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2016年8月31日 (水)

【掲載記事の一覧】

 「【書籍版】『明石日常生活語辞典』」は、最終回まで、毎日欠かさず連載を続けます。

 明日9月1日から、「奥の細道を読む・歩く」の連載を始めます。これも当面の間は毎日欠かさず続けます。したがって、毎日2本ずつの連載となります。

 ブログをお読みくださってありがとうございます。

 お気づきのことなどは、下記あてにメールでお願いします。

 gaact108@actv.zaq.ne.jp

 これまでに連載した内容の一覧を記します。

 

◆【明石方言】 明石日常生活語辞典 ()(2121)~継続予定

    [2009年7月8日開始~ 最新は2016年8月31日]

 

◆日本語への信頼 ()(261)~継続予定

    [2015年6月9日開始~ 最新は2016年7月8日]

 

◆名寸隅舟人日記 ()(16)~継続予定

    [2016年1月1日開始~ 最新は2016年4月2日]

 

◆新・言葉カメラ ()(18)~継続予定

    [201310月1日開始~ 最新は20131031日]

 

◆名寸隅の船瀬があったところ ()() 終了

    [2016年1月10日開始~ 最新は2016年1月14日]

 

◆名寸隅の記 ()(138)~継続予定

    [2012年9月20日開始~ 最新は2013年9月5日]

 

……【以下は、連載を終了したものです。】……………………

 

◆言葉カメラ ()(385)

    [2007年1月5日開始~2010年3月10日終了]

 

◆『明石日常生活語辞典』写真版 ()()

    [2010年9月10日開始~2011年9月13日終了]

 

◆新西国霊場を訪ねる ()(21)

 2014年5月10日開始~ 最新は2014年5月30日]

 

◆放射状に歩く ()(139)

 2013年4月13日開始~ 最新は2014年5月9日]

 

◆百載一遇 ()()

    [2014年1月1日開始~ 最新は2014年1月30日]

 

◆茜の空 ()(27)

    [2012年7月4日開始~ 最新は2013年8月28日]

 

◆国語教育を素朴に語る ()(51)

    [2006年8月29日開始~20071212日終了]

 

◆改稿「国語教育を素朴に語る」 ()(102)

    [2008年2月25日開始~2008年7月20日終了]

 

◆消えたもの惜別 ()(10)

    [2009年9月1日開始~2009年9月10日終了]

 

◆地名のウフフ ()()

    [2012年1月1日開始~2012年1月4日終了]

 

◆ことことてくてく ()(26)

    [2012年4月3日開始~2012年5月3日終了]

 

◆テクのろヂイ ()(40)

    [2009年1月11日開始~2009年6月30日終了]

 

◆神戸圏の文学散歩 ()()

    [20061227日開始~20061231日終了]

 

◆母なる言葉 ()(10)

    [2008年1月1日開始~2008年1月10日終了]

 

◆六甲の山並み[言葉つれづれ] ()()

   [20061223日開始~20061226日終了]

 

◆おもしろ日本語・ふしぎ日本語 ()(29)

    [2007年1月1日開始~2009年6月4日終了]

 

◆西島物語 ()()

    [2008年1月11日開始~2008年1月18日終了]

 

◆鉄道切符コレクション ()(24)

    [2007年7月8日開始~2007年7月31日終了]

 

◆足下の観光案内 ()(12)

    [20081114日開始~20081125日終了]

 

◆写真特集・薔薇 ()(31)

    [2009年5月18日開始~2009年6月22日終了]

 

◆写真特集・さくら ()(71)

    [2007年4月7日開始~2009年5月8日終了]

 

◆写真特集・うめ ()(42)

    [2008年2月11日開始~2009年3月16日終了]

 

◆写真特集・きく ()()

    [20071127日開始~20081113日終了]

 

◆写真特集・紅葉黄葉 ()(19)

    [200712月1日開始~20081215日終了]

 

◆写真特集・季節の花 ()()

    [2007年5月8日開始~2007年6月30日終了]

 

◆屏風ヶ浦の四季 [2007年8月31日]

 

◆昔むかしの物語 [2007年4月18日]

 

◆小さなニュース [2008年2月28日]

 

◆辰の絵馬    [2012年1月1日]

 

◆しょんがつ ゆうたら ええもんや ()(13)

    [2009年1月1日開始~2010年1月3日終了]

 

◆文章の作成法 ()()

    [2012年7月2日開始~2012年7月8日終了]

 

◆朔日・名寸隅 ()(19)

    [200912月1日開始~2011年6月1日終了]

 

◆江井ヶ島と魚住の桜 ()()

    [2014年4月7日開始~2014年4月12日終了]

 

◆教職課程での試み ()(24)

    [2008年9月1日開始~2008年9月24日終了]

 

◆相手を思いやる姿勢と、自分を表現する力 ()()

    [200610月2日開始~200610月4日終了]

 

◆学力づくりのための基本的な視点 ()()

    [200610月5日開始~20061011日終了]

 

◆教員志望者に必要な読解力・表現力 ()(18)

    [20061016日開始~200611月2日終了]

 

◆教職をめざす若い人たちに ()()

    [2007年6月1日開始~2007年6月6日終了]

 

◆これからの国語科教育 ()(10)

    [2007年8月1日開始~2007年8月10日終了]

 

◆現代の言葉について考える ()()

    [2007年7月1日開始~2007年7月7日終了]

 

◆自分を表現する文章を書くために ()(11)

    [20071020日開始~20071030日終了]

 

◆兵庫県の方言 ()()

    [20061012日開始~20061015日終了]

 

◆暮らしに息づく郷土の方言 ()(10)

    [2007年8月11日開始~2007年8月20日終了]

 

◆姫路ことばの今昔 ()(12)

    [2007年9月1日開始~2007年9月12日終了]

 

◆私の鉄道方言辞典 ()(17)

    [2007年9月13日開始~2007年9月29日終了]

 

◆高校生に語りかけたこと ()(29)

    [200611月9日開始~200612月7日終了]

 

◆ゆったり ほっこり 方言詩 ()(42)

    [2007年2月1日開始~2007年5月7日終了]

 

◆高校生に向かって書いたこと ()(15)

    [200612月8日開始~20061222日終了]

 

◆1年たちました ()()

    [2007年8月21日開始~2007年8月27日終了]

 

◆明石焼の歌 ()()

    [2007年8月28日開始~2007年8月30日終了]

 

◆中山道をたどる ()(424)

    [201311月1日開始~2015年3月31日終了]

 

◆日光道中ひとり旅 ()(58)

    [2015年4月1日開始~ 最新は2015年6月23日]

 

◆奥州道中10次 ()(35)

    [20151012日開始~ 最新は20151121日]

 

◆失って考えること ()()

    [2012年9月14日開始~2012年9月19日終了]

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【書籍版】明石日常生活語辞典 (123)    (通算2121回)

日常生活語 「か」⑭

 

かしや【貸家】《名詞》 家賃を取って、人に貸す家。「一戸建て・の・ かしや・が・ ある。」

かしゃ【貨車】《名詞》 鉄道で、貨物を運ぶのに用いる車両。「機関車・が・ かしゃ・を・ ぎょーさん・ 引ー・て・ 走る。」■対語=「きゃくしゃ【客車】」

かじや【鍛冶屋】《名詞》 鉄などを赤く焼いて打ち鍛えて、いろいろな道具を作る人。「今どき・ 村・の・ 中・に・ かじや・なんか・ あら・へん・がな。」

がしゃん《副詞と》 物がぶつかって、大きな音を立てる様子。また、その音。「ボール・が・ ガラス・に・ がしゃんと・ 当たっ・た。」〔⇒がちゃん〕

かしゅ【歌手】《名詞》 歌を歌うことを仕事にしている人。「好きな・ 歌手・は・ 美空ひばり・やっ・てん。」

かしょ【箇所】《名詞》 何か問題になっている、特定の場所。「水漏れ・を・ し・ている・ かしょ・を・ 見つける。」

かしょ【箇所、か所、ヶ所】《助数詞》 場所の数を数えるときに使う言葉。「崖崩れ・が・ 3かしょ・ あっ・た。」

がしょう〔がしょー〕【賀正】《名詞》 新年を賀す(祝う)という意味の言葉。◆年賀状などに使うことが多い言葉。

かじょうがき〔かじょーがき〕【箇条書き】《名詞、動詞する》 わかりやすく示すために、一つ一つの内容を短い文で並べる書き方。また、そのように書かれたもの。「かじょーがき・の・ 方・が・ わかりよい・なー。」

かしら【頭】《名詞》 ①職人などの世界で、弟子や部下の世話をする責任者。「左官屋さん・の・ かしら」②人を導いたり監督したりする立場や位置。また、そのような位置の人。「かしら・に・ 立つ・ 人・が・ しっかりと・ せ・な・ あか・ん・がな。」⇒おやかた【親方】

かじりつく【囓り付く】《動詞・カ行五段活用》 ①くっついて離さない。精神を集中して取り組む。「机・に・ かじりつい・て・ 勉強し・とる。」②歯で強く噛んで、離さない。「りんご・に・ かじりつく。」

かじる【囓る】《動詞・ラ行五段活用》 ①堅いものを、切ったりむしったりしないで、そのまま少しずつ噛み取る。「鼠・が・ 柱・を・ かじる。」②物事を少しだけやってみる。「木彫り・を・ ちょっと・だけ・ かじっ・た・ こと・が・ ある。」⇒かぶる〕

かしわ《名詞》 鶏の肉。「かしわ・で・ すき焼き・を・ する。」

かしわ【柏】《名詞》 初夏に黄茶色の花穂をつけて、波状のふちをした大きな葉がある、山に生える木。「かしわ・の・ 葉ー・で・ 餅・を・ 包む。」

かしわもち【柏餅】《名詞》 かしわの葉で包んだ、餡の入った餅。「節句・に・ かしわもち・を・ 作る。」

かしん【菓子】《名詞》 食事以外に食べる、飴・煎餅など多様な嗜好品。「かしん・ばっかり・ 食べ・とっ・たら・ ご飯・が・ 食べ・られ・へん・よーに・ なる・よ。」〔⇒か【菓子】し、おかし【お菓子】、おかしん【お菓子ん】

かす【粕】《名詞》 酒を搾った残りのもの。「かす・を・ 焼い・て・ 砂糖・ 付け・て・ 食べる。」

かす【滓】《名詞》 ①液体を搾ったあとに残る物。「油かす」②使って生じる、役立たない部分。「消しゴム・の・ かす」③良いところを取り去った残り。「かす・の・ 籤(くじ)・しか・ 残っ・とら・へん。」

かす【貸す】《動詞・サ行五段活用》 ①あとで返してもらう約束をして、自分の金品などを他人に使わせる。「本・を・ かし・たげる。」②代金を取って、使わせる。「アパート・を・ かす。」③他の人に恩恵を与える。「手ー・を・ かす。」■対語=「かる【借る】」■名詞化=かし【貸し】

かず【数】《名詞》 ものごとの多い・少ないや、順序などを表すもの。「参加者・の・ かず・を・ 調べる。」

ガス〔がす〕【英語=gas】《名詞》 ①燃料として使う気体。「がす・で・ 飯・を・ 炊く。」②何かから発生して空中に漂っている気体。特に、爆発の危険や毒性のある気体。邪魔になる気体。「がす・が・ かかっ・て・ 向こう岸・が・ 見え・へん。」③消化や発酵作用によって腸にたまった気体が尻から出たもの。「がす・を・ こい・た・ん・ 誰・や。」⇒へ【屁】、おなら〕

かすかす《形容動詞や()》 野菜や果物などの水分が乏しくて、おいしくない状態。野菜や果物などに芯が入って、食べるのに望ましくない状態。「鬆()ー・が・ 入っ・て・ かすかすの・ 大根・や。」「かすかすの・ りんご」

かずかず【数々】《名詞、副詞の》 数量や種類が多いこと。あれやこれや。いろいろ。「言い・たい・ こと・は・ かずかず・ ある。」「かずかずの・ 思い出」

かすじる【粕汁】《名詞》 酒粕を入れた味噌汁。「昔・は・ 鯨・の・ 脂身・を・ 入れ・た・ かすじる・を・ よー・ 作っ・た・もん・や。」

カスタネット〔かすたねっと〕【英語=castanets】《名詞》 内側の窪んだ堅い木などを二枚組み合わせて、掌の中に入れて打ち合わせて音を出す楽器。「押入・から・ 小学校・の・ 時・に・ 使(つこ)・た・ かすたねっと・が・ 出・てき・た・」

カステラ〔かすてら〕【もとポルトガル語】《名詞》 小麦粉、卵、砂糖などを混ぜて、蒸し焼きにした菓子。「病気見舞い・に・は・ かすてら・でも・ 持っ・ていっ・たら・ どない・やろ。」

かずのこ【数の子】《名詞》 正月に食べることが多い、鰊の卵を塩漬けにしたもの。「かずのこ・が・ ない・と・ 正月・の・ 気分・に・ なら・へん・なー。」

かすみ【霞】《名詞》 空気中の水蒸気が冷えて細かい水滴となって、地表近くに煙のように浮かび、遠くがぼんやり見える現象。「かすみ・が・ かかっ・て・ 淡路島・が・ よー・ 見え・へん。」〔⇒きり【霧】、もや【靄】

かすむ【霞む】《動詞・マ行五段活用》 ①空気中の水蒸気が冷えて細かい水滴となって、地表近くに煙のように浮かび、遠くがぼんやり見える。「小豆島・が・ かすん・で・ 見え・にくい。」②視力が衰えて、はっきり見えない。「目ー・が・ かすん・でき・た。」■名詞化=かすみ【霞み】

かすり【絣】《名詞》 一端がかすれたような模様が、細かく全体に配された織物や染め物。「かすり・の・ 浴衣・を・ 着る。」

かすりきず【掠り傷】《名詞》 ものに当たったりこすったりして、擦り剥いてできた傷。「べっちょない・ べっちょない。かすりきず・みたいな・ もん・や。」〔⇒すりきず【擦り傷】

かする【掠る】《動詞・ラ行五段活用》 微かに触れて通り過ぎる。表面を薄く削り取るように触る。「ボール・が・ 腕・を・ かすっ・た。」

かすれる【掠れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①声がかれて、はっきり出ない。「喉・が・ 痛(いと)ー・て・ 声・が・ かすれる。」②書いたり印刷したりしたものの墨やインクなどが少なくて、よくつかないところがある。「筆・の・ かすれ・た・ 字ー・に・ 味・が・ ある。」■名詞化=かすれ【掠れ】

かぜ【風】《名詞》 人に感じられる程度以上の、空気の動きや流れ。「窓・から・ 涼しー・ かぜ・が・ 入っ・てくる。」

かぜ【風邪】《名詞》 寒気がしたり、咳や鼻水が出たり、喉が腫れて痛くなったりする病気。「かぜ・ ひー・た・さかい・ 一日・ 休まし・てんか。」

かぜあたり【風当たり】《名詞》 ①風がものにあたること。風がものにあたる強さ。「海・に・ 近い・ 家・や・さかい・ かぜあたり・が・ ごっついねん〔=すごいのだよ〕。」②人に対する、強い接し方。人に対する、周りからの反対や批判や攻撃。「わし・に・ 対する・ かぜあたり・が・ きつー・ なった。」

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2016年8月30日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (122)    (通算2120回)

日常生活語 「か」⑬

 

かさばる【嵩張る】《動詞・ラ行五段活用》 高さや大きさの度合いが高い状態である。分量や容積が大きい状態である。そのものが場所をとる。「かさばる・さかい・ 車・で・ 運ぶ。」

かざむき【風向き】《名詞》 ①風の吹いてくる方向。「今日・の・ かざむき・は・ 東・から・や。」②ものごとの成り行き。置かれた状況や立場や形勢。「ホームラン・を・ 打っ・て・から・ 試合・の・ かざむき・が・ 変わっ・た。」〔⇒かぜむき【風向き】

かざり【飾り】《名詞》 ①美しく、または立派に見せるようにするためのもの。「玄関・に・ かざり・を・ 飾る。」②実質の伴わないもの。実際の役に立たないもの。「顧問・は・ かざり・だけ・の・ もん・や。」③正月を迎えるために、あるいは神聖な場所であることを示すために、神社、家の入り口、神棚などに張る、藁で作った縄。「昔・は・ 家・で・ かざり・を・ 作っ・た。」〔⇒かだり(飾り)⇒しめなわ【注連縄】、しめかざり【注連飾り】、しめかだり(注連飾り)、おしめ【お注連】

かざりけ【飾り気】《名詞》 人に良く見せようとする気持ち。華やかさなどを演出していること。「かざりけ・の・ ない・ 人・や・さかい・ 安心でける。」〔⇒かだりけ(飾り気)

かざる【飾る】《動詞・ラ行五段活用》 ①美しく、または立派に見せるように、効果を考えて配置する。「絵ー・を・ かざる。」②実質よりも表面を美しく見せる。「うわべ・を・ かざる。」③正月の注連縄を置いたり吊したりする。「床の間・と・ 神棚・に・ かざる。」■名詞化=かざり【飾り】〔⇒かだる(飾る)

かざる(香る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①漂ってくるものが鼻に好ましく、心地よく感じる。「金木犀・が・ かざっ・てき・た。」②漂ってくるものが鼻に気持ち悪く、くさく感じる。「塗りたて・の・ ペンキ・が・ かざっ・とる。」◆発音は微妙で「かざる」「かだる」の両方がある。〔⇒におう【匂う、臭う】、によう(匂う、臭う)、かだる(香る)⇒かおる【香る、薫る】

かざ()かぐ【かざ()嗅ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 匂いを鼻で感じ取る。「かざかい・だら・ 腐っ・とる・よーな・ 臭い・が・ し・た。」〔⇒かぐ【嗅ぐ】、かざ()かす、かだ()かぐ【かだ()嗅ぐ】、かだ()かす〕

かざ()かす《動詞・サ行五段活用》 匂いを鼻で感じ取る。「腐っ・とら・へん・か・ かざかし・てみる。」「かざかし・て・から・ 食べる。」〔⇒かぐ【嗅ぐ】、かざ()かぐ【かざ()嗅ぐ】、かだ()かぐ【かだ()嗅ぐ】、かだ()かす〕

かざん【火山】《名詞》 地熱で溶けている地中の岩石を火や煙とともに噴き出している山。地熱で溶けている地中の岩石が噴出してできた山。「富士山・も・ かざん・なん・や・で。」

かし【菓子】《名詞》 食事以外に食べる、飴・煎餅など多様な嗜好品。「間・に・ かし・ばっかり・ 食う・さかい・ 飯・が・ 食わ・れ・へん・ねん。」〔⇒かしん【菓子ん】、おかし【お菓子】、おかしん【お菓子ん】

かし【歌詞】《名詞》 楽曲の、節をつけて歌うための言葉。「歌い・よっ・て・ 途中・で・ かし・を・ 忘れ・た。」

かし【樫】《名詞》 材質は堅くて弾力性に富む、常緑で背の高い木。「かし・の・ 木ー・で・ でき・た・ 天秤棒」

かし【貸し】《名詞》 ①返してもらう約束をして、自分のものを他人に使わせて、まだ返してもらっていないこと。また、その金品。「1万円・の・ かし・が・ ある。」②他の人に恩恵などを与えることによって、その相手に負い目を感じさせていること。「面倒・(を・) 見・てやっ・た・ かし・が・ ある。」■対語=「かり【借り】」

かし【華氏】《名詞》 水の凍る温度をを32度、沸騰する温度を212度として180等分した温度目盛りの単位。また、それによって計る温度。「昔・は・ かし・と・ 言()ー・・も・ 使い・よっ・た・ん・や。」〔⇒かっし(華氏)

かじ【火事】《名詞》 建物や山林などが燃えること。また、その災害。「かじ・を・ 出さ・ん・よーに・ 気ーつける。」「冬・に・ なっ・たら・ かじ・が・ 増える。」〔⇒ひ【火】

かじ【家事】《名詞》 調理や洗濯や掃除など、家庭の中の暮らしに関するいろいろな用事。「嫁入り前・に・は・ かじ手伝い・を・ し・とっ・た。」

かじ【舵】《名詞》 船の後ろに付けて、進む方向を決める装置。「かじ・を・ ちゃんと・ 切れ・よ。」

かじかむ【悴む】《動詞・マ行五段活用》 寒さや恐怖などのために、体や手足などが小さくなって、思うように動かなくなる。「かじかん・で・ 持っ・ている・ 物・を・ 落とし・た。」〔⇒ちぢかむ【縮かむ】、かじける〕

かしかり【貸し借り】《名詞、動詞する》 返してもらう約束をして自分のものを他人に使わせたり、返す約束をして他人のものを使わせてもらったりすること。「昔・は・ 味噌・や・ 醤油・の・ かしかり・は・ 当たり前・やっ・た。」

かしきり【貸し切り】《名詞、動詞する》 乗り物や施設などを、一定の時間、特定の人たちだけの専用として提供すること。「遠足・は・ かしきり・の・ バス・で・ 京都・へ・ 行く。」

かじく《動詞・カ行五段活用》 農具を用いて、田畑などの土を砕いたり柔らかくしたりする。「ちょーなご・で・ 畑・を・ かじく。」「畝(うね)・を・ かじい・て・から・ 水・を・ 撒く。」

かじけ《名詞》 他の人よりよけいに寒さを感じること。また、そのように感じる人。寒くて仕方がないという姿勢や態度をとっていること。また、そのような人。「かじけ・が・ 炬燵・に・ かじりつい・とる。」■対語=「あつがり【暑がり】」〔⇒さむがり【寒がり】、さぶがり【寒がり】

かしげる【傾げる】《動詞・ガ行下一段活用》 水平や垂直の線や面に対して、斜めにする。「おかしー・と・ 思(おも)・て。 首・を・ かしげ・た。」〔⇒かたげる(傾げる)、かたぶける(傾ける)、かたむける【傾ける】、かやぶける(傾ける)、かやむける(傾ける)

かじける《動詞・カ行下一段活用》 ①寒さや恐怖などのために、体や手足などが縮まって固くなって、思うように動かなくなる。「かじけ・て・ ちゃんと・ 字ー・が・ 書か・れ・へん。」②寒くて仕方がないという気持ちが姿勢や態度に現れている。冷たくて縮こまっている。「かじけ・て・ ポケット・に・ 手ー・を・ つっこん・どる。」■名詞化=かじけ〔⇒かじかむ【悴む】、ちぢかむ【縮かむ】

かしこい【賢い】《形容詞》 ①行い、考え方などが立派で、優れている。思慮分別などがある。「かしこい・ 人・が・ 手本・を・ 見せ・てくれる。」②知識に富んでいる。頭がよく働く。「良()ー・ 点・を・ とっ・て・ かしこい・なー。」③自分のことを優先的に考える。要領がよくて抜け目がない。「かしこい・ 奴(やつ)・に・は・ 勝て・ん・なー。」①②⇒えらい【偉い】

かしだし【貸し出し】《名詞、動詞する》 返してもらう約束で、金品を一時、与え預けること。「5冊・まで・ 本・を・ かしだしする。」

かしだす【貸し出す】《動詞》 返してもらう約束で、金品を一時、与え預ける。「1週間・の・ 約束・で・ かしだし・た。」■名詞化=かしだし【貸し出し】

かしま【貸間】《名詞》 家賃を取って、人に貸す部屋。「学生・の・ 頃・は・ かしま・の・ 下宿・やっ・た。」

かしや【菓子屋】《名詞》 飴・煎餅など多様な嗜好品や、子供向けの安価な玩具などを売っている店。駄菓子屋。「駅前・の・ かしや・で・ 買う。」〔⇒おかしや【お菓子屋】、おかしんや(お菓子屋)

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2016年8月29日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (121)    (通算2119回)

日常生活語 「か」⑫

 

かげる【陰る】《動詞・ガ行下一段活用》 ①それまで差していた太陽や月の光が、雲にさえぎられて暗くなる。「日ー・が・ かげっ・て・ 涼(すず)し・ なっ・た。」②太陽が傾いて、その光が弱くなる。「日・が・ かげっ・て・から・ 用事・に・ 行く。」

かげん【加減】《名詞、動詞する》 ①加えたり減らしたりして、丁度よいところでとどめること。ほどよく調節された状態。「辛さ・を・ かげんする。」②ものごとの具合や程度。ものごとの原因。「体・の・ かげん・は・ どー・です・か。」「寒さ・の・ かげん・で・ 調子・が・ 悪い。」

かげん【加減】《接尾語》[動詞の連用形や名詞に付く] ものの具合や程度や傾向などを表す言葉。「今年・の・ 寒さかげん・は・ 去年・より・ きつい。」「風呂・の・ 熱さかげん・は・ よろしー・か。」「縄・の・ 結びかげん」「俯きかげん・の・ 顔」

かご【籠】《名詞》 竹や蔓や針金などの線状や帯状の材料を編んで作った入れ物。「虫・を・ 入れる・ かご」「買い物かご」

かこい【囲い】《名詞》 中に取り込めるために周りを囲むこと。周りを囲んだ塀や垣など。「かこい・を 作っ・て・ 鶏・を・ 飼う。」

かこう【囲う】《動詞・ワア行五段活用》 ①人やものを中に入れて周りをふさぐ。内と外とを区切って、中と外の出入りができないようにする。「池・を・ 金網・で・ かこう。」②野菜などを土に埋めて貯蔵する。「大根・を・ 冬・の・ 間・ かこー・とく。」■名詞化=かこい【囲い】⇒かこむ【囲む】

かこむ【囲む】《動詞・マ行五段活用》 ①人やものを中に入れて周りをふさぐ。内と外とを区切って、中と外の出入りができないようにする。「恐そうな・ やつら・に・ かこま・れ・た。」②囲いとなるものが外側にあって、中にあるものを取り巻く。「山・に・ かこま・れ・た・ 盆地」■名詞化=かこみ【囲み】⇒かこう【囲う】

かごむ(屈む)】《動詞・マ行五段活用》 ①腰を落として、膝を曲げてしゃがむ。うずくまる。「かごん・で・ 仕事し・とっ・たら・ 腰・が・ 痛(いと)ー・ なっ・てき・た。」「写真・を・ 撮る・の・で・ 前・の・ 人・は・ かごん・でください。」②腰が曲がる。「年・を・ とっ・て・ 腰・が・ かごん・でき・た。」「体・が・ かごん・で・ 歩きにくい。」③物陰に隠れる。「地震・に・ なっ・た・さかい・ 机・の・ 下・に・ かごん・だ。」④手足がかじかむ。「冷とー・て・ 手ー・が・ かごん・でまう。」 ■他動詞は「かがめる【屈める】」〔⇒かがむ【屈む】⇒つくなむ、つくぼる、つくばる〕

かごめ()】《名詞》 体が白く、くちばしが大きく、海面近くを滑るように飛ぶ鳥。「かごめ・が・ 波止・に・ いっぱい・ 集まっ・とる。」〔⇒かもめ【鴎】

かさ【傘】《名詞》 雨や日光などを防ぐために、柄を持って頭の上にかざすもの。「かさ・を・ 忘れ・た・ので・ 雨・の・ 中・を・ 走っ・て・ 帰っ・た。」◆「ばんがさ【番傘】」「こうもりがさ【蝙蝠傘】」「ひがさ【日傘】」などがある。

かさ【笠】《名詞》 ①雨や日光などを防ぐために、頭にかぶる半球形のもの。「昔・の・ 人・が・ 頭・に・ 載せ・とっ・た・ かさ」②光を遮ったり、光に方向性を与えようとして作られたもの。「電気・の・ かさ」

かさ【暈】《名詞》 太陽や月の回りに見える、淡い光の輪。「お月さん・が・ かさ・ かぶっ・とる・さかい・ 天気・が・ 悪ー・ なる。」

かざ()】《名詞》 ①漂ってきて、鼻に好ましく心地よく感じるもの。「穴子・を・ 焼く・ かざ・が・ する。」②漂ってきて、鼻に気持ち悪くくさく感じるもの。「饐()え・た・ かざ・が・ する・さかい・ 捨て・た。」「食える・か・ 食え・ん・か・ かざ・を・ 調べる。」◆発音は微妙で「かざ」「かだ」の両方がある。〔⇒におい【匂い、臭い】、によい(匂い、臭い)、かだ()⇒かおり【香り、薫り】

がさ《名詞、形容動詞や(ナ・ノ)》 姿勢や態度に落ち着きがないこと。粗暴であったり粗野であったりすること。また、そのような人。「大きなっ・ても・ がさ・が・ 直ら・へん。」「この・ 仕事・は・ がさな・ やつ・に・は・ 頼ま・れ・へん。」

がさい《形容詞》 ①姿勢や態度に落ち着きがない。繊細さに欠けている。「ちょっとも・ じっと・ し・ておら・ん・よーな・ がさい・ 人・や。」②細かいところまで気を配らないで、粗雑である。「がさい・ 仕事・を・ し・とる・さかい・ じきに・ 傷ん・でも・た。」〔⇒がさつい〕

かざいどうぐ〔かざいどーぐ〕【家財道具】《名詞》 家庭にそなえて生活のために使う家具や用具。「アパート・に・ かざいどーぐ・を・ 運ぶ。」

かさかさ《形容動詞や()》 ①水気や脂気が不足して、潤いが感じられない様子。「スポンジ・が・ かさかさに・ 乾い・ても・とる。」②乾いたものが軽く触れ合う様子。また、その音の様子。「落ち葉・を・ 踏ん・だら・ かさかさと・ 音・が・ し・た。」〔⇒がさがさ〕

