「縁談・に・ なっ・たら・ いえがら・も・ 気・に・ なる。」〔⇒いえ【家】、ええ()、いえがら【家柄】

ええき〔えーき〕(良え気)】《形容動詞や()》 ひとりで得意になっている様子。ひとりで嬉しがっている様子。「ちょっと・ 誉め・られ・て・ えーきに・ なっ・とる。」

ええことにして〔えーことにして〕【良え事にして】《副詞》 誰かが支持してくれることや、自分勝手な理由付けなどに基づいて。自分の考えなどが正しいと勝手に判断して。「賛成する・ 人・が・ おっ・た・ こと・を・ えーことにして・ 勝手な・ やり方・を・ し・やがる。」「風邪・を・ ひー・た・ こと・を・ えーことにして・ 長い・ 間・ 休ん・どる・ねん。」

ええざま〔えーざま〕【良え様】《形容動詞や()》 他人から見て、よい気味であると思えるような様子。「調子・に・ 乗りすぎ・とっ・た・さかい・ ひっくりかえっ・て・ えーざまや。」「あいつ・だけ・が・ 成功する・の・は・ おかしー・さかい・ 大損し・て・ えーざまや。」

ええし〔えーし〕【良え衆】《名詞》 財産のある家の人。裕福な人。優れた家系の人。「あそこ・の 家・は・ えーし・や・さかい・ 子ども・を・ 私立・の・ 学校・へ・ やり・よる。」〔⇒ええしゅ【良え衆】

ええしゅ〔えーしゅ〕【良え衆】《名詞》 財産のある家の人。裕福な人。優れた家系の人。「あいつ・は・ えーしゅ・の・ ぼんぼん・や・さかい・ 良()ー・ 時計・を・ 持っ・とる。」〔⇒ええし【良え衆】

ええじゅう〔えーじゅー〕(家中)】《名詞》 ①ひとつの世帯の家族全員。「えーじゅー・ みんな・ 風邪・を・ ひー・ても・た。」②家の中すべての場所。「孫・が・ 来・て・ えーじゅー・で・ 暴れ回っ・た。」〔⇒やうちじゅう【家内中】、いえじゅう【家中】⇒やうち【家内】、いっか【一家】、かないじゅう【家内中】、かぞくじゅう【家族中】

ええと〔えーと〕《感動詞》 ①よくわからないことに出会ったり、言葉が見つからなかったりしたときに、つなぎに発する言葉。「えーと・ どない・ 言()ー・たら・ わかっ・てくれる・やろ・か。」②何かに気づいたときなどに、思わず発する言葉。「えーと・ それ・は・ 忘れ・とっ・た。」〔⇒えっと〕

ええとこ〔えーとこ〕【良え所】《名詞》 良いところ。楽しいところ。特に、歓楽地。「えーとこ・ えーとこ・ 新開地」

ええとこどり〔えーとこどり〕【良え所取り】《名詞、動詞する》 優れているところばかりを選び集めること。自分にとって都合の良いものばかりを集めること。「人・から・ 聞い・た・ 話・の・ えーとこどりし・て・ 挨拶・を・ し・よる。」「季節・の・ 野菜・の・ えーとこどり・を・ し・た・ 料理・は・ うまい。」

ええもん〔えーもん〕(入え物)】《名詞》 ものを入れる容器や箱や袋など。「えーもん・が・ ない・さかい・ 手・で・ ぶらさげ・て・ 持って帰る。」〔⇒いれもん【入れ物】、えれもん(入れ物)

ええもん〔えーもん〕【良え物】《名詞》 ①素晴らしいもの。価値のあるもの。「誕生日・に・ えーもん・を・ 買()ー・てもろ・た・ん・や・なー。」②食事と食事の間に食べる、軽い食べ物。そのうち特に、子どもに与えるもの。「3時・に・ なっ・たら・ えーもん・ 食べ・よー・な。」⇒おやつ【お八つ】、なんど【何ど】、ちん【賃】、おちん【お賃】

ええように〔えーよーに〕【良え様に】《副詞》 ①どうなりと、相手の気のすむように。「えーよーに・ し・てくれ・たら・ そい・で・ かま・へん。」「あいつ・の・ 思い通りに・ えーよーに・ 使わ・れ・ても・た。」②望ましい方向に向けて。「もっと・ えーよーに・ きれいに・ 飾り・なはれ。」

ええる〔えーる〕(入える)】《動詞・ア行下一段活用》 ①外にあるものを中に移す。「雨・が・ 降り・そーや・さかい・ 洗濯物・を・ 家・の・ 中・へ・ えーる。」「車・を・ 車庫・に・ えー・た。」②中に入ることを許す。「満員・で・ えー・てもらえ・なんだ。」③食べ物・飲み物をつぐ。「お茶碗・に・ お茶・を・ えー・てんか。」④組織などに入るようにさせる。所属させる。「大学・に・ 子ども・を・ えー・たら・ 授業料・が・ たいへんや・ぞ。」⑤仲間に加える。全体の数に含める。「あんた・も・ 釣り・の・ 仲間・に・ えー・たる・わ。」⑥力や感情などを注ぐ。「力・(を・) えー・て・ 書い・たら・ 鉛筆・の・ 芯・が・ 折れ・た。」⑦作動させるために、つける。「テレビ・を・ ええ・てんか。」■自動詞は「はいる【入る】」〔⇒いれる【入れる】、えれる(入れる)⇒よせる【寄せる】、よす【寄す】、まぜる【混ぜる、交ぜる】

えがお【笑顔】《名詞》 にっこり笑っている顔。「みんな・ えがお・で・ 写真・を・ 撮り・まほ。」

えがおよし【笑顔佳し】《形容動詞や()、名詞》 いつもにこにこと笑顔を振りまいている様子。また、そのような人。「おたく・の・ 娘さん・は・ えがおよしで・ かいらしー・なー。」◆幼児や子どもはもちろん、若い女性などにも使う。成人男子に使ってもおかしくはない。

えかき【絵描き】《名詞》 絵を描くことを職業としている人。画家。「えかき・に・ 憧れ・た・けど・ なれ・なんだ。」

えき【駅】《名詞》 列車や電車が発着して、人が乗り降りしたり貨物を取り扱ったりするところ。「えき・まで・ 歩い・て・ 10分・ かかる。」

えき【液】《名詞》 水のように、決まった形がなく流動する物体。「緑色・の・ えき・で・ 消毒する。」〔⇒えきたい【液体】

えぎ(縁ぎ)】《名詞》 日本建築で座敷の外側に設けた、細長い板敷き。「えぎ・で・ おばーさん・が・ 日向ぼっこし・とる。」〔⇒えんがわ【縁側】、えんぎ【縁ぎ】、えんげ【縁げ】

えきいん【駅員】《名詞》 鉄道の駅に勤めている人。「毎朝・ えきいん・が・ 挨拶し・てくれる。」

えきしゃ【易者】《名詞》 人相や手相などを見て、人の運勢や事柄の吉凶など予想することを職業にしている人。「晩・に・ なっ・たら・ 商店街・に・ えきしゃ・が・ 出る。」〔⇒はっけみ【八卦見】

えきたい【液体】《名詞》 水のように、決まった形がなく流動する物体。「えきたい・の・ 石鹸・で・ 手・を・ 洗う。」〔⇒えき【液】

えきちょう〔えきちょー〕【駅長】《名詞》 鉄道の駅でいちばん上の役の人。「えきちょー・が・ 発車・の・ 笛・を・ 吹く。」

えきでん【駅伝】《名詞》 長い距離をいくつかの区間に分けて、チームの何人かで道路を走り継いでいく競走。「あいつ・は・ えきでん・で・ 5人抜き・を・ し・た・ん・やて。」

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2016年7月17日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (78)    (通算2076回)

日常生活語 「え」①

 

え〔えー〕【絵】《名詞》 ①鉛筆や絵の具などを使って、ものの姿や彩り、自分の思いなどを描いて表現したもの。「えー・ 描く・の・が・ 好きや。」②説明するために、ものの形や様子などを描いたもの。「駅・まで・の・ 道・を・ えー・ 書い・て・ 教え・たる。」⇒ず【図】

え〔えー〕【柄】《名詞》 手で握って持ちやすいように、道具などに取り付けた細長い棒のようなもの。「傘・の・ えー・を・ つい・て・ 歩く。」「杓・の・ え・が・ 折れ・た。」

え〔えー、えっ〕《感動詞》 ①相手の言葉などに反応して、返事として発する言葉。「え・ 何・です・か。」②強い感動、驚き、疑問などの気持ちを、瞬間的に表す言葉。「えー・ そんな・ こと・ 知ら・なんだ。」

え〔えー〕《終助詞》 念を押したり、行動を促したり、強く追及したりするときに使う言葉。「早(はよ)ー・ せ・んかい・え。」「誰・が・ 来・た・ん・え。」◆前にある言葉の音と結んで、発音が変化することがある。例えば、「お客さん・です・え。」→「お客さん・でっ・せ」など。

えい〔えー〕?】《名詞》 菱形で平たい形をして、尾が細く長い、海にすむ軟骨の魚。「えい・の・ 骨・は・ こりこりし・て・ 美味い。」

えいが〔えーが〕【映画】《名詞》 高速度で連続して撮影したフィルムをスクリーンに映し出し、動く像として見せるもの。「村・の・ 小学校・の・ 校庭・で・ えーが・を・ 映す。」〔⇒かつどうしゃしん【活動写真】、かつどう【活動】

えいぎょう〔えーぎょー〕【営業】《名詞、動詞する》 ①儲けるために仕事や商売をすること。「勤め・を・ やめ・て・ 自分・で・ 店・を・ えーぎょーする。」②店や事務所などを開けること。「この・ 喫茶店・ まだ・ えーぎょーし・とら・へん。」③会社などで、販売関係の仕事や部署。「会社・では・ えーぎょー・の・ 担当・や。」

えいご〔えーご〕【英語】《名詞》 ①イギリスやアメリカなどの国語となっている言葉。イギリスやアメリカを中心に世界中で広く話されている言葉。「えーご・の・ 発音・は・ むずかしー。」②前項の内容を教える中学校や高等学校の教科の名。「えーご・の・ 復習・を・ する。」

えいこら〔えーこら〕《副詞と、感動詞》 力を入れて引っ張ったりする様子。また、そのときに発する掛け声。◆舟を櫂でこぐときなどにも使う。「だんじり・の・ 綱・を・ えーこらと・ 引っ張っ・た。」「綱引き・で・ えーこら・ えーこらと・ 頑張っ・た。」

えいしゃ〔えーしゃ〕【映写】《名詞、動詞する》 映画やスライドなどのフィルムの画像をスクリーンに映し出すこと。「幻灯・を・ えーしゃする。」

えいしゃき〔えーしゃき〕【映写機】《名詞》 映画やスライドなどのフィルムをスクリーンに映し出す機械。「大きな・ えーしゃき・で・ 映画・を・ 写す。」

えいせい〔えーせー〕【衛生】《名詞》 体を綺麗にしたり丈夫にしたりして、病気にかからないようにすること。「風邪・が・ はやっ・とる・ので・ えーせー・に・ 気・を・ つける。」

えいゆう〔えーゆー〕【英雄】《名詞》 知恵や力が普通の人よりも優れていて、大きな事業などを成し遂げる人。「ナポレオン・は・ えーゆー・や。」

えいよう〔えーよー〕【栄養】《名詞》 生き物が体外から取り入れて、生きていくことに役立てる養分。「えーよー・が・ 偏ら・ん・よーに・ し・なさい・よ。」〔⇒じよう【滋養】、せい【精】

えいようしっちょう〔えーよーしっちょー〕【栄養失調】《名詞》 栄養やカロリーがじゅうぶんでないために、身体に障害が起こること。また、そのようになっている人。「好き嫌い・(を・) 言()ー・とっ・たら・ えーよーしっちょー・に・ なる・ぞ。」「戦争中・は・ えーよーしっちょー・ばっかり・(が・) 大勢・ おっ・た。」

ええ〔えー〕()】《名詞》 ①人が家族とともに住むための建物。「うち・の・ えー・は・ 川・の・ 西側・や・ねん。」「あんた・は・ 良()ー・ えー・を・ 建て・た・ん・や・なー。」②夫婦・親子・兄弟など、いっしょに生活をする人の集まり。「えー・の・ 中・が・ ちょっと・ もめ・とる・ねん。」③親から子へと続いてきている血筋や家族のつながり。社会的な位置などから見た、その家族の格式など。「あいつ・は・ 良()ー・ ええ・の・ ぼんぼん・や。」◆「あんた【貴方】・の・ えー【家】」は、音が融合して「あんた・ねー」となる。「うち【内】・の・ えー【家】」は「うち・ねー」となる。「田中・ねー」「吉田・ねー」という言い方もする。〔⇒いえ【家】①②⇒うち【家、内】⇒かてい【家庭】⇒いえがら【家柄】、ええがら(家柄)

ええ〔えー〕【良え】《形容詞》 ①立派で優れている様子。たいへん良く、難点がない様子。満足した気持ちになる様子。「えー・ 行い・を・ する。」「えー・ 体・ し・とる・なー。」「ちょーど・ えー・ 大きさ・や。」「仲・が・ えー・ 友だち」②相手の言うことを聞き入れたり許容したりするときに使う言葉。差し支えない。「明日・は・ 休ん・でも・ えー・ぞ。」③それ以上は要らないという様子。「腹一杯で・ もー・ えー・わ。」④美しいとか望ましいとかの評価ができる。「えー・ 色・の・ 服・や。」「えー・ 声・の・ 鳥」◆③は、婉曲に断る気持ちを表す言葉でもある。■対語=「わるい【悪い】」①②③⇒けっこう【結構】、よろしい【宜しい】

