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2017年4月 9日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (344)    (通算2342回)

日常生活語 「て」⑧

 

てつや【徹夜】《名詞、動詞する》 何かをして、眠らないで夜通し起きていること。「てつやせ・んと・ 早よ・ 寝・なはれ・よ。」

てて【手々】《名詞》 ①体の肩から左右に出ている部分。「てて・の・ 長い・ 服・を・ 着る。」②手首から先の部分。「帰っ・てき・たら・ てて・を・ きれーに・ 洗い・よ。」「犬・に・ てて・を・ 噛ま・れ・た。」◆幼児語。〔⇒て【手】

てておや(父親)】《名詞》 親のうち、男性の方。「てておや・は・ いざ・と・ 言ー・ 時・に・は・ 役に立た・ん・の・や。」◆父と子という関係性を意識して使うことが多い。動物の場合にも使う。■対語=「ははおや【母親】」〔⇒ちち【父】、ちちおや【父親】、てとや(父親)、おとこおや【男親】

てです〔でです〕《補助動詞》[動詞の連用形に付く] 相手や話題の人に敬意を込めて、その行為などを言い切って述べるときに使う言葉・「何・を・ 言ー・とっ・てです・かいな。」「先生・は・ ここ・に・ おっ・てです。」

てとや(父親)】《名詞》 親のうち、男性の方。「てとや・が・ ひとり・で・ 育て・た。」■対語=「はほや【(母親)】」◆父と子という関係性を意識して使うことが多い。動物の場合にも使う。〔⇒ちち【父】、ちちおや【父親】、てておや(父親)、おとこおや【男親】

てない〔でない〕《補助形容詞》[動詞の連用形に付く] 打ち消しの意味を表す言葉。「宿題・が・ すん・でない・さかい・ 遊び・に・ 行か・れ・へん。」「わし・は・ そんな・ こと・を・ 言()ー・てない・ぞ。」◆「どら・へん」(継続を表す助動詞「とる」の未然形の濁音  打ち消しを表す助動詞「へん」)で表現するのと、意味や語感はほぼ同じである。

でなおす【出直す】《動詞・サ行五段活用》 ①一度引き返して、もう一度出かける。「留守・やっ・た・みたいや・さかい・ でなおし・てき・まし・てん。」②ものごとを最初からもう一度行う。「英語・の・ 勉強・を・ でなおし・て・ 始める。」■名詞化=でなおし【出直し】

てなはる〔でなはる〕《補助動詞・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 相手や第三者の動作などに敬意をはらって表現する言葉。「若い・ 時・は・ どんな・ 仕事・を・ し・てなはっ・た・ん・です・か。」「寒い・さかい・ 家・に・ 引っ込ん・でなはる。」〔⇒とってや〕

てにいれる〔てーにいれる〕【手に入れる】《動詞・ラ行下一段活用》 品物などを自分のものとして受け取る。「欲しかっ・た・ 車・を・ てーにいれ・た。」

てぬき【手抜き】《名詞、動詞する》 すべきことを故意に怠って、しないこと。「てぬき・の・ 工事・を・ さ・れ・たら・ 危ない・ぞ。」

てぬぐい【手拭い】《名詞》 顔や体を拭くために使う、日本風の木綿の細長い布。「汗・を・ 拭く・ てぬぐい・を・ 持っ・ていく。」◆西洋風のタオルのことを言う場合もある。〔⇒てのぐい(手拭い)、てのごい(手拭い)、てんてん〕

てのぐい(手拭い)】《名詞》 顔や体を拭くために使う、日本風の木綿の細長い布。「腰・に・ てのごい・を・ ぶら下げる。」◆西洋風のタオルのことを言う場合もある。〔⇒てぬぐい【手拭い】、てのごい(手拭い)、てんてん〕

てのごい(手拭い)】《名詞》 顔や体を拭くために使う、日本風の木綿の細長い布。「てのごい・で・ 顔・を・ 拭く。」◆西洋風のタオルのことを言う場合もある。〔⇒てぬぐい【手拭い】、てのぐい(手拭い)、てんてん〕

