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2017年5月20日 (土)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (385)    (通算2383回)

日常生活語 「な」⑨

 

なによりかより【何より彼より】《副詞、形容動詞や()》 それに比べると、ほかのものは問題にならない(あるいは、価値が低い)ということを表す言葉。「たとえ・ 補欠・でも・ 合格し・た・の・が・ なによりかよりや。」「他・の・ 教科・に・ 比べ・て・ なによりかより・ 英語・が・ よー・ でける・ねん。」〔⇒なにより【何より】、なんより【何より】、なんよりかより【何より彼より】

なにわぶし【浪花節】《名詞》 三味線の伴奏で、義理・人情を主題とするような物語に節を付けて一人で語る芸。「広沢虎造・の・ なにわぶし・が・ 好きや。」〔⇒ろうきょく【浪曲】

なぬか【七日】《名詞》 ①1か月のうちの7番目の日。「正月・の・ なぬか・に・は・ お粥・を・ 食べる。」②1日を7つ合わせた日数。「なぬか・ごと・に・ 当番・を・ する。」

なぬかぼん【七日盆】《名詞》 盆を迎えるために、墓掃除などをして準備をする、目印になる日。「もー・ なぬかぼん・に・ なっ・た・なー。」

なぬし【名主】《名詞》 江戸時代に、村の行政を担当した長の人。「先祖・は・ なぬし・やっ・てん・といな。」〔⇒しょうや【庄屋】

なのはな【菜の花】《名詞》 葉などは食用となり種子からは油を採る、春に黄色い花を咲かせて野や畑を彩る草花。アブラナ。また、その花。「なのはな・が・ いっぱい・ 咲い・て・ 綺麗や・なー。」〔⇒なたね【菜種】

なはる《補助動詞・ラ行五段活用》 ⇒てなはる〔でなはる〕《補助動詞・ラ行五段活用》を参照

なはる《助動詞》 その動作をする人に敬意を込めた言い方をするときに使う言葉。「行く・の・か・ 行か・ん・の・か・ どっち・に・ し・なはる・ん・です・か。」「明日・は・ 家・に・ おいで・なはる・か。」「それ・は・ 私・に・ おくれ・なはれ。」「あんた・の・ 思う・よーに・ し・なはれ。」◆動詞に直接「はる」を付ける言い方(例えば「行きはる」「しはる」など)は、本方言ではしない。

なびく【靡く】《動詞・カ行五段活用》 長くて柔らかいものが、風や水の動きによって、ゆらゆらと動いてそれに流されるような様子になる。「旗・が・ なびい・とる。」「草・が・ 風・に・ なびく。」

ナプキン〔なぷきん〕【英語=napkin】《名刺》 食事の時に、衣服の汚れを防ぐために胸や膝にかける布。「汚れ・た・ とこ・は・ なぷきん・で・ 拭い・とい・てんか。」

なふだ【名札】《名詞》 名前を書いて、胸につけたり、机上に置いたりする紙片や金属片など。「なふだ・を・ 付け・た・ 1年生・は・ かわいらしー・なー。」

ナフタリン〔なふたりん〕【ドイツ語=Naphtalin】《名詞》 虫除けなどとして使う、光沢があって強い匂いのする白色または無色の結晶。「なふたりん・の・ におい・が・ 着物・に・ つい・とる。」〔⇒ナスタリン【ドイツ語=(Naphtalin)

なぶる【嬲る】《動詞・ラ行五段活用》 面白がって、弱い者をからかう。相手を馬鹿にする。「人・を・ なぶり・やがっ・て・ ごっつー・ 腹・が・ 立っ・た。」〔⇒おちょくる、ひょとくる〕

なべ【鍋】《名詞》 ①食べ物を煮たり炒めたり炒ったりするのに使う、底の浅い、金属製または陶器製の道具。「なべ・に・ 穴・が・ 空い・た・さかい・ いかけや・に・ 直し・てもらう。」②鍋で煮ながら食べる料理。「冬・の・ 晩・は・ なべ・が・ よろしー・な。」

なべしき【鍋敷き】《名詞》 鍋や釜が熱い時や汚れそうなときに、食卓などに置くもの。「竹・を・ 編ん・だ・ なべしき」〔⇒なべすけ【鍋助け】

なべすけ【鍋助け】《名詞》 鍋や釜が熱い時や汚れそうなときに、食卓などに置くもの。「熱い・さかい・ なべすけ・の・ 上・に・ 置き・なはれ。」〔⇒なべしき【鍋敷き】

