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2017年2月27日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (303)    (通算2301回)

日常生活語 「た」⑮

 

たぼこ(煙草)】《名詞》 タバコという植物の葉を乾かし発酵させて加工し、火を付けて吸うようにしたもの。「たぼこ・は・ 体・に・ 悪い・さかい・ 早(はよ)ー・ やめ・なはれ。」〔⇒たばこ【煙草】、ぱっぱ〕

たぼこぼん(煙草盆)】《名詞》 ①煙草を吸うときに使う灰皿。「灰・は・ たぼこぼん・の・ 中・へ・ 入れ・なはれ。」②刻み煙草、灰落とし、きせるなどをセットにして、小さな箱などに収めたもの。「たぼこぼん・の・ 掃除・を・ し・て・ 灰・を・ 捨てる。」〔⇒たばこぼん【煙草盆】

だぼさく【だぼ作】《名詞、形容動詞や()》 ぼんやりしていて、頼りないところがあること。鋭さに欠けたり手抜かりが生じたりすること。また、そのような人。「だぼさく・や・さかい・ ちゃんと・ 教(おせ)・たっ・てください。」〔⇒ぬけ【抜け】、まぬけ【間抜け】、あほう【阿呆】、あっぽ【阿っ呆】、だぼ、ぼけ【呆け】、ばか【馬鹿】、ぬけさく【抜け作】、あほうたれ【阿呆垂れ】、あほうだら【阿呆垂ら】、あほんだら(阿呆垂ら)、あほんだれ(阿呆垂れ)、ぼけさく【呆け作】、ぼけなす【呆けなす】、とぼけさく【惚け作】、ばかもん【馬鹿者】、ばかたれ【馬鹿垂れ】

だぼだぼ《形容動詞や()、動詞する》 ①衣服などの身につけるものが、体に対して大きすぎて、不格好である様子。「服・が・ だぼだぼし・て・ 格好・が・ 悪い。」「痩せ・て・ 服・が・ だぼだぼに・ なっ・てき・た。」②入れ物などが大きすぎて、中身の液体などが揺れ動く様子。「封筒・が・ 大きすぎ・て・ 中・で・ だぼだぼに・ 動い・とる。」③液体で満たされている様子。「醤油・を・ だぼだぼと・ かける。」〔⇒だぶだぶ。①②⇒がばがば、がぶがぶ、がぼがぼ〕

だぼになる《動詞・ラ行五段活用》 ①釘やネジなどが利かなくなる。空回りをしてしまう。「木ー・が・ 腐っ・て・ 釘・が・ だぼになっ・とる。」②機能や働きが失われる。「今日・は・ 鼻・が・ だぼになっ・ても・とる。」

だぼはぜ【だぼ鯊】《名詞》 食用にならないような、はぜの小さなもの。「石・の・ 周り・を・ だぼはぜ・が・ いっぱい・ 泳い・どる。」◆馬鹿みたいに釣れるので「だぼはぜ」と言うのだろうと思っていたことがあった。

たま【玉、球】《名詞》 ①球形のもの。球形にしたもの。「ラムネ・の・ 瓶・の・ 中・に・ たま・が・ 入っ・とる。」②円くまとめたもの。「うどん・の・ たま」③スポーツや遊技に使う、ゴムや皮などで作った丸いもの。「野球・の・ 硬い・ たま・が・ 体・に・ 当たっ・た・」「バレー・の・ たま・を・ 受ける。」「ピンポン・の・ たま」④電気の力を用いた、照明用の光る球。「たま・が・ 切れ・た。」⑤円形のレンズ。「眼鏡・の・ たま」⑥算盤で、長方形の枠の中に串刺しにされている一つ一つのもの。「5つ・の・ たま・の・ 算盤」⇒ボール【英語=ball、まり【毬】、まる()⇒でんきゅう【電球】、でんきのたま【電気の球】

たま【弾】《名詞》 鉄砲に込めて発射するもの。「鉄砲・の・ たま」

たま《名詞》 魚や虫を捕らえるために、柄の先に袋のような網をつけたもの。「たま・で・ 魚・を・ すくう。」「蝶々・を・ たま・で・ 捕まえる。」

たま《副詞に、形容動詞や()》 そのことを行ったり、そのことが起こったりするのが稀である様子。「たまに・しか・ 会わ・へん。」「たまに・は・ 顔・を・ 見せ・なはれ。」「たまに・ 割れ・た・ん・が・ 混じっ・とる。」〔⇒ときたま【時たま】、ときどき【時々】、たんま〕

