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2017年5月19日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (384)    (通算2382回)

日常生活語 「な」⑧

 

なに〔なにー〕【何】《感動詞》 驚いたり、問い返したりするときに使う言葉。「なにー・ その・話・は・ ほんま・かいな。」〔⇒なんや【何や】

なにかと【何彼と】《副詞》 一つのことに限らず、いろいろな事柄や内容にわたっている様子を表す言葉。さまざまなものが混じって存在していることを表す言葉。「なにかと・ お世話・に・ なり・まし・た。」〔⇒なんかと【何彼と】、なにやかや【何や彼や】、なんやかや【何や彼や】、なにやかし【何やかし】、なんやかし【何やかし】、なにやかやと【何や彼やと】、なんやかやと【何や彼やと】

なにがなんでも【何が何でも】《副詞》 ①どんなことがあっても絶対にやり通すという強い意志を表す言葉。「なにがなんでも・ 合格・できる・よーに・ 勉強し・なさい・な。」「なにがなんでも・ 行き・たい。」②どんな事情があってもそれは認められないという気持ちを表す言葉。「なにがなんでも・ そんな・ 無茶な・ 話・は・ 聞か・れ・へん。」

なにかにつけて【何彼につけて】《副詞》 一つのことに限らず、いろいろなことにわたって。「なにかにつけて・ 指導し・てもろ・た。」

なにからなにまで【何から何まで】《副詞》 すっかり全部。何もかも、すべてにわたって。「なにからなにまで・ お世話・に・ なり・まし・た。」「双子・は・ なにからなにまで・ よー・ 似・とる。」

なにごと【何事】《名詞》 ①疑問に思うこと。どんなこと。何のこと。「えらい〔=大勢の〕・ 人・や・けど・ なにごと・が・ あっ・た・ん・やろ・か。」②すべてのこと。「なにごと・も・ 真面目に・ 頑張り・なはれ。」③問題のあること。特別なこと。「なにごと・も・ 起こら・なんだ。」

なにしとつ(何一つ)】《副詞》 打ち消し表現の度合いを高めるために使う言葉。まったく。「焼け・て・ なにしとつ・ 残ら・なんだ。」〔⇒ちっとも、ちいとも、ちょっとも【一寸も】、いっこも【一個も】、ひとつも【一つも】、ひとっつも【一っつも】、しとつも(一つも)、しとっつも(一っつも)、とっつも、なにひとつ【何一つ】、ぜんぜん【全然】、なんにも【何にも】、なにも【何も】

なにしろ【何しろ】《副詞》 いろいろな事情などがあるにしても、そのことは置いておいて、最も言いたいことを言うと。「あすこ・へ・ 行く・の・は・ なにしろ・ 時間・が・ かかる。」〔⇒なんしろ【何しろ】、なにせ【何せ】、なんせ【何せ】、なんにせえ【何にせえ】、なんにしても【何にしても】、とにかく【兎に角】

なにせ【何せ】《副詞》 いろいろな事情などがあるにしても、そのことは置いておいて、最も言いたいことを言うと。「なんせ・ この頃・は・ 野菜・の・ 値ー・が・ 高(たこ)ー・て・ 困る。」「なにせ・ 勉強・が・ 嫌いな・ 子ー・や・さかい・ 往生する・わ。」〔⇒なにしろ【何しろ】、なんしろ【何しろ】、なんせ【何せ】、なんにせえ【何にせえ】、なんにしても【何にしても】、とにかく【兎に角】

なになに【何々】《代名詞》 具体的な名前を挙げる代わりに、いくつかのものがあることを表す言葉。疑問の内容などを並べあげるときに使う言葉。「キャンプ・の・ とき・に・は・ なになに・が・ 要る・の・か・ 書い・とい・てください。」

なにひとつ【何一つ】《副詞》 打ち消し表現の度合いを高めるために使う言葉。まったく。「恐ろしー・ もん・は・ なにひとつ・ あら・へん。」〔⇒ちっとも、ちいとも、ちょっとも【一寸も】、いっこも【一個も】、ひとつも【一つも】、ひとっつも【一っつも】、しとつも(一つも)、しとっつも(一っつも)、とっつも、なにしとつ(何一つ)、ぜんぜん【全然】、なんにも【何にも】、なにも【何も】