がさがさ《形容動詞や()》 ①水気や脂気が不足して、潤いが感じられない様子。「手ー・が・ がさがさに・ なっ・た・ので・ クリーム・を・ 塗る。」②乾いたものが軽く触れ合う様子。また、その音の様子。「袋・の・ 中・の・ もの・を・ がさがさと・ 探す。」「犬・が・ 小屋・の・ 中・で・ がさがさと・ し・とる。」「藪・の・ 中・で・ がさがさ・ ゆー・ 音・が・ し・て・ びっくりし・た。」③落ち着きがなく荒々しかったり騒がしかったりする様子。「がさがさと・ じっと・ し・ておれ・ん・ 人・や。」④中のものが、外側のものとぴったりしていないで、中のものが動いてしまう様子。「中身・が・ 小さすぎ・て・ 箱・が・ がさがさや。」「大きすぎ・て・ がさがさの・ 靴」◆②の場合、「かさかさ」よりもやや騒がしい音の様子を言う。①②⇒かさかさ〕

かざかみ【風上】《名詞》 風の吹いてくる方向。「かざかみ・で・ 煙草・ 吸わ・んとい・てんか。」■対語=「かざしも【風下】」

かさく【佳作】《名詞》 優秀作の次に位置する作品。入賞作に次ぐ作品。また、その作品に与えられる賞や名称。「かさく・や・さかい・ まーまーの・ 出来具合・や。」

●★かざぐるま【風車】《名詞》 紙、セルロイド、プラスチックなどを羽にして、風の力で羽が回るようにしている玩具。「走っ・たら・ かざぐるま・が・ よー・ 回る。」〔⇒かぜぐるま【風車】

かざしも【風下】《名詞》 風の吹いていく方向。「煙草・ 吸う・ 人・の・ かざしも・に・ おっ・たら・ かな・ん・なー。」■対語=「かざかみ【風上】」

がさつい《形容詞》 ①姿勢や態度に落ち着きがない。繊細さに欠けている。「がさつい・ 運転・を・ する・さかい・ 危のー・て・ 心配やっ・た。」②細かいところまで気を配らないで、粗雑である。「がさつい・ 括(くく)り方・を・ し・とる・ので・ すぐ・ ほどけ・ても・た。」〔⇒がさい〕

がさつく《動詞・カ行五段活用》 ①動作や態度などが落ち着かない状態にある。また、そのように変化する。「会場・が・ がさつい・て・ 話・が・ 聞きにくい。」②中のものが音をたてたり動いたりして落ち着かない状態にある。「箱・が・ 大きすぎ・て・ がさつい・とる。」

かさなる【重なる】《動詞・ラ行五段活用》 ①一つの物の上に、他の物がのる。「紙・が・ 2枚・ かさなっ・とっ・た。」②一つのことの上に、他のことが加わる。「予定・が・ かさなっ・て・ 困っ・とる・ねん。」③繰り返して起こる。「天気・の・ 良()ー・ 日ー・が・ かさなっ・とる。」④2つのものが同じものであると一致する。「両方・の・ 足跡・が・ かさなる。」■他動詞は「かさねる【重ねる】」

かさねる【重ねる】《動詞・ナ行下一段活用》 ①一つの物の上に、他の物をのせる。「本・を・ 3冊・ かさね・て・ 置く。」「両手・を・ かさねる。」②一つのことの上に、他のことを加わらせる。「1日・に・ 2つ・の・ 仕事・を・ かさね・て・ する。」③繰り返して行う。「失敗・ばっかり・ かさね・てき・た。」④同じことを何度も繰り返す。「失敗・を・ かさね・て・ やっと・ 気・が・ つい・た。」■自動詞は「かさなる【重なる】」

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2016年8月28日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (120)    (通算2118回)

日常生活語 「か」⑪

 

がけ《接尾語》[動詞の連用形に付く] ①その動作などをする、ちょうどその時。「去()にがけ・に・ つかまっ・ても・た。」②その動作をしている途中。「行きがけ・に・ 寄っ・てみる。」〔⇒しな、し、やけ〕

かけあう【掛け合う】《動詞・ワア行五段活用》 水や砂などをお互いに向かって放つ。「プール・で・ 水・を・ かけおー・て・ 遊ぶ。」

かけあし【駆け足】《名詞、動詞する》 軽く走ること。軽く走る走り方。「かけあしし・て・ 道・を・ 横断する。」「運動会・の・ かけあし」

かけい〔かけー〕【家計】《名詞》 ①一家の暮らし向き。日常生活を維持するお金のやりくり。「かけー・が・ 苦しー。」②その家の収入や支出の内容。「かけー・を・ 帳面・に・ 付け・ておく。」

かけいぼ〔かけーぼ〕【家計簿】《名詞》 その家の収入や支出や、その明細などを記録しておく帳面。「新年号・の・ 付録・に・ かけーぼ・が・ 付い・とる。」

かげえ【影絵】《名詞》 紙や手や指で作った形に光を当てて、その影を障子やスクリーンなどに映す遊び。「一寸法師・の・ かげえ・を・ 作っ・た。」

かげがうすい【影が薄い】《形容詞》 目立たない存在である。衰えた様子で元気がない。「わし・は・ 小学校・の・ 時代・は・ かげがうすかっ・てん。」

がけくずれ【崖崩れ】《名詞、動詞する》 激しい雨などによって、切り立ったような地形のところが、壊れたりばらばらになったりして落ちること。「がけくずれ・の・ 場所・が・ ある・さかい・ 向こう・まで・ 行か・れ・へん。」〔⇒どしゃくずれ【土砂崩れ】

かげぐち【陰口】《名詞》 その人がいないところで、悪口を言うこと。また、その悪口の内容。「かげぐち・ たたか・んとい・てんか。」

かけごえ【掛け声】《名詞》 運動競技や芝居などで、周囲の人を元気づけたり、調子をとったりするために出す声。拍子を取るときに出す声。「かけごえ・ かけ・ながら・ 走れ。」

かけごと【賭事】《名詞、動詞する》 金品を出し合い、勝った者がそれを受け取る約束で勝負をすること。「かけごと・なんか・ 好き・に・ なっ・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒かけ【賭け】

かけざん【掛け算】《名詞、動詞する》 ある数に、他のある数をある回数だけ加える計算。乗法。「かけざん・の・ 九九」

かけじ(掛け軸)】《名詞》 紙や布に字や絵をかいたものを表装して、床の間などに飾るようにしたもの。「盆・が・ 近づい・た・さかい・ かけじ・を・ 取り換える。」〔⇒かけじく【掛け軸】、じく【軸】

かけじく【掛け軸】《名詞》 紙や布に字や絵をかいたものを表装して、床の間などに飾るようにしたもの。「花・を・ 描い・た・ かけじく」〔⇒かけじ(掛け軸)、じく【軸】

かけず【掛け図】《名詞》 大きな字や絵で書いて、教室などに掛けて、大勢に見せる図表や地図など。「昔・は・ 小学校・で・ 地図・の・ かけず・を・ 使(つこ)・とっ・た。」

かけね【掛け値】《名詞》 ①実際に売ろうとする値段よりも、意図的にちょっと高くつけた値段。相手次第で高くつけた値段。「かけね・を・ 言わ・れ・たら・ 値切ら・な・ あか・ん。」②ものごとを大げさに言うこと。「かけね・の・ ない・ 話」

かけはなれる【懸け離れる】《動詞・ラ行下一段活用》 遠く隔たって離れる。大きな違いがある。「2人・は・ かけはなれ・た・ 意見・を・ 言()ー・た。」

かけひき【駆け引き】《名詞、動詞する》 商売や意見交換などで、相手の出方に応じて、態度や言葉を変えたりして、自分の都合のよい方向へ誘導していくこと。「かけひき・が・ 上手な・ 人・に・は・ 太刀打ち・が・ でけ・ん。」

かけぶとん【掛け布団】《名詞》 寝る人が体の上にかける布団。「寒い・ので・ かけぶとん・を・ 2枚・ 重ねる。」■対語=「しきぶとん【敷き布団】」「ひきぶとん【(敷き布団)】」〔⇒うわぶとん【上布団】、おぶとん【負布団】

かげぼし【陰干し】《名詞、動詞する》 直射日光の当たらないところで干して乾かすこと。「靴・を・ かげぼしし・て・ 風・に・ 当てる。」

かげもかたちもない【影も形も無い】《成句》 姿がまったく見えない。痕跡がない。「じっきに・ 追いかけ・た・ん・や・けど・ かげもかたちもなかっ・た。」◆「かげもかたちもあらへん【影も形も有らへん】」とも言う。

かけもち【掛け持ち】《名詞、動詞する》 一人でいくつかの仕事や役割などを受け持つこと。「2つ・の・ 係・を・ かけもちする。」

かけや【掛け矢】《名詞》 杭などを打ち込むために使う、堅い木でできた大槌。「杭・を・ かけや・で・ 叩く。」

かけら【欠片】《名詞》 ①壊れたり取れたりした一部分。壊れたものの小さい破片。「瓶・の・ かけら・で・ 手・を・ 切ら・ん・よーに・ 気ー・ つけ・なさい・よ。」②ほんの少しのもの。「謝ろ・ー・と・ゆー・ 気持ち・は・ かけら・も・ あら・へん。」◆②は、後ろに打ち消しの言葉を伴って表現することが多い。

かける【掛ける、懸ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①ぶら下げる。垂らす。「首・から・ 名札・を・ かける。」「コート・を・ 壁・に・ かける。」②上にかぶせる。覆ってかぶせる「寝冷え・を・ せ・ん・よーに・ 布団・を・ かけ・たる。」「本・に・ カバー・を・ かける。」③上から注ぐ。「花・に・ 水・を・ かける。」「漬け物・に・ 醤油・を・ かける。」④ものを、ある位置に付ける。「眼鏡・を・ かける。」⑤端の部分や縁の部分を、他のものの上に置いたり、もたせかけたりする。「椅子・に・ 腰・を・ かける。」⑥他のものに力を加える。作用を加える。「頭・に・ パーマ・を・ かける。」「カーブ・を・ かけ・て・ ボール・を・ 放()る。」「破れ・た・ ところ・に・ ミシン・を・ かける。」⑦取れたり動いたりしないように固定する「戸ー・に・ 鍵・を・ かける。」⑧費用や時間などを費やす。「金・を・ かけ・て・ 焼き物・を・ 集める。」「2時間・ かけ・て・ 会社・に・ 通う。」⑨機械や道具などを動かす。機械や道具などに働きかける。「車・の・ エンジン・を・ かける。」「友だち・に・ 電話・を・ かける。」「古い・ レコード・を・ かける。」⑩重さを量る「目方・を・ かけ・て・ 売る。」⑪ある数をある回数だけ加える計算をする。「百・に・ 百・を・ かける。」◆⑥の場合、パーマは「あてる」とも言う。■自動詞は「かかる【掛かる、懸かる】」■名詞化=かけ【掛け】

かける【欠ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①固いものの一部分がなくなって、完全でなくなる。「落とし・て・ 茶碗・の 縁(ふち)・が・ かけ・た。」「月・が・ かける。」②揃うべき数や必要な数に足りない。「人数・が・ かけ・とる。」■名詞化=かけ【欠け】

かける【架ける】《動詞・カ行下一段活用》 2つ以上の地点を結んで、橋や線などを渡す。「はまら・ん・よーに・ 溝・に・ 板・を・ かける。」「島・に・ 橋・を・ かける。」■自動詞は「かかる【架かる】」

かける【賭ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①金品を出し合い、勝った者がそれを受け取る約束で勝負をする。「賞品・を・ かけ・て・ 競争する。」②失敗したら、それを失う気持ちで取り組む。「命・を・ かけ・て・ やっ・てみる・ぐらい・の・ 気持ち・を・ 持ち・なはれ。」③予想をして占う。「来年・は・ どない・ なる・か・ かける。」■名詞化=かけ【賭け】

かける《補助動詞・カ行下一段活用》[動詞の連用形につく] ①そのことを始める。そのことが始まる。「本・を・ 読みかけ・たら・ 人・が・ 来・た。」「行きかけ・て・ やめ・た。」「雨・が・ 止み・かけ・た。」②相手に向かって、そのようにする。「話しかけ・ても・ 返事・を・ し・てくれ・へん・ねん。」「働きかける」③そのようになりそうになる。「2階・から・ 落ちかけ・た。」「大病し・て・ 死にかけ・た。」

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2016年8月27日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (119)    (通算2117回)

日常生活語 「か」⑩

 

かくご【覚悟】《名詞、動詞する》 ①前もって良くない事態を予測して、それに対応する心構えを持つこと。「津波・が・ 来る・ こと・を・ かくごし・て・ 逃げる・ 用意・を・ する。」②困難であっても、実行しようと心に決めること。「夏休み・は・ 毎日・ ラジオ体操・を・ する・ かくご・や。」

かくしごと【隠し事】《名詞、動詞する》 人に知られないように隠しておくこと。また、その内容。「かくしごとし・とっ・たら・ 人・に・ 信用さ・れ・ん・よーに・ なる。」「かくしごと・は・ おま・へん・か。」

かくじつ【確実】《形容動詞や()》 手堅く確かで、間違いや失敗などがない様子。「明日・は・ かくじつに・ 晴れる・と・ 思う。」

がくしゃ【学者】《名詞》 専門家として学問研究をしている人。普通の人よりも知識の深い人。「あの・ 人・は・ がくしゃ・や・さかい・ 何・でも・ 知っ・とる。」◆理屈だけが先行するような人を皮肉って言う場合もある。

がくしゅう〔がくしゅー〕【学習】《名詞、動詞する》 人から学んで身につけること。学校などで基礎的なことを学ぶこと。「がくしゅー・の・ 発表会・が・ ある・ん・や・て。」〔⇒べんきょう【勉強】

かくす【隠す】《動詞・サ行五段活用》 人に見えないように、あるいは知られないようにする。もので覆ったり人目のつかないところに置いたりする。「ポケット・に・ かくす。」「宝物・を・ かくす。」■自動詞は「かくれる【隠れる】」

がくせい〔がくせー〕【学生】《名詞》 学校へ行って勉強している人。「30・に・ 近(ちこ)ー・ なっ・て・ まだ・ がくせー・なん・や・て。」◆主として大学生のことを指すが、高校生のことにも使う。

かくせいき〔かくせーき〕【拡声器】《名詞》 電流によって声や音を大きくして、遠くまで聞こえるようにする器械。「かくせーき・で・ 盆踊り・の・ 歌・を・ 流す。」「かくせーき・の・ テスト・で・ 『本日・は・ 晴天・なり。』と・ 言()ー。」〔⇒スピーカー【英語=speaker

がくせいふく〔がくせーふく〕【学生服】《名詞》 学生が着る服。中学校や高等学校などの制服。「詰め襟・の・ がくせーふく・が・ よー・ 似合う。」■類語=「がくどうふく【学童服】」

がくせいぼう〔がくせーぼー〕《名詞》 学生がかぶる帽子。中学校や高等学校などの制帽。◆学校が指定するような「がくせいぼう【学生帽】」は急激になくなった。「高等学校・の・ がくせーぼー・は・ 線・が・ 2本・ 入っ・とっ・た。」

がくだん【楽団】《名詞》 音楽を合奏する人たちの集まり。「市民・の・ 集まっ・て・ 作っ・た・ がくだん」

かくてい〔かくてー〕【各停】《名詞》 すべての駅に停車する電車や列車。「かくてー・で・ のんびり・ 行き・まほ・か。」◆JRの大都市近郊区間では、「ふつうでんしゃ【普通電車】」も主要な駅だけに停まる「かいそく【快速】」扱いになる。その場合は、すべての駅に停まるのは「かくてい【各停】」「かくえきていしゃ【各駅停車】」である。〔⇒かくえきていしゃ【各駅停車】、ふつう【普通】、ふつうでんしゃ【普通電車】

かくど【角度】《名詞》 二つの直線が交わってできる、その開きの大きさ。「ゆるい・ かくど・の・ 交差点」〔⇒かく【角】

がくどう〔がくどー〕【学童】《名詞》 義務教育の最初の6年間に在籍する学校に通っている子ども。「がくどー・の・ 通る・ 道」〔⇒しょうがくせい【小学生】

がくどうふく〔がくどーふく〕【学童服】《名詞》 小学生が着る服。小学校の制服。「校章・の・ 付い・た・ がくどーふく」■類語=「がくせいふく【学生服】」

がくねん【学年】《名詞》 ①1年ごとに区切られた、学校の教育期間。「4月・に・ 新しー・ がくねん・が・ 始まる。」②同じ年度に入学した児童や生徒などの集まり。「がくねん・が・ 1つ・ 上・の・ 先輩」⇒きゅう【級】

がくひ【学費】《名詞》 学校などで勉強するために必要な費用。「大学・に・ 入っ・たら・ 親・は・ がくひ・を・ 仕送りする・の・が・ 大変や。」

がくふ【楽譜】《名詞》 曲を一定の音符や記号などで書き表したもの。「がくふ・を・ 見・て・ ビアノ・を・ 弾く。」

がくぶち【額縁】《名詞》 絵や書などを入れて壁に掛けるものの、周りの枠。「写真・を・ がくぶち・に・ 入れ・て・ 飾る。」〔⇒がく【額】

がくもん【学問】《名詞、動詞する》 知らないことを学び習うこと。また、それによって身につけた知識。その中でも特に、体系的で高度な専門性を持つもの。「子ども・に・は・ がくもん・を・ させ・とき・たい・なー。」

がくようひん〔がくよーひん〕【学用品】《名詞》 ノート、鉛筆、定規など、学校で勉強するために使う品物。◆「がくよーひん・は・ 購買部・で・ 買える。」

かくり【隔離】《名詞、動詞する》 他の人から離して別にして、接触や連絡ができないようにすること。「伝染病・の・ 人・を・ かくりする。」

かくれる【隠れる】《動詞・ラ行下一段活用》 人に見えないように、あるいは知られないようになる。人目のつかないところに位置する。また、意図的にそのようにする。「月・が・ 雲・に・ かくれ・た。」「山・の・ 中・に・ かくれる。」■他動詞は「かくす【隠す】」

かくれんぼう〔かくれんぼー、かくれんぼ〕【隠れん坊】《名詞、動詞する》 鬼になった人が、隠れている人を探し出す遊び。「かくれんぼする・ 者(もん)・ この・ 指・ たかれ〔=つかめ〕。」

がくんがくん《形容動詞や()、動詞する》 ①足腰などが衝撃を受けるように震えて、落ち着かない様子。「今日・は・ よー・ 歩い・て・ 足・が・ がくんがくんに・ なっ・ても・た。」②短い間に、繰り返して衝撃を感じる様子。「電車・が・ がくんがくんと・ し・て・ 止まっ・た。」⇒がくがく〕

かけ【掛け】《名詞》 代金を後から受け取る約束をして、品物を先に渡すこと。「かけ・で・ 買()ー・てき・た。」

かけ【賭け】《名詞、動詞する》 ①金品を出し合い、勝った者がそれを受け取る約束で勝負をすること。また、その金品。「かけし・て・ 負け・た。」②予想をして占うこと。「どっち・が・ 勝つ・か・ かけ・を・ し・ょー・か。」⇒かけごと【賭事】

かけ〔がけ〕《接尾語》[動詞の連用形に付く] その動作や状態が始まったばかりであることを表す言葉。その動作・状態の途中であることを表す言葉。「食べかけ・の・ ご飯」「やりかけ・の・ 仕事」「読みかけ・の・ 本」「死にかけ・の・ 魚」「宿題・の・ しかけ・で・ 遊び・に・ 行っ・てまう。」◆「さし」は途中で止めてしまっている感じの言葉である。

かけ〔がけ〕【掛け】《接尾語》[名詞に付く] ①何かを加えたり、与えたりすること。「花・の・ 水かけ」②吊したり、置いたりすること。また、そのようにするもの。「洋服かけ・に・ 吊る。」「腰かけ」

かげ【影、陰】《名詞》 ①光をさえぎられて、その後ろにできる黒い形。「電柱・の・ かげ・が・ 長(なご)ー・ なっ・とる。」②日光の当たらないところ。「かげ・で・ 遊ば・んと・ 日射病・に・ なる・ぞ。」③水面や鏡などに、ものの姿が映って見えるもの。「水・に・ 木・の・ かげ・が・ 映っ・とる。」④目に映る、そのものの姿。「かげ・も・ 形・も・ あら・へん。」⑤表面に現れないところ。「孫・を・ かげ・から・ 応援する。」⇒ひかげ【日陰】

がけ【崖】《名詞》 山間部や海岸などで、切り立ったような険しい地形になっているところ。「西八木・の・ がけ・で・ 明石原人・の・ 骨・が・ 見つかっ・た・ん・や。」

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2016年8月26日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (118)    (通算2116回)

日常生活語 「か」⑨

 

かきとり【書き取り】《名詞、動詞する》 漢字を正しく覚えるために、丁寧に書いて練習すること。仮名で書いてある語句を漢字で書くこと。「毎日・ かきとり・の・ 宿題・が・ あっ・た・ 頃・が・ 懐かしー・な。」

かきなおす【書き直す】《動詞・サ行五段活用》 間違いを正したり、より良い文章にしたりしながら、一度書いたものを改めて書く。「この・ 書類・ ちょっと・ 間違ー・た・ とこ・が・ ある・さかい・ かきなおし・とい・てんか。」

かきね【垣根】《名詞》 家や屋敷などの境界を示す仕切りや囲い。「ブロック・より・も・ 木ー・を・ 植え・た・ かきね・の・ 方・が・ 感じ・が・ えー・なー。」〔⇒かき【垣】

かきまぜる【掻き混ぜる】《動詞・ザ行下一段活用》 手や箸などを使って、ぐるぐる回すようにして均質や均等になるようにする。もともと異なるものを、合わせて一緒にする。「寿司・に・ する・ 飯・を・ かきまぜる。」「トランプ・を・ かきまぜ・て・から・ みんな・に・ 配る。」

かきまわす〔かきまーす〕【掻き回す】《動詞・サ行五段活用》 ①あちらこちらを乱雑にいじり回る。整理されているものを乱れさせる。秩序を乱す。「火鉢・の・ 火ー・は・ かきまーし・たら・ あか・ん。」②手や棒などを入れて、円を描くように回す。「茹で・ている・ 素麺・を・ かきまーす。」「カレー・の・ 鍋・を・ かきまーす。」⇒かきさがす【掻き探す】、ちらかす【散らかす】、ちらばす【散らばす】

かきむしる【掻き毟る】《動詞・ラ行五段活用》 激しくひっかく。ひっかいて傷をつける。つかんで引き抜く。「髪・の・ 毛ー・を・ かきむしる。」「猫・が・ 畳・を・ かきむしっ・て・ 傷・を・ 付け・とる。」

かきもち【欠き餅】《名詞》 のし餅を薄く切って乾燥させたもの。「火鉢・で・ かきもち・を・ 焼く。」〔⇒おかき【お欠き】

かきゅう〔かきゅー〕【下級】《名詞》 後から生まれたり、等級や段階が下であったりすること。学年が下であること。「かきゅー・の・ 子ども・に・ 親切に・ する。」■対語=「じょうきゅう【上級】」

かきゅう〔かきゅー〕【下級】《名詞、形容動詞や()》 ①程度や価値などが劣っていること。「もーちょっと・ かきゅーで・ 安い・の・を・ 買い・まほ。」②全体をいくつかの段階に分けたときの、初歩の段階。「かきゅー・から・ 順番に・ 試験・を・ 受け・て・ 上がっ・ていく。」■対語=「じょうきゅう【上級】」「ちゅうきゅう【中級】」⇒しょきゅう【初級】

かきゅうせい〔かきゅーせー〕【下級生】《名詞》 ①その人よりも下の学年の児童や生徒。「かきゅーせー・の・ 面倒・を・ みる。」②小学校の低学年の子ども。「かきゅーせー・に・は・ 家庭科・は・ あら・へん。」■対語=「じょうきゅうせい【上級生】」

かぎり【限り】《名詞》 ある限度までの範囲内。ある範囲までの区切り。ぎりぎりいっぱいのところ。「人間・は・ みんな・ かぎり・の・ ある・ 命・や。」「税金免除・に・は・ かぎり・が・ ある。」「欲・を・ 言()ー・たら・ かぎり・が・ 無い。」

かぎり【限り】《接尾語》 限度や範囲を表す言葉。「今年・も・ あと・ 1月かぎり・に・ なっ・た。」

かく【格】《名詞》 技量や気品などの程度。公的な等級や位置。特に、高いとされる程度や等級や位置など。「下手くそや・なー・ プロ・と・は・ かく・が・ 違いすぎ・とる。」

かく【角】《名詞》 ①二つの直線が交わってできる、その開きの大きさ。「2本・の・ 木ー・の・ かく・を・ もー・ ちょっと・ 小(ちー)そー・ し・て・ 釘・を・ 打つ。」②四隅に角(かど)がある形。また、そのような形のもの。「餅・を・ かく・に・ 切る。」⇒かくど【角度】⇒しかく【四角】、しかくけい【四角形】、しかっけい【四角形】

かく【書く、描く】《動詞・カ行五段活用》 ①文字や線などを、目に見える形で記す。「夏休み・に・ 漢字帳・を・ かく。」②絵や図などによって記す。「港・へ・ 行っ・て・ 風景・を・ かく。」③考えや思いなどを文章で表す。表現する。「小説・を・ かく。」

かく【掻く】《動詞・カ行五段活用》 ①指や爪を立てて、かゆいところなどをこする。「かいい・さかい・ 背中・を・ かく。」②左右や前後に押しのける。「水・を・ かい・て・ 進む。」③刃物などを使って、切ったり削ったりする。「氷・を・ かい・て・ 蜜・を・ かける。」④あたりのものを集めて寄せる。「道・の・ 塵(ごみ)・を・ かい・て・ 袋・に・ 入れる。」⑤体の外に出す。物事が外にあらわれる。「走っ・て・ 汗・を・ かく。」「恥・を・ かく。」「あぐら・を・ かく。」⇒かいかいする【痒い痒いする、掻い掻いする】

かく《動詞・カ行五段活用》 ①手で上に持ち上げる。「机・を・ かい・とる・ 間・に・ 下・を・ 掃く。」②手で持ち上げて動かす。手で持ち上げて運ぶ。「机・を・ かい・て・ 隅・へ・ やる。」③祭りで、大勢が力を合わせて、布団太鼓(檀尻)を持ち上げて練る。「たいこ・を・ かく。」◆①②の例文で、「机・を・ かい・とる・ 間・に・ 下・を・ 掃く。」というのは、持ち上げるだけで、前後左右への動きはない。「机・を・ かい・て・ 隅・へ・ やる。」というのは場所の移動が伴う。「かく」は、1人で持ち上げたり、持ち上げて運ぶ場合にも使い、2人で(または、幾人もで)持ち上げたり、持ち上げて運ぶ場合にも使う。

かぐ【家具】《名詞》 家の中に備え付けて、生活のために使う道具。「かぐ・の・ 店・で・ 新しー・ 本箱・を 買う。」

かぐ【嗅ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 匂いを鼻で感じ取る。「百合・の・ 匂い・を・ かぐ。」「ガス・が・ 漏れ・とら・へん・か・ かい・で・ 回る。」〔⇒かざ()かぐ【かざ()嗅ぐ】、かざ()かす、かだ()かぐ【かだ()嗅ぐ】、かだ()かす〕

がく【学】《名詞》 学んで得た知識。学問。智恵。「がく・の・ ある・ 人・は・ うまいこと・ 説明する・なー。」

がく【額】《名詞》 ①枠に入れて飾られる絵や書など。「玄関・に・ 日本画・の・ がく・を・ 掛ける。」②絵や書などを入れて壁に掛けるものの、周りの枠。「安物・の・ がく・に・入れ・たら・ 見栄え・が・ せ・ん。」⇒がくぶち【額縁】

がく【額】《名詞》 金銭などの数量。「一遍に・は・ 払え・ん・よーな・ がく・や・さかい・ 困っ・とる。」

かくえきていしゃ〔かくえきてーしゃ〕【各駅停車】《名詞》 すべての駅に停車する電車や列車。「かくえきてーしゃ・やっ・たら・ ごっつい・ 時間・が・ かかる・やろ。」〔⇒かくてい【各停】、ふつう【普通】、ふつうでんしゃ【普通電車】

がくえん【学園】《名詞》 「がっこう【学校】」の別の呼び方。「私立・の・ 学校・に・は・ がくえん・と・ 言()ー・ 名前・が・ 多い・なー。」◆特に、初級から中級や上級に至る一貫教育などを行っている学校に使われることが多い。

がくがく《形容動詞や()、動詞する》 ①足腰などが衝撃を受けるように小刻みに震えて、落ち着かない様子。「山・に・ 登っ・て・ 足・が・ がくがくする。」「お化け屋敷・は・ 恐ろしー・て・ 体・が・ がくがくし・た。」②緩んで動きやすい様子。「椅子・の・ ねじ・が・ がくがくに・ なっ・とる。」⇒がくんがくん〕

がくげいかい〔がくげーかい〕【学芸会】《名詞》 学校での教育の成果を、劇や音楽などの形で発表して保護者などに見てもらう会。「がんげーかい・で・ 劇・を・ する。」◆最近は、「はっぴょうかい【発表会】」という名称のものが増えているように思われる。

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2016年8月25日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (117)    (通算2115回)

日常生活語 「か」⑧

 

かがめる【屈める】《動詞・マ行下一段活用》 腰や膝を曲げて、姿勢を低くする。「お互い・に・ 腰・を・ かがめ・て・ 挨拶する。」■自動詞は「かがむ【屈む】」「かごむ【(屈む)】」

かかり【係】《名詞》 ある特定の部分の仕事を受け持つこと。また、そのような役割の人。「受け付け・の・ かかり・を・ する。」

かかり【掛かり】《名詞》 ①行事や物事を行うのに必要な費用。「祭り・の・ かかり・を・ 集め・て・ 回る。」②国や地方公共団体が経費にあてるために、決められた規則により、住民それぞれから集めるお金。租税として収める金銭。「固定資産税・の・ かかり・が・ 大きー。」「便所・を・ 水洗・に・ する・ とき・の・ かかり・が・ たいへんや。」⇒ぜいきん【税金】