ええ〔えー、えーっ〕《感動詞》 驚いたとき、疑問を感じたときなどに発する言葉。「ええっ・ そんな・ 話・は・ はじめて・ 聞い・た。」「えー・ そないに・ 金・が・ 要る・ん・かいな。」

ええあんばいに〔えーあんばいに〕【良え塩梅に、良え案配に】《副詞》 ①幸運にもものごとが進展する様子。「運動会・の・ 日ー・は・ えーあんばいに・ 晴れ・た。」②すっかり相手にしてやられる様子。「相手・を・ 信用し・とっ・たら・ えーあんばいに・ 騙され・ても・てん。」〔⇒あんばいよう【塩梅良う、案配良う】がいよう(具合良う)⇒あんばい【塩梅、案配】、あんじょう【案定】

ええがい〔えーがい〕(良え具合)】《形容動詞や()》 物事の状況などが望ましい様子。ものごとが順調に進む様子。ある目的や状況にうまく当てはまる様子。「縁談・は・ えーがいに・ いっ・てん。」「えーがいな・ 大きさ・の・ 入れ物・が・ ある。」〔⇒ええかげん【良え加減】、てきとう【適当】

ええかげん〔えーかげん〕【良え加減】《形容動詞や()》 ①物事の状況などが望ましい様子。ものごとが順調に進む様子。ある目的や状況にうまく当てはまる様子。「風呂・は・ ちょーど・ えーかげんや。」②物事が中途半端である様子。投げやりである様子。その場しのぎである様子。でたらめであったり粗略であったりする様子。「えーかげんな・ こと・ばっかり・ 言()ー・とる・さかい・ 信用・でけ・へん。」③とりあえず適切であると思われるような様子。「作業・は・ えーかげんで・ 置い・とこ・か。」①②⇒てきとう。⇒ええがい(良え具合)

ええかげんにする〔えーかげんにする〕【良え加減にする】《動詞・サ行変格活用》 ①頃合いでやめる。適切な段階で終える。ふざけた気持ちなどを持たずに物事に取り組む。過度なことや常識はずれのことをしないようにする。「そないに・ 文句・ばっかり・ 言()わ・んと・ えーかげんにし・とい・てんか。」②手心を加える。「ほんまに・ 腹・が・ 立っ・とる・ん・や・けど・ これ・以上・ 言()ー・ても・ しょがない・さかい・ えーかげんにし・とい・たる・わ。」③物事を中途半端に行う。投げやりな姿勢で行う。粗略に行う。「計算・を・ えーかげんにし・とる・さかい・ 間違い・だらけ・や。」⇒たいがいにする【大概にする】

ええかげん〔えーかげん〕【良え加減】《副詞》 限界を超えて、かなり良くない状況になっている様子。「あんな・ こと・ばっかり・ 言わ・れ・たら・ えーかげん・ 腹・が・ 立っ・てくる。」「えーかげん・ しんどなっ・てき・た・なー。」「今日・は・ えーかげん・ 暑い・なー。」

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2016年7月16日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (77)    (通算2075回)

日常生活語 「う」⑰

 

うん〔うーん〕《感動詞》 ①相手に呼ばれて応答したり、相手の言葉を聞いていることを示したりするために発する言葉。「うん・ ちょっと・ 待っ・とい・てんか。」②相手の言うことを承知したり同意したりしたときに発する言葉。「うん・ その・ とーり・や。」③驚き、感動などをしたときに発する言葉。「うーん・ これ・は・ 面白い・ 映画・や・なー。」④疑問の気持ちを表すときに発する言葉。「うん・ それ・は・ ほんまやろ・か。」◆④の場合は、尻上がりの発音になることが多い。〔⇒はあ。①②⇒はい、へい、へいへい、ん〕

うんうん《名詞、動詞する》 人や動物が、消化された食べ物のかすを肛門から出すこと。また、その排出されたもの。大便。「犬・の・ うんうん・は・ ちゃんと・ 始末せ・んと・ 困る・ねー。」◆幼児語。〔⇒うんこ、うんち、うんちゃん、ばば、あっぱ、べん【便】、くそ【糞】

うんうん《副詞と》 ①痛みなどによって、苦しがってうなる様子。力を込めている様子。また、そのときに発する声。「昨日・は・ 腹痛・で・ うんうん・ うなっ・とっ・てん。」②相手の言うことにうなずいている様子。肯定している様子。また、そのときに発する声。「うんうんと・ うなずい・て・ 聞い・とる。」

うんこ《名詞、動詞する》 人や動物が、消化された食べ物のかすを肛門から出すこと。また、その排出されたもの。大便。「うんこ・が・ し・とー・て・ 急い・で・ 戻っ・てき・た。」〔⇒うんうん、うんち、うんちゃん、ばば、あっぱ、べん【便】、くそ【糞】

うんこくさい【うんこ臭い】《形容詞》 大便の臭いがする様子。嫌な臭いがする様子。「この・ 子・は・ ちょっと・ うんこくさい・ん・や・けど・ 大丈夫・か。」〔⇒うんちくさい【うんち臭い】、うんちゃんくさい【うんちゃん臭い】、ばばくさい【ばば臭い】

うんざり《形容動詞や()、動詞する》 同じ状態が続いたり、繰り返されたりして、それに飽きたり嫌気がさしている様子。長く続いて疲れてしまったり持久する気持ちがなくなったりしている様子。「雨・が・ 続い・て・ うんざりや。」「1時間・も・ 続く・ 長い・ 話・で・ うんざりし・た。」

うんせい〔うんせー、うんせ〕【運勢】《名詞》 将来にある結果をもたらすと考えられている、人智を超えた作用や力の巡り合わせ。「八卦見ー・に・ うんせ・を・ 見・てもらう。」

うんち《名詞、動詞する》 人や動物が、消化された食べ物のかすを肛門から出すこと。また、その排出されたもの。大便。「うんち・が・ し・たい・ねん。」〔⇒うんこ、うんうん、うんちゃん、ばば、あっぱ、べん【便】、くそ【糞】

うんちくさい【うんち臭い】《形容詞》 大便の臭いがする様子。嫌な臭いがする様子。「古い・ 宿屋・で・ うんちくさい・ 部屋・に・ 泊まら・され・た。」〔⇒うんこくさい【うんこ臭い】、うんちゃんくさい【うんちゃん臭い】、ばばくさい【ばば臭い】

うんちゃん【運ちゃん】《名詞》 自動車、電車などを動かす人。「タクシー・の・ うんちゃん・が・ 良()ー・ 人・で・ 丁寧に・ 案内し・てくれ・た。」〔⇒うんてんしゅ【運転手】、うんてんし【運転士】

うんちゃん《名詞、動詞する》 人や動物が、消化された食べ物のかすを肛門から出すこと。また、その排出されたもの。大便。「うんちゃん・が・ し・とー・ なっ・たら 早よ・ 言い・なはれ・よ。」「犬・の・ うんちゃん・は・ ちゃんと・ 始末し・なはれ。」◆幼児語。〔⇒うんこ、うんうん、うんち、ばば、あっぱ、べん【便】、くそ【糞】

うんちゃんくさい【うんちゃん臭い】《形容詞》 大便の臭いがする様子。嫌な臭いがする様子。「どうけ(=野壺)・に・ はまっ・て・ うんちゃんくそー・ なっ・た。」◆幼児語。〔⇒うんこくさい【うんこ臭い】、うんちくさい【うんち臭い】、ばばくさい【ばば臭い】

うんちん【運賃】《名詞》 ①乗り物に乗るときの料金。「バス・の・ うんちん・は・ 電車・に・ 比べ・て・ 高い・なー。」②品物を運んでもらうときの料金。「荷物・の・ うんちん・を・ 払う。」

うんてい〔うんてー〕【雲梯】《名詞》 左右に支柱を立てて、はしごを水平に円弧の形に張って、それを懸垂しながら前へ前へと渡っていくようにした遊戯施設。「うんてー・に・ ぶら下がっ・て・ 進む。」◆小学校時代にあったものは、すべてが木製であった。リズムをとって、「ひとつとばし【一つ飛ばし】」や「ふたつとばし【二つ飛ばし】」で進んでいくのが格好よく、憧れた。それ以外に、「うんてい」の上にのぼってしまって、辺りの景色を眺めるということもした。「うんてい」というのは聞き慣れない言葉であり、その言葉の意味を理解していなかったから、「うんてん【運転?】」と言うことも多かった。

うんてん【運転】《名詞、動詞する》 動力を持った乗り物や機械を操作して動かすこと。「オートバイ・を・ うんてんする。」

うんてんし【運転士】《名詞》 自動車、電車、機械などを動かす人。「電車・の・ うんてんし・に・ 女・の・ 人・が・ 増え・てき・た。」〔⇒うんてんしゅ【運転手】、うんちゃん【運ちゃん】

うんてんしゅ【運転手】《名詞》 自動車、電車などを動かす人。「疲れ・た・さかい・ うんてんしゅ・を・ 代わっ・てくれ・へん・か。」〔⇒うんてんし【運転士】、うんちゃん【運ちゃん】

うんと《副詞》 程度が甚だしいことや、たくさんの数量であることを表す言葉。「飯・を・ 腹いっぱい・ うんと・ 食べ・た。」〔⇒うんとこさ、うんとこせ、うんとこしょ〕

うんともすんとも《副詞》 話しかけても、返事や反応をしない様子。「うんともすんとも・ 言わ・へん・ので・ 気持ち・が・ わから・へん。」

うんどう〔うんどー〕【運動】《名詞、動詞する》 ①体力を増進したり健康を保ったりするために、体を動かすこと。「うんどーせ・なんだ・さかい・ 体重・が・ 増え・ても・た。」②学校などにおける体育の授業や活動。「学校・へ・ 行っ・たら・ 勉強・の・ 時間・も・ うんどー・の・ 時間・も・ しっかり・ やり・なはれ。」⇒スポーツ【英語=sports

うんどうかい〔うんどーかい、うんどかい〕【運動会】《名詞》 学校、会社、地域などの人たちが、広い場所に集まって、いろいろな運動競技や遊戯などをする催し。「小学校・の・ うんどーかい・が・ 雨・で・ 延び・た。」

うんどうじょう〔うんどーじょー【運動場】《名詞》 学校や施設などに設けられた、運動や遊戯などをするための広い場所。グランド。「うんどーじょー・で・ ラジオ体操・を・ する。」

うんとこさ《副詞》 程度が甚だしいことや、たくさんの数量であることを表す言葉。「うんとこさ・ 練習し・た・けど・ 一番・に・は・ なれ・なんだ。」「玉葱・を・ うんとこさ・ 買()ー・てき・た。」〔⇒うんと、うんとこせ、うんとこしょ〕

うんとこさ《感動詞》 重いものを持ち上げたり動かしたりする際に、力を入れたり弾みをつけたりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「うんとこさ・ そーれ・ もーいっぺん。」◆「うんとこさ どっこいさ」などというように続けることがある。〔⇒うんとこせ、うんとこしょ、うんとしょ、どっこいしょ、どっこらしょ、よっこいしょ、よっこらしょ〕

うんとこしょ《副詞》 程度が甚だしいことや、たくさんの数量であることを表す言葉。「うんとこしょ・ 走っ・た・けど・ 電車・に・ 間に合わ・なんだ。」〔⇒うんと、うんとこさ、うんとこせ〕

うんとこしょ《感動詞》 重いものを持ち上げたり動かしたりする際に、力を入れたり弾みをつけたりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「うんとこしょ・ そら・ 頑張ろ・かい。」◆「うんとこしょ どっこいしょ」などというように続けることがある。〔⇒うんとこさ、うんとこせ、うんとしょ、どっこいしょ、どっこらしょ、よっこいしょ、よっこらしょ〕

うんとこせ《副詞》 程度が甚だしいことや、たくさんの数量であることを表す言葉。「うんとこせ・ 勉強し・た・ つもり・なん・や・けど・ 合格・は・ できる・やろ・か。」〔⇒うんと、うんとこさ、うんとこしょ〕

うんとこせ《感動詞》 重いものを持ち上げたり動かしたりする際に、力を入れたり弾みをつけたりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「そら・ うんとこせ。引っ張れ・よ。」◆「うんとこせ どっこいせ」などというように続けることがある。〔⇒うんとこさ、うんとこしょ、うんとしょ、どっこいしょ、どっこらしょ、よっこいしょ、よっこらしょ〕

うんとしょ《感動詞》 重いものを持ち上げたり動かしたりする際に、力を入れたり弾みをつけたりするときの掛け声や、その際の思いを表す言葉。「うんとしょ・ ほら・ よっこらせ。」◆「うんとしょ こらしょ」などというように続けることがある。〔⇒うんとこさ、うんとこせ、うんとこしょ、どっこいしょ、どっこらしょ、よっこいしょ、よっこらしょ〕

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2016年7月15日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (76)    (通算2074回)

日常生活語 「う」⑯

 

うろっと《副詞、動詞する》 ①注意力が足りなくて、気を緩めている様子。あまり深く考えずに物事を行う様子。「昨日・の・ 約束・を・ うろっと・ 忘れ・とっ・た。」「うろっとし・て・ 話・を・ 聞ー・とっ・た・さかい・ 頭・に・ 残っ・とら・へん。」②それまでには保持していた、記憶力や判断力などが急に失われる様子。「急に・ うろっとし・て・ どない・ し・たら・ えー・の・か・ わから・ん・よーに・ なっ・ても・た。」◆②の場合、動詞「うろっとする」が、副詞+動詞「うろっと・ なる」に変化することがあるが、意味は同じである。⇒うかうか、うかっと、うっかり〕

