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2017年5月25日 (木)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (390)    (通算2388回)

日常生活語 「な」⑭

 

なんちゃらかんちゃら【何ちゃらかんちゃら】《副詞と》  一つのことに限らず、いろいろな事柄や内容にわたっている様子を表す言葉。さまざまなものが混じって存在していることを表す言葉。「なんちゃらかんちゃら・ 文句・ばっかり・ 言わ・れ・た。」②何であるのかよくわからない、あるいは何であるのかを忘れてしまったというようなことを表す言葉。「なんちゃらかんちゃら・ わけ・の・ わから・ん・ 名前・の・ 病気」③言葉などが長々と続いているということを表す言葉。「1時間・も・ なんちゃらかんちゃらと・ 説明・が・ 続い・た。」〔⇒なんたらかんたら【何たらかんたら】⇒なんやか【何やか】、なんやかや【何や彼や】、なんやかい【何やかい】、なんやかし【何や彼し】、なんやらかやら【何やら彼やら】、なんやらかんやら(何やら彼やら)、なんじゃらかんじゃら(何じゃら彼じゃら)、なんかかんか(何か彼か)⇒なんたら【何たら】、なんちゃら【何ちゃら】、なんとか【何とか】、なんとかかんとか【何とかかんとか】

なんちゅう〔なんちゅー〕【何ちゅう】《連体詞》 相手の言うことなどに呆れたり、反発したりする気持ちを表す言葉。何と呆れた。何と馬鹿げた。「今さら・ なんちゅー・ こと・を・ 言()ー・てくる・ん・や。」「なんちゅー・ あほな・ こと・を・ ぬかし・やがる・ん・や。」◆「なん・と・いう【何・と・言う】」の発音が融合した言葉である。

なんで(何故)】《副詞》 どういう原因・理由などがあってそのようになったのかという疑問や不審の気持ちを表す言葉。「なんで・ 商売・が・ うまいこと・ いか・へん・の・やろ・か。」「昨日・は・ なんで・ 黙っ・て・ 休ん・だ・ん・や。」◆発音は、「なんぜ【何故】」となることがある。〔⇒なぜ(何故)、なで(何故)、なんぜ【何故】、どうして、どないして〕

なんでも【何でも】《副詞》 ①区別することなく、どんなものであっても。「なんでも・ えー・さかい・ 早よー・ 持っ・てき・てんか。」②どんなものであっても、すべて。「なんでも・ 書い・てある・ 百科事典」〔⇒なんでもかんでも【何でも彼んでも】

なんでも《接続助詞》 それをしないことがあっても、かまわない、という気持ちを表す言葉。「行か・なんでも・ 怒ら・れ・へん・やろ。」〔⇒んでも、いでも、ないでも〕

なんでもかんでも【何でも彼んでも】《副詞》 ①区別することなく、どんなものであっても。「なんでもかんでも・ 好きな・ もん・を・ 持っ・ていけ。」②どんなものであっても、すべて。「出・てき・た・ 料理・を・ なんでもかんでも・ 食()・ても・た。」「なんでもかんでも・ 自分・が・ し・てしまい・たがる・ 人・や。」〔⇒なんでも【何でも】

なんでもこい【何でも来い】《形容動詞や()》 ①どのような物事に対しても、恐れない様子。ものごとに自信のある様子。無敵である様子。「なんでもこいで・ 後・へ・ 引か・ん。」②多方面に力がある様子。「運動・やっ・たら・ なんでもこいで・ 上手な・ 人・や。」「歌・でも・ 踊り・でも・ なんでもこいや。」

なんでもや【何でも屋】《名詞》 ①特定のものに限定しないで、さまざまのものを売る店。「田舎・の・ 八百屋・は・ なんでもや・や。」②さまざまの分野を得意としている人。「あいつ・は・ なんでもや・や・さかい・ 電器製品・の・ 修繕・も・ 上手や。」

