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2017年4月16日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (351)    (通算2349回)

日常生活語 「と」①

 

と〔とー〕【戸】《名詞》 建物や部屋の出入り口、窓などに付けて、内と外とを区切り、開けたり閉めたりする建具。「風・が・ 強ー・て・ とー・が・ ばたんばたん・ 言ー・とる。」

【十】《名詞》 数を1音節で言うときの「十」を表す言葉。◆1から10までを「ひ」「ふ」「み」「よ」「い」「む」「な」「や」「こ」「と」と言う。熟語としては「と色・の・ 鉛筆」「と月」など。〔⇒じゅう【十】、じっ【十】、とお【十】、とうお【十】

《格助詞》 ①動作をともにする相手や対象となるものを表すときに使う言葉。「友達・と・ 遊ん・だ。」②いくつかのものを並べてひとまとまりとして言うときに使う言葉。「神戸・と・ 明石・と・ 姫路・を・ 結ぶ・ 山陽電車」③比べるものを表す言葉。「昨日・の・ 約束・と・ 違う。」④発言や引用の内容が終わることを示すときに使う言葉。「風邪・で・ 休ま・し・てほしー・と・ 連絡・が・ あっ・た。」⇒ゆうて【言うて】、ゆて(言て)

ど〔どー〕【土】《名詞》 1週間の7日間のうちの最後の日で、金曜日の次、日曜日の前にある日。「どー・と・ 日(にち)・と・が・ 連休・なんや。」〔⇒どよう【土曜】、どようび【土曜日】

ど〔どー〕【度】《名詞》 ①他のものごととの比較を意識したときの、そのものごとの程合い。「なんぼなんでも・ あんた・の・ 言()ー・ こと・は・ どー・が・ 過ぎる」②レンズなどの段階。「去年・より・も・ 眼鏡・の・ どー・が・ 進ん・だ。」⇒ていど【程度】

【度】《助数詞》 ①温度、経緯度、角度、アルコール含有度、レンズなどの目盛りや度合いを示す言葉。「暑い・ 思(おも)・たら・ 30・ど・に・ なっ・とる。」②回数や順序を表す言葉。「2・ど・め・に・ 行っ・た・ 時・の・ こと・や。」⇒かい【回】、へん【遍】

ど〔どー〕《接頭語》 ①その程度が甚だしいということを、非難する気持ちをこめて強調する言葉。「どあほ【ど阿呆】」「どけち」「どしぶちん【ど渋ちん】」「どしゃべり【ど喋り】」②ものをぞんざいにいうときに使う言葉。「どたま【(ど頭)】」③ちょうどそれに相当するということを強調する言葉。「どまんなか【ど真ん中】」①③⇒どん〕

ドア〔どあ、どあー〕【英語=door】《名詞》 西洋風の、主に蝶番(ちょうつがい)を用いて開閉する戸。「ぴしゃんと・ どあ・を・ 閉める。」

どあい【度合い】《名詞》 ものごとの高低や多少や強弱などの有り様。日時や時間の間隔の有り様。「月・に・ 2回・ぐらい・の・ どあい・で・ お医者はん・へ・ 行っき・ょる・ん・や。」

どあほ【ど阿呆】《名詞、形容動詞や()》 たいそう愚かな人。たいそう愚かな様子。「うっかりし・て・ どあほな・ こと・を・ し・て・ 失敗し・た。」

とあみ【投網】《名詞、動詞する》 円錐形の網で、一端に手綱をつけて、比較的浅いところの水中に広がるように投げ入れて、引き寄せて魚を捕る網。「伝馬・に・ 乗っ・て・ とあみ・を・ 打つ。」

とい【樋】《名詞》 屋根の雨水を受けて、地面へ流すしかけ。水などを離れた場所へ送るためのしかけ。「とい・に・ 土・が・ たまっ・て・ 水・が・ 流れにくい。」〔⇒とゆ()

どい()】《代名詞》 はっきりと一つには限定できないもの。いくつかの中から選ぼうとするもの。「どい・でも・ 好きな・ん・(を・) 持って帰っ・て・も・ 良()ー・ぞ。」「どい・が・ いちばん・ 美味しい・ん・やろ・か。」〔⇒どれ【何】、どいつ【何奴】