かかり【掛かり】《名詞》 ①ものごとの手始め。初期の段階。「仕事・の・ かかり・に・ よー・ 相談し・て・から・ 始める。」②季節や月の初め。期間の初め。「3月・の・ かかり・に・ 花・が・ 咲く。」③入口などに当たる場所。「隣・の・ 村・の・ かかり・に・ ある・ 家」「駅・へ・ 行く・ 道・の・ かかり・に・ パン屋・が・ ある。」

かかり〔がかり〕《接尾語》 ①必要な時間や人数を表す言葉。「1月がかり・で・ 仕事・を・ する。」「10人がかり・で・ やっと・ 出来上がっ・た。」②何かをしている途中であることを表す言葉。何かのついでであることを表す言葉。「通りがかり・に・ 寄り・まし・てん。」

かがり【篝】《名詞》 蝋燭や油や木などを燃やした火。「かがり・で・ 仏壇・に・ すす・が・ たまっ・とる。」

かかりきり〔かかりっきり〕【掛かり切り】《名詞、形容動詞や()》 ある一つのことに集中していること。あることばかりをしていて、他のことをしないこと。「今・は・ 子ども・の・ 世話・に・ かかりきりや。」

かかる【掛かる、懸かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①ぶら下がる。吊り下げられる。支えとめられる。「壁・に・ 絵ー・が・ かかっ・とる。」②影響を受ける。かぶさる。「傘・を・ 差し・ても・ 横降り・の・ 雨・が・ かかる。」③よくない影響が及ぶ。「周り・の・ 人・に・ 迷惑・が・ かかる。」④費用・時間・労力などが必要である。「直す・の・に・ 1万円・ かかる。」「バス・で・ 半時間・ かかる。」⑤力を受けて、阻止されている。「鍵・が・ かかっ・とる。」⑥合格する。受かる。「試験・に・ かかっ・た・」⑦魚が釣れる。釣り針にひっかかる。「大きな・ 鰤・が・ かかっ・た。」■他動詞は「かける【掛ける、懸ける】」■名詞化=かかり【掛かり】⇒する〕

かかる【罹る】《動詞・ラ行五段活用》 病気になる。伝染性のある病気がうつる。「肺炎・に・ かかる。」

かかる【架かる】《動詞・ラ行五段活用》 ①2つ以上の地点を結んで、橋や線などが渡される。「鯉のぼり・が・ 川・に・ かかっ・て・ 泳い・どる。」「淡路島・に・ 橋・が・ かかっ・た。」②空中に浮かぶ。「虹・が・ かかる。」■他動詞は「かける【架ける】」

かかる【掛かる】《動詞・ラ行五段活用》 ものごとを始めた状態になる。働いたり動いたりすることを始める。「仕事・に・ かかっ・た・ん・は・ 8時頃・や。」「仕事・に・ かかる・の・が・ 遅い・ぞ。」「やっと・ 仕事・の・ エンジン・が・ かかっ・た。」

かかる《補助動詞・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] ①動作や作用が、あるものに向けられることを表す言葉。「犬・が・ 飛び・かかっ・てき・た。」「大きな・ 木ー・が・ もたれ・かかっ・とる。」②動作や作用が始まりつつあったり、始まってその途中であったりすることを表す言葉。「寄り合い・が・ 終わり・かかっ・た・ とき・に・ 遅刻し・て・ やって来・た。」「月・が・ 沈み・かかっ・とる。」

かがる【縢る】《動詞・ラ行五段活用》 布の端が解けないようにするため、糸を巻き付けるようにして縫う。まとめて、くくるように縫いつける。「ぼたん・の・ 穴・を・ かがる。」

かき【垣】《名詞》 家や屋敷などの境界を示す仕切りや囲い。「ブロック・で・ でき・た・ かき」〔⇒かきね【垣根】

かき【柿】《名詞》 落葉する高木で、秋に赤みがかった黄色い実が熟す木。「秋・の・ 遠足・の・ 頃・に・は・ 柿・が・ 出回っ・とる。」◆実には「あまがき【甘柿】」と「しぶがき【渋柿】」とがある。

かき【牡蠣】《名詞》 寒い時期に食用として好まれる、海中の岩などに付いて大きくなる二枚貝。「かき・を・ フライ・に・ する。」

かぎ【鍵】《名詞》 錠の穴に入れて、開け閉めする金属製の道具。「玄関・に・ かぎ・を・ かける。」

がき【餓鬼】《名詞》 ①子ども。特に、男の子ども。「悪さ・を・ し・て・ しょーのない・ がき・や。」②自分から見て、見下げるような位置にある人。「あの・ がき・は・ また・ 遅刻し・やがっ・た。」③死んで地獄に堕ちてひもじさに苦しんでいる人。「がき・が・ 描か・れ・とる・ 絵ー」◆①②は、悪く言うときに使う言葉である。

かきあつめる【掻き集める】《動詞・マ行下一段活用》 短い時間のうちに、周りから寄せ集める。散らばっているものを一所に寄せる。「がんじき・で・ 塵(ごみ)・を・ かきあつめる。」「小銭・を・ かきあつめ・て・ 買い物・を・ する。」

かきかた【書き方】《名詞》 ①文字を美しく整えて書くこと。筆の運び方。「学校・で・ かきかた・を・ 勉強する。」②言葉を用いた表現の仕方。文章表現の様式。「もー・ ちょっと・ 別・の・ かきかた・を・ し・た・ 方・が・ えー・と・ 思う。」⇒しゅうじ【習字】

かきぐし【柿串】《名詞》 干し柿を串に刺して、横に10個程度、連ねたもの。「正月用・の・ かきぐし・を・ 買う。」

かきこむ【書き込む】《動詞・マ行五段活用》 指定された欄などに書き入れる。細かなことまで綿密に記入する。「一覧表・に・ 来月・の・ 予定・を・ かきこん・どい・てんか。」

かきこむ【掻き込む】《動詞・マ行五段活用》 短い時間で一気に食べる。急いで食べる。「お茶漬け・を・ かきこん・で・ 出・てき・まし・てん。」〔⇒かっこむ【掻っ込む】

かきさがす【掻き探す】《動詞・サ行五段活用》 あちらこちらを乱雑にいじり回る。整理されているものを乱れさせる。秩序を乱す。「火鉢・の・ 火ー・を・ 火箸・で・ かきさがす。」「押し入れ・の・ 中・を・ かきさがし・て・ わやくちゃに・ し・た。」〔⇒かきまわす【掻き回す】、ちらかす【散らかす】、ちらばす【散らばす】

かきぞめ【書き初め】《名詞、動詞する》 新年になって初めて毛筆で文字を書くこと。また、その書いたもの。「かきぞめ・で・ 書い・た・ 習字・を・ 15日・の・ とんど・の・ 時・に・ 燃やす。」

がきたいしょう〔がきたいしょー、がきだいしょー〕【餓鬼大将】《名詞》 悪戯好きの子どもたちの中で、腕力が強く仲間の中心になって威張っている者。「あいつ・は・ 小学校・の・ 時・に・ がきたいしょー・やっ・てん。」

かきつぶし【書き潰し】《名詞、動詞する》 ①書いたけれども、うまく出来上がらなかったもの。「何遍・も・ かきつぶし・に・ し・て・ 原稿・は・ まだ・ 出来上がっ・とら・へん。」②書き損じた紙。「かきつぶし・の・ 紙・を・ 捨てる。」

かきとめ〔かきどめ〕【書留】《名詞》 間違いなく届けるように、記録して届ける郵便物。「現金・を・ かきとめ・で・ 送る。」

かきとめる【書き留める】《動詞・マ行下一段活用》 忘れないように、文字にして残す。「電話・で・ 聞い・た・ 用件・を・ かきとめ・とく。」■名詞化=かきとめ【書留】〔⇒ひかえる【控える】

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2016年8月24日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (116)    (通算2114回)

日常生活語 「か」⑦

 

かえりみち【帰り道】《名詞》 帰る途中に通っている道。帰る途中。「かえりみち・で・ 友達・に・ 会()ー・た。」

かえる【蛙】《名詞》 成長しておたまじゃくしから姿を変える、池や川や水田などにすみ、よく跳ねてよく泳ぐ両生類の小さな動物。「田植え・が・ すん・だら・ かえる・が・ やかましーに・ 鳴く。」〔⇒かいる()

かえる【変える、換える、代える】《動詞・ア行下一段活用》 ①古いものをやめて新しいものにする。以前と違ったようにする。別のものにとりかえる。「古い・ 畳・を・ かえる。」「冬服・に・ かえる。」②あるものを渡して、他のものを受け取る。「古い・ 新聞・を・ ちり紙・に・ かえる。」③あるものに、他のものの役目をさせる。「難しー・ 仕事・や・さかい・ 他・の・ 人・に・ かえ・てほしー。」④場所や日時などを別のものにする。「住所・を・ かえる。」「今年・は・ 忘年会・を・ やめ・て・ 新年会・に・ かえる。」⑤人やものごとなどの状態や性質を変化させる。「気持ち・を・ かえ・て・ がんばっ・てみる。」「顔色・を・ かえる。」■自動詞は「かわる【変わる】」■名詞化=かえ【変え、換え、代え】①②⇒とりかえる〕

かえる【帰る】《動詞・ラ行五段活用》 ①自分の家や、元いた場所に戻る。「夕方・に・は・ かえっ・てくる・ 予定・です。」②来ていた人が去って、いなくなる。「昨日・から・ 来・とっ・た・ 孫・が・ かえっ・た。」■他動詞は「かえす【帰す】」■名詞化=かえり【帰り】〔⇒いぬ【去ぬ】、かいる(帰る)、のんのする〕

かえる【返る】《動詞・ラ行五段活用》 ①もとのところや、もとの持ち主に戻る。もとの状態になる。「貸し・てい・た・ 金・が・ かえる。」「落とし物・が・ かえっ・てき・た。」②表と裏が反対になる。裏返しになる。「強い・ 風・で・ 凧・が・ かえっ・て・ 落ち・てき・た。」■他動詞は「かえす【返す】」〔⇒かやる(返る)、かいる(返る)⇒ひっくりかえる【ひっくり返る】、ひっくりかやる(ひっくり返る)、ひっくりかいる(ひっくり返る)、とんぶりがえる【とんぶり返る】、とんぶりがやる(とんぶり返る)、とんぶりがいる(とんぶり返る)

かえる《動詞・ア行下一段活用》 水などを汲み出す。汲み出してからっぽにする。「舟・の・ あか〔=溜まった水〕・を・ かえる。」

かえる【孵る】《動詞・ラ行五段活用》 卵から子になる。「燕・の・ 子ー・が・ かえっ・て・ にぎやかに・ なっ・た。」■他動詞は「かえす【孵す】」〔⇒かやる(孵る)、かいる(孵る)、うまれる【生まれる】

かえる《接尾語・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] その動作や状態や気持ちなどの程度がはなはだしいことを表す言葉。その動作や状態が続いていることを表す言葉。「あきれかえっ・て・ 返事・が・ でけ・なんだ。」「周り・は・ 静まりかえっ・とっ・た。」

かお【顔】《名詞》 ①目や鼻や口などがある、頭の前の部分。「もの・の・ 陰・に・ なっ・て・ かお・が・ 見え・へん。」②その時々の気持ちが表れた、顔の様子。「知ら・ん・ 顔・を・ し・とる。」③生まれついて持っている顔の様子。「男前・の・ かお」〔⇒つら【面】⇒かおつき【顔付き】、かおいろ【顔色】⇒かおだち【顔立ち】

かおいろ【顔色】《名詞》 ①健康状態などを表す、顔の色あい。「日・に・ 焼け・た・ かおいろ」②その時々の気持ちが表れた、顔の様子。「かおいろ・を・ 見・て・ 腹・の・ 中・を・ さぐる。」⇒かお【顔】、かおつき【顔付き】、つら【面】

かお()きく【顔()利く】《動詞・カ行五段活用》 人望や信用があって、相手に対して無理が言える。「あんた・の・ かおがきく・ 店・に・ 連れ・ていっ・てん・か。」

かお()ひろい【顔()広い】《形容詞》 交際範囲が広くて、いろんな人を知っている。「後輩・の・ 人たち・に・も・ かおがひろい。」

かおだち【顔立ち】《名詞》 生まれついて持っている顔の様子。「かいらしー・ かおだち・の・ 子ー」〔⇒かお【顔】、つら【面】

かおつき【顔付き】《名詞》 その時々の気持ちが表れた、顔の様子。「おかしいなー・と・ 言ー・よーな・ かおつき・やっ・た。」〔⇒かおいろ【顔色】、かお【顔】、つら【面】

かおなじみ【顔馴染み】《名詞》 何度も会ったことがあってその人の顔を覚えていること。互いに顔を知り合っている人。「かおなじみ・や・けど・ 名前・は・ 知ら・ん・ねん。」

かおぶれ【顔触れ】《名詞》 仕事や会合などに参加する人たち。メンバー。「行く・か・ 行か・ん・か・は・ かおぶれ・を・ 見・て・から・ 決め・ます・わ。」

かおまけ【顔負け】《名詞、動詞する》 相手が優れていて、こちらが見劣りを感じること。相手が厚かましかったりして、こちらがたじろぐこと。「大人・が・ かおまけする・よーな・ えー・ 絵ー・を・ 描く・ 中学生・や・な。」「大人・かおまけ」「玄人・かおまけ」

かおり【香り、薫り】《名詞》 漂ってきて、鼻に好ましく心地よく感じるもの。「金木犀・の・ かおり・が・ する。」「良()ー・ お茶・の・ かおり・や・なー。」〔⇒におい【匂い、臭い】、によい(匂い、臭い)、かざ()、かだ()

かおる【香る、薫る】《動詞・ラ行五段活用》 漂ってくるものが鼻に好ましく、心地よく感じる。漂ってきて鼻に感じる。「梅・の・ 花・が・ かおっ・とる。」■名詞化=かおり【香り、薫り】〔⇒におう【匂う、臭う】、によう(匂う、臭う)、かざる(香る)、かだる(香る)

かお()かまう【顔()構う】《動詞・ワア行五段活用》 ①体裁を繕う。「言いたいこと言い・の・ かおをかまわ・ん・ 人」②義理・人情などに心を使う。「かおをかもー・て・ 寄付・を・ はりこむ。」

かお()だす【顔()出す】《動詞・サ行五段活用》 会合などに姿を見せる。出席する。「同窓会・に・ かおおだし・てくれ・へん・か。」

かかえる【抱える】《動詞・ア行下一段活用》 ①腕で抱くようにして支え持つ。「大きな・ 花束・を・ かかえ・て・ 歩い・てき・た。」②責任を帯びてものごとを担当する。任務などをたくさん合わせ持つ。「一人・で・ ぎょーさん・の・ 仕事・を・ かかえ・とる。」

かがし〔かかし〕【案山子】《名詞》 作物を荒らす鳥や獣をおどすために田畑に立てる人形。「かがし・に・ 雀・が・ とまっ・とる。」

かがと〔かかと〕【踵】《名詞》 ①足の裏の後ろの部分。「寒ー・ なっ・て・ かかと・が・ 割れ・て・ 痛い・ねん。」②履き物の後ろの部分。「靴・の・ かがと・が・ よー・ ちびる。」〔⇒きびす【踵】

かがみ【鏡】《名詞》 ①光の反射を利用して、金属やガラスで作り、人やものの姿を映して見る道具。「かがみ・で・ 自分・の・ 顔・を・ 見る。」②正月やお祝いのときに、大小2つを重ねて神仏に供える丸くて平たい餅。「かがみ・に・ 黴(かび)・が・ はえ・とる。」⇒かがみもち【鏡餅】、おかがみ【お鏡】

かがみもち【鏡餅】《名詞》 正月やお祝いのときに、大小2つを重ねて神仏に供える丸くて平たい餅。「床の間ー・に・ かがみもち・を・ 飾る。」〔⇒かがみ【鏡】、おかがみ【お鏡】

かがむ【屈む】《動詞・マ行五段活用》 ①腰を落として、膝を曲げてしゃがむ。うずくまる。「かがん・で・ 子ども・と・ 話・を・ する。」②腰が曲がる。「年・を・ とる・に・つれ・て・ だんだん・ かがん・でき・た。」③物陰に隠れる。「隠れん坊・で・ 小屋・に・ かがん・だ。」④手足がかじかむ。「手ー・が・ かがん・で・ 持っ・とっ・た・ もん・を・ 落とし・た。」 ■他動詞は「かがめる【屈める】」〔⇒かごむ(屈む)⇒つくなむ、つくぼる、つくばる〕

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2016年8月23日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (115)    (通算2113回)

日常生活語 「か」⑥

 

かいる(孵る)】《動詞・ラ行五段活用》 卵から子になる。「ひよこ・が・ 5匹・ かいっ・た。」■他動詞は「かいす【(孵す)】」〔⇒かえる【孵る】、かやる(孵る)、うまれる【生まれる】

かいる(帰る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①自分の家や、元いた場所に戻る。「暗ー・ なら・ん・うち・に・ かいっ・てき・なはれ・よ。」②来ていた人が去って、いなくなる。「みんな・ かいっ・た・ 教室・は・ がらんと・ し・とる。」■他動詞は「かいす【(帰す)】」「かやす【(帰す)】」■名詞化=かいり(帰り)〔⇒いぬ【去ぬ】、かえる【帰る】、のんのする〕

かいる(返る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①もとのところや、もとの持ち主に戻る。もとの状態になる。「回覧板・が・ 一回りし・て・ かいっ・てき・た。」「学校・から・ かいっ・てくる。」②表と裏が反対になる。裏返しになる。「風・で・ 紙・が・ かえっ・た。」■他動詞は「かいす【(返す)】」〔⇒かえる【返る】、かやる(返る)⇒ひっくりかえる【ひっくり返る】、ひっくりかやる(ひっくり返る)、ひっくりかいる(ひっくり返る)、とんぶりがえる【とんぶり返る】、とんぶりがやる(とんぶり返る)、とんぶりがいる(とんぶり返る)

かいろ【懐炉】《名詞》 衣服の内側に入れて体を温める、携帯用の器具。「ベンジン・を・ 使(つか)ー・た・ かいろ」

かう【買う】《動詞・ワア行五段活用》 お金を払って品物や権利を自分のものとして受け取る。「鉛筆・と・ 消しゴム・を・ かう。」■対語=「うる【売る】」■名詞化=かい【買い】

かう【飼う】《動詞・ワア行五段活用》 動物に餌を与えて育てる。「鶏・を・ こー・て・ 卵・を・ 生ます。」

かう【支う】《動詞・ワア行五段活用》 ①ものが倒れたり落ちたりしないようにするために、棒などで支えをしたり空間に何かを詰めたりする。「こけ・へん・よーに・ つっぱり・を・ こー・ておく。」②物の表面や全体に、液体や塗料などをなすりつける。「布地・に・ 糊・を・ かう。」「投網・に・ 渋・を・ かう。」⇒かます【噛ます】

かえ《終助詞》 ①疑問の気持ちを表して、相手に荒々しく問いかけたり念を押したりするときに使う言葉。「来月・の・ 寄り合い・は・ 何時(いつ)・ ある・の・かえ。」②そうではないという意味のことを、反語的に表す言葉。「そんな・ あほな・ 話・は・ ある・かえ。」③思いに反したことに出会って、びっくりしたり落胆したりするような気持ちを表す言葉。「えらい・ 綺麗(きれー)な・ 花・やん・かえ。」〔⇒か、かい。①②⇒け、こ。①③⇒どい、どえ、ぞい、ぞえ。⇒かれ〕

かえうた【替え歌】《名詞》 もとの歌の旋律のままで、歌詞を違えて歌う歌。「小学校・の・ 頃・は・ いろんな・ かえうた・が・ はやっ・た。」

かえかえ【替え替え】《名詞、動詞する》 ①別のものに取り替えること。「ちび・た・ 鉛筆・を・ 捨て・て・ 新しい・の・に・ かえかえする。」②相手と品物などのやりとりをすること。取り替えること。互いにやりとりをすること。「小さい・ 子ー・が・ 欲しがっ・とる・さかい・ かえかえし・てあげ・なはれ。」◆幼児語。〔⇒かえこと【替え事】、かいこと(替い事)、こうかん【交換】

かえこと【替え事】《名詞、動詞する》 ①別のものに取り替えること。「古い・ 靴・を・ 捨て・て・ 新しー・の・に・ かえことする。」②相手と品物などのやりとりをすること。「あんた・の・ 持っ・とる・の・と・ かえことし・てほしー・なー。」「古い・ 新聞・と・ ちり紙・と・を・ かえことする・てな・ こと・は・ 今・は・ もー・ あら・へん。」〔⇒かいこと(替い事)、かえかえ【替え替え】、こうかん【交換】

かえし【返し】《名詞、動詞する》 ①ものをもらったお礼として、ものを贈ること。「結婚祝い・の・ かえし・に・ お皿・を・ もろ・た。」②お釣りの金。「かえし・の・ 計算・を・ 間違(まちご)ー・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒おかえし【お返し】

かえす【孵す】《動詞・サ行五段活用》 卵を子にする。「鶏・を・ かえす。」■自動詞は「かえる【孵る】」〔⇒かやす(孵す)、かいす(孵す)

かえす【帰す】《動詞・サ行五段活用》 自分の家や、元いた場所に戻らせる。「家・に・ かえす。」■自動詞は「かえる【帰る】」〔⇒かやす(帰す)、かいす(帰す)、いなす【去なす】

かえす【返す】《動詞・サ行五段活用》 ①もとの場所や、もとの持ち主のところに位置させる。元の状態に復元する。「借り・た・ 金・を・ かえす。」②表と裏を反対にする。裏返しにする。「干し・とっ・た・ 座布団・を・ かえす。」「裏・が・ よー・ 焼け・た・ので・ かえし・た。」■自動詞は「かえる【返る】」〔⇒かやす(返す)、かいす(返す)⇒もどす【戻す】⇒ひっくりかえす【ひっくり返す】、ひっくりかやす(ひっくり返す)、ひっくりかいす【ひっくり返す】、とんぶりがえす【とんぶり返す】、とんぶりがやす(とんぶり返やす)、とんぶりがいす(とんぶり返す)

かえだし【かえ出し】《名詞》 中の水や液体を汲んで外に出すこと。「大雨・が・ 降っ・て・ 家・に・ 水・が・ 入っ・てき・て・ かえだし・が・ たいへんやっ・た。」〔⇒かいだし【かい出す】

かえだす【かえ出す】《動詞・サ行五段活用》 中の水や液体を汲んで外に出す。「船・に・ たまっ・た・ 水・を・ かえだす。」■名詞化=かえだし【かえ出し】〔⇒かいだす【かい出す】

かえって【却って】《副詞》 そのことによって、むしろ逆の方向に向かうことを表す言葉。あべこべに。「儲け・よー・と・ し・て・ かえって・ 損・を・ し・た。」〔⇒よけい【余計】、よけのこと(余計の事)

かえり【帰り】《名詞》 ①元の場所に戻ること。元の場所に向かって逆に進むこと。「あんた・の・ かえり・が・ 遅い・の・で・ 心配し・た。」②どこかから帰る途中。復路。「かえり・に・ パン・を・ 買()ー・てき・てほしー・ん・や・けど。」■対語=「いき【行き】」〔⇒かいり(帰り)⇒かえりがけ【帰りがけ】、かえりし【帰りし】、かえりしな【帰りしな】、かいりがけ(帰りがけ)、かいりし(帰りし)、かいりしな(帰りしな)、いにがけ【去にがけ】、いにしな【去にしな】、いにし【去にし】

かえりがけ【帰りがけ】《名詞》 ①どこかから帰る途中。復路。「かえりがけ・の・ 電車・が・ 遅れ・た。」②帰ろうとする、まさにそのとき。「飲み・に・ 行こ・ー・と・ かえりがけ・に・誘わ・れ・た。」〔⇒かえりし【帰りし】、かえりしな【帰りしな】、かいりがけ(帰りがけ)、かいりし(帰りし)、かいりしな(帰りしな)、いにがけ【去にがけ】、いにしな【去にしな】、いにし【去にし】⇒かえり【帰り】、かいり【帰り】

かえりし【帰りし】《名詞》 ①どこかから帰る途中。復路。「疲れ・た・さかい・ かえりし・は・ バス・に・ 乗ろ・ー。」②帰ろうとする、まさにそのとき。「かえりし・に・ ちょーど・ 地震・が・ あっ・た。」〔⇒かえりがけ【帰りがけ】、かえりしな【帰りしな】、かいりがけ(帰りがけ)、かいりし(帰りし)、かいりしな(帰りしな)、いにがけ【去にがけ】、いにしな【去にしな】、いにし【去にし】⇒かえり【帰り】、かいり【帰り】

かえりしな【帰りしな】《名詞》 ①どこかから帰る途中。復路。「かえりしな・に・ 買い物・を・ する。」②帰ろうとする、まさにそのとき。「かえりしな・に・ し忘れ・た・ 仕事・に・ 気・が・ つい・た。」〔⇒かえりがけ【帰りがけ】、かえりし【帰りし】、かいりがけ(帰りがけ)、かいりし(帰りし)、かいりしな(帰りしな)、いにがけ【去にがけ】、いにしな【去にしな】、いにし【去にし】⇒かえり【帰り】、かいり【帰り】

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2016年8月22日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (114)    (通算2112回)

日常生活語 「か」⑤

 

かいばおけ【飼い葉桶】《名詞》 藁や干し草を入れて、牛や馬などに与える桶。「かいばおけ・に・ 水・を・ 入れ・たる。」

かいばしら【貝柱】《名詞》 二枚貝の内部にあって、貝殻を開閉する働きを持つ筋肉。「かいばしら・が・ しこしこし・て・ 美味い。」

かいはつ【開発】《名詞、動詞する》 ①土地を切り開くこと。土地を売れるようにすること。「山・を・ かいはつし・て・ 家・が・ 建っ・た。」②新しいものを考え出して、実用に役立つものを作ること。「携帯電話・の・ 新型・が・ かいはつさ・れ・た。」

かいばつ【海抜】《名詞》 陸地や山の高さを示すもので、海面を基準とした高さ。「六甲山・の・ かいばつ・は・ 900メートル・を・ 超え・とる。」

かいひ【会費】《名詞》 ①会の維持や運営のために会員が出し合うお金。「1年間・の・ かいひ・は・ 2000円・や。」②特定の日の会合のために出席者が負担するお金。「忘年会・の・ かいひ・を・ 集める。」

かいふく【回復】《名詞、動詞する》 健康状態やものごとが、望ましくない状態から、もとのよい状態に戻ること。「夏ばて・が・ かいふくし・た。」

かいぶつ【怪物】《名詞》 普通のものとは異なった力や形を持っているもの。正体がわからず不気味なもの。「あの・ 元気さ・は・ かいぶつ・みたいな・ もん・や。」

かいほう〔かいほー〕【介抱】《名詞、動詞する》 病人や怪我人や老人などに付き添って世話をすること。「交通事故・に・ 遭()ー・た・ 人・を・ かいほーし・た。」

かいぼう〔かいぼー〕【解剖】《名詞、動詞する》 生物の体を切り開いて、中の構造や状態などを調べること。「理科・で・ 蛙・を・ かいぼーする。」

かいほり【貝掘り】《名詞、動詞する》 海の水が引いた砂浜で、貝などをとること。「遠足・で・ かいほり・に・ 行く。」〔⇒しおひがり【潮干狩り】

がいまい【外米】《名詞》 外国から輸入した米。外国産の米。「がいまい・は・ 粒・が・ 細長い・なー。」■対語=「ないちまい【内地米】」

かいみょう〔かいみょー〕【戒名】《名詞》 仏教で、仏の弟子になったという意味を込めて、亡くなった人に付ける名前。「お寺・から・ 母親・の・ かいみょー・を・ 貰う。」

かいめん【海綿】《名詞》 海底の岩についている海綿動物の繊維状の骨を乾燥させたもので、柔らかく水をよく吸うもの。「紙・の・ 枚数・を・ 数える・ 時・は・ かいめん・が・ あっ・たら・ 便利や。」〔⇒スポンジ【英語=sponge

かいもく【皆目】《副詞》 課題や問題の答えや何かの所在などが、どうしてもつかめないことを表す言葉。「今日・の・ 試験・は・ 難(むつか)しゅー・て・ かいもく・ わから・なんだ。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。〔⇒まったく【全く】、さっぱり〕

かいもの【買い物】《名詞、動詞する》 品物を買うこと。買った品物。買って得になる品物。「デパート・で・ かいものする。」「子ども・に・ かいもの・を・ 頼む。」〔⇒かいもん【買い物】

かいもん【買い物】《名詞、動詞する》 品物を買うこと。買った品物。買って得になる品物。「かいもんする・さかい・ 風呂敷・を・ 持っ・ていく。」「今日・は・ 安い・ かいもん・を・ し・た。」〔⇒かいもの【買い物】

かいや《終助詞》 そうではない、そんなはずはないという強い気持ちを表す言葉。「わし・が・ そんな・ こと・を・ する・かいや。」「明日・は・ 雨・なんか・ 降る・かいや。」

かいよう〔かいよー〕【潰瘍】《名詞》 皮膚や粘膜がただれて深い部分まで崩れる病気。「胃かいよー・に・ なっ・て・ 病院・に・ 通(かよ)・とる。」

がいよう〔がいよー〕(具合良う)】《副詞、動詞する》 ①幸運にもものごとが進展する様子。「言わ・れ・とっ・た・ こと・は・ 全部・ がいよー・ 出来上がっ・た。」②すっかり相手にしてやられる様子。「パチンコ・で・ がいよー・ 小遣い・が・ 無()ーなっ・た。」③ものごとを隅々まできちんと丁寧に行う様子。「風呂敷・を・ 畳(たと)ん・で・ がいよーし・とい・てんか。」①②⇒あんばいよう【塩梅良う、案配良う】、ええあんばいに【良え塩梅に、良え案配に】⇒あんばい【塩梅、案配】、あんじょう【案定】

