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2017年5月15日 (月)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (380)    (通算2378回)

日常生活語 「な」④

 

ながみじか〔ながみしか〕【長短】《名詞》 ①ものの端から端までの距離。また、その程度。「駅・まで・の・ 道・の・ ながみじか・は・ どの・ぐらい・ ある・の・か。」②時間の始まりから終わりまでの隔たり。また、その程度。「どっち・の・ 線・の・ 電車・に・ 乗っ・ても・ ながみじか・は・ 同じです・か。」③長いものと短いもの。ものの長さが不揃いであること。「ながみじか・の・ 違い・が・ 大きー・て・ 不細工や。」◆①②は、1つのものの長さの場合にも使うが、2つ以上のものの長さを話題にするときに使うことも多い。①②⇒ながさ【長さ】

ながめ【眺め】《名詞》 あたりを見渡すこと。見渡して目に入る、自然や人工物のありさまや風物の様子。また、そこから醸し出される趣。「窓・から・ 見る・ ながめ・が・ えー・なー。」「淡路島・と・ 明石海峡大橋・の・ ながめ」〔⇒けしき【景色】、ふうけい【風景】

ながめ【長め】《名詞、形容動詞や()》 ものの長さや時間が、少し長いこと。比較的長いと思われること。「時間・を・ ながめ・に・ 取っ・て・ 相談・を・ する。」■対語=「みじかいめ【短いめ】」「みしかいめ【(短いめ)】」「みじかめ【短め】」「みしかめ【(短め)】」〔⇒ながいめ【長いめ】

ながめる【眺める】《動詞・マ行下一段活用》 ①視野を限定しないで、広く見る。遠くや離れたところを見る。「六甲山・を・ ながめる。」②じっくりと見つめる。「よー・ ながめ・たら・ 知っ・た・ 人・やっ・た。」③ものごとに加わらないで傍観する。ぼんやりと見る。「じっと・ ながめ・とら・んと・ お前・も・ 掃除・を・ し・なはれ。」■名詞化=ながめ【眺め】

ながもち【長持ち】《名詞》 衣服などを入れておく、ふたのついた長方形の大きな箱。「ながもち・に・ 布団・を・ 入れ・とく。」

ながもち【長持ち】《名詞、動詞する》 ものが、長い間、壊れたりしないで役立つこと。消耗品などが、長い間にわたって使えること。「ながもちする・ 石鹸・や・なー。」「丈夫で・ ながもちする・ 買い物袋」

ながや【長屋】《名詞》 ①細長い一棟を、いくつかに区切って、それぞれを一軒として使えるようにした建物。「ながや・に・ 住む。」②細長い形の、一軒の家。「敷地・の・ 都合・で・ ながや・の・ 一軒家・に・ なっ・とる。」

なかやすみ【中休み】《名詞、動詞する》 仕事などの途中で、途切れたり休んだりすること。また、その時間や期間。「なかやすみ・を・ 半時間・ とっ・て・ 仕事・を・ 続ける。」「梅雨・の・ なかやすみ」

なかゆび【中指】《名詞》 手の5本の指の真ん中にあって、いちばん長い指。「なかゆび・の・ 爪・を・ 切る。」〔⇒たかたかゆび【高々指】

なかようする〔なかよーする〕【仲良うする】《動詞・サ行変格活用》 人との気持ちのつながり方を良好に保つ。親しい間柄を続ける。「この・ 子・と・ なかよーし・たっ・て・な。」

なかよし【仲良し】《名詞》 人と人との間柄がよいこと。人と人との気持ちのつながり方がよいこと。親しい間柄。「小学校時代・から・の・ なかよし・な・ん・や。」◆主として、子ども同士の人間関係について言う。

ながら《接続助詞》 二つの動作が同時に並行して行われることを表す言葉。「もの・を・ 食い・ながら・ しゃべっ・たら・ あか・ん。」「駅・まで・ 歩き・ながら・ 話・を・ する。」〔⇒もって〕

ながれ【流れ】《名詞》 ①水や液体などが、低い方へ動くこと。また、その動く様子。「溝・の・ ながれ・が・ 悪い。」②水や液体に浮かんで動いていくこと。また、その様子。「笹舟・の・ ながれ・が・ 速い。」③ものが滞ることなく動いていくこと。また、その様子。「車・の・ ながれ・が・ 切れ・へん。」

