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2017年5月28日 (日)

【書籍版】明石日常生活語辞典 (393)    (通算2391回)

日常生活語 「に」①

 

に〔にー〕【二】《名詞(数詞)》 ①自然数の1に、1を加えた数。「に台・ つない・だ・ 電車」②ものごとの順序や順位などを表す言葉で、1番目の次に位置するもの。「プログラム・の・ にー・に・ 移り・ます。」⇒ふ【二】、ふたつ【二つ】⇒にばんめ【二番目】

に〔にー〕【荷】《名詞》 ①ある程度の大きさがあって、自分で持ち運んだり、運搬を依頼したりするもの。「宿替え・の・ にー・を・ 車・で・ 運ぶ。」②その人にとって負担になって、厄介に感じるもの。任務となっているもの。「子ども・の・ 世話・は・ にー・に・ なる。」〔⇒にもつ【荷物】

に〔にー〕【似】《名詞》 何かの共通点などがあって、互いに同じように見えること。また、そのような関係や間柄。「父親・に・ にー・の・ 子」

にあう【似合う】《動詞・ワア行五段活用》 人やものなどにとって、それがうまく釣り合う。違和感などがなく、ふさわしいものに感じられる。「私・に・ におー・た・ 服・や・(と・) 思う・ねん・けど・ どない・やろ。」〔⇒にやう(似合う)

にいさん〔にーさん〕【兄さん】《名詞》 ①兄を敬ったり、親しみを込めたりして言う言葉。「にーさん・ ちょっと・ 手伝(てつど)ー・てくれ・まへん・か。」②若い男の人を親しんでいう言葉。「ちょっと・ そこ・の・ にーさん、これ・ 買()ー・てくれ・へん・か。」③自分の姉の配偶者。「にーさん・は・ 元気に・ し・とっ・てです・か。」①②⇒にいちゃん【兄ちゃん】、にいやん【兄やん】

にいちゃん〔にーちゃん〕【兄ちゃん】《名詞》 ①兄を敬ったり、親しみを込めたりして言う言葉。「にーちゃん・ 宿題・ 教(おせ)・てーな。」②若い男の人を親しんでいう言葉。「板前・の・ にーちゃん」〔⇒にいさん【兄さん】、にいやん【兄やん】

にいやん〔にーやん〕【兄やん】《名詞》 ①兄を敬ったり、親しみを込めたりして言う言葉。「にーやん・は・ 3つ・ 年上・や・ねん。」②若い男の人を親しんでいう言葉。「隣・の・ にーやん・が・ 傘・を・ 貸し・てくれ・た。」〔⇒にいさん【兄さん】、にいちゃん【兄ちゃん】

にえくりかえる【煮えくり返る】《動詞・ラ行五段活用》 ①湯などが煮えて、ぐらぐら沸騰する。「茶瓶・の・ 湯ー・が・ にえくりかえっ・とる。」②平静さを失うほど、ひどく腹が立つ。「あの・ 時・は・ 腹・の・ 中・が・ にえくりかえっ・とっ・てん。」

にえる【煮える】《動詞・ア行下一段活用》 ①水やだし汁に入れて熱を加えた食べ物が、やわらかくなったり味がしみ通ったりして、食べられる状態になる。「関東(かんと)炊き・が・ よー・ にえ・とる。」②水が、湯になったり沸騰したりする。「たらい・の・ 水・が・ にえ・て・ 日向水・に・ なっ・とる。」◆他動詞としては、「にる【煮る】」という言い方はしなくて、「たく【炊く】」と言う。〔⇒ねえる【煮える】、たける【炊ける】

におい【匂い、臭い】《名詞》 ①漂ってきて、鼻に好ましく心地よく感じるもの。「良()ー・ におい・の・ する・ 金木犀・や。」②漂ってきて、鼻に気持ち悪くくさく感じるもの。「おかしな・ におい・が・ する・さかい・ もー・ 食べ・られ・へん。」〔⇒によい(匂い、臭い)、かざ()、かだ()⇒かおり【香り、薫り】

