« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (344)    (通算2342回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (346)    (通算2344回) »

2017年4月10日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (345)    (通算2343回)

生活語 「て」⑨

 

てぼ《名詞》 ①一画で書いたり、筆記具の先を置いただけで施したりしたような、小さなしるし。「字ー・の・ 上・の・ 方・に・ てぼ・が・ 抜け・とる。」②句読点のうちの、文の途中につける読点。「てぼ・を・ 打っ・た・ 方・が・ 読みやすい。」③特に強調する言葉の横に施すしるし。「字ー・の・ 横・に・ てぼ・を・ つけ・とい・たら・ 気ー・を・ つけ・て・ 読ん・でくれる・やろ。」〔⇒てん【点】、ちょぼ〕

でほうだい〔でほーだい〕【出放題】《形容動詞や()》 ①液体や気体などが出るのにまかせている様子。「水道・の・ 蛇口・が・ めげ・て・ 水・が・ でほーだいに・ なっ・とる。」②思っていることを遠慮なく口に出してしまう様子。言葉にまかせて勝手なことを言う様子。「人・の・ 前・で・ でほーだいに・ 言ー・とる・さかい・ ひやひやする・がな。」⇒でっぱなし【出っ放し】⇒いいたいほうだい【言いたい放題】

てほしい〔てほしー、でほしい、でほしー〕【て欲しい】《補助形容詞》[動詞の連用形に付く] 相手や第三者に対する願望を述べるときに使う言葉。「明日・は・ お日ーさん・が・ 照っ・てほしー・な。」「本・を・ 読ん・でほしー・ねん。」

でぼちん《名詞》 顔の眉毛の上から、髪の毛の生えているところまでの部分。また、その部分が普通以上に突き出ていること。「でぼちん・同士・が・ ごっつんこ・ し・た。」「でぼちん・の・ 広い・ 人」〔⇒ひたい【額】、でこ、おでこ〕

てぼてぼ《名詞》 ①一画で書いたり、筆記具の先を置いただけで施したりしたような、小さなしるしが2つ並んでいるもの。「てぼてぼ・を・ つけ・て・ 人数・を・ 数える。」②小さなしるしを2つ、重なりそうに書いて、同じであることを表す符号。「てぼてぼ・が・ つい・とる・の・は・ 同じ・と・ ゆう・ 意味・や。」③仮名文字の右肩につけて、濁音であることを表す符号。「カタカナ・の・ てぼてぼ・が・ 抜け・とる。」〔⇒てんてん【点々】、ちょぼちょぼ〕

てほん【手本】《名詞》 ①文字や絵画などの上達を図るために、模範として真似て練習するためのもの。「習字・の・ てほん・を・ 書い・てもらう。」②正しくて見習うべき人や行い。「みんな・の・ てほん・に・ なる・ 人・や。」⇒ひながた【雛形】⇒もはん【模範】

てぼん【手盆】《名詞》 客に出す食べ物や飲み物を、お盆を使わないで手に持ったままで差し出すこと。「てぼん・の・ まま・で・ すみません。」

てま【手間】《名詞》 ある事柄を完成させるために必要な時間や労力。「てま・の・ かかる・ 割り・に・ 儲け・が・ 少(すけ)ない。」

てまう〔でまう〕《補助動詞・ワア行五段活用》[動詞や助動詞の連用形に付く] ①動作が確実に完了することを表す言葉。「もー・ じっきに・ 小遣い・が・ ないよーなっ・てまい・そーや。」「電車・が・ 出・ても・た。」②予期しない結果になることを表す言葉。「財布・を・ 盗ま・れ・ても・た。」

でまえ【出前】《名詞、動詞する》 ①注文を受けたところに料理などを届けること。また、それをする人。「でまえ・を・ し・とる・ 店」「でまえ・が・ 遅い。」「うどん屋・の・ でまえ・が・ 来・た。」②自分で作ったのではなく、注文して届けられた料理。「でまえ・や・けど・ えー・ 味・や。」

でまかせ【出任せ】《形容動詞や()、名詞》 思いついたまま、いい加減なことを言う様子。また、その言葉。「でまかせ・を・ 言()ー・とっ・たら・ じっきに・ ばれ・てまう・ぞ。」〔⇒くちからでまかせ【口から出任せ】

てます〔でます〕《補助動詞・サ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 動作や状態が継続していることを、丁寧に表現する言葉。「あいつ・に・は・ ごっつい・ 腹・を・ 立て・てます・ねん。」「今・ おもろい・ 小説・を・ 読ん・でます・ん・や。」◆丁寧な気持ちを除外すれば、「とる」を用いて「腹・を・ 立て・とる・ねん。」という言い方になる。〔⇒とります〕

