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2017年4月 4日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (339)    (通算2337回)

日常生活語 「て」③

 

ておる〔でおる〕【て居る】《補助動詞・ア行上一段活用》[動詞の連用形に付く] ①動作や状態が継続していることを表す言葉。…しつつある。…している。「店・は・ 開い・ており・まっ・せ。」「試合・に・ 負け・て・ 拗ね・ておる・ やつ・は・ あか・ん・ぞ。」②動作や状態が終了したり完結したりしていることを表す言葉。…してしまっている。「濡れ・とっ・た・ 道・が・ いつ・の・ 間・に・か・ 乾い・ておる。」〔⇒ている【て居る】、とる、とう〕

てがあく〔てーがあく〕【手が空く】《動詞・カ行五段活用》 ①仕事などの区切りがつく。少し暇になる。「てーがあい・て・から・ 電話・を・ かける。」②手に持っている物がなくなる。「荷物・を・ 渡し・たら・ てーがあい・た。」

てがいます〔でがいます〕《補助動詞・サ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 断定の意味を、丁寧な言い方で表現する助動詞「です」「だす」を、さらに丁寧に、相手に対する敬意を込めて表現する言葉。「ておます」よりも「てがいます」の方が、やや丁寧さが強いと感じられる。「これ・が・ うち・の・ 息子・でがいます・ねん。」〔⇒ておます〕

てがかかる〔てーがかかる〕【手が掛かる】《動詞・ラ行五段活用》 世話や援助が必要である。世話や援助に時間や労力を費やす。「子ども・に・ てーがかかる。」「新米さん・は・ 一人前・に・ なる・まで・ てーがかかる。」 

てがかり【手掛かり】《名詞》 解決するためや、ものごとを行うための糸口となるもの。「てがかり・を・ 探す。」

てがき【手書き】《名詞、動詞する》 印刷文字などによらないで、肉筆で書くこと。「てがき・の・ 年賀状・が・ 少(すけ)のー・ なっ・た。」

でがけ【出がけ】《名詞》 ①出かけようとするとき。「でがけ・に・ 玄関・で・ こけ・た。」②出かけたすぐ後。「でがけ・に・ 郵便局・に・ 寄る。」〔⇒でしな【出しな】

でかける【出掛ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①帰ることを前提にして、出ていく。出てしまっていて、ここにはいない。「三宮・へ・ でかけ・て・ 映画・を・ 見る。」「家内・は・ でかけ・て・ 留守・です。」②出ていこうとする。出ていく動作を始める。「でかけ・よー・と・ し・たら・ ちょーど・ その・ 時・に・ 電話・が・ 鳴っ・た。」

てがこむ〔てーがこむ〕【手が込む】《動詞・マ行五段活用》 仕事や細工が綿密で、入念である。手間がかかっている。「てがこん・だ・ 編み方・や・さかい・ 難しー・なー。」

でかせぎ【出稼ぎ】《名詞、動詞する》 生活している土地を離れて、ある期間、よその土地で働くこと。「酒蔵・の・ 蔵人(くらびと)・に・は・ 丹波・から・の・ でかせぎ・の・ 人・が・ おっ・て・や・ねん。」

てがたる〔てーがたる〕【手が足る】《動詞・ラ行五段活用》 人手がじゅうぶんである。仕事量に応じた人数が集まっている。「今・は・ なんとか・ てーがたっ・とる・ねん。」◆「てがたら・ん【手が足ら・ん】」という打ち消しの形で使われることが多い。「注文・が・ ぎょーさん・ ある・けど・ てーがたらん・さかい・ 作ら・れ・へん・ねん。」