におう【匂う、臭う】《動詞・ワア行五段活用》 ①漂ってくるものが鼻に好ましく、心地よく感じる。「梅・の・ 花・が・ におう。」②漂ってくるものが鼻に気持ち悪く、くさく感じる。「ガス・が・ におー・てくる。」■名詞化=におい【匂い・臭い】〔⇒によう(匂う、臭う)、かざる(香る)、かだる(香る)⇒かおる【香る、薫る】

にかい【二階】《名詞》 ①建物の、地面から二番目の床。「にかい・に・は・ 二間・ ある。」「百貨店・の・ にかい・の・ 売場・で・ 買い・まし・てん。」②上下の二層の床にして作った建物。「海・の・ 近く・に・ ある・ にかい・の・ 家」■対語=②「ひらや【平屋】」⇒にかいだて【二階建て】、にかいだち【二階建ち】

にがい【苦い】《形容詞》 濃いお茶、コーヒー、薬などを飲んだときのような、さまざまな味でありなが、舌を刺激して不快な感じを与えたり、逆にその刺激を楽しんだりすることのできる味である。「饅頭・の・ あと・は・ にがい・ お茶・が・ よろしー・な。」

にかいだち【二階建ち】《名詞》 上下の二層の床にして作った建物。「にかいだち・や・さかい・ 海・が・ よー・ 見える。」■対語=「ひらや【平屋】」〔⇒にかい【二階】、にかいだて【二階建て】

にかいだて【二階建て】《名詞》 上下の二層の床にして作った建物。「にかいだで・で・ 庭・の・ ある・ 家」■対語=「ひらや【平屋】」〔⇒にかい【二階】、にかいだち【二階建ち】

にかいばあさん〔にかいばーさん〕【二階婆さん】《名詞》 子から見て、一家に祖母と曾祖母とがいる状況。また、その場合に、曾祖母を指す言葉。「うち・は・ みんな・ 長生き・で・ にかいばーさん・に・ なっ・とる・ねん。」「あの・ 人・が・ にかいばーさん・です。」◆「にかいじいさん〔にかいじーさん〕【二階爺さん】」がいても当然であるが、平均寿命が短かった時代では、そのようなことは起こりにくく、聞いたことがないように思う。

にかげつ【二か月】 《名詞》 ①1年を12に分けたときの、そのふたつ分。ほぼ60日の長さ。「ふたつき・ かかっ・て・ 絵ー・を・ 1枚・ 描い・た。」②その月から次の月にまたがる長さ。「梅雨・は・ にかげつ・に・ わたる。」〔⇒ふたつき【二月】

にがす【逃がす】《動詞・サ行五段活用》 ①捕まえていたものを放して、自由にさせる。「釣っ・た・ 魚・が・ 小さい・さかい・ にがし・たる。」②捕まえようとして、捕まえそこねる。「犯人・を・ にがし・ても・た。」

にがつ【二月】《名詞》 1年の12か月のうちの2番目の月。「にがつ・の・ 3日・は・ 節分・や。」「にがつ・は・ ほんまに・ 寒い・ とき・や。」〔⇒にんがつ【二ん月】

にがて【苦手】《形容動詞や()》 ①気が合わなくて嫌な相手であると思う様子。気詰まりであると感じている様子。「にがてな・ やつ・の・ 隣・に・は・ 座り・とー・ない。」「あいつ・と・ 話・を・ する・の・は・ にがてや。」②得意でない様子。上手でない様子。困難を感じている様子。「歌・を・ 歌う・の・は・ どーも・ にがてや。」

にがみ【苦味】《名詞》 濃いお茶、コーヒー、薬などを飲んだときのような味。また、その味の度合い。「にがみ・の・ ない・ 薬・は・ 嬉しー・な。」「にがみ・の・ 強い・ コーヒー・が・ 好きや。」

にがり【苦汁】《名詞》 蛋白質を固める働きがあるので豆腐を作るときなどに使う、海水から塩を結晶させたときに残る苦い液体。「豆乳・を・ にがり・で・ 固める。」

にかわ【膠】《名詞》 接着剤などとして使う、動物の骨や皮などを煮た液を冷まして固めたもの。「割れ・た・ 瀬戸物・を・ にかわ・で・ ひっつける。」

にきび【面皰】《名詞》 青年期の男女に多く現れる、脂肪がかたまって顔などにあらわれる小さな吹き出物。「顔・の・ にきび・を・ 掻い・たら・ あか・ん・がな。」

 

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