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2017年4月29日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (364)    (通算2362回)

日常生活語 「と」⑭

 

どっさり《副詞、形容動詞や()》 数や量がたくさんある。基準とする数や量よりも大きい。「土産・を・ どっさり・ 貰()ろ・た。」〔⇒おおい【多い】、おかい(多い)、ようけ、ようさん(仰山)、ぎょうさん【仰山】、じょうさん(仰山)、たくさん【沢山】、たんと、やっと、いっぱい【一杯

どっしゃげる《動詞・ガ行下一段活用》 進んで行って、立ちはだかるものにぶつかる。「人・が・ ぎょーさんで・ どっしゃげ・そーに・ なる。」〔⇒つきあたる【突き当たる】、つっきゃたる(突き当たる)、つきゃたる(突き当たる)、しょうとつ【衝突】(する)

とっしょり(年寄り)】《名詞》 ①年齢を重ねた人。「とっしょり・を・ 大事に・ する。」②集団の中で若くない部類に属する人。「うち・の・ 会社・で・は・ 40()・に・ なっ・たら・ もー・ とっしょり・や。」■対語=②「わかて【若手】」〔⇒としより【年寄り】⇒ろうじん【老人】

どっしり《副詞と、動詞する》 ①落ち着いている様子。威厳をもって構えている様子。「どっしりと・ 座っ・とる。」「あんた・が・ どっしりし・とら・なんだら・ みんな・ 心配・に・ なる・やろ。」②手に持って、重みを感じる様子。「どっしりし・た・ 箱・や・さかい・ 何・が・ 入っ・とる・ん・やろ・か。」〔⇒どしっと〕

どっち《代名詞》 ①わからないところや、定まらないところを指す言葉。どの方向。どの場所。「駅・は・ どっち・に・ ある・のん・かいなー。」②二つのもののうち、いずれか。「どっち・が・ 欲しー・の・や。」〔⇒どっちゃ、どちら。⇒どこ【何処】

どっちつかず【どっち付かず】《形容動詞や()》 内容にいくつかの要素を含んでいてどちらか一方に決めることができない様子。中途半端な様子。「どっちつかず・の・ 言い方・は・ せ・んとき。」〔⇒どっちゃつかず【どっちゃ付かず】

ドッチボール〔どっちぼーる〕【英語=dodge ball】《名詞》 2組に分かれて、大きなボールを投げ合い、相手の組の人の体にあてる遊び。「どっちぼーる・で・ 最後・まで・ 残っ・た。」

どっちみち【どっち道】《副詞》 経過などは幾通りかに分かれているにしても、落ち着く先は同じであるということを表す言葉。「私・は・ どっちみち・ 行か・ん・ わけ・に・ いか・へん。」〔⇒どっちゃみち【どっちゃ道】

どっちゃ《代名詞》 ①わからないところや、定まらないところを指す言葉。どの方向。どの場所。「どっちゃ・へ・ 行っ・たら・ えー・の・です・か。」②二つのもののうち、いずれか。「どっちゃ・でも・ 欲しー・ 方・を・ やる。」〔⇒どっち、どちら。⇒どこ【何処】

どっちゃつかず【どっちゃ付かず】《形容動詞や()》 内容にいくつかの要素を含んでいてどちらか一方に決めることができない様子。中途半端な様子。「どっちゅつかず・の・ 攻め方・を・ しとっ・たら・ 結局・は・ 点・を・ 入れ・られ・へん。」〔⇒どっちつかず【どっち付かず】

どっちゃみち【どっちゃ道】《副詞》 経過などは幾通りかに分かれているにしても、落ち着く先は同じであるということを表す言葉。「どっちゃみち・ 明日・は・ 中止・に・ せ・な・ しょがない・やろ。」〔⇒どっちみち【どっち道】

とっつも《副詞》 打ち消し表現の度合いを高めるために使う言葉。まったく。「とっつも・ 言()ー・ こと・を・ 聞い・てくれ・へん・ 子ー・や。」〔⇒ちっとも、ちいとも、ちょっとも【一寸も】、いっこも【一個も】、ひとつも【一つも】、ひとっつも【一っつも】、しとつも(一つも)、しとっつも(一っつも)、なにひとつ【何一つ】、なにしとつ(何一つ)、ぜんぜん【全然】、なんにも【何にも】、なにも【何も】

とって【取っ手】《名詞》 道具などの、手に持つように作ってある部分。物の両側に付いていて、持ち上げたりするときに手で持つところ。「鍋・の・ とって・が・ 取れ・ても・た。」〔⇒て【手】、にぎり【握り】、みみ【耳】

とっても《副詞》 ①あれこれしても実現しそうにないということを表す言葉。「とっても・ 雨・が・ 止み・そーに・ ない。」②状態や程度などが驚くほど甚だしい様子。「とっても・ よー・ でけ・まし・た。」◆①は、後ろに、打ち消しの言葉が伴う。〔⇒とても。⇒どうしても、どないしても。⇒たいへん【大変】

どっと《副詞》 ①たくさんの人などが一度に集まったり押し寄せたりする様子。「夏・に・ なっ・て・ どっと・ 蚊ー・が・ 増え・た。」「川・の・ 水・が・ どっと・ 出・た。」②勢いや量が急に変化する様子。「旅行・から・ 戻っ・てき・たら・ どっと・ 疲れ・が・ 出・た。」⇒どろっと〕

とっぱ《形容動詞や()、名詞》 本当のことを言わないような様子。その人を信用しようにもそれができないと思われる様子。また、そのような人。「とっぱ・の・ 言()ー・ こと・を・ 信用し・たら・ あか・ん。」

とっぱし【突端】《名詞》 時間や空間として続くものの、いちばん初め。「とっぱし・は・ 誰・が・ 歌う・ん・かいなー。」「村・へ・ 入っ・て・ とっぱし・に・ ある・ 家」

どっぴん《名詞》 毛が生えそろっていないような、幼い鳥。「すずめ・の・ どっぴん」

とっぷう〔とっぷー〕【突風】《名詞》 突然に強く吹き出す風。「とっぷー・で・ 瓦・が・ 飛ん・だ。」

とっぺ《名詞》 大豆から得た豆乳ににがりを加えて固めた、白くて柔らかな食べ物。「とっぺ・は やろこい・さかい・ 食べ・なはれ。」◆幼児語。「とっぺちゃん」とも言う。〔⇒とうふ【豆腐】、とふ(豆腐)

どて【土手】《名詞》 平地に長く続いて土を積み上げたところ。特に、水があふれるのを防ぐために、川岸や池の周りなどに沿って、土を積み上げた堤。「池・の・ どて・で・ 土筆・を・ 摘む。」

とてくる【取て来る】《動詞・カ行変格活用》 何かを手にして帰ってくる。「忘れ物・を・ し・た・ん・やっ・たら・ 去()ん・で・ とてこい。」◆連用形は、「去ん・で・ とてっ・た。」のような言い方になる。

とても《副詞》 ①あれこれしても実現しそうにないということを表す言葉。②状態や程度などが驚くほど甚だしい様子。「とても・ 気持ち・が・ えー。」◆①は、後ろに、打ち消しの言葉が伴う。「とても・ 勝た・れ・へん。」〔⇒とっても。⇒どうしても、どないしても。⇒たいへん【大変】

とてもやない《連体詞》 とうてい不可能な。とうてい受け入れられない。「一晩・で・ やっ・てくれ・(と・) 言わ・れ・ても・ とてもやない・ 話・は・ 受け・られ・まへ・ん。」

とてもやないけど《副詞》 とうてい不可能な様子であることを表す言葉。「今・から・やっ・たら・ とてもやないけど・ 間に合い・まへ・ん。」「とてもやないけど・ 私・の・ 力・で・は・ でき・まへ・ん。」

とと()】《名詞》 ①海・川・池などにすんで、えらで呼吸し、、鱗があり、ひれを動かして泳ぐ動物。「赤い・ とと・が・ 鯛・や。」②それを調理して食べ物としたもの。「とと・の・ 骨・を・ 取っ・たろ・か。」◆幼児語。「おとと【(お魚)】」と言うことが多い。〔⇒さかな【魚】、おとと(お魚)

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