()でる〔てー()でる〕【手()出る】《動詞・ダ行下一段活用》 ①頃合いな値段で買いやすい。なんとか買える状態になる。「安月給・で・は・ そんな・ 高い・ もん・に・は・ 買い・とー・ても・ てーがでー・へん。」②つい買おうとする気持ちになる。「通信販売・の・ カタログ・を・ 見・とっ・たら・ てーがで・てまう。」③取り組み方などがわかるので、行おうとする。「やり方・が・ わから・へん・さかい・ てーがでーへん。」◆①③は「てがで・ん【手が出・ん】」「てがでー・へん【手が出ー・へん】」という打ち消しの形で使われることが多い。◆慣用句でない場合は、例えば「寒ー・て・ ふところ・から・ てーが・ でー・へん。」⇒てがとどく【手が届く】

てがとどく〔てーがとどく〕【手が届く】《動詞・カ行五段活用》 ①頃合いな値段で買いやすい。なんとか買える状態になる。「もー・ ちょっと・ 安ー・ なっ・たら・ てーがとどく・ねん・けど。」②その年齢、時期、範囲などに達する。「還暦・に・ てーがとどく・ 年・に・ なっ・ても・た。」◆慣用的表現でない場合は、例えば「天井・に・ てー・が・ とどい・た。」⇒て()でる【手()出る】

てがはなれる〔てーがはなれる〕【手が離れる】《動詞・ラ行下一段活用》 子どもが大きくなって、世話をする必要が無くなる。「子ども・の・ てーがはなれ・た・ので・ パート・に・ 行っ・て・ 働く。」◆慣用的表現でない場合は、例えば「ピアノ・から・ てー・が・ はなれる。」

てがふさがる〔てーがふさがる〕【手が塞がる】《動詞・ラ行五段活用》 ①していることがあって、他のことができない。「今・は・ てーがふさがっ・とる・さかい・ その・ 仕事・は・ 引き受け・られ・へん。」②手に持っているものがあって、他のものが持てない。「てーがふさがっ・とる・ので・ その辺・に・ 置い・とい・てください。」

てがみ【手紙】《名詞》 ①封書で書き送る郵便物。「てがみ・は・ 82円・や。」「友達・から・ ひさしぶりに・ てがみ・が・ 来・た。」②用件や安否などを書いて、人に渡すもの。「メモ・の・ てがみ・を・ 机・の・ 上・に・ 置い・とく。」

てがら【手柄】《名詞》 人から賞賛されるような、立派な働き。功績。「これ・は・ あんた・の・ てがら・や。」

てがる【手軽】《形容動詞や()》 労力、時間、金銭などの負担が少なくて、簡単でたやすく処理できる様子。「てがるに・ 入(はい)・れる・ 食いもん屋」

てき【敵】《名詞》 ①戦争や競争・試合などで、戦ったり争ったりする相手。「てき・と・ 味方・に・ 分かれ・て・ 競争する。」②邪魔になったり恨みを持ったりしていて、機会があれば滅ぼしたいと思っている相手。「てき・を・ とことん・ やっつけ・な・ 気・が・ すま・ん。」■対語=「みかた【味方】」〔⇒かたき【敵】

でき【出来】《名詞》 ①完成したものの良し悪し。「でき・の・ 悪い・ 野菜」②完成するまでの度合い。「1週間・で・ どれ・ぐらい・の・ でき・まで・ いき・まし・た・ん・か。」〔⇒でけ(出来)⇒できあがり【出来上がり】、でけあがり(出来上がり)、しあがり【仕上がり】、できばえ【出来映え】、でけばえ(出来映え)

できあがり【出来上がり】《名詞》 ①完成すること。また、完成したときの規模や完成の時期など。「できあがり・は・ 来月・や。」②完成したものの良し悪し。「なかなか・ 格好(かっこ)・の・ えー・ できあがり・や。」〔⇒でけあがり(出来上がり)、しあがり【仕上がり】⇒あがり【上がり】⇒でき【出来】、でけ(出来)、できばえ【出来映え】、でけばえ(出来映え)

できあがる【出来上がる】《動詞・ラ行五段活用》 必要なものがすべて整って、ものごとが完成する。「新しい・ 校舎・が・ できあがっ・て・ 来月・(に・) 移る・ねん。」■名詞化=できあがり【出来上がり】〔⇒しあがる【仕上がる】、でけあがる(出来上がる)

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