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2017年4月20日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (355)    (通算2353回)

日常生活語 「と」⑤

 

どうにか〔どーにか〕《副詞》 ①十分ではないが、行為や状態などが、曲がりなりにも目的にかなうことを表す言葉。良い結果に到達するまでに時間や手数がかかることを表す言葉。何とかして。やっとのことで。「どーにか・ 生活・が・ でける・ 給料・は・ 貰()ろ・てます・ねん。」「心配せ・ん・でも・ どーにか・ なり・まっ・しゃ・ろ。」「どーにか・ 宿題・が・ でけ・た。」②目的に向かって意欲を見せる様子を表す言葉。「どーにか・ し・て・ あの・ 会社・に・ 入れ・たら・ 良()ー・ねん・けど。」〔⇒どうにかこうにか。⇒どうぞこうぞ、どうやらこうやら、どうなとこうなと、どうぞ、どうか、どうやら、どうなと、どうなりこうなり、なんとか【何とか】、なんとかかんとか【何とかかんとか】

どうにかこうにか〔どーにかこーにか〕《副詞》 ①十分ではないが、行為や状態などが、曲がりなりにも目的にかなうことを表す言葉。良い結果に到達するまでに時間や手数がかかることを表す言葉。何とかして。やっとのことで。「どーにかこーにか・ 宿題・が・出来上がっ・た。」②目的に向かって意欲を見せる様子を表す言葉。「どーにかこーにか・ し・て・ 優勝し・よー・と・ 頑張っ・とる・ん・や。」◆成り立ったり実現したりするまでの経過は、「どうにか」よりも曲折が多い感じがする。〔⇒どうにか。⇒どうぞこうぞ、どうやらこうやら、どうなとこうなと、どうぞ、どうか、どうやら、どうなと、どうなりこうなり、なんとか【何とか】、なんとかかんとか【何とかかんとか】

どうにも〔どーにも〕《副詞》 ①どのような手段を尽くしても、うまくいきそうにないということを表す言葉。「何遍・ 受け・ても・ どーにも・ 合格・は・ でけ・へん・ねん。」「この・ 岩・が・ 動か・へん・さかい・ どーにも・ でけ・まへ・ん。」②相手の願いや依頼を受け入れがたいという気持ちを表す言葉。「そんな・ 考え・に・は・ どーにも・ 賛成し・まへん。」「どーにも・ 手助け・は・ でき・ませ・ん。」〔⇒どないも、どないにも、どないにもこないにも、どうにもこうにも〕

どうにもこうにも〔どーにもこーにも〕《副詞》 ①どのような手段を尽くしても、うまくいきそうにないということを表す言葉。「どーにもこーにも・ 難しー・て・ わから・へん。」②相手の願いや依頼を受け入れがたいという気持ちを表す言葉。「どーにもこーにも・ 金・を・ 貸す・ つもり・は・ おま・へん。」〔⇒どないも、どないにも、どないにもこないにも、どうにも〕

とうの〔とーの〕【疾うの】《連体詞》 ずっと以前の。ずいぶん早い時期の。「とー・の・ 昔・に・ 決まっ・とる・ 話・なんや。」

どうのこうの〔どーのこーの〕《副詞と》 いろいろな事態を、特定しないまま並べるのに用いる言葉。あれこれ話題にしたり批判したりすることを表す言葉。「どーのこーのと・ 揉め・た・けど・ 結局・は・ 賛成し・てくれ・た。」〔⇒どうこう、どないこない〕

とうのむかし〔とーのむかし〕【疾うの昔】《名詞》 現在からさかのぼって、かなり以前の時。「とーのむかし・に・ 店・が・ のー・なっ・とっ・た。」◆「むかし【昔】」を強調した言い方でもある。

とうば〔とーば〕【塔婆】《名詞》 供養などの時に、梵字や戒名などを書いて墓に立てる、細長い木の板。「とーば・を・ 持っ・て・ 墓・へ・ 行く。」〔⇒そとば【卒塔婆】

とうばん〔とーばん〕【当番】《名詞、動詞する》 順番などを決めて任務に当たること。また、その任務に当たる人。また、それが回ってくる順序。「植木・の・ 水やり・の・ とーばん」〔⇒ばん【番】

