« 奥の細道を読む・歩く(174) | トップページ | 奥の細道を読む・歩く(175) »

2017年2月22日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (298)    (通算2296回)

日常生活語 「た」⑩

 

たださえ《副詞》 ある状況にあるだけでも望ましくないのに、その上に別の状況が加わることを表す言葉。「たださえ・ 寒い・のに・ 風・まで・ 出・てきや・がっ・た。」「たださえ・ 給料・が・ 安い・のに・ 消費税・が・ 上がっ・たら・ どないも・ しょーがない・やんか。」

ただしい〔ただしー〕【正しい】《形容詞》 ①真理や規範や事実などにかなっている。「ただしー・ 答え・に・ まる・を・ 付ける。」②形や向きが整っている。きちんとした様子になっている。「ただしー・ 姿勢・で・ 座り・なはれ。」「礼儀・ただしー・ 人」◆①は、「まちごとらへん【間違ご・とら・へん】」というような言い方をすることが多い。

ただなか【直中】《名詞》 ものごとが盛んに行われているとき。それが行われている中心的なとき。「田植え・の・ ただなか・や・さかい・ 休み・が・ 取ら・れ・へん。」◆強めた言い方は「まっただなか【真っ直中】」

ただの【只の】《連体詞》 格別の価値がない。変哲がない。ごく普通の。「ただの・ 紙切れ・や。」

ただばたらき【只働き】《名詞、形容動詞や()、動詞する》 報酬をもらわずに働くこと。奉仕作業などを行うこと。「ただばたらきし・とる・のに・ 何やかや・ 文句・ 言わ・れ・たら・ 立つ瀬・が・ あら・へん・やん。」「途中・で・ 雨・が・ 降っ・て・ 半日・ ただばたらきに・ なっ・ても・た。」◆報酬を得ることができないような結果となった、徒労感を表す場合もある。

ただまい【只米、尋常米】《名詞》 粘りけが少なく、炊いて飯として食べる米。「ただまい・と・ 餅米・を・ 混ぜ・て・ 赤飯・を・ 炊く。」■対語=「もちごめ【餅米、糯米】」

たたみ【畳】《名詞》 藁を固めたものに藺草で編んだ表を付けて、日本家屋の床に敷くもの。「病院・やのー・て・ 家・の・ たたみ・の・ 上・で・ 死に・たい・もんや。」

たたむ【畳む】《動詞・マ行五段活用》 ①広がっている布や紙などを、折り返して小さく重ねる。「蒲団・を・ たたむ。」②広がっているものをすぼめる。「傘・を・ たたむ。」③結末をつけたり処理を終えたりして、商売などをやめる。「煙草屋・を・ たたん・でしも・た。」〔⇒たとむ(畳む)

だだもり〔だーだーもり〕【だだ漏り】《形容動詞や()、動詞する》 液体が隙間や穴などから盛んに出続けること。雨水などが激しくあふれ落ちること。「天井・から・ 雨・が・ だだもり・に・ なる。」〔⇒ざざもり【ざざ漏り】、ざざもれ【ざざ漏れ】、ざんざんもり【ざんざん漏り】、ざんざんもれ【ざんざん漏れ】、じゃじゃもり【じゃじゃ漏り】、じゃじゃもれ【じゃじゃ漏れ】、じゃんじゃんもり【じゃんじゃん漏り】、じゃんじゃんもれ【じゃんじゃん漏れ】、だだもれ【だだ漏れ】、だんだんもり【だんだん漏り】、だんだんもれ【だんだん漏れ】

だだもれ〔だーだーもれ〕【だだ漏れ】《形容動詞や()、動詞する》 液体が隙間や穴などから盛んに出続けること。雨水などが激しくあふれ落ちること。「桶・が・ はっしゃい・で・ 水・が・ だだもれし・とる。」〔⇒ざざもり【ざざ漏り】、ざざもれ【ざざ漏れ】、ざんざんもり【ざんざん漏り】、ざんざんもれ【ざんざん漏れ】、じゃじゃもり【じゃじゃ漏り】、じゃじゃもれ【じゃじゃ漏れ】、じゃんじゃんもり【じゃんじゃん漏り】、じゃんじゃんもれ【じゃんじゃん漏れ】、だだもり【だだ漏り】、だんだんもり【だんだん漏り】、だんだんもれ【だんだん漏れ】

