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2017年5月 8日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (373)    (通算2371回)

日常生活語 「と」23

 

とろくさい《形容詞》 ①動いたり考えたりする力がすばしこくない。鈍感で、まだるっこい。「とろくさい・ 頭・や・さかい・ よー・ 計算間違い・を・ する。」「走る・の・が・ とろくさい。」②ものの動きや回転が弱くて遅い。「回り方・が・ とろくさい。」③水や液体の流れや、火の勢いなど弱い。「せっかく・ 見・に・ 来・た・けど・ とろくさい・ 滝・で・ おもろなかっ・た。」④たいした負担にはならない。「とろくそー・て・ 張り合い・の・ ない・ 仕事・や。」■対語=①②「はやい【早い】」〔⇒とろい、とろこい、ちょろい、ちょろこい、ちょろくさい。①②③⇒のろい【鈍い】①②⇒のそい(鈍い)、にぶい【鈍い】⇒またい〕

どろくさい【泥臭い】《形容詞》 ①洗練されていない。田舎風である。「どろくさい・ 芝居」②泥の臭いがする。「震災・の・ 後・は・ 街・が・ どろくさかっ・た。」

とろける《動詞・カ行下一段活用》 固まっていたものに熱などが加わって、柔らかくなったり、どろどろに溶けたりする。溶けて形が崩れる。「夏・は・ チョコレート・が・ とろけ・てまう。」「アイスクリーム・が・ 口・の・ 中・で・ とろけ・た。」「道・の・ アスファルト・が・ とろける。」■他動詞は「とろかす」

とろこい《形容詞》 ①動いたり考えたりする力がすばしこくない。鈍感で、まだるっこい。「とろこい・ やつ・で・ 気・が・ きか・へん。」②ものの動きや回転が弱くて遅い。「この・ 懐炉・は・ とろこー・て・ なかなか・ 温ーなっ・てこ・ん。」③水や液体の流れや、火の勢いなど弱い。「水道・の・ 出ー・が・ とろこい。」④たいした負担にはならない。「そんな・ 仕事・を・ 1時間・で・ やれ・と・ 言う・の・は・ とろこい・ こと・や。」■対語①②=「はやい【早い】」〔⇒とろい、とろくさい、ちょろい、ちょろこい、ちょろくさい。①②③⇒のろい【鈍い】①②⇒のそい(鈍い)、にぶい【鈍い】⇒またい〕

トロッコ〔とろっこ〕【英語=truck】《名詞》 レールの上を、土や石などを載せて手で押して運ぶ、工事用の車。「とろっこ・に・ 土・を・ 積む。」

どろつち【泥土】《名詞》 水気のある軟らかい土。ぬかるんだ状態になっている土。「田圃・の・ どろつち」

とろっと《副詞、動詞する》 液体などに粘り気がある様子。「煮詰め・ていっ・たら・ とろっと・ し・てき・た。」〔⇒とろんと、とろとろ、とろんとろん〕

どろっと《副詞、動詞する》 ①粘り気があったり、濁ったりしている様子。「煮詰め・たら・ どろっとし・てき・た。」②多量のものがまとまっている様子。「ご飯・に・ カレー・を・ どろっと・ かける。」「奥・から・ 古本・を・ どろっと・ 出し・てき・た。」③勢いや量が急に変化する様子。「家・に・ 着い・たら・ 疲れ・が・ どろっと・ 出・た。」⇒どろどろ、どろんどろん。⇒どっと〕

ドロップ〔どろっぷ〕【英語=drops】《名詞》 砂糖に果汁や香料などを加えて作った、小粒の硬い飴。「喉・が・ 痛い・さかい・ どろっぶ・を・ なめる。」

とろとろ《副詞と、形容動詞や()、動詞する》 ①液体などに粘り気がある様子。「とろとろに・ なる・よーに・ 炊く。」「とろとろに・ 溶け・ても・た。」②ゆっくりと時間をかけて煮る様子。「とろとろと・ 時間・を・ かけ・て・ 炊く。」③浅く眠っている様子。半ば眠り半ば覚めているような様子。「縁側・で・ とろとろし・とっ・た。」④水や液体が少しずつ流れ出る様子。「とろとろと・ 水漏れ・が・ し・とる。」⑤ものがゆっくり動いたり回転したりする様子。ものごとをゆっくり行う様子。「渋滞・で・ 車・が・ とろとろ・ 走る。」⑥動作がきびきびしていない様子。「とろとろし・た・ 仕事・を・ せ・んと・ もっと・ 速(はよ)ー・に・ せー。」⇒とろっと、とろんと、とろんとろん。⇒うとうと、うつらうつら。④⑤⇒ちょろちょろ。⇒のろのろ、のそのそ。⇒だらだら〕

どろどろ《形容動詞や()、動詞する》 粘り気があったり、濁ったりしている様子。「台風・の・ 後・は・ 川・の・ 水・が・ どろどろし・とる。」「どろどろの・ ソース・を・ かける。」〔⇒どろんどろん、どろっと〕

とろび【とろ火】《名詞》 料理をする際に加減する、弱く燃える火。「カレー・を・ とろび・で・ 煮詰め・ていく。」

どろぼう〔どろぼー〕【泥棒】《名詞、動詞する》 他人のものをこっそり取って、自分のものとすること。また、そのようにする人。「昨日・の・ 晩・ どろぼー・に・ 入ら・れ・た。」〔⇒ぬすっと【盗人】

どろみず【泥水】《名詞》 土砂を含んで、濁っている水。「溝・に・ どろみず・が・ 流れ込ん・どる。」〔⇒どろ【泥】

とろろ《名詞》 ①擦ってとろろ汁にする、つくね芋や山の芋。「年末・に・は・ 忘れ・ん・よーに・ とろろ・を・ 買う・」②つくね芋や山の芋を擦りおろして、すまし汁などに混ぜたもの。「正月二日・の・ 朝・は・ とろろ・を・ 食べる。」③乾燥した昆布を細かく切って糸状にしたもの。「すまし汁・に・ とろろ・を・ 入れる。」⇒とろろいも【とろろ芋】⇒とろろじる【とろろ汁】⇒とろろこぶ【とろろ昆布】

とろろいも【とろろ芋】《名詞》 擦ってとろろ汁にする、つくね芋や山の芋。「とろろいも・を・ 擦っ・て・ 出汁・を・ 混ぜる。」〔⇒とろろ〕

とろろこぶ【とろろ昆布】《名詞》 乾燥した昆布を細かく切って糸状にしたもの。「とろろこぶ・を・ ご飯・に・ のせる。」〔⇒とろろ〕

とろろじる【とろろ汁】《名詞》 つくね芋や山の芋を擦りおろして、すまし汁などに混ぜたもの。「とろろじる・を・ ご飯・に・ かけ・て・ 食べる。」〔⇒とろろ〕

とろんと《副詞、動詞する》 ①目や頭などがさえない様子。寝ぼけている様子。「目ー・を・ 覚まし・た・ばっかりで・ とろんと・ し・とる。」「頭・が・ とろんと・ し・て・ 働か・へん。」②力がみなぎっておらず、だらしがない様子。「とろんと・ 走っ・とっ・たら・ みんな・に・ 抜か・れ・てまう・がなる」③液体などに粘り気がある様子。「とろんとし・た・ カレー」⇒だらんと。⇒とろっと、とろとろ、とろんとろん〕

とろんとろん《形容動詞や()、動詞する》 液体などに粘り気がある様子。「お粥・が・ とろんとろんに・ なっ・てき・た。」〔⇒とろとろ、とろっと、とろんと〕

どろんどろん《形容動詞や()、動詞する》 粘り気があったり、濁ったりしている様子。「鍋・が・ 煮詰まっ・て・ どろんどろんに・ なっ・た。」〔⇒どろどろ、どろっと〕

どわすれ【度忘れ】《名詞、動詞する》 よく知っているはずであるのに、ふと忘れてしまって、どうしても思い出せないこと。「昨日・ 聞い・た・ばっかり・の・ 名前・を・ どわすれし・た。」

トン〔とん〕【英語=ton】《名詞》 ①メートル法の重さの単位で、「キロ」の1000倍にあたる重さ。「四とん積み・の・ トラック」②船の容積や重さを表す単位。「1万とん・も・ ある・ 大きな・ 船」

どん《接尾語》 ①その程度が甚だしいということを、非難する気持ちをこめて強調する言葉。「どんけち」「どんがら【どん柄】」「どんげつ②ちょうどそれに相当するということを強調する言葉。「どんまんなか【どん真ん中】」〔⇒ど〕

とんカツ〔とんかつ〕【豚  英語=cutletの略】《名詞》 豚の肉を平たく切って、小麦粉やパン粉などをつけて、油で揚げたもの。「とんかつ・の・ 弁当・を・ 買()ー・てき・た。」

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