なんでや()いうたら〔なんでや()ゆーたら〕【何故や()言うたら】《接続詞》 理由はと言えば。どうしてかと言えば。「なんでやゆーたら・ わし・が・ その・ 人・を・ よー・ 知っ・とる・さかい・なんや。」

なんてん【南天】《名詞》 葉は細かく枝分かれしていて、初夏に白い小花が咲き冬に丸く赤い実がなる、背の低い庭木。「正月・の・ 飾り・に・ なんてん・を・ 差し・とく。」

なんと【何と】《副詞》 ①どのように。どんなふうに。「なんと・ 言わ・れ・たって・ やめ・へん・ぞ。」②程度のはなはだしさや、言い表しがたい感動を表す言葉。「なんと・ 綺麗な・ 花・でん・なー。」「なんと・ 嬉しー・ 話・やない・か。」◆②は、感動詞としても使う。

なんど【納戸】《名詞》 衣服や家財道具などをしまっておく部屋。住宅の中の物置部屋。「なんど・に・ 置い・とる・ タンス」

なんど【何ど】《名詞》 ①はっきりさせないで、漠然としたものを指すときに使う言葉。「なんど・ 土産・に・ なる・ もん・は・ あら・へん・か。」②食事と食事の間に食べる、軽い食べ物。「お茶・だけ・やのー・て・ なんど・ 食べ・たい・なー。」「子ども・が・ なんど・を・ 欲しがる。」◆「なんぞ【何ぞ】」という発音になることもある。⇒おやつ【お八つ】、ええもん【良え物】、ちん【賃】、おちん【お賃】

なんど()】《副助詞》 ①いくつかあるもののうちから、それだけに限らないがという気持ちもこめながら、例を挙げて示す言葉。「見舞い・やっ・たら・ 林檎・なんど・が・ えー・の・と・ 違う・やろ・か。」②相手を軽く見たり、自分をへりくだったりするときに使う言葉。「わし・なんど・に・ 言()ー・ても・ 引き受け・られ・へん・がな。」③はっきりさせないで言うときに使う言葉。「友だち・なんど・に・ 手伝(てつど)ー・てくれる・ 人・は・ おら・ん・やろ・か。」〔⇒など【等】、なんか【何か】

なんどい【何どい】《感動詞》 相手につっけんどんに対応したり、疑問・非難・反発する気持ちが強かったりするときに、口をついて出る言葉。相手を威嚇するときに発する言葉。「なんどい。 何か・ 用・か。」「なんどい。 汚い・ 部屋・に・ 通し・やがっ・た・なー。」「なんどい。 これ・(は・) 1000円・も・ する・ん・かいな。」◆もとは「なん」(代名詞)+「どい」(終助詞)である。「なんどえ【何どえ】」となることもある。〔⇒なんどいや【何どいや】、なんやて【何やて】

なんどいや【何どいや】《感動詞》 相手につっけんどんに対応したり、疑問・非難・反発する気持ちが強かったりするときに、口をついて出る言葉。「なんどいや。 誰・や・と・ 思(おも)・たら・ おまはん・かいな。」「なんどいや。 あんな・ こと・を・ 言()ー・たら・ あか・ん・やろ。」「なんどいや。 それ・は・ お前・の・ 聞き違い・やろ。」◆もとは「なん」(代名詞)+「どい」(終助詞)+「や」(終助詞)である。〔⇒なんどい【何どい】、なんやて【何やて】

なんとか【何とか】《副詞》 ①自分の願いが実現するように神仏などに祈る気持ちを表す言葉。「なんとか・ 地震・など・が・ 起き・ませ・ん・よーに。」②いろいろな工夫や努力をして、課題などを実現しようとする気持ちを表す言葉。「なんとかし・て・ 合格する・まで・ 頑張り・ます。」③人に勧めたり頼んだりして、自分の願いをかなえたいという気持ちを表す言葉。「なんとか・ 援助し・てください・ます・よーに・ お願い・(を・) し・ます。」〔⇒どうか、どないか。①③⇒どうぞ〕

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