« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (367)    (通算2365回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (369)    (通算2367回) »

2017年5月 3日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (368)    (通算2366回)

日常生活語 「と」⑱

 

とびぬける【飛び抜ける】《動詞・カ行下一段活用》 他と比べて一段と優れている。他と比べて目立っている。「とびぬけ・て・ 絵・が・ 上手や。」「とびぬけ・て・ 背ー・が・ 高い・ 人・や。」■名詞化=とびぬけ【飛び抜け】

とびのく【飛び退く】《動詞・カ行五段活用》 勢いよく体をかわして避ける。飛ぶようにしてその場を離れる。「狭い・ 道・へ・ 自動車・が・ 曲がっ・てき・た・さかい・ とびのい・て・ よけ・た。」

とびのる【飛び乗る】《動詞・ラ行五段活用》 動いている乗り物などに、果敢に乗り込む。「昔・の・ 客車・に・は・ 動き始め・て・から・でも・ とびのっ・た。」■対語=「とびおりる【飛び降りる、飛び下りる】」

とびばこ【跳び箱】《名詞》 体操用具の一つで、走ってきていろいろな方法で飛び越えるための、長方形の木の枠を重ねた箱形の台。「とびばこ・の・ 7段・が・ とべる・よーに・ なった。」

とびはなれる【飛び離れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①他と比べて大きな違いがある。「とびはなれ・て・ 下手くそや。」②場所が遠く隔たっている。「とびはなれ・た・ 島」③身を躍らせるようにして、その場から離れる。「瓶・が・ 破裂し・た・さかい・ びっくりし・て・ とびはなれ・た。」

とびまわる〔とびまーる〕【飛び回る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ある目的のために、あちらこちらを忙しく動き回る。「仕事・で・ 一日中・ とびまーっ・とっ・てん。」②空中をあちらこちら飛ぶ。「蚊ー・が とびまーっ・とる。」

どひょう〔どひょー〕【土俵】《名詞》 相撲をとるための、土を詰めた俵で円く囲んだところ。「運動場・の・ すみ・に・ どひょー・が・ ある。」

どびん【土瓶】《名詞》 湯を沸かしたり茶を入れたりするのに使う、持ち手としての蔓がついて、一方に注ぎ口がついた陶製の入れ物。「薬・を・ どびん・で・ 煎じる。」

とふ(豆腐)】《名詞》 大豆から得た豆乳ににがりを加えて固めた、白くて柔らかな食べ物。「とふ・の・ 冷や奴・が・ 好きや。」〔⇒とうふ【豆腐】、とっぺ〕

とぶ【飛ぶ、跳ぶ】《動詞・バ行五段活用》 ①とまっていたものが、飛び上がる。空中を動いて進んでいく。「鳥・が・ とぶ。」「ヘリコプター・が・ 山・の・ 上・を・ とぶ。」②空中に散る。跳ね上がる。「火花・が・ とぶ。」③勢いよく、速く行き来する。「いざ・の・ 時・に・は・ とん・で・ 来・まっ・せ。」④間のものが抜ける。間を越えて先へ移る。「数字・が・ とん・どる。」「話・が・ とん・で・ わかりにくい。」⑤急に切れる。なくなる。「ショートし・て・ ヒューズ・が・ とん・だ。」「高い・ 買い物・を・ し・て・ 給料・が・ とん・でも・た。」⑥足ではねる。跳躍する。「兎・が・ ぴょんぴょん・ とぶ。」「走っ・てき・て・ 跳び箱・を・ とぶ。」■他動詞は「とばす【飛ばす】」■名詞化=とび【飛び、跳び】⇒ひらく【開く】

どぶ【溝】《名詞》 下水や雨水などを流す、細いみぞ。「どぶ・に・ はまっ・て・ 臭い・ かざ・が・ つい・ても・た。」

とふじる【豆腐汁】《名詞》 豆腐を入れた味噌汁。「朝飯・に・ とふじる・が・ なかっ・たら・ さみしー。」

どぶせる【ど臥せる】《動詞・ラ行五段活用》 ①横になって寝る。「こんな・ とこ・に・ どぶせっ・とっ・たら・ 邪魔・に・ なる・や・ない・か。」「また・ どぶせり・やがっ・とる。」②病気で寝る。病床につく。「風邪・(を・) ひー・て・ どぶせっ・とっ・た。」③すべき仕事や勉強をしないで、ほうっておく。それをする時間の余裕があるのに、しないで無駄に過ごす。ずる休みをする。「仕事・を・ せ・んと・ どぶせっ・とる。」◆瞬間的なことを表す動詞ではないので、継続を表す助動詞と結びついて「どぶせっ・とる」という表現をすることが多い。①②⇒ふせる【臥せる】⇒ずるける、サボる【フランス語=sabotageの動詞化】、なまける【怠ける】、なまくら(する)、なまくらぼうず【なまくら坊主】(する)

どぶづけ【どぶ漬け】《名詞》 茄子や胡瓜などを、水分の多い糠味噌に漬けたもの。「どぶずけ・で・ お茶漬け・に・ する。」

どぶん《副詞と》 水の中などに飛び込んだり落ち込んだりする様子。水の中にものを落としたり投げ入れたりする様子。また、それらのときの音。「池・に・ どぶんと・ はまる。」〔⇒どぼん、ざぶん、じゃぶん〕

とぼけ【惚け】《名詞》 ①知っているのに、わざと知らないふりをすること。また、そのようにする人。「都合・が・ 悪ー・ なっ・たら・ あいつ・は・ とぼけ・を・ し・やがる。」②頭の働きが鈍くなること。記憶力が減退すること。また、そのような人。「年・を・ とっ・て・ とぼけ・が・ 始まっ・た。」③色や輪郭などが薄くなって、はっはりしないこと。「色・の・ とぼけ・の・ 具合・に・ 味・が・ ある。」⇒ぼけ【呆け】

とぼけさく【惚け作】《名詞、形容動詞や() ぼんやりしていて、頼りないところがあること。鋭さに欠けたり手抜かりが生じたりすること。また、そのような人。「とぼけさく・が・ また・ 失敗し・やがっ・た。」〔⇒ぬけ【抜け】、まぬけ【間抜け】、あほう【阿呆】、あっぽ【阿っ呆】、だぼ、ぼけ【呆け】、ばか【馬鹿】、ぬけさく【抜け作】、あほうたれ【阿呆垂れ】、あほうだら【阿呆垂ら】、あほんだら(阿呆垂ら)、あほんだれ(阿呆垂れ)、だぼさく【だぼ作】、ぼけさく【呆け作】、ぼけなす【呆けなす】、ばかもん【馬鹿者】、ばかたれ【馬鹿垂れ】

とぼける【惚ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①年をとったりして、頭の働きが鈍くなる。記憶力が減退する。「年・ とっ・て・ 頭・が・ とぼけ・ても・とる。」②知っているのに、わざと知らないふりをする。正面から対応しない。「とぼけ・て・ 話・を・ ごまかす。」③色や形などの境目がぼんやりとなる。はっきりしなくなる。「周り・を・ とぼけ・さし・た・ 絵ー」■名詞化=とぼけ【惚け】〔⇒ぼける【呆ける】⇒ぼやける【暈ける】

とぼす【灯す】《動詞・サ行五段活用》 灯心などに火を移したり、電気器具のスイッチを入れたりして、明るくなるようにする。「祭り・の・ 提灯・を・ とぼす。」■自動詞は「とぼる【灯る】」〔⇒ともす【灯す】、つける【点ける】

とぼとぼ《副詞と》 元気なく歩く様子を表す言葉。疲れて歩く様子を表す言葉。「暗い・ 道・を・ とぼとぼ・ 戻っ・てき・た。」

どぼどぼ《副詞と、形容動詞や()》 ①多くの量の液体を一気に注ぐ様子を表す言葉。「冷や奴・に・ どぼどぼと・ 醤油・を・ かける。」②びっしょりと濡れて、着ているものが水分を多く含んでいる様子。「雨・で・ どぼどぼに・ 濡れ・た。」

とぼる【灯る】《動詞・ラ行五段活用》 灯心などに火が移ったり、電気器具のスイッチが入ったりして、明るくなる。「提灯・に・ 灯ー・が・ とぼっ・た。」「蝋燭・が・ とぼっ・とる。」■他動詞は「とぼす【灯す】」〔⇒ともる【灯る】、つく【点く】

どぼん《副詞と》 水の中などに飛び込んだり落ち込んだりする様子。水の中にものを落としたり投げ入れたりする様子。また、それらのときの音。「ペン・を・ 落とし・たら・ どぼんと・ 沈ん・でも・た。」〔⇒どぶん、ざぶん、じゃぶん〕

とぼんと《副詞、動詞する》 どうしたらよいか、どう動いたらよいかがわからなくて、立ち往生してぼんやりとしている様子。「どない・ し・たら・ 良()ー・か・ わから・なんだ・さかい・ とぼんと・ 立っ・とっ・た。」

トマト〔とまと〕【英語=tomato】《名詞》 生で食べるほかに、ケチャップ、ソースなどの原料にもなる、球形の赤い実をつける野菜。「サラダ・に・ とまと・も・ 添える。」

|

« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (367)    (通算2365回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (369)    (通算2367回) »