うろん(饂飩)】《名詞》 小麦粉に少しの塩を加えてこねて、薄く延ばして細く切った食べ物。「寒い・さかい・ 熱い・ うろん・が・ 食い・たい。」〔⇒うどん【饂飩】

うろんや(饂飩屋)】《名詞》 饂飩などを食べさせる店。麺類を中心にした食堂。「うろんや・で・ いっぱい・ やり・まほ・か。」〔⇒うどんや【饂飩屋】

うわあん〔うわーん〕《感動詞》 大声をあげて泣く声。「うわーん・ お母ちゃん・が・ おら・へん。」

うわがき【上書き】《名詞、動詞する》 ①郵便物などに宛名(や住所・所在地など)を書くこと。また、書いたもの。「封筒・の・ うわがき・を・ する。」②箱などにそのものの名前や説明などを書くこと。また、書いたもの。「うわがき・(を・) 見・たら・ 良()ー・ 物・が・ 入っ・とる。」〔⇒おもてがき【表書き】

うわかさ【上嵩】《名詞》 積み重なったりしているものの上の方の部分。ものの表面的な部分や層。「ご飯・の・ うわかさ・を・ ちょっと・ 減らし・てくれ・へん・か。」「溝・の・ 水・の・ 濁っ・とら・へん・ うわかさ・を・ 汲む。」

うわぎ【上着】《名詞》 ①上半身のいちばん外側に着る、人前に出るときに着る服装。「挨拶する・さかい・ うわぎ・を・ 着・ていか・な・ あか・ん。」②上下に分かれた洋服の、上半身につけるもの。「暑い・さかい・ うわぎ・を・ 脱い・で・ 仕事・を・ する。」■対語=「したぎ【下着】」

うわぐつ【上靴】《名詞》 板張りなどの建物の中で使う靴。屋外で履くものと区別する靴。「うわぐつ・を・ 忘れ・た・さかい・ はだし・で・ 体育館・に・ 入っ・た。」うわぐつ・の・ まま・で・ 外・へ・ 出・たら・あか・ん。」■対語=「したぐつ【下靴】」〔⇒うわばき【上履き】、うわぞうり【上草履】

うわごと【譫言】《名詞》 高い熱が出たときなどに、無意識で口にすることば。「うわごと・を 言い出し・たら・ 危ない。」

うわさ【噂】《名詞、動詞する》 ①事実かどうか疑わしいことでありながら、辺りに広まっている話。世間で興味本位に言いふらす話。「あんた・は・ よー・ 儲け・た・らしー・と・ うわさ・に・ なっ・て・ます・で。」②その場にいない人について、あれこれ言うこと。また、その内容。「うわさし・とっ・たら・ その・ 本人・が・ やって来・た。」

うわしき〔うわじき〕【上敷き】《名詞》 畳の汚れや痛みを防ぐために畳の上に敷く、藺草でできた薄い敷物。「子ども・が・ 使う・ 部屋・に・ うわじき・を・ 敷く。」

うわずみ【上澄み】《名詞》 液体に溶けているものなどが底に沈んで、上の方にできる澄んだ部分。「お粥・の・ うわずみ・を・ 赤ちゃん・に・ 食べ・さし・てみる。」

うわずる【上擦る】《動詞・ラ行五段活用》 ①緊張や興奮が原因で、声の調子がはずれて、高くなる。「あがっ・ても・て・ 声・が・ うわずっ・ても・た。」②行動するときに落ち着きがなくなって上滑りする。「うわずっ・ても・て・ 歩き方・が・ おかしい・ぞ。」

うわぞうり〔うわぞーり〕【上草履】《名詞》 板張りなどの建物の中で使う履き物。屋外で履くものと区別する履き物。「うわぞーり・を・ 袋・に・ 入れ・て・ 持っ・ていく。」◆「うわぞうり【上草履】」とは言え、実際は「くつ【靴】」や「スリッパ【英語=slipper】」である。「したぞうり【下草履】」という言葉は使わない。〔⇒うわばき【上履き】、うわぐつ【上靴

うわっぱり【上っ張り】《名詞》 衣服が汚れないように、着ているものの上に重ねて着るもの。仕事や作業をするときに重ねて着る上着。「うわっぱり・を・ 着・て・ 機械・の・ 修繕・を・ する。」

うわて【上手】《形容動詞や()》 知恵や能力や計略などが他より優れている様子。「あいつ・の・ 力・の・ 方・が・ 一枚・ うわてや。」◆対語のように見える「したて【下手】」とは、品詞、意味、用法などで違いがある。

うわぬり【上塗り】《名詞》 壁や器などの仕上げのために、塗ってある面の上にもう一度塗ること。また、そのようにして塗った面。「壁・の・ うわぬり・を・ する。」■対語=「したぬり【下塗り】」

うわのせ【上乗せ】《名詞、動詞する》 基本的な数量の上に、あるいは既に示されている数量の上に、更に追加をすること。「もー・ ちょっと・ うわのせし・てもらわ・なんだら・ 儲け・に・ なり・まへ・ん・がな。」

うわばき【上履き】《名詞》 板張りなどの建物の中で使う、靴などの履き物。屋外で履くものと区別する履き物。「体育館・で・は・ うわばき・を・ 履い・てください。」■対語=「したばき【下履き】」〔⇒うわぐつ【上靴】、うわぞうり【上草履】

うわぶとん【上布団】《名詞》 寝る人が体の上にかける布団。「暑い・さかい・ うわぶとん・を・ けっ飛ばし・て・ 寝・とる。」■対語=「しきぶとん【敷き布団】」「ひきぶとん【(敷き布団)】」〔⇒かけぶとん【掛け布団】、おぶとん【負布団】

うわべ【上辺】《名詞》 ①外観から受ける、そのものについての印象。外から見た様子や、人目につきやすいところ。「うわべ・の・ きれいな・ 箱」②ものごとの外に現れている部分。「うわべ・だけ・の・ 話・ せ・んと・ もっと・ 実()ー・の・ ある・ こと・を・ 考え・まへ・ん・か。」⇒みかけ【見掛け】、みため【見た目】、みてくれ【見てくれ】、みて【見て】、ひょうめん【表面】

うわまえ()はねる【上前()はねる】《動詞・ナ行下一段活用》 売買や譲渡などの仲介をして、渡すべき代金の一部を不正に自分のものとする。「あいつ・に・ 世話し・てもろ・た・ん・や・けど・ だいぶ・ うわまえはねら・れ・た・みたいや。」

うわまわる〔うわまーる〕【上回る】《動詞・ラ行五段活用》 基準とする数量や程度を超える。「去年・を・ うわまわる・ 人出・で・ 賑おー・た。」「合格最低点・を・ うわまわる。」■対語=「したまわる【下回る】」

うわむき【上向き】《名詞、形容動詞や() 上の方を向いていること。だんだんよくなる傾向にあること。「景気・が・ 早()よ・ うわむき・に・ なっ・てくれ・なんだら・ 困り・まん・ねん。」■対語=「したむき【下向き】」〔⇒うえむき【上向き】

うわる【植わる】《動詞・ラ行五段活用》 ①草や木の根や球根が、しっかりと土に埋められている。「あんたとこ・は・ 庭・に・ ぎょうさん・ 木ー・が・ うわっ・とる・なー。」「昼まで・に・ 田圃・ 一まち・ うわっ・た・よ。」②草や木の種が土に埋められたり、土の上に散らされたりして、芽が出るようにしてある。「花・が・ うわっ・とる・ とこ・に・ その・ 花・を・ 移植し・たら・ 困る・がな。」③草や木を植えることができる。「この・ 広さ・の・ 庭・に・は・ 木ー・が・ 何本・ うわる・やろ・か。」■他動詞は「うえる【植える】」

うん【運】《名詞》 ある結果をもたらす、人智を超えた作用や力。巡り合わせ。「若い・のに・ 病気・に・ なっ・ても・て・ うん・の・ 悪い・ 人・や・なー。」〔⇒しあせ(仕合せ、幸せ)、しあわせ【仕合わせ、幸せ】

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2016年7月14日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (75)    (通算2073回)

日常生活語 「う」⑮

 

うりね【売り値】《名詞》 お金をもらって品物や権利などを渡すときの値段。仕入れた品物を売る値段。「値切ら・んと・ うりね・の・ まま・で・ 買()ー・た。」■対語=「かいね【買い値】」

うりば【売り場】《名詞》 お金をもらって品物や権利などを渡す場所。「切符・の・ うりば・が・ 見つから・へん。」「デパート・の・ 5階・の・ うりば」

うりもん【売り物】《名詞》 お金をもらって渡そうとする品物。「傷・が・ つい・たら・ うりもん・に・ なら・へん。」

うる【売る】《動詞・ラ行五段活用》 お金をもらって品物や権利などを他の人などに渡す。「畑・で・ とれ・た・ 野菜・を・ うる。」■対語=「かう【買う】」■名詞化=うり【売り】〔⇒わける【分ける】

うるうどし〔うるーどし〕【閏年】《名詞》 2月が29日で、1年が366日である年。「オリンピック・は・ うるーどし・に・ ある・ねん。」■対語=「へいねん【平年】」〔⇒うるどし(閏年)

うるうる《副詞と、動詞する》 感動するなどして、涙ぐんでいる様子。「映画・を・ 見・て・ 目ー・が・ うるうるし・た。」

うるさい【煩い】《形容詞》 ①声や音が大きく騒がしくて、気持ちが落ち着かない。騒がしくて我慢ができない。「宣伝カー・が・ うるさい。」②他の人の行動などに対して、細かいことまで言って、指示や拘束をする度合いが高い。「担任・は・ うるさい・ 先生・や・ねん。」「うるさい・ やつ・や・さかい・ 相手・に・ なら・んとき。」③じゃまで、しつこくて、鬱陶しい。「蚊ー・が・ 飛ん・でき・て・ うるさい。」④扱い方が複雑であったり、面倒であったりする。「この・ 説明書・は・ うるそー・て・ よー・ わから・ん。」①②⇒やかましい【喧しい】じゃかましい(喧しい)⇒そうぞうしい【騒々しい】

うるさがる【煩がる】《動詞・ガ行五段活用》 ①騒がしいと感じる。やかましいと思う。また、そのことに抗議するような気持ちを持つ。「電車・の・ 中・の・ 携帯電話・を・ うるさがる。」②じゃまで、しつこくて、鬱陶しいと感じる。「蠅・が・ 飛ん・でくる・の・を・ うるさがる。」③口喧しいと思う。「うるさがっ・とる・ん・やっ・たら・ 話・を・ し・ても・ 頭・に・ 入ら・へん・やろ。」④扱い方を面倒がる。「うるさがら・んと・ 説明書・を・ ちゃんと・ 読み・なはれ。」

うるし【漆】《名詞》 ①樹皮から液を取って塗料とするが、手で触るとかぶれることがある、秋に紅葉する木。「うるし・に・ 負ける。」②その木から取った液を原料とした塗料で、器物に塗るために使うもの。「うるし・を・ 塗っ・て・ 仕上げる。」③前項の液を塗った器や家具など。「うるし・の・ お椀」

うるどし(閏年)】《名詞》 2月が29日で、1年が366日である年。「4年・に・ いっぺん・ うるどし・が・ ある。」■対語=「へいねん【平年】」〔⇒うるうどし【閏年)

うれいき【売れ行き】《名詞》 お金をもらって品物や権利などを渡すものがさばかれていく様子。「新しー・ 品物・の・ 方・が・ うれいき・が・ 良()ー。」

うれしい〔うれしー〕【嬉しい】《形容詞》 ものごとが望ましい方向に展開したり、満足すべき様子になったりして、気持ちがよく、喜びを感じる。「明日・は・ 遠足・で・ うれしー・な。」

うれしがり【嬉しがり】《名詞》 ものごとが望ましい方向に展開したり、満足すべき様子になったりしたときに、手放しで喜ぶことが多い人。調子に乗って物事を何でも喜ぶ人。お調子者。「うれしがり・で・ やかましー・ 人・や。」〔⇒うれしがりや【嬉しがり屋】

うれしがりや【嬉しがり屋】《名詞》 ものごとが望ましい方向に展開したり、満足すべき様子になったりしたときに、手放しで喜ぶことが多い人。調子に乗って物事を何でも喜ぶ人。お調子者。「こんな・ もの・を・ あげ・ても・ あの・ 人・は・ うれしがりや・や・さかい・ ごっつい・ 喜ん・でくれる。」〔⇒うれしがり【嬉しがり】

うれしがる【嬉しがる】《動詞・ラ行五段活用》 ものごとが望ましい方向に展開したり、満足すべき様子になったりしたことを快く思う。喜ばしいと感じる。ありがたいと思う。「うれしがっ・て・ 涙・を・ 流し・てくれ・た。」

うれしなき【嬉し泣き】《名詞、動詞する》 ものごとが望ましい方向に展開したり、満足すべき様子になったりしたことを喜ぶあまりに泣くこと。「試合・に・ 勝っ・て・ うれしなきする。」

うれしなみだ【嬉し涙】《名詞》 ものごとが望ましい方向に展開したり、満足すべき様子になったりした嬉しさのあまりに出る涙。「みんな・ 無事やっ・た・さかい・ 思わず・ うれしなみだ・が・ 出・た。」

うれのこり【売れ残り】《名詞》 お金をもらって渡そうとする品物が、引き取られないで残ること。また、その品物。「遅い・ 時間・に・ うりのこり・の・ 野菜・を・ 安ー・ 買う。」

うれる【熟れる】《動詞・ラ行下一段活用》 果物や穀物の実が十分に実る。実が食べ頃になる。「よー・ うれ・た・ 西瓜・や・さかい・ うまい。」〔⇒じゅくす【熟す】、じくす(熟す)

うれる【売れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①品物や権利などが買われる。「安い・ 方・が・ よー・ うれる。」②提供するために用意してあるもののうち、人気のあるものが少なくなっていく。「パン・より・ 握り飯・の・ 方・が・ うれ・とる。」◆②は、お金のやりとりがない場合の、なくなり方のことである。

うろうろ《副詞と、動詞する》 ①どうしたらよいかがわからないまま、無駄に動き回る様子。どうしたらよいか、わからないで困っている様子。ひどく動揺している様子。「うろうろする・より・は・ 試し・に・ やっ・てみたら・ どない・や。」