がいらい【外来】《名詞》 病院の診察を受けるために通ってくること。また、そのような人。「がいらい・の・ 患者・の・ 受け付け」

かいらしい〔かいらしー〕(可愛らしい)】《形容詞》 ①無心であったり無邪気であったりして愛らしく感じられる。美しくて心引かれる。優しく扱ってやりたい気持ちになる。「かいらしー・ 女優・が・ テレビ・に・ 出・とる。」②優しく扱いたいと思うほど、小さい。「かいらしー・ 花・が・ 咲い・た。」〔⇒かわいらしい【可愛らしい】、かわいい【可愛い】

かいらん【回覧】《名詞、動詞する》 書類などを次々と回して読むこと。「隣保・ごと・に・ かいらんする。」

かいらんばん【回覧板】《名詞》 連絡事項などを書いて、回して読むための書類。書類を回すときに、その書類を固定するために使う板のようなもの。「月・に・ 2、3回・は・ かいらんばん・が・ 回っ・てくる。」

かいり(帰り)】《名詞》 ①元の場所に戻ること。元の場所に向かって逆に進むこと。「今日・の・ かいり・は・ 何時頃・でっ・か。」②どこかから帰る途中。復路。「かいり・に・ 自転車・が・ パンクし・ても・た。」■対語=「いき【行き】」〔⇒かえり【帰り】⇒かえりがけ【帰りがけ】、かえりし【帰りし】、かえりしな【帰りしな】、かいりがけ(帰りがけ)、かいりし(帰りし)、かいりしな(帰りしな)、いにがけ【去にがけ】、いにしな【去にしな】、いにし【去にし】

かいりがけ(帰りがけ)】《名詞》 ①どこかから帰る途中。復路。「かいりがけ・に・ 雨・に・ 遭()ー・た。」②帰ろうとする、まさにそのとき。「かいりがけ・に・ 挨拶・を・ する。」〔⇒かいりし(帰りし)、かいりしな(帰りしな)、かえりがけ【帰りがけ】、かえりし【帰りし】、かえりしな【帰りしな】、いにがけ【去にがけ】、いにしな【去にしな】、いにし【去にし】⇒かえり【帰り】、かいり【帰り】

かいりし(帰りし)】《名詞》 ①どこかから帰る途中。復路。「かいりし・に・ 買い物・を・ する。」②帰ろうとする、まさにそのとき。「かいりし・に・ 着替える。」〔⇒かいりがけ(帰りがけ)、かいりしな(帰りしな)、かえりがけ【帰りがけ】、かえりし【帰りし】、かえりしな【帰りしな】、いにがけ【去にがけ】、いにしな【去にしな】、いにし【去にし】⇒かえり【帰り】、かいり【帰り】

かいりしな(帰りしな)】《名詞》 ①どこかから帰る途中。復路。「かいりしな・に・ 喫茶店・に・ 寄る。」②帰ろうとする、まさにそのとき。「かいりしな・に・ 戸締まり・を・ する。」〔⇒かいりがけ(帰りがけ)、かいりし(帰りし)、かえりがけ【帰りがけ】、かえりし【帰りし】、かえりしな【帰りしな】、いにがけ【去にがけ】、いにしな【去にしな】、いにし【去にし】⇒かえり【帰り】、かいり【帰り】

かいりょう〔かいりょー〕【改良】《名詞、動詞する》 よくないところを改めて、前よりも良くすること。「品種・を・ かいりょーする。」

かいる()】《名詞》 成長しておたまじゃくしから姿を変える、池や川や水田などにすみ、よく跳ねてよく泳ぐ両生類の小さな動物。「田圃・で・ かいる・が・ 鳴い・とる。」〔⇒かえる【蛙】

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2016年8月21日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (113)    (通算2111回)

日常生活語 「か」④

 

かいぞく【海賊】《名詞》 海上に横行して、船などを襲って金品を奪う盗賊。「昔・は・ かいぞく・が・ 出・た・そーや。」

かいたい【解体】《名詞、動詞する》 組み立ててあるものを分解してばらばらにすること。「小屋・を・ かいたいする。」

かいたく【開拓】《名詞、動詞する》 山野や荒れ地を切り開いて、作物ができるような土地にすること。「戦後・ 大久保・の・ 高丘・の・ かいたく・が・ あっ・た。」

かいだし【買い出し】《名詞、動詞する》 市場や産地などへ出かけていって品物を買い込むこと。「祭り・で・ 使う・ 景品・を・ かいだしし・た。」

かいだし【かい出し】《名詞》 中の水や液体を汲んで外に出すこと。「池・の・ 水・の・ かいだし・を・ する。」〔⇒かえだし【かえ出し】

かいだす【かい出す】《動詞・サ行五段活用》 中の水や液体を汲んで外に出す。「井戸・の・ 水・を・ かいだし・て・ 中・を・ 掃除する。」■名詞化=かいだし【かい出し】〔⇒かえだす【かえ出す】

かいだめ【買い貯め】《名詞、動詞する》 品不足や値上がりに備えて、当面に必要な量よりもたくさんの品物を買っておくこと。「昔・ トイレットペーパー・の・ かいだめ・が・ あっ・た。」

かいだん【階段】《名詞》 高さの異なる床面を上り下りするために作られた段。「かいだん・に・ 付い・ている・ 手摺り」◆「だんだん【段々】」とも言い、家の中のものは「だんばしご【段梯子】」とも言う。〔⇒だんだん【段々】、だんばしご【段梯子】、はしごだん【梯子段】、はしご【梯子】

かいだん【怪談】《名詞》 お化けや幽霊が出てくる、恐ろしい話。「かいだん・は・ 夏・の・ もん・や・なー。」

がいち【外地】《名詞》 外国の土地。戦前の日本が占領していた地域。「がいち・で・ 商売し・とっ・た・ 人」「がいち・から・の・ 引き揚げ」◆現在では、あまり使うことはない。■対語=「ないち【内地】」

かいちく【改築】《名詞、動詞する》 古くなったり手狭になったりした建物の一部または全部を建て直したり作り直したりすること。「古(ふる)・ なっ・た・ 家・の・ かいちく・を・ する。」

がいちゅう〔がいちゅー〕【害虫】《名詞》 人や作物を傷つけたり妨げをしたりする虫。「がいちゅー・を・ 退治する・ 薬・を・ 撒く。」

かいちゅうでんき〔かいちゅーでんき〕【懐中電気】《名詞》 乾電池を電源とする、持ち運びできる電灯。「かいちゅうでんき・で・ 落とし物・を・ 探す。」〔⇒かいちゅうでんとう【懐中電灯】、かいちゅうでんち【懐中電池】、でんち【電池】、かんでんち【乾電池】

かいちゅうでんち〔かいちゅーでんち〕【懐中電池】《名詞》 乾電池を電源とする、持ち運びできる電灯。「かいちゅーでんち・を・ 持っ・て・ 蔵・の・ 中・を・ 探す。」〔⇒かいちゅうでんとう【懐中電灯】、かいちゅうでんき【懐中電気】、でんち【電池】、かんでんち【乾電池】

かいちゅうでんとう〔かいちゅーでんとー〕【懐中電灯】《名詞》 乾電池を電源とする、持ち運びできる電灯。「闇夜・や・さかい・ かいちゅーでんとー・を・ 持っ・ていき・なはれ。」〔⇒かいちゅうでんき【懐中電気】、かいちゅうでんち【懐中電池】、でんち【電池】、かんでんち【乾電池】

かいちょう〔かいちょー〕【会長】《名詞》 会の仕事をまとめ、その会を代表する人。「自治会・の・ かいちょー」

かいちょう〔かいちょー〕【快調】《形容動詞や()》 体の具合や、仕事や試合などの進み具合が、素晴らしく良い様子。「試合・の・ 出だし・は・ かいちょーや。」

かいつう〔かいつー〕【開通】《名詞、動詞する》 鉄道や道路や通信などが初めて通じるようになること。一時途絶えていた鉄道や道路や通信などが元に戻ること。「新幹線・が・ かいつーし・て・ 便利に・ なっ・た。」

かいつぶり《名詞》 体長30センチ程度で、海や池にすみ、水に潜って魚を獲るのが得意な鳥。「かいつぶり・は・ 潜っ・とる・ 時間・が・ 長い・なー。」

かいてん【回転】《名詞、動詞する》 体やものが、ある点や軸を中心にして、くるくる回ること。ものごとが円滑に進展すること。「エンジン・が・ かいてんする。」「頭・が・ かいてんする。」

かいてん【開店】《名詞、動詞する》 ①店を開けて、その日の営業を始めること。「かいてん・は・ 朝・の・ 8時半・です。」②新しく店を設けて、営業を始めること。「お好み焼き屋・が・ 駅前・に・ かいてんし・た。」■対語=「へいてん【閉店】」

かいてんやき【回転焼き】《名詞》 小麦粉を溶いて、平たい円形の焼き型に流し込み、中に餡を入れて焼いた菓子。「小豆・を・ 入れ・た・ かいてんやき」◆今、関西では「ござそうろう【御座候】」という言い方が広がっている。姫路市に本社のある、特定の店の名前が広く用いられるようになっている。

かいとう〔かいとー〕【解答】《名詞、動詞する》 試験の問題や問題集の設問などを解いて、答えること。また、その答え。「試験・の・ かいとー・を・ 間違え・た。」

かいとう〔かいとー〕【回答】《名詞、動詞する》 質問や調査や要求などに対して答えること。また、その答の内容。「アンケート・の・ かいとー・を・ 集める。」

かいどう〔かいどー〕【街道】《名詞》 大きな町と結ばれていて、往来の盛んな、大切な道。「西国(さいごく)かいどー」

がいとう〔がいとー〕【街灯、外灯】《名詞》 通行の便利や犯罪の防止などのために、町の通りや、家の外に取り付けた電灯。「がいとー・が・ 付い・た・さかい・ 明(あか)過ぎ・て・ 寝・られ・へん。」

かいとる【買い取る】《動詞・ラ行五段活用》 他の人が処分しようとしているものを、買って自分のものとする。「借()っ・た・ん・や・けど・ 傷め・てしもた・ので・ かいとっ・た。」

かいな〔かいなー〕《終助詞》 ①感動したことを念を押して表現する言葉。「それ・は・ 嬉しい・ こと・や・ない・かいな。」「嬉しい・ 話・やない・かいな。」「もー・ 6時・かいな。」②相手に勧める気持ちをあらわす言葉。「そろそろ・ 仕事・に・ かから・ん・かいな。」③禁止する気持ちをあらわす言葉。「おら・ん・ 人・の・ 悪口・を・ 言()ー・かいな。」④できない、無理であるという気持ちを表す言葉。「半時間・で・は・ 書ける・かいな。」⑤強く打ち消す気持ちを表す言葉。「わし・が・ そんな・ こと・ 言()ー・かいな。」⑥相手に尋ねるときに、語気を強めて使う言葉。「ほんま・かいな。」「それ・は・ 昨日・の・ こと・です・かいな。」「ほんま・かいな・ そー・かいな。」⇒かな。⇒ぞいな、やいな、いな〕

がいな(具合な)】《連体詞》 自分にとって都合のよい。でたらめで、いい加減な。「がいな・ こと・を・ 言()ー・て・ ごまかし・やがっ・た。」

がいな《終助詞》 述べたことを強めて、相手に向かって念を押す気持ちをあらわす言葉。「その・ 帽子・は・ わし・の・や・がいな。」

かいぬし【飼い主】《名詞》 その動物を飼っている人。「かいぬし・の・ わから・ん・ 犬」

かいね【買い値】《名詞》 お金を渡して品物や権利などを受け取るときの値段。品物を仕入れる値段。「かいね・の・ 半分・で・ 売っ・てやっ・た。」■対語=「うりね【売値】」

かいば【飼い葉】《名詞》 牛や馬などの餌として与える藁や干し草。「草・を・ 干し・て・ かいば・に・ する。」〔⇒まぐさ【秣】

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2016年8月20日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (112)    (通算2110回)

日常生活語 「か」③

 

がいこく【外国】《名詞》 自分の国ではない、よその国。「一遍・ぐらい・ がいこく・へ・ 行き・たい・なー。」〔⇒かいがい【海外】

がいこつ【骸骨】《名詞》 肉がなくなって、骨だけになった遺体。「年・を・ とっ・て・ がいこつ・みたいに・ 痩せ・ても・た。」

かいこと(替い事)】《名詞、動詞する》 ①別のものに取り替えること。「新しい・ 電池・に・ かいことする。」②相手と品物などのやりとりをすること。「たま・に・は・ 弁当・を・ かいことし・て・ 食べ・よー・か。」〔⇒かえこと【替え事】、かえかえ【替え替え】、こうかん【交換】

かいこむ【買い込む】《動詞・マ行五段活用》 将来のことを見越して、たくさんの品物を買い入れる。あらかじめ買い入れる。「冬・が・ 近づい・た・さかい・ マスク・と・ 風邪薬・を・ かいこ・ん・だ。」

かいさつ【改札】《名詞、動詞する》 ①駅のホームの出入口などで、乗車券などを検査したり回収したりすること。「自動・で・ かいさつする・ 機械」②駅のホームの入口などで、乗車券などを調べて鋏を入れる場所。「駅・の・ かいさつ・で・ 友だち・に・ 会()ー・た。」⇒かいさつぐち【改札口】

かいさつぐち【改札口】《名詞》 駅のホームの入口などで、乗車券などを調べて鋏を入れる場所。「かいさつぐち・が・ 3つ・も・ ある・ 大きな・ 駅」〔⇒かいさつ【改札】

かいさん【解散】《名詞、動詞する》 集まったり行動を共にしていたりした人が、用件を終えて別れていくこと。「ハイキング・は・ 駅前・で・ かいさんし・た。」

かいし【開始】《名詞、動詞する》 ものごとが始まること。ものごとを始めること。「忘年会・は・ 7時・から・ かいしする・ 予定・です。」

かいしゃ【会社】《名詞》 利益を得ることを目的にして、事業をするために作られた団体。「酒・の・ 会社・に・ 勤め・てます・ねん。」「かいしゃ・勤め」

かいしゃいき【会社行き】《名詞、動詞する》 ①会社に勤めること。また、そのようにしている人。会社員。「今年・から・ 百姓・を・ やめ・て・ かいしゃいき・に・ なっ・た。」②会社に出勤すること。「今日・は・ かいしゃいき・で・ 明日・が・ 休み・や。」

かいしゅう〔かいしゅー〕【回収】《名詞、動詞する》 配ったり使ったりしたものを集めて、ある一定のところに戻すこと。「アンケート・を・ かいしゅーする。」「廃品・かいしゅー」

かいじゅう〔かいじゅー〕【怪獣】《名詞》 正体のわからない、見慣れない動物。特別な能力を備えているように創作された、実在しない動物。「かいじゅー・が・ 出・てくる・ 話・は・ おもろい。」「かいじゅー・映画」

がいしゅつ【外出】《名詞、動詞する》 自分の家や会社などから、用事があって外へ出かけること。「がいしゅつする・けど・ じきに・ 帰り・ます。」

かいしょう〔かいしょー、かいしょ〕【甲斐性】《名詞》 きちんとした生活を営んでいくための力。働きや技量があって、頼もしく思われる性格。「かいしょ・の・ ある・ 人・に・ 惚れる。」

かいじょう〔かいじょー〕【会場】《名詞》 人が集まって、催し物や会議などを開く場所。「成人式・の・ かいじょー・は・ 市民会館・や。」

かいしょうなし〔かいしょーなし、かいしょなし〕【甲斐性なし】《名詞、形容動詞や()》 きちんとした生活を営んでいくための力に欠けていること。働きや技量が乏しくて、意気地のないこと。また、そのような人。「かいしょなし・で・ 子ども・を・ 養う・の・が・ たいへんな・ん・や。」

がいじん【外人】《名詞》 自分の国の人ではない、よその国の人。「神戸・の・ がいじん墓地」

かいす(帰す)】《動詞・サ行五段活用》 自分の家や、元いた場所に戻らせる。「警報・が・ 出・た・さかい・ 早(はよ)ー・ かいし・てもろ・た。」■自動詞は「かいる【(帰る)】」〔⇒かやす(帰す)、かえす【帰す】、いなす【去なす】

かいす(孵す)】《動詞・サ行五段活用》 卵を子にする。「かいし・た・ ひよこ・が・ だんだん・ 大きなっ・た。」■自動詞は「かいる【(孵る)】」〔⇒かえす【孵す】、かやす(孵す)

かいす(返す)】《動詞・サ行五段活用》 ①もとの場所や、もとの持ち主のところに位置させる。元の状態に復元する。「読み終わっ・たら・ かいし・て・な。」②表と裏を反対にする。裏返しにする。「卵焼き・を・ じょうずに・ かいす。」■自動詞は「かいる【(返る)】」〔⇒かえす【返す】、かやす(返す)⇒もどす【戻す】⇒ひっくりかえす【ひっくり返す】、ひっくりかやす(ひっくり返す)、ひっくりかいす【ひっくり返す】、とんぶりがえす【とんぶり返す】、とんぶりがやす(とんぶり返やす)、とんぶりがいす(とんぶり返す)

かいず【海図】《名詞》 海の深さ、海流の流れ、灯台の位置などが書き込んであって、航海に役立つ地図。「かいず・を・ 見・て・ 舵・を・ 切る・」

かいすい【海水】《名詞》 ①海の、塩分を含んだ水。「かいすい・は・ からい。」②海辺で泳いだり遊んだりすること。「かいすい・に・ 行く。」⇒かいすいよく【海水浴】

かいすいよく【海水浴】《名詞、動詞する》 海辺で泳いだり遊んだりすること。「盆・を・ 過ぎ・たら・ かいすいよく・は・ 止め・なはれ。」〔⇒かいすい【海水】

かいすいよくじょう〔かいすいよくじょー〕【海水浴場】《名詞》 泳いだり遊んだりするために、海岸の砂浜のあたりに設けられている場所。「江井ヶ島(えーがしま)・の・ かいすいよくじょー」

かいすう〔かいすー〕【回数】《名詞》 ものごとが何回起こったか、ものごとを何回行ったかという数。「今年・は・ 台風・が・ 来る・ かいすー・は 少なかっ・た。」

かいすうけん〔かいすーけん〕【回数券】《名詞》 乗り物乗車券や飲食券などを何枚かをまとめて割安で販売しているもの。「市バス・の・ かいすーけん」

かいせい〔かいせー〕【改正】《名詞、動詞する》 規則や時刻表などのまずいところや不備であるところなどを改めること。「電車・の・ 時間・の・ かいせー」

かいせい〔かいせー〕【快晴】《名詞、形容動詞や()》 良い天気で、空が晴れわたっていること。「運動会・の・ 日ー・は・ かいせーやっ・た。」

かいせつ【解説】《名詞、動詞する》 ものごとの意味や理由などをわかりやすく説明すること。「公会堂・を・ 建て替える・ わけ・を・ かいせつする。」

かいそう〔かいそー〕【海草、海藻】《名詞》 海の中に生えている植物。「網・に・ かいそー・が・ ひっかかる。」

かいそう〔かいそー〕【改装】《名詞、動詞する》 店先や室内などの配置や飾り付けなどを作り変えること。模様替えをすること。「かいそー・が・ すん・だら・ 開店し・ます。」

かいそう〔かいそー〕【回送】《名詞、動詞する》 ①送られてきたものを、そのまま別のところへ回すこと。「新しい・ 工場・へ・ かいそーする。」②乗り物に人を乗せないで、別のところへ移すこと。「かいそー電車」

かいぞう〔かいぞー〕【改造】《名詞、動詞する》 古くなった建物や、問題が生じてきた仕組みなどを作り変えること。「家・を・ かいぞーし・て・ 使いやすく・ する。」

かいそく【快速】《名詞》 気持ちがよいほど速いこと。速く走る乗り物。止まるところを少なくした乗り物。「かいそく・の・ 電車・は・ 明石・の・ 次・は・ 舞子・に・ とまる。」

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2016年8月19日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (111)    (通算2109回)

日常生活語 「か」②

 

かい【回】《助数詞》 回数などを表す言葉。「5・かい・ し・て・ やっと・ 合格し・た。」〔⇒ど【度】、へん【遍】

かい〔がい〕【階】《助数詞》 建物の、地上の部分から数えて層の順番を表す言葉。「3・がい・の・ 便所」

かい〔がい〕【甲斐】《接尾語》[動詞の連用形に付く] ①そうすることに手応えなどがあることを表す言葉。分量がかなりあることなどを表す言葉。「走りがい・の・ ある・ コース」「勉強・の・ しがい・の・ ある・ 科目」「読みがい・の・ ある・ 小説」②そうするだけの価値や効果があるということを表す言葉。そうすることによって得る充足感などを表す言葉。「世話し・て・ 文句・ 言わ・れ・たら・ 世話・の・ しがい・が・ ない。」「頼りがい・の・ ある・ 人」「あいつ・は・友達がい・が・ ある・さかい・ 頼ん・だら・ ちゃんと・ やっ・てくれる。」⇒で〕

がい【害】《名詞》 ものを傷付けたり壊したりすること。悪い影響や結果をもたらすこと。また、そのような働きをするもの。「地震・の・ がい・が・ 大きかっ・た。」「大水・の・ がい」

がい(具合)】《名詞》 ①何かをするときに、影響を与えるようなものごとの有様。ものごとがうまく進んでいるかどうかの状況。「良()ー・ がい・に・ 合格し・た。」②天候や寒暖などの様子。「明日・は・ 空・の・ がい・が・ 悪い・みたいや。」③身体のありさま。健康の状況。「腰・の・ がい・が・ 良()ー・ なら・へん・ねん。」④他人から見られたときの格好や、世間に対する体裁など。「寄付・を・ 断っ・たら・ がい・が・ 悪い・やろ。」〔⇒ぐあい【具合】、ぐわい(具合)、あんばい【塩梅、案配】⇒つごう【都合】

がい《形容動詞や()》 ありがたく思われる様子。嬉しい結果が現れている様子。うまくいった様子。「今日・は・ よー・ 獲れ・て・ がいな・ こと・やっ・た。」◆「良()ー・ がい()」がつづまって「がい()」になったものと思われる。

がい《終助詞》 ①ものに感じた気持ちを表す言葉。「昨日・の・ 試合・は・ 面白(おもろ)かっ・た・がい。」②相手に強く響くように自分の意図を伝えようとするときに使う言葉。やや突き放した感じで、自分の言いたいことを相手に強く伝えようとするときに使う言葉。「もっと・ 早(はよ)ー・ せ・な・ あか・ん・がい。」◆さらに強める場合は、別の終助詞を添えて、「がい・な」「がい・や」となる。〔⇒わい。⇒よ〕

かいい〔かいー〕(痒い)】《形容詞》 皮膚がむずむずして、掻きたくなる感じである。「虫・に・ かま・れ・て・ かいー・ねん。」〔⇒かい(痒い)

かいいん【会員】《名詞》 目的や好みなどが同じである者が作る団体に入っている人。「同窓会・の・ かいいん・が・ 1万人・を・ 超え・た。」

かいかい【開会】《名詞、動詞する》 会を始めること。会を催すこと。「説明会・は・ 10時・に・ かいかいする。」■対語=「へいかい【閉会】」

かいがい【海外】《名詞》 海の向こうにある国や地域。自分の国ではない、よその国。「かいがい・へ・ 旅行する・の・が・ 好きや。」〔⇒がいこく【外国】

かいかいする【痒い痒いする、掻い掻いする】《動詞・サ行変格活用》 指や爪を立てて、かゆいところなどをこする。「無茶苦茶に・ かいかいし・たら・ 血ー・が・ 出る・よ。」◆幼児語。〔⇒かく【掻く】

がい()ええ〔がい()えー〕【具合()良ー】《形容詞》 都合が良い。望ましい。気持ちが穏やかである。「子ども・が・ 車・で・ 迎え・に・ 来・てくれる・さかい・ がいがえー・ねん。」■対語=「がい()わるい【具合()悪い】」

かいがら【貝殻】《名詞》 貝類の外側を覆っている固いもの。また、その貝がいなくなって、残されている固いもの。「浜・で・ 綺麗な・ かいがら・を・ 拾(ひろ)・た。」〔⇒かい【貝】

かいがる(可愛がる)】《動詞・ラ行五段活用》 かわいいと思って大事にする。愛して優しく扱う。「かいがっ・とっ・た・ 犬・が・ 死ん・でも・た。」〔⇒かわいがる【可愛がる】

がい()わるい〔がい()わるい〕【具合()悪い】《形容詞》 都合が良くない。望ましくない。気持ちが穏やかでない。「不景気で・ 会社・が・ がいわるい・ねん。」「明日・は・ 予定・が・ あっ・て・ がいがわるい・なー。」「運動会・の・ 日ー・に・ 雨・が・ 降っ・て・ がいわるい・ こと・や。」■対語=「がい()ええ【具合()良ー】」

かいかん【会館】《名詞》 人々が集まって会を開いたり、事務所として使ったりするための建物。「村・に・ ある・ かいかん」

かいかん【開館】《名詞、動詞する》 ①映画館や図書館などのように「館」というような名の付くところが、門を開いて人を入れること。「図書館・は・ 9時・に・ かいかんする。」②「館」というような名の付くところが、休むことをやめたり、館としての働きを始めたりすること。「来年・ かいかんする・ 映画館・が・ 今・ 工事・を・ し・とる。」■対語=「へいかん【閉館】」

かいがん【海岸】《名詞》 ①陸と海との境目のところ。「かいがん・が・ 入り組ん・どる。」②海に面して、砂浜が広がっているところ。「かいがん・で・ 砂遊び・を・ する。」

かいぎ【会議】《名詞、動詞する》 人が集まって、議題について話し合ったり議決をしたりすること。また、そのための集まり。「かいぎ・が・ 長(なご)ー・ なる・の・は・ 司会・が・ 下手や・さかい・な・ん・や。」

かいきょう〔かいきょー〕【海峡】《名詞》 陸と陸とに挟まれて、狭められている海。「明石かいきょー・は・ 流れ・が・ 速い。」

かいきん【皆勤】《名詞、動詞する》 一定の期間、会社や学校などに一日も休まないで出勤や出席をすること。「風邪・ ひー・ても・ 休ま・んと・ かいきんし・た。」

かいきん【開襟】《名詞》 ①胸元を開いて、折るようにしたえり。「服・を・ かいきん・に・ し・て・ 着る。」②ネクタイ無しで着る、胸元を開くようにした、半袖のワイシャツ。「ネクタイ・ する・の・は・ かなん・さかい・ 夏・は・ かいきん・に・ 限る・なー。」⇒かいきんシャツ【開襟  英語=shirt

かいきんシャツ〔かいきんしゃつ〕【開襟  英語=shirt】《名詞》 ネクタイ無しで着る、胸元を開くようにした、半袖のワイシャツ。「かいきんしゃつ・は・ 涼しー・て・ 良()ー・なー。」〔⇒かいきん【開襟】

かいくりかいくり〔かいぐりかいぐり〕《名詞、動詞する》 胸の前で、両手を交互に輪のように回すこと。また、そうするときに唱える言葉。「赤ちゃん・が・ かいくりかいくり・ できる・よーに・ なっ・た。」

かいぐん【海軍】《名詞》 主に海上で戦闘や防衛にあたる軍隊。「かいぐん・の・ 潜水艦」■対語=「りくぐん【陸軍】」

かいけい〔かいけー〕【会計】《名詞、動詞する》 ①会社や団体などにおける金銭や物品の出し入れや、その計算と記録をすること。また、その任務を持った人。「かいけー・の・ 係・を・ し・てください・な。」②飲食費、宿泊代、物品購入代金などの支払をすること。「飲み代・を・ かいけーする。」

かいけつ【解決】《名詞、動詞する》 事件や紛争やこじれた問題などの処理について、関係ある人たちが納得するような結果に至ること。筋道を立てて問題点を明らかにして、望ましい結論を導き出すこと。「交通事故・の・ 補償・の・ 問題・が・ かいけつし・た。」

かいこ【蚕】《名詞》 桑の葉を食べ、絹糸がとれる繭を作る虫。「この辺・で・は・ かいこ・を・ 飼わ・ん・なー。」

かいごう〔かいごー〕【会合】《名詞》 相談や親睦などのために人が集まること。また、その集まり。「自治会・の・ かいごー・に・ 出る。」

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2016年8月18日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (110)    (通算2108回)

日常生活語 「か」①

 

か〔かー〕【蚊】《名詞》 夏に発生することが多く、雌が人や家畜の血を吸い伝染病の媒介をすることもある、小さく細い虫。「かー・に・ 刺さ・れ・て・ かいー〔痒い〕・ かいー・ねん。」

か〔かー〕【火】《名詞》 1週間の7日間のうちの3日目で、月曜日の次、水曜日の前にある日。「代休・は・ かー・に・ なっ・た。」〔⇒かよう【火曜】、かようび【火曜日】

か〔かー〕【可】《名詞》 成績や品質の評価をするとき、上出来ではないが、及第と認められる段階にあること。「なんとか・ かー・の・ 成績・で・ 単位・が・ もらえ・た。」◆一般に「しゅう【秀】」「ゆう【優】」「りょう【良】」「か【可】」の段階となることが多い。「しゅう【秀】」を除いた3段階もある。

【日】《助数詞》 日の順序や、日数を数える言葉。「ふつか・の・ 日ー・に・ 寄り合い・を・ する。」「その・ 仕事・は・ みっか・ かかる。」◆2日から10日までに使う。

