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2017年2月10日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (286)    (通算2284回)

日常生活語 「そ」⑦

 

そやけんど《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対したり対立したりする事柄を述べようとするときに使う言葉。「明日・は・ 小雨・みたいや・ そやけんど・ 廃品回収・は・ 中止せー・へん・て。」「みんな・は・ 賛成する・らしー・ そやけんど・ わし・は・ 賛成せー・へん・つもり・や。」〔⇒けど、けんど、けども、けんども、そやけど、そやけども、そやけんども、だけど、だけども、だけんど、だけんども、だが、ほやけど、ほやけども、ほやけんど、ほやけんども、しかし〕

そやけんども《接続詞》 前に述べた事柄に対して、反対したり対立したりする事柄を述べようとするときに使う言葉。「自分・では・ 良()ー・ 考え・や・と・ 思(おも)・てん・ そやけんども・ 誰(だい)・も・ 賛成し・てくれ・なんだ。」〔⇒けど、けんど、けども、けんども、そやけど、そやけども、そやけんど、だけど、だけども、だけんど、だけんども、だが、ほやけど、ほやけども、ほやけんど、ほやけんども、しかし〕

そやさかい《接続詞》 ①相手の言ったことや、前に述べたことなどを受けて、順接的につながることを述べる言葉。「そやさかい・ 頼り・に・ なる・の・は・ あんた・だけ・や。」②そのような望ましくない結果が予測できていたという気持ちを述べる言葉。「そやさかいに・ 傘・を・ 持っていき・なはれ・と・ 言()ー・た・のに。」〔⇒そやから、そやかい、そやかいに、ほやから、ほやかい、ほやさかい、ほやかいに〕

そやそや《感動詞》 相手の言うことに強く賛成したり納得したりするときなどに発する言葉。まったくその通りだ。「そやそや・ その・ 意見・に・ 賛成・や。」〔⇒ほやほや〕

そやって《接続詞も》 そうは言っても。「そやって・ 辛抱・が・ でけ・へん・ねん・さかい・ しょがない・やろ。」

そやのに《接続詞》 前に述べたような事実であることにかかわらず。「そやのに・ なんぼ・ 待っ・ても・ 来・てくれ・へん。」

そよそよ《副詞と》 風が静かに吹く様子。空気が穏やかに動く様子。風に吹かれた草木などが微かに揺れ動く様子。「そよそよ・ 吹く・ 風・は・ 気持ち・が・ えー・なー。」

そら【空】《名詞》 ①地上の上に広がっている空間。「そら・の・ 雲」②天候の具合。雲行き。「そら・が・ あやし・ なっ・てき・た。」③書いてあるものを見ないで、言ったりしたりすること。「そら・で・ 言()ー・てみい・や。」④頼るものなどが何もない様子。「そら・で・ 考える。」⇒てん【天】⇒そらもよう【空模様】①③⇒ちゅう【宙】

そら《感動詞》 相手の注意を強く促したり、自分自身の気持ちを引き締めたりするときに使う言葉。「そら・ 車・が・ 走っ・てき・た・ぞ。」「そら・ 頑張れ。」〔⇒ほら、そりゃ、ほりゃ〕

そら《名詞+副助詞》 指示語の「それ【其れ】」に、副助詞の「は」が続いて、発音が融合した「そりゃ」が、さらに発音変化した言葉。そのものは。「そら・ わし・の・ 帽子・や・さかい・ 返し・てんか。」〔⇒そりゃ〕

そらいろ【空色】《名詞》 晴れた大空や、澄んだ水のような色。薄い藍色。「風呂・に・ そらいろ・の・ 入浴剤・を・ 入れる。」〔⇒みずいろ【水色】

そらす【反らす】《動詞・サ行五段活用》 ①平らなものを曲がり返るようにする。「お寺・の・ 屋根・は・ 真ん中へん・を・ そらし・て・ 葺い・とる。」②真っ直ぐなものを、弓なりに曲げる。「竹・を・ そらし・て・ 弓・を・ こしらえる。」③体を後ろに曲げる。「体・を・ そらす・ 運動・を・ する。」◆自動詞は「そる【反る】」

