« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (381)    (通算2379回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (383)    (通算2381回) »

2017年5月17日 (水)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (382)    (通算2380回)

日常生活語 「な」⑥

 

なげく【嘆く】《動詞・カ行五段活用》 ①ひどく心を痛めて悲しみにひたる。「古い・ 友達・が・ 死ん・だ・の・を・ なげく。」②悲しさや苦しさや腹立たしさなどを口に出して言う。「景気・が・ 悪い・の・を・ なげい・とる。」■名詞化=なげき【嘆き】

なげとばす【投げ飛ばす】《動詞・サ行五段活用》 ①相手を放るようにして倒す。「なげとばし・て・ 逃げ・ていき・やがっ・た。」②ものを無造作に、遠くへ放る。「紙飛行機・を・ なげとばす。」

なけなけ《副助詞》 ものごとの範囲や限度を強く言おうとするときに使う言葉。「こん・なけなけ・ 貰(もろ)・た。」〔⇒だけだけ、らけらけ、だけ、らけ、なけ〕

なげる【投げる】《動詞・ガ行下一段活用》 ①手につかんでいたものを、反動を利用して空中に放り出す。手の力で遠くへ飛ばす。「ボール・を・ 遠い・ ところ・まで・ なげる。」②相手の体をつかんだりかかえたりして、地面にたたきつけるように転ばせる。「相手・を・ なげ・て・ 相撲・に・ 勝つ。」⇒ほかす【放下す】、ちゃいする、ぽいする、ほる【放る】、ほりなげる【放り投げる】〕、ぶつける〕

なこうど〔なこーど、なこど〕【仲人】《名詞、動詞する》 一組の男女の仲立ちをして、結婚を正式にまとめる人。媒酌人。「先輩・に・ なこーどし・てもろ・た。」「わし・は・ なこど・や・さかい・ 式・で・ 挨拶せ・んならん・ねん。」〔⇒ちゅうにん【仲人】

なごや《名詞》 「ふぐ【河豚】」の小さな種類で、毒は薄く、家庭でも気軽に食用にできる魚。「なごや・を・ 唐揚げ・に・ する。」〔⇒なだら〕

なさけ【情け】《名詞》 人間味のある温かい気持ち。人や動物を思いやる気持ち。気の毒に思う心。「なさけ・の・ 無い・ 人」

なさけない【情けない】《形容詞》 ①そのような状況に置かれた自分が惨めに思われる。思い通りにいかなくて残念である。「裏切ら・れ・た・よーで・ なさけない。」「子ども・が・ 言う・ こと・を・ 聞い・てくれ・へん・ので・ なさけない。」②惨めに感じられる。「捨て・られ・とる・ 猫・が・ なさけない・ 声・を・ 出し・て・ 鳴い・とる。」

なし【梨】《名詞》 春に白い花が咲き、秋に甘くて水分の多いうす茶色の大きな実がなる果樹。「秋・の・ 運動会・の・ 頃・に・は・ なし・が・ 美味(うも)ー・に・ なる。」

なし【無し】《名詞》 ①ものごとが存在しないこと。持っていないこと。「借金・も・ 貯金・も・ なし・や。」「夏・は・ ネクタイ・ なし・で・ 過ごす。」②禁止すること。不許可とすること。あってはならないこと。「嘘・ つい・て・ 隠す・のん・ なし・や・ぞ。」「後出し・ なし・で・ じゃんけん・(を・) する。」

なしうり【梨瓜】《名詞》 黄色く楕円形で、芳香と甘味のある瓜。「夏・に・ なっ・たら・ 黄色い・ なしうり・が・ 食い・とー・ なる。」◆この瓜は、最近は見かけなくなってしまったようである。

なしろ【苗代】《名詞》 稲の種を蒔いて、苗を育てる田。「田圃・の・ 隅・に・ なしろ・を・ 作る。」〔⇒なわしろ【苗代】

なす【茄子】《接尾語》 人をおとしめて非難するときに使う言葉。「呆けなす」「八文なす」

ナスタリン〔なすたりん〕【ドイツ語=(Naphtalin)】《名詞》 虫除けなどとして使う、光沢があって強い匂いのする白色または無色の結晶。「タンス・に・ なすたりん・を・ 入れる。」〔⇒ナフタリン【ドイツ語=Naphtalin

なすび【茄子】《名詞》 夏から秋にかけて薄紫色の花が咲き、紫色で球形や楕円形の実がなる野菜。「なすび・の・ 浅漬け・が・ 好きや。」◆「なす【茄子】」と言うことは少ない。〔⇒おなす【お茄子】