《副助詞》 はっきりしていないことを言うときに使う言葉。「何・か・ 落ち・た・みたいや。」〔⇒やか、やら〕

か〔かー〕《終助詞》 ①疑問の気持ちや納得する気持ちなどを表す言葉。相手に問いかけたり念を押したりする気持ちを表す言葉。「これ・は・ 何・です・か。」「そろそろ・ 終わり・に・ し・ょー・か。」「もー・ 終わら・へん・か。」②そうではないという意味のことを、反語的に表す言葉。「そんな・ こと・ ある・ん・かー。」③思いに反したことに出会って、びっくりしたり落胆したりするような気持ちを表す言葉。軽い驚きの気持ちや、ものに感じた気持ちを表す言葉。「こないに・ えらい〔=大変な〕・ こと・やっ・た・ん・か。」〔⇒かい、かえ。①②⇒け、こ。①③⇒どい、どえ、ぞい、ぞえ。⇒かれ〕

が〔がー〕【蛾】《名詞》 毛虫や芋虫などの幼虫で、蝶に似ているが地味な色をしている虫。「がー・が・ 灯り・を・ めがけ・て・ 飛ん・でくる。」

が〔がー〕【我】《名詞》 自分を中心に置いた考えや意志。わがままを通して人に従おうとしない心の持ち方。自分自身を強く主張しようとする意識。「がー・の・ 強い・ 人・と・は・ つきあいにくい。」

《格助詞》 ①動作や状態の主体が何であるのかを示す言葉。「もーじき・ 春・が・ 来る。」②動作や状態の対象を示す言葉。話題が何であるのかを示す言葉。「氷・が・ 食い・たい。」

《接続助詞》 表現している二つの事柄を並べたり、結びつけたりする言葉。前に述べた事柄を後ろの事柄に結びつけることをする言葉。「林檎・も・ ほしい・が・ 蜜柑・も・ ほしー。」「ごっつくるしー・ 顔・を・ し・とる・が・ 気持ち・の・ 優しー・ 男・や。」◆逆接の意味でも使うが、強い逆接の場合は「けど」などを使うことが多い。「腹・が・ 減っ・た・けど・ 飯・を・ 食う・ 金・を・ 忘れ・てき・た。」

《終助詞》 言いさして後ろの表現を省略するような形にして、控えめに表現しようとする気持ちを表す言葉。「今日・は・ 休み・たい・の・です・が。」

かあかあ〔かーかー〕《名詞》 人家の近くにすむ利口な鳥で、大きなくちばしを持ち、体の大きな黒い鳥。「かーかー・が・ 屋根・に・ 止まっ・とる。」◆幼児語。〔⇒からす【鴉】

かあかあ〔かーかー〕《副詞と》 鴉が鳴いている様子。また、その声。「鴉・が・ かーかーと・ やかましーに・ 鳴い・とる。」

があがあ〔がーがー〕《副詞と》 ①鶏やあひるなどがやかましく声をたてる様子。「鶏・が・ がーがーと・ 鳴い・とる。」②ラジオなどの雑音が高い様子。「がーがー・ 言()ー・て・ 聞こえ・へん。」

カーキいろ〔かーきいろ〕【英語=khaki+色】《名詞》 黄緑色に茶色が混じったような、くすんだ色。「かーきいろ・の・ 作業服・を・ 着る。」

ガーゼ〔がーぜ〕【ドイツ語=Gaze。元来はフランス語】《名詞》 傷の手当やマスクなどに用いるための、粗く織った、やわらかく白い布。「がーぜ・の・ 包帯」

カーテン〔かーてん〕【英語=curtain】《名詞》 光や熱や音を調節したり遮ったり、飾りとしたりするために、部屋の窓辺などにつるす布。「電車・の・ 窓・の・ かーてん・を・ 閉める。」

カード〔かーど〕【英語=card】《名詞》 何かの目的のために、一定の大きさに切りそろえた小さな四角形の厚紙。「単語・を・ 憶える・ ため・の・ かーど」

ガード〔がーど〕【英語=girderから】《名詞》 道路の上に架けられた鉄橋。「がーど・の・ 下・の・ 商店街」

ガードマン〔がーどまん〕【和製英語=guardman】《名詞》 安全を確保したり緊急の事態に備えたりするために、警戒に当たる人。「工事中・は・ 道・に・ がーどまん・が・ 立っ・とる。」〔⇒けいびいん【警備員】

カーネーション〔かーねーしょん〕【英語=carnation】《名詞》 母の日のシンボルのようになっている花で、撫子(なでしこ)に似ていて、春から夏にかけて赤や白などの花を咲かせる草花。「かーねーしょん・を・ 花瓶・に・ 生ける。」

カーブ〔かーぶ〕【英語=curve】《名詞、動詞する》 曲がること。曲線。道路や鉄道などの曲がっている部分。「道・が・ かーぶし・とる。」「投げ・た・ ボール・が・ かーぶする。」

かい【櫂】《名詞》 水をかいて舟を進める、細長く平たい道具。「ボート・の・ かい・を・ 漕ぐ。」

かい【貝】《名詞》 ①水の中にすみ、体の外側を固いもので覆っている軟体動物。「かい・を・ 獲っ・て・ 食べる。」②その軟体動物の外側を覆っている固いもの。また、その軟体動物がいなくなって、残されている固いもの。「かい・の・ 標本」⇒かいがら【貝殻】

かい【会】《名詞》 ①催し事などのために多くの人が集まること。また、その集まり。「退職・を・ 慰労する・ ため・の・ かい」②目的や好みなどが同じである者が作る組織や団体。「かい・でも・ 作っ・て・ 寄付・を・ 集め・よ・か。」

かい【甲斐】《名詞》 ある行いをすることによって得られる好ましい効果や価値。ある行いをすることによって、した人が得る充足感。「子ども・が・ 大きなっ・てしも・たら・ 世話する・ こと・も・ のーなっ・て・ かい・が・ ない。」

かい()】《名詞》 水を多くして米をやわらかく炊いたもの。「腹・が・ 痛い・さかい・ かい・を・ 作っ・てくれ・へん・か。」〔⇒かゆ【粥】、おかゆ【お粥】、おかい(お粥)、おかいさん(お粥さん)、おかゆさん【お粥さん】

かい(痒い)】《形容詞》 皮膚がむずむずして、掻きたくなる感じである。「顔・が・ かい・なー。」「かい・ても・ 掻い・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒かいい(痒い)

かい【階】《名詞》 建物の同じ高さのところ。「家具・の・ 売場・は・ どの・ かい・です・か。」

かい《終助詞》 ①疑問の気持ちを表して、相手に荒々しく問いかけたり念を押したりするときに使う言葉。「あんた・は・ 誰・かい。」「聞か・れ・たって・ そんな・ こと・を・ わし・が・ 知っ・とる・かい。」②強く打ち消して拒否する気持ちを表す言葉。そうではないという意味のことを、反語的に表す言葉。「そんな・ こと・は・ 言()ー・た・かて・ あいつ・に・ わかる・かい。」③思いに反したことに出会って、びっくりしたり落胆したりするような気持ちを表す言葉。軽い驚きの気持ちや、ものに感じた気持ちを表す言葉。「えーっ・ そないに・ 速(はよ)ー・ 出来・た・ん・かい。」〔⇒か、かえ。①②⇒け、こ。①③⇒どい、どえ、ぞい、ぞえ。⇒かれ、もんか、もんかい〕

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2016年8月17日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (109)    (通算2107回)

日常生活語 「お」26

 

おんがく【音楽】《名詞》 ①歌を歌ったり、楽器を演奏して、人々に美しさや喜びなどを伝えるもの。音によって人間の思想・感情などを表現する芸術。「寝ころん・で・ ラジオ・で・ おんがく・を・ 聞い・とる。」②前項の内容を教える小学校や中学校の教科の名。また、高等学校などの芸術の教科のうちの、科目の名。「その・ 歌・は・ おんがく・で・ 習(なろ)・た。」

おんし【恩師】《名詞》 教えを受けた先生。特に、強い感化や影響を受けた先生。「同窓会・に・ おんし・を・ 招く。」

おんしつ【温室】《名詞》 熱帯植物や季節はずれの野菜や草花などを栽培するために、外気の温度よりも温かくなるように作ったガラス張りやビニール張りなどの建物。「おんしつで・ 苺・を・ 作っ・とる。」

おんじゃん(お爺やん、お祖父やん)】《名詞》 ①年をとった男の人。「おんじゃん・に・ 席・を・ 空け・てやる。」②父または母の、お父さん。「あんたとこ・の・ おんじゃん・は・ 年・ なんぼ・に・ なっ・た・ん・かいなー。」「おんじゃん・は・ 10年前・に・ 死ん・だ。」〔⇒おっじゃん(お爺やん、お祖父やん)

おんじゃんぱっち(お爺やんぱっち)】《名詞》 メリヤスなどで作った、厚手のズボン下。「寒ー・ なっ・た・さかい・ おんじゃんぱっち・を・ 出し・て・んか。」「この・ おんじゃんぱっち・は・ ぬくい・よー。」〔⇒おじんぱっち(お爺ぱっち)、おっじゃんぱっち(お爺やんぱっち)、ぱっち〕

おんじん【恩人】《名詞》 恵みや指導など受けた人。世話になった人。「震災・の・ 時・に・ 世話・に・ なっ・た・ おんじん」

おんせん【温泉】《名詞》 地熱で温められて湧き出す湯。また、それを利用した浴場のある土地や施設など。「冬・に・ なっ・たら・ 温泉・に・ 行き・とー・ なる。」

おんた(雄た)】《名詞》 動物で、精子を持ち、子や卵を生ませる能力のある方。「この・ 蟹・は・ おんた・や。」◆やや蔑視したような感じの言い方である。人の男性を罵倒するような言い方にも使う。■対語=「めんた【(雌た)】」〔⇒おす【雄】、おん()

おんち【音痴】《名詞》 音に対する感覚が鈍くて、歌を歌うと調子がはずれること。また、そのような人。「わたし・は・ おんち・や・さかい・ カラオケ・に・ 行く・の・は・ 嫌い・なん・や。」

おんど【温度】《名詞》 熱さや冷たさの度合いを数字であらわしたもの。「井戸・は・ 夏・でも・ 水・の・ おんど・が・ 上がら・へん。」「クーラー・で・ 部屋・の・ おんど・を・ 下げる。」

おんど【音頭】《名詞》 歌やはやしに合わせて大勢の人が踊ること。また、その歌や踊り。「小学校・の・ 時・は・ 学校・で・ 盆踊り・を・ し・て・ 江井ヶ島・おんど・と・ ゆー・の・を・ 踊っ・た。」

おんどけい〔おんどけー〕【温度計】《名詞》 気温を計って、寒さや暖かさの度合いを調べる器具。「昔・は・ 水銀・を・ 使(つこ)・た・ おんどけー・が・ あっ・た。」〔⇒かんだんけい【寒暖計】

おんどら《名詞》 相手を指す言葉。相手を悪し様に言ったり見下したりするときに使う言葉。「おんどら・ わし・を・ なめ・とん・の・か。」◆「おまえ【お前】」と言うよりも、相手に強く響く言葉である。〔⇒きさま【貴様】、われ、わい、おまえ【お前】、おまい(お前)、おどら、おどれ、おんどれ、おのれ【己】

おんどり【雄鶏】《名詞》 雄のにわとり。「おんどり・が・ 大きな・ 声・で・ 鳴い・とる。」■対語=「めんどり【雌鶏】」

おんどれ《名詞》 相手を指す言葉。相手を悪し様に言ったり見下したりするときに使う言葉。「おんどれ・が・ 自分・で・ 行っ・てこい。」◆「おまえ【お前】」と言うよりも、相手に強く響く言葉である。〔⇒きさま【貴様】、われ、わい、おまえ【お前】、おまい(お前)、おどら、おんどら、おどれ、おのれ【己】

おんな【女】《名詞》 ①女子。女性。一人前に成熟した女性。「おんな・の・ 子ー・は・ 何かと・ もの要り〔=(育てるのに)費用がかかること〕・や。」②(自分の)妻。「うち・の・ おんな・が・ 聞い・てき・た・ 話」■対語=「おとこ【男】」〔⇒おなご【女子】

おんなおや【女親】《名詞》 親のうち、女性の方。「おんなおや・は・ 男の子・に・ 甘い。」◆母と子という関係性を意識して使うことが多い。■対語=「おとこおや【男親】」〔⇒はは【母】、ははおや【母親】、はほや(母親)、おなごおや【女親】

おんなきょうだい〔おんなきょーだい〕【女兄弟】《名詞》 姉または妹。姉と妹。また、その間柄。■対語=「おとこきょうだい【男兄弟】」「おんなきょーだい・は・ 仲・が・ 良()ー・なー。」〔⇒しまい【姉妹】

おんなし【同し】《形容動詞や(ノ・ナ)》 ①性質・形・種類・程度など、問題としている点や関心を持っている点において、違いがない様子。「わしらー・は・ おんなし・ 学校・を・ 出・た・ん・や。」②他のものにとてもよく似ている様子。「去年・の・ 夏・と・ おんなし・ 暑さ・や。」〔⇒おなし【同し】、おなじ【同じ】、おんなじ【同じ】

おんなじ【同じ】《形容動詞や(ノ・ナ)》 ①性質・形・種類・程度など、問題としている点や関心を持っている点において、違いがない様子。「どっち・の・ 道・を・ 行っ・ても・ おんなじ・ 時間・で・ 着く・やろ。」②他のものにとてもよく似ている様子。「おんなじ・ 話・を・ 何回・も・ 聞か・され・た。」〔⇒おなし【同し】、おなじ【同じ】、おんなし【同し】

おんばぐるま(お乳母車)】《名詞》 乳幼児などを乗せる、箱形で手押しの四輪車。「昔・の・ おんばぐるま・が・ 無いよーなっ・て・ 今・は・ ベビーカー・ 言()ー・ん・やっ・て。」〔⇒うばぐるま【乳母車】

おんびき《名詞》 低い声で鳴き、いぼのたくさんある、体長が10センチを超えるような大きな蛙。ひきがえる。「池・で・ おんびき・が・ 大きな・ 声・で・ 鳴い・とる。」〔⇒おんびきがえる【おんびき蛙】

おんびきがえる【おんびき蛙】《名詞》 低い声で鳴き、いぼのたくさんある、体長が10センチを超えるような大きな蛙。ひきがえる。「草・の・ 中・から・ おんびきがえる・が・ 跳ん・で・ 出・てき・た。」〔⇒おんびき〕

おんぶ【負んぶ】《名詞、動詞する》 背負うこと。背中にのせること。「子ども・を・ おんぶする。」〔⇒たった〕

おんぼろ【おん襤褸】《形容動詞や(ナ・ノ)、名詞》 ものが古くなったり傷んだりしている様子。ほとんど役立たなくなっている様子。また、そのようになったもの。「まだ・ おんぼろ・の・ 車・に・ 乗り続け・とる。」〔⇒ぼろ【襤褸】

おんまく《副詞》 自分の力や意欲をありったけ注ぎ込む様子。気のすむまで。「おんまく・ 勉強し・たら・ 大学・ 通(とー)る・かも・しれ・へん。」〔⇒ほんまく、おもいきり【思い切り】

おんまつ【雄松】《名詞》 海岸近くに多く生える、樹皮が黒灰色の松。黒松。「中尾・の・ 宮はん・に・は・ おんまつ・が・ ぎょーさん・ 生え・とる。」◆赤松よりも大柄で雄々しい感じがするのを喩えたものか。■対語=「めんまつ【雌松】」

おんまぱかぱか(お馬ぱかぱか)】《名詞》 家畜として飼われ農耕・運搬・乗馬などに活用される、たてがみがあって首の長い動物。「おんまぱかぱか・に・ 乗っ・とる・ 人・が・ おる・よ。」◆幼児語。〔⇒うま【馬】、んま()、ぱかぱか〕

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2016年8月16日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (108)    (通算2106回)

日常生活語 「お」25

 

おる【折る】《動詞・ラ行五段活用》 ①平面的なものや線状のものを、曲げて重ねる。「紙・を・ おっ・て・ 袋・を・ こしらえる。」②線状のものを曲げて切り離す。「木ー・の・ 枝・を・ おる。」③曲げて傷める。「足・を・ おっ・て・ 松葉杖・を・ つく。」■自動詞は「おれる【折れる】」■名詞化=おり【折り】

おる【織る】《動詞・ラ行五段活用》 縦糸と横糸を交差させて布を作る。また、そのようにして布の上に模様を作り出す。「絣・を・ おる。」■名詞化=おり【織り】

おる【居る】《動詞・ラ行五段活用》 同じところにいる。同じところから動かない。「今度・の・ 日曜日・は・ 家・に・ おる。」

オルガン〔おるがん〕【英語=organ】《名詞》 足で踏んだり電気を使ったりして風を送りながら、鍵盤を押して音を出す楽器。「小学校・は・ 教室・に・ 一つ・ずつ・ おるがん・が・ あっ・た。」

おれ【俺】《名詞》 自分自身を指す言葉。「その・ 仕事・は・ おれ・に・ まかし・とい・てください。」◆親しい人や目下の人に向かって使うことが多い、くだけた言い方である。女性が使うことはない。〔⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わたい()、わい、わし、わっし()、わたし【私】、わて、おら()、おい()、ぼく【僕】

おれい〔おれー〕【お礼】《名詞》 相手に対して感謝の気持ちを表すこと。また、その言葉。また、そのために贈る品物やお金。「おれー・に・ 畑・で・ とれ・た・ もの・を・ 持っ・ていく。」

おれら〔おれらー〕【俺ら】《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「おれらー・は・ 同級生・や。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「おれら・に・は・ そんな・ 話・は・ 難しー・なー。」◆親しい人や目下の人に向かって使うことが多い、くだけた言い方である。女性が使うことはない。〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わたいら(私ら)、わいら(我ら)、わしら、わっしら(私ら)、わたしら【私ら】、わてら、おらら(俺ら)、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

おれる【折れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①平面的なものや線状のものが曲がって重なる。「紙・の・ 端・が・ おれ・とる。」②線状のものが切れる。「スコップ・の・ 柄ー・が・ 折れる。」③曲がって続く。「信号・の・ ある・ ところ・を・ 右・に・ おれ・たら・ わかり・まっ・せ。」■他動詞は「おる【折る】」

おろし【卸し】《名詞》 問屋が商品を製造元などから仕入れて、小売店に売り渡すこと。「おろし・を・ し・とる・ とこ・で・ 買()ー・た・さかい・ ちょっと・ 安かっ・た。」〔⇒おろしうり【卸し売り】

おろし【下ろし】《名詞》 大根や山葵や野菜などを擦り砕くこと。また、そのようにして作ったもの。「秋刀魚・に・ おろし・を・ 添え・て・ 出す。」

おろしうり【卸し売り】《名詞》 問屋が商品を製造元などから仕入れて、小売店に売り渡すこと。「おろしうり・の・ 商売・を・ し・とる・そーや。」〔⇒おろし【卸し】

おろす【降ろす、下ろす】《動詞・サ行五段活用》 ①ものを台や棚などの上から下へ移す。「棚・に・ 置い・てある・ 箱・を・ おろす。」「風・が・ 強なっ・た・さかい・ 庭・の・ 鯉のぼり・を・ おろす。」②新しいものを使い始める。「新しー・ 靴・を・ おろす。」③預け先から貯金の払い出しを受ける。「郵便局・で・ 貯金・を・ おろす。」④魚を切り分ける。「鰤・を・ 三枚・に・ おろす。」⑤下ろし金で摺る。「大根・を・ おろす。」⑥動物の背中、乗り物の上、台や棚などの上に置いていたものを、その位置から下の位置に移す。「トラック・から・ 荷物・を・ おろす。」■自動詞は「おりる【降りる、下りる】」⇒ひきだす【引き出す】

おろす【卸す】《動詞・サ行五段活用》 問屋が製造元などから買い入れた商品を小売店に売り渡す。「問屋・から・ おろし・てもらう。」■名詞化=おろし【卸し】

おわいごく【追わいごく】《名詞、動詞する》 ①追いかけ合うこと。競走すること。「犬・が・ 2匹・ おわいごくし・て・ じゃれ・とる。」②おにになった人が他の人を追いかけて、つかまった人が代わって次のおにになる、子どもの遊び。「おわいごくし・とっ・て・ こけ・て・ 怪我し・た。」〔⇒おわえごく【追わえごく】⇒おにごっこ【鬼ごっこ】、おにごと【鬼事】

おわえごく【追わえごく】《名詞、動詞する》 ①追いかけ合うこと。競走すること。「漢字・の・ テスト・の・ 点数・で・ おわえごく・を・ する。」②おにになった人が他の人を追いかけて、つかまった人が代わって次のおにになる、子どもの遊び。「運動場・で・ おわえごく・を・ する。」〔⇒おわいごく【追わいごく】⇒おにごっこ【鬼ごっこ】、おにごと【鬼事】

おわえまわす〔おわえまーす〕【追わえ回す】《動詞・サ行五段活用》 ①逃げるものをあちらこちらへ、しつこく追いかける。動くものを追いかける。「あいつ・は・ 女・の・ 尻・を・ おわえまーし・とる。」②休むことなく働かせる。「朝・から・ 晩・まで・ 仕事に・ おわえまーさ・れ・て・ 1日・が・ 速い・ねん。」〔⇒おいまわす【追い回す】

おわえる【追わえる】《動詞・ア行下一段活用》 自分より前を進んでいるものをつかまえようとして、後からついていく。「足・が・ 速い・さかい・ おわえ・ても・ 間に合わ・なんだ。」〔⇒おいかける【追いかける】

おわす【負わす】《動詞・サ行五段活用》 人やものを背中や肩にのせさせる。人をおぶさるようにさせる。「馬・の・ 背中・に・ 焚き物・の・ 木ー・を・ おわす。」■自動詞は「おう【負う】」

おわび【お詫び】《名詞、動詞する》 自分の非や迷惑をかけたことを、相手に申し訳なかったと謝ること。また、そのときの言葉。「ボール・を・ 当て・て・ ガラス・を・ 割っ・た・ので・ おわび・に・ 行く。」

おわり【終わり】《名詞》 ①続いていたものが途切れたりなくなったりすること。また、そのようなとき。「おわり・の・ 挨拶・を・ お願いし・ます。」②ものごとが駄目になること。「落とし・て・ 割れ・たら・ おわり・や・ぞ。」③年や月の最後や、ある期間の最後。「8月・の・ おわり・に・ 宿題・が・ 残っ・ても・た。」④もののいちばん後ろの端。末端。「綱・の・ おわり・を・ 引っ張る。」■対語=「はじめ【始め、初め】」「はじまり【始まり】」①②⇒おしまい【お終い】、しまい【終い】③④⇒すえ【末】

おわりごろ【終わり頃】《名詞》 その期間や時代が、それから先はないというあたり。「夏・の・ おわりごろ」「戦争・の・ おわりごろ・に・ 起き・た・ 悲劇」■対語=「はじめごろ【初め頃】」〔⇒しまいごろ【終い頃】

おわる【終わる】《動詞・ラ行五段活用》 ①続いていたものが途切れたりなくなったりする。また、そのようにする。「運動会・が・ おわっ・て・から・ 雨・が・ 降っ・てき・た。」「発表・を・ おわっ・て・から・ 反省会・を・ する。」②期待していたことや心配していたことなどが起こらないで、経過する。また、そのようにする。「優勝・は・ でき・ず・に・ おわっ・ても・た。」「無事に・ 旅行・が・ おわっ・た。」■対語=「はじまる【始まる】」「はじめる【始める】」■名詞化=おわり【終わり】①②⇒すむ【済む】

おん【恩】《名詞》 目上の人から受けた親切や情け深い行動。「親・の・ おん・を・ 忘れ・たら・ あき・まへ・ん。」

おん()】《名詞》 動物で、精子を持ち、子や卵を生ませる能力のある方。「鳴く・の・は・ おん・の・ 蝉・や。」■対語=「めん【()】」〔⇒おす【雄】、おんた(雄た)

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2016年8月15日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (107)    (通算2105回)

日常生活語 「お」24

 

おやごころ【親心】《名詞》 親が子を愛して思う心。子や弟子や目下の人に対する愛情。「おやごころ・を・ 子ども・は・ 知ら・へん。」「監督・に・は・ おやごころ・から・ 厳しー・ しつけ・られ・た。」

おやじ【親父】《名詞》 ①「父」を親しんだり敬意を込めたりして言う言葉。「おやじ・に・ 怒ら・れ・た。」②店などのあるじ。「あの・ 八百屋・の・ おやじ・は・ 頑固や。」⇒おやっさん(親父さん)⇒たいしょう【大将】

おやすみ【お休み】《名詞》 「休む」こと、「寝る」ことを丁寧に言う言葉。「風邪・ ひー・た・ので・ おやすみ・に・ さし・てください。」

おやすみ【お休み】《感動詞》 寝るときや、夜や夕方遅くに別れるときに言う挨拶の言葉。「おやすみ・ また・ 明日・な。」

おやつ【お八つ】《名詞》 食事と食事の間に食べる、軽い食べ物。「ちょっと・ 休ん・で・ おやつ・の・ 時間・に しまほ。」◆子どもが、ねだる場合は、「なんど【何ど】」と言うことがある。〔⇒ええもん【良え物】、なんど【何ど】、ちん【賃】、おちん【お賃】

おやっさん(親父さん)】《名詞》 ①「父」を親しんだり敬意を込めたりして言う言葉。「あんた・の・ おやっさん・は・ 年とっ・ても・ 元気や・なー。」②職人などの世界で、弟子や部下の世話をする責任者。「この・ 家・を・ 建て・てくれ・た・ おやっさん」⇒おやじ【親父】

おやふこう〔おやふこー〕【親不孝】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 子が親の心に従って行動せず、親を大切にしないこと。子のことで親を悲しませたり心配させたりすること。また、そのようにする子。「おやふこーな・ 子・やっ・た・けど・ やっと・ 結婚し・ます・ねん。」■対語=「おやこうこう【親孝行】」。〔⇒ふこう【不孝】

おやぶん【親分】《名詞》 仲間の中心となって、部下を思うようにできる人。「あいつ・は・ 小()まい・ 時・ がき大将・で・ おやぶん・やっ・た。」■対語=「こぶん【子分】」

おやゆび【親指】《名詞》 手や足の、端にあっていちばん太い指。「おやゆび・の・ 爪・を・ 切り過ぎ・た。」

およぐ【泳ぐ】《動詞・ガ行五段活用》 人や動物が、手足やひれを動かして水面や水中を進む。「鉢・の・ 中・で・ 金魚・が・ およい・どる。」■名詞化=およぎ【泳ぎ】

およそ【凡そ】《名詞、副詞》 ものごとの大まかな全体。すべてに行きわたってはいないが、主要なところすべて。「宿題・は・ およそ・ 済ん・だ。」「今度・の・ こと・で・ およそ・の・ 説明・は・ 聞い・とる。」「話・は・ およそ・ わかっ・た・けど・ わし・は・ 賛成でけ・へん。」〔⇒あらかた【粗方】、あらまし、たいがい【大概】、だいたい【大体】

およそ《形容動詞や() ①当て推量である。大まかである。「およそな・ 数・で・ 注文し・とく・ こと・に・ する。」②いい加減な程度である。適当な状態である。きちんと考えていない。「およそな・ 仕事・しか・ せー・へん・さかい・ あいつ・に・ 頼ん・だら・ あか・ん。」「およその・ 返事・を・ し・て・ 忘れ・ても・とる。」〔⇒ほどらい【程らい】

おら()】《名詞》 自分自身を指す言葉。「おら・は・ そんな・ こと・は・ 知ら・ん・ぞ。」◆親しい人や目下の人に向かって使うことが多い、くだけた言い方である。男性が使うが、女性も使わないことはない。〔⇒あし、あっし、あて、うち【内】、わたい()、わい、わし、わっし()、わたし【私】、わて、おれ【俺】、おい()、ぼく【僕】

おらら〔おららー〕(俺ら)】《名詞》 ①自分たちを指す言葉。「これから・ おらら・ 魚釣り・に・ 行く・ とこ・や。」②遠慮したり卑下したりする気持ちをこめて、自分自身を指す言葉。「おらら・(は・) そんな・ 大金・は・ 持っ・とら・へん。」◆親しい人や目下の人に向かって使うことが多い、くだけた言い方である。男性が使うが、女性も使わないことはない。〔⇒あしら、あっしら、あてら、うちら【内ら】、わたいら(私ら)、わいら(我ら)、わしら、わっしら(私ら)、わたしら【私ら】、わてら、おれら【俺ら】、おいら(俺ら)、ぼくら【僕ら】

おり【檻】《名詞》 動物などが逃げないように入れておく頑丈な囲いや部屋。「動物園・の・ おり・の・ 前・で・ 写真・を・ 撮る。」

おり【折り】《名詞》 ①何かの時機。都合の良い機会や時機。「おり・が・ あっ・たら・ 一緒に・ 飯・でも・ 食お・やない・か。」「東京・へ・ 行っ・た・ おり・に・ 東京タワー・に・ 上っ・た。」②薄い木の板などで作った箱。「おり・に・ 詰め・た・ 弁当・を・ 買う。」③薄い木の板などで作った箱に詰め合わせた食べ物。「ごっつい・ 高い・ 値ー・の・ おり・を・ 食べ・た。」②③⇒おりばこ【折り箱】⇒おりづめ【折り詰め】

おりおり【折々】《副詞に、名詞》 その時その時。しばらくの間隔を置いて。季節季節に応じて。「春・も・ 夏・も・ おりおり・に・ 綺麗な・ 花・が・ 咲く。」「おりおり・ 手紙・を・ くれる・ 友達・が・ おる・ねん。」〔⇒ときどき【時々】