②特別の目的もなくあちらこちらを動き回る様子。同じところを行ったり来たりしている様子。目障りでうるさいぐらいに、落ち着きなくあちらこちらを動き回る様子。「人・の・ 周り・で・ うろうろせ・んとい・てほしー。」⇒うろちょろ、ちょろちょろ、ちょこちょこ〕

うろおぼえ【うろ覚え】《名詞、動詞する》 ぼんやりと覚えていること。はっきりとしない記憶。「うろおぼえ・で・ 自信・が・ ない。」

うろがくる【うろが来る】《動詞・カ行変格活用》 のぼせてしまって、しっかりとした振る舞いができずに、あわてたり、うろたえたりする。どうしてよいかわからず立ち往生したり、ぼんやりしたりしてしまう。「忙し過ぎ・て・ うろがき・ても・た。」「三宮・の・ 街・へ・ 行っ・たら・ うろがき・て・ 方角・が・ わから・ん・よーに・ なっ・た。」〔⇒ばあて()する【場当て()する】

うろこ【鱗】《名詞》 魚や爬虫類などの体の表面をおおっている硬くて薄い小片。「魚・の・ うろこ・を・ おとし・て・ 腑(はらばた)・を・ 出す。」

うろちょろ《副詞と、動詞する》 特別の目的もなくあちらこちらを動き回る様子。同じところを行ったり来たりしている様子。目障りでうるさいぐらいに、落ち着きなくあちらこちらを動き回る様子。「うろちょろせ・んと・ ちょっと・ 落ち着け。」「鼠・が・ うろちょろ・ 出・てき・た。」◆「うろうろ」と「ちょろちょろ」が混合した言葉である。〔⇒うろうろ、ちょろちょろ、ちょこちょこ〕

うろつく《動詞・カ行五段活用》 ゆっくりした足どりで歩き回る。あちらこちらを動き回る。きちんとした目的地もなく歩く。ある範囲内のあちらこちらを動き回る。同じところを行ったり来たりして動き回る。「夜中・に・ うろつい・とっ・たら・ 怪しま・れる・ぞ。」〔⇒ぶらつく、ぶらぶら(する)

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2016年7月13日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (74)    (通算2072回)

日常生活語 「う」⑭

 

うらがわ〔うらがー〕【裏側】《名詞》 ①表面から見えない側。表と反対になる側。「うらがー・の・ 注意書き・を・ 読む。」②2つの面のうち利用しない側。「うらがー・に・は・ 何・も・ 書か・へん・ねん。」③家や建物などの後ろの方。中心や表通りから見えなかったり離れたりしているところ。「寺・の・ うらがわ・に・ 墓・が・ ある。」④隠されていて表面に現れていないことがら。「ニュース・の・ うらがー・を・ 読む。」■対語=「おもてがわ【表側】」〔⇒うら【裏】、うらっかわ(裏側)⇒うらて【裏手】

うらがやす(裏返す)】《動詞・サ行五段活用》 もともと表面から見える側を、見えない側にする。両面をひっくり返す。「レコード・を・ うらがやす。」■対語=「おもてがやす【(表返す)】」■名詞化=うらがやし(裏返し)〔⇒うらがえす【裏返す】

うらぎる【裏切る】《動詞・ラ行五段活用》 味方にそむいて相手方に付く。約束に反したことをする。「約束し・とい・て・ うらぎっ・たら・ あか・ん・ぞ。」■名詞化=うらぎり【裏切り】

うらぐち【裏口】《名詞》 ①建物などの正面でない出入り口。勝手口。「ごみ・を・ うらぐち・から・ 出す。」②正式でない、陰に回って行う方法。「うらぐち・で・ 合格・は・ でけ・へん。」■対語=「おもてぐち【表口】」

うらじ【裏地】《名詞》 衣服の内側につける布地。「背広・の・ うらじ・が・ 擦り切れ・てき・た。」

うらじろ【裏白】《名詞》 正月の飾りに付ける、羽状に分かれた大形の葉の裏が白い羊歯。「おしめ〔=注連縄〕・に・ うらじろ・を・ つける。」〔⇒やまのくさ【山の草】

うらっかわ〔うらっかー〕(裏側)】《名詞》 ①表面から見えない側。表と反対になる側。「紙・の・ うらっかわ・まで・ インキ・が・ にじん・どる。」②2つの面のうち利用しない側。「うらっかー・に・は・ 名前・だけ・を・ 書く。」③家や建物などの後ろ側。中心や表通りから見えなかったり離れたりしているところ。「学校・の・ うらっかわ・に・ 川・が・ 流れ・とる。」④隠されていて表面に現れていないことがら。「うらっかわ・で・ うまいこと・ やっ・とる・ やつ・が・ おる。」◆「がわ()」を「かわ」と発音する例は多い。「ひがしっかわ【東側】」「きたっかわ【北側】」など。■対語=「おもてっかわ【(表側)】」〔⇒うら【裏】、うらがわ【裏側】⇒うらて【裏手】

うらて【裏手】《名詞》 家や建物などの後ろの方。中心や表通りから見えなかったり離れたりしているところ。「お堂・の・ うらて・は・ じめじめし・とる。」〔⇒うら【裏】、うらがわ【裏側】、うらっかわ(裏側)

うらない【占い】《名詞、動詞する》 人の運命やこれからの出来事などを、手相・人相・名前などから予想すること。「うらない・が・ 好きで・ おみくじ・を・ 引く・の・が・ 好きや。」

うらなう【占う】《動詞・ワア行五段活用》 人の運命やこれからの出来事などを、手相・人相・名前などから予想する。「結婚相手・を・ うらのー・てもらう。」■名詞化=うらない【占い】

うらみ【恨み】《名詞》 ①ひどい仕打ちをした相手に対して持つ、怒りや憎しみの気持ち。「人・に・ うらみ・を・ 持っ・たら・ あか・ん。」②不満足に思う気持ち。残念に思う気持ち。「うらみ・の・ 残ら・ん・よーに・ 頑張っ・たら・ 良()ー・ねん。」

うらみごと【恨み言】《名詞》 ①相手に対する怒りや憎しみの気持ちを表す言葉。「うらみごと・を・ 言()ー・たら・ 逆に・ 恨ま・れる・ぞ。」②不満足であったり残念に思ったりする気持ちを表す言葉。「今頃・に・ なっ・て・ うらみごと・ 言()ー・ても・ 相手・は・ 去()ん・だ・ あと・やないか。」

うらみち【裏道】《名詞》 人があまり利用していない道。大通りから外れていて、人通りの少ない道。「うらみち・ 通っ・て・ 駅・まで・ 早(はよ)ー・ 行く。」

うらむ【恨む】《動詞・マ行五段活用》 ひどい仕打ちをした相手に対して怒りや憎しみの気持ちを持つ。また、仕返しをしてやりたいと思う。「お前・が・ 悪い・ん・や・さかい・ わし・を・ うらむ・な・よ。」■名詞化=うらみ【恨み】

うらむける【裏向ける】《動詞・カ行下一段活用》 ひっくり返して裏にする。裏返して置く。「うらむけ・て・ 試験問題・を・ 配る。」■名詞化=うらむけ【裏向け】〔⇒うつぶせる【俯せる】、うつむせる(俯せる)、うつむける【俯ける】、うつぶける(俯ける)

うらめしい〔うらめしー〕【恨めしい】《形容詞》 ①ひどいことをされた相手に対して、怒りや憎しみを感じる。「殴ら・れ・て・ うらめしー・と・ 思っ・とる。」「うらめしー・ 言ー・て・ 幽霊・が・ 出・てくる・ぞ。」②不満足に思う気持ちである。思い通りにならなくて残念に思う気持ちである。「後・に・ なっ・て・から・ うらめしー・と・ 思う・な・よ。」

うらもん【裏門】《名詞》 正式な門ではなく、通用として使われる、裏などにある門。「学校・の・ うらもん・は・ 北側・に・ ある。」■対語=「せいもん【正門】」「おもてもん【表門】」

うらやましい〔うらやましー〕【羨ましい】《形容詞》 人の幸せな様子を見て、その人が自分より優れていたり恵まれていたりするように思えて、自分もそうでありたいと思う気持ちがする。「合格し・た・ 人・が・ うらやましー。」

うり【瓜】《名詞》 きゅうり、まくわうり、かもうり、なしうりなど、畑で作る、蔓のある作物。また、その実。「うり・の・ 漬け物・を・ 作る。」

うりあげ【売り上げ】《名詞》 品物を売ったり、サービスをしたりして得たお金の総額。「去年・より・も・ うりあげ・が・ 増え・た。」

うりかい【売り買い】《名詞、動詞する》 お金をもらって品物や権利などを渡したり、お金を払って品物や権利などを受けたりすること。また、それを繰り返すこと。「株・の・ うりかい・を・ する。」

うりきれ【売り切れ】《名詞》 お金をもらって品物などを渡しているときに、売れてしまって、一時的にまたは完全に品物がなくなること。「買い・たい・ パン・が・ うりきれ・に・ なっ・とっ・た。」〔⇒しなぎれ【品切れ】

うりきれる【売り切れる】《動詞・ラ行下一段活用》 お金をもらって品物や権利などを渡そうとしたものの残りが、一時的にまたは完全になくなる。「豆腐・を・ 買い・に・ 行っ・たら・ うりきれ・とっ・た。」■名詞化=うりきれ【売り切れ】

うりだし【売り出し】《名詞》 ①お金をもらって品物や権利などを渡すことを始めること。「明日・の・ 朝・の・ 8時・が・ うりだし・の・ 時間・なん・や・て。」②客を集めるために、一定の期間に限って、品物や権利などを安く渡すこと。「うりだし・の・ 時・に・ 買()ー・たら・ 得する。」「商店街・の・ 大うりだし・が・ 始まる。」

うりだす【売り出す】《動詞・サ行五段活用》 ①お金をもらって品物や権利などを渡すことを始める。「うりだし・たら・ じきに・ 売り切れ・た。」②宣伝をしたり値引きをしたり景品を付けたりして、大いに商売をする。「年末・に・ 安ー・ し・て・ うりだす。」■名詞化=うりだし【売り出し】

うりつける【売り付ける】《動詞・カ行下一段活用》 無理やりに押しつけて買わせる。「安物・の・ 時計・を・ うまい・こと・ 騙さ・れ・て・ 高(たこ)ー・に・ うりつけ・られ・てしも・た。」

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2016年7月12日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (73)    (通算2071回)

日常生活語 「う」⑬

 

うみ【膿】《名詞》 傷口や腫れ物のところに黴菌がついてできる、黄白色のどろどろした液体。「怪我し・た・ とこ・から・ うみ・が・ 出・た。」

うみのひ〔うみのひー〕【海の日】《名詞》 比較的新しく制定された国民の祝日の一つで7月の第3月曜日に設定されており、海の恩恵に感謝するとともに海洋国であるわが国の繁栄を願う日。「うみのひ・に・ 海水浴・を・ する。」◆2016(平成28)からは「やまのひ【山の日】」も国民の祝日になった。

うむ【熟む】《動詞・マ行五段活用》 果物などが熟して柔らかくなる。「ほっとい・たら・ 柿・が・ だいぶ・ うん・でき・た。」

うむ【生む】《動詞・マ行五段活用》 ①人や動物が赤ん坊を母体の外に出す。出産する。「妹・も・ 子ども・を・ 2人・ うん・だ。」②動物が卵を母体の外に出す。「海亀・が・ 卵・を・ うみ・に・ 来・た。」

うむ【膿む】《動詞・マ行五段活用》 傷口や腫れ物のところに黴菌がついて、黄色い液体を持つようになる。「傷口・が・ うん・で・ 痛い。」■名詞化=うみ【膿】

うめ【梅】《名詞》 春の初めに香りのよい花を咲かせ、その実は梅干しなどに使う木。また、その木にできる実。「天神さん・の・ うめ・の・ 木ー・が・ 咲い・た。」「青い・ うめ・を・ 漬ける。」

うめく【呻く】《動詞・カ行五段活用》 苦しさのあまり唸り声をあげる。苦しそうな声を出す。「腹痛(はらいた)・で・ うめー・とっ・た。」■名詞化=うめき【呻き】

うめたて【埋め立て】《名詞、動詞する》 海や池などに土を入れて陸地にすること。もとは海や池などであったが、土を入れて陸地になったところ。「うめたて・の・ 人工島」「うめたて・に・ 学校・を・ 建てる。」

うめたてる【埋め立てる】《動詞・タ行下一段活用》 海や池などに土を入れて陸地にする。「池・を・ うめたて・て・ 公園・に・ する。」■名詞化=うめたて【埋め立て】

うめぼし【梅干し】《名詞》 ①梅の実を漬けたもの。「毎朝・ うめぼし・を・ 1個・ 食べる。」②足首の付け根のところにある、高くなっている骨。くるぶし。「うめぼし・を・ 撲っ・て・ 痛い・ねん。」

うめぼしばあさん〔うめぼしばーさん〕【梅干し婆さん】《名詞》 いつも梅干しをかむように口を動かし続けているように見える老女。◆梅干しの皺との連想が働いて、このような比喩になっているのかもしれない。やや悪たれ口になると「うめぼしばばあ【梅干し婆】」と言う。

うめる【埋める】《動詞・マ行下一段活用》 ①穴を掘って物を入れて、その上に土や砂をかぶせる。「落ち葉・を・ うめ・とい・たら・ 肥料・に・ なる。」②穴や凹凸などを、ふさいで平らにする。「へっこん・どる・ ところ・を・ うめる。」③足りないところを補う。「風邪・で・ 休ん・だ・ やつ・の・ 仕事・を・ みんな・で・ うめる。」④湯に水を注いで、温度を低くする。「熱い・ 風呂・を・ うめる。」■自動詞は「うまる【埋まる】」

