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2017年5月26日 (金)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (391)    (通算2389回)

日常生活語 「な」⑮

 

なんとか【何とか】《副詞》 ①何であるのかよくわからない、あるいは何であるのかを忘れてしまったというようなことを表す言葉。「昨日・ なんとか・ちゅー・ 人・が・ 来・た。」②手段を尽くして何かをすることを表す言葉。「なんとか・ 助け・てもらえる・よーに・ よろしゅー・ お願いし・ます。」③十分ではないが、行為や状態などが、曲がりなりにも目的にかなうことを表す言葉。良い結果に到達するまでに時間や手数がかかることを表す言葉。やっとのことで。「言わ・れ・た・ 仕事・が・ なんとか・ すん・だ。」〔⇒なんとかかんとか【何とかかんとか】⇒なんたら【何たら】、なんちゃら【何ちゃら】、なんたらかんたら【何たらかんたら】、なんちゃらかんちゃら【何ちゃらかんちゃら】、なんとかかんとか【何とかかんとか】⇒どうなと、どうなとこうなと、どうにか、どうにかこうにか、どうなりこうなり、どうぞこうぞ、どうやらこうやら、どうぞ、どうか、どうやら〕

なんとかかんとか【何とかかんとか】《副詞と》 ①何であるのかよくわからない、あるいは何であるのかを忘れてしまったというようなことを表す言葉。「なんとかかんとか・ 説明・を・ 聞い・た・けど・ 何・も・ 頭・の・ 中・に・ 残っ・とら・へん。」②手段を尽くして何かをすることを表す言葉。「なんとかかんとか・ お願いし・てみ・ます。」③十分ではないが、行為や状態などが、曲がりなりにも目的にかなうことを表す言葉。良い結果に到達するまでに時間や手数がかかることを表す言葉。何とかして。やっとのことで。「宿題・が・ なんとかかんとか・ 終わっ・た。」④言葉などが長々と続いているということを表す言葉。「なんとかかんとか・ いつ・まで・も・ 文句・を・ ぬかし・やがっ・た。」〔⇒なんとか【何とか】⇒なんたら【何たら】、なんちゃら【何ちゃら】、なんとか【何とか】、なんたらかんたら【何たらかんたら】、なんちゃらかんちゃら【何ちゃらかんちゃら】⇒どうなと、どうなとこうなと、どうにか、どうにかこうにか、どうなりこうなり、どうぞこうぞ、どうやらこうやら、どうぞ、どうか、どうやら〕

なんどかど【何どかど】《副詞》 何かをきっかけにして。いろいろにことにかこつけて。「なんどかど・ わし・に・ 文句・を・ つけ・やがる。」〔⇒なんどかんど【何どかんど】

なんどかんど【何どかんど】《副詞》 何かをきっかけにして。いろいろにことにかこつけて。「なんどかんど・ 間違い・は・ ない・か・と・ 探し・てけつかる。」〔⇒なんどかど【何どかど】

なんどごと【何ど事】《名詞》 突然に起こるような大きな事件・事故。冠婚葬祭などに関する大きな出来事。「なんどごと・が・ あっ・たら・ 知らせ・ます・がな。」「なんどごと・の・ とき・は・ 手伝い・に・ 行く。」

なんとのう〔なんとのー〕【何と無う】《副詞》 何がどうだという理由がはっきりとあるわけではないが、そのように感じたり思ったりするということを表す言葉。「なんとのー・ 風邪気味・なんや。」〔⇒どことのう【何処と無う】

なんとも【何とも】《副詞》 ①特別に取り上げて言うほどのことではないという気持ちを表す言葉。「こけ・た・けど・ なんとも・ あら・へん。」②他のものに例えることができないほど、尋常ではないという気持ちを表す言葉。「なんとも・ よー・ わから・ん・ 話・や。」◆①は、後ろに打ち消しの言葉が続く。〔⇒なんともかとも【何とも彼とも】、なんともかんとも(何とも彼とも)

なんともかとも【何とも彼とも】《副詞》 ①特別に取り上げて言うほどのことではないという気持ちを表す言葉。「落第し・ても・ なんともかとも・ こたえ・へん・ やつ・や。」②他のものに例えることができないほど、尋常ではないという気持ちを表す言葉。「なんともかとも・ 恐(おと)ろしい・ 事故・やっ・た。」◆①は、後ろに打ち消しの言葉が続く。〔⇒なんとも【何とも】、なんともかんとも(何とも彼とも)