おりかえし【折り返し】《名詞、動詞する》 ①反対の方向に折り曲げて、二重にすること。また、折り曲げた部分。「ズボン・の・ おりかえし・に・ ごみ・が・ 溜まっ・とる。」②あるところまで行って、来た方向に引き返すこと。「事故・で・ 電車・が・ おりかえし・に・ なっ・とる。」「おりかえし・の・ 場所・で・ 方向転換・を・ する。」

おりかえす【折り返す】《動詞・サ行五段活用》 ①反対の方に折り曲げて、二重にする。「大きな・ 雨・が・ 降っ・てき・た・ので・ ズボン・の・ 裾・を・ まくっ・て・ 折り返す。」②あるところまで行って、来た方向に引き返す。「バス・は・ 駅前・で・ おりかえし・とる。」■名詞化=おりかえし【折り返し】

おりがみ【折り紙】《名詞、動詞する》 ①色紙などを折って、いろいろな形を作る遊び。「おりがみし・て・ それ・を・ 画用紙・に・ 貼る。」②正方形で、片面が色や模様になっている紙。「おりがみ・を・ 買い・に・ 行く。」

おりたたむ【折り畳む】《動詞・マ行五段活用》 大きいものや長いものを、折り曲げて小さくする。「風呂敷・を・ おりたたん・で・ 鞄・に・ しまう。」■名詞化=おりたたみ【折り畳み】

おりづめ【折り詰め】《名詞》 薄い木の板などで作った箱に詰め合わせた食べ物。「おりづめ・を・ 買()ー・て・ 花見・に・ 行く。」〔⇒おり【折り】、おりばこ【折り箱】

おりばこ【折り箱】《名詞》 ①薄い木の板などで作った箱。「食べ残し・た・ ごっとー〔ご馳走〕・を・ おりばこ・に・ 入れ・て・ 持っ・て・ 帰る。」②薄い木の板などで作った箱に詰め合わせた食べ物。「土産・に・ おりばこ・を・ 貰(もろ)・た。」〔⇒おり【折り】⇒おりづめ【折り詰め】

おりめ【折り目】《名詞》 ものを折りたたんだときにできる、境目のすじ。「スカート・の・ おりめ・に・ アイロン・を・ あてる。」

おりもん【織物】《名詞》 糸を機にかけて縦糸と横糸を交差させて布を作ること。また、そのようにして作った布。「西脇・は・ おりもん・が・ 盛んな・ 町・や。」

おりる【降りる、下りる】《動詞・ラ行上一段活用》 ①高いところから低いところへ移動する。下に向かう。「昼飯・を・ 食べ・て・から・ 山・から・ おり・てき・た。」②空の下の方へ移る。「飛行場・へ・ おりる。」③乗り物から外へ出る。「電車・を・ おり・て・ 学校・まで・ 歩い・ていく。」④露や霜がおく。「霜・が・ おりる・ 頃・に・ なっ・た。」⑤色や匂いなどが他のものに移る。「洗濯し・たら・ 着物・の・ 色・が・ おり・た。」⑥役所や目上の人から指示・許可などが与えられる。懸案になっていた金品などが与えられる。「失業保険・の・ 金・が・ おり・た。」■他動詞は「おろす【降ろす、下ろす】」⇒くだる【下る】

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2016年8月14日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (106)    (通算2104回)

日常生活語 「お」23

 

おもて【表】《名詞》 ①外面から見える側。裏と反対になる側。ものによって隔てられている、こちら側。「おもて・の・ 表紙」②二つの面のうち利用すべき面。「紙・の・ つるつるし・た・ おもて・に・ 字ー・を・ 書く。」③日本家屋で、床の間があって、客を迎える部屋。「おもて・に・ 叔父さん・が・ 来・とる。」■対語=「うら【裏】」、①「おく【奥】」①②⇒おもてがわ【表側】、おもてっかわ(表側)⇒おもてのま【表の間】、ざしき【座敷】

おもてがえし【表返し】《名詞、動詞する》 もともと表面から見えていなかった側を、見える側にすること。両面をひっくり返すこと。「おもてがえしし・て・ 問題・を・ 解き・なさい。」■対語=「うらがえし【裏返し】」〔⇒おもてがやし(表返し)

おもてがえす【表返す】《動詞・サ行五段活用》 もともと表面から見えていなかった側を、見える側にする。両面をひっくり返す。「ひっくりかえっ・とる・ 看板・を・ おもてがえす。」■対語=「うらがえす【裏返す】」■名詞化=おもてがえし【表返し】〔⇒おもてがやす(表返す)

おもてがき【表書き】《名詞、動詞する》 ①郵便物などに宛名(や住所・所在地など)を書くこと。また、書いたもの。「筆・で・ 年賀状・の・ おもてがき・を・ する。」②箱などにそのものの名前や説明などを書くこと。また、書いたもの。「おもてがき・が・ ない・と・ 中身・が・ わから・へん。」〔⇒うわがき【上書き】

おもてがやし(表返し)】《名詞、動詞する》 もともと表面から見えていなかった側を、見える側にすること。両面をひっくり返すこと。「ひっくり返っ・ている・ 看板・を・ おもてがやし・に・ する。」■対語=「うらがやし【(裏返し)】」〔⇒おもてがえし【表返し】

おもてがやす(表返す)】《動詞・サ行五段活用》 もともと表面から見えていなかった側を、見える側にする。両面をひっくり返す。「おもてがやさ・な・ 書い・てある・ 絵ー・が・ 見え・へん。」■対語=「うらがやす【(裏返す)】」■名詞化=おもてがやし(表返し)〔⇒おもてがえす【表返す】

おもてがわ〔おもてがー〕【表側】《名詞》 ①外面から見える側。裏と反対になる側。「おもてがわ・で・ 結び目・を・ 作る。」②二つの面のうち利用すべき面。「おもてがわ・に・ 絵・を描い・て・ 裏側・に・ 説明・を・ 書く」■対語=「うらがわ【裏側】」〔⇒おもて【表】、おもてっかわ(表側)

おもてぐち【表口】《名詞》 ①建物などの正面にある、中心となる出入り口。「おもてぐち・に・ 表札・が・ ある。」②正式な方法。「おもてぐち・から・ 堂々と・ 合格する。」■対語=「うらぐち【裏口】」〔⇒げんかん【玄関】

おもてっかわ(表側)】《名詞》 ①外面から見える側。裏と反対になる側。「おもてっかわ・に・ 押しボタン・が・ ある。」②二つの面のうち利用すべき面。「おもてっかわ・に・ 宛名・を・ 書く。」■対語=「うらっかわ【(裏側)】」〔⇒おもて【表】、おもてがわ【表側】

おもてのま〔おもてのまー〕【表の間】《名詞》 日本家屋で、床の間があって、客を迎える部屋。「おもてのまー・で・ 遊ん・だら・ あき・まへ・ん。」〔⇒おもて【表】、ざしき【座敷】

おもてもん【表門】《名詞》 正面にある門。正式な門。「おもてもん・に・は・ 守衛さん・が・ おる。」■対語=「うらもん【裏門】」〔⇒せいもん【正門】

おもな【主な】《連体詞》 たくさんの中で、中心になる。いろいろある中で、大事な。「お客さん・の・ うち・の・ おもな・ 人」

おもなが【面長】《名詞》 顔が普通よりもやや長いこと。また、そのような人。「おもなが・で・ 眼鏡・を・ かけ・た・ 人」■対語=「まるがお【丸顔】」

おもに【主に】《副詞》 あるものごとの大部分を占めている様子。たいていは。「中心として。小学生・の・ 頃、風呂・の・ 水汲み・は・ おもに・ 自分・の・ 仕事・やっ・た。」

おもみ【重み】《名詞》 ①重いこと。また、その程度。「おもみ・が・ どしんと・ 体・に・ こたえる。」②どっしりとしていること。重々しく感じられること。信頼する気持ちを寄せることのできること。貫禄。「おもみ・の・ ある・ 人」⇒おもさ【重さ】、おもたさ【重たさ】、かんめ【貫目】、めかた【目方】

おもや【主家】《名詞》 親戚の枝分かれの中で、中心になっている家。分家に対する元の家。「うち・の・ おもや・の・ 家」■対語=「しんたく【新宅】」「しんたくや【新宅家】」〔⇒ほんけ【本家】

おもやしんたく【主家新宅】《名詞》 親戚の枝分かれの中で、本家と分家との間柄。本家に対する分家や、分家に対する本家。血族。「あの・ 家・と・ この・ 家・は・ おもやしんたく・や。」

おもゆ【重湯】《名詞》 水を多く入れて米を煮た、糊状の汁。また、その中から米粒をこし取って残った汁。「扁桃腺・で・ 喉・が・ 痛い・さかい・ おもゆ・を・ 飲む。」

おもり【重り】《名詞》 ①重さを加えるためにつけるもの。「おもり・を・ 付け・て・ 井戸・の・ 深さ・を・ 調べる。」「釣り糸・に・ おもり・を・ つける。」②秤の一方にかけて、はかるものの重さと釣り合わせる金属のかたまり。「500匁・の・ おもり」⇒おもし【重し】

おもろい(面白い)】《形容詞》 ①心が引かれたり満足したりして、愉快で楽しい。「おもろい・ほど・ 儲かっ・た・そーや。」②滑稽で、笑い出したくなったり笑いが止まらなくなったりする状態である。「あいつら・は・ おもろい・ 夫婦・や。」③興味を持ち、それに関わり続けていたい。「この頃・は・ 絵ー・を・ 描く・の・が・ おもろー・ なっ・てき・た。」■名詞化=おもろさ(面白さ)〔⇒おもしろい【面白い】、おもくろい【面黒い】⇒おかしい【可笑しい】

おもろがる(面白がる)】《動詞・ラ行五段活用》 ①心が引かれたり満足したりして、愉快で楽しいと感じる。「人・が・ 難儀し・とる・の・を・ おもしろがっ・とっ・たら・ 罰・が・ あたる・ぞ。」②興味を持ち、それに関わり続けていたいと思う。「クイズ・を・ おもろがっ・て・ 解い・とっ・たら・ ごっつい・ 時間・が・ たっ・ても・た。」〔⇒おもしろがる【面白がる】

おもろないな(面白ないな)】《連体詞》 滑稽で笑いたくなる。「おもろないな・ 漫才・やっ・た。」〔⇒おもしろないな【面白ないな】、おかしな【可笑な】、おかしげな【可笑気な】、おかしないな【可笑ないな】

おや【親】《名詞》 ①子を生んだり育てたりする、一組の男女。父や母。「うち・の・ おや・は・ 厳しー・ねん。」②動物で、子や卵を生んだもの。「おや・の・ 牛」

おやかた【親方】《名詞》 ①職人などの世界で、弟子や部下の世話をする責任者。「大工・の・ おやかた」②仕事の雇い主。「市役所・に・ 勤め・とる・ん・やっ・たら・ おやかた・が・ 潰れ・へん・さかい・ 安心でん・な。」⇒かしら【頭】

おやき【お焼き】《名詞》 堅めに作った豆腐をあぶって焦げ目をつけたもの。「おやき・を・ すき焼き・に・ 入れる。」〔⇒やきとうふ【焼き豆腐】、やきどふ(焼き豆腐)

おやこ【親子】《名詞》 ①親と子。「電車・の・ 中・で・ 顔・の・ よー・ 似・た・ 親子・を・ 見・た。」②元になるものと、それから分かれたもの。「昔・は・ おやこ電話・が・ あっ・た。」

おやこうこう〔おやこーこー、おやこーこ〕【親孝行】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 子が親の心に従って行動し、親を大切にすること。子のことで親を悲しませたり心配させたりしないこと。また、そのようにする子。「おやこーこし・とか・な・ 後悔する・ぞ。」■対語=「おやふこう【親不孝】」〔⇒こうこう【孝行】

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2016年8月13日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (105)    (通算2103回)

日常生活語 「お」22

 

おもい【思い】《名詞》 考えたり思ったりしていること。願っていること。また、その内容。「おもい・が・ その・ 通り・に・ なっ・て・ 嬉しー。」

おもい【重い】《形容詞》 ①それを支え持つには力が必要なほど、目方が多い。「おもい・ 石」②程度が普通以上にひどい。「病気・が・ おもい。」③気分が晴れない。体が軽く動かない。「気・が・ おもい・ 出来事」◆「おもい【重い】」よりも「おもたい【重たい】」を使う方が多い。■対語=「かるい【軽い】」〔⇒おもたい【重たい】

おもいおもい【思い思い】《形容動詞や()》 めいめいが自分の思うようにする様子。「おもいおもいの・ こと・を・ 言()ー・とっ・たら・ まとまら・へん。」

おもいがけず【思いがけず】《副詞》 あらかじめ考えてもいなかったことに出会う様子。「おもいがけず・ 海・が・ 凪い・どる。」◆「おもいがけんことに【思いがけん事に】」というような言い方もする。

おもいがけない【思いがけない】《形容詞》 あらかじめ考えてもいないことに出くわす様子。「おもいがけない・ 良()ー・ 天気・に・ なっ・た。」

おもいきり【思い切り】《名詞》 仕方がないとあきらめること。きっぱりとした決断。「くよくよし・ない・で・ おもいきり・の・ 良()ー・ 人」

おもいきり【思い切り】《副詞》 自分の力や意欲をありったけ注ぎ込む様子。気のすむまで。「おもいきり・ 走っ・て・ なんとか・ 間に合()ー・た。」〔⇒ほんまく、おんまく〕

おもいきる【思い切る】《動詞・ラ行五段活用》 ものごとをあきらめる。きっぱりと決断する。「おもいきっ・て・ 内緒・に・ し・とっ・た・ こと・を・ 話す。」■名詞化=おもいきり【思い切り】

おもいこむ【思い込む】《動詞・マ行五段活用》 疑うことなく強く思う。そうであると信じ込む。「相手・が・ 悪い・と・ おもいこん・でも・とる・ねん。」■名詞化=おもいこみ【思い込み】

おもいだす【思い出す】《動詞・サ行五段活用》 過去にあったことや忘れていたことが心によみがえる。「入学式・の・ 日ー・の・ こと・を・ 思い出し・た。」

おもいつき【思い付き】《名詞》 ふと心に浮かんだ考え。深く考えた末のものではなく、ちょっとした考え。「おもいつき・みたいな・ こと・を・ 次々に・ 言わ・れ・たら・ 話・が・ まとまら・へん・やない・か。」

おもいつく【思い付く】《動詞・カ行五段活用》 これまでになかった考えが浮かぶ。「うまい・ 工夫・を・ おもいつい・た。」■名詞化=おもいつき【思い付き】

おもいで【思い出】《名詞》 心の中に強く残っている過去の出来事などを思い返すこと。また、その思い返した内容。また、そのためのよすがとなるもの。「従兄弟(いとこ)・と・ 海・で・ 泳い・だ・ おもいで」「親父・の・ おもいで・の・ 品」

おもいどおり〔おもいどーり〕【思い通り】《名詞、副詞に》 思ったり考えたりしていたことと同じ内容。願っていたことが実現する様子。「おもいどーり・の・ 学校・に・ 入学・が でき・た。」

おもいやり【思い遣り】《名詞》 他の人に対して親切に考えてやること。他の人に同情する心。「震災・の・ 頃・は・ みんな・ おもいやり・が・ あり・まし・た・なー。」

おもう〔おもー〕【思う】《動詞・ワア行五段活用》 ①心の中で考える。心で感じる。心を動かす。「紅葉・の・ 色・が・ 濃い・ なっ・てき・た・と・ おもう。」②あることを願ったり、決心したりする。「早(はよ)ー・ 元気・に・ なっ・てほしー・と・ おもー。」③ものごとについて、あることを判断したり予想したりする。「明日・は・ 雨・や・と・ おもう。」④大切なものとして、気にかける。また、恋い慕う。「子・を・ おもう・ 親心」■名詞化=おもい【思い】

おもくるしい〔おもくるしー〕【重苦しい】《形容詞》 押さえつけられたようで、晴れ晴れしない気持ちである。「雨・が・ 降り・そーな・ おもくるしー・ 空・や。」〔⇒おもくろしい(重苦しい)

おもくろい【面黒い】《形容詞》 ①心が引かれたり満足したりして、愉快で楽しい。「もっと・ スピード・(を・) 出し・たら・ おもくろい・ぞ。」②滑稽で、笑い出したくなったり笑いが止まらなくなったりする状態である。「おもくろい・ 漫才・や。」③興味を持ち、それに関わり続けていたい。「だんだん・ 山登り・が・ おもくろい・と・ 思う・よーに・ なっ・た。」◆「おもしろい【面白い】」の「しろい【白い】」と対比させて、「くろい【黒い】」とふざけて言う言葉である。■名詞化=おもくろさ【面黒さ】〔⇒おもしろい【面白い】、おもろい(面白い)⇒おかしい【可笑しい】

おもくろしい〔おもくろしー〕(重苦しい)】《形容詞》 押さえつけられたようで、晴れ晴れしない気持ちである。「食べ過ぎ・て・ 胸・が・ おもくろしー。」〔⇒おもくるしい【重苦しい】

おもさ【重さ】《名詞》 重いこと。また、その程度。「その・ おもさ・で・は・ 持ち上げ・られ・へん・やろ。」〔⇒おもたさ【重たさ】、おもみ【重み】、めかた【目方】、かんめ【貫目】

おもし【重し、重石】《名詞》 ①物の上に載せて、押さえておくもの。「漬け物(もん)・の・ おもし」②重さを加えるためにつけるもの。「おもし・を・ つけ・て・ 水・に・ 沈める。」⇒おもり【重り】

おもしろい【面白い】《形容詞》 ①心が引かれたり満足したりして、愉快で楽しい。「おもしろい・ 映画」②滑稽で、笑い出したくなったり笑いが止まらなくなったりする状態である。「おもしろい 恰好・を・ せ・んとき。」③興味を持ち、それに関わり続けていたい。「料理・を・ 作る・の・が・ おもしろー・ 思(おも)ー・よーに・ なっ・た。」■名詞化=おもしろさ【面白さ】〔⇒おもろい(面白い)、おもくろい【面黒い】⇒おかしい【可笑しい】

おもしろがる【面白がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①心が引かれたり満足したりして、愉快で楽しいと感じる。「人・が・ 難儀し・とる・の・を・ おもしろがっ・とっ・たら・ 罰・が・ あたる・ぞ。」②興味を持ち、それに関わり続けていたいと思う。「赤ん坊・が・ 積み木・を・ おもしろがっ・て・ 遊ん・どる。」〔⇒おもろがる(面白がる)

おもしろないな【面白ないな】《連体詞》 滑稽で笑いたくなる。「もっと・ おもしろないな・ 話・は・ あら・へん・の・か。」〔⇒おもろないな(面白ないな)、おかしな【可笑な】、おかしげな【可笑気な】、おかしないな【可笑ないな】

おもしろはんぶん【面白半分】《形容動詞や(ノ・ナ)》 そのことに興味を持ちながらも、本気であることと、そうでないこととが混じり合った様子。冗談を交えた様子。「おもしろはんぶんで・ 始め・た・けど・ だんだん・ テニス・が・ 好き・に・ なっ・た。」

おもたい【重たい】《形容詞》 ①それを支え持つには力が必要なほど、目方が多い。「赤ん坊()・が・ だんだん・ おもとー・ なっ・た。」②程度が普通以上にひどい。「喉・の・ 痛み・が・ 前・より・ おもたく・ なっ・た。」③気分が晴れない。体が軽く動かない。「試験・が・ 近(ちこ)なっ・て・ 頭・が・ おもたい。」■対語=「かるい【軽い】」〔⇒おもい【重い】

おもたさ【重たさ】《名詞》 重いこと。また、その程度。「釣っ・た・ 魚・の・ おもたさ・を・ 比べる。」◆「かるさ【軽さ】」の対語としては、「おもさ」を使うよりも「おもたさ」を使うことが多い。〔⇒おもさ【重さ】、おもみ【重み】、めかた【目方】、かんめ【貫目】

おもちゃ【玩具】《名詞》 子どもが遊びに使う道具。慰みものとして、もてあそぶもの。「孫・の・ 誕生日・に・ おもちゃ・を・ 買()ー・てやる。」〔⇒もっちゃそび(持ち遊び)

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2016年8月12日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (104)    (通算2102回)

日常生活語 「お」21

 

おぼこい《形容詞》 まだ世間のことを知らず、いかにも子どもらしい。すれていなくて、無邪気である。「おぼこい・ 子ー・や・と・ 思(おも)・とる・うち・に・ だんだん・ 悪い・ 智恵・も・ つい・てき・た。」

おほっさん(お星さん)】《名詞》 夜空に、小さく輝いて見える天体。「おほっさん・が・ 出・た。」◆親しみを込めた、あるいは感謝や敬意を込めた言い方。〔⇒ほっさん(星さん)〕、ほし【星】

おぼろ【朧ろ】《名詞》 干した昆布を薄く帯状や糸状に削った食べ物。「ご飯・に・ おぼろ・を・ のせ・て・ 食べる。」〔⇒おぼろこぶ【朧ろ昆布】

おぼろこぶ【朧ろ昆布】《名詞》 干した昆布を薄く帯状や糸状に削った食べ物。「うどん・に・ おぼろこぶ・を・ 入れる。」〔⇒おぼろ【朧ろ】

おぼん【お盆】《名詞》 ①食べ物や食器などを載せて運ぶ、平らで縁の浅い道具。「おぼん・に・ のせ・て・ お茶・を・ 出す。」②先祖の霊をまつる、8月中頃の仏教行事。「おぼん・の・ お供え」〔⇒ぼん【盆】

おまい(お前)】《名詞》 相手を指す言葉。「おまい・こそ・ 元気・が・ ない・の・と・ 違(ちゃ)う・か。」◆親しみはあるが、ややぞんざいな言い方である。〔⇒きさま【貴様】、われ、わい、おまえ【お前】、おどら、おんどら、おどれ、おんどれ、おのれ【己】

おまいり【お参り】《名詞、動詞する》 ①先祖の墓に行って拝むこと。「彼岸・の・ おまいり・に・ 行く。」②寺や神社に行って拝むこと。「お宮はん・に・ おまいりする。」

おまえ【お前】《名詞》 相手を指す言葉。「おまえ・が・ 行っ・てこい。」◆親しみはあるが、ややぞんざいな言い方である。〔⇒きさま【貴様】、われ、わい、おまい(お前)、おどら、おんどら、おどれ、おんどれ、おのれ【己】

おまけ【お負け】《名詞、動詞する》 ①商品の値段を、決めていた額より安くすること。または、決めていた量より多くすること。「100円・ おまけし・とき・ます。」「一個・は・ ただ・で・ おまけ・です。」②感謝の気持ちなどをこめて、売る商品に添えて客に渡す品物。「大売り出し・の・ 期間・は・ おまけ・を・ つけ・て・ 売る。」③書籍・雑誌などの本体に添えられたもの。「新年号・の・ おまけ・に・ 双六・が・ 付い・とる。」⇒べんきょう【勉強】⇒けいひん【景品】⇒ふろく【付録】

おまけに《接続詞》 それだけでも十分であるのに、それに何かが加わることを表す言葉。その上に。「雨・が・ 降っ・て・ おまけに・ 風・まで・ 出・てき・やがっ・た。」「別嬪さん・で・ おまけに・ 頭・が・ 良()ー。」

おます《動詞・サ行五段活用》 「ある」の丁寧な言い方。あります。「鉛筆・やっ・たら・ ここ・に・ おます。」「そんな・ もん・は・ おまさ・へん。」

おます《補助動詞・サ行五段活用》[形容詞・形容動詞の連用形につく] 表現を和らげたり、敬意を表したりするときに使う言葉。「今日・は・ 寒(さぶ)・おます・なー。」「私・は・ 元気で・おます。」

おまはん(お前はん)】《名詞》 軽い敬意を込めて、相手を指す言葉。「おまはん・は・ 何・を・ 注文し・て・です・か。」〔⇒おたく【お宅】、おうち【お家】、あんた(貴方)、あなた【貴方】

おまへん《動詞+助動詞》 「ない」の丁寧な言い方。ありません。「心配・は・ 何・も・ おま・へん。」「そんな・ 阿呆な・ 話・は・ おま・へん・やろ。」

おまぼり(お守り)】《名詞》 社寺が出す、神や仏が災難から守ってくれたり、良いことを起こしてくれるという札。「安産・の・ おまぼり」〔⇒おまもり【お守り】、まもりさん【守りさん】、まぼりさん(守りさん)、まぶりさん(守りさん)

おまもり【お守り】《名詞》 社寺が出す、神や仏が災難から守ってくれたり、良いことを起こしてくれるという札。「宮はん・で・ おまもり・(を・) 貰(もろ)・てき・た。」〔⇒おまぼり(お守り)、まもりさん【守りさん】、まぼりさん(守りさん)、まぶりさん(守りさん)

おまわりさん〔おまーりさん〕【お巡りさん】《名詞》 人々が安心して生活できるように、生命や財産を守ることを任務としている公務員。「おまわりさん・が・ 自転車・で・ 村・を・ 回っ・とる。」〔⇒じゅんさ【巡査】、けいかん【警官】、けいさつかん【警察官】

おまん【お饅()】《名詞》 小麦粉で作り醗酵させた皮の中に、餡や肉などを入れて蒸した食べ物。「お供え・に・ する・ おまん」〔⇒まんじゅう【饅頭】

おみき【お神酒】《名詞》 ①神に供える酒。「地鎮祭・で・ おみき・を 供える。」②酒のことをしゃれたり、ふざけたりして言う言葉。「おみき・でも・ 飲ん・で・ 明日・から・ 頑張り・まひょ。」

おみきどっくり【お神酒徳利】《名詞》 同じ形の一対のもので、神に供える酒を入れるための、細長くて口の狭い容器。「おみきどっくり・に・ 飾り・を・ つけ・て・ 供える。」

おみくじ【お神籤】《名詞》 神社や寺にお参りした人が引く、吉凶などを占う紙。「おみくじ・で・ 吉・が・ 出・た。」

おむすび【お結び】《名詞》 水で湿した手に塩をつけて、ご飯を三角形や丸形に握り固めたもの。「遠足・に・ おむすび・を・ 作っ・てもろ・た。」◆中に具を入れたり外側に海苔を巻いたりするものもある。〔⇒にぎりめし【握り飯】、にぎり【握り】、むすび【結び】、おにぎり【お握り】

おむつ【お襁】《名詞》 乳幼児などの尻に当てて、大小便を受ける布や紙。「昔・は・ 子ども・が・ でける・(と・) 言()ー・たら・ 布(きれ)・で・ ぎょーさん・ おむつ・を・ こしらえ・た。」〔⇒おしめ【お襁】、むつき【襁褓】

おめこ《名詞、動詞する》 ①女性の生殖器である、穴状になっているもの。「パンツ・(を・) はか・んと・ おめこ・が・ 見える・ぞー。」②人が性交すること。〔⇒おそそ、ぼぼ〕

おめし【お召し】《名詞》 和服用の、表面に皺を織り出した絹織物。「おめし・を 着る。」

おめでた【お目出度】《名詞》 結婚や妊娠・出産のような慶事。「あんた・の・ お腹・ 見・たら・ おめでた・みたいや・なー。」

おめでたい【お目出度い】《形容詞》 ①ものごとが望ましい状態になって、喜び祝うのにふさわしい。「おめでたい・ こと・が・ 2つ・ 続い・た。」②馬鹿正直で、お人好しである。「悪口・を・ 言わ・れ・ても・ 気・に・ せー・へん・の・は・ ちょっと・ おめでたい・ とこ・が・ ある・なー。」〔⇒めでたい【目出度い】

おめでとう〔おめでとー〕【お目出度う】《感動詞》 成功や勝利などの喜びを祝ったり、新年の挨拶をするときに使う言葉。「合格・ おめでとー。」◆丁寧に表現するときは「おめでとうございます【お目出度うございます】」と言う。

おめにかかる【お目に掛かる】《動詞・カ行五段活用》 「会う」ということを、へりくだって言う言葉。「この前・ おめにかかっ・て・から・ 半年・ 経ち・ます・なー。」◆「めにかかる【目に掛かる】」は、これまでになかったものが目に入る、探し物が見つかる、などという意味である。

おも【主】《名詞、形容動詞や()》 たくさんの中で中心となるものや大事なもの。また、そのような役割を果たす人。「おも・は・ 誰・が・ なっ・とる・のん。」「おもな・ 人たち」

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2016年8月11日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (103)    (通算2101回)

日常生活語 「お」⑳

 

おばあさん〔おばーさん〕【お婆さん、お祖母さん】《名詞》 ①年をとった女の人。「白髪(しらが)・の・ 綺麗な・ おばーさん」②父または母の、お母さん。「おばあさん・に・ お年玉・を・ 貰(もろ)・た。」◆①②ともに、敬い親しむ気持ちが込められた言い方である。■対語=「おじいさん【お爺さん、お祖父さん】」〔⇒ばあさん【婆さん、祖母さん】

おはぎ【御萩】《名詞》 餅米とうるち米とを混ぜて炊いた飯を軽くついて丸め、餡を入れたりきな粉でまぶしたりしたもの。「彼岸・に・ おはぎ・を・ こしらえる。」〔⇒ぼたもち【牡丹餅】

おばけ【お化け】《名詞》 ①正体のわからないものや、異形のものに姿を変えて現れてくるもの。「おばけ・の・ 出る・ 家」②非常に大きなもの。「おばけ・の・ 煙突」③他の人たちとは異なった力の持ち主。「あいつ・は・ おばけ・の・ 力持ち・や。」④鯨の脂肉を晒した、白くて柔らかい食べ物。「昔・は・ よー・ 食べ・た・けど・ 今・では・ おばけ・は・ 食べ・られ・へん・よーに・ なっ・ても・た。」①②③⇒ばけもん【化け物】

