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2017年2月12日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (288)    (通算2286回)

日常生活語 「そ」⑨

 

そろそろ《副詞、動詞する》 ①ものごとにゆっくり取りかかる様子。ものごとがゆっくり始まる様子。「もー・ そろそろ・ 行か・んと・ 遅れる・ぞ。」「時間・に・ なっ・た・ので・ そろそろ・ 始め・よ・か。」②ゆっくりと動いている様子。ゆっくりと経過している様子。「腰・が・ 痛い・ので・ そろそろと・ 歩く。」③その時刻、時期、状態になりつつある様子。「そろそろ・ 煮え・てき・た。」〔⇒ぼちぼち、ぼつぼつ〕

ぞろぞろ《副詞と》 ①多くの人やものが、一続きになって次々と動いていく様子。「ハイキング・の・ 人・が・ ぞろぞろと・ 通る。」②多くのものが無秩序に集まっている様子。「虫・が・ ぞろぞろと・ はいまわっ・とる。」

そろっと《副詞、動詞する》 ①音を立てないで、静かに物事を行う様子。「そろっと・ 部屋・から・ 出・ていく。」②ゆっくりと物事を行う様子。おもむろに物事を行う様子。「はじめ・は・ そろっと・ 走っ・とっ・てん。」③揺らしたりしないで静かに移動させる様子。「金魚鉢・を・ そろっと・ 下・に・ 下ろす。」④人やものに触らないで、そのままにしておく様子。「朝刊・が・ 来・たら・ 枕元・に・ そろっと・ 置い・とい・てんか。」〔⇒そうっと、そっと〕

ぞろっと《副詞》 多くのものが、まとまって一度に出てくる様子。または、出す様子。「探し・とっ・た・ もの・が・ ぞろっと・ 出・てき・た。」「今日・は・ 何人・も・が・ ぞろっと・ 遅刻・を・ し・た。」「料理・を・ いっぺんに・ ぞろっと・ 出す。」

そろばん【算盤】《名詞》 ①長方形の枠の中に、串刺しにした玉が並び、その玉を上下させて計算するための道具。「小野・は・ そろばん・の・ 産地・や。」②長方形の枠の中に、串刺しにした玉が並び、その玉を上下させる道具を使ってする計算。「そろばん・が・ 上手に・ なっ・た。」③金銭やものの数量を数えたり、加減乗除などをしたりすること。「そろばん・が・ 合わ・へん・ので・ 困っ・とる・ねん。」④他の長いものと直角に交わり、下から受けて支えるもの。特に、漁船などを陸揚げするときに、船底の下にあてがって船の動きを滑らかにするもの。「そろばん・を・ ひー・て・ 船・を・ あげる。」⇒しゅざん【珠算】⇒さんよう【算用】、けいさん【計算】、かんじょう【勘定】⇒まくら【枕】

そわそわ《副詞と、動詞する》 しばらく後に起こることがらに期待する気持ちを抱いたり、恐怖や不安の気持ちを持ったりして、落ち着かない様子。「そわそわせ・んと・ 落ちつき・なはれ。」

そん【村】《名詞》 町とともに、郡を構成する地方公共団体。「加古郡・の・ 母里(もり)そん」〔⇒むら【村】

そん【損】《名詞、形容動詞や(ナ・ノ)、動詞する》 ①売買や交換、事業などで、差し引きをすると出ていく金額が多いこと。他と比較すると、金銭上の利益が少ないこと。「宝くじ・で・ 1万円・も・ そんし・た。」「ひとり・ずつ・ 切符・を・ 買()ー・たら・ そん・に・ なる。」②不利であったり、報われるものがなかったりすること。苦労をしても、それに見合った利益や効果がないこと。「早め・に・ 行っ・たら・ 待た・され・て・ そんし・た。」■対語=「とく【得】」

そんがい【損害】《名詞》 災害や事故や取引行為などにおいて、ものがなくなったり壊れたりして、金銭上の被害を受けること。「大水・に・ よる・ そんがい・は・ 大きかっ・た。」

そんけい〔そんけー〕【尊敬】《名詞、動詞する》 その人の人格や行為や成果などを心から素晴らしいと思い、自分たちの模範となる存在であると思って仰ぎ見ること。「先輩・を・ そんけーする。」

そんだけ《名詞》 ①区切って限定した数量のもの。それぐらいの量。わずかな量。「残り・は・ そんだけ・や。」「そんだけだけ・ 分け・てくれ・へん・か。」「そんだけだけ・ あっ・たら・ あと・は・ 1銭・も・ 要ら・ん。」②そんなにも沢山のもの。「そんだけ・ 貰(もろ)・たら・ 十分や。」◆「そんだけ」に「だけ」(限定の意味)を付けて、「そんだけだけ」と言うこともある。⇒そんだけだけ〕