そらす【逸らす】《動詞・サ行五段活用》 ①目や手を別の方に向ける。脇の方に向ける。「目・を・ そらさ・ん・よーに・ し・て・ よー・ 見・なさい。」「手・を・ そらし・たら・ ボール・を・ 受けら・れ・へん。」②目標としている方向から外す。予想外の方向へ向かわせる。ねらいをはずして、取り逃がす。「ボール・を・ そらし・ても・た。」③他のことに紛らわせる。「話・を・ そらし・たら・ あか・ん・やろ。」◆自動詞は「それる【逸れる】」

そらそうと〔そらそーと〕《接続詞》 そのときまでの話題を打ち切って、話題を少し変えるときなどに使う言葉。それはそれとして。「そらそーと・ 明日・は・ 何曜日・かいな。」〔⇒そりゃそうと、ほらそうと、ほりゃそうと〕

そらそら《感動詞》 相手に向かって強く注意を促すときの言葉。「そらそら・ もー・ ぼちぼち・ 出発せ・な・ あか・ん・がな。」〔⇒ほらほら、そりゃそりゃ、ほりゃほりゃ〕

そらそら《副詞》 相手に感謝したり、ねぎらったりする気持ちを込めて使う言葉。たいそう。実に。「そらそら・ 面白(おもろ)い・ 話・やっ・た・ぜ。」〔⇒そりゃそりゃ〕

そらまめ【空豆、蚕豆】《名詞》 莢の中に、親指ほどの平たい豆ができる作物。「そらまめ・を・ 生・で・ 食べ・た・ こと・が・ あっ・た。」

そらみみ【空耳】《名詞》 実際には音や声がしないのに、耳に聞こえたように感じること。「戸・を・ 叩く・ 音・が・ し・た・けど・ そらみみ・やっ・た・ん・かいな。」

そらもよう〔そらもよー〕【空模様】《名詞》 天候の具合。雲行き。「明日・の・ そらもよー・が・ 気ー・に・ なる。」〔⇒そら【空】

そり【反り】《名詞》 ①平らなものが曲がり返ること。また、その程度。「寺・の・ 屋根・の・ そり・が・ 綺麗(きれー)や。」②細長いものが弓なりに曲がること。また、その程度。「刀・の・ そり」

そりかえる【反り返る】《動詞・ラ行五段活用》 ①大きく弓なりに曲がる。「乾きすぎ・て・ 板・が・ そりかえっ・とる。」②上体を後ろの方に曲げる。「おたし・とる・ 子ー・が・ そりかえっ・て・ 難儀する。」③偉そうな態度を示すために、体を後ろの方に曲げたような姿勢をとる。「褒め・てやっ・たら・ そりかえり・やがっ・た。」②③⇒ふんぞりかえる〕

そりゃ《感動詞》 相手の注意を強く促したり、自分自身の気持ちを引き締めたりするときに使う言葉。「そりゃ・ ここ・の・ 計算・が・ 間違(まち)ご・とる・やんか。」〔⇒そら、ほら、ほりゃ〕

そりゃ《名詞+副助詞》 指示語の「それ【其れ】」に、副助詞の「は」が続いて、発音が融合した言葉。そのものは。「そりゃ・ 何・の・ 話・なんや・ わから・へん。」〔⇒そら〕

そりゃそうと〔そりゃそーと〕《接続詞》 そのときまでの話題を打ち切って、話題を少し変えるときなどに使う言葉。それはそれとして。「そりゃそーと・ あんた・は・ 今・ どこ・に・ 住ん・どっ・て・のん・かいな。」〔⇒そらそうと、ほらそうと、ほりゃそうと〕

そりゃそりゃ《副詞》 相手に感謝したり、ねぎらったりする気持ちを込めて使う言葉。たいそう。実に。「そりゃそりゃ・ 時間・が・ かかっ・た・ こと・でっ・しゃろ。」〔⇒そらそら〕

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