たたり【祟り】《名詞》 神仏や死者の魂が、生きている人に引き起こす災い。「たたり・が・ ある・ 家」

ただれる【爛れる】《動詞・ラ行下一段活用》 炎症などのために、皮膚などが腫れてくずれて、じくじくする。「湿布し・とっ・た・ ところ・が・ ただれ・た。」■名詞化=ただれ【爛れ】

たち【質】《名詞》 ①人が生まれつき持っている性格。「何・でも・ 一生懸命に・ なっ・てしまう・ たち・や・ねん。」②そのものの持つ性質。「たち・の・ 悪い・ 風邪・に・ かかっ・た。」⇒しょうぶん【性分】

たち【達】《接尾語》[人や動物を表す言葉に付く] 人や動物などが複数であることを表す言葉。「そこ・に・ おる・ お前たち」〔⇒ら【等】

たちあう【立ち会う】《動詞・ワア行五段活用》 事実を確認したり証拠を確かめたりするために、関係者としてその場に臨む。「事故・の・ 現場・に・ たちおー・ても・た。」「銭勘定・に・ たちあう。」■名詞化=たちあい【立ち会い】

たちあがる【立ち上がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①座ったりしゃがんだりしていた姿勢から、体を起こして、まっすぐに立つ。「腰掛け・から・ たちあがる。」②上の方へ舞うように広がる。「トラック・が・ 通っ・たら・ 砂ぼこり・が・ たちあがっ・た。」■名詞化=たちあがり【立ち上がり】⇒たちる【立ちる】、たてる【立てる】

たちどまる【立ち止まる】《動詞・ラ行五段活用》 歩くのをやめて、しばらくその場に静止する。「たちどまっ・て・ 話・を・ する。」

たちなおる【立ち直る】《動詞・ラ行五段活用》 良くない状況であったものが、もとの良い状態に戻る。「いっぺん・ 失敗し・たら・ たちなおる・の・が・ たいへんだっ・せ。」■名詞化=たちなおり【立ち直り】

たちのく【立ち退く】《動詞・カ行五段活用》 求めに応じて、居たところから別の場所へ動く。土地や住まいを明け渡して、別の場所に移る。「広い・ 道・が・ でける・ こと・に・ なっ・て・ たちのい・た。」■名詞化=たちのき【立ち退き】

たちば【立場】《名詞》 その人が置かれている状況や地位。また、それに伴う体面や名誉など。その人の行動を支える、ものの見方や考え方など。「従業員・の・ たちば・から・ もの・を・ 言う。」「そんな・ こと・ 言わ・れ・たら・ わし・の・ たちば・が・ あら・へん。」

たちばさみ【裁ち鋏】《名詞》 布を裁断するのに使う、大きな鋏。「たちばさみ・で・ 布(きれ)・ 切る。」◆ちょっとした糸などを切るときに使う鋏は、「にぎりばさみ【握り鋏】」「つかみばさみ【掴み鋏】」と言う。

たちばなし【立ち話】《名詞、動詞する》 立ったまま話をすること。また、そのようなときの、ちょっとした話題。「店・の・ 前・で・ たちばなし・を・ し・た。」「たちばなし・で・ 聞ー・た・ん・や・さかい・ あんまり・ あて・に・は・ なら・へん。」

たちはばとび【立ち幅跳び】《名詞、動詞する》 助走をしないで止まったままの姿勢から、できるだけ遠くへ飛んで、その距離を競う競技。「砂場・で・ たちはばとび・を・ する。」■対語=「はしりはばとび【走り幅跳び】」〔⇒はばとび【幅跳び】

たちもん【建ち物、立ち物】《名詞》 ①人が住んだり仕事をしたり物品を保管したりするための家やビルなど。「百貨店・の・ 大きな・ たちもん」「たちもん・が・ でけ・て・ 日当たり・が・ 悪ー・ なっ・た。」②大きな仮設物のようなもの。「ぐるり・に・ たちもん・ 立て・て・ 工事・を・ し・とる。」〔⇒たてもん【建て物、立て物】

だちょう〔だちょー〕【駝鳥】《名詞》 アフリカなどの砂漠や草原にすむ、翼が退化して飛ぶことができない、鳥の中で最大の大きさの動物。「だちょー・の・ 卵・は・ ごっつー・ 大きー・そーや。」

|

« 奥の細道を読む・歩く(174) | トップページ | 奥の細道を読む・歩く(175) »