うもない〔うもーない〕(美味ない、上手ない)】《形容詞》 ①材料や味付けが良くなくて、美味しくない。「明石の魚を食()・たら・ よそ・の・ん・は・ うもーない・なー。」「夏・の・ 大根・は・ うもーない・なー。」「うもなかっ・たら・ ソース・を・ かけ・なはれ。」②味を感じることができない。「歯・が・ 痛(いと)ー・て・ 食う・ もん・が・ うもーない。」③何かをしたり、作ったりするのが優れていない様子。何かを行った結果が良好でない様子。「お前・の・ 運転・は・ うもない・さかい・ わし・が・ 代わっ・たる・わ。」■対語=「うまい【(美味い、上手い)】」「おいしい【美味しい】」「いける【行ける】」、③「じょうず【上手】」〔⇒うまない【美味ない、上手ない】①②⇒あじない【味ない】、もみない。⇒まずい【不味い】

うやむや【有耶無耶】《形容動詞や(ノ・ナ)》 ①物事の結論・結末などを、はっきりさせないままにしておく様子。「あの・ 話・は・ いつの間に・か・ うやむやに・ なっ・た。」②物事に対する態度・考えなどがあいまいなままであるある様子。「うやむやに・ 考え・とっ・たら・ みんな・に・ 笑わ・れる・ぞ。」⇒あいまい【曖昧】、あやふや〕

うようよ《副詞と》 ①小さな生き物が、いっぱい集まって、それぞれが勝手に動いている様子。また、それを見たり感じたりすることによって、不快感やうるささを感じる様子。「葉ー・の・ 裏・に・ こまい・ 虫・が・ うようよ・ おる。」②同じような人が大勢いる様子。同じようなものがたくさんある様子。「大学・へ・ 行き・たい・と・ 思っ・とる・ 人・は・ うようよ・ おる。」〔⇒うじょうじょ、うじゃうじゃ。⇒うざうざ〕

うら【裏】《名詞》 ①表面から見えない側。表と反対になる側。「紙・の・ うら・に・ メモ・を・ する。」②2つの面のうち利用しない側。「うら・に・は・ 何・も・ 書か・へん。」③家や建物などの後ろの方。中心や表通りから見えなかったり離れたりしているところ。「校舎・の・ うら・に・ ある・ 塵焼き場」③隠されていて表面に現れていないことがら。「あの・ 話・に・は・ うら・が・ あっ・た・ん・や。」■対語=「おもて【表】」〔⇒うらがわ【裏側】、うらっかわ(裏側)⇒うらて【裏手】

うらうち【裏打ち】《名詞、動詞する》 補強したり補修したりするために、紙や布などの裏に、さらに紙や布などを貼りつけること。「ポスター・の・ 四隅・を・ うらうちし・て・ 押しピン・で・ 貼る。」

うらえき【裏駅】《名詞》 駅の、正面でない方の出入り口。「明石・の・ 城・へ・ 行く・の・は・ うらえき・の・ 方・が・ 便利や。」◆旧・国鉄が地上を走っていた時は、線路に分断されて明石駅の北側と南側とは様子がかなり異なっていた。「えき【駅】」(正面側)と「うらえき【裏駅】」とは違った雰囲気を持っていた。けれども、線路が高架になった後は、駅の正面側も裏側も一体化されて、便利さに変わりがなくなり、この言葉は聞かれなくなった。「えきうら【駅裏】」という言葉もあったが、「うらえき【裏駅】」が多用されていた。

うらおもて【裏表】《名詞》 ①表面から見える側と見えない側。両面。「紙・の・ うらおもて・に・ いっぱい・ 字ー・を・ 書く。」②表面から見える側と見えない側が逆であること。両面が逆であること。「服・を・ うらおもて・に・ 着る。」

うらがえし【裏返し】《名詞、動詞する》 もともと表面から見える側を、見えない側にすること。両面をひっくり返すこと。「風・で・ 木ー・の・ 札・が・ うらがえし・に・ なっ・ても・た。」■対語=「おもてがえし【表返し】」〔⇒うらがやし(裏返し)

うらがえす【裏返す】《動詞・サ行五段活用》 もともと表面から見える側を、見えない側にする。両面をひっくり返す。「日ー・に・ 焼け・た・ので・ 畳・の・ 上敷き・を・ うらがえす。」「魚・を・ うらがえし・て・ 焼く。」■対語=「おもてがえす【表返す】」■名詞化=うらがえし【裏返し】〔⇒うらがやす(裏返す) 

うらがやし(裏返し)】《名詞、動詞する》 もともと表面から見える側を、見えない側にすること。両面をひっくり返すこと。「シャツ・を・ うらがやし・に・ 着・とる。」■対語=「おもてがやし【(表返し)】」〔⇒うらがえし【裏返し】

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2016年7月11日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (72)    (通算2070回)

日常生活語 「う」⑫

 

うまい【美味い、上手い】《形容詞》 ①もっと食べたく思うほどの、好ましい味である。「あー・ うまかっ・た。うし・ まけ・た。」〔=美味しかったの意。馬、勝った、牛、負けた、という洒落〕②何かをしたり、作ったりするのがうまく優れている様子。何かを行った結果が良好である様子。「車・の・ 運転・が・ うまい。」③都合がよい。「うまい・ 具合・に・ 仕事・が・ 見つかっ・た。」■対語=「まずい【不味い】」「うまない【美味ない】」「うもない【(美味ない)】」「あじない【味ない】」「もみない」⇒おいしい【美味しい】、いける【行ける】⇒じょうず【上手】

うまいこと【旨いこと】《副詞》 上手に。都合よく。すっかり。「運動会・の・ 日・は・ うまいこと・ 晴れ・た。」「口先・だけ・ うまいこと・ 言()ー・て・ ごまかす・ つもり・や・な。」「骨董屋・に・ うまいこと・ 騙さ・れ・ても・た。」

うまいもんや【旨い物屋】《名詞》 おいしい食べ物を提供する店。食堂。「駅前・に・ 1軒・ぐらい・ うまいもんや・が・ ある・やろ。」

うまうま()】《名詞、動詞する》 生命を維持するためにものを食べること。また、その食べ物。「うまうま・が・ 欲しー・の・か。」「うまんまする・か。そいとも・ お茶・ 飲む・か。」「うまうまし・た・(と・) 思(おも)・たら・ じっきに・ うんこ・を・ し・た・な。」◆幼児語。〔⇒うまんま()、まんま()、まま()】、めし【飯】、ごはん【ご飯】

うまうま【旨々】《副詞と》 巧みに事をし遂げる様子。手際よく相手からすり抜けたり相手をだましたりする様子。「うまうま・ 逃げ・てしまい・よっ・た。」

うまがあう【馬が合う】《動詞・ワア行五段活用》 相手と気が合う。相性が良い状態である。意気投合する。「うまがあう・ 人・と・ 旅行し・たら・ 楽しー。」〔⇒んまがあう(馬が合う)

うまがる【美味がる】《動詞・ラ行五段活用》 味が良いと感じる。味が良いということを言動などで示す。「この・ ラーメン・は・ みんな・が・ うまがっ・て・ 評判・が・ 良()ー・ん・や。」◆「おいしがる【美味しがる】」よりもぞんざいな言い方であるという印象がある。〔⇒おいしがる【美味しがる】

うまごや【馬小屋】《名詞》 馬を飼っておく建物。建物の中で、馬を飼っておく場所。「納屋・を・ うまごや・に・ し・とる。」〔⇒うまや【馬屋】、うまやご【馬屋小】

うます【生ます】《動詞・サ行五段活用》 子どもを生むようにさせる。「家内・に・は・ 今度・は・ 男・の・ 子・を・ うまし・たい・なー。」「牛・に・ 子・を・ うます。」◆動詞「うむ【生む】」に助動詞(使役の意味)「す」が続いたものであるが、「うまれる」と同様に、一語に熟しているという意識がある。

うます【膿ます】《動詞・サ行五段活用》 膿みを持つようにさせてしまう。化膿させてしまう。「怪我し・て・ ほっとい・て・ 脛・を・ うまし・ても・た。」◆動詞「うむ【膿む】」に助動詞(使役の意味)「す」が続いたものであるが、一語に熟しているという意識がある。

うます【熟ます】《動詞・サ行五段活用》 ①果物などを置いておいて、熟して柔らかくさせる。「堅い・ 柿・や・さかい・ ほっとい・て・ うまし・て・から・ 食べ・ろ・か。」②煮たり炊いたりした後、ふたを開けずに、食べ物にじゅうぶん湯気を通してふっくらとさせる。「もー・ 5分・ほど・ うまし・て・から・ 食べ・よー・か。」◆動詞「うむ【熟む】」に助動詞(使役の意味)「す」が続いたものであるが、一語に熟しているという意識がある。⇒むらす【蒸らす】

うまない【美味ない、上手ない】《形容詞》 ①材料や味付けが良くなくて、美味しくない。「塩気・が・ 少(すけ)ない・さかい・ うまない・ねん。」「季節はずれ・の・ 西瓜・は・ うまない。」②味を感じることができない。「熱・が・ あっ・て・ 飯・が・ うまない・ねん。」③何かをしたり、作ったりするのが優れていない様子。何かを行った結果が良好でない様子。「あいつ・の・ 書い・た・ 字ー・は・ うまない・な。」■対語=「うまい【(美味い、上手い)】」「おいしい【美味しい】」「いける【行ける】」、③「じょうず【上手】」〔⇒うもない(美味ない、上手ない)①②⇒あじない【味ない】、もみない。⇒まずい【不味い】

うまのしょうべん〔うまのしょーべん〕【馬の小便】《形容動詞や()》 時間的に長く続くものを喩えて言う言葉。「話・が・ 長(なご)ー・て・ うまのしょーべんや。」〔⇒うまのしょんべん(馬の小便)

うまのしょんべん(馬の小便)】《形容動詞や()》 時間的に長く続くものを喩えて言う言葉。「歯医者・は・ うまのしょんべん・みたいに・ 何遍・も・ 何遍・も・ 行か・んならん・ねん。」〔⇒うまのしょうべん【馬の小便】

うまのほね【馬の骨】《名詞》 素性がわからない人のことをあざけって言う言葉。「どこ・の・ うまのほね・とも・ わから・ん・ 人」

うまのり【馬乗り】《名詞、動詞する》 ①馬に乗ること。馬に乗る人。「うまのり・が・ 上手な・ 人」②人や物の上にまたがって座ること。「喧嘩し・て・ うまのり・に・ なっ・て・ 殴り・よる。」

うまや【馬屋】《名詞》 馬を飼っておく建物。建物の中で、馬を飼っておく場所。「うまや・を・ 掃除する。」〔⇒うまごや【馬小屋】、うまやご【馬屋小】

うまやご【馬屋小】《名詞》 馬を飼っておく建物。建物の中で、馬を飼っておく場所。「うまやご・に・ かいば・を・ 持っ・ていく。」◆「うまやご【馬屋小】」は、「うまごや【馬小屋】」の発音が前後入れ替わったものであろう。〔⇒うまごや【馬小屋】、うまや【馬屋】

うまる【埋まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①たくさんの物に覆われて、見えなくなる。窪んだところに詰まる。「土砂崩れ・で・ 家・が・ うまる。」②すき間がなく、いっぱいになる。空いているところが詰まる。「この・ 店・ うまっ・とる・さかい・ 別・の・ 所(とこ)・へ・ 行こ。」③足りないところが補われる。「あと・ 10人・ なんとか・ うまら・んと・ いか・ん・なー。」■他動詞は「うめる【埋める】」

うまれ【生まれ】《名詞》 生まれること。生まれた場所、時、家柄、環境など。「明石・の・ うまれ」「平成・の・ うまれ」「農家・の・ うまれ」

うまれかわり【生まれ変わり】《名詞》 死んだ者が、もう一度、他の者になって誕生すること。また、そのようにして誕生したと思われるような人。「昔・の・ 人・の・ うまれかわり・と・ 思う・ほど・ あの・ 人・は・ 歴史・が・ 好きや・ねん。」

うまれかわる【生まれ変わる】《動詞・ラ行五段活用》 ①死んだ者が、もう一度、他の者になって誕生する。「この・ 子・は・ お祖父さん・が・ うまれかわっ・た・よーな・ 顔・を・ し・とる・なー。」②装いなどを一変して、別のもののようになる。「西新町・の・ 駅・が・ 高架・に・ なっ・て・ うまれかわっ・た。」■名詞化=うまれかわり【生まれ変わり】

うまれつき【生まれ付き】《名詞》 生まれたときからそなわっている性質や才能など。「うまれつき・ 音楽・が・ 好きやっ・た。」

うまれる【生まれる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①子が母親の体から出る。誕生する。「3人目・の・ 子ー・が・ うまれ・た。」②卵から子になる。「雛・が・ うまれ・た。」⇒かえる【孵る】、かやる(孵る)、かいる(孵る)

うまんま()】《名詞、動詞する》 生命を維持するためにものを食べること。また、その食べ物。「うまんま・を・ 食べ・る・ 前・に・ 手・を・ 洗お・う・な。」「お腹・が・ 空い・とる・ん・やっ・たら・ うまんまし・なはれ。」◆幼児語。〔⇒うまうま()、まんま()、まま()】、めし【飯】、ごはん【ご飯】

うみ【海】《名詞》 地球上で、塩水でおおわれているところ。「うみ・を・ 渡っ・て・ 淡路・へ・ 行く。」■対語=「りく【陸】」

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2016年7月10日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (71)    (通算2069回)

日常生活語 「う」⑪

 

 

うつる【写る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ものの形や影が透けて見える。「裏・の・ 字ー・が・ うつっ・とる。」②もとの色や形などが、別のものに付く。「インク・の・ 字ー・が・ 上・の・ 紙・に・ うつっ・た。」③被写体が映像となって写真に現れる。「みんな・ 澄まし・て・ うつっ・とる。」■他動詞は「うつす【写す】」■名詞化=うつり【写り】