おばさん【伯母さん、叔母さん、小母さん】《名詞》 ①父または母の、姉さんまたは妹さん。「おばさん・が・ 遊び・に・ 来・た。」②年をとった女の人。「毎朝・ 会う・ おばさん・に・ 挨拶する。」■対語=「おじさん【叔父さん、伯父さん、小父さん】」〔⇒おばはん【伯母はん、叔母はん、小母はん】

おはじき【お弾き】《名詞》 平たいガラス玉などをばらまいておいて、それを指で弾いて、当てたものを取り合う遊び。また、その遊びに使うもの。「おはじき・は・ 女・の・ 子・の・ 遊び・や。」

おはな【お花】《名詞》 鑑賞するために、切り取った木の枝や草花などを使って、形を整えて花器などにさすこと。また、その作品。「おはな・の・ 心得・が・ ある。」〔⇒いけばな【生け花】、はな【花】

おばはん【伯母はん、叔母はん、小母はん】《名詞》 ①父または母の、姉さんまたは妹さん。「おばはん・の・ 葬式・に・ 行く。」②年をとった女の人。「あれ・は・ どこ・の・ おばはん・や。」③自分の妻。「うち・の・ おばはん・は・ 今・ 買い物(かいもん)・に・ 行っ・とる。」■対語=「おっさん【(伯父さん、叔父さん、小父さん)】」①②⇒おばさん【伯母さん、叔母さん、小母さん】

おはよう〔おはよー〕【お早う】《感動詞》 朝、人に出会ったときの挨拶の言葉。「おはよー・ 元気・か。」◆丁寧に言うときは「おはようございます【お早うございます】」となる。

おばん(お婆、お祖母)】《名詞》 ①年をとった女の人。「80・ぐらい・の・ おばん・が・ 一人・で・ バス・に・ 乗っ・てき・た。」②父または母の、母。「うち・の・ おばん・は・ まだ・ 元気や・でー。」◆ややぞんざいな言い方である。■対語=「おじん【(お爺、お祖父)】」〔⇒おばあ【お婆、お祖母】

おび【帯】《名詞》 腰の辺りに巻いて、着ている和服の形を整える、長い布。「おび・が・ ほどけ・そーや・さかい・ 締め直す。」

おびえる【怯える】《動詞・ア行下一段活用》 極度に身の危険などを感じて気味悪く思う。恐れてびくびくして後込みをする。「この・ 犬・ 何・か・に・ おびえ・とる・みたいや。」〔⇒おそろしがる【恐しがる】、おとろしがる(恐しがる)、こわがる【恐がる】、おじける【怖じける】

おひさん〔おひーさん〕【お日さん】《名詞》 太陽系の中心にあって高い熱と光を出し、地球にも熱と光を与えて万物をはぐくんでいる星。「濡れ・た・ 服・を・ おひさん・に・ 乾かす。」◆恵みを与えてくれることに感謝し、敬意を込めた言い方である。〔⇒ひ【日】、たいよう【太陽】

おひたし【お浸し】《名詞》 ほうれんそうなどの青菜を軽く茹でて、水分を切った食べ物。青菜を茹でて、醤油や鰹節などをかけたもの。「おひたし・に・ 鰹節・を・ かける。」〔⇒おしたし(お浸し)

おひつ【お櫃】《名詞》 炊いたご飯を保存しておく、円形で木製の入れ物。「みんな・ よー・ 食ー・た・さかい・ おひつ・が・ 空・に・ なっ・ても・た。」「檜・の・ おひつ」◆「ひつ【櫃】」とも言うが、「お」を付けることが多い。〔⇒ひつ【櫃】、めしびつ【飯櫃】

おひと【お人】《名詞》 「人」を敬って言う言葉。「質問さ・れ・た・の・は・ どの・ おひと・です・か。」〔⇒おかた【お方】

おひとよし【お人好し】《形容動詞や()、名詞》 ものごとを善意に受け取って、人に利用されやすい様子。従順で、人に逆らわない様子。また、そのような人。「あんた・は・ おひとよしや・さかい・ 騙さ・れ・ん・よーに・ 気ー・ つけ・なはれ。」

おびん《形容動詞や()、名詞》 気が小さかったり心配性であったりして、ちょっとしたことにも、びくびくして恐がる様子。必要以上に用心深く、ものごとに十分な対処ができない様子。また、そのような人。「おびん・や・なー・ 蛙・ぐらい・ 手ー・で・ つかめ。」〔⇒おびんたれ【おびん垂れ】、おくびょう【臆病】

おびんたれ【おびん垂れ】《形容動詞や()、名詞》 気が小さかったり心配性であったりして、ちょっとしたことにも、びくびくして恐がる様子。必要以上に用心深く、ものごとに十分な対処ができない様子。また、そのような人。「おびんたれ・で・ 夜中・に・ 便所・へ・ 一人・で・ よー・ 行か・へん。」〔⇒おびん、おくびょう【臆病】

おぶう〔おぶー、おぶ〕《名詞》 乾燥させたり、それを粉末にしたりした茶の葉に湯を注いで作った飲み物。「喉・が・ 乾い・た・さかい・ おぶー・ 1杯・ 飲まし・てー・な。」◆白湯のことを言うこともある。〔⇒おぶうちゃん、おちゃ【お茶】、ちゃ【茶】

おぶうちゃん〔おぶーちゃん〕《名詞》 乾燥させたり、それを粉末にしたりした茶の葉に湯を注いで作った飲み物。「はい・ おぶーちゅん・を・ 1杯・ どーぞ。」〔⇒おぶう、おちゃ【お茶】、ちゃ【茶】

おふだ【お札】《名詞》 神や仏の加護がこもっているとされる、神社や寺で出すお守り。「住吉(すんみょっ)さん・の・ おふだ」〔⇒ふだ【札】

おぶとん【負布団】《名詞》 寝る人が体の上にかける布団。「おぶとん・を・ 重ね・て・ 着る。」■対語=「しきぶとん【敷き布団】」「ひきぶとん【(敷き布団)】」〔⇒うわぶとん【上布団】、かけぶとん【掛け布団】

オブラート〔おぶらーと〕【ドイツ語=Oblate】《名詞》 粉薬などを包むのに使う、澱粉で作った薄い膜。「おぶらーと・に・ 包ま・なんだら・ 薬・を・ よー・ 飲ま・へん。」

おべん【お弁】《名詞》 ①勤務先、学校、外出先などで食べるために、入れ物に入れて携行する食事。「おべん・を・ 忘れ・ん・よーに・ 持っ・て・ 行き・なはれ。」②携行用の食べ物を入れるために、金属などで作られた容器。「おべん・が・ 小そー・ なっ・た・ さかい・ 買い替える。」③顔などに付いているご飯粒や、小さな食べ物。「おとがい・に・ おべん・が・ 付い・とる・ぜ。」〔⇒べんとう【弁当】⇒べんとうばこ【弁当箱】

おべんちゃら《名詞、動詞する》 相手に取り入ろうとしたり、相手に気に入ってもらおうとしたりするために、相手に関係のあることを必要以上にほめること。うわべだけの誉め言葉。「おべんちゃらし・て・ 気に入ら・れ・ても・ しょがない・やろ。」〔⇒おせじ【お世辞】

おぼえる【覚える、憶える】《動詞・ア行下一段活用》 ①知識などを頭に入れる。技術などを学んで身に付ける。「中学校・から・ 英語・を・ おぼえる。」②忘れずに記憶している。心にとめる。「震災・の・ 時・の・ こと・は・ よー・ おぼえ・とる。」■名詞化=おぼえ【覚え、憶え】

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2016年8月10日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (102)    (通算2100回)

日常生活語 「お」⑲

 

おとろえる【衰える】《動詞・ア行下一段活用》 勢いや力などが弱くなる。「若い・ 頃・に・ 比べ・たら・ 力・が・ だいぶ・ おとろえ・た。」■名詞化=おとろえ【衰え】

おとろしい〔おとろしー〕(恐ろしい)】《形容詞》 ①身に危険などを感じて気味が悪い。「そないに・ スピード・を・ 出し・たら・ おとろしー・がい。」②物事の程度が甚だしい。びっくりするほどである。「石油・の・ 値ー・が・ 上がっ・て・ おそろしー・ こと・や。」〔⇒おそろしい【恐ろしい】、おっとろしい(恐ろしい)、こわい【恐い】⇒おとっちい(恐っちい)

おとろしがる(恐しがる)】《動詞・ラ行五段活用》 ①身の危険などを感じて気味悪く思う。恐れてびくびくする。「大きな・ 震災・に・ 遭()ー・た・さかい・ 小まい・ 地震・でも・ おとろしがっ・とる・ねん。」「夜道・を・ 歩く・の・を・ おとろしがる。」②物事の様子が尋常でなく、びっくりしたり、あきれたりする。「運・が・ 良すぎ・て・ おとろしがっ・とる。」〔⇒おそろしがる【恐しがる】、こわがる【恐がる】⇒おじける【怖じける】、おびえる【怯える】

おとん(お父ん)】《名詞》 親のうち、男性のほう。「おとん・に・ ごっつー・ 怒ら・れ・た。」◆「おとう」よりも更にぞんざいな言い方である。「おとん」には「さん」を付けることができない。■対語=「おかん【(お母ん)】」〔⇒おとう【お父】

おとんご《名詞》 兄弟姉妹のうち、いちばん後に生まれた子。「おとんご・が・ 中学生・に・ なっ・た。」〔⇒すえっこ【末っ子】、おとんぼ、おとご、すそ【裾】

●★おとんぼ《名詞》 兄弟姉妹のうち、いちばん後に生まれた子。「お前・は・ おとんぼ・や・さかい・ 甘やかさ・れ・て・ 大き・ なっ・とる・ん・や。」〔⇒すえっこ【末っ子】、おとご、おとんご、すそ【裾】

おないどし【同い年】《名詞》 年齢が同じであること。同じ年に生まれたこと。「おないどし・の・ 同窓生・は・ みんな・ 仲・が・ 良()ー。」

おなか【お腹】《名詞》 ①胸と腰との間で、胃や腸などのあるところ。胃や腸。「おなか・を・ 下す。」「おなか・が・ すい・た。」②母体で、子が宿るところ。「おなか・が・ 出っ張っ・てき・た。」③心の中。うわべだけでない、本当の気持ちや考え。「おなか・で・ 何・を・ 考え・とる・か・ わから・へん。」〔⇒はら【腹】①②⇒ぽんぽん〕

おなぎ()】《名詞》 脂が強く蒲焼きなどにして食べる、ぬるぬるして細長く海や川にすむ魚。「おなぎ・は・ 蒲焼き・が・ うまい・なー。」〔⇒うなぎ【鰻】

おなご【女子】《名詞》 ①女子。女性。また、一人前に成熟した女性。「おとんぼ〔=末っ子〕・は・ おなご・や。」②(自分の)妻。「おなご・と・は・ 幼なじみ・やっ・てん。」■対語=「おとこ【男】」〔⇒おんな【女】

おなごおや【女親】《名詞》 親のうち、女性の方。「おなごおや・ ひとり・で・ 息子・を・ 育て・とる。」◆母と子という関係性を意識して使うことが多い。■対語=「おとこおや【男親】」〔⇒はは【母】、ははおや【母親】、はほや(母親)、おんなおや【女親】

おなごし(女衆)】《名詞》 商家や邸宅などに雇われて、下働きをする女性。「おなごし・で・ 奉公・を・ さし・たら・ 躾・が・ できる。」◆もはや使うことはない言葉である。■対語=「おとこし【(男衆)】」〔⇒じょちゅう【女中】

おなし【同し】《形容動詞や(ノ・ナ)》 ①性質・形・種類・程度など、問題としている点や関心を持っている点において、違いがない様子。「どっち・も・ おなし・ 値段・や。」②他のものにとてもよく似ている様子。「お前・も・ あいつ・と・ おなし・ こと・を・ し・た・ん・か。」〔⇒おなじ【同じ】、おんなし【同し】、おんなじ【同じ】

おなじ【同じ】《形容動詞や(ノ・ナ)》 ①性質・形・種類・程度など、問題としている点や関心を持っている点において、違いがない様子。「おなじ・ 電車・で・ 行く。」②他のものにとてもよく似ている様子。「そんな・ こと・を・ 言()ー・たら・ 悪口・と・ おなじや・ない・か。」〔⇒おなし【同し】、おんなし【同し】、おんなじ【同じ】

おなじみ【お馴染み】《名詞》 顔を合わせたり見たりすることが多くて、親しみや一体感をもっていること。また、そのような人やもの。「おなじみ・の・ 寅さん・の・ 映画・を・ 見る。」「毎度・ おなじみ・の・ ちり紙交換」

おなす【お茄子】《名詞》 夏から秋にかけて薄紫色の花が咲き、紫色で球形や楕円形の実がなる野菜。「おなす・の・ 漬け物」◆「なすび【茄子】」を丁寧に言う言葉であるが、「なす【茄子】」と言うことは少ない。〔⇒なすび【茄子】

おなら《名詞、動詞する》 消化や発酵作用によって腸にたまった気体が尻から出たもの。「おなら・の・ 臭い・が・ し・てき・た。」〔⇒へ【屁】、ガス【英語=gas

おに【鬼】《名詞》 ①人の姿をして、角や牙を持ちっいる、想像上の怪物。「おに・は・ 外」②荒々しくて恐い人。強くて刃向かうことができない人。「おに・の・ 課長・が・ おら・ん・ 日・は・ 気楽や。」③かくれんぼなどで、人をつかまえる役。「おにさん・ こちら・ 手・の・ 鳴る・ 方・へ。」

おにがわら〔おにがーら〕【鬼瓦】《名詞》 魔除けとした屋根の棟の両端につける、鬼の顔などをかたどった大きな瓦。「おにがーら・みたいな・ 顔・を・ し・た・ 人」

おにぎり【お握り】《名詞》 水で湿した手に塩をつけて、ご飯を三角形や丸形に握り固めたもの。「山・の・ てっぺん・で・ 食()・た・ おにぎり・は・ うまかっ・た。」◆中に具を入れたり外側に海苔を巻いたりするものもある。〔⇒にぎりめし【握り飯】、にぎり【握り】、むすび【結び】、おむすび【お結び】

おにごっこ【鬼ごっこ】《名詞、動詞する》 おにになった人が他の人を追いかけて、つかまった人が代わって次のおにになる、子どもの遊び。(おにが交代するものと、おにが増えていくものとがある。) 「おにごっこ・(を・) し・て・ 走り回る。」〔⇒おにごと【鬼事】、おわえごく【追わえごく】、おわいごく【追わいごく】

おにごと【鬼事】《名詞、動詞する》 おにになった人が他の人を追いかけて、つかまった人が代わって次のおにになる、子どもの遊び。(おにが交代するものと、おにが増えていくものとがある。) 「おにごとし・たら・ 走っ・て・ ぬくもる・よ。」◆「おにごっこ【鬼ごっこ】」とも言うが、かつては「おにごと【鬼事】」と言うことが多かった。〔⇒おにごっこ【鬼ごっこ】、おわえごく【追わえごく】、おわいごく【追わいごく】

おにし(お煮染)】《名詞》 野菜や魚や肉などをよく煮て、醤油などの煮汁をじゅうぶんにしみ込ませたもの。「正月・の・ おにし・を・ こしらえる。」〔⇒にしめ【煮染め】

おのれ【己】《名詞》 相手を指す言葉。相手を悪し様に言ったり見下したりするときに使う言葉。◆「おまえ」と言うよりも、相手に強く響く。「おのれ・が・ 自分・で・ 考え・んと・ あか・ん・やろ・がい。」〔⇒きさま【貴様】、われ、わい、おまえ【お前】、おまい(お前)、おどら、おんどら、おどれ、おんどれ〕

おば【伯母、叔母】《名詞》 父または母の、姉または妹。おじの妻。「おば・は・ うち・の・ 母親・より・ 5つ・ 年上・や。」■対語=「おじ【伯父、叔父】」

おばあ〔おばー〕【お婆、お祖母】《名詞》 ①年をとった女の人。「おばー・が・ 道・に・ 迷っ・とっ・た。」②父または母の、母。「うち・の・ おばあ・は・ まだまだ・ 元気でっ・せ。」◆ややぞんざいな言い方である。■対語=「おじい【お爺、お祖父】」〔⇒おばん(お婆、お祖母)

 

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2016年8月 9日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (101)    (通算2099回)

日常生活語 「お」⑱

 

おどかす【脅かす、嚇かす】《動詞・サ行五段活用》 ①自分の思い通りにさせるために、相手に恐がらせたり心配させたりする。「もーじき・ 値上がりする・と・ おどかさ・れ・て・ 買()ー・ても・た。」②突然のように、びっくりさせる。「後ろ・から・ 急に・ 声・を・ かけ・て・ おどかし・た。」■名詞化=おどかし【嚇かし】

おとぎばなし【お伽噺】《名詞》 子どもなどに聞かせる、昔から伝わっている話。現実離れをしている、空想的な話。「おとぎばなし・の・ 絵本」

おとこ【男】《名詞》 男子。男性。一人前に成熟した男性。「おとこ・は・ みんな・ 戦争・に・ 召集さ・れ・た。」■対語=「おんな【女】」「おなご【女子】」

おとご《名詞》 兄弟姉妹のうち、いちばん後に生まれた子。「おとご・が・ 結婚し・ます・ねん。」〔⇒おとんご、おとんぼ、すえっこ【末っ子】、すそ【裾】

おとこおや【男親】《名詞》 親のうち、男性の方。「わし・の・ 小()まい・ 時・は・ どこ・の・ 家・でも・ おとこおや・は・ たいてい・ 戦争・に・ 行っ・とっ・た・ん・や。」◆父と子という関係性を意識して使うことが多い。■対語=「おんなおや【女親】」「おなごおや【女親】」〔⇒ちち【父】、ちちおや【父親】、てておや(父親)、てとや(父親)

おとこきょうだい〔おとこきょーだい〕【男兄弟】《名詞》 兄または弟。兄と弟。また、その間柄。「わし・は・ おとこきょーだい・ばっかり・ 3人・やっ・た・ん・や。」■対語=「おんなきょうだい【女兄弟】」〔⇒きょうだい【兄弟】

おとこし(男衆)】《名詞》 商家や邸宅などに雇われて、下働きをする男性。下男。「大けな・ 家・や・さかい・ 昔・は・ おとこし・を・ 置い・とっ・て・でし・た。」◆もはや使うことはない言葉である。■対語=「おなごし【(女衆)】」

おとこまえ【男前】《名詞、形容動詞や()》 男としての風采が良い様子。美男子。「散髪し・て・ おとこまえに・ なっ・た・なー。」

おとしあな【落とし穴】《名詞》 人や動物を落ち込ませるために、表面上はわからないようにして作った窪み。「浜・に・ おとしあな・ 作っ・て・ 遊ん・だ・ こと・が・ あっ・た。」

おとしだま【お年玉】《名詞》 新年を祝って、子どもや目下の人などに贈るお金や品物。「甥・に・ おとしだま・を・ あげ・た。」

おとしぶた【落とし蓋】《名詞》 煮物をするときに、煮ている材料の上に直接あてるようにして使う鍋の蓋。また、そのような蓋の使い方。「おとしぶた・を・ し・て・ ことことと・ 炊く。」

おとしぬし【落とし主】《名詞》 お金や品物を落とした人。「財布・を・ 届け・たっ・たら・ おとしぬし・が・ 礼・を・ 言い・に・ 来・た。」

おとす【落とす】《動詞・サ行五段活用》 ①急に、上から下へ位置を変えさせる。「花瓶・を・ おとし・て・ 割っ・ても・た。」②ついていたものがとれるようにする。なくなるようにする。「フライパン・の・ 油・を・ おとす。」③入れたり加えたりすべきものを漏らす。扱うべきものを意識的に省略する。「葉書・に・ 住所・を・ 書く・の・を・ おとし・とっ・た。」④進級などをできなくさせる。落第させる。試験などに不合格とする。「大学・に・ 入試・に・ おとさ・れる。」⑤ものごとの質や程度を下げる。「評判・を・ おとす。」■自動詞は「おちる【落ちる】」⇒ぬかす【抜かす】

おどす【脅す】《動詞・サ行五段活用》 自分の思い通りにさせるために、相手に恐い思いをさせる。ある行為を強制する。「暗闇・に・ 連れ込ま・れ・て・ おどさ・れ・た・ん・やっ・て。」「おどさ・れ・て・ 金・を・ 取ら・れ・た。」■名詞化=おどし【脅し】

おとつい(一昨日)】《名詞》 昨日の前の日。2日前の日。「おとつい・の・ 日曜・は・ 魚釣り・に・ 行き・まし・てん。」〔⇒おととい【一昨日】

おとっちい(恐っちい)】《形容詞》 身に危険などを感じて気味が悪い。「墓・の・ はた・を・ 通る・の・は・ おとっちー。」◆幼児語。〔⇒おそろしい【恐ろしい】、おとろしい【恐ろしい】、おっとろしい(恐ろしい)、こわい【恐い】

おとと()】《名詞》 きょうだいのうち、年下の男性。「おとと・は・ 3つ・ 下・です。」■対語=「いもと【()】」〔⇒おとうと【弟】

おとと(お魚)】《名詞》 ①海・川・池などにすんで、えらで呼吸し、、鱗があり、ひれを動かして泳ぐ動物。「おとと・を・ 釣り・に・ 行く。」②それを調理して食べ物としたもの。「焼い・て・ おとと・を・ 食べる。」◆幼児語。〔⇒さかな【魚】、とと()

おととい【一昨日】《名詞》 昨日の前の日。2日前の日。「おととい・は・ えらい・ 雨・でし・た・なー。」〔⇒おとつい(一昨日)

おととし〔おとどし〕【一昨年】《名詞》 去年の前の年。2年前の年。「おととし・は・ 台風・が・ 3つ・も・ 来・た。」

おとな【大人】《名詞》 ①成長して一人前になった人。「おとな・向け・の・ 映画」②運賃や入場料などでの、一人前の扱いを受ける人。「おとな・の・ 券・を・ 1枚・ ください。」■対語=「こども【子供】」⇒だいにん【大人】

おとなしい〔おとなしー〕【大人しい】《形容詞》 ①性質が穏やかで素直である。扱いやすい。「おとなしー・ 生徒」②いたずらや騒ぎなどをしないで、静かな態度である。「おとなしー・に・ し・て・ 待っ・とい・て・な。」③色や形などが落ち着いていて、派手ではない。「洋服・の・ おとなしー・ 柄」

おとも【御供】《名詞、動詞する》 主だった人や目上の人に付き従って行って、警護や世話をすること。また、そのような役をする人。「私・が・ おともし・ます。」〔⇒とも【供】

おどら《名詞》 相手を指す言葉。相手を悪し様に言ったり見下したりするときに使う言葉。「おどら・は・ わし・を・ なめ・とる・の・か。」◆「おまえ【お前】」と言うよりも、相手に強く響く言葉である。〔⇒きさま【貴様】、われ、わい、おまえ【お前】、おまい(お前)、おんどら、おどれ、おんどれ、おのれ【己】

おとり【劣り】《名詞、形容動詞や()》 それ以下であること。高く評価できないこと。「そんな・ こと・を・ し・たら・ 子ども・より・ おとりや。」

おどり【踊り】《名詞》 リズムや歌に合わせて、手足や体を動かすこと。また、その所作などに一定の振り付けが行われている作品。「おどり・が・ 好き・で・ 好き・で・ 年中・ 踊っ・とる・ 人・や。」「この・ 歌・に・は・ おどり・が・ つい・とる・ねん。」

おとる【劣る】《動詞・ラ行五段活用》 能力や価値などが、他のものに比べてよくない状態にある。数量などが他のものより少ない状態にある。「体力・が・ おとっ・とる・さかい・ 元気・を・ 出し・て・ 運動・でも・ し・なはれ。」■名詞化=おとり【劣り】

おどる【踊る】《動詞・ラ行五段活用》 ①リズムや歌に合わせて、手足や体を動かす。「舞台・で・ おどる。」②乱れた状態になる。落ち着きがなくなっている。「字ー・が・ おどっ・とる。」■名詞化=おどり【踊り】

おどれ《名詞》 相手を指す言葉。相手を悪し様に言ったり見下したりするときに使う言葉。「おどれ・が・ 昨日・ そない・ ぬかし・た・ん・と・ 違う・ん・かい。」◆「おまえ【お前】」と言うよりも、相手に強く響く言葉である。〔⇒きさま【貴様】、われ、わい、おまえ【お前】、おまい(お前)、おどら、おんどら、おんどれ、おのれ【己】

おとろえ【衰え】《名詞》 勢いや力などが弱くなること。「脚・の・ おとろえ・が・ 目立つ。」

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2016年8月 8日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (100)    (通算2098回)

日常生活語 「お」⑰

 

おっちら《副詞と》 ①坂道を上るときや、重い荷物を持つときなどに、力を振り絞ってゆっくり歩く様子。「おっちらと・ 山・の・ てっぺん・に・ 着い・た。」②進んで行くのにたいへんな労力や時間がかかる様子。「ここ・まで・ 来る・の・に・ おっちらと・ 時間・が・ かかっ・た。」③慣れていなくて、動作がぎこちない様子。「おっちら・ 真似し・て・ 体操し・とっ・たら・ かえって・ 肩・が・ 凝っ・た。」〔⇒えっちら、えっちらおっちら、えっちらえっちら、おっちらおっちら〕

おっちらおっちら《副詞と》 ①坂道を上るときや、重い荷物を持つときなどに、力を振り絞ってゆっくり歩く様子。「おっちらおっちら・ 俵・を・ かたげ・て・ 運ん・だ。」②進んで行くのにたいへんな労力や時間がかかる様子。「おっちらおっちら・ 一日仕事・で・ ここ・まで・ 来・た。」③慣れていなくて、動作がぎこちない様子。「人・の・ 格好・を・ 見・ながら・ おっちらおっちら・ 踊る・ 練習・を・ し・た。」〔⇒えっちら、おっちら、えっちらおっちら、えっちらえっちら〕

おっちんする《動詞・サ行変格活用》 ①足を投げ出して座る。腰を掛ける。「這()ー・とっ・た・ 子ー・が・ おっちん・ でける・よーに・ なった。」②脚を折り重ねて、足の裏に尻をのせて、きちんと座る。「おっちんし・て・ ご飯・ 食べ・なさい。」◆幼児語。〔⇒おっちんちょする。⇒ぎょうぎにすわる【行儀に座る】、せいざ【正座】(する)

おっちんちょする《動詞・サ行変格活用》 ①足を投げ出して座る。腰を掛ける。「階段・に・ おっちんちょする。」②脚を折り重ねて、足の裏に尻をのせて、きちんと座る。「きちんと・ おっちんちょし・て・ 偉い・ 子ー・や・ね。」◆幼児語。〔⇒おっちんする。⇒ぎょうぎにすわる【行儀に座る】、せいざ【正座】(する)

おっと【夫】《名詞》 夫婦のうち、男の人。◆改まった場合などに使う。「おっと・が・ 入院し・まし・てん。」〔⇒ていしゅ【亭主】

おっとせい〔おっとせー〕【膃肭臍】《名詞》 足がひれのようになっていて上手に泳ぎ、背中は黒くて腹は灰色の、北太平洋にすむ哺乳動物。「動物園・に・ おっとせー・が・ おっ・た。」

おっとり《副詞、動詞する》 ゆったりとして、こせこせしない様子。落ち着いていて、温和な様子。「おっとりし・た・ 性格・の・ 人」「おっとりし・て・ 気・が・ きか・へん・ 人」

おっとろし(恐し)】《感動詞》 恐いと感じたときや、驚いたときなどに、思わず口に出る言葉。「おっとろし・ 値段・を・ 聞い・たら・ 買わ・れ・へん・がな。」〔⇒おっとろしゃ(恐しゃ)

おっとろしい〔おっとろしー〕(恐ろしい)】《形容詞》 ①身に危険などを感じて気味が悪い。「雷・が・ 鳴っ・て・ おっとろしかっ・た。」「地震・の・ 津波・は・ おっとろしー・なー。」②物事の程度が甚だしい。びっくりするほどである。「おっとろしー・ 大きさ・の・ 蛸・が・ 釣れ・た。」〔⇒おそろしい【恐ろしい】、おとろしい【恐ろしい】、こわい【恐い】⇒おとっちい(恐っちい)

おっとろしゃ(恐しゃ)】《感動詞》 恐いと感じたときや、驚いたときなどに、思わず口に出る言葉。「おっとろしゃ。大根・が・ 1本・ 300円・も・ する・ん・かいや。」〔⇒おっとろし(恐し)

おっぱい《名詞》 ①子を生んだ母親の乳房からから出る、白い液体。母乳。「おっばい・(を・) 飲まし・たら・ 泣きやん・だ。」②胸にあって乳を出すところ。「お母ちゃん・の・ おっぱい・を・ 探し・とる。」◆幼児語。〔⇒ちち【乳】⇒ち【乳】⇒ちぶさ【乳房】

おつむ《名詞》 ①人や動物の体の中で、目・鼻・口などがあって、いちばん頂の部分。「おつむ・を・ 動かさ・ない・で・ 前・を・ 見・なさい。」②額よりも上の部分。体のいちばん上の部分。「おつむ・に・ 帽子・を・ かぶる。」③考える力。「あんた・の・ おつむ・で・ 考え・なはれ。」◆幼児語。〔⇒あたま【頭】⇒てんてん〕