てまちん【手間賃】《名詞》 仕事をした時間や労力に対して支払われるお金。「大工さん・の・ てまちん」

てまわる〔てまーる、でまわる、でまーる〕【て回る】《補助動詞・ラ行五段活用》 そのようにしながら動く。そのあたりで、そのようにする。「近所・に・ ふれ・てまーる。」

でまわる〔でまーる〕【出回る】《動詞・ラ行五段活用》 産地から市場や小売り店に品物が出る。その品物がたちらこちらで見られるようになる。「秋刀魚(さんま)・が・ でまーる・よーに・ なっ・た。」 

てみい〔てみー〕【て見い】《補助動詞の命令形のような使い方》[動詞の連用形に付く] 相手に何かを命じるときに、柔らかく響くように伝えるときに使う言葉。「嘘・や・と・ 思(おも)・たら・ みんな・に・ 聞い・て・ 確かめ・てみー。」「人・に・ 頼ま・んと・ お前・が・ 行っ・てみー。」「自分・で・ 考え・てみー。」◆「てみる」という補助動詞の命令形であるが、「てみい」という形で使われる。

でみせ【出店】《名詞》 ①行事の会場や道端などに、臨時に出した露店。「秋・の・ 祭り・の・ でみせ・が・ 楽しみ・やっ・た・もん・や。」②営業の中心となる店から分かれて、離れた場所に設けられた店。本店以外に設けた店。「パン屋・が・ 駅前・に・も・ でみせ・を・ こしらえ・とる。」■対語=②「ほんてん【本店】」⇒してん【支店】

てみやげ【手土産】《名詞》 手に提げて持っていけるほどの、ちょっとした土産物。挨拶の気持ちを表す、簡単な贈り物。「てぶら・で・ 行か・れ・へん。何・ぞ・ てみやげ・ 持っ・ていか・な・ あか・ん。」

てみる〔でみる〕【て見る】《補助動詞・マ行上一段活用》[動詞の連用形に付く] 何かを試しに行ったり、実際に軽く行ったりするという意味を表す言葉。「いっぺん・ 言()ー・てみ・たっ・たら・ 気ー・が・ つく・かも・ しれ・へん・やろ。」「歩い・てみ・たら・ 遠かっ・た。」

でむかい【出迎い】《名詞》 こちらに向かって来る人に対して、玄関などに出て、待ち受けること。また、そのようにする人。「丁寧に・ でむかい・を・ する。」〔⇒むかえ【迎え】、むかい【迎い】、でむかえ【出迎え】

でむかえ【出迎え】《名詞》 こちらに向かって来る人に対して、玄関などに出て、待ち受けること。また、そのようにする人。「お客さん・が・ 来る・ので・ 玄関・で・ でむかえ・を・ する。」〔⇒むかえ【迎え】、むかい【迎い】、でむかい【出迎い】

でむかえる【出迎える】《動詞・ア行下一段活用》 こちらに向かって来るものに対して、途中まで出かけて待ち受ける。または、ある場所で待ち受ける。「門・に・ 並ん・で・ でむかえる。」■名詞化=でむかえ【出迎え】

ても〔でも〕《接続助詞》 一つの文の中で、前後の言葉の関係が逆になって続いていくことを表す言葉。前後で一見矛盾するように見えても、そのようにはならないことを表す言葉。仮にそうであっても。…したとしても。「雨・が・ 降っ・ても・ 中止・は・ せー・へん。」「読み・とー・ても・ 貸し・てくれ・へん・ねん。」◆助動詞に接続する場合は「たとここが」「たとこで」「たところで」「たとて」は使えない。〔⇒たとこが、たとこで、たところで、たとて、たかて、たて〕

でも《副助詞》 ①いくつかあるもののうち、わずかな例を提示する働きをする言葉。「神戸・でも・ 大阪・でも・ 売っ・とる。」「飴・でも・ 食べ・まっ・か。」②ひっくるめて言うときに使う言葉。「西・でも・ 東・でも・ 行き・たい・ とこ・へ・ 行け。」「何・でも・ かん・でも・ 見・たら・ 欲しなっ・てくる。」③極端な例を示して強調する言葉。「小学生・でも・ わかる・ 話・や。」⇒やて、かて〕

|

« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (344)    (通算2342回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (346)    (通算2344回) »