« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (334)    (通算2332回) | トップページ | 【掲載記事の一覧】 »

2017年3月31日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (335)    (通算2333回)

日常生活語 「つ」⑩

 

つもむ(抓む)】《動詞・マ行五段活用》 ①小さなものを、箸や指先で挟む。「上手に・ つもま・なんだら・ 落ちる・よー。」②ちょっとした食べ物を手で取って食べる。「寿司・を・ つまむ。」〔⇒つまむ【抓む】

つもり【心算】《名詞》 ①前もって考えたり、思ったりしていること。意図を持っていること。「明日・ 行く・ つもり・や。」②実際にはそうではないが、そのようであると考えること。事実に反することを考える気持ち。「死ん・だ・ つもり・で・ やり直す。」「使(つこ)・た・ つもり・で・ 貯金する。」

つもりする【心算する】《動詞・サ行変格活用》 あらかじめ準備をする。準備のために工面する。「宿替えし・たい・ねん・さかい・ どこど・で・ トラック・を・ 1台・ つもりし・てくれ・へん・か。」

つもる【積もる】《動詞・ラ行五段活用》 ①小さいものや細かいものが、上へ上へと重なってたまって、かさが高くなる。「ちり・が・ つもる。」「雪・が・ つもっ・た。」②ものごとが次第にたまって、増加する。「積立貯金・が・ つもっ・て・ 50万円・に・ なっ・た。」

つや【艶】《名詞》 ①ものの表面が滑らかで明るく穏やかに感じられるもの。光沢。「つや・の・ ある・ 林檎」②若々しく、弾力や張りがあるもの。「顔・に・ つや・が・ ある。」⇒ひかり【光】

つや〔つーや〕【通夜】《名詞》 葬式の前に、死んだ人を偲んで、縁者が棺の前で夜を明かすこと。また、その夜に一定の時間に行う儀式。「社長・の・ つや・は・ 6時・から・や。」

つやつや【艶々】《副詞と、形容動詞や()、動詞する》 光沢や弾力があって美しい様子。「つやつやし・た・ 葉」

つゆ【汁】《名詞》 だしに醤油を加えて味をつけたもの。「擦っ・た・ とろろ・に・ つゆ・を・ 入れ・て・ 混ぜ・ていく。」〔⇒おつゆ【御汁】

つゆ【梅雨】《名詞》 6月から7月にかけて降り続く雨。また、その時期。「今年・は・ つゆ・が・ 長い・なー。」

つゆ【露】《名詞》 空気中の水分が冷えて、細かい水滴になって、ものの表面についたもの。「窓ガラス・に・ つゆ・が・ つい・とる。」 

つよい【強い】《形容詞》 ①ものが丈夫である。耐える力がある。「つよい・ 糸・や・さかい・ なかなか・ 切れ・へん。」②力が優れていて、他に負けない。勢いが衰えない。「もっと・ つよい・ チーム・に・ なら・んと・ あか・ん・がな。」③意志などがしっかりしていて、屈することがない。「気持ち・の・ つよい・ 人・が・ 成功する。」④程度が甚だしい。「つよい・ 雨・が・ 降っ・とる。」■対語=「よわい【弱い】」〔⇒つおい(強い)

つよき【強気】《名詞、形容動詞や()》 性格、心の持ち方、考え方などがしっかりして、周囲を圧倒しようとしていること。積極的で、勇気を持っていること。気性が強くて、他に譲ろうとしないこと。「つよき・で・ いか・んと・ 勝た・れ・へん・ぞ。」■対語=「よわき【弱気】」

つよみ【強み】《名詞》 他人に対して負けないと感じるところ。他人よりも誇らしく思うところ。優位な点。「話・の・ 上手な・ とこ・が・ あんた・の・ つよみ・や」■対語=「よわみ【弱み】」

つら【面】《名詞》 ①目や鼻や口などがある、頭の前の部分。「下・を・ 向い・て・ つら・を・ 隠し・たら・ あか・ん・ぞ。」②その時々の気持ちが表れた、顔の様子。顔つき。「つぶとい・ つら・を・ し・とる。」③生まれついて持っている顔の様子。「親・に・ もろ・た・ つら」④ものの表面。「2枚・の・ 板・の・ つら・が・ 合わ・いで・ 凸凹し・とる。」「右・と・ 左・の・ つら・が・ ちょっと・ 違う・ 色・に・ なっ・とる。」◆①②③については、批判的であったり罵りの気持ちがあったりする場合に使うことが多い。①②③⇒かお【顔】⇒かおつき【顔付き】、かおいろ【顔色】⇒かおだち【顔立ち】

