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2017年2月11日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (287)    (通算2285回)

日常生活語 「そ」⑧

 

そりゃそりゃ《感動詞》 相手に向かって強く注意を促すときの言葉。「そりゃそりゃ・ 水・が・ こぼれ・とる・やないか。」〔⇒ほらほら、そらそら、ほりゃほりゃ〕

そる【反る】《動詞・ラ行五段活用》 ①平らなものが曲がり返る。「廊下・の・ 板・が・ そっ・てき・た。」「紙・の・ 束・が・ そっ・た・さかい・ 上・に・ 重し・を・置く。」②真っ直ぐなものが、弓なりに曲がる。「干し・とい・た・ 魚・が・ だんだん・ そっ・てき・た。」③体が後ろに曲がる。「もー・ ちょっと・ そっ・たら・ 見える・やろ。」◆他動詞は「そらす【反らす】」■名詞化=そり【反り】

そる【剃る】《動詞》 剃刀などで、髭や頭髪を根元から切り取る。「まひげ〔=眉〕・を・ そっ・たら・ 格好・が・ 悪い・ぞ。」

それ【其】《代名詞》 ①空間的にあるいは心理的に、自分よりも相手に近いもの。「それ・は・ 誰・の・ 鞄・です・か。」②時間的に、比較的に近いもの。「それ・は・ 一昨日(おとつい)・ こと・や。」③前に話題や意識にのぼったこと。「それ・は・ もー・ 決まっ・た・ こと・でっ・しゃ・ろ。」④少し離れたところにいる、目下の人を指す言葉。「明日・ あんた・の・ 所・へ・ それ・に・ 行かす・わ。」〔⇒それ【其】、そい()、ほい()、ほれ()、そいつ【其奴】、ほいつ(其奴)

それ《感動詞》 自分や相手を、元気づけたり注意をうながしたりするときにかける言葉。「それ・ 信号・が・ 赤・や・ぞー。」〔⇒ほい、ほれ〕

それから《接続詞》 前の事柄に後の事柄が続くという意味を表す言葉。前の事柄に後の事柄を付け加える意味を表す言葉。そのことの次に。それに加えて。「おさまっ・とっ・てん・けど・ それから・ また・ 口喧嘩・が・ 始まっ・ても・てん。」〔⇒ほいでから、ほんでから、ほいから、ほてから、ほでから、ほれから、そいから、そいでから、そんでから〕

それきり〔それっきり〕《形容動詞や()》 それを最後として変化がない様子。きちんとした対応や処置などが施されないで放置されている様子。「それきり・ 何・の・ 返事・も・ あら・へん。」〔⇒それなり、そのまま、そんなり〕

それぞれ《名詞、副詞》 メンバーなどのひとりひとり。よく似たもののひとつひとつ。「あと・は・ それぞれ・ 自分・で・ 考え・てください。」〔⇒めいめい【銘々】、めんめ(銘々)

それだけ《名詞、副詞》 ①そこにある数量や、そのような程度。そこにある、限られたものや分量。「それだけ・ あっ・たら・ 当分・は・ 心配・ いら・ん・やろ。」②そのものにふさわしい程度。「勉強し・たら・ それだけ・の・ こと・は・ ある・ はず・や。」。◆代名詞「それ」に副助詞「だけ」がついて、それが一語になったものである。〔⇒そんだけ、ほれだけ、ほんだけ、それだけだけ、そんだけだけ、ほれだけだけ、ほんだけだけ〕

それだけだけ《名詞、副詞》 ①そこにある数量や、そのような程度。そこにある、限られたものや分量。「たった・ それだけだけ・で・ 5000円・も・ する・の・かいな。」「それだけだけ・で・ 追加・は・ 要り・まへ・ん。」②そのものにふさわしい程度。「それだけだけ・の・ 値打ち・の・ ある・ 品物・でっ・さかい・ 安い・ 買い物・だっ・せ。」◆代名詞「それ」に副助詞「だけ」がついて、強調するために副助詞「だけ」がもう一度ついて、それが一語になったものである。〔⇒それだけ、そんだけ、ほれだけ、ほんだけ、そんだけだけ、ほれだけだけ、ほんだけだけ〕