なすりつける【擦り付ける】《動詞・カ行下一段活用》 ①ものの表面にあてて、こすりつける。「着物・の・ 袖口・に・ 鼻くそ・を・ なすりつける。」②罪や責任を人のせいにする。「仕事・を・ 人・に・ なすりつけ・たら・ あか・ん・よ。」〔⇒なする【擦る】⇒ぬさりつける、ぬさくる、ぬたくる、にじくる〕

なする【擦る】《動詞・ラ行五段活用》 ①ものの表面にあてて、こすりつける。「汚れ・た・ 手ー・で・ 服・を・ なすら・ん・よーに・ しー・や。」②罪や責任を人のせいにする。「自分・の・ 責任・を・ 人・に・ なすっ・たら・ あか・ん・がな。」〔⇒なすりつける【擦り付ける】⇒ぬさりつける、ぬさくる、ぬたくる、にじくる〕

なぜ【何故】《副詞》 どういう原因・理由などがあってそのようになったのかという疑問や不審の気持ちを表す言葉。「なぜ・ こないに・ 金・が・ かかる・ん・や。」◆発音は、「なで【(何故)】」となることがある。〔⇒なんぜ(何故)、なで(何故)、なんで(何故)、どうして、どないして〕

なぜる(撫ぜる)】《動詞・ザ行下一段活用》 ①軽く触れた手のひらを、やさしく動かす。「頭・に・ ボール・が・ 当たっ・た・ん・かいな・ なで・たら・ 治る・ なで・たら・ 治る。」②髪を軽くとかす。「ぴんぴんに・ 立っ・とる・ 髪・を・ なぜ・て・ 直す。」〔⇒なでる【撫でる】

なぞ【謎】《名詞》 ものの実体がよくわからなくて、意味・理由・様子などがはっきりとつかめないこと。また、そのようなもの。「世の中・に・は・ なぞ・が・ ぎょーさん・ ある。」

なぞなぞ【謎々】《名詞》 言葉遊びの一つで、意外な言い方をヒントにして、隠しているものを言い当てさせようとするもの。「なぞなぞ・で・ 答え・を・ 当てる。」

なぞる《動詞・ラ行五段活用》 ①既に書いてある文字や絵の上を、その通りにたどって、同じように写す。「手本・の・ 字ー・を・ なぞっ・て・ 練習する。」②他の人のしたことを手本のようにして、そっくりまねる。「人・の・ し・た・ こと・を・ なぞっ・て・ 勉強する。」

なだかい【名高い】《形容詞》 名前や業績などが世の中の人に広く知られている様子。「なだかい・ 芸人さん・を・ 呼び・たい・な。」〔⇒ゆうめい【有名】

なたね【菜種】《名詞》 葉などは食用となり種子からは油を採る、春に黄色い花を咲かせて野や畑を彩る草花。アブラナ。「一面・に・ なたね・の・ 黄色い・ 花・が・ 咲い・とる。」〔⇒なのはな【菜の花】

なたまめ【鉈豆】《名詞》 夏に白または桃色の花を咲かせ、実は弓状に曲がった大きな鞘の中にできる豆。「健康茶・の・ 中・に・ なたまめ・も・ 入っ・とる。」

なだめすかす【宥め賺す】《動詞・サ行五段活用》 怒ったり泣いたりしている人を慰めて、気持ちを落ち着かせる。「赤子(あかご)・は・ なだめすかす・の・が・ たいへんや。」〔⇒なだめる【宥める】、すかす【賺す】

なだめる【宥める】《動詞・マ行下一段活用》 怒ったり泣いたりしている人を慰めて、気持ちを落ち着かせる。「なだめ・ても・ なかなか・ 泣き止ま・へん。」〔⇒すかす【賺す】、なだめすかす【宥め賺す】

なだら《名詞》 「ふぐ【河豚】」の小さな種類で、毒は薄く、家庭でも気軽に食用にできる種類。「なだら・を・ 味噌汁・に・ し・たら・ うまい・ぞ。」〔⇒なごや〕

なつ【夏】《名詞》 四季の一つで春と秋の間にあって、二十四節気では立夏から立秋の前日まで、現在の暦では6月から8月までの期間。「なつ・の・ 休み・が・ 一週間・ ある。」

|

« 【書籍版】明石日常生活語辞典 (381)    (通算2379回) | トップページ | 【書籍版】明石日常生活語辞典 (383)    (通算2381回) »