ながれぼし【流れ星】《名詞》 大気圏に入った小さな星や宇宙塵が急に現れて、空気との摩擦によって燃えながら速い速度で落ちるもの。「窓・を・ 開け・て・ ながれぼし・を・ 探す。」

ながれる【流れる】《動詞・ラ行下一段活用》 ①水や液体などが、低い方へ動く。「川・の・ 水・が・ ながれる。」②水や液体に浮かんで動いていく。「潮・で・ 船・が・ ながれる。」③ものが滞ることなく動いていく。「雲・が・ ながれる。」④予定されていたことが取りやめになる。「雨・で・ 遠足・が・ ながれる。」■他動詞は「ながす【流す】」■名詞化=ながれ【流れ】

なか()とる【中()取る】《動詞・ラ行五段活用》 ①二つの意見の中間的なところで折り合いをつける。「いつ・まで・ 言()ー・とっ・ても・ 切り・が・ ない・さかい・ なかとっ・て・ 決め・な・ あか・ん。」②二つの数字の平均的な値を採用する。「なかをとっ・て・ 6百円・に・ し・とき・まほ・か。」

なき【泣き】《名詞》 悲しさ、苦しさ、嬉しさなどを経験したときに、涙を流したり声を出すことが多い人。ちょっとしたことにもすぐ泣く人。「うち・の・ 孫・は・ なき・です・ねん。」〔⇒なきむし【泣き虫】、なきみそ【泣き味噌】、なきべえ【泣き兵衛】

なぎ【凪】《名詞》 風が吹かず、波が静かであること。「なぎ・で・ 風・が・ あら・へん。」■対語=「しけ【時化】」

なぎ(難儀)】《形容動詞や()、動詞する》 ①ものごとに対応したり処理したりするのに、苦しんだり苦労したりする様子。「雨・の・ 中・を・ なぎし・て・ 歩い・てき・た。」②自分にとっては不可能だと思われる様子。「明日・の・ 午前中・に・ し・てしまえ・ ゆー・て・ なぎな・ 事・を・ 言わ・れ・た。」〔⇒なんぎ【難儀】、どうさ【動作】

なきごえ【泣き声】《名詞》 ①人が悲しさ、苦しさ、嬉しさなどを経験したときに極まって出す声。「赤ん坊()・の・ なきごえ・が・ 聞こえる。」②今にも泣き出しそうな声。悲痛な感じの声。「なきごえ・で・ 頼ま・れ・たら・ し・てやら・ん・ わけ・に・は・ いか・へん。」

なきごえ【鳴き声】《名詞》 鳥・虫・獣などの出す声や音色。「朝っぱら・から・ 蝉・の・ うるさい・ なきごえ・が・ する。」

なきごと【泣き言】《名詞》 自分の不運や不幸を嘆いて、くどくどと訴える言葉。愚痴。「なきごと・ 言()ー・て・ 逃げ・とっ・たら・ あか・ん。」

なきじゃくる【泣きじゃくる】《動詞・ラ行五段活用》 ①息を急に吸い込むような動作を繰り返しながら泣く。「可哀想な・ ほど・ なきじゃくっ・て・ なかなか・ おさまら・へん。」②周りの人が制止したりなだめたりするのを聞かず、いつまでも声をあげて泣き続ける。「なんぼ・ 言()ー・ても・ なきじゃくっ・て・ 止まら・へん。」⇒しゃくる〕 

なきつく【泣き付く】《動詞・カ行五段活用》 ①泣きながら、すがりつく。「子ども・が・ 母親・に・ なきつく。」②泣くようにして頼み込む。「借金・ さし・てくれ・と・ なきつか・れ・た。」

なきなき【泣き泣き】《副詞、形容動詞や()》 ①かろうじて。やっとのことで。ぎりぎりの状態で。「なきなき・ 雨・が・ 降ら・なんだ。」「危ない・と・ 思(おも)・とっ・てん・けど・ なきなき・ 合格し・た。」②泣きたいほどの辛い気持ちで。「なきなき・ 1日・に・ 5時間・ 勉強し・た。」◆「なくなく【泣く泣く】」とも言うが、「なきなき【泣き泣き】」の方が、方言という色合いが強い。この語は、副詞としての用法が大半であるが、形容動詞として活用させる場合もある。〔⇒なくなく【泣く泣く】

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