だまかす【騙かす】《動詞・サ行五段活用》 ①人の気を引くようなことを言って、それを本当だと思わせる。本当でないことを本当だと思わせる。「商売人・に・ うまいこと・ だまかさ・れ・てん。」②狐や狸などが人を化かす。「狸・が・ 人・を・ だまかす・ 話」〔⇒だます【騙す】、だまくらかす【騙くらかす】

たまぐし【玉串】《名詞》 神前に供える榊の枝に紙や布を付けたもの。「地鎮祭・で・ たまぐし・を・ 供える。」

だまくらかす【騙くらかす】《動詞・サ行五段活用》 ①人の気を引くようなことを言って、それを本当だと思わせる。本当でないことを本当だと思わせる。「戦争・の・ 時・は・ 勝っ・た・ 勝っ・た・と・ だまくらかさ・れ・とっ・た。」②狐や狸などが人を化かす。「狐・に・ だまくらかさ・れる・ 昔話」〔⇒だます【騙す】、だまかす【騙かす】

たまご【卵】《名詞》 ①鳥・魚・虫などの雌が生む丸い形をしたもので、発育すると孵化するもの。「蛙・が・ 水・の・ 中・に・ たまご・を・ 生ん・どる。」②その中で特に、鶏が生んだもの。「たまご・を・ かけ・て・ ご飯・を・ 食べる。」③一人前になろうとして勉強している人。修業中の人。まだ一人前でない人。「先生・の・ たまご」

たまごやき【卵焼き】《名詞》 鶏の卵をといて、調味料などを加えて、薄く焼いて、折り畳んだり、巻いたりして仕上げたもの。また、それを作るための、小さな長方形のフライパン。「弁当・の・ おかず・に・ たまごやき・を・ 入れる。」

たまごやき【玉子焼き】《名詞》 明石発祥の郷土料理で、鶏卵、浮粉、出汁などを溶いて、その生地の中に蛸を入れて直径3センチほどの球形に焼き上げ、出汁にひたして食べるもの。「たまごやき・の・ うまい・ 店・は・ だし・が・ 良()ー・ねん。」◆大阪発祥と言われる「たこやき【蛸焼き】」と区別して、「たまごやき【玉子焼き】」と言うが、他地域の人には「あかしやき【明石焼き】」とも呼ばれている。〔⇒たこやき【蛸焼き】

だまし【騙し】《名詞》 ①本物に似せて作っているが本物でないこと。また、そのようなもの。「舶来品・の・ だまし・を・ 買わさ・れ・た。」②嘘を言って、それを本当だと思わせること。欺くこと。「だまし・に・ 遭()ー・て・ 買わさ・れ・ても・た。」■対語=①「ほんまもん【本間物】」「ほんもの【本物】」「ほんもん【本物】」⇒だましもん【騙し物】、にせ【贋、偽】、にせもん【贋物、偽物】、まがいもん【紛い物】

だましもん【騙し物】《名詞》 本物に似せて作っているが本物でないこと。また、そのようなもの。「夜店・で・ 買()ー・たら・ だましもん・やっ・た。」■対語=「ほんまもん【本間物】」「ほんもの【本物】」「ほんもん【本物】」〔⇒だまし【騙し】、にせ【贋、偽】、にせもん【贋物、偽物】、まがいもん【紛い物】

だます【騙す】《動詞・サ行五段活用》 ①人の気を引くようなことを言って、それを本当だと思わせる。本当でないことを本当だと思わせる。「だまさ・れ・て・ 偽物・を・ 買ー・ても・た。」②狐や狸などが人を化かす。「狐・に・ だまさ・れ・て・ 山・の・ 中・に・ 迷い込ん・だ。」■名詞化=だまし【騙し】〔⇒だまかす【騙かす】、だまくらかす【騙くらかす】

たまねぎ【玉葱】《名詞》 地下の茎が球状になって刺激臭のあるもので、食用にする野菜。「淡路島・の・ たまねぎ・は・ うまい。」

たまらん《動詞+助動詞》 ①どうにも耐えられない。我慢できない。「今日・は・ 暑(あつ)ー・て・ たまらん。」②何とも言えないほど良い。「この・ 酒・は・ なんとも・ たまらん・なー。」

だまりこむ【黙り込む】《動詞・マ行五段活用》 ①ものを言わないことをずっと続ける。「だまりこん・どる・けど・ 何・ぞ・ 心配事・でも・ ある・ん・か。」②これまで話していた者が、何も言わなくなる。「急に・ だまりこん・だ。」

たまる【貯まる】《動詞・ラ行五段活用》 金銭や財産などが増える。「金・が・ たまる。」■他動詞は「ためる【貯める】」

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