うつる【映る】《動詞・ラ行五段活用》 ①反射して、ものの姿形が他のものの表面に現れる。「池・に・ 山・の・ 姿・が・ うつっ・とる。」②スクリーンなどの上に映像が現れる。「テレビ・が・うつる。」③色や形などの取り合わせが良い。色や形などの釣り合いがとれる。目立ってよく見える。「その・ 服・は・ あんた・に・ よー・ うつる。」■他動詞は「うつす【映す】」■名詞化=うつり【映り】

うで【腕】《名詞》 ①胴体から分かれた、肩から手首までの細長い部分。「うで・を・ 振り回す。」②ものごとを上手に行う技術や能力。評価に値する技術や能力。「うで・の・ 良()ー・ 左官(しゃかん)さん・に・ 頼む。」⇒うでまえ【腕前】、ちから【力】

うで()あがる【腕()上がる】《動詞・ラ行五段活用》 ものごとを行う力が上達する。力量がよくなる。「車・の・ 運転・の・ うでがあがる。」■他動詞は「うで()あげる【腕()上げる】」

うでぐみ【腕組み】《名詞、動詞する》 両方の腕を、胸の辺りで交差して組み合わせること。「うでぐみし・て・ 思案する。」

うでずもう〔うでずもー〕【腕相撲】《名詞、動詞する》 向かい合った二人が肘を平面につけて、互いの手のひらを握り合って、相手の腕を倒し合う遊び。「うでずもーし・たら・ 誰・に・も・ 負け・へん・ぞ。」

うでぬき【腕貫】《名詞》 作業などをするときに、着物の袖口が汚れるのを防ぐために、腕につける布製のカバー。「うでぬき・を・ つけ・て・ 仕分け・の・ 作業・を・ する。」

うでまえ【腕前】《名詞》 ものごとを上手に行う技術や能力。評価に値する技術や能力。「料理・の・ うでまえ・は・ 一流や。」「なかなか・の・ 将棋・の・ うでまえ・や。」〔⇒うで【腕】、ちから【力】

うで()あげる【腕()上げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ものごとを行う力を上達させる。力量をよくする。「魚釣り・の・ うでをあげ・た。」■自動詞は「うで()あがる【腕()上がる】」

うとうと《副詞と、動詞する》 浅く眠っている様子。半ば眠り半ば覚めているような様子。「本・を・ 読み・ながら・ うとうとし・てしまっ・た。」〔⇒うつらうつら、とろとろ〕

うどん【饂飩】《名詞》 小麦粉に少しの塩を加えてこねて、薄く延ばして細く切った食べ物。「うどん・を・ 打っ・て・ ゆでる。」「天麩羅うどん」「素()うどん」〔⇒うろん(饂飩)

うどんや【饂飩屋】《名詞》 饂飩などを食べさせる店。麺類を中心にした食堂。「駅前・の・ うどんや・で・ 昼飯・に・ しょ・ー。」「うどんや・や・けど・ 蕎麦・も・ ある・やろ。」〔⇒うろんや(饂飩屋)

うなぎ【鰻】《名詞》 脂が強く蒲焼きなどにして食べる、ぬるぬるして細長く海や川にすむ魚。「土用・の・ 丑・の・ 日ー・は・ やっぱり・ うなぎ・を・ 食い・たい。」〔⇒おなぎ()

うなずく【頷く】《動詞・カ行五段活用》 肯定したり承諾したりする気持ちを表すために、頭を軽く前に振る。「うなずき・ながら・ 話・を・ 聞い・てくれ・た。」

うなる【唸る】《動詞・ラ行五段活用》 ①苦しそうに、長く引いた低い声を出す。苦しそうな様子を見せる。「昨日・は・ 腰・が・ 痛(いと)ー・て・ 一日中・ うなっ・とっ・た。」②動物が低く長い声を出す。「犬・が・ 怒っ・て・ うなっ・た。」③機械などが、鈍い音を出して長く鳴り響く。「坂・を・ 電車・が・ うなっ・て・ 上っ・ていく。」■名詞化=うなり【唸り】

うに【雲丹】《名詞》 卵巣を食用にする、岩の多い海底にすみ、体に栗のいがに似た棘がはえている動物。「うに・の・ 握り寿司・を・ 食い・たい・なー。」

うね【畝】《名詞》 畑で、種をまいたり作物を植えたりするために、間隔をおいて幾筋も土を細長く盛り上げたもの。「うね・の・ 間・を・ 歩い・て・ 水・を・ やる。」〔⇒あぜ【畦】

うねうね《副詞と、動詞する》 ①波や山などが、高くなったり低くなったりしながら、長く続いている様子。「須磨・から・ 宝塚・の・ 方・へ・ うねうねし・た・ 山・に・ 沿っ・て・ 歩く。」②川や道などが、右に曲がったり左に曲がったりしながら、長く続いている様子。「山・の・ 上・まで・ 細い・ 道・が・ うねうねと・ 続い・とる。」「田舎・の・ うねうねし・た・ 道」⇒くねくね〕

うねり《名詞》 ①波が大きく上下に揺れること。「台風・が・ 近づい・て・ うねり・が・ 大きく・ なっ・てき・た。」②緩やかに曲がりくねっていること。「うねり・が・ 無い・よーに・ 定規・を・ 当て・て・ 線・を・ 引く。」

うねる《動詞・ラ行五段活用》 ①波が大きく上下に揺れる。上がったり下がったりする。「台風・で・ 海・が・ うねっ・とる。」②緩やかに曲がりくねる。「あんた・の・ 引い・た・ 線・は・ 真っ直ぐで・ のー・て・ うねっ・とる。」■名詞化=うねり

うばぐるま【乳母車】《名詞》 乳幼児などを乗せる、箱形で手押しの四輪車。「うばぐるま・に・ のせ・て・ 買い物・に・ 連れ・ていく。」◆日常的には、「おんばぐるま【(お乳母車)】」と言う方が多かった。現在のベビーカーは、かつての「うばぐるま【乳母車】」と形が異なり、使い方も変化してきている。〔⇒おんばぐるま(お乳母車)

うはは《感動詞》 大きく口を開けて笑う声。「うはは・ そんな・ あほな・ 話・は・ あら・へん・やろ。」

うひひ《感動詞》 ①うまくいったと、ほくそ笑んだときに出る言葉。「うひひ・ 宝くじ・が・ 当たっ・た。」②何かのたくらみを持って、下卑た感じで笑う声。「うひひ・ あいつ・を・ 騙し・たろ・と・ 思(おも)・とる・ねん。」

うふっ《感動詞》 小声で短く笑う声。笑いをこらえながらも、ふともらしてしまう声。「うふっ・ よー・ そんな・ あほな・ こと・を・ 言()ー・ん・や・なー。」

うふふ《感動詞》 戸惑ったり、嬉しく感じたりして、押さえた感じで笑うときの声。「うふふ・ 承知し・てくれ・て・ 嬉しー・わぁ。」

うま【馬】《名詞》 ①家畜として飼われ農耕・運搬・乗馬などに活用される、たてがみがあって首の長い動物。「昔・は・ うま・が・ 車・の・ 代わり・やっ・た。」②十二支の7番目の「午」。〔⇒んま()⇒ぱかぱか、おんまぱかぱか(お馬ぱかぱか)⇒うま【午】、んま()

うま【午】《名詞》 馬を表しており、子()から始まる十二支の7番目。「昭和17年・の・ うま年・の・ 生まれ」〔⇒んま()、うま【馬】、んま()

うま【馬】《名詞》 相手と気持ちや考え方などが合うかどうかということ。性格や気心の合致のしかた。「相手・と・ うま・を・ 合わす・の・は・ しんどい・なー。」〔⇒んま()

うまあい【馬合い】《形容動詞や()、名詞》 気が合う間柄である様子。相性が良い様子。「小学校・の・ 時・に・ うまあいの・ 友だち・が・ おっ・てん。」

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2016年7月 9日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (70)    (通算2068回)

日常生活語 「う」⑩

 

うつむける【俯向ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①顔やものを下に向ける。「恥ずかしい・さかい・ 顔・を・ うつむけ・とっ・てん。」②体の胸・腹のある方を下に向ける。下向きになって寝転ぶ。「体・を・ うつむけ・て・ マッサージし・てもらう。」③ひっくり返して裏にする。裏返して置く。「紙・を・ うつむけ・て・ 配る。」■自動詞は「うつむく【俯向く】」■対語=「あおむける【仰向ける】」「あおぬける【(仰向ける)】」「あおのける【(仰向ける)】」■名詞化=うつむけ【俯け】〔⇒うつぶせる【俯せる】、うつむせる(俯せる)、うつぶける(俯ける)⇒ふせる【伏せる】⇒うらむける【裏向ける】

うつむせ【俯せ】《名詞》 ①顔やものを下に向けること。「本・の・ 表紙・が・ うつむせ・に・ なっ・とる。」「紙・を・ うつむせ・に・ 置く。」②体の胸や腹のある方を下に向けること。下向きになって寝転ぶこと。「うつむせ・で・ お灸・を・ すえ・てもらう。」■対語=「あおむき【仰向き】」「あおぬき【仰ぬき】」「あおのき【仰のき】」「あおむけ【仰向け】」「あおぬけ【仰ぬけ】」「あおのけ【仰のけ】」〔⇒うつむき【俯き】、うつぶき【俯き】、うつむけ【俯け】、うつぶけ【俯け】、うつぶせ【俯せ】

うつむせる(俯せる)】《動詞・サ行下一段活用》 ①顔やものを下へ向ける。「顔・を・ うつむせ・て・ 泣い・とる。」②体の胸・腹のある方を下に向ける。下向きになって寝転ぶ。「うつむせ・て・ 担架・に・ 乗せる。」③ひっくり返して裏にする。裏返して置く。「問題・が・ 見え・ん・よーに・ うつむせる。」■自動詞は「うつむく【俯向く】」■対語=「あおむける【仰向ける】」「あおぬける【(仰向ける)】」「あおのける【(仰向ける)】」■名詞化=うつむせ(俯せ)〔⇒うつぶせる【俯せる】、うつむける【俯ける】、うつぶける(俯ける)⇒ふせる【伏せる】⇒うらむける【裏向ける】

うつらうつら《副詞と、動詞する》 ①眠気や病気などのせいで、意識が薄れたり戻ったりしている様子。「歳・を・ 取っ・て・ うつらうつらする・ 時間・が・ 増え・た。」②浅く眠っている様子。半ば眠り半ば覚めているような様子。「電車・の・ 中・で・ うつらうつらする・の・は・ 気持ち・が・ 良()ー。」◆②の場合、「うつらうつら」は、「うとうと」よりも眠りの度合いは浅い感じがする。⇒うとうと、とろとろ〕

うつり【映り】《名詞》 ①ものの姿形などが現れ出ること。「テレビ・の・ うつり・が・ 悪い。」「あんた・は・ 写真・の・ うつり・が・ 良()ー・なー。」②ものとものとの取り合わせ。配合。調和。「この・ 服・に・ うつり・の・ 良()ー・ ネクタイ・を・ 探す。」

うつりかわり【移り変わり】《名詞》 時が経つにつれて、物事がだんだんと変わっていくこと。「明石・の・ 町・の・ うつりかわり・を・ 調べる。」

うつりかわる【移り変わる】《動詞・ラ行五段活用》 時が経つにつれて、物事がだんだんと変わっていく。「明石・の・ 駅前・も・ 10年・で・ だいぶ・ うつりかわっ・た。」■名詞化=うつりかわり【移り変わり】

うつる【移る】《動詞・ラ行五段活用》 ①人がいる場所やものが場所や状態が変わる。「別・の・ 店・へ・ うつっ・て・ 飲み直す。」②病気などが感染する。「子ども・に・ 風邪・が・ うつる。」③香りや色などが他のものにしみ込む。「花・の・ 香り・が・ 着物・に・ うつる。」■他動詞は「うつす【移す】」

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2016年7月 8日 (金)

日本語への信頼(261)

「代表される」という日本語

 

 宇宙飛行士が乗り組んだ、ロシアのソユーズが打ち上げられたというニュースは新聞や放送で大きく取り上げられました。

 その中にこんな新聞記事がありました。

 

 大西さんに国語を教えていた安宅克己教頭は「とにかくうれしい。人類の代表として、しっかり使命を果たして」と教え子の活躍に期待を込めた。

 (産経新聞・大阪本社発行、7月7日・夕刊、4版、8面)

 

 「代表」という言葉は、「技能・能力などが優れているとして、ある集団の中から特に選ばれる人」という意味があり、オリンピックの代表などはこの意味でしょう。それとともに、「代表」には、「多数の人に代わって、その意思や意向を他に向かって伝える人」という意味があって、議会議員などはこの意味で使われているのでしょう。

 さて、旅先で読んだ新聞で、不思議な言葉に出会いました。その文章の見出しは「私たちは代表されているか」と書かれています。その文章から引用します。

 

〇 私たち主権者は、ほんとうに議員たちに代表されているか。

〇 なぜ「代表されていない」と感じるのか。

〇 議会が「行政府の専有物になり、もはや人々を代表する機関ではなくなっている」。フランスの歴史家、ピエール・ロザンヴァロン氏は近著「良い統治」で、そう指摘する。 …(中略)… 政党には「政府に対して市民を代表するより、市民に対して政府を代表している」と痛烈だ。

〇 議員一人一人を、国民の代表として熟議をする主体ではなく、ただの「頭数」と考える思想がのぞく。

〇 しかし、「代表されていない」という感覚を放置したまま改憲へ進もうとしても、新しい憲法草案を人々が「自分たちのもの」と感じるのは難しいだろう。

〇 行政府が、私たち主権者やその代表である議員を「頭数」に還元しないように、投票日も、そのあとも監視し牽制し続ける。それもまた主権者の仕事だ。

 (朝日新聞・東京本社発行、7月6日・朝刊、13版、2面)

