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2017年2月28日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (304)    (通算2302回)

日常生活語 「た」⑯

 

たまる【溜まる】《動詞・ラ行五段活用》 ①水や栄養分などが集まる。「道・の・ へっこんだ〔=窪み〕・に・ 水・が・ たまっ・とる。」「腹・に・ 脂肪・が・ たまっ・た。」②ものが集まって増える。「ごみ・が・ たまる。」③必要な処理ができなくて、後まで残る。「仕事・が・ たまっ・ても・た。」■他動詞は「ためる【溜める】」

だまる【黙る】《動詞・ラ行五段活用》 ものを言わないでいる。ものを言うことをやめる。「だまっ・とっ・たら・ わから・へん・や・ないか。」

ため【為】《名詞》 ①補って役に立つもの。参考となるもの。有益なもの。「ため・に・ なる・ 話・を・ 聞かし・てもろ・た。」「子ども・の・ ため・に・ しつけ・を・ する。」②理由となっていることがら。原因となっていることがら。「雨・の・ ため・に・ 川・の・ 水・が・ 増え・た。」「頭痛・の・ ため・に・ 会社・を・ 休む。」③何かの目的となっていることがら。「金・の・ ため・に・ 働い・とる・ん・と・ 違う・ん・や。」⇒たり【足り】、たし【足し】

ためいき【溜め息】《名詞》 悩んだり、苦しんだり、落胆したりしたときなどに、思わず長く吐く息。「失敗し・て・ ためいき・を・ つく。」

ためいけ【溜め池】《名詞》 田圃の灌漑用に作って、たくさんの水をためておくところ。「ここら・は・ ためいけ・が・ いっぱい・ ある。」

■『明石のため池』(平成20年3月31日、明石市教育委員会発行)という本がある。この本の後ろの方に、30ページ近くにわたって「ため池データベース」というのがあって、明石市内にある111か所のため池の写真とともに、所在地、堤高、堤長、貯水量、満水面積や、管理している水利組合やため池協議会の名が書かれている。

 桜の名所でもある明石公園には剛ノ池という、春は花に埋まる池があるが、この池の満水面積は31720平方メートルである。剛ノ池は有名な池であっても、大きな池の部類には入らないようである。

 明石市大久保町の大字名としての江井島と西島にある池は、次の通りである。

   皿池  堤長1940メートル 満水面積107150平方メートル

   谷池  堤長1456メートル 満水面積 69990平方メートル

   切池  堤長 313メートル 満水面積 8350平方メートル

   下切池 堤長 296メートル 満水面積 6750平方メートル

   納戸池 堤長 430メートル 満水面積 19130平方メートル

   上池  堤長 560メートル 満水面積 19220平方メートル

   新池  堤長 275メートル 満水面積 17920平方メートル

   皿池  堤長 300メートル 満水面積 19710平方メートル

   大池  堤長 954メートル 満水面積 54250平方メートル

 はじめの2つの池の管理は江井ヶ島土地改良区、あとの7つの池の管理は西島水利組合である。はじめの2つの池は圧倒的に大きい池である。

 皿池という名の池が2つあるが、池の底が周囲の田んぼと変わらないような、底の浅い池を皿池と言うから、皿池という名の池はあちこちに存在する。

 これらのため池は、鳥をはじめとする動物や、水生植物にとっての生活環境を提供している。

ためし【試し】《名詞》 良し悪し、正誤、真偽などを実際にあたって調べること。仮に試みること。また、そのために作ったもの。「作っ・た・ 玩具・の・ 舟・を・ ためし・に・ 水・に・ 浮かばし・てみる。」

ためす【試す】《動詞・サ行五段活用》 良し悪し、正誤、真偽などを実際にあたって調べる。仮に試みる。「ちゃんと・ 覚え・た・か・ ためし・たろ・か。」■名詞化=ためし【試し】