それで《接続詞》 前に述べたことを受けて、あるいは前に述べたことを理由として、後のことを述べるのに使う言葉。そうであるから。そのようなわけで。「それで・ うまい・こと・ いか・ん・よーに・ なっ・ても・た・ん・や。」◆相手に話を促したり話を続けさせたりしようとするときに、相づちのように使う場合もある。〔⇒そこで、そいで、そんで、ほれで、ほいで、ほんで、ほで、さいで〕

それでは《接続詞》 ①それより前に述べられている内容を前提にして、次の内容に続けていこうとするときに言う言葉。「それでは・ 話・が・ 前・に・ 進ま・へん・やろ。」②話が始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「それでは・ 今日・の・ 話・は・ ここ・まで・に・ し・とき・ます・わ。」〔⇒そいでは、そんでは、ほいでは、ほれでは、ほんでは、そいなら、それなら、そんなら、ほんなら、ほいなら、ほれなら、ほなら、ほな〕

それでも《接続詞》 今まで述べてきたことと反対の意味で次に続けようとするときに使う言葉。それにもかかわらず。「それでも・ 子ども・を・ 放()り出す・ わけ・に・は・ いか・へなん・でん。」〔⇒そいでも、そんでも、ほれでも、ほいでも、ほんでも〕

それどころか《接続詞》 前に述べたようなことだけでは、とうてい収まらないということを表す言葉。「それどころか・ 津波・の・ 方・が・ 心配や・ねん。」〔⇒そいどころか、ほれどころか、ほいどころか〕

それなら《接続詞》 ①それより前に述べられている内容を前提にして、次の内容に続けていこうとするときに言う言葉。「それなら・ 遅刻・は・ 大目に・ 見・たる・わ。」②話が始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「それなら・ 今日・は・ ここ・まで・に・ し・とき・まほ。」〔⇒そいでは、それでは、そんでは、ほいでは、ほれでは、ほんでは、そいなら、そんなら、ほんなら、ほいなら、ほれなら、ほなら、ほな〕

それなり《形容動詞や()》 それを最後として変化がない様子。きちんとした対応や処置などが施されないで放置されている様子。「出て行っ・たら・ それなり・ 戻っ・てきー・ひん。」〔⇒そのまま、それきり、そんなり〕

それに《接続詞》 直前に述べた事柄に加えて。「それに・ 風・が・ 強ー・に・ 吹い・てき・た。」〔⇒そいに、ほれに、ほいに、そのうえ【その上】、そのうえに【その上に】

それる【逸れる】《動詞・ラ行下一段活用》 目標としている方向から外れる。予想外の方向へ向かう。「台風・が・ それ・て・ よかっ・た・なー。」◆他動詞は「そらす【逸らす】」

そろい【揃い】《名詞》 ①2つ以上のものの形や様子が同じであること。また、形や様子が同じであるもの。「親子・で・ そろい・の・ 服・を・ 着る。」②あるべきもの、必要なものなどが全部集まっているもの。「本棚・に・ そろい・の・ 文学全集・が・ ある。」

そろう【揃う】《動詞・ワア行五段活用》 ①2つ以上のものの形や様子が同じになる。一致する。「大きさ・が・ そろー・た・ 卵」②あるべきもの、必要なものなどが一箇所に全部集まる。「みんな・の・ 顔・が・ そろ・た・さかい・ 出発し・まほ。」■他動詞は「そろえる【揃える】」■名詞化=そろい【揃い】

そろえる【揃える】《動詞・ア行下一段活用》 ①2つ以上のものの形や様子を同じにする。一致させる。「大きさ・を・ そろえ・て・ 本箱・に・ 並べる。」②必要なものなどを一箇所に全部集める。「書類・を・ そろえ・て・ 出し・に・ 行く。」■自動詞は「そろう【揃う】」■名詞化=そろえ【揃え】

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