なべ なべ そこぬけ そこが ぬけたら かえりましょ〔なーべー なーべー そーこぬけ そーこが ぬけたら かいりましょ〕【鍋 鍋 底抜け 底が 抜けたら 返りましょ】《成句》 子ども同士で相手と向かい合わせになって、手と手をつないで左右に揺らしながら、手をつないだまま、ある段階でくるりと背中合わせになる、その動作のときに唱える言葉。

なま【生】《名詞、形容動詞や()》 ①魚肉や野菜などの食べ物で、煮たり、焼いたり、干したりしていない、自然のままのもの。「なま・の・ 卵・を・ ご飯・に・ かける。」②煮たり、焼いたり、干したりしようとしていて、じゅうぶんにその状態に達していないもの。「この・ 芋・ まだ・ なまや。」

なま《形容動詞や()》 程度がより軽い様子。数量がより少ない様子。「昨日・より・ 今日・の・ 方・が・ なま・ 寒(さぶ)ー・ない。」「寒さ・は・ 今日・の・ 方・が・ なまや。」「昨日・より・は・ 痛み・が・ なまに・ なっ・た。」

なま【生】《接頭語》 ①十分でない様子を表す言葉。「なま煮え」「なま焼け」「なま乾き」②中途半端である様子を表す言葉。何となくそのようであるということを表す言葉。「なま乾き」③かすかな程度であるという意味を表す言葉。「なま温(ぬく)い」⇒ほろ〕

なまいき【生意気】《形容動詞や()》 ①客観的に言えばそれほどでもないのに、偉そうにしたり、知ったかぶりをしたりする様子。でしゃばった態度をとる様子。また、そのように言ったりする様子。「なまいきな・ こと・を・ 言()ー・よー・です・けど・ やめ・とい・た・ 方・が・ えー・と・ 思い・まっ・せ。」②相手のことを、しゃくにさわると感じる様子。「なまいきや・さかい・ 殴っ・ても・た。」

なまえ【名前】《名詞》 ①他と区別するために、人、もの、場所などを呼ぶためにつけたもの。「あの・ 人・の・ なまえ・を・ 知っ・とる・か。」「この・ 魚・の・ なまえ・を・ 教え・てんか。」「この・ 花・の・ なまえ・は・ わから・へん。」「苗字・と・ なまえ・を・ 言()ー・てください。」②苗字のあとに、その人を呼ぶためにつけたもの。「苗字・と・ なまえ・を・ 言()ー・てください。」③何かの理由で世間に知られている人名。評判やうわさ。「なまえ・の・ 知れ・た・ 人」〔⇒な【名】

なまがし【生菓子】《名詞》 ①饅頭などのような、餡などを使って作った、日持ちのしない和風の菓子。「なまがし・は・ 足・が・ はやい。」②クリームや果物などを使って作った、日持ちのしない洋風の菓子。「西洋・の・ なまがし・も・ 綺麗や・なー。」■対語=①「ひがし【干菓子】」

なまがわき〔なまがーき〕【生乾き】《形容動詞や()》 まだ十分に乾燥しきっていない様子。「雨・が・ 続い・て・ シャツ・が・ なまがーきや。」

なまぐさい【生臭い】《形容詞》 生の魚や肉の臭いがする。「なまぐさい・さかい・ 食べにくい・なー。」

なまくら《形容動詞や()、動詞する》 ①すべき仕事や勉強をしないで、ほうっておく様子。それをする時間の余裕があるのに、しないで無駄に過ごす様子。また、そのようにする人。「なまくらし・て・ 学校・を・ 休ん・だら・ あか・ん・よ。」「あいつ・は・ なまくら・や・さかい・ 仕事・を・ 頼ま・れ・へん。」②ネジなどが利かなくなっている状態。「なまくらに・ なっ・て・ ネジ・が・ きー・とら・へん。」

〔⇒なまくらぼうず【なまくら坊主】①動詞⇒なまける【怠ける】、サボる【フランス語=sabotageの動詞化】、ずるける、どぶせる【ど臥せる】①人⇒なまけ【怠け】、サボり【フランス語=sabotageの名詞化】

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