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2017年4月11日 (火)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (346)    (通算2344回)

日常生活語 「て」⑩

 

てもあしもでん〔てーもあしもでん〕【手も足も出ん】《慣用句》 相手の力や求められている能力などとの間に開きが大きすぎて、どうすることもできない。お手上げである。「難しー・ 問題・で・ てーもあしもでん・かっ・た。」

てもと【手元】《名詞》 ①手の届く範囲。すぐそば。「紐(ひぼ)・を・ てもと・に・ 引っ張る。」②手のすぐそば。「てもと・が・ 暗い。」③何かをするときの手の動かし方。手さばき。「包丁・を・ 使(つこ)・とる・ てもと・が・ 危ない。」

でもどり【出戻り】《名詞》 結婚した女性が、離婚して実家に帰ること。また、そのような女性。「姉・が・ でもどり・で・ 家・に・ おる。」

てもらう〔でもらう〕【て貰う】《補助動詞・ワア行五段活用》[動詞の連用形に付く] ①他の人に依頼や指図をして、行わせる。「今日・は・ 帰っ・てもらお・ー。」②自分の行為によって、他の人に利益が生じる。「みんな・に・ 喜ん・でもろ・た。」

てや〔でや〕《補助動詞・特殊活用》[動詞または助動詞の連用形に付く] 相手や第三者に敬意を表すときに使う言葉。「先生・が・ お前・を・ 呼ん・どっ・てや・ぜ。」「先生・が・ 一人一人・ 名前・を・ 呼ん・でや。」◆尊敬の意を表す副助詞「て」に、断定の助動詞「や」が接続したもので、「て」の部分で敬意が表現される。

てやいます〔でやいます〕(て遣います)】《補助動詞・サ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 「してやる」ということをへりくだって言う言葉。して差し上げる。「仕事・を・ 手伝(てっと)ー・てやいます。」◆接続助詞「て」に、動詞「やる【遣る】」が続き、さらに丁寧の意の助動詞「ます」が続いて一語に熟した言葉である。けれども、丁寧語というよりはむしろ謙譲の気持ちが込められた言葉になっている。ただし、動物などを相手に使うこともあって、その場合は敬意は消えている。補助動詞としての用法は、必ず「てやいます」の形で使い、「やいます」だけの言い方はしない。〔⇒てあげます【て上げます】、てあいます(て上います)、てあえます(て上えます)、てやえます(て遣えます)

てやえます〔でやえます〕(て遣えます)】《補助動詞・サ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 「してやる」ということをへりくだって言う言葉。して差し上げる。「隣・に・ 代わっ・て・ 当番・を・ し・てやいまし・た。」◆接続助詞「て」に、動詞「やる【遣る】」が続き、さらに丁寧の意の助動詞「ます」が続いて一語に熟した言葉である。けれども、丁寧語というよりはむしろ謙譲の気持ちが込められた言葉になっている。ただし、動物などを相手に使うこともあって、その場合は敬意は消えている。補助動詞としての用法は、必ず「てやえます」の形で使い、「やえます」だけの言い方はしない。〔⇒てあげます【て上げます】、てあいます(て上います)、てあえます(て上えます)、てやいます(て遣います)

てやがる〔でやがる〕《補助動詞・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] 相手の動作を強く非難したり蔑んだりするときに使う言葉。「いまだに・ 文句・を・ 言い続け・てやがる。」「また・ テレビ・を・ 見・てやがる。」〔⇒てさらす、てくさる、てさらしやがる、てくさりやがる、てけつかる〕

てやる〔でやる〕《補助動詞・ラ行五段活用》[動詞の連用形に付く] ①他の人やものごとを考えて、何かの動作を行ったり、行う意志があったりすることを表す言葉。「何・ぞ・ 欲しー・ 物・が・ あっ・たら・ 買()ー・てやろ・か。」「絵本・を・ 読ん・でやる」②自分の強い意志や決意を表す言葉。「熱・が・ ある・けど・ 明日・は・ 絶対に・ 学校・へ・ 行っ・てやる。」③(後ろに過去の助動詞「た」が続いて、)首尾よく行ったという意味を表す言葉。「昨日・は・ 学校・を・ 休ん・でやっ・た。」〔⇒たる〕

てよき【手よき】《名詞》 頑丈な刃のついた鉄片に短い柄をつけた、木などを割るのに使う道具。斧。「てよき・で・ 竹・を・ 割る。」〔⇒よき〕

てら【寺】《名詞》 ①僧侶が住んで、仏像をまつり、修行や仏事を行うところ。「山・の・ 上・に・ 大けな・ てら・が・ ある。」②お坊さん。「てら・は・ まだ・ 来・とら・れ・へん。」◆②は、仏事を行う場合などに使う。