どい《終助詞》 ①疑問の気持ちを表して、相手に荒々しく問いかけたり念を押したりするときに使う言葉。「お前・は・ どこ・から・ 来・た・ん・どい」②思いに反したことに出会って、びっくりしたり落胆したりするような気持ちを表す言葉。「何・どい・や・ 運動会・は・ 明日・かいな。」〔⇒どえ、ぞい、ぞえ、かい、かえ、か〕

といあわし【問い合わし】《名詞、動詞する》 知らないことや不確かなことを、聞いて確かめること。「市役所・から・ といあわし・が・ あっ・た。」

といあわす【問い合わす】《動詞・サ行五段活用》 知らないことや不確かなことを、聞いて確かめる。「わから・へん・ので・ といあわし・てみ・た。」■名詞化=といあわし【問い合わし】〔⇒といあわせる【問い合わせる】

といあわせ【問い合わせ】《名詞、動詞する》 知らないことや不確かなことを、聞いて確かめること。「といあわせ・の・ 電話」

といあわせる【問い合わせる】《動詞・サ行下一段活用》 知らないことや不確かなことを、聞いて確かめる。「手紙・で・ といあわせる。」■名詞化=といあわせ【問い合わせ】〔⇒といあわす【問い合わす】

といし【砥石】《名詞》 刃物などを研いで磨くための石。「包丁・を・ といし・で・ 研ぐ。」

といちばん〔とーいちばん〕【と一番】《名詞、副詞に》 他のものに比べて、格別に真っ先であること。「あいつ・が・ とーいちばんに・ やっ・てき・た。」〔⇒ちょういちばん【ちょう一番】

どいつ【何奴】《代名詞》 ①はっきりと一つには限定できないもの。いくつかの中から選ぼうとするもの。「どいつ・を・ 持っ・て・ 行っ・たら・ えー・のん・や。」②「誰」を乱暴な言い方にした言葉。「どいつ・が・ ガラス・を・ めん・だ・ん・や。」⇒どれ【何】、どい()

どいつもこいつも【何奴も此奴も】《副詞》 ①一人残らずみんな。「どいつもこいつも・ わし・の・ こと・を・ わかっ・てくれ・へん。」②一つ残らずみんな。「どいつもこいつも・ 下手な・ 絵ー・や。」◆やや乱暴な言い方である。⇒だれもかれも【誰も彼も】⇒どれもこれも【どれも此も】

といとう〔といとー〕《終助詞》 しておいてほしいという願望を、相手にやわらかく響くように表す言葉。「明日・まで・に・ し・といとー。」「この辺・を・ 掃い・といとー・と・ 思(おも)・とっ・てん。」◆継続を表す助動詞「とく」の連用形「とい」に、願望を表す助動詞「たい」の連用形「たく」のウ音便化した「とう」が接続した言葉で、それが句末や文末に用いられて活用しなくなり、終助詞化したと考えられる。

といや【問屋】《名詞》 生産者から品物を集めて、小売店などに卸売りをする店。「酒・の・ といや」〔⇒とんや【問屋】

とう〔とー〕【塔】《名詞》 ①仏の骨を納めたり、仏を祀ったりするために、お寺の境内に立てた高い建物。「鶴林寺・の・ とー・は・ きれーや。」②細長く、高くそびえ立つ、装飾的な建物。「テレビ・の・ とう」

とう〔とー〕【薹】《名詞》 紫蘇、菜の花、蕗などの、伸びきった花茎。「菜の花・の・ とー・が・ たっ・とる。」

とう〔とー〕【問う】《動詞・ワア行五段活用》 わからないことを、他の人に質問する。「とー・たら・ 教(おせ)・てくれる・やろ。」「先生・に・ とー・ても・ 答え・てくれ・なんだ。」■名詞化=とい【問い】〔⇒たずねる【尋ねる】、たんねる(尋ねる)、きく【聞く、聴く、訊く】

とう〔とー〕【疾う】《形容動詞や()》 ずっと以前である様子。かなり早くである様子。「とーに・ 来・とっ・た・ん・や。」〔⇒もうとう【もう疾う】

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