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2017年5月 1日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (366)    (通算2364回)

日常生活語 「と」⑯

 

どないなりこないなり《副詞》 ①相手の意志や自然の成り行きに任せるような姿勢を表す言葉。「戦争・の・ 後・も・ どないなりこないなり・ 苦労し・て・ 生き・てき・まし・てん・」②何とか工夫をして成功させなければならないということを表す言葉。「どないなりこないなり・ し・て・ みんな・に・ 賛成し・てもらえ・たら・ 嬉しー・ねん・けど。」〔⇒どないでも、どないでもこないでも、どないなと、どないなとこないなと、どないなり、どうでも、どうでもこうでも〕

どないなん《名詞》 形や状態などが、どのようなもの。どれほどの程度のもの。「どないなん・を・ あんた・に・ 上げ・まほ・か。」「贈り物・に・は・ どないなん・が・ 良()ー・やろ・か。」「お前・の・ 好きな・ おもちゃ・は・ どないなん・や・ねん。」〔⇒どんなん〕

どないにも《副詞》 ①どのような手段を尽くしても、うまくいきそうにないということを表す言葉。「腹痛(はらいた)・が・ どないにも・ とまっ・てくれ・へん・ねん。」②相手の願いや依頼を受け入れがたいという気持ちを表す言葉。「どないにも・ 協力する・ 気ー・は・ あら・へん。」〔⇒どうにも、どないも、どないにもこないにも、どうにもこうにも〕

どないにもこないにも《副詞》 ①どのような手段を尽くしても、うまくいきそうにないということを表す言葉。「こんな・ 分厚い・ 本・は・ どないにもこないにも・ 明日・の・ 朝・まで・に・は・ 読め・ませ・ん。」「どないにもこないにも・ そんな・ 金・は・ 貯まら・へん。」②相手の願いや依頼を受け入れがたいという気持ちを表す言葉。「協力せー・(と・) 言わ・れ・ても・ どないにもこないにも・ でける・ はず・は・ あり・まへ・ん・やろ。」「そんな・ こと・は・ どないにもこないにも・ 請け合わ・れ・へん。」〔⇒どうにも、どないも、どないにも、どうにもこうにも〕

どないも《副詞》 ①どのような手段を尽くしても、うまくいきそうにないということを表す言葉。「どないも・ 手ー・の・ 出し・よー・が・ あら・へん。」②相手の願いや依頼を受け入れがたいという気持ちを表す言葉。「そんな・ こと・ 言わ・れ・ても・ どないも・ し・たる・ 気ー・は・ 起こら・へん。」〔⇒どうにも、どないにも、どないにもこないにも、どうにもこうにも〕

どないもこないも《副詞》 どのようにしても事態が変化しないことを表す言葉。「じたばたし・たって・ どないもこないも・ なら・へん・さかい・ あきらめる。」〔⇒どうもこうも〕

どないやしたら《副詞》 ①何かの事情が生じた場合は。都合や場合によっては。「試験・が・ うまいこと・ いか・なんだ・さかい・ どないやしたら・ 不合格・かも・ しれ・ん。」②何かの拍子に、そのようになる可能性がないわけではないという意味を表す言葉。「どないやしたら・ 赤字・に・ なっ・てしまい・そーや。」〔⇒どうやしたら。⇒どうかしたら、どうかすると、どうやすると、どないかしたら、どないかすると、どないやすると、ひょっとしたら、ひょっとすると、もしかすると【若しかすると】、もしかしたら【若しかしたら】

どないやすると《副詞》 何かの事情が生じた場合は。都合や場合によっては。「強い・ 相手・や・けど・ どないやすると・ 勝て・そーや。」〔⇒どうかしたら、どうかすると、どうやすると、どうやしたら、どないかしたら、どないかすると、どないやしたら、ひょっとしたら、ひょっとすると、もしかすると【若しかすると】、もしかしたら【若しかしたら】