なにぶん【何分】《副詞》 ①相手に何としてもお願いしたいというようなときに使う言葉。「なにぶん・ よろしゅー・ お願い・ し・ます。」②何と言っても。何しろ。「なにぶん・ まだ・ 何・も・ わかっ・とら・へん・ 子ども・や・さかい・ しょがない・やろ。」

なにも【何も】《副詞》 ①そのようにする理由がないという気持ちを表す言葉。「なにも・ 怒ら・んでも・ えー・やろ。」②そのような事実や行為がないということを表す言葉。「なにも・ 腹・は・ 減っ・とら・へん。」◆②は、後ろに打ち消しの言葉が伴う。〔⇒なんも【何も】、なんにも【何も】

なにも【何も】《副詞》 打ち消し表現の度合いを高めるために使う言葉。まったく。「こんな・ もん・ なんも・ 役に立た・へん。」〔⇒ちっとも、ちいとも、ちょっとも【一寸も】、ひとつも【一つも】、ひとっつも【一っつも】、しとつも(一つも)、しとっつも(一っつも)、いっこも【一個も】、とっつも、なにひとつ【何一つ】、なにしとつ(何一つ)、ぜんぜん【全然】、なんにも【何にも】

なにもかも【何も彼も】《名詞、副詞》 さまざまなものを含んでいる、その全体。それがすべてに行きわたっていること。一つ残らずすべて。「なにもかも 捨て・ても・た。」「なにもかも・ 賛成・は・ でけ・しま・へん。」「借金・を・ なにもかも・ 払(はろ)・ても・た。」〔⇒すっかり、こっきり、こっきら、こっきらこ、こっきらこい、なんにもかも【何にも彼も】、なんもかも【何も彼も】、なんもかんも(何も彼も)

なにや【何や】《副詞》 何であるのか。なんとなく。「なにや・ 内緒に・ し・とる・ こと・が・ ある・みたいやっ・た。」〔⇒なんや【何や】

なにやかし【何やかし】《副詞》 一つのことに限らず、いろいろな事柄や内容にわたっている様子を表す言葉。さまざまなものが混じって存在していることを表す言葉。「なにやかし・ 覚え・んと・ いか・ん・ こと・が・ 多い。」〔⇒なにかと【何彼と】、なんかと【何彼と】、なにやかや【何や彼や】、なんやかや【何や彼や】、なんやかし【何やかし】、なにやかやと【何や彼やと】、なんやかやと【何や彼やと】

なにやかや【何や彼や】《副詞》 一つのことに限らず、いろいろな事柄や内容にわたっている様子を表す言葉。さまざまなものが混じって存在していることを表す言葉。「宿題・を・ なにやかや・ 貰(もろ)・て・ます・ねん。」〔⇒なにかと【何彼と】、なんかと【何彼と】、なんやかや【何や彼や】、なにやかし【何やかし】、なんやかし【何やかし】、なにやかやと【何や彼やと】、なんやかやと【何や彼やと】

なにやかやと【何や彼やと】《副詞》 一つのことに限らず、いろいろな事柄や内容にわたっている様子を表す言葉。さまざまなものが混じって存在していることを表す言葉。「なにやかやと・ 話・を・ 聞ー・た・けど・ 半分・ぐらい・ 忘れ・ても・た。」「文句・を・ なにやかやと・ いっぱい・ 並べ・やがっ・た。」〔⇒なにかと【何彼と】、なんかと【何彼と】、なにやかや【何や彼や】、なんやかや【何や彼や】、なにやかし【何やかし】、なんやかし【何やかし】、なんやかやと【何や彼やと】

なにやら【何やら】《副詞》 ①実態ははっきりしないが、ともかくそれが存在しているように思われるということを表す言葉。「なにやら・ 大きな・ 声・で・ 呼ん・どる・みたいや。」②何とはなしに、ある傾向が加わってくる様子を表す言葉。「なにやら・ 背筋・が・ 寒ー・ なっ・てき・た。」〔⇒なんやら【何やら】、なんじゃら【何じゃら】

なにより【何より】《副詞、形容動詞や()》 それに比べると、ほかのものは問題にならない(あるいは、価値が低い)ということを表す言葉。「命・が・ ある・の・が・ なによりや。」「映画・を・ 見る・の・が・ なにより・ 好きや。」「達者・が・ なによりや。」〔⇒なんより【何より】、なによりかより【何より彼より】、なんよりかより【何より彼より】

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