 

 この文章の中で使われている「代表」という言葉をすべて書き抜きました。「代表」という名詞や、「代表する」という動詞の使い方には何の問題もありません。文章の趣旨も理解し、納得します。

 けれども、「代表される」という受け身表現は、熟した言い方ではありませんし、具体的な意味内容が曖昧です。

 「代表する」は他動詞です。他動詞だからといっても、すべての他動詞に受け身表現が成り立つわけではありません。不思議な日本語になってしまいかねない場合は、受け身表現を避けるべきだと思います。

 「代表されているか」という言葉遣いは、「選挙で選ばれた人が、主権者の代表にふさわしい役割を果たしているか」ということを言いたいのだろうと思います。けれども、主権者を〈受け身の主体〉にして、「代表されているか」と表現するのは、主権者にとっては何とも情けない言い方に聞こえます。

 記事には「編集委員」という肩書きと氏名が書かれていますが、個人的な癖のような言葉遣いを紙面に反映すべきでないと思います。

 なお、この紙面は、見出しや、文章はもちろん、他の囲み記事や広告に至るまで、(朝日新聞・大阪本社発行、7月6日・朝刊、13版、2面)とまったく同一でした。

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【書籍版】明石日常生活語辞典 (69)    (通算2067回)

日常生活語 「う」⑨

 

うっちゃわせる(打っち合わせる)】《動詞・サ行下一段活用》 ものごとの方針や手順や方向性などを、前もって相談する。「仕事・の・ 分担・を・ うっちゃわせる。」■名詞化=うっちゃわせ(打っち合わせ)〔⇒うちあわす【打ち合わす】、うちあわせる【打ち合わせる】、うっちゃわす(打っち合わす)

うっつい《形容詞》 姿形や色や音などが綺麗で、感じがいい。「うっつい・ おべべ・を・ 着・とる・なー。」「顔・ 拭い・た・から・ うっつー・ なっ・た・ね。」◆幼児語。

うっつん《形容動詞や()》 姿形などが綺麗で、感じがいい様子。「顔・を・ 拭い・て・ うっつんに・ する。」◆幼児語。

うっとうしい〔うっとーしー、うっとしー〕【鬱陶しい】《形容詞》 ①天気が晴れなくて、陰気で重苦しい。「梅雨・で・ うっとしー・ 天気・が・ 続い・とる。」②目の前にちらついたりして、邪魔でうるさい。「前・の・ 髪・が・ うっとしー・さかい・ 切っ・た。」③気になって仕方がない。気持ちが乱れる。「あいつら・が・ おっ・たら・ うっとしー・ねん。」④はっきりしない。決着がつかない。面倒である。「あの・ 話・は・ うっとしー・まま・で・ こじれ・てます・ねん。」

うっとぐらい【鬱陶暗い】《形容詞》 ①陰気な感じがして、重苦しい様子である。「山・の・ 中・の・ うっとぐらい・ 道・を・ 歩い・た。」②光が乏しくて、薄暗い。「雨・が・ 降っ・て・ うっとぐらい。」◆「うっとうしい【鬱陶しい】」と「くらい【暗い】」が合わさったことば。

うっとこ(内所)】《名詞》 ①自分の家。「うっとこ・は・ 海・の・ はた〔=傍〕・や・ねん。」②自分の家族。自分の家庭。「うっとこ・は・ みんな・ 早起き・や・ねん。」③自分の夫。自分の妻。「うっとこ・は・ 酒・が・ 好き・や。」〔⇒うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】、わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、わいね(わい家)⇒うちのひと【内の人】、うちのやつ【内の奴】

うっとことこ(内所々)】《名詞》 ①自分の家。「うっとことこ・は・ 2階建て・や。」②自分の家族。自分の家庭。「うっとことこ・は・ 朝・は・ パン・に・ し・とる。」③自分の夫。自分の妻。「うっとことこ・は・ 休み・に・ なっ・たら・ 釣り・に・ 行っ・とる。」◆「とこ」を重ねて言うが、「うっとこ」と意味は同じである。〔⇒うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】、わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、わいね(わい家)⇒うちのひと【内の人】、うちのやつ【内の奴】

うっとり《副詞と、動詞する》 美しいもの、好ましいものなどに心が引きつけられて、我を忘れている様子。他のものがまったく念頭から消えるほどに、快感に身をゆだねている様子。「映画俳優・に・ うっとりと・ 見とれる。」

うつぶき【俯き】《名詞》 ①顔やものを下に向けること。「うつぶき・の・ 姿勢・の・ まま・で・ 歩く。」「うつぶき・加減」②体の胸や腹のある方を下に向けること。下向きになって寝転ぶこと。「うつぶき・の・ まま・で・ レントゲン・を・ 撮る。」■対語=「あおむき【仰向き】」「あおぬき【仰ぬき】」「あおのき【仰のき】」「あおむけ【仰向け】」「あおぬけ【仰ぬけ】」「あおのけ【仰のけ】」〔⇒うつむき【俯き】、うつむけ【俯け】、うつぶけ【俯け】、うつむせ【俯せ】、うつぶせ【俯せ】

うつぶく【俯く】《動詞・カ行五段活用》 ①頭を前へ垂れる。顔を伏せて、下を向く。「わから・へん・さかい・ じっと・ うつぶい・とっ・てん。」②体の胸や腹のある方を下に向ける。「うつぶい・て・ 寝る。」■他動詞は「うつぶける【俯ける】」■対語=「あおぬく【仰ぬく】」「あおのく【仰のく】」「あおむく【仰向く】」■名詞化=うつぶき【俯き】〔⇒うつむく【俯く】

うつぶけ【俯け】《名詞》 ①顔やものを下に向けること。「お茶碗・を・ うつぶけ・に・ 置い・た。」「うつぶけ・で・ 試験問題・を・ 配る。」②体の胸や腹のある方を下に向けること。下向きになって寝転ぶこと。「うつぶけ・で・ 横・に・ なる。」■対語=「あおむき【仰向き】」「あおぬき【仰ぬき】」「あおのき【仰のき】」「あおむけ【仰向け】」「あおぬけ【仰ぬけ】」「あおのけ【仰のけ】」〔⇒うつむき【俯き】、うつぶき【俯き】、うつむけ【俯け】、うつむせ【俯せ】、うつぶせ【俯せ】

うつぶける(俯ける)】《動詞・カ行下一段活用》 ①顔やものを下に向ける。「お茶碗・を・ うつぶける。」②体の胸・腹のある方を下に向ける。下向きになって寝転ぶ。「体・を・ うつぶけ・て・ 泳ぐ。」③ひっくり返して裏にする。裏返して置く。「うつぶけ・た・ 紙・を・ ひっくり返し・て・ 見る。」■自動詞は「うつぶく【俯く】」■対語=「あおむける【仰向ける】」「あおぬける【(仰向ける)】」「あおのける【(仰向ける)】」■名詞化=うつぶけ【俯け】〔⇒うつぶせる【俯せる】、うつむせる(俯せる)、うつむける【俯ける】⇒ふせる【伏せる】⇒うらむける【裏向ける】

うつぶせ【俯せ】《名詞》 ①顔やものを下に向けること。「たらい・を・ うつぶせ・で・ 乾かす。」「紙・を・ うつぶせ・で・ 配る。」②体の胸や腹のある方を下に向けること。下向きになって寝転ぶこと。「うつぶせ・に・ なっ・て・ 本・を・ 読む。」■対語=「あおむき【仰向き】」「あおぬき【仰ぬき】」「あおのき【仰のき】」「あおむけ【仰向け】」「あおぬけ【仰ぬけ】」「あおのけ【仰のけ】」〔⇒うつむき【俯き】、うつぶき【俯き】、うつむけ【俯け】、うつぶけ【俯け】、うつむせ【俯せ】

うつぶせる【俯せる】《動詞・サ行下一段活用》 ①顔やものを下へ向ける。「顔・を・ うつぶせ・て・ 隠れる。」②体の胸・腹のある方を下に向ける。下向きになって寝転ぶ。「うつぶせ・て・ 眠る。」③ひっくり返して裏にする。裏返して置く。「うつぶせ・た・ 問題・を・ ひっくり返し・て・ 見る。」■自動詞は「うつぶく【俯く】」■対語=「あおむける【仰向ける】」「あおぬける【(仰向ける)】」「あおのける【(仰向ける)】」■名詞化=うつぶせ【俯せ】〔⇒うつむせる(俯せる)、うつむける【俯ける】、うつぶける(俯ける)⇒ふせる【伏せる】⇒うらむける【裏向ける】

うつむき【俯向き】《名詞》 ①顔やものを下に向けること。「うつむき・が・ 過ぎ・とる・さかい・ ちょっと・ 上・の・ 方・を・ 見・てください。」②体の胸や腹のある方を下に向けること。下向きになって寝転ぶこと。「うつむき・の・ 姿勢・で・ じっと・ し・とる。」■対語=「あおむき【仰向き】」「あおぬき【仰ぬき】」「あおのき【仰のき】」「あおむけ【仰向け】」「あおぬけ【仰ぬけ】」「あおのけ【仰のけ】」〔⇒うつぶき【俯き】、うつむけ【俯け】、うつぶけ【俯け】、うつむせ【俯せ】、うつぶせ【俯せ】

うつむく【俯向く】《動詞・カ行五段活用》 ①頭を前へ垂れる。顔を伏せて、下を向く。「泣き・そーに・ なっ・て・ うつむい・とる。」「うつむい・て・ 泣く。」②体の胸や腹のある方を下に向ける。「うつむい・て・ 背中・に・ やいと・を・ すえる。」■他動詞は「うつむける【俯向ける】」■対語=「あおぬく【仰ぬく】」「あおのく【仰のく】」「あおむく【仰向く】」■名詞化=うつむき【俯向き】〔⇒うつぶく【俯く】

うつむけ【俯け】《名詞》 ①顔やものを下に向けること。顔や物を下に向けた状態。「うつむけ・の・ まま・で・ くじ・を・ 引く。」「うつむけ・で・ 箱・に・ 入れる。」②体の胸や腹のある方を下に向けること。下向きになって寝転ぶこと。「うつむけ・で・ 腰・を・ 揉ん・でもらう。」■対語=「あおむき【仰向き】」「あおぬき【仰ぬき】」「あおのき【仰のき】」「あおむけ【仰向け】」「あおぬけ【仰ぬけ】」「あおのけ【仰のけ】」〔⇒うつむき【俯き】、うつぶき【俯き】、うつぶけ【俯け】、うつむせ【俯せ】、うつぶせ【俯せ】

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2016年7月 7日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (68)    (通算2066回)

日常生活語 「う」⑧

 

うちら〔うちらー〕《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「うちらー・は・ 中学校・の・ 同級生・や。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「うちら・ そんな・ 難しー・ こと・は・ 知ら・ん。」◆使うのは女性に限られる。〔⇒あしら、あっしら、あてら、おれら【俺ら】、おらら、おいら、わいら、わしら、わたしら【私ら】、わたいら(私ら)、わっしら(私ら)、わてら、ぼくら【僕ら】

うちらがわ〔うちらがー〕【内ら側】《名詞》 表からは見えないところ。裏の方向に向いた面。「コート・の・ 線・の・ うちらがわ・に・ ボール・が・ 落ち・た。」「ズボン・の・ 裾・を・ うちらがー・に・ 折り込む。」〔⇒うちら【内ら】、なかがわ【中側】、なかっかわ(中っ側)、うちがわ【内側】、うちっかわ(内側)

うちわ【団扇】《名詞》 細い竹の骨に紙や布を張って柄を付けて作り、あおいで風を送る用具。「うちわ・で・ かんてき・を・ あおぐ。」

うちわ【内輪】《名詞》 ①家族や仲間同士の範囲の中。「うちわ・で・ 祝賀会・を・ する。」②それをするに際して、他の人に知らせないこと。「うちわ・で・ 相談し・て・から・ みんな・の・ 前・に・ 出す。」③ある数量よりも少ない数量。少なく見積もること。出過ぎないこと。「もー・ ちょっと・ 予算・を・ うちわ・に・ し・たい。」①②⇒うちうち【内々】、ないない【内々】

うちわけ【内訳】《名詞》 費用・品物などの総量を、種類や項目ごとに細かく分けたもの。「修理代・の・ うちわけ・を・ 書い・て・ 渡す。」

うつ【打つ】《動詞・タ行五段活用》 ①手やものを使って、力を込めて、瞬間的にものに当てる。「力いっぱい・ 太鼓・を・ うつ。」「ホームラン・を・ うつ。」②誤って体をものにぶつける。「ひっくり返っ・て・ 脛(すね)ぼん・を・ うっ・た。」③ものに当てて、入れ込む。「板・に・ 釘・を・ うつ。」④治療で針などを体に射して入れる。「注射・を・ うつ。」⑤記号や番号などを書き付ける。記入する。「木ー・の・ 札・に・ 番号・を・ うつ。」⑥体を強く動かして、ある動作や状態を作り出す。「寝返り・を・ うつ。」⑦先方へ送るようにする。「電報・を・ うつ。」⑧石などを置く。「碁・を・ うつ。」⇒たたく【叩く】、はたく(叩く)

うつ【撃つ】《動詞・タ行五段活用》 鉄砲などの弾丸を発射する。また、それによって目標物に当てる。「鉄砲・を・ うつ。」「雀・を うつ。」

うつ【討つ】《動詞・タ行五段活用》 何らかの武器を用いて、敵を攻めて滅ぼす。「仇・を・ うつ。」「吉良上野介・を・ うつ。」

うっかり《副詞と、動詞する》 注意力が足りなくて、気を緩めている様子。あまり深く考えずに物事を行う様子。「うっかりし・とっ・て・ 電車・を・ 降りる・の・を・ 忘れ・た。」「うっかり・ 手・を・ 挙げ・たら・ 当て・られ・た。」◆不都合な結果を引き起こすことに結びつくような場合に使うことが多い言葉である。〔⇒うかうか、うかっと、うろっと〕

