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2017年5月10日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (375)    (通算2373回)

日常生活語 「と」25

 

とんとん《形容動詞や()》 ①収支の均衡がとれていて、損も得もない様子。「買()ー・た・ 値ー・と・ とんとんで・ 売っ・た・さかい・ ひとっつも・ 儲から・へん。」②程度や勢いなどが同じぐらいで、優劣がつけられない様子。力などが釣り合っている様子。互角である様子。「とんとん・の・ 力・や・さかい・ どっち・が・ 勝つ・か・ わから・へん。」⇒ちょぼちょぼ、どっこいどっこい〕

とんとん《副詞と》 ものごとが滑らかに、うまく進む様子。「話・が・ とんとんと・ まとまっ・た。」

とんとん《副詞と》 ものを続けざまに軽く叩く様子。「おやじ・の・ 肩・を・ とんとんと・ 叩い・てやる。」

どんどん《副詞と》 ①同じようなものごとがとどこおりなく、次々と続いていく様子。「仕事・が・ どんどんと・ 進む。」「どんどんと・ 儲かる。」②止めることができないほど、次々と続いていく様子。「雪・が・ どんどん・ 降っ・てき・た。」③その傾向が強まっていく様子。「どんどん・ 上り坂・に・ なっ・ていっ・た。」④遠慮せずにものごとを行う様子。「どんどん・ 食べ・てください。」①④⇒どしどし〕

どんどん《副詞と》 大きな音をたてて、ものを続けて強く叩く様子。「戸ー・を・ どんどんと・ 叩い・て・ 知らせる。」

どんな《連体詞》 形や状態などが、どのような。どれほどの程度の。「どんな・ 格好・の・ 箱・が・ よろしい・か。」「どんな・ 色・の・ 服・が・ 好き・でっ・か。」「どんな・ 所(とこ)・へ・ 行っ・たら・ 教え・てもらえる・ん・やろ。」〔⇒どないな〕

どんならん《連体詞》 どうにもならなくて、困ったことである。状況が好転する様子がなくて、どうにも仕方がない。「どない・ こない・ 言わ・れ・ても・ どんならん・ こと・です・ねん。」「泣い・て・ばっかり・ おっ・て・ どんならん・ 子ー・や。」「雨・ばっかり・ 続い・て・ どんならん。」◆「どう・に・も・なら・ん」の発音が融合した言葉である。述語として使うこともある。文末に使われて述語のような働きをすることがあるが、それは「どんならん・ こと・や。」の末語が省略されたものである。〔⇒どんなん〕

どんなん《名詞》 形や状態などが、どのようなもの。どれほどの程度のもの。「あんた・が・ 好きな・ん・は・ どんなん・です・か。」「どんなん・を・ 買()ー・ていき・きしょ・か。」〔⇒どないなん〕

どんなん《連体詞》 どうにもならなくて、困ったことである。状況が好転する様子がなくて、どうにも仕方がない。「このごろ・は・ 雨・が・ 降り続い・て・ どんなん・ こと・や。」「どんなん・ 話・が・ 出来・てき・た。」「腹・が・ 減っ・て・ どんなん。」◆「どう・に・も・なら・ん」の発音が融合した言葉である。文末に使われて述語のような働きをすることがあるが、それは「どんなん・ こと・や。」の末語が省略されたものである。〔⇒どんならん〕

トンネル〔とんねる〕【英語=tunnel】《名詞》 地中に穴を開けて鉄道や道路などを通して、通ることができるようにしたもの。「新幹線・は・ とんねる・が・ 多い・」「海・の・ 底・の・ とんねる・を・ 通っ・て・ 北海道・へ・ 行く。」

とんび【鳶】《名詞》 ①空中を輪を描いて飛ぶ、焦げ茶色をした、鷹の一種の大型の鳥。「とんび・が・ くるくる・ 回っ・て・ 飛ん・どる。」②男性が和服の上に着ることが多い、幅が広く長い袖をした厚手の外套。「とんび・を・ 着・た・ おじーさん」