ためる【貯める】《動詞・マ行下一段活用》 金銭や財産などを増やす。「切手・を・ 集め・て・ ため・とる。」■自動詞は「たまる【貯まる】」

ためる【溜める】《動詞・マ行下一段活用》 ①水や栄養分などを集める。「風呂・に・ 水・を・ ためる。」②ものを集めて増やす。「木ー・の・ 葉ー・を・ ため・て・ 燃やす。」③必要な処理をしないで、後まで残す。「宿題(しくだい)・を・ ため・たら・ あか・ん・やろ。」■自動詞は「たまる【溜まる】」

たもと【袂】《名詞》 着物の袖の下の、袋のようになっている部分。「たもと・に・ 財布・を・ 入れる。」

たより【便り】《名詞》 ①何かの消息や情報などを伝えるもの。「何・の・ たより・も・ あら・へん・さかい・ 心配し・とっ・た・ん・や。」②近況などを知らせる葉書や手紙。「たより・ぐらい・ 書い・たら・ どない・や。」⇒しらせ【知らせ】

たより【頼り】《名詞》 力や助けとなってくれる人やもの。「困っ・た・ 時・に・ たより・に・ なる・ 人」

たよりがい【頼り甲斐】《名詞》 自分が困ったときに、その人に助けてもらえるという信頼感。助けとなる人やものの値打ち。「あの・ 人・は・ たよりがい・の・ ない・ 人・や。」

たよりない【頼りない】《形容詞》 ①人の言動などが、心細くてあてにならない。「たよりない・ 返事・しか・ くれ・へん・なんだ。」②ものが貧弱で、安心感に欠ける。「たよりない・ 骨・や・なー。この・ 傘・は・ 風・が・ 吹い・ても・ べっちょない・の・かいな。」〔⇒たよんない【頼んない】

たよる【頼る】《動詞・ラ行五段活用》 ①自分を助けたり支えたりしてくれると思って、他人の力を期待する。「人・を・ たよら・んと・ 自分・で・ 考え・なはれ。」②物をあてにして、すがる。「計算機・に・ たよら・んと・ 自分・で・ かけ算・を・ し・てみ・なはれ・」■名詞化=たより【頼り】

たよんない【頼んない】《形容詞》 ①人の言動などが、心細くてあてにならない。「たよんない・ やつ・を・ 代表・に・ 選ん・だら・ あか・ん・ぞ。」②ものが貧弱で、安心感に欠ける。「たよんない・ほど・ 細い・ 綱・で・ 今にも・ 切れ・そーや。」〔⇒たよりない【頼りない】

たら【鱈】《名詞》 体長が1メートルにもなり鱗が小さい、食用や肝油の材料にも使われる、北の海にすむ魚。「歳暮・に・ 北海道・の・ たら・を・ 贈っ・てもろ・た。」

たら《副助詞》 いくつかの事柄を対照させたり、列挙したり例示したりするときに使う言葉。同じようなものをいくつか並べて言うときに使う言葉。「行く・たら・ 行か・ん・たら・ 言()ー・て・ はっきり・ 決め・とら・へん・ねん。」「何・たら・ か・たら・ やかましー・に・ 言()ー・」〔⇒とか、やら、やか〕

たらい【盥】《名詞》 湯や水を入れて使う、平たく大きな桶。「たらい・で・ 行水する。」

だらけ《接尾語》[名詞に付く] 好ましくないものやことが、周りにたくさんあるという意味を表す言葉。何かにまみれているという意味を表す言葉。「説明・は・ 間違いだらけ・やっ・た。」「嘘だらけ・の・ 話」「傷だらけ・の・ 脚」

だらける《動詞・カ行下一段活用》 ①形が崩れたりして、締まりがなくなる。緩くなる。「帯・が・ だらけ・て・ 着物・が・ おかしな・ 格好・に・ なっ・とる。」②何かをしようとする緊張感が失せて、怠ける。「だらけ・て・ きちんと・ し・た・ 仕事・を・ せー・へん。」

たらす【垂らす】《動詞・サ行五段活用》 ①下に向くようにする。だらりと下がるようにする。「幕・を・ たらす。」②流れるにまかせておく。しずくにして流れ出させる。「鼻水・ たらし・て・ 汚い・ 顔・を・ し・とる。」③液体を、少し注ぐ。「おしたし・に・ 醤油・を・ たらす。」■自動詞は「たれる【垂れる】」

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