うっかりもん【うっかり者】《名詞》 注意力が足りなくて、気を緩めている人。あまり深く考えずに物事を行う人。「うっかりもん・が・ また・ 忘れ物・を・ し・た。」

うつくしい〔うつくしー〕【美しい】《形容詞》 ものの姿形や色や音などが優れていて、心を奪われたり感じがいいと思ったりするような様子だ。「うつくしー・ 絵ー・を・ 壁・に・ 掛ける。」「うつくしー・ 花・を・ 生ける。」「うつくしー・に・ 掃除する。」◆日常的には、「うつくしい【美しい】」よりも「きれい【綺麗】」を多く使う。

うつし【写し】《名詞》 ①控えとする目的などで、書類などをそのまま写したもの。コピー。「領収書・の・ うつし・を・ 残し・とく。」②本物に似せて作ったもの。模写。「博物館・に・ うつし・が・ 置い・てあっ・た。」

うつしえ【移し絵】《名詞》 子どもの玩具として、水に溶けやすい糊を塗った台紙に絵や模様などを印刷し、それを水に濡らして何かに貼って、はがすと印刷した部分が残るようにしたもの。「うつしえ・を・ 窓ガラス・に・ 貼っ・て・ 怒ら・れ・た。」

うっしっし《感動詞》 うまくいった、ざまみろ、などという気持ちを表す言葉。「うっしっし。わし・の・ 勝ち・や。」

うつす【移す】《動詞・サ行五段活用》 ①人がいる場所やものがある場所や状態を変える。「店・を・ 駅前・に・ うつす。」②病気などを感染させる。「風邪・を・ うつさ・れ・た。」③香りや色を他のものにしみ込ませる。「花・の・ 良()ー・ 香り・を・ ハンカチ・に・ うつす。」■自動詞は「うつる【移る】」

うつす【写す】《動詞・サ行五段活用》 ①字や絵や図などを、そのままなぞって書く。「上・に・ 薄い・ 紙・を・ 置い・て・ うつす。」②字や絵や図などを、同じように別に書き取る。「お経・を・ 手本・の・ とーり・に・ うつす。」③同じ内容になるように書く。「ノート・を・ うつす。」④被写体を写真に撮る。「子ども・の・ 運動会・を・ うつす。」■自動詞は「うつる【写る】」■名詞化=うつし【写し】

うつす【映す】《動詞・サ行五段活用》 ①反射させて、ものの姿を他のものの表面に現す。「水・に・ 顔・を・ うつす。」②スクリーンなどの上に映像を表す。「小さい・ 頃・は・ 幻灯・を・ うつし・て・ 楽しん・だ・もんや。」■自動詞は「うつる【映る】」

うっすら《副詞と》 物事の度合いがかすかである様子。色合いなどが薄くほのかである様子。ほんの少しである様子。「屋根・の・ 上・に・ うっすら・ 雪・が・ 積もっ・た。」「その・ 話・やっ・たら・ うっすら・ 知っ・とる・ねん。」「うっすらと・ 汗・を・ かい・た。」〔⇒うっすり〕

うっすり《副詞と》 物事の度合いがかすかである様子。色合いなどが薄くほのかである様子。ほんの少しである様子。「消しゴム・で・ 消し・た・ん・や・けど・ まだ・ うっすり・ 字ー・が・ 見える。」〔⇒うっすら〕

うっちゃがる(打ち上がる)】《動詞・ラ行五段活用》 ①波によってものが海岸に運び上げられる。「台風・の・ 後・に・は・ ごみ・が・ いっぱい・ うっちゃがっ・とる。」「貝殻・が・ うちゃがる。」②打たれて空高く飛ぶ。「ロケット・が・ うっちゃがっ・た。」■他動詞は「うっちゃげる【(打ち上げる)】」〔⇒うちあがる【打ち上がる】、うちゃがる(打ち上がる)

うっちゃげ(打っち上げ)】《名詞》 ①ものを空高く上げること。「人工衛星・の・ うっちゃげ・は・ 明日・や。」②ものごとを終わること。「今日・は・ このへん・で・ うっちゃげ・に・ しよ・ー。」〔⇒うちあげ【打ち上げ】

うっちゃげる(打ち上げる)】《動詞・ガ行下一段活用》 ①波がものを海岸に運び上げる。「高い・ 波・が・ 海藻・を・ いっぱい・ うっちゃげ・とる。」②打って空高く飛ばす。「人工衛星・を・ うっちゃげる。」■自動詞は「うっちゃがる【(打ち上がる)】」■名詞化=うっちゃげ(打ち上げ)〔⇒うちあげる【打ち上げる】、うちゃげる(打ち上げる)

うっちゃわす(打っち合わす)】《動詞・サ行五段活用》 ものごとの方針や手順や方向性などを、前もって相談する。「会議・の・ 進め方・を・ うっちゃわし・とく。」〔⇒うちあわす【打ち合わす】、うちあわせる【打ち合わせる】、うっちゃわせる(打っち合わせる)

うっちゃわせ(打っち合わせ)】《名詞、動詞する》 ものごとの方針や手順や方向性などを、前もって相談すること。また、その話し合い。「明日・の・ 仕事・の・ うっちゃわせ・を・ 済ます。」〔⇒うちあわせ【打ち合わせ】

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2016年7月 6日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (67)    (通算2065回)

日常生活語 「う」⑦

 

うちあわす【打ち合わす】《動詞・サ行五段活用》 ものごとの方針や手順や方向性などを、前もって相談する。「どこ・に・ 集まる・か・を・ うちあわす。」〔⇒うちあわせる【打ち合わせる】、うっちゃわす(打っち合わす)、うっちゃわせる(打っち合わせる)

うちあわせ【打ち合わせ】《名詞、動詞する》 ものごとの方針や手順や方向性などを、前もって相談すること。また、その話し合い。「村・の・ 行事・の・ うちあわせ・を・ する。」〔⇒うっちゃわせ(打っち合わせ)

うちあわせる【打ち合わせる】《動詞・サ行下一段活用》 ものごとの方針や手順や方向性などを、前もって相談する。「明日・の・ 仕事・の・ 順番・を・ うちあわせる。」■名詞化=うちあわせ【打ち合わせ】〔⇒うちあわす【打ち合わす】、うっちゃわす(打っち合わす)、うっちゃわせる(打っち合わせる)

うちいわい【内祝い】《名詞、動詞する》 親族や親しい者だけで祝うこと。また、その時に周囲に配る贈り物。「子ども・が・ 生まれ・た・ うちいわい・を・ する。」

うちうち【内々】《名詞》 ①家族や仲間同士の範囲の中。「わし・の・ 葬式・は・ うちうち・で・ やっ・てくれ・へん・か。」②それをするに際して、他の人に知らせないこと。「この・ 話・は・ うちうち・に・ し・とい・ておくれ。」〔⇒うちわ【内輪】、ないない【内々】

うちおとす【撃ち落とす】《動詞・サ行五段活用》 ①たたいて落とす。「うるさい・ 蠅(はい)・を・ うちおとす。」②鉄砲などで命中させて落とす。「空気銃・で・ 雀・を・ うちおとす。」

うちかけ【打ち掛け】《名詞》 帯をしめた上から掛けて着る、裾の長い衣服。「こーとな・ うちかけ・や。」

うちがわ〔うちがー、うちかわ、うちかー〕【内側】《名詞》 表からは見えないところ。裏の方向に向いた面。「背広・の・ うちかわ・の・ ポケット・に・ 入れる。」■対語=「そとがわ【外側】」〔⇒うちっかわ(内側)、なかがわ【中側】、なかっかわ【中っ側】、うちら【内ら】、うちらがわ【内ら側】

うちこむ【打ち込む】《動詞・マ行五段活用》 たたいて中に入れる。「板・に・ 釘・を うちこむ。」

うちっかわ〔うちっかー〕(内っ側)】《名詞》 表からは見えないところ。裏の方向に向いた面。「塀・の・ うちっかわ・に・ つっぱり・を・ 作る。」■対語=「そとっかわ【(外っ側)】」〔⇒うちがわ【内側】、なかがわ【中側】、なかっかわ(中っ側)、うちら【内ら】、うちらがわ【内ら側】

うちとこ【内所】《名詞》 ①自分の家。「うちとこ・は・ 駅・から・ 歩い・て・ 10分・や。」②自分の家族。自分の家庭。「うちとこ・は・ 子ども・が・ 2人・や。」③自分の夫。自分の妻。「うちとこ・は・ 会社・に・ 勤め・とる。」〔⇒うちね(内家)、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】、わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、わいね(わい家)⇒うちのひと【内の人】、うちのやつ【内の奴】

うちとことこ【内所々】《名詞》 ①自分の家。「うちとことこは・ 建て・て・から・ もー・ 二十年・に・ なる。」②自分の家族。自分の家庭。「うちとことこ・は・ 子ども・が・ 出・ていっ・て・ 今・は・ 2人・だけ・や。」③自分の夫。自分の妻。「うちとことこ・に・ そない・ 言()ー・とき・ます。」◆「とこ」を重ねて言うが、「うちとこ」と意味は同じである。〔⇒うちね(内家)、うちとこ【内所】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】、わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、わいね(わい家)⇒うちのひと【内の人】、うちのやつ【内の奴】

うちね〔うちねー〕(内家)】《名詞》 ①自分の家。「いっぺん・ うちねー・に・も・ 寄っ・てください。」②自分の家族。自分の家庭。「うちねー・は・ みんな・ 眼鏡・を・ かけ・とる。」③自分の夫。自分の妻。「うちねー・は・ 来年・ 退職・や・ねん。」〔⇒うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】、わいとこ【わい所】、わしとこ【わし所】、わいね(わい家)⇒うちのひと【内の人】、うちのやつ【内の奴】

うちの【内の】《連体詞》 自分の。自分の家の。「うちの・ 向かい・の・ 家・から・ ピアノ・が・ 聞こえる。」「うちの・ 嫁はん・は・ 2つ・ 下・や。」「それ・は・ うちの・ 財布・や。」

うちのひと【内の人】《名詞》 自分の夫。「うちのひと・は・ 煙草・が・ 嫌いや・ねん。」◆「うちのひと【内の人】」は女性が使うのに対して、男性が「うちのやつ【内の奴】」という言葉で、自分の妻を指すこともある。〔⇒うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】

うちのやつ【内の奴】《名詞》 自分の妻。「うちのやつ・は・ 料理・が・ うまい・ねん。」◆「うちのやつ【内の奴】」は男性が使うのに対して、女性が「うちのひと【内の人】」という言葉で、自分の夫を指すこともある。〔⇒うちね(内家)、うちとこ【内所】、うちとことこ【内所々】、うっとこ(内所)、うっとことこ(内所々)、わたしとこ【私所】、わたいとこ(私所)、わてとこ【わて所】

うちはらい【打ち払い】《名詞》 部屋や器物の塵をはらうための、棒の先に細く裂いた布などをつけた道具。「障子・を・ うちはらい・で・ はたく。」〔⇒はたき【叩き】

うちべんけい〔うちべんけー〕【内弁慶】《名詞、形容動詞や()》 家の中では威張っているが、外に出ると意気地がないこと。また、そのような人。「孫・は・ うちべんけーで・ 情けない・ やつ・や。」

うちまた【内股】《名詞》 足先を内側に向けた歩き方。足先が内側に向いた体型。「女・の・ 子・は・ うちまた・の・ 体つき・が・ 可愛(かいら)しー。」■対語=「そとまた【外股】」

うちゃがる(打ち上がる)】《動詞・ラ行五段活用》 ①波によってものが海岸に運び上げられる。「貝殻・が・ 浜・に・ うちゃがっ・とる。」②打たれて空高く飛ぶ。「ボール・が・ 高(たこ)ー・ うちゃがっ・た。」■他動詞は「うちゃげる【(打ち上げる)】」〔⇒うちあがる【打ち上がる】、うっちゃがる(打ち上がる)

うちゃげる(打ち上げる)】《動詞・ガ行下一段活用》 ①波がものを海岸に運び上げる。「強い・ 風・で・ 伝馬・が・ うちゃげ・られ・とる。」②打って空高く飛ばす。「フライ・の・ ボール・を・ うちゃげる。」■自動詞は「うちゃがる【(打ち上がる)】」〔⇒うちあげる【打ち上げる】、うっちゃげる(打ち上げる)

うちら【内ら】《名詞》 表からは見えないところ。裏の方向に向いた面。「色紙・を うちら・に・ 折り曲げる。」「線・の・ うちら・から・ 出・たら・ あか・ん・ぞ。」〔⇒うちらがわ【内ら側】、なかがわ【中側】、なかっかわ(中っ側)、うちがわ【内側】、うちっかわ(内側)

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2016年7月 5日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (66)    (通算2064回)

日常生活語 「う」⑥

 

うそたれ【嘘垂れ】《名詞》 ①実際にはないことを、あるように作って言うことが得意な人。それをしばしば言う人。「うそたれ・は・ 人・に・ 信用さ・れ・へん。」②相手が本当であると信じるようなことを言うこと。「うそたれ・ばっかり・ ぬかし・やがっ・て・ しょーない・ やつ・や。」〔⇒うそこき【嘘こき】、うそつき【嘘つき】、うそだまし【嘘騙し】

うそつき【嘘つき】《名詞》 ①実際にはないことを、あるように作って言うことが得意な人。それをしばしば言う人。「うそつき・は・ 泥棒・の・ 始まり・や・と・ 言()ー・まっ・せ。」②相手が本当であると信じるようなことを言うこと。「うそつき・ばっかり・ いっぱい・ 並べ・たら・ あき・まへ・ん。」