なんともかんとも(何とも彼とも)】《副詞》 ①特別に取り上げて言うほどのことではないという気持ちを表す言葉。「心配・を・ かけ・た・けど・ なんともかんとも・ なかっ・てん。」②他のものに例えることができないほど、尋常ではないという気持ちを表す言葉。「試験・は・ なんともかんとも・ 難しい・ 問題・ばっかり・やっ・た。」◆①は、後ろに打ち消しの言葉が続く。〔⇒なんとも【何とも】、なんともかとも【何とも彼とも】

なんなら【何なら】《副詞》 あなたが了解するならば。もし、それでよければ。「なんなら・ あの・ 人・に・ 頼ん・であげ・まほ・か。」〔⇒なんやったら【何やったら】

なんにしても【何にしても】《副詞》 いろいろな事情などがあるにしても、そのことは置いておいて、最も言いたいことを言うと。「なんにしても・ 金・が・ ぎょーさん・ 要る・ん・や。」〔⇒なにしろ【何しろ】、なんしろ【何しろ】、なにせ【何せ】、なんせ【何せ】、なんにせえ【何にせえ】、とにかく【兎に角】

なんにせえ〔なんにせー〕【何にせえ】《副詞》 いろいろな事情などがあるにしても、そのことは置いておいて、最も言いたいことを言うと。「なんにせー・ 最後・は・ 面倒見・たら・な・ しょーがない。」〔⇒なにしろ【何しろ】、なんしろ【何しろ】、なにせ【何せ】、なんせ【何せ】、なんにしても【何にしても】、とにかく【兎に角】

なんにも【何も】《副詞》 ①そのようにする理由がないという気持ちを表す言葉。「なんにも・ ただ・に・ し・てくれ・ん・でも・ えー・ん・や・さかい・ 金・を・ 取っ・てんか。」②そのような事実や行為がないということを表す言葉。「なんにも・ 寒い・と・は・ 思わ・へん。」◆②は、後ろに打ち消しの言葉が伴う。〔⇒なにも【何も】、なんも【何も】

なんにも【何にも】《副詞》 打ち消し表現の度合いを高めるために使う言葉。まったく。「ラジオ・が・ めげ・ても・て・ なんにも・ 聞こえ・へん。」〔⇒ちっとも、ちいとも、ちょっとも【一寸も】、ひとつも【一つも】、ひとっつも【一っつも】、しとつも(一つも)、しとっつも(一っつも)、いっこも【一個も】、とっつも、なにひとつ【何一つ】、なにしとつ(何一つ)、ぜんぜん【全然】、なにも【何も】

なんにもかも【何にも彼も】《名詞、副詞》 さまざまなものを含んでいる、その全体。それがすべてに行きわたっていること。一つ残らずすべて。「水害・で・ 流さ・れ・て・ なんにもかも・ 残ら・ず・や。」「地震・で・ なんにもかも・ 潰れ・ても・た。」〔⇒すっかり、こっきり、こっきら、こっきらこ、こっきらこい、なにもかも【何も彼も】、なんもかも【何も彼も】、なんもかんも(何も彼も)

なんのかの【何の彼の】《副詞と》 細かいことに至るまで、あれこれと。「なんのかの・ 文句・を・ つけ・られ・た。」〔⇒なんのかんの【何の彼の】

なんのかんの【何の彼の】《副詞と》 細かいことに至るまで、あれこれと。「なんのかんのと・ 間違い・を・ 探し・て・ 注意・を・ 受け・た。」〔⇒なんのかの【何の彼の】

なんのきなしに【何の気無しに】《副詞》 特別な気持ちや意図を持たずに。格別な予想などもしないで。何気なく。「なんのきなしに・ 散歩し・とっ・たら・ 雨・に・ 遭ー・ても・た。」

なんのこっちゃ(何の事や)】《副詞》 出来事などを詠嘆的に述べるときに使う言葉。何とまあ。「なんのこっちゃ・ 長々と・ 話・を・ し・て・ 結局・ わけ・の・ わから・ん・ 話・やっ・た。」〔⇒なんのことや【何のことや】、なんのことやら【何の事やら】、なんのこっちゃら(何の事やら)

なんのこっちゃら(何の事やら)】《副詞》 出来事などを詠嘆的に述べるときに使う言葉。何とまあ。「なんのこっちゃら・ 時間・だけ・ 長(なご)ー・て・ おもろない・ 映画・やっ・た。」〔⇒なんのことや【何のことや】、なんのことやら【何の事やら】、なんのこっちゃ(何の事や)

なんのことや【何の事や】《副詞》 出来事などを詠嘆的に述べるときに使う言葉。何とまあ。「なんのことや・ あほ・みたいな・ 話・やっ・てん。」〔⇒なんのことやら【何の事やら】、なんのこっちゃ(何の事や)、なんのこっちゃら(何の事やら)

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