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2017年4月 5日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (340)    (通算2338回)

日常生活語 「て」④

 

できごころ【出来心】《名詞》 計画的ではなく、その場面や状況の中で、ふと浮かんだ悪い考え。「なんぼ・ できごころ・や・ 言()ー・た・かて・ 人・の・ もの・を・ 盗ん・だら・ あか・ん。」〔⇒でけごころ(出来心)

できごと【出来事】《名詞》 世の中や自分の身の回りで起こるさまざまなこと。不意に起こること。「10年前・の・ できごと・を・ 思い出す。」〔⇒でけごと(出来事)

できそこない【出来損ない】《名詞、形容動詞や()》 ①うまく出来上がっていないこと。うまく出来上がっていないもの。また、そのような様子。「できそこない・の・ 胡瓜・で・ 恰好(かっこ)・が・ 悪い・ねん・けど・ 食べ・てくれる・か。」②性格などが円満でない人。また、そのような様子。「あの・ できそこない・が・ また・ おかしな・ こと・を・ 言い始め・た。」〔⇒でけそこない(出来損ない)

できた【出来た】《連体詞》 ①心の優しい。心の細やかな。人柄などが円満である。「親・が・ よー・ できた・ 人・やっ・た・さかい・ 子ども・も・ 落ち着い・て・ 育っ・とる。」②組み立てられた。仕組まれた。「前もって・ できた・ 話・に・ なっ・とっ・た・みたいや。」〔⇒でけた(出来た)

できたて【出来立て】《形容動詞や()、名詞》 できたばかりの様子。できてすぐの様子。また、そのようなもの。「できたて・の・ 饅頭・を・ ほおばる。」〔⇒でけたて(出来立て)、できでき【出来出来】、でけでけ(出来出来)

できでき【出来出来】《形容動詞や()、名詞》 できたばかりの様子。できてすぐの様子。また、そのようなもの。「できできの・ 建物・に・ 入る。」〔⇒できたて【出来立て】、でけたて(出来立て)、でけでけ(出来出来)

てきとう〔てきとー〕【適当】《形容動詞や()》 ①物事の状況などが望ましい様子。ある目的や状況にうまく当てはまる様子。「てきとーな・ 大きさ・の・ 箱・が・ 見つかっ・た。」②物事が中途半端である様子。投げやりである様子。その場しのぎである様子。でたらめであったり粗略であったりする様子。「てきとーな・ こと・を・ 言()ー・て・ ごまかし・たら・ 許さ・へん・ぞ。」〔⇒ええかげん【良え加減】⇒ええがい(良え具合)

できばえ【出来映え】《名詞》 完成したものの良し悪し。特に、完成したものが引き立って見えること。「見事な・ できばえ・の・ 刺繍・や。」〔⇒でき【出来】、でけ(出来)、できあがり【出来上がり】、でけあがり(出来上がり)、しあがり【仕上がり】、でけばえ(出来映え)

てきめん【覿面】《形容動詞や()》 何かをしたことについての結果や効果がすぐに現れる様子。「てきめんに・ 罰(ばち)・が・ あたる。」

できもん【出来物】《名詞》 打撲や炎症などによって皮膚の一部が腫れあがって、膿をもったもの。「でぼちん〔=おでこ〕・の・ できもん」◆「でけもん【出来物】」とも言うが、単に「もの【物】」と言う方が多い。〔⇒でけもん(出来物)、はれもん【腫れ物】、もの【物】、おでき【御出来】

できる【出来る】《動詞・カ行上一段活用》 ①ものごとが生じる。発生する。「差し支え・が・ できる。」②作り上げられる。完成する。「木ー・で・ でき・た・ 家」③農作物などが採れる。「今年・は・ えー・ 米・が・ でき・た。」④行っていたことが終わる。完了する。「明日・の・ 準備・が・ でき・た。」⑤その方面の能力などがある。それをなし得る力がある。「器械体操・が・ できる。」「ピアノ・が・ できる。」⑥することが可能である。チャンスがある。「どっち・でも・ 選ぶ・ こと・が・ できる。」〔⇒でける(出来る)