そんだけ《副詞》 それほど。そんなに。それほどまでに。「そんだけ・ 言()ー・たら・ もー・ えー・やろ。」「そんだけ・ 払(はろ)・たら・ 文句・は・ 言わ・ん・やろ。」「古い・ もん・や・さかい・ そんだけ・の・ 値打ち・が・ 出・とる・ねん。」〔⇒そんだけだけ〕

そんだけだけ《名詞》 区切って限定した数量のもの。「そんだけだけ・で・ 5千円・も・ する・ん・かいな。」〔⇒そんだけ〕

そんだけだけ《副詞》 それほど。そんなに。それほどまでに。「そんだけだけ・ 頼ん・でも・ 承知し・てくれ・へん・の・かいな。」「そんだけだけ・の・ 男・や・さかい・ 信用し・て・ 雇(やと)・たっ・て。」〔⇒そんだけ〕

そんちょう〔そんちょー〕【村長】《名詞》 村を代表し、村の政治に携わる、いちばん上の人。「そんちょー・の・ 選挙・に・ 出る。」

そんで《接続詞》 前に述べたことを受けて、あるいは前に述べたことを理由として、後のことを述べるのに使う言葉。そうであるから。そのようなわけで。「そんで・ どない・ し・たら・ えー・ねん・な。」◆相手に話を促したり話を続けさせたりしようとするときに、相づちのように使う場合もある。〔⇒そこで、それで、そいで、ほれで、ほいで、ほんで、ほで、さいで〕

そんでから《接続詞》 前の事柄に後の事柄が続くという意味を表す言葉。前の事柄に後の事柄を付け加える意味を表す言葉。そのことの次に。それに加えて。「そいでから・ 口喧嘩・に・ なっ・ても・てん。」〔⇒ほいでから、ほんでから、ほいから、ほてから、ほでから、ほれから、それから、そいでから〕

そんでは《接続詞》 ①それより前に述べられている内容を前提にして、次の内容に続けていこうとするときに言う言葉。「そんでは・ どっち・に・も・ 悪い・ とこ・が・ ある・ん・や・なー。」②話が始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「そんでは・ また・ 明日・ 会い・ましょ・ー。」〔⇒そいでは、それでは、ほいでは、ほれでは、ほんでは、そいなら、それなら、そんなら、ほんなら、ほいなら、ほれなら、ほなら、ほな〕

そんでも《接続詞》 今まで述べてきたことと反対の意味で次に続けようとするときに使う言葉。それにもかかわらず。「そんでも・ なかなか・ 温度・が・ 下がら・なんだ。」〔⇒それでも、そいでも、ほれでも、ほいでも、ほんでも〕

そんな《連体詞》 形や状態などが、それと同じような。それほどの程度の。「そんな・ 元気な・ 犬・は・ 餌(えさ)・も・ よー・ 食う・やろ。」「そんな・ はず・ あら・へん。」「そんな・ こんな・で・ 1週間・が・ 過ぎ・ても・た。」〔⇒そないな、ほないな、ほんな、さいな〕

そんなら《接続詞》 ①それより前に述べられている内容を前提にして、次の内容に続けていこうとするときに言う言葉。「そんなら・ あんた・が・ 弁償し・なはれ。」②話が始まったり終わったりするときの切れ目を表す言葉。「そんなら・ 今・から・ 寄り合い・を・ 始め・ます。」〔⇒そいでは、それでは、そんでは、ほいでは、ほれでは、ほんでは、そいなら、それなら、ほんなら、ほいなら、ほれなら、ほなら、ほな〕

そんなり《形容動詞や()》 それを最後として変化がない様子。きちんとした対応や処置などが施されないで放置されている様子。「そんなりに・ 何・の・ 返事・も・ 言()ー・てき・やがら・へん。」「転勤し・て・ そんなりに・ 何・の・ 連絡・も・ あら・へん・ねん。」〔⇒それなり、そのまま、それきり〕

そんなり《副詞》 その状態のままで。その時のままで。「同窓会・が・ 済ん・で・から・ そんなり・ 会う・ 機会・が・ なかっ・た。」

そんなん《名詞》 形や状態などが、それと同じようなもの。それほどの程度のもの。「そんなん・やっ・たら・ どこ・でも・ 買える・やろ。」「そんなん・は・ 高(たこ)ー・て・ わし・に・は・ 買え・まへ・ん。」〔⇒そないなん、ほないなん、ほんなん〕

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