とうはんぼう〔とーはんぼー〕【登攀棒】《名詞》 丸太の細いものを垂らして、それをよじ登らせる運動設備。「小学校・の・ 時・は・ とーはんぼー・に・ 登る・の・が・ 好きやっ・た。」◆現在の小学生からは「のぼりぼう【登り棒】」という言葉を聞く。

とうひょう〔とーひょー〕【投票】《名詞、動詞する》 選挙や採決で、選びたい人の名前や、賛成・反対の意思を紙に書いて、指定された箱などに入れること。「市会議員・の・ 選挙・の・ とーひょー日」

とうふ〔とーふ〕【豆腐】《名詞》 大豆から得た豆乳ににがりを加えて固めた、白くて柔らかな食べ物。「とーふ・の・ 味噌汁」〔⇒とふ(豆腐)、とっぺ〕

どうぶつ〔どーぶつ〕【動物】《名詞》 ①生物を二つに大別したときの植物に対する一群で、人間・獣・鳥・虫・魚・その他の、感覚と運動性を持ったものをまとめて言う言葉。「人・も・ どうぶつ・や・さかい・ 食わ・んと・ おら・れ・へん。」②特に獣(や鳥・虫など)を指して言う言葉。「どうぶつ・を・ いじめ・たら・ いけ・まへ・ん。」■対語=①「しょくぶつ【植物】」

どうぶつえん〔どーぶつえん〕【動物園】《名詞》 いろいろな動物などを集めて飼育し、多くの人に見学させる施設。「王子どーぶつえん・へ・ 遠足・に・ 行く。」

とうぶん〔とーぶん〕【当分】《副詞》 近い将来までの、ある期間。しばらくの間。さしあたり。「とうぶん・ 雨・は・ 降ら・ん・やろ。」◆その期間は大きな変化が生じないで、同じような状況が続くというときに使う言葉。

どうへん〔どーへん〕《形容動詞や()》 偏ってねじけた性質である様子。気難しく頑固で、他の人と同調しようとしない様子。「どーへんな・ やつ・や・さかい・ 自分・の・ 言()ー・とる・ こと・を・ ひっこめ・へん。」〔⇒へんくつ【偏屈】、へんこつ【偏骨】

とうほん〔とーほん〕【謄本】《名詞》 戸籍などの、原本の内容を完全に写し取った文書。「市役所・で・ 戸籍・の・ とーほん・を・ 取る。」

とうみん〔とーみん〕【冬眠】《名詞、動詞する》 蛙・蛇・熊などが、土の中などの温度変化の少ない場所で、食物をとらないで、眠った状態で冬を越すこと。「熊・が・ とーみんし・とる・さかい・ 山・の・ 中・を・ 歩い・ても・ 心配・ 要ら・ん。」

どうも〔どーも〕《副詞》 ①行ったり考えたりしたが、その結果が思わしくないことを表す言葉。「どーも・ うまい・こと・ いか・へん・なー。」「どーも・ 試験・に・ 落ち・た・よーな・ 気・が・ する。」②判断や認識があいまいであったり不確かであったりするが、事態がよくない方向にあることを表す言葉。「どーも・ 体じゅー・が・ しんどい・ねん。」③はっきり断定はできないが、そのような傾向が強いと思われる様子を表す言葉。「どーも・ けったいな・ 人・やっ・た・なーと・ 思う。」

どうも〔どーも〕《感動詞》 ①感謝したり詫びたりする気持ちを丁寧に表す言葉。軽く挨拶するときに使う言葉。「どーも・ おおきに・ ありがとうさん・です。」②きちんと内容を述べないで、あいまいな挨拶として使う言葉。「こないだ・は・ どーも。」「やー・ どーも・ どーも。」

どうもこうも〔どーもこーも〕《副詞》 どのようにしても事態が変化しないことを表す言葉。「この・ 岩・は・ 押し・ても・ 引ー・ても・ どーもこーも・ 動か・へん。」〔⇒どないもこないも〕

どうや〔どーや〕《感動詞》 ①呼びかけたり疑問を持ったりするときに発する言葉。「どーや・ 一人・で・ 行け・そーか。」②自信のある気持ちや、自慢したい気持ちがあるときに発する言葉。「どーや・ きれーな・ 絵ー・やろ。」〔⇒どや〕

どうやこうや〔どーやこーや〕《副詞》 いろいろなことや、いろいろなものについて、話題にしたり考えたりなどする様子。「どーやこーや・(と・) 考え・たら・ 切り・が・ あら・へん。」〔⇒どやこや〕

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