てらしあわす【照らし合わす】《動詞・サ行五段活用》 2つ以上のものを比べて異同などを確かめる。「2つ・の・ 帳簿・を・ てらしあわし・て・ 間違い・が・ ない・か・ 調べる。」

てらす【照らす】《動詞・サ行五段活用》 ①太陽や月が輝いて、下界の一面を明るく熱くする。「お日ーさん・に・ てらさ・れ・て・ 日向ぼっこ・を・ する。」②光を当てて明るくする。「懐中電灯・で・ てらし・て・ 探す。」■自動詞は、①「てる【照る】」■名詞化=てらし【照らし】

てり【照り】《名詞》 ①太陽の日射し。太陽の日射しの様子。「梅雨・が・ あけ・て・ てり・が・ きつー・ なっ・た。」②雨が降らないこと。過度の晴天。「何日・も・ てり・が・ 続い・とる。」③ものの表面の光沢やつや。「きれいな・ てり・の・ 重箱」④食べ物を焼いたときの色つや。「魚・が・ えー・ てり・に・ 焼け・た。」

てりつける【照りつける】《動詞・カ行下一段活用》 太陽が輝いて、熱や光の刺激を強く放つ。「昼・は・ お日さん・が・ よー・ てりつけ・とる。」■名詞化=てりつけ【照りつけ】

てる【照る】《動詞・ラ行五段活用》 ①太陽や月が輝いて、明るさや熱さが下界の一面に届く。「月・が・ てっ・とる。」②晴れた天気になる。「昼から・は・ てっ・てくる・やろ。」③食べられる実などが熟する。「よー・ てっ・た・ 西瓜・や・さかい・ 甘い・なー。」■他動詞は、①「てらす【照らす】」■名詞化=てり【照り】

でる【出る】《動詞・ダ行下一段活用》 ①ある限られたところから、外へ進み行く。中から外へ移る。「家・の・ 外・へ・ でる。」②隠れていたものや見えなかったものの姿が現れる。「山・から・ 朝日・が・ でる。」「星・が・ で・とる。」「よだれ・が・ でる。」「前・へ・ で・てこい。」③外に向かって張り出す。「釘・の・ 先・が・ で・とる。」④手元の金銭が少なくなる。「見る間・に・ 給料・が・ で・ていく。」⑤学校を卒業する。「高等学校・を・ で・て・ 働い・とる。」⑥団体などのメンバーから外れる。「合唱・の・ サークル・から・ 出る。」⑦出発する。離れる。「電車・が・ で・ても・た。」⑧数量や価値などが加わる。「スピード・が・ でる。」「だいぶ・ 調子・が・ で・てき・た。」⑨ある状態などが起こる。「涼しー・ 風・が・ で・てき・た。」⑩売れる。「この・ 本・は・ よー・ で・てまっ・せ。」⑪出席する。「隣保・の・ 代表・が・ 寄り合い・に・ でる。」■他動詞は「だす【出す】」■対語=「はいる【入る】」「いる【入る】」■名詞化=【出】

てるてるぼうず〔てるてるぼーず〕【照る照る坊主】《名詞》 晴れることを願って紙や布で作り、軒下などに吊す人形。「遠足・の・ 前・の・ 日ー・に・ てるてるぼーず・を・ 吊る。」

てれかくし【照れ隠し】《名詞、動詞する》 人前で事実を指摘されたり失敗をしたりしたときに、他のことに紛らわせて、きまり悪さをのがれようとするしぐさをすること。「てれかくし・に・ 笑う。」

てれくさい【照れくさい】《形容詞》 大勢の前で言葉をかけられたり注視されたりして、きまりが悪い。気恥ずかしい。「褒め・られ・たら・ てれくさい・がな。」

てれこ《形容動詞や()》 ①反対である様子。逆である様子。あべこべである様子。「子ども・が・ 靴・を・ てれこに・ 履い・とる。」「ズボン・の・ 前後ろ・を・ てれこ・に・ 履い・とる。」②交互になっている様子。「てれこに・ し・て・ 箱・に・ 詰める。」③すれ違いになった様子。「途中・で・ 会え・なん・だ・ん・は・ 道・が・ てれこやっ・た・みたいや。」

テレビ〔てれび〕【英語=televisionから】《名詞》 動く映像や音声を電波に乗せて送って受像機に映し出す仕組み。また、その受像機。また、その番組。「白黒てれび」「おもろい・ てれび・が・ あら・へん。」 

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