できるだけ【出来るだけ】《副詞》 可能な範囲で、望ましいことを選んだり、望ましいようにすることを表す言葉。「できるだけ・ 安ー・ し・とい・てー・な。」〔⇒なるべく【成る可く】、でけるだけ(出来るだけ)

てくさり【手腐り】《名詞》 あぜ道などに群生し、秋の彼岸の頃に輪のようになった赤い花が咲く草。また、その球根のこと。曼珠沙華。彼岸花。「てくさり・を・ 掘っ・てき・て・ 蛸釣り・の・ えさ・に・ 使う。」〔⇒しびとばな【死人花】

てくさりやがる〔でくさりやがる〕《補助動詞・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 相手の動作を強く非難したり蔑んだりするときに使う言葉。「わし・の・ こと・を・ 恨ん・でくさりやがっ・とる・ねん。」〔⇒てさらす、てくさる、てやがる、てさらしやがる〕

てくさる〔でくさる〕《補助動詞・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 相手の動作を強く非難したり蔑んだりするときに使う言葉。「いつ・まで・ ごね・てくさる・ん・や。」〔⇒てさらす、てやがる、てさらしやがる、てくさりやがる〕

テクシー〔てくしい〕《名詞》 歩いて行くこと。「駅・まで・ テクシー・で・ 行く。」◆戯れ言葉であって、「タクシー」に乗ることに対して、車に乗らないで歩くことを表す。

てぐす【天蚕子】《名詞》 魚釣りに使う、ナイロンなどで作られた透明の糸。「てぐす・が・ からん・でも・た。」

てくせ【手癖】《名詞》 欲しいものに手を出す癖。特に、盗みをする悪癖。「てくせ・が・ 悪い・ やつ・や・さかい・ あいつ・に・は・ 気ーつけ・なはれ。」

てくださる〔でくださる〕【て下さる】《補助動詞・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] ①相手が自分に対して、好意的に何かをすることを、敬意を込めて表す言葉。「先生・が・ 読ん・でくださっ・てん。」②へりくだりながら、相手が何かの動作などをすることを求めるときに使う言葉。「ちょっと・ 待っ・てください。」〔⇒てくだはる【て下はる】

てくだはる〔でくだはる〕【て下はる】《補助動詞・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 相手が自分に対して、好意的に何かをすることを、敬意を込めて表す言葉。「こらえ〔=許し〕・てくだはっ・た。」②へりくだりながら、相手が何かの動作などをすることを求めるときに使う言葉。「安ー・ 売っ・てくだはい。」〔⇒てくださる【て下さる】

でぐち【出口】《名詞》 ①ものが出ていくところ。「水・の・ でぐち・を・ 塞ぐ。」②建物や部屋や乗り物などの内側から外へ出るところ。「バス・の・ でぐち」「映画館・の・ でぐち」■対語=「いりくち【入り口】」

てくてく《副詞と》 乗り物を使わないで、やや長い距離を歩く様子。同じ調子で、長い距離を歩き続ける様子。「てくてくと・ 2里・も・ 歩い・た。」〔⇒てこてこ〕

てくび【手首】《名詞》 手のひらと腕のつながるところ。「てくび・に・ リボン・を・ 巻く。」

てくらがり【手暗がり】《名詞、形容動詞や()》 明かりの下で仕事などをするときに、光が遮られて、手元が影のようになって、よく見えなくなっている様子。また、そのような場所や位置。「てくらがりで・ 字ー・が・ 書き・にくい。」

てくる〔でくる〕【て来る】《補助動詞・カ行変格活用》[動詞の連用形に付く] ①何かの動作や状態が起こりそうであることを表す言葉。「腹・が・ 立っ・てき・て・ しょーがなかっ・てん。」②何かの動作をしようとすることを表す言葉。「時間・が・ ある・さかい・ 一遍 いん・でこい。」

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