おつむてんてん《名詞、動詞する》 頭を軽く叩くこと。また、頭を軽く叩くときに唱える言葉。「ごんた〔=悪戯〕し・たら・ おつむてんてんする・ぞ。」

おつむてんてんかいくりかいくり《唱え言葉》 自分の頭を軽く叩いて、自分の左右の手を胸の前で互いにぐるぐる回すときに唱える言葉。

おつゆ【御汁】《名詞》 ①ご飯に添えて食べる、味噌汁や吸い物。「今朝・は・ 寒い・さかい・ 熱い・ おつゆ・が・ うまい。」②だしに醤油を加えて味をつけたもの。「玉子焼き・の・ おつゆ」〔⇒しる【汁】、おつい(御汁)、おしる【御汁】〕。⇒つゆ〕

おつり【釣り】《名詞、動詞する》 受け取るべき額以上の単位のお金で支払いを受けたときに、相手に戻す差額のお金。「1万円・ いただい・た・ので・ おつり・は・ 2000円・です。」〔⇒つり【釣り】、つりせん【釣り銭】

おてあげ【お手上げ】《名詞、動詞する》 手のほどこしようがなく、困ってしまうこと。「孫・が・ 3人・も・ 一遍・に・ 来・たら・ 走り回っ・て・ おてあげや。」「今日・の・ 試験・の・ 問題・は・ おてあげ・やっ・た。」〔⇒こうさん【降参】

おでき【御出来】《名詞》 打撲や炎症などによって皮膚の一部が腫れあがって、膿をもったもの。「おでき・ 触っ・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒できもん【出来物】、でけもん(出来物)、はれもん【腫れ物】、もの【物】

おでこ《名詞》 顔の眉毛の上から、髪の毛の生えているところまでの部分。また、その部分が普通以上に突き出ていること。「おでこ・の・ 広い・ 男・の・ 子」〔⇒ひたい【額】、でぼちん、でこ〕

おでん(お田楽)】《名詞》 こんにゃく、芋、卵、はんぺん、がんもどきなどを煮込みにしたもの。「おでん・で・ いっぱい・ やり・まほ・か。」◆「でんがく【田楽】」という言葉は使わない。〔⇒かんとうだき【関東炊き】

おてんき【お天気】《名詞》 ①晴れ・曇り・雨、気温、風の具合などの空模様。「明日・の・ おてんき・は・ どない・ なり・ます・やろ。」②雨が降ったり雲が出たりしていなくて、青空が見えて空模様がよいこと。「おてんき・で・ なにより・です・なー。」◆丁寧語。〔⇒ひより【日和】、てんき【天気】⇒はれ【晴れ】

おてんば【お転婆】《名詞》 女の子が、男の子に負けないほどに、活発に動き回ったりふざけ騒いだりすること。また、そのようにしている女の子。「ちょっと・ぐらい・ おてんば・の・ 方・が・ よろしー・がな。」

おと【音】《名詞》 ものの振動が空気などを伝わって、耳で聞き分けられる響き。「太鼓・の・ おと・が・ 聞こえ・てき・た。」

おとう〔おとー〕【お父】《名詞》 親のうち、男性のほう。「おとー・は・ まだ・ 帰っ・とら・へん。」◆ややぞんざいな言い方である。■対語=「おかあ【お母】」〔⇒おとん(お父ん)

おとうさん〔おとーさん〕【お父さん】《名詞》 親のうち、男性のほうを敬い、親しんで言う言葉。「おとーさん・は・ どこ・へ・ お勤め・です・か。」■対語=「おかあさん【お母さん】」

おとうと〔おとーと〕【弟】《名詞》 きょうだいのうち、年下の男性。「おとーと・が・ 2人・ おり・ます・ねん。」■対語=「いもうと【妹】」〔⇒おとと()

おどおど《副詞、動詞する》 ひどく恐がったり、自信がなかったりして、落ち着かない様子。「おどおどし・とっ・たら・ 挨拶・が・ うまい・こと・ いき・まへ・ん・で。」

おとがい《名詞》 ①口の上下にあって、食べ物をかんだり声を出すのに役立つ部分。「豆・を・ ぎょーさん・ 噛ん・で・ おとがい・が・ しんどー・ なっ・た。」②顔の下の方にあって、口より下の部分の外側。「おとがい・が・ ほっそりし・た・ 人」「おとがい・に・ ご飯粒・が・ つい・とる。」〔⇒あご【顎】、あごた【顎た】、あごたん【顎たん】

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2016年8月 7日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (99)    (通算2097回)

日常生活語 「お」⑯

 

おづきようか〔おづきよーか〕(卯月八日)】《名詞》 4月8日の、花祭りの日。「おづきよーか・の・ お釈迦はん・の・ 日ー」

おっけ【大っけ】《感動詞》 相手に対する感謝の気持ちやお礼の気持ちなどを表すときに使う言葉。「おっけ・ 今日・は・ 来・た・ かい・が・ あり・まし・た。」〔⇒おおきに【大きに】、おおけに【大けに】、おっきに【大っきに】、おっけに【大っけに】、おおき【大き】、おおけ【大け】、おっき【大っき】、ありがとう【有り難う】、サンキュー【英語=thank you

オッケー〔おっけー〕【英語=O..】《名詞、動詞する》 わかったということ。了解したということ。同意したということ。許可したということ。「その・ 話・なら・ おっけーし・ます。」〔⇒オーケー【英語=O..、オーライ【英語=all right

おっけえ〔おっけー〕(大けえ)】《形容詞》 ①体積があって、たくさんの場所を占めている。「おっけー・ 飛行機・が・ 飛ん・どる。」②面積が広い。「おっけー・ 家・に・ 住ん・どる。」③背丈などが高い。「天井・まで・が・ おっけー・ 体育館」④数や程度が甚だしい。「おっけー・ 苦労・を・ かけ・た。」⑤年が上である。「小学校・の・ おっけー・ 学年」■対語=「ちいさい【小さい】」「ちさい【小さい】」「ちっさい【小っさい】」「ちいこい【小こい】」「ちっこい【小っこい】」「ちっちゃい【小っちゃい】」「こまい【小まい】」「こんまい【小まい】」〔⇒おおきい【大きい】、おっきい【大っきい】、おおけえ【大けえ】、ごっつい、ごつい〕

オッケー〔おっけー〕【英語=O..】《感動詞》 承知したり、許可したりしたときに発する言葉。わかった。よろしい。承知した。「おっけー・ 引き受け・た・よ。」〔⇒オーケー【英語=O..、オーライ【英語=all right

おっけえめ〔おっけーめ〕【大っけえ目】《名詞、形容動詞や()》 ものの大きさが、少し大きいこと。比較的大きいと思われること。「子ども・に・ おっけーめの・ 服・を・ 着せ・ても・ じっきに・ 小(こも)ーに・ なっ・てまう。」■対語=「こまいめ【小まい目】」「こんまいめ【小んまい目】」「ちいさいめ【(小さい目)】」「ちいさめ【小さ目】」「ちっこいめ【小っこい目】」「ちっちゃいめ【小っちゃい目】」〔⇒おおきいめ【大きい目】、おおきめ【大き目】、おおけめ【大け目】、おっきめ【大っき目】、おっけめ【大っけ目】、おっきいめ【大っきい目】、おっけえめ【大っけえ目】、ごっつめ【ごっつ目】、ごっついめ【ごっつい目】

おっけする【大っけする】《動詞・サ行変格活用》 ①人や動物や植物などを育てる。「子ども・を・ おっけする・の・は・ えらい・ こと・や。」②会社や組織などを発展させる。程度や規模などを拡大する。「今年・は・ 目標・を・ 去年・より・も・ おっけし・た。」■自動詞は「おっけなる【大っけなる】」■対語=②「ちいさする【小さする】」「ちいそする【小そする】」「ちっさする【小っさする】」「ちっそする【小っそする】」〔⇒おおきする【大きする】、おおけする【大けする】、おっきする【大っきする】、ごっつする〕

おっけな【大っけな】《連体詞》 ①体積があって、たくさんの場所を占めている。「おっけな・ 時計・を・ 腕・に・ はめ・とる。」②面積が広い。「おっけな・ 満月・が・ 出・た。」③背丈などが高い。「おっけな・ 仁王さん・の・ 像・が・ ある。」④数や程度が甚だしい。「おっけな・ 仕事・を・ 言わ・れ・ても・ わし・に・は・ でけ・へん。」⑤年が上である。「おっけな・ 人・が・ 会長・に・ なっ・たら・ えー・ねん。」〔⇒おおきな【大きな】、おおけな【大けな】、おっきな【大っきな】

おっけなる【大っけなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①人や動物や植物などが成長する。「親・の・ 苦労・も・ 知ら・んと、 息子・は・ ひとりで・ おっけなっ・た・よーに・ 思(おも)・てけつかる。」②会社や組織などが発展する。程度や規模などが拡大する。「腰・の・ 痛み・が・ おっけなっ・て・ 困っ・とる・ねん。」■他動詞は「おっけする【大っけする】」■対語=②「ちいさなる【小さなる】」「ちいそなる【小そなる】」「ちっさなる【小っさなる】」「ちっそなる【小っそなる】」〔⇒おおきなる【大きなる】、おおけなる【大けなる】、おっきなる【大っきなる】、ごっつなる〕

おっけに【大っけに】《感動詞》 相手に対する感謝の気持ちやお礼の気持ちなどを表すときに使う言葉。「おっけに。荷物・を・ 持っ・てもろ・て・ 助かっ・た・よ。」◆深く感謝やお礼の気持ちを表すときには「おっけにありがとうございます【大っけに有り難うございます】」「おっけにありがとうさん【大っけに有り難うさん】」と言うことがある。「息子・が・ 世話・に・ なっ・て・ おっけにありがとーさん。」〔⇒おおきに【大きに】、おおけに【大けに】、おっきに【大っきに】、おおき【大き】、おおけ【大け】、おっけ【大っけ】、おっき【大っき】、ありがとう【有り難う】、サンキュー【英語=thank you

おっけめ【大っけ目】《名詞》《名詞、形容動詞や()》 ものの大きさが、少し大きいこと。比較的大きいと思われること。「おっけめの・ 入れ物・を・ 持っ・ていき・なはれ。」■対語=「こまいめ【小まい目】」「こんまいめ【小んまい目】」「ちいさいめ【(小さい目)】」「ちいさめ【小さ目】」「ちっこいめ【小っこい目】」「ちっちゃいめ【小っちゃい目】」〔⇒おおきいめ【大きい目】、おおきめ【大き目】、おおけめ【大け目】、おっきめ【大っき目】、おおけえめ【大けえ目】、おっきいめ【大っきい目】、おっけえめ【大っけえ目】、ごっつめ【ごっつ目】、ごっついめ【ごっつい目】

おっさん(伯父さん、叔父さん、小父さん)】《名詞》 ①父または母の、兄さんまたは弟さん。「わし・の・ おっさん・は・ 四国・に・ 住ん・どる。」②年をとった男の人。「おっさん・ばっかり・で・ 花見ー・に・ 行く。」③自分の夫。「うち・の・ おっさん・は・ 酒飲み・で・ 困る・ねん。」■対語=「おばはん【伯母はん、叔母はん、小母はん】」①②⇒おじさん【伯父さん、叔父さん、小父さん】

おっしゃい(押し合い)】《名詞、動詞する》 狭いところへ大勢の人が入って混雑していること。互いに押し合うこと。「事故・の・ 影響・で・ 電車・は・ おっしゃいやっ・た。」〔⇒おしあい【押し合い】、おっしゃいこっしゃい(押し合いこっしゃい)

おっしゃいこっしゃい(押し合いこっしゃい)】《名詞、動詞する》 狭いところへ大勢の人が入って混雑していること。互いに押し合うこと。「初詣・に・ 行っ・たら・ 宮はん・は・ おっしゃいこっしゃいで・ 混ん・どっ・た。」〔⇒おしあい【押し合い】、おっしゃい(押し合い)

おっしゃる【仰有る】《動詞・ラ行五段活用》 「ゆう【言う】」の尊敬した言い方。「昨日・ おっしゃっ・た・ こと・を・ 忘れ・られ・たら・ 困り・ます・がな。」

おっじゃん(お爺やん、お祖父やん)】《名詞》 ①年をとった男の人。「隣・の・ おっじゃん・は・ まだ・ 元気に・ 働い・とっ・て・や。」②父または母の、お父さん。「おっじゃん・は・ 今年・ 90・に・ なる。」〔⇒おんじゃん(お爺やん、お祖父やん)

おっじゃんぱっち(お爺やんぱっち)】《名詞》 メリヤスなどで作った、厚手のズボン下。「寒なっ・た・さかい・ おっじゃんぱっち・を・ はく。」〔⇒おじんぱっち(お爺ぱっち)、おんじゃんぱっち(お爺やんぱっち)、ぱっち〕

おっせる(教せる)】《動詞・サ行下一段活用》 ①相手の知らない知識や技能や情報などをわかりやすく説明して、それが身につくようにしてやる。「算盤・を・ おっせ・てやる。」②生活技術や行動に関すること、あるいは仕事の内容などについて、注意を与えたり知らせたりして、意識などを高めるようにしてやる。「掃除・の・ 仕方・を・ おっせ・とか・んと・ いか・ん。」③学校などで教員を務める。「若い・ とき・は・ 小学校・で・ おっせ・とっ・た。」〔⇒おしえる【教える】、おせる(教せる)

おっちょこちょい《名詞、形容動詞や() 深く考えないで、そのときの自分の気分や、周りの様子にしたがって行動する様子。軽薄な様子。また、そのような人。「おっちょこちょいや・さかい・ いっつも・ 失敗・ばっかり・ し・とる。」名詞⇒ちょうしもん【調子者】

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2016年8月 6日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (98)    (通算2096回)

日常生活語 「お」⑮

 

おちゃのこ【お茶の子】《名詞》 仏事などの参会者や、近隣の人などに配るお菓子など。「近所・に・ おちゃのこ・を・ 配る。」〔⇒ちゃのこ【茶の子】

おちゃのこ【お茶の子】《形容動詞や()》 ものごとをたやすく行う様子。なんでもなくできる様子。「こんな・ 問題・は・ おちゃのこや。」〔⇒あさめしまえ【朝飯前】、いちころ【一ころ】、おちゃのこさいさい【お茶の子さいさい】、へのかっぱ【屁の河童】

おちゃのこさいさい【お茶の子さいさい】《形容動詞や()》 ものごとをたやすく行う様子。なんでもなくできる様子。「こんな・ 物・を・ かたげる〔=担ぐ〕・ぐらい・やっ・たら・ おちゃのこさいさいや。」〔⇒あさめしまえ【朝飯前】、いちころ【一ころ】、おちゃのこ【お茶の子】、へのかっぱ【屁の河童】

おちょくる《動詞・ラ行五段活用》 面白がって、弱い者をからかう。相手を馬鹿にする。「ちょっと・ おちょくっ・たら・ 怒っ・てまい・よっ・た。」■名詞化=おちょくり〔⇒なぶる【嬲る】、ひょとくる〕

おちらし《名詞》 湯で溶いて砂糖を加えて食べることが多い、麦を炒ってひいた粉の食物。麦焦がし。「おちらし・で・ 口・の・ 周り・が・ 汚れ・とる。」〔⇒はったい、はったいこ【はったい粉】

おちる【落ちる】《動詞・タ行上一段活用》 ①急に、上から下へ位置が変わる。「階段・から・ おちる。」②ついていたものが、とれて、なくなる。「汚れ・が・ 綺麗に・ おちる。」③入れたり加えたりすべきものが漏れる。「名簿・から・ あんた・の・ 名前・が・ おち・とる。」④進級などができなくなる。落第する。試験などに不合格となる。「受け・た・ 大学・に・ おちる。」⑤ものごとの質や程度が下がる。「この・ 店・は・ 味・が・ おち・とる・なー。」■他動詞は「おとす【落とす】」⇒とんする。⇒すべる【滑る】

おちん【お賃】《名詞》 ①人にものごとを頼んだことに対する、わずかな謝礼の金品。人に感謝の気持ちを表すための、わずかな金品。「これ・は・ わざわざ・ 届け・てくれ・た・ おちん・や。」②食事と食事の間に食べる、軽い食べ物。そのうち特に、子どもに与えるもの。「おちん・ばっかり・ 食べ・て・ ご飯・を・ あんまり・ 食べ・へん・ 子ー・や。」◆①は目下の者に対して使う言葉である。⇒おやつ【お八つ】、ええもん【良え物】、なんど【何ど】、ちん【賃】

おつ【乙】《名詞》 ものごとの等級の2番目のもの。ものごとの順番の2番目のもの。「体操・の・ 点数・は・ おつ・やっ・た。」

おつい(御汁)】《名詞》 ご飯に添えて食べる、味噌汁や吸い物。「しじみ・の・ おつい・は・ 美味い・なー。」〔⇒しる【汁】、おつゆ【御汁】、おしる【御汁】

おつかい【お使い】《名詞、動詞する》 人に頼まれて、買い物などの用事をしに行くこと。また、そのように用を頼まれた人。「ちょっと・ おつかい・に・ 行っ・てき・てんか。」〔⇒つかい【使い】

おつかいもん【御使い物】《名詞、動詞する》 人にあげる品物。進物。「暮れ・の・ おつかいもん・は・ 鮭・に・ し・よー・か。」〔⇒つかいもん【使い物】、おくりもん【贈り物】、プレゼント【英語=present

おっき【大っき】《感動詞》 相手に対する感謝の気持ちやお礼の気持ちなどを表すときに使う言葉。「おっき・ えー・ もん・(を・) 貰(もろ)て・ 嬉しー・なー。」〔⇒おおきに【大きに】、おおけに【大けに】、おっきに【大っきに】、おっけに【大っけに】、おおき【大き】、おおけ【大け】、おっけ【大っけ】、ありがとう【有り難う】、サンキュー【英語=thank you

おっきい〔おっきー〕【大っきい】《形容詞》 ①体積があって、たくさんの場所を占めている。「おっきー・ 西瓜・や・なー。」②面積が広い。「会議・を・ する・に・は・ この・ 部屋・は・ おっきー。」③背丈などが高い。「3000メートル・も・ ある・ おっきー・ 山」④数や程度が甚だしい。「おっきー・ 世話・に・ なっ・た。」⑤年が上である。「おっきー・ 兄ちゃん」■対語=「ちいさい【小さい】」「ちさい【小さい】」「ちっさい【小っさい】」「ちいこい【小こい】」「ちっこい【小っこい】」「ちっちゃい【小っちゃい】」「こまい【小まい】」「こんまい【小まい】」〔⇒おおきい【大きい】、おおけえ【大けえ】、おっけえ(大けえ)、ごっつい、ごつい〕

おっきいめ〔おっきーめ〕【大っきい目】《名詞、形容動詞や()》 ものの大きさが、少し大きいこと。比較的大きいと思われること。「おっきーめの・ ズボン・の・ 方・が・ はきやすい。」■対語=「こまいめ【小まい目】」「こんまいめ【小んまい目】」「ちいさいめ【(小さい目)】」「ちいさめ【小さ目】」「ちっこいめ【小っこい目】」「ちっちゃいめ【小っちゃい目】」〔⇒おおきいめ【大きい目】、おおきめ【大き目】、おおけめ【大け目】、おっきめ【大っき目】、おっけめ【大っけ目】、おおけえめ【大けえ目】、おっけえめ【大っけえ目】、ごっつめ【ごっつ目】、ごっついめ【ごっつい目】

おつきさん【お月さん】《名詞》 地球の周りを回る衛星で、地球に最も近い天体。「おつきさん・が・ 昇っ・てき・た。」◆恵みを与えてくれることに感謝し、敬意を込めた言い方。〔⇒つき【月】

おっきする【大っきする】《動詞・サ行変格活用》 ①人や動物や植物などを育てる。「花・を・ おっきする・の・も・ 楽しい・ こと・です。」②会社や組織などを発展させる。程度や規模などを拡大する。「駅・を・ おっきし・て・ 建て替え・た。」■自動詞は「おっきなる【大っきなる】」■対語=②「ちいさする【小さする】」「ちいそする【小そする】」「ちっさする【小っさする】」「ちっそする【小っそする】」〔⇒おおきする【大きする】、おおけする【大けする】、おっけする【大っけする】、ごっつする〕

おっきな【大っきな】《連体詞》 ①体積があって、たくさんの場所を占めている。「おっきな・ 荷物・を・ 持っ・て・ 旅行・かいな。」②面積が広い。「おっきな・ 紙・に・ 地図・を・ 書く。」③背丈などが高い。「旗・を・ おっきな・ 竿・で・ 立てる。」④数や程度が甚だしい。「おっきな・ 財産・を・ 残し・て・ 死ん・だ・ん・や・て。」⑤年が上である。「あんた・は・ おっきな・ 年・や・さかい・ 無理し・たら・ あき・まへ・ん・よ。」〔⇒おおきな【大きな】、おおけな【大けな】、おっけな【大っけな】

おっきなる【大っきなる】《動詞・ラ行五段活用》 ①人や動物や植物などが成長する。「芽・が・ 出・た・ 思(おも)・たら・ じっきに・ おっきなっ・て・ 蕾・が・ つい・た。」②会社や組織などが発展する。程度や規模などが拡大する。「駅前・の・ パン屋・が・ おっきなっ・た。」■他動詞は「おっきする【大っきする】」■対語=②「ちいさなる【小さなる】」「ちいそなる【小そなる】」「ちっさなる【小っさなる】」「ちっそなる【小っそなる】」〔⇒おおきなる【大きなる】、おおけなる【大けなる】、おっけなる【大っけなる】、ごっつなる〕

おっきに【大っきに】《感動詞》 相手に対する感謝の気持ちやお礼の気持ちなどを表すときに使う言葉。「おっきに。いつも・ 世話・に・ なっ・て・ ありがとう・ござい・ます。」◆深く感謝やお礼の気持ちを表すときには「おっきにありがとうございます【大っきに有り難うございます】」「おっきにありがとうさん【大っきに有り難うさん】」と言うことがある。「忘れもん・を・ 持っ・てき・てもろ・て・ おっきにありがとーさん。」〔⇒おおきに【大きに】、おおけに【大けに】、おっけに【大っけに】、おおき【大き】、おおけ【大け】、おっけ【大っけ】、おっき【大っき】、ありがとう【有り難う】、サンキュー【英語=thank you

おっきめ【大っき目】《名詞、形容動詞や()》 ものの大きさが、少し大きいこと。比較的大きいと思われること。「おっきめ・の・ 下駄・を・ 履く。」■対語=「こまいめ【小まい目】」「こんまいめ【小んまい目】」「ちいさいめ【(小さい目)】」「ちいさめ【小さ目】」「ちっこいめ【小っこい目】」「ちっちゃいめ【小っちゃい目】」〔⇒おおきいめ【大きい目】、おおきめ【大き目】、おおけめ【大け目】、おっけめ【大っけ目】、おおけえめ【大けえ目】、おっきいめ【大っきい目】、おっけえめ【大っけえ目】、ごっつめ【ごっつ目】、ごっついめ【ごっつい目】

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2016年8月 5日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (97)    (通算2095回)

日常生活語 「お」⑭

 

おそなる【遅なる】《動詞・ラ行五段活用》 ①時期や時刻が後ろの方になる。「お月ーさん・が・ 出る・の・は・ 一日・ずつ・ おそなっ・とる。」「お日ーさん・が・ 出る・の・が・ おそなっ・た。」②速度が落ちる。時間がかかるようになる。緩慢になる。「向かい風・で・ 走る・の・が・ おそなっ・た。」■対語=①「はやなる【早なる】」「はよなる【早なる】」、②「はやなる【速なる】」「はよなる【速なる】」

おそね【遅寝】《名詞、動詞する》 夜、遅い時刻に寝ること。「昨日・は・ おそねし・た・さかい・ 今朝・は・ 寝過ごし・た。」■対語=「はやね【早寝】」

おそびる【遅昼】《名詞》 遅くなった時刻に食べる昼食。「仕事・が・ 長・て・ 今日・は・ おそびる・に・ なっ・た。」■対語=「はやびる【早昼】」

おそめ【遅め】《名詞、形容動詞や()》 普通に考えるよりも、すこし遅いと思われる程度。通常に比べて少し遅いと思われる程度。「今日・は・ おそめーに・ 起き・た。」◆時刻のことにも、速さのことにも使う。■対語=「はやめ【早め】」「はやめ【速め】」〔⇒おそいめ【遅いめ】

おそろしい〔おそろしー〕【恐ろしい】《形容詞》 ①身に危険などを感じて気味が悪い。「おそろしー・ 怪談・を・ 聞い・た。」②物事の程度が甚だしい。びっくりするほどである。「野菜・が・ おそろしー・ 値段・に・ なっ・とる。」〔⇒おとろしい(恐ろしい)、おっとろしい(恐ろしい)、こわい【恐い】⇒おとっちい(恐っちい)

おそろしがる【恐しがる】《動詞・ラ行五段活用》 ①身に危険などを感じて気味悪く思う。恐れてびくびくする。「おそろしがら・ず・に・ 梯子・を・ 上れ。」②物事の様子が尋常でなく、びっくりしたり、あきれたりする。「おそろしがっ・ても・ 野菜・は・ 買わ・んと・ おら・れ・へん。」〔⇒おとろしがる(恐しがる)、こわがる【恐がる】⇒おじける【怖じける】、おびえる【怯える】

おだい【お大()】《名詞》 畑で作り、白くて太い根を食用とする野菜。「おだい・の・ 関東(かんと)炊き」〔⇒だいこん【大根】、だいこ(大根)

おたおた《副詞、動詞する》 思いがけない事態に出会って、どうしてよいかわからず、うろうろする様子。うろたえているだけで、何もできない様子。「おたおたせ・んと・ 落ち着い・て・ やり・なはれ。」

おたがい【御互い】《名詞、形容動詞や()》 ①関わり合う双方のそれぞれ。両方。向こうとこちら。「おたがい・ 顔見知り・やっ・た・そーや。」②双方が同じように釣り合いがとれている様子。どちらも同じような状態である様子。また、そのような両者。「世話・に・ なっ・とる・の・は・ おたがいや。」〔⇒ごたがい【御互い】

おたく【お宅】《名詞》 ①軽い敬意を込めて、相手を指す言葉。「おたく・は・ どなたはん・でし・た・か・なー。」「おたく・の・ チーム・に・は・ 負け・られ・しま・へん。」②あなたの家。「おたく・は・ 駅・の・ 近く・でし・た・よ・な。」③あなたの家庭。あなたの家族。「おたく・は・ 何人家族・です・か。」〔⇒おうち【お家】⇒あんた(貴方)、あなた【貴方】、おまはん(お前はん)②③⇒あんたとこ【あんた所】、あんたね(あんた家)

おたす《動詞・サ行五段活用》 人やものを背中や肩にのせて持つ。人をおぶさるようにさせる。「息子・を・ おたし・て・ ご飯・を・ こしらえる。」「ランドセル・を・ おたし・て・ 学校・へ・ 行く。」〔⇒おう【負う】

おだてる【煽てる】《動詞・タ行下一段活用》 人を誉めて良い気持ちにさせる。何かをさせる下心を持って相手を誉め称えて、得意にさせる。「ちょっと・ おだて・たら・ じっきに・ 調子・に・ 乗る・ 人・や。」

おたふく【お多福】《名詞》 ①丸顔で、頬が出て鼻の低い女の人。器量がよいとは言いにくい女の人。「ちょっと・ おたふく・や・けど・ かいらしー・ 人・や。」②耳の下が腫れて顔がふくれたように見えて、熱が出る病気。流行性耳下腺炎。「おたふく・に・ かかっ・た。」⇒おたやん【お多やん】⇒おたふくかぜ【お多福風邪】、ほはっちょ【頬張っちょ】

おたふくかぜ【お多福風邪】《名詞》 耳の下が腫れて顔がふくれたように見えて、熱が出る病気。流行性耳下腺炎。「おたふくかぜ・で・ ほっぺた・が・ 痛い。」〔⇒おたふく【お多福】、ほはっちょ【頬張っちょ】

おたまじゃくし【お玉杓子】《名詞》 長い尾が付いていて水中にすむ、かえったばかりの蛙の子。「このごろ・は・ 水たまり・に・ おたまじゃくし・が・ おら・ん・よーに・ なっ・ても・た。」

おため《名詞、動詞する》 贈り物を受けたときにその場で行う、ささやかな金品のお返し。「おため・を・ 包ん・で・ 風呂敷・を・ 返す。」◆贈り主に対する返礼の意味や、贈り物の使者に対する礼の意味などがある。〔⇒いれそめ【入れそめ】

おだやか【穏やか】《形容動詞や()》 ①特別なことも起こらず、のんびりとして静かな様子。「久しぶり・の・ おだやかな・ 日和・や。」②心がゆったりと落ち着いて静かな様子。「おだやかな・ 話し方・を・ する・ 人・や。」

おたやん【お多やん】《名詞》 丸顔で、頬が出て鼻の低い女の人。器量がよいとは言いにくい女の人。「おたやん・ こけ・ても・ 鼻・(を・) 撲た・ん。」〔⇒おたふく【お多福】

おちおち《副詞と》 ゆったりと、心を落ち着かせている様子。「台風・が・ 心配で・ おちおち・ 寝・とら・れ・へん。」◆後ろに打ち消しの言葉を伴う。

おちこむ【落ち込む】《動詞・マ行五段活用》 ①穴や水の中などに落ちて、入り込む。「溝・に・ おちこん・だ・ 犬・を・ 引っ張り上げる。」②周りと比べてその部分だけが深く沈む。「徹夜し・て・ 目ー・が・ おちこん・だ。」③うまくいかないで、沈んだ気持ちになる。「試験・に・ 失敗し・て・ おちこむ。」⇒はまる【填る】

おちつき【落ち着き】《名詞》 ①行動や言葉が、そわそわしないで、ゆったりしていること。気持ちが静まること。「おちつき・の・ ない・ 人・は・ 困る・なー。」②その場所におさまりがよいこと。「この・ 置物・は・ ぐらぐらし・て・ おちつき・が・ 悪い。」