てのこう〔てのこー〕【手の甲】《名詞》 手首から指の付け根までの間の、ものを握るときに、ものに触れない側。「年とっ・て・ てのこー・が・ 皺・だらけ・や。」■対語=「てのひら【手の平、掌】」

てのひら【手の平、掌】《名詞》 手首から指の付け根までの、ものを握るときに、ものに触れる側。「てのひら・で・ 手相・を・ 見る。」■対語=「てのこう【手の甲】」

でば【出刃】《名詞》 魚などを骨ごと切って調理するときに使う、みねが厚く先がとがった包丁。「でば・を・ 使(つこ)・て・ 魚・を・ さばく。」〔⇒でばぼうちょう【出刃包丁】

デパート〔でぱーと〕【英語=department storeから】《名詞》 生活をするのに必要なほとんどすべての種類の商品を、売場を分けて陳列し販売している大型の小売店。「明石・の ステーションでぱーと・で・ お菓子・を・ 買()ー・た。」〔⇒ひゃっかてん【百貨店】、ひゃっか【百貨】

ではいり【出入り】《名詞、動詞する》 ①建物や施設などに出ることと入ること。出たり入ったりすること。「ではいりし・やすい・ 店・に・ する。」②金銭の出し入れ。収入と支出。「ではいり・を・ きちんと・ 帳面・に・ つけ・とく。」〔⇒でいり【出入り】

てばな【手鼻】《名詞》 紙を用いないで、自分の手で鼻水をかむこと。「てばな・を・ かん・で・ 汚い・ やつ・や・なー。」

でばな【出端】《名詞》 ものごとの始めの部分。ものごとを始めたばかりのとき。また、始めたばかりで勢いが盛んなとき。「100メートル競走・は・ でばな・で・ 失敗し・た。」「相手・の・ でばな・を・ 叩か・んと・ いか・ん。」

てばなす【手放す】《動詞・サ行五段活用》 ①持っているものを人に売ったり譲ったりする。「田圃・を・ てばなし・て・ 子ども・を・ 大学・に・ 行か・す。」②つかまえていた手を放す。「連れ・て・ 歩い・とっ・た・ 犬・の・ 紐・を・ てばなし・ても・た。」

でばぼうちょう〔でばぼーちょー、でばぼーちょ〕【出刃包丁】《名詞》 魚などを骨ごと切って調理するときに使う、みねが厚く先がとがった包丁。「でばぼーちょー・を・ 砥石・で・ とぐ。」〔⇒でば【出刃】

ではらう【出払う】《動詞・ワア行五段活用》 そこにいた人やあったものが、残らず出てしまう。「家・の・ 者・が・ ではろー・とる・ 時・に・ 泥棒・が・ 入っ・た。」「タクシー・は・ ではろー・て・ 1台・も・ おり・まへ・ん。」

てはる〔ではる〕《補助動詞・ハ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 相手や第三者に敬意を表すときに使う言葉。「向こう・に・ おる・ 人・が・ あんた・を・ 手招きし・てはる・みたいや。」「何ぞ・ 面白(おもろ)い・ 本・を・ 読ん・ではり・ます・か。」◆一般的には阪神間は「はる敬語」で、播磨などは「てや敬語」であると言われる。当方言では、本来、「行き・はる」という言い方はせず、「行っ・て・や」という言い方をする。それとともに、「行っ・てはる」という言い方もする。

てびょうし〔てびょーし〕【手拍子】《名詞》 手をたたいてリズムをとること。また、そのリズム。「踊り・の・ てびょーし」

てびろい【手広い】《形容詞》 いろいろのことに広く関係している様子。仕事や交際などで、関係する範囲が広い様子。「てびろー・に・ 商売する。」

てぶくろ【手袋】《名詞》 防寒や安全確保や装飾のために手にはめる、袋状のもの。「寒い・さかい・ てぶくろ・を・ 履く。」◆「手袋・を・ はめる。」と言うことは少ない。

てぶら【手ぶら】《形容動詞や()》 手に何も持たない様子。土産などを持参しない様子。「てぶらで・ 挨拶・に・ 行く。」◆ふざけて、「てんぷら」と言うこともある。

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