つらい【辛い】《形容詞》 ①我慢できないほど、気持ちが苦しい。「友達・が・ 死ん・で・ つらい・ こと・や。」②他人に対する態度などがむごい。非情だ。「子ども・に・ つろー・ 当たっ・たら・ 可哀想や。」③肉体的に負担を感じる。「寝・んと・ 番・を・ する・の・は・ つらい・なー。」

づらい【辛い】《接尾語》[動詞の連用形に付く] ①ものごとを簡単には行えないという意味を表す言葉。「行きづらい・ 場所・に・ ある。」「聞きづらい・ しゃべり方・やさかい・ 困る。」②気持ちの上で、そうすることができないという意味を表す言葉。「言いづらい・ 話・や。」〔⇒にくい【難い】

つらくる《動詞・ラ行五段活用》【吊らくる】 上の方にあるものにくくりつけたりはさんだりして、垂れるようにする。「営業中・の・ 札・を・ つらくる。」「腰・に・ 手拭い・を・ つらくっ・て・ 歩く。」◆無造作に行っているような印象が伴う。〔⇒つらさげる【吊ら下げる】、ぶらくる、ぶらさげる【ぶら下げる】、つる【吊る】

つらさげる【吊ら下げる】《動詞・ガ行下一段活用》 上の方にあるものにくくりつけたりはさんだりして、垂れるようにする。「玉葱・を・ 竿・に・ つらさげる。」〔⇒つらくる【吊らくる】、ぶらくる、ぶらさげる【ぶら下げる】、つる【吊る】

つらのかわがあつい《形容詞》 ものの考え方や行動の仕方が図々しい。羞恥心や反省心に欠ける。「つらのかわがあつー・て・ こんな・ こと・を・ し・ても・ 恥ずかしー・と・ 思わ・ん・ 人・や。」

つらら【氷柱】《名詞》 水の滴が氷って、軒下や岩などから棒状に垂れ下がったもの。「つらら・なんか・ めったに・ でけ・へん。」

つられる【釣られる】《動詞・ラ行下一段活用》 相手や周囲に引き込まれて、影響を受ける。誘導される。「つられ・て・ 映画・を・ 見・に・ 行っ・た。」「つられ・て・ 泣く。」

つり【釣り】《名詞、動詞する》 ①糸に針を付けて、えさなどを用いて魚を捕ること。「日曜日・に・ つり・に・ 行っ・た。」②受け取るべき額以上のお金で支払いを受けたときに、相手に戻す差額のお金。「1000円札・を・ 出し・て・ つり・を・ もらう。」⇒おつり【お釣り】、つりせん【釣り銭】

つりあい【釣り合い】《名詞》 2つのものの重さ、強さ、力などが同じ程度で、どちらにも偏っていないこと。均衡。「つりあい・が・ とれ・る・よーに・ 桶・を・ になう。」〔⇒つりやい(釣り合い)、つんりゃい(釣ん合い)

つりあう【釣り合う】《動詞・ワア行五段活用》 2つのものの重さ、強さ、力などが同じ程度で、どちらにも偏っていない状態になっている。均衡がとれている。「右・と・ 左・の・ 重さ・が・ つりおー・とる。」■名詞化=つりあい【釣り合い】〔⇒つりやう(釣り合う)、つんりゃう(釣ん合う)

つりがき【釣書】《名詞》 縁談のために、本人の略歴や親族などについて書いて、取り交わす書類。「写真・と・ つりがき・を・ 預かっ・てき・まし・てん。」

つりがね【釣り鐘】《名詞》 金属でできており、時を知らせるなどの目的で、寺などでついて知らせるもの。「大晦日・の・ 晩・に・ つりがね・を・ つく。」〔⇒かね【鐘】

つりかわ【吊り革】《名詞》 電車・バスなどで、立っている乗客がつかまるために吊してある、輪のついた革製の紐。「ひょろけ・て・ つりかわ・に・ つかまっ・た。」〔⇒つりわ【吊り輪】

つりこまれる【釣り込まれる】《動詞・ラ行下一段活用》 周りの人の言葉や行動に引き入れられる。「面白ー・て・ 話・に・ つりこまれ・てしも・た。」

つりざお【釣り竿】《名詞》 魚を釣るために使う細い棒状のもの。「つりざお・を・ 持っ・て・ 池・へ・ 行く。」〔⇒さお【竿】

つりせん【釣り銭】《名詞、動詞する》 受け取るべき額以上の単位のお金で支払いを受けたときに、相手に戻す差額のお金。「つりせん・に・ 小銭・が・ 要る。」〔⇒つり【釣り】、おつり【お釣り】

つりて【吊り手】《名詞》 蚊帳などを吊るためにつけられている紐と金属の輪。「つりて・を・ 外し・て・ 蚊帳・を・ たたむ。」

|

« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (334)    (通算2332回) | トップページ | 【掲載記事の一覧】 »