どないやら《副詞》 確実ではないが、その可能性があることを表す言葉。「明日・は・ どないやら・ 雨・みたいや。」〔⇒どうやら、どうやらこうやら、どないやらこないやら〕

どないやらこないやら《副詞》 確実ではないが、その可能性があることを表す言葉。「どないやらこないやら・ 商売・は・ うまい・こと・ いっ・とら・へん・らしー。」〔⇒どうやら、どうやらこうやら、どないやら〕

どなた《代名詞》 ①名前や立場などがわからない人を指して、その人を敬って言う言葉。「どなた・が・ 来・とっ・て・でし・た・ん。」②特定の人を指さないで、その人たちを敬って言う言葉。「欲しい・ 人・に・は・ どなた・に・でも・ 差し上げ・ます。」

となだ(戸棚)】《名詞》 中に棚があって、前に戸がついている、ものを入れる家具。「となだ・に・ お菓子・を・ 入れ・ておく。」◆「とだな【戸棚】」の発音が入れ替わった発音である。〔⇒とだな【戸棚】

となり【隣】《名詞》 ①並んで続いているものの、そのもののすぐ近くにあるもの。「となり・に・ 座っ・とる・ 人・に・ 挨拶し・た。」②並び続いている両横の家や、前後にある家。「となり・は・ 八百屋さん・や。」③互いに接し合う地域。「となり・は・ 神戸市・や。」

となりきんじょ【隣近所】《名詞》 並び続いている家や、すぐ近くの家。また、そのような場所。「となりきんじょ・に・ 知れ・ても・た。」

どなりこむ【怒鳴り込む】《動詞・マ行五段活用》 相手のところに出向いて、文句や苦情を強い口調で、または大きな声で言う。「ラジオ・の・ 音・が・ やかましー・さかい・ どなりこん・だっ・た。」

どなる【怒鳴る】《動詞・ラ行五段活用》 ①遠くまで聞こえるように大声で叫ぶ。大きな声で話す。「今頃・ どなっ・ても・ もー・ 聞こえ・へん。」②怒りの気持ちを表すために荒々しく怒鳴る。相手を脅しつけるように大声を出す。「落書き・(を・) し・とる・ やつ・を・ どなっ・たっ・た。」〔⇒わめく【喚く】⇒ほえる【吠える】⇒かちわめく【かち喚く】

とにかく【兎に角】《副詞》 いろいろな事情などがあるにしても、そのことは置いておいて、最も言いたいことを言うと。「とにかく・ 今・は・ 時間・が・ ない・ねん。」「とにかく・ こっち・の・ 話・を・ 聞い・てほしー・ん・や。」〔⇒なにしろ【何しろ】、なんしろ【何しろ】、なにせ【何せ】、なんせ【何せ】、なんにせえ【何にせえ】、なんにしても【何にしても】

どの《連体詞》 はっきりと一つには限定できないということを表す言葉。いくつかの中から選ぶときの疑問表現に使う言葉。「どの・ 人・に・ 頼ん・だら・ よろしー・ん・やろ・か。」

とのくち【戸の口】《名詞》 家の出入り口。門の外側や、玄関の外側。「誰・か・が・ とのくち・に・ 野菜・を・ 置い・ていっ・てくれ・とる。」

とのさん【殿様】《名詞》 ①江戸時代の、身分の高い武家。「お城・に・ おる・ とのさん」②生活にゆとりがあって、世間とのつながりが薄かったり、世間のことをよく知らないような人。「退職し・て・ とのさん・みたいな・ 生活し・とる・ん・やろ。」

どのへん【どの辺】《名詞》 ①どの場所の辺り。きちんと定まらない場所。「消防署・は・ どのへん・に・ ある・の・か。」②どの時のあたり。きちんと定まらない時。「歩き始め・て・から・ どのへん・で・ 休憩し・たら・ よろしい・の・です・か。」「長い・ 人生・や・さかい・ どのへん・か・で・ 調子・の・ 悪い・ こと・も・ ある・やろ。」

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