どんぴしゃ《形容動詞や() ①2つのものが少しの狂いもなく、ぴったりと当てはまる様子。「箱・の・ 中・に・ どんぴしゃで・ 収まっ・た。」②計算や予想などがぴったり合う様子。「予想・が・ どんぴしゃに・ 当たっ・た。」〔⇒どんぴしゃり〕

どんぴしゃり《形容動詞や()》 ①2つのものが、少しの狂いもなく、ぴったりと当てはまる様子。「板・と・ 板・と・が・ どんぴしゃりで・ 隙間・は・ でけ・なんだ。」②計算や予想などがぴったり合う様子。「縦・と・ 横・の・ 合計・が・ どんぴしゃりで・ 合ー・た。」〔⇒どんぴしゃ〕

とんびゃがる(飛び上がる)(跳び上がる)】《動詞・ラ行五段活用》 ①勢いをつけて、高いところへはね上がる。身をおどらせるようにして、低いところから上に動く。「とんびゃがっ・て・ ボール・を・ 受ける。」「勝っ・て・ とんびゃがっ・て・ 喜ぶ。」「飛行機・が・ とんびゃがっ・ていく。」■対語=「とびおりる【飛び下りる、跳び下りる】」〔⇒とびあがる【飛び上がる、跳び上がる】

とんびゃるく(飛び歩く)】《動詞・カ行五段活用》 同じところに長く留まらずに、方々へ行く。忙しくあちこち動き回る。「あっちこっち・ とんびゃるく・ こと・なんか・ やめ・て・ 落ち着き・なはれ。」〔⇒とびあるく【飛び歩く】

とんぷく〔とんぶく〕【頓服】《名詞》 常用するのではなく、症状が現れたときに一度だけ服用する薬。「風邪・ ひい・た・ 時・に・ のむ・ とんぷく」

どんぶらこ《副詞と》 水などに浮かんでいる様子を表す言葉。浮き沈みしながら漂っている様子を表す言葉。「どんぶらこ・ どんぶらこ・と・ 桃・が・ 流れ・てき・た・ん・や・と。」〔⇒どんぶりこ〕

どんぶり【丼】《名詞》 ①深くて厚みのある、陶器の鉢。「どんぶり・に・ 饂飩・を・ 入れる。」②深くて厚みのある、陶器の鉢に飯を入れて、おかずを上に盛った食べ物。「親子どんぶり・を・ こしらえる。」⇒どんぶりばち【丼鉢】⇒どんぶりめし【丼飯】

とんぶりがいす(とんぶり返す)】《動詞・サ行五段活用》 ①表と裏を反対にする。裏返しにする。「とんぶりがいし・て・ 裏側・に・ メモ・を・ 書く。」②転覆させる。横倒しにさせる。「衝突し・て・ 小()まい・ 船・を・ とんぶりがいし・た。」③関係や立場を逆転させる。「ホームラン・で・ とんぶりがいし・て・ 勝っ・た。」■自動詞は「とんぶりがいる【(とんぶり返る)】」〔⇒ひっくりかえす【ひっくり返す】、ひっくりかやす(ひっくり返す)、ひっくりかいす(ひっくり返す)、とんぶりがえす【とんぶり返す】、とんぶりがやす(とんぶり返やす)⇒かえす【返す】、かやす(返す)、かいす(返す)

とんぶりがいる(とんぶり返る)】《動詞・ラ行五段活用》 ①表と裏が反対になる。裏返しになる。「模型飛行機・が・ とんぶりがいっ・た・まま・ 空・を・ 飛ん・どる。」②転覆する。横倒しになる。「土砂崩れ・で・ 自動車・が・ とんぶりがいっ・とる。」③倒れる。「めまい・が・ し・て・ とんぶりがいっ・ても・てん。」④関係や立場が逆転する。「開票し・たら・ 予想・が・ とんぶりがいっ・て・ 落選し・た。」■他動詞は「とんぶりがいす【(とんぶり返す)】」〔⇒とんぶりがえる【とんぶり返る】、とんぶりがやる(とんぶり返る)、ひっくりかえる【ひっくり返る】、ひっくりかやる(ひっくり返る)、ひっくりかいる(ひっくり返る)⇒かえる【返